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2019年06月18日 令和元年第3回定例会(第5号) 本文
2019年06月18日 令和元年第3回定例会(第5号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2019-06-18
    2019年06月18日 令和元年第3回定例会(第5号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2019年06月18日:令和元年第3回定例会(第5号) 本文 (275発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (五日目)           開議 午前十時〇一分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年六月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年六月十八日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十一番   │一、市民生活と命の教育について      │市長・教育長┃ ┃衛藤義弘君 │ (1)宇佐市の場合は墓地公園というより各  │および   ┃
    ┃      │  自治区に墓地区画を設け、お盆をはじ  │担当部課長 ┃ ┃      │  めお彼岸、命日、回忌法要など故人お  │      ┃ ┃      │  よび先祖供養を行っています。宗派に  │      ┃ ┃      │  よって違いますが、五供(ごく)と言  │      ┃ ┃      │  って五つをお供えし合唱します。しか  │      ┃ ┃      │  し、その一つである水置き場のないと  │      ┃ ┃      │  ころが多くあると感じています。自宅  │      ┃ ┃      │  から水を持っていく習慣になっていま  │      ┃ ┃      │  す。その原因は墓地に水道管が通って  │      ┃ ┃      │  ない現状があり不都合を感じ得ませ   │      ┃ ┃      │  ん。市民の税金を市民のために使った  │      ┃ ┃      │  らどうでしょうか。          │      ┃ ┃      │ (2)お墓は、故人との縁に思いを馳せ、偲  │      ┃ ┃      │  び、故人に語りかける儀式です。多く  │      ┃ ┃      │  の親戚関係者がお墓参りに訪れます。  │      ┃ ┃      │  子どもたちも両親や祖父母と一緒にお  │      ┃ ┃      │  参りを致します。そこで、お世話にな  │      ┃ ┃      │  った故人や先祖に手を合わせる習慣を  │      ┃ ┃      │  身に着けることは大事であり、命の尊  │      ┃ ┃      │  さを感じてもらう機会にもなります。  │      ┃ ┃      │  小中学校ではこの点の教育はどのよう  │      ┃ ┃      │  に行っているのかお聞きいたします。  │      ┃ ┃      │二、子供たちのために           │      ┃ ┃      │ (1)ニュースで報じられた小中学生のラン  │      ┃ ┃      │  ドセル問題です。学校へ教科書を置い  │      ┃ ┃      │  て帰る「置き勉」一部の学校では、原  │      ┃ ┃      │  則教科書などを自宅へ持ち帰る指導を  │      ┃ ┃      │  行っている現状があります。もっとも  │      ┃ ┃      │  重いランドセルの重さは、ランドセル  │      ┃ ┃      │  を含め平均で六kg(牛乳パック五本   │      ┃ ┃      │  分)と言われています。六kgを背負い  │      ┃ ┃      │  登下校を行っているために腰痛になる  │      ┃ ┃      │  子供たちが増えています。場合による  │      ┃ ┃      │  とそれ以上の重さもあるようです。そ  │      ┃ ┃      │  こで、宇佐市内の小中学校の指導方針  │      ┃ ┃      │  と子供たちの現状をお聞かせくださ   │      ┃ ┃      │  い。                 │      ┃ ┃      │三、介護問題と介護人材不足について    │      ┃ ┃      │ (1)総合事業へのシフトにより要支援一と  │      ┃ ┃      │  二のサービスの類型化で事業前との比  │      ┃ ┃      │  較で支援者に不都合が生じた内容を教  │      ┃ ┃      │  えて下さい。また、生活支援ニーズに  │      ┃ ┃      │  対して多様なサービスを提供するとあ  │      ┃ ┃      │  るが具体的にどう変わったのかもあわ  │      ┃ ┃      │  せお願いしたい。           │      ┃ ┃      │ (2)サービスの充実が図られたと思うが、  │      ┃ ┃      │  要介護者から介護度が下がり要支援者  │      ┃ ┃      │  になったケースもあるようだが、ある  │      ┃ ┃      │  一定時期で結構ですので対象人数を教  │      ┃ ┃      │  えて下さい。また、それによりお風呂  │      ┃ ┃      │  のサービスが受けられなくなるのか。  │      ┃ ┃      │  その訳はなにかお聞きします。     │      ┃ ┃      │四、認知症患者の対策について       │      ┃ ┃      │ (1)認知症の徘徊者の記事や情報をよくお  │      ┃ ┃      │  聞きする事例が多い感じが致します。  │      ┃ ┃      │  市内にどのくらいの徘徊者がいるのか  │      ┃ ┃      │  お聞きします。また、軽度認知障害   │      ┃ ┃      │  (MCI)の疑いのある患者数はどの  │      ┃ ┃      │  くらいかお聞きします。        │      ┃ ┃      │ (2)自宅で認知症の患者をお世話する介護  │      ┃ ┃      │  職員やケアーセンターの対応はどうな  │      ┃ ┃      │  のか。介護課は把握を出来ているのか  │      ┃ ┃      │  お聞きします。            │      ┃ ┃      │五、外国人観光客の受け入れについて    │      ┃ ┃      │ (1)外国人体験型観光が脚光を浴びてい   │      ┃ ┃      │  る。外国人は日本の文化や食文化に関  │      ┃ ┃      │  心を持っています。宇佐市にも体験ツ  │      ┃ ┃      │  アーができる古来の文化や日本の食文  │      ┃ ┃      │  化などがあります。それを活用し観光  │      ┃ ┃      │  客の増加を図るべきではないでしょうか。│      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃六番    │一、地域のために             │市長、教育長┃ ┃川谷光紹君 │ (1)第一次ベビーブームのなかで生まれ   │および   ┃ ┃      │  た、「団塊の世代」が七十五歳以上に  │担当部課長 ┃ ┃      │  なる。二〇二五年頃に様々な問題が起  │      ┃ ┃      │  こるのではないかといわれている。次  │      ┃ ┃      │  の点において、宇佐市での課題と対策  │      ┃ ┃      │  についての概要を伺う。        │      ┃ ┃      │  1)介護・福祉サービスの担い手及び受  │      ┃ ┃      │   け皿について。           │      ┃ ┃      │  2)年金保険給付費や高齢者医療給付な  │      ┃ ┃      │   ど社会保障給付費について。     │      ┃ ┃      │  3)地域の医療体制について。      │      ┃ ┃      │  4)第一次産業の就労者数と後継者の育  │      ┃ ┃      │   成状況について。          │      ┃ ┃      │  5)周辺地域及び市街地に住む高齢者の  │      ┃ ┃      │   買い物や通院などの支援について。  │      ┃ ┃      │ (2)シルバー人材センターでは、高年齢者  │      ┃ ┃      │  の方々が経験と能力を活かし、働くこ  │      ┃ ┃      │  とで地域社会に貢献し、生きがいと追  │      ┃ ┃      │  加的収入を得ている。さらに、専門的  │      ┃ ┃      │  な技術や経験を活かすことのできる政  │      ┃ ┃      │  策を行ってはどうか。         │      ┃ ┃      │二、子どもたちのために          │      ┃ ┃      │ (1)全国学力・学習状況調査について、過  │      ┃ ┃      │  去五年間の宇佐市の状況と、結果を踏  │      ┃ ┃      │  まえたうえでの現在の取り組み状況、  │      ┃ ┃      │  また今後の課題は。          │      ┃ ┃      │ (2)子どもたちが安全に通学できるよう   │      ┃ ┃      │  に、どのような取り組みを行っている  │      ┃
    ┃      │  か。また、周辺地域の子どもたちは、  │      ┃ ┃      │  ひとりで登下校する時間が多いと思わ  │      ┃ ┃      │  れる。県内他市では、地区の放送設備  │      ┃ ┃      │  等を使い小学校や中学校の下校時間を  │      ┃ ┃      │  地域の方々にお知らせしていると聞   │      ┃ ┃      │  く。宇佐市でも取り組んでみてはどう  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)中学校や高校に通学する生徒の交通手  │      ┃ ┃      │  段について、課題と対策について伺   │      ┃ ┃      │  う。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一、子どもの安心安全について       │市長    ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)不審者対策について、警察、学校、家  │および   ┃ ┃      │  庭とどのように連携しているのか。   │担当部課長 ┃ ┃      │ (2)今後の対策をどのように考えているの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)通学路となっている交差点のガードレ  │      ┃ ┃      │  ール設置状況は。           │      ┃ ┃      │ (4)交差点以外でも必要に応じガードレー  │      ┃ ┃      │  ルを設置すべきでは。         │      ┃ ┃      │二、地域の活性化について         │      ┃ ┃      │ (1)現在のまちづくり協議会の数と活動  │      ┃ ┃      │  容、予算の状況について        │      ┃ ┃      │ (2)まちづくり協議会の設立要件である周  │      ┃ ┃      │  辺地域の規定は。           │      ┃ ┃      │ (3)周辺地域以外の活性化についての市の  │      ┃ ┃      │  考え方は。              │      ┃ ┃      │三、都市計画について           │      ┃ ┃      │ (1)県は今年マスタープランの見直しを行  │      ┃ ┃      │  うようだが、宇佐市の見直し予定は。  │      ┃ ┃      │ (2)柳ヶ浦─上拝田線、黒川─松崎線の進  │      ┃ ┃      │  捗状況及び完成予定は。        │      ┃ ┃      │ (3)道づくりは街づくりであると思う。幹  │      ┃ ┃      │  線の整備と農振除外、用途区域の設定  │      ┃ ┃      │  にタイムラグが大きく出ないよう早め  │      ┃ ┃      │  早めに手を打っていくべきでないか。  │      ┃ ┃      │四、はちまんの郷グリーンパーク宇佐につ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │ (1)運営者が変わり一年が経つが、現在の  │      ┃ ┃      │  状況は。               │      ┃ ┃      │ (2)様々な課題が議論されたが、解消され  │      ┃ ┃      │  たのか。               │      ┃ ┃      │五、幼児教育について           │      ┃ ┃      │ (1)県の幼児教育センターが開設された   │      ┃ ┃      │  が、どのように連携をとっていくのか。 │      ┃ ┃      │ (2)十月以降の無償化で浮く財源の行き先  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、十一番 衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)皆さん、おはようございます。十一番、公明党の衛藤義弘です。  最近、高齢者運転による事故や子供への虐待、ひきこもり者の事件、親が子を殺害、子が親を殺害など、暗い事件が頻繁に報道をされています。宇佐市でもそのような課題がたくさんあると考えております。  まず、第一回目の質問をさせていただきます。五項目八点についての質問をさせていただきます。  まず一項目め、市民生活と命の教育について。  一点目、宇佐市の場合は墓地公園というより各自治区に墓地区画を設け、お盆を初めお彼岸、命日、回忌法要など、故人及び先祖供養を行っています。宗派によって違いますが、五供といって五つをお供えし合掌をいたします。しかし、その一つである水置き場のないところが多くあると感じています。自宅から水を持っていく習慣になっております。その原因は、墓地に水道管が通ってない現状があり、不都合を感じます。市民の税金を市民のために使ったらどうでしょうか。  二点目、お盆は故人との縁に思いをはせ、しのび、故人に語りかける儀式でございます。多くの親戚関係者がお墓参りに訪れます。子供たちも、両親や祖父母と一緒にお墓参りをいたします。そこでお世話になった故人や先祖に手を合わせる習慣を身につけることは大事であり、命の尊さを感じてもらう機会にもなります。小中学校では、この点の教育はどのように行っているのかをお聞きいたします。  二項目め、子どもたちのために。  ニュースで報じられた小中学校のランドセル問題です。学校へ教科書を置いて帰る「置き勉」、一部の学校では原則教科書などを自宅へ持ち帰る指導を行っている現状があります。最も重いランドセルの重さは、ランドセルを含め平均で六キロ、牛乳パック五本分と言われています。六キロを背負い登下校を行っているために、腰痛になる子供たちが増えています。場合によると、それ以上の重さもあるようです。  そこで、宇佐市内の小中学校の指導方針と子供たちの現状をお聞かせください。  三項目め、介護問題と介護人材不足について。  一点目、総合事業へのシフトにより、要支援一、二のサービスの類型化で事業前との比較で支援者に不都合が生じた内容を教えてください。また、生活支援ニーズに対して多様なサービスを提供するとあるが、具体的にどう変わったのかもあわせ、お願いいたします。  二点目、サービスの充実が図られたと思うが、要介護者から介護度が下がり、要支援者になったケースもあるようだが、ある一定時期で結構ですので対象人数を教えてください。また、それによりお風呂のサービスが受けられなくなるのか、そのわけは何かをお聞きします。  四項目め、認知症患者の対策について。  一点目、認知症の徘徊者の記事や情報をよくお聞きする事例が多い感じがいたします。市内にどのくらいの徘回者がいるのかをお聞きします。また、軽度認知症障害(MCI)の疑いのある患者数はどのくらいかお聞きをいたします。  二点目、自宅で認知症の患者を世話する介護職員やケアセンターの対応はどうなのか。介護課は把握をできているのかお聞きいたします。  五項目め、外国人観光客の受け入れについて。  一点目、外国人体験型観光が脚光を浴びています。外国人が日本の文化や食文化に関心を持っています。宇佐市にも体験ツアーができる古来の文化や日本の食文化があります。それを活用し、観光客の増加を図るべきではないでしょうか。  以上、第一回目の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、衛藤義弘議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、認知症患者の対策についての一点目の前段、どれぐらいの認知症の徘徊者がいるのかについてでありますが、平成三十一年三月末現在の要介護・要支援認定者のうち、認知症高齢者の日常生活自立度ランクで日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できるランクIIa以上の方は二千二百一人、認定者の五八・七%を占めております。  そのうち、徘徊行動が月一回以上見られる方は百三十九人であり、さらにその中で在宅で歩行が自立している方は三十人となっております。  また、後段の軽度認知障害(MCI)の疑いのある患者数はについてですが、はっきりとした患者数は把握困難でありますが、厚生労働省が六十五歳以上の一三%と推定をしているため、本市の高齢者数で勘案いたしますと、二千五百人程度と考えられます。  次に、二点目、在宅で認知症の患者をお世話する介護職員やケアセンターの対応についてでありますが、市への相談や社会福祉協議会へ委託している認知症対策関連事業地域包括支援センター及び介護事業所などで在宅の認知症高齢者を現在八百六十九名把握して、家族等からの相談対応や介護サービス利用などで支援をしております。  また、各圏域の地域包括支援センターが中心となり、地域の民生委員、区長、老人クラブ、愛育班等で構成される高齢者安心ネットワークにおいても情報を共有し見守りに努めております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの市民生活と命の教育についての一を、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の城でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、市民生活と命の教育についての一点目、墓地に水道管が通っていない現状があり不都合を感じているについてですが、水道事業は水道料金を主たる財源とする公営企業として独立採算を原則に運営されています。  上水道給水区域の墓地への給水については、代表者からの申請があれば給水は可能であります。  水道新設の申請に当たっては、加入負担金と毎月の使用料金及び本管の延長や給水管を敷地に引き込む費用のうち、水道事業者に帰属される管財費を除き利用者負担となります。  現在、住宅や事業所等で恒常的に水道を使用する場合には、本管延長費の一部を水道事業で負担しておりますが、墓地に限らずほかの公共施設においても利用者が負担すべき費用を水道事業で負担することは困難であります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの市民生活と命の教育についての二と、二項目の子供たちのためにを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長の上田でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市民生活と命の教育についての二点目、お墓参りをすることで命の尊さを学ぶ教育はどのように行っているかについてですが、小中学校では学習指導要領に沿って教育課程を実施しております。  お墓参りに限定した学習は行っていませんが、小学校一年生の道徳科の教科書では、日本に昔から伝わる行事としてお盆のことが紹介されているなど、道徳科の学習において家族愛、伝統と文化の尊重等の内容を学習することを通して、命の尊さを学んでおります。  次に、二項目め、ランドセルの重さについて、宇佐市内の小中学校の指導方針と子供たちの現状はについてですが、昨年度文部科学省から通知された「児童生徒の携行品に係る配慮について」に基づき、児童生徒の登下校中の負担軽減のため、何を持ち帰らせるのか、また何を学校に置くこととするかについて、各学校で必要に応じて適切な配慮を講じているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの介護問題と介護人材不足についてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、介護問題と介護人材不足についての一点目、総合事業へのシフトにより要支援者に不都合が生じた内容は、また提供するサービスが具体的にどう変わったかについてですが、本市では平成二十八年度より介護予防訪問介護と介護予防通所介護が、介護予防・日常生活支援総合事業に移行しました。  内容につきましては、要介護認定で要支援一及び要支援二に認定された方が利用していた訪問・通所介護のサービスが、基本チェックリストによりサービス事業対象者と認定された方についても利用できるようになり、利用者の増加につながっています。  また、訪問・通所介護いずれのサービスについても、従前のサービスを緩和した基準によるサービスを実施しており、緩和した基準によるサービスを利用する方は、利用料がそれまでの七割程度の単価になっています。  さらに要支援の方のサービスの種類につきましては、機能訓練を目的とする方や家事の部分的な支援を希望する方、閉じこもり防止や他者との交流の機会を確保したい方など、利用者の目的に応じたサービスを選択することが可能となり、選択肢が増えたことでサービスが拡充されています。また、指定事業者につきましては、既存の介護事業所に加え、NPO法人の参画もあります。  今後も、多様な主体によるサービスや介護予防を充実させ、要支援者等に対する効果的な支援を推進していきたいと考えています。  二点目、要介護者から介護度が下がり要支援者になった人数は、またそれにより入浴サービスが受けられなくなるわけはについてですが、平成三十年度更新申請のあった二千四百十八件のうち、要介護から要支援になった方は百十八件で四・九%でした。  また、入浴サービスにつきましては、本人の心身の状況により、ケアマネジャーが本人と相談しながら作成する居宅サービス計画におきまして、入浴サービスが必要であると計画された方を対象としております。  介護度が軽くなり、在宅での入浴が可能であると判断されれば、入浴サービスを利用しなくなることはあります。
     以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの外国人観光客の受け入れについてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。十一番 衛藤議員の一般質問にお答えいたします。  五項目め、外国人観光客の受け入れについて、体験型観光を活用し観光客の増加を図るべきではについてですが、県内のインバウンド観光客は順調に推移し、二〇一七年の延べ宿泊者数は百三十八万人と全国十二位に、対前年伸び率は全国一位となりました。  今後は、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、アジアからの観光客に加え、欧米などからさらなる外国人観光客の増加が見込まれています。  また、議員御指摘のとおり、近年の旅行は国内外ともに地域や目的を決めた体験型の観光へと変化しています。市としては、フットパスやサイクリング、宇佐神宮の特別参拝、四日市門前町での伝承技術体験、グリーンツーリズムを活用した郷土料理屋や伝統的なお菓子づくりなどのスローフード、ブドウやイチゴのフルーツ狩りなど、自然景観や歴史文化、食文化などの魅力を発信し、滞在時間の拡大を図る観光誘客に努めているところです。  今後も、市観光協会を初め、さまざまな体験型サービスが提供可能な組織や事業者などとも連携し、宇佐の観光資源をさらに磨き、新たな体験型観光など、インバウンド観光客の受け入れ環境の充実に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十一番 衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず最初に、内規では先ほどの答弁のように、無理、負担は困難というような話をされてますが、内規の変更というのはできるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)上下水道課の大木でございます。衛藤議員の再質問にお答えします。  内規ということですが、この内規については水道を引く場合に五十メーターまで市のほうが負担をして延長するというものでございます。この五十メーターの算出根拠としましては、一般的な家庭が管の耐用年数であります四十年使った場合の水道料金で、工事費で元が取れるという言い方は悪いんですけど、採算が合う距離を五十メーターというふうにうちのほうが試算をして設定をしております。  一般的に、家庭であったり事業所であったり、それ以上の水量が見込める場合については、うちのほうがその内規を使ってやるんですが、それ以外の分についてはその内規に当てはまらないということでお断りをさせていただいております。  で、内規の変更につきましては、現在の使用量の収入等を考えますと、変更することは今のところ考えておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)特に都会なんかは、墓地公園なんかの墓参りに来なくて墓が荒れてるというようなニュースも聞きます。宇佐市もその限りではないと思うんですよ。で、そういう人たちがだんだん増えてきてるというのが現状になってます。  何点かですね、今その問題について、どのように市としては考えているのか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。衛藤議員の再質問にお答えします。  「墓地、埋葬法に関する法律」では、法律が昭和二十三年に施行され、平成七年に墓地等の設置に関する許可権限が県知事から市町村に移譲されました。現在、市のほうが把握している墓地が二百四十八カ所ありますが、うちのほうが直接経営している墓地等はございません。基本的には地区の墓地というふうになっておりますので、全体は把握できておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)把握できてないということなんですが、よく私は議員活動の中でね、この点よく聞かれます。で、墓地に水置き場がないところがたくさんあると。で、高齢化してきてて、水を持っていくのも重たいというような、なかなかお墓参りが難しくなってきてるというようなお話を聞きます。  全体から考えたら、旧宇佐市と安心院、院内、麻生とかの中山間地は、ちょっと区分けして考えていかないと悪いと思ってるんですが、その中ですぐそこを上水道が通っていて、二、三メーターで墓地に水置き場ができるような場所とか、十五メーターとかもうわずかな距離でそこまで来てて、墓地まで引けないというのが今の内規で規制をされてる分野だと思うんですね。  で、この辺はですね、私はやはり宇佐市の方々が住んで税金を落としているならば、そういったある程度の規制をかけながらもそういった条件を、管の距離にもよりますけど、そういった補助制度も作ってみたらどうなのかなと考えるんですが、どうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)お答えします。  水道事業者としては、そのような補助制度は考えておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)考えてくださいよ。市長、やはりね、お墓参りって大事だろうと思うんですよ。で、すぐそこまで来て、これは地区で負担せい、墓地会計で負担しなさいとかいうような状況だと、やっぱり何か本当に不具合が生じてるのかなという思いがするんですよ。  で、もう一点ね、先ほど中山間、安心院、院内、麻生とかはちょっとやっぱり距離が遠くて、今みんな墓参りに行くのが大変になってきてて、移す方が多いんですね。家の近くに移したり、ちょっと規制もあるみたいですけど、移すための費用の助成とかね、そういったのもやはり今後考えていかないと悪いんかなというような状況があるんですが、市長の考えを、ちょっと済いません。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)衛藤議員の再質問にお答えをいたします。  墓地のあり方がどうなるかと、どうすべきかというようなことだと思います。やっぱし人口が減ってきて、今までは地域のほうで管理できてたものがですね、だんだん管理できなくなってくるというような状況はですね、これは全国的にですね、発生してる事案ではないかなというふうに思います。  そうした中で一つ象徴的なのが、水道施設であったりだと思いますけども、ちょっとなかなか今、そのあるべき姿がこうだというふうにですね、まだまだ言うような状況に至っておりませんので、少しですね、時間をいただきまして、調査・研究させていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)すぐにどうのこうのはできないと思いますが、やはり市民のためにね、何かできる対策があればと思って、質問をさせていただきました。  では、次に移ります。  最近はですね、親が子供を、子供が親を殺害するとか、生まれた赤ちゃんを虐待し殺害をするような、悲惨な事件や事故が多発をしているように感じます。命の尊さや人間の尊厳を無視する、命を大切にすることが見過ごされているように感じてなりません。  まずは、教育の中で学力や体力、精神力などは培われてはきていると思いますが、ある事例をお話しさせていただきます。  これは、埼玉県深谷市桜ケ丘小学校の鈴木先生が、四年生から六年生を対象に、命の大切さを教える授業を行っております。成果はすぐには出ないし目に見えにくい、だからこそ継続的に行っていると。ある授業では、暴力や悪口を言うことはこういった罪に問われる、こんな刑罰を科せられる、法律で見せたり命のつながりを考えた授業では、自分の先祖の数を予想させた上で、五百年間で約百万人の先祖がいる、この百万人のうち、誰か一人でも欠けていたら君たちはこの世に生まれていないとの資料を見せたり、子供たちの驚きはその時点ではすごかったということです。  先祖の大切さ、命のつながりの尊さ、生まれたことへの感謝などが育まれたと先生は語っております。生まれてから亡くなるまでの人間の生涯の大切さを、教育の現場で、例えばDVDとか資料を使い行う時期が来てるのかなと、私はつくづくそう思います。  今の教育には必要になってきているのではないかと思うんですが、その点、お伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。衛藤議員の再質問にお答えいたします。  今現在、宇佐市では、学習指導要領に沿った教育課程を行っていますが、その中で今議員のおっしゃる命の尊さについては、道徳の教科の中で主に学習をしております。  その道徳、低学年では十九項目、それから中学年で二十項目、高学年二十二項目の内容を学習するようになっておりまして、今おっしゃる命の尊さについても三十五時間の中で必ず行うというふうにしております。  今、命のつながりということをおっしゃられましたが、今現在使っている三年生の教科書の中にも、今議員がおっしゃったような内容でですね、「いのちのまつり」という教材が載っておりまして、その中では、全く今おっしゃられたことと同じように、これは沖縄のお墓参りの様子を題材にした教材なんですけれども、数え切れないほどの先祖で今の自分がいる、そして一人でも欠けたら今の自分はいないというようなのがこの文面の中にもありますし、そういったこと、それは一つの例ですけれども、こういった道徳の中でやはり課題を持って命の大切さについて考え、そして自分の考えを持ち、友達とそれをまた話し合うことで考えを深めていく、そういった考え議論をする道徳というのを今行っておりますので、そういった中で命の尊さというのを培っていくような学習をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)それは、今多忙化する教員の関係もあるんですが、学校ごとに全部違うのか。小学校二十四校、小学校七校ですわね。その中の、例えばそういう教育をされる方はどういった方がされるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  道徳の教科は、基本的にはほぼ担任がするというふうになっておりますし、特設授業として例えばゲストティーチャーを招いてお話をしていただくとか、そういうことは時に応じて学校ごとに考えてやっているというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)教材とかそういう資料とかを使いながらやってきてるとは思うんですが、統一性というか何かそういったのがちょっとまだわからないとこがあるんですけどね。  その鈴木先生は、「長生きするのがいい人生か、金持ちになるのがいい人生か、社会に貢献したり周りの人を幸せにするのがいい人生なのか」と、いろんな問いかけをしながら、子供たちがいろんな考えを聞かせてくれるというように話をされています。これも命の教育なのかなということで語っておられます。  そこでね、私は学校教育課が主導をして、先導してね、先生方の中からそういった命の教育を考えるワーキングチームとかプロジェクトチームとか、そういったのをお互いの共有として作り上げるべきではないかなと思っているんですが、その点はどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  現在のところ、先ほども申したように、教科の中でそういった命の尊さ、それから教科だけではなく学校活動全般において、友達と仲よくするとか、友達のことを大事にするとか、平和を大事にするとか、そういったことも全般的に命の尊さということに根本はつながっていると思っていますので、教科については教科の部会などでもまた情報を交換したり、こういう方を呼んで勉強したら子供たちがとても生き生きと活動できたよとか、そういったような情報も交換していきながら、充実をさせていくことが必要かなというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)やり方はいろいろあろうかと思うんですが、宇佐市はそういうことはないと私は思ってるんですが、やはり生徒の中には強弱もあるし、その辺はね、しっかり学校の先生方が工夫をしながら、やっぱりやっていくというのは大事なことだろうし、各学校の共有という部分も必要だと思いますので、その辺はね、ぜひ教育委員会のほうで率先してね、そういうことを考えていただきたいなと思っていますので、これはもう答弁はよろしいです。  次に移ります。  先ほどの教材のことですが、ランドセル、さっきも申し上げたように、今は普通の教科書以外に与えられたものとかは、どういうのが多いんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  教科書以外の子供たちの学用品ということでありますと、教科書以外の資料集だったりとか、作業帳とかですね、それから地図帳とかもありますし、またそれぞれ技能教科で使う習字道具とか水彩道具とか、そういったものが、体操服とかですね、主なものになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)多分、全部合わせたらかなりの重さになろうかと思うんですね。で、その辺はですね、文科省のほうから「置き勉」という形で、必要な分だけ家に持ってかえって学校にと、その辺は先生方がきちっと生徒さん、児童や子供たちにしっかり言わないと、そういうのはきちっとできないと思います。  その辺はですね、ちょっと私なんか当時は、そういう大きなものを持ってかえったような記憶もないし、勉強してなかったのかもわからないですが、早弁はあったけどね、あったんですけど、やっぱそういう「置き勉」というのは大いにするべきだろうと私も思ってます。  やっぱり子供のときからそういう体に負担がかかるようなことはするべきではないし、子供たちを守っていく一つの手段としては、しっかりこの辺をきちっとしていただきたいなと思ってます。時間の関係でこの程度に。済いません。  そしたら、次ですね、介護問題と介護人材不足ということで、いろいろ今特養の待機者問題とかね、老々介護問題、それからシングル介護、介護鬱、独居高齢者の問題等、課題は山積をしています。  介護予防・日常生活支援総合事業がスタートして二年がたちました。地域でしかわからない市町村が行うことにより、地域の実情に応じて住民の多様な主体が参画し、多様なサービスを提供できていると私は思ってます。地域の支え合い、体制の構築、要支援者等に効果的かつ効率的な支援が可能になることを目指していますが、以上のことを踏まえてね、二年間検証して課題や問題点等があればお聞かせを願います。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課長の岡部です。衛藤議員の再質問にお答えします。  先ほどの答弁では、利用者の増加につながっているということを話しましたが、具体的には平成二十八年三月、当市が平成二十八年度四月から総合事業に移行しましたので、その直前と一年後を比較しますと、介護予防の通所事業が三月で四百二十件、一年後の自立支援と生活応援の通所事業が四百五十七件ということで、これが利用者の増加につながっているというふうにも思いますし、それまでの介護予防のサービスまでいかないでも、例えば閉じこもりとか簡易な理由で、介護やなくて、閉じこもり予防でありますとかさまざまな理由で利用したいという方も受け入れるようになりましたので、そういう成果が出ているのかなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)先ほど、要介護から要支援になった方が百十八名、四・九%ということで、私がちょっと心配してるのは、そういう方々が一、二になっていろんなサービスが受けられるというような答弁だったんで、不都合が生じたり要介護で受けてたのが要支援で受けられなくなったとかいう点はどうなんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えします。  総合事業の話とはちょっとまた違うとは思うんですけども、介護状態が軽くなれば、それだけ全体のサービス量は変わってくるということになります。ですから、デイサービス等の頻度が、週二が週一になったりとかいう上限はあるということになります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)ちょっと私が相談を受けた方が、もう本当脳梗塞になりまして、手足がほとんど動けなくなった、車椅子状況で、家の中でははっていくような感じで動いてると、その方はそれでも精いっぱい、介護給付で支えられながら食事を作ってるちゅうような方が、一度要介護になってたんが要支援に戻ったらしいんですね。そういう状態でも要支援に戻ったと。  で、また今度の六月に認定審査会があるので、その状態でどうなるかわからないんですけど、私が言いたいのは例えばかかわっているケアマネさんとかがおられますよね。かかわる人はまだほかにもおられると思うんですが、介護の職員が市役所から行ってチェックしますよね。そのときに、例えばそういう方たちが一緒につき添ったり、日ごろからその方を見てる方がつき添って判定をしたりね、そういうことをしないと、実際にはこの人にかかわってる方以外の方が行っても、私は判定はできないと思うんですね。  その辺はどのようなチェック体制になってるのかお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  介護認定の調査に行くときは、市から調査員が行きます。もちろん本人にもお伺いして、体がどれだけ動くかという、「ここ」とかも指して見せていただいて、チェックするということになりますが、その際、家族の方に聞き取りをしたりとか、ケアマネの方に立ち会ってもらったりとかいうことで確認をさせていただいております。
     高齢者の方は時々、何といいますか、無理にできるということを言ったりすることもありますので、高齢者のいないところでちょっと「本当にあれでいいんですか」というような話も聞いて、調査員が七十数項目のチェックをするということで、そのチェックと医師からの意見書をあわせて、別途別の介護認定審査会で審査するということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)ぜひその辺はね、しっかりしていただきたいなと思ってます。人によって変わるとかいうことのないように、しっかりお願いをしたいと思います。  それとですね、この総合事業になって要介護認定等を省略した新しい認定の種類ができたんですが、これはどういった、何か要支援一とほぼ同等ということになってるので、具体的にどのようなサービスに影響があるのかお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えします。  平成二十八年度以前は、介護予防ということで要支援か要支援二ということでした。その当時も、認定は受けたけども例えば住宅改造と福祉用具のレンタルだけでいいと、通所介護も訪問介護も要らないという人たちもかなりの数がいたということで、そういった方がもう少し緩やかな基準でできる、デイサービスセンターとかそういうところに行けるようになったということなんですが、認定を受けない方はケアマネによる基本項目のチェックリストというのを受けて、それで該当すれば同じようなサービスプランを立てて、通所介護、訪問介護ができると。その事業所については、NPO法人等で新たな事業者が参画できるようになったということで、制度ができたから認定が下がったということではないというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)今の介護の人材についてちょっとお聞きします。  宇佐市として、今どういう状況にあるのかをお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  宇佐・高田のハローワークで、時々常勤の介護職員の求人率で見ていますが、このところ三倍前後ということで移行しております。それぞれの個別の事業所なんかにお話を伺いますと、やはり夜間の人員がちょっと厳しいでありますとか、ヘルパーが少なくなったでありますとか、そういうような意見は近年よくいただいております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)やはり介護人材が不足しているという現状が宇佐市にもあるということで、そういう見識なのかなと思います。  次に、そしたら認知症に移ります。  認知症患者の対策についてです。やはり、宇佐市内でも徘回者が結構いて、この前高校生が柳ヶ浦高校かな、高校生がうろうろしてる徘回者を見つけて警察から表彰を受けてるとか、高齢の方が見つけていろいろ話を聞いてると、徘回という判断をされて、警察のほうかな、市役所のほうにも通報があったのかもわかりませんが、そういったのが非常に深刻になってきてます。  二〇二五年には、約六百五十万人に上る全ての団塊の世代が七十五歳以上となり、二〇四〇年には高齢者人口がピークを迎えます。公明党は、健康寿命や活動寿命を延ばし、一人一人が生き生きと幸福に暮らし、活躍できる社会を構築することが重要としての問題意識から、「幸齢社会」「幸」の年齢社会を目指していくということで、二〇二五年、六年後ですが、認知症の高齢者が五人に一人の割合となるというデータが出てます。  そこで、自宅で認知症(徘回者を含むんですが)患者を抱えている家族や本人に、どのような支援を行っているのかをお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  当初の回答で申しましたように、介護サービス等で支援しておりますが、そのほかにGPSの機器を貸しつけて、外に出ていったり、一人歩きをするときに、すぐに居場所がわかるような装置を貸し出しを昨年の六月から始めております。今、お貸ししているのが九台、九名の方にお貸ししているという状況です。  また、地域型認知症予防プログラムということで、二十教室行っておりますが、それも年一回検査をして維持している、あるいは改善しているという結果も出ております。  また、さまざまな人と交わったり話をすることも予防になるということが新聞でも言われておりまして、高齢者のふれあいサロンでありますとか、地域に根差した介護予防体操教室を二百数十カ所やっておりますので、そういうことも予防のために拡大していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)課長が言われたのは、多分片方の、認知症になった方じゃなくて守るほうの話をされたと思うんですが、私もいろいろ回る中でね、認知症の方で徘回をされる方の、奥さんが徘回者で御主人と話をしても御主人が全く話を聞こうとしなかったり、その辺がですね、例えばそういう方たちを守っていくためにはどういった対策をとってるのかお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  先ほどのGPSの貸与も一つですけども、歩き回る、徘回することが危険だけども安心して歩き回れるような地域を作っていきたいということで、徘回捜索模擬訓練等を各地域二カ所ずつぐらいですけども行っております。  先ほど発見者が声をかけてくれたというようなことですけど、そういう外に出ても誰かが声をかけて見守ってくれる、導いてくれるというような地域にしたいということで、このような事業を進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)家庭に例えばそういう方が、把握が先ほど百十何人おられるちゅうことで、そういう方たちがどういう状況にあるのか、その家族がどういう状況にあるのかというような、例えば出かけていって、それでその人たちの支援はどのようにやってるのかというのを聞きたかったんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  いわゆる在宅の認知症の高齢者で、徘回が心配される方が三十人ということです。また、こういった方は、認定を受けておりますので、通所介護や訪問介護等で日ごろの生活を支援しているということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)まだまだその対策って、しっかりしたものがない、私はないと思ってるんですが、そこでね、公明党は二〇一七年に政府に提言をして、政府を挙げて取り組むよう訴えています。認知症施策推進基本法案の骨子案を発表し、そこでですね、本人視点を重視することから、本人同士が集い、体験や希望など語り合うミーティングの普及、それから家族の支援として介護休業や休暇制度の充実や取得しやすい環境整備の提案などを行っています。  認知症サポーターの拡大、本人家族の支援にサポートをつなぐ仕組みづくりなどの提言を政府に行って、今から各都道府県や市町村に計画策定、法案が通れば多分そういうふうになると思うんですが、市として今のようなことについての見解をお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  認知症に関する事業は、先ほど議員がおっしゃられました家族それから本人との交流会とかありますけども、それはもう十数年前から「認知症の人と家族の会」というところに委託しまして、定期的に交流会を行っておりますし、認知症サポーター養成講座等ももう毎年行っている状況です。  また、そのほかに、認知症初期集中支援チーム、ドクターも入れたチームで発見したときに集中的に相談に乗ろうというふうな形で、対応をしております。  こういうことは、社会福祉協議会に委託しておりますけども、社会福祉協議会と連携しながら、認知症を正しく理解していただけるような普及啓発に努めているということであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)今後、国のほうからいろんな形で対策が練られると思うんですが、そのときはひとつよろしくお願いをしたいと思います。  五番目、外国人観光客の受け入れについてです。  先ほども答弁いただきました。で、外国人観光客が非常に今、年々増えてきてます。そして、二〇一八年度は三千万人を突破しております。二〇一九年四月現在で千九十八万人、前年比二百九十二万人増加をしてます。外国人消費が二〇一七年では四兆四千百六十二億円ということで、莫大なお金を落としていただいてるということですね。これは、三年前に比べて二倍強ということで、非常にありがたいことだろうと思ってます。  先ほど、大分県の関係で、大分県としては非常に増えてると思っています。大分市とか別府市とかは特に増えてきてるのかなと思ってます。ここに着眼をしないと、やっぱり悪いと思ってます。  今、外国人が特に、先ほども言ったように体験観光ということで、非常にそれが人気を博しているということになってるんですよ。で、これは香川県なんですけど、これは県になってるんですけど、外国人宿泊伸び率、宿泊なんですよ。やはりこの宿泊というのが私は大事だろうと思う。長期滞在とか宿泊とか、そういったことが一番大事な、お金を落として、まあ頼るんじゃないけど、やっぱり経済にも影響があるし、そういうことをやっぱり考えていかないと悪いと思ってます。  特に今、文化財とかね、外国人は結構日本の文化財とか歴史とか、そういったのに非常に興味を持ってる方が多いんですね。だから、そこに着眼しながら、香川県は県内にある重要文化財など五十件を紹介するウエブサイト「さぬき歴史文化探訪ナビ」を開設、新設してるんですが、宇佐市もね、そういったところに着眼しながら、そういった多国言語サービス、それに力をやっぱり入れていかないと悪いんですが、その辺はどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。再質問にお答えいたします。  議員のおっしゃられるとおり、多言語化の情報発信、これは重要なことでございます。本市でも、まず広域連携のほうでツーリズムおおいた「豊の国千年ロマン観光圏」それから六郷満山の誘客推進協議会、そして周防灘の自立促進ということで、これは福岡県の近隣の市町村と一緒にやっております。それから、中津、高田、宇佐、豊後高田と連携をしております。  そんな中で、やはり寺社仏閣の参拝や祈祷、そして当市にある行幸会放生会の行列また勉強会、サイクリング、そういったものもできますよというようなことで情報発信していまして、また特に六郷満山こちらのほうでは多言語化でですね、ホームページの情報発信、多言語のパンフレット対応等もやっております。  また、本市でも先ごろ新聞にも載りましたが、四言語のパンフレットを作ったり、また観光協会と連携してですね、多言語対応ができるような体制を今組んでいるような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)衛藤義弘君。 ◯十一番(衛藤義弘君)ちょっと何か幅が広くて。宇佐市にある文化財とか、そういったのを発信しないと意味がないと思うんですよ。だけん、その辺はどのように考えていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えいたします。  宇佐市でできる体験メニューというようなところで、現在やっていること、それから今後行う予定のこともちょっとお話をさせていただきたいと思っております。  まず、近年ですね、議員さんおっしゃられるとおり、欧米、大洋州を初め、滞在時間が長くなって、個人のテーマ別観光等も増えて、個人型の部分が多くなっております。そんな中で、地元観光資源を生かした体験型で、泊を伴う滞在時間の拡大などが期待されるイベントとして、宇佐市観光協会が行う事業で、地元の企業それから住民組織と協力して行う事業を紹介させていただきます。  本年十一月二十四日に、温泉ガストロノミーツーリズム、こちらを大手航空会社と組んでやります。こちら、安心院中心として温泉地を拠点にしながら、その土地ならではの自然景観そして飲食です、当市ではワイン、焼酎、酒等多数ございます。そして文化、鏝絵、スッポン、和菓子等々、それから歴史、史跡、そういうのを歩きながら楽しむ行事、こちらがございます。 ◯議長(衛藤博幸君)課長、簡潔にお願いします。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)はい。それから、全国鏝絵サミット、こちらも来年秋、準備しております。そして、観光協会のほかに、グリーンツーリズム、フットパス、数珠づくり、人形絵つけ、四日市伝承クラブのもの、それから最近でございますが、宇佐神宮が特別参拝をインバウンド用に始めてございます。こちらも注目すべきところでございます。  それから、神楽の体験、こちらも観光協会がやっております。 ◯議長(衛藤博幸君)時間が……。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)こういったものもありますので、しっかりPRして誘客に努めていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、衛藤義弘議員の一般質問を終結いたします。 ◯十一番(衛藤義弘君)どうもありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇四分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行いたします。  六番 川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)皆さん、こんにちは。予想外に多くの方が傍聴にお見えくださり、大変ありがとうございます。心なしか緊張しているところです。  求道会、六番 川谷光紹です。今回、改選後初めての議会ということもあり、少しお話をさせていただければと思います。  まず、求道会という会派名について、皆さんに少しだけ御紹介できればと思っています。求める道、道を求めていく会ということで、求道会という名前に、四人でともに取り組んでいくことになりました。これはですね、求める道で「キュウドウ」と読めば、神様の道、神への道として正しい道を探していくというあり方です。これをですね、「グドウ」と読めば、今度は仏の正しい道を求めていくということになります。  まさに、神仏習合の地、この宇佐の会派として、そしてまた宇佐神宮の井本議員とともに、お寺のお坊さんの私が同じ会派にいると、こういった神仏習合の会派として適した名前ではないかということで、求道会と、あくまで宇佐神宮に敬意を払い、「グドウカイ」ではなく「キュウドウカイ」という名前でスタートさせていただいたところです。  ちなみになんですが、実はこの話のもととなったのはですね、うちはお寺なんですけれど、入って最初の広間のところに古い時計が、ぜんまい式の壁かけ時計があります。これがですね、明治のころからあるそうです。で、大変古い時計で、今でも父が大事にしていて、年に二回メンテナンスに出すことで今もずっと動き続けています。  それで、「仏の道を求める求道会」とそこに書いてあります。明治時代の終わりに、仏の道を求めていくというのは、大変厳しいものであっただろうなと、それが戦後まで続いたということです。戦時中、どのような思いで仏の道をみんなが学んでいったのか、人としての生きる道を学んでいったのか、戦争というものをどのように受けとめていったのか、そこは私は知るすべはありませんが、知るための努力はこれからも続けていきたいというふうに思っているところです。  また、平成最後の改選が行われました。選挙カーでの走行距離は千キロを超えて、私が歩いた距離は十六万歩を超えました。ここで一つ問題がありました。十六万歩歩いたけれど、私の体重は全く変わりませんでした。自分の神経の図太さというか、自分の中ではナイーブなつもりなんですが、どうもそうでもないようで、それも支えてくださった皆さん方のおかげだなというふうに思っています。  でも、それだけの十六万歩という一歩一歩を刻むことができたのは、その先にいた人々がいたからだと思います。皆さんもそうだと思います。自分の地元だけではなくて、それぞれの周辺地域に出かけ、ふだんはなかなか行かないようなところまで足を運び、そこの皆さん方から「頑張ってね、任せたよ、頼むよ」と、いろんな思いを託されたことかと思います。  今ここにいる議員、私も含めて二十三名、皆さんがそのような思いを受けて議会に立っていることと信じて、一般質問を行っていきたいと思います。少し長くなりましたが、一回目の質問に入らせていただきます。  まず一点目、一項目めですね、地域のためにの一点目、第一次ベビーブームの中で生まれた団塊の世代が七十五歳以上になる二〇二五年ごろに、さまざまな問題が起こるのではないかと言われている。次の点において、宇佐市での課題と対策についての概要を伺う。  一点目、介護・福祉サービスの担い手及び受け皿について。  二点目、年金保険給付費や高齢者医療給付など、社会保障給付費について。  三点目、地域の医療体制について。  四点目、第一次産業の就労者数と後継者の育成状況について。  五点目、周辺地域及び市街地に住む高齢者の買い物や通院などの支援について。
     次に、二項目め、シルバー人材センターでは、高年齢者の方々が経験と能力を生かし働くことで地域社会に貢献し、生きがいと追加的収入を得ている。さらに、専門的な技術や経験を生かすことのできる政策を行ってはどうか。  二項目め、子供たちのためにの一点目、全国学力・学習状況調査について、過去五年間の宇佐市の状況と結果を踏まえた上での現在の取り組み状況、また今後の課題は。  二点目、子供たちが安全に通学できるように、どのような取り組みを行っているか。また、周辺地域の子どもたちは一人で登下校する時間が多いと思われる。県内他市では地区の放送設備等を使い、小学校や中学校の下校時間を地域の方々にお知らせしていると聞く。宇佐市でも取り組んでみてはどうか。  三点目、中学校や高校に通学する生徒の交通手段について、課題と対策について伺う。  以上、一回目の質問を終わります。簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、地域のためにの二点目、高年齢者の専門的な技術や経験を生かすことのできる政策についてでありますが、宇佐市における高年齢者の就業先の一つであるシルバー人材センターでは、昨年度四百十名の会員が約二億二千万円もの仕事を請け負い、それぞれの経験と能力を発揮する中で地域社会に貢献をいたしております。  しかしながら、ハローワークやシルバー人材センターに行っても選択肢が限られ、専門的な技術や経験を生かす仕事が見つけられずに、働くことをあきらめてしまっている人が少なくないのではないかと思われます。  厚生労働省が平成三十年七月に作成した資料によりますと、高齢者就業の現状と課題として、働きたいが働けていない割合が六十五歳から六十九歳で二二%、七十歳から七十四歳で二七%あり、また高齢者の七、八割の方が非正規雇用を望み、希望する月収は十万円未満が過半数とのことであります。  これらの課題を解決するために、高年齢者の就業希望ニーズに応えつつ、その高年齢者の力をそれぞれの地域が有する課題の解決に生かしていくような先駆的なモデル地域を求めて、生涯現役促進地域連携事業を創設しております。  市としましては、大分労働局や宇佐公共職業安定所と連携しながら、本事業の可能性等について調査・研究していきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め、子供たちのためにの一を教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、こんにちは。教育長の竹内でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、子供たちのためにについての一点目、全国学力・学習状況調査について、過去五年間の宇佐市の状況と現在の取り組み状況、今後の課題はについてですが、全国学力・学習状況調査は、小学校六年生と中学校三年生を対象に実施されています。  本市の過去五年間の状況は、小学校においては毎年各教科ともに全国平均正答率を超えておりました。また、中学校においては、年々右肩上がりに力をつけ、昨年度は数学Bの分野がわずかに全国平均に達しなかったものの、国語A・B、数学A、理科の四分野で全国平均正答率を超える結果でありました。  これは、各校での児童生徒の実態に応じた習熟度別指導など、学習指導法の工夫・改善とともに、市内中学校での合同の教科部会の開催など、学力向上の取り組みを継続していることが成果につながっていると考えております。  しかし、数学等の活用力や読解力に課題が残されており、今後も学びに向かう力と思考力・判断力・表現力を育む授業改善や、指導法の工夫に努めるとともに、新たな学力向上対策事業による基礎的読解力の向上を目指した検討を組織的に進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの地域ためにの一の、その一からその三を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにの一点目、団塊の世代が七十五歳以上になる二〇二五年ころの宇佐市での課題と対策についてのその一、介護・福祉サービスの担い手及び受け皿についてですが、本市が二〇一八年三月に策定した第七期介護保険事業計画によりますと、二〇一七年の六十五歳以上人口が一万九千六百六十七人で、三四・六%、七十五歳以上人口が一万六百九十九人で一八・九%のところ、二〇二五年には六十五歳以上人口が一万九千二百十四人で三七・二%、七十五歳以上人口が一万一千二百一人で二一・七%となり、要介護・要支援認定者数が二〇一七年の三千七百三十五人から、二〇二五年には三千九百二十人に増加することが予測されています。  これに伴い、既に全国的に問題となっている介護人材不足が本市におきましても課題として挙げられます。本市では、人材が確保できないことにより、一部のサービスが休止されたり、介護事業所が廃止されることや施設整備の公募においても応募がない、または少ないという状況か生じております。  対策といたしましては、関係機関・団体と連携を図りながら、人材確保に向けた支援策等の情報提供を行うとともに、今後も増加が予想される高齢者等の受け皿となる施設整備につきましても、三年ごとに見直される介護保険事業計画の策定過程におきまして、人材不足の状況や高齢者の生活状況等ニーズを十分に踏まえた検討を行い、計画的かつバランスのとれた施設整備が行えるよう努めてまいります。  次に、その二、年金保険給付費や高齢者医療給付など社会保障給付費についてですが、国民年金制度は一生を通じて安心して生活を営めるよう突然の病気や事故、老齢などによる経済的不安の解消を図るため、各種制度を整備しています。二〇二五年ごろには社会保障費の急増が予想されていますので、国は年金制度を初め社会保障制度の見直しに着手しております。  本市としましても、市民の福祉の向上のため各種制度との連携も含め、制度を必要とする方に必要なサービスが適切に受けられるよう、引き続き別府年金事務所や関係課と連携をとりながら、周知・啓発に取り組んでまいります。  また、高齢者医療給付は、平成二十年度より大分県後期高齢者医療広域連合が所管しております。本市としましても、二〇二五年に向け起こり得る問題を想定し、広域連合と連携をとり対応するとともに、二十代、三十代の若人健診や四十歳から対象となる国民健康保険加入者の特定健診など、早い段階から疾病予防や健康づくりなどのための保健事業に力を入れ、後期高齢者医療費の抑制につなげるよう努めてまいります。  その三、地域医療体制についてですが、高齢者が可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域の包括的な支援サービス提供体制の構築が必要になってきます。  今後、医療のニーズが多様化し、医師や医療職員不足、社会保障費の増大など考えられる中で、誰もが安心して医療を受けることができるよう、宇佐市医師会や関係機関と連携しながら、医療提供体制の整備の充実を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの地域のためにの一のその四を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにの一点目、団塊の世代が七十五歳以上になる二〇二五年ごろの宇佐市での課題と対策についてのその四、第一次産業の就労者数と後継者の育成状況についてですが、平成二十七年国勢調査による第一次産業就業者数は三千二十八人となっており、内訳は農業が二千七百四十人、林業が百七十五人、漁業が百十三人となっています。  県や市が支援を行っている後継者の育成状況ですが、農業関係では新規就農者の技術研修、就農支援等を一体化して行う「ぶどうの就農学校」や味一ねぎトレーニングファームを設置しており、独立自営もしくは農業法人などに就職しています。  林業関係では、おおいた林業アカデミー研修制度を活用し、林業の知識や技術を習得した方が森林組合などに就職しています。また、干しシイタケ生産に的を絞った就業前研修制度の活用や、原木シイタケ栽培新規参入者研修など、林業後継者の育成及び新規参入者への就労拡充支援を行っています。  水産関係では、県が実施する新規就農者確保のための支援として、漁業担い手総合対策事業を活用した漁業学校研修や、新規就業支援により後継者の育成が図られるよう、現在県や県漁協宇佐支店と協議を行っています。  今後も、国・県の施策を活用しながら、後継者の確保・育成に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの地域のためにの一のその五を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、こんにちは。総務部長の久保でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、地域のためにの一点目、団塊の世代が七十五歳以上になる二〇二〇年ごろの宇佐市での課題と対策についてのその五、周辺地域及び市街地に住む高齢者の買い物や通院などの支援についでですが、現在高齢者の日常生活の移動手段として、コミュニティバスを通院や買い物等に利用していただいております。  利用者のアンケートでは、一定程度の満足はいただいていますが、地域の高齢者の多くは自家用車での行動が主体となっております。昨今の高齢者による交通事故の増加などから、今後は免許返納者が増えることが予想され、コミュニティバス等の公共交通の充実を図る必要があります。しかし、事業者が抱える運転手不足等の問題を考えると、公共交通だけで全ての解決は難しい現状があります。  今後は、医療や介護、福祉、商業あるいは地域住民による横断的な取り組みなど多様な手段により、いわゆる二〇二五年問題に備えていく必要があると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、二項目めの子供たちのためにの二、三を教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子供たちのためにについての二点目、子供たちが安全に通学できるようにどのような取り組みを行っているかについてですが、各学校では安全な登下校についての学習や交通安全教室等の体験的活動により、危険から身を守る行動を身につけております。  登下校については、各学校区で多くの保護者・地域の方々の協力や、警察、危機管理課の青色パトロールカーによる巡回により、児童生徒の登下校を見守っていただいております。  議員御指摘の地区の放送設備等の活用につきましては、市全体の取り組みとすることは難しいですが、地域の協力をいただければ有効な方策の一つであろうと考えます。  三点目、中学や高校に通学する生徒の交通手段についての課題と対策はについてですが、現在中学生の通学における交通手段は、主として自転車やスクールバス、路線バス等であります。  今後、路線バスの廃止等の課題が考えられますが、通学に支障を来すことのないよう、市教育委員会として対応してまいります。  高等学校については、市内四校の校長と市長との懇談会で、各高等学校が抱える課題を協議し、課題解決のための取り組みを進めているところです。中でも、通学に関しては多くの課題があり、JRや路線バスの時刻や本数、自転車通学による曲がり角の車の飛び出しや道路の損傷、部活帰りの道が暗い等が挙げられています。  その中で、路線バスについてはダイヤの改善の協議を進めているところであり、通学路の街灯については、地域の協力をいただければ設置できるよう取り組みも行っているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  六番 川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)丁寧な回答ありがとうございました。自分が最初に、冒頭長く話し過ぎたせいか、いつもより持ち時間が少なくなってしまいましたので、簡単に質問を重ねていくことで議論を深めていきたいというふうに思っています。  今回、二〇二五年問題の中でですね、やはり高齢者の方々が安心して暮らせるということがまず何よりもだなというふうに思いました。  私のすごく恩師というか、もう亡くなられたんですが、あるお坊さんがいらっしゃいまして、その方がよく言ってました。これはまた有名な詩らしいんですけれど、「子供叱るな 来た道じゃ 年寄り笑うな 行く道じゃ 行く道 来た道二人旅 今日通り直しのきかぬ道」というのがありました。自分たちにとって、今をしっかりと生きていくということは、これから今までの来た道、子供のときの来た道と、そして未来の老いていく高齢者になっての道、この三つがしっかりとしていて初めて今自分たちの立つ位置がはっきりとするんだなというふうに思っているところです。  やはり、今だけではなくて、過去と現在と、そして未来、この三つが一直線にしっかりとつながって、宇佐市民の方々が安心・安全な生活をこの宇佐で行っていける、していけるものだと信じています。  その中で、先日宇佐市の第七期介護保険事業計画・高齢者福祉計画のほうを見させていただきました。もう大変事業が多岐にわたっており、こうやって気になるところを附箋でしたところ、もうたくさん附箋だらけで。これを一つ一つ質問していくと大変な時間になるかと思います。なので、気になった点だけ抜粋しながらやっていきたいと思うんですが、今回のこの第七期の介護保険事業計画の一番の主要なテーマは、地域包括ケアシステムをさらに深めていこうというところにあろうかと思います。そういうふうに私は読み取りました。  このまず、地域包括ケアシステムの概要について、説明をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)川谷議員の再質問にお答えします。介護保険課長 岡部です。  地域包括ケアシステムをちょっと一言で言うと、ちょっと思い浮かびませんけども、地域包括支援センターそれからいろんな機関、人がかかわって、自分の地域のことを自分で解決できるような仕組みを作っていこうというような動きの中で、事業者も入っていくというようなイメージでございまして、丸ごと自分のこと、困ったことはなるべく地域の方で解決していく、地域の方でできないところは隣の地域の方の力をかりるというようなシステムでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)これからはですね、今までよく防災の中では自助、共助、公助と言われているわけですが、この地域包括ケアシステムの中ではその自助、共助、公助に加えて互助、お互いに助け合う互助というものが加わって、四つの視点で支え合いをやっていきましょうということで、地域みんなで高齢者の方々の暮らしの安心を支えていきましょうというシステムのように思います。  ただ、この中でですね、自分がこの互助について、特にボランティア、地域の方々同士での助け合いという点、これは大変すばらしくて、今は十分な取り組みができてると思うんですが、これも恐らく今の二〇二五年に向けての期間限定のものなのかなというふうに自分は思っています。  というのもですね、私たち世代、団塊世代の団塊ジュニアは、ちょうど高校卒業するときがバブルの崩壊で、大学を出て就職しようかというときはもう就職氷河期と呼ばれる時代でした。その中で、私の友達たちの多くは非正規雇用で働いたり人材派遣で働いたりと、なかなか定額の所得がない、またそして社会保障のとても少ない状況の中で働いている友達が多くいるように思います。それがゆえに、結婚もおくれて今の少子化というような問題も生まれてきたのかなというふうに思っているところですが、その中で将来的には定年がですね、今六十五歳まで引き上げられてるところですが、七十歳までの引き上げの議論もあろうかというふうに思います。  その中で、七十歳で定年になったときに、社会の中で今まで働いてきた方々がこれから七十で地域に帰ってきたときに、地域を支えるボランティアの力にそこまで頼ることができるのかなというふうに思っているところです。  なので、まず私たち世代がこれからの高齢者の皆さん方を支えていくというのを概念に持ちながら、この地域包括ケアシステムを考えたときには、やはりですね、どこもやっぱり共助、公助の部分、行政からの支援というのが大変必要になってくるところなんだろうなと。やはり今段階ではですね、地域の見守り、特に高齢者の方々が大変やってくださっているんですが、これからすごく公助のですね、必要性というのをまた感じているところです。  この介護計画の四十九ページに、今後の計画の理念・方針ということで「生き生きと、分かち合い、住み続けられるふるさと宇佐」というふうに書いてあるわけなんですが、ここで一点目、四つの基本方針がありまして、一つ目が健やかなまちづくり、二点目が分かち合うまちづくり、三、生きがいのあるまちづくり、四、安心して暮らせるまちづくりとあるわけです。  この二点目の、分かち合うまちづくりについて質問をさせていただきたいと思います。この分かち合うまちづくりは、何を分かち合うということで理解すればよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  先ほども少し触れましたけども、「我が事・丸ごと地域共生社会」の実現を目指すということで、自分たちの地域の自分たちの困り事を、地域の方と分かち合いながら解決していこうという取り組みでございまして、具体的には県内各地にもありますが、住民の有償型ボランティアといいますか、電球一個かえて百円、二百円ですというようなサービスを提供したりとか、買い物とか草刈りとかそういうことも含めてこれからできるような体制を作っていこうというふうに考えておりまして、今東院まちづくり協議会でそれができないかというような協議を進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)有償ボランティアという考え方で、有償というかお金なんですが、それはやっぱり気持ちというか、ありがとうの気持ちのあらわれということで、それがまた無理なく、そして継続的に持続的にできるように、ぜひ東院がされるということであれば、市としても応援していただいて、そこの先進例をまた宇佐市全体に広げていけるようにお願いできればなというふうに思います。  地域の皆さん方で支え合う、とても大切なことだと思います。その中で、今特に地域の中で行われている活動が、介護予防教室であったり、高齢者ふれあいサロン事業だと思います。それぞれ、高齢者の介護予防教室であったり、高齢者ふれあいサロン事業の中で、今現在年十カ所程度の新設となっていますとあります。  でも、計画では二十カ所以上を目標としているとあるんですが、これが年二十カ所の目標が十カ所にとどまっている理由を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  介護保険事業計画の中では、例えば高齢者ふれあいサロンは平成三十二年度に百六十六カ所ということの目標を掲げております。今現在、百五カ所です。これを、大きなペースで増やしていかないと、なかなか目標達成できないということは十分感じております。  で、ちょっとどういうことなのかなと私なりに分析いたしますと、今自治区は三百四十六あります。この事業は、高齢者サロンも地域に根差した介護予防事業も地区の公民館でやっていただくということで、自治区にある公民館でやっていただく、歩いていけるところでやっていただく事業でございまして、自治区が三百四十六あるうちの二十世帯以下が百十四あります。で、残りが二百三十二です。十人以上のグループでやってもらうという縛りもありますので、その二百三十二の中でやっていただくということになりますと、今地域でのいわゆるサロンでありますとか、介護予防教室などが二百六十七あります。だから、少し飽和状態なのかなというふうに思っておりまして、具体的にはもう世話ができなくなってやめていくところ、また新規に出てくるところということで、徐々には増えておりますが、増え方は少し徐々にという感じになってきてるということであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)今現在、飽和状態に近いところの中で、新しくできたり、そしてやめられて閉鎖されていくところがあるというふうな説明がありましたが、特に介護予防教室になると、それが顕著にあらわれているように思います。  例えば、平成二十七年度では百四十七カ所あったものが、平成二十九年度では百四十三カ所に減っていて、それから計画としては上がっていってるんですが、なかなか実情としては厳しいように思っているところです。  しかし、この介護計画の中を見るとですね、本当によくできていてというか、よく皆さん方が調査から、そしてどうするべきなのかという検討が重ねられていて、この第七期の介護予防事業計画の中の三十九ページの中にはですね、そういった地域活動の推進についての課題までしっかりとPDCAに基づいてされているというふうに私は認識しているところです。  少し読ませてください。「宇佐市では既に、高齢者ふれあいサロン、地域に根ざした介護予防教室、認知症予防教室が開催されています。こうした活動に積極的に取り組むことで、介護予防等のさまざまな効果が見込まれますが、これらの参加者の割合は、高齢者ふれあいサロンが一三・三%、地域に根ざした介護予防教室が一六・三%、認知症予防教室が七・八%となっています。  参加していない理由としては、「必要がない」という回答の割合がいずれにおいても三五%前後と大きな割合を占めています。しかし、その反面、「参加の仕方がわからない」という回答の割合が高齢者ふれあいサロンで五・七%、地域に根ざした介護予防教室で五・六%、認知症予防教室で七%となっており、さらに「近くで開催されない」「交通手段がない」がいずれも二〇%前後で推移しています。  これらのことから、参加していないと回答した方の中にも、今後の事業展開で地域活動への参加が見込まれる潜在的な参加者が一定数いることが酌み取れます。  今後は、こうした潜在的な参加者の掘り起こしを行っていきながら、地域活動の推進を図ることが重要であると考えらえます」というふうにあります。  要は、課題としては大きく二つですね。一つは皆さんにこの必要性を、事業の取り組みを知っていただくことがまず一つ、そして二つ目が、行かない理由の五人に一人は「近くでない」ということですよね。当然、基本的には自治区の中で公民館等を利用してするものなので、歩いていけるところが多いかとは思います。ただ、今さっきも言われたように、少人数の自治区、特に周辺地域では自治区の面積も広くて、なかなか高齢者が行こうと思ったときには行けないのかなというふうに思うところです。  この二点が今までPDCAの中で課題として出てきているわけです。これに対して、今現在取り組まれていることがありましたら教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。
    ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  まず、サロン等を増やしていく方策ですけども、社会福祉協議会のホームページ、それから宇佐市のホームページに載せるということと、市報それから社協だよりに載せるということで、募集を図っております。  ここには、近くで開催されないということもありますが、やはり基本は歩いていけるところでやってほしいということで進めておりますし、近くでないところはこれはまた少し足が要るんですけども、武道場でありますとか院内支所の中でありますとか、安心院の健康福祉センター、そういうところで定期的に体操教室を行って参加していただいているというふうな状況で、なかなか思ったとおりの増加に結びつくようなことはちょっとできていないというのが実情でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ぜひ今後とも広報活動を続けていただいて、今健康だからこそこの予防教室が必要なんですよということで、ぜひ行っていただけるような声かけをしていただければなと思います。  サラリーマン川柳でしたか、何かあったように思いますが、車に乗ってジムに行ってチャリをこぐみたいなね。それだったら、スポーツジムに行くのに自転車で行けばいいわけですよね。でも、実際は車で行ってそこで自転車をこいだり、ランニングマシーンに乗ったりしているような状況を考えたときには、やはりその自治区の中にそういったものがあれば、地域の方々と一緒にですね、なって、歩きながら一緒に会話を楽しみながら、また季節を感じながら歩いてできれば行けるといいなというふうに思います。  だからこれ、健康なときから必要なこれは教室なんですよ、認知症が心配になってから行くんじゃないんですよというのをですね、もう一度改めて周知していただければというふうに思うところです。  また、先ほど柔剣道場であったりとか院内支所であったり等のところで、また大規模なそういった予防教室が行われてるというふうにありました。そういうときこそ企画財政課の出番なのかなと、コミュニティバスの出番なのかなというふうに思っているところです。  コミュニティバスの本当の利用についてというところで、一番最初にちょっとですね、後で述べようと思ってたんですが、コミュニティバスが今年間でかなりの費用がかかってるんですが、それをじゃあ削減すればいいのかというとそうではなくて、コミュニティバスの費用を削減したことによって、高齢者の方々が外に出歩かなくなって、そしてそれによって医療費の増加等が見込まれると。  なので、結局事業をすることによって、コミュニティバスの運行費用を支払うことによって、投資することによって、そういったコストが抑えられているんですよというような考え方があったので、ぜひそういった大きな介護予防教室等があったときには、コミュニティバスとの協力を、また課の中で図っていっていただければなというふうに思います。  それでは、なかなかたくさんになってしまって申しわけないんですが、最後に一点だけ、宇佐市ではたくさんの事業が行われていることがわかりました、高齢者に対してですね。その中で、すごく特徴的なものがありましたので、そこについての説明だけお願いできればなと思います。  介護療養型医療施設が、平成三十七年にはゼロ件になり、介護医療院(平成三十七年度は介護療養型医療施設を含む)と書いてあるんですが、そこが平成三十二年からどんどん一気に広がって、平成三十七年度からかなり大きく伸びています。ということは、恐らく国の政策としても、介護療養型医療施設から介護医療院型に変わっていこうというふうになっていると思うんですが、この違いの説明を最後にお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)お答えいたします。  介護療養型医療施設は、今ベッド数で三十宇佐市にあります。ここは、療養所の管理、看護、医学的管理下のもと、介護等の世話、機能訓練等の必要な医療を行うことを目的する施設です。これが、平成三十七年には介護療養型医療施設がなくなって、転換施設として介護医療院というのが創設されました。  ここは、利用者の生活様式に配慮してプライバシーが確保できるような施設ということで、最大限生活施設としての機能を備えたということで個室的な配慮を、施設としてはカーテンとかで区切るのではなくて、パーテーションなり家具なりでしっかりプライバシーが確保できるような個室を備えるということで、生活施設としての体裁を整えるというような施設になっております。  全てがこれに移行するかどうかはわかりませんが、そういうふうな施設になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ぜひ国としての制度に則って、同じように歩調を合わせて進めていっていただきたいなというふうに思っているところです。  それでは、続いてなんですが、二点目の年金保険給付費等なんですが、今年金の二千万円問題とよく国会等で問題になってますが、自分はですね、二千万円とか三千万円とか言われてるんですけれど、実はこれ、余り参考にはならないんじゃないのかなというふうに思っているところです。  というのもですね、自分のおじさんに当たるんですが、おじさんが阪神・淡路の大震災を経験しました。そのときに言った一言がすごく心に残っています。「お金で残すのか、それとも経験で残すのか、どちらかで残すんだったら経験で残しなさい」というふうに言われました。  お金や物というのは、何か大きなものがあったときには、いざとなったらもう全部なくなってしまうんだよと。あと残り三十年以内に八〇%の確率で南海トラフが起きると言われているわけですよね。そのときに遭う被災地というのは、今までに経験したことのない東京や名古屋、大阪といった大都市ですよね。そういったところがなったときには、今までのこういった計画全てが崩れてしまうんじゃないのかなというふうに思います。  そう考えたら、阪神の大震災を経験したおじの言うところの、やはり経験で残す、どういった時代でも生き抜いていく力を身につけていく、そしてそのためのお互い地域の皆さんで支え合っていくという力が必要なんだなというふうに感じているところです。  ただ、そういっても、毎日の生活、このふだんの生活があるわけです。ちなみになんですが、今宇佐市で生活保護受給者の数がかなり、そしてまた生活保護費等がかなりの高額になっていますが、一人当たりというか、この宇佐市でいただける、本当に生活に困ったときの生活保護費というのは幾らでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)川谷議員の再質問にお答えします。福祉課長 奥野でございます。  生活保護の受給者の状況ということでございます。 ◯六番(川谷光紹君)金額だけで結構です。 ◯福祉課長(奥野博文君)済みません、今その資料を手元に持ち合わせておりません。大変申しわけありません。お時間をいただいて、後で答えさせていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)済みません、十分なヒアリングをしていない自分が悪いんですけれど。生活保護費として、例えばですよ、生活保護費が十五万円でその人の収入が十万円あったとしたら、五万円が生活保護費として受け取れるというふうに自分は認識してるんですが、そういった形でよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)生活保護費につきまして、生活保護の基準というものがございまして、そこから御本人の収入というものを認定いたしまして、その差額について支給をするというものでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)そうですね。要は、家庭状況とか子供の数であったりとかで、生活保護費が変わっていくということですよね。で、それでいったときに、例えばなんですが、じゃあ六十五歳の高齢者の二人暮らしの世帯の方がいただける生活保護費の満額は幾らですか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(奥野博文君)申しわけありません。それも資料が手元にございません。後ほどお答えをさせていただきます。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)そうですね、生活保護費というのが宇佐市で暮らすのに文化的で最低限度の生活を営むために必要な経費と思ったもので、基本的に簡単に数字が出るものなのかなと思ったんですが、そういうふうではないということでよろしいですね。  では、それを前提として進めていきたいと思います。またちょっと九月議会でこの件については質問させていただきたいと思いますので、それまでにまた十分なヒアリングを行っていきたいと思います。  それでは、次の二点目に進みます。  平成三十一年度二月一日にですね、第二十八回社会保障審議会が厚生労働省で行われました。その中でですね、高齢者の方々の働く意欲がある、その高齢者の方々が実際は就業ニーズがかなっていないというのが、六十五歳から六十九歳で四四・三%、収入を伴う仕事をしたいという方が六五・四%でした。この差というのが、実際の違いになっているのかなと。例えば、専門的な技術や知識を持った方々がシルバー人材センターではなかなか発揮ができない。で、またそういった仕事が得意ではないということで、働きたいけれども働けていない方々が約二〇%いらっしゃると。その中で、じゃあなぜ働きたいんですかといったときには、約五〇%以上、五二%の方が「経済上の理由により」と、そして一五%の方が「生きがいや社会参加のため」と、「頼まれたから」という方が一〇%いるわけです。  こういった厚生労働省が、高齢者の方々が人生百年時代というのを見通して、高齢者の方々も社会参加していっていただきたいということで、新たな事業を始めていると思います。それが先ほど説明にあった生涯現役促進地域連携事業です。  この生涯現役促進地域連携事業について、今市、特に商工振興課になろうと思いますが、考え方を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  まず、今議員さんが言われました生涯現役促進地域連携事業について若干説明させていただきます。  これは、雇用保険法に基づく雇用安定事業等で国からの委託事業として受けるような形になります。「高年齢者の雇用の安定に関する法律」第三十五条に基づきまして、地域の実情に応じて高年齢者の多様な就業機会の確保について協議を行う組織をまず作る必要があります。その組織には、地方公共団体はもちろんのこと、例えばシルバー人材センターとか、商工会議所、商工会、例えば社会福祉協会などの組織をまず作る必要があります。  そして、それについて協議会においてどんなことをしたいんだ、地域の課題はこんなことがあるので、それを解決するためにこんな雇用を生んでいきたいんだというような形で事業をまず考えていく必要があります。  それを、国のほうに出向いてプレゼンをした後に、厚生労働大臣から認められたところに対してその事業が行われるというような形になっております。  私としましても、四月からこの職につきこの事業を今勉強しているところでありますが、地域の問題についていろいろ解決ができる事業であれば、取り組んでいく必要もあってもいいのではないかというふうに思っておりますので、今後もっと勉強していきたいというふうに今思っているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)前向きな答弁、ありがとうございます。今実際、大分県ではもうこの事業に取り組んでいまして、特に事業内容としては高齢者雇用施策の取り組みを一層強力に推進するキックオフの年と位置づけ、企業経営者、雇用管理担当者を対象とした大分シニア雇用推進シンポジウムの開催、ほかにシニア雇用推進に関する情報を掲載した大分シニア雇用推進ガイドブックの作成・配布等に取り組むというふうにあります。  この背景としてはですね、大分県内では実は就労意欲が高い高齢者が多いと。その一方で、企業側は人手不足を大変感じている。しかし、高齢者の雇用に向けた動きが弱い。高齢者の経験・技能が生かされる就労の場を拡大していかなければならないということです。  厚生労働省の資料がそのまま宇佐市に当てはまるかどうかわかりませんが、約二〇%の引退された方々、一線を退かれた、定年退職された方々が、まだ職場で働きたいと言いながらもなかなか働く場、自分の能力が生かせる場がないというふうに感じているようです。  ぜひ、そういった取り組みを大分県とともに進めていっていただきたいというふうに思います。これはもう要望で構いませんので、今後ともぜひ研究をしていただきまして、早急にですね、取り組みを一緒に進めて、また検討・研究していければというふうに願っているところです。  それでは二点目、子供たちのためにの一項目めですね。全国学力・学習状況調査についてです。  小学校は毎年各教科ともに全国平均正答率を超えていると、五年間ですね、とてもすばらしいことだと思います。また、中学校においても年々右肩上がりに力をつけ、昨年度は数学Bの分野がわずかに全国平均に達しなかったものの、そのほかは全国平均正答率を超える結果と、中学生もしっかりと力をつけてきているというふうに感じているのがわかりました。  ここでですね、小学生については本当に先生方が、自分の子供が小学生にいるのでそう感じるだけかもしれませんが、とても先生方の取り組みがすばらしいなというふうに思っているところです。  私、南小学校のPTAの三役をしてもう八年になります。一番最初はですね、南小学校は学力がとても低くて、その分析結果として自己肯定感が低いというのがありました。その自己肯定感が低いから、授業に積極的に取り組めない、また自分の意見が言えないというところから反省点で、先生方がですね、「君やるね」カードを、これは先生が「君、やるね。いいね」ということに対してくれるカードです。これはもう一人の子供が年に一回もらえるかもらえないかで、もうもらうと子供たちは意気揚々として帰ってくるカードです。  あと、友達同士で見つけ合う、「いいとこ見つけ」カード、そして今年からはですね、自分で自分のいいところを見つけようということで「きらきらアンテナ」カード、そして本当は親に褒めてほしいですよね、子供って。だから、「子育てアンテナ」カードということで、子供たちの頑張りを親が先生たちに伝える、そしてみんなに知ってもらうというようなカードも始まったところです。  先生方はすごく、そういった課題に対しての取り組みということでやってくださっています。その結果として、中学生の学力も上がってきていると思うんですが、ここで私がちょっと課題に感じているなというのが、思考力、判断力、表現力、特にこの部分の分野が中学生では弱いと、特に中学校の数学では弱いということで、このときには必要となるような取り組み等がありますか。それとも、今現在されてるような、その解消に向けてされてるような取り組みがあれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。川谷議員の再質問にお答えします。  中学校の授業の形態についてですけれども、近年やはり以前から小学校にも若干そういうところもありましたが、特に中学校においては講義型の授業ということで、子供たちがやはりどうしても受け身になってしまう授業というのが散見されておりました。  で、ここ何年間か、その講義型の授業から脱却をしなければ、子供たちが本当に先ほど言いました思考力、判断力、表現力、考える力、表現する力を育成することはできないということで、やはり講義型から脱却して、生徒が本当に自分の課題として考え、そしてそれを発言をしていく中で、友達同士とのまた学び合いをしていきながら、確実に学力をつけていく、また表現する力をつけていく、そういったような授業に変えていくような授業改善を進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)まさに教育課長が言われるとおりで、そこが一番必要な、これから求められていく、社会で大人になっていくための教育として必要なところかと思っています。  そのためには、お互い複数人で意見の違う者同士ディスカッションしたり、重ねていくことが大事なんですが、今現在もう生まれている子供の数は決まっていて、その中であと六、七年もたたずに院内中学校は恐らく全校生徒が三十名から四十名程度になるんじゃないのかなというふうに理解しているところです。  そうなったときにですね、それぞれの中学生がどこの地域にいても学びが、そういったディスカッション等、いろんな意見の中に入れるようにやはりICTを活用したりとか、またそれだけではなくて各学校間での共同の授業の取り組み等必要かと思います。  そのためには、やはりスクールバス等必要な経費もかかるかと思いますが、ぜひ子供たちのためにやっていただきたいなと、それぞれの学校間を越えた地域を越えた子供たち同士の学び合いの場にしていただきたいなというのが今回の質問の趣旨です。  二点目の、放送については回答いただきましたのでこれで結構です。  三点目です。最後に、特に今回九月に、路線バスの廃線がもう決まっているわけです。その中で、中学校にどうやって通ったらいいのかという子供たちがいました。特に、行きはいいけれど帰りの交通手段はどのように確保したらいいのかというのが課題になっていたようです。  具体的に言うと麻生地区になるわけですが、その子供たちが中学校に安心して通えるような政策がもし今現在でわかりましたら教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。簡潔にお願いします。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)はい。スクールバスの運行規程というのがあります。それから、遠距離通学の規程というのもありますので、そういった規程に沿って路線バスが廃止になった場合も支障が生じないような取り組みを、今六月議会でも計上させていただいております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)川谷光紹君。 ◯六番(川谷光紹君)ぜひ安心して子供たちが中学校、高校へ通えるようにと、これからも市の皆さん全体での支援をよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十三時二十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十九分               ──────────────                 再開 午後一時十九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)皆さん、こんにちは。議席番号十番 後藤竜也でございます。改選後、また改元後の初の議会でございます。一般質問の最終バッターを務めさせていただきます。  今、令和元年ということで、大変なお祝いのムードがございます。しかしながら、私も改元というものは一度しか、昭和から平成に変わるときしか経験をしておりませんけれども、元号が変わってお祝いというのは、この令和が初めてではないのかなと思います。通常は、改元ということは先帝が崩御されるということですので、基本的には喪に服す期間であるというふうに思っておりますが、今回はお祝いをされてるということでございます。  しかしながら、当然希望は持ってこの令和の時代に臨みたいわけでございますけれども、今の現状を考えますと大変厳しい時代になるということは容易に想像ができることではないかなと思います。  人口減少や、また先日ありました年金の問題もあります。また、世界情勢やいろんな難しいことが起きております。ただし、前途洋々、光り輝くとは言えなくとも、暗くならないように努めていくのが私たちの責務ではないかなと思うところでございます。  議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。大きく五点、十四項目にわたりまして質問をさせていただきます。  まず一点目、子どもの安心安全についてでございます。
     不審者対策について、警察、学校、家庭とどのように連携しているのかお伺いいたします。  二点目が、今後の対策をどのように考えているのかお伺いいたします。  三点目が、通学路となっている交差点のガードレールの設置状況についてお伺いいたします。  四点目が、交差点以外でも必要に応じガードレールを設置すべきではないかとの提言であります。  大きな二点目、地域の活性化についての一点目、現在のまちづくり協議会の数と活動内容、予算の状況について伺います。  二点目が、まちづくり協議会の設立要件である周辺地域の規定について伺います。  三点目が、周辺地域以外の活性化についての市の考え方について伺います。  大きな三点目、都市計画についてです。  一点目、県は今年マスタープランの見直しを行うようですが、宇佐市の見直し予定について伺います。  二点目が、柳ヶ浦上拝田線、黒川松崎線の進捗状況及び完成予定について伺います。  三点目が、道づくりはまちづくりであると常々考えておりますが、幹線の整備と農振除外、用途区域の設定にタイムラグが大きく出ないように、早目早目に手を打っていくことが必要ではないかと思いますので、質問いたします。  大きな四点目、はちまんの郷グリーンパーク宇佐について、一点目運営者が変わり一年が経過をいたしました。現在の状況について伺います。  二点目が、さまざまな課題が特別委員会等を通じ、またこの議会におきましても私、質問をさせていただきましたが、そのような問題に関して解消されたのかお伺いいたします。  大きな五点目、幼児教育についてです。  一点目、県の幼児教育センターが開設されましたが、今後どのように連携をとっていくのか伺います。  二点目が、十月以降の無償化で浮く財源の行き先についてお伺いいたします。  以上、一回目の質問を終わらせていただきます。簡潔明瞭な答弁をお願いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、都市計画についての一点目、県は今年マスタープランの見直しを行うようだが、宇佐市の見直し予定はについてでありますが、平成二十二年三月に策定をいたしました宇佐市都市計画マスタープランは、おおむね二十年後の平成四十二年を目標とした将来都市像を設定し、おおむね十年程度の具体的な整備を目標と定めております。  また、社会経済状況の変化に対応して、必要に応じ見直すものとしております。  市都市計画マスタープランは、来年計画策定後十年を迎えます。現在、上位計画である大分県都市計画区域マスタープランや、宇佐市総合計画の見直しが行われていることから、関連計画との整合性を図りながら見直し時期について判断をしていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に一項目めの子供の安心安全についての一、二と、四項目めのはちまんの郷グリーンパーク宇佐についてと、五項目めの幼児教育についての二を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長の久保でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、子供の安心安全についての一点目、不審者対策について、警察、学校、家庭とどのように連携しているのかについてですが、不審者情報や声かけ事案が発生した場合、宇佐警察署からの情報をもとに、即時に教育委員会や子育て支援課等関係部局へ連絡し、学校や保育園等に周知できるよう連携を図っております。また、青色パトロールカーにより、現場付近での重点警戒を行っております。  今後とも、関係機関、団体と連携の上、子供の安心安全対策を強化していきたいと考えております。  二点目、今後の対策はどのように考えているのかについてですが、昨年五月に発生した新潟市の事件や、先月の川崎市での事件を受け、学校教育課と連携し、交通面だけでなく防犯の視点も加えた通学路一斉危険箇所調査を各小中学校に依頼し、実施しているところであります。  その結果に基づき、青パト乗務員を含む市の関係部署や宇佐警察署とで点検を実施し、現場で状況把握及び対応策について協議をいたしました。  また、新たな安全安心見守り事業として、現在、市民が自主的に行う地域安全防犯パトロール隊が八隊ありますので、ふだんの生活を行いながら無理なく行える「ながら見守り活動」を支援することとしております。  今後も、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。  次に、四項目め、はちまんの郷グリーンパーク宇佐についての一点目、運営者が変わり一年がたつが現在の状況はについてですが、昨年四月から新しい運営会社によって家族風呂の新設や全客室の内装改装のほか、レストラン、大広間、ロビー、フロント及び大浴場等の改修が実施され、昨年九月よりリニューアルオープンしております。  レストランでは、バイキング形式で食事ができるようになり、視覚的変化に加えメニュー等も改善され、最近ではケーキバイキングも実施されるようになりました。  しかしながら、負債を抱えての事業譲渡であることや、施設の老朽化による改修費や設備に係る光熱水費等により、経営状況については厳しい状況だと伺っております。  二点目、さまざまな課題が議論されたが解消されたのかについてですが、従業員の接遇対応につきましては、運営会社のグループ企業での研修や、講師による接遇研修などを実施しており、ホテルの利用アンケートによりますと対応がよくなったという趣旨の回答が多くなったとのことで、今後も社員研修を継続していくとのことであります。  料理につきましては、季節ごとに宴会料理のメニューやバイキングに変更したことで、宿泊者の満足な声も多く聞かれるとのことであります。  また、日帰り入浴時間の短縮につきましては、入浴客の方にも利用時間が浸透してきていると伺っております。  次に、五項目め、幼児教育についての二点目、十月以降の無償化で浮く財源の行き先はについてですが、幼児教育の無償化は消費税率の引き上げによる財源を保護者負担の軽減に充てるものであり、自治体の負担がなくなるものではありませんが、市単独で実施してきた保育料軽減事業に要する経費を国、県も負担することになりますので、その分、市の負担が軽減されることになります。  子育て支援につきましては、宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略の柱の一つとして戦略的に取り組んできたところであり、本年度においても子ども医療費助成の拡充などに多額の財源を要することから、各種子育て支援施策を持続可能なものとするために、幼児教育の無償化により不要となる財源につきましては、他の子育て支援策や子ども子育て応援基金の財源等を中心に考えてまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの子供の安心安全についての三、四と、三項目めの都市計画についての二、三を、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、子供の安心安全についての三点目、通学路交差点のガードレール設置状況についてですが、議員御指摘の子供が通学路等で利用する交差点の安全対策については、昨今の子供が被害者となる不慮の事故報道にもありますように、被害軽減へとつながる対策の整備強化が重要であることから、市内の交差点状況について現況調査を行いました。  通学路等こども園や小中学校周辺の歩道のある交差点を調査した結果、百十四カ所中ガードパイプが二十カ所、横断防止柵等が四カ所、未設置が九十カ所となっています。  設置箇所は、交通量が多い県道宇佐本耶馬渓線と和気佐野線や市道上田四日市線など、交差点における歩道敷地の規模が大きい箇所であり、未設置箇所は道路幅員が狭く歩道が設置できない箇所や、交通量が少ないなどの交差点となっています。  四点目、交差点以外でも必要に応じ設置すべきではについてですが、車両用防護柵であるガードレールは、車両が路外で逸脱し、乗員や第三者などへ被害を与える恐れがある区間に設置するものです。  そのため、交差点以外でも屈曲部や落差のある箇所等の安全対策が必要な箇所に設置してまいります。  次に、三項目め、都市計画についての二点目、柳ヶ浦上拝田線、黒川松崎線の進捗状況及び完成予定はについてですが、事業主体である県宇佐土木事務所にお聞きしたところ、柳ヶ浦上拝田線の事業進捗率は、事業費ベースで約七三%となっており、令和二年度中の一部開通、令和四年度の完成を目指して事業実施中とのことです。  黒川松崎線につきましては、現在設計に対する住民の理解を得るため地元説明会を開催しており、地元合意が整った後用地測量等を進め、令和八年度の完成を計画しているとのことです。  三点目、幹線の整備と農振除外、用途区域の設定にタイムラグが大きく出ないよう早目早目に手を打っていくべきではないかについてですが、本市では都市計画マスタープランにより用途地域を指定し、道路等の施設を設置することで、商業や住居等の誘導を図っているところですが、このような都市施設の設置状況や社会情勢の変化に対応し、将来都市構造の方針を定め、随時見直しを行っていく必要性も感じているところです。  今後、用途地域の見直しを行う必要性が生じたときは、関係機関との連携を密にし、スムーズな設定に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの地域の活性化についてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、地域の活性化についての一点目、現在のまちづくり協議会の数と活動内容、予算の状況についてですが、まちづくり協議会は安心院地域に四団体、院内地域に五団体、宇佐地域に八団体の計十七団体が設立されています。  活動内容については、各協議会がまちづくり計画に基づいて地域における交流・活性化イベント、環境美化、防犯・防災、青少年育成、高齢者福祉など、幅広く地域課題の解決に向けた公益活動を実践しています。また、市からの交付金は、平成三十年度実績でふるさと応援寄附金を含み、十七協議会に総額約四千五百万円を交付しています。  二点目、まちづくり協議会の設立要件である周辺地域の規定についてですが、この取り組みの対象地域として小規模集落を有する人口減少地域を優先し、合併により周辺地域となった安心院、院内地域、また宇佐地域のうち、同じ対策を講じる必要があると認められる地域を対象地域と定めています。  三点目、周辺地域以外の活性化についての市の考え方についてですが、宇佐市地域コミュニティビジョンにおいて、将来的には市内全域に地域コミュニティ組織の形成を目標としています。  周辺地域外においても、地域コミュニティ組織は有効だと考えられますので、地域の実情などに応じた地域コミュニティ組織の形成について調査研究を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの幼児教育についての一を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  五項目め、幼児教育についての一点目、県の幼児教育センターとの連携はについてですが、県は本年四月より教育委員会部門と福祉保健部門の連携を強化し、幼児の教育・保育を担う幼稚園教諭、保育教諭、保育士等への研修を充実させ、県内の教育・保育水準の向上を図る目的で、県教育庁幼児教育センターを設置しました。  本センターは、研修、支援、情報、発信、連携の四つの機能を有しております。市では、県教育委員会の研修指定を受け、今年度から独自に保育士等キャリアアップ研修を実施することとしており、本センターの助言をいただきながら事業実施してまいりたいと考えております。  今後とも、保育士等の質を確保することにより子供が健やかに成長できるよう、幼児期から質の高い教育・保育を提供できるよう本センターと連携してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)最後の質問になりましたので、大分重複する部分もありますけれども、私の視点でですね、また違った視点から再質問させていただきたいと思います。  まず、一点目から順次再質問いたします。  子供の安心安全について、不審者対策について警察、学校、家庭とどのように連携をしているのかについてでは、情報共有したということなんですけれども、今までもですね、こういったことがあってきて、今回いろいろ報道等でいろんな事件が起きた後に、今までとの違いというのはありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えします。  今までとの違いということでありますけども、宇佐市内で不審者情報というのが、十七件から十八件毎年私どもは聞いております。で、その内容を見ますと、声かけであるとか車の中から写真を撮られたとかという内容でありまして、宇佐市内で発生する分については余り大きな違いはないと感じております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今までと比べてですね、どんどんこういった不審者の情報とか事件とか起きてくる中で、今までと全く同じような対応ではですね、これから対応していけるのかなというふうに思うところもあります。  不審者情報の共有についてなんですけれども、今私たちもアプリでまもめーるというのを入れてまして、ただまもめーるに出てくる情報というのが警察にある情報イコールではないと思うんですけれども、この十七、八件というのはこのまもめーるの情報と同じ件数なんでしょうか。それとも情報には出ないけれども、別にいただける情報なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  十七、八件というのは毎年の数字でありますけども、警察からの情報であったり教育委員会などからの情報であります。で、まもめーるに出るのは、宇佐署から県警本部を通じて内容を精査した上でまもめーるに出ますから、必ずしも十七件、十八件が出ているとは限りません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)その十七、八件のところでですね、これに関してはまもめーるに出ないものに関しても各学校等に周知はされてるということでよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  まず、危機管理課で情報をもらうのが、ほとんどの場合が教育委員会などからの通報であります。また、警察からの通報もあります。  で、私どもはそういう情報があった場合は、警察にもう一度出向いて、詳しい情報を確認して、それをまた教育委員会や子育て支援課などに情報提供して、そこからまた学校や保育所などに内容によって連絡をされてるというふうに思っておりますので、警察からの情報をもらってそういうふうに伝達をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)そういう情報がですね、届いて、知らせるときに、例えば地域で起きたら学校だけに知らせるということではまだ不十分な点も多々あるのではないかなと思うわけです。  先日ですね、私も不審者情報ということで相談があってですね、その件を長洲交番に相談をしにいきました。実際にもう、警察もですね、恐らくその情報を把握、ある程度しているのかなと思ったんですけど、すぐ動いてくれてですね、早速いろんな行動を起こしてくれました。  ただ、この情報に関しては、恐らく警察署から各地域に多分情報は行ってないんじゃないかなと思うわけです。ですので、そういったいろんな情報があってですね、不審者情報というのは大変線引きが難しくて、まだ事件を起こしてないのにどこまでできるのかというのがですね、大変難しいとこだと思うんです。事件を起こした後だと間に合わないし、でも起きる前には取り締まれないというところで難しいとこだと思うんですけど、例えばそれは氏名、年齢、住所、それは当然事件を起こす前は周知は当然できないんですけれども、例えば背格好であったり、どういった方がこの地域にいるとか、こういう情報は気をつけなければならないということは、学校教育委員会だけではなくてですね、その地域にもしあれば自治会の方にもですね、注意を喚起するようなことは必要なんじゃないかなと思いますが、そのあたりはいかがお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  そういう事件が起こる前の事前の不審者情報というのを、また皆様方に知らせるのも重要かもしれませんが、なかなかそこは個人情報といいますか、やっぱり個人のそういう尊厳の面もあると思いますし、警察もなかなか事件になっていないのにそういう情報を私たち行政にもなかなか出しづらいんじゃないかなとは思っておりますので、そこら辺は私どもも警察とよく連携を図りながら、不審者対策には努めてまいりたいとは思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今回のいろいろ事件が起きてからですね、これは五月三十日の新聞なんですけれども、政府から不審者情報の共有を指示をしたと。警察官による重点的なパトロールを通じた通学路の安全確保の徹底、不審者情報の共有システム強化などの対策を早急に講じるよう求めたとあります。
     ですので、今まででの対応では限界があるのではないかということでこういう強化を指示したということでありますので、今後そういったアクションが出てきたときには、能動的にぜひ動いていただきたいなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、通学路となっている交通安全の面に関してなんですけれども、ガードレールに関して設置をしているところとしていないところの一覧もいただきました。未設置箇所は、道路幅員が狭く歩道が設置できない箇所や、交通量が少ないなどの交差点となっているとありますけれども、見るとですね、設置していないところが大半というか、いただいた資料では、こども園や小中学校の周辺一キロ程度の交差点について調査をしていただいて、調査箇所の件数百十四カ所のうち設置なしが九十カ所ということで、八割方、九割方設置ができていないという状況であります。  この歩道が狭いとか交通量が少ないとありますけれども、交通量が多くて歩道にある程度幅があって設置できるような状況でも設置していないところもあると思うんですが、そういった基準の違いというのは何か詳しくあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  議員に資料を提出させていただきました箇所につきましては、通学路として特に文部科学省のほうがスクールゾーンといいまして、そちらに指定をする推進というのがあります。それは、園もしくはこども園もしくは小学校から五百メーター以内というところで、通常スクールゾーンと言われるエリアです。それよりちょっとその倍、一キロの範囲を調査をさせていただいております。  その中で、主に設置されている箇所は、大きな交差点であったり、スピードがよく出てるところ、また歩道があるところを設置しておりますが、それ以外については設置していないと。  で、私たち道路管理者としましては、道路法に基づく道路構造令というのがございます。その設置要綱に基づいて設置しておりまして、歩道がない場所もしくは落差がない、またそこには下に大きな水路があるとか、橋梁の上とか、そういったものには設置をすると。それ以外についてはそういった基準がございませんでしたので、今までは設置しておりませんでしたが、先月五月八日に起きました大津市の大きな悲惨な事故の関係を受けまして、国土交通省と警察庁のほうから通達がございました。それは、園児等の移動経路における交通安全の確保についてという通達がございまして、それについては過去五年にそういった事故が起きた箇所については、これから早急に対応するべきということで来ております。  まだ、宇佐管内にはそういった該当する箇所が今ございませんということで、県のほうからも通知は受けておりますので、今後またそういった危険な箇所等は調査を続けながら、対応できるところは行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)宇佐管内には該当するところはないという今県の見解ということでしょうか。今年に入ってもですね、通学路といいますか、人がよく通るところでですね、例えば柳ヶ浦の中津高田線のところでトレーラーが突っ込んだ事故がありました。そしてまた、同じ中津高田線において、工場の手前のところでまた突っ込んだ事故がありました。  そういった一つの路線に限ってもですね、結構事故が起きてるんですね。今は、大津の事故とか池袋の事故とか、昨日もまた報道で町田で事故があったりとかですね、どこで起きるかわからない状況ですので、少なくともですね、そういった今通達があったということなので、危険だなと思われるところに関しては、積極的に設置をしていただきたいなと。  ただ、通常のガードレールでしたら費用が大変かさむということで、今軽量のガードレールというかガードパイプですかね、もできているというふうに聞いておりますので、そういった面でも積極的に進めていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  先ほどの済みません、通達のほう、少し詳しく言いますと、過去五年で子供が当事者となった交差点の重大事故、そういったものの該当箇所がないということでございます。  で、先ほど議員がおっしゃるように、やはり事故が起きてからでは遅いとは思います。ただ、やはり私たちも基準がございまして、宇佐管内千二百数十キロの道路がございますので、全てということはできないので、そういう危険性をまたそういった情報、また地域のそういうことを調査させていただいて、できるところは対応していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)前向きな御答弁ありがとうございます。またあわせまして、各死角がある道路でですね、カーブミラーが設置もされておりますけれども、カーブミラーもですね、老朽化しているところとか、よく飛び石等でですね、くぼみができて、くぼみができるとカーブミラーってもう全く見えなくなるのでですね。そういったところもぜひ、要望も挙がっていると思うんですけれども、調査をしていただいて、カーブミラーがあるというところはないと危ないという判断でカーブミラーがつけられていると思いますので、実際使えなくなったところは早急に対応をしていただきたいと要望いたします。  続きまして、二点目の、地域の活性化について質問をいたします。  現在のまちづくり協議会の数と活動内容、予算状況について御回答いただきました。十七あるということで、先日の若山議員の質問でもですね、ございました。  このまちづくり協議会の規定についてということであれば、安心院、院内地域以外では宇佐地域のうち同じ対策を講じる必要があると認められる地域となっております。私が聞いたところによりますと、用途地域に入っていないところ、都市計画等で都市計画のところに入っていないところというふうに聞いてるんですけれども、今ですね、そういったいわゆる宇佐の中で中心部と言われるところであっても、さまざまな課題を抱えております。現状が今十七で、先日の若山議員への回答では二十まで作る予定だということでありますけれども、それが来年度、再来年度たしか完了するというふうに聞いておりますが、その後はこの回答にもありますように、市内中心部においても考えていくということでよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。  そのとおりでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)このまちづくり協議会なんですけれども、各協議会のまた内容も拝見をさせていただきました。各地域で活性化させる事業をそれぞれ行っております。この活性化させる事業というのは、これはですね、内容を見ると、各地域でもですね、大変今苦慮しているような内容、予算がなくてできないとかですね、でもやりたいというような事業がたくさんあって、中心部であっても活性化するにはやはり何らかの手立てが必要となってきますので、今、現状で四千五百万円を交付しているということで、ふるさと応援基金を入れたとしても、これを引いたとしても、市の単費での持ち出しが結構大きくなるので、宇佐市全体というふうになれば予算的に大変厳しいのかなと思うんですけれども、それは各地域ですばらしい取り組みがあるところには、ぜひ積極的に今後考えていただきたいなと思います。  現状では、頑張る団体応援基金であったりとか、アーバンに対する補助であったりとかいうことなんですけれども、それだけじゃやはり足りない、活性化が完全にはできないというとこがありますので、そのあたりは前向きに考えていただけるということでよろしいですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。  議員さんのお話、よくわかります。当市には、ふるさと応援寄附金というこういうものもございます。こういったものもですね、ぜひ外部からの呼びかけで自主財源確保をして、地域のまちづくり計画に則って大いに地域活性化のために使っていただきたいなと、そういうような工夫もお願いしたいと、そういうふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)まちづくり協議会につきましては、以上で閉めたいと思います。  次に、都市計画について再質問をいたします。  マスタープランの見直しに関しては、回答ではですね、必要に応じてと書いておりますけれども、前回の議会で私、これも質問させていただいてるところなんですが、現状では見直しは必要だと考えてるのか、必要だと考えていないのか、どちらかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。後藤議員の再質問にお答えいたします。  マスタープランの見直しにつきましては、必要だというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)マスタープランを作り直すと決めてから、マスタープランが完了する変更完了まで、大体期間はどれぐらいかかりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  マスタープランの作り方を含めてですね、期間としてはやはり一年、二年という、最短でも一年はかかると。ですから、二年ぐらいかかるかもしれないというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)現状でですね、マスタープランの見直しは私も必要だと思うわけであります。前回の議会で提案申し上げた用途区域の変更等に関しても、現状とはそぐわない部分が出てきていると。これはもう変えていかなければならないのではないかなというところであります。  ただ、この一回目の回答を見るとですね、どちらかといえば見直しに対して、今部長は必要だというふうにおっしゃいましたけれども、回答ではそう急いでないような印象を受けるんですけれども、見直しは近い将来するのはするんですか。  これを見ると、まあ言われてから考えようかなぐらいな程度の回答でしかないんですけど、どうなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  市といたしましては、マスタープランにつきましては、今議員が言われた社会情勢、まず人口減少社会になっていますし、今までの例えば事業ですね、例えば黒川松崎線につきましてはめどが立ってきてるということとか、上田四日市線についてもめどが立って進んでおります。また、柳ヶ浦につきましては、柳ヶ浦上拝田線も近づいていると。それとかあと、柳ヶ浦駅についても来年度に向けてもうかなり進んでいると。  と、あと宇佐神宮周辺の街なみ環境整備ももうほぼできてると、そういった各種の事業が完成しながらすると、ここ十年、二十年の宇佐市を考えれば、この時期に県の各区域のマスタープランも、県のほうも変えますしですね、宇佐市の総合計画も変わってくると。  そこに合わせながらということですが、先ほど申し上げたとおり時間は少し要するんですね。そこは慎重に見ながら、前向きに考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)そのように考えていただいてるということでありますが、先ほど回答をいただきましたように、令和四年には上拝田線は完了を目指していると。また、令和八年度には黒川松崎線も完成を計画しているということであります。で、駅も令和四年度には完成、駅前広場も計画してると。令和四年度というと、今、令和元年ですから、三年後ということになると思います。  先日の商工会議所と市の交流会において、商工会議所側から出た要望においても、駅南側の開発を進めてほしいということで、それは北側のロータリーが完成後、速やかに取り組んでいくという回答でありました。  ということは、三年後にはその状況を作っていかなければならないのではないかなと思うんですけれども、現状駅南側の農振地域ということになっておりますけれども、この農振というのはすぐ外れるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  農振につきましては、直接私のほうが担当ではございませんが、都市計画の用途地域を張ったりですね、そのあたりを含めての外し方になろうかとは思いますし、通常であれば農振の第一種農地であったりするとなかなか外しにくいということはあると思います。  ただ、どのくらいのスパンでというのは、ちょっと私のほうからは申し上げにくいところであります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)これからですね、マスタープランを作るに当たっても一年、二年かかる。また、作って用途区域を設定したりとかですね、するのでも、やはり恐らくそのような年数がかかるんじゃないかなと思うわけです。  で、農振除外といったら、私の聞くところではどんなに早くてもやっぱり一年、二年はかかるというふうに聞いてますので、今取り組まなければタイムラグはもうできてしまうんですね。平成四年度にもう完成して、黒川松崎線も工事に入って、道が作られていてもうまちづくりができていく状況で、ただそこに用途区域じゃない、まだ農振がかかってると。これだとタイムラグができて事業を進めようにも進められないというもどかしさもあるんじゃないかなと思うんですけど、そこはどのように考えてるのか。今の状況じゃ大変厳しいんじゃないかなと思うんですけど、どうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  農振、農用地区域ということで、そこにおける開発行為については、通常許可が要るわけなんですけれども、例えば国や地方公共団体が道路とか農業用施設、その他地域振興、農業振興上必要が高いと認められる施設にあってはですね、その許可は不要ということでございますので、例えばそれにつきましては農地転用許可も不要でございますから、農用地区域を変更せずに施設を整備することは可能となります。よって、タイムラグは生じないということが言えると思います。その辺はだから心配ないと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)農振に関しては、今の回答ではタイムラグは生じないということでありますので、あとはそこをどのように用途を設定していくかということであると思います。そこはしっかり前向きに進めていただきたいなと思います。  あわせまして、黒川松崎線に関してなんですが、黒川松崎線に関しては令和八年度の完成を計画しているということですけれども、どこからどこまでが平成八年度に完成するのかお伺いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  黒川松崎線につきましては、今現在柳ヶ浦高校から真っすぐ行きまして自動車整備工場がございます。そこの信号機から金屋のほうに向かって上っていきます。で、駅館川に橋梁をかけまして、金屋を過ぎまして向こうに県道がございます。風土記の丘の前の県道、そこまでの区間を県のほうが整備をすると。令和八年までに整備をするということで今説明会を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)令和八年度の完成というと、もう七年後ということになります。用地の交渉もあるでしょうし、またそこには大きな橋がかかるということで、橋の予算が何年かかかるんじゃないかなと想像できるわけなんですけれども、現状私よく聞くのが、駅館川の小松橋はいつも工事してると、年中工事してると。あれは恐らく私の想像なんですけど、大型車が通るから傷みが激しいということじゃないかなと思うんですけど、これは黒川松崎線の橋が完成して、そちらに大型車が誘導されるようになれば、傷みは軽減されるというふうに考えていいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  小松橋につきましては、もう建築されてかなり年数がたっております。今、長寿命化で対策は県が行っているんですけども、もう橋梁自体の強度がもたないということで、架けかえを行いたいところなのですが、用地等の関係でできないということで、新しく黒川松崎線ができましたら、そちらをメーン道路としまして、そちらのほうは余り大型車を通さない方向で考えているというふうにお伺いしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)大型車を通さないようにすればいわゆる生活道までいくかどうかわかりませんけれども、一般車が通る分には補強すれば今後も使えるということでよろしいですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えします。  そのとおりでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)小松橋に関しては、新しい橋ができたとしてもあそこがなくなると困ると、大回りするのは大変だという声がありますので、できたらもう小松橋が限界に達する前に早く黒川松崎線の完成をお願いしたいところでございます。  あわせまして、この道ができるときにはあわせてまちづくりもできる状況を作る、これがまたタイムラグができてしまうとですね、今後も人口減少も進んでいきますし、またまちづくりを進める上で人口減少を極力抑えると、まちに魅力を作っていくということであればですね、そういった地域に人が集まりやすいような環境を作っていかなければならないと思います。  そうでなければ、市外から移住してくる人、もしくは現状住んでいる人も出ていってしまう可能性があるんじゃないかなと思いますので、そういったことが来る前に早目早目に手を打っていただきたいということをお願いをしたいと思います。  次に、はちまんの郷グリーンパーク宇佐についてであります。  運営者が変わり一年がたつが現在の状況はというところでございますが、現在負債を抱えての事業譲渡であることや、施設の老朽化による改修や設備に係る光熱費等により経営状況については厳しい状況だと伺っているということでございます。
     事業を受けるに当たっては、それはもう負債を引き受けるということ、また施設の老朽化についてもそれはもう重々承知の上で施設の受け渡しが行われたんだろうと思いますけれども、現状当初の計画で毎年それぞれの十年当たりの計画を出しておりましたけれども、これは達成はできてるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。後藤議員の再質問にお答えします。  当初、負債をといいますか、のれんとして償却していくということで、見込みとしては計画四期を目標としておりました。今、後藤議員からありましたように、施設の老朽化というのはもう最初から見込んでいたことであるということであります。もちろんそれもあるんですけども、実は設備関係、ボイラーであったりポンプであったり、これの思わぬ修繕といいますか、こちらとしても想定してない大きな改修が今実は出てきている状況がございます。  そういった部分の対応をしているという点もありますし、収入の部分でですね、当初の目標まではまだ現実には追いついていないというようなことをお聞きしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今のグリーンパーク宇佐に関しては、私も利用させていただいたりとかですね、お話を聞いたりする限り、各段によくなったという声を聞いております。実際に、料理もよくなりましたし、また施設も整備されてすばらしい施設になってきたなというふうに、一市民としてですね、感じているところであります。  しかしながら、委員会等でですね、いろいろ議論されて、一般の市民の方々は市が所有するということに関して、市民にとってメリットがないじゃないかというような声があって、何度か私もこの議会で取り上げさせていただいて、要望も伝えさせていただきました。そういった内容に関しては、グリーンパーク宇佐と協議の場というのは持っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  協議の場という正式な場ではございませんけども、特別委員会それから本委員会で申し上げましたように、役員としてそれから株主としての意見を申し上げているということは申し上げてまいりましたが、そういった部分の役員会、株主総会以外のですね、都度の話しあいというのはもちろん現場に行って担当者、担当総括がマネジャーとかとお話しして協議することもございますし、私自身は本社のほうに行ってですね、こういった御意見がありましたが、今現状どうですかというのを回数は少ないですけども何回か行かせていただいて、先ほどの修繕の関係もそういったところで出てくるわけですけども、それから従業員の対応も含めてですね、そういった話はさせていただいてるということでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)今、運営に関して意見はされてるということでありますけども、じゃ今後のスタンスとして一応宇佐市は現物出資とはいえ株主であると、三分の一の株を持っているということであります。今後は、経営に関して積極的関与をしていくのか、もしくは静観するのか、それはどちらのスタンスなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えします。  この件につきましては、特別委員会それからこの議場でもお話しした経緯があると思っております。市のスタンスとしましては、経営の運営のやり方についてはF&Tホールディングスにお任せしたいと。で、こういった場で市民の方から御意見をいただいた分につきましては、役員会、株主総会等で御意見させていただきたいという考え方でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)こういうふうに新たな形でもうスタートしたということは、必ずですね、宇佐市にとっては存続していっていただかなければならない会社になっておりますので、ここに関しては積極的経営関与というのは難しいような今話でしたけれども、こういう声はですね、しっかり届けていっていただきたいなと。それも、市民の方々はそのように望んでいると思います。  また、現状に関して、市民の方が利用するとなれば、宴会で利用するのか、また日帰りの入浴で利用するのかということになると思うんですけれども、そういった利用の推移ですね、推移が多分今、日帰り入浴に関しては全然伸びてないと思うんですけれども、やはり伸びる努力というのもぜひしていただきたいと。  また、市が出資している以上は何かしらの市民にとってメリットがなければならないというふうに思いますので、そのあたりは引き続き要望なり協議なりしていただきたいなと思うところでございます。  今後もですね、グリーンパーク宇佐に関して、今現状でいろんな声を聞きますけれども、例えば雑草が周りにちょっと生い茂ってるとかですね、やはりそういった面も今後どういうふうに解決していくのかとかですね、広大な敷地がありますから。でもやっぱり、立派なホテルになればですね、そういったところもきちんとしていかなければならないと思います。そういったことも協力できる分は協力をして、いいホテルにしていっていただきたいなというふうに要望をいたして、この項は閉じたいと思います。  次に、幼児教育に関してであります。  県の幼児教育センターとの連携に関してでありますけれども、宇佐市のほうも指定をされたということであります。これは、当初予算のときに教育・保育の質向上支援事業ということで約百七十万円ほど予算をとっておりましたけれども、これは幼児教育センターとの連携を見据えての予算だったということですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  今年度、キャリアアップ研修を実施を予定しておりまして、まさに教育・保育の質の向上事業がまさにこの事業でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)次に、十月以降の無償化で浮く財源に関してなんですけれども、これは保育所の措置費がこれに当たるのかなというふうに思うんですけれども、当初予算では見ると、約二十五億円保育所の措置費がありますけれども、これは今年度一応四月から来年の三月までを予定した金額という認識でいいですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  そのとおりでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)単純に考えればですね、来年度以降に関しては半分は市と県とで負担しなければいけないと、半分は国が負担するということでよかったですかね。今年度に関しては、国が全額負担するということなんですけれども、ということは単純にその半分予算が浮くというふうに考えていいんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  今年十月から行われます幼児教育の無償化につきましては、保育料が無償になります。で、一号認定と二号認定の方全部の保育料でございますので、措置費が無料になるということではございません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)そうですね、措置費は人件費等も入ってるということでありますので。  保育料に関して今年度、残り半年ですかね、十月から半年間、約どれぐらいの金額が必要なくなるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  十月以降の試算でございますが、約一億五千万円程度を試算をしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)一億五千万円ほど、今のところ試算ではそのようになってるということでありますけれども、回答を見るとその予算で子ども・子育て応援基金、もしくは他の子育て支援策について考えているということであります。  この件に関して無償化になるということで、逆にただ副食費がかかってくるということで川谷議員もですね、質問をされておりましたけれども、そこに何らかの手だてするとか、そういったことは考えてないんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  具体的なところにつきましては、正直まだ決まっておるわけではございませんが、内部では協議をしているとこでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)子ども・子育て応援基金は、現状では今幾らの予算が今あるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  基金の残高ということで、少しお待ちください。  お答えします。  今年度末の見込みでございますけども、五億一千万円ぐらいになると思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)子ども・子育て応援基金、これは今五億幾らあるということでございました。  今後ですね、その子ども・子育てに関してはいろんな事業が計画をされてたり、またいろんな提言がこれから出てくるんじゃないかなと思います。そういったことを見据えての基金だと思いますので、また今回財源が多少なりとも浮くということであれば、そちらのほうにもしっかり積み立てていただいて、そういったニーズにですね、対応していただきたいなと願っております。  五項目について質問をいろいろとさせていただきましたけれども、前向きな回答をほとんどの項目でいただきましたので、これで私の質問は閉じたいと思います。  ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、二十日午前十時から再開し、議案に対する質疑並びに委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労でございました。                      散会 午後二時十八分 宇佐市議会...