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2020年12月10日 令和2年第6回定例会(第4号) 本文
2020年12月10日 令和2年第6回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2020-12-10
    2020年12月10日 令和2年第6回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2020年12月10日:令和2年第6回定例会(第4号) 本文 (443発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和二年十二月第六回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっております。議場議員席シフト表一に該当する議員の皆さんは、傍聴席への移動をお願いいたします。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和二年十二月十日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十九番   │一.院内町養豚場問題について       │市長、教育長┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)平成三十年九月定例会の一般質問で、  │および   ┃
    ┃      │  養豚場が汚水を放流許可を取得しない  │担当部課長 ┃ ┃      │  まま用水路に垂れ流している問題を指  │      ┃ ┃      │  摘して以来、すでに二年が経過した。  │      ┃ ┃      │  本年六月定例会での答弁では「昨年十  │      ┃ ┃      │  二月に業者との立ち合いの下現地調査  │      ┃ ┃      │  を行い、現地の状況等により放流許可  │      ┃ ┃      │  申請が必要と判断し、本年一月放流許  │      ┃ ┃      │  可申請書の提出について通知を行っ   │      ┃ ┃      │  た。期限内に提出がなかったことから  │      ┃ ┃      │  四月十七日に再度通知を行ったが現在  │      ┃ ┃      │  まで申請書の提出はされていない」と  │      ┃ ┃      │  のことだった。再度通知を行ってすで  │      ┃ ┃      │  に八ヶ月が経過している。放流許可申  │      ┃ ┃      │  請は提出されたのか。         │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市が一部豚舎と工作物三基の建築  │      ┃ ┃      │  確認申請が提出されておらず、違法性  │      ┃ ┃      │  を認識して一年六ヶ月になろうとして  │      ┃ ┃      │  いる。昨年九月定例会の一般質問で、  │      ┃ ┃      │  報告書の期限について質問をしたとこ  │      ┃ ┃      │  ろ、建築住宅課長は「工程表が提出さ  │      ┃ ┃      │  れ、十月三十日までに構造物実測図作  │      ┃ ┃      │  成とあるので、十月末日を報告書の期  │      ┃ ┃      │  限と考えている」との答弁だった。し  │      ┃ ┃      │  かしながら同年十二月定例会、そして  │      ┃ ┃      │  本年三月の定例会の一般質問でも事態  │      ┃ ┃      │  は全く進んでいないことが明らかにな  │      ┃ ┃      │  った。こうした中、六月定例会の答弁  │      ┃ ┃      │  では担当部課長ともども「七月には工  │      ┃ ┃      │  程表等の提出をしてもらえると考えて  │      ┃ ┃      │  いる」との答弁があった。ところが九  │      ┃ ┃      │  月の一般質問の答弁では構造設計事務  │      ┃ ┃      │  所の担当者の健康上の都合で九月末ま  │      ┃ ┃      │  で延期との申し出あったとのこと。こ  │      ┃ ┃      │  のように再三引き延ばしがあるが、そ  │      ┃ ┃      │  の期限からも三ヶ月が過ぎようとして  │      ┃ ┃      │  いる。その後報告書の提出はあったの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │二.「はんこ廃止」問題について      │      ┃ ┃      │ (1)河野太郎行政改革担当大臣が「脱ハン  │      ┃ ┃      │  コ」を押し出し、九割以上の行政手続  │      ┃ ┃      │  きでハンコの使用を廃止できると述べ  │      ┃ ┃      │  た。これを受け大分県も県民や事業者  │      ┃ ┃      │  が申請する手続き計四千八百七十件を  │      ┃ ┃      │  洗い出し、押印が必要なのは三千八百  │      ┃ ┃      │  四十五件だったという。また県下の自  │      ┃ ┃      │  治体でも押印廃止に向けた動きがあ   │      ┃ ┃      │  る。大分市は一部手続きで年度内に廃  │      ┃ ┃      │  止の予定。先行している日田市は具体  │      ┃ ┃      │  的に児童手当の現状届など八十九種類  │      ┃ ┃      │  の手続きで押印をなくした。このほか  │      ┃ ┃      │  別府市、臼杵市、国東市、日出町でも  │      ┃ ┃      │  廃止を目指し、対象手続きを今後協議  │      ┃ ┃      │  するという。後塵を拝している宇佐市  │      ┃ ┃      │  はどうするのか。           │      ┃ ┃      │三.汚職事件について           │      ┃ ┃      │ (1)十一月十六日、別府市朝見浄水場の発  │      ┃ ┃      │  注工事の入札を巡って汚職事件が発   │      ┃ ┃      │  覚。収賄容疑で元市水道局工務課長が  │      ┃ ┃      │  逮捕された。同容疑者は業者の飲食接  │      ┃ ┃      │  待を何度も受け、便宜を図った見返り  │      ┃ ┃      │  に現金百万円を受領。しかも退職後は  │      ┃ ┃      │  この業者に入社していた。別府市を含  │      ┃ ┃      │  め県内自治体の大半は民間への再就職  │      ┃ ┃      │  に関する規定がなく、問題を起こした  │      ┃ ┃      │  別府市は「癒着を断たなければならな  │      ┃ ┃      │  い」とルール整備を現在検討している  │      ┃ ┃      │  という。宇佐市も他山の石としなけれ  │      ┃ ┃      │  ばならないが、職員の再就職に関し何  │      ┃ ┃      │  らかの規定はあるのか。        │      ┃ ┃      │四.給食費について            │      ┃ ┃      │ (1)現在宇佐市の小・中学校の給食費はい  │      ┃ ┃      │  くらか。またこの五年間の滞納率と滞  │      ┃ ┃      │  納額等徴収状況は。          │      ┃ ┃      │ (2)文科省の調査で、給食を提供している  │      ┃ ┃      │  公立学校を設置する全国の教育委員会  │      ┃ ┃      │  のうち、給食費を地方自治体の会計に  │      ┃ ┃      │  組み入れ、教員の徴収・管理を減らす  │      ┃ ┃      │  「公会計化」を実施しているのは二   │      ┃ ┃      │  六・〇%に当たる四百三十八教委にと  │      ┃ ┃      │  どまることが十一月四日に分かったこ  │      ┃ ┃      │  とが新聞各紙で報じられている。公会  │      ┃ ┃      │  計化で徴収業務や滞納者への督促が自  │      ┃ ┃      │  治体の役割になり、教員の負担減にな  │      ┃ ┃      │  ることや、コンビニやインターネット  │      ┃ ┃      │  で納付できるなど保護者の利便性も向  │      ┃ ┃      │  上するといわれている。文科省は昨年  │      ┃ ┃      │  七月に全国の教委に公会計化を求める  │      ┃ ┃      │  通知を出したということだが宇佐市は  │      ┃ ┃      │  公会計化を済ませているのか。     │      ┃ ┃      │五.無形民俗文化財について        │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市の長洲地区で初盆を迎える家が  │      ┃ ┃      │  豪華絢爛な燈籠を飾って新仏を供養   │      ┃ ┃      │  し、盆の最後に墓地でこれを燃やして  │      ┃ ┃      │  送り出す行事がある。初盆を迎える家  │      ┃ ┃      │  は八月十二日夜までに墓参りを済ませ  │      ┃ ┃      │  ると翌十三日に仏間などに豪華絢爛か  │      ┃ ┃      │  つ巨大な燈籠を飾る。この燈籠は、据  │      ┃ ┃      │  え燈籠、御殿燈籠などと呼ばれる。そ  │      ┃ ┃      │  してこの行事を守っているのが長洲地  │      ┃ ┃      │  区区長会だ。この行事は今から四年前  │      ┃
    ┃      │  の二〇一六年三月二日に無形民俗文化  │      ┃ ┃      │  財に選定された。ところが残念なこと  │      ┃ ┃      │  に御殿燈籠の最後の製作者が今年亡く  │      ┃ ┃      │  なっている。市はこの無形民俗文化財  │      ┃ ┃      │  をどう継承させていくのか。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一.学校施設の老朽化対策と今後の計画に  │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ ついて                 │および   ┃ ┃      │ (1)令和元年六月定例会にて質問した「小  │担当部課長 ┃ ┃      │  中学校の今後の教育環境整備につい   │      ┃ ┃      │  て」の中で、生徒数の増加と教室不足  │      ┃ ┃      │  に大きな課題がある豊川小学校の対応  │      ┃ ┃      │  について、令和元年度より三年間の賃  │      ┃ ┃      │  貸借契約による仮設教室にて対応する  │      ┃ ┃      │  という答弁だったが、約一年が経過し  │      ┃ ┃      │  た現状の問題点をどのようにとらえて  │      ┃ ┃      │  いるか。               │      ┃ ┃      │ (2)また、三年間の賃貸借契約終了後は具  │      ┃ ┃      │  体的にどのような計画を考えている   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)市内小中学校の個別施設計画はいつま  │      ┃ ┃      │  でに作成予定か。           │      ┃ ┃      │二.未来を見据えた多様な働き方が出来る  │      ┃ ┃      │ 環境づくりを              │      ┃ ┃      │ (1)ネット環境さえあればどこでも働ける  │      ┃ ┃      │  時代。遊休施設等を活用して、IT企  │      ┃ ┃      │  業の出先拠点サテライトオフィスの整  │      ┃ ┃      │  備・誘致を計画して、新しい雇用の創  │      ┃ ┃      │  出に力を入れてみては。        │      ┃ ┃      │ (2)また、フリーランスで働く人たち共有  │      ┃ ┃      │  の活動場所コワーキングスペースを整  │      ┃ ┃      │  備し、創業支援や若者の交流拠点とし  │      ┃ ┃      │  て計画出来ないか。          │      ┃ ┃      │三.宇佐市に誇りを持つ人が一人でも多く  │      ┃ ┃      │ なる事を目指して            │      ┃ ┃      │ (1)これからの地域の持続性を左右する関  │      ┃ ┃      │  係人口の創出が重要視される中、市出  │      ┃ ┃      │  身の社会人を対象者とする事業や地域  │      ┃ ┃      │  の特性を活かした事業の計画を行い   │      ┃ ┃      │  「ふるさと」との関わりを深める必要  │      ┃ ┃      │  があると思うが、市としての具体的な  │      ┃ ┃      │  取り組みは行っているか。       │      ┃ ┃      │ (2)若者を中心に、都市住民の農村への関  │      ┃ ┃      │  心が高まり、地方への移住に関心を持  │      ┃ ┃      │  つ人たちは決して少なくない。この田  │      ┃ ┃      │  園回帰が活発化する中、宇佐市への移  │      ┃ ┃      │  住促進の為には、地域の資源を活か   │      ┃ ┃      │  し、さらに魅力化し、そこに住む人々  │      ┃ ┃      │  が輝く事が必要と思う。市が行う、地  │      ┃ ┃      │  域の魅力のブランド化の取組はどのよ  │      ┃ ┃      │  うに行っているか。          │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一.宇佐市の水稲被害について       │市長、教育長┃ ┃河野睦夫君 │ (1)大分県内の令和二年産の水稲作況指数  │および   ┃ ┃      │  は、七十七で「不良」と発表され、平  │担当部課長 ┃ ┃      │  成以降では最低の数値となった。宇佐  │      ┃ ┃      │  市の作況状況と要因は。        │      ┃ ┃      │ (2)自然災害、鳥獣被害、病害虫被害等、  │      ┃ ┃      │  宇佐市の水稲被害状況は。       │      ┃ ┃      │ (3)ジャンボタニシに食害された水田を多  │      ┃ ┃      │  く見かけるが、被害防止対策として効  │      ┃ ┃      │  果的な対策は。また、今後、駆除や予  │      ┃ ┃      │  防対策への支援(補助金)を検討して  │      ┃ ┃      │  はどうか。              │      ┃ ┃      │ (4)農家の収入を補償する「収入保険制   │      ┃ ┃      │  度」の内容と加入率、啓発や周知の取  │      ┃ ┃      │  り組み状況は。            │      ┃ ┃      │二.成人式の開催について         │      ┃ ┃      │ (1)成人式が令和三年一月に開催される   │      ┃ ┃      │  が、新型コロナウイルス感染予防に関  │      ┃ ┃      │  してどのような対策を講じるのか。   │      ┃ ┃      │ (2)感染が拡大した場合、式典は中止とす  │      ┃ ┃      │  るのか。延期も検討するべきと考える  │      ┃ ┃      │  が、市の見解は。また、開催可否の判  │      ┃ ┃      │  断基準は。              │      ┃ ┃      │ (3)案内状の送付は、宇佐市に住民登録が  │      ┃ ┃      │  ある方が対象と聞いているが、市外在  │      ┃ ┃      │  住の方への対応は。他市在住でも市内  │      ┃ ┃      │  小中学校を卒業した方へ案内状を送付  │      ┃ ┃      │  することは出来ないか。        │      ┃ ┃      │三.公立学校適正規模及び適正配置等検討  │      ┃ ┃      │ 委員会について             │      ┃ ┃      │ (1)検討委員会の設置の目的と委員の構成  │      ┃ ┃      │  は。また、どのようなことを検討され  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │ (2)本年の八月以降に実施された「学校規  │      ┃ ┃      │  模・配置等に関するアンケート調査」  │      ┃ ┃      │  の目的と対象者は。          │      ┃ ┃      │ (3)アンケートの結果、どのような意見が  │      ┃ ┃      │  あったのか。また、アンケート調査の  │      ┃ ┃      │  内容を踏まえ今後どのようなことが検  │      ┃ ┃      │  討されるのか。            │      ┃ ┃      │四.宇佐のマチュピチュ展望所の整備につ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │  「宇佐のマチュピチュ展望所」では、  │      ┃ ┃      │ 南院内さとづくり協議会が、土、日、祝  │      ┃ ┃      │ 日に直売所を開き、地元の農産物等の販  │      ┃ ┃      │ 売等を行い、来客者も多く大変賑わって  │      ┃ ┃      │ いる。しかしながら、駐車スペースや飲  │      ┃ ┃      │ 料水の確保ができず不便を期す状況であ  │      ┃
    ┃      │ る。駐車スペースや飲料水が確保できる  │      ┃ ┃      │ 対策はないか。             │      ┃ ┃      │五.新型コロナウイルス感染予防について  │      ┃ ┃      │  全国的に感染が拡大する中、自らがし  │      ┃ ┃      │ っかりと感染予防に取り組むことが大切  │      ┃ ┃      │ と考える。再度、予防対策をしっかり実  │      ┃ ┃      │ 践するような取り組みが必要で、マスク  │      ┃ ┃      │ の着用、三密を避ける、手指消毒などを  │      ┃ ┃      │ 当たり前のこととして、生活に根付かせ  │      ┃ ┃      │ る必要がる。市として市民の健康をまも  │      ┃ ┃      │ るため、どのように周知、啓発活動を展  │      ┃ ┃      │ 開していくのか。            │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一.今後の新型コロナウイルス対策につい  │市長、教育長┃ ┃和気伸哉君 │ て                   │および   ┃ ┃      │  本市では、これまで様々な新型コロナ  │担当部課長 ┃ ┃      │ ウイルス対策に取り組み、市民の協力の  │      ┃ ┃      │ もと大きな感染拡大には至っていない   │      ┃ ┃      │ が、冬場の気温や湿度が低いほどウイル  │      ┃ ┃      │ スは広がりやすく、また、冬場は屋内で  │      ┃ ┃      │ の換気が不十分になるため、感染が広が  │      ┃ ┃      │ りやすくなると言われている中、今後の  │      ┃ ┃      │ 対策について伺う。           │      ┃ ┃      │ (1)政府の観光需要喚起策「GoToトラ  │      ┃ ┃      │  ベル」や「GoToイート」が多くの  │      ┃ ┃      │  国民に利用される中、観光業や飲食業  │      ┃ ┃      │  に対して本市の検討課題やリスク対策  │      ┃ ┃      │  の支援は。              │      ┃ ┃      │ (2)春と同じように、全国的に小中学校   │      ┃ ┃      │  が、一斉臨時休業となった場合の対策  │      ┃ ┃      │  として児童・生徒の学びを止めない対  │      ┃ ┃      │  策はどのように行うのか。       │      ┃ ┃      │ (3)本市において、クラスター感染や感染  │      ┃ ┃      │  拡大が起こり、検査体制や患者の受入  │      ┃ ┃      │  体制などは検討され、準備できている  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │ (4)いわゆる第一波の際、本市は国からの  │      ┃ ┃      │  臨時交付金を待たず、迅速に財政調整  │      ┃ ┃      │  基金を取り崩し、市民へのコロナウイ  │      ┃ ┃      │  ルス対策支援を行なった。今後も同様  │      ┃ ┃      │  な考え方なのか。           │      ┃ ┃      │二.学校現場専門スタッフについて     │      ┃ ┃      │  大分県教育委員会は、複雑化・多様化  │      ┃ ┃      │ する学校教育課題に組織的に対応するた  │      ┃ ┃      │ めスクールカウンセラーとスクールソー  │      ┃ ┃      │ シャルワーカーを義務教育においても配  │      ┃ ┃      │ 置した。本市でも、学校現場において活  │      ┃ ┃      │ 躍されているが、学校組織内でどのよう  │      ┃ ┃      │ に連携・協力し課題解決のために動いて  │      ┃ ┃      │ きたか、市教委の総括と今後の課題につ  │      ┃ ┃      │ いて伺う。               │      ┃ ┃      │三.学校と地域の将来ビジョンについて   │      ┃ ┃      │  本市においても、少子高齢化が進む   │      ┃ ┃      │ 中、児童数や若者定住の増減に格差が生  │      ┃ ┃      │ まれ住民は、環境に応じて、不安や悩み  │      ┃ ┃      │ を抱えていると思うが、市長は、これか  │      ┃ ┃      │ らの未来像をどのように考えて作り上げ  │      ┃ ┃      │ ていこうとしているのか。        │      ┃ ┃      │四.NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進プ  │      ┃ ┃      │ ロジェクトについて           │      ┃ ┃      │  先月、宇佐商工会議所と宇佐両院商工  │      ┃ ┃      │ 会主催の「行政・議会との意見交換会」  │      ┃ ┃      │ の提言の一つに挙げられていたものだ   │      ┃ ┃      │ が、庁内プロジェクトチームを設置し、  │      ┃ ┃      │ 協議が始まっていると聞いた。偉大なる  │      ┃ ┃      │ 先人の功績を讃えるとともに、本市にお  │      ┃ ┃      │ いて大きな影響力も見込めるため、成功  │      ┃ ┃      │ に向けてどのように取り組んでいこうと  │      ┃ ┃      │ しているのか。             │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)皆さん、おはようございます。十九番の高橋宜宏です。  今一般質問で何人かの議員さんから、医療従事者に対する感謝の言葉がありました。私もそのとおりだと思っております。しかしながらですね、第一線で働いているということには我々観光業も変わりはないわけで、日々ですね、最近、GoToトラベルだとかGoToイートキャンペーンで、お客さんが随分来ております。そういうお客さんを対応するときに、非常にやっぱりね、ありがたい反面、一方では怖いと。だから我々は前線で働いている、前線で闘っているソルジャーだと、そういう認識で一生懸命頑張っているということも付け加えておきたいというふうに思っております。  さて、今回は五項目にわたって一般質問をいたします。  第一の質問は、院内町養豚場問題についてです。  第一点は放流許可申請についてです。毎回このように質問していますが、九月まで何の進展もありませんでした。その後、放流許可申請は提出されたのでしょうか。  次に、宇佐市が一部豚舎と工作物三基の建築確認申請が提出されておらず、違法性を認識して一年六か月になろうとしています。この間、様々な理由をつけて、再三再四、引き延ばしを図っている業者ですが、その後、報告書の提出はあったのでしょうか。  第二の質問は、はんこ廃止問題についてです。  河野太郎行政改革担当大臣が「脱はんこ」を押し出したところ、大分県も、県民や事業者が申請する手続、計四千八百七十件を洗い出し、押印が必要なのは三千八百四十五件だったといいます。また、県下の自治体でも押印廃止に向けた動きがあります。  大分市は一部手続で年度内に廃止予定だし、日田市は具体的に児童手当の現況届など八十九種類の手続で押印を既になくしています。このほか、別府市、臼杵市、国東市、日出町でも廃止を目指し、対象手続を今後協議するといいます。後塵を拝している宇佐市はどうするのでしょうか。  第三の質問は、汚職事件についてです。  十一月十六日、別府市朝見浄水場の発注工事の入札をめぐって汚職事件が発覚。収賄容疑で元市水道局工務課長が逮捕されました。同容疑者は業者の飲食接待を何度も受け、便宜を図った見返りに現金百万円を受領。しかも、退職後はこの業者に入社していました。  別府市を含め、県内の自治体の大半は民間への再就職に関する規定がなく、問題を起こした別府市は「癒着を断たなければならない」と、ルール整備を現在検討しているといいます。宇佐市も他山の石としなければなりませんが、職員の再就職に関し何らかの規定はあるのでしょうか。  第四の質問は、給食費についてです。  まず、現在、宇佐市の小中学校の給食費は幾らなのかと、この五年間の滞納率と滞納額等、徴収状況をお示しをいただきたいと思います。  次に、文科省の調査で、給食を提供している公立学校を設置する全国の教育委員会のうち、給食費を地方自治体の会計に組み入れ、教員の徴収・管理を減らす「公会計化」を実施しているのは、二六・〇%に当たる四百三十八教委にとどまることが、十一月四日の新聞各紙で報じられていました。  公会計化で徴収業務や滞納者への督促が自治体の役割になり、教員の負担減になることや、コンビニやインターネットで納付できるなど、保護者の利便性も向上すると言われています。文科省は昨年七月に全国の教委に公会計化を求める通知を出したということですが、宇佐市は公会計化を済ませているのでしょうか。  第五の質問は、無形民俗文化財についてです。  長洲地区で、初盆を迎える家が豪華けんらんな燈籠を飾って新仏を供養し、盆の最後に墓地でこれを燃やして送り出す行事があります。初盆を迎える家は、八月十二日夜までに墓参りを済ませると、翌十三日に仏間などに豪華けんらんかつ巨大な燈籠を飾ります。この燈籠は、据え燈籠、御殿燈籠などと呼ばれています。そして、この行事を守っているのが長洲地区区長会です。  この行事は、今から四年前の二〇一六年三月二日に無形民俗文化財に選定されました。ところが残念なことに、御殿燈籠の最後の製作者が今年亡くなっています。市は、この無形民俗文化財をどう継承させていくのでしょうか。  これで初回の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、はんこ廃止問題についてでありますが、行政手続における書面規制、押印、対面規制の見直しを行うことは、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のみならず、業務そのものの見直しや効率化が図られることから、国より積極的に取り組むよう技術的な助言がなされております。また、各省庁において押印義務を定める政省令の改正や廃止に関するマニュアル整備が進められているところであります。  県内においては日田市が、まず窓口で使用する簡易な様式について押印を廃止するとともに、今後、全体的な見直し作業を行うと伺っております。  本市におきましても、市民・企業から提出される行政手続の様式について洗い出しを開始しており、現段階で、押印規定のある様式は全体で約二千百様式、うち国・県で規定する様式が約五百様式、残りが市の例規・要綱等によるものとなっております。  市が定める様式のうち、押印廃止が可能かどうかにつきましては、今後、国・県の省令・告示等の見直しなども含め精査を行い、年度内の押印廃止に向けて準備を進めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
    ◯議長(衛藤博幸君)次に、五項目めの無形民俗文化財についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育長の高月でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えします。  五項目め、無形民俗文化財である長洲地区の初盆行事について、御殿燈籠の最後の製作者が亡くなった今、どう継承していくのかについてですが、平成二十八年三月に長洲の初盆行事として、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として、国選択無形民俗文化財となっています。また、その保存団体は長洲地区区長会となっております。  今回、残念なことに、これまで製作されてきた方が亡くなられたということで、その継承について危惧しているところであります。  現在、区長会と協議するため、これまで製作に関わられた方などに話を聞くなどして、製作過程の詳細な復元が可能か、また、どのようにすれば可能なのかも含め、調査を進めているところです。  今後、調査結果がまとまれば、長洲地区区長会の皆様方と会議を持ち、様々な観点から、今後の継承について協議していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての一点目を、院内支所長 井上涼治君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(井上涼治君)皆さん、おはようございます。院内支所長の井上でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての一点目、放流許可申請について、再度通知を行って既に八か月が経過しているが、放流許可申請は提出されたのかについてですが、再度、市において放流先の現地確認をするとともに、八月、十月、十一月に業者との協議、また、東、納持の環境を守る会とも協議を行うなど、提出に向けて協議を重ねてまいりました。  そのような中、十二月七日付で業者から放流許可申請が提出されましたので、その内容について現在審査しているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての二点目を、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、おはようございます。建設水道部長の城でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての二点目、九月の一般質問の答弁では、構造設計事務所の担当者の健康上の都合で九月末まで延長との申出があった。その期限からも三か月が過ぎようとしている。その後、報告書の提出はあったのかについてですが、建築主に依頼されている建築士からは、構造設計事務所から構造計算書が提出されたが、現在、構造設計者と細部の調整と併せて、報告書提出に向け、各種書類を作成しているとの報告を受けております。  報告書の提出が遅れていることから、十一月三十日に担当課が現地に赴き、建築主に依頼されている建築士立会いの下、擁壁の状態を目視等により確認をしたところであります。  市といたしましては、早期の報告書提出を促すとともに、提出の後、内容の審査を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの汚職事件についてを、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長 久保です。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、別府市の汚職事件について、宇佐市も他山の石としなければならないが、職員の再就職に関し何らかの規定はあるのかについてですが、国家公務員は、法により再就職のあっせん・求職・働きかけの行為が規制されるとともに、退職後二年間については、再就職の届出が義務づけられ、違反に対し罰則が設けられております。一方で地方公務員は、働きかけの行為には、法により規制及び違反に対する罰則が設けられておりますが、再就職の届出は義務づけられておりません。  現在、本市においては、市職員の退職管理に関する規則及び一定の公職にある者等からの職務に関する働きかけについての取扱要綱を定めており、地方公務員法の趣旨に沿う取扱いとなるように退職管理を行っているところでありますが、国家公務員法に定める退職後二年間の再就職の届出は義務づけておりません。  退職者の多くが再雇用を希望しており、また、再雇用を希望しない退職者についても、健康保険の任意継続手続の際の聞き取り等により、再就職先の把握ができているものと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの給食費についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長の上田でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えします。  四項目め、給食費についての一点目、市内の小中学校の給食費は幾らか、また、この五年間の滞納率と滞納金額等、徴収状況はについてですが、現在、市内の小中学校の給食費は、小学校が月額四千二百円、中学校が月額四千七百円です。  次に、五年間の滞納率、滞納金額ですが、各年度における決算時の数値で申し上げますと、平成二十七年度が、宇佐学校給食センターが滞納率〇・一九%、滞納金額三十七万九千八百七十円、南部学校給食センターが滞納率〇・一八%、滞納金額六万八千三百三十九円。  平成二十八年度が、宇佐学校給食センターが滞納率〇・三七%、滞納金額七十五万九千六百円、南部学校給食センターが滞納率〇・一六%、滞納金額六万百円。  平成二十九年度が、宇佐学校給食センターが滞納率〇・二九%、滞納金額五十八万四千四百五十二円、南部学校給食センターが滞納率〇・五一%、滞納金額十七万九千二百円。  平成三十年度が、宇佐学校給食センターが滞納率〇・五%、滞納金額百万五百円、南部学校給食センターが滞納率〇・六八%、滞納金額二十三万一千二百五十円。  令和元年度が、宇佐学校給食センターが滞納率〇・九二%、滞納金額百七十三万千三百九十円、南部学校給食センターが滞納率〇・四三%、滞納金額十二万八千七百九十円です。  二点目、本市は公会計化を済ませているのかについてですが、給食費の公会計化は、給食費を地方公共団体の会計に組み入れることで、給食費の徴収・管理に係る教職の負担軽減や会計業務の透明性の向上などを目的としております。  昨年七月に文部科学省から、学校給食費等の徴収に関する公会計等の推進についての通知を受け、公会計の実施について協議を行った結果、平成三十年度から、学校給食課において給食費の徴収・管理を行っていることで、公会計化の目的の一つである教職の業務負担の軽減はできておりますが、公会計制度の導入には至っておりません。  公会計の実施につきましては、文部科学省の学校給食費徴収・管理に関するガイドラインを参考に、課題の整理や導入体制、スケジュール把握などを行い、先進事例や他市の状況等も注視しながら、調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)再質問いたしますが、再質問の組立て上ですね、まず三項目めの汚職事件についてやりまして、その後、順次行っていきたいと思います。  まず、三項目めの汚職事件についてですが、宇佐市は先ほどの答弁で、市職員の退職管理に関する規則を制定しているということですけれども、主にどんな内容なのか、コンパクトにちょっと答弁していただけますか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長の出口でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  宇佐市で定めている規則についてですが、これは平成二十六年の国の地方公務員法の一部改正、これに退職管理の適正の確保という部分で一部改正がされておりまして、それの詳細部分につきましては規則等に委ねられるということになっていますので、その部分に対する規則を制定したもので、具体的に申しますと、「法律で定められている役職等」とかいう言葉がございますけれども、それは各自治体に当てはめるのはどれに当てはまるのかとか、そういった部分の法律の運用に関しての規則を定めているというものでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今般問題になっている別府市の汚職事件で、この東伸エンジニアリング別府支社ですね、ここに再就職した別府市の元水道工務課長の贈収賄事件に絡んで、私もびっくりしたんですけど、期せずして宇佐市のごみ焼却センターも新聞に出ておりました。  ここの施設運転業務委託の入札年月日、それから入札形態、何者応札で落札者がどこだったのか、履行期間、それから落札金額、これを教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)清掃業務第二課長。 ◯清掃事業局長兼業務第二課長(畑迫智統君)清掃事業局業務第二課長の畑迫です。再質問にお答えいたします。  当センターの施設運転業務委託は、昨年、平成三十一年一月二十三日に、条件付一般競争入札(事前審査型)の公告を行い、平成三十一年二月二十一日に入札を行っております。  入札の参加者は二者参加があり、東伸エンジニアリングが三億八千七百九十九万円で落札し、これに消費税を加えた金額、四億一千九百二万九千二百円で契約をしております。契約期間は、平成三十一年四月一日から令和四年三月三十一日の三年間になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)別府市朝見浄水場の入札をめぐる汚職事件で、元役員が贈賄の疑いで逮捕された東伸エンジニアリング、これは本社は東京にあるそうなんですが、県は二十六日、県発注工事の入札を指名停止すると、こう決めたようですね。  宇佐市はこの業者の指名停止を話し合う指名委員会を開催したのかどうかと、もし開催したのならその結果と、指名停止をしたのであればその期間も教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(田中康彦君)行財政経営課長の田中でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  まず、今回の事件に伴いまして、建設工事の入札参加資格につきまして指名委員会を開かせていただきました。そしてその中で、指名停止措置要領に基づきまして指名停止措置を行ったところでございます。  指名停止の期間につきましては、令和二年十二月一日から令和三年九月三十日までの十か月ということで、指名停止措置を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)宇佐市は退職管理に関する規則があるということなんですけれども、退職者の再就職先の情報というのは入手しているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)お答えいたします。  先ほどの地方公務員法の一部改正の中で、退職者からの届出義務というものを課す部分につきましては条例で制定することができるというふうになっておりますけども、できる規定でありますが、本市におきましては条例制定を行っておりません。  現実にはですね、退職時に、答弁でも書いておりますけども、基本的に再雇用が多いわけですけども、退職時に健康保険の任意継続の手続、これを行う際に就職先の聞き取り等を行いまして、それによって把握しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)そこでお尋ねしますけれどもね、宇佐市の行う競争入札に参加する資格を有する企業への再就職をしている職員が、課長級でいいんですけれども、何人いるのか把握していますか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)再質問にお答えいたします。  そのときの聞き取りの内容では、そういった企業に再就職した方はいないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)宇佐市の部長級で退職した人が、今回逮捕者を出した東伸エンジニアリングに勤めているという情報は、お聞きになりましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)お答えいたします。  その情報は得ております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)いつ退職したかは御存じですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)平成二十六年三月三十一日の退職でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)この方は退職をして、広域事務組合に参与としておられたということを聞いているんですけれども、それはいつからいつまでなのか、久保課長、お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)生活環境課長の久保でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  議員にお聞きしました方について、宇佐・高田・国東広域事務組合に確認しましたところ、平成二十六年の四月一日から平成三十年の三月三十一日まで、非常勤特別職の参与の職にあったとお聞きしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)退職後、広域事務組合、これは大きな利権のあるごみ焼却場建設予定ですね、そこに勤められていたと。その後、広域事務組合の参与から東伸エンジニアリングに就職したそうなんですけど、これはいつ就職したかは把握していませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長 出口でございます。  先ほど申しました退職時の聞き取りの部分で把握しておりますけれども、その後、年数経過して、その後どこに勤めた、どこに行ったという後の部分は調査しておりませんので、把握しておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局長兼業務第二課長(畑迫智統君)再質問にお答えいたします。  その者については、今年の五月頃そこに就職したとの御挨拶に来られたので、承知はしております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)広域事務組合の参与をして、そこで勤めてですね、その後、今問題になっている東伸エンジニアリングに就職をしているわけですね。  広域事務組合の今後の日程はですね、今、プラントの入札を今度やるわけですけれども、この後、基礎、上屋の工事がまたあります。それから、維持管理の入札もあるわけです。この東伸エンジニアリングは維持管理の入札資格も持っているんですね。だから私はね、うがった見方かもしれませんけれども、これはそのためのヘッドハンティングだったんじゃないかなと危惧をしているんです。  もう一つ聞きますけれども、宇佐市のごみ焼却センターに、彼は営業に来ませんでしたか。 ◯議長(衛藤博幸君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局長兼業務第二課長(畑迫智統君)今のところは来ておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)営業に来ていなかったけど、挨拶に来たって言ったじゃないですか。それはどうなんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局長兼業務第二課長(畑迫智統君)挨拶には来て、名刺交換程度はしましたけれども、それ以上の話はちょっとしておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは営業なんですよ、挨拶に来るというのはね。  先ほども答弁で、国家公務員法には退職者に再就職先を届け出るよう求めているが、残念ながら地方公務員法には規定がない、これは事実なんです。ただ県内でですね、課長級以上で、離職後二年間の届出を義務づけているのは、県と大分市と臼杵市、それから由布市ですね。ここらはですね、透明性を確保するためにネットでも公表しているんですよ。  中でも、臼杵市の取組は大変進んでいます。臼杵市は、職員の再就職の公平性、透明性の確保及び再就職の適正化を図るため、平成二十年二月に、市の行う競争入札に参加する資格を有する企業への再就職については、退職後三年間は市への営業活動を自粛するなど、四項目の退職職員の再就職に関する取扱要領を制定しているんですね。大変厳しいです。しかも先ほど申し上げたように、ネットでも、名前も就職先も全て公表しているわけです。  私は何度も言いますけれども、転ばぬ先のつえで、宇佐市もですね、再就職の届出を義務づけるとか、それからネットで公表する等のですね、対策を講じる必要があると思うんですけど、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長 出口でございます。再質問にお答えいたします。  先ほど申しました地方公務員法の改正で、そのときに届出の義務づけをする条例を制定することができるという改正でございました。そのときは、先ほど申しましたけども、働きかけの運用に資するように規則改正したところでございますけども、条例改正はしておりません。  現在、そのときに、議員の言われました数市が条例制定されたものというふうに認識しておりますけども、今後、退職者の適正管理と、透明性確保という部分もございますので、他市の動きも注視しながらですね、考えてまいりたいと。それには条例制定が必要となりますので、その部分は他市の状況を見ながら考えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  一項目めの院内町養豚場問題についてです。  先ほどの答弁で、十二月七日に放流許可申請が出されたとのことですが、添付書類にはどういったものがあったのか、また、守る会が九月までに要求していた排水施設図・経路図は提出されていたのか、お聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  現在、放流許可申請書の内容については審査をしている段階でございますので、詳細については回答を控えさせていただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今私が言ったようなことも答えられないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)現在、申請書が到達している段階で、審査に入っております。現在の状況についてですけれども、審査を始めたところでございますので、お答えは控えさせていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私はこれを非常に不可解に思っているんですが、放流許可申請が出されたといっても、他人の土地に無断で流したりね、していたりする問題、民々の問題もあります。それから、放流するためには地元の同意も必要なはずなんですよ。このハードルを超えないと、放流許可申請を受理できないでしょう。こういう問題があるのに、何で今出したのかというような気がするんですけど、ひょっとするとこれはアリバイづくりのためだけなのかなと思ったりもするんですけれども、まあ、分かりました。ちょっと、この辺はもう少し、私は推移をしていきたいと、見守っていきたいというふうに考えています。  二点目の報告書の提出の問題ですけれども、案の定、報告書はいまだに出されていません。ただ、私が城部長にも申し上げていた、現地に、目視でもいいから行ってごらんなさいよと、行きなさいよという話はしたんですけれども、これは今回、十一月三十日に担当課が現地に行ったということですけれども、目視した印象、それから感想、あればお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長の松田です。再質問にお答えいたします。  現地確認につきましては、先ほどありましたとおり、十一月三十日に、建築士に依頼されている建築士立会いの下、資格を有した当課職員で行いました。  確認方法といたしましては、抽出した任意の箇所で、現在のブロックの傾きの計測及び、前年度、建築士が調査した時点と現時点での擁壁のずれや変化等について、建築士に聞き取りを行いながら、目視等により現況の確認を行いました。その結果、現時点で、ブロックが傾いた形跡や変化等は見受けられませんでしたので、今のところ安定していると思われます。  今後も当分の間、現地確認を定期的に行い、変化等がないか確認をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは安定していると言ったって、置いただけだと私は何度も言っているんですけどね、ブロックを。それが認められるとは思わないんですけれども、まあ、それも報告書が出てからの判断ということになるんでしょう。  ただ十一月十七日、城部長と松田課長が報告に来たときに、私が、構造計算書ができたので、そのほかの書類を添付して報告書を出すと言っているということだったんですけれども、ところが九月末どころか、今日の段階でも出ていない。そのときに私は、全国例でいいが、建築確認申請が出されていないケースで、建築基準法第十二条五項の報告書が出されないケースが全国的にどれだけあるのか、あれば、そのまま放置していいのかどうかも調べてほしいと宿題を与えましたが、それはどうでしたか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  国交省の資料では、平成三十年度の建築物の違反事項の合計件数、一万六百六十九件になっております。そのうち、建築確認申請手続違反の件数が三千百九十七件となっております。また、確認申請手続違反の是正が完了の件数が千三百四十一件となっております。  現在、国が公表しているのが、平成十九年度から三十年度までの十二年間の件数になりますが、これを合計した場合、確認申請手続違反が三万九千四百六十五件、是正が一万七千百一件、未解消が二万三千三百六十四件となっております。大体、半数以上がまだ未解決ということであります。  この単年度の解決件数の中には、今までの未解決の件数も含んだものとなっておりますので、十二年間合計した場合は、未解消が二万三千七百五件になっていますので、そのうちで、単年度で千三百四十一件ですかね、が解消ということですので、単年度で見た限りでは、解消というパーセントはあまり高くないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは未解消でももう容認せざるを得ないということなんですか。あなたの答弁だとそういうふうに聞こえるんだけど。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)そういう意味ではありません。統計上の数値を申し上げさせていただいただけです。未解消の件数につきましても、引き続き各自治体とも対応はしていると思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)実際の構造物と報告書に書かれている内容が一致しているかどうかを確認する、現地に確認しに行く人は誰なんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)当課の建築主事が行います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)報告書が正しく書かれているけれども、現地確認で違法性や虚偽が判明したら、これはどうなるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)その分につきましては、また修正と申しますか、そういう指導等を行ってまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)もう、この問題は本当に時間を取るだけで、何の進展、進捗もないので、私も大変歯がゆい思いがしているんですけれども、できるだけ、報告書をまず出させるという努力を行っていただきたいというふうに思います。  二項目めのはんこ廃止問題についてです。  先ほど、もう前向きな答弁だったので、いろいろ申し上げることはないんですけれども、文科省が十一月二十日に、学校が児童生徒の保護者との連絡を取る際は、なるべくデジタル活用するよう求める通知を全国の教育委員会などに出したと聞いておりますが、これは押印廃止などでやり取りを効率化する狙いと言いますが、同日の閣議後記者会見で、萩生田文科相は「可能なところから進めてほしい」と推進を訴えたと言われています。来ていないんですかね。教育委員会も、可能なところからはんこレス化を推し進めるということは考えているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。お答えします。  学校現場におきましても、可能な限りはんこレス、保護者印をですね、なくしたりとかいうことを検討していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)お願いいたします。  四項目めの給食費についての、一点、二点ですね、一緒にやりますけれども、まず、平成二十九年度まで給食費の導入を各学校で徴収していたのを、平成三十年度から学校給食課で実施し始めたということなんですね。  事前に頂いた資料を見ていたんですけども、南部小学校の給食センターもそうなんですけれども、宇佐学校給食センターで、この五年間で滞納額が四・五倍に跳ね上がっている。滞納率も四・八倍に悪化しているわけですね。特に平成三十年度、令和元年度と断トツに悪化しているのは、この原因は何なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)学校給食課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  原因として考えられることは、三十年度までは学校給食費の徴収や未収金管理は学校で行っていたことで、保護者と担当者が直接話すこともできますし、また、学校・保護者・給食センターが連携することできめ細かい管理ができていたというふうに考えられます。それが現在は、当課でもいろいろ通知文書を打ったり電話で催告したり、いろいろ努力はしておるんですが、なかなか保護者との接触がなくて、保護者との関係が希薄になっているんじゃないかというふうに感じております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)この頂いた資料を読むとですね、長期間滞納している世帯がありますよね。その人数、年数、金額が分かれば教えていただきたい。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  長期間滞納している世帯なんですけど、一番長い期間滞納している世帯は、連続ではございません、途中で納付はあるのでございますが、五年間にわたって滞納している世帯が一件ございます。児童生徒数が二名で、滞納金額が三十一万九千円になっております。しかし、今年度も九月に納入がありますので、納入の意思はあるというふうに思っております。当課におきましても、今後も粘り強く納付のお願いをしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)その滞納世帯で、悪質な例というのはないですか。全国的に見るとね、随分あるんですけれども、宇佐市はどうなんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  経済的余裕があるのに支払いをしない悪質なケースなどはあるとは思われますが、学校給食費は私債権でございますので、財産調査での滞納処分のほうができません。詳しい内容についての把握等はできておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)収納率が激減というか下がっていますけれども、何かアップの解決策はありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  当課においても滞納者対策としましては、未納通知書の送付や電話催告、夜間訪問等で納入のお願いをしておりますが、可能な限り早い対応を実施して、長期の滞納とならないような取組をやっていく必要があるかなというふうに思っております。また、やはり学校・学校給食課が互いに給食費の未納の情報を共有して、連携を密にして徴収・管理をしていく必要があるかなというふうには考えております。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私は昔ね、市税の滞納とか公営住宅の家賃滞納について、支払い督促の申込みをしたらどうかというので、それが始まったと思うのですよ。あれから収納率が非常にアップしたというふうに私は思っているんですけれども、この給食費について、悪質な人に対して支払い督促をするということはやっているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  現状で裁判所への支払い督促等は行っておりません。過去に協議を行った経過はあるというふうに聞いております。債権者といろいろな問題がありまして、実施には至っておりませんが、今後、法的措置も含めた滞納対策につきましては、宇佐市学校給食センター運営委員会の中で協議を行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)家賃滞納でですね、公営住宅の家賃滞納で支払い督促をしたら、もうあっという間に払ったということも過去ありましたね。ですから、押しなべてやるということよりも、やっぱり悪質な、金があってね、にもかかわらず支払わないような悪質なときには、支払い督促を申し立てるというのも一つのやり方じゃないかなと思っています。お願いします。  それから、徴収は学校給食課でやるようになったけれども、公会計化はまだやっていないということでしたね。そういう意味では公会計化のハードルはそう高くはないと思うんです。公会計化のメリットというのは、例えば今、宇佐市なんかはコンビニで払うこともできるようになっていますね。そういうメリットが保護者の側にあるとすれば、公会計化も私はすべきじゃないかなと思うんですが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(新納孝明君)お答えいたします。  県内の実施状況並びに全国の実施状況は把握しております。また、公会計にすれば保護者の利便性等も認識しておりますが、まだまだ協議を行う部分が多うございます。  先ほどの答弁でもお答えしましたように、公会計化の実施につきましては、文部科学省の学校給食費徴収・管理に関するガイドラインを参考に、課題の整理や導入体制、スケジュール把握などを行い、先進事例や他市の状況等も注視しながら、調査・研究してまいりたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)よろしくお願いします。  五項目めの無形民俗文化財について質問いたします。もう時間が押していますので、課長、私もコンパクトに聞きますし、課長もコンパクトに答えてくださいね。  御殿燈籠の最後の製作者が亡くなって後、保護団体の長洲地区区長会と、今後の初盆行事について一回ぐらい話し合ったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  長洲地区区長会とはまだ話合いを持っておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)資料収集の後、話し合うということですけど、一度は一遍話し合ってですね、会合でも開いて、今後の取組は説明してあげてほしいと思います。  それからですね、これは文化財保護法第九十一条で準用する第七十七条の中に、「国は適当な者に対し、当該無形民俗文化財の公開またはその記録の作成、保存もしくは公開に要する経費の一部を補助することができる」とありますね。これは長洲地区区長会に指定された、区長会に言われた選択無形民俗文化財のことなんですけれども、この公費による補助は経費の一部とあるんですが、具体的な比率とか上限はあるんですか。  もう一遍聞きますけれども、また、補助の対象は保護団体に対してなのか、または自治体に対してなのか、どちらなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  文化財保護法七十七条に、また九十一条の規定によりますと、「文化庁長官は自らその記録を作成し、保存し、または公開することができる」というふうにありまして、また、国が認める適当な者に対し、経費の一部を補助することができるというふうにあります。  国庫補助事業となりますと、国が二分の一の補助率で、上限についてはございません。また、補助の対象者につきましては、「地方自治体もしくは文化庁長官が民俗文化財の調査に当たることを適当と認める者」というふうにございますので、文化庁の判断になると思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)これは指定されて何年かたちますけれども、これまで記録、保存、公開に関し、どのような方策を取ってきたんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  これまでですが、平成二十年度に、指定の前でございますが、文化庁事業でありますふるさと文化再興事業というものがありまして、これによりまして、長洲の御殿燈籠についてのDVDを作成し、記録として保存しております。  また一昨年、御殿燈籠の継承について相談がありましたので、本市独自の補助金であります、宇佐市未来につなぐ地域文化継承活動補助金の申請を御紹介いたしましたが、補助の申請はございませんでした。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私、ネットを見ていたんですけど、記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財は全国で六百四十七件、一九九六年(平成八年)に同じく選択無形民俗文化財になった「大分の鏝絵習俗」というのがありますが、これは大分県が記録、保存、公開を行ってきたんでしょうか。  それともう一つ、これはネットにも出ていたんですけれども、立派なですね、報告書がネットにも上がっているんですけども、これは最後で発行者を調べたら文化庁になっているんですけど、この経緯はどういうことなんですかね。簡単にお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  文化財保護法の第七十七条に、「文化庁長官自らその記録を作成し、保存または公開することができる」とありますので、文化庁の伝統文化課が記録保存のための報告書を、民俗文化財の調査に当たることを適当と認める者に委託をして作ったものというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)宇佐市もこの長洲の初盆行事について、写真とか動画をはじめとした資料収集を行って、報告書を作成し、記録、保存、公開を行ってほしいというふうに思っています。期待していますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  昭和三十年代まで、今のような豪華けんらんな御殿燈籠ではなかったというふうにも聞いております。その変遷なども重要な文化財の記録となりますので、そういったところを含めまして、今後、国・県等に協議、また相談を行いながら、調査を行っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお再開は、十一時十五分といたします。暫時休憩します。                 休憩 午前十一時〇一分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、改めましてこんにちは。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。  二〇二〇年も残すところあと二十二日、今日を入れて二十二日となりました。寂しいものです。振り返りますと、今年はコロナ一色の一年だったということは言うまでもないかなと思います。  新しい生活様式がこのように浸透して、そんな中でもモラルを持った行動が行われていることは、行政の努力はもちろん、市民一人一人の努力の結果だというふうに思っております。そんな中で迎える年末年始は、例年になく寂しいものになるかもしれませんが、外出を控える中で、家族との時間を有意義に過ごしていただきたいなというふうに思います。  そんな中ですが、皆さんにぜひお願いしたいのが、その時間を使って、家族で、また友人などと、宇佐市の未来について語り合っていただければなと思っています。それは親子でも、おじいちゃん、おばあちゃんとでも、子供同士でも、どんな場面でもいいと思うんです。そこで意見を交わして、それをまた誰かに伝えることで、その成果が大きくなるかもしれません。実際にそれができるかどうかは別として、そうした皆さんの意見が、今後の宇佐市の明るい未来へとつながっていくと信じて、一般質問を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  まず一項目め、学校施設の老朽化対策と今後の計画について。その一点目です。令和元年六月定例会にて質問した、小中学校の今後の教育環境整備についての中で、生徒数の増加と教室不足に大きな課題がある豊川小学校の対応について、令和元年度より三年間の賃貸借契約による仮設教室にて対応するという答弁だったが、約一年が経過した現状の問題点をどのように捉えているかをお聞きいたします。  二点目、また、三年間の賃貸借契約終了後は、具体的にどのような計画を考えているかお尋ねします。  三点目、市内小中学校の個別施設計画はいつまでに作成予定か、お尋ねいたします。  二項目め、未来を見据えた多様な働き方ができる環境づくりをの一点目、ネット環境さえあればどこでも働ける時代です。遊休施設等を活用して、IT企業の出先拠点、サテライトオフィスの整備・誘致を計画して、新しい雇用の創出に力を入れてみてはどうでしょうか。  二点目、また、フリーランスで働く人たち共有の活動場所と言われるコワーキングスペースを整備し、創業支援や若者の交流拠点として計画できないかをお尋ねいたします。  三項目め、宇佐市に誇りを持つ人が一人でも多くなることを目指しての一点目、これからの地域の持続性を左右する関係人口の創出が重要視される中、市出身の社会人を対象とする事業や、地域の特性を生かした事業の計画を行い、ふるさとの関わりを深める必要があると思うが、市としての具体的な取組は行っているかをお尋ねします。  二点目、若者を中心に、都市住民の農村への関心が高まり、地方への移住に関心を持つ人たちは決して少なくないと思います。この田園回帰が活発化する中、宇佐市への移住促進のためには、地域の資源を生かし、さらに魅力化し、そこに住む人々が輝くことが必要と思います。市が行う、地域の魅力のブランド化の取組はどのように行っているかをお尋ねいたします。  以上、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、宇佐市に誇りを持つ人が一人でも多くなることを目指しての一点目、関係人口の創出の具体的な取組についてでありますが、関係人口とは、定住人口や交流人口でもない、地域と多様に関わる人々を示す新しい概念で、人口減少や高齢化が進む周辺地域などにおける地域づくりの新たな担い手として、その創出が求められております。  市としましては、今年三月に策定をいたしました第二次市総合計画の後期基本計画や、市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、関係人口の創出を新たな主要施策として盛り込み、その推進に取り組んでいるところであります。具体的な事例といたしましては両合棚田再生事業が挙げられ、田植体験をはじめ年間を通じて開催される様々なイベントには、多数の市外住民に継続的に参加をいただいており、交流を通じて地域住民とのつながりが構築をされているところであります。  また、新たな取組といたしまして、関係人口を地域の力に直結するため、国が推進している、週末に副業や兼業で地域の企業・NPOで働く、いわゆる「ふるさと副業」の普及や、公式SNSを活用して属性ごとに分類したユーザーに対して、ニーズに沿った情報を発信できるセグメント機能の導入についても、研究・検討を進めているところであります。  二点目、市が行う地域の魅力のブランド化の取組はについてでありますが、地域の魅力をブランド化するためには、地域が保有する自然、歴史文化、行事などあらゆる地域資源を再認識し、若者や地域外の視点を持って磨き上げることや、地域が一体となって活用していくことなどが必要であります。  市では、地域コミュニティ組織、いわゆるまちづくり協議会に対して地域おこし協力隊員を配置し、若者や地域外からの視点による新たな魅力の発見や、地域資源のブラッシュアップに努めております。また、協議会が地域住民と一体となって取り組む名所等の環境美化活動、地元の学校と連携して行う伝統行事や体験・交流型のイベントの開催など、様々な実践活動を支援しております。  なお、これらの活動は各協議会のホームページや定期通信で紹介しているほか、地域おこし協力隊員がインスタグラムなどのSNSを活用し、情報発信をいたしております。  市としましては、今後とも地域の魅力の再発見と郷土愛を醸成していく活動を通じて、地域の魅力のブランド化に努めてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの学校施設の老朽化対策と今後の計画についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、学校施設の老朽化対策と今後の計画についての一点目、豊川小学校の仮設教室での対応に関する現状の問題点についてですが、豊川小学校は本年度、児童数が三百二十三人で十三学級となっており、普通教室は仮設校舎の利用により対応できていますが、特別教室の図工室などが不足している状況です。  校舎は築三十七年、体育館は築三十五年が経過し老朽化しており、校舎や階段の狭さ、トイレや手洗い場の不足などのほか、学校敷地も手狭な状況にあると認識しています。  二点目、三年間の賃貸借契約終了後の具体的な計画についてですが、児童数増加への対応の基本的な考え方は、教室不足等による教育環境の著しい低下を回避し、良好な教育環境を確保することにあります。具体的な対策としては、一時的余裕教室がある場合には普通教室に転用し、転用によっても教室数の確保が困難な場合には、仮設校舎や増築等により必要な教室を確保することとなります。  賃貸借契約終了後は、そのときの状況により判断することになりますが、良好な教育環境の確保に努めたいと考えています。  三点目、市内小中学校の個別施設計画についてですが、個別施設計画は、個別施設ごとの具体的な対応方針を定める長寿命化計画になります。  現在、延べ面積二百平方メートル以上の校舎・体育館九十八棟を対象として、改修履歴等のデータの収集や対象施設の現況調査を行い、構造躯体の健全性や部位ごとの劣化状況評価により、健全度として建物ごとの評価をしています。今後、この評価を基に、今年度中に長寿命化計画を策定する予定です。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に二項目めの、未来を見据えた多様な働き方ができる環境づくりについてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)皆さん、こんにちは。経済部長の河野でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、未来を見据えた多様な働き方ができる環境づくりをについての一点目、遊休施設等を活用したサテライトオフィスの整備等の計画についてですが、超スマート社会の実現のため、第四次産業革命の進展は、生産、販売、消費といった経済活動に加え、健康、医療、公共サービス等の幅広い分野や、人々の働き方、ライフスタイルにも影響を与えると言われています。  現在、都市部の企業等が、地方に遠隔勤務のためのサテライトオフィスを開設し、本社機能の一部移転や二地域居住のワークスタイルを実践するケースが増えてきています。また地方においても、雇用機会の創出や移住定住の促進、新しい産業の創出に向けて、サテライトオフィスの誘致に取り組もうとする地方公共団体が増えている状況です。  このような中、市としましては、都市部の企業等のサテライトオフィス開設に係る具体的なケースを研究すべく、県と情報交換を行いながら、先進地の取組状況の把握に努めているところです。
     今後は、企業等の地方移転に対するニーズ把握も重要であることから、活用可能な国や県の制度について情報収集を行い、把握できたニーズや課題を整理しながら、新時代における新しい働き方に対応したオフィス整備と、新たな雇用の創出に向けた施策を展開していきたいと考えています。  二点目、コワーキングスペースの整備についてですが、全国的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、働き方改革の一環として、テレワークを導入する企業が増えたこともあり、ネット環境さえ整っていればオフィス以外の場所で仕事をする方が増えてきている状況です。また、フリーランスで働く人にとっても、家やカフェ、ファミレスなどでは仕事に集中できず、低コストの仕事場を求めている状況にあると考えられます。  議員御指摘のコワーキングスペースは、異なる職業や仕事を持った人たちが同じ場所をシェアするため、仕事場を低コストで確保でき、他業種の方との交流も生まれ、情報交換によるスキルアップが期待できるとともに、異業種連携による新たなビジネス創出の可能性を秘めています。  また、ネット環境の整った場所は、若者たちの交流の場にもなり、人口の社会減が続く現状において、一つの解決策にもつながるものと思われます。  このような中、市内にコワーキングスペースと言われる場所は確保できていない状況にありますので、今後、市の施設での可能性や、空き家・空き店舗対策の両面から、実現に向けて検討したいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは順次、再質問を行っていきたいと思います。  まず、豊川小学校の現状について、老朽化しているという内容については認識をしていただいているということで、その点についてはですね、共通の認識かなというふうに思います。  今回、質問の中で一番気になっている点としては、今ある仮設校舎の現況についてなんです。老朽化した建物をどうしていくということについては、多分、すごく考えながら進めていっていただいているんだろうなということは、重々、今までの質問対答弁で分かっているところなんですが、今回仮設校舎が建設されて、その状況下の中で、いろいろとその仮設校舎に対しての課題というか、問題点というのが上がってきていると思うんです。どういった声が届いているか、分かる範囲で構いませんので、教えていただければなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。一番 河野議員の再質問にお答えします。  仮設校舎の課題という部分でありますけども、今年の夏にですね、仮設校舎は実際、四月から利用しているわけですけども、今年の夏についてはエアコンを当然使って、コロナ禍で窓を開けて、換気をしながら利用したんですけども、本校舎のほうの教室と比べると室温が高いという状況を学校からお聞きいたしました。実際、現地で確認するとそういう状況がありましたので、今年に限っては、取りあえず応急処置としまして遮光ネットを設置し、屋根に散水しながらという部分で暑さ対策をしたところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。そうですね、それが一番の問題点だったかなというふうに思うんですが、そもそもプレハブ式の仮設校舎を建てる際にそれは予測されていなかったでしょうか。また、今度は寒さが来ますので、それについてはどのような対策を取る予定か教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えします。  暑さ対策の分についてですが、予測というのがちょっとできていなかったわけですけども、状況をお聞きし、いわゆる業者のほうにも、状況を、呼んでですね、確認をしていただきました。業者としては、当然いろんな仮設を扱っている業者でありますので、被災地での仮設住宅や仮設校舎も扱っている状況で、ここまで室温が高いという状況が業者としても予測できなかったというふうな状況を聞いております。  冬場の対策ですけども、当然エアコンを使ってですね、暖房していくわけですけども、その分についてはちょっと状況をまた、しっかり確認しながら対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)冬場の対策についてはお願いいたしたいと思います。  今、環境がコロナの感染拡大防止という方向性が大きく流れをつかんでいる点からも、換気であったり窓を開けた状態でということは、もちろん夏のときにはですね、主にそれが原因だったのかなというふうに思います。  今回、大きな問題として上がっているわけではないというふうに思いますが、いつまでこの状況に耐えていくべきなのかとか、「まさかこのままずっと続くわけではないよね」というような意見が飛び交う中でですね、どうしても今の段階で「大きな工事をするよ」とか、例えば「新築するよ」ということは言えないかもしれないんですが、豊川小学校に限らず、各校の教室やその建物に対する関心をですね、もう少し深掘りして持っていただきたいなというふうに思っているんです。  それが期待を込めているのが、個別施設計画がどのように立てられるかなというところなんですが、個別ということもあるし、今年度で計画をされるということであると思うんですが、それぞれに対してですね、やっぱり年単位、個別単位のロードマップをつくるべきかなというふうに思うんですが、その辺に関してはどのように考えているでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  今行っています長寿命化計画の、それぞれ一棟ごとの計画が個別施設計画というふうになるわけです。今、回答でも答えさせていただきましたが、二百平米以上の校舎体育館九十八棟について、それぞれの建物の健全度の調査を行っております。  豊川小学校につきましては、いわゆる管理教室棟、それから屋内体育館、それと教室棟など個別にですね、建物の健全度を判定をしております。その判定、健全度によりまして、市内全体の九十八棟を点数化していくことになります。それを並べて優先順位等を見ながら、最終的には長寿命化計画で年度ごとのスケジュールを組んでいくというふうな状況になります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)お答えを聞いて安心しました。個別ごとにそういった計画を立てていただけるということで、それを前提に、また豊川小学校に戻りますけども、仮設校舎撤去という時期はまだ未定だなというふうに今の答弁で分かるんですけども、三年経過後はどのようにしていく予定でしょうか。単年契約ですか、それとも複数年契約ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  現在使っています仮設校舎につきましては、令和元年度に建てまして、この令和二年度から三年間の賃貸借契約を行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)すみません、質問がちょっと分かりにくかったかなと思います。三年経過後のことで計画されているんですかね。三年たった後です。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)三年経過後でありますけども、基本的に今の時点では、仮設校舎は三年というふうに考えております。  その後につきましては、答弁でも触れさせていただきましたが、そのときの状況により判断することになりますが、良好な教育環境の確保に努めたいというふうに考えております。教室不足や現状の課題、学校からの要望や保護者からの要望なども認識をしております。児童数の推移、また地域の状況などを注視しながら、今現在、調査・研究を進めているというところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)答えにくいところをありがとうございました。  そうですね、この件についてはですね、今、計画段階の前の段階かなというふうに思いますので、今の現状で、最後に要望を言わせていただきますと、仮設校舎があるという環境がですね、最低でも三年は続く中で、やっぱり老朽化した建物が近くにある、そしてその状況があまり私たちにも見えてこない中で、老朽化イコール危ないというイメージを持ちます。特に漏電による火災というのが起きた場合、そこにいる子供たちがどういうふうに避難するんだろうとか、どういうふうにして対応してくれるんだろうということは、とても不安に思っていることです。  最後の質問になりますけど、この件について何かお答えいただけること、もしくは避難訓練が行われているかどうか、分かれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  避難訓練ということですけども、避難訓練については各小中学校、年間計画として立てられております。豊川小学校につきましても、十二月に避難訓練が年間行事計画として計画されております。学校に確認しましたところ、今月中か来月一月には実施する予定というふうに聞いております。  避難訓練をする際に、今、仮設校舎ができましたので、少し学校のほうに確認しましたところ、仮設校舎の分については一階ですぐ避難がしやすい、ただ、校舎のほうが階段が狭いとか、これまでの状況がありますので、少し密になったりするという部分で、学校が不安視している部分があるというふうなことも聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それについては、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  豊川小学校限定での質問は今回で終わりにしたいなというふうに思って、今日は臨みました。学校を見て回りますと、非常にですね、もったいないなと思うような箇所がたくさんあります。それは子供の数に対して教室が不足しているとか、そういったことも含めてなんですけれども、やっぱり子供たちの生活・教育環境として、これだけ古いというか、遅れている感が拭えない学校はないのかなというふうに思っておりました。  先ほど最後に避難訓練のことを申し上げましたのは、学校に大型バスが入れないということを以前聞きまして、それだと消防車も入れないんじゃないかなというようなことを話しました。実際に消防のほうに確認をして、出入口の調査、そして実際に入れるかどうかというのを検討していただいた経緯があります。子供たちの教育環境を、良好な環境を確保するということをお約束いただいている以上、そういったことをですね、目配せをしていただいて、ぜひ対応を早くしていただければなという期待を込めて、この質問を閉じさせていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  今回、「未来を見据えた」と、わざとじゃないですけれども、わざわざ書かせていただいた経緯については、これからの働く環境も含めて、生活の環境がこの一年で大きく変わったということは、来年度以降、どんどんそのスピードが早まるのではないかなというふうに思います。  その中で宇佐市は、教育においてもそうですが、ICT活用については大変アンテナが高いのかなというふうに期待をしております。そういった中で、このサテライトオフィス、そしてコワーキングスペースを調査・研究していくということは、すぐにでも始めるべきではないかなというふうに思っております。  その辺についてとても気になっていることはですね、ここに書いている「遊休施設の活用」という部分です。公共施設の中で、今現在、市が保有する施設の中で、遊休施設と言われる施設があるのかどうか、そしてまた、それはどういった施設なのかを教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(田中康彦君)行財政経営課長の田中でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  市の公有財産の中で、市が直接使用する財産の公用財産、そして市民が共同で利用する財産の公共用財産、これが行政財産なんですけれども、こちらについては各担当課で管理をしている関係で、全ての利用状況等についてはちょっと把握できてはいません。  あと、それ以外の普通財産ということで、市のほうから売り払い、貸付対象ということになっている普通財産につきましては、現在のところ、すぐにコワーキングスペースとして利用できるようなスペースはないというような形で認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)すぐ使える施設はないということでございますが、それ以前に、具体的にどういう施設というか、今、遊休施設になっている施設がゼロということですか。それとも、各課が管理しているものまで把握していないので答えられないということですか。どちらですか。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(田中康彦君)再質問にお答えします。  行政財産につきましては各課のほうで管理していますので、当課としましては実際、行政財産なので、行政のために市が直接使用したり、市民のための財産で使っているので、その空き状況、スペースがあるのかどうかというのは、こちらではちょっと把握はしかねていますということです。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、具体的な質問に変えます。  西部中学校の跡地に関して質問したいんですが、この跡地を管理しているのはどちらの担当課になりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  旧西部中校舎につきましては現在、文化財の収蔵庫として使用している状況でございます。一階から三階まで、埋蔵文化財、民俗文化財等の資料を収蔵し、現在、満杯となっているような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)分かりました。  それでは、サテライトオフィス、コワーキングスペースの内容についてなんですけども、県内他市でのこういった事例は複数あると思います。その中で分かる範囲で構いませんので、内容を教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  サテライトオフィスの県内の状況ということで、一番有名なのは姫島だというふうに思っております。姫島は県のサポートを受けながら、姫島ITアイランド構想に基づいて、旧小学校の、これは三階建てですけども、校舎をITアイランドセンターに改修をしております。  ちなみに、一階が平成二十九年に改修されまして、サテライトオフィスを二部屋設けております。それには両部屋とも業者も入っているところであります。  また、平成三十年に二階を改修しまして、コワーキングスペースとして設けているところで、三部屋造っております。  また、令和元年度には三階を改修して、サテライトオフィスを五部屋設けている状況にあります。  また、近隣でいきますと国東市になりますけども、国東市のサイクリングターミナルの二階部分を改修してサテライトオフィスを三部屋、それとコワーキングスペースを一部屋設けているのが主な例だというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、その他市の状況の中で、これによって得られた効果が分かるところがあれば、教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  その両自治体におかれましては、既に業者が入っているところがありまして、地元採用の人も発生しているということで、雇用にもつながっているものと理解しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。いろいろと調べていただきました。  サテライトオフィス、本当にまだ雲をつかむような話であったものが、ここ数年で地方各地がその獲得に乗り出している。そしてまた東京だけではなくて、いろいろな都市部にあるIT関連企業、またデザイン関係、そしてサービス業の出先機関として注目を浴びているということは、これは皆さん御存じのことだと思います。  そういった中で、先ほど遊休施設のことに触れましたのは、姫島、そして近隣では佐伯の宇目町、そういったところで行われている事業は、学校や幼稚園、保育園の遊休施設の活用です。そして他県・他市によりますと、空き家であったりそのリフォームされた場所を使っての運営をしているということがあります。どれをとりましても、若者の流出を防ぐということ、そして新しい雇用を生み出して、若者ほか、流入や移住に向けての行動活動ということで、大変大きな力を注いでいるというふうに私は思っています。
     例で挙げますと、徳島県の神山町というところがございまして、これはこの分野の雑誌であったりいろんな書籍の中で、「聖地」だというふうに言われている地域です。徳島市の市街地から車で一時間程度だったというふうに聞いております。こちらは二〇〇五年ぐらいだったと思います、この町内に光ファイバーケーブルを敷くという工事を大々的にやられて、それが元で二〇一〇年から、各企業に対してのサテライトオフィスの誘致が徐々に決まっていって、二〇一八年現在で十六社だったと思います。その中でIT関連企業は結構あるんですけども、それだけではなくて、やっぱり先ほど申し上げましたデザイン関係、ウェブデザインも含めてなんですけども、であったり、最近ではサービス業も入ってきていると。  これがなぜ今注目を浴びたかというと、御承知のとおり在宅ワークであったりテレワークであったりというのが、本当に毎日のように聞くワードになってきたからだと思うんです。今こそこれを行っていく、調査・研究を早めていくチャンスが各地方に来ているというふうに感じるのは私だけではないと思うんです。今、この環境をつくっていくための動きを始めても、来年すぐできるわけでもありませんし、先ほど申し上げましたとおり、全てがそろってから、ようやくその企業誘致であったり興味を持ってもらえるのかなというふうに思います。  ですので、このサテライトオフィスとコワーキングスペース、どちらも共通する課題なんですけども、市内のブロードバンドネットワークの現状、これを今分かる範囲で構いませんので、どれぐらいのスペースというか、どれぐらいの地域をケアできているのか、分かる範囲で教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。再質問にお答えいたします。  市内を大きく分けてですね、民間事業者が整備しているエリアと、市のほうでですね、整備しているエリアがございます。基本的にはですね、空白地帯はないという認識でございます。ただ、端々になりますと、やはりどうしても、特に民間事業者になりますと採算性の問題でですね、ブロードバンドがなかなか要望に応じて敷設できていないというような現状があることは認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。空白地域がないということであればですね、これはもう本当に、取り組むべき準備はほぼ整っているかなと思います。電気があってブロードバンドがあって、それで場所があればいいわけですから、何とかですね、このサテライトオフィス、コワーキングスペース、お試しの空間でも構わないと思います。  そういったものをぜひつくっていただきたいなというふうに思う中で、一つだけ気になっている、先ほどの西部中学校跡のことなんですけども、ぶり返して申し訳ないんですが、今、文化財を保存しているスペースになっているということなんですけども、どうしてもその使い方で今いっているんだろうなというふうに思うんですけども、今後、そのスペースはそのまま使っていく予定なのか、それとも別の場所があれば動こうかなというふうに思っているのか、答えられる範囲で構いません、よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  先ほど答弁で申しましたように、文化財資料が満杯という状況にございます。ですから、あの量を保存する収蔵施設となると、かなりの面積が必要になりますので、現在のところ非常に難しいかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)すみません、文化財を軽視しているわけではございませんので。何とかですね、そういった前向きに捉えていっていただける事柄をつくっていくことが我々の仕事かなというふうに思いましたので、質問させていただきました。  この件については、本当に今後の企業誘致を進めていく中でとても大事なことになると思いますし、大きな会社が来るにしてもですね、やっぱりIT環境の整備というのは必ず必要になってくるものだと思います。いろいろな課が絡む内容だと思いますけれども、連携を取ってですね、ぜひ前向きに進めていっていただければなというふうに思います。  最後にこの件について述べさせていただきたいのはですね、今、市内には、コワーキングスペースを必要とする在宅で仕事をなされている方、また、それをなりわいとしているフリーランスまたはクリエーターと呼ばれる方々が、たくさんフリーで存在します。その人たちが家でできる環境はもちろん整えているんですけども、それだけではなくて、そういったスペースがあればですね、なお活用して、市のためにいろいろなことを創出していくことができるというふうに、私は可能性を感じていますので、ぜひ早く取り組んでいただけるように期待を込めまして、この質問を閉じさせていただきたいと思います。  それでは、最後の質問です。  「関係人口」という言葉を、私は本当に最近になって聞きました。ちょっと前には「交流人口」というのがあったのを覚えています。その交流人口の増幅が人口減に大きな影響を与えるんだというようなことだったんですけども、それよりももっと強い関係が関係人口だというふうに認識をしております。  いろいろと市が取り組んでいる内容を見ていきますと、関係性を持たれた方々に対してアクションを起こしているということは十分感じているわけでございますけども、この接点を増やすということで、これ以外にですね、今後、関係人口創出プランとか創出事業なんていうのを計画しているようであれば、教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。河野議員の再質問にお答えいたします。  議員御案内のとおりですね、比較的、二〇一七年ぐらいからの新しい概念かなというふうに思っております。市のほうも今年三月にですね、改定した様々な計画の中に、関係人口の創出ということを盛り込んでおりますので、新しい概念でありますけど、これまでの交流人口と定住人口のちょうど中間に位置すると、また、ちょっとボーダーが曖昧ということで、各課、今までも様々な事業を展開している中で、幾らかその関係人口に近い部分もあろうかと思いますが、なかなかそこあたりに意識を持ってやっているところも、まだまだ少ないかなと思っております。やはりそういう意識をですね、全庁的に広めていく上で、何らかのモデル的な事業であったりとかですね、そういう方向性を示すことが必要であるかなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)関係人口というのは本当にそういう、今はまだどれが正しいのか分からない方向性というのが、もしかしたら適切な表現なのかもしれないなというぐらい、どこをどう掘り下げてどこをピックアップするのかということが課題になってくるのかなというふうに思います。  その中で、この関係人口に関してというか、関係人口の基となる、きっかけとなる人たちを発掘していくところが、移住を促進する事業であったり、まちづくり協議会の活動の発信であったりというようなところじゃないかなというふうに思うんです。  そこで、ここの答弁にもあります両合棚田再生事業の中で出会った人、移住フェアで他市も見ながら宇佐市にも興味を持ってアクションをしてくれた人、こういった方々にどうアプローチをしていくかなということを考えていただきたいなというふうに思っていますが、今現在で何かそういう活動というか、行動があれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)まちづくり推進課長。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  まず、当課で行っている関係人口の創出施策というような中でお話をさせていただきます。  四点ほどございますが、まず移住相談会、また就業・就農フェア等の行事に参加しております。こちらでは、出身者のUターン、また勤続経験、交流体験、旅行などを通じて、直近または定年後の移住、農業に興味を示されてIターンを希望する方などが訪れます。その際にですね、移住支援情報のほか、市が誇る自然、歴史、文化、行事など全体的な魅力紹介等も行いながらですね、こちらへの移住を促進しているというようなところでございます。  それから二つ目でございますが、まちづくり協議会が主催する、市外の方を招いて地域住民と体験交流するイベント等もございまして、例えばお花見の時期に地域の名所で伝統芸能、神楽と郷土料理を楽しみながら行うイベント、それから特産のクロダマルに関して、播種、枝豆収穫、黒大豆収穫、豆腐作り等の体験イベント等がございます。また、最近ではウオーキング大会を実施しまして、それぞれの名所を巡って、特産の果物、また郷土料理を楽しむイベント等もしたところでございます。  三つ目でございますが、ふるさと納税に関しまして、地区指定の納税を頂いた方に、お礼状と、あと定期通信も送付しております。こちらでこの寄附金を活用した事業などのお知らせなどをしっかりしていくというようなところでも努力をしております。  それから最後、四点目でございますが、平成二十九年度から、地域PRイベント「のろよこいせんかえ」というようなことを、東京で二度ほど行いました。こちらは、ふるさと納税をされた出身者などに案内状を送付いたしまして、まちづくり協議会、地域おこし協力隊が出張いたしまして、ふるさと納税の展示のほか、郷土料理や特産品のPR販売を行いながら、地域情報も加えながら、いろんな関係を深めていくというような心のつながり、関係性のつながりをきちんと持っていただこうというような取組を行っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。  その中で今気になったのが、まちづくり協議会の活動とか、そういう事業性のあることを行って、そこでいろんな人と交流しているということなんですけど、それを発信する機関というのは何かありますでしょうか。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)市もですね、本年度四月からですね、「広報うさ」、こちらに一協議会ずつ掲載して、各地区の活動や魅力を掲載して、また、SNSなどを通じて魅力発信もしておりますし、各まちづくり協議会がホームページの中で紹介をして発信するとか、また、冒頭の答弁のような形で、地域おこし協力隊員も発信をするというようなことをやっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)まちづくり協議会は多分、たくさん市内に存在するんだろうなというふうに思っております。自分のまちのことはある程度、その地域のこととかいろいろ分かるものなんですけども、他の地域の人から見れば、その位置情報であったり、その地域がどういう地域なのか、どういう特色なのか、分からないものです。  例えば私は院内ですけども、院内の副という地域を言っても、それは他の地域の人から見たら宇佐市であって、院内町という認識はないかもしれない。長洲と言ってもそれはまた同じで、「宇佐市の中で海が近いんだな」ぐらいの認識しかないかもしれません。  そういったことで、各まちづくり協議会が取り組んでいるすばらしい事業を特色化すると同時にですね、その地域がどういう地域なんだというようなことを具体化して表現するということが、もしかしたら今後は必要になってくるのかなというふうに思っています。  今、「SNSなどで」というふうにお答えいただきましたが、やはりインターネットを介した宣伝というか広報の仕方が、一番シンプルかつ低価格でできる内容かなというふうに思うんですが、今後、専用のサイトないし宇佐市の公式ホームページ内でそういったことを行えたらいいなというふうに思いますが、何か今の時点で案があれば、また、なければ今後の取組としてどのように捉えられるか、お答えできる範囲で構いません、よろしくお願いいたします。 ◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)お答えいたします。  先ほど申し上げました、秘書広報課でも行っておりますSNS等もございますし、今後でございますが、QRコードを使って、ふるさと納税の返礼品等の礼状等に、地域情報であったり特産品の情報なんかも発信したらどうかというようなことも考えておりますし、あと、移住安心ガイド、こちらのほうにもですね、地域情報をもうちょっと載せていったらいいなというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひその取組を進めていただきたいと思います。  冒頭に申し上げましたとおりですね、いろいろと制限がある中で、皆さんが時間を有効に、有意義に使おうとする中で、やっぱり片手にはスマートフォンという時代になってまいりました。どこでもですね、家にいてもどこにいても、いろいろな情報を収集するのに使っている媒体というふうに、皆さん認識していると思います。そしてまた、そこに誰か、家族でも友達でもいる環境であれば、その人が「宇佐市」というワードを見ていることは、そこで広く知れ渡っていくことだなというふうに思うんです。  そこで初めて関係性を持った人が関係人口になり得るかどうか、ここの切り口が、これから必要になってくるアイデアであったり、内容なのかなというふうに思っていますので、移住を促進して移住してもらうことが目的ではなくて、その目的に対して興味を持ってくれたり、話だけでもですね、アクションを起こしてくれた方々に対してフィードバックしていく何かをつくっていく必要があるなというふうに思います。ぜひ、そういった視点で捉えていただければなというふうに思いますので、これはすみません、最後は要望になりましたけども、よろしくお願いしたいと思います。  私の今回の質問については、このコロナの影響において、全体的になんですけども、時代がというよりも、時間がすごく早送りされたような一年を感じたからです。行政が、そしてまた議会が、いろいろと物事を捉えていく中で、私たちが後れを取っていては、周りの流れに流されるだけで、その流れを捉えることはできないのかなというふうに思っております。若い世代も含めてですけども、年齢、男女問わずいろんな意見を吸い上げながら、この宇佐市の来年以降の早速の時代の速い流れに乗っていけるようにですね、皆さんで力を合わせていけたらなというふうに思っております。余談でした。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十分といたします。  休憩明けの配席は、議場議員席シフト表二のとおりに、傍聴席と入れ替わりますので、よろしくお願いしたいと思います。  暫時休憩をお願いします。                 休憩 午後零時十分               ─────────────                 再開 午後一時十分 ◯副議長(大隈尚人君)皆さん、こんにちは。先ほど議長より欠席の届出がありましたので、地方自治法第百六条第一項の規定により、副議長の私が議長の職務を行います。緊張しています。しっかり頑張りますので、御支援、御協力を心からお願い申し上げます。  それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)改めまして、皆様こんにちは。九番 河野睦夫です。失礼いたします、マスクを。  議長と同じで私も緊張しております。何回ここの場に立っても緊張するものでありますが、午前中、お昼前の河野健治朗議員は、すらすらと堂々たる姿でした。私もあのようになりたいなと思います。後ろにいる大隈議長もですね、口から生まれたような人間でございますので、よく言葉が過ぎるんですけど、私もそういったふうになれたらなと常日頃から思っております。  それでは、本日は五項目について質問させていただきます。  まず一項目め、宇佐市の水稲被害について。  一、大分県内の令和二年産の水稲作況指数は七十七で「不良」と発表され、平成以降では最低の数値となりました。宇佐市の作況状況と要因について。  二点目、自然災害、鳥獣被害、病害虫被害等、宇佐市の水稲被害の状況。  三点目、ジャンボタニシに食害された水田を多く見かけます。被害防止対策として効果的な対策は。また、今後、駆除や予防対策への支援(補助金)を検討してはどうか。  四点目、農家の収入を補償する収入保険制度の内容と加入率、啓発や周知の取組状況は。  二項目め、成人式についてです。  一点目、成人式が令和三年一月に開催されますが、新型コロナウイルス感染予防に関してどのような対策を講じるのか。  二点目、感染が拡大した場合、式典は中止とするのか。延期も検討するべきと考えるが、市の見解は。また、開催可否の判断基準は。  三点目、案内状の送付は、宇佐市に住民登録がある方が対象と聞いている。市外在住の方への対応は。他市在住でも市内小中学校を卒業した方へ案内状を送付することはできないか。  三項目め、公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会について。  一点目、検討委員会の設置の目的と委員の構成は。また、どのようなことを検討されているのか。  二点目、本年八月以降に実施された「学校規模・配置等に関するアンケート調査」の目的と対象者は。  三点目、アンケートの結果どのような意見があったのか。また、アンケート調査の内容を踏まえ、今後どのようなことが検討されるのか。  四項目め、宇佐のマチュピチュ展望所の整備について。  宇佐のマチュピチュ展望所では、南院内さとづくり協議会が、土曜、日曜、祝日に直売所を開き、地元の農産物等の販売を行っています。来客者も多く、大変にぎわっている。しかしながら、駐車スペースや飲料水の確保ができず、不便を期す状況であります。駐車スペースや飲料水が確保できる対策はないか。  五項目め、新型コロナウイルス感染予防について。  全国的に感染が拡大する中、自らがしっかりと感染予防に取り組むことが大切と考えます。再度、予防対策をしっかり実践するような取組が必要で、マスクの着用、三密を避ける、手指消毒などを当たり前のこととして生活に根づかせる必要がある。市として市民の健康を守るため、どのように周知・啓発活動を展開していくのか。  以上、五項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、新型コロナウイルス感染予防について、市民の健康を守るため、どのように周知・啓発活動を展開していくのかについてでありますが、十一月以降、県内においても感染者が急増しており、本市でも三名の新規感染者が発生しております。  特に冬場は気温と湿度が下がることで、ウイルスを含む飛沫が遠くまで飛びやすく、また、体外に出たウイルスが長時間生存すると言われており、感染リスクが高まる環境となります。また、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念されているところであり、市民一人一人がより一層、感染予防対策に取り組む必要があります。  市といたしましては、基本となる三密の回避、入念な手洗い、マスクの着用の徹底に加え、換気の実施や適度な保湿などの対策について、市ホームページやSNSなどで発信するとともに、「広報うさ」一月号でも周知する予定であります。  特に市民に対策が定着しやすいよう、「う・さ・し」の文字を使ったキャッチフレーズを作成し、普及・啓発に取り組んでおります。「う」は「ウイルス憎んで人を憎まず」、「さ」は「三密を回避」、「し」は「しっかり手洗い、マスクの着用」の三か条で、市ホームページやチラシなどで掲載をしております。  今後とも市民が感染予防対策を徹底できるよう、周知・啓発活動に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、二項目めの成人式の開催についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。
     二項目め、成人式の開催についての一点目、新型コロナウイルス感染予防に関してどのような対策を講じるのかについてですが、令和二年度宇佐市成人式は、令和三年一月十日に開催を予定しております。  新型コロナウイルス感染予防対策として、来賓等の人数を少なくし、規模を縮小するなどして、式典の時間を短縮し開催する予定です。また、参加者にはマスク着用、手指消毒を徹底し、入場時の検温、座席の間隔を空ける、入退場時の動線確保をするなど、密にならないよう対策を講じてまいります。  二点目、感染が拡大した場合、式典は中止するのか。延期も検討すべきと考えるが、市の見解は。また、判断基準はについてですが、感染が拡大した場合、国の方針や指標、イベント等の開催目安やガイドラインなどを踏まえて、他市の状況も勘案しながら、成人式実行委員会等に諮り、判断をしてまいります。  三点目、案内状を、他市在住でも市内小中学校を卒業した方に送付することはできないかについてですが、成人式の案内状につきましては、八月一日現在の住民基本台帳に基づき、本市に住民登録のある方へ発送しております。  市内小中学校を卒業し他市在住の方については、個人情報保護の観点から現住所を調査することはできませんので、案内状送付は困難であります。  従来どおり、市ホームページでのお知らせと、案内状の送付を希望される方へ個別に対応を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、一項目めの宇佐市の水稲被害についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、宇佐市の水稲被害についての一点目、宇佐市の作況状況と要因と、二点目、宇佐市の水稲被害状況については関連がありますので、一括してお答えします。  去る十月に農林水産省九州農政局が公表した、今年の大分県の米の作況指数は、県全体で七十七、本市と中津市及び豊後高田市で構成する北部地域についても同じく七十七で、作柄は「不良」との結果になっています。  これは平成以降最低の数値であり、非常に深刻な状況ですが、要因としましては、出穂期の高温や登熟期の日照不足及び台風の影響によるもみずれ等のほか、ジャンボタニシによる食害や、トビイロウンカの発生による坪枯れ被害の拡大等が挙げられています。  三点目、ジャンボタニシ被害防止対策、駆除や予防対策への支援についてですが、被害防止の対策としましては、前年秋の稲刈り後から冬場にかけて、圃場での速度を落としながら耕起することによりジャンボタニシの破壊を行う耕種的防除や、登録薬剤を使用した化学的防除などが効果的とされています。  市では、これまで個別相談に丁寧に対応するとともに、ホームページや市報を通じ、ジャンボタニシの駆除や防除方法の周知を行い、米の減収回避対策を図っています。また、現在市内各地で取り組んでいる多面的機能支払交付金事業や中山間地域等直接支払制度で、防除薬剤の購入経費や活動費が交付対象となりますので、両制度を活用し、地区内での駆除を行っていただきたいと考えています。  なお、農業共済組合におきましても、水稲共済または収入保険制度のいずれかに加入することが要件となりますが、農薬散布面積十アール当たり八百円もしくは購入価格の三割のいずれか安いほうでの助成制度がありますので、水田への散布に活用していただきたいと考えています。  四点目、収入保険制度の内容と加入率、啓発や周知の取組状況についてですが、収入保険制度とは、平成二十九年六月に創設され、平成三十年十月から加入申請が始まり、平成三十一年度から適用された、全ての農産物を対象に、自然災害、価格低下のほか、新型コロナウイルス等、経営努力では避けられない収入減少を補填する仕組みです。具体的には農業者ごとに、基準収入の九割を下回った場合、差額の九割を上限に補填するもので、加入手続等は農業共済組合が行います。  加入率については、農業共済組合北部支所に確認したところ、本年十月現在、加入戸数率七・六%で加入面積千百三十三ヘクタールとなっており、従来の水稲共済の加入戸数率六三・二%、加入面積二千三百三十六ヘクタールと合わせると、約三千四百ヘクタールが共済制度に加入しているとのことです。  また、啓発や周知の取組状況につきましては、これまで市ホームページへの掲載をはじめ、農業共済組合や県と連携し、集落営農組織や認定農業者組織うさファーマーズに対する説明会を行っているほか、現在実施している国営かんがい排水事業の集落座談会にて、参加者に対し、制度の説明や加入の促進を行っています。  今後とも関係機関と連携し、さらなる周知、加入の推進に取り組んでまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、三項目めの公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会についての一点目、検討委員会の設置の目的と委員の構成は。また、どのようなことを検討しているのかについてですが、検討委員会の設置目的は、「幼児、児童及び生徒が減少する中において、教育効果をより一層上げるために、市が設置する公立学校の適正規模及び適正配置等について調査・研究及び検討を行うこと」であり、委員は、学識経験者や市民の代表者、学校教育関係者、市職員等、十九名によって構成されています。  また、この検討委員会では、平成二十七年度に確認した学校規模等の在り方についてを現状としながら、今後の学校の在り方や適正な規模・配置に関する基本的な考え方について、委員より意見をいただきながら検討を行っているところです。  二点目、学校規模・配置等に関するアンケート調査の目的と対象者はについてですが、本アンケート調査につきましては、今後の学校の在り方について検討をさらに深めていくために、学校と直接関わりのある児童、保護者、教職並びに地域住民が、学校についてどのような考えをお持ちなのかを伺い、実情を把握させていただくことを目的に実施しました。  対象校については、検討委員会において定めた「小学校は六学級以上、中学校は三学級以上」という適正規模の基準に照らし、基準を満たしていない十一校をアンケート調査の対象校としました。  また、対象者については、対象校に通う小学五・六年生や全児童の保護者、教職、出身の中学一年生に加え、対象校区内の未就学児の保護者や区長、学校運営協議会委員、民生委員・児童委員、主任児童委員、特定教育保育施設、地域住民など幅広い方々を対象としました。  三点目、アンケートの結果、どのような意見があったのか。また、アンケート調査の内容を踏まえ、今後どのようなことが検討されるのかについてですが、今回の調査では、調査対象校十一校の児童や保護者、地域住民など、千四百十名の方より回答をいただきました。  今後の学校の在り方等に対しては、「現在の児童数があまりにも少ないことに驚いた」や「児童数がたとえ一人になっても、その地域に子供がいる限りは学校を存続させるべき」「子供の育成を考えると、一刻も早く統廃合するべき」「児童や保護者の意見を最優先に考えるべき」といった様々な御意見をいただきました。  今回のアンケート調査の回答結果や意見については、検討委員会に報告したところですが、調査結果を踏まえ、本市における今後の学校の規模や配置に関する基本的な考え方について、委員より御意見をいただきながら、慎重に議論を重ねていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)最後に、四項目めの宇佐のマチュピチュ展望所の整備についてを、院内支所長 井上涼治君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(井上涼治君)院内支所長の井上でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、宇佐のマチュピチュ展望所の整備について、駐車スペースや飲料水が確保できる対策がないかについてですが、本展望所につきましては、地元の要望に基づき整備を行い、平成二十八年三月に供用を開始しました。  西椎屋の秋葉様と呼ばれる円錐形の山を背景にした棚田と集落の景観が、南米ペルーのマチュピチュに似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれ、最近ではテレビで全国放映されるなど、各メディアの報道により知名度が上がり、休日には多くの観光客が訪れている状況です。  まず、駐車スペースにつきましては、当初、中型バス一台と普通車六台分の整備を行い、また、昨年度は展望所入り口のスロープ部分を改良し、中型バス一台のスペースを増設したところです。現在の展望所を新たに整備し、駐車スペースをさらに確保することは地形的に大変難しいところですが、周辺観光施設や車の流れ等も視野に入れながら、駐車スペースの確保に努めてまいります。  次に、飲料水についてですが、トイレ、手洗い場の水については、貯水タンクに雨水をためて利用しております。観光客に対する飲料水は、自動販売機や南院内さとづくり協議会の売店にて利用いただいておりますが、売店で提供できる物産販売等の拡充を図るために、飲料水の必要性は認識しているところです。  今後、費用対効果等を勘案しながら、この施設が地域活性化の拠点になるよう、さとづくり協議会や地元と協議しながら、調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、再質問をさせていただきます。  まず一項目め、水稲被害についてですが、先ほど答弁もあったように、大分県、それから県北でも作況指数七十七の「不良」ということで、一九九三年と並んで最低ということです。そもそも、この作況指数というのはどういった基準で示されるものなのか、お聞きしたいと思います。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  作況指数につきましては、農林水産省九州農政局のほうが九州地方の作況の状況を発表するわけでございますが、指数につきましては、例年、一反当たりの予想収穫量を出しておりまして、その予想収穫量と実際の収穫がどういう違いがあるかということで、数値化して発表しているような状況であると理解しております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)その作況指数、「不良」の先ほど要因が挙げられたんですが、高温とか日照不足、あと自然災害、それからジャンボタニシの食害等がありました。その中でも要因の一つとして挙げられたトビイロウンカ、これは昨年もかなり発生して、今年も昨年以上に大発生していると思うんですが、これが発生する要因というのは何だと。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)再質問にお答えいたします。  発生の要因としては、現在やっぱり異常気象によりまして高温が、温度の上昇が続いているということもありますし、台風の上昇に乗ってきましてウンカが飛んでくるというふうに理解しております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)このトビイロウンカの対策としては、どういったことが挙げられるのでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  トビイロウンカの対策といたしましては、やっぱり早期の農薬の防除といったものが有効ではないかと考えております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)その辺、今年も早い段階で、農家に向けての注意喚起とかそういったものの周知はされたんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  今、市のほうでは県の振興局と連絡を取り合いまして、毎月、農家宛てに、回覧という形ではございますが、市報と一緒に、農業の問題点とか、これからやらなければならないことの注意喚起を回覧として回しているところでございます。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)まあ、その辺ですね、温暖化ということなんでしょうけど、水稲の作付の時期とか品種とか、そろそろ考える時期に来ているのかなと思います。その辺は市としてどのように考えているんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  確かに議員が御指摘のとおり、今現在、ヒノヒカリの作付が、宇佐は中心となってやっているわけでございますが、県との意見交換会等でも、ヒノヒカリがちょっともう限界に達しているところもあるのではないかという意見も申しております。そういった中で、ヒノヒカリに代わる種類の米も今後検討していく必要があるのではないかというような意見で、県とは協議している状況でございます。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そうですね。大体、ウンカの被害はヒノヒカリの分が多かったので、院内でいくと、コシヒカリとかひとめぼれの早い段階の分はほとんどなかったので、やはり、そろそろ作付時期とかいろんな面で今後考えていかないと悪い時期に来たのかなと、そんなふうには感じています。  作況が「不良」だったからといって、実際、米価が上がっているわけじゃないんですよね。結局、東北とか、関東部から東北にかけては豊作だったということで、九州が不良でも国全体の米の量というのは米余り状態が続いているということで、不良であっても価格自体は上がってこないというところで、やはり農家の皆さんは大変、小規模、中規模、大型農家にしても、かなりの打撃を受けていると思います。その辺ですね、今後、市としてどういった支援対策が考えられるか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  価格がどうしても下がるという現状があるわけでございますので、市といたしましては農業共済組合と連携をして、価格が下がった場合でも年収の九割の補償ができる収入保険のほうへの加入を現在進めているところでございます。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)収入保険の話が出たので、ちょっと収入保険のほうの再質問をしたいと思います。今、加入率が七・六%。これはもう、水稲に限らず農家全体としての加入率ということでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  収入保険の加入率につきましては農家全体の七・六%でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)収入保険というのは農家の、例えば自然災害とか、けがをしたり入院したりして農業ができなかったとか、緊急事態の場合の収入を保証するという制度だと思うんですけど、加入率が低いという、そもそもの原因は何なのでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)収入保険につきましては、任意加入となっている制度でございます。そういった中で、過去五年間の収入が基本となって算定されるわけでございますので、どうしても青色申告等の申請をしておかないと収入が確定しないということでございますので、そこら辺、青色申告をしていることが必須条件となってきます。こういったことが、やっぱり加入率が伸びない一因ではないかというふうには理解しております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)まあ、なかなか青色申告する方が少ないというのもあると思うんですけど、保険料の掛金自体も若干高いのかなというところもあるんですけど、県内ではありませんけど、全国を見てみますと、ある自治体では農家の収入を保証するために、収入保険の保険料の一部ですけど、助成するとかいう自治体もあるんですけど、今後ですね、そういったものも検討して、やっぱり加入を促進していくことが農家を守っていくことにつながると思うので、その辺また、今後の研究課題にしていただければと思います。  ちょっと戻りましてジャンボタニシなんですが、水稲被害で、鳥獣被害、自然災害、それから病害虫被害の三年間の推移を資料として頂きました。鳥獣被害については減少傾向ということで、フェンスとか防護柵等の設置である程度効果が出てきているのかなとは思いますが、病害虫の被害というのは平成三十年に比べると、令和元年、それから今年も恐らくそうと思うんですけど、かなり増えているんですけど、その辺ですね、市としてどのような対策を考えておられるか、お伺いします。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  病害虫の被害につきましては、三十年からやっぱり倍増しているような大きな伸びといいますか、被害が出ているような状況でございます。こういった中、やっぱり適した時期に適した消毒、農薬の散布等をやることによって、いもち病とか紋枯病、ウンカとか、そういった病害虫に対応することはできると考えておりますので、適した時期に早めの農薬散布というのを、農家の皆さんに推進していきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほどの病害虫の被害の中に、このジャンボタニシの被害というのは入っているんですかね。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  ジャンボタニシの被害ですが、ジャンボタニシはどうしても田植後一、二週間の食害でございます。この中に、病害虫の中に一応入ってはいるんですが、ほかの要因でも被害を受けているということで、なかなかジャンボタニシのみの被害状況の把握というのは難しい状況にあると考えております。
     以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほど、ジャンボタニシの対策の経費の補助ということで、共済加入者に限ってということで補助があるんですが、これの申請というのは大体どれぐらい上がってきているかというのは分かりますか。 ◯副議長(大隈尚人君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  今年度の申請は、現在集計をまとめている最中ではあるということでございますが、現在二百二十件、約千三百六十ヘクタール分の申請が上がってきているというふうにお聞きしております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)石灰窒素の散布とか農薬の散布とか、いろいろあると思うんですけど、やはり駆除すると思えばですね、かなりの金額になってくると思います。これも他の自治体の話なんですけど、また、そういった経費に対して三分の一の補助をするとか、そういった自治体もあります。先ほどの収入保険とも重なる部分もあるんですけど、今後ぜひですね、検討していただければなと、そんなふうに考えています。  災害や病害虫の被害、それからコロナ禍ということで、農家の皆さんが農地を守るため、それから宇佐市の農業を守るため、そして宇佐市の産業を守るためにですね、懸命に努力されています。先般、先日、十一月何日でしたっけ、二十九日に、うさファーマーズと三和酒類さんと、それからJAさんの共催で、毎年、「お福分け祭」というのをやっています。例年は会場を設営して大きなイベントとしていたんですけど、今年はコロナ禍ということで、三和さんの駐車場で、抽せんで当たった二百名の方でしたかね、にドライブスルー方式で農産物と加工品の詰め合わせを配るようなイベントをしたんですよね。非常に来られた方が喜んでいたので、こういった形で農家の方もいろんなことを取り組んでいるので、市としても今後ですね、引き続きですね、そういった農家の皆さんへの支援を継続していただきたいと、そんなふうに考えております。その点について市長、何か御意見があれば。 ◯副議長(大隈尚人君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)河野議員の再質問にお答えいたします。  このたびですね、水稲が作況が七十七、そしてまたいろんな被害もですね、多く発生しているということで、大変ですね、危惧をしているところであります。  水稲の被害につきましては、収入保険と、いわゆる昔でいう「ナラシ」の制度ですよね、農業共済のほうでかなりの部分がカバーされると聞いていますけども、先ほど議員からありました、例えば収入保険料の一部助成ですとか、そういう被害に対する助成制度をもうちょっと拡充できないかというような御提案もいただきましたので、ちょっと調べさせていただいてですね、どういった対応ができるかですね、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひですね、御検討いただきたいと、そんなふうに思います。  次に、成人式の開催についてです。  まず、令和三年は一月十日に開催ということで、対象者、新成人の方は何名いらっしゃるんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野です。河野議員の再質問にお答えいたします。  八月一日現在の住民基本台帳による対象者でございますが、五百九名でございます。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほどコロナの対策ということで、先ほど、入退場時の動線確保をするなどということで、具体的にどういったことをするんですか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  まず入場のときは、サーモグラフィカメラを設置いたしますので、できるだけ複数にならないような形で、一列もしくは二列ぐらいでの入場ということで、入場されてから右・左に分かれていって入場していただき、一つ置きの座席に座っていただくということを考えております。  それから退場時につきましては、ある程度のブロックごとに分けて退場していただいて、密にならないような対策をしたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)毎年いつも思うんですが、会場に入る前がすごく混雑しているのを見受けるんですけど、その辺はどうする予定ですか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  毎年、文化会館前のロータリーのほうで、久しぶりに会ったということで、子供たち、成人者、いろんな会話をしているところでございますが、そういったところについては、こちらのほうで広報等、呼びかけをしながら、できるだけ密にというか、接近しないような形で会話をということで、呼びかけを考えております。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)他の自治体の取組を見ていますと、入場時間を若干ずらすとか、校区ごとにですね、そういった形を考えているところもあるようなんですが、今年はちょっともう間に合わないと思いますが、今後のこともですね、そういった入場時間を校区ごとに分けているとかいうところもあるみたいです。  それから、市外の方への案内状の件ですけど、個人情報の観点から、直接こちらから調べて送付というのは難しいということで、今、現時点で、案内情報の送付を希望される方は個別に対応していますということですが、ホームページでお知らせして個別に対応というのは、電話連絡ということですか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  主に電話での対応になっております。ただ一件だけ、市のホームページのお問合せのところがございますので、そこに「今回の成人式に出席したいので、はがきを送っていただけないか」という問合せが一件だけございました。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)新成人の方は直接案内状も来る、内容が分かるんですけど、よく保護者の方から、「成人式はあるのか」とか「コロナの関係はどうなのか」とか聞かれるんですけど、ホームページには詳しくは今載っていないんですよね。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)現在のところ載っていないんですが、近々載せる予定で今動いているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)他市といいますか、県内でもホームページでしっかり内容を出しているところもあります。  ちなみにですが、杵築市のホームページ、ちょっと待ってください。ちょっと今、杵築市のホームページをちょっと見せますね。出ました。ちょっと今、タブレットに送りましたので。杵築市のホームページ。分かります。届きましたか。いいですか。出ています。「令和二年度成人式の日程について」ということで出ていますかね。  これを見てみると、十一月十八日時点とかいうことで出ています。日程、入場時間、それからずっと行って注意点とか、次のページに行くと、「杵築市外在住で杵築市の成人式に参加したい場合は」とかいうことで、そこに「下記のフォームで、電話・メールで受付しております」とかいう形で、非常に分かりやすい内容になっているんですね。その下にも「感染症対策」ということで載せています。  こういった形でですね、誰でも見られるような、当然、新成人の方も見て分かりやすいと思うんですよね。こういう形を取っておけば早い段階で、成人式がどういった形で行われるかというのも、保護者の方も分かるだろうし、そういったホームページに掲載するということを今後検討してみてはどうかと思うんですけど。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  今、議員のほうからタブレットのほうに送られてきました杵築市の例でございます。こういった本当に詳しく、うちのほうは今載せていないような状況でございますので、こういったものを参考に、早急に対応したいというふうに思います。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)まあ、ちょっとしたことかもしれませんけど、せっかくですね、帰省して成人式に出られる方もいますし、こういったちょっとした、親切ではないんですけど、こういった取組が、やはり市外に離れた若い人たちには心に残るんじゃないかなと、そんなふうに思うので、ぜひですね、今年間に合えばしてほしいですし、もし今年間に合わないのであれば、来年度以降ぜひですね、こういった分かりやすい形で告知するような形を取っていただきたい、そんなふうに思います。  成人式で最後に、例えば今後感染が拡大した場合、中止するのか延期するのか、それもまだ決めていないということでいいんですか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  今のところ実施の方向でしております。県下の状況を見ますと、豊後高田市、国東市が延期ということで決めているだけで、あと、ほかのところについては、問合せをしてみましたが、実施の方向で動いているということでございますので、本市におきましても現在のところ、実施ということでいきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)現在のところは実施でいいんですけど、仮にの話、拡大して一月十日実施が難しくなったときの、中止にするのか延期にするのか。 ◯副議長(大隈尚人君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  拡大した場合ですが、最初の答弁で教育長が申しましたように、成人式の実施委員会に、本当に拡大した場合、諮りながら判断してまいりたいというふうに思います。その場合、中止もしくは延期というような両方の選択肢がございますが、そういったところについてもその実施委員会の中で議論していただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)仮に拡大して一月十日が無理であれば、やはり延期の方向で私は考えていただきたいと、そんなふうには思っています。  それでは次、三項目め、公立学校適正規模検討委員会についてです。  検討委員会の内容、それからアンケートの意見等、非常によく分かりました。当然、アンケートの対象者が、児童、保護者、それから地域の方ということで、様々な意見があるのは当たり前、当然なんですけど、例えばこの児童、保護者、地域の方という、このアンケートの対象者の割合というのは分かるんですかね。例えば児童、保護者が何%、千四百件のうちですね、割合というのは分かりますか。 ◯副議長(大隈尚人君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)それは回答いただいた割合でよろしいでしょうか。  この部分は、川谷議員のときに御回答で「一部公表させていただきます」という回答をさせていただきました。その中に入っている数字ではないんですけれども、児童については、全体児童数のうち回収率としましては九三・七%の回収状況です。保護者につきましては八七・六%、あと、地域住民については三七・一%というような状況となっております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)アンケートの目的は分かったんですけど、このアンケートが来た時点で、地域の方ではちょっと不安に思っている方がいらっしゃってですね、このアンケートの結果がそのまま統廃合のあれにつながるんじゃないかという、そういう心配をしているので、その辺、もう一回再確認で、この結果が統廃合につながらないということで確認したいと思います。 ◯副議長(大隈尚人君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えします。  今回のアンケート調査につきましては、あくまでも学校に対する皆さん方の意見を把握するという目的でさせていただいたものでありまして、統廃合を前提としたものではありません。  現在、検討委員会のほうで、今後の学校教育の在り方といいますか、規模や配置に対する基本的な考え方について、検討委員会のほうで今議論をさせていただいているというところであります。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ありがとうございます。このアンケートが理由で統廃合になるような形には絶対なってほしくないなと思いますので、その辺、今後とも検討委員会の中で慎重に審議をしていただければと思います。  次の展望所の件です。  先ほど言いましたけど、土日祝日を中心に、まちづくり協議会が直売所を運営しています。現在といいますか、もう十二月に入りましたのですが、紅葉のシーズンとか、夏場の岳切のシーズンとか、かなり多かったんですけど、大体、来場者数というのが把握できていますか。 ◯副議長(大隈尚人君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  現在、土日祝日に農産物等の販売を行っております南院内のさとづくり協議会にお聞きしましたところ、一日当たりおよそ四百人程度ということでお聞きをしております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そういった形で、まあ土日祝日のみですけどね、かなりの方がお見えになっているようです。一度見に行ったときには、もうかなり車を止めるスペースがなくてですね、非常に混雑していた時間帯もありました。先ほど答弁にあったように、確かに土地がないんですね。今の駐車場ももともとは道路の部分なので、これから広げるというのはなかなか難しいかもしれませんけど、まあ、二台でも三台でも少しでも多くですね、今後止められるようなことを検討していただければなと、そんなふうに思います。  飲料水について、何かこう、試算ですけど、みたいなことはしてみましたか。 ◯副議長(大隈尚人君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  まず西椎屋地区につきましては、現在、水道事業の認可区域外ということでございますので、実施については困難であります。仮に認可区域が変更できた場合でありましても、展望所までおよそ一キロメートルの配水管の布設に数百万円と多額の費用を要しますし、後の維持管理等もかかることから、水道事業での実施は非常に厳しい状況です。  また、雨水を利用した浄化装置について若干調べてみましたけれども、水道事業で実施するよりは安価ということにはなりますけれども、こちらもかなり費用を要するところでございます。
     飲料水の利用については、まず安全・安心な水の供給が第一ということを考慮する必要もございます。以上を踏まえまして、今後も調査・研究をしてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひですね、土日祝日のみなので、ちょっと一緒にですね、検討というか協議というか、考えていきたいと思いますので、ぜひまたお知恵を貸していただければなと、そんなふうに思います。  それでは最後、新型コロナの関係ですけど、もう大体、内容はよく分かりました。あとは市民の皆さんにどれだけ徹底していただけるかだけだと思います。その辺、今後、今まで以上にですね、特別何か考えていることがあれば、お願いします。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  特別なことということでありますけれども、先ほど答弁にもありましたように、市民一人一人がマスクの着用、そして入念な手洗い、三密の回避に気をつけていただく、この基本的な対策が最も重要となってくると思います。また、空気も乾燥してまいります。換気と適度な保湿に留意をしていただく。  そしてさらにもう一点、県内での第三波の感染経路を見てみますと、会食や接待を伴う飲食店での感染が最も多く、その次に家族間での感染でありました。会食時には配席の工夫が必要となります。そういった点を気をつけていただくこと。そして、現在感染防止対策ができているお店には、安心・安全宣言ステッカーを配付しております。そういったお店を選んでいただくことで、ガイドラインに基づいてチェックシートをクリアしているお店でありますので、安心につながるのではないかと思っております。  感染防止対策には、市民の皆様の御協力が不可欠となります。一人一人が気をつけていらっしゃるとは思いますけれども、さらに徹底していただければと思っているところです。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)もう本当、一人一人がどれだけ気をつけるかが大事だと思いますので、市民の皆様、それから飲食店をはじめ事業者の皆さんにも、徹底するようお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)以上で、河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十四時二十分といたします。暫時休憩します。                 休憩 午後二時十一分               ──────────────                 再開 午後二時二十分 ◯副議長(大隈尚人君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)皆さん、こんにちは。お疲れさまです。本日最後の質問者となりました、議席番号七番 求道会の和気伸哉です。  まずは、全国で猛威を振るっている新型コロナウイルスによりお亡くなりになった方々へ哀悼の意を表し、重症化して入院されている方々へお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめ、リスクを抱えながら強い責任感を持ち、お仕事に取り組み、国を支えている全ての皆様に、敬意と感謝を申し上げます。今、私たちにできることは、油断せず、緩まず、日々感染症予防対策に取り組んでいくことが終息への道だと信じて、市政一般質問を行います。  一項目め、今後の新型コロナウイルス対策について。  本市では、これまで様々な新型コロナウイルス対策に取り組み、市民の協力の下、大きな感染拡大には至っていませんが、冬場の気温や湿度が低いほどウイルスは広がりやすく、また、冬場は屋内での換気が不十分になるため、感染が広がりやすくなると言われている中、今後の対策について伺います。  一点目、政府の観光需要喚起策、GoToトラベルやGoToイートが多くの国民に利用される中、観光業や飲食業に対して、本市の検討課題やリスク対策の支援を伺います。  二点目、春と同じように、全国的に小中学校が一斉臨時休業となった場合の対策として、児童生徒の学びを止めない対策はどのように行うのか。  三点目、本市においてクラスター感染や感染拡大が起こり、検査体制や患者の受入体制などは検討され、準備できているのか。  四点目、いわゆる第一波の際、本市は国からの臨時交付金を待たず、迅速に財政調整基金を取り崩し、市民へのコロナウイルス対策支援を行いました。今後も同様な考え方なのか伺います。  二項目め、学校現場専門スタッフについて。  大分県教育委員会は、複雑化・多様化する学校教育課題に組織的に対応するため、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーを義務教育においても配置しました。本市でも学校現場において活躍されていますが、学校組織内でどのように連携・協力し、問題解決のために動いてきたか、市教委の総括と今後の課題について伺います。  三項目め、学校と地域の将来ビジョンについて。  本市においても少子高齢化が進む中、児童数や若者定住の増減に格差が生まれ、住民は環境に応じて不安や悩みを抱えていると思うが、市長は、これからの未来像をどのように考えてつくり上げていこうとしているのでしょうか。  四項目め、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進プロジェクトについて。  先月、宇佐商工会議所と宇佐両院商工会主催の「行政・議会との意見交換会」の提言の一つに挙げられていたものですが、庁内プロジェクトチームを設置し、協議が始まっていると伺いました。偉大なる先人の功績をたたえるとともに、本市において大きな影響力も見込めるため、成功に向けてどのように取り組んでいこうとしているのかお伺いいたします。  初回の質問を終わります。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、学校と地域の将来ビジョンについてでありますが、本市の第二次市総合計画の基本構想においては、「周辺部を含む地域の均衡ある発展」を基本戦略の一つに掲げ、交通体系や住環境の整備など社会基盤を市全域で整えていく方針をうたっております。  一方、教育の分野に関しましては、市教育委員会が掲げる「大人が学び、子どもたちが学ぶ教育の郷づくり」という基本理念の下、「宇佐らしい教育の推進」や「宇佐で学び、宇佐に誇りを持つ」ことを目指しており、それぞれ市総合計画や市教育振興基本計画に基づき、様々な施策を推進しているところであります。  しかしながら、少子化の進行による小中学校の小規模校化や、情報化、グローバル化の進展、加えて、コロナ禍による新しい生活様式の実践など、今後も地域や子供たちを取り巻く環境は大きく変化していくことが予想され、地域における学校の役割にも、様々な期待と不安が寄せられているところであります。  議員お尋ねのこれからの未来像につきましては、市総合計画や教育大綱である市教育振興基本計画で描いた将来目標を基本としつつ、時代の変化にも柔軟に対応していくことが必要であります。現状と課題、そして将来推計等を踏まえながら、市と教育委員会の協議の場である総合教育会議において議論を深めてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、一項目めの今後の新型コロナウイルス対策についての二点目を、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。  一項目め、今後の新型コロナウイルス対策についての二点目、全国的に小中学校が一斉臨時休業となった場合の児童生徒の学びを止めない対策はについてですが、全国一斉の臨時休業となった場合、長期となることも予想され、家庭においても学習ができる環境が必要となることが考えられます。  本市においても、国のGIGAスクール構想によりICT環境の整備を進めており、今年度末までには一人一台のタブレット端末を整備する予定です。一斉臨時休業となった場合には、このタブレット端末を活用した家庭での学習ができるように準備を進めています。  また、どの家庭でも学習が可能となるよう、インターネット環境が整っていない家庭にはモバイルルーターを貸し出し、全ての児童生徒が同じ環境で学習することができるよう計画をしています。  なお、教職につきましても、ICT支援による研修や校内での研修により、実際に授業等でタブレットを活用した実践を進めているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、一項目めの今後の新型コロナウイルス対策についての一点目を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。  一項目め、今後の新型コロナウイルス対策についての一点目、GoToトラベルやGoToイートが多くの国民に利用される中、観光業や飲食業に対して、本市の検討課題やリスク対策の支援はについてですが、現状の市内観光業や飲食業を回復させるためには、まずは感染症対策を徹底することが必要だと考えています。  そのため市では、観光客が安心・安全に宿泊できる環境を整備することを目的に、新型コロナウイルス感染症予防対策を実施する市内宿泊施設に対して補助金を交付しています。この補助金は、補助率十分の十、一施設上限二十万円、グリーンツーリズム研究会上限百万円となっています。  対策に必要な物品の購入費や、宿泊者と対面する場所へのアクリル板のほか、キャッシュレス決済、自動チェックイン機等の設置費に対しても補助金を交付しています。宿泊したお客様からは、現在までに不安や不満の声はなく、安心して泊まれたとの御意見をいただいています。  また、宿泊施設以外の全事業者を支援するため、対策に必要な物品の購入費に対しても補助金を交付しています。この補助金は、補助率十分の十、上限三万円、申請期限を十二月末までであったものを二月十九日までに延長し、実施しているところです。申請事業者には、入り口に貼る安心・安全宣言ステッカーと、屋内に掲示していただくミニポスターを配付します。このステッカーやポスターを店舗や事業所に掲示していただくことで、安心して利用できる施設であることをお知らせする仕組みとなっています。  引き続き感染防止対策を徹底していくとともに、社会経済活動との両立を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、一項目めの今後の新型コロナウイルス対策についての三点目を、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆さん、こんにちは。福祉保健部長の岡部でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、今後の新型コロナウイルス対策についての三点目、クラスター感染や感染拡大が起こり、検査体制や患者の受入体制などは十分検討され、準備はできているのかについてですが、県では感染者が発生した場合、保健所が感染経路や濃厚接触者を調査し、必要と判断した場合、感染を拡大させないために遡り調査を行うなど、積極的にPCR検査等を行っております。  現在、PCR検査機器を整備した十四の病院や県衛生環境研究センター、大分市保健所で合わせて一日に最大八百四十五検体の検査が可能です。感染症指定医療機関である宇佐高田医師会病院では、一日に最大二十八名程度のPCR検査が可能であり、検査時間は一時間弱となっております。  入院医療体制については、現在、県内三十一病院三百三十六床まで拡大しており、無症状者や軽症患者を受け入れる宿泊療養施設は六施設、七百室を確保していると聞いております。  さらに発熱などの症状が出た場合は、かかりつけ医等身近な医療機関において、新型コロナウイルスやインフルエンザの診療・検査を実施できる体制が整っております。十一月十六日時点で市内では二十七医療機関が対応可能であります。また、十二月二十日から三月二十一日までの休日に発熱した場合については、まず休日当番医に相談し、対応できないときは、宇佐高田医師会病院敷地内に設置されます休日発熱外来で対応することになっております。  市といたしましては、県、県北部保健所、宇佐市医師会と連携しながら、医療体制の充実に協力してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)次に、一項目めの今後の新型コロナウイルス対策についての四点目と、四項目めのNHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進プロジェクトについてを、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長 久保でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、今後の新型コロナウイルス対策についての四点目、今後も迅速に財政調整基金を取り崩し、市民へのコロナウイルス対策支援を行う考えかについてですが、国が四月に緊急事態宣言を全都道府県に拡大したことに伴い、市独自事業として、感染防止対策や感染拡大の影響を受けている地域経済支援事業など、財政調整基金を活用し、いち早く取り組んでまいりました。  その後も国の第一次、二次補正予算による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市独自の事業継続・雇用維持対策や、新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化を図るための各種事業に取り組んできたところであります。  現在、全国的に感染者数が過去最高を更新し、県内においても同様な状況にあります。今後も地域の実情に応じた必要な事業については、これまで積み立てた新型コロナウイルス感染症対策基金をはじめ財政調整基金を活用しながら、市民の生命と生活を守るための迅速な対応に努めてまいります。  四項目め、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進プロジェクトの成功に向けてどのように取り組んでいくのかについてですが、去る十月五日に、本プロジェクトの発起人である金屋区長をはじめとする関係者の皆様より、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進協議会の設立に向け、市へ協力を求める要望書を頂きました。  当協議会は、南一郎平の地元である金屋自治区や顕彰会が中心となって、商工会議所や観光協会、土地改良区などの趣旨に賛同する各種関係団体と共に、来年早々の設立を目指す任意団体とお聞きしております。  市では、内容を精査した結果、この取組は市民に夢や希望を与え、また市の活性化に資する公益的な事業であると認め、市長が名誉会長に就任すること及び総合政策課を窓口に観光・ブランド課や耕地課、文化・スポーツ振興課など計六課が参画し、全面的にサポートを行っていくことを決定いたしました。  また、世界かんがい施設遺産登録申請など、本プロジェクトと関連性が高い市単独事業につきましても、積極的に連携を図っていく方針を関係各課と確認しております。  今後も、本プロジェクトの成功に向け、官民が一体となった推進体制の構築が図れるように努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)最後に、二項目めの学校現場専門スタッフについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。  二項目め、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが、学校組織内でどのように連携・協力し、課題解決のために動いてきたか、市教委の総括と今後の課題はについてですが、学校における教育相談体制の中で、発達面、家庭環境面の課題や不登校など児童生徒が抱える諸課題について、主に心理的な側面についてはスクールカウンセラーが、環境整備の側面についてはスクールソーシャルワーカーが、学校と連携を取りながら、児童生徒やその保護者に対して、専門性を生かした支援を行っています。学校現場や保護者への周知が進み、ニーズが年々高まっていることからも、児童生徒、保護者、学校にとって有用なものであると総括しています。  今後の課題としましては、現在三名のスクールソーシャルワーカーを配置しているところですが、児童生徒の個別の課題も多岐にわたり、関係機関との連携が必要な場合も増えてきていることから、個別の状況に応じた支援ができるように、教育相談体制をさらに充実させる必要があると考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(大隈尚人君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、再質問させていただきます。  一項目めの今後の新型コロナウイルス対策についてですが、本市の検討課題やリスク対策の支援、そして我が国の現在恐れていた、低温・低湿時期の急速な感染拡大が、今現在広がっている状況でございます。県内におかれましても、十一月に入ってからもう毎日のようにですね、感染者が発表され、本市に至っては同じ時期に三名の事例が発表されました。この市内の状況をですね、どう受け止めているか、まずお聞きいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。  市内の状況でありますけれども、十一月十七日・十八日に続けて、同じ家族の方で感染が確認されたところです。先ほどの中でも、感染第三波の感染経路の最も多いところは会食、そして二番目には家族間での感染ということがありましたので、そういったところではないかと思っております。  以上です。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。  それでは一点目の、GoToトラベル・GoToイートの運用見直しにかじを切った自治体もあるわけでございますが、同時に、経済活動、文化活動にブレーキがかかっております。本市におけるGoToトラベル・GoToイートの実態が分かれば教えてください。 ◯副議長(大隈尚人君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)観光・ブランド課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  本市におけるGoToトラベルの現状ということでございますけれども、このGoToトラベルをどの程度把握しているかという数値はですね、なかなか把握できないものでございますけれども、私どもで独自に、二千円の宿泊時の宿泊補助券を出しております。  これにつきましては、十月、十一月、この二か月で約二五%を換金しているということになっておりますので、この利用具合からすれば、今時点でですね、約三〇%以上ですね、その二千円の券を使っていると。枚数にすれば八千枚ということで、八百万円ということになっておりますので、GoToトラベルとの組合せによってですね、順調に双方、経済効果が宇佐市にもたらされているというような状況だと考えております。これにつきましては、やはり感染予防対策をした上でですね、両立という面で進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。
    ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)利用されることはですね、市の経済効果がありますし、もちろんそれと同時にですね、予防対策ということを行っていかなければ、やはり感染が増えていくというような状況にもつながりかねないということで、今回の一般質問の多くの議員さんたちも、感染予防対策をしていくことが大事なことなんでしょうというような話に至っていると思います。しかし同時に、不要不急の外出を控えていくとですね、飲食業や観光業においては非常に厳しい状況も予想されています。  大事なことは、リスク対策を行う際に、国や県が行う支援策と、市が独自で行う支援策の線引きを想定しなければならないと私は考えているんですが、先ほどの一回目の答弁において、様々な施策、支援策が紹介されました。この中で、国や県が絡んでいない市単費の独自の支援策がございますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)お答えいたします。  先ほど回答しました宿泊施設、それから宿泊施設を除く事業者への感染対策の補助金につきましては、これは市が独自で行うものでございます。  また観光におきましては、GoToトラベルに加えてですね、先ほど言いました二千円の補助金を差し上げているということ。  また商工においてもですね、国の家賃支援給付金の要件に該当しない場合、一定の割合の売上げ減少のある事業者に対して、市独自のテナント事業者家賃補助事業を行うというようなことでですね、やはり全てにおいて、市が支援すべきこと、国・県が支援すべきことの線引きはしっかりした上でですね、有効な対策をしているというのが、関係各課の状況でございます。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。それでは次の再質問に移ります。二点目の児童生徒の学びを止めない対策に対して、再質問させていただきます。  文科省は、「学びの保障」総合パッケージを掲げ、基本的な考え方として、一、臨時休業中の学びを止めない、二、速やかにできるところから学校での学びを再開する、三、あらゆる手段を活用し、学びを取り戻す、四、柔軟な対応の備えにより、学校ならではの学びを最大限の確保、また感染拡大の状況にかかわらず、子供たちの学びを最大限に保障すると示されております。この四つの柱に対して、市教委の考え方と取組方をお伺いいたします。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。和気議員の再質問にお答えいたします。  文科省の学びの保障のための四つの柱については、先ほど議員がおっしゃったとおりでありますが、大前提としては、児童生徒の命、健康が第一であると考えております。その中で、この四つの基本的な考え方に沿って学びを保障していくことは、当然のことであろうかなと考えております。新型コロナの感染状況や臨時休業の期間等にもよりますが、学校規模に応じて、できる限りの教育活動を進めていくというところが必要ではないかなと考えております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今の答弁を聞きまして、学校の環境に応じてですね、規模、それに応じて柔軟に対応していくということが非常に大事なことでもあると私も感じております。  その上でですね、GIGAスクール構想の加速によりまして、学びの保障についてもお伺いしたいと思います。  ICT端末を活用した家庭学習のための環境整備において、本市は、先ほど答弁でもお聞きしましたが、一人一台タブレット端末を、今年度末まで実現するというようなことでございます。そしてその後、活用されていくと思いますが、端末や通信機器のICT環境を整わせてから、家庭学習、そして、これは答弁に入っておりませんでしたが、オンライン授業についてはいつ頃開始できるような予定でしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  現在、各校のWi─Fi環境等の整備を進めているところでありますし、一人一台端末につきまして、もしくはWi─Fi環境がない家庭に対するモバイルルーター、いわゆるポケットWi─Fiですね、これの整備につきましても、今年度中、三月までは整備完了を予定しております。  オンライン授業につきましても、現在各学校ではですね、教職の研修等で、オンライン研修等も進んでおりますし、校内研修も進んでいるところですが、実際には、今の段階でもし仮にここ数日で一斉の臨時休業、しかも長期のとなった場合にはですね、一人一台の端末整備はまだ整っておりませんが、その場合には、例えば家庭にあるパソコンやタブレットを活用したり、Wi─Fi環境のない家庭にはですね、小人数であれば学校のほうに来て学習をしたりということも想定しております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)様々な取組をですね、柔軟に対応していくためにも、そういった優先順位的なものとか、あとは分散登校、そういったことも有効活用して、学びを止めない施策をつくっていただきたいと思っております。児童生徒の学びを止めないためにも、今後いつでもですね、対応ができるような整備を早急にお願いして、次の質問に移りたいと思っております。  三点目、検査体制や患者の受入体制などの検討準備について、お伺いいたします。  先ほども申し上げましたが、十一月に入ってから大分県内の感染拡大が広がっております。本市においても感染者が判明されました。ちょうどその時期から流れは止まらず、現在にまで至っております。人口が多い大分市、また別府市などの感染が目立っておりますが、本市も楽観視はできないと思っております。災害と同じようにですね、もしもを考えておくためにも準備しておかなければなりませんが、頼みの大分市が医療崩壊した場合、本市のPCR検査を行った上で陽性判明された方はですね、どちらで治療または療養するようになるのでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  宇佐市でPCR検査をして陽性の方が出た場合には、まずは感染症指定医療機関であります宇佐高田医師会病院のほうに行かれると思います。ただし、無症状や軽症の方については、ホテル、宿泊療養施設がございますので、そちらのほうに行くことになると思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、少し人数が増えた場合ですね、感染者が、それでも、おおよそではないですが何名ぐらい、宿泊利用施設もそうですし、宇佐医師会病院もそうだと思うんですが、何名ぐらいまで対応が可能なんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)再質問にお答えいたします。  今現在ですね、宇佐高田医師会病院では病床数四床となっております。それ以上増えたときには、北部医療圏内で協力病院がございます。そちらのほうは何床あるかということは今公表はされておりませんけれども、十分な病床数は確保できていると思っております。  宿泊療養についてなんですけれども、今公表されているのは大分市のホテルであります。そちらでは今運用をしているのは百七十室とありました。全体で見るとホテル六施設の七百室あると県より伺っておりますので、対応はできると思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)七百室と今お伺いしました。今現在、大分市の宿泊施設の利用者は何名か、お分かりになりますか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  今日現在、七十人でございます。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。  それでは、PCR検査についてもちょっとお伺いしたいと思います。宇佐高田医師会病院でPCR検査が可能だということをお伺いしております。例えば自分の体調に不安を感じた方や、必要・緊急な外出で感染拡大地域に行かれてですね、戻ってこられ、不安を感じた方などのPCR検査は可能なのでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  症状があるかないかで変わってまいります。  症状がある方については、まずはかかりつけ医に相談していただいて、そこで抗原検査ができます。そしてその場合、抗原検査が陽性となれば、宇佐高田医師会病院にあるPCR検査センターで検査をしていただくような形になります。  症状がない方については、自由診療という形になりますので、県内でもできるところがございますので、そちらでやっていただくような形になろうかと思います。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、自由診療の場合は指定の病院でPCR検査ができるということだと思うんですけれども、医師会病院でPCR検査をした場合と、その自由診療でPCR検査をした場合の料金に差がありますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  医師会病院で自由診療で陽性であった場合はですね、行政検査ということになりますので、国・県がそこの負担をいたしますので、料金はかからないこととなっております。  以上です。  失礼しました。自由診療の場合ですと金額が三万円から五万円、宇佐高田医師会病院が幾らというところは今現在つかんでおりませんけれども、県内は大体三万円から五万円の形になっております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)すみません、自由診療の場合に宇佐高田医師会病院を利用することができるんですか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)積極的には受入れはしていないと思います。というのも今、患者さんが結構急増しておりますので、そういった形ではなかなかできないかなとは思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。  それではちょっと踏み込んでですね、国や県が補助していただける分以外で、自由診療した場合のPCR検査の助成というのは考えていませんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  PCR検査の助成に関しては、自由診療ということになりますと、なかなか今できるところも限られていますので、ちょっと難しいかなと思っております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。三万円から五万円払ってですね、PCR検査を受けるって、なかなかハードルが高いなというふうに考えましたし、ちょっと不安を感じてですね、受けたいんだけれども受けにくいというような状況になった場合、本当に無症状でかかっている可能性もあるかもしれないということも考えたものですから、少し質問させていただきました。  それでは、次の四点目の質問に移ります。  財政調整基金の取崩しの件ですが、十分、最初の答弁で前向きな答弁をいただきましたので、引き続きこのような体制を取っていただきたいなということがあるんですけれども、一つだけ、新型コロナウイルス感染症対策基金についてもう一度お伺いしたいと思います。今現在の基金額はお幾らでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。和気議員の再質問にお答えします。  現時点での基金の残高は二千八百十四万八千円となっております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)分かりました。ぜひ有効活用していただきたいと思いまして、次の二項目めの再質問に移りたいと思います。  学校現場の専門スタッフについてですが、文科省は、複雑化・多様化した学校の課題に対応し、子供たちの豊かな学びを実現するため、教員が担っている業務を見直し、専門能力スタッフが学校教育に参画して、教員が専門能力スタッフ等と連携をして課題の解決に当たることができる、チームとしての学校体制を構築することが必要であると申し上げています。その際、学校や教員の業務を見直し、専門能力スタッフ等との連携、分担も視野に入れて、学校における業務の進め方、そして校務分掌のあり方を再構築することが重要であるとも定義づけています。  本市でもスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーが専門的業務を担っておりますが、今までの相談受理件数、また相談内容等の実態が分かれば、お聞かせください。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長 上田です。お答えします。  まず、スクールカウンセラーにつきましては、こちらは県の配置ということになっておりますが、現在五名、宇佐市のほうに配置をされております。昨年度の相談件数となりますが、五名合わせて八百五十五件、主な相談内容につきましては、児童生徒の相談、教職の相談、保護者の相談とですね、内容は若干異なりますが、人間関係、友達関係のことや、家庭のこと、不登校のこと、学力のこと等が挙げられます。  スクールソーシャルワーカーにつきましては、こちらは市の配置ですが、県の補助のほうも頂いているところです。こちらにつきましては昨年度、三名配置しておるわけですが、三名合わせた相談件数は昨年度八百六十六件で、主な相談内容としましては、こちらは環境面等が中心にはなりますが、家庭環境や不登校、友達関係や発達に関するものが主なものとなっております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今聞いた件数を聞いただけでもですね、かなりの多さにしては、三名で大丈夫なのかなというような気もいたします、スクールソーシャルワーカーに関して言えばですね。  小中学校ともに、多種多様な相談内容があると認識もしております。問題解決に向けて教員との連携がこれからも必要だと感じておりますが、教員とのケース会議等はどのように行われ、市教委は学校からどのように報告を受けておりますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  ケース会議につきましては、回数やそれに参加するメンバーは、その事案について様々ではありますが、主に必要に応じて、教職、保護者、関係機関、関係課、そしてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーも入って、課題となっている事案に対して検討、対策案、どうすれば一番ベストなのかというところを考えていっております。  その報告につきましては、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーから直接、市教委のほうに聞くこともありますし、または学校長のほうからですね、ケースによっては報告を受ける場合もあります。  以上です。
    ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)直接お伺いしている場合もあるし、学校から受ける場合もあるということですが、その報告に乖離はありませんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  基本的には内容については、どう受け止めるかというところはですね、様々違う場合もありますが、おおむねですね、同じ内容でありますし、内容の軽重ということではないですが、長期化するであろう内容等についてはですね、詳細に聞き取って、そこのところの事実関係等を確認しているところであります。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それで学校側はですね、この専門スタッフ、主にスクールソーシャルワーカーになると思うんですが、必要性は感じていらっしゃいますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  実際、相談件数も増えておりますし、教職自身からの相談というのはもちろんございます。本当になくてはならない専門職としてですね、もう必要性は十分感じているところであります。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)私もスクールソーシャルワーカーの三名の方と少しお話しさせていただき、声を聞くことができました。現場の専門スタッフは、限られた時間なんですね。限られた時間の中、少しでも役に立ちたいと必死で、声なき声に耳を傾けようとしているなという思いを感じ取ることができました。これは宇佐市のために、そして学校のためですね、そして子供たちのために、今日も、今現在も現場を走り回っているんじゃないかなというふうに思っているところでございます。  市教委はこのスクールソーシャルワーカーの現在の配置人員について、どう見ておりますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  学校、保護者への周知も進んで、ニーズも非常に高まっていることから、やはり今後もますます必要であろうと、重要な役割であろうというところと、やはり先ほど教育長も申し上げましたとおり、個々の事案に対してしっかり支援できるようにですね、この相談体制というのは充実させていかなければいけないというところで、人員増も含めてですね、やはりしっかり考えていく必要があろうと考えております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今までの一連の答弁を通じてですね、市教委、そして学校、また現場の専門スタッフの思いや考え方がですね、一致しているんじゃないかなと私は理解しております。  現場にはニーズが多岐にわたり存在し、期待も大きく、必要性を感じています。しかし県教委の管轄でもあり、人員や勤務日数に縛りもあることも事実です。現場のニーズに応えることは非常にこれだと厳しい、そのようなこともお伺いしました。となると、仕事が中途半端になっているのではないかなと思っているところです。  スクールソーシャルワーカーで言えば、週二日、一日六時間の勤務時間です。多種多様な問題を抱えている多くの子供たちに対して、この勤務時間で十分なケアができると考えていらっしゃいますでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  先ほどと重複しますが、やはりニーズが高まっているというところでですね、一人一人が請け負う案件も実際増えておりますし、やはりそれに一つ一つに丁寧な対応をですね、していくとなると、時間的にはですね、大変厳しいものがあると認識しております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)最後に教育長にお伺いいたします。宇佐市の未来の子供たちのため、そして教育のため、必要なところに生きた財源を使っていただきたいなというふうに思っています。専門スタッフの方々の雇用を今後見直してですね、県の補助枠から外れた、市独自の予算措置などは考えていただけませんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)教育長。 ◯教育長(高月晴彦君)和気議員の再質問にお答えします。  先ほどからの答弁と議員のお話からあるように、スクールソーシャルワーカーにつきましては、専門的な知見で指導、助言等を行い、大変これからも役割は重要なものになっていくと考えております。  そこでまず、現在、県の事業を活用しておりますけど、その県の事業を活用して、スクールソーシャルワーカーの増員をまずはそこで図っていきたいと考えております。その上で市単独の増員につきましても、県の状況、他市の状況等を踏まえ、調査・研究してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)ぜひお願いいたします。  雇用に関しては、会計任用職員として一年ごとの契約だというふうにお伺いしました。少ない勤務日数のため、掛け持ちでの働き方になったりですね、充実した仕事になりづらいんじゃないかなというふうにも感じています。また採用に関しても、資格等の条件がついておりまして、誰でも採用できるわけではありません。今いる優秀な人材をですね、決して無駄にしないためにも、市教委が大事に育てていただきたいと願い、次の質問に移りたいと思います。  三項目めの学校と地域の将来ビジョンについて、市長から答弁をいただきました。ビジョンという言葉をですね、辞書で引きますと、「将来あるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像」と出てきます。ビジョンには、人や組織を前進、成長させる力があるといいます。リーダーがビジョンを掲げることは大変大きな意味があり、必要なことだと思っています。  学校は子供たちのため、地域は住民のために考え、方向性を示していただきたいと思いますが、この時期が近づいてきているのではないかなとも思っております。再度、市長、何かお考えがあればぜひお伝えいただけませんでしょうか。 ◯副議長(大隈尚人君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えいたします。  先ほど答弁したとおりですね、学校の中で、どういった理念でどういった学びが展開されるかというのは、一義的には市教委の管轄になってございますので、どうしてもその協議の場である市と教育委員会の場でですね、しっかりとビジョンも含めてですね、協議していきたいと思います。  ただ、議員が言うそのビジョンにつきましては、今、今年三月に市総合計画、そしてまた市教委のほうもですね、教育振興基本計画を教育大綱ということでオーソライズしたというところですので、まずはそこにもう既に語られている理念をベースに、昨今起こっているですね、状況、そしてまた将来の状況を含めてですね、検討したいと思います。  学校というのは、まず一義的には、やっぱり子供さんの学ぶ場ということが一義だと思いますけども、同時に地域にとってみれば、精神的な支柱というんですかね、よりどころでもあります。学校教育会議でもよく議論になるのは、学校の現場の中で行われることと、それと市長部局で行っている、例えばまちづくり協議会を中心に、小学校区を中心に行われているまちづくりとの関係、そしてもう一つは子育て支援等に関する福祉施策との関係、もう一つはですね、安全・安心ですね。通学路もそうですし、このコロナのような感染予防の対策もそうです。  そういったような観点がありますので、やはり常にですね、連携しておかなきゃいけないということでありますので、まさに議員のおっしゃるようなですね、ビジョンを、未来像をある程度しっかりと共有して、それを発信していくというのが重要だと思いますので、これからもですね、総合教育会議の場でですね、しっかりと協議をですね、深めていきたいというふうに思います。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)市長、ありがとうございました。ビジョンを示すということは本当に各リーダーで必要なことだと思いますので、なかなかこの議場の場で発言するというのは難しいことですけれども、市民の皆様がしっかりとついていけるようなリーダーであってほしいと願い、次の質問に移らせていただきます。  最後になりますが、四項目めのNHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進プロジェクトについて再質問いたします。  これはですね、後藤議員が九月の議会の一般質問で取り上げた案件で、私はこの質問を聞いたときに、ああ、これはすばらしい提案だなって本当に思ったんですね。感心いたしました。また、宇佐商工会議所・宇佐両院商工会との意見交換会においてもこの案件が提出され、いよいよこれは本当に本腰入れて進めていくべき案件ではないかなという思いで、背中を押す意味で今回、一般質問に取り上げさせていただきました。  ちょっと御紹介いたしますと、本市は広瀬井路、平田井路と併せて、答弁にもありましたが、世界かんがい施設遺産登録を目指しております。その井路を開発された方が南一郎平氏ということで、先日、我が求道会、吉田議員からも御紹介がありました。我がまちの偉人の功績を広く全国の皆様へ知っていただくためには、このNHKの朝ドラの誘致は非常に有効的なことだなというふうに思っていると同時に、ハードルも高く感じています。今回は、誘致を推進するに当たり、質問というよりも、こんな考え方はいかがでしょうかというような提案をさせていただきます。  南一郎平氏は日本三大疏水の父と呼ばれ、福島県の安積疏水、栃木県の那須疏水、京都市の琵琶湖疏水を手がけています。この誘致に宇佐市だけで取り組むのではなく、その福島県の郡山市、栃木県那須塩原市、京都市、そして大分県の日田市、それと大分県にも協力してもらえるように働きかけてみてはいかがでしょうか。それとまた、それぞれの地域の商工会議所にも呼びかけていただき、住民署名活動など、そういった活動も有効的な活動になるのではないかと思っています。  例えば朝ドラの中で、第一部は宇佐市を中心につくっていただき、第二部は日田市、第三部は三大疏水といった感じのプレゼンを各自治体へ、宇佐市が一緒になってNHKへプレゼンしてみてはいかがかなというふうに思っております。  影響力の大きいNHKの朝ドラですので、ぜひ全市挙げて取り組んでいただきたいと思っておりますが、何かお考えがあればよろしくお願いします。 ◯副議長(大隈尚人君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。和気議員の再質問にお答えいたします。  議員御提案のとおりですね、やはり壮大なプロジェクトでありますので、地域が一体となることはもちろんですけど、やっぱりその輪を広げていくことがですね、連携を図っていくことが、やはり重要かなというふうに思っております。  既に県のほうにはですね、今年一月のイベントから県の農政部関係には大変お世話になっておりますので、県の土地連も含めてですね、御挨拶、協力要請をしているところでございます。  三大疏水の地元等に関しましてはですね、今、来年度に向けて事業計画を立案しているところでありますので、またそういったところに赴ける旅費等の確保も含めてですね、しっかり事業計画を練ってまいりたいと思います。貴重なアドバイスありがとうございました。  以上です。 ◯副議長(大隈尚人君)七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)先日の後藤議員の一般質問の中に、議員団有志の皆さんもこの「南一郎平」の朝ドラ誘致を応援していこうじゃないかというようなお声かけをいただきました。しっかりと議員の皆さんと共にですね、この朝ドラ誘致に対してもバックアップ、サポートをしていきたいと思っております。ぜひ皆さんでこの誘致を成功させたいと願い、私の一般質問の全てを終わります。ありがとうございました。 ◯副議長(大隈尚人君)以上で、和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。  傍聴席の議員さんは自席にお戻りください。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  本日の本会議は、明日十一日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  ここで、議会事務局長より発言の申出がありますので、許可します。  議会事務局長 麻生公一君。 ◯議会事務局長(麻生公一君)皆さん、大変お疲れさまです。事務局長の麻生でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は十二月十一日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては、質疑は控えると内規及び先例に規定しておりますので御注意願います。  以上でございます。 ◯副議長(大隈尚人君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり大変御苦労さまでした。お疲れさまでした。                     散会 午後三時二十一分 宇佐市議会...