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2018年09月13日 平成30年第3回定例会(第4号) 本文
2018年09月13日 平成30年第3回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2018-09-13
    2018年09月13日 平成30年第3回定例会(第4号) 本文


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    2018年09月13日:平成30年第3回定例会(第4号) 本文 (247発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成三十年九月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成三十年九月十三日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、教育の振興について          │市長、教育長┃ ┃中本 毅君 │ (1)文部科学省から宇佐市教育委員会へ、  │および   ┃
    ┃      │  竹内新(あらた)教育長がお越しにな  │担当部課長 ┃ ┃      │  って一年経つ。国の情報が市教委へ、  │      ┃ ┃      │  以前よりも豊富に入るようになったと  │      ┃ ┃      │  聞く。その他のメリットもあるだろ   │      ┃ ┃      │  う。就任から一年経ち、竹内教育長の  │      ┃ ┃      │  所感は。               │      ┃ ┃      │ (2)県立宇佐高校の教育環境充実を支援す  │      ┃ ┃      │  るため、市として十億円規模の基金を  │      ┃ ┃      │  設置しては。なお基金は、宇佐高校の  │      ┃ ┃      │  方針で柔軟かつ効果的に資金使途を定  │      ┃ ┃      │  められるようにすることが望ましい。  │      ┃ ┃      │ (3)宇佐高校を市立高校に変えて、宇佐市  │      ┃ ┃      │  独自の理念や方針で運営し、いっそう  │      ┃ ┃      │  市民の期待に応える、確固たる進学拠  │      ┃ ┃      │  点にしては。             │      ┃ ┃      │ (4)学習指導要領も踏まえ、論理的思考力  │      ┃ ┃      │  の育成、ICTのさらなる活用、外国語   │      ┃ ┃      │  力の強化、および主体的・対話的で深  │      ┃ ┃      │  い学びの推進が重要であると考えてい  │      ┃ ┃      │  る。市立学校の教育現場において、ど  │      ┃ ┃      │  のような取り組みが進められている   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (5)学校給食を無料化しては。       │      ┃ ┃      │ (6)旧宇佐市部では、旧町単位で一つずつ  │      ┃ ┃      │  しか公民館がなく、小学校区まで浸透  │      ┃ ┃      │  する地域密着の公民館活動を実施しに  │      ┃ ┃      │  くい。小学校に分室機能を置いたり、  │      ┃ ┃      │  小学校区で公民館便りを配布したり   │      ┃ ┃      │  と、様々な支援を検討しては。     │      ┃ ┃      │二、医療や介護について          │      ┃ ┃      │ (1)昭和五十六年開設の宇佐高田医師会病  │      ┃ ┃      │  院については、建て替えを切実に構想  │      ┃ ┃      │  し、実行すべき時期が来ている。設置  │      ┃ ┃      │  主体である宇佐市医師会が協議を主導  │      ┃ ┃      │  し、市民が受益者である宇佐市および  │      ┃ ┃      │  豊後高田市は責任を持って協議に応じ  │      ┃ ┃      │  ていくべきである。市の考えは。    │      ┃ ┃      │ (2)各地域包括支援センターの職員体制と  │      ┃ ┃      │  資格要件について、保健師、社会福祉  │      ┃ ┃      │  士、および主任介護支援専門員一名ず  │      ┃ ┃      │  つの配置は難しいのが現実である。市  │      ┃ ┃      │  として、どのような対応を考えている  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │三、家族旅行村安心院のリニューアルにつ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │  積極的に進めるべきと考えるが、市の  │      ┃ ┃      │ 方針は。                │      ┃ ┃      │四、市職員の健康管理について       │      ┃ ┃      │  熱中症対策のため、高温多湿の環境で  │      ┃ ┃      │ 活動する職員に、小型扇風機付きの空調  │      ┃ ┃      │ 服を導入しては。            │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、西大堀地区に建設予定の都市計画公園  │市長及び  ┃ ┃辛島光司君 │ について                │担当部課長 ┃ ┃      │  ごみ焼却場の建設受け入れ条件とも言  │      ┃ ┃      │ える地域からの強い要望を受け、温水プ  │      ┃ ┃      │ ールとトレーニングジムの併設した施設  │      ┃ ┃      │ 建設が構想としてまとめられた経緯があ  │      ┃ ┃      │ るが、現在どこまで協議が進んでいるの  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │二、白宇津球場と総合グラウンドの芝の現  │市長    ┃ ┃      │ 状と管理について            │担当部・課長┃ ┃      │ (1)芝の管理は誰がどのような方法で行っ  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │ (2)様々な試合が開催されるが、芝部分を  │      ┃ ┃      │  含めグランドコンディションをどのよ  │      ┃ ┃      │  うに捉えているのか。         │      ┃ ┃      │三、支援学級について           │市長    ┃ ┃      │ (1)近年において、中学校の支援学級在籍  │担当部・課長┃ ┃      │  で卒業した生徒数は。         │      ┃ ┃      │ (2)その卒業生の進路は。         │      ┃ ┃      │四、大雨・豪雨災害について        │教育長   ┃ ┃      │  災害時に避難勧告・命令等が発令され  │      ┃ ┃      │ た場合、それぞれの地区において、どの  │      ┃ ┃      │ 道が冠水する可能性が高いのか、また、  │      ┃ ┃      │ どの道を通り避難すれば良いのかを地域  │      ┃ ┃      │ で把握しておく必要がある。冠水危険マ  │      ┃ ┃      │ ップのようなものは作成しているのか。  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、院内の養豚場問題について       │市長及び  ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)六月議会の一般質問で協議事項となっ  │担当部課長 ┃ ┃      │  ていた諸課題(1)里道・林道の境界確  │      ┃ ┃      │  認は行ったのか。原状回復は図られた  │      ┃ ┃      │  のか2)悪臭問題に関し、豊後大野市の  │      ┃ ┃      │  ように悪臭防止法の規制区域を用途区  │      ┃ ┃      │  域だけではなく、市内全域に拡大する  │      ┃ ┃      │  ことと臭気指数による規制を導入する  │      ┃ ┃      │  こと。また規制基準の測定場所につい  │      ┃ ┃      │  ては排気口での測定に変えられないか  │      ┃ ┃      │  3)宇佐市が管理している用水路に業者  │      ┃ ┃      │  は汚水を流しているが、放流許可を取  │      ┃ ┃      │  っているのかどうか。4)公害防止協定  │      ┃ ┃      │  は既存の業者と結ぶのは難しいとの答  │      ┃ ┃      │  弁だったが、その後もその考え方に変  │      ┃ ┃      │  わりはないのか。5)利益相反が起こる  │      ┃ ┃      │  恐れについて顧問弁護士の見解は)に  │      ┃ ┃      │  ついてそれぞれ協議結果を。      │      ┃ ┃      │ (2)西日本豪雨で七月六日午後四時過ぎ、  │      ┃ ┃      │  院内町の件の養豚場のある山林が高さ  │      ┃ ┃      │  約二十メートル、横約十メートルにわ  │      ┃
    ┃      │  たって崩壊し、市営東団地五棟のうち  │      ┃ ┃      │  一棟に樹木と土砂が入り込んだ。被害  │      ┃ ┃      │  にあった七十代の女性は反対の部屋に  │      ┃ ┃      │  いたため、けがはなかったという。こ  │      ┃ ┃      │  の女性の救出状況や周辺住民の避難勧  │      ┃ ┃      │  告等当時の状況を。また土砂崩落の原  │      ┃ ┃      │  因と再発防止は。           │      ┃ ┃      │二、人口急減問題について         │      ┃ ┃      │ (1)策定された「宇佐市人口ビジョン」に  │      ┃ ┃      │  は今から六年後の二〇二四年(平成三  │      ┃ ┃      │  十六年)の将来計画人口を五万三千人  │      ┃ ┃      │  と設定している。今後どのように宇佐  │      ┃ ┃      │  市の人口急減問題を克服していくの   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)去る五月八日付の毎日新聞に「県外移  │      ┃ ┃      │  住 支援策奏功」の見出しで県内の移  │      ┃ ┃      │  住者数と上位市町村が紹介されてい   │      ┃ ┃      │  た。二〇一五年度に八十名でベスト二  │      ┃ ┃      │  だった宇佐市が十六年度以降は姿を消  │      ┃ ┃      │  している。十六年、十七年の移住者数  │      ┃ ┃      │  と十八市町村中何位だったのか。また  │      ┃ ┃      │  移住者が減少した原因は何だと分析し  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │三、宇佐市光インターネットについて    │      ┃ ┃      │ (1)市は情報格差を解消するため、光ファ  │      ┃ ┃      │  イバー網の整備を進めることで情報格  │      ┃ ┃      │  差の解消を行い、住環境の整備と地域  │      ┃ ┃      │  産業の活性化などを目指して、情報通  │      ┃ ┃      │  信基盤整備事業を行っている。そして  │      ┃ ┃      │  市光インターネットは、この事業で整  │      ┃ ┃      │  備された施設をJ:COM大分ケーブ  │      ┃ ┃      │  ルテレコム株式会社電気通信事業   │      ┃ ┃      │  者)に貸し出し、サービスの提供を行  │      ┃ ┃      │  なっている。ところで市民から申し込  │      ┃ ┃      │  んでも工事完了までの日数が大変永す  │      ┃ ┃      │  ぎる等の苦情があるが、その理由と改  │      ┃ ┃      │  善計画は。              │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)皆様、おはようございます。議席番号一番 知新会の中本 毅でございます。  傍聴ないしインターネットで御視聴いただいている皆様に、感謝を申し上げたいと思います。平成二十七年四月の市議選に無所属で立候補して以来、たくさんの方々のおかげで議員活動を続けてくることができました。妻や子供たちも、私の支えとなってくれました。お世話になっている一人一人の方々に感謝の気持ちを直接お伝えすることができず、また、御恩に十分報いることもできないのは、日々もどかしく感じている部分であります。一つしかない体、限られた時間、力不足や徳の足りなさを自覚しながらも、市民の皆様のお声を市政へとお届けする使命に、力を尽くしてまいりたいと思います。皆様には、変わらぬ御支援、御教授を賜りますようお願いを申し上げます。  さて、平成三十年七月豪雨災害におきましては、全国で二百名を超える多数の方々が亡くなり、謹んで哀悼の意をあらわしたいと思います。関西や北海道の状況につきましても心を痛めております。全国各地で被災された皆様に、衷心よりお見舞いを申し上げます。  私も、極めて微力ではございますが、何か少しでもお役に立てたらと思い、日ごろの宇佐市での消防団活動に加えて、災害ボランティア活動に駆けつけてまいりました。佐賀県基山町及び広島県広島市の安佐北区に行って、重機の入れないような狭いスペースで、土砂のかき出しをお手伝いしてまいりました。  それ以前も、災害ボランティアは何度か経験しましたが、そのたびに思うことがございます。それは、我が国日本には、困っている人がいれば、全国から駆けつけて、少しでも力になりたいと思う人たちがたくさんいるということです。「一隅を照らす、これすなわち国の宝なり」という言葉がございますけれども、社会のさまざまなところで、それぞれの立場で身の回りを明るく照らす方々がいることは、本当に我が国の誇りであり、宝であるなと思います。  こうした助け合いの心を出発点として、各地の復旧、復興を実現し、地域の創生をなし遂げることは必ずできると、私は確信しております。私も市議会議員の端くれとして、政治行政へと、皆様のお声を精いっぱいお届けしてまいりたいと思います。  それでは、本題の質問に入ります。  一項目め、教育の振興についてお尋ねします。  一点目、文部科学省から宇佐市教育委員会へ竹内 新教育長がお越しになって一年たちます。国の情報が市教委へと、以前よりも豊富に入るようになったと聞きます。その他のメリットもあるでしょう。就任から一年たち、竹内教育長の所感はいかがでしょうか。  二点目、県立宇佐高校の教育環境充実を支援するため、市として十億円規模の基金を設置してはいかがでしょうか。なお、基金は、宇佐高校の方針で、柔軟かつ効果的に資金使途を定められるようにすることが望ましいと思います。  三点目、宇佐高校を市立高校に変えて、宇佐市独自の理念や方針で運営し、一層市民の期待に応える確固たる進学拠点にしてはいかがでしょうか。  四点目、学習指導要領も踏まえ、論理的思考力の育成、ICTのさらなる活用、外国語力の強化及び主体的・対話的で深い学びの推進が重要であると考えています。市立学校の教育現場において、どのような取り組みが進められていますでしょうか。  五点目、学校給食を無料化してはいかがでしょうか。  六点目、旧宇佐市部では、旧町単位で一つずつしか公民館がなく、小学校区まで浸透する地域密着の公民館活動を実施しにくいと聞いています。小学校に分室機能を置いたり、小学校区で公民館便りを配布したりと、さまざまな支援を検討してはいかがでしょうか。  二項目め、医療や介護についてお尋ねします。  一点目、昭和五十六年開設の宇佐高田医師会病院については、建てかえを切実に構想し、実行すべき時期が来ています。設置主体である宇佐市医師会が協議を主導し、市民が受益者である宇佐市及び豊後高田市は、責任を持って協議に応じていくべきです。市の考えはいかがでしょうか。  二点目、各地域包括支援センターの職員体制と資格要件について、保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員一名ずつの配置は難しいのが現実です。市として、どのような対応を考えていますでしょうか。  三項目め、家族旅行村安心院のリニューアルについてお尋ねします。積極的に進めるべきと考えますが、市の方針はいかがでしょうか。  四項目め、市職員の健康管理についてお尋ねします。熱中症対策のため、高温多湿の環境で活動する職員に、小型扇風機つきの空調服を導入してはいかがでしょうか。  以上で当初の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、中本 毅議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、医療や介護についての一点目、宇佐高田医師会病院の建てかえについて市の考えはについてでありますが、宇佐高田医師会病院の建てかえにつきましては、宇佐市医師会が事務局となり、昨年度から宇佐高田医師会病院経営施設整備構想検討委員会が設置をされ、これまでに三回開催されております。現在の医療状況、今後の病院のあり方や機能等について、協議・検討されています。  宇佐高田医師会病院は、第二次救急指定医療機関、災害拠点病院、僻地医療拠点病院、第二次感染症指定医療機関など、多岐にわたってその役割を果たしており、地域医療の重要な拠点病院と認識いたしております。そのため、市といたしましても、当検討委員会の委員として参画をしており、今後も責任を持って協議をしてまいります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの教育の振興についての一、三、四を教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長の竹内でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教育の振興についての一点目、教育長就任から一年たっての所感はについてですが、今月八日で、教育長に就任して二年目を迎えることができました。議員の皆様初め、多くの方々のおかげと承知をしております。この場をおかりしてお礼を申し上げます。  さて、御質問に関してですが、まず、学校教育について申し上げます。本市の小中学生の学力につきましては、県内で一定の評価をいただいているところでございます。引き続き、義務教育段階での学力向上に取り組みながら、市内の中学校と高校の連携も推進してまいります。それにより、将来、世界に羽ばたいていける人材とともに、本市において活躍できる人材が育つことを目指したいと考えております。  次に、社会教育について申し上げます。先日、宇佐の文化財について話をする機会があり、私自身も勉強させていただいたところでございます。この六月に、これまでの保護に加え、文化財の一層の活用を可能にすることなどを内容とした、文化財保護法改正があったことを踏まえまして、今後は本市の文化財の活用に向けて取り組んでいきたいと考えております。  今年度から、本市の全ての小中学校に、学校運営協議会制度、いわゆるコミュニティスクールを導入いたしました。今後は、学校における働き方改革にも配慮しながら、学校・保護者・地域が同じ目標に向かうことができるよう、本制度の改善を図ってまいりたいと考えております。  なお、議員の御質問の中にありました国の情報とは、次年度予算の概算要求や審議会の審議状況などのことと思われます。市教育委員会の担当課とそういった最新情報を共有しながら、本市の教育施策に生かしていきたいと考えております。  本市の教育のため、これまで以上に取り組んでまいりますので、引き続き御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  次に、三点目、宇佐高校を市立高校に変えて、市独自の理念や方針で経営・運営し、進学拠点にしてはについてですが、市教育委員会では、地域の子供は地域で育てるという教育理念のもと、「子供たちに誇りと希望、そして夢を」をテーマとし、学校教育を進めております。  宇佐高校においても、地域とともに未来創造、地域に学ぶ課題探求学習等、中学校や地域との連携を深めながら、人間力の向上、地域を愛する心の育成を目指している点では、教育理念はおおむね同じではないかと認識をしております。そのため、学校設置者が異なる現状であっても、市教育委員会として、今後学力向上も視野に入れながら、中高連携のあり方を探ってまいりたいと考えております。  四点目、学習指導要領も踏まえ、論理的思考力の育成、ICTのさらなる活用、外国語力の強化及び主体的・対話的で深い学びの推進が重要であるが、市立学校の教育現場においての取り組みはについてですが、小学校で平成三十二年度、中学校で平成三十三年度から全面実施される新学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びや論理的思考力の育成が重要な柱となっております。  現在は移行期間中でありますが、市内小中学校において、新大分スタンダードに基づく課題とまとめ、目当てと振り返りを徹底することで、主体的に考えたり、共同して学んだりする授業が実践されています。外国語教育については、本年度より小学校五、六年生において七十時間、三、四年生で三十五時間の授業時数で先行実施しております。また、書画カメラ等を活用した授業の工夫等、多くの学校でICTの活用が推進されておりますが、さらなるICT環境の充実に向けて、調査・研究しているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの教育の振興についての二と四項目めの市職員の健康管理についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えします。  一項目め、教育の振興についての二点目、宇佐高校の教育環境充実を支援するため、十億円規模の基金を設置してはについてですが、現在、高校に対する支援策としましては、外国での生活体験をとおして見聞を広め、国際化社会を担う豊かな国際感覚を身につけた人材を育成するため、高校生短期留学事業を応援しており、市内四校及び市で構成する実行委員会に対して補助金を出しているところであります。また、本年度より、高校生が就職に役立つ資格を取得し、卒業後に地元で就職した場合に、資格取得費用を補助する制度を始めたところであります。  市内には、県立高校三校、私立高校一校があり、宇佐高校に特化した支援は特に考えておりませんが、現在市長と市内四高等学校長との懇談会を毎年開催しています。その中で、現場が抱えている課題等をお聞きし、市として支援できること、関係機関と連携してできることを協議しながら、課題解決に努めていきたいと考えています。  次に四項目め、市職員の健康管理について、小型扇風機つきの空調服を導入してはについてですが、小型扇風機つき空調服は、作業服についた小型ファンをバッテリーで動かし、服の中に外気を取り入れることで、体の表面に大量の風を流すよう工夫された製品です。首元や袖口から空気を排出し汗を気化させて、屋外作業やエアコンの使用できない環境下でも快適に過ごすことができるため、熱中症予防対策のほか、暑さによる注意力、判断力、集中力の低下の抑制にも効果があると言われています。  普及状況については、大手建設会社で数年前から現場作業着に採用され、購入に際し補助する事例があり、市内においても、屋外作業従事者で着用している方を見かけるようになりました。  しかしながら、空調服はブルゾン、ファン、バッテリー、ケーブルで一セットで、一着の費用はおおむね二万円程度と、作業服としては高額です。また、肌に触れるもので汗や汚れが付着するため、個人ごとに用意する必要があり、支給方法や運用面などの課題も多いことから、当面は、適度な水分補給や小まめな休憩をとるなど、基本的な熱中症予防対策を徹底してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの教育の振興についての五、六を教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。教育次長の若山でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教育の振興についての五点目、学校給食を無料化してはについてですが、学校給食は、義務教育における教育の目的を実現するために、日常生活における食事について正しい理解と望ましい食習慣を養うことなど学校給食法に定める目標を達成するために、義務教育諸学校において、その児童または生徒に対し実施される給食と義務づけられております。  また、学校給食法では、義務教育諸学校の設置者は、学校給食が実施されるように努めなければならず、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費を負担するとされております。しかし、それ以外の学校給食に要する経費は、学校給食を受ける児童または生徒の保護者の負担とされております。  本市におきましても、それに則って食材料費のみを給食費として保護者に御負担いただいております。しかし、生活保護受給世帯やそれに準ずる世帯の方々につきましては、既に給食費の全額が助成されております。また、学校給食費の無料化につきましては、既に国に対して、九州市長会を通じて学校教育の基礎的経費である学校給食費については、保護者への給食費負担軽減のため、公費負担を念頭に置いた財政措置を講じることという要望を行っているところです。  六点目、旧宇佐市部の公民館活動における地域住民へのさまざまな支援の検討についてでありますが、宇佐地域には、四日市、駅川、宇佐、長洲の旧町ごとに、各一館の公民館本館とそれぞれの区域内の小学校を分館として位置づけ、分館長を配置しているところです。  分館での活動は、高齢者学級を初め、女性学級や子供学級等があり、また、防災訓練や放課後チャレンジ教室などの地域活動にも協力しております。それらの活動内容につきましては、公民館便りやホームページに掲載してお知らせしているところです。そのような中、市社会教育委員会より、公民館の活用と今後のあり方につきまして、地域活動を通じた市民共同のまちづくりを推進するための公民館であることが望ましいとの提言をいただいておりますので、今後は一層生涯学習の振興や健康福祉の増進に寄与できる公民館活動に取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの医療や介護についての二を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の松木でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えします。  二項目め、医療や介護についての二点目、各地域包括支援センターの職員体制と資格要件について、どのような対応を考えているかについてですが、地域包括支援センターの職員体制と資格要件につきましては、介護保険法施行規則に基づき、原則として保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員の三職種をそれぞれ一名ずつ置くこととされています。  しかしながら、三職種の確保が困難である等の事情により、この人員によりがたい場合は、これら職種に準ずる者を配置することもできることとなっています。  また、担当する圏域の六十五歳以上、高齢者人口の規模に応じて職員の配置基準も緩和されており、人口がおおむね三千人を超える場合は、三職種それぞれ一名ずつ必要ですが、人口が二千人から三千人の場合は、常勤の保健師等を一名及び常勤の社会福祉士等、主任介護支援専門員等のいずれか一名の計二名体制、さらに、人口が千人から二千人の場合は、三職種のうち二名で、そのうち一名は常勤でなくてもよいとされています。
     七カ所の地域包括支援センターにおきましては、この緩和された配置基準に基づいて、職員体制はほぼ確保できているところです。今後も、地域包括支援センターの適切な運営ができるよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの家族旅行村安心院のリニューアルについてを安心院支所長 永田雅春君。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)皆さん、おはようございます。安心院支所長の永田でございます。一番 中本議員の一般質問にお答えします。  三項目め、家族旅行村安心院のリニューアルについて市の方針はについてですが、家族旅行村安心院は、家族の健全な旅行の促進と保健体育の向上を図るとともに、過疎地域の振興に資することなどを目的に、昭和五十六年五月に開設されました。エリア内には、宿泊施設やスポーツ施設、ワイナリーやレストランなどが整備され、安心院地域の観光拠点施設として位置づけられています。  しかしながら、多くの施設が築三十七年を迎え、老朽化による修繕等の増加や利用者ニーズの変化に対応するため、改修等が求められています。  このため、平成二十五年十二月に策定したリニューアル基本構想では、家族旅行村内の既存施設の用途を基本に、五つのゾーンに分けてリニューアルする方針を決定しているところです。  運営上の緊急的な対応として、温泉センターのろ過器の取りかえ、B&G体育館の改修、キッズルームの整備、パークゴルフ場のトイレ新設、キャンプ場内の火災報知器全面改修、ログハウスのエアコン改修等は、既に整備を完了しています。  今後は、機能面や利用者ニーズ等の十分な調査・研究を行い、周辺施設との機能や利用客層等の重複なども勘案しながら、最も効果的かつ効率的な手法を模索しながら、リニューアル基本構想に基づいた整備計画を策定し、計画的な整備を行っていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)全般にわたって、誠実なですね、御答弁をいただきまして、まず、ありがとうございます。それでは、個人的に確認したい点について、再質問を順次させていただきたいと思います。  まず、一項目めの三点目について、宇佐高校を市立高校に変えて、宇佐市独自の理念や方針で運営し、一層市民の期待に応える確固たる進学拠点にしてはという質問について、何点か再質問をさせていただきたいと思います。  まず、第一に、県立高校を市立高校に変えるという前段の部分は容易ではないと考えます。しかし、後段の宇佐市独自の理念や方針で運営し、一層市民の期待に応える確固たる進学拠点にしてはという部分については、いずれにしても重要であり、貫徹すべきであると考えております。  後段の部分について、当初の答弁でも同じような考えを聞けたと思うんですけども、改めてお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。中本議員の再質問にお答えします。  答弁の中にもございましたが、やはり市教育委員会としては、県立学校と市立学校という違いもありますので、直接的なかかわりというのは、運営ということにかかわることは難しいことではありますが、やはり、今までもしていましたように、義務制の学校として、地元の高校をいかに一緒に育てていくかという視点で中学校と高校の連携を図っていくことは、言うまでもなく大変重要なことだというふうに考えております。  今後も、今、行っておりますジョイント授業や高校の先生方の乗り入れ授業等により、連携を深めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)同じポイントについて二つ目の再質問なんですけれども、私が宇佐市独自の理念や方針で運営と申し上げておるんですけれども、これは仮の話ではあるんですけれども、宇佐市独自の理念というのは、宇佐市の豊かな歴史文化や自然、また、人の優しさ、温かさというのがですね、適切に反映されていくべきだという、仮の話を今、しているんですけど、というふうに私は考えております。  この点について、仮の話ではあるんですけども、もしお考えがあれば、お聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  宇佐市教育委員会では、地域の子供は地域で育てるという考え方を基本として、子供たちの生きる力を育む教育の整備に取り組んでおります。中でも、今、議員のおっしゃった宇佐市の豊かな歴史、文化や自然、人の優しさ、温かさ、おっしゃるとおり、これが非常に大切な理念だというふうに思っております。そういった意味で、地域の人、もの、ことに学ぶというふるさと教育を小中学校では推進をしております。  先日、宇佐高校の校長先生とお話をする機会がございましたが、その中で宇佐高校でもやはり、地域に学ぶ課題、探求学習ということで、地域に出かけて地域のふるさとのよさを学ぶということを行っているということをお伺いしましたので、同じそういった理念で、同じ宇佐市にある学校という意味で、進められているのではないかなと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)同じポイントについて、再質問三点目なんですけれども、宇佐高校について私の理解が深まってくるにつれまして、現在の校長先生ですとか、教職員の方々について、僭越ながら信頼しており、また、ますます期待しています。生徒の皆さんも、学校や先生方を信頼して、精力的で有意義な学校生活を送っていると、直接・間接に見聞きしております。  六月の議会で、市内高校への志願者数増加のための支援をテーマとして一般質問で取り上げましたが、これにより、宇佐高校の現状や魅力を、中学校当局や中学生の皆さんにより深く理解してもらうことは、宇佐高校への志願者数増加につながると思っています。実際に、現場において中高連携の取り組みがますます積極的に行われていると見聞きしております。  先ほどの御答弁にも、中高連携について言及があったんですけれども、この中高連携の強化というのは、私も非常に重要だと思っているんですけれども、この点についてですね、お考えと今後の方針があれば、お聞かせいただけますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  中高連携の強化については、年間三回、市教育委員会、それから各中学校、各高校の校長先生方との連絡会というのをいたしております。その中の議題でもやはり、それぞれの情報を出し合いながら、今後、どのような取り組みが有効的かということで話を進めています。  今までの中では、やはりジョイント授業というのが大きなものであるんですが、それは宇佐高校と旧市内の五つの中学校の連携なんですけれども、その中で、先生だけではなく、中学校の卒業生も学習サポーターとして学校に行き、中学生も先輩と交流をすることで、こんな高校生になりたいなといったような気持ちを持つことができて、高校の魅力を伝えるよい場になっているというふうにお聞きをしております。  また、先ほど申した中高連携会の中で、今、中学校の若い先生方が非常に多く、他市から見えられる先生方も多く、なかなか高校のことを知らないと。進路指導をする際に困っているというような話も中学校の先生から出され、じゃあそれに対して高校の先生方からは、高校から行って先生方に説明をしますよといったような、そういった進路指導に関する交流であったり、または、なかなか保護者や生徒に高校のことが見えていないという中学校の先生からの声もあり、中学校の一、二年生向けの体験入学などや説明会ができないかなとかいうような、そういったことを前向きに協議をしております。  地元の高校を育てていくという意味で、中高連携を今後もより深めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)承知しました。同じ点について、四点目の再質問なんですけれども、市内高校への志願者数増加や中高連携の強化を推進していくためには、企画財政課と教育委員会がますます緊密に連携することが、市役所サイドでは重要であるというふうに私は思っておりますと。  当局のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。再質問にお答えします。  市の所管である公立学校等につきまして、教育に関する事務は、御案内のとおり、市から独立した教育委員会ということで、市長部局としましては、予算とかいうことで、役割分担、権限が分かれているところでございます。県立高校につきましては、当然県の所管でございますので、教育委員会、企画財政課ということではないんですけども、今、県立高校に対する側面的な支援として、担当部局として企画財政課が担ってやっているところでございます。  議員御指摘の志願者数増についてですけども、当然高校生の市外流出、それからまた、市に帰っていただく、それから中高連携、そういったことの取り組みについて、そういった縦割りではなくて、企画財政課、教育委員会、連携して取り組むことは、当然重要だというふうに思っておりますので、そういう考えで、今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)一点、申し述べておきますと、今、緊密に連携してないということではなくて、ますます緊密に連携していただきたいというところでございます。  では、二項目めの一点目について再質問を行いたいと思います。  医療や介護についてで、宇佐高田医師会病院についてという部分でございます。  宇佐市医師会から、具体的に協議を持ちかけられる場面が今後あれば、財政面も当然課題になってくると思います。企画財政課としては、心構えができていますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)再質問にお答えいたします。  医師会病院の建てかえについてでございますけども、現在協議中ということは認識しているところであります。建設の候補地であったり事業費であったり、経費の負担であったり、そういった情報はまだ全く入ってないところでございまして、具体的な財源計画を持っているわけではございません。  市の財政運営につきまして大きな支障を及ぼさないようにですね、議員おっしゃったように、心構えとしては準備しておきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)承知しました。具体的に何か今、計画が来ているとか、そういう段階ではないので、心構えというところでですね、お願いできたらと思います。  では、三項目めについて、再質問をさせていただきたいと思います。家族旅行村安心院のリニューアルについて、何点か再質問させていただきます。  まず第一に、宇佐市は箱物建設ラッシュであるというふうにも言われていますけれども、財政面では、家族旅行村安心院のリニューアルを確実に行うことができますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)安心院支所産業建設課長の大坪です。中本議員の再質問にお答えします。  厳しい財政状況の中、リニューアルには多額の改修建設費用が予想されるため、財源の見通しも勘案しながら現状と課題を調査・分析して、利用状況並びに費用対効果等を判断した上で、構想実現に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)財政面ではリニューアルを確実に行えるかという再質問だったんですけど、ちょっとかみ合っていないような印象を受けたんですけれども、財政面ではリニューアルを確実に行うことができるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口です。再質問にお答えします。  今、御指摘いただきましたように、現在いろんな箱物、キャンプ場であったり、平成の森公園であったり、もちろん本庁舎、安心院の支所庁舎、それから平和ミュージアムも入ってきます。そういった大型の事業が実施されてきます。これにつきましては、ずっと説明してまいりましたけども、合併特例債を活用し、軸にしてですね、それのための各種の目的基金を積み立ててきておりますので、その活用ということでやってきているところでございます。  これらの事業が終了したあと、また引き続き同じような規模でずっと継続した大きな事業をしていくという、これはまた、財政運営上現実的な話ではないというふうには考えております。当然、基金も減ってきますし、起債の残高も増えてまいりますので、そういう状況にはもちろんなるんですけども、今、計画されている事業についてはですね、当然、国・県も可能な限りのいろんな事業を探し、活用し、それは当然ですけども、他の事業と調整する中で実施していくということになると思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)承知しました。  第二にですね、宇佐市の箱物建設におきましては、スケジュールどおりに進まない事例も昨今見られます。こうした中で、家族旅行村のリニューアルを、スケジュールどおりに進めていっていただきたいというふうに私は思っております。これについて、市当局のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えいたします。  家族旅行村安心院のリニューアルは、既存施設の大規模更新であり、予算規模も大変大きく、市の重要な施策の位置づけとなります。市内の他の類似施設との調整等を図る中で、安心院の活性化と観光の核となるように、前向きに進めてまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)承知しました。  第三の再質問に入る前にですね、ちょっと私は申し述べることを忘れておったんですけれども、私が所属しております知新会にはですね、新開議員という安心院の重鎮がいらっしゃいますので、私は普段余り安心院のことを質問しないんですけれども、今回さまざまな御縁があってですね、質問させていただいております。また、新開議員からも貴重なアドバイスをいただいて、質問させていただいておりますので、この点をちょっと申し述べておきたいと思います。  それでは、第三の再質問なんですけれども、利用者の声をよく酌み取って、利用者満足度の高い施設であることが重要であると思います。利用者アンケートも行われていると聞いています。利用者の声や指定管理者の声を十分に尊重していただきたいと思います。この点について、市当局のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えいたします。  確かに、利用者満足度の高い施設であることは重要であるというふうに認識しております。リニューアル基本構想においても、ワーキンググループの意見やリニューアル構想選定委員会の方から出された意見が反映されていますし、利用者の声やアンケートにつきましても、指定管理者を通じて、うちのほうに毎月報告がございます。利用者ニーズとして把握しておりますので、指定管理者の意見等を尊重して、計画のほうを進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)承知しました。  第四にですね、パークゴルフ場の改善に関する要望書が出ていると聞いております。この要望書に十分に配慮していただきたいと思いますけれども、市当局のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えいたします。  パークゴルフ場の建設につきましては、管理棟の移設、それから専用駐車場の整備、コースの増設等の計画がありますが、家族旅行村エリアの全体像を踏まえた上で、緊急性等を考慮して、計画的に整備していく必要があると思っております。  当面の対応としましては、パークゴルフ場の増設整備を喫緊の課題というふうに位置づけて、利便性の向上並びに利用者の拡大を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)わかりました。全体的にはですね、引き続き積極的に推し進めていただけたらというふうに思います。  それでは、第四の項目について再質問をさせていただきたいと思います。  熱中症対策のため、高温多湿の環境で活動する市の職員の方々に、小型扇風機つきの空調服を導入してはという質問でございますけれども、これについて、職員の方々の健康に十分配慮することはもちろん重要であると思います。また、それによって仕事の能率が高まって、ますます市民の皆様のお役に立てる市役所になると私は考えます。こういう考え方について、市当局のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。
    ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。中本議員の再質問にお答えをいたします。  空調服につきましては、熱中症予防対策あるいは作業能率に一定程度効果があると思われるところでございますが、作業能率の効果測定が難しいこと、あるいは財政的にも、仮に補助制度の導入につきましても、ある程度高額な金額がかかります。そうした場合、補助率をどうするのか、支給対象職員をどうするのか、そういった支給方法や運用面で課題が多いというところで、当面につきましては、最初の答弁でも申し上げましたとおり、水分補給、それから適度な休憩等をとりながら、そういった基本的熱中症予防対策を講じながら、なおかつ作業能率の低下を招かないような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)当初の御答弁とか、今の御答弁にもあったようにですね、空調服というのは、ブルゾン、ファン、バッテリー、ケーブルのワンセットで、一着の費用がおおむね二万円程度と高額であるというふうに思いますと。ですからですね、必要な物だというふうに、根拠が今、たくさん述べられないんですけど、必要な物だというふうには私は思うんですよ。ですので、二万円全部補助とか支援しないにしても、その一部分を支援するというようなやり方も、おっしゃったようにあると思います。そういった面で、支給方法や運用面についてですね、大手建設会社では数年前から現場作業着に採用され、購入に際して補助する事例があるので、そういった事例をですね、少し詳しく調査・研究されてはというふうに思うんですけれども、お考えはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)再質問にお答えをいたします。  今現状では、県下の自治体で導入事例がないというところからですね、そういった大手の建設会社等では、先ほどの答弁では申し上げましたが、補助制度を導入している事例もございます。そういった県下、他市の動向でありますとか、それと、民間の普及状況も含めながらですね、今後調査は必要であろうかというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)以上で私の再質問を終わりたいと思います。  皆さん御存じのようにですね、時々激しく質問をするときがあるんですけれども、今日はちょっと妻が傍聴に来ておりますので、癒し系の質問にさせていただきました。ちょっと余談でしたけれども、ありがとうございました。 ◯議長(佐田則昭君)以上で中本 毅議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十時五十一分               ───────────────                 再開 午前十一時〇二分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)皆さん、こんにちは。九番 USA絆の会 辛島光司でございます。九月定例会にて一般質問を行います。  冒頭に先立ち、皆さんがお話ししたように、防災に関して、やはり私たちは防災列島に住んでいるんだなとまざまざと再確認させられる次第であります。毎年そのような気持ちが強くなっているような気もいたしますけども、そうとばかりは言っておられませんし、まずは自助から取り組むことが大事だなと思っております。  私も、今年の台風に関しては、私事もありまして、すごく風と雨と心配して、雨風の中農場を見に行ったりもしましたし、これまで農業されている方々の心労、御苦労を、少しずつ私も実感してきた次第であります。そのような中、こちらが逃げるわけにはいきません。災害もそうですけども、そういった風水害も含めて、向こうからやってきますので、常日ごろから自助・公助をまずは考えながらやっていかないといけないなと、人間の存在の弱さも感じながら、おごることなく対応していかなきゃいけないなと思った次第でございます。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  まず一項目め、西大堀地区に建設予定の都市計画公園について、ごみ焼却場の建設受け入れ条件とも言える地域からの強い要望を受け、温水プールとトレーニングジムの併設した施設建設が構想としてまとめられた経緯がございますけれども、現在どのような協議になっているのかをお聞きしたいと思います。  二項目め、白宇津球場と総合グラウンドの芝の現状と管理について。  一点目、芝の管理は、誰がどのような方法で行っているのか。  二点目、さまざまな試合が開催されますが、芝部分を含め、グラウンドコンディションをどのように捉えているのか。  三項目め、支援学級について。  一点目、近年において、中学校の支援学級在籍で卒業した生徒数は。  二点目、その卒業生の進路は。  四項目め、大雨・豪雨災害について、災害時に避難勧告・命令等が発令された場合、それぞれの地区において、どの道が冠水する可能性が高いのか、また、どの道を通り避難すればよいのかを地域で把握しておく必要があるのではないかと思われます。冠水危険マップのようなものは作成しているのか。または、今後どのような作成になるのかをお聞きしたいと思います。  以上で第一回目を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、大雨・豪雨災害について、災害時に避難勧告等が発令された場合、危険箇所や避難経路を地域で把握しておく必要があるが、冠水危険マップは作成されているのかについてでありますが、市で作成する防災マップに関しましては、情報の正確性や客観性が求められる上に、わかりやすさを保つため、情報の重なり合いをある程度防ぐ必要があります。そのため、県が指定・作成する土砂災害警戒区域や洪水・浸水想定区域などに限定したマップは作成しておりますが、何らかの関係で水がたまり、あふれ、冠水する箇所を示すようなマップは作成しておりません。  一方で、市では自主防災組織の強化に取り組んでおり、昨年度ある自治区で防災避難マップや避難カードの作成に取り組んだ際に、ブロック塀の崩壊危険箇所など、地域ならではの情報を盛り込み、避難経路等を考えた上でその情報を地域で共有し、地域防災力の向上につなげたケースもあります。  したがいまして、冠水を初めとした各種危険箇所を示したマップにつきましては、道路管理の部署と情報共有を図りながら、自主防災組織単位での作成を推進していきたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの支援学級についてを教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、支援学級についての一点目、中学校の支援学級在籍で卒業した生徒数と二点目、その卒業生の進路については、関連がありますので、一括してお答えいたします。  本市には、知的障害、情緒障害、自閉症、言語障害、病弱、身体虚弱の特別支援学級と通級指導教室が設置されています。特別支援学級を卒業した生徒数は、直近五年間で三十人です。  中学校で特別支援学級に在籍していた生徒の卒業後の進路につきましては、学校、保護者、関係機関と連携をとり、将来の自立や就労を念頭に置きながら、一人一人の特性が理解され、生き生きと活躍できる進路指導を推進しております。直近五年間の進路は、公立高校十人、私立高校二人、支援学校高等部十八人となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの西大堀地区に建設予定の都市公園についてを建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の麻生でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、西大堀地区に建設予定の都市計画公園について、現在どこまで協議が進んでいるのかについてですが、平成二十七年度から、西大堀都市公園整備検討委員会において協議を進めており、地域住民の要望における整備の三つの柱として、余熱を利用した有効な福祉関連施設の併設、広く市民が活用できるスポーツ関連整備、災害時に対応し得る公共用地の確保を目標に基本構想を策定し、昨年の四月に議会、ごみ処理対策調査特別委員会に説明したところでございます。  しかし、それ以後の協議は進んでいない状況であります。今後の計画につきましては、現在、宇佐・高田・国東広域事務組合で見直しの協議が行われている広域ごみ処理施設クリーンセンターの施設規模等により、都市公園で利用できる熱量やスケジュールが左右されるため、これに合わせた計画策定を行ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、二項目めの白宇津球場と総合グラウンドの芝の現状と管理についてを経済部長 久保佳一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)皆さん、おはようございます。経済部長 久保でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、白宇津球場と総合グラウンドの芝の現状と管理についての一点目、芝の管理は誰がどのような方法で行っているかについてでありますが、現在、白宇津球場及び総合運動場、多目的競技場は、宇佐市施設管理公社を指定管理者としており、芝の休眠時期を除く三月から十一月までの間、芝の状況により専門業者の助言を得ながら、芝の成長に合わせ、芝刈り、施肥、散水、除草等を行っております。  二点目、さまざまな試合が開催されるが、芝部分を含めグラウンドコンディションをどのように捉えているかについてですが、芝は頻繁に芝刈りが必要であり、加えてグラウンド使用の頻度及び状況、天候などの外的要因によって作業内容を適宜変えるなど、管理の先が読みがたいものと言われております。  御指摘のありました芝部分を含めたグラウンドコンディションにつきましては、競技団体からの要望等があれば、応急的な対応を行っているところですが、抜本的な解決に至っていないのが現状であります。  今後も、安心してスポーツができる環境作りに向けて、指定管理者に対し、芝管理の一層の向上を図るよう指示するとともに、芝を含むグラウンド環境の改善に向け、具体の対策を調査・研究してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それでは、順次再質問をしていきたいと思います。  まず、一項目めですけども、答弁に対して質問をする前に、今回、この都市計画公園を取り上げた理由というか根拠について、若干説明したいと思います。  これ、やはりクリーンセンターの地元説明会等で、この場で具体的にいろんなことが話し合われた経緯がございます。安心院支所長なんかその最前線に立っておられましたけれども、私も時間が許す限り説明会に、会場の末席で参加しておりました。その中で、まず、クリーンセンターに対しては、当然多くの住民から不安要素の意見が出されました。  大きく分けて二種類あったと私は思っております。まず、公害や事故等の施設に関しての部分ですね。それと、生活環境の変化やイメージの悪化による今後二十数年に及びこうむる実質のマイナス要因に関して。大体、今後施設に関してと今後のイメージ等に関してのことが多かったかと私は捉えておりますけども、ダイオキシン等による健康被害への不安、においの問題、施設事故の不安など、施設に関しての部分は、皆さんも御存じの最新の技術をもって、最高の施設を作ることという請願書、これは施設の議論を進めていく上で、入り口の最低条件のようなことでございますけども、こういったところにも反映されているかと思います。  そのような施設自体への心配や不安を、その請願で入り口として最低の担保としながら、農作物等への風評被害の不安、大型車両等の増加による混雑や事故等への不安、生活環境悪化の心配、地域イメージ悪化の心配、土地評価額下落の不安などなど、今後に対してのマイナス変化までを含めての議論の中で、わかりやすい形としての地域にとってプラスになる変化という部分で、余熱利用施設に関する都市計画公園の議論がされてきたと私は感じております。  そういった経緯のもとで、この都市計画公園が議論されてきたという、私はそういう認識なんですけど、そこを確認したいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)建設水道部長兼都市計画課長の麻生でございます。辛島議員の再質問にお答えします。  おっしゃるとおり、平成二十七年一月二十日に、和間校区の区長会長さんから議会に請願、それから市のほうに要望書が提出されております。  その内容というのがですね、三点ほどございまして、クリーンセンターの余熱を有効利用した福祉関連施設の整備、それから、テニスコートやグランドゴルフ、パークゴルフなどができる市民が利活用できるスポーツ関連施設の整備、それから防災に対応するような共用地の確保、その三点の要望書をいただいておりまして、それを受けまして、平成二十七年四月から協議を始めていたところでございます。  回答書にもありましたように、西大堀都市公園の設置検討委員会を開催する中で、いろいろ協議を進めてまいりました。アンケート調査等を行いながら、構想をまとめてきたわけでございますが、その後、皆さん御存じのように、クリーンセンターの建設が今とまっている状況で、その後、最後に議会に報告させていただいたのが去年の四月ということで、それ以後の協議はちょっと進んでいない状況がございます。  私も、今年の四月から都市計画のほうに来ておりまして、その間ちょっと間は短いんですけど、地元のほうから都市公園どうなってるかとかいう御意見・御要望等は、まだ受けていない状況でございます。  以上のような経過があると思っております。以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)これ、もちろん説明会、先ほども言いました安心院支所長が最前線に立ってやっておられた。説明会によっては怒号が飛び交ってですね、なかなか前向きな議論にならないところがあった中で、少し落ち着いて、こういうものができるからというお話等の中で、その中でも「市はうそつくんじゃ」という意見も、私の中には入ってきてます。だからそのときに、「そうは言うても話は変わってくるんじゃ」と、そういった意見もある中で、「いや、そうはならん」と。そうはさせないということで間に入った人たちが、大丈夫じゃということで、議論を前に進めてきたという努力、経緯もございます。  今回、私がここで質問したのは、これは、地元にとれば、ほぼ約束というふうに捉えているんですね。事務局も含めて、余熱利用施設を随分何カ所か県外に研修に連れていっていただきました。それは恐らく、今回、宇佐市が計画しているところの数倍規模の大きいところばっかりでした。立派なところばかり見せていただいたので、その中でも、今宇佐市で上がっている分は、すごくつつましいぐらいの施設だと私は感じております。地元もそう感じていると思いますけども、これも前に進むための約束だという捉え方で地元ではいるんですけども、この、私が一般質問に上げている、災害時に対する公共用地の確保、これはある意味広場ということですので、面積を確保した時点でほぼ達成されているので、そこはあえて私は今回触れてないわけですけども、その他二点については、ほぼ条件的なもので約束というような捉え方でありますけども、そのほぼ約束だという捉え方についての見解をいただければと思います。 ◯議長(佐田則昭君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)再質問にお答えします。  そうですね、一回目の答弁書にありますように、住民における三つの柱ということで、これはもう約束事として認識をしておりますので、それに基づきまして基本構想策定して、議会に報告させていただいているというところでございまして、まだちょっと構想の段階を出てない状況でございますので、住民の皆さんにはまだこの構想は説明できていないような状況でございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そういった認識を聞いて少しは安心したんですけども、ただ、答弁書の中で、広域ごみ処理施設クリーンセンターの今後の施設規模等により、都市公園で利用できる熱量に左右されると。これに合わせた計画策定ということであれば、規模が大きくなればこの計画も大きくなるかもしれませんし、小さくなれば小さくなるかもしれないというニュアンスにとれるんですけども、先ほどの約束というふうに捉えているという部分とここの整合性について、若干御説明をお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)お答えします。  構想ではですね、平成二十八年の十月ぐらいに市民アンケートを行いまして、その中で、「施設ができたら利用しますか」とか、「利用頻度はどのぐらいですか」とか、「どのような施設を望んでますか」とかいうアンケート調査をさせていただいて、それをもとに構想を作っております。  その中で、施設規模等についてもですね、例えば温水のプールであったり、トレーニングジムであったりですね、温浴のお風呂みたいな施設であったりということで、福祉関連施設については、そういった内容で検討がなされております。規模についても、そのアンケート調査から割り出した利用人数が一日千七百人前後ということで、宇佐市にとってはですね、千七百人という規模が、どのぐらいの規模かっちゅうのがはっきりしないんですけど、我々の考えとしては、ちょっと規模的に大きいのかなというふうな、当時の構想ではですね、捉えているところでございます。そういった感じになります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)部長、大変つらい答弁になっているのかなとも思っておりますけども、私が言いたいところは、そういったもろもろが、約束の前提条件等も変わってくるようであれば、また怒号が飛び交うところからの議論を、もう一度やり直さなきゃいけない状況になるんじゃないかという心配を私はしてるわけですね。  そういったものが変わってなければ、変わってないところからの議論がまだスタートできるんですけども、そういったところから変わっていくとなれば、恐らく大変困難な状況がまた想定されます。その現場を経験されてる部長さんもおられますし、その辺の心苦しさもある程度は理解していただけるものとは思っておりますけども、地元も含めて何十何百とある石垣を積んできたわけでございます。それが、前向きに行くために積んだものが一度壊れて、それをもう一度作ったものをまた一から積み上げるとなると、その労力と苦労というのは、並大抵のものじゃありません。そのためにも、最初に、できたらこうなるよといった話がそれ以上のものになっていかないと、でき上がったものの話がなっていかないと、もう一度積み上げるって、相当な労力がかかります。困難も待ち受けてると思います。  ですんで、その辺をしっかり認識していただいた上で、この計画策定に反映をしていただきたいなと。そこで市の姿勢としても、その辺は問われるかと思いますし、大変難しい今後が予想されますけども、今、二月十九日否決になってからですね、不安が宇佐市全体、三市広がってるんだろうと思います。お伝えしたように、混乱のステージに入りつつあるのかなと。ただ、混乱を何とか鎮静化してですね、不安を一個一個取り除いてから、やっと石がまた一から積み上がっていくんですね。だからそこは、その渦中に今後もまたい続けなきゃいけない身としては、前段で住民が訴えたこと、市がこうなるよと言って約束してきたことというものは、しっかり私も訴えていく責務が当然ありますので、そういった気持ちを酌んで、また今後の計画策定に取り組んでいただきたいなと思います。  この都市計画の町内協議等の中での座長にあります副市長にも、その辺のことを理解していただけたらなと思います。一言いただけたらと思います。 ◯議長(佐田則昭君)副市長 信國和徳君。 ◯副市長(信國和徳君)辛島議員の再質問にお答えをいたします。  私、今座長を務めておるわけでございますが、西大堀地区の皆さんから要望のございました施設につきましては、十分その中で検討し、構想までは作っております。しかし、現在、広域事務組合のクリーンセンター建設につきましては、規模等の見直しが現在行われております。そういう関係でありますんで、即基本計画の策定にはまだ至っておりませんが、十分地元の要望を受け入れてですね、そちらの事業の進捗に合わせて計画を策定し、実行していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)どこまで今後に、私の訴えたことが反映されていくのかは、現時点では確信は持てませんけども、都度都度その当時の中にいたものとしては、そのとき見たもの、聞いたもの、お互いが議論したものというものは、しっかり伝えていかなければいけないなと思っております。そうやって、部課長、担当の方も変わっていきますし、引き継ぎ事項の部分では引き継がれていきますけども、生々しさというか、実際どういったものがあったかというのは、その場にいた人しかわかんない部分も随分ありますんでね。そういったことを、また十分認識された上で、今後の計画策定に私は期待をして、この項目の一般質問を終わりたいと思います。  二項目め、白宇津球場と総合グラウンドの芝の状況ですね。
     まず、専門業者の助言というのは、どういった方で、どういった委託か何かやってるのかどうかで、ちょっとお聞きします。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)文化・スポーツ振興課の井上です。辛島議員の再質問にお答えいたします。  現在、グラウンドと芝の面の段差があるということで、専門業者に見ていただきました。直し方につきましては、芝の管理上、エアレーションといって、芝に穴をほいで、そこに目土等を入れて、段階でどんどん芝が成長する目土を打つということで、段差が多くついております。それにつきましては、一旦芝を切って上を剥ぐというような状態で下をそぐ方法と、ちょっと時間はかかるんですけど、コア抜き、穴をほいでですね、そこに土を持ち出して、そこにまた水を流して、水を与えることによって芝が下がるという、そういう助言をいただいておりますので、どちらが経費的な面もいいか調べていきながら、施設管理公社のほうで対応していくようにお願いしているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)今の答弁いただいて、若干安心しました。段差に関しては、対応策がもう既にあると。あとは、いつどのように実行していくかということで。  あと一点、恐らく砂の部分もね、砂が恐らく流れ出てるんですよね。ですんで、芝のほうは盛り上がる、土の部分は流れ出るという、そういったこともあるのかなと思っております。だから、土の部分がかたくなってでこぼこも直らないとかですね。いうことでありますんで、数年前から私こういった質問しておりますけども、緊急の対応をその都度されてきていただいたと思いますけども、ずっとその状態が抜本的に変わってこなくて、抜本的な改善を、恐らく各スポーツで使用する方々は望んでる段階だと思います。こないだ、議員ソフトの練習でも、県体の女子ソフトのメンバーと練習試合したときにも、一人の選手が、「宇佐市のグラウンドはよくないのでどうにかしてください」と大きな声で訴えておりました。それはそうだろうなと思ってます。そういう声を前から聞いてましたので。スポーツ公園化の構想等に向けて、宇佐市は力を入れていくということでございますので、ぜひ芝と芝のグラウンドの高低差も含めて、芝の管理をしっかりお願いしたいと思います。  私、一つびっくりしたのは、白宇津は芝じゃないということを聞いてびっくりしましてですね。その辺、簡単に説明していただければと思います。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えします。  もともと白宇津球場は、ソフトボール球場として整備をした関係上、芝という芝は当初植えておりませんで、時代がたつに連れて、雑草と、よそから風に飛ばされたいろんな種子等がついてきて、現在のような形状になっているかと思います。しかしながら、野球、ソフトボールに使用できるのには問題ないような状況になってるかというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そういった場合、私よくわかりませんけども、草の種類とかによって、かたい草があったり、根が表に浮き上がるのがあったりして、でこぼこ面とかそういったものが今後整備難しいのかなと思うんですね。  先ほど、芝の整備方法みたいなことはおっしゃいますけど、そういうのが、いろんな雑草がまじってる中に対応できるのかどうかも含めて、今、私もわかりませんし、つい最近、基本的にはあそこは芝じゃないと、草だというふうなことを聞いたので、その辺も、段差も含めてしっかりまた考えていただけたらなと。あそこ結構少年野球も含めてですね、使用頻度も高いので、何かまず示せるものを、いつこうなるよというのを示していただきたいなと思っております。お願いします。  それでは、三項目めに移ります。  支援学級につきましてですけども、私がまず、この質問を取り上げての趣旨を簡単に言うと、特別支援学級に通う生徒の多くが進学している状況は把握しました。ただし、特別支援学級から普通公立高校への進学はかなり厳しいという実情、また、普通公立高校への進学に関して、地域によってかなり格差があると。中身が、なぜ格差が出ているのかもよくわかってない状況のようですので、そこを宇佐市の状況をまず知りたいなということでの質問でございます。  そういった意味で理由を調べると、中学校から特別支援学級に入った場合、通知表がもらえないというケースがあるということが、地域によってはあるということなんですけども、まず、宇佐市の現状をお聞かせください。恐らく、知的か何か、どの学級のことかわかりません。そのことも含めて教えていただければと思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)辛島議員の再質問にお答えします。  特別支援学級在籍の生徒についても、それぞれに合った通知表というのをお渡ししているというふうに認識をしております。支援学級に在籍している生徒も、その生徒の状況に合わせた進路選択ができておりますし、その生徒の障害に応じて、公立・私立を問わずに受験することができているというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それぞれに合わせたということ、そうですね。それは当然支援学級ですので、それぞれに合わせたペース等も含めて、なろうかと思います。そこは理解いたします。  公立高校へ進学する場合、中学一年時の三学期、中学三年時の一、二学期の通知表の内容が、その指標となるのが一般的だと言われておるんですが、そこは宇佐市もそういうことでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  全県下、そのように同じようになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)通知表がたとえもらえたとしても、例えばその人の知的障害、各学級、その人の状況に応じて学習内容が変わってくると。ということは、普通学級の人と同じ中間テスト、期末テストを受けないと評価は出ないですよね、基本的には。ですので、まず、その辺の同じ中間テスト、期末テストを受けているのかどうかをお聞きします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  生徒の状況に応じて、そしてまた、知的障害学級とか、そういう学級の在籍状況によっても違いますし、例えば知的障害児学級であれば、その子に合った指導計画、個別の教育課程を組んでおりますので、普通学級に在籍の生徒とは、教育課程が基本的に違っているということがございます。ですので、テストについては、それぞれで違うテストになっているかとは思われますが、普通高校を受験する場合、そういった先ほど申したような、一年生、二年時の調査書といいますか、そういうものが反映されるというふうになっております。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)実態として、知的等も含めて支援学級に入って、その子に応じた学力の習熟に合わせて進めていくカリキュラムになる、イコール普通公立高校への進学は厳しくなるというのが、カリキュラムが違えばですね、違う方ですよ、同じだったら別ですけど、という認識ですね。お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)先ほど申しましたように、障害に応じて受験をすることはできますし、普通高校も受験をもちろんできますし、そこの後の合否の判断としては、高校側の判断ということになると思われます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)実態としたら、そうやってカリキュラムが違って、もちろん中間テスト、期末テスト、点数が出ないということは、通知表があって出せても、ほぼ内申としては最低に近いようなことになるということで、そういう方は厳しくなる。それがいい、悪い、私言ってるんじゃないんですよ、今。実態の話をしてるんで。そうなると、例えば障害を持っている御家庭の保護者の方は、できれば普通学級にいて、支援員さんをつけてくださいと。そういうことで、全体の中で、同じカリキュラムの中でどこまでできるか本人次第だけど、支援員をつけてでもそっちでいきたいと思う方が増えるんじゃないかなと思うんですね。その辺はどう捉えておりますか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  宇佐市では、宇佐市特別支援教育推進委員会というところで、そういった一人一人の子供に合った教育ができる場はどこかということで、協議をする場を設けております。その中で協議はしますが、最終的にどの学級で学ばせたいかというのは、保護者の判断になりますので、そういった保護者の願い、児童・生徒の願いを考えながら、一番最適な、その子の力を伸ばせる場はどこなのかということを大事にしていっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)わかりました。やはり入り口として、学校と保護者とその子供を囲んで、現状とその後どうしていきたいのかという願いも含めたところで協議をして、みんなが一致した中でその子のいる場所とかやり方を決めていくということですね。そこがしっかりできていれば、その後は保護者も納得した上での選択になるということだとわかりますので、少し安心しました。  この支援学級等にまつわる発達障害のところ、私もたびたび取り上げてますけども、大変難しい問題で、いろんな角度からの議論もあろうかと思います。できるだけ保護者、子供に寄り添った形で、今もされてるかと認識しておりますけども、寄り添っていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。  それでは四項目めに移ります。  ほぼ回答書でありました、自主防災組織単位での政策を推進していきたいと考えているということでございますので、各地域ですね、地域に落として、昨今の豪雨で冠水した場所だとか、ちょっと危なかったとかいうところをしっかり洗い出していただくという作業を通るということですよね、きっと。お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課の加来です。辛島議員の再質問にお答えします。  自主防災組織単位で、そういった地域ならではのいろんな危険箇所をピックアップしていただいて、それを地域のマップにまとめていくという。ただ、そうは言いましても、自主防災組織単独でといいますか、それが理想なんですけども、なかなかできる地域とできない地域がありますので、そこのところは私たちも一緒に入って、一緒になって作って、これまでも作っていってはおりますけども、今後も作っていこうと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それぞれの単位で作成、もちろん情報としてでき上がったものは、市としても把握して、問い合わせ等があったときには、お答えできるようなところまでを作ろうということで考えておられますか。お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  その作ったマップというのは、地域の中で共有をしてもらって、例えば公民館に張ってもらって、何かの寄り合いがあるときに、みんな来たときにも常に把握をしてもらうというような使い方をしてもらおうと思います。最後は市のほうも、極力一緒に把握をするようにはしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)わかりました。おおむね私が必要だと捉えていた方向でもございますので、こういった熱いうちにですね、鉄は熱いうちに打てと言いますし、まだ皆さんが、地域のそれぞれの方が、ここがこうやった、ああやったと記憶が正しいうちに、しっかり把握に努めていただきたいなと思っております。  四項目め、終わりました。次に、五項目めに移ろうと思いましたけども、質問が四項目までしかないですね。ちょっと時間の兼ね合いからいくと、もう一項目ぐらいあったらなと思って、大変失礼しました。  それでは、私の一般質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で辛島光司議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時四十八分               ───────────────                 再開 午後一時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。大変お疲れさまです。傍聴の皆さんも、お忙しい中本当にありがとうございます。十七番の高橋宜宏です。  さて、今回は、市政一般につきまして、三項目ほど質問をいたします。  まず、第一の質問は、院内の養豚場問題についてです。  六月議会の一般質問で、協議事項となっていた五つの諸課題、一、里道、林道の境界確認は行ったのか。原状回復は図られたのかについて。二、悪臭問題に関し、豊後大野市のように、悪臭防止法の規制区域を用途区域だけではなく、市内全域に拡大することと、臭気指数による規制を導入すること。また、規制基準の測定場所については、排気口での測定に変えられないか。三、宇佐市が管理している広丸川に、業者は汚水を流しておりますが、放流許可をとっているのかどうか。四、公害防止協定は、既存の業者と結ぶのは難しいとの答弁でしたが、その後もその考え方に変わりはないのか。五、利益相反が起こる恐れについて、顧問弁護士の見解はどうなっているのか。以上、それぞれの協議結果を御回答いただきたいと思います。  二点目は、西日本豪雨で、七月六日午後四時過ぎ、院内町のくだんの養豚場のある山林が、高さ約二十メートル、横約十メートルにわたって崩壊し、市営東住宅五棟のうち一棟に樹木と土砂が入り込みました。被害に遭った七十代の女性は反対の部屋にいたため、九死に一生を得、けがはなかったといいます。この女性の救出状況や周辺住民の避難勧告等当時の状況、また、土砂崩壊の原因と再発防止についても当局の見解をお聞きいたします。  第二の質問は、人口急減問題についてです。  三年前に策定された宇佐市人口ビジョンには、今から六年後の二〇二四年、これは平成三十六年ですが、の将来計画人口を五万三千人と設定しています。今後、どのように宇佐市の人口急減問題を克服していくのでしょうか。  次に、去る五月八日付の毎日新聞に「県外移住支援策奏功」の見出しで、県内の移住者数と上位市町村が紹介されていました。二〇一五年度に八十名でベストツーだった宇佐市が、一六年度以降は姿を消しています。一六年、一七年の移住者数と十八市町村中何位だったのかを、また、移住者数が減少した原因は何だと分析しているのかも、あわせてお尋ねをいたします。  第三の質問は、宇佐市光インターネットについてです。  市は、情報格差を解消するため、光ファイバー網の整備を進めることで情報格差の解消を行い、住環境の整備と地域産業の活性化などを目指し、情報通信基盤整備事業を行っています。そして、市光インターネットは、この事業で整備された施設をJ:COM大分ケーブルテレコム株式会社に貸し出し、サービスの提供を行っています。ところで、市インターネットですが、申し込んでも、工事完了までの日数が大変長すぎる等の苦情を市民からよくお聞きいたします。その理由と改善計画はないのでしょうか。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、人口急減問題についての一点目、今後どのように宇佐市の人口急減問題を克服していくのかについてでありますが、平成二十七年度に策定をいたしました宇佐市人口ビジョンでは、二〇六〇年まで、宇佐市の総人口五万人を維持することとしており、宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略をもとに、自然増減と社会増減の両面から、各種施策を進めているところであります。  県が公表している市町村別人口動態によりますと、平成二十九年歴年の本市の自然増減につきましては、まず、自然増に当たる出生数は三百九十一人、自然減に当たる死亡数は八百四十四人で、四百五十三人の自然減となっております。自然減を大幅に抑制することは大変厳しい状況ではありますが、現象速度を少しでも緩やかにするために、引き続き子育て支援や健康作りに取り組んでまいります。  一方、社会増減では、社会増に当たる転入者は千六百二十七人、社会減に当たる転出者は千七百十一人で、八十四人の社会減であるものの、一時落ち込んだ数年前より回復いたしております。  引き続き、企業創業支援や企業誘致による雇用の場の確保、奨学金返済や住宅改修支援等による転入促進を図る取り組みを行ってまいります。今後も、国の交付金や県の事業を活用して、人口の自然増減と社会増減の両面から、あらゆる取り組みを推進することにより、人口減少に歯どめをかけ、将来人口五万人を維持できるよう全力を注いでまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの院内の養豚場問題についての一点目、諸問題についての協議結果のその一、その三、その五と二点目を院内支所長 安部真知子さん。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(安部真知子さん)皆さん、こんにちは。院内支所長の安部でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、院内の養豚場問題についての一点目、六月議会の一般質問で、協議事項になっていた諸課題についてのその一、里道・林道の境界確認は行ったのか。原状回復は図られたのかについてですが、まず、里道につきましては、養豚場の造成部分に里道が隣接する可能性があることから、法務局の字図、旧図等により調査を行ってまいりました。  養豚場用地及び隣接する土地の字図全体をつなぎ合わせると、広範囲にわたり、里道の確認に時間を要しております。里道の境界確認につきましては、養豚業者からの境界確認申請に基づき、隣接地権者との境界確認を行っていくこととなるため、今後、養豚業者へ境界確認の申請を要請してまいりたいと考えております。  次に林道についてですが、林道は、林業の用に供するため、林道用地の無償使用、承諾等により開設を行っているもので、市においては、林道台帳に管理区域を記載して、林道管理規定に基づき管理を行っており、本年五月に県北部振興局とともに現地調査を行ったところであります。平成二年の開設当初と比べ、森林所有者の意向や森林資源の変化が見られるため、今後、森林所有者及び宇佐地区森林組合と林道の必要性を含めたあり方について協議を行い、進めてまいりたいと思います。  その三、用水路への放流許可をとっているかについてですが、水質汚濁防止法で、総面積五十平米以上の豚房施設のある養豚場については、特定事業場とされており、設置届等は県北部保健所に提出をされております。県北部保健所に確認したところ、設置届の中で、処理施設の排水は、公共用水域に排出される届け出となっておりますが、市には放流許可申請は提出をされておりません。  その五、利益相反が起こるおそれについて、顧問弁護士の見解はについてですが、利益相反行為とは、当事者の一方の利益が他方の不利益になる行為のことであり、一定の利益相反行為は法律で禁止をされております。例えば、一人の弁護士または同じ法律事務所に属する弁護士が原告と被告双方の弁護を受任することは、弁護士法で禁止をされていると伺っております。  今回、市が顧問弁護士契約をしている弁護士事務所の弁護士は、「東、納持の環境を守る会」を相手方とする民事調停の代理人として関与しているだけであり、利益相反行為には該当しないものと考えております。
     次に二点目、養豚場のある山林が崩壊し、被害に遭った女性の救出状況や周辺住民の避難勧告等当時の状況、また土砂崩落の原因と再発防止はについてですが、七月六日の十六時二十分ごろ、市営住宅に入居されている七十代の女性の方より、木が住宅に倒れかかっているとの電話が院内支所にありました。直ちに本庁建築住宅課へ伝達するとともに、支所職員二名が現地へ向かい、十七時過ぎに女性を院内支所内の自主避難所へと誘導を行いました。その後、その方のケアマネジャーに協力をいただき、施設のショートステイを利用し、安全確保を行ったところであります。また、十八時五十五分に市内全域に避難準備、高齢者等避難開始を、十九時二十五分に避難勧告を発令し、防災行政無線にて、周辺住民を含め町内全域に周知を行いました。  また、山林が崩壊した場所は、平成十七年度に県が土砂災害防止に関する基礎調査を行った際、地質状況は、砂れき土で風雨による浸食を受け、局部的に崩落した痕跡が見られることから、平成十九年三月に、土砂災害特別警戒区域に指定された経緯があります。今回、崩落した場所をドローンで撮影した写真を見ると、崩落した土砂は、山林からの雑木を含んだ土砂が大半を占めていることが確認できます。このようなことから、今回の土砂崩落の原因は、自然災害によるところが大きいのではないかと考えております。再発防止につきましては、今後、関係機関と協議を行っていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの院内養豚場問題についての一点目、諸問題についての協議結果のその二、その四を市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の荒牧です。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、院内の養豚場問題についての一点目、六月議会の一般質問で協議事項となっていた諸課題についてのその二、悪臭防止法の規制区域の拡大、臭気指数による規制の導入、また、規制基準の測定場所についてですが、現在、本市では、豊後大野市に問い合わせ等を行いながら、規制区域の全市拡大及び臭気指数による規制の導入に向けて協議を進めております。  また、規制基準の測定場所につきましては、悪臭防止法に基づき、敷地境界線上における規制基準、気体排出物における規制基準、排出水における規制基準の三つを総合的に判断して設定していきたいと考えております。  その四、公害防止協定は、既存の業者と結ぶのは難しいとの答弁だったが、その後の考え方についてですが、公害防止協定につきましては、平成二十四年六月制定の宇佐市環境基本条例第十条に、市長は環境の保全と創造を図るため、必要があると認めるときは本市の区域内に事業場等を設置しようとする者または設置している者との間に、環境の保全及び創造に関する協定を締結するものとするとなっています。現在、事業者と地元住民の民事調停中でありますので、その動向を注視してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの人口急減問題についての二を経済部長 久保佳一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、人口急減問題についての二点目、二〇一六年、一七年の移住者数と十八市町村中の順位、また、移住者が減少した原因分析についてですが、県外からの移住者は、二〇一六年度は五十九人で、十八市町村中五位、二〇一七年度は四十人で、十八市町村中九位と把握しております。県外移住者の減少理由といたしましては、二〇一六年度以降、全国の自治体が移住施策に力を入れてきたことが要因の一つと考えられております。また、県下での順位が下がったのは、他の自治体で民間アパートの家賃補助など、空き家以外への移住施策の創設による制度拡充などの事例が増加していることや本市の優良空き家物件が早期に成約し、その後の物件補充が進まなかったことなど、さまざまな要因があると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの宇佐市光インターネットについてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  三項目め、宇佐市光インターネットについてですが、本市では、地域間情報格差是正のため、光インターネット通信施設の整備を平成二十二年度に行い、平成二十三年度より、大分ケーブルテレコム株式会社に同設備を貸し出し、光インターネットサービスの提供を開始しています。  まず、光インターネットのお申し込みからサービス開始までに日数がかかる理由についてですが、申込書受付後、サービス開始までに必要となる業務としては、業者に現地調査及び見積もりの依頼、九州電力やNTTに光ケーブルの電柱への添架申請、申し込み者への負担金の納付書発行、納付確認後業者への発注を行い、業者が光ケーブル引き込み等完了後、サービス開始となります。なお、光ケーブルが新たに個人等の敷地や道路、河川の上空を横断する場合は、さらに土地所有者の承諾、管理者の許可申請手続が必要となります。申し込みからサービス開始までの期間は、引き込みの場所やルート等の状況によって異なりますが、短い場合で約一カ月から一カ月半、長い場合で約三カ月必要となります。  また、平成二十八年七月より、ADSLの新規受付が一部地域で終了したことなどにより、市光インターネットサービスの申し込み者数が八月末現在で、昨年同時期と比較し約一・五倍に増加していることも原因の一つと考えています。  次に、改善計画についてですが、先ほど申し上げましたように、申し込みからサービス開始までにさまざまな業務が必要となりますので、サービス提供までの期間の大幅な短縮は難しいと考えていますが、業者に見積書の提出期間の短縮を要望するとともに、電柱の添架申請や上空通過の承諾など、事務手続をできるだけ迅速に行うことで、一日でも早いサービス開始につなげていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)再質問の構成上ですね、一項目め、三項目め、二項目めの順番で行いたいと思います。それから、一項目の再質問に入る前にですね、院内町で起きている汚水や悪臭、土砂崩れなど環境破壊問題で、原因は養豚業者だと訴える地元住民団体「東、納持の環境を守る会」が、宇佐市自治連合会の皆さんの協力のもと、五月から始めた署名活動で、目標の二倍を超える一万一千筆以上の内容だったことを、ここにまず御報告をいたします。  宇佐市でのこうした署名活動で、短期間に一万筆以上を超えることは、私の知る限りいまだかつてなかったと思います。執行部は、この重みをかみしめて答弁をなさってほしいと思います。  まず、一項目、院内の養豚場問題についての一点目、協議事項となっていた五つの諸課題のうちの一ですね、里道・林道の境界確認は行ったのか。原状回復は図られたのかという問題ですけれども、まだ緒についたばかりで全然進んでいないという回答ですね。  これ、もう随分たってるんで、もうちょっとね、スピードを上げてやってもらいたいというふうに思います。いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)院内支所産業建設課長の野村でございます。十七番 高橋議員の再質問にお答えいたします。  先ほど回答にもありましたが、進んでいない状況ではあります。地権者の数が多い分、あと、相続の分といろいろ拾い上げる分に手間取っていると聞いております。そういたしましても、地元の方、隣接検査へと、現状についての説明会から始めたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう産業建設課長ね、早目にお願いしますね。  続いて、二の悪臭防止法の規制区域測定を臭気指数による規制にという回答で、現在本市では、豊後大野市に問い合わせ等を行いながら、規制区域の全市拡大及び臭気指数による規制の導入に向けて協議を進めておりますということでした。  行政用語で大変意味がよくわからない。ヒアリングのときに言った話と随分回答が違うんだけれども、やるのかやらないのか、はっきりここで答弁してください。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  先ほどの答弁にもありましたように、本市におきましては、地域の特性、既存企業を含めた地域産業への振興への配慮を行いながら、全地域臭気指数三つの基準等で規制区域の見直しを慎重に進めております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)確認しますけど、これはもうやるという前提で進めているということでいいですか、そういう理解で。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  そのとおりです。その三つで基準的には。いろいろな部分、地域性等が今のままではちょっと配慮する部分があろうかと思いますが、この基準で行きたいというふうに考えております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それからですね、もう一つ、測定場所の問題。これは、気体排出口における規制基準、排出水における規制基準の三つを総合的に判断して設定していきたいというふうに答弁してますけれども、これもよくわかりにくいんですよね。これは前向きにというか、もうやることを前提に進めているのかどうか、それ確認します。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  一号基準の敷地境界線での規制基準、二号基準の気体排水口での規制基準、三号基準の排出水の規制基準で定めていこうというふうに考えております。  以上です。 ◯十七番(高橋宜宏君)よく聞き取れなかった。 ◯生活環境課長(新納孝明君)その三カ所で基準を定めていこうというふうに考えております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)その三つで基準を定めるというのは、ケースケースで変えていくということなの。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  ケースケースではなくてですね、一号基準であれば、敷地になったり、煙突がなかればそれでもう基準にかからないとかいう話になりますんで、当然全てに基準をかけてしていこうというふうに考えています。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)じゃあ、排気口での測定もやるということですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  そのとおりでございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これね、山形県の米沢市、これが全国で先駆けてやった厳しい基準なんですよね。それを宇佐市がやるというのは、これは大いなる前進だと思っています。大変ありがとうございます。私は評価してます。どんどん進めていってもらいたいというふうに思ってます。  それでは、三の宇佐市が管理している広丸川に業者は汚水を流しているが、放流許可をとっているのかどうかの問題で、これは放流許可をとっていないとの答弁でしたけれども、これ、今後どうするんですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  放流許可申請が出ておりません。今、事業所に対して放流許可申請を出していただけるようにお願いをしております。様式を渡しておるところまでやっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)事業所に放流許可を出してくれと、申請してくれと言ってるけれども……、そうじゃないの。もう一遍、じゃあ。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)申請を出していただけるように業者にお願いをしております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)だからお願いして、業者が申請を出したときにはどうするんですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  宇佐市法定外公共物の管理に関する条例に基づいて申請を出していただけますので、その分につきまして、基準に則って許可できるものであれば、許可をしたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)現在、水質基準は一リットル当たり窒素化合物が六百ミリグラム以下ということになってますよね。これは、ただし暫定的になっているというふうに聞いてるんですけれども、より厳しい基準になるのはいつごろか聞いてますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  今、六百ミリグラムの基準というのが、平成三十一年六月三十日までの限定ということで出ておるようであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それ以降はまだ未定ということでいいですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えします。  この分、北部保健所に確認したところ、まだ環境省からのそういう省令やらがまだ出てきてないので、一応基準とすると平成三十一年の六月三十日末日ですね、それまではあるけれど、それから先の分はまだ今時点では未定であるということで伺っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それは法がありますからしようがないんですけれども、より厳しくなったら厳しい数値でですね、もし放流許可を与えるんであれば、その基準に従ってやってほしいということは言わなきゃいけませんね。  ただね、私も北部保健所に確認したんです。そういう話はなさってたんですけれども、宇佐市の条例で、より厳しい上乗せ基準を設定することは可能なんだと。だから、私はね、これ、課長ね、少しこの問題も研究してほしいと思ってるんですよ。今後例えば、業者がね、歩み寄ればいいですよ。全く言うことを聞かない、歩みのないようなケースにはね、より厳しい基準を条例で設けるとかっていうことも可能なわけですから、そういう研究を今からしておいてほしいと思います。  いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えをいたします。  排水の基準に関して市が上乗せというお話ですが、その分について、根拠等いろいろあろうかと思います。水質汚濁防止法のほうになろうかと思いますので、その分については、市の環境対策課なりそちらのほうといろいろ協議をしながら、それが可能であるのかどうかですね、そういうところから研究させていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それから、四に移りますけれども、六月議会の答弁で、生活環境課長がですね、既存の業者と公害防止協定は結ぶのは難しいということでしたけれど、これは今の答弁ではっきりしてますけど、過ちだったということですよね。はい。
     私は繰り返し市環境基本条例第十条は読み上げませんけれども、そういうことなんで、今調定を行っている最中ですので、どういう結論になるかわかりません。不調で終わるかもしれませんし、なんか合意ができるかもしれません。ただ、その後ね、公害防止協定を結ぶときには、しっかり前向きにやってほしいと思いますがいかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  六月議会で、私のちょっと説明不足で大変申しわけなかったと思っております。環境基本条例第十条に当然記載しておりますんで、今後そのように、努力のほうはしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)でね、実は、この問題になった養豚業者と市が中に入って地域住民と第三者による公害防止協定を結んだのは、近くにもあるんですよ。例の豊後大野市はね、実はそれをやったんです。豊後大野市のすばらしいところはね、三者の協議会を発足して後のことですよね。防止協定を結んだんですけれども、その後、毎月一回三者会議を行って、業者から清掃作業を含むさまざまな報告を受けたり、意見交換を行っているという。その中でチェックもできるということです。だから、今後宇佐市が仲立ちをして公害防止協定を結ぶときには、そこまでやってほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  豊後大野市の担当の方にも確認はしております。やはり業者の理解が一番難しかったというふうに聞いております。うちのほうも、業者のほうに理解を求めながら、地元住民の方と協議連携しながら進めていきたいというふうに考えております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ぜひお願いをしたいと思います。  五、利益相反の問題ですね。相変わらずそういう考え方なんだなと、少し私もあきれてます。裁判のときに、原告と被告の代理人になると、これはもうアウトです。調定も同じことですね。しかし、グレーゾーンもやっちゃいけないことなんです。今やろうとしていることは、私に言わせると倫理観のないグレーゾーンをずっと行ったり来たりしているような状況なんですけれども、これはこの場でいろいろ言ったって詮ないんで、また問題が起こった段階で申し上げたいというふうに思います。  六は私、その他ということで上げてますけれども、四月二十七日に、県北部保健所による養豚場の排出等に係る問題についての説明が院内支所であったわけですけれども、そのときにですね、三月八日に立ち入り検査を行い、その調査結果及び排水基準違反に基づく改善計画の説明がございました。それによると、汚泥脱水機の増強は五月末納入予定、貯水槽の増設は九月末までに、排水の定期的な自主検査の実施は改善完了後実施する、おが粉豚舎の新設による処理負荷量の削減は五百頭は新豚舎に移動済み、残り千三百頭は九月末までに移動完了予定とあります。その後、北部保健所からの経過説明はないわけで、十月のできるだけ早い段階に、宇佐市が北部振興局を通じて北部保健所に、改善計画の実施状況等の説明会を開くよう要請してほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  この分の情報につきましては、県の北部保健所のほうの情報でございまして、当方にもその分の情報として入手はできておりません。その分につきまして、それはそれといたしまして、一応そういうところの分で発表できる分があるもんであれば、そういうところでどうか地元の方に説明ができるようにというお願いはしてみたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私ね、もう北部保健所に電話しました。もう北部保健所は積極的にやりたいというようなニュアンスでした。ですから、質問事項は箇条書きで出してほしいということもありましたんでね、そんなに遠慮することはないんで、どんどん要請してほしいと思います。  それではですね、二、例の七十代の女性の救出状況と当時の状況、それから原因と再発防止についてですけれども、これね、今この女性は現在どうなさっているんですか。  もう一ついいですか。課長ね、あの女性がどうなったのかと、あそこの住宅に住んでいる、上のほうに住んでいる人とかいますよね。そういう人たちは今どうしているのか。 ◯議長(佐田則昭君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(佐藤 久君)建築住宅課長の佐藤です。高橋議員の再質問にお答えします。  まず、被災された住宅にお住まいだった方につきましては、最初院内支所のほうに避難をいたしました。それから、その夜、老人ホームのショートステイにより・・・へ移転しております。それから、・・・・・に体調不良というようなことで、・・・・病院に入院をいたしました。その後、経過はいいんですが、・・・・・に・・・・病院のほうから、・・・・・・・・・・・・・・・に入所したというような報告を受けております。  それから、被災した住宅のすぐ上の住宅の方、これは・・・・・・の方なんですが、被災当時、住宅には不在だったということで安否確認ができております。そしてまた、その当時は避難をしてくださいということで、・・・・・・・の家のほうに避難をしておりました。それで、天候が回復したので、何日かはもとの住宅のほうに住んだりとかはしているんですけども、建築住宅課が、こういうような土砂災害の特別警戒区域で、このように土砂崩壊が起こったというようなことで、住みかえをしてもらえないかというようなことで承諾をして、もう新しい住宅の候補地も下見を終えております。まだ最終的な手続は後日というような形になっております。  それから、ずっと下のほうの二棟のほうに、・・・・・・・・・の方が単身で住まわれておりましたけども、この方につきましては、被災当時すぐ近くにある・・・・・のほうにおられたということで、無事でございました。それで、・・に避難をするということで、最終的には住みかえをお願いしたところ、本人より退去するという旨の申し出があって、・・・・・に退去をしております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)長い答弁をありがとうございました。  私、今回のこの崩落で、崩落以上に大きな問題が発生したということを今回指摘したいと思ってこの質問をしてるんですけども、それはですね、災害時の初動の問題なんです。あの地域の人たちに聞いたらですね、市長、聞いちょってくださいよ。あの崩落のあった地域の住民に雨のさなか、二次災害が起こるおそれの中ですよ、崩落の事実も避難勧告も全くしていなかった問題。そして、地域住民どころか、あそこの区長さんにも連絡してなかった問題。区長さんはね、あの日の雨の降りしきる中、六時過ぎにね、行ってびっくりして、あん中に人が埋まってるんじゃないか、老人が埋まってるんじゃないか心配なさったっていうぐらいなんです。これね、かんかんでした。  これ、宇佐市には初動マニュアルがあると思うんですけれども、こういう場合、どうするんですか。これに対して、地域の人たちにどう釈明するの。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。高橋議員の再質問にお答えします。  当日の動きでありますけども、まず十七時に自主避難所を市内全域に開設をしました。夕方から夜にかけまして、市内全域でいろんな土砂崩れであるとか、道路に水が氾濫している家の中にも水が入りそうだというさまざまなそういった情報が市民の方から寄せられておりました。そういった中で、麻生地域などには土砂災害の危険性が高まったため、十七時半には、麻生地域や横山地域の一部には避難勧告を出しました。その後もいろんなところでもそういった情報がありましたので、避難準備情報を市内全域に出しました。また、最後には、十九時二十五分ではありますけども、宇佐市全域に避難勧告を出したところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)避難勧告を全域に出したことは私も知ってますよ。そういうことよりもね、あそこには被害を受けた御老人がいて、その上の住宅にも住んでいる人がいて、その手前にも、崖の下に住宅があるわけなんですよ。そういうところに一切知らせなかった。あまつさえね、区長さんにも連絡しなかったっていうのは、これはおかしいんじゃないですか。これ、どうですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)院内支所産業建設課長の野村でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  当時、雨が降った中でそういう災害が起きたということで、支所といたしましては、そういう避難の分が出ましたので、とりあえず市営住宅ということで建築住宅課のほうへ一報入れる分と、それで支所のほうから二名の職員がそちらのほうへ伺ったというようなことをしております。今言われるように、その区長さんの分の伝達というのが確かにその分はおくれておりました。その分は、なかなかうちの分が気の回らないところがございまして、御迷惑かけたなというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あれはね、あの六日の夜はずっと七日にかけて、夜っぴて雨が降らなかったから、あの災害で済んだんだと思うんですよ。あれずっと降ってたら、もっと大きな二次災害が起こった可能性だってあるわけだしね。それはやっぱりあの初動のやり方のまずさというのは、反省しなければいけませんよね。  でね、毎年このようなゲリラ豪雨とか起こってます。ハザードマップの災害危険区域に隣接する場所でもあそこはあるんですけれども、この開発行為に対して実地検分を行い、雨水の排水計画等、市として防災の立場から適切な指導、助言を行ってもらいたいというふうに思ってるんですけれども、これについてはいかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  その分の排水等につきましては、市の関係課の中で話も出ました。その分について、あとまた養豚業者の方に御相談、こういう形でどうでしょうかというのは一度示したいというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)産業課長、よろしくお願いしますね。早急にやってください。  それでは、三項目、光インターネットについての一点目、工事完了までの日数が大変長すぎると苦情があるということなんですけれど、私も県下の状況を調べました。九電、NTT等へ工事の申請がなければ、大体一、二週間で完成、申請があっても一カ月。それぞれ担当の部署の方が言ってましたけど、遅くて二カ月、宇佐市は公平を期すために、担当部署、情報統計課から資料をいただきました。私もずっと計算しました、完了までの分を。八十件完了済みがあったんですけども、今年度になって。申請があってもなくても、大体一五%は二カ月以上かかるんですよ。三カ月以上が二三%ありました。四カ月以上が五%ありました。  これ、課長の耳に入ってるかどうか知らないけど、この業界では宇佐市が遅いことは有名なんですよ。あんた知ってるか。知らなかったら、あなた情報不足、情報統計課長としては失格だと思いますよ。情報を持ってないんだから。でね、私は今回、うちの文福という事業所でこのネットを申し込みました。申し込んだのが六月四日、宇佐市が完了と言っている外工事を行ったのが八月二十七日。この間、八十二日間が経過してます。内工事が九月五日で、事実上の完了となるわけですけれども、これで計算すると、三カ月以上かかってる。外工事を行う前に、直前に連絡があったんですよ。その間八十日以上は放置状態。連絡はナシのつぶて。これ、私は遅いことを知ってるから文句言いませんでしたけれども、相当私は年間苦情があると思うんですけれども、どうですか、課長、苦情があるのかないのか。 ◯議長(佐田則昭君)情報統計課長。 ◯情報統計課長(松田智弘君)情報統計課長の松田です。高橋議員の再質問にお答えいたします。  まず、申し込みから開設までの時間が遅いことに対する苦情ですが、やはり毎月数件苦情のほうはあります。申し込みにつきましては、郵送の方もいらっしゃいますし、直接持参される方もあるんですが、直接持参していただく方につきましては、窓口のほうで、申請から実際開始するまでには時間がかかりますという話は説明させていただいております。  あと、宇佐市が他市に比べて非常に開始するまでに時間がかかるという問題でありますが、一応県下の状況といたしましては、宇佐市は光インターネットだけなんですが、他市につきましては、ケーブルテレビを大体同時に引いているところがほとんどであります。その関係で、ケーブルテレビが家の直前まで来ておれば、そこから光インターネットを引く時間というのも早いんですが、宇佐市の場合は新規申し込みにつきましては、そこから線を新規に引くということもありますので、ちょっと時間がかかっているということになります。宇佐市は、他市とそういった形で状況が違うというのがありましたので、なかなか他市の状況の情報というものの把握というのが、大変おくれておりまして、情報不足で大変申しわけないと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それね、ヒアリングのときもそれを口実に言ってましたから、私、また他市を調べました。だけどね、他市だって全てケーブルを引いてるわけじゃないんです。それでも日にちがそんなにかからないんです。わかりますか。だから、それは怠慢でしかないんです。そういう言い方で逃げるなんてのはね。でね、キャンセルも多いと聞いてるんですけども、それはもう質問しません。  私が知ってる中でも、過去にさまざま宇佐市は問題を起こしてます。ちょっと最初の答弁でもありましたけれども、他人の土地に線を引っ張ってたりね。最近では交通事故でネットの線が切断されて、ネットが利用できなくなった事業者から復旧工事を依頼されて、これまた二十日以上たったっていうんですよ。これ、この業者は激怒して情報統計課のほうに連絡があったと思うんですけれども。  でね、その原因を調べたらね、どうも今契約しているところが大分の会社、しかもそれは孫請、ひ孫請みたいな状態で出してるから、なかなか来るのが遅かったというふうに聞いてるんですけれども。この工事なんですけれども、委託業者はどこかと、それから工事は入札か随契か、それから工事費は年間でおよそどれぐらいなのか。その三点答えてください。 ◯議長(佐田則昭君)情報統計課長。 ◯情報統計課長(松田智弘君)お答えいたします。  委託業者は大分ケーブルテレコムです。契約方法につきましては、工事につきましては随意契約でやっております。年間の金額のほうですが、昨年で言えば約千七百万円ぐらいであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これはさっきも申し上げました。これ、大分ケーブルテレコム、大分の業者、それが大分の業者が直でやればいいんだけど、それを孫請とか出したりするんで遅くなるという話も聞いています。緊急時に対応するとか、もう少しコストを安くするとかっていう努力も必要だと思います。年間千七百万円でいいの、昨年度はね。だけど、これも小さい金額じゃないんですよ。ですからね、これは、中津は入札方式でやっています。国東は入札で指定管理に出してる。これは保守まで。保守も宇佐市は、当然ですけれども随契でやってるんじゃないの。金額がどれぐらいですか。 ◯議長(佐田則昭君)情報統計課長。 ◯情報統計課長(松田智弘君)お答えいたします。  保守につきましては、この光インターネットサービスの提供を始めた一番最初のときに、プロポーザル方式により業者を選定しております。当時応札者が四者おりましたが、その中で現在の大分ケーブルテレコムが業者として決定をしております。運用保守委託につきましては、平成三十年度につきましては、細かく言うと千二百二十五万一千九百九十五円となっております。  保守につきましては、一番当初の運営委託の協定書の中で、施設の賃貸借と保守というのをセットということになっておりますので、ここの部分につきましては、現在の大分ケーブルテレコムとの随契という形になっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)セットになってるっていうのは、契約上そういうふうにしたわけでしょ。それは全国では、これは保守っていうのは電線の保守ですから、そう難しい工事じゃないんですよ。これ、幾らでもできるんです。県下でも随分ありますしね。だから、それは随契にする意味はないんです。過去ね、私はIT調達の闇ということで、これは会計検査院が指摘して、IT調達を全て随契でやってきた問題があって、これは一般質問で私ここでやって、その三カ月後に起こった、議会の中に戸籍電算システム、これを随契で出したから、委員会で、総務委員会だったと思いますけど否決して、結局取り下げて、競争入札にした。六千万円下がったんですよ。いろんなやり方があるわけですよ。随契にしなきゃならない合理的な理由はないわけなんですよ。だからね、市民のために少しでもコストを下げるというコスト意識を持ってやってもらいたいと思います。  随契でやってるからね、今回のようにのほほんとしてね、工事にしたって利用者がね、復旧工事を申し込んで二十日もかかるような状況になるわけで。これはきちっと競争原理を働かせてやっていったほうが、私はいいと思います。これは検討課題ですから、またいつかこの問題を質問しますから、課長、検討しとってくださいね。  二項目めの人口急減問題についてです。  これ、六月議会も出して取り下げた経緯があって、今回もわずか六分しかないんで、細かい議論はできなくなってしまいました。ただ、私ね、宇佐市人口ビジョンを何度も何度も繰り返し読んでみたんです。あれ、やっぱりね、楽観的過ぎるなという印象ですね。何度読んでも。二〇四〇年には五十弱の集落の消滅が危惧されているとしながら、将来人口のところで、この二〇四〇年から施策効果で二〇六〇年ごろまで五万人を維持すると。これは幾ら何でもね、楽観し過ぎではないかなと。ちなみに、社人研の人口推計は、二〇六〇年は三万三千八十二人なんです。この開きが余りにも大きいという印象です。  私はもう、やりとりを今日、観まち課長とやりたいと思ってたんですけれども、今日はもう時間がありませんので、一つ提言をして終わりたいと思います。ただね、私、議員生活をどれだけ送れるかわかりませんけれども、人口急減問題は私のテーマの一つにしようと思ってます。今後ずっとね、毎議会でもいいから、このテーマを上げてやっていきたいというふうに思ってるんですけれども。  最近、総務省の有識者研究会の報告でこういうふうに言ってます。各自治会がフルセットのサービスを提供し続けることの難しさを指摘し、圏域を超えた自治体連携や役割分担を促していく。人口は減ることを前提として社会の仕組みを根本から変えること、これを提唱している。それからね、皆さん方、読んだ部課長さんがいるかどうかわからないけど、ベストセラー。これ、河合雅司さんのね、昨年、今年と出した「未来の年表」一、二です。これね、今後近未来に起こる国、地方のね、いろんな問題をいっぱい上げてます。これを読むと、背筋がぞっとするぐらい、そんな問題がいっぱい書いてますんで、ぜひ読んでもらいたいんですけどね。  これ、こういうふうに彼は言っているわけです。氏は、「論壇の無責任な楽観論を否定し、私は夢のある未来を戦略的に縮むことに見出そうと思う。それは、小さくなったなりに、豊かな国であり続けるということだ。その具体策は、国家の作り替えであり、国を挙げてイノベーションを起こし、日本を新たなブランドとして確立していくことである。」地方についてはこう言っている。「地方創生は市町村を残すことが目的ではない。人口減少社会に対応し得る統治機構として見直す作業だ」。  要するに、やっぱり勇気ある撤退も必要な場面がね、市長、今後たくさん出てくると思うんですよ。それはね、なかなか市民には言いにくいけれどもね、言わなきゃならない場面がもう目の前に来ているという事実。これはね、我々は深刻に受けとめて、冷静に受けとめて対応していく。戦略的に縮むということもね、考えていかなきゃならない時代になったなと私は思ってるんです。  最後に、市長も読んだと思いますけれども、何か見解があれば。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  人口急減問題がですね、大きな自治体のみならず、国の課題であるということはもう間違いないことだというふうに思います。こういう状況になったときに、どういうふうに戦略性を持って臨んでいくかっていうのはですね、さまざまな識者がさまざまな見解を述べておりますので、いろんな見解をですね、しっかりと分析、また研究しながらですね、臨んでいきたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう一つ、市長に提言したいのはね、人口減少を前提に、これは全国の市町村レベルの自治体ではまず、どっこもやってないと思うんですけれども、これを前提に、戦略的に縮むための常設の機関を作るべきだと。今のうちに。これもう、私はいろいろ、地方のいろんな近未来、もう目の前に起こるいろんな問題を書いてます。これにね、今から対処すべく、戦略会議をね、この人口減少に特化した戦略会議、それも常設の機関をね、作るべきだと、そういうふうな検討をお願いしたいんですけど、市長、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  議員の御指摘のですね、言うのも一理あろうかと思いますけども、今、宇佐市としては将来人口五万人維持に向けて、まち・ひと・しごと創生総合戦略を今、一生懸命やっている最中ですので、まず、とりあえずは今の政策をしっかりやって、そういういろんな識者がおっしゃっていることは、またしっかりと情報収集しながらですね、研究してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もうそれでは遅いと、河合雅司氏は言っているということをつけ加えて、私の一般質問を終わります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。  次の本会議は、明日十四日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申し出がありますので、許可します。
     議会事務局長 高月晴彦君。 ◯議会事務局長(高月晴彦君)皆さん、お疲れさまです。事務局長の高月でございます。  議案質疑についてお知らせをいたします。  議案質疑の通告は、九月十四日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑は控えると、内規及び先例に規定しておりますので、御注意してください。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労でございました。                      散会 午後二時〇六分 宇佐市議会...