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2020年06月17日 令和2年第3回定例会(第3号) 本文
2020年06月17日 令和2年第3回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2020-06-17
    2020年06月17日 令和2年第3回定例会(第3号) 本文


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    2020年06月17日:令和2年第3回定例会(第3号) 本文 (306発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和二年六月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。議場議員席シフト表三に該当する議員の皆さんは、傍聴席へ移動をお願いいたします。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和二年六月十七日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃八番    │一、自粛要請時の勤務について       │市長    ┃ ┃多田羅純一君│ (1)自粛要請に伴い小中学校が一斉休校と  │および   ┃
    ┃      │  なったが今回は保育関係や学童などは  │担当部課長 ┃ ┃      │  休園せず対応して頂いた。働く世代を  │      ┃ ┃      │  支えた保育士、幼稚園教諭、学童支援  │      ┃ ┃      │  員等への特別手当給付等は検討しない  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │二、中小企業支援について         │      ┃ ┃      │ (1)小規模事業者等事業継続支援つなぎ  │      ┃ ┃      │  資金十万円の給付状況と第二弾は検討  │      ┃ ┃      │  されているか。            │      ┃ ┃      │ (2)中小企業振興資金の銀行からの融資は  │      ┃ ┃      │  どの様な状況なのか。         │      ┃ ┃      │三、農業環境整備について         │      ┃ ┃      │ (1)コロナウイルス感染症の影響により地  │      ┃ ┃      │  域活動を自粛した事から環境保全(農  │      ┃ ┃      │  地・水環境)に影響が出てくると聞く  │      ┃ ┃      │  がどの様な状況か。          │      ┃ ┃      │ (2)和間地区海岸部の海床路横に以前は浚  │      ┃ ┃      │  渫工事をしていたが数十年経過してい  │      ┃ ┃      │  る事から埋まっている状態である。今  │      ┃ ┃      │  後台風等により農地等への水害が懸念  │      ┃ ┃      │  される為、沿岸の浚渫工事を県へ要望  │      ┃ ┃      │  できないか。             │      ┃ ┃      │四、家庭ごみの増加について        │      ┃ ┃      │ (1)外出自粛要請を受け、家庭ごみが増加  │      ┃ ┃      │  していると考えられるが現在の状況は  │      ┃ ┃      │  どうなっているか伺う。        │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、大胆な地域活性化・経済対策の実施を  │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ (1)四月十六日に全都道府県に「緊急事態  │および   ┃ ┃      │  宣言」が拡大され、五月二十五日まで  │担当部課長 ┃ ┃      │  感染拡大防止に向けて心を一つに取り  │      ┃ ┃      │  組む中、宇佐市においても、学校の臨  │      ┃ ┃      │  時休業に伴って生じる諸課題への対   │      ┃ ┃      │  応、経済的な影響を受けた事業者等に  │      ┃ ┃      │  配慮した対策を、迅速かつ丁寧に対応  │      ┃ ┃      │  していただいた。その一方で、イベン  │      ┃ ┃      │  ト自粛に伴う消費の落ち込みや観光客  │      ┃ ┃      │  の減少、工場の操業停止や減産、外出  │      ┃ ┃      │  自粛による消費意識の低下などによっ  │      ┃ ┃      │  て、地域経済は急激に悪化している。  │      ┃ ┃      │  これまでに無い消費喚起対策を実施   │      ┃ ┃      │  し、市内事業者が景気向上を実感出来  │      ┃ ┃      │  る支援が必要と思うが、新たな経済対  │      ┃ ┃      │  策はあるか。             │      ┃ ┃      │ (2)農林水産物の消費の冷え込みが続き、  │      ┃ ┃      │  例年に比べ大幅な収入減となっている  │      ┃ ┃      │  生産者が多くなっています。担い手不  │      ┃ ┃      │  足を課題とする中、安心して生産活動  │      ┃ ┃      │  を行うことができるよう、支援の拡充  │      ┃ ┃      │  などが必要と思うが市の対応は。    │      ┃ ┃      │二、小中学校の学校生活について      │      ┃ ┃      │ (1)通学時の荷物の重さが、ページ数増   │      ┃ ┃      │  加・大判化で重くなっており、追加し  │      ┃ ┃      │  て体操服や水筒、雨が降れば傘が追加  │      ┃ ┃      │  され、通学時間は三十分程度かかる生  │      ┃ ┃      │  徒や、自転車通学の際バランスを崩し  │      ┃ ┃      │  てあわや交通事故という事案もあるよ  │      ┃ ┃      │  うだが、荷物に対する配慮についてど  │      ┃ ┃      │  のように取り組んでいるか。      │      ┃ ┃      │ (2)中学生短期留学事業が中止となり、修  │      ┃ ┃      │  学旅行や運動会など、子ども達が特に  │      ┃ ┃      │  楽しみにしている学校行事の延期や未  │      ┃ ┃      │  定が心の負担となっている。中止する  │      ┃ ┃      │  に至った事業については新たな機会の  │      ┃ ┃      │  創出を検討出来ないか。        │      ┃ ┃      │ (3)このような状況下にあって、心のケア  │      ┃ ┃      │  を必要とする児童生徒を見落とさない  │      ┃ ┃      │  仕組みが必要と思うが市の対応は。   │      ┃ ┃      │三、行政窓口でのキャッシュレス化を望む  │      ┃ ┃      │ 声が多くあるが、現状と今後の計画は   │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、危機管理体制について         │市長    ┃ ┃若山雅敏君 │ (1)市が対応する危機管理については、地  │および   ┃ ┃      │  震や台風等の自然災害、大規模火災な  │担当部課長 ┃ ┃      │  ど多様なものがあります。現在、防災  │      ┃ ┃      │  計画の関係では対策本部の運営は実働  │      ┃ ┃      │  がない部署(課)が担うマニュアルと  │      ┃ ┃      │  なっていましたが、今回の「新型コロ  │      ┃ ┃      │  ナウイルス感染症」に関連した対応に  │      ┃ ┃      │  ついての体制は、実働する部署(課)  │      ┃ ┃      │  が本部の運営を担っていたと思いま   │      ┃ ┃      │  す。十分な体制と言えるのでしょう   │      ┃ ┃      │  か。また、今回の感染症のような場合  │      ┃ ┃      │  は、BCPはどう対応がとられている  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │ (2)梅雨の時期を迎え、大雨や台風などの  │      ┃ ┃      │  避難所対策にも「新型コロナウイルス  │      ┃ ┃      │  感染症」を念頭に置いた「三密」の回  │      ┃ ┃      │  避や発熱・基礎疾患のある方などに配  │      ┃ ┃      │  慮した避難所の対応が想定されます   │      ┃ ┃      │  が、十分な検討がなされているのか。  │      ┃ ┃      │二、海岸線の樋門の把握や地元に対応する  │      ┃ ┃      │ 体制について              │      ┃ ┃      │ (1)市内海岸線の樋門については、管理等  │      ┃ ┃      │  について地元で対応しているものも多  │      ┃ ┃      │  い。しかし、地元からは、何かしらの  │      ┃ ┃      │  相談をしたいときにどの部署(課)に  │      ┃ ┃      │  行けば良いのか分からないとの声も聴  │      ┃ ┃      │  く。県や市の事業で対応した樋門であ  │      ┃ ┃      │  ろうが、数やそれぞれの樋門の位置等  │      ┃
    ┃      │  はそれぞれ把握しているのか。     │      ┃ ┃      │ (2)それぞれの樋門に地元に対応する体制  │      ┃ ┃      │  はあるのか。             │      ┃ ┃      │三、ジャンボタニシの対策について     │      ┃ ┃      │  近年、安心院・院内地域にも広がり、  │      ┃ ┃      │ 市内全域にジャンボタニシの被害が拡大  │      ┃ ┃      │ している状況で、農業者は駆除や防除、  │      ┃ ┃      │ コメの減収に苦慮しています。市とし   │      ┃ ┃      │ て、農業者に対する指導や対策はどう行  │      ┃ ┃      │ っているのか。             │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、学校生活での新型コロナ感染防止対策  │市長    ┃ ┃河野睦夫君 │ について                │および   ┃ ┃      │ (1)小中学校が五月十八日より分散登校に  │担当部課長 ┃ ┃      │  より再開、六月一日からは通常登校と  │      ┃ ┃      │  なった。学校生活での感染防止対策と  │      ┃ ┃      │  子供たちの健康管理、心のケアについ  │      ┃ ┃      │  ての対応は。             │      ┃ ┃      │ (2)運動会、文化行事等の学校行事や中学  │      ┃ ┃      │  における部活動の対応は。       │      ┃ ┃      │二、介護、障がい者施設における新型コロ  │      ┃ ┃      │ ナ感染防止対策への支援について     │      ┃ ┃      │ (1)保育園や児童クラブと同様に、介護、  │      ┃ ┃      │  障がい者施設は、利用者と職員が密に  │      ┃ ┃      │  触れ合うことが多い現場である。感染  │      ┃ ┃      │  防止対策として市がどのように関わり  │      ┃ ┃      │  支援してきたのか。          │      ┃ ┃      │ (2)感染防止対策により、減収となり経営  │      ┃ ┃      │  に影響が出ている事業所はないか。ま  │      ┃ ┃      │  た、事業所に対しての支援策はあるの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │三、南院内保育園の今後について      │      ┃ ┃      │ (1)南院内保育園が休園となり三年目とな  │      ┃ ┃      │  るが、今後の見通しは。        │      ┃ ┃      │ (2)仮に廃園となった場合、南院内小学校  │      ┃ ┃      │  に隣接する保育園施設の維持管理が必  │      ┃ ┃      │  要だが、市の考えは。         │      ┃ ┃      │四、テレビ共聴施設について        │      ┃ ┃      │  テレビ放送の難聴解消を目的に設置さ  │      ┃ ┃      │ れた共聴施設が地上デジタル化への移行  │      ┃ ┃      │ の際は、国の補助制度を利用し改修工事  │      ┃ ┃      │ が行われた。地デジ化整備より十年程度  │      ┃ ┃      │ が経過し、今後、施設の劣化による大規  │      ┃ ┃      │ 模な修繕等も想定されることから、次の  │      ┃ ┃      │ 点についてお伺いする。         │      ┃ ┃      │ (1)共聴施設の管理は地元で組織される組  │      ┃ ┃      │  合が行っており、運営状況も様々と思  │      ┃ ┃      │  われるが、現在、市内の共聴施設の施  │      ┃ ┃      │  設数及び運営状況は。         │      ┃ ┃      │ (2)組織する組合員数も過疎化で減少して  │      ┃ ┃      │  いる中、大規模な工事となると、地元  │      ┃ ┃      │  や組合員の負担は大きくなる。情報格  │      ┃ ┃      │  差の是正、周辺地域対策の観点から   │      ┃ ┃      │  も、補助等含め、市として何らかの対  │      ┃ ┃      │  応が必要ではないか。         │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)皆さん、おはようございます。議席番号八番 市民れんごうの多田羅純一です。  まず初めに、新型肺炎ウイルス感染症により亡くなられた皆様に対し、謹んでお悔やみを申し上げます。全国では、新型コロナウイルス感染症の感染の拡大が収束しないことや、市民のために感染症に時間を取っていただくなど、職員の配慮をするということで一般質問を中止する議会もあります。私も今回だけは多くの議員と同様に時間を少し短縮し、容量を絞って質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、一般質問のほうに入りますが、今回、四項目六点の質問を行います。  一項目め、自粛要請時の勤務についてです。  一点目、自粛要請に伴い小中学校が一斉休校となりましたが、今回は保育関係や学童などは休園せずに対応していただきました。働く世代を支えた保育士、幼稚園教諭、学童支援員等への特別手当は検討しないのか。  二項目め、中小企業支援についてです。  一点目、小規模事業者等事業継続支援のつなぎ資金十万円の給付状況と、第二弾は検討されているのかお伺いいたします。  二点目、中小企業振興資金の銀行からの融資はどのような状況なのか、お伺いいたします。  三項目め、農業の環境整備についてです。  一点目、コロナウイルス感染症の影響により、地域活動を自粛したことから、環境保全に影響が出ていると聞いているが、どのような状況なのか。  二点目、和間地区海岸部の海床路横に以前はしゅんせつ工事をしていましたが、数十年経過していることから埋まっている状況であります。今後、台風等により、農地への水害が懸念されるため、海岸のしゅんせつ工事を県に要望できないかです。  四項目め、家庭ごみの増加についてです。  外出自粛要請を受け、家庭ごみが増加していると考えられます。現在の状況はどうなってるのかお伺いいたします。  以上で、一回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、多田羅純一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、農業環境整備についての一点目、コロナウイルス感染症の影響により、環境保全に影響が出ていると聞くが、どのような状況かについてでありますが、環境保全(農地・水環境)は現在、多面的機能支払交付金制度に名称が変わっております。  概要としましては、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観形成等、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、もって地域資源の適切な保全管理を推進するものであります。  新型コロナウイルス感染症の影響としましては、感染拡大防止の観点から、例年公民館などで毎年三月末から四月中にかけ開催されている総会の大半が書面による議決となっております。  また、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態制限により、当初計画の活動を自粛せざるを得ない状況となったところもあると伺っております。  ただ、当該事業は一年間を通しての活動であります。現在、緊急事態宣言も解除され、ちょうど田植時期を迎えており、感染防止対策を行いながら、農地・農道の草刈り、水路の泥上げ等の各種作業に取り組んでいただいているものと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの自粛要請時の勤務についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、おはようございます。福祉保健部長 岡部でございます。  八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  一項目め、自粛要請時の勤務について、要請に伴い小中学校が一斉休校となったが、保育関係や学童などは休園せずに対応していただいた。働く世代を支えた保育士、幼稚園教諭、学童支援員等への特別手当給付等の検討はについてですが、保育所等や放課後児童クラブについては、昼間保護者が働いており、家に一人でいることができない年齢の子供が利用するものであることから、学校が臨時休業する場合でも、引き続き開園・開所をしていただいております。  そのような中、集団感染防止対策を図りながら子供たちを預かることへの悩みや、疲れを抱える職員の方々も多いと聞いております。  そこで、保育所等や児童クラブの支援策としては、園や児童クラブ内の感染予防を図るため、マスクや空気清浄機などの必要物品等に対しての財政支援や、マスクや消毒液、液体石けんの配布を行いました。  さらに、従事者への負担軽減のため、四月十七日から五月三十一日までの間、保護者に対し家庭で子供の見守りが可能な場合は登園の自粛をお願いしたところです。  これにより、多くの保護者の理解と協力を得ることができ、保育所等については、おおむね二割から三割の利用者減、児童クラブについては、おおむね六割の利用者減となり、従事者の負担軽減につながったものと考えています。  今後とも、市として何ができるか国や県の動向も注視しながら、調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの中小企業支援についてと、三項目めの農業環境整備についての二を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  二項目め、中小企業支援についての一点目、小規模事業者等事業継続支援事業の状況と追加支援についてですが、本事業は本市と宇佐商工会議所、宇佐両院商工会が一体となって、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者へ、国の持続化給付金等が届くまでの事業継続や再起の糧となることを目的に実施しているもので、六月五日時点の申請件数は七百十四件、給付実績は六百二十七件となっています。  今後の追加支援につきましては、地域の消費を喚起し、地元事業者の支援に結びつけようと、宇佐んみせ応援プレミアム商品券事業の予算案を本定例会に提案しています。  今後も、国や県の動向に注視し、商工団体と連携しながら、必要な独自支援を検討してまいります。  二点目、中小企業振興資金の融資状況についてですが、市では新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、既存の宇佐市中小企業振興資金融資制度の運用により、売上高が前年同月比で三%以上減少等の条件を満たした中小企業者へ、運転資金として上限五百万円、期間五年の融資を行っています。  県においても、大分県新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金特別融資を設けており、こちらは上限一億六千万円、融資期間十年となっています。  また、融資制度だけでなく返済に係る支援も必要と考え、利子に対する補助制度を設け、県内で唯一全融資期間に対する利子を補助することとしています。  融資実行件数につきましては、市内金融機関に確認したところ、宇佐市中小企業振興資金融資は一件、大分県新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金特別融資は百十三件、また利子補助の事前届出は二十七件となっています。
     現在、融資相談中のものも多数あり、件数は今後も増えていくことが見込まれています。  次に、三項目め、農業環境整備についての二点目、和間地区海岸部の沿岸のしゅんせつ工事を県へ要望できないかについてですが、和間海岸にある二本の海床路周辺の漁場は、アサリやハマグリの生育に適した漁場を整備するために、県が大規模漁場整備事業を行いました。その整備工事を行う中で、海床路横のしゅんせつを実施し、その後も一部のしゅんせつ工事を実施してきたところですが、近年は漁場整備に関連してのしゅんせつ工事が実施をされていない状況となっています。  議員御指摘のように、土砂の堆積により樋門からの排水が滞留することで農地等への水害が懸念されることから、漁場整備や海岸保全施設を管理する県などの関係機関と協議を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの家庭ごみの増加についてを、市民生活部長 加来 定君。 ◯市民生活部長兼税務課長(加来 定君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の加来でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  四項目め、家庭ごみの増加について、外出自粛要請を受け家庭ごみが増加していると考えられるが、現在の状況はどうなっているかについてですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が講じられていた三月から五月までの一般家庭可燃ごみは、収集分及び自らの持込み分を合わせて約二千五百五十トンあり、前年同期と比較すると、持込み分が僅かに増加していますが、家庭ごみ総量ではほとんど差が見られませんでした。  しかし、事業所から排出される事業系一般廃棄物は約三百トン減少しており、家庭ごみと合わせた可燃ごみ総量は約六・八%減少しています。  また、不燃ごみについては、一般家庭分の増加が見られますが、事業系が減少しており、総量では約二・四%減少しています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それでは、通告に従い、順次再質問のほうを行います。  一項目めの、自粛要請時の勤務についてということで、保育士、幼稚園教諭、学童支援員について、特別手当の給付は検討されないのかというところになりますが、まず冒頭で一言言わせていただきます。思いを形にしていただきたいということで、昨日に続きますけども、新型コロナウイルス感染症の一つとして、医療従事者には国から慰労金が給付されることが決まっております。感染症のリスクを持ちながら、様々な業種の方が仕事をしていただき、今の生活があるというふうに思っております。  特に、子育てしながら働く世代を支えた保育士、幼稚園教諭、学童支援員はですね、毎日顔を合わせる人も多く、中には医療従事者のお子さんもいたのではないかというふうに思います。  感染予防に最大限努め、一人でも園やそのクラブから出たら即休園との隣り合わせの状態で、自分も感染する可能性があることから、休日や日常の生活にもですね、人一倍気を遣っていたのではないでしょうか。  私の知り合いでも、かばんの中に今でもハンディの除菌スプレーを持っている関係者の方もいます。そういった現場の声はどのように聞いていますか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  現場の声ということでございますけども、仕事場では本来やらなければならない保育などの業務に加えまして、感染防止対策を図らなければならないといった状況ですし、仕事以外のときでも自分が感染してしまったら子供たちにうつしてしまうというふうなリスクもはらんでおりますので、いつも緊張した状況で休む暇もないといった状況が続いているというふうには聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)答弁のほうにもあったんですけど、保護者のほうに依頼をかけて六割の利用者減となったということで、仕事量が減ったようには思いますが、コロナ対策としていろいろなことでプラスマイナスゼロぐらいじゃないかなというふうに私は思います。  神奈川県川崎市ではですね、二つの園でコロナウイルス感染症の拡大を恐れた保育士さんの退職が相次ぎ、運営困難になったというふうに聞いております。三月三十一日に閉園に追い込まれた記事も拝見しましたし、今後二波、三波が起きればですね、宇佐市においても同様なことが起きるかもしれません。  保育士、幼稚園教諭、学童支援員のコロナが理由で退職された方はいますか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えします。  今回のコロナの影響で離職をした市内の保育士、児童クラブの支援員につきましては、いないというふうに承知しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)まだ宇佐での発生がないということで、そこまでないかもしれませんけども、徐々に感染が拡大して危険、リスクを負ってまでですね、出勤するのは大変責任感が強く勇気が要ることだと思っています。  本当に命に関わるかもしれない状況の中でですね、家庭であれば仕事を辞めて生きてほしいという家族の思いもありますし、そういったのが本当だというふうに思います。  こういった思いをした保育従事者にも、市から独自の支援があってもいいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えします。  御承知のとおり、国のほうは今回の二次補正におきまして、医療、介護、障害者福祉サービスの従事者につきましては慰労金を支給するということとしております。残念ながら保育所や児童クラブの職員につきましては、緊急事態宣言下であっても医療従事者や休むことができない保護者の受皿として保育を継続したにもかかわらず、今回支給の対象外とされました。  このように、コロナ禍という同じ環境の中で休むことができない職員に対しましても、このように格差が生じているのが事実でございます。  いつ終息するか分からない状況の中で、保育所や児童クラブに従事する職員にも国が責任を持って慰労金を支給すべきだというふうに考えております。  そこで、昨日の和気議員の再質問で是永市長がお答えいたしましたとおり、まずは八月に予定をしております大分県市長会へ、本市から国への要望議案を提出いたしまして御協議していただくよう現在準備をしているとこでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)分かりました。昨日も市長からもありましたけども、独自の支援として他市はどのような状況なのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えします。  他市の状況でございますけども、県外では福岡市が市から施設に上限六十万円を限度として支給いたしまして、その施設から従事者へ支給するというようなことをやっております。あと、飯塚市につきましては、週二十時間以上勤務する方一人につき三万円を支給してるということです。  県内を調べてみたんですけども、今現在してはおりませんけども、今後予定をしてるというふうに聞いてるところは二件ございます。一点が津久見市で一人当たり五万円、杵築市で一人当たり二万円を保育所や児童クラブに支給するというようなことは聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)本来だと国が取り組むべき課題だと思いますけども、私もホームページを見たときに、大阪府の摂津市ですね、大変いいなと思ったのが、「緊急事態宣言期間も学童保育を提供していただいた皆様に感謝します」という文言が入ってまして、対象者について一人一万円の給付をするということでですね、大変いいなというふうに思ってました。  ぜひ働く世代を支えた保育士、幼稚園教諭、学童支援員等へのですね、市の独自の特別手当給付をぜひ検討していただきたい。あと、その際にですね、職員に一時的な給付金で支給されるよう、また非課税になるような形でお願いしたいです。  最後にもう一度、思いを形に換えていただきたいということで、次のほうに行かせていただきます。  二項目めの中小企業支援で、つなぎ資金十万円の給付状況と第二弾はのほうになります。  四月の臨時議会で可決された案件で、たしか百五十社ぐらいが対象になるというふうに聞いておりまして、現段階では七百十四件の申請、給付実績が六百二十七件ということで、もともとの分母がちょっとよく分からないんですけども、今現在で大体何%の給付実績になるのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  今現在で五〇%をちょっと切っている状況だというふうに認識をしているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)ちょっと低いんかなというふうに考えますけども、このコロナの影響で倒産や破産をされた企業は、市内の中に何社ぐらい、中小企業ですけどありますか。お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  商工団体等に情報収集したところ、現在まだコロナが原因で倒産等した事業所は把握できておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)ほかの定額給付金十万円と同じように捉えられて、何かインパクトが少ないんじゃないかなというふうに思ってます。大分薄まってるということになるかもしれませんけども、また資金の額が十万円だと低いというふうに、そういった声もありますけども、そういったところについてはどのように考えておられますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  まず、申請率が低い理由ということですけども、四月の臨時議会議決後、五月から一生懸命周知をしてきたところでございます。また、商工団体等、金融機関に経営相談に行ってある方にも周知できるようにということで、金融機関等も通じてしてきたところであります。  時を同じくして議員が言われますように、定額給付金が同じ十万円ということで、そちらのほうが大々的に出ていたことがありますので、「十万円申請した」とみんなが口々に言えば定額給付金ということで、なかなか事業者の中でも「十万円出したよ」と言って、実はうちの継続支援事業のことを聞いたつもりがそこまで周知ができてなかったというような点もあるのかなと思っております。  また、売上高の減少率の二〇%ということで一応定義をしたところでありますので、その根拠がセーフティネット保証の四号というのを持ってきたので、セーフティネット保証四号を取得しないとこれがもらえないのかというようなこともちょっと勘違いされた点があったというふうなことを思っております。  そこ辺につきましては、また現在ホームページを修正し、周知に努めているところでありますし、また商工団体からもいろいろ周知しているところでありますので、六月末までの期限ですけども、また精いっぱい周知しながら漏れのないように努めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)申請していたつもりなんやけど、実際はできてなかったとかいうような形で、後でそういった声が上がらないように、しっかりフォローしていただきたいなというふうに思います。  二点目の、中小企業振興資金の件でございます。この制度は、中小企業の健全な発展と振興を図るため、運転・設備資金に対する融資制度であります。銀行からの融資が受けられる制度となってますけども、こういった問合せは今どんどん来ていますでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)再質問にお答えいたします。  金融機関には、答弁にもありましたけど、宇佐市の振興資金の分が一件、大分県のコロナ関連の特別融資で百十三件、また国のほうの制度も今たくさん出てきて充実しているところでありまして、金融機関にはたくさんの相談が行っているというふうにお伺いしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)答弁のほうにもあったんですけど、宇佐市の中小企業振興資金融資一件ということで、かなり少ないんじゃないかなというふうに思いますけど、何か理由がありますか、伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  コロナ関連に関しましては、三月の定例会の中で利子、保証等の提案をさせていただき、認めていただいた点がありますけど、その後どんどん政策金融公庫とかの充実した融資資金が出てきた状況がございます。その中で、事業者は金融機関等において経営相談の上、借入れの上限額とか利率、借入期間とか据置期間、保証料の負担や担保など、いろんな点を勘案しながら自社に最も適している融資制度を選択しているというふうに思っております。  市の融資制度は融資額も五百万円と国や県と比べて少額でありますので、いわゆる最後のとりで的な融資制度かなというふうに思っています。そういった点で少数になっているのではないかなというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)県の制度と同じような形にはなってると思うんですけど、私が聞いた感じでは宇佐市の制度のほうがかなり、まあ額によるんですけど、かなりいいんじゃないかなと、そういったところをどんどん発信すべきかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)宇佐市の制度は融資期間は五年間ですけども、五年間とも保証料は取りませんし、全額利子補助いたします。併せて、県のコロナウイルス関係の分につきましても、県下で唯一宇佐市だけなんですけども、十年間全期間利子補助するということで、そちらのほうがどっちかというと融資額も多くて人気も出ているかなというふうには思ってますけども、今後もそこ辺の周知も務めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)県とか市とか国とか、いろいろな制度があって大変混乱しやすい時期ではあります。そういったところももっとアピールできるように発信していただきたいのと、また今後二波、三波が発生したときにですね、同じように経営のほうが苦しくなるかもしれません。こういったときに、継続した支援をですね、しっかりお願いして次のほうに入ります。  三項目めの農業環境整備のほうについてでございます。  私が聞いた中では、雑草が生い茂って虫が湧いて作物への影響が出るというふうなことですけども、今回環境保全を自粛した地区は大体どれぐらいあるのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  多面的機能支払交付金制度に現在取り組んでいる地区は、宇佐市内百三十二地区ございます。その中で、活動の報告はどうしても年度末にしていただくようになっておりますので、現在自粛した正確な数等は把握できておりません。  しかし、緊急事態宣言の解除によりまして、全ての組織で活動も再開されたものと考えております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)緊急事態宣言中だったので仕方ないかなというふうに思いますけども、フォローをですね、どういった形で今後していくのかということをですね、お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  この事業は、年間を通しての活動となっております。そういった中で、作業時期を変更する等していただいて、適切な保全環境に努めていただければと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)県内でも宇佐市の耕地面積は七千八百九十ヘクタール、これは県内一位でございます。環境保全が遅れたことで作物への影響がないようにですね、早期対応をお願いして次のほうに入ります。  次は、海岸のしゅんせつ工事の件でございます。現地のほうに行かれたということなんですけど、どういった状況なのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  六月三日に関係する土木課、耕地課、林業水産課で行ってまいりました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)どういう状況やったかお伺いしたんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  議員御指摘のように、堆積の状態が確認されたところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)私も行ったんですけど、三十年前からあの辺はよく遊んでた土地でもありまして、泥がたまってるというよりも、砂が海の沖からせり出したような形で五十センチぐらい上がってるんかなというふうに思っております。  三十年ぐらい前は、かなり大きな溝がしゅんせつ工事されてたのがあったんですけど、そういったのも全くないということなので、内水のほうもはけないと思います。  今回、若山議員が樋門の質問を取り上げてますので、私は樋門から先、海側だけということで話をさせていただきますけども、台風によって農地への水害ですね、こういったのはどのように考えられてるのか、耕地課長、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(石川竜三君)おはようございます。耕地課長の石川でございます。多田羅議員の再質問にお答えします。  台風などによって水害が発生する懸念についてでございますが、確認しました現場の状況では、下流域、海側への排水は一定程度の雨量があった場合にはやはり滞る状況が発生してくるものと思われます。  現在は、圃場下流の排水路を経由いたしまして西側の樋門より排水されている状況だと確認しております。  一時的な豪雨や満潮が重なった場合、降雨量が多い場合につきましては、やはり農地の一部冠水がやむを得ず一定程度発生するものと考えられます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)農業関係で畑地化を進める上ではですね、長い将来にとって大変必要なことだと思いますけども、海側の案件のことなので市の管轄ではないというふうに理解はしておりますが、こういった海岸のしゅんせつ工事は、大体どこにお願いすべきなのかだけ教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(石川竜三君)再質問にお答えします。  今御指摘のありましたように、農業生産基盤を整備いたします土地改良事業としましては、直接海岸や沿岸をしゅんせつするといったことはなかなか難しいと考えます。  しかし、昨年九月から十二月まで市内二十一会場で開催しました国営かんがい排水事業地区調査の地元説明会において和間地区の農家の方から、排水不良の件も御意見として承っているところであります。  既に関連する近接の寄藻川に関しましては、県の土地改良関係部署と河川管理部署との協議によって大字北鶴田新田の一部で堆積する土砂のしゅんせつ工事を現在も実施している状況と伺っています。  御指摘のありましたこの和間地区の現状につきましても、県の関係機関、それぞれの管轄がございますので、その管轄を確認しながら、この状況の対応につきまして市の内部においても十分協議し、その状況については地元への情報提供、今後進める説明会・座談会等で情報の提供に努めてまいりたいと考えているとこです。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)市内のほうにですね、和間海浜公園と同様に、以前はそういったしゅんせつ工事をしたんだけど、かなり手つかずになってるという場所が、ほかにもそういうところが市内にあるのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(石川竜三君)お答えします。  現在、和間海浜公園と同じ状況といった特定の場所は確認には至っておりませんが、農地と排水の件に関しましては、これは密接な関係でありますので、各地域性においては排水に関する意見は多方面の集落から上がってきている状況です。  今申し上げましたように、和間地区と同様のしゅんせつに関する案件については、その内容については報告は伺っておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)かなりあるということなので、ほかの場所についてもですね、同様なことが懸念される、台風等により農地への水害が懸念されるということも考えられます。随時検討していただくとともにですね、この件はですね、地域のほうから要望が出ております。数十年放置されていたことから、排水のほうもうまくできない状況のほうになっていますので、早急な対応をお願いして次のほうに入ります。  四項目めです。家庭ごみのほうについては、特に変動がないというか、少し減少しているということになってるという答弁を頂きました。ごみが減ってるということは経済が回ってないんかなというふうに思いますけども、特に影響がないということなので、大きな質問はできないんですけど、現在の分別状況ってどげな形なのかだけお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)生活環境課長の久保でございます。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  分別につきましては、燃やせるごみ、燃やせないごみ、粗大ごみ、資源ごみの四種、十六品目に分別をしております。リサイクルとなる資源ごみは、アルミ缶、スチール缶、瓶・ペットボトル、新聞類、雑誌類、段ボール、白色トレー、蛍光灯、乾電池、紙パック、古布類、廃食用油、小型家電、以上十三品目を定期及び拠点にて回収しております。  なお、古紙類は定期回収をしておりますが、昨年度より古紙、古布の拠点回収も行っております。なお、本年六月からは羽毛布団のリサイクル回収も始めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)特に注意していただきたいこととか聞きたかったんですけど、ここは市民の皆さんに御協力を頂いてですね、最終的な削減目標を達成することをお願いして、十九分残して私の一般質問のほうを終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、多田羅純一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十時五十五分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午前十時四十二分               ───────────────                 再開 午前十時五十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、改めましてこんにちは。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。  まずは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組む中、今なお最前線で働いている医師や看護師の皆さん、保育施設や介護福祉施設に勤務される皆さん、危機対応に当たられている市長をはじめ職員の皆さん方、配達を担う物流事業者の皆様、スーパーやドラッグストアなどの販売員の皆さん、皆さん方の御尽力によって、私たちの日常の全てが成り立っていることに心から感謝申し上げます。  さて、ステイホームが推奨され、新しい生活様式の定着が、私たちの暮らしと仕事の全体を大きく変化させています。この変化はどこまで広がるのか、いつまで続くのか、元の社会に戻るのか、はっきりとした先が見えない中ではありますが、この変化によって得た効果に注目するべきだと思っております。  テレワークや事業のオンライン化、ステイホームが定着し家族で過ごす時間も多くなりました。私たちの生活が急激に変化する中ではありますが、これに対応し、いずれ常識となってまいります。  コロナショックの後は、コロナエフェクトです。私たちの今後の生活において、今回の経験から得た利点に着目し、前向きに捉え、今こそ市民の皆様とともに、新しい時代を駆ける能動者たる精神をもって一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。  一項目め、大胆な地域活性化・経済対策の実施を。  一点目、四月十六日に全都道府県に緊急事態宣言が拡大され、五月二十五日まで感染拡大防止に向けて心を一つに取り組む中、宇佐市においても学校の臨時休業に伴って生じる諸課題への対応、経済的な影響を受けた事業者などに配慮した対策を、迅速かつ丁寧に対応していただきました。  その一方で、イベント自粛に伴う消費の落ち込みや、観光客の減少、工場の操業停止や減産、外出自粛による消費意識の低下などによって、地域経済は急激に悪化しております。  これまでにない消費喚起対策を実施し、市内事業者が景気向上を実感できる支援が必要と思うが、新たな経済対策はあるかお聞きいたします。  二点目、農林水産物の消費の冷え込みが続き、例年に比べ大幅な収入減となっている生産者が多くいます。担い手不足を課題とする中、安心して生産活動を行うことができるよう、支援の拡充などが必要と思うが、市の対応はいかがでしょうか。  二項目め、小中学校の学校生活について。  一点目、通学時の荷物の重さがページ数増加・大判化で重くなっており、追加して体操服や水筒、雨が降れば傘が追加されます。通学時間が三十分程度かかる生徒や、自転車通学の際バランスを崩してあわや交通事故という事案もあるようですが、荷物に対する配慮についてどのように取り組んでいるかお聞きいたします。  二点目、中学生短期留学が中止となり、修学旅行や運動会など、子供たちが特に楽しみにしている学校行事の延期や未定が心の負担となっています。中止するに至った事業については、新たな機会の創出を検討できないかお聞きいたします。  三点目、このような状況下にあって、心のケアを必要とする児童生徒を見落とさない仕組みが必要と思うが、市の対応はいかがでしょうか。  三項目め、行政窓口でのキャッシュレス化を望む声が多くありますが、現状と今後の計画をお聞きいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、行政窓口キャッシュレス化の現状と今後の計画についてでありますが、行政窓口のキャッシュレス化につきましては、国が進めるキャッシュレス化の動きに合わせ、既に導入が図られている自治体もあるようであります。  キャッシュレス化につきましては社会の要請でもあり、新型コロナウイルスによる影響で加速するものと思われます。既に納税に関しては、税務課と会計課において協議を進めているところであります。  議員お尋ねの、行政窓口でのキャッシュレス化につきましては、現在策定中である情報化推進に関するビジョンの中で導入の在り方を検討したいと考えてございます。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの小中学校の学校生活についての二を、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、こんにちは。教育長の高月でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小中学校の学校生活についての二点目、中止するに至った事業についての新たな機会の創出を検討できないかについてですが、中学生短期留学事業については、世界的な新型コロナウイルスの感染の広がりから中止せざるを得なくなり、本年度の実施を期待していた中学生にとっては残念な思いであったことは推察いたします。  本市としましても、グローバルな視野を持った人材育成は大切なことから、来年度以降の実施に向けて、充実した留学内容となるよう考えてまいります。  修学旅行や運動会等の学校行事については、子供たちが楽しみにしている行事でもあり、各行事を通して培われる教育的効果も大きいことから、感染リスクを可能な限り低減できるような工夫を講じながら、児童生徒の活躍、成長の場を模索していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの大胆な地域活性化・経済対策の実施をについてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、大胆な地域活性化・経済対策の実施をの一点目、新たな経済対策はあるかについてですが、議員御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域経済は甚大な影響を受けていると認識しています。  そこで、市としましては、国や県の支援策を捉えながら商工団体と協議を重ね、利子補助などの資金繰りに対する制度や、事業継続支援事業などを新設し、幅広く事業者の支援を実施しているところです。  新たな経済対策としましては、地域の消費を喚起し、地元事業者の支援に結びつけようと「宇佐んみせ応援プレミアム商品券事業」を計画し、その予算を本定例会に提案しています。これは、プレミアム率二〇%、発行総額六億円を予定しており、大きな経済効果が得られるものと考えています。  観光につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大期に宿泊施設の予約キャンセルに伴う売上高等の減少に対して、緊急かつ速やかな支援策として補助金を交付しているところですが、収束期にかけては観光需要の回復に向けた攻めの対策を行う必要があると考えています。  今後は、国、県の支援策の活用を図りながら、市独自の誘客キャンペーンを計画するとともに、受入環境の整備や情報発信の強化に努め、観光誘客や消費喚起につながるような対策を実施したいと考えています。  二点目、農林水産業の支援に対する市の対応はについてですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、全国の農林水産業や食品産業に影響が出ているところです。  農業については、全国的には畜産・花卉生産者に影響が出ていますが、本市では現在のところ、畜産農家等からの問合せや相談はなく、農産物の消費の冷え込みについての影響は少ないものと認識しています。
     しかしながら、林業については住宅着工件数減少の影響で原木流通が冷え込み、価格が下落しているほか、林産物では外出自粛による道の駅や、休校に伴う学校給食停止等により影響が出ています。  また、水産業についても魚が売れず、自主的に休業している漁業者が出ているなど、厳しい状況下にあります。  このようなことから、国は影響を受ける農林漁業者に対しての事業の継続を支援するため、一次補正では事業全般に広く使える持続化給付金や資金繰りの対策強化等を、また二次補正ではさらなる支援の拡充を図るため、経営継続補助金のほか高収益次期作支援交付金や原木保管等事業、休業中の漁業者対策等を創設したところです。  今後、農林水産業者からの問合せや相談等あった場合には、その内容に応じて国の各種支援策を紹介するなど、事業の継続を支援してまいりたいと考えています。  なお、水産業については、六月四日に県漁協宇佐支店より漁業経営への支援についての要望書が提出されました。市としてどのような支援ができるのか検討しているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの小中学校の学校生活についての一と三を、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小中学校の学校生活についての一点目、通学時の荷物に対する配慮についてどのように取り組んでいるかについてですが、平成三十年度に文部科学省から通知された「児童生徒の携行品に係る配慮について」に基づき、児童生徒の登下校中の負担軽減のため、何を持ち帰らせるのか、また何を学校に置くこととするかについて、各学校で必要に応じて適切な配慮を講じているところです。  例えば、家庭学習で使用する教科書や、関連した教材は持ち帰らせますが、使用する予定のないものについては置いて帰るなど、児童生徒の発達段階や学習上の必要性、通学上の負担等、学校や地域の実態を考慮して判断し、対応しています。  三点目、心のケアを必要とする児童生徒を見落とさない仕組みが必要と思うが市の対応はについてですが、各校においては日頃より児童生徒の小さなサインを見逃さない取組を行っています。  今回の長期にわたる臨時休業により、生活リズムを戻すまでに時間が必要であったり、感染症に対する不安から心理的なストレスを抱えていたりする児童生徒についても、健康相談を実施したり、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等を活用したりするなど、実情に応じた支援を行っていくこととしています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは順次再質問をさせていただきたいと思います。  まずは、大胆な経済対策の実施というところで、これは複数の議員の皆さんが同じような質問をしている中で、大変答弁においてもですね、内容を私も理解をしているところでございます。  なぜ、これについて考えていかなければならないかというと、これを行う中で実際に体感できる経済の活性化というのは、過去そんなにはなかったと思うんです。しかし、今回については、特にこれが必要な状況下にあります。  それで、市が先頭を切ってリーダーシップを発揮するのであれば、それに応じた例えば広報であったり、お知らせの手法についてですね、何か講じることはできないかなというふうに思ってますので、そういったことが何か考えるところがあればお答えいただきたいなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  まず、プレミアムつき商品券のこの事業につきましては、過去のやり方を踏襲せず、コロナの影響を受けている業種、多くの店舗等で何とかその実感が得られるような形でやっていきたいなと思うのは、議員の言われるとおりでございます。  そのためには、市民の方に状況を理解していただき、応援するために初めて来たよとか、試しに来てみたなどの声が聞かれるような事業にしたいなというふうに思っております。日頃行くスーパーでこれを使うというだけじゃなくて、いろんなところに応援をしていくような形の運動に広げていければなと思っております。  そのためには、いろんな形での周知に努めていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)その言葉を聞いて大変安心いたしました。前回同様なんですが、前回までも一緒だと思います、商工団体、宇佐商工会議所、宇佐両院商工会の協力を得てこれを行うということでよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  宇佐商工会議所と宇佐両院商工会が事業の実施主体となって、市がそれに対して補助をする形でやっていく状況であります。補助をするからには、市としても今申し上げたような形でいろんな意見を言いながら一緒に事業をつくり上げていければなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。そしたら、実施主体となられている団体との協議はですね、やっぱり密に行っていただいて、どのような手法を取られるかということに関心を持っていただきたいなと思います。  以前、この事業については、行列をつくって買いに来られるときもあれば、後にははがきで応募するという形もございました。似たような手法になるかとは思いますけども、多くの市民がこのプレミアム商品券を手にすることができるようなことを考えていただきたいなと。  そしてまた、そういうときにはですね、また追加の補助じゃないですけども、団体が独自に行う、その商工団体がどういうふうに行っていくかも含めてなんですけども、少し補助が必要なところがあれば、市は率先して二の矢、三の矢を準備していただきたいなというふうに思います。  この事業について、特になんですけども、商工団体に加盟していない事業所も多くある中で、そういったところに配慮が行き届くのか、そういった不安の声もありますが、その点についてお答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  実施主体はあくまでも商工団体ですけども、会員に限らず会員外の方も今回は取扱店として加盟していただきたいというふうに思っております。  募集は商工団体のほうでいたしますけども、また広く周知する中で会員外の方も率先してやっていただければなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。これについては大変期待をしておりますので、ぜひ率先した行動をよろしくお願いいたします。  関連して、観光であったり誘客キャンペーンを今後行っていくという方向性の中で、全体的な流れの中でのお話をさせていただきたいと思います。  農林水産業の落ち込みも含め、いろんな面でですね、これからどうなっていくのか分からない環境がずっと続くことが予想されますが、私は誘客キャンペーンを行っていくということであって、農業や農林水産業に対する考え方をまとめていく中で、こういったときだからこそなんですけども、そういった体験型の観光誘客ができないかなというふうに思っておりますが、その辺について今回市独自の誘客キャンペーンを行っていく計画をしていく中で、どのような考え方で進めていかれるのかお答えいただければお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)観光・ブランド課長の河野でございます。河野議員の再質問にお答えします。  市としての誘客キャンペーンでございますけれども、当然国のGoToキャンペーン、それから県が打ち出しております割引商品助成、そういったものの活用と併せてですね、やはり現在他市では直接的に宿泊に対して割引助成をしている市もございます。  また、泊まった方にプレミアム券を贈るという、そういった取組をしているところもございますので、国、県を利用、それから近隣で行われていることの中で何が宇佐市にとってふさわしいのか、最も効果的なのか、そういったものを含めた上でですね、今後実施のタイミング等も留意しながら、検討してまいりたいと考えています。  それから、体験につきましては議員おっしゃるとおり、三密が避けられる、やっぱり地方に求められるということが今後増えていくと思いますので、昨日の質問の中にありましたグリーンツーリズムという中でもですね、市も農業遺産との連携やそういったものを新たな体験策としてですね、つくった中で売り込みをしていきたいということを考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひですね、体験型というのは地方でしかできないことでありますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  そして、これにはですね、修学旅行の誘致も絡んできている事案ではないかなというふうに思いますので、今後多分続くことであろうというふうに思いますので、継続して事業が行われるような内容を構築していくことが大切かなというふうに思っております。  観光誘客については、もちろん他市で様々なことが講じられている中で、市としてということはもちろん必要だと思うんですけども、これはですね、市としてということではなくて、全国的に地方回帰の流れがあるというふうなことを捉えていただきたいなというふうに思います。  含めてなんですけども、Uターン、Iターンに関するそういった質問が来ているかどうかお聞きしたいなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  現在、Uターン、Iターンといったような状況ですが、福岡、大阪、東京といったようなとこにこちらのほうから出向いて、Uターンしてきて農業に従事しないかというようなことでの、紹介はいたしているとこでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)すいません、少し内容が難しい質問になってしまいまして申し訳ないです。  今の農業について少し考えるとこがありまして、今回のこういった状況下において、国内での生産、国内での消費というのが見直されているというふうに感じております。農業の役割というものが少し視点が変わったのかなというふうに感じていますので、こういったときこそですね、自分たちの身の回りにある日常的なものが皆さんにとってものすごく必要なものだというふうなことを集中的に宣伝するべきかなというふうに思っておりました。  ですので、今の答弁にありましたとおりですね、いろいろな面で地方を見てくれている人が、他市というか、全国的に多くなっているということを、どうにかですね、そういったアンテナを立てて、そこを攻めていただきたいなというふうに思っております。これは私の意見です。  そしたら、次の質問に進めさせていただきたいと思います。  小中学校の学校生活についての再質問です。  荷物の重さについて、どれだけの情報というか、今の現状を捉えられているか、重さであったり状況について分かる範囲でお答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。河野議員の再質問にお答えします。  荷物の重さについては、各学年の状況等もあろうかと思いますが、大体ランドセル五キロ前後ということで認識をしております。それ以外にも、やはり体操服や給食エプロン、水彩道具や習字道具等ですね、毎日持って帰るというわけではありませんが、それぞれ子供たちが持ってかえったりするものは多かろうということで認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)そうですね、ランドセル五キロ程度、大体そのぐらいだというふうに聞いております。  では、中学生の状況は御存じでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  中学校は自転車通学の生徒も多い状況ではありますが、それプラスで部活動に関する荷物がですね、追加される状況であると思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)部活動の荷物を除いてですね、中学生の荷物が平均で八キロ、重たいときで十二キロあるというふうに聞いております。これは、学習に必要だというふうに指示された内容物だけで、そのぐらいあるそうです。  自転車通学での配慮というか、自転車通学をしているので重たいものを持っていっても大丈夫だろうというふうに捉えられている大人もいるんですけども、保護者目線で見ればですね、これほど危ない自転車の乗り方はないなというふうに思われているようです。  追加してなんですけども、先ほどの部活動の部分を足してもですね、自転車でこの重さを持っていくかなというふうな疑問をやっぱり感じるんですね。  それで、置き勉というふうに通称で言われている学校に荷物を置くという行為をじゃやってみようというふうに行動をされた学校とか、先例はありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)実際に学校一斉でというような形ではないかもしれませんが、先ほど次長のほうが申し上げましたとおり、平成三十年度の文部科学省からの通知にもありますように、やはり荷物による負担というのを軽減していこうということでですね、各学校には周知をし、それで各学校で実際必要なものと必要でないものをですね、持ち帰りというところを判断して実践をしていただいていると認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。実際に必要かどうかということをですね、やっぱり研究していくことというのは大切ではないかなと思います。  これ、結論ですね、軽くしてほしいということではないんです。そういった取組を行っているよということであったり、子供たちと一緒に考えるというふうな時間を持ってほしいなと思ってます。そうすることによって、子供たちは自分で考えるということもできるだろうし、そういった配慮をしてくれているんだなというふうなことで安心につながるというふうに思います。  子供たちに直接聞いても、なぜその重さを持っていかなければならないのかが分からない、保護者もそれを見て、仕方がないというふうにしか思えない状況が続いているのが問題だなというふうに思いますので、ぜひですね、課題解決の方向に向けて考えを起こしていただきたいなというふうに思っております。  この件については、以上で締めさせていただきます。  次に、中止するに至った事業の新たな機会の創出なんですけども、これは短期留学に限ったことではなくて、やはりするべき、する予定であった事業について、それがなくなってしまった場合、その目的に応じた似たような事業を計画するべきではないかなというふうに思うわけです。  そもそも事業をこれ、短期留学、もう結構やってますよね。平成二十七年ですかね、から始まっていると思うんですが、これの事業主体とか事業目的はどのような内容になっているかお尋ねします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)中学生短期留学につきましては、グローバルな視点を持った人材育成というのがですね、一番大きな市としての目標となります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)そうですね、グローバルなというところで事業展開をされているということは承知をしております。  これの内容について、答弁にありますとおりですね、来年度以降に向けてという計画をされているというふうに承知しておりますけども、来年もですね、このような状況下にあることはおおよそ想定されてると思うんです。なので、来年はじゃどうするのか、再来年はどうするのかではなくて、そういった緊急時にはこういうふうに対応すると、例えば今であれば、これだけウェブが皆さん方に浸透してきてですね、海外ともやり取りができるということは子供たちも十分承知をしております。  そういったことも踏まえて事業計画をされるべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
    ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  今回のこのコロナウイルス感染症につきましては、想定外では実際にはあったわけです。で、今年度につきましては、この世界的な状況というところでですね、代替案も含めて難しいかなと思っておるところでありますが、実際今議員がおっしゃられたように、来年度、再来年度につきましてもいろんな状況を想定してですね、これからしっかり考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひよろしくお願いいたします。これについてはですね、子供たちが待っているということよりも、子供たちにそのような経験をしてほしいなというような要望が多くあります。  この短期留学についてで言いますと、やはり高額な旅費がかかりますので、それについてはですね、やっぱりそれは出せないなというふうに思っている保護者も多いのは事実なんですね。  これに限らず、こういった事業を展開する中で、やっぱり不測の事態というのは必ず起きてまいります。そういったときに、その際はこのようにやるというような計画を同時に立てることで、その経験ということだけは取り上げられない事実になりますよね。取り上げられないと言ったらおかしいんですけど、参加できなかった、中止になったということではなくなるというふうに思うんです。ですので、そういった機会の創出を行っていく、また事業の展開を行っていく中で、ぜひともできなかったときの対応を考えていただきたいと、これも意見ですので、ぜひそのようなことをよろしくお願いしたいと思います。  小中学校の学校生活についての最後、心のケアについてなんですが、今回の答弁でスクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの活用というふうにありますが、今現在の人数であったり、人員の配置状況についてお尋ねいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  スクールカウンセラーにつきましては、現在宇佐市内で五名の方が勤務をしております。スクールソーシャルワーカーについては三名ということで、基本的に拠点になる学校に配置という形になっておりますが、スクールソーシャルワーカーにつきましては市教委のほうからですね、各学校のほうに出向くという形になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、そのスクールカウンセラーさん、ソーシャルワーカーさんに対する質問であったり相談件数が分かれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)今年度は、この新型コロナウイルスの関係でですね、まだスタートしたばかりではありますが、すいません、スクールソーシャルワーカーの分に限ってですけど、今のところ全体としてですね、十件程度のですね、相談があっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)思ったよりも多いなというふうに今思いました。  子供たちの心理的なストレスということに関しては、これはもう本人以外は分からないというのが現状だと思います。過去にこういった例があったかなというふうに記憶を思い出してるんですけども、子供たちに直接ここに電話したらいいよというようなカードないしそういう告知があったと思いますが、今現在それは取り組まれていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  まずは県のほうからですね、二十四時間体制のですね、SOSのカードは配布されております。で、市のほうからはですね、今回ホームページのほうにも掲載しておりますが、この新型コロナの関係とかその他友達同士の関係とか、そういうところで不安等がある場合はスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等活用してみませんかというですね、御案内のほうをしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ホームページ等で告知をされているということですが、子供たちは直接ホームページを見ることはほとんどないと思います。ですので、学校を通じてですね、もしくはPTAを通じて、そういった宣伝活動を行ったらどうかなと思いますけども、それについて何か提案がありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  先ほどの件で、学校のほうにも校長会、教頭会等でですね、御案内をしているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひですね、これについては継続して告知を行っていただきたいなというふうに思います。  先ほども申し上げましたとおり、子供本人でしか分かり得ないことがたくさんあります。そしてまた、こういった声もあります。こういったウイルスであったり、菌というのはですね、非常に子供たちが無作為にというか、使ってしまうワードであると。ですので、そういったことも踏まえて心のケアという観点から保護者も注目はしているんですけども、やはり学校内でのこと、子供本人のことにはなかなかたどり着かないのが現状です。  ぜひですね、いろんな場面で守っていただけるような策を講じていただきたいというふうに思います。これはもう私の希望ですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは最後に、窓口でのキャッシュレス化についてでございます。これは、社会の流れでキャッシュレス化が進んでいる中で、今回のコロナ禍ということで、加速するんではないかなというふうに思っております。  実際に窓口でそういった金銭のやり取りで、これキャッシュレス化ができないんだろうかというような質問を受けたことはありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。再質問にお答えします。  具体的に窓口に関してですね、ちょっと私どものほうの耳には入っておりませんが、提言メール等でですね、税金等のキャッシュレス化を進めてほしいという声は聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)やはりですね、一般の商店においてですね、金銭のやり取りの際に実際に手渡しが嫌だとかですね、トレーの上に置いてやり取りをするとかいうのがですね、実際にこの市内でもどこでも行われている対応・対策なんですね。  それで、行政の窓口がそれに順応していないというふうに見られるのは、ちょっと時代に遅れてしまうのかなというふうに思いますので、そういったことに取り組むということであれば、少しずつでもいいので前に進んでいただきたいなというふうに思います。  今回の答弁では、社会の流れ、国や県の流れも踏まえて導入を検討していくということでございます。前向きな検討をお願いしたいところなんですけども、問題点があればお聞きをしておきたいなと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えします。  既にですね、納税につきましてはコンビニ払いを導入しています。ですから、税金に関しましてはその延長線上ということでですね、新たな負担等なく開始できるかなと思います。  ただ、窓口につきましては、これまでゼロという状態ですので、そのことに伴う窓口職場の職員また会計上の事務負担、そして若干ですが関係例規のですね、改正等が必要になろうかと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。そのような課題がですね、もう目に見えていると、対応・対策のもう一歩手前で来ているなというふうな実感がありますので、ぜひ前向きに検討をしていただきたいというふうな期待を込めまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時ちょうどといたします。  なお、休憩明けの配席は、議場議員席シフト第二のとおりですね、現在議員席の方は傍聴席へ、傍聴席の方は議員席への変更となります。よろしくお願いしたいと思います。  暫時休憩します。                 休憩 午前十一時三十五分               ────────────────                 再開 午後一時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。議席番号四番 市民れんごうの若山雅敏です。  冒頭に、新型コロナウイルス感染症に対し、最前線で感染症と闘ってくださっております医療従事者の皆様、介護の現場や保育の現場に従事されている皆様へ、心より敬意と感謝を申し上げます。  また、感染症の様々な対策に取り組んでいただいている市長をはじめ副市長、教育長、部課長以下職員や、対応に関係する多くの皆様にも併せて感謝を申し上げます。  さらに、現在市内では感染症の拡大防止ができていると思っております。これは、市民の皆様一人一人の取組のおかげであり、心から敬意を表します。  今後は、市民の皆様と一緒に感染防止に十分配慮した上で、足踏みしている経済や観光等の復興、教育の日常を取り戻していきましょう。  議員になって一年たちますが、まだまだこういった場に来ると緊張して足がすくむ部分がありますが、通告に沿って一般質問に関する質問を行わせていただきます。  まず、一項目め、危機管理体制について。  その一点目として、市が対応する危機管理についてであります。今回の新型コロナウイルス感染症、地震・台風等の自然災害、大規模火災など、多様なものがございます。危機管理で一番重要なことは、迅速かつ適切に初動対応ができるかにかかってきます。そのためには、発生した危機事象を的確に把握し、初動対応を指示する体制が必要であると考えます。市は、現状の組織体制、事務分掌等で、迅速かつ適切な初動対応がつくれると認識されているのでしょうか。  また、防災計画の関係では、対策部門の運営は実動がない部署(課)が担うマニュアルとなっておりました。しかし、地域防災計画以外の対応については、実動を行う部署、現場対応を行う課等が対策本部の運営を行うマニュアル計画となっております。今回の新型コロナウイルス感染症に関連した対応についての体制も、実動する部署、今回の場合は健康課のほうだと思っておりますが、本部の運営を担っていたと記憶しております。感染者が出ていた場合、実際に実動部隊、その前線部隊として、迅速かつ適切な対応ができると思われていたのでしょうか。  さらに、今回の感染症対策の対応も行わなければならないような場合は、BCP、事業継続計画でありますが、それはどう対応が取られているのでしょうかお伺いします。  二点目として、梅雨の時期を迎え、大雨や台風などの避難所対策にも新型コロナウイルス感染症を念頭に置いた、三密の回避や発熱、基礎疾患がある方などに配慮した避難所の対応が想定されておりますが、十分な検討がなされているのかお伺いします。  二項目めは、海岸線の樋門の把握や地元に対応する体制についてであります。  一点目として、市内の樋門については管理等について地元で対応しているものが多い。しかし、地元からは何らかの相談をしたいときに、どの部署や課に行けばよいのか分からないとの声も聞きます。県や市の事業で対応した樋門だと思いますが、樋門の数や各樋門の位置等も含め、それぞれを把握しているのでしょうか。  二点目として、樋門によっては地元がその担当部署が分からずに、どこに行って相談をすればいいのか困惑するということを聞く中で、それぞれの樋門に地元対応に対する体制はあるのでしょうか、お伺いします。  最後、三項目めとして、ジャンボタニシの対策についてです。  近年、安心院・院内地域にも広がりを見せ、市内全域にジャンボタニシの被害が拡大している状況であります。農業者は、駆除や防除、米の減収に苦慮しております。市として、農業者に対するジャンボタニシの対策指導や、農業者の負担軽減への対策について行っているのかお伺いします。  以上、三項目五点についてお伺いします。明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、若山雅敏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、危機管理体制についての一点目、今回の新型コロナウイルス感染症に対する体制は十分か。またBCPはどう対応が取られているかについてでありますが、本市の新型コロナウイルス感染症対策推進体制につきましては、平成二十七年三月に作成をした新型インフルエンザ等対策行動計画を基本に整備いたしております。  市長を本部長とし、副市長以下各部長等で構成する対策本部、福祉保健部長を室長とし関係課長で構成する健康危機管理室、市長を会長とし外部委員等で構成する対策会議から成っております。  議員御指摘のとおり、実動部隊となる課が本部の運営になっておりますが、非常時の対応は対策本部の指示によりそれぞれの担当部署で対処することとしております。また、本部の運営につきましても、健康危機管理室で関係課が連携して行うこととしております。  後段のBCPの対応についてでありますが、本市において新型コロナウイルス感染症が発生した場合に備え、市民の生命を守るための対策業務やライフラインの維持管理など、生活に重大な影響を与える業務について優先的に実施すべき業務を特定するとともに、業務の執行体制や対応手順、継続に必要な資源の確保を図るため、業務継続計画BCPを、本年四月に策定いたしております。  その中で、職員が感染者もしくは濃厚接触者となった場合も想定しており、取るべき措置を明確にするとともに、庁舎等の消毒作業についても従事者及び作業内容、準備物等について確認をしたところであります。  いずれにいたしましても大災害や感染症などの危機管理体制については、全庁を挙げて適切に対応できるよう徹底してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの危機管理体制についての二を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、こんにちは。総務部長 久保でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、危機管理体制についての二点目、新型コロナウイルス感染症を念頭に置いた三密の回避や、発熱・基礎疾患のある方などに配慮した避難所の対応の検討がなされているかについてですが、避難所での新型コロナウイルスの感染防止の観点から、三密の回避や衛生対策の徹底などに万全を期す必要があると考えており、当初予算及び補正予算第二号で御承認いただいた非接触型体温計や消毒を行うための物品の整備に加え、密接を防ぐための間仕切りを追加購入する経費として、今回提案している補正予算に計上してございます。  また、避難者同士の密集を回避するには、通常の災害発生時よりも広範囲なスペースを要するため、可能な限り多くの避難者の受入れを確保するため、居宅内の安全な場所での在宅避難や、親戚、知人宅等への避難など、避難の分散化についてホームページで周知を行うとともに、広報うさ七月号の特集記事でも掲載する予定であります。  なお、発熱がある方につきましては、各避難所において別室あるいは分離されたスペースを避難場所として設ける予定であります。  また、避難勧告が発令された際、基礎疾患があるなど感染した場合に重篤化するリスクが高い方の避難につきましては、県と県旅館ホテル生活衛生同業組合の協定に基づき、本市でも災害時の受入れについて、組合支部との協議を進めているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの海岸線の樋門の把握や地元に対応する体制についてを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の城でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、海岸線の樋門の把握や、地元に対応する体制についての一点目、相談をしたいときの窓口や樋門の位置等について、それぞれ把握しているかについてですが、市内の海岸線は約十九キロメートルあります。  そのうち、県宇佐土木事務所が管理する海岸保全区域は約十四・三キロメートルで、県漁港漁村整備課及び市の管理する漁港施設が約四・七キロメートルあります。
     樋門については、県宇佐土木事務所が管理する海岸保全区域には二十八基あり、県漁港漁村整備課及び市が管理する漁港区域内には二基あるとのことでありますので、相談等がありましたら、市の窓口としては土木課または林業水産課で対応させていただきます。  二点目、それぞれの樋門に地元に対応する体制はあるのかについてですが、県宇佐土木事務所にお聞きしたところ、二十八基のうち、管理の必要性がある樋門については十六基あり、地元等に管理委託をお願いしているとのことであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めのジャンボタニシの対策についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  三項目め、ジャンボタニシの対策について、市として農業者に対する指導や対策はについてですが、ジャンボタニシは南米原産で食用のため日本に持ち込まれましたが、その後野生化し、水田や水路等に生息、田植後二週間から三週間の水中の軟らかい水稲の茎を食い荒らすことから、全国的に水田での被害が大きな問題になっています。  本市においても、昭和六十年頃に水田や水路などで生息が確認されて以降、これまで市内全域で水稲の被害が発生しています。  駆除や防除の有効な対策としましては、登録薬剤による防除のほか、田植前では前年秋の稲刈り後から冬場にかけて圃場での速度を落としながらの耕起による貝の破壊、また田植時期では水口に網を取り付け水田への侵入を防ぐことや、貝や卵を発見次第、直ちに捕殺すること等に加え、特に貝が水稲に被害を及ぼすのは田植後三週間までであり、かつ、水深二センチメートル以下では貝の活動が鈍くなることから、田植後三週間程度、水深を浅く保つことなどが挙げられます。  市としましては、個別相談に丁寧に対応するとともに、ホームページや市報を通じ、ジャンボタニシの駆除や防除方法の周知を行い、米の減収回避対策を図ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一項目めの一点目としてお伺いしたいのは、専門的な話というか難しい話にもなるんですが、リスクマネジメントとクライシスマネジメントの認識についてであります。  リスクマネジメントつまりリスク管理でありますが、それは危険性の管理のことで、予測される危険性をできるだけ回避するための方策・手段や、物資等を備蓄・準備しておくこと、例としては防災計画や何々マニュアルの策定、備蓄物資、資機材などの事前準備ということになるかと思います。  そういったことであり、クライシスマネジメント、これが危機管理だというふうに私は理解するんですが、危機管理とは危険事象が発生したことを素早く把握し、対応する計画、マニュアルや備蓄物資などを活用し、迅速にかつ適切に危機事象の被害等を最小限に抑えるための対応・対策を実行する能力のこととなると思います。  準備と実行の違いが分からない場合は致命的になるという話がされております。準備はあったが、迅速かつ効果的実行ができなかった事例は多数あると聞きます。原因としては、職員や管理職の危機意識等が低い、誰が担当、誰が責任者、マニュアル計画・物資等がどこにあるか分からない、実行する体制がない、経験がない、通常業務が多忙で誰かが行うと考えているなどであります。  宇佐市の場合は、こういったことがなく、きちっとした対応が取れているとは思いますが、まずリスクマネジメントとクライシスマネジメントの明確な違いをどう認識しているのか、それをどう生かしているのかをお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。若山議員の再質問にお答えします。  ただいま御質問がありましたリスクマネジメントとクライシスマネジメントについてでございますが、基本的な差異については、議員が今おっしゃられたようなところと私どもも認識しておるところでございます。特に、クライシスマネジメントという言葉が危機管理という言葉に置き換えられますけども、当市では危機管理というところに、両方の意味を含んだところでの運用体制を行っているところだと認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)確かにリスクマネジメントについてはですね、様々な方策が取られているというふうに私も理解しておりますが、クライシスマネジメント、危険事象が起こったときの危機管理ということについては、今回の体制等について、私なりの意見ですが、少し不安を持ったところであります。  答弁の中に健康危機管理室というのがありましたが、一番最初に対策された部分だと思うんですが、これはどういったものなのか、どういう目的のものか、体制はどうなっているのかを少し詳しくお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長の出口でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  答弁でお答えしましたとおり、今回のコロナウイルスに関係しましては、平成二十七年の新型インフルエンザ対策行動計画というものを基本にしたものでございます。  その中で、そのときにつくりました体制を参考にしたものでございますけども、御指摘の健康危機管理室ですけども、体制としましては答弁でも申し上げておりますが、室長に福祉保健部長、そのほか関係課としまして副市長は健康課長ということで、管理室の室員としましては私総務課長、危機管理課長、生活環境課長、福祉課長、子育て支援課長、介護保険課長、安心院支所の地域振興課長、院内支所の地域振興課長、それから学校教育課長、消防本部警備課長ということで、関係課十課で構成してございます。  保健所と連携して、健康課が中心になると思いますけども、連携して情報共有し、対策本部の運営事務局として協議し、対策本部に諮っていくというような役割を担っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)健康危機という部分では、おっしゃられたようなことだと思いますし、当然これについてはこの新型コロナウイルス感染症がですね、発生して、全国的な問題というか対応が迫れている二月ぐらいに早期に立ち上がったものでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)すいません、ちょっとここに今ありませんけども、感染拡大を受けてですね、緊急に対応する必要があるということで、先ほど申し上げました新型インフルエンザ対策の行動計画を基本にそれを流用して、二月ですか、つくったということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)その対応については、非常に素早い対応だったなというふうには思うんですが、その後この感染症がですね、様々な分野に影響を及ぼすということで、経済面を含めて大きな対策本部が立てられるような事態になったというふうに思っているんですが、そういったことでの対策本部ということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)答弁で申し上げましたけども、対策本部としましては、市長を本部長として副市長以下各部長等で、もちろん経済面の対策も含めて、経済部長をはじめ本部として議論してまいります。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)すいません、危機管理室で感染症の最初の対応、感染症をどうするかという対応については、その部分で対応されてきたと思うんですが、では対策本部としてはその健康危機管理のことだけの対策本部であったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)対策本部、私も委員として入っておりますけども、経済対策も含め今回のコロナ対策に関してどういった取組をしていくかというのを、各報告を受けながら情報共有して取り組んでいっているというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)私が言いたいのはまさにそこでありまして、健康危機管理、今感染症だけのという言い方をしたら誤解があるかも分かりませんが、病状に対してのですね、対策という部分では健康危機管理室の対応ということでよかったのかもしれませんが、どんどんそれからいろんな方面に広がってきた様々な対策、いろんな部署での対策が必要になったときに、対策本部としてその事務局に、コロナウイルスの事例が発生したときに保健所と連携して動かなならん部署、そういった実動部隊ですね、そういったところがその事務局を担うよりは、もっと大きな視野を持ってというと語弊があるんですが、その部門なりの全庁的な連携等が取れやすい、また指示しやすい部署が、本部の事務局を担うものではなかったのかなというふうに思っております。  そのほうが、今回たまたま、たまたまという言い方をすれば冒頭の私の意見に反するんですが、市民の皆様、いろんな方の努力で感染防止がなされて、市内ではいわゆる感染者という方が出ていないわけですが、もし出ていればですね、もっと健康課なりの実動部隊は違う動きを取らなければならなかった、その実動部隊が、動きを取る中で全てに網羅する本部の事務局体制を担うというのはいかがなものだったのか、そういった思いであります。  もし出ておればですね、難しかったのではないかなと、また今後、二波、三波が予想される中で、今の体制でいいのか、そういった部分を問うわけでございます。  市としてどういったお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  まず最初にちょっと補足といいますか、申し足りておりません部分を申し上げたいと思いますが、健康危機管理室のみ、事務局体制としてはそうなんですけども、感染症対策に対する各課の役割分担というものを、先ほどの事象が広がった経済対策も含めてですね、こういったことをやりましょうというような各部ごとに役割分担というのを定めているということを一点申し上げておきたいと思います。  そして、実動部隊として実際に市で感染した場合ということなんですけども、おっしゃるとおり実動部隊が事務局の運営を担っているということで支障はないかということなんですけども、実際に感染した場合、何が動くかという、健康課が全員外に出て動くということはちょっと想定しておりませんけども、当然相談ごとであったり保健所との連携であったりといった部分があると思いますが、そういった場合に、例えば陣頭現場指揮とかいうふうに、仮に出た場合ですね、実際なかったわけですけども、先ほど申しましたけども、総務部門とおっしゃいました危機管理課であったり、総務課であったり、当然その室員として入っておりますので、そういった部分は代わってというか、同じ室のメンバーでございますので、対策本部の運営を取っていきたいというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)十二月議会になると思うんですが、私は危機管理センター、新庁舎になって立ち上げるということでの質問を、そのときにさせていただいたんですが、やはり組織を再構築する必要は、そのときも言いましたけどないだろうというふうに思っております。危機管理課の体制強化であったり、連携を含めた体制の中で、どうやっていろんな事象に対応するのかということでお伺いしたわけですが、まさしく、こんなことはないほうがよかったんですが、新型コロナウイルス感染症という事態が起こりまして、そこで私なりに思った部分が、先ほどケースバイケースで事務局なりの連携等で補完するという答弁があったんですが、それではなくて、やっぱり危機管理課が何らかの事象が起これば、全庁的な体制を取っていくようなマニュアルなり体系づけが必要ではないかと。今回の部分が決して私の中で悪いという部分ではないんですが、より具体的に実効性のあるものとして様々な対策・対応が取れる体制ということであれば、もうある程度、会議をするだけでもですね、こういうときはここが事務局になった、このときはこういうところが事務局になったということではなくて、もう危険事象が起こればこういった体制でやるんだというきちっとした体制づくりをされておくほうが、先ほどもちょっと言いましたけど、職員の意識の中でもですね、そういった部分がきちっと確立するのかなと、一個一個の事象においてつくり上げるのではなくて、きちっとした体制をつくっていただきたい、危機管理に対応する体制をつくっていただきたいということでの提言を含めた意見でございます。  答弁としては特に必要ないんですが、今後そういった部分を考えていただきたいというふうに思っております。  それでは、BCPについての部分ですが、これについても今まで災害のBCPというのは分かりやすかったんですが、感染症を含めて今からどうなっていくかというのがなかなか見えにくい、見えづらい、非常に厳しいBCPだと思うんですが、その辺も踏まえて策定を検討していただけたということでございましょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)業務継続計画BCPにつきましては、答弁で申し上げたように、本年四月に策定いたしました。これにつきましては、概要版ですけども、議員の皆様にもお配りして一度説明させていただきましたけども、簡単に申しますと、具体的には今の業務を三つに分けて、すぐやらなければならないインフラ整備、市民の生命・財産、そういったものに関わる部分とそうではない部分を分けて、ちょっと延期しましょう、中止しましょうと、そういった振り分けはしてございます。  でも、一番最初にやらなければいけないのは、事象が起こった場合の緊急対応ということで、それは先ほど議員がおっしゃったような、もしかしたら健康課が対応しなければならないといった部分が多くなる部分もございましょうけども、例えば消毒であったりとか、濃厚接触者の調査であったりとか、そういったまず一番最初の緊急対応はどういったことかと、で、継続していかなければならない業務はこういったことだと、そしてそうでもない業務という形で分けてしたところでございます。  そして併せて、職員が発症した場合、他市にも例がございましたけども、ばたばた慌てることがないように、そういった備蓄品でありますとか消毒体制、人員体制、そういった確認も併せてしたとこでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)十分理解しました。また今後ともですね、様々な対策について早めの検討等お願いしておきたいと思います。  二点目に移りますが、避難所の部分です。これにつきましては、昨日の和気議員に対する答弁のほうでも私のほうが聞きたかったことはかなり言っていただいたので、ちょっと一、二点の部分で確認だけなんですが行いたいと思います。  検温や体調の把握といったことを言われておりましたが、今までの部分とは違って、若干専門的な知識も避難所担当者にとっては要るのかなと。で、そういった保健師とか看護師、病院の先生等々の連携、こういった避難者がいるけどどう対応したらいいかとかいう部分のマニュアルなり、連携する体制なりは取れているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。再質問にお答えします。  ただいま御質問にありました避難所での体調把握の実務的なことでございますけども、手順を申しますと、受付に来られた方に対して聞き取りシートを用意しております。その中には、今おっしゃられました検温とか体調の把握ということを細々と書いておりますので、それに基づいて避難所情報班員、避難所の開設担当に当たる職員ですが、こちらが聞き取りと検温を行うということになっております。  で、その中で問題がありそうなとか、症状的にもあるような方につきましては、必要な連絡を取りながら健康の把握をし、適切な対処をしていくというふうに今準備を進めているとこでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)その必要な措置が取れるための、判断する人なりが要ると思うんですが、そういったところとは連携が取れつつあるということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)再質問にお答えします。  そういった健康部門、専門知識を要する部門との連携を取って、そういった対処を行っていくということで調整を行っているところでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。これまでの避難所の対応と少し違った対応が昨日の答弁でもありました。市民へ、どうやって早急に一人一人の市民に知らせていくのか、ホームページ等広報でということでありましたが、もう梅雨時期に入っております。で、大雨等が心配される時期でもございますので、各地区の防災組織や防災士さん、昨日も言われておりましたけども、防災士との連携も必要になってくる、そういったところに対してはですね、できるだけ早い段階でのマニュアル送付とか、そういった連携を図れるような資料の送付だけでも行っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。  研修とかを実施ということであったんですが、なかなか、今の時期で言えば人を集めての研修も難しいと思いますので、そういったマニュアルを作成して早めに配布するということも一つの手だと思っての質問でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)再質問にお答えします。  今おっしゃられたとおりのことであります。実際に人を大勢集めるというのはなかなか厳しい状況にありますけども、最低限必要な方々については、お集まりいただいて説明をする機会は必要だと思っておりますし、議員おっしゃられましたマニュアルの整備、そういったものを配布することだけでもかなり知識の浸透具合というのは深まると思いますので、そういったことは積極的に進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ありがとうございます。よろしくお願いします。  今回は新型コロナウイルス感染症につきましては、多くの議員から質問が出されるだろうということで思っておりました。私は、体制についての質問をと思い、したところでございます。  しかし、数日前にもコロナ感染症の影響で、職をなくしたり収入が減ったりという関係でですね、アパートからの転居を余儀なくされているという方の相談も受けました。そのことは何とか解決したわけですが、今後もそういった相談も多くなるのではと心配をしているところであります。  それらの対策等も含めてですね、今後とも様々な対策をよろしくお願いしたいと思います。  それでは、続きまして二項目めの海岸線の樋門の把握や地元に対する対応体制についてです。  一点目と二点目、合わせての再質問となりますが、答弁にあった二十八基の樋門以外には樋門はないということでありましょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。若山議員の再質問にお答えいたします。  樋門につきましては、県土木事務所が把握している樋門については先ほど述べました二十八基ですが、それ以外について小さな樋門等が設置されているということは認識しております。ただ、そちらについてはどちらが管理者かというのが分かっていないという報告は受けております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今の答弁にあったとおりだと思います。まだはっきりしていない分がかなりというか、まだ散見されますので、そういった対応についてですね、地元の方がどこに相談していいか苦慮しているということであります。  部署、土木課とかですね、耕地課、林業水産課、どこの部署であろうが、地元の方にとっては市あるいは県に相談をするものだというふうに思って相談をしてくるわけですから、そういったものを漏れなくですね、きちっと対応できるような体制を。以前にそういった協議も県と行ったということも、今回自分がヒアリングする中で聞いたところであります。  ただ、そこについてもまだはっきりと結果が出ていないということでありましたので、一つ一つの樋門は大変でしょうけど、どこの部署ということで決めずにでもいいと思うんですが、事業としては様々な事業があろうかと思いますので、まずそういった地元の方々に対応する体制を取っていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
    ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、やはり地元の人はどこが管理をしているのかということを心配されておると思います。で、先ほど答弁で述べましたように、十九キロある海岸線の中で、国土交通省所管の分、そして農林水産省の所管の分がございます。戦後間もなく海岸堤防を今の形になるまで、現在まで工事をしておりますのは主には宇佐土木事務所でありますので、宇佐土木事務所のほうを主に、市の窓口としては私ども土木課または林業水産課とともにですね、県と調整をして、地元の人の、管理はどちらがするべきかというのを対応を考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)いずれにしろ、県を含めての話でありますが、地元の方が安心できる体制をつくっていただきたいというふうに思います。また、何の事業でそれを改修とかいった部分は、その後の話になろうかとも思いますので、午前中の多田羅議員の質問にもあったように、しゅんせつという部分も関わってくる、修理や樋門をきちんと運用するためにですね、そういったいろんな事業が関わってくると思いますので、そこはそこで議論をしていただく、しかし市の窓口としてはきちっと対応していくような体制をよろしくお願いいたします。  最後に、三項目めについてであります。ジャンボタニシの対策については、ここ近年ジャンボタニシの被害が広がっていると、これについて後継者不足とかいろんな部分もあって、広域に農業を行う方、稲作を行う方等がおりまして、その部分ではなかなか少ない人数での大型の機械化等々でそれに付着して、ジャンボタニシがどんどん広がっていったという話も聞いてもおります。  そういった人手不足等々の関係でありましたので、なかなかですね、そういった部分については細かな防除の対応ができない、ましてや登録薬剤についてはかなり高額な費用が伴うものでございます。そういった部分も含めて、市で対応できる対策が打てるということは考えていないんでしょうか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  ジャンボタニシにつきましては、議員さん御指摘のように、市内全域に広がっているような状況でございます。そういった中、大型農家が機械につけて次の田んぼに持っていくというような状況で、どんどん広がっていることも確かであると考えております。  そういった中で、市といたしましてはジャンボタニシの場合は個々で取組を行うにしても、なかなか効果が上がらないような状況であります。で、全国的には薬剤費の補助を行っているようなところもあるようでございますが、そういったことで個々で対応してもなかなか難しい、なので地域で何らかの取組ができないかということも含めまして、冬場に当たっての水路掃除といったような分で、多面的機能の支払交付金や中山間直接払の地域の活動の中で、そういったことが行われれば、効果は一層上がるのではないかというふうに考えております。  ただその中で、広報、どうやったら防除になるかということも進めてまいりたいと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)多面的機能支払の部分で、薬剤購入の費用等は補助、というかその中で見れるということはあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  多面的機能支払の中では、一年間の年間計画を立てる必要がございます。その中で、ジャンボタニシにつきましては生態系の保全のための外来種駆除という項目がございますので、それを年間の取組の中に入れて計画を立てていただければ、薬剤の購入にも使えるというふうになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)そういった部分は、きちっと地元への説明はなされているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)今現在そういった部分で、ジャンボタニシに限っての説明は詳細には行ってなかったところではございますが、今の状況をお聞きして、今後の説明等の中でしっかり説明していこうと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)その辺の説明もですね、しっかり今後行っていただきたいと思いますし、今課長の答弁にもあったように、個々で取り組んでもなかなかですね、取り組めないということで、全国的には様々なところが取り組んでいるということでありますが、三重県のほうでですね、県というかそれぞれの近隣市と協力しながらですね、対策を立てているところが多いということで、ちょっと調査をしてみました。十アール当たり、一反当たり四千円程度の補助制度に取り組んで、昨年、今年と取り組み始めたばかりの事業であるということでありましたが、これの一つにはやっぱり個々で取り組むとなかなか効果が上がらないと、全市的な農業者全体で取り組むべきものであり、それでは全体で取り組めるようにと、こういった制度を考えたということでありますし、先ほど言いましたように、後継者不足等で広範囲に稲を作る方も増えておりますので、その多面的の支払いの部分だけではですね、補えないということもあるのではないかということで思っております。  そこの市のほうもですね、長期にわたっての補助はなかなか考えにくいと、短期的でみんなで取り組む分で考えたというふうにはおっしゃっておりました。ただ、それがためには全員にお知らせして、全員が取り組めるような方策を考えて補助制度としたというふうなことも述べられておりました。  どうか、県下で有数の稲作地帯であります宇佐市がですね、県内に先駆けて、そういった取組についても、今後考えていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)お答えいたします。  ジャンボタニシの被害ちゅうのは大変市内でも大きな状況でございますので、どういうふうに取り組めば一番効果が上がるのかということも含めながら調査研究して、一番効果の上がる方法を研究していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今回、ジャンボタニシの質問をする上で、様々な農家の方にできるだけということで声を聞きました。やはり口をそろえてですね、皆さんやっぱりジャンボタニシに困っていると、駆除・防除ができないかということ、ぜひそれを質問してくれということで、本当に多くの方が困っているんだなということを実感した質問でもあります。  どうか、今後そういった運営も含めてですね、よろしく対応方お願いしたいと思います。それをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、若山雅敏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十四時ちょうどといたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後一時五十一分               ───────────────                 再開 午後二時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)九番 河野睦夫です。皆さん、大変お疲れさまです。本日最後になりますが、一般質問をさせていただきます。  新型コロナの関係で、各種イベントが中止に泣く中、スポーツ活動のほうも自粛ということで、長い期間それぞれ練習もできないという状況が続いてまいりまして、六月に入ってから少しずつ活動再開ということで、それでもまだまだいろんな面で感染対策に取り組みながらの活動ということで、指導者の皆様それから子供たち、そして保護者の皆様、いろんな方々が協力して徐々に活動を再開しているような状況であります。  しっかり子供たちに体力をつけるために、皆さんで協力して今後も取り組んでいただきたいと、そんなふうに思います。  それでは、本日は四項目について質問させていただきます。  まず一項目め、学校生活でのコロナ感染防止対策について。  一点目、小中学校が五月十八日より分散登校、それから六月一日からは通常登校となりました。学校生活での感染防止対策と子供たちの健康管理、心のケアについての対応を聞きます。  二点目、運動会、文化行事等の学校行事や、中学校における部活動の対応について。  次に、二項目め、介護、障害者施設における新型コロナ感染防止対策への支援について。  一点目、保育園や児童クラブと同様に、介護、障害者施設は利用者と職員が密に触れ合うことが多い現場であります。感染防止対策として市がどのように関わり支援してきたのか。  二点目、感染防止対策により減収となり、経営に影響が出ている事業所はないか、また事業所に対しての支援策はあるのか。  三項目め、南院内保育園の今後についてであります。  一点目、南院内保育園が休園となり三年目となります。今後の見通しについて。  二点目、仮に廃園となった場合、南院内小学校に隣接する保育園の施設の維持管理が必要だが、市の考えは。  四項目め、テレビ共聴施設について。  テレビ放送の難聴解消、これは難視聴解消ですね、難視聴解消を目的に設置された共聴施設が、地上デジタル化への移行の際は国の補助制度を利用し改修工事が行われました。地デジ化整備より十年程度が経過し、今後施設の劣化による大規模な修繕等も想定されることから、次の点について伺います。  一点目、共聴施設の管理は地元で組織される組合が行っております。運営状況も様々と思われますが、現在市内の共聴施設の施設数及び運営状況は。  二点目、組織する組合員数も過疎化で減少している中、大規模な工事となると地元や組合員の負担は大きくなります。情報格差の是正、それから周辺地域対策の観点からも、補助等を含め市として何らかの対応は必要ではないか。  以上、四項目について今回は質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、テレビ共聴施設についての一点目、共聴施設の施設数及び運営状況についてでありますが、共聴施設を設置する上で地方自治体への届出などは必要がありません。そのため、市として正確な設置数を把握しているわけではありませんが、過去に実施をした改修事業への補助金申請件数などから、共聴施設は約八十施設程度存在しているものと認識をしております。  その運営状況につきましては、NHKが設置をし運営している、いわゆるNHK共聴と言われる施設と、地元の管理組合が設置をし運営している一般共聴施設とがあります。  一般共聴施設につきましては、管理組合の構成世帯が積み立てた管理費を修繕料や保険料に充てていると伺っております。  二点目、大規模な修繕に対しては補助等の対応が必要ではないかについてでありますが、平成二十二年度から始まった共聴施設の地デジ化に際しましては、地元管理組合において国、市等の補助金を活用し、大規模な改修に対応いただいた経緯があります。  共聴施設自体が地元管理組合の財産であるため、一般的な管理補修に係る経費につきましては、管理者の負担が原則となります。しかし、特に共聴施設が多い中山間地域においては、災害などに対する危機管理上、テレビは欠かすことのできない重要な情報媒体と認識しており、今後想定される経年劣化に伴う大規模改修については、何らかの支援の検討が必要と思われます。  現在、本市の情報化推進に関するビジョンを作成中でありますので、その中で一定の方向性を導き出したいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの学校生活での新型コロナ感染防止対策についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、学校生活への新型コロナ感染防止対策についての一点目、学校生活での感染防止対策と子供たちの健康管理、心のケアについての対応についてですが、まず防止対策については、各校において手洗い、マスクの着用、せきエチケット、消毒等の徹底を図っています。  また、小まめな換気を徹底するとともに、児童生徒の座席の配置を工夫するなど、三密の回避に努めています。  次に、健康管理につきましては、毎朝の検温や健康観察等を継続して行い、児童生徒の健康状態の把握に努めています。  心のケアにつきましては、長期にわたる臨時休業により、体力や生活リズムを戻すまでに時間が必要な児童生徒や、感染症に対する不安により心理的なストレスを抱えている児童生徒への配慮が必要となります。  そのため、健康相談の実施や、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等による支援を行うなど、学校の状況に応じた対応を行っています。  二点目、運動会、文化行事等の学校行事や、中学における部活動の対応についてですが、感染リスクが高いと考える行事等については中止や延期せざるを得ない場合もありますが、それぞれの行事の意義を確認し、内容や方法を工夫しながら、各学校、地域の実態に応じて実施していくことも大切であると考えます。  部活動につきましては、学校再開に伴い、生徒の体調管理に配慮し、感染症及び熱中症防止対策を講じた上で、徐々に活動を始めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの介護、障害者施設における新型コロナ感染防止対策への支援についてと、三項目めの南院内保育園の今後についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長 岡部でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、介護、障害者施設における新型コロナ感染防止対策への支援についての一点目、介護、障害者施設に感染防止対策として市がどのように関わり支援してきたのかについてですが、国や県からの感染拡大防止のための留意点や対策等については、事業所へ情報提供を行っており、ホームページにおいても周知を行い、事業所と市との間で情報共有を図っております。  また、衛生物品等の支援として、三月から五月にかけて、マスク、ハンドソープ、除菌スプレー、消毒液等の配布を行ってまいりました。  二点目、感染防止対策により減収となり、経営に影響が出ている事業所はないか、また事業所に対しての支援策はあるのかについてですが、現在事業所から経営に特に大きな影響が出ている等の相談は受けておりませんが、一部の就労支援事業者では、受注の種減少や利用者や職員の出勤の制限を行っている事例があり、事業所の運営については注視してまいります。  事業所に対しての支援策については、新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、国の持続化給付金や雇用調整助成金等の支援策があります。  また、事業所の報酬算定においては、臨時的取扱いにより、人員配置等の柔軟な取扱いが可能になっております。  次に三項目め、南院内保育園の今後についての一点目、南院内保育園が休園となり三年目となるが、今後の見通しはについてですが、市立保育園である南院内保育園は、平成三十年度から令和二年度までの三年間、毎年保育所入所者募集を行ってまいりましたが、南院内地域の人口減少に伴い入所希望者はいませんでしたので、休園となっています。  また、内規である市立保育所の運営のための最低基準に、休園状態が三年継続すると翌年は統廃合する等の協議が必要と明記しており、来年度以降も安定した入所者が望めない見通しであることから、現在地元の区長や南院内さとづくり協議会とも廃園に向けての協議を始めたところです。  二点目、廃園となった場合、保育園施設の維持管理が必要だが、市の考えはについてですが、既存の建物は昭和五十九年に建築されており、先日現地を確認したところ、老朽化も進んでいることや、三年間利用していないことなどから、多少の修理が必要な箇所もありますが、利用は可能と思われます。  今後、廃園が決定しましたら、関係課や地元と利活用についても協議してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、再質問をさせていただきます。  六月一日より普通の登校ということで始まったんですけど、先ほどの中で、まず防止対策としてマスクの着用というのが当然あるんですけど、あと換気、部屋のですね、それを同時にするということ、これから暑い時期になります。で、エアコン設置はしてあるんですけど、やはりエアコンの効きが悪くなるといった面で、これから暑い時期に入って当然感染防止も大切ですけど、熱中症そういった脱水症状とか、かなり出てくるんじゃないかと予想されるんですけど、その点学校の現場ではどういったことに気をつけていくのか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。河野議員の再質問にお答えします。
     まず、熱中症に関してですが、これはマスクの着用がですね、最初の頃は体育のときには外してもよいという形でですね、実施がされておりましたが、この時期になりまして、やはり感染症も不安ですが、熱中症もですね、非常に危険であるというところで、基本的に屋外での活動、例えば登下校や中休み、昼休み等もですね、距離を十分に空けながら外してもよいという形にしております。  エアコンに関しましては、本年度温度をですね、少し下げてという形で設定をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)今からその辺が一番心配、当然感染防止も大切なんですけど、やっぱりその点やはり現場でしっかり注意していただきたいなと、そんなふうに思っています。  あとですね、心のケアについては、先ほど午前中の健治朗議員の質問とかぶる点があります。内容は大体分かったんですけど、実際ですね、休校期間中ですね、何かそういった面で子供たちがストレスを抱えて、健康状態がよくなかったとかいうのが実際あったのかないのか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  休校期間中につきましては、具体的な事例としては挙がってきておりませんが、教職員が定期的に直接家庭訪問というのもなかなか難しい状況ではございましたので、電話連絡等ですね、しながらですね、把握に努めていったところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)やはりかなりの面でストレスがたまってたんだと思います。学校にも行けない、遊びにも行けないといった形で。ただ、これから少しずつまたそういった面が出てくるのかなというふうな心配があるので、やはり先ほどあったように、スクールカウンセラーそれからソーシャルワーカー等、全ての学校にいるわけじゃないので、やはりしっかり巡回していただいて、子供たちの様子をしっかり気をつけていただきたいと、そんなふうに思います。  それから、次ですね、学校行事に関して、感染リスクが高いと考えられる行事等については中止や延期せざるを得ないということですが、これはもうそれぞれ学校の判断ということでしていくんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  基本的には、一学期分につきましてはあの状況でありましたので、こちらのほうでも中止や延期のほうをですね、市のほうでも判断させていただきました。  二学期以降につきましては、校長会等とですね、十分協議しながら判断をしていく形になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)いろんな行事がそれぞれの学校で違うとは思うんですけど、修学旅行それから運動会等については、やはり学校現場もそうですけど、やはり保護者の関係がかなり協力が必要な分も出てくるので、そういった面で保護者との情報の共有とか、そういった面はどういった形を。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  運動会、修学旅行につきましては、やはり子供たちもとても楽しみにしているし、教育効果もですね、非常に高いものであります。で、内容につきましては、こちらのほうもまた考えているところですが、基本的には保護者、地域の状況等もですね、ありますので、各学校でPTA等もですね、交えながらですね、しっかり協議をしていく中で中身等をですね、決定していくような形になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)非常に難しい判断をせざるを得ないときも出てくるとは思うんですけど、しっかり保護者それから地域の皆さんと協議した上で結論を出していただきたい、そんなふうに思います。  それから次、二項目めに行きます。介護それから障害者施設における対策ということで、新型コロナが感染が拡大したときから、介護業界に悪影響が懸念されていたわけですけど、全国の介護事業者連盟というところが五月にアンケートを取って公表してます。これは全国的な話なので。  全国の七百三十七か所の、これは介護の現場です、通所事業所からアンケートを回収した結果ですね、経営面で影響を受けたと答えた事業所が九〇・八%、九割で、令和二年二月の第四週と、令和二年の四月の第四週の売上げといいますか、収入といいますか、それを比較すると、売上げという言い方は失礼ちょっとかもしれない、収入が一〇%以上減になったところが五五%ということで公表されています。これは全国の話なので。  先ほど、宇佐市内では特にそういった声が上がっていないと聞いてるんですけど、実際宇佐市内事業所、各種事業所があるんですけど、当然減収になってるとこもあると思うので、その辺市のほうは把握してるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険課長の奥野です。再質問にお答えいたします。  市内の介護保険事業所の減収の状況ということでございます。  本年四月に提供された、利用されたサービス及び本年三月に提供・利用されたサービスにおける宇佐市の被保険者の分の費用額といいまして、介護報酬やサービスを利用された方の自己負担額を合わせた金額、この金額の合計の金額で申し上げますと、四月利用分、三月利用分とも介護の事業所全体及び軽度の方が使う介護予防総合事業の分の全体の数字を合わせまして、全体では前年同月比でマイナスにはなっていないという状況がございます。  ただし、議員がおっしゃったデイサービスの事業所、それから短期入所、ショートステイのサービスにおきましては、デイサービスにおいては三%台のマイナス、短期入所のショートステイにつきましては二〇%程度の減収になっているというような状況がございます。逆にプラスになっているサービス種別もあるわけでございますが、そうした状況であると把握をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)減収になる理由としては、利用者や家族が感染防止のために利用を控えるといったことがあると思うんですけど、デイサービスとかショートステイの利用者が減れば、その分確実に収入が減るということで、利用者の数によってもう当然収入が上下する、そういったところでありますので、やはりこういった利用の控えが生じてくると、当然収入も確実に減ってくる、そういったサービス事業所だと思ってます。  そういった事業所に対してどんな支援をしたかということで、市としては衛生物品等の支援として、マスク、ハンドソープ、除菌スプレー、消毒液の配布を行いましたということで、これは全ての事業所に対して行ったということで間違いないかということを。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)配布が可能な物品の数等によって、その時点で配布する事業所さんをある程度こちらのほうで指定をさせていただいて、いろいろな物品で差はあるかもしれませんが、おおむね全ての事業所に対しては行き渡っているというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)介護の病院、保育園もそうですけど、やはり密な時間が多い施設でもありますので、職員の感染に対する不安というのも大きいところなので、やはり事業所としてはいろんな、独自でですね、それぞれの事業所独自で感染防止対策に取り組んでると。当然費用もかかっています。やはり、そういった費用がかかった分のですね、ある程度の補償なりということは考えられなかったのか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  いろいろな掛かり増し、ふだんの備蓄を超えての今般の感染拡大防止に向けた費用というのはかかっているかと思いますが、それの緩和といいますか、一定程度の市が行った物品の配布によって効果があったと思っておりますが、それ以外に別途金銭等の経済的な支援ということでは、これまでは行ってこなかったというのが現状でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これまではなかったということで、これで終息になるとは思っていないので、今後ですね、やはりまた感染拡大する可能性が出てくると思います。  そういった場合にですね、今後市としてやはりそういった衛生物品、それから感染防止対策に対する費用の補償あたりは考えていかなければならないんじゃないかなと、そんなふうに思うんですけど、その辺、考えはどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  このマスクや手袋、体温計や消毒液などの購入等につきまして、この感染症対策実施ために費用が今後もかかるということが考えられますが、これらの費用に対しまして、先ほど成立しました国の二次補正予算の中には、こうした掛かり増し費用に対する助成というのが組まれております。  こうした国や県の施策の動向について注視をしていきまして、市としてできることについて調査・研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)どの現場でも働いている人は大変な御苦労をされているので、やはり市として何らかの方策を今後考えていただきたい、そんなふうに思います。  それでは次の、三項目め、南院内保育園についてです。  平成三十年度からゼロになって、三年目ですね、今年度が三年目ということで、当初地元に皆さんにも説明はあったと思うんですけど、三年継続すると統廃合ということで、南院内の場合は廃園という形に進まざるを得ない、その辺は地元の人もある程度理解はしてると思うんですけど、地元の方からはですね、小学校の隣にもありますし、いろんな地元の行事等する中心、といっても大きな地区ではないんですけど、中心的な場所でもあります。  そこで、やはり、南院内保育園の建物を有効活用したらどうかという声が上がってるんですけど、先ほどある程度改修が必要ということで、これは水漏れとかいろんな面があるんですけど、やはり保育園ですので、施設を活用するちゅうことはちょっと水回りといいますか、トイレですね、私も見たんですけど、保育園の園児が使うトイレなのでとても大人が使えるトイレではないんですけど、そういった面も改修が必要となってくるんですけど、そういった面、今後考えていただけるかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。河野議員の再質問にお答えします。  利活用についての御質問ですけども、前園長からも申立てはあったんですけども、もともと開園している当時から水道管が老朽化のために漏水しているというようなことは以前から聞いておりました。  それから、先日保育所に行ったところ、今議員がおっしゃられたとおりに、トイレはかなり数はあるんですけども、幼児用のトイレが多くて大人用のトイレが少ないといったような状況にありますので、その辺は改修が必要だろうなというふうに思っています。  また、保育所でありますので、園庭がございます。園庭には遊具がありますが、安全の面で利活用する場合は撤去等も必要になってくるのかなというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)南院内保育園、私も建物は代わってますけども、同じ場所にずっと以前からある保育園なので、廃園ということで非常に寂しい思いはするんですね。地元の皆さんも、小学校の子供もですね、やはり地元から保育園がなくなるというのは非常に寂しく感じてるということで、地域の拠点でもあることから、ぜひ有効活用させてくれというような声が非常に多いです。  そこで、今後ですね、有効活用する場合、どういった今後手順が必要なのか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えします。  利活用する場合の手順ということでございますけども、南院内保育園は公立の保育園でございますので、もともと行政財産というふうになっておりますので、払下げをして利活用する場合には普通財産に替える必要がございます。ですので、地元の要望もお聞きしながら、市が設置をしております公有財産検討委員会等にまた諮っていく必要があろうかというふうに思っております。  具体的な内容につきましては、地元との協議が終わり次第、関係各課とも協議をしながら、詰めてまいりたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)地元の声としてぜひですね、利活用というかその施設を活用させていただきたいと思うんですけど、市長、その辺のお考えを。ぜひですね、活用させていただきたいと思っているんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)河野議員の再質問にお答えいたします。  私も、南院内保育園がですね、休園で三年目に入って廃園をですね、ある程度考えざるを得ない状況にあるというのは大変寂しく残念に思ってございます。  そうした中でですね、地元のほうの皆さんと話をした結果、こういう形で利活用したいというようなお話がまとまればですね、私もその方針ができるように最大限努力したいと考えてございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ地元としっかり今後協議していっていただきたいと、そんなふうに思います。  それでは、最後に、四項目めのテレビの共聴施設の関係です。  市内に約八十施設程度ということで、ほぼ山間部が中心だろうと思うんですけど、当然山間部が中心ですので、組織する組合員数というのはかなりやっぱり十年前のデジタル化のときに比べて、かなり減ってると。ということは、やはりかなり個人の負担が増えてくるということで、改修すれば当然一件当たりの負担ちゅうのは増えてくるんですけど、こういった補助制度は他市でですね、どこかしてるとこがあるんですかね。県内に限らず。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。再質問にお答えします。  事例をちょっと調べたんですが、最近どうしてもケーブルテレビ等がですね、普及してる関係で、なかなか事例がございませんでした。熊本県の天草市でですね、大規模改修に対しましておおむね二分の一程度の補助をしている事例を確認しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)答弁にもありましたように、いろんな情報を得るのには山間部では欠かせないものでありますので、災害時でもですね、いろんな情報が入ってきます。やはりそういった意味でですね、ぜひですね、それぞれちょっとした改修は当然組合の負担でやっていくべきとは思うんですけど、やはりこれから先、かなり大きな大規模な工事にかかることが出てくると思うんですね。市内八十施設ありますので、どれだけ出てくるか分かりませんけど、やはりそれぞれ高齢化も進んでいますし、それぞれの組合員の負担も大きくなるので、やはりぜひですね、補助制度を検討していただいて、早めに対応していただきたいなと思うんですが、その辺を再確認したいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えします。  やはり山間部におきましては、特に災害時とかですね、故障しますと、その集落一帯がテレビが見れなくなるわけでございます。なかなか隣の家で情報を得るとかですね、ワンセグで情報を得るということも難しいかなと思いますので、やはり経年劣化に対する不安があるところにつきましては、早めにリスクヘッジできるようにですね、まずしっかり制度設計をですね、整えたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)早い段階で補助制度等整備して、早い対応ができるよう求めて、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  それでは、傍聴席に移動の議員は、議員席のほうに戻ってください。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。
     次の本会議は、明日十八日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申出がありますので、許可いたします。議会事務局長 麻生公一君。 ◯議会事務局長(麻生公一君)皆さん、大変お疲れさまでございます。事務局長の麻生でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は、六月十八日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案等に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑は控えると、内規及び先例に規定しておりますので御注意ください。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労でございました。                      散会 午後二時四十分 宇佐市議会...