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2019年09月11日 令和元年第4回定例会(第3号) 名簿
2019年09月11日 令和元年第4回定例会(第3号) 本文

  • 憲法改正(/)
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  1. 宇佐市議会 2019-09-11
    2019年09月11日 令和元年第4回定例会(第3号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2019年09月11日:令和元年第4回定例会(第3号) 本文 (376発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年九月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年九月十一日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃八番    │一、子ども通院医療費について       │市長、教育長┃ ┃多田羅純一君│ (1)七月から子ども通院医療費が一部負担  │および   ┃
    ┃      │  金五百円/回となったが、コンビニ受  │担当部課長 ┃ ┃      │  診は増加していないか。また、課題は  │      ┃ ┃      │  あるのか。              │      ┃ ┃      │ (2)小児科医師の確保はどの様に進んでい  │      ┃ ┃      │  るか。                │      ┃ ┃      │ (3)隣市と歩調を合わせ十八歳まで通院医  │      ┃ ┃      │  療費を無料に出来ないか。       │      ┃ ┃      │二、農作業の事故対策について       │      ┃ ┃      │ (1)市内に於いて農作業時の事故はどれく  │      ┃ ┃      │  らい発生しているか。         │      ┃ ┃      │ (2)農作業安全教育等は実施されている   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)全ての農家に行き届く情報の発信はさ  │      ┃ ┃      │  れているか。             │      ┃ ┃      │三、野生鳥獣対策について         │      ┃ ┃      │ (1)最近住宅地に於いても「猿」が見られ  │      ┃ ┃      │  る様になった。注意喚起と対策はどの  │      ┃ ┃      │  様に行っているか。          │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市の野生鳥獣被害状況は増加して  │      ┃ ┃      │  いるのか。              │      ┃ ┃      │ (3)侵入防止柵は有効的に設置されている  │      ┃ ┃      │  か。また、指導はどの様にされている  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四、小中学校の温水洗浄便座設置について  │      ┃ ┃      │ (1)現状の温水洗浄便座(ウォシュレッ   │      ┃ ┃      │  ト・シャワートイレ)の設置数は。   │      ┃ ┃      │ (2)学校にも「ウォシュレットを設置して  │      ┃ ┃      │  ほしい」という声があるが市の考え   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │五、小中学校のプール授業について     │      ┃ ┃      │ (1)天津小学校に於いて熱中症対策として  │      ┃ ┃      │  プールに遮光カーテンが設置され、か  │      ┃ ┃      │  なり効果があったと思う。他校へ水平  │      ┃ ┃      │  展開すべきだと思うが市の考えは。   │      ┃ ┃      │六、放生会の無形文化財登録について    │      ┃ ┃      │ (1)和間の放生会は全国で行われる放生会  │      ┃ ┃      │  の発祥の地と言われており、無形文化  │      ┃ ┃      │  財に登録すべきではと思うが市の考え  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │七、農業トレーニングセンター(興農綱五  │      ┃ ┃      │ 郎会館)について            │      ┃ ┃      │ (1)早期建て替えを望む声が有るが現在の  │      ┃ ┃      │  進捗について伺う。          │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十五番   │一、生活保護行政について         │市長    ┃ ┃今石靖代君 │ (1)憲法二十五条はすべての人の生存権を  │      ┃ ┃      │  保障している。生活保護を申請した場  │      ┃ ┃      │  合、「迅速に調査を行い、原則として  │      ┃ ┃      │  十四日以内に要否等の決定通知をする  │      ┃ ┃      │  こと」とする法的期限を守るべきだ   │      ┃ ┃      │  が、二〇一八年度の状況はどうか。   │      ┃ ┃      │ (2)気候の温暖化で、年々夏の暑さは厳し  │      ┃ ┃      │  く、特に高齢世帯等へのエアコン設置  │      ┃ ┃      │  は欠かせない。生保世帯の必要な方か  │      ┃ ┃      │  ら設置補助を進めるべきでないか。ま  │      ┃ ┃      │  た、電気料を補助する夏季加算の創設  │      ┃ ┃      │  を求めるがどうか。          │      ┃ ┃      │ (3)生保受給者は通院のための保険証を持  │      ┃ ┃      │  たず、肩身の狭い思いをしている。以  │      ┃ ┃      │  前から要望のある、別府市や大分市、  │      ┃ ┃      │  臼杵市のような「診療依頼証」を来年  │      ┃ ┃      │  度から作るべきでは。         │      ┃ ┃      │二、平和憲法を生かした「平和ミュージア  │      ┃ ┃      │ ム」に                 │      ┃ ┃      │ (1)大型戦闘機の展示について、「戦争博  │      ┃ ┃      │  物館にしてほしくない」という声があ  │      ┃ ┃      │  るが、展示の内容はどうか。      │      ┃ ┃      │ (2)平和ミュージアムの敷地内にも「非核  │      ┃ ┃      │  平和宣言都市」の看板を設置して、平  │      ┃ ┃      │  和への取り組みをアピールしてはどう  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)歴史や文化の専門家である学芸員の配  │      ┃ ┃      │  置が必要と考えるがどうか。      │      ┃ ┃      │三、環境問題について           │      ┃ ┃      │ (1)広域でごみ処理場建設が進められてい  │      ┃ ┃      │  るが、減量の目標はどうなっている   │      ┃ ┃      │  か。宇佐市の具体的な数値目標と現状  │      ┃ ┃      │  の分析はどうか。市民と一緒になって  │      ┃ ┃      │  取り組むべきだが。          │      ┃ ┃      │ (2)深刻な廃プラスチック問題について、  │      ┃ ┃      │  現状と対策は。            │      ┃ ┃      │ (3)広域ごみ処理場建設について、宇佐市  │      ┃ ┃      │  長として、規模や価格、入札のあり方  │      ┃ ┃      │  についての考え方は。         │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、教職員の過重負担の軽減を       │市長    ┃ ┃赤野道和君 │ (1)四月からの「働き方改革」により、毎  │      ┃ ┃      │  日の超過勤務の記録をパソコンにより  │      ┃ ┃      │  把握しているが、五月~七月の実態は  │      ┃ ┃      │  いかがか。              │      ┃ ┃      │ (2)学校現場では、「人が足りない」「教  │      ┃ ┃      │  育予算が足りない」という声が多い。  │      ┃ ┃      │  人に関して、大分県が配置すべきとこ  │      ┃ ┃      │  ろで不足している職種・人数、宇佐市  │      ┃ ┃      │  が配置すべきところで不足している職  │      ┃ ┃      │  種・人数は、どのような実態なのか。  │      ┃ ┃      │ (3)現場では、教職員の不足・出張が減ら  │      ┃ ┃      │  ない・調査物が多い等、大分県教委へ  │      ┃ ┃      │  の不満は多い。大分県教委への強力な  │      ┃ ┃      │  働きかけ・要請は行なっているのか。  │      ┃
    ┃      │ (4)宇佐市の学校現場に関わる臨時・非常  │      ┃ ┃      │  勤職員の待遇改善を図るべきだと考え  │      ┃ ┃      │  るが、現状と今後の方向性は。     │      ┃ ┃      │二、住宅リフォーム助成制度商店リニュ  │      ┃ ┃      │ ーアル助成制度の創設を         │      ┃ ┃      │ (1)「在宅高齢者住宅改造助成事業」「宇  │      ┃ ┃      │  佐市子育て・高齢者世帯リフォーム支  │      ┃ ┃      │  援事業(子育て支援型)」「宇佐市子  │      ┃ ┃      │  育て・高齢者世帯リフォーム支援事業  │      ┃ ┃      │  (三世代同居支援型)」など、既存の  │      ┃ ┃      │  支援策の内容・活用実績・経済波及効  │      ┃ ┃      │  果(補助金と経済効果の比較)はどう  │      ┃ ┃      │  なっているのか。           │      ┃ ┃      │ (2)二〇〇九年十二月宇佐市議会では、   │      ┃ ┃      │  「住宅の新築およびリフォームへの助  │      ┃ ┃      │  成制度の実施を求める請願書」が、十  │      ┃ ┃      │  六名の紹介議員のもと全会一致で採択  │      ┃ ┃      │  されている。しかし、その後現在ま   │      ┃ ┃      │  で、住宅リフォーム助成制度は実施さ  │      ┃ ┃      │  れていない。これはなぜか。      │      ┃ ┃      │ (3)秋田県の住宅リフォーム助成制度で   │      ┃ ┃      │  は、経済波及効果は補助額の二十三・  │      ┃ ┃      │  五倍(二〇一〇年三月から二〇一六年  │      ┃ ┃      │  十月まで)となっている。地元業者の  │      ┃ ┃      │  仕事おこしと地域経済の活性化のため  │      ┃ ┃      │  に、宇佐市でも創設を思い立たないか。 │      ┃ ┃      │三、高齢者の交通手段の確保を       │      ┃ ┃      │ (1)安心院町内を走るコミュニティバス   │      ┃ ┃      │  の、九つの路線ごとの行きと帰りの平  │      ┃ ┃      │  均乗車人数は何人か。路線維持のため  │      ┃ ┃      │  の宇佐市からの補助金額は、いくら   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)平成二十七年度に津房まちづくり協議  │      ┃ ┃      │  会が行なったデマンドタクシーの実証  │      ┃ ┃      │  実験をどのように総括しているのか。  │      ┃ ┃      │  交通弱者対策として、家の門口で乗り  │      ┃ ┃      │  降りできるデマンドタクシー新設を目  │      ┃ ┃      │  ざして試験運行を考えないか。     │      ┃ ┃      │四、安心院町津房地区の道路改良を     │      ┃ ┃      │ (1)県道久木野尾尾立線(七百十七号線)  │      ┃ ┃      │  の拡幅工事が、六郎丸の約五百mを残  │      ┃ ┃      │  して、止まっている。早急に工事の再  │      ┃ ┃      │  開ができないものか。         │      ┃ ┃      │ (2)国道五百号線の楢本橋から戸方の小の  │      ┃ ┃      │  岩の庄の北までの、約千九百mに歩道  │      ┃ ┃      │  がついていない。早急に歩道の新設が  │      ┃ ┃      │  できないものか。           │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、小中学校の教育環境整備について    │市長、教育長┃ ┃若山雅敏君 │ (1)各小中学校の空調整備(エアコン設   │および   ┃ ┃      │  置)については、第三次宇佐市立学校  │担当部課長 ┃ ┃      │  教育施設整備計画において取り組まれ  │      ┃ ┃      │  てきたが、計画の進捗状況はどうか。  │      ┃ ┃      │ (2)現在、教育委員会に学校用務員として  │      ┃ ┃      │  臨時職員を二名配置し、各学校へ出向  │      ┃ ┃      │  いて環境整備を行っている。学校から  │      ┃ ┃      │  の評価も高く増員を望む声が多い。増  │      ┃ ┃      │  員に向けての市教委の考えは。     │      ┃ ┃      │二、給水施設の整備について        │      ┃ ┃      │  正覚寺地区の数世帯が飲用給水施設の  │      ┃ ┃      │ 水源であった湧水が利用できなくなっ   │      ┃ ┃      │ た。そのため、区長を通じて市に水源確  │      ┃ ┃      │ 保の改善要求がなされ、県補助事業への  │      ┃ ┃      │ 申請を行い、事業決定の内示を受けたと  │      ┃ ┃      │ のことだが、今後はどのように進めてい  │      ┃ ┃      │ くのか。                │      ┃ ┃      │  また、西馬城地域では上矢部から熊・  │      ┃ ┃      │ 正覚寺にかけて上水道の整備がなされて  │      ┃ ┃      │ いない。熊地区からも、多くの世帯が飲  │      ┃ ┃      │ 料等の生活用水での量の不足や水質の悪  │      ┃ ┃      │ さに永年の間苦労し続けており、早期の  │      ┃ ┃      │ 改善を求める要望書を提出している。生  │      ┃ ┃      │ 活の基盤である上水道整備について、市  │      ┃ ┃      │ の考えは。               │      ┃ ┃      │三、農業関係について           │      ┃ ┃      │ (1)農業法人化推進で一定の成果がでたと  │      ┃ ┃      │  思う。しかしその後、法人を解散した  │      ┃ ┃      │  農事組合があると聞くが、主な理由と  │      ┃ ┃      │  現在の状況は。            │      ┃ ┃      │ (2)国営かんがい排水事業地区調査駅館  │      ┃ ┃      │  川地区)の実施を予定していると聞   │      ┃ ┃      │  く。市内の農業用水路は事業の実施か  │      ┃ ┃      │  ら半世紀近く経つ。現在の状況はどう  │      ┃ ┃      │  なっているのか。また、市としての方  │      ┃ ┃      │  針と今後のスケジュールについての考  │      ┃ ┃      │  えは。                │      ┃ ┃      │   さらに、併用して営農計画が必要と  │      ┃ ┃      │  のことだが、市としてどのような方向  │      ┃ ┃      │  性を持って進めていくのか。      │      ┃ ┃      │四、法鏡寺交差点の店舗が八月二十五日を  │      ┃ ┃      │ もって閉店となった。市の主要交差点で  │      ┃ ┃      │ もあり、買い物や賑わいで心配する声を  │      ┃ ┃      │ 聞く。さらに、空き店舗の状況が続くと  │      ┃ ┃      │ 防犯の面からも心配が重なるとの声も上  │      ┃ ┃      │ がる。市として対応は。         │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)皆さん、おはようございます。議席番号八番 市民れんごうの多田羅純一でございます。傍聴に来てくださった皆様、お忙しい中、ありがとうございます。  まず初めにですね、令和元年八月豪雨災害で被災された皆様、また、台風十五号で被災された皆様、お亡くなりになられた皆様に対しまして謹んでお悔やみを申し上げるとともに、一刻も早い復旧復興を心からお祈りいたします。
     今でもですね、台風十五号により、千葉では大規模停電、東京では断水など、多くの方が被害を受けており、年々台風による被害の影響が大きくなっていると感じております。  九州、佐賀県であと災害はですね、実は被災された佐賀鉄工所、自動車関係の部品製造ということで同じ仲間であります。私も工場で働いている以上、決して他人ごとではないなというふうに思っておりますし、同じ規模の災害がですね、宇佐市で起きた場合、ねじ工場や海岸近くの工場とかありますので、同じ災害が起きた場合については大変心が痛むなというふうに思います。  議員として何ができるのかなというふうに考えたこともありますけど、大変厳しいものではございます。  続いてですね、九月一日、防災の日でありまして、九月中に防災点検だとかいう話もありまして、今後どんな災害が来るかわかりませんということで、被害を最小に抑えていくためにはですね、日ごろからの準備が必要であります。  この機にですね、一般家庭においては非常持ち出し品の点検や生活必需品の点検をですね、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。  それでは、事前通告に従い一般質問に入らせていただきますが、今回は七項目、十四点の質問をいたします。  一項目め、子ども通院医療費についてです。  一点目、七月から子ども通院医療費が一部負担金一回当たり五百円というふうになりました。コンビニ受診は増加していないのか。また、課題はあるのかお伺いいたします。  二点目、小児科医師の確保はどのように進んでいるのかお伺いします。  三点目、隣市と歩調を合わせ、十八歳まで通院医療費を無料にできませんでしょうか。  二項目め、農作業の事故対策についてでございます。  一点目、市内において農作業時の事故はどれぐらい発生しているのでしょうか。  二点目、農作業安全教育等は実施されているのか。また、全ての農家に行き届く情報は発信されているのでしょうか。  三項目め、鳥獣被害対策についてです。  最近、住宅地においても猿が見られるようになっております。注意喚起と対策はどのように行っているのかお伺いいたします。  二点目、宇佐市の鳥獣被害状況は増加しているのか。  三点目、侵入防止柵は有効的に設置されているのか。また、指導はどのようにされているのかお伺いいたします。  四項目め、小中学校の温水洗浄便座設置についてです。  一点目、現状の温水洗浄便座ウォシュレット、これはTOTOの商標登録になります。シャワートイレがINAXの商標登録になります。その設置数は幾らか。  二点目、学校にもウォシュレットを設置してほしいという声があるが、市の考えは。  五項目め、小中学校のプール授業についてです。  一点目、天津小学校において熱中症対策としてプールに遮光カーテンが設置され、かなり効果があったと思っております。他校へ水平展開すべきだと思うが、市の考えはいかがでしょうか。  六項目め、放生会の無形文化財登録についてです。  一点目、和間の放生会は全国で行われる放生会の発祥地と言われており、無形文化財に登録すべきだと思うが、市の考えについてお伺いいたします。  七項目め、農業トレーニングセンター(興農綱五郎会館)についてです。  一点目、早期建てかえを望む声があるが、現在の進捗について伺います。  以上です。一回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、多田羅純一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、子ども通院医療費についての一点目、七月から実施の子ども通院医療費について、コンビニ受診の増加と課題はについてでありますが、本年七月一日から小中学生の歯科・調剤分も含んだ通院医療費の自己負担の一部を助成する子ども医療費助成事業の拡大を実施しております。  医療費や受診件数につきましては、七月分の医療費の請求が二カ月後になりますので、現時点では全体の状況や推移は不明でありますが、一部の医療機関に問い合わせしたところ、トラブルもなく順調に推移していると聞いております。今後とも、動向には注視してまいります。  二点目、小児科医師の確保はどのように進んでいるかについてですが、中津市民病院の小児科医師につきましては七名体制で運営されております。  中津市立小児救急センターにつきましては、平日の夜間は近隣の医師の協力のもと、一名の医師が輪番制で、土日、休日については大学の医師一名でそれぞれ運営されており、大きな変化はありません。  また、市内の小児科医につきましては、二医療機関四名体制であり、以前と変わりはありません。  三点目、十八歳まで通院医療費を無料にできないかについてでありますが、このたびの小中学生の通院医療費助成拡大による医療体制への影響を見きわめるとともに、現在高校生まで助成拡大を行っている自治体の状況や国、県の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、六項目めの放生会の無形文化財登録についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  六項目め、放生会の無形文化財登録について、和間の放生会を無形文化財に登録すべきではについてですが、去る九月七日に市観光協会主催の放生会シンポジウムが開催されました。  この中で、別府大学の飯沼賢司学長が「放生会~世界から見たその普遍性と特異性」と題した講演の中で、その文化的価値や観光素材としての魅力について話され、また、パネルディスカッションなどもあり、世界無形文化遺産登録に向けての提案もありました。  ユネスコの世界無形文化遺産の類似例としては、祭礼行事としての山・鉾・屋台行事などが登録されており、これらは全て国の重要無形民俗文化財にも指定されております。  現在、和間地区で伝承されている放生会は、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として、県選択無形民俗文化財宇佐神宮の放生会となっております。  全国の放生会を見ますと、国の指定等になっているものは現在のところなく、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されるには国の重要無形民俗文化財を目指す必要があります。  今後、世界無形文化遺産の登録に向けた大学教授等の研究者による調査研究に対して、市としましても積極的に協力したいと思います。  なお、過去に世界無形文化遺産登録された事例の登録に至る経緯を見ますと、有識者による検討、登録申請への国民的な支持など、バックアップも必要のようです。今回の放生会シンポジウムがその起点となり、さらなる発展を期待いたします。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの農作業の事故対策についてと、三項目めの野生鳥獣対策についてと、七項目めの農業トレーニングセンター(興農綱五郎会館)についてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  二項目め、農作業の事故対策についての一点目、市内において農作業時の事故はどれくらい発生しているかについてですが、死亡事故が、平成二十八年度にトラクターで走行中、水路に転落、平成三十年度に草刈り中、川に転落、今年度はこれまでに田植え機で走行中、川に転落により、それぞれ一件ずつ発生し、三名の方が亡くなられております。  なお、死亡事故以外の事故については、把握できないのが現状です。  二点目、農作業安全教育等は実施されているかについてですが、本市管内では、県北部振興局や農協等が主体となり毎年実施しています個人認定農業者や集落営農組織を対象とした農作物栽培研修会などにおいてチラシの配布を行い、事故防止の周知啓発を行っています。  今年度については、農作業安全研修を来年一月から二月の間に開催する計画であることを確認しています。  三点目、全ての農家に行き届く情報の発信はされているかについてですが、これまで本市では田植えや稲刈り等の主要な農作業の時期に合わせ、班回覧チラシを通じ事故への注意喚起をしたほか、本年五月には市ホームページでも事故防止を促しています。  今後も市の広報やホームページのほか、県北部振興局、農協、農業共済組合等と連携の上、事故防止の周知啓発についての発信強化を図るとともに、農作業中の万が一に備えた保険加入についても呼びかけてまいりたいと考えています。  三項目め、野生鳥獣対策についての一点目、最近住宅地においても猿が見られるようになったが、注意喚起と対策はについてですが、猿は以前から本市に生息しており、十年以上前から目撃情報があります。  最近は、猿が長期間市街地に居座っているため、市では今年度、市街地における野生鳥獣対策マニュアルを作成し、マニュアルに基づく警察、青パトによる巡回啓発、チラシ配布による注意喚起を行うとともに、こども園や小学校、中学校、高等学校にも関係課を通じて情報提供を行い、注意喚起等を行っています。  また、七月下旬に地域住民を威嚇する事案が発生したため、野生鳥獣対策会議を開催し、有害鳥獣として捕獲許可を出し、猿用捕獲器二基を設置しています。  また、自治区からの要望も踏まえ、新たに猿用捕獲器を十基程度増やす計画にしています。  二点目、宇佐市の野生鳥獣被害状況は増加しているかについてですが、鳥獣による被害金額は、イノシシ、鹿、小動物被害含め、平成二十六年度二千百六万二千円から平成三十年度千二百八十六万七千円と減少しています。  獣種別では、鹿の被害金額は若干の増加傾向にありますが、その他については総じて減少傾向にあります。  三点目、侵入防止柵は有効的に設置されているか。また、指導はどのようにされているかについてですが、侵入防止柵は市費、県費での資材補助とあわせ、平成二十一年度より国庫事業を活用し、集落単位での防止柵設置事業を行っています。  また、指導については、防止柵の設置を希望する集落に対し、地域の関係者全員を対象にイノシシ、鹿の生態や柵の設置方法、設置後の維持管理方法の講習を行うとともに、集落の代表者を対象に県が主催する鳥獣害対策アドバイザー養成研修への参加を促しています。  また、既に防護柵を設置した集落には、管理日誌や集落点検マップによる定期的な見回りなど、適切な管理により柵の効果を維持できるよう要請しています。  続いて七項目め、農業トレーニングセンター(興農綱五郎会館)における現在の進捗についてですが、本施設は農業者及び農業後継者等の相互連帯意識の向上、組織的な生産及び生活体制の確立を図るため、昭和五十二年に建設されましたが、建築後四十二年が経過し、老朽化や耐震の脆弱化が進んでいます。  平成二十九年度に設置された宇佐市農業者トレーニングセンターのあり方に関する検討委員会において、交流機能、憩いの機能、防災拠点機能をあわせ持つコミュニティセンターへの建てかえという基本方針が報告書として取りまとめられ、市へ提出いただいたところであります。  施設の建てかえにつきましては、他の公共施設整備計画との調整や財源確保などのクリアすべき諸課題があるため、現状においては協議は進んでいませんが、検討委員会の意見を尊重し、他の公共施設の整備計画との調整が整い次第、市公共施設等総合管理計画に則り、関係各課と協議を進めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの小中学校の温水洗浄便座設置についてと、五項目めの小中学校のプール授業についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長の上田でございます。八番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  四項目め、小中学校の温水洗浄便座設置についての一点目、現状の温水洗浄便座の設置数はと、二点目、学校にも設置してほしいという声があるが、市の考えはについては関連がありますので一括してお答えします。  温水洗浄便座の設置は、トイレの洋式化と電源の確保が前提となります。本市の小中学校のトイレの洋式化については、平成三十一年三月末では五四%となっています。現在、学校ごとの洋式化率、洋式一基当たりの児童生徒数及び学校要望等を加味しながら、洋式化率六〇%以上を目標に取り組んでいます。  温水洗浄便座の設置数については、小学校二十四校中十二校で五十七台、中学校については七校中二校で九台を設置しています。  設置箇所は、主に職員トイレ、来客用トイレ、多目的トイレ等となっています。  整備方針の優先順位としてはまず洋式化を考えていますが、他市の状況も注視しながら調査研究していきたいと考えています。  次に五項目め、小中学校のプール授業について、天津小学校で熱中症対策としてプールに遮光カーテンが設置された。水平展開すべきだと思うが、市の考えはについてですが、天津小学校は学校、保護者、地域がともに学校の環境整備を行う学校施設環境整備活動支援事業を活用し、プールに遮光カーテンを設置しました。設置完了が七月十七日のため、プール授業で一日、夏休みのプール開放で七日間利用しました。  プールの休憩時の日よけとして効果はあったと聞いておりますが、熱中症対策としてプール使用を中止する水温等に対する効果については、使用期間も短く十分な検証には至っておりません。来年以降もその効果について注視していきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  八番 多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  一項目めの子ども通院医療費についてでございます。  今回、トラブルもなく順調に推移していると聞いているという答弁をいただきましたが、この制度をですね、取り入れて、医師の疲弊とか、そういった現場の意見というのを特に何か聞いているとか、そういう問題等はないのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。多田羅議員の再質問にお答えをいたします。  現場からの声ということでございますけども、私どもも一部の医療機関にはお話をお伺いしております。それによりますと、やはり現時点では大きな混乱はないというようなことは聞いております。  ただ、まだ一カ月、二カ月でございますので、今後ともまだ動向は注視してみたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)中津市民病院の小児科の体制についても答弁をいただきました。  私が調べた中では、平成二十八年度が八名、二十九年度が五名、三十年度が六名ということで、今回七名体制で運営されているということなので大分安心はいたしました。  ここでちょっと質問しようと思っていたんですが、飛ばして、次の医師の確保ですね。これまでこの話は何度もさせていただいて、地域医療をしっかり守っていくためには大事なことでありまして、医師の疲弊、確保が課題だというふうに私は認識しています。  その後ですね、新たな市内における小児科の開業だとか、そういった疲弊を落とす政策だとか、何かそういうのがあればお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  市内に新たな小児科医の開業というところは私どもはまだ聞いておりませんし、その他の施策としましては、今現在、任意医療機関で四名体制で運営をしております。  ただ、これが盤石かというと、現状況では宇佐市内、特に問題はないと思いますけども、今後医師の高齢化によってまたどうなるかは心配しているところでございますが、その際はまた大学等に御相談をしながら考えていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)わかりました。
     三点目のほうです。十八歳まで通院医療費が無料にできないかというところになりますけども、これまで県内でかなりの格差がありました。  現在の子ども通院医療費だけを見てみますと、大分市、別府市を除くほとんどの市町村が最低でも中学校を卒業するまでというふうになっておりまして、二市で高校生等医療助成制度を取り入れています。  現段階、宇佐市で高校生医療制度、助成制度を取り入れるとすると予算規模はどれぐらいになるかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  予算規模ということでございますけども、試算をいたしましたところ、高校生の入院・通院まで拡大をした場合で、全額無料とした場合は約三千五百万円の増、一部負担金を一回五百円取った場合につきましては約三千万円の増というふうに試算をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)今回、卒業するまでに助成制度が拡大されてですね、かなりの経済的負担が軽減されたのではないかなというふうに考えられますが、隣市がですね、十八歳まで無料ということで掲げておりますので、そういった中で市民の方から比較されてですね、隣の市は進んでいるというふうに多くの方からお声をお聞きしました。  また、宇佐市に住んでですね、もう一人子供を産みたいというふうな制度でなければですね、宇佐市に未来がないんじゃないかなというふうに思いますし、そのためには子育てしやすい環境や高校生まで含めた制度の拡充をですね、子育ての支援策がしっかりしていく必要があるんじゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  議員御指摘のように、もう一人産みたいと思えるような宇佐市でないと未来はないものと私も感じております。  そこで、市が実施をしております子育て支援策を見直した場合に、市独自策としましては、出産や小中学校の入学祝い金を支給するすくすく子育て祝金であるとか、インフルエンザの二回の助成など、主に未就学児や小中学生を対象とした支援があります。  国の政策を見ましても、幼児教育の無償化であるとか児童手当につきましても同様となっております。  このように、特に未就学児に対する支援は非常に厚いと思いますけども、高校生に対する支援はやはり薄くなっているというふうに感じております。これは宇佐市だけのことではなくて、全国的なものだというふうに考えております。  そこで、議員がおっしゃいますように、子育てしやすい環境整備をするためには特定の時期だけではなくて、高校生までを含めたライフステージごとの継続した支援を行うことが大事だろうというふうに考えております。  そうすることで、もう一人産みたい、そして産んでもいいんだというような、安心感につながるようなことが大事ではないかなというふうに考えております。  そこで、私どもといたしましても課を挙げて、子育て支援課としてどのような支援ができるか、今現在、調査研究しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)中学生までの補助が拡大されたというところもわかっているんですが、高校生の補助が手薄いというところも理解しております。  やっぱりですね、高校生の方々にも税の公平性といいますか、そういったところでしっかり恩恵が受けられるような体制でなければならないんじゃないかなというふうに思いますし、この制度はですね、大変厳しいと思いますが、他市を追い越せとは私は全く言いません。  歩調をしっかり合わせていただいて、課題であります医療崩壊をですね、招かないよう、さらなる子育て支援に力を入れていただきたいとお願いして、次に行きたいと思います。  二項目めの、農作業時の事故対策についてでございます。  どれぐらい発生しているのかということで、さかのぼって調べていただいて、今三件ということでお伺いいたしました。  県内ではですね、今年に入ってから転倒したトラクターの下敷きになるなど、農作業時の車両による事故が九件発生しているということで、九人の方が亡くなっております。統計をとり始めた昭和五十五年以降、一年間の死者としては今年がですね、最も多くなっているというふうに報道されておりました。  また、亡くなった九人全員がですね、六十五歳以上の高齢で、ハンドルやブレーキの操作を誤ったということが事故の原因だというふうに聞いております。  特に乗用型のトラクターの事故が多いようですが、市内においても同様なのかということで聞こうと思ったんですが、今年亡くなった方は草刈り中ということなので、さらに啓発をですね、今やられているところをしっかりやっていただきたいなというふうに思います。  二点目、三点目はですね、農作業時の安全教育等がしっかりやられているのか。また、全ての農家に行き届く情報発信をされているのかということで、情報発信の話になりますのであわせて質問のほうをさせていただきますが、先日、報道のほうで確認した内容については、県警察本部やJA大分などの関係機関とともに農作業安全推進協議会が設置のほうをされております。  今月から順次県内各地で農家を対象とした講習会を開いて、過去の事故の事例やですね、事故を防ぐためのポイントをしっかり紹介していく予定というふうに聞いていますけども、そういったところは市はしっかり連携していくのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃる県農作業安全推進協議会の設置についてですが、本日ですね、新聞にも掲載されておりまして、私も見させていただいております。これについて、今後この協議会が市とどういう連携をとるのかという部分まではまだ把握はしておりません。  しかしながら、この農作業事故というのはやはり市単独でですね、防げるものではございませんので、県警、それからJAが設置しましたこの協議会との連携のもとに、今まで以上の広報を重ねながら事故防止に努めてまいりたい、このように考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)その事故を防ぐためのポイントというのはどのようなものか御存じでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  農作業事故を防ぐポイントを私なりに考えるところであれば、例えば入念なる安全確認、これは作業する前、作業中でございますが、あわせて、正しい運転操作ではなかろうかなと考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)その絡みになるんですが、公道での農機による死亡事故から学ぶ事故の要因と対策ということで、こういうビラがありました。  この中でちょっと御紹介させていただきますが、事故防止の対策としましてはポイントが三つあります。  一つが、確実な運転操作とブレーキ連結の確認ということであります。  二点目が、安全キャブ・フレームの装着とシートベルトの着用です。  三ポイント目が、低速車マークや反射板の取りつけ等々ありますが、こういったのを今後、市も同じような形で推進していきますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  多分、今言われたことは県警の農業用車両を扱う際の注意点ということでございますので、その三つのですね、挙げられた注意点を主にしながら、市としては呼びかけをしてまいりたい、そのように考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)市でできることとすれば周知や啓発等だと思いますけども、またこういった情報発信をしっかりしていくというのも大事だと思います。  ちょっとあれなんですけども、例えば労災とかを認定される場合とかいう形は保険に入っていれば認定されるということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  先ほどの答弁の中でも、保険加入について呼びかけてまいりたいという回答をいたしました。当然、保険加入は普通の医療とか生命保険もあるわけですけれども、従来ですね、加入義務のない農業者の方も一定の要件のもとに特別加入という形で労災保険に今入れるということになっております。  また、これは平成二十八年の十月からJA大分中央会がその窓口となって運営を開始しておりますので、農業者についても労災が適用される。また、それを知らない方、また加入していない方も多いという状況でございますから、市としてはここへの加入というものもですね、あわせて呼びかけていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)農家の皆様にはやはり体調管理はもとよりですね、初めてや久しぶりに農機具を取り扱う際は特に注意していただきたいというふうに思いますし、農機の点検整備についても漏れがないようにしていただきたいと思います。市のほうについてはさまざまな工夫でですね、お知らせ、注意喚起を継続して、力を入れてやっていただきたいなというふうに思います。  続いて、三項目めの鳥獣被害対策についてでございます。  今回、猿の話でございます。今回、多くの議員が猿の話題を取り上げております。先日、和気議員のほうもお話ししておりましたが、私はですね、福島にちょっと研修に行っている際にテレビ放映されているということでお聞きしました。  実際に見ていなかったんですけど、その後、その情報をもとにちょっとユーチューブを見てですね、吉武課長がしっかり出演されていたので、もう本当にお疲れさまでした。そういったのも大事なのかなというふうに思います。  再質問のほうになるんですが、今回野生の猿が出没しているということで、市のビラを確認いたしました。  この中にはですね、なぜやってくるのか、なぜ居座るのか、どうすればいいということで、主にですね、長居しないような対策や餌を入手できないように啓発されていましたけども、猿に効果がある撃退法というのはないんでしょうか。お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。再質問にお答えいたします。  効果的な猿の撃退法ということでございますが、基本的には餌を与えない環境作りというのが一番大事だろうというふうに思っております。それと、地域全体の追い払いということが大事になろうかというふうに思っておりますが、市街地ではなかなか難しいというふうに思っておりますので、現在は警察や職員による警戒を行うとともに、箱わなを設置して捕獲を行っているところです。  現段階では捕獲はできていませんが、箱わなを設置したところでは猿の目撃情報が減少傾向にありますので、箱わなを置くことについては猿の警戒心をあおって、猿を遠ざけているということが考えられます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)あわせてですけども、猿の天敵って御存じでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えします。  日本ではなかなか猿の天敵というのはいないかと思うんですけれども、唯一猿の天敵がいるとしたら、猿をおどかす人間ではないかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)確かに人間は天敵だと思います。あと、ほかにはですね、ちょっと調べた中で効果があったというか、よかったよという情報ぐらいだけなんですけども、蛇のほうも効果があるというふうに聞きました。  実際、本当に効くのか効かないかはやっていないのでわからないんですけど、蛇のリアルなおもちゃをですね、そこに置いていたら結構被害が減ったよと、最初だけかもしれないんですけど、そういう話もあったということでお話しさせていただきたいと思います。  観光地のお猿はですね、人間がお金を払って見に行くんですけども、住宅付近、近くに出没して人に危害を及ぼすことになるとですね、このように話題になりますね。  人から見れば避けたい気持ちはわかりますけども、被害に遭った方からすればたまったものではありません。被害に遭わないようにするためにはできるだけですね、これだけどこでも出没するようになったら大変厳しいかもしれませんけど、頑張って追い払っていきたいなというふうに考えています。  二点目の鳥獣被害対策の状況ですね。八月の頭にですね、県で行われた野生鳥獣による農林水産被害の軽減に向けた研修のほうにですね、議員数名で参加してきました。  県下では被害額は二億円を下回っているということで、かなり効果がある対策がどんどん進んでいるのかなというふうに思っておりましたけども、宇佐市についても大分減っているというふうに答弁をいただきました。  効果として、個体をしっかりとっているから効果が出ているのかというのはわかりますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えします。  個体をしっかりとっているから減っているのかということで、もちろんそれもあるというふうに思っております。  褒賞金の制度とかをいろいろ充実させて個体をとっていく、それから、集落で集落対策とかを行って鳥獣害を防ぐ対策をしている、そういうことも被害を減らしている原因ではなかろうかというふうに思っております。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)わかりました。  続いて、侵入防止柵の件でございます。  野生鳥獣対策を減らすためには総合的な対策が効果的でありまして、野生動物の誘因物、餌の除去、田畑を効果的に囲い、最後に適切な捕獲だというふうに勉強してきました。  そこでちょっと残念に思うのが、効果のない対策を一生懸命やられているというところをですね、先生のほうもお話ししていたんですが、大分県だけらしいんですけども、ピンクのひもで囲っているという話も聞きました。  また、忌避液剤というか、液も効果がないというふうにおっしゃっていましたし、侵入防止柵の設置位置や侵入防止柵のあり方なども重要になってくると思っております。  やはり周知や教育のほうが大事と思いますけども、この前ですね、市でやっていました長峰で行われました林業水産課による集落講習というのにもちょっとこっそり顔を出してきました。パワーポイント等を使ってですね、ときには動画を使って説明していたので、大変私にもわかりやすく、年配者の方もよくうなずいておりました。  地域全体でしっかり管理していくことや、設置に対しての住民の意見等も伺うこともできましたので、大変私に対しても勉強になったということで、参加してよかったなというふうに思いますけども、今後ですね、宇佐市全体、特に被害の出る山間部だとか、そういったところの講習会はですね、計画されているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えします。
     希望がある集落に対しては集落講習会を随時行っておりますので、林業水産課のほうまでお知らせいただければというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)設置に当たりの補助金の話をさせていただきますけども、侵入柵を有効的に設置するためには、現在、県、市の補助だとですね、三分の二で、メートル当たり五百五十五円というふうに聞いています。  形として設置ができるぎりぎりの額かなというふうに思っておりまして、侵入防止柵の有効的な設置をするためにはですね、支柱と柵以外に、イノシシ、鹿が潜り込まないように柵の下に一本補強があったらかなり効果的だというふうに研修で勉強してきたんですが、そういった新たな補強はさまざまな形があるかもしれません。こういった補助は検討されているのでしょうかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)お答えいたします。  林業水産課のほうで集落点検を行っておりますが、機能向上が認められるというような場合については何らかの補助が行えないかということで今協議しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)私が見かける限りの今の通常の侵入防止柵だとですね、三十キロぐらいで引っ張ると壊れるぐらいの強度ぐらいしかありません。  イノシシとかはですね、個体の体重は差があるんですが、小さくて七十キロぐらいというふうに聞いておりまして、そういった補強を入れることで七十キロぐらいの力をかけても壊れないというふうに言っていましたので、絶対じゃないとはいうふうに思うんですが、かなり効果が上がるんじゃないかなというふうに思います。  一生懸命農家で頑張っている方々の農作物の被害軽減のためにですね、そういったところも随時お願いして、次のほうに参ります。  四項目めのウォシュレットのところでございます。あわせて質問させていただきますが、現在ですね、内閣府の消費動向調査では普及率が今八〇・二%ということで、日本人にとって必要品と言われるまで生活に密着した衛生機器となっております。  公共施設ではかなり今は少ないんじゃないかなというふうに思っておりますけども、教育次長のお宅はウォシュレットを設置されていますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)議事進行、中本君。 ◯五番(中本 毅君)地方自治法上ですね、他人の私生活に当たる言論はできないと思いますので、やっぱり自宅のですね、トイレにウォシュレットが設置されているかされていないかというような問題は本会議で発言するべきではないと思います。議長において適切なお取り計らいをお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)一般質問を続行します。  多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)そのようなことなので、別にそういうのを犯すつもりで言ったあれではございません。一般的に多いんじゃないかなというふうにあると思ってちょっと話をさせていただきました。  私もですね、潔癖症ではないんですが、自宅にあって、職場にあります。ないところというのが逆に見つけるのがかなり厳しい。たまにあるんですけど、そういったときはですね、ねえなというふうにちょっと思っておりまして、どこかないやろうかというふうに逆に探すような形でございます。  習慣的なもので、なくて当たり前で、あれば便利というふうに思うかもしれませんが、そんな時代ではないんじゃないかなというふうに思います。  そういった現場とかですね、要望とか声は上がってきていないんでしょうか。お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。多田羅議員の再質問にお答えします。  学校からの要望ということですが、来年度に向けました学校要望を調査しておりまして、その中でトイレに関する要望は十五小中学校で十八件のトイレ要望があっております。その中で洋式化に関する要望が十二件ありまして、温水洗浄便座に関する要望も三件上がっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)先生たちの働き方改革もですね、大事かというふうに思いますが、こういった小さなことからですね、働きやすい職場環境を行うことも大事なんじゃないかなというふうに思います。  また、子供たちのために設置してあげるべきではないかなというふうに私は思っておりまして、今やぜいたく品ではなく日本人の必需品だと思いますので、少しずつでいいので設置増加に努めていただきたいなというふうに思います。  続いて、プールの遮光カーテンの件についてでございます。  今年の夏はですね、暑いといえば暑かったような気がしますが、災害級の暑さとなった昨年の夏に比べて、今年は最高気温が三十五度以上になった猛暑の日となったのはですね、地点は過去最高だったというふうに記録したというふうに認識しております。  また、今年は夏の終わりが早かったというふうに感じている人も多いかと思いますが、七月の終盤から八月の中旬にかけて各地で夏らしい暑さが続きました。また最近、夏らしいなというふうに感じているんですが、八月の下旬の気温は平年を大きく下回ったということで、例年より涼しく経験したという方が多かったんじゃないかなというふうに思います。  前回ですね、六月議会の一般質問で遮光カーテンの話をさせていただいて、その後、保護者の方と学校、地域の方が苦労して熱中症対策が行われておりました。  私も行ってみましたが、次長、行かれましたでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えします。  現地には行って確認はしておりませんが、学校のほうから写真等を見せていただきまして、状況は確認しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)結果的には、スポーツ庁が推奨する学校屋内プールにおける熱中症対策ということで、これはどこよりもですね、早く取り入れた学校だったので、ぜひちょっと見に行っていただきたかったんですが、私はですね、校長先生とともにプールのほうを拝見させていただきました。遮光カーテンの下に入ると、体感ではありますけども、かなり涼しく感じました。  先ほど、使用期間も短くて十分な検証に至っていなかったというふうに聞いたんですが、この結果を何とか数字で残したいなというふうに自分は思ってですね、八月末に天津小の最も近くで、同じ上水道を使っている糸口小学校にもちょっとお願いしてですね、プール日誌を見させていただきました。  その中で、短期間であってデータの量も少なくて、測定の個人差、あと測定時間とかのばらつきがあるかもしれませんけども、私なりに対比した結果、遮光ネット、カーテンをしているほうが水温が約一・五度低く計測されておりました。このように効果があると思いますけども、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えします。  市のほうでも、そこら辺の効果的なものを学校に問い合わせしながらちょっと調べてみました。  天津小学校は七日間解放しました。七月二十三日から七月三十一日までの間の七日間、天津小学校のほうが解放したんですが、同じ日で近隣の学校を調査しましたが、そのときはさほど気温も上がらなかったせいか、中止した学校はありませんでした。  八月に入ってからは水温の上昇があって、中止、または使用時間を切り上げて終了した学校がありました。ただ、その日には天津小学校のプール開放が行われておりませんでしたので、対比の効果の判断ができなかったという状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)この支柱を設置する際にですね、たまたま関係者の方で左官屋さんがいたと、協力していただいたことから安価で設置できたことや、もともと三枚の遮光カーテンを張る予定やったというふうに聞いていますけども、予算の関係で縮小して設置したこと、本当に御尽力いただけたんじゃないかなというふうに思われます。  異常気象がですね、このように続く中、災害級の暑さがいつやってくるかもしれませんし、こういったスポーツ庁が推奨している熱中症対策なので、保護者や学校、地域の方が苦労して自作するのではなくて、標準的に設置していただきたいなというふうに私は思います。ぜひちょっと検討していただきたいなというふうに思います。  続いて、七項目めの無形文化遺産の登録についてでございますけども、この放生会の質問に当たり、先輩から御教授していただいたりですね、本を読んだり、放生会のシンポジウムに参加してきたりですね、今後鹿児島や宮崎、両県を初め、放生会ゆかりの全国の自治体とも連携して将来的な国連教育科学文化機関のユネスコですね、そういったところの世界無形文化遺産登録も視野に入れるというふうに記事を見ましたけども、まず無形文化遺産とはどのような位置づけなのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。社会教育課長の〆野でございます。  世界無形文化遺産というのは、ユネスコの無形文化遺産保護条約に基づいた登録制度でございまして、口承による伝統及び表現、芸能、社会的習慣、儀式及び祭礼行事、自然及び万物に関する知識、工芸技術といった無形文化遺産で、人類の無形文化遺産の代表的一覧表に登録されたものをいうというふうに言われております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)続いて、現在認定されています選択無形文化財とは、記録作成時の措置を講ずべき無形の民俗文化財と認識いたしましたけども、現在どのような形で記録されているのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)正式に県の予算等をとって記録をしているというところは今のところございません。  ただ、八幡系の古文書等に放生会の記載がございまして、それを記録している書物等はございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)それは継続してされているのでしょうか。継続されているのか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)継続というのは文書の継続ちゅうことで、その分につきましては、今継続した形でのものはございませんで、まだ事業として起こしてする、記録するということはしておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)時間が余りないので、続いて行きますけども、選択無形民俗文化財である放生会をですね、今後どのように発信していくのか。最後になりますけど、お伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)この間のシンポジウムでもありましたように、市といたしまして、これから観光協会、また近隣の関係ある市町村と連携をするような形での発信をしていきたいというふうに思っております。  また、来年二〇二〇年は放生会の千三百年祭になりますので、それに向けた取り組みを進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)多田羅純一君。 ◯八番(多田羅純一君)現在ではですね、大分県指定無形民俗文化財として登録はされているものの、ほとんどが和間地区だけでとり行われているような気がいたします。  宇佐市全体の行事、イベントとしてですね、行うべきであって、市内外だけではなくてユネスコの世界無形文化財など、県外にもどんどん発信して、宇佐市の放生会が全国で行われる放生会の発祥地としてですね、今後知っていただけたらなというふうに思います。余り言えなかったんですけど、次に行きます。  最後に、農業トレーニングセンターの建てかえの件でございます。  余り進んでいないというふうな答弁をいただきました。答弁の中でも、基本方針の報告書として取りまとめられて市に提出いただいたということで、昨年六月にもですね、同じような答弁をいただきました。  実際今、新庁舎だとか安心院の庁舎だとか、大型事業をやっている中でこういったところを進めろというのもなかなか難しいとは思いますけども、今後コミュニセンターにかえてですね、地域のグループの仲間だとか社会的支援等の目的で使用できる施設というふうに聞いています。  宇佐市の中でも、中学校校区としては北部校区だけがコミュニセンターがございません。何かあったとき、災害避難所としてでも有効な施設としてですね、安心安全のためにもですね、早く建てかえを望んでですね、私の一般質問を終わらせていただきます。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、多田羅純一議員の一般質問を終結いたします。  先ほど中本議員から発言がありました件につきましては、後刻内容を審査して対応したいと思っております。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇二分               ───────────────                 再開 午前十一時十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行いたします。  十五番 今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)十五番 日本共産党の今石靖代です。三項目、八点について一般質問を行います。  一項目めは、生活保護行政についてです。  生活保護行政については二〇一五年以来ですので、四年ぶりの一般質問となります。  生活保護行政、宇佐市の保護行政については、全体的に生活保護者の自立を支援する、生活保護者の安心のための支援をする、とても評価できる、そういう行政ではないかというふうに感じているところです。  例えば、保護の申請時にはつなぎ資金五万円の貸し付けを行い、決定までの支援をする。また、働く場合には車の保有も認めるなど、他市と比べても頑張っているのではないかなというふうに感じているところです。  今回は三点、改善を求めて質問いたします。  一点目は、憲法二十五条、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると定め、全ての人の生存権を保障しています。最後のとりでである生活保護を申請した場合、迅速に調査を行い、原則として十四日以内に要否等の決定通知をすることと定められた法律の期限を守るべきですが、二〇一八年度の状況はどうだったのか伺います。  二点目は、気候の温暖化で年々夏の暑さは厳しく、特に高齢世帯へのエアコン設置は欠かせない状況だと思います。生活保護世帯の必要な方に設置するために設置補助を進めるべきですが、どうお考えですか。また、電気料を補助する夏季加算の創設を求めるものですが、いかがでしょう。  三点目は、生活保護受給者は通院のための保険証を持たず、肩身の狭い思いをしているとよくお聞きします。以前から要望のある、別府市や大分市、臼杵市のような診療依頼証を来年度から作ることを求めますが、見解を伺います。  二項目めは、平和憲法を生かした平和ミュージアムについてです。
     一点目は、大型戦闘機の展示について、戦争博物館にしてほしくないという声があるが、展示の内容について伺います。  二点目は、平和ミュージアムの敷地内にも非核平和宣言都市の看板を設置して、平和への取り組みをアピールしてはどうか。  三点目は、歴史や文化の専門家である学芸員の設置が必要と考えますが、どう計画しているのか伺います。  三項目めは、環境問題についてです。  一点目は、広域でごみ処理場建設が進められていますが、減量の目標はどうなっているのか。宇佐市の具体的な数値目標と現状の分析について、市民と一緒になって取り組むべきですが、取り組み状況について伺います。  二点目は、深刻な廃プラスチック問題について、現状と対策について。  三点目は、広域ごみ処理場建設について、宇佐市長として規模や価格、入札のあり方についての考え方について伺います。  以上について、市民にわかりやすく誠実な答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、環境問題についての一点目、宇佐市のごみ減量の具体的な数値目標と現状の分析はどうかについてでありますが、ごみ減量の目標につきましては一般廃棄物処理計画の中で示しており、平成二十六年度実績で設定された平成三十一年度のごみ排出量の抑制目標値は家庭系ごみ、事業系ごみともに一〇%としております。  現状での分析では、家庭系、事業系ごみともに目標達成が厳しい状況であり、議員御指摘のとおり、市民と一緒になって取り組む必要があります。  そのため、本年度より生ごみ処理容器貸与及び段ボールコンポスト支給事業を実施するとともに、水切りモニター事業、リサイクルフェア、環境学習教室の開催など、周知啓発を図っております。  今後とも市民、事業者、市が一体となってごみ減量化に取り組む体制の構築を進めてまいります。  二点目、廃プラスチック問題について現状と対策はについてでありますが、本市におきましては、ペットボトル以外のプラスチック製容器等は燃やせるごみとして収集しております。  現在、プラスチック製容器等の分別収集やレジ袋削減などの取り組みで燃やせるごみの減量に努めておりますが、さらなる減量に向け、他市の状況等を調査研究してまいります。  三点目、広域ごみ処理場建設についてですが、宇佐・高田・国東広域事務組合は特別地方公共団体に該当する一部事務組合であり、執行も議会もあります。  議員御指摘の点につきましては広域事務組合で協議すべきものであり、回答は差し控えさせていただきます。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの生活保護行政についてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えします。  一項目め、生活保護行政についての一点目、迅速に調査を行い、原則として十四日以内に要否等の決定通知をすべきだが、平成三十年度の状況はどうかについてですが、平成三十年度の生活保護申請は九十三件あり、そのうち十五件が保護の要否等の決定通知を十四日以内に行いました。  残り七十八件につきましては、生活保護法第二十四条第五項の、扶養義務者の資産及び収入の状況の調査に日時を要する場合、その他特別な理由がある場合には延ばすことができると規定された三十日以内に決定通知を行いました。  二点目、生保世帯の必要な方からエアコン設置補助を進めるべきでないか。また、電気料を補助する夏季加算の創設をについてですが、平成三十年度に生活保護法による保護の実施要領の一部が改正され、平成三十年四月一日以降、生活保護開始になった世帯で一定の要件を満たしていればエアコンの購入費について扶助できることになりました。  一方、厚生労働省の通知に基づき、平成三十年四月までに保護を受けている世帯でエアコンの必要な世帯については、購入費用を毎月の保護費のやりくりの中で賄ってもらうか、または社会福祉協議会の生活福祉資金の貸し付けの利用の紹介を行うなどして購入について対応しています。  夏季加算の創設については、国の動向を注視してまいります。  三点目、診療依頼証を来年度から作るべきについてですが、基本的に被保護者が受診する場合は、あらかじめ福祉事務所に傷病届を提出し、医療券または診療依頼書の交付を受けた上で指定医療機関を受診し、必要な医療を受けることとなります。  しかし、福祉事務所まで来所することが困難な方につきましては、本人や世帯員、もしくは扶養義務者から電話で症状や受診先などを連絡していただき、福祉事務所から指定医療機関へ連絡して対応しています。  このことにより、被保護者の状況を担当ケースワーカーが把握することができるとともに、病状などによっては以後の必要な支援を講じるために素早く対応ができることにもつながります。  診療依頼証を交付することになれば、被保護者の受診までに要する手間は省けることになりますが、担当ケースワーカーが受診状況や病状を把握することが遅くなることと、国が進めている医療扶助の適正な運営に基づく頻回受診、重複受診の防止にも影響することが考えられます。  これらのことにより、診療依頼証の発行は今のところ考えていませんが、今後も調査研究を進めてまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの平和憲法を生かした平和ミュージアムについてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。十五番 今石議員の一般質問にお答えします。  二項目め、平和ミュージアムについての一点目、大型戦闘機の展示の内容はについてですが、建設を計画している市平和ミュージアム(仮称)資料館においての展示計画では、宇佐海軍航空隊を中心とした戦争の歴史をわかりやすく公開し、平和の大切さと命の尊さについて感じ、考えられるよう方針を定めています。  製作を予定している九七式艦上攻撃機などの実物大模型は、宇佐海軍航空隊の歴史を知る上で欠くことのできない展示資料と捉え、このような大型展示物を含め、各種資料等により、見学者それぞれが戦争や平和について改めて考える機会の創出を目指します。  なお、展示や解説のあり方については、空襲による被害や特攻といった悲惨な歴史が遠い地の出来事ではなく、我がまちも戦場であったという歴史をありのままに伝えることが重要であると考えています。解説においては、恣意的または情緒的にならないよう努めてまいります。  二点目、平和ミュージアムの敷地内にも非核平和宣言都市の看板を設置してはについてですが、市平和ミュージアム(仮称)資料館は、戦争の歴史を伝える施設として建設を計画しています。  敷地内では、戦争の歴史を現在に語る城井一号掩体ごうを取り込み実物展示することや、既設の平和を希求する鎮魂碑、日米友好の木ハナミズキ等とともにメモリアルパークエリアとして整備し、資料館と一体となった整備を進めてまいります。  敷地内の看板に関しては、利用者の利便性、周遊性の向上に適した配置と施設のコンセプトに沿った適正な整備を行ってまいります。  三点目、学芸員の配置が必要と考えるがについてですが、市平和ミュージアム(仮称)資料館の建設後においての効果的かつ効率的な運営を進めていく上で、職員の職務分担、配置についても課題の一つであると認識しています。  現在、施設の管理運営計画を策定するよう準備を進めていますので、有識者の意見などを踏まえた上で、適正な職員の配置について方策を講じてまいります。  以上で答弁を終ります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十五番 今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)十五番 今石です。順次再質問いたします。  まず、一項目めの生活保護行政についてです。  生活保護は生存権を保障する最後のとりでですので、困った方に寄り添ったきめ細かで丁寧な対応が求められます。まず、第一点目の申請から決定までの期間について再質問をいたします。  八月九日に大分県生活と健康を守る会の大分県との夏季の協議がありました。年に二回行われているものですが、これに参加をしました。  そのとき、生活保護の決定までの期間について話が出まして、宇佐市を事前に行われた県の監査で指導したという、そういう内容の説明がありました。県からどのような指導があったのか答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)福祉課長の奥野でございます。十五番 今石議員の再質問にお答えします。  生活保護の決定にかかわる日数についての指導についてですが、もし三十日を超えることになれば、県を通じて厚生労働省に報告をし、厚生労働省、または県から是正措置や再発防止についての照会指導があるであろうというようなことを聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)三十日を超える場合の指導だったんですかね。  三十日以内であっても、法的期限、原則として十四日ということでありますが、宇佐市の資料を見るとですね、昨年度九十三件の新規保護決定者のうちに、十四日以内で決定したのは十四件ということで、わずか一六%、八割以上が法定内での決定がなされていないということで、これについての指導があったのではないかというふうに思うのですが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)県からの指導監査につきましては、そのような十四日を超えている、そして三十日以内に決定をしているということにつきましての話もあったということは聞いております。  ただ、先ほどの部長の答弁にありますように、特別な理由がある場合ということで三十日以内が法定の期間でありまして、どうしても資産調査等で日数がかかってしまい、このような状況になっているということを説明したというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)先進地では、小田原市でございますが、十四日の原則を徹底して、昨年度は九二%の申請者が十四日以内で決定をしたというふうに伺いました。お電話で伺ったわけですけれども。  大分市ではですね、二〇一八年度、去年の外部監査の指摘で今年一月から事務の効率化などを取り組んで、この六月からは調査の途中であっても期限を守ることを優先にして、八割が十四日以内に決定をしているというふうに伺いました。  生活保護の申請を大変な思いでされて、家庭訪問調査を受けて、何日も待たされて、この状況というのはとても不安だというふうに思います。そして、決定期間、期日がおくれるということは支給日もおくれるということになることもあって、とても重要だというふうに思うんですね。  この決定期間の短縮というのは行政の姿勢一つで改革できるものだというふうに思いますが、宇佐市でも十四日以内の徹底を推し進めてはいかがでしょうか見解を伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  資産調査に係る保険会社、銀行からの回答につきましての日数というのは、恐らくどこもそれほど変わらずに一定程度の日数がかかっていると考えられます。  議員おっしゃるように、調査の途中で決定するかどうかということがこの十四日以内にできるかどうかというところの判断になろうかと思われます。  これにつきましては、他市の状況、ほかの実施機関等についての状況等を注視しながら調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)私も年に数回、保護の申請に立ち会いますが、七月一日に申請をしたAさんはですね、七十歳ぐらいの男性なんですけれども、仕事中、腰をけがして動けなくなって、預貯金もなくなってからの申請だったわけですけれども、動けないということで朝一番にケースワーカーがお住まい、借家ですけれども、出向いてくれて申請手続もできました。次の日には、社会福祉協議会のつなぎ資金を利用して五万円を持ってきてくれて、生活もできるようになってほっとされました。  でも、それから一カ月も決まらないので、本人はどうなるのかと不安な日々を送られたのだと思いますけれども、何度かお電話もあり、決定が一カ月、三十日、法内のもうぎりぎりのところまでかかったということで、第一回の支給日も申請から一カ月半後の八月十五日だった。これが実態ですね。  十四日以内に決定している小田原市では、十四日以降に扶養義務者の支援ができるとか、本人に預貯金があるとか、そういう判明した場合にはそれから対応するから大丈夫なんですよと担当の方は言われるんですね。  もちろん、保護の決定をしたときに十分保護の申請者には説明をして、それ以後に何かあればそれから対応をすれば十分ですよ、それよりも法定内の期限を守ることのほうが重要だというふうに言われていました。それで職員の仕事が増えたり問題になるようなことはないというふうに言われています。  大分市では、急速に推し進めて、この六月からということなので、なので課題もあって、今プロジェクトチームを作っているけれども、申請者の立場から言えば、課題を解決しながら十四日以内を進めたいというふうに言われています。  行政の姿勢一つで改革できるなというふうに私も感じたので、今回取り上げました。先進地に学ぶべきではないでしょうか。再度質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  議員おっしゃるような小田原市さんの取り組み状況、それから大分市が今行っているプロジェクトチームにつきまして、詳細は今つかんでおりませんが、今後調査し、参考にしたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)現状が余りにも、十四日以内というのが一六%ということなので、低過ぎるなというふうに感じています。やっぱり原則十四日以内というのをもっと守るように要求したいというふうに思います。  二点目のエアコン設置と電気料補助について再質問いたします。  地球温暖化による地球規模での気温の上昇で近年猛暑による熱中症の発生が大きな社会問題になっています。災害で今停電が続いて、とても困っていらっしゃる方も多いような状況にもなっています。  特に、全国でこの熱中症で死亡に至った八割が六十五歳以上の高齢者、発生場所の半分が自宅ということからも、命や健康を守るためにはエアコン設置が欠かせない、今のこの気象状況はそういう事態ではないかというふうに思います。この認識はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)再質問にお答えいたします。  議員のおっしゃるように、昨今の高温化、夏の非常に厳しい気候という状況がありまして、そうした熱中症被害の注意喚起等をいろいろなところでされておりまして、その必要性というのは感じております。  この生活保護の世帯の設置補助ということにつきましては、現状国の制度に沿って運営をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)国はこんな中、答弁にもありましたように、昨年の四月から、四月以降の申請者に対してという条件つきですけれども、エアコン費五万円と設置費を支給することを決めました。  この制度、宇佐市では何件の方が設置をされたのか。また、生活保護を受ける方でエアコンがない世帯が何件なのか再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  生活保護世帯エアコン設置の補助をした件数でございますが、平成三十年度に一件、令和元年度、本年八月三十一日現在までで五件でございます。
     生活保護世帯のエアコンのない世帯数につきましては、本年八月三十一日現在、六百三十八世帯中六十八世帯でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)六世帯に設置ができて、いまだにないのは六十八世帯だという答弁でした。  国の事業では対応できないということで、今、福島のどこかもあったと思うんですけども、率先して補助事業を作ったのは荒川区で、災害級の猛暑というふうに認識をされて、昨年度から高齢者や病人、障害者、子供がいて、必要な家庭に対してエアコン設置に五万円の補助をしています。  生活保護世帯だけでなく非課税世帯も対象なので、去年の実績では二百二十件の申請があって、区の予算で千百万円ということで、おととし熱中症による死者が六人出たそうですが、去年は0人で、命が救われたというような報道を見ました。  生活保護世帯で未設置の方が宇佐市の場合は六十八世帯ということなので、全てつけても三百四十万円、これは毎年ということでもないのでこの予算で、想像ですけれども、小さな子供がいてあせもで夜が寝られないとかですね、退院したばかりで体力が劣っているときにこの暑さという、そういう世帯の方もいらっしゃるかもしれません。  そういう必要なところから設置を補助する。まずこれを宇佐市でも取り組んで、これは必要なことだというふうに思うわけですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  必要なところにつきましては、国の指導によりますと、家計消費等の指導、それから社会福祉協議会の融資を活用する等の助言指導によって配慮を行っていくということをやっていくというような意向でありますが、金額的なことでございますが、三百四十万円という試算がされるということでございます。  確かに宇佐市だけで考えますと三百四十万円ということですが、やはり生活保護制度というのが法定受託事務でございまして、これはやはり国が定めたルールに沿って行っていくということが求められている事業であるというふうに認識しております。  このルームエアコンの普及率でございますけれども、先ほど申しましたような普及率、生活保護世帯の中での普及率が八九%程度かと思われますが、国のほうが公表しております消費動向調査によるルームエアコンの保有率は、九州沖縄ブロックで九〇・八%というような数字になっておりまして、これは全ての収入階級を含めた九州沖縄ブロックでの数字でございますが、そうした観点からも、金額はこのくらいなんですが、生活保護世帯以外の方々との均衡を図るというような観点や不公平感に対する配慮という観点から、この補助については慎重に考える必要があるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)一般世帯でも九割であって、一割の方がエアコンがないというのはびっくりなんですけれども、ここは非課税世帯でない方に対してもやっぱり宇佐市としては対象にする、生活保護世帯の方においてもやっぱり必要な方にはせめて設置を補助する、そういうことが求められているのではないかというふうに思います。  他市でもやっている事例があるわけですから、そういう政策を持てばできるということだというふうに思います。  また、生活保護世帯では電気代を心配してエアコンの利用を控えている、そういう声もよくお聞きをします。冬には冬期加算があるように、夏にも夏季加算を幾らかでも増やすべきではないかというふうに思います。  例えば、二千円なら百万円ちょっとでできます。困っている方に寄り添うのが行政のあるべき姿ではないかというふうに思います。  この夏の電気代の補助についても、市独自ででもすべきだというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)夏季加算についてお答えいたします。  これもやはり法定受託事務ということでございますので、国の制度の改正のほうに注視してまいりますが、夏季加算につきましては、全国市長会を通じて国に要望をしているものでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)夏季加算については全国市長会が国に要望しているということでございました。本当に今、この猛暑の中でエアコンというのはなくてはならないものだし、やっぱり必要なときに使えるような、そういう制度であるべきだというふうに思いますので、今後も要求を続けたいというふうに思います。  三点目の診療依頼証について再質問いたします。  これは四年ぶりの質問でございますが、生活保護の方から要望される一番強い願いだというふうに思っています。今回、再度取り上げました。  保険証というものは誰もが持っているものですけれども、生活保護を受けるようになると保険証は返して、何もなくなるんですね。病院に行くときには事前に保護係に電話をして病院に電話をしてもらうか、診療依頼書をもらいに行って、それを持って病院に行くという、そういう手続をしなければならないというふうになっています。  これはかなり前から臼杵市では時間外受診者証というものを皆さんに発行して、保護の方もこれを持っています。  大分市と別府市は診療依頼証というものを持っています。介護保険証のようなものなんですけれども、これが保険証のかわりに使われています。  どう検討をされたのか。その当時の質問でも検討するという答弁でした。四年がたちますが、どう検討されたのか伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  診療依頼証につきましてどのように検討したのかということでございますが、他市、大分市さんや別府市さん等がされているということは承知しておりますが、ただ、私どものやり方につきましては、基本的には傷病届といいます。これは生活保護の変更申請書ということになるわけですが、これを提出していただいて診療依頼書というのをその方にあげると。  被保護者はその診療依頼書を持って病院のほうに行かれるということで、市役所のほうに一回来ていただくというようなことが本来の手続でございますが、それができない、直接病院に行きたいという要望も多く当然ありますし、窮迫している方もいらっしゃいますので、電話でいいですというような取り扱いをしております。  まず基本的には、どこの実施機関でありましても申し上げたような保護変更申請書、傷病届というものの提出が義務づけられていますが、それを実施機関によってはいろいろな対応をされているということでございます。  私どものやり方につきましては、やはり先ほどの部長の答弁にもありましたような、被保護者の状況の把握ということができるということが非常にいい点であるというふうに考えております。  例えば、頻回受診や重複受診といったことの状況が把握できますし、入院するようになったときについても、いろいろな手配の必要性なども早目に把握ができるというようなメリットがあると考えております。  したがいまして、診療依頼証を持って被保護者の方が直接病院に行くというような方法ではなく、一旦連絡をしていただいて、そこでケースワーカーとコミュニケーションをとってもらうというようなやり方をとってきているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)被保護者の状況をつかむのはケースワーカーの仕事ですよね。長くても三カ月に一回は訪問しないといけないとか、常に保護者の状況はつかむべきだというふうに思います。  宇佐市でも緊急時の診療依頼証については各個人にこんなA四の紙で渡して、夜間とか休日には行けるようにという、そういう改善はこの間も求めて、それは実施をされているわけですけれども、それよりももっと便利な形で診療依頼証を常に持ちたいというのが保護者の願いなんですね。  例えばですね、病院に電話してもらっているんだけれども、窓口で名前だけを言っても人には窓口によっては伝わらないこともあって、生活保護ですというふうに説明をしないといけない、これがつらいとかですね。  ある方は救急車で運ばれたときに保険証を持っているか聞かれて、持っていない、生活保護ですと言ったら、着いてすぐに救急隊員が看護師に大きな声で生保生保と言われてとても情けなかった。  またですね、五時以降に病院に行くのに市役所に電話をすれば行けるというふうになっているので電話をしたけれども、つながらなかったので朝まで我慢したなど、保険証にかわるこの診療依頼証があれば問題にはならなかったようなケースが最近も幾つかありました。  これは生活保護受給者が安心して病院にかかりたいという当たり前の要求だというふうに思います。他市で実施していることですので、宇佐市でできないことはないというふうに思います。  臼杵市と別府市に、電話ですが、お聞きすると、時間外受診者証を作った当初は時間外の緊急用として使っていたけれども、今では保険証のようにいつでも病院に行くときに使っている。ただ、病院に行く前か後には必ず電話連絡をするようにということを指導している。それを受けて、月末に一斉に病院へ医療券を郵送して一斉処理する。ケースワーカーの事務も簡素化して軽減される。そういうふうに言われていました。  受給者にとって必要というだけでなく、ケースワーカーの労力も軽減される。ぜひ実施に向けて、こういう実施しているところがあるわけですから、実施に向けて検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)お答えいたします。  緊急時用につきましては、緊急時の診療依頼証があるはずなので対応できるのではというふうに考えております。  検討につきましてはですね、医療扶助の状況をですね、やはり扶助全体の中で六割を占めておりまして、この頻回受診や重複受診等の医療費高騰の要因となるようなことは避けなければなりません。  それだけではなくてですね、単に扶助費を減らしたいということではなく、介護サービスなど、ほかの社会資源とのつなぎ役ということもできる場合もあります。そうした相談援助の機能ということも非常に大事だと考えております。  こうしたことから、今までずっと、一旦連絡をしていただく、そこでコミュニケーションがとれるという方法をとってきたわけでございまして、それなりの理由がですね、あります。  そうした背景もありますが、ほかの実施機関等の状況等も調査研究はしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)頻回受診などについてはレセプトを点検すればわかることで、必要な方にはそれで指導をするということが求められているのではないかというふうに思います。  保護の質問でございますが、市長に伺いたいというふうに思います。  今のですね、生活保護受給者から本当に要望の強い、保険証にかわる証明証の発行について、他市が長年実施をしていて、とても有効に使われているという、そういう実態がありますので、宇佐市でも導入に向けて準備を行うことについてですね、市長としてのお考えを伺いたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えをいたします。  生活保護行政につきましてはですね、議員おっしゃるとおり、憲法二十五条の生存権のもとに国の法定受託事務として私どもは今実施をしているわけであります。これはもう先ほどの課長の答弁のとおりであります。  そうした中で、国が一律にこの生活保護行政をどうするかというのは、基本的な考え方や事務の進め方等は決めておりますので、その決められた法に定められて私どもが受託をした事務ということで、まずそれをしっかり守っていきたいというふうに考えてございます。  議員御指摘の、今、他市の自治体のほうでこういうような取り組みをしていますよというようなところにつきましてはですね、私どもは調査研究させていただきたいなというふうに考えてございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)従来ずっと続けていたことを変えるというのはとても勇気の要ることですし、労力も要ることだというふうには思うわけですけれども、別府の課長だと思うんですけど、伺ったときには、本当に一般の方と同じように病院にかかれるようになって、土日や急病のときでも本当に安心で、生活保護の方にとって生活が非常に向上していると思うというような、そういう感想も言われていましたので、ぜひ保護者の立場に立ったそういう改革を宇佐市としても取り組んでいただきたいなというふうに思います。  二項目めの平和ミュージアムについて再質問いたします。  建設工事などの入札事情で二年先送りにされて、オリンピックが終わるころ、来年度の再開に向けて準備が行われていると聞いていますが、進捗状況と今後の開設はいつを目指しているのか伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課の〆野でございます。今石議員の再質問にお答えいたします。  先般、平和ミュージアムの建設準備委員会等を開いて、その経過について説明をしたところでございますが、昨今の情勢等を勘案しながら、これからまた決めていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)まだ見通しが立っていないということですか。  大型戦闘機の展示についてですが、現在の資料館に「永遠の0」に使った零式艦上戦闘機と簡易な桜花があり、これに九七式艦上爆撃機と搭乗体験するための桜花を購入して展示をする計画というふうに聞いてきました。  市民の中には、戦争兵器にお金をかけるなんて反対だとか、戦闘機を展示することは戦争美化につながるから反対、そういう声もお聞きをしているところです。  これ以上ですね、税金を使って大型戦闘機を買うべきではないというふうに思うわけですけれども、今後の計画について伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  展示におきましては実物資料が最適でございますが、現存しない物などもありまして、資料によっては複製品を制作して展示する必要があると考えております。  宇佐海軍航空隊の歴史を伝えるために、この地に実在した航空機の展示は不可欠であり、また、その大きさや形状、機能などを知ることは非常に重要なことであると考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)今の計画以上のですね、戦闘機の予定があるのかどうか質疑いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)今の計画以上の大型機につきましては、現在のところ考えてはいないというふうにしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)戦争は人の命を奪って、人間の可能性を根こそぎ奪い去ってしまうものです。この宇佐市も戦場だったという戦争の体験者も少なくなっていく中で、基本構想にもあるように戦争の歴史をしっかり学んで、戦争の悲惨さを学び、平和の大切さや命の尊さについて伝えていく、考えるということは本当に大切なことだというふうに私も思います。  同時に、日本国憲法は政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、二度と戦争をしない、武力を持たないとする戦争の放棄をうたっています。  平和は知識として学ぶだけではなくて、平和のために自分に何ができるか行動することが大切だというふうに思います。そういうことも目指す平和ミュージアムであってほしいと思いますが、見解を伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)この地には、かつての戦争により多くの命が犠牲になったことと、その歴史を伝える遺構が今なお多く現存していることから、建設予定地の資料館は平和に関する学習プログラムの構築など、機能を十分に発揮できる施設として多くの活用が期待できるものというふうに思って、内容の充実を図ってまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)二点目の非核平和宣言都市の看板設置についてですけれども、やはり平和への取り組みをアピールすることも大切じゃないかなというふうに思います。
     庁舎の前にはあるわけですけれども、平和資料館のコンセプトにも沿っているのではないかと思うので、検討してはいかがかと思いますが、再質問いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)御質問にお答えいたします。  展示のコンセプトといたしまして、宇佐海軍航空隊があったという事実、宇佐ならではの戦争の歴史や体験をありのままに伝え、平和の大切さと命の尊さを考え続けることができる拠点作りということで、その一人一人が平和の大切さと命の尊さを考えることができる場作りということにしております。  市民とともに未来へ継承していく場作りを目指すためにこのコンセプトを作って、そこに向かっての努力をしていきたいというふうに思っております。  そして、その外構等につきましても、これからどういったふうに作っていくかということを考えて、同じコンセプトで作っていきたいなというふうに思っておりますので、そういったところで御理解いただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)三項目めの再質問をいたします。環境問題についてです。  地球規模で温暖化が進んで、焼却ごみを減らすことなど、循環型社会の構築がこれから本当に大切な大きな問題になっていくというふうに思います。  答弁の中に、宇佐市のごみ減量計画は平成三十一年度に一〇%を削減する予定だったけれども、家庭系、事業系ごみともに目標達成が厳しい状況であるということでございます。  人口も減少する中で、ごみが全く減っていなかったのでしょうか。原因について伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。今石議員の再質問にお答えします。  先ほどの答弁でありましたように、三十年度の実績と目標とを比較しますと、家庭系ごみの燃えるごみは二十六年度から比較すれば三百五十六トンほどは減っておるんですけれど、目標にまで達しておりません。  この計画ではごみの総排出量、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ全体のごみの量の計画で定めておりますので、燃えるごみが減ってリサイクルできても、リサイクルの量が増えてしまえばごみの量が減っていないという形になっておりますので、結果を見れば当然減ってはおらなんですけども、そういう形でリサイクルとかいう部分で見れば目標のほうには達成できていると、そういうふうには思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)ごみ処理施設の規模との関係もあると思うんですけれども、今新たな計画の策定が協議されているというふうに伺っております。  三市の担当課が集まって、ごみ減量についても議論をされているということでございますが、どういう内容なのか質疑いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  先ほど議員がおっしゃったとおり、現状で当然減っていないということは真摯に受けとめております。  現時点で広域のほうが新しい計画を立てておりますので、それに向けて三市で協力してできるような施策等の協議のほうは進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)いろんな報道では、さらに規模を小さくする方向で、いろんな災害ごみなんかの災害時の余裕がない、厳しくなるというようなことや稼働時から五年後の減少した人口のごみ量で計算するというような内容などを見てもですね、本気でごみの減量に取り組まなければならないのではないかなというふうに感じているわけですが、その辺の課長の認識について伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  私たちもいろいろな減量の取り組みは一応やってきたつもりです。今年度も、先ほど答弁にありましたように、コンポスト等の貸与、古紙や古布の拠点回収などをやっておりますが、結果が出ていないのが現状というふうには思っておりますので、今後いろいろな先進地等の事例等を参考にしながら、さらなる施策のほうを進めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)宇佐市がごみの分別とか減量の計画とかでですね、特に劣っているとかいうふうには感じていないんですね。かなり頑張っているなというふうに思うわけでありますが、何か市民と一緒になって減らしていくという、そういう機運ができていないなというふうに感じています。  地域には廃棄物減量等推進委員が各地域にいらっしゃるとかですね、その委員を中心にして市民と一緒になって取り組むというその姿勢ですね。いろんな集まり、今、高齢者のサロンとか子育ての集まりとか職場、いろんなところがあるので、そういうところに出向いて啓発を進めていく、こういう取り組みが今からは本当に大事ではないかなというふうに思っています。  例えばですね、広告で折る箱がありますけど、生ごみをこの箱に入れて、一日乾かしてごみに出せばかなり減量になるとかですね。それとか、雑紙ですね。雑紙の扱いについても、ビニールに入れて古紙として出してもいいというようなことを、私もホームページを見ていてこれもいいんだと思ったんですけれども、包装紙とか紙とかコピー用紙とか封筒とかも一緒に古紙として出していいというようなこともあるようなんですけど、それをやっぱり市民がどれだけ知っているかというと、それが伝わっていない。だから、啓発活動が不足しているのではないかというふうに思います。  優秀な職員がおられますので、環境課には、そういう方々がぜひ活躍して、市民一人一人の意識を高めていく活動が求められますが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  議員の御指摘のとおり、ごみの減量につきましては、やはり市民の方の協力は不可欠だというふうには考えております。  先ほどもありましたように、地区に減量等推進委員、宇佐市全体で四百三十五名ほどおります。その方々にはいろいろなごみの出し方の啓発等のお願いはしているわけではございますが、当課としましては、まず家庭からやっぱりごみを出さないのが一番というふうに考えておりますので、三切り運動、食べ切り、水切り、使い切り、そして生ごみの堆肥化、レジ袋の削減等の推進をこれからも進めていこうと思っておりますし、市民、事業者、市がそれぞれの立場で一体となって取り組むことで最大の効果が発揮できるというふうにも考えておりますので、これからは先ほどの答弁にもありましたように、ごみの減量化に取り組む体制の構築は進めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)啓発活動という点では、環境推進大会というものも二〇一三年以来開かれていないというふうになっています。こういう取り組みも必要だというふうに思いますが、お考えをお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  議員のおっしゃるとおり、環境基本計画、基本条例を作った後に大会は一度ほど開催しておりますが、その後開いていないのが現状でございます。  今、リサイクルの推進団体が百二十団体ほどありますので、その中で一年間リサイクルを一生懸命していただいた団体等を表彰するとか、そういうふうなのも含めて、今後どのような形になるかは協議等を行って、そういう形でリサイクルの推進等も行っていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)今石靖代さん。 ◯十五番(今石靖代さん)事業系ごみの削減がとても大事だというふうに思いますが、家庭から出るごみと異なって同じ種類の物がまとまって出されるので、はるかに削減しやすいというふうに本などには書いてありました。  先進地を学んでですね、この事業系可燃ごみを大幅に減少させるという取り組みが大事だというふうに思います。この点についてはどうお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  事業系のごみの分別等なんですけども、業務第二課のほうが毎年行っている組成調査の中でも、段ボール、布等の含有量ちゅうか、ごみの中に含まれている量が四三%ほど上がっております。  私たちも、やはり事業系ごみに段ボールとか新聞とか、いろいろな物が含まれているというふうに認識はしておりますので、今後事業所等に訪問いたしましていろんな調査等を行い、分別の指導等は行っていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十六分               ──────────────                 再開 午後一時十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)皆さん、こんにちは。三番 日本共産党の赤野道和です。  質問に入る前に一つだけ、六月議会の一般質問の感想を述べさせてください。  六月議会、私は初めての一般質問に立ちました。緊張の余りかなり混乱することを予想していましたが、意外とこういう場に立つと落ちつきます。やはり教卓みたいなところが懐かしいのでしょうか。  この席からは議員の皆さん一人一人の表情までよく見えます。そして、再質問の席に立つと執行部の皆さんの様子がよくわかります。あの課長さんはうなずきながら聞いてくれているなとかがわかるのです。  学校での今の授業は、教師からの一方的な教授型の授業はありません。子供と教師の双方で授業を作っていきます。演劇も、演ずる側と見る側の両方で作り出されていくと言われています。議会での一般質問の場もこのようなものかなと思いました。  日本の地方議会は、執行機関である市長と議事機関である議会という、住民の直接選挙で選ばれた二つの機関で作られています。市長と市議会がそれぞれ独自の権限と役割を持ち、相互にチェックアンドバランスの関係を保ちつつ、全体として、住民から選ばれた地方自治機関としての役割を果たすという仕組みです。  それならば、この一般質問の中で相互にチェックアンドバランスの関係を保ちつつ、市政一般の問題を掘り下げ、深め、自治体本来の任務である住民の福祉の増進を図るように論議を進めていきたいものだと考えています。  議員も宇佐市民のために質問する。執行部の皆さんも宇佐市民のことを考えながら答弁する。こうしたやりとりの中で、少しでも宇佐市民の福祉の増進が図られるといいなと思っています。  それでは、四項目、十一点について一般質問を行います。  一項目めは、教職員の過重負担の軽減を求めるものです。  一点目、四月からの働き方改革により、毎日の超過勤務の記録をパソコンにより把握していますが、五月から六月の実態はいかがでしょうか。  二点目、学校現場では人が足りない、教育予算が足りないという声が多いです。人に関して、大分県が配置すべきところで不足している職種・人数、宇佐市が配置すべきところで不足している人数・職種はどのような実態でしょうか。  三点目、現場では教職員の不足、出張が減らない、調査物が多いなど、大分県教委への不満は多いです。大分県教委への強力な働きかけ、要請は行なっているのでしょうか。  四点目、宇佐市の学校現場にかかわる臨時・非常勤職員の待遇改善を図るべきだと考えますが、現状と今後の方向性はどのようになっているでしょうか。  二項目めは、住宅リフォーム助成制度、商店リニューアル助成制度の創設を求めるものです。  一点目、在宅高齢者住宅改造助成事業、宇佐市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業子育て支援型、三世代同居支援型など、既存の支援策の内容、活用実績、経済波及効果、補助金と経済効果の比較はどうなっていますか。  二点目、二〇〇九年十二月宇佐市議会では、住宅新築及びリフォームへの助成制度の実施を求める請願書が十六名の紹介議員のもと、全会一致で採択されています。しかし、その後現在まで住宅リフォーム助成制度は実施されていません。これはなぜでしょうか。  三点目、秋田県の住宅リフォーム助成制度では、経済波及効果は補助額の二三・五倍となっています。地元業者の仕事おこしと地域経済の活性化のために宇佐市でも創設を思い立たないでしょうか。  三項目めは、高齢者の交通手段の確保を求めるものです。  一点目、少し訂正があります。安心院町内を走るコミュニティバスの九系統ごとの行きと帰りの平均乗車人数は何人でしょうか。また、路線維持のための宇佐市からの補助金額は幾らでしょうか。  二点目、平成二十七年度に津房まちづくり協議会が行なったデマンドタクシーの実証実験をどのように総括しているのでしょうか。交通弱者対策として、家の門口で乗り降りできるデマンドタクシー新設を目指して試行運転を考えないでしょうか。  四項目めは、安心院町津房地区の道路改良を求めるものです。  一点目、県道久木野尾尾立線七百十七号線の拡幅工事が六郎丸の約五百メートルを残してとまっています。早急に工事の再開ができないものでしょうか。  二点目、国道五百号線の楢本橋から戸方の小の岩の庄の北までの約千九百メートルに歩道がついていません。早急に歩道の新設ができないものでしょうか。  これで一回目の質問を終わります。宇佐市民にわかりやすい言葉で誠実にお答えをお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野議員、ちょっと発言の確認をしたいんですけど、一項目めですね、教職員の過重負担の軽減をの中の一、「五月から六月」と発言されたんですけど、七月の間違いでよろしいでしょうか。五から七でよろしいですね。じゃあ、訂正をお願いしたいと思います。  それでは、赤野道和議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、住宅リフォーム助成制度、商店リニューアル助成制度の創設をについての一点目、在宅高齢者住宅改造助成事業など、既存の支援策の内容、活用実績、経済波及効果はについてでありますが、在宅高齢者住宅改造助成事業は、要支援または要介護と認定された高齢者が住宅の設備を在宅高齢者に適するよう改造する工事を対象とし、補助率三分の二、上限四十万円または二十万円の事業であります。  活用実績は、平成二十八年度から三十年度までの三年間で三十件、交付額九百五十一万八千円、全体工事費は千八百三十六万七千円となっております。  宇佐市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業は、子育て支援型、三世代同居支援型及び高齢者バリアフリー型があり、それぞれ目的に沿ったリフォームを行うことで、三世代同居支援型は補助率二分の一、上限七十五万円、子育て支援型及び高齢者バリアフリー型では補助率五分の一、上限三十万円となっております。  実績としましては、平成二十八年度から三十年度までの三年間で三十八件、交付額千百八十九万七千円、全体工事費は六千六百二十三万九千円となっております。  なお、経済波及効果の算定は困難であります。  二点目、二〇〇九年十二月宇佐市議会請願書についてでありますが、平成二十一年の請願採択後、子育て・高齢者リフォーム支援事業を平成二十三年から、在宅高齢者住宅改造助成事業を平成二十五年から実施をしております。そのほか、空き家改修事業などの助成事業も実施をしております。  本市では、政策目的を持って各種事業に高い補助率と補助上限額を設けて事業を推進しており、住宅リフォーム助成制度という事業名称こそ使用しておりませんけども、既に同趣旨の事業に積極的に取り組んでいるところであります。
     三点目、秋田県の住宅リフォーム助成制度についてでありますが、現在秋田県で行っている住宅リフォーム推進事業は、子育て世帯対象向けとして、持ち家型は補助率五分の一、上限四十万円、空き家購入型は補助率十分の三、上限六十万円となっております。  また、バリアフリー化では補助率が十分の一、上限八万円の支援があり、今年度新たに県外からの移住定住世帯向けに補助率十分の三、上限六十万円の支援が創設をされております。  このように、秋田県においても政策目的を絞って各種事業に取り組んでおられます。  なお、補助率等は本市の住宅支援事業のほうが手厚くなっていると考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの教職員の過重負担の軽減をについてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教職員の過重負担の軽減をについての一点目、超過勤務の五月から七月の実態はについてですが、本市では四月よりタイムカード機能を活用して時間外勤務状況を把握し、適正な勤務体制を整えられるよう業務改善に努めております。  各月の時間外勤務の平均は、五月は四十時間三十分、六月は四十五時間四十二分、七月は三十六時間十五分となっております。  文部科学省が時間外勤務の上限として示している月四十五時間を超えて勤務をしている教職員の数は、五月は二百七人、六月は百九十一人、七月は百十人となっております。  依然として時間外勤務の削減について努力をしていかなければならない現状であると認識をしております。今後も市の業務改善計画に基づきながら働き方改革を推進してまいります。  二点目、配置すべきところで不足している職種・人数の実態はと、三点目、大分県教委への強力な働きかけ、要請は行っているのかについては関連がありますので一括してお答えいたします。  県が配置すべきところで不足している職種・人数は、小学校で教諭四名、中学校で教諭一名です。  また、小中学校の教職員は県教育委員会が配置するものであり、市が配置するべき教職員はおりませんが、本市では人数の多い学級や複式学級の授業を改善する等のために、市独自で教職員を配置しております。  なお、県教育委員会との協議会や各種会議等において、教職員の定数不足の件だけでなく、提出物、配布物、出張等の精選について強く改善するように要請をしているところであります。  四点目、宇佐市の学校現場にかかわる臨時・非常勤職員の待遇改善を図るべきだと考えるが、現状と今後の方向性はについてですが、複式授業改善臨時講師、多人数学級支援教員、習熟度別学習指導教員、学校司書が対象で、全て市の非常勤職員です。  月十七日勤務、有給休暇、通勤手当ありという雇用条件で、市非常勤職員取り扱いに関する規程に基づいて雇用をしております。  今後の方向性として、地方公務員法等の一部改正が令和二年四月一日より施行され、会計年度任用職員制度が創設されます。本市においても、これまでの臨時・非常勤職員等が会計年度任用職員に見直されるため、募集期間や制度の周知期間等を勘案し、関係例規の整備を進めているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの高齢者の交通手段の確保をについてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、こんにちは。総務部長 久保でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、高齢者の交通手段の確保をの一点目、安心院町内を走るコミュニティバスの九つの路線ごとの行きと帰りの平均乗車人数並びに路線維持のための宇佐市からの補助金額についてでありますが、安心院地域を運行する市コミュニティバス九つの系統につきまして、平成三十年度の系統別の片道の平均乗車人数は、平ケ倉線が一・一人、萱籠・筌ノ口線が五・六人、中山・新貝線が六・二人、古川・上ノ原線が八・九人、大内・塔尾線が六・一人、南毛線が〇・九人、上福貴野線が〇・四人、上内河野線が一・三人、安心院・亀川線が二・五人となっております。  次に、路線維持のための市の補助金額についてですが、平成三十年度の路線バス運行に関する赤字補填は二十九年度よりも補助対象を二系統増やし、十二系統に対し千三百五十八万四千円の補助を行っております。  二点目、津房まちづくり協議会が行ったデマンドタクシーの実証実験の総括とデマンドタクシー新設を目指した試験運行についてですが、御質問の実証実験は津房まちづくり協議会が主動的に行ったもので、市として総括は行っておりません。  しかし、利用状況が低調であったこと、また、タクシー事業者から、デマンド交通を利用した方は本来のタクシーの利用者のため売り上げが減少したことなどの課題が寄せられたと伺っております。  なお、今年十月から、地域の利用者ニーズをもとにコミュニティバスの運行経路の変更、ダイヤ改正や増便を行うこととしております。  今後は利用状況を検証するとともに、必要に応じてデマンド型の乗り合いタクシーを含めた地域に合った持続可能な制度構築に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの安心院町津房地区の道路改良をについてを建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の城でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、安心院町津房地区の道路改良の一点目、県道久木野尾尾立線の拡幅工事の再開ができないかについてですが、本路線は平成二十四年六月、市長名にて県議会土木建築委員会へ県道七百十七号久木野尾尾立線の六郎丸地区への整備促進に向けた要望書を提出しています。  県へお聞きしたところ、平成二十五年度から平成二十六年度に工事を実施しており、今後の事業再開については未定とのことです。  現在、県では交通の支障となる道路の危険箇所、狭い場所等の解消を優先的に、宇佐本耶馬溪線の江須賀工区や鳥越湯布院線の筌ノ口工区、山香院内線の九人ヶ塔工区及び安心院支所前交差点のラウンドアバウト社会実験などに着手しているとのことです。  市としましても、地域の要望を踏まえ、県に対し引き続き事業着手に向け要望してまいります。  二点目、国道五百号の楢本橋から戸方の小の岩の庄まで、早急に歩道の新設ができないのかについてですが、本路線は平成二十七年十二月、地元楢本地区から要望書が提出されており、翌一月に道路管理者であります県宇佐土木事務所へ進達しているところです。  県へお聞きしたところ、平成二十九年度に楢本橋が完成し、現在、東椎屋工区の五百六十メートル間を実施しているところであり、要望箇所への事業化については未定とのことです。  県は歩道等の整備を交通安全事業として津房木裳線や中津高田線、国道三百八十七号などに着手しており、今後も計画的な整備を行っていくとのことです。  市としましては、県に対し引き続き早期事業化に向け要望してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)それでは、一項目めから順に再質問をして深めていきたいと思います。  まず初めに、教育長へ予告しておきます。  一項目めの再質問の最後に、教育現場の現状認識と今後の改善策についてお尋ねします。ぜひとも答弁できるよう御準備ください。  さて、一点目からです。一人当たりの月の超過勤務時間は、七月は夏休みが入るので少し少なくて三十六時間十五分。それでも一日約一時間四十分ですよ。四月、三十九時間、五月、四十時間三十分、六月、四十五時間四十二分と毎月増え続けているのが現状です。  しかも、過労死ラインとされる月八十時間以上の人は、四月、十八人、五月、二十八人、六月、二十六人、七月でも十人もいます。  ここで改めて確認しておきますが、労働基準法が定める労働時間の限度は原則一日八時間、週四十時間です。これを超える長時間労働は高血圧や心血管疾患、総死亡率の増加と関連することが国内外の研究で示されています。  一方、鬱病など、メンタルヘルスとの関連については、研究によって結果が食い違い、よくわかっていませんでした。  この八月二十六日の大分合同新聞には、そんな中、女性や四十歳未満などでは残業時間が月八十時間を超えると鬱病のリスクが高まるとする研究発表が載っていました。  小学校には女性の教職員が多い、しかも女性教頭などは月八十時間を超えている方が多いと予想されます。かなり鬱病のリスクが高いのではないでしょうか。  これら過労死ラインを超えた人たちにはどのような対応をしているのですか。どうぞ答えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。赤野議員の再質問にお答えします。  人数が非常に多い状況で、過労死ラインを超えている教職員が多い中であります。  現状を改善していくのが喫緊の課題だというふうに思っておりますが、ラインを超えた先生方には文科省のガイドラインで示されておりますけれども、勤務時間が一定時間を超えた教師等への医師による面接指導や健康診断を実施すること、また産業医等による保健指導を受けさせること等に留意しなければならないことというふうにされておりますので、市においても、八十時間、百時間を超えた方については、学校長より医師の面談をするように指導していただくようにしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その医師の面談についてちょっと具体的に聞きます。  私が聞いた範囲では、月に百時間以上超勤になった人、二カ月平均八十時間を超えた人、この方たちには宇佐の中央内科病院のほうに診察に行くとなっている。その診察に行く時間は年休をとって行き、診察代は私費で払うようになっていると聞きましたが、本当ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  現状では今、議員がおっしゃったような状況でありますが、今後、他市の状況も参考にさせていただきながら、来年度に向けては体制を整備していかなければならないというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)それはどう考えてもおかしいと思うんですよね。学校の仕事をしていて、月に百時間以上働いた。二カ月平均八十時間を超えた。その結果、病院に行くのに、年休で行けと。お金は自分で払えとは。  宇佐市の小中学校に勤める教職員の服務は宇佐市の責任ではないですか。普通の年一回の定期健診は出張で行き、自己負担はないはずです。病院に行くのに、もし出張が無理でも、職専免にして自己負担はなしにするべきです。  来年度からの改善は当たり前ですが、補正予算を組んででも今年度の後半とか三学期から実施すべきではないでしょうか。お答えください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  先ほど申しましたけども、文科省のガイドラインに示されていることでもありますし、教職員を含む市教委の責務であるというふうに思っておりますので、可能な範囲で今後改善をするように今検討をしているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その件はね、ぜひ今年度の途中からでも変えるべきだと思いますよ。現場はおかしいと訴えております。  一点目はこのくらいにして、二点目へと進みたいと思います。  私は先月、夏休み中の出張などでお忙しい折に合間の時間をいただき、五日間かけて宇佐市内の九つの小中学校の校長先生方と懇談をしてきました。  その中で共通して出された要望が、人を増やして、教育予算を増やしてという内容です。人に関しては、まず配置すべき人が来ていない、欠員があるというのです。  繰り返しになりますが、先ほどの答弁にあったように、大分県が配置すべきところで現在宇佐市で小学校教諭が四人、中学校教諭が一人不足しています。  また、先ほどの答弁ではありませんでしたが、宇佐市独自で配置できるのに不足しているのが、多人数学級支援教員が七人、中学校の習熟度別学習指導教員が四人、学校司書が二人、特別支援教育支援員が一人、合計で十四人も不足しているのです。  働き方改革、働き方改革と言われても、人が足りない現場で超過勤務を減らすのは難しいですよね。  例えば、学校司書は宇佐市で十人配置できるのに八人しかいない。そこで、一人が二校か三校を担当するのが理想なのに、今は一人で四校を担当している。これでは一つの学校に対して週に一回しか行けないので、十分な環境整備もできないし、子供たちへも十分かかわれないと嘆いています。  人が足りないという関連で、三点目、四点目へと進めます。  先ほど、大分県教委への要請は行っているとのことでしたが、月並みな要請では改善は進まないと思いますよ。七月の県議会で日本共産党の猿渡久子議員が教職員の欠員状況を聞きましたが、四月当初から小中学校で三十七名、高校で三名の欠員がある。これでどうしてスムーズな学校生活がスタートできるでしょうか。  教員が足りなくて、産休、育休や病気休職の代替教員が見つからない、年度初めから担任がいない、教育に穴があくという事態が全国で恒常化し、子供たちが犠牲になっています。なぜ穴があくのか。  この新聞、赤旗日刊紙、毎日発行される日刊紙ですね。八月二十七日と二十八日にわたって「教育に穴があく」というシリーズで上と下で掲載されました。  私は十年前から現場の反対を無視して続けている教員免許更新制が大きいと見ています。大学できちんと学んで教員免許を取得したのに、十年ごとにまた三十時間も講義を受けないと免許が失効してしまう。しかも、その受講費約三万円は個人負担です。私も大分大学まで受けに行きました。  こういう制度についていけなくて、現場にいない方はもう更新していない。だから教員免許を持った方はどんどん減っていくという仕組みです。これは国が作った制度だから国の責任が一番大きい。根本的には教員免許更新制をやめるべきだと思います。  しかし、教育に穴があくという事態に対して必要な対策をとらなければなりません。  例えば、愛知県では教員人材銀行という組織を作っています。小中高校、特別支援学校での講師や養護教諭などとして講師を希望する人が登録、学校関係者が講師を探すシステムです。登録の際には、常勤のみ希望、非常勤のみ希望、いずれも可といった勤務形態や希望する地区などを記入、第六希望まで書けます。  ただ、人がいない、教員免許を持った人がいないと嘆くだけでなく、このような教員人材銀行を大分県教委に設置するように呼びかけたり、具体的な提案をしていったりする姿勢を持ちませんか。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  今、議員がおっしゃっていた教育に穴があく、教室に穴があくということは、私たち市教委としても赤野議員がおっしゃったことと本当に同じ思いであります。  それが子供たちによい教育ができていない、できなくなってしまう可能性がある。それから、教職員にはますます過重負担になるということも重々わかっておりますし、それに向けて、ではどのようにしていくか。  今おっしゃられたように全国的な問題で、教員免許を持っている方がそもそも少ない。それからさらに言うと、教員を目指そうとしている人たちも減っているような状況ではないかと思っております。  やはり今いる先生方が本当に元気で働き続ける、そして元気で明るく仕事をしている姿を今の子供たちに見せることがまたこれからの人材を作っていくことになるということは常々先生方にも言っておりますが、そのために働き方改革、そこにやっぱり戻ってしまうと思っています。  今おっしゃられた教員人材銀行ですか、そういうことも、県教委では今しているのは臨時講師の登録ということでしておりますけれども、そういった具体的なことというよりも、やはり今の現状をどうにかしてほしいということは強くさまざまな会の中で、それから教育長会議等の中でも要望しているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひ具体的な提案をね、していってもらいたいと思います。  現場では、ほかにも大分県教委に対する不満がたくさんあります。調査物の多さです。例えば、わざわざ学校現場に持ってこなくても途中の県教委や市教委で答えられるものもあるということを聞きました。
     一番おかしいと思ったのは、七月三十日付で出された大分県子供の生活実態調査です。県の福祉保健部部長から市町村教育長宛てに文書が出されている。県の教育委員会を通していないのです。これは事実ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  教育委員会を通しているか、事前にその話をしていたかということはちょっと把握をしておりませんが、実際その調査に関しては福祉部門も含めて県のほうで説明会がありまして、学校を通して子供、それから保護者にしてもらうような調査となっておりました。  その会に出た方々からも、今おっしゃられたような御意見があったというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)この大分県子供の生活実態調査というのが今日の大分合同の一面に載っていたものだと思います。  趣旨はとても大切なことで、子供の貧困把握をするということです。趣旨はいいんですけども、学校を使わないといけないのかということなんですね。  この生活実態調査は、小学校五年生と中学校二年生を対象にアンケート調査が来ています。これに答えるためには小五と中二のそれぞれで授業時間から一時間くらいをとって答えることとなるのです。その上に、小五と中二の保護者にも学校を通じてアンケートを配布して、回収までするというものです。  一方で授業時間の確保をと言いながら、県教委を通していないかもしれないこのような調査を受け入れる。おかしくないですか。今回は特例だから、特例だから。これを何回か繰り返せば、特例ではなく普通のこととなりますよ。  県教委に対して、こういう調査物にはストップをかけてくださいとはっきりと訴えてもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  その調査については、児童生徒の調査は学校で書いてもいいし、家庭に持ち帰ってということではありました。ですので、それはもう学校の判断で、家庭に持って帰って児童生徒が記入する学校もあるかもしれません。  学校を通してするおかしさというのは、その会のときにもさまざまなところから声が出ておりましたし、実は八月の後半に県教委との意見交換をする場があったのですが、そのときにもこういったことはやはり学校を通さずにしてくださいということを強く要望はいたしましたが、今回はもう過ぎてしまったことなのでというふうにありましたが、もうこういうことがないようにお願いしたいというふうに強く申しております。  宇佐市が以前同じような調査をしていたんですけども、そのときには郵送でしていたということで、そういったことをやっぱりしてほしいということをお願いしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひ今回限りに抑えてください。  四点目へと移ります。  宇佐市には市独自の複式授業改善教員、特別支援教育支援員など、すばらしい制度があり、現場では助かっていると評価する声が圧倒的です。  しかし、よい制度がありながら人が来ない。宇佐市で十四人も不足している。これはなぜだとお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  それは教員免許を持っている方がいないということだと思います。  複式授業改善については、どうにか全員配置をすることができておりますが、今言われたそのほかのものについては、四、五年ぐらい前まではこういうことはなかったんですけれども、やはり人材不足、県の人員が不足しているように、市のそういったものも配置がなかなか難しい状況になっていると思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)教員免許を持った人が少ないという問題は先ほどお話ししました。教員免許更新制の問題点が大きいだろうと思われます。  ただ、そのような中でも、愛知県の例を示したように、宇佐市なりに組織を作ったり、宇佐市なりに全ての教員免許所有者や今までの臨時・非常勤の経験者などのデータ管理をしっかりやる、そこから始めるべきだろうと思います。  今現実的にすぐ取り組むべきことは、臨時・非常勤職員の待遇改善を図ることだと考えます。  具体的に三つの例を示してお尋ねします。三つ質問します。  一つ目、非常勤職員の学校司書。専門職なのに月額賃金が約十四万円とは安過ぎないですか。  二つ目、非常勤職員の複式授業改善の勤務日数は月に十七日です。夏休みなど、子供のいない八月でも十七日。それよりも四月から七月の授業日に十七日以上働いて、子供のいない月には少なくしてほしいという声があります。  子供がいる月に十七日しか勤務しないと授業がおくれてしまう。そのほうが困っているのです。年間で何日とか、弾力的な運用はできないものでしょうか。  三つ目、非常勤の方がとても困っているのが年次有給休暇のとり方です。一年目から年に十日とれるのですが、四時間単位でしかとれない。学校現場の正規の教職員はちょっとした用事で一時間とか二時間の年休をとることが多いです。非常勤の方も一時間単位で年休がとれるように改められませんか。  以上、三つです。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  三点とも共通するのでありますが、お答えとしては、学校現場の状況もわかりますし、働き方もそういうふうなことで、他の教職員とはそごが出てくるというのも今そういう現状でありますが、この雇用自体が答弁にもありました宇佐市非常勤職員取り扱いに関する規程に基づいての雇用となっておりますので、そこは宇佐市全体の中でまた考えていかなければいけないことではないかと思いますので、全体の中でのことになると思いますので、そこは教育委員会でどうとか言うことはできないのが今現状であると思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その件については、来年度から会計年度任用職員の問題がありますので、後でまたお話しします。  次に、雇用期間について改善を求めます。  臨時・非常勤職員の雇用期間は最長三年、職種によっては五年となっています。例えば、学校司書について具体的にお尋ねします。  今は最長五年となっています。平成二十七年四月施行の学校図書館法の一部改正によると、学校司書については、その資質能力の向上等に努めることが必要であり、また、その専門性等が一層発揮できるよう、学校司書が継続的・安定的に職務に従事できる環境への配慮が重要であることとなっています。  この法律の趣旨からしても、五年と言わず、もっと継続的・安定的な期間へ延ばす必要があるのではないでしょうか。どうぞ。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  学校司書が専門性を有していて、学校の中で非常に図書館経営をしていただいているということは十分認識をしております。  ですけれども、これも先ほどと同じになりますが、やっぱり市での雇用ということで、それ以上のことは市での雇用ですので、五年を超えない範囲に限るという規定に基づいての雇用をしておるので、今はそういう現状であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)いずれにしても、臨時・非常勤職員に関しては来年度から会計年度任用職員の制度が始まります。十二月議会には、この会計年度任用職員についての具体的な提案が出てくるはずです。  提案の際から学校現場にかかわる今の臨時・非常勤職員の待遇改善がしっかりとなされ、来年度は、せっかく宇佐市独自のこのよい制度があるわけですから、この制度の定員がいっぱいになることを望みます。  また、間違っても、一人一人の待遇はよくなったが定員が減らされたというようなことにはならないようにお願いします。  さて、教育長、一項目めの再質問の最後に、今日のこれまでの論議をお聞きになって、教育現場の現状認識と今後の改善策についてどう思われていますか。ぜひ答弁をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育長。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。赤野議員の再質問にお答えをいたします。  議員が御質問くださった現状認識、それから改善策ということであります。私の認識としましては、まず教員免許を持っている人が少ないだけでなく、教員免許を持っている人であっても、一度教育現場を離れた人はなかなか来てほしいと言っても応じてくれない現状もあります。もちろん、若い人たちも教員になりたがらないという日本全体での傾向もございます。  まずは学校の、いわゆるブラック職場という、こういうイメージを払拭する必要があると、そのように考えております。  それから、もちろん中長期的には教員の定数改善と、これが大事なんだと考えておりますけれども、今は仮に予算の定数が改善したとしても実際の教員のなり手がいない、そういうまた別の問題が同時に発生をしております。それを考えますと、学校現場でどういった改善が実際にしていけるのか、それが大事だと思っております。  市の教育委員会としましても、今年度頭に学校の管理職に対してカリキュラムマネジメント、これをしっかりやってほしいと。学校は教育課程に関係ないことはもちろんやっていないわけですけれども、関係があれば無制限にやっていいのか。そういうことではないでしょう。負担が増えないように、やるべきことをきちんとやる、そういう管理を管理職はするべきであると、そういうふうに申し伝えています。  また、私のこれは私見ですけれども、先生方は、もちろん出張、いろんな調査物でも相当な時間をとられていますけれども、やはり一番大きい時間は子供に向き合う時間であります。  実際には子供に向き合う時間、それだけで相当な時間、ほぼ勤務時間の全ては含まれているのではなかろうかと思っています。ですので、これも管理職に対して言っていることですが、子供に向き合う時間の中での業務の優先順位づけをお願いしたいと言っています。  子供のためにならない、そういう仕事はないと思っていますが、その効果の度合いはやはり大小さまざまだと思います。効果の大きいもの、仮に一年後でもその効果がきちんと残るであろう、そういうものから順に仕事を選んでやっていってほしい、管理職には部下にそのような仕事をするように指導をしてほしい、そのように日々言っております。  以上で、改善策も含めて現状認識をお答えいたしました。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)教育長が言われるように、教員免許を持っている人であっても、一回現場を離れた人はなかなか現場にもう戻りたくない、それだけきつい現場だということなんですね。  ブラック職場になって、教員を目指す若者が減り、退職した人も再任をなかなかしたくない。そこのこの悪循環といいますかね、これを断ち切るように、ぜひ御尽力をお願いしたいと思っています。  じゃあ、続けて二項目めの質問のほうに行きます。  住宅リフォーム助成制度の件ですが、介護保険課、子育て支援課、それぞれにお尋ねします。  それぞれの助成事業や支援事業にはさまざまな条件や要件があるようですが、その主なものをお知らせください。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。赤野議員の再質問にお答えをします。  宇佐市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業には、子育て支援型と三世代同居支援型、それから高齢者バリアフリー型の三つがございます。  そのうちの子育て支援型につきましては、まず世帯の要件につきましては、子育て世帯で、かつ、世帯員全員の前年の所得の総額が六百万円未満の世帯が行う工事であって、住宅の要件としましては、市内にあり、子育て世帯が居住している住宅で行う工事であるということと、工事要件につきましては、子供部屋の増築工事であるとか、間取りの変更、内装工事、それから子供のために行うトイレや浴室の改修等でございます。  それから、三世代同居支援型につきましては、世帯の要件としましては、十八歳未満の子供を含む三世代以上で構成される世帯でございまして、住宅の要件としましては、市内にありまして既存住宅で行う工事であるということで、工事の要件としましては、三世代が同居するために行う工事で、玄関、トイレ、浴室、キッチンの四つの部位のうち、一部位以上を増設するということになります。  増設後は二部位以上が複数となる工事ということになります。トイレが二つとか、玄関が二つとか、浴室が二つとか、そういうような工事が必要になります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課、岡部です。赤野議員の再質問にお答えします。  宇佐市子育て・高齢者世帯リフォーム支援事業のうち、高齢者バリアフリー型の世帯要件ですが、高齢者世帯で、かつ、世帯全員の前年の所得総額が三百五十万円未満の世帯が行う工事、それから住宅要件として、市内にあり、高齢者世帯が居住している住宅で行う工事となっております。  また、工事の要件として、高齢者用の寝室等の増築でありますとか、間取り変更、内装工事、それからもちろんスロープ、手すり、便所の改修等がいろいろありまして、対象工事費が三十万円以上の工事というふうになっております。  それから、もう一つの在宅高齢者住宅改造助成事業の世帯の要件ですが、生計中心者の前年の所得金額が二百万円未満、それから要支援・要介護の認定を受けている高齢者がいる世帯、あるいは六十五歳以上の高齢者のみで構成されている世帯、あるいは七十五歳以上の高齢者のいる世帯というふうになっております。  工事の内容は、やはり玄関のスロープでありますとか、手すり、浴室の変更、便器等であります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)介護保険課、子育て支援課からお聞きしたように、既存の支援策ではたくさんの要件もあり、幅広い市民には利用されにくいんです。対象にならない人がたくさんいるんです。要件制限で、さまざまな地元業者の仕事おこしにもつながりにくいのです。  先ほど、最初の市長答弁では、既に、住宅リフォーム助成制度という事業名称こそ使用していませんが、同趣旨の事業に積極的に取り組んでいるという答弁でしたが、条件が違う、市民の使いやすさ、地元業者の利用のしやすさ、そこらあたりをもうちょっと考えてほしいんです。  例えば、宇部市の二〇一八年度の住宅リフォーム助成では、条件が少なくて幅広い人が利用しやすくなっています。助成対象者は、市内に住民票がある方、既存住宅の改修工事を実施される方、市税を滞納されていない方、この三つだけです。  助成の対象の住宅も、所在地が宇部市内であること、みずから居住する住宅であること、申請者もしくは申請者の二親等以内の同居親族が所有する住宅であること、これも三つだけです。  こんなふうに条件を緩和して、住民も地元業者も入りやすくしてですね、この制度を考えてもらいたい。  地元業者の仕事おこしと地域経済活性化のために商工振興課が音頭をとって、住宅リフォーム助成制度、商店リニューアル助成制度の創設を考えませんか。そうすれば、市民も助かる、地元業者も助かると思うのですが。どうぞ。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  最初の答弁でも申し上げましたとおり、今、市としましては、政策目的を持って、その対象者に厚い補助ということでやっております。例えば、補助率を五〇%にするとか、三〇%にするとか、そういった形でやっております。  議員が言われたところにつきましては、多分一〇%ぐらいの補助ではないのかなというふうに思っております。  今のところ、市としては、政策目的を持ったところに対して厚い補助ということでやっていただきますので、御理解いただければと思っております。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)市長、この請願は十年前に採択されている請願ですね。当時の浜永議長宛てに、宇佐民主商工会の請願団体で。  十年前も市長は執行機関の市長だったわけですから、助成制度の実施に向けて足を踏み出しませんかということについて見解をお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)赤野議員の再質問にお答えをいたします。  まさに十年前の請願を受けて、さまざまな制度を今新設もし、展開もしているところであります。  議員から要件緩和のお話もありました。また、宇部市の例もございましたけども、例えば宇部市の例で考えると、市内で改修して、滞納なしだけの条件であれば、どの程度の補助率かというのは僕はわかりませんけども、個人の全く資産形成に税金を投入するということに僕はなると思います。  そういうことで、政策目的があって、例えば高齢者の介護を要する方のバリアフリーの改修をするとか、子育てを一緒にするから新しく子供部屋を作るとか、そういった政策目的を持って、やはりリフォームというのは税金というものを投入すべきものだと。  こういうことをやるとですね、いわゆる財政の秩序ちゅうか、モラルが壊れていくと僕は思うんです。  要件緩和につきましてはね、以前は議員おっしゃるとおり、市内の業者に限ると、こういうふうにしていたわけです。ところが、市外の全国展開されているような業者でやった方が補助対象外になったということで、そういう方から非常にですね、やっぱり意見が出て、市内の業者だけに限るのはいかがかというふうなのがありましたので、今は市外業者でもよしとするところが、全部じゃありませんけども、幾つかそういう要件も緩和しているところであります。  こういったところはですね、だから政策目的を重視して、手厚く補助をしていくか、要件を絞ってですよ。それか、薄くして幅広くしていって、いわゆる経済効果だけに絞っていくかと、これはやっぱり政策の選択の問題なんですよね。  だから私は、今の現行制度はそういう長年の変遷を経て今の姿になっています。もちろん、今後ともまたいろんな社会情勢の変化に応じてですね、要件等は見直すべきは見直しますけども、今の姿でとりあえずは行きたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)そこは見解の違いがあるようですので、もう時間もありませんので次に行きます。  三点目の高齢者の交通手段の確保の件ですが、まず最初の私の質問が少し的外れであったようで、再度質問します。  安心院町内を走るコミュニティバス九系統への宇佐市からの委託料は合計で幾らでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。赤野議員の再質問にお答えします。  安心院地域のコミュニティバスの委託料で、三十年度の実績ということで、委託費が合計で千三百十四万円程度になるというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)時間がないのではしょります。  安心院町内を走るコミュニティバスそのものは利用者から大変喜ばれています。十月からは帰りの便も増やしてますます助かると思います。  ただ、費用対効果の問題、コミュニティバスの停留所までも遠い交通弱者のことを考えたときに、デマンドタクシー、予約制乗り合いタクシーの試行運行を考えるべきというのが私の提案です。  先ほど、昨年度の安心院地域の実績を答えてもらいましたけども、一便片道の平均乗車人数は大ざっぱに言うと、九系統のうち、四系統が六人、六人、六人、九人、残りの五系統は、〇人、一人、一人、一人、三人といった利用実態です。  これらの利用者のために宇佐市が使っている委託料は千三百十四万円ということです。  例えば、実際の乗車実績をよく見定めた上で、乗車人数の多い四系統はこのままコミュニティバスを継続し、乗車人数の少ない残りの五系統は乗車人数を増やすためにも、きめ細かなサービスをするためにも、デマンドタクシーの試験運行を考えるとかいう発想はお持ちではないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  費用対効果という御指摘がございました。デマンドのドア・ツー・ドアでやった場合に費用対効果がこれ以上上がるかという試算についてもいろんなやり方がございますのでやってございませんし、まず問題としましては、費用対効果も含め、持続の可能性。といいますのは、事業者の車両、あるいは運転手の確保、こういった問題が出てきます。  今回の少ないところにつきまして、状況によっては議員御指摘のように、もしかしたら利用者ニーズ、それから使い方によってデマンドのほうが人数は増える可能性はあるかと思います。  これにつきましては、その状況によって今後も、今のやり方が正解とは思っておりませんので、地域に合ったやり方は検討していきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、赤野道和議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時三十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時十八分               ───────────────                 再開 午後二時二十九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。議席番号四番 市民れんごうの若山雅敏です。議長のお許しをいただきましたので発言をさせていただきます。  また、傍聴に来てくださった皆様、お忙しい中、まことにありがとうございます。緊張の中ではありますが、精いっぱいに市民の声を届けたいというふうに思っております。  二回目の質問となるわけですが、一回目の質問のときには自席に戻ってしまおうかというちょっと失敗的なものをしましたけど、多くの先輩議員の方に、執行部席に戻らんかっただけましじゃというふうにも言われました。今日はきちんと質問席に戻って続けていきたいというふうに思います。  それでは、通告に沿って市政一般に関する質問を行わせていただきます。  まず一項目め、小中学の教育環境整備について、その一点目として、各小中学校の空調整備、エアコンの設置については第三次宇佐市立学校教育施設整備計画において取り組まれてきましたが、計画の進捗状況はいかがでしょうか。  二点目として、現在、市教育委員会に学校用務員として臨時職員を二名配置し、各学校へ出向いて環境整備を行っております。学校からの評価も高く、増員を望む声が多いのですが、増員に向けての市教委の考えについて質問いたします。  二項目めは、給水施設の整備についてであります。  正覚寺地区の数世帯が飲用給水施設の水源であった湧き水が利用できなくなりました。そのため、区長を通じて市に水源確保の改善要求がなされ、県補助事業への申請を行い、事業決定の内示を受けたとのことでありますが、今後はどのように進めていくのでしょうか。  また、西馬城地区では、上矢部から熊・正覚寺にかけて上水道の整備がなされておりません。熊地区からも、多くの世帯が飲料水等の生活用水での量の不足や水質の悪さに長年の間苦労し続けているために、早期の改善を求める要望書が提出されております。生活の基盤である上水道整備についての市の考えをお伺いします。  三項目めの農業関係についての一点目として、農業法人化の推進で一定の成果が出たと思っております。しかし、その後、法人を解散した農事組合があると聞きますが、主な理由と現在の状況をお伺いします。  二点目として、国営かんがい排水事業地区調査、駅館川地区の実施を予定していると聞きます。市内の農業用水路は事業の実施から半世紀近くたちます。現在の状況はどうなっているのでしょうか。また、市としての方針と今後のスケジュールについての考えは。さらに、それに併用して営農計画が必要とのことですが、市としてどのような方向性を持って進めていくのかについて質問をいたします。  最後、四項目めといたしまして、法鏡寺交差点の店舗が八月二十五日をもって閉店となりました。市の主要交差点でもあり、買い物やにぎわいで心配する声をお聞きします。さらに、空き店舗の状況が続くと防犯の面からも心配が重なるとの声も上がっており、市としての対応について質問をいたします。  以上、四項目、六点につきまして一回目の質問を終わります。簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、若山雅敏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、農業関係についての二点目、かんがい排水施設の現状及び市の方針と今後のスケジュール、並びに営農計画の方向性についてでありますが、本市の基幹的な農業水利施設である日出生ダム、日指ダム、頭首工及び幹線水路は、昭和三十九年から五十四年にかけて国営かんがい排水事業で整備をされました。  しかし、整備から半世紀近くたつことから、施設の老朽化による漏水により農業用水の安定供給に支障を来しており、維持管理にも多大な費用と労力を要しております。  このため、国は今年度から三年間で地区調査を行い、かんがい排水事業の必要性や技術的・経済的妥当性を検討するとともに、土地利用の現状、水利状況、重要構造物の耐震性、環境調査といった現状を把握し、事業化のための計画書の策定を行うとのことであります。  市といたしましても、八月に、県、土地改良区等、関係機関で構成する国営かんがい排水事業地区調査(駅館川地区)推進協議会を設立し、基盤と営農が一体となった事業の推進体制を立ち上げたところであります。  今後は小学校区単位で説明会を開催し、宇佐市農業の現状と課題や地区調査の概要について説明し、事業に対する理解を得たいと考えております。  営農計画の方向性につきましては、平成三十年二月に駅館川地域農業振興ビジョンを策定し、これからの本市における営農構想を公表いたしました。  本ビジョンは、水田農業の構造改革、園芸産地の育成、効率的な農業水利システムの構築の三本柱により構成をされ、水田の大区画化や畑地化による園芸品目の導入などの構想を盛り込んでおります。  今後、本構想に基づき、より具体性のある営農計画を策定してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの小中学校の教育環境整備についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  一項目め、小中学校の教育環境整備についての一点目、各小中学校の空調整備の進捗状況はについてですが、小中学校の空調設備は、平成二十八年三月に策定しました第三次宇佐市立学校教育施設整備計画に基づき取り組んでまいりました。  このうち、小学校については、平成二十八年、二十九年度事業で主に普通教室を対象に整備を完了しました。  中学校については、平成三十年度事業で主に普通教室、少人数教室、特別教室の一部を対象に本年八月末で整備が終了したところであり、第三次整備計画に基づいた小中学校の整備は今年度で終了しました。  二点目、学校用務員の配置の増員についての市教委の考えはについてですが、平成二十八年度から学校用務員二名を採用し、各小中学校の草刈りや剪定作業を中心とした環境整備作業を行っています。  平成二十八年度からの二年間は日々雇用で採用していたため、各学校へは年間四回程度の派遣でした。学校から、派遣回数を増やしてほしいとの要望もあり、平成三十年度からは臨時職員として雇用し、各学校へ年間七回程度派遣できるようになりました。  また、今年度、学校用務員それぞれに専用の草刈り機を購入し、作業効率も格段に上がっております。  以前に比べ、学校現場の負担軽減につながっていると考えていますが、まだ学校からの要望に十分対応できていない部分もありますので、今後も学校負担軽減のため、取り組んでまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの給水施設の整備についてを市民生活部長 荒牧 巖君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巖君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の荒牧です。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  二項目め、給水施設の整備についての前段、正覚寺地区の今後の整備の進め方についてですが、今年度、県では公営水道の整備が困難な小規模集落等の水問題を解決するため、市町村の調査に基づき、中長期整備計画を策定し、給水施設整備に取り組む市町村に対し支援を行うことを目的とする小規模給水施設水源確保等支援事業を開始しました。  この事業は、平成二十二年度からの給水施設整備支援事業、平成二十五年度からの小規模給水施設普及支援事業を引き継ぐものであります。  今回、この補助事業で整備を行う正覚寺地区は、現在水源となる湧水の取得箇所がため池に水没し、浄水施設もないため、飲料となるきれいな生活用水を確保することが困難な状態です。また、濁水のため、配水管が頻繁に閉塞断水し、大変苦慮しています。  この状況を解消するために、今年度、現地調査、詳細設計等を行い、新たな水源となるボーリング井戸の掘削を予定しています。  また、配水については、既設管につないで最小限度の配水管を布設する工事を計画しています。  次に、後段の熊地区につきましては、今年度、効果的に事業を実施するために、集落の水問題解決に向けた実態調査及び状況把握を行っていく予定です。  また、上矢部地区の水道整備については、宇佐市水道事業の計画給水区域に含まれていないことから早期の整備は困難であります。今後、現状の把握をすることにより、効果的な整備手法の調査研究に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの農業関係についての一と、四項目めの法鏡寺交差点の店舗についてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  三項目め、農業関係についての一点目、農業法人を解散した農事組合があると聞くが、主な理由と現在の状況はについてですが、農業従事者については、担い手の減少や高齢化が進行する一方で農業の構造改革も進展している昨今において、農業従事者の組織化は効率的な営農を進める上で有用な形態の一つです。  特に、組織が運営面、財政面、若年層の人材確保等の観点から経営基盤を強化するためには法人化することが望ましいことから、本市では法人化を推進し、一定の成果を上げてきたところですが、平成二十八年六月に一法人が解散しています。また、法人化していない任意組織においても、ここ数年で五組織が解散しています。  解散の主な理由については、構成員の高齢化により、組織が維持できなくなったことによるものです。  なお、当該法人や組織が管理していた農地は、他の営農組織や認定農業者が引き継いでいます。  四項目め、法鏡寺交差点の店舗の閉店に伴う買い物、にぎわい、防犯に関する市としての対応についてですが、議員御指摘の店舗は、平成十四年二月に閉店した大手スーパーの後を受け、店舗を賃借して同年九月に開店し、国道十号沿いの交通の要衝にある大型店舗として、地域経済の発展とにぎわい作りに大きく貢献いただきました。  しかしながら、建物の老朽化等の理由により、残念ながら八月二十五日をもって閉店となりました。  なお、店舗の賃貸借契約は九月末までで、店内の片づけ、修繕後、所有者へ引き渡すことと伺っています。  その後の利活用について、建物を所有する会社に問い合わせたところ、今後も賃貸物件として考えており、後継店舗を探しているとのことでありましたので、空き店舗における防犯対策の徹底をお願いしたところです。  市といたしましては、市の中心部に大型店撤退後の空き店舗が長期化することは地域経済並びに雇用に大きな影響が生じることから、宇佐商工会議所等の関係団体と連携して跡地利用の情報収集に努めるとともに、必要に応じて青パトの運行や宇佐警察署へパトロール要請を行うなど、防犯対策を講じてまいります。  以上で答弁を終わります。
    ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一項目めの一点目でありますが、お前が聞くかっちゅうふうに言われるかもわかりませんけど、私のやり残したというか、一番かかわった大きな事業の中でこの点について気がかりなものでありましたので、質問をさせていただきたいと思っております。  小中学校の教育環境整備のエアコン設置についてですが、先ほどの答弁で第三次整備計画での空調設備の整備は今年度で完了ということでありましたが、現在完了した工事は三十年度事業の繰り越しした工事であり、三十一年度でも当初予算に上がっておりますように計画がなされ、予算組みされているということでありますが、この計画については第三次計画に追加されたものということでよろしいでしょうか。また、どういった内容で追加されたのでしょうか。お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。四番 若山議員の再質問にお答えします。  今年度、当初予算のほうにエアコンの実施設計と空調設備の設置工事費を約一億三千万円ほど計上しております。  これにつきましては第三次計画かという御質問ですが、計画自体については、先ほど答弁しましたように、第三次の計画に基づいたものは終了いたしましたが、その後、設置要望等もありまして、今年度また予算を計上したところであります。  内容につきましては、中学校の特別教室について、三次計画までの中で中学校の特別教室につきましては一部を対象に計画しておりまして、まだ残っている特別教室がありました。  中学校の特別教室につきましては、小学校に比べ利用頻度も高くて、学校からの強い要望もありましたので、今年度予算化したという内容になっております。  その空調設備が未設置の全特別教室三十二室につきまして、国の学校施設環境改善交付金を活用して、今年度整備する予定にしております。  なお、現在は実施設計を行っているという段階であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)三次計画は計画段階というか、計画を立案した段階ではそういった形で、小中学校の普通教室を中心にということであったというふうに私も理解をしております。  しかし、今、次長の答弁にもありましたように、昨今の異常な暑さ対策等々でエアコン、空調設備の必要性が当然議論をされた中で、学校要望として当然、特別教室も普通教室並みに利用頻度があるものということで計画に追加されたものというふうに思っております。  つまり、計画に追加されたものでありますから、ぜひとも今年度の予算計上された工事の工事完了をもって第三次の計画完了というふうな認識を持っていただきたいというふうにも希望いたします。  厳しい財政の中で決断をいただいて、これまでエアコンをつけてまいりました。その部分として、交付金を活用してというのが大きな部分だったというふうにも思っております。  今年度に計上した部分につきましても、交付税が決定されるような取り組みを今後もお願いして、ぜひこの計画、事業が完了することを切にお願いを申し上げます。いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えします。  今年度、残りの特別教室の空調設置に向けて予算計上しております。先ほども申しましたように、国の交付金を活用してやっていきたいと考えております。  今、実施設計を行っておりますので、国の交付決定があり次第、着工できるように準備を進めているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いいたします。  続きまして、今説明にもありましたように、中学校については特別教室までということでございましたが、小学校の特別教室についての要望状況と今後の対応についてどうしていくのかお伺いをしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えします。  小学校の特別教室のお尋ねでありますが、小学校の空調設備につきましては、二十八年、二十九年の段階で普通教室を中心に整備をいたしました。  その際に、小学校につきましての特別教室については、図書室とコンピューター教室を対象に、その際一緒に設置をしております。残りの特別教室には実際ついてはおりませんが、小学校の残りの特別教室についての整備計画は現在ありませんけども、学校要望等がありましたら関係課と協議しながら設置に向けた対応をしていきたいと思います。  設置の要望につきましては、今現在、三校から設置要望が上がっているような状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)引き続きの取り組みをお願いしたいというふうにも思っております。  一応の完成も視野に入れながら、今後ですね、長く効率的に使用していくためには維持管理を含めたものが必要だというふうに思っておりますが、その辺の運用指針についてはきちんとしたものがあるのか。また、どのように学校側に対応してもらうのかお伺いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  空調の運用ということですけれども、教育委員会のほうで学校の空調設備運用指針を作っております。この運用指針を毎年校長会のときに説明をさせていただきまして、空調設備の運用につきましてお願いをしているところです。  温度管理や操作、また維持管理について、その指針を使って周知しているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)昨今の本当に異常な暑さという部分でありましたら、きちんとしたものを作りながらも状況に応じた運用にも努めていただきたいというふうにも思います。  また、管理点検の部分では、学校への負担という形はどういった形になっているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  管理運用面ということですが、空調設備を管理していく上で実際的に、具体的に言いますと、フィルターの掃除とかいう管理が発生してきます。  実際には、空調設備を使い始める前、またその途中等でフィルター清掃が必要になってきます。そうすることによって空調設備の長寿命化や省エネにも役立つということで、基本的には学校のほうにお願いしているところではありますが、実際といいますか、先ほど二点目の回答でさせていただきました学校用務員を学校のほうに派遣して、軽作業を行っていただいております。  用務員が行った際に毎日報告書が上がってきますが、実際にはそういうフィルター掃除なんかも用務員が行っているというケースが多くなっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)一点目についての回答というか、二点目に絡んでくるわけですが、今御回答いただいたように、学校用務員さんはさまざまな環境整備に役立っているということで、学校から非常に高い評価を得ているというふうに認識しております。  ただ、今現在二名の配置しかなされておらず、これも答弁にもありましたように、以前からするとかなり人数的というか、雇用条件的に年間を通してずっと使える状況にはなっているわけなんですが、まだまだ学校要望としては多いというふうに思っております。  教育委員会として、どの程度まで把握できているという思いがあればお伺いをしたいのですが。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  この学校用務員につきましては、議員もおっしゃられたように、学校のほうからは大変助かっているというお声はこちらにも届いております。  実際、学校の中には草刈りや剪定、また窓ガラス拭きとか廊下のワックスがけとか、いろんな軽作業があります。そういう環境整備の際に、今配置している学校用務員を活用して作業をしている状況でありますので、今後も学校の負担軽減のためにですね、なるように取り組んでいきたいというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)学校用務員さんについても、教職員の負担軽減について大きくかかわっていただけるものというふうにも思っておりますし、コミュニティスクール等々を進めながら、地域の力も借りながらということだとは思いますけど、ぜひ学校用務員の増員に向けて取り組みを進めていただければというふうに思います。  今後も児童生徒の皆さんがよりよい教育環境で過ごせるように取り組みを進めていただけるよう要望いたします。  続きまして、二項目めの給水施設の整備についてでございますが、決定した正覚寺の事業についてはできるだけ早期の完了をお願いしたいと思いますが、具体的に今年度どういった取り組みというか、工事がなされていくのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  正覚寺につきましては、先ほど答弁の中でもありましたように、まず水源となる井戸の掘削を行いまして、そこから下の、地区に既存の配管につないで水を供給するという形をとります。  一軒だけ上にあるんですけれども、それに対しては湧水から若干浄水施設を引いて供給する形を現時点では考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)その事業が完了すれば、現在要望がなされた部分については解消するという考えでよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  当然、地区のほうにもそういう内容ということは説明しておりますので、それで納得していただけるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)地区のほうからも、早期の整備についてはもちろんのこと、市のほうが働きかけていただいて県の事業に早急に乗せていただいたということについては感謝の意を聞いているところでございます。ぜひとも早期の完成をお願いいたします。  また、上矢部地区については、先ほど申しましたように、上矢部から熊・正覚寺にかけて西馬城のほうでは上水道の施設がないという状況ではありますが、ほかに市内で給水施設の整備がされていない地区はどういった地区で、また、整備についての要望は出ているのかどうかちょっとお伺いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えいたします。  給水施設が整備されていない地区なんですけれども、生活環境課では全体的にどこが整備されていないかというのは把握が今できておりません。  現時点で要望が出ている地区としましては三カ所ありまして、宇佐市の熊、安心院の萱籠、院内の小平の三カ所が今現時点で要望が出ております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)上下水道課の大木でございます。  水道施設ということで、上水道で整備をされていない地区については、旧水道事業ですけども、麻生の一部、長峰校区、横山の伊呂波川の以西です。西馬城校区では、上矢部、正覚寺、熊地区。北馬城校区になりますと、両戒と江熊地区であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)上下水道課長、済いません、そういったところからまだ具体的な要望は水道の部分で上がっているのかどうかお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)上水道については、具体的な要望は給水区域外では出ておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)西馬城についても、上矢部地区のほうは井戸やボーリング等で対応ができているというような状況ではありますが、熊地区につきましては多くの世帯が生活用水で長年苦労しております。  地域全体の課題として取り組もうということでの要望でありますし、井戸やボーリングなど、当然利用はしているのですが、鉄分を多く含むことや泥臭い等、水質が余りよくなく、また水量も不足しているという状況であります。  そのため、家庭ごとに除鉄、鉄を除く部分や滅菌、ろ過装置などの装置や貯水タンクの設置で対応しているところでありますが、しかし機械装置の維持管理等、当然、熊についても高齢化等々が進む中で、著しく家計の負担にもなっている状況であります。  そのため、生活基盤でもある上水道の整備についての要望が出されたということでありますので、その出された要望について、私も要望書のほうを見せていただいたんですが、かなり細かく地区でアンケートをとっていただいたりして、かなり詳しい形での要望書だというふうにも思っておりますが、市として、担当課として、そのような実態についての調査、把握についてはどう対処されているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長 新納でございます。再質問にお答えします。  その要望書の内容、アンケート調査の内容で、水質が悪いとか、水が出ないとか、そういう状況のほうは把握しております。
     それで、答弁の中にもありましたように、そういう状況の調査を今年度行い、調査によって、この状況ではどういう施設がいいかというのをNPO等に入っていただき、こういう状況であればこういう形がいいとかいうのを今年度、計画を立てていこうというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)もう地区には何度か入って、そういった形で協議をしているということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  何度か地区のほうには担当、総括等が入って、調整等は行っております。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)先ほど、熊以外で要望が出ているという箇所がもう二カ所あったと思いますが、そこについての対応も同じような形で進めていくということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  当然、予算を伴う部分もありますし、水質の悪化、水量不足など、いろいろな原因が考えられますので、今後、関係機関と協議しながら、先ほど答弁にもありましたように県の小規模給水施設水源確保等支援事業を活用して、公営水道の整備が困難な小規模集落の水問題の解決にはぜひ努めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。  どうしても上水道、下水道かかわらず、配管というかパイプが必要になってきますので、間の地区、例えば上矢部に上水道が通っていなければ熊、正覚寺には当然行かないというふうにはなると思いますが、でき得ればですね、また将来的には上矢部のほうにも当然引っ越してこられる方等々おるわけですから、同じように上水道があればすぐに活用ができる部分でもございますし、それまでの間と言ったらおかしいんですけど、今の部分で熊、正覚寺、またそれら以外で要望が出ているところの箇所についてはですね、ライフラインですから。  水の確保は市民が安心安全に暮らしていくために絶対的に必要なライフラインであります。その確保については市が責任を持って行っていくものだと思っておりますので、不安を抱いている市民に対して、不安をなくすためにどのような対応、対処ができるか等々、それぞれの地元地区の方々と協議と取り組みを進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、三項目めに移ります。  農業関係についての一点目、解散している農業法人について、答弁にもあったカバーしている営農組織とは、法人などが解散した後の受け皿として地区の営農組織等で、法人は解散したけど、営農組織的なもので残っているというものでしょうか。  また、営農組織としてはそれぞれの法人があるところ以外のところでも十分多くの組織が機能しているということでよろしいのでしょうかお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  先ほど答弁したように、法人は解散しても、その集落の大規模な認定農業者等で引き受けができていますのでカバーできている。  また、その他の法人化していない任意組織等での解散もございますけれども、これにつきましても、個人で大規模化を目指す方々が引き受けているということでして、農地を荒らすというそういった方向にはなっていないということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)先ほどの答弁の中でも、人材の確保や経営基盤の強化等々によって解散したという部分で、狙いがそういった人材の確保や経営基盤の強化といったこと自体が法人化の目的だったというふうにも思いますが、それがなし得ずに解散したという部分であります。  法人の部分で市が関与するという分はなかなか難しいものだと、中までですね、関与できるというのは難しいものだというふうにも理解しておりますけど、市が法人化を進めてきた経営基盤の、それぞれの地区の営農基盤の強化という部分で進めてきたというふうにも思っております。  直接入って云々とかいう部分はできないでしょうけど、市や関係機関含めて、そうした状況になるまでの助言とか相談体制とか、今後の法人についてもそうですけど、そういった体制はとれているのでしょうかお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  法人等を支援する体制についてでございますけれども、宇佐市のですね、集落営農連絡協議会という組織がございます。ここには法人化した集落営農組織、それから任意の集落営農組織が入っております。  そういった方々に対しましては、市主催の視察研修でありますとか、相談受け付け、また県や振興局とともにですね、人材確保、それから経営マネジメント研修、そういった研修を行いながら法人化に向けた取り組み、プラス、今ある法人を解散しない解散回避の方法、そういったものをお示ししながら支援を行っているところでございます。  いずれにしましても、非常に人材不足というのが解散の原因になりますので、集落内での掘り起こしであるとか、UIターン者の活用であるとか、また、近隣の営農組織との合併による相互補完といいますか、そういった方法も今後は探ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今後とも支援を含めた取り組みをお願いしたいというふうに思っております。  二点目の国営かんがい排水事業についての質問でございますが、事業について地区での調査ということで、これから説明会の開催を順次行っていくということをお伺いしております。  どういう範囲を対象として、何カ所ぐらいを予定しているのかお伺いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  今回の説明会につきましては、かんがい排水事業で整備された施設から水が送られている地区を対象に説明会を開催するように予定しております。  その数につきましては、宇佐地域で麻生地区を除く十七小学校区と安心院地域の四地区、院内地域では南院内地区の合計二十二カ所を今のところ予定しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)かなり二十二カ所といったら多くの部分の説明会というふうになるんですが、事業自体はどういった概要のものか、今後詳しくはやっていくんでしょうけど、大まかな概要をお知らせ願えればと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)再質問にお答えいたします。  事業といたしましては国営かんがい排水事業になりますので、昭和三十九年から五十四年にかけまして整備されましたダム二カ所、頭首工、山中部導水路、幹線水路が五本ございます。そういったものの再整備というふうな中身になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今、答弁でありましたように、施設の改修ということになるということなんですか。それとも、併用して計画される営農計画をもとに水路の取りかえというか変更、そういった事業自体が変わるという可能性もあるんでしょうかお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)お答えいたします。  現在の施設につきましては、大規模ほ場整備によります米・麦・大豆を中心とした営農を目的に整備された施設でございます。  ただ、先ほどの最初の答弁でもありますように、駅館川地域農業振興ビジョンに基づきまして、今後どういった営農をするかというような営農計画を策定するようになっております。  その営農計画によって作られる作物の種類で水の利用は大きく変わってきますので、そこら辺を見据えた整備計画を作っていく必要があると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)国営事業完成後というか、計画採択段階で考えることだと思いますけど、それに当然付随して、県営事業等、前回ほ場整備でやった県営事業、ああいった形の事業にも膨れ込んでいくというか、大きな事業としてなっていくというふうに認識してよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)お答えいたします。  議員御指摘のように、国営かんがい排水の施設の下流部ですね、県営かんがい排水事業や大規模ほ場整備等で整備されました水路等施設も同じように老朽化をしております。  また、先ほどから出ております駅館川地域農業振興ビジョンの三本柱の一つでもあります効率的な農業水利システムの構築という観点からも、下流部の水路も一緒に整備する必要があると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)その事業を進めていく中で、一番大きな部分としては当然工事もかかわるんですが、計画のもととなる部分については、先ほど出ておりました営農計画というのが大きな位置を占めてくるものだというふうに考えるんですが、駅館川地域農業振興ビジョンで本市の農業の課題についても事細かくいろいろな観点から挙げておりましたけど、その課題解消に向けての本事業の役割、そのためにどういった営農計画が必要なのかということもちょっとあわせてお伺いしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  ビジョンでの本市の課題の一つは、宇佐市は大分県一のですね、穀倉地帯でありますけれども、米は今非常に価格が安く、所得の確保が難しい状況であります。  よって、米・麦・大豆という農業からの脱却、そのためには高収益の物を作らなきゃならない。それは何かというと、例えば園芸作物であったり他の作物になります。ですから、水田を畑地化していこうというのは一つの課題でございます。  二つ目は、米・麦・大豆でございますけれども、もっと土地を集約しなきゃいけない、もっと大規模化して、低コスト化した水田農業を推進していこうということでございますから、畑地化も必要ですが、今ある田んぼを広く大きくして効率的にしていくという二つの課題がございます。  そして、この二つの課題を解決するために、今水利の仕組みが老朽化していたり、現状に合わない形になっているということから、例えばほ場の大区画化による低コスト化、それから米・麦・大豆の単収向上も必要、それから今言ったような水利施設の労働力負担の増、それから用水計画の変化で農業用水の確保に苦慮している、そういった大きくは三つぐらいのですね、課題がございまして、それを田んぼの大区画であったり、小さな田んぼであったり、畑地化であったり、そこに応じたですね、水利システムを作っていこうというのが今回の国の事業の大きな目的でございますので、それが大きな事業役割だと思っていただきたいと思います。  最後、どういった計画が必要なのかといいますが、簡単に申しますと、この駅館川地域の農業振興ビジョン、これを作っているわけでございますけど、これをより具体性を持った計画へと充実させていくということになります。  そのためには、それぞれの農業者に対して、営農に対する意向調査を実施していって、この地域は水田ゾーンであるとか、この地域は園芸ゾーンであるとか、そういった作物とか区画の規模に応じたゾーン設定を行います。  そして、そのゾーンに対応するような効率的な水利システムを作っていく、導入していく。その基本となる、必要となるのが営農計画であります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)今回の説明会、予定しています説明会では、今日言ったような形での事業の大きな説明ということにとどまるんでしょうか。どこまでの説明会を行う予定なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。お答えいたします。  説明会の概要ですが、今、各地区を取り巻いております農業の現状と課題、ここら辺をまずビジョンに沿って、現状のビジョンで作った調査した中身、現状と課題を皆さんにお知らせするとともに、国営かんがい排水事業とはどういった事業であるかというようなこともあわせて説明会で説明しているような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)先ほどからずっとそういった形で進めていくということでありますが、説明の受け手といたしまして、一番営農計画に関係する先ほどの農業法人や営農組織だとか、そこの辺が中心になっていくべきものだというふうには思いますが、そこの組織が今、揺らいでいるような、揺らいでいると言うとおかしいんですけど、一件の解散、何件かの部分でしかないんですけど、そこがきちんとした組織の運営がなされないと、本当に何年も何十年も続く事業でありますから、その辺の議論はきちんとしていただきたいというふうにも思いますし、実施となればですね、負担金も発生してくる。  負担金をできるだけ安くという部分の思いでこういった事業に取り組むということも十分に理解されますが、当然負担金が発生してくるものであります。  農業基盤の確立について推進する。ぜひともこういった事業をやっていただきたい。当然、農業に従事する人たちにとってはかんがい排水とか水路事業は大事なものでありますから、推進するという方も多くいらっしゃるというふうには思いますし、少し農業から離れて、実際もう土地だけ所有しているという形の方々にも当然負担金が発生してくるものだというふうに思います。  そういった方々の思いがなかなか入りまじった難しい部分だろうというふうには思いますので、そういった部分を含めてさまざまな課題がこの説明会の中でも出てくるんだというふうには思っております。  どうかそういった部分も十分拾い上げて、十分な説明のもとに、また十分な理解の上に進めていっていただきたいというふうに思いますし、担当課として今お答え願った耕地課と農政課といった形での、今現在はそういった対応になっていると思いますが、進み出すと営農計画作成とか、さまざまな事務も増えてくると思いますが、そういった対応は今の現状の部分でずっと進めていこうということでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃるように、今、耕地課と農政課の二課で連携しながら取り組んでいるところでございますけれども、先ほどから何回も出ております営農計画というものがございます。この作成にこの二、三年で最も時間を割くのではなかろうかというふうに考えられております。  よって、農政部門において人員等の増員等を協議しながらですね、対応してまいりたいと考えているところではございます。  また、営農と基盤が両輪で進めていくということは基本でございますが、今後の事業進捗に応じまして対応可能な体制を整備するということは当然必要だろうと考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)体制面も含めてこれから説明会へ入っていくと思いますので、十分な対応方をお願いしたいというふうに思います。  最後、四項目めになりますが、当然、市が所有というか、公共団体が所有している土地施設ではないので、直接の関与というのはなかなか難しいと思いますけど、答弁にもありましたように、関係団体と連携して、跡地利用のにぎわいが早期に取り戻せるような形での情報収集に努めていただきたいというふうにも思いますし、地元の方はやっぱり長期化すると防犯面で心配だという声が上がります。  ぜひともそういった部分についてもう一度、どういった取り組みができるのか、市民の不安をどういった形で払拭をしていくのか、危機管理の体制からお伺いしたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。
    ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えをいたします。  防犯面の心配でありますけども、市では青色パトロールカーを四台運用しておりまして、常時三台で宇佐市内をくまなくパトロールしております。  今回の法鏡寺の大型店舗の件でありますけども、今のところどれぐらい空き店舗になるかっちゅうのはちょっとわかってはおりませんけども、空き店舗周辺を重点コースとして組み込んで、裏の駐車場もありますので、そちらのほうも回りながらしっかり警戒をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)少しでも市民の方が不安を抱かないような取り組みをお願いしたいと思います。  三分残しますが、これで私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、若山雅敏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十二日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後三時三十分 宇佐市議会...