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2021年06月10日 令和3年第4回定例会(第2号) 本文
2021年06月10日 令和3年第4回定例会(第2号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2021-06-10
    2021年06月10日 令和3年第4回定例会(第2号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2021年06月10日:令和3年第4回定例会(第2号) 本文 (296発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (二日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和三年六月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  会議に先立ち、議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 浜永義機君。 ◯議会運営委員長(浜永義機君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長の浜永でございます。  議会運営委員会の結果について御報告をいたします。  本日、議会運営委員会を開催し、本日の議事日程の追加について協議をいたしました結果、執行部より提出のありました追加議案、議第七十一号を本日の日程に追加すべきものと決定をいたしました。  なお、変更後の議事日程につきましては、タブレットに掲載のとおりであります。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっておりますが、ここで本日の議事日程の追加についてお諮りいたします。  タブレット掲載の追加議案書のとおり、市長から、議第七十一号 令和三年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)の一件が提出をされました。  この際、議第七十一号を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり)  御異議なしと認めます。  よって、議第七十一号を本日の日程に追加することに決しました。
     変更後の議事日程は、タブレットに掲載のとおりであります。   ~ 日程第一 追加議案の上程(議第七十一号) ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、追加議案の議第七十一号 令和三年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)を上程し、議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  提案理由について御説明をいたします。  議第七十一号は、令和三年度宇佐市一般会計補正予算(第四号)案でございますが、今回の補正額は二億一千九百二十万円の増額で、累計予算額は三百九億三千百八十万円となります。  今回の補正予算案は、国の新型コロナウイルス感染症対策として、高齢者のワクチン接種を加速するための医療機関に対する財政支援等に係る費用や、既に給付が開始されている独り親世帯以外の低所得の子育て世帯を対象とした生活支援特別給付金事業を追加するものであります。  また、広域ごみ処理施設建設の進捗に合わせて整備をする西大堀地区の都市公園整備事業や、国の戦没者遺骨収集事業で引き揚げられる宇佐海軍航空隊にゆかりが深い九七式艦上攻撃機の移送及び保存に要する費用を追加するものであります。  歳出補正の内容につきましては、子育て世帯生活支援特別給付金事業四千七百六十万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業等五千五百四十万円、都市公園整備事業一億八百四十万円、宇佐海軍航空隊保存整備事業七百八十万円の追加を行うものであります。  歳入補正の内容につきましては、子育て世帯生活支援特別給付金などに係る国庫支出金が一億四千二百九十万円、市債が四千二百十万円、基金繰入金が三千四百二十万円の増額となっております。  以上をもちまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)続いて、市政一般に対する質問の順番の変更についてお知らせします。  本日、河野睦夫議員の一般質問を四番目に予定しておりましたが、十五日火曜日の三番目に変更しますので、よろしくお願いいたします。執行部の皆さん、御理解をよろしくお願いいたします。  それでは、新型コロナウイルス感染症対策として、シフト表一のとおり、議員の皆さんの御移動をお願いします。   ~ 日程第二 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第二、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和三年六月十日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、子育て支援施策としての給食費補助等  │市長、教育長┃ ┃若山雅敏君 │ の支援について             │および   ┃ ┃      │  子どもが二人三人と増えると、給食費  │担当部課長 ┃ ┃      │ の負担が非常に重く感じるとの保護者の  │      ┃ ┃      │ 声をよく聞く。少子化対策として多子世  │      ┃ ┃      │ 帯などに対して何らかの支援はできない  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │二、障がいがある子もない子も一緒に遊べ  │      ┃ ┃      │ るインクルーシブ公園について      │      ┃ ┃      │  市内には子どもたちが遊べる公園は、  │      ┃ ┃      │ まだまだ少なく、さらに障がいのある子  │      ┃ ┃      │ が安心して遊べる公園はないに等しいと  │      ┃ ┃      │ 思う。障がいがある子もない子も一緒に  │      ┃ ┃      │ 安心して遊べるインクルーシブ公園の設  │      ┃ ┃      │ 置は考えられないのか。         │      ┃ ┃      │三、ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)  │      ┃ ┃      │ の取り組みについて           │      ┃ ┃      │ (1)ふるさと応援寄附金の取り組みの充   │      ┃ ┃      │  実・拡大を目指しているが、増やした  │      ┃ ┃      │  寄附金の使途は。どんな事業の財源と  │      ┃ ┃      │  して考えているのか。         │      ┃ ┃      │ (2)目的を明確にし市民に理解を求め、取  │      ┃ ┃      │  り組みを広げることが必要ではない   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四、小中学校の教職員等の配置状況につい  │      ┃ ┃      │ て                   │      ┃ ┃      │ (1)小中学校の教職員等の配置は全て予定  │      ┃ ┃      │  通りに充足されている状況なのか。配  │      ┃ ┃      │  置されていない状況であれば、何が課  │      ┃ ┃      │  題だととらえているのか。       │      ┃ ┃      │ (2)新型コロナウイルス感染症について   │      ┃ ┃      │  は、変異株により一層の感染拡大が危  │      ┃ ┃      │  惧されている。しかし、昨年度は国の  │      ┃ ┃      │  政策により配置されていた感染症対策  │      ┃ ┃      │  のスクールサポートスタッフの配置等  │      ┃ ┃      │  が、今年度は少なくなっている。増員  │      ┃ ┃      │  に向けた取り組みは。県や国に対して  │      ┃ ┃      │  も対策の要望を行うべきではないか。  │      ┃ ┃      │五、宇佐市平成令和の森スポーツ公園陸上  │      ┃ ┃      │ 競技場について             │      ┃ ┃      │  サッカー競技関係者から道路側の金網  │      ┃ ┃      │ フェンスが低く防球フェンスとしての役  │      ┃ ┃      │ 割を果たせておらず、サッカー競技時に  │      ┃ ┃      │ ボールがフェンスを越し、公園内道路を  │      ┃ ┃      │ 走行している車両に当たる事故が起きて  │      ┃ ┃      │ いると聞くが、改善すべきではないか。  │      ┃ ┃      │ 市の認識は。              │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、新型コロナウイルス感染症の第四波の  │市長、教育長┃ ┃吉田泰秀君 │ 影響により、全国的に飲食店は時短営業  │および   ┃ ┃      │ など厳しい状況になっているが、漁業関  │担当部課長 ┃ ┃      │ 係者においても水産会社の買い控えや魚  │      ┃ ┃      │ 価の低下により更に苦しい現状にあると  │      ┃ ┃      │ いう話を聞くが、何か支援ができない   │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │二、アサリ貝復活について         │      ┃ ┃      │ (1)三月三十一日に鹿児島大学の西教授が  │      ┃ ┃      │  ドローンによる海の調査を行ったが、  │      ┃ ┃      │  その調査結果はどうなっているか。   │      ┃ ┃      │ (2)アサリ貝復活に向けて今後の計画など  │      ┃ ┃      │  はどうなっているのか。        │      ┃ ┃      │三、修学旅行について           │      ┃ ┃      │ (1)昨年度、宇佐市に修学旅行を目的に訪  │      ┃ ┃      │  れた学校数はどれくらいあるのか。   │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市には宇佐神宮や戦争遺産、広瀬  │      ┃ ┃      │  井路などその他にも歴史を学べる場所  │      ┃ ┃      │  があるので、それらを活用して修学旅  │      ┃ ┃      │  行などで宇佐市に来てもらえるようP  │      ┃ ┃      │  Rをしてはどうか。          │      ┃ ┃      │四、学校給食に関して保護者より量が少な  │      ┃ ┃      │ いという声を聴き、それに関してメニュ  │      ┃ ┃      │ ーの見直しや量を増やすなどの対策を検  │      ┃ ┃      │ 討できないか。             │      ┃
    ┃      │五、フォレストアドベンチャーと言う大自  │      ┃ ┃      │ 然を活用した施設があるが、宇佐市の自  │      ┃ ┃      │ 然を利用して誘致してはどうでしょう   │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十八番   │一、院内町養豚場問題について       │市長、教育長┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)令和三年の三月定例会で、「昨年十二  │および   ┃ ┃      │  月七日に放流許可申請書の提出があ   │担当部課長 ┃ ┃      │  り、内容を審査し、十二月二十三日付  │      ┃ ┃      │  けで業者に対して申請書の補正を求め  │      ┃ ┃      │  た」との答弁があった。また「期限を  │      ┃ ┃      │  三月十五日とした」との再答弁もあっ  │      ┃ ┃      │  たが、その後補正の文書は提出された  │      ┃ ┃      │  のか。されたのならその具体的な内容  │      ┃ ┃      │  を。その補正については内容に不備は  │      ┃ ┃      │  なかったのか。            │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市が一部豚舎と工作物三基の建築  │      ┃ ┃      │  確認申請が提出されておらず、違法性  │      ┃ ┃      │  を認識して丸二年になろうとしてい   │      ┃ ┃      │  る。この問題も三月定例会の答弁では  │      ┃ ┃      │  「昨年十二月二十五日に構造計算書を  │      ┃ ┃      │  添えて報告書が提出されたが、必要書  │      ┃ ┃      │  類のうち、いくつかの書類が不足して  │      ┃ ┃      │  いたので本年一月五日に一月二十日の  │      ┃ ┃      │  期限を設け建築主に対して提出を求め  │      ┃ ┃      │  ている」との答弁だった。しかしなが  │      ┃ ┃      │  ら三月の一般質問の段階では書類の提  │      ┃ ┃      │  出はなされていなかった。その後不足  │      ┃ ┃      │  の書は提出されたのか。        │      ┃ ┃      │二、宇佐神宮参道入り口のバリアフリーに  │      ┃ ┃      │ ついて                 │      ┃ ┃      │  宇佐八幡駐車場から表参道へ通じる正  │      ┃ ┃      │ 規の参道出入り口がある。そこから二~  │      ┃ ┃      │ 三十メートル東側の駐車場に面した柵を  │      ┃ ┃      │ 開け、現在は出入り口にしている。ただ  │      ┃ ┃      │ 参拝客の利便に供するというのは分から  │      ┃ ┃      │ ないでもないが、ここには参道へ通じる  │      ┃ ┃      │ 部分に大きな段差があり、参拝客が気付  │      ┃ ┃      │ かず転び、ケガをすることが再々起こっ  │      ┃ ┃      │ ている。また車椅子や乳母車が立ち往生  │      ┃ ┃      │ する場面も多い。昨年三月議会でこの問  │      ┃ ┃      │ 題を指摘したが、その後八幡駐車場と宇  │      ┃ ┃      │ 佐神宮とでこの問題を話し合ったのか。  │      ┃ ┃      │三、危険なバス停問題について       │      ┃ ┃      │  横断歩道や交差点のそばにある危険な  │      ┃ ┃      │ バス停が、全国で一万百九十五カ所にの  │      ┃ ┃      │ ぼることが三月十九日にまとまった国土  │      ┃ ┃      │ 交通省の調査でわかった。このうち十府  │      ┃ ┃      │ 県の十五カ所では停車したバスが要因の  │      ┃ ┃      │ 人身事故も起きていたという。大分県で  │      ┃ ┃      │ もAランク二十二、Bランク六十五、C  │      ┃ ┃      │ ランク五十の十一市百三十七あり、所在  │      ┃ ┃      │ 地別では大分六十一、別府三十一、佐伯  │      ┃ ┃      │ 二十二の順で全体の八割以上がこの三市  │      ┃ ┃      │ に集中している。宇佐市にある危険なバ  │      ┃ ┃      │ ス停はランク別にいくつあるのか。また  │      ┃ ┃      │ その対策は。              │      ┃ ┃      │四、学校の諸問題について         │      ┃ ┃      │ (1)毎日のように報道機関で報じられる教  │      ┃ ┃      │  員のわいせつ事件。それでも発覚する  │      ┃ ┃      │  のは氷山の一角ともいわれ、教員のモ  │      ┃ ┃      │  ラル問題が問われている。現行の教育  │      ┃ ┃      │  職員免許法では、わいせつ行為で懲戒  │      ┃ ┃      │  免職となって免許を失効しても三年後  │      ┃ ┃      │  に再取得が可能。これに対し教員の免  │      ┃ ┃      │  許再取得を制限する新法が今国会で成  │      ┃ ┃      │  立の見通しとなっている。そこでお聞  │      ┃ ┃      │  きするが、これまで宇佐市の教職員が  │      ┃ ┃      │  わいせつ事件を起こしたことはあった  │      ┃ ┃      │  のか。またわいせつ問題に関してどの  │      ┃ ┃      │  ような対策を講じてきたのか。     │      ┃ ┃      │ (2)近年、「ブラック校則」と呼ばれる不  │      ┃ ┃      │  合理な校則やルールが注目されてい   │      ┃ ┃      │  る。一九七〇~八〇年代、各地の学校  │      ┃ ┃      │  で起こった校内暴力や非行などが背景  │      ┃ ┃      │  として作られた管理教育の名残とも言  │      ┃ ┃      │  われている。現在、各地の学校で校則  │      ┃ ┃      │  やルールを見直す動きが広がっている  │      ┃ ┃      │  という。宇佐市の小中学校では、保護  │      ┃ ┃      │  者や児童・生徒から見直して欲しいと  │      ┃ ┃      │  指摘される校則・ルールはないのか。  │      ┃ ┃      │  また校長や教職員から見直しの動きは  │      ┃ ┃      │  ないのか。              │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。議席番号四番、市民れんごうの若山雅敏です。  まず、五月十五日に御逝去された河野康臣議員の御冥福を心よりお祈りいたします。  質問に入る前に、少しお話をさせていただきます。  河野議員とのお付き合いは、私が市に入職した時期から始まり、二年前からは、私が議員になり、市議会議員の同一会派で、仲間として共に活動し、およそ三十八年間にわたるものでありました。  その間、大変お世話になり、また、多くの御指導も賜りました。たくさんの本を読み、多くの仲間から親しまれた方で、議員の活動を多くの方から期待されていました。早過ぎる御逝去を悼む声をたくさんいただきます。  同じ会派で活動してきた議員として、また、友人として康臣議員を誇りに思い、今後も教わったことを心に置き、代わりにはなり得ませんが、康臣さんの分も精いっぱい活動してまいりたいと思います。  今回の一般質問に当たって、康臣さんのことについて少し語りたいなと思っていたときに、一番くじを引かせていただきました。「ああ、康臣さんも」そういうことだったんだなというふうに感じたところです。  これからも天国で宇佐市のことを見守っていただきたいと思っております。  もう一つ、コロナウイルス感染症についてです。  ワクチンの接種が高齢者の方々から始まり、ワクチン接種についての質問は、市民れんごうからは多田羅議員が、また、ほかの多くの議員からも質問が出ております。私も、ワクチン接種等が進み、コロナウイルス感染症の脅威が収束を迎えることを願ってやまない一人です。  経済活動にも影響が出て、経済的不安が出ており、どんどん拡大している状況であります。また、多くの行事が中止となっておりますし、人と交流することもできなくなっております。近しい人や身内にさえも安易に会えない状況が続いており、康臣さんにも、この一年間、私は会うことができない中でのお別れでした。多くの人が大切な人と会えない状況を早く解消してほしいと切に願っております。  執行部の方々も大変でしょうが、市民の皆さんの不安等の一掃を、一日でも早く解消できるようよろしくお願いします。  それでは、通告に沿って市政一般に関する質問を行わせていただきます。  まず、一項目め、子育て支援施策としての給食費補助等の支援についてですが、子供が二人、三人と増えると給食費の負担が非常に重く感じるとの保護者の声をよく聞きます。少子化対策として、まず、多子世帯などに対してからでも何らかの支援はできないのでしょうか。
     二項目めは、障害がある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園についてです。  市内には子供たちが遊べる公園はまだまだ少なく、さらに、障害のある子が遊べる公園はないに等しいと思います。障害がある子もない子も一緒に安心して遊べるインクルーシブ公園の設置を考えていくべきと思いますが、市の見解を伺います。  三項目めとして、ふるさと応援寄附金、ふるさと納税の取組でありますが、その一点目として、市はふるさと応援寄附金の取組の充実、拡大を目指しておりますが、増やしていく基金等の使途は何か。どんな事業の財源として考えているのでしょうか。  二点目として、寄附金の充当先の事業や目的を明確にし、市民に理解を求め、取組を広げていくことが必要ではないかと思います。市の考えを伺います。  四項目めとして、小中学校の教職員等の配置状況についてですが、その一点目として、小中学校の教職員等の配置は全て予定どおり充足されている状況なのか。配置されていない状況であれば、何が課題だと捉えているのでしょうか。  二点目として、新型コロナウイルス感染症については、変異株の出現等により一層の感染拡大が危惧されております。しかし、昨年度は国の政策により配置されていた感染症対策のスクール・サポート・スタッフの配置等が、今年度は少なくなっております。早急な増員に向けた取組を行うべきではないでしょうか。県や国に対して、財源を含めた対策の要望を強く行うべきではないでしょうか。  最後に、五項目めとして、宇佐市平成令和の森スポーツ公園陸上競技場についてです。  サッカー競技関係者から、道路側の金網フェンスが低く、防球フェンスとしての役割を果たせておらず、サッカー競技時にボールがフェンスを越し、公園内道路を走行している車両に当たる事故が起きているとお聞きします。フェンスの改善を早急にするべきではないのでしょうか。市の認識を伺います。  以上、五項目七点についてお伺いします。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、若山雅敏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、ふるさと応援寄附金の取組についての一点目、増やした寄附金の使途、どんな事業の財源として考えているのかと、二点目、目的を明確にし、市民に理解を求め、取組を広げることが必要ではについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。  ふるさと納税制度は、ふるさとや地方団体の様々な取組を寄附金という形で応援する制度で、子育てや教育、まちづくりなどに活用され、地域の活性化などに役立てるものであります。  昨年度の実績は二億六千七百五十万円で、伸び率は県下トップとなりました。今年度は四億円確保に努め、将来目標十億円を目指しております。  使途につきましては、自然と文化を守る事業、次代を担う人材を育成する事業、定住と地域コミュニティ活動を促進する事業、産業と観光を振興する事業、新型コロナウイルス感染症対策事業、その他市長が必要と認める事業の六項目を運用事業として定めております。  この運用規定に沿って、基金から財源充当する今年度の事業につきましては、史跡法鏡寺廃寺跡や小部遺跡の保存整備、小学校の遊具更新、小中学校の図書やデジタル教科書・副本購入、地域コミュニティ組織運営交付金、風景スポット再生、中小企業資金融資利子補助など、計十二事業を予定しております。  また、議員御指摘のとおり、市民が実感でき、寄附者にも理解しやすい事業活用とするためには報告や周知が重要となります。市としましては、市ホームページ等を通じて報告・周知するとともに、商工団体やまちづくり協議会、市人会などで寄附を呼びかけるなど、より一層の寄附額の増加に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの小中学校の教職員等の配置状況についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育長の高月でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  四項目め、小中学校の教職員等の配置状況についての一点目、小中学校の教職員等の配置状況と、配置されてない状況であれば課題は何かについてですが、県費負担教職員につきましては、現在、育休代替や病休代替など四名が欠員となっております。市費会計年度任用職員につきましても、本来必要な複式授業改善臨時講師、多人数学級支援教員、習熟度別学習指導教員、特別支援教育支援員のうち十名が配置できていません。  市内はもちろん、全県的にも教員免許保有者が不足していることが課題であります。県費負担教職員につきましては、県教育委員会に一日も早い配置を求めております。市費会計年度任用職員についても、現在、ハローワークの求人や退職者等への声かけにより、各職種の募集を行っているところです。  二点目、スクール・サポート・スタッフの増員に向けた取組は、県や国に対しても要望すべきではないかについてですが、昨年度は、年度当初の教員業務サポートスタッフ活用事業の四名に加え、新型コロナウイルス感染症対策のため、学習環境緊急整備事業として、国の補正予算により年度途中に新たに十六名を配置いたしました。今年度は、国の配置基準が変更されたことから昨年同様とはいかず、十名の配置にとどまっております。  新型コロナウイルス感染症はいまだに収束のめどが立っておらず、毎日の消毒作業をはじめとする感染防止対策は今後も続くことや、アフターコロナにおいても、教職員の業務負担を軽減し児童生徒と向き合う時間を確保するために、本事業の継続及び拡大を要望してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの子育て支援施策の一つとしての給食費用補助等の支援についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長 岡部でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、子育て支援施策としての給食費補助等の支援について、多子世帯などに対して何らかの支援はできないかについてですが、本市では多子世帯への支援として、出産祝金では、第一子、第二子は五万円、第三子以降は二万円加算して七万円を支給、また、おおいた子育てほっとクーポンでは、子供数に応じてクーポン券を一万円ずつ加算、さらに保育料については、三歳未満の第二子以降は無料とするなど様々な支援を行っております。  一方、学校給食法では、義務教育諸学校の設置者は、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費を負担することとされており、本市においても、これに沿って食材料費のみを給食費として保護者に御負担いただいております。  しかし、本市の子ども・子育てニーズ調査において、給食費についての経済的支援を望む声があることは認識しておりますので、今後も、少子化対策として多子世帯に何らかの支援はできないか調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの障害がある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園についてを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、おはようございます。建設水道部長の城でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、障害がある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園の設置についてですが、議員御提案のインクルーシブ公園とは、障害の有無にかかわらず、子供たちがみんなで一緒に遊べるように設計された公園で、遊具の地面にクッション性のあるコルク等を設置し、遊具の高さを抑え、車椅子での利用もできるものや、車椅子等が自由に移動できるように敷地内の段差解消を行うなどの配慮が施されています。  市が管理している都市公園の遊具につきましては、平成二十八年度に策定した長寿命化計画に沿って優先順位を定め、防災・安全社会資本整備交付金を活用した公園長寿命化対策事業により更新を行っているところです。  現在、インクルーシブ公園及びインクルーシブな遊具の設置は、全国的にまだまだ進んでいない状況ですが、共生社会の実現に向けて必要な対策と考えておりますので、今後、先進事例も含め、調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの宇佐市平成令和の森スポーツ公園陸上競技場についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆さん、おはようございます。経済部長の出口でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  五項目め、平成令和の森スポーツ公園陸上競技場の道路側の金網フェンスの改善について市の認識はについてですが、宇佐高田サッカー協会などの競技団体や指定管理者である宇佐市施設管理公社に確認したところ、大会や練習中に西側フェンスを越えてボールが道路に飛び出すといった報告を受けております。  また、本年三月には、宇佐高田サッカー協会よりフェンス設置の要望が寄せられており、現在のフェンスの高さでは事故につながるおそれがありますので、早急に現地調査を行い、改善に向け検討いたします。あわせて、指定管理者と協力して走行注意の看板を設置するなど、スポーツ公園利用者への注意喚起に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、再質問をさせていただきます。  議長、すいません、通告の質問順を少し変更して、三項目め、ふるさと応援寄附金、ふるさと納税の部分から再質問を最初に行って、その後は順次行いたいのですが、よろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)はい、許します。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、三項目めのふるさと応援寄附金の取組についての一点目と二点目について、併せて再質問をいたします。  今年度も目標額を引上げて取り組むこととしていますが、施政方針にもありました、回答にもありました、将来目標十億円を目指していくということでありますので、今後の取組計画について確認をいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  今後の取組の経過ということでございます。  まず、取組の指針というものを定めまして、全庁的に連携してやっていこうじゃないかというような方向でございます。  取組の大きな柱は、三月定例会等でも申し上げましたが、事業者等と連携した魅力的な返礼品の品ぞろえ、それから、効果的な広告等による情報発信の強化、それから、明確な事業活用による事業展開と市民等への詳細報告、周知というようなことを柱としているところでございます。  そういった中で、四月、五月、こういった実績もですね、前年のこの二か月間、前年比で七・一倍に当たる七千六百万円の寄附をいただいておりますし、これはシャインマスカットを中心とした寄附でございますが、これを除いてもですね、三・二倍に当たる三千四百万円というような実績で、大変好調で着実に増加しているというような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)年々着実に増加しているというのは私も認識しておりますし、心強く思っているわけですが、やっぱり十億円という目標はかなり高いものだというふうに思っております。そのためには、行政だけではなくてですね、市民の方々も一緒になってセールスをしていただく必要があるのかなと。  そのためには、この財源が増えることによって、当然自主財源という形になると思いますんで、市が独自でやる政策が、こういうふうに生かされてくるということを広く市民に分かっていただく。こういう市議会での提言も含めて、市民からの要望等々含めて、その中の事業、こういう事業をやりたいという部分があれば、即そういった部分を取り入れてですね、こういう事業をやっていきたいんだ、だから皆さんも一緒になって取組をしていただけないか、そう訴えていくことも一つの方策だと思っております。  また、リピーターを増やす意味でも、きちっとしていただいた方には、こういったことに活用できましたという部分の報告もしていただければ、もっともっと広がっていくし、それが少なくなることなく定着していくんじゃないかというふうにも思っておりますので、そのためには、やっぱり庁内体制含めて、スタッフ等も含めて、きちっとした体制をつくってですね、本当に十億円を目指すというのは大きな事業だと思いますので、いろんな事業に関連する事業、ふるさと応援寄付金は大切な事業ですので、いろんな事業の財源としてきちっと確保していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。  先ほども答弁いたしましたし、議員さんの御指摘のとおりでございます。しっかりですね、全庁的また全市的に広がりを持った取組をもって寄附額を広げていきたいと、増加に努めてまいりたいと思います。  そしてまた、今後ですね、着実に寄附額を増やし、自主財源を確保していく中でですね、市民の生活サービス向上と市政発展、これに資する事業、市として求められる事業などもですね、他市の優良事例なども参考にしまして、充当し、展開していくことが大事であろうというふうに思っております。また、そういったものも施策の目的や効果なども調査研究いたしましてですね、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。いろんな提言をする中で、どうしても財源がという部分が答弁の中にも出てくると思いますので、その答弁を少なくするためにも、ぜひこういった自主財源を増やしていく努力をしていただきたい。当然私たちも一緒になって努力してまいりたいと思いますが、よろしくお願いします。  次に、一項目めに戻りまして、給食費補助等の支援を少子化対策として、まず、多子世帯から行っていただけないかということであります。  これまで市で独自で行っている少子化対策としての支援策や、これからの計画等を少し確認をさせていただきたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)子育て支援課長の西田でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  宇佐市の子育て支援施策は、子ども・子育て支援事業計画に基づき関係課が連携し、子育て支援団体の御協力をいただいて実施しております。  今現在、少子化対策として市が独自に行っている施策は、すくすく子育て祝い金、保育所の副食費の無料、こちらは三歳以上児の副食費の無料となっております。それと予防接種事業で、インフルエンザ、ロタウイルスワクチン接種時助成等が挙げられます。そのほかにも、経済的支援事業では五事業ほど行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)大変多くの事業をされているということは私も認識しております。ただ、それがなかなかですね、逆に細か過ぎて、PRに欠けるという意味ではないんですが、給食費を無料にしますとか、今回医療費のことが出ておりますが、そういったものよりもちょっとインパクトが弱いのかなというふうに思います。  決して今の市の事業を否定するわけでも何でもない。十分な取組をされていると思うんですが、やはり声としては、質問の冒頭にも言いましたように、給食費の何らかの軽減ができないかなという要望を私も多く聞きます。  給食費については、これまでも九州市長会等を通じて国へ、保護者への給食費負担軽減のため、公費負担を念頭に置いた財政措置を講じることと要望しているという答弁をされておりますが、その認識と要望内容は現在も変わらないのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)学校給食課長の新納でございます。若山議員の再質問にお答えします。  無償化等につきましては、現時点でも、生活保護受給世帯やそれに準ずる世帯の方につきましては、既に給食費の全額が助成されているところでございますので、引き続き全国市長会を通じて、学校給食の基礎的経費であります学校給食費については、保護者への給食費負担軽減のため、公費負担を念頭に置いた財政措置を講じることを要望していきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)いつもいつもその認識は、公費負担を行っていくのだという認識だということだと思うんですが、なかなか遅々として、そういうふうにならないという状況が続いているわけです。  その状況下で、市として取り組む支援が何かできないか。市もそういった認識はあるわけですから、例えば自分が言いましたように、まず、多子世帯に対してからの、一番負担の大きい世帯に対しての支援策が何かできないか、そういった部分を検討したことはあるのか、また、今後検討する、協議等を行う予定はあるのか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  まず、他市の状況でございますが、県内十三市の調査を行いました。多子世帯の第二子、第三子の児童生徒に対して給食費の支援などを行っている市はございませんでした。  多子世帯に対する支援を含め、少子化対策につきましては、当課ではなかなか検討しづらいところがございますが、各関係機関と協議を行い、全国的な動きを参考にしながら、調査研究していきたいというふうに考えております。また、併せて他市の状況等も注視していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)確かに学校給食課においては、一部の助成ちゅうのはなかなか議論しにくい部分だというふうにも思いますけど、それはそれで置いておいて、それでよしとすることではないと思います。市全体で考えるべきだと思っておりまして、ですから今回、子育て施策として取り組めないかということで提言をしたところであります。  教育委員会だけでなくてですね、市長部局も含めた検討を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)再質問にお答えいたします。  今現在ですね、県下で給食費の助成を子育て支援策としてしているところは、豊後高田市一市のみでございます。その中で、宇佐市といたしましても、給食費のですね、助成のほうを試算しております。  その試算につきましては、令和三年度四月時点でございますが、教育扶助等でですね、給食費を助成されている方以外の方を対象として試算しております。第二子以降をですね、無償化した場合はですね、七千六百万円、第三子以降を無償化した場合は一千八百万円の財源が必要となるかと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。
    ◯四番(若山雅敏君)そういった検討をされているということで、検討というか、試算をされているということであります。  ぜひそういった部分も続けていただいて、一点目に戻るんですが、いろんな事業、市民からの要望の強い事業についてはですね、ふるさと納税増やしていくという部分も含めて、ぜひ財源として活用して、これは執行部の決めることでありますから、そういった部分等も鑑みてですね、全体的な取組を行っていただきたいと。また給食費については随時質問を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、二項目めの障害がある子もない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園についてです。  答弁にもありましたように、なかなか広がっている部分ではなくて、去年、東京都のほうで、国内初のインクルーシブ公園が誕生したと私も認識しております。しかし、欧米では既にですね、一般的な公園として広まっている事実もありまして、去年そういった実績ができたということで、今後、新しい公園はもとより、改修・改築のときにでもですね、そういった動きは広がってくるんではないかと期待されております。  当市では、これまでにインクルーシブ公園等について議論されたことはあるのでしょうか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  今回、ユニバーサルデザインということについては、当課等、認識しておりましたが、今回インクルーシブな遊具等について、議員のほうから御提案いただいて、そういったことについて認識したということでございまして、これまでそういった議論をしたことはありません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今後の議論を期待するわけですが、私も正直、このインクルーシブ公園、最近知ったところですが、欧米におる知り合いに聞いてみると、もう向こうでは当たり前の話で、例えば遊具もそうですし、砂場等も、もう地面にあるのが私は当然だと、それが砂場だと思ってたんですが、車椅子の子供たち、また、高齢者の方も、車椅子でつけて遊べるように、テーブルの高さにある砂場もあるんだと。ああ、なるほどなあと。ちょっと今まで私の認識が全然ずれてたなというふうな思いであります。  こういったことを調査研究しながら、また議論しながらでないと進まないと思っておりますので、ぜひ今後議論されていただきたいと思います。さらに、公園自体も当市には少ないと感じるんですが、今後公園をつくる計画はありますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  現在、今回の議会でもちょっと提案させていただいておりますが、西大堀地区公園のほうがですね、今回整備を行っていくという計画がございますので、そちらの中で、こういったユニバーサルデザインを取り入れた形での公園ということを計画しておりますので、こういったインクルーシブな遊具等も、今後、調査研究してまいりたいという考えは持っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)インクルーシブ公園、遊具含めてそうですけど、これができればですね、市民の誰もが安心して遊べる公園になるんだということだと思います。今後協議をしていただくということでありますので、新しい公園計画についても、また、既存の公園についても改修があるたびごとにですね、こういった議論はきちっとなされていくことを切に願っております。よろしくお願いします。  次に、四項目めの小中学校の教職員等の配置状況についてであります。  複式授業改善、多人数学級支援等の資格が必要な職で、それぞれ配置状況を聞かせていただきたいと思いますし、また、資格が必要でない職の配置状況もお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。四番 若山議員の再質問にお答えします。  現在足りていないのは、多人数学級支援教員が三名、習熟度別学習指導教員が五名、複式授業改善臨時講師が一名で、この三つにつきましては教員免許状の資格が必要となります。  資格は必要はありませんが、特別支援教育支援員が一名足りないという状況になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ほかにも学校現場には会計年度任用職員の方がおると思うんですが、資格のいらない学校主事さん等がですね、そういったところの配置状況はどうなっているでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  ほかの職種については、予定された人数は足りております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)やはりそういう状況を見ると、有資格者というか、そういった方の補充ができていない、欠員ができているという状況でありますが、何が課題だというふうに捉えられているでしょうか。今、国レベルで教職員の免許更新制度の課題という部分も議論されておりますが、いろんな課題があると思います。まず、どういった課題を捉えているでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  一番大きな課題としましては、やはり先ほど教育長も答弁したように、教員免許保有者が少ないと。これは宇佐市だけではなく全県的、全国的なものではありますが、それが一番大きなものではないかなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)免許更新制度の部分で、失効される方もいらっしゃるということで、全体的な人数が減っていくんだという話も聞きますが、それはまた国レベルで今議論されているところです。  で、声として聞くのが、県内でも行っております十年三地域の制度、これについては、いろんな方から大きな課題であると。教職員だけでなく、ほかの学校関係者の方からも、地元の先生というか、宇佐市内の先生が少ないというのもちょっと語弊があるかもしれませんが、そういった部分はやっぱり問題じゃないかと。  この制度ができた背景もお聞きしました。当時としては、メリットを考えて当然導入した制度だと思うんですが、今明らかにこういった不満の声が上がる中、またこういう欠員という状況が増える中、明らかにデメリットのほうが大きいんじゃないかという声も多く聞きます。その辺は市教委の認識としていかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  十年三地域につきましては、若いうちにいろんな地域で経験を積むということは大切であると思っております。課題についても、例えば、配置されるのが、居住地とは離れたところであるというような遠距離の問題や、それぞれ若い方が多いですので、子育て等ですね、いうところでの、それぞれのワーク・ライフ・バランスというところが課題であろうかなと思いますし、そういう声も聞いておりますので、そこにつきましては、やはり現場の状況というのをですね、しっかり伝えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今答弁にもありましたようにワーク・ライフ・バランスですね、極端な話すると、十年三地域の問題で、夫婦で県南と県北に分かれて配置された、そういった実例もあると聞きます。  子育て等々する中でですね、子供たちと関わる中で、また地域と関わる中で、そういった制度はやっぱりおかしいんじゃないかと単純に思うんですが。また、併せて教職員の働き方改革がこういうふうに言われている昨今、また欠員が出ている状況の中、やっぱり市から声を上げて、県の教育委員会に物申すべきだと思っておりますが、そういった取組はなされているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  県のほうへの要望は、これからも続けていきたいと思っております。  やはりですね、人が足りないという状況につきましては、やはりこの多忙化というところで、教職員の働く状況というのをですね、やはり教育という職業がすばらしいものであると。魅力をですね、やっぱりしっかり伝えていくということも必要だと思いますし、やはり人と人とのつながり、ネットワークの中で人材を確保していくというところもですね、今後も続けていかなければいけないなというところを強く思っておるところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)他県に比べて働きにくいというふうに認識されるとですね、どうしても教職員になりたいという方がほかの県に流れていく。ますます大分県の教職員が不足してくる。そういったスパイラルにもなりかねないと思いますので、ぜひ、県教委への要望を強めていただきたいと思います。  二点目のスクール・サポート・スタッフの配置についてもそうなんですが、こういった職員の欠員の状況があると認識しながらも、また、働き方改革の部分が遅々として進まないという状況にありながらも、それをサポートする体制をなかなか取らない。去年よりも感染拡大が進む中で、去年よりも悪い体制といいますか、不足する体制をつくっている。それについては、どうお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  スクール・サポート・スタッフにつきましては、実際に配置された学校からはですね、やはり非常にありがたいという声を聞いております。配置の状況につきましては、やはり国・県の基準のほうが変わったところでですね、人数は減らさざるを得なかったという状況はありますが、それにつきましても、このコロナの状況が終わった後でも、やはりこの働き方改革と含めまして、人材確保、こういう事業は必要であると考えておりますので、この事業の継続・拡大はですね、これから先も継続して要望してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)すいません、私が言うのも何なんですが、市教委としてですね、これまで複式解消とか支援のための会計年度任用職員等々の配置を市独自の財源で行ってきたことは十分認識しているところですし、頑張っていただいているなという思いがあります。ですから、逆にこういった状況をつくり上げているというか、ちょっと言い過ぎでしょうけど、こういった状況になっていることを認識しつつも何も手を出そうとしない、対策を打とうとしない県教委に対して、もっと強く物申すべきだというふうに思っております。  先ほど、今後も要望していくということでありますので、ぜひ、そういったスタンスを貫いていただきたい。少しでも学校現場の職場環境というか働く環境がですね、改善されて、多くの方が子供と関われる、教職員を夢見れる職場にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  最後に、五項目めの宇佐市平成令和の森のスポーツ公園の陸上競技場、防球ネットの改善についてです。  答弁にも、前向きな答弁がありましたのでありがたいことなんですが、これまでの事故等について把握しているものがあるのか。あれば、どのようなものがあるのか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長の香下でございます。再質問にお答えいたします。  大きな事故につながるような報告は受けておりませんが、フェンスを越えたという状況については、競技団体に確認したところ、高校生を含む一般大会では一面を使用しておりまして、その場合、一試合当たり二球前後がフェンスを越えている。また、小学生の大会では二面を使用しておりまして、一試合当たり四球前後が西側のフェンスを越えて、道路に出ているという状況を伺っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)そういった状況、いつ事故が、もっと大きな事故が起こってもおかしくない状況、危険性が予見できているという中なんですが、例えば高額な賠償金等が発生する場合、そういった危険性を予見しているにもかかわらず何もしていなかったということで、市が責任を負うことにも、まあ、管理者としてのですね、責任を負うことになると思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  議員御指摘のとおり、やはりこれが大きな事故につながる可能性は十分認識しておりますので、答弁にもございましたように、調査確認を十分にし、早急に対応したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)中の道路はですね、今後公道というか、そういった部分にもつながっていくというふうに聞いておりますので、答弁にもありましたように早急な改善を求めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  今回の私の一般質問、突っ込むというより、大きな問題提起をしたというふうに思っております。今後、その取組について、またまた随時、質問等行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、私の一般質問、これで終了したいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で若山雅敏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十一時十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午前十時五十八分               ───────────────                 再開 午前十一時十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  二番 吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)皆さん、おはようございます。  一般質問の前に少しお話をさせていただきたいと思います。  先日ですね、私、家族と麻生の蛍の宿というところに蛍観賞に少し行ってまいりました。そこにはですね、暗闇の中に蛍の光が映えてですね、木々にはすごい、何かクリスマスツリーのような幻想的な雰囲気を見て、私の心にワクチンを打たれたような思いになりました。  今コロナ関係でですね、自粛、自粛の中、皆さん心に余裕がないというか、ちょっとぎくしゃくしているような雰囲気もあります。ぜひですね、そういうのを解消するためにも、蛍観賞など自然に触れてですね、いただきたいと思います。それがですね、心に余裕ができれば、コロナに関しての偏見や差別等も解消されるんではないかと思い、一般質問に入らせていただきます。  一項目め、新型コロナウイルス感染症の第四波の影響により、全国的に飲食店は時短営業など厳しい状況になっているが、漁業関係者においても、水産会社の買い控えや魚価の低下により、さらに苦しい現状にあると話を聞くが、何か支援はできないか。  二項目め、アサリ貝復活について。  一点目、三月三十一日に鹿児島大学の西教授がドローンによる海の調査を行ったが、その調査結果はどうなっているか。  二点目、アサリ貝復活に向けて今後の計画などはどうなっているか。  三項目め、修学旅行について。  一点目、昨年度、宇佐市の修学旅行目的に訪れた学校数はどれぐらいあるか。  二点目、宇佐市には宇佐神宮や戦争遺産、広瀬井路など、そのほかにも歴史を学べる場所があるので、それらを活用して、修学旅行などで宇佐市に来てもらえるようPRしてはどうか。  四項目め、学校給食に関して、保護者より量が少ないという声を聞き、それに関してメニューの見直しや量を増やすなどの対策を検討できないか。
     五項目め、フォレストアドベンチャーという大自然を活用した施設があるが、宇佐市の自然を利用して誘致してはどうか。  以上、一回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、吉田泰秀議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、新型コロナウイルス感染症の影響により、漁業関係者に何か支援ができないかについてでありますが、昨年度は県漁協宇佐支店より漁業経営の支援についての要望書が提出をされ、漁業継続支援として、県漁協宇佐支店に在籍する組合員に賦課金の八割相当額の支援金を給付いたしました。また、毎年実施をしている種苗放流事業に対して、漁協負担金の一部を支援するなど、組合員負担の軽減を図ったところであります。  水産業の振興対策につきましては、施政方針で述べたとおり、長洲漁港の流通基盤整備や高津漁港のしゅんせつを推進するとともに、計画的な藻場造成、担い手の育成に取り組む予定であります。  また、水産資源の維持回復を図るため、クルマエビ、ワタリガニ、アサリ等の放流を行うとともに、大学と連携し、干潟環境の改善に取り組むこととしております。  このような中、今年度においても新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、飲食店を中心とした需要が低迷しているため、漁業者より引き続き経営が厳しい状況であるという声が寄せられております。市としましては、漁業者から実情を詳しくお伺いするとともに、国、県、他市町村の支援策などの情報収集を行い、どのような支援ができるのかを検討してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めのアサリ貝復活についてと三項目めの修学旅行についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、アサリ貝復活についての一点目、鹿児島大学がドローンによる海の調査を行ったが、その調査結果はについてですが、今回行ったドローンによる空中撮影は、本市が水産振興に関する包括連携協定を締結しています熊本県長洲町との交流を通じて、長洲町干潟の環境保全・再生実験を手がけました鹿児島大学の西教授の御好意で撮影いただいたものでございます。  本市としましては、今年度、鹿児島大学、大分大学と連携し、ドローンによる空中撮影から得る観測データと現地データによる地形や底質の調査・解析を行うこととしており、今回の撮影はその予定地の一部について地形を把握するために撮影したものであり、今後の調査等に活用してまいります。  二点目、アサリ貝復活に向けての今後の計画はについてですが、今議会に提案しております補正予算において、干潟環境改善事業として、市内四か所の干潟調査を委託し実施することとしております。あわせて、毎年実施している水産多面的機能発揮事業として、干潟耕うんや水産業再生総合対策事業での母貝の放流などにより、アサリ貝復活に向けた取組に努めてまいります。  次に、三項目め、修学旅行についての一点目、昨年度宇佐市に修学旅行を目的に訪れた学校数はについてですが、本市での修学旅行の受入れは、例年グリーンツーリズム農泊体験が主流でしたが、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、平和学習を目的とした県内旅行を多数受け入れたことから、受入れ件数は百二十六件、五千百九十八名で、内訳としては、県内百二十件、県外六件となっています。  二点目、宇佐神宮や戦争遺産、広瀬井路なども活用して、修学旅行などで宇佐市に来てもらえるようPRしてはについてですが、旅行会社との商談会において、平和学習や郷土の偉人など顧客の関心が高いものについて、関係課参加の下、教育旅行の商談を行っております。  また、本市のホームページやパンフレット等で、教育旅行を扱う旅行会社や学校に向けて、教育旅行の素材となる観光地のPRを行っているところです。  今後もアフターコロナを見据え、本市に訪れていただけるよう旅行会社等と連携を深めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの学校給食のメニューや量の見直しについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  四項目め、学校給食に関して、メニューの見直しや量を増やすなどの対策は検討できないかについてですが、学校給食は学校給食法に基づき実施され、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ、児童生徒の食に対する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものです。  給食の量については、個人差はあると思われますが、学校給食法第八条、学校給食実施基準に基づいて行っており、栄養価についても児童生徒一人一回当たりの摂取基準が定められています。  本市においても、おかずなど具材の量は、学校給食実施基準に則り、一人当たりの栄養価を考慮しながら算出し、限られた食材費の中で献立を工夫しながら多様なメニューの給食を提供しているところです。  メニューの見直しや給食の量については、毎月、栄養士と調理員で献立検討委員会を、また学期ごとには、栄養士、調理員、各学校給食担当者で構成された献立委員会を開催し、よりおいしい給食にするための協議、検討をしているところです。  今後も学校等と連携しながら、児童生徒の満足度向上に向け、内容の充実に努めるとともに、安全・安心でおいしい学校給食の提供を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの宇佐市の自然を活用した施設についてを、院内支所長 久保文典君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(久保文典君)皆さん、こんにちは。院内支所長の久保でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  五項目め、フォレストアドベンチャーという大自然を活用した施設があるが、宇佐市の自然を利用して誘致してはについてですが、本市において自然を利用している施設として、岳切渓谷キャンプ場があり、平成三十一年四月にリニューアルオープンしたコテージ等の新設に加え、令和元年度及び二年度には、休憩所の新設やコロナ禍に対応した施設の改修により、約六千人の利用者の増加につながっております。今後も利用促進を図る上で、魅力ある施設として、各種イベントの開催など地域等と連携して取り組むことが重要であると認識しています。  議員御提案のフォレストアドベンチャーの誘致についてですが、これは株式会社フォレストアドベンチャーが展開する森林を利用したフランス発の自然共生型アウトドアパークで、幅広い年齢層の方が安全具を付けて、空中散歩など様々なアクティビティーを楽しむことができる遊具が整備されており、国内では現在三十五か所で展開されています。  また、施設については、地権者、自治体、企業等が関わり、近年では、健康、観光、教育等の多様な分野が、森林空間とつながることにより、森林サービス産業への貢献がなされています。  一方で、厳格な管理基準や統一的な部材調達・整備等、安全管理面でのコスト負担や敷地の確保などの問題も誘致における問題となることから、先進事例の調査を含め、設置の可能性について調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁終わりましたが、再質疑があれば、質問があれば許します。  吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)答弁ありがとうございます。  先ほどですね、飲食店を中心とした需要が低迷している。だから、漁業者も経営が厳しい状況であるという御答弁をいただいたんですけど、実際、漁業関係者の方にどこまでの範囲で話とかを聞かれてますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)林業水産課長 木下です。再質問にお答えいたします。  漁業者、個人個人には聞いてはないんですけど、漁業者の一部の方に、要は先ほど述べたように、飲食店の需要が減っているので魚価のほうが低く抑えられている。持って行っても、飲食店に納めに行っても受け取っていただけないというようなお話のほう承っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)答弁の中で、漁業者からこれから事情を詳しく伺うとともにというのがあるのでですね、長洲の漁業関係だけでも、漁法が違えば、例えば船の大きさも違う、漁の仕方も違う。それぞれ抱えている問題というのはいっぱいあるんでですね、例えば、漁業関係者の理事会なり漁法の代表者の人に話を聞くというか、アンケートなりそういう調査をするというのは、今後は難しいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  漁業関係者も含めて漁協を通じてですね、そういう部会の方々にもですね、お話のほうをお伺いしたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  自分の同級生に漁師さんがいるからですね、常に今の苦しい現状っちゅう話は聞いています。今回、第四波が出てですね、これに至っては、ハモ漁解禁前からもう水産会社の買い控えの数字が出たとか、養殖物、例えばタイとか、今タイが値段がしないんだという話を聞いたんですけど。やっぱ養殖もんに関しては大きさの規格があってですね、もう規格になったら売れようが売れまいが出さないといけない。それによって市場に魚があふれる。だから魚価が上がらない、魚が売れないという原因もあるという話を聞いてます。  実際のところですね、自分の知り合いの漁師さんは、売上げがもう三割以上は落ちてるという話を聞きました。その中で、今さっき調査をしていただく中で、漁業後継者、子育て世代の方たちの話をよく聞いていただきたいというかですね、やっぱ売上げ三割も落ちた中で子育てしていく、家庭を守っていくというのはものすごい大変なことだと思ってます。  今回こういう支援ができないかという中でもですね、やっぱ魚価が低迷してでも売らないと生活ができない。収入が減ってでも魚を獲りに行かないと生活ができないという中で、やっぱり今、漁師さんたちが一番費用的にかかるのが網代であり、燃料費であり、やっぱ経費がすごくかかるんですですね。三割落ちた売上げに対してっちゅうわけじゃないんですけど、そこで、例えば燃料費とか、そういう経費的な分の補助ができれば、だいぶ漁に行きやすい環境でもあるし、売上げ減った分でも若干でもカバーできるんじゃないかなと自分は思うんですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  他市の支援の状況等もですね、研究しながら、何が支援できるのかを含めてですね、検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)前向きな答弁ありがとうございます。  本当に実際ですね、耳傾けてみて、心を通わして初めてその人が求める支援ができるんではないかなと自分は思いますんで、そこら辺はしっかり対応していただくよう、よろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  アサリ貝の復活なんですけど、長洲の方だけではなく、みんなが待ち望んでる部分だとは思うんですよね。今、やはり自分たちが子供のときからそうなんですけど、やっぱ海の近くの人は海遊び、山の近くの子は山遊び、川遊び、いろいろ遊び方はあるんですけど、今、コロナで、和間海浜公園でアサリ貝、海開き等が中止になってるんですけど、コロナが収束してそういう海遊びができるような環境になったときに、近い将来なんですけど、自然相手なんですぐにとは難しいと思いますけど、ちょっとそこに向けて、全力でこのアサリ貝復活に取り組んでいただきたいなと思いまして、この質問をしました。  西教授がドローン撮影で長洲の埋立地のとこに見えたときに、自分もちょっと縁があって参加させてもらったんですけど、やっぱりですね、長洲の海に関したら、別に水が汚れているわけでもなく、場所が悪いわけでもない。ただ栄養分が足りないという結果が一つは出ていると。あと、アサリ貝が生息していくのにどこの土地が適しているかというのを今回ドローンで見たと。  それ以上に、例えば海の栄養分、ここに栄養分が集中してるとか、それ以上の調査になるとやっぱ費用的なもんがかかってくるんで、そこは宇佐市さんの考え次第ですねというような意見をいただいたんですけど、そこら辺はどこまでぐらい調査をする予定でありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  今議会にですね、補正予算として上げさせていただいてます干潟改善事業といたしまして、その中でですね、先ほど議員述べられたように、水質であったりとか底質であったりとか、干潟の形状ですね、その辺りも含めて、どこに覆砂したらいいのか、どこを削泥したらいいのかも含めてですね、調査のほうを実施したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)その範囲としたら、今自分は長洲のドローンの調査を見たんですけど、例えば和間海浜公園、貝掘りができる場所もあるんでですね、そこら辺までは範囲に入っているのかどうか、その地質調査の、教えてもらえますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  先ほどの答弁の中でもお答えいたしましたように、市内四か所の干潟をですね、調査するように計画しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)せっかくですね、海浜公園に行く道路も整備されて、あそこはもう時期になると、五月のゴールデンウイークとかになると大型バスもどんどん来てですね、駐車場もいっぱいで道路に車があふれるぐらい人が集まるところです。アサリ貝復活を皆さんが期待していると思いますんで、しっかり調査していただいて、復活に向けて努力していただきたいと思います。  アサリ貝復活の今後の計画なんですけど、大体何か年とか、そういう予定等はありますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  本年度実施する調査においてですね、その調査結果に基づき、どういう形で改善に向けて計画したほうがいいという報告のほうをいただきたいと考えておりますので、それに応じて計画のほうを策定していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  アサリ貝復活も結果が全てだと思っています。ぜひ復活できるようにですね、自然相手なんで難しい部分もあるんですけど、ちょっと早い時期というかですね、そんなに長期かからないようしっかり研究していただいて頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次の質問に参ります。  修学旅行についてですけど、去年、自分が宇佐市内の道路を走っているときに、今までに見たことがないぐらい、すごい小学生を乗せた大型バスと擦れ違ってですね、宇佐市に修学旅行で見えていただいたというのをすごく実感しました。もう大変うれしい思いだったんですけど、これの、要は修学旅行で訪れた学校に対してどういうアクションというか、何で宇佐市を選んで修学旅行の場所として見えていただけたかというのをちょっと教えてもらえますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野です。再質問にお答えいたします。  当方で戦争遺跡等を整備しておりまして、平和学習の一環で見えられた方が、修学旅行が多いというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)戦争遺産だけでしょうか。コース的なもん、ある程度、何ぼか分かれば教えていただいてよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)コースといいますか、訪れたところですが、宇佐神宮、大分県立歴史博物館とうちの平和資料館、あと城井一号掩体壕等の平和に関する戦争遺構を訪れているというふうに把握しております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)その際にですね、宇佐市に滞在してた滞在時間みたいなんが分かりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。
     大体、一コースで二、三時間ぐらいかなと。大分市を例にとりますと、大分市を出発されまして、ここに九時に来ると。それからお昼御飯を食べてから宇佐市を出発するような形のものもあったと。大体二、三時間ぐらいの滞在かなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)自分が一番聞きたかったのは今のとこなんですけど、結局、宇佐市は観光に関して、すごく財産等があるとは思うんですけど、要は見学してほかに行くだけじゃなくて、昼食を挟んでもらえる。宇佐市に山の幸あり海の幸あり、これも宇佐市のPRの一つ、大きい一つではないかなと思ってたんでですね、そこで昼食まで兼ねて修学旅行に来ていただけるというのはすごくありがたいことやなと思いました。  受入れ件数が百二十六件という数字が出ていますけど、これのほぼ、全体とか、何%ぐらいが昼食まで兼ねてていう修学旅行やったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  何%というところまでは把握しておりませんが、ざっと行程表を頂いたところで見ますと、三件から五件に一回ぐらいが昼食をされているというふうに見てとれるというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)修学旅行なんでという今思いやったんですけど、宇佐市の飲食店利用しての昼食ということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  行程表の中にありますので、それを見ると、宇佐市内の飲食店を利用されていると。ただ、大人数で来ると、もう飲食店のですね、対応できるところが限られておりますので、そういった学校の規模によるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  二点目と同じ内容なんですけど、今後ですね、修学旅行のコース等を入念に練って、地元だから知っているところ、逆に地元だから灯台下暗しで分からんところといろいろあるんですけど、改めて宇佐の財産、そういう観光に関して見詰め直して、しっかりPRしていくいい機会やなと思うんですけど、そこら辺いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  今、先ほど答弁申しましたように、修学旅行で昨年度見えていただいたのが、ほぼ教育旅行ということで、平和学習を目的ということで、社会教育課のほうで把握しておりますので答えておりましたけども、この範囲を広げてですね、議員御質問にありますように、広瀬井路でありますとか、その他ほかの資源も活用してということはですね、観光全般として、例えば二年度に訪れていただいた学校に、教育委員会と連携して私どものほうもPRに行くとかですね、パンフレットをお配りするとかという形は取れるかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  宇佐市を広めるにはもうもってこいのチャンスだなと思います。やっぱ自分も経験があるんですけど、小さいときにですね、そういう観光地なり、おいしいもんを食べたら記憶っていつまでもあってですね、うちの子供もそうですけど、やっぱ感動したことがあったら、帰って家で家族に話しする。その話を聞いたら、じゃあ次は今度家族で行ってみろうかとか、その先まで広まっていくような無限大の可能性を秘めていると思うんですよね。  だけん、そういう意味では、今来ているからいいというわけじゃなくて、より一層いいものをつくるために努力をしていっていただきたいと思うんですけど、そこら辺はどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えいたします。  先ほどと重複するかもしれませんけども、そういった新たな、おっしゃるような宇佐市の教育学習以外の資源たくさんございますので、そういった分をPRできるようにしていきたいと思いますし、また、コロナ禍も見据えてですね、今コロナ禍でございますので県内ですけども、関西、東京方面で商談会等もございますので、それはまた、そういったところから修学旅行も含めて、おられるとこにも出向いていって、こういった資源をPRして、今までもしておりますし、今後も力を入れていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。今後もより一層努力していただいてですね、宇佐市をしっかりアピールしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次の質問に参ります。  前回この質問を上げさしてもらったんですけど、ちょっと再質問まで行き着かなくて今回上げさせてもらったんですけど。学校給食に関してですね、PTA、親御さんから結構すごい数の話を聞いてます。  答弁にあった児童生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たす、まあ食育ですよね。この食育の中でですね、自分が一番違和感があったのが、小学校二年生の我が子が、学校終わったら学童に行って、おやつも食べてるんですけど、家に着くなり第一声が「おなかがすいた」。これもう毎日のことなんですよ。夕方五時ぐらいにまず御飯を食べる。おにぎりなりですね。で、給食がこれは足りないんじゃないかなって自分はそこで判断したんですけど、やっぱ小学生、同じ学年でも体格差もあるし、一年生から六年生までっていうたら、小学校六年生ということはもう中学生に近い、一年生は幼稚園から上がったばっかり、やっぱ食の量は違うと思うんですけど、そこら辺はどうなってますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)学校給食課長の新納でございます。再質問にお答えします。  答弁の中でもお答えしましたが、個人差があると思いますけども、おかずなどの具材の量は、学校給食実施基準に決められております。御飯の量、例えば小学校低学年であれば六十グラム、中学年であれば七十グラム、小学校高学年であれば八十グラムというふうに決められておりますので、それに準じて提供しているという形です。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)御飯の量は決められてるということなんですけど、じゃ、量を増やすというのは難しいということでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  センターで毎日残菜量の把握をしており、適切な配食、献立、調理について検証を行っておるところでございます。昨年、御飯の量なんですけども、食べ残しが多いという御報告がございましたので、昨年九月に米飯の供給量調査を小中学校で行った部分がございます。その結果、二十二校中十四校が御飯の量が多いという回答がございましたので、食品ロスを含めまして、今年一月より精米で五グラム、まあ、御飯にしますと十グラムほど減量しております。  また、そういう部分については、献立委員会、学期ごとにありますそういう献立委員会の中で、御飯の量とかおかずの量については適宜協議はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)自分が聞いた話ではですね、御飯を残す理由として、あまりおかずが御飯のおかずには向いてないとか、やっぱおかずが少ないから御飯がどうしても残るという声をすごく聞きました。  ここに関して、おかずに関して調査されているっちゅうことやったんですけど、それに付随して聞いたのがですね、宇佐市給食センターと南部給食センターでは、同じ価格で品数が違う、内容が違う、これはもう平等じゃないと、不平等っちゅうような話も聞きました。そこら辺に関してはちょっとお話をしていただけますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  議員のおっしゃったとおり、宇佐給食センターでは副菜が二品、南部給食センターでは三品の副菜が提供されております。一日にかける食材費は宇佐、南部とも同じなので、主菜、副菜の提供数は違いますが、不公平は生じていないというふうに考えております。  また、宇佐センターでは、稼働時より三品の提供を予定していなかったため、設備等が対応できていない状況です。三品にするためには、やっぱりいろいろ設備の増設や備品の購入、衛生面など様々な問題をクリアする必要がございます。  しかし、少しでも子供たちがそういう不公平感を感じない、喜ぶようなおいしい給食の提供ができるように、品数などについても、栄養士、調理員などと今協議を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)お昼御飯すごく大事でですね、午後からの授業の活力になってると思うんで、宇佐市給食センターが品数が少ないんであれば、多いほうに合わせるような努力をして、しっかり子供たちが御飯を食べるように、食べていけるようにしてほしいと思います。  その中でですね、やっぱ給食を食べるんは子供なんで、給食に関しての協議等をする中で、そういう子供たちの声というのは反映されてますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  先ほども言いましたように、一学期ごとに学校の給食担当の先生たちと献立委員会を開いておりますんで、その中で意見があれば、子供たちの意見が反映されているというふうに私のほうは認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ちょっと自分が聞いた話とは温度差がかなりあるなっち考えたんですけど、やっぱ子供さんよりもやっぱ親御さんのほうがですね、何回言うてもこれ意見が通らんというような、苦情じゃないですけど、もうちょっと子供たち、一生懸命していただいているのはよく理解をしてもらっていると。  ただ、親は子供にですね、おいしいもん食べてもらいたい、栄養があるもん食べていただきたいっちゅう思いで一生懸命つくってる。それを超えるっちゅうのはまず無理なんですけど、子供たちが喜ぶような、御飯のおかずになるようなメニューをしっかり考えてほしいていうことは聞いてますんで、ちょっとそこに向けてですね、残飯が増えるから量を減らすという安易な考えでなくてですね、どうしたら食べてもらえるかという方向で考えていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  先ほど、献立委員会のお話をしたんですけども、年に一回、宇佐市の給食センター運営委員会というのもありまして、各学校長、各PTAの会長等で組織された、そういう委員会がありますので、その中でも意見は伺っております。  また繰り返しになってしまうんですけども、私たちも少しでも子供たちが喜ぶようなおいしい給食の提供ができるように、日々知恵を絞ってやっておりますので、今後も、品数などにつきましても協議はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)大人も子供もそうですけど、食は一つの楽しみだと思いますんで、自分たちが子供んときもそうやったんですけど、やっぱ給食で好きなおかずが出るとか、給食のメニューがおいしそうやったら、やっぱこう、今日のお昼御飯を期待しながら学校に行ってたような思い出がありますんで、そういうふうな子供たちが増えていくようなメニューを検討していただければありがたいと思います。  それとですね、学校給食の食材に関して、一点自分聞かれたんでちょっと質問したいんですけど、露地野菜で宇佐市のおいしい野菜が取れてると。これを子供たちにぜひ食べてほしいというような話を聞いてます。それに関して、どのような手順でしたら学校給食に使ってもらえるのかという話、もう無償提供っちゅう話です。そこら辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  地産地消の取組は、宇佐市教育振興基本計画の中でも重点的な取組として挙げております。限られた給食費の中でやりくりしておりますので、とてもありがたいお話だと思います。  ただ、メニュー大体二か月ぐらい前から、ある程度決めていきますんで、収穫量とか納品等の関係がございますんで、今後そのようなお話があれば、個別に対応させていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  それはもう野菜だけにかかわらず、例えば魚とか、野菜以外のことに関しても同じような内容でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  量にもよるんですけども、衛生面とかいろいろな、当日納品とかいろいろな部分がありますので、それを含めまして、対応できるかどうかは個別にちょっと対応させていただきたいなというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  ぜひですね、そういう無償でもいいから食べてほしいという人の好意はありがたくいただいてですね、メニューづくりとか、いろいろな段取りな面で大変なこともあるでしょうけど、しっかり前進できるようにというか、その人の気持ちが無駄にならないように努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、最後の質問に行きます。  フォレストアドベンチャーなんですけど、これがね、コロナ禍でいろいろな施設に遊びいけない、屋内施設にということで、我が息子を連れて、別府の志高湖にあるフォレストアドベンチャーを訪れました。たら、結構ですね、人が多くて、そんな密になるような環境じゃない、自然の中やけん広いからですね。間隔を取ってしてるんですけど、自分が思った以上にお客さんが多い。  その施設の人とか、利用されているおじいちゃん、おばあちゃんたちにいろいろ話を聞いたんですけど、やはりですね、大体初心者コースで一周一時間、上級者で大体二時間。二コース、志高湖の分は分かれてたんですけど、やっぱ一度利用すると、二回、三回と、もうリピーターがほとんどというお話を聞きました。職員さんに関したら、その志高湖のフォレストアドベンチャーだけでも年間二万人のお客さんが来ると。  という話を聞いた中で、今回質問に上げた、せっかく整備した岳切渓谷、約六千人の利用増がある。それに付随してそういう施設があれば、これはまだすごい増加が見込めるんやないかなと。大分県外から見えたお客さんに関しても、宇佐市をアピールできる一個じゃないかなと思って質問したんですけど。  実際そこら辺はどうでしょうか。この施設をするというのは、やっぱりかなりハードルが高いというか、誘致するというのは難しいことでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤です。二番 吉田議員の再質問にお答えします。  議員おっしゃるように、非常にフォレストアドベンチャーというのが、現在全国でも三十五か所で展開をされております。ちょっと調べたところによりますと、事業費で、日田の場合ですね、およそ七千万円の事業費がかかっているということであります。  先ほど回答にもありましたけれども、厳格な管理基準であるとか、整備、それから敷地の面ですね、地権者の方との協議、それから立ち木の部分で、それがふさわしいかどうか、そういった部分の調査等も課題になってまいりますので、調査をしていきたいということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)これ、個人的にはぜひしていただきたいなと思ったのがですね、いろいろ話聞いて、個々にいろいろよく調べていただいているんですけど。健康、観光、教育等の多様な分野が森林空間とつながることによりという答弁があったんですけど、まさにですね、安全第一という意味では、すごくルールが厳しいわけですよね。前の人が渡って渡り切った後にしか次の人が行けないとか、安全装具に関しても、絶対これはしたらいけないっちゅう厳しいルールがあるんですけど。そのルールを守って安全に遊べる施設を利用するのがですね、やはり学校とか新社会人、会社もそうです。近くにキャンプ場があれば、キャンプを備えて一泊二日の新人教育研修みたいなのでよく利用していただいているという話を聞いています。
     やはり学校にしてもそう、どこでもルール、社会のルールというのはあるんでですね、そのルールを守るために、ルールを守らんかったらこんな危険なんよという、身をもってというかですね、そういう教育にもすごく役立っているということの話を聞きました。  それとですね、国内では三十五か所、これのリピーターというのがですね、フォレストアドベンチャーのファンというのは、一か所行ったら三十五か所を制覇するというような方がほとんどらしいんですよね。遠くは関東のほうにもあるんですけど、やっぱそっちの方が九州に見えられて、九州にあるフォレストアドベンチャーを巡って回るという話を聞いたんで、これはもうまさに観光としても、すごく大きい役割担うんではないかなと思って、いい施設だなと思いました。  これに関しては調査研究をしていただけるということなんで、しっかり前向きにできれば、損はないような施設ではないかなとは思ってますんで、しっかり検討していただいて、今後、調査研究していただきたいと思います。よろしくお願いします。  少し時間が余りましたけど、一般質問をこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で吉田泰秀議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。なお、再開は十三時ちょうどといたします。  休憩明けの配席はシフト表二のとおりですので、よろしくお願いいたします。それでは、暫時休憩します。                 休憩 午前十一時五十七分               ────────────────                 再開 午後一時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  十八番 高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。十八番の高橋宜宏です。  今日、若山議員も吉田議員も、少し時間を残されて一般質問を終えられました。先ほどうちの会派室でですね、ある議員が私の顔をまじまじ見ながら、最近一時間の持ち時間をいっぱいいっぱい一般質問に使う議員が増えたねというような話をするんです。もう一人側にいた議員がですね、どこどこの議会は三十分ぐらいで一般質問を終えるみたいだというふうな言い方をするんですね。  私にある意味のプレッシャーを与えてたんですけれども、私もできるだけ手短にやりたいとは思いますが、やっぱり答弁者がですね、簡単明瞭な答弁をしていただかなければ手短にやるわけにはいかないんで、その辺も執行部の皆さん方よろしくお願いいたします。  さて、今回は四項目について質問をいたします。  まず、第一の質問は、院内町養豚場問題についてです。  令和三年の三月定例会で、昨年十二月七日に放流許可申請書の提出があり、内容を審査し、十二月二十三日付で業者に対して申請書の補正を求めたとの答弁がありました。また、期限を三月十五日としたとの再答弁もありましたが、その後、補正の文書は提出されたのでしょうか。提出されたのなら、その具体的な内容を、またその補正については、内容に不備はなかったのかも併せてお尋ねをいたします。  次に、宇佐市が、一部豚舎と工作物三基の建築確認申請が提出されておらず、違法性を認識して丸二年になろうとしています。この問題も、三月定例会の答弁では、昨年十二月二十五日に構造計算書を添えて報告書が提出されたが、必要書類のうち幾つかの書類が不足していたので、本年一月五日に、一月二十日の期限を設けて建築主に対して提出を求めているとの答弁でした。しかしながら、三月の一般質問の段階では、書類の提出はなされていませんでした。その後、不足の書類は提出されたのでしょうか。  第二の質問は、宇佐神宮参道入り口のバリアフリーについてです。  宇佐八幡駐車場から表参道へ通じる正規の参道出入口があります。そこから二、三十メートル東側の駐車場に面した柵を株式会社宇佐八幡駐車場が開け、現在は出入口にしています。参拝客の利便に供するというのは分からないではありませんが、ここには参道へ通じる部分に大きな段差があり、参拝客が気づかず転び、けがをすることが再々起こっています。また、車椅子や乳母車が立ち往生する場面も多く、観光客に不評を買っています。昨年三月議会でこの問題を指摘いたしましたが、その後、八幡駐車場と宇佐神宮とでこの問題を話し合ったのでしょうか。  第三の質問は、危険なバス停問題についてです。  横断歩道や交差点のそばにある危険なバス停が全国で一万百九十五か所に上ることが、三月十九日にまとまった国交省の調査で分かっています。このうち十府県の十五か所では、停車したバスが要因の人身事故も起きていたといいます。  大分県でも、Aランクの二十二か所、Bランク六十五か所、Cランク五十か所の十一市百三十七か所あり、所在地別では、大分六十一か所、別府三十一か所、佐伯二十二か所の順で、全体の八割以上がこの三市に集中しています。  宇佐市にある危険なバス停はランク別に幾つあるのでしょうか。また、その対策をどう考えているのでしょうか。  第四の質問は、学校の諸問題についてです。  毎日のように報道機関で報じられる教員のわいせつ事件ですが、それでも発覚するのは氷山の一角とも言われ、教員のモラル問題が問われています。  これまでの教育職員免許法では、わいせつ行為で懲戒免職となって免許を失効しても、三年後に再取得が可能です。これに対し、教員の免許再取得を制限する新法が、去る五月二十八日に参議院本会議で全会一致により可決成立しています。  そこでお聞きしますが、これまで宇佐市の教職員がわいせつ事件を起こしたことはあったのでしょうか。また、わいせつ問題に関して、これまでどのような対策を講じてきたのでしょうか。  二点目は、ブラック校則についてです。  近年、ブラック校則と呼ばれる不合理な校則やルールが注目されています。一九七〇年から八十年代、各地の学校で起こった校内暴力や非行などが背景としてつくられた管理教育の名残とも言われています。ところが現在、各地の学校でこの校則やルールを見直す動きが広がっているといいます。  宇佐市の小中学校では、保護者や児童生徒から見直してほしいと指摘されている校則、ルールはないのでしょうか。また、校長や教職員から見直しの動きはないのでしょうか。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、国土交通省が調査、公表した危険なバス停は、市内に幾つあるのか、またその対策はについてでありますが、国は平成三十年に横浜市のバス停付近で発生した交通死亡事故を踏まえ、バス停の安全性確保対策に取り組んでおります。  具体的な内容としましては、まず、国がバス事業者と協力し、運輸支局単位で交通安全上問題と思われるバス停を抽出。その後、関係機関で構成する検討会で、安全上の優先度をランク分けし、公表。最終的には地元自治体を含む分科会で安全対策を検討し、実施するという手順となっております。  ランク分けは、危険度が高い順にA、B、Cの三段階となっており、おおむねバスがバス停に停車した際に、その車体が横断歩道にかかるバス停がAランク、横断歩道の前後五メートルの範囲または交差点にかかるバス停がBランク、交差点の前後五メートルの範囲にかかるバス停がCランクとなっております。  今回公表された県内の危険なバス停のうち、市内に所在するものは二つで、一つがAランク、もう一つがCランクとなっております。それらにつきましては、既にバス事業者がソフト的な対策を講じておりますが、今後、分科会において、道路管理者や警察等とともにハード面での対策案を協議することとなっております。  なお、分科会の開催時期につきましては、現在、大分陸運支局が件数の多い自治体から順次準備を進めており、本市での開催は七月以降を予定しているとのことであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの学校の諸問題についての一点目を、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  四項目め、学校の諸問題についての一点目、教員のモラル問題が問われている。これまで宇佐市の教職員がわいせつ事件を起こしたことはあったのか。また、わいせつ問題に関してどのような対策を講じてきたのかについてですが、市内の教職員がわいせつ事件を起こした事案はありません。  対策につきましては、校長会等の場において、わいせつ行為も含めた服務規律の遵守について指導をしております。各校については、スクールセクハラ防止委員会を設置し、学校での対策について協議するとともに、年四回の服務規律研修の実施により、教職員の意識徹底を図るようにしております。  また、教職員一人一人が常に高いモラル意識を持ち、児童生徒に対する自らの言動について振り返るとともに、教職員集団として互いを律することのできる職場づくりに努めております。  わいせつ事件は、児童生徒の個人としての尊厳を損ない、安心して学ぶ権利やその能力を伸ばしていく機会を奪うなど人権を侵害するものであり、全ての教職員と教育そのものへの期待と信頼を損なう重大な非違行為であることから、絶対にあってはならないこととして再認識することを今後も徹底してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての一点目を、院内支所長 久保文典君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(久保文典君)院内支所長の久保でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、院内町養豚場問題についての一点目、放流許可申請について、業者に対して申請書の補正を求めたとの答弁があったが、その後、補正の文書は提出されたのか。また、内容に不備はなかったのかについてですが、昨年十二月七日付で提出された放流許可申請書については、申請書を受け付けし審査を行ったところ、添付書類に不備があったことから補正を求めていましたが、期限までに業者からの提出はありませんでした。そのため、業者に対して必要事項について再度説明を行い、本年三月十七日付で不許可通知を送付し、申請書の再提出を求めているところです。  放流許可申請に当たっては、位置図、字図、配置図、雑排水ろ過槽認定図、区長同意書等が必要となることから、業者に対し、東・納持の環境を守る会への丁寧な説明を促すとともに、合意形成が図られるよう引き続き指導をしていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての二点目を、建設水道部長 城 孝弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての二点目、その後、不足の書類は提出されたのかについてですが、建築主に依頼されている建築士から三月八日に不足書類の一部が提出されたことを受け、提出されている報告書の審査を行いました。その結果、三月十二日に建築士宛てに報告書の内容に対する質疑事項を渡し、回答及び追加検討の指導を行うとともに、ほかの不足書類の提出を促しました。  その後、新たに別の疑義が見つかったことから、五月二十一日に追加の質疑事項の照会を行い、回答とほかの不足書類の提出を求めてるところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの宇佐神宮参道入り口のバリアフリーについてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  二項目め、宇佐神宮参道入り口のバリアフリーについて、宇佐八幡駐車場から参道へ通じる出入口に段差があり、参拝客がけがをすることが再々起こってる。昨年三月議会で指摘したが、その後、八幡駐車場と宇佐神宮とでこの問題を話し合ったのかについてですが、議員より御指摘をいただき、宇佐神宮、株式会社八幡駐車場、市観光協会と協議を行いました。  スロープ設置につきましては宇佐神宮の所有地、柵については株式会社八幡駐車場の管理ということで、それぞれの考え方に相違があり、解決策がまとまっていない状況でございます。  市といたしましては、参拝者の安全を第一に考えて双方に対処していただきたいとお願いしているところであり、観光協会と協力して柵付近に段差注意の看板や観光トイレにスロープの案内看板を設置し、再発防止に努めております。  今後も、観光行政の立場から解決策を見いだせるよう業者に働きかけていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの学校の諸問題についての二点目を、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。十八番 高橋議員の一般質問にお答えします。  四項目め、学校の諸問題についての二点目、宇佐市の小中学校では、保護者や児童生徒から見直してほしいと指摘される校則、ルールはないのか。また、校長や教職員から見直しの動きはないのかについてですが、市内の小中学校におきましては、「学校生活のきまり」等の名称で、学校でのルールやマナー等について児童生徒や保護者に示しております。  指導に当たっては、生活指導、生徒指導の基盤として、児童生徒にその意義を理解、納得させながら、自立的態度の育成や規範意識の定着につながるよう継続的に進めております。また、保護者の理解と支援も不可欠であり、入学説明会での説明やプリント配布による周知等を行っています。  校則の見直しについては、各学校において定期的に確認や見直しを行い、その必要性を検討しています。これまでに、保護者から靴や靴下の色、防寒着の着用等について見直してほしいとの要望があり、検討、改善を行った学校もあります。  議員御指摘のように、昨今、校則の見直しについて全国的にも話題となっていることから、校長会でも各校で見直すべきものがないかを確認、検討するよう指示したところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十八番 高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それでは、一項目から順次、再質問を行いたいと思います。  まず、院内町の養豚場問題の一点目ですけれども、申請書の再提出を求めてもう既にまた三か月ぐらいたっているわけですね。もうこれずっと私が申し上げてきているんですけれども、あまりにもやっぱ時間をかけ過ぎというかね、だらだらだらだらやっているような印象です。何とかスピードアップでお願いしたいということが一点です。  それと、具体的に再質問をしてまいりますけれども、最近ちょっと聞いた情報で、特に守る会の人たちが一般質問の場で聞いてほしいといった内容がありましたんでお聞きしますが、養豚場の代表者の名義が変更されているのではということを聞かれてるんです。そういった情報はございませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤です。十八番 高橋議員の再質問にお答えします。  家畜の所有者につきましては、家畜伝染予防法に基づきまして、二月、毎年ですね、二月一日時点の飼養状況の報告が義務づけられております。それにつきましては家畜保健衛生所に報告されるということが義務づけられているところでありますけれども、市については正確な情報については把握しておりません。  協議の相手につきましては、これまで同様ということで認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)話を少し別の角度からお聞きしますけれども、この放流問題ですが、過去にですね、宇佐市で放流許可申請を取らずに流していて問題になっていたケースはないのでしょうか。  これ事前に、私、言ってますよ、こういう質問をすると。 ◯議長(衛藤博幸君)答弁できますか。 ◯十八番(高橋宜宏君)耕地課か生活環境課でしょうけど。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。再質問にお答えいたします。  過去に同じような事例があったかと、苦情等があってそういった問題がなかったかということでございますが、浄化槽とか処理槽、そういったものを放流する際には届出が必要なんですが、届出先によって部署がいろいろ変わります。  土木課所有の法定外公共物または河川等につきましては、そういった問題はございませんでしたが、過去に調べさせていただきましたら、二点ほどありました。その際にも、そういった地元からの苦情等があった場合には担当課が対応しまして、問題がないように今なっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それは、例えば私なんかが知っている事案ではね、これ具体的には言いませんけれども、ある産業廃棄物だったというふうに聞いてるんですが、雨水とかそんな問題じゃないんですが。それは生活環境課長には、私、事前にちょっと、電話をして話をしてるんですけどね、こういう質問をするかもしれないと言って。今日来てないの。お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃられている案件につきましてはですね、一応、原課のほうで、先ほど言いましたように対応してですね、付近の住民と同意が取れるような、不安ができないような対策は取っておると聞いております。  以上でございます。
    ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私は二件知ってるんだけど、二件ともそれ同意取れたってこと。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)一件は同意が取れているというふうに聞いております。一件は別な方法でですね、同意を取らなくてもいい方法でやってるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)この放流許可については、最終的にはその地区の区長さんの同意が要るとのことですね。ところが、この院内町養豚場の放流についてはですね、地元の区長さんは同意してないんですよ。だから、会議のときにも申し上げましたけれどもね、検討委員会と守る会との会議がありましたけれども、そのときにも申し上げましたけれども、区長さんとかそこの地域の人たちは、勝手に放流してもらいたくないと言っているんですよ。これ、どう対処するおつもりですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えします。  先般ですね、五月二十五日に守る会と市の定例報告会の協議の中で、協議もさせていただきましたが、まず、守る会からは、図面を確認したいという要望がございました。それを受けてですね、業者のほうと協議を進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)その地元の皆さんの声はきっちり伝えてね、取りあえずもう放流してもらいたくないということで、ストップしてほしいという要望は伝えてもらいたいと思いますが。いいですね。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)先ほど申しましたとおり、協議内容も合わせまして、業者と協議をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)五月二十五日の会議のときに、私は耳を澄ませて聞いていたんですけれども、これは建築確認審査のほうですよ、聞きますよ。そのときにですね、三月八日に一部の不足書類が提出された、でも、審査には支障がないというふうな言い方をしてたんですよ。  そこで聞きたいんですけど、今後のスケジュールどう考えてるの。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(畑迫智統君)建築住宅課長の畑迫です。高橋議員の再質問にお答えいたします。  今後の日程といたしましては、委託された建築士に対して、できる限り指導していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それから、これも会議のときに話が出ましたけれども、建築確認申請が出されていなかったのは三基の擁壁と、もう一つ、豚舎がありましたよね。豚舎のほうは、これ、報告書は出されたんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(畑迫智統君)再質問にお答えいたします。  豚舎についても擁壁と同じように、一番最初に、十二条の第五項の通知をしたときに報告書のほう求めておりますが、豚舎のほうについては、まだ報告書の提出はございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)もうそれもねえ、課長、もういいかげんにしなさい。まあ、あんた今度、新任で来たからしようがないけどね、もうこれ、この問題ももう二年かかってんですよ。でしょう。だから、畑迫課長がもう獅子奮迅で頑張って、何とかこの問題も解決してくださいよ。いいですか。ねえ。  それから、別の角度でまた申し上げますけれども、十月から臭気指数が厳しくなる、これは本格施行するということになりましたけれども、ただね、臭気が少し厳しく、指数が厳しくなったんだけれども、これ養豚場がね、大体汚水を放流するときは、大雨が降った晩とかね、土日なんですよ。  これ、私もこの会議の中で申し上げたけど、抜き打ち検査とかはできるのかできないのか。できなかったらね、これもあんまり、厳しい臭気指数を導入してもね、あんまり効果ないですよ。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(河合長彦君)生活環境課の河合でございます。再質問にお答えいたします。  臭気の関係でありますけれども、先日、土日の対応ということで御指摘を受けました。土日の対応ということでの契約に関しましては、今そういう方向で進めております。  ただ、抜き打ちという点に関しましてはですね、ちょっとすいません、業者の、どう言ったらいいですかね、事前の説明とか、そういったところをしっかりやっていかないとというふうに思っておりますので、その辺はまた協議をさせていただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)この臭気指数を厳しくしたというのもね、こうやって土日も行くと、検査をするケースがあるということはね、これはやっぱり市民に知らせてたほうが、これは抑止効果になりますからね。もし、そういう方向でいくんであれば、市民にも周知徹底させたほうがいいと思います。これはもう要望で結構です。  二項目めの宇佐神宮参道入り口のバリアフリー問題です。  これも事前に私、こういう問題をするというふうに言っていたんで聞いておいていただいたと思うんですけれども。一つはですね、宇佐八幡駐車場が柵を開けることによって新たな問題となったこの段差なんです。  これによって、これまで何人かけがをした人がいたと。これは私は前回も指摘したんですけど。こうしたケースで被害に遭った人が、たまたま、私が見たら二人、もっといたと思いますけれども、訴訟を起こしませんでした。  訴訟を起こしたときに管理責任を問われるのは、宇佐神宮なのか、宇佐八幡駐車場なのか、それを顧問弁護士に聞いてほしいというふうに言ったんですけど、どういう回答でしたか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  市の顧問弁護士に、御質問いただきまして問合せをいたしました。  弁護士の見解でございますけども、この段差で負傷した場合、法的な見解でございます。管理責任はどこにもなくですね、これは自己責任になるだろうという法的の部分の見解でございました。  そうはいいましても、サービスを提供する側としてどういうふうな考え方をするのか、また法的責任とは別の問題になろうかとは思いますけども、伺った見解としては、そういうことでございました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それは千野さんの見解だと思うんですけれども、それだけでは私いかないというような気がするんですけど、私もちょっと掘り下げては研究してませんが、ちょっと私も研究してみたいとは思ってますけれども。  それともう一点ちょっと気になるのがですね、例えば、神宮さんはなかなかこれに予算をかけたくないというような雰囲気があると聞いてるんですけれども、例えば宇佐市が、この改良をするとかっていうことになったときには、どういう問題が。よく言われてるのは政教分離の問題とかありますよね。これは千野弁護士はどういうふうに言っていましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えいたします。  市の施設ではないということで、直接の市の負担でということはなかなか難しい部分がございますけど、御指摘の政教分離という観点でございますが、これもお伺いしましたところ、やはりこの政教分離という観点から、市が直接何らかの措置をするというのはできないであろうという見解でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)いずれにしても、この問題は一刻も猶予のない問題だと私は思っています。早期にいい解決方法を見つけていただきたいと思ってます。  時間的なものはね、少し私も先延ばして、この問題を今回は掘り下げては申し上げません。だから、ちょっと六か月ぐらい置いてまたこの問題を一般質問で行いたいと思いますけれども、そのときまでにですね、いい解決方法、部長ね、目指しておいて、見つけておいてもらいたいと思います。  それでは、三項目めの危険なバス停についてです。  先ほどの答弁ではですね、宇佐市では、Aランクが一、Cランクが一ということでしたけども、これ具体的にどこなんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。再質問にお答えいたします。  Aランクが長洲の小松橋バス停、Cランクが西木バス停ということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それとですね、国交省の大分運輸支局の調査で、Aランクが二十二か所、Bランクが六十五か所、Cランクが五十か所、十一市に合計百三十七か所ということです。  内訳を見ると、大分市が六十一か所、それから別府市が三十一か所、佐伯市が二十二か所、約八割以上がこの三市に集中しているんですけども、これちょっと理由が分からないんですが、どうしてこの三市にこんだけ集中してるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  若干推測の域もありますが、大分市、別府市につきましては、やはり都市部でございますので、単純に路線数も多く、バス停も多いと。また、いろんな開発がなされる中でですね、もともとあったバス停の近くに、周辺の人口が増えて、後づけで横断歩道ができたというような例も一定数あるんではないかなというふうに考えております。  また、佐伯市につきましては、やはり市域が広くてですね、市内にバス事業者の営業所もございます。他市に比べると比較的公共交通における路線バスへの依存度が若干高いことが要因ではないかなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)宇佐市はAランクの小松橋付近と西木とお聞きしましたけども、いずれもこれ人身事故等はなかったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  今回のですね、危険バス停の抽出に当たりましては、過去三年以内にですね、人身事故の発生があったか否かということが要件になっております。少なくともその範囲においては、人身事故の発生はなかったというふうに報告を受けております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)そこで暫定的な措置としてですね、私ちょっと考えてみたんですけど、小松橋バス停の標識には確かに皆様へのお願いとして、横断歩道付近にバスが停車している間は危ないので、道路を渡らないでくださいと注意喚起をしています。ただ、文字があまりにも小さいので気づかない利用者も多いと思うんですが、むしろ車内でですね、バスの車内で注意を促すアナウンスを繰り返したりですね、バス停に停まるバスを追い越さないよう呼びかける看板を立てることのほうが有効だと思ってるんですよ。  いずれにしても、その分科会は七月以降にあるということですので、もし分科会が開かれたときにはね、こういう提言が市議会でもあったというふうなことは、申し述べていただきたいんで、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  今回の危険バス停につきましては、最終的にはやはりしっかり、抜本的なハード面での安全対策ということが求められるわけでございますが、当然、ある程度時間がかかることが想定されますので、議員御提案のですね、車内アナウンスを含め、やはりまず、しっかりソフト面での安全対策、充実をですね、図るよう要望していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)分かりました。  それでは、四項目めの学校の諸問題の第一点目、その教師のわいせつ問題についてです。  宇佐市の教員によるわいせつ事件はなかったとのことでしたけれども、大分県教委の範囲ではどうなのか。もしあるのなら、その内容と件数をお知らせいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。高橋議員の再質問にお答えします。  県内では、ここ十年、教員が処分されたわいせつ事件につきましては十三件で、内容につきましては、わいせつ行為、そして盗撮が主な内容となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)これ、読売新聞の調査なんですけれども、二〇一八年にわいせつ行為やセクハラで懲戒免職などの処分を受けた公立小中高校等の教員は少なくとも二百八十二人、それから、二〇一九年度が二百七十三人、そしてコロナ休校のあった昨年度ですら百八十六人いたといいます。  問題なのは、これらが氷山の一角であるということと、もう一つ、このわいせつ問題っていうのは、再犯が非常に多いということですね、再犯率が高いということです。  五月十八日に成立した新法、わいせつ教員対策法のポイントが四つほどあります。これちょっと、ここで読み上げます。  教員による児童生徒へのわいせつ行為などを児童生徒性暴力と定義し、禁止を明記したと。
     それから、二点目は、わいせつ行為で懲戒免職となった教員のデータベースを国が整備する。  三点目、教員免許の再取得は、都道府県教委が適当と認める場合に限定する。  四点目、子供に関わる職業従事者の性犯罪歴を照会する制度の検討を附則に盛り込むとあります。  そこでいろいろ質問をしたいわけですが、実はお聞きする質問の多くがですね、県教委の裁量なんですね。ですから、事前に質問内容を伝えて、私は県教委の意見を聞いていただくつもりだったんですけれども、それができないということで、隔靴掻痒ですけれども、答弁できないものは県教委に上申してもらうという形式を取りたいと思います。  まずですね、官報の不掲載問題についてです。  懲戒免職で教員免許が失効した教員は、教員免許法に基づいて官報に掲載しなければならないと、こうなってますよね。ところが沖縄県では、二〇一九年度までの十年間、わいせつ行為で懲戒免職になるなどして教員免許が失効した十一人が官報の不掲載を行っていた。その後、北海道や大阪府、佐賀、熊本などでも判明して、全国で六十一人が不掲載、うち、わいせつ事案は四十六人だったといいます。  内輪に甘い傾向がここにも出てるんですけれども、大分県教委では、こうした官報不掲載の問題はあったのかなかったのか。これは事実として分かると思うんで教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  文部科学省の発表によりますと、官報不掲載が十都道府県があったということですが、実際に文部科学省のほうはですね、都道府県名を公表していないということから、大分県がどうであったかというところはですね、直接は把握はできないんです。新聞報道によってはですね、入っていないというところは情報としてはありますが、お答えできるのはその程度であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)私もいろいろ、特にこの問題をキャンペーンやってんのは読売新聞で、読売新聞が根掘り葉掘り調査して調べてましたけれども、大分県はなかったというふうに聞いております。  それから、処分歴の記入欄についてなんですけれども、官報では免責理由が分からないんですね。停職の人は対象外にもなってます。独自に情報収集、情報把握が必要だと思うんですが、これも読売新聞の調査ですけれども、六割以上に当たる四十二教委で、採用時の願書などに処分歴の有無を明記するよう求めていることが分かっています。  大分県教委の処分歴の記入欄があるのか。また、記入欄があるのなら、わいせつ行為で処分を受けた等の具体的な記入を求めているのかどうか。これも事実関係ですから、答弁してもいいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  今年度の大分県公立学校教職員の採用選考試験の願書の中には、処分歴の記入についてはございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それからね、青森、秋田、福島など九県教委と、さいたま、神戸、福岡の三市教委は、わいせつ行為や体罰などの具体的な処分理由の記入を求めてるんですね。ですから、大分県教委も、処分歴の記入欄だけではなくて、具体的な処分事由の記入も私は求めるべきだと認識してるわけです。  これは課長に答弁を求めても酷なんで、大分県教委にぜひ上申してもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  今回のわいせつ教員対策法の中でも、先ほど議員がおっしゃられたように、性犯罪の照会制度等がですね、データベース化されるということで、そことの関係もですね、これから活用されていくのではないかなということは想像できますが、そこについてはしっかりですね、県のほうにもですね、伝えていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)さっき大体、市教委でいろいろ答弁できないということもあったもんですから、ほとんど私の狙いからですね、それてしまって、ちょっとこう、すごく間延びした質問になってるんですけど、あとのですね、三点についても、ちょっとこれは学校教育課長に聞いても、ちょっと難しいんで、これはね、県教委のほうにこういう質問があって、提言があったというふうに上申してもらいたいと思ってるわけです。三点あります。  一つは早期発見、防止についてです。  わいせつ被害を受けたかどうかを児童生徒に尋ねる調査を行っているのは、現在、九教委、十一教委が実施を検討中と回答しています。これも読売新聞の調査です。また、文科省は、会員制交流サイト、SNSで教師と教え子との私的なやり取りを禁止するといったルールの厳格化や、密室での一対一の指導を避けることもこれ通知したと聞いてます。これらについても、ぜひ実施していただきたいという上申です。  それから二点目がですね、第三者機関の設置についてです。  わいせつ事件は、証拠や目撃者がいないケースが非常に多いわけです。学校関係者が調査するのには限界があると思います。十三年施行のいじめ防止対策推進法で第三者機関を義務づけたように、性被害の相談を受け付ける第三者機関の設置が望ましいと思います。また、犯罪に当たることが明確な場合は、速やかに告発することも必要だと思います。これもぜひ上申していただきたい。  それから三点目、これ、都道府県教委に裁量権を今回与えてますよね、新法でね。この件ですが、新法では都道府県教委に免許の再交付を拒否できる裁量権を付与しています。ただ、裁量権の乱用があってはならないわけです。ですから、各教育委員会の判断が一定の客観性を保つことができるよう、明確な基準の策定が必要だと思っています。  いずれにしても、学校や自治体が子供を守る決意を共有し、対策に力を注ぐことが新法に実効性を与える上で不可欠だと思います。  以上三点をですね、ぜひ県教委のほうに、宇佐の市議会議員でこういうことを言ってるやつがいるんでぜひということで、上申をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  先ほどの早期発見の部分でですね、私的なSNSの禁止や密室での一対一にならないことなどは、市のほうでももう既に指導しているところです。  第三者機関の設置等につきましても、やはりこれは実際に被害に遭うのは児童生徒であることから、児童生徒の立場に立った公平な調査というのはですね、必ず必要になってこようかなと思っておりますので、今の三点についてですね、しっかり伝えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)それでは、二点目に参ります。ブラック校則についてですね。  私、今回ブラック校則の話がよく新聞等に出てますんで、気にはなっていたんですけど、一度もつぶさにチェックしたことがありませんで、今回、資料請求で校則についてですね、いただいて全部、小学校、中学校読んでみました。  新聞等でいろいろ言われているような極端な問題となるような校則は、あったとは思わないですね。最近、見直しの動きもあるようで、その内容についても時宜を得た内容で、結構だと思いました。ただ、せっかくなのでですね、私がこの校則を読んでですね、感じたことを二、三申し上げたいと思います。  基本的にはですね、各学校に校則とか決まりは任せたほうがいいというのは、地域のことは地域が一番よく分かるわけですし、学校のことはそれぞれの学校が一番よく分かるわけですからね、ですから、それぞれの学校が決まりをつくっているということで、それはそれでいいと思うんですが、これはあくまでも、いわゆるローカルルールですよね。私はちょっと見方を変えてですね、やっぱそうは言いながら、全体で考えて、これは必ず載せたほうがいいですよという推奨ルールとかね、標準ルールみたいなものも校則として必要ではないのかなあと思いました。  一つはですね、これ、院内中学校だけが校則として書いてたんですけれども、県条例の施行で、六月一日から自転車保険の加入が義務づけられてますよね。これはやっぱりね、もう今どきですから、こういう条例も制定されて施行されているわけですから、それぞれの小学校、中学校、全ての学校にはね、推奨ルールとして、校則として載せる必要があるのではないかなと感じました。この点はいかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  自転車の保険加入につきましては、もう県の条例ということでですね、中学校におきましては自転車通学がありますので、もうこれは自転車通学の要件として必ず入るということと、あとは別途、保護者のほうにはですね、六月一日からということで、各学校長のほうから周知をしているところです。  これが学校の中の決まりという部分と、あとはもう県全体とかですね、生活の決まりとか家での決まりとかいうところで、どこまでをこの学校の決まりの中に入れるのかというところがですね、なかなかあまりたくさんになり過ぎてもというところは実際問題としてはですね、ありますが、貴重な御意見としてですね、今後、全体の中に入れるかどうかというところも含めて調査研究してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)学校の決まりとかルールじゃなくっても、保護者にきっちりね、周知徹底をさせることは必要だと感じました。身近に私、これ、小学生の保護者ですけれども、この話をしたら、いやあ、知らんかったという感じなんですよ。自転車保険が義務づけられたことをですね。ですから、これは周知徹底する意味で、校則にするのか、そのほかの保護者に対する伝言か何かのチラシにするのかは別としてですね、成文化したほうがいいと思いました。  そのほかにもですね、例えば防災問題、それから、学校現場で実施されている安全教育、あるいは、去る八日がちょうど大阪の池田小学校の乱入事件からもう二十年になりましたけれども、防犯対策等もですね、やっぱ成文化しておくほうがいいのではないかなと思いました。  それと、特にですね、最近は子供がスマホを悪用してですね、加害者となるケースが非常に多くなりました。奈良県では、昨年二月、市立中の男子生徒がスマホなどで女子生徒の着替えなどを盗撮し、SNSで共有していたことが発覚し問題になりました。それから佐賀県でも、昨年六月、男子生徒ら約三十人が女子生徒の裸の画像を拡散したとして、これは補導されています。  内閣府の調査でですね、自分専用のスマホを持っているのが、高校生で九九・一%、それから中学生が八四・三%、小学生ですらですね、四一%なんですよ。  いつ子供たちがですね、スマホ利用して犯罪者になるか分からない時代になってます。ですからね、こういうこともきちんと成文化して知らせる必要があると思うんですが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  防災、安全、防犯関係につきましては、もうこれは児童生徒の命に関わるというところで、もう必ずルールが必要であると考えております。この事前に提出させていただきました各学校の決まりの中には、そのことがですね、詳しくないところもあるかもしれないんですけど、それはまた別途ですね、安全教育の中とか防犯教育の中とかでですね、成文化されているところもあります。  スマホにつきましては、やはりSNS等のトラブルも非常な大きな問題でありますし、命にも当然関わる部分でありますので、やはりここにつきましては、中学校ブロック単位でですね、ルールを決めたりとかいうところはしていますので、また市全体としてもですね、これだけはというところはですね、示す必要があろうかなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)その辺、よろしくお願いします。  これはまとめになりますけれどもね、校則とか決まり、ルールっちゅうのは、これ時代とともに変わっていきますね。私、中学校のときに生徒会活動で、当時ね、我々中学生はみんな丸坊主にしなきゃならなかったんですけども、それ断固反対してね、長髪でもいいようにしたこともあります。時代とともにやっぱ変わっていくということですよね。  児童生徒の意見も重要ですし、それから保護者の意見も聞きながら、正すべきは正していくということが必要だと思います。それと、やはり各学校でも見直しをなさっているというふうなことですけれども、市教委でですね、全体の校則、ルール、決まりをちょっと上げてもらって、たまにはチェックすることも必要だと感じました。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  既に各校におきましては定期的な見直し等をですね、しておりますし、保護者とか子供たちの意見等もですね、聞いたり、それについては、各学校職員で協議することもあれば、子供、生徒が一緒に考えるというような事例もあります。  やはり一番大事なのは、毎年こうだからということではなくて、定期的に見直すし、実態に合ったルールであるべきだなと思っておりますので、また市のほうでもですね、全体的なルール等につきましては、また考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十八番(高橋宜宏君)課長、よろしくお願いをいたします。  二分四十秒ぐらい残しましたね。私に会派室で言った人の意には沿えませんでしたけれども、少し時間を残して終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  傍聴席の議員の皆さん、自席のほうへお戻りください。  ただいま、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十一日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後二時〇〇分 宇佐市議会...