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2019年12月04日 令和元年第5回定例会(第3号) 本文
2019年12月04日 令和元年第5回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2019-12-04
    2019年12月04日 令和元年第5回定例会(第3号) 本文


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    2019年12月04日:令和元年第5回定例会(第3号) 本文 (339発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  本日は十一時からですね、防災行政無線を用いてのサイレンの吹鳴がありますので、御了承願いたいと思います。  それでは、ただいま出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年十二月第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年十二月四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十一番   │一、交通不便地域と観光による交通対策に  │市長、教育長┃
    ┃衛藤義弘君 │ ついて                 │および   ┃ ┃      │ (1)地域の特性や実情に応じた最適な生活  │担当部課長 ┃ ┃      │  交通ネットワークを確保・維持してい  │      ┃ ┃      │  くことは重要です。乗りたいところで  │      ┃ ┃      │  乗り、降りたいところで降りる。自然  │      ┃ ┃      │  エネルギーを駆使した電動スローモビ  │      ┃ ┃      │  リティ実証事業が各地で行われてい   │      ┃ ┃      │  る。国交省・環境省連携のIoT事業  │      ┃ ┃      │  で七地域が選定、国交省単独で平成三  │      ┃ ┃      │  十年度十三地域の応募で五地域を選   │      ┃ ┃      │  定、令和元年度十四地域の応募で七地  │      ┃ ┃      │  域が選定されています。視察を行った  │      ┃ ┃      │  琴平町は環境省・国交省の七地域の一  │      ┃ ┃      │  つです。総面積が大きく違うこと、密  │      ┃ ┃      │  集地域で三ルート(小学校三校区運行  │      ┃ ┃      │  ルート)、コミュニティバスがないこ  │      ┃ ┃      │  となど地域性や環境が違う。ただし、  │      ┃ ┃      │  観光周遊に役立っているとのこと。そ  │      ┃ ┃      │  こで、宇佐市としては交通不便地域、  │      ┃ ┃      │  観光に分けて考えるべきだと思うがど  │      ┃ ┃      │  うでしょうか。また、コース設定も難  │      ┃ ┃      │  しい課題があるが執行部の見解をお聞  │      ┃ ┃      │  きします。              │      ┃ ┃      │ (2)県下の自治体が取り組んでいる現状把  │      ┃ ┃      │  握はどうでしょうか。メリットデメリ  │      ┃ ┃      │  ットを含めて答弁をお願いします。   │      ┃ ┃      │ (3)各福祉・介護施設で利用してる送迎バ  │      ┃ ┃      │  スや送迎車両を交通確保対策に利用が  │      ┃ ┃      │  できないか。             │      ┃ ┃      │二、小中学校のいじめ相談体制の強化につ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │ (1)先般新聞でいじめ認知件数が発表され  │      ┃ ┃      │  ていたが、県下では認知件数が大幅に  │      ┃ ┃      │  増加していました。軽微ないじめ把握  │      ┃ ┃      │  が行われたと思うが、市内の小・中学  │      ┃ ┃      │  校の現状をお聞きします。       │      ┃ ┃      │ (2)子供たちの人格と命を守るためにも、  │      ┃ ┃      │  あえて子供たちの声を受け入れるSN  │      ┃ ┃      │  S相談アプリ「STOP it(スト  │      ┃ ┃      │  ップイット)」の導入を決断すべきで  │      ┃ ┃      │  はないでしょうか。          │      ┃ ┃      │三、精神障害者に対する支援について    │      ┃ ┃      │ (1)精神保健及び精神障害者福祉に関する  │      ┃ ┃      │  法律第四十九条に市町村は、「社会復  │      ┃ ┃      │  帰の促進、自立と社会経済活動への参  │      ┃ ┃      │  加の促進のための指導及び訓練、援助  │      ┃ ┃      │  の内容等を勘案し、適切な障害福祉サ  │      ┃ ┃      │  ービス事業の利用ができるよう、相談  │      ┃ ┃      │  に応じ、必要な助言を行うものとす   │      ┃ ┃      │  る」とある。具体的に当事者や家族に  │      ┃ ┃      │  対しどのような相談や助言を行うかお  │      ┃ ┃      │  聞きいたします。           │      ┃ ┃      │四、公営住宅の保証人制度について     │      ┃ ┃      │ (1)「公営住宅に入居する被保護者の保証  │      ┃ ┃      │  人及び家賃の取り扱いについて」厚労  │      ┃ ┃      │  省社会・援護局保護課通知(社援保発   │      ┃ ┃      │  第〇三二九〇〇一号)の保証人の免除  │      ┃ ┃      │  等とは何でしょうか。         │      ┃ ┃      │ (2)承継承認(法二十七条六項)について  │      ┃ ┃      │  と、国土交通省令で定める事項(規則  │      ┃ ┃      │  十二条)承認をしてはならない事項に  │      ┃ ┃      │  ついて。また、同居承認(法二十七条   │      ┃ ┃      │  五項)上規則十一条について概略を教  │      ┃ ┃      │  えてください。            │      ┃ ┃      │五、産前・産後サポート支援について    │      ┃ ┃      │ (1)子育て世代包括支援センターえがお   │      ┃ ┃      │  (呉市版ネウボラ)の視察を行い、以  │      ┃ ┃      │  前も質問に取り上げたネウボラについ  │      ┃ ┃      │  て質問をします。妊娠から出産、六歳  │      ┃ ┃      │  までの子育て期間、子供の周りに起こ  │      ┃ ┃      │  る色々な問題に対して一貫した総合的  │      ┃ ┃      │  なサービスを行う子育て支援機関のこ  │      ┃ ┃      │  とを言いますが、保健師や助産師が配  │      ┃ ┃      │  置されていてさまざまなサービスを受  │      ┃ ┃      │  けられる。日本の場合は妊娠が分かれ  │      ┃ ┃      │  ば産婦人科、母子手帳発行は市役所、  │      ┃ ┃      │  生まれたら保健所や小児科、子育て支  │      ┃ ┃      │  援はこども園などの支援を受ける縦割  │      ┃ ┃      │  り行政であるため、お母さんは毎回色  │      ┃ ┃      │  んな場所に出向いていく。ネウボラは  │      ┃ ┃      │  一貫してサポートしてくれます。他市  │      ┃ ┃      │  とは違うサポート支援を行い、少子化  │      ┃ ┃      │  対策、子育て支援を行う体制づくりを  │      ┃ ┃      │  作るべきではないでしょうか。     │      ┃ ┃      │ (2)人材の確保が重要ですが、宇佐市には  │      ┃ ┃      │  サポートを行う保健師、助産師、ソー  │      ┃ ┃      │  シャルワーカーなどどのくらいいるの  │      ┃ ┃      │  でしょうか。             │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一、柳ヶ浦駅及び周辺整備について     │市長、教育長┃ ┃後藤竜也君 │ (1)現在の進捗状況。           │および   ┃ ┃      │ (2)周辺整備計画が進んでいるが、その中  │担当部課長 ┃ ┃      │  核である駅舎の改修及び利用の中で不  │      ┃ ┃      │  可欠と思われる売店の設置については  │      ┃ ┃      │  どうなっているのか。         │      ┃ ┃      │ (3)柳ヶ浦─上拝田線から駅へのアクセス  │      ┃ ┃      │  道路は徒歩利用者も多いが街灯が皆無  │      ┃ ┃      │  である。道路が整備される折には街灯  │      ┃ ┃      │  の設置を考えているか。        │      ┃ ┃      │二、防災、減災について          │      ┃
    ┃      │ (1)宇佐市で発生し得る災害で最も懸念さ  │      ┃ ┃      │  れるのは河川の氾濫だと思う。現在の  │      ┃ ┃      │  ハザードマップで十分だと考えている  │      ┃ ┃      │  か。今回の関東での災害時の降水量が  │      ┃ ┃      │  駅館川上流に降ったと仮定した場合、  │      ┃ ┃      │  どのような事態が想定されるか。    │      ┃ ┃      │ (2)ダムの放流についてはどのような考え  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │三、就労について             │      ┃ ┃      │ (1)人手不足が深刻である。特にニーズの  │      ┃ ┃      │  高い保育士の確保に苦慮していると聞  │      ┃ ┃      │  くが、市としてサポートは出来ない   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)一方、アラフォー世代(三十五─四十  │      ┃ ┃      │  五歳前後)は就職氷河期と呼ばれる時  │      ┃ ┃      │  代を過ごし、全国では正規採用を希望  │      ┃ ┃      │  しながら非正規で働く方(約五十    │      ┃ ┃      │  万)、及び就職を希望しながら様々な  │      ┃ ┃      │  事情により長期間求職をしていない無  │      ┃ ┃      │  業者の方(約四十万人)が多くいるよ  │      ┃ ┃      │  うだが、宇佐市ではどの程度把握し、  │      ┃ ┃      │  対応を行っているのか。        │      ┃ ┃      │四、シティプロモーションについて     │      ┃ ┃      │ (1)現在の事業内容と予算は。       │      ┃ ┃      │ (2)宇佐神宮との連携について。      │      ┃ ┃      │ (3)今後の課題と方向性について。     │      ┃ ┃      │五、学校について             │      ┃ ┃      │  以前、一斉メールを導入してはどうか  │      ┃ ┃      │ と提言したが、進捗状況は。       │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃六番    │一、地域のために             │市長、教育長┃ ┃川谷光紹君 │ (1)四日市門前町まちづくり推進協議会で  │および   ┃ ┃      │  は、区長を中心に地域の防災マップ作  │担当部課長 ┃ ┃      │  りを行っている。そのなかで、ハザー  │      ┃ ┃      │  ドマップは大変重要な役割を果たして  │      ┃ ┃      │  いるが、ハザードマップの基準を見直  │      ┃ ┃      │  すと聞く。具体的な基準の見直し内容  │      ┃ ┃      │  と、それに伴う課題や解決策は。    │      ┃ ┃      │ (2)地域の財産を大切にしようと、地域の  │      ┃ ┃      │  方々で響山公園周辺の清掃作業を年に  │      ┃ ┃      │  二回行っているが、市道響山公園線の  │      ┃ ┃      │  痛みが激しい。早急な改善をするとと  │      ┃ ┃      │  もに、人が集まる公園としていくため  │      ┃ ┃      │  に、さらに公園をより良くしていく計  │      ┃ ┃      │  画は。                │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市への移住者に特徴はあるか。ま  │      ┃ ┃      │  た今後の課題と対策は。        │      ┃ ┃      │二、子どもたちのために          │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市公立学校適正規模及び適正配置  │      ┃ ┃      │  等検討委員会では、どのような課題が  │      ┃ ┃      │  あげられ、対応がとられているのか。  │      ┃ ┃      │ (2)中一プロブレムに関しての宇佐市の現  │      ┃ ┃      │  状と課題は。また、どのような方針で  │      ┃ ┃      │  対策を行っているか。         │      ┃ ┃      │ (3)全ての小中学校にエアコンが整備され  │      ┃ ┃      │  たことで、夏休みについての協議がど  │      ┃ ┃      │  のように行われているか。       │      ┃ ┃      │ (4)市内の高校に通学するための手段とし  │      ┃ ┃      │  て、コミュニティバスは重要な役割を  │      ┃ ┃      │  果たすことができると思われるが、現  │      ┃ ┃      │  状と今後の方針は。          │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃八番    │一、在宅医療・介護について        │市長    ┃ ┃多田羅純一君│ (1)在宅医療・介護連携推進事業につい   │および   ┃ ┃      │  て、市はどの様な取り組みを行ってい  │担当部課長 ┃ ┃      │  るのか。               │      ┃ ┃      │ (2)ICT化(情報通信技術)による個人  │      ┃ ┃      │  カルテ(電子カルテ)の連携及び情報  │      ┃ ┃      │  共有はどの様に検討されているか。   │      ┃ ┃      │ (3)全国で医療的ケア児(人工呼吸器装着  │      ┃ ┃      │  者等)の支援が広がっているが宇佐市  │      ┃ ┃      │  での取り組みはあるのか。       │      ┃ ┃      │ (4)認知症と思われる症状になった際、受  │      ┃ ┃      │  診等の相談をどこにすれば良いか。   │      ┃ ┃      │二、外国人の受け入れ環境について     │      ┃ ┃      │ (1)新庁舎窓口受付は、外国人に対してワ  │      ┃ ┃      │  ンストップ窓口となっているか。ま   │      ┃ ┃      │  た、案内板等多言語を検討されている  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)在住外国人が日常生活で一番困ると思  │      ┃ ┃      │  われる「日本語の不自由さ」の解消に  │      ┃ ┃      │  ついてどの様に考えているか。     │      ┃ ┃      │三、市内JR駅駐輪場について       │      ┃ ┃      │ (1)放置自転車の警告や処分の周期はどの  │      ┃ ┃      │  様に運用されているか。        │      ┃ ┃      │ (2)現在利用者の特に多い、豊前善光寺駅  │      ┃ ┃      │  の駐輪場は整備(屋根等)出来ない   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四、防災について             │      ┃ ┃      │ (1)二〇一九年度の台風十五号、十九号ク  │      ┃ ┃      │  ラスの記録的豪雨に遭った場合、宇佐  │      ┃ ┃      │  市の想定される被害について伺う。   │      ┃ ┃      │ (2)現在のハザードマップはこれまでの記  │      ┃ ┃      │  録的豪雨に対しても適しているか。ま  │      ┃ ┃      │  た、ハザードマップを見た事が無いと  │      ┃ ┃      │  いう方への周知はどうするのか。    │      ┃ ┃      │ (3)避難所として指定されている小中学校  │      ┃ ┃      │  体育館の空調はどの様に考えているの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │五、街灯設置について           │      ┃
    ┃      │ (1)現在、市内の設置状況と市の取り組み  │      ┃ ┃      │  状況を伺う。             │      ┃ ┃      │ (2)豊前善光寺駅から四日市方向に向かう  │      ┃ ┃      │  県道に於いて、街灯が少なく高校生の  │      ┃ ┃      │  通学路が暗いと聞く。街灯の設置は検  │      ┃ ┃      │  討出来ないか。            │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十一番 衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)皆さん、おはようございます。十一番、公明党の衛藤義弘です。  皆様にちょっと修正をお願いしたいと思います。一項目め、「交通不便地域と観光を組み合わせた交通体系」を「交通不便地域と観光による交通対策について」に変更をお願いをいたしたいと思います。  一回目の質問は五項目について、第一回目の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  まず、交通不便地域と観光による交通対策について。  一点目、地域の特性や実情に応じた最適な生活交通ネットワークを確保、維持していくことは重要でございます。乗りたいところで乗り、降りたいところで降りる。自然エネルギーを駆使した電動スローモビリティ実証実験が各地で行われています。  国交省、環境省連携のIoT事業で七地区が選定、国交省単独で平成三十年度十三地区の応募でも五地区を選定、令和元年度十四地区の応募で七地域が選定されています。  今回、私も視察に行った琴平町、ここはですね、環境省・国交省の七地区の一つでございます。宇佐市とは総面積が小さくて違うこと、また密集地域で三ルート、小学校三校区を運行ルートとしており、またコミュニティバスがないということなど、地域性や環境が違うこと、ただしお話を聞く中で、観光周遊に役立っているとのことでした。  そこで、宇佐市としては交通不便地域、観光に分けて考えるべきだと思います。宇佐市の場合は総面積がかなり広いということで、その実情が違いますので、その点についてお聞きします。また、コース設定も難しい課題があるが、執行部の見解をお聞きします。  二点目、県下の自治体が取り組んでいる現状把握はどうでしょうか。メリット、デメリットも含めて答弁をお願いします。  三点目、各福祉・介護施設で利用している送迎バスや送迎車両を交通確保対策に利用ができないか。  二項目め、小中学校のいじめ相談体制の強化についてでございます。  一点目、先般、新聞でいじめ認知件数が発表されていましたが、県下では認知件数が大幅に増加していました。軽微ないじめ把握が行われたと思いますが、市内の小中学校の現状をお聞きいたします。  二点目、子供たちの人格と命を守るためにも、あえて子供たちの声を受け入れるSNS相談アプリ、ストップイットの導入を決断すべきではないでしょうか。  三項目め、精神障害者に対する支援について。  一点目、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第四十九条に、市町村は「社会復帰の促進、自立と社会経済活動への参加の促進のための指導及び訓練、援助の内容等を勘案し、適切な障害福祉サービス事業の利用ができるよう、相談に応じ、必要な助言を行うものとする」とあります。具体的に当事者や家族に対し、どのような相談や助言を行うかお聞きをいたします。  四項目め、公営住宅の保証人制度について。  一点目、「公営住宅に入居する被保護者の保証人及び家賃の取り扱いについて」、厚労省社会・援護局保護課通知(社援保発第〇三二九〇〇一号)の保証人の免除等とは何でしょうか。  二点目、承継承認(法二十七条の六項)についてと、国土交通省令で定める事項(規則十二条)、承認をしてはならない事項について、また、同居承認(法二十七条の五項)上記規則十一条について概略を教えてください。  五項目め、産前・産後サポート支援について。  一点目、子育て世代包括支援センターえがお、呉市版ネウボラの視察を行い、以前も質問に取り上げたネウボラについて質問をします。  妊娠から出産、六歳までの子育て期間、子供の周りに起こるいろいろな問題に対して、一貫して総合的なサービスを行う子育て支援機関のことを言いますが、保健師や助産師が配置されていて、さまざまなサービスを受けられる。  日本の場合は、妊娠が分かれば産婦人科、母子手帳発行は市役所、生まれてからは保健所や小児科、子育て支援はこども園などの支援を受ける縦割り行政であるため、お母さんたちは毎回いろんな場所に出向いていく。ネウボラは一貫してサポートをしてくれます。他市とは違うサポート支援を行い、少子化対策、子育て支援を行う体制作りを作るべきではないでしょうか。  二点目、人材の確保が重要ですが、宇佐市にはサポートを行う保健師、助産師、ソーシャルワーカーなど、どのくらいいるのでしょうか。  以上、第一回目の質問を行います。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、衛藤義弘議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、産前・産後サポート支援についての一点目、ネウボラは妊娠から出産、六歳までの子育て期間、子供の周りに起こるいろいろな問題に対して一貫した総合的なサービスを行う子育て支援機関であるが、他市とは違うサポート支援を行い、少子化対策、子育て支援を行う体制作りをすべきではないかについてでありますが、国は日本版ネウボラである子育て世代包括支援センターを令和二年度末までに各市町村の努力義務として設置することを目指しております。  子育て世代包括支援センターとは、母子保健法に基づき市町村が設置するもので、保健師等の専門スタッフが妊娠・出産・子育てに関するさまざまな相談に対応し、必要に応じて支援プランの策定や地域の保健医療・福祉の関係機関との連絡調整を行うなど、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を一体的に提供するというものであります。本市でも、令和二年四月の設置に向けて環境整備をしているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの交通不便地域と観光による交通対策についてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長 久保でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、交通不便地域と観光による交通対策についての一点目、電動スローモビリティの活用を交通不便地域、観光に分けて考えるべきではについてですが、本市の二次公共交通につきましては路線バス及びコミュニティバスを中心に構成されており、本年十月から路線バスの一部廃止及び減便に対し、コミュニティバスの増便や運行ルート、ダイヤの改正等、利用者ニーズに対応した見直しを行ったところであります。  日常生活の移動手段としての公共交通と観光利用としての公共交通では、目的地、利用時間帯が異なるため、分けて考える必要がありますが、御指摘のグリーンスローモビリティの活用につきましては、本市では生活路線はコミュニティバスとして交通事業者に委託しているため、新たな導入は考えておりません。  観光利用につきましては、観光スポットの周遊コースによっては今後研究の余地があるのではないかと考えております。  二点目、県下の自治体の取り組み状況及びメリット、デメリットについてですが、グリーンスローモビリティの県内での利用実績は、姫島村が平成二十八年七月から三十年六月までの実証運行の後、七月より本格運行を行っているほか、由布市が本年の国の選定を受けて十二月より実証運行を行うと伺っております。また、日田市も本年三月に実証運行を行っております。  いずれも観光周遊、観光客渋滞緩和などが目的であり、環境に優しいこと、自然との一体感が得られる等のメリットがある一方、導入に当たっては、運転手確保を含め、実施主体をどうするのかといった課題が考えられます。  三点目、各福祉・介護施設で利用している送迎バスや送迎車両を交通確保対策に利用できないかについてですが、介護施設等で利用している送迎バス車両を空き時間に地域の交通対策として活用するに当たり、有償で送迎する場合は道路運送法上の自家用有償旅客運送として大分県知事の登録を受ける必要があります。  さらに、バスやタクシー事業による地域公共交通のみでは住民の十分な輸送が確保されていない場合であって、地域公共交通会議の合意を得ることが条件となります。  また、事業所の理解、運転手の確保等の課題が考えられます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの小中学校のいじめ相談体制の強化についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)おはようございます。教育次長の上田でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小中学校のいじめ相談体制の強化についての一点目、市内の小中学校のいじめの現状はについてですが、文部科学省が実施した平成三十年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果によると、本市のいじめ認知件数は、小学校では四百十六件で前年度比三百十四件の増加、中学校では百七件で前年度比五十件の増加となっております。  これは、いじめを積極的に認知することが解消のスタートと捉え、ささいなケースも丁寧に把握した結果であると考えます。認知したいじめについては、解消に向けた取り組み、支援を組織的に行っております。  二点目、SNS相談アプリ、ストップイットの導入を決断すべきでないかについてですが、市教育委員会では、十八歳以下の子供たちが話したいことを何でも話せる全国ネットの無料専用電話チャイルドラインや、県教育委員会の二十四時間子供SOSダイヤル及びメールによる相談窓口ネットいじめ相談等について、引き続き児童生徒や保護者への周知を図り、利活用を推進していきたいと考えております。  また、各学校ではいじめの未然防止の取り組みとして、親和的な雰囲気の学級の仲間作りやアンケート調査、校内いじめ対策委員会の定例実施等、小さなサインを見逃さない体制作りに努めています。  議員御提案のストップイットについては、現在、国内では東京都、千葉県、神奈川県、大阪府、奈良県、兵庫県、岡山県などの幾つかの自治体や学校単位で導入されていると認識しております。  今後、県内の他市の動向も注視しながら、本市の児童生徒の実態に即して調査研究してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの精神障害者に対する支援についてと、五項目めの産前・産後サポート支援についての二を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、精神障害者に対する支援について、当事者や家族に対しどのような相談や助言を行うかについてですが、在宅で生活する精神障害者に対しましては、市や相談支援事業所が相談窓口となり、当事者や家族のニーズに合わせ、家事支援などのヘルパー派遣サービスや、一般事業所等で働くことが困難な場合に働く場を提供する就労支援事業所の紹介等を行います。  また、ひとり暮らしをしている方に対しましては、緊急時の連絡体制の確保や緊急時対応を行う地域定着支援や、定期的な居宅訪問や相談支援を通じて障害者が自立した地域生活が営める力をつけていくことを目的とした自立生活援助の利用促進を行っています。  精神科病院から退院可能となり、自宅やグループホーム等、地域での生活を希望される方に対しましては、医療機関、保健所等と連携し、入院中から必要な相談や福祉サービス事業所の見学等の支援を行う地域移行支援を活用し、住宅の確保や福祉サービスの利用調整等の退院支援を行います。  五項目め、産前・産後サポート支援についての二点目、市にはサポートを行う保健師、助産師、ソーシャルワーカーなど、どのくらいいるのかについてですが、現在、子育て支援課には母子保健係に保健師七名、管理栄養士一名、子育て支援係に家庭児童相談員三名、母子・父子自立支援員一名の専門職が配置されています。  また、そのほかにも、児童虐待担当、ひとり親家庭担当、保育所担当、放課後児童クラブ担当など、課内全体で妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を行っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの公営住宅の保証人制度についてを建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、おはようございます。建設水道部長の城でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、公営住宅の保証人制度についての一点目、厚生労働省の通知にある公営住宅に入居する被保護者の保証人の免除等とはについてですが、本通知は平成十四年三月に厚生労働省から出されたもので、公営住宅に入居するときの保証人については公営住宅管理標準条例の中で、努力にもかかわらず見つからない場合は要しないなどとすることができるとなっており、生活保護世帯の入居に際して配慮することを求めたものであります。  なお、この標準条例につきましては、平成三十年三月に改正が行われ、入居時の保証人の義務づけが削除され、かわって緊急時の連絡先の提出が追加されました。  このため、保証人の取り扱いは、現在、県と県内市町村を構成員とした大分県地域住宅協議会の中で統一した基準を策定できないか協議しておりますので、協議が整い次第、対応してまいりたいと考えております。  二点目、承継承認と同居承認についてですが、まず承継承認については、公営住宅法により、入居者の死亡または退去時に同居されている方は承認を受けて、引き続き居住することができるようになっています。  また、承認をしてはならない事項の概略としては、所得要件のほかに、同居期間一年未満、不正行為による入居、三カ月以上の家賃の滞納、故意による施設等の毀損などとなっています。  なお、平成十七年十二月の国土交通省通知により、承継が認められる方は同居中の配偶者及び高齢者、障害者等となっていますので、現在そういった方について承継を認めております。  次に、同居承認についてですが、公営住宅法により、入居の際に同居した親族以外の方を同居させる場合には承認を受けるようになっています。  また、承認をしてはならない事項の概略としては、所得要件のほかに、不正行為による入居、三カ月以上の家賃の滞納、故意による施設等の毀損などとなっています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十一番 衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、交通不便地域と観光の分野の交通対策についてでございます。  社会的、環境的要因として、高低差のある地域とか、中心市街地から距離のある地域、平たんで買い物や病院、市役所が近くにある地域、公共交通、コミュニティバスから五百メートル以上離れている地域など、いろいろ条件があり、整理する必要があるんだろうと思います。  交通の確保対策で何が一番よい手段、方法なのか。高齢化社会で免許返納しない、できないことが事故の多発する要因、孤立の防止、健康悪化、それから認知症対策、関連防止対策にもつながると考えております。  高齢者の交通手段確保対策は急務であります。各地でいろいろ実証実験を行われていますが、地域を限定したり、観光の一部に使ったり、そういうことがこの実証実験だろうと考えております。  問題点として、利用客が確保できるのか、費用対効果、それから地域が手を挙げてくれるのか、運転手の確保、いろいろ課題がたくさんあろうかと思います。  そこで、整理してみますと、地域を絞る、それから観光で生かせるのか、利用客が確保できるか、こういうことが費用対効果につながっていくのだろうと私も考えています。  そこで、先ほども前向きな答弁をいただきまして、観光スポット、周遊コースについては今後研究が必要だろう、余地があるんだろうということで答弁をいただきました。県内でも、日田、由布、姫島ということで実証実験が行われて、特に観光が主体になっているのかなという思いはします。  そこで、宇佐市も観光スポットとして利用できる先があろうかと思うんですが、そこをグリーンスローモビリティを使って周遊を行っていくというような重要な政策だろうと思うんですが、その点を再度お聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  最初に答弁をしたところが趣旨でございますが、やはり坂道、傾斜が少なく、離合可能な見通しのよい広いエリアで、交通量が比較的少ない場所がよろしかろうと思っております。自然環境、あとは風を感じてゆっくり歴史、文化、食等々を楽しめる場所などに限定したほうが効果的ではないかというふうには考えております。  今後とも、関係課とも協議と調査研究をしていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)今、課長が言ったとおり、非常に観光者にとってはすごい体感がよくて、ゆっくり走るんで、景色を見ながらそういった気持ちになって、非常にお客さんが寄ってくるのかなという思いはします。ぜひ前向きに捉えていただきたいと思います。  それから、もう一つはですね、交通不便地域、私もいろいろ調べる中で、社会福祉法人、ここがですね、空き時間を使って利用しているケースをちょっと幾つか御紹介をさせていただきたいと思います。  まず、神奈川県の逗子、ここは送迎用のバンを使って、買い物のスーパーとかに待機をしていただいとって、そこに行って自宅まで送り届けるということで、運行が週に二回、料金が無料、二往復することもあると。特養のスタッフが運転をしています。また、乗り降りを支援する自治会の役員さんも同席しているというケースでございます。  それからですね、神戸市北区のですね、淡河町。過疎地有償運送を実施しているところもあります。一回二百円、定額です。それから、定路線で一日四回、月に五百人程度が利用していると。福祉施設の車で、市の地域のカンパで、補助金はないというところもあります。  それから、川崎市では、空いている福祉車両を活用して送迎をしているところもあります。
     それから、山形市は、市内にある特別養護老人ホーム、社会福祉法人なんですが、車両を交通対策に使っているところもあります。スーパーなどの買い物支援に利用していると。  それからですね、静岡市葵区では、社会福祉法人が運営するデイサービス事業の送迎用車両を福祉バスとして路線バス空白地域で走らせ、高齢者の外出支援に活用しているところもあります。  そういうことで、宇佐市にも社会福祉法人が私は市内全域を網羅していると考えているんですよ。だから、もしそれがですね、利用、そこは社会福祉法人との協議とかいろんなことが必要になってくるんですが、その分を考えればですね、この交通不便対策に利用ができると考えているんですが、答弁をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  まず、今いろいろ福祉バス、福祉施設の送迎バスを使った例をお聞きいたしました。問題、ポイントをちょっと絞らせていただきますと、まず有償か無償か、そして対象者がいわゆる要介護認定を受けた方、要支援を受けた方、そういう福祉医療の方なのか、もしくはそうでない一般の高齢者も全部含めた広い範囲なのか、こういった部分で考え方が変わってくるのかなというふうに思っております。  有償でする場合は、答弁でもお答えしましたように、今、有償で、しかも一般の利用者をする場合には交通空白地ということで、以前は国土交通大臣でしたけども、今は権限移譲で大分県知事の登録ということになっております。  この登録の際には、当然利用者の安全とかいろんな面を含めた、講習であったりとかそういった条件がついてくるわけですけども、有償でやる場合には登録をとってすると、そういうことを事業者の方がされる必要があると思います。  もしそれが無償であればですね、先ほど御紹介いただいた中にも無償であったかと思うんですが、無償である場合はそういう登録は必要ないんですけども、そういった運転手がいらっしゃるのか、自分の施設利用の以外の方も無償で送迎されるのか、事業者の方がですね。そういったことは課題としてあるというふうに思っております。  一般利用につきましては、先ほど答弁でも申しましたけども、今基本的には宇佐市はコミュニティバスという形で、路線バスも含めてですね、交通空白地がないようにということで見直しを行ってやっているところでございますので、その分は利用の状況を見守っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それを商売に使うちゅうか、利益をいただくとかそういう形になると多分難しいんですよね。逆に言えば、少人数の送迎のほうが逆にいいのかなと。  基本的に宇佐市内には幾つかのそういう社会福祉法人が存在して、各地域に根差していますよね。やり方としては有償か無償か。有償でも、金額的な問題とかいろいろ。これを克服できないことはないと思うんですね。  各自治体で、やっぱりそういうことで、何とかしないと悪いということで、支援の手を差し伸べているところはたくさんございます。そういう意味では、宇佐市も私は可能な事業だろうと考えていますんで、その点ひとつよろしくお願いします。  道路運送法の関係もございます。また、保険の関係もあろうかと思いますが、そういったところを全て網羅すればその対策としては、いろいろ私も考えた中でこれは絶対使えるなという気持ちで、いろいろ勉強させていただいて、可能と私は思っているんですよ。  条件は幾つかあります。それを網羅すれば可能なのかなということで、当然これは協議会等を立ち上げて、社会福祉法人と趣旨を理解していただいてやっていけばできる問題だろうと思っているんで、今後また一歩進んでお願いをしたいと思います。もうこれはこれ以上いいです。  続きまして、ストップイットの件です。  文教福祉常任委員会の視察で奈良市のほうに行ってきました。大変に充実した楽しい研修でございました。改めて、ありがとうございました。  それからこの件で、まず先ほどですね、件数もかなり、特に小学校が増えていて、これは多ければいいとは言えないんですけど、やっぱりそういう姿勢になったのかなという思いがしています。  先ほどですね、二十四時間子供SOSダイヤル、県がやっているんですけれど、これは対応できると思いますか。県下の学校の子供さんたちの相談を受けるところで、これは多分網羅できないと思うんですよ。その点はどう考えていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。衛藤議員の再質問にお答えします。  相談件数については県に確認をしたところ、年々増加、いじめの認知件数と同じように相談件数は増えているということでありまして、平成三十年で言えば二百四十二件の年間相談があったということでありました。  そういった数が増えているという部分では、全てのものに対応できるということは言えないかなとは思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)県下ですからね。やっぱりなかなか相談できる体制としては、悪くはないんですよ。悪くはないけど、宇佐市で言えば宇佐市の二十四校と七校の学校の中で何が起きているかというのをすぐさま、わざわざここに持っていくってなかなか難しいところがあるんですね。  今回、このストップイットが導入をされた経緯なんですけど、やっぱり電話やメールとかそういうのがあるんですが、奈良市にもあるんですが、やっぱり身近に考えるとそれをもっと強化をしていきたいという思いで、小学校四年生、五年生、それから中学一、二、三年生を対象に、児童生徒を対象に、これも二十四時間体制で。  ただ、一つは臨床心理士さんとかいう専門職が配置をされないとなかなか相談に乗るというのが、ここはちょっと課題なのかなと思っているんですよ。  そういう環境作りを作るという一つの方法として、担当課としてどのように考えているのかお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  確かに、導入されているところについてはそういった環境作りということで、そこは大事なことだと思います。  今現在、宇佐市の小中学校では先ほど申しました全部合わせて五百二十三件の認知がありましたけれども、その約半数はやはり学校の中での取り組みとして、アンケート調査や担任の気づき等によりわかっております。それから、あとの残りについては、本人からの訴えや児童生徒、本人以外の生徒からの訴えということも約二百件ほどございました。  やっぱりそういった相談しやすい体制作りというのを、それから、回答の中でも申しましたけど、親和的な学級作り、学校作りということで、そちらのほうで今力を入れているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)本当にいじめってどこで起こるかわからない。それが学校であったり、家庭であったり、友達の関係の中であったり、それをなかなかキャッチするって学校の先生だけではまず無理なんですよ。  その言動を見て判断したり、たくさんの児童生徒さんを勉強しながら見届ける中で、こういった形というのはなかなかやっぱり捉えにくい分野だと思うんですね。  だから、一つの方法として今回質問をさせていただいていますんで、今後いい方向になるのを期待して、この質問は終わらせていただきます。  それから、次に三項目め、精神疾患の関係でいろいろ相談をしていただいております。精神疾患の方、当事者も含め、家族はすごい大変な思いをされています。そんな心の叫びかな、そういったのを受けとめて、どういった相談やアドバイスを形として支援をしているのかお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  健康課で相談を受けた場合ですと、保健師が関係課や保健所、医療機関などと連携しまして家庭訪問などを行い、本人や御家族の方から症状や日常生活の状態や困りごとなどをお聞きしまして、その内容に応じた支援をしております。  また、月に一回、北部保健所主催の精神保健相談会を県総合庁舎で行っておりますので、そこに精神科医の先生がいらっしゃいますので、そちらにつなげるなどしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)介護課のほうにちょっとお尋ねをします。  これは宇佐市で起きた事例じゃないんですが、当事者本人は高田に住んでいて、家族が宇佐にいてちょっと相談を受けた関係なんですが、医療保護入院をされていて、別府のほうの精神病院で医師の治療を受けて、任意入院の対象になった方がその先、養護老人ホームに入所したい希望があって、その間五カ月ぐらいずっとかかったんですけど、かかった理由としては、判定委員会とかそういうところで協議をしますよね。ケア会議をやりますが、その中で高田の病院がですね、その方に認知症の判断をしたんですね。  別府のほうの精神科は認知症じゃない判定をしたんです。そこで結局は、その方の諮問会議とかいろいろ判定会議があると思うんですが、その中で結局は認知症判断をされたばかりに月が経過してしまってちょっと問題になりかけたんですね。結局は家族の希望がかなえられない状況まで陥ってしまったケースがあったんです。  宇佐でもそういったケースがないとは限らないのかなと思って、今回ちょっと質問をさせていただいて、こういったケース、病院の先生が判断を下されたその段階が一番問題だったのかなと思っているんですが、宇佐と高田の認定審査会があると思うんですが、当然かかわりがあるのかなと思ったんですが、その点はそういうケースというのはあるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課、岡部です。衛藤議員の再質問にお答えいたします。  養護老人ホームの場合の入所判定審査会というのがあります。これは宇佐市、豊後高田市独自に会がありまして、構成は、宇佐市の場合は医師、嘱託医ですね。福祉事務所嘱託医、それから保健所長、それから施設の施設長というような、行政のほうも入りますが、そのような構成でいたします。  そして、要件として生活動作が自立しているということがありますが、自立の前提となる疾患、内臓疾患や精神疾患等、いろいろあると思いますけども、そういう疾患があっても投薬等で自立していれば入所の判定が可になるというような可能性は十分あると思います。  認知症だからといって不可だということではない。自立していれば判定が下るということは可能性としては多々あるというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)当然、判定委員会の中には、診察をした病院の先生方もおられると思う……。  入らないんですか。病院の先生は入っていないのですか。その診察をした病院の先生方は入らないのですか。どういう方が入るのかちょっと。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)入所判定審査会は、嘱託医、それから保健所長、施設の施設長、行政の者というような構成でございまして、判定の材料として、日常生活がどうであるかという調査票と病院からの診断書をもとに判定をするというのが通常でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)今のは判定会議になるんですかね。諮問会議とかはどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)諮問会議という会議はありません。判定審査会議を経て、判定がおりれば入所の待機の名簿に加わるという運びになります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)高田の社会福祉課でちょっと課長といろいろ話をした中では、そういう判定とか諮問会議とか言われていたんですけど、そこで病院の先生とかケアマネとか、あと何人か、行政の方も中に入っているんですけど、そういった会議、話し合いがあって、そこで結論づけたような話をされていたんですが、ないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  養護老人ホームの入所の基準でありますとか審査会の構成でありますとかはそんなに市で変わるものではありませんので、入所判定審査会一本だというふうに思いますが、そのケースのことはよくわかりませんが、話の中で介護保険の審査会の話がひょっとしたら出たんじゃないかなというふうに思います。  そっちのほうはケアマネとかが入るんですけども、養護老人ホームの入所判定審査会は先ほどのメンバーでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)わかりました。  それでは、続きまして四点目、先ほど法律の中の生活保護者、結構ですね、私も相談を受けるケースが多くて、当然ルールに則ってやるんですが、市営住宅入居の決定通知があった場合に今なかなか、連帯保証人二名ということに要件がなっているんですが、もう親戚づき合いもほとんどなかったり友人知人もいなかったり、保証人になる人が少ない現状があるんですね。  生活保護を受けている方は生活保護費・扶助費のほうから家賃をその段階で徴収するわけだから、あえて保証人をつけなくても延滞する必要ないんですよね。だから、その辺がちょっと利にかなっていないところも私は感じているんですよね。その辺はどうお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長の松田です。再質問にお答えいたします。  生活保護受給者の方につきましては、今おっしゃられたように、家賃につきましては基本的には福祉課のほうで支払うような、いわゆる代理納付というような形をとっておりますのでそういう関係もあるんですが、一応場合によっては代理納付ができなくなるとかいったそういったケースも考えられます。  一応、今のところは他の入居者と同じように保証人二名をお願いしておりますが、もちろん見つからない場合には要件を緩和して一名、それでも見つからない場合はもう免除というような形での取り扱いもしておりますので、今後とも平成十四年の厚生労働省の通知に基づきまして、福祉課のほうとの連携も図りながら、個別事情を踏まえて、生活保護者の居住の安定への配慮を行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)先ほど大分県地域住宅協議会、この辺の協議が今行われているということで答弁書に書いているんですが、佐賀市が市営住宅の入居に関して、市のホームページ上で連帯保証人免除に該当する例を挙げ、親族に関しては親子絶縁状態や数十年来交流のない状態、親族はいるが生活保護者などで保証能力がない、亡き配偶者の親族のみで交流がないなどを理由として認めている例もあるんですね、佐賀市のほうで。  基本的には、滞納するから保証人にかわって支払いを求めていくのに、保護はもうその段階で家賃を引きますよね。だから、そういうときに延滞が発生しますか。その辺を考えたら私は必要でないと思うんですが、課長もそう思いませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  そういったケースにつきましては、確かにおっしゃるとおり、必要ないのではないかというふうには認識しております。  もちろんケースによって、保証人につきましては緩和しておりますので、状況によったそういった取り扱いにつきましては今現在も行っております。  今後も県のほうでそういった統一した取り扱いの協議もしておりますので、その中でも十分協議していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それじゃあ、次に承継承認についてお伺いします。  親子三人で住んでいて、お父さんが亡くなる、お母さんが亡くなる。例えば子供さんが一人になったときに、さっきの話じゃ高齢者を対象にちゅうような話なんですが、こういったケースで、例えば保証人の承諾を得られれば入居も、所得とかそういうほかの条件を全てクリアしておけば、今は先ほども言ったように保証人がなかなかとれる状況でない方がだんだん増えてきているんですね。その中で、せっかく市営住宅に入居して、いい環境の中でずっと生活してきて、三人目の子供さんのときには対象外という形って保証人さんに同意を得られれば私は可能ではないかと思うんですが、その点はどうですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  承継につきましては、おっしゃるとおり、子供さんにつきましてはそこまでは基本的には現状認めていないというのが基本的な取り扱いにはなっておりますが、もちろんこれは場合によりますので、例えば極端な話、子供ではあるんですが、その方がもう六十歳以上の高齢者であるとかですね、そういった場合につきましては当然認めておりますし、またその他につきましても、本当に病気等、特別な事情がある場合につきましては子供さんでも承継のほうは認めております。  今御指摘になりました保証人の承諾という分につきましては、現状のところちょっとそこまではまだ考えたことはありませんので、今後、今の御提案の部分につきましても十分内部のほうで協議していきたいと思います。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それでは五点目、最後になりますが、今後、国もそういう方向に今進んできているということで、令和二年四月設置に向けて環境整備を行っているということです。  昨日の河野議員のですね、虐待の関係とかも非常に深刻になってきていると思います。こういった子育て世代包括支援センターが開設されることは非常に、私はいろいろ、よく高田がいい高田がいいちゅう制度に対して、お金だけ配ればいいということよりも、もっと大切な、そういった親御さんのことを考えて行っていくほうが私はもう本当に自治体の支援と考えているし、そういう方向に向かってすることが一番大事だろうと思います。  視察に行ったですね、呉市も、拠点を設けることが大事だという話をされています。  そういうことで、課長、最後、一応前向きにということの整備なんですが、今後のそういった方向性についてお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。衛藤議員の再質問にお答えをします。  今後の方向性ということでございますけども、今、私ども当市につきましては、子育て支援課内に保健師がおります母子保健係、そして保育担当がおります保育支援係、そして子育て支援全般を行います子育て支援係をもう既に配置をしておりますので、まさにこれが子育て世代の包括支援センターと言えるような部分ではなかろうかというふうに思っておりますので、私どもとしましても切れ目のない支援を行うために、来年四月からの設置に向けて、答弁でもありましたように環境整備をしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)保健師の件、人材の件なんですが、呉市は人口が二十二万六千人と宇佐市の四倍ぐらいあるんですが、そこに三十四名の保健師で充実をさせています。  宇佐市が七名ということで、今後ですね、人材確保も必要になってくると思うんですが、その点を最後にお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  この包括支援センターにつきましては、主な業務として保健師が携わるというふうになっておりますので、保健師の確保は必須だというふうに考えておりますので、今後とも保健師の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)以上で再質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、衛藤義弘議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇三分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)皆様、おはようございます。議席番号十番 後藤竜也でございます。市政一般について質問をさせていただきます。  まずその前に、もうラグビーワールドカップを終えて一カ月以上たって、だんだん熱も冷めてきたような感じがあるんですけれども、大分でも試合が行われまして、大変私も熱狂した一人であります。  ラグビーは何が感動するかというと、ほかのスポーツでは点をとった方がスポットライトを浴びるということは多々あると思うんですけれども、ラグビーの場合はトライを決めた人がスポットライトを浴びるのではなくて、とったそのチームが称賛される、一人一人が役割を果たしていくということに感動を覚えるのではないかなと思います。  何度映像を見ても、この後トライがとれるともう何度も見ているからわかっていても、見るたびに胸が熱くなるような思いがいたします。  ラグビーの選手がよく試合が終わった後に、いろんなものを犠牲にしてきたという言葉を今回でもたくさん話されておりました。それはやはり何かを得るためには犠牲にして、一生懸命努力をしたということがまた皆様の感動を生んでいるのではないかなと思います。  議場の席についていましてふと思いましたのが、ちょうどこの議場の席を見るとですね、何かまるでスクラムを組んでいるようなですね、感じがしました。  よくスクラムを組むといえば、同じチームの人が力を合わせるという意味でよく使われるんですけれども、この議会、執行におきましては、お互いががっちりスクラムを組んで、ちょうど均衡を保った状態が一番いい状態ではないかなというふうに思っております。  その中で、例えば一人でも力を抜いたりとか、ほころんでしまえば、そこから崩れてしまいます。ですので、私自身も力を緩めることなく、自分の持ち場、自分の役割をしっかり果たしていきたいというふうに思い、大きく五点に分けて質問にさせていただきます。  まず一点目、柳ヶ浦駅及び周辺整備についてであります。  現在の進捗状況についてお伺いいたします。  次に、周辺整備計画が進んでおりますが、その中核である駅舎の改修及び利用の中で不可欠と思われる売店の設置についてはどうなっているのかお伺いいたします。  次に、柳ヶ浦上拝田線から駅へのアクセス道路は徒歩利用者も多いが、街灯がありません。道路が整備される折にはそこは市道になると思いますけれども、街灯の設置を考えているのかお伺いいたします。  大きな二点目、防災、減災についてです。  まず、宇佐市で発生し得る災害で最も懸念されるのは河川の氾濫だと思われます。現在のハザードマップは十分だと考えているのか。この件に関しては、昨日、永松議員が質問をされました。私もまた永松議員から少しお知恵もいただきまして、また違った側面からこれは質問させていただきたいと思います。  今回の関東での災害時の降水量が駅館川上流に降ったと仮定した場合、たしか箱根町で約九百ミリの雨が降りましたが、その場合はどのような事態が想定されるのかお伺いいたします。  次に、ダムの放流についてであります。ダムの放流については市当局はどのような考えを持っているのか。このダムの放流についてというのは、ダムの貯水量がですね、大きくなったときに事前放流という考え方もあります。そのことについてどのように考えているのかお伺いいたします。  大きな三点目、就労についてです。  まず一点目が、人手不足があらゆる業界で深刻であります。特にニーズの高い保育士の確保に苦慮していると聞きますが、市としてサポートはできないかお伺いいたします。  二点目、一方、アラフォー世代、まさに私たちの世代、三十五歳から四十五歳前後は就職氷河期と呼ばれる時代を過ごし、全国では正規採用を希望しながら非正規で働く方々約五十万人、及び就職を希望しながらさまざまな事情により長期間求職をしていない無業者の方約四十万人と多くいるようですが、宇佐市ではどの程度把握し、対応を行っているのでしょうか。  この件に関しては、現在国も取り組んでいくということで報道も多くなされておりますが、その点についてお伺いいたします。  四項目め、シティプロモーションについて。これは宇佐市をどのように売り込んでいくかという観点からの質問であります。  一点目が、現在の事業内容と予算について。  次に二点目が、宇佐神宮との連携について。  三点目が、今後の課題と方向性についてをお伺いいたします。  五項目め、学校について。  これは以前質問させていただきましたが、一斉メールを導入してはどうかと提言いたしましたけれども、進捗状況についてお伺いいたします。  以上、一回目の質問を終わります。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、柳ヶ浦駅及び周辺整備についての一点目、現在の進捗状況についてでありますが、JR柳ヶ浦駅周辺整備につきましては、平成二十八年度に駅前広場や駅舎の改修等を定めた基本計画を策定し、昨年度より国庫補助金を活用して事業を行っております。  平成三十年度は、路線測量、用地測量、不動産鑑定等を実施し、今年度は、駅舎の実施設計、JR用地に係る測量に取り組んでおり、順次、用地買収や既設駐車場の拡幅工事に着手してまいります。  二点目、駅舎の改修及び利用の中で不可欠と思われる売店の設置についてでありますが、駅舎の改修につきましては、令和二年度より改修工事に着手し、令和三年度の完成を計画いたしております。  市としましては、JR利用者の利便性の向上に向けた店舗等の必要性を認識しており、改修計画の駅舎には売店や案内所など、多目的な利用が可能なスペースを確保しているところであります。  事業完了に合わせ供用開始ができるよう、手法等を検討してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの柳ヶ浦駅及び周辺整備についての三を建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、柳ヶ浦駅及び周辺整備についての三点目、柳ヶ浦上拝田線から駅へのアクセス道路に街灯が皆無である。道路が整備される折には街灯の設置は考えているのかについてですが、現在、県が整備中の柳ヶ浦上拝田線と市が整備中の柳ヶ浦中央線については、令和四年度末の完成を目指しているところでございます。  道路照明につきましては、道路照明施設設置基準に基づき設置を計画しており、柳ヶ浦上拝田線については、県道和気佐野線との交差点と自動車整備工場がある交差点に設置する計画と聞いております。また、柳ヶ浦中央線については、宇佐航空隊踏切と県道中津高田線の交差点に設置する計画であります。  議員御指摘の柳ヶ浦駅から航空隊踏切を通り、自動車整備工場までの区間は、現在街灯や防犯灯などの照明施設が少なく、暗い箇所があることは認識しております。  道路照明灯の光が届かない、また道路施設としての設置が困難な場所につきましては、防犯灯や見守り灯などにより設置が可能と思いますので、今後は地域の方も含め、関係機関と協議してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの防災、減災についての一を総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長の久保でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、防災、減災についての一点目の前段、宇佐市で発生し得る災害で最も懸念されるのは河川の氾濫だと思う。現在のハザードマップで十分だと考えているかについてですが、現在の洪水ハザードマップは平成二十年に作成したもので、駅館川では三十年に一度、一時間当たり三十六ミリの雨量を想定しております。  しかしながら、昨今の豪雨災害により水防法が改正されたことに伴い、県による洪水浸水想定区域の調査が行われ、想定し得る最大規模の降雨量として九州北西部地域で観測された最大降雨量をもとに、駅館川では十二時間雨量が六百九十六ミリと設定され、本年五月に洪水浸水想定域図が作成、公表されました。  市ではこれに基づき、主要河川の洪水ハザードマップを作成しているところであり、完成後は対象地域の方へ配布することとしております。  後段の今回の関東での災害時の降水量が駅館川上流に降ったと仮定した場合、どのような事態が想定されるかについてですが、今回の関東での洪水の特徴は、台風が北上しても勢力が衰えず、厚い雨雲が広い範囲に記録的な大雨を降らせ、河川の氾濫や大規模な浸水などの被害が発生いたしました。  また、山がちな地形であったことも大雨の原因になったとも言われております。さらには、複数の県をまたがって流れる長大な一級河川などでも大きな災害となりました。  本市においてはこのような一級河川はありませんし、本市におけるこのような想定はしにくいところではありますが、仮に駅館川流域において想定し得る最大規模の降雨量があった場合、洪水浸水想定域図によりますと、西側の広い範囲で床上以上の浸水が予想されております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの防災、減災についての二と、三項目めの就労についての二と、四項目めのシティプロモーションについてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、防災、減災についての二点目、ダムの放流についてですが、ダムには洪水調整を行う治水ダムと、農業用水、工業用水に利用する利水ダムの二種類があります。  駅館川流域には日出生、日指、香下、深見の四基のダムがありますが、いずれも農業用水や水道水の確保を目的とする利水ダムです。  これらのダムは、駅館川土地改良区連合により、六月中旬から十月中旬に必要な農業用水確保のため、取水及び放流管理が行われています。  ダムの放流につきましては、ダム操作規程に基づき、予備放流水位に達すると見込まれる場合は水位が上昇しないよう、流入量に応じた水量を放流する操作を行っていると伺っています。  次に三項目め、就労についての二点目、アラフォー世代の就労状況の把握と対応についてですが、平成二十九年に総務省が実施した就業構造基本調査によると、県レベルの数値ですが、いわゆる就職氷河期世代に当たる三十五歳から四十四歳の人口は約十四万三千六百人で、うち正規雇用希望の非正規労働者は四千五百人、主婦らを除き、働いていない人は五千二百人となっています。  この世代への対応として、ハローワーク大分に就職氷河期世代支援窓口を開設し、履歴書作りのサポートや面接の練習、臨床心理士による適職診断カウンセリングなどを実施しています。  また、市においては、夏に実施している企業合同就職説明会の対象者を大学生のみから、高校生やUIJターン者、アラフォー世代なども含めた対応へと拡大しています。  しかしながら、就職氷河期に就職の機会を逃したこと等により十分なキャリア形成がなされていない方を正規雇用労働者として雇い入れるには事業主の理解と協力が必要となります。  このような中、国は就職氷河期世代への支援に関する関係省庁連絡会議において就職氷河期世代支援プログラムを策定し、来年度から三年間で集中支援する方針を示しており、県や労働局、公共職業安定所などと連携して支援の周知と協力依頼に努めてまいります。  続いて四項目め、シティプロモーションについての一点目、現在の事業内容と予算についてですが、本年度の大きな観光プロモーションとしては、自然、文化、歴史、食といった魅力的かつ多様な資源を広くPRするトータル観光プロモーション事業で千五百四十八万円、観光大使やキャンペーンレディを活用した各種イベント出展のほか、国内外の商談、各種パンフレット等の作成などの情報発信強化事業で二千百七万二千円、映画やCM、テレビ番組など、さまざまな映像作品の誘致を行うフィルムコミッション事業で百十三万三千円などの予算を計上しています。  二点目、宇佐神宮との連携についてですが、宇佐神宮は市内で最も多くの方が訪れる本市の中心観光交流拠点であります。国内外のイベントや観光パンフレットなどにおいて連携して、PRや誘客に努めているところです。  政教分離の観点から連携が難しい部分もありますが、今後とも市観光協会や広域組織などとともに可能な限り連携を強化して、さらなるPRや誘客に努めてまいりたいと考えています。  三点目、今後の課題と方向性についてですが、宇佐市まち・ひと・しごと総合戦略の重要業績評価指標、KPIの市内主要施設の観光入り込み客数は、平成二十五年度の二百二十二万人から平成三十年度は二百九十二万人と大きく伸びており、一定の成果を見ているところです。  今後は東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会などのビックイベントを見据え、あらゆる施策を活用し、本市の知名度向上のための情報発信、インバウンドを含めた観光客の受け入れ体制、魅力ある観光地としての資源活用、観光振興を牽引する人材・組織、それぞれの強化を図り、シティプロモーションに努めたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの就労についての一を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、就労についての一点目、保育士の確保に苦慮していると聞くが、市としてサポートはについてですが、本年十月からの幼児教育・保育の無償化で、全国的に保育所等に入所希望の児童が増えることが想定され、保育士の争奪が激化することにより保育士不足が発生し、国の定める保育士配置の最低基準に満たないと定員に余裕があっても入所させられなくなるため、待機児童の発生が危惧されています。  本市の保育士の確保状況ですが、以前より確保は難しくなってきているといったことは聞いており、一部の園では保育士不足等で定員の見直しを考えている園も出てきている状況です。
     そこで、本市では、他市にはない独自事業として、安定した保育士等を確保することを目的に保育士確保対策事業を実施しています。本事業は、基準保育士等の数を上回って年度当初から継続的に雇用した保育士等に係る人件費の一部を補助するもので、宇佐市認可保育園・認定こども園協議会からも要望されている事業の一つであり、本年度も継続して実施しているところです。  また、さらに雇用が円滑に図られるよう、新卒の保育士等や資格を持ちながらも保育所や認定こども園に勤務していない潜在保育士等の確保に向け、市として何かできることはないか、宇佐市認可保育園・認定こども園協議会の意見もお伺いしながら調査研究しているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの学校についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  五項目め、一斉メールの導入の進捗状況はについてですが、不審者等の緊急な情報は漏れがなく、全ての保護者により早く、より確実に届けることが大切です。その意味では一斉メールは大きな利便性があるものではありますが、確実に伝わったかどうかという不安も残ります。また、メールの環境もさまざまであり、学校と保護者の十分な協議が必要と考えます。  そのような意味で、市で統一という形ではなく、学校の実情に応じて判断をしております。現在、既に導入している学校は八校と増加傾向にあり、また、今後の導入を保護者と検討している学校も数校あります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一点目から行きますが、もう何度となくですね、これは質問させていただいておりますけれども、現在の進捗状況については順調ということで、そういう認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。後藤議員の再質問にお答えいたします。  今おっしゃられたとおり、順調にですね、今推移している状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ということは、五年間で事業はもう完了できる見込みだということでよろしいですね。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  今の状況でいきますと、ただ補助金の関係であったり、今、地権者交渉も入りつつありますので、地権者の交渉等がスムーズであればスムーズにいくというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この整備計画の中で質問にあります売店のことを入れております。  この売店のことに関しては、駅のにぎわい創出、また利用者の利便性の向上、いろんな意味合いがあると思うんですけれども、以前キオスクが撤退した後に菜々彩畑が補助を得ながら運営をしていただいて、にぎわい創出という意味でも、また利便性の向上という意味でも一定の役割を果たしてきたというふうに思っております。  しかしながら、補助の額の縮小から撤退という形になり、そして新たな売店を運営する方を募集されるということで、予算を組んで募集をされました。結果として、応募者があらわれなかったということになっております。そのあたりはどのように考えておりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  売店につきましては、その経緯につきましては、商工振興を農政課が以前担当しておりましたが、私がチャレンジショップのときの担当ということでございますので、そのことについてはお答えさせていただきたいと思います。  チャレンジショップにつきましては、平成三十年の五月に募集をかけ、一カ月かけてですね、募集をかけました。  その中で、ホームページ含めての問い合わせ等は大変多くてですね、かなり手応えを感じていたんですが、最終的には一名の方が手を挙げたんですが、途中で手を下げてきたということで、大変残念ではありましたが、各商工会議所であったり皆様方の御意見を聞く中では、まず問題になった点としては、期間が二年間を切っていたということで、生業をするためには少し期間が短かったということと、やっぱりどうしても額的、乗降客とか含めての部分で少し営業的に厳しい面もあるなというふうに言われている点がですね、課題として私としても認識しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今の駅の利用者の乗降客数の現状と位置関係を考えたときにですね、そのまま何もなくて商売が成り立つかというと大変厳しいと言わざるを得ない状況ではないかなと思います。  しかしながら、市にとって柳ヶ浦駅に売店が必要なのかどうなのかという観点から考えるとですね、以前補助金を出して運営していただいていたということから、市はやはり必要だろうという判断のもとで行われていたと思うんですけれども、今回その額が減額をされて、結局最終的には手を挙げるに至らなかった、事業するには至らなかったということは、今後の宇佐市にとって本気度というか、売店が必要なんだというところが問われてくるんじゃないかなと思うわけです。  例えば、補助額がもう少し増額されればやりたいという方も当然出てくるでしょうし、それを余分な支出と考えるのか、必要な経費と考えるのかによって考え方が大きく変わってくると思うんですけれども、市にとって売店は本当に必要と思っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  都市計画サイドとしてですね、今、柳ヶ浦駅の改修工事、駅広を含めてですね、その中で市の玄関駅としての位置づけとしては、売店という市民サービス、乗降者の方へのサービスとしては絶対必要だというふうに私たちは思っておりますし、何とかここに、今スペースをとっておりますしですね、今までの売店のスペースというのは待合室の中に一角とっていた形ですが、今回の駅舎については、改修については新たなスペースとしてですね、とっておりますし、外から直接入られるような構造にもしていきたいというふうに考えていますので、そういったことでは市の考えとしてはですね、前向きというか、絶対必要だという考えでの設計だというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今後、今から駅舎の改修に令和二年から入っていくということで、そうなればその間はなかなか売店を設置するのが難しい状況になってくるのかなというふうには思うんですけれども、先を見据えて、私はこの駅舎の改修においては、にぎわいを作るためには売店は必ず必要だと、不可欠なものだというふうに思っております。  ですので、今、部長から前向きな答弁をいただきましたので、ここはですね、今後どのような人の流れになるのか、改修によって流れも変わってくるであろうと思われるんですけれども、やはり市が多少なりとも支援を継続していかなければそのにぎわいは作れないというふうに考えますので、そこは強く進めていただきたいと思います。  次にですね、この周辺整備に関して、もう一つ大事なのはですね、ハードの整備も大事なんですけれども、ソフトの面での整備も大変重要ではないかなというふうに考えるわけであります。  といいますのが、これは交通体系のことにもかかわってくるんですけれども、ウサノピアのですね、指定管理者が変わってから大変多くのイベント等が開催されて、市の方も喜んでおりますし、県外から市外から多くの方がいらっしゃっています。  つい先日、また大きなコンサートがありまして、私はちょうどそのときにですね、駅周辺を通っていることがあったらですね、駅前で大きなスーツケースを持って、ずっとタクシーも何もなく、バスも何もなく、待ちぼうけでさまよっている方がいらっしゃるのを何人も見かけました。  そういった面でですね、今後、玄関駅として整備されていくわけですので、中心部と結ぶこのソフトの面、バス路線、公共交通、これをどういうふうに考えていくかというのが大変重要になってくると思いますが、そのあたりどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。  公共交通についてですが、今おっしゃるように、JR便とバス路線の接続便数も含めて満足いくような形ではないというふうな認識を持っていて、あくまで利用実態によってですね、今バス会社のほうも利用者がいないと当然走らせてくれないわけですので、これはどっちが先かというような話にもなると思うんですけども、整備された柳ヶ浦駅がバス路線がないために宝の持ち腐れじゃないですけども、せっかく整備したのが利用がうまくいかない、そういったことがないようにはですね、当然バス会社等の協力が必要ですので、今、路線バスも含めて運転手不足の分もあります。  ですから、やみくもに増やしてください増やしてくださいと言っても実現するものではないんですけども、そういった協議はしたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今、課長がおっしゃったように、どちらが先かという話で、整備がされたら常にその路線があるという安心感からか利用される可能性もあるし、もしくは整備されてもそこまで利用されない可能性も当然あるので、大変難しい判断ではあると思うんですけれども、今後高齢化も進んでいき、車の免許を返納される方も出てくることも十分考えられていきます。多くの方がですね。  そういったときに公共交通、地方ではもうそれも限りはあるんですけれども、できる限りの身の丈に合った整備をしていくというのも大変大事であると思います。  また、宇佐市内で全て完結すればいいんですけれども、少なからずですね、宇佐市だけで働いて、宇佐だけで学んでということも現状では今難しい状況にあると思います。宇佐市に住んで、大分市内、もしくは北九州方面に働きに行く方もいれば通学される方もいらっしゃいます。  そういったときに、中心部であってもアクセスがしやすい、宇佐市の場合はほかの市と違うところが中心部と駅が離れているという弱点というか、そういう側面もありますので、そこは市が考慮しなければならない問題であると思いますので、そこはぜひ今後前向きな検討課題として取り組んでいただきたいと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。  次に参ります。次に、防災、減災についてであります。  昨日、永松議員も水防法のこと、河川の氾濫のことについて質問をされました。宇佐市内においては、先日の関東であったようなものは想定しにくいというような回答もありますけれども、今各地でですね、五十年に一度と言われるような大雨が五十年に一度ではなくて、同じ場所ではないんでしょうけど、年に何回も各地で起こっております。それは地形によるものもあるんでしょうけれども、必ずしもそうとも言い切れないというところもあると思います。  実際に西日本豪雨のときは宇佐でも大変多くの雨量があって、駅館川も大幅に増水したんではないかと思うんですけれども、今ハザードマップを作り直しているということでしたけれども、いつごろ完成する予定でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えします。  今現在、洪水ハザードマップとして宇佐市で作っているものは平成二十年に作成をしたものであります。今現在、作っておりますけども、今回は平成二十七年の水防法の改正がありまして、県のほうで浸水想定域というのを調査をしました。その調査結果が今年の五月の末に出ましたので、県のほうではそれを公表しております。  市のほうではその地図を受けまして、今現在それに対応したハザードマップを作っております。それは今年度中にでき上がる予定にしておりますので、来年度の早いうちには該当する市民の皆様方へお配りをしたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この河川の氾濫というのは、皆様もよくテレビ報道等でですね、見られて、そしてとんでもないような被害が起きていることを認識をされているんだろうと思います。  宇佐市もですね、この駅館川というのはもう今は治水も済んで、護岸工事も済んで、氾濫というのはほとんどないんだろうと思うんですけれども、以前は駅館川は厄介川と言われていたというような話も年配の方から聞いたこともあります。それほど多くの氾濫を繰り返してきた川であるというふうに思っております。  この駅館川の護岸工事といいますか、樹木の伐採とかですね、河床の掘削とか、いろんな面で今、県が取り組んでいただいておりますけれども、減災するべくですね、今後もしっかりと取り組んでいただきたいなと思います。  また、現状のこのハザードマップを見ても、かなり広い地域で浸水が想定されているというようなところであります。土地がですね、低い地域もありますので。  ただ、これを一回作ってですね、配ったからといって、皆さんがすぐ認識をしてもらえるかというと、なかなか、そのときはわかっても、そういえばあの紙どこに行ったかなとかですね、ここはどうだったかなと、記憶はどんどん薄れていくものですので、これは宇佐市でも十分起き得る災害だということを危機管理課が先頭に立ってですね、告知をして、認識をしていただく努力を今後とも行っていただきたいなと思うわけであります。  それと、ダムの放流についてなんですが、宇佐市の場合は利水ダムであるということであります。実際に今年の夏もそうだったんですけど、ダムを放流するどころかもうダムの貯水量が少なくて、農業用水が足りないんじゃないかというような状況であったと。  そういった中で、仮に雨が降るかどうかわからない状況で、仮に台風が来るとしても、もし降らなかったときのことを考えて事前放流は難しいということは十分もう認識はしているんですけれども、実際、今回関東で起きたときには、事前放流していればというような話も多く聞かれました。  事前放流するためには取り決めをしていなければ、特に利水ダムは水利権の問題がありますので勝手に流すことはできないと。取り決めをしていなければできないということで、実際に関東ではその取り決めをしているところが一割にも満たなかったということだと聞きました。  宇佐の場合はですね、現状を考えると事前放流というところになかなか至らないのかもしれないんですけれども、以前あった西日本豪雨のときのようなですね、大雨があったときにじゃあどうするのか、そういった場合の条件を設けてですね、取り決めをするということ、話し合いをするということは進めていくべきではないかと、常にそういう農業用水が足りないという状況ではなくて、年によってはもう貯水量が多い、今後も雨量が多いことが予想されるということも想定してですね、万が一のときのために備えるのも防災、減災の一つだと思いますので、そこはどのようにお考えかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。後藤議員の再質問にお答えいたします。  ダムの事前放流についてで、宇佐市の駅館川流域にある四つのダムが全て利水ダムということで、やはり利用者の協力は必要不可欠であると考えております。  そういった中で、事前放流を行うためにはダムの操作も行わなければなりません。このダムの操作というものは河川法に基づいて、駅館川の管理者であります大分県のほうにダム操作規程という規程を出して、承認をいただいているところでございます。  その中で操作を行っておりますので、その操作規程自体に事前放流という項目が現在ございませんので、そこら辺の協議も九州農政局と一緒に協議をしていく必要もあると考えております。そういった中で、当然利水者からの承諾というものも必要になってくるとは認識しております。  と同時に、現在、先般の関東での被害を受けまして、国のほうも今そういったことについて、既存ダムの洪水調整機能強化に向けた検討会議というのを開催しております。そういった中で関係機関との協議が整えば、また農水省、農政局を通じていろんな協議を行っていくことになってくると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)前向きな答弁、ありがとうございます。  今はもう、昨日、永松議員もおっしゃいましたけれども、危険な状態になる河川の水位に関しても四年で五・七倍に増えていると。また、関東に以前までは直接台風が行くことなんてほとんどなかったような状況も、昔は九州に直撃したものがだんだん上に上がっていっているような印象も受けます。  また、とれる魚も東北のほうでイワシがたくさんとれたりとかですね、何か若干北のほうに温暖化の影響か、移動していっているような感じも受けますし、この雨の量もですね、大変今までとは変わってきているので、備えあれば憂いなしという言葉のようにですね、そういった想定は今もしていると思うんですけれども、今後はより一層していただきたいなと思います。  もう一点、これは危機管理課に伺いたいんですけれども、ダムの放流については放流する際に一気に水量が増えるわけですけれども、どのような告知をされているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)ダムの放流の関係につきましても、ダム操作規程のほうにうたわれておりまして、一時間前にはサイレン等で下流の住民の方にはお知らせをするという規程になっておりますので、その操作規程に基づいて事前通知を行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この放流の際のサイレンに関してなんですけど、よくわかっている方とそうでない方、また、以前一度指摘があったのがですね、どちらかといえば下流のほうで貝をとったりとかですね、している方が、下流のほうまでは告知がなくて、急に水量が増えて溺れそうになったと、大変危険だということを聞きまして、今後改善していくというような話がありました。  サイレンを含めて、もう少し告知もまた工夫をしていただいてですね、ダムの放流のときには間違いなくこのように水量が増えるんだということがわかるようにまた徹底をしていただきたいと思います。  次に参ります。就労についてでありますが、保育士に関して、先日、介護の方に関しては宇佐市が独自の施策ということで県の先頭に立ってやる、すばらしいことだなと思います。今、議案に出ておりますけれども。  保育士に関してもですね、今、確保が大変厳しいというふうに聞いております。宇佐市も独自の対策も行っているということですが、私が関係者に聞いたところですね、保育士の確保に関しては、大分市内のほうに確保に行ったり、また福岡方面に行ったりしているそうなんですけれども、一つ大きな保育士不足の要因で考えられるのは、高校のときの進路指導も影響しているというような話も聞きました。  といいますのが、高校生が将来の進路を決めるときに、例えば保育業界に進みたいと言ったら、進路指導の先生が、いや待遇が、今はもう待遇は処遇改善もあってよくなってきているんですが、保育所よりもほかの業界のほうがいいんじゃないかというふうに勧められて、そちらのほうに進まなかったという事例が多々あるというふうに採用の方から伺いました。  ですので、実際に大学ないし短大に行かれている方は、もう教育課程において保育士に進むというふうに方向性がある程度決まっているんだと思うんですけれども、高校の段階ではそういう段階にまだない状況で進路指導からそういうことを言われるというのは好ましいことではないなというふうに思いますので、今、介護士の方、もしくは保育士の方含めてですね、あらゆる選択肢がある中で、進路指導の方にもそういったことがないようにというか、言い方は難しいんですけど、宇佐市としても何か支援できるような、アドバイスできるようなことを何か取り組んでいただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  進路指導の件でございますけども、保育士の賃金が安いということでほかの仕事にというようなお話でございましたけども、先ほど後藤議員もおっしゃったとおり、賃金自体は国も力を入れておりまして、処遇改善を行っております。
     以前に比べてはかなり改善されたものと思いますし、仕事の中身につきましても、小さな子供さんが対象ですので確かに大変な仕事ではございますけども、やりがいがある仕事だと思います。  また、保育士につきましては国家資格が必要となりますので、必要な大学で学び、また卒業し、資格を得る必要がありますので、まず行く前の段階から、進路の段階で子供たちの芽を摘むということは非常に残念だというふうに思っております。  ですので、私どもとしてできることは、高校等に伺って正確な情報を伝えるということや、以前、園長会のほうで高校に出向きまして、進路指導の際に園長先生が講習に行った経緯もございますので、園長会とも相談しながら、どういうことができるかということはまた協議してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ぜひ前向きにお願いいたします。  次に行きます。就労についてであります。  アラフォー世代のことに関して、これは今、全国的にも有名なのは宝塚市がこの世代に限って採用したらすごい倍率だったと。有名なのは宝塚市なんですけれども、それ以外でもですね、多くの県や市で取り組まれております。  私が聞いた分だと、愛知県や同じ兵庫県の加西市、三田市、千葉の鎌ケ谷といったいろんなところでですね、このアラフォー世代の正規採用、公務員の採用を行っているということであります。  現状はですね、宇佐市も社会人枠というものがあると思いますけれども、実際ほかの企業も含めて、社会人枠といってもどちらかといえば三十代前半ぐらいまでと、一般的には三十五歳以下の求人が多いんではないかなというふうに思うんですけれども、今、国も率先してそこをやっていくということで、国家公務員に関してもその世代を対象にやっていくというような方向性を示しておりますけれども、宇佐市ではそのあたりは検討はできるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  まず、職員採用につきましては、まずは優秀な人材の確保を一義的に考えておるところでございます。  受験資格の年齢制限につきましては、一般事務職につきましては現状二十七歳以下、専門職、土木技術者、あるいは建築技術者等はなかなか人材の確保が難しいというところから、現状では三十五歳以下というところでさせていただいているようなところでございます。  先般十月に総務省のほうから、いわゆる就職氷河期世代の支援を目的としてですね、受験年齢の引き上げ、あるいは経歴の不問、そういった中途採用の試験の実施ということで通知がされたわけではございますが、いざ中途採用というふうになればですね、そういった方々の能力をですね、どういった形で発揮をしていただくか、市民サービスに還元をしていただくかというようなこともございますし、人件費等もございますので総枠は変えられないというような状況でですね、余剰人員の採用ということは非常に困難だというところで、そうなるとですね、逆に市内の若者世代の流出ということも考えられ得るというような課題もございますので、そういった形での中途採用についてはですね、国、あるいは県、県内他市等の動向も注視しつつも、やはり慎重な対応、判断が求められるというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)現状は今の回答でよくわかりました。ただ、国や県が進めていくということであれば、そのあたりも検討していくということだと思いますので、実際にですね、他市もそんな大きい町ばかりがやっているわけではないので、宇佐市がじゃあそれで無理なのかといったらそういったこともないと思いますから、十分に検討した上でですね、できる範囲で、そこを実際に募集をかけるのかどうかはまた判断が必要だと思いますけれども、前向きに考えていただきたいなというところであります。  同時に、アラフォー世代はこの求職に関してだけではなくて、これは経済部、総務部だけではなくて、福祉のほうもですね、大いにかかわってくることではないかなと思います。  といいますのは、八〇五〇問題とかですね、ひきこもりの方も多くいらっしゃると。実際に、無業の方の中で実際に就職活動をしようとしていない方も大変多くの方がいらっしゃると思いますけれども、そういった把握というのは福祉のほうはどのようにされているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)福祉課の奥野でございます。再質問にお答えいたします。  無業の方、いわゆるひきこもりという方がいらっしゃいます。例えば、ふだんは家にいるが、自分の趣味とかコンビニなどに行くときだけ外出して、あとは家にいるというような方々がこのひきこもりというようなことで定義されるわけですけども、宇佐市のひきこもりの方の数につきましては、内閣府のほうが生活状況に関する調査ということで、平成三十年に四十歳から六十四歳を対象としまして全国で調査をかけております。  また、若者に関しましては、同じく内閣府が若者の生活に関する調査報告書という報告の中で、十五歳から三十九歳までの方々に対しての調査をしてございます。これは平成二十七年の調査でございます。  それぞれ全国調査で行われたものの、こうした家からなかなか出られない方の割合というのがございまして、その割合に宇佐市の人口を掛けまして推計をして、このくらいの数がいらっしゃるだろうということで福祉保健部のほうでは考えている数字がございまして、これが本年十一月一日時点の人口で推計をいたしますと、十五から三十九歳の方々の中で約百九十人、それから四十から六十四歳の方々の中で約二百五十人がそうしたひきこもりの状態にある方ではないかという推計で考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今、推計の数字ではありますけれども、少なくない人数の方々が宇佐市にも恐らくおられるだろうということであります。  この問題に関しては大変デリケートな問題といいますか、無理やり連れ出すということもできないですし、本人が実際にその気にならなければ前に踏み出すことができない、働き出すこともできないわけですが、ここに関しては家族に対してのアプローチ、直接本人とはなかなか難しい部分があるのかもしれないんですけれども、家族に対してアプローチ、また相談できる体制、窓口が必要だと思いますので、そのあたりはですね、今既にもう取り組もうとしていることですので、何らかの告知を今以上にですね、取り組んでいただきたいなと思うところであります。  次に移ります。シティプロモーションについてでございます。  このシティプロモーションについて、これは宇佐市の売り出しというか、知名度の向上をぜひ行っていただきたいということなんですけれども、現状でも約三千数百万円、四千万円近くの費用をかけて各種プロモーション事業を行っているということであります。  私もですね、全国組織のですね、以前、辛島議員も所属されていて、今はOBなんですけど、若手市議の会というのがあって、全国各地の方とお会いすることがあります。  そういったときに名刺を交換するとですね、こんな市あったのかなというような市の方とよくお会いします。皆さんが知っている市もあれば、実際こんな市あったんだというところもあって、それが人口は決して少なくないような市であったりとかいうことも多々あります。  でも逆にですね、人口がそう多くなくても全国的に名前が通ったような市も多くあります。例えば、近くで言えばですね、宇佐市と同規模の伊万里なんかいう町は全国的にも名前が通っているんじゃないかなと思いますし、またその横の有田町とか、秋田のほうでは横手、これは焼きそばが有名ですけど、横手とかですね、そんな大きい町でなくても、これはうまくプロモーションができているんだろうと思うわけであります。  宇佐市においては、もう皆さんも御存じのとおり、宇佐神宮という全国でも有名な神社がありますけれども、じゃあ多くの世代に知られているかと考えるとですね、当然歴史に詳しい方は十分知っているという方もいらっしゃいますけども、宇佐どこ、知らないという方も意外と多いのが現状であります。  そういったときに、ぜひこのシティプロモーション、今も一生懸命取り組まれているとは思うんですけれども、今以上にですね、特定の世代だけではなくて、全世代に対して宇佐市の名前を売り込んでもらいたいなと思うわけであります。  例えばですね、いろんな取り組みがあると思うんですけれども、一つは、これは以前、日経新聞に出ていたんですけど、橿原市がですね、ロッチ中岡さんが観光大使らしいんですけれども、シンポジウムでこの橿原の神宮に対してアピールしていると、シンポジウムをするというような企画がありました。  ふだんそういう歴史に、当然興味ある方もいらっしゃるんでしょうけど、そうじゃない若い世代の方も興味を持ってもらえる一つのきっかけになるのではないかなという企画として、私はいい企画だなと思いました。  このシンポジウムに限らずですね、年配の方だけ、例えば中年層だけではなくて、若い世代、あらゆる世代にですね、いろんな宇佐の魅力を知ってもらうためにそういう芸能人の方を使ったりとかすることも一つの手ではないかなというふうに思うわけであります。  この宇佐神宮の連携についてということに関してですが、これはもう高橋議員や井本議員が言う中で、私が言うのもどうかというところもあるんですけれども、宇佐市の観光といえば宇佐神宮がやはり中心になってくると思いますので、ここをやはり、政教分離の観点があるということですけれども、ぜひここはもう何とか利用してですね、売り込んでもらいたいなと思います。  宇佐神宮に関しては、今、「カチがあるまち宇佐」、若干ちょっと価値もある、勝ちもあるということでアピールしているんですけれども、もうちょっとですね、踏み込んでいってもいいんじゃないかなと思うところもあります。  実際に、明確にわかりやすいほうが人はイメージとして捉えやすいんではないかなと思うんです。出雲神社、出雲大社といえば縁結びの神様だなと、太宰府、学問の神様だなというような形でですね、宇佐神宮、宇佐八幡といったらどんな神様かと、一瞬あれどんな神様なんだろうということじゃなくて、勝ちの神様なんだ、戦の神様なんだ、勝負の神様なんだというようなことをはっきり打ち出していってですね、一つのこれは案なんですけれども、例えばサッカーでもいろんな競技でもいいんですけど、来年大分で日本代表ラグビーがイングランドとするというような報道もありましたけれども、そこに何とかコネクションでアピールしてですね、神宮に、大分にせっかく来られるんですから必勝祈願をしてもらうと、それを記事にしてもらう。  CMを流せば何千万円というお金がかかりますけれども、記事にしてもらう、テレビの報道に出してもらうということで大きな報道効果が得られる、CMの効果が得られるんじゃないかなと思うわけであります。  また、そういうスポーツだけじゃなくてですね、これはいいのか悪いのかちょっとわかりませんけど、例えば競馬の必勝祈願に、宇佐神宮に行ったら勝てるんじゃないかとかですね、部活の必勝祈願、例えば全国でも有名な部活に、全国制覇を目指して東福岡が宇佐神宮に参りに来たとかですね、東九州龍谷が全日本バレーの優勝を目指して宇佐神宮に祈願に来たというようなことを、これはもう普通にお願いしてもなかなか、もしかしたら参ってこられているかもしれないんですけど、これを記事にしてもらえるような取り組みというのも非常に大事じゃないかなと。  そうすることによってイメージを、一回二回するだけじゃなかなかイメージに植えつけることができませんので、これはもう何回も何回もやることによって、宇佐に行けば勝てる神様なんだということを全国に何とか広めればですね、この宇佐市の規模であっても、全国で宇佐市といったら知らない人いないよねというような町になっていくんじゃないかなと思います。  日ごろからですね、市長もアピールを宇佐市のプロモーションに関していろんな各地に出向いてされていると思いますけれども、ここに関して、ぜひ今後の宇佐市を売り込むという面で市長に一言いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)後藤議員の再質問にお答えをいたします。  今、後藤議員からですね、いいヒントをたくさんいただきました。勝負の関係につきましては、若い世代向けということであれば、先般、関ジャニが来ましたよね。あのときに関ジャニの方がわざわざ神宮に参って……。 ◯議長(衛藤博幸君)簡潔にお願いします。 ◯市長(是永修治君)済みません。たくさんSNSで発信しています。  勝ちの分については、いろいろ働きかけてみたいと思います。  以上です。 ◯十番(後藤竜也君)ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時二十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十九分               ──────────────                 再開 午後一時二十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  六番 川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)皆さん、改めましてこんにちは。本当に多くの方が傍聴に見えてくださり、大変ありがとうございます。精いっぱい一般質問をしていきたいと思います。  いよいよこの伝統ある議場もこの十二月議会で最後を迎えることとなりました。全てのものには必ず終わりがあって、出会いがあれば別れがあります。  この九月議会が終わってから十二月議会までの間、非常に自分にとってつらい別れがありました。初代の後援会長が亡くなられました。最後まで約束を守ってくださいました。死ぬときまで俺はお前を応援するからな、そう言いながら握った握手の力は最後まで変わることはありませんでした。  そのときを考えたときに、自分もいつ死ぬかわからない身ということを改めて考えさせられました。  人が生きていくということと死ぬということは別のものではありません。どこか先に死があって、その死に向かって私たちは歩いているのではなくて、今このときでさえ死ぬ可能性もある。  そう考えたときに、今回の十二月議会の一般質問は、私が今まで思いはあるものの言えなかった、言うことができなかった、なぜならば、皆さんがもし誤解をされたとすれば私自身の身を滅ぼすことになると思ったからです。  ただ、後援会長が最後に力をくれましたので自信を持って、今日傍聴に見えてくださった皆さん方と一緒に、そして議員の皆さん方と一緒に一般質問に臨みたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、一項目め、地域のためにの一点目、四日市門前町まちづくり推進協議会では、区長を中心に地域の防災マップ作りを行っている。その中でハザードマップは大変重要な役割を果たしているが、ハザードマップの基準を見直すと聞く。具体的な基準の見直し内容と、それに伴う課題や解決策は。  二点目、地域の財産を大切にしようと、地域の方々で響山公園周辺の清掃作業を年に二回行っているが、市道響山公園線の傷みが激しい。早急な改善をするとともに、人が集まる公園としていくために、さらに公園をよりよくしていく計画は。  三点目、宇佐市への移住者に特徴はあるか。また、今後の課題と対策は。  二項目め、子供たちのためにの一点目、宇佐市公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会ではどのような課題が挙げられ、対応がとられているのか。  二点目、中一プロブレムに関しての宇佐市の現状と課題は。また、どのような方針で対策を行っているか。  三点目、全ての小中学校にエアコンが整備されたことで、夏休みについての協議がどのように行われているか。  四点目、市内の高校に通学するための手段としてコミュニティバスは重要な役割を果たすことができると思われるが、現状と今後の方針は。  以上、一回目の質問を終わります。明瞭簡潔な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、地域のためにの三点目、宇佐市への移住者に特徴はあるか。また、今後の課題と対策はについてでありますが、市の移住支援制度の利用者は、過去三年間で毎年百人を超える実績となっております。  平成三十年度の実績は四十七世帯百十五人で、このうち県外移住世帯が約五七%、県内移住世帯が約四三%、Uターン世帯が約三八%、Iターン世帯が約六二%で、子育て世帯は全体の約三二%という割合になっております。  また、制度利用を見ると、新築または新築購入は少なく、空き家の改修や賃貸など、空き家を利用する方が圧倒的に多く、世帯主の年代別では五十代以下が七割以上を占めるなどが特徴となっております。  人口減少、少子化が進行していく中、今後の持続可能な地域社会構築のためには、子育て世帯等の若い世代のUIターン者の増大や過疎化が進展する市内周辺地域への移住促進などの施策が課題と考えております。  そのような中、新たな取り組みとして、本年六月から都営地下鉄浅草線に移住を呼びかける車内広告を掲載しており、実際に移住相談が数件寄せられているところであります。  今後も他市の先進的事例の調査研究に努め、住環境、就労環境、子育て支援や教育環境の整備など、住みたいまち、住み続けたいまちに選ばれるような施策に取り組んでまいります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの子供たちのためにの一を教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、こんにちは。教育長の竹内でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、子供たちのためにの一点目、公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会ではどのような課題が挙げられ、対応がとられているのかについてですが、本委員会は、学識経験者、市民の代表者、学校教育関係者等、委員二十人以内で組織され、市が設置した公立学校の適正規模及び適正配置等に関し、調査研究及び検討をし、その結果を教育委員会に報告することとなっています。  学校施設については、老朽化や小規模校化が進行する中で、令和二年度中に一棟ごとの長寿命化計画を策定することが国から求められています。  そのため、本市における小中学校の適正な規模や考え方を示す基本的方針を本委員会において改めて確認をしているところでございます。  本年度はこれまでに二回委員会を開催し、本市の学校施設の現状や今後の児童数の推移のほか、学校の適正規模、適正配置に関する県内各市の取り組み状況の調査結果や小規模特認校制度などを説明し、各委員より御意見をいただいているところでございます。  今後も本市の実情に応じた小中学校の適正規模に関する基本的な考え方について、これまでの学校規模等のあり方を尊重しながら慎重に議論を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの地域のためにの一と、二項目めの子供たちのためにの四を総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長 久保でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、地域のためにの一点目、ハザードマップの具体的な基準の見直し内容と、それに伴う課題や解決策についてですが、四日市地域で地域の皆様がハザードマップを作ることは、一般的な危険箇所に加え、地域の方しかわからないような危険箇所も記入されます。これにより地域の防災力の向上や地域住民の避難行動に大いに資する取り組みとなります。  現在、本市におきましては、平成二十九年度から土砂災害ハザードマップを、また洪水ハザードマップを今年度作成しております。  特に洪水ハザードマップにつきましては、昨今の豪雨災害により水防法が改正され、県による洪水浸水想定区域の調査が行われ、想定し得る最大規模の降雨量に基づき、本年五月に新たな洪水浸水想定域図が作成されたことによるものであります。
     課題といたしましては、新たな浸水想定域内の指定避難所の対応であり、事前の気象予報等で猛烈な降雨が見込まれる場合は浸水想定域外の避難所へ誘導しますが、緊急の場合、そこが学校の体育館のときは校舎の二階以上に避難することなどを考えております。  また、高台にある企業などが緊急時の一時避難場所として社屋の一部を提供していただけないかなどの打診も考えているところであります。  次に二項目め、子供たちのためにの四点目、市内の高校に通学するための手段の現状と今後の方針はについてですが、市内には公立学校三校、私立学校一校がありますが、令和元年度の通学手段の状況は、自転車・徒歩が約六四%、バスが約五%、JRが約一二%、バイクが五%、その他、保護者等による送迎が約一四%と聞いております。  市が運行しているコミュニティバスにつきましては、公共交通空白地域の高齢者等の日常生活の移動手段として、主に買い物や病院等へ行くために御利用いただいております。  現在、高校生の通学手段としてコミュニティバスによる実証運行を実施しておりますが、これは本年十月からの路線バスの一部廃止、減便に伴い、コミュニティバスの見直しを行う中で、バス会社が運行するコミュニティバスの空き時間を活用し、朝と夕方、主に高校生を対象として運行しているものであります。  当該路線につきましては、市長と市内高等学校校長懇談会でも要望があったもので、今回の路線見直しにより実現いたしました。  今後、高校生の利用状況の把握や市教育委員会と中学生の情報を共有しながら、交通弱者の移動手段として、また、高校生市外流出防止の一つのツールとして活用できるよう、本格運用に向けた研究を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの地域のためにの二を建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、地域のためにの二点目、地域の方々で響山公園周辺の清掃作業を行っているが、市道響山公園線の傷みが激しい。早急な改善をするとともに、さらに公園をよりよくしていく計画はについてですが、響山地区公園は、四日市市街地を望む位置にある市民の憩いの場として多くの方々に利用されている都市公園です。  これまでアジサイの植栽や公園周辺の清掃活動など、地域住民の協力をいただきながら、また、市では定期的な草刈りや清掃を実施し、公園内の美化並びに景観の向上に努めております。  議員御指摘の市道響山公園線の損傷についてですが、市道響山公園線は延長約九百六十六メートルあり、小菊の池を囲むような道路となっております。公園駐車場への進入路として利用されているほか、池のほとりにある墓地へお参りに訪れる方が利用されている状況です。  現地を確認したところ、福祉施設の周辺において特に老朽化が進行している路面が百メートル程度あることを確認しましたので、補修工法の調査を行い、早急に対応を図ってまいります。  今後も公園の魅力アップに向けて、公園の頂上から東西別院や四日市市街地の良好な景観が望めるように支障木の伐採など、公園の景観と公園利用者の利便性の向上に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの子供たちのためにの二と三を教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子供たちのためにの二点目、中一プロブレムに関しての宇佐市の現状と課題は。また、どのような方針で対策を行っているかについてですが、中一プロブレムは、児童が小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へ移行する段階で不登校等が増加することであります。  宇佐市の現状としましては、中学校の不登校が全て中一プロブレムによるものであるとは言えませんが、平成三十年度調査では二十六人でした。  対策としましては、現在、小中学校間の連携のもと、学習・生活の決まりを設定するなど、学校生活での困りを解消するとともに、小中学校間での授業観察や小学校高学年の教科担任制の導入により、九年間を見通した系統的、継続的な学校教育を進めております。  あわせて、中学校一年生での三十人学級編成や習熟度別学習等、中学校一年生に対するきめ細かい指導の充実により、円滑な接続を図っております。  また、中学校を拠点としてスクールカウンセラーを配置することで心のケアを充実させております。  三点目、全ての小中学校にエアコンが整備されたことで夏休みについての議論がどのように行われているかについてですが、授業時数の確保のため、夏休みを短くする動きが県内で広がっていると承知しております。  市教育委員会としましては、個に応じたきめ細かい指導の充実やゆとりある授業時数の確保、また弾力性のある教育課程の実施等のためには夏休みを短くすることも選択肢の一つと捉えています。  現在、校長会や市PTA連合会等とよりよい方向性を協議しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  六番 川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)明確な答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問を行っていきたいと思います。  一項目一点目、ハザードマップについてですが、まずその大前提としてですね、一般的に雨水の排水路、いわゆる側溝は時間雨量何ミリを想定しているのか教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。川谷議員の再質問にお答えいたします。  通常、道路の側溝等につきましては、道路法の構造令という指針がございまして、通常三年で計算をしております。重要な路線等については五年十年といった形で、五年から十年で排水計画を求めるようになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)例えば、時間雨量何ミリの雨が降ったときにその側溝が対応できるかどうかを教えてもらえますか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)通常ですね、地域ごとに過去の雨量を算出させていただいております。そういった中で、各地域ごとで断面は変わるんですが、通常、時間六十ミリではけるような形で計算をさせていただいておるところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ありがとうございます。じゃあ、今回のハザードマップの見直しでは、河川の氾濫というのが主なものだと思いますが、そこでの時間雨量はどの程度が想定されているか教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えします。  時間雨量ということでありますが、今回は想定し得る最大雨量ということで設定をされております。九州の北西部の中でこれまで過去に最大に降った分を駅館川の流域面積に当てはめまして、県のほうで計算をしておりますけども、十二時間に六百九十六ミリで想定をしております。これはおよそ千年に一回というような分であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)十二時間で六百九十六ミリということをちょっと暗算すると、間違えていたら済いません、一時間に約五十八ミリ平均したら振るのかなというふうに思うところで、そう考えたときに、恐らく道路の側溝はどうにか排水をし切るものかなと思いますが、土木課としてはどういうふうに考えていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  一時間に六十ミリというのは瞬間降雨量でございまして、先ほど言いました十二時間の六百九十六ミリ、これにつきましては最大でございまして、通常、時間雨量と十二時間ではかなり違います。ですから、結果で言いますと、今の現在の側溝では当然はけません。  はけませんので、今回、県のほうが想定図を今公表しておりますけども、ホームページ等でも見れますので、そういった中で、例えば四日市であれば五十センチほどつかるエリアが若干町なかでございます。そういったのもございますので、そういったのを見たときに、今後どういった逃げ方をするか、そういったものを今後協議していただければと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)じゃあ、自分の今までの、今回ハザードマップに関して皆さん、多くの議員さん方が質問しているんですが、県は河川の氾濫についての浸水を想定しているだけではなくて、そういった大雨、例えばゲリラ豪雨であったりとか、そういったものの浸水まで想定されているということでよいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  水防法が改正されたということを何度も説明させていただいていると思います。今まではそういった内容で、駅館川の場合は三十年に一度の最大降雨量で計算をして、一時間当たり三十六ミリといった形で、降った場合には今の堤防の高さを考えて工事等をさせていただいているところがあるんですが、それが近年の豪雨で非常に多く降ったときには今の堤防ではもう抑え切れないと、そうしたときに越流をして出たときに、決壊したときにどの範囲がどの高さ浸水するか。  先ほど言いました四日市では五十センチですけども、例えば五メーター浸水するところがあったりしますので、そういったときには浅いところの場合には垂直避難といって二階に逃げる、そして逆に五メーターもつかれば二階に上がってもだめなので、水平避難といって横向きに逃げる、そういった対策をとってくださいということで、今マップのほうを作っていただいているということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)わかりました。ありがとうございます。  ということは、まずはハザードマップを作って、ハード的な面はすぐには整備ができないので、まずは皆さんで避難経路の確認やどうやって命を守る行動をとるかというのを地域の方々で話し合ってくださいねというきっかけに今回なるといいなということでよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  まさにそのとおりであります。今回、そういう洪水ハザードマップを作りますけども、要は地域の皆様方が自分たちの住む地域にはどんな危険があるのか、また、そういう危険があったときにはどういう経路で逃げて避難所に行くのか、そういうのを常日ごろから、自分の命は自分で守るですけども、自分で考えておく、家族と話をしておく、地域の皆さん方と話をしておくということが非常に大事であります。  ですから、昨日も吉田議員が長洲のほうで避難訓練をしたというふうにお話がありましたけども、やはりそういう日ごろの積み重ねが避難訓練につながっていって、いざというときに役に立つと思っておりますので、やっぱり地域のそういった防災マップなどは非常に大事だと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)今、四日市の門前町まちづくり推進協議会では、商店街を中心とした区長さん方が一緒になってですね、ハザードマップを作ろうということで、先日から勉強を行っているところです。  その中で、四日市コミュニティセンターが今避難場所なんですが、あそこの裏の川というか、平田水路ですけれど、がいつも氾濫をしかける、実際、前回少し裏の家では浸水があったので、さんさん館等に避難場所を動かしたほうがいいんじゃないのかというような議論もそこで出ました。もう一旦、地区のそういった区長さん方から要望があれば真摯に対応していただければなというふうに思うところです。  実はですね、このハザードマップを皆さん質問されているんですが、もう一つ違う観点、見方から御質問させていただければなと思うんですが、平成二十七年十二月議会の後藤議員の農振除外に関する一般質問だったんですが、この再質問の回答の中で市長が次のように答えているんですね。  「昔の周防灘総合開発があって、宇佐市の人口が十万人を目指していっているというですね、大きな将来構想のもとに色塗りがされております」。要は都市計画のことですね。  「都市計画法というのは非常に強い法律なんですね。そのために、用途区域を設定するにはきちっとした調査をし、色塗りをしたときに、ちゃんと皆さんにお見せをし、公聴会も開きといういろんなプロセスを経て決めているんですよね。  で、今それをですね、縮小に見直していくという作業を県のほうも、これは国もある程度しているんですけど、その縮小していくというのがなかなか難しいんですよね。今まで色塗りがあって、自分のところにすぐ都市計画道路が通るようになっていたというのを、これを引き抜いていくという作業がですね、非常に難しい。ましてや、新たに塗っていくという作業は、もうちょっと既存のものを見直さないと難しいんじゃないんでしょうか」というふうに答えられています。  この回答を伺ったときに私が感じたのが、市長としても宇佐市の現状に合った都市計画に見直していきたい、そういった思いはあるけれど、都市計画法が強いので簡単に変えることはできない、それで苦心をされている様子というのが私としては伝わってきました。  今現在、国では国土強靭計画も踏まえた上で、今回のハザードマップの見直し等もその中の一つとしてあるのかなというふうには思っているんですが、今回のハザードマップの見直しが、例えばどこに中心市街地を持っていくのかという議論もまた新たに行われるかもしれませんが、今後の宇佐市都市計画マスタープランに影響する、ひいては宇佐市の市街地のあり方等についても変わってくるものでしょうか。その判断をお願いできたらと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  今後のそういうまちづくりのあり方でありますけども、あくまでも今回のハザードマップというのは最大クラスのそういった洪水を想定をしております。  そういう洪水に対して、少なくとも命を守って、これまでもいろんなハード対策をしておりますけども、もうハード対策ではそういった最大規模の雨量には耐えられないんだということを国のほうで示した形ではないかと思っております。  今後はそういうハザードマップ、地域の防災マップなど、ソフト対策に移して、みんなでこの地域の危険を共有をして、いかに命を守っていくかということを示したものが今回の分だとありますので、それが直接まちづくりにどう響くかというとなかなか見通せないところはありますけども、やはりそういうのを心に置きながらも、まちづくりはまちづくりで必要になってくるのかなと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)この真意はですね、やはり中心市街地であったり街部というのは多くの人が集まるところですし、市にとってもまた重要な施設であったり商業施設があるところです。また、多くの人が住むところだと思いますので、ぜひ、そういった災害が想定されるのであれば、災害に強いまちづくりをこれからも市長には目指していっていただきたいという趣旨の中で質問を行わせていただきました。  それでは、次の項目に移りたいと思います。二点目です。地域の財産のために響山公園、私たちが子供のころはですね、響山公園に近づいちゃいけませんよと、小学生、中学生のころは親に言われたもんです。  それぐらい四日市の方にとって、子供たちにとって響山公園というのは実は遠い存在だったんですが、回答にもありましたように、市の方の丁寧な、本当に小まめな草刈りであったり整備であったり、また地域の方々のボランティアであったり、またライオンズクラブがアジサイを植えてくださったりとかで、響山公園を今訪れて、すばらしい場所になったなというふうに思っています。  ぜひですね、今ここになかなか、やはり子供が行きにくい場所というのは自分たちが親の世代なんですけど、自分たち世代のときの思いがあるのでなかなか響山というのに子供が行かないんですよね。  今、小学校の遠足等では行くんですが、例えばですが、遊具の設置であったり、家族が楽しんでいただくために、あそこの響山公園では火が使えないということなんですが、例えば何かの対策や方法をとることでバーベキューができるようになったりするのか。そういったことについて今後検討していただくことというのは可能でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  都市公園としてですね、響山公園のほうは、確かにあそこは昭和五十四年の改修というか整備をした経過以降ですね、かなり木のほうが大きく繁茂しておりますし、今言われた火を使うそういった部分というのが都市公園上可能かどうかというところは法的な部分もちょっと調べないと言えませんけど、今お子様がもし活用するということになれば遊具があそこには、十ある都市公園の中に今六遊具がある公園があるんですが、その中に響山は入っておりません。  ですから、場所とかもですね、皆様の御要望、ニーズをお聞きしながらですね、そういったことはまた考えてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ぜひ、南小学校、北小学校の子供たちがお迎え遠足だったりお別れ遠足で響山に行きますので、そういった子供たちがですね、遠足に行ったときにまた遊べるような、そんなに総合運動場にあるような立派なものでなくていいと思うんです。  もともと景観であったり、自然を楽しんでもらう公園だと思うので、そこまで立派なものではなくていいので、やっぱり子供たちのためにも一つ何か置いていただければなというふうに思っているところです。  それでは、引き続いてなんですが、一項目めの三点目、宇佐市への移住者についてと、二項目めの一点目と二点目、宇佐市の公立学校の適正配置と中一プロブレムに関しては関連があるので一括して再質問させてください。  まず最初なんですが、先日ですね、会派による行政視察で長崎市と佐世保市を訪れました。両市とも人口規模が宇佐市と比べて大きいため、宇佐市と単純に比較することはできないのですが、町にとても活気があふれていたように思います。  佐世保市では、九月議会の吉田議員の一般質問の内容の先進地視察として、西九州佐世保移住サポートプラザについて研修を行いました。
     行政視察というのは大変ありがたいもので、その自治体がですね、何年も何年もかけて試行錯誤したことであったり、何百万円、何千万円、ときには何億円というような予算をかけてした事業を私たちが聞きに行ったら惜しげもなく教えてくださいます。そして、包み隠さず教えてくださる。  行政視察というのは短い時間、それは相手方も市役所の職員ですので、長い時間拘束するわけにはいきません。九十分から二時間程度の短い時間ではありますが、とても有意義な勉強を今回もさせていただきました。  今回、西九州の佐世保移住サポートプラザではですね、移住者向けの各種補助金とかだけではなくて、歴史やレジャー、食べ物など、地域の魅力をですね、ホームページだけでなくパンフレットまで作成されていました。  さらにパンフレットは、近隣十市町で連携協約された西九佐世保広域都市圏、平戸市、松浦市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、新上五島町、伊万里市、有田町の駅やホテルでそれぞれ協力しながら観光地などでも配布されていました。  まず、それは前提として、まずは宇佐市の移住者向けの各種の補助事業がありましたら紹介してください。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えいたします。  移住者向けの補助事業といたしまして、当課では県外UIターン者移住支援事業補助金というものがございます。こちらは県外移住者で新築購入で上限百万円というようなものがございます。空き家購入で上限百万円、引っ越しで上限二十万円、移住奨励金で一世帯十万円という事業がまず一つございます。  次に、空き家改修事業補助金で、市外でございます。県内県外含みます移住者の空き家の登録物件の改修で上限百万円というようなものがございます。  三点目です。家財道具処分等の支援事業補助金、こちらは上限十五万円というのがございます。  それから、若者定住促進住宅、こちらは子供の年齢等に合わせまして家賃等の補助分がございます。  それから、周辺地域若者定住奨励金というところでございます。これは子供さんがいる世帯で周辺地域に居住用の住宅を新築、または購入した場合、市外は二十万円というようなものがございます。  そして、空き家活用型起業支援事業補助金、こちらがございます。これが空き家物件、空き店舗等をした場合が上限五十万円、県外が百万円と、そういうような内容の住宅を主とした支援事業がございます。  その他、各課でも仕事に関すること、奨学金の返還に関すること等の支援事業がございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)すばらしく各種の事業が本当に盛りだくさん宇佐市は移住に対して支援されているなというふうに今も感じました。  実際ですね、佐世保市に行くとですね、各種事業を書いてくださっているんですが、この事業は全て宇佐市はやっていたんですよね。  ただ、この各種事業を佐世保市ではこういった形で一つのパンフレットにまとめて、駅であったりホテルであったり観光地であったりと、全てのところに目につくように置いてあったんです。  こういったパンフレット、いろんな事業があって、いろんなことをして、取り組みをしているんだけれど、それを皆さんが一冊で知ることができるようなものというのはありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えします。  当市では移住・定住ガイドブックというものがございます。これは各課の住宅、仕事、出産・子育て、教育、健康・福祉・介護など、移住だけでなく、定住を含めた支援事業を紹介したものでございます。  千五百冊作りましてですね、東京、大阪、福岡事務所にあるふるさと回帰支援センター、こちら、それから移住相談会ですね。大都市圏で行く相談会ですが、こちらでも配布をさせていただいているほか、観光まちづくり課の窓口、それから安心院、院内の両支所で説明、配布をしているというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ありがとうございます。とてもすばらしいと思いました。  ただ、せっかくでしたら、駅であったり、また観光地であったり等にも置いていただくと、せっかく足を運んで、宇佐はいいなと思ってくださった方が将来の定住の地として考えていただく一つのきっかけになるのかなというふうに思います。  また、こういった事業に関して書いてあるだけじゃなくて、まずは佐世保に興味を持っていただこうということで、移住に関してのパンフレットがこんなおしゃれなというか、本当に町の冊子のような形で作られていました。  まずは佐世保に興味を持っていただく、まずは佐世保に遊びに来ていただく、こういった取り組みまで移住のほうでされていましたので、御紹介をしたいと思います。  それではなんですが、佐世保市ではですね、さらにさせぼお仕事情報プラザというのがありまして、それが企業と協力して移住政策を行っていました。市の担当者が市内の企業を回って、どのような職種、有資格者が不足しているかを把握して、移住相談者の希望とマッチングを行っていました。  その担当者の方は、うちはハローワークよりも情報量を持っていますよという自信がふだんからの仕事への自信だなというふうに思いました。  そのため、仕事の現役世代の移住者の割合がとても高いことが特徴でした。宇佐市でも労働者不足という働き手不足という言葉がよく聞かれますが、移住に関して企業と連携を図られていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  各企業との直接的な連携ではございませんが、会社員等の就労の御相談がございましたら商工振興課に事務局を設置しております宇佐市雇用創造協議会、こちらを紹介をさせていただいております。  こちらではですね、UIターンの希望者の方で、市内で正社員として雇用する予定、または意欲のある企業情報等をホームページで登録して、情報発信もしておりますし、当課と協力いたしまして、東京、大阪などで開催される移住定住促進フェアにも参加していただいて、登録している企業さんの情報、また雇用情報などの提供も一緒にさせていただいておると、このような連携でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)先ほど、仕事の現役世代の移住が多いというふうに言ったわけですが、最も驚いたのは移住者の八〇%以上が子育て世帯の移住者でした。なので、移住者一人当たり年間二百万円から三百万円程度の経済効果があるんだということで移住政策に力を入れていました。  例えばなんですが、宇佐市では移住者の経済効果については考えられたり試算されたことはありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)お答えいたします。  一般的ではございますが、経済波及効果というものは直接効果、第一次間接波及効果、そして第二次間接波及効果等、こういうものも考えなければならないんですが、これは人口規模であったり産業形態、年代等によってまた試算の仕方は違うようでございます。  佐世保市様がどのような基準で試算されているかどうかはわかりません。また、当課では試算はしておりませんが、今後調査研究はしてみたい、そういうふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ぜひ効果検証をしていただいて、佐世保市の場合はですね、試算をして、一人当たり二百万円から三百万円の経済効果があるからということで事業に対して投資をすることができていると。それによって、議会であったり市民の皆さんに対して理解を得ているというふうにおっしゃっていましたので、これも御紹介させてください。  佐世保市だけでなくてですね、長崎県全体でも移住者は子育て世代が地元へと戻ることが多いそうです。その理由は大きく二つあるそうです。一つは、子育てがしやすいと感じるからということだそうです。  宇佐市では、市独自の子育て支援策にどのようなものがあるか教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課課長の祥雲でございます。川谷議員の再質問にお答えをします。  子育て世帯の支援策ということで、独自のものということでございますけども、単費の事業はたくさんございますが、その中でもちょっと特徴的な事業を御紹介をさせていただきます。  経済的な支援としましては、出産や小学校入学、中学入学の節目にお祝い金を送っておりますすくすく子育て祝金事業、それから保育関係では本年十月より副食費の無償化を始めております。また、保育士等の確保対策も行っております。  また、ひとり親家庭が結婚した場合の結婚祝い金として二十万円を支給するというような事業も行っております。  また、家事援助などを行った際のヘルパー費用の助成として産前産後支援ヘルパー事業というのも行っておりますし、あと、ロタ、インフル、おたふくなどの任意予防接種、これにつきましては各市町村行っておりますけども、助成額としては県内トップレベルだというふうに思っておりますし、インフルエンザにつきましても、本年から十三歳未満の二回目の接種も千円でできるような事業を行っております。  また、その他、市のホームページ以外での子育て支援に特化した支援サイトでありますうさここを開設しているということ、それから市内の保育所や児童クラブ等、子育て支援に携わる皆さん方と一緒にうさここ ハッピーフェスタなどの事業を行っているというのが特徴的な事業であろうと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)移住に関しても、子育て支援に関してもそうなんですが、本当に宇佐市はですね、担当課も頑張っていますし、予算もしっかりと市長がつけてくれているんですが、これを先ほど後藤議員が言われたように、プロモーションがもう一つ、外に対してですね、外の子育てをしている方々であったり、移住に興味を持っている方々に対してのプロモーションがもう一つうまくいっていないんではないのかなというふうに思いますので、ぜひせっかくのよい事業です。多くの方に知っていただくように、さらにプロモーションを重ねていっていただければなというふうに願っております。  それでは、次の質問に行きたいと思います。長崎市にも行ったんですが、そこではですね、皆さんが、若い世代が帰ってくる理由の一つに、友達が地元にいる、子供が生まれたら地元に戻る、地元で子供を育てたい、自分が育った環境で子供を育てたい、そういった方々がとても多いそうです。  長崎市では、同級生を多く作ろうという目標のもと、学校の適正配置について、まず長崎市の案を示した上で、地域の方々と長期的な視野で時間をかけて丁寧に意見交換を重ねているそうです。  その結果として、地域の方々との協力のもと、統廃合が進んでいっているということですが、もちろん教育目標を達成するためでもあります。  その思いとしてですね、同級生や友達がいなければ将来子供たちが大人になったとき、地域に戻ってきてくれないのではないかという心配、子供たちがやがて大人となり、高齢者になったときに、小学校区を地域としていたら地域に誰もいなくなってしまうのではないかという心配、今、学年で一人や二人、三人、そういった学校が宇佐市にもあると思いますが、そういった子供が将来地域に帰ってきたいと思っても、地域にはひとりぼっちになってしまうんじゃないのかという心配があるからだそうです。  宇佐市の公立学校の適正規模及び適正配置検討委員会では、子供たちの未来を見据えて、地域に子供たちが大人になったとき戻ってこれるように、戻ってきやすいようにという観点から協議はされていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。川谷議員の再質問にお答えします。  当初の回答でも触れさせていただきましたが、今年度二回検討委員会を開いております。  市では来年度、学校施設の長寿命化計画を策定する予定にしております。その計画策定に当たりまして、今後、学校施設の規模や配置などに関する基本的方針を踏まえて施設の改修等の基本方針を定め、施設整備の水準や手法、また優先順位などを策定していきたいというふうに考えております。  そのために、長寿命化計画の策定を前に、現在の小中学校の適正規模や考え方を示す基本的な方針を今年度改めて確認をするために検討委員会を開催しているという状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)まず、学校の施設、建物ありきではなくて、そこに通っている子供たちが将来地域の中でどういった役割を果たしていくのかとか、地域にまた戻ってきてほしい、あなたは大切な人なんだというのを伝えられるかどうか、そういった意味、観点から適正規模、適正配置を検討してほしいなというふうに思っているんです。  というのも、もう半年以上前になりますが、選挙のときにですね、麻生地区を回っていたときのことです。一人のおじいさんが駆けつけてきました。そして、俺が悪かったと言いました。  俺が悪かった。子供に勉強しろ勉強しろ、そしていい学校に行け、そしていい会社に入れ、それだけを言い続けてきた。そうしたら、子供はいなくなってしまった。本当は、あなたが大切なんだよと、あなたが私にとって大切な人なんだよというのを子供に伝えるべきだった。そういうふうにおっしゃっていました。  やはり地域に子供たちが帰ってきてほしい、家族で住みなれた地域で暮らしていきたい。ただ、そう考えたときに、同級生がいない、同窓会ができない、卒業アルバムがない、そういった中で子供たちがどうやって地域に愛着であったり、戻ってこようという気持ちになれるのかなと考えたときに、やはりある程度の適正の規模が必要だと思うんです。  そういった観点で検討はされているのかどうか、回答をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えいたします。  現在、検討委員会の中では、先ほど言いましたように長寿命化計画ということで建物の計画を作るために適正な規模配置、今現在、市で持っている基本的な計画といたしましては、平成二十七年に検討委員会の際に確認した事項、当分の間は現在の学校規模を維持して、地域の実情に応じた学校のあり方を今後も検討していくという基本的な方針を持って今やってきております。  今後もその基本的な方針でいいのかどうかというところを今、検討委員会で協議していただいていますので、実際に学校の小規模校の基準が何人以下とか学級数が何人以下というところのまだ具体的な数字を持っているものではありません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)本当に答えにくいところを答えていただき、ありがとうございました。  またですね、教育指導要領の主体的・対話的で深い学びを達成していかなければならない中で、その指導要領の目標を達成するために必要な学級規模であったり学校の適正規模についてはどのような協議がなされたのか、また意見が出されたのか教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。川谷議員の再質問にお答えします。  先ほどの委員会の中では、具体的に今御質問のような協議というのはしておりませんが、さまざまな保護者の方からの意見を聞く中では、心配な面としては、やはり一人の教室で先生と一対一で毎時間過ごす、これは余りにも寂しくないですかというような声も実際には聞いております。  その気持ちも十分にわかっておりますが、今現在の小規模校の中で、小規模校ならではのよさを生かした授業形態等、やっぱり小規模校の先生方は特に何を課題に持ってくるかとか、どんな題材で学習するかというふうなことを非常に工夫をしてくださっておるということはここではっきり言えます。  そういった中で、やはり小規模校の小人数を生かした、横のつながりは人数は少ないかもしれないけれど、例えば縦のつながりで一年生から六年生まで、以前議会の中で答弁をしておりましたが、小学校にいる間に十の学年の人と触れ合うことができるというような答弁がございました。  そういった中で、やはりそういう一つのつながりを大事にしていくということ、それから学習面では個に応じた指導を充実させていくこと、そういったふうなところで小規模校ならではのよさを生かした教育を地域の方の力をお借りしながらではありますけれども、今後も続けていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)小規模校の教育のよさというのは本当に自分も身をもって感じているところです。本当に地域の方々がですね、ふだんから学校に足しげく通ってくださったり、協力してくださったり、運動会一つにとっても地域の方と一緒に取り組んだりと。  また、先日、西部中学校で合唱コンクールが行われましたが、そこで指揮をしていた子供たち、ピアノの伴奏をしていた子供たちは横山小学校であったり、長峰小学校であったりと。なので、学校が小規模校だからできない教育というのはないな、逆に小規模校だからこそできる教育、地域の方との連携というのもあるなというふうにすごく感じるところです。  ただですね、今はそうやって地域の方の協力がなければ学校が成り立たないというのも事実です。その地域の方々があと何年残りますか、何年ボランティアで学校に来てくれますか、定年退職が六十五歳から七十歳になったとき、そうなったときに皆さん七十歳から協力してくださいますか、できますかという課題が今後出てくるんじゃないのかな。  だから、地域の方にはあくまで協力をしていただくと、一緒にともにやっていくというスタンスで、地域の方におんぶにだっこではいけないと思うんです。そのために、適正規模であったり適正配置をしていかなければならないというふうに自分は思っています。  やはり学校というのはあくまで子供たちのものです。子供たちが主役だと思います。  先日、授業参観に行きました。子供の授業参観に行ったときに、道徳の時間でした。一つの物事に対して、うちの子は今三十九人ですかね、一クラス三十九人の学校で、多人数教師の加配もついていない中なんですが、すごく先生が頑張ってくださっていて、子供たちがはいはいと全員が手を挙げていました。本当にあの姿を見たときにうれしくなりました。  そして、自分の意見をしっかり言えていました。すると、みんな一人ずつ意見が違いました。この意見の多様性を認めていくためには、小人数のクラスで一人、二人ではなかなかこういった、また同級生、横並びの中の意見を組み入れながら、そして納得しながらやっていくというのは難しいんじゃないのかなというふうに感じています。
     これについてはこれ以上の答弁を求めることは酷だと思いますので、次の質問に続けていきたいと思うんですが、あくまで私の思いということで聞いてくださったら結構です。  市長はですね、先ほどの平成二十七年十二月議会の後藤議員の一般質問の中で、さらに続きの中で、「よく企業で「部分最適よりも全体最適」って言いますよね。だから、全体がどう最適化していくのかというところで見直しを全部かけていくという作業がですね、一歩いかないと、個別だけにということが難しいという状況を御理解いただきたい」というふうに、やはり部分部分の最適よりも全体を通した最適が大事なんだと。  宇佐市は合併しました。やっぱり院内、安心院、旧宇佐市ではなくて、あくまで一つの宇佐市として市長は全体最適を願っているんだなというふうに私は理解をいたしました。  その反面ですね、先日の河野睦夫議員の一般質問の中で、安心院中学校の体育館の水銀灯が八灯切れていたこともわかりました。また、四、五年前のことですが、南小学校の屋根のごく一部が剥がれて、握り拳二つほどの大きなコンクリート片のようなものが落ちてきました。  そのときは夏休みだったので大事に至らなかったんですが、校長先生が教育委員会に相談したところ、予算がないので今すぐにはできないとの回答だったのを私は覚えています。  子供たちの命と予算が比べられたときのショックは忘れることはできません。再度のお願いでその夏休み中に屋根や壁の弱くなった部分ははつっていただいたんですが、今後の宇佐市に子供たちが安全に学校へ通えるように、ぜひ適正配置を進めていっていただきたいというふうに思います。  最後に、簡単に質問したいと思いますが、よく学校がなくなると地域がなくなるというふうに言われます。実際、麻生小学校が休校から廃校になりました。その休校になったときの児童数は何名ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。  麻生小学校の休校につきましては、平成十三年に休校しております。その際の行政区別の住民基本台帳の数から見ますと、十三人であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)それでは、近隣の横山小学校ではその同じ年に何名の子供がいましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えします。  同じ平成十三年度の横山小学校につきましては七十九人であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)それでは、今現在、横山小学校の児童数は何名でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)今年度の横山小学校の児童数は二十五名であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)約三分の一に減ってしまったわけですが、現在、四日市南小学校に通っている麻生地区の子供たちは何名ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  麻生地区から現在、南小学校に通っている児童は十一人というふうに把握をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)実際、麻生小学校はなくなったんですが、地域はやはり学校ではなくてもっと強いものだと思います。地域の皆さん方の思いであったり愛する気持ちというのは学校よりもやはり子供なんだと思います。  その証拠に、麻生には子供はいなくなっていないです。今、麻生のほうで、四日市南小学校でバスを利用している子供は、ここでは十一名という答えがあったんですが、バスを利用している子供は十五名です。  なので、そういったことで麻生は学校が逆に南小学校と一緒になったからこそ麻生の地区に子供たちが残ったんだ、本当に私たちが大事にしなければならないのは学校を残すことではなくて、地域を守っていくことだというふうに私は思います。ぜひ子供たちにこの大切な宇佐市の未来、財産を引き継いでいってあげたいなと思います。  時間がないので、最後にエアコンが整備されたことについてのことなんですが、一つだけ聞いていいですか。教育標準時間数を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  現在、指導要領、学校教育法施行規則で定めている現行の時間は学年によって違いますが、一年生は八百五十時間、二年生が九百十時間、三年生が九百四十五時間、四から六年生が九百八十時間ということになっています。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ありがとうございました。  じゃあ、現在の実授業数を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長、簡潔に。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  三十年度の調査が今直近のものでありますが、学校によっても学年によっても違いますが、平均すると八十時間程度上回っていました。これは学習指導要領の狙いを十分に実現するために、個に応じた指導の充実や指導内容の工夫等を行ってきた結果だと思っています。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)最後に、これはもう意見だけで結構です。この八十時間程度多くしていることで、逆に先生方の負担を増やしているんじゃないのか、子供たちの時間を奪っているんじゃないのか、地域へ子供たちを返すべきじゃないのかというふうに思って、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十四時三十五分とします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時二十四分               ───────────────                 再開 午後二時三十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)皆さん、こんにちは。議席番号八番、市民れんごうの多田羅純一でございます。事前通告に従い、一般質問のほうに入らせていただきます。  今回は、五項目十三点の質問をいたします。  一項目め、在宅医療・介護についてです。  一点目、在宅医療・介護連携推進事業について、市はどのような取り組みを行っているのかお伺いいたします。  二点目、ICT化、情報通信技術による個人カルテ、電子カルテの連携及び情報共有はどのように検討されているのかお伺いいたします。  三点目、全国で医療的ケア児、人工呼吸器装着者の方々になるんですけど、その方々の支援が広がっております。宇佐市においての取り組みはあるのかお伺いいたします。  四点目、認知症と言われる症状になった際ですね、受診等の相談はどこにすればいいかお伺いいたします。  二項目め、外国人受け入れ環境についてです。  一点目、新庁舎窓口の受付は外国人に対してワンストップ窓口になっているのか。また、案内板や多言語を検討されているのかお伺いいたします。  二点目、在住外国人が日常生活で一番困っていると思われる日本語の不自由さの解消について、どのように考えているのかお伺いいたします。  三項目め、市内JR駅の駐輪場についてです。  一点目、放置自転車の警告や処分の周期はどのように運用されていますでしょうか。  二点目、現在利用者の多い豊前善光寺駅の駐輪場は整備、屋根等を設置できませんでしょうか。  四項目め、防災についてです。  一点目、二〇一九年度の台風十五号、十九号クラスの記録的豪雨に遭った場合、宇佐市の想定される被害についてお伺いいたします。  二点目、現在のハザードマップはこれまでの記録的豪雨に適しているのか。また、ハザードマップを見たことがないという方々への周知はどのように行うのか。  三点目、避難所として指定されている小中学校体育館の空調はどのように考えているのかお伺いいたします。  五項目め、街灯設置についてです。  現在の市内の設置状況と市の取り組み状況を伺います。  二点目、豊前善光寺駅から四日市方向へ向かう県道において街灯が少なく、高校生の通学路が暗いと聞いております。街灯の設置は検討できないか。  以上です。一回目の質問を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、多田羅純一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、外国人の受け入れ環境についての一点目、新庁舎は外国人に対してワンストップ窓口となっているか。また、案内板等の多言語表記はについてでありますが、新庁舎は、利用しやすく、わかりやすく、親しみやすい庁舎、機能的・効率的な庁舎を基本方針に掲げております。  特に一階フロアにつきましては、来庁者の利用の多い市民生活部と福祉保健部をまとめて配置することにより、ワンフロアでほとんどの手続ができるようにしております。  新庁舎の案内板等につきましては、これまでの外国人の来庁状況等を踏まえまして、外国語表記はしておりませんが、外国人が来庁した場合には総合案内カウンターの職員が来庁目的を尋ね、担当窓口へ引き継ぐように考えております。  なお、庁舎内の案内板や壁には言語の種別を問わず直感的に情報を伝えるピクトグラム、絵文字を表示しており、トイレや非常口、エレベーター、階段など、外国人来庁者にもわかりやすい庁舎案内に努めております。  二点目、在住外国人が日常生活で一番困ると思われる日本語の不自由さの解消についてでありますが、直近十月末時点の外国人住民は七百四十二名で、そのうち半数以上が技能実習生となっております。  技能実習生の中でも日本語のレベルはさまざまであり、関係団体等からは日常生活に支障を来す場面があるという話を聞いております。  外国人住民は今後も増加することが予想され、市としましても外国人住民や多文化への理解を深め、よりつながりを持つために、宇佐市多文化共生・国際交流推進プランの策定を進めているところであります。  プランの中では、多文化共生のためのコミュニケーション支援を柱の一つとして掲げ、外国人住民に易しい日本語を提供する施策を実施することといたしております。  現在、先行して日本語教室等を開催する団体等に対して支援を行っているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの在宅医療・介護についてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  一項目め、在宅医療・介護についての一点目、在宅医療・介護連携推進事業について、どのような取り組みを行っているかについてですが、平成二十九年度より市在宅医療・介護連携支援センターを宇佐市医師会に委託し、地域の医療・介護資源の把握、切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進、医療・介護関係者の情報共有の支援など、八つの事業項目を支援センターとの協働で取り組んでおります。  具体的には、市内の医療・介護事業所の情報を収集し、ホームページで公開、医師会と連携して医師の理解が得られるよう在宅医療と介護の提供体制の構築を検討、入退院時の情報共有ルールや情報共有シートの活用を啓発、多職種研修会や在宅医療に関する市民公開講座の開催などを行っております。  二点目、ICT化による電子カルテの連携及び情報共有はどのように検討されているかについてですが、支援センターとともに県内他市のICT導入状況、費用などを調査し、概要をまとめています。  今後、国の動向を注視しながら、本市においての医療と介護の情報共有、連携にICTを活用する方向で検討してまいります。  三点目、全国で医療的ケア児の支援が広がっているが、本市での取り組みはについてですが、本市では平成二十四年度から、医療的ケア児の受け入れ先が少なく困っているという保護者の声をもとに、医療的ケア児の福祉サービスの提供を地域課題として取り組んでいます。  具体的には、現状及び課題の把握のため、市、県北部保健所、県障害福祉課、障害福祉サービス事業所、訪問看護事業所、学校関係者等で構成する医療的ケア検討会議を開催し、保護者や福祉サービス提供事業所向けアンケート調査などを行い、ニーズや社会資源の確認をしながら医療的ケア児受け入れの検討を行ってきました。  それにより、当初市内で一カ所しかなかった医療的ケアに取り組んでいる事業所も、現在では五カ所に増えており、そのうち児童の受け入れ可能な事業所は二カ所となっています。  在宅で生活する医療的ケア児に対しまして、市や相談支援事業所が相談窓口となり、ニーズに応じて放課後等デイサービスなどの通所支援や、家族の就労支援と介護している家族の一時的な休息を図る日中一時支援事業、身体介護を行う居宅介護の紹介等を行っています。  四点目、認知症と思われる症状になった際、受診等の相談をどこにすればよいかについてですが、認知症は早期発見、早期治療が大切ですので、まずかかりつけ医に相談の上、必要に応じ、その紹介で認知症専門医に受診するよう勧めています。  また、各地域包括支援センターや介護保険課に御相談いただければ、宇佐市社会福祉協議会に委託している認知症初期集中支援チームが早期診断、早期対応に向けた支援を行っています。  認知症初期集中支援チームでは、認知症に関する専門的な研修を受けた医師の指導のもと、専門職が問題の初期段階から家庭へ集中的かつ継続した対応を行い、介護問題の早期解消に努めています。  以上で答弁を終わります。
    ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの市内JR駅駐輪場についての一を建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、市内JR駅駐輪場についての一点目、放置自転車の警告や処分の周期はどのように運用されているかについてですが、市では市内に六カ所ある駅のうち、市都市計画マスタープランで玄関駅と位置づけているJR柳ヶ浦駅及び、観光拠点駅と位置づけているJR宇佐駅に市有地を活用して駐輪場を設置しています。  両駅における放置自転車の取り扱いについては、年に一度、利用形態のない自転車等に注意札を張りつけ、十四日間経過後、市に移送の上、保管し、六カ月が経過してもなお利用者等の引き取りのないものについては、市において処分を行っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの市内JR駅駐輪場についての二と、四項目めの防災についてと、五項目めの街灯設置についてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長 久保でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、市内JR駅駐輪場についての二点目、豊前善光寺駅の駐輪場は整備できないかについてですが、近年、豊前善光寺駅を利用する学生の自転車の駐輪マナーについて、地域の方から御意見をいただいております。  その背景には、長年放置された自転車による駐輪スペースの狭さや、明確な区画線がないためにきちんと整列できていないことが考えられます。  市といたしても、駅及びバス利用者に支障を来さないよう、駐輪禁止区域に対する周知を呼びかけながら適宜整理を行っているところであります。  豊前善光寺駅の駐輪場の整備につきましては、土地が鉄道事業者の所有地といったこともあり、本格的に構造物を設置するとなれば、規模や財源、管理などを勘案する必要がありますので、今後、駅利用者の要望等があれば鉄道事業者と協議を行っていきたいと考えております。  次に四項目め、防災についての一点目、台風十五号、十九号クラスの記録的豪雨に遭った場合、本市の想定される被害はについてですが、台風十五号は猛烈な雨や風が吹き、観測史上一位の最大風速等を観測した地域や長期停電があった地域もありました。また、台風十九号とその後の前線による大雨で河川の氾濫等が発生し、死者は九十人以上となりました。  阿武隈川では百年に一度の猛烈な雨や、箱根町では二十四時間で九百四十二ミリの大雨を観測したとの報道がなされております。  このような台風が本市付近を通過した場合、過去にも大型台風の影響で市内でも河川の氾濫や家屋の浸水、土砂災害、山林の倒木、電柱の倒壊などが発生しておりますが、それ以上の甚大な災害が発生することが考えられます。  二点目、現在のハザードマップはこれまでの記録的豪雨に対しても適しているのか。また、ハザードマップを見たことがないという方への周知はについてですが、現在の洪水ハザードマップは平成二十年に作成したもので、駅館川では三十年に一度、一時間当たり三十六ミリの雨量を想定して作成しております。  しかし、昨今の豪雨災害により水防法が改正されたことに伴い、県による洪水浸水想定区域の調査が行われ、想定し得る最大規模の降雨量として九州北西部地域で観測された最大降雨量をもとに、駅館川では十二時間雨量を六百九十六ミリと想定し、本年五月に洪水浸水想定域図が作成、公表されました。  市ではこれに基づき、主要河川の洪水ハザードマップを作成しているところですので、完成後は対象地域の方へ配布することとしています。  三点目、避難所として指定されている小中学校体育館の空調はについてですが、小学校の空調設備は主に普通教室を優先して取り組みを進め、平成三十年夏までに全て整備が完了し、中学校においても主に普通教室及び特別教室の一部について本年夏までに整備が完了いたしました。  また、今年度は中学校で未設置の特別教室に国の学校施設環境改善交付金を活用し、整備する予定であります。  本市におきましては、現在のところ避難所としての体育館への空調設備の整備計画はございません。今後、関係課と協議を行いながら、また、国及び他市の動向を注視しながら調査研究してまいりたいと考えております。  次に五項目め、街灯設置についての一点目、市内の設置状況と市の取り組み状況についてですが、市では平成二十四年度から、安全安心まちづくり事業の一環として、自治区が設置するLED型防犯灯にかかる費用に対し、一基につき三分の二、上限二万円の補助金を交付し、防犯灯のLED化に取り組んでおります。  平成三十年度末時点で五千九百十五基が設置されており、各地区でのLED化が進んでいると考えております。  また、昨年十月より安心安全みまもり灯設置事業として、集落間で家屋等の照明がない区間に対し、自治区からの要望を受け、予算の範囲内でLED照明を市が設置する新たな事業にも取り組んでおります。現在までに九地区三十八基を設置しております。  今後もこれらの事業を推進し、安全で安心な宇佐市の実現に向け、取り組んでまいります。  二点目、豊前善光寺駅から四日市方向に向かう県道において街灯の設置は検討できないかについてですが、県道管理者である県土木事務所にお伺いしたところ、県道においては道路照明設置基準に沿って設置しているが、御指摘の県道豊前善光寺停車場線では現在四灯の街灯を管理しており、今後道路照明として設置する予定の箇所はないとのことでありました。  道路照明としては設置が困難な路線ですが、自治区からの要望があれば防犯灯、または安心安全みまもり灯設置事業で対応できる箇所もあろうかと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  一項目めの在宅医療・介護についてです。  一点目の市はどのような取り組みを行っているのかについてですけども、この在宅医療・介護連携推進事業というのが平成二十九年度四月に設置され、介護保険の知識を有する医療ソーシャルワーカー等を配置して、地域の医療、介護資源の情報提供や相談窓口の運営、各種研修会の開催などですね、関係者のスムーズな情報共有の仕組み作りを進めている委託事業だというふうにお伺いいたしました。  現在ですね、一年半が過ぎようとしておりますが、これまでの成果についてどのように聞いているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課長 岡部です。多田羅議員の再質問にお答えします。  在宅医療・介護連携推進事業の実施により、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供するために必要な支援を行うことが求められております。  そのため、医療・介護間の連携をいかに作っていくかが肝となるというふうに思っております。これまでの入退院時情報共有シートの活用による連絡、それから多職種研修会、一回百名ほど参加いただきますけども、そういった顔の見える関係作りを作るというような取り組みにより徐々に連携が進んでいるというふうに見ております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)続けてですけども、その事業のですね、取り組みについて、計画ですね、プランということで、計画に対して遅れとか進んでいない内容とかというのはありますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えします。  連携についてさらに推進して確保するという意味で、今後の課題として二点挙げられるというふうに思います。  一点目が、在宅医療・介護の連携に対する医師及び関係専門職の意識醸成、連携するんだというような意識の醸成、二点目として、入退院時、それから急変時の関係専門職間における円滑な情報共有をどうするかというような二点を挙げることができるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それではですね、ちょっと気になるところが現在の宇佐市の立ち位置ですね。進んでいるのか、遅れているのか、他市と比較してどうなのかというところについてお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  この事業は平成二十七年の法改正により順次各市で行われております。大分県内は、早いところで二十八年度、遅いところで三十年度というところで、宇佐市は二十九年度から始めたということになっております。  大分県も各市がどうなっているかという調査をしておりますが、そういう調査により設置窓口や設置主体といいますか、そういうところ、それから専門職の配置状況や相談実績などは把握しております。  また、必要により情報交換もしておりますが、最近では他市のICTの導入状況について独自に視察調査し、把握しております。  ICTの件は後ほどまたあると思いますので、ちょっとここでは控えたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)続いて、市の委託費についてですけど、どれぐらい支出しているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  今年度の委託料は千百六十一万千二百八十三円で、ほぼ人件費、八割以上が人件費ということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)特に遅れているところだとか、他市に遅れをとっているところなんかについてと、あと、投資対効果についてはまたこれからどんどん質問させていただきたいと思いますんで、続いて二点目のほうに入らせていただきます。  ICT化の情報通信技術によるところですね。どのように検討されているのかというところについては、概要をまとめていて、活用する方向で検討されているということで聞きました。  県内でも、臼杵市のうすき石仏ねっとの運営協議会が運営するうすき石仏ねっとは、患者様のプライバシーの保護を厳重に図りながら、診療情報、介護情報の一部をですね、参加機関間を結ぶネットワークに共有して、医療、検査などから得られた多くのデータをもとに治療法を検討し、わかりやすく説明を行って、質の高い安全な医療サービス、介護サービスの提供を可能にすることを目的として、現在では参加状況、平成三十年度九月のデータでは一万九千四百五十八人の同意者を誇り、全国でも同様のシステムを導入していますが、ここまで広がっているところについては大変珍しいということで言われております。  こういった県内の臼杵のうすき石仏ねっとのような関係者の情報共有ネットワークについてはどのように考えているのか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  うすき石仏ねっとも視察して状況を調べておりますが、議員おっしゃるように高齢者の九割以上が登録すると、医療機関の参加も八割以上ということで、大変大規模で大分県を代表するようなシステムだというふうに思います。  ねっとの中には、既往歴、それから、いわゆる電子カルテの部分ですね、それ以外にも画像検査結果、お薬手帳の中身でありますとか、保健、介護、救急、それから母子医療等、さまざまなコンテンツを有しておりまして、幅広い運用がなされて連携に資しております。  医療と医療間の連携というのが主でありますが、限定して介護のほうにも情報が来るというふうに聞いております。  ですけども、システムの導入費が約三億円、それから維持費もPC一台当たり月三万円ということで、高額な費用負担が課題というふうに捉えております。  このICT導入について、市内の関係機関にアンケート調査をしたことがありまして、導入について費用負担に抵抗があるということですけども、将来的には八割近くの方がやっぱり入れたいというふうには考えているという結果でございます。  そこで、どういうふうに検討するかということでございますけども、国の動向をちょっと見ますと、昨年六月の安倍首相が議長の未来投資会議でまとめた未来投資戦略二〇一八の素案では、医療分野の中で個人の健康診断や診療、投薬などの情報を医療機関の間で共有できるような保健医療情報ネットワークを整備して、二〇二〇年度の本格稼働を目指すとしております。  この動向がまだその後伝わってきませんけども、そういった国の動向を注視しながら検討を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)私もそのアンケートを確認させていただいています。かなり多くの方が、経費のところだとか、あとセキュリティの面とかで心配されているようでありますし、将来的には導入すればというところも七割弱ぐらいいるというのも把握させていただいています。  ですが、この同じシステムをですね、導入するというのは大変厳しいかなというところとハードルが高いというところは、結構視察が多いみたいなんですけど、そういった中でいろいろなところの声も聞いていて、難しいんやなというのはわかっております。  そういったところも認識はしているんですが、隣市であります豊後高田市さんのほうについてはもうその一部をですね、使い始めているというところで、宇佐市がちょっと出おくれているという形になっているとは思っています。  今後、団塊の世代が七十五歳以上になる二〇二五年までですね、あと数年でございます。全人口の二割弱に当たる約二千二百万人が七十五歳以上という超高齢化社会のほうが到来すると。  今後、世代を比べて極端に人数が多いと言われていた団塊の世代がですね、医療や介護を受ける側に回って、高齢化で社会保障に必要な費用が急増するともいうふうに言われており、宇佐市の状況は若干ちょっと遅くなるかもしれませんけれども、いずれ訪れる課題だと認識のほうをしております。少しでも早い導入を検討していただきたいということでお願いして、次のほうに行かせていただきます。  続いて、全国の医療ケア児の支援が広がっている中の宇佐市での取り組みなんですけども、近年の新生児医療の発達によってですね、医療的ケアが必要な子供が急増しているということで、文部科学省の全国調査のほうによりますと、医療的ケアが必要な児童数が平成二十三年五月の段階で一万九千三百三名、二年後の平成二十五年五月では二万五千百七十五名とおよそ六千名も増えていると。それからもうかなりたっているんで、さらに増えているという話になります。  また、働きながら子育てしやすい環境を広げていくためにはですね、さらなる支援も必要だというふうに考えておりまして、現在、障害の軽度なものであればですね、保育園や幼稚園でお預かりができるというのも可能かというふうには思いますけども、医療的ケア児になりますと預かるところについては大変厳しく、医療的ケアに対応できるスタッフ、主に看護婦が十分に配置できないというふうに聞いております。また、安全性も確保できないというふうに思っております。  まず、ケア児が入所できる事業所のほうを聞こうと思ったんですが、答弁のほうでいただいていたんで、ちなみに幼稚園とか保育園で今受け入れ可能な場所はですね、市内に何カ所あるんでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。多田羅議員の再質問にお答えをします。  当市にも以前より入所の相談はございましたけども、入所に関しましては集団保育ができるということや看護をするための看護師が必要なことから、現在受け入れができる保育所は見つかっておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それでは、現在そういった施設等とかでですね、登録待ちというか、待機と呼ばれる家庭は現在どれぐらい残っているのか、市内の状況をお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  現在、在宅におります医療的ケアが必要な未就学児につきましては二人ほどいるというふうに把握をしております。  県下の状況でございますけども、受け入れできている市町村はほとんどない状況でございますが、本年十月より大分市が受け入れを始めたという話は聞いております。  本市につきましても、入所に関しましては、子供はもとより、二十四時間三百六十五日看護をしなければならない保護者の体力的や精神的な負担を少しでも軽減できるように、現在、県や市の関係課、それから園長会とも連携をとりながら、来年度の入所から受け入れができないか現在調整をしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)高齢障害者による介護保険サービスの円滑な利用を促進するための見直しを行うとともにですね、障害者支援のニーズの多様化にきめ細かく対応するための支援の充実などを図るなど、サービスの質の確保、向上を図るための環境整備等を行うということで、厚生労働省のほうから、医療的ケアの必要な子供の支援の充実に向けてということで取り組みが進められております。  医療、福祉、子育て支援、保健、教育等、多岐にわたる分野の連携が必要不可欠というふうになってきていると思います。今後のさらなる支援のお願いをしまして、次のほうに行きたいと思います。  一項目めの最後になります。四項目めの認知症と思われる症状になったときですね、どこに相談すればいいのかというところになるんですが、皆さん御存じのとおり、誰でも年をとったら物覚えが悪くなったり、人の名前をですね、思い出せなくなったりということであります。  こうした物忘れはですね、脳の老化のものでございまして、しかし認知症は老化による物忘れとは違って、何らかの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態のものを言うようでございます。
     認知症が進行すると、だんだん理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになってくるというふうに言われております。私もちょっと勉強するまでは両方同じだったんですけど、一つは病気ということで勉強させていただきました。  市内で物忘れ外来、認知症外来というところは聞いていなかったんですが、市内にあるということでよかったんでしょうね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  認知症の専門の外来というのは、市内では心療内科や精神科の医療機関ということになります。  ただ、こちらのお勧めとすれば、かかりつけのお医者さんと相談の上、その紹介で心療内科や精神科、あるいは脳血管性ということもありますし、一部の水頭症で認知症になるということもありますので、脳神経外科の可能性もあります。そういった紹介を受けて鑑別診断を受けるということをお勧めしたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)佐藤第一もよかったんですよね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えします。  議員がお調べになった佐藤第一は脳神経外科があるので、画像診断でわかるような認知症ということでいいんじゃないかなと思います。心療内科のある佐藤第二のほうが一般的なアルツハイマー等の認知症の診断には適切かなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)了解いたしました。じゃあ、まず答弁書で書かれていますとおり、各地域包括支援センターや介護保険課のほうにも相談していただければというところで、そちらのほうに話が進むということですね。  ちょっといろいろ勉強していった中で、大分オレンジドクターというところを耳にしたんですが、どのような役割を担っているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えします。  大分オレンジドクターは大分県が登録したもので、認知症の早期診断、早期支援体制の充実を図るという目的で、認知症の医療の研修を修了した医師を大分オレンジドクターとして登録しております。  日本語で言うと、物忘れ・認知症相談医というふうに呼んでおりますけども、市内では二十三の医療機関に三十一名の医師が登録されておりまして、所属される医療機関の受付、あるいは待合室に登録プレートが掲示されております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)今日の大分合同新聞のほうにも掲載のほうがされておりました。認知症予防に三つの習慣、三千三百歩以上、適度な会話と睡眠が効果があるというふうな形でございます。私もしっかり覚えておきたいと思います。  最後になりますけども、近隣他市と比べて劣らないよう、また利用者目線でですね、しっかり医療、治療が受けられるよう、お医者さんと行政で今以上にしっかり連携をとっていただきたいと言わせていただいて、次のほうに行きます。  二項目めの外国人受け入れ環境のほうでございます。  一点目のワンストップ窓口と、二点目の日本語の不自由さのほうについてはあわせて質問させていただきますが、今、市内の外国人で最も多い出身国はどこになりますでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)市民係総括。 ◯市民課主幹(総括)市民係担当(川谷雅彦君)市民課総括の川谷です。多田羅議員の再質問にお答えします。  十月末現在の外国人住民七百四十二名中、ベトナムが三百五十五名、四七・八%、中国が百十六名、一五・六%、韓国が七十五名、一〇・一%、以下フィリピン、ミャンマー、ネパール等となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)一般的に考えると、転入、転出、転移届と、あと外国人同士の婚姻、出生、死亡等で窓口に来られると思いますが、今現在最も多い窓口業務は何かお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)市民係総括。 ◯市民課主幹(総括)市民係担当(川谷雅彦君)お答えします。  市民課で平成三十一年四月から令和元年十月までの移動件数として三百七十六件、うち入国後の住所設定が百二十九件、転入が九十四件等となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)その際にですね、窓口業務として、他市と比較して構築、運営に対して不足していることってありますでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)市民係総括。 ◯市民課主幹(総括)市民係担当(川谷雅彦君)お答えします。  外国人の受け入れの際には外国人受け入れの雇用主さんとか学校関係者が一緒に手続に参られておりますので、特に市民課で手続に対して不自由が起こっているような事例ちゅうのは今のところ感じておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)他市と比べて劣っていないでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)市民係総括。 ◯市民課主幹(総括)市民係担当(川谷雅彦君)お答えします。  申しわけありません。他市の状況については市民課のほうではちょっと押さえておりませんので、はっきりお答えすることはできません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)答弁書のところで、新しい新庁舎になった際は担当窓口に引き継ぐように考えるということで、これってワンストップになっちょるのではないかなというふうに思いますけど、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)契約管財課長の田中です。多田羅議員の再質問にお答えします。  新庁舎は外国人がワンストップになっていないのではないかということなんですけども、本来のワンストップ窓口というような形にはなっておりませんけれども、先ほど答弁でも言わせていただいたんですけれども、ワンフロアで、通常のよく住民の方が利用するフロアを一階に集中し、コンパクトにできる限りまとめてやっていくということで、ほとんどワンストップに近い形で、ワンフロアで全てできるような形でやっていくところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)済いません、違います。この答弁書の中で、担当窓口に引き継ぐように考えておりますちゅうことがワンストップ化になっているんじゃないですかちゅう意味で質問したんです。 ◯議長(衛藤博幸君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)失礼いたしました。宇佐市の場合は新庁舎についてですね、ここに書いているとおり、受付の窓口カウンターで外国人を案内係が受け付けをしまして、そこで来庁の目的を聞きながらその窓口に案内するという形をとっていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)言葉の壁を越えてですね、しっかり外国人の住民サービスができればというところで問題ないと思います。  これをちょっと質問させてもらった経緯がですね、全国では整備として新たなワンストップ相談窓口の構築、充実に必要な経費等運営費として、ワンストップ相談窓口の維持運営に必要な経費として国が支援する交付金があります。  現時点では三次募集で全自治体千七百八十八団体に拡大して、宇佐市だと今七百四十二名ということなんで、上限三百万円の交付のほうになります。  これからまだまだ増加する外国人に対してですね、きめ細やかなサービスの向上に尽くしていただくとともに、外国人の受け入れ環境整備事業という国の補助事業をですね、有効に使って財源確保したほうがいいんじゃないかなというふうなことで話をさせていただいて、次のほうに行きたいと思います。できれば国の補助金を使ったほうが俺はいいんじゃないかなというふうに思います。  続いてですけども、三項目めですね。市内のJRの駐輪場についてでございます。  一点目のほうについてはどのように運用されているかというところになりますけども、玄関駅として位置づけられている宇佐と柳ヶ浦だけがしっかり管理されているというところですね。  ほかのところがどこの管理になるのかというのも聞こうと思ったんですが、宇佐が玄関駅、柳ヶ浦が観光拠点駅ということで、次の豊前善光寺のところになるんですけど、学生利用促進駅というのはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。  済いません、そういった明確な位置づけは出しておりませんけども、確かに学生利用が多い現実がございますので、そういった考えは持っていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)その後ろでですね、二点目のほうですけども、先日ですが、市内のJRの駐輪場をですね、一番東からということで、西屋敷、宇佐、長洲、柳ヶ浦、豊前善光寺、天津ということで六カ所、ほかの市と比べると大変多くJRの駅がとまるというところになります。  そういった中で、一番気になったのが豊前善光寺でございます。善光寺のほうは、管理されていないと言えばない、していると言えばちょっと横のほうに使っていない自転車が置いているんですが、大体百台弱ぐらい自転車が置かれております。  駐車場のほうまでですね、はみ出しているということで、先ほど線もなくて無造作に置かれているというところもあったんですけども、そもそも台数が多過ぎると私は思っています。駐輪禁止区域というところについてはもうはみ出していますね。  あと、要望があればということで協議を行っていきたいという答弁だったんですけども、そもそも中学生、高校生なんで、なかなか声が届きにくいんじゃないかなというふうに私も思います。  大変厳しいと思いますけども、多くの子供たちが使っている豊前善光寺の駅の駐輪場をですね、市の管理に変えてですね、そういった屋根等を設置するというのも厳しいんでしょうかね。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口です。お答えいたします。  御指摘のとおり、答弁もしましたけども、駐車場の枠線の中にはみ出しているとかいう状況がございまして、これにつきましては善光寺駅の無人化の際にも御意見をいただいたというふうに記憶しております。  そして、JRへの要望に対して、敷地がJR敷地ということもございまして、要望をしている経過がございます。いまだに実現していないということでございます。  これは今からJRが対応するかというとなかなか厳しいというふうに認識しておりまして、この件に関しまして、その敷地の所有者である、高校生からの声があったらということではなくてですね、高校生に対しましてはきちんと整理整頓といいますか、促していただくよう学校側には働きかけたいとは思うんですけども、そもそもの整備につきましてはJRと、過去の経緯もございますので、その敷地の所有者としてどういうふうにできるかというのは協議してまいりたいというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)もう一点気になるところがありまして、駅正面の入り口の右側にあるですね、管理できていない花壇といいますか、植えている場所がですね、かなり邪魔しているというイメージがあります。  そういったところを撤去して駐輪場を広げることができないかということで、そこもあわせてですね、お願いしたいというところでございます。  利用者は北部校区、西部校区の多くの学生が使っております。また、産業高校の方も使っていると思いますんで、ぜひ前向きに進めていくことを期待して、次のほうに入らせていただきます。  四項目めのところでございます。防災についてでございますけども、今議会で九名の方がハザードマップ、防災関係の件に手を挙げております。私も六番目で、ほとんど言うことはないんですが、一点だけちょっと言わせていただきますと、昨年の西日本豪雨で甚大な被害があった岡山県倉敷市真備町地区はですね、防波堤などの決壊で浸水した範囲がハザードマップとほぼ想定どおりだったということで聞いております。  ですが、その内容を理解していた住民が二四%と大変低く、逃げおくれて多くの被害が出たということになっております。  そういったインターネットとかホームページとかを検索できる世代は全然問題ないんですが、高齢者等にですね、どう理解させていくのかというこの一点だけ、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えをします。  ハザードマップの周知でありますけども、土砂災害のハザードマップにつきましては、平成二十九年度から、県の調査が終わったものから年度ごとに順次作成をしておりまして、その都度、該当地区には配布をしております。  それから、今作成をしております洪水の分につきましても、でき上がりましたら該当する地域の方々に配布をしたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)配布するだけではなかなか理解をさせるためとちょっと違うんですけど、いろいろ手法を凝らしていただきたいなというふうに思います。  余り時間がないんで、小中学校の空調のほうにですね、入りたいと思います。  現在のところ整備の計画はありませんということで、普通教室並びに特別教室のほうがということで、やっと完了したというのも理解はしております。もともとの出だしが遅かったというのもあったと思いますけども、避難所として今、小中学校が指定されています。  避難した際に逆に熱中症になったケースだとかという声も聞きますし、全国的にも避難所の強化を含めた体育館の空調の整備もどんどん進みつつありますんで、今後どんな激甚災害が起きるかもわかりません。  避難して、蒸し風呂のようなところにですね、おって、熱中症になることだけは避けていただきたいというふうに思いますし、全部の小中学校に設置するとなったら莫大な金額がかかるというのも理解しています。随時、モデルでも決めて、少しずつでも進めていっていただきたいなというふうに思います。
     ちなみに、何かあったときというのは、学校のほうにエアコンがついているんでそっちのほうは使用可能なのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  確かに市内小中学校の体育館にはエアコン、空調設備はありません。ただ、回答させていただきましたように、校舎のほうには整備ができておりまして、普通教室については一〇〇%、特別教室についてはおおむね中学校で四六%、小学校で三三%程度ついておりますので、状況によっては校舎側のほうに避難していただくということは可能だと思いますので、関係課と協議したいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)続いて、街灯についてでございます。  一点、二点目あわせて質問させていただきますけども、最近ちゅうか直近では夕方五時を過ぎると大変暗く、真っ暗なほうになってきております。  宇佐産の学生たちが部活などでですね、遅くなったり、帰宅するころにはもう真っ暗だと思いますが、特にこの質問でも挙げさせていただいていますローソンから灯籠と言われるところについては、あるにはあるんですけど、点々としているというか、ちょうど抜けているところがあって、そこがかなり暗いように私は思います。  予定の設置枠というか、市の事業でですね、まだ余裕があるのかとか、また、まだ設置ができるということでいいのかお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  議員御指摘の場所につきましては、豊前善光寺駅から宇佐産業科学高校まで、県道豊前善光寺停車場線という名前ですけども、約三・五キロございます。  現地を確認しましたところ、県が設置したのが四カ所、地域の方がつけている防犯灯が二十二カ所ございました。  間にやっぱり空白地帯が数カ所ございましたので、地区のちょうど境とかそういったところはやっぱり設置されておりませんでした。ですから、地域の方の御協力をいただければ安心安全みまもり事業の街灯ができます。  予算につきましては、年間約六十から七十基を想定しております。今現在二十七基を設置し、二十基を今発注しておりますので、あと十五カ所から二十カ所ぐらいは設置可能と思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)了解いたしました。  駅と四日市が離れているというのもありますし、そういったところで田んぼの真ん中に街灯を作るというのも大変厳しいかもしれませんけども、駐輪場でも同じでございます。子供たちのために設置を要望するとともにですね、直近では声かけ事案とかいうのもですね、発生しておりますし、こういったのも県内で多発されております。  市内でも不審者情報が寄せられている中、防犯対策にもつながると思いますので、ぜひ前向きに検討していただけるということで、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  ちょっと二分残りますけども、これで私の一般質問を終わらせていただきます。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、多田羅純一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は明日五日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間ありがとうございました。                     散会 午後三時三十六分 宇佐市議会...