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2019年06月14日 令和元年第3回定例会(第3号) 本文
2019年06月14日 令和元年第3回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2019-06-14
    2019年06月14日 令和元年第3回定例会(第3号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2019年06月14日:令和元年第3回定例会(第3号) 本文 (289発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和元年六月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和元年六月十四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃五番    │一、高齢者などの移動手段確保対策につい  │市長、教育長┃ ┃中本 毅君 │ て                   │および   ┃
    ┃      │ (1)路線バスやコミュニティバスの統計的  │担当部課長 ┃ ┃      │  な利用状況は。            │      ┃ ┃      │ (2)路線バスやコミュニティバスの利便性  │      ┃ ┃      │  について、市民の満足度は。どのよう  │      ┃ ┃      │  な声を聞いているか。         │      ┃ ┃      │ (3)路線バスやコミュニティバスの運行に  │      ┃ ┃      │  関する市の支援について、経費の現状  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (4)コミュニティバスの回数券を、バス車  │      ┃ ┃      │  内でも販売できないか。        │      ┃ ┃      │ (5)コミュニティバスを月一回程度でも土  │      ┃ ┃      │  日祝日に運行できないか。       │      ┃ ┃      │ (6)高齢者が病院や買い物をするための移  │      ┃ ┃      │  動手段として、ドア・ツー・ドアで移  │      ┃ ┃      │  動できるタクシーは有効である。バス  │      ┃ ┃      │  に対する市の経費を見直して、タクシ  │      ┃ ┃      │  ー利用補助への割り当てを検討して   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (7)周辺地域の移動手段確保対策の一環と  │      ┃ ┃      │  して、国土交通省などが推進している  │      ┃ ┃      │  電動小型低速車グリーンスローモビ  │      ┃ ┃      │  リティ)を活用できる可能性は。    │      ┃ ┃      │二、地籍調査について           │      ┃ ┃      │ (1)地籍調査の進捗率および完了予定年度  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)地籍調査に際して、地権者の高齢化や  │      ┃ ┃      │  過疎化に対する対応は。        │      ┃ ┃      │ (3)東日本大震災においては、地籍調査成  │      ┃ ┃      │  果の活用が、早期の復旧・復興に大き  │      ┃ ┃      │  く寄与したとの分析がある。宇佐市に  │      ┃ ┃      │  おいても南海トラフ大地震等による被  │      ┃ ┃      │  害を想定して、河川・沿岸部の地籍調  │      ┃ ┃      │  査を促進しては。そのために、調査箇  │      ┃ ┃      │  所の見直しや事業費の拡大についても  │      ┃ ┃      │  検討しては。             │      ┃ ┃      │三、地域の活性化について         │      ┃ ┃      │ (1)院内町月俣地区の道路事情改善につい  │      ┃ ┃      │  て、現在の市の考えは。        │      ┃ ┃      │ (2)各地区のため池について、必要な箇所  │      ┃ ┃      │  に柵を設ける支援が必要との声があ   │      ┃ ┃      │  る。市の考えは。           │      ┃ ┃      │ (3)鳥獣害対策について、鳥獣捕獲の関係  │      ┃ ┃      │  者に意欲的に取り組んで頂けるよう、  │      ┃ ┃      │  引き続き積極的に施策を検討しては。  │      ┃ ┃      │ (4)従前から行われているイベントが、三  │      ┃ ┃      │  和酒類スポーツセンターにて引き続き  │      ┃ ┃      │  円滑に開催できるように配慮しては。  │      ┃ ┃      │  同センターの利用目的をスポーツ利用  │      ┃ ┃      │  優先とせず、多目的利用も柔軟に受け  │      ┃ ┃      │  入れては。              │      ┃ ┃      │ (5)平和ミュージアム建設計画の継続的な  │      ┃ ┃      │  検討においては、地元事業者の保護育  │      ┃ ┃      │  成的な観点も引き続き重視して頂きた  │      ┃ ┃      │  いが、市の考えは。          │      ┃ ┃      │ (6)宇佐高田医師会病院の立て替え推進に  │      ┃ ┃      │  ついて、宇佐市医師会、豊後高田市、  │      ┃ ┃      │  大分県など、他の関係者のスタンス   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (7)インバウンド観光振興の観点から、全  │      ┃ ┃      │  国通訳案内士や地域通訳案内士が市内  │      ┃ ┃      │  で活動することは歓迎すべきと考える  │      ┃ ┃      │  が、市内での活動実態は。       │      ┃ ┃      │ (8)がんばる団体補助金制度について、よ  │      ┃ ┃      │  りいっそう市民感覚を活かして採択を  │      ┃ ┃      │  進めては。              │      ┃ ┃      │ (9)空き家活用型起業支援事業補助金や、  │      ┃ ┃      │  空き家空き店舗対策事業補助金につい  │      ┃ ┃      │  て、住江地区などは対象外になってい  │      ┃ ┃      │  るが、対象に含めて欲しいとの声もあ  │      ┃ ┃      │  る。市の考えは。           │      ┃ ┃      │(10)市と行政書士会との協力を積極的に行  │      ┃ ┃      │  っては。               │      ┃ ┃      │(11)東京オリンピックでの正式種目化とい  │      ┃ ┃      │  う背景もあり、宇佐市内においても、  │      ┃ ┃      │  スケートボード人口が徐々に増加して  │      ┃ ┃      │  いると言われている。小中学生から   │      ┃ ┃      │  「近場に練習する場所がない」との声  │      ┃ ┃      │  も聞く。公共スケートボードパークを  │      ┃ ┃      │  設置しては。             │      ┃ ┃      │(12)スターバックス等の喫茶店を市内に誘  │      ┃ ┃      │  致して欲しいとの声が根強いが、市と  │      ┃ ┃      │  スタバ社との接触状況は。       │      ┃ ┃      │(13)市内の飲食店活性化のために、特色の  │      ┃ ┃      │  ある取り組みを行う飲食店の支援を検  │      ┃ ┃      │  討しては。一例として、シズル感を生  │      ┃ ┃      │  み出す炭火を調理に活用することなど  │      ┃ ┃      │  も、特色といえる。          │      ┃ ┃      │(14)令和元年最初の日、四日市で大きな火  │      ┃ ┃      │  災があった。常備消防や警察と、消防  │      ┃ ┃      │  団との協力について、以前から高く評  │      ┃ ┃      │  価する声を聞くが、市の認識は。    │      ┃ ┃      │(15)国道十号線沿い四日市地区の城葬祭と  │      ┃ ┃      │  三木の間の歩道が断絶しており、より  │      ┃ ┃      │  いっそうの安全対策に取り組んで欲し  │      ┃ ┃      │  いとの声がある。対応状況は。     │      ┃ ┃      │(16)四日市櫻岡神社にある山車(だし)で  │      ┃ ┃      │  ある、本町の御供車(おともぐるま)  │      ┃ ┃      │  について、県や国とも協力して、一般  │      ┃ ┃      │  財団法人自治総合センターコミュニ  │      ┃ ┃      │  ティ助成事業への申請を支援しては。  │      ┃
    ┃      │(17)上田四日市線が西本町交差点へ早期に  │      ┃ ┃      │  接続するよう望む声を聞く。高速道な  │      ┃ ┃      │  どとの接続も良くなる。積極的に検討  │      ┃ ┃      │  しては。               │      ┃ ┃      │四、子育て支援や教育の効果的推進につい  │      ┃ ┃      │ て                   │      ┃ ┃      │ (1)認可保育を利用しない、〇~二歳児一  │      ┃ ┃      │  名につき年間百万円程度を当該家庭に  │      ┃ ┃      │  支給する「三~四世代の同居・近居に  │      ┃ ┃      │  よる孫守り支援事業」を、各地の先進  │      ┃ ┃      │  事例を調査研究しつつ、宇佐市にも導  │      ┃ ┃      │  入してはどうか。社会保障論、医療経  │      ┃ ┃      │  済学や福祉経済学などを専門とする鈴  │      ┃ ┃      │  木亘(わたる)博士によれば、東京都  │      ┃ ┃      │  の例では、都内自治体の認可保育園の  │      ┃ ┃      │  運営費は、児童一名当たり月額十五万  │      ┃ ┃      │  ~二十万円にもなっている。特に〇歳  │      ┃ ┃      │  児は非常に高コストであり、一名当た  │      ┃ ┃      │  り月額四十万円ほどかかる。公立の保  │      ┃ ┃      │  育園では五十万~六十万円の運営費が  │      ┃ ┃      │  かかる自治体も少なくない。宇佐市に  │      ┃ ┃      │  おいても運営費等について同様の事情  │      ┃ ┃      │  があると考えられるが、実態把握のた  │      ┃ ┃      │  め、宇佐市における児童一名当たりの  │      ┃ ┃      │  実額をお知らせ頂きたい。もちろん当  │      ┃ ┃      │  事業は、財政面のみならず、受給家庭  │      ┃ ┃      │  における生きがい増大や、保育業界に  │      ┃ ┃      │  おける深刻な人手不足の解消にも効果  │      ┃ ┃      │  がある。認可保育における特に高コス  │      ┃ ┃      │  トな部分の公的経費を適切に節約し、  │      ┃ ┃      │  浮いた経費を子育てや教育の別の部分  │      ┃ ┃      │  でいっそう有効に活用することもでき  │      ┃ ┃      │  る。積極的な検討をお願いしたい。   │      ┃ ┃      │ (2)災害時に液体ミルクの備蓄は有用度が  │      ┃ ┃      │  高いとされる。市の考えは。      │      ┃ ┃      │ (3)市立四日市幼稚園のさらなる利用促進  │      ┃ ┃      │  を図ってはどうか。小学生とのふれあ  │      ┃ ┃      │  い機会が充実していることは当園の特  │      ┃ ┃      │  長である。預かり保育が始まり、保護  │      ┃ ┃      │  者にとっての利便性も高まった。幼稚  │      ┃ ┃      │  園の先生方も研修に取り組み、よく勉  │      ┃ ┃      │  強されていると聞く。隣接する更地も  │      ┃ ┃      │  含めて施設整備を図り、三歳児から入  │      ┃ ┃      │  園を受け付けてはどうか。       │      ┃ ┃      │ (4)市や市教委の関係するところで、日本  │      ┃ ┃      │  海軍の特殊滑空機であった桜花(おう  │      ┃ ┃      │  か)について、「技術を平和利用でき  │      ┃ ┃      │  なかった」、「人間爆弾」や「米軍に  │      ┃ ┃      │  バカ爆弾と呼ばれた」などという趣旨  │      ┃ ┃      │  で、断定的で否定的な説明や展示が行  │      ┃ ┃      │  われている。戦争の悲惨さや平和の尊  │      ┃ ┃      │  さについて学ぶ情報として、このよう  │      ┃ ┃      │  な説明や展示にただちに問題があると  │      ┃ ┃      │  までは言えない。他方で、説明や展示  │      ┃ ┃      │  が戦後的な解釈に偏っており、戦時中  │      ┃ ┃      │  の価値観についても説明や展示を行う  │      ┃ ┃      │  方が公正中立であり、より適切である  │      ┃ ┃      │  と指摘する声もある。例えば昨年八月  │      ┃ ┃      │  十六日に産経ドットコムに掲載された  │      ┃ ┃      │  「最後の証言」という記事において、  │      ┃ ┃      │  桜花の生き残り隊員である元上飛曹の  │      ┃ ┃      │  佐伯正明氏は「国のために死ぬという  │      ┃ ┃      │  のは家族や故郷を守りたいということ  │      ┃ ┃      │  です。その一心だったのです」と語っ  │      ┃ ┃      │  ている。家族や故郷を守りたいという  │      ┃ ┃      │  ことは、つまり、平和の実現を願って  │      ┃ ┃      │  戦争に臨んでいたことが読み取れる。  │      ┃ ┃      │  こうした証言から、当時の価値観につ  │      ┃ ┃      │  いても説明や展示を行い、戦争の悲惨  │      ┃ ┃      │  さや平和の尊さについて、より深い学  │      ┃ ┃      │  びを促進してはどうか。        │      ┃ ┃      │ (5)科学教育的な観点から、市内に日時計  │      ┃ ┃      │  を設置してはどうか。         │      ┃ ┃      │ (6)東京都千代田区立麹町(こうじまち)  │      ┃ ┃      │  中学校は、「担任固定・定期テスト・  │      ┃ ┃      │  宿題」を廃止するなど、公立中学とし  │      ┃ ┃      │  ては大胆な教育改革で、全国から注目  │      ┃ ┃      │  されている。一つの事例として、市教  │      ┃ ┃      │  委も麹町中学校の取り組みを把握して  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (7)自転車通学する中学生のヘルメット着  │      ┃ ┃      │  用について、市内七校のうち、義務化  │      ┃ ┃      │  しているのは安心院、院内、宇佐の三  │      ┃ ┃      │  校、奨励しているのは北部、西部、長  │      ┃ ┃      │  洲、駅川の四校と聞く。奨励している  │      ┃ ┃      │  中学校の一部保護者から、「われわれ  │      ┃ ┃      │  は子供の命を軽視しているわけでは決  │      ┃ ┃      │  してない」との声も聞く。子供の命を  │      ┃ ┃      │  大切に思わない親はいないし、それぞ  │      ┃ ┃      │  れの通学事情に応じて検討してきた安  │      ┃ ┃      │  全対策もあるようだ。そのため、ヘル  │      ┃ ┃      │  メット義務化の議論に対して、若干の  │      ┃ ┃      │  押しつけがましさを感じている保護者  │      ┃ ┃      │  もいるようだ。通学の安全対策につい  │      ┃ ┃      │  ては、引き続き生徒や保護者との協調  │      ┃ ┃      │  を図りながら、慎重に推進してはどう  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (8)県立高校入試において、一次募集前に  │      ┃ ┃      │  宇佐市立中学校などで非公式に行われ  │      ┃ ┃      │  る志願者数調整により、県内他市の高  │      ┃
    ┃      │  校に比べて、宇佐市内の高校は本当の  │      ┃ ┃      │  人気が見えにくくなっている、という  │      ┃ ┃      │  意見がある。そもそも、後から志願変  │      ┃ ┃      │  更する制度はあるのだし、募集前の調  │      ┃ ┃      │  整をせず、本当の人気を見せた方が良  │      ┃ ┃      │  いのではないか。           │      ┃ ┃      │ (9)高校生語学力向上促進事業の補正予算  │      ┃ ┃      │  案を歓迎したい。文部科学省後援の実  │      ┃ ┃      │  用英語技能検定、いわゆる英検につい  │      ┃ ┃      │  ては、大学入試改革の文脈や、様々な  │      ┃ ┃      │  進路選択において高校生にとって重要  │      ┃ ┃      │  度が近年さらに高まっている。また、  │      ┃ ┃      │  読む・聞く・書く・話すという四技能  │      ┃ ┃      │  化への試験対応、CEFR(セファー  │      ┃ ┃      │  ル。ヨーロッパ言語共通参照枠)との  │      ┃ ┃      │  連動による英語技能の国際証明の実   │      ┃ ┃      │  現、TOEFL(トーフル)やTOE  │      ┃ ┃      │  IC(トーイック)といった他試験と  │      ┃ ┃      │  の比較における試験内容のバランスの  │      ┃ ┃      │  良さなど、試験そのものに対する英語  │      ┃ ┃      │  教育者からの評価が高い。しかし、試  │      ┃ ┃      │  験内容の質的向上にともなって受験料  │      ┃ ┃      │  は近年上昇を続けてきた。そこで金銭  │      ┃ ┃      │  的負担の軽減が図られることは高校生  │      ┃ ┃      │  や保護者たちにとって朗報である。補  │      ┃ ┃      │  正予算案が今議会で可決された場合、  │      ┃ ┃      │  高校生に対して受検機会をぜひ積極的  │      ┃ ┃      │  に周知してはどうか。         │      ┃ ┃      │(10)奨学金返還支援事業について、三百万  │      ┃ ┃      │  円の年収制限撤廃は大きなニュースで  │      ┃ ┃      │  ある。積極的に周知しては。      │      ┃ ┃      │五、市政の推進について          │      ┃ ┃      │ (1)是永市長在任十年の総括と今後の展望  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)「人生百年時代」を見据え、さらなる  │      ┃ ┃      │  長寿社会におけるまち・ひと・しごと  │      ┃ ┃      │  に関する政策を、次期総合計画で重点  │      ┃ ┃      │  的に検討しては。           │      ┃ ┃      │ (3)まち・ひと・しごと創生を引き続き促  │      ┃ ┃      │  進するため、住宅の整備、上下水道の  │      ┃ ┃      │  整備、出産等手当金、他市町村の施策  │      ┃ ┃      │  研究などについて、今後の見通しは。  │      ┃ ┃      │ (4)新庁舎建設の概況は。         │      ┃ ┃      │ (5)国連の持続可能な開発目標(SDG   │      ┃ ┃      │  s)について、宇佐市地球温暖化対策  │      ┃ ┃      │  行動計画にも言及がみられるが、市の  │      ┃ ┃      │  全体的な見解は。           │      ┃ ┃      │ (6)女性管理職比率が適正水準まで上昇す  │      ┃ ┃      │  るように、取り組みを続けては。    │      ┃ ┃      │ (7)地方自治法は地方議員に自治体と請負  │      ┃ ┃      │  関係にある団体の役員などとの兼業を  │      ┃ ┃      │  禁止しているが、請負の範囲が不明確  │      ┃ ┃      │  という課題が指摘される。高知県大川  │      ┃ ┃      │  村においては解釈が条例制定により明  │      ┃ ┃      │  確になった。宇佐市において当該請負  │      ┃ ┃      │  の具体的な解釈は。          │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十八番   │一、UIJターン者の新築住宅取得・改築  │市長    ┃ ┃大隈尚人君 │ に関わる市の助成について        │および   ┃ ┃      │二、コミュニティバスの運行について    │担当部課長 ┃ ┃      │三、急傾斜地に関する対策について     │      ┃ ┃      │四、鳥獣害対策について          │      ┃ ┃      │ (1)イノシシ・シカ・アライグマの対策に  │      ┃ ┃      │  ついて。               │      ┃ ┃      │ (2)ジビエ食材の取り扱いについて。    │      ┃ ┃      │ (3)猟友会会員(銃器)の高齢化対策につ  │      ┃ ┃      │  いて。                │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、通学路の安全確保に向けて       │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ (1)現在把握している交通危険箇所と対応  │および   ┃ ┃      │  状況は。               │担当部課長 ┃ ┃      │ (2)川崎市の死傷事件を受け、政府は関係  │      ┃ ┃      │  機関との連携強化と不審者情報を共有  │      ┃ ┃      │  する仕組みの構築を求めたが、宇佐市  │      ┃ ┃      │  としての取り組みは。         │      ┃ ┃      │二、小中学校の今後の教育環境整備につい  │      ┃ ┃      │ て                   │      ┃ ┃      │ (1)児童生徒増減への対応の基本的考え方  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)特に今後も増加が予測される学校の教  │      ┃ ┃      │  室不足を不安視する声があるが、その  │      ┃ ┃      │  対応は。               │      ┃ ┃      │三、深刻な人口減少の中、若者の定住促進  │      ┃ ┃      │ に向けた取り組みを           │      ┃ ┃      │ (1)定住促進住宅の成果と今後の計画は。  │      ┃ ┃      │ (2)企業誘致について、現在の方針とその  │      ┃ ┃      │  成果は。               │      ┃ ┃      │四、法鏡寺廃寺跡史跡公園整備の進捗状況  │      ┃ ┃      │ について                │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十六番   │一、安心院地域複合支所周辺整備について  │市長    ┃ ┃新開洋一君 │ (1)複合支所の進捗状況。         │および   ┃ ┃      │ (2)安心院地域のランドマークとしての考  │担当部課長 ┃ ┃      │  え。                 │      ┃ ┃      │ (3)周辺に児童が遊べる公園を要望。    │      ┃ ┃      │二、防災情報システム整備事業について   │      ┃ ┃      │三、家族旅行村安心院のリニューアルにつ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │ (1)現況。                │      ┃ ┃      │ (2)パークゴルフ場の整備。        │      ┃
    ┃      │四、旧大分県水産研究部浅海・内水面グル  │      ┃ ┃      │ ープ内水面チーム(大分県内水面漁業試  │      ┃ ┃      │ 験場)の跡地利用について        │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)まず、五番 中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)令和新政会の中本 毅でございます。おかげさまで二期目に入りました。皆様の多大な御支援に感謝を申し上げたいと思います。  この市政一般に対する質問、いわゆる一般質問につきましては、議員活動の中核をなすものであり、議員本来の仕事として、市民の皆様のお声を市政に届けるため、引き続き精力的に取り組んでまいります。  ところで、今月十一日に、宇佐市民栄誉特別賞の受賞者である藤花典正氏が亡くなりました。生前の御功績に深く敬意をあらわすとともに、謹んで哀悼の意をあらわします。  市民図書館への寄附を続けてこられたことが有名ですけれども、一つ私の印象に残っていることは、映画「カラアゲ☆USA」の御支援です。藤花氏に直接お目にかかったことはございませんが、見返りを求めずに他者に奉仕してこられた、大変に立派な方でございました。  それでは、本題の質問に入ります。  一項目め、高齢者などの移動手段確保対策についてお伺いします。  一点目、路線バスやコミュニティバスの統計的な利用状況はいかがでしょうか。  二点目、路線バスやコミュニティバスの利便性について、市民の満足度はいかがでしょうか。どのような声を聞いていますでしょうか。  三点目、路線バスやコミュニティバスの運行に関する市の支援について、経費の現状はいかがでしょうか。  四点目、コミュニティバスの回数券をバス車内でも販売できないでしょうか。  五点目、コミュニティバスを月一回程度でも土日祝日に運行できないでしょうか。  六点目、高齢者が病院や買い物をするための移動手段として、ドア・ツー・ドアで移動できるタクシーは有効であります。バスに対する市の経費を見直して、タクシー利用補助への割り当てを検討してはいかがでしょうか。  七点目、周辺地域の移動手段確保対策の一環として、国土交通省などが推進している電動小型低速車グリーンスローモビリティを活用できる可能性はありませんでしょうか。  二項目め、地籍調査についてお伺いします。  一点目、地籍調査の進捗率及び完了予定年度はいかがでしょうか。  二点目、地籍調査に際して、地権者の高齢化や過疎化に対する対応はいかがでしょうか。  三点目、東日本大震災においては、地籍調査成果の活用が早期の復旧・復興に大きく寄与したとの分析があります。宇佐市においても、南海トラフ大地震等による被害を想定して、河川沿岸部の地籍調査を促進してはいかがでしょうか。そのために調査箇所の見直しや事業費の拡大についても検討してはいかがでしょうか。  三項目め、地域の活性化についてお伺いします。  一点目、院内町月俣地区の道路事情改善について、現在の市の考えはいかがでしょうか。  二点目、各地区のため池について、必要な箇所に柵を設ける支援が必要との声があります。市の考えはいかがでしょうか。  三点目、鳥獣害対策について、鳥獣捕獲の関係者に意欲的に取り組んでいただけるよう、引き続き積極的に施策を検討してはいかがでしょうか。  四点目、従前から行われているイベントが、三和酒類スポーツセンターにて引き続き円滑に開催できるように配慮してはいかがでしょうか。同センターの利用目的をスポーツ利用優先とせず、多目的利用も柔軟に受け入れてはいかがでしょうか。  五点目、平和ミュージアム建設計画の継続的な検討においては、地元事業者の保護育成的な観点も引き続き重視していただきたいですが、市の考えはいかがでしょうか。  六点目、宇佐高田医師会病院の建てかえ推進について、宇佐市医師会、豊後高田市、大分県など、ほかの関係者のスタンスはいかがでしょうか。  七点目、インバウンド観光振興の観点から、全国通訳案内士や地域通訳案内士が市内で活動することは歓迎すべきと考えますが、市内での活動実態はいかがでしょうか。  八点目、がんばる団体補助金制度について、より一層市民感覚を生かして採択を進めてはいかがでしょうか。  九点目、空き家活用型企業支援事業補助金や空き家・空き店舗対策事業補助金について、住江地区などは対象外になっていますが、対象に含めてほしいとの声もあります。市の考えはいかがでしょうか。  十点目、市と行政書士会との協力を積極的に行ってはいかがでしょうか。  十一点目、東京オリンピックでの正式種目化という背景もあり、宇佐市内においても、スケートボード人口が徐々に増加していると言われています。小中学生から、近場に練習する場所がないとの声も聞きます。公共スケートボードパークを設置してはいかがでしょうか。  十二点目、スターバックス等の喫茶店を市内に誘致してほしいとの声が根強いですが、市とスタバ社との接触状況はいかがでしょうか。  十三点目、市内の飲食店活性化のために、特色のある取り組みを行う飲食店の支援を検討してはいかがでしょうか。一例として、シズル感を生み出す炭火を調理に活用することなども特色といえると思います。  十四点目、令和元年最初の日、四日市で大きな火災がありました。常備消防や警察と消防団との協力について、以前から高く評価する声を聞きますが、市の認識はいかがでしょうか。  十五点目、国道十号線沿い、四日市地区の城葬祭と三木の間の歩道が断絶しており、より一層の安全対策に取り組んでほしいとの声があります。対応状況はいかがでしょうか。  十六点目、四日市櫻岡神社にある山車である本町の御供車について、県や国とも協力して、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業への申請を支援してはいかがでしょうか。  十七点目、上田四日市線が、西本町交差点へ早期に接続するよう望む声を聞きます。高速道などとの接続もよくなります。積極的に検討してはいかがでしょうか。  四項目め、子育て支援や教育の効果的推進についてお伺いします。  一点目、認可保育を利用しないゼロから二歳児一名につき、年間百万円程度を当該家庭に支給する三、四世代の同居・近居による孫守り支援事業を、各地の先進事例を調査研究しつつ、宇佐市にも導入してはいかがでしょうか。社会保障論、医療経済学や福祉経済学などを専門とする鈴木亘博士によれば、東京都の例では、都内自治体の認可保育園の運営費は、児童一名当たり月額十五万から二十万円にもなっています。特に零歳児は非常に高コストであり、一名当たり月額四十万円ほどがかかります。公立の保育園では、五十万から六十万円の運営費がかかる自治体も少なくありません。宇佐市においても、運営費等について同様の事情があると考えられますが、実態把握のため、宇佐市における児童一名当たりの実額をお知らせいただきたいです。  もちろん当事業は、財政面のみならず、受給家庭における生きがい増大や保育業界における深刻な人手不足の解消にも効果があります。認可保育における、特に高コストな部分の公的経費を適切に節約し、浮いた経費を子育てや教育の別の部分で、一層有効に活用することもできます。積極的な検討をお願いしたいと思います。  二点目、災害時に、液体ミルクの備蓄は有用度が高いとされています。市の考えはいかがでしょうか。  三点目、市立四日市幼稚園のさらなる利用促進を図ってはいかがでしょうか。小学生との触れ合い機会が充実していることは、当園の特徴であります。預かり保育が始まり、保護者にとっての利便性も高まりました。幼稚園の先生方も研修に取り組み、よく勉強されていると聞いております。隣接する更地も含めて施設整備を図り、三歳児から入園を受け付けてはいかがでしょうか。  四点目、市や市教委の関係するところで、日本海軍の特殊滑空機であった桜花について、「技術を平和利用できなかった」、「人間爆弾」や「米軍にばか爆弾と呼ばれた」などという趣旨で、断定的で否定的な説明や展示が行われています。戦争の悲惨さや平和の尊さについて学ぶ情報として、このような説明や展示に直ちに問題があるとまでは言えません。他方で、説明や展示が、戦後的な解釈に偏っており、戦時中の価値観についても説明や展示を行うほうが、公正中立であり、より適切であると指摘する声もあります。  例えば、昨年八月十六日に産経ドットコムに掲載された「最後の証言」という記事において、桜花の生き残り隊員である元上飛曹の佐伯氏は、「国のために死ぬというのは、家族や故郷を守りたいということです。その一心だったのです。」と語っています。家族や故郷を守りたいということは、つまり平和の実現を願って戦争に臨んでいたことが読み取れます。  こうした証言から、当時の価値観についても説明や展示を行い、戦争の悲惨さや平和の尊さについて、より深い学びを促進してはいかがでしょうか。  五点目、科学教育的な観点から、市内に日時計を設置してはいかがでしょうか。  六点目、東京都千代田区立麹町中学校は、担任固定を廃止、定期テストを廃止、宿題を廃止するなど、公立中学としては大胆な教育改革で全国から注目されています。一つの事例として、市教委も麹町中学校の取り組みを把握してはいかがでしょうか。  七点目、自転車通学する中学生のヘルメット着用について、市内七校のうち義務化しているのは、安心院、院内、宇佐の三校、奨励しているのは北部、西部、長洲、駅川の四校と聞きます。奨励している中学校の一部保護者から、我々は子供の命を軽視しているわけでは決してないとの声も聞きます。子供の命を大切に思わない親はいませんし、それぞれの通学事情に応じて検討してきた安全対策もあるようです。  そのため、ヘルメット義務化の議論に対して、若干の押しつけがましさを感じている保護者もいるようです。通学の安全対策については、引き続き生徒や保護者との協調を図りながら、慎重に推進してはいかがでしょうか。  八点目、県立高校入試において、一次募集前に宇佐市立中学校などで非公式に行われる志願者数調整により、県内他市の高校に比べて、宇佐市内の高校は本当の人気が見えにくくなっているという意見があります。そもそも後から志願変更する制度はあるのですし、募集前の調整をせず、本当の人気を見せたほうがよいのではないでしょうか。  九点目、高校生語学力向上促進事業の補正予算案を歓迎したいと思います。文部科学省後援の実用英語技能検定、いわゆる英検については、大学入試改革の文脈やさまざまな進路選択において、高校生にとって重要度が近年さらに高まっています。また、読む、聞く、書く、話すという四技能化への試験対応、SEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との連動による英語技能の国際証明の実現、TOEFLやTOEICといった他試験との比較における試験内容のバランスのよさなど、試験そのものに対する英語教育者からの評価が高いです。  しかし、試験内容の質的向上に伴って、受験料は近年上昇を続けてきました。そこで、金銭的負担の軽減が図られることは、高校生や保護者たちにとって朗報であります。補正予算案が本議会で可決された場合、高校生に対して、受験機会をぜひ積極的に周知してはいかがでしょうか。  十点目、奨学金返還支援事業について、三百万円の年収制限撤廃は大きなニュースです。積極的に周知してはいかがでしょうか。  五項目め、市政の推進についてお伺いします。  一点目、是永市長在任十年の総括と今後の展望はいかがでしょうか。  二点目、人生百年時代を見据え、さらなる長寿社会におけるまち・ひと・しごとに関する政策を、次期総合計画で重点的に検討してはいかがでしょうか。  三点目、まち・ひと・しごと創生を引き続き促進するため、住宅の整備、上下水道の整備、出産等手当金、他市町村の施策研究などについて、今後の見通しはいかがでしょうか。  四点目、新庁舎建設の概況はいかがでしょうか。  五点目、国連の持続可能な開発目標SDGsについて、宇佐市地球温暖化対策行動計画にも言及が見られますが、市の全体的な見解はいかがでしょうか。  六点目、女性管理職比率が適正水準まで上昇するように取り組みを続けてはいかがでしょうか。  七点目、地方自治法は、地方議員に自治体と請負関係にある団体の役員などとの兼業を禁止していますが、請負の範囲が不明確という課題が指摘されています。高知県大川村においては、解釈が条例制定により明確になりました。宇佐市において当該請負の具体的な解釈はいかがでしょうか。  以上で初回の質問を終わります。  傍聴に来ていただいた方々、ありがとうございます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、中本 毅議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、市政の推進についての一点目、市長在任十年の総括と今後の展望についてでありますが、私は就任以来、住んでよし、訪れてよしのまち、定住満足度日本一、交流満足度日本一のまちを目指し、各種施策を展開してまいりました。その結果、徐々に施策が形となってきていると総括しております。  特に本年度は、市政活性化の拠点となる本庁舎や安心院地域複合支所がいよいよ完成する運びとなっております。  また、今後の展望につきましては、地方を取り巻く環境は少子高齢化や大規模自然災害への対応など、引き続き厳しい状況にありますが、将来人口五万人を維持するとともに、グローバル化や人づくり、情報化にも対応するなど、改元による新時代にふさわしい宇佐市発展の礎を築きたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についての三、四、六、八を、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、子育て支援や教育の効果的推進についての三点目、市立四日市幼稚園のさらなる利用促進を図ってはどうかについてですが、四日市幼稚園は、幼児教育から小学校教育への円滑な接続を目指し、さまざまな研修を重ねながら、子供たち一人一人の実態に応じた教育活動を行っております。  今後も、園児数の増加に向けた取り組みも含め、関係機関等と連携をとりながら、宇佐市立幼稚園及び保育所のあり方庁内検討委員会等の中で、幼児教育の充実を図る方策を協議してまいります。  三歳児からの受け入れにつきましては、環境整備や人員体制、また、三歳児の教育のための研修等が必要となりますので、現時点では困難と考えております。  四点目、桜花の展示に関して、当時の価値観についても説明や展示を行い、戦争の悲惨さや平和の尊さについてより深い学びを促進してはどうかについてですが、桜花に関する展示は、市民図書館にて「人間爆弾「桜花」と神雷部隊の若者たち」と題し、六月九日まで企画展を開催しました。企画展では、桜花に関する歴史的な事実をありのままに展示し、恣意的または情緒的にならない解説を行っております。  今回は、設計者の当時の手記や設計に係る貴重な資料が展示公開できたこともあり、戦争と科学技術のかかわり方や技術者の思い、また、戦場に赴いた神雷部隊の若者たちの姿に触れる機会を提供したところです。展示やそれに伴う解説には、このような機会を通して見学者おのおのが、平和の大切さや命の尊さについて考えることが重要と認識をしております。  六点目、麹町中学校の取り組みを把握してはについてですが、現在、千代田区立麹町中学校の取り組みが各方面で取り上げられていることは承知をしております。  全員単位制の導入、定期テストや宿題の廃止等、思い切った取り組みであると認識をしておりますが、どのように有効であるのかについては、今後把握をしていく必要があると考えます。  八点目、県立高校入試において、募集前の調整をせず、本当の人気を見せたほうがよいのではないかについてですが、中学校では、教育相談や三者面談等を通じて、生徒、保護者の思いや願いに寄り添いながら、粘り強く継続的な進路指導を行っております。各中学校では折に触れて進路希望調査を行い、希望状況を把握しておりますが、それにより調整を行うことはありません。あくまでも最終的に本人と保護者の判断により、納得して志望校の決定をしていけるようきめ細やかで丁寧な進路指導を心がけております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの高齢者などの移動手段確保の対策についてと、三項目めの地域の活性化についての十と、四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についての二、九と、五項目めの市政の推進についての二から七を総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。総務部長の久保でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、高齢者などの移動手段確保対策についての一点目、路線バスやコミュニティバスの統計的な利用状況はについてと、三点目、路線バスやコミュニティバスの運行に関する市の支援について、経費の現状はについては関連がございますので、一括してお答えいたします。  まず路線バスについてですが、平成三十年度の運行に関する赤字補填は、二十九年度よりも補助対象を二系統を増やし、十二系統に対し千三百八十五万四千円の補助を行っております。年間延べ利用者数は、二十九年度に補助を行った十系統で比較しますと、三千七百九十四人減少し、九万一千七百六十六人となっております。  次に、コミュニティバスですが、平成三十年度の運行に関する支出額は三千三百五十万九千円、年間延べ利用者数は二万一千四百十人で、前年度より三千百四十五人減少しております。  二点目、路線バスやコミュニティバスの利便性について市民の満足度はについてですが、平成二十九年にJR路線バス、コミュニティバスの利用者に対して行ったアンケートでは、六六%の方から満足という回答をいただいており、また、要望としては、便数の増や停留所の環境改善などの御意見をいただいております。  昨年八月に行った、路線バス廃止予定路線の沿線地域を対象としたアンケートでは、コミュニティバスの帰り便を早めてほしい等の御意見をいただいたところであり、今議会にコミュニティバスの帰り便の増便やダイヤ改正等に係る予算について提案をしております。  四点目、コミュニティバスの回数券をバス車内でも販売できないかについてですが、コミュニティバスの回数券は、市役所企画財政課、四日市出張所、安心院支所、院内支所で販売しております。  車内販売につきましては、利用者にとっては大変便利のよいことと思いますが、ダイヤのおくれや運転手の負担が高まることが予想されることから、現状でお願いしたいと考えております。  五点目、コミュニティバスを月一回程度でも土日祝日に運行できないかについてですが、本市のコミュニティバスは、平日週二日を基本とし運行しております。土日祝日に運行することは、利用者にとって大変よいことと思いますが、日曜日及び祝日は多くの医療機関が休みとなりますので、その分利用者も減ることが予想されます。  しかしながら、コミュニティバスは通院や買い物等に利用するなど、日常生活の移動手段として重要な役割を担っているものとも考えておりますので、そのような声があれば、運行事業者や地域の方々と協議を行ってまいりたいと思います。  六点目、バスに対する市の経費を見直し、タクシー利用補助への割り当てを検討してはについてですが、多くの利用者を乗せることができるバスの存在は、持続可能な公共交通網を構築する上でとても重要な役割を担っております。  タクシー助成を行うとなれば、バス利用者の減少は加速し、いずれ本市の路線バスは、幹線も含め全て撤退することは想像にかたくありません。  また、経費面もさることながら、バス事業者のみならずタクシー事業者の運転手不足も深刻であり、地域公共交通の持続可能性が危うくなると思われます。  七点目、周辺地域の移動手段確保対策の一環として、国土交通省などが推進している電動小型低速車グリーンスローモビリティを活用できる可能性はについてですが、電動小型低速車は、低炭素社会の実現に向け、環境負荷のない移動手段として近年注目されております。
     しかし、有償運送する場合には、道路運送法上の登録が必要なことや、時速二十キロメートル未満で公道を走る特殊な車両のため、他の交通車両との十分な安全確保が求められるなど導入に当たっては課題も多いことから、地域事情に照らし、今後の参考とさせていただきたいと考えております。  次に、三項目め、地域の活性化についての十点目、市と行政書士との協力を積極的に行ってはについてですが、行政書士には、官公署に提出する書類作成や申請代行など、市民にとって有益な業務を行っており、その重要性については十分認識しております。  本市におきましては、現在、市情報公開、個人情報保護審査会委員として、行政書士の職にある方を委嘱しており、個人情報や情報公開の制度運用等について、専門的な見地から御意見を賜るなど、御協力をいただいているところであります。  今後も行政運営において、その必要性に応じ、連携・協力をお願いしたいと考えております。  次に、四項目め、子育て支援や教育の効果的推進についての二点目、災害時の液体ミルクの備蓄はについてですが、平成二十八年四月の熊本地震以降、県の定める災害備蓄計画に基づき、本庁及び両支所等に計画的な備蓄品の配備を行っているところであります。災害時における乳幼児への配慮としては、これまで紙おむつ二千三百六十枚や、粉ミルク八百十グラム入り十缶などを備蓄しております。  議員御質問の液体ミルクの備蓄につきましては、本年三月に日本のメーカーで初めて発売されたこともありますので、今後、粉ミルクとの利便性の比較や価格、購入方法など、調査研究してまいります。  九点目、高校生語学力向上促進事業を積極的に周知してはどうかについてですが、今議会に提案しています補正予算の承認をいただければ、高校生の学力向上促進に取り組む市内四校で組織する委員会と連携し、本事業の目的や事業の内容について、周知してまいりたいと考えております。  次に、五項目め、市政の推進についての二点目、長寿社会におけるまち・ひと・しごとに関する政策を次期総合計画で重点的に検討してはについてですが、国においては、人生百年時代を見据えた経済、社会システムを実現するため、人生百年時代構想会議を設置し、人づくり改革と生産性改革を両輪として、経済と社会保障の好循環を強化し、誰もが生きがいを感じ、その能力を発揮できる社会を作り上げるとしております。  市といたしましては、国、県の地方創生に向けた取り組み方針を注視するとともに、人口減少の波、安全安心の波、グローバリズムの波、第四次産業革命の波といった、時代の潮流を的確に捉え、総合計画審議会の意見を伺いながら、第二次市総合計画後期基本計画の策定に取り組んでいるところであります。  三点目、住宅の整備、上下水道の整備、出産等手当金、他市町村の施策研究などについての今後の見通しについてですが、移住・定住促進のために、引き続き計画的に住環境整備を実施してまいりますが、いわゆる箱物整備に関しましては、公共施設等総合管理計画の方針や今後の人口減少を視野に入れながら、複合化、集約化や民間活力等の導入も考えてまいります。  また、人口増対策に関するソフト面の施策や他市町村の施策研究についても、国、県の地方創生に向けた取り組み方針を注視し、大分県まち・ひと・しごと創生本部会議等において、県、他市と意見交換を行いながら、本市の実情に合った施策を研究していきたいと考えております。  四点目、新庁舎建設の概況はについてですが、五月末時点の工事進捗率は全体の約五〇%で、かなめとなる躯体のコンクリート打設が終了し、外壁工事と内装工事に着手しているところであります。  これからは、空調設備のダクト配管設置工事、電気設備の配線や照明機器設置工事等を本格的に行ってまいります。  今後とも、施工業者と連絡調整を密にし、十月末の完成に向け、鋭意取り組んでまいります。  五点目、国連の持続可能な開発目標SDGsの市の全体的な見解についてですが、SDGsは、誰ひとり取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指し、先進国と途上国とが一丸となって二〇三〇年までに達成すべき十七項目の国際指標であると認識しております。  国においては、持続可能な開発目標SDGs実施指針を定めるとともに、まち・ひと・しごと総合戦略二〇一八改訂版にSDGsの達成に向けた取り組みの推進を掲げ、SDGsの認知度向上と全国の自治体への普及促進を行っております。  SDGsは多岐にわたっており、本市において第二次市総合計画に掲げる施策の多くが、何らかの形でSDGsにつながっているものと考えていますが、地域や企業など多様な活動主体と連携して取り組むことが重要であると考えております。  六点目、女性管理職比率が適正水準まで上昇するように取り組みを続けてはについてですが、平成三十年四月一日付人事異動で、消防職員を除く職員全体での女性管理職員の比率は一九・六%であり、三・九ポイント増となっております。  また、今後の取り組みについてですが、女性活躍推進法に基づく市特定事業主行動計画においては、平成三十二年四月一日時点の女性管理職の割合を一三%と目標設定しております。現時点では目標数値をクリアしていますが、今後はさらに上積みができるよう女性職員のスキルアップを図り、管理職への積極的な登用に努めてまいりたいと考えております。  七点目、地方自治法は地方議員の兼業を禁止しているが、請負の具体的な解釈はについてですが、議員は、当該普通地方公共団体の具体的な請負契約の締結に対する議決等に参与することにより、直接、間接に事務事業に関与するものであり、議会運営の公正性及び事務執行の適正性を確保するため、地方自治法で当該団体と請負関係に立つことが禁止されております。  この場合における請負の解釈につきましては、民法上の請負だけではなく、広く営業として行われる経済的または営利的取引であって、一定の期間にわたる継続的な取引であるものと解されており、さまざまなケースが想定されますので、個々の案件ごとに判例等を参考に判断する必要があると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの地籍調査についてと、三項目めの地域の活性化についての二から四、七から九、十一から十三及び十六と、四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についての十を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)皆さん、おはようございます。経済部長の河野でございます。  五番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、地籍調査についての一点目、進捗率及び完了予定年度はについてですが、現在、第六次国土調査事業十カ年計画に基づき事業を実施しており、調査対象面積四百十四・二二平方キロメートルのうち、平成三十年度末の調査済み面積は六十一・九六平方キロメートルで、進捗率は一四・九六%となりますが、国営緊急農地再編整備事業や圃場整備など土地改良事業を行った土地も、指定の申請をすることで地籍調査と同等に扱われますので、進捗率も上がるものと考えております。  また、来年度からは、第七次国土調査事業十カ年計画に移行いたしますが、事業の完了年度につきましては未定であります。  二点目、地権者の高齢化や過疎化に対する対応はについてですが、現在、地籍調査の境界等の確認は、区長や土地に精通した方を地籍調査推進員として選出してもらい、事業が円滑に実施できるよう助言等をいただいているところです。  今後、高齢化や過疎化の進展により、山間部での境界確認に苦慮する場面も予想されることから、国土交通省では、現地調査を簡素化できるように、航空写真や衛星画像の測量技術を用いた調査方法の研究を行っていますので、新たなマニュアル等が示されれば活用し、事業の推進を図りたいと考えています。  三点目、南海トラフ大地震等による被害を想定して、河川沿岸部の地籍調査を促進しては、そのために調査箇所の見直しや事業費の拡大についても検討してはについてですが、近年の異常気象等によるゲリラ豪雨で、山間部でも土砂災害等の大規模災害が発生していることから、山間部の地籍調査を優先させる必要があると考えております。  また、事業費の拡大につきましては、人員及び予算の確保が必要となりますので、国や県、関係課と調整をして、継続的な事業の推進に取り組んでまいります。  三項目め、地域の活性化についての二点目、ため池の柵設置に対する支援についてですが、多くのため池は地域の共有財産となっており、水利組合が管理を行っています。  近年のため池等の転落事故の発生に対し、市では出水期を前に、市報でため池等の危険に対する注意喚起を行っています。  また、宇佐土地改良区では、ため池への立ち入りに対する警告看板を作成し、水利組合に配付したとのことです。  柵設置に対する支援につきましては、農村地域災害減債事業で整備も可能ですが、採択要件もありますので、土地改良区や水利組合から要望が上がれば、県等関係機関と協議したいと考えております。  三点目、鳥獣害対策についてですが、現在市では、捕獲対策だけではなく、集落講習、集落点検などの集落対策、集落による鉄線柵設置や電気柵補助等の被害防止対策を合わせた三本柱で積極的に実施しています。  今年度の捕獲対策は、平成三十年度に比べ、鹿の捕獲枠を拡大し、捕獲強化を行っています。さらに、ジビエ利用拡大として、市内の認定処理加工施設に搬入した鹿について、捕獲報償金の上乗せを行います。これら対策により、捕獲従事者の捕獲意欲の向上に努めています。  四点目、三和酒類スポーツセンターの多目的利用の受け入れについてですが、昨年度に市のスポーツ施設となった総合体育館につきましては、市スポーツ施設条例で、スポーツの普及振興を設置目的としており、スポーツ使用を優先に使用許可しています。  御質問の総合体育館のスポーツ以外での使用につきましては、条例の設置目的を妨げない範囲で、個別に目的外の使用許可を行っております。  七点目、インバウンド観光振興の観点から、全国通訳案内士や地域通訳案内士の市内での活動実態はについてですが、市内のインバウンドを含めた観光案内ガイド組織の運営は、宇佐市観光協会が行っています。  市では、増加する外国人観光客の受け入れ環境充実のために、宇佐市観光協会に委託して、インバウンド観光案内ガイドの育成研修を行っています。  議員御指摘の全国通訳案内士や地域通訳案内士につきましては、平成三十年一月四日に施行された、通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律により、資格を有さない者でも、有償で通訳案内することが可能となるなどの改正が行われました。  現在、国家資格や自治体の研修を受講して登録された者であることから、市内での活動実績につきましては、把握できない状況であります。  八点目、がんばる団体補助金制度について、より一層市民感覚を生かした採択を進めてはについてですが、がんばる団体補助金は、ふるさと市町村圏基金活用事業実施規程に基づく基金活用事業として、事業募集要綱と審査基準等を公表し、申請を受けた案件を、市ふるさと市町村圏基金活用事業審査委員会で審査をしていますので、基金活用の目的に沿った審査が実施できているものと考えているところでございます。  九点目、空き家活用型起業支援事業補助金や空き家・空き店舗対策事業補助金について、住江地区などは対象外になっているが対象に含めてほしいとの声がある、市の考えはについてですが、空き家活用型起業支援事業補助金は、周辺地域への移住を検討している方に、空き家を活用した起業を支援する目的の補助金です。  また、空き家・空き店舗対策事業補助金は、街なみ環境整備地区空き家・空き店舗対策事業補助金として、街なみ環境整備事業を導入した四日市地区及び宇佐地区を補助対象区域と限定し、区域内に新たに店舗を数多く集中して呼び込むことで、通りが点から線へ、回遊性が生まれることを目的とした補助金です。  街なみ環境整備地区空き家・空き店舗対策事業補助金については、利用者拡大に向けて、平成二十九年度から対象エリアを、街なみ環境整備促進区域内並びに同区域に接続する都市計画法に定められた商業区域及び近隣商業区域まで拡充したところであります。  今後も、補助金の活用状況等を踏まえながら、事業効果を見きわめてまいります。  なお、一定の条件はありますが、市内全域を対象区域として新たに創業される方に対しての宇佐市創業・起業支援事業補助金の制度がありますので、対象区域外の方は、これを御活用いただきたいと考えております。  十一点目、公共スケートボードパークを設置してはについてですが、市にスケートボードの競技団体の登録がないため、市内の競技人口は把握できていません。  今後、設置の必要性や安全性、近隣からの集客力などについて、既に設置している日田市の利用状況等の調査を行うとともに、市内の競技人口や市民のニーズの把握に努めてまいります。  十二点目、スターバックス等の喫茶店を市内に誘致してほしいとの声が根強いが接触状況はについてですが、平成二十九年二月にスターバックス社を訪問し協議を行い、その後、同社が本市を訪れ、現地視察を行っています。スターバックス社の出店に当たっては、入念なマーケティング調査のもと、コンセプトと企業理念が合致することが不可欠であり、地域活性化の起爆剤としての出店は行っていないとのことでした。また、出店後の撤退はブランドイメージを損なうため、慎重に取り扱っているとの説明を受けました。  市では、交流人口拡大に向けて、誘客促進、宿泊客増加対策、インバウンド対策等の観光振興に取り組んでまいりますので、地域の声を伺いながら、情報発信に努めてまいります。  十三点目、市内の飲食店活性化のために、特色ある取り組みを行う飲食店の支援を検討してはについてですが、今年度から、特色ある計画をお持ちの起業者への資金調達支援として、クラウドファンディング活用事業補助金制度を創設しました。  クラウドファンディングは、インターネットを通じて自分のプロジェクトを公開し、サポーターから資金提供を受けるものです。  本補助制度は、市の実施する創業支援講座を受講し、かつ起業して五年以内の方がクラウドファンディングを成功させた場合、手数料及びリターン品に係る費用の一部を補助するものです。  他とは一線を画すアイデアをお持ちの起業家には、クラウドファンディングは大変有効な資金調達及び市場調査方法と考えており、本制度が活用されることで、市内に特色ある事業者が増えることを期待しているところであります。  十六点目、四日市櫻岡神社にある本町の御供車について、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業への申請を支援してはについてですが、平成二十二年度にコミュニティ助成事業を活用し、櫻岡神社の山車等を保管する倉庫の整備を行っております。また、同事業の実施要綱に定められた助成対象となる団体から申請があれば、申請書類の記載内容等を確認して、必要に応じて助言指導を行い、県へ進達をしています。  続いて、四項目め、子育て支援や教育の効果的促進についての十点目、奨学金返還支援事業について、三百万円の年収制限撤廃は大きなニュースである、積極的に周知してはについてですが、市UIターン者奨学金返還支援事業は、企業の人材不足を解消するとともに、大学、短大に進学したUIターン者の定住促進につなげることを目的として、県内市町村に先駆けて、奨学金の返還支援事業を平成二十八年四月から実施しています。  平成三十年度までの補助対象は、大学、短大等在学中に、日本学生支援機構から貸与を受けた年収三百万円未満のUIターン者を対象に、前年度の奨学金年間返済金額の二分の一、総額百万円を限度に支給するもので、これまでの対象者は、平成二十八年度は五名、二十九年度は六名、三十年度は十二名で年々増えているものの、大きな実績には至りませんでした。そのため、事業の効果検証を行い、今年度から対象とする奨学金に、大分県奨学金を追加するとともに、収入要件を撤廃し、これまで以上に就業支援及び定住促進を展開していくこととしています。  今後の周知に当たっては、転入者に対し、市民課の窓口で周知チラシの配布、市報、ホームページ及びSNSを活用のほか、市内高等学校、企業訪問等により、積極的な周知に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)ただいまの答弁でちょっと確認をしたいと思うんですけど、よろしいでしょうか。  地域活性化についての七、インバウンド観光振興の点の答弁で、現在の国家資格という部分、国家試験という読み違いじゃないかなと。「国家試験」というところを「国家資格」という発言があったんですけど、訂正で。国家試験のほうで訂正をお願いしたいと思います。  次に、三項目め、地域の活性化についての一、十五、十七を建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の城でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、地域の活性化についての一点目、院内町月俣地区の道路事情改善についてですが、地区内を通る県道二十七号耶馬溪院内線につきましては、平成二十九年十月、地元月俣地区から市へ要望書が提出され、同月に道路管理者の県宇佐土木事務所へ進達したところです。  県へお聞きしたところ、平成十八年度から平成二十三年度にかけ、一・五車線道路として整備を行ったとのことです。その後、地元から狭い箇所への拡幅要望があり、県道の未改良区間や危険性のある箇所等を考慮し、計画的な整備を図りたいとのことでした。  また、岳切渓谷へ向かう県道二十七号耶馬溪院内線では、落石が発生したため、平成三十年度から約三カ年をかけ、安全対策を図る工事を行うとのことです。  市としましても、観光を担う重要路線であることから、昨年に引き続き、市長名で県議会土木建築委員会へ、事業採択に向けた要望書を提出しています。  十五点目、国道十号線沿いの歩道が断絶しており、安全対策に取り組んでほしい、対応状況はについてですが、現地確認をしたところ、四日市市外地方面より中津方面に向かう歩道が急に狭くなり、通行の際、一旦歩車側近くを通行することとなり、危険を感じる箇所がありましたので、国道十号を管理する国土交通省に情報提供し、対応をお願いしたところであります。国によりますと、民地があることから、地権者との協議を実施し、改善に向け安全確保に努めていきたいとのことです。  十七点目、上田四日市線が西本町交差点へ早期に接続するよう望む声を聞く、積極的に検討してはについてですが、都市計画道路上田四日市線は、東西方向に延びる国道十号を補完する役割を担った重要な路線に位置づけられている道路です。  平成七年度に、市役所前交差点から宇佐産業科学高校北側の県道豊前善光寺停車場線までの間、全長二千五百五十メートルを都市計画決定し、平成十六年度には、東側八百三十メートル区間を供用開始しています。  この区間の供用開始後、商業施設等の進出が加速し、交通量が増加したことから、残りの千七百二十メートル区間については、二期に分けての計画を策定しています。現在、一期計画である宇佐商工会議所前の道路から四日市郵便局前道路千七十メートル間の早期完成に向け、事業に取り組んでいます。二期計画区間の四日市郵便局前の道路から宇佐産業科学高校北側の道路六百五十メートル間につきましては、一期計画区間整備後の交通量や周辺状況等を見据えながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)ただいまの答弁にもう一点確認事項がありますので、よろしいでしょうかね。  地域活性化の十五についてですね、「一旦車道側近く」という部分を「歩道」というふうに表現したんですけど、訂正よろしいですね。それでは、「車道側近く」ということで訂正をお願いしたいと思います。  次に、三項目めの地域の活性化についての五と、四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についての五、七を、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、おはようございます。教育次長の上田でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  三項目め、地域の活性化についての五点目、平和ミュージアム建設計画の継続的な検討に、地元事業者の保護育成的な観点も引き続き重視していただきたいについてですが、平和ミュージアム(仮称)資料館建設工事は、建築主体工事において入札不調となり、発注時期を延期している状況です。  不調の原因調査結果では、建築業界の社会経済情勢における影響が大きいと判断していますので、今後はこの状況を注視しながら、再発注時期を見きわめてまいりたいと考えています。  なお、工事発注に関しては、議員御質問の点も含め、国土交通省のガイドラインが示す対策を講じ、実施してまいります。  次に四項目め、子育て支援や教育の効果的推進についての五点目、科学教育的な観点から市内に日時計を設置してはどうかについてですが、日時計は、太陽の動きによって変わる影を利用した時計で、人類が最初に作った時計と言われています。  現在、小学校三年生の理科、太陽の動きと地面の様子の中で、日時計についての紹介があり、太陽と影の位置関係や先人たちの工夫、また、実際に日時計を作ってみるという学習も行っています。  今のところ、市として設置することは考えていませんが、理科学習の充実を図っていくことは重要と考えています。  七点目、通学の安全対策については慎重に推進してはどうかについてですが、市教育委員会では、PTA、地域とともに、登下校時や学校活動時を初め、児童等が自転車に乗る際のヘルメットの着装に向けた取り組みを推進することを、今年度の学校教育指導方針に明記いたしました。  各中学校では、交通安全教室や全校集会等でヘルメットの重要性を指導する等、生徒自身の安全意識が高まるような取り組みを進めています。  今後も、地域・保護者・生徒・学校が、命を守るという点で行動が伴うよう、進捗状況を把握、確認しながら、全中学校でのヘルメット着装の実現に向けて、取り組んでまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの地域の活性化についての六と、四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についての一を、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)皆様、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。  三項目め、地域の活性化についての六点目、宇佐高田医師会病院の建てかえ推進について、宇佐市医師会、豊後高田市、大分県など、他の関係者のスタンスはについてですが、宇佐高田医師会病院の建てかえにつきましては、宇佐市医師会が事務局となり宇佐高田医師会病院経営施設設備構想検討委員会が設置され、平成二十九年度から三十年度までに四回開催され、現在の医療状況、今後の病院のあり方や機能について、協議・検討されました。  その構想検討委員会では、宇佐高田医師会病院は、地域医療のかなめとして本来の機能や任務を果たすため、市医師会が、県、本市、豊後高田市の行政機関や大分大学を含む関係機関の協力・支援を得て建設することを要請するとの意見書を取りまとめ、市医師会長へ提出されたと伺っております。そのため、検討委員会の構成メンバーも、意見書の内容を共有しているものと考えております。  四項目め、子育て支援や教育の効果的推進についての一点目、三から四世代の同居・近居による孫守り支援事業を導入してみては、また、児童一名当たりの運営費の実額はについてですが、三から四世代の同居・近居による孫守り支援事業は、就労している父母の子供を、保育所や認定こども園等を利用しなくて、祖父または祖母が継続して昼間に孫を養育する場合に、補助金を交付するという事業です。  この事業は、両親とも就労しており、保育所等の預け先がない待機児童が発生した場合には、預け先の確保という点では有効であろうと考えますが、当市においては、認可保育園、認定こども園協議会の協力もあり、待機児童は発生しておりません。  また、市が園に支給する一人当たりの運営費は、児童の年齢や園の規模により単価が異なりますが、本年四月時点での市内の園の平均単価は約八万八千五百円となっております。  以上の点から、現時点で本事業についての必要性は特に感じていませんが、近くに祖父母がいることは、子育て世代にとって安心であり、子育ての負担軽減にもつながるものと考えますので、三世代や四世代への支援につきましては、他市の状況など調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの地域の活性化についての十四を、消防長 麻生英彦君。 ◯消防長(麻生英彦君)皆さん、おはようございます。消防長の麻生でございます。五番 中本議員の一般質問にお答えします。
     三項目め、地域の活性化についての十四点目、常備消防や警察と消防団との協力について市の認識はについてですが、消防団は地域に密着した組織で、その即時対応力や動員力を生かして、通常の火災はもとより、台風や豪雨などの風水害、さらには大規模地震等さまざまな災害に対し、地域消防防災の中核として活動しております。  また、消防本部との合同訓練を行うとともに、広報活動を実施するなど、災害に備えた予防活動等を行っており、地域住民の安全・安心を守るために重要な役割を担っていると認識しております。  消防本部といたしましても、さまざまな訓練等を通じ、関係機関とさらなる連携強化を図り、複雑多様化する災害に対応していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)今回、非常に多岐にわたって質問をさせていただきましたが、各項目に明瞭簡潔な答弁が得られ、大筋で理解できました。誠実な御答弁にお礼を申し上げたいと思います。  さらに細かい確認事項につきましては、個別に各部署を訪ねたり、次回以降の議会で質問いたしたいと思います。ということで終わりたいところなんですけど、二点ほど、一点で時間が終わるかもしれないんですけど、再質問させてください。  四項目めの子育て支援や教育の効果的推進についてのところですね、一点目で、児童一名当たりの運営費の実額についてお伺いしたんですけども、平均単価が八万八千五百円程度というふうに御答弁があったんですね。これは、私はゼロ歳児から二歳児の平均をお聞きしたかったんですけれども、その数字を教えていただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。簡潔にお願いします。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。中本議員の再質問にお答えをします。  まず、ゼロ歳児の平均は二十万円程度でございます。一歳児が、現時点では十二万円程度、二歳児も同じぐらいでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)中本 毅君。 ◯五番(中本 毅君)ありがとうございました。よくわかりました。  この点はですね、財政的にも重要なポイントだと思うんでですね、財政当局もですね……。  終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、中本 毅議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時二十分とします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇七分               ───────────────                 再開 午前十一時十九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  十八番 大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)皆さん、おはようございます。  歌では十八番といったら、何でもできるというわけなんで、十八番 大隈でございます。二年ぶりの一般質問で、若山議員が言っていました、緊張しています。初陣に出たときのような緊張で、頑張ってまいりたいと思いますので、笑わんで聞いていただきたいと思っています。ありがとうございました。  それでは、四点について質問をさせていただきます。  まず一点目は、UIJターンの新築住宅取得・改築にかかわる助成の問題であります。  これは、Uターンをして帰ってきていただいた人が宇佐市に家を建てる場合、その申請を基礎のときに申請しなければ、補助対象にはならんよということがあるようでありますので、この件について御質問をしたいと思っています。  二点目は、コミュニティバスの運行についてであります。  これも一つは、今回、議会の中で廃止をすると、大分交通の関係なんですが。この五つの路線を廃止する中に、院内が三点入っているわけなんです。それじゃあ何を考えるか。コミュニティバス以外ないんじゃなかろうかということで質問させていただきます。  そして、三点目は、急傾斜にかかわる問題であります。  これも、急傾斜は、五軒以上あれば、国・県の補助対象になるが、五軒以下だったら対象が難しいと。あとは市の単独、そして地元負担。これも五軒を今の時代、こうして過疎化が進む中に、五軒のことを変えるべき。そして、市が補助する分について、もう少し枠を広げるべきという質問であります。  四点目は、鳥獣対策であります。  私の十八番、イノシシ、鹿、そして今回、アライグマの件を質問させていただきます。特にアライグマは近年ですね、特に大分、中津、日田が多いんですが、その中で三十倍も増えているということで、大隈でありません、アライグマでありますので、よろしくお願いします。  そして、二点目は、このジビエに関する問題であります。  この取り扱いについて、どう考えているかということであります。  三点目は、この鹿、イノシシ、アライグマは鉄砲じゃないんですが、わななんですが、猟友会の高齢化でですね、会員さんが少ななったということについて、行政はどのように捉えているのか、この四点について質問させていただきます。  質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、大隈尚人議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十八番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、コミュニティバスの運行についてでありますが、バス交通の現状といたしましては、近年では利用者数の低迷に加えまして、運転手不足が大変深刻な問題となっており、本年九月末をもって、宇佐地域で二路線、院内地域で三路線のバス路線の廃止が、宇佐・安心院地域で四路線の減便が予定をされております。  その対応策といたしまして、コミュニティバスやスクールバスを運行することとしており、あわせて廃止となる対象地域で行ったアンケート調査をもとに、増便やダイヤ改正を行い、利用者の利便性の向上を図ることといたしております。  具体的には、買い物や通院時間に合わせたダイヤ改正を行うとともに、帰り便を増便するほか、院内地域の路線は安心院地域まで延長することとしております。  また、廃止となる路線バスを利用して通学をしていた児童・生徒につきましては、スクールバスを新たに走らせることとしており、必要となる予算を本議会に提案をしているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めのUIJターン者の新築住宅取得・改築にかかわる市の助成についてと、四項目めの鳥獣害対策についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。十八番 大隈議員の一般質問にお答えします。  一項目め、UIJターン者の新築住宅取得・改築にかかわる市の助成についてですが、県がUIターン者移住支援事業補助金として、県外の方が本市に新築購入または空き家バンク登録物件を購入して移住する場合に、購入金額の十分の一以内で上限百万円の補助があります。  また、宇佐市空き家改修事業補助金として、市外の方が空き家バンク登録物件に移住し改修する場合に、補助率三分の二で上限百万円の補助があります。  続いて、四項目め、鳥獣害対策についての一点目、イノシシ、鹿、アライグマの対策についてですが、現在市では、イノシシ、鹿に対して、集落対策、被害防止対策、捕獲対策を三本柱として実施しています。  集落対策では、集落点検や集落講習を行うことにより、野生動物の行動パターンや鳥獣防護柵の有効的な設置方法、また、設置後の維持管理の計画等を勉強し、有害鳥獣から集落を守る手段を講じています。  被害防止対策では、設置も簡単で比較的安価な電気柵や防護性の高い鉄線柵を、国・県の補助事業及び市単独補助事業により設置しています。  捕獲対策では、宇佐市猟友会員で構成する捕獲班で捕獲を行っています。また、捕獲者に対する捕獲報奨金制度により、有害鳥獣捕獲の促進を図っています。  これらの三つの対策が有効的なことから、今後も継続してまいりたいと考えています。  また、近年、アライグマの被害が拡大傾向です。アライグマにおいては、イノシシ、鹿の対策に加え、特定外来生物として、NPO法人おおいた環境保全フォーラム等と連携し、防除対策に努めています。  二点目、ジビエ食材の取り扱いについてですが、捕獲したイノシシ、鹿については、これまでその多くが自家処理や埋設により処理されていましたが、近年、捕獲鳥獣を地域資源に位置づけ、ジビエとして利用する動きが広がっています。  そうした中で、本市としましても今年度より、宇佐市ジビエ利用に係る処理加工施設認定制度実施要綱を定め、有害捕獲したイノシシ、鹿を処理加工施設に搬入し、処理加工施設の職員が搬入確認を行うことで、迅速な処理加工が行えるように取り組みを行っています。  また、処理加工施設に搬入した鹿については、捕獲奨励金の上乗せを行うことで、捕獲従事者の捕獲意欲の向上とジビエへの利用拡大が図れるよう取り組んでおります。  さらに、食材としての利用についても、学校給食やスポーツ合宿等での利用を目指し、関係各課と協議していきたいと思います。  三点目、猟友会会員の高齢化対策についてですが、イノシシ、鹿の捕獲数は、市の鳥獣被害防止計画による捕獲目標数をクリアしているものの、高齢化による捕獲班員の減少は危惧されるところです。  市の対策としては、捕獲班に加入する意思のある方を対象に、大分県猟友会が主催する、銃器・わな免許取得時の初心者講習会の受講料補助制度を行っています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの急傾斜地に関する対策についてを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。十八番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、急傾斜地に関する対策についてですが、急傾斜地の崩壊による災害から市民の生命を保護することを目的に、崩壊するおそれのある急傾斜地で、斜面の崩壊により危害が生じるおそれのある家が密集しており、当該急傾斜地の崩壊が助長され、または誘発されるおそれがないようにするために、五戸以上ある場合は、県宇佐土木事務所が対策を講じています。現在まで、百三十六カ所のうち三十六カ所の工事が完成しており、本年度は下井ノ川地区、上庄地区、内畑地区等で計画しております。  また、県事業で対応ができない五戸未満の人家がある場合には、宇佐市営急傾斜地崩壊対策事業を平成十七年に創設し、毎年、宇佐地域、安心院地域、院内地域から、それぞれ一カ所程度実施しております。今年度の対策工事は、麻生地区、中山地区、宮原地区の工事を計画しております。  現在、市へ要望いただいている地区は、令和元年度施行予定箇所の三地区を含めて、十五カ所となっております。これまでに、市内三十六カ所の対策工事を終えています。  なお、毎年出水期前に実施しております防災パトロールにおいて、関係機関と協力し、災害危険予想箇所の点検及び観察を行い、急傾斜地等による災害から、住民の生命の安全を図っているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十八番 大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)それでは、順次質問させていただきたいと思います。  まず、一点目のですね、宇佐市に遠くのほうから帰ってきて家を建てたいと、そういう場合に、基礎のときに申し込みをしなければ、補助対象にならないと聞いたんですが、その件について答弁をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方です。再質問にお答えいたします。  市外、県外から戻られた方への補助制度としては、県外UIターン者移住支援事業補助金、空き家改修事業補助金等がございます。  このときの申請のことにつきましてお話しさせていただきますと、まず、県外UIターン者、移住支援事業補助金、こちらの住宅新築購入の場合は契約締結日と同一年度で、新築の場合は工事着工前の日、そして、新築の購入の場合は住民票を移動する前日まで、それからメニューといたしまして、引っ越し支援事業は引っ越しを行う日の前まで、移住奨励金交付事業は市への移住開始から始めて起算して一年以内、また、空き家改修事業補助金は工事着工の日前までとか、そういったものもございます。  また、認定申請というものがございまして、交付申請前にですね、まず計画認定を受けると。そういうような制度もございます。で、そういったものは、補助金交付要綱等で定めて、それで執務をしているというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)課長ね、まあ簡単に言うと、院内に帰りたい、安心院に帰りたいと帰ってきた場合、今、要綱に定めていることが、もしもう基礎を作って家ができ上がった時点でわかった場合ということ、まずその件を確認したいんですが、その場合はもう要綱に載らんから、事前にわかって申請をせなだめと、そこ辺を聞きたいんですが。そうじゃなかったらもう補助対象にならんということですか。帰ってきて新築の場合の件で、事前にそういうことがわからんで、家が建ち上がって住んで初めてわかったという場合は、補助対象にならんのですかと、その質問であります。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長、尾方です。再質問にお答えいたします。  申請等は要綱に記載されておるものでございます。何らかの理由があったり、申請が間に合わない場合があったといたしましても、市といたしましては、現行の支援制度の交付要綱に従って公正厳正に事務をしなければなりませんので、そこにはしっかり申請者も、そこに従っていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)課長ね、わかりますよ、当然。決まり事が必要です。でも、せっかく安心院、院内、宇佐に帰ってきてくれて、たまたま家ができて初めて人から聞いてそうだったと。今のような四角四面でやったら、帰ってきた甲斐もない。私が一番言いたいのは、帰ってきてくれてありがとう、サンキューという言葉をして、そこに固定資産税も入るし、住民税も入るし、市にとってもプラスがあると私は思うんですよ。それこそUターン、Iターン、いろんな意味でいい宇佐市に帰ったなと気になるんですが、そこで市長。  市長がいつも言われる定住満足度日本一。ここに市長の所信の文章も持ってあるんですが、そういう趣旨から、私はせっかく安心院、院内に住みたいと帰ってきてくれて、その人が、ちょっと基礎のことを知り忘れた、これは当然、施工業者にも責任があると思うんですが、今言われた申請業務ですから市報に載っていますよっちゅうような言い方じゃですね、こうするやり方がですね、私は定住度日本一につながるかなと。  そしてもう一点言いたいのは、田舎ランキングの宝島社ですね。ベストスリーとか入ったことは、ここで私言った記憶があります。今、全然挙がってない。この小さな小さな積み重ねがないから、少し下がっていくんじゃなかろうか。私は市長のね、言う、日本一を目指す住みよいまち、住んでよかった宇佐市にするには、こういう小さいことをですね、どうですか、市長。部下にやっぱり指導すべきじゃないかと思うんですが。その辺、答弁願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  大隈議員の御指摘があった点については、心情的には、非常に私も心苦しく思うところであります。  補助金につきましては、あくまでも公金を補助するという観点からいたしますと、補助金適正化法という大きな法律の枠組みがあって、それに基づいてこういった感じで運用してくださいねと補助金の要綱のひな形がございます。で、補助金には当然、補助目的があって、補助の対象要件があって、補助率等が書き込まれておりますので、事前に申請が上がって、それに適格していますか、適合していますかというのを申請書をいただいて、補助金の決定通知をして、そして施工して、そこで確認をして、額の確定をして交付すると。こういったようなことをやりなさいと書いてございます。  今、私どもの補助金というのは、その原理・原則に基づいて運用させていただいているわけでありますけども、議員御指摘のようなこともありますので、実情に応じてですね、どれだけ柔軟に対応できるかはですね、ちょっと持ち帰って検討させていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)議長、ちょっと変な質問になると思うんですが、許可をいただきたいんですが。特にここに後ろにおる議員さんも執行部も、ずっと院内、安心院、宇佐市に住んじょるから、なかなかよそから帰ってきていろんな情報がわからん中で、少し教育長のほうに振ってよろしいでしょうか。
     何でかというと教育長は、東京のほうからこのような田舎の宇佐市に来ていただいたということで、帰ってきたとき、ここに入ったときに、そういう話を聞いたときに、今市長が言われるように、少し緩和策もあっていいんじゃなかろうかと、その辺でですね、こういう話があったとした場合、遠くから来ていただいた教育長に、その件の感想を述べていただきたいと思うんですが。  議長、よろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)じゃあ、参考的に。参考的に何か申すところがあれば。  教育長。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。大隈議員の再質問にお答えをいたします。  議員おっしゃるように、私は御縁がありまして、今ここで仕事をさせていただいているところでございます。  確かに、安心院、院内も含め、宇佐全域で、外から帰ってきてくれる人がいるというのであれば、技術的、法制度的に条例的に、というか、可能な支援を検討するのは悪くないことだと思っております。それが、議員もおっしゃるように、定住満足度日本一という話にもつながってくるのではないのかなというふうに、議論を聞いていて感じたところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)議長、大変済みませんでした。教育長、ありがとうございました。  その意味で、私が言いたいのは、帰ってきてくれる、この過疎になる中にそういうのはあったら、四角四面でなく、もう少し緩慢をもってやっていただきたいと。また、これは急傾斜の問題も、そんなのにかかわることなんですが、市長がさっき言われたように考えてみたいということをもってですね、前向きに検討していただきたいと思いますので、この件については終わります。  二点目はコミュニティバスの件についてでありますが、これはもう、中本議員も河野議員も、このコミュニティバス、特に、田舎んしんことだということで、しっかり財政課長、答弁していただきたいんです。  実は財政課長から、三役のときに、コミュニティバスイコール路線バスの廃止をしたいということで提案をしたいということを聞きました。そのときに私は、これはいよいよ来たかなという気がしたんですが、特に院内のことだからって市長、言うわけじゃないんですが、五つの中の三つも廃止されたら、感情的に、心情的にですね、「おい、ちょっと待ってくれんですか」という気になるんですが、少し出口企画財政課長と話をしたときに、やっぱりある程度そういうのも補佐しながらやっていきたいと思うんですが、今、これ、多田羅君も昨日の質問の中に、我々院内、安心院もそうなんですが、路線バスが廃止されたら何が一番困るって、やっぱり買い物とか病院ですよね。そうなった今、免許の問題が出てくるわけなんですね。当然今、あんな事故があると、返納したいということで、これ、免許証の返納っちゅうことで、大分合同新聞にも出ています。不便は感じるけど、やっぱり返せれんっちゅうのが、特に、我々中山間に住む人たちの心情なんですよね。  それでですね、この路線バスを廃止するというときに、アンケートをとったっちゅうんですが、まあアンケートをとったっちゅうことはいいことと思うんですが、やっぱり区長さんとか、そういう人たちを呼んでですね、話をしたか、しなかったか。その件を質問したいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。大隈議員の再質問にお答えします。  まず、路線バスの廃止ですけれども、廃止したいという御提案ではありませんで、どうにか維持できないかということを、ずっと事業者と長年やってまいりました。  ただ、どうしても赤字補填とかいうことではなくて、運転手不足ということで、もう限界だというようなお話で、やむを得ずこうなったというふうに思っております。  そして、おっしゃるように、免許返納部分も含めて、特に周辺地域の高齢者の買い物、通院、これは何とかバス路線があったとき以上に、利便性を図れるような形でコミュニティバスを充実させていきたいということで、今回、実情に応じた内容にしたいということでアンケートをさせていただいたところです。  区長さんのほうの話ですけども、当然、実際の利用者の声を聞きたいということで、まず、高齢者サロンでありますとか、介護保険教室でありますとか、そういったところ、介護施設とか、沿線のところに出向いてまいりました。そして、バスの中で利用者の方の声も、区長さんにも当然お話をして、また、バス停の位置の変更とかも全部ございますので、区長さんのところにも今、毎月のように行っておりますし、まだ予算が通っておりませんので、確定の話ではありませんけども、ここがバス停でいいだろうかというような協議をずっとしているところでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)このコミュニティバスの件については、後ろにおられる議員さんは、特に選挙をしてからですね、一番困るのは、イノシシ、鹿もあるんですが、やっぱり将来の買い物難民になるとか通院難民になるとか、そういうこと、ものすごいコミュニティのことを、当然そういう声が出てくると思うんです。当然ここで言うべきところだったと思います。  特に、何回も一緒のこと言って申しわけないんですが、五線の中の三つが院内じゃとなると、やっぱりその辺があるんですが、そこで、中には少しコミュニティバスの運行回数の路線変更も考えたいという、一番問題は、免許証を返納したいんやけど、コミュニティバスが要するに枝に来てくれない。枝っちゅうのは意味わかりますか。小さく回ってくれんですかという。これに、枝にタクシーを行かせて、コミュニティバスと接続して、路線バスが接続すると。タクシーを枝に入らせるっちゅうような仕方もあるということなんですよね。それも含んでですね、そのタクシーを使う件とデマンドバスとか、いろんな方法があるんですが、これ、一回四日市のほうで、宇佐市のほうでしてと思うんですが、郡部にですね、そういうデマンドバスとか、そういう対策を考える気はないですか。その件について答弁を願いたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えします。  まず、院内地区で三路線バスがなくなりますので、今、計画しておりますのは、コミュニティバスの充実をさせるということでこれをカバーし、路線バス利用時以上に利便性を高められるように、実際の利用時間帯とか行き先とかも含めて、路線のコースの変更でありますとか、時間の分を考えているところでございます。  そして、枝の部分のタクシーの利用ということで、デマンドのタクシーのことをというふうに思いますけども、これは随分御質問もいただいております。これは、デマンドについて否定しているものではございません。今度の廃止・減便につきましては、何とかコミュニティバスを充実させて、そこで踏ん張って、公共交通を守っていこうとしております。  まだ路線バスの幹線の部分は残りますので、ここにどういうふうにつなげていくかという考え方ですけども、今はコミュニティバスを充実させて、そこを幹線につないで、安心院・院内から四日市あるいは中津、そういった分で考えております。  そして、タクシーですけども、否定しているものではないとお話ししましたけども、状況によっては、それのほうが効率的、利便性が高いという部分も発生するだろうというふうに思います。  今度、コミュニティバスになることによって、路線バスが通っていたらなかなかコミュニティバスは難しかったんですけども、フリー乗降ができますので、バス停じゃなくてもですね、その路線まで出れば乗れるというような形にはなると思います。  ただ、どうしても、玄関まで来てくれるドア・ツー・ドアのタクシーにはかないませんけども、例えば遠くに一軒だけあって、いつ乗るかわからないんだけども路線バスを常に行かせるとか、それは余りにも不合理であるとかいうような状況が発生した場合に、デマンドタクシーというのもあり得ると思うんですけども、ただ、その場合は、個人の方を対象にするわけにはいきませんので、公共交通ですので、地域としてコミュニティバスが難しいと、デマンドタクシーにならんかというのを地域で意見をまとめていただいて、利用していただけなければデマンドタクシーも持続できませんので、そういった声が挙がったときには、私どもも足を運んで議論させていただきたいというように思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)くどいように言うんですが、これはもう我々郡部に住む者にとっては、大変な死活問題なんですよ。命にかかわる問題ぐらい大変な問題だと思うんです。特に、路線バスの廃止については、路線バスがこんなに大きく廃止するのは今までになかったと思うんですが、そこでかなりきめ細かなコミュニティバスを利用しようという当局の気持ちもよく理解できるんです。  私が言いたいのは、やっぱり地域の人に、こういうことをするから、ここ辺で補佐するよとかいう誠意をですね、見せて、地域のことを考えているという思いやりこそですね、定住度日本一につながると思うんです。特に我々郡部にとっては、こういうのは死活問題ということで、タクシーの件もですね、今後、課題の中で論議していただきたいと思っていますので、この件についても強くお願いをしてですね、次に行きます。この件については終わります。  三点目は、急傾斜にかかわる問題なんですが、これも先ほど尾方課長と論議をした中でですね、私もこの議会の中で、当然過疎がいったら、自分の中山間のことを言って申しわけないんですが、五軒なんかあるところは少ないです。五軒ないから対象にならんなら、もう税金は納めんでいいかとまで私は前言ったことがあるんですが、これも何年も前から変えてないんですね。  なぜこう言うかといえば、今、ゲリラ豪雨とか、北部豪雨、広島、岡山であんな大きな災害が起きてですね、前と変えていないと。ここが私は、定住満足度日本一に、何回も市長にかけて言うような気がするんですが、この小さなきめ細かな……、災害がそんなになければそうは思わんと思うんですよ。なぜそんなに災害があるのに、五軒なければだめですよとかいうね、この縛りを、なぜ変えようとせんのかね、私はここは何回くどく言っても、これは議員の言うべきことだと思うんですよ。市民の声を伝えるのが、当然改選があったときには、そういうことを特に言うべきだと思うんですよ。言わんのが悪いっち議員さんに言よるわけじゃないんですが、ここを強くですね、私は言いたいんです。  先ほど尾方課長もやっぱり前向きに考えたい、市長もそう言うんです。五軒じゃなくて四軒でいいじゃないですか。そういうことですね。  もう一点の質問の中には、五軒以下で、そこの家の持ち主が一割負担してもやりたいという気持ちがあったらですね、さっき言われた安心院・院内・宇佐で一件ずつやると。要するに、年間で三カ所しかできない。今言ったように、なぜこんなに災害があるかと、現にあるんですよ。それを安心院に一カ所、院内に一カ所、宇佐市に一カ所、年間三回しかできません。こういうやり方を、なぜ一年でやろうというのを変えるとかね、なぜそういうふうに思えんのかなと。その辺を答弁願います。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。大隈議員の再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃっているように、やはり負担金を一割でも払う地区と払わないエリアがあるといったところのそういった疑問というのは、非常にわかります。  急傾斜地につきましては、私たちの事業に関しましては、法律に基づいて取り組みをさせていただいております。今回の案件につきましては、急傾斜地の崩壊による災害防止に関する法律というのが昭和四十四年に公布されておりまして、その中に急傾斜地危険箇所、これを一と二に分けておりまして、一の場合には、先ほど言いました傾斜角度三十度以上、高さ五メーター、その他もろもろありますが、五軒以上もしくは学校、病院、社会福祉施設、災害弱者関連施設、そういった方々を守るためについては、県が国の補助金をもらってそういった対策をすると。その場合には、地区の指定をするということになっておりまして、その指定をしたのが、先ほど回答した、県が百三十六カ所、このうち三十六やっているという数字になっているということでございます。  五軒までがその法律で県がやって、全て県の、地元負担金のない事業というふうになっておりまして、ただし、先ほど言いました五軒未満の場合にはどうするかということで、市としましても、市町村営というのがありまして、平成十七年に市のほうで作りまして、一割負担でできる、そういった業務をさせていただいて、同じく今までに三十六件行っております。  二点目の安心院、院内、旧宇佐一カ所ずつというのも、昨年につきましては四カ所させていただきました。予算の範囲内ですけども、大分県内で申しますと、特に宇佐市のほうが県の補助金を活用しながら、一番たくさんやっているというふうに県のほうからもお伺いしているところです。よその市町村では年間一件、もしくは二件、そういったところが多いというふうにお伺いしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)今、尾方課長と言われた中身としては、ある程度法律的縛りがあると十分理解できます。でも、今の気象環境がいろいろ違うということで、私が特にお願いしたいというのは、当然、県・国の補助は五軒以上、高さ五メーター、それは十分昔からわかっているつもりなんです。それをどうか変えられんかということで、今決まりがある。  でも、ここはやっぱりまた市長にもお願いせなならんと思うんで、ここを少し変えていくような方向をですね、決まってますから知りませんよじゃ、それは当局はそう答弁する。我々はそうじゃないんですよ。誰を一番大切にせなならんかっていったら市民ですよ。命ですよ。もし、こんなときに事件や事故があった場合、「あんときしちょきゃよかった」っちゅっても、そら遅いわけなんですよ。だから、今言われたように、安心院・院内で自己負担でもしたいというのがあれば、私は安心院に二カ所、院内に三カ所してもいいんじゃないかと、そのくらいのペースでですね、やっぱり今せんとですね、私はタンダ過疎、要するに離れていけばいくほど、イノシシ、鹿が出て、そうなると思うんですよ。やっぱりそういうことをしていく環境を、誰が一番大切か、市民ですよということをうたうべきだと思うんですよ。  特に今回これを上げたのは、何回も一緒んこと言うてますけど、選挙という動きの中で、ここはどげかならんもんじゃろうかっちゅう声を聞くから、これは言いましょうということで、今回取り上げさせていただいたんです。怒って言いよんわけじゃないんです。もう少し、市長ね、さっきからそうなんよ、決まりはわかります。でも、それから脱皮せんとですね、なかなか過疎対策にはならん、コミュニティバスもやっぱりそういうふうに変えていかなならんと思うんです。そこ辺ですね、市長からもう一遍この件について答弁を願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  この急傾斜地の五戸未満の市単独事業につきましては、実は私が就任したときは、一カ所だけしかやってなかったんです。それで、この一カ所ではですね、とても今の対象箇所を整備していくのが、とんでもない、足らないということで、最低三カ所、安心院、院内、旧宇佐、一カ所ずつは最低やろうよということで、今、三カ所ずつ平均でやってきていると。それで対策が、今、三十六カ所まで終えているということなんです。平成十七年からスタートしているんですよね。  そういう思いは一緒で、できるだけ早くですね。対象箇所をやっていきたいという形は同じです。県の補助金の関係もございますので、どの程度枠が拡大できるかはですね、また検討してみたいというふうに思います。  それと、いわゆる砂防三法といいまして、急傾斜地と土砂災害地域と地すべり地域という、三つ大きく、日本の場合は砂防でやらなきゃいけない箇所があるわけです。今、土砂災害の危険箇所というのは、お話のとおり千カ所近くあるということなんですね。それと地すべりは、豊後大野のほうで激しく地すべりしていますけど、院内にも地すべり地域はあるんです。  その全てをハード対策で全部やっていくということは、物理的には困難という状況になりますので、ハードでやれる部分とソフトで命を守る部分、これをしっかりと両方しながらですね、とにかく最低命を守るんだということで対策を講じなきゃいけないと思います。いずれにしても、ハード対策のほうもですね、やはりやれるべきはやっていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)今、市長から前向きな答弁があったので。昔は一カ所だった、これを三カ所にしたと。これはなぜそうなったかというと、やっぱり市長もこれは災害が大きくなる、ゲリラ豪雨、今までにない降り方をするということで変えていこうということ。だから、これを三カ所、もう少し頑張っていただきたいということでよろしくお願いしておきたいと思います。  この件については終わります。  四番目の鳥獣のイノシシ、鹿、私の十八番が来ました。  実は、部長級、課長級が、自分のところに挨拶に来ていただいたんですけど、ちょうど私が田植えをしよってですね、誰も手伝ってくれんでそんまま「ばいばい」と帰ったんですが、一人ずつ田に入ってから終わるどっち言ったんですが、総務部長、笑うて帰ったんですが、あの田にですね、課長、部長が来た後ですね、あぜを崩したんですね、市道と県道のところを。これ、作るしが悪いんかなっち、イノシシはおりんことはわからんと思うんですが、その意味でですね、ものすごく今年は、去年はそうなかったんですが、時期によって、暴れるといったら言葉が違うんですが、ものすごく出るときがあるんですね。その辺をですね、私は特に自分かたがそうなったからじゃなくして、これもある地域に行ったらですね、水路を掘って埋まってしまってるんですね。そこの水路が大きな水路だから、やっぱ大切なんですけど、すごい石が入るんですね。さっき部長の答弁でも、当然網を張ったり、電柵をしたり、でも、これ、ただでできるわけじゃないんですよね。  そこで何が一番言いたいかちゅうのは、やっぱり個体をとるべきじゃなかろうかということで、私は、総務部長が水産課長のときに、一頭二万円出してかどげかという質問をしたことがあるんですよね。そしたら、とんでもねえっちゅうことなんですが、今、二万円も出しても撃ってくれる、猟友がしてくれる人がいないような状態になってきたんですよね。私は、今の状況から見たら、おっちょんのがわかっても、なかなか。わなと鉄砲はちょっと違うんですが、今、鉄砲のことを先に話しているんですが、猟友会のメンバーが、なかなかこれかなっちわかっちょんけど撃ちいけないという状況なんですよ。  じゃあ、そうしたら、柵を作ればいいかと。柵を作れば、イノシシ、鹿はどっかに行くんです。今日、朝、たまたまある人と会ってきて、こういう質問をするんだがと話したら、「柵をしたんじゃけどそれを飛び越える」っちゅうんですね。もう手がつかんちゅうわけなんです。じゃあ、何がどげすっかっち、「もう、大隈議員さん、鉄砲で撃って、悪いけど個体をなくす以外ないんじゃなかろうか」と。それは、どこと言ったら悪いけど、櫛野の院内では一番都会のところなんです。そこに網張っちょるんですよ。そういう意味でですね、それを撃つ猟友会も減ってくるんですよ。この猟友会に対してですね、補助金の申請もしながら考えていきたいと思うんですよ。  これをですね、私が二万円を出せっち言ったあれは、佐賀の武雄市だったと思うんですけど、いのしし課があってですね、そこは職員に猟友の免許を取らせて頑張ってくれということです。これは、市長みずから国会議員に出た人じゃったと思うんですが、特殊な市長だったんですけど。その意味で、職員にまず私は取っていただくことができんかなと。その辺を総務部長、答弁できんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。大隈議員の再質問にお答えをいたします。  猟友会のメンバーの高齢化ということで、会員自体の数が減ってきているというようなところは、私も報道等でですね、認識はしているところでございます。  その中で、職員にそういう免許をというようなお話でございますが、今現在、私自身がですね、そういう猟友会なり、猟銃の資格の取得なりですね、資格要件なり、そういった部分も把握をしておりませんし、今実際に職員が、そういう猟銃なりを操作する資格を取っている方がどのくらいいるかというところも把握をしておりませんし、実際に職員がそういう活動ができるかどうかというところも、状況の判断も現状ではできていないという状況で、即答はしかねる部分で大変申しわけないんですけど、そういう状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)なぜそういうことを言ったかっちいったら、前の部長さん、安心院に集中しているんですが、名前は出さんですが、三人ほど市の職員がですね、うまかったらしいんです、技術が。今でもいいかわからん、最近年とっちからわからんのですが、たまたま職員がそういうのがおったから、それも考えられんかっちゅう意味で言ったわけなんですが、その件については、また今後考えていただきたいと思います。  もう一点は、このジビエの問題ですね。  これはもう、誰も考えてわかるんですが、これは政策的にはいい政策だと思うんですよ。付加価値をつけるということで。やっぱりとった人は持っていきたい、けどが、今度は受け取る人がなかなか拒否があるような気がするんですが、これ、院内に一応そういうジビエをしようかというのは三カ所あると思うんですが、この辺ですね、わなでとる人と、鉄砲でとる人ととり方が違うから、ジビエにするにはやっぱりわなが一番いいらしい。わなでも箱わなとくくりわなというのが、二つ、三つあるんですが、一番鉄砲よりわなだということなんですが、ここで、そう難しくは言わんのですが、この仲介をですね、少し受け取るほうも多目にといったら語弊があるんですが、ジビエにする以上は、鉄砲で撃ってもすぐ血抜きができん。わななら血抜きができるとか、とり方によって違うと思うんですが、この辺の指導ですね、しっかりジビエにするということで受け取るということをですね、業者なりにお話ができればですね、そうしていただきたいと思います。その辺どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(吉武裕子さん)林業水産課長の吉武でございます。再質問にお答えいたします。  議員御質問の受け入れができないというときにつきましては、加工所がお休みのとき……、今、議員さん三カ所と言われたんですが、宇佐市には認定しているところが二カ所ございます。そちらのお休みのとき、それから加工所がですね、受け入れ数が多いときなどが、ちょっと受け入れできないことがあったというふうに聞いております。  先ほどわな猟が適しているというふうに言われましたけれども、生きている状態であってわなにかかっても、日にちがたったりすると、わなの中で暴れてしまったりして、傷ついてしまうというようなことがあるようでございます。損傷が激しくなると受け入れができなくなるというようなケースもございます。  それと、運搬をするまでの時間が一時間以上かかると受け入れができないということがございます。これに関しては、こちらのほうとしても、認定処理加工施設二カ所あるんですけれども、その二カ所の職員が、加工所または捕獲現地で捕獲個体を確認して、冷凍庫で搬入するというようなことをしております。  それから、とめ刺しがうまくいかずに、血抜き等がしっかりできていない個体については、ジビエ利用が難しいということがございます。そのようなことで受け入れができないケースがあったかというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)課長ね、わかりました。とりあえずいろんなとり方があるから難しいというのは理解するんですが、わななんか特に、センサーをつけてやるという方法もあるようにあります。これ、県がモデルでやるらしいんですけど、その辺はまたそのうち勉強していただきたい。私も勉強します。  今日たまたまある人から聞いたんですが、イノシシには二種類あると。二種類ちゃ何か、イノシシに二種類あるんですかと話してたら、里に出るイノシシと里におりてこん、畝だけにおる、そういうイノシシが、二種類あるぐらい……、何で里におりんかっちゅうたら、結局囲うからなんですね。大きく網で囲うから、近くまで出てくるやつは里におりてくるから、結構人間に余り恐怖心持たんのや。でも、畝におるイノシシは絶対おりてこない。それはもう人間に恐怖心を持っている。こういうようにイノシシが二種類あるというわけなんです。だから、なかなか捕獲が難しい。  ただ、さっき言われた網が効果がある、電柵は効果があるというんですけど、結局とらんと、やっぱりどうしても二種類になってしまって、これは網の関係でそうなったらしい。  今、永松議員が、「大隈さん、いつもイノシシんこと言うけど、俺かた出らんで」っち言うたら日足に出だして、永松君が「最近大隈君の言うことがわかる」って理解してくれたぐらい、やっぱり移動するんですね。それはやっぱり個体をとらんとそういうふうに来るんですが、その意味でですね、私はしっかり、さっき言われた猟友会の問題も、しっかり業者のほうで指導できれば指導してですね、住みよい宇佐市にするには、せっかく作ったもんが実ができるころ、そういうふうに被害に遭えばですね、やっぱりショックを受けて意欲がなくなると思うんですよ。意欲がなくなれば、たんだ減退する、それがすると、口外してしまえば、たんだそういうイノシシ・鹿の巣になるということです。  もう一点ですね、これ、アライグマがですね、大変な悪さをしてですね、特に多いのが、大分と日田と中津なんですね。中津にあれば、これ、統計が二〇一二年から二〇一八年度、比べて結局三十倍増えてですね。これ、宇佐市にこういうアライグマの被害が出てくるというんですけど、さっき答弁の中に、NPO法人のお願いをしたいというような話があったんですが、アライグマの場合は捕獲する以外に捕獲する方法はないと思うんですけど、ほかに何かあるんですかね。鉄砲で撃つとかそういうわけにはいかんと思うんですが。これは箱わな以外にないんですかね、その辺ちょっと。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課の新納でございます。大隈議員の再質問にお答えします。  被害防止対策につきましては、現在有害鳥獣と特定外来生物による捕獲の二種類で防止対策を進めております。  有害鳥獣の対策につきましては、林業水産課の猟友会による狩猟許可を持った人による箱わなやくくりわなによる駆除です。  そして、特定外来法による対策につきましては、生活環境課のほうが、アライグマのみを捕獲のできる捕獲従事者になるための講習会を開催し、講習を受けた方に対する従事者証を交付して、今言いましたように箱わな、くくりわなの方法で捕獲をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十八番(大隈尚人君)わかりました。もう捕獲器とくくりわなしかないということなんで。  ここの質問には書いてなかったんですが、前に質問したんですが、カワウですね、これも鳥獣の一種。鉄砲で撃つのはなかなか嫌うということなんですが、あらゆることでですね、こういう鳥獣に対してですね、当然かなり補助金もですね、今度ジビエに一千万円で四千万円ぐらいの予算化をしていると思うんですが。特にジビエの問題もですね、私は付加価値をつけるためには、ものすごく猟友会の方、やっぱり捕獲する人にも意欲があると思うんですよね。この辺をしっかりまた指導してですね、とった以上、受け取ってくれるような体制ができればですね、私は減ってくると思うので、この辺をしっかり指導をお願いしたいと、特に部長さん、よろしくお願いしたいと思います。もう答弁は結構ですので。  十一分を残してですね、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で大隈尚人議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。なお、再開は十三時十分といたします。  暫時休憩します。
                    休憩 午後零時十一分               ──────────────                 再開 午後一時〇九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、こんにちは。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。議長の許しをいただきましたので、人生初の議場での発言をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。  まずは、平日のお忙しい中に傍聴に足を運んでくださいました皆様方にお礼を申し上げます。ありがとうございます。  さて、一般質問に入ります前に、初めてですので、私の思いを少し話させていただきたいと思います。  地域のために何ができるか、そう自分に問いかけ、出した答えが市議会議員という政治の道でした。私は、市民の皆様が政治に関心を持ち、何かやってくれそうだと期待される政治家になりたいなと思っております。これまで政治に距離を感じていた人たち、特に若い世代の人たちに興味を持ってもらえるよう、地域の皆様と一緒に明るい未来に進むために全力を尽くしてまいります。  いずれ進学や就職でこのまちを離れていく子供たちが、どこへ行っても自慢できるふるさとづくりを、そして、いつでも帰ってこれるよう地域住民主体のまちづくりを推進していくことが、今を生きる私たちの責任だと思っております。  私はこのまちで生まれ育ち、このまちで家庭を持ち、子供たちもこのまちの学校に通い、仕事もお客様もこのまちにいます。だからこそ地域のために、そして、私を信じて送り出してくださった皆様方のために、全ての皆様方のために、一人の政治家として命がけで取り組んでまいります。  誰かがやってくれるのではなく、誰もが率先して行動できる環境を作っていくことが、この地域の未来はもとより、日本の未来をすばらしいものにできると信じ、一般質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  一項目め、通学路の安全確保に向けて。  一番目、現在把握している交通危険箇所と対応状況を教えていただきたいと思います。  二番目、川崎市の死傷事件を受け、政府は関係機関との連携強化と不審者情報を共有する仕組みの構築を求めたが、宇佐市としての取り組みはどのように感じているでしょうか。  二項目め、小中学校の今後の教育環境整備について。  一番目、児童生徒増減への対応の基本的考え方を教えてください。  二番目、特に今後も増加が予測される学校の教室不足を不安視する声があるが、その対応は。  三項目め、深刻な人口減少の中、若者の定住促進に向けた取り組みを。  一番目、定住促進住宅の成果と今後の計画を教えてください。  二番目、企業誘致についての現在の方針とその成果はいかがでしょうか。  四項目め、法鏡寺廃寺跡史跡公園整備の進捗状況を教えていただきたいと思います。  以上で一回目の質問を終わります。どうぞよろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、深刻な人口減少の中、若者の定住促進に向けた取り組みをについての二点目、企業誘致についての現在の方針とその成果についてでありますが、企業誘致に当たりましては、雇用力のある自動車関連企業を中心に優良企業の誘致を推進するため、高速道路等によるアクセスのよい工業団地の造成や、アクセス道路、上下水道などのインフラ整備による受け入れ態勢の整備とあわせて、投資及び雇用拡大奨励金制度を活用し、大分県や関係機関との連携を深めながら、トップセールスによる誘致活動を積極的に展開しております。  その成果につきましては、県内の企業誘致件数が四年連続で過去最多を更新している中、本市は、平成二十八年度が四件、二十九年が十三件、三十年度が四件で、二十九年度につきましては、県内最多を記録いたしました。業種別に見ますと、自動車関連企業の進出や増設が主なものとなっております。  また、若者の定住促進に向けては、U・Iターン者を対象とした奨学金返還支援事業や、高校生の就職に役立つ資格取得を支援する地元就職応援事業の活用を図るとともに、市内企業見学バスツアーや企業合同就職面接会により、地元企業への就職促進に取り組んでおります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの法鏡寺廃寺跡史跡公園整備の進捗状況についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、法鏡寺廃寺跡史跡公園整備の進捗状況についてですが、法鏡寺廃寺跡は、宇佐地方の白鳳期寺院跡で、法隆寺式の古瓦等が出土し、宇佐神宮とも密接な関係があると言われる重要な文化財でございます。  現在、国指定史跡法鏡寺廃寺跡の指定地の約八八%に当たる面積の公有化が完了しており、公有化した部分の実施設計書を平成二十九年度に作成いたしました。この実施設計に基づき、昨年度は、史跡内の排水設備工事の一部と遺構保護のための盛り土工事を実施しております。今年度は、排水設備工事の完成と史跡全体の造成工事を予定しております。来年度以降は、史跡内の植栽、園路舗装、照明設備などの工事を計画しており、完成は令和五年度になる見込みであります。  なお、工事実施に際しましては、地元住民や小学校などと十分協議を行った上で、安全対策に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの通学路の安全確保に向けてと、二項目めの小中学校の今後の教育環境整備についてを教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、通学路の安全確保に向けてについての一点目、交通危険箇所と対応状況はについてですが、今年度につきましては、現在各校に危険箇所調査を依頼しております。昨年度までに提出された学校からの要望箇所は二百九十六カ所で、そのうち市が所管する箇所は百四十カ所あり、そのほかの百五十六カ所は国、県、警察などの所管となっております。  市が所管する箇所については、現在まで対策済みは三十カ所、年次計画で現在対策を行っている箇所は四十六カ所、改善方法や対策工事の内容を検討している箇所が六十四カ所となっております。  二点目、関係機関との連携強化と不審者情報を共有する仕組みの構築はについてですが、声かけ事案等が発生したときは、対応フローに沿って警察及び関係機関への迅速な連絡を行っております。また、近隣の小中学校等との情報共有を密にし、重大な事案の場合は市内全ての学校、公立幼稚園等へ連絡をしております。  また、昨年度より通学路安全点検の際に、防犯の視点からも調査を行い、その結果をもとに関係機関と協議及び現地での点検を行う等、連携強化を図っております。  不審者事案はいつどこで発生するかわかりません。学校における児童生徒への指導を徹底してまいりますが、学校だけでできることには限りがあります。今後も保護者、地域の方々の協力をいただきながら、園児、児童、生徒の安全対策を強化していく必要があると考えます。  次に、二項目め、小中学校の今後の教育環境整備についての一点目、児童生徒増減への対応の基本的な考え方はと、二点目、今後も増加が予想される学校の教室不足への対応はについては、関連がありますので一括してお答えします。  本市においては、近年少子化の影響や都市部への人口の流出などにより、児童生徒の数が減少し、大半の小中学校は小規模化が進行しています。その一方で、一部の学校については、児童生徒の数が増加傾向にあり、教室不足が生じるおそれがあるなど、教育環境への影響が懸念される小中学校もあります。  児童生徒の増減への対応の基本的な考え方についてですが、減少により普通教室としての利用以外にもさまざまな用途に活用できる教室も発生しています。特に余裕教室となったところについては、学校教育に支障がない範囲で、地域の実情に応じて適切に活用していくことが望ましいと考えています。  増加への対応の基本的な考え方は、小中学校は義務教育であることから、子供たちの教育の機会均等を保障し、一定の教育水準を確保することは行政の責務であると考えています。そのため、教室不足等による教育環境の著しい低下を回避し、良好な教育環境を確保する必要があると考えます。  具体的な対策としては、普通教室が不足を生じると見込まれる場合、新たに確保する必要がありますが、他の用途に使用していた一時的余裕教室がある場合には普通教室に転用します。また、転用によっても必要な教室数の確保が困難と見込まれる場合には、校舎の増築等により必要な教室を確保することとなります。  以上で答弁終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの深刻な人口減少の中、若者の定住促進に向けた取り組みをについての一を経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼農政課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、深刻な人口減少の中、若者の定住促進に向けた取り組みをについての一点目、定住促進住宅の成果と今後の計画についてですが、市では市若者定住促進住宅整備方針に基づき、深見地区二棟、南院内地区三棟、津房地区三棟の計八棟を整備し、現在六世帯二十四名が入居しています。市としましては、周辺地域の若者定住促進について一定の成果はあるものと考えています。  現在、周辺地域への子育て世帯移住を促進するために、地域コミュニティ組織が、空き家の所有者から空き家を一定期間借り上げ、子育て世帯向け住宅に改修し、低賃金で貸し出す空き家活用型事業も推進しています。  また、従来の社会資本整備総合交付金を活用した若者定住促進住宅建設以外にも、今後は、PFIなどの民間活力の導入も必要だと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、順次再質問を行わせていただきたいと思います。  まず初めに、通学路の安全確保に向けてでございますが、これは昨日の多田羅議員の答弁の中でも明確な答えをいただきました。その部分に関してはですね、私も十分な情報いただきましたので、その辺は割愛をさせていただきますが、関連してなんですけども、その危険箇所の数字は明確に見えてきているんですが、その場所であったり、取り組んでいる内容をですね、再度簡潔に教えていただきたいんですが、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。河野議員の再質問にお答えいたします。  今、取り組んでおります内容につきまして説明をさせていただきますと、まず、要望の二百九十六カ所の中で、国道関連の要望件数が四件ございます。そして県道関連が三十六件、そして市関連は先ほどの回答にあります百四十件で、また、そのあと公安委員会、警察ですね、取り締まる関係で、横断歩道であったり、停止線であったり、そういった規制のかかる関係が百九件、そして、そのほか地区の関係であったり、学校の関係であったり、そういった地域の関係のものが七件ございます。で、二百九十六件。そのうち対策が終わっているのを先ほど市の関係は三十件と申しましたが、国道につきましては二カ所終わっております。県道については十六カ所、港湾関係につきましては四十カ所ということで、そのほかについては、現在対策中または内容について再度、協議検討しているところがあるということです。  ちょっと内容について幾つか言わせていただきますと、市の関係につきましては、豊川小学校の前のように、歩道を広げて子供を優先するような対策をとって、車道はちょっと狭めさせていただきました。そして、車が歩道に乗り上げないような、歩車道のガードパイプを設置する、そういった内容から、歩道のない箇所については、青いグリーンベルトをしたり、幅広路肩といいまして、白線で歩くスペースを広目にとるような対策をとったり、あと、カーブミラー、ガードレール、そういったものを設置するという対策をとらせていただいております。公安関係につきましては、先ほど言いました信号機の設置も含めてですけど、横断歩道、停止線、そういったものを取り組んでいるということです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございました。  このことを聞こうと思ったのはですね、危険箇所を大変たくさん周知というか、知っていらっしゃるのに、その情報の開示が少ないじゃないかなって思ったからなんです。各市が持っている交通安全プログラムというのが、もちろん宇佐市のほうにもありますよね。これを拝見させていただいたんですけども、全国共通と言ったらおかしいんですが、どこも同じような内容で書かれています。  しかしですね、その書いているページにはですね、この情報しかなくて、昨年度ないし今までこういうふうな取り組みをしたよとか、こういうふうなことを予定しているんだよと、こういうところは、どこどこ交差点は危ないよねというような情報の開示というか、公表がなされていないなということをちょっと残念に思ったんです。それについて、これから公表されるのか、それとも公表場所が別に設けられているのか教えていただけますか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  土木課関連といいますか、道路管理につきましては、ホームページ等で整備が終わった内容等については、開示させていただいております。また、通学路事業として、私どもが取り組んでいる内容についても、ホームページ、また全国のそういった通学路整備の開示については、ネットのほうで公表させていただいております。  ただ、公安関係とか県の事業関係については、ちょっと市のほうでは行っておりませんので、今、市の取り組んでいる主な事業内容については開示をさせていただいているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございました。  情報の開示がですね、私が思うところなんですけども、これは多分、同じように子供を持つ親は思ってるんじゃないかなと思います。どこがそういうふうに取り上げられている箇所なのかということを、自分の子供たちが通っている通学路だけではなくてですね、自分が会社に行くであったりとか、その時間帯に通るであろう箇所でも興味があると思うんですね。それをいかに伝えていくかとか、知っていただくかということで、周りの人たちの市民全体でここはこういうふうに取り組んでいこうねとか、そういう意識づけができるじゃないかなと思っているんです。それで今のような質問させていただきました。  もう一つですね、その交通安全プログラムで、PDCAサイクルの中で、こういうふうにして調べて、こういうふうに調査をして取りかかりましょうということはよくわかるんですけども、その後ですね、事務的なその流れというのが、どういうふうにやっていくのかということが、わかれば教えていただきたいんですが、よろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  宇佐市の通学路交通安全プログラムというのがございます。これは平成二十六年六月に策定をいたしまして、宇佐市教育委員会の教育課のほうが事務局をしてまして、取りまとめをして、関係機関が集まっているところでございます。そのチームで現場を確認しまして、学校で、まず新年度になると新しい生徒がおります。その生徒がどのルートを通ってくるか、そういったものを学校のほうで取りまとめていただいて、その要望を踏まえた関係機関を集めた会議が、このプログラムとなっております。要望が、先ほど言いました二百九十六カ所ということです。  その危険な箇所等につきましては、学校の中でPTAの方たちも含めて、どこが危ないかというのは、学校単位で周知をしていただいているものと認識をしておりまして、その中でハード対策として私どもが協力できる分を取り組ませていただいているという内容でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)大変よくわかりました。ありがとうございました。  先ほども申しましたようにですね、通学路一つとってみてもですね、私たちではもうはかり得ないというか、わからない環境がそこにはあります。それは、子供がいるいないは別としてですね、今、各道路全てにおいてですけれども、大きな渋滞があるというわけではないんですが、やはり通学路になっている生活道路を使って、会社に通っていたりとか、通り抜けと言ったらおかしいんですけども、そういった道路の使い方になってきている以上はですね、そういった安全対策の面では、広く周知をしていただきたいなということを強く思っております。  この質問に関しては以上で終わりたいと思います。どうぞ、今後もよろしくお願いいたします。  次に、二点目にあります不審者情報を共有する仕組みの構築についてなんですけども、この中にある声かけ事案が発生したときの対応フローに沿ってとありました。その対応フローについて詳しくお聞きできればと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。河野議員の再質問にお答えいたします。  この不審者情報があった際の対応フローですけれども、まず、保護者や子供から学校のほうに連絡があることが多うございます。学校であった場合には、学校のほうからすぐに、まず警察にも当然連絡をしますし、その後、ブロック内の学校にはまず早急に連絡をして、児童生徒や保護者への注意を促すということになっております。さらに、先ほど回答の中にもございましたが、少し重大だなと思える事案に関しては、全部の小学校に早急に連絡をいたします。  最近の流れでは、学校から警察に連絡をするよりも、当事者の子供や保護者のほうから警察に直接話をしていただいたほうが情報も的確に伝わりますので、そういったところも学校にもし保護者や子供があった場合には、学校も聞き、また警察にということを促しております。そういったことで、迅速にまた正確な情報が伝わるようにというようになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございました。  不審者情報もですけども、そういった情報があるというところまでは私たちにも届くんですが、その後の状況について、例えば解決したよとかですね、解決していないよという状況については、何かアクションがあるんであれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  さまざまあるのですが、なかなか最近の事案を見たときにですね、不審者がわかったよとかいうようなことは余りありません。もしそういうことがわかった場合には、警察のほうから連絡がありますし、そういった場合には、当該の学校には当然伝えますし、そういったところで連絡はするようにはしていますけれども、なかなかそういう解決に至っているという事案が思い当たりませんので、そういった場合には必ず連絡をするようにしたいと思っています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。
    ◯一番(河野健治朗君)そうですね、私もそのように思っています。  これは不安に思うだけなのかもしれないんですが、まもめーるがまず一つの手段としてありますよね。そのまもめーるが入った情報を保護者同士ないし家族なんかが広めていって、こういうことがあるよと。例えば、最近の例がありましたけども、その際は、全然違う地域の小学校ですけども、集団下校があったりとか、そういった行動が行われていたというふうに聞いております。  そうなるとですね、保護者は不安でしかないんですね。不安がどんどんどんどん大きくなって、違う情報も入れてしまうような状況にあります。なので、こういったことがあるよということはもちろんなんですけども、このように対応してほしいということをですね、学校を通じてでもいいので、保護者向けにお伝えいただければ、その先の家族には伝わっていくと思うんです。こういう問題はですね。なので、さっきの対応フローはもちろんなんですけども、解決したかしてないかというよりも、こういうふうな取り組みをしているので安心してほしいといったらおかしいんですが、学校も教育委員会も取り組んでいるというような表現をですね、どこかで入れてほしいなと思います。そういったことは今後考えられるでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  不審者情報があった先日の五月二十二日に宇佐市内で一件事案がございました。その場合、各学校には、そのときは下校した後でありましたので、すぐにファクスを回しましたが、次の日の登下校の見守り体制を強化してくださいということで、学校にはお願いをしているところでありまして、そういった学校のほうも見守りをいつもよりもしていますとか、またさらに、そのときには、すぐに地域の方々に学校長より依頼をして、登下校の見守りを強化していただくようなお願いというのもしたというふうに聞いておりますので、それとか今おっしゃいました一斉下校の取り組みとですね、そういったところで、何らかの形で、そういうのが保護者にも伝わるようにというお願いだったと思いますので、また校長会等を通じて、保護者が安心できるような取り組みができないかということを協議してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございました。  通学路に関することを中心に申し上げさせていただきました。今後もなんですけども、危険箇所への取り組みとその不審者情報、ないしそういった小さな不安を大きくしない努力というのを一緒になってやっていただければなというふうに思っております。  保護者だけでなく、子供を大切に思う気持ちというのは地域の皆さん方も一緒です。地域の子を育てていこうという気持ちの中で、せめてですね、私たちのミスで子供の命が危険にさらされるようなことのないようにという思いがやっぱり強いんです。ですので、そういったことに関しては、行政の皆さん方の御協力なくしては行えないなというふうに思っていますので、どうぞよろしくお願いします。  そして、保護者、また家族についてもですね、子供を送り出した後、やっぱりまた元気にいつもどおり帰ってくることを望んでいるということはですね、皆さんも十分承知していることだと思いますので、それも含めまして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  以上でこの項目の質問は終わりたいと思います。  次の質問に行きます。  小中学校の学校教育の環境整備についてでございますが、この分についてはですね、私が端的に申し上げたかったのが、人口の減少という中で、子供の数ももちろん減少していっているんですが、やっぱり一部地域では、子供の数が増加傾向にあるということでございます。これもう数字の上でも明確なんですが、その学校に対してどのようにその教室不足であったり、その学校の行事ごとであったりというものに対応していくかということに対して、どのような意見があるかなというふうに思って、質問をさせていただきました。  児童生徒の増加もですけども、減少をしている学校も課題があると思います。ですので、減少している学校に対して、どのような取り組みを行っているか、減少をとめるということは難しいかもしれませんけども、何か行っていることがあれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。一番 河野議員の再質問にお答えします。  減少している人数が少ない学校の取り組みということですが、施設的なもので言いますと、回答のほうでも少し書かせていただきましたが、当然児童の数が減れば余裕教室が出てきます。そういうものにつきましては、学校の中で有効活用もできますし、それでも余裕がある場合につきましては、地域の実情などに応じて積極的に活用できる部分があれば、活用することが望ましいというふうに考えております。  また、子供に対しての取り組みにつきましては、現在、子供が少ない学校ですと、通常であれば複式学級というふうなことにもなりますが、市のほうで複式授業改善の臨時講師などを配置して、個に応じたきめ細かい指導や、近隣校との合同授業を行うなど、教育環境の充実に努めているというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  地域の実情に応じて積極的に活用していくという返答をいただいていますが、どういうことに活用していくかという具体例があれば教えていただきたいんですが、よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。再質問にお答えいたします。  空き教室での有効活用という部分になりますが、具体的にはということですと、学校のほうが使う場合としましては、学習方法や指導方法の多様化に対応するために、習熟度別の教室として使う、または特別支援教室というふうなさまざまな活用が考えられます。  また、学校以外での施設の利用とすれば、例えば、放課後児童クラブに部屋をお貸しするというふうなことも活用としては考えられると思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  地域の実情に応じてというところが、ちょっと気になったので聞きました。  学校の空き教室をどのように使ったらいいのかというアイデアはですね、与えられていない我々からすると、何も引き出しとして出てこないのが現実かなというふうに思います。市のほうは、この空き教室を活用したいという意欲というかその思いがあるんであれば、やっぱりそれを知りたかったなというのが一番に出てきます。  なぜこういうことを言うかというとですね、近隣で言うと、駅館小学校であったり、大きな生徒数を抱える学校でもですね、やっぱり空き教室というか余裕のある教室があったりもします。小さな学校に行けば、それなりにやっぱり教室は使われているんですけれども、空き教室があります。でも、本当は、学校側としては受け入れたくないというとおかしいんですけども、受け入れが難しいというのが現実だと思うんです。ですから、空き教室を活用するということは、もしかしたら地域の人たちのほうが、アイデアを持っていたりするかもしれないなと思ったのが私の思いです。  今回、学校の施設の環境整備がいかに行われているかということを知りたかったのはですね、平等教育という部分と、子供の数が増えているということは、その近隣の人口も増えているということになります。学校を災害拠点にするという目的であったり、地域との交流ポイントという拠点として考えるんであれば、そこに少し予算をかけてでもですね、快適な環境をつくっておかなければ、後手後手ではどうにもならないなというときに考えなければならない事案になるんじゃないかなというふうに思っております。  特に豊川小学校、駅川中学校においては、それぞれ皆さんが思う気持ちは違うかもしれませんけども、共通してあるのは、もうこれ以上土地がないからだめだよねというような考え方なんです。そこには、特化してやる必要があるかというと、私はそういうふうには表現はできませんが、取り組みとして行っているとか、考えていただいているという安心感がなくてはですね、やっぱりゴールのない議論がずっと続いてしまいます。ですので。お話しいただける範囲で、この二校について、もしお話しいただければ聞きたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。河野議員の再質問にお答えいたします。  今、豊川小学校と駅川中学校ということでありました。まず、豊川小学校の状況ですが、昨年の十月時点では、今年度入る一年生の予想としては、五十九名という統計上の数字ですがありまして、実際には四月一日時点で地区外からの転入者が増えて、六十二名という状況になっております。大分県の基準で、小学校一年生、二年生のクラス編成は三十人以下というふうになっていますんで、今年度、豊川小学校の一年生は、三クラスになっております。  現在、豊川小学校については、もういっぱいの状態で空き教室がないというふうな状況になっております。仮に来年度、新一年生が六十人を超えるというふうな状況が発生しますと、教室の不足が考えられます。現時点での統計の数字なんですけども、児童数が一時的に来年、再来年と増えるような状況が出ております。近い将来はまた減少に転じるという数字が出ておりますので、豊川小学校につきましては、今年度敷地内に仮設校舎を設置し、三年間の賃貸借契約で教室不足に対応していきたいというふうに予定をしております。なお、この仮設校舎の賃貸借につきましては、本議会の補正予算のほうに債務負担という形で計上させていただいております。  また、駅川中学校の状況ですが、同じように、現在の統計上の数値から予測しますと、今後、令和六年度までの状況を見ますと、生徒数の増加が見込まれております。平成二十四年三月に駅川中学校については増築をしておりますので、現在の教室数で不足するということはないという状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  よく状況の数字等の照らし合わせで確認がとれていることにありがたく思っております。  子供たちは、どちらかというとそういった環境の不足という部分では感じていないというのが現実です。しかしながら、やはりその地域の方、保護者というのはものすごく関心を持っています。なので、先ほど来の内容と同じ、どのようにして取り組んでいる内容をお伝えいただけるかということで、その不安をあおるというか、助長を促すことになるのかなというふうに思いますので、ぜひ何かのタイミングで、こういうふうに検討しているんだよということをお伝えいただければなというふうに思います。  例えば、教室の工夫と部分であれば、学校の先生方もものすごく努力をして、小さな教室でも行っているということは十分承知をしております。ですから、そういった取り組みを市全体で行っているんだということが伝わらなければ、なんとなく自分たちだけが不利な、損をしているような感覚に陥ってしまいます。それがないほうがいいなというふうに思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  この件につきましては、以上で締めたいと思います。  次の質問に行きます。人口減少のことで、若者の定住促進をということで、定住促進住宅の件につきましては、昨日も内容を聞きましたのでこれについては特段質問がないんですけども、昨日も気になりましたが、PFIを民間活用していくということで、そのことについて必要だと考えているということなんですが、もし今の時点で具体的な動きがあるんであれば、教えていただきたいなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。  PFIにつきまして、具体的な内容はあるのかということでございますが、今、研究段階でございます。PFI、これは公共施設の設計、建設、募集、維持管理、運営等を民間資金とノウハウを活用して公共サービスの提供、これを民間主導で行うことで効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方でございます。行政といたしましては、持続的な公共サービスの提供というような観点、それから後年度負担等々も考え合わせて、現在調査研究中である、そういうような段階でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、わかりました。  これは多分そうだろうなというふうに思いましたが、取り組む、取り組まないという方向性がわかればいいなと思いました。なので、取り組まれるという方向で解釈をしたいなと思いましたが、それでよかったですか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)それも視野に入れての調査研究段階であるというふうにお考えいただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、済みません、ありがとうございました。  定住促進住宅に関しては、ある一定レベルの成果が見込まれているというか、出ているということは十分把握をしております。しかし、この内容については、その都度、御家庭の事情ももちろんあるとは思うんですが、今現在、二棟空きがあるということでございます。それがホームページでもよく書かれているし、宣伝も行われているというふうに思いますので、常に満室がかなうように御努力いただきたいというふうに思います。これについては返答はいいです。  次に行きます。人口減少の中でということでですね、私いつも気になっていることなんですが、企業誘致の方向性ということでお聞きしました。自動車部品関連の企業を誘致しているということは、よくわかっています。それの中で、それに特化している理由というか、なぜ自動車部品産業に特化しているのかということも今日の答弁でよくわかりました。今回聞きたいのはですね、それ以外の分野の企業さんに向けて情報発信しているかということを聞かせていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  今日の答弁の中で、平成二十八年度から三十年度までの企業誘致件数を御報告させていただいたと思いますが、その中で自動車関連以外が三件ございます。ということで、別に自動車関連に特化して行っているということではないということで御理解いただけるかと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  私がなぜこういうことを言ったかといいますとですね、子供たちが就職をするタイミング、学校に進学をするタイミング、そして、もう一つが結婚をするタイミングで地方を離れると聞いています。その際、高校卒業、大学卒業の新卒者が、選択する企業の種類が多くなければ、選択の幅が広がらないなというふうに思っております。これはどの地域でも同じだと思うんです。だから、その産業がいいとか悪いとかではなくて、いかにその柔軟性を持って企業誘致を行っているかということがアピールポイントになると思うんです。ですから、この会社だよというその会社名がもしかしたら必要なのかもしれないですけども、そういう通達というか、お知らせをする際には、こういった分野の業種があるということ常にお伝えいただきたいなというふうに思います。  そして、その中で企業誘致を今後も進めていく中でですね、自動車関連部品産業といったら大きな工場をイメージするんですけども、そういった土地は、今のところ準備ができているかどうか教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  今、工業団地でうちが提供できる土地が御用意できていないのが現状であります。  もう御存じと思いますが、下拝田第二工業団地の横に第三を目指していたところですが、そこもちょっと中断という形になっております。うちの課といたしましても、問題解決にすべく今他の地域で調査をしているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  やっぱり大きな土地が必要というふうになるとですね、なかなかその取得は難しいというふうに私も思っております。そこで今後の方向性の中でなんですけども、例えば公用地ないし市が所有する建物であったり、小さな場所でもいいと思うんですが、そういった小規模で高利益な会社は多分たくさんあると思うんです。そういったところを誘致できるように、行動するということが考えられるかどうかお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  うちとしましても、ぜひいろんな企業に来ていただきたいという思いはあります。あいた土地、建物等あれば、市の中には公有財産検討委員会というのもありますから、建物のあり方等検討していきながら、誘致のほうでいければ役立てていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、ありがとうございます。  ぜひ、そのように進んでいけたらなというふうに思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。  この件に関しまして、最後にですね、私が言った特にUターンですね、Uターン・Iターンの就職であったり、ここで生まれ育った方々が戻られときにですね、一番大切に思うのがやっぱりそのふるさとへの帰巣意識だと思っています。実際に新卒者、特に大学生が地元就職、地方から出て、他の地域に行った大学生が地元就職をするということを考えるときに、実際に戻りたいか、戻りたくないかという二択だった場合、戻りたいと答える方が六〇%を超えているという事実があります。しかし、その就職活動する際に距離を感じるので、交通費であったりとか、例えば時期であったりとか。そういったものでなかなか行動ができないということも事例として挙げられています。  市がUターンを推進していくというか、そういった出ていった子供たちが帰って就職できる環境を作っていくということであれば、そういったインターンシップに関してもこれからは取り組んでいくことが必要なのかなというふうに思いますので、ぜひそういった面でもですね、皆さんでまた考えていただければなというふうに思います。これは意見です。  以上でこの件につきましては、質問を閉じたいと思います。  最後に法鏡寺廃寺跡史跡公園整備の状況でございますが、これについては、今日御返答いただいた内容で十分承知いたしましたが、一番これについて、地域住民が納得できていないポイントがありますので、それだけ押さえさせていただきます。それは対話が余りできていないという現状が感じられます。  ある一部の方々がその内容を熟知していても、これはどうしてもですね、周りに住んでいる方々全ての皆さんが丸といういうことでないとは思うんですね。ですから、細かく説明会ないし意見交換会を開く必要があるのかなというふうに思っています。  例えば、法鏡寺地区で行う場合も一度ではなく、二度、三度、同じような形で地域を変えて行う必要もあるのではないかというふうに思います。これは確定ではありませんので、どのようにすればいいかということを考えて、協議を進めていただきたいというのは私の希望です。そうしなければ、多分、今までの長きにわたってなかなか前に進んでいないものが、急に造成工事が始まるよとか、急に設計図が出てきたよということになればですね、それは周りにとってみたら、もうそこは私たちの意見が通ってないというふうに思う方のほうが意見が強くなってしまうんじゃないかなというふうに思います。  ですので、しっかりした計画があるんであればですね、しっかりと対話をしていただきたいなというふうに思います。それに関してはですね、住民の皆さんも前向きに捉えているので、きっといい返事をしていただけるというふうに思いますので、ぜひ御協力のほどよろしくお願いいたします。  私の質問は以上で終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時〇二分               ──────────────                 再開 午後二時十四分
    ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  十六番 新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)皆さん、こんにちは。十六番の新開です。今日最後です。少しお疲れだと思いますが、あと少々おつきあいをいただきたいというふうに思います。私もここで眠たくならないように努力をしたいというふうに思います。  皆さん方に御案内といいますか、お知らせですが、先ほど、今日の第一回目の中本君の質問のときに、市が日時計を設置したらどうかというようなことで、執行のほうからは、市で設置するつもりはないというような答弁だったと思います。実は御存じの方もおられると思いますが、長洲の石干見のところに、宇佐ロータリークラブという団体がありますが、これが四十周年の記念事業としてかなりの金額をかけて日時計を設置しております。四十周年ですから、十二年ぐらい前だと思いますが、ぜひ、皆さん方、天気のいいときに日時計を見に行っていただきたいというふうに思います。  そして、この席に再び立つとは思っていませんでした。実は三月の前期の最終議会のときに、高橋議員からやゆされたのではないというふうに思っておりますが、勇退議員として紹介をされそうになりました。恥ずかしながらではありませんが、戻ってまいりました。老害だと言われないように、心して、自重して行動したいというふうに思っております。また、この一般質問に対しましても、高橋さんから年寄の冷や水にならないようにという適切なアドバイスをいただいております。  それでは、一般質問に入ります。  一項目め、安心院地域複合支所周辺整備についての一、複合支所の進捗状況について。ちょっと、安心院支所、複合支所とか書いているみたいですが、安心院地域複合支所の間違いです。  二、安心院地域のランドマーク、ランドマークというのは少し大げさかもしれませんが、実際、安心院地域の中では一番交通量の多い場所です。そして、その前の交差点もラウンドアバウトの社会実験というのが、今年の十月から約一年間の予定で開始されます。地域のランドマークとしてどのように考えているのかをお聞きいたします。  その三、この複合施設の近くに児童生徒などが遊べる公園が欲しいという要望です。この件につきましては、安心院地区まちづくり協議会と安心院の地区の老人クラブ連合会、そして安心院小学校のPTAから連名で請願書が提出をされております。また、安心院地域以外の団体の代表の方からもぜひ欲しいというようなお話もいただいておりますが、どのようにお考えでしょうか。  二項目め、防災情報システムの整備事業についてですが、今議会に工事請負契約の締結についての議案が提出されていますが、その概要についてお聞きをいたします。  三項目め、家族旅行村安心院のリニューアルについての一、現況と、その二、パークゴルフ場の今後の整備予定をお聞きいたします。  最後に、旧大分県水産研究部浅海・内水面グループ 内水面チーム、これが正式名称だったらしいのですが、安心院町の荘にあった旧大分県内水面試験場の跡地利用についてお聞きいたします。  以上で最初の質問を終わります。  前回、私は隔靴掻痒という気持ちだというふうに言いましたが、今回はそのような気持ちを払拭させてくれるような答弁を期待しております。そして、また年寄にもわかりやすい丁寧な答弁を期待しております。よろしくお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、新開洋一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十六番 新開議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、防災情報システム整備事業についてでありますが、本市の防災情報システムいわゆる防災行政無線につきましては、本市にとって最適なシステムの導入を図るべく、プロポーザル方式により事業者の選定を行い、今議会にその契約案を提案しているところであります。御承認をいただければ、七月から事業を開始し、来年度末までに整備を完了したいと考えております。  整備内容につきましては、市役所本庁に親局、竜王山に中継局、そのほか電波の悪い地域へ再送信する子局を数局設置する予定であります。また、屋外拡声子局いわゆるスピーカーにつきましては、災害特性等に応じて、新たに中距離スピーカーを導入するなど、豪雨時などでも確実に情報が伝えられるよう機能の強化を図ってまいります。  しかしながら、放送が十分聞き取れない場合もありますので、補完機能として、防災アプリの活用や電話応答サービス、緊急速報メール、市公式SNSなど、さまざまな機能を導入、更新し、充実を図ることとしております。  また、個別受信機につきましては、区長や消防団幹部宅、指定避難所などへ配置するとともに、土砂災害地域の災害特性等を考慮し、安心院、院内、旧宇佐の一部、いわゆる中山間地域を中心に、希望者に対して無償で貸与することとしております。  平野部においては、屋外拡声子局を中心に整備することで、防災情報を市内全域に効果的かつ効率的に配信できるシステムを構築することといたしております。  以上で私から御答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの安心院地域複合支所周辺整備についてと、三項目めの家族旅行村安心院のリニューアルについてと、四項目めの旧大分県水産研究部浅海・内水面グループ 内水面チーム(大分県内水面漁業試験場)跡地利用についてを安心院支所長 大坪 一郎君。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)安心院支所長の大坪でございます。十六番 新開議員の一般質問にお答えします。  一項目め、安心院地域複合支所周辺整備についての一点目、複合支所の進捗状況についてですが、安心院地域複合支所は、地域の活性化拠点、防災拠点機能などを備えた施設であります。建築主体工事では、鉄筋コンクリート部も躯体工事がほぼ完了し、現在、木造部の躯体工事に取りかかっているところです。工期は、十二月中旬を予定しており、建築主体工事の進捗率につきましては、五月末時点で約五四%となっています。  二点目、安心院地域のランドマークとしての考えについてですが、複合支所の木造部分の木材は、市有林材を最大限に活用した特色ある木造建築となっています。また、支所機能だけでなく公民館機能も有し、観光協会、土地改良区及び農業公社なども入居予定であり、市民にとってより利便性の高い施設となっています。さらに施設内には、安心院の歴史、文化、作品などを展示するエリアとして、盆地ギャラリーも併設し、市内外の方々に広く安心院地域の魅力を情報発信できる施設としての整備をしています。  三点目、周辺に児童が遊べる公園をについてですが、支所周辺には安心院児童館はありますが、屋内であり、子供たちが屋外で遊ぶことのできる公園等がないことは認識しています。現在、安心院地域複合支所の建設工事が進められており、今年度が完成予定であります。周辺整備につきましては、複合支所完成後に現支所を解体し、その後、駐車場等の外構工事が予定されています。市としては、新たに公園の設置となれば、場所や財源などの課題もありますので、調査研究を行ってまいりたいと考えています。  次に、三項目め、家族旅行村安心院のリニューアルについての一点目、現況と、二点目、パークゴルフ場の整備については、関連がありますので一括してお答えいたします。  平成二十五年十二月に策定したリニューアル基本構想では、家族旅行村内の既存施設の用途を基本に、五つのゾーンに分けてリニューアル基本方針を決定しています。家族旅行村安心院は、エリア内に宿泊施設やスポーツ施設、ワイナリーやレストランなどが整備され、安心院地域の観光拠点施設として位置づけられています。しかし、多くの施設が築三十五年を経過し、老朽化による修繕等の増加や、利用者ニーズの変化に対応するための改修等が求められているところです。  市としては、これまで家族旅行村安心院宿泊施設の改修、エリア施設整備としてB&G体育館の改修、また、パークゴルフ場のトイレ新設や下水道管への排水ポンプ設備工事など、約二億円をかけ整備しており、今年度についても家族旅行村安心院宿泊施設や温泉センター前の駐車場を大型バスの駐車に対応できるよう改修を予定しています。  このように優先度の高いもの、緊急性の高いものから個別に整備計画を立て、整備を行っているところです。今後は、安心院地域複合支所建設におおむねめどが立つことから、議員御指摘のパークゴルフ場の整備も含め、その他施設については、整備計画を策定し、順次整備を進めていきたいと考えています。  次に、四項目め、大分県内水面漁業試験場の跡地利用についてですが、大分県農林水産研究指導センター内水面チームは、本年三月三十一日を持って研究機関としての機能を終了し、施設が閉鎖されました。跡地は、建設時の経緯により、本市に返還されることを受けて、活用の方向性や具体的な活用策の調査や研究を行うため、副市長を委員長とする内水面試験場施設跡地活用庁内検討委員会を設置しました。これまで二回の検討委員会を開催し、地域にとってどのような土地活用が地域振興につながるのか協議を行っているところです。協議を進める中で、地元自治区からは、施設廃止後の水路や里道の安全管理、配水路の整備に関する要望を受けています。  また、本年三月には、安心院スッポン振興会のほか、団体の連名により、地域内で生産されるスッポンの供給が、近年の健康ブームにより不足しているため、生産量の増加に向け、施設及び用地の一部譲渡を求める要望書の提出がありました。このような要望を踏まえ、検討委員会の中で、関係諸団体や地元の意見を伺いながら、最終的な結論を導き出したいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十六番 新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それでは、順次再質問をいたします。複合支所に関しましては、行ったり来たりするかもわかりませんが、よろしくお願いいたします。  今のところ、順調に進んでいるというような認識でいいんだと思いますが、今週の火曜日だったですか、私は出席できなかったんですが、見学会みたいなのが行われたみたいです。行った人のお話を聞きましたら、大変立派な施設ができているというような感じで喜んでおりました。もちろん、皆さんの意見を聞いたわけではないんですけども、そういうことだったんで、できれば、たしかそのときには恐らくいろんな役員の方、役職を持っておられる方を主に招待して見学をしていただいたんだろうと思うんですが、希望者の方に、地域の方に一応御案内を差し上げて、もちろん工事業者との関連もあるとは思いますが、そういう役職を持たれている方以外にもぜひ見ていただく機会を持つことができないのかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所地域振興課長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)安心院支所長兼地域振興課長の大坪です。新開議員の再質問にお答えします。  議員御指摘の六月十一日に現場見学会を実施しました。その中で、議員おっしゃられているのは、区長会のほうが御案内を出しました。それは地区の役員ということであります。ですから、一般の方、特に地元である近隣の下毛、木裳等ですね、その辺のところの区長を通じて内部的にまた検討してですね、案内出してもまた全部が全部来るということはないと思いますんで、できるだけ多くの方にですね、見てもらいたいというふうには考えておりますので、その辺のところはちょっと調整したいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)支所長が言われるみたいに、どのくらい集まるかはわかりませんが、ぜひ、せっかく新しい施設ができているわけですので、こういうのができます、地域の皆さん方にもいろんな意見をお聞かせ願いたいという意味からもぜひお願いしたいと思います。  それと、この施設、新しくなるわけですので、防災拠点としての機能も当然あるんだろうと思いますが、どうなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)再質問にお答えします。  今回、複合支所の中の防災機能としましては、先ほど言ったように活性化の拠点、防災拠点ということを備えた施設であります。防災拠点としての機能を果たすために非常用電源を整備しております。  そして、大規模災害時には、二階の調理室を炊き出し用に利用することや、多目的ホール、四百平米ぐらいあるわけなんですが、その部屋を避難所として活用するように計画しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)今は、保健センターが防災拠点になっているみたいで、これちょっと通告してないんで、お願いなんですけども、私二回ほど一般質問でもしたと思うんですが、下市の私たちの地元の人間からすると、役場の周辺というのはかなり勾配がといいますか、低い地点に建っております。これ前に言ったと思うんですけども、大佛橋から自転車で行くと全然踏まんで下まで行きます。何メーター標高差があるのかわかりませんが、低いところに集まってくれというのはいかがなもんなのかなというふうに地元の人はずっと思っております。私のところからすると、やはり低いところに、以前は主に一階で今度は二階建てになるというんで、少し安心感はあるんですけれども、すぐ横に安心院高校があります。以前、大分県のホームページを見ると避難場所としては安心院高校も出ていました。それでもちろん市と県で違うわけですけれども、ぜひ、安心院高校も避難場所として、市と話し合っていただきたいというのを前々回ぐらいに言ったと思うんですけど、その後の話がどうなっているかわかりません。少なくともすぐ近くに三階建ての適当なと言いますか、非常にいい避難場所があるのに、わざわざ遠いところまで、低いところに歩いて行くのかというようなことは、私の近くの人からいつも言われております。ただ、市として避難場所を複数設置するとか、それは大変難しいというのはよくわかります。ただ、やはりいろんな災害があるんですけども、地元の人が一番心配しているのは、やはり水害です。そのときに、やはり低いところに行くよりも、近くに三階建ての安心院高校があるというんで、恐らく県立高校ですから、避難場所にしないっていうふうに答えがあれば、私の地元の人たちに県はこういう方針ですというのはちゃんと言いますんで、一応話し合っていただきたいというふうに思っておりますが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えします。  安心院高校の件ですけども、今、宇佐市では百五カ所の指定避難所を作っております。主に市の小学校、中学校、公共施設を使っております。安心院高校は県立でありますけども、議員がおっしゃるホームページに出ていたということでありますけども、県が指定する避難所は、国民保護の関係で、ミサイル攻撃とかそういったときのために県のほうが指定をしていきます。宇佐市内でも県立高校などがなっていると思っております。  今後の安心院高校とのお話しですけども、安心院にもそういう地理的な要因があるかと思いますが、また、安心院高校のほうにもお話しに行ってみたいと思いますが、今後もまた安心院の新しい支所もできることでありますので、そちらのほうも活用ができれば、そちらのほうも優先をしたいなとは思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)当然そうだろうと思いますが、その答えが全然私にもなかったわけですよね。少なくとも県としては、ミサイルがどうだというのはなかなか想定はしにくいとは思いますが、そういうことであれば、県はこういう方針ですというふうに答えられるような状態にしていただきたいということです。だから、一応話し合っていただいて、やはり県はそういうことですというと、それはもう当然そうなんでしょうということで、私も地域の人たちにそういうふうに言えますんで、ぜひ、きちんと県はどう思っているのかというのを教えていただきたいということですが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  県の危機管理の担当課、それからまた安心院高校のほうに問い合わせはしてみたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それで、その答えを教えてください。  それと、先ほどの支所長から新しい複合支所の多目的ホール、これは公民館のかわりというようなことでの話がありました。旧安心院町に関しましては、以前は、今AZ、亀の井ホテルに多目的ホールのかわりになるようなホールがあったんですけど、それも何年か前になくなりました。それで、いわゆる、表現はいいのかどうかわかりませんが、飲食ができるホールがほしいというんで、私たち安心院の議員もこの複合支所を作るときに、ぜひそういう施設がほしいということで話をした記憶もあります。公民館の使い方、いろんな条例なんかもあるのかもわかりませんが、飲食が可能なのかどうか。今度新しくできるこの施設の多目的ホールで飲食が可能なのかどうか、ちょっとお聞きをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)答弁してもらいますけど、簡単でいいですかね。一応、方向がちょっとずれておりますので。  安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)解体しました中央公民館の集会室では、冠婚葬祭時における飲食の提供をしていたことがあったというふうに私も認識しております。今度の多目的ホールにつきましては、基本的には飲食のみの提供というのは難しいかなというふうに思いますが、多目的ホールの管理につきましては、公民館機能の一部ということで、管理は教育委員会の社会教育課のほうになりますので……。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。  多目的ホールを使用については、今、支所長が申しましたように、現宇佐市公民館条例には、中央公民館集会室は冠婚葬祭等に使用できるというふうになっております。複合支所となって各部屋の名称も異なってきますので、今後、公民館条例の改正も必要というふうになると思います。その時点での判断をさせていただきたいというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)以前利用ができたような利用の仕方は可能な状況にしていただきたいなというふうには思います。検討のときに考えていただきたいなというふうに思っております。  それと、公園の件なんですが、これ請願が出てるんで、産業経済常任委員会の方にお願いしたいというふうに思うんですが、その請願の中で、学校の運動場といいますか、校庭が使いづらいとか、使われないからというような文言があったような気がいたしますが、現状はどのようなわけなんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。新開議員の再質問にお答えします。  学校の敷地ということで、学校施設としてお答えをさせていただきます。現在は、宇佐市学校施設使用条例というものがありまして、学校施設を一般の使用に供することについて書かれております。その中では、市民の使用に供することができる施設として。体育館、運動場が挙げられております。学校教育に支障のない範囲においてそれらの施設を使用することができる、開放することができるとされております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それでは、例えば放課後とか休日に、児童生徒が使うということでは構わないというような認識いいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)再質問にお答えします。  今の使用条例に書かれている内容につきましては、一般の方がスポーツ活動や文化活動、レクリエーション活動なりに使う場合に使用許可をして使用していただくというふうな内容なんですが、当然、子供たちが使う分を制限しているものではありません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)特に都会地なんかは、遊び場が余計に少ないということなんでしょうが、小中学校の校庭をいろいろ調べてみると開放しているところが結構多いと思っております。それが対応できれば公園の設置に向けてというのは少し違うのかもわかりませんが、やはりいろいろそこで事故があったりとか、いろんな検討することも多いんだろうと思いますが、少なくとも、この中でも公園がないというのは認識をしておるというような答弁内容でもありますし、実際に児童生徒の遊ぶところが非常に少ない。これも市が管理しているところなんですけど、下市の中に下市の公民館が建っております。これも市の土地の上に建てているんですが、それが、駐車場の部分が大して広さはありませんけど、コンクリで通常使ってない感じですが、そこで子供が結構遊んでおります。注意すると、遊ぶところがないんだということで、確かにずっと前から欲しがっているんだろうというような感じを受けております。  ちょうどこの複合支所ができる時期だというんで、こういう請願が出たんだと思いますが、安心院の文化会館も横に少しあいた土地があると思うんですけれども、文化会館の向かって右側の空き地なんですけれども、どのくらいぐらいの広さがあるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課長の宮川でございます。新開議員の再質問にお答えします。  文化会館横の駐車場につきましては、約千五百平方メートルでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)私はちょっと詳しいことはわかりませんが、児童遊園というのは規格として三百九十六平米とかいうんで、千五百平米あるとそれなりの広さだと思いますが、この周辺で新たに敷地を求めるとかいうんじゃなくて。市の持っているところでというと、ちょっと下市の人たちとも話したんですけれども、そこはそれなりの適地じゃないかと思いますが、市としてはいかがなもんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)複合支所を建設しているところの文化会館横の土地というところでございますが、実際、駐車場につきましては、ワインまつり等のイベントのときに駐車場になります。そして文化会館を使用するときに例えば太鼓をするときに、大きなトラックがステージのところに横づけして太鼓をおろすというところで、その千五百平米のバラスの土地については、重要なところの用地となりますんで、その土地をですね、公園に全てしてしまうということになれば、行事を行う上で非常に危惧される点はあります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。
    ◯十六番(新開洋一君)仮に地元の人、私を含めて支所周辺でどこにあるのかなと考えたら、その土地が出てきたという話ですので、これも産業経済常任委員会がどういう結論を出すのかというのを待ってということだと思いますが、そういう結論が採択になって本会議でも通るという結論が出た場合には、ぜひ、できるだけ早く請願者の人たちと話をして、できるだけ請願の趣旨に則った方向にしてもらいたいというふうには思ってますが、まあ、出てないのに仮の話ということにということになると思いますが、そのときにはそういう考えなのでしょうかということです。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)産業建設課長の宮川でございます。再質問にお答えします。  さきの答弁にもありましたように、支所周辺には子供たちが屋外で遊べて集うという公園がないということは認識しております。それでまた幅広い年齢層の方が、公園があったらいいなということも理解できるところでございます。  今回、安心院地区まちづくり協議会と老人クラブ連合会、安心院小学校PTAの連名により、公園の設置を求める請願書が提出されております。それで、産業建設常任委員会に委員会付託されておりまして、付託された請願書の審議結果を踏まえて、調査研究してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)よろしくお願いします。  それでは、二項目めの防災情報システムの整備事業についてということで質問をいたします。  放送補完機能の中で、子局からの放送内容の速やかな確認手段の整備として、電話応答サービスということをしていますが、具体的にはどういう内容なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。お答えします。  この電話応答サービスというのは、今もある分ですけども、防災無線が流れて聞き取りにくかったかというときに、改めて電話していただくとその内容が流れるというような仕組みのものであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)能動的なもので、少なくとも住民の方が電話をしたら出るっていうことですね。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  この電話応答サービスというのは、そういう機能のものであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)そうすると、例えば能動的ではない自動的なサービスといいますか、それが固定電話への通知サービスということになるということですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  もう一つの方法としまして、市のほうから自動的に家の固定電話に流すというようなサービスも考えております。この分は、全ての方にというふうにはなかなか行きませんので、高齢者であるとか、個別受信機のない方でありますとか、そういった内容で考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)もちろん、ここにも書いておりますように、携帯電話を持たない情報弱者に対しということだと思いますが、例えば、具体的にはきちんと決まってないわけですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  まだ、どういう方に、どういうふうにお伝えするかという詳細までは、現時点では決まっておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)いろんなところでこういうサービスもしているみたいですが、例えば、出ない場合にどうするのか、ファクスはファクスで自動的に行くということなんですけども、ファクスのない家庭であるとか、例えば二回は連続をする、三回はしないとかいろんなやり方があると思いますが、少なくとも自動でするんでしょうから、出ない可能性もあると思いますんで、それについても出ない場合にどうするのかということも検討をしていただきたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  その電話の分ですけども、出ない場合の対応というところまでは、まだ私のほうも把握をしこなしておりませんので、今後また契約がちゃんとできましたら、そこら辺もしっかり把握をしたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)個別受信機の中で、現保有世帯への配慮と書いてありますが、具体的にはどういうことなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  まず、個別受信機のことでありますけども、個別受信機につきましては、区長、消防団幹部宅、指定避難所などへ配備をしますけども、土砂災害などの地域の災害特性などを考慮して、安心院、院内、旧宇佐のいわゆる中山間地域を中心に希望者に対して無料で対応することと考えているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)済みません、今言った安心院、院内、宇佐のどういう地域と言ったんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  安心院、院内、旧宇佐の一部のいわゆる中山間地域を中心にというふうにお答えしました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)中山間地域を中心にというのは、例えば、今の安心院は、私がずっと言っているみたいに、個別受信機は今設置されているわけですよね。その今設置されているところは、そのエリア内ということの考えでいいんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  中山間地域はなぜかといいますと、災害特性、特に土砂災害が中心であるということで、リードタイムが少ないということで、安心院、院内、旧宇佐ととしておりますが、いわゆる中山間地域でありますので、安心院全体、院内全体、宇佐の一部というふうに捉えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)そしたら、安心院全体、院内全体は中山間地域に入るから、一応全世帯が配慮対象という認識でいいわけですか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  希望する方はというのが入りますけども、希望する方にはというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)前回も話しをしたんですけど、確かにスマートフォンなんかで聞こえるようになるというのは、本当にサービスの向上で大変ありがたいというふうに思っております。ただ、それを持たない人をどうするのかというのをずっと言っているだけです。それで宇佐市は一つだからというのもよくわかります。それで、希望者に対して、私の地域もひとり暮らしのお年寄りっていうのが本当に多いです。そういう人たちが今まであったのになくなるとか、かなりの金を出して設置をせんとできんのかというのは本当に心配をしております。だから、そういう人たちに対して、あんまり心配せんでいいですよ。手を挙げて希望者であれば無償貸与というような説明をしてもいいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  そういった説明でよろしいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)この件は終わります。そういう説明をしたいと思います。  次に、家族旅行村のリニューアルについてですが、三十五年だったですか、相当古くなっているというんで、リニューアルの構想のときにちょっとかかわっていたんですけども、非常にケビンなんかを含めてもう古くなっているというようなことで、その宿泊施設のケビンなんかの改修予定は、今のところはないわけですか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課長の宮川でございます。新開議員の再質問にお答えします。  ケビンとバンガローの改修についてなんですけども、指定管理によるフローリングや張りかえ、外装工事など、小規模については対応しておりますけども、今後は建てかえ等も含めてニーズに合った改修等が必要と考えています。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)宿泊施設なんかは特にそうだと思うんですけども、お金をかけて古さを見せるといいますか、アンティーク風に見せるというのと、ほっとって古くなってるというのは、見たらわかるんで。今、いろんなところの競合施設が新しくなっております。安心院の私の近所の人から言わせると、岳切ばっかりようなって、あんたたちは何しよんかえって結構言われております。  いろいろ指定管理のほうとも相談をされて、できるだけ早い実現に向けてしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)産業建設課長の宮川でございます。  議員御指摘のようにそういった声は聞かれてまいります。今後、関係団体と一緒に、相談しながら旅行村についてもいい方向で整備していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)よろしくお願いします。  それと、パークゴルフ場ですが、漏れ聞くのにパークゴルフもお客さんがあの施設の中ではそれなりに来ているというんで、増設というような話もあるんですけど、現状はどういうふうになっているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)新開議員の再質問にお答えします。  パークゴルフ場のコース増設についてでございますけども、増設につきましては以前から要望がございます。それで、一応予定地周辺が市の指定遺跡、宮ノ原遺跡というエリアであるため、開発が少し制限されております。それで、関係機関と十分協議しながら、九ホールの方向で整備計画を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それもできるだけ関係者と相談をして急いでいただきたいと思います。  それと、そこのパーク場の事務所なんですけれども、行った方はわかると思うんですけれども、農業公社の事務所が今あそこにあります。今度、複合支所ができるんで、農業公社の事務所は下に移転をするんだろうと、ここにも書いてありましたが、そういうことだと思いますが、機械を含めた現業の部分というのは残るのかなというような気もします。  ただ、今のパーク場の事務所が、農業公社のところを通って行かないと行けないというんで大変パーク場のほうもいろいろ困っているというような状況で、おかげでトイレが下のほうにできました。このトイレのところに事務所と駐車場を整備してほしいという声がありますが、私も農業公社は別の組織ですので、なかなか農業公社に出ていってくださいとか言うわけにいかないと思いますので、現状はあそこに残るんじゃないかなという気もしますんで、できるだけ早い時期に事務所と駐車場の一体化といいますか、今度新しくできたトイレの横に設置をしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課 宮川でございます。再質問にお答えします。  パークゴルフ場につきましては、来訪者が多い施設ではございます。現在、議員さん御指摘のように、利用者の皆さんは、農業公社の前を通って管理棟で受け付けを行っている状況でございます。場所につきましては、御指摘のように新設したトイレの横に管理棟や専用駐車場等を一体化に整備することが望ましいと考えております。  しかしながら、今後は農業公社もございますので、農業公社の状況等も踏まえた上で、利用者の利便性の向上、利用者の拡大を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)ぜひ、農業公社と話しをしながら進めていただきたいと思いますが、農業公社の話が出たんで、先ほど私自身、パーク場の関係者も言っているんですけれども、ふさわしいと言っている今の新しくできたトイレのところの駐車場にふさわしいんじゃないかというところの奥のほうに堆肥置き場があります。やはり、これはもう農業公社の堆肥置き場ですので、なかなか言えないところもあろうと思いますが、やはり、堆肥置き場というのがふさわしいのかどうか。
     私、今週日本の最西端といわれております与那国島に行ってきました。与那国馬というのが大変たくさんおりまして、一番台湾側に近い西の端の西崎と書いて、西はおひさまが入るというんで「いりざき」と読むそうです。反対側の東崎というのは、太陽が上がるというんで「あがりざき」と読みます。これ両方とも馬が大変たくさんおりました。それで、道路なんかにも馬が非常に悠然とのんびりしているというような感じで、馬の排泄物がいっぱいありました。だけど、それを見て、例えば不潔だなとか、非常に不愉快だなとかいう気持ちはほとんど沸いてきませんでした。これは人によっていろいろ違うと思いますが、これは現実に馬がおりということだからだと思います。ただ、安心院の旅行村は馬がおるわけでもないし、牛がおるわけでもありません。やっぱり観光客に来てもらって、気持ちよく過ごしてもらうという場所に堆肥置き場があるっていうのはふさわしいと思いますか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)安心院支所産業建設課長の宮川でございます。再質問にお答えします。  パークゴルフ場の周辺につきましては、観光の空間と農業のための施設が混在している場所でございます。議員御指摘の堆肥場につきましては、周辺には農業公社が管理しますブドウ園があります。堆肥につきましては、そこで使用しているものでございますけども、今後は旅行村の周辺整備や環境整備におきまして、農業公社とも協議してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)ぜひ、農業公社とも話しをしていただきたい。別組織ではありますが、宇佐市が非常に関与している組織であるのも確かですし、安心院の関係の役所のOBがずっと局長を務めておられる組織であります。ぜひ、今の局長と話しをして、いい方向に持って行っていただきたいと思います。できるだけ早くお願いをします。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(宮川和敏君)再質問にお答えします。  議員御指摘のようになるべく早く相談なり協議してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)お願いいたします。  最後に、旧内水試験場の跡地利用についてですが、該当地区は、面積はどの程度なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)該当地区は、旧安心院町が購入して大分県に寄附した資料によりますと、登記簿上、二万二千八百平米でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)かなり広い土地ですが、地元の要望というのは、この答弁の中では水路や里道の安全管理や排水路の整備に関する要望ということなんですけども、例えば使用目的であるとか、こういうのに使ってほしいというような要望はあったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)地元からの要望についてですが、跡地の利活用についての要望は地元からはございません。具体的に言いますと、地元からの要望は、用水路の管理のための敷地内の立ち入り、水路に並行する里道の整備、施設廃止後の安全管理、埋め立て後の敷地内排水対策の四点の安全管理の声が寄せられております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それではこの跡地といいますか、この土地を利用する場合の規制とか制限とかいうのはあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)かなりの広さの土地でありますが、農振等は外れておりますので、特に制限はございません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それでは、例えば家を建てるとか、何らかの水害であるとか、そういう災害なんかに対して、いろんな地域に入っているとかそういうことはあるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)当該の土地につきましては、南側のところが大分県の土砂災害警戒区域に指定されている土地でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)その災害地域に指定されているということであれば、利用方法は限られるわけなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)ちょっと利用方法のところはあれなんですが、今回返還する中でですね、擁壁、ストーンガード等の要望は行っていきたいとは考えておりますが、もう指定されておりますんで、そういう対策をしてもですね、土砂災害警戒区域が解除というふうにはならないというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)新開洋一君。 ◯十六番(新開洋一君)それではそういう土地ですので、地元からの特別要望が、利活用についてはさほどないということだと思いますが、今は一件ぐらいしか手を挙げてないということだろうと思いますが、ある程度、こういうことですというのを広報するなり、皆さんにこういう土地がありますよ、ただ、こういう災害地域になっていますがというのを開示して、できるだけいい利活用の方法を考えていただきたいと思いますが、どうでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)安心院支所長。簡潔に。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(大坪一郎君)再質問にお答えいたします。  どのように跡地をですね、活用できるか、幅広く地域や地元の御意見、御要望を伺いながら、冒頭説明しましたが、庁内検討委員会に諮って、一番有効に利用できる方法を模索して、努力していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯十六番(新開洋一君)終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、新開洋一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、十七日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でした。                      散会 午後三時十五分 宇佐市議会...