宇佐市議会 2022-08-30
2022年08月30日 令和4年第4回定例会(第1号) 本文
なお、
制作会社の都合により、今回二十三日の
制作発表となったことにつきましては、御理解いただきますよう
お願いをいたします。
最後に、今年度の
災害等の
発生状況についてであります。
御承知のとおり、今年は、梅雨時期から現在まで雨の少ない年となっておりますが、先月九日と十八、十九日には
警報級の大雨が降りました。特に、十九日未明からの大雨については
土砂災害の
危険度が高まったため、
高齢者等避難レベル三を発令し、
避難所の開設を行うなど、市民の
安全確保に努めたところであります。
これらの大雨により、
道路関係では二十六か所、
河川関係七か所、
土砂除去二十七か所、
耕地関係八十か所の被害があり、早期の復旧を図るため、約一億五千万円の
補正予算案を今
定例会に提案いたしております。
また、七月八日、鶴見岳、伽藍岳で
火山性地震が急増し、火口からおおむね一キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火の
可能性が高まったため、
火口周辺警報の
レベルが一から二へと引き上げられました。
市では、直ちに
地域防災計画に基づき
災害対策連絡室を設置し、
大分気象台、大分県との
連絡体制を強化するとともに、
関係区長に
状況説明をいたしました。幸い、八日以降は
火山性地震の発生が見られず、二十七日に
噴火警戒レベルが一に下げられたため、
災害対策連絡室を解いたところであります。
今後とも、国、県、
関係団体と連携しながら、防災・
減災対策に万全を期してまいります。
以上でございます。
◯議長(
衛藤博幸君)次に、大分県
後期高齢者医療広域連合議会の
報告を七番
和気伸哉君。
◯七番(
和気伸哉君)
皆さん、おはようございます。七番
和気伸哉でございます。
大分県
後期高齢者医療広域連合議会の
報告をいたします。
去る八月八日、大分市において、令和四年第二回大分県
後期高齢者医療広域連合議会定例会が一日間の会期で開催されました。
まず、
関係市町村の議員の
任期満了に伴い、新議員の議席の指定を行った後、大分県
後期高齢者医療広域連合議会副議長の辞職に伴う副
議長選挙と、
議会運営委員会の選任を行いました。
次に、
今期定例会に上程された議案は、
条例案一件、
決算認定案一件、
予算案二件の計四件でありました。
まず、議第四号 大分県
後期高齢者医療広域連合安定化基金条例の制定についてですが、これは、大分県
後期高齢者医療広域連合特別会計決算における
歳入歳出差引残額の一部を、
保険給付費に不足が生じた場合や
保険料改定に向けた財源として確保し、安定的な
財政運営を行っていくため、
特別会計において基金を設置する条例を制定するものであります。
次に、議第五号 令和三年度大分県
後期高齢者医療広域連合歳入歳出決算については、
地方自治法の規定に基づき認定を求めるものであります。
一般会計の
歳入総額は十億三十一万八千五百六十九円、
歳出総額は八億六千七百五十一万九千四百三十八円で、
歳入歳出差引残額は一億三千二百七十九万九千百三十一円となっており、
特別会計の
歳入総額は二千三十九億四百二十三万四百七十一円、
歳出総額は千九百六十九億千七百十三万二千四百六十五円で、
歳入歳出差引残額は六十九億八千七百九万八千六円となっています。
次に、議第六号 令和四年度
一般会計補正予算(第一号)についてですが、
補正額は一億三千二百七十九万九千円の増額で、補正後の
予算総額は十億二千七百三十九万九千円となっています。
補正の内容は、歳入は
繰越金を一億三千二百七十九万九千円増額し、歳出は
財政調整基金費に一億三千二百七十九万九千円が計上されています。
最後に、議第七号 令和四年度
特別会計補正予算(第一号)については、
補正額は三十九億八千七百九万八千円の増額で、補正後の
予算総額は二千五十三億四千九万八千円となっています。
補正の内容は、歳入では
繰越金に三十九億八千七百九万八千円の増額、歳出では
償還金及び
還付加算金に五十九億八千七百三十七万四千円を増額し、
療養諸費に十五億二十七万六千円、
予備費に五億円、それぞれ減額されています。
広域連合長からの議案の説明があった後、質疑、討論、採決を行った結果、それぞれ可決、認定されました。その後、
一般質問が行われ、今議会の
発言者は一名でした。
以上で、大分県
後期高齢者医療広域連合議会の
報告を終わります。
◯議長(
衛藤博幸君)最後に、
議会事務報告及び
議案等の
報告を
議会事務局長 尾方勇司君。
◯議会事務局長(
尾方勇司君)
議会事務局長の尾方でございます。
議会事務報告及び
議案等の
報告をいたします。
まず、令和四年六月
定例会から
今期定例会までの
議会事務は、
タブレットに掲載しておりますので、それにより御了承願います。
事 務 報 告
令和四年八月三十日
第四回
宇佐市議会(
定例会)
令和四年六月
定例会より
今期定例会における間の事務について、次のとおり
報告いたします。
記
七月 十二日
東九州道建設期成会理事会への参加(中津市)
十九日
議会活性化特別委員会の開催
二十七日 山梨県
甲州市議会行政視察の受入れ
二十九日 第五回宇佐市
高校生議会の開催(
書面開催)
二十九日
中津日田間高規格道路促進期成会への参加(中津市)
八月 一日 令和四年度第二十四回
東九州道建設促進大会への参加
(大分市)
二日
議会活性化特別委員会の開催
八日 大分県
後期高齢者医療広域連合議会第二回
定例会の開
催(大分市)
十九日 大分県
市議会議長会第百九回
理事会への参加(大分市)
二十二日 第七十五回
県民スポーツ大会団結式への参加(市役所)
二十三日
議会運営委員会の開催
二十六日
グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会の
開催
二十六日 中津港
利用促進協議会定例総会への参加(中津市)
次に、
今期定例会に市長から提出されました議案は、議第三十七号から議第四十六号までの十件で、
予算案二件、
決算認定案二件、
条例案三件、その他
一般議決案三件です。そのほか、報告が七件ございます。
また、本日までに受理いたしました請願及び陳情はございません。
以上で
報告を終わります。
~ 日程第四
議案等一括上程(議第三十七
号~議第四十六号、
報告七件) ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第四、議第三十七号から議第四十六号までの十件と、
報告七件を一括上程し、議題といたします。
~ 日程第五
提案理由並びに
議案等の
説明 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第五、
提案理由並びに
議案等の内容についての説明を求めます。
まず、
宇佐市長 是永修治君。
◯市長(
是永修治君)市長の是永でございます。
提案理由について御説明をいたします。
議第三十七号は、令和四年度宇佐市
一般会計補正予算(第四号)の件でございますが、今回の
補正額は五億九千九百二十万円の増額で、
累計予算額は三百二十三億四千百九十万円となります。
今回の
補正予算案は、大
規模自然災害対策として
防災シンポジウムの開催や、
医療的ケア児・者の非
常用発電装置購入費の助成に係る費用の追加をはじめ、
地方創生関連として、
マイナンバーカード交付率の向上を図る取組や
サテライトオフィスの
設置助成に係る費用を計上するほか、特色を生かした
まちづくり関連として、
JR柳ヶ浦駅の
にぎわい創出や、宇佐市を舞台とした映画の
製作支援に係る費用を追加するものであります。また、六月から七月に発生した豪雨で被災した
農地農業用施設や道路・河川の
災害復旧に係る経費を計上しております。
主な
歳出補正の内容につきましては、大
規模自然災害対策として、
防災シンポジウム事業等の
災害対策費九十万円や
医療的ケア児・者非
常用発電装置等整備事業四百八万円の追加をはじめ、
地方創生関連として、
マイナンバーカード復旧率アップ事業四千八百四十一万円、
サテライトオフィス等整備促進事業一千二百万円を計上するほか、特色を生かした
まちづくり関連として、
JR柳ヶ浦駅
にぎわい創出事業五百九十万円、
フィルムコミッション事業五百五十万円を追加しております。
また、
災害復旧対策として、
農地農業用施設災害復旧事業七千八百万円、
公共土木施設災害復旧事業七千三百二十万円を計上しております。
主な
歳入補正の内容につきましては、前年度決算に伴う
繰越金が四億四千五百二十九万円、
マイナンバーカード普及率アップ事業などに係る
国庫支出金が一億三千九十九万円の増額となっております。
議第三十八号は、令和四年度宇佐市介護保険
特別会計補正予算(第一号)の件でございますが、今回の
補正額は三億二千六百九十七万円の増額で、
累計予算額は七十三億二千六百九十七万円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で前年度精算に伴い国県支出金返還金等の増額、歳入で前年度決算に伴う
繰越金の増額により、所要の調整を行うものであります。
議第三十九号、令和三年度宇佐市水道事業会計決算の認定について、議第四十号、令和三年度宇佐市下水道事業会計決算の認定についての件でございますが、これらは地方公営企業法第三十条第四項の規定により、監査委員の審査に付した決算を議会の認定に付するものであります。
議第四十一号は、宇佐市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正により、育児休業の取得回数制限が緩和されたことなどに伴い、条例に定める育児休業の取得に関する規定を整備する必要があるため、所要の改正を行うものであります。
議第四十二号は、宇佐市手数料条例の一部改正についての件でございますが、これは、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストア等に設置されている多機能端末機により戸籍謄抄本や所得証明等を交付する場合の手数料及び長期優良住宅の復旧の促進に関する法律の一部改正に伴う長期優良住宅維持保全計画認定に係る手数料を定めるほか、所要の改正を行うものであります。
議第四十三号は、宇佐市ふるさと応援基金条例の一部改正についての件でございますが、これは、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業寄附金、企業版ふるさと納税を宇佐市ふるさと応援基金へ積み立てるため、所要の改正を行うものであります。
議第四十四号は、権利の放棄についての件でございますが、これは株式会社
グリーンパークホテルうさに対し、市が貸し付けた土地に立地する建物の原状回復(撤去)を求める権利を放棄したいので、
地方自治法第九十六条第一項第十号の規定により議会の議決を求めるものであります。
議第四十五号は、市有財産の無償貸付けについての件でございますが、これは、一般社団法人宇佐
市医師会に対し、市有財産を無償貸付けしたいので、
地方自治法第九十六条第一項第六号の規定により議会の議決を求めるものであります。
議第四十六号は、工事請負契約の締結についての件でございますが、これは長洲公民館複合施設建築主体工事に係る工事請負契約を締結したいので、
宇佐市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
以上をもちまして、
提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど
お願いをいたします。
続きまして、報告について御説明をいたします。
議第十二号、宇佐市土地開発公社の経営状況について、報告第十三号、一般財団法人宇佐勤労者福祉協会の経営状況について、
報告第十四号、株式会社宇佐
八幡駐車場の経営状況について、
報告第十五号、公益社団法人あじむ農業公社の経営状況についての件でございますが、これらは
地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により、市が出資設立している法人の経営状況を報告するものであります。
報告第十六号は、債権放棄の報告についての件でございますが、これは、宇佐市債権管理条例第七条第一項の規定により債権放棄をいたしましたので、同条第二項の規定により報告するものであります。
報告第十七号及び報告第十八号は、専決処分の
報告についての件でございますが、これらは
地方自治法第百八十条第一項の規定による市長の専決処分指定事項の規定により指定された事項について専決処分をいたしましたので、
地方自治法第百八十条第二項の規定により報告するものであります。
以上をもちまして、
報告の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしく
お願いをいたします。
◯議長(
衛藤博幸君)次に、監査結果について
報告を求めます。
代表監査委員 佐藤博美君。
◯代表監査委員(佐藤博美君)
皆さん、おはようございます。代表監査委員の佐藤でございます。
私から、令和三年度宇佐市公営企業会計決算審査の結果につきまして、
報告いたします。
地方公営企業法第三十条第二項の規定により、当会計の決算が審査に付されましたので、決算書及び附属書類につきまして、所管課長をはじめ担当職員から説明を受けるとともに事情聴取を行い、審査したところであります。
その結果、関係書類は地方公営企業法その他関係法令に基づいて作成されており、決算書及びその他関係諸帳簿は関係書類と符合し、適正に事務処理されているものと認めました。
審査の結果につきましては、お手元に配付しております審査意見書の中に意見を付しておりますが、その概要を説明いたします。
まず、水道事業会計でございます。
予算の執行状況につきましては、収益的収入及び支出の収支差引きは、四千二百四万円の黒字となっております。また、資本的収入及び支出における収支差引きは四億二千二百七十七万円の不足となっておりますが、減債積立金、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填されております。
経営成績につきましては、総収益九億七千四百三十九万円から総費用九億六千四十九万円を差し引いた当年度純利益は千三百九十万円で、前年度に比べ五十万円、三・五%減少していますが、引き続き黒字を確保しています。
供給単価、給水原価については、有収水量一立方メートルにつき三十九円二十四銭の原価割れ、料金回収率は八〇・〇%となっています。要因としては、有収率の低下であります。有収率の向上は、経費の節減に直結するものと考えられます。七十五ミリメートル以上の老朽管については、予防保全の観点から、計画的に更新を実施し、本年度は八地区を選定し、漏水調査を行い、十か所の漏水箇所を発見し補修していることは、評価に値するものであります。今後も計画的に事業を進め、有収率の向上を図ることは極めて重要と思われます。
水道事業を取り巻く経営環境は、人口減少などによる料金収入の減少や、施設、管路等の更新や耐震化に要する費用の増大などにより、その厳しさが増すことが見込まれます。しかしながら、水道は市民生活や経済、産業に必要不可欠な公益性の高い重要なライフラインです。このため、令和三年三月に策定された宇佐市水道事業経営戦略に基づき、将来的な水事業に沿った持続可能な事業経営に向けた計画的な事業運営をされることを望みます。
続きまして、下水道事業会計について説明いたします。
令和二年四月より、公共下水道事業、農業集落排水事業、特定環境保全公共下水道事業の三つの
特別会計が、地方公営企業法の財務規定等を適用する公営企業会計へ下水道事業会計として統合され、移行後二回目の決算となっております。地方公営企業法の財務規定等の法適用化により、経理内容や資産情報等の的確な把握及び損益計算書や貸借対照表などの財務諸表により、経営成績や財政状況が明確化され、より正確な中長期的な経営計画を策定することが可能となりました。
予算の執行状況につきましては、収益的収入及び支出の収支差引きは千三百万円の黒字となっております。また、資本的収入及び支出における収支差引きは三億三千九百七十六万円の不足となっておりますが、消費税、資本的収支調整額及び損益勘定留保資金で補填されております。
経営成績につきましては、総収益九億二千七百四十七万円から総費用九億五千百五十九万円を差し引いた額は、昨年度に続き、本年度も赤字で、二千四百十二万円の純損失となっていますが、損失額は前年度に比べ一千六百五十六万円、四〇・七%減少しています。引き続き、黒字化に向けた早急な対策が必要であるので、令和三年三月に策定された宇佐市下水道事業経営戦略に基づき、計画的に企業努力を行うことを要望いたします。
企業債につきまして、昨年度に引き続き、本年度も下水道資本費平準化債の借入れを控えるなど計画的な運用を行ったことにより、年度末残高が八十億八千四百四十三万円となり、前年度に比べ一億三千百四十四万円減少したことは評価に値するものであります。今後、新処理場の建設が進み、多額の設備投資が見込まれることから、今後も長期展望に立った計画的な運用を継続されることを期待いたします。
下水道は、生活排水、産業排水による生活環境の悪化及び公共用水域の汚濁を防止し、公衆衛生を確保する機能を持っており、市民生活や経済産業に必要不可欠な公益性の高い重要なライフラインです。今後、新処理場の完成に伴う新規加入者の増加及び三つの事業会計統合に伴う料金体系の見直しなどによる使用料等の営業収益の増加など、経営の健全化と効率的な事業運営に向けた計画的な事業運営をされることを望み、決算審査の報告といたします。
以上で
報告を終わります。
~ 日程第六
継続審査、調査となっている付託事件の
報告 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第六、閉会中の
継続審査、調査となっている付託事件を議題といたし、
報告を求めます。
グリーンパークホテルうさに関する調査特別委員長
和気伸哉君。
◯
グリーンパークホテルうさに関する調査特別委員長(
和気伸哉君)
皆さん、こんにちは。グリーンパークホテルに関する調査特別委員長の
和気伸哉でございます。
委員会調査
報告を行います。
グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会に付託されました、
グリーンパークホテルうさに関する調査・研究について、去る八月二十六日に、
会議室において委員会を開催し、次のように調査しましたので、
報告いたします。
六月
定例会の
報告では、
グリーンパークホテルうさのホテル建物の売却については、株式会社
グリーンパークホテルうさと宇佐
市医師会との間で大筋で合意に至ったものの、土地の使用条件をはじめ課題が山積しているため、市及び株式会社
グリーンパークホテルうさ、並びに
市医師会の三者による立地協定を締結し、詳細について協議しているとの
報告をいたしました。
六月以降の状況として、
執行部から次のように説明がありました。
まず、新医師会病院及び検診センターの整備の進捗状況についてですが、現在、
市医師会において、プロポーザル方式で設計業者の選定が進んでおり、今月中に業者が決定する予定であること。
次に、土地の使用について、
市医師会が昨年十二月に策定した新医師会病院等の建設基本計画において、
グリーンパークホテルうさが立地するはちまんの郷エリアが建設候補地となっており、本年三月に、市及び株式会社
グリーンパークホテルうさ、並びに
市医師会の三者で締結した立地協定に基づき、その対応を検討してきたとのことです。
その結果、新医師会病院等が担う公共性や公益性、市内最大の避難施設である三和酒類スポーツセンターを有するはちまんの郷エリアに、新医師会病院がもたらす地域防災力を鑑みて、土地の使用について許可をする判断をしたとのことです。
なお、貸付面積は、新医師会病院健診センター駐車場の整備に係る約三万平方メートルで、貸付け期間は、資金の借入れや借地借家法の規定に照らし、三十年間を予定しているとのことでした。
さらに、新医師会から要望のあった無償貸付けについては、新医師会病院が様々な公的な役割を担っていく側面はあるものの、
市医師会自体が民間の事業者であることから、無償での貸付け期間は当面十年間とし、その内容の議案を提出したいとのことでした。
また、
市医師会へ貸付けを行う場合は、それに先立ち、現在、株式会社グリーンパークホテルと締結している土地の使用貸借契約を解除する必要があり、その場合は、契約書の規定に基づき、借手に原状回復義務が生じることになりますが、今回のケースにおいては、建物を残し売却することのメリットが大きいため、建物を取り壊すという原状回復を求める権利を放棄する議案を提出したいとのことでした。
次に、新医師会病院の整備に併せて、市が計画するはちまんの郷エリア再整備基本構想の概要について説明がありました。
市では、当該エリアにおいて、既存のスポーツ施設を確認、健診センター等の医療関連施設と融合を図った市民の憩いと健康づくりゾーンの構築を目指しており、五点の整備コンセプトを設定しているとのことです。
一点目、市総合運動場や風土記の丘などと一体的に、市民が気軽にスポーツや運動を楽しめる健康増進の場や、心身を癒やす文化、教養と憩いの場としての充実を図る。
二点目、市民の健康寿命を延ばすため、検診センターと連携し、施設を活用した健康づくり講座やメニューの充実を図る。
三点目、スポーツツーリズム、ピースツーリズム、ヘリテージツーリズム、ヘルスツーリズムなど、複合的なツーリズム拠点としての充実を図る。
四点目、立地条件を生かし、また、隣接する市営体育館、
避難所との連携により、災害医療の拠点としての機能の充実を図る。
五点目、使い勝手の向上や施設の有効活用などの観点から、市と医師会との共用スペースや設備の充実を図る。
以上五点となります。
続いて、株式会社
グリーンパークホテルうさの会社としての今後の見通しについてですが、前回、委員会で、会社が現時点で債務超過にある以上、現物出資による市の持ち株は消滅する見込みであること。また、地元の民間株主が保有する株式に関しては、運営会社の意向により、建物売却のめどが立った段階で、運営会社の責任において、額面で株式の譲渡を受ける方針であることとの説明を受けました。
しかし、委員よりこうした方針に対して疑義が出たので、現在顧問弁護士や運営会社などと改めて協議、検討を行っているとの
報告がありました。
最後に、市内のホテル事情についてですが、まず、宇佐商工会議所が時限的に経営を引き継いでいる宇佐ホテルリバーサイドですが、七月の稼働率は五八%であること、四日市へ新規立地が計画されているビジネスホテルについては、駐車場の確保を図るため設計変更を行い、現在は、金融機関と資金調達に関する調整を行っている段階であるとのことでした。
グリーンパークホテルうさ関連の質疑では、ホテル運営に係る経費についてがあり、決算見込みでは千六百五十万円ほどの単年赤字であるとの回答でありました。
また、グラウンドゴルフ場がどうなるのかについては、競技団体から、新病院建設に際し、特に支障がないと伺っている。しかし、動線の見直しなどになれば、競技団体に迷惑をかけないように対応したいとの回答でありました。
新医師会病院関連では、十年間の無償貸付けの根拠についてや、ロータリーの付け替えの工事など、費用負担についてや、住民説明会の実施について、また、豊後高田市の応分の負担についてなどの質疑がありました。
最後に、本特別委員会の今後についてですが、付託事件について一定程度の進捗がありましたが、不測の事態に備え、引き続き調査を行っていくことを委員間で確認しました。
以上で、
グリーンパークホテルうさに関する
調査特別委員会の中間
報告を終わります。
◯議長(
衛藤博幸君)以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
明日、三十一日から九月五日までは議案調査のため、本会議を休会いたします。
休会明けの本会議は九月六日午前十時から再開し、
市政一般に対する質問を行います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。
この後、全員協議会を行いますので、議員の
皆さんはしばらくお待ちを願います。
大変御苦労でございました。
散会 午前十時四十一分
宇佐市議会...