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2018年12月05日 平成30年第4回定例会(第3号) 本文
2018年12月05日 平成30年第4回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2018-12-05
    2018年12月05日 平成30年第4回定例会(第3号) 本文


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    2018年12月05日:平成30年第4回定例会(第3号) 本文 (322発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成三十年十二月第四回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成三十年十二月五日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、学校教育について           │市長・教育長┃ ┃河野康臣君 │ (1)平成三十二・三十三年度から小・中学  │及び    ┃
    ┃      │  校で改訂となる学習指導要領につい   │担当次部課長┃ ┃      │  て、主な特徴は何か。         │      ┃ ┃      │ (2)道徳の教科化についての考えられる問  │      ┃ ┃      │  題点と課題は。            │      ┃ ┃      │ (3)英語の小学校での教科化についての考  │      ┃ ┃      │  えられる問題点と課題は。       │      ┃ ┃      │ (4)本市学校教育におけるICT化(例え  │      ┃ ┃      │  ば電子黒板設置等)の現状は。     │      ┃ ┃      │二、玖珠町・日出生台での日米合同軍事演  │市長・教育長┃ ┃      │ 習問題について             │及び    ┃ ┃      │ (1)これまでの日米合同軍事演習について  │担当次部課長┃ ┃      │  の、問題点と宇佐市の対応はどうだっ  │      ┃ ┃      │  たか。                │      ┃ ┃      │ (2)日米合同軍事演習でのオスプレイ使用  │      ┃ ┃      │  についての宇佐市の見解は。      │      ┃ ┃      │三、水道事業について           │市長・教育長┃ ┃      │ (1)水道法が改正されようとしているが、  │及び    ┃ ┃      │  その内容は。             │担当次部課長┃ ┃      │ (2)法改正により、地方自治体の水道事業  │      ┃ ┃      │  に及ぼす影響は。           │      ┃ ┃      │四、地籍調査について           │市長・教育長┃ ┃      │ (1)本市における地籍調査実施の経過と現  │及び    ┃ ┃      │  状は。                │担当次部課長┃ ┃      │ (2)少子高齢化、山林・耕作地の放棄増大  │      ┃ ┃      │  の中で、調査をどのように進めるか。  │      ┃ ┃      │五、南海トラフ地震対策について      │市長・教育長┃ ┃      │ (1)web情報によると南海トラフ地震の発   │及び    ┃ ┃      │  生の危惧が報じられている。本市の見  │担当次部課長┃ ┃      │  解は。                │      ┃ ┃      │ (2)市民への地震に対する啓発、特に学   │      ┃ ┃      │  校・子どもたちへの安全確保をどうす  │      ┃ ┃      │  るか。                │      ┃ ┃      │六、ウサノピア会議室等の利用料金につい  │市長・教育長┃ ┃      │ て                   │及び    ┃ ┃      │ (1)現状は、どうなっているか。      │担当次部課長┃ ┃      │ (2)市民の有効利用のための、利用料金の  │      ┃ ┃      │  負担軽減はできないか。        │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃五番    │一、子育てについて            │市長    ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)幼児教育・保育の無償化について、全  │担当部・課長┃ ┃      │  国市長会は全額国費での負担を要望し  │      ┃ ┃      │  ており、無償化してから少なくとも半  │      ┃ ┃      │  年は全額国費で賄われることが予定さ  │      ┃ ┃      │  れている。全国市長会の要望が実現し  │      ┃ ┃      │  た場合、現在、「新・子ども子育て支  │      ┃ ┃      │  援法」に於いて、市が単独で負担して  │      ┃ ┃      │  いる予算はどのようになるのか。国費  │      ┃ ┃      │  で賄われるようになった場合でも、他  │      ┃ ┃      │  に予算を回すのではなく、幼児教育・  │      ┃ ┃      │  保育、子育て世帯へ、形を変えても引  │      ┃ ┃      │  き続き予算措置すべきではないか。   │      ┃ ┃      │ (2)病児保育の充実を求める声があるが、  │      ┃ ┃      │  市はどのように考えているのか。    │      ┃ ┃      │二、平和ミュージアムについて       │市長    ┃ ┃      │  入札が不調に終わり、現在、調査中と  │担当部・課長┃ ┃      │ 聞いているが、現状分かる範囲で、どの  │      ┃ ┃      │ ような原因が考えられるか。また、再入  │      ┃ ┃      │ 札はいつ頃を考えているのか。      │      ┃ ┃      │三、漁業について、宇佐市の主要産業の一  │市長    ┃ ┃      │ つである沿岸漁業を取り巻く環境は厳し  │担当部・課長┃ ┃      │ い。資源の減少、高齢化など待ったなし  │      ┃ ┃      │ の状況である。             │      ┃ ┃      │ (1)現在、水産改革関連法案が審議されて  │      ┃ ┃      │  おり、漁業権の規定が緩和されようと  │      ┃ ┃      │  しているが、宇佐市への影響はどのよ  │      ┃ ┃      │  うに考えているか。          │      ┃ ┃      │ (2)中津市ではオーストラリアから技術を  │      ┃ ┃      │  学び、カキの養殖で成功しつつある。  │      ┃ ┃      │  宇佐市で養殖漁業の可能性は考えられ  │      ┃ ┃      │  ないのか。              │      ┃ ┃      │ (3)ダムは上水道を始め、農業用水、河川  │      ┃ ┃      │  氾濫の抑止など不可欠なものである   │      ┃ ┃      │  が、一方で、ダムの設置により川から  │      ┃ ┃      │  流れる養分が減ったことが水産資源減  │      ┃ ┃      │  少の一因であるとの声もあるが、どの  │      ┃ ┃      │  ように考えるか。           │      ┃ ┃      │四、市役所内の組織再編について      │市長    ┃ ┃      │  時代の変遷と共に各部署に求められる  │担当部・課長┃ ┃      │ 役割も変わりつつあると思うが、再編は  │      ┃ ┃      │ 考えていないか。            │      ┃ ┃      │五、交通について             │市長    ┃ ┃      │  道路の新設や改修に於いて、交通安全  │担当部・課長┃ ┃      │ 計画はどのように活かされているのか。  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、災害時の司令塔・新市庁舎について   │市長及び  ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)油圧機器メーカーのKYBは十月十六  │担当部課長 ┃ ┃      │  日、免震・制振装置で性能検査記録デ  │      ┃ ┃      │  ータを改ざんしていたと発表した。不  │      ┃ ┃      │  正の疑いを含め全国のマンションや病  │      ┃ ┃      │  院、大阪府庁本館など九百八十六件の  │      ┃ ┃      │  建物に設置・採用されていたという。  │      ┃ ┃      │  県建築住宅課によると、県内は十五年  │      ┃ ┃      │  開館の県立美術館(大分市)や建設中  │      ┃ ┃      │  の宇佐市役所新庁舎など五施設が不正  │      ┃ ┃      │  のあった免震装置を採用している。た  │      ┃ ┃      │  だし宇佐市は新庁舎に四基を設置予定  │      ┃ ┃      │  だったが、取り付け工事前だったと   │      ┃ ┃      │  か。当時の報道では「来年十月の完成  │      ┃ ┃      │  がずれ込むかは今のところ不明」との  │      ┃ ┃      │  ことだが、施行業者に事実関係の報告  │      ┃
    ┃      │  を求めたのか。また完成予定に支障は  │      ┃ ┃      │  ないのか。              │      ┃ ┃      │ (2)災害時の司令塔・市庁舎の建て替え計  │      ┃ ┃      │  画を過去二度提言し、現在、建て替え  │      ┃ ┃      │  工事の真っただ中だ。提言の理由は主  │      ┃ ┃      │  に三つあった。一つは建設から五十年  │      ┃ ┃      │  ほどが経過し老朽化したこと。二つ目  │      ┃ ┃      │  は多様化する行政ニーズに対応するた  │      ┃ ┃      │  めには現在の市庁舎では手狭であるこ  │      ┃ ┃      │  と。三つ目は常総市の鬼怒川水害の例  │      ┃ ┃      │  を挙げ、災害、特に水害に強い新市庁  │      ┃ ┃      │  舎建設を要望した。説明会では三つ目  │      ┃ ┃      │  の水害に強い市庁舎建設に満足のいく  │      ┃ ┃      │  回答を得られなかったが、その後この  │      ┃ ┃      │  問題について何らかの対処を講じるよ  │      ┃ ┃      │  う協議したのか。           │      ┃ ┃      │二、院内町養豚場問題について       │      ┃ ┃      │ (1)九月議会で悪臭問題で国の悪臭防止法  │      ┃ ┃      │  に基づき規制を強化する方針を明らか  │      ┃ ┃      │  にした。規制区域を市全域に拡大し、  │      ┃ ┃      │  人の嗅覚に基づく「臭気指数」を取り  │      ┃ ┃      │  入れ、現状より厳しく測定することな  │      ┃ ┃      │  ど一歩前向きな答弁だった。本年度中  │      ┃ ┃      │  に有識者や住民代表などが加わった審  │      ┃ ┃      │  議会を立ち上げ、具体的な規制方法や  │      ┃ ┃      │  基準などを協議し、来年度中の実施を  │      ┃ ┃      │  目指すとのことだが、タイムスケジュ  │      ┃ ┃      │  ールとその進捗状況は。        │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市の所有する水路や共有地へはみ  │      ┃ ┃      │  出した養豚場の建築物をどう原状回復  │      ┃ ┃      │  させるのか。また六月議会で提言して  │      ┃ ┃      │  いた養豚場問題に対する関係各課の横  │      ┃ ┃      │  断的な対策会議は設置したのか。設置  │      ┃ ┃      │  したのなら、この問題に関しどのよう  │      ┃ ┃      │  な改善策を話し合ったのか。      │      ┃ ┃      │三、宇佐市の祭りについて         │      ┃ ┃      │ (1)国民文化祭で宇佐市では「祈りのおと  │      ┃ ┃      │  コンサート」やウルトラテクノロジス  │      ┃ ┃      │  ト集団「チームラボ」によるデジタル  │      ┃ ┃      │  アート等が行われた。経緯、予算、成  │      ┃ ┃      │  果等総括を。             │      ┃ ┃      │ (2)現在、宇佐市商工会議所が音頭を取っ  │      ┃ ┃      │  て市内の祭りやイベントの見直しの会  │      ┃ ┃      │  議を行っています。宇佐観光協会、宇  │      ┃ ┃      │  佐神宮仲見世会、それにテーマに応じ  │      ┃ ┃      │  て宇佐市の各担当部課長にも出席をい  │      ┃ ┃      │  ただいている。合併前からそれぞれ続  │      ┃ ┃      │  いている市内の祭りについてどう見直  │      ┃ ┃      │  すかの宇佐市の見解をお聞きしたい。  │      ┃ ┃      │四、障害者雇用問題について        │      ┃ ┃      │ (1)二〇一八年八月に発覚した雇用に関す  │      ┃ ┃      │  る不祥事で、省庁及び地方自治体等の  │      ┃ ┃      │  公的機関において、障害者手帳の交付  │      ┃ ┃      │  に至らないなど障害者に該当しない者  │      ┃ ┃      │  を障害者として雇用し、障害者雇用率  │      ┃ ┃      │  が水増しされていた問題。宇佐市はこ  │      ┃ ┃      │  うした水増し問題はないのか。     │      ┃ ┃      │ (2)財務省などが障害者採用で「自力で通  │      ┃ ┃      │  勤できる」「介護者なしで業務の遂行  │      ┃ ┃      │  が可能」と不適切な条件を付けていた  │      ┃ ┃      │  問題で、全国三十二都府県と九政令市  │      ┃ ┃      │  が同様の条件を試験の応募要項に盛り  │      ┃ ┃      │  込んでいたことが十一月一日の報道で  │      ┃ ┃      │  明らかになった。宇佐市はこのような  │      ┃ ┃      │  不適切な条件は付けていないのか。   │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、高家地区のごみ焼却センターの老朽化  │市長及び  ┃ ┃辛島光司君 │ について                │担当部課長 ┃ ┃      │  日々、老朽化が進んでいる状況だが、  │      ┃ ┃      │ 施設の現在の状況と今後の見通しは。   │      ┃ ┃      │二、宇佐市平和ミュージアム基本計画にお  │      ┃ ┃      │ いて、事業の方針である「平和の大切さ  │      ┃ ┃      │ と命の尊さ」の“命の尊さ”について、  │      ┃ ┃      │ 具体的にはどのような資料や展示で伝え  │      ┃ ┃      │ ていく予定なのか。また、多くの戦没者  │      ┃ ┃      │ が国を想い、故郷を思い、家族を想いな  │      ┃ ┃      │ がら戦地に赴いたという胸の内を事実と  │      ┃ ┃      │ して正確に伝えて、感じてもらうこと   │      ┃ ┃      │ が、命の尊さを伝えるということではな  │      ┃ ┃      │ いか。                 │      ┃ ┃      │三、“隼人の乱(七二〇年)”から千三百  │      ┃ ┃      │ 年が経過しようとしている。この歴史的  │      ┃ ┃      │ 出来事は“放生会”が始まる契機となっ  │      ┃ ┃      │ た。霧島市(旧隼人町)や大学などとの  │      ┃ ┃      │ 連携はどうなっているのか。       │      ┃ ┃      │四、宇佐市の公園や広場などで、犬の散歩  │      ┃ ┃      │ が可能な場所はあるのか。        │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)まず、七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)皆さん、おはようございます。議席番号七番、市民連合の河野康臣でございます。  本年二〇一八年は、明治維新百五十年の節目の年に当たります。そこで、今日お持ちしましたのは、「歌袋慷慨餘波草稿」という重松義胤さんが書かれた草稿のコピーでございます。これは、御許山騒動で佐田秀さん、それから高橋清臣さん等、さまざまな飛言流言も飛び交っておりますけれども、真実に近い形で明治の幕末のその歴史を刻んだものというふうにお聞きしております。  中身につきましては、こういった草書でございますので全く読めませんけれども、こういう時代になったのかなということで、百五十年たった今、改めてそのことを考えた次第でございます。  それでは、本題に入りたいと思います。本日は、六項目、十四点について市政一般につきまして一般質問をさせていただきます。  一項目め、学校教育について。  平成三十二年、三十三年度から小中学校で改訂となる学習指導要領について、主な特徴は何か。  二点目、道徳の教科化についての考えられる問題点と課題は。  三点目、英語の小学校での教科化についての考えられる問題点と課題は。  四点目、本市学校教育におけるICT化、例えば電子黒板の設置等の現状はどうか。  大きな二項目め、玖珠町日出生台での日米合同軍事演習について。
     一点目、これまでの日米合同軍事演習についての問題点と本市の対応は。  二点目、日米合同軍事演習でのオスプレイ使用四についての宇佐市の見解は。  大きな三項目めでございます。水道事業について。  一点目、水道法が改正されようとしています。今日の新聞ではもう参議院の委員会を通過したようでございますが、その内容は。  二点目、法改正により地方自治体の水道事業に及ぼす影響は。  大きな四項目めでございます。地籍調査について。  一点目、本市における地籍調査実施の経過と現状は。  二点目、少子高齢化、山林・耕作地の放棄増大の中での調査は今後どのように進められるのか。  大きな五項目めでございます。南海トラフ地震について。  一点目、ウエブ情報によると、南海トラフ地震発生の危惧が報じられている。本市の見解は。  二点目、市民の地震に対する啓発、特に子供たちへの安全確保をどうするのか。  大きな六項目、ウサノピア会議室等の利用料金について、現状はどうなっているか。  二点目、市民の有効利用のための使用料金の負担軽減はできないか。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、玖珠町日出生台での日米合同軍事演習問題についての一点目、これまでの日米合同軍事演習についての問題点と宇佐市の対応はと、二点目、オスプレイ使用についての宇佐市の見解はについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。  日出生台演習場での米海兵隊との実動訓練、いわゆる日米共同訓練につきましては、本年八月九州防衛局長に対し周辺地域の住民の不安の解消並びに苦痛の軽減を図るため、当訓練については日出生台演習場で行わないよう配慮を求める要望を行っておりました。にもかかわらず、今回日米共同訓練が実施されることは、まことに遺憾であると言わざるを得ません。  そのため、早速十一月三十日に再度九州防衛局長に対して市議会議長と連名で訓練中止の申し入れを行ったところであります。  日出生台演習場では、年間三百日を超える訓練が実施されており、特に騒音や振動が伝わりやすい気象条件下において訓練が実施される際には、地元住民は苦痛を感じております。  また、オスプレイは、沖縄県名護市沖での墜落事故や、大分空港に緊急着陸するなどトラブルが相次いでおり、住民からもオスプレイの訓練参加を不安視する声が上がっております。  市といたしましても、オスプレイの訓練参加について懸念をいたしており、十一月二十六日に日米共同訓練対策本部を設置するとともに、情報収集活動を行っているところであります。  今後、県や地元六市長と歩調を合わせながら、訓練期間中の住民の安全確保と不安解消に全力を尽くしてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの学校教育についての一を、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、学校教育についての一点目、平成三十二、三十三年度から改訂となる学習指導要領の主な特徴はについてですが、新しい学習指導要領が示す理念は、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくる」という目標を学校と社会が共有し、連携・協働しながら未来の作り手となるために必要な資質・能力を育む社会に開かれた教育課程の実現であります。  その特徴は、何ができるようになるかという観点を踏まえ、学びに向かう力、人間性等の涵養、生きて働く知識及び技能の取得、未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力等の育成が挙げられます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの学校教育についての二、三、四を教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。教育次長の若山でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、学校教育についての二点目、道徳の教科化について考えられる問題点と課題はについてですが、「特別の教科道徳」は答えが一つでない課題に子供たちが道徳的に向き合い、考え議論する道徳教育への転換により、児童生徒の道徳性を育むことを目的に新たに位置づけられたものでございます。  既に本年度より小学校では実施されており、評価のあり方につきましては、今後も研修の充実が必要であると考えております。  三点目、英語の小学校での教科化についての考えられる問題点と課題はについてですが、小学校五、六年における外国語の教科化につきましては、市内小学校では移行期間である平成三十年度より外国語の授業時間数を増やし、円滑な実施に向けた取り組みを進めております。  実施に当たっては、指導者の授業力向上が必要になりますので、今後も市研修会を開催するとともに、各種研修会等への積極的な参加を推進してまいります。  四点目、本市学校教育におけるICT化の現状はについてですが、現在、国の第三次教育振興基本計画の中で、教育の情報化につきましては各自治体による整備が求められています。  その整備方針として、学習者用コンピューターを三人に一台、指導者用コンピューターと大型提示装置を普通教室及び特別教室に一台等の指針が出されております。  本市におきましては、大型提示装置は各学年に一台程度、学習者用コンピューターいわゆるタブレット端末につきましては、一クラス分程度の数を市内三十一校のうち三校にしか配備できておりません。  現在、県内他市町村や全国の整備状況等を踏まえ、早期の導入に向けて取り組みを進めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目め水道事業についてを、建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の麻生でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、水道事業についての一点目、水道法の改正内容はについてですが、今第百九十七回臨時国会において、水道法の一部を改正する法律案が審議されております。  改正案の概要は主に五つの柱で構成され、関係者の責務の明確化、広域連携の推進、適切な資産管理の推進、官民連携の推進、指定給水装置工事事業者制度の改善に向けた内容となっております。  二点目、法改正により地方自治体の水道事業に及ぼす影響はについてですが、財政基盤が脆弱な事業ほど影響は早く大きく出るものと推察されます。特に経営改善のための広域化・民営化の推進については、地域ごとの実情によって異なるものと受けとめています。  本市においては、現在のところ広域化・民営化について、そのメリット・デメリットを県内市町村と意見交換し調査しているところであり、改正法が成立すれば指針や助成制度、具体的なモデルケース等が示されるものと思われますので、国の動向を注視してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの地籍調査についてと、六項目めのウサノピア会議室等の利用料金についてを、経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)皆様、おはようございます。経済部長の久保でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、地籍調査についての一点目、本市における経過と現状についてですが、院内地域が平成二年度、安心院地域が平成九年度、宇佐地域が平成十四年度から事業を開始し、平成二十年度から三年間休止しておりましたが、平成二十三年度より事業を再開、現在第六次国土調査事業十カ年計画に基づき事業を実施しているところであります。  市全体の対象面積は、四百十四・二二平方キロメートルあり、平成二十九年度末で五十六・四八平方キロメートルが調査済み、進捗率は一四・四三%となっております。  本年度は赤尾地区〇・六四平方キロメートル、月俣地区〇・五一平方キロメートル、村部地区一・一七平方キロメートルの三地区、計二・三二平方キロメートルを調査中でございます。  二点目、調査をどのように進めるかについてですが、現在地籍調査の境界等の確認は、区長や土地に精通した方を地籍調査推進員として選出していただき、事業が円滑に実施できるよう助言等をいただいているところでございます。  今後、高齢化や過疎化の進展により、山間部での境界確認に苦慮する場面も予想されることから、国土交通省では現地調査を簡素化できるように航空写真や衛星画像の測量技術を用いた調査方法の研究を行っていますので、新たなマニュアル等が示されれば活用し、事業の推進を図りたいと考えております。  六項目め、ウサノピア会議室等の利用料金についての一点目、現状はどうなっているかについてですが、使用料については、平日午前九時から十二時までの使用料で、大ホール一万五百三十円、小ホール六千四百八十円、午後一時から五時までの使用で大ホール一万二千九百六十円、小ホール七千七百四十円、その他の会議室等については、午後六時までは一時間二百六十円となっており、市内、市外の区別はしておりません。  ウサノピアの会議室等の使用料については、開館以来消費税の改定に伴う改定以外の値上げはしておらず、近隣の類似施設と比べても安価な使用料金となっております。  使用については会議室等にもよりますが、稼働率は月平均で六〇%から九〇%程度となっており、ほぼ毎日利用がある状態となっております。  二点目、市民の有効利用のための利用料金の負担軽減はできないかについてですが、ウサノピア使用料の減免等につきましては、市内の教育団体、文化団体、福祉団体等が主催する事業または行事であって、市が共催するものは三〇%の減免を行っております。  近隣市と比べ安価であることや、受益者負担の原則、公平な行政サービスの観点から、現行どおりの運用をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、五項目めの南海トラフ地震対策についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  五項目め、南海トラフ地震対策についての一点目、南海トラフ地震の発生の危惧が報じられているが本市の見解はについてですが、本年一月に国は南海トラフ地震の三十年以内の発生確率を従来の七〇%程度から七〇から八〇%へと見直しを発表するなど、私たちを取り巻く災害リスクは年々高まっているものと認識しています。  そうした中、本市では県が平成二十五年三月に公表した大分県地震津波被害想定調査結果に基づき、津波浸水が想定される全二十七自治区で既に避難行動計画の作成が完了しております。  また、今月には八幡地区において新たに設定した津波一時避難所等を活用した避難訓練を実施する予定など、ソフト面を中心とした対策の強化に取り組んでいるところであります。  今後も、県などと情報共有を図りながら、必要な対策を講じてまいりたいと考えています。  二点目、市民への地震に対する啓発、特に学校・子供たちへの安全確保はについてですが、まず市民への防災啓発に関しましては自助、共助の推進を図るため、宇佐市自治会連合会において中学校区単位で最低一校区実施する目標を掲げていただき、その推進を行っています。  また、今年度については、県と連携し、自主防災組織避難訓練推進事業に取り組んでおり、その仕上げとして年度末には事業参加自治区等を対象に避難訓練の実施を計画しています。  学校・子供たちへの安全確保につきましては、地震体験車を使った体験講習や地震のメカニズム、地震に対する注意点などを記載した冊子を活用して、地震や津波から命を守る啓発活動を行っています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)それでは、随時項目に沿って再質問をさせていただきます。  まず、学校教育についてでございます。  第一点目の、平成三十二年、三十三年からの学習指導要領改訂の主な特徴というのは、答弁がございましたように、どう生きていく力を涵養していくのかということでありますが、今日の大分合同新聞の生活面にですね、「考える力育む哲学対話」ということで載っております。安易に回答を求めるのではなくてですね、子供たちが相互に対話を重ねながらその問題一つ一つについてですね、認識を深めていくことであろうかなというふうに思うわけでございます。  先ほど重松義胤さんの御許山騒動の記録についてお話ししましたけれども、まさに今の時代がですね、新たなる国際化の時代を迎えているのではないかなというふうに考えられるわけであります。  情報化やグローバル化のですね、進展に伴って、世界の情報が一瞬にして入手・交換できる時代となってまいりました。それらに主体的に向き合い、広い視野を持って生き抜かなければならない時代になってきたように思います。  ある意味、江戸から明治への社会の転換点に差しかかった時期に似通っているのではないかなというふうに考えるわけでございますが、市の教育委員会の見解についてお尋ねしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。河野議員の再質問にお答えします。  現代社会においては、今おっしゃったように、知識や情報・技術の変化の速さが非常に加速度的であり、人間の予測を超えた進展が行われていることが顕著になっております。  この予測困難な時代を生き抜き、また切り開いていく力を子供たちにつけていくために、新しい指導要領が示されたというふうに認識をしております。  その特徴は、先ほど答弁でも述べました三つの柱でありますが、具体的にはどのような姿かと申しますと、やはり子供たちがみずからの力を最大限に発揮するためには、みずから設定した目的、またはそのときそのときで直面する課題に対して主体的に考え、そして一人では困難なことも多々あろうかと思いますので、多くのまた多様な人たちとの協働をしていきながら、その目的や課題の解決に向けて納得のいく方法を見出していく、そのような力をつけていくことが大事だというふうに思っております。  その基本はやはり、学校教育の中では毎時間毎時間の授業が一番の基本になります。その中で、やはり何度も言葉で出てきておりますが、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を学校現場の中でしっかりとしていくことがそのような子供たちが困難な時代を生き抜いていく力をつけていくものというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)まさにですね、子供たちが主体的に、自主的に、みずからの問題としてみずからの課題を明らかにしながら学んでいく態度をどう養成していくのか、これはもうこれからの新しい学校教育のあるべき姿であろうというふうに私も感じておるところでございます。  また一方でですね、人工知能の問題がございます、AI。特に今、議論されておりますのは、自治体への導入ということでございますね。このAIの人工知能の活用についても、教育の現場でどのようなことが考えられるのか、もし御見解があればお伺いをします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  具体的に人工知能の学校現場での活用というふうなことは、ちょっと思い浮かんではおりませんが、やはりそういった革新的な技術が普及する時代を生き抜いていくためにも、今の学校現場のICT環境では不十分であるというふうに私たちも認識をしておりますので、やはりそういった情報活用能力、情報教育の充実、また授業でのICTの活用が非常に大きなポイントであると思いますので、子供たちがICTを受け身で捉えるのではなくて、生活の一つの手段として積極的に活用できるように、ICTの環境の整備を進めていかなければならないというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)AIの話はちょっと唐突でございましたんですが、これからはですね、そこも視野に入れながら学校教育のあり方についてはですね、やっぱり考えていく必要もあるのかなというふうに要望いたしまして、次に移ります。  道徳教育の教科化でございますが、教科となればどうしても評価がですね、入ってきます。論語であるとか、孟子であるとか荘子であるとか中国の偉大な思想家の方々がですね、作ってきた人の道といいますか、道徳というものを、安易になかなかこれを評価していくということは難しいんではないかなと常々私は考えておりました。  回答の中にございますように、子供たちの道徳性をいかにつけるかということは、一点目ともかかわってくると思うんですけれども、安易な評価は難しいという御解答でございましたので、本当にですね、繊細な細かい人の気持ちをですね、どうお互いに認識をしていくのか、あるいは配慮していくのかということが極めて重要ではないかなというふうに考えるわけでございます。  そこで、市としてですね、市の教育委員会として、この道徳の評価についてもしお考えがあれば、二点目の最初の回答とはちょっと違うとは思いますが、学校教育課長のお考えがあればお願いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えいたします。
     議員が今おっしゃったように、やはり道徳性という目に見えない内面的な資質、もっと言うと人格的な特性とも言われると思うんですけれども、そういったことを評価していくことは非常に困難なことであります。したがいまして、学校現場ではさまざまな研修の中でこの評価についても十分研修をしていきながら進めているところでありますが、やはりそういった道徳の教科の特質を踏まえると、学習の到達度や目標の達成状況といった数値的な評価ではもちろんなく、また他の生徒との比較でもなく、一人一人が道徳性に係る成長の様子、どのように成長しているかや学習状況を丁寧に見取って、いかに成長したかを積極的に受けとめ、認め、またよい点を褒めたり励ましたりしていく、そういった記述の個人内評価の方法をとっておりますし、評価することで子供自身が先生に認められたということの実感が湧き、評価の言葉もやはり子供の背中を押したり励ましたり、また勇気づけたりするような子供の成長をより助け意欲を深めていく、そういった暖かい評価でなければならないなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)私も同意見であるということを表明いたしまして、次の点に移りたいと思います。  三点目でございます。まさに今時代がですね、先ほどからずっと申し述べておりますように、グローバルといういわば国境を越えた形での情報の交流、人間の交流が始まっているわけではございます。英語教育の必要性につきましてはですね、私も同じように、これはもう大切なことだなというふうに感じております。  今から十五年ぐらい前ですけれども、私が本耶馬渓町の西谷小学校のほうにお邪魔しておりましたときに、ニュージーランドのほうからALTの先生がですね、見えておりまして、子供たちにネイティブ、生きた本当の英語を教えていただいておりました。で、こちらに私も、宇佐のほうに帰ってくるときにですね、当時教育長だった半田先生にちょっと呼ばれまして、「これからの宇佐の教育はあんた、どげえ思うかえ」みたいなことを聞かれましたので、一つは人権教育であると、二つ目に英語教育の重要性、必要性について、西谷小学校の経験から述べてきたですね、経緯があります。  宇佐のほうにもそれからすぐALTの先生がこられたんやないかなと思いますけど、ちょっと何年前だったか記憶にはありませんけれども、ALTの先生が来られてですね、このように子供たちが変わったというような成果がございましたら、もしおわかりになればですね、教えていただきたいというふうに思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  一つ大きな成果としては、やはり異文化に触れるという、そして外国の人から直接学ぶという点で、子供たちはやはりALTが来たときにはすごく外国語に対して、授業に対して非常に意欲を持って取り組むことができるようになったことが一つ大きな成果だと思います。  そして、そのことがまた、異文化に触れ合い人から学ぶということを小さいころから積み重ねていくことが、これから先のまたグローバルな社会、外にも目を向けるとかいうようなことにつながっていくと思いますし、もう一つはやはり外国語授業の助手として入っていただき、授業のさまざまな教材の準備などを積極的にしてくださっておりますので、子供の意欲も増しますし、一方では先生方の授業力の向上にもつながっているというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)何かとですね、成果もあろうかと思いますし、またある意味いろいろ難しい点もですね、あろうかと思いますが、ぜひともALTの先生を迎えての授業の進展に向けてですね、お願いをしたいということを申しまして、次の四点目に移りたいと思います。  先ほどからずっと言われておりますけれども、主体的、自主的、対話的な深い学びをどう作っていくのかということが、今日学習指導要領の要点であろうというふうに思いますし、そのことを考える力をいかに作っていくかということの一つのですね、装置として、アイテムとして、電子黒板の存在があろうかと思います。  電子黒板は、単にそこに表記するだけじゃなくて、それにアクセスすることによって、電子黒板自体がですね、いろいろと考えてまた新たな情報を発信するという装置であります。  二〇一三年、沖縄県の石垣市におきましては、全校に、小学校二十校、中学校九校、全ての教室に設置をした模様でございます。宇佐におきましてもですね、先ほど御回答ありましたように、中学校に設置をされてるということでございますので。ただ、一クラス分程度ということであったり、まだまだ数が足りなくてですね、あるクラスが使っていたときにはほかのクラスが使えないというようなこともありまして、最低ですね、中学校ではですね、一クラスに一台は欲しいんではないかなという、そういう先生方の声もありました。  で、ただ値段がですね、五十万円とかすごい多額のお金がかかりますので、その財源の捻出も大変だろうと思いますが、今後ですね、計画的に導入されるのかどうか、もし考えるような予定がありましたら、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  答弁でも申しましたが、国の前回の第二次教育振興計画では、電子黒板というふうなことで、電子黒板という名称で計画が出されておりましたが、今年度の六月に出されました第三次の基本計画では、電子黒板という文言ではなく、大型提示装置というふうなことで、国のほうも少しそういった方向に路線を変えているのかなという感覚はあります。  といいますのも、やはり多分先ほど議員がおっしゃられましたように、やはり電子黒板一つ五十万円程度という財源の問題が非常に大きいというふうに思います。で、電子黒板にかわるものとしての大型提示装置ということで、いわゆる大型テレビモニター、またプロジェクターでありますが、書画カメラやパソコンと接続をして、タブレット端末とかに接続をして、子供たちのノートや写真や動画などを映し出すことができて、機能としては直接書く電子黒板のようにはありませんが、多くの機能は代替が可能であるというふうに思っておりますので、まずはこの大型提示装置、これも今現在市内の学校では全部の教室にある学校もありますし、二、三教室に一台程度というふうに、全部の教室にそろっていない、特にクラスの多い学校についてはなかなか一つの教室に一台というふうに整備をできておりませんので、まずは大型提示装置と教室用のパソコンの整備を、一気にというわけにはいきませんが、全部の教室に整備ができるように進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)大型提示装置は大体幾らぐらいの価格になるんですかね。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)大型提示装置、十万円から二十万円ぐらいのものではないかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)わかりました。いずれにしましても、教育条件の整備といいますか、教育機器の整備はもう必須条件でありますので、ぜひともお骨折りをいただきたいというふうに思います。  それでは、次に、二項目めに移りたいと思います。  日出生台での日米合同軍事演習についてでございますが、これにつきましても、今日の大分合同新聞に、広瀬知事の写真入りでですね、このように「米本体日出生台入り」ということで、「防衛局、自治体にまた当日連絡」ということが、大きく新聞に、大分合同に報道されております。  これにつきましては、以前からですね、もう十一月の二十日ぐらいから新聞報道がされておりますし、今日本日の執行部の回答を見ましてもですね、この間、長きにわたって九州防衛局に対して市長、議長、それから各市会議員がですね、市の職員とともに一緒に日米合同軍事演習を中止させるように、働きかけをしてきていることであります。  もうこれは、私がいろいろ申し述べるものでもなくですね、大変危険なオスプレイという、そしてなおかつ高額なそういう飛行物体をですね、なぜわざわざこの日出生台に持ってくるのかということが、どうも理解ができないわけであります。もちろん、普天間等々のですね、沖縄における米軍基地の負担軽減という意味では非常に重要な、一つの政策としてはわからないわけではないんですけれども、なぜ日出生台なのかということがよくわかりません。  ただ、明治時代に陸軍の演習場としてですね、日出生台が作られて、それから善光寺駅から豊州鉄道が引かれ、日出生台のほうに弾薬を運ぶような方向性もありましたし、石橋のできた経緯もですね、陸軍の演習場にどう武器等を運ぶかという、そういうことだったというふうに言われております。  そういう意味で、本当に戦争の準備をする場所としてのこの日出生台ではなくてですね、やはり市民や子供たちがですね、安全安心に暮らせる、そういう日出生台であってほしいなということを、私は多く願っております。  そこでですね、昔三郡境ということで、宇佐郡それから玖珠郡、大分郡の三郡境、ちょうど深見のほうからずっと上に上がってまいりますと三郡境がありまして、そこを左に行きますと日出生台のほうに行くようになってたんかなということを思っております。  で、よく私も日米合同軍事演習の反対行動に昔行ったんですけれども、中津にですね、松下竜一さんが一人で「合同軍事演習反対」というチラシを掲げて、よく立っていたシーンを思い出すわけでございます。  そこでですね、一方的な防衛省のそういうトップダウンの政策ではなくて、私たち一人一人の住民がですね、責任を持つという意味で当該地に一番近いですね、旧安心院町安心院地区のですね、支所長のほうに、もし何らかの御見解があればですね、お聞きをしたいというふうに思うわけです。それは、地方自治は自分たちで決める、我々が主権者なんだというそういう立場でですね、ぜひとも永田支所長のほうにもし御見解があればお伺いしたいということでございます。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)安心院支所長兼地域振興課長の永田でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  今、議員がおっしゃったように、安心院地域の深見地区が旧三郡境に接しておりまして、日出生台演習場とは非常に近い距離にございます。集落がある状況であります。  今回、日米共同訓練の実施、また先ほど議員が指摘されましたように、オスプレイが今回訓練に参加するということで、地域の方々も非常にこの訓練を不安視しているというふうに我々としても認識をしているところであります。  今回、九州防衛局から訓練の日程が公表されてから、深見地区のほうには訓練日程についてお知らせをしたところであります。やはり、なかなかこの訓練については、セキュリティ等の関係で開示される情報とかも少ないんですけれども、我々といたしましてもこれから情報収集に努めながら、状況によっては必要に応じていろんな情報をですね、地域の方に提供すると。  そうすることで、地域の住民の方々の不安解消、また安全確保に努めてまいりたいというふうに考えておりまして、この訓練に対して私の個人的な考えをなかなか述べるわけにはいきませんけれども、こういった形で住民の不安解消に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)どうもありがとうございました。いろいろ立場があるので難しいかなと思いましたが、個人的なお考えということで御承知おき願えればと思います。  支所長、言われましたように、身近にですね、そういう不安の声が聞こえるということでございますので、ぜひともこれからもですね、防衛局等々に対しまして、要望等を上げていただける立場であろうと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  日出生台関係の再質問につきましてはですね、最終日に筌口議員のほうが集中的に一般質問を行いますので、そちらのほうに譲っていきたいというふうに思います。  それでは三項目め、水道事業のほうに移らさせていただきます。  この水道事業の件もですね、今日の大分合同のほうに、「水道民営化法成立 料金高騰 災害時の不安 海外では公営化回帰が続出」というふうに書かれております。  そこでですね、水道の民営化につきましては、もう二十年ぐらい前になると思うんですけれども、アメリカ企業等がですね、各国の水道事業に参入をしようとしてきているという記事がありました。ここで、問題になっておりますのは、コンセッション方式と申しまして、所有は公共施設、運営権を民営へと言われております。ただ、心配なのは、安全性、持続性の覚悟が大丈夫なのか……。 ◯議長(佐田則昭君)河野議員、ちょっと水を少し、飲んで。 ◯七番(河野康臣君)すみません。急に……。  所有は公共施設、運営権を民間へというふうな水道法の改正でございますと言われていますけれども、本当に安全性ですね、それから水を継続的に供給していける持続性の確保は本当に大丈夫なのかなということを心配をしているところであります。  で、水戦略はもう二十年ぐらい前からですね、コカ・コーラを含めて世界の水を一手にですね、集中して水で商売をやっていこうということでありましたので、その辺についてですね、どのようにお考えなのか、市の御見解をお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)上下水道課長の大木でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  厚生労働省の説明では、地方公共団体がコンセッション方式で民間事業者に運営権を設定する場合については、厚生労働大臣等の許可を受けなければならないとされております。  許可の申請には、コンセッション事業者が事業を適切に期するために必要な措置、災害等の非常時の措置、収支の概算、利用料金の設定等の計画書を提出し、適合しているか認められるということになっております。  運営権の設定後は、地方公共団体が事業の実態、収支の状況等をモニタリングすることで、安全性や持続性を確保するというふうに説明を受けております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)調査中という、ここ宇佐についてもですね、これからということでしょうけれども、例えば日本における民営化は日本の企業が日本の公共事業について民営化をしていくということなんですが、ニュージーランドあたりは外国企業がですね、参入してきて、例えば郵政事業であったりそういうのを民営化していくという、非常にある意味グローバルな民営化の事業でございます。  この水の場合も、やっぱり心配なのはGE(ゼネラル・エレクトリック社)、アメリカの大きな会社、昔の原発メーカーですけれども、そこあたりがですね、日本の水を買い占めてしまうのではないかとか、買い占めるといいますか、運営主体になっていくのではないかという心配もあるわけでございます。そうなれば、水の安全性、それから持続的な供給についてですね、非常に不安が生じてくるんではないかなと思うんです。  宇佐市として、宇佐市の実態として、水道の民営化について、これからどのように考えていくかという大きな枠組みがありましたら御提示をお願いしたいというふうに思います。 ◯議長(佐田則昭君)上下水道課長。 ◯上下水道課長(大木敏之君)再質問にお答えいたします。  水道事業の責務は、安全でおいしい水を安定的に供給することが責務であります。コンセッション方式等で運営権の設定を民間にする場合は、水道事業の運営方式の一つの選択肢であります安全性が確保されない場合は、運営権の設定等は不適切であるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)水は本当に大事なですね、資源でございますし、これからもですね、安全安心な水を市民のほうに確保し、そして供給するために、ぜひとも水道事業の民営化についてはですね、慎重な御判断をお願いしたいということを述べまして、次の項目に移らさせていただきます。  次の地籍調査でございます。もう御回答のとおりですね、今平成二十九年度末で進捗率が一四・四三%ということでありますし、赤尾地区それから月俣それから村部というんですかね、のほうで調査中ということでありまして、なかなか現実問題として地籍調査が進んでいない、もちろん担当されてる方は大変な御苦労をしていただいているというふうに思うんですけれども、特に少子高齢化や地権者と思われる方がいなくなったりですね、今後の何というんですかね、確認作業がですね、大変難しくなるんではないかなというふうに思っておりますし、聞くところによりますと、境界をめぐってのトラブル等々もですね、発生しているように聞いております。  大変難しい事業でありますけれども、これから進めていくためにですね、特に中山間地域、山林の所有部分であるとか、あるいはですね、放置された山林であるとか、そういったところについて特にどのように管理をしていこうとしているのか、もしお考えがありましたらお聞きしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  ちょっと管理とは地籍の観点からは変わってくるんですが、地籍調査を行う際には、調査対象の土地につきまして所有者の移転先及び相続関係人等の調査を行います。で、調査を行った結果、地権者の確認ができない場合には、住所不明所有者の土地ということで境界が未定地ということで残ってしまうような感じになります。  こういう問題は、全国的に今問題になってるとこがありますので、国のほうが研究会を立ち上げまして、今関係法令等の見直しも含めまして調査・研究を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)周辺の地権者の方からはですね、いろんな不安の声も出ておるようでございますので、ぜひともそういう研究会を通じて適切な配慮をお願いしたいというふうに思います。  それじゃ、次の項目に移りたいと思います。南海トラフ地震対策でございます。  もう、南海トラフ地震はですね、かなり大きな報道で報じられておりますけれども、訓練を強化していく、あるいはですね、自主防災組織を作っていくということは非常に重要なことであろうというふうに思いますし、それ抜きにはですね、具体的に防災の対策もできないであろうというふうに思います。  ただ、ちょっと心配なのは、とは申しましてもですね、なかなか市民全体にそのことが情報として行き渡るかということがちょっと心配なことがありますので、できましたら宇佐市全体的な場所での防災講演会であったり、あるいは各校区ごとの小さな単位での講演会であったり、例えば東日本大震災を経験された方のですね、そういうビデオも含めまして講演会ができたりということができないのかなということをちょっと私、個人的に思いますので、その辺についてもし市のほうにお考えがあればお聞きをしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えをいたします。  そういった防災に関する講演会の件でありますけども、やはりそういった実際に東北などで地震を体験された方に実の話を語ってもらうというのは非常に今効果があり、いいことだと思っております。  それにつきましては、今年につきましては九月に商工会議所主催ではありますけども、実際に経験をされた岩手県の大船渡の方に来ていただきまして、市民への防災講演会ということで実施をしました。なかなか身のあるお話で、実体験に基づいたお話でありましたので、非常によかったと思っております。  今後もそういった何らかの機会を見つけまして、ぜひともまた続けていければと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)どうもありがとうございました。地すべり等々ですね、何が起こるかわからないような今の時世でございますので、そういう経験を踏まえまして、そういう方々の御講演等をいただければ、市民の意識も向上してくるのかなと思います。  それでは、最後になりますけれども、ウサノピアの会議室の利用料金についてでございます。現状、さまざまな配慮もいただいておるようでありますし、市との共催であればかなりの減額、減免を行っている、三〇%の減免を行っているということであります。  ただ、さまざまな教室がですね、市民の方々の中にありまして、やっぱり負担感を感じると。例えば一週間開くのに幾らぐらいかかるというような声がありました。年金生活をされてる方等々ですね、やっぱり負担感を多く感じるようでございますので、何かより有効な減免措置等ができないものかどうか再質問をしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)文化・スポーツ振興課長の井上です。河野議員の再質問にお答えします。  回答でも申しましたとおり、市の共催であれば三〇%減免をさせていただくということにしておりますし、個展等展示会等を個人的に開く場合、二日間以上利用しますと、使用料の三〇%減免であったり等もありますし、いろいろな形で大ホールの場合だと事前のリハーサルにつきましても三〇%減免をしたりですね、いろんな形で使いやすいような形でしておりますので、現在の料金の御協力をお願いしたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。
    ◯七番(河野康臣君)ぜひともですね、利用者が、料金の面もありますけれども、有効に利用できるように御検討いただきたいというふうに申し述べまして、私の一般質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、河野康臣議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇六分               ───────────────                 再開 午前十一時十六分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)皆様、こんにちは。議席番号五番の後藤竜也でございます。  いよいよ十二月に入りまして、今年一年本当にあっという前に過ぎた一年だったなというふうに感じております。ただ、この一年、あっという間だったんですけれども、公私ともに大変いろんなこともございました。  中でもですね、自分が大変お世話になった方が先に旅立たれたということもありまして、これほどつらいことはないというふうに改めて感じたこともございました。  今、私、副議長と同じでですね、テレビはNHKしか見ないんですけど、その中でも定期的に見るのは大河ドラマなんですが、今「西郷どん」は明治時期をやっておりまして、当時の偉人は日ごろの行動とか自分たちの言動がですね、常に死と隣り合わせであったと。だからこそ腹が据わってたのかな、研ぎ澄まされていたのかなというふうに感じております。  当然、今はそういった時代ではありませんけれども、今自分に与えられたこの時間を大切に、しっかりと生きていかなければならないなというふうに感じている次第でございます。日ごろの生活は全然大したことはないんですけれども、自分なりにしっかり頑張っていこうと思っております。  それでは、議長にお許しをいただきましたので、大きく五項目にわたりまして質問をさせていただきたいと思います。  まず一点目、子育てについてです。  幼児教育・保育の無償化について、最近新聞等でも多く報道をされております。全国市長会は、全額国費での負担を要望しており、無償化してから少なくとも半年は全額国費で賄われることが予定をされているようです。全国知事会のほうも、そのような要望を行っているというふうに聞いております。  全国市長会の要望が実現した場合、現在、新子ども・子育て支援法において、市が単独で負担している予算はどのようになるのでしょうか。  国費で賄われるようになった場合でも、ほかに予算を回すのではなく、幼児教育・保育、また子育て世帯へ形を変えたとしても、引き続き予算措置すべきではないでしょうか。  二点目が、病児保育の充実を求める声が以前からあります。  市はどのように考えているのかお伺いいたします。  大きな二点目、平和ミュージアムについてです。  入札が不調に終わったと聞いております。現在、調査中と聞いておりますが、現状わかる範囲でどのような原因が考えられるか、また再入札はいつごろを考えているのかお伺いいたします。  大きな三点目、漁業についてです。  宇佐市の主要産業の一つである沿岸漁業を取り巻く環境は大変厳しいものがございます。資源の減少、高齢化また原油高、魚価の低迷など、待ったなしの状況であります。  現在、水産改革関連法案が審議されており、漁業権の規定が緩和されようとしておりますが、宇佐市への影響はどのように考えているでしょうか。  二点目、中津市ではオーストラリアから技術を学び、カキの養殖で成功しつつあります。宇佐市で養殖漁業の可能性は考えられないでしょうか。  三点目、ダムは上水道を初め農業用水、河川氾濫の抑止など不可欠なものでありますが、一方で、さまざまな要因がありますけれども、ダムの設置により川から流れる養分が減ったことが水産資源減少の一因であるとの声もあります。どのように考えるでしょうか。  大きな四点目、市役所内の組織再編について。  時代の変遷とともに、各部署に求められる役割も変わりつつあると思います。再編は考えていないのでしょうか。  大きな五点目、交通について。  道路の新設や改修において、交通安全計画はどのように生かされているのかお伺いいたします。  以上、一回目の質問を終わります。明瞭簡潔な答弁をお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、漁業についての一点目、水産改革関連法案が審議されており、漁業権の規定が緩和されようとしているが、宇佐市への影響はどのように考えているかについてでありますが、国は水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化を両立させ、漁業者の所得向上と年齢バランスのとれた漁業就業構造を確立することを目指して、今国会に漁業法等の一部を改正する法律案を提出しております。  これは、地元の漁協や漁業者に漁業権を優先的に与える規定を見直し、企業などの参入を促すことを目的としておりますが、既に漁業権を持つ漁協などが有効に活用している場合は、優先的な扱いを継続することとなっております。  現在、本市沿岸の漁業権は全て大分県漁協が県知事より許可を受け、適切に管理運営されておりますので、直ちに影響を受けることはないものと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの子育てについてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、子育てについての一点目、幼児教育・保育の無償化が実現した場合、市が単独で負担している予算はについてですが、国は生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や、幼児教育の負担軽減を図る少子化対策の観点などから、消費税引き上げ時の来年十月一日より、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する三歳から五歳までの全ての子供たちの利用料の無償化と、〇歳から二歳の子供たちの利用料については住民税非課税世帯を対象として無償化することとしています。  この無償化が実現されますと、もともと利用料として市や認定こども園に歳入されていた利用料が入らなくなるため、その分の補填が必要となります。新聞報道等では、半年分は全額国費で負担とのことでありますが、現時点では国や県からの通知はありませんので、今後も国、県の動向を注視してまいりたいと考えています。  なお、子育て支援対策は、宇佐市まち・ひと・仕事創生総合戦略において重要施策と位置づけられており、今後も必要な予算は確保してまいりたいと考えています。  二点目、病児保育の充実を求める声があるが、市の考えはについてですが、病児・病後児保育事業は小学校六年生までの子供を対象に、病中病後で親が仕事や病気、冠婚葬祭等で昼間自宅で保育できない場合に、一時的に預かることにより保護者の子育てと就労の支援をするもので、現在くまのみどう小児科に委託して実施しております。  近年、利用者が増加しており、必要とする方が利用できるよう利用定員や利用時間の拡大をして対応していますが、子ども・子育て支援事業計画でも目標としている二カ所目の開設を目指し、医師会等関係機関と協議しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの平和ミュージアムについてを教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育次長の若山でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、平和ミュージアムについて入札不調の原因と再入札の時期はについてですが、宇佐市平和ミュージアム(仮称)建築主体工事は、要件設定型一般競争入札の方式により、本年七月二十五日に公告し、八月二十九日に開札となっておりました。しかしながら、応札者がいなかったため、入札不調という残念な結果となりました。  この結果を踏まえ、公共工事の入札不調・不落が発生する状況に対応するために国土交通省が示した「公共建築工事の円滑な施工確保に係る当面の取り組みについて」に沿いまして、入札不調の原因調査を進めております。  このガイドラインには、最近の予定価格設定をめぐる主な課題として、単価の設定における実勢との乖離、資材高騰等による業者の応札敬遠など四つの課題が示されております。  中でも、直接工事費に関しては、材料価格、複合単価、市場単価といった刊行物や公的単価である県単価をもとに積算するものと、複数のメーカー等からの見積もりを徴し、一定の査定を行って単価を設定し積算を行う見積単価の四項目にて構成されていますので、構成する項目ごとに現設計書の数量及び単価の再点検、並びに見積書の再徴取などを行っているところでございます。  また、業者の応札敬遠に当たる原因についても、昨今の建築需要の増加による人材不足や資材調達の困難さなど、設計事業者とも聞き取りを重ねながら、調査を進めているところでございます。  数量一つ一つの再点検など、慎重に調査を進めているところでございますので、時間を要している状況となっておりますが、再入札の時期につきましては現在のところ未定でありますが、早急に原因調査を完了し、ガイドラインに沿って必要な対策を講じ、建築工事発注に向けての取り組みを進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの漁業についての二、三を経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、漁業についての二点目、宇佐市で養殖漁業の可能性はについてですが、本市での養殖漁業につきましては、以前はノリ養殖が盛んに行われ、最盛期には四百名ほどが養殖を行っていましたが、現在は二名となっております。また、平成二十八年度からはヒジキ養殖の実証試験を行い、養殖方法や育成状況の調査を継続して行っているところであります。カキ養殖につきましては、本市でも取り組みができないか県漁協宇佐支店と協議を行ってまいりましたが、実現には至っておりません。  本市の特徴である広大な干潟を活用した養殖につきましては、強風の影響や漁場環境など、さまざまな課題もありますが、漁協や関係機関と連携し、新たな取り組みを進めていきたいと考えております。  三点目、ダムの設置により川から流れる養分が減ったことが水産資源減少の一因であるとの声もあるが、どのように考えるかについてですが、議員御指摘のように川から流れる養分が減少したことも一つの要因であるとの意見があることは承知しておりますが、そのほかにもさまざまな要因があるとも言われております。  なお、駅館川上流の日出生ダムと香下ダムでは、河川法に基づき河川維持放流を行っておりますので、直接的な影響は少ないものと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの市役所内の組織再編についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  四項目め、市役所内の組織再編についてですが、行政組織については常に時代に即応した柔軟な体制が必要であると認識しています。  これまでも、新たな行政需要に対応するため、危機管理課や文化・スポーツ振興課などを新設する一方で、組織の統廃合により平成二十年度と比較して四課八係を削減するなど、スリム化・効率化を図ってきたところであります。  こうした中、現在平成三十一年度中に完成予定の新庁舎による執務環境の変化や社会経済情勢等の変化に的確に対応し、地域の実情に合った政策を積極的に行うため、市民にわかりやすくより効果的な組織運営となるよう、副市長をトップとした庁内組織である行政事務改善委員会において組織の改編に向け見直し作業を進めているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、五項目めの交通についてを建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)建設水道部長の麻生でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  五項目め、交通について、道路の新設や改修において、交通安全計画はどのように生かされているのかについてですが、第十次宇佐市交通安全計画につきましては、平成二十八年度、二〇一六年度から二〇二〇年度までの交通安全に関する施策の大綱を定めており、道路交通の安全についての対策として、高齢者及び子供の安全確保、歩行者及び自転車の安全確保など、五つの視点から構成されています。  道路新設・改修事業につきましては、交通安全計画にあります通学路、幹線道、生活道、踏切道等の整備及び維持補修等を実施し、道路交通事故のない宇佐市を目指し取り組んでいるところであります。  また、道路新設・改修事業を行うに当たっては、緊急性や学校周辺等の優先性を加味しつつ、高齢者や障害者に配慮したバリアフリー化法に沿って道路整備や歩道設置等を行っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それでは、再質問をさせていただきたいのですが、順番としてですね、一番最後の交通についてを一番最初に再質問させていただいて、あとは順番どおりということでお願いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)はい。 ◯五番(後藤竜也君)まず、交通についてです。交通安全計画はどのように生かされているのかという問いかけでございますが、この第十次交通安全計画を私もしっかり読まさせていただきました。第九次とも大きくは変わってないと思うんですけれども、この中で幾度となくですね、出てくる言葉が、歩行者優先とか高齢者や子供の安全を図るような道路にしていく、そのような交通安全教育もしていくということでございます。  この質問の念頭にあるのはですね、今、まさに工事が行われております柳ヶ浦上拝田線、そして踏切をまたいで市道が県道に接続するところでありますが、その道路においてですね、まずガードレールの設置はどの程度御予定されてるのかまずお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  柳ヶ浦上拝田線の歩道またはガードレール等につきましては、基本的にカーブ、曲がりの危険性のある箇所、また高さが二メーター以上のところにガードレールの設置をするようにしております。それ以外につきましては、現在は設計の中には含んでおりませんが、現場を確認をして危険性等を考慮して、必要があれば設置をすることは可能であります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今後ですね、今片側一車線が片側二車線という形になります。そうなりますと、必然的に道路の幅も大きくなって、高齢者や小さな子供が渡るときにですね、時間が今までの倍かかるというような状況でございます。  そういった中で、ガードレールというのは、もちろん車が飛び込んできたときに歩道にいる歩行者を守るという視点もありながら、同時にそこから道路を勝手に横断できない、横断歩道以外の場所を渡りにくくするというようなこともあるのではないかなと思うわけです。  現実問題でですね、今交通安全教育というのを小学校でもまた高齢者学級、また老人クラブ等でもですね、行っていただいているとは思うんですけれども、老人クラブに入られてない方も今大変多くいらっしゃるような状況で、そういった交通安全教育がなかなか難しい、また運転免許を持ってる方はですね、比較的交通安全のルールには精通はされてると思うんですけれども、そうでない方にとってなかなか交通安全のルールをお伝えするのが難しいということもあると思います。  そういったときに、もう物理的にですね、そういった危ないところは渡らせないようにするような設計、歩行者を守るような設計が必要ではないかと思うのですが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)再質問にお答えいたします。議員がおっしゃいますのは、歩道から車道へはみ出さないようなガードレールというかガードパイプといいまして、パイプ状になってるはみ出し防止柵といったそういったものもございます。  基本的に、通常は車道と歩道を分離するような形で縁石といいまして車が乗り上げない縁石みたいなちょっと大きいものを設置するんですが、やっぱり人がはみ出して危ないというような小学校の門の先とかですね、そういったところには設置することが可能でございます。  ただ、全線をするといったときには、かなり必要経費がかかりますので、そういったところはやはり現地の調査の上、必要があればといった形になろうかと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、ちょうど駅までの道がですね、ちょうど高校生の通学路になっておりまして、通学生がはみ出たりもよくしております。大きなですね、ガードレールは当然経費が大きくかかるんですけれども、今軽量のものとかですね、あとワイヤーを使ったもの等で費用負担を抑えれるようなものもあるというふうに聞いておりますので、実際現場をですね、また土木事務所の方とですね、確認をしていただいて、極力できる範囲でそういうガードを飛び出さないような方式にできればというふうに考えておりますが、そのあたりは検討は可能ということでよろしいですか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
     わかりました。先ほど言われたように、一応県のほうが設置している道路、また市のほうが設置する道路もございますので、その点については調査はさせていただきます。ただ、今計画している歩道につきましては、現在の約一・五メーターしかない幅の歩道が三メーターの広い歩道になりますので、かなり離合しやすくてよくなると思いますので、なるべくはみ出ないようにといった形でお願いを、学校等との連絡を含めてお願いしながら調査はさせていただこうと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それとですね、あと長洲自動車のところから駅までにかけてですね、現状もそうなんですけれども、街灯が一つもないんですね。夜になるというか冬時期ですと、もう夕方五時を過ぎたらもう大変くらい状況になりまして、大変危ない状況であります。  私も実際歩いてみますと、あの歩道自体がですね、工事をしてよくなるとは思うんですけれども、穴はあいてないんですが結構でこぼこになっててですね、雨が降れば水たまりが多くできます。で、夜になるとつまずく程度の段差というか穴があるんですね。街灯がないので、車は当然ヘッドライトがあるから全く問題ないんですけれども、歩いている人からすると逆にヘッドライトが来ると下の道が真っ暗で逆に全く見えない状態になってしまいます。  そのあたりをぜひ考慮していただいて、今後道路を新設するときにはですね、街灯を、これは前の議会でもちょうど地区と地区の間で街灯が設置されていないところは地区と協議をして設置をしていくというような話だったんですけれども、特にまた駅前周辺整備があったり、宇佐市の縦軸ができるということですので、そのあたり、街灯の設置等もですね、含めて、ぜひ歩行者優先というこういう考え方がありますので、考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  言われましたように、現地はかなり夜になると暗いところがございます。で、道路照明として踏切であったり橋梁であったり、トンネル等、そういったところには街灯もできますので、地域の方も含めた関係機関と調整をさせていただきながら、前向きに調査・研究させていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それではよろしくお願いいたします。  では、次に参りたいと思います。子育てについてでございます。  これは、先ほど回答にもございましたように、まだ正式決定では全くないという状況ですので、まだ仮定の話に仮定の質問ということになるので、大変難しい回答にはなると思うんですけれども、ただ来年に迫ったことですので、想定はしていかなければならないだろうというふうに感じております。  実際に、今市がですね、単独で今の現時点の支援法において負担している予算というのは、今お幾らになるんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  市が単独で行っている部分はということでございますけども、現在、無償化にならない〇歳から二歳の課税世帯の保育料が現時点で把握できておりませんので正確ではございませんが、国が定める保育料の基準額から減額分をしております。その額が一億八千万円程度、それから満三歳以上の第二子の半額、第三子無料の保育料多子軽減が約一億円と、で、県との事業でございますけども、満三歳未満の第二子が半額、第三子が無料のおおいたにこにこ保育事業につきましては、約三千百万円程度というふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)大変大きな金額を市が単費で補填をしていると、予算をかけているということでございます。これが、半年間は国費で賄われるようになった後に、今の報道ではですね、国が半分、県が四分の一、市が四分の一というような形になるのではないかと。その話に対して、全国知事会の方がおおむね了解するような旨の発言をされているというような状況でありますが、仮にですね、四分の一という負担に市がなった場合、その場合、市が負担する、予想される予算というのは大体お幾らぐらいになるんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  仮に四分の一市が負担をするとした場合の額でございますけども、現在平成三十年度で申しますと、国が示す保育料につきましては約六億四千四百万円というふうに今想定をしておりまして、その四分の一ということでありますと、一億六千百万円というような計算になりますけども、現在国が計画してる保育料は先ほど申しましたように三歳以上が無料で、未満は住民税非課税のみが無料となりますので、課税者については今までどおりでございます。で、課税者の分についての今把握はちょっと私ども、今できておりませんので正確ではございませんが、全体が無料となったとした場合の仮定で申しますと、一億六千百万円となりますが、実際は先ほど申しましたように課税者を含んでおりますので、この金額よりももっと少ない額になるというふうに想定をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今の概算で一億六千万円ぐらい、先ほど現状で市がかかっている予算で三億円ちょっとということで、単純に差し引きはできないということでありますが、予算が若干前後した場合でも数千万円もしくは一億円近い金額が今の予算よりは余裕が出てくるという認識でよろしいですか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをします。  現時点では正確な数字は申し上げられませんけども、今の想定では幾分かは市の負担は減るというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)この差し引き、これも本当仮のお話なので何とも言いにくいところだと思いますが、今特に子育て世帯もしくは少子化等でですね、手厚くしていこうということで各市、各県、さまざまな自治体が手厚く補助等をしております。  そういった中で、今あくまでも仮の計算で申しわけないんですけれども、それで予算が例えば浮いた場合、その予算をほかの予算にですね、当然財政が厳しいところがありますから、財政としてはほかに回したいというようなところもあると思いますけれども、せっかく今まで予算が確保されてきたということを鑑みてですね、その予算はぜひ子供たちもしくは子育て世帯にぜひとも使っていただきたいというふうに願うわけでございます。  そういった中で、いろんな方に話を聞いてみました。もし仮に予算が浮いた場合ですね、どういったことに使えたらいいのかなというような話を聞くと、やはり子育てのための基金を作ってもらってはどうかと、基金を作ることによってじっくり吟味してですね、政策を立てて、その中から使っていくというような考え方もあると思いますし、別にはですね、特に今小学校等でも運営が大変難しいというふうに聞いておりますが、加配の問題ですね、例えばADHDのお子さんがいらっしゃった場合にどのように対応していくのかと、先生方の加配が必要ではないか、またその加配をするにおいても多分市の基準は手帳がないとそういう状況であると認められないというふうな状況だと思いますけれども、実際のところは手帳がない場合でもそうではないかと疑われる場合もあって、運営が難しいというようなことも聞いております。  そういったところで、予算を使ったりしてはいいのではないかと、さまざまなですね、意見がございます。そういった意見をですね、ぜひ一度ヒアリングをしていただいて、その上でまた予算等の使い道をですね、考慮していただけないかなという思いでありますけれども、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。後藤議員の再質問にお答えいたします。  まず、無償化になった場合の市の負担の使い道で基金というお話がございました。最初の答弁にありますけども、宇佐市版まち・ひと・しごと総合戦略で、結婚、出産、子育て、こういった部分は主要戦略、柱と位置づけて今展開しているところでございます。  この分につきまして、財政状況によってある年はできる、ある年はできないということがないように、子ども・子育て応援基金というものを今作って財源の確保をして努めているところでございます。  そういう市の主要施策としてやっていますので、この部分が浮いたからじゃあ他の部分という、その枠をどこに持っていくかということではなくてですね、この子育て施策という分につきましては、答弁にありますように必要な予算は確保していくということになると思います。  学校教員の加配とかも含めてですね、それは当該事業の中で今継続して事情を聞いて予算計上をしておるところでございますので、そういった部分は相対的に総額の中でまた優先順位を含めて検証していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ありがとうございます。  では、次に、病児保育の件に関して再質問をいたします。  昨日、多田羅議員もこの件に関して質問をされておりましたが、大変そういう求める声が多いというふうに聞いております。特にですね、昨日の回答にもありましたように、冬、十一月から二月、インフルエンザ等また風邪等の時期に、とても今の一カ所の拠点だけでは足りないという声をよく聞きますが、今医師会等で協議をしているという、回答にもありますけども、どういった点が今難しい、医師の確保等の問題でしょうか、どうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  今現在、やはりニーズが非常に多いものですから、私どもも長年医師会等も含めて協議をしておりますが、やはりこれは病児保育でありますと、基本的には小児科のお医者さんのほうでお願いをすることになろうかというふうに思っておりますので、小児科のお医者さんのほうで今の段階では受け入れができないというような話をずっと行っておりましたので、開設までには至っておりません。  ただ、今後も根気強くですね、二カ所目の開設に向けてやっていきたいというふうには考えております。以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)この一カ所開設するには、予算は今お幾らかかってるんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  現在の委託料につきましては、基本分と年間の利用者の児童数に応じた加算分というふうに委託料を設定しておりまして、現在基本分は一カ所あたりに二百四十二万三千円というふうに決まっております。  年間の延べ利用者数につきましては、これも加算でございまして、現状はもう八百五十人程度ということでございますので、八百人以上千人未満の階層というふうになります。  そうなりますと、九百八十四万四千円となっておりますので、合計しますと一千二百二十六万七千円というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)これが仮に二カ所開設されたという場合は、これも仮の想定ですから何とも言えないと思いますが、どれぐらい増えるというふうに、ニーズ等お聞きになって、どのような状況になると思われますか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをします。  仮に二カ所開設した場合は、二倍ということでは恐らくないというふうに考えておりまして、当然一カ所の延べ利用者数は今よりもかなり減少するものというふうに思っておりますので、一カ所あたりの委託料も今よりも下の階層になるというふうに認識をしております。それが四百の階層になるのか、六百の階層になるかというところは、今の段階では把握はできておりません。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今はですね、昔と違いまして共働きの家庭が大変増えております。この病児保育で預けることができなければ、もう必然的に仕事を休まなければならないという状況ですので、ここはぜひ協議を継続していただいて、例えば一カ所を二カ所に増やす際にですね、仮に通年という考え方だけではなくて、例えば期間限定で冬の十一月から二月の間だけでも開設できないかとかですね、施設の整備の問題等もありますから、何とも言えないんですけれども、そのあたり柔軟に考えていただいて協議をしていただきたいなと。十分されているとは思うんですけれども、何とか二カ所目、目標にもありますように二カ所開設ということがありますから、ぜひ実現をしていただきたいというふうに願って、この項目は終わりたいと思います。  次に、平和ミュージアムについてでございます。入札が今不調に終わっているということになっておりまして、さまざまな要因が考えられるという回答でありました。  今ですね、資材の高騰とか人手不足によるものだとか、いろんな要因があるというふうに聞いておりますけれども、これは条件は違えど宇佐市においては安心院庁舎でもこのようなことがございました。  こういった予定価格が合わないということで、応札がなかったという事例というのは他市でも多くあるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)契約管財課長の田中です。後藤議員の再質問にお答えします。  本市における平成三十年度の入札不調につきましては、今回の平和ミュージアムの件を含めまして三件というふうになっております。県内でも二年前の平成二十九年度の入札契約の適正化法、全国的な調査なんですけれども、これにおきまして、大分県を含み各市町村三百四件の入札不調が一年間にあったということで、自治体によってばらばらなんですけども、増加傾向にあるというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)単価の設定における実勢との乖離等が要因として挙げられておりますけれども、現状ですね、今資材が高騰しているということは当然設計業者も認識をされてることだと思うんですけれども、なのに予定価格は、私が聞く限りでは相当な開きがあるというふうに聞いておりますので、設計の段階で問題がなかったのかという認識はありますか。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。後藤委員の再質問にお答えいたします。  設計の段階での設計単価の乖離ということでありますが、設計時におきましてはその当時最新のですね、刊行物等の単価を用いております。また、資材等につきましては見積もりを徴取しての単価を引用しておるということでございまして、設計業者のほうにも聞き取りをしておりますけれども、その辺でのいろんなそごといいますか、はなかったということで認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)調査をしてですね、恐らく設計業者も瑕疵はないと、当然入札する側もですね、しっかりと実勢価格を調査した上で合うのか合わないのか判断して入札されると思いますので、そこで乖離があるというのはそもそもの私は設計に問題があったとしか思わざるを得ないというふうに思うんですけれども、そのあたりは今後ですね、しっかり調査をしていただいて、計画をされて実際にもう議会でも承認されてることですので、そのあたりは粛々と進めていただきたいなと思うわけでございます。  原因をですね、早急に調査するというふうに回答にもありますけれども、原因をしっかりと見きわめて、今後こういった工事等でですね、極力入札がないというような状況にならないように努めていただきたいなというふうに思います。で、この項目は閉じたいと思います。  次にですね、漁業についてでございます。漁業については、これも漁業者の方から聞き取り等もさせていただきました。今はもう大変燃料が高い、重油がもう大変高くなっている、ガソリン並みになっているという、昔のですね、ガソリン並みの価格になったり、また魚価が低迷したり魚がとれないという状況であります。  今、昨日の質問の中にも出ておりました道の駅のことでですね、私は単純に魚をですね、長洲の魚を持っていって売れる状況にしたらいいのではないかというふうに問いかけましたところ、それもなかなか、ただ魚を置いてるだけでは難しいと。  以前、宗像の道の駅に行ったときには、あそこはもう人口の多い北九州市と福岡市のちょうど中間にあったりとか、条件が整っているということで大変にぎわっていたんですけれども、近くの宇島も含めてですね、魚はあるけれどもなかなか難しい状況もあると聞いております。  その協議の中でも、まだ細かいことは全く決まってないという話ですが、実際に漁業の組合もしくはJFがですね、予算を出して何か新しいことをするというのは今は大変厳しい状況であるというふうにも聞いております。  このあたり、それはもう漁業のことだから民間のことだからということで割り切ってしまうとですね、宇佐市の漁業がもう、本当今衰退どころか本当に難しい状況に追い込まれていくのではないかなというふうに心配をしているところでございます。  今、林業水産課でもいろんな対話をしながら、養殖の面に関してもお話をされてるということですけれども、今市側から見てですね、どういった点が一番ネックになってるのか、難しいのかというところをお聞かせいただければと思いますが。 ◯議長(佐田則昭君)林業水産課長。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)林業水産課長の久保でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  今、こういった漁業振興策を進める上での一番の課題といいますか、問題点ということでございますが、まず一つは漁業者全体の意識が非常に落ち込んできてる、委員おっしゃられたように魚価の低迷であったり魚が思うようにとれないであったりというような状況から、漁業者が個々の漁獲、漁業の力を入れていって漁協全体でまとまって何かをやろうという状況が昔に比べて非常に低くなってるという点がまずあろうと思っております。  我々もここは重要視して、漁業者個々のみならず役員初め支店職員と常にこの辺の話はしていってるところでありますが、いま一歩前に踏み出せていないという状況があります。  それから、市なり県なりの大きな助成というところでもございますが、我々県なり市なりで現在できるところとしては、まず資源の回復であったり、漁業環境の整備いわゆる漁港ですね、こういったところの整備、こういったものを中心にこれまでやってきておりますし、現在も資源の回復に向けての努力は県とともに漁協の協力のもとにしていってはおりますが、何分効果がまだはっきりと出ていないという状況もございます。  この辺をどう今後、効果を発揮させていくのかというのを、漁協、職員のみならず、漁業者主体に考えていく必要があるというふうに考えております。  今回の漁業法の改正がいい機会になるのかなという面も一面あるというふうに思っておりますので、ここは今後漁協と話を詰めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、長洲地区でですね、確実にとれると言われるのがハモだと、逆を言えばハモ以外大変今厳しい状況にあるというふうに聞いております。  一部の方々がおっしゃるのは、既存の業者との兼ね合いもあるんですけれども、ぜひそういう水産の加工してくれる業者が来てくれたらなというようなことをおっしゃる方もおります。
     今、宇佐市の企業誘致に関しては、自動車関連が主になっているとは思うんですけれども、昔はですね、長洲も水産加工業者が大変にぎわっていた状況でありますが、今大変少なくなっていると。  そういう企業誘致をしたからうまくいくのかといったら、また難しいところもあると思うんですけれども、ぜひそこも範囲に入れてですね、企業誘致のほうとも少し連携をして、そういったとこにも声をかけていただけないかなというところでございますがいかがでしょうか。城さん、あちらですかね。 ◯議長(佐田則昭君)林業水産課長。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)林業水産課長 久保でございます。お答えをいたします。  議員、おっしゃるように、水産加工の企業の誘致、あるいは県漁協自体がその辺ができないかという話もこれまでしてきたところであります。なかなか県漁協についても新たな設備投資といったものが県全体、南から北までの中でどう配分していくかといった問題もあって、なかなか実現してこなかったというところでありますが、食品加工の企業も漁業にとっては非常に重要なところでありますので、今後商工振興課の企業誘致等も、その辺は視野に入れながら一緒に推進していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)せっかく城課長にも来ていただいたので、一言いただけたらなと思いまして。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)後藤議員の再質問にお答えいたします。商工振興課長の城でございます。  今、食品加工団地という形でですね、そういった企業誘致に関しましてはやっぱり特に食品加工に関してはやっぱり排水であったりですね、まず土地の確保ということが大事だと思っておりますので、工業団地それに持ってこれる団地の整備であったり、そういったことは視野に入れていかないといけないなというふうに考えております。  そういったところを今後関係団体も含めてですね、調査・研究をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今後もですね、ぜひ漁協また業業者の方々と協議をしていただいて、持続できる施策というかですね、今後も沿岸漁業が続いていくように政策を進めていただくことを願っております。  同時に、先ほどお話がありましたように、水産資源の減少の一因であるダムはあくまでも要因の一つではないかということでありますけれども、それ以外にもやっぱり生活排水とかですね、また農薬、また海の環境の中でナルトビエイで貝がいないとか、いろんな状況が考えられますけれども、それも一つずつですね、クリアをしていって、漁業の再生を目指していただきたいと思います。  では、次に移りたいと思います。  市役所内の組織再編についてでございますが、こちらの回答の中では、平成二十年度と比較すると四課八係を削減して、スリム化・効率化を図ってきたというところであります。今、それから、近いところで言えば、スポーツ振興課などが新しくできたりですね、形は変えられてるとは思うんですけれども、今、私が見る限りですね、課の中で本来であればこれ、分けておいたほうがいいのではないかなという課が、私以外でもですね、職員の皆様方も感じているところもあるのではないかと思います。  例えば、今思いつくとこで言えばですね、企画財政であれば、本来であれば企画と財政は使うほうと財政を守るほうですので、本来であれば分けたほうがいいんじゃないかなと思うようなところもありますし、例えば観光まちづくり課で言えばですね、観光とまちづくりがもう、ちょっと今業務が余りにも広くなり過ぎて、やはり分けるべきではないかなとか、まちづくりの例えばコミュニティ係で言えば、本来であれば経済部でなくて市民生活部のほうではないのかなとかですね、いろんなことが考えられますけれども、現在今見直し作業を進めているところとありますが、どういった状況に今あるんでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  現在、組織改編に向けて作業を進めているところでございます。で、平成三十一年度中に新たな庁舎ができるというところも見据えてですね、そういった組織の改編に向けての取り組みを進めているところでございます。まさに、議員がおっしゃられるようにですね、企画と財政は別々に分けたほうがいいんではないかとか、観光とまちづくり、そういったところでの分離あるいは統合、そういった現状の課題等をですね、洗い出してるというような状況でございます。  で、検討委員会につきましては、副市長をトップとする部長級それから財政的な部分の企画財政課等の事務改善委員会庁内組織で、その下部組織の中で例えば窓口部門の職員であったりとか、事業課の職員であったりとかですね、管理部門の職員であったりとか、そういった総括級の職員で作業部会を設置をしておりまして、その中で課題の洗い出し、新組織に向けてのですね、取り組みを進めているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)この組織の再編については、当然職員の方々の効率の面もあると同時に、一般の市民の方々がですね、相談するときに、どこに相談しにいったらいいのかというのがわかりにくいところも、今回質問をさせていただいた一つでございます。  まちづくりに関してどこに行ったらいいのか、私たちはそれはもう地域コミュニティだとかすぐわかりますけれども、一般の方からするとこれはどこなのかなといって、たらい回しにしてないにしてもですね、自分が思い当たるところに行けばたらい回しにされたような気持ちにもなったりですね、実際どこに行っていいかわからないから、結局相談ができなかったというようなこともあるのではないかなと思います。  ですので、せっかく今度平成三十一年度にですね、新庁舎が出来上がると。昨日の質問でも、色分けしたらとか番号ですればわかりやすくなるのではないかというようなこともございましたように、よりわかりやすく、またより効率的な組織再編を進めていただきたいと願っております。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩をいたします。                 休憩 午後零時十四分               ───────────────                 再開 午後一時十四分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。お疲れさまです。傍聴の皆さんもお忙しい中、ありがとうございます。十七番の高橋宜宏です。  昨日の一般質問を私聞いておりまして、新進気鋭の川谷議員、それから和気議員からですね、私と同じダブる質問が三件出ておりまして、昨日帰って一生懸命また見直して、組み立てを変えてきました。大変迷惑な話ですけれども。  ただですね、若手の議員が一生懸命頑張っていい質問をしていることは非常にやっぱりうれしいですね。老いては若手の議員に従えという言葉もありますので、どうぞ御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。  さて、それでは、通告に従いまして今回、四項目ほど質問をいたします。  まず、第一の質問は災害時の指令塔・新市庁舎についてです。  一点目は、KYBのデータ改ざん問題に関するものですが、先ほども申しましたとおり、昨日和気議員から同じ質問がなされておりましたので、この質問は取り下げ、次の質問に参ります。  私は、災害時の司令塔・市庁舎の建てかえ問題を平成二十七年六月議会、同年十二月議会と、過去二度提言し、現在建てかえ工事の真っただ中です。  提言の理由は主に三つありました。一つは、建設から五十年ほどが経過し老朽化したこと。二つ目は、多様化する行政ニーズに対応するためには、現在の市庁舎では手狭であること。三つ目は、常総市の鬼怒川水害の例を挙げ、災害特に水害に強い新市庁舎建設を要望いたしました。  議員向けの新市庁舎建設の説明会では、三つ目の水害に強い市庁舎建設に満足のいく回答を得られなかったのですが、その後この問題について何らかの対応を講じるよう協議したのでしょうか。  第二の質問は、院内町養豚場問題についてです。九月議会での私の質問に対する生活環境課の答弁で、悪臭問題に対し国の悪臭防止法に基づき、規制を強化する方針を明らかにしました。規制区域を市全域に拡大し、人の嗅覚に基づく臭気指数を取り入れ、現状より厳しく測定することなど、一歩前向きな答弁だったわけです。  本年度中に有識者や住民代表などが加わった審議会を立ち上げ、具体的な規制方法や基準などを協議し、来年度中の実施を目指すとのことでしたが、タイムスケジュールとその進捗状況についてお尋ねをいたします。  二点目は、問題の養豚場の建築物の中で、国が所有し宇佐市が管理している水路や共有地を取り込んだ部分がありますが、どう原状回復させるのでしょうか。  また、本年六月議会で提言していた養豚場問題に対する関係各課の横断的な対策会議は設置したのか、設置したのならこの問題に関しどのような改善策を話し合ったのかもあわせてお聞きをいたします。  第三の質問は、宇佐市の祭りについてです。  一点目は、宇佐市の国民文化祭の総括についてですが、これも昨日の和気議員の質問と重複いたしますので、初回の質問は割愛し、二点目に参ります。  現在、宇佐市商工会議所が音頭をとって、市内の祭りやイベントの見直しの会議を行っています。宇佐観光協会、宇佐神宮仲見世会、それにテーマに応じて宇佐市の各担当部課長にも出席をいただいております。  合併前からそれぞれ続いている市内の祭りについて、どう見直すのかの宇佐市の見解をお聞きしたいと思います。  第四の質問は、障害者雇用問題についてです。  今年八月に発覚した障害者の採用に関する不祥事で、省庁及び地方自治体等の公的機関において、障害者手帳の交付に至らないなど、障害者に該当しない者を障害者として雇用し、障害者雇用率が水増しされていた問題ですが、宇佐市はこうした水増し問題はないのでしょうか。  また、財務省などが障害者採用で自力で通勤できる、介護者なしで業務の遂行が可能と、不適切な条件をつけていた問題で、全国三十二都府県と九政令市が同様の条件を試験の応募要項に盛り込んでいたことが、去る十一月一日の報道で明らかになっています。宇佐市は、このような不適切な条件はつけていないのでしょうか。  以上で最初の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。済いません、予定していた答弁が今取り下げられましたので、急遽ちょっと今変更いたしましたので、よろしくお願いいたします。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、災害時の司令塔・新市庁舎についての二点目、水害に強い新市庁舎建設について対処を講じるよう協議したのかについてでありますが、新庁舎は二級河川である駅館川沿いにありますが、河川管理者である県の築堤により水防対策が行われており、宇佐市大雨洪水・土砂災害・津波防災マップにおいては、浸水想定区域に入っておりません。  しかしながら、市役所周辺の雨水処理能力を超えるような想定外の集中豪雨・ゲリラ豪雨などによる一時的な冠水に対する備えは必要と思われますので、新庁舎には次の対策を施しております。  一つ目は、一階床高を現状地盤高より五十センチほど高く設定をいたしております。二つ目は、建物外周部に雨水側溝を配置していること、三つ目は地下免震階に七カ所の集水ますを設け、ポンプアップできるようにしていること、四つ目は電気室、非常用電気室を五階エリア、サーバー室を四階エリアに配置するなど、重要設備は上層階に配置していることなどであります。  なお、これらの対策は、新庁舎建設設計業務を委託する事業者を公募型プロポーザル方式で選定した際、設計事業者から提案された内容に準じており、宇佐市新庁舎建設設計事業者選定審査会において、浸水対策が多重でありすぐれていると高く評価された項目であります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの障害者雇用問題についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  四項目め、障害者雇用問題についての一点目、障害者雇用率が水増しされていた問題、宇佐市はこうした水増し問題はないのかについてですが、障害者雇用率の算定に当たっては、障害を持つ職員について障害者手帳を交付されている職員を対象として算定しており、水増し問題はございません。なお、対象職員については、障害者手帳の提示により確認を行っています。  二点目、財務省などが障害者採用で自力で通勤できる、介護者なしで業務の遂行が可能と不適切な条件をつけていた問題で、宇佐市はこのような不適切な条件をつけていないのかについてですが、今年度まで職員採用試験では一般事務(障害者)の採用に関し、「自力により通勤でき、かつ介助者なしに職務の遂行が可能な人」「活字印刷文による出題に対応ができる人」として受験資格を設けていました。  しかしながら、今後については、国・県等の動向を注視しながら募集・採用に当たって受験資格の見直しを行っていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの院内町養豚場問題についての一を市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の荒牧です。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  二項目め、院内養豚場問題についての一点目、悪臭防止法の見直しのタイムスケジュールとその進捗状況はについてですが、現在九月議会定例会で答弁しましたとおり、悪臭防止法の規制区域の全市拡大、臭気指数による規制の導入に向けて慎重に協議を重ねております。  進捗状況につきましては、豊後大野市を訪問し臭気指数の導入の進め方等についての調査を行い、あわせて本市と同様に規制区域等の見直しを行った自治体の導入までの作業手順などの調査を実施しております。  タイムスケジュールにつきましては、今年度末までに環境審議会の設置を予定しており、規制の方法や基準の見直しによる影響、地域の特性、既存企業を含めた地域産業振興への配慮などについて関係部署等で十分協議を行った上で、環境審議会で審議していくこととしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの院内町の養豚場問題についての二を院内支所長 安部真知子さん。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(安部真知子さん)皆さん、こんにちは。院内支所長の安部でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  二項目、院内町養豚場問題についての二点目の前段、水路や共有地にはみ出した養豚場の建築物の原状回復についてですが、水路には境界確認申請が提出されておらず、境界確認が行われていないため、境界の確定ができておりません。今後、境界を確定するためには、申請に応じ、立ち合いや調査が必要になってくるものと考えております。  次に、後段の関係各課の横断的な対策会議の設置についてでありますが、四月九日に東・納持の環境を守る会より要望書が提出をされてから、これまでも院内支所が窓口となって、県や庁内の関係各課と協議を重ねてきたところです。  十月十六日には、県が所管する水質汚濁防止法に係る養豚場からの排水処理につきましては、県北部保健所が主体となって指導、改善が行われ、水質検査結果は基準値内であり、汚水処理施設の改善計画も全て改善済みであると守る会へ報告を行ったと県北部保健所よりお伺いをしております。  その後、市が所管する林道につきましては、森林所有者の方々に対して説明会を行い、里道につきましては土地の所有者の方々に立ち会いを求め現地調査を行っております。これらについては、引き続き協議を重ねていくことを確認しております。  また、十一月九日には、県宇佐土木事務所及び市の関係各課が出席をし、守る会に対し八月二十四日に要望のありました駅館川流域の水質保全及び養豚場周辺の土砂災害危険区域についての説明会を開催しました。  まず水質保全につきましては、山本浄水場で取水する原水は年四回の水質検査を実施し、安全な水を供給している旨の説明をし、次に土砂災害危険区域につきましては、土砂災害防止法に基づく特別警戒区域等の説明を行いました。  さらに十二月三日には、地元、県宇佐土木事務所及び市の関係課で現地確認を行ったところであります。  今後も引き続き、必要に応じて県に同席を求めながら協議を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの宇佐市の祭りについての二を経済部長 久保佳一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、宇佐市の祭りについての二点目、市内の祭りをどう見直すか、宇佐市の見解をについてですが、本年二月の宇佐市商工会議所との意見交換会において、宇佐市夏越し祭り、宇佐市七夕祭り、宇佐市みなと祭り、駅館川リバーフェスタの祭りを支える体制づくりへの支援を求める要望書が提出されております。  市は、これまで商工会議所を中心とした宇佐市夏祭り振興協議会に対し、財政的な支援として補助金を交付していますが、各祭りの実行委員会では高齢化や担い手不足を初め、協賛金の減少、開催時期の集中など抱える課題が多いとの意見が出ていることはお聞きしております。  今後とも商工会議所や関係団体などで構成する実行委員会などの自主性や見直しを尊重し、可能な範囲での補助や広報などの支援をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは再質問をいたしますが、再質問の構成上ですね、四項目を最初にやって、あと順番どおりに参ります。  まず、障害者雇用問題ですけれども、障害者の法定雇用率は今年四月から改正されまして引き上げられて、民間が二%から二・二%、国、地方公共団体が二・三%から二・五%になりましたね。で、宇佐市における民間の雇用率と宇佐市の雇用率の直近のデータがわかれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。
    ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  大分県労働局のほうのですね、民間事業者に対しての宇佐市にかかる障害者雇用の情報提供をいただいておりますので、そこから算出させていただいております。  そういった中で、状況につきましては、今雇用義務のある企業の数のほうが四十五社、また雇用率については二・九一%というふうになっております。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう一度、二十……。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)二・九一%でございます。  以上でございます。 ◯十七番(高橋宜宏君)宇佐市は。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)宇佐市がなっております。 ◯十七番(高橋宜宏君)民間は。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)民間企業のほうが二・九一%。 ◯十七番(高橋宜宏君)ああ、二・九一%と。宇佐市が。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)宇佐市というのが、宇佐市の障害者雇用ですか。市役所自体……。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)そこは……。 ◯議長(佐田則昭君)こっち。総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  宇佐市職員の障害者雇用率につきましては、今年六月一日現在、三・一七%というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)昨年度まで障害者を雇用する義務のある企業は、従業員が五十名以上だったんですけれども、今年度から改正で従業員が四十五・五人となったわけです。宇佐市には雇用義務のある企業が何社あるのか、これはさっき四十五社ということでよかったんですかね。また、この中で、罰金に当たる納付金を支払っている企業は何社あるのかと、それからその金額がわかればそれも教えていただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  納付金を払っている企業という数は、提供いただいた資料の中では対象企業はないということでございます。それと、金額のほうもですから払っていないという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ところで、初回の質問の答弁で、宇佐市は障害者の水増し問題はないということでありました。これは大変いいことです。それから、障害者手帳も確認しているということですね。  ちなみに私ね、結構時間かかったんですけども、大分労働局に電話を私もしました。ところがなかなか教えていただけなかったので、大分県知事部局とですね、県教委と、それから十八市町村全部個別に電話して聞き取り調査をいたしました。まあ参考にしてください。私の聞き取り調査ですから、至らない点があるかもしれませんけど、大体こういう状況になっているということがわかると思います。  ちなみにですね、大分県知事部局と県教委、それから十八市町村の障害者雇用状況を調べてみたんですけれども、大分県教委は新聞等の報道でもありましたけれども、六十六名の水増し問題があったと。その他、市町村レベルでは、日田市、豊後大野市、玖珠町で若干名の水増しがあったということでした。また、採用試験時の条件として、障害者手帳の提示は、日田市、玖珠町以外の市町村で行っているとのことでした。  二点目の問題ですけれども、宇佐市は障害者採用で自力で通勤できる、それから介護者なしで業務の遂行が可能といったこの不適切な条件をつけているとのことでしたけれども、この聞き取り調査をもう一度ごらんいただきたいと思います。  これ、知事部局と県教委は不適切な条件とされる自力通勤、介護なしの条件のうち、現在も依然として介護なしの条件がついているとのことでした。  それから、宇佐市と同じように二つの不適切条件がいまだにあるのが、日田市、佐伯市、竹田市、杵築市、由布市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町です。それから、大分市、別府市、豊後高田市、姫島村はこの問題が起こる前から、いずれも削除したり不適切条件がないということでした。今年四月から削除したのが臼杵市です。この問題が起こり、二つの不適切条件を見直して、現在削除しているのが中津市、同じく今年の第二期募集から削除したのが津久見市と豊後大野市でした。  宇佐市はできるだけ見直して削除するということですけれども、来年度の採用で削除するということは約束できますか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  削除するかどうかというところを、今現在検討中でございますが、当然県下の状況をこちらのほうもですね、調べさせていただきました。で、削除する方向とかですね、文言を修正するとかですね、そういった自治体もございますので、その辺総合的に見てですね、当然見直すべきところについては見直していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これもう障害者雇用促進法が改正されましたからね。やっぱり法に従ってやっていくというのが自治体の当然の義務なんですよ。だから、少し検討してみるレベルじゃもうだめなんでね、四月からぜひ実行してほしいと思います。  それから、十一月二十六日の新聞報道で、障害者雇用促進法では精神、先ほども申し上げましたけれども、これ発達障害を含むんですけれども、知的障害者の雇用も義務づけられているにもかかわらず、障害者の職員採用枠を身体障害者のみに限定し、精神・知的を排除しているのが三十五道府県あったとの記事がありました。  宇佐市は障害者枠の中で、採用の中で、精神・知的は排除していないのかどうかお聞きいたします。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  宇佐市については、平成二十九年度の試験から身体障害者にあわせて精神・知的障害も追加したところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それもいいことですね。  それでは、先ほどの聞き取り調査票をもう一度ごらんください。知事部局それから県教委、別府市、日田市、杵築市、豊後大野市が障害者の職員採用枠から精神・知的障害者を排除している実態があります。  なぜこの問題を重要視するかといえば、障害者雇用促進法は民間企業にも適用され、公的企業同様に法定雇用率が定められているわけであります。しかも、法定雇用率を遵守できなければ罰金に当たる納付金を支払わなければならないわけです。  民間企業にそうした指導を行わなければならない公的機関が、雇用率の水増しや不適切な条件あるいは障害者採用枠の中に入れなければならない精神・知的障害者を排除している問題があったとすればですね、これは大変大きな問題であるかなと。襟を正し、民間業者ともども障害者雇用をより充実させるよう努力していただきたいと思いますけれども、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  平成二十八年四月の改正障害者雇用促進法の趣旨に則ってですね、地方自治体、地方公共団体の責務と障害者雇用についてもですね、責務というようなところはもう十分認識をしておりますので、今後はそういった趣旨に則って職員採用に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは、一項目の災害時の司令塔・新市庁舎についての二点目ですね。  九月議会でも若い議員さんが二人ほどこの問題を取り上げてたんですけど、そのときの答弁がですね、ハザードマップによると問題ないということでした。  先ほどの答弁ではですね、幾つか水害に対する対策も講じてというような答弁でしたけれども、過去の豪雨災害をちょっと私、調べてみました。大きなものは一九六一年から二〇〇四年まで、この四十三年間で八件、約五年に一度の割合でした。ところが、二〇〇四年から二〇一八年の間の十四年間で十三件、ということは、毎年どこかでですね、大きな豪雨災害が起こっている計算になります。五年に一度だったのが、最近はもう一年に一度起こってる計算なんですね。で、今後ますます地球温暖化が進んでいけばですね、豪雨災害は多くなるという予想も立てている方もいます。  私、先ほども申し上げましたけれども、鬼怒川の氾濫の常総市にしてもですね、今回の九州北部豪雨の朝倉市にしても、当然立派なハザードマップがあったと聞いてます。ハザードマップとか防災マップがあったけれども、危険箇所となっていないところで犠牲者が出ていることを、やっぱり我々は認識すべきだと思っています。  ましてや、この駅館川は最近ですね、ほとんど危険水域になるような状況になっているわけであります。ハザードマップを金科玉条のように大切に思うだけではですね、私は危機管理課長としてはね、危機管理が足りないと思っているんですけども、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  最近は、数十年に一回という大きな災害が議員おっしゃるようにいろんなところで起きております。で、そういう災害に対して、もう絶対これで大丈夫ということはないと思います。常日ごろからやはりハード対策、ソフト対策はしっかりしていかなければならないと思っております。そのためにも、私たちは市民への防災訓練の呼びかけでありますとか、そういったソフト対策の充実に努めているところであります。  また、そういった建物についても、いろんな駅館川の河川の整備にしても、ハード対策と二つの面から行っていくことが防災力の向上につながるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)災害時の司令塔としての新市庁舎の重要性というのを私はずっと説いてきたんですよ。で、これね、ちょっと問題があったからまた建てかえようということはできないわけです。せめて三十年、五十年のスパンで考えなければならない重要な問題であるにもかかわらず、あんまり水害に対する危機意識がなかったのではないかなと私はそう思っているわけです。  で、八月でしたかね、夏に議員への新庁舎説明会で私、この問題を指摘しました。あまり明快な答弁がなかったんですけれども、そのときにですね、検討してほしいと、対応をですね。で、その後、水害、雨水の対策をコンサルと協議したと聞いてるんですけれども、どういう内容だったのか聞いてみたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)契約管財課長の田中です。高橋議員の再質問にお答えします。  今年八月にですね、現地見学会ということで説明会等開きました。そのときに、雨水対策というふうな形で水害等の話、意見等出されたんですけれども、それにつきましては後日設計業者や施工業者に再度水害対策等について確認しながら協議したところです。  その結果につきましては、近年の想定外の大雨やゲリラ豪雨などによって、新庁舎の冠水対策については本市の過去五十年間の気象庁の降水量のデータによるんですけれども、排水処理能力を十分計算してですね、大型排水側溝や雨水ます等を新庁舎の周りに配置する等により、設計上についてはこれまで過去最高の一時間雨量の約二倍程度までは問題なく対応できるということでしたので、その辺について確認したところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)現在、建設中の市庁舎を今言ったようにやり直せとか、こういうことは言えないわけですけれども、駅館川の氾濫について最大限の注意を今後も払っていくべきだと思います。  例えば、県と協議しながらですね、駅館川のしゅんせつも大事、護岸工事も大事だと思います。一部別府地域でいつも危険な状況になってる、ああいうところもやっぱりきちんと見直さなければならないと思います。  それからもう一つですね、九州北部豪雨で参考になったなと思う点がですね、表層崩壊による流木被害、この対策というのはね、今後やっぱり人手不足で山林の間伐ができない時代になっててね、こういう表層崩壊が起こって流木被害というのが年々増えてるんですよ。この対策もね、少し考えておいてもらいたいと思いますけれども、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課の加来です。再質問にお答えをいたします。  確かに大雨が降って、川の氾濫などになりますと、流木も相当数流れてきます。で、最後は駅館川でありますと長洲漁港であるとかあっちのほうが大変なことになってるのも何回か見たことがあります。  やはり山の手入れというのが重要なんでしょうけども、なかなか高齢化などで難しいこともあるでしょうけども、今駅館川では議員言われましたようにしゅんせつなどもやっておると思いますので、そういったハード対策も県などにしっかりお願いをしていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それと私、八月のその説明会で、もう一つ注文というか、聞いてみたんですけれども、駐車場の問題ですね。今でも駐車場はもう慢性的に厳しい状況にあります。何かイベントをやったらね、とめる場所がないんですよ。とめる場所を探して、私なんか放浪したことが何度もあります。  で、駐車場対策を考えてるのかと言ったら、これも満足いく回答がありませんでした。今日ここで突っ込んだこの議論はしませんけれどもね、買えるこの周辺地域の土地はね、今のうちに買っておくとかということも重要です。この駐車場対策もぜひお願いしたいと思います。  二項目の院内町養豚場問題に参ります。  養豚場問題の一点目でですね、こういう答弁がありましたね。豊後大野市を訪問し、臭気指数の導入の進め方等について調査を行い、あわせて本市と同様に規制区域等の見直しを行った自治体の導入までの作業手順などの調査を実施しております。  これは私、いいことだと思ってるんですよ。これはもう偉いですよ、そこまでやってるのは。ときどき褒めないといけないから褒めるんですけどね。これはいいことです。  ただね、ちょっと私心配なのは、タイムスケジュールがね、少しトーンダウンしている感じがあるんです。このタイムスケジュールですけれども、新聞報道では来年度中というような報道もありましたが、それは明確には決まってないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  施行日等なんですけども、当然今回宇佐市全体を対象とした見直しになりますので、審議会等で十分審議する必要があると思います。それで、審議会によっては当然施行の時期は変わると予想されますので、現時点ではお答えする段階には至っておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私、心配してるんですけれども、どこかから、例えば業者とかね、畜産業者はいろいろありますけれども、そういう業者から圧力がかかったと、そういうことはないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  そういうことはございません。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)このような問題というのは、時限を決めて、要するにタイムスケジュールを決めてやっていくということがね、私は重要だと思うんですよ。ずるずるね、先延ばしにしないように、これきちんと要望しておきます。  それから、審議会なんですけれども、今年度中に立ち上げるということでしたけれども、どういうメンバーにする予定ですか。
    ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  審議会の委員構成ですが、宇佐市環境審議会条例で規定されております学識経験者の経験のある者、市民の代表者、市内の事業者の代表者を委嘱する予定にしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これも業者寄りにならないような人選をお願いしたいというふうに思います。  二点目に参ります。  先ほどの答弁でですね、水路は境界確認申請書が提出されておらず、境界確認が行われていないため、境界の確定ができていません。今後、境界を確定するためには、申請に応じ、立ち合いや調査が必要になってくるものと考えていますと。水路の問題ですけれども、これ、申請書は誰が出すの。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  申請書につきましては、境界確認、官民境界の確定を必要とする方が提出していただくようになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これ、国の所有物と聞いてるし、宇佐市が管理してる水路をですね、ある業者が取り込んで、自分ところの仕事の用に供してる場を作っていて、それは申請義務があるんじゃないんですか、ないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)お答えいたします。  水路を取り込んでるかどうかちゅうのも境界確認で境界を確定しないことにはわからない状況にありますので、まず申請をしていただいて、境界をはっきりさせていただくと。それに基づいての調査になります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)地域の人たちがね、取り込んでいると。しかも地域の人たちの共有地も取り込まれてる、一部分ね。だから、それをそう指摘しているわけです。だから、ある意味違法状態があるわけで、それは申請を必要とする人が出すべきだという能天気なそんなレベルでいいんですか。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)お答えいたします。  今、議員おっしゃるのは、地域の方のまた意見でもありますし、境界はあくまで双方が現地に立ち会って確認しないことにははっきりしないので、そこは御理解ください。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)その申請はじゃあ、地域の人たちもできるということですか。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)お答えいたします。  地域の方からの申請でも結構でございます。地域の方ちいいますか、共有者ですね、土地の水路に面した方の申請ということになります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)わかりました。それを先に言えば済むことなのに。  で、私はね、今回の水路取り込みも明らかに違法行為だと思ってるんですよ。ですからね、地域の人たちが申請すると思いますが、現地確認をしてね、違法だったらちゃんと原状回復させるように手続をとってもらいたいと思いますが、いいですか。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)お答えいたします。  申請が出れば、境界確認で確定するようになると思います。で、それによって水路としてのまた機能が今、保全されてるかどうかちゅう判断も出てきますので、そことのまたケースによって、いろんな処理の仕方があろうかと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)十二月三日にですね、県土木、市の土木課に現地視察に行っていただきました。で、先ほどちょっとやりとりしたんですけれども、土木課長さんは見ていないということなんですけれども報告を受けたと聞いています。  実は、東のですね、市営住宅の上のほうに、こういう巨大建造物が、これ素人が建てたというんですよ。こういう巨大建造物。これ、地元の方はね、サティアンと呼んでいるんです、サティアンね。これは私、専門家じゃないのでよくわからないんですけれども、明らかに素人が建てててね、こっちの道路はね、地元の人が言うにはこれは農道だというんですよ。農道だったらこれ、民民じゃないですね。明らかに問題が発生してくると思うんですが、それについてどう思いますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)院内支所産業建設課長の野村です。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  この先ほどのブロックの部分を、十二月の三日の日、私も現地に行って確認をしております。ただ、下の道というのがどなたの土地の分になるかというのは、ちょっとそこまで確認をしておりませんので、今からちょっと調査をしたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それ、私が聞いたのは農道だと聞いてるんですよ。だからそれ、早急にね、もう遅いんですよ、早急にちょっと調査をしてね。で、これ、農道だったら民民の問題とは言えなくなってしまうんですよ。だから、これだったら対応できるじゃないですか。だから早急に調査して、農道だったら対応策を考えていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  現場の部分は、一つの土地の中での道という形でできております。農道としての線が入っているようには見えておりません。個人の土地の中ではないかというふうに思っております。そこのとこもあわせて調査をしたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あなた調査もしてないで、独断でそんなこと言ったらだめですよ。調査した上でね。さっきこそ調査するという話をした上で、今の答弁でしょう。で、あんた、思い込みで言ったらだめですよ、こんな問題を。あなた、どうも養豚場寄りだという人たちも多いんですよ。行政でしょう、しっかりしてくださいよ。  次に行きますけどね。十一月二十六日に、関係各課横断的な対策会議を開催したと聞いています。これ私、六月に要望したんです。約半年かかってようやくね、まあ私も今回この問題を通告したものですから、やおらおっとり刀で対策会議をやったということだと私は思ってるんですよ。ただね、遅きに失したけれども、対策会議を設置したようです。  で、この中で、私ね、対策会議はそれこそいろんな法律にまたがって、各課があってこういう問題を対応しなきゃならないので、横断的な対策会議を設置してほしいとか要望したんですけれども、ただ私も深謀遠慮があってね、この対策会議をやっぱり環境を守る会の人たちとの話し合いの場、それともう一つね、先方があるわけですよ。養豚場。だから養豚場のほうにもね、各課横断的な対策会議の中に来てもらって、おいおいですね、例えば公害防止協定を結ぶような段取りまで進めていってもらいたいと思ってるんですよ。  ただ単にね、高橋が言ったから、まあしようがない、渋々対策会議を設置したということじゃないですよ。その先のことも考えてやっているわけです。  総務部長、この対策会議でね、環境を守る会の人たちとの定期的な会議、それから行く行くはですね、養豚場にも来てもらって対策を講じていくような、そういう対策会議にしてもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  この対策会議といいますか、各課横断的に連携を私は図れているものというふうには理解をしております。ただ、私もこの対策会議の中に入っているわけではございませんので、それについてどうこうとは申し上げられませんけど、それぞれ対策会議なり市庁内の会議を作るときには、それぞれの部署が窓口となってこの部分を立ち上げていくわけでございます。そういった部分では、横断的な連携というのは図れているんじゃなかろうかと思っております。  今後のあり方、その辺も含めて、それは院内支所長ともまた十分、院内支所の状況も聞いてみたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)総務部長ね、何で総務部長に振ったかといいますと、院内支所長とかね、野村課長だけに、この大きなね、大任を負わせるというのは気の毒ですよ。私もずっと今までやってきました。叱咤激励もしたんですけれどもね、やっぱ気の毒な部分もある。だからね、本庁できっちりね、今後の取り組みを考えてほしいというふうに思ってます。これ、要望で結構です。  それからですね、この地域の人たちと養豚場との話し合いですけれども、一度もね、面と向かって話し合いをしたことないです。いきなりあれはいつだったかな、五月十日に調停を申し立てられたと。で、ずっとこの環境を守る会の人たちもそれに応じてやってきてるんですけれども、何の進展もないと。調停を申し立てたにもかかわらず、歩み寄りがないんですから、いかんともしがたいじゃないですか。  でね、今月の十七日に第五回の調停があるようなんですね。で、どうもね、私も環境を守る会の皆さん方にも話を聞いたんですけれども、もう不調にせざるを得ないと、このままずるずる、ずるずる続けていったってらちが明かないと、こういうふうな話です。  でね、これまでは皆さん方、調停を見守るなんていう言い方で少し逃げていた経緯がありますけど、調停もね、もうそろそろ不調になる、不成立、不調になる状況がありますので、これからは宇佐市がですね、リーダーシップをとって、この問題に対応していっていただきたいと思ってますが、総務部長、もう一遍よろしくお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  調停の状況等々、私も十分承知はしておりません部分がございますので、また調停の動向等も十分担当者にも状況を聞きながらですね、また今後について十分内部で話し合ってみたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今後はね、恐らく不調になるでしょう。ですから、本来の姿であるね、宇佐市が、行政がね、リーダーシップをとって、この問題の解決に向けて頑張ってもらいたいと思います。  それでは、三項目めの宇佐市の祭りについてです。  一点目は、先ほど言ったようにもう割愛をしましたけれども、ただ私ね、文化・スポーツ振興課とヒアリングをしたときにね、これ誰がこのアイデアを考えたのかと言ったらね、文化・スポーツ振興課の若手の職員だったというふうに聞いて感心しました。  それも偉いんですけれども、そのアイデアをね、採用した私は上司が偉かったなと思うんですよ。なかなかね、若い人たちの意見をね、酌み上げないんですよ。私も少し経験があるので、今、戒めてやってるんですけれどもね。しかし年を取ると若い人の意見を聞かない状況がある。これをね、文化・スポーツ振興課長がね、若手の意見を聞いて採用したということはね、私あんまり褒めないんですけど、これは褒めてやりたいと思っています。  ただね、最近のいろんなにぎわいを作るイベントを私もいろいろ最近体験してるんですけども、光の祭典か、これもすごかったけれどもね、今年六月に仲見世の参道を一部利用してやった「USAフェス」、これ若いお母さん方が中心になってやっているんですけど、この「USAフェス」の動員力のすごさにもう圧倒されましてね、こういうにぎわいを創出するイベントちゅうのは、刻々とやっぱり変わっているなという印象ですね。  で、そういうにぎわいを作るイベントの感性というのはね、もう我々おじさんじゃない、若手の人たちが持っているなということをつくづく思った次第です。  で、二点目の問題に入りますけれども、宇佐市は今四日市地区の七夕、長洲地区のみなと祭り、それから駅川地区の、これ何といいましたかね、何とか祭り、ほおずき市と私は言ってたんですけども、それから宇佐地区には夏越し祭りというのがありますね。夏の四大祭りと以前は呼称しておりました。  宇佐市としては、これらの祭りをどう位置づけてるのかというのをまず聞きたいんですよ。つまり、地元の人が楽しむ祭りなのか、じゃなくてやっぱりお客さんも呼ぶ、観光客も呼びたいという、そういう祭りを考えてるのか、まずお聞きしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。十七番 高橋議員の再質問にお答えいたします。  今言われましたお祭りでございますが、合併前から夏祭りということで代表的な伝統的な行事であると思っております。また特に、夏越祭り等々は祭礼の部分もございますが、市外から多くの方も訪れているというふうには思っておりますので、やはり市民等がどれだけ来られているか、県外からどれだけ来られているか、そういったものもしっかり把握して、今後観光PR等々で生かしていきたいというふうに思っております。  具体的にちょっとまだ割合は把握してございませんが、申しわけございません。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)祭りというのはね、地元の人も楽しまなきゃならないんですけれども、この四大祭りに関してはやっぱり観光の要素もあるんだということでしょう。  そういうことであれば、私の持論があるんですよ。祭りに対する私の持論を今から述べます。  まず一点はね、祭りは不易流行だと思います。で、宗教行事など変えてはならないものは当然ありますよね。だけど、さっきからのお話、時代とともにリニューアルしていくと、そしてにぎわいを創出する、そういうイベントがあると思っています。  それから、最近人手不足ということもあるんだろうと思うんですよ。さっきの答弁ではね。だけど、最近のこの夏の四大祭りというのはどうもね、ほおずき市もそうだし、前倒ししてる、それから港祭りも九月にやってるんですかね、分散化の傾向にあると。で、やはりね、分散化すると力が弱まりますよね。何でもそうなんですよ。選択と集中というのがある。これは祭りも同じこと、選択と集中が必要です。もう客を呼べない、地元の人もあんまり出てこない、そういうイベントはね、もう見直してやめるという、それから新たなイベントを作ってもいいと思うんですよ。だけど、ぎゅっと凝縮する、集中させるということも、人を呼ぶという意味ではね、重要だと思っています。  それから、これは清少納言「枕草子」の中に、「夏は夜がいとおかし」と。だからね、夜型イベントじゃないと夏祭りはだめです。夏越しが昼いろいろやってもね、お客さん出てこないです。だからね、夏のイベントを考えるんだったら夜型イベントですね。  それからもう一点、祭りの中心はやはり神様がいるということですね。私、そこで提言するんですけれどもね、宇佐の夏越し祭りを中心に宇佐フェスティバルウイークというような呼称でですね、一週間か二週間に祭りを凝縮してね、その間は市民も楽しむし、よそからも来てもらうと、そういうね、熱狂的なイベント、祭りをね、ぜひ考えていただきたいなと。  これは、この四大イベントというのは大体宇佐市の商工会議所が中心になってやってますからね、市のほうが変えろとかいうことにはならないとは思いますけども、一応参考として聞いておいていただきたいというふうに思ってます。あと四分残ってます。  ところでね、今年宇佐神宮で決まったというふうに聞いてるんですけれども、現在七月の末の金土日に行われている夏越し祭りの日程を来年から変更するということが決まったというんですけれども、具体的にどう変わったのか教えてもらいたいんですが。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  具体的には結論から申しますと、旧祭礼日、平成十三年以前の日程に戻すというようなことでございます。で、理由といたしましては、週末開催による県内のイベントや祭礼行事との競合による現状ですね、それから平成十三年当時日程変更しましたが、そのときの要望の観点、にぎわいや活性化の観点からの日程変更の要望理由との検証、それからみこし発祥の地宇佐の歴史と伝統の再考、こういった見地から市それから議会、自治会連合会、祭典奉仕団、商工会議所、夏越し祭り振興協議会、観光協会、若宮神輿かつごう会、宇佐ネットワーク、宇佐神宮の代表者で協議した結果、平成十三年以前の日程に、旧祭礼日に戻すというような結果となったということでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)具体的には平成十三年度以前に返すということは、七月三十一日から八月二日ということでよろしいですか。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)はい。 ◯十七番(高橋宜宏君)私もその当時のことをよく覚えてるんです。で、時枝市長の時代で、これは消防団の人たちの休日、休みをとる問題があって、金土日に変えてほしいということだったと思うんですけれども、消防団の皆さん方は何ら問題ないんですか。平日になる計算が高いですけれども。 ◯議長(佐田則昭君)消防長。
    ◯消防長(和氣久義君)消防長の和氣でございます。高橋議員の再質問にお答えをします。  団長のほうからは、神宮の神事が前に戻ったということでありますので、それについて否定はしなかったということで聞いております。  今後につきましては、やはり今までは休日、日曜日が入っておりましたので、その辺で若干の協議が必要かなというのは考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)消防団の皆さん方にね、不都合がいかなければいいなということは私考えてますけれども、宗教行事ですからね、旧に復する、元の状態に返す、私は反対はしておりません。  一分残りましたけれども、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時三十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時十九分               ───────────────                 再開 午後二時三十分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)皆さん、こんにちは。一般質問二日目、最後となりました。常日ごろ、私が最後の方の質問、自分のお尻にむち打って一生懸命聞こうとしている時間帯でもございますし、逆に私が最後になったら、皆さんから眠くなるのを我慢してより集中して聞いていただけるものと、またそうなるように私も心がけて一般質問をしたいと思います。  ちょっと前段の話として、某私の家庭でもとっている新聞で、医療と仏教のコラムのところがありまして、そこを宇佐の先生が担当されてまして、つい先日ですね、「我思うゆえに我あり」という言葉が紹介されてました。自分の存在を確認するために、いろんなものを否定していきながら自分の存在を証明したと、自分の存在を疑う自分が存在することが確かに存在してたので、「我思うゆえに我あり」と、我が存在すると自分自身で証明したという有名な言葉でございますけども、私たち自身も我の存在を疑える間にできること、家族のためにもそうですけども、地域、ふるさとのために思うゆえにそこに何かがあるようにしっかり頑張っていきたいなと、新聞のコラムを見て改めて思った次第であります。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  一項目め、高家地区のごみ焼却センターの老朽化について、日々老朽化が進んでいる状況だが、施設の現在の状況と今後の見通しについてお伺いいたします。  二項目め、宇佐市平和ミュージアム基本計画において、事業の方針である平和の大切さと命の尊さの、命の尊さについて、具体的にはどのような資料や展示で伝えていく予定なのか。また、多くの戦没者が国を思い、ふるさとを思い、家族を思いながら戦地に赴いたという胸の内の事実として、正確に伝えて感じてもらうことが命の尊さを伝えるということにもなるのではないかお伺いします。  三項目め、隼人の乱(七二〇年)から千三百年が経過しようとしている。この歴史的出来事は放生会が始まる景気となりました。霧島市(旧隼人町)や大学などとの連携等どうなっているのか現状をお伺いいたします。  四項目め、宇佐市の公園や広場などで犬の散歩が可能な場所があるのかお伺いいたします。  以上で、一回目の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、放生会に関する霧島市(旧隼人町)や大学などとの連携はについてですが、本市においては七二〇年の隼人の乱に起因する放生会の祭礼行事が宇佐神宮や和間地区で継承されており、放生会発祥の地となっております。  二〇二〇年に千三百年の節目を迎えるに当たって、放生会の歴史的意義や命を尊ぶ放生意識の継承などを全国に発信していくことは大変意義深いことであると考えております。  本年も、九月十五日、県立歴史博物館において宇佐市観光協会主催で宇佐神宮発祥の放生会を多くの方々に周知することなどを目的に、「行幸会 放生会シンポジウム」が開催され、別府大学や西日本工業大学などの協力により、基調講演やパネルディスカッションが行われたところであり、機運は高まりつつあると感じております。  現在、観光協会を初めとした民間団体が主体となり、放生会などの研究を進めている大学の支援をいただきながら、霧島市の民間団体との間で二〇二〇年の催しに向けた準備協議などを行っているとお聞きしておりますので、市としても可能な限り支援したいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの宇佐市平和ミュージアム基本計画についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、宇佐市平和ミュージアムの基本計画である平和の大切さと命の尊さについて、具体的にどのような資料や展示で伝えていくのかについてですが、宇佐市平和ミュージアム(仮称)では、基本計画において宇佐海軍航空隊を中心とした戦争の歴史をわかりやすく公開し、平和の大切さと命の尊さについて考える展示を方針としています。  この展示方針に沿って、導入部分のプロローグ展示では、航空隊が開隊するまでの宇佐の歴史を時系列で解説し、次の宇佐海軍航空隊関係資料で歴史を伝えるメーン展示では、開隊と訓練、特攻、空襲などのテーマで、所蔵する実物資料や記録によって我がまちも戦場であったという事実を伝えていきます。  さらに、結び部分のエピローグ展示では、戦没者メモリアルコーナーにより、戦争犠牲者を追悼するとともに戦後から復興、そして現在までの歴史を伝えることとしております。  このような展示構成によって、来館者それぞれが戦争や平和について、さらに命の尊さについて深く考える機会の創出につながるものと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの高家地区のごみ焼却センターの老朽化についてを市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)市民生活部長の荒牧です。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、ごみ焼却センターの現在の状況と今後の見通しはについてですが、ごみ焼却センターは昭和五十七年一月に供用開始以来、三十六年以上が経過し、老朽化が進行している状況です。これまでに延命化を図るため、中長期的な整備計画を策定し、大規模な故障等が起きないように計画的な施設の機能維持に努めているところです。  施設の現在の状況については、前年度に起きた一号築炉設備燃焼室天井部の一部崩落と同様の兆候が二号築炉でも確認されましたので、緊急に整備を実施いたしました。  そのほかにも、二号雑用コンプレッサーやクレーンバケット用油圧ポンプ等の緊急整備を実施したことにより、施設の稼働停止となるような大きな事故はなく、前年度と同様の焼却量を維持できています。  今後の見通しですが、来年度は排ガス高度処理設備におけるダイオキシンを除去するためのバグフィルター装置の外壁・内壁の部分的な更新整備や、排ガス冷却用の水を供給している井戸の整備を計画しています。  これからも引き続き、メンテナンスの業者と連携しながら計画的に整備を実施し、施設の機能維持に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、四項目めの公園などでの犬の散歩についてを建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)建設水道部長の麻生でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  四項目め、宇佐市の公園や広場などで、犬の散歩が可能な場所はあるのかについでですが、公園や緑地はコミュニティの場として市民に安らぎや憩いの空間を提供するだけでなく、環境の保全や災害時の避難場所といった機能を果たすことから、安全・安心で快適な生活を送る上で重要な要素となっています。  本市には、響山地区公園や鷹居地区公園といった都市公園のほか、宇佐市総合運動場、平成の森公園など大規模な公園が整備されており、多くの未就学児童が利用する総合運動場古代ふれあい広場を除き、犬を連れて公園に入ることは特に禁止しておりません。  なお、公園内での犬の散歩の際には、ふんの始末や、リードは短く持つなどマナーを守り、他人に恐怖感を与えたり迷惑をかけないよう心がけていただきたいと思っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それでは、順次再質問を行っていきたいと思います。  まず一項目め、高家のごみ焼却場についてですけども、前年度から崩落等、今年度も兆候が確認されたと。そうですね、答弁にありましたように、三十六年以上経過ということでしたら、そういうことにもなろうかと思いますけども、肝心かなめの炉の状況について少し簡単に、わかる範囲で結構です、教えていただけますか。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)清掃事業局業務第二課長の井上でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  炉のほうですが、整備期間を大体十日ほどかけて、毎年劣化したところを計画的に整備を行っている状況です。毎年行っておりますので、最初にお答えした天井の崩落のようなことは、今まではなかったんですが、兆候があれば対応は可能の状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)来年度に排ガス高度処理設備におけるダイオキシンを除去するためのバグフィルター装置等々ということを計画しているわけでございます。  現施設のダイオキシンに対する基準、排ガスも含めて基準はどの程度で、この来年度考えていることによってどの程度に抑えるということなのか、説明お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)清掃業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)再質問にお答えいたします。  ダイオキシンの値は、五ナノグラムという基準値がございますが、それは大きく下回っております。で、来年度に予定しています整備ですが、目的といたしましては内壁、外壁のちょっと腐食した部分を交換することによりまして、施設の密閉性を高めるという意味で計画しております。それによりまして、煙突の前に誘引送風ですけども、普通で考えると換気扇のでかいやつなんですが、それが余裕を持って排気ガスを煙突から排出できるというようなことになります。そういう目的の、整備の考えでおります。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)やはり高家地区の方々も心配されてる方もいらっしゃろうかと思います。それは自分の地域にあれば目に見えて毎年のように改修も含めてですね、行っている状況で、一番はやはり環境問題ですよね。排ガス、ダイオキシン等も、あと臭気ももちろんありますけども、そういったことに対してなかなかどこまでお金をかけるか難しいところもあろうかと思いますけども、やはり迷惑施設でございますから、高家地区の方々、心配されている方々の声も上がってきていたり問い合わせがあろうかと思うんですね。真摯に対応して、できる限りの対応をしていただきたいなと思っております。  現在も三市の広域組合で、当然この先のことについては協議されておりますし、今後につきましてはまだはっきりと方向が見えておりませんけども、三市の人口の半分、すなわちごみの排出量も半分、運営経費も半分となる宇佐市が建設地を抱えております。いわばほかの二市のごみが宇佐市に持ち込まれるという計画のもとで、広域でもお話が進んでおりますので、環境面に対しては大変皆さん、市民はそこが一番気になるところでございますので、今現施設の部分もしっかり最大限できる限りの、できるだけ早目、これも早目がいいですね、兆候を見られたら早目の改善を、改修もお願いしたいと思っております。  今後におきましても、今の高家地区の方がそうのように、建設地、予定されている地域にとっても環境面が一番心配されておりますので、今後におきましてもそういった今現施設の状況を踏まえて、しっかり今後の施設につきましても宇佐市の現状を伝えて、建設地周辺の地区の人たちがどのような思いでどんな心配をするかということをしっかり伝えていってほしいなと思います。  宇佐市にとって、建設地周辺にとっては住民の生活面や環境面、安全・安心な運用面が最大の関心事でございますので、現時点では高家地区がそのような状況でございますので、やはり子供たちへの影響等も住民の方、心配されている方もいらっしゃると思いますので、早目早目の対応で行っていただきたいなと。それがイコール安定的なごみの焼却につながると思いますので、なるべく心配をさせないようにも含めて対応をよろしくお願いしたいと思います。  この問題は、今後また広域でも先々に対しては話していかれると思います。しっかりそちらはそちらでの議論で行っていくものと思っております。先ほども申し上げたように、宇佐市が半分のごみを排出するようになろうかと思います。経費も半分恐らく持つようなことになるんでしょう。  今まで建設地周辺に対して説明してきたことに、リスクオン、負の増大にならないようにしっかりした議論を、宇佐市が当然のように主体的に議論を引っ張って主動していただきたいと思っております。  地域におきましては、不安と不信感が日々大きくなっているという現状でもありますので、今後も建設地周辺地域に対して最大の配慮を宇佐市としてもお願いして、この項目の質問を終わりたいと思います。  次に、二項目め、平和ミュージアムについてですけども、具体的に導入部とメーン展示と結びのエピローグ展示とで説明いただきました。おおむね私も理解できるような感じなのかなと思っております。戦争犠牲者の追悼も入ってございますので、やはりその部分で命の尊さというものをしっかり伝えていただきたいなと思っております。  あとはですね、できれば、これどのように伝えるのかちょっとわかりませんけども、今回は命の尊さの部分にスポットを当てましたけど、平和を守るという部分ですね、平和の部分、平和の大事さ、大切さという部分で平和を守るために苦労されてる方々、汗をかいてる方々もいらっしゃると。  平和は願ってるだけで平和になってませんので、今この日本の平和というものはどのようにして今平和という時代を守られているのかという部分は、その辺はわかるような展示もしくは資料等どうなるのか、わかってる範囲で教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  平和の大切さということでありますが、まずは宇佐市の平和ミュージアム構想、これに沿ってですね、宇佐海軍航空隊を中心とした歴史を明らかにするということ、それから航空隊の跡地周辺に今でも残る遺構を整理して、後世に伝えていくということがまずはですね、平和の尊さを伝えていくということになろうかというふうに思っております。  また、具体的にはですね、メーンの展示の中ではある程度ですね、今宇佐市が所蔵しております資料で展示をしてまいりますが、同時に企画展示室というのがございますので、そういったところではですね、何も戦争だけに特化した展示だけではなくて、いろんな展示ができるかと思うんですね。  例えば、命の尊さについてもですね、戦争をキーワードにした命の尊さもありますけども、それ以外の命の尊さも当然あろうかと思います。そういった意味でも、平和の大切さということにつきましてもですね、戦争だけではなくていろんな活動をされてる方とか、いろんな社会の中でそういったことがあろうかと思いますので、そういったのは企画展示の中で企画をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)やはり平和の大切さを一歩踏み込んで考えると、人の汗と苦労と、それといろんな多種多様にわたる苦労と汗と犠牲の上に今の平和が当然成り立っているので、その大事さ、今の平和がどう維持されてどう守っていかなきゃいけないのか、そういったこともしっかりと伝わるようなものにしていただきたいなと思っております。  平和の大切さというのはもう皆さんわかってるので、それを具体的にどう維持し守っていくのかというところの現状をしっかり、事実をですね、伝えていくことも大事ではないかなと思っておりますので、その点につきまして今現時点ではどうかわかりませんけども、現時点でその点に対して何か明確にありますか。あれば教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  今時点で明確にというのはですね、特にあるわけではないんですけども、先ほど言いましたように企画展示の中とかですね、あとミュージアムが開館をしていけばですね、当然そのミュージアムの運営協議会というのを組織しないといけないというふうに考えておりますので、そういった中でですね、平和の大切さとか命の尊さについてですね、どういったミュージアムとしての働きというか、それが必要になってくるかというのは協議してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)宇佐市におきましては、宇佐市民の人命の尊さ、安全・安心は警察署もそうですけど消防もいらっしゃいます。そうした方々の日々の鍛錬、御苦労、汗のもとに今宇佐市の生命の安全・安心が成り立っているということは、当然私もしっかりいろんな人に知ってもらいたいと思いますし、この平和というのは日本国のことだと思います。そのために、御苦労されてる実態もしっかり、平和を守り維持するための御苦労等も含めてしっかり伝わるような施設にしていただきたいと。  また、今後そういった協議する場があるということですので、その場でしっかりとその辺も意見が出たことをお伝えいただいて議論していただきたいなと思っております。  そして、次の項目に行きます。  三項目め、隼人の乱についてのことですけども、別府大学や西日本工業大学とも連携を持ってやられるということです。命の尊さがね、私、この放生会にもちろんつながって、この放生会自体がそういったものですので、隼人の例を戒めるために始まった放生の精神でやっておりますので、七二〇年、千三百年前の隼人の方々の命の尊ぶところのものが千三百年続いて、今宇佐市で行われてるというのが放生会だと思いますので、こういったことも命をの尊さを伝えるという意味では、現在に引き続き伝統として残されてる重要なものだと思いますので、宇佐市の子供たちのみならず、このに市外にもしっかり伝わるようにアピールしていただきたいと思っております。  これは隼人、霧島市ですね、現在、との連携等も重要になってこようかと思います。この隼人の乱を契機にした放生会に関しては、さまざまなものが関連しております。国宝となってる傀儡子もそうですね、この放生会において傀儡子を、隼人の制圧に行ったときに向こうで舞ったという伝えでありますし、神仏習合というものも現在も宇佐神宮のおみこしを和間神社で六郷満山の僧侶が舞って、そこで般若心経をおみこしに向かって唱えると。で、宇佐八幡神がみこしに乗って隼人の制圧に行ったということと等もございますので、さまざまな宇佐市の今の成り立ち、いろんな習慣とか伝統がこの放生会というものに凝縮また見受けられますので、いろんな角度から各課連携してしっかりいい千三百年祭に向かって協力していっていただきたいと思います。  可能な限り支援していきたいと考えているということなので、安心して期待しております。よろしくお願いしたいと思います。意気込みをお願いします。いや、目が合ったから。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)今回御質問があって、観光協会等にお聞きしております。放生会に関する取り組みというのは、初期段階で民間より委員会組織を結成し、二〇二〇年これに向かってしっかり準備行為をしていると。そしてまた、民と学、民間団体と大学の間で一体的に連携して、地域住民への周知、意識醸成を図っているというようなことをお聞きしております。
     市といたしましては、また正式的に実施団体、委員会等が結成されまして、具体的な事業計画それから予算などが決定された後に、支援また協力などの具体的な御相談があった場合には、関係各課で協議いたしまして可能な支援や協力はしていきたい、かように考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ありがとうございました。  最後の項目に移りたいと思います。  ペットについてです。特に犬なんですけども、例えば犬のペットを飼っている世帯とかその数、割合とかっていうのは把握できてるんですかね。できてたら教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。辛島議員の再質問にお答えします。  平成三〇年度当初の犬の登録数が四千三百二十頭です。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)これ、近年どの程度かわかりませんけど、十年、二十年前と比べてとかでも結構なんですけど、大体どういった傾向なのか教えていただけたら。わかればで結構です。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  大変申しわけございません。平成三十年の資料しか持っておりません、済いません。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)はい、結構です。恐らく、今後高齢化も進んで、ペットをですね、飼うことが、高齢者にとっても独居老人にとっても支えになる方も増えてくるのかとも思いますし、そうなってくると、動物の愛護の精神も含めて、ペットとしてのあり方、こういった広場とか公園等でのルールの周知の徹底だとかですね、そういったものが必要になってこようかなと思うんですけども、その辺は考えておられるのかお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)都市計画課長の麻生でございます。再質問にお答えします。  公園内、今、都市計画が管理する公園は十ほどあるんですけど、特にですね、条例等でペットの散歩等を禁止している条項はございません。こちらが考えてるのがですね、やはり飼い主としてですね、最低限のマナーですね、例えば先ほど答弁で申しましたけど、ふんの始末とか、大型犬とか大きな犬だったらですね、やはり怖がる方もいらっしゃると思うので、リードを調節して短目に持っていただくとか、相手に迷惑かけたり恐怖感を与えないような対応で、どういったらいいですかね、飼い主にはやはり管理上の責任があると思いますので、その辺はしっかり守っていただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)今後すぐペットとの生活も含めて、ペットを飼う側の道義的な責任とかルール、しつけも含めたものですね、が必要になってこようかと思いますし、市としてもスポーツ公園がしっかり整備されるようになっております。そうなってくると、そういうところでのペットの散歩も含めてですね、ペットによる諸問題、ふんの処理も含めてですね、いろんなものが想定されてこようかと思います。ある程度のルールづくりとルールの周知徹底も含めて、共存ですね、ペットを飼うこともよいことだと思いますし、ルールを守って充実したそれぞれの生活も必要だと思いますので、現時点でどこまでどうのということは私も今決めるべきなのかもわかりませんけども、宇佐市の現状を把握されているようですので、他市、先進地も含めてペットとの生活ということでルール等も含めて今後しっかり検討していっていただきたいなと、それと施設とかとのかかわりも含めてですね、その辺は今回投げかけるということでお願いしたいと思います。  以上で、一般質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、辛島光司議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。  次の本会議は、明日六日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後三時〇五分 宇佐市議会...