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2020年12月09日 令和2年第6回定例会(第3号) 名簿
2020年12月09日 令和2年第6回定例会(第3号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2020-12-09
    2020年12月09日 令和2年第6回定例会(第3号) 本文


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    2020年12月09日:令和2年第6回定例会(第3号) 本文 (310発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和二年十二月第六回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。議場議員席シフト表二に該当する議員の皆さんは、傍聴席への移動のお願いをいたします。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和二年十二月九日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一.宇佐市平和ミュージアム(仮称)につ  │市長、教育長┃ ┃後藤竜也君 │ いて                  │および   ┃
    ┃      │ (1)集客見込みと収支の試算及びその根拠  │担当部課長 ┃ ┃      │  について。              │      ┃ ┃      │ (2)現在の社会情勢、財政状況、各地にあ  │      ┃ ┃      │  る資料館の現況を鑑み、本体の建設を  │      ┃ ┃      │  凍結(中止)し、遺構整備を以って事  │      ┃ ┃      │  業完了とすべきではないか。      │      ┃ ┃      │二.グリーンパークうさについて      │      ┃ ┃      │ (1)現在、事業停止をしているが、決算書  │      ┃ ┃      │  の精査はしたのか。撤退の理由が光熱  │      ┃ ┃      │  水費やコロナの影響とのことだが、果  │      ┃ ┃      │  たしてそれだけなのか。しっかり検証  │      ┃ ┃      │  をしなければ前に進むことは出来な   │      ┃ ┃      │  い。検証した上で、次のステップに進  │      ┃ ┃      │  むべきであると思うが、市の考えは。  │      ┃ ┃      │ (2)三和酒類スポーツセンター及びプール  │      ┃ ┃      │  の今後の運営について。        │      ┃ ┃      │ (3)同施設の委託料の積算根拠について。  │      ┃ ┃      │三.NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進に  │      ┃ ┃      │ ついて                 │      ┃ ┃      │ (1)設立準備会が設置されたようだが、今  │      ┃ ┃      │  後の推進運動には予算が必要であり、  │      ┃ ┃      │  会員の会費のみで賄うのは困難であ   │      ┃ ┃      │  る。市のPRにも寄与することである  │      ┃ ┃      │  から、予算措置すべきではないか。   │      ┃ ┃      │ (2)今後、市はどのような役割を担ってい  │      ┃ ┃      │  くのか。               │      ┃ ┃      │四.新型コロナの影響について       │      ┃ ┃      │ (1)今年の四月以降に倒産、廃業、閉店し  │      ┃ ┃      │  た事業者数について。         │      ┃ ┃      │ (2)例年通りであれば、これから繁忙期を  │      ┃ ┃      │  迎える業界にとって、現在の状況は存  │      ┃ ┃      │  亡の危機である。市のスタンスは、対  │      ┃ ┃      │  策を取った上での経済との両立なの   │      ┃ ┃      │  か、それとも自粛すべきなのか。    │      ┃ ┃      │ (3)今回の補正で不十分な場合、新たな対  │      ┃ ┃      │  策は検討するのか。          │      ┃ ┃      │ (4)商工業者に十分な聞き取りは行ってい  │      ┃ ┃      │  るか。                │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二十一番  │一.三期目の是永市長として、まもなく任  │市長、教育長┃ ┃永松 郁君 │ 期を終える。              │および   ┃ ┃      │ (1)三期目の成果と課題についてお伺い致  │担当部課長 ┃ ┃      │  します。               │      ┃ ┃      │ (2)令和三年四月二十三日が任期満了、市  │      ┃ ┃      │  長選挙の日程も四月十一日告示、四月  │      ┃ ┃      │  十八日投票日と決まった。四期目出馬  │      ┃ ┃      │  について是永市長の心情、考えをお伺  │      ┃ ┃      │  い致します。             │      ┃ ┃      │二.環境省は、地域に合った地域再生エネ  │      ┃ ┃      │ ルギーの導入、計画を進めている。宇佐  │      ┃ ┃      │ 市の考えを伺う。            │      ┃ ┃      │三.来年度、主食用米の生産目安が宇佐市  │      ┃ ┃      │ 三千五百五ヘクタールと決まった。実現  │      ┃ ┃      │ へ向け、高収益の園芸作物への転換に取  │      ┃ ┃      │ り組む方針だが、宇佐市の考えを伺う。  │      ┃ ┃      │四.大分県は河床掘削予算を五十億円とし  │      ┃ ┃      │ ている。県管理の河床掘削の計画、宇佐  │      ┃ ┃      │ 市管理の河床掘削の計画について伺う。  │      ┃ ┃      │五.砂防ダム内の土砂堆積の状況等は把握  │      ┃ ┃      │ しているのか伺う。           │      ┃ ┃      │六.平和ミュージアム建設スケジュール  │      ┃ ┃      │ について伺う。             │      ┃ ┃      │七.複式授業改善の取り組みについて伺   │      ┃ ┃      │ う。                  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一.新型コロナウイルス感染症の影響につ  │市長、教育長┃ ┃吉田泰秀君 │ いて                  │および   ┃ ┃      │ (1)コロナウイルスが全国に猛威を振るう  │担当部課長 ┃ ┃      │  中、第三波という大きな波が来ていま  │      ┃ ┃      │  す。色々な業種に影響が出ている中、  │      ┃ ┃      │  長洲の漁師の現状は。         │      ┃ ┃      │ (2)前回、漁業関係者に賦課金の補助を出  │      ┃ ┃      │  して頂きましたが、今後も大変な事態  │      ┃ ┃      │  が予想される為より一層の支援が、出  │      ┃ ┃      │  来ないでしょうか。          │      ┃ ┃      │二.小学校の授業について         │      ┃ ┃      │ (1)コロナ禍において色々とご苦労されて  │      ┃ ┃      │  いると思いますが、宇佐市の歴史に関  │      ┃ ┃      │  して課外授業などを取り入れてはどう  │      ┃ ┃      │  でしょうか。             │      ┃ ┃      │三.フラワーロードに関して        │      ┃ ┃      │ (1)今現在フラワーロードに雑草が生えて  │      ┃ ┃      │  いる所が目立ちますが、管理の現状   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)一年を通して花の管理は難しいと思う  │      ┃ ┃      │  ので、年二回春や秋などに集中して花  │      ┃ ┃      │  を植えてもらう事は出来ないか。    │      ┃ ┃      │ (3)フラワーロードの通りが夜暗いと言う  │      ┃ ┃      │  声を聞くが、街灯等を設置できない   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四.長洲公民館の立替えが決まっている   │      ┃ ┃      │ が、現在の進捗状況は。         │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十五番   │一.循環型社会の実現に向けて       │市長    ┃ ┃今石靖代さん│ (1)指定ごみ袋代について、大四十五lが  │      ┃ ┃      │  十枚三百円、小二十lが二百二十円の  │      ┃ ┃      │  金額の根拠は。一l当たりの単価にす  │      ┃ ┃      │  ると、小が高すぎるので引き下げるべ  │      ┃ ┃      │  きではないか。また、極小十lを求め  │      ┃ ┃      │  る声があるが、減量化のためにも導入  │      ┃
    ┃      │  すべきでは。             │      ┃ ┃      │ (2)ペットボトルは洋服にリサイクルさ   │      ┃ ┃      │  れ、瓶と分けて集めれば有価となると  │      ┃ ┃      │  聞く。より経費をかけずに処理する方  │      ┃ ┃      │  法に、市民の理解も求め改善すべきで  │      ┃ ┃      │  ないか。               │      ┃ ┃      │二.第八期介護事業計画について      │      ┃ ┃      │ (1)制度がスタートして二十年、介護報酬  │      ┃ ┃      │  の引き下げで、事業所の運営は厳し   │      ┃ ┃      │  く、介護労働者は集まらず、利用者の  │      ┃ ┃      │  保険料負担も限界、利用料の負担もさ  │      ┃ ┃      │  らに改悪されようとしている。国庫負  │      ┃ ┃      │  担を二五%から三五%へ引き上げるよ  │      ┃ ┃      │  う国へ強く意見するべきだが、どう考  │      ┃ ┃      │  えるか。               │      ┃ ┃      │ (2)介護保険料の負担は限界であり、基金  │      ┃ ┃      │  や一般会計からの繰り入れも工夫し   │      ┃ ┃      │  て、これ以上の値上げはすべきでない  │      ┃ ┃      │  が。また、段階区分を増やして、より  │      ┃ ┃      │  所得に応じた保険料にするべきだが。  │      ┃ ┃      │  さらに、困った方が減免できるように、 │      ┃ ┃      │  減免制度を拡充すべきだが。      │      ┃ ┃      │三.特別障害者手当について、周知は十分  │      ┃ ┃      │ できているか。要介護四・五の認定者数  │      ┃ ┃      │ は約千人いるが、特別障害者手当の対象  │      ┃ ┃      │ 者はどの位いると考えられるか。十分な  │      ┃ ┃      │ 周知が必要だが。            │      ┃ ┃      │四.子どもの医療費助成制度について    │      ┃ ┃      │  子どもの最善の利益のために、十八歳  │      ┃ ┃      │ までの医療費を無料化するべきと多くの  │      ┃ ┃      │ 市民が願っている。する必要がないと考  │      ┃ ┃      │ えているのかどうか。          │      ┃ ┃      │五.新型コロナウイルス対策について    │      ┃ ┃      │ (1)感染拡大が大きく増える状況で、無症  │      ┃ ┃      │  状者の感染拡大への対応が求められ   │      ┃ ┃      │  る。市民の命や健康を守るためにも、  │      ┃ ┃      │  経済活動を支える上でも、PCR検査  │      ┃ ┃      │  を大幅に増やすことが必要だと考え   │      ┃ ┃      │  る。特に、まずは医療・介護施設への  │      ┃ ┃      │  定期的なPCR検査を行うべきだが。  │      ┃ ┃      │ (2)介護・障害者施設の新型コロナウイル  │      ┃ ┃      │  スの影響はどうか。減収分への支援や  │      ┃ ┃      │  感染予防対策へ、市として独自支援を  │      ┃ ┃      │  すべきでは。             │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)皆様、おはようございます。議席番号十番 後藤竜也でございます。議長のお許しをいただきましたので、市政一般に関して質問をさせていただきます。  まず、一回目の質問でございます。  宇佐市平和ミュージアムについての件であります。  この宇佐市平和ミュージアムの質問に関しましては、正直、取り上げるべきかどうかというのは大変悩みました。といいますのも、まず一点目は、議会でまず議決を既にされたことであるということ、また、もう一点は、この平和ミュージアム建設に向けて、長年にわたって職員の方が一生懸命取り組んでこられているということを考えると、このような質問をすることは果たしてどうなのかということも考えましたが、現在の状況等を鑑みますと、やはり質問をしたほうがいいのではないかという結論に至りまして、質問をさせていただいております。  まず一点目が、集客見込みと収支の試算及びその根拠についてを伺います。  二点目が、現在の社会情勢、財政状況、各地にある資料館の現況を鑑み、本体の建設を凍結もしくは中止し、遺構整備をもって事業完了とすべきではないかと質問をさせていただきます。  二点目のグリーンパーク宇佐についてであります。  この件に関しては、特別委員会で今議論されております。ですので、その当該委員会に私も所属しておりますので、この質問に関しても一般質問の場で取り上げるべきかどうかということも熟考いたしましたけれども、市民の方からですね、議論が見えないと、関心事であるからぜひ取り上げるべきではないかというアドバイスもいただきましたので、この件に関しても取り上げさせていただいております。  一点目が、現在、事業を停止しておりますが、決算書の精査はしたのか。撤退の理由が光熱水費やコロナの影響とのことであるが、果たしてそれだけなのか。しっかり検証をしなければ前に進むことはできないと考えます。検証した上で次のステップに進むべきであると思うが、市の考えをお伺いいたします。  次に、三和酒類スポーツセンター、これは管理がしばらくできないということでストップしておりましたけれども、現状は今貸出しもスタートしているということでありますが、この件に関して、運営について伺いたいと思います。  その施設の委託料の積算根拠についても併せて伺います。  大きな三点目、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進について。  これは九月議会でも取り上げさせていただきましたが、現在、金屋地区を中心に設立準備会が設置をされたようであります。その準備会において、いろんな決め事等も話し合われているというふうに伺っております。その件に関して質問させていただきます。  今後の推進運動に関しては、どうしても予算が必要であると考えます。会員の会費のみで賄うのには大変困難が伴うと考えます。市のPRにも寄与することでありますから、予算措置すべきではないかと質問させていただきます。  二点目が、今後、市はどのような役割を担っていくのかをお伺いいたします。  大きな四点目、新型コロナの影響についてであります。  現在は第三波ということで、日本各地でですね、大変多くの感染者が出ておりますが、これは宇佐市においても感染者が出て、また経済状況等も大きな懸念があります。大きな声で厳しいと、大変だという声もよく伺っておりますが、その件に関してお伺いいたします。  一点目が、今年の四月以降に倒産、廃業、閉店した事業者数について伺います。  次に、例年どおりであれば、これから繁忙期を迎える業界にとって、現在の状況は存亡の危機であると思います。市のスタンスは、対策を取った上で経済との両立をするべきと考えるのか、もしくは感染防止のために自粛をするべきと考えるのか、どちらか伺います。  次に、今回の補正で新型コロナに関して予算が上がっておりますけれども、不十分である場合、新たな対策は検討するのか伺います。  四点目が、この新型コロナに関して、どのような対策を打つべきか、取ってほしいのかということに関して、商工業者に市は十分な聞き取りを行っているのかについてもお伺いいたします。  以上、一回目の質問を終わらせていただきます。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進についての一点目、推進運動の経費に対する市の予算措置についてでありますが、先般、関係者が一堂に会して協議会設立に向けた準備会が開催をされ、発起人等からプロジェクトの趣旨や今後の事業計画案が示されました。  活動経費につきましては、協議会の運営経費とイベント等の事業経費に大きく区分されており、運営経費につきましては、基本的に構成会員からの会費等で賄い、事業経費については、市や県の各種補助金の活用を模索していく計画であるとの説明を受けております。  市といたしましては、本協議会へ参画し、全面的にサポートしていく方針であり、今後、示された計画案を精査の上、必要な予算については可能な限り確保できるよう努めてまいりたいと考えております。  二点目、今後市はどのような役割を担っていくのかについてですが、発起人からの要望に基づきまして、市長が名誉会長に就任するほか、市の窓口となる総合政策課長が理事として運営に協力する予定であります。  また、観光・ブランド課をはじめ、耕地課、文化・スポーツ振興課など関係五課も構成団体の一員として参画をし、世界かんがい施設遺産登録申請など、本プロジェクトと関連性が高い市の独自事業についても積極的に連携を図っていくこととしております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの宇佐市平和ミュージアムについてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育長の高月でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、宇佐市平和ミュージアム(仮称)についての一点目、集客見込みと収支の試算及びその根拠についてですが、平成二十六年度に策定した市平和ミュージアム基本構想、基本計画では、年間利用者数を十八万人と想定しています。類似施設の施設規模に対する来館客数を参考に、市内及び県内の小中学生数、市内への観光入り込み客数から想定可能な人数と事業実施等による目標数値にて積算しています。  収支計画に関しましては、施設の事業方針、維持管理の考え方、職員数や利用料金、管理運営方式等により数値が大きく左右されることから、これらを具現化する管理運営計画の策定とともに計画してまいります。  なお、この計画は、基本構想、基本計画における基本理念や基本方針を踏まえ、利用者の満足度向上につながる管理運営となるよう策定してまいります。また、策定時期につきましては、建設工事着手を目安と考えております。  二点目、本体の建設を凍結(中止)し、遺構整備をもって事業完了とすべきではないかについてですが、我がまちも戦場であった歴史を現在に伝える戦争遺構とともに、平和の大切さと命の貴さについて考える機会の創出を図る平和ミュージアム構想の実現には、資料館建設事業が基幹となるものであり、後世に正確な史実を伝えていくためにも重要であることから、資料館建設の凍結(中止)は考えておりません。  現在は、平成三十年度の建築主体工事の入札不調に伴い、開館時期が未定となっているところでありますが、今後、入札不調の要因とされる資材の高騰や人材確保等、建設業界の状況や社会経済情勢を注視しつつ、市の財政状況を鑑みながら工事の着手時期を判断してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めのグリーンパーク宇佐についての一点目を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長の久保でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、グリーンパークホテルうさについての一点目、決算書は精査したのか。撤退理由についてしっかり検証した上で次のステップに進むべきではないかについてですが、株式会社グリーンパークホテルうさの決算につきましては、定款に基づき選任された税理士が監査を行った後、株主総会等で審議を受けているところであり、関係法令に基づいた適正な処理がなされているものと認識しております。  撤退理由につきましては、コロナ禍において、経済の早急な回復が見込めない中、ホテル運営を担うF&Tホールディングスとしては、会社全体を維持するため、経営規模の縮小という重い経営判断に踏み込まざるを得ず、結果として固定費がかさむ規模の大きい複数のホテルに関しては、残念ながら閉鎖・休館に至ったとの説明を受けております。  市及び他の株主といたしましては、決算内容はもとより、従前の運営会社からの大きな負債を引き継いだこれまでの経緯や、光熱水費が類似施設の二倍程度高いという構造的な課題を抱えていた背景などを考慮し、宿泊事業からの撤退はやむを得ないものと承認したところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めのグリーンパーク宇佐についての二点目と三点目、四項目めの新型コロナの影響についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、グリーンパークホテルうさについての二点目、三和酒類スポーツセンター及びプールの今後の運営についてですが、昨年度の施設利用者は、三和酒類スポーツセンターの愛称で親しまれている市総合体育館が三万四百十一人、市民プールが一万四千三百七十九人と、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた今年度を除き、両施設とも多くの利用があり、設備や機能も充実していることから、市スポーツ推進計画において拠点施設と位置づけて管理運営を行っています。  今後につきましては、設備の老朽化などの課題はありますが、中長期的に維持管理すべきスポーツ施設として、新型コロナウイルス感染症の動向や施設の安全確保に留意しつつ、利用者目線でのサービス向上に努めるとともに、避難所としての利用なども含め施設の有効活用を図ってまいりたいと考えています。  三点目、同施設の委託料の積算根拠についてですが、まず、現在契約している令和二年度市総合体育館管理業務委託につきましては、予約、受付、管理などを行う専任者の人件費に施設管理消耗品などの必要経費を加えた額で積算しています。  次に、令和二年度市民プール管理業務委託につきましては、管理、受付、案内、清掃・消毒など短期の人件費に開業前のプール内清掃費、期間中のろ過機点検・清掃費及びプール薬剤費などの必要経費を加えた額で積算しています。  次に、四項目め、新型コロナの影響についての一点目、今年の四月以降に倒産、廃業、閉店した事業者数についてですが、市に提出された法人等の異動届を十一月二十六日現在で集計しますと、解散が六件、事業所等の閉鎖が二件となっています。この届出は義務ではないため、網羅的に把握できているわけではありませんが、届出件数自体は例年並みとなっています。なお、届出書に解散や閉鎖理由の記載欄はありませんので、新型コロナウイルスに起因するものかは不明です。また、個人事業者の廃業につきましては、市に届出がありませんので、廃業者数の把握は困難であります。  二点目、これから繁忙期を迎える業界に対する市のスタンスについてですが、十一月十七日、県内において飲食を伴う会食でのクラスターが発生し感染が広がったことから、県は「会食時における留意事項」を発信し、協力を呼びかけています。
     市としましては、九月から「安心・安全宣言」事業所登録制度を推進するとともに、消毒液やパーティションの購入費用を補助することで、飲食店をはじめ事業所における感染防止を図っています。このような対策を行っている飲食店において、「会食時における留意事項」を遵守しながら、宇佐んみせ応援プレミアム商品券やGoToイートキャンペーンの「おおいた味力食うぽん券」等を御活用いただければと考えています。今後も県と連携し、事業者と利用者、双方が適切な感染防止対策を行いながら、経済活動との両立に努めてまいります。  三点目、今回の補正で不十分な場合、新たな対策は検討するのかと、四点目、商工業者に十分な聞き取りを行っているのかにつきましては、関連がありますので、一括してお答えいたします。  商工業者に対する支援につきましては、これまでの間、企業訪問を行うとともに、商工団体や金融機関を通じた事業者の状況や要望などの聞き取りに加え、セーフティネット保証の認定状況などを分析する中で、小規模事業者等事業継続支援事業や宇佐んみせ応援プレミアム商品券事業等を実施してまいりました。  なお、今議会において、中小企業資金融資利子補助事業として二千万円、小規模事業者持続化支援事業として約四百六十万円の増額補正を提案しているところです。  このような中、現在、コロナウイルス感染症の第三波が来ていると言われ、インフルエンザとの同時流行も懸念されており、先行き不透明な状況は続くものと思われます。今後も商工団体と連携して事業者の状況把握に努めながら、国の三次補正による追加経済対策を踏まえて、必要な事業を検討してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、平和ミュージアムに関してであります。  平和ミュージアムのまず一点目で、集客見込みと収支の試算及びその根拠について伺いましたが、利用者数を十八万人と想定していると、類似施設の施設規模に対する来館者数を参考にというところは、以前私が聞いたところでは、大刀洗を参考にして、その面積からも試算して十八万人と出したと聞いておりますが、そのとおりでよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。十番 後藤議員の再質問にお答えいたします。  今、議員がおっしゃられたとおり、大刀洗のほうから算出したところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この試算で十八万人、仮に来場者があったと仮定してですね、まだその料金が決まってないような話なんですけど、施設として十分維持管理、黒字化というか、赤字がどの程度なのかとか、そういうことも全く想定はしてないということですかね、これは。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)十八万人ということで、料金についてはまだ決まっておりませんが、料金によってかなりの収入の、例えば五百円にしたり、千円にするかということで倍の値段になって、収入が大きく変わってまいります。そういったところで、社会教育施設ということで建設をいたしますので、そういったところで行政的負担もあり得るのかなということで考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)じゃあ企画財政課に伺いたいんですけど、行政的負担があるかもしれない。恐らくあるんだと思うんですけど、その場合ですね、どの程度までだったら許容できるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(田中康彦君)行財政経営課長の田中でございます。後藤議員の再質問にお答えします。  どの程度の分について行政的支援ができるのかという内容だと思うんですけれども、今のところそういう試算等は、具体的な支援の料金、そういうところは試算をしておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)じゃあ続けて伺いますが、現在の経常収支比率の推計が今のところで出ておりますけど、その中にこの平和ミュージアムに関しての経費というか、そういったものは含まれてないということでよろしいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(田中康彦君)お答えします。  今のところ、中期財政計画を今見直しているところなんですけれども、大型事業として建設事業費というのについては頭に置いてやっているところなんですけれども、具体的なそういう入場料等の支援については算定は考えておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)大型施設を建ててですね、建てるときは大体の予算というのは皆さん分かると思うんですけれども、結局その後、各地の自治体が苦労しているのは、その後の維持管理費じゃないかなと思うわけです。今回ですね、いろいろ調べたんですけれども、全国にいろんな平和資料館等がある中で、約四割の、その数は各地私的なものから宗教的なものから含めれば、まだ数は多いのかもしれないので全ては網羅できてないかもしれないんですが、全国紙が調査した中で、約四割の平和資料館が存続の危機に直面したと、財政上の危機に直面したという回答があったようですが、そのことに関してはどのように思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  平和資料館の類似団体というか、そういったところで四割近くが財政的苦境にということで、今年の八月ぐらいにNHKの調べで出ていたというふうに思います。その中では、新型コロナウイルスの感染拡大によりということで出ておりますので、今年のこういった状況によって四割近くが苦境に立たされていたのではないかなというふうに分析をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)確かに今年の八月は新型コロナで減ったんだろうということなんですが、それ以前も調べました。そうしましたら、結局、戦後六十年のときの二〇〇五年からですね、二〇一八年のときと比べたら、全国のほとんどの施設で来場者が半分以下になっているという状況であるようです。ですので、その中にはですね、全国的にも有名な、例えば、今回宇佐市の平和ミュージアム建設に当たっていろんなアドバイスをいただいた大和ミュージアムであったり、また広島の資料館であったり、また沖縄のひめゆりの資料館、こういったところもですね、全国に名が知れたようなところでさえ来場者数が大変な困難に直面しているということであります。  また、宇佐市だけではなくて、また新たにできるところで、北九州もできるとかですね、県内でもほかの地域にも資料館があるというふうにも思いますが、そういった中で、よほど突出した目玉となるようなものがなければ、なかなか今からの時代、多くの集客を集めることができないんじゃないかなというふうに心配をするわけであります。  当然、公的な施設というのは、全てが黒字になればいいというか、そういったものでもないと思います。当然、赤字であっても、それは維持する意義があるということであれば、文化的施設は全てがそういった黒字になるわけではないと思うので、それは必要なところは必要としてする考え方もありますけれども、同時にですね、今、宇佐市の財政状況は決してよくはない。悪くはないんですよ。悪くはないけれども、すごく潤沢な資金があるわけではない中で、その赤字幅が今後大きくなったときに、当然、経常収支比率を一〇〇%以下に収めるためには、何らかの予算を削っていかなければならない。そういったときに、既にあるものであれば予算は削っていけませんから、そしたら、今あるもの、また新たに投資するもので予算を削って、市民の満足度、市民が求めるものは必ずしも実現できるわけではないということになると思います。  今、回答の中にもありましたように、維持管理に関しては経常収支比率の推計には入っていないということでありますから、今後を考えたときにですね、今建設の中止は考えていないということですけれども、もう一度ですね、この建設の前に、建設着工のときに初めて料金のこととか、社会情勢を注視してとかということを考えていますけれども、その前に早い段階でもう一度試算をしてですね、これは本当にできるのかできないのかということをぜひ考えていただきたいなと思います。  この件に関してはこれで閉じたいと思います。  次に、グリーンパークうさについてでございます。  現在、事業停止をしておりまして、特別委員会でも議論をされているところでございますが、回答の中では問題ないと、関係法令に基づいた適正な処理がなされているものと認識していると、まずあります。  担当課長に伺います。決算書を御覧になりましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。後藤議員の再質問にお答えします。  決算書は、株主総会とかでですね、御提示いただいておりまして、確認しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)その決算書を御覧になって、どのように感じられましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  株式会社グリーンパークホテル、主たる経営を担っていただいているF&Tホールディングスにつきましては、事業譲渡の当初からですね、大きな従前の負債を抱えての船出であったということ、また、それにもかかわらず、大変大きなですね、投資をいただいて、これまで懸命に立て直しに頑張っていただいていたわけでございますが、今回のコロナ禍という中で、大変残念でありますが、現在の財務状況、また会社全体がですね、抱えている状況を考えた場合、事業撤退という判断はやむを得なかったのかなというふうに感じております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)グリーンパークうさは、一期目のときは通年では営業を行ってないので、その次の年から一年間、初めて丸々できたということですけれども、そのときの集客というか、宿泊客数というのは、以前のサン・グリーンに比べてどうだったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  サン・グリーンのときから、いわゆる経営戦略をですね、大きく転換いたしました。どちらかといいますと、高級路線でですね、やっていくということでございましたので、集客自体は少しサン・グリーンと比べれば落ちているかなというふうに思いますが、それはそういう経営戦略の中での対応であったかと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)じゃあ決算書に戻ります。  サン・グリーンがですね、委託をしてから三年間運営をしておりました。そのときに、一年目のときは、売上げが二億九千万円ほどありました。そのときは利益も出ておりました。当時の二億九千万円の売上げに対して、販管費、一般管理費含めて約七千万円ということでありました。そして、二年目、三年目と売上げが落ちていくんですけれども、最終年のときにですね、売上げが二億一千万円、それに伴って経費も下がりまして、約五千七百万円の経費でありました。  この決算書を見ていくとですね、売上げが落ちていく中でも、何とか利益を出したいと、何とか会社を運営していきたいというすごい努力の姿がこの決算書から読み取れます。  次に、グリーンパークうさに買われまして、一年目は通期でやっておりませんので参考になりませんので、その次の年を開きたいと思います。  グリーンパークうさの二年目のときが、売上高が一億六千万円、そして、驚くことに、販売管理費及び一般管理経費が二億二千万円かかっています。売上げよりも多い経費がかかっているわけであります。これは、その翌年に関してもそうでありました。  通常考えたらですね、経費というのは、売上げの中の粗利から経費を出して、それで利益が出るか出ないかということであります。売上げよりも大きな経費を使うということ自体が、まずこの決算書を見たときにちょっと信じられないわけです。これで何の疑問も持たなかったということであれば、ちょっとあえて見ないふりをしているのか、それとも気づいてないのか。それは考えにくいですけど。  この管理の内容も、内訳書も見てもですね、とても利益を出そうと努力したような姿が全く見えません。これで適正な管理が行われているということでそのまま流して、じゃあ次に進もうというのは、私は大きな問題があるんじゃないかなと思います。  特別委員会でも今後議論されるんであると思いますけれども、これは期限を区切ってですね、じゃあ次のステップに進むんだと言ったら、結局見たくないものは見なくて蓋をして、そのまま次のところに移ってしまえばですね、じゃあもう前のことは終わったことだとなったら、同じ失敗をまた繰り返すんじゃないかと心配するわけです。また、次のステップに進むにしても、宇佐市にとって大きなマイナスが出ないようにしなければいけないんです。施設に関しても、また実際にかかった経費、当然投資もしています。  今後、どういうふうな形になるかも分かりませんけれども、宇佐市にとって、当然、前回の議論の中で議会での意見を聞いて決めるということでありましたけれども、基本線で宇佐市はどういうふうに考えているのか、今後の形を。あくまで特別委員会で出した答えをそのままするということではなくて、それは一意見として聞いて参考にして、その後、決断をするんだと思うんですけれども、現時点で考えている施設はどのようなものですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  具体的な検討についてはですね、当然、特別委員会の御意見を伺いながらということではございましたが、市といたしましても、顧問弁護士等にですね、相談する中で、方策というのは探っているところでございます。  状況からいたしまして、そんなに選択肢が多くないわけでございまして、当然、今後業態をどうしていくのかというようなこと、また、その業態をもって実際にどういうふうにですね、運営していくのか。これに関しては、当然売却でありましたり、賃貸でありましたり、またいろんな方向性があろうかと思います。もちろん現状では債務超過の状態でありますので、なかなか簡単に閉じると、閉鎖するということは、会社を閉じるということは容易ではありませんけど、そういった限られた選択肢の中でですね、水面下で方向性をちょっと探っているような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)宇佐市も取締役で入っていたわけですけれども、宇佐市は経営責任はあると考えますか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)経営責任というところになりますと、なかなか難しいところがあろうかと思います。ただ、以前のサン・グリーンの当時からですね、副市長が取締役という形で入っておりましたが、実際に経営にはタッチしてないというところから、顧問弁護士等からは経営責任はないというような判断をいただいておりますので、現時点ではそういう認識でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)市が出資しておりますし、周辺に市の施設があるということから、宇佐市が何とかこれを市民にとって不利益のないようにしたいというスタンスは十分理解するんですけれども、どちらかといえば、特別委員会の中でもですね、経営責任についてというか、今回のこのグリーンパークうさの撤退に関して私が受けた印象ですけど、実際に運営していたところよりも、この宇佐市のほうがまるで大きな責任を感じて、宇佐市のほうが何とかしなきゃいけない、何とかしなきゃいけないと動いているような感じを受けてなりません。やはり経営責任は、なかなか言いにくいことかもしれないですけれども、宇佐市にとって、市民にとってマイナスが出ないような、やはり議論する上でもですね、交渉する上でも、厳しいスタンスも見せなければならないのではないかと思いますが、いかがお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  もちろん、いわゆる責任という中にはですね、道義的な責任、社会的な責任、そして法的な責任、いろいろあろうかと思います。これから、どういうふうにこの施設を持っていくかということの協議の中でですね、またその辺りについては精査していく必要があると思います。具体的に言いますと、やはり当然負債をどういうふうに処理していくかという部分に関してはですね、そうした議論の下、今後の在り方も検討していくべきかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今後、委員会からも何らかの提言というか、意見が出るかと思います。そういった中で、ぜひ賢明な判断をしていただきたいと願って、この項は閉じたいと思います。  次に、三和酒類スポーツセンターについてですけれども、この積算根拠についての考え方は分かったんですが、実際は、金額はお幾らなんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長 香下でございます。後藤議員の再質問にお答えしたいと思います。  今年度、新たに九月十九日から委託をしていただいている団体になるんですけれども、そちらには、金額としては三百七十一万八十円、この金額を委託としております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)これは市民プールのほうは入ってないということですね。じゃあ市民プールの件は、もう積算は済んでいるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。
     プールの分につきましては、既に精算は、八月三十一日をもってグリーンパークホテルの委託を終了しております。金額につきましては、四百七十三万七百八十六円となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)では、体育館の委託料に関してなんですけれども、これは積算をしてですね、一年間仮に年間を通して運営した場合の金額というのはお幾らになりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)今現在、新しく委託した場合はですね、以前は、ホテルの場合は、人件費の積算の場合、社会保険料とかホテル業務との兼務ということでその分が差し引かれて年間の試算をしておりましたが、現委託業者につきましては、そういった一人の方が受付からいろいろな業務をしていただきますので、社会保険料とか雇用保険料、そういったものも含まれますので、少し委託料は高くなっておりまして、年間を通しますと、月額では五十七万九千七百円の試算をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)月額五十七万円掛ける十二ということですかね。はい、分かりました。今後も市民の方がですね、不利益が出ないような対応をしていただきたいと思います。  次に行きたいと思います。  次が、NHK朝ドラの誘致推進に関してですけれども、この件に関しては、事業経費について、また、いろんな協議会に参加して全面的にサポートしていく方針と、市も理事として、市長は名誉会長として協力をしていくと、大変多分心強いですね、御回答であります。  実際にこのNHK朝ドラの誘致推進に関しては、一年、二年の話ではなくて、今後四年、五年、もしくは、長ければ十年といったような長いスパンで、時間がかかるような事業ではないかなと思います。これはポストコロナでもありますし、また宇佐市の偉人に対してスポットライトを当てることでもありますし、同時に、今は合併した宇佐市ですけれども、旧両院地区と、また旧宇佐市とをつなぐですね、大変大事な事業であるというふうに思っております。  こういった中で、当然、陳情に行ったりとかですね、いろんなことをする中で経費というのはどうしてもかかってきます。そこはサポートしていっていただけるということですので、何とか十分なですね、この活動が経費が足りないからなかなかできないということではないような予算をつけていただいて、この誘致推進に向けて努力をしていただきたいと思いますが、いかがお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  答弁にありましたとおりですね、既に事業計画書、予算案等の提示をいただいております。年明けには設立総会の開催を目指すということで動いておりますので、ちょうど当初予算編成時期でありますので、ちょっと具体的な金額は差し控えていただきますが、発起人等からですね、示された活動がしっかりうまく回るようにですね、示された市としての負担については、予算が獲得できるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この誘致推進に関しては、市も全面的に協力するということでありますし、また同時にですね、この推進協議会においては、議長も議会の代表として顧問という形で加わるというふうに伺っております。ただ、議長は顧問という立場ですので、その協議会の中にぜひ議会も参画すべきではないかということで有志と話をいたしまして、先日の全員協議会で、宇佐市議会としても誘致推進に関して応援する議員連盟というものをぜひスタートさせたいということで呼びかけをさせていただきまして、趣意書も作っておりますので、また今後、議会の皆様方には、賛同いただける方には名を連ねていただきたいなというふうに思うところであります。  そして、またその中で、その中の代表がまた協議会に入って、宇佐市とともにですね、議会も誘致推進に向けて努力をしていきたいというふうに考えているところでございます。この件に関しては、全市一丸となってすることが宇佐市にとって大変大事なことだと思いますので、この点はぜひよろしくお願いいたします。  次に、新型コロナの影響に関してであります。  新型コロナに関しては、この質問をさせていただいたとき、この文書を出させていただいたときから、さらにですね、状況が今深刻な状況になってきております。市内でも感染者が出たり、県内でも多くの感染者が出たり、大変今心配されるような状況になっているんですけれども、同時にですね、今テレビはほぼコロナ一色ですから、コロナの情報しか入ってきません。じゃあ私たちはコロナの情報だけを見て、怖いとか、大変だというふうに考えるのではなくてですね、やはり複眼的な思考でですね、いろんな情報も事実もエビデンスも含めて、それを十分把握した上でいろんな政策を進めたり、かじ取りをしていくべきではないかというふうに思うわけであります。  この新型コロナに関して、私もいろいろと調べてみました。そうしましたらですね、今、新型コロナの死亡者数というのが、二千数百名今いらっしゃると。大変残念なことでありますけれども、じゃあ新型コロナ以外で人は亡くなっていないのかということで調べるとですね、今年の一月、六月の半年間の死亡者数を見てみるとですね、インフルエンザとコロナの死者数はほぼ同数になっています。また、一月、六月で言えば、昨年比と比べますと、約一万五千人死亡者数が少ないという状況になっております。年間でですね、今人口の約一%の方が亡くなっていると、百数十万人の方が亡くなっているという中で、一日平均で言えば、一日三千人から四千人、月平均で約十一万人から十二万人の方が亡くなっています。インフルエンザでも、直接的に、二〇一八年ですけれども、亡くなった方が年間で三千三百人。インフルが影響した疾患の悪化で死亡は、約年に一万人いらっしゃるということです。  じゃあ、なぜ新型コロナウイルスでここまで混乱しているのかというと、結局のところ、指定感染症になっているから、医療崩壊が起きないように、またテレビが、いや新聞が、新型コロナに関してクローズアップして報道するからということになっているんじゃないかなと思うんです。  実際のところ、今、皆様方が、この新型コロナウイルス、これは正しく恐れなきゃいけないと私も思っているんですが、高齢者の方とか基礎疾患を持ちの方はかかると死亡率が大変高いということで、これは正しく恐れなければいけないんですけれども、若い方は大きな症状が出ないとか、重症化しないということで、どちらかといえば症状よりもですね、風評のほうを怖がっている。「あいつは新型コロナにかかったんだ」と、まるで罪を犯したかのように批判をされたり、時にはいじめられたり、地域を移らなきゃいけなくなったり、そういったおそれがあるように感じております。  ですから、市としてですね、今は保健所の発表で、例えば宇佐市で何十代の方、男性、職業何々というふうに出しておりますけれども、これは果たして出すべきなのかなというふうに考えます。これを出すことによって、「五十代で男性で経営者もしくは学校の先生だったら、あの人じゃないか」というような推測でですね、そういった推測から特定に至って、特定された方が差別に遭うというようなことにつながっているんじゃないかなというふうに大変心配をしているところであります。  先日、人権教育で、垣添課長に、新型コロナに関して私たちもレクチャーをしていただきましたが、現在の状況を課長は今どんなふうに思われていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(垣添隆幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長の垣添です。現状をどう思っているかということで、再質問にお答えいたします。  現在、急速に大分県では感染が拡大をされておりまして、特に別府市では、本当に事業者の方が、お客さんに来るなとか、外国人の方に入店お断りとか、差別の状況が強まっていると認識しております。ほかの市町村では、それに特化した条例をつくろうというところまでなっているのが現状かなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今朝の新聞でも「条例でコロナ差別を防げ」というふうな記事も出ておりましたが、これ、市長どうですかね。結局県や保健所がどう判断するか分かりませんけれども、宇佐市として、感染者が何名感染したということは、報告というか、したとしても、市の申入れで、性別であったり、職業であったり、年齢であったりというのは、宇佐市は公表は差し控えたいと、それは差別につながる可能性があるからというようなことで。知る権利とかいうのも当然あると思うんですけど、それが差別につながったりすることが、私はよくない、大変懸念することだと思いますので、どのように思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤議員、通告のほうに従ってお願いします。 ◯十番(後藤竜也君)はい、分かりました。  関連なんですけど、結局今の質問で何が言いたいかといいますと、そういった風評によって、飲食店、そういったところが大きな影響を受けているわけであります。宇佐市で、どこどこで出たんじゃないかと。これは、この回答にもありますように、結局把握は困難なんですね。  先ほどの数字でちょっと言い忘れたことがありますけど、結局新型コロナで亡くなったのは二千数百名ですけれども、自殺者、これで亡くなった方は、新型コロナが影響かどうか分かりませんが、十月で言えば、昨年の同月比で約四〇%増、女性に至っては八二・六%増というような大変厳しい数字が出ています。特に飲食店の方とか、また小売業の方とかですね、今日の新聞でも七万人以上がですね、解雇されたというような記事が出ておりましたけれども。結局、自粛、自粛ということによって、結局コロナが原因かどうかは分かりませんし、個人事業主は捕捉はできないんですけれども、それによって倒産したり、もしくは倒産しなくても事業をやめる、この仕事から離れなければならないという状況が目に見えないところで起こっているというふうに思います。宇佐市の中でも、このように見えてなくても、実際はもう起こっていると思うんです。ですから、新型コロナに関して、風評をまず私は止めるべきだと思うし、宇佐市に関しても、市はなかなか新型コロナの自粛で市内の業者が大きな影響を受けているから、積極的に市内に飲食に出なさいとなかなか言いにくいとは思います。ただ、言われているように、パーティションをしっかりしているところとか、小人数で会食することは妨げるものではないと。そうすることによって、十分感染に注意した上で市内の経済を盛り上げるようなことをしていくべきだと私は思うんですけれども、そこは市はどのように考えますか。 ◯議長(衛藤博幸君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)後藤議員の再質問にお答えをいたします。  コロナのですね、対策につきましては、感染を予防するという観点と、社会経済をどう維持、守っていくかという二つのですね、二律背反的な命題を同時に満足させなきゃいけないというようなことだと思います。基本はですね、感染予防をしながら社会経済活動も維持していくという、いわゆる両立を図っていこうというのが基本線なんですけれども、いわゆる、ちょうどニュートラル、その中間点に例えば軸足があるとすると、例えば感染拡大がちょっと鎮静化しているというときは、少し経済のほうに軸足を若干移していく。そして、また今みたいに第三波が進んでくると、やはり感染予防のほうに少し軸足を移していく。そういったですね、微妙なかじ取りが必要ではないかと。こちらか、こちらか、ゼロか百かの議論はですね、私はやっぱり避けるべきだというふうに思います。  そして、議員から先ほどあった情報提供の在り方なんですけれども、これは議員御指摘のとおり指定感染症になってございまして、今それを所管しているのは県なんですね。県が、風評被害ですとか、人権被害だとか、例えば事業者の特定だとか、個人の特定だとか、そういったことができない範囲で、最低限の情報提供をしているということなんですね。これが全くしなくていいのかとか、議員の御指摘のとおり、宇佐市は一切言ってくれるなということには、それは基本的にはならないんではないかなというふうに思いますし、宇佐市で一例目、二例目が出たとき、そして今回三、四、五例目が出たときに、不安解消のための相談窓口を設置しておりますけれども、そのときに一番問合せが多いのは、もっと詳しい情報はないのかということが一番の問合せ事項であります。やはり皆さん心配ですから、もっと詳しい情報を知りたいということで、基本的に件数が何十件、何百件と増えてくるわけですね。だから、そのときは「いや、県のほうが判断されてここまでの情報しかないし、うちはそれ以上のことはしてないので、県が提供した情報の範囲を改めてお伝えをしている」ということであります。いずれにしてもですね、そこで例えばこれだけ多く発生してくると、医療機関がだんだん疲弊をしてきますし、本来かかれるべきコロナ以外の重症者の方がかかれずにお亡くなりになるというケースが当然ありますので、そういったところをですね、総合的に判断しながらですね、かじ取りを適宜適切に対処してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)もうちょっと私の持論も述べたいところもあったんですけど、ちょっと時間が来ましたので、これで閉じたいと思います。どうもありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終了いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午前十一時〇一分               ───────────────                 再開 午前十一時十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  二十一番 永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)皆さん、こんにちは。二十一番の永松でございます。  それでは、通告に従い、一般質問に入らせていただきます。  日本全国では、今コロナ第三波が押し寄せております。今日の大分合同新聞の報道でも、大分県で一か月二百五十九人のコロナ患者が誕生しておりますし、ちょうど一年前、武漢で第一号が発生し一年になります。私自身、そしてまた皆様方も、日本の経済の安定、そしてまた宇佐市の経済の安定のためにも、早い収束を願うものでございます。  それでは、通告に従いまして、ただいまより一般質問に入らせていただきます。  一項目め、是永市政について。  一点目、三期目の是永宇佐市長としての間もなく任期を終えます。三期目の成果と課題について、一点目お伺いいたします。  二点目、令和三年四月二十三日が宇佐市長の任期満了でございます。市長選挙の日程も四月十一日告示、四月十八日投票日と決まりました。是永市長、四期目出馬について是永市長の心情、お考えをお伺いいたします。  続きまして、二点目、環境省は地域に合った地域再生エネルギーの導入、計画を進めています。宇佐市の考えをお伺いいたします。  三項目め、来年度、主食用米の生産目安が、宇佐市三千五百五ヘクタールと決まりました。実現へ向け、高収益、また園芸作物への転換に取り組む方針だが、宇佐市の考えをお伺いいたします。  四項目め、大分県は補正予算で河床掘削予算を五十億円としております。これは災害予算とは別に五十億円でございます。県管理の河床掘削の計画、また宇佐市管理の河床掘削計画についてお伺いいたします。  五項目め、砂防ダム内の土砂堆積の状況等は把握しているのか、お伺いいたします。  六項目め、平和ミュージアム建設のスケジュールについてお伺いいたします。  最後に、七項目め、複式学級改善の取組についてお伺いいたします。  以上、七項目にわたり質問をいたします。明快な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、永松 郁議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、三期目の任期を間もなく終えるについての一点目、成果と課題についてでありますが、私は三期目に当たり、地方創生、安全安心なまちづくりをテーマに全力を傾注してまいりました。  この間、達成した成果といたしましては、第一に、長洲漁業集落環境整備の完了や都市計画道路上田四日市線延伸などの社会インフラの整備、第二に、国営緊急農地再編整備促進や企業誘致などの産業振興、第三に、子育て環境整備や健康づくり対策などの福祉・医療の充実、第四に、小中学校教室の空調整備や小部遺跡の国指定史跡答申、平成令和の森スポーツ公園整備などの教育、文化・スポーツの充実、第五に、宇佐神宮周辺整備や岳切渓谷キャンプ場リニューアルなどの特色を生かしたまちづくりなどであります。また、宇佐市活性化の拠点となる市役所新庁舎、並びに安心院地域複合支所を完成させるとともに、防災行政無線のデジタル化など、安全安心の取組も進みました。ただ、任期最終年である今年は、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の対応に追われました。  次に、課題についてでありますが、まず喫緊の課題として、新型コロナウイルス感染症の脅威から市民の生命と生活を守るため、感染拡大防止と社会経済活動の両立に継続して取り組んでいく必要があります。また、少子高齢化、グローバル化、情報化に加えて、アフターコロナに対応した持続可能な地域づくりが求められており、継続事業となっているJR柳ヶ浦駅周辺整備、国道十号道の駅構想、平和ミュージアム構想等を進めるほか、子育て支援、教育環境整備、安全安心対策の一層の充実を図る必要があります。加えて、国営かんがい排水事業や黒川松崎線、東九州自動車道の四車線化など、国、県等が進める事業についても着実に推進できるよう、地元環境の整備を図ることなどが課題と考えてございます。  二点目、四期目出馬への心情、考えについてですが、一点目で申し上げましたとおり、これまでの取組により一定の成果を得ることができましたが、課題も山積している状況であります。そのため、引き続き市民の皆さんからの御信任がいただけるということであれば、市政執行の責任者として諸課題の解決に努めてまいりたいと考え、来春の市長選に立候補することを決意をいたしました。  地方を取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、持続可能な地域を構築できるよう全力を尽くしてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、七項目めの複式授業改善の取組についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えします。  七項目め、複式授業改善の取組についてですが、国の学級編制基準では、隣り合う二つの学年の児童数が十六人以下の場合、複式学級となりますが、県独自の学級編制基準では十四人以下となっています。  この基準に照らした場合、市内では、本年度、複式学級は十六学級あり、対象となる全ての学級に市独自の複式授業改善教員を配置し、その解消を図っています。  複式学級であれば、二つの異なる学年の児童が、一人の教員によって同じ教室で異なる内容の学習を行うこととなりますが、この複式授業改善教員を配置することで、学年ごとの教室に分け、それぞれの学年の内容を学習することができています。小規模校における児童の学びを保障するためにも、今後も引き続き複式授業改善の取組を進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの環境省は地域に合った地域再生エネルギーの導入、計画を進めている。宇佐市の考えを伺うについてを、市民生活部長 加来 定君。 ◯市民生活部長兼税務課長(加来 定君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の加来でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えします。  二項目め、環境省が進める地域再生エネルギー導入に対する市の考えについてですが、再生可能エネルギーは石油や石炭、天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは違い、太陽光や風力、地熱などの自然界に常に存在するものを活用したエネルギーであり、その最大の特徴は「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない、または増加させない」の三点です。  本市は、本年十一月二十六日に「世界首長誓約/日本」に署名しました。これは、持続可能なエネルギーの推進、温室効果ガスの大幅削減、気候変動の影響への適応に取り組むことにより、持続可能で強靱な地域づくりを目指すとともに、世界全体で温暖化対策を進めることに合意したパリ協定の目標達成に地域として貢献しようとする自治体の首長が、その旨を誓約し、そのための取組を進めていくという国際的な仕組みです。EU圏域を中心に全世界一万を超える自治体が参加しており、日本におきましては本市が二十八番目、県内では初めての署名です。  再生可能エネルギーの普及は、この取組の中心的な役割を担うものと思われますので、市地球温暖化対策実行計画の一部見直しなども含めて、今後、施策等を具体化していくこととしております。  国においても、環境対策に関する施策が重要な柱の一つとなっており、今後も脱炭素や低炭素化に関する事業の展開がなされるものと思われますので、その動向を注視し、本市にとって有効な事業の導入について調査・研究をしてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの高収益の園芸作物への転換についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えします。  三項目め、高収益の園芸作物への転換についてですが、本市の農業の基幹である水田農業については、米の消費構造の変化や価格の低迷などから、米を基軸としながらも米に依存した農業からの脱却を進める必要があります。このような中、本市では現在、国が進める構造改革と歩調を合わせ、県と連携し、農地の集積・集約化による規模拡大や低コスト化、生産性の向上などを図るとともに、水田畑地化による高収益作物の導入を推進しているところです。  また、水田農業については、現在、国営かんがい排水事業の地区調査が行われていますが、事業実現に当たっては、持続可能な営農体系の構築、農業生産額向上などを見据えた長期的な営農ビジョンを示す必要があります。  本市の長期的な営農構想として策定した駅館川地域農業振興ビジョンに基づき具体化していきたいと考えており、現在、ビジョンの説明や営農の意向を確認するため、市内各地域で集落座談会を行っています。この中で、高収益作物についても地域の特性に合わせた作物の提案等も行っているところであります。  今後も、座談会等を通じて、ビジョンの柱である水田農業の構造改革や園芸産地の育成、水利システムの効率化については十分な説明を行いながら推進してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの県管理の河床掘削の計画、宇佐市管理の河床掘削の計画についてと、五項目めの砂防ダム内の土砂堆積の状況等は把握しているのかについてを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、こんにちは。建設水道部長の城でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、県管理の河床掘削の計画、市管理の河床掘削の計画についてですが、県へ伺ったところ、十一月補正予算にて、防災対策の早期発現を図るため、出水期に備えた河床掘削や危険なのり面の対策等の予算が五十億円計上され、そのうち河床掘削事業については、三億円を予算化して計画的な整備に努めているとのことであります。  平成三十年度からの防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策及び県単独事業の緊急河床掘削事業、並びに市管理河川での河川改修事業にて、浸水実績箇所や人家周辺箇所等において、土砂堆積箇所の計画的な河床掘削を進めており、令和二年の七月豪雨では大きな被害がなかったところであります。  県管理河川では今年度渇水期の十一月より、寄藻川、伊呂波川、津房川、深見川等における土砂除去を計画的に着手しており、今後も堆積土砂が著しい箇所を優先的に地域の要望を踏まえ予算の範囲内で実施するとのことでした。
     市管理河川につきましては、近年の豪雨に対し集落に接する支流の整備も重要視される中、平成二十九年度より河川改修事業を創設し、市単独費にて準用河川及び普通河川の維持管理を計画的に行ってまいりました。  しかし、単独予算では限られた範囲での整備しかできませんでしたが、本年度より国が新たな事業として緊急浚渫推進事業を創設しましたので、今後も地域の要望等を踏まえ早急な対応と計画的な安全対策に努めてまいります。  五項目め、砂防ダム内の土砂堆積の状況等は把握しているのかについてですが、砂防ダムは、土石流から下流部に存在する人家、耕地、公共施設を守ることを主たる目的としています。  砂防ダムは上流で発生した土石流を堰堤で受け止め、土砂がたまり平場ができ、傾きの緩い広場ができるため、次の土石流が来ても勢いを弱め下流域の土砂災害を未然に防ぐ仕組みとなっています。  本市における砂防ダムの設置は県が行っており、現在、八十四基が設置され、五基については調査及び施工中であるとのことであります。  設置済みの八十四基については、定期的な巡視、出水時及び地震時点検等により土砂堆積状況を確認しており、市内における砂防堰堤の堆積状況は健全で、堆積土砂の除去を行わなければならない箇所はないとのことであります。  また、近年設置している堆積土砂の除去を行うことを目的とした管理型砂防ダムにおいては、堆積土砂の除去ができるように管理用道路の整備も進めており、引き続き地域の安全対策に努めていくとのことであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、六項目めの平和ミュージアム建設のスケジュールについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。二十一番 永松議員の一般質問にお答えします。  六項目め、平和ミュージアム建設のスケジュールについてですが、平和ミュージアム構想の基幹となる資料館建設事業は、平成三十年度の建築主体工事の入札不調に伴い、開館時期が未定となっています。  開館までの工程としましては、建設工事期間や展示資料の制作期間に約二年間、施設が完成し開館までの準備期間に約一年間を想定しています。  今後は、入札不調の要因とされる資材の高騰や人材確保等の建設業界の状況や社会経済情勢を注視しつつ、市の財政状況を鑑みながら工事の着手時期を判断してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)それでは、順次再質問を行っていきたいと思います。  まず一項目め、是永市長としての三期目の成果と課題についてお伺いしたところでございます。是永市長就任以来ですね、交流満足度日本一、定住満足度日本一を掲げ、宇佐市政の運営に携わってまいりました。  三期目の成果といたしましても、防災・減災対策といたしまして、新庁舎、安心院複合支所の建設、それから防災行政無線のデジタル化と戸別受信機の無償貸与、それから農業振興対策といたしましても、安心院国営緊急農地整備事業、国営かんがい事業、土地整備といたしましても、JR柳ヶ浦駅周辺整備、宇佐神宮の街なみ環境整備事業、コロナ対策等々、そしてまた地方創生プランの推進等も行ってきたところでございます。  その中で市長が掲げておりました人口減少に歯止めをかける地方創生プラン、それから大規模災害に備える安心プラン、そしてまた特色を生かしたまちづくりプラン等の総括を行っていると思いますが、市長自身の総括の結果についてお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)永松議員の再質問にお答えいたします。  先ほど答弁いたしましたとおり、この三期目に当たりまして、地方創生、そして安全安心まちづくりをテーマにですね、三十項目の公約を掲げまして、私なりに全力を尽くしてまいりました。  その三十項目ごとに今どういう達成状況かというのは精査してございますけれども、おおむねですね、達成できたものとしてございます。ただ、例えば、平和ミュージアムが入札の不調に終わって何かできていなかったりですね、ちょっと幾つかそういうものがありますので、そういったところはですね、自分たちができなかったというようなところでございます。  それと、やはり人口減少問題にですね、十分歯止めがかからなかったというのはですね、非常にじくじたる思いがあるところであります。社会増減で言えばですね、地方創生のまちづくり、まち・ひと・しごとの宇佐市版総合戦略を実施した結果、かなりですね、今までいわゆる三桁の乖離があったのが、二桁に迫って、ほぼ均衡に迫っていたんですけれども、昨年がまたちょっと若干膨らみまして、今年はコロナということですね。対策の効果としては一定程度できつつあったのがですね、また太めな状況になっているといったところがですね、ちょっと若干自分としてはですね、まだ十分何か取り組めなかったかなというふうに思いますが、全体としてはですね、おおむね達成できたものと考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)全体的には、三期目の成果としてある程度の成果を、私もそう思いますし、少子化問題等も宇佐市だけの問題ではなく、日本全体が、国全体が抱える問題だろうとも思っております。そして、何より今私たちが脅威に感じております新型コロナウイルス感染症、それから宇佐市におきましては、周辺部対策、それから少子高齢化問題、いろんな諸課題もあろうかと思いますが、四期目宇佐市長に向けて四期目の挑戦と、そしてまた課題があればお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)永松議員の再質問にお答えいたします。  先ほども申し上げましたけれども、まず喫緊の課題として、新型コロナウイルスへの対応がございます。やはり感染拡大の防止と社会経済活動、これの両立を図っていくという取組になろうかと思います。先ほど後藤議員の際にもですね、答弁させていただきましたけれども、その中間点、つまり感染予防対策をする、社会経済活動を活性化させていくといったところをですね、やはり状況、状況を見ながらですね、適宜適切に対応していくというのが一つであります。  それと、やはり時代の流れから見ますと、少子高齢化は引き続き進んでいきますし、グローバリズムの波、そして情報化の波が当然押し寄せてまいります。加えて、アフターコロナ、ウィズコロナのやはりまちづくりということも必要でございますので、やはり人口減少にずっと特化してきた対策というよりは、持続可能な地域づくりをどうしていくかというところがですね、非常に今重要かなと考えてございます。従来どおりのですね、やはり安全安心対策、そして特色のあるまちづくり対策、そして子育て支援ですとか、教育環境の整備等はですね、従来どおり推し進める必要があるかなと思います。  今、継続事業になっておりますJR柳ヶ浦駅ですとか、道の駅ですとか、そういったものも取り組まなきゃいけませんし、大きな事業として、今国が進めようとしております国営かんがい排水事業のですね、駅館川地区というのが今地区調査に入ってございますので、これを何とかうまくまとめて事業採択に持っていかなきゃいけませんし、柳ヶ浦駅のところは黒川松崎線というですね、バイパス工事が今度いよいよ本格的に入ってきますので、そういったところもですね、また見据えながらやっていきたいなというふうに考えているところであります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)四期目に向けての諸課題等も今お聞きしたところでございます。  先ほど市長より、四期目の出馬について、来春の市長選に立候補するということで、力強い出馬表明もいただいたところでございます。  地方を取り巻く状況も大変厳しゅうございます。そして、やはり宇佐市がバランスを取れて発展していく。そして、四期目の諸課題等に向けてですね、市長自身がやはり先頭に立ち、住みよい、そして誰もが安心して暮らせる宇佐市づくりを目指して、四期づくり、さらなる挑戦を目指していただきたいと思います。  私自身も微力ではございますが市長のサポーターとして頑張っていきたいと思いますが、最後にもう一度、四選出馬に向けての市長の決意をお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおりですね、地方を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。私としてはですね、市民の皆さんから御信任ということであればですね、この厳しい状況ではございますけれども、持続可能な地域を何とかつくっていきたい。また、宇佐市がですね、皆さんにとって住みやすい、また交流した人も定住した人も満足度の高い、そういったまちに全力を尽くしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)市長より四期目出馬についてお伺いさせていただきました。ぜひですね、本当に皆さんが住んでよかったと思えるような、そんな宇佐市づくりを目指して、四期目にまた挑戦していただきたいと思います。どうもありがとうございました。  それでは、続きまして、二項目めに入らせていただきます。  通告を出した後にですね、宇佐市も大分県内で初めて世界首長誓約宣言に署名したという、地球温暖化防止に対してですね、署名したという記事を拝見させていただきました。  いろんなところで、環境省のほうも地域に合った再生エネルギーの推進を進めております。温暖化防止のためにも調査・研究をしてまいりますということでございます。具体的な調査・研究の内容等があれば、宇佐市の考え方をお伺いしたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)生活環境課長の久保でございます。永松議員の再質問にお答えします。  再生可能エネルギーの活用につきましては、今後も普及促進のための施策等を具体化していきたいと考えています。  持続可能なエネルギーであります再生可能エネルギーの地産地消などの推進につきましては、世界首長誓約の誓約事項となっており、来年度に地球温暖化対策実行計画の一部見直しを考えていますので、具体的な目標達成方策などを盛り込んでいきたいと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)後ほどの農業問題等も関わってきますが、やはり宇佐市から地球温暖化防止に取り組んでいく、そのようなところも必要だろうと思いますし、今後ですね、脱ガソリン車とか、いろんなところで、日本的にも日本全国、また世界でも取り組み可能なことだろうと思います。いろんなそんなに経費のかかる、意識だけでも持つことによってですね、温暖化防止に一役買えるんではなかろうかと思いますし、ぜひですね、宇佐市としても前向きに取り組んでいって、皆さんがそのようなことを共有することによって、少しでも温暖化防止に進んでいくんではなかろうかと思っておりますので、来年度策定に向けて頑張っていただきたいと思います。  続きまして、三項目めに入らせていただきます。  大分県の農業再生協議会のほうが、来年度の宇佐市の反当割合等も決められたようでございます。私も農業を少しほどやっておりまして、今年度は米の収穫量がどうしても、先ほどの温暖化で、ヒノヒカリを私は作っているんですけど、気温自体が上昇しましてですね、そしてトビイロウンカの関係とかで、今年は米の収穫量が大変少ないような状況にもなりました。大分県一の穀倉地帯を抱えています宇佐市としても、なかなか米麦から脱皮していくことが、農業社会としては平野に恵まれていますから、なかなか難しいんですね。計画をなかなか立てても、なかなかそのような方向には行かないというような状況もあろうかと思います。これは私の意見ですが。  新聞報道等によりですね、県農業再生協議会が来年度の主食米について、生産目安の一万九千六百九十三ヘクタールと決めた。今年の実績が三百七ヘクタール、一・五三%減らし、初めて二万ヘクタールを割り込んだとある。宇佐市は三千五百五ヘクタールと決まったが、今後の生産目安はどうなるのかということで再質問を行っていきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  今後の米の生産の目安ということでございますが、県の農業再生協議会のほうで、平成三十年産米の作付面積二万六百ヘクタールを基準といたしまして、国の需給バランスや水稲の作付状況を勘案して、中長期的な計画を立てて発表しているところでございます。  この中で、令和五年産の中長期生産目安を県全体で一万九千八十ヘクタールとされておりまして、そのうち当市の生産目安は三千三百二十三ヘクタールと提示されているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)先ほども申しましたが、米の消費や価格が落ち込む中とは言え、今後二年間であと百八十ヘクタール生産目安を減らすということは、土地利用型農業を行う農家にとっては、大きな改革だろうと思います、課長、ですね。  今後、市も水田畑作化による高収益作物を導入するとありますが、どのように行っていくのか、具体的な例があればお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)再質問にお答えいたします。  水田畑地化の推進の仕方でございますが、現在、駅館川地域農業振興ビジョンを市のほうは策定しております。これに基づきまして、高収益作物を導入する園芸ゾーン、また低コスト水田化を行う水田ゾーンといったようなゾーニングをすることによって、高収益作物への導入が推進できるかと考えております。  そのためには、現在地域で取り組んでいる人・農地プランの作成等を行いまして、そのビジョンに沿った形でいかに高収益作物を導入していくか、地元の声を聞きながら事業を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)農家の意見を聞きながらということでございますし、米の消費も減少しております。また、国が水田農業の構造改革を進める中、米、麦、大豆といった土地利用型の農業を行ってきた宇佐市の農家にとりましてはですね、大きな変革期を迎えることだろうと思いますし、今まで養ってきた農業者の意識を変えるためには、十分な、やっぱり出向いていって説明が必要だろうと思います。市の主要産業であります農業を守るためにも、農家の皆さんの意見を聞きながらですね、この施策がスムーズに進むように、課長に要望し、宇佐市に要望し、次の項目に入らせていただきたいと思います。  次の項目、河床掘削について。  ちょっと会派の研修でですね、人吉に十一月に行ってまいりました。人吉市の災害現場を視察もさせていただきました。球磨川の本川の氾濫状況、そして、本川の中に入っていく支川の中の多分あの辺が、球磨川は国管理か県管理かは私は存じ上げておりませんが、本川に入っていく支川の河川が大きな氾濫をし、介護施設等の多くの犠牲者が出たその現場も視察してまいりました。  自然保護とかいろんな関係からもございましょうが、やはりこれからの記録的な豪雨はいろんなところで、堤体を上げるとかより一番早くできることが、河床掘削を行うことが、一つの効果があるんではないかな。すぐ発揮できる、課長、そのように感じましたので、この項目を取り上げさせていただきました。  県管理の河床掘削は、やはり今年度の日田玖珠地域の災害を見ても、大分進んでいるように思われます。県管理が進む中で、やはり市管理の河川の氾濫状況を抑えるためにも、市管理の河床掘削等が必要になってくると思いますが、課長の見解をお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。永松議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、大きな河川につきましては、水の量が非常に多いです。そこにつながっている小さな支川のちょうど付け根のところ、そこによく土砂がたまります。その土砂がたまることによって、支川の上流の水の流れが悪くなるということで、本当におっしゃるとおりですので、今、宇佐市の考えとしましては、県が約六万立米、一昨年しゅんせつをしていただきました。それに伴いまして、市としては、平成二十九年度から行っております河床掘削の事業を、来年度以降もできる限り、予算を拡大できる限りさせていただいて、支川の付け根のところのしゅんせつを主にやっていこうというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)なかなか予算がなかった中でですね、回答にもございましたが、緊急浚渫推進事業を国のほうが創設されたということです。国土強靱化の一つの事業だろうとは思いますが、やはり何かできるところから行っていく。そのことによって、未然に災害を防ぐことも可能だろうと思います。  そして、また今年度、県のほうがですね、今県管理の河川の草刈り等を行ってですね、堤体の強度等の調査も県のほうが行ってきているところだろうと思います。ぜひ、課長、その辺のところ、県の情報が出たときにはですね、市としても情報を共有しながら、そしてまた行ってもらいたいと思いますが、その辺のところを課長にお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  議員おっしゃいますように、まず、一点目の河床掘削については、全国市長会のほうからの要望でですね、総務省のほうに新たな事業をつくっていただきました。非常によい事業でございましたので、引き続きしゅんせつは進めていきたいというふうに思っております。  それと、あと今質問の中で、県の河川管理の今堤防敷について、寄藻川、松崎川、駅館川、伊呂波川の堤体を、七月豪雨によって大分傷んでいるんではないかということで、草刈りをして、九月のときに全て調査をしました。今県のほうが調査中ということで、まだ結果は出ておりませんが、議員おっしゃるように、県と連携をしてですね、どういったところが危険な箇所があるのか、そういったものも分かりましたら、県とともに一緒に対策を図ってまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)ぜひですね、その辺のところ、県と情報共有しながらですね、また調査結果が出たら、宇佐市のホームページで知らせるとか、災害に備える準備も必要だろうと思います。いろんなところを市民の皆さん方に情報を提供していただきたいと思います。これは要望で結構でございます。よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、これも宇佐市内には砂防ダムが八十四基あるということで、私が住む日足地区にも二基の砂防ダムもございます。一つの砂防ダムは結構前に造られまして、土砂堆積も結構進んでいるようなところで、やはり災害に対応するときに、すごいそんなに新しい砂防ダムを造るんじゃなく、土砂堆積を除去することによってですね、災害に対する危険な急傾斜地の対応等もできると思います。砂防事業、砂防ダム等は県の事業で行っておりますので、宇佐市でどうのこうのというのは大変厳しいかとは思いますが、やはり地域の要望を聞き、そしてまた本当に地域の皆さん方の御意見を聞きながらですね、砂防ダムの土砂堆積の撤去等を行っていくと、また一つの地域の安全に。ほかのところの砂防ダムも私もちょっと今回見させていただきましたけど、私の感覚では、堆積も結構あるんではなかろうかと思いますし、その辺のところを県との連携を取っていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  砂防ダムにつきましては、先ほど答弁で申しましたように、土石流を防ぐ砂防ダムです。斜面に堤防を造りまして、土砂が堆積したときに、なだらかな平たん地ができます。そこで次の土石流が流れても、流速が遅くなるので、それで次を防ぐというのが昔の砂防ダムでした。今、管理型という、先ほど議員おっしゃるように、たまった土砂を取ってほしいという、場所によってはそういうところもございますので、今県のほうは管理型砂防ダムというのを推進していますので、地元の声を聞きながら県へ要請してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)四項目め、五項目めはですね、本当に人吉市の災害現場を視察してですね、私自身が直に肌で感じたことでございましたので、この項目を取り上げさせていただきました。事前の整備をすることによってですね、災害の起きない、そしてまた住みやすい宇佐市になっていくんじゃなかろうかと思っておりますし、ぜひ連携を取りながら進めていっていただきたいと思います。  続きまして、六項目め、平和ミュージアムについてお伺いいたします。  先ほど後藤議員からも平和ミュージアムの件について質問がございました。
     これも二年ぐらい前ですか、会派のほうで、兵庫県の加西市のほうへ、今年度は大刀洗のほうと鹿屋のほうに視察に行かせていただきました。感じたことは、戦争遺構の整備がですね、ほかの市に比べて宇佐市はすごく進んでいます。加西市にしても、それから筑前町にしても、鹿屋市にしても、戦争の遺構をまだ民間から買い取れてないとか、掩体ごうにしても、宇佐市の戦争遺跡の整備は進められているなと本当に感じたような次第でございます。  そんな中、やはり戦争遺跡の整備がこれだけ進んできました。平和ミュージアムの入札不調にはなって延びておりますが、周辺整備の平和ミュージアムは今後進めていくということで、周辺整備のほうで、戦争遺跡の整備はどのぐらい進んでいるのか、課長にお伺いしたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)永松議員の再質問にお答えいたします。  まず、城井一号掩体壕、それから落下傘整備所、それと配水場跡地、退団式の施設等が、それと今年、エンジン調整室、それと爆弾池等の整備を順次行ってきている状況でございます。まだほかにもありますので、来年度またやっていきたいなというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)ぜひですね、平和ミュージアムができるときにはですね、周辺整備の戦争遺跡の整備を進めていっていただきたいと思います。  やはり今年、宇佐空の郷とかいろんなところを通りかかったときに、コロナの関係で、県内の小学生の修学旅行生が平和資料館、柳ヶ浦のほうにもたくさんの小学生とかが、社会見学で、修学旅行等で訪れておりました。やはり後世に平和の尊さを伝えていくためにもですね、その辺の周辺整備、そしてまたミュージアムの建設も必要になってこようかと思います。大刀洗等の資料館等もですね、途中で、最初、後藤議員の質問とかぶるかもしれませんが、入場者は年々減少傾向にある。その中で、やはり小中学生の教育関係者とタイアップした中で、その辺のところを保ってきているというようなところもお伺いしましたし、遺構整備を含めて今後進めていってもらいたいと思います。  それでは、最後の項目になりました。  複式学級改善のための取組についてお伺いしたいと思います。  宇佐市内では今年度十六学級複式学級があるということで、全ての学校に複式学級改善教員を配置していただいているということで、教育委員会に対して敬意を表するものでございますし、やはり一人の教員で異なる学年を指導していくというのは、どうしても不都合があろうかと思いますし、まだ来年度については分からないと思いますが、そのような努力をしていただきたいと思いますが、教育委員会の見解をお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。永松議員の再質問にお答えします。  毎年、各学校、複式学級のある学校のほうからはですね、区長さんとか、PTA会長さんとかも含めまして要望もいただいております。  来年度はですね、今のところ十八名の複式授業改善教員が必要ではないかというところで、そこのところを何とかですね、配置ができるように努力してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)永松 郁君。 ◯二十一番(永松 郁君)やっぱり複式学級となるとですね、周辺部のとか、小規模校になってこようかと思います。私はやはり教育というのは平等に皆さん受けるべきだろうと思っておりますし、その辺のところの解消に向けてですね、やはり教育委員会が力を注いでいくところが必要だろうと思います。やはり学力向上が喫緊の課題だろうと思います。学力向上だけではない、やっぱりいろんなところも含めてですが、やはりその一つの中に学力向上というのもあろうかと思います。  来年度に向けて教育委員会の、十八名ということは今年よりまた増えるということですね、複式学級が。複式学級解消に向けて努力していただきたいと思いますし、これはやはり子供たちが平等に学べる、宇佐市の課題、そしてまた地域の課題だろうと思います。その解消に向けてぜひ努力していただくことを願いまして、私の一般質問を終結させていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、永松 郁議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  休憩明けの配席は、議場議員席シフト表一のとおり、議員席と傍聴席が入れ替わりとなります。御協力をよろしくお願いします。  暫時休憩します。                 休憩 午後零時十三分               ──────────────                 再開 午後一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  二番 吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)皆さん、こんにちは。議席番号二番 求道会の吉田でございます。  今ですね、テレビを見ていても、朝から晩までコロナの話で持ち切りですけど、日々コロナ患者が全国的に増えている中で、いま一度ですね、マスクや手洗い、消毒など、自分の身を守る行動をしっかり取ってほしいと思います。気の緩みがですね、この感染拡大に広がっている部分もあると思いますので、そこら辺の徹底をよろしくお願いします。  それとですね、先ほど後藤議員の一般質問の中でも、コロナ関係での差別、これは絶対あってはならないことだと私もつくづく思いました。そういった意味でもですね、皆さん冷静な判断をしていただき、冷静な行動をよろしくお願いします。  それとですね、今月、十二月二十日にですね、長洲の港において浜の市が九時より開催されるようになっています。午後一時十分からはですね、角打ちもありますので、興味があられる方はぜひ長洲に御集合よろしくお願いします。  それでは、一般質問に入ります。  一項目め、新型コロナウイルス感染症の影響について。  一点目、コロナウイルスが全国に猛威を振るう中、第三波という大きな波が来ています。いろいろな業種に影響が出ている中、長洲の漁師の現状は。  二点目、前回、漁業関係者に賦課金の補助を出していただきましたが、今後も大変な事態が予想されるため、より一層の支援ができないでしょうか。  二項目め、小学校の授業について。  コロナ禍においていろいろと御苦労されていると思いますが、宇佐市の歴史に関して課外授業などを取り入れられてはいかがでしょうか。  三項目め、フラワーロードに関して。  今現在、フラワーロードに雑草が生えているところが目立ちますが、管理の現状は。  二点目、一年を通して花の管理は難しいと思うので、年二回春や秋などに集中して花を植えてもらうことはできないか。  三点目、フラワーロードの通りが夜暗いという声を聞くが、街灯等の設置はできないでしょうか。  四項目め、長洲公民館の建て替えが決まっているが、現在の進捗状況はについてお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、吉田泰秀議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、新型コロナウイルス感染症の影響についての一点目、いろいろな業種に影響が出ている中、長洲の漁師の現状はについてでありますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった四月は、「魚が売れない。売れても単価が下がったり、出荷を控えたりするよう市外の市場や水産会社から伝えられた」という漁業者が多くいました。また、五月の大型連休明けも状況は変わらず、自主的に休漁をしている漁業者も多くおりました。  以上のような状況から、長洲魚市場の取扱量は、七月で前年比七六・六%まで低下いたしましたが、その後、新型コロナウイルス感染拡大の鎮静化や国の経済対策などにより、十月には前年比九七・三%まで回復しております。しかし、再び拡大傾向にあり、市外への出荷などを含めると、漁業者全体としましては、依然として厳しい状況にあると認識しております。  二点目、前回漁業関係者に賦課金補助を出したが、より一層の支援ができないかについてでありますが、六月に県漁協宇佐支店より提出された要望書を受けまして、八月に漁業継続支援として、県漁協宇佐支店に在籍する組合員全員に賦課金(前期分)の八割相当額の支援金の給付を行うとともに、種苗放流事業での組合員負担の軽減を図る支援も行ったところであります。  また、十二月には、二回目の漁業継続支援として、前回と同様、全組合員に賦課金(後期分)の八割相当額の支援金の給付を行う予定であります。  引き続き、県漁協宇佐支店と連携しながら、新型コロナウイルス感染症による漁業者への影響について、情報収集に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの小学校の授業についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小学校の授業に宇佐市の歴史に関して課外授業などを取り入れてはについてですが、市教育委員会では、ふるさとの人・もの・ことなど身近な教材を活用し、地域と連携した「ふるさと宇佐を誇れる人づくり」を目指しています。  市内各小学校では生活科や社会科、総合的な学習の時間等で、各学年の発達段階や児童生徒の興味・関心に応じて、地域教材を活用した「ふるさと宇佐」についての学習を取り入れています。  具体的には、身近な校区内の探検、古墳群や石橋、広瀬井路、鏝絵、掩体ごうなど市内に残る歴史ある建造物等の見学などを通して、当時の人々の生活や思いについて考えたり、疑問に思ったことを学習課題として設定し、調べたりする活動が行われています。  本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会見学等も例年のように実施はできていませんでしたが、児童が身近な地域や本市の歴史、文化、自然を肌で感じる体験活動は大変意義あるものであり、市教育委員会としましても、今後も積極的に推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めのフラワーロードに関してを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、フラワーロードに関しての一点目、管理の現状についてですが、令和二年四月一日現在、花いっぱい運動における県道和気佐野線の植樹帯占用延長は、約六・九キロメートルで、百八十三の団体等との協定の下、年間を通じて植栽や除草などを行っているところです。  本年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、毎年六月上旬開催の表彰式、並びに花いっぱい運動植栽大会を初めて中止したことから、文書等による管理のお願いを行ってまいりましたが、コロナ禍の中、例年に比べて管理が行き届いていない状況となっております。  二点目、一年を通して花の管理は難しいと思うので、年二回春や秋などに集中して花を植えてもらうことはできないかについてですが、議員御指摘のとおり、夏期の水やりや除草作業等年間を通じての花壇の管理は、管理団体への大きな負担が伴うことを認識しております。  現在、六月の植栽大会前後に一斉に花植えを行っている状況ですが、議員御提案の春、秋など季節を限定して植栽を行うことは、作業の負担軽減につながることが考えられます。  一方で、夏期の植栽等により花壇の維持ができている状況でもあります。  これまで花いっぱい運動の方向性や管理手法等については、各種団体の委員で構成される花いっぱい運動推進協議会において協議、承認の後、推進しておりますので、議員御提案の手法については、協議会に提案してまいりたいと考えております。  三点目、街灯等を設置できないかについてですが、フラワーロードは東西を結ぶ県道和気佐野線と南北を結ぶ市道USAフラワーロード二号及び三号線があります。県道和気佐野線の管理者であります県宇佐土木事務所にお聞きしたところ、道路照明を設置する箇所は主要な構造物となる橋梁やトンネル、規模の大きな交差点で行うとのことであり、通常の直線部での照明は設置していないそうです。  市が管理するUSAフラワーロード二号線及び三号線につきましても、道路構造令等の設置基準に基づき設置しているところであります。  議員御指摘の道路照明灯の光が届かない、また道路施設としての設置が困難な場所につきましては、防犯灯や見守り灯などにより設置が可能な箇所があると思われますので、地域の方も含め関係機関と協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの長洲公民館の建て替えが決まっているが現在の進捗状況はについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  四項目め、長洲公民館の建て替えが決まっているが現在の進捗状況はについてですが、平成二十八年に策定した長洲公民館基本構想では、建設場所を現在地周辺としていましたが、その場合、公民館、平成館、長洲出張所とその駐車場を含んで一体化した敷地とみなされ、敷地面積が三千平方メートルを超え開発行為の許可が必要となり、多くの時間と建設費以外にも多額の費用を要することが判明しました。  そのため、建設場所の再検討を行ったことにより、予定よりスケジュールが遅れている状況です。なお、建設場所を変更することにより、現在の公民館の利用が、新公民館の完成移転まで切れ目なく行えることとなります。  今後の予定としましては、今年度中に基本構想に基づき、地域住民の意見を反映した基本計画の策定、関連用地の取得を行い、令和三、四年度に基本設計・実施設計、令和五年度に本体工事の着手と考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)では、順次再質問をさせてもらいます。  一項目めについてですけど、先ほど答弁にあったように、長洲魚市場の取扱量に関して、十月には大分回復しているという話でしたが、一番夏場に結局お金になる魚、ハモとかですね、そういうところが、水産会社の買い控えと魚価の低下で結局収入が厳しかったという現状があるんでですね。今、十月に復活しても、結局そこで蓄えた分、年を越すためにそこで一番蓄えないといけない時期にお金になってないという現状があって、苦しんでいるんだという話を聞きました。  その中でですね、今回コロナウイルスに関しての買い控えや魚価の低下等もあるんですけど、それだけではなくですね、長洲の海で魚の取れる量が減少しているとか、全体的な問題も踏まえたところにあるのではないかなと私は思います。  その中でですね、まず今の長洲漁港、数年前、何年前と比べてですね、まず組合員数の減少の推移等が分かればお教え願えますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。吉田議員の再質問にお答えいたします。  まず、漁獲量の推移ということで、長洲のというふうに限定でしたが、今持ち合わせているものが、宇佐市全体の分しか持ち合わせていないんですが、それをちょっとお知らせしたいと思います。  宇佐市全体で言うと、平成二十年に漁獲量として三千四十六トンであったものが、平成二十九年度は五百九十四トンということになっております。かなり激減している状態でございます。  それと、組合員数ということでございました。組合員数について、長洲限定ということでよかったでしょうか。長洲が、平成二十二年が二百一名であったものが、平成三十年で百十二名です。令和二年で言いますと、全体の数だと分かるんですが、二十二年で三百三十三名だったのが、今百三十七名ということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)組合員数の数が減っているんで漁獲量も減るのは当然ですけど、漁獲量に関したら、ちょっと減り方が尋常じゃないぐらい、これは全国的にも魚が取れない、取れなくなってきているというような話も聞きます。  それで、答弁の中でもありました長洲魚市場の取扱量に関して、パーセンテージではなく、トン数とか数字が分かれば教えていただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  トン数ということで、今年の六月に九千七百六キロ、この六月のときには一〇〇%を超えた数字がございました。  先ほど、一番下がった七六・六%という数字のときには、八千三百五十二キログラムということになっております。回復いたしました十月の九七・三%のときには、七千九百七十四キログラムというふうになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。数字が減ってきている、これが全ての証拠ではないかなとは思うんですけど。その中でですね、今後考えられることはですね、今から、自分の知り合いの漁師の人に話を聞くと、十二月が最盛期だと、この時期を逃すと、一月、二月はしけが大半で漁には出れない。要は、収入がないわけですよね。だから、そういうところでも、やっぱり将来的な不安、近いところの将来不安を抱えている漁師さんがたくさんいます。
     その中でですね、今、国とかがされているGoToキャンペーン、GoToイートなどの支援でですね、それと今、十月の秋の紅葉等で人が外に出て家で御飯を食べないと。自分の知り合いの方はスーパーに魚を卸している方なんですけど、土曜日・日曜日というと魚が売れるときで、魚が売れるイコール魚価が上がる。こういう大事な週末なんですけど、やっぱり人が外に出てですね、外で御飯を食べるので、家で食べる機会が少ないと。だから、魚が売れない。だから、思った以上に魚価的には伸びてない、そういうことで収入が下がっているという話も聞きました。そういう状況が今漁師さんたちにある現状を、まず知っていただきたいと思います。  それで、次の項に入ります。  今回ですね、漁業組合より是永市長に要望書が上がっていますけど、その要望書の内容をもう一度教えていただいてよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  要望書の内容ですけれども、新型コロナウイルスの影響により漁業経営が非常に逼迫しているという状況なので支援をしてほしいということで、一つ目が種苗放流事業の負担金についての支援、二つ目が賦課金・行使料についての支援、三番目が燃油代についての支援、四番目が流通についての支援ということで、四項目についての要望がございました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  その中で、漁業継続支援の詳細が分かれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  漁業継続支援でございますが、正組合員に対しては、前期分が四万円の八割ということで、三万二千円を百十三名に、合計で三百六十一万六千円になります。  先ほど答弁の中でもございましたが、第二回を十二月ということで、十二月七日に第二回目が支払われております。同じ金額で三百九十八万八百円ということで、合計七百九十六万一千六百円になります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)もう一つの放流支援の内容が分かれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  放流支援につきましては、漁業者の方から、非常に自己負担分、漁協の負担分を払うのが厳しいので、今年についてはやめたいという要望がございました。  種苗放流をやめるということについては、いろいろ影響がございますので、せめて半分でもということで申しましたところ、半分についても厳しいということでございましたので、市から二百万円の半分の百万円の補助のほかに、一人当たり五千三百七十七円を補助し、負担軽減を図ったところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。その支援に関してはですね、漁師さんたちも大変喜んでてですね、市が自分たちのことを見捨ててないというか、しっかり見てくれている。本当に困っている現状を理解してくれているという声をすごく聞きました。  そこでですね、最後に是永市長にお伺いしたいんですけど、先ほども申したとおり、今後はしけで漁に出れない日が続くとかですね、漁師さんは漁に出なければ収入がゼロです。子育て世代など若手後継者の希望が見えるような支援等をですね。例えばGoToやすくすく支援など、今商業とか飲食店に偏った支援が多く目につくんですけど、もうちょっと全体的にバランスの取れたというかですね、そういう支援策はできないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  全体的な支援ということでございました。今そのほかにもですね、いろいろな、漁業がまた再度復活するような形でということで、漁獲量が増えていくような形での直接の支援ではないんですけれども、水産環境整備事業とかですね、これは藻場造成を今図っているんですが、県の事業でございますが、平成二十七年から令和二年まで一億六千万円かけて四日市に藻場を造りました。第二期ということで、来年度からはですね、また五か年計画ということで、新たに一億八千万円ほどのお金を国・県・市ということで、藻場を造ることにしております。  それのほかに、先ほど言ったように放流とか、そういう形でも市のほうでやっておりますし、あと漁業資源を回復するためにミアイの拡大とかいうこともやっております。  あと、新たな担い手の確保というのが一番喫緊の課題でございます。大分県の漁業学校に行く方に対する補助という形で、漁業担い手育成確保対策事業というのもございます。来年度手を挙げる方もちらほら聞こえておりますので、そういう形で側面的に市としても支援していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  先ほど答弁にもあったようにですね、漁業者の影響について情報収集等を努めてまいりますということなんで、しっかり漁師さんの話を聞いてですね、今若い世代の後継者の方たちは本当に頑張っています。利益がない、ないというか、利益が少ない中でも、やはり漁に出ないと自分たちの生きる道がないということでですね、やっぱり漁に出ればいろいろ経費はあるんですけど、網とか、一番特にかかるのが燃料代、人件費そういうところに。取れても取れなくてもかかるのが燃料代なんですよね。そういうところも希望が持てるような方向でしっかり話を聞いて、できるだけの支援をしていただきたいと思い、次に参ります。  次ですけど、これはですね、自分が小学校のときに体験したことがそのまんまです。今コロナが出てですね、学校が休校になったりされたんですけど、授業の遅れに関して、今現在はどこまで取り戻せているというか、通常どおりまでいっているのか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。吉田議員の再質問にお答えします。  コロナの状況からですね、現在は、五月以降臨時休業等は行っておりませんので、各学校とも順調に授業のほうは進んでですね、このまま大きな臨時休業等がなければ、基本的にはその学年のですね、教育課程は十分に満たされていくということを聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)それでですね、課外授業ということなんですけど、百聞は一見にしかずじゃないですけど、自分も小学校低学年のときにですね、広瀬井路を、自分たちの担任の先生が金屋に連れていってくれてですね、そういう説明の下、先生が作った、何といいますか、紙芝居みたいな、子供たちにも分かりやすいようなのを作って、「こんなに苦労して、この井路があるからこの金屋地区があるんだよ」というような歴史の話をですね、教えてくれました。  その中で南一郎平さん、今回一般質問で上がっていますけど、南一郎平さんの没後百年の式典において、やっぱり自分もその当時の思い出がよみがえったわけですよね。その先生は、結局心の通う授業じゃないですけど、そういう現場とか、不思議に思ったことはその場で解決していこうねという教えをしてくれてですね。ある日、その先生が産休で休まれたときに、いかんせん小学校低学年やったんで、産休の意味が分からなくてですね。先生が長期に学校に来ないということで、子供同士で話し合って、先生のお見舞いに行ったぐらいのものすごい印象がある先生でした。そういうことも関してですね、やっぱり現場で体験する。現場で見て触れてというのが、やっぱり大事じゃないかな。それも、できれば小学校低学年のときに経験すると、三つ子の魂百までもやないですけど、後々残っていくのかなと。  うちの子供も小学校一年生なんですけど、この前アフリカンサファリに社会見学に行って、生きる命の大切さという勉強をしてきたという話やったんですけど、家に帰ってきてからですね、それは一時間、二時間やまないぐらいいろいろな話を自分にしてくれました。そういう小ちゃいときの思い出、勉強、授業を踏まえたところで、そうやって勉強していくとですね、宇佐市のよさというのが特に見えてくるのかなと。自分が大人になってですね、宇佐市に観光に見えられた方に「宇佐神宮に行きたいんですけど、宇佐神宮はどういういいところがありますか」と聞かれたときに、お恥ずかしい話、回答ができませんでした。取りあえず「一度行かれてください」ということだけだったんですけど、やっぱりそういう宇佐神宮にしてもそうですけど、そういう広瀬井路とかですね、そういうことを経験して宇佐市の歴史に触れていくと、結局ふるさとを大事に思うところにもつながると思うしですね。そういう方に対して宇佐市のよさがアピールできれば、観光にもつながっていくと思うんですよね。ましてや、南一郎平さんがNHKで取り上げられるというようなことになると、宇佐市から仕事の関係とかで遠方に出て行かれた方も、やっぱりふるさと思い出して、毎回ふるさとへ帰ってみようかなという気にもならないとは限らない。そういう意味でも、そういう教育をしていただきたいと思って、自分はこの質問を挙げさせてもらったんですけど、そういう部分に関してどういうふうに思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  体験活動につきましては、やはり実物を見る、自分の手で触れる、当時の思いをですね、詳しい方に聞くということは、非常に有効な教育活動でありますし、各学校ですね、宇佐市の「ふるさと宇佐を誇れる人づくり」ということを目指しておりますので、そこのところで各学校、本年度はですね、コロナの関係で十分できてない部分もあろうかと思いますけど、各学校でそれぞれ工夫をして、感染防止対策を講じながらですね、体験活動を行ってきております。  先ほどの南一郎平のお話等につきましても、やはりこの方のですね、人物に、見学に行き、何でこんなことしたんだろうかというところから新たな課題が生まれ、この方がやはり私財を投げ打ってまでやってきたというところをですね、そういう人柄に触れることで、やはりそういうことも含めてですね、自分たちの暮らす地域で頑張ってきた人や建造物等に思いをはせながら、宇佐市を見詰め直し、よさに気づいていくというところは大変重要なことではないかなと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)前回この件に関してですね、ちょっと和気議員とお話しする機会があったんでこういう話をしたんですけど、和気議員も夏越祭りで宇佐検定みたいな問題を作ってしたときに、ものすごく答える小学生がいたという話を聞きました。やっぱり一回行って終わりじゃなくてですね、そういう宇佐検定とか、なぞなぞとかでも、子供が食いつくような観点からでも、授業の一環として取り入れていただければありがたいなと思います。  それでは、次に行きます。  フラワーロードに関してですけど、六・九キロ、すごい距離を百八十三団体と協定の下、年間通じて行ってもらっているっちゅうことなんですけど、やはりですね、さっきの答弁の中にもあったように、自分の知っている方や部課長、担当課とか総出でですね、あそこの花壇の草を抜いたり、花を植えたりという作業を見るだけでもですね、大変すごいなあという思いで見ています。その中でですね、五月のゴールデンウイーク前、人が集まるところ、あのフラワーロードの通りはすごく交通量があるんで、その時期や十月の紅葉前の時期に花を整備されて、宇佐市に来てくれる人が、観光客も一個なんですけど、そういう方たちに対しておもてなしの心で出迎えるということはできないかと思って、この質問を挙げさせてもらいました。  年二回に絞っていくというのは、実際どうでしょう。厳しいですかね、部長。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。吉田議員の再質問にお答えいたします。  今現在ですね、花いっぱい運動につきましては、二十八年の歴史ということで、かなり歴史を重ねているんですけど、その間、今議員が言われたように、十数年前の国体のときには、おもてなしということで、皆さん総出でやっていただいたり、そういった盛り上がりもありました。  そういった中で、今なかなか皆さん、取り組んだ団体も高齢化になってるだとか、夏場がとっても暑くなったとか、交通量が多くなったとか、いろんな諸条件があって、少し今取組状況がですね、大変よくない状況には少しなっているということで。今議員が御提案いただいている、そういったこの取組の手法についてですね、やっぱり考える時期に来ているというふうに私たち担当課としても思っておりますので、春、秋の取組ができないかというと、それは花の種類だとかいろんなことを考えていけば、それも一個の方法じゃないかなというふうには考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)それでですね、雑草が生えているところが一か所でもあったらすごく目立つわけですよね。花は背丈が低いのに対して、雑草は背丈が高いからですね。そういう意味でも、今この六・九キロの間で管理がされてない場所というのは、大体どんくらいぐらいありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  六・九キロの中で管理ができてない箇所につきましては、基本は、今の六・九キロについては、今年については少しコロナ関係でですね、取組が悪いんですけど、ほぼできているんじゃないか。という考えというのはなぜかというと、管理できてないところについては、今回県のほうにですね、お戻ししたということもありますので、今の段階でいけば、かなり六・九キロは管理がある程度できる箇所だというふうに理解しております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)そのフラワーロードに関しての管理するに当たって、管理賃というか、大体幾らぐらいかかっていますか、年間に。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  当初予算で、全体で見れば四百七万七千円を当初予算として組み入れておりますが、その中で各種団体にお配りするのは、メーターで二百円という、ちょっとボランティア的な数字になるんですが、そこを報奨という形でお支払いしているのと、実費程度なんですけど、六月の花植えの時期に千株程度お配りしてですね、お花のほうはお渡しすることと、あと堆肥を若干各団体、お取りに見えられた団体にはお配りしているという状況と、あと役務費関係の保険とかそういったものをかけているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)二百円、ほぼボランティアでやってもらっているというのはすごく分かりました。その中ででもですね、ものすごく目につく天津の地区の方とかですね、やっぱり頑張っている人はすごく頑張っています。まほろばさんもそうですけど、いつ見てもきれいな花が咲いています。  宇佐市のお隣、中津市においては三光のコスモスが有名ですし、豊後高田においては長崎鼻のヒマワリ等、その両市に挟まれた宇佐市も、そういうつながりがあるフラワーロードというですね、いいネーミングだと思います。そこに花いっぱい運動とかされていますけど、本当に花いっぱいで、そこをつなぐ道として、「大体この時期に行ったら宇佐の道はきれいだよ」というのが広まっていくのも、観光の一個じゃないかなと。その道を通ってきて宇佐神宮に参拝されるとかですね、そういうところにもつながっていくのではないかなと思うんでですね。  今後もいろいろ大変でしょうけど、例えば管理されている団体のところにですね、フラワーロードにこんなに花がいっぱいになったらこういう道路になりますよというイメージ図も、例えば作ってですね、配って、皆さん一緒に頑張りましょうとか、そういうことを促すことはできないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  今議員からいただいたアイデアとして、これからも商工会議所とかですね、建設業協会さんとかにも加入を今、昨年からはですね、お願いしているので、そういった今言われたようなこともですね、そういった盛り込んでですね、勧誘という意味も含めて周知と。  それと、一点だけ言いそびれたんですけど、市長の発案で、昨年、報償という形で、金一封という形でですね、金額も、表彰、コンクールの方には、団体には、表彰された方には、ちょっと金一封をつけるということも今やっているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)報奨金をつけるという、すばらしくいいことだと思います。頑張る人にはやっぱり頑張っただけの何かがないと、今のままではよくなってはいかないなと自分も思いますので。  今後もですね、せっかくある財産ですので、有効活用してですね、宇佐市のため、宇佐市観光、宇佐市アピールのために頑張っていただければと思います。よろしくお願いします。  次に行きます。  フラワーロードの街灯に関してですけど、やっぱり冬場になるとですね、日没が早いんで、あそこを通って学校に行かれている方、家に帰られる方等がですね、やっぱり夜暗くて怖いという話をすごく聞きました。その中でですね、歩道の横に柵があるところはまだいいんですけど、柳ヶ浦地区に入って、柵もない、あそこは歩道がかなり広いんですけど、柵の隣は用水路、結構高さがあるようなですね。転落したら大けがは免れないかなというようなこともあって、夜間暗いんでどうにかできないかという話を聞いたんですけど。そういうあそこのフラワーロードの両サイド、歩道に関して、そういう今まで大きな事故とか、けがとかいうのは聞いてないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。吉田議員の再質問にお答えいたします。  県道和気佐野線の柳ヶ浦のことだと思いますけれども、歩道を通行している方の、利用者の大きな事故というのは聞いておりません。車の事故で残念ながら死亡事故があったというのはありましたが、歩道の利用者の方の事故はまだ聞いておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)自分も夜、中津方面からこっちの宇佐のほうに帰ってくる場面が多々あるんですけど、宇佐に入ってきて、柳ヶ浦地区に、柳ヶ浦地区だけじゃないんですけど、あの通りを通るにつれて、だんだん暗くなっていくんでですね。まだコンビニとかがあるところは、店の光が照らされる部分があるんですけど、もうその先、両サイドが田んぼのところとか言うたら、本当の暗闇でしかないんでですね。まだ自分たちは車で通るからそこら辺は大分いいんですけど、やっぱり自転車とか、歩行者に関してですね、安全とか防災の面でそういう街灯というのはつけられないのかということなんですけど、いかがでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  昨年のですね、十二月議会に、確か後藤議員さんから柳ヶ浦の航空隊踏切周辺が暗いという御意見がございました。その後、柳ヶ浦地区の自治委員さんとお話ししたところ、二基、今設置しております。  ですので、今回答にもありましたように、また具体的な場所等、またありましたら、関係自治区の方、また利用者の方、そういった方と話ができればですね、どういったところに欲しいか。そういったものが分かれば、また見守り灯というのを市が設置をできます。電柱がなくても市の土木課のほうでしますので、家屋がないところについてはそういった協議をさせていただきたいと思いますので、また具体的な場所等を教えていただければと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。まさに見守り灯ですよね。大きい事故とか、大きい犯罪等が起きる前に、そういうことに対して対処していただければと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  長洲公民館なんですけど、答弁でいう場所再検討のためということなんですけど、当初予定されていたところから場所は変わるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。
    ◯社会教育課長(〆野勝教君)吉田議員の再質問にお答えいたします。  当初予定していました現在地でしたけど、そこから移動して、隣接地のほうに移動したいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)当初予定よりも一年近くの遅れがあるんですけど、遅れる大きな要因じゃないですけど、大きな要因というのは何が。大きい要因というか、答えられる範囲で結構なんで、その一年の遅れの理由をちょっと教えていただけますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  最初予定しておりました現在地につきましては、先ほどの答弁でもありましたが、敷地が三千平米を超えるということで開発行為の許可が必要になるということで、その場合に多くの時間というのが、この期間の遅れをすることと、それ以外に、建設費以外の多額の費用が必要になるということでございます。また、現在地から隣接のところに建てるようにしているわけなんですけれども、そこの今協議をしているところでございます。そういったところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)その協議に関して、大体いつぐらいとか、めどは立たれていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  できるだけ早期の協議終了というふうに思っておりまして、今年度中には基本計画を策定というふうに思っておりますので、今年度中には協議終了として基本計画の策定に間に合わせたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)令和五年度に本体工事着手と答弁いただきましたけど、今後これが遅れる可能性というのはまだあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  五年度着手ということで全力を尽くしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)この長洲公民館に関したらですね、長洲の町の人たちが待ち望んでたことですし、防災の拠点という意味でもですね、一日でも早く工事が進められるように努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  少し時間は余りましたけど、これで私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、吉田泰秀議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。再開は十四時十五分といたします。  ここで暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時〇四分               ──────────────                 再開 午後二時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十五番 今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)皆さん、お疲れさまです。十五番 日本共産党の今石靖代です。  五項目、八点について一般質問を行います。  一項目めは、循環型社会の実現に向けて。  一点目は、ごみ袋代について。  大四十五リットルが十枚三百円、小二十リットルが二百二十円の金額の根拠は。一リットル当たりの単価にすると、小が高過ぎるので引き下げるべきではないか。また、極小十リットルを求める声があるが、減量化のためにも導入すべきでは。  二点目は、ペットボトルは洋服にリサイクルされ、瓶と分けて集めれば有価となると聞く。より経費をかけずに処理する方法に、市民の理解も求め改善すべきでないか質問いたします。  二項目めは、第八期介護事業計画について。  一点目は、制度がスタートして二十年、介護報酬の引下げで事業所の運営は厳しく、介護労働者は集まらず、利用者の保険料負担も限界、利用料の負担もさらに改悪されようとしている。国庫負担を二五%から三五%へ引き上げるよう国へ強く意見するべきだが、どう考えるか。  二点目は、介護保険料の負担は限界であり、基金や一般会計からの繰入れも工夫して、これ以上の値上げはすべきでないが。また、段階区分を増やして、より所得に応じた保険料にするべきだが。さらに、困った方が減免できるように、減免制度を拡充すべきだが見解を伺います。  三項目めは、特別障害者手当について。  周知は十分できているか。要介護四、五の認定者数は約千人いるが、特別障害者手当の対象者はどのくらいいると考えられるか。十分な周知が必要だが。  四項目めは、子供の医療費助成制度について。  子供の最善の利益のために十八歳までの医療費を無料化すべきと多くの市民が願っている。する必要がないと考えているのかどうか伺います。  五項目めは、新型コロナウイルス対策について。  一点目は、感染拡大が大きく増える状況で、無症状者の感染拡大への対応が求められる。市民の命や健康を守るためにも、経済活動を支える上でも、PCR検査を大幅に増やすことが必要だと考える。特に、まずは医療・介護施設への定期的なPCR検査を行うべきだが。  二点目は、介護・障害者施設の新型コロナウイルスの影響はどうか。減収分への支援や感染予防対策へ、市として独自支援をすべきでは。  以上、市民に対して分かりやすく誠実な答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、新型コロナウイルス対策についての一点目、医療・介護施設への定期的なPCR検査を行うべきだがについてでありますが、感染症に関しては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において、国及び県が中心的な役割を担うこととされております。また、県の感染症予防計画の中で、市は県と相互に連携し感染症の発生の予防対策を講じるとともに正しい知識の普及啓発を行うこととなっております。  議員お尋ねの医療・介護施設への定期的なPCR検査につきましては、国が九月に新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡大に向けた指針を示しており、感染者の多発やクラスターの発生など、感染拡大地域において医療機関や高齢者施設等での一斉・定期的な検査を行うとしております。また、十一月には国から県に対して、高齢者施設等への重点的な検査の徹底についての要請が通知をされ、本市においても情報提供を受けているところであります。  市といたしましては、今後も国、県の動向を注視するとともに、県、県北部保健所、宇佐市医師会等と連携しながら、適宜適切に対応してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの循環型社会の実現に向けてについてを、市民生活部長 加来 定君。 ◯市民生活部長兼税務課長(加来 定君)市民生活部長の加来でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えします。  一項目め、循環型社会の実現に向けてについての一点目、指定ごみ袋の小が高過ぎるので引き下げるべき。また、極小十リットルを導入すべきではについてですが、指定ごみ袋は、家庭からごみを出す際に、市が指定したごみ袋を使用することにより、ごみの減量化、資源化を推進するとともに、ごみ出しのマナーの徹底や収集場所の乱雑化を防止するために導入した制度です。  金額につきましては、平成十八年度導入時に、旧安心院町、旧院内町の金額及び県内各市の状況を参考に、指定ごみ袋一袋につき、大三十円、小二十二円の家庭廃棄物処理手数料として決定しています。  現在、ごみの減量化、再資源化を推進し、循環型社会の構築に取り組んでいるところであり、金額の引下げについては、ごみの減量化にも影響するものと考えられますので、現状を維持するとともに他市の動向等も注視してまいります。  後段の極小十リットルの導入につきましては、令和元年度の指定ごみ袋の利用状況では、大四十五リットルの割合が約八四%となっており、主にごみ袋の大が利用されていますので、多くの方の利用は見込めない状況にあります。このため、今後のごみ袋利用状況の推移を見守りたいと考えています。  二点目、ペットボトルは瓶と分ければ有価となると聞く。より経費をかけずに処理する方法に改善すべきではについてですが、瓶、ペットボトルは月一回の定期収集を行っており、瓶やペットボトル等の選別・ラベルや汚れたもの等除去及び圧縮梱包処理、並びに保管を民間業者に、搬出及び洋服の繊維やペットボトル等再商品化については、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に業務委託しています。  議員御指摘のペットボトルの分別につきましては、再資源化の推進、経費削減のため調査・研究してまいります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの第八期介護事業計画についてと、三項目めの特別障害者手当についてと、四項目めの子供の医療費助成制度についてと、五項目めの新型コロナウイルス対策についての二点目を、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、こんにちは。福祉保健部長の岡部でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、第八期介護保険事業計画についての一点目、国庫負担を二五%から三五%へ引き上げるよう国へ強く意見するべきについてですが、低所得者に対する介護保険料や利用料の軽減策については、国の責任において、財政措置を含め総合的かつ統一的な対策を講じて抜本的な見直しを行うよう、全国市長会を通じて要望をしております。  二点目、介護保険料の値上げはせず、より所得に応じた保険料とし、減免制度を拡充すべきについてですが、介護保険料は、令和元年十月の消費税率一〇%への引上げに伴い新たな公費投入により、住民税非課税世帯への軽減を強化しており、令和二年度保険料については、保険料基準額に対して、第一段階は〇・三、第二段階は〇・五、第三段階は〇・七の割合で軽減を行っております。  また、令和三年度から三年間を計画期間とする第八期介護保険事業計画を現在策定中であり、今後の高齢者人口の推移や介護サービス費用の推計を行い、基金からの繰入れ等も考慮し、介護保険料を設定することとしております。  次に、三項目め、特別障害者手当の対象者数と周知についてですが、特別障害者手当の対象者は「二十歳以上で重度の障がいが二つ以上重複する場合、または、それと同程度の著しく重度の障がいの状態にあるため、日常生活において常時特別の介護が必要な方が在宅の場合」となっております。  認定は、厚生労働省の障害程度認定基準に基づいて医師の診断書などから判断されるため、認定基準の異なる要介護度をもって、一律に判断することが困難です。そのため、これまでも要介護四及び要介護五の認定者で当該手当対象者に該当するかどうかの調査を行ったことはなく、対象者数の把握はしておりません。  なお、特別障害者手当の周知については、毎年広報にて制度及び手続についてのお知らせをしており、窓口においても、障害者手帳等の交付の際に、手当に該当すると思われる方に対し申請に向けた説明をしております。  今後も、引き続き制度の周知に努めてまいります。  次に、四項目め、十八歳までの医療費を無料化する必要がないと考えているのかについてですが、他市で実施している高校生までの子ども医療費助成の実績で試算したところ、小中学生と同様に入院自己負担なし、通院自己負担ありとした場合は、年間で約二千八百万円の新たな予算が必要になるものと推計しております。  ニーズ調査などにより、高校生までの子ども医療費助成拡大については、保護者からの要望も高いことは十分承知しておりますが、拡大に伴う財源の確保と併せ、子育て支援策全体の中での優先順位も考慮しながら、また国、県や他市の動向も注視しながら、慎重に判断してまいります。  最後に、五項目め、新型コロナウイルス対策についての二点目、介護・障害者施設の減収分や感染予防対策の独自支援についてですが、介護保険事業所では令和二年三月から実績が確認できる九月までにおいては、主に短期入所生活介護や通所介護の介護給付費が前年同月と比較して減少しておりますが、現在、事業所から経営に特に大きな影響が出ている等の相談は受けておりません。また、障害者施設では、当初利用控えや作業量の減少が見られましたが、少しずつ回復傾向にあるという状況です。  事業所に対しての支援については、新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、国の持続化給付金や雇用調整助成金、独立行政法人福祉医療機構の貸付事業等の支援策がありますが、今後も事業所の運営状況について注視してまいります。  感染予防対策につきましては、国や県からの感染防止のための留意点や対策等を事業所へ情報提供を行うとともに、ホームページにおいても周知を行っております。また、衛生用品につきましても、県と連携しながら、マスク、消毒液等の配布を行っており、加えて、今後の感染拡大に備え、それらの備蓄を進めております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十五番 今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)十五番 今石です。順次再質問いたします。  まず、一項目めの循環型社会の実現に向けてということで、今日午前中の永松議員の質問にもありましたが、是永市長が県内でも初めて世界気候エネルギー首長誓約に署名された。また、持続可能な社会に向けて取り組まれるということで、これは大いに推進していただきたいというふうに考えております。  ホームページの中でも、この誓約について市長は、小さな施策や取組を繰り返し、それを積み重ねていき広げていくことで、実現に向かうしかないものと考えているというふうに述べられています。  そこで、一点目の宇佐市の指定ごみ袋の在り方について再質問いたします。  県がホームページで、県下の自治体のごみ袋の状況を公開しています。十四市を見ますと、袋の種類や販売枚数については様々でございますが、ごみ袋代の平均値については、一リットル当たり〇・七円で、どの自治体もほぼこの単価掛ける容量で袋代を設定していることが分かります。でも、これをよく見ると、二十リットルを使っている自治体が宇佐市を含めて八自治体ありまして、その中で宇佐市だけが飛び抜けて高いということが分かりました。小二十リットルですね、十枚で、宇佐市は二百二十円なのですが、ほかはどこも百四十円前後。ちなみに平均より高いというところで、佐伯市の百五十円、安いところでは、別府市の百八円、臼杵市や津久見市も百三十円で、二十リットルの小の値段が宇佐市だけ際立って高いということが分かりました。  気がつかなかったわけですが、確かに四十五リットルの半分以下の容量であるにもかかわらず、二百二十円というのは高過ぎると思うんですね。多分使われている方もそこには気づいてないのじゃないかなと思うんですけど、これは他市のように、リッターに応じた単価で百四十円にすべきだというふうに考えるわけですが、検討すべきではないか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)生活環境課長の久保でございます。今石議員の再質問にお答えします。  議員おっしゃられますように、私もですね、本年三月末時点の県内十四市のごみ袋の金額を一リットル当たりの金額で比較をいたしました。約〇・二円から約一・五円まで様々な単価となっております。また、十二市がですね、大きさやごみの種別で一リットル当たりの単価が異なっていますので、例えば、うちのように四十五リットルと二十リットルのように、ごみの種別で一リットル当たりの単価が十二市で異なっていますので、これからのごみの減量化対策の推進とともに、他市の動向等を注視していきたいと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)ちょっと見ている資料が違うのかなと思うんですけれども、県が公表している県内の平均ということで、十八市町村の状況を出しております。  袋の大きさで単価が違う市も僅かではありますけれども、それでも、一リットル当たり〇・一円違う程度で、宇佐市のようにですね、小については〇・四円も高額という自治体はほかにはございません。  ごみの出し方は、それぞれの世帯の人数や生活スタイルで多様だと思います。例えば独り暮らしの方でごみの分別にも気を配り、今雑紙を分別したりとかということが進められておりますが、そういうことをきちんとされる方は、ごみが少なくなります。特に夏は生ごみをためられないという方もいらっしゃいます。そういう場合、小まめに出す方にとっては、割高の袋を使わなければならないということになってしまいます。また、大でも小でも一リットル当たりの負担を同じにすればですね、無理に大を使わなくても、紙おむつなど重たいものは小を使おうとかですね。ごみが少ないときには小さな袋を使おうなど、小まめに出すという、そういう選択もできて、用途に応じた使い方ができてですね、無理にごみを集めずに、ごみを減らす意識も生むというふうに考えるわけですが、どう考えられますか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)お答えします。  議員のおっしゃられることも考えられますので、これからですね、この減量化対策の推進とともに、他市のですね、またこの十二市が大きさや種別で一リットル当たりの単価が異なっていますので、動向を見ていきたいと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。
    ◯十五番(今石靖代さん)知り合いのお独り暮らしですが、二十リットルでも大き過ぎて、小さいものができないかという声をいただいております。生ごみが臭うのでもっと小さな袋が欲しいというふうに言われている方がおられます。  大分市では五種類の袋があって、二十リットルの下に十リットル、五リットルがあります。日田市は十五リットル、臼杵、津久見市は十リットルがあります。  昨年度の決算でごみ袋代の収入が出てございますが、約六千八百万円の収入ということで、ごみ袋の作製販売などに約四千万円かかって、私たちは有料化には反対いたしましたけれども、有料化で約二千八百万円の利益が出ています。この利益は、答弁の中にもありましたように、減量化とか、資源化とか、マナーの徹底とか、そういうものに使うために導入した制度だというふうに説明がございますが、これをですね、もっとこういうごみ袋代を増やしたり、減量化の意識を育てるために使うべきだというふうに思います。次の袋の注文に際しては、ごみ袋代、小の引下げと併せて、種類をもっと増やすように検討してほしいと願いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)お答えします。  県内でもですね、十リットルのゴミ袋を導入している市が、まだ大分市、臼杵市、津久見市の三市と少ない状況でございます。今後ともですね、他市の動向等を注視して、どういった袋を利用していくかを注視してまいりたいと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)やっぱりそれぞれの生活スタイルに応じた対応というのが必要ではないかなというふうに思います。  次に、二点目の資源ごみのペットボトルについてですが、現在、瓶と一緒に袋に入れて出して、処分費用がかかっております。選別・圧縮・保管に、昨年度は瓶と一緒にすると千二百万円、二千三百万円ぐらいかかってございます。  ペットボトルだけで見ますと、百八十万円ということで、これ、わざわざ瓶と一緒に出して、お金をかけて選別するという仕組みがどうも納得できないのですが、他市では、ペットボトルはキャップを外して、ラベルも取って洗って、ペットボトルのみで回収しているところも多いようです。  最近では、リサイクル団体の取組の中で、宇佐市の共栄九州さんが、きれいにしたペットボトルを一キロ十円で買取りをする。平山産業さんも一キロ五円で買い取るというようなことも起こっていますので、市としても、さらに市民がごみを出す段階からの分別を進めて、経費も下げるよう改善すべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)お答えします。  ペットボトルのラベルを取って中を洗浄しているものだけに選別できている場合は、有価で受け入れてくれるところがありますとお聞きしております。しかしながら、市の定期収集による大量のペットボトルについては、保管場所の確保が難しいので、受入れは困難と聞いております。  ただ、今度広域ごみ処理施設が供用開始、今建設に向けて進んでおりますので、広域ごみ処理施設ができましたら、ペットボトルの汚れたものの選別除去や圧縮梱包処理、保管等ができるようになりますので、瓶とペットボトルの分別収集を計画しているところです。  このため、広域ごみ処理施設の供用開始に向けて、瓶とペットボトルの分別収集の実施につきましては、今後調査・研究してまいります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)中津市が、来年七月の回収を目指して、レジ袋や紙パックなどのプラスチックごみの分別収集をする予算を今十二月議会に提案していると報道されていましたが、宇佐市においてもですね、新しい焼却施設もできることで、リサイクルセンターもできることで、さらなる分別リサイクルを求めまして次の質問に移ります。  第八期介護事業計画について再質問いたします。  宇佐市の介護保険料を見ますと、何度か訴えていますが、スタート時は三千三百六十七円だったのが、第七期では五千六百五十円と、約一・六七倍にも跳ね上がっています。また、介護事業所は、経営基盤も脆弱で、労働者平均よりも月額で十万円も賃金が低くて、低賃金による人手不足がいつも課題になっているような状況がございます。このコロナ禍の中で医療や介護従事者に感謝をするというのなら、こういう現状こそ改めなければならないというふうに思っています。にもかかわらず、今政府が検討しているのは、介護報酬の引下げや利用料を二割にするというようなことで、コロナを経験した中でケアに手厚い社会をつくろうとするときに、社会保障の充実こそ必要だというふうに考えます。  今、この国が行っていることに対して、市としても市長会を通じてですね、財政措置を含めて見直しを行うように要望しているということでございますが、今、具体的に介護報酬の国庫負担の引上げを求めるべきだというふうに考えるわけですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)十五番 今石議員の再質問にお答えいたします。介護保険課長の奥野でございます。  答弁にもありましたように、国に対しましては、国庫負担の引上げについて要望をしているところでございます。  この介護保険制度につきましては、国が制度設計を行いまして、市としては、保険者として介護保険事業を運営していくという役割分担が当初からございます。制度改正につきましては、国のほうで制度の持続可能性、安定性等を考慮して制度改正が行われてきているものと考えておりますので、この制度につきまして運用を適正に行っていくことで、制度の安定性、持続可能性が確保できるものと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)第八期計画ということで、今審議を行っている審議会の中でいろいろな議論を行っている最中ではないかというふうには思うわけですけれども、二十年たちまして、やっぱりこの介護サービスを利用して暮らしている方はたくさんおられて、必要な欠くことのできないサービスというふうになっているとは思います。第八期計画ということで、配食サービスの拡充など新たな取組の計画があるのかどうか再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  配食サービス等の新たな計画ということでございます。配食サービスにつきましては、一般質問で何度か御意見をいただいておりまして、その需要が増してきていると、実績も増えてきているという状況がございまして、そのような認識の下、その必要性に応えるべく計画を策定をしてまいりたいというふうに考えております。  また、高齢化率の上昇とともに、現役世代、生産年齢人口の急激な減少ということが非常に大きな問題となっておりまして、今後いろいろなところで担い手の不足ということが危惧されております。そういうことに対しまして、地域における生活支援ということについても、今も取組を行っておりますが、充実していかなければならないということも言えるというふうに考えています。  そのようなことを踏まえて、介護保険事業計画第八期の計画を策定しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)介護保険料について、これ以上の負担は限界という声がたくさんあるわけですけれども、来年度からの保険料の見込みについてですね、伺いたいと思います。  併せてですね、今基金がどのぐらいあって、この保険料を引き下げるためにどのような検討しているのか、引き下げる努力をしているのか再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険料の見込みということでございます。これは、介護保険料というのは、介護保険のサービス、あるいは地域支援事業の事業費、必要な事業費が一番基本になって、それとともに被保険者数、それから所得段階別のそれぞれの人数ということが関係してくるわけでございます。  介護サービスの必要なサービス量につきましては、今まさに介護保険事業計画の策定の議論の中で検討しているところでございまして、その検討によって介護保険料の金額というのが決まってくるわけでございます。どうしても七十五歳以上の高齢者人口がまだまだ減少しない、増え続けているという状況がございまして、介護サービスの需要というのも減らないという状況がございまして、必要サービス量については上昇していくということが考えられますので、介護保険料についても、これも介護保険の制度、介護予防の取組ということも見込むわけですが、介護保険料を押し上げる要素が多いというふうに言わざるを得ないという状況でございます。  それから、基金につきましては、今年度末の基金残高の計画といたしましては、一億六千八百六十六万七千円ほどの金額を予定しております。これについても、介護保険料の引下げのためにどの程度取り崩せるかということも含めて、介護保険事業計画の策定の中で検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)限られたパイの中でサービスを削ることはできない、これを保障するために保険料が上がってしまうという、そういう仕組みなので大変だというふうに思うわけですが、この保険料は自治体ごとに決められています。自治体ごとに保険料の段階区分についても決めているわけで、宇佐市は今十段階でございますが、合計所得金額が三百万円以上という部分について、基準額の一・六倍ということで、ややここが安く設定されているというふうに思っています。また、所得五百万円以上を一・七五倍にしていますが、大分市では、高額所得の方は二・一五倍というふうになっています。上げろということではありませんが、より所得に応じた保険料に、さらに段階区分を増やすということも求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険料の所得段階の設定ということでございます。大分市は十二段階という段階を定めております。一般的に、所得が多い方の段階が多い保険者については、こうした手法が有効だというふうに考えられますが、宇佐市の場合ですと、それほど所得が多い方が多いというわけではないというふうに考えておりまして、御指摘のような保険料率の設定等をしているところでございます。  この保険料の段階の設定につきましては、介護保険法施行令の法令である程度決められておりまして、一定の範囲の中で市が自由に設定できる部分もあるわけでございますが、これも介護保険の事業計画の中で、現在の設定でいいかどうかということも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)人数が少なければ、さほど影響にはならないということではあります。その基準額を下げるものにはならないかもしれないんですけれども、例えば減免に使うとかですね、そういうやり方も考えられるのではないかと思います。介護保険料は、生活保護基準の所得しかない方でも全員から容赦なく保険料を負担させるという、そういう仕組みになっています。生活保護を受給されている方は、介護保険料分を保護費として支給されているわけですので、せめて生活保護基準の一・二倍程度の所得の方については免除ができるように、減免制度の再構築が必要だというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険料の減免につきましては、現在ですね、低所得者に対しては、別建ての公費におきまして保険料の軽減の対応を取っております。これは消費税率一〇%の引上げのときからの措置でございまして、かなり軽減が効いているというふうに考えております。  減免につきましては、これまでのとおり、倒産ですとか、病気等による主たる生計維持者の収入の減に対して減免を条例で定めているところでございまして、こうしたことの周知や、または生活困窮等のセーフティネットの仕組み、そうした仕組みと総合的につながるような支援をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)本当に困ったときにきちんと対応ができる、そういう介護保険制度であってほしいなというふうに思うので、減免についても、拡充を引き続き求めていきたいというふうに思います。  三項目めの特別障害者手当について再質問いたします。  私は議員になり、重度な障害の方であったり、寝たきりなどの介護が必要な方にお会いしたときは、この特別障害者手当の対象にならないか、制度をお伝えするようにしてきました。  特別障害者手当は、精神や身体に著しく重い障害があり常時特別な介護を必要とする二十歳以上の方に、月額二万七千三百五十円を三か月分ずつ支給する国の制度であります。在宅が基本ですが、施設でも、有料老人ホームやグループホームなどに入居されている方は対象です。所得条件はありますが、ほとんどの方が所得条件にはかからないような、そういう基準になっています。実施主体は宇佐市で、財源は国が四分の三、市が四分の一です。  昨年度の認定者数は百五人ということで、約四千万円の決算額です。これは申請制ですので、対象となる方に十分な周知が必要でありますが、現状どう捉えられているのか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)福祉課長の鶴田でございます。今石議員の再質問にお答えいたします。  現在の周知に関する現状をどう捉えているかについてでございますが、答弁でもありましたように、ホームページ等でお知らせしたり、窓口で手帳の交付の際に、対象となり得る方については申請に向けた説明をさせていただいております。  この手当につきましては、個別に要介護を判定して手当支給の対象者を定めるのではなく、特別児童扶養手当等の支給に関する法律施行令に定める障害に該当する者を対象者としているということですので、今現在の状況としまして、窓口の説明、また広報等のお知らせについては十分であると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)ホームページでは掲載があるかなと思っていますが、障害手帳をお持ちじゃなく、介護認定四、五の高齢者の中には、重度の障害と同じような状態の方がおられますよね。現状では、手帳を持たない方の認定者は、僅か一人ということがございます。これは周知不足と思われますが、介護保険の窓口でも周知をする、ケアマネジャーを通して周知徹底するべきだと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  議員おっしゃるとおり、要介護四、五の認定を受けた方の中にも該当すると思われる方はいらっしゃると思いますので、今後はですね、他市の状況、また関係部署と協議の上、よりよい方法をですね、調査・研究して、皆様方にこの制度を知っていただけるような対応を取りたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)宇佐市の場合はですね、税の障害者控除が受けられる。介護認定者については、個別にこの制度を周知するなど努力されているというふうに思います。ですので、介護の認定証交付の際に、特別障害者手当についても制度が分かるように周知をしていただきたいなというふうに要求します。また、ホームページでもお知らせをしていただけたらというふうに思います。  今回、県下の認定者数について、県に資料をいただきました。まだまだ不十分ではありますが、宇佐市の認定数は、人口に対する割合で、十八市町村中のトップでありました。月額二万七千三百五十円の支給というのは、かなり経済的な負担の軽減になりますので、今後もきめ細かな周知をお願いしたいと思います。  四項目めの子供の医療費無料化について再質問いたします。  昨年の七月から、宇佐市におきましても、通院も中学卒業までを対象として、就学前から中卒までに拡大したことは、とても大きな前進だというふうに思います。  ただ、残念なことは、県下でもほとんどの自治体が無料にしているにもかかわらず、宇佐市は一回五百円、これは薬代も含めてですが、一部負担金を持ち込んでいます。一医療機関、四回まで二千円、月にかかることになります。歯科医と皮膚科にかかればさらに負担は増えることになり、弱い子供ほど負担が重くなるというのは、やはり子供の最善の利益という観点からも、負担金はなくすべきと私は考えます。  県下でも一部負担金を持ち込んでいるのは、十八市町村中、僅かに四市で、大分市、別府市は非課税世帯は無料、ほかの八市は完全に無料ということで実施しています。宇佐市で育つことによって、他市と比べても最善でない状況があるというのは、本当に残念だというふうに思います。子育て日本一を目指すのなら、多くが実施できている無料にすべきでないか。対象を拡大し一年が過ぎましたが、これは年額千四百万円あれば無料にできます。小中学生の通院だけが一部負担金があるというのも、これは一貫性がないというふうに思います。完全無料化すべきだというふうに考えますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。今石議員の再質問にお答えをします。  先日の多田羅議員の御質問の中でもお答えをしましたけれども、市内の医療現場からは、無償化により安易な受診を促すことはよくないと、保護者や子供にも医療は大きなお金がかかるということで、コスト意識を持たせる意味でも重要なことであるという御意見もありました。  様々な御意見があることは承知しておりますけれども、今後とも自己負担につきましては継続をしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)子供の医療を受ける権利は、子どもの権利条約でも保障されているように、親や親の経済力を自分で選ぶことができない子供たちを守るもので、義務教育と同じように無料であるべきと考えます。子どもの権利条約では十八歳までを子供と規定しています。治る病気が受診できないことによって悪化したり、慢性疾患で闘病する子供であれば、受診できないことでより苦しむことになります。無料で安心して医療を受けられることは、子供の権利であるというふうに考えます。  豊後高田市では三年前からできていることです。宇佐市でも、試算では約三千五百万円あれば、通院も入院も十八歳まで拡大できるということですので、思い切って十八歳まで無料にすべきではないでしょうか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  子どもの権利条約につきましては、条約の第二条の第一項に、児童の最善の利益が主として考慮されるものとあるものは当然承知をしておりますし、高校生までの医療費助成につきましては、非常にニーズの高いものというふうには認識をしております。  ただ、限られた予算の中でのことでございますので、一度実施をしますと継続して行わなければならないような種類のものというふうに考えておりますので、子ども医療費助成拡大も含めまして、今、子育て支援策として新たに何ができるかは内部でも協議をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)厚生労働省が二〇二〇年九月に、二〇一九年四月一日における全国の実施状況を発表しておりますが、通院・入院とも十八歳年度末までとしているのは、県単位でも福島県や静岡県、鳥取県と三県あります。市区町村では、通院が三八%、入院は四一%が高校卒業までということで、一年前は三割だったものが、全体の四割近くが助成の対象を十八歳までに拡大しています。お金の心配なく必要な治療を受ける。大人になるまでの健康づくりは、その後の人生にも大きく影響するものです。先日は、北九州市でも、二〇二二年の一月から、一年後ではありますが、十八歳まで拡大するという報道がございました。  最後に、市長の見解をお伺いしたいのですが、安心して子育てができる宇佐市となるためにも、今多くの県下の自治体が実施されているように、完全無料化を目指して、また十八歳までの拡大について、どうお考えなのかお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えいたします。  子ども医療費の無料化につきましては、全国市長会を通じて、義務教育修了までの子供に対してですね、オール無料化にしてほしいというような要望を出しています。今、議員がですね、全国状況等もお話しになったわけですけれども、そうであるならば、全国一律の制度にすべきというのが第一の私たちの考えでございます。  それで、先ほど答弁しましたとおり、高校生までの子ども医療費の拡大については、財源の問題、そしてまた子育て支援全体の優先順位も考慮しながら、また国、県、他市の動向も注視しながら、慎重に判断したいと考えてございます。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)隣が十八歳まで完全無料にしているということもあり、宇佐市も子育て支援はとても充実しているなという感じはしているんですけれども、やっぱりそこを比べられると、とても残念で。やっぱり医療というのは、子供の命や健康を守るという意味では、とても最優先されるべき課題ではないかというふうに思いますので、来年度から十八歳までの完全無料化を求めたいというふうに思います。  五項目めの新型コロナウイルス対策について再質問いたします。  新型コロナの新規感染者の急増が危機的になっています。医療機関の支援をはじめ、さらなるPCR検査体制の拡充、年末に向けた市民の命と健康、暮らしを守る取組が一層重要になっています。  大分県におきましても、十一月終わり頃、三十日からは毎日二桁の新規感染者が出るような状況で、十万人当たりの感染者数は、沖縄を除く九州で一番高いというふうに報道されました。今は無症状者の感染者がかなり多くなって、特に別府市などでは市中感染が広がっているのではないかというふうにも言われています。  こんな状況の中で、医療機関と介護施設を最優先に守ることが今本当に重要だというふうに考えます。答弁の中でも、国から高齢者施設等への重点的な検査の徹底についての要請が通知をされているということでございます。十一月十九日付の事務連絡ということで、これについては、宇佐市ではどのような取組がされるのか。  高齢者施設等の入所者、または介護従事者等で発熱等の症状がある人については、必ず検査を実施すること。検査の結果、陽性の場合は、入所者及び従事者の全員に対して原則として検査を実施することというふうに通知をされていますが、これについて宇佐市での取組について伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  議員が今おっしゃいましたように、十一月に国から県に対して要請の通知が来ております。大分県ではこの要請のとおり、発熱等の症状があった場合、県内五百二か所、市内二十七か所の医療機関において、新型コロナウイルスの抗原検査ができる体制の整備を行っております。それに伴い、宇佐市医師会でも、休日発熱外来の設置を十二月二十日からでありますが、設置するように体制の整備をしているところであります。本件においては、必要と認めた場合は、無症状の方、症状があるなしに関わらず、濃厚接触者だけではなく、接触者についても幅広く検査を行うということにしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)検査体制が充実するだけでは拡大を防止することはできないというふうに思うんですね。やっぱりここでは「高齢者施設等の入所者または介護従事者等で発熱等の症状がある人については」というふうに具体的に示されているんですけれども、そういう発熱などがあった場合ですね、検査をするようになっているのかどうか質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  先ほど申しましたとおりのような状況でありまして、高齢者施設の検査体制、重点的な検査の徹底につきましては、検査自体は県が所管をしております。  市といたしましては、県及び県北部保健所の動向に注視してまいりたいと思っておりますけれども、発熱が高齢者施設であった場合ですね、すぐに市内の医療機関に行っていただいて検査をするということが前提であります。そうすれば、次につながるPCR検査等にもなっていくと思いますので、そういった体制で現在やっているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)やはりですね、無症状者が感染を広げてしまうという、この状況がある限りですね、やっぱり検査を拡大していくしか防ぐ方法はないというふうに思いますので、特にこういう医療機関や高齢者施設などでの感染を防ぐためには、やはり県にも意見をしていただきたいというふうに思いますし、徹底した検査の徹底というのかな、即対応するということを求めたいというふうに思います。定期的な職員などの社会的検査をする自治体もかなり増えていまして、福岡県とか北九州市とか、沖縄県、広島県、様々今増えている中で、やはり宇佐市においても、そういう検査の拡充をすべきだというふうに考えます。  最後に、二項目め、介護・障害者施設における支援についてでございますが、今年度の介護事業所の経営が過去最悪というふうに報道されていました。感染予防対策の支援も、当初、介護や障害者施設へはかなり遅れて届かなかったというような経過がありますので、常にそれぞれの事業所の状況を把握して必要な支援をすることを求めますが再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)今石議員の再質問にお答えいたします。介護保険課長の奥野でございます。  この事業所の経営の状況でございますが、お渡ししました資料の中にもありますように、介護保険事業所に対しまして、介護報酬や利用者負担の合わせた金額、これを費用額というふうに言いますが、この費用額の資料で、前年同期比の資料をお渡しをしておりまして、そこから分かりますように、全体のですね、介護保険事業、それから介護予防・日常生活支援総合事業の全ての合計の費用額が、前年同期比で九月利用分、直近で実績が把握できます。データで……。 ◯議長(衛藤博幸君)課長、簡潔に。 ◯介護保険課長(奥野博文君)はい。これが約二・八%の増となっております。八月利用分ですと、四・六%の増という状況でございます。そのような状況から、今後ともこれを楽観するというわけではなくて、状況を注視してまいりたいと考えております。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  傍聴席の議員は自席へお戻りください。お疲れでした。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後三時十七分 宇佐市議会...