宇佐市議会 2019-02-19
2019年02月19日 平成31年第1回定例会(第1号) 本文
会期及び
議事日程表
宇佐市議会(定例会)
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┃ 日次 │ 月日 │曜│開議時刻│ 議事日程 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃ │ │ │ │○開 会 ┃
┃ │ │ │ │日程第一
会議録署名議員の指名 ┃
┃ │ │ │ │日程第二 会期の決定 ┃
┃ │ │ │ │日程第三 市長の施政方針 ┃
┃ │ │ │ │日程第四 諸報告 ┃
┃第 一日│二月 │火│午前十時│日程第五
議案等一括上程(議第一号~二十 ┃
┃ │ 十九日│ │ │ 五号、報告一件) ┃
┃ │ │ │ │日程第六 提案理由並びに議案等の
説明 ┃
┃ │ │ │ │日程第七 継続審査、調査となっている
付 ┃
┃ │ │ │ │ 託事件の報告 ┃
┃ │ │ │ │日程第八
予算特別委員会の設置 ┃
┃ │ │ │ │日程第九
予算特別委員会委員の選任 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 二日│ 二十日│水│午前十時
│予算特別委員会 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 三日│二十一日
│木│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────
┤議案調査のため休会 ┃
┃第 四日│二十二日
│金│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 五日│二十三日
│土│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会 ┃
┃第 六日│二十四日
│日│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 七日│二十五日
│月│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────
┤議案調査のため休会 ┃
┃第 八日│二十六日
│火│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 九日│二十七日│水│午前十時│日程第一
市政一般に対する質問 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十日│二十八日│木│午前十時│日程第一
市政一般に対する質問 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十一日│三月一日│金│午前十時│日程第一
市政一般に対する質問 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十二日│ 二日
│土│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会 ┃
┃第 十三日│ 三日
│日│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十四日│ 四日│月│午前十時│日程第一
市政一般に対する質問 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十五日│ 五日
│火│ ─
│議案調査のため休会 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十六日│ 六日│水│午前十時│日程第一 議案に対する質疑 ┃
┃ │ │ │ │日程第二
委員会付託 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十七日│ 七日│木│午前九時
│予算特別委員会 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十八日│ 八日
│金│ ─
│議案調査のため休会 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第 十九日│ 九日
│土│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会 ┃
┃第 二十日│ 十日
│日│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十一日│ 十一日│月│午前九時
│予算特別委員会 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃ │ │ │ │常任委員会 ┃
┃第二十二日│ 十二日
│火│ ─ │総 務(
開催場所 議会棟第二
委員会室) ┃
┃ │ │ │ │産業建設(
開催場所 議会棟第三
委員会室) ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十三日│ 十三日
│水│ ─
│常任委員会 ┃
┃ │ │ │ │文教福祉(
開催場所 議会棟第二
委員会室) ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十四日│ 十四日
│木│ ─
│予備日 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十五日│ 十五日
│金│ ─
│予備日 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十六日│ 十六日
│土│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会 ┃
┃第二十七日│ 十七日
│日│ ─
│ ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃第二十八日│ 十八日
│月│ ─
│考案日 ┃
┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨
┃ │ │ │ │日程第一
委員長報告 ┃
┃ │ │ │ │日程第二
委員長報告に対する質疑、討論、 ┃
┃第二十九日│ 十九日│火│午前十時
│ 採決 ┃
┃ │ │ │ │日程第三 閉会中の継続審査及び調査 ┃
┃ │ │ │ │○閉 会 ┃
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~ 日程第一
会議録署名議員の指名 ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第一、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第八十八条の規定により、議長において、
二十一番 斉藤 文博君
二十二番 浜永 義機君
を指名いたします。
~ 日程第二 会期の決定 ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第二、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日二月十九日から三月十九日までの二十九日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
佐田則昭君)御異議なしと認めます。
よって、会期は本日二月十九日から三月十九日までの二十九日間と決定いたしました。
~ 日程第三 市長の
施政方針 ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第三、市長の施政方針についてを宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。
本日、平成三十一年第一回
宇佐市議会定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、公私とも御多用の中、御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
本定例会におきまして、
関係議案等の御審議をお願いするに当たり、平成三十一年度
市政運営方針を申し述べ、
議員各位並びに市民の皆様方の御理解、御協力を賜りたいと存じます。
私は、就任以来、住んでよし、訪れてよしのまち、
定住満足度日本一、
交流満足度日本一のまちを目指し、各種施策を展開してまいりました。その結果、徐々に施策が形となってきております。特に本年は、
市政活性化の拠点となる本庁舎や
安心院地域複合支所がいよいよ完成する運びとなっております。
地方を取り巻く環境は、
少子高齢化や大
規模自然災害への対応など、引き続き厳しい状況にありますが、将来人口五万人を維持するとともに、
グローバル化や
人づくり、情報化にも対応するなど、改元による新時代にふさわしい宇佐市発展の礎を築きたいと考えております。
実施に当たりましては、これまで同様、
議員各位並びに市民の皆様方の声を十分お聞きしながら、全庁一丸となって誠心誠意取り組んでまいります。
次に、
予算編成と
予算規模について御説明をいたします。
国の平成三十一年度
予算編成においては、
財政健全化を進める一方、
人づくり革命や
生産性革命の実現に取り組むとともに、地方においては、現下の
政策課題に取り組みつつ、安定的な財政運営ができるよう、
一般財源等の確保が示されたところであります。
このような状況の中、平成三十一年度当初予算の編成に当たっては、これまで取り組んできた宇佐市
版総合戦略の施策について、より一層進化を図るとともに、大
規模自然災害や
グローバル化、
情報化対策など新たな
政策課題についても積極的に盛り込んだところであります。特に今年は改元が予定されていることから、新たな時代への挑戦に向けた宇佐市創生予算と位置づけ、より一層の重点化を進めた
予算編成といたしました。
具体的には、
子育て支援や創業・起業支援などの
地方創生対策、
防災情報システム整備などの
安心確保対策、
安心院地域複合支所や
宇佐神宮周辺の
町並み環境整備、両
合棚田保全関連事業など、地域の特色を生かした
まちづくりに重点を置き編成をいたしました。
加えて、
外国人労働者との共生などの
グローバル化対策や
ICT活用による
人づくり、
情報化対策など、時代の要請に応じた新たな
政策課題に対応する予算を計上するとともに、国の平成三十年度補正予算を活用して前倒しした事業とあわせ、切れ目のない事業実施に努めてまいります。
これらを踏まえた平成三十一年度の
一般会計予算の規模は三百四十八億九千万円となり、新
庁舎建設事業などの増加により、前年度と比較して二十八億一千五百万円、八・八%の増額で、合併後最大の
予算規模となっております。
一方で、
合併特例措置の終了に伴う
普通交付税の逓減を初め、
公共施設老朽化や
社会保障関連事業の増加が見込まれることから、
行財政改革にも並行して取り組んでいかなければなりません。引き続き国・県の政策動向を注視し、予算のさらなる選択と集中を進め、健全財政の枠組みの中で、
各種施策事業を積極的に、戦略的に展開してまいります。
次に、平成三十一年度の主要施策とその考え方について、順次、御説明をいたします。
まず、総務費についてですが、本市の
まちづくりを総合的かつ計画的に展開するため、第二次宇佐市
総合計画後期基本計画、二〇二〇年度から二〇二四年度を作成するとともに、将来人口五万人維持を目標に、第二次宇佐市
版地方創生総合戦略の策定を行い、雇用の創出、結婚・出産・
子育て支援等を柱とした各種施策を推進いたします。
周辺部及び
小規模集落対策については、市内十七地区に設立された
地域コミュニティ組織の活動を支援するとともに、設立十年目を迎える組織の新たな
まちづくり計画の策定・推進を支援いたします。
また、ハード分の
実践活動交付金を増額し、
地域コニュニティ組織が実施する地域の
インフラ整備や
空き家改修を支援いたします。加えて、
周辺地域元気づくり応援事業などの継続実施や自治区集会所の建設・修繕を支援いたします。さらに、引き続き、
地域交流ステーションを改修し、大学と地域との連携を強化いたします。
移住・
定住促進対策については、
うさ暮らし移住満足度一〇〇%事業や
空き家改修補助事業、都市圏から人材確保を図る
地域おこし協力隊活用事業などに継続して取り組みます。また、若者の出会いの場の創出に努めるとともに、低所得者の新婚世帯を対象に、家賃等の一部を助成いたします。
公共交通対策については、宇佐市
地域公共交通網形成計画に基づき、
交通空白地域解消と交通弱者の足の確保を図るとともに、利用促進に向けた
環境整備などを図ります。
広報・広聴関係では、行政情報を提供する
基本的媒体となる「広報うさ」の充実を図るとともに、
市ホームページのリニューアルを進めていきます。また、これまで実施している
フェイスブック、ツイッター、ラインや、昨年開始したインスタグラムによるSNSでの情報発信に力を注ぎます。
情報化の推進では、
光インターネットへの加入促進を図るとともに、
情報通信基盤の安定的な管理運営に努めます。また、システムの最適化を図り、事務の効率化と
市民サービスの向上に努めます。
市役所本庁舎及び
安心院地域複合支所については、地域の
活性化機能、
防災拠点機能などを備えた拠点施設として、今年度の竣工と業務開始に向けて建設工事を進めてまいります。また、新庁舎移転にあわせ、
タブレット端末から
文書共有システムを利用できる環境を構築し、
ペーパーレス化を推進いたします。
地域の安全に関しては、高齢者や児童などの
交通安全啓発活動を実施するとともに、
運転免許証を返納した高齢者に対してバスやタクシーの回数券を交付いたします。また、
安全安心パトロール車による通学路及び
学校等周辺の
パトロール、
不審者監視や
安全安心パトロール隊への支援を強化するとともに、
自主防災組織の訓練や研修、
防災資機材の拡充を支援いたします。
また、多様性のある国際感覚を身につけた人材育成するため、
高校生短期留学事業を継続するとともに、新たに多
文化共生社会の実現に向け、プランの策定や
推進協議会を設置するなど
環境整備に取り組みます。
さらに、マイナンバーカードを活用して、住民票と
印鑑登録証明書をコンビニエンスストアで受け取ることができる
コンビニ交付サービスについて、本年十月からサービスが開始できるよう準備を進めます。
次に民生費についてですが、
障害者福祉関係では、宇佐市第三次障がい者計画などに基づき、障がいのある方が住みなれた地域で尊厳をもって自立した生活が送れるよう、
環境整備や相談、支援体制の強化に努めます。また、
重度障害者に対する
タクシー料金の助成を継続するとともに、新たに
人工内耳体外装置補助制度の基準額を増額いたします。さらに、障害者の芸術・文化活動の機会を提供するとともに、創作意欲を助長するための
環境整備や必要な支援を行います。
児童母子福祉関係では、子ども・
子育て支援事業計画に基づき、多様なニーズに対応した教育・
保育サービスの充実、
民間保育所の改修や保育士等の確保対策、研修支援など教育・保育の充実に努めます。また、すくすく
子育て祝い金などの
経済的支援を継続するとともに、
放課後児童クラブの増設や支援員の処遇改善など、
放課後児童健全育成への充実を図ります。さらに、
児童相談所や関係機関と連携し、
児童虐待防止対策の強化に取り組みます。
生活保護制度関係では、制度の適正実施と被保護者の自立に向けた就労支援に努めるとともに、宇佐市
社会福祉協議会との連携強化により、生活保護に至る前の段階の
生活困窮者に対する
自立相談支援の充実を行います。
高齢者福祉関係では、高齢者が健康で生きがいを持って社会活動ができるよう、
老人クラブ等と連携し、
ひとり暮らしの方への支援、友愛訪問や
シルバーセンター平成館での
文化教養学習を支援いたします。また、高齢者の
独居世帯等に
緊急通報装置を設置する、
高齢者安心サポート事業を継続するとともに、高齢者の権利擁護のため、
市民後見人の育成と
相談支援体制を強化いたします。
次に、衛生費についてですが、
保健事業関係では、
健康づくり事業の減塩・
適糖キャンペーン、
健康チャレンジの充実、糖尿病や腎臓病の
重症化予防対策、ピロリ菌や
肝炎ウイルスの
検査費助成などの
がん予防対策を推進し、市民の健康増進、健康寿命の延伸に努めます。また、大人の風疹対策に取り組むとともに、
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種費用の一部助成並びに
骨髄バンクのドナー等に対する助成を継続いたします。
母子保健関係では、
予防接種事業や健診事業の積極的な
受診勧奨等により疾病予防に努めるとともに、健診精度を上げるため、視能訓練士による視覚検査を実施いたします。また、
子ども医療費については、本年七月から、小中学生の通院、調剤費についても助成を行うとともに、子供の
インフルエンザワクチン接種助成についても、新たに十三歳未満児の二回目の接種費用の一部助成を行います。
さらに、
妊婦乳児健康診査費、
不妊治療費、産前産後
支援ヘルパー費用の助成事業を継続するとともに、
各種子育て教室や相談、
乳児家庭全戸訪問事業など
母子保健事業の充実を図り、妊娠・出産・子育て期の切れ目ない支援に努めます。
ごみの
減量対策では、
家庭系ごみについては、三切り運動や
電気式生ごみ処理機による生
ごみ減量化の推進並びに各種団体への
環境学習会を引き続き行います。
また、新たに
コンポスト・ボカシ容器の貸与、
段ボールコンポストの支給、
減量対策の
モニタリング調査、古布・古紙の
拠点回収等による
ごみ減量対策の推進に取り組みます。
事業系ごみについては、飲食店などでは、三〇一〇運動による食べ残しの削減や食材の使い切りなどの食品ロスの削減、
多量排出者への分別による資源化への指導を行い、更なるごみの減量化に努めます。
また、
環境審議会を開催し、
悪臭防止法に基づく規制地域、
規制手法等の見直しを進めるとともに、
スズメバチ等の駆除費の助成を継続いたします。
次に労働費についてですが、人材の
UIターンに向け、
市内企業見学バスツアーや
企業合同面接会を継続するとともに、新たに女性再
就職支援事業や高校生の
地元就職活動に向けた
資格取得支援事業及び
高校生市内企業見学バスツアー造成に取り組み、中小企業の人材確保とあわせて
高度技術化を支援したします。
また、増加する
外国人就労者対策として、語学教室、
文化交流活動支援事業に取り組むとともに、
高齢者等宅配サービス事業による中山間地域での
買い物弱者対策を継続いたします。
次に、
農林水産業費のうち農業関係については、国の
経営所得安定対策や
農地中間管理事業を活用しながら、水田農業の所得向上や農地集積の推進を図ります。また、
新規就農者の育成など、人・
農地プランの着実な実行を図るとともに、意欲ある
認定農業者の育成、
集落営農組織の法人化、企業の農業参入を促進することにより、担い手の確保を図ります。さらに、地域の共同作業や営農活動を支援する、中
山間地域等直接
支払交付金、
多面的機能支払交付金などの日本型直接支払制度を推進いたします。また、六次産業化では、宇佐ブランド認証品の販路拡大支援や地場産品の利用拡大を推進するとともに、加工品、特産品開発への支援強化と地域内連携による販売体制の構築を目指します。
生産基盤の整備では、活力あふれる園芸産地整備事業、強い農業づくり交付金事業などにより、小ネギ、白ネギ、ブドウ、茶についての面積拡大と施設・機械の整備、経営体育成支援事業などにより、担い手への機械導入を図るとともに、肉用牛生産基盤拡大緊急支援事業などにより畜産の経営安定を目指します。
世界農業遺産関連では、両合棚田再生協議会を中心に、両合棚田再生プロジェクト事業の取り組みを推進いたします。
また、圃場の大区画化や水田畑地化を踏まえた水田農業の方向性を検討するとともに、老朽化した農業水利施設の再構築を行うため、国営かんがい排水事業の地区調査が新たに実施される予定であることから、円滑に調査が進むよう地元調整に努めます。安心院地域の国営緊急農地再編整備事業につきましては、計画を着実に進めるための予算の確保と事業の推進に関係機関一体で取り組むとともに、計画的に地籍調査を推進いたします。
さらに、近年頻発する大規模災害に対応するため、防災減債事業によるため池整備やハザードマップの作成に取り組みます。
林業関係では、有害鳥獣対策として、集落ぐるみでの取り組みの強化や防護柵等の設置と捕獲圧を高め、鹿・イノシシなどによる農林産物の被害軽減を目指すとともに、ジビエとしての有効活用を推進するため、鹿の報償金を上乗せいたします。また、「大分乾しいたけ」の生産拡大を図るため、種駒への助成や散水施設、原木確保のための簡易作業路の整備を進めます。
水産関係では、水産物の流通の拠点整備を図るため、長洲漁港の流通基盤整備を推進するとともに、漁業生産力の維持、増大及び漁場環境を保全する藻場造成を継続的に取り組みます。
また、水産資源の維持回復を図るため、内水面ではアユ、スッポン等、海面ではクルマエビ、ワタリガニ、アサリ等の放流を行うとともに、ヒジキ養殖の実証実験による複合経営を推進し、漁業所得の向上に努めます。さらに、漁港区域における海岸保全施設の計画的かつ適切な維持管理を行うため、老朽化に伴う現地調査を実施し、長寿命化計画を策定いたします。
次に、商工費についてでありますが、創業・起業対策として引き続き専門コーディネーターを配置し、家賃、設備費等に対する助成や新たにクラウドファンディング活用事業に取り組むとともに、創業支援講座や中小企業振興セミナーの開催などの充実を図ります。また、宇佐市中小企業・小規模事業者振興基本条例のもと、宇佐商工会議所などと連携し、市内企業の異業種間交流や大学等との産学交流、人材育成などを積極的に行うとともに、小規模事業者持続化支援事業や事業承継支援事業などの取り組みにより、中小企業や商店街の活性化を進めます。
消費者行政対策では、インターネットトラブルが悪質・巧妙化していることから、小中学生、高齢者への啓発や消費生活センターでの相談事業を充実いたします。
企業誘致では、投資及び雇用拡大奨励金制度を活用し、大分県や関係機関との連携を深めながら、トップセールスによる誘致活動を積極的に展開をいたします。また、
UIターン者を対象とした奨学金返還支援事業の所得制限を撤廃し、地元企業への就職を促します。
観光関係では、第二次宇佐市観光交流ビジョンに基づき、情報発信、受け入れ体制、資源活用、人材組織の四つの強化を図ります。具体的には、六郷満山開山千三百年誘客キャンペーンの継続やラグビーワールドカップ関連事業、来年の東京オリンピック・パラリンピックを視野に入れ、主要観光地へのフリーWi‐Fi整備など、外国人観光客の誘客や受け入れ体制の整備に努めます。
また、二次交通対策としての観光周遊バスの運行やツアー造成に対して助成するとともに、引き続き観光ガイドの育成やタクシーガイドの活用、レンタサイクル事業など、市観光協会と連携し各種施策を展開します。
ふるさと納税については、さらなる寄附金の増額を図るため、返礼品の拡充やPR方法の改善に努めるとともに、業務の効率化を図ります。
家族旅行村「安心院」については、リニューアル基本構想に基づき、宿泊施設前の駐車場整備を進めます。また、グリーンツーリズムの先進地として、都市と農山漁村の交流を一層促進するため、受け入れ体制の構築などを推進してまいります。
岳切渓谷キャンプ場については、リニューアルしたエントランスゾーン及び新設した森の広場のコテージ等を広く情報発信を行い、観光客の集客を図ります。
次に、土木費についてですが、都市計画道路では、市道柳ヶ浦中央線の航空隊踏切に着手するとともに、引き続き用地買収等を行います。また、上田四日市線については、宇佐市土地開発公社に用地の先行取得を委託するなど用地買収のスピード化を図り、早期の工事着手を目指します。
市道では、福貴野枝郷線ほかの整備を進めるとともに、通学路の安全を確保する事業として、西木水崎線や高家中央線などの整備を推進いたします。また、橋梁及びトンネル等の総点検による補修計画に基づき、宇佐高田医師会病院入り口の大山橋の耐震化ほか、八橋の橋梁補修工事を実施するとともに、将来、道の駅登録を目指す国道沿線地域複合施設の整備促進に向け、道路管理者である国土交通省など関係機関との連携を図ります。さらに、昨年度開始した安心・安全みまもり灯整備事業を、設置事業を進めるとともに、支障木の撤去や草刈りなど、通行の安全性の確保と道路美化の更なる推進を図ります。
都市計画事業では、JR柳ヶ浦駅周辺整備の用地買収に取りかかるとともに、一部工事に着手をいたします。また、
宇佐神宮周辺地区街なみ
環境整備事業では、勅使街道の無電柱化及び道路美装化整備や寄藻川プロムナードの整備を行います。
住宅関連事業では、宇佐市公営住宅等長寿命化計画に基づき、市営住宅の居住環境の向上に努めるとともに、建てかえ中の市営中須賀団地の整備を継続して行います。また、宇佐市空き家等対策計画に基づき、引き続き空き家実態調査を実施するほか、危険ブロック塀や老朽危険家屋等の除却費、耐震診断並びに耐震改修費の一部を助成いたします。
次に、消防費につきましては、消防力の総合的な強化を図るため、耐震性貯水槽を整備し、消防団においては、老朽化した消防格納庫や消防団積載車の更新を計画的に行います。また、消防団員の防火衣等の安全装備を拡充し、地域防災力の充実強化を図ります。
常備消防においても、複雑多様化する各種災害に迅速に対応するため、職員の災害対応能力の向上など人材育成に努めます。また、社会構造の変化に伴い増加する救急需要に対応するため、高規格救急自動車の更新を初め、消防力の強化や定期的な救急救命講習の開催により、応急手当ての知識や技能の普及を推進し、救命率の向上を図ります。
さらに、市の防災対策の根幹をなす地域防災計画を全面改定するとともに、市民への防災情報の的確な伝達手段を確保するため、防災行政無線のデジタル化に取り組みます。また、避難所における通信機能の強化や災害備蓄品の増強を実施いたします。
次に、教育費についてですが、平成二十七年度から十カ年計画で策定した宇佐市教育振興基本計画が中間年を迎えることから、教育行政や社会の変化に対応した後期五カ年の計画に改定を行います。学校教育施設では、第三次宇佐市立学校教育施設整備計画に基づき、中学校のエアコン設置及び長洲中学校、宇佐小学校のプール施設の改修に取り組みます。また、引き続き、学校教育施設の修繕や危険遊具の撤去及び新設を行う等、児童・生徒の安全確保に努めます。
学校教育では、新学習指導要領の趣旨に添い、児童・生徒用の教育用タブレットを整備するなどICT教育のための
環境整備を図ります。また、中学生短期留学事業を引き続き実施するとともに、複式授業改善や多人数学級支援、習熟度別学習のための指導教員を配置いたします。さらに、特別支援教育支援員の配置や不登校など、子供たちの置かれている環境に対して具体的な支援をするため、スクールソーシャルワーカーを各学校に派遣するとともに、教職員多忙化に対応するため、スクールサポートスタッフ及び部活動指導員を引き続き配置をいたします。
生涯学習では、地域・学校・家庭の連携と協働をより一層推進し、地域協育力の向上、家庭教育支援に努めます。このため、各小中学校区に地域学校協働推進員を配置するとともに、公民館、社会教育集会所で学び育つ各世代への学習支援に努めます。
スポーツ振興では、拠点整備が完了した平成の森公園陸上競技場やクロスカントリーコースなど施設利用の促進を図ります。また、本市が東京オリンピック・パラリンピックにおけるモンゴル国を相手国としたホストタウンに登録されたことから、テコンドー競技の事前のキャンプ誘致を図るとともに、本年九月より開催されるラグビーワールドカップの機運醸成及び日常的なスポーツ活動の振興支援に取り組みます。
文化振興では、市内企業との共催による講演会の開催や宇佐文化会館ウサノピアの利用促進を図るため、公開番組の誘致など、地域の特色を生かした文化振興に努めます。また、伝統文化の将来を担う次世代への育成活動団体への支援を行うなど、地域文化の継承や活性化を図ります。
文化財保護では、貴重な文化財の保存と活用を図るため、史跡法鏡寺廃寺跡保存整備事業を継続するとともに、史跡宇佐神宮境内等保存整備事業に取り組みます。また、文化財愛護の啓発と普及を図るため、宇佐の歴史や文化財について学ぶ宇佐学講座事業を開催いたします。
平和ミュージアム(仮称)建設においては、資料館建設に向けてガイド養成講座やPR事業などに取り組むとともに、兵庫県加西市、姫路市、鹿児島県鹿屋市などと連携した、空がつなぐまち・ひとづくり
推進協議会で、平和ツーリズムの推進を図ってまいります。また、引き続き米国太平洋航空博物館との相互交流を発展させるとともに、戦争遺構の保存と整備を図ります。
市民図書館では、一般資料や郷土資料、視聴覚資料などの収集整理に努めるとともに、施設機能を活用した展示会、講演会などを開催いたします。また、新たに図書館資料にICタグを貼付するなどICT化を図り、サービスの向上と業務効率化を図ります。さらに、ネットワーク機能、分館、自動車図書館活動を充実し、市民の書斎、情報センターとしての図書館づくりに努めます。
学校給食では、学校給食衛生管理基準に基づき、衛生管理を徹底するとともに、国の基準及び食物アレルギー対応指針に則った食物アレルギー対応食を提供いたします。また、児童・生徒に対する食育の推進を図るとともに、地産地消に取り組み、ホームページ等による情報発信を行います。
次に、特別会計予算について御説明をいたします。
国民健康保険制度関係では、特定健診、保健指導の充実により、疾病の早期発見、早期治療を推進するとともに、保健事業の充実を図り、被保険者の健康の保持増進及び医療費の適正化に努めます。また、昨年度より安定的な財政運営や効率的な事業の確保等を目的に、県が国保運営の責任主体となる新たな制度となりましたので、県や他市町村と連携のもと、適正で安定した制度運営に努めてまいります。後期高齢者医療制度関係については、引き続き現行制度の円滑な実施に努めてまいります。
介護保険制度関係では、第七期介護保険事業計画、高齢者福祉計画に基づき、住みなれた地域で安心して自分らしい暮らしを続けることができるよう、生活支援サービスの充実や在宅医療、介護連携の推進、認知症対策など地域包括ケアシステムの深化・推進に努めます。また、認知症予防教室、高齢者ふれあいサロン及び介護予防教室への補助金を増額するとともに、持続可能な制度の構築に資するよう、介護給付の適正化に努めます。
水道事業では、老朽管の更新による耐震化の推進や危険管理対策の強化による災害に強い水道事業の構築と効率的、効果的な運営による経営基盤強化を目指します。また、旧簡易水道では、尾立地区老朽管更新を初め、各地域の老朽化施設の改修を順次行ってまいります。
生活排水関係では、公共下水道四日市・駅川処理区については、浸水対策として、四日市地区や閤地区の雨水排水路整備を推進いたします。また、公共下水道未整備区域の柳ヶ浦・長洲・宇佐処理区では、柳ヶ浦地区の早期供用開始を目指し、終末処理場建設と並行して汚水管渠網の整備を推進いたします。農業集落排水区域については、加入率の向上を図るとともに、老朽化施設の整備、改修を行ってまいります。さらに、合併処理浄化槽整備区域内については、改修分の補助金上乗せによる更なる普及促進を図ってまいります。
以上、平成三十一年度における私の市政運営に対する基本的な考え方や主要な施策を申し述べ、施政方針とさせていただきます。
実施に当たりましては、
議員各位並びに市民の皆様方の御理解、御協力を重ねてお願いを申し上げます。
以上でございます。
~ 日程第四 諸般の報告 ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第四、諸般の報告をいたします。
初めに議員の辞職許可についてを御報告いたします。
去る二月八日、中本 毅氏から辞職願が提出され、
地方自治法第百二十六条の規定に基づき、二月八日付でこれを許可し、二月八日付をもって辞職となりました。
それでは、ここで暫時休憩をいたします。
ただいま、文教福祉常任委員長が欠員となっておりますので、休憩中に文教福祉
常任委員会をお開き願い、委員長の互選をお願いいたします。
休憩 午前十時三十五分
───────────────
再開 午前十時五十一分
◯議長(
佐田則昭君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
休憩中に開催されました文教福祉
常任委員会委員長の互選結果について、議会事務局長に報告させます。
議会事務局長 高月晴彦君。
◯議会事務局長(高月晴彦君)議会事務局長の高月でございます。
文教福祉
常任委員会委員長の互選結果について御報告いたします。
文教福祉常任委員長に衛藤義弘議員、副委員長に高橋宜宏議員。
以上で報告を終わります。
◯議長(
佐田則昭君)次に、議会事務報告及び議案の報告を議会事務局長 高月晴彦君。
◯議会事務局長(高月晴彦君)事務局長の高月でございます。
議会事務報告及び議案等の報告をいたします。
まず、平成三十年十二月定例会より
今期定例会までの事務報告は、お手元に印刷配付いたしておりますので、それにより御了承願います。
事 務 報 告
平成三十一年二月十九日
第一回
宇佐市議会(定例会)
平成三十年十二月定例会より
今期定例会における間の事務について、次のとおり報告いたします。
記
一月 十五日 会派代表者会議の開催
〃 総務
常任委員会の開催
〃 県北六市議長懇話会に出席(中津市)
十六日 第一回九州周防灘地域議会連携協議会に出席(行橋市)
十八日 知事を囲む自治運営懇話会に出席(大分市)
二十一日 議会活性化特別委員会の開催
二十二日
議会運営委員会の開催
二十五日 国東半島・宇佐の文化を守る会研修会に参加(市内)
二月 一日 全国市議会議長会第百五十二回地方行政委員会に出席
(東京都)
〃 大分県市議会議長会第三回局長会に出席(大分市)
四日 議会活性化特別委員会の開催
六日 千葉県袖ケ浦市議会が行政視察研修のため来訪
十二日
議会運営委員会の開催
次に、
今期定例会に市長から提出されました議案は、議第一号から議第二十五号までの二十五件で、予算案十六件、条例案六件、その他一般議決案三件のほか、報告が一件の計二十六件であります。また、本日までに受理いたしました請願・陳情は、お手元に印刷配付のとおり、陳情が三件であります。
以上で報告を終わります。
~ 日程第五
議案等一括上程(議第一号~議第二十五号、報告第一号) ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第五、議第一号から議第二十五号までの二十五件と報告一件を一括上程し、議題といたします。
~ 日程第六 提案理由並びに議案等の説明について ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第六、提案理由並びに議案等の内容についての説明を求めます。宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。
提案理由について御説明をいたします。
議第一号は、平成三十年度宇佐市一般会計補正予算(第六号)案でございますが、今回の補正額は六億七千四百五十万円の減額で、累計予算額は三百二十六億九千九百六十万円となります。
今回の補正予算案は、TPP対策に関連した農業生産基盤整備事業や都市計画道路事業を初め、災害時のハザードマップ作成事業など、国の補正予算に伴う事業費を計上するとともに、土地開発公社が行った四日市地区宅地分譲事業の精算に必要な経費のほか、各種事業の確定による所要の調整を行うものであります。
また、新
庁舎建設事業や子ども・
子育て支援など、後年度の財政負担を考慮し、特定目的基金の戻し入れ及び積み増しなどの調整を行うものであります。
主な歳出補正につきましては、国の補正予算を活用した産地パワーアップ事業が三億八千三百二十五万円、都市計画道路上田四日市線整備事業の前倒し分が一億四千五百万円、土砂災害対策として、ハザードマップ作成事業が三千四百六万円などの増額となっているほか、土地開発公社分譲宅地事業精算費として八千六百十万三千円を計上いたしております。一方、事業費の確定などに伴い、平和ミュージアム(仮称)建設関連事業が二億八千八十九万一千円、保育所緊急整備事業が九千四百二万三千円などの減額となっております。
主な歳入補正につきましては、事業費確定に伴う減額により、県支出金が六千百十四万円、繰入金が六億六千七百十五万四千円、市債が五億七千七十万円の減額などとなっております。
議第二号から議第八号までは、宇佐市国民健康保険特別会計など七特別会計の補正予算でありまして、以下、補正予算の主な内容について、順を追って御説明いたします。
議第二号 平成三十年度宇佐市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)案でございますが、今回の補正額は四億一千九百七十六万四千円の減額で、累計予算額は六十八億五千三百五万一千円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で保険給付費などの確定に伴う減額、歳入で保険税収入と県支出金等の財源調整を行うものであります。
議第三号 平成三十年度宇佐市介護保険特別会計補正予算(第三号)案でございますが、今回の補正額は二千四百三十七万円の減額で、累計予算額は六十四億五千二百四十八万二千円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で保険給付費などの減額、歳入で一般会計繰入金等の財源調整を行うものであります。
議第四号 平成三十年度宇佐市農業集落排水事業特別会計補正予算(第二号)案でございますが、今回の補正額は百四十万円の減額で、累計予算額は二億八千五百五十万円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で一般管理経費や施設改修事業費の減額、歳入で一般会計繰入金等の財源調整を行うものであります。
議第五号 平成三十年度宇佐市公共下水道事業特別会計補正予算(第三号)案でございますが、今回の補正額は二億三千三百二十万円の減額で、累計予算額は十三億三千六百十万円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で公共下水道建設事業や一般管理費などの減額、歳入で国庫支出金や一般会計繰入金等の財源調整を行うほか、建設事業費に係る繰越明許費の追加などを行うものであります。
議第六号 平成三十年度宇佐市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第二号)案でございますが、今回の補正額は一千五百二十万円の減額で、累計予算額は一億六千百五十万円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で施設のストックマネジメント計画策定経費などの減額、歳入で国庫支出金や一般会計繰入金等の財源調整を行うものであります。
議第七号 平成三十年度宇佐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第二号)案でございますが、今回の補正額は三千三百二十二万六千円の減額で、累計予算額は七億二千八百三十八万二千円となります。
主な補正内容につきましては、歳出で医療保険料負担金の確定に伴う減額、歳入で医療保険料や一般会計繰入金等の財源調整を行うものであります。
議第八号 平成三十年度宇佐市水道事業会計補正予算(第三号)案でございますが、今回の補正内容は、収益的収支予算及び資本的収支予算で、収益的収支予算は、収入が営業収益百三十万二千円の減額、営業外収益百九十四万円の減額で、累計予算額は十億四千三百五十万円となり、支出が営業費用四百万円の減額で、累計予算額は十億二千九百九十三万五千円となります。
資本的収支予算は、収入が企業債一千七百四十万円の減額、負担金四百万円の減額、国庫支出金一千二十万円の減額、他会計補助金九十万円の増額で、累計予算額は二億三十万円となり、支出が建設改良費四千万円の減額で、累計予算額は八億三千三百二十三万一千円となります。
資本的支出に対する資本的収入の不足額六億三千二百九十三万一千円は、減債積立金七千八百七十六万六千円、当年度消費税資本的収支調整額三千九百二十七万五千円、過年度損益勘定留保資金五億一千四百八十九万円で補填するものであります。
特別会計の補正予算の主な内容は以上であります。
続きまして、議第九号は、平成三十一年度宇佐市
一般会計予算案でございますが、本予算の総額は三百四十八億九千万円で、前年度当初予算と比較しますと、二十八億一千五百万円、八・八%の増となっております。
主な歳出予算につきましては、総務費で、新
庁舎建設事業や
安心院地域複合支所建設事業などの増加により三十一億七千六百四十六万五千円の増額、民生費で、保育所措置費や介護サービス基盤整備事業などの増加により三億四千五百十八万四千円の増額、土木費で、JR柳ヶ浦駅周辺整備事業などの増加により一億四千八百二十万三千円の増額、消防費で、
防災情報システム整備事業などの増加により四億三千四百五十八万円の増額となっております。
一方、衛生費で、広域ごみ処理施設、クリーンセンター建設事業に伴う負担金などの減少により一億五千四百三十八万八千円の減額、
農林水産業費で、活力あふれる園芸産地整備事業などの減少や平成三十年度国の補正予算を活用した事業前倒しなどにより三億三千百五十五万一千円の減額、商工費で、岳切渓谷キャンプ場施設整備事業などの減少により、九百六十一万七千円の減額となっているほか、教育費で、スポーツ施設拠点整備事業などの減少により九億一千四百九十一万二千円の減額となっております。
主な歳入予算につきましては、保育所措置費など社会保障関連経費補助金や地方創生推進交付金の増加に伴い、国庫支出金が四億一千八十七万七千円の増額、新
庁舎建設事業など合併特例債活用事業の増加に伴い、市債が四億五千五百五十七万円の増額、これまで蓄えてきた公共施設整備基金や財政調整基金などの取り崩しによる繰入金が十六億二千六百三十三万三千円の増額などにより、財源の確保を図ったところであります。
議第十号から議第十六号までは、宇佐市国民健康保険特別会計など、七特別会計の当初予算でありまして、以下、当初予算の主な内容について、順を追って御説明いたします。
議第十号 平成三十一年度宇佐市国民健康保険特別会計予算案でございますが、本予算の総額は七十一億六千万円で、前年度と比較して〇・三%の減となっております。
主な内容につきましては、県に対する国民健康保険事業納付金が増額となる一方、被保険者数の減少に伴う保険給付費の減額などにより、前年度と比較して減額となっております。
議第十一号 平成三十一年度宇佐市介護保険特別会計予算案でございますが、本予算の総額は六十四億六千三百九十万円で、前年度と比較して二・五%の増となっております。
主な内容につきましては、保険給付費で、第七期介護保険事業計画に基づく介護サービス受給者の増加や、地域支援事業費で、高齢者ふれあいサロン支援事業など介護予防施策の拡充などにより、前年度と比較して増額となっております。
議第十二号 平成三十一年度宇佐市農業集落排水事業特別会計予算案でございますが、本予算の総額は二億六千七百十万円で、前年度と比較して六・〇%の減となっております。
主な内容につきましては、公債費で、建設事業に係る起債償還額の減少などにより、前年度と比較して減少となっております。
議第十三号 平成三十一年度宇佐市公共下水道事業特別会計予算案でございますが、本予算の総額は十八億九百九十万円で、前年度と比較して一五・三%の増となっております。
主な内容につきましては、処理区域拡大事業の増加などにより、前年度と比較して増額となっております。
議第十四号 平成三十一年度宇佐市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算案でございますが、本予算の総額は一億四千八百六十万円で、前年度と比較して一五・九%の減となっております。
主な内容につきましては、施設のストックマネジメント計画策定経費の減少などにより、前年度と比較して減額となっております。
議第十五号 平成三十一年度宇佐市後期高齢者医療特別会計予算案でございますが、本予算の総額は七億五千七百十万円で、前年度と比較して〇・二%の減となっております。
主な内容につきましては、システム改修の完了による事務経費の減少などにより、前年度と比較して減額となっております。
議第十六号 平成三十一年度宇佐市水道事業会計予算案でございますが、予算の規模は、収益的収支予算の収入は十億三千五十万円で、前年度と比較して一・六%の減となっております。また、支出は十億一千三百十四万三千円で、前年度と比較して二・〇%の減となっております。
資本的収支予算では、収入三億二千五百四十万二千円に対し、支出は八億六千三百九十六万一千円で、この不足額五億三千八百五十五万九千円は、減債積立金一億一千九百八十一万三千円、消費税資本的収支調整額三千七百四十二万八千円、損益勘定留保資金三億八千百三十一万八千円で補填するものであります。この資本的収支予算は前年度と比較して、収入は二・一%の減で、支出は前年度当初予算額と同規模となってございます。
特別会計の当初予算の主な内容は以上であります。
議第十七号は、宇佐市手数料条例の一部改正についての件でございますが、これは建築基準法の改正により、新設される特定行政庁が行う許可等に係る申請手数料を定めるため、改正を行うものであります。
議第十八号は、宇佐市適応指導教室条例の一部改正についての件でございますが、これは義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律が施行されことに伴い、この条例により設置された教育機関を宇佐市教育支援センターにするとともに、この施設が不登校の児童及び生徒の教育機会の確保及び社会的自立を目指すものであることを明らかにするため、改正を行うものであります。
議第十九号は、宇佐市スポーツ施設条例の一部改正についての件でございますが、これは宇佐市総合運動場武道場の避難所機能を強化するために空調設備を整備したことに伴う使用料の新設、及び宇佐市総合体育館の照明設備をLED改修したことに伴う使用料の見直しを行うため、改正を行うものであります。
議第二十号は、宇佐市重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部改正についての件でございますが、これは重度心身障害者医療費の支給について、大分県下において統一して自動償還払いの方法に移行することとなったことに伴う医療費の支給制限の改正及びその他所要の改正を行うものであります。
議第二十一号は、宇佐市における部落差別等を撤廃し人権を擁護する条例の一部改正についての件でございますが、これは部落差別の解消の推進に関する法律を初めとする差別の解消を目的とした法律の施行に伴い、それらの法律の理念に則り人権施策の推進を図るため、改正を行うものであります。
議第二十二号は、宇佐市印鑑条例の一部改正についての件でございますが、これは個人番号カードを利用して、コンビニエンスストアなど民間事業者が設置した多機能端末機により
印鑑登録証明書の交付サービスを実施するための改正、及び印鑑登録申請者等の代理に関する規定について所要の改正を行うものであります。
議第二十三号は、新市建設計画の変更についての件でございますが、これは平成十六年度に宇佐両院地域市町合併協議会が策定した合併後の新市を建設していくための基本方針及び基本方針に基づいた総合的な施策を定めた計画を、東日本大震災等に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律が施行され、合併特例債の発行可能期間がさらに五年間延長されたことから、本計画期間の延長などの変更を行うものであります。
議第二十四号は、市有財産の無償譲渡についての件でございますが、これは一般社団法人宇佐自家用自動車協会から現在の事務所用地について譲渡申請があり、これを無償譲渡したいので、議会の議決を求めるものであります。
議第二十五号は、損害賠償の額の決定についての件でございますが、これは土地売買契約に基づき本市が売却した土地において地中埋設物が発見されたため、土地売買契約の瑕疵担保責任に係る損害賠償の額の決定について、議会の議決を求めるものであります。
以上をもちまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。
続きまして、報告について御説明をいたします。
報告第一号は、専決処分の報告についての件でございますが、これは、
地方自治法第百八十条第一項の規定による市長の専決処分指定事項の規定により、指定された事項について専決処分をいたしましたので、
地方自治法第百八十条第二項の規定により報告をするものであります。
以上をもちまして、報告の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
◯議長(
佐田則昭君)以上で、提案理由並びに議案等の内容についての説明を終わりました。
~ 日程第七 議会閉会中の継続審査、調査となっている付託事件の報告 ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第七、議会閉会中の継続審査、調査となっています付帯事件につき、報告を求めます。
まず、総務常任委員長 斉藤文博君。
◯総務常任委員長(斉藤文博君)二十一番 総務常任委員長の斉藤です。委員会の審査報告を行います。
平成三十年十二月第四回
宇佐市議会定例会において当委員会に付託され、継続審査となっていた請願一件について、去る一月十五日、第二
委員会室において委員会を開催し、総務部長、企画財政課長、商工振興課長の出席を求め慎重に審査いたしました。その経過と結果について報告申し上げます。
請願第七号 消費税増税一〇%引き上げ中止を求める意見書を国へ提出することを求める請願書ですが、本請願は、消費税増税一〇%引き上げ中止を求める意見書を国へ提出を求めるものです。
委員から、これからの日本の未来、将来のために消費税増税はやむなしという意見や、軽減税率がまだふらついている状況であり、消費税増税はまだいろんな点で矛盾が噴出しているとか、消費税率の引き上げに対して賛成だが、増税された分が適正に福祉の充実や日本の未来を育てていく力につながっていくように望んでいるとかの意見が出されました。
当委員会で審査した結果、さらに調査・研究の必要があるため、慎重に審査すべきであるとして、継続審査と決定いたしました。
以上で総務
常任委員会の審査報告を終わります。
◯議長(
佐田則昭君)次に、企業誘致推進特別委員会委員長 和気伸哉君。
◯企業誘致推進特別委員長(和気伸哉君)三番 企業誘致特別委員長の和気伸哉です。委員会調査報告を行います。
本委員会に付託された、宇佐市の企業誘致の推進に関する調査・研究に関して、去る十二月二十一日に委員会を開催し、所管部課長等の説明員出席を求め、調査を行いましたので、その経過と内容について報告いたします。
今回の調査は、下拝田新工業団地の状況と今後についてということで、商工振興課長から詳しく説明を受けました。
説明では、宇佐市には紹介できる工業団地がないことから、早期の工業団地造成に向けて、下拝田第二工業団地に連続する土地二・八ヘクタールの造成事業を、平成二十八年六月議会での債務保証案議決の後、地元説明会を開催し、地権者及び地元住民の理解のもと、平成三十年度中の完成を目指し計画的に進めてきました。
平成二十九年末からの地権者交渉に際し、一部の地権者の同意をいただけず、地権者交渉を継続してきたものの、いまだ同意を得るに至らない状況が続いています。市としては、交渉をいたずらに継続するより、中断した上で状況を見きわめるべきとの考えのもと、関係者に対し、事業の中断について説明を行った。
現在、企業誘致を取り巻く状況は、企業の投資意欲が旺盛な状況なことから、機を逸することなく、下拝田新工業団地も含め、新たな工業団地となる用地の早急な確保が不可欠との説明がありました。
今後も、他市に負けず劣らず、企業誘致を進めて行っていただきたいと思います。
以上で企業誘致推進特別委員会の報告を終わります。
~ 日程第八
予算特別委員会の設置について ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第八、
予算特別委員会の設置についてを議題といたします。
お諮りいたします。
議第九号 平成三十一年度宇佐市
一般会計予算の審査については、
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査をすることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
佐田則昭君)御異議なしと認めます。
よって、議第九号の審査については、
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。
~ 日程第九
予算特別委員会委員の選任について ~
◯議長(
佐田則昭君)日程第九号、
予算特別委員会委員の選任についてを議題といたします。
予算特別委員会委員の選任については、議長を除く二十二名の諸君を委員会条例第七条第一項の規定により指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
佐田則昭君)御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名をいたしました二十二名の諸君を
予算特別委員会委員に選任することに決しました。
それでは、ここで暫時休憩をいたします。
休憩中に
予算特別委員会をお開き願い、正副委員長の互選をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
休憩 午前十一時十八分
────────────────
再開 午前十一時三十八分
◯議長(
佐田則昭君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
休憩中に開催されました
予算特別委員会正副委員長の互選の結果について、議会事務局長に報告させます。
議会事務局長 高月晴彦君。
◯議会事務局長(高月晴彦君)議会事務局長の高月でございます。
予算特別委員会正副委員長の互選結果について御報告いたします。
予算特別委員会委員長に筌口 孝議員、副委員長に後藤竜也議員、以上です。
報告を終わります。
◯議長(
佐田則昭君)以上で本日の日程は全て終了いたしました。
明日、二十日から二十六日まで、議会調査のために本会議を休会いたします。
休会明けの本会議は、二月二十七日午前十時から再開し、
市政一般に対する質問を行います。
本日はこれにて散会いたします。御苦労でございました。
なお、この後、全員協議会を開催しますので、議員の皆さんは、議員控室にお集まり願います。
散会 午前十一時三十九分
宇佐市議会...