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2019年06月17日 令和元年第3回定例会(第4号) 本文
2019年06月17日 令和元年第3回定例会(第4号) 名簿

  • 選挙管理委員の選挙(/)
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  1. 宇佐市議会 2019-06-17
    2019年06月17日 令和元年第3回定例会(第4号) 本文


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    2019年06月17日:令和元年第3回定例会(第4号) 本文 (428発言中0件ヒット) ▼最初ヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議  経 過 (四日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年六月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日会議を開きます。  本日議事日程は、前回に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年六月十七日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、中学生ヘルメット着用について    │市長、教育長┃ ┃和気伸哉君 │  市教委、学校長、PTAを中心に協議  │および   ┃
    ┃      │ が進んでる最中、最も心配していた自転  │担当部課長 ┃ ┃      │ 車交通事故が、先月発生した。幸い頭部  │      ┃ ┃      │ へ損傷は軽度であったみたいだが生徒  │      ┃ ┃      │ 命を守るためにも、身を守る仕組みを  │      ┃ ┃      │ 早急に行政は作らなければならない。市  │      ┃ ┃      │ 教委が舵を取り、正しい方向へ導くた   │      ┃ ┃      │ め、いつからこの制度を始めていく   │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │二、災害に関する情報について       │      ┃ ┃      │  梅雨時期を迎え、大雨・豪雨災害が今  │      ┃ ┃      │ 年も心配される中、全国自治体で災害  │      ┃ ┃      │ 緊急度を数値化する警戒レベルという  │      ┃ ┃      │ 制度が導入された。気象警報なども似通  │      ┃ ┃      │ った情報があり、住民が混乱しなければ  │      ┃ ┃      │ 良いが、対策は考えているか。      │      ┃ ┃      │三、健康対策と荒廃農地対策につながる特  │      ┃ ┃      │ 産品開発を四月に日本高血圧学会は、ガ  │      ┃ ┃      │ イドライン改訂を行い血圧目標を引き下  │      ┃ ┃      │ げた。この観点から紐解いて、市独自  │      ┃ ┃      │ 健康対策と荒廃農地対策と併せて特産品  │      ┃ ┃      │ 開発でエゴマ栽培を提案したい。    │      ┃ ┃      │ (1)市民を対象として高血圧実態と今後  │      ┃ ┃      │  取り組みは計画があるか。     │      ┃ ┃      │ (2)エゴマは機能性食品とかスーパーフー  │      ┃ ┃      │  ドとして取り上げられ、高血圧予防と  │      ┃ ┃      │  改善策としてとても有効なものであ   │      ┃ ┃      │  り、調べてみると九州管内ではあまり  │      ┃ ┃      │  特産化されていない。健康対策一環  │      ┃ ┃      │  として、地元消費を前提にした、生産  │      ┃ ┃      │  者・生活改善・健康なまちづくりとい  │      ┃ ┃      │  う地域イメージ(観光戦略)へと連携  │      ┃ ┃      │  した取り組みを考えられないか。    │      ┃ ┃      │四、市内観光施設や公共施設WiFi  │      ┃ ┃      │ 整備について              │      ┃ ┃      │  住民サービスをはじめ、国内外観光  │      ┃ ┃      │ 客向けにWiFi整備インフラは必要  │      ┃ ┃      │ 不可欠になっている。キャッシュレス化  │      ┃ ┃      │ が進む中、時代から遅れた自治体になら  │      ┃ ┃      │ ないように計画的な整備が求められてい  │      ┃ ┃      │ る。そこで現在まで設置された施設、ま  │      ┃ ┃      │ た今後設置計画ある施設は。      │      ┃ ┃      │五、JR宇佐駅再開発について      │      ┃ ┃      │  宇佐市には二つ特急列車停車駅があ  │      ┃ ┃      │ り、柳ヶ浦駅は市中心駅、宇佐駅は宇  │      ┃ ┃      │ 佐神宮や昭和町、六郷満山へと利用さ  │      ┃ ┃      │ れる観光拠点駅と認識した上で、豊後高  │      ┃ ┃      │ 田市や国東市とともに、バスを利用した  │      ┃ ┃      │ 観光ルートを広域的に思案した駅前開発  │      ┃ ┃      │ を考えられないか。           │      ┃ ┃      │六、国道沿線地域複合施設について     │      ┃ ┃      │  今まで何度か行われた住民説明会から  │      ┃ ┃      │ 時間が経過し、現在まで進捗状況と宇  │      ┃ ┃      │ 佐市が担当する項目について計画は。  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、学校給食無償化を          │市長    ┃ ┃赤野道和君 │ (1)「義務教育は無償」(憲法二十六条)  │      ┃ ┃      │  と謳われている。そもそも無償化必  │      ┃ ┃      │  要性について認識を問いたい。    │      ┃ ┃      │ (2)隣豊後高田市は昨年度から無償化を  │      ┃ ┃      │  実施しているが、宇佐市として調査研  │      ┃ ┃      │  究をしているか。しているなら、そ  │      ┃ ┃      │  データ公開を。          │      ┃ ┃      │ (3)少子化や子ども貧困対策としても、  │      ┃ ┃      │  一部無償化や補助を検討する気はない  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │二、教職員過重負担軽減を       │      ┃ ┃      │ (1)四月から「働き方改革」により、毎  │      ┃ ┃      │  日超過勤務記録をパソコンにより  │      ┃ ┃      │  把握しているが、四月・五月実態は  │      ┃ ┃      │  いかがか。              │      ┃ ┃      │ (2)このような調査だけでは正確な超過勤  │      ┃ ┃      │  務実態は明らかにされないと思われ  │      ┃ ┃      │  るが、より実態をつかむため策は考  │      ┃ ┃      │  えているか。            │      ┃ ┃      │ (3)根本は教育予算を増やさない・教職員  │      ┃ ┃      │  を増員しない国や県姿勢を変えない  │      ┃ ┃      │  と過重負担は減らないと考えるが、   │      ┃ ┃      │  国・県へ働きかけはどのように行な  │      ┃ ┃      │  っているか。あわせて過重負担軽減  │      ┃ ┃      │  ために、宇佐市独自で努力している  │      ┃ ┃      │  こと・これから取り組もうとしている  │      ┃ ┃      │  ことは。               │      ┃ ┃      │三、農家に宇佐市独自支援策を      │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市は大分県内有数穀倉地帯であ  │      ┃ ┃      │  るが、農業所得は大分県内・全国と比  │      ┃ ┃      │  べるとどのような実態か。       │      ┃ ┃      │ (2)そのような中で、農産物生産費に見  │      ┃ ┃      │  合う宇佐市独自価格補償を拡充すべ  │      ┃ ┃      │  きと考えるが、現状と今後具体的計  │      ┃ ┃      │  画は。                │      ┃ ┃      │四、深見岩を整備し観光活用を    │      ┃ ┃      │ (1)去年三月議事録を読むと、湯布院・  │      ┃ ┃      │  安心院・院内を結んで三院周遊という  │      ┃ ┃      │  観光計画が論議されているが、その後  │      ┃ ┃      │  進捗状況は。            │      ┃ ┃      │ (2)深見岩には、春菜の花・桜  │      ┃ ┃      │  時期には、遠くから観光客がみえてい  │      ┃ ┃      │  る。山中腹にある「大厳寺」や山  │      ┃ ┃      │  頂上「展望所」や登山道を整備し   │      ┃ ┃      │  て、湯布院・院内と結んで観光活用す  │      ┃
    ┃      │  べきでは。              │      ┃ ┃      │五、差別解消に逆効果となる同和問題市  │      ┃ ┃      │ 民意識調査は中止したら         │      ┃ ┃      │ (1)前回調査では、差別掘り起こしや拡  │      ┃ ┃      │  大につながるおそれある項目が入っ  │      ┃ ┃      │  ていた。今回は、どのような項目で調  │      ┃ ┃      │  査を行おうとしているか。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、運転免許自主返納者に対する支援ついて │市長、教育長┃ ┃河野睦夫君 │ (1)自主返納者制度内容は。       │および   ┃ ┃      │ (2)自主返納者へ支援内容及び課題   │担当部課長 ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │二、交通弱者に対する支援について     │      ┃ ┃      │ (1)コミュニティバス運行状況と課題   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)運行要望が高い地域へ今後対応  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │三、買い物弱者へ支援について      │      ┃ ┃      │ (1)愛おつかい便(両院地域)現状と  │      ┃ ┃      │  課題は。               │      ┃ ┃      │ (2)その他、買い物弱者に対する支援は。  │      ┃ ┃      │四、自転車安全利用について       │      ┃ ┃      │ (1)中学校でヘルメット着用に向けた取  │      ┃ ┃      │  り組み状況は。            │      ┃ ┃      │ (2)ヘルメット着用義務化考えは。   │      ┃ ┃      │ (3)ヘルメット購入時支援策は。     │      ┃ ┃      │五、スポーツ施設整備について      │      ┃ ┃      │ (1)今後スポーツ施設整備計画は。   │      ┃ ┃      │ (2)要望や施設改修対応状況は。     │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十九番   │一、院内町養豚場問題について       │市長、教育長┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)昨年九月議会で、悪臭問題について  │および   ┃ ┃      │  は国悪臭防止法に基づき規制を強化  │担当部課長 ┃ ┃      │  する方針を明らかにした。規制区域を  │      ┃ ┃      │  市全域に拡大し、人嗅覚に基づく   │      ┃ ┃      │  「臭気指数」を取り入れ、現状より厳  │      ┃ ┃      │  しく測定することなど一歩前向きな答  │      ┃ ┃      │  弁でこの問題に対する是永市長方針  │      ┃ ┃      │  には感謝している。ところで三月十八  │      ┃ ┃      │  日に第一回市環境審議会が開催され  │      ┃ ┃      │  会長に大分大学教育学部教授大上  │      ┃ ┃      │  和敏氏が選任されたという。今後、具  │      ┃ ┃      │  体的な規制方法や基準などを協議し、  │      ┃ ┃      │  来年度中実施を目指すとことだ   │      ┃ ┃      │  が、タイムスケジュールとこれまで  │      ┃ ┃      │  進捗状況は。また二月八日に「養豚場  │      ┃ ┃      │  周辺環境庁内検討委員会」を設置した  │      ┃ ┃      │  が、この委員会はその後具体的に何を  │      ┃ ┃      │  行ってきたか、また今後どのような  │      ┃ ┃      │  計画で業者と守る会意見調整を図  │      ┃ ┃      │  るつもりか。             │      ┃ ┃      │二、宇佐八幡駐車場について        │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市と大分交通と第三セクターで  │      ┃ ┃      │  運営している宇佐八幡駐車場。その東  │      ┃ ┃      │  側に宇佐神宮直営表参道駐車場が開  │      ┃ ┃      │  業したが一昨年七月末。さらに今  │      ┃ ┃      │  年になってこれまで八幡駐車場として  │      ┃ ┃      │  賃貸借契約をしていた土地返却を宇  │      ┃ ┃      │  佐神宮側から求められ、契約を解除し  │      ┃ ┃      │  たという。ところで通常、賃貸借契約  │      ┃ ┃      │  も契約だから一方的に解除できるもの  │      ┃ ┃      │  ではない。しかも当事者間信頼関係  │      ┃ ┃      │  を基礎とする継続的な契約である賃貸  │      ┃ ┃      │  借契約は、他一回的な契約よりも契  │      ┃ ┃      │  約解除できる場合が限られると考えら  │      ┃ ┃      │  れている。賃貸借契約を解除できる場  │      ┃ ┃      │  合としては、双方納得して解除する合  │      ┃ ┃      │  意解除と法律で定められている契約解  │      ┃ ┃      │  除原因がある場合に、それを理由と  │      ┃ ┃      │  して解除をする法定解除とがある。今  │      ┃ ┃      │  回契約解除は合意解除だったかそ  │      ┃ ┃      │  れとも法定解除だったか。また法定  │      ┃ ┃      │  解除なら契約解除原因は何だった  │      ┃ ┃      │  か。そして現在その土地はどうなった  │      ┃ ┃      │  か。                │      ┃ ┃      │三、文化財保護行政について        │      ┃ ┃      │ (1)二〇〇四年に刊行された小部遺跡調  │      ┃ ┃      │  査報告書によると「宇佐市荒木黒川  │      ┃ ┃      │  に沿った低位段丘上に立地する古墳時  │      ┃ ┃      │  代前期集落跡を中心とした小部遺跡  │      ┃ ┃      │  は、昭和四十年代に黒川沿い水田で  │      ┃ ┃      │  鶏舎建築が行われた際にその土木工  │      ┃ ┃      │  事に伴ってほぼ完全な土器が掘り出さ  │      ┃ ┃      │  れたことがその発見端緒となる。そ  │      ┃ ┃      │  土器は古墳時代初め吉備地方土  │      ┃ ┃      │  器特徴に類似していたことから、小  │      ┃ ┃      │  部遺跡はいわゆる外来系古式土師器  │      ┃ ┃      │  が出土する遺跡として注目されるよう  │      ┃ ┃      │  になった。その後、大規模圃場整備事  │      ┃ ┃      │  業に伴い遺跡南側に幹線道路(現市  │      ┃ ┃      │  道フラワーロード東西線)が建設され  │      ┃ ┃      │  たことと、西側が県道と接しているこ  │      ┃ ┃      │  となどから、近年、商業施設や個人住  │      ┃ ┃      │  宅建築などによる市街化が進行するこ  │      ┃ ┃      │  ととなった。このため早急に遺跡範  │      ┃ ┃      │  囲や内容を明らかにし、関係者と遺跡  │      ┃ ┃      │  保護について協議を行う上で必要と  │      ┃ ┃      │  なる資料を得るため、「昭和五十七年  │      ┃ ┃      │  から平成十二年まで計十七次にわたる  │      ┃ ┃      │  発掘調査を実施した」という。この十  │      ┃
    ┃      │  七次にわたる長期調査に基づいて小  │      ┃ ┃      │  部遺跡特異性や重要性についてまず  │      ┃ ┃      │  説明を求めたい。           │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)皆さん、おはようございます。桜和会、議席番号七番和気伸哉です。月曜日お忙しい時間にもかかわらず傍聴にお越しいただきました皆様方、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。  さて先般、平成最後改選がとり行われ、議員数も一議席減り、二十三名議員が宇佐市新しい時代を担う議員としてスタートいたしました。議員平均年齢も五十七歳と若返り、ますますエネルギーあふれる議論が交わされ、さらなる議会改革により宇佐市議会が進化していくことを期待されています。  先輩議員知恵と経験を尊重し、若い議員方々アイデアと行動で市議会が活性し、宇佐市をよりよい方向へと進める願いを込めて、二期目最初一般質問をとり行います。  一項目め、中学生ヘルメット着用について。市教委、学校長、PTAを中心に協議が進んでいるさなか、最も心配していた自転車交通事故が先月発生いたしました。幸い頭部へ損傷は軽度であったみたいだが、生徒命を守るためにも、身を守る仕組みを早急に行政は作らなければならない。市教委がかじをとり正しい方向へ導くため、いつからこの制度を始めていくか。  二項目め、災害に関する情報について。梅雨時期を迎え、大雨、豪雨災害が今年も心配される中、全国自治体で災害緊急度を数値化する警戒レベルという制度が導入された。気象警報なども似通った情報があり、住民が混乱しなければよいが、対策は考えているか。  三項目め、健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発を。四月に日本高血圧学会はガイドライン改定を行い、血圧目標を引き下げた。この観点からひもといて、市独自健康対策と荒廃農地対策とあわせて、特産品開発でエゴマ栽培を提案したい。  一点目、市民を対象として、高血圧実態と今後取り組みは、計画があるか。  二点目、エゴマは機能性食品とかスーパーフードとして取り上げられ、高血圧予防と改善策としてとても有効なものであり、調べてみると、九州管内では余り特産化されていない。健康対策一環として、地元消費を前提にした生産者、生活改善、健康なまちづくりという地域イメージ(観光戦略)へと連携した取り組みを考えられないか。  四項目め、市内観光施設や公共施設Wi‐Fi整備について。住民サービスを初め、国内外観光客向けにWi‐Fi整備インフラは必要不可欠になっている。キャッシュレス化が進む中、時代からおくれた自治体にならないように計画的な整備が求められています。そこで、現在まで設置された施設、また、今後、設置計画ある施設をお伺いします。  五項目め、JR宇佐駅再開発について。宇佐市には二つ特急列車停車駅があり、柳ヶ浦駅は市中心駅、宇佐駅は宇佐神宮や昭和町、六郷満山へと利用される観光拠点と認識した上で、豊後高田市や国東市とともに、バスを利用した観光ルートを広域的に思案した駅前開発を考えられないか。  六項目め、国道沿線地域複合施設について。今まで何度かとり行われた住民説明会から時間が経過し、現在まで進捗状況と宇佐市が担当する項目について計画をお伺いいたします。  簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、和気伸哉議員一般質問に対する執行部答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長是永でございます。七番 和気議員一般質問にお答えをいたします。  四項目め、市内観光施設や公共施設Wi‐Fi整備は必要不可欠となっている。現在まで設置された施設、また、今後、設置計画ある施設はについてでありますが、観光客は現地において観光情報を収集する際、スマートフォンを利用することが多く、議員御指摘とおり、観光施設や公共施設Wi‐Fi整備が必要不可欠なものとなっております。  現在、市内二十カ所以上飲食店や宿泊施設、アフリカンサファリなど観光施設で自主的に無料Wi‐Fiが設置されております。市といたしましても、宇佐八幡駐車場、東椎屋滝駐車場、双葉里へOnsen Oita Wi‐Fiを設置いたしました。このOnsen Oita Wi‐Fiは、大分市、別府市、由布市主要観光施設において既に導入をされており、個別で認証が不要となるため、より観光客利便性が向上しております。  本年度も、場所については検討中ですが、二カ所程度設置を計画しております。今後とも旅行者満足度を高め、本市観光に付加価値をつけるためにも、無料Wi‐Fiサービス提供エリアを拡充してまいります。  以上で私から答弁を終わりますが、その他質問につきましては教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め中学生ヘルメット着用についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長竹内でございます。七番 和気議員一般質問にお答えいたします。  一項目め、中学生ヘルメット着用について。生徒命を守るためにも、身を守る仕組みをいつから始めていくかについてですが、市教育委員会では、PTA、地域とともに、登下校時や学校活動時を初め、児童等が自転車に乗る際ヘルメット着用に向けた取り組みを推進することを今年度学校教育指導方針に明記をいたしました。各中学校では、交通安全教室や全校集会等でヘルメット重要性を指導するなど、生徒自身安全意識が高まるような取り組みを進めており、現在、奨励にとどまっている中学校においても、ヘルメットを着装している生徒が増えていると聞いております。  また、親子でヘルメットをかぶること大切さを共通認識することを趣旨とする市PTA連合会運動と連携をしながら、各中学校では、PTA総会や学級懇談会、家庭訪問等機会を活用し、保護者へ啓発を推進しております。  今後も、命を守るという視点で、生徒と保護者にヘルメットについて意識を広げながら、新年度に向けて着装条件化も視野に入れ、自転車乗車時ヘルメット着装が実現するよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め災害に関する情報についてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長久保でございます。七番 和気議員一般質問にお答えいたします。  二項目め、災害に関する情報について、警戒レベル制度導入に関する対策についてですが、梅雨シーズンが本格化する前に、豪雨で土砂災害や洪水危険が予想される際、防災気象情報と警戒レベル関係を明確にし、住民がとるべき行動を示した情報提供運用が五月二十九日からスタートしたところであります。  これは、逃げおくれで多数犠牲者を出した昨年西日本豪雨で避難勧告や避難指示違いがわかりにくいなど、内容伝わりにくさが逃げおくれ一因とされた反省を踏まえ、五段階警戒レベルを用いた防災情報を提供し、住民がとるべき行動を明確化したものであります。  レベル三では、避難に時間かかる高齢者など要配慮者は避難する、その他人は避難準備をし、自発的に避難する。  レベル四では、避難場所等へ避難行動をとる。また、災害が発生するおそれが極めて高い状況等で避難場所へ避難はかえって命に危険を及ぼしかねないとみずから判断する場合には、近隣安全な場所や建物内上層階など、より安全な場所へ移動等緊急避難をする。  レベル五については、既に災害が発生している状態であり、命を守るため最善行動をとるという内容であります。  運用開始にあわせ、新聞、テレビ等を通じ報道されておりますが、議員御指摘とおり、住民へ周知は課題と考えております。市といたしましては、ホームページへ掲載ほか、六月末に配付される広報うさで周知並びに地域における防災学習会で啓発など、市民にわかりやすく周知してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目め健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発について一を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長松木でございます。七番 和気議員一般質問にお答えします。  三項目め、健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発について一点目、市民を対象として高血圧実態と今後取り組みはについてですが、本年四月に日本高血圧学会高血圧治療ガイドラインが改正され、高血圧基準値は従来どおりですが、降圧目標値が下げられました。一人一人が自分血圧に関心を持ち、生活習慣改善ができるように医療機関、行政、保健機関、産業などが連携し、社会全体で支える必要があると考えによるものです。  高血圧実態についてですが、本市国民健康保険加入者平成三十年五月診療状況では、高血圧症有病率は二四・八%で、県平均二二・八%より高く、県内八位です。また、高血圧一人当たり年間医療費は、平成二十九年度、一万六千二百六十五円で、県平均一万四千八百九十八円より高く、県内で七位となっています。  市では、健康意識醸成を図り、健康的な生活習慣が定着することを目的とした健康作り戦略一つに高血圧対策を掲げ、減塩キャンペーンや減塩を中心とした食生活改善普及啓発、また、食生活改善推進員や健康推進員など地域で健康作り組織育成や、飲食産業と連携したうさしおメニュー提供店普及等に積極的に取り組んでいます。  今後も継続して減塩を中心とした食事や運動、禁煙などを含めた高血圧対策を推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目め、健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発について二を経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長河野でございます。七番 和気議員一般質問にお答えいたします。  三項目め、健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発をについて二点目、エゴマ栽培を通じた生産者、生活改善、健康なまちづくりという地域イメージへと連携した取り組みを考えられないかについてですが、エゴマはシソ科一年草で、種子からとれる油や葉が血流改善や動脈硬化予防、アレルギー症状緩和に効果があるとされています。  本市においては、県や農協に問い合わせてみたものの、エゴマ栽培に取り組んでいる農家について把握はできませんでした。エゴマ営農体系については、栽培、収穫から加工、販売まで一貫して行われる、いわゆる六次産業に該当します。また、県北部振興局に尋ねたところ、収益性高い作物であることもわかり、本市が国農業構造改革と相まって取り組んでいる荒廃農地対策及び高収益作物導入等施策と整合し、生活改善や健康なまちづくりにも寄与することができる作物ではないかとも考えられます。  しかしながら、実質的に新規取り組みとなることから、導入に当たっては、栽培体系確立はもとより、加工や販売など二次、三次産業部門体系を構築する必要があることから、エゴマ栽培導入可能性について、今後、県や農協等関係機関と協議する必要があると考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目め、JR宇佐駅再開発についてと六項目め、国道沿線地域複合施設についてを建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、おはようございます。建設水道部長城でございます。七番 和気議員一般質問にお答えいたします。  五項目め、JR宇佐駅再開発についてですが、市都市計画マスタープランでは、JR柳ヶ浦駅を市玄関駅、JR宇佐駅を観光拠点駅として位置づけています。  現在、JR柳ヶ浦駅については、平成二十七年度に策定した基本構想もと、第一段階である駅舎及び北口広場整備を令和四年完成を目指し進めています。  JR宇佐駅については、周辺観光地と連携し、広域的な観光ネットワーク形成を掲げた整備方針を定めており、現在、県内交通会社による大分駅発着国東半島史跡巡り定期観光バスが毎日、宇佐駅に立ち寄っている状況です。  今後は、関係機関や関係団体、地元住民意見を把握するとともに、宇佐駅前整備について調査・研究してまいりたいと考えています。  六項目め、国道沿線地域複合施設について、現在まで進捗状況と宇佐市が担当する項目について計画はについてですが、現在、道路管理者である国土交通省と一体型で整備を行うため、地区説明会を行い、計画予定地用地測量を行っているところであります。  また、本年度は、国が行う駐車場、休憩室、情報室エリア及び防災エリアと、市が行う地域連携施設エリア等と用地取得を目指し、境界確認や建築物及び工作物補償調査等を国とともに実施いたします。  今後は、用地取得や造成工事を行うため設計及び各種導入施設機能を実現するために調査・研究を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)それでは、順次、再質問をさせていただきます。  まず、第一項目め中学生ヘルメット着用についてですが、市教委を初めですね、学校長、PTAと、多く皆様に御協議いただきながら丁寧に進められてきたではないかなというふうに敬意と感謝を申し上げます。しかし、報道等で毎日ようにさまざまな要因交通事故等が取り上げられ、より一層登下校安全対策が必要となってきているではないかなというふうにも感じております。  先日、市ホームページを見ていたらですね、自転車安全利用五則というものが取り上げられておりました。御存じでしょうか。大分県警取り組みではないかなと思うんですけれども、本市におきましては危機管理課がこのページを担当して、掲載しているところでございます。  その中に、子供はヘルメット着用というふうにうたわれて書いております。子供といいますと、幼児、児童というふうに捉えがちだなと思って、そのような形となんだろうなというふうに中身を見ていたらですね、この中五則目に、中学生や高校生が運転する場合とも掲載されておりました。  内容をちょっと御説明します。最近では、健康志向で自転車人気もあり、おしゃれなヘルメットも販売されるようになっています。中学生、高校生皆さんは格好いいヘルメットやかわいいヘルメットで、ファッション感覚で楽しんでみませんか。自分体や命を守ることにもつながり、一石二鳥ですよ。保護者方は、お子様へ働きかけをぜひともしてあげてください。お子様に何かあったときを想像し、ヘルメット着用で事故に備えましょうというふうに出ておりました。  大分県警だけじゃないとは思います。全国的にこういった事故事例が多発しておるんですけれども、今、このタイミングでですね、市としても、全国、そして国、県とともに、子供たちヘルメット着用に向けて取り組んでいくきっかけになるではないかなというふうに私は思っているんですが、その辺につきましてどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長竹下です。和気議員再質問にお答えいたします。  先ほど御紹介がありました部分ですが、交通安全週間ときなどに配られるチラシ中にも、やはりその一つとして、ヘルメット着装というが書かれているということを目にしておりました。  今、学校、PTA、また市教委も含めて、中学生登下校のみならず自転車に乗るときヘルメット着装については、昨年度、その前から取り組みを進めているところでありまして、少しずつではありますが、今年度は中学校一年生を中心にして、今までよりもヘルメットを自主的にと言いますか、保護者と子供共通理解中でかぶっている生徒が増えておるというも聞いておりますし、市教委としましても、ある程度と言いますか、校長会等とまた推進会議を持ちながら、ここは前向きにみんながかぶれるようになるような取り組みを、丁寧にと先ほどおっしゃっていただきましたが、進めていますし、そういったところを御理解いただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)重々承知しております。  学校関係者皆様、そして保護者皆様、何よりも、前回議会で御答弁いただきましたアンケート調査によるもので、子供たち自身が、ヘルメットをかぶったほうがいいんだという認識を持っている方が八割いたというようなことをお聞きした場合、やっぱり今、災害とどうしても結びつけて考えがちなんですけれども、自分命は自分で守るというふうなことを子供たちに植えつけていくような教育方針だと思っておりますし、今回、この自転車安全利用五則を守りましょうというものを見たときにですね、今回、私は中学生を取り上げておりますけれども、もう最初に自転車に乗り始めるときから、親が自転車を後ろで支えて一緒に教えていくころから、もうヘルメットをかぶるもんだというものを教えていく世の中なかなというふうにも感じています。それができていけば、おのずと自然にですね、学校生活中でも、ヘルメットをかぶる習慣がついていくではないかなと感じているんですけれども、ただ、それはまだこれから子供たちへ教育であって、今、中学校生活をされている生徒皆さん命を守るためには、やはりこういったことも啓発していかなければならないというふうに私は感じているところなんです。  何かあったときでは遅いし、今こうやって議会で取り上げられ、いろんな多方面で話し合いが行われ、やっぱりそうだったじゃないかというようなことにならないようにですね、ぜひお願いしたいと思っているわけです。  答弁中で少し気になる部分がありました。新年度に向けて着装条件化も視野に入れるとありましたけれども、この辺について少し詳細に説明ができるところがあればお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長竹下です。再質問にお答えします。  それぞれ立場から、今は決まりになっていない学校もありますけれども、その中でも、学校から指導や保護者へ啓発、また保護者と共通理解中でかぶっている人が増えているは先ほども申しましたが、そういう子供たちを一人、二人と増やしていく中で、やっぱり最終的には、自転車に乗って通学する子供たちが、命を守るためにみんながかぶるようになることが望ましいというふうにはずっと以前から言っていることであります。  四月まで間に少しずつ取り組みを進めていきながら、登下校自転車に乗るときにはヘルメットを使うというようなことを全員ができるようにというが条件化という言葉としておりますので、各中学校と協議中でも四月を目標にしていきましょうということは、市教委からお話中でもしているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)全員がかぶることが条件化という認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)そうですね。自転車通学際にはヘルメットをかぶるということであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)もちろん全員がかぶることが義務化として学校中で決まれば、全員がかぶることが大事なことであるんですけれども、各学校によってもですね、少し温度差があるかもしれないなとも感じています。  市教委が提言するように、来年度から取り組んでいこうじゃないかというような学校もあれば、もうちょっと時間がかかるんではないかという学校があるかもしれませんけれども、もしも全て、今、宇佐市四校中学校が、新年度に向けて同時にスタートさせていきたいとは思うんですけれども、させていくまで取り組みを伸ばしていくか、それとも、一校でもですね、順番的にもうやりたいと、うち学校はやっていくんだというような学校があれば、そこはそこで取り組んでいくというようなことでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。十分御理解をいただいていると思って、大変感謝をいたします。  やはり一斉に「せー」で始められる部分と、いろいろな方理解とともに進めていきたいということが根底にはありますので、一斉にということはかなわないかもしれませんが、それに向けて皆さんがやはり少しずつ取り組みをしていくということを大事にしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)わかりました。
     それでは、市教育委員会としましては、来年新年度ヘルメット着装に向けて、市教委として決定して取り組んでいくという認識でよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校と共通理解をして、そのように進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)わかりました。それでは、新年度、一校でもヘルメットをかぶっていくという学校が増えていくことを願ってですね、次質問に移らせていただきます。  二項目災害に関する情報について、再質問させていただきます。  いよいよですね、この時期、大雨へ警戒が必要な時期になってまいりました。昨年西日本豪雨では、答弁中にもありましたけれども、避難勧告が住民避難に結びつかなかったというようなことが大きな課題になり、このような警戒レベルというふうに、住民皆さんにわかりやすく説明ができる、また把握できる、行動できるものが導入されたというふうに認識しております。  本市におきましては、全域で初避難勧告が昨年発令され、緊張が走りました。そのとき避難率や避難者が多かった避難所、また、余り避難者が来なかった、少なかった避難所等がわかりましたらお聞かせください。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長加来です。再質問にお答えします。  昨年西日本豪雨避難率でありますけれども、昨年は七月六日に雨がひどくなりまして、十七時に自主避難所を開設しました。  その後、さらに雨がひどくなりましたので、最終的には市内全域に避難勧告というふうになりまして、そのとき避難率でありますけれども、大分県では約一%ということでありました。で、宇佐市につきましては、七月六日二十三時時点が最高人数でありましたけれども、避難対象者が五万六千五百六十五人で、避難者が二百三十四人ということで、約〇・四%でありました。  多かった避難所につきましてば、北馬城小学校が三十四人、少なかったところはゼロ人というとこもありましたが、この数字はあくまでも二十三時現在でありますので、それまでに帰った人もおれば、その後来た人もおるということで、若干入れかわりもある人数でありますが、最高時点ではそういう状況でありました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。  宇佐市で〇・四%避難率ということをお伺いしました。やはり西日本豪雨で逃げおくれた方々と同じような状況だったという認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  西日本豪雨も、岡山県などでは逃げおくれて、かなり死者が出たようであります。で、宇佐市につきましても二百三十四人というは、これまで避難勧告からすると一番多かった人数であります。ただ、〇・四%でありますので、私どもとしましては、しっかり皆さんに情報を伝えて避難をしていただくように啓発をしなければと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)悩ましい部分、なかなか難しい啓発だとは思うんですけれども、一つ御紹介させてください。  二百四十人を超える方が犠牲になった去年西日本豪雨ですが、市町村からもっとも多いところで八百六十万人に避難勧告等が出されていました。避難所に避難した人は〇・五%にとどまっています。これは宇佐市と余り変わらない数字です。全体的な数字が〇・五%だったというふうにお伺いしています。避難行動を起こす難しさがですね、浮き彫りになったというような事例です。  一方、避難が比較的うまくいったという地域もあります。そこからヒントを得ようと、大きな被害を受けた広島市になりますが、そうした地域に絞って詳しい聞き取り調査を行ったようです。なぜ避難をしたんですか、なぜ避難行動が起こせたですかというような聞き取り調査をしたようです。  対象地区は八百五十八人避難率は二二%に上りました。避難をした人たちに決め手となった理由を一つだけ尋ねてみますと、雨降り方などで身危険を感じたというが一つ、それと、周り人から避難を進められたんですよというような意見、この二つ意見がですね、二割強を示しております。また、インターネットなどで雨量や水位を見たことが決め手になりましたという人もいたようです。  本市も、先ほど発表していただいた避難実績をもとに、避難した人たちや家族などに聞き取り調査などは行いましたでしょうか。また、行う予定などはございますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  聞き取り調査ということは私どもではまだ行っておりませんが、いろんな研修会などで聞くには、市防災無線がきっかけにもなるんですけれども、やはり地区区長さんであるとか、身近な人から「避難しましょう」といって言われるが一番効果があるというふうに聞いております。  それから、あと避難所にはそういった人数でありますけれども、地元地区集会所であるとか、指定避難所ではない独自避難所を地区地区で開いて、そこにも多く人が行っているというふうなお話も聞いております。これは、この西日本豪雨ときだけじゃなくて、それぞれほかとき分でもそういった地区があるというふうに聞いております。  それから、もう一つは、自分ところはそんなに水害も日ごろないので、例えば家二階に避難をしただとか、要は自分中で安全なところに行ったと、そういったお話も若干は聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)聞き取り調査というか、そういうふうな形で一応情報はいただいているというようなことだと思います。  広島市は、八割人が避難勧告が出ていたことを知っていて、広島市は、避難情報に加えて、危険性をみずからことと認識できた場合に避難行動につながったというふうなことをおっしゃっています。また、地域ごと防災マップ作りや河川カメラなどを災害危険性を把握できる仕組み、地域連絡網やメールシステムなどを使って避難声かけを行うことを各地域に市から提言し、取り組んでいると聞いています。  そこで、先月、県水防協議会が行われたと思うんですけれども、一応、部長が多分出席されたと思いますが、その中で県が既にですね、二十二カ所に設置している河川カメラですね、河川監視カメラを今年度六十カ所に新設する予定ということをお聞きいたしました。本市で設置予定箇所などはございますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  河川監視カメラですけれども、先日、北部減災協議会という大分県と市と会議が行われまして、今、宇佐市内に水位をはかるところが、六河川七カ所で水位計がついております。そのうち二カ所が、駅館川別府橋と伊呂波川伊呂波橋二カ所に監視カメラがついております。七カ所うち二カ所ついておりますので、残り五カ所について、今年度末までに簡易的な監視カメラをつける予定だというふうに県ほうからお伺いをしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)残り五カ所をつけていくということでございました。  私ですね、地元になりますけれども、岩崎自治区になります。岩崎自治区は寄藻川と向野川に挟まれた集落です。先ほど北馬城小学校に三十二名方が避難されたというような実績を発表していただきましたが、やはり皆さんなぜ避難したかというと、川水位だったわけです。川水位が誰かしら情報で耳に入り、人から聞いて自分目で確かめて避難したというような状況だったと私は思っております。  主に水害が懸念される地域でもあるわけです。そこで、自治区が寄藻川と向野川に河川カメラを設置いたしました。このやり方は、無料アプリを使ってスマートフォンで二十四時間でリアルタイムで水位を確認することができます。電源は太陽光パネルを利用して、Wi‐Fiは近く御近所さんにお借りしてデータが取得できております。これは自治区財源で行いましたけれども、一カ所二万円ほどだったと聞いております。  避難勧告はですね、市が発表するんですけれども、市が把握し切れない地域状況をいち早くつかんで、場合によっては、市発表を待たずに避難を始めることもできるではないかなというふうに思っています。大事なことは、リアルタイムデータと自分目で確認した状況で判断していけるように、自治体は地域サポートしていくべきなではないかなというふうに思っているわけです。  実際避難勧告で避難させるではなくて、地域で判断していただけるようなシステムを作っていくというようなことがこれから求められていくではないかなと思っています。やはり自治体だけではサポートし切れないではないかなというふうにも考えているところです。  そのサポートをどのようにしていけばいいかという話になるんですけれども、地域にお任せではないんですが、こういうことを気をつけてやってください、こういう取り組みをやってくださいというサポートを、今現在行われていること御紹介していただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  地域へサポートですけども、市としましては自主防災組織作りというのに力を入れております。市内に約百九十自主防災組織がありますけれども、それぞれで避難訓練をしてください、避難訓練をする際には、必要であれば私どもも出向いて、地域ハザードマップ作り、そういったこと支援もしております。地域ハザードマップを作っていただきますと、地域ならでは危険箇所とか、雨が降ったらこういうところが危なくなる、ふだんは通れるんだけどここは通れないから、こっち側から通って避難所に行こうとか、そういった地図作りが一番重要かと思いますので、そういったものを含めて自主防災組織活性化事業ということで、区長皆様方にはお願いをしております。  それから、もう一つが、やはり地域防災リーダーということで、防災士要請も非常に必要となっております。私どもも各地区に一人は防災士をということで、ずっと養成を行ってきておりますが、まだ複数いるところもあるんですけれども、まだ一人もいない自治区もありますので、そういったところにもぜひ最低一人はということで今後もお願いをしていくようにしております。そういったところが、私ども取り組みになるかと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)昨年九月議会でですね、危機管理課は宇佐市地域防災計画を策定していますよというような答弁がありました。  この地域防災計画というは、市がですね、国や県と連携して修正を行ったり、また作り直して、ベースとなるですね、基本的な部分計画だと思っているんですが、これは地域ごとにですね、住民主体で防災計画を作ってですね、市と連携していくようなことは考えられませんでしょうか。  また、もう一つですね、有事際に、その防災計画を作った地域と情報共有ができるシステムなどもこれから必要になってくるかと思うんですけれども、それについてもわかる範囲で御答弁いただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  地域で防災計画でありますけれども、自主防災組織を作っていただくときには、地域で防災計画も一緒に作ってもらうようにしております。  その地域防災計画内容は、区長さんを筆頭に地域役員さんがおりまして、災害ときはどの方がどういう役割をするというような表を作っていただきまして、それプラス自主防災組織規約なども一緒に作ってもらうようにしております。  ただ、できてもうかなり年月たつところもありますので、区長さん、地区役員さんなども数年おきに人がかわりますので、そういった意味では、そのままになっている地区もありますので、少し実効性についてはちょっと私どもからすると薄いかなと思っておりますが、今後活動中でも、古い地区ところはまた役員さんがかわったりしたら、また新しく作りかえてください、そういった部分では啓発もしていこうとは考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)もしもその防災計画が動いていないであれば、市ほうからですね、もう一度こういった面を練り直したらいかがですか、こういった面を作り直してみませんかというような啓発も行っていただきたいと思います。  それと、システム情報共有ことなんですけれども、先ほど市が開いた避難所以外ところに避難したというような御答弁がございました。それは災害が起こった後ですね、多分、後日、聞いた情報なんじゃないかなと思うんですけれども、リアルタイムでその情報を市がやはり把握していくべきだと思うんですね。そのシステムをやはりつくっていかなければならない。避難所には今これぐらい人数がいるんですけれども、そのほかにここに何人いますよ、ここに避難している方もいらっしゃいますよというような情報システムも作っていくべきだと思います。  それはですね、今時代スマートフォンがあったり、そういった形で一元管理ができるようなシステムがあるはずです。ほか地域でも行っているところもありました。そういったことをやはり、これから時代ですね、本市は取り組んでいく、最先端情報管理、そして防災意識、命を守る取り組みというようなものに取り組んでいっていただきたいと願いを込めて、次質問に移らせていただきます。  三項目めになります。健康対策と荒廃農地対策につながる特産品開発をということでございますが、一つは高血圧内容について、データについて御答弁をいただきました。宇佐市は少し高い数字なかなというふうに感じていたんですけれども、減塩キャンペーン、塩に関するですね、塩に関する取り組み以外にこれから健康課で考えていることはございますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長出口でございます。再質問にお答えいたします。  高血圧対策は、減塩はもちろん、食事バランス、そして、ほかにも運動や禁煙、ストレスなどをためないなど食生活改善をすることが必要となりますので、今後も健康戦略を積極的に進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)健康戦略となるとですね、例えば食事、運動というふうな形が大きく上がってくるんですけれども、何か血圧を下げるに有効的なものというは調べられていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)お答えいたします。  同様答えになりますけれども、減塩や適度な運動すること、そういったもの教室等もありますので、そういった形で進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今、共働きで核家族化になった中で、休みを利用して運動していくというようなことも考えられますけれども、毎日食事中でですね、少しそういった減塩プラスですね、高血圧対策にもかかわってくるものが今回提案したエゴマというふうな形になったんですけれども、農政課にお伺いします。  例えば、エゴマを作りたい、栽培したいという方がいらっしゃったら、どのような支援、どのようなやり方、サポートがあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長河野でございます。和気議員再質問にお答えいたします。  エゴマを作りたいというような農家方がいた場合支援策ということでございますが、エゴマを作るに当たりまして、この近辺で本格的にやっている方はいない、九州においてもいないわけでありまして、しかしながら、県技術員と相談した中で、気候的に合っているかとか、土壌が合っているか、また近辺でこういう栽培をしている農家はいないかというを調査した上でですね、いるという事実もございますので、そういった方へ技術について指導を仰ぐとか、その人が本格的に導入するということなれば機械等も必要になりますので、そういったものについては県事業を活用するとかですね、まずは希望する方、希望する地域があれば、農政課において相談をしていただければ、前向きな支援はしたいということは考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)調べてもらえばわかると思いますけれども、九州管内にはなかったということですが、島根県川本町が既に百件以上農家が栽培していて、関連加工品が三十種類ぐらいあるというふうにお伺いしております。  島根県川本町について少し調査してみましたでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  調査いたしました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)宇佐市でそのような取り組みは可能だと感じましたでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  涼しい土地柄を好むというところもございますので、そのエゴマ栽培が大分県宇佐に適するかどうかは、はっきりは申し上げることができません。  しかしながら、取り組みとしてですね、やってみるという価値はあろうかというふうに考えておりますので、これがあとは本当に適するかどうかとかいうものについては、近隣では国東ほうが取り組んでいる農家がいるということでございましたので、そういったところに尋ねながらですね、取り組んでみるということは可能かと思います。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)わかりました。引き続きですね、調査・研究をお願いしたいと思っているところでございます。  エゴマは本当に健康面、そして宇佐市が取り組んでいる六次産業、また、作物としては収益性高い商品です。それをぜひ有効活用して前向きに考えていっていただければなというふうに思っているところです。  次質問に移ります。市内Wi‐Fi整備についてです。  答弁中で、二カ所程度設置を今年度計画しているということでございます。Wi‐Fiに関してなんですけれども、もちろん今時代ですね、携帯電話回線ではなくて、Wi‐Fiネットワークというは非常に大事なことなんですけれども、これは質問になりませんが、少し今後考えていただきたいということがございます。  今、米中関係で貿易戦争と言われておりますけれども、その裏に五G覇権争いがあります。この先、日本もグローバルスタンダードとして五Gに切りかわっていくことを見越した上でですね、このWi‐Fi整備とか、そういったことも考えていっていただきたいなと思います。  近隣地域では、ケーブルテレビが網羅されております。しかし、宇佐市はケーブルがありません。このケーブルテレビがないことをですね、今度はよかったと思えるときが来るかもしれません。五Gになると、今、取り組んでいる光回線ネットワークは必要なくなります。この五Gを見越して、将来的にこういったWi‐Fi整備、そういったものを取り組んでいくべきではないかなというふうに思っている次第でございますが、今行政、例えば情報統計課中でこのことを話し合われても、なかなか難しい面もあると思います。ひとつ、市部署課中で、そういった専門的な部課設置というも考えていくべきではないかなというふうに思っておりますが、総務部長、もしもその辺で答えられることがあればお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務部長。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長、久保でございます。お答えをいたします。  今、和気議員御指摘五Gに限らず、今、第四次産業革命波が来ているというふうに考えております。五Gだけでなくて、AI、RPA、いろんなものがこれから求められる時代になっていると思っております。  そういったもの情報は、市といたしましても、おくれることなくアンテナを高くして収集して対応する、または社会要請に対応できるような組織、機構を作っていくべきだというふうに常々考えているところであります。  そうは言っても、なかなか我々持てる情報というも限られるものがございますが、少しでも対応できるような横連携等がとれるような体制をですね、常に機構改革等見直しも行いながら、それぞれ各課で取り組む業務がどういったものが対応できていくかといったところで今後組織を見据えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)今は四G世界ではございますけれども、五Gグローバルスタンダードになれば、総務省専門家会議中で、各電柱にアンテナ配備がついていくような形になり、ほとんど地域に電波が届く、また二時間もの動画が今、四G中では三十秒でダウンロードできるわけですけれども、二秒、三秒という世界になっていきます。そうなると、車で見ているワンセグテレビがですね、フルセグに変わり、途切れることなく電波がつながっていくというような時代がもうすぐ目前に来てきていると思っておりますので、その辺も踏まえてですね、市としてやはり考えていっていただきたいなというふうに思ったWi‐Fi整備でございました。  次に、五項目めJR宇佐駅再開発について質問いたします。  広域的な観光ネットワーク形成を上げた整備方針ということでございますが、やはり今も国東半島巡りバスが出発はしておるんですけれども、やはりどうしても宇佐駅ロータリーや用地だとちょっと手狭になるではないかなということも地元中で懸念もしております。  ロータリーやバスが駐停車できる場所が少し確保できればなというふうには感じているんですけれども、その辺について将来話し合うものになるかどうかお聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長城でございます。和気議員再質問にお答えいたします。  駅前広場につきましては、宇佐駅が観光拠点駅ということで位置づけられておりますし、その必要性については感じておりますが、今、駅前については、議員がおっしゃられたとおり、手狭でございます。そういったときに、民家を買収するとか、そういったことについては、整備計画であったり今後計画を、皆さんニーズも含めてですね、それと、宇佐市だけじゃなくて広域的な駅になっているということもございますし、そのあたりは今後、私たちも調査・研究するという言葉にはなってしまうんですが、そのあたりは研究させていただきたいなというふうに考えております。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)ぜひ宇佐市だけではなくてですね、豊後高田市や大分交通、そういった方々と合同で話し合える場を持っていただいて、その駅前広場件について、一度、話を協議していただきたいなというふうに思います。  最後になりましたけれども、国道沿線地域複合施設についてお伺いいたします。  順調にですね、進んでいるではないかなというふうに思います。先日、地元、岩崎地区でもですね、用地確認、取得等話し合いがあり、測量等も行っていただいたと思うわけでございます。  一番私が聞きたいはですね、前回議会ときに、県議会でですね、末宗議員一般質問中で、県もできるだけ協力したいというふうなことをおっしゃいましたよということを私申し上げたら、すぐに県に協力要請を行いますというようなお話がございましたが、今段階で国が七割、市が三割というような財源配分だと思っております。  県はその中にどのように入っていただけることができるでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長熊埜御堂です。和気議員再質問にお答えいたします。  大分県につきましては、道関係窓口となっております。そちらとやりとりを含めまして、振興局ほうがうちほうに協力をしていただけるという声をいただいております。  また、振興局とやりとり中で、市が作ろうとしている地域複合施設建物にどういったものに協力していただけるかというを、今年度また振興局等と協議をさせていただこうと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)三割と言ってもですね、やはり多額な金額がかかってまいります。できるだけ大分県に協力していただいてですね、一緒になって市が行わなければいけない、担当となっているものの部分を協力していただけるようなれば、少しは助かっていくかなというふうに思っています。  また、今後、地元方々と協議、用地は測量が終わって、これである程度作っていけますよという段階になったとしても、この先ですね、いろんな面でまた、イベント件とか、防災件とかいう絡みがございますので、大変忙しいは思うんですけれども、説明会や協議会を開いていただき、十分な説明をしていただきたいなというふうに思っています。  その辺については今後も続けていくというような認識でよろしかったでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、地域方とともにですね、宇佐市発展ために話し合いを進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)和気伸哉君。 ◯七番(和気伸哉君)ぜひすばらしいものになって完成していけばなというふうに願いを込めて、今回一般質問全て終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、和気伸哉議員一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇三分               ───────────────                 再開 午前十一時十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)皆さん、こんにちは。三番 日本共産党赤野道和です。  議長にお許しをいただいたので、資料を二種類配りました。一つは、教職員働き方を変えたいというこの日本共産党パンフです。もう一つは、安心院町深見にあるこの仙写真です。詳しいことは再質問際に説明します。  では、質問に入る前に、三点だけ述べさせてください。  一点目は、今まで教職員としてお礼です。  私は、三月まで小学校教員を三十七年間してきました。そのうち三十四年間は、宇佐市学校でお世話になりました。是永市長にはお会いするたびに、宇佐市が小学校を存続しようとしていること、複式学級授業改善ため、市独自教員を配置してくれていることに対して、ぜひいいことは続けてくださいとお願いしてきました。複式学級担任を八年間した私にとって、とっても助かりました。特に市長、教育長、ありがとうございました。  二点目は、あらかじめお断りをしておきます。  初めて一般質問で、かなり緊張しています。新人議員なので失礼があるかもしれませんが、そのときは優しく御指摘ください。改善点があれば直していきます。  三点目は、日本共産とはそもそもどういう政党かについてです。  日本共産党は、国民こそが主人公、国民が主人公となる日本を作ろうとする政党です。その点でいくと、辺野古新基地をめぐって沖縄県民民意は無視して埋め立てを強行していく日本政府姿勢は、国民を主人公にしていないと言わざるを得ません。私自身は、学校では子供が主人公となる学校作りを目指してきました。政治世界では、国民こそ主人公、宇佐市民が主人公となれるように頑張っていきます。  それでは、五項目、十一点について一般質問を行います。  一項目めは、学校給食無償化を求めるものです。  一点目、憲法二十六条では義務教育は無償とうたわれています。そもそも無償化必要性について認識を問いたいと思います。  二点目、隣豊後高田市は昨年度から無償化を実施していますが、宇佐市として調査・研究をしているでしょうか。しているなら、そのデータ公開をしてください。  三点目、少子化や子供貧困対策としても、一部無償化や補助を検討する気はないでしょうか。  二項目めは、教職員過重負担軽減を求めるものです。  一点目、四月から働き方改革により、毎日超過勤務記録をパソコンにより把握していますが、四月、五月実態はいかがでしょうか。  二点目、このような調査だけでは正確な超過勤務実態は明らかにされないと思われますが、より実態をつかむため策は考えているでしょうか。  三点目、根本は、教育予算を増やさない、教職員を増員しない国や県姿勢を変えないと過重負担は減らないと考えますが、国、県へ働きかけはどのように行っているでしょうか。あわせて過重負担軽減ために宇佐市独自で努力していること、これから取り組もうとしていることはどんなことでしょうか。  三項目は、農家に宇佐市独自支援策を求めるものです。  一点目、宇佐市は大分県内有数穀倉地帯ですが、農業所得は大分県内、全国と比べるとどのような実態でしょうか。  二点目、そのような中で、農産物生産費に見合う宇佐市独自価格補償を拡充すべきと考えますが、現状と今後具体的計画はどのようになっていますか。  四項目めは、深見岩を整備し、観光活用を求めるものです。  一点目、去年三月議事録を読むと、湯布院、安心院、院内を結んで三院周遊という観光計画が論議されていますが、その後進捗状況はいかがでしょうか。  二点目、深見岩には春菜の花、桜時期には遠くから観光客が見えます。  ここで訂正があります。ダイケンジと書いていますが、ダイゲンジ間違いです。  山中腹にある大厳寺や山頂上展望所や登山道を整備して、院内、湯布院と結んで観光活用すべきと考えますがいかがですか。  五項目めは、差別解消に逆効果となる同和問題市民意識調査は中止したらということです。  一点だけですが、前回平成二十四年度調査では、差別掘り起こしや拡大につながるおそれある項目が入っていました。今回はどのような項目で調査を行おうとしているでしょうか。  これで一回目質問を終わります。宇佐市民にわかりやすい言葉で、誠実にお答えをお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、赤野道和議員一般質問に対する執行部答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長是永でございます。三番 赤野議員一般質問にお答えをいたします。  三項目め、農家に宇佐市独自支援策をについて一点目、宇佐市農業所得は大分県内、全国と比べるとどのような実態かについてでありますが、農林水産省が算出した平成二十九年分生産農業所得によりますと、全国所得額は三兆七千六百十六億円で、うち大分県につきましては五百二十四億円で、四十七都道府県中二十六位となっております。  なお、生産農業所得につきましては、市町村別には算出されておりませんので、参考値ではありますが、九州農林水産統計年報で県と市おのおの農業産出額から総農家数を除した数値を比較したところ、県平均農業産出額は約三百三十三万六千円に対しまして、市は約三百四十九万三千円となっておりまして、約十六万円上回っております。  二点目、宇佐市独自価格補償を拡充すべきと考えるが、現状と今後具体的計画はについてでありますが、本市では、市独自取り組みとしまして、水田転作作物である大豆につきまして、一ヘクタール以上及び基準単収以上作付農家に対し、十アール当たり二千円を助成しているほか、畜産部門では肉用牛、繁殖雌牛更新や増頭促進を図るため、一頭当たり五万円定額助成等に取り組んでいるところであります。  今後具体的計画についてでありますが、国が現在進めている水田農業等構造改革を促進させるため、県等関係機関と連携をいたしまして、園芸品目導入による米から高収入作物へ転換、農地集積、集約化による規模拡大など米作り低コスト化推進等を通じ、農業所得向上を図ってまいりたいと考えております。  以上で私から答弁を終わりますが、その他質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め教職員過重負担軽減ついてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長竹内でございます。三番 赤野議員一般質問にお答えをいたします。  二項目め、教職員過重負担軽減をについて一点目、超過勤務四月、五月実態はと、二点目、より正確な超過勤務実態をつかむため策はについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。  四月一人当たり時間外勤務平均は約三十九時間、一日当たり時間外勤務平均は約百十七分となっております。なお、五月は集計中でございます。  市教育委員会といたしましては、まず、本年度はタイムカード機能により勤務実態把握を行い、業務改善に努めるきっかけとすることが重要であると考えます。その結果を踏まえ、時間外勤務削減、学校完全閉庁日実施、業務改善と環境整備、適切な部活動推進、健康管理体制充実を柱とした取り組みを進めてまいります。  また、引き続き宇佐市立学校総括安全衛生委員会においても、現場意見を聞き、学校実態把握に努めてまいります。  三点目、国や県へ働きかけと過重負担軽減ために宇佐市独自で取り組むことはについてですが、教育予算増額や教職員増員等についても、全国都市教育長協議会などを通じて、国や県に対し、陳情や要望を行っております。  また、宇佐市独自取り組みとして、複式授業改善教員、多人数学級支援教員、習熟度別学習指導教員、学校主事、特別支援教育支援員を配置し、子供へよりきめ細やかな指導、支援を実現するとともに、教職員負担軽減に努めております。  さらに、今年度は部活動指導員、スクールソーシャルワーカー、ALT増員を図っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目め学校給食無償化についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長上田でございます。三番 赤野議員一般質問にお答えします。  一項目め、学校給食無償化をについて一点目、無償化必要性について認識をについてですが、学校給食法では、義務教育諸学校設置者は学校給食が実施されるように努めなければならず、学校給食実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食運営に要する経費を負担するとされています。
     本市においても、これに沿って、食材料費のみを給食費として保護者に御負担いただいています。また、生活保護受給世帯やそれに準ずる世帯方々につきましては、既に給食費全額が助成されているところですが、国に対して、九州市長会を通じて、学校給食基礎的経費である学校給食費については、保護者へ給食費負担軽減ため、公費負担を念頭に置いた財政措置を講じることという要望を行っているところです。  二点目、宇佐市として調査・研究をしているかについてですが、無償化に要する経費試算は行っていますが、現時点では実施については考えておりません。  三点目、少子化や貧困対策とした一部無償化や補助検討についてですが、子供人数にかかわらず支援が必要な世帯には、生活保護や就学援助など制度から支援が既に行われておりますので、現時点では子供貧困を理由とした新たな補助は考えておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目め深見岩を整備し観光活用をについてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長河野でございます。三番 赤野議員一般質問にお答えします。  四項目め、深見岩を整備し観光活用をについて一点目、湯布院、安心院、院内を結ぶ三院周遊観光計画進捗状況はについてですが、市では、宇佐、安心院、院内それぞれ異なる資源を有効に利用し、宇佐神宮または近隣市町に来訪した観光客が周遊できるルートで集客と受け入れ体制強化に努めています。  議員御指摘由布市と連携については、イベント時における出店や由布院駅前ツーリストインフォメーションセンターへ宇佐市パンフレット設置などを行うとともに、国内外プロモーションでは、県やツーリズムおおいた、近隣市町と連携し、ツアー造成営業活動も行っています。  別府、湯布院方面から安心院エリアへはアフリカンサファリ、東椎屋滝、安心院葡萄酒工房、院内エリアへは岳切渓谷、宇佐マチュピチュ西椎屋景などへ入り込み客数が年々増加していると考えられます。  二点目、深見岩を整備して湯布院、院内と結んで観光活用すべきではについてですが、深見岩は、国指定名勝耶馬渓六十六景一つで、集塊岩でできた百メートル大岩柱は、下から眺めもすばらしく、岩頂上からは由布岳や鶴見岳など美しい景色を見ることができます。  しかしながら、観光客ほとんどが湯布院へ続く県道沿い駐車場から景観を楽しむことにとどまっていますので、今後、頂上や展望所などへ案内も含めて、関係部署と協議してまいりたいと考えています。  また、深見地区まちづくり協議会が仙岩公園で春花見神楽を開催したり、協議会と地区住民組織による定期的な周辺草刈りや清掃活動も行われていますので、今後とも地域と連携により、周辺を含めた観光活用もできるよう、地元関係団体等と方向性を協議してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目め差別解消に逆効果となる同和問題市民意識調査は中止したらについてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長久保でございます。三番 赤野議員一般質問にお答えいたします。  五項目め、同和問題市民意識調査はどのような項目で行おうとしているかについてですが、市には部落差別を初め、あらゆる差別撤廃及び人権擁護に関し必要な事項を定め、平和な明るい地域社会実現に寄与することを目的とした宇佐市部落差別撤廃・人権擁護に関する審議会を設置しております。  審議会は、民生児童委員や人権擁護委員、市議会議員、区長、教育委員、学識経験者、各種団体代表、市総務部長、市教育次長で構成されており、市民意識調査につきましては、今後、この審議会で協議していく予定でございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)それでは、一項目めから順に再質問をして、深めていきたいと思います。  一項目め学校給食無償化をという部分ですが、答弁中では学校給食法ことのみを述べていますが、私ほうから給食についてもうちょっと考えたいと思います。  給食は教育一部です。日本国憲法第二十六条は、全て国民に対して等しく教育を受ける権利を保障し、義務教育はこれを無償とすると定めています。  一九五一年三月十九日に日本共産党岩間正男参議院議員が学校給食無償化を求めた際、当時政府ができるだけ早く無償にしたいと答弁していたそうです。できるだけ早くと言いながらも、もう六十八年もたちました。待ち切れないと、各地自治体で給食無償化が始まっています。本来は、憲法二十六条を全面実施し、国制度で給食無償化を実現させるべきです。教育長はどうお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(久井田 裕君)おはようございます。学校給食課長久井田でございます。赤野議員再質問にお答えいたします。  義務教育無償化ということについて絡みでございますけれども、最高裁判所判例によりますと、授業料が無償化対象となっておりまして、学校給食負担につきましては、昭和三十九年二月二十六日に最高裁において、保護者等負担として学校給食費を保護者等から徴収することは違憲とならないという趣旨判決が出ております。これに基づいて、当市におきましても食材費のみを保護者から負担していただいているところでございます。  それ以外分について無償化につきましては、重ね重ねになりますけれども、九州市長会を通じて国ほうに、公費負担を念頭に置いた財政措置を講じることということで要望を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)確かに学校給食法第十一条二項で、保護者負担とするということが書かれております。  しかし、先ほども述べたように、日本国憲法二十六条には教育を受ける権利を保障するために無償と定められています。また、学校教育法という法律があり、学校設置者が学校経費を負担することを定めています。保護者が経費を負担するという規定は、学校給食費以外、どこにもありません。学校給食法が特例でおかしいだと私は思います。  給食課長じゃなくて、教育そのものを問うていますので、教育次長、学校給食法と日本国憲法、どちらが上位だとお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長上田です。赤野議員再質問にお答えします。  日本国憲法と学校給食法、どちらが上位かということであれば、日本国憲法ほうが上位だというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ですから、憲法に無償と書かれている。これを優先させるべきなんです。  現実政治でも、共産党が与党京都府伊根町では、小中学校給食費、修学旅行費、教材費を無償化しています。  一点目はこれぐらいにして、二点目は省き、三点目へと進みたいと思います。  三点目、五月二十九日大分合同新聞に、広がる学校給食無償化という記事が載っていました。この新聞です。リード文だけ紹介します。  小中学校給食を無償化する動きが広がっている。実施する自治体数は二〇一七年度まで三年間で約二・五倍に増え、今年度から始めた自治体も各地にある。少子化や子供貧困問題へ対策と位置づけられており、専門家は、学校給食制度意義を今、社会ニーズを考慮して問い直す時期だと指摘すると書いてあります。  二〇一七年度文部科学省実態調査があります。二〇一七年度までに小中学校双方で無償化を始めていたは、二十八都道府県七十六自治体、小中学校いずれかを無償化していたは六道府県六自治体でした。一部無償化や補助をしていたは四百二十四自治体あります。全国千七百四十自治体に対して、二九・一%自治体が何らかの無償化、補助を実施しているです。これは、二年前調査なので、恐らく今ではもっと多く自治体、三割以上が無償化動きになっているだろうと考えられます。  執行部皆さんも恐らくこの記事をお読みになっていると思いますが、どのように考えましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(久井田 裕君)学校給食課長です。赤野議員再質問にお答えします。  その報道については存じ上げておりますけれども、全国状況につきまして、議員さんがおっしゃいました文科省調査結果も把握しております。  その調査結果につきましても、先ほど議員さんがおっしゃられたとおりなんですけれども、ただし書き中にですね、人口が一万人未満自治体が五十六自治体、七三・七%以上を占めるというようなところもあります。そういったところで、無償化実施につきましてはさまざまな目的で行われているものというふうに理解しております。  当市につきましては、支援が必要な世帯につきましては、それぞれ生活保護や就学支援といったそれぞれ制度から支援が既に行われているというふうに認識しておりますので、それ以外分については、これまでどおりですね、国に要望して結果を注視しながらですね、取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)先ほど一回目答弁中でですね、三点目ことについては、現時点では子供貧困を理由とした新たな補助は考えておりませんということで、貧困対策として生活保護、就学援助など問題を話されたんですね。  私が言ったは、少子化や子供貧困対策としても一部無償化や補助を検討する気はないですかということで、少子化対策視点がこの答弁中にはないわけですよ。少子化対策として補助、無償化、考えられませんか。再度お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校給食課長。 ◯学校給食課長(久井田 裕君)学校給食課長 久井田です。赤野議員再質問にお答えします。  少子化対策という分につきましては、当課でなかなか検討しづらいところでございますけれども、関係課等から全国的な動き等がありましたら、それを参考にしながら調査・研究していくところでございます。  ただ、全体的なこの無償化問題につきましては、繰り返しでありますけれども、既に国に要望しているところでございますので、それ動向を見守っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)この問題は二項目めともかかわってきますけれども、国、県に要望しているから待つという姿勢だけではね、世の中はよくならんわけですよ。宇佐市でできることを考えたいと。それで、学校教育課だけでは考えていけない部分、少子化対策部分は協議していきたいということでしたが、ぜひ協議してほしいと思います。  事前にですね、学校給食課にあらかじめ予算計算をしてもらいましたが、宇佐市小中学生を全額無償化するには二億近い予算がかかるそうなので、すぐには難しいかもしれません。  でも、少子化対策としてですね、三人以上子が宇佐市小中学校に在籍する所帯第三子以降、三人目以降に限り無償化した場合、多く見積もっても百十三万しかかかりません。中三と小六に限り無償化した場合でも、四百十四万しかかかりません。少子化や子供貧困化対策として、ぜひ一部無償化や補助を前向きに検討してもらいたいということを強く要望して、一項目め再質問を終え、二項目へ移ります。いいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)どうぞ続けてください。 ◯三番(赤野道和君)二項目め教職員過重負担軽減をというところで、私は学校教育課に五つ資料要求を出しましたが、最初は何も資料が出なかったんです。正直がっかりしました。  三月まで学校現場でともに働いていたものとして、教職員過重負担を本気で早急に解決しようとしているかと、つい憤りも覚えました。  一つ目四月、五月超過勤務記録実態を出してほしいという私要求に対して、やっと十三日若山議員に対する返答分データが出ました。先ほど答弁がありました。そのデータからまず再質問します。  四月一人当たり超過勤務は、月に三十九時間、一日約百十七分ということは、一日ほぼ二時間ですよね。そして、月超勤四十五時間を超える人が三三・八%、全体三分の一以上もいる。  学校教育課長、こんなにたくさん超勤をしても、公立学校教員には残業代は支払われませんよね。残業代ゼロですよね。確認します。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長竹下です。赤野議員再質問にお答えいたします。  残業代はということでありますが、この教育公務員時間外手当については、公立義務教育小学校等教育職員給与等に関する特別措置法、いわゆる給特法と言われているものですが、昭和四十六年に制定をされ、昭和四十七年から施行されております。その中で定められておりまして、公立学校教育公務員には原則として時間外勤務を命じることはできないとされておりますが、限定された四項目、校外実習、修学旅行等学校行事、職員会議、非常災害や緊急時やむを得ない場合に限り、時間外勤務を命じることができるとされておりまして、これは労働基本法や給特法にもよるものであります。  それにより、先ほど給特法第三条によりまして、教育職員には時間外勤務手当及び休日給を支給せず、勤務時間内外を問わず包括的に評価して、教職調整額月額四%が支給されるというふうなことが法により定められております。  教職員勤務態様特殊性、きっちり何時から何時までが時間外とかいうようなことが、一般行政職と同じようにはなかなかはかりづらいというようなことから、このような法になっているというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)課長おっしゃるように、いわゆる給特法もとに現場教職員は置かれています。  この法律は、戦後各地教職員が残業代を支払えと裁判を起こし、次々に勝訴していく中で、残業代支払いを回避するために政府が作った法律です。自民党のみ賛成で、一九七一年に成立しました。現行法律は九条からなる短いもので、その主な条文は三つあります。今、課長が三条と六条を述べましたので、ちょっと確認で三条と五条を言いますが、三条を確認します。  教員に一律教職調整額四%を給与として支給すること。そして、残業代は支払わないことを定めました。四%を払うかわりに、幾ら残業しても残業代はないよと。実際は四%ぐらいなもんじゃないわけですね、現場は。  そして、第五条で、教員は労働基準法三十七条、時間外労働、休日労働へ割り増し賃金支給義務づけ、これ適用除外としました。だから、時間外に働いても休み日に働いても、割り増し賃金なんかはありませんよと。  この法律もとでは、学校業務ために長時間働いても法律で限定四項目以外に時間外勤務はないということにされているために、法律上は時間外勤務となりません。ただ勝手に自発的勤務をしているとだけされかねません。このように、法律は完全に現実離れし、破綻しています。  もともと割り増し賃金を支給する残業代は、長時間労働を抑制するため制度です。その残業代制度を法律によって適用除外したことは、今日異常な長時間労働原因一つです。  学校教育課長と教育長に答弁を求めます。  まず学校教育課長、今給特法もとでは、いわゆる、かぎ括弧つきですが、自発的勤務をしているとされる例がほとんどですよね。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  自発的勤務というふうなことがいろいろな書面では書かれております。現実的に、例えば子供に関すること、保護者と連絡をとりたいときなど、相手方保護者さんお仕事もありますから、現実的には時間外になりますし、例えば教材研究等、それぞれ個に応じたさまざまな指導をするため、もうちょっとここまでやりたい、この子にはこうしたいとかいうような、そういった部分も、なかなか時間内中でできていないが実態であるというふうに考えています。それが教職員勤務というか、業務特殊性と言われているものであるというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)次に教育長、この異常な残業代ゼロ法制度ですね、給特法が今日長時間労働原因になっているとお思いになりませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えいたします。  給特法と長時間労働ことを直接的に結びつけるは、そういう部分もあるかもしれませんが、国ほうでも教職員給与在り方に関するワーキンググループ会議等を平成十八年に設置をして、この教職員時間外労働多さ、そして、そういった給与あり方についても見直し会議を持っているというふうに認識をしておりますので、今後、そういった国動向も注視をしてまいりたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)手を挙げてください。  赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)直接結びつけるという意味でありませんが、給特法そのものが、幾ら残業しても幾ら残業しても残業代ゼロということで、それが長時間労働を抑える力、抑制力が働かない。そういった意味では、長時間原因一つということが考えられると思います。  次に行きます。  四月超過勤務実態に戻りますけれども、月超勤が八十時間を超える人が宇佐市内に十八人もいるわけですが、この過労死ラインとされる月八十時間を超えていた十八人に対して、どのような改善策をとっているですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。
    ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  市教委ほうでも、それぞれどなたがということは学校長を通じ、そして、また市教委でも調査をしながら確認をしております。学校長ほうから、学校長にまずきちんとそこを把握してもらうこと、そして、その一人一人に対して声かけを行い、また、医師面談等、体調管理に努めるようにという指導をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)超過勤務にかかわって質問します。  天皇即位儀として祝日となった五月一日、人気配しない学校に日の丸だけがたなびく異様な風景が各地で見られました。安倍政権は四月二日閣議で、即位当日祝意奉表として、公共施設日の丸掲揚を決定しました。閣議決定に基づき、文科省も学校で掲揚を求める通知を出して、文科省から県教委、市教委と伝わりましたが、全国的には同じ自治体内でも学校対応が分かれているところもあったそうです。  さっきから何度も教育長にお尋ねするんですが、教育長、宇佐市でも五月一日に日の丸を挙げるように求めたですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  国や県から通知を通じ、県から通知に応じて各学校へ同じように通知をしたというふうに記憶しております。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)教職員長時間労働が問題となる中、文科省は働き方改革として、業務選別を教育委員会や学校に求めています。  そのような中で、休み日に日の丸を掲揚する、そういうことを求めることは働き方改革に逆行していると思います。五月一日は十連休中ちょうど真ん中、五日目です。休日に日の丸掲揚を求めることをしなければ、その分超過勤務時間は減らせると思いますが、教育長はどうお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  国や県から通知に応じ、市教委からもそういうふうに申しましたが、学校実情によって各学校で判断をして、判断というか、各学校で対応していただいたというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)そのことはちょっと後で言おうと思ったんですが、宇佐市独自で国、県言いなりではなくて考えられないか。後でまた話しますけれども。  じゃあ、具体的なパソコン話をします。  現在超過勤務記録は、朝、学校に来てパソコンを立ち上げて入力、退庁するときに入力する、そういう仕組みようですが、これだけでは正確な超過勤務実態はつかめないと思います。  四十五分間休憩時間、ほとんど教職員はノート、プリントを採点したり、児童会、生徒会、委員会など指導をしていることが多いと思います。それから、家に持ち帰って仕事時間。私も家でテストを採点したり、パソコンで学級通信や週予定や学校行事原案を作ったりしていました。  今システムで把握した四月一人当たり平均が一日に二時間ですから、これら休憩時間や持ち帰り仕事を加えると、実際は一日に三時間から四時間くらいになると思われます。  より正確な労働時間把握ために、どのような対策をお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  議員が今おっしゃりましたように、やはり子供を相手にしている学校現場中では、昼休憩時間も業務に携わるという部分が大きいというふうには認識をしております。また、持ち帰り仕事等も校内でできない部分が多々、先ほども申しましたけれども、いろいろな対応によりなっておるというは十分把握、認識をしておりますが、その時間外勤務中に休み時間や家持ち帰り仕事というは、現在ところ把握というか、計上されていない現状であるというは認識をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)今、パソコンで把握しているようですので、例えば、休憩時間と持ち帰り仕事時間を打ち込めるようにするとか、宇佐市共有フォルダ中に作るとか、何か工夫できないものかなと思うんですよ。  いずれにしても、現場教職員負担にならないやり方で、正確な超過勤務実態をつかむ工夫をしてほしい。アイデア出してほしいと思います。  次話に移ります。  せっかくパンフレットを配りましたので、ちょっと見てほしいんですが、執行部皆さん、市議皆さんに、教職員働き方を変えたいという日本共産党パンフをお配りしました。  これは去年十一月に発表した、教職員を増やし、異常な長時間労働是正を、学校をよりよい教育場にという教育政策をパンフにしたものです。十二月下旬、宇佐市内かなり教職員皆さんには郵送したり、手配りしたりして読んでいただきました。  教職員長時間労働は、三ページにもあるように、限界に達しています。月曜から金曜まで、毎日十二時間近く働き、土日も働いています。最近調査では、小学校教員三割、中学校教員六割以上が過労死ラインで働いています。  なぜ異常な長時間労働が続いているか。その一つが、四、五、六ページにある、国が教員授業負担を増やしたことです。私も三月まで現職でしたが、勤めていた小学校は、八時二十分に勤務開始、十六時五十分に勤務が終わるということになっていました。授業は水曜以外、毎日六校時まであり、六校時が終わるが十五時三十五分です。その後、帰り会をして、最後に補充学習もして、子供が帰るは十六時十分か十五分くらいでした。  それから職員室へ戻るともう十六時二十分。勤務時間終了まであと三十分しかありません。それから、プリント、テストを採点したり、ノートを見たり、学級通信や週予定を作ったり、自分担当している校務分掌提案文書を作ったり、とても終わるはずはなく、定時に帰る人はほぼいません。これが当初一日四コマならば、かなり時間を勤務時間中にやれるですが、現状一日六コマでは無理があります。  そこで、日本共産党は、異常な長時間労働なくすため、八ページ以降に四つ提案をしています。  一番目玉は、提案一教員持ち時間上限を一日四時間を目安に定め、それに必要な教員定数を増やすということです。小中学校教員定数を十年間で九万人増やします。予算では数千億円が必要ですが、先進国最下位教育予算をGNP比で二・九%から三・〇%へ〇・一%引き上げるだけでできます。  こうした中、政府は定数改善に踏み出さず、一年単位変形労働時間制導入で、長時間労働実態を覆い隠そうとしています。  教育長、国や県に教員定数を増やすように、どのような取り組みをしているですか。教員定数を増やすように、もっと強力に働きかけはできませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  先ほど答弁中にもございましたが、全国都市教育長協議会等を通じて、これは全国八百二都市、区教育長総意をもって宣言をし、また決議をし、国に陳情しております。その中に、少人数学級や障害多様化、また教員長時間勤務改善に対応した教職員定数改善計画策定を強く求めておりますし、また、その要望事項中には教職員定数改善、学級編制基準緩和等が掲げられております。  それから、それとはまた別に、全国市町村教育委員会連合会からも、平成三十一年度文教政策と予算に関する要望書等中では、教職員多忙化を解消できるため標準法改正等、強く要望しておるところでありますので、今後もそれをさらに続けていきますし、私たちにできることは、現場中で少しでも長時間労働が削減できるように、小さなことからではありますが、少しずつ積み重ねをしていきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)もう一つ私が言いたいこと、お願いしたいことは、その小さなことに関係するんですが、宇佐市教委が主体性を持つということです。文科省や県教委言いなりでは、宇佐市教職員は守れません。宇佐市教職員過重負担は軽減されません。例えば、さっき日の丸例。宇佐市は勤務時間外に揚げなくても、いいんじゃないですかみたいな。  例えばですね、私も宇佐市内教務主任会に毎年参加していました。年に一回、一月か二月ごろ開いています。ほか市町村では、年に二回も三回も開いているところもある。でも、宇佐市は年に一回で、必要なことのみを扱うというやり方です。宇佐市取り組み一部を私は評価した上で訴えているわけです。宇佐市教委が主体性を持つ。県、国言いなりにならない。  国や県から来てどうしてもやらなきゃいけないことは、現場様子をよく見て、現場に役立つ宇佐市内やり方でやると。これが過重負担軽減につながるではないでしょうか。  もう時間がないので、答弁は結構です。  最後に、現場教職員皆さん声を幾つか紹介します。  宇佐市内ある校長先生に先月お会いしましたが、働き方改革、働き改革と何度も言われるが、現場仕事は増えるばかり。何も改善されていないと話されていました。  先々週六月八日、大分県教組宇佐高田支部定期大会が安心院文化会館で開かれました。その議案書中にも同じようなことが書かれていました。出退勤管理システムが導入されたり、四月から施行された働き方改革関連法により時間外労働が制限されたりするようになったことで、管理職からは例年に比べて早く帰ろうと声をかけられるようになりました。しかし、教職員数が不足している上に、業務量も多くなる一方で、持ち帰り仕事や土日出勤も増えている実態がありますとありました。  私自身も学校現場ことが気になるので、四月からずっと学校様子に気を払っています。通りかかった学校様子を話します。  四月、学年初め忙しい時期、夜遅くまで電気ついている学校が多かったです。五月、十連休中にもかかわらず、管理方や担任が出勤していました。そういえば、私も去年までは五月連休中には一日か二日、学校に行って、教育課程を仕上げたり、学校、学級仕事を進めたりしないと間に合わないという状況でした。  先ほど教職員組合議案書後半部分には、次ような情勢も載っていました。  宇佐、豊後高田両市ともに、パソコンによる勤務実態把握仕組みが導入されはしましたが、この超勤実態把握を業務量削減、教職員定数増、加えて教育予算増議論へと結びつけなければ意味がありません。一刻も早い長時間労働是正策が政府責任もと、学校現場に具体的に示されなければなりませんとありました。そうです。ここにあるように、市教委がつかんだ超勤実態把握を過重負担軽減へと改善につなげなければ、何意味もないです。  そこで、最初質問で述べたように、国、県へ言うべきことは言う、働きかける。限界があるでしょうが、宇佐市独自で工夫できることはやる。そういう姿勢で教職員過重負担軽減に早急に取り組んでいってもらいたいと考えるです。  以上で二項目め再質問を終え、三項目に移ります。  農家に宇佐市独自支援策をというところでしたが、農政課からかなり詳しい資料をいただきました。  まず、農家に一戸当たり農業産出額で大分県と宇佐市を比較した場合、年間で宇佐市が県平均を約十六万上回るということで、少し安堵しました。ただ、農産物生産費に見合う宇佐市独自価格補償では、現状では三つ事業があるが、今後具体的計画は特にないというが気になりました。  先ほど説明がありましたが、今後計画がどうして特にないか、その具体的な理由をもうちょっと突っ込んで教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)農政課長河野でございます。再質問にお答えいたします。  宇佐独自価格補償という点につきましては、特に議員おっしゃられるは、米価格が補助金等がなくなり下がっているという部分かもしれませんけれども、特に水田農業においては、米にかわる園芸品目を導入するとかですね、米づくり自体を低コスト化する、それから、また生産性を上げるということは農地を集積する圃場整備を大区画化するというようなことでございます。  また、あとは売れる米作り、多収品種、業務用米を増産するとか、そういった傾向になっているところでございまして、ここに今、市独自交付金を出すということは国政策とは反するということ、また、米需要自体が毎年八万トンから十万トンずつ減ってきているという状況中で、需要に見合ったものへ減らす必要もあることから、米へ補助金等は考えていないということであります。また、他作物につきましても、基本的には国や県各種補助金がございます。これを有効に活用することを基本としているところでございます。  以上であります。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)時間がないのでもう質問はしませんが、宇佐市場合ですね、農業が中心ですので、農業所得向上を図って農産物生産費に見合う市独自価格補償を拡充してもらいたいというこの思いで、担当課長、精力的に活動していただきたいと思います。  次へ移ります。四項目めです。  深見岩を整備し、観光活用をということで、皆さん方に写真を配りましたので、最初に配付した仙写真説明から入ります。  一番写真は、県道安心院湯布院線沿いにある看板です。字が小さくて見えにくいでしょうけれども、宇佐市名前で説明書きがあります。二番は県道から登山道入り口を見たところです。三番は入り口、登り口です。ここから十分も歩かないで四番に着きます。広場一角に五番大厳寺があり、その中には、見えにくいですが、六番千手観音が安置されています。この大厳寺からまた十分も歩かないで、山頂上に着きます。七番にあるように、以前はここに展望所があったですが、今は朽ちて荒れています。でも、その前からは深見南部給食センターや宇佐市地域交流ステーションなど、本谷が一望できて、とってもすばらしい景色が広がっています。  ここで具体的にお尋ねします。  宇佐市として整備が可能と考えられるはどのあたりでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長尾方でございます。  現在、整備というようなことでございます。確かに山頂から眺望もすばらしいものがあるんですが、議員御指摘ように、木製展望所、こちら等もかなり朽ちたような状況でございます。こういった点を、関係課といろいろ安全対策も含めて協議して、整備を図っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)深見岩には、私、深見小一回目勤務ころ六年生を担任していて、総合的な学習時間で何回も訪れて地域学習をしました。そして、仙歴史や千手観音ことを創作劇にして文化祭で発表しました。  また、二回目勤務昨年度は、PTA父親部企画、親子ウオーキングで、保育園児や小学生とお父さんたちで頂上まで登り、地域を見直すことができました。  ぜひ、宇佐市として環境整備できる分はどの部分なか、そして、現時点では観光客は下でとどまっていますが、登山道を登ればこんないいお寺があって、もっと上がればすばらしい眺観が開けると、そういうことで、ぜひ整備をお願いして、院内、安心院を含んだ観光活用を望みたいと思います。よろしいでしょうか。  時間がもうないので、答弁はもう結構です。  では最後に、五番目差別解消に逆効果となる同和問題市民意識調査を中止したらどうかという部分で、答弁は余り具体的なことがないわけですが、前回平成二十四年度調査では、差別掘り起こしや拡大につながるおそれがある項目が入っていました。これが結果報告書です。  この中に、例えば問い二十では、あなた、または、あなたお子さん結婚相手が被差別地区出身人とわかった場合、あなたはどんな態度をとりますかと問いに対して、結婚する、結婚させる、結婚しない、結婚させないなどと答えさせます。  憲法二十四条では、婚姻は両性合意のみに基づいてと定められています。例え親であっても、結婚させるとか結婚させないとか、こういう選択肢を迫ること自体、憲法違反だと思います。削除する気はありませんでしょうか。  また、問い二十一でも、家を探していたらよい物件があったが、その家すぐ近くに差別地区があり、同じ町内とわかった。あなたはどうしますかと問いを出しています。これも憲法二十二条に保障された居住自由侵害であり、問題です。削減をする気はありませんか。答弁を求めます。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(垣添隆幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長垣添と申します。赤野議員再質問にお答えいたします。  前回アンケートというか、意識調査は平成二十四年度に実施しております。差別解消法が平成二十八年十二月に施行されており、その中附帯決議では、新たな差別を生まないよう慎重に取り扱うようと課題点を書いておりますので、そういう議員さんから意見もあったということと、法趣旨を委員さんにちゃんと説明をしてから、項目はその審議会で決定すると思っています。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)附帯決議注意事項というをぜひ守って、審議会中で問題ある項目は削除する方向でぜひ論議してもらいたいと思っています。  関連してもう一個聞きます。  これまで議会でも宇佐人権連と協議でも、宇佐市には被差別地区はないと繰り返し明言してきているわけです。平成二十四度年調査問い十九から問い二十二は被差別地区に関する質問です。ないと言っている被差別地区に対する質問は、本来成り立つはずはないんですね。差別掘り起こしと拡大につながり、差別解消に逆効果となるんじゃないかと危惧するわけです。そうなる市民意識調査は中止したらどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(垣添隆幸君)人権啓発垣添です。赤野議員再質問にお答えいたします。  法趣旨でもありますように、新たな差別問題が出ております。というは、インターネット問題です。これに関しては、宇佐ほうでも掲示板書き込みというは現状ございます。そういう形で、差別風潮が新たな差別形態を生み出すような形になったが今現状と思っておりますので、今後人権意識調査に関しても慎重に取り扱ってまいりたいと思います。  以上でございます。
    ◯議長(衛藤博幸君)以上で、赤野道和議員一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時二十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時十八分               ──────────────                 再開 午後一時十八分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、皆さん、こんにちは。午後、一番集中力を欠く時間ですけど、ぜひ集中して聞いていただきたいと思います。  四年ぶりにこの場に立つことになりました。この場に送っていただいた多く皆様に、まずは感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  そろそろ梅雨に入ろうとする時期でありますが、院内、安心院でもナイターソフトボール大会が始まりました。宇佐地区ほうも来週からソフトが始まると聞いております。ソフトボールといいますと、今週土曜日、大隈議員が大活躍する予定議員ソフト県大会が予定されております。エースで四番でしたが、四番座はちょっと危ないんじゃないかと、そんなふうに感じております。ぜひ皆さんと力を合わせて頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、本日は五項目について質問させていただきます。  まず、一項目め、全国的に高齢者ドライバーによる事故が多発しております。そんな中で運転免許自主返納について質問いたします。  一点目が、自主返納者制度内容について。  それから二点目が、自主返納者へ支援内容及び課題についてであります。  次に、二項目め、交通弱者に対する支援についてです。  一点目、コミュニティバス運行状況と課題について。  二点目が、運行要望が高い地域へ今後対応について。  三項目め、買い物弱者へ支援についてです。  一点目が、愛宅配便。済いません、これ、訂正をお願いします。愛おつかい便ですね。両院地域で行われています愛おつかい便現状と課題。  それから、二点目、その他買い物弱者に対する支援についてお伺いいたします。  四項目め、自転車安全利用についてです。  一点目、中学校でヘルメット着用に向けた取り組み状況。  二点目、ヘルメット着用義務化考えはないか。  三点目、ヘルメットを購入時支援策は。  それから最後に、五項目め、スポーツ施設整備についてです。  一点目、今後スポーツ施設整備計画について。  二点目、要望や施設改修対応状況についてです。  以上、五項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野睦夫議員一般質問に対する執行部答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長是永でございます。九番 河野議員一般質問にお答えをいたします。  一項目め、運転免許自主返納者に対する支援について一点目、自主返納者制度内容についてでありますが、高齢者交通事故減少を図るため、運転免許が不要になった方や加齢に伴う身体機能低下等ため、運転に不安を感じるようになった高齢ドライバー方に対し、自主的に運転免許証を返納することができる制度であります。  二点目、自主返納者へ支援内容及び課題についてでありますが、本市では、平成二十八年四月から運転免許証自主返納者支援事業として、七十才以上高齢者が運転免許証を返納した場合、合計一万円相当公共バス回数券、市内コミュニティバス回数券、市内タクシー・コミュニティバス共通回数券いずれかを交付しております。また、希望する人に交付される運転経歴証明書を提示いたしますと、サポート加盟をしている県内スーパーやメガネ店、薬局等で割引など特典を受けることができます。  課題としましては、タクシー回数券等交付が返納時のみとなっているため、継続的な支援はできないかと声もありますが、この支援事業を開始して以降、自主返納者数が増加しており、一定成果が得られているものと考えております。  今後につきましても、高齢者による交通事故を抑止するため、運転免許証自主返納を促すとともに、高齢者へ交通安全啓発活動などを通じて、安全な交通環境推進を図ってまいります。  以上で私から答弁は終わりますが、その他質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目め自転車安全利用についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長竹内でございます。九番 河野議員一般質問にお答えいたします。  四項目め、自転車安全利用について一点目、中学校でヘルメット着用に向けた取り組み状況と、二点目、ヘルメット着用義務化考えはについては、関連がありますので、一括してお答えいたします。  市教育委員会では、PTA、地域とともに、登下校時や学校活動時を初め、児童等が自転車に乗る際ヘルメット着装に向けた取り組みを推進することを、今年度学校教育指導方針に明記いたしました。  各中学校では、交通安全教室や全校集会等でヘルメット重要性を指導するなど、生徒自身安全意識が高まるような取り組みを進めており、現在、奨励にとどまっている中学校においても、ヘルメットを着装している生徒が増えていると聞いております。  また、親子でヘルメットをかぶること大切さを共通認識することを趣旨とする市PTA連合会運動と連携をしながら、各中学校では、PTA総会や学級懇談会、家庭訪問等機会を活用し、保護者へ啓発を推進しております。  今後も、命を守るという視点で、生徒と保護者にヘルメットについて意識を広げながら、着装条件化も視野に入れ、自転車乗車時ヘルメット着装実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。  三点目、ヘルメット購入時支援策はについてですが、市教育委員会としましては、ヘルメット着装に向けた取り組みを推進するために、ヘルメット購入時支援を視野に入れ、調査研究しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目め交通弱者に対する支援についてを総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長久保でございます。九番 河野議員一般質問にお答えいたします。  二項目め、交通弱者に対する支援について一点目、コミュニティバス運行状況と課題はについてですが、宇佐市コミュニティバスは、路線バスが運行していない地域及び路線バスが撤退した地域公共交通空白地域を中心に二十六路線三十二系統で運行しており、通院や買い物等に利用するなど、日常生活移動手段として重要な役割を担っているものと考えております。  しかしながら、便数や時間帯などについて利用者ニーズと合っていない、バス停まで歩いていけないなど御意見があることも認識しております。  近年では、利用者数低迷に加え、運転手不足が大変深刻な問題となっており、本年九月末をもって路線バス廃止や減便が予定されております。そのため、コミュニティバスやスクールバスを運行することとしており、あわせて廃止となる対象地域で行ったアンケート調査をもとに、増便やダイヤ改正を行うため予算を本議会に提案しているところであります。  二点目、運行要望が高い地域へ今後対応についてですが、地域から要望については関係者へヒアリングにより実態把握に努め、まずは区長を中心とした地域意見を聞いた上で、可能な限り対応してまいります。昨年は、柳ヶ浦地区より新たなコミュニティバス路線新設や山下地区より路線変更要望があり、関係地域総会等で意見集約を経て、実証運行を行ったところであり、今年度、本格運用に移行する予定となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目め買い物弱者へ支援についてと五項目めスポーツ施設整備についてを経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長河野でございます。九番 河野議員一般質問にお答えいたします。  三項目め、買い物弱者に対する支援について一点目、愛おつかい便現状と課題はについてですが、宇佐両院商工会では、愛おつかい便(高齢者等宅配サービス)事業として三名を雇用し、安心院、院内及び麻生地区に週二回、食料品や日常生活用品等を配達しながら、独居老人等安否確認を行っています。  平成三十年度は、登録者数六百五十四人、利用回数二千五百三十一件、売上額八百四十一万四千円、手数料収入百八万円となっており、市としましては、本事業に対し、四百四十万円補助を行いました。  課題としましては、利用件数減少に伴う売上及び手数料収入減少、人件費等経費増加が上げられます。  二点目、その他、買い物弱者に対する支援はについてですが、日常買い物に支障を来している地域における買い物利便性や地域活性化を目的とし、日用品販売のみならず、市税や公共料金収納事務を行うコンビニエンスストア出店を促すため周辺地域コンビニエンスストア設立補助があります。  また、福祉施策一環として、対象者は限定されますが、重度障害者タクシー料金助成事業や介護予防・日常生活支援総合事業中で支援を行っています。  五項目め、スポーツ施設整備について一点目、今後スポーツ施設整備計画はについてですが、市スポーツ推進計画目標であるスポーツできる場所づくり具体的な整備方針として、平成二十七年度に策定した整備計画に基づき、平成森公園をスポーツ拠点として整備しており、本年六月をもって第一期工事が完了する予定となっています。  一方、推進計画策定から約六年が経過し、施設利用状況や競技人口、施設整備に対する住民ニーズなど変化も十分に予想されることから、中間見直しとして、今年度に推進計画改定を予定しているところです。  今後スポーツ施設につきましては、その後に策定された公共施設等総合管理計画と整合性を図りつつ、老朽化現状等を踏まえ、計画的に対応してまいりたいと考えています。  二点目、要望や施設改修対応状況はについてですが、本市スポーツ施設において競技団体や地域方々から御要望に対しましては、必要性や緊急性に応じて、市総合計画に基づく実施計画を策定し、整備・改修を行っており、最近では、平成森公園においては陸上競技場人工芝改修やクロスカントリーコース整備を、総合運動場では武道場空調整備や防犯カメラ設置等を行っています。各競技団体から要望に基づき、サッカー、陸上、卓球などスポーツ備品を新たに購入するとともに、また、今議会においても総合運動場武道場柔道畳更新予算を別途提案させていただいているところです。  今後につきましても、スポーツに関するニーズが多様化する中、市民が安全に安心してスポーツや運動ができる環境整備に努めるとともに、施設利用者数や競技人口、建物老朽化状況等を踏まえたスポーツ施設長寿命化計画について、調査研究を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、再質問をさせていただきます。  まず、免許自主返納制度についてです。  先ほども触れましたが、全国的に高齢者ドライバーによる事故が多発して、非常に痛ましい事故も発生しております。今、現状で市内における交通事故、人身事故状況、それから、そのうち高齢者ドライバーがかかわったといいますか、加害者となった事故件数というは、大体何件ぐらいあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長加来です。再質問にお答えします。  市内交通事故状況でありますけれども、平成三十年発生件数、人身事故が百七十一件あります。そのうち高齢者が関係する交通事故がうち七十五件で、約四四%というような状況になっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)六月六日合同新聞にも、四月十九日に東京池袋で遭った事故を契機に免許自主返納者が増加しているというニュースが出ておりました。一週間で百七十八件、昨年同期に比べて約二倍ぐらいに増えているということで、今、市内でですね、免許自主返納をされている方、昨年で結構なんですけど、状況を教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  免許自主返納制度ですけれども、平成二十八年度から始まっております。その件数ですけれども、二十八年度が百七十五件、二十九年度が二百四十二件、三十年度が二百三十五件となっております。  最近返納状況でありますけれども、四月が十九件で、五月が二十九件となっておりますので、やはりその交通事故以降はだいぶ増加をしていると考えております。  六月につきましても、先週までで十六件、その月半分が十六件でありますので、単純計算すると三十二件となる予想ですので、やはりその交通事故以降は宇佐市でも返納者が増えていると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほど自主返納事業で、七十歳以上高齢者が自主返納をした場合、一万円相当バス回数券等とあったんですけど、県下もいろいろ見てみると、大体、金額的には一万円相当ところが多かったんですけど、先ほど答弁にもあったように、継続的な支援にはなかなかならない。  タクシー回数券を一万円、例えば院内から宇佐病院に通うと、往復で一万円ぐらいかかってしまう。そういった場合ですね、やはり高齢者で通院されている方で、なかなか免許を返納しづらいといいますか、してしまうと、大隈議員質問中にもあったように、死活問題になるということで、今後、今、答弁にあった支援内容を見直そうという考えは、今おありでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  宇佐市支援内容ですけれども、最初答弁にあったように、合計一万円相当タクシー券とかコミュニティバス回数券などを配布しております。  議員もおっしゃられるように、大分県下、私が調査した中では、宇佐市を含めて十二市町でこの制度やっておりまして、大体一万円相当コミュニティバス回数券を配布しているところが多い状況であります。  宇佐市については、タクシー券も使えるようにしておりまして、県内状況を見まして、金額としても一万円相当が今ところ相当かなとも考えておりますので、この内容でもうしばらくは行きたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)県下状況に合わせる必要はないので、これからどんどん増えていくとは思うんですけど、やはり免許を返納しやすい環境を作ってやるが大事じゃないかなと、そんなふうに思います。  「しばらく」と今言いましたけど、やはりそういった点は継続的な支援にはなりませんけれど、誠意を込めて見直す必要があるんじゃないかと、そんなふうに思います。  先ほどは池袋事故を契機と言いましたが、今月に入っても福岡市内でもありました。その記事中にですね、ある高齢者が毎日免許を返納しようかと考えている。家族も反対している。ただ、その反面ですね、車とバイクを手放したら買い物や通院をどうしたらいいかと難しい決断を迫られていると。こういった状況は当然宇佐市においても、そういった決断を迫られている人は多いと思います。  なかなか免許返納に踏み切れないという方が多いと思うんですけど、そういった実態調査とかいうは行っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  免許を返納しづらいという、実態調査はしておりませんが、免許を返納したときに、やっぱりお話を聞く中では、自分ではまだまだ大丈夫だと思っていたんだけれども、子供たちに説得をされたとか、今日から運転ができなくなると寂しく思う、今後交通手段が心配だ、事故を起こして返納をしとけばよかったと後で後悔するよりもというふうで、やはり返納に対する若干ハードル、それから、また今後、車がなくなった後をどうしようかという不安気持ちが相当あると思っております。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)そういった声は非常に多いと思います。  全国的にもですね、高齢者運転交通事故が相次いで、非常に社会問題となっております。さっき言ったようにですね、中山間地域では特に免許を返納することは死活問題になりますし、返納に悩まされている高齢者が返納しやすい環境作りというが大切なんじゃないかと思います。  先ほど回数券等、しばらくこのまま行くというふうな形でありますが、では、どういった面でフォローしていくかということで、やはり移動手段確保が重要じゃないかと、今できるとしたらですね。移動手段確保ということで、そういった面で、次項目なんですけど、コミュニティバス運行についてちょっと質問をさせていただきます。  まず、そもそもコミュニティバス目的というは、先ほど答弁にもありました交通空白地域を補うことで、高齢者や学生など、いわゆる交通弱者に対し、病院や駅等交通手段を確保することが目的ということで、それで、今度、バス路線が廃止になります。院内にとっても死活問題でありますが、そのバス路線廃止に伴う影響といいますかね、通院、通学へ影響というは、どんなふうに捉えているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長出口でございます。河野議員再質問にお答えします。  先ほどから免許返納支援というと、やっぱり一番大事なは返納後交通手段充実、そういう環境整備というが、支援もそうですけれども、それが重要になってくると認識しております。  それで、廃止コミュニティバスということですけれども、今、院内地域につきましては三路線出ておりますけれども、この廃止に伴いまして、既存コミュニティバスルートを含め、また新設も含めてですね、先日答弁でも回答いたしましたけれども、買い物、通院利用者ニーズに合わせるということで、沿線高齢者方にニーズ調査を行いまして、今よりももう少し利便性をよく、時間帯に合った、そういう声をいただきましたので、改変しまして、本数も増やしまして、現状よりも少なくとも下がらない、もっと向上させる、そういった考え方で、コミュニティバスダイヤ編成、ルート編成を行ったところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先ほど自主返納話でもしたんですけど、やはり免許返納したいと。もう自分で運転するが正直怖いと。ただ、二週間に一回通院している。結局、タクシーを使えば、一日往復で一万円。せめてコミュニティバスでも走ってくれれば大変ありがたいというような御意見がありました。  ダイヤ改正予算計上をしていると思うんですけど、例えばですね、今はコミュニティバスバス停とかありますけど、どこでも乗り降りできるような状態というは作れるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  今、院内地域路線バス廃止に伴いまして、どこでもというをクローズとしておりましたは、やはり路線バスと競合という部分を考慮しておりまして、やはり百円で乗れるコミュニティバス、そして少し割高な路線バス、同じ路線でどこでも乗れるということになると、路線バスを圧迫してしまいますので、そういった部分でクローズとしていた部分がございました。  現実に、今度ですね、改変に当たりまして、路線バスがもうなくなりますので、基本的にフリー乗降ということになりますので、通っていく路線についてはどこからでも乗降できる。どこからでもできるといいましても、交通危険なところは避けていただくしかないですけれども、路線道幅とかですね。基本的にはどこでも乗降可能ということになると思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)条件さえ整えば、どこでもというか、乗り降りはできるということでよろしいですね。  高齢者にとってはですね、バス停まで、たかが五十メートルでも非常に困難な方もいらっしゃるので、条件さえ整えばそういった状況になるということで。  あとですね、今回、ダイヤ改正、それから増便で対応するということでありますが、今後コミュニティバス以外交通手段というは視野に入れて検討する必要があると思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えいたします。  路線バス、コミュニティバスということで、ずっとやってまいりました。そして、路線バスは運転者問題もさることながら、やはり利用者がいないというが一番原因でございます。  先ほども御質問がありましたけれども、バス停まで遠いといったことで、乗り合いタクシーでありますとか、デマンド型、予約型ドア・ツー・ドアでしてもらえないかという御意見もいただいているところでございます。そういった状況があるも認識しております。  今回は、アンケート調査する中で、ニーズ調査をして、まず既存コミュニティバス拡充、ダイヤ利便性をニーズに合わせた改正、そういった部分で対応しているところでございます。  これがですね、他市先進地も研修させてもらいましたけれども、路線バスも撤退しまして、タクシー事業者でコミュニティバスとかをやりましたけれども、なかなかそれも利用者がなくて少ない、もうこれも撤退せざるを得ないと。じゃあ、どうするかといったところで、最終的にやはり地域が地域交通を守るためにどうしたらいいかという相談を受ける中で、乗り合いタクシーとかいうが発生しているというふうに、多く例でですね、なっております。  宇佐市におきましては、そういう状況が出てくる可能性もあると思っております。ただ、今はコミュニティバスを充実させて、その状況を見守っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)移動手段確保ということで、いろんな課題がまだまだあるとは思うんですけど、できるだけ市民要望、意見を反映させて、引き続きぜひ取り組んでいただきたい。できるだけ細かく対応できるような体制をとっていただきたいと思います。  コミュニティバスについてはですね、次項目もあります。買い物弱者対策にも必要なものであります。  次項目、買い物弱者対策について、御質問させていただきます。  これも全国的ではありますが、高齢者方々が生活用品購入などに困難を来す買い物弱者へ対策は大きな社会問題になっています。  その買い物弱者へ支援ということで、今、両院商工会が実施している愛おつかい便であります。今、年間、市から補助金といいますか、委託で四百四十万円を補助しているんですけど、その四百四十万円算出根拠ちゅうのはどういったものですか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長後藤です。再質問にお答えいたします。  四百四十万円算出根拠ということであります。  当初、この愛おつかい便は、ふるさと雇用再生特別交付金事業で取り組んでおりました。その後、市が実施していく段階において、両院商工会から継続実施に係る助成要請を受けたところであります。そのとき状況で言いますと、おおむね人件費相当である四百四十万円が補助金金額で妥当ではないかということで、以後、四百四十万円で推移しているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)現状でこの事業を行っております両院商工会決算書を見ますと、この事業に商工会一般会計から約五十万円ほど毎年繰り入れをしているんです。そのほかに、車両維持費等百万円程度自己資金を支出しています。当初より確かに人件費は上がったとは思うんですけど、やはりこういった買い物弱者対策事業は必要な事業なので、今後この補助金見直し等を考えるべきではないかと思うんですが、その辺考えはどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  昨年度実績を私も拝見しました。今まで準備金等ほうから引当金として二十七万円、会計に繰り入れていただきました。また、一般会計ほうからも、昨年度は五十四万円繰り入れをしていただき、この事業をしていただいたというふうに認識しております。  ただ、昨年度につきましては、販売するため公用車三台車検年が重なったとか、利用件数が減った、売上額が減った等事情も入ったということでありました。また、議員さん指摘とおり、人件費につきましても、昨年度から二十二万円ほど増えている状況もありました。  そのような状況を踏まえながら、今年度につきましては、既に両院商工会ほうから交付金申請をいただき、交付決定をした後に概算払いということで、今、補助金を交付しているところでありますので、今年度状況を一緒に見守りながら、また協議をしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)商工会自体も今後利用者を増やしていかなきゃいけないと、当然、努力も必要なんですけど、なかなかこういった事業というは採算がとれる事業では当然ありませんので、やはり今後、継続していかなければいけない事業と思っております。やはり市ほうも、それに対応できるようしっかり検討していく必要があるんじゃないかと思います。  このままその繰り入れが続くようであれば、商工会ほうもやはり継続していくが難しいようなことになりかねない。そういった場合、市ほうもこういった事業をなくすわけにはいかないので、やはりその辺はしっかり検討してですね、せめて人件費相当、人件費が約四百八十万円ぐらいだと思います。利用者が少ないから人件費が減るかというと、そういう話にはならないので、当然、事業をしている実施主体にも努力をしていただいて、なおかつ、市として補える分は補ってあげるといったふうにして、ぜひですね、この事業を続けていっていただきたい、そんなふうに思います。  それからですね、買い物弱者という定義といいますか、一般的に買い物弱者と言われるが、最寄り食料品店まで五百メートル以上離れ、かつ、自動車を利用できない人ということと、一般的にですね、そういうふうに言われています。  この買い物弱者実態把握というは、今現状でやっているかどうか。実態を把握できているかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  買い物弱者実態把握ということで、済みません、当課としては、ニーズ等把握は今はできていないところであります。  今後、議員さんおっしゃるように、愛おつかい便は大事な事業だと思っておりますので、必要者等をまた把握していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)実態把握は、愛おつかい便に限らず、宇佐市全体としてですね、実態を把握してほしいと思います。これは、一つ部署だけではなくて、福祉、それから、そういった各部署全体でですね、実態を把握していただきたい。結局、移動手段がないということで買い物弱者にもなることですので、やはりコミュニティバス部署、それから商工部署、それから福祉部署、それぞれが連携して、単独でじゃなくて、一緒になって実態調査を把握することが今後必要ではないかと、そんなふうに思いますけど、その点について考えは。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  平成二十九年に総務省ほうから買い物弱者に対する実態調査結果に基づく通知というを、今回ちょっと調べさせていただきました。それにおきましても、一つ部署等でなく、横断的な対策が必要だというふうにやっぱり課題として挙げられていましたので、私もまた庁内で横連携を求めながら、対応策を考えていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ連携して対策を練っていただきたい、そんなふうに思います。  先ほどから言っています免許自主返納問題、それから移動弱者問題、そして買い物弱者問題、全てですね、宇佐だけ問題ではありません。大分県全体、それから全国的な問題であります。  それで、さまざまな機関が関係する問題でもありますし、当然、地方自治体が取り組んでいかなければならない施策ではあると思うんですけど、ぜひですね、全国的な問題で、かなり社会問題でありますので、国ほうにもですね、何らかの対策や施策を要望していくべきではないかと思うんですが、市長、その辺、どうお考えでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)河野議員再質問にお答えをいたします。  最近ですね、高齢ドライバー事故が多発して、本当に社会問題化していると思います。また、過疎化、高齢化に伴いまして、移動手段確保ですとか、買い物弱者対策が必要だと本当に感じてございます。  そうしたその状況に対して全般的にどういうふうにしてほしいというは、いわゆるパッケージにしてですね、市長会を通じて、全国にそれぞれ所管省庁に要請はしているところであります。今ちょっと具体的に一つ一つ申し上げることは避けますけれども、要求はしております。  その中で、高齢ドライバーに対する免許証返納一番最初件ですけれども、今、限定免許検討が国ほうでなされております。例えば安全装置をつけた車に限りますとか、日中このエリアだけとか、高速道路はだめとか、そういったような検討がなされておりますので、そうした、今は免許を返納するかしないか、百かゼロか議論になっているんですね。それを一部、その中間ポイントを一個設けるとか、返納した場合に自分生活に支障がないような移動手段確保ですとか、これも総合的対策というか、パッケージでいろんな対策を講じてあげないと、なかなか難しいかなと。  だから、今は百かゼロかになっていますから、こちら一万円タクシーやコミュニティ券補助を、それを数年延ばしても、余り本質的な解決につながらないではないかというふうに考えます。  さっき買い物弱者ほうにつきましては、もともと制度がスタートしたときに、七百万円ぐらい緊急雇用対策事業で、人件費プラス事業費相当も面倒見てというはちょっと言葉が悪いですけど、委託事業等で助成をしながら、この制度がスタートしました。当時、両院商工会皆さんとお話ししたは、三年ぐらいたって軌道に乗ったら自主運営にしていこうということで、補助金をそもそもゼロにしていこうというような考えで、物事はスタートしました。  ところが、現実やってみると、売り上げが思ったように伸びずに、いわゆる販売手数料自体が百数十万円世界しか上がらないという形になりましたので、それで、あの当時、せめて人件費相当分は補助しようと。そして、残る分ですね、人件費以外ところは何とか独立採算でやっていこうという形で今に至ってございます。  だから、これも、さらにあの当時からすると、過疎化、高齢化が一層進展していますので、そういう状況を見て、またどういうふうに制度構築していくかというがですね、今から課題ではないかなと思いますので、先ほど議員がおっしゃられた、実態把握等も含めてですね、また調査研究していきたいというふうに思ってございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)では、ぜひ実態把握、調査していただきたい、そんなふうに思います。  次に、ヘルメット件ですね。  今、大分県内中学校ヘルメット着用状況というは把握できていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長竹下です。河野議員再質問にお答えいたします。  県下中学生状況、以前から言われておりますように、自転車通学をしている生徒に関してはヘルメットをかぶることが条件というふうになっているところがほとんどであるというふうに聞いています。市によっては自転車通学者はいないというところもありましたが、そういうふうな状況であるというふうに認識をしています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)恐らく、私が知る限りでは、県下では宇佐四校だけが、義務化というか条件化というかその辺はわかりませんが、違うというふうに捉えています。  先ほど答弁にあった装着条件化も視野に入れ、先ほど和気議員質問中にもあったんですけど、ちょっとその辺条件化というは、どういったことを示すか、詳しく教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  午前中和気議員ときにもお話をしましたが、いわゆる、質問中で義務化という言葉を使われておりますけれども、そういった自転車通学際にはヘルメットをかぶることを条件としますよというふうな捉えであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)じゃあ、私が質問に義務化と上げていますけど、同じ意味と捉えていいんでしょう。  それで、条件化、義務化も視野に入れて、現在、奨励をしていると、四つ学校全てですね。その奨励対象は学年で違うんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。
     奨励対象というは、自転車通学生に対する奨励もありますし、通学際だけではなく、自転車に乗るときにはヘルメットをかぶろうよというふうなこと奨励であり、学年によって違うということではありません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ちょっと質問仕方が悪かったんですけど、一年生のみ奨励しているか、三年生まで全学年で奨励しているか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  一年生だけではなく、全学年ということであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)条件化を視野に入れてちゅうことで、具体的に条件化をするは、先ほど午前中質問では来年四月というふうな話があったんですけど、その辺は間違いないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  今現在取り組み状況を少しお話をさせていただきますけれども、現在、昨年度以来、市PTA連合会とともに、また学校校長会等も通じて、各中学校、そして中学校だけではなく、小学校でもやはり自分で自分命を守るということで、自転車に乗る際はヘルメットをかぶりましょうということを、またさらに今年度は、学校指導教育方針中にも明記いたしまして、全部小中学校で進めておるところであります。  そういった中で、自転車通学生に関しては、自転車に乗る機会が多いということでありますので、やっぱりその際生命を守る取り組みとして進めております。  昨年度以来、ずっと取り組みをしている中で、いきなり制度として条件化、義務化にすることよりも、今まで経緯もありますので、やはり子供たち自身に自分命は自分で守る、そのために自分からヘルメットをかぶりますよ、かぶることが大事ですよという意識をつけていかなければならないというが、学校教育中では非常に重要だと思っておりますし、また、それとともに保護者皆様に対しても、やはり子供さん命を守るという点で、ともに考えてほしいということで、市PTA連合会ほうも運動を進めております。  そういった中で取り組みでありまして、今年度、また小学校で取り組みも含め、今年入学した一年生を中心に、主体的にヘルメットをかぶる子供が増えていまして、今はまだ現在進行中ですので、年度途中から増えていくように、それぞれまた中学校では取り組みをPTAと連携をしながら進めているところでありますので、今後も増えていくというふうに思っております。  ですので、めどとしては、来年度入学時、四月を目標として、そういった、みんながかぶるような取り組み、制度として着用を進めていきたいというふうに思っているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)来年四月をめどにということで、全て学校を来年四月をめどに条件化方向で動いているということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  午前中にも申しましたが、全部がそろって、今、取り組みを進めているではありますが、そろって「せー」で四月から全部学校がということは、私どもはそういう方向にできるようにしていきましょうという話し合いを今後も進めていきますが、かなわないところもあるかもしれないということは考えておりますが、それでも一人でも多くかぶることができるような取り組み足をやめることはございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それぞれ学校でいろいろ条件化がまちまちになるはどうかなとは思うんです。  今すぐちゅうのは当然無理ですので、ある程度、来年四月をめどに条件化しますので、この一年間でしっかり推奨してくださいというを、教育委員ほうから、そういった方針を打ち出すちゅうことはできないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  話し合い中で、そういう方針で進みましょうということで、今、話し合いを進めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)条件化、義務化については、いろいろ意見があるは知っています。わかります。  ただ、やはり明日事故が起こるかもしれない。そういった場合には手遅れです。だから、やはり子供たちが事故から身を守るためには、早急な対応が必要と思うんですけど、先ほど言ったように、例えば大分県が県立高校義務化といいますか、ヘルメット着用を二〇二一年義務化に向けて、今、動いているところですけど、そういった状況もあるので、やはり市教委がしっかり各学校、それからPTA等に説明して、一日も早く全員が、せめてですね、通学ときだけでもヘルメットをかぶって通学するような体制をとる必要があるんじゃないかと、私はそんなふうに思うんですけど、教育長、その辺、どうお考えですか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育長。 ◯教育長(竹内 新君)教育長竹内でございます。河野議員再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、交通事故は明日起きるかもしれません。現に、今年度に入っても、四日市ほうで、中学生事故が現にあったところでございます。  私としても、今はまだ命にかかわる事故は近年は起こっておりませんので、今うちに取り組みを進めてもらいたいと、そのように各中学校校長に機会あるごとに申し上げて、各学校中で保護者、生徒へ説明を進めていただいているところであります。  市教委としても、各中学校と打ち合わせを進めて、来年四月を目指したいと、そのように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ今年一年でしっかり推奨をして、全て学校が来年四月から条件化、義務化できるような体制、指導をしていただきたいと、そんなふうに思います。  例えば、それ中でヘルメットを購入したとき、ヘルメットが今、幾らぐらいするかというと、ちょっと今わからないですけど。県下ではないですけど、ある市町村では推奨する間にヘルメット購入補助とかをすることで着用率が上がっていったという話もあります。やはりそういった面も考えて、今年一年ですね、しっかり推奨して、ぜひですね、来年四月に全部学校で一〇〇%着用できるよう、市教委として取り組んでいただきたい。答えは要らないですけれども、取り組んでいただきたいということを強く今、言っておきたいと思います。  それでは、最後、スポーツ施設整備についてです。  スポーツ施設整備計画というがありました。第一期に当たる平成改修工事もクロスカントリーコースができて終了ということで、今後ですね、このリニューアルした施設を有効活用するために、どんなことを市として考えているか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ推進課長香下でございます。再質問にお答えいたします。  クロスカントリーは、今、芝定着を待っておりまして、秋ぐらいからその利用をしたいというふうに考えております。  その中で、合宿も整備されているということもありますので、大学とか企業とか、そういったスポーツ団体とか、市外とかに出かけていって誘致をしたいというふうに、クロスカントリーを利用した合宿ができないかということを、これから呼びかけていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)クロスカントリーに限らず、野球場も陸上競技場も、当然サッカーもできるので、そういった面も含めて、例えば大会誘致等、積極的にしていく考えというは今ところあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  平成運動場は、このたびクロスカントリーが最後になりましたが、屋根つき石橋ドーム、陸上競技場、テニスコート、そういったもの整備がきちんとできました。  その中で、陸上競技場ほうは、二十八年度が一万人に対して三十年度は二万七千人と、二・七倍も利用が増えております。やはりいろんなところから注目が集まってきて利用されているというふうに認識されておりますので、こういったところもPRポイントとして広報して誘致に努めたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひ積極的に誘致をお願いして、地域活性化にもなりますので、取り組んでいただきたいと思います。  それからですね、スポーツ施設整備計画第二期に当初計画されていた旧ポリテクセンター跡地今後整備計画というは、今、どういった状況でありましょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)再質問にお答えいたします。  確かに平成二十七年度に策定されましたスポーツ施設整備計画一期終了後は、二期ということでスポーツ公園、ポリテク跡地整備が計画をされているところではございますが、情勢変化等もありますし、そういったことも見据えながら、スポーツ推進計画改定際にアンケートをとる予定となっております。  そういったアンケート中から、市民ニーズですね、そういったものを把握して、調査して、またそういったものを反映したもので計画を進めたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ポリテクセンター跡地は、今、少年野球とサッカーが現状も使っていると思います。  サッカー場も、平成森にはありますが、数としては限られているので、やはり野球場にすれば、神宮球場もかなり老朽化ということで、ぜひですね、そういったスポーツ団体意見を聞いてですね、競技人口もサッカーなんかはかなり多いので、やっぱりそういった団体意見を聞いて、計画改定を考える場合にしっかりそういった要望を入れて、早急に整備する必要があるんじゃないかと、そんなふうに私は思っているので、市長、その辺整備計画お考えはどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)河野議員再質問にお答えをいたします。  スポーツ計画につきましては、みずからする、そして見る、そして支えるというような三つ大きな柱にとって構築してございます。  第一期計画がほぼ順調に終えましたので、先ほど課長から答弁しましたように、昨今ですね、競技団体ニーズ等をもう一度再調査した上で、整備計画を見直した上で進めていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で河野睦夫議員一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十四時三十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時二十一分               ───────────────                 再開 午後二時三十四分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行いたします。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。十九番高橋宜宏です。大変お疲れさまです。それから、傍聴皆さんも、お忙しい中ありがとうございます。  前回改選後ですね、がらっと若い人にかわりましたけれども、今回もまたかわりまして、この二期で随分この議会が入れかわりまして、本当に一気に若返りましたね。先ほど和気議員がですね、今議員平均年齢が五十七歳になったという話をなさいました。私、六十七歳、十歳オーバーです。新開議員ほどではありませんが、少し私後ろめたさといいますかね、肩身狭い思いを少ししてますが、皆さん方足手まといにならないように頑張っていきたいというふうに思ってます。  それとですね、私も少し、ある数字を調べてきました。それは、一般質問をする議員さん比率です。今回、定数が二十三名で、うち十五名が一般質問をしたわけですから、六五・二%出塁率ですね。私、平成七年度六月議会が初めて一般質問で、当時会議録をちょっと調べてみました。当時二十八名定数だったんですけれども、一般質問をしたは私を含めてわずかに七名。ですから二五%ですね。四人に一人しかしていなかった時代から見るとですね、もう今はもうまさに隔世感がします。ただ、執行は大変だと思うんですよね。だけど、議会活性化という意味では非常に重要だと私は思います。  先ほども申しましたけれども、私も若い議員さん足でまといにならないように、一生懸命ついてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、質問に入りますけれども、質問に入ります前にお断りを申し上げます。二項目め宇佐八幡駐車場については、時間関係上、今回取り下げ、九月議会に回したいと思います。ということで、今回は二項目ほど市政一般について質問をいたします。  まず第一質問は、院内町養豚場問題についてです。昨年九月議会で、悪臭問題については、国悪臭防止法に基づき規制を強化する方針を明らかにしました。規制区域を市全区域に拡大し、人嗅覚に基づく臭気指数を取り入れ、現状より厳しく測定することなど前向きな答弁で、この問題に対する是永市長前向きな方針には感謝しています。ところで、三月十八日に第一回市環境審議会が開催され、大分大学教育学部教授大上和敏氏が会長に選任されたといいます。今後、具体的な規制方法や基準などを協議し、来年度中実施を目指すとことですが、詳しいタイムスケジュールとこれまで進捗状況をまずお尋ねをいたします。  また、二月八日に養豚場周辺環境庁内検討委員会を設置しましたが、この委員会は、その後、具体的に何を行ってきたでしょうか。今後どのような計画で業者と守る会意見調整を図るおつもりかもあわせてお尋ねをいたします。  第二質問は、文化財保護行政についてです。  二〇〇四年に刊行された小部遺跡調査報告書によりますと、宇佐市荒木黒川に沿った低位段丘状に立地する古墳時代前期集落跡を中心とした小部遺跡は、昭和四十四年代に黒川沿い水田で鶏舎建築が行われた際に、その土木工事に伴ってほぼ完全な土器が掘り出されたことがその発見端緒となっています。その土器は古墳時代初め吉備地方土器特徴に類似していたことから、小部遺跡はいわゆる外来系古式土師器が出土する遺跡として注目されるようになりました。その後、大規模圃場整備事業に伴い、遺跡南側に幹線道路、現市道フラワーロード東西線ですが、建設されたことと、西側が県道と接していることなどから、近年、商業施設や個人住宅建築などによる市街地が新興することとなりました。このため、早急に遺跡範囲や内容を明らかにし、関係者と遺跡保護について協議を行う上で必要となる資料を得るため、昭和五十七年から平成十二年にかけ、計十七次にわたる発掘調査を実施したといいます。  そこで質問ですが、この十七次にわたる長期調査に基づいて小部遺跡特異性や重要性についてまず説明を求めたいと思います。  以上で初回質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員一般質問に対する執行部答弁を求めます。  まず、宇佐市長、是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長是永でございます。十九番 高橋議員一般質問にお答えをいたします。  一項目め、院内町養豚場問題について前段、市環境審議会タイムスケジュールとこれまで進捗状況についてでありますが、市環境審議会につきましては、三月十八日に第一回目審議会を開催し、委員の委嘱及び宇佐市公害現況、悪臭防止エリア見直しについて概況説明等を行いました。また、七月に予定している第二回審議会では、規制地域指定、規制方法について審議していただくこととしております。  タイムスケジュールにつきましては、来年度中実施を目標にしておりますけども、審議中でもあり、現時点ではお答えする段階に至っておりません。  次に、後段養豚場周辺環境庁内検討委員会設置後具体的な対応と今後業者と守る会意見調整についてでありますが、東・納持環境を守る会から要望書は広範囲にわたっているため、院内養豚場に起因する諸課題、悪臭関連問題、協議設置と要望内容を十三項目に集約し、現状と課題、今後方向性など、関係各課、横断的に調査・研究及び検討を行っております。  また、業者と守る会と意見調整につきましては、引き続き院内産業建設課が対外的な窓口となり、庁内関係各課と協議に要する総括的な窓口を生活環境課が担っております。本委員会で諸課題について内容を十分精査上、協議場が設けられるよう努力してまいります。  以上で私から答弁を終わりますが、その他質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
    ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目め、文化財保護行政についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長竹内でございます。十九番 高橋議員一般質問にお答えいたします。  三項目め、文化財保護行政について、十七次にわたる長期調査に基づいた小部遺跡特異性や重要性はについてですが、小部遺跡は弥生時代終末期から七世紀初頭にかけて遺跡であります。その中心時期は古墳時代前期で、環溝が掘られた内側に集落が営まれております。環溝遺構は、南北約百二十メートル、東西百メートル以上あり、南西側二カ所には小規模な方形区画がつくられております。  また、環溝遺構内側ほぼ中央に南北約五十メートル、東西約三十七メートル柵等で囲まれた方形区画遺構があり、その内側は特別な空間であったことが想定されております。  小部遺跡環溝遺構は、弥生時代環溝集落形態を残しつつ、古墳時代定型化した豪族居館特徴を有しており、中心部に位置する方形区画遺構は、首長層居館として発展、成立したものと考えられます。また、出土遺物に多く吉備系や畿内系など外来系土器が含まれていることからも、その特異性は説明されます。  このような古墳時代前期豪族居館発見は、全国的に見ても珍しく、九州では国指定史跡となっている日田市小迫辻原遺跡、熊本県西岡台遺跡しかありません。  さらに、この豪族居館で出土する土器と宇佐風土記川部・高森古墳群にある市最古前方後円墳である赤塚古墳、免ケ平古墳が同時期であり、小部遺跡豪族首長が、赤塚古墳もしくは免ケ平古墳に葬られている可能性を指摘する研究者もいます。このように、豪族居館を含む集落と墳墓がセットで確認できる事例は全国的にも数例しかなく、特に重要な遺跡と認識をしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それでは順次、再質問を行いたいと思います。  まず、臭気測定を宇佐市全域に広げることを前提に環境審議会を発足したは一歩前進だったと私は思います。また、ようやく庁内検討委員会と守る会と初協議も先般開催されました。  こういう問題が起こったとき、私は先進地事例としてこれから注目されるんではないかなというふうに考えています。ただ、相手あることですからね、今後予断を許さず、かつスピード感を持って頑張ってやっていただきたいと思っております。  なお、守る会皆さんは検討委員会と定期的な協議を行いたいということですけれども、いかがですか。また、今後は、時には北部保健所や家畜保健所、北部振興局等、県機関も交えて行うことを提案したいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長新納でございます。高橋議員再質問にお答えします。  守る会と協議場は、定期的にはしたいというふうに思っております。県機関と連携なんですけれども、五月十三日に会議を行いまして、今後連携に対して部分で協議を行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは、守る会も入れて時々協議をするということを提案したいと思います。  それからですね、これ大変ずっと懸案事項で困り果てているんですけれども、養豚場汚水が広丸川へ注ぎ込む入り口付近田んぼに養豚場汚泥、それからふん尿が堆積して汚泥になっているんですけれども、この堆積物についてですね、これ、悪臭元凶一つになってるんですけれども、これを見たある部外者がこれは昭和豚小屋だなあと言ったいうことなんですけれども、実は最近この箇所にですね、ウジ虫が湧いてハエが大量発生をしている問題があります。地域住民にとっては耐え難い問題なんですけれども、この汚泥堆積物をどうするおつもりですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  この部分は、北部保健所ほうに連絡をとりました。北部保健所見解としましては、廃棄物不法投棄とは廃棄物をみだらに投棄することであり、現状では廃棄物不法投棄とは考えておらず、単に堆積している泥状物質により、周辺生活環境に悪臭等影響が発生しているであれば産業廃棄物汚泥として適切に処理をするよう指導しますということです。  また、現状、堆積物による生活環境悪影響が確認できていませんが、堆積している泥状物質が河川等に流出しないように指導を行っていきたいというようなことです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)この箇所は、北部保健所が定期的に水質検査を行っているんですけれども、この養豚場はですね、いろいろまた向うは向うでいろんなことを考えているんでしょうけれども、大雨降る夜だとかですね、官庁が休みになる金曜日夜とか土曜日に、糞尿を流すんだそうです。実はですね、一昨日、六月十五日土曜夕方、やはりこの日も雨が降っていたんですけれども、養豚場関係者が今度はですね、広丸川に堆積した汚泥を流すために他人堰を何箇所も勝手に抜いて問題になっています。堰所有者が今日、警察に被害届を出すと言っています。こんなことを繰り返しているわけですけれども、こういう実態があることはね、どうぞ御承知おきいただきたいというふうに思います。  それと、先ほど北部保健所なんですけれども、昨年十月三十一日に、私と守る会五名で排水管理の継続をお願いする要望書を提出しに中津まで行ったんですね。北部保健所まで。そのときにいろいろ話し合いを行いました。北部保健所は広丸川へ汚水注ぎ口汚泥堆積物は、これ、産廃と言い切ったんですよ。産廃と言い切って、養豚場へ除去を伝えるとその時は言いました。もうあれから随分たつんですよね。ところが何も報告もない。もう一遍ね、市ほうからあれはどうなったかというふうな、ちょっとこう質問をしてもらいたいと、何とかしてもらいたいという要請をまたお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  議員おっしゃったとおり、産業廃棄物は県所管になりますので、そちらで当然協議されるべきものと考えておりますので、今後も状況等確認は行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それから、もう一点ですね、これは納持土砂堆積、用水路に溜まる堆積問題ですね、これについて今年一月十七日だったと思いますけれども、守る会と県畜産振興課と話し合い中で、そのときいらっしゃっていた次長さんがですね、納持用水路原状回復は養豚場へ伝えると言明したんですよ。大変前向きな話でした。ところが、その後、音も沙汰もない。これもお役所仕事だなあと思ってるんですが、これも生活環境課長ね、県畜産振興課ほうに電話でも結構ですから問い合わせて、どうなったかと、高橋がもうどうなったかと言っていたというふうにお伝え願えますか。よろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  直接、私その場にいなかったんで、内容等はちょっと確認しておりませんが、そういうことはお話があったということは聞いております。再度、確認はしたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)さてですね、昨年十二月定例会一般質問で、養豚場が建設した擁壁についてお聞きしたんですね。素人がつくった万里長城ような、巨大な擁壁です。これについて、違法性はありはしないかと、こうした質問をしたらですね、当時院内支所産業建設課長が、個人土地上で建てた工作物だから民民問題だと、こう逃げたんですね。覚えているでしょう、皆さん方ね。ここにいた方は覚えていると思います。  ところでですね、このくだん養豚場ほうにですね、最近、宇佐市から何か通知を出したというふうに聞いているんですけれども、建築住宅課長、何か答えられますか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長松田です。再質問にお答えいたします。  議員御指摘ブロック積み擁壁につきましては、建築確認申請ほうが出ておりません。このため、院内養豚場に対して建築物等が建築基準法令規定に適合しているかどうか確認をするため、同法十二条第五項規定に基づく建築物に関する調査状況に関する報告を求めております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)要するに、建築確認申請が出されていないことが判明して、出してくれという通知を出したってことですよね。  この通知はいつ出したんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  この通知につきましては、今年三月八日に出しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)三月八日に出したわけね。建築確認申請を出していないものは全部で何件あるか。そして、その内容はどういう内容か。いつ建てられたかがわかればそれもあわせてお聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋議員、少し今回質問内容から少し……。 ◯十九番(高橋宜宏君)いいえ、これ重要な、もうヒアリングしてます。 ◯議長(衛藤博幸君)その関連で。  建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)申請が出されてない建築物の数ですが、今ところ把握しておりますは、豚舎が一棟と、ブロック積み擁壁が三つということです。他分につきましては、申請が出ている建物もありますが、まだ確認ができていない建物もあります。  以上です。  建築年月日につきましては、そこまで詳細な部分につきましてまだ把握しておりません。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)いつ建てられたかは、また調べた上で教えてくださいね。豚舎と三つ擁壁が建築確認申請が出ていないということですけれども、これ、三つ擁壁なんですけれども、三つ擁壁それぞれ高さ、それから豚舎大きさはどれくらいあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  詳しい、その済みません、高さ、面積につきましては、やはり報告が上がらないことにはちょっとわからないという部分はありますけど、一応、建築基準法でいうところ擁壁二メートルは超えております。それと、豚舎につきましては、大かたですけど、二千平米程度だと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)建築基準法第六条第一項に、擁壁は二メートル以上、木造建築は延べ床面積が五百平方メートルより広い場合、建築確認申請を出さねばならない、こうありますよね。建築確認申請を出さずに勝手に工作物を建てること自体、これは建築基準法違反にはならないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)御指摘とおり、建築確認申請が出てなければ、建築基準法違反ということになります。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)増設した養豚場建築確認申請が出されていないということは、私もいろいろ考えたんですけど、これ固定資産税ももらっていないということになりはしませんか。これ、税務課長はどこにいるかね。 ◯議長(衛藤博幸君)税務課長。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巖君)税務課長荒牧でございます。再質問にお答えします。  課税状況につきましてはですね、地方税法第二十二条守秘義務がありますんで、個別詳細なお答えができませんが、法令等に基づいてですね、適正な処理を事務処理を行っていると認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)適正な事務処理をしているということですけれども、一般論でいいんですよ。建築確認申請が出されていない建物に固定資産税を課税することがあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)税務課長。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巖君)お答えします。  建築確認とは関係なくですね、建物があれば課税ということになります。建物についてはですね、一応、三つ要件がありましてですね、外気性遮断ということと、土地に定着しているということと、その目的用途供し得る状況にあるということをこの要件を判断した上で、社会通念上、家屋とみられるか否かを判断して事務処理を行っているような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)よくわからないけれども、建築確認申請が出ていなくても建物があればということですけれども、あなたあそこに行って確認して建物があることを知って課税したってことですか。 ◯議長(衛藤博幸君)税務課長。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巖君)詳細なことは申し上げられませんが、私は確認に行ってないんですけれども、家屋につきましてはですね、一応確認して処理を行うということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)ここでいろいろ話しても答えられないということであれば、もうわからない藪中ですね、真相は。だけど、ちょっとそれはね、私は恐らく課税してないんじゃないかなと思います。課税してなければ、やっぱりちゃんと課税してほしいというふうに思っています。  それとですね、先ほど松田課長答弁では、建築基準法違法ということですけれども、これも調べてみました。建築基準法第九十九条に、建築確認申請をしなかった建築主は一年以下懲役又は百万円以下罰金とあります。この養豚場も新しい畜舎も擁壁も建築確認申請を出さずにもう一年以上たっている状況なんですね。ペナルティーというは課せないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  一応、現時点で建築確認申請は確かに出ていないんですが、それに関しては、それにかわる報告書提出を求めております。ですから、正直なところ、その報告書を見てみないことには、建築確認申請そのものが必要な建物がどうかということは完璧な把握ということができませんので、そこにつきましては全て報告書が出てから判断ということになります。  あと、違反性というか、そういう九十九条等罰則関係になりますけど、これにつきましては、建築物等違反性確認があれば、是正計画書等提出を求めます。是正がなされない場合は、勧告書により勧告を行います。それでも是正指導に応じない場合、危険性が高い場合は建築基準法第九条第一項是正命令を行うことになりますが、それには事前に第九条第二項規定に基づき、あらかじめ命じる内容とその理由を交付し、弁明機会を与えることになります。その後、第九条第一項是正命令、同条第十三項公示、同条第十二項行政代執行を行うことになります。  第九十八条から第百六条罰則規定がありますが、それにつきましては、現時点ではまだ報告書が出ておりませんので、そこまでということにはなりませんので、また必要に応じて協議するような形になると思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)これね、私、前佐藤建築住宅課長といろいろやり取りをしてるんですね、この問題は。どうしてペナルティーを課さないかと私は聞いたんですけれども、例えば養豚場豚舎など建設されてすでにもうもう一年以上が経っている。それから豚舎も擁壁も期限を切って建築確認申請を出させる必要があると思う、それでも出さない場合はですね、やはり県や国と相談しペナルティーを課すということも検討する必要があるんだというようなことを言っています。これは松田新建築住宅課長には引き継いだというふうに言ってますが、聞いてませんか。
    ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  一応、事務上手続上、建築基準法手続等説明は受けておりますが、一応、先ほどもお答えいたしましたように、現段階ではまだ順番がありまして、報告書提出を求めている段階ですので、罰則等につきましてはまた今後必要に応じて協議していくということになります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私がね、何でこうやって厳しく言っているかと言いますとね、東地区に建設された二つ擁壁は、あそこはね、土砂災害警戒区域に隣接して設置されています。しかも一つ場所は、昨年、西日本豪雨ときに土砂崩れがあった場所なんです。これから梅雨シーズン、それから、集中豪雨や台風シーズンを迎えるわけですよ。万一時には誰が責任をとるんですか。今、スピード感ないというか、何かちんたらちんたらやっているような印象しかないんですよ。  でね、早目に私はこの建築確認申請を出させる、報告書を出させて、それからそれがいよいよ出ないというような状況になればですね、例えば早目にあそこが違法建築かどうか審査をやった上で、違法建築であれば行政指導をやる必要があると思ってるんですよ。いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  ちょっと同じ話繰り返しになるんですが、一応、報告書ほうをですね、提出していただかないことには、違法建築物かどうかという判断ができませんので、今その提出ほうを求めているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それ出さなかったらどうなる。期限を区切ってるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  今出している通知状は期限は特に切っておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)もうね、ずいぶんなるんですよ。こういう問題ときに、ある程度期限を切ってやらないと、そらもう、だらだらだら二年も三年もなって、結局出してもらえませんでしたなんていうことじゃあ、介入しようがないじゃないですか。そのうちあそこ、擁壁なんか瓦解して、あんた、人災になったらどうします。あんた責任とれるんですか。もう一遍答えて。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  まず、報告書期限等につきましては、また今後、今ところ建築士ほうが対応しておりますので、協議を行いながら、そして本件につきましては、庁内検討委員会等もありますので、関係各課と状況等を考慮した上で、段階ごとに提出期限設定をして指導をしていきたいとは考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それは早急にやってくださいね。  最後にこの件でお聞きいたしますけれども、ヒアリングときに、かたくなに宇佐市個人情報保護条例を盾にとって、答弁できないということだったんですけれども、最終的に公表したというはどういう判断だったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えします。  情報公開条例上は確かにそういうものがあります。基本的にはそういう部分に当たるものとは思うんですけど、確かにおっしゃるとおり、擁壁高さも高いし、公益性もあるということで判断し、答弁をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私もね、いろいろ調べてちょっと申し上げたんだけれども、宇佐市個人情報保護条例第十七条第二項にですね、個人保護除外規定があるんですよ。その中にこういうふうに書いています。人生命、身体、生活または財産を保護するため開示することが必要であると認められる情報、まさに今度ようなケース情報ですね。これはね、もう公開した、公表した方が公益にかなうということを申し上げたんですけれどね、これを最終的にね、公表へと大きくかじを切ったは、是永市長だったいうふうに私は聞いていますが、そういう意味で、私はね、是永市長ことを今回この件に関しては評価してますよ。本当にありがとうございました。  続きまして、三項目め文化財保護行政についてです。  先ほど答弁いただいた小部遺跡なんですけれども、この小部遺跡が今、危機的状況にあると情報がですね、四月十二日に私にありました。私友人で考古学者真野和夫氏から訴えでした。彼は県立博物館副館長や後に県立先哲史料館副館長も務めたこともある考古学専門家です。邪馬台国論争終焉や三角縁神獣鏡編年と分類著書もございます。  実は平成元年、高森・川部台地に発見された川部遺跡保存運動をともに戦った戦友でもあります。蛇足ですが、私が市議に出馬した最大理由は、実はこの川部遺跡保存運動ときに、残念ながら市長部局や市議会議員さんが全く聞く耳を持っていただけなかったことが原因でした。  真野氏が言うには、この小部遺跡中心部分に住宅建築申請が出されており、建築許可を前提に調査が行われているとことでした。四月十二日といえば、ちょうど市議選挙の告示二日前だったんです。でも、私自身その重要性を認識し、矢も楯もたまらず現地に赴き、その足で教育会館に竹内教育長と〆野社会教育課長を訪ねて保存を訴えた次第です。  そこで、いろいろ質問をしますけれども、まず業者から建築住宅課に建築確認申請が出されたはいつですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)再質問にお答えいたします。  今年四月十一日に申請が出ております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)小部遺跡は文化財保護法における周知埋蔵文化財包蔵地となっているわけですけれども、開発に伴う埋蔵文化財発掘届け出があったはいつですか。また、届け出をもとに調査を始めたはいつですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)高橋議員再質問にお答えいたします。社会教育課長〆野です。  平成三十一年三月二十二日に届け出を受けております。調査開始につきましては、三月二十八日より調査を開始しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)小部遺跡は、特別史跡である佐賀吉野ケ里や国指定史跡となった日田小迫辻原遺跡など、全国でも九州に数例しかない重要遺跡だと認識しています。さらに、この遺跡と風土記丘にある大分県最古前方後円墳である赤塚古墳、ここからは三角縁神獣鏡が五面ほど出ていますが、この赤塚古墳と同時期にあることが大変注目をされています。要するに、赤塚古墳に葬られた人たちがいた拠点だった可能性が非常に高いということですね。以前から市内遺跡調査指導委員をなさっている福岡大学武末純一教授や別府大学田中裕介教授も、ここ遺跡重要性を説いています。  これほど重要な遺跡なのに、業者から話があった段階でどうしてここは開発できませんよと、前社会教育課長は言わなかったか。前課長から〆野課長へね、この件で何か申し送り、引き継ぎはなかったか。この二つをお聞きいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  開発につきましては、文化財保護法第九十三条に周知埋蔵文化財包蔵地内発掘届け出義務がありまして、それによってのみものになります。市指定、県指定、国指定となっておりませんので、開発できないとは言えない状況でありました。当然、市指定、県指定、国指定等史跡でありましたら現状変更許可事案となりますので、そういったところを指導していくことになったと思います。  それから、前課長から申し送りですが、この部分につきましては特段ございませんでした。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私、事前にいただいた小部遺跡調査報告書をつぶさに読んでみました。昭和五十八年度から平成十二年度まで十七次調査を行い、南北百二十メートル東西百メートルを超える不整長方形突出部を持つ外郭、環溝遺構とその内部に南北約五十メートル掛け東西約三十七メートル柵が建てられており、古墳時代初頭豪族居館があったことが確認されているにもかかわらず、その柵中心部分調査をせず、調査を打ち切った理由はよくわからないんですが、なぜ打ち切ったか。また、全国的に見ても重要な遺跡をどうしてこれまで市指定史跡とか県指定史跡にしなかったか。これも非常に謎なんですが、どうしてですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  十七次まで続けてきた調査をどうして打ち切ったかですが、遺跡範囲がほぼ確定したこと、また、遺跡性格がおおむね把握できたことで調査終了となったというふうに聞いております。  そして、重要な遺跡として認識しておりながら、今までなぜ指定文化財として保護、保存をしてこなかったかということですが、一つには環溝中に方形区画があり、その内部は特別空間として認識はしておりましたが、他豪族居館に見られる大型建物が確認されていなかったので確証を得られず、そのままになっていたということです。また、現地には里道を少し拡幅した程度二メートル程道路しかなく、家建築等開発は見込まれないということで、当時判断でそのままにしていたということにお聞きしております。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)なぜ市指定史跡や県指定史跡にしなかったかは答えていないと思うんです。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)重要な遺跡とは認識しておったんですが、まず開発につきまして、そこまでなかったんじゃないかという当時判断があったものというふうには聞いております。そのとき早急に市指定でもすればよかったかなというふうには、今思えばそういうふうに思っている次第です。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)この布堀り出た豪族が住んでいたと言われる豪族居館が確認されて、さらにその中に掘立柱穴が三つほど、もう第十四次調査時には発見されてますよね。だから、当然、中心部分に建物があったというふうに考える学者人は何人もいたんですよ。だからあの中心部分をさらに調査する必要が、私は当時からあったと思うんですよ。なぜしなかったが私はね、よくわからないんですよ。聞いてませんか、わかりませんか。想像がつきますか、課長。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)当時調査担当等に若干聞いておりますが、建物が実際、柱穴が実際に並ぶというふうに認識が甘かったかなというふうに言ってました。それと一つ柱穴として認識したではなく、普通土壙というんですけど、そういった土壙であったと認識している部分もあって、きちっとした建物が建つと認識がしていなかったということも聞いております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)古墳時代初頭豪族居館があったとされる中心部分に、今回発掘調査で、これ一番大事なところです、課長、今回何が発見されたか、それはどういう価値があるか。これちょっともう一遍、課長考え方を教えてもらいたい。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  今回発掘では方形区画柵列内部に、二メーター間隔で直径三十センチメートル以上柱穴が検出され、三間掛ける四間大型建物跡が確認されております。古墳時代前期において全国でそれしかない墳墓と豪族居館関係がわかる集落遺跡ほぼ全容がこれで解明されたというふうに思っております。宇佐市最古前方後円墳であります赤塚古墳、免ケ平古墳に葬られている人物住居とも考えられますので、宇佐市を代表する遺跡一つであり、市教育委員会では国指定史跡に相当する遺跡と認識をしている次第です。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私ね、市内遺跡調査指導委員、田中裕介教授、これは別府大学教授ですね、それから福岡大学武末純一教授が共同で書いた「宇佐市小部遺跡二〇一九年度調査所見」というが手に入りました。結論的に言えばですね、これは私が言ってるんじゃなくてこのお二人調査指導員ですね、大学先生です。こういうふうに書いてます。  「前方後円墳が出土した古墳時代初頭首長居宅あるいは儀式場である豪族居館、遺跡は九州には数例あるが、その中で内部建物まで判明した例は日田市小迫辻原遺跡しかない。小迫辻原遺跡は国指定史跡だが、大型建物はなくて、対応する前方後円墳も不明である。したがって、小部遺跡はこの時期豪族居館遺跡では大型建物が九州で初めて確認された遺跡となり、同時期前方後円墳と対応関係も具体的に想定できる極めて稀有な性格遺跡ため、長く保存し将来に残して活用すべきである」と。こういう結論です。これもう重要な遺跡だということはこれでもうはっきりわかりますよね。  竹内教育長と〆野課長が是永市長と会って、この小部遺跡保存について話し合ったとことですが、これはいつだったかと。最終的に市長は保存する決断をしたかと。また、決断をしたなら、それはいつだったか。それをお尋ねいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)再質問にお答えいたします。  四月中旬に御報告をいたしました。そして、保存に向けたことをしていこうということで意見が一致して、保存に向けて今、順次、国、県と協議しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)五月十日に文化庁職員が来訪したということと、また、去る六月十三日に文化庁調査官も調査に来たというふうに聞いています。どのような内容でしたか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  小部遺跡これまで発掘調査経緯を説明し、重要な遺跡として認識をしている旨をお伝えいたしました。発掘調査及び保護・保存についてもいろんな形で指導をいただき、それと同時に、国指定史跡へ申請へ要件、また申請書類等概略についても指導をいただいたところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今、国指定史跡を目指すと話でしたけれどもね、今後具体的なスケジュール、範囲もちょっと教えてもらいたいですね。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  市内遺跡調査指導委員会開催後、六月下旬から七月上旬に地権者等へ説明会、また一般向け現地説明会を順次行います。その後、今回調査概要報告書を作成し、指定地地権者に指定へ同意等、手続を行っていきます。それから、十二月下旬までに申請書を提出する方向で考えております。  また、申請範囲でございますが、環溝遺構外側までということを考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)ありがとうございます。今回は国指定史跡に申請できるほど貴重な文化財を辛うじて救えたわけで、保存に向けて動き出してくれた教育長とか〆野社会教育課長、そして保存を決断していただいた是永市長にも、本当に感謝を申し上げたいと思います。竹内教育長は大学で考古学を専攻なさったということと、是永市長は歴史が好きで造詣が深いということ、これは我々市民にとっては思わぬ僥倖だったなと思っております。本当、ありがたかったなと思ってます。
     ただね、今回、真野氏が警鐘を鳴らさなければ、このまま開発許可がひょっとしたらおりたかもしれない状況だったわけです。私ね、少し今宇佐市文化財行政について苦言を呈したいというふうに思います。  文化財宝庫と言われているこの宇佐市ですけれども、しかしながら、昭和四十四年九州松下誘致ために、東上田遺跡主要墓を破壊した経緯がありますね。その反省から、昭和四十六年に教育委員会で初めて文化財係を設け、文化財保護体制を整えてきたわけです。そして昭和五十一年に、文化財保護宣言都市を全国に先駆けて宣言し、また、合併後平成十八年にも再度決議を行いました。貴重な文化財を保護し未来へ伝えていくということを宣言しているわけであります。途中、私も関係しましたけれども、川部遺跡問題もありましたものの、宇佐市はこれまで全国的にも一定文化財行政質を保ってきたと言われています。  しかしながらですね、最近、文化財専門職不足を内外から懸念する人たちは多い、そういう声があります。今や三流自治体になったと酷評する人もいるぐらい。これに対し、当局見解を求めます。また、宇佐市文化財行政を担うスタッフを早急に、補強をスキルアップする必要があると思いますが、これについてもあわせてお尋ねをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長末宗でございます。高橋議員再質問にお答えをいたします。  文化財技師専門職として採用については、今現時点、文化財係に三名というような状況でございます。数年前、三十代中堅職員が退職したというところもございまして、年齢構成的には若い職員が多いというところです。当然、文化財そういった価値等についてはですね、当然、今現在、法鏡寺廃寺整備事業もやっておりますし、二十九年、三十年度、二年続けて職員を採用したというような状況でございます。  担当課におきましてもですね、それぞれ場で、研修あるいは専門家助言等いただきながら研さんに努めているところでございますが、今後、文化財担当課と協議をする中ですね、必要に応じた体制構築は必要だというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今おっしゃったように、文化財係は年齢構成に空白部分がありますね。若い人に集中していて、ちょっと中間層が少ない印象を受ける。市や県専門家でですね、リタイヤした方中で元気で有能な人材はたくさんあると思います。こういう人たちを再雇用したり、若手調査員を育てる指導員を臨時や嘱託でもいいからね、雇用する制度が導入できないかなと思ったりもしていますけれども、いかがですか、総務課長。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  確かに文化財技師として人材確保というは、文化財技師に限らず専門職全般に通じる部分ではございますが、なかなか確保が難しいというような状況です。先ほど二十九年度、三十年度で新規採用職員を雇用はしたわけでございますが、受験者数も一けた台というところような状況でですね、人材確保に苦労しているというような状況です。  議員御提案ですね、そういった専門職なり臨時・非常勤で、ある程度キャリアある方というところ御提言をいただきました。他市状況を見ながらですね、どういった形でやっていくが今文化財行政あるべき姿というところもですね、他市状況も踏まえて調査・研究をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今ね、中津が非常に老壮青というか、そのバランスがよく、育っていると言われてますね。考古学世界では皆さんそういう評価をしています。〆野課長とちょっと話したときも、〆野課長もそれは十分理解していたと思うんですけれども、宇佐市もね、もう本当一番最初に文化財保護宣言都市を出した市としてね、市長これからもよろしくお願いいたします。  でね、文化財保護宣言都市看板はどこにありますかと、私聞きたいんですけども、まず答えてください。ありますか、今、宇佐市に。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  市庁舎駐車場入って右側、ちょうど図書館へ通路があります、そのところに四面看板、四、五メーター高さがありますか、そういったものが、そこに立っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)議長、文化財保護宣言都市看板が、宇佐市庁舎入口にあるをお気づきですか。 ◯議長(衛藤博幸君)知ってます。 ◯十九番(高橋宜宏君)知ってますか。ああ、それはすばらしい。私はね、気が付かなかったんですよ。ずっと気がつかなかったは、裏側になってるんです。四面で、しかも裏側になっている。これは非常に残念なことなんです。  文化財を反故にする、反故にする宣言都市という言い方をする人も、揶揄する人もいたんですよ。そういう文化財反故にする、反故宣言都市にならないようにですね、私はもう一遍、この文化財保護宣言都市を見直してですね、どっかこう、移設するなり、新しい看板を掲げるなりしてほしいと思ってます。文化財に造詣深い是永市長、いかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員再質問にお答えをいたします。  議員からですね、るる御質問を受けまして、私もいろんな思いがございます。文化財行政が劣化しているんではないかというような御指摘につきましては真摯に受けとめたいというふうに思います。  今回小部遺跡につきましては、私もその存在はですね、ちょっと情けない話ですが承知しておりませんでした。教育長と〆野課長から報告を受けまして、一連ですね、その状況をお聞きしますと、これはもう間違いなくあそこ赤塚古墳、免ケ平古墳に葬られている方々居室であったと、ほぼもうそういうふうに言えるんではないかというふうに直感でそういうふうに感じました。すぐその後ですね、現地を見に行きました。そうした中でですね、国指定に向けてすぐ動き出すようにということをですね、指示もさせていただいたところであります。  なぜ十七次まで調査をして、平成十二年ころにですね、そういう動きにならなかったか私も大変疑問です。その辺から劣化が始まってるかなという感じを受けました。  そういうことからしてですね、もう一度、文化財保護宣言をした原点に立ち返って、文化財保護場合は、今は保存と活用というところがですね、今重要になっていますので、保存活用両方をですね、しっかりやれるように、これから体制もですね、また検討していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)本当にね、是永市長が歴史とか文化財に造詣が深くて、私は本当によかったなと思ってます。嘘ではありませんよ。お世辞でもありません。本当気持ちです。本当にありがとうございました。  ということで一分残しましたけれども、これで質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で高橋宜宏議員一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問途中ではありますが、本日会議はこの程度にとどめます。  次本会議は、明日十八日午前十時から再開し、市政一般に対する質問続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言申し出がありますので、許可します。  議会事務局長 麻生公一君。 ◯議会事務局長(麻生公一君)皆さん、大変お疲れさまでございます。事務局長麻生でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑通告は、六月十八日午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属常任委員会に関する議案につきましては、質疑は控えると内規及び先例に規定しておりますので御注意願います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                     散会 午後三時三十五分 宇佐市議会...