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2022年12月06日 令和4年第6回定例会(第2号) 本文
2022年12月06日 令和4年第6回定例会(第2号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2022-12-06
    2022年12月06日 令和4年第6回定例会(第2号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2022年12月06日:令和4年第6回定例会(第2号) 本文 (383発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (二日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  本会議の内容は、インターネットの動画共有サービスを活用して動画の生配信を行っておりますが、本日は都合によりライブ配信ができませんので、あらかじめ御了承ください。  ただいまの出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和四年十二月第六回宇佐市議会定例会を再開いたします。  開議に先立ち、議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 河野睦夫君。 ◯議会運営委員長(河野睦夫君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長の河野睦夫でございます。  議会運営委員会の結果について御報告をいたします。  本日、議会運営委員会を開催し、本日の議事日程の追加について協議いたしました結果、執行部より提出のありました追加議案九件を本日の日程に追加すべきものと決定いたしました。  なお、変更後の議事日程につきましては、タブレットに掲載のとおりであります。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっておりますが、ここで本日の議事日程の追加についてお諮りいたします。  タブレットに掲載の追加議案書のとおり、市長から、議第六十四号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第八号)から議第七十二号 宇佐市職員の定年等に関する条例等の一部改正についてまでの九件が提出をされました。  この際、議第六十四号から議第七十二号までの九件を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
     よって、議第六十四号から議第七十二号までの九件を本日の日程に追加することに決しました。  変更後の議事日程は、タブレットに掲載のとおりであります。   ~ 日程第一 追加議案一括上程(議第六十四号~議第七十二号) ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、追加議案の議第六十四号 令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第八号)から議第七十二号 宇佐市職員の定年等に関する条例等の一部改正についてまでの九件を一括上程し、議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  追加議案の提案理由について御説明をいたします。  議第六十四号は、令和四年度宇佐市一般会計補正予算(第八号)の件でございますが、今回の補正額は九千五百万円の増額で、累計予算額は三百四十四億千二百万円となります。  今回の補正予算案は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定等に準じて、職員の給与費について、給料及び勤勉手当の改定等に必要な増額を行うほか、保育施設等の送迎用バスへの安全装置の設置に係る助成費用や、台風十四号で被災した農業用施設の復旧に係る助成費用を追加するものであります。  歳出補正の内容につきましては、一般職給与費三千八百八十八万円、保育対策総合支援事業二百四十万円、農林水産業施設等復旧支援事業五千三百七十一万円を計上しております。  主な歳入補正の内容につきましては、農林水産業施設等復旧支援事業などに係る県支出金が二千六百九十八万円、財政調整基金繰入金が六千五百九十二万円の増額となっております。  議第六十五号は、宇佐市個人情報保護法施行条例の制定についての件でございますが、これは個人情報の保護に関する法律の一部改正により、個人情報保護に係る法体系が同法に一本化されることに伴い、宇佐市個人情報保護条例を廃止するとともに、同法の規定に基づき必要な事項を定めるため条例を制定するものであります。  議第六十六号は、宇佐市情報公開・個人情報保護審査会条例の制定についての件でございますが、これは個人情報保護条例の廃止に伴い、同条例に規定していた宇佐市情報公開・個人情報保護審査会の設置、その他必要な事項について新たに条例を制定するものであります。  議第六十七号は、宇佐市情報公開条例の一部改正についての件でございますが、これは宇佐市個人情報保護条例を廃止し、宇佐市情報公開・個人情報保護審査会条例を制定することに伴い、所要の改正を行うものであります。  議第六十八号 宇佐市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議第六十九号 宇佐市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは人事院勧告に基づく給与改定に準じて、議員並びに市長、副市長及び教育長の期末手当の額を改定するため改正を行うものであります。  議第七十号 宇佐市職員の給与に関する条例の一部改正について、議第七十一号 宇佐市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは人事院勧告等に基づく給与改定に準じて、職員及び会計年度任用職員の給料並びに職員の勤勉手当の額を改定するため、改正を行うものであります。  議第七十二号は、宇佐市職員の定年等に関する条例等の一部改正についての件でございますが、これは地方公務員法の一部改正に伴い、職員の定年を六十五歳まで段階的に引き上げ、管理監督職勤務上限年齢及び定年前再任用短時間勤務の制度を設けるほか、所要の措置を講じるため、宇佐市職員の定年等に関する条例の改正を行うとともに関係条例の整備を行うものであります。  以上をもちまして提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。   ~ 日程第二 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第二、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和四年十二月六日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、宇佐市の人口減少対策について     │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ (1)令和二年三月に改訂された「宇佐市  │および   ┃ ┃      │  口ビジョン」によると、本市におい   │担当部課長 ┃ ┃      │  て、まず目指すべきは、特に若い世代  │      ┃ ┃      │  の結婚・出産・子育ての希望の実現に  │      ┃ ┃      │  取り組み、出生率向上を図ることが重  │      ┃ ┃      │  要とあるが、具体的に、どのような取  │      ┃ ┃      │  り組みを行っているか。        │      ┃ ┃      │ (2)また、その効果についてどのように分  │      ┃ ┃      │  析しているか。            │      ┃ ┃      │ (3)婚活イベント開催事業補助金につい   │      ┃ ┃      │  て、今年度の応募数と採択結果は。   │      ┃ ┃      │ (4)OITAえんむす部の告知や活用を行  │      ┃ ┃      │  っていると思うが、現在までの成果に  │      ┃ ┃      │  ついてどれだけ把握しているか。    │      ┃ ┃      │ (5)新たなイベント告知や過去の実績報告  │      ┃ ┃      │  など、新たなWEBページを作って広  │      ┃ ┃      │  く告知することが必要だと思うが市の  │      ┃ ┃      │  見解は。               │      ┃ ┃      │二、観光戦略について           │      ┃ ┃      │ (1)本市は、全国でも人気の高い観光地   │      ┃ ┃      │  「湯布院」と「別府」に隣接してお   │      ┃ ┃      │  り、特に安心院・院内においては高速  │      ┃ ┃      │  道路を使わなくても、中心地より片道  │      ┃ ┃      │  三十分圏内と最高の位置にある。感染  │      ┃ ┃      │  拡大防止に取り組みながらではある   │      ┃ ┃      │  が、観光産業の復興が求められる中、  │      ┃ ┃      │  身近にある観光地へのアプローチが急  │      ┃ ┃      │  務と考えるが対応はどうか。      │      ┃ ┃      │ (2)今後、訪日外国観光客の増加が期待  │      ┃ ┃      │  されているが、本市への誘客はどのよ  │      ┃ ┃      │  うに行っているか。          │      ┃ ┃      │ (3)食の魅力づくりとして、二つの世界遺  │      ┃ ┃      │  産を有する本市にとってふさわしい食  │      ┃ ┃      │  材は「米」です。全国には多くのブラ  │      ┃ ┃      │  ンド米があるが、本市の米も決して負  │      ┃ ┃      │  けていません。あらためて、地域の食  │      ┃ ┃      │  文化の魅力として取り上げてみてはど  │      ┃ ┃      │  うか。                │      ┃ ┃      │三、高齢者の健康な状態を保つために    │      ┃ ┃      │ (1)多くの自治区で行っている「健康体   │      ┃ ┃      │  操」や「ふれあいサロン」の活動は大  │      ┃ ┃      │  変多くの高齢者の方々から高い評価を  │      ┃ ┃      │  頂いている。事業成果をふまえ、健康  │      ┃ ┃      │  寿命延伸のための効果をどのように感  │      ┃ ┃      │  じているか。             │      ┃ ┃      │ (2)今後、対象者が増える地域が多くなる  │      ┃ ┃      │  と思うが、活動費を増やすことは検討  │      ┃ ┃      │  出来ないか。             │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十八番   │一、まちづくり協議会について       │市長および ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)九月定例会で院内町のDまち協が会員  │担当部課長 ┃ ┃      │  へ総会の通知も行わないし、参加も傍  │      ┃ ┃      │  聴もできない。さらに決算報告も会員  │      ┃ ┃      │  へしていない問題を指摘した。これに  │      ┃ ┃      │  対し院内町支所長は「この地区は代議  │      ┃ ┃      │  員制を採用している。まち協の判断と  │      ┃ ┃      │  認識している」と時代錯誤の答弁だっ  │      ┃ ┃      │  た。さらに是永市長へ見解を求めると  │      ┃ ┃      │  「初めて聞いた。支所長を通じて実態  │      ┃ ┃      │  を調べさせたいと思う」とのことだっ  │      ┃ ┃      │  たが、調査後市長はどういう判断に至  │      ┃ ┃      │  ったのかお訊きしたい。        │      ┃ ┃      │ (2)交付金運用要領に交付対象とならない  │      ┃ ┃      │  経費の具体例として事務局以外の人件  │      ┃ ┃      │  費とある。しかしながらDまち協は   │      ┃ ┃      │  「自己資金会計」の中で、事務局の賃  │      ┃ ┃      │  金の一部を年間二十一万円予算化し寄  │      ┃ ┃      │  付させ、会長、副会長、部会作業手当  │      ┃ ┃      │  に総額十九万七千円ほど支払ってい   │      ┃
    ┃      │  る。迂回献金みたいで不健全ではない  │      ┃ ┃      │  かとの質問に院内支所長は「まち協に  │      ┃ ┃      │  詳細な確認をしていないので、必要な  │      ┃ ┃      │  協議をさせていただきたい」との答弁  │      ┃ ┃      │  だった。協議後の結論をお訊きした   │      ┃ ┃      │  い。                 │      ┃ ┃      │二、養豚場問題について          │      ┃ ┃      │ (1)違法な放流問題について六月議会の一  │      ┃ ┃      │  般質問では、「七月二十九日午後十二  │      ┃ ┃      │  時を期限とし放流許可申請書の提出を  │      ┃ ┃      │  求めた。もし提出されなければ勧告を  │      ┃ ┃      │  出すとの文言も入れた」との答弁があ  │      ┃ ┃      │  ったが、その後どうなったのか。    │      ┃ ┃      │ (2)違法な擁壁の問題について、二月二十  │      ┃ ┃      │  八日を期限とした是正計画書が提出さ  │      ┃ ┃      │  れなかったので四月二十七日までに呼  │      ┃ ┃      │  び出しをかけていたが、呼び出しにも  │      ┃ ┃      │  応じなかった。そこで五月二十三日を  │      ┃ ┃      │  期限とする是正計画書提出を求める文  │      ┃ ┃      │  書を送付した。この文書には、提出さ  │      ┃ ┃      │  れなければ、「勧告」を出すとの一文  │      ┃ ┃      │  もあった。ところが五月二十三日にな  │      ┃ ┃      │  っても是正計画書が提出されなかった  │      ┃ ┃      │  ので、五月二十五日に「是正勧告書」  │      ┃ ┃      │  を提出した。勧告書の期限は十一月三  │      ┃ ┃      │  十日までということだが、是正はなさ  │      ┃ ┃      │  れたのか。              │      ┃ ┃      │三、宇佐市の二事業について        │      ┃ ┃      │ (1)「がんばる団体応援事業」の導入経緯  │      ┃ ┃      │  とその趣旨、内容、周知方法について  │      ┃ ┃      │  お尋ねしたい。またこれまでどのよう  │      ┃ ┃      │  な団体が補助対象となったのかとその  │      ┃ ┃      │  後の実績も併せてお聞きしたい。    │      ┃ ┃      │ (2)同じく「ふれあい出前講座」の導入経  │      ┃ ┃      │  緯とその趣旨、内容、周知方法につい  │      ┃ ┃      │  てもお尋ねしたい。またこれまでどの  │      ┃ ┃      │  ような団体やテーマで招致されたの   │      ┃ ┃      │  か。その後の実績も併せてお聞きした  │      ┃ ┃      │  い。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、行政の専門性向上について       │市長、教育長┃ ┃和気伸哉君 │  行政改革において、「専門性の向上」  │および   ┃ ┃      │ が声高に叫ばれながらも、専門性の具体  │担当部課長 ┃ ┃      │ 的内容に踏み込んだ議論へと進展しない  │      ┃ ┃      │ 中、平成の大合併を機に多くの地方自治  │      ┃ ┃      │ 体がその効果の一つとして「専門性の向  │      ┃ ┃      │ 上(住民サービスの向上)」を掲げた。  │      ┃ ┃      │ 本市では「専門家」と呼ぶに相応しい  │      ┃ ┃      │ 材を確保できているか。         │      ┃ ┃      │二、消防団員の処遇改善について      │      ┃ ┃      │  地域防災力の要である処遇改善を目的  │      ┃ ┃      │ とした大改正が令和三年四月に行われ   │      ┃ ┃      │ た。本市も同じタイミングで年額報酬を  │      ┃ ┃      │ 引き上げたが、国が示す標準額まで満た  │      ┃ ┃      │ していない。国の財源では全ての団員を  │      ┃ ┃      │ 補えることができない状況だが、防災力  │      ┃ ┃      │ の重要性やインセンティブも踏まえ、本  │      ┃ ┃      │ 市の防災力向上のため、さらなる引き上  │      ┃ ┃      │ げに取り組めないか。          │      ┃ ┃      │三、JR宇佐駅について          │      ┃ ┃      │  以前より、JR宇佐駅のバリアフリー  │      ┃ ┃      │ 化やトイレ改修、周辺整備等を提言して  │      ┃ ┃      │ きたがJR九州への要望の進捗状況、ま  │      ┃ ┃      │ た独自財源での取り組み等を考えられな  │      ┃ ┃      │ いか。                 │      ┃ ┃      │四、飼い主のいない猫による問題について  │      ┃ ┃      │  「近所で野良猫が増えて困ってい    │      ┃ ┃      │ る」、「敷地内で糞尿をされて困ってい  │      ┃ ┃      │ る」「空き家で餌をあげていて野良猫が  │      ┃ ┃      │ 集まっている」等の苦情や相談を耳にす  │      ┃ ┃      │ るが市の対応と啓発活動は。       │      ┃ ┃      │五、広域営農団地農道整備事業について   │      ┃ ┃      │  平成八年に計画された県営事業で、未  │      ┃ ┃      │ だ立石地区で停滞した状態が続いてい   │      ┃ ┃      │ る。本来なら国道十号線へ繋ぐ計画だ   │      ┃ ┃      │ が、実施困難な状況であれば国道二百十  │      ┃ ┃      │ 三号線へ繋ぐ計画を県に再度要望し、早  │      ┃ ┃      │ 期に交通の流れを作るべきではないか。  │      ┃ ┃      │六、いじめ・不登校問題について      │      ┃ ┃      │  文部科学省の調査で、二〇二一年度都  │      ┃ ┃      │ 道府県別「いじめ認知率」において大分  │      ┃ ┃      │ 県は三位と発表されたが本市の小中学校  │      ┃ ┃      │ の状況、また認知後の対応策は。     │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、市道に架かる橋の総点検、早期の改修  │市長    ┃ ┃赤野道和君 │ で安全対策を              │      ┃ ┃      │ (1)台風十四号で判定度二の出光の両戒橋  │      ┃ ┃      │  が崩落した。判定度二以上のすべての  │      ┃ ┃      │  橋りょうの総点検を早急に実施するべ  │      ┃ ┃      │  きだが。               │      ┃ ┃      │ (2)判定度三で改修計画が未策定の橋につ  │      ┃ ┃      │  いては、早急に策定し早期に改修する  │      ┃ ┃      │  べきだが。              │      ┃ ┃      │二、今年も暴落している主食米への助成を  │      ┃ ┃      │ (1)国内では主食米を飼料用米などに転作  │      ┃ ┃      │  させ、今度は飼料用米が余っていると  │      ┃ ┃      │  水田活用交付金を削減し、一方で巨額  │      ┃ ┃      │  の税金をつぎ込みアメリカから米を輸  │      ┃ ┃      │  入し飼料用に回している。ミニマム・  │      ┃ ┃      │  アクセス米輸入をストップさせるよ   │      ┃
    ┃      │  う、国へ働きかけるべきではないか。  │      ┃ ┃      │ (2)ヒノヒカリの概算金は、去年と同じ一  │      ┃ ┃      │  俵一万八百円である。去年は、一反あ  │      ┃ ┃      │  たり四千円の助成をしたが、今年も農  │      ┃ ┃      │  家支援を行うべきではないか。     │      ┃ ┃      │三、今年度策定中の「宇佐市人権施策実施  │      ┃ ┃      │ 計画」について             │      ┃ ┃      │ (1)従来からの枠組み・柱建て自体を見直  │      ┃ ┃      │  す必要があるのではないか。例えば、  │      ┃ ┃      │  分野別人権施策の推進の「部落差別   │      ┃ ┃      │  (同和)問題」の中に、「経済生活の  │      ┃ ┃      │  安定」や「社会福祉の増進」が入って  │      ┃ ┃      │  いるが、これは今や一般施策の中で具  │      ┃ ┃      │  体的に推進していくべきことではない  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)この計画への反映を図るため、昨年   │      ┃ ┃      │  「市民意識調査」を実施した。この調  │      ┃ ┃      │  査には、差別を助長するもの、差別意  │      ┃ ┃      │  識をたずねて観念的なものも含まれて  │      ┃ ┃      │  いる。調査の中止を求めるが、四年後  │      ┃ ┃      │  調査するのなら調査項目そのものを見  │      ┃ ┃      │  直すべきではないか。         │      ┃ ┃      │四、消防団員の年額報酬・出動報酬の引き  │      ┃ ┃      │ 上げを                 │      ┃ ┃      │ (1)六月定例会後の県内市町村の動向はど  │      ┃ ┃      │  うか。                │      ┃ ┃      │ (2)消防団との協議の結果はどうか。    │      ┃ ┃      │ (3)消防団員の確保・増員を図るために、  │      ┃ ┃      │  処遇改善をしていく見通しを、具体化  │      ┃ ┃      │  していくべきと考えるが。       │      ┃ ┃      │五、今年の四月、市費負担教員(会計年度  │      ┃ ┃      │ 任用職員)は十七名も不足したまま、新  │      ┃ ┃      │ 学期がスタートした。市費負担教員の勤  │      ┃ ┃      │ 務形態や報酬など待遇改善をおこなっ   │      ┃ ┃      │ て、不足を解消しようという努力を総務  │      ┃ ┃      │ 課と教育委員会でどのように進めている  │      ┃ ┃      │ のか。合わせて、会計年度任用職員全体  │      ┃ ┃      │ の継続的任用の保障と抜本的な処遇改善  │      ┃ ┃      │ を進めるべきだが。           │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、おはようございます。議席番号一番、政友会の河野健治朗でございます。  本日一番目の一般質問ということで何から話そうかなと思っていたんですけども、やっぱり今話題となっているサッカーワールドカップ日本代表、残念ながら、ベストエイト進出とはなりませんでしたが、この様々な報道によって私たちがいろいろと気づかされていることがあるなというふうに思ったので、その中で二つだけお話をさせていただきたいなと思います。  一点目は、テクノロジーの進化です。これはもう皆さん、いろんな場面で目にしているとおりですね、三笘選手の数ミリのセンタリングも含め、いろいろな技術を投入して、審判だけの責任ではなくてVARを使いながら、今の最新のテクノロジーをすばらしい見せ方をしてワールドカップを行っているというのは、こういったことには興味を持っていかなければいけないなというふうに改めて感じたところです。自治体DXにしても、教育DXにしても、そういったことを踏まえながら、新しい視点で捉えていかなければならないことはですね、素直に酌み取りながら、我々も勉強しなければいけないなというふうに思いました。  もう一つが、これは違和感からなんですけども、報道の時間が長いからなんでしょう。その現地で取材をする日本人アナウンサーとその周りとの関係のギャップなんですけど、どれを見てもですね、アナウンサーは外ではマスクをして報道しているんですけども、その後ろには、日本人サポーターも外国サポーターも全員マスクなしで、大きな声で騒いでいるという映像がよく流れていました。これが世界の常識ならば、これから、このコロナ禍を過ごした後のアフターコロナと言われる時代をですね、どういうふうにして日本の、そしてまた我々の身近なルールをつくっていかなければならないのか、こういったことも一緒になって考えていかなければならないなというふうに感じました。  そういった気づきを与えてくれるいい大会だなというふうに見ていましたので、今回、残念な結果だったんですけども、それなりにですね、皆さんには伝わる、すばらしい大会となっているというふうに思いますので、その気持ちを私も少しはいただきながらですね、本日の一般質問を行わせていただきたいなというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。  一項目め、宇佐市の人口減少対策についての一点目、令和二年三月に改訂された宇佐市人口ビジョンによると、本市において、まず目指すべきは、特に若い世代の結婚、出産、子育ての希望の実現に取り組み、出生率向上を図ることが重要とあるが、具体的にどのような取組を行っているかお聞きいたします。  二点目、また、その効果についてどのように分析しているかお聞きいたします。  三点目、婚活イベント開催事業補助金について、今年度の応募数と採択結果をお聞きいたします。  四点目、OITAえんむす部の告知や活用を行っていると思うが、現在までの成果について、どれだけ把握しているかお聞きいたします。  五点目、新たなイベント告知や過去の実績報告など、新たなウェブページを作って広く告知することが必要だと思うが、市の見解はいかがでしょうか。  二項目め、観光戦略について。  一点目、本市は全国でも人気の高い観光地、湯布院と別府に隣接しており、特に安心院・院内においては、高速道路を使わなくても中心地より片道三十分圏内と最高の位置にあると思います。感染拡大防止に取り組みながらではありますが、観光産業の復興が求められる中、身近にある観光地へのアプローチが急務と考えますが対応はいかがでしょうか。  二点目、今後、訪日外国観光客の増加が期待されますが、本市への誘客はどのように行っているかをお聞きいたします。  三点目、食の魅力づくりとして、二つの世界遺産を有する本市にとってふさわしい食材は米だと思います。全国には多くのブランド米がありますが、本市の米も決して負けてはいません。改めて地域の食文化の魅力として取り上げてみてはいかがでしょうか。  三項目め、高齢者の健康な状態を保つためにの一点目。多くの自治区で行っている健康体操やふれあいサロンの活動は、大変多くの高齢者の方々から高い評価をいただいていると思います。事業成果を踏まえ、健康寿命延伸のための効果をどのように感じているかをお聞きいたします。  二点目、今後、対象者が増える地域が多くなると思いますが、活動費を増やすことは検討できないかをお聞きいたします。  以上、大きく三項目についてお聞きいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、宇佐市の人口減少対策についての一点目、具体的にどのような取組を行っているかについてでありますが、本市では、令和二年三月に、子ども・子育て支援事業計画を策定し、令和六年度までの五か年計画に基づき様々な事業を実施いたしております。  具体的には、節目ごとにお祝い金を支給するすくすく子育て祝金事業、高校生まで拡充した子ども医療費の助成や、三歳以上児の副食費無償化などの経済的支援を行っております。また、市独自の不妊治療費助成や、子育て世帯に寄り添った支援を行う子育て世代包括支援センターなど、妊娠時から出産、子育てまで切れ目ない支援を充実させているところであります。  二点目、その効果についてどのように分析しているかについてですが、本市の合計特殊出生率は五年前の一・八三から一・六三と低下傾向にあるものの、大分県の一・五四や全国の一・三〇を上回っており、本市の子育て施策により一定の成果が表れているものと分析いたしております。  出生率の向上は国全体の課題でもありますので、令和五年に開設されるこども家庭庁の動向を注視するとともに、子育て満足度日本一を掲げる県とも連携しながら、さらに、子どもを産み育てやすいまちづくりを目指して取り組んでいきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め、宇佐市の人口減少対策についての三点目から五点目までを、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)皆さん、おはようございます。総務部長の祥雲でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、宇佐市の人口減少対策についての三点目、婚活イベント開催事業補助金について、今年度の応募数と採択結果はについてですが、市婚活イベント開催事業補助金は、独身男女の出会いの場を創出することにより若者の結婚を促進し、定住促進や少子化解消を図るため、実施団体に対しイベント開催費用の一部を補助するもので、本年度は、応募数一件に対し、採択結果一件となっております。  なお、本年度採択された事業については、新型コロナウイルス感染拡大等の影響により実施時期が延期され、三月に開催される予定と聞いております。  四点目、OITAえんむす部の現在までの成果についてどれだけ把握しているかについてですが、OITAえんむす部出会いサポートセンターは、県が実施する結婚応援プロジェクトの一環として設立され、若者の結婚に関する希望を応援する県民総参加の縁結び事業として活動しております。  本市においても、本年十月末時点で、男性四十一名、女性二十九名が会員登録され、大分市、別府市に次ぐ三番目に高い加入率となっております。  コロナ禍で男女の出会いの場が減少する中、結婚相手を探す有効な手段として市民にも周知が広がり、年々成婚数が増えており、その成果を高く評価しております。  五点目、新たなイベント告知や過去の実績報告など、新たなウェブページを作って告知することが必要だと思うが市の見解はについてですが、結婚を希望している方々へ、市や県などが行っている婚活支援の情報をいち早く提供することは、社会全体で結婚を応援する雰囲気を醸成し、より関心を持っていただけるものと考えます。今後、市のホームページ等での告知や、申請団体のホームページへのリンクなどの手法により、幅広く情報が提供できるよう努めるとともに、他市の先進事例も参考にしながら、事業内容や周知方法について調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め、観光戦略についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆さん、おはようございます。経済部長の出口でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、観光戦略についての一点目、観光産業の復興が求められる中、身近にある観光地へのアプローチが急務と考えるが対応はについてですが、国内外のイベントや旅行商談会において、本市は湯布院・別府に隣接していることを最初に説明した上で観光PRをしております。市に滞在、宿泊していただくことが第一ですが、空港や駅から湯布院、別府へ向かう間、あるいは帰りの際の立ち寄り観光や宿泊地からの日帰り観光等を視野に入れ、観光プランの提案やツアー造成補助などを行っております。  二点目、今後、訪日外国観光客の増加が期待されるが本市への誘客はについてですが、インバウンド受入れ再開までの間は、オンラインやSNSの活用のほか、立命館アジア太平洋大学の学生と連携し、海外に本市の情報が途切れないようにPRしてまいりました。インバウンド受入れ再開となり、県主催の台湾での旅行商談会への参加や中国主要都市とのオンライン商談会等も予定しています。今後も関係各所と連携し、訪日外国観光誘客に努めてまいります。  三点目、本市の米について、地域の食文化の魅力として取り上げてみてはについてですが、近年、地球温暖化の影響による気温の上昇により、水稲の品質低下が問題となる中、県では、今年度から高温、倒伏耐性の強いなつほのかの作付を推進し、現在主力品種であるヒノヒカリからの作替えを進めていくこととしています。農業者にとっても品質の安定や収穫期が早くなることから、農作業の分散化を図ることなどによるメリットがあるとされております。また、つや姫は、二〇二一年産米食味ランキングで最上級の特Aを獲得するなど市場での評価も高く、多くが関西に出荷され、人気の米となっています。  本市としましては、平たん地から準高冷地までの高低差、標高差を活かした品種、有機米、棚田米といった特色のある米の発信をしてきたところです。今後も、それぞれの地域で宇佐米の魅力を再認識するとともに、ふるさと納税の返礼品や催事等で外部に対して積極的にPRするなど、宇佐米の魅力向上に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目め、高齢者の健康な状態を保つためにを、福祉保健部長 垣添隆幸君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(垣添隆幸君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の垣添でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、高齢者の健康な状態を保つためについての一点目、健康体操やふれあいサロンの事業成果を踏まえ、健康寿命の延伸のための効果をどのように感じているかについてですが、二〇一九年の健康寿命ランキングで大分県が男性部門第一位、女性部門第四位となったように、本市の高齢化率は、平成二十四年の三〇・三%から、平成二十九年には三四・四%、昨年度は三六・九%と、十年間で六%以上も上昇したものの、介護認定率については、平成二十四年に二一・四%であったものが、平成二十九年には一九%になり、昨年度は一八・五%まで減少いたしました。これは、平成十六年から開始した介護予防教室や高齢者ふれあいサロン等の通いの場が、多くの高齢者の身体機能の向上や認知機能低下の防止に役立っているものと考えております。また、これらの教室は、住民の皆さんの自主的な運営を基本としているため、交流だけでなく、生きがいづくりの場ともなっており、このような継続した活動が健康寿命延伸につながっているものと考えております。  二点目、活動費を増やすことは検討できないかについてですが、健康寿命延伸に効果的だとされる身近な二種類の教室として介護予防教室や高齢者ふれあいサロンがありますが、現在、両方の教室が開設されていない地区があります。また、参加者の高齢化により、介護予防教室から高齢者ふれあいサロンに移行する地区もあるため、介護教室の参加が難しい方はふれあいサロンに参加するなど、それぞれが自分の状況に合った教室を選択していただけるように、各地区にそれぞれの教室を設置する支援を行っているところでございます。  今後も皆様の意見を伺いながら、それぞれの教室を維持するために必要な支援に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、順次再質問を行ってまいります。  まず人口減少対策、一点目、二点目はですね、もう併せていきたいと思うんですが、私も子育てに対する支援は大変多くあるなというふうに感じておりますし、それによって得られている効果であったりとか、助かっている方々の声もよく聞きます。  しかし、この出生率の向上だけをですね、今回ピックアップというか、スポットを当ててみたんですけども、これを達成するにおいてですね、やっぱり必要なのは、若い世代の方々がその方向性を向いてくれているのかどうか、また、そのときにどういうふうに後押しができるのかということがどれだけ明確に伝わっているかだと思っているんです。  今回、結婚を決めた方が、その後に子どもを産んで育ててというビジョンのことは分かるんですけども、その結婚に至るまでですね。例えば、宇佐市に住んでいて、宇佐市で職場に就職をしていて、それで交際相手がいたり、いなかったりあると思うんですけども、そういった結婚を考えていない、まだその段階の方々がこの情報を知り得る手段というのは何か今、工夫をしているところがあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)まちづくり推進課長の時枝でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  市では、結婚を考えていらっしゃる方の後押しをするためにですね、結婚新生活応援事業ということで、経済的な理由で結婚に踏み出せない若者を経済的に支援するために住宅の補助や、婚姻から六か月以内の新婚世帯に対して賃貸住宅の支援を行うということをしております。金額に限りはありますけれども、結婚をしようかどうか、金銭的に応援をするというような事業を行っているところです。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。やっぱりですね、出生率を上げるということを、何か重箱の隅というふうに言われるかもしれないですけども、文言として書いている目標があるんですよね、市としてですね。その目標に対してどう取り組むかということに、もう少し本気度が必要じゃないかなというふうに思うんです。ちょっと言い過ぎかもしれませんけども、制度はたくさんあって、潤沢な予算はないにしても、それなりに取り組んでいるんだというぐらいではですね、やっぱり響かないところには響かないと思うんですね。この出生率を向上するということが、本当に宇佐市が求めている、目的として挙げているということをいかに市民の皆さん方に知っていただくかということの工夫が必要じゃないかなということからの質問なんです。
     それで、今お答えいただきましたけども、新生活応援事業なども踏まえてですね、こういったことを今後、若い世代にどういうふうにして伝えていけばいいか、こういったことをですね、議論されたことがあるのか、ないのか、これお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  議論というものはしたことはないんですけれども、課の中でどうやったら伝わりやすいかということをですね、考えておりまして、通常の市のお知らせとなりますと広報やホームページ等になりますが、市のいろいろな施策について、この新生活の応援事業になりますと、婚姻届を出されるときにお知らせをしたり、できるだけ市内の企業などにもですね、お知らせが届くようにしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。それはよろしくお願いしたいなというふうに思うんですが、すいません、ちょっと質問の内容が行ったり来たりしているので分かりにくいところがあるかもしれないんですけども、このことに関してはこの辺でと言いたいところなんですが、この状況をですね、もう少し皆さんもよく考えていただきたいなというふうに思うんです。  結婚するということに踏み切ることはですね、ものすごく大変なことというか、きっかけがなければなというふうなことがよくよくあると思うんですけども、そのきっかけをつくっているのは、実は当事者ではなくて、当事者の周りの方であったり、保護者というか、お父さん、お母さんであったり、おじいちゃん、おばあちゃんであったりするんですね。なので、こういう制度やっていますよということを、どういう手法を使って、どなたに伝えていくかということが、明確であってほしいなと思うんです。  ですので、こういった少子化対策を行っていく、また、出生率を上げていくというようなことをですね、今すぐできることであれば、ウェブか広報紙というふうになるんですけども、そのどちらかでですね、その特集を組んで行っていくとか、一年かけて毎月やっていくとか、そういった大がかりな、あまり予算をかけないでできること、すぐできることって何となくありそうな気がするので、ぜひそういうことを考えていただきたいなと思うんですが、可能性としてはいかがでしょうか。その取組として行える部分がありそうでしょうか、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  確かに議員のおっしゃるとおりですね、当事者には届けられるようにはするんですけれども、一般の方にはなかなか届くというのがですね、できてない状況だと思っております。広報等の特集、そういった部分では有効であると考えますので、今後、関係部署とですね、協議をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)よろしくお願いしたいと思います。  次の婚活イベント、そしてOITAえんむす部については、ちょっと同じようなことになるので併せて質問したいと思うんですが、この二つの点なんですけどね、一番気になるのは、現在までの成果についてあまり分析ができていないのかなというふうに思うのと、アンケートの集約というのがうまくいってないのではないかなというふうに思うところがあるんですが、そういったところについては、今回資料も頂きましたけども、アンケートについてはあまり重要視していないようなんですけど、それに理由がありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  アンケートにつきましては、事業実施団体にちょっとお聞きしますと、アンケートは取っているというふうにはお聞きしておりますが、事業実績報告ではアンケート結果まで求めていないというようなことになっております。それで、内容については把握をしていない状況です。  議員御指摘のとおり、今後ですね、事業の実績を上げていくためにも事業成果の検証というのが必要になってくるかと思いますので、今後必要というふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)特に婚活事業に関しましては、市が関わっているというか採択をしているというようなことであればですね、やはり当事者アンケートを集計していくことによって、ニーズ調査が明確になってくると思うんですね。これはもう他の調査結果ですけども、御存じの方もいると思いますが、今年結婚された方々に対するアンケートで、出会いのきっかけはという第一位は、とうとうマッチングアプリになってしまったという報道がございました。では、その二位は何かというとですね、やっぱり職場であったり、同級生やもともと顔見知りの方という一般的な答えなんですね。なので、そういったニーズがもし増えてきているんであれば、婚活事業そのもののイベントの内容とかイベント性の変化というものも捉えていかなければならないというふうに思うんです。ですので、こういった、せっかく行っていただいている事業に対しての興味をもう少し持っていただいて、それに対してどうすることが一番適切なのかということもですね、併せて議論に上げていただきたいなというふうに思います。これについては要望です。  最後、ウェブについてなんですけども、やっぱりそれも含めて告知と事業報告が必要だと思います。どこか空きのページがあるのか、それとも新しく何かウェブページを作って報告できたらいいなという工夫ができそうかどうか、これだけ教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)河野議員の再質問にお答えいたします。  新たなページというのはちょっと今考えておりませんが、今あるホームページ、また、もう一つのリアルTOWNうさですね、こういったものを活用しながら情報発信をしてまいりたいと思います。先進地事例ですね、ウェブで発信している先進地事例等も検証してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)期待したいと思います。この結婚、そして出産、子育てという大きな課題なんですけども、これについてやっぱり一番気になるところというならば、今頑張らなければいけないんじゃないかなというふうに考えている世代は多いと私は思っているんです。団塊の世代が七十五歳以上の高齢者になる年がもうすぐやってまいります。そのときには今度は我々が、団塊ジュニアの世代が五十歳になってまいります。そして、その子どもたちは今何歳かというと、二十歳から二十五歳の間の方が多いと言われていますが、ここは第三次ベビーブームとはなりませんでした。  いろいろと社会の流れも変わってきている中ですが、我々が人数が多い世代ですので、ここまではですね、何とか頑張って後押しができる、バックアップができる家族、親族が周りにいるのかなというふうに勝手に思っております。今、その地方が少子化対策に本腰を入れなければ、一体いつ頑張るんだろうというふうに不安に駆られるところでございますので、ぜひですね、宇佐市は子育てに対する支援ももちろんですが、結婚に踏み切れない方々にもどんどん介入していくぐらいのですね、大きな気持ちを持って取り組んでいただければなというふうに思いますので、これは、すいません、最後要望になりましたが、よろしくお願いしたいと思います。  次の観光戦略に移ります。  今日答弁いただきました中で大変興味がありました、各PRイベントにおいてですね、まずは湯布院と別府に隣接していることを最初に説明しているという返答いただきましてですね、それはもう願ってもいないことだなというふうに思ったんですけども、この反応はどのように捉えていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長 出口でございます。再質問にお答えします。  改めて説明しますと、商談会等でですね、地図から含めて、この位置にあります、このインターから何分です、別府からここを通ってここですというような説明をさせていただくとともにですね、本市のツアー造成の補助金というものがございますので、それについて、別府に泊まっている旅行会社がツアーを組む際に、別府・湯布院を絡めて宇佐市に来ていただけるような補助金の助成の話をしております。  この反応ですけども、ツアー造成の補助金は大変好評でして、ほとんどやっぱり多くは宇佐神宮と、食事絡むんですけども、泊地が残念ながら宇佐市じゃないんですけども、別府・湯布院が泊地で、神宮を回っていただくあるいは、葡萄酒工房であったりとかですね、そういったところのコースが結構多いんですけども、またシーズンには、ブドウ狩り、イチゴ狩りとかもあるんですけども、そういった反応、大変、補助金も含めて、よい反応していただいているというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)期待したいなというところであるんですが、やっぱり宇佐神宮をテーマにお話をさせていただいたときも申し上げたんですが、せっかくそこに観光目的として、言い方悪いですけど、我々が努力していないんですが、湯布院・別府にたくさん観光客が来ているということを知っているんですよね。なので、どこにどういう観光客がというか、が集まっているか分かっているんであれば、そこに宇佐市の観光PRをするツールを持っていくべきというふうに思うんですね。  予算をかけて遠くから呼ぶことももちろん必要だと思うんですけども、その方々以外のをどういうふうにして宇佐市に呼び込むかという努力はですね、これはやっぱり土地の利じゃないですけども、実際に自分たちがその場に行って、雰囲気をつかんで、必要な情報提供するべきだと思うんです。  別府・湯布院に対しですね、どこかそういう宇佐市のPR冊子であったり、チラシを置いているところがありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えします。  河野議員からは再三、宇佐神宮も含めてですね、外に発信するのもいいんですけども、来たに見てもらうようにという御質問いただいているというふうに認識しております。  別府・湯布院についてもですね、先ほど商談会の話をしましたけども、そういったことではなくても、別府・湯布院に来られた方につきましては、例えば別府でありますとそれぞれのホテルですね、相談して、四十か所弱ぐらいのホテルには宇佐市の観光パンフを置いていただいて、宿泊した方がそれを見ていただけるようしておりますし、また、湯布院につきましても同じく、十か所ぐらいだったと思いますけども、ホテルに宇佐市のパンフレットを置かせていただいております。そしてまた、別府・湯布院の道の駅でありますとか、それぞれの観光協会でありますとか、そういったところにも置かせていただいて、そこに訪れた方が目に触れていただくようなことを取り組んでおります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)大変いいことだと思います。もう御存じの方も多いと思いますが、湯布院・別府はですね、最近ここ二年間、三年間ぐらいで多くのホテルが新築されています。その中のほとんどが、訪日外国の長期滞在をターゲットとした、富裕層ターゲットのホテルが多いということです。最近話題になった湯布院のホテル界ですかね、名前忘れましたけども、そのところに行ってみると分かるんですが、目の前には棚田が広がっています。我々にしてみたらよく見る風景だなというようなところに、高級リゾートホテルが建っているというところでございます。何が言いたいかというと、富裕層の訪日外国ほとんどの方が一週間ぐらいの長期滞在を行っているか、もしくは十日間、二週間の全国行脚をしているというケースが多いようです。  そういった中で、どこにどうアピールするかということプラスですね、今なら宇佐市をこういうふうに通過していけば、次の観光地にたどり着きますというような、宇佐市をハブというような形で持っていって、経由をしていただくちゅうプランもですね、これも必要になってくるのではないかなというふうに思いますので、その辺の工夫をですね、考えた周遊ルートの提案なんかをですね、今後考えていただければいいなというふうに思っております。  そこでですね、今回、訪日外国に対してのそのPRの場にですね、どんどん出ていっているという情報をいただきましたので、県主催の台湾の旅行商談会、中国主要都市のオンライン商談会を予定しているということで、これについて何か策というか、こういうことをPRしていこうということがあれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)商談会用のパンフレットを作成していくわけですけども、その中には当然これまでの本市の宇佐神宮を中心とした観光資源がありますけども、それと併せて、体験型のツアーでありますとか、新しくできた、例えば辛島虚空乃蔵でありますとか、こういった部分をですね、PRして、また、季節ごとの、先ほども少し申しましたけども、フルーツ狩りでありますとか、こういった部分も説明していくというふうにしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)そうですね、体験型ももちろん興味があります。宇佐市のことをもっと知っていただく工夫が必要だと思います。それにプラスしてですね、こういったことは考えられないかなというふうに思っている案件が一つだけありまして。  どうしても大分県に直接たどり着く海外の便がありませんので、どこかを経由して、日本に来た外国の観光客の皆さんは動いているというふうに考えると、首都圏を楽しみにして来られているのか、日本の風土、文化、風景なんかを楽しみにして来られているのか、食を楽しみにして来られているのか、いろいろなパターンの中で、何パターンかをですね、一回計画してみていただけないかなと思うんです。  例えば、東京に行った後ここに行って、例えばですよ、東京に行った後、富士山に行って、京都に行って大分に来るとかですね、東京に行った後、京都にて行って大分に来るとか、その理由づけを国内の、宇佐なら宇佐のしか分からないようなつなぎをもってですね、そのPRができるようになると、それは拠点は福岡でも名古屋でも大阪でも東京でもいいと思うんですが、そこまでやっぱり盛り上げていっているというのは、この宇佐市から外に出て生活をしている宇佐市出身のたちって響くと思うんですよね。  以前こんな話がありました。地方のどの都市かは忘れましたけども、東京モノレールにキャンペーンを打って、電車内に広告を打っていた田舎町があったそうです。それにたまたま乗ったビジネスで来た方が、そのことをビジネストークで使うと、そのまますんなり商談がうまくいった理由は、相手方も同じ県出身だったからというようなことがあったそうですね。それがはまるかどうか分からないんですけども、やっぱりあらゆる手を使う中で、ただパンフレットを作ってどこかに置いていくということだけでは、もう今の時代、そんなに響かないと思うんですね。なので、足で稼いで取ってきた情報に対して提供していくことがあるなら、それはそれでもいいですし、こういう商談会でやることで、どこもやらないようなやり方をしていくということも一度考えてみていただけたらいいなというふうに思いますので、どうかそういった考え方を持っていただければなというふうに思います。  さっき少し触れました食の部分なんですけども、これは大変難しい質問だったのかなと、ちょっとつかみどころのない質問だったと思うんですけども、単純に御飯がおいしいなと思う瞬間があったからなんですね。県外に出て各地に行きます。そこで食事をするのにいろいろな食事処を見て、どこに行こうかなというふうなことを模索する中でですね、じゃあ何をもってそのお店がよかったかという評価をするかというと、おかずに関してはやっぱり味覚の違いであったり地域の違いがあるんですが、でもあそこの御飯はおいしかったよねというようなフレーズをよく聞きませんかということなんですよね。  宇佐市においては、どこに行ってもこれはあんまり外れたことはないんじゃないかなというふうにずっと思っていました。お米をブランド化していくということではなくですね、宇佐市に来て御飯食べたらおいしいよねというようなことが、うまく食文化とか、そういった観光とか、食の魅力につながらないかなというふうに思って質問をさせていただいたんですが、答弁が難しいと思いますけども、今後このお米に対する何か魅力というものを発信できるようなことを検討できないかなというふうに思いますが、お答えできればお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えになるかどうか、ちょっとお答えさせていただきます。  当課としましては、そういった催事等で宇佐市のブランド米、それからふるさと納税もそうですけども、PRしていくんですけども、そういうブランド化ではなくて、宇佐市の米はおいしいんだというお知らせの仕方と、今そういう御質問かなとちょっと思ったんですけども、先ほどつや姫がコンテストで特Aを取った、そしてまた、宇佐産業科学高校の米がまた、山形の庄内町ですかね、コンテストの高校部門で最優秀賞を取ったと。  これ、ヒノヒカリですけども。こういった部分がありますので、議員おっしゃるような食文化というか、地域のですね、というのに絡めていくとすれば、やはり世界農業遺産であったり、かんがい施設遺産であったり、こういったストーリーをつけていく方法もあるのかなと思うんですけども、お米をまず食べていただく、知っていただくことが大事ですので、やはりそういったところでそういった付加価値、ストーリー性をつけた説明をしながら理解していただく、食べていただく、来ていただく、そういったところから始めるしかないのかなと思っております。  農業遺産、かんがい遺産につきましては、まずそこの認知度を高めていくということが必要ですので、そこもですね、使って、例えば世界農業遺産になりました両合棚田で作った掛け干し米ですね、こういった部分も今、ふるさと納税で出して広めていこうとしておりますので、そういった宇佐らしさ、そのストーリー性を含めたところの売出し方とかいうのもあるのかなというふうに思っています。  答えになってないと思いますが、以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)十分な答弁でした。表現難しいんですけども、今回、たまたまというか、私がこの質問書を出した後の話なのでたまたまという表現をさせていただくんですけれども、先ほどあった宇佐産業科学高校のおいしいお米コンテストの高校生部門の最優秀金賞、これ、すごいことだと思うんですね。その説明の中にも、やっぱり先代のとか偉人のそういう努力があったのでこういう水がというようなドラマチックな表現がやっぱりあったんですよね。そして、五日に合同新聞に載っていたんですけども、米が持つ力に着目して研究されている大学教授の先生のお話が載っていました。  そういう何となくお米に対する流れがつかめていきそうな気がするときにですね、やっぱりなかなか作り上げるというか万人受けするものが構築できないのが地方の食の魅力だと思うんですよ。どんなすばらしい観光地に行っても、これは田舎にもあるよねというようなことが、地元の特産品であったり、食の魅力ですというような説明を受けたりします。そういったものをつくっていく、一番シンプルなものを考えていくのか、それとも新たなものを創出していくのか、いろいろ悩まれると思うので、あくまでも地元に今あるもので、そしてまた、誰もがそうだなと思えるものを引き出そうと、そしてまた、この二つの世界遺産に絡めていくならばというようなところでですね、ぜひそういった産業科学高校の方々でもそうですし、いろんな方々とブラッシュアップして検討をいただければ何か面白いことできそうだなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいなと思っています。  これについては以上です。  最後、健康な高齢者についてなんですけども、これですね、もう先に、私の思いというか考えを先に述べさせていただきますと、当事者にならなければ、自分の親がですね、そういう状態にならなければ分からないことってたくさんあるんです。それに対する不安もものすごくあります。しかし、今現実に、父親、母親が健康だったら全くそれを、何ですかね、知ろうとしないというか、自分のことではないというふうに置いていってしまうのが、認知症であったり、何かのきっかけに病気になったり、障害を持ったりという現実との向き合い方だと思うんです。  この介護予防教室や高齢者ふれあいサロン、こういった各自治区などで開催されている、高齢者が自分で通いの場に行って交流していくということはもちろん必要なことで、これによっていろんな場面で助かっているなというふうに感じているんですけども、これにプラスしてですね、やっぱり我々世代、四十代、五十代、六十代、どの世代もはまると思うんですけども、その対応力なんかを磨いていくためにはですね、こういった興味を持っていかなければいけないなというふうに思うんですが、我々に対する、何かそういうインフォメーション、アクション、何かあれば教えていただきたいなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(後藤由紀子さん)介護保険課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  フレイルってよく言われると思うんですけれども、高齢者の虚弱の状態と言われるんですが、予防自体は実際は四十代から始めるべきというところでございます。そういう啓発も今していけたらなというふうに、高齢者のサロンであったり介護予防教室でお話をしているところではございます。  教室自体の参加者はおおむね六十五歳以上ということでお声かけをしているんですけれども、それに必要な世話人と呼ばれる方については何歳の方でも結構ですということでお願いをしております。そういった方々、四十代からということで、皆さん就業されているのでなかなかお時間を取っていただくことは難しいんですが、皆さんに必要な予防という観念ですね、栄養であったり運動であったり、社会活動の参加ということを理解していただけるように、お声がけをしているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。そういった仕組みがあるのかというふうに思いますので、ぜひ何かでインフォメーションしていただければなというふうに思います。  もう一つがですね、私が思っているもう一つのことというか、少し伝わらなかった部分をちょっと補足しますとですね、自分の親が健康なうちに、どういうふうに健康維持に寄り添っていけばいいかというふうなことを知りたいと思っているんです。例えば、認知症を例に挙げて申し訳ないんですけども、認知症になっているか、なっていないかを確認するにはどうすればいいかとか、どういった市内の病院で相談をすればいいのかとか、どうすれば止められるのか、予防できるのかというようなことなんですね。そういったことを市が主導して、こういうふうに取り組んでみませんかとかいうその啓発運動みたいなことはできないかなというふうに思っているんですが、それについてはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(後藤由紀子さん)お答えいたします。大変貴重な御意見をいただいたと思っております。  現在は個別の相談という形で、市役所であったり、包括支援センターであったり、社会福祉協議会であったり、どこへ来ていただいても相談できる体制づくりというのに努めておりまして、どなたが来ていただいてもサポートできるような体制を整えているんですが、こちらから発信する形というのは少し足りていないかなという気はしておりますので、また我々が考えていくべき課題かなというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひお願いしたいなというふうに思います。私たちから見るとですね、本市においても、そういう施設が増えたなというふうに思っているし、そういう声を聞きます。そして、もうこれからのことなんですけども、このままで予算足りるんかいというような声ももちろん聞きます。そういうのを総評していくと、この介護システムそのものは、ニーズに応えて、行政サービスも含めて十分に今行われているんですけども、きっとぎりぎりの状態なんだろうなというふうに思っているんです。  それで、これからまた高齢者の方が増えてということで不安は募るばかりなんですけども、自分のことに置き換えてみると、まだ大丈夫だろうと思っているし、その親の世代の皆さんは、どちらかというと、子どもの世話にはなりたくないというようなことを表現として使われる方もよく聞きます。ですので、どこかのタイミングで、どちらもそんなに、何ですかね、お互いの干渉に障るようなことなくですね、自分たちも当事者になり得るかもしれない、そしてそのときにはこうすればいいんだろう、こういうふうにすればいいというふうになっているというようなですね、確証を持った行動ができるようなことというのはですね、必要になってくると思うんですね。なので、今回そのサロンであったりとか、今高齢者の皆さんが一生懸命そういう行動、活動をやっていることにかけてですね、我々が興味を持たなければいけないというふうに思っているので、そのフォローをしていただきたいなというふうに思っています。  その中ですね、これもう最後の質問になるんですけども、できる、できないになってしまうので何とも言えないんですが、これからその世代が、何というんですかね、これからは私たちが本当に主になるかもしれませんね。私たちがそれを知るのに、出向いていかなければならない仕組みを今後つくっていくのか、それとも、我々がどこかで何かのツールで知ることができることをつくっていくのか、これ、可能性としてはどちらが高いかお聞きしたいなと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(後藤由紀子さん)お答えいたします。実際に手続に入っていったりとか、詳しいお話をして進めていく段階では、やはり来ていただくという形にはなるかと思いますけれども、情報発信としては、四十代以上を対象にしていくものであれば、こちらから発信していく形が必要であるかなというふうには認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。新たな仕組みづくりになりそうな気がするので、これについてはですね、今後の成果を期待したいなというふうに思います。  以上で質問を終わりますけども、今回ですね、全体的になんですけど、今までうまく見えなかったものを、いかにして見せることができるか、また、我々が確認できるようにしていくかということの協力はいただきたいなというふうに思っているんです。  というのもですね、やはりSNSの発達、DXがどうのこうの、いろいろメディアであったり、我々もそういう研究をやっている、皆さんもそうだと思うんですけども、じゃあそれがどこにマッチするかというのはまだ分からない状態で、いろいろなことを試していっていると思うんです。  そんな中で、先ほどもワールドカップの話をしましたけども、それをまた引き出すのもどうかなと思ったんですが、あの映像をいつも皆さん見ていると思うんですけども、今まで知らなかった部分が結構写っているのを認識しているでしょうか。例えば、バックヤードなんですけども、今まではロッカールームでどういうふうに円陣組んでたとか、檄を飛ばしていたのか、試合が終わってから監督が皆さんにああいうふうに熱を込めた話をしているのかどうか、こんなことみんな知らなかったですよね。今、そこまで報道ができるし、その映像もしっかり撮っているし、うまく編集して、即座にそれを発信している。同時にですね、選手たちも、ツイッターや自分が持っている公式のツールを使って、今回の試合のときもそうですけども、その前に、自分で一言出しているとかですね。  まさにこのタイムリーな状況というのを今、そういう携帯であったりパソコンであったり、ツールを、デバイスを持つたちは、即座にその情報を得ているわけです。なので、その流れに乗っていくことも必要なんですけども、じゃ、こちらが見せるものがあるのかということには、もっと気をつけて準備をしていくべきではないかなというふうに思いましたので、今回こういった質問にさせていただきました。  全てにおいてですね、皆さん方、また検討していただけるということでございますので、しっかりと私も勉強しながら、期待をしたいなというふうに思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
    ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇七分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  十八番 高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)皆さん、おはようございます。十八番の高橋宜宏です。傍聴の皆さんも早朝よりありがとうございます。  最近寒くなりました。実は、もう隠すこともないんで申し上げますけれども、私、十一月の二十六日の夜半にですね、ちょっと熱が出だして、風邪症状があったものですから、翌日日曜日でしたけれどもPCR検査を受けに行ってきました。見事当選というか、コロナの陽性になりました。一週間自宅待機、翌日から全く平熱だったんですよ、何の症状もなくて。コロナが発生する前の年にたしか私、インフルエンザになったんですが、そのときのほうがきつかったんですよね。一週間、無症状、平熱で過ごしていたんですけれども、もうすることなくてですね、本を読んだり、DVDで映画を見たり、おかげさんで命の洗濯はさせていただきました。より今日はパワーアップしてですね、執行の皆さんと戦いたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、最初の質問は、まちづくり協議会についてです。  九月定例会で、院内町のDまちづくり協議会が、会員へ総会への通知も行わないし、参加も傍聴もできない、さらに、決算報告も会員へしていない問題を指摘いたしました。これに対し、院内支所長は、この地区は代議員制を採用している、まち協の判断と認識していると、あまりにも時代錯誤な答弁でした。さらに是永市長へ見解を求めると、初めて聞いた、支所長を通じて実態を調べさせたいと思うとのことでした。調査後、この問題に関し、市長はどういう判断に至ったのか、まずお聞きしたいと思います。  次に、同じく九月定例会で、交付金運用要領に、交付対象とならない経費の具体例として事務局以外の人件費とありますが、Dまち協は自己資金会計の中で、事務局の賃金の一部を年間二十一万円予算化し、寄附させ、会長、副会長、部会作業手当に総額十九万七千円ほど支払っています。迂回献金みたいで不健全ではないかとの質問に、院内支所長は、まち協に詳細な確認をしていないので必要な協議をさせていただきたいとの答弁でした。協議後の結論はどうなったのかをお聞きしたいと思います。  第二の質問は、養豚場問題についてです。違法な放流問題について、六月議会の一般質問では、七月二十九日午後十二時を期限とし放流許可申請書の提出を求めた。もし提出されなければ勧告を出すとの文言も入れたとの答弁がありましたが、その後どうなったのでしょうか。  また、違法な擁壁の問題については、二月二十八日を期限とした是正計画書が提出されなかったので、四月二十七日までに呼出しをかけていたが、呼出しにも応じなかった。そこで、五月二十三日を期限とする是正計画書提出を求める文書を送付したとの答弁でした。この文書には、提出されなければ勧告を出すとの一文もあったようですが、五月二十三日になっても是正計画書が提出されなかったので、五月二十五日に是正勧告書を提出したとのことでした。勧告書の期限は十一月三十日までということですが、その後、是正はなされたのでしょうか。  第三の質問は、市の二事業についてです。  まず第一点は、がんばる団体応援事業についてですが、その導入経過とその趣旨、内容、周知方法についてお尋ねをしたい。また、これまでどのような団体が補助対象となったのかと、その応募の実績も併せてお聞きしたいと思います。  次に、行政のふれあい出前講座ですが、同様に導入経過とその趣旨、内容、周知方法についてと、これまでどのような団体やテーマで招致されたのか、また、その後の実績も併せてお聞きしたいと思います。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、まちづくり協議会についての一点目、Dまち協が会員へ総会の通知も行わないなどの問題について、調査後どういう判断に至ったかについてでありますが、支所長からの報告によりますと、当該まちづくり協議会の規約では、第十五条に、総会は役員及び代議員をもって構成するとなっていることから、代議員等の参加の下、総会が開催されている状況とのことでありました。  また、総会の開催に当たっては、役員及び代議員に通知をし、総会後に総会概要を会報を通じて毎年知らせるとともに、会員から要望があれば総会資料等を渡しているという報告を受けております。  市としましては、今後も必要な助言を行うなどサポートしてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め、まちづくり協議会についての二点目と二項目め、養豚場問題についての一点目を、院内支所長 後藤博文君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(後藤博文君)皆さん、こんにちは。院内支所長の後藤でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、まちづくり協議会についての二点目、自己資金会計の中で、事務局の賃金の一部を予算化していることについて、まち協に詳細な協議後の結論はについてですが、市地域コミュニティ組織運営交付金には、交付対象事業として、自立運営事業、継続運営事業、まちづくり計画実践事業、ふるさと応援寄附金活用事業等があり、その中で、自立運営事業、継続運営事業については事務局賃金の支出を認めています。また、ふるさと応援寄附金活用事業においては、総会において手当規定の承認を受けた場合に、役員手当、有償ボランティア手当等が支給できるようになっています。  議員御指摘の自己資金会計については、交付金の対象外となる独自の会計となっていることから、まちづくり協議会の運営に関して回答はできませんが、まちづくり協議会には今後も引き続き必要な助言等を行ってまいりたいと考えています。  次に二項目め、養豚場問題についての一点目、放流許可申請書の提出について、その後どうなったのかについてですが、六月三日の通知後、養豚業者から新たな設計業者に依頼する旨の報告が七月十一日付でありました。  その後、放流許可申請の提出に向け準備が進められていたところですが、関係書類が整わなかったため、提出期限の七月二十九日に養豚業者から提出期限の延長についての申出があり、現況調査等に関する進捗状況と今後の計画についての報告書が提出されました。関係部署と協議の結果、計画に具体性があり、また調査等の進捗状況を毎月報告することを条件に、放流許可申請書の提出期限を十一月三十日十二時まで延長する旨の文書を八月二十三日付で通知しました。  その後、毎月報告書が提出され、随時放流に関する協議とともに、協議の中で施設全体の測量や擁壁の調査も行っています。  なお、放流に関する調査に時間を要するとのことから放流許可申請書はまだ提出されていませんが、十一月二十八日に放流ルート案等が提出され、地元との協議が開始できる状況となっています。今後、早急に地元との協議を進め、速やかに放流許可申請書を提出するよう指導してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め、養豚場問題についての二点目を、建設水道部長 大木敏之君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(大木敏之君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の大木です。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  二項目め、養豚場問題についての二点目、違反建築物に対する是正勧告を行ったが是正はなされたのかについてですが、議員御指摘のとおり、建築主及び建築士が再三の呼出しに応じなかったり連絡がつかなかったりするなどしたため、本年五月二十五日付で勧告を行いました。勧告後に建築主から委任をしていた建築士を替える旨の連絡があり、その後、新たに選任された建築士からは随時、進捗状況等の報告書の提出がなされています。  今のところ是正には至っていませんが、建築主も是正の意思を示すとともに、是正方法を具体的にしながら工事計画の作成を進めるなどの姿勢が見られることから、継続して指導を行っているところです。今後も、早期是正に向けて業務区分や工程を明確にさせながら指導を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目め、宇佐市の二事業についてを、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、宇佐市の二事業についての一点目、がんばる団体応援事業の導入経緯とその趣旨、内容、周知方法、また、これまでどのような団体が補助対象となったのかとその後の実績についてですが、本事業の前身は、宇佐・高田広域協議会がふるさと市町村圏基金の運用益を活用し、平成十九年度より実施した事業です。しかしながら、昨年、協議会から、財源の確保が見込めず事業継続が難しいとの連絡を受け、検討した結果、市民と行政との協働によるまちづくり活動を展開する上で必要不可欠な事業であるとの判断に至り、今年度より、まちづくり推進課で事業を引き継ぎ実施しているものでございます。  事業の趣旨、内容については、各種団体が地域の特色を活かしながら自主的かつ主体的に取り組む創造的な事業に要する経費を補助することを目的にしており、人材育成や地域間交流、教養文化活動、観光振興に関する事業などを支援する内容となっております。  収支については、広報への掲載やホームページを活用し行っております。  また、補助対象団体については、市内に住所または活動の拠点を有する公益法人やボランティア団体、市民活動団体などで、その後の実績については、日本三大疎水の父と言われる南一郎平を顕彰する事業や、ガチャガチャを回してフードロス問題の解決と地域活性化を図る事業など、本補助金の交付をきっかけにその後も継続して実施されているものもあり、地域活性化に貢献しているなどの実績報告を受けております。  二点目、ふれあい出前講座の導入経緯とその趣旨、内容、周知方法、その後の実績についてですが、本市では新市発足当時より広報広聴活動の一つとして、市民等の団体またはグループが行う会合などに職員が直接出向いて各施策の説明や意見交換を行うことで市政への理解を深めてもらうよう、合併前の同様の制度を引き継ぐ形で、新たにふれあい出前講座として導入いたしました。  講座の内容等については、毎年度各課で講座メニューを決定した後、講座メニュー表と申込方法等についてホームページでお知らせをしております。  講座希望者は、そのメニュー表を参考に秘書広報課に申込みいただければ、日程や内容等を調整の上、各事業担当課の職員が会場に出向き講座を行います。  なお、メニュー表以外の項目についても、希望に応じて柔軟に対応しております。  近年では、公民館の高齢者学級や婦人学級のほか、高校やまちづくり協議会からも申込みがあり、テーマとしては、平和ミュージアムや戦争遺構、文化財保護、子育て支援や高齢者福祉、移住定住対策等、申込みにより様々です。  また、開催件数については、令和元年度が十九件、令和二年度が八件、令和三年度が三件と、昨今のコロナ禍の影響もあり減少傾向にあります。  今後は、ウィズコロナ、アフターコロナでの開催方法や周知方法等も含め、ふれあい出前講座の効果的運用に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。十八番 高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それでは、一項目から順次再質問をしたいと思います。  一項目めのまちづくり協議会の第一点目についてですね、先ほどの市長の答弁で、当該まちづくり協議会の規約では第十五条に、総会は役員及び代議員をもって構成するとなっていることから、代議員の参加の下、総会が開催されている状況とのことでしたということですが、一般会員の傍聴とかということには触れてなかったようですけれども、私が言いたいのは、それはもちろん会議を成立させるのは代議員制はね、そういうたちの構成によって、定数によって会議を成立させればいいんですけれども、参加したい、傍聴したいという会員までね、芽を摘んだり、参加させないということを問題視しているわけです。それについてどう思いますか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所地域振興課長。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(後藤博文君)院内支所地域振興課長の後藤でございます。十八番 高橋議員の再質問にお答えします。  透明性を持たせるという意味でですね、一般的に会員の要望があれば、それについては認めることもできると考えておりますので、申出をいただいて、そういう周知をですね、まち協のほうには助言等をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)ぜひそれはそうしてほしいと思います。でね、私が相談を受けている会員は、総会にオブザーバーとして参加できなかったんですけれども、令和三年度のこのDまち協の定期総会出席簿の中にはね、オブザーバーとして四名の名前が記載されているんですよ。それ、あなたにも見せたと思うんですがね。  これ、整合性が取れないし、もうある意味差別ですよね。そういうことは反省してもらいたいと思っているんですよ。だから、強くそれはね、総会に希望する参加者にはね、希望する会員には参加できるように、あなたのほうからアドバイスするなりしてもらいたいという思いはいかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所地域振興課長。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(後藤博文君)お答えします。  先ほども申しましたとおり、透明性を持たせる上でもですね、要望がありましたら参加するという方向での助言はしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)ぜひそうしてもらいたいと思います。  二点目に行きます。私が、Dまち協がですね、年間二十一万円、この事務局の賃金から寄附をさせて、役員手当を自己資金会計の中から支払っているのがちょっとやっぱ不健全だし、おかしいのではないかと言っているわけで、だから、続けてお尋ねしたいのは、Dまち協と同じように、自己資金会計の中で、会長、副会長などの手当を支払っているケースはほかにあるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり振興課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)まちづくり推進課長の時枝でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  各まち協の総会資料を私どものほうに頂いておりまして、それを見ますと、自己資金会計の収支報告がなされております。それを調べますと、自己資金会計の中から、会長や役員等の手当を支払っている団体は二団体ございました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)今、課長の答弁で、自己資金会計で支払っているのが二団体と。Dまち協ともう一つあるようですが、そこも事務局賃金を自己資金会計に寄附しているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。収支報告からはそのようなことは判明しておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)自己資金会計をチェックしてないというような話を聞きましたけれども、これはね、大きな重要な問題なんですよ。ですから、聞き取りをしてでも結構ですので、今後ですね、調査をしていただきたいというふうに思います。  それから、地域コミュニティ組織運営交付金の運用要領にこうも書いていますよね。事務局以外の人件費及び条表に記載のない食料費は、ふるさと応援寄附金活用事業交付金からのみ支出が可能と。これは上限額があるようですけれども、規約でここからの支出は認められているということですが、ふるさと応援寄附金活用事業交付金から役員手当を支払っているまち協は何団体あるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  ふるさと応援寄附金の会計から支払っている団体は、七団体ございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)結局、ちゃんと規定があってですね、ふるさと応援寄附金活用事業交付金から役員の報酬も支払うことができるわけです。持って回ったような迂回献金をしなくてもですね、支払われるわけで、こういう指導をまちづくり担当課長はすべきじゃありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  そうですね、指導というか、適正な運用が図られるように助言をしてまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)ぜひお願いします。  それから、文書開示の問題ですけれども、九月議会の時枝課長の答弁で、Dまち協の会員さんが最初閲覧を希望した当時、まちづくり協議会において閲覧の基準は特になかったとのことでしたが、閲覧の基準はその後どうなったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  六月の終わりに、まちづくり協議会の役員が集まる研修会を行いました。その中で、情報公開を積極的に行うことで地域住民に寄り添った運営に努めたいという意向がありながらも、協議会規約に情報公開についての規定がないということで開示に至ってない、協議会に向けてですね、例示文というような形でお示しをいたしました。参考として検討していただきたいということで皆様に周知をしたところです。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)恐らくこれを受けてですね、Dまち協の会長名で、これに沿った開示基準、要綱をつくり、開示請求をしている会員へ六月二十七日付で文書を送付しています。その後、会員は七月四日、十九日にその様式に従って開示請求をしたようですけれども、二回ぐらい一部資料を開示したけれども、その後またなしのつぶてで、全体的には一割程度にも満たないレベルの開示しかしていないと聞いています。  令和二年十一月四日に最初の閲覧を申し入れたわけですから、そのときから換算すると既にもう二年が経過しているわけですね。早く開示するように課長のほうからも、指導が駄目ならアドバイスでもいいですからしてほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所地域振興課長。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(後藤博文君)再質問にお答えします。  先ほど申されましたように、本年七月にですね、二度、それから三度と開示の機会があったように伺っております。それ以降の開示につきましては、現在双方の考え方が違う状況がありまして、止まっている状況がありますので、今後の調整によるところと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)のんきなことをあなたはいつも言っているからね、あれなんだけど、このまま放置していたらですね、私、裁判沙汰にもなりかねない問題になると思っているんですよ。やっぱし一方ではね、これ知る権利ありますよ。だから、憲法問題にも発展するような問題をね、もう時間が遅過ぎるんですよ、対応の仕方が。そうなったらあなたの責任ですよ。これ言っておきますけれども。  それからですね、もう一点、前回の質問のときに懸案としてありました、事務局賃金を申告していない問題。これ、当時事務局賃金を申告していないがいるとの情報があったんで税務課長へお聞きしたところ、その結果はどうなりましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)税務課長。 ◯税務課長(恵良由美さん)税務課長の恵良でございます。再質問にお答えいたします。  賃金などの支払いを団体が行っている場合は、市役所に提出する義務があります。全てのまちづくり協議会を確認したところ、報告がない団体がありましたので、個別に対応して報告書を提出していただきました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それは明らかになったわけでね、それはそれでよかったと思います。それはきっちりやってくださいよ。  それでは、二項目めの養豚場問題についての第一点目です。  先ほど、いろいろ動きがあったような答弁でした。もう一回確認しますけれども、当初、七月二十九日午後十二時を期限とし放流許可申請書の提出を求め、もし提出がなされなければ勧告を出すとの文言も入れていたが、その後、業者とのやり取りで、放流許可申請書の提出を十一月末まで延期することになったようですが、結局、十一月三十日までに交流許可申請書は提出されなかったのか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(佐藤竜二君)院内支所産業建設課長の佐藤でございます。十八番 高橋議員の再質問にお答えいたします。  放流許可申請につきましては提出されておりません。  以上であります。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)勧告は出したんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(佐藤竜二君)再質問にお答えいたします。  今後、放流ルートについては地元と協議を行ってまいりますので、勧告につきましては今後の進捗状況について判断していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)今回のね、業者は動きが少しあるようなんですが、この動きを見せたのは、七月二十九日午後十二時を期限として放流許可申請書の提出を求めたからだと思います。提出しなければ勧告を出すとの文言も入れたわけですけれども、業者がね、一番恐れるのは、勧告の次に来る措置命令なんですよ。だから、その一歩手前の勧告はですね、今回私は出すべきだったと思っているんですが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(佐藤竜二君)再質問にお答えいたします。  提出の意向がなければ勧告を出すはことはありますが、業者や今回依頼を受けております設計士とは何度も協議を重ねてきております。問題であった放流ルートが地元と話ができれば放流許可申請書は提出されると思われますので、今後、業者と地元との協議ができるよう調整を行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私ね、過去をちょっと振り返ってみますと、平成三十年の六月議会で、養豚場は放流許可を取って汚水を流しているのかと質問した際にですね、その当時の院内支所産業建設課長が、調査しましたが養豚場からの放流申請は提出されておりませんと、ようやく答弁をしたわけです。あの地区で従前から違法に汚水を垂れ流して、養豚場周辺地域に多大な迷惑をかけ続けている問題に対して、市当局は当事者意識がまるでなくてですね、他人事のようだったんですよ。  養豚場が汚水の放流許可を取得しないまま、違法に用水路に垂れ流している問題を指摘して以来、はや四年六か月が経過しています。もうそれ以前の旧院内町時代まで入れると数十年にわたってですね、違法な垂れ流しを許してきたわけです。あまりにも悠長過ぎませんかね。市長、何か答弁ありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(佐藤竜二君)今まで申請書が提出されていなかったということにつきましては反省する点だというふうに認識をしております。今回につきましては、今後地元と協議を進め、早急に申請書出されますよう指導してまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)佐藤課長が頑張っている姿を私も見ているんで、あんまり言えないんですけど、ただね、このしたたかな業者の陽動作戦に乗せられないようにね、やっぱ気を緩めんでやっていってほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(佐藤竜二君)再質問にお答えします。  これまでのような対応がないよう努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それでは二点目に参ります。  これも確認ですけれども、是正勧告書は、是正計画書の期限ではなくて、是正計画書を提出させ是正を完了させる期限だと私は聞いていました。だからこそ六か月という長期の猶予を持ち、私もそれに応じたわけです。  もう一度確認しますが、十一月七日に、十一月末日までに建築物の是正計画及び擁壁の是正計画案を提出するよう指示したと言いますけれども、結局提出はなされなかったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(畑迫智統君)建築住宅課長の畑迫です。十八番 高橋議員の再質問にお答えいたします。  議員の御指摘のとおり、本年五月に、相手側が再三の呼出しに応じなかったり連絡がつかなくなるなどしたために勧告のほうを行いました。それからは委任をしていた建築士を替え、是正の意思を示すとともに、是正方法を具体的にしながら工事計画の作成を進めるなどの姿勢が見られるために、今のところ是正には至っておりませんが、継続して指導を行っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)これもね、放流許可の問題と同じで、動きがあったのでまたゴールポストを替えるというようなことであればね、いつまでたってももう解決できないんじゃないかなと私は危惧しているわけなんですよ。この擁壁問題もですね、宇佐市が違法性を認めて、はや三年八か月余りたちます。  ちょうど四年前の平成三十年十二月定例会で初めてこの問題を指摘したときに、当時の院内支所産業建設課長はこんなふうに言っているんですよ。これは個人の土地の上に建てた工作物だから民民の問題だと思う。これも他人事というか、これで逃げているわけですけれども、市長、これについても何かあなた意見ありませんか。  こんだけ長々やってきている問題。最初ね、民民の問題と逃げた問題、それから、何十年も放流許可申請書も取らずに違法に放流してきた問題を。ずっと放置したままの状態であったわけです。何か市民に対して何かありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  今、違法な擁壁問題ちゅうことでありましたけども、これまで法が定めるフローに従って指導してきておりまして、先般勧告まで行ったところであります。時間はかかっておりますけども、先ほど担当課長が答弁したとおり、是正に向けて具体的に動き出し始めたところであります。早期に是正できるよう、引き続き指導してまいりたいと考えてございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏文君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私ももうここまで来ましたから、もうちょっと気を長くしてね、この推移を見守りたいけれども、そんなに時間は長くはないわけですよ。その周辺地域の皆さん方のことを考えたら、やっぱりね、もう少しスピードを上げてやってほしいというふうに思っています。  三項目めの、市の二事業についてお話をしていきたいと思います。  まず第一点は、がんばる団体応援事業の導入経緯等について質問をしたんですけれども、先ほどの答弁で私、前身の宇佐・高田広域協議会がふるさと市町村圏基金を活用してやってきたということを実は私知らなかったです。私も今回いろんな資料をもらって交付団体等を見ててですね、マスコミをにぎわしたイベントもこの事業の交付金を活用している団体が非常に多いなという印象があったしですね、いろんな団体が知恵、アイデアを出していきながら様々なソフト事業をやっていることに宇佐市の活力を感じたりですね、底力を感じたりして、少し私もうれしくなったわけであります。  ただ、このがんばる団体応援事業について、こういう市民の声もあるんです。身内である市職員の便利な財布になっていると、駆け込み寺になっているんではないかというような言い方をするもいるんですけれども、審査はどなたがやっているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)まちづくり推進課長の時枝でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  がんばる団体応援事業は、がんばる団体応援事業審査委員会設置要綱に基づきまして、総務部長ほか十名の部課長で審査をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私も事前にその資料は読ませていただきましたけれども、外部の審査員は一も入ってないんですね。これはやっぱりね、市民からそういう言われ方をするという理由の一つになるんじゃないかなと思うんで、少し見直す必要があると思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  全部で十一名の部課長で審査をしているわけですけれども、三十年以上、行政に従事をして、様々な部署で事業を展開してきた実績もありますので、公務員ということで常に公正な職務の遂行に当たらなければならないということで、今まで培ってきた実績を基に審査をしておりますので、審査要領にも沿って、公平公正に審査がなされているというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)そうですか。それは認識の違いなんだけど、あなた方が思っているほどはね、公務員の方を私から見ていると、何というかな、世間のことを知らないも多いなと思っているくらいなんですよ。だから、それはやっぱり公平にね、そんなにたくさん入れる必要はありませんけれども、やっぱり何かは入れる必要があると思います。それは私の要望で結構ですが、検討していただけるんであれば、検討していただきたいと思います。  それからですね、同じ団体が全く同じテーマで連続して交付を受けていることも目につきますし、また、こんな大きな組織が補助金をもらわなくてもいいんじゃないかというようなところにも五十万円とかね、交付金を出しているケースがあるんですが、これはどう思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  このがんばる団体応援事業は公募によって審査をしておりますので、何回もというか、申請は公募の場合は二回までということになっております。その他、直接、ふるさと応援基金活用事業としてですね、申請されている部分につきましては、複数回応募がされているものもあるかと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私、何でこの話をするかというとね、実は、前身がふるさと市町村圏基金を活用してやってきたということですけれども、その前身がまたあるんですよ。実は課長にも私申し上げたけれども、平成十年三月議会と平成十二年九月定例会で二度、私は、名称は違いますよ、村の自慢づくり事業ということで、二度の提言をしました。これは採用されて、やってきた経緯があるんですよ。  提言した理由はね、私は自治委員の方が新しく自治委員になると、一生懸命何か地域のことをやりたいって言ったときに、何をやるかというと道路の補修なんですよ。それとか、集会場を何とかするとか、橋梁が傷んでいるから何とかするとかというハード一辺倒だったからね。地域を振興させるというのはハードだけではないんだと、やっぱソフト事業も重要なんだということで、ソフト事業に補助しようということで当初は始まったんです。  このもっと大きな視点はね、私も当時、村おこし運動というのは若い頃からやってきて、この間も話をしましたけれども、最大の理念はですね、自分たちの地域を自分たちで内発的におこしていくと同時に、もう一つはね、身銭を切る思想だったんですよ。自分たちの金で、多くのお金は出せないけれども、自分たちのお金で身銭を切って地域を何とかしていこうという、自立した人間をつくっていこうということだったんです。だから、何度も何度もお金をじゃぶじゃぶやったり、安易にやったりするんじゃなくって、やっぱね、育てていくということが一番重要な事業なんです。この根幹に流れているのはね。  だから、づくりということもさっき答弁でおっしゃっていたんで、これが一番重要なんですよ。だから、こんな大きな金持っている団体にやる必要はないのになと思ったのはそうです。それから、何度も同じ団体に、同じ事業で、同じテーマで金をじゃぶじゃぶ出す必要はないわけです。育てていくということですよ。自立させるということが非常に重要なこの政策だと、私がそうやって導入させたわけですからね。今でもそう思っているんですよ。  だから言っているわけで。今後のがんばる団体応援事業も、そういうづくりに力点を置いてね、やっぱ自立させるということを主眼に置いてやっていってほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)高橋議員の再質問にお答えいたします。  今年度からまちづくり推進課の事業として、このがんばる団体応援事業を行っておりますけれども、審査要領の中でですね、実行可能な活動計画ということで、予算などがきちんと自分たちの自立した事業として今後成り立っていけるかどうかなどや、将来的な活動発展、広がりが期待できるかというような項目につきまして配点をですね、加算するなどの審査をしておりますので、今後、当初はこのがんばる団体応援事業の補助金を活用して事業を行っていただいて、その後、自立した運営というか、そんな継続性があるかという部分も審査の中の基準に入れてですね、選定してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それと課長もう一つね、がんばる団体応援事業の交付金を活用した団体のその後の追跡調査はなさっているんですか。もしなさってないのであれば、やっぱ追跡調査をするということも今後のね、交付資料に非常に役に立つと思っているんですよ。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(時枝直美さん)再質問にお答えいたします。  当初の答弁で二件ほど例を挙げさせていただいておりますけれども、その後の活動というんですかね、そういったものは、目に見える形ではなかなか実際はつかんでいない状況ではあるんですけれども、今後はそういった部分も視野に入れて、何というんですかね、活動を見守っていきたいというふうに考えております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)時枝課長もね、非常に真摯にこれまでいろんな事業に取り組んでいる姿はね、私も評価しています。これについてもね、私の今言ったような話も含めてですね、頑張ってほしいと思っております。  それでは、二点目のふれあい出前講座のことですけれども、このふれあい出前講座はですね、私、平成十年六月定例会の一般質問で提言し、導入させた経緯があります。私の提言理由はですね、行政のアカウンタビリティ、説明責任ですね、それからディスクロージャー、情報公開、レスポンスの速さ、応答の早さ、この三つを具現化してもらう意味合いがあって、私は、行政ふれあい説明会事業を導入してほしいと言った経緯があります。  それとね、提言した理由のもう一つは、職員に他流試合をさせて、職員の資質や行政能力を高めていただくことも目的だったんですね。今でもそういう目標で出前講座は引き続いてやられているのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(田中康彦君)秘書広報課長の田中です。高橋議員の再質問にお答えします。  議員御指摘のとおりですね、現在ふれあい出前講座ということで、その目的といたしましては、広報広聴業務としまして、市民の皆さんが、聞きたい、興味のあることを直接、詳しく担当職員から聞けるというメリットですね。それとあと直接、自分たちが質問、また意見等をそこで出せるというメリットがあります。  また、行政側のメリットといたしましても、先ほど議員御指摘があったように、そこで説明責任を果たせるということで、アカウンタビリティを確保できる、また、市政に関心をさらに高めてもらう、また、直接説明することで当然職員も勉強というかスキルアップしなければいけないということで、そういうことは十分に効果が期待できるということで、この講座を考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)だけどですね、ちょっと私、事前に年間の回数等を聞きました、出前講座のね。ちょっと私が期待したほどじゃなかったんですけれども、何か理由がありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(田中康彦君)お答えします。  最初の回答で書いていますけども、昨今のやっぱりコロナ禍の中でですね、どうしてもここ二、三年、このふれあい出前講座というのが各会合を基本にして、そういう会合に要望があったときに出て説明をさせていただくというようなことがあるので、どうしてもここ二、三年、そういう会合が減ってきているということもありまして、実際ここ二、三年はちょっと数が減っているというふうに考えています。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)課長、それはね、理由にならないのは、あなたから頂いた資料を見たら歴然としているんですよ。というのが、我が国に新型コロナ感染症が発生したのは二〇二〇年、令和二年一月十五日です。コロナが蔓延する前の平成二十九年度を調べてみるとですね、年間にこのふれあい出前講座は僅かに一件ですよ、僅か。  これ、理由にならないじゃないですか。私が申し上げたいのはね、ここでいろいろあなたに対して責任があるのかどうかという批判する気はないんですよ、これからの問題。だから、もう一遍、原点に返って。市民にこれ、いい政策だと思いますよ。だから、原点に返ってもう一遍よみがえらせていただきたいというふうに思っています。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(田中康彦君)お答えします。  このふれあい出前講座、これまでメニューの見直し等も行いながらですね、メニュー数も増やしながらいろいろ工夫をしているところですけれども、周知の徹底不足というところも否めないところがございます。ですので、今後、アフターコロナ、今後のコロナの状況等も踏まえながらですね、周知には市の公式SNS、また、チラシ等を配布してですね、そういう団体等に配布するなど、そういう周知の面でいろいろと考えていきたいと思います。  また、庁内の会議等でもですね、職員のそういう広報の意識というか、そういうのをふれあい出前講座で活動して、少しでも市民に説明責任を果たしていただくということで、活用していただければというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)ぜひお願いします。  この件で、一番最初に質問したのが平成十年六月だったんですけれども、導入されたのがこの年の五月からでしたので、九か月後の翌平成十一年三月定例会でも再び私質問したんですけれどもね、このときに知ったんですけども、宇佐市の独自案として、これ、ほかがやってなかった案が、出前講座のメニューを設けたことだったんですよ。さっきの最初の答弁でね、これ、いまだにメニューを設けてやっているというのはね、私、評価しているんですよ。ずっと続けて頑張っているということに関してはね。  でね、今回私がこの問題二題出したのは、何もその自慢話をする気で出したわけじゃないんです。政策の導入過程を知ることの重要性を私は執行の皆さんとか、若い議員の皆さんにもぜひ知っていただきたかったから、これを取り上げたんです。政策の導入過程が分かると、原点に返り、政策を練り直すこともできますし、また、その政策のやめどきも分かると思っているんですよね。そういう意味で、過去の丁々発止と、執行と議員が論戦を繰り広げるこの議場の場でですね、やることは当然会議録に載っていますから、過去の会議録をね、やっぱり部課長の皆さんも、それから若い議員の皆さんももう一遍ひもといてみるとね、宇佐市の全体の流れ、通史も分かるし、それから政策導入過程のいろんな情報が満載されている宝の山だと思っていますので、ぜひ皆さん方にも読んでいただきたいという提言も兼ねて、私は今回この二題を上げました。これは答弁要りません。  これで三分残しましたけれども、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。なお、再開は十三時ちょうどといたします。  それでは暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十三分               ──────────────                 再開 午後一時〇二分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)皆さんこんにちは。議席番号七番 求道会の和気伸哉でございます。  平日の午後、お忙しい時間帯にも関わりませず、傍聴にお越しの皆様、ありがとうございます。  さて、この話題に触れぬわけにはいきませんが、先ほど河野健治朗議員からも、サッカーワールドカップについて言及がございました。そういった見方も、本当そうだなあって感心しながら聞いたところですが、私にとっては、夢と希望を与えてくれた期間だったなあと、単刀直入にそう思います。  やはり、ドイツに勝って、スペインに勝ってと、本当にこの二つの戦いは、国民に対して夢と希望を与えてくれた試合だったのではないかなあというふうに思う次第です。  さすがに、予選リーグを突破して、決勝トーナメント、ノックアウトシリーズという形になれば、一つのミスも許されずに勝ち進まなければならないと、負けてそこで終わりというような状態がプレッシャーとなり、最後のPK戦に出たのではないかなというふうに思っています。それ以上に、相手チームのゴールキーパーをたたえたいと思いました。  私たちも、日々の生活でいろいろなことに挑戦し続けなければなりませんが、慌てず、諦めずに、焦らずに、やはり、日本代表を見習って、私たちも邁進していかなければならないと、心新たにそう感じた機会でございました。  それでは、市政一般質問に移りたいと思います。  一項目め、行政の専門性向上について。  行政改革において、専門性の向上が声高に叫ばれながらも、専門性の具体的内容に踏み込んだ議論へと進展しない中、平成の大合併を機に多くの地方自治体がその効果の一つとして専門性の向上(住民サービスの向上)を掲げた。本市では、専門家と呼ぶにふさわしい人材を確保できていますでしょうか。  二項目め、消防団員の処遇改善について。  地域防災力の要である処遇改善を目的とした大改正が令和三年四月に行われました。本市も同じタイミングで年額報酬を引き上げましたが、国が示す標準額まで満たしてはいません。国の財源では全ての団員を補えることができない状況だが、防災力の重要性やインセンティブも踏まえ、本市の防災力向上のため、さらなる引上げに取り組めないでしょうか。  三項目め、JR宇佐駅について。  以前より、JR宇佐駅のバリアフリー化やトイレ改修、周辺整備等を提言してきましたが、JR九州への要望の進捗状況、また独自財源での取組等を考えられませんでしょうか。  飼い主のいない猫による問題について。  近所で野良猫が増えて困っている、敷地内でふん尿をされて困っている、空き家で餌をあげていて野良猫が集まっている等の苦情や相談を耳にしますが、市の対応と啓発活動はいかがでしょうか。  五項目め、広域営農団地農道整備事業について。  平成八年に計画された県営事業で、いまだ立石地区で停滞した状態が続いています。本来なら、国道十号線へつなぐ計画だが、実施困難な状況であれば、国道二百十三号線へつなぐ計画を県に再度要望し、早期に交通の流れをつくるべきではないでしょうか。  六項目め、いじめ、不登校問題について。  文部科学省の調査で、二〇二一年度都道府県別いじめ認知率において、大分県は三位と発表されました。本市の小中学校の状況、また認知後の対応策をお伺いいたします。  一回目の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、広域営農団地農道整備事業について、国道二百十三号線へつなぐ計画を県に再度要望し、早期に交通の流れをつくるべきではないかについてでありますが、広域営農団地農道整備事業宇佐第二地区は、平成八年度に豊後高田市の広域農道西国東地区と広域農道宇佐地区を結ぶ延長十二・六キロメートルの路線として採択を受けました。  実施主体である県北部振興局に伺ったところ、現在立石工区の豊後高田市側一・四三キロメートル、南宇佐工区の約二キロメートルが完了するとともに、立石工区のうち、本州大分段ボール株式会社の横まで一キロメートルが令和五年度までに完了する見込みであるとのことであります。  また、立石工区のうち江熊までの区間は、平成二十九、三十年度に県主催で関係自治区連絡協議会が開催されましたが、交通量の増加や、排水対策等が課題となっておりました。そうした中、本年十月に、立石を含む封戸区長会並びに西木区長の連名で、国道二百十三号西木交差点へ接続並びに当該路線の整備を内容とした要望書が市に提出をされ、県に進達をしたところであります。  今後の進め方について、県北部振興局に確認したところ、路線に関わる北馬城、封戸区長会等関係者との調整を図り、事業の方向性を決めたいとのことでありました。市としましても、農道としての役割や地域の利便性等を考慮した上で事業が進むよう、県と連携してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、六項目め、いじめ、不登校問題についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さんこんにちは。教育長の高月でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えいたします。  六項目め、いじめ、不登校問題について、本市の小中学校の状況、また認知後の対応策はについてですが、県教育委員会が実施した令和三年度いじめ・不登校状況に関する調査では、県内の学校におけるいじめ認知件数は一万四百七十六件で、千当たりの認知数は八十八・二件となっております。本市の小中学校のいじめ認知件数は九百九十二件で、千当たりの認知件数は二百四十六・八件となっております。  認知後の対応につきましては、個別面談や学級活動、家庭訪問等によるいじめの解消に向けた取組を実施しております。また、状況に応じて、教員とは異なる専門性や経験を有するスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、地域児童生徒支援コーディネーター、市教育支援センターせせらぎなどの活用により、専門機関や各種関係機関と連携しながら、組織的に課題解決を図っております。  今後とも、児童生徒一を大切にした人権教育の充実等、未然防止に努めるとともに、いじめを積極的に認知することが、その解消に向けた取組のスタートラインに立つことであると認識して、日常的な小さなサインを見逃さない取組を進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め、業者への専門性向上についてと、三項目め、JR宇佐駅についてを、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)皆さんこんにちは。総務部長の祥雲でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、行政の専門性向上について、人材を確保できているかについてですが、職員配置の基本的な考え方として、退職者の人数及び職種を考慮した上で、毎年、全職場を対象としたヒアリングを実施し、各課の事務量や業務内容等を把握した上で、適正な人員配置となるよう計画しております。  また、国、県の制度改正や社会情勢を基に、本市の施策に対応できるよう、体制の強化や職種などを考慮し、職員採用試験を実施しているところです。  その結果、今年度の職員体制は、消防職員を除く五百七十八名の職員のうち、保健師、建築技術者、土木技術者、文化財技師、司書など十二職種の専門職員が九十名となっております。とりわけ、近年、新型コロナウイルス感染症の対応と相まって、子育てや健康保健関係の業務が増大し、昨年度三名、今年度四名の保健師を採用したところです。  一方、土木や建築の技術者が予定どおり採用できない状況もありますが、本市の地域雇用創造協議会と連携し、大学や専門学校、高校などに、専門職募集の情報提供を行うとともに、企業説明会に参加し、人材確保に努めております。また、必要に応じて専門性の高い方を会計年度任用職員として任用するとともに、アドバイザリー契約や包括連携協定を活用して、外部人材の確保に努めているところです。  今後も多様化する行政課題に対応するため、専門職の確保に努めてまいります。  次に、三項目め、JR宇佐駅について、バリアフリー化等に関するJR九州への要望の進捗状況及び独自財源の取組方針についてですが、県知事をトップとする日豊本線高速・複線化大分県期成同盟会や九州各県の知事、県議会議長で構成する九州地域鉄道整備促進協議会が、毎年、JR九州や九州運輸局に対して要望活動を行う際に、駅舎のバリアフリー化の推進についても、継続的に要請を行っているところです。  ただし、近年はコロナ禍の影響もあり、JR九州の運送収入は大きな落ち込みを見せていることや、同類の駅舎整備の実績などから、総合的に判断して、JR主体での改修工事については、全くめどが立つ状況にないと捉えております。  しかしながら、宇佐駅は本市のみならず、国東半島をにらんだ観光拠点駅であり、また、近隣には国道沿線地域複合施設の整備も進めていることから、今後、県と連携してプロジェクトチームを立ち上げ、何らかの活性化策を取りまとめていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め、消防団員の処遇改善についてを、消防長 須摩政昭君。 ◯消防長(須摩政昭君)皆さんこんにちは。消防長の須摩でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。  二項目め、消防団員の処遇改善について、さらなる引上げに取り組めないかについてですが、消防団は、地域消防防災力の中核として重要な役割を果たしていますが、近年全国各地で災害が多発化、激甚化する一方、消防団員数は減少しております。  本市においては、地域防災力向上のため、令和三年四月に消防団員の処遇改善策として、報酬の引上げを実施しましたが、同年四月十三日に国から消防団員の報酬等の基準の策定等についての通知が発出され、消防団員の報酬等の基準が示されました。  消防団員の処遇改善は、団員の士気向上や家族等の消防団活動への理解を得るためにも不可欠であり、団員の確保、また地域消防防災力の一層の充実・強化につながると考え、国の通知に基づき、年額報酬及び出動報酬の引上げに向け、関係課と協議を始めたところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に四項目め、飼い主のいない猫による問題についてを、市民生活部長 久保文典君。 ◯市民生活部長兼市民課長(久保文典君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の久保でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。  四項目め、飼い主のいない猫による問題について、市の対応と啓発活動についてですが、飼い主のいない猫問題については、近年、苦情件数も増加するなど、全国的な課題となっており、本市でもその対応に苦慮しています。  この対応策として、令和二年度から始まったおおいたさくら猫プロジェクトの活用を行っています。このプロジェクトは、飼い主がいない猫の繁殖を抑え、個体数の減少を図るため、市に登録した団体が申請した不妊・去勢手術を県が無償で行うもので、術後の猫は登録団体が終生管理を行うこととなっています。  十一月末現在、本市の登録団体数は三十九団体となっており、八十九匹が施術を終え、活動の広がりを見せています。  また、市独自の対策では、野良猫等のふん尿対策として、希望者に二週間を限度に、超音波機器の貸出しを行っています。この機器は、猫にとって不快音を発生させることで、野良猫を近づかせないようにするものですが、不快音が出るため、設置の際は近隣住民の理解が必要となる場合があります。また、効果は個体差があり、効果が見込める場合には、各自で購入していただいております。  さらに、県北部保健所と連携した野良猫の餌やりに対する住民への指導や、啓発チラシ配布など、状況に応じた解決に努めています。  今後も関係機関と連携しながら、野良猫問題の解決に取り組んでいくとともに、広報、ホームページ、SNSを活用した啓発活動を行っていきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、順次再質問させていただきます。  一項目めの行政の専門性向上について、まず再質問いたします。
     住民ニーズの多様化、複雑化や地方分権の進展等に伴い、地方自治体には、地域の実情に合わせた総合的な対応が求められるようになりました。  まずは、行政の専門性とは何かをお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)総務課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  行政の専門性ということでありますが、特定の分野や事柄に対してを専門として、それに精通をしているを雇い、対応していくことだと思っております。  例えば、その業務に従事するために、国家資格が必要とされている、などの業務になってくるのではないかなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。  各業務分野における個別分野の専門性に加え、行政のプロとして、総合行政を円滑に進めるための組織管理としての専門性が必要だと思っています。  それでは、自治体における専門性確保の手法についてお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  専門性のある職員をまず雇用していくことが大事だというふうに思っております。最初の答弁でもしましたが、各課ヒアリングをする中で、どのような業務が今求められているのか、そしてどのような人材が必要なのかということをヒアリングをした上で、ではそれが長期に雇用していく必要があるのか、短期なのかということも判断をしながら、採用職種を決めていく必要があるというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)地方自治体が、このような専門性を確保するには大きく分けて二つの手法があるのではないかなと思っております。  分かりやすく言えば、自治体内部に確保する方法、そして外部の資源を必要に応じて活用する方法の二つになると思うんですけれども、前者は既存職員の育成、また外部人材の採用、後者については外部専門家の活用やアウトソーシングなどの手法が用いられていると思います。  そんな中、最初の答弁にもございましたけれども、近年のコロナ禍で特に採用を増やした保健師の専門性は、即戦力として大きく貢献したのではないかなというふうに思います。いただいた資料の中に、宇佐市職員職種別人数という形で表を示していただきました。その中でも、保健師さんは二十名という形で、近年特に採用を増やしてということでございますが、この保健師さんについて、コロナ禍も含めまして、どのような効果があったか御紹介していただければと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  議員が言われたとおり、現在、保健師として二十名雇用しております。この以外にも、この中には総括級、また課長級等も含んでいませんので、その方も職務に従事されているということであります。  この除去しなかったコロナ禍において、保健師さんの活躍というのは目覚ましいものがあったというふうに認識しております。ワクチン接種一つにとりましても、いろいろ不安を抱える方に対して、電話対応等を丁寧にされている。また、接種会場においても十分配慮された対応をなされていると思っております。  また、それと相まって、現在子育て支援、そして健康保健関係でも、いろいろな住民ニーズに、やっぱきちんと対応していっていただいているということで、非常に評価されているんじゃないかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)特定の知識や能力、経験を有する人材は今後も求められていくと思いますが、あくまでも全ての職員がスペシャリストである必要はないとも思っています。  時代はSDGsをはじめ脱炭素社会の構築やAI、IT技術のデジタルトランスフォーメーション化、ウィズコロナ、アフターコロナへのインバウンド観光など、次々と後れを取れない課題が押し寄せています。  大事なことは、本市が向かうべき未来への先見性や将来性を見据え、必要性のある専門性を有する人材の確保だと考えますが、本市は今後どのような専門性を求めていく方針でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  今後、市の政策に沿いながら考えていく必要があると思っております。途中申しました、長期的な人材として必要なのか、また、短期的に必要なのかということを見極めながら、長期であれば採用していく、また、短期であればアドバイザー契約なり非常勤として雇用するなり、そういった対応をしていく必要があるのではないかなというふうに思っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)どのような職種がこれから必要になっていくかというと、先ほども言いましたけれども、やっぱデジタルに関すること、掛けデジタルというようなところが、いろんな部署、事業において必要になってくるのかなと思っております。  やはり、デジタルの専門家への採用というのは、これから必要不可欠なのかなというふうに思っています。その辺については、どうお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  議員御指摘のとおり、デジタル人材の採用については、十分考えていく必要があるというふうに認識しております。ただ、長期的な採用として、先ほど申しましたように、専門職として採用するというのはなかなか難しいのではないかなと思っておりますので、現在は、アドバイザリー契約ということで行っておりますし、また今後、DXの進捗状況を見ながら、どういった人材が必要かは検討していく必要があると思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)おっしゃるとおりですね、自治体が優秀な専門人材を確保していくということは決して容易なことではありませんが、これからの自治体の役割に必要不可欠な存在であると同時に、既存職員の人材育成の体制、職場の土壌づくりに期待して、次の再質問に移らせていただきます。  消防団員の処遇の改善についてお伺いいたします。  答弁の中で、最後の部分ですが、国の通知に基づき、年額報酬及び出勤報酬の引上げに向け、関係課と協議を始めたところですというようなことでございますが、これは、進めていき、引き上げていくというような理解でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)消防本部総務課長の飯田です。和気議員の再質問にお答えいたします。  御存じのとおり、令和三年四月に国から通知が出されました。年額報酬につきましては三万六千円、出動報酬につきまして八千円を基準とし、報酬を支払うということを示されております。  その通知を受けまして、消防本部としても、通知どおり、国の基準に満たすよう、引上げに向け協議を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今、答弁の中で、しっかりはっきりと引き上げるということを示していただきました。  再度確認させていただきたいのですが、年額報酬だけではなくて、出勤報酬ともに国が示す標準額への引上げを前向きに進めていくという理解でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  年額報酬及び出動報酬、同じく、国の基準に基づいて引き上げていくという方向で協議を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)そうしますと、ついつい最短で考えてしまうんですけれども、すぐに議論をしていただき、その後、来年の三月議会での提出議案が可決できれば、来年の四月一日から改正できるというような、最短ルートではそうなると思うんですけれども、その辺については、どう考えていますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  今、関係課と協議をしております。予算確保に向けて努力してまいります。決まりましたら、早い段階へ引き上げたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)できるだけ早くですね、国の示す基準額に、より改正していただければなというふうに考えているところでございます。  再度確認させていただきたいのですが、該当する消防団員数を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  今回、国の改正では、団員階級の者というふうに規定しております。宇佐市に当てはめますと、団員階級の者が現在、七百七名の団員の方がいらっしゃいます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)最初の質問でも申しましたけれども、国の財源では、全ての団員を補えることができない状況だったはずです。  しかし、今回、この議論を進めていくというようなことになれば、足りない財源はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  国の交付税が措置がされるということで、国の交付税措置及び市の一般財源ということで考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)さらなる財源確保と、この今回の考えていただけます処遇改善により、少しでも、既存団員の皆さんのモチベーションの向上や、新規入団を考えている方のインセンティブにつながればと思っておりますが、そのような対策、そのようなことを考えていらっしゃるようであれば、教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  現在、消防団員の確保の取組としては、ホームページや広報紙、あとはポスター掲示、団員さんによる勧誘のほか、今年度新たに、防災講習会、外部講師をお呼びして開催しております。  また、災害に潜む危険などを予知し危険から身を守る、危険予知訓練などを開催して、それをホームページに掲載して、団員活動のアピールを行って団員確保につなげております。  これまで、当消防本部としては、訓練を中心にしていたんですが、訓練一辺倒ではなくて、そういう防災知識の向上を図ったりして、団員が入りやすい環境づくりというか、そういう取組を行って、若い団員にもっともっと関心を持ってもらうような取組を、今後もアピールしていきたいと思います。  それと、あとは、議員御指摘のとおり、防災力の向上、重要性、インセンティブを含めた本市の防災力向上のため、処遇改善を含めて、団員確保に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)宇佐市消防本部の御尽力、そして、一肌脱いでいただきたい市長の決断、そして市民の命を守る勇気ある消防団員に、皆様に対しまして敬意と感謝を申し上げ、次の再質問に移りたいと思います。  JR宇佐駅についての再質問でございます。  今後、計画の策定や、事業実施のスケジュールなど、分かりましたら教えていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。和気議員の再質問にお答えいたします。  答弁にありましたが、今年度中にはですね、県と共同でプロジェクトチームを立ち上げ、計画策定に取り組んでいく、今準備を進めているところでございます。  その計画策定であったり、事業実施の時期というのはちょっと現時点では未定でございますが、どうしても駅舎の改修などハード事業についてはですね、ある程度財源の確保であったり、JRとの交渉など時間を要すると思いますので、流れとしては、まずソフト事業からの展開ということになろうかと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)もう時期もですね、なかなか難しい時期でございまして、要望するほうもですね、要望されるほうも、なかなかこう、うまく議論がかみ合っていかない部分もあるかもしれませんけれども、県と連携してプロジェクトチームを創るということは、これは大きな取組だなというふうに思っております。  今までは、JRに対してですね、市のほうから要望を持っていくというような形が多かったんですけれども、これにやっぱ県が入り、大きな力になるのではないかなというふうに感じています。  ハード事業につきましては、利用者が要望するエレベーターの設置、または観光客に恥ずかしくないトイレの改修、また、帰りの車を待つ、停車する場所がない駅前ロータリーの改良など、計画が、そういったものは上がっているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えします。
     今回、プロジェクトチーム立ち上げに際してですね、既に地元のまちづくり協議会であったりですね、ちょっと観光協会などと意見交換は始めております。  そうした中で、やはり要望として大きいのは、ハード的なことを今議員おっしゃられた、トイレ改修であったり、ロータリー改修というようなこと、また、あとソフト的なことでいうと、待合室ですね、何か観光ビデオであったりとか、地元のイベントの告知ができるような、何かモニター設置ができないかのような要望を幅広くいただいているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。  ハード事業については、分かりました。ソフト事業についてですね、地元との、この部分は連携が必要だと思っていますが、具体的な要望等は把握していますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えします。  地元はですね、やはり宇佐市の中でも特急駅が止まるですね、駅を有するまちづくり協議会というのは、以下の唯一でございますので、駅を中心に、近くにまた道の駅のこともございますが、地域の活性化を図りたいというような要望を伺っておりますので、先ほど申し上げましたが、何か、単なる交通の結節点としてではなくですね、待合室等を活用して、その地元のやろうとしているイベントの告知をするとかですね、そうした地域の活性化に続くような取組に対して、要望をいただいているところでございます。  ただ本当に、どういうふうに組み立てていくかをですね、ちょっと今後の課題というところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)現在、柳ヶ浦駅の北側の開発事業が進行中だと思うんですけれども、次は宇佐駅をと、地元の皆様の期待もあります。また、まちづくり協議会の皆様への連携も、期待もあります。  この駅を観光拠点駅として、現在また開発が進んでいます、道の駅うさの部分、仮称ですが、そういったこととの連携も出来上がるような駅づくりになればなあというふうに感じていますので、そのような形で粛々と、これからも諦めずに進めていっていただきたいと期待を寄せまして、次の質問に移りたいと思います。  続いて、飼い主のいない猫についての問題にお伺いいたします。まず、どのような苦情や相談を受けているか教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)生活環境課長の河合でございます。  飼い主のいない猫の苦情でございますが、議員がおっしゃられるように、ふん尿の被害でありますとか、鳴き声、また子猫とか頭数が多くなったりとか、それとか餌やりの、本人は善意というふうな感じですけど、なかなかそういうところで、猫の頭数が増えているというふうな苦情を受けております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)答弁の中に、令和二年度から始まったおおいたさくら猫プロジェクトの活用を行っていますというようなお答えがございました。  ホームページもございまして、活動団体の登録というのもあるんですが、以前、多田羅議員が質問した際には、団体数が二件程度ということをお伺いしていたのですけれども、本市の登録団体数三十九団体という形で、かなり増えたなあというふうな思いがあります。  この団体が、活動実績というか、そういったものが各地に及んでいるのかどうかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)お答えいたします。  活動団体につきましては、やっぱり猫を自分たちの手で、地域猫として養護したいというふうな善意の心からできているというふうに考えております。  そういったホームページとかSNSと広報等で周知して、個人的にもいろんな広がりを見せて、こういうふうな結果になったというふうなことで、そういうふうなつながりが、猫の頭数の減につながればいいかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)団体の皆さんがですね、このような形で積極的に活動していただけることは本当にありがたいことですし、敬意を申し上げるところなんですけれども、地域についてはいかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)猫の地域、地域に対するということですかね。  地域に関しては、苦情を受けた際にはですね、区長さん等に苦情を受けた際には実際に現地に行って、実態を把握して、私どものほうで保健所と、実施機関が実際には保健所となりますので、保健所と一緒に行って、対応してというふうな状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)全国の事例を見るとですね、地域猫活動とか、そういった形で出てきます。  住民自治に関わるのではないかというような意見もあるんですけれども、住民の、本当は地域の皆さんの活動で、そこを行政がサポートしていくというような流れを取っている自治体もございます。その辺については、協議されたことはございますか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)お答えいたします。  地域猫というふうなことでございますが、このさくら猫プロジェクトも地域猫の一環だというふうに考えております。任意の団体ではございますが、地域の善意ある皆さんでこの猫を支えていって、地域の環境をよくしていこうというふうな考えでやっているというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)そのような地域はございますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)お答えいたします。  地域自体、今、団体のほうを受け付けていますので、地域全体でというふうなことは私どもで現在把握しておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)最後大事なことはですね、答弁の最後に書かれていますけれども、北部保健所ですね、そちらとの連携、これ一番大事なんじゃないかなと思っております。  北部保健所そして宇佐市、そして地域また団体、そういったところでプロジェクトチームを組みながら、飼い主のいない猫の対応、それを対策をどのようにしていくかということを、やはりこれからも作っていただきたいと思いますし、啓発チラシ、これもまた大事なことかなと思います。  例えば、そこに看板を立てたとしたら、また支障が出てくる可能性も出てきますので、そういったところも話合いをしながらですね、猫が好きな、猫が嫌いなもいらっしゃるかもしれません。その辺を十分調査しながらですね、進めていっていただければと思いますが、その辺についていかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)お答えいたします。  議員おっしゃられたようにですね、この猫の問題というのは、一方で動物愛護というふうな観点と、やはり、そういった猫に対してやっぱり嫌悪感じゃないですけれども、ちょっとなかなかなじめないという方がいらっしゃると思います。  そういった双方のですね、御意見を聞きながらですね、北部保健所と一緒になってですね、看板であったりとか、実際に行って説明したりとか、いろんなケース・バイ・ケースで対応したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)大変難しい問題だと思いますが、宇佐市で抱え込まずにですね、また、宇佐市が放り投げずにですね、やはり、地域住民の皆様の生活環境を脅かさないように、これからも啓発活動、また対策等を執り行っていっていただきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  広域営農団地農道整備事業についてお伺いいたします。  地元の区のほうからですね、封戸地区のほうから要望書が市に提出されているということをお伺いしました。  これ大事なことはですね、やはり、車の交通をですね、やっぱりつなげていくということが大事だと思います。この要望書の中に書かれていたかどうか私は分かりませんけれども、この立石地区で行き止まりになっているところ、あそこはものすごいもうごみの山になっているわけです。  もう常にあそこで、どなたかが車の中で食事をされたり、いろんなものを、ごみをですね、その場で捨てて帰るというようなことが頻繁に行われております。何年もこの活動を続けてきて、地域の住民のたちがごみ拾い活動をやっております。  いつか必ずこの道が通って、いつかこの道がですね、つながるんだろうということを期待に胸を抱いているんですけれども、なかなか実現いたしません。平成八年から止まっている県営事業です。これについて担当課の見解をお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(井元誠二君)耕地課長 井元です。和気議員の再質問にお答えします。  議員おっしゃられるように、平成八年度から始まっているということで、時間かかっているなというふうには感じています。  道路としてはやっぱり、起点があって終点があって、つながってやっぱり一番役に立つというふうに思っていますので、県と連携してですね、早期の開通に向けて連携していきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)もう一つはですね、計画どおりに、今までずっとヒアリングを行いながら、住民説明会もずっと行ってまいりました。今回の要望事項は、ルートが変更されていますよね。  なかなか県が計画したルートが進まないのであれば、もう一つ違った考え方も大事かなと思います。二百十三号線にもしこの道路がつながれば、今後予定されています、先ほども紹介させていただいた道の駅につながるルートにもなります。  今まで県が示していた予定、計画されたルートだと、道の駅がショートカットされてですね、大分に進むような形になってしまいます。進まないことを逆に利点として考えていただいて、県を説得していただくというようなことは考えられませんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(井元誠二君)再質問にお答えします。  今まで、地域の方々に計画路線として示されていましたので、やっぱり、前の路線を望んでいる方もいらっしゃると思うんですよね。もうそっちに切り替えてくれっちゅうことで、市が方向性が決められないんですけど、県のほうに地域の方々の思いをですね、伝えていって、あと関係地区が、北馬城地区とか封戸地区とかありますので、その方々の調整を図ってですね、方向性については決めていくようになるというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)一つ、その当該地区からですね、要望が出されたという形で、この案件が県のほうに要望していくとは思うんですけれども、それとは別に、今までどおりのルートも残しておいていただきたいんです。  それは、もしかしたらまた、世代が代わってですね、また環境が変わったりして、そこの道が、地域住民が本当は全員賛成という形でつながっていけば一番いいことなんですけれども、それが全員賛成いただいた上でですね、また、県がそのルートを残しておいていただけたら、そこもまた造れるのではないかなと思っています。  ただ、問題は予算なんですけれども、二百十三号線に出すルートは、かなり、予算あんまりかからなくてできるのではないかなというふうにも考えております。その辺の示唆というかですね、その辺も考えていただいて、県に要望として追加していただきたいなというふうに思っています。これ要望でございます。  続きまして、次の再質問、最後の項目になりますが、いじめ、不登校問題についてお伺いいたします。  答弁を見ますと、本市の小中学校のいじめ認知件数九百九十二件、千当たり二百四十六・八件というふうにお伺いいたしました。この数字は、多いですか、少ないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)学校教育課長の都です。再質問にお答えします。  この数値に関しましては、いじめ見逃しゼロということで、小さなサインも見逃さない取組をしている結果だというふうに考えておりますので、妥当だと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)私は妥当だとは思っていません。  やはり、この数字は、本当は少なければ少ないほうがいいにこしたことはないですよね。しかし、やはり、人生を壊されてしまう一つの要因だと思っています。  全体的な数字を、これが多いこれが少ないというのはなかなか言えないと思うんですね。やはり、それに該当する、やはり家族のたちの思いだったり、いろんな、やはり、何というか人生観があると思いますので、やっぱりいじめを受けた児童や生徒の精神的なことを考えれば、少ないとか多いとかはなかなか言えないんですけれども、この件に関して、宇佐市がどのように取り組んでいくかが一番大事なことだと思っております。  認知件数が九百九十二件ということは九百九十二ということで、間違いないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)お答えします。  これについては、の数というよりもその件数というふうになっておりますので、その件数で対応しているというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)もう一度お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)お答えします。
     そのような件数ということで捉えておりますので、その件数として捉えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは人数的には、件数と異なってくるということで、理解でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)そのような場合もあると認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、一の方が何件も受けているいじめがあるということも可能でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)お答えします。  その継続をしている部分というのはあると思いますけれども、それに対しては解消をしているものも同時にあるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。  とにかくですね、いじめがないほうがいいに決まっていますし、あったときには、スピード感を持った対応が必要だと思っています。そのときに、やっぱり認知件数が増えてくることは、悪いことではないと思っています。やっぱ学校現場が認めるということは大事なことだと思いますし、ただ、減っていかなければならないことだとも思っています。  一時期、認知件数を隠そうと思って低く設定された時期もあるかと思います。それが認知件数ということで、全国的に広く知れ渡るようになって認知件数が増えました。そこが頂点だとしたら、そこからどのように減らしていくかという対策などは考えていらっしゃいますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)お答えします。  まずはですね、先ほどからの認知に関わるものなんですけれども、安易に、児童生徒間トラブルを、であるというふうに認識しないように、小さなサインからも見逃さずに認知をしていくという立ち位置にまずあるということがありまして、今の認知件数がございます。  それで、令和元年度のときには、千を超える件数がございましたけれども、R二に、八百九十二に減っているというような状況がございますので、生徒間で、触れあいがコロナ等でなくなったことによる、減少というのもあるかなというふうに捉えておりますので、そういうところで、また、件数が増えてきたというところについては、それぐらい接する機会も増え、認知をしていくようなことも増えたというふうに考えております。  その上でなんですけれども、対応としましては、個別の対応をよく見ていくこと、それから、そういう学級の状況とかも取組を進めていくこと、それから人間関係づくりプログラム等の日常的な関係性を築くこと、そういうところが大事だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)また、大きな学校、小さな学校でも、このいじめに関しては捉え方が少し変わってくるのかなというふうにも思っています。  大きな学校だと、いろんないじめがもしかしたら水面下であったりもします。それが表に出ないことも多いかもしれません。しかし、人数の少ない学校だと、小さないじめが学校の問題として取り上げられます。ものすごく個人攻撃が始まったりもするような状況があります。  ひどいことになれば、もう家族ごとですね、この宇佐市にいられなくなるというような状況も、もしかしたら出てくるかもしれません。それが一番悲しいことだと思いますので、やはり、そこまでですね、やはり、教育委員会のほうも考えていただいて、このいじめ問題、不登校問題についても真剣にもうちょっと取り組んでいただけたらなというふうに思っています。  答弁を求めるわけではありませんが、要望といたしまして、この問題に取り組むプロジェクトチーム、先ほどもプロジェクトチーム、プロジェクトチームと言っていますけど、やっぱりそういったことをやっぱ、学校問題だけではなくて、いろんな有識者を入れながら取り入れていただきたいと思っています。  やはり人間の人生はですね、一つ傷つけば、かなり、かなりの期間やはり、なかなか立ち直れない状況にもなり、フラッシュバックがあって、その土地に入ることも嫌になると、そういったこともありますので、そういった子どもたちや家族を増やさないように、ぜひお願いしたいと思って、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十四時十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時〇〇分               ──────────────                 再開 午後二時十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)改めまして、皆さんこんにちは。議席番号三番 日本共産党の赤野道和です。  内容が多いので早速五項目十点について、一般質問を行います。  一項目めは、市道に架かる橋の総点検、早期の改修で安全対策をです。  一点目、今年九月の台風十九号で判定度二の出光の両戒橋が崩壊しました。判定度二以上の全ての橋梁の総点検を早急に実施するべきではないでしょうか。  二点目、判定度三で改修計画が未策定の橋については、早急に策定し、早期に改修するべきではないでしょうか。  二項目めは、今年も暴落している主食米への助成をです。  一点目、国内では主食米を飼料用米などに転作させ、今度は飼料用米が余っていると、水田活用交付金を削減し、一方で巨額の税金をつぎ込み、アメリカから米を輸入し、飼料用に回しています。ミニマム・アクセス米輸入をストップさせるよう、国へ働きかけるべきではないでしょうか。  二点目、ヒノヒカリの概算金は、去年と同じ一俵一万八百円です。去年は一反当たり四千円の助成をしましたが、今年も農家支援を行うべきではないでしょうか。  三項目めは、今年度策定中の宇佐市人権施策実施計画についてです。  一点目、従来からの枠組み・柱立て自体を見直す必要があるのではないでしょうか。  例えば、分野別人権施策の推進の部落差別(同和)問題の中に、経済生活の安定や社会福祉の増進が入っていますが、これは今や一般施策の中で具体的に推進していくべきことではないでしょうか。  二点目、この計画への反映を図るため、昨年、市民意識調査を実施しました。この調査には、差別を助長するもの、差別意識を尋ねて観念的なものも含まれています。基本的には調査の中止を求めますが、もし、四年後調査するのなら、調査項目そのものを見直すべきではないでしょうか。  四項目めは、消防団員の年額報酬・出動報酬の引上げをです。  一点目、私は六月定例会でこの問題を取り上げましたが、六月定例会後の県内市町村の動向はどうでしょうか。  二点目、消防団との協議の結果はどうでしょうか。  三点目、消防団員の確保、増員を図るために、処遇改善をしていく見通しを具体化していくべきと考えますが、いかがでしょうか。  五項目めです。今年の四月、市費負担教員(会計年度任用職員)は、十七名も不足したまま、新学期がスタートしました。市費負担教員の勤務形態や報酬など、待遇改善を行って、不足を解消しようという努力を、総務課と教育委員会でどのように進めているのでしょうか。  合わせて、対象がかなり広がりますが、会計年度任用職員全体の継続的任用の保障と、抜本的な処遇改善を進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。  以上で一回目の質問を終わります。再質問の答弁からはマスクをつけていますので、聞き取りやすいように、大きな声ではっきりとお答えをお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、赤野道和議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、今年も暴落している主食米への助成をについての一点目、ミニマム・アクセス米輸入をストップさせるよう、国へ働きかけるべきではないかについてでありますが、ミニマム・アクセス米は、一九九三年合意の関税貿易一般協定、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の下、一九九五年から受入れが始まったもので、近年は毎年七十七万トン弱の米の輸入が行われております。  このミニマム・アクセス米の導入について、国は米の生産供給安定対策で、安定的な国内生産が可能となり、国民への安定供給を確保できるよう、中期的観点に立った備蓄と用途に応じた需給均衡を確保することができる新たな米管理システムを整備するとしており、国の動向を注視したいと考えております。  二点目、ヒノヒカリの概算金は、去年と同じ一俵一万八百円である。昨年は一反当たり四千円の助成をしたが、今年も農家支援を行うべきではないかについてでありますが、JAが示した令和四年産の宇佐産米の概算価格は据え置かれておりますが、農林水産省発表の令和四年産米十月相対取引価格で、大分県産ヒノヒカリは、令和三年産対比で四%上昇しており、今後、精算金の追加支払いが期待をされます。  市としましては、今年度高騰する農業生産資材等で経営負担増となっている農家に、次期作に向け一反当たり千五百円の支援を行うとともに、収入保険に係る保険料の助成も実施しているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め、市道に架かる橋の総点検、早期の改修についてを、建設水道部長 大木敏之君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(大木敏之君)建設水道部長の大木でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市道に架かる橋の総点検、早期の改修で安全対策をについての一点目、判定度二以上の全ての橋梁の総点検を早急に実施すべきだがについてですが、現在、市道に架かる橋梁は七百四十九橋あり、道路法に基づき、五年ごとに点検を実施しているところです。  点検の診断結果は四段階に分類され、レベル一の健全で機能に支障が生じていない状態、レベル二の予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態、レベル三の早期に措置を講ずべき状態、レベル四の緊急に措置を講ずべき状態となっており、全ての橋梁について、計画的に点検を行っているところです。  なお、判定度二であった両戒橋については、橋脚の強度不足ではなく、台風による洗掘により被災したものと考えられます。  次に、二点目、判定度三で改良計画が未策定の橋梁については、早急に改修すべきだがについてですが、レベル三の橋梁は百八橋あり、本年度までに六十九橋着手し、残る三十九橋の改修については、今後計画的な点検及び改修等に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの、今年度策定中の宇佐市人権施策実施計画についてを、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、今年度策定中の宇佐市人権施策実施計画についての一点目、従来からの枠組み・柱立て自体を見直す必要があるのではないかについてですが、本市では、人権尊重社会の実現に向けた人権施策を総合的かつ効果的に推進するための指針となる人権施策基本計画と、この基本計画を具体的に推進するための人権施策実施計画を策定しており、現在、基本計画に示した八つの分野別施策(人権八課題)に重点を置き、様々な施策に取り組んでいるところです。  部落差別(同和)問題に係る施策については、平成十四年の特別措置法終了以降は一般対策へと移行しましたが、この移行は、取組の放棄を意味するものではなく、部落差別が現存する限り、積極的に推進されなければならないと指摘されたことから、これまでも引き続き取組を進めてまいりました。  このような中、平成二十八年には、国が今なお部落差別が存在することを認め、地域の実情に応じた施策を講じることなどを責務とした部落差別解消推進法が制定されるなど、部落差別を解消することは重要な課題であることが示されました。  本市としては、この部落差別(同和)問題をはじめ、様々な人権課題の解決には、長年取り組んできた事業の成果や評価を踏まえた上で、継続し、充実、発展させることが重要であると考えております。  議員御指摘の計画の枠組み・柱立ての見直しについても、今後の社会情勢や、複雑多様化している人権問題の状況等を注視し、事業の進捗状況を確認しながら、総合的に判断してまいります。  二点目、市民意識調査を中止にするか、調査項目を見直すべきではないかについてですが、人権・同和問題に関する市民意識調査は、市民の皆さんの人権意識の変化や、今後の人権教育、啓発の基礎資料とするため、大変重要なものと考えております。そのため、調査の中止は考えておりませんが、調査項目については、国や他市が実施している内容を参考の上、調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目め、消防団員の年額報酬・出動報酬の引上げについてを、消防長 須摩政昭君。 ◯消防長(須摩政昭君)消防長の須摩でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  四項目め、消防団員の年額報酬・出動報酬の引上げをについての一点目、六月定例会後の県内市町村の動向はどうかについてですが、本年四月以降、年額報酬を国の基準どおり支給している県内市町村は五市で、六月定例会後に引上げを行った市町村は伺っておりません。なお、出動報酬については、本年十月に豊後高田市が国の基準どおりに引き上げたと伺っております。  二点目、消防団との協議の結果はどうかについてですが、定例の消防団幹部会議において、国から発出された通知等を基に、団幹部に説明し、協議を行いました。会議の中では様々な意見を伺い、処遇改善については、県内市町村の動向を注視し、取り組んでいただきたいとの結果となりました。  三点目、消防団員の処遇改善を具体化していくべきと考えるかについてですが、近年全国各地で多発化、激甚化する災害への対応のため、消防団の役割はますます重要なものとなっています。  消防団員の処遇改善は、団員の確保、また地域消防防災力の一層の充実、強化につながると考え、国の通知に基づき、年額報酬及び出動報酬の引上げに向け、関係課と協議を始めたところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目め、市費負担教員の待遇改善についてを、教育次長 末宗勇治君。 ◯教育次長兼教育総務課長(末宗勇治君)教育次長の末宗でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、市費負担教員の勤務形態や報酬など、待遇改善による不足の解消に向けた努力を総務課と教育委員会でどのように進めているのか。合わせて、会計年度任用職員全体の継続的任用の保障と、抜本的な処遇改善を進めるべきだがについてですが、市費負担教員の不足数は、現時点で複式授業改善臨時講師四名、多人数学級支援教員二名、習熟度別学習指導教員三名、計十名となっております。  市教育委員会では、市費負担教員の待遇について、学校現場や働く方の実情と照らし合わせながら、市総務課と協議をし、改善に努めてきたところでございます。  例えば、年次有給休暇の取得について、令和二年度までは一日または半日単位でございましたが、令和三年度からは一時間単位での取得が可能となり、働く方にとっては、より勤務しやすくなったという声を聞いております。また、勤務形態についても、現状を把握しながら改善を図り、教員不足が解消できるよう、引き続き協議をしているところでございます。  次に、会計年度任用職員全体の継続的任用の保障と抜本的な処遇改善についてでございますが、継続的任用に関しましては、基本的に一会計年度内の任用となり、一年で任期が終了となりますが、翌年度の採用試験等で合格基準を満たした場合、改めて一年間任用されます。年数に制限はございませんので、繰り返し受験をすることで、継続任用は可能となります。  また、処遇改善については、給与面では、一年度ごとに昇給があり、規則で定められた号級まで給料が上がります。また、給料表は職員給与に準じており、情勢に適応した改正ができる仕組みとなっております。  休暇制度等についても、これまで国の制度に合わせて改正をするなど、充実を図っており、総合的に県下トップクラスの処遇であると認識をしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)それでは、順次再質問して深めていきたいと思います。
     まずは一点目からです。  今年九月の台風十四号で判定度二の出光の両戒橋が崩落したわけです。この判定度二というのは橋のどういう状態を表すのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。赤野議員の再質問にお答えいたします。  判定度二につきましては、先ほど回答でも述べましたように、予防保全の観点から措置を講ずるべきことが望ましい状態ということで、今回の両戒橋につきましては、基本的に、下部工の洗掘等も大きくなく、ただ老朽化しておりまして、実際にできたのが昭和二十九年ということで約七十年弱経過しております。  ただし、鉄筋等に大きな亀裂等もなく、ただ、コンクリート等が若干中性化といいますか、基本的、コンクリートはアルカリ性なんですけども、中性化が進んでいる可能性があるので、今後、調査をしていくべきものというレベルのものでございました。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)繰り返しになりますが、判定度二というのは、予防保全段階で、構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態と、こうですね。その判定度二の橋が崩落したわけですから、判定度二だからといって決して安心していられないわけです。  この橋梁点検は、平成二十六年、二〇一四年から始まり、五年に一回、近接目視による点検を行っています。五年に一回、近くに寄って目で見るだけです。実際に判定度二の橋が崩落しているわけですから、判定度二以上の全ての橋梁の総点検を、目視以上の点検方法で、早急に実施するべきではありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  議員おっしゃるように、五年に一度の点検でございます。今、判定度二につきましては、宇佐市内に五百五十一橋ございます。やはり、五百五十一橋を早急にといいますと、なかなか、マンパワーであったり、そういったところが足りないところがございますので、今回こういったことが起きましたので、資料を確認をしまして、下部工に異常があるところについては、確認はさせていただいておりまして、現在のところは異常がないということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)判定度二がたくさんあって、早急にはちょっと厳しいと。  それじゃ二点目の判定度三ですが、この判定度三というのは、繰り返しになりますが、橋のどういう状況を表すんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  判定度三につきましては、回答のとおりでございますが、早期に措置を講ずるべき状態、その早期というのはじゃあいつかということでありますけど、今、国のほうが進めておりますのが次回の点検まで、五年以内で何らかの対応を図るべきものということにされております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)判定度三は、百八の橋があるわけですが、私の調べたところでは、工事済みの箇所が三十九、設計済み箇所が二十八、措置済み箇所が二、残る三十九が、来年度以降に着手するということなんです。  この来年度以降着手の三十九が気になるわけです。この三十九について詳しくお尋ねします。三十九の橋は、改修計画が未策定の橋とはならないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  三十九につきましては、先ほど申しましたように、五年以内で調査もしくは工事、そういったところを着手するように言われておりまして、今、こちらについては、計画を立てて、五年以内に、前回の点検から五年以内に計画するように、策定しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)来年度以降の三十九というのがとても気になって、私は例えば三十九が全て来年度中に着手されるとか、二年後とか三年後に着手されるとか、そういう解釈をしたかったんですが、どうもそうじゃないようです。  解釈の問題もあるとは思うんですが、判定度三というのは、早期に措置を講ずべき状態、この早期をいつかというのは、土木課長は五年以内にということなんですが、今回のような崩落を見ると、やっぱちょっと安心していられないんで、五年以内に三十九ということで、もっともっと早期に改修しなくても本当に大丈夫なのでしょうか、心配なんです。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  レベル三につきましては、私どももコンサルタントの調査写真、そして現場等を確認をさせていただきながら、見させていただいております。  基本的に、レベル三については、今現在すぐに落ちるとか、危ないとかいう橋ではなくて、先ほど申しましたように、コンクリートが少し中性化が進んで中の鉄筋がさびている、また、コンクリートは剥離している、そういった状態ですので、そちらを、進行を抑える薬剤等を注入したり、モルタルの補修で補修ができるのがレベル三で、レベル四というのが、緊急に、今すぐ何らかの対応をしないといけないというところでございますので、それは宇佐市には幸いございませんので、そういった場合には、今すぐにでも通行止めをする、もしくは通行規制をかける、そういった手続を踏まないといけないということでありますので、レベルスリーだからすぐ危ないというものではございませんので、そこら辺は、確実ではございませんけど、あまり不安をされなくても、こちらとしては、計画的に安全対策は必ず行っていくといったことでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)実際、レベル二の橋が崩落しているわけなんで、レベル三で来年度以降着手の三十九の橋については、やはりできるだけ早期に改修することを強く要求して、二項目めの質問へ入ります。  まずは、一点目からです。  国の動向を見守るみたいな答弁だったわけですが、今、米の価格は、六十キロ当たり約一万一千円です。生産コストは一万五千円以上です。とても採算が取れません。  ところが政府は、年間七十七万トンものミニマム・アクセス米を買っている。半分はアメリカ産で、値段は一万四千円。しかも、売り先がなく、ミニマム・アクセス米の大半は、家畜の飼料になっています。こんな理不尽な話があるでしょうか。  大分県一の穀倉地帯を有する宇佐市の農政担当として、この状況、理不尽だと認識しませんか、農政課長。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)農政課長の久保でございます。再質問にお答えします。  議員の御質問、御指摘の点につきましては、先ほどの回答のとおり、国において平成五年の閣議において、今後の需給調整に関しましては、きちんと新たな米管理システムを整備することとしておりますので、その動向を今後も注視していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)もう少し突っ込みますが、今の政府の農政をまとめると、次のようになります。  1)国内の米農家には過剰解消は自己責任とばかりに、低米価と生産調整を押しつけ。  2)本当に過剰なミニマム・アクセス米には一粒たりとも手をつけず、新潟コシヒカリ並みのアメリカ米を買い支えて輸入を続けると。  3)高価輸入と販売価格の差額は、日本国民の税金で賄うと。  こういう状況だと思うんです。一体どこの国の政府なのでしょうか。どこまで農家と国民をばかにするのでしょうか。  ミニマム・アクセス米の輸入をやめるように国に訴えるべきではないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えします。  先ほど来答弁しておりますとおり、議員のおっしゃるというような観点の米政策のところもあろうかと思うんですが、国において決定しているところにつきましては、今後ともきちんとした需給調整、そして農家の方々の生産調整が図られるよう、動向を注視してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)国の農政がおかしいから、宇佐市の米農家も行き詰まっていると、そう思うわけですけども、これで言ってもしようがないんで、次の点に移ります。  二点目の農家支援についてですけども、ヒノヒカリの概算金は、去年と同じ一万八百円です。三年前より二千七百円安く、二年前より千七百円安くなっています。  去年は県下で初めて、米価暴落対策として農家支援を打ち出し、約二千三百の農家の方に大変喜ばれました。どうして今年は助成を考えないのでしょうか。  先ほど四%プラスされると答弁されましたが、この四%アップは確実に保障されると言えるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えします。  先ほども申しましたように、十月の相対取引相場での四%増ですので、基本的にはその数字が反映されると考えておるんですが、その間には、中間に入る方々の相場等ありますので、確実に四%相当分が精算金として充てられるとは考えておりませんが、それ相応の見合った金額が精算金として手当てされるものであることを考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)二項目めの最後に是永市長へお尋ねします。  もし四%アップされたとしても、一俵六十キロ当たり一万八百円の四%だと、四百三十二円のアップで一万一千二百三十二円です。それでも生産コスト一万五千円からするとまだ三千七百六十八円赤字となります。  肥料代高騰に対する一反千五百円はこれありますが、これは肥料代高騰などですよね。それから、収入保険もまた別枠ですよね。米に対してもう、もともと赤字になっているものですよね。県下一の穀倉地帯を守るために、去年の一反当たり四千円の助成を上回るものを検討してもらえませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えします。  議員おっしゃるとおり、肥料、農薬等の高騰に対する部分として今回、反当千五百円の支援を行うとしたところです。  また、根本的に、米価につきましては、今後とも、下げ止まり傾向、そういった状況が続いていくものとは、当然考えられているところだと思っております。  総合的に今後を見据えた中で、収入保険の加入促進を今回事業実施するということで組み立てておりますし、また、常日頃からですが、担い手への農地の集積や高収益作物の導入、また、日本型直接支払い等と、水田農業に関わる部分につきましては、総合的な部分で、米価対策を打っていきたいと考えておりますので、そういった点を農業者の方々に引き続き取組を図っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)高騰対策の千五百円とか収入保険の助成とか、これは評価しているんですよ。  ただ、米そのもののね、作るのに必要なコストと、米の値段と、主食米がやっぱり中心なんですよね。飼料米とか、ほかのものも進めていますけどもね、田舎では主食米が中心でやっているけど、なかなか採算が取れないと。だから米農家は減っていき、地域が廃れていくと。  例えば、うちの集落二十二軒ありますけどもね、お米作っているのは六軒だけですよ。私が中山間の事務局をするような状況ですからね。私でさえ、三番目に面積が広いという、狭いんですけどね、そういう状況なんです。だからもうこの主食米で食えるようにしていただかないと本当に苦しいなと思っています。  これ以上論争しても厳しいので、この下落したままの米価については、あさって若山議員も取り上げてくれますので、何らかの支援を検討していただくことを希望して、三項目めの質問へ入ります。  まずは一点目からです。  ここで同和行政について少し振り返っていきましょう。  一九六九年に同和対策事業特別措置法が制定、施行され、一九八七年に、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律、いわゆる地対財特法が施行され、その後、数度にわたる法改正を経てきました。  そして今から二十年前、二〇〇二年に国策としての同和対策事業は終了しました。一九六九年から二〇〇二年までの三十三年間にわたって、十六兆円もの対策事業が実施され、住環境、教育環境、就労や仕事などの格差は解消しました。  同時に、自由な結婚や社会的交流が進み、今では社会問題としての部落問題は、基本的には解決するに至っています。残された問題については、法律や条例によるのではなくて、市民間の話合いによって解決できる時代を迎えています。  こうした歴史の流れを踏まえた上で、今年度策定中のこの六十四ページある宇佐市人権施策実施計画案を見ると、時代錯誤があるのではと思うのです。  例えば、分野別人権施策の推進の部落差別(同和)問題の中に、経済生活の安定が入っていて、農業関係事業の推進として、農家の所得向上を図るとあります。農家の所得向上は、部落差別問題とどう関係するのでしょうか。一般施策の中でやっていくことじゃないかと私は思います。  どうも、二〇〇二年以前の同和対策事業の文書が残っているか、イメージが残っているとしか思えません。また、分野別人権施策推進の部落差別(同和)問題の中に、社会福祉の増進が入っていて、市営住宅の水洗化が入っています。これも、どう部落差別問題と関係するのでしょうか。これは今や一般施策の中で具体的に推薦していくべきことではないでしょうか。  二十年前までは、同和対策事業で行われてきたような事業を、二〇〇二年の同和対策事業の終了後も、この宇佐市人権施策実施計画に位置づけてきた、その理由はどこにあるのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(鶴田敬子さん)人権啓発・部落差別解消推進課長の鶴田です。赤野議員の再質問にお答えします。  解消していかなければならない人権課題として、市では、八つの課題を上げています。そしてその課題解消のための、必要と考える取組として、柱立てとして挙げております。  部落差別(同和)問題として、就労や産業などに格差があったこと、また、その格差是正のために様々な取組が行われてきたことは事実ですので、部落差別(同和)問題を解決していくためには必要な柱、項目だと位置づけています。  市としては、今なお部落差別があるという状況においては、生活の安定につながる施策として、この二つの施策は残したいと考えていますけれども、答弁にもありましたように、様々な状況を確認しながら、総合的に判断していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。赤野議員、一問一答で、質問を簡潔にお願いしたいと思います。 ◯三番(赤野道和君)一問のつもりだったんですけど、気をつけます。  要するに、八つの課題で分野別にというのは分かるんですよ。ですけども、一九八七年に始まった地対財特法が、二〇〇二年には切れてですね、目に見えるような大きな格差は消えてきたと、あとは心理的な問題とか、一般施策の中で解消していったほうがかえって差別がなくなる、いわゆる逆差別の意識とかもなくなるということで、二〇〇二年に終了したわけなんですよ。  なのに、この二〇〇二年終了した後も、こういう、わざわざこの中に入れんといけんことですかね、一般市民を対象に農家の所得の補償とか、一般市民対象に市営住宅の水洗化とか、どんどんやっていくべきことであって、わざわざこの分野の中に入れることのほうが、逆におかしいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
    ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(鶴田敬子さん)人権啓発・部落差別解消推進課長の鶴田です。お答えします。  人権八課題の施策、そしてここに挙げられている柱立てというのは、人権の施策というのは、全て一般の行政施策につながっていくものです。  その中で、八課題が重要ですということで市として挙げております。そして、その八課題を解決するためには、一般施策としても使われるであろうけれども、こういう生活の安定につながるような施策も必要なのではないかというのを過去の歴史、過去の施策の中から学んで、計画の中に入れていると認識しておりますので、先ほども申しましたけれども、まだ部落差別(同和)問題があるという認識の中では、この施策をこのまま計画の中に取り入れて、推進していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)私は施策そのものが悪いと言っているわけじゃないですね。  わざわざ取り立ててここに入れることがどうなのかと、一般市民も対象にして、農業所得の向上だとか、市営住宅の水洗化とかどんどんやっていくことはもう大賛成なんですが、逆にこの一分野の中にこの特定の中に入れ込むことほうが、逆に差別の温存につながるんじゃないかなと心配するわけです。  こうした問題は、今回、たまたまね、審議委員でこんなのいただいて、あるわけですが、私、以前もインターネットでいろいろ調べたこともありますが、今までのこの計画の中にもあったわけです。  私は多分二〇〇二年の同和対策事業の終了後も、それまでの実施計画を踏襲してきて、本格的な見直しをしてこなかったから、矛盾が起きているのではないかと予想しているんです。  この宇佐市人権施策実施計画は来年度から五年間の計画を決める大切なものです。この際にね、今までの同和行政の歴史も踏まえて、従来からの枠組み、柱立て自体を総点検するべきではないでしょうか。  どうぞ。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(鶴田敬子さん)人権啓発・部落差別解消推進課長の鶴田です。お答えします。  議員御指摘の枠組み、柱立てについては、答弁でもありましたように、社会情勢や今後の人権の問題の状況等を注視して、事業の進捗状況、社会情勢を含めて、進捗状況を確認しながら、総合的に判断をしてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)次に、二点目の市民意識調査についてです。  二〇一六年に制定された部落差別解消推進法第六条は、国が主体となって、部落差別の実態に係る調査に取り組むことを規定しています。しかし、この調査について、参議院の附帯決議で、「当該調査により、新たな差別を生むことがないように留意しつつ、それが真に部落差別の解消に資するものとなるよう、その内容、手続等について慎重に検討すること。」とされております。  市民意識調査は、国の調査ではありませんが、参議院の附帯決議を踏まえる必要があると私は思います。  宇佐市の市民意識調査の中身を見ると、「あなた、またはあなたのお子さんの結婚相手が同和地区のと分かった場合、あなたはどんな態度を取りますか。」との問い。「家を探していたら良い物件があったが、その家のすぐ近くに同和地区があり、同じ町内と分かりました。あなたはどうしますか。」との問いは、今は存在しない同和地区をわざわざ持ち出し、差別を助長するもの、新たな差別を生む可能性のある質問だと思います。  次の質問、「あなたは同和地区のに対する差別意識は現在もあると思いますか。」との問いは、とても観念的で科学的ではありません。差別意識はあくまでも意識、人間の内面であって、その程度は本来外からは分かりません。仮に差別意識を持っていたとしても、差別意識はあくまでも意識である以上、それが差別的言動につながらない限り差別ではありません。差別とは具体的な基本的人権の制限、侵害の事実、事実を意味するからです。  私は、「差別的な言動を見ましたか。」とか、「差別の事実に触れたことがありますか。」などの事実をつかもうとする問いのほうが、科学的なものになると考えます。市民意識調査の中で、このような、科学的ではない、差別意識を尋ねる問いを入れて、結果として、「中には差別意識を持っているがいると思う。」が五七・八%いるようになっています。  そしてこの市民意識調査を基にして、この宇佐市人権施策実施計画では、依然として部落差別問題をはじめ、女性、子ども、高齢者、障害のある方々に対する偏見や差別が見られ、点々々というふうに、殊さら部落差別を強調するという仕組みになっているのが、今の状況ではないでしょうか。  私はこのような新たな差別を生む可能性があり、科学的ではない市民意識調査は、中止すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(鶴田敬子さん)人権啓発・部落差別解消推進課長の鶴田です。お答えします。  調査につきましては、答弁でも述べていますように、様々な人権教育、啓発の基礎資料とするもので、非常に大切なものですので、調査の中止は考えておりません。  ただ、調査項目につきましては、国や他市が実施している内容等参考の上ですね、そして今の質問内容をもう一度検証した上で、決定をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)中止できないのなら、せめて調査項目を、参議院の附帯決議を踏まえたもの、科学的なものへ見直すことを強く要望して、四項目めの質問へ移ります。  六月議会に続いて、再度の質問です。  先ほど和気議員の答弁では、引上げに向け協議を始めたところ、早い段階で引上げをということでした。  改めて、現状の確認から入りたいと思います。  ここに総務省消防庁の出した、消防団員の処遇改善に係る対応状況調査についてという報道資料があります。都道府県別処遇改善対応状況を見ると、全国の団体数千七百二十のうち、年額報酬三万六千五百円以上の団体数は千百八十八で、六九・一%です。出動報酬八千円以上の団体数は千百十三で、六四・七%です。  この全国平均と比べて、大分県の年額報酬クリアは二七・八%、出動報酬クリアは三三・三%で、九州沖縄八県の中で、下から二番目です。  去年四月の消防庁長官の消防団員の報酬等の基準の策定等についてという文書に立ち返ってみましょう。そこには次のように書かれています。  消防庁では、このままでは消防団員の減少に歯止めがかからず、地域防災力が低下し、ひいては、地域住民の生命、身体、財産の保護に支障を来すという、これまで以上に強い危機感の下、講ずべき対策を検討するため、消防団員の処遇等に関する検討会を開催することとしました。  この現状は、宇佐市でも同じでしょう。消防団員の宇佐市の定数は千百二十五ですが、現在の団員数は九百七十八で、定数の八六・九%しか確保されていません。あと百四十七不足しているのです。  このままでは、地域防災力の低下が懸念されるのではないでしょうか。この辺りの現状認識からお尋ねします。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)消防本部総務課長の飯田でございます。赤野議員の再質問にお答えいたします。  先ほど、赤野議員がおっしゃいました都道府県の処遇改善対応状況でございますが、やはり、全国平均六九・一%に対し、大分県が二七・八%と、かなり低くなっております。令和三年四月に出しました、国の通知によるとやっぱり、二年連続で一万以上減少しているというところでございます。  宇佐市につきましては、やはり、ここ五年ですね、令和元年度からいきますと、前年度比で十三、令和二年度でいきますと、前年度比から十七、令和三年度は前年度比から四十三名、令和四年度現在は前年度比から比べますと、やっぱり十五、やっぱり減少傾向にあります。  一応ですね、先ほどの答弁にはありましたとおり、団員確保につきましては、市のホームページや広報、それから、団員さんによる呼びかけ、勧誘などを行ってまいりました。それとあとは、新しい取組として、やはり若いに入ってもらうよう、防災講習会の開催や、危険予知訓練などを開催して、それをホームページ等にアピールして団員確保に努めております。  また、令和三年四月通知、やはり国のほうから三万六千五百円へという基準が示されましたので、やはり団員確保、それと、やっぱり地域防災力の向上という意味では、大変処遇改善が団員確保につながるものと考えておりますので、現在、年額報酬及び出動報酬の引上げに向けて、関係課と協議を進めているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)引上げに向けて進んでいるということで大変ありがたいことなんですが、確認のために、議長のお許しをいただきましたので、私の資料要求で出された消防本部総務課の資料を送信します。  資料の中の3)を御覧ください。資料説明をします。  現在の団員階級七百七に対して年額報酬を三万六千五百円に上げた場合、報酬総額は約九百五十四万円増えます。しかし、交付税措置により、試算上は五百七十万円増えて宇佐市に入ってくるので、宇佐市からの持ち出しは九百五十四万引く五百七十万で、約三百八十四万円増えるだけです。  この宇佐市からの持ち出し約三百八十四万円の一般財源を増やして、団員の年額報酬を国の標準額の三万六千五百円にし、合わせて、出動報酬二千五百円を八千円引き上げてもらいたいと思います。  こうして消防団員の確保、増員を図り、地域防災力を強化していってもらいたいと思います。  再度確認のため、答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)お答えいたします。  消防本部としましては、やはり国の基準どおり、年額報酬及び出動報酬の引上げということで考えております。  今後につきましては、国の財政措置を考えながら、関係課と協議をして、財政確保に取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)早期実現を求めて、五項目めの質問へ移ります。  まずは、市費負担教員の不足問題からです。  複式授業改善講師、学校司書、特別支援教育支援員など、七種類もの市費負担教員の配置、何度も言ってきましたが、宇佐市のこの制度を高く評価しています。私も現場にいるとき、大変助けられました。  だからこそ、不足が出ないように、定数いっぱいにが配置され、教育現場を支えてほしいのです。この気持ちは教育委員会も総務課も同じ気持ちだろうと思います。  定数いっぱいにが集まるためにどうするか。勤務形態や報酬など、待遇改善を行って、が集まるようになってほしい、こう思うわけです。来年四月に向けた具体的な取組や意気込みを、学校教育課、総務課のほうでお答えできませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(都 昌子さん)学校教育課長の都です。再質問にお答えします。  まず、教員不足につきましては、県費負担教員がなかなか不足している状況にございまして、教員免許の保有者が不足していることから、市民の方の中の教員免許を持っているような方にも、随分声をかけてですね、やはり県費負担教職員の分が、学級担任も含めまして、校務分掌がたくさんある中で、やっぱり、仕事をしていくものですから、そういう形をしているところで、不足が出ているということがございます。  それにいたしましても、どうにかこの市費負担教員についても、その不足は解消できるように、様々声をかけながら努力をしていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひ学校現場の厳しい状況を救っていただきたいと思います。  時間がないのでもう次に移ります。総務課のほうになります。  会計年度任用職員全体の処遇改善について尋ねていきます。  会計年度任用職員の運用が全国の自治体で始まって三年目が終わろうとしています。日本自治体労働組合総連合、略して自治労連では、全国の自治体で働く約六十二万の会計年度任用職員を対象とするアンケートに取り組みました。アンケート調査は今年の五月末から九月にかけて行いました。集約数は二万二千以上にまで達しました。このほど最終集計値結果を発表しました。その概要、傾向と特徴について三点だけ紹介します。  一、回答者の女性割合は八六%で、会計年度任用職員制度が女性労働に依存する制度となっていることが裏づけられました。  二、勤務年数五年以上が全体の五八%を占めるも、年収二百万円未満が五九%に達しています。進まない処遇改善と専門性や経験が反映されない制度の欠陥が明らかになりました。  三、自由記述欄には、三年目の公募による不当な雇い止めの集中への危惧など、不安やおびえを感じているケースが多く見られました。  こうしたアンケート結果も受け、私は宇佐市としても会計年度の任用職員の継続的任用の保障と抜本的な処遇改善を進めるべきと考え、この質問をしているわけです。  宇佐市の場合、月十七日勤務の方でも、任期一年で、再度の任用が最大二回あり、三年の任用期間が可能です。でも三年後は採用試験を受けないといけません。これを公募によらず、勤務実績を元にして能力実証に落とすべきではないかと。川崎市では、既に非公募での再任用が最大四回あり、五年の任用期間が可能です。  それから、昇給も宇佐市の場合、三年目を上限とするというルールで、もうそれ以上上がらないと。この辺も、ぜひ見直しを図っていただきたいと思います。  ぜひとも、宇佐市から官製ワーキングプアを生まないために、宇佐市でできることを追求していただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、赤野道和議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日七日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  長時間にわたり、御苦労でございました。                       散会 午後三時十分 宇佐市議会...