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2019年09月13日 令和元年第4回定例会(第5号) 名簿
2019年09月13日 令和元年第4回定例会(第5号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2019-09-13
    2019年09月13日 令和元年第4回定例会(第5号) 本文


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    最終取得日: 2023-03-29
    2019年09月13日:令和元年第4回定例会(第5号) 本文 (257発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (五日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年九月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年九月十三日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求  ┃ ┃      │                     │ める者   ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┨ ┃十番    │一、観光について             │市長、教育長 ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)宇佐市の現状について。(観光入込客  │および    ┃
    ┃      │  数、平均消費額、訪問目的別、発地別  │担当部課長  ┃ ┃      │  等)                 │       ┃ ┃      │ (2)観光を通じての宇佐市への経済波及効  │       ┃ ┃      │  果は。                │       ┃ ┃      │ (3)ラグビーW杯に向けての対応は。    │       ┃ ┃      │ (4)今後、どのような観光誘客を目指して  │       ┃ ┃      │  いくのか。              │       ┃ ┃      │二、長洲公民館建て替えについて      │       ┃ ┃      │ (1)現在の議論の状況は。         │       ┃ ┃      │ (2)現在の利用状況。           │       ┃ ┃      │ (3)長洲中学校区に於いて中核となる施設  │       ┃ ┃      │  である。最優先すべきでないか。    │       ┃ ┃      │三、事故を未然に防ぐために        │       ┃ ┃      │ (1)今夏も全国各地で子供が犠牲となる水  │       ┃ ┃      │  難事故が頻発した。学校での注意喚起  │       ┃ ┃      │  は。                 │       ┃ ┃      │ (2)以前、提起したが、プールの授業で水  │       ┃ ┃      │  難事故を想定した教育はなされたか。  │       ┃ ┃      │ (3)自転車通学時の交通ルール、マナーに  │       ┃ ┃      │  ついての教育は。           │       ┃ ┃      │四、不登校について            │       ┃ ┃      │ (1)現在、市内に於ける不登校者数とその  │       ┃ ┃      │  原因について。            │       ┃ ┃      │ (2)どのような対応をとっているか。    │       ┃ ┃      │五、健康維持に向けて           │       ┃ ┃      │ (1)医療費の推移と、過去の取り組み(健  │       ┃ ┃      │  康チャレンジ等)による効果につい   │       ┃ ┃      │  て。                 │       ┃ ┃      │ (2)他自治体で実施されている「健幸ポイ  │       ┃ ┃      │  ント」については検討したことがある  │       ┃ ┃      │  か。                 │       ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┨ ┃五番    │一、天津地区への移住・定住促進について  │市長、副市長、┃ ┃中本 毅君 │  マブチの跡地に樹脂製部品大手の三光  │教育長    ┃ ┃      │ 合成が自動車部品工場を新設し、従業員  │および    ┃ ┃      │ は約三十名とされる。行政や民間による  │担当部課長  ┃ ┃      │ 住宅整備が近隣で行われるか、また、近  │       ┃ ┃      │ 隣の住宅環境について市の認識は。社員  │       ┃ ┃      │ や関係者の天津地区への定住を支援し、  │       ┃ ┃      │ 天津地区のさらなる振興を図ってはどう  │       ┃ ┃      │ か。天津地区には千三百年以上の歴史が  │       ┃ ┃      │ あり高い文化財的価値を有する、地域住  │       ┃ ┃      │ 民の誇りである二葉山神社を始め、双葉  │       ┃ ┃      │ の里、覚正寺、宮熊布津部海岸、萩原城  │       ┃ ┃      │ 址、五十石川、龍護山 西安寺、城八幡  │       ┃ ┃      │ 宮など、歩いて健康的で楽しい町並みも  │       ┃ ┃      │ ある。こういった地域の魅力発信ととも  │       ┃ ┃      │ に、天津地区への移住・定住をさらに推  │       ┃ ┃      │ 進しては。               │       ┃ ┃      │二、家族旅行村「安心院」の指定管理につ  │       ┃ ┃      │ いて                  │       ┃ ┃      │  現行の指定管理期間が来春で終わる。  │       ┃ ┃      │ 家族旅行村の老朽化に伴うリニューアル  │       ┃ ┃      │ は、小手先のメンテナンス程度で済ませ  │       ┃ ┃      │ るべきではない。リニューアル方針にリ  │       ┃ ┃      │ スクや不確実性の度合いが高く、家族旅  │       ┃ ┃      │ 行村の管理運営を受託するための入札金  │       ┃ ┃      │ 額を決めることは、どんな事業者にとっ  │       ┃ ┃      │ ても難しいのが現状ではないか。業務内  │       ┃ ┃      │ 容を軽く見た事業者が落札した結果、事  │       ┃ ┃      │ 故が起きたり、旅行村が寂れたりすると  │       ┃ ┃      │ いう、万一の事態も危惧される。本年九  │       ┃ ┃      │ 月十三日の指定管理に関する説明会は、  │       ┃ ┃      │ どのような内容であるか。家族旅行村は  │       ┃ ┃      │ バーベキューが大人気で、「観光+バー  │       ┃ ┃      │ ベキュー+宿泊」を前面に押し出してP  │       ┃ ┃      │ Rすれば、さらに人気が出るのではない  │       ┃ ┃      │ か。安心院には豊後牛や地産ワインもあ  │       ┃ ┃      │ るのが更なる強みである。家族旅行村は  │       ┃ ┃      │ 端から端まで一キロメートル以上もあ   │       ┃ ┃      │ り、広すぎて管理が難しいように思われ  │       ┃ ┃      │ る。せめて宿泊やバーベキューは管理セ  │       ┃ ┃      │ ンターから見渡せるようにしてはどう   │       ┃ ┃      │ か。家族旅行村が今後さらに発展すれ   │       ┃ ┃      │ ば、いずれ「小さな湯布院」のような、  │       ┃ ┃      │ 小洒落た観光地になる可能性を秘めてお  │       ┃ ┃      │ り、今後も期待が大きい。市の一連の考  │       ┃ ┃      │ えは。                 │       ┃ ┃      │三、女性の活躍推進について        │       ┃ ┃      │  宇佐市において、部長級の女性職員は  │       ┃ ┃      │ 二名いた時期もあるが、現在は一名とな  │       ┃ ┃      │ っている。定年退職により、来年度は〇  │       ┃ ┃      │ 名になってしまうのでないかと懸念する  │       ┃ ┃      │ 声もある。市の基本姿勢として、女性の  │       ┃ ┃      │ 活躍推進に積極的だと理解しているが、  │       ┃ ┃      │ 来年度以降の女性の幹部登用に関する市  │       ┃ ┃      │ 長の方針は。              │       ┃ ┃      │四、重度障害者タクシーチケットについて  │       ┃ ┃      │  導入され、おおむね好評であると理解  │       ┃ ┃      │ しているが、チケットの利便性や使い勝  │       ┃ ┃      │ 手について、市はどのような意見を聞い  │       ┃ ┃      │ ているか。今後の方針は。        │       ┃ ┃      │五、教育現場の人材確保対策について    │       ┃ ┃      │  教育現場においても人手不足は深刻で  │       ┃ ┃      │ あると聞く。多人数学級支援員などは、  │       ┃ ┃      │ 教員免許を要件から外しても良いのでは  │       ┃ ┃      │ ないか。人材確保の促進につながると思  │       ┃ ┃      │ うが、市教委の考えは。         │       ┃ ┃      │六、夏休みの宿題について         │       ┃ ┃      │  夏休みの宿題の分量について、保護者  │       ┃
    ┃      │ から様々な意見がある。ある小学生の事  │       ┃ ┃      │ 例では、計算ドリル、漢字プリント、プ  │       ┃ ┃      │ リント集は豊富な分量が課されている。  │       ┃ ┃      │ 加えて、絵日記、普通の日記、読書感想  │       ┃ ┃      │ 文、工作や自由研究など盛りだくさんで  │       ┃ ┃      │ あり、他に、毎日の歯磨きチェック、健  │       ┃ ┃      │ 康観察、縄跳びも課されている。これは  │       ┃ ┃      │ 一例であり、宿題の内容や分量は学校、  │       ┃ ┃      │ 学年や教師によって当然異なると思われ  │       ┃ ┃      │ る。宿題は多い方が良い、公教育でしっ  │       ┃ ┃      │ かり学力保証を行って欲しいとの意見も  │       ┃ ┃      │ あれば、さりとて子供が宿題に追われ過  │       ┃ ┃      │ ぎて余裕がない、チェックする保護者の  │       ┃ ┃      │ 負担も大きいとの意見もある。そもそも  │       ┃ ┃      │ 宿題は、適度な内容、適度な難易度、適  │       ┃ ┃      │ 度な分量に個人差がある。「ちょうど良  │       ┃ ┃      │ い宿題」の一律な設定は、児童・生徒に  │       ┃ ┃      │ とっても教師にとっても難しいことであ  │       ┃ ┃      │ る。改善策の一案として、児童・生徒が  │       ┃ ┃      │ 宿題を選択できる方式にすることが挙げ  │       ┃ ┃      │ られる。ある県立高校の例であるが、今  │       ┃ ┃      │ 夏の宿題で、同一科目において内容・難  │       ┃ ┃      │ 易度の観点から三種類が用意されてお   │       ┃ ┃      │ り、生徒がそのうち一種類を選択する方  │       ┃ ┃      │ 式が採られていた。「選べる宿題」の是  │       ┃ ┃      │ 非について、市教委の認識は。      │       ┃ ┃      │七、子供の読書活動推進について      │       ┃ ┃      │  子供の読書活動優秀実践図書館として  │       ┃ ┃      │ 宇佐市民図書館が文部科学大臣賞を受賞  │       ┃ ┃      │ した。関係各位に深く敬意を表すととも  │       ┃ ┃      │ に、さらなる実践に期待したい。今後の  │       ┃ ┃      │ 取り組み方針は。            │       ┃ ┃      │八、サマーインジャパンについて      │       ┃ ┃      │  一般社団法人サマーインジャパンは、  │       ┃ ┃      │ 非営利教育支援団体として、二〇一三年  │       ┃ ┃      │ から毎年、大分県内でハーバード生が講  │       ┃ ┃      │ 師の英語サマースクールを開催してい   │       ┃ ┃      │ る。団体の目的は二つあり、一つは、二  │       ┃ ┃      │ 十一世紀にふさわしい教育を世界中の子  │       ┃ ┃      │ 供たちに提供することである。もう一つ  │       ┃ ┃      │ は、海外の大学生を日本に招いて日本の  │       ┃ ┃      │ 良さを知ってもらい、広めてもらうこと  │       ┃ ┃      │ である。サマースクールは、二〇一四年  │       ┃ ┃      │ 度には経済産業省主催の「第五回キャリ  │       ┃ ┃      │ ア教育アワード」奨励賞を受賞してい   │       ┃ ┃      │ る。二〇一九年度は、国東市や大分市に  │       ┃ ┃      │ て一日コースも設けられている。宇佐市  │       ┃ ┃      │ としても趣旨に賛同し、何らかの形で参  │       ┃ ┃      │ 画を模索してはどうか。         │       ┃ ┃      │九、多文化共生やインバウンド観光振興に  │       ┃ ┃      │ おけるAI(人工知能)通訳機の活用に  │       ┃ ┃      │ ついて                 │       ┃ ┃      │  音声通訳機の技術革新は著しく、急速  │       ┃ ┃      │ に普及が進んでいる。一例として、ソー  │       ┃ ┃      │ スネクスト社の「ポケトーク」というA  │       ┃ ┃      │ I通訳機は、世界七十四言語に対応し、  │       ┃ ┃      │ 数万円の価格で、かつ実用に堪える精度  │       ┃ ┃      │ で人気を博し、累計五十万台超を出荷し  │       ┃ ┃      │ ている。多文化共生の推進や、インバウ  │       ┃ ┃      │ ンド観光の振興において、AI通訳機の  │       ┃ ┃      │ 活用を検討してはどうか。        │       ┃ ┃      │十、トライアル宇佐店跡地の利活用につい  │       ┃ ┃      │ て                   │       ┃ ┃      │  跡地は非常に交通量の多い交差点に面  │       ┃ ┃      │ しており、市役所にも近いなど、「宇佐  │       ┃ ┃      │ の一等地」という見方もなされている。  │       ┃ ┃      │ 建物は築年数が経過しているものの耐震  │       ┃ ┃      │ 基準を満たしていると推定されている。  │       ┃ ┃      │ 駐車場も十分にある。跡地の利活用がい  │       ┃ ┃      │ かになされるか、市民の関心も高いが、  │       ┃ ┃      │ 市の認識は。              │       ┃ ┃      │十一、ごみ処理施設建設に関する宇佐・高  │       ┃ ┃      │ 田・国東広域事務組合から宇佐市への報  │       ┃ ┃      │ 告について               │       ┃ ┃      │  本年七月、宇佐・高田・国東の三市は  │       ┃ ┃      │ 処理方式について合意をした。焼却炉の  │       ┃ ┃      │ タイプが決まったことで来年度以降も国  │       ┃ ┃      │ の交付金を受けられる見通しになったと  │       ┃ ┃      │ 聞く。浜高家のごみ焼却センターは老朽  │       ┃ ┃      │ 化が著しく、万一ごみのやり場がなくな  │       ┃ ┃      │ れば市民生活や事業者の活動に重大な悪  │       ┃ ┃      │ 影響が生じるのだから、様々な議論はあ  │       ┃ ┃      │ るにせよ、新ごみ処理施設は不可欠なも  │       ┃ ┃      │ のである。広域事務組合や組合議会は新  │       ┃ ┃      │ 施設の必要性を十分認識し、建設に向け  │       ┃ ┃      │ て積極的に動いているか。宇佐市はどの  │       ┃ ┃      │ ような報告を受けているか。       │       ┃ ┃      │十二、長洲の石干見(いしひび)について  │       ┃ ┃      │  直近も地元団体による小学生向けの体  │       ┃ ┃      │ 験教室が企画されるなど、市民にも注目  │       ┃ ┃      │ されており、改めて観光や文化的な価値  │       ┃ ┃      │ が認識されている。石ひびの保存や活用  │       ┃ ┃      │ について、市の考えは。         │       ┃ ┃      │十三、野生の猿対策としての罠設置につい  │       ┃ ┃      │ て                   │       ┃ ┃      │  常徳や別府(びゅう)を含む市内の様々  │       ┃ ┃      │ な地区で野生の猿が出没している。TO  │       ┃ ┃      │ Sテレビ大分の報道によれば、今年に入  │       ┃ ┃      │ ってから八月二十一日までに猿の目撃情  │       ┃ ┃      │ 報がおよそ百三十件、市に寄せられてい  │       ┃
    ┃      │ る。ドッグフードを狙って犬を脅かした  │       ┃ ┃      │ り、一部の子供たちに恐怖心を与えたり  │       ┃ ┃      │ している。猿捕獲用の罠を市として十基  │       ┃ ┃      │ 程度、導入したいと聞いているが、より  │       ┃ ┃      │ 詳しい説明を頂きたい。         │       ┃ ┠──────┼─────────────────────┼───────┨ ┃九番    │一、介護予防・日常生活支援総合事業(総  │市長、教育長 ┃ ┃河野睦夫君 │ 合事業)の現状と課題について      │および    ┃ ┃      │ (1)要介護認定者数及び介護給付費の推移  │担当部課長  ┃ ┃      │  と今後の見通しは。          │       ┃ ┃      │ (2)総合事業(通所介護、訪問介護)サー  │       ┃ ┃      │  ビスの現状と課題は。         │       ┃ ┃      │ (3)介護予防教室、高齢者ふれあいサロン  │       ┃ ┃      │  の開設状況と今後の課題は。      │       ┃ ┃      │ (4)高齢者「食」の自立支援事業の現状と  │       ┃ ┃      │  課題は。               │       ┃ ┃      │二、認知症対策について          │       ┃ ┃      │ (1)認知症高齢者の推移と今後の見通し   │       ┃ ┃      │  は。                 │       ┃ ┃      │ (2)「認知症予防教室」等の認知症予防の  │       ┃ ┃      │  取り組み状況は。           │       ┃ ┃      │ (3)家族や介護者へのサポート体制や地域  │       ┃ ┃      │  の見守り体制は。           │       ┃ ┃      │三、文化・スポーツの振興について     │       ┃ ┃      │ (1)スポーツ大会等出場補助金について、  │       ┃ ┃      │  近年の九州大会、全国大会出場の件数  │       ┃ ┃      │  及び補助金交付実績は。        │       ┃ ┃      │ (2)文化団体が九州大会、全国大会に出場  │       ┃ ┃      │  した場合の出場補助金の規定はない   │       ┃ ┃      │  が、今後検討する考えは。       │       ┃ ┃      │四、中学校の部活動について        │       ┃ ┃      │ (1)部活動指導員制度とは。        │       ┃ ┃      │ (2)市内中学校の部活動の状況、職員配   │       ┃ ┃      │  置、活動時間は。           │       ┃ ┃      │ (3)部活動指導員の配置状況及び来年度以  │       ┃ ┃      │  降の配置増員計画は。         │       ┃ ┃      │五、農業振興について           │       ┃ ┃      │ (1)耕作放棄地の現状をどうとらえている  │       ┃ ┃      │  のか。また、今後の対策は。      │       ┃ ┃      │ (2)有害鳥獣被害状況の推移は。また、防  │       ┃ ┃      │  護柵の設置状況と補助内容は。     │       ┃ ┃      │ (3)農業後継者や新規就農者支援につい   │       ┃ ┃      │  て、これまでの取り組みの状況と、今  │       ┃ ┃      │  後の見通しは。            │       ┃ ┃      │ (4)就農定住者促進の為の研修事業の具体  │       ┃ ┃      │  的な内容と、就農後の支援は。     │       ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)皆様、おはようございます。議席番号十番、政友会の後藤竜也でございます。  議長の許可をいただきましたので、市政一般に関する質問をさせていただきます。  本日は早朝より、たくさんといいますか一区の皆様方に傍聴に来ていただきまして、ありがとうございます。しっかりと一般質問させていただきます。  一般質問に入る前にですね、皆様もよく聞く言葉で、ピンチをチャンスに変えるという言葉があります。これはもう皆さん何度も聞いたこともあるし、意味も十分皆様わかっていることでありますけれども、これはよくよく深く考えると、なかなか難しい言葉でもあるなというふうにも感じるところであります。  確かに、自分が窮地に追い込まれたときに、何か新しい道を見つけるといいましても、なかなか、窮地に追い込まれると、そういったことにも頭が回らなくなったりとかしますし、また、本当に自分が追い詰められた状況でないと、何かをやろうという気持ちにもなかなかなれないと思います。目の前に危機が迫っていたとしても、今現状でまだ何とか生活が流れていけば、そちらのやすきに流れてしまうところもあるんじゃないかなというふうに思うところがあります。  この後の質問にも関連するんですけれども、例えば、観光について、今、日韓関係の問題で観光客は大変減っております。特に宇佐市の宇佐神宮においても、高橋議員のところもそうだと思うんですけれども、大きな影響を受けている。こういったピンチの状況において、どういうふうに対応していくのかというのは、また大切なことであろうと思います。  簡単に言葉では言うんですけれども、実際に行動に移すのは大変難しくて、それをまた知恵を絞ってですね、官も民も力を合わせていかなければならないなというふうに感じているところでございます。  私もですね、ふだんの生活においても、しっかりとそういった危機感は常に持ちながら頑張っていきたいなと思っております。  それでは、大きく五点につきまして、質問させていただきます。  まず、一点目、観光についての一、宇佐市の現状について、観光入り込み客数、平均消費額、訪問目的別、発地別等についてお伺いいたします。  二点目が、観光を通じての宇佐市への経済波及効果についてお伺いいたします。  三点目が、ラグビーワールドカップに向けての対応についてお伺いいたします。  四点目が、今後どのような観光誘客を目指していくのかについてお伺いいたします。  大きな二点目、長洲公民館についてです。現在の議論の状況についてお伺いいたします。  二点目が、現在の利用状況についてもお伺いいたします。  三点目が、長洲中学校区においてこの長洲公民館というのは中核施設であります。そういった建てかえについては、いろんな事業がありますけれども、最優先して行うべきではないでしょうか。  大きな三点目、事故を未然に防ぐためにの一点目、今年の夏も全国各地で子供、もしくは大人も犠牲になる水難事故が頻発いたしました。学校での注意喚起はどうなされているのかお伺いいたします。  二点目、以前、この議会でも、私、提起いたしましたけれども、プールの授業が始まるときに水難事故を想定した教育をしていれば、未然に防げるのではないかという提言もいたしました。その後、どのように教育がなされたのかお伺いいたします。  三点目が、自転車通学時の交通ルール、マナーについて、どのように教育しているのかお伺いいたします。  大きな四点目、不登校についてです。  一点目、現在、市内における不登校者数とその原因についてをお伺いいたします。  また、二点目が、どのような対応をとっているのかも、あわせてお伺いいたします。  大きな五点目、健康維持に向けての一点目、医療費の推移と過去の取り組み、健康チャレンジ、もしくは、宇佐市薄味等ですね、そういった取り組みをされておりますけれども、その効果は、実際、医療費にどのようにあらわれているのかお伺いいたします。  二点目、他自治体で実施されております健康ポイント、歩くとポイントがたまって、例えば、アマゾンポイントにかえれるとかですね、大分県では歩得とかいうのもありますけれども、そういった取り組みについては、宇佐市独自で検討したことがあるのかどうかお伺いいたします。  以上、大きく五点について質問いたします。簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、健康維持に向けての一点目、医療費の推移と過去の取り組みによる効果についてでありますが、本市の国民健康保険における平成三十年度の医療費は約五十五億八千四百万円で、二十九年度と比較いたしますと、約三億五千万円の減となっており、二十七年度より毎年減少いたしております。  医療費の推移を見るための指標である国民健康保険の一人当たり医療費は、平成三十年度、約四十三万四千円で、二十九年度と比較すると、約一万二千円の減となっております。  県内順位では、平成二十八年度は高いほうから十八市町村中、五位であったものが、二十九年度は九位となりました。三十年度においても、順位が下がることが見込まれております。  本市においては、平成二十四年度より健康づくり戦略に取り組んでおり、二十九年度から健康づくり戦略第二弾として、みんなで健康、生涯元気をスローガンに、新たな内容で展開をいたしております。  一つ目は、高血圧や糖尿病を予防することを目的とした減塩キャンペーンと適糖キャンペーン、二つ目は、糖尿病や腎臓病などの重症化予防対策、三つ目は、がん検診や特定健診受診率向上対策、四点目は、健康づくりのきっかけと習慣化を目的とした健康チャレンジ、五点目は、健康推進員や食生活改善推進員など、地域での健康づくり組織の支援、この五つの柱を中心に取り組んでおります。  その効果の一つとして、国民健康保険一人当たり医療費が減少し、取り組みを始めた平成二十四年度には、県平均との差が約三万円あったものが、二十九年度では約一万円まで縮まっております。  今後も、健康づくり戦略をさらに充実させ、市民の健康維持と医療費の削減に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの不登校についてを、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、不登校についての一点目、現在、市内における不登校者数とその原因と、二点目、どのような対応をとっているかについては関連がありますので、一括してお答えいたします。  文部科学省の調査では、不登校児童生徒とは、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいは、したくともできない状況にあるために、年間三十日以上欠席した者のうち、病気や経済的理由によるものを除いたものと定義されております。  県教育委員会が実施した令和元年度一学期いじめ・不登校状況に関する調査では、市内の小中学校の不登校児童生徒は二十一名です。原因については、無気力や不安傾向が多く見られ、対人関係の不適応や学業・家庭環境に関する不安等、幾つかの要因が複雑に重なり、登校できにくい状況にあると捉えています。  不登校対応については、まず、不登校は、取り巻く環境によってはどの児童生徒にも起こり得ること、不登校そのものは問題行動ではないことを児童生徒・保護者に知らせること等の不登校の捉え方の共通認識を持った上で、個々の不登校児童生徒の状況に応じた多様な支援が必要であります。さまざまな社会的背景や課題を抱える児童生徒に対する教育相談体制を充実させるよう、組織的な取り組みを大切にしながら、きめ細やかな支援を進めております。  市内各小中学校においては、いじめ・不登校対策委員会を設置し、未然防止に向けた児童生徒の小さなサインを見逃さない取り組みを進めるとともに、家庭訪問を行い、児童生徒、保護者とつながりながら支援しております。  今後も、教員とは異なる専門性や経験を有するスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、また、地域児童生徒支援コーディネーター、教育支援センターなどの活用により、専門機関や各種関係機関と連携しながら、チーム学校、全員で児童生徒を見守り、支援を行っていくことで、組織的に課題解決を図っていきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの観光についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、観光についての一点目、宇佐市の現状についてですが、主要十三施設の観光入り込み客数は、平成三十年、約二百九十二万人で、宇佐神宮、九州自然動物公園アフリカンサファリを中心に、前年比五十三万人増となっています。発地別は、ツーリズムおおいたの調査によると、福岡県が多く、次いで山口県、熊本県となっています。  平均消費額と訪問目的別は把握できていませんが、本年度から詳しい調査とデータ収集のため、市内宿泊施設や市内外のイベントでアンケート調査を行い、訪問目的などの調査を実施しているところです。  二点目、観光を通じた宇佐市への経済波及効果についてですが、個別に調査は行っていませんが、一般的に、観光においては宿泊業、運輸・郵便業、商業、飲食サービス業、その他の対個人サービス業に経済効果があると考えています。  三点目、ラグビーW杯に向けての対応についてですが、パンフレットや看板などのインバウンド対策にあわせて、観光客の多くは、大分市、別府市、由布市に宿泊するということから、滞在中に本市に来ていただくことを目的に、近隣市の宿泊施設約百七十カ所に観光パンフレットやインバウンドパンフレットを配置しました。また、英語版の宇佐市公式フェイスブックを開設し、定期的な情報発信に努めています。さらに、八月には、外国人ライターに取材やSNSで本市のPRをしていただいたところです。
     今後の取り組みとしては、九月にラグビーワールドカップ必勝応援キャンペーンとして、宇佐神宮での特別必勝祈願体験ツアーや観戦チケットを持って参拝した方にカチえびのプレゼントを、十月には、必勝祈願バスツアーの旅と銘打った宇佐神宮や四日市人形の絵づけ体験や、安心院葡萄酒工房を巡るインバウンドバスツアーなどを予定しています。また、これらの取り組みに加えて、各種イベントでの出展PRと、大会期間中に大分市のホルトホールで行われる情報発信スペースに十二日間出展し、特産品の紹介やお酒の試飲などを行い、本市への誘客に努めてまいりたいと考えています。  四点目、今後、どのような観光誘客を目指していくのかについてですが、二〇二〇東京オリンピック・パラリンピック競技大会などのビッグイベントを見据え、本市の知名度向上のための情報発信、インバウンドを含めた観光客の受け入れ体制、魅力ある観光地としての資源活用、観光振興を牽引する人材・組織、それぞれの強化を図り、誘客に努めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの長洲公民館建てかえについてと、三項目めの事故を未然に防ぐためについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長の上田でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、長洲公民館建てかえについての一点目、現在の議論の状況はについてですが、長洲公民館建設基本構想については、長洲公民館建設懇話会、宇佐市公民館整備計画等検討委員会の開催を経て、平成二十八年三月に策定しました。そして、本年二月に、長洲中学校区の住民代表の方々に、経過と基本計画(案)について説明し、御意見をいただいたところです。  二点目、現在の利用状況についてですが、利用人数、利用件数ともに、平成二十七年度をピークに減少傾向にあり、平成三十年度の利用件数は延べ一千六十四件、利用人数は一万四千九百四十七人となっています。主な利用目的としましては、公民館学級の開催、卓球、体操やヨガ、ダンスなどとなっています。  三点目、長洲中学校区において中核となる施設である。最優先すべきでないかについてですが、現在、基本計画の策定に向け、作業を進めているところであり、公民館整備計画等検討委員会に諮りながら、令和二年度に基本設計・実施設計等を行う計画としております。  次に、三項目め、事故を未然に防ぐためにについての一点目、水難事故防止のための学校での注意喚起はと、二点目、プールの授業で水難事故を想定した教育はなされたかについては関連がありますので、一括してお答えします。  市教育委員会では、各小中学校へ水泳等の事故防止等について文書で通知するとともに、定例の校長・所長会や教頭会において、水難事故の未然防止やプール指導における安全確保について議題に挙げ、水難事故防止のための安全指導の徹底を図っています。  市内全ての学校において、大型連休前や長期休業前に、各学級や全校集会の場、体育の授業の中で、水難事故防止のため注意喚起を行っています。プール指導の際には、着衣水泳やペットボトル等を用いた危機回避の方法を体験する等、児童生徒がみずから実感し、危険を回避できるような安全指導を行っている学校もあります。また、保護者に対しては、PTAの懇談会で話題にしたり、各家庭に文書を配布したりして注意喚起をしています。  三点目、自転車通学時の交通ルール、マナーについての教育はについてですが、今年度も市内全中学校において、自転車交通安全教室を実施、または予定しております。また、警察署や自動車学校等の専門機関による交通ルール、マナーについての教育を行い、交通安全教育の徹底に努めています。  特に、危険運転や交通ルール違反をしないよう、自転車利用時の留意事項として定めた自転車安全利用五則を改めて認識させるとともに、自転車の整備点検や防犯の意識を高める指導もあわせて行っています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの健康維持に向けての二を、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  五項目め、健康維持に向けての二点目、他自治体で実施されている健幸ポイントついての検討についてですが、健幸ポイント制度は市民の健康づくりの取り組みに対してポイントを付与し、特典を与えることで、健康づくりに取り組むきっかけや、継続しやすい環境を作ることを目的としたものです。  市では、平成二十四年度から健康チャレンジとして取り組んでおり、ウォーキング、体操、体重測定、禁煙の四項目において、一定期間の実践に対しポイントを付与し、五百円分のクオカードなどの賞品をお渡ししています。  また、健診受診や健康講演会などに参加した場合はさらにポイントを付与し、年間規定ポイント以上の人の中から抽選で賞品をお渡しする内容となっています。  また、県でも平成三十年度よりポイント制を取り入れた健康アプリ大分歩得を実施しており、七百七十三人の宇佐市民が利用しています。  今後も、市民の健康意識の醸成を図り、健康的な生活習慣が定着することを目指して、健康づくりの取り組みを推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)  それでは、順次、再質問をさせていただきます。  まず、観光についてからなんですけれども、宇佐市の現状についてお伺いをいたしましたら、平均消費額、訪問目的別は把握はしていないと。発着別の入り込み客数は回答いただいんですが、発地別はですね、私が意図したところ、インバウンドも含めて、発地別ということなんですけれども、インバウンドの外国人旅行客の数というのは、把握はされてますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。  インバウンドのほうですが、なかなかアジア系とか、日本人に近い顔立ちもございますし、本当に詳細調査をしていくのは難しい。また、多大な経費がかかるというようなことで、行っておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)観光について、いろんな事業においても言えることなんですけれども、やはりデータの重要性というかですね。みずからのことを十分把握した上で、いろんな対策を立てるというのが大変重要ではないかなと思います。  例えばですね、コンビニ業界で言えば、セブンイレブンが断トツで強い。これはなぜかというと、独自のPOSのシステムがあって、どういった購入層がどういったものを買っていったか、すごく詳細に分析をした上で、品ぞろえしているから強いと言われています。  観光においてもですね、宇佐市の現状が今こういう状況だということ大まかに、県単位とかですね、もしくは、全国で発表しているようなものを参考にしてするよりは、やはり詳細に把握した上で、宇佐市の観光はどこを目指していくのかというところをやはり突き詰めていかなければならないんではないかなと思うわけでございます。  特にですね、今、冒頭の質問のときにお話ししましたけれども、韓国人観光客が政治的な問題で大変減っているという状況で、特に影響を受けているのは九州と北海道っていうふうに言われています。特に九州は、五〇%以上、韓国人旅行客が来ていたと。全国平均で言えば、韓国人旅行客が二〇数%、そして、中国人旅行客が数%減って、二〇%前後。そして、欧米人が一〇%台前半ということで、その割合であれば、大幅に韓国人旅行客が減ったとしても、まだ影響は少ないんですけれども、特に九州、大分県においては、空港もそうですが、発着は、国際線は韓国との行き来しかない、今現状とまっているという状況でありますので、大変、今ピンチの状況にありますので、ここをやっぱり、ピンチをチャンスに変えてですね、一つの国に頼るのではなくて、これは市単独ではなかなか難しいんですけど、県のほうにも働きかけをしてですね、例えば中国であったり、また政治的リスクの少ない、カントリーリスクが少ない親日国、例えば台湾であったり、また、東南アジア、佐賀県なんかはロケツーリズムを通じてですね、タイの観光客を大変増やしているということでありますので、そういった方向を推し進めていくべきではないかと思いますが、そのあたりはどのようにお考えになりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。お答えいたします。  議員のおっしゃられるとおりのことも思っております。やはり政策に活用する動向分析には必要なデータを集めなければならないというふうに思っております。今、豊の国千年ロマン観光圏と広域で組んでる部分もございます。こういったところと話して、詳細な分析、また、データ情報把握に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ありがとうございます。よく官と民は別だという言葉もあります。しかしながら、やはり官が、どちらかというと、官主導で規制を行っていくと、なかなか民のほうも交流しづらいという状況にあるのではないかなと思います。  残念ながら、ワイン祭りは中心なりましたけれども、ワインまつりにおいても、友好都市である慶州市が政治的状況で来ないという状況になりました。中止になったから、結局は来れなかったわけなんですけれども、そういったことを鑑みてもですね、友好都市、海外と交流する。そういったときに、以前、たしか宇佐フェアというのを台湾で行ったんじゃないかなと思います。たしか当時、市長も台湾を訪問する予定でしたけど、たしか台風か大雨かですね、の対応で行かれずに、副市長が代わりに行かれたということでありますけれども、せっかくそういう宇佐フェア等も開いて、いわゆるパイプもあると思いますので、また、そういったところにもですね。そこは宇佐市独自でも働きかけることができるんじゃないかなと思いますし、今後は、県のほうも、つい先日の報道では、中国の再大手の旅行者サイトと提供したということもありますので、幅広くリスクヘッジができるような体制をぜひ整えていただきたいなというふうに思うところでございます。  また、同時にですね、先ほどデータの重要性と言いましたけれども、宇佐はどういった観光を目指していくのかというときに、みずからをよく知らなければならないという話をしておりますけれども、その場合は残念ながらというか、地域的な特性もありますけれども、通過型の観光に必然的に今なっております。近隣というか、すぐ隣に湯布院もあれば、別府もあるという状況で、ネームバリュー的にも少し負けていると。同時に、宿泊施設においても充実度が違うという状況であります。じゃあ、どうしていくのかというと、滞在型を目指すといっても、なかなかそちらのほうに追いつくのは難しい。  私が思うのはですね、十分に分析した上で、通過型に逆に特化してですね、通過型でいかに消費をしてもらうか。経済効果を図るかということが大事ではないかなと思うわけであります。一流を目指すんじゃなくてですね、逆を言えば、超二流を目指してですね、超二流は一流に勝てると思うんですね。通過形で、通過をする、湯布院に来る、別府に来る、あ、宇佐は外せないよねという状況を作ることが大事じゃないかなと。  そのためには、十分に宇佐のことを把握していかなければならないと思います。十分資源があるということは、当然御存じのことと思いますし、その資源を生かしていくのが宇佐市の、いわゆる官の主導、それとあわせて民と協働していくということであります。  ですので、今、現状でですね、観光まちづくり課の皆様も非常に仕事に精を出されて、宇佐市の観光のために努力をされていると思います。それにあわせてですね、企画財政のほうで、そういった調査をするための予算とかですね、そういったものもまた、宇佐市をよくするために投資をするということを求めますが、どのようにお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。再質問にお答えします。  予算の部分で、こちらのほうに御意見をいただいたと思います。おっしゃるとおりで、また、地方創生の第一期の部分になりますけれども、そういった部分の方向性としても大変重要であるというふうに思っておりますので、関係課としっかり協議してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)前向きな答弁ありがとうございます。  あわせてですね、今、ラグビーワールドカップに向けての対応ということですけれども、大分県、もしくは宇佐市に来ていただくためにはですね、私たちが狙うべき観光客の層は、日本にリピートで来る外国人観光客なんだろうと思います。初めて日本に来られる方は、まず東京に絶対に行かれると。大阪に行く。もしくは、京都、広島といったところじゃないかなと思うわけです。いきなり、日本に初めて来るのに、大分県に来るという方は大変限られていると思います。  となると、ターゲットにするべきはですね、例えば、東京であったり、大阪、京都に来られる外国人観光客にアピールするのが大変大事ではないかなと思います。  今回、ワールドカップに向けて、百七十の施設にインバウンドのパンフレットを置いたということでありますが、今からすぐに、東京、大阪に置いてというのも、なかなか難しいとは思うんですけれども、今後のことを考えてですね、オリンピックもありますし、また、世界水泳が福岡であったりとかですね、そういったこともありますので、大都市圏で、次に日本に来るときは、選択肢に入れようというようなですね、狙いを持って、観光誘客を図っていくということを提案いたしますが、どのようにお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。  私どもも、ツーリズムおおいた等、また、大分県が主催する東京でのエキスポジャパンとか、そういった部分にも積極的に参加してやっておりますし、主要な空港等、こちらにもパンフレット、インバウンドパンフ等も置かしていただいておる。特にこのワールドカップの周知時期が大事であろうと考えておりますので、今後とも、そういった情報発信等々でまた誘客に努めてまいりたい、そのように考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)前向きな答弁ありがとうございます。  あわせてですね、二回目、三回目で大分県宇佐市に来るのもハードルは決して低くはない、高い状況であると思いますので、そういった場合、やはり周遊で来てもらうということが大事かなと思います。  東京、大阪に行ったから、次はじゃあ、福岡に行ってみようかというときに、連携をしてですね、例えば、福岡に来るときはこういう観光ルートがありますよっていうようなことで、ぜひ地域間の連携も図っていただきたいと願っております。  そしてまた、今ずっとインバウンドのお話もしましたけれども、ここは改めてですね、今、大変大きな経済効果があるということで、各自治体がインバウンドの経済効果を狙っておりますけれども、日本人に向けてですね、日本人の観光客に来ていただく努力もあわせて必要なんだろうと思います。  今後とも、今も十分尽力されていると思いますけれども、また改めてですね、このピンチの状況でやっていくというふうにしていただければと思います。  最後、もし何かあれば。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。お答えいたします。  先ほど、豊の国千年ロマン観光圏等も言いましたが、六郷満山関係の組織もこれは継続してやっております。やはり周遊型となりますと、一体的に、一緒になって売り込んでいって、この地域一帯、別府市から県北とか、宇佐、国東半島であるとか、地域の魅力、素材を磨き上げましてですね、しっかり情報を発信して、誘客に努めてまいりたい、そのように考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ありがとうございます。  観光については、私たち宇佐市民もですね、宇佐の観光については、やはりよく知っていかなければならないと思います。そういった、放生会のことであったり、三年後ですかね、和気清麻呂の千二百五十年祭というのが神宮であるというふうにも聞いております。  私も最近知った話なんですけれども、和気清麻呂の道鏡事件というと、道鏡が天皇になるのを和気清麻呂が阻止したんだという話で大体終わってまして、私が知っていたのが、帰った後に大変な冷遇を受けて、名前まで変えさせられて、穢麻呂にされたということ。それぐらいまでしかほとんどの方が知らないんじゃないかなと思います。知っている方はもちろん知っていると思うんですけど。その先が、和気清麻呂が今の平安京を設計した人だとかですね、もう一度復活して、造宮大夫になったとかですね。今で言えば、国土交通大臣のようなものになったみたいな感覚で、すごくまた窮地から復活されたというような話とかですね。神武東征の際の宇佐都彦命、菟狭津媛ですね、このあたりは高橋議員が一番詳しいと思うんですけど、菟狭津媛が神武天皇と同行された方と結婚されて、藤原氏の子孫になったとかですね、そういったことも知らないことが大変多くあるなと、ここ最近、勉強していてですね、多く感じております。  そう言ったことも、宇佐市民の方にも、より誇りを持ってもらうためにも、そういうことも発信していくのも大事じゃないかなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  次に、公民館の建てかえについてまいります。  現在の議論の状況についてということで、昨日も吉田議員からですね、質問がありました。私ここでですね、ちょっともう一度問いただしたいことがあるんですけれども。  今年の三月議会のときに同じ質問をいたしました。そのときの回答とですね、今回の回答が違うんですね。そのときの回答はですね、前回、二年おくれるとの答弁だったんですね。もともとが平成三十一年の完成予定で、前回、二年おくれるとの答弁。そして、平成三十一年、令和元年前半に基本計画を完成させるつもりでいるというように答弁をいただきましたが、昨日の答弁では、令和二年に基本計画、実施計画をやると。そして、三年に工事をして、四年に完成するということで、また、その完成時期や設計を立てる時期もですね、遅くなっているんですね。  このあたりどのようにお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。再質問にお答えいたします。  今、議員御指摘の状況でございますが、三十一年ということで、二年おくれということで、三月の答弁とそごがあるという御指摘でございますが、完成の年度が、三月のときは本体のことを答えたのかなと思います。本体自身は完成が三年度を今、目指して、計画をしているところで、その後、外構等を含めまして、四年度の完成というふうに現在計画をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)そのときはですね、本体とか外構とかの話もなかったので、通常、完成と言えばですね、三年に完成するというふうに認識されると思うんですね。長洲地区の議員の方から資料をもらって、浜永議員にも聞いたんですけれども、平成三年には完成するというふうに説明を受けてると。昨日の答弁に関しては、ちょっと説明と違うんじゃないかということがあります。  やはりですね、行政がこの議会の場で発言するというのは、私は大変重いと思うんですね。もともと、いろんな事情があったとはいえ、平成三十一年に完成をさせるっておっしゃっているわけですね。それも、大体、平成三十一年ぐらいだろうって、適当に言ったわけじゃなくて、その平成三十一年を、行政でこの年次をはっきり言うというのは、大変重たいことで、いろんな検討なされた上で、三十一年っていう言葉を言っていると思うんですね。それが一年おくれる、2年おくれる。また、今年の三月の答弁のときに、そんなに急いでおりませんのでというようなこともおっしゃったんですね。そんなに急いでおりませんというような話は、私は余り聞いたことがないというか、逆に、早くしてほしいという声を聞いているので、そこはちょっと、しっかり考えていただかなければいけないと思いますが、そのあたりはどのようにお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  市といたしましては、迅速に計画を遂行していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)いろいろ事情があるのは当然、事情がなくて、おくれるということがないというのはわかります。ただ、長洲中学校区、長洲、柳ヶ浦、和間の皆様方は一日も早い完成を望んでおります。これは現状の、今、利用者数もですね、延べ人数とはいえ約一万五千人の方が利用されていて、そういう文化的な面でも大変利用されている。そして、皆さんが一番心配されるのは、長洲地区は浸水地域になり得る場所がですね、結構広くて、今の公民館があるところは海抜も高くて、避難所に大変適しているということで、南海トラフが迫っているかもしれないという状況の中で、一日も早い完成を望まれております。  ですので、いろいろ事情があると思いますけれども、一日も早い完成、少なくとも、今おっしゃった三年に本体工事の完成、四年に外構まで完成というのは、ぜひそれは守っていただきたい。もしくは、それよりも前倒しするぐらいのですね、気持ちでやっていただきたいと思っております。  この件に関して、長洲公民館建てかえは、いろんな事業がたくさんありますけれども、市としても優先順位っていうのは決して低くはないですよね、高いですよね。そこはどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  当課といたしましても、長洲地区の防災についての事情もございますので、最優先というような形で、いろんな事業もあるわけなんですけれども、そういったところで考えておりますので、計画の実施について、今、早急に準備を進めているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。
    ◯十番(後藤竜也君)ぜひ前向きに進めていただければと思います。  次に移ります。事故を未然に防ぐためにということで、水難事故に関してであります。課長、水難学会って御存じですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  水難学会の方に講師に来ていただいて、そういった指導を行っている学校もあるというのは、宇佐市ではありませんけれども、全国的にそういうのがあるというふうには聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)一回目の答弁でですね、水難事故防止のための徹底を図っていると。そして、各学校で安全指導を行っているところもあるというような回答でしたけれども、宇佐市内の小中学校で、どれくらいの割合で、ペットボトルを使ったりとかですね、危険回避の方法を講習しているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  今年度は、十二の学校で具体的に着衣による水泳指導を行ったというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今年度が十二校で、その前はどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  それ以前のものはちょっと、今、把握はできておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)私が聞くところによるとですね、この回答では、多くの学校で行われているというような印象を受けるんですけれども、実際、多くの学校で行われていないんですね。一部の学校では行われていますけれども、多くの学校で行われていないという現状があります。  この水難事故を未然に防ぐ教育というのは、私は必要不可欠な教育ではないかと思うわけであります。いつどこで起こるかもわからないし、実際に宇佐市内でも、中学生が駅館川で溺れたりとかですね、そういった事故が起きておりますので。  この事業自体はそんな時間をとることでもないし、それにお金もそうかかるものでもないと思います。  実際、水難学会にですね、いろいろ問い合わせしてみたらですね、確かに宇佐市からの依頼は今までないと。大分県の依頼は今まであったということであります。しかしながら、水難学会でDVD等は二千円で販売されていて、それはどっかで見てもらってるかもしれないけれどもという回答でありました。そうですね。DVDがあるんですね。  ですから、子供たちにそれを、そう長い時間のものではないので、年に一回見せるだけでもですね、子供たちは溺れたとき、こうしたらいいのかなというのが頭にインプットされると思うんですね。それが何回か、一年のときから一年に一回、もしくは二年に一回でもいいんですけど、それをやっていれば、いざというときに、ああ、こうすればいいと思えば、助かる可能性が出てくると思うんです。  実際にですね、この水難学会の会長の齋藤さんって方がおっしゃっているんですけれども、全国の八割の学校で水難事故を防止する、防ぐための講習が行われている。宇佐市は八割まで行っていないと思うんですね。ですから、せめて、それを行っていただきたい。  そして、今は逆に、子供たちが溺れたときに、大人が大体助けに入るんですね。実際、目の前にいて、濁流であっても、子供が目の前で溺れていたら、大人はやはり助けなきゃという思いで、飛び込むわけです。そしたら、大人のほうが亡くなる場合が今大変多くなっています。逆に、八割の学校で、そういった教育が行われているので、平成三十年のですね、子供の生還率が八八%あるらしいんです。あっ、浮けばいいんだと。全国で水難学会がやっているのは、浮いて、待て、教室という、とにかく、溺れたときは、浮いて待てというものです。必ず人間のこの二%というんですかね、は、真水であっても浮くんだということであります。海だったら、余計もっと浮くんだと思うんですけれども。二%っていったら、鼻と口の部分はゆっくりしていたら必ず息ができる状態になる。それも、子供たちは教えてもらわないと知らないわけですね。もがけばもがくほど沈んでいってしまう。今回、川谷議員に講話をいただきまして、すごく感銘を受けたんですけれども、実際そうなんですね。待てば浮かぶと。  それもぜひ教えていただいて、宇佐市でそういう悲しい事故が起きないように、ぜひ取り組んでいただきたいなと思うところであります。数年前も、このような指摘をさせていただきましたけれども、ぜひ今度はですね、三割、四割じゃなくて、少なくも八割以上、できたら全部の学校で、そういう水難事故を未然に防ぐための教育はしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えいたします。  文部科学省からも水泳指導の手引きや、また、日本スポーツ振興センターから「学校における水泳事故防止必携」というような書物が出されておりまして、その中にも、着衣による水泳と未然防止の指導方法が載っております。  また、新しい学習指導要領では、従来のクロールや平泳ぎに加えて、安全確保につながる運動ということで、初めて背浮きという言葉が出ておりまして、そういったこともできるように指導を充実させるということがなってきておりますので、今後また、今おっしゃられたDVD等も活用する等指導をしながら、頑張っていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)前向きにぜひお願いいたします。  自転車通学の交通ルール、マナーについてに関しては、子供たちはですね、運転免許も当然持ってないですから、交通ルールというのを十分に把握する機会が少ないと。ただ、自転車に関しては、自動車の法律が適用されますけれども、逆走している生徒も結構いるわけですね、走行車線に対して、反対側から来てる生徒も見かけたり、そういった声も聞いたりもします。  また、交通ルールは守っているんですけれども、例えば、歩道のところにですね、一旦停止を必ず車はしなければいけないんですけど、一旦停止は、歩道の前ですが、なかなか見えないので、その歩道のところまで車が突っ込んでですね、見るという状況がありますので、そこは交通ルールとはまた別に、子供たちが事故に遭わないために、道がある歩道のところを通るときは、車が出てくるかもしれないから、気をつけてくださいよというようなですね、そういう教育もぜひ続けてやっていただきたいなと思います。  次に移ります。不登校についてであります。  不登校については大変デリケートな問題です。不登校が必ずしも悪いとも、今の状況では言えないということであります。学校に登校しないことによって、逆に、命の危険から救われたとかですね、そういったこともあります。ただ、一つ言えるのは、不登校がないほうがすばらしいよねと。みんなが健やかにですね、楽しく学校に通えるのが、やっぱり一番、理想としてはですね、いいよねということであります。  今、宇佐市の不登校の児童者数は二十一名ということであります。全国で行くとですね、恐らく宇佐市の割合は、はかり方が違ったらちょっとわからないんですけど、統計学的に言えば、大体全国平均が各市県においても、大体同じようなもんだろうと思うんですが、全国で行けば、三十人に一人が大体不登校である、そして不登校予備軍の方は十人に一人いるということであります。この予備軍というのが、学校には行っているけれども、教室に行かずに、保健室に登校している子であったりとか、違う教室に登校している子が、全国平均ではいるということであります。宇佐市の場合は、うまくいって、少ないのかもしれません。  不登校の状況について、二十一名と、今年の一学期に限ってということで、今、報告を受けましたけれども、一年通じて、三十日以上の欠席ということでありますので、昨年の状況はどうだったのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  昨年度の状況は二十九名となっておりまして、それ以前も、大体四十名前後で推移をしているというふうになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)不登校の原因はですね、いろいろあります。一般的にですね、ふと思い当たるのは、大体友人関係とか、いじめとかですね、そういったことがありますけれども。  よくこの三つの状況であると。一つは、いじめであったり、これは学校側にとっては、耳が痛いというか聞きにくい話なんですけど、教職員との関係でも不登校になる原因になると。学業の不振であったり、クラブ活動。また、家庭の状況。家庭、親子関係の問題であったり、生活環境の変化でも、不登校になり得る。また、本人にかかわる状況で、病気であったり、逆に遊びたいであったり、無気力であったり、意図的な拒否であったりとかですね、いろんな状況があります。  その状況を十分に、今、先生方は大変多忙であるということで、詳細まで把握して、それにきめ細やかなフォローをしていく状況には、大変難しいのかなとも思うんですけれども、そこの状況の把握というのは、どのようにされているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  もちろん、学校全体でですね、アンテナを張りながら、登校渋りがあったり、欠席がちな子供に関しては、やはり家庭と十分につながりながら、子供の思いや家庭の保護者の思い等を十分話を聞いてですね、一人一人、本当に多様なケースがありますし、背景もさまざまでありますし、一つの要因ではありませんので、そういったことを十分話をしながら、支援をしていく方法を考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)基本的に、学校の友人との関係においては、クラスの担任が一番よくわかると思いますので、よくケアをしていただきたいなと。また、逆に、学校の先生との関係であれば、なかなか当事者同士というのは難しいので、そのあたりは学校の管理職の皆様方が気を配っていただきたいなと思うところであります。  不登校になった場合にですね、そのフォローする体制がまた大事だなと思うわけです。よく不登校は不幸じゃないという言葉もありまして、その場合、不登校になって、いかにフォローしていくかということが、その子供にとってもですね、将来において大変重要なことであると思います。  宇佐市の場合は、不登校になった場合、どのようなフォローをされているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  相談を受けたケースに関して、学校とも十分協議をしながら、スクールソーシャルワーカーと面談をしたり、また、家庭に学校から出向いて、面接指導や学習指導もしたり、また、学校支援センター、せせらぎ教室というのもありますので、そういったいろいろな機関と連携をしながら、今、普通教育に相当する機会の確保という法律もできまして、やはり学校だけではなく、いろいろな場所で、子供が学習をすることを保障していく、支援していくということを目的としておる法律でありますので、そういった意味で、学校だけにこだわらず、また、学校復帰だけにこだわらずに、さまざまな場面での子供の学習というのを保障しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)不登校においてですね、例えば、学校にも全然行けない状態になってしまって、年齢的には卒業の年を迎えてしまうといった場合は、卒業に関しては、どのようになるんでしょうか。基本的には出席をして、単位というのは中学校ではないんでしょうけど、卒業要件というのは、どんな感じになるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  学校教育法によるとですね、小学校、中学校の就学年限というのが定められておりまして、義務教育の期間は六歳から十五歳の九年ということで、学校教育法にはそのようにされておりますし、不登校の児童生徒の状況把握を十分していきながら、また、保護者とも連携をしていきながら、やはり将来に向けた進路の保障、支援等を重視しておりますので、出席日数等でとどめおくというようなことは基本的にはございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)不登校の方がですね、学力的な問題も含めてですね、その後に、中学校卒業の後もまだ続きますから、そういうフォローをぜひしていただきたいと。  また、なかなか、いろんな状況がある中で、学校に通いにくいという方もですね、例えば、特認校とかですね、そういった学校の環境を変えることによって、また通えるようになる子供もいるという話も聞きます。また、ホームエデュケーション、家で勉強してもらう状況を作るとかですね。そういう体制をぜひとっていただいて、一旦、中学校、小学校で不登校になったけれども、その後また羽ばたいていけるような体制を作っていただきたいなと思います。  不登校に関して、将来的にですね、学校に行かない、社会と接しないことによって、いわゆる引きこもりの状況に、大人になってもならない、それがリンクしないように努力をしていただきたいなと思います。今、実際に八〇五〇問題という、親が八十歳、子供が五十歳で、今、大変社会問題になっておりますけれども、学校が終わっても、社会との接触というのは続いていくわけですから、ここはその第一段階の状況で、何とか子供が将来的に幸せになってもらえるような環境を整えていただきたいなと思います。  最後に、健康維持に向けてであります。  医療費の推移に関して、大変、今、取り組みが功を奏して、医療費が下がっているという状況であります。医療費が下がるということは、宇佐市内で健康な方が増えていると。健康年齢が実際、今、何歳伸びたかわかりませんけれども、費用が抑えられるということは、健康な方が増えているという状況でありますので、今後とも、その取り組みを強化していただきたいと思います。  そして、他自治体で実施されていることに関しての質問に関して、宇佐市内でいろいろと行っていると。ただ、取り組まれている方の割合というのが、まだそう多くないんじゃないかなと思うわけでありますが、これをより多くの方に取り組んでいただくことによって、いわゆる健康な方を増やしていく、医療費の低減につなげていくという形になると思います。  私が申し上げたこの健康ポイントというのは、例えば、関西のほうでも、九州で言えば飯塚とか、結構予算がかかることなので、単独の市で難しいというところが広域で行って、その歩いた数によって、アマゾンポイント付与されて、それでお買い物もできると。そういうような取り組みが全国的にあるようであります。これがいいことなのか、悪いことなのか、予算がかかるからどうなのか、いや、でも逆に、医療費が削減されるからという、いろんな兼ね合いもあると思うんですけれども、今行われていることだけにですね、現状満足はいい意味でせずにですね、こうやったらもっとよくなるんじゃないかという方策を、常に模索はされていると思いますけれども、今後とも、宇佐市の医療をよりよくしていくということで、官が主導できるようなですね、体制を整えていただきたいと切に願って、私の一般質問、一分残して、終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇三分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  五番 中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)令和新政会の中本 毅でございます。豪雨など、災害に遭われた各地の皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。傍聴にお越しになっている方々、また、インターネットで映像をごらんの皆様には、お忙しい中まことにありがとうございます。市民の皆様のお声を市政へとお届けする質問や質疑、この務めをしっかりと果たしてまいります。  お隣の日田市議会では、議員二十二名のうち、ルール上、質問ができない議長を除いて二十一名のうち十九名、実に九〇%もの議員が九月議会で一般質問に立っていると聞いております。この話に私は非常に刺激を受けており、私も頑張りたいと思います。どうか皆様の御教示をお願いいたします。  さて、直近では、国政におきまして内閣改造が行われました。先にお断りしておきますが、私は市議会の選挙に二回とも無所属で立候補しており、市民の皆様、みんなのためにという姿勢で議員活動を行っております。さまざまな党派、または無党派の方々とおつき合いがございます。その上で申しますが、春の地方選挙では、一億総括役担当大臣に今回なられた衛藤晟一先生、国務大臣国家公安委員会委員長に今回なられた武田良太先生から温かい激励のメッセージをいただいたことを忘れておりません。政権中枢に地元の先生方がいらっしゃることは、我々地元にとって極めて心強いことでございます。地元のため、また国政のために引き続き邁進されますよう、僭越ながら御期待を申し上げます。衛藤大臣の息子さん博昭県議や、武田大臣の地元秘書の方とは日ごろから親しくさせていただいております。支える立場というのは、日の当たる場面よりもつらく苦しい場面が多いものだと思います。その労苦にも敬意をあらわし、私から今回のお祝いの言葉とさせていただきます。  ところで、議員の研修視察、行政視察のあり方について、全国的に報道がなされ問題提起がなされております。宇佐市議会におきましても、変化の兆しが生まれているところであると私は考えております。来月十月に予定されている総務常任委員会の行政視察工程表概略版を昨日拝見しましたが、行政視察の内容が以前よりも少し充実していると感じました。衛藤博幸議長、新開洋一委員長、辛島光司副委員長、その他議員各位、並びに麻生事務局長以下議会事務局の皆様の御尽力に感謝いたします。市民の期待はさらに高いレベルで求められていますので、さらにさらによい流れになることを願っております。  ちなみに、私は、今後、研修視察中の飲酒を伴う食事会や懇親会を辞退させていただきます。どうか皆様の御理解を賜りたく、お願いを申し上げます。  前置きが長くなりましたが、それでは、本題の一般質問に入ります。  一項目め、天津地区への移住・定住促進についてお伺いします。  マブチの跡地に樹脂製部品大手の三光合成が自動車部品工場を新設し、従業員は約三十名とされます。行政や民間による住宅整備が近隣で行われるか、また、近隣の住宅環境について市の認識をお伺いします。社員や関係者の天津地区への定住を支援し、天津地区のさらなる振興を図ってはいかがでしょうか。天津地区には一三〇〇年以上の歴史があり、高い文化財的価値を有する、地域住民の誇りである二葉山神社を始め、双葉の里、覚正寺、宮熊布津部海岸、萩原城址、五十石川、龍護山西安寺、城八幡宮など、歩いて健康的で楽しいまち並みもあります。こういった地域の魅力発信とともに、天津地区への移住・定住をさらに推進してはいかがでしょうか。  二項目め、家族旅行村「安心院」の指定管理についてお伺いします。  現行の指定管理期間が来春で終わります。家族旅行村の老朽化に伴うリニューアルは、小手先のメンテナンス程度で済ませるべきではありません。リニューアル方針にリスクや不確実性の度合いが高く、家族旅行村の管理運営を受託するための入札金額を決めることは、どんな事業者にとっても難しいのが現状ではないでしょうか。業務内容を軽く見た事業者が落札した結果、事故が起きたり、旅行村が廃れたりするという、万一の事態も危惧されます。本年九月十三日の指定管理に関する説明会は、どのような内容でございますでしょうか。  家族旅行村はバーベキューが大人気で、観光プラスバーベキュープラス宿泊を前面に押し出してPRすれば、さらに人気が出るのではないでしょうか。安心院には豊後牛や地産ワインもあるのが、さらなるなる強みであります。家族旅行村は端から端まで一キロメートル以上もあり、広過ぎて管理が難しいように思われます。せめて宿泊やバーベキューは管理センターから見渡せるようにしてはいかがでしょうか。家族旅行村が今後さらに発展すれば、いずれ小さな湯布院のような、小洒落た観光地になる可能性を秘めており、今後も期待が大きいです。市の一連の考えはいかがでしょうか。  三項目め、女性の活躍推進についてお伺いします。  宇佐市において、部長級の女性職員は二名いた時期もありますが、現在は一名となっています。定年退職により来年度はゼロ名になってしまうのでないかと懸念する声もあります。市の基本姿勢として、女性の活躍推進に積極的だと理解していますが、来年度以降の女性の幹部登用に関する市長の方針はいかがでしょうか。  四項目め、重度障害者タクシーチケットについてお伺いします。  導入され、おおむね好評であると理解していますが、チケットの利便性や使い勝手について、市はどのような意見を聞いておられますでしょうか。今後の方針はいかがでしょうか。  五項目め、教育現場の人材確保対策についてお伺いします。  教育現場においても人手不足は深刻であると聞いております。多人数学級支援員などは、教員免許を要件から外してもよいのではないでしょうか。人材確保の促進につながると思いますが、市教委の考えはいかがでしょうか。  六項目め、夏休みの宿題についてお伺いします。
     夏休みの宿題の分量について、保護者からさまざまな意見があります。ある小学生の事例では、計算ドリル、漢字プリント、プリント集は豊富な分量が課されています。加えて、絵日記、普通の日記、読書感想文、工作や自由研究など盛りだくさんであり、ほかに、毎日の歯磨きチェック、健康観察、縄跳びも課されています。これは一例でありまして、宿題の内容や分量は学校、学年や教師によって当然異なると思われます。宿題は多いほうがいい、公教育でしっかり学力保証を行ってほしいとの意見もあれば、さりとて、子供が宿題に追われ過ぎて余裕がない、チェックする保護者の負担も大きいとの意見もあります。そもそも宿題は、適度な内容、適度な難易度、適度な分量に個人差があります。ちょうどよい宿題の一律な設定は、児童生徒にとっても教師にとっても難しいことであります。  改善策の一案として、児童生徒が宿題を選択できる方式にすることが挙げられます。ある県立高校の例でありますが、今夏の宿題で、同一科目において、内容、難易度の観点から三種類が用意されており、生徒がそのうち一種類を選択する方式がとられていました。選べる宿題の是非について、市教委の認識はいかがでしょうか。  七項目め、子供の読書活動推進についてお伺いします。  子供の読書活動優秀実践図書館として、宇佐市民図書館が文部科学大臣賞を受賞されました。関係各位に深く敬意をあらわすとともに、さらなる実践に期待したいと思います。今後の取り組み方針はいかがでしょうか。  八項目め、サマーインジャパンについてお伺いします。  一般社団法人サマーインジャパンは、非営利教育支援団体として、二〇一三年から、毎年、大分県内でハーバード生が講師の英語サマースクールを開催しています。団体の目的は二つあり、一つは、二十一世紀にふさわしい教育を世界中の子供たちに提供することであります。もう一つは、海外の大学生を日本に招いて日本のよさを知ってもらい、広めてもらうことであります。  サマースクールは、二〇一四年度には経済産業省主催の第五回キャリア教育アワード奨励賞を受賞されています。二〇一九年度は、国東市や大分市にて一日コースも設けられていました。宇佐市としても趣旨に賛同し、何らかの形で参画を模索してはいかがでしょうか。  九項目め、多文化共生やインバウンド観光振興におけるAI(人工知能)通訳機の活用についてお伺いします。  音声通訳機の技術革新は著しく、急速に普及が進んでいます。一例として、ソースネクスト社のポケトークというAI通訳機は、世界七十四言語に対応し、数万円の価格で、かつ実用に堪える精度で人気を博し、累計五十万台超を出荷しています。多文化共生の推進やインバウンド観光の振興においてAI通訳機の活用を検討してはいかがでしょうか。  十項目め、トライアル宇佐店跡地の利活用についてお伺いします。  跡地は非常に交通量の多い交差点に面しており、市役所にも近いなど、宇佐の一等地という見方もなされています。建物は築年数が経過しているものの耐震基準を満たしていると推定されています。駐車場も十分にあります。跡地の利活用がいかになされるか、市民の関心も高いですが、市の認識はいかがでしょうか。  十一項目め、ごみ処理施設建設に関する宇佐・高田・国東広域事務組合から宇佐市への報告についてお伺いします。  本年七月、宇佐、高田、国東の三市は、処理方式について合意をしました。焼却炉のタイプが決まったことで、来年度以降も国の交付金を受けられる見通しになったと聞いております。浜高家のごみ焼却センターは老朽化が著しく、万一ごみのやり場がなくなれば、市民生活や事業者の活動に重大な悪影響が生じるのですから、さまざまな議論はあるにせよ、新ごみ処理施設は不可欠なものであります。広域事務組合や組合議会は新施設の必要性を十分認識し、建設に向けて積極的に動いておられますでしょうか。宇佐市はどのような報告を受けていますでしょうか。  十二項目め、長洲の石干見についてお伺いします。  直近も地元団体による小学生向けの体験教室が企画されるなど、市民にも注目されており、改めて観光や文化的な価値が認識されています。石干見の保存や活用について、市の考えをお聞かせください。  十三項目め、野生の猿対策としてのわな設置についてお伺いします。  常徳や別府を含む市内のさまざまな地区で野生の猿が出没しています。TOSテレビ大分の報道によれば、今年に入ってから八月二十一日までに猿の目撃情報がおよそ百三十件、市に寄せられています。ドッグフードを狙って犬を脅かしたり、一部の子供たちに恐怖心を与えたりしています。猿捕獲用のわなを市として十基程度導入したいと聞いておりますが、より詳しい説明をいただきたいと思います。  以上で当初の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、中本 毅議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、女性活躍推進について来年度以降の女性の幹部登用方針はについてでありますが、平成三十一年四月一日現在、消防職員を除く職員全体での女性管理職員の比率は一九・六%で、対前年度比三・九ポイント増となっております。女性活躍推進法に基づく宇佐市特定事業主行動計画においては、平成三十二年四月一日現在の女性管理職員の割合を一三%と設定しており、既に目標を大幅に上回っております。今後も人材育成、キャリア形成支援の取り組みを推進し、適材適所を基本に管理職員への積極的な登用に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、七項目めの子供の読書活動推進についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  七項目め、子供の読書活動推進について今後の取り組み方針はについてですが、このたび宇佐市民図書館が文部科学大臣表彰を受けた子どもの読書活動優秀実践図書館とは、平成十四年度より子供の読書活動の推進に積極的に取り組んだ学校、図書館、団体を表彰するものであり、市民図書館は平成十七年度に引き続き二度目の受賞となります。  今後の取り組み方針につきましては、市教育委員会で本年三月に策定をした第三次宇佐市子ども読書活動推進計画の指針に基づき、本市の全ての子供たちがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、関係機関や団体等と連携協力し、環境の整備を積極的に推進してまいります。  具体的には、市教育委員会内での連携による新一年生向け図書館利用案内や、小学生チャレンジ教室でのブックトーク、子育て支援課との連携による出生時にプレゼントをする絵本の選定、司書が学校等に出向いて行っているサービスに引き続き力を入れていきます。  また、渡綱記念ギャラリーや視聴覚ホールを活用しての展示会や上映会、講演会等でも子供の読書を推進するための企画を開催することで、子供たちが一カ月に一冊も本を読まないという不読率の改善を目指してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの天津地区への移住・定住促進についてと、九項目めの多文化共生やインバウンド観光振興におけるAI(人工知能)通訳機の活用についてと、十項目めのトライアル宇佐店跡地の利活用についてと、十二項目めの長洲の石干見についてと、十三項目めの野生の猿対策としてのわな設置についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  一項目め、天津地区への移住・定住促進についてですが、現在、市が天津地区において市営住宅を新たに建設する計画はありません。また、民間の住宅整備についても把握していませんが、天津地区は歴史や自然環境を初め、大変魅力ある地域で居住環境も良好であると考えています。移住・定住については、市内全域において取り組む課題だと認識していますので、今後とも本市の魅力等を発信しながら各地域コミュニティ組織などとも連携して移住・定住を推進してまいります。  九項目め、多文化共生の推進やインバウンド観光の振興におけるAI通訳機の活用についてですが、現在、訪日外国人の約八割は非英語圏のアジア諸国からの観光客と言われ、多言語によるコミュニケーションが求められています。また、二〇二〇東京オリンピック・パラリンピック競技大会などの開催で、多様な国や地域からの訪日外国人が見込まれています。  議員御提案の通訳機ですが、世界七四言語に対応し、翻訳の精度もかなり高いとお聞きしておりますが、活用にはWi-Fi環境の整備も必要となり、会社や施設など特定の場所での活用が多いようです。また、広域に移動する観光振興においては、現在のところ、旅行者も受け入れ側も無料スマートフォンアプリを利用することが多いようです。  今後もインバウンド観光振興における利用者のニーズを把握しながら、対応してまいりたいと考えています。  十項目め、法鏡寺交差点の大型店跡地の利活用についてですが、議員お尋ねの大型店は、国道十号沿いの交通の要衝に位置していますが、建物に老朽化が見受けられるようになり、また利便性の高い一階駐車場も手狭となることから、移転先を求め検討するも、適地が見当たらず、やむなく閉店することになったと伺っています。  今後の跡地の利活用につき建物を所有する会社に尋ねたところ、賃貸物件として考えており、後継店舗を探しているとのことでありました。  市としましては、市の中心部に大型店撤退後の空き店舗が長期化することは、地域経済、並びに雇用に影響が生じることから、宇佐商工会議所等の関係団体と連携して跡地利用の情報収集に努めながら対応を考えてまいります。  十二項目め、長洲の石干見の保存や活用についての市の考えはについてですが、石干見は、昭和三十年代半ばまで長洲地区で行われていた古代漁法で、瀬戸内では長洲のみに一部が残っていると言われています。  石干見の保存や活用に関しては、平成十八年度、漁協や長洲アーバンデザイン会議、長洲地区振興協議会などで構成された宇佐市豊の海観光協議会が、各種補助事業を活用して、海をテーマにした都市と地方の交流人口の増加による地域産業の振興と地域活性化を図ることを目的に再生事業を実施しており、今日まで、これらの地元組織を中心に保存や活用がなされています。  また、本年十二月に、長洲アーバンデザイン会議を中心に構成された世界石干見サミット実行委員会が、市のがんばる団体応援事業補助金を活用して、世界石干見サミットイン長洲を開催する予定です。  この事業は、東アジアと九州・沖縄四県の保存団体が一堂に会し、石干見の歴史と現状、活用の可能性についての研究や意見交換を行い、ユネスコの世界記憶遺産への登録を目指す、機運醸成を図ることを目的に開催されるもので、大学教授などによる研究事例発表と講演、九州内の活動団体やオブザーバーによるリレートーク、サミット宣言などが計画されています。  石干見は、観光や文化面などでも貴重な資源と考えられますので、地元組織を初め関係各課と協議しながら、市として必要可能な支援などを行ってまいりたいと考えております。  十三項目め、野生の猿対策としてのわな設置についてですが、猿は昔から宇佐市に生息しており、十年以上前から目撃情報がありますが、最近は、猿が長期間市内に居座っているため、市では今年度、市街地における野生鳥獣対策マニュアルを作成し、マニュアルに基づき警察、青パトによる巡回、啓発、チラシ配布による注意喚起を行うとともに、関係するこども園や小学校、中学校、高等学校にも関係課を通じ情報提供を行い、喚起等を行っています。  七月下旬に地域住民を威嚇する事案が発生したため、マニュアルに基づき野生鳥獣対策会議を開催し、有害鳥獣として捕獲許可を出し、猿用捕獲器二基を配置しています。また、自治区からの要望も踏まえ、新たに猿用捕獲器を十基程度増やす計画にしています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの家族旅行村「安心院」の指定管理についてを、安心院支所長 大坪一郎君。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)安心院支所長の大坪でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  二項目め、家族旅行村「安心院」の指定管理について、家族旅行村のリニューアルにおける市の考えはについてですが、家族旅行村「安心院」は昭和五十七年に開設され、現在の家族旅行村エリア施設の年間利用者数は約十五万人となっております。  この家族旅行村エリア施設は、平成十九年から指定管理者制度を導入して、平成二十七年度からは現指定管理者が管理運営を行っており、利用者へのサービス向上や適正な施設管理により、利用者からも高い評価を得ています。  今回の指定管理者募集については、八月二十八日から公募を行っており、九月十三日に指定管理に関する現地説明会を、事前に参加申し込みをした団体を対象に、募集要項及び仕様書の説明と施設の現状の説明、施設見学を予定しております。  また、宿泊やバーベキューは管理センターから見渡せるようにしてはどうかという点については、御案内のように施設内は広く、バーベキューのできる宿泊施設が、キャンプ場、ケビン、ログハウスなど家族旅行村エリア内に点在しています。家族旅行村の管理事務所については、現指定管理者が全体の管理のあり方を考慮して、安心の里交流施設から現在のB&G体育館に移転させた経緯があります。  市としましては、今後も指定管理者の管理や利用者の利便性を含め、エリア全体のあり方を踏まえながら、宇佐市の主要観光施設の一つとして、地域資源を活用していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの重度障害者タクシーチケットについてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  四項目め、重度障害者タクシーチケットについて、チケットの利便性や使い勝手についての意見及び今後の方針についてですが、宇佐市重度障害者タクシー料金助成事業は、重度の障害がある方の経済的負担の軽減及び日常生活の利便性の向上や社会参加の拡大を図ることを目的に、平成三十年度から市独自事業として実施しております。  内容としましては、施設入所者を除く身体・療育・精神保健福祉手帳の一定程度以上の障害がある方に対し、年度ごとに申請に基づきタクシー券の五百円券を二十四枚、一万二千円分を交付するものです。タクシー券の利用は対象者本人が手帳を提示のうえ、一人一回の乗車につき五百円券を最大四枚まで使用することができるとしています。利用者の方からは「今までバスを利用してきたが、交通手段の選択肢が増えた」「家族が対応できないときに使えてよかった」「タクシー券の金額や一回の利用額上限を上げてもらいたい」「利用タクシー会社の拡大をしてほしい」、また、タクシー事業者からは「利用者が増えた」等の御意見を伺っております。  このような意見を踏まえ、今年度から利用できる事業者を一社増やし、利便性の向上を図っているところです。今後も利用しやすい制度になるよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、五項目めの教育現場の人材確保対策についてと、六項目めの夏休みの宿題についてと、八項目めのサマーインジャパンについてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  五項目め、教育現場の人材確保促進のため、教員免許を要件から外しても良いのではないかについてですが、現在、市の非常勤職員で教員免許を必要要件としているのは、複式授業改善教員、多人数学級支援教員、習熟度別学習指導教員です。それぞれ内容は異なりますが、指導法の工夫、改善や、少人数指導等で授業を担ってもらうために、教育職員免許法に基づき教員免許は必要です。  近年、教員免許状保有者が少ないことが、現在の人員不足の要因の一つでありますので、今後、教員免許を必要としない職種で学校現場の支援を図っていくことも有効と考えております。  次に、六項目め、選べる宿題の是非について市教委の認識はについてですが、市内各小中学校では、夏季休業中、児童生徒へ宿題を課しております。夏季休業中の宿題につきましては、児童生徒の学力の定着を期待することと同時に、規則正しい生活や長い休みにしかできない体験、経験等を促すものであると認識しております。そのため、ドリル的な宿題のみではなく、日記や自由研究などにも取り組ませる学校も多く、内容や量は各学校で決めております。  議員御提案の選べる宿題も、一人一人の児童生徒の状況に応じた方策の一つであると思われます。長い夏休みが、児童生徒にとって学習面でも生活面でも有意義なものとなるような宿題であることが大切と考えます。  次に、八項目め、サマーインジャパンについてですが、一般社団法人サマーインジャパンは、英語教育等を行っている非営利団体で、ハーバード大学の学生をアメリカより招聘し、大分市において七日間サマースクールを有料で開催しています。これを契機に、国東市では五年前から市内の中学生や高校生を対象に、また、大分市では、今年初めて中学生を対象とした交流会を開催したと聞いております。  本市では、外国での生活体験を通して見聞を広め、次代を担う豊かな国際感覚を身につけた人材を育成するために、中学生及び高校生の短期留学に取り組んでおります。議員御提案のサマースクールへの参画については、現時点では考えておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、十一項目めのごみ処理施設建設に関する宇佐・高田・国東広域事務組合から宇佐市への報告についてを、市民生活部長 荒牧 巖君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巖君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の荒牧です。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  十一項目め、ごみ処理施設建設に関する広域事務組合からの報告についてですが、宇佐・高田・国東広域事務組合では、国の循環型社会形成推進交付金の変更承認を受けるため、循環型社会形成推進地域計画の見直しを行っており、現在、申請の準備を進めていると報告を受けております。また、広域ごみ処理施設クリーンセンター建設につきましては、宇佐・高田・国東広域事務組合の正副管理者会議で協議を行っており、現施設の状況を考慮しながら、早期に合意形成ができるよう努めているとの報告を受けております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)皆様、御答弁ありがとうございました。大まかなことはわかりましたので、ピンポイントでですね、ちょっと関心のある点を再質問させていただきたいというふうに思います。  まず一項目め、天津地区への移住・定住促進について再質問をさせていただきます。  天津地区は前人未到の六十九連勝を記録した大横綱双葉山を輩出しており、市としても高く注目し、振興に力を入れている地域の一つであると考えております。双葉山の命名の由来となりました双葉山神社など、歴史的に見ても文化的に見ても高い価値を有する史跡が豊富にございます。移住して来られ、定住される方々にもこうした地域の魅力を理解し、地域に溶け込んで暮らしていただけたらと私は思います。  天津地区への移住者、定住者に対して市が期待していることはございますでしょうか。再質問します。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  天津地区は住環境も良好な地域でございます。また、天津地区に限らず、市内全域において、移住また定住される方につきまして、地域の歴史や文化的な魅力などをしっかり理解していただいて、地域に溶け込んで、まちづくり協議会ほか地域コミュニティ組織、また地域住民の皆様とともにコミュニティ活動、まちづくり活動に参画していただいて、みずからがやはり住みやすい環境づくり、また地域活性化等につなげていただきたい、そういうふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)五番 中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)承知しました。ぜひですね、地元の方々と協働して、引き続き推進していただけたらと思います。  では、二項目めの再質問に進めさせていただきます。  家族旅行村「安心院」の指定管理についてでございます。  まず第一に、数字でございますけれども、家族旅行村エリアへの年間来場者数を教えていただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課長の宮川でございます。五番 中本議員の再質問にお答えします。  家族旅行村エリアの年間の来場者数ということでございますが、先ほど答弁でもございましたように、年間約十五万人となっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)そうですね。安心院エリアだと、アフリカンサファリっていうのはですね、宇佐市全体で見ても二番目に観光客の多いところでして、その次ぐらいに家族旅行村が位置するんじゃないかなというふうに思うんですね。非常に重要な視点、価値だと思いますので、引き続き御注目いただきたいなという感想でございます。  そして、もう一点、再質問させていただきます。  本日九月十三日ですね、ちょうど家族旅行村「安心院」の指定管理に関する説明会が開催されていると思うんですけれども、何社がお越しになっているのか教えていただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課長の宮川でございます。再質問にお答えをいたします。  現地説明会につきましては、先週九月六日の日に参加締め切りをさせていただいております。それで、その間に一社の参加申し込みがございました。それで、また本日午後一時三十分から説明会を予定しているところでございます。
     以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)承知しました、一社ということなんですけれども、やっぱり、なかなか応募しにくいというかですね、難しい業務なんじゃないかなというふうに業者さんも思われてるんじゃないかなというふうに、その一社という数字だけからですけれども、推測するというような感想を持っているところでございます。引き続きですね、ぜひ指定管理の事業者さんが見つかるようにというかですね、推進していただけたというふうに思います。  簡単ですけれども、三項目めについて、女性の活躍推進について再質問をさせていただきます。  私、時々思うんですけども、人事担当である総務課と男女共同参画担当である人権啓発・部落差別解消推進課の一部は組織を統合するなどして、より一体的かつ強力に女性活躍の推進を行うとよいのではないかというふうに思っております。市の考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。中本議員の再質問にお答えをいたします。  組織機構のあり方につきましては、さまざまな意見があろうかと思いますし、どれがベストということもなかなか難しいのではなかろうかなというふうに思います。  現状、総務課はあくまでも市職員の事業主として、女性活躍推進法に基づく行動計画を策定して、市役所内部における女性の活躍の推進でありますとか男女共同参画を推進している部署でございます。一方で、人権啓発・部落差別解消推進課の男女共同参画係ではですね、行政として市全体の男女共同参画社会の実現に向けての施策を展開しているという部署でございますので、組織上の位置づけにつきましては、ある意味異なっているというのもですね、しかるべきかなというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)御説明はわかりました。組織のあり方はですね、引き続き御検討いただくとして、より一体的かつ強力に女性の活躍推進を行っていただきたいという趣旨で再質問させていただきましたので、その趣旨はお酌み取りいただけたらなというふうに思っております。  四項目めについては、当初の答弁で大まかにわかりましたので、五項目めについて、教育現場の人材確保対策について再質問をさせていただきたいと思います。  一般論ではございますけれども、民間にも教育に対する高い見識を有する人材は豊富にありまして、民間人材にも公教育で活躍していただくように積極的に取り組みを進めている市町村が全国にあります。これは無論、教員免許の重要性を否定するものではございません。しかし、教員免許の要否を柔軟に扱い、民間人材の高い見識も今以上に公教育に取り入れていただくことは、高い教育的意義があると思います。人手不足という社会的背景からも、より柔軟な人材活用が要請されていると思います。  一般論でございますけれども、これに対する市教委の見解を教えていただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。中本議員の再質問にお答えします。  現在でも、授業によっては、例えば書道の専門の方を招いたり、絵画の専門の方を招いたりというような形でゲストティーチャーとして来ていただいているということは多くございます。ただ、日常的に授業していただくという部分では、例に挙げておりました、今、宇佐市で雇用しております部分については、やはり日常的に授業を担っていただくという役割をお願いをしておりますので、今のところは難しいかなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)承知しました。現在もですね、されているのは承知してるんですけども、一般論としてですね、もっともっと進むといいなという感覚を持っているということでございますので、そういうふうにお考えいただけたらというふうに思います。  六項目め、夏休みの宿題について再質問をさせていただきます。  選べる宿題というのを御提案しましたけれども、これは児童生徒のためにはよい考えだと私は思います。  しかし、実施するとなると、教員や関係者の教材準備にかかわる事務負担が増加してしまう側面もあると思います。教員が忙し過ぎると言われている中で、教材準備のために労働時間がさらに長くなってしまうことは、私の本意ではありません。教員や学校関係者の事務負担を緩和する施策もあわせて充実を求めたいというふうに思っております。  市教委のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。再質問にお答えします。  議員がおっしゃるように、選べる宿題に関しては事務量が増えるというのはおっしゃるとおりでありまして、それは御理解いただいてるということで、ありがたく思います。夏休みの宿題に関しては、別な場所での個に応じた指導等を充実させていく中で、また、家庭との連携も図りながらバランスよく考えていくことが必要ではないかなと思います。  そして、学校現場の業務改善については、スクールサポートスタッフを配置する等、少しずつでありますが、そういった軽減も努めているところであります。今後も進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)承知しました。スクールサポートスタッフのですね、充実等もですね、引き続き要望してまいりたいというふうに思います。  七項目めについて。子供の読書活動推進について再質問をいたします。  市民図書館を訪問するたびに図書館カフェがよく利用されているなと感心しております。市民図書館全体の取り組みに今後も期待しますとともに、図書館カフェについても今後さらなる充実を期待したいと思います。  市教委の一連のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)図書館長。 ◯図書館長(松壽 敬君)図書館長の松壽でございます。再質問にお答えします。  まず、図書館全体の取り組みにつきましてですが、現在、市民図書館ではIC化による新たなサービスの準備に取りかかっております。この九月からICチップのシールの張り込み作業が始まりまして、十二月ごろから本館を手始めに自動貸し出し機や自動返却機の導入が見込まれております。  次に、図書館カフェにつきましてですが、図書館カフェは、平成二十九年の一月に、飲食ができる場所が欲しいという要望を受け、図書館入り口に設置いたしました。二十席分のテーブルと椅子を配置し、以前からありました自動販売機、ソフトドリンクに加えまして、入れたてのコーヒーを提供できる自販機を一基増設して、さらに、その年の十月にはWi-Fi機能を付加いたしまして、現在まで皆さんに使っていただいております。  現在、図書館では毎週金曜日を開館時間の一時間を延長いたしまして七時までといたしております。図書館カフェの座席には専用の照明スタンドも設置してございますので、夜間の御利用もしていただきたいと考えております。また、飲み物の販売につきましても、メニューの御要望がございましたらお受けできる場合もございますので、今後とも皆さんの御意見をいただきながら、図書館カフェがより快適なスペースとなるよう努めてまいります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)ICタグの件もですね、わかりましたし、これも進めていただきたいですし、図書館カフェについても、繰り返しになりますけれども、私、二十四時間ですね、四六時中、市民図書館にいるわけではないんですけども、時々利用しますと、そのとき大体入り口に入ると右側ちょっとのぞくんですけども、利用者が一人もいないときっていうのがないなというふうに感じててですね、やっぱりよく利用されているなというふうに感じております。引き続き、大事な場所だというお考えをお持ちになって進めていただきたいなというふうに思っております。  八項目め、サマーインジャパンについて再質問をいたします。  現時点では考えがないというような当初の御答弁だったんですけども、私の考えとしましては、宇佐市においても一日コースを開催できるように主催者にぜひ相談を持ちかけていただきたいというふうに思います。  市教委の考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。再質問にお答えいたします。  先ほど答弁で申しましたように、現在、本市では、中学生、高校生におきまして留学生事業に取り組んでいるということでございます。こういったところでの国際交流等の教育的なところもございますので、今のところ開催については考えていないということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)一般質問の性質として、通告して御質問申し上げてもですね、その直後に政策が変わるわけではないという、役所のですね、スケジュール等もあると思うんですけども、ぜひ、来年度からですね、それ以後に向けてですね、内部でぜひ調査研究はしていただきたいなというところでございます。質問ではありません。  次に行かせていただきます。  九項目めについては、AI通訳機の活用器の活用についてはわかりましたので、十二項目め、トライアル跡地の利活用について再質問をさせていただきます。  これについては、商業的に活用されるのもよいですし、場合によっては、宇佐高田医師会病院がこの地に移転しても、交通の利便性という観点でよいと私は思います。この病院というのは完全に私個人のアイデアであります。市はどのような形で利活用されることを期待しているか、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  議員お尋ねの場所は用途区域内であり、商業地域と近隣商業地域としての用途制限があります。その制限に適合する活用はもちろんですが、できるだけ早い時期に地元の方々から歓迎される形で利活用されることを期待してるところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)承知しました。  では、次に進めさせていただきます。  十一項目め、ごみ処理施設建設について再質問をさせていただきます。  これはぜひ、市民にとって必要な施設なので進めていただきたいなと思ってるんですけれども、まず想定される今後のスケジュール、お聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。中本議員の再質問にお答えします。  今後のスケジュールにつきましては、先ほど答弁にもありましたように、循環型社会形成推進交付金の変更申請を十一月までに行う予定というふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)その先のスケジュールについては、変動的な要素なのでわからないということですね。ちょっと確認です。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  当然、承認等いただけないと次のほうに進められませんので、現時点ではそういうふうに聞いております。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)金額や財源比率も含めて、国や県からの支援内容についてお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  支援の内容ですが、国からの循環型社会形成推進交付金を受ける計画で交付率は原則三分の一と聞いております。なお、国からの交付金を除く財源につきましては、各種の負担金となるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)わかりました。しっかりとですね、関係先がほかにもあるので、三者あるので、宇佐市だけでがんがん行こうと思っても、やっぱり合意形成というところはあるのでですね、難しいところもあると思うんですけども、ぜひ強力に進めていただきたいということと、市から広域のほうにぜひお伝えいただきたいなというふうに思っております。  それでは、十二項めについて、長洲のですね、石干見サミットにすごく私関心あったんですけど、当初の答弁で結構内容がわかったのでですね、これも再質問を省略して次に行かせていただきます。  十三項目め、野生の猿対策について再質問いたします。  わなの設置は必要な施策だと私は思いますけれども、その際、捕まえた後ですね、動物に対する倫理的な配慮も十分になされるべきだというふうに思います。  倫理的な観点について、市の考えはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。再質問にお答えいたします。  鹿やイノシシなどの、ほかの有害鳥獣と同じように適正に対処したいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)済いません。ちょっと再質問させていただきたいんですけども。再びですね。捕らえた猿っていうのは殺処分されるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  人に危害を与えるおそれがあるということで、捕獲ということを想定しております。人に危害を与えるということでございますので、適正な処分をということで考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)私は捕えた後、殺処分されるというような話を聞いているんですけれども、もしこれが事実であればですね、市民の皆さんは捕えるっていうところまでは賛成してる意見をよく聞くんですけれども、殺処分するっていうところまでですね、これ、それが事実であればですね、殺処分するっていうところまでは結構市民の皆さんの間で意見が分かれているところがあってですね、事実に基づいて議論というのはしていかないといけないんですけれども、もし、殺処分されるのであれば、するべきだという意見もありますし、市民の皆さんの中には、確かに猿はドッグフード奪いにいったりとかですね、ほかの犬にかみついて尻尾が切れて血が出たりとかですね、そういうことをしてるけれども、猿が殺されなければいけないほどのことをしてるのかっていうのはですね、市民の皆さんの中にはまた異なる意見もあってですね、そのあたりも含めてですね、ちょっと仮の話ということで今話を展開させていただいたんですけども、ぜひ十分な、倫理的なですね、配慮をしていただきたいなというふうに思っております。  もちろん職員の皆さんもですね、市民の皆さんもですね、すごく倫理的でいらっしゃると思うので、そういう意味では、猿だから殺したいとかですね、そういうふうに思う人っていうのはほとんどいないと思うので、現実ゼロに近いと思うのでですね、そういうところには信頼を置いてますので、ぜひ適切な御対応をいただけたらなというふうに思っております。  それでは、私の質問は以上でございます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、中本 毅議員の一般質問を終結いたします。
     ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十五分               ──────────────                 再開 午後一時十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、皆さん、改めましてこんにちは。野球で言う九番バッターの河野です。最終になりました。非常に待ちが長かったんで、かなり待たされまして、靴の底が今剥げかかっておりまして、非常に今気になっております。  先日、大隈議員が一般質問の中で名前を連呼していただきましたんで、大変ありがとうございます。大隈議員には平素からですね、いろいろいじっていただいて。もういじり方が半端ないんですよね。サッカーで言ったら大隈半端ねえっちゅう感じですけど。昨日の恩を返すつもりで、今日は頑張りまんので、よろしくお願いいたします。  それでは、早速質問に入りたいと思います。最後ですの皆さんゆっくりと聞いていただきたいと思います。  まず一項目め、介護予防日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業の現状と課題についてです。  一点目、要介護認定者数及び介護給付費の推移と今後の見通しは。  二点目、総合事業、通所介護、それから訪問介護、サービスの現状と課題は。  三点目、介護予防教室、高齢者ふれあいサロンの開設状況と今後の課題は。  四点目、高齢者「食」の自立支援事業の現状と課題は。  二項目め、認知症対策について。  一点目、認知症高齢者の推移と今後の見通しは。  二点目、認知症予防教室等の認知症予防の取り組み状況は。  三点目、家族や介護者へのサポート体制や地域の見守り体制は。  三項目め、文化・スポーツの振興について。  一点目。スポーツ大会等出場補助金について、近年の九州大会、全国大会出場の件数及び補助金交付実績は。  二点目、文化団体が九州大会、全国大会に必要した場合の出場補助金の規定はないが、今後検討する考えは。  四項目め、中学校の部活動について。  一点目、部活動指導員制度とは。  二点目、市内中学校の部活動の状況、それから職員の配置、活動時間について。  三点目、部活動指導員の配置状況及び来年度以降の配置増員計画は。  五項目め、農業振興について。  一点目、耕作放棄地の現状をどう捉えているのか、また今後の対策は。  二点目、有害鳥獣被害状況の推移、また、防護柵の設置状況と補助内容は。  三点目、農業後継者や新規就農者支援について、これまでの取り組み状況と今後の見通しは。  四点目、就農定住者促進のための研修事業の具体的な内容と、就農後の支援は。  以上五項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、農業振興についての三点目、農業後継者や新規就農者支援について、これまでの取り組み状況と今後の見通しについてでありますが、これまでに大分県立農業大学校在学中一人につき年額十万円の奨学費補助や、味一ねぎトレーニングファームなどの研修期間中の生活安定対策として、国の農業次世代人材投資事業準備型の給付対象者に月額五万円を上乗せして交付する市単独事業を初め、就農直後の経営確立を支援する国の同事業経営開始型などに取り組んでまいりました。  また、県独自の制度として、就農時四十五歳未満の親元就農者に給付金を給付する事業や、就農時四十五歳以上、五十五歳未満の県外からの移住就農者に給付金を給付する事業などもあります。  今後も支援制度を最大限に活用するとともに、人・農地プランの作成等運用や認定新規就農者及び認定農業者制度の活用、農業用施設や機械の導入などを通じ、積極的な支援を実施してまいります。  四点目、就農定住促進のための研修事業の具体的な内容と、就農後の支援についてでありますが、市では研修施設として平成二十七年度から大分味一ねぎトレーニングファーム、二十八年度からぶどうのファーマーズスクールを開校しております。これまでに、こねぎ四組五名、ぶどう二組四名が修了し、市内で就農しております。  また、今年度JAが事業主体となり、宇佐市と豊後高田市の二市広域で大分広域白ねぎ就農学校を開校いたしました。現在、宇佐市在住の方一名が入校し、二年後の就農に向け研修に励んでおります。就農後は市の認定新規就農者として支援するとともに、サポートチームを結成し、随時、経営相談ができる体制を整えております。  今後も県内外に市の就農施策をアピールし、国や県、関係団体の協力を得ながら、就農定住者の増加を目指してまいりたいと考えております。  以上で私から御答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの中学校の部活動についてを、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、中学校の部活動についての一点目、部活動指導員制度とはと、三点目、部活動指導員の配置状況及び来年度以降の配置、増員計画はについては、関連がありますので一括してお答えいたします。  部活活動指導員とは、平成二十九年度から制度化された部活動の指導だけでなく大会の引率も行える外部指導者で、部活動を担当する教員の支援を行うとともに、部活動の質的な向上が図られることを目指しております。本市では、平成三十年度は市内の中学校二校に配置をしておりました。今年度は一名増員して三校に配置をしております。来年度以降の配置につきましては、県全体での配置数も関係することから、現段階では未定でございます。  二点目、市内中学校の部活動の状況、職員配置、活動時間はについてですが、現在の部活動は各校において生徒数、職員数、活動場所等も勘案しながら運動部、文化部が設置されております。  今年度四月時点において、市内七中学校の部活動の総数は六十五で、運動部五十四、文化部十一となっております。  職員の配置につきましては、指導体制の充実や安全性の確保のため、複数体制をとっている部活動がほとんどですが、職員数によっては副生体制がとれない部活動もあることが現状でございます。  活動時間につきましては、国、県から示されているガイドラインに基づき平日は二時間程度、土曜日、日曜日等学校の休業日は三時間程度の時間を徹底させております。また、週当たり二日以上の休養日を設けるなど、生徒の適切な休養日確保とともに教職員の負担軽減に努めております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの介護予防、日常生活支援総合事業(総合事業)の現状と課題についてと、二項目の認知症対策についてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、介護予防、日常生活支援総合事業の現状と課題についての一点目、要介護認定者数及び介護給付費の推移と今後の見通しについてですが、要介護認定者数は平成二十九年度末で三千七百六人。平成三十年度末で三千七百五十人。令和元年度六月末時点で三千七百八十一人と、徐々に増加しており、本市が平成三十年三月に策定した第七期介護保険事業計画では、令和七年に三千九百二十人まで増加すると予測しております。また、介護給付費の推移は、実績値で平成二十九年度五十六億二千三百十六万八千円、平成三十年度五十七億七千四百五十六万四千円となっており、第七期介護保険事業計画では、令和元年度六十億二千五百五十四万九千円、令和二年度六十二億三千八百九万八千円と、こちらも年々増加していくと予測しております。  二点目、総合事業の現状と課題についてですが、現在、通所事業所は三十九カ所で、月平均四百三十五人の利用者。訪問事業所は四十一カ所で月平均二百六十二人の利用者となっております。今後の課題としましては、高齢者の今ある能力を損なわないように、自立支援に努めることと、より利用者のニーズに合わせた支援ができるよう、短期集中的な専門職のかかわりにより機能改善を図るサービスや、住民が主体となり生活支援等を行うサービスなどを創設することが必要と考えております。  三点目、介護予防教室、高齢者ふれあいサロンの開設状況と今後の課題についてですが、地域に根差した介護予防教室は、現在百三十八カ所で開催され、約二千五百人の方が参加されています。また、高齢者ふれあいサロンは、現在百二カ所で開催され約二千二百人の方が参加されています。  今後の課題としましては、高齢化による参加者の減少や、お世話をする方の確保が難しいこと、少人数開催の希望への対応等が挙げられます。  四点目、高齢者「食」の自立支援事業の現状と課題についてですが、現在、一般の事業者の配食サービスが届きにくい安心院、院内地域のひとり暮らし等高齢者三十八人に月平均二百四十食の弁当を配達しています。課題としましては、今後も身体的・精神的理由により、食事の確保が困難で見守りが必要な高齢者のみ世帯の増加が予測されるため、地域包括支援センターや介護支援専門員等と連携し、支援が必要な対象者に配食ができるように努めていく必要があると考えています。  次に、二項目め、認知症対策についての一点目、認知症高齢者の推移と今後の見通しについてですが、介護認定調査の結果、日常生活に支障をきたすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる方、認知症高齢者自立度IIa以上は、平成二十五年度二千五十五人で高齢者の一〇・九%、平成三十年度は二千三百四十九人で高齢者の一一・九%と増加しています。認知症は年齢とともにその発症率も上がっていくため、今後、後期高齢者の増加に伴い、認知症高齢者も増加すると予想されます。  二点目、認知症予防教室等の認知症予防の取り組み状況についてですが、現在、二十カ所の小学校区で地域型認知症予防プログラムが開催され、二百九十四人が参加しており、宇佐市社会福祉協議会が教室の運営を支援しています。また、毎年開催している認知症を知る講演会や認知症サポーター養成講座において、予防法を含め啓発をしています。  三点目、家族や介護者へのサポート体制や地域の見守り体制についてですが、認知症の方を介護する御家族の方に対し、介護者の視点で相談できる「つどい」を月に二回、隣保館と長洲公民館で開催しています。また、地域の見守り体制としまして、高齢者安心ネットワークの構築を推進しており、地域包括支援センターを中心に地域の区長や民生委員、老人クラブ、愛育班等の方々と見守りの必要な方の情報共有を行い、できる限り認知症の方や御家族の方が暮らしやすいような地域を作る努力をしております。  さらに、行方不明防止のため、高齢者等外出時見守りサービス事業としてGPS端末器を貸出すとともに、認知症の方も介護する御家族の方も一緒に参加し交流できるオレンジカフェが、現在、市内六カ所所で開催され、これらの普及啓発に努めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの文化・スポーツの振興についてと、五項目めの農業振興についての一と二を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、文化・スポーツの振興についての一点目、スポーツ大会等出場補助金について、近年の九州大会、全国大会出場の件数及び補助金交付実績についてですが、中学校体育大会出場補助金対象者を除いた交付実績ですが、平成二十九年度に全国スポーツ大会出場補助金交付要綱に基づいて交付されたものが二十三件、九十四万三千円。体育協会激励金交付要綱に基づいた交付実績が六十九件、六十一万五千円となっており、年間合計九十二件、百五十五万八千円です。また、平成三十年度の補助金実績は十四件、九十三万千円で、激励金は六十二件、七十万八千円となっており、年間合計七十六件、百六十三万九千円となっています。  これまで要綱が二種類あったため、申請者から補助対象がわかりづらい、手続が煩雑といった声を受け、両交付要綱を廃止し、今年度から新たにスポーツ大会等出場補助金交付要綱を制定しました。新要綱による交付予定額は、四月から八月末までの五ケ月間で四十四件、七十四万四千円となっています。  二点目、文化団体が九州大会、全国大会に出場した場合の出場補助金の検討についてですが、文化部門は小中高生から一般まで様々な団体・サークルがあり、内容も文化芸術等の枠組みが幅広く複雑です。また、全国大会を開催する主催団体が財団法人から民間団体まで幅広くさまざまであるため、交付基準設定が難しいことから、これまで文化関係については、全国大会等に出場する際の補助金や奨励金といった規定の策定に至っておりません。  しかし、スポーツ分野においては補助金が整備されていることから、文化部門についても文化・芸術の振興と向上を図る上でもその必要性は理解しております。今後は、県下の状況等を調査、研究してまいりたいと考えています。  続いて五項目め、農業振興についての一点目、耕作放棄地の現状をどう捉えているのか、また、今後の対策はについてですが、農業委員会は毎年一回市内全ての農地の利用状況を調査しています。ここ数年は、農地として再生可能な耕作放棄地面積が約十ヘクタール、農地として再生不可能な耕作放棄地面積は約二百ヘクタールで推移しています。  耕作放棄地の発生原因は、農業従事者の高齢化、後継者不足による労働力不足や傾斜地、湿田等自然的条件が悪いこと、また、米を主とする農産物価格の低迷等に起因し、中山間地域においては特に顕著であると考えています。  耕作放棄地の増加は、国土の保全や水源の涵養等、農業、農村の有する多面的機能の低下はもとより、病虫害、鳥獣被害の発生、農地利用集積の阻害にも結びつくおそれがあることから、その発生防止を図るとともに、耕作放棄地の解消を目指していくことが必要です。耕作放棄地の解消に向けた取り組みは、その荒廃状況、権利関係、土地条件、受け手の確保といった地域の実情に応じてきめ細かく対応していくことが重要だと考えています。  そのため、地域農業者の代表である農地利用最適化推進委員と農地の利用状況の調査を行い、耕作放棄地の所有者には利用意向調査も実施しています。この調査により、再生可能な耕作放棄地は、できるだけ早期に農地中間管理機構への貸し付けや地域で取り組んでいる共同活動による農地の保全へと誘導しています。  一方、農地として再生困難な土地への対応は非常に苦慮していますが、植林による山地化や六次産業化加工施設など地域振興につながる農地以外への利用を促していきたいと考えています。  五項目め、農業振興についての二点目です。有害鳥獣被害状況の推移、また、防護柵の設置状況と補助内容についてですが、鳥獣による被害金額は、イノシシ、鹿、小動物被害を含め平成二十六年度二千百六万二千円から平成三十年度千二百八十六万七千円と減少しています。獣種別では、鹿の被害金額が若干の増加傾向にありますが、その他につきましては総じて減少傾向にあります。  防護柵の設置状況は、平成三十年度までで、電気柵を除き総延長二百三十三・八キロメートルの防護柵設置補助を行っています。  補助内容は、国庫補助、県補助、市単独の三事業があります。国庫補助事業は、集落全体の農地を鳥獣被害から守るため、鉄線柵を設置する集落に資材を無償で貸与し、集落が設置、管理を行うものです。  県補助事業は、千メートル以上の鉄線柵を設置する場合、もしくは農家が個人で二百メートル以上の電気柵等を設置する場合、購入費の三分の二を補助するものです。また、国や県の補助事業では対応できない小規模な場合には、市単独補助事業で購入費の三分の二を助成しております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、再質問させていただきます。  まず、介護予防援総合事業の関係ですけど、今現状として、平成二十八年から総合事業に移行されたということで、当初ですね、総合事業に移行するときに、それまでデイサービスを利用されていた要支援の方がサービスを受けられなくなるんじゃないかという不安とか懸念がいろいろあったんですけど、三年経過して今そういった不安とか懸念は解消されてますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課長の岡部です。河野議員の再質問にお答えいたします。  要支援の方が対象外となるというようなことは生じておりませんで、幅広い選択肢の中からサービスを受けられているというふうに分析をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それから、今ですね、要支援、要支援二、それから、それに該当しない人が事業対象者ということで区分されております。その事業対象者の区分されている方が、当然、機能が回復したりして自立になったときにですね、どういったサービスを受けられるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  余り卒業というケースは実際には把握しておりませんが、もしチェックリストにも該当しない、総合事業に該当しないという方がサービスを受けられるということであれば、地域の介護予防教室や高齢者ふれあいサロン、それから独自で行っているような法人のサービス等が受けられる可能性があります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)例えば、週一回デイサービス行ってたけど、これは当然自立になるということは本人にとっていいことなんですけど、逆にそのことで家から出る機会がなくなってしまう。そういった場合、先ほど言ったように、介護予防教室とかサロンというところが受け皿に当然なってくると思うんですけど、ここ数年、サロンがやはり伸び悩んでるちゅうことは、先ほど答弁にもありましたけど、その点ですね、伸び悩んでる原因をつかんで、やはりこれからもっとそれぞれ地区全体、どう見ても何か偏ってる気がするんですよね。その辺、小規模でもいいので、サロンを開設するような指導といいますか、支援というのは市としてどのように考えているかを。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  高齢者ふれあいサロン、それから地域に根差した介護予防教室は、十人以上のグループを作っていただいて、地域の集会所等で行っていただくというふうにしております。十人以下になると、議員御指摘のようにサロンを開けない、体操教室が開けないということでございますので、少人数でも開催できるような事業の見直しも考えていきたいというふうに考えております。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)総合事業は、そもそも介護給付費を抑制していこうということから始まってると思うんですよね。当然、元気になって自立になった高齢者が、そのことでまた、逆に行く場所がなくなって、やはりまた介護状態に戻るようなことになったら身もふたもない。だからやはり市としては、行く場所がないというのもおかしいですけど、どこか出かける機会がなくなった高齢者は、何らかの形でですね、支援していかなければ、また同じ状態に戻ってしまうんで、その辺をですね、やっぱり市としてしっかり考えていく必要があると思うんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、地域の居場所を作ったり、あるいは交流をしたりというのは、介護予防の観点から大変重要だというふうに考えております。現状、サロン等が、世話人がいないでありますとか、いろんな団体の状況で減ったりとかですね、いうことも一方でありますので、今年度から四年目以降の補助金も増額ということで、そういうことも宣伝しながら積極的な教室やサロンの開設に向けて支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  食の自立の関係でですね、食というのは高齢者だけでなく、お子さんから高齢に至るまで大事なんですけど、どうしてもひとり暮らしすると、以前三食だったのが二食に減って、最終的には一食になる方も結構いらっしゃいます。そういった意味でですね、当然、介護保険を利用してヘルパーさんを利用してる方もいらっしゃるんですけど、なかなかそういったサービスを利用できない人もいます。そこで、配食サービスというのが、それだけではないですけど、いろんな形があると思いますけど、現在、配食サービスを行ってる事業者が、安心院、院内だけでいきますと高齢者が三十八人、平均二百四十食ということで、これは週何回とかいう決まりがあるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  安心院、院内地域で行っております「食」の自立支援事業は、宇佐社会福祉協議会に委託して行っております。ちょっと、私の正確な記憶ではありませんが、週五回までだったと思います。ちょっと正確な記憶ではなくて申しわけありませんが、そういうことだったと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)週五回ね。ただ、お昼だけちゅうことですよね。それはね。済いません。それで、旧宇佐市の中ではこういった事業は実施されてるところがあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  安心院、院内で「食」の自立支援事業を行うというきっかけは、そちらのほうに事業者がいなかったということで、社会福祉協議会に委託した経緯がございます。旧宇佐市のほうは、私どもが把握してるだけで七事業者がいるというふうに把握はしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)この配食サービスは当然配達が伴うのでどうしても院内、安心院地域難しくなってくるんですけど、一応、いろんな機関を利用して、例えば作るだけならですね、大体どこでも、どこでもちゅうか、総菜屋さんでもいいし、どこかデイサービスの厨房でもできる。ただ、配達が大変なんですよね。そういった配達のことも考えて、例えば、これは簡単にいく話じゃないんですけど、作っていただいて配達は、両院内のおつかい便等利用して配達してもらうとか、いろんな機関を利用して、そういったことに取り組んでいく方法もあると思うんですけど、市としていろんな機関に働きかけをしてみたらどうかと思うんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  愛の宅配便を利用してというアイデアは私ども持ち合わせておりませんで、そちらのほうとも何ができるかというのはこれから協議してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、次の項目行きたいと思います。  認知症対策です。先ほど答弁にもありましたように、介護認定者のうち約六割強が何らかの見守り、それからが必要という状況になってるという状況なんですけど、まずですね、そういった高齢者の実態の把握ですね。この人がひとり暮らしだと。この世帯は高齢者世帯だと。あと、ここの世帯は二世代で住んでるけど日中一人になることがあるとかいった、高齢者の実態の把握というのは今されてるのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  約十年ほど前に、六十五歳以上の高齢者の世帯の状況がどうなってるかというのを民生委員さん等にお願いして調査した経緯があるというふうに思っております。それは、災害時の要援護者の名簿を作って活用するということで行っておりました。今は平成二十五年から災害対策基本法が改正されて、市町村が避難行動の要支援者名簿を作成するということになっておりまして、その都度、対象者、例えば要介護三以上でありますとか、身体障害者手帳が一種でありますとか、そういうような基準に従って把握しながらそういう名簿を整理しております。  その中で、ひとり暮らしだからとか、日中一人になるからとかというような具体的な細かいところまではその調査ではやっておりませんが、民生委員さんの日ごろの地域活動の中で、高齢者の名簿もお渡ししておりますので、そういった中で気になる方がいらっしゃいましたら、地域包括センターが主催するネットワークのほうで情報共有するというやり方をとっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)個人情報になるのでなかなか調査というのは難しいんですけど、やはりトラブルになってから気づくのではなく、やっぱ未然にですね、日ごろの特に認知症の高齢者の方、日ごろの見守りというのが大切なんで、やはりそういった情報、当然、地元の民生委員さんは御存じの情報かと思うんで、そういった情報を共有できる体制になってるかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  認知症を含め、例えばDVでありますとか虐待でありますとか、いろんな情報が飛び込んできております。そういった情報は当事者の理解も得ながら民生委員さん、区長さん含めて共有して見守るような体制をとるようにしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)やはり未然に防ぐ、それから地域のネットワーク作りにはこの情報共有ちゅうのは絶対かかせないので、調査ちゅうのは大変かもしれませんけど、以前、援護者台帳作ってからも十年経過してるので、やはりそういった実態把握の調査、見直しをしっかりしておかないと、なかなか未然にいろんなあれを防ぐちゅうことは難しいと思うので、その辺は市としてしっかり取り組んでいただきたいと、そんなふうに思います。  それでは、次、三項目めに行きます。文化、スポーツの関係てず。  まず、スポーツ団体の大会出場の補助ですね。今年度から見直されたということで、大きくどの辺が変わったのか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長 香下です。再質問にお答えいたします。  大きく変わったということですが、今まで市が補助する全国大会出場補助金と、そこの該当するそういったどうしても要綱に沿った場合漏れる団体さん、そういったスポーツ競技を補完する形で体育協会が出します激励金、その二つを合体したような形になりました。ですので、今まで以上に幅広くいろんな協議ですね、今まで市の補助金では出なかった協議とか、あとは今までは全国大会といったら、北海道であろうが東京であったとしても、全国大会で同じ金額であったものが、その開催地域によって出す金額を変えるということが大きく変わった点だというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)また市町村もそういった形を組んでるとこが多いみたいなので、非常に内容としては以前に比べれば充実してきたなという感じはします。あとですね、団体の分で、当然、十人未満とか十人以上ちゅう形でしてるんですけど、やはり十人以上十一人でも十九人でも一緒、二十一人でも一緒よね。十人以上としてよね。団体によってはやはり二十人超えるところ結構あるんですよね。だから、今すぐという話ではないんですけど、やはりその辺、団体の人数構成の区分も新たに少しずつ設けたほうがいいんじゃないかと、そういうふうに思うんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えいたします。  他市県下の状況を見ておりましても、もう限度額を設けておりまして、その限度額の金額をすると、一人の金額掛ける十人っていうところが限度額として設定している市が多いというふうに見受けられます。全国的に見ても、やはり限度額というのを設けておりますので、他市だけでなくですね、全国的にどういったような状況で、そういった補助金が出されてるのかっていうことは、今後も勉強させていただいて、注視しながらうちのほうも、この要綱については三年に一回見直しとなっておりますので、そういったものも研究しながら見直しはしていく必要があるかと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これは子供たちに限ったわけではないんですけど、やはり一つでの上の大会を目指すために頑張っているので、また保護者もそれに協力してるので、やはり少しでも負担が軽くなるようにですね、今後も検討していただきたい、そんなふうに思います。  それから、もう一つ、今度は文化団体。これは先日、大隈議員が途中で終わった分なんですけど、今、スポーツ大会については要綱がありますけど、文化系の団体の大会については要綱がないということで、先日大隈議員が言いかけた、例えば太鼓ですね。太鼓の団体が九州大会、それから九州大会を経て全国大会に。それが福島のほうだったですかね、開催。で、残念ながらその要綱に該当しないちゅうことで、なかったんですね。これからもやっぱこういったケースはあると思うんですよね。あると思うというか、そういうことがあるのが望ましいんですけど、私きっとあると思うんで、早急にやはりこういった要綱を設けると思うんですけど、今、答弁では、調査研究ということで。調査研究ちゅうのは結構時間がかかるので、やっぱ即刻対応していただきたいと思うんですけど、その辺の考えはどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)県下の状況を見ても、まだこういった文化に関して補助金を作ってるとこのほうが少ないという現状はありますが、やはり先日も答弁でお答えしたように、スポーツがあるのであれば、文化・スポーツとしての課としても、それに整備していくっていうことは大事だと考えておりますので、それは状況もありますけども、それは対応していきたいなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)県下では佐伯市さんが要綱作ってるんですけど、見ますとほとんどスポーツの分と類似してるんです、要綱が。いろいろ名目はあるんですけど、そんなに難しくないんじゃないかと思ってるんです。  市長、これからもですね、絶対文化系の団体でもそういったケースが多々出てくると思うんですよ。多々出てきてほしいんですけど、そういったことを考えてやはり早急に対応するっていうことはできないですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)市長。 ◯市長(是永修治君)河野議員の再質問にお答えします。  今、答弁したとおり、県下の状況等調査研究をしたいちゅことで、今のところですね、大体、県下がざっくりこんな感じで制度がありますよっていうのは調査をしてございますので、今、議員の御指摘もあったとおり、文化系のほうの補助要綱がまだ全くございませんので、早急にですね、何か作るというか、方向で検討してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ早急に検討していただきたいと、そんなふうに思います。  それでは、四項目め行きます。部活動指導員です。  現在は三名の指導員を配置してるということで、具体的に何の部活かというのはわかりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。河野議員の再質問にお答えします。  三名は、軟式テニス、それからバレーボール、そして音楽部となっています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)部活動指導員の制度というのが、国が押し出した制度で、基本二つの柱が、当然、教職員の働き方改革で負担を減らすという面と、それともう一つですね、部活動の資質向上という面があります。私はそっちのほうでちょっと質問させてもらうんですけど、小学校のときにしっかりスポーツ少年団で練習してきて、中学校に行って、当然、今、教職員の先生が顧問でついてるんですけど、顧問の先生がその競技の経験がない先生がどうしても顧問となるときがあるんですね。それは宇佐市でも当然そういった経験のない教職員が顧問になってるケースというのがやっぱあるんでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  実はこれ、全国的には平成二十六年に日本体育協会が行った調査によると、これは運動部活動だけですが、体育の専門の先生、もしくは経験のない先生が担当している割合というのは、全国的に四五・九%というふうな統計もあります。宇佐市でもやはりこれと同様もしくはこれよりも少ない、多分顧問の先生がそういう経験のない、競技経験のない先生のほうが多いというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ということはですね、当然、経験のない部活を持った先生も負担かなりあると思うんですよね。それと同時にですね、やはり今までスポーツ少年団でスポーツやってきて、中学校行って、それから上の指導を受けたいと思うのが普通と思うんですけど、そこがやはり競技経験がない場合に、技術の向上とか、いろんな心理的な問題とか、いろんな、何ですかね、部活動で身につくことというか達成感というのがなかなか得られないと思うんですよ。  そういった面で、そういった二つの面で、この部活動指導員というのは、全部が全部解消するわけではないんですけど、少しずつですね、先生の負担を減らす面と、部活動の質の向上の面から、少しずつでも増やしていっていただきたいと思うんですけど、来年度以降なかなか未定というふうになってるんですけど、国のほうもやはりかなり予算を組んで、前面に押し出してるんで、市のほうの考えですね。まだ未定かもしれないですけど、考え方として、どのように考えてるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  中学校で行っております部活動の活動自体はですね、やはり学校教育の一環として行われるものであって、意義というのは礼儀、礼節であったり協力であったり、今言われた達成感もあると思いますけれども、感謝の気持ちとか、豊かな人間形成を育むということと、中学校生活を仲間とともにまた指導者さとともに、より充実した楽しいものにしていくという意義があるというふうに思っております。  今議員の言われた技術力の向上という部分もあるというのもわかっております。専門的な指導を受けるというとは、子供にとっても充実感がまたより得られるということも思っておりますので、市としましても、これは国と県の補助事業になっておりますのけれども、できる限り、例えば雇用の、雇用というか勤務の条件が一日二時間、週三日というような特殊な形態でありますので、来ていただける方が、また人材確保という難しい部分がありますけれども、学校長とも相談をしていきながら、学校の希望により沿うような形でしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)今言ったようにですよね、確かに勤務体系が非常に特殊な地勤務状況なんで、なかなか人材の確保も難しくなってくると思うんですけどね。そういった場合にですね、やはり各種スポーツ団体さんとか、院内で言えば総合型地域スポーツクラブとかあるんで、そういったとこと、人材を確保する場合ですね、ぜひ連携をとってしていただきたい、そんなふうに思います。これはいいです。  それでは、最後、五項目めに参ります。  まず、耕作放棄地の件で、先ほど答弁にあった農地利用最適化推進委員というのがあったんですけど、具体的にどういった内容の活動をしているのかを。 ◯議長(衛藤博幸君)農業委員会事務局長。 ◯農業委員会事務局長(永田廣美さん)農業委員会事務局長の永田です。再質問にお答えします。  農地利用最適化推進委員についてのお尋ねですが、農業委員会の改正により農業委員とは別に新たに農地利用最適化推進委員が新たに設置されております。  昨年四月に三十名の方に農業委員会においても委嘱をしているところでございます。任期は三年間です。業務といたしましては、担当する地区におきまして、農業委員と連携し、農地利用の最適化の推進や現場活動を主に行っております。具体的に申しますと、農業者と農地をマッチングすることや、耕作放棄地をなくすこと、それから新しく農業を始める方の相談等に乗ることについても行っているところです。委員さん方には、これらの活動について積極的に行っていただいているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ということは、例えば耕作放棄地があった場合、地区を回るんですよね。地域を回るんですね。耕作放棄地があった場合は、どうされるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)農業委員会事務局長。
    ◯農業委員会事務局長(永田廣美さん)お答えします。  農業委員会では年に一回、農地利用状況調査、通称農地パトロールと言うんですけど、それを事務局と農地利用最適化推進委員が班体制を作り全体を調査しています。それは毎年七月から八月にかけてするんですけれども、その中で荒れているところを写真に撮ったり、日ごろから農地委員さんが日ごろから御自分の担当地域において荒れてるところを把握していますので、その状況でパトロールの結果をですね、最後、一通り全部終わった後、事務局のほうで整理いたしまして、荒れてる土地の所有者の方に意向調査をいたします。この荒れてる農地をどうするかっていう意向を回答された上で、また御相談に乗っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ということは、放棄地があれば所有者の方と、例えば借主がもしおればその調整をつけるという、そんな形ですか。  あと、耕作放棄地の、なかなかこれ田舎のほうでは耕作放棄地を再生するちゅうのは難しいと思うんですけど、実際、国の事業で耕作放棄地の保全管理というか、そういった事業があったと思うんですけど、まだその事業はあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。再質問にお答えします。  多分、議員が言われてる再生事業というのは、小規模なですね、荒廃地解消に限ってでしたけれども、事業費が二百万未満、これについて半分国が補助という、小規模の解消事業がございましたが、これについては平成三十年度終了となりました。で、今国が申してるのは、それにかわる事業を使えということでございますけれども、なかなかそういう小規模での解消事業はなくて、今言われてるのは、中山間の交付金であるとか、あと、多面的機能の交付金、これをですね、使って、集落ぐるみでその耕作放棄地を解消するようなことに利用していただきたいという、そういう通達みたいなのがあっているとこでございます。残念ながら、今までやってきた三十年度までで事業がなくなったというところもございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)耕作放棄地もですね、圃場整備したところもだんだんなってきてるとかいう状況も多いんですけど、せめて再生不能なところはですね、保全管理ですね、草刈りとか、水田を維持するぐらいのことはできないかなと、そんなふうに思うんですよね。結局、耕作放棄地が増えれば、次の項目にありますイノシシの被害も増えてくるんじゃないかと思うんで、その辺やはり、もうちょっと市のほうもですね、農地の保全というか、耕作放棄地の対応策しっかり考えていただきたいなと、そんなふうに思います。  鳥獣対策のほうに移ります。でですね、被害のほうは減ってきてるんです。これはやっぱ防護柵とかいう設置の効果が出てるというふうに判断していますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。再質問にお答えいたします。  議員言われるように、被害が減っていることは、防護柵を作ったこと、それから集落対策と、さまざまな策を講じていることが功を奏していることというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)農作物の被害ということで、被害額というのは当然農作物の被害ということで、例えばイノシシが水路の横を掘って水路が崩壊したとか、道路の法面が崩れたとか、石垣が崩れたとか、そういった被害というのはこの被害額に入ってないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  議員がおっしゃられるように、水路の被害等直接農作物でないものについては入ってございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これまでそういった鳥獣の被害で道路とか水路とか石垣が崩れたといった被害が上がってきたことがあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  農道水路の被害については、直接地元から被害の報告は今まで上がってきたことはございません。ただ、農道の舗装とかいう点で上がってきたときにね、私たちが現場を確認したときに、そういったような状況があるのは把握しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)農作物の被害、最近はですね、癖が悪くて、水田でも周りをかなり崩してるケースが多いんですよ。だから、そういった被害はこれからもっと増えてくると思うんで、これからそういった分の対策も必要じゃないか、そんなふうに思います。  で、先日、多田羅議員の質問で、ピンクのテープ、余り効果がないちゅう話で、私もピンクのテープ使ってるんですよ。効果がある、ないは別として。それでそんなことでもせんとなかなかね、とまらんという状況があるんで、これからもっと今から先、鳥獣の被害が増えてくると思うんで、防護柵の設置なり、しっかりとした対応をこれからとっていただきたいな、そんなふうに思います。  以上で終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、十八日午前十時から再開し、議案に対する質疑並びに委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労でございました。                      散会 午後二時十六分 宇佐市議会...