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2020年02月27日 令和2年第1回定例会(第2号) 本文
2020年02月27日 令和2年第1回定例会(第2号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2020-02-27
    2020年02月27日 令和2年第1回定例会(第2号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2020年02月27日:令和2年第1回定例会(第2号) 本文 (422発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (二日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  最近ですね、コロナウイルスの関係で大変いろんなですね、イベントや行事が延期・中止とですね、大変最近我が身に迫ってきたなというのをですね、非常に感じておるとこであります。今日、また傍聴の皆さんにもね、いろいろ制約がありましたけど、何とかですね、この状況を一日にも早く脱したいものと考えております。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和二年三月第一回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 後藤竜也君。 ◯議会運営委員長(後藤竜也君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長の後藤竜也でございます。  本日、議会運営委員会を開催し、本日の議事日程の追加等について協議いたしました。執行部より提出のありました追加議案 議第三十一号及び議第三十二号の議案二件を本日の日程に追加すべきものと決定いたしました。  なお、変更後の議事日程につきましては、お手元に印刷配付のとおりであります。  以上で、議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)本日の議事日程は市政一般に対する質問となっておりますが、ここで議事日程の追加についてお諮りいたします。  ただいま、市長から印刷配付の追加議案書のとおり、議第三十一号及び議第三十二号の二件が提出をされました。  この際、議第三十一号及び議第三十二号の二件を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(衛藤博幸君)御異議なしと認めます。  よって、議第三十一号及び議第三十二号の二件を本日の日程に追加することに決しました。
     なお、変更後の議事日程は印刷配付のとおりであります。   ~ 日程第一 追加議案一括上程(議第三十一号及び議第三十二号) ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、議第三十一号及び議第三十二号の二件を一括上程し、議題といたします。  提案理由並びに議案の内容についての説明を求めます。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  提案理由について御説明をいたします。  議第三十一号は、宇佐市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは令和二年四月一日から令和三年三月三十一日までの間、市長、副市長及び教育長の給料月額を減額するため、改正を行うものであります。  議第三十二号は、宇佐市職員の給与に関する条例等の一部改正についての件でございますが、これは宇佐市職員の持ち家に係る住居手当を廃止するとともに、令和二年三月三十一日を期限として実施している職員の給料月額の減額について、減額率を変更して引き続き実施するための改正を行うほか、所要の改正を行うものであります。  以上をもちまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で提案理由並びに議案の内容についての説明を終わります。   ~ 日程第二 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第二、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和二年二月二十七日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃八番    │一、施政方針の人口減少について      │市長    ┃ ┃多田羅純一君│ (1)本年度の移住状況はこれまでどの様に  │および   ┃ ┃      │  推移しているか。また、今後更なる移  │担当部課長 ┃ ┃      │  住拡大に向けた取り組みは検討されて  │      ┃ ┃      │  いるか。               │      ┃ ┃      │ (2)UIJターン奨学金支援返還制度はあ  │      ┃ ┃      │  る一定効果は出ているか。また、他県  │      ┃ ┃      │  にどの様に発信しているのか伺いま   │      ┃ ┃      │  す。                 │      ┃ ┃      │ (3)三子以降の更なる出産支援が必要と考  │      ┃ ┃      │  えるが市はどの様に考えているか。   │      ┃ ┃      │二、田舎暮らしの「住みたい田舎ベストラ  │      ┃ ┃      │ ンキング」について           │      ┃ ┃      │ (1)総合部門では二〇二〇年度版「宇佐市  │      ┃ ┃      │  二十二位」の評価はどのように捉えて  │      ┃ ┃      │  いるか。               │      ┃ ┃      │三、急性感染症について          │      ┃ ┃      │ (1)新型コロナウイルス感染症の対策はど  │      ┃ ┃      │  の様に考えているか。         │      ┃ ┃      │ (2)市内の子どもインフルエンザ予防接種  │      ┃ ┃      │  率はどの様に推移しているか。     │      ┃ ┃      │四、チャイルドシートの助成金や貸し出し  │      ┃ ┃      │ 制度について              │      ┃ ┃      │ (1)県下の助成金や貸し出し制度はどの様  │      ┃ ┃      │  な状況か。              │      ┃ ┃      │ (2)不要になったチャイルドシートを回収  │      ┃ ┃      │  し、リユース(再使用)してはどう   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │五、多文化共生について          │      ┃ ┃      │ (1)多文化共生の取り組みに於いて他市に  │      ┃ ┃      │  負けない支援策はあるか伺います。   │      ┃ ┃      │ (2)外国人の家族呼び寄せ等の優遇措置は  │      ┃ ┃      │  あるか。               │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、若者の市外流出対策について      │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ (1)学生を含む若者の情報収集はインター  │および   ┃ ┃      │  ネットが主流である。特にスマートフ  │担当部課長 ┃ ┃      │  ォンに情報を発信できなければ存在を  │      ┃ ┃      │  知ってもらう事すら難しいのが現状。  │      ┃ ┃      │  宇佐市が行っている各事業の告知、魅  │      ┃ ┃      │  力、結果報告などの情報発信につい   │      ┃ ┃      │  て、インターネット及びSNSをどの  │      ┃ ┃      │  ように活用しているか。        │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市高校生等地元就職応援事業補助  │      ┃ ┃      │  金の現在までの成果と今後の取組は。  │      ┃ ┃      │ (3)奨学金返還支援事業の成果と今後の取  │      ┃ ┃      │  組は。                │      ┃ ┃      │二、宇佐市への交流人口の増加を目指して  │      ┃ ┃      │ (1)院内町の平成令和の森スポーツ公園が  │      ┃ ┃      │  リニューアルされ、スポーツ交流人口  │      ┃ ┃      │  が大幅に増加しました。それに伴い、  │      ┃ ┃      │  交通量が増加した国道三百八十七号と  │      ┃ ┃      │  国道五百号が交わる交差点は未だ信号  │      ┃ ┃      │  が設置されておらず、地域住民は常に  │      ┃ ┃      │  危険を感じています。通学路としても  │      ┃ ┃      │  使用されている箇所であり対応が急務  │      ┃ ┃      │  と思うが市の対応は。         │      ┃ ┃      │ (2)宇佐神宮をはじめとする観光資源が豊  │      ┃ ┃      │  富な宇佐市。人口減少の中、観光交流  │      ┃ ┃      │  人口の拡大は地域活性化の起爆剤とな  │      ┃ ┃      │  り、地域経済に対する貢献が期待され  │      ┃ ┃      │  ています。宇佐市を訪れる観光客の多  │      ┃ ┃      │  くが自動車で来訪する中、宇佐インタ  │      ┃ ┃      │  ーチェンジ院内インターチェンジ出  │      ┃ ┃      │  口付近での観光誘導看板の設置を行っ  │      ┃ ┃      │  てはどうか。             │      ┃ ┃      │三、宇佐市の防災対策について       │      ┃ ┃      │ (1)実際の大災害を想定した大規模訓練の  │      ┃ ┃      │  実施を計画しているか。        │      ┃ ┃      │ (2)新庁舎となって、災害時の対応マニュ  │      ┃ ┃      │  アル等の構築が出来ていると思うが、  │      ┃ ┃      │  市民とどのような連携をとるように考  │      ┃ ┃      │  えているか。             │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十九番   │一、院内町養豚場問題について       │市長、教育長┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)平成三十年九月定例会の一般質問で、  │および   ┃ ┃      │  養豚場が汚水の放流許可を取得しない  │担当部課長 ┃ ┃      │  まま用水路に垂れ流している問題を指  │      ┃
    ┃      │  摘して以来、当初の施設の排水計画、  │      ┃ ┃      │  放流経路、現在の状況について現地確  │      ┃ ┃      │  認を行い、しかるべき対応をしてほし  │      ┃ ┃      │  い旨を議会の場や県・市・守る会の合  │      ┃ ┃      │  同会議でも再々にわたってお願いして  │      ┃ ┃      │  きた。昨年の十二月議会の一般質問で  │      ┃ ┃      │  は「現在、各要望事項とあわせまして  │      ┃ ┃      │  方向性を取りまとめておりますので、  │      ┃ ┃      │  守る会との協議の場の設定、それから  │      ┃ ┃      │  現地確認につきましても、地元の関係  │      ┃ ┃      │  者、県の関連機関と日程調整を行って  │      ┃ ┃      │  いるところであります」との答弁があ  │      ┃ ┃      │  った。その後どうなったのか。     │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市が一部豚舎とブロックの擁壁三  │      ┃ ┃      │  基の建築確認申請が提出されておら   │      ┃ ┃      │  ず、違法性を認識して早一年になろう  │      ┃ ┃      │  としています。昨年九月定例会の一般  │      ┃ ┃      │  質問で、報告書の期限についてお尋ね  │      ┃ ┃      │  したところ、建築住宅課長は「工程表  │      ┃ ┃      │  が提出され、十月三十日までに構造物  │      ┃ ┃      │  実測図作成とあるので、十月末日を報  │      ┃ ┃      │  告書の期限と考えている」との答弁だ  │      ┃ ┃      │  った。しかしながら十二月議会の質問  │      ┃ ┃      │  にも報告書は提出されていないとの回  │      ┃ ┃      │  答だった。その後新たな工程表、報告  │      ┃ ┃      │  書は提出されたのか。また提出されて  │      ┃ ┃      │  いなければ提出できない理由書は提出  │      ┃ ┃      │  されたのか。             │      ┃ ┃      │二、障害者にやさしいまちづくりについて  │      ┃ ┃      │ (1)病院やデパートなど不特定かつ多数の  │      ┃ ┃      │  人が利用する建物を対象とする「ハー  │      ┃ ┃      │  トビル法」と鉄道やバスなどの公共交  │      ┃ ┃      │  通機関を対象とする「交通バリアフリ  │      ┃ ┃      │  ー法」を統合する形で「高齢者、障害  │      ┃ ┃      │  者等の円滑化の促進に関する法律(バ  │      ┃ ┃      │  リアフリー新法)」が施行されたのが  │      ┃ ┃      │  二〇〇六年十二月。同法の主な特徴の  │      ┃ ┃      │  一つは、市町村による重点整備地区の  │      ┃ ┃      │  設定だ。ところが施行後十二年が経   │      ┃ ┃      │  ち、さまざまな課題も顕在化してき   │      ┃ ┃      │  た。そこで二〇一八年十一月、政府は  │      ┃ ┃      │  バリアフリー新法の一部を改正した。  │      ┃ ┃      │  全国の自治体はバリアフリー基本構想  │      ┃ ┃      │  を策定するなどバリアフリー化に対し  │      ┃ ┃      │  さまざまな取り組みを行っている。宇  │      ┃ ┃      │  佐市のバリアフリー化問題は万全か。  │      ┃ ┃      │三、修学旅行について           │      ┃ ┃      │ (1)昨年十二月定例会の一般質問で、市内  │      ┃ ┃      │  中学校(七校)の修学旅行に関し、二  │      ┃ ┃      │  年契約で旅行会社二社と契約し、しか  │      ┃ ┃      │  も保護者に知らせず価格の二重基準が  │      ┃ ┃      │  存在することを指摘した。学校教育課  │      ┃ ┃      │  長は、二社にしている理由として「一  │      ┃ ┃      │  社だと不測の事態が生じる恐れがある  │      ┃ ┃      │  ことと各学校が修学旅行へ行く日にち  │      ┃ ┃      │  が違うが重なる日もある。対応してい  │      ┃ ┃      │  ただきやすくするため」との二点を挙  │      ┃ ┃      │  げた。また価格の差については、「そ  │      ┃ ┃      │  の後学校でコースも変わってくるし、  │      ┃ ┃      │  金額として一概に比べられない」との  │      ┃ ┃      │  その場しのぎの適当な答弁だった。当  │      ┃ ┃      │  局は今でもその答弁に誤りがないと思  │      ┃ ┃      │  っているのか。            │      ┃ ┃      │ (2)十数年前に是正された小学校の修学旅  │      ┃ ┃      │  行の入札制度が、年度により入札を行  │      ┃ ┃      │  っていない学校が数社ある実態や中学  │      ┃ ┃      │  校の修学旅行では価格の二重基準があ  │      ┃ ┃      │  り、保護者に知らせていなかった問題  │      ┃ ┃      │  をその後市教委で話し合ったのか。話  │      ┃ ┃      │  し合ったのならその内容は。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、当市の財政状況と今後の見通しについ  │市長、教育長┃ ┃若山雅敏君 │ て                   │および   ┃ ┃      │ (1)県下で財政危機になりつつある自治体  │担当部課長 ┃ ┃      │  が出てきており、行政サービスの低下  │      ┃ ┃      │  が心配されているところです。当市に  │      ┃ ┃      │  おいても本庁舎や安心院複合支所の建  │      ┃ ┃      │  設、さらに今後予定されている大型事  │      ┃ ┃      │  業等の取り組みを進めるなか、財政状  │      ┃ ┃      │  況について心配する声を聴きます。財  │      ┃ ┃      │  政状況の現状と、交付税等の歳入が減  │      ┃ ┃      │  っていく中で、今後の財政見通しにつ  │      ┃ ┃      │  いてお伺いします。          │      ┃ ┃      │ (2)現在の財政状況を考えると、取り組む  │      ┃ ┃      │  べき課題の一つに宇佐市公共施設等総  │      ┃ ┃      │  合管理計画が挙げられます。大型事業  │      ┃ ┃      │  も絡むものであり、担当課任せではな  │      ┃ ┃      │  く、全庁を挙げて取り組むべきものと  │      ┃ ┃      │  考えます。現状と今後の方向性や体制  │      ┃ ┃      │  についてお伺いします。        │      ┃ ┃      │二、小中学校の夏季休業の短縮について   │      ┃ ┃      │ (1)現在、当市では土曜授業を実施してい  │      ┃ ┃      │  ますが、県下の市町村の多くでは、今  │      ┃ ┃      │  年度より夏季休業の短縮を実施してい  │      ┃ ┃      │  る状況となっています。当市教委も来  │      ┃ ┃      │  年度よりの夏季休業の短縮について取  │      ┃ ┃      │  り組みを進めていると聞きますが、方  │      ┃ ┃      │  向性と現在の状況をお伺いします。   │      ┃ ┃      │ (2)文科省の示す標準授業数は確保できて  │      ┃ ┃      │  いると思われますが、何故、土曜授業  │      ┃
    ┃      │  や夏季休業の短縮を行うのか。教職  │      ┃ ┃      │  の働き方改革の中で、夏季休業を活用  │      ┃ ┃      │  して取り組むとの通知もあったと思わ  │      ┃ ┃      │  れますが、短縮することは逆行となる  │      ┃ ┃      │  のでは。働き方改革の対策は十分とれ  │      ┃ ┃      │  るのでしょうか。市教委の考えをお伺  │      ┃ ┃      │  いします。              │      ┃ ┃      │三、市役所新庁舎について         │      ┃ ┃      │  本年一月に開庁した新庁舎は、全ての  │      ┃ ┃      │ 部署が配置されたユニバーサルデザイン  │      ┃ ┃      │ になり、市民の利便性が格段に向上して  │      ┃ ┃      │ いるところです。しかし、案内表示(サ  │      ┃ ┃      │ イン)が少し分かり難く市民の方が戸惑  │      ┃ ┃      │ うという声やワンフロアになり管理職を  │      ┃ ┃      │ 除く職員がカウンターに対して横を向き  │      ┃ ┃      │ 執務を行う状況で、窓口の市民に気付き  │      ┃ ┃      │ にくいとの声などを聞きます。利用して  │      ┃ ┃      │ 初めて気づく不具合等はあるものだと認  │      ┃ ┃      │ 識していますが、新年度に向けて早急に  │      ┃ ┃      │ 対応すべきと考えますが、改善に取り組  │      ┃ ┃      │ んでいるのでしょうか。         │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)皆さん、おはようございます。議席番号八番、市民れんごうの多田羅純一でございます。  傍聴に来てくださった皆様、お忙しい中本当にありがとうございます。  まず初めに、本議会をもって勇退される執行部の部課長の皆様、本当にお世話になりました。これまで一般質問の答弁を通じて、いろいろとアドバイスをしていただいたことを本当に感謝しております。本当にありがとうございました。  また、今回くじ運がよく、新庁舎でのトップバッターを務めさせていただきます。今回で計二十回目ということになりますけども、私自身ですね、余りこういうのが得意でありませんので、毎回大変苦労している次第でございます。ですが、ここで取り上げた項目はですね、しっかり勉強させていただいて、かなり身についていると実感のほうをしております。  やはり「現場で、現物を見て、現実的に」のこの三現主義をもとにですね、調査・解析すべきであり、また片方の意見ではなく、両方の意見を聞いてですね、しっかり落としどころを見きわめることが大事だというふうに痛感しております。  今後も、民間企業で培った経験を生かしてですね、改めてしっかり市政とのパイプ役として、これからも全力を尽くしてまいりたいと思います。  それでは、事前通告に従いまして一般質問のほうに入らせていただきますが、今回五項目十点の質問を行います。  一項目め、施政方針の人口減少についてでございます。  一点目、本年度の移住状況はこれまでどのように推移しているのか。また、さらなる移住拡大に向けた取り組みは検討されているのかお伺いいたします。  二点目、UIJターン奨学金支援返還制度は、ある一定効果は出ているのか。また、他県にどのように発信しているのかお伺いいたします。  三点目、三子以降のさらなる出産支援が必要と考えます。市はどのように考えているのか、お伺いいたします。  二項目め、「田舎暮らし」の住みたい田舎ベストランキングについてです。  一点目、総合部門では二〇二〇年度版宇佐市二十二位の評価は、どのように捉えていますか。  三項目め、急性感染症についてです。  一点目、新型コロナウイルス感染症の対策はどのように考えているのか。  二点目、市内の子供インフルエンザ予防接種率はどのように推移しているのかお伺いいたします。  四項目め、チャイルドシートの助成金や貸し出し制度についてです。  県下の助成金や貸し出し制度はどのような状況なのか。  二点目、不要になったチャイルドシートを回収し、リユース(再利用)してはどうでしょうか。  五項目め、多文化共生についてです。  多文化共生の取り組みにおいて、他市に負けない支援策があるのかお伺いいたします。  また、外国人の家族呼び寄せ等の優遇制度はあるのか。  以上で、一回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、多田羅純一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、急性感染症についての一点目、新型コロナウイルス感染症の対策についてでありますが、新型コロナウイルス感染症は、昨年十二月以降、中国を中心に世界各地で感染が拡大し、本年一月三十日にWHOが緊急事態宣言を発令、二月一日には国が感染症法に基づき指定感染症に指定をいたしました。  本市においては、国や県が示す感染情報や対策の動向を注視しながら、県北部保健所や宇佐市医師会、関係機関と連携をし、情報収集するとともに、市民や学校、福祉施設等への情報提供に努めております。  また二月三日に健康危機管理室を設置をし、初動対応体制の確立、庁内の各部署等との情報共有を行い、二月十日には県北部保健所主催の宇佐高田地区感染症対策連絡会議において、医療体制や対応について確認をいたしました。  さらに、国、県の対策本部での基本方針等を踏まえ、二月二十六日、昨日でありますが、市としての新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、市主催の屋内行事については当分の間、三月末をめどに、原則として延期または中止することなどを内容とした市の基本方針を決定したところであります。  市民への感染予防対策の普及啓発につきましては、予防のポイントや県の相談窓口等を市のホームページに掲載したり、チラシを市窓口、各支所、図書館等に配置するとともに、三月号の市報にあわせて全戸回覧をいたしたところであります。  今後も、国内外の発生状況等を注視し、国・県・関係機関との連携を図りながら感染予防対策を徹底してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの施政方針の人口減少についての一、二と、二項目めの「田舎暮らし」の住みたい田舎ベストランキングの評価についてと、五項目めの多文化共生についての二を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆様、おはようございます。経済部長の河野でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  一項目め、施政方針の人口減少についての一点目、移住状況の推移、今後さらなる移住拡大に向けた取り組みについてですが、市の施策を利用した移住者数は、平成二十九年度百人、平成三十年度百十五人、本年度は一月末現在で八十人で、年間百人程度の実績となっています。  市としましては、人口の社会増のためには移住者の増加は重要だと考えており、支援制度の拡充や新設に要する予算を今議会に提案しているところです。  特に、子育て世帯の移住者に対する支援として、県外移住者については新築購入補助金の上限を百万円から二百万円に、中古住宅購入補助金の上限を百万円から百五十万円に拡充し、市外移住者についても新築購入で上限百五十万円、中古住宅購入で上限百万円の補助金を新設します。  また、県外移住者への家賃支援として、移住した年度に一律家賃補助金十八万円を支給します。そのうち、子育て世帯で周辺地域に居住する方については、さらに二年目以降五年目まで、年九万円の補助金を支給することとします。  今後も、関係各課と連携して、住環境、就労環境、子育てや教育環境、結婚環境の整備などに努め、住みたいまち、住み続けたいまちに選ばれるような施策により、さらなる移住者の増加につなげてまいりたいと考えています。  二点目、UIターン奨学金支援返済制度の効果と他県への発信手段についてですが、UIターン者奨学金返還支援事業は、企業の人材不足を解消するとともに、大学、短大に進学したUIターン者の定住促進につなげることを目的として、県内市町村に先駆けて奨学金の返還支援事業を平成二十八年四月から実施しています。  平成三十年度までの実績は、平成二十八年度が五名、二十九年度が六名、三十年度が十二名で年々増えているものの、大きな実績には至りませんでした。  そのため、事業の効果検証を行い、今年度から対象とする奨学金に県奨学金を追加するとともに、収入要件を撤廃し、これまで以上に就業支援及び定住促進を図っているところです。その効果もあり、今年度は現在のところ、十七名の方の申請を受け付けています。  今後、さらに効果を上げるため、引き続き転入者に対し市民課の窓口で周知チラシの配布、市報、ホームページ及びSNSの活用、市内高等学校や企業を訪問してのPRのほか、市地域雇用創造協議会と連携し、関東や関西、福岡で開催される移住フェアの活用、県内外の大学等への情報提供など、積極的な周知に努めてまいります。  続いて二項目め、「田舎暮らし」の「住みたい田舎ベストランキング」の評価はどのように捉えているのかについてですが、「住みたい田舎ベストランキング」につきましては、全二百三十項目のアンケートの回答結果に基づき、人口十万人以上の自治体と十万人未満の自治体の二つに分けられ、点数によりランキングづけされています。  本市は、総合部門では十万人未満の五百三十九自治体中八十・〇五点の二十二位で、昨年の二十三位より一つ順位を上げ、十位の岡山県笠岡市の八十二・九八点との差は二・九三点と僅差であります。  部門別に見ますと、子育て世帯部門では十位、若者世帯部門では三十五位、シニア部門では三十四位となっており、トータルで見ればトップクラスと認識しているところであります。  ランキング点数は、教育・医療・自然・住宅支援など部門ごとに数項目ある中で、主に移住者数を用いて算出されますので、今後とも関係部署と連携して移住者を増やしていく施策に取り組むことで、さらに上位を目指してまいりたいと考えています。  五項目め、多文化共生についての二点目、外国人の家族呼び寄せ等の優遇措置についてですが、昨年四月に出入国管理及び難民認定法が改正され、人手不足が深刻な分野において一定の専門性・技能を有し、即戦力となる外国人を受け入れる目的で特定技能の在留資格が創設されました。  特定技能には二種類あり、特定技能一号は技能実習を修了した程度の技能を要する業務に従事し、在留期間の上限が五年であるのに対し、特定技能二号は熟練した業務に従事し在留期間の上限はありません。  その特定技能二号または技術・人文知識・国際業務等の専門的・技術的分野の在留資格を持つ外国人に扶養される配偶者や子は、家族滞在の在留資格を得ることが可能です。  しかしながら、本市の外国人住民の約六割を占めている技能実習や特定技能一号の在留資格を持つ外国人の家族には、家族滞在の在留資格は認定されていません。  市としましては、今後の国の動向に注視しながら、現在策定中の宇佐市多文化共生・国際交流推進プランを踏まえ、本市に在住している外国人住民の方々が地域社会の構成としてともに暮らしていくための支援策を検討し、宇佐市に住んでよかった、これからも住み続けたいと思っていただけるよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの施政方針の人口減少についての三と、三項目めの急性感染症についての二と、四項目めのチャイルドシートの助成金や貸し出し制度についてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  一項目め、施政方針の人口減少についての三点目、三子以降のさらなる出産支援について市の考えはについてですが、市では平成二十八年度より、次代を担う児童の健全な育成を図るとともに、子育てをする家庭の経済的負担を軽減し、子育て支援の充実を図るため、出産または入学の祝い金を交付するすくすく子育て祝金事業を実施しています。  出産祝い金につきましては、第一子、第二子には五万円、第三子以降にあっては七万円を交付し、入学祝い金につきましては小学校に入学した際には三万円、中学校に入学した際には五万円を交付することとしており、出産と子供の成長の節目に祝い金を送っています。  また、出産時の経済的支援として、県と県下全自治体で実施しています大分子育てほっとクーポン事業がありますが、本年度より子供の数に一万円を乗ずることとしており、子供の数が多いほどクーポンの金額が多く交付されるよう助成拡大を行っております。  さらに、県下でも出産及び入学時の祝い金を交付している自治体は少ないことなどから、第三子以降について、大幅に引き上げることについては現時点では考えていませんが、本市では来年度より産後ケアの実施や子育て世代包括支援センターを設置することで、妊娠・出産から子育て期まで安心して子育てがしやすい環境を整えてまいりたいと考えています。  三項目め、急性感染症についての二点目、市内の子供インフルエンザ予防接種率の推移はについてですが、本年度より子供のインフルエンザの発症及び重症化予防と保護者の経済的負担の軽減を目的に、十三歳未満児の二回目の接種費用も千円の自己負担で接種できるよう助成拡大を行ったところです。  その影響もあり、予防接種率につきましては、昨年度は四一・七%、本年度は十二月末現在で四三%となっており、既に昨年度の予防接種率を上回っています。  四項目め、チャイルドシートの助成金や貸し出し制度についての一点目、県下の助成金や貸し出し制度の状況はについてですが、県内の購入費助成の状況につきましては、九重町と国東市で実施しており、九重町では購入金額の二分の一、上限二万五千円、国東市では上限二万円を助成しています。  次に、貸し出し制度につきましては、玖珠町と豊後高田市が実施しており、玖珠町は上限一カ月間無料で、豊後高田市は月額八百円で貸し出しを行っています。  二点目、不要になったチャイルドシートを回収し再利用してはについてですが、再利用をする場合はチャイルドシートの安全点検、衛生面の管理、保管場所の確保など、さまざまな問題を伴うことが想定されます。また、チャイルドシート等の育児用品に対する保護者のニーズは各家庭によりさまざまであることなどから、総合的に判断し、平成二十八年度から出産、小中学校入学の祝い金を支給するすくすく子育て祝金事業を実施しているところです。これにより、保護者の経済的な負担軽減に努めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの多文化共生についての一を総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長 久保です。八番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  五項目め、多文化共生についての一点目、他市に負けない支援策についてですが、これまで韓国慶州市や米国ハワイ州ホノルル市との自治体間交流や中高校生の海外短期留学の支援を行い、多様な文化に触れ合う環境の整備を行ってまいりました。  近年、本市においても少子高齢化や若年層の流出に伴う人手不足等から、外国人住民の増加が見られ、昨年十二月末の外国人住民は七百五十人、そのうち四百六十五人が技能実習生となっており、その約半分がベトナム国籍となっております。  このような中、国籍などの異なる人々が互いの文化の違いを認め合い、安心して安全に暮らせる多文化共生の地域づくりを推進する必要が生じております。  そこで、今年度多文化共生のためのコミュニケーション支援、生活支援、地域づくり、国際交流による地域活性化を柱とした市多文化共生・国際交流推進プランの策定を行っているところであり、国の外国人材受け入れ・共生のための総合的対策等、国・県のプランを参考にしながら関係団体の方々に現在の状況や課題等、御意見を伺うとともに、パブリックコメントを実施し進めているところであります。  現在、プラン策定に先行して、地域文化への理解や語学力向上支援などの取り組みをスタートさせていますが、今後は外国人材を労働力の担い手としてだけではなく、地域コミュニティの一員としてともに生活していける社会の実現に向け、各種取り組みを進めてまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  八番 多田羅純一君。
    ◯八番(多田羅純一君)それでは、順次再質問のほうを行います。  一項目めの人口減少についてですけども、まず初めに宇佐市の人口ビジョンの二〇二四年将来計画人口五万三千人とありますけども、県下でも全市町村で減っておる状況でございます。現在、宇佐市の状況としましては、令和二年二月二日で男性二万五千二百三十人、女性二万八千四百三十六人、総数五万三千六百六十人となっております。  過去、三年を見てみますと、平成二十九年の一月一日から令和二年の一月一日までを比較してみますと、平成三十年度で五百十八人、平成三十一年で六百十六人、令和元年で七百七十五人が減少している状況でございます。このままいくと、来年の一月には五万三千人を下回るのではないかなというふうに思っております。  自然増減の出生、社会増減の転入の施策に、今後さらなる活動を推進していく必要があるというふうに考えておりまして、ほかにも多くの施策があってですね、今回はちょっと気になる点の三つについて、まずは質問させていただきたいと思います。  その一点目で、移住施策のほうになるんですけども、UIターン者の移住支援制度を使ってですね、転入していただく方々は年々減少のほうをされております。先ほど説明もあったんですけど、約百名ぐらいの方が移住しておるということで、一定の成果が出ているのではないかなというふうには思っておりますが、実際減っている状況でございます。  社会増減を少しでもプラスへと緩和するためにですね、他県他市から昨年を上回る成果を出すことが必要であってですね、これまで以上に移住施策に頑張っていただきたいというふうな思いでございます。  回答でもあったんですけども、これまで移住促進に向けたいろいろな事業に取り組んできたと思いますけども、現在宇佐市に移住してくる年代というのはどういった年代なのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えいたします。  移住者の世代、年代でございますが、平成三十年度の市の制度を利用した移住者の内容でお答えさせていただきますと、全体では四十七世帯百十五人という実績がございますが、世帯主の年代別でいきますと、三十代が約三六%と最も多い状況で、また七割以上が五十歳台以下ということになっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)ちょっと例えになるんですけども、空き家バンクでですね、昨年二位というふうに高評価であったんですけども、地域はどの辺のほうに移住されてるかわかれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。お答えします。  地区別の実績ということですが、平成三十年度の空き家バンクの成約数は合計で六十一件でございました。これを、小学校区別で見ますと、長洲が七件と最も多く、以下安心院、院内北部が各五件、駅館、北馬城が各四件というふうに続いております。  また、今年度につきましては、一月末時点でございますが、三十五件の成約となっておりまして、長洲、駅館が五件、柳ヶ浦、佐田が三件、天津、宇佐、豊川、津房、深見が二件と続いている状況でございます。  全体的には登録物件数の多い校区や、地理的に利便性の高い校区が成約に至っているというような傾向にあると踏んでいます。以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)新たな事業の内容はですね、今後どのように他県、他市に向けて情報発信していくのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えします。  宇佐市のホームページに掲載するほか、都市部での各種移住相談会にて積極的にPRを進めていきたいと考えております。また、市や県が作成するパンフレットや雑誌等の紙媒体での広告PR等も行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)移住に対しての分析や解析のほうがですね、しっかりできているというふうに聞いております。できているのであればですね、傾向をしっかりつかんでですね、さらなる事業を進めていってほしいということと、あと、また目玉をですね、しっかり作っていただきたいなというふうに思います。  続いて、二点目のUIJターンの奨学金支援制度のほうでございます。徐々に増加傾向であることは理解しておりますけども、返済が卒業後の大きな負担となっていることは社会問題化しております。実際に、学生支援機構の奨学金を利用したと思われる三十九歳以下の奨学金支援制度利用者は、おおむね二人に一人が対象となっております。このことから、対象者がまだ市内のほうにいるんではないかなというふうに思っております。  そこで、ちょっと質問になりますけども、奨学金支援返還制度の事業を始めた二〇一六年度から他県より就業支援及び定住のために宇佐市に転入して企業で働き始め、奨学金を返済されている方はこの数名しかいないのでしょうか。また、対象者全員に行き届いているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えします。  市内に対象者が何人いるかという把握まではできていませんので、全員に行き届いているかという質問には明確にはお答えがちょっと難しいかと思います。  ただ、年々増えていっているという状況を分析すると、まだ行き届いていなくて、今後また周知の必要はあるのかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)そうしたらですね、もしかしたらいるかもしれないとするとですね、該当するのに後から知らなかったとかいうふうに言われないようにですね、まず現段階で対象者と思われる方への通知、あと今後転入される方々への周知ですね、それについてはどのように考えておられますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えします。  まず、現段階での対象者ということで、要綱では平成二十八年三月一日以降に宇佐市に居住を開始し、その日から一年以内に就職したということで限定されていますので、そこ辺に対して企業を訪問しながらそういった方がいらっしゃるかどうかを確認しながら、また周知をしてまいりたいというふうに考えております。  また、転入者に対しましては、現在も行っていますけど、転入の届け出を市民課でされる際に、周知用のチラシをもって周知をしているので、それを継続していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)本年度ですね、所得制限のほうの撤廃を行っていただいたということで、これまで基準外になっていた方々というのは何名いるかわかりますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えします。  前年度に補助を受けて、その翌年度補助の申請がなかった方が対象というふうに思えば、七名の方が対象だったというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)その七名の方々にですね、所得制限撤廃に伴いですね、今回新たに申請できるようになったということで通知だとかフォローとかいうふうな形はされてますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えします。  申請された際に、電話とか届け出を受けておりますので、電話で要綱が改正されたという連絡はしています。また、電話がつながらなかった方もいらっしゃいますので、その方には文書にて通知書を送るような形をとっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)苦しんでいる若者がどれだけいるかというとですね、二〇一九年度の三月になりますけども、労働者福祉中央協議会、中央労福協が発表しました奨学金や教育費の負担に関するアンケート調査をしております。その調査結果の要約によりますと、学生支援機構の有利子が四一・二%、学生支援機構の無利子が三〇・一%借りております。  で、奨学金の借入総額が平均三百二十四万三千円、借り入れ総額五百万円以上が一二・四%、あと奨学金の毎月の返済額の平均がですね、一万六千八百八十円で、返済期間は平均十四・七年と。また、子どもが奨学金を利用している人が五五・一%で、過半数のほうを超えております。  借り入れが多くなるほどですね、将来の生活設計への影響が出てくるということで、この制度はですね、他県より就労支援及び定住のためにですね、また新たに宇佐市に転入していただいて企業で働き始めた方への奨学金支援返還制度でございます。人手不足解消や、奨学金で苦しんでいる若者世代の支援拡充、周知の徹底のほうをしっかりお願いして、次のほうに行きたいと思います。  三項目めの、三子以降のさらなる出産支援のほうになりますけども、現在合計特殊出生率は、大分県で平成二十六年から三十年度の平均で今一・五八、他市の状況を見てみますと、大分県下で過去五年間の平均値になるんですけども、特殊合計出生率は宇佐市は一・七〇で県下では上位五番目という形になってます。  県全体で言えば、少し上回っているのでよい結果となっておりますけども、では出産一時金はということで調査した結果ですけども、県内では豊後高田市さんが飛び抜けた助成を現在行っているというところを除くと、次に誕生記念品の絵本を配っているのと含めて、祝い金のほうは大変高いというふうな結果でした。  ですが、二〇一九年のアンケート結果によりますと、宇佐市在住の夫婦の理想はですね、子供数は三人と、で、五〇%を超えているとあります。予定している状況は、二人が四〇%と低くなっておりまして、理由として挙げられるところについては、六六%が子育てや教育にお金がかかるというふうな結果となってます。  ちょっと質問のほうに入りますけども、今後新たな経済支援を検討されているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。多田羅議員の再質問にお答えをします。  今後の経済的支援ということでございますけども、現在宇佐市では放課後児童クラブの利用料の減免事業を行っておりまして、それでもまだ利用料が高いということで、児童クラブに入れないというような声も聞かれておりますので、市独自に現在の減免額の倍の額に拡大しまして、児童クラブに入りやすい環境を作ってまいりたいというふうに考えておりますので、それにつきましては本議会に提案をしているとこでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)現在の多子世帯への支援は、どのようなものがあるのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  多子世帯の支援はということでございますが、一点目は保育料の減免がございます。三歳未満児の保育料につきましては、第二子以降の保育料につきまして無料というにこにこ保育事業というのがございます。  もう一点が、おおいた子育てほっとクーポン事業という事業がございまして、本年度より子供の数に一万円を乗ずることとしておりまして、子どもの数が多いほど、つまり二人いれば二万円、三人いれば三万円といったように、多子世帯ほどクーポンの金額が多く交付されるような助成拡大を行っているとこでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)先ほど説明のあった県の事業ですが、おおいた子育てほっとクーポン、これの宇佐市の利用率というのはわかりますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)宇佐市の利用率につきましては、これは三年間使えるクーポンとなっておりますので、発行年度によって差がございますけども、平均しますと六三・三%となっておりまして、県平均が六三・一%となっており、わずかに宇佐市のほうが上回っているような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)そうですね、六三%は結構高いとは思うんですけども、ちょっともったいないなというふうに思います。  それと、使用率の向上に向けた取り組みというのは検討されていますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)向上に向けた取り組みということでございますけども、本年度より放課後児童クラブの利用料、それからおたふく風邪のワクチン予防接種の費用の自己負担に使えるように拡大を行ったところでございます。  今後とも県と協議をしながら、拡大に向けて協議してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)現在、配布されていますおおいた子育てほっとクーポン、これは交付の日から三歳の誕生日までが大体期限のほうになっておりますので、ぜひ無駄なく使っていただきたいなというふうに思うのと、あと出産から子育てまでですね、全体で子育てしやすくなければ、いずれ子供たちもいなくなるんじゃないかなというふうに思います。  やはり、私はですね、十八歳まで通院医療費無料にしていただきたいなという思いとですね、今後の子育て世帯の負担軽減、経済的支援の拡大をですね、お願いしてですね、次のほうに入りたいと思います。  続いて、ベストランキングのほうでございます。今回のアンケートのほう、先ほど説明があったんですけども、五百三十九市町村の中でのアンケートでございます。  私はですね、これは二〇一六年の三月議会のほうで、全国で三位になったという高い評価をいただいてからですね、この本だけは毎年欠かさず買っております。当時、二〇一六年は三位だったんですけども、三位、五位、十一位、二十三位、で、今回二十二位ということで、徐々に評価としては下がってきておりますが、総合部門の上位百位の中に県下ですね、宇佐市を入れて九市が入っているということで、この地域、大分のところになるんですけども、大変高い、全国的にも高いレベルではないかなというふうに思っておりまして、決して悪い評価ではないなというふうに思っております。  これまでも話をさせていただいたんですが、単身者が住みたいと思えるような魅力がなければ、なかなかですね、戻ってこないのではないかなというふうに思いますし、若者世代が今回十五位から三十五位まで順位をかなり落としております。  今回、若者世代が魅力と思える支援制度を拡充、あと新設とかいうのがあればですね、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えします。  まず、このベストランキングにおいて、若者世代というのは十代から三十代の単身者を対象として集計がなされておりますが、当課が行っている支援制度のみでお答えいたしますと、単身者は現行の制度では家具撤去また空き家改修、起業での支援は可能でございますが、利用できる補助事業が少なく、移住者の実績にもつながっていない状況であるというふうに分析をしております。  そこで、支援事業を見直す中で、来年度から家賃支援事業を新設いたしまして、支援をすることにいたしました。これにつきましては、県外移住者であれば交付対象となるということでございます。  また、既存の補助事業でも引っ越し支援事業、移住奨励金交付事業において、若干の緩和でございますが単身世帯の場合でも新築、空き家購入をされた県外移住者の場合であれば交付対象にして支援をするというふうに拡充をしたところでございます。  今後とも、単身者など若者世代を初め子育て世代、多くの世代の方々の移住者増加に向けて努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)前にも言ったことあるんですけども、これは他県他市にですね、アピールする絶好のチャンスだというふうに思っております。さまざまな世代にですね、宇佐市の記事を読んでいただいて気に入ってもられば住んでもらえるかもしれません。ぜひね、他市に負けないように頑張っていただきたいなというふうに思いますし、本当に住みたい田舎というふうにですね、市民のほうから言われるように、さらに上を目指して頑張っていただきたいというふうに思います。  続いて、急性感染症でございます。対策はどのように考えているのかということで答弁をいただきました。また、いろいろなイベントの中止ですね、直近で言いますと二月二十九日の四日市のひな祭りから、三月十九日までのゲートキーパー養成講座までですね、いろいろなイベントが中止とか延期とかいうふうな形で、昨日の夜遅く確認させていただきました。
     そういった早期の判断とか早期の決断が重要だというふうに質問しようと思ったんですけども、そういったところで動いていただけているので、市民の方が今大変心配してるのは、どういった感染予防に向けた取り組みですね、こういった注意喚起とか濃厚接触者への指示とかですね、そういったのが予想されるのかというのをお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  市民への感染防止に向けた注意喚起とか自宅待機、濃厚接触者の指示という質問に対して、一括してお答えさせていただきます。  国内で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、また九州でも隣県で患者が発生しております。市では、これまでも全戸回覧のチラシやホームページで感染予防対策の啓発に力を入れてまいりましたが、国内感染の動向を踏まえ、感染拡大を防ぐために対策を強化することとし、昨日十六時三十分から市長を本部長とする対策本部会議において、次の点において決定しております。  先ほどの市長答弁にもあったように、市の主催行事については、不特定多数の参加が見込まれる屋内での行事について、当分の間、本年三月末をめどに原則延期または中止することといたしました。ただし、卒業式など参加者が特定され、かつ延期や中止が困難なものについては、感染予防に必要な対策を講じた上で実施いたします。  また、社会経済機能の維持を図るため、各事業所等に対しましては風邪の症状や発熱などの感染が疑われる方は出勤しないように周知するなど、感染拡大防止対策を徹底してまいりますよう要請をいたします。  市民の皆様に対しましても、こうした取り組みについて御理解、御協力を賜り、今後も日常的な予防策である手洗いや咳エチケットなどを徹底していただくようお願いをしたいと考えております。  本日、この市の方針をホームページに掲載し、市民の皆様に周知を図り、各課からも関係機関に周知を図ってまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)本日のですね、大分合同新聞の記事になりますけども、県教委のほうが二十六日学校で感染者が出た場合、同じ地域内にある学校も臨時休校を検討するようですね、県立高とか各市町村教委のほうに通知があったというふうに聞いております。  ちょっと先の話になるとは思うんですけども、保育園とかはどのように検討されてるのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  昨日、対策本部が設置をされまして、感染拡大の防止に向けた取り組みが決定されたわけでございますが、それを受けまして本日園長会の役員さんたちをお呼びしまして、今後の取り組み等につきまして協議をすることとしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)インフルエンザが蔓延した際もですね、学級閉鎖をするなどで対応していただいているんですけども、学校とか保育園とか拡大の要因として大きく考えられることから、早期な判断をしっかりお願いしたいのと、今回ちょっと感じてるのが、SNS等を通じてですね、情報量が大変多くなっております。で、うそなのか本当なのかということで全くわからないところも多く、まだまだいろいろな情報が今飛び交っている状況でございまして、患者数も志望者数も大変増加しております。  で、潜伏期間もですね、大変長いということで、知らず知らずのうちにかかってしまって人にうつしているかもしれないというところがですね、大変危惧するところではございますけども、そういったところの行動が鍵になるのかなというふうに思います。  小まめな手洗いやうがい、また必要以上に人がいるところは避けたいと思うところでありまして、終息を早期に願ってですね、次のほうに行きたいと思います。  子供のインフルエンザ予防接種のほうでございますけども、本年度のインフルエンザの発症はですね、これまでと違って早い時期の九月十八日に学級閉鎖があってということで、一月の終わりからコロナウイルスの警戒によって日本全国でインフルエンザの発症が低下しているということは、多分皆さん知っておると思います。  子供のインフルエンザの予防接種の二回目を今回拡大していただいたんですが、その結果接種率がどのように増加しているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  二回目の助成をした結果もございまして、予防接種につきましては昨年度が四一・七%、本年度は十二月末現在で四三%となっておりまして、既に昨年度の予防接種率を上回り、わかる範囲では過去最高というふうになっております。  また、効果ということでございますけども、二回目の助成を拡大した効果かどうかの正確な判断はできませんけども、本年の一月一日時点の指定医療機関からの患者報告数というのがございまして、宇佐市が三百五十四・六人に対しまして、県平均につきましては四百三十七人というふうになっておりまして、他の県内の地域に比べて患者報告数はかなり低い数値となっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)県内の新しいデータではですね、二月十日から二月十六日の第七週と言われる期間になりますけども、インフルエンザの多い地区は東部、南部、豊肥のほうに当たってですね、北部はインフルエンザの患者数も今二百六十人となっておりまして、三週間前のピーク時、千五百四十人によりかなり激減しているということで聞いております。  本年度ですね、インフルエンザの助成拡大を行ったことで、これまでも数パーセント上がっておるということで、検証は単年度では大変厳しいとは思うんですけども、接種率向上がですね、最終的には医療費削減、医師の負担軽減、また子育て世代の負担軽減につながってくると思いますので、継続していただきたいなというふうに思っております。  続いて、ちょっとあんまり時間がないんですけど、四番目のチャイルドシートの貸し出しのほうになります。  私が調べた中では、四市が貸し出し助成のほうをやっているということで、お隣の豊後高田市さんもやってるということでですね、大変便利な制度だというふうに思うんですけども、宇佐市も子育て応援のためにですね、こういったレンタル事業とか検討されないのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  このレンタル事業を宇佐市でもというようなことだと思いますけども、当市につきましてもこのレンタル事業につきましては一時検討した経緯がございます。しかしながら、保管場所や衛生面などのことを考えまして、なかなか難しいだろうということで、その事業にかえまして出産や小中学校の入学の際に祝い金を支給いたします「すくすく子育て祝金事業」を実施したところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)チャイルドシートのほうについてはですね、やはり一定期間、数年しか使わないものであります。また、車での移動が生活の一部となってるというところからですね、子育て世代の必需品ではないでしょうかというふうに思っております。また、多子世帯については、さらに困るのではないかなというふうに考えておりまして、次の二点目のほうの再利用してはどうかというところになるんですけども、今回取り上げた理由としましては、粗大ごみの回収のときにですね、きれいなチャイルドシートが捨ててあったり、大変もったいないという話を聞いてます。  また、子育て世代からもチャイルドシートの購入がですね、負担になるというふうな意見も聞いておりまして、ごみとして回収する場合と再利用として回収する場合であれば、製品の破損や汚れ方が全然違うとは思いますので、そういった再利用目的で不用なチャイルドシートを回収するということはできないんでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えします。  自治体が回収し、レンタル事業を行うという場合は、やはり程度にもよりますけども、やはり衛生面に相当気を使わなければいけないというふうに考えておりますので、現時点ではやはり難しいものだというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)衛生面でいうと、戻すときにクリーニングして戻す自治体もあるんですけどね。市内外で行われるフリーマーケットでもですね、チャイルドシートを出品してもすぐに売り切れるほどやっぱりニーズがあるというふうに聞いております。  不用で捨てるぐらいならうまく必要とする方に行きわたらないかなというふうに考えておりまして、そういった市で回収できんのであれば、子育て世代、金銭的負担の軽減を目的としてですね、どこか一時保管、管理運営を一括でやってもらえるところというのは見つけられないのか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  市民からチャイルドシートを回収して、また管理運営するというところの委託先につきましては、現時点で不明ではございますので、確認をまだしているわけではございませんので、正直わかりませんけども、正直現時点では難しいかなというふうには考えているとこです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)現品をですね、回収しなくてもできる方法として、譲りたい情報を公開して欲しい方へ伝えるというやり方も一つの手段だというふうに思います。  チャイルドシートに限らずですね、中津市のほうでは家で眠っている不用品や捨てるにはもったいない品物をですね、必要とする人に活用してもらう活動、「譲ります、譲ってください」コーナーをですね、市役所一階のほうに設置して、ごみの減量とリサイクルのほうを進めております。  知恵を絞って譲りたい人と譲ってもらいたい人の情報をですね、合わせることで、こういったごみの減量のほうにもつながってくると思います。そういったまさしくウインウインじゃないかなというふうに思いますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと言わせていただいて、最後の多文化共生のほうに行かせていただきます。  いろいろな取り組みをやると思うんですが、今後就労ビザや一般ビザなどを所持してですね、日本に長期滞在する外国人が付与する配偶者や子供が取得できる家族ビザというので、配偶者や子供を呼び寄せられるというふうに聞いております。私もちょっと勉強不足でよくわかってないところもあるんですけども、今後ですね、こういった相談があったときにですね、代行できる窓口というか、どこどこを紹介するということはできないんでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  答弁でお答えいたしましたように、今宇佐市多文化共生国際交流推進プランというものを策定中でございます。この中で、今御指摘いただいたような部分も含めてですね、これは方針として作っておりますけども、具体的な部分をまた関係課それから関係機関と協議しながら、具体的な施策を作っていく形になろうと思います。その中でまた研究していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)現在ですね、中国、タイ、ベトナムからの労働者数はですね、多いということになっておりますけども、この先十年後はですね、自国のほうが人手不足のほうになるということで、さらに日本も人手不足になることから、他の国、労働者数が過剰な国として、パキスタン、ネパール、ラオス、インド、ミャンマー、カンボジアからの支援が必要になることがわかっております。  十年後もですね、この施策・制度がですね、効果があったというふうに思えるように、そういった人口の変動、そういうところも念頭に置いて、さらに推進のほうをしていただきたいと思います。  以上で、私の一般質問のほうを終わらせていただきます。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で多田羅純一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇五分               ───────────────                 再開 午前十一時十六分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、改めましてこんにちは。議席番号一番、政友会の河野健治朗でございます。  まずは、本日も傍聴にお越しいただきました皆様、ありがとうございます。新しくなった議場はいかがでしょうか。解放感と清潔感にあふれる議場だと私は思っております。私も気持ちを新たに取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。  さて、一般質問に入ります前に、本年度をもって退職されます執行及び職員の皆様方、大変お疲れさまでございました。長年にわたって行政職を通し奉仕されましたことは、宇佐市政の発展に大きく寄与するものと考えております。  そしてまた、短い間でしたが、新人議員の私に対して丁寧に御指導、御対応いただきましたことは忘れることはありません。大変勉強になりました。ありがとうございました。今後は違う立場からとは思いますが、市政、議会への御指導、御協力をいただきますようお願いを申し上げます。  また、これからの宇佐市は、人口減少などのマイナスの課題だけでなく、元気でバイタリティあふれる高齢者が増えてくるという大きな期待感があります。若者の多感な意見と、先輩方の多くの経験が融合するよりよい市政発展を目指して一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。  一項目め、若者の市外流出対策について。  一点目、学生を含む若者の情報収集は、インターネットが主流であります。特に、スマートフォンに情報を発信できなければ、存在を知ってもらうことすら難しいのが現状です。宇佐市が行っている各事業の告知・魅力・結果報告などの情報発信について、インターネット及びSNSをどのように活用しているのかをお尋ねいたします。  二点目、宇佐市高校生等地元就職応援事業補助金の現在までの成果と今後の取り組みをお聞きいたします。  三点目、奨学金返還支援事業の成果と今後の取り組みをお聞きいたします。  二項目め、宇佐市への交流人口の増加を目指しての一点目、院内町の平成令和の森スポーツ公園がリニューアルされ、スポーツ交流人口が大幅に増加しました。それに伴い、交通量が増加した国道三百八十七号線と国道五百号線が交わる交差点は、いまだ信号が設置されておらず、地域住民は常に危険を感じております。通学路としての使用もされている箇所であり、対応が急務と思うが、市の対応はいかがでしょうか。  二点目、宇佐神宮を初めとする観光資源が豊富な宇佐市、人口減少の中、観光交流人口の拡大は地域活性化の起爆剤となり、地域経済に対する貢献が期待されています。  宇佐市を訪れる観光客の多くが自動車で来訪する中、宇佐インターチェンジ、院内インターチェンジ出口付近での観光誘導看板の設置を行ってはどうかと思っております。  三項目め、宇佐市の防災対策についての一点目、実際の大災害を想定した大規模訓練の実施を計画しているかお尋ねいたします。  二点目、新庁舎となって災害時の対応マニュアルなどの構築ができていると思うが、市民とどのような連携をとるように考えているかをお聞きいたします。  以上、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、宇佐市への交流人口の増加を目指しての一点目、院内町国道交差点の信号機設置に係る市の対応はについてでありますが、道路管理者である県にお聞きをいたしましたところ、国道三百八十七号と国道五百号が交差する交差点の改良計画を行う際、信号機の設置者である公安委員会と協議をした結果、T字路の交差点であり、交通量等を考慮し信号機の設置の必要性はないとの回答を受け、設置されなかったとのことでありました。  信号機の設置基準は、自動車等の交通量や歩行者が横断待ちをするための必要なスペースが確保できること、過去に人身事故が発生した経緯があることや、小中学校、幼稚園、病院など、交通弱者の安全に特に確保する必要があることなど、警察庁が信号機設置の指針を定めております。  宇佐警察署に確認したところ、現在まで信号機の設置要望は提出されていないとのことですが、議員御指摘のとおり平成令和の森スポーツ公園のリニューアルにより交通量が増えております。  市としましては、近年の交通利用状況等を確認の上、必要に応じ地域関係者等との意見を公安委員会へ伝えたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの若者の市外流出対策についての一と、三項目めの宇佐市の防災対策についてを、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長の久保でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、若者の市外流出対策についての一点目、若者の情報収集において、インターネット及びSNSをどのように活用しているのかについてですが、本市では平成二十九年四月に策定した新宇佐市広報戦略プランに基づき、市民ニーズに沿った情報発信を効果的かつ効率的に行うよう努めております。  具体的には、平成二十八年八月にスマートフォン対応のホームページを立ち上げ、利用者の利便性・操作性の向上を図っております。また、SNSにつきましては平成二十七年四月からフェイスブック、ツイッター、ラインを開始し、イベントや市政情報を発信しております。
     特に、ラインにつきましては県内自治体に先駆けて開始しており、コミュニケーションツールとしてだけではなく、メッセージ機能を活用した災害時や緊急時の通信手段として大いに役立てているところであります。さらに、平成三十年七月からはインスタグラムを開始し、市の魅力を視覚的に情報発信しております。  四月からは、市のホームページをリニューアルいたしますが、これらSNSとあわせて若者の関心を引くタイムリーな情報発信に努めてまいります。また、より多くの市内外の皆さんに本市の情報が届くよう、新たなフォロワーの獲得を目指してまいります。  次に三項目め、宇佐市の防災対策についての一点目、大規模訓練の実施計画についてですが、毎年年度当初に県と連携し、南海トラフ地震が発生し地震等津波による多数の死傷者や避難者があるという想定で、情報伝達訓練を実施しております。  また、昨年度からは、地震等の災害を想定した市内の一斉避難訓練を自治区や小学校区単位で実施していただいており、今後も継続したいと考えております。そのほか、それぞれの自治区で、その地区に応じた災害を想定した防災訓練や、防災学習会等が行われております。  二点目、市民とどのような連携をとるように考えているかについてですが、市の庁内体制につきましては、対応マニュアルを作成し、さまざまな災害に対応できるようにしております。庁舎が新しくなっても大きな変更はありませんが、毎年見直しを行っておりますので、必要な部分は、改正をしてまいります。  また、大規模な災害時には、市民との連携は大変重要と考えますので、防災士の養成や防災士と市民による避難所の開設運営訓練等を今後も継続して実施していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの若者の市外流出対策についての二、三と、二項目めの宇佐市への交流人口の増加を目指しての二を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、若者の市外流出対策についての二点目、高校生等地元就職応援事業補助金の現在までの成果と今後の取り組みはについてですが、本事業は高等学校在学中に就職に役立つ資格を取得し、卒業後に地元で就職した場合、受験料など資格取得に要した費用について二万円を上限に補助するもので、事業開始した昨年度は十一名、今年度は現在のところ七名の申請にとどまっています。  しかしながら、昨年七月の高校生議会において、取得する資格によっては高額な受講料が必要なため、とてもありがたい制度だと評価されたところです。また、本事業の趣旨に御賛同いただいた市内の団体や事業者から寄附金を頂戴するなど、支援者も増えてきているところです。  これらを踏まえ、来年度から補助額の上限を三万円に増額し、さらに自己のスキルアップに努めていただくとともに、取得した資格を生かして地元に就職していただくため、高等学校や企業を訪問し本事業の周知に努め、事業効果を上げてまいります。  三点目、奨学金返還支援事業の成果と今後の取り組みはについてですが、UIターン者奨学金返還支援事業は、企業の人材不足を解消するとともに、大学、短大に進学したUIターン者の定住促進につなげることを目的として、平成二十八年四月から実施しています。平成三十年度までの実績は年々増えているものの、大きな実績には至っていなかったことから、事業の効果検証を行い、今年度から対象とする奨学金に県奨学金を追加するとともに、収入要件を撤廃するなどの改正を行いました。  事業の成果については、現在今年度の申請期間中ですが、前年度を上回る十七名の申請を受け付けています。今後、さらに効果を上げるため、引き続き市民課の窓口で周知チラシの配布、市報、ホームページ及びSNSの活用、市内高等学校や企業を訪問してのPRのほか、市地域雇用創造協議会と連携し移住フェアの活用、県内外の大学等への情報提供など、積極的な周知に努めてまいります。  続いて二項目め、宇佐市への交流人口の増加を目指しての二点目、宇佐インターチェンジ、院内インターチェンジ出口付近での観光誘導看板の設置を行ってはどうかについてですが、市では観光施設や駐車場等に観光案内看板や、主要幹線道路に市の表示看板を設置しています。  議員御提案の、インターチェンジ出口付近の観光誘導看板の設置ですが、誘導看板は車を走行させながら確認できる大きさや場所が必要となります。現在、院内インター、安心院インター出口付近に設置しているものは県が設置しており、これ以外の場所の看板追加には県との協議が必要になると考えています。  また、宇佐インター出口付近は、宇佐神宮への誘導看板はあるものの、大型の観光誘導看板を設置する場所の確保は難しい状況です。そのため、ネクスコ西日本大分高速道路事務所にお願いして、高速道路内の出口に宇佐神宮への誘導看板を設置したところです。  今後も、国や県、関係機関等と協議の上、誘導看板や案内版の設置等に努め、豊富な観光資源を活用した交流人口の増加を図りたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。  まず、SNSとインターネットの利活用についてなんですけども、今後この内容について、どのように戦略的なイメージがあるかをまずお聞きしたいんですが、答弁よろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)河野議員の再質問にお答えいたします。  現在、SNS、ホームページ等、私どもが管轄しておりますが、まずはホームページについて、今年度ホームページのリニューアルを計画しておりまして、来年四月から稼働開始という方向で進めて、今順次準備を進めている最中でございます。その中で、見やすいホームページ、扱いやすいホームページ、皆さん市民の方にわかりやすく情報が伝えやすいホームページを目指して今改築している最中でございます。  また、SNSに関しましても、ホームページとSNSを新たに連動させてタイムリーな話題の情報提供を、市民の方また市外の方にも送れるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。まずはインターネットの環境の中でですね、ホームページのリニューアルは今回行われるということで、ホームページに対する概念というか、市が気をつけていることというのが多分あると思うんですね。  それを踏まえてなんですけども、ホームページそのものはどちらかというと情報をストックする場所だというふうに捉えられているんです。そして、SNSのほうはどちらかというと情報が蓄積されて、どんどん上積みをされていくというイメージなんですね。アナログ的に考えても、まずはホームページのリニューアルの中で伝えたい情報がすぐにキャッチできるように検索ができなければいけないと思うんです。その辺の工夫というのを何かされていたらお答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)再質問にお答えいたします。  まずは、ホームページのレイアウトを変えたいと思います。今、ホームページはリニューアルされてから七年がたっております。一番初めに開いたときに、いろいろな情報が錯綜しておりますので、それをまず整理したいというふうに思っています。  それから、見た方が行きやすいようにチェックボックスというか、検索をしやすいようなシステムをいろいろと考えております。で、自分が知りたい情報にすぐにたどり着けるようなアクセスビリティの充実を図っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。大変期待をしております。  イメージアップにつながることに関しては、デザインとそして情報等の中で行われることですので、それについては質問は差し控えさせていただきますが、私が戦略的な考え方があるかというふうに述べさせていただいたのは、市であったり県であったりと、要は公平に情報を流していかなければならない機関であって、なおかつSNSに至っては間違った情報が流れたり、言葉の使い方で誤解を招くようなことであったりというようなことを避けていかなければならないという課題が多分たくさんあると思うんです。  その中で、もう今当たり前のようにあるこのインターネットの世界です。それをですね、有効に活用して、今それを使っている若者に対してですね、情報を提供して、このまちはこういったすばらしい活動をしているんだよということであったり、こういう文化があるんだということをですね、教えていかなければ、それを手にする情報というのは今ないと思うんですね。  例えば、市報があるよと言うかもしれませんが、その市報をどれだけの人が手にとって見ているかという統計はないですよね。だから、インターネットというツールを使って、そこには閲覧者数であったり、そのどこを見ているという仕組みを今回多分入れていると思うんですけども、ホットスポットはどこなのか、そういった目線をリアルに知ることができると思うんです。  それによって、戦略的にどういう情報を伝えなければならないとか、どういうことで観光誘客につなげるとかといったことで、市民に対して魅力をもっと感じてもらうというようなことにですね、つながっていくと思うんです。  そういった中で、市が今後行っていく上でですね、気をつけているというか、今計画をしている戦略部分がもしあればですね、教えていただきたいなと思います。もしなければ、方向性だけでも構いません。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)市の政策の部分でございますが、まずは私どもの庁内で広報戦略会議というのがございます。副市長をトップにして、各部長、関係課長十五名で構成している部分でございますが、三月に一応会議を開くようにしております。その中で、いろいろな御意見を賜りながら広報主任者会議というのがもう一つありまして、各課一人ずつですね、総括級を集めてですね、やっている会議がございます。そこで市民により一層タイムリーな情報を流していく、なおかつもう一つ、ホームページ向上委員会というのがございます。それは各部から実務担当者を選びまして、その実務担当者がいろんなコンテンツとかいうところの可能性とか、一番トレンディなところとかいうふうなことを探しながら、ホームページ、SNSの具体的な活用方法についていろんな議論を重ねていく、その三段階を考えておりまして、その三段階の中でいろいろ練って、今後の広報の戦略、SNSの戦略、インターネットの戦略を考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)そしたら、その会議の中で、人材なんですけども、専門的な方が所属しているとか民間の活用、それと職員の得意な分野が生かされているようなことというのは計画されているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)先ほど言ったホームページ向上委員会でございますが、まずはその情報に精通した方とか、広報に精通した方というふうな方を中心に選んでいただいているものと考えております。  ただ、それはあくまでも庁内の会議でございまして、外部の方は入れておりません。外部の方の意見をお聞きする場合には、ホームページ等でアンケート等実施しておりますので、その声とかを重要にしていきたいというふうに思っています。  また、必要があれば外部の方を招聘してですね、いろんな情報を仕入れていくということも調査研究の対象にしていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。ぜひ取り組んでいただきたいのはですね、特にSNSに関してなんですけども、ここに関してはですね、庁内のメンバーで構成するのであれば、二十代、三十代、四十代、得意な分野として活動されているというか使われている方をですね、実際にその会議の中に入れて計画を練ってほしいなというふうに思うんです。それはですね、やっぱりセキュリティと言うよりも自己防御をしていく上で、どういった行為がいいのか悪いのかという判断をしていく中でですね、計画段階でどうしてもそれが必要になってくると思います。  ただ人気をとるだけの広報活動であれば、これは誰でもできるような気がするんですけども。ソーシャルメディアを使うということに対して、専門的な知識及びそれに向かっていく方向性というのはですね、どうしても必要になってくるかなというふうに思いますので、これはあくまで意見です。  それで、私、最初にこの課題について考えていく中で、果たしてこのソーシャルネットワーク、ソーシャルメディアというのが一体何だろうということを改めて考えてみました。これは、社会的にあるメディアを使って、それをインターネットという仕組みを使って広報していくであったり利活用していくということを総称して言っているんですけども、それはもう皆さんわかっていると思います。  そうした中で、多分一番早く取りかかったのはフェイスブックかなというふうに思うんですけども、間違いでなければいいんですが、フェイスブックの活用の回数というか、昨年度の一月からぐらいでいいんですけども、ある程度数字的なものがもしわかれば、そしてまたその活用の仕方について、少し教えていただきたいなと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)お答えいたします。  大まかな数字なんですけれども、フェイスブック、ツイッター、ラインなどタイムライン機能を通じまして、月におおむね七回ぐらい更新しております。ただ、先ほど答弁にもありましたようなコロナウイルスでありますとか、災害等、市民に緊急に必要な情報に関しましては、随時発信をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。済いません、回数について、先に情報の提供を求めていればよかったんですけども。フェイスブック等々、全てにおいて多分担当されている方が人数が少ないのかなというふうに思ってるんですけども、それぐらい情報の提供量としては少しボリュームが少ないなというふうに思っております。  一月からと言ったのは、その間はそれなりに情報が見えてたなというふうに思ってたんですけども、最近の一月、二月に関しては、二回とかですね、四回とかいう結果であるなと。なので、そこは追及する必要はないというふうに思うんですけども、せっかくあるツールを使うんであればですね、そこにはやっぱり担当人材というのが必要になってくるのではないかなと思ってます。もちろん、人材が少ない中で、また専門的な知識がある人材がいるわけではない中でですね、そういった適材適所というのは難しいかもしれないんですけども、これからを計画するのであれば、必ず必要になってくると思いますので、特に若者の登用などを考えながらですね、専門的な分野を作っていかれたらどうかなというふうに思います。  これにつきまして、SNSの活用を余り追及してないなというふうなところはないんですけども、他市の状況でもし知っている情報ないし成功例があればですね、お聞きしたいなと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(河合長彦君)他市の状況でございますが、まずSNSの導入状況でございます。ライン、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、県下各市でございますが、ラインは私どもの市を含めて三市、フェイスブックは全市町村、十八市町村ですね、ツイッターは十三市町村、インスタグラムは九市町村ございます。  それから、若手の活用というふうなことでございましたが、私どもの職員でですね、全国の自治体の研修会に、滋賀のほうだったと思いますけれども、SNSの関係ということで初めて研修がございまして、そこに何泊かさせていただいて研修をさせていただいております。  そこでですね、全国の先進地というか、こういった事例があったというふうなことで言われておったのがですね、ラインでいじめ相談とか、住民票の発行、またツイッターで防災訓練をやったとかいうふうな先進事例がございました。  そういった先進事例もですね、踏まえながら、今後のSNSの活用を考えていきたいと、こういうふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。これについてはですね、本当に内容が多岐にわたるというか、大変苦しい中でいろいろな知恵を絞られているというふうに思います。研修に行かれたということは知らなかったので、これについては大変いいことだなというふうに思っております。  私、これに興味を持っているのは、この分野は低予算で高い効果を得られる活動であるというふうに、これはもう会社でも民間でもそうですけども、思われているところです。ホームページを作るというのは大きな予算がかかりますけども、そうしたネットワークを使っていくということは、ほぼ無料でできていくものだというふうに捉えられています。  そんな中で、やっぱり人材の不足というのはどこでも言われていることですし、それに取り組んでいるということは高く評価できるのかなというふうに思います。  ただ、この内容について多分思っている方もいると思うんですが、一番の難点はこの情報を得られる人と得られない人がいるということなんですね。なので、ホームページを利活用しながらこのSNSをさらにいいツールとして使っていただいて、今後も情報発信、そしてなおかつ取り組んでいただきたいのは、このふるさとを思えるような活用につなげていっていただければなというふうに思います。  これについては、ちょっと最後にですね、一点だけ要望というか意見ですけども、インスタグラムを最近始められたということで、私も拝見をさせていただいております。これについてはですね、いろいろな考え方はあるんですけども、例えば市民からの写真の公募であったり、宇佐市にあるいろんな風景をですね、ここに集約させる等、そういった行為というのは残っていくというふうに言われてるんです。  インスタグラム、フェイスブック、ライン、どれかがなくなくかもしれません。利用されなくなるかもしれませんが、そういった地域にあるふるさとにあるいい風景、いい写真を残そうとか、どこかにアップしようとかいうことはですね、これから残る文化というふうに捉えられていますので、これについてはですね、何かいいアイデアがあれば利活用されたらどうかなというふうに思います。これは意見です。  これで、この分に関しての質問は終わらせていただいて、次に進めたいと思います。  一項目めの二点目に上げました高校生の地元就職応援補助金についてなんですけども、これについていろいろな意見を私も聞いております。その中で、今の基準の中にあります在籍した学年・学級等で必修とされる資格が対象にならないというふうに記載がありますが、これについて理由があれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  事業系の学校でありますと、その学年等において必修科目があると思います。それについては、今回の補助金からは対象外としているということで、それ以外の部分で頑張っていただいた部分に対して受験料等の補助金をしていきたいということであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、例えばなんですけども、今実績として上がっている免許の種類を言える範囲で構いませんので教えていただければと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  今年度の実績で言いますと、フォークリフトの特別教育を受けられた方、またガス溶接技能の講習、小型移動式クレーン運転技能の実習、また事務系としましては珠算や電卓の実務検定とか、情報処理検定などが申請として上がってきているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。これには相当な計画というか、どういうふうに制度を作ろうというふうに考えて苦労されたんじゃないかなというふうに思っておりますが、私個人的に、この補助金については私も大きな期待を感じている一人です。と言いますのも、若者の流出そしてUIターンの中で一番必要なのは、やっぱり市がですね、どのように対応・対策を考えてくれているかということが一番興味を持つポイントだと思っています。何をもってこういう事業、補助金を作るのかということが一番の心を打つというか、伝わってくる部分なんですね。  で、比べると大変比べ方がまずいのかなというふうに思うので、発言を考えたんですけども、市の制度の中ですくすく子育てという分野がありますよね。その補助金というかお祝い金というのは、最近になってそれを本当にありがたいなと感じて言葉で発信してくれる保護者が多くいます。それは、やっぱり少しの補助というふうに捉えられるかもしれないんですけども、使用の用途が明確にあるからなんですよね。  で、高校生の補助金についても、その試験を受けた、免許試験で合格しているということに対して応援してくれるというのはものすごくありがたいことだと思っています。  そうした中で、予算やそういった配分ももちろんあるとは思うんですけども、より厚い補助ないし応援がですね、できないかなというふうに思っているんです。これは今後の計画で構わないんですが、高校生で地元就職されるとなった方々に対して、別のお祝い金というか、就職に際して支出がかさむ中での補助というのは計画があるか、もしくはそういった考え方があるかお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  答弁にもありましたけども、新年度からまずこの補助金の上限額を三万円に上げていくというのを、今回改定をいたしております。で、議員が言われます就職のお祝い金につきましては、まだ今後やっていきますという状況には至っていませんが、今現在まず財源確保が必要ではないのかなというふうに私的にも思っていますので、企業版のふるさと納税という制度がありますので、その制度について今勉強しながら、何とか導入できないかなというふうなことを今考えているところであります。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)いいアイデアだなというふうに思いました。これについてですね、本当にくれくれと言っているわけではなくてですね、地元就職をする高校生、卒業生は、実際には増えているというふうに私感じています。そして、それは実習系の学校からだけではなく、普通学校からも地元就職があるのが現状です。  もっと言えば、他市の学校に行った生徒で地元就職であったり、UIターンを含むとこれはですね、大変大きな数になってきているのが現実です。  それで、地元就職先もですね、そういった新卒採用だけではなくてUIターン向けというようなことはですね、もう既に大きく動いているとこであります。そういった方々も制度の対象となり得るような補助であったりお祝い金であったりということが今後望まれるのではないかなというふうに思いますので、これはあくまで意見です。今後とも活動のほう、どうぞよろしくお願いいたします。  それに引き続きまして、奨学金のことについて少しお尋ねをしたいと思います。現在、日本学生支援機構そして大分県の奨学会については対象となっているということでございます。それ以外にある民間の奨学金及び国の教育ローンに対応するというような考え方があるかどうかお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  奨学金の補助金事業につきましては、今年度から見直しをして県の奨学金を新たに増やした、それと収入要件を撤廃したということであります。もうしばらくこの状況で推移を見守って、またそのしかるべきときにまた分析をしながら次の手を打っていきたいというふうなことを思っております。  ただ、この補助金につきましては、移住目的も備えた補助金となっていますので、今後も調査は必要かなというふうには思っておるところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)わかりました。これについてはですね、国の教育ローン、そして民間の教育ローンがある中で、奨学金の受給者だけを見るとですね、それ以外にまだ多くの生活困窮まではいかないにしてもですね、状況が変わって返還ないしそういったサービスを受けたいなというふうに思っている方というのはですね、これはやっぱりはかり知れない数がいると思うんです。  そういった中で、全てに対応するというのはもちろん難しいとは思うんですけども、そういった方向性があるかと問われたときに、それがあるよという答えがあればですね、それで救われる方もいると思います。  今後どういうふうになっていくかということをよく注視されながら取り組むということはもう承知していますので、ぜひ前向きにとっていただきたいなというふうに思います。  そして、最後にというか、この課題についての最後なんですけども、若者の市外流出をとめるということはですね、これはもう本当に不可能に近いかもしれないんですが、前にも述べたことがあると思うんですが、離れるタイミングは結婚と進学というのが大きいというふうに言われております。  進学に関しては、これはもうやむを得ないことが多いと思うんですね。大学がこの宇佐市にない以上はです。でも、その結婚というのも、これも女性が対象になってくるというふうに考えるのであれば、男性をいかに魅力のあるまちに住まわせていくかということは大きな課題になってくるというふうに思います。  これについて、市として前向きに捉えて一生懸命活動されていくことに対しては、全ての市民が賛同されるというふうに思いますので、ぜひとも今後とも活動を後押ししていただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、質問を進めたいと思います。  二項目めに上げました宇佐市への交流人口の増加という部分に対しまして、先ほど来、答弁にもいただきました国道三百八十七号と五百号の交差点について、なかなか難しい場所であるということは十分承知をしているんですが、現在交通量そして平日だけではなくて週末の交通量も含めて多くなっているということは承知されているということでございますけども、これについて再調査されるというような方向性はありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。河野議員の再質問にお答えいたします。  交通量の調査ですけども、道路管理者であります大分県宇佐土木事務所に確認をいたしましたところ、現時点では調査は行っていないとのことでございました。ただし、平成令和の森がリニューアルされたということで、交通量等につきましては調査をしてないんですけども、道の駅いんないの利用者が国道五百号と三百八十七号の交差点改良時点に比べて約五割ほど増えているという数字は出ております。  あと、歩道等の利用者、そういったものについては、今後は県とあわせて調査できればと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。道の駅の利用者が増加している割合がそんなに大きいというふうにはちょっと私も考えていませんでしたので、それについては本当にすごいなというふうに思っております。  それも含めてですね、安心院インターチェンジと院内インターチェンジからですね、その方向、要は平成令和の森の方面に向かっての交通アクセスを、今後どのように検討しているかというのがあればお聞きしたいんですけども。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)安心院インターチェンジ、そして院内インターチェンジの今後の流れの動向といったものについては、現時点では調査はしておりませんけども、昨年九月に宇佐院内間の四車線化が国の指定を受けました。今後、高速道路の利用等につきましても、また変化が生じてくると思いますので、そういった交通量等につきましても、国・県等と協議をしながら調査研究をできればと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。確実に交通量が増えているということがどれだけ証明できるかというのが課題になってくると思いますので、これについてはですね、今後とも働きかけのほうをお願いしたいというふうに思いますし、安心院でラウンドアバウトが計画された際に、やはりあそこも交通量と事故の量というのがあって、ああいうふうな計画がなされたというふうに聞きました。  ですので、院内は今その交通のバイパスというか、玖珠へ抜けるための国道であったり、交流地点をもとにですね、運動公園であったり道の駅に行く道路であったりと、いろいろな使用の用途が広がっているという現状の中でいろいろと計画をされていっていただきたいなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の観光看板、誘導看板についてお聞きしたいと思います。今回の答弁の中で、いろいろと制限があるなというふうなことはですね、よくよくわかりました。これについてはですね、国交省のほうでも高速から見える範囲に置かれる看板についての規定であったり、国道で掲示される看板の規定であったりと、いろいろ規定、規則が多くある中で、大変苦しいところはあるとは思うんですけども、この観光誘導がうまくいかなければ観光誘客キャンペーンというのは多分効果をなさないのではないかなというふうに思っているんです。  それについて、どのようにお考えになっているか、またどういうふうに取り組みを行っているかをお聞きしたいというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えいたします。  議員さん、言われますとおり、観光誘客キャンペーン等でお越しいただいた方々が思ったとおりに動ける、そういうふうなことが大事だろうと、また広くいろんなところを回っていただきたいなというふうに思っております。  現在、主要幹線の分岐点等では、国、県それから市も補足をいたしまして、いろんな誘導看板等案内板をつけて、ある程度スムーズにそういった誘導案内はできているかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。それでは、今、市が設置している主要なというか、公表できる誘導看板であったり観光看板の箇所がわかれば教えていただきたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)まず、これは県とも協議しながらいろんな分岐点等でやっていくわけですが、もちろん補助事業等も使いながらというようなところでございます。やはり、インター付近であったり、駅であったり、そういったところを強化しています。それから、主要観光地、その周辺等々も強化をするというようなことでこれまで取り組んできております。  それから、宇佐高田で組んでいます広域の大きな地図入りの看板、これらの更新、それから県から移管された大小さまざまな看板がございます。こちらの更新なども主に行っているようなところです。  また、新たな施設等ができましたら、その都度ニーズに応じてですね、いろんな御意見等もお聞きしながら整備していっているというような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)大変たくさんの箇所を計画されて、またそれに取り組んでいるということがよくわかりましたので、これについてはですね、更新のやっぱり頻度と質が大事だと思いますので、こういったことに関してはアンテナを高くしていただきたいなというふうに思っております。  観光誘客に関しては、これからはいろいろと諸課題が社会的にある中で、インバウンドだけには頼れないということが明確になったと思うんです。国内の動きをよく見ながら、特に近隣にお越しの方、もしくは近隣にお住まいの近くの観光客にですね、いかにして訪れていただけるようにするかというようなことが必要になってきます。そうなると、どうしてもですね、車であったりバスであったりという車両がメーンになってくるというのは明確です。  その中で、どういうふうにやればいいのか、これはですね、本当に制作する中では大変楽しい部分だというふうに思いますので、ぜひともですね、看板だけにとらわれずにですね、どういうふうにして誘導していくかを検討していただきたいなというふうに思っております。  官公庁のホームページなどを見ていきますと、テーマによって観光誘客をしたらどうかというような提案があります。何々ツーリズムというような形で行われている例がありますよというふうなものを見ていきますと、宇佐市にも当てはまるなというようなことがたくさんありますので、そういったことも踏まえてですね、そういった地域を興していこうとかですね、いろいろなところに宣伝をしていこうとするのであれば、その準備が十分整っていて、それでお客さんが訪れて成り立っていくというようなことをですね、先導していただければなというふうに思いますので、ぜひ今後ともですね、どうぞよろしくお願いをいたします。  誘導看板については、以上で終わりたいというふうに思います。  最後の質問です。防災についてです。  これについてはですね、多くの意見が寄せられています。それは心配する声がほとんどなんですけども、心配ばかりではなくてですね、行政が取り組んでいることを周知していくことがきっと必要になってくると思います。  その中で、あるないは別として、駅館川の決壊というのが一つのテーマになってきているのが現状です。そういった中で、実際に決壊した際ですね、この庁舎はどこまで浸水するか、もしわかればお答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課の加来です。再質問にお答えをいたします。  駅館川が氾濫をしたらということでありますけども、この新庁舎につきましてはさまざまな防災対策をしております。浸水対策につきましては、五十センチかさ上げをしているだとか、屋上に非常用発電装置を配置をしまして、七十二時間は発電ができる、また地下タンクにも燃料がありますので、その燃料が続けばずっと発電ができる、そういった対策をしております。  駅館川の浸水でありますけども、これまで河川の掘削であるとか、堤防の整備であるとか、そういったものでかなりハード整備は進んでおりますが、ただ昨今の大災害、特に去年台風十九号などがありました。そういった部分で数十年に一度あるかないかというのが最近はずっと各地で起こっております。  私どももそれに対応した新たな洪水ハザードマップというのを作っておりまして、想定され得る最大の雨量ということで、およそ千年に一回の雨量ということで算定をしております。  それによりますと、ここら辺の宇佐市役所を中心とした上田地区では、五十センチから三メートル未満の浸水などが想定をされております。また、柳ヶ浦の海岸部などにつきましては、それ以上の浸水が想定をされております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)大変厳しい数字かなというふうには思いましたが、これはですね、新庁舎になったからこそですね、皆さんが期待とそして不安とが入り混じる中での興味が湧いている部分だというふうに私は思っています。  これは、実際に災害対策本部が設置できる庁舎というふうに説明があったと思うんですけども、この災害対策本部をですね、設置した訓練ないしそれを想定している訓練は既に行われているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  庁舎が変わったからといって、職員体制に大きな変化はありませんので、今のところ特に新庁舎に関連した職員に対する訓練というのは行っておりません。ただ来年度、三階に危機管理センターを設置するわけでありますけども、危機管理センターの中にさまざまな災害支援システムなどの機材がこれから装備をされる予定となっております。  そういったさまざまな機械、システムを使って、災害対策本部を立ち上げて、そこでいろんな情報共有をして、市民の災害対策の司令塔として行う予定になっておりますので、そういった機材が、設備・システムがそろった時点では、そういった情報共有の訓練などは考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)そうですね、やっぱりそういった設備が整わなければ新たな訓練というのは行えないかなというふうには思っておりますので。  ただですね、この新しい庁舎になってというのがどうしても前提としてあるんですけども、さまざまな意見を聞く中で、どことどういうふうに連携をするということが行われていくのかというのがですね、ちょっとざっくりしているので、私もいろいろと調べてはみたんですけども、地域防災というのが今回も答弁の中にありますけども、これがですね、どの程度までですね、行政の職員さんが来て運営をしていただいてというふうなことをよく質問を受けます。  実際にはどうなんでしょう、職員さんたちが出向いて、そこに災害拠点を運営していって、そこに我々市民が協力していくというふうな感覚なんでしょうか。それとも、そこはそこで今から訓練をしながらやっていかなきゃいけないよということなんでしょうか。どちらでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  地域との連携でありますけども、やはり避難所などを各地で開いたときには、地域の皆様方の協力・連携が必要不可欠であります。で、そういった分に関しまして、私たちは日ごろから防災士の養成であるとか、また防災士になった方々の避難所の運営訓練、スキルアップ研修、そういったものを継続をしてやっていっております。  それから、そのほかにもそういった防災士が地域のリーダーとなっていただきたいので、自主防災組織の活性化なども市としては行っているところであります。  また、市の内部といたしましては、もしそういう大規模災害が起こったときなどは、BCP(業務継続計画)なども市の中で完備をしておりますので、もしもそんな大変な災害が起こったときには、そういった計画に基づいて市の中でも運営をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。実際にですね、今年が始まって、今もう二月も末です。いろいろなメディアで春が短く夏が早く来るというふうに言われています。災害があってほしいというわけではないんですが、災害に備える準備をしていく中で、防災士の皆さん方との連携というのは全ての人ができているわけではありません。で、頼れるといったら自治会というふうになるんですけども、自治区長さんを含めて皆さん方に全てお任せするということも、それもまたできることではありません。  自助、共助と言われる中ではあるんですけども、その自助の部分がいかに浸透できているか、またはそういった情報がどこにあるかということを、まず知っていただいておかなければならないなというふうに思っておりますので、その辺に関してですね、今後多分すぐにはできないと思うんですけども、こういった情報をですね、流してほしいなというふうに思います。  その流し方なんですけども、よく「広報に書いています」というのであったり、「そこはどこか違う団体から送られてきているはずです」とか、「別のチラシで回覧で回ります」といったことがですね、よくあると思うんですけども、こういった手法が本当に浸透しているのかどうかというのは何か調査をされたこととかはありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  私ども、防災学習会とかさまざまな場で、市民の方々に防災の啓発活動を行っておりますが、どこまで浸透したかということまではちょっと調査をしておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)済みません、質問がちょっと不安定でした。これをですね、知っていただく一番浸透率が高いのはですね、私は小中学生ではないかなというふうに思っております。  子供が持ってかえる資料を心配して親は見ます。そしてまた、子供たちに教えたことはですね、子供たちがしっかりとそれを誰かに伝えるということをします。  全てにおいてそれが正しいというわけではないですけども、情報の準備そして情報の拡散をしていく流れをですね、捉えながら、防災に関しては特に伝えていっていただきたいなというふうに私個人では思っていますので、ぜひそういった進め方をしていただきたいと思います。  防災について最後なんですけども、先ほどから私駅館川のことばかりを言って大変申しわけないんですが、市の指定の避難所であります豊川小学校、駅館小学校、駅川中学校、こういった学校施設を利活用していくという中で、この三校についてなんですけども、浸水の可能性は今のところないという判断でいいかどうかをお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  先ほど言いましたように、今新たに作っております洪水ハザードマップ、想定され得る最大の雨量で作成をしておりますもので言いますと、柳ヶ浦小学校、駅館小学校、豊川小学校がふだん開いている指定避難所でありますけども、こちらのほうは浸水域となっております。  仮に、本当にそういう大変な雨量になったときは、学校の本校舎のほうがありますので、そこの二階以上のほうに逃げていただくように今は考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
    ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございました。そういった内容についてもですね、本日いろいろな面でこの情報の取り扱いについてですね、課題にして申し上げたところでございますが、全ての方々が同じ情報を同じタイミングでとれるとは限りません。インターネットにおいても防災無線においても、その情報が手にとるようにわかる仕組みを構築するというのは、ものすごく難しいことだというふうに思いますけども、いろいろな情報を取りまとめながら、その拡散の方法についてはですね、研究の余地があるというふうに思いますので、ぜひとも皆さんで取り組んでいっていただければなというふうに思います。  期待を込めて、以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後零時十五分               ──────────────                 再開 午後一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。お疲れさまです。傍聴の皆さんも大変お忙しい中、毎回ありがとうございます。十九番の高橋宜宏です。  私も経験がありますけれども、午後からのこの時間帯というのは非常に眠たくなりますね。だけど、議員は眠っちゃいけません。で、どうしても、どうしても眠たい方があったら、どうか目をあけたまま静かにお眠りいただきたいと思います。  それから、今議会からですね、我々一般質問は一時間の持ち時間があるわけですけれども、自席からここまでもカウントするようになりました。足の短い私はですね、これは損失だなあと思って今小走りでやってまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、今回は市政一般につきまして三項目ほど質問をいたします。  まず、第一の質問は、院内町養豚場問題についてです。  平成三十年九月定例会の一般質問で、養豚場が汚水の放流許可を取得しないまま用水路に垂れ流している問題を指摘して以来、当初の施設の排水計画、放流経路あるいは現在の状況について現地確認を行い、しかるべき対応をしてほしい旨を、議会の場や県、市、守る会の合同会議でも再々にわたってお願いしてきました。  そして、昨年の十二月議会の一般質問では、「現在、各要望事項とあわせまして方向性を取りまとめておりますので、守る会との協議の場の設定それから現地確認につきましても、地元の関係者、県の関連機関と日程調整を行っているところであります」との答弁がありました。その後、どうなったのでしょうか。  次に、宇佐市が一部豚舎とブロックの擁壁三基の建築確認申請が提出されておらず、違法性を確認してはや一年になろうとしています。昨年九月定例会の一般質問で、報告書の期限についてお尋ねしたところ、建築住宅課長は「工程表が提出され、十月三十日までに構造物、実測図作成とあるので、十月末日を報告書の期限と考えている」との答弁でした。  しかしながら、十二月議会の質問にも相も変わらず報告書の提出はなされていないとの同じ回答でした。  その後、新たな工程表、報告書は提出されたのでしょうか。また、提出されていなければ提出できない理由書は出ているのでしょうか。  第二の質問は、障害者にやさしいまちづくりについてです。病院やデパートなど、不特定かつ多数の人が利用する建物を対象とするハートビル法と、鉄道やバスなどの公共交通機関を対象とする交通バリアフリー法を統合する形で、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」通称バリアフリー新法が施行されたのが平成十八年十二月、同法の主な特徴の一つは、市町村による重点整備地区の設定です。ところが、施行後十二年がたち、さまざまな課題も顕在化してきました。そこで、平成三十年十一月、政府はバリアフリー新法の一部を改正したところです。  全国の自治体は、バリアフリー基本構想を策定するなど、バリアフリー化に対し、さまざまな取り組みを行っています。宇佐市のバリアフリー化問題は安全なのでしょうか。  第三の質問は、修学旅行についてです。  昨年十二月定例会の一般質問で、市内中学校七校の修学旅行に関し、二年契約で旅行会社二社と契約し、しかも保護者にも知らせず価格の二重基準が存在することを指摘しました。  学校教育課長は、二社にしている理由として、一社だと不測の事態が生じる恐れがあることと、各学校が修学旅行へ行く日にちが重なる日もある、対応していただきやすくするためとの二点を挙げました。また、価格の差については、「その後学校でコースも変わってくるし、金額として一概に比べられない」との、その場しのぎの適当な答弁でした。  当局は、今でもその答弁に誤りがないと思っているのかを、改めて質問をいたします。  十数年前に是正された小学校の修学旅行の入札制度が、年度により入札を行っていない学校が数社ある実態や、中学校の修学旅行では価格の二重基準があり、保護者に知らせていなかった問題を、その後市教委で話し合ったのかどうか。話し合ったのなら、その内容について具体的に説明してもらいたいと思います。  以上で、初回の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、障害者にやさしいまちづくりについて、宇佐市のバリアフリー化問題は万全かについてでありますが、市といたしましてはこれまで不特定多数の方が利用する庁舎、市営住宅、学校等、多くの公共建築物の建てかえや改修、耐震化工事等に際しバリアフリー化を進めるとともに、道路や歩道の改善にも取り組んでおります。  また、市の玄関駅であるJR柳ヶ浦駅につきましては、エレベーター、多目的トイレを設置し、高齢者、障害者等の利便性向上につながっております。  このほかにも、高齢者向け住宅リフォーム補助制度の運用や、介護予防教室の開催、大分バリアフリーマップへの市内各種施設の登録など、さまざまな施策を講じながらバリアフリーの推進に努めており、市内のバリアフリー化は着実に進んでいるものと考えております。  議員御指摘のバリアフリー基本構想の策定につきましては、国土交通省発表によりますと、昨年度末において人口規模が大きい政令市等を中心に三百三自治体にとどまっている状況となっております。  そのような中、二〇一八年の法改正により、バリアフリー基本構想の前段階となるマスタープラン策定が、新たに地方自治体の努力義務とされたところであります。  市としましては、全国の自治体の取り組み状況を注視しながら、重点整備地区設定の必要性等も含め、調査研究してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての一を院内支所長 江口弘和君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(江口弘和君)皆さんこんにちは。院内支所長の江口でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての一点目、放流許可申請に係るその後の状況についてですが、これまで東、納持の環境を守る会から提出された要望書の中の関連事項として本案が提出されており、市法定外公共物の管理に関する条例の規定に基づき、現在の状況を調査し、確認する必要があることから、昨年十二月十二日に業者立ち会いのもと、県北部保健所、県宇佐家畜保健衛生所、県北部振興局、市関係各課で処理施設の出口から処理水の放流経路等について調査をいたしました。  その後、現地調査の状況及び県関係機関の意見を参考に、市関係各課と協議を行いまして放流許可申請が必要と判断いたしましたので、本年一月二十四日付で業者に対して放流許可申請書の提出について通知をし、提出を求めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての二を、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の城でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての二点目、十二月定例会の質問にも報告書は提出されていないとの回答だった。その後、新たな工程表、報告書は提出されたのか。また、提出されていなければ、提出できない理由書は提出されたのかについてですが、現在のところ、新たな工程表、報告書及び理由書の提出はされていませんが、建築主からは、報告書等について提出の意思はあるとの確認をしています。  また、十一月以降、建築主から依頼されている建築士に対し、数回にわたり聞き取り等を行っております。この建築士からは、「現地の実測については終わっている。配置図及び擁壁についての図面も、ある程度できている。擁壁については、形状、平面、断面図の作成は終了しており、その図面を構造設計事務所に送っている。擁壁の後、建物についての対応をする」との説明を受けております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの修学旅行についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えします。  三項目め、修学旅行についての一点目、中学校の修学旅行に関する入札方法について、十二月定例会の答弁に誤りがないと思っているのかと、二点目、その後の市教委での話し合いについては、関連がありますので一括してお答えします。  市教育委員会では、現在の中学校の修学旅行の業者選定の方法は、二社を選定することにより、各社の見積もりが存在することになり、議員御指摘のように二重基準になっているなど、適正な選定の方法ではないこと、また、保護者を選定委員に加えるなどの方法で、保護者への説明ができるようにする等、改善に向け協議が必要との話し合いをいたしました。  中学校長会と連携を図りながら、次回の選定委員会が予定されている来年度の秋までに、適正な業者選定の基準を定めていきたいと考えております。  また、小学校の業者選定についても、一社のみで選定することのないよう、複数業者による見積もり合わせを行って業者選定することを再度指導したところであります。  市教育委員会として、今後は選定状況の把握に努め、保護者負担の軽減のために適正な選定となるよう指導の徹底を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それでは、順次再質問をしたいと思います。  まず、一項目の養豚場問題ですけれども、先ほどの答弁ではですね、放流許可が必要だとお認めになって、一月二十四日付で業者に提出を求めたということで、これは一歩前進なんですけれども、これはどこの部署が業者に提出したのか、まずお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤です。  部署につきましては、放流の排出口からですね、排水が今流れ落ちてる部分がありますけれども、それが排出される予定の箇所が用水路であれば耕地課になります。で、広丸川ということであれば、院内支所産業建設課となります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)連名で出したということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えします。  文書につきましては、市長名で出しております。で、一度相談していただきたいということで、院内支所産業建設課及び耕地課としております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは、具体的などんな内容でしたか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)先ほど回答にもありました十二月十二日の現地調査を踏まえて、県の見解それから市の関係各課との協議を踏まえて、放流許可申請が必要ということで出しております。  ただ、過去の経緯とかもございますので、一度御相談いただきたいということでの文書であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)期限は設けたのですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)期限についてですが、二月二十八日を期限とさせていただいております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)二十八日か、明日までか。で、これまで提出はされているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  現段階では提出をされておりませんが、業者等も前向きな方向でありますので、協議等はこれまでさせていただいております。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)明日が期限ということであれば、その期限までに出されなければどうなるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  再度提出の依頼を求めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは建築確認申請のときと同じような状況にまた陥るのかなと私、思ってるんですけれども。昨年十二月議会の答弁で、「事業所、施設の処理水を排水する場合、放流経路を確認し、精査した上で、必要となる地元の同意を得て放流先の管理者へ許可申請を行うこととなる」と、これは江口支所長の答弁でしたけれども、確認しますけれども、放流には地元の合意が不可欠なのかどうかお聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  はい、排水経路等も踏まえて、地元の同意が必要となってまいります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私もね、これ、いろいろ地元の人なんかにいろいろ聞いてるんですけれども、放流経路の中に無断でですね、他人の土地とか共有地を通しているなど、民民の問題もあるんですね。で、今のような状況の中でですね、守る会の皆さん方とも対立関係にあるんですけども、今の状況の中で地元の同意が不可欠ということであればですね、これは放流許可申請を出すということにはならないんじゃないですかね。
    ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  過去の経緯等もございます。で、先ほどおっしゃられた民民の問題もございますので、その辺も調査しながらこれから進めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それと一点聞きたいんですけどね、この違法状態を野放しにしてきた行政責任を、皆さん方どう考えてるの。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えいたします。  これまで現地調査ということができておりませんでしたので、今回調査をいたしましたので、これから細部にわたって精査して進めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)幾つかありますよね。この後もいろいろ申し上げますけれども、これはね、行政が今中に入って大変な状況ですけども、大変な苦労をしながら今調整をしてくれてるんですよ。検討委員会の努力に、私も本当敬意を表したい部分もあるんですけれども。こういう地元の同意とかが必要なケースがね、やっぱり業者に対してもね、いろいろあっせんしたり調整したりする、大きな何というんですかね、力になると私は思ってるんですよ。だから、これからこの問題もね、少し私は行政のリーダーシップを発揮していただきたいというふうに思います。  次に参ります。二点目ですけれども、私は松田建築住宅課長にお聞きしますけれども、先ほどの答弁では報告書の意思はあるということなんですよね。少し前向きになってるのかなという印象はありますけれども、ずっとこれまでの経緯を見ますとね、裏切られ続けてるわけで、先ほども申しましたけれども、発覚してもうはや一年になるわけですね、この問題が。で、いまだに報告書が、意思があると言いながら出されてないんですけれども、今後どうするのか、これをまずお聞きしたいと思います。ずっと待ってるのか、一番大事なことは期限をはっきり区切るのかどうかです。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長の松田です。再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおり、報告書の提出に時間がかかっておりますが、一応建築主のほうも報告書の提出の意思はありますので、現時点では引き続き提出に向けて指導等行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)期限を区切るのかどうか聞いてるんですよ。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  期限につきましては、再度建築士等と協議しながら、設定のほうは考えていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)恐らく養豚業者や設計士はね、このやりとりをネットで見ていると思いますよ。高笑いしてるんじゃないかな、うん。宇佐市行政がなめられていると思いますよ。  で、一月二十二日にですね、県検討委員会それから守る会の合同会議がありまして、私も参加して聞いていて、ちょっと問題ありと指摘した事項があります。それはですね、この違法な擁壁問題に対する検討委員会の次のようなあっせん案があったんですね。  建築上支障のない構造物として認められれば、集落への協力金も妥協案として調整するのが望ましい、つまり違法な工作物に目をつぶってくれれば、守る会の用水路の土砂撤去費用を集落への協力金として支払わせるといった妥協案だったんですよ。  こうしたことをね、業者が言うのは自由ですよ。だけど、行政がですね、法律を遵守させなければならないにもかかわらず、違法状態を放置してですね、これに目をつぶれば協力金を集落にやるような調整案なんていうのは、これは私は言語道断だと思って、ちょっと問題視したんですけれども。  ネットを見てるね、市民は、どうも宇佐市の行政というのは業者寄りだなと、養豚場寄りだなと、こういう批判があるんです。で、この問題もね、私、語るに落ちてるんじゃないかなと思うんですよ。余りにも違法性を無視してまでね、こんなあっせん案を出すなんていうことは、私はもう普通行政があり得ないじゃないですか、行政のとるべきあっせん案として。  この問題をどう考えてますか。誰もいいですよ、答弁できる人は。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤です。お答えいたします。  一月二十二日の合同会議の際に、庁内検討委員会が示した調整案につきましては、誤解を生じる文言でありましたので、調整案を訂正をしたところです。  建築上支障のない構造物として認められればという検討委員会の方針については、建築確認書の提出によって検査後支障のない建造物と判断されればという仮定での意味でございましたが、協議の中で指摘をいただきましたので、誤解や曖昧な表現であるということから、おわびいたしまして訂正をすることで御説明をさせていただきました。  その後、文書を一月三十日に守る会の方へお示しし、訂正したところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)ところで、建築確認申請、私もいろいろ調べたんですけどね、建築基準法第六条の二、第六条の三に基づく申請行為なんですね。で、この申請の罰則規定は、同法第九十九条一号にこういうふうにあります。「第六条第一項の規定の違反した者は、一年以下の懲役もしくは百万円以下の罰金に処する」と。で、この条文は私、いつも思うんですけれども、条文があって、これ絵に描いた餅なのかどうか。これ、城部長、答えてください。こういう条文があるんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  その第九十九条についての建築基準法の絵に描いた餅ではないかという御質問ですが、これについては今現実に先ほど言われた対象の建築物については、今の中ではこの第九十九条に該当までは行かないというふうに考えて、私たちが建築基準法の十二条の五項の提出、要するに建築基準の申請が出てないので、その中身をということで求めていることであって、この第九十九条についてを即適法できるかということについては、今の中では私たちはできないのじゃないかというふうに考えているとこでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは私と見解が若干違うんですけれども、設置されたブロックの擁壁はいろんな建築士に聞いてもですね、あれはもう明らかに違法だと断言しているんですよ。で、建築基準法第九条第一項で、「特定行政庁は違反した建築物について施工停止または猶予期限をつけて除去、移転、改築、使用禁止その他違法是正のために必要な措置を命ずることができる」とこうなっているんです。  さらに、同法の第九十八条第一項で、「上記の命令に違反した者は、三年以下の懲役または三百万円以下の罰金」と、さらに重い罰則規定があります。  宇佐市は調べてみますと、平成九年四月一日に特定行政庁になっていますよね。で、こんな悪質な例を見逃しては私はいけないと思ってるんですよ。まず、建築確認申請が出されていない問題も、それから違法建築も、市長ですね、告発する権利が特定行政庁にはあるわけで、この告発そのものが受理されるかどうかわかりませんよ。わからないけれども、やはりね、悪質な業者に対してはね、やっぱり法的安定性を欠きますよ、このまま放置していたらね。だから、それぐらいの強い意志を持って業者にも働きかけて、何とか報告書を提出させるようにしてもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  建築主さんのほうも、先ほどの回答と同じようにですね、提出に向けて今努力をされているし、意思はあるということでございますので、私たちもその状況は見守っていかないといけないということと、あとあわせて建築基準法の第十二条の五項が出ない限りは、この建物が違法かどうかというのは私たち特定行政庁としては判断がつきかねるということなので、何とかそこは提出をいただきたいということで業者さんのほうにも私たち担当としてもですね、そのあたりはお願いしているとこなので、今後についてはこのままいたずらに時間を要するということはよしとは考えておりませんのでですね、国であったり県の御助言もいただきながらですね、そういったことについては考えてまいりたいとは考えておりますが、今の状況としては議員がおっしゃるような告発とか、そういったところまでの行為については、ちょっと私たちの中では考えていないということです。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)ある人に県にもちょっと行っていただいて調べてもらったんですけど、告発するということもね、それは特定行政庁のやっぱり意思なんだということを言っていたということをちょっと申し上げますけれども、報告書提出の意思はあると言っているちゅう答弁はありましたよ。だけど、今までの経緯を見たら信じられないじゃないですか。だから、やっぱり「いついつまでに出さないと告発する用意もありますよ」ぐらいの強い意志を、宇佐市は目指してもらいたいと思います。  それからですね、さっき部長の答弁ですけれども、私ね、まずこういうふうなことをお聞きしました。国交省の住宅整備課です。報告書を出させてからしか検査ができないのかと聞いたら、それは建築基準法のさっき言った第二条で報告を求めても提出してもらえない場合は現地確認をするというのは、特定行政庁の、それは判断なんだと、そういうふうなことも言っていました。  だからね、第十二条を額面どおりに捉えずにですね、特定行政庁はそこまで判断次第でやれるということですから、それはちょっと考えてもらいたいというふうに思ってます。  この問題だけで終わるわけにはいかないので、次に参りますけれども、今年一月十五日と二月六日、斎藤集会所において、宇佐家畜保健所による守る会へのアフリカ豚コレラの国内への侵入防止を目的とした、野生イノシシ防護柵設置に係る説明会があったというふうに私は聞いているんですけれども、これはね、養豚業者もお願いに来たんですけれども、二月六日には市関係者も同席したと聞いております。  どのような内容だったのかお聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  私自身、一月二十二日の合同会議に出席させていただいて強く感じたことは、豚コレラが出ている状態において、業者の方と話し合いができるのは家畜保健所の方だということを強く感じました。  よって、この柵を設置する事業を実施することによって、何らかの協議の進展にならないかという淡い期待は持ったわけでございます。それで、その会議の後、家畜保健所長のほうにですね、必要に応じて農政課も出席するということをお伝えしたことから、二月六日の出席になったわけであります。  内容については、報告を部下よりいただいていますので、それに沿って簡単に説明をさせていただきます。  当日は、家畜保健所のほうが日本の畜産を守るためにぜひ防護柵を設置させてくれというようなことを、守る会の方々に御協力依頼をしたということでございます。また、業者の方はですね、自分の主張を述べることに終始したというようなことをお聞きしております。  そうした中で、やはり業者間の今までのいきさつの中から話は進展しなかったということは、合意できなかった、柵を作ることはだめだというような結果になったということを聞いております。  よって、保健所が所管する事務であるこの事業については実施できないという方向のようであります。じゃ、今後どうするのかということになれば、業者が自己資金において設置するようになるんじゃないか、この方法しかないという決断になったということを、報告を受けているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私、先ほどの放流許可の地元の同意の問題と、この問題もそうなんですよ。やっぱり地元の同意が必要なケースはね、やっぱり養豚業者とやっぱり宇佐市が今中に入っていろいろあっせんをしていただいてますけれども、それは一つのこれも武器になるんですよね。  だから、これは前もって本当は知っておいて、そういう交渉を地元にもそれから養豚業者にもしていると、少し歩み寄りができたのかなと思っております。残念でなりません。  それからですね、私たちにとっては朗報が昨日舞い込んでまいりました。昨日の宇佐市環境審議会、この中で一定の結論が出たというふうに聞いておりますが、どういう内容だったのかお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  議員のおっしゃるとおり、昨日二月二十六日に、第四回宇佐市環境審議会を開催いたしました。内容につきましては、パブリックコメントの内容、規制方式を特定悪臭物質濃度規制から臭気指数規制へ、規制地域を都市計画用途地域内を宇佐市全域の中で第一種区域として都市計画の用途地域へ、ただし工業地域を除きます、第二種区域をそのほかということで、規制基準は第一種区域臭気指数十二、第二種区域臭気指数十四というパブリックコメントを行いましたので、パブリックコメントの結果と内容の確認を行いまして、答申案の案について審議を行ったところでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)環境審議会の結果はどうなったんですか。そのとおりになったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  環境審議会は当然市長の諮問機関でございますので、まだ市長のほうへ答申のほうをしておりませんので、内容につきましてはちょっとここでの回答は控えさせていただきます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)内容は私ももう聞いてるんですよね。ここで言っていいのかどうかわかりませんけれども、豊後大野市の基準よりもさらに厳しい基準になったというふうに聞いております。  今後のスケジュールも答弁できませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  あくまでも予定でございますが、四月中に告示を行って、十月中に施行というふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私は、これは一歩前進だったと思います。これは是永市長の強い意志は私、感じております。感謝申し上げます。  次に、バリアフリー化についてです。  バリアフリー法第二十五条を調べてみますと、市町村は移動等円滑化の促進に関する基本方針に基づき、単独でまた共同して、当該市町村の区域内の重点整備地区について、移動等円滑化に係る事業の重点的かつ一体的な推進に関する基本的な構想、これは基本構想ですね、これを作成することができるとあります。  宇佐市はバリアフリー基本構想の作成をやっておりませんし、今のところそういう計画もないということなんですが、大分県下を調べますと、大分市それから別府市が既に作成して、中津市も作成計画があるようです。  ただ、答弁でもありましたけれども、この基本構想を作成している市町村というのは全国的にみると約二割なんですね。で、ハードルがやっぱり高いわけです。先ほどの答弁で、これも市長さんのほうから言及がありましたけれども、マスタープラン制度というのがありますね。で、これがいいところはですね、協議会における調整とか都道府県によるサポート、それから制度作成経費の支援等があるようなんですね。  だから、人口が急減していますけれども、人口急減時代をにらんで私はこの場でもコンパクトシティを提唱してきましたけれども、県の関連機関と市の関係各課でですね、このマスタープランをぜひ作成してほしいと思います。  重なる質問になるかと思いますけれども、お願いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  答弁の中にもございましたとおり、基本構想の前段階になるということで、努力義務という今位置づけにされております。そして今、議員おっしゃられたとおり、作ること、策定することでマスタープランについても効果というか、バリアフリー化を含めてのコンパクトシティに向けてのですね、効果はあると思っておりますが、ただ今国交省とかにも聞く中では、なかなかマスタープランの進捗状況もまだはっきりわかっていないと、他市の状況もですね、含めてありますので、他市がやらないからやらないという意味じゃありませんけど、他市の状況も見ながらですね、マスタープランについては調査研究させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)こうした中ですね、外からやってくる障がい者や高齢者の観光客に対するバリアフリー観光、これは官公庁も推進して、主要観光地を持つ自治体では今調整が急がれています。で、宇佐市はこの観光地のバリアフリー化問題をどう推進しているのかお聞きします。ちょっと手短に答弁してください。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。
     観光地のバリアフリーということで、特段バリアフリーということで、その中に公共施設等がある中では公共施設については対応しておりますが、民間施設が主になっておりますので、そこはそれぞれの施設ごとの施設主さんのお考えの中でバリアフリー化を進めているというふうに理解しております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私が今回バリアフリー問題をどうしてお聞きしたかといいますとね、今宇佐神宮の観光において、障害者や高齢者などの観光客に対する受け入れについて、さまざまな問題があるんです。  まず、お聞きしますけれども、今宇佐八幡駐車場に車椅子は何台ありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  大変申しわけございません。調査はしておりませんので、把握できておりません。申しわけございません。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)あれだけ駐車台数が多い、毎日たくさん観光客が来るんですけれども、一台もないんです。で、観光協会に一台ありますけれども、非常に遠いんですよ。で、いつもあそこでうちなんかに、「この辺に車椅子ありませんか」と、こう聞かれるんですけれども、非常に遠くて大変迷惑をかけている状況なので、ぜひですね、八幡駐車場にも車椅子を何台か置いていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)宇佐八幡駐車場株式会社でございます。法人でございますので、こういったお話があったというようなことで協議はしてみたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)はい、それでいいと思います。  それからですね、宇佐八幡駐車場の身障者用のトイレ、これは随分前に大分県さわやかトイレ整備事業で設置されたもので、設置者は宇佐市となっております。長い間あそこが修理中ということで、身障者の方にどこかありませんかと聞かれたことがあるんですけれども、「いや、この近くはそこがなければないですね」と言ったら、その方が絶句されたことがあります。  で、これについてどう思いますか、観光課長。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。お答えします。  市の施設であれば、こういった身障者用トイレを当然設置をしていくべきであろうし、また民間の方にもですね、こういった部分はぜひ整備をお願いしたいところでございます。そのような考え方です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)で、もう今八幡駐車場の身障者用トイレを私、今回確認に行ったんですけど、どうなってるんだというのが幾つかありました。  一つね、これが身障者用トイレなんですよ。で、二枚張り紙があります。一つはね、さっき言った「大変御迷惑をおかけします。ただいまトイレ故障中のため利用できません。神宮内のトイレまたはお土産店でお買い物の際、店内のトイレを御利用ください」と、この張り紙があるんです。  でね、もう一つ張り紙があるんですよ。「お客様へお願い。いたずら防止のため施錠しています。御利用の方はお手数ですが、駐車場事務所までお越しください」と。どっちがただしいのかよくわかりませんけれども、私が調べたところですね、これは故障はしてないんですよ。もう故障は直ってるんです。だけど、故障中の張り紙もあるし。  で、もう一つね、ふだん施錠してるんです。あそこをどうしても使いたかったらね、事務所まで鍵をとりにいかなきゃならないんですよ。我々健常者でもですね、やっぱり我慢に我慢していて駆け込むことがよくありますよ。身障者の方もそうだと思います。我々以上だと思うんですよ。ところが、駆け込んだらね、事務所に鍵をとりに来いなんていうのは、これどう思いますか、課長。これ、最近の写真ですよ。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  宇佐八幡駐車場に具体的な施錠であるとか、そういった部分をお聞きしました。で、その施錠をまずしている理由というものがですね、過去に汚物を流されたため、詰まってしばらく使えなかった例であるとか、常時開放していたとき、ごみが捨てられたという例もあったりとか、またトイレットペーパーの持ち帰り、またウオシュレット整備後の盗難や破損、また浮浪者の寝泊まり、調理でのガス使用等々、いろんなことがあってそういった施錠をしているんだというようなこともございました。  ただ、いろんな改善も必要かもしれませんので、またブザーでの連絡であるとか、いろんな部分で宇佐八幡駐車場株式会社のほうと、現在管理していただいておりますので、そういった部分で協議はしていきたいなというふうには思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)確かにいたずらが過去あったということは私も聞いているんですけど、だからといって常時施錠しておくなんていうことはね、これは高齢者とか身障者に対して、それはやさしいとは言えないですよね。だから、それはきっちりね、お願いするなりしてもらいたいと。管理者は今八幡駐車場ですけれども、お願いしたいと思います。  それからですね、もう一つ不可解なことがあったんですよ。トイレの利用時間なんですよね。これがそうなんです。男子トイレが午前八時から二十二時、午後の十時まで。女子トイレが午前八時から夕方の五時まで、十七時。これおかしいでしょう。私、女性だったら怒りますよ、これ。これ、逆ならまだしも。だけどね、それもおかしいと思いますよ。これ、どういう理由でこんなになっているのか。女性差別ではありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)答弁できますか。観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  先ほど申し上げたような事案があったというような部分から、施錠をしているような状況というようなこともお聞きしました。で、時間帯も、今議員さんがおっしゃられるとおりでございます。どういうふうに適切な管理をしていったほうがいいのか、それも含めてですね、今後しっかり宇佐八幡駐車場株式会社様と協議はしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それからね、もっと大きな問題が最近起こっているんですね。一昨年だったと思うんですけれども、八幡駐車場が仲見世通りの途中の柵、実はうちの店の前あたりなんですけれども、そこを開放してからですね、参道へ入るのが近くなったんですけれども、ところがですね、そこに大きな段差があるわけなんですよ。これ、市長ごらんになってください。こういう大きな段差があるんですね。  で、これで乳母車の人とか身障者の車椅子は立ち往生するんです、いつも。これ、日常茶飯ですよ、毎日相当あるんですよ。こういう問題があります。  でね、それ以上の問題が最近起こってるんですが、私が知る限り、あそこでこけた人がですね、七、八人いるんですよ。その中にね、こんなにけがをする人がいる。これは十二月、これ地元の方でした。それからこれはね、今年になってからです。いずれも御夫人でしたけれどもね。すごいけがをしているんですよ。  で、私はおわびしました。宇佐の観光まちづくり課長のほうからも電話させますと申し上げたんですよ。北海道の帯広の方でした。電話しましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  まず、一月二十八日の日だったと思います。高橋議員からそういった帯広の方、遠方から来られた家族連れの方がけがをしたんだというふうなことで連絡いただきまして、教えられた携帯電話のほうに観光行政の立場からまずお見舞いの言葉、観光協会による事後の段差への注意看板措置等々お伝えしようと思ったら、留守電でしかお伝えできなかったんですが、改めて二月二十一日に御本人とお話ができまして、その旨をお伝えしたところでございます。  お伝えして、さほど宇佐市への悪い印象はお持ちではなかったというようなことでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)いずれにしてもね、この段差が非常に大きいんですよ。ですから、これは何とかね、宇佐神宮とも協議してですね、何とか改善をしてほしいと思いますが、応急措置として私は観光協会にお願いして、この段差ありの掲示板、こういうのは設置してもらったんですけれども、やっぱりこれを見落とすんですね。だから、いまだにやっぱりこける方が何人かいらっしゃるので、あれは早急にですね、宇佐神宮と協議をして、何らかの善処をしてもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  段差がある参道の所有者は宇佐神宮でありまして、境内の参道ほか構造物、また風致など、所有者の御判断によるしかないんですが、市に寄せられた御意見などはしっかり伝えていきたいと思います。  また、折を見まして観光行政の立場から参拝者の安全を第一に考えまして、宇佐神宮周辺駐車場経営者そして観光協会などと協議はしたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)八幡駐車場といいますとね、これ私、平成二十年の十二月議会で問題にした駐車場にとめずにとめたバスがですね、おばあちゃんがトイレに行ったということに憤慨して、あそこの職員が運転手さんをシャッター棒で殴ってけがをさせた事件がありましたね。  で、事ほどさようにですね、やっぱりハードも重要ですよね。今の段差問題も何とかしてもらいたいんですけども、あそこの職員の研修とかですね、これは我々仲見世会の皆さんの研修もあわせてね、やっぱりソフトの整備もしなきゃならないかなというふうに思ってます。  市長、こういう問題が今あるということを御認識いただいて、ハード・ソフトの整備をですね、お願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  今、議員から御指摘いただいたような点はですね、本当に観光行政にとって好ましくないというふうに考えられますので、早急に関係機関と協議をいたしまして、是正する方向でですね、対応していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)市長、よろしくお願いいたします。  では、残り少ないんですけれども、三項目めの修学旅行についてです。  最初の質問は、前回に比べると大きく前進した答弁だったと評価したいと思います。  保護者も入れるとかですね、小学校の見積もり合わせ、ああいうのも全校にさせるとか、そういう話し合いを今後進めていくというようなことだったんで、もういろいろ言うこともないので、少し残しましたけれども、終わりたいと思います。  ただ、どうなったかはですね、学校教育課長、今後報告をしていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時二十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時十三分               ───────────────                 再開 午後二時二十六分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。議席番号四番 市民れんごうの若山雅敏です。  また、お忙しい中にもかかわりませず、傍聴に来てくださいました皆様、まことにありがとうございます。あわせまして、今本当に重大な事案というか、新型コロナウイルス感染症でございます。私も、花粉症を十年ぐらい前から患ってまして、今の時期いつもちょっと気管支が弱いのでせき込むんですけど、今せき込むと、すごい嫌な目で見られるという部分のことを、ちょっと笑い話にしようかなということで冒頭しゃべってみたんですけど、本当にもう今笑い話にならないような、本当に健康被害が拡大されておりますし、またその被害が健康だけではなく、いろいろな面、経済面を含めましてさまざまな面に影響が出ているということで、本当に一日も早い、早期の終息ができるように願っている一人でございます。  また、あわせまして、この三月で定年を迎えます管理職を含め職員の皆様、本当に長い間市政に携わっていただきましてありがとうございます。本当に心より敬意を表します。また、これから定年後の新しい人生、それぞれの道におきまして、今まで培ってきたスキルを御活用願って活躍されることを御祈念を申し上げます。  それでは、通告に沿って市政一般に関する質問を行わせていただきます。  まず一項目め、当市の財政状況と今後の見通しについて。  その一点目として、県下で財政危機になりつつある自治体が出てきており、行政サービスの低下が心配されているところであります。当市におきましても、本庁舎や安心院複合支所の建設、さらに今後予定されている大型事業等の取り組みを進める中、財政状況について心配をする市民の声を多く聞きます。  財政状況の現状と、合併特例措置終了による交付税の減少等で歳入が減っていく中での、今後の財政見通しについてお伺いをいたします。  二点目として、現在というかこれからの財政状況を見通すと、取り組むべき課題の一つに、宇佐市公共施設等総合管理計画が挙げられると思います。大型事業も絡むものでもありますし、担当課任せではなく、全庁を挙げて取り組むべきものと考えております。  現状と今後の方向性や体制についてお伺いをいたします。  二項目めにつきましては、小中学校の夏季休業、いわゆる夏季休暇、夏休みのことでございますが、その短縮についてです。  一点目として、現在当市では土曜授業を実施しておりますが、県下の市町村の多くでは今年度より夏季休業の短縮を実施しているといった状況でございます。当市教委も、来年度よりの夏季休業の短縮について取り組みを進めているとお聞きしますが、方向性と現在の状況についてお伺いをいたします。  二点目として、そもそも文科省の示す標準時間数は確保できていると思われますが、なぜ土曜授業や夏季休業の短縮を行うのでしょうか。教職の働き方改革の中で、夏季休養を活用して取り組むとの通知もあったと思っておりますが、短縮することは逆行となるのではないでしょうか。働き方改革の対策は十分とれるのでしょうか。市教委の考えをお伺いします。  最後、三項目めといたしまして、市役所新庁舎についてです。本年一月に開庁した新庁舎は、全ての部署が配置されたユニバーサルデザインになり、市民の利便性が格段に向上しているところです。  しかし、案内表示(サイン)が少しわかりにくく、市民の方が戸惑うという声や、ワンフロアになり管理職を除く職員の方々がカウンターに対して横を向きながら執務を行う状況でございます。その中で窓口の市民に気づきにくいとの声をお聞きします。  利用して初めて気づく不具合等はあるべきものだというふうに認識しておりますが、新年度に向けて早急に対応すべきと考えております。改善に取り組んでいるのでしょうか。  以上、三項目五点についてお伺いをいたします。  簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、若山雅敏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、当市の財政状況と今後の見通しについての一点目、大型事業等の取り組みや交付税等の歳入が減っていく中で、今後の財政見通しはについてでありますが、平成三十年度決算の発表以降、県内市町村の厳しい財政状況が報道されているところであります。  主な要因として、合併特例措置の終了による普通交付税の減少、医療・福祉等社会保障関連経費の増嵩などが挙げられますが、これは全国的な共通課題であり、本市においても例外ではありません。  また大型事業の実施により、本市においては近年の実質単年度収支が赤字となっておりますが、経常収支比率は九五・八%で県内十四市中低いほうから六番目、実質公債費比率は五・八%で低いほうから七番目となっております。
     また積立金残高につきましては、約百七十一億九千万円で多いほうから四番目となっており、総合的に見て健全財政の枠組みの範囲内にあります。  今後の見通しについてでありますが、今年度まで普通交付税の逓減が続くことや、ごみ処理場等の大型の財政需要も残っていることなどから、実質単年度収支の赤字傾向が続くことが見込まれますが、令和二年度以降は徐々に改善していくものと考えております。  引き続き、自主財源や国・県支出金の確保に努めながら、より一層経費節減や事業の選択と集中を進め、健全財政の枠組みを維持していきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの小中学校の夏季休業の短縮についてを、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、小中学校の夏季休業の短縮についての一点目、来年度に向けた夏季休業の短縮についての現状と方向性についてですが、本市では年間八回実施しておりました土曜事業を今年度で終了し、令和二年度からは二学期の始業日を八月二十五日とすることといたしました。現在、各学校・保護者に周知したところであります。  二点目、標準授業数は確保できていると思われるが、なぜ土曜授業や夏季休業の短縮を行うのか。また、働き方改革の対策は十分とれるのかについてですが、これまでゆとりのある授業時数の確保や、個に応じた指導の充実、弾力性のある教育課程の実施等を目的として土曜授業を実施してまいりました。  しかしながら、子供たちや家庭の土曜日の過ごし方や休日の確保、地域や文化・スポーツ行事との日程調整等に課題もあり、土曜授業を終了することといたしました。  また、各学校では学習指導要領の狙いを十分に実現するために、個に応じた指導の充実や指導内容の確実な定着を図ることに努めております。その結果として、国・県の学力調査では一定の水準を維持しており、土曜授業もその成果を上げる一端を担ったと捉えております。  したがいまして、現在授業時数は充足しておりますが、引き続き子供たち一人一人の個に応じた学習と習熟のための時間を確保するため、二学期を早期開始することといたしました。  働き方改革については、八月の授業時数を増加した分、毎月末の授業時数を一時間ずつ削減しゆとりを持たせるとともに、長期休業中の宇佐市学校閉庁日を設ける等、働き方改革につながる取り組みを進めていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの当市の財政状況と今後の見通しについての二と、三項目めの市役所新庁舎についてを、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長の久保でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、当市の財政状況と今後の見通しについての二点目、市公共施設等総合管理計画についての現状と、今後の方向性や体制についてですが、市公共施設等総合管理計画は平成二十八年三月、将来にわたり持続可能な行政運営と市民サービスの維持向上を図っていくため、公共施設等の今後のあり方についての基本方針を定めたものであります。本計画では、四十年間という長期のスパンで、施設総量を二五%減らしていくという目標を掲げております。  また、施設の建てかえ更新においても、施設の複合化を図ることを原則としており、将来に向けての財政負担を一定期間に集中することのないよう、計画的に施設の長寿命化などを図ることとしております。  今後につきましては、計画を着実に実行するため、令和二年度中に各担当課において個別施設計画の策定を予定しております。  その推進体制につきましては、計画を推進する事務局が組織横断的な調整機能を発揮しつつ、計画の進捗管理に努めてまいります。  次に、三項目め、市役所新庁舎について、案内表示が少しわかりにくく戸惑うという声や、ワンフロアになり窓口の市民に気づきにくいとの声などを聞くが、新年度に向けて改善に取り組んでいるかについてですが、新庁舎での業務がスタートしてから今日まで、職員が窓口対応する中で実際に気づいた点につきましては、来庁者の視点に立って随時創意工夫をしながら改善を図り、市民サービスの向上に取り組んでいるところであります。  具体的には、空調設備や照明設備の一部に生じた不具合につきましては、プログラムや人感センサーを等を再調整し、正常に稼働させております。  また、市民課前の記載台の照明につきましても暗いという意見があり、早急に調査をし、照明を追加することといたしました。  そのほか、議員御指摘の点につきましては、現在どのような改善策があるのか、関係各課と協議をしているところであります。執務スペースがこれまでの個室からオープンフロアとなったことで、その変化に十分対応できていない部分もあります。  まずは、窓口がわからなく、戸惑っている様子の来庁者には、気づいた職員が積極的に声をかけ案内し、窓口カウンターに来られた来庁者には常に目配りをするなど、迅速、丁寧な対応に心がけてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一項目めの一点についてですが、今県下で、最初にも言いましたように財政危機と捉えている自治体があらわれてきているという状況であります。多くの市民から不安の声を聞くわけですが、その自治体では当初の計画予算から、大型事業についてですが、二十数億円が六十億円近くになったといった二・五倍以上に膨れ上がった大型事業等もあったとも聞いております。  これらが、財政危機の要因となったというふうにも伝えられておりますが、当市では大型事業を含めて、そういった当初の計画から大きく異なったようなことはないのか、答弁の中にもありましたように、財政状況に対応するための基金の積み上げも含めて、計画的にきちんと推移しており、想定の範囲内であるということでありますが、再度安心できるような説明を含めた答弁を簡潔にいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。若山議員の再質問にお答えします。  当市につきましても、大型事業は御案内のとおりしておりますが、おっしゃったような当初の計画から大きく膨らんできて予想外の事業になってると、そういった事実もございませんし、答弁でお答えしましたとおり、この時期にこういった財政出動があるということは計画しているところでございますので、そのための基金の積み立ても行ってきたということでございますので、想定していた状況だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)当市についてはそういった状況ではないということで安心をしておりますが、今後も含めて考えている大型事業についてはどういったものがあるのでしょうか。また、基金を含めて財源はしっかりしているのか、その辺についてお伺いをしたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  今後の大型事業ということでございますけども、事業のめどがつきつつあります広域のごみ処理施設の負担金でありますとか、それから今年度の予算にも提案させていただいておりますけども、長洲公民館の建てかえでありますとか、それから継続になりますが、柳ヶ浦の駅の周辺整備でありましたり、国道沿線の施設の整備でありましたり、今休止といいますか、ちょっと実施時期を判断しておりますけども、平和ミュージアムの建設でありますとか、そういったことを計画しております。  この財源ですけども、これにつきましてももちろん国・県の支出金、補助金等はフルに活用してまいりますけども、それのための特定目的基金も用意してございます。そして、さらに不足する分につきましては、合併特例債あるいは過疎債、そういった交付税措置の有利な起債を活用してまいりたいというふうに思ってございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)確かにこれまで、当市においては大きな事業を行うに当たりましては、国の交付金等々を活用しながらの事業ということを重点的に取り組んでいると記憶をしておりますし、そういった計画性を持ってやっていることだとも捉えております。  しかしながら、経常収支比率がですね、平成二十八年度は九二・五%、平成二十九年は九三・七%、また三十年度については多分九五・八%というふうになって上がってきてる、右肩上がりとなってきております。  今後も残る大型事業や合併特例債の償還等も控えている中、経常収支比率のピーク時を先ほど令和二年というふうにはお聞きしましたが、いつごろと捉えているのか、また市の考える経常収支比率の適正値はどれぐらいがいいとお考えなのか、あわせて実質公債費率の程度についても適正値、考えている部分の数値はいかがなものなのか、あわせてお伺いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)若山議員、質問は一点ずつお願いしたいと思います。 ◯四番(若山雅敏君)では、ピーク時はいつぐらいとお考えでしょうか、経常収支比率が上がっていく。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えします。  先ほど事業の計画どおりということで申し上げましたけども、経常収支比率につきましては、社会保障費関連の経費の増加、それから合併特例措置終了に伴う交付税の減少、こういった部分で今どの市もそうですけども、答弁で申しましたように共通課題で高どまりしている状況がございます。  本市につきましても、それは同じ状況でございますけども、今中期で計画で推計しておりますピークとしましては、令和五年度を想定しております。九七%を超えてくる状況であるというふうには想定しているとこでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)先ほど、済いません、ちょっと述べましたが、では経常収支比率の適正値はどれくらいと捉えていますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)経済収支比率の適正値でございますけども、これは以前八〇%とかそういった、以前というのはかなり十年、二十年ぐらいになりますか、そういった前の国等からの考え方があったんですけども、先ほど申しましたように、人口減少そして合併特例措置の終了、こういった交付税の減少の中で社会保障関連経費が増えていくと、こういった部分は全国的、県内どこも同じでございます。  こういう状況の中で、八〇%というのはもう現実離れした数字でございまして、本市の九五・八%とかいうのはもちろん硬直化した状況であるというのは間違いないんですけども、同じような状況の中でどこが適正かということでございますけども、同じように高どまりする中でも、本市としましては今と同じように県下でも中位の維持は確保してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)県下で中位といった状況でありますが、それがよしということではないというふうには思います。  低ければ低いほどというのもおかしいんですけど、できるだけまた経常収支比率を下げるような方向性は努力していただきたいとも思いますが、あわせて実質公債費比率という部分には先ほど触れましたけど、その辺は国の部分、三五%以内ということでは、当市七%程度と確認をしておりますが、よろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えします。実質公債費比率につきましては、国の基準はもとより類団に比較しても当市は低い数値でございます。これの要因ですけども、もちろん借り入れ総額にもよるんですけども、当市は交付税措置の有利な起債を絞って借りてきた経緯がございます。で、実質公債費比率といいますのは、単純な返済額ではなくて、それに対して交付税措置がどれだけあるかというのはもう控除していくものでございますので、これで計算していきますと、例えば公債費が約、三十年度決算で二十九億円ということでございますけども、交付税措置がある分はこういった分は交付税は抜きますよと、実質どれぐらいの負担になるかといったところまで計算していきますと、約八億円まで下がります。この部分を標準財政規模で割ったのが公債費比率でございますので、これにつきましてもこのまま定義を目指していきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)そういう答弁を聞いて少しは安心するんですが、基金についてですね、これまで交付税が減ってくるという部分を見込んで、合併時点から計画的に積み上げてきたというふうな思いであります。  また、これからは、ある程度取り崩していくということもお聞きはしておりました。しかし、どれくらいが適当なのか、全部使い切ってしまうということではないと思いますし、特に財政調整基金、これについては全体金額の一割程度は維持できればと思っておりますが、そういった基金に対しての将来的な考えというのはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えします。  基金の中にはおっしゃる財政調整基金と、それから各事業のそれぞれ目的ごとの特定目的基金がございますが、特定目的基金は事業の実施に伴って使ってまいります。で、中でも公共施設整備基金とかいろんな公共施設に使えるものは平準化してずっと残していくものもございますけども、一方財政調整基金でございますが、これは特定目的基金とは違って年度の財政の調整を行うものでございますので、これにつきましては議員もおっしゃいましたけども、標準財政規模の一割といった考え方がありますけども、それでいきますと本市の場合標準財政規模が百六十億円ぐらいになりますので、一割と言いますと十六億円ということになるわけですけども、昨今の大規模な災害等勘案しますと、ああいったものが例えば二年連続で来たという状況等も考慮しますと、十六億円ではさすがに心配だということでございますので、幾らかということを数字で言うのは難しいんですけども、当然財政規模の二割、もっと多くあればいいかなというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ぜひそういった形で積み残しをきちっと確保していただきたいと思いますが、済いません、ちょっと視点を変えて、これまでの取り組みについてお伺いをしてみたいと思います。  行財政改革のプラン、今度また新年度に見直しをされるという部分はお聞きしておりますが、事務事業の部分もきちんと行わるというふうには思います。  しかしながら、なかなかその辺でですね、事務事業の部分がきちんと行われているのか、市町村への権限移譲も含めて増大しているように考えておりますし、反して職員数は縮小してきている状況であります。  ここで少し人件費について触れますが、合併から今までにどの程度削減したという実態でしょうか。職員数と金額についてお知らせください。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。若山議員の再質問にお答えをいたします。  御案内のとおり、平成十七年三月三十一日に合併した時点、総職員数が八百二十名ということでございます。で、平成三十一年四月一日現在で六百六十二名ということでございますので、この合併後の間に百五十八名の削減というふうになっております。  一方で、人件費につきましては、平成十七年度が六十八億四千万円で、今回提案させていただいております令和二年度の予算で、五十五億円というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)かなりの人数と額の削減をしてきたわけですが、その削減分をきちんと市民サービス、いろんな事業等について充てられているというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  この間ですね、合併後財政状況が厳しいという中で、平成十八年二月にですね、第一次の行財政改革プランを策定をして、かなり市民の皆さん方にも痛みの伴う改革ということでですね、させていただきました。  で、ようやく財政の危機的状況を乗り越えることができたということで、平成二十二年度から行財政改革ビジョンを新たに策定をして、将来に備えた基金の積み立てでありますとか、定員数の適正化をしていく中で、ビジョンということでですね、方向性をシフトしてですね、事務事業に充当できるような形でまずはそういった基金の積み立て、基金の積み増し、あわせて今回また提案させていただいておりますが人件費のカットというような中でですね、でき得る限り市民サービスの維持向上に努めてきたというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)職員が身を切った分、きちっと市民サービスにつながっているというふうに受けとめたいと思っております。また人件費の関係でですね、交付税等々についてこれまでペナルティというか、そういった措置を受けたことはありますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えいたします。  人件費が多いとか、あるいはラスパイレスの話かと思いますが、そういった部分で交付税が減らされるとか、そういった財政的ペナルティとかいったものはございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今、ラスという言葉も出てきておりますが、ラスパイレス指数、いわゆる五歳ごとというか国家公務員の表とそれぞれの市町村における五歳刻みの平均値で比較するといった、単純に言えばそういった形になると思いますけど、職員分布の違いもありまして、単純に比較できるものではないというふうには私は思っております。  例えば、今現在ラスが百の職員が来年百でしょうか、再来年百でしょうか、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおりですね、ラスは年代ごとによって異なります。で、本市の傾向、他市もそうだとは思うんですが、高齢層職員、高卒の高齢層職員がラスが国家公務員に比べて高いという状況で、ひるがえって大卒の若年層が国家公務員よりも低いと、比較すればですね、というような状況で、高齢層職員の退職に伴います若年層の採用ということでございますので、傾向的には若干ラスにつきましては下がる傾向にあるのかなというふうには思いますが、まずは前提条件として国家公務員の給与水準が現時点での水準ということでの比較ということでございますので、今後どういうふうになるかというのはですね、現時点では具体的には把握はできてないというような状況でございます。
     以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)まさしくそのとおりだと思います。私も一番危惧するのは、若年層がラス百にも満たないところが出てきているという部分でありますし、国家公務員との比較ということであれば、国家公務員、地域によりますけど、ほとんどのところが人数の部分で言いますとほとんどの職員が地域手当、いわゆる都市型につけられる手当、二〇%相当の部分が、かなりの確率で国家公務員にはついているといった部分でありますし、県によっても該当する地域については地域手当という部分が加味をされております。  それを単純に比較すると、単純に言うと二割、私たちよりも高い給料を皆さんもらっているといったふうな話でありまして、単純にラスで比較するべきではないと私は思っております。  現に、採用試験に受かってもですね、当市を蹴ってほかのところに行くといった形で欠員が出て、二次募集をせざるを得ない、そういった状況にも今なっているわけですが、市民のために一生懸命働くと、そういった職員のモチベーション維持、また先ほど言いました優秀な人材を外に出さない、きちっと確保するためにも人件費については適宜適正なですね、高くしろとかそういった部分ではないです、適切な人員配置、適切な人員給与をお願いしたいと。  今回、原案の提案にもありましたように、そういった協議はいつも続けていっていただきたいというふうに思っております。一方的に削減がよいという部分ではないということを述べておきたいと思いますし、総務省のほうでもですね、財政局のほうも、人口を増やすための地方創生にも取り組んでいるわけですが、そこに職員削減の人口減を、先ほど言いましたけど単純に百五十人の減と言うたら、百五十人の会社が一個なくなったといったことと同様ですから、そういった人員増の政策をとっている市町村に対して、人件費削減の縛りをかけるのはいかがなものかといった動きも出ているということでありますので、ぜひともそういった形の観点も踏まえてですね、行革プラン、行財政プランを練っていただきたいというふうに思っております。これは要望ですので。  社会保障費等も当然増も予想されて、厳しい財政運営は続くと思われますが、市民からの逆に要望もまだまだあります。厳しい、厳しいという部分だけで市民要望に応えないというふうなことがないようにですね、これからもこれまでのように国の交付金等を活用することで財政確保を行いながら、経常収支比率の改善などにしっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  今後の財政の運営方針について、改めて市の考えをお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えいたします。  おっしゃるように、財政的な理由で市民サービスが低下することのないように、健全財政の枠の中でやっていきたいと思いますが、運営の方針ということでございますけども、やはり使い古した言葉になるかもしれませんが、選択と集中ですね、これを一層進めたいというふうに思っております。やはりずっと続けておりますと一定程度役割を終えたといいますか、目標を達成したもの、それから類似事業で統合できるものとかが出てまいりますので、そういった部分の見直しも行うとともに、新たな先ほども言われました地方創生関連でありますとかいうのは、どんどん新しい分野が出てきますので、そういったところに投資できるような財政運営をやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。  それでは、二点目についてですが、今まで述べました財政状況を踏まえると、施設の維持管理や予定されるこれからの施設に対してですね、公共施設等の総合管理計画は早急に取り組みを進めるべきものだと思っております。  しかし、なかでは市の全体的な方針を踏まえながらも、施設に関係する地域の実情や、市民の意見を十分に考えながら推進するべきものだとも思っております。関係する長寿命化計画等も各担当課任せではなく、市全体で方向性の確認を行いながら、またいろんな意見を聞きながら取り組む体制を考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。お答えをいたします。  御案内のとおり、本市の建物、建築物については、昭和四十年代、五十年代に建てられたものが多いということでですね、今後ますますそういった改修でありますとか更新、建てかえが迫ってきているところでございます。で、そういった状況を踏まえまして、平成二十八年の三月に市全体の公共施設等総合管理計画を立てて、今後四十年間のあるべき姿ということで、総量規制二〇%の縮減という大きな目標を掲げているところでございます。  そうした中で、対象となる施設が四百五十一の施設を対象として捉えているというところでございます。で、今年度中にはですね、個別のアクションプラン、個別計画は十年スパンでの個別計画を策定をいたしまして、その中で施設のあり方について見直しでありますとか用途変更・廃止、そういった部分も含めてですね、個別に計画を立てていきたいというふうに思っております。  当然のことながら、所管課が今現在は総務課にございますが、来年度以降機構の見直しで移管する部分がございますが、その事務局がですね、旗振り役になって、全庁的な調整機能を果たしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ぜひ全庁的な取り組みにしていただきたいと思いますが、長寿命化計画も今から進める部分だと思います。それに鑑みまして、先ほど言いましたように担当課だけの判断で、全体的な部分もそうなんですが、それぞれの関係する地域や市民の方々と十分意見交換をしながら、全てが納得するという形ではなかなか難しい面も出てくるとは思いますが、十分な意見交換の上でですね、やっていただきたいというふうに思います。  財政の部分で先ほど話をしましたけど、全てが財政が厳しいからという部分での方向性だけで進めるべきものではない、私たち議員もそれぞれの立場で市民の要望を聞いて、それをいかに市政に反映させていただくか、そういった部分の思いでもやっているところであります。  ぜひ、地域の実情、繰り返しになりますが、そういった部分も含めてですね、取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  この個別プランの策定につきまして、昨年度一通り各課でヒアリングをさせていただいたところでございます。当然、施設利用者の皆さん、市民の皆さん方がいる、利用されている施設も、ほとんどの施設がもうそういう状況でございますので、所管課が施設利用者、市民の皆さん方の声を聞く中でですね、当然今後の施設のあり方というのを検討していく必要があるというふうに認識をしておりますので、十分、皆さん方、市民の皆さん方の声をですね、反映させる形でですね、個別プランについては策定をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それにちょっと絡む部分もあるんですが、公共施設等の総合的な中で、一方的にというか、なくなったのかなと。これまで、西馬城の若者定住促進住宅について取り組むといった方向性が、これに絡めてなくなったのか、それともいやいやまだそういった取り組みは西馬城中心にやっていくんだよというものなのかどうか、少し確認の意味を含めてお伺いしたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  若者定住促進住宅でございますが、この施設は市内に深見、下恵良、津房の三地区八棟の住宅がございます。現在も募集は行っているところなんですが、下恵良と津房のほうに空きがあったということ、それから当市としても……。 ◯四番(若山雅敏君)済いません、西馬城の部分の取り組みがとまってると思うんですが、その辺についての質問です。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)今申し上げたような、いろんな観点も検討いたしましてやっています。ただ、いろいろ考える中で、まだ西馬城を取りやめるとか、そういったことは全く決定はしておりませんので、また今後とも西馬城を含めまして、民間活力導入であるとか、空き家の活用であるとか、そういったものを含めてしっかり協議して慎重に判断していきたい、そのように考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)済いません、西馬城を含めましてということであったんですが、順位的に言えば西馬城が取り組むべき部分だということで今まで取り組みをされてたと思うんですが、そこについては変わったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。お答えします。  順位は変わってございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは再度確認です。今後も西馬城の若者定住促進住宅、どんな形が一番いいのか、そういった部分を含めて取り組むといったことでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)今、議員さんがおっしゃられたとおりでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。  続きまして、二項目めの小中学校の夏季休業、夏季休暇の短縮について再質問をさせていただきたいと思います。  そもそも夏休みとはどういった目的を持ったものだったのでしょうか。私も子供のころ当然四十日の夏休みがあって、これまで当たり前のように子供のときは一生懸命遊びましたし、これまでも子供を持ってからは子供とのかかわり、また孫を持ってからは孫とのかかわりを含めてその四十日間を過ごしてきたと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。再質問にお答えします。  夏季休業の設定については、学校教育法施行令第二十九条により、市町村教育委員会が定めるというふうになっておりますが、その目的については定めている法的な根拠は見当たりませんでした。  しかし、市教育委員会としては、児童生徒の学業であったり、さまざまな活動に適した気候や時期等の観点から夏休みを定めております。  今、議員がおっしゃられたように、子供たちにとっては日ごろ学校に通っている時期にはできないような活動、子供たちの興味のあることとか、またはちょっとゆっくり休むことも含めてですね、休養や心身のリフレッシュ等、子供たちがそういった意味で有意義に過ごせるものであってほしいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)もう通知も出されているということで、短縮に動くんだというふうに思っておりますが、熱中症対策等につきましても検討はされてきているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。登下校や部活動については、日ごろのものと同様に課題はあるとは思いますが、授業についてはエアコンが各普通教室に整備されたことによって、集中しやすい快適な環境で学習ができるものと思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)登校のときというのは幾らか涼しいんだとは思うんですが、下校時間の対策についてはどうお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。夏休み期間に限らずですね、日ごろの登下校と同様に帽子をかぶるとか水筒を持って行き帰りするとかいうふうなことで、そういった指導はしていかなければいけないと思っていますし、その期間が万が一猛暑であったりとか、状況によっては柔軟に対応しなければいけない、そういう判断も必要かと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)なかなか初めての部分であろうかとも思いますし、土曜日授業を切りかえてのことで、ばたばた感が、済いません、私にとってはばたばた感しかないんですが、これちょっと話は変わりますが、給食を行うというふうな通知も学校から出ているといったふうに聞いております。で、給食を行うのなら食材費ちゅうか、そういった部分を含めて、PTAや給食運営協議会との協議は整っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(久井田 裕君)若山議員の再質問にお答えします。  おっしゃるとおり、夏休み短縮に伴いました五日間の給食の実施回数の増が見込まれております。その費用につきましては、これからですね、PTAや給食運営委員会の方々など、関係者の方に説明と協議を行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)先ほど申しましたばたばた感という部分で言えば、この休業の短縮は市教委からの取り組みでもあるというふうに思っております。  これまで学校給食については、補助の観点からの一般質問も何点かあったというふうには思っておりますし、そこの回答については給食の中で材料費は保護者負担だと、ですからなかなか補助が難しいという答弁であったと思っております。  しかしながら、今回は少し違うのかなと、議論の部分が違うと思われます。で、できるだけ保護者に負担がないようで市教委として学校の授業数確保、そういった部分での思いでありましょうから、短縮となる五日間の給食についてはどうにか保護者負担にならないような対策はとれないものか、教育長に答弁を願えたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育長。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。若山議員の再質問にお答えをいたします。  議員がおっしゃるように、夏休みを短縮することで五日間の給食が必要になってまいります。その五日間分の給食の食材費、こちらにつきましては、保護者の新たな負担にならないといいなと、そういう方向で現在調整を始めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)少し質問の範囲が拡大してますので、もとに戻してお願いします。  若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)済いません、夏季休業の短縮は当然学校給食とかかわりますので、そういった質問をさせていただきました。 ◯議長(衛藤博幸君)その範囲で。 ◯四番(若山雅敏君)その方向性を今教育長から出していただきましたので、ぜひそういった形で取り組みを進めていただけたらと思っております。  少し今度は、働く者の教職のほうからの観点からお話をしていきたいと思います。  答弁の中では、月末整理日を設けると。その中で調整というか、少しでも休みやすい状況を平たくしていきたいという部分であろうと思いますが、現在取り組んでいる期末整理、学期末のですね、整理日としてそういった部分で設けている学校もあるんですが、そこでもとれている学校、とれていない学校、まちまちの状況であります。  そういった状況があるにもかかわらず期末整理日を設けると、こういった部分であれば、その徹底を行うためには実施に対して市教委からの働きかけを期待したいと考えますが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。月末整理日につきましては、今現在土曜授業の際に同じ週の一コマを切り上げて、土曜授業のほうに回すというようなことで、どの学校でもその点については、その一コマの削減というか、移動というのはなされていると思っています。  その削減については、授業の準備ができたりとかいうようなことで、先生たちも非常に助かっているというのを聞いておりますので、同様な取り組みでありますから、この月末整理の一時間というのは必ず実施するようにしていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。指導の徹底をお願いしたいと思いますし、そもそもですね、夏休みの短縮について、いい悪いの議論をする前にですね、学校の先生たちが働き方改革、いわゆる定数も充足していない状況の中人が足りない、そういった部分で忙しい中、超勤が毎日のようにあると、もういわゆる月数で言えば病気になってもおかしくない国が定めた時間よりも働いている先生方がいるといった状況の中で、働き方改革が叫ばれているところです。  で、県下の部分では、短縮された夏休みに逆に休むどころか研修や会議が前倒しで入ってきて、さらに休めなくなる、それをまた宇佐市も来年度取り入れようとしていると。また、国が進めていこうとする変形時間労働制、これも夏休みを利用しての働き方改革です。  そういった部分を置き去りにしてですね、夏休みの短縮はいかがなものかという部分がどうしても拭えないと、基本的な思いとしてあります。  市教委は、先生方が働きやすい場を作る、そういった役割も果たしていると思います。現場の声をきちっと県や国へ届ける、まず職員定数を充足してくれと、夏休みの研修や会議を少しでも減らしてくれと、そういった取り組みは、今も含めて今後も含めてどういったお考えでしょうか。
    ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。おっしゃるように、多くの他市でも夏休みの短縮というのを進めておりますが、その中でもやはり課題は残った夏休みの中で研修、出張等が固まってしまうということがあります。  その点については、もちろん市教育委員会が主催の研修や行事等については減らしていく方向で考えておりますし、県のほうにもそういった研修等の見直しは強く要望しているところでありますので、今後もそれを続けていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)市教委の役割だというふうにも思いますので、よろしくお願いします。  今、教職のなり手がないと、本当に魅力のない職業というふうになりつつあります。ぜひともそういったことのないように、魅力のある学校、魅力のある職業としてですね、多くの人たちが先生を目指すようよろしくお願いしたいと思います。  最後、三項目めですが、私もこれまで答弁にありましたように、いろんなところで少しずつ不具合を調整をしていただけてるということは実感をしております。  ただ、まだまだですね、特に駐車場からの最終的に今ある旧庁舎等がなくなれば、きれいに駐車場からの動線というのはわかるんですが、旧庁舎があるばかりに、どこに駐車場がどういうふうにあって、どういうふうに行けば新庁舎に通じるのか、今まで逆に何回か来たことがある人は、入ってすぐの図書館のところにとめて、そこから「あれ、庁舎はどこかな」というふうに探してる方もよく見ます。で、新しいこっち側の海側というか西側のほうにある駐車場を、知らない方も結構おります。  また、今後、教育委員会の部分を取り壊して駐車場にすると、そういった部分であれば駐車場の表記、そしてそれからのサインツール、そうした部分についてもお願いをしたいと思いますし、今、係ごとに縦長にされておって、当然窓口に気づかない、ちょうど間にこのくらいのスペースがあって、ちょっと高いキャビがあるものですから、座ればお互いに気づかない状況であります。  そこは、本当にこのごろ見るんですが、職員のほうがよく気をつけて声をかけている姿も見えますけど、何らかのまだまだ対策がとれないかなという思いもあります。いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)契約管財課長の田中です。若山議員の再質問にお答えいたします。  まず、駐車場の問題なんですけれども、今後新庁舎について、旧庁舎の解体等進める中で、駐車場の確保というのは非常に大事になると思っております。また、安全性の確保についても同様に必要だというふうに思っています。  市としましても、できる限り駐車場の位置や新庁舎の入り口がわかりやすくということで、入り口に二カ所ほど案内看板を設置して立てているとこなんですけれども、やはり議員さんが御指摘のとおり、一度来たことがある人はわかるんですけども、来たことがない人はどうしても新庁舎の西側、そして北側の駐車場を御存じないという人も多いような状況です。  スムーズに駐車場に誘導できるようにですね、新たに看板等を設置しながら対応していきたいなというふうに思っております。  あともう一点、オープンスペースの件なんですけども、こちらについてもお客さん等から御意見をいただいております。こちらにつきましては、他市も新庁舎につきましてはオープンスペースを採用している新庁舎は多くございます。こちらについても、他市に聞いたところによると、やはり当初はなかなかなれないということで同じような問題も生じたような形なんですけれども、今後は目配り等を職員が徹底しながら、何とかその解決に対応していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今後とも、改善・解消に向けて取り組みをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で若山雅敏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第二、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は明日二十八日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。                     散会 午後三時二十八分 宇佐市議会...