宇佐市議会 > 2018-09-11 >
2018年09月11日 平成30年第3回定例会(第2号) 本文
2018年09月11日 平成30年第3回定例会(第2号) 名簿

ツイート シェア
  1. 宇佐市議会 2018-09-11
    2018年09月11日 平成30年第3回定例会(第2号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2018年09月11日:平成30年第3回定例会(第2号) 本文 (419発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (二日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成三十年九月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告にがありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成三十年九月十一日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十二番   │一、防災について             │市長及び  ┃ ┃新開洋一君 │ (1)防災情報システム基本計画(案)につい │担当部課長 ┃ ┃      │  て。                 │      ┃
    ┃      │ (2)宇佐市防災マップのエリア設定につい  │      ┃ ┃      │  て。                 │      ┃ ┃      │ (3)指定避難場所について。        │      ┃ ┃      │二、法定外公共物について         │      ┃ ┃      │ (1)管理の現況と地域に対する補助制度(機 │      ┃ ┃      │  能管理)。              │      ┃ ┃      │ (2)今後の問題点。            │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、防災・減災について          │市長・   ┃ ┃和気伸哉君 │ (1)平成三十年六月二十八日から七月八日  │担当部課長 ┃ ┃      │  にかけて、西日本を中心に広い範囲で  │      ┃ ┃      │  台風七号および梅雨前線の影響による  │      ┃ ┃      │  集中豪雨が発生した。大きな被害を受  │      ┃ ┃      │  けた岡山県真備町では市が身元を確認  │      ┃ ┃      │  した死者五十名のうち約八割の四十二  │      ┃ ┃      │  名が、避難に困難が伴う高齢者や障が  │      ┃ ┃      │  い者らを市がリスト化した「避難行動  │      ┃ ┃      │  要支援者名簿」に掲載されていること  │      ┃ ┃      │  がわかった。本市でも、災害弱者を支  │      ┃ ┃      │  援するため「避難行動要支援者名簿」  │      ┃ ┃      │  を作成していると思うが、名簿に基づ  │      ┃ ┃      │  き、どのような支援計画を立てている  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │ (2)毎年のように予想外、想定外の災害が  │市長・   ┃ ┃      │  日本列島を襲いかかり、いつ・どこ   │担当部課長 ┃ ┃      │  で・どんな災害が発生するかわからな  │      ┃ ┃      │  い。また、ここ近年台風の影響による  │      ┃ ┃      │  大雨で河川の氾濫や浸水被害なども考  │      ┃ ┃      │  えられる。本市に大規模水害が発生   │      ┃ ┃      │  し、河川が氾濫した場合の近辺地域の  │      ┃ ┃      │  考えられる影響や緊急避難場所の確保  │      ┃ ┃      │  は備えているか。           │      ┃ ┃      │ (3)災害時に避難所などになる防災拠点で  │市長・   ┃ ┃      │  無線LAN「Wi‐Fi」の整備が進  │担当部課長 ┃ ┃      │  んでいる。大災害が起きて電話回線が  │      ┃ ┃      │  繋がりにくくなってもインターネット  │      ┃ ┃      │  の環境があれば避難者は情報を得やす  │      ┃ ┃      │  いが本市の設置状況は。また、避難所  │      ┃ ┃      │  の床が板張りだからという理由で避難  │      ┃ ┃      │  せず自宅にとどまる選択をする方もい  │      ┃ ┃      │  るが、何か改善策は考えているのか。  │      ┃ ┃      │二、中学生のヘルメット着用について    │市長・   ┃ ┃      │  昨年の十二月宇佐市議会定例会におい  │担当部課長 ┃ ┃      │ て、中学生の登下校時にヘルメット着用  │      ┃ ┃      │ を義務付けていない市町村は本市だけと  │      ┃ ┃      │ 取り上げたが、その後の話し合いの内容  │      ┃ ┃      │ を踏まえ校長会、市P連、教育委員会の  │      ┃ ┃      │ 見解は。                │      ┃ ┃      │三、本市は障がい児施策として、未就学児  │市長・   ┃ ┃      │ 向けの「児童発達支援」と、小学生以上  │担当部課長 ┃ ┃      │ が利用する「放課後デイサービス」を勧  │      ┃ ┃      │ めていると思うが、現在の利用状況や拡  │      ┃ ┃      │ 充策など本市で検討している課題はある  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │四、ペット(犬・猫)の避妊手術費用の助  │市長・   ┃ ┃      │ 成について               │担当部課長 ┃ ┃      │  家族の一員として共存した生活を送ら  │      ┃ ┃      │ れているペットではあるが、中には避妊  │      ┃ ┃      │ 手術をせず半飼い状態が増加している。  │      ┃ ┃      │ (特に猫)また、殺傷処分を減らす取り  │      ┃ ┃      │ 組みの理解を広めるためにも野良犬・猫  │      ┃ ┃      │ 対策を検討しなけばならないが、本市に  │      ┃ ┃      │ おいて現在の取り組み状況、殺傷処分に  │      ┃ ┃      │ 関しての見解や今後の方針は。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、地域のために             │市長    ┃ ┃川谷光紹君 │ (1)危機管理について           │および   ┃ ┃      │  1)宇佐市防災情報システム整備市民会  │担当部課長 ┃ ┃      │ 議の開催、宇佐市防災情報システム基本  │      ┃ ┃      │ 計画に関するパブリックコメントを募集  │      ┃ ┃      │ したが、そのなかで市民からの意見や要  │      ┃ ┃      │ 望はどのようなものがあったか。また、  │      ┃ ┃      │ それらに対しての現在の市の見解は。   │      ┃ ┃      │  2)宇佐市ではLPガス協会と災害時の  │      ┃ ┃      │ 協定を結んでいるが、避難所まで確実に  │      ┃ ┃      │ 届けられる保証はない。災害時の拠点と  │      ┃ ┃      │ なる施設や避難所には、ガスバルクを設  │      ┃ ┃      │ 置するべきでは。            │      ┃ ┃      │  3)大分市教育委員会は、災害時の防災  │      ┃ ┃      │ 拠点となる六校に、電気などが止っても  │      ┃ ┃      │ LPガスで炊飯・給湯・冷暖房・発電が  │      ┃ ┃      │ できる設備を整えた。今後、市内の中学  │      ┃ ┃      │ 校へのエアコン整備をするにあたって   │      ┃ ┃      │ は、大分市のような先進例を調査しては  │      ┃ ┃      │ どうか。                │      ┃ ┃      │ (2)人権尊重の社会づくりができているか  │      ┃ ┃      │  の指標の一つとして、本人通知制度の  │      ┃ ┃      │  登録率の目標値を設定して取り組んで  │      ┃ ┃      │  はどうか。              │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市における鳥獣害被害の現状と今  │      ┃ ┃      │  後の取り組みについて。        │      ┃ ┃      │ (4)道の駅について。現在の進捗状況と今  │      ┃ ┃      │  後の計画は。             │      ┃ ┃      │ (5)安心院グリーンツーリズムでは、受け  │      ┃ ┃      │  入れ農家の高齢化や後継者不足が課題  │      ┃ ┃      │  になっていると聞く。現状の課題と今  │      ┃ ┃      │  後の方針は。             │      ┃ ┃      │二、子どもたちのために          │      ┃ ┃      │ (1)教育長の就任から一年が経過した。宇  │      ┃ ┃      │  佐市の教育について教育長の感想は。  │      ┃
    ┃      │  また、どのような課題を感じている   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)地域の伝統や文化の継承を目的とし   │      ┃ ┃      │  た、小・中学校での課外活動にかかる  │      ┃ ┃      │  費用を、市で負担することはできない  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市で取り組んでいる、子どもの貧  │      ┃ ┃      │  困対策は。              │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、子どもの通院医療費無料化について   │市長及び  ┃ ┃多田羅純一君│ (1)来年七月より実施される見込みだが隣  │担当部課長 ┃ ┃      │  市との制度の格差はどう考えている   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)通院医療費無料化により定期予防接種  │      ┃ ┃      │  の接種率が低下する恐れがあるが更に  │      ┃ ┃      │  向上させる方策はどの様に検討されて  │      ┃ ┃      │  いるか。               │      ┃ ┃      │二、聴覚障害者支援について        │      ┃ ┃      │ (1)人工内耳装用者の体外機、買い替え時  │      ┃ ┃      │  の助成件数と助成額及び対象人数は。  │      ┃ ┃      │ (2)子育て世代の負担軽減の為、助成額の  │      ┃ ┃      │  増額は出来ないか。          │      ┃ ┃      │三、定住促進について           │      ┃ ┃      │  転入者に対し目玉として軽自動車購入  │      ┃ ┃      │ 費を助成できないか。          │      ┃ ┃      │四、災害対策について           │      ┃ ┃      │ (1)西日本豪雨の最大雨量が宇佐市に降っ  │      ┃ ┃      │  た場合、被災の規模は予測している   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)今回の市内全域避難勧告発令における  │      ┃ ┃      │  反省と今後の課題は何か。       │      ┃ ┃      │五、防災無線基本計画の戸別受信機の配布  │      ┃ ┃      │ について                │      ┃ ┃      │ (1)戸別受信機の設置に対して市の考えに  │      ┃ ┃      │  ついて伺う。             │      ┃ ┃      │ (2)院内も安心院同様に野外放送から戸別  │      ┃ ┃      │  受信機に出来ないか。         │      ┃ ┃      │ (3)子育て支援施設や児童クラブにも設置  │      ┃ ┃      │  できないか。             │      ┃ ┃      │六、ごみ処理施設(クリーンセンター仮称) │      ┃ ┃      │ について                │      ┃ ┃      │ (1)現状の進捗状況はどのように進んでい  │      ┃ ┃      │  るのか。               │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市独自で更なる生ゴミの軽量は検  │      ┃ ┃      │  討しているか。            │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)まず、十二番 新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)皆さん、おはようございます。十二番の新開です。  議員の皆さん、議員ソフトは土曜日雨ということで、いろんな手違いがあったのかもわかりませんが、自発的な棄権ということで、大変残念でした。優勝を目指して頑張って練習をしてこられた方々、本当に気の毒だと思います。  今日はトップバッターです。ずっと私たちの子供のころは、山や川で遊ぶ以外に、団体で何かをするというときにはほとんど遊びはソフトボールをしておりました。若い人は御存じないかもわかりませんが、そのころのプロ野球は九州に本拠を置く西鉄ライオンズの全盛期でした。一番バッターが、熊本出身のセンターを守っていた高倉照幸という選手でした。彼は切り込み隊長というふうに言われて、大変活躍をしていた選手です。  今年の西武ライオンズも、どういいますか、日刊スポーツですかね、勝手に山賊打線という名前をつけて、それがちょっと気に入らなかったのか、辻監督が自分で獅子おどし打線という名前をつけておりますが、まだ依然としてそれなりに非常に活発な打線であります。ピッチャーは非常に不安な面が大変多いと思いますが。  以前の西鉄ライオンズのときも、三原監督のもと、一番高倉、二番豊田、三番中西、四番大下、五番関口というような非常に強力な打線でした。今日も私の後に、二番和気議員、三番川谷議員、四番多田羅議員という、非常に若くて優秀なすばらしい人たちが控えております。それで三人とも、偶然かもわかりませんが防災問題を取り上げておりますので、私の質問が後の強力な優秀な三人の人たちにうまくつなげていくことができればなというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。  それでは、一般質問に入ります。  以前から日本列島は地震、津波、台風、洪水、噴火など、天変地異が多く災害列島とも呼ばれていましたが、ごく最近も台風二十一号や北海道の大地震を初め、大災害が連続して発生をしております。災害により被害を受けられた皆様方には、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。  さて、私たちの宇佐地区は、幸いにも最近は大災害に見舞われてはいません。宇佐神宮に守られているとも言われておりますが、今後はどこでいつどのような災害が起こるか予測できません。  日本全国で、観測史上初という言葉が多く聞かれています。宇佐市も、いつ観測史上初という災害に襲われるかもわかりません。宇佐市民の生命と財産を守るためにも防災は大変重要ですので、防災についてお聞きをいたします。  まず、宇佐市防災情報システム基本計画(案)についてお聞きをします。  次に、宇佐市防災マップのエリア設定についてお聞きをいたします。  そして、指定避難場所についてお聞きをいたします。  二項目め、法定外公共物についての一番目、管理の現況と機能管理について、地域に対する補助制度についてお聞きをいたします。  次に、今後の問題点をお聞きをします。  以上で最初の質問を終わります。誠意のある答弁をお願いして、降壇をいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、新開洋一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十二番 新開議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、防災についての一点目、防災情報システム基本計画(案)についてでありますが、防災情報システムは災害から住民の生命を守るために必要不可欠な設備であります。本計画(案)では、自助・共助・公助の連携強化で築く安全・安心のまち総合防災情報ネットワークを基本理念に設定をし、市民と行政が力を合わせて災害から身を守る情報伝達手段の整備、普及を進める方針を定めております。  具体的には、六十メガヘルツ防災行政無線同報系システム(新方式)を用いて防災情報を市内全域へ配信する屋外拡声子局を防災情報の伝達手段の柱として整備するとともに、デジタル方式の特性を生かし情報収集や伝達に係る必要な機能を付加することで、住民の安全と安心の確保が図れる総合防災情報システムとして構築を図ることといたしております。  先般、パブリックコメントや安心院、院内、旧宇佐地域で住民説明会を実施し、いただいた意見等を市内の各種団体の代表者からなる市民委員会へ報告をいたしました。今後、これらの意見等を勘案しながら最終調整をし、近日中に取りまとめをしたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの防災についての二、三を、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。十二番 新開議員の一般質問にお答えします。  一項目め、防災についての二点目、防災マップのエリア設定についてですが、防災マップに示す危険箇所には正確性や客観性が問われることから、県が指定や設定を行う土砂災害危険箇所や洪水、津波の浸水想定に基づきエリア設定を行っています。  土砂災害危険箇所については、平成三十二年度を目標に、県が土砂災害警戒区域の指定を進めています。  また、河川の浸水想定についても、今年度県が見直し作業を進めていますので、その指定等が完了した時点で防災マップの改訂も行いたいと考えています。  三点目、指定避難場所についてですが、現在本市には百五カ所の指定避難所があり、災害の危険性が高まった場合は宇佐市災害等危機管理体制に沿って開設場所の選定を行っています。  立地条件や設備内容など、避難所が抱える課題も多岐にわたっており、避難者はもとより区長や避難所担当班の職員などからの意見・要望を踏まえ、避難所の追加指定や備蓄資材等の購入を進めているところであります。  また、昨年度、宇佐市災害等危機管理体制の見直しを行い、指定避難所が遠い、空調設備がないなどの課題を補うため、自治区避難所などをみなし避難所とする制度を設けたところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、二項目めの法定外公共物についてを、建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の麻生でございます。十二番 新開議員の一般質問にお答えします。  二項目め、法定外公共物についての一点目、管理の現況と地域に対する補助制度(機能管理)についてですが、まず法定外公共物とは道路法、河川法等の適用または準用がない里道・水路等を言い、主には公図上に地番が付されていない公共物を示します。  現在、機能を有する法定外公共物の管理は、地方分権一括法に基づき国から市へ財産譲与されたことに伴い、平成十七年度より市が財産管理を行っており、機能の喪失した法定外公共物は国の管理となっています。  本市が譲与を受けた法定外公共物の所管課は、その用途により、土木課、耕地課、農業委員会などとなっています。しかしその機能・維持管理については、地元が一番利用するということから地元地区等の方にお願いしているところであり、市といたしましては要望に応じ維持補修工事に必要な原材料を支給しております。  なお、準市道として位置づけた道路では、自治区から負担金をいただき、市で道路舗装等を実施しています。  二点目、今後の問題点についてですが、自治区によっては地元による草刈りや側溝清掃等の維持管理を行っている方々が高齢化し、対応に困難になっている地域があるとの声をお聞きします。  市といたしましては、蓋上げ機の貸し出しや側溝清掃時に発生する土砂等の改修処分など、維持管理作業への協力をしているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十二番 新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)それでは、再質問を行います。  一項目めの防災情報システム基本計画(案)についてですが、この案は、市長の先ほどの回答の中で、防災情報伝達手段の柱として屋外スピーカーを整備するということですが、例えば災害が起こりそうなときの屋外スピーカーと戸別受信機では、どちらがより有効だというふうに思われますか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)おはようございます。危機管理課長の加来です。新開議員の再質問にお答えいたします。  外のスピーカーと屋内の戸別受信機、どちらが有効かということでありますが、災害にもさまざまなものがありまして、大雨とか台風とかそういったときでは、やはり外のスピーカーではなかなか聞こえづらいというような声はたくさんいただいております。そういった場合は、やはり屋内の受信機のほうが有効かと思っております。  ただ、いろんな災害がありまして、緊急の地震の場合であるとか、鶴見岳の火山の噴火なども危惧をされております。人たちが外にいるような場合は、やはり外から聞こえるほうがそういった場合は有効でもあると考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)災害が起こりそうなときというふうに言いました。地震であるとか火山活動というのももちろん大きな災害の一つだと思いますが、基本的に今の防災無線の活用方法としては、私が思うのに、ほとんどが大雨であるとか洪水、崖崩れ、そういうのの予防のための放送が多いんだろうと思います。  現実に、今までの使用している防災無線の、例えば地震であるとか火山の活動についてと、そういう防風とか大雨とか、それの比率はどの程度だと考えておりますか。
    ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  比率といいますと、これまでも経験上一番多いのはやはり大雨とか台風とか、そういったものの呼びかけであります。火山は今後危惧はされておりますけども、これまでで放送したことはないと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)火山ももちろんそうでしょうし、地震も今の技術といいますか、それではほとんど前もって情報を出すというのは非常に不可能だろうと思います。  それで、少なくとも今までの流れからいくと、やはり戸別受信機を重要視しないとできないと思いますが、どういうふうにお考えでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えいたします。  戸別受信機、要は建物の外でもそういった避難勧告でありますとか、そういった情報がとれるのも重要、それから家の中でもそういった情報がとれるのが重要かと考えております。  そういった意味で、今防災情報システム基本計画(案)を策定をして、今後宇佐市の防災システムをデジタル化、新しくしていこうというふうに行っております。  そういった中で、家の中でも情報がとれることが大変重要と考えておりますので、今までは安心院のほうは戸別受信機だけでありましたけども、今後は宇佐市内全域で戸別受信機もそれから今スマホとか携帯とか、そういったモバイル端末も非常に普及をしておりますので、そういったものも一緒に使って、家の中におっても情報が届くように、そういったシステムを作っていこうと考えております。以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)まあ戸別受信機が重要というようなことでの認識は持っていただいてるということでよろしいわけですね。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答します。  家の中でも情報がとれる、戸別受信機、スマホなどのモバイル端末、そういったものが重要だと考えております。以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)先ほども申し上げましたが、基本的に台風前で強風だとか暴風雨のときに、外で聞きたいという人は恐らくいないと思います。その情報を大事にするというようなことで、少しどういいますか、消防庁からの、もちろん御存じだと思いますが、各都道府県の消防防災主管部長宛てに、平成二十九年四月三日に文書の通達があります。少し読みます。  「市町村防災行政無線は、緊急時において災害関連情報を住民等に対し直接伝達できる重要な手段であり、戸別受信機の整備は屋外スピーカーからの音声が大雨等の天候や建物の構造などにより屋内の住民などに聞こえない場合があるという課題を解決するためにも有効であると考えられます。  戸別受信機の整備に向けて、積極的に取り組んでいただくようお願いをいたします。なお、本通知は消防組織法第三十七条の規定に基づく助言として発出するものであることを申し添えます」というのと、その少し後、七月十四日に、これも同じく総務省の消防庁からです。  「防災行政無線は、災害時の地域住民への情報伝達手段として大きな役割を担っています。また、高齢者等を初めとする災害弱者の方々に、よりきめ細かく防災情報を行きわたらせるためには、住居内の戸別受信機が有効と考えられることから、その普及促進を図ることが重要となっています。  総務省及び消防庁は、防災行政無線等の戸別受信機の普及促進に関する研究会を開催し、平成二十九年六月三十日報告を公表しました」という中で、その公表の中にアンダーラインを引いて、「特に高齢者等防災情報が届きにくい方々に、よりきめ細かく行きわたらせるためには、住居内の戸別受信機が有効であり、その普及促進を図ることが重要である」というふうに記載されておりますが、これについてどういうふうに思いますか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  今おっしゃるように、戸別受信機の重要性、それから高齢者などへのきめ細かなサービスというのは重要と思っております。で、今度宇佐市がしようとしていることも、家の中でもしっかり情報が届くようにというのをまず第一に考えております。  その中で、戸別受信機それからそういったスマートフォンなどモバイル端末を使ったもの、いずれかを選んでいただいて、そこに確実に届けたいというふうに思っております。  ただ、今おっしゃられましたように、高齢者とか確かにスマートフォンなどを持ってない方もおります。そういった方には、やはり安易にですね、配置ができるような方法を私どもも考えていきたいと思っております。  それから、今議員がおっしゃいました通達の中で、国も研究会を作っているという言葉がありました。やはり戸別受信機というのは、一台の単価がこれまで非常に高いものでありまして、それを地域の方に普及をするというのは、各市町村でもなかなか進んでいない状況があります。  で、国がそういう開発メーカーなどを集めた研究会を作ったと聞いております。その中で、いろんな機能を絞って、なるべく安く開発ができないかというようなことを今現在もやっているものと考えております。  ですから、今後宇佐市も、できるだけ安いいい戸別受信機も研究をいたしまして、そういったスマートフォンとか持ってない高齢者の方、また持っていても家の中でも戸別受信機が必要だという方には、容易に提供できるような、そういった仕組みを考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)戸別受信機などが容易に手に入るようにというようなことですが、この報告書(案)の中にも、容易に購入が可能というふうに書いておりますが、この容易というのはどういうふうに捉えたらいいんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  今言いましたように、戸別受信機はまだまだ高いのでなかなか普及をしないというのが国のそういった課題と捉えております。  容易に配置ができるというのは、やはり値段の下がった受信機を導入したいと思いますけども、一つ言えば他市町村の例を見ますと、多少なりとも補助などをして幾らかの負担をいただいて、それを必要な方には配置をするというような方法もとってるところがかなりあります。  私たちも大変大きな事業でありますので、多少なりとも補助金制度を、これは今から考えることですけども、そういったものを考えながら、より皆様方に配置ができるように、そういったふうなことを考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)この基本計画の案の中で、安心院町の戸別受信機についての記述は経過措置についてということだけなんですが、安心院町の戸別受信機について、平成二十八年のたしか十二月だったと思いますが、私が一般質問したときに、「安心院町には戸別受信機があります。アドバンテージがあるんですね」という話をしました。そのときに、「安心院町に戸別受信機があるのはわかっております。サービスの低下は考えておりません」という答弁をいただきました。  それで、このときにちょうどそんたくという言葉がはやっていたので、そんたくだけではなく斟酌をしてください、考えるだけじゃなくて酌み取ってくださいという話も私はしました。その答弁が、安心院町には戸別受信機があるので、サービス低下は考えていないというふうに答弁をいただきましたが、サービスの低下等は考えていないわけですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  以前の議会答弁で、サービスの低下はしないというふうに回答したということでありますけども、私も確認をいたしましたら、そのような回答があっておりました。  このサービスについてでありますけども、今基本計画としてやっておるのが、宇佐市全体でよりよい防災無線にしていくことが、ひいては安心院のサービスにもつながっていくんだと考えております。  今までのシステムではできなかったこと、それから他市ではできていたんですけども、宇佐市ではできていなかったことなどが、新しいシステムではできるようになると考えておりますし、そうしたいとも考えております。  防災情報は、瞬時に市民の方々に伝わらなければならないが、今まではなかなかそうではなかったと思っております。そういったことをできるようにしたいと思っております。例えば、そういったことを安心院のみにするのではなくて市全体にする、それが宇佐市全体のサービス向上につながっていく、安心院地区のサービス向上にもつながっていくんだということで考えております。  宇佐市全体の市民の安全・安心を確保しようと考えております。そういったことが市民サービスの向上にもつながっていくと思っておりますし、安心院の方のサービスの向上にもつながっていくんだろうなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)少しちょっとかみ合わないといいますか、隔靴掻痒といいますか、少しもどかしい感じはするんですが、宇佐市全体はもちろんそうでしょう。ただ、安心院町の場合に、今まであったサービスが受けられなくなることに関して、サービスの低下と考えていないんですかという質問です。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えをいたします。  今まで来てた情報が受け取れなくなるのかということにつきましては、今後も戸別受信機だけではなくて、そういったモバイル端末、携帯、スマホ、そういったものを活用して情報を届けようというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)これも頭の中ではよく理解している、当たり前の話で、私も携帯は持ってますし、今までそれでは受け取れなかった情報が受け取れるようになるというのは、これは本当にサービスの向上だと思います。  私が言ってるのは、情報弱者といいますか、お年寄りの方々、特に携帯なんかを持っていない、その話をしますと、先週の金曜日ですか、私は安心院の下毛下市というところに住んでおります。老人クラブの役員会が金曜日にありましたので、私も出席しました。私は下市の老人クラブの副会長をしております。  役員十一人全員集まりました。で、この話をしました。それでサービスの低下になりますか、なりませんかち聞いたら、当然サービスの低下になる、当たり前だちゅう話でした。  それで、携帯では聞こえるようになりますという話をしましたら、携帯を持ってる人が私を含めて十一人のうち三人おりました。一人、会長は私と同級生ですので、そのほかの方は持っていません。  それで、全員やっぱり戸別受信機は設置をしてほしい、ぜひ設置してくださいと、どういいますか、サービスの低下だというふうに訴えておりました。これはどういうふうに感じておりますか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  要は家の中で情報をとる方法といたしましては、戸別受信機も用意をしております。で、安易に手に入れてもらう仕組みを考えていくというふうにしておりますので、戸別受信機がなくなるということではありません。  それともう一つ、安心院サービスということであえて旧宇佐・院内と安心院の違うところはどこがあるのかというのを一つ言いますと、安心院については今までおっしゃるように、戸別受信機が伝達の中心でありました。で、外のスピーカーというのは中心部なり一部にしかついておりませんで、ほとんどの人は戸別受信機で情報を手に入れる、逆に外に出ているときは情報が手に入らないというようなことがありました。  それで、今後は外でも市内全域ですけども、外でも情報が聞こえるようにということで、安心院についても屋外拡声子局、いわゆる外からでも放送ができる設備を、今は机上計算ですけども、三十数カ所は設けていきたいと考えております。  ただ、これは費用対効果の面がありますので、実際に建てても数軒しか届かないというようなそんなところとか、建てる場所がないとかいうのも実際にあるかもしれませんので、そういうところに対してはまた戸別受信機などを考えないといけないと思いますけども、今の机上計算では三十数基を建てようというふうに思っております。  それから、今戸別受信機、安心院地域全地域にありますけれども、アナログ放送が平成三十四年の十一月までとなっておりまして、それまでは経過措置として今のが使えないかというのは、今後また業者などが決まったりとか、九州総合通信局そういったところと協議をして、極力使えるような措置をしたいなと考えておるところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)戸別受信機がどういいますか、廃止になるとかだめになるという話をしているわけではありません。希望者には容易に購入が可能という、この容易に購入が可能の容易というのが、例えば具体的に言って五百円なのか千円なのかとか、そのくらいだったら私は何も言いません。先ほどの、老人クラブの方々と話をしたときにも、そのくらいだったら何とかシステムが新しくなるし、宇佐市全部一緒だからお願いしますという話もできます。だけど、具体的にそれがわからんで、希望者に購入をしてくださいと言うのはなかなか言える話ではありません。  そしたらちょっと質問を変えます。そういう情報弱者といいますか、そんな方々に、サービスの低下で今まではとは違ってお金が要りますよという話のときに、どういうふうに説明をしたらそういう情報弱者の人が納得できるのか、模範回答をお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  まず容易にというところでありますけども、私どもとしてもなるべく安くて手に入る機器を導入したいとは考えております。ただ先ほど申しましたように、国も研究会を作っておりますので、そこらあたりは私どもも期待をしております。  あとは、じゃあどうやって容易にということかということでありますけども、今考えておるのは補助制度を作るなりをして、定価ではなくて補助をして、極力値段を抑えたというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)まあ、当然課長の立場としては、そのぐらいしか言えないのはわかります。まだ決まってないことですので。ただ、決まってないから補助額が何ぼだかというのは、やっぱり九割とか九割五分の話にはならないと思います。していただいたら大変ありがたいんですけど。  補助率からすると、一般的にどのくらいを目安にと思ってるわけですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  そういった制度のあるところを調べますと、いろいろあるんですが、おおむねは二分の一とか三分の二とかがあるようでありますが、その中でも所得のラインを設けていたりとか、障害者の分を設けていたりとか、そういったのもあるようでありますので、そういった先進といいますか、既に導入をしてるそういった市町村の分を参考にして仕組みを考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)もう一度言います。安心院は今まで旧安心院町のときに努力をして、戸別受信機をつけておりました。これに関して安心院はアドバンテージがあると私は思ってるんですけど、課長はどう思いますか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  アドバンテージということでありますけども、ちょっとアドバンテージというのがサービスの低下、サービスの向上というところにつながっていくのかと思いますが、あくまでも新しい防災情報システムというのは、宇佐市全体を考えてこれまでよりもよりよいものを導入していくと、それがひいては住民の安全安心につながってサービスの向上につながっていくと、そういうふうに考えておりますので、それが安心院というので見ますと、また安心院の方々にもサービスの向上になっていくと、そういう全体で考えていきたいと思っておりますので、やはりそれが安心院のサービス向上にもつながっていってるものと私は考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)一般的な話で結構です。危機管理課長じゃなくても結構ですが、一般的にどういいますかね、今受けているサービスが受けられなくなった場合に、サービスの低下としては宇佐市は捉えてないという認識でいいわけですかね。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  今受けてるサービスが受けられなくなるというのが、システムが新しくなってそういった戸別受信機の仕組みが変わるということでありましょうけども、私どもとしては戸別受信機の必要な方にはより容易に配置ができるように、そこら辺はしっかり努力をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)ですから、より容易にというのがはっきりしないんで、なかなか難しい話で。先ほど具体的に金額を言いましたが、とにかく今はいわゆる無償で貸与をしていただいてる、それが有償になるというのはサービスの低下ではないんですかというのをずっと言ってるんですけど、なかなかかみ合わない、全体的なアナログからデジタルになるというのも、これ当然そうです。
     しかし、これは国のやり方なんでしょうけど、正直なところ、一般の人たちはアナログだからだとかデジタルだからとか、特に高齢者の人にそういうふうになったからこういうふうに変わりましたよと言っても、なかなかこれは納得していただけるものではありません。だから、そういうのもひっくるめて、少なくともアドバンテージが、私はあると思っております。戸別受信機は現実に今利用してるわけですからね。そして、先ほども三十数棟鉄塔を建てるという話もありましたが、これは地元からかなりの要望があったわけですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  地元の要望があって外のスピーカーを建てるというものではありません。やはりこの防災情報というのは、外におっても聞こえる、これが一番大前提だと思います。で、外のスピーカーがあれば、基本的には家の中でも情報が届くというふうに思っております。確かに、雨の日とかそういった離れたところとかでは聞こえない、聞き取りづらいという言葉はたくさんありますけども、外のスピーカーから皆様方に情報を届ける、これが基本だと思っております。  特に、昼間の緊急情報などは、大変重要な情報の取得手段と考えております。先ほど地震とか火山とか言いましたけども、最近は外国からのミサイルの危険もありました。それから、行方不明者の捜索など、これはもう昼間が中心ですから、外のスピーカーから見かけませんでしかたというふうな、そういった情報も呼びかけております。ですから、外からの情報伝達というのが最低限防災無線を整備するには重要だと考えております。  そういった中で、宇佐と院内はほぼ網羅をされているわけですけども、安心院地域については一部分でしか網羅をされておりませんでした。ですから、それを安心院のほうにも極力網羅ができるようにというふうに考えて、外のスピーカーの増設を考えているところであります。  やはり観光客なども外で観光してますので、そういった方々にも情報を伝えるのは非常に大事かと思っております。安心院のほうにも観光客がかなり増えているんじゃないかと思っておりますので、そういった宇佐市全体で外からでも聞こえる防災情報システムの整備というところで、安心院にも増設をと考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)安心院のほうにも外のスピーカーを網羅していただくというのはこれは大変ありがたい話ですけど、なぜ網羅してなくってもあんまり苦情が出なかったかというのも大変大事なことだと思います。そして、観光客とかよそから来た人というのも、大変これ大事です。  だけど、地元の人が欲しいと言ってるのを、外を充実するからそれでいいんだという言い方はちょっといかがなものなのかと思いますが。  先ほども言いましたが、これは申しわけない、総務部長で結構です、一般的に今あるサービスが受けられなくなっても、宇佐市はサービスの低下として考えてないというふうなことでいいわけですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。  先ほどから、戸別受信機のアドバンテージということで、確かに安心院の地域というのはそういった部分はあると思います。逆に言うと、この宇佐地域、院内地域というのは逆に屋外拡声子局が充実をしているということで、そちらのほうのアドバンテージもあると思います。  そうした中で、やっぱり全ての状況を満足させる、我々としても屋外で情報をとれる、そしてまた屋内でも情報をとれる環境をしっかり作っていく必要があるというふうに考えておりますので、安心院も戸別受信機で情報がとれる環境、これも市全体、同じレベルで整備をしていく必要があるというふうに考えておりますので、安心院もそういう環境は作っていく計画であるということで、サービスの低下というふうには思っておりません。  逆に、先ほども危機管理課長が申しましたように、屋外拡声子局、屋外を三十基、今二十一局あるわけですけど、あと三十局ほど増やして、今まだ想定段階ですけど増やして、より皆様方に確実な情報が届けられる、この環境を整備していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)これもなかなかどういいますか、システムが変わったということがそうなんですけど、一般の特に高齢者の人たちにはすごく、どういいますか、外の放送を暴風雨であるとか、どしゃ降りのときに窓をあけて聞けとか、聞こえないよとかいうのを、やっぱ本当に心配してるわけですよね。で、今までそれがあったのに、金出してくださいとか、それはやっぱサービスの低下じゃないかちゅうふうに、本当に真剣に思われてます。  ですから、宇佐市は一つちゅうのは、これそうなんですけども、旧安心院町はそういうふうに戸別受信機があったということでですね、これは本当に今から容易に購入がという中で検討するしかないのかもわかりませんが、そして先ほどの外の放送等を網羅するとかいうのも、同じことであれば要望のあるほうにお金を使っていただきたい。  先ほど課長は言われておりましたが、要望もあるわけじゃないけどやっぱシステムのあれとしてするということであれば、要望のあるのをまず一番に考えてもらいたいと思いますが、もう市長、こんな行ったり来たりの話ばっかりで大変申しわけありませんが、何か一言市長から。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)新開議員の再質問にお答えをいたします。  合併前の旧市町でそれぞれ防災システムが整備をされております。それは、そこの市町でですね、十分協議をされていろんな思いで整備されたと思いますので、その経緯は尊重したいと思います。  そして、今新しく作ろうとしている防災情報システムは、今基本計画のまだ案の段階ですので、これから基本計画の成案を経て、そこから設計作業に入っていきますので、その設計の中でですね、今議員からいただいた御意見、そしてまた地区説明会等でいただいた御意見等をですね、総合的に勘案して、市民の方にですね、理解と御納得いただけるような、できるだけそういったような設計にまた入っていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)私は、この前の一般質問のとき、安心院町に対するサービスの低下はないということは、私は言質をとったというふうに思っておりますので、そのつもり対応していただきたいというふうに思います。  もうすぐ終わると思ったんですけど、次に行きます。  防災マップに過去の浸水の実績というのが載ってますが、これは過去何年前までぐらいのが載っているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  議員が言われるのは、今の洪水のマップではないかと思っております。で、洪水のマップというのは、平成十九年から平成二十一年にかけて、それぞれの河川ごとに県のほうで指定をして作っております。その中で、基準といたしましては、まず洪水の基準でありますけども、河川ごとに違いまして、過去五十年に一回の雨量を想定して作っておるというふうに聞いております。  過去の分がいつまでの分かというのは、済いません、そこまでちょっと把握をしておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)過去五十年ぐらいの雨量とか、それを想定しているということなんですけども、実は先ほども申し上げましたが、私は下市に住んでおりますが、下市もずっと以前大仏橋のところの堤防が切れて、うちの横なんかが濁流が流れていったというような話を、古老の人からもだんだん、私も古老になりつつありますけど、私の子供のころ古老の人から聞きましたが、そういう例えば下毛のマップには載ってないんですけど、どういいますか、水害なんかは想定はしていないんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  ハザードマップに載ってる分が、先ほど言いましたように県が測量などをして浸水想定がこの部分だということで指定をしております。それを受けまして、市のほうでこういったハザードマップということで住民の皆様方に周知をしておりますので、あれは客観的な資料でありまして、浸水想定というのはハザードマップ上ではしておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)私の近くの住民は、どういいますか、先ほどの大仏橋のところが切れるというのを非常に、大雨のときにいつも心配をしております。安心院大橋の下に県の設置してる水位計がありますが、あれも十分置きに更新してるんで、大変便利よく利用させてもらってるんですが、あそこが切れる心配をしてる人は一人もおりません。基本的に、もう何年か前ですか、大仏橋のところはもう少しで上に行くなというところ、そのときには安心院大橋のところは河川敷のところが少しオーバーフローしたのかなというような程度で終わっておりました。  だから、どういいますか、うちの近くの人はあそこに水位計があるんですけども、あそこが切れると思ってる人はほとんどおりません。ですから、これは県に対してのお願いなんですが、市のほうからでも、水位計を大仏橋のほうにもつけていただきたいというふうに、これはお願いです。よろしいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  確かに、水位計は安心院大橋のところについております。で、宇佐市内でいいますと、六河川の七カ所についておりまして、今年新たに簡易水位計というので伊呂波川のほうにも設置をされております。  大仏橋については、安心院大橋と大仏橋、距離が近いというのは少し私は気にはなりますが、そういったお話があるということで、機会があるときに県のほうにお伝えをして、できれば設置をというふうにお伝えをしたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)お願いをします。  そしたら三点目、避難場所ですが、携帯電話を初め電話が通じなくなるということで、避難所でのNTT西日本による特設公衆電話、これはどういいますか、現地でもありがたいというふうに最近もテレビで報道をされておりましたが、宇佐市の設置状況はどうなんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  災害時公衆電話というのがあります。で、宇佐市の避難所につきましても、ちょっと数は今資料を持っておりませんが、避難所となります小学校の体育館などを中心に、約十カ所前後今配置をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)設置場所は高並の体育館、麻生地区の活性化センター、横山小学校、糸口・高家・封戸の小学校、天津・長洲・駅館小学校、西部中学、四日市公民館などとなっておりますが、この設置してる基準であるとか、設置されてない避難場所はなぜなんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  これは、年次計画で毎年二カ所から三カ所程度をつけていっております。  まず最初は、モジュラージャックがあるとか、つけやすいところからつけていっております。で、その年次計画で毎年二カ所から三カ所増設をと考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)避難場所がたくさんありますし、モジュラーのジャックがついてるとかついてないとかいうのも、ほとんどのところは私はついてるというふうに思うんですが、ぜひNTTの西日本とも協議をして、どんどんつけていただきたいというふうに思います。  次に、指定避難場所と指定緊急避難場所の違いについて、お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  指定緊急避難場所、これは災害対策基本法の中で市町村長がそういった災害のときのために指定をするというふうになっておりまして、いわゆる今の指定避難場所と言っておりますが、災害対策基本法上では緊急指定避難場所というふうに定義づけられております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)「指定緊急避難場所の指定に関する手引」というので、内閣府から平成二十九年三月、こんな四十何ページのが出ておりますが、この中で指定緊急避難場所というのは居住者等が災害から命を守るために緊急的に避難する施設または場所、指定避難場所というのは、避難した居住者等が災害の危険がなくなるまで一定期間滞在し、または災害により自宅へ戻れなくなった居住者等が一時的に滞在する施設というのできちんと分けております。  宇佐のホームページでは、指定避難場所と載っているわけですが、これは指定緊急避難場所を兼ねているのか、指定緊急避難場所は設定してないのか、どちらですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えいたします。  宇佐市は、この災害対策基本法に基づきまして、指定避難場所として百五カ所を設けております。日ごろはそういった大雨、台風のときには、避難所として小学校区、中学校区なりを開いております。  今まで宇佐市には大きな災害がありませんでしたので、避難場所で長期に滞在をするというようなことはありませんでしたが、仮にそういった大災害が起きて長期の避難が必要となれば、ある程度場所の集約は必要かと思いますが、今の指定避難場所がそのまま長期滞在の避難場所になると考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)今ホームページに載ってるのは指定避難場所ということで、指定緊急避難場所は特に設定してないのか、みんな今の指定避難場所が指定緊急避難場所なのかという質問です。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  緊急指定避難場所というのがそういった台風、大雨とかで一時的に緊急に避難をするところと考えておりますので、この百五カ所の指定避難所を災害の大きさに応じて小学校区、中学校区というふうに開いていきますので、この今の名簿といいますか一覧表では、指定避難場所でありますけども、緊急的にも使うというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)新開洋一君。 ◯十二番(新開洋一君)どういいますか、基本的に指定緊急避難場所というのは、本当に緊急のときにそこをということで、指定避難場所というのは、被害があったその後も継続的に使うということで、きちんとどういいますか、区別をしてくださいというような通知とちょっと私は言いたかったんですが、それで、安心院の指定避難場所である総合福祉センターですか、ここは防風、洪水、崖崩れ、地震、火事、火山の現象のときには指定避難場所であるというふうになっておりますが、内水氾濫は指定をしておりませんが、その理由は何でしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  この指定避難場所の一覧表の中では、それぞれの災害、防風とか洪水とか、崖崩れとかの災害に応じて、「○」「×」「-」という表示をつけております。  この意味ですけども、「○」はそういった災害のときに使う場所として「○」をつけております。「×」は使用できない場所、例えば浸水の災害があるときにはそこの避難所も浸水のおそれがあるというようなところ、土砂災害のときは土砂災害の心配のある位置に避難場所があるというので「×」をつけております。「-」の場合は、特に指定をしていないということで、活用ができないという意味の「-」ではありません。単純に想定をしていない、ですから事態に応じてはその場所も開くことは可能と考えております。  以上です。 ◯十二番(新開洋一君)はい、終わります。 ◯議長(佐田則昭君)時間になりました。  以上で、新開洋一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時〇四分               ───────────────                 再開 午前十一時十一分
    ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  三番 和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)皆さん、おはようございます。平日のお忙しい中、傍聴に来ていただきました皆様、大変感謝しております。ありがとうございます。  前回の六月議会が終わりまして、この夏の出来事といえば、やはり毎月のように起こった災害、そして国民に感動と勇気を与えていただいたスポーツの祭典だったのではないかなというふうに感じております。  災害に関して申し上げますと、七月に起こった西日本豪雨、広域的に被害が出ました。そして列島を襲った台風二十一号、今もなお被災して苦しんでる方がいらっしゃいます。そして、先日、北海道を襲った震度七の大地震というような形で、もう日本どこにいても、いつどこで何が起こるかわからないというような状況でございます。  多くの方がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を申し上げ、被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。  さて、そんな悲しい出来事の中、日本中で盛り上がりましたスポーツの祭典の中でも、サッカーワールドカップが始まり、一次リーグを突破し日本チームから感動を与えていただきました。その後、夏の甲子園第百回記念大会で、金足農業フィーバーが起こり、また日本列島が盛り上がったところでございます。その後、アジア大会が始まり、多くの金メダル、メダル数を獲得した過去最高のメダル数だったと思っております。  つい先日は、大坂なおみさんがUSオープンで日本人で初めて優勝したというようなことで、今スポーツが大変国民を勇気づけているのではないかなと思う中、残念ながら議員ソフトボールは苦渋の決断をもって棄権という形で、このメンバーで最後の大会を終えることになりました。  これは全て私の生まれ持った、大きなイベントのときには必ず雨が降るという雨男のせいだと御了承していただきたいと思っています。また、この場をおかりしまして、四年間キャプテンを務めさせていただいたことに関しまして、全議員の皆様にお礼と感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  それでは、一般質問に移りたいと思います。  一項目め、防災・減災について。  平成三十年六月二十八日から七月八日にかけて、西日本を中心に広い範囲で台風七号及び梅雨前線の影響による集中豪雨が発生しました。大きな被害を受けた岡山県真備町では、市が身元を確認した死者五十名のうち、約八割の四十二名が避難に困難が伴う高齢者や障害者らを市がリスト化した避難行動要支援者名簿に掲載されていることがわかりました。  本市でも、災害弱者を支援するため避難行動要支援者名簿を作成していると思いますが、名簿に基づきどのような支援計画を立てていますか。  二点目、毎年のように予想外、想定外の災害が日本列島に襲いかかり、いつどこでどんな災害が発生するかわからない、またここ近年台風の影響による大雨で、河川の氾濫や浸水被害なども考えられます。  本市に大規模水害が発生し、河川が氾濫した場合の近辺地域の考えられる影響や、緊急避難場所の確保は備えているでしょうか。  三点目、災害時に避難場所などになる防災拠点で、無線LAN(Wi‐Fi)の整備が進んでいます。大災害が起きて電話回線がつながりにくくなっても、インターネットの環境があれば避難者は情報を得やすいが、本市の設置状況はいかがでしょうか。  また、避難所の床が板張りだからという理由で、避難をせずに自宅にとどまる選択をする方もいますが、何か改善策は考えているのでしょうか。  二項目め、中学生のヘルメット着用について。  昨年の十二月、宇佐市議会定例会において、中学生の登下校時にヘルメット着用を義務づけていない市町村は本市だけだと取り上げましたが、その後の話し合いの内容を踏まえ、校長会、市P連、教育委員会の見解をお伺いいたします。  三項目め、本市は障害児施策として、未就学児向けの児童発達支援と小学生以上が利用する放課後デイサービスを進めていると思うが、現在の利用状況や拡充策など、本市で検討している課題はありますでしょうか。  四項目め、ペット(犬、猫)の避妊手術費用の助成について。  家族の一員として共存した生活を送られているペットではあるが、中には避妊手術をせず半飼い状態が増加しています。(特に猫)また殺傷処分を減らす取り組みの理解を広めるためにも、野良犬・猫対策を検討しなければならない。本市において現在の取り組み状況、殺傷処分に関しての見解や今後の方針についてお答えいただきたいと思います。  以上、最初の質問を終わります。簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、防災・減災についての一点目、避難行動要支援者名簿に基づき、どのような支援計画を立てているのかについてでありますが、市では平成三十年三月に自治会連合会、民生児童委員協議会、社会福祉協議会の代表や、市関係課で構成される避難支援計画策定検討会で検討の上、災害発生時の避難等に特に支援を要する避難行動要支援者の避難支援について必要な事項を定めた避難行動要支援者避難支援計画を改正いたしております。  災害時には、行政機関だけでは要支援者への十分な支援を行うことは困難であり、要支援者自身の自助、地域団体や住民による共助が重要となります。  そのため、市が保有する住民情報・介護情報等を活用し、要支援者を定め、本人同意を得た上で同意者の名簿を作成し、区長及び民生委員へ提供いたしております。  同時に、平常時から名簿を活用した日常の見守り活動や避難訓練などを通して、要支援者本人を含め、地域ぐるみでの災害時における避難方法の検討をお願いしているところであります。  今後も、地域団体や住民と協力しながら、災害時の避難支援が円滑に行われるよう避難支援計画を推進してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの防災・減災についての二、三を総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えします。  一項目め、防災・減災についての二点目、大雨で大規模水害が発生し、河川が氾濫した場合の考えられる影響や緊急避難場所の確保はについてですが、主要河川における氾濫の影響につきましては、平成十九年度から二十一年度にかけて洪水ハザードマップを作成しており、その中で浸水の深さや範囲などを示すとともに、避難経路や避難所等も表示をしています。  しかし、本年度県が浸水想定の見直しを計画していますので、来年度以降、近年の災害被害状況を考慮しながら、ハザードマップの改訂作業を行っていきたいと考えています。  三点目、避難所のWi‐Fi設置状況及び環境改善対策はについてですが、現在計画策定を進めています宇佐市防災情報システム基本計画の中でも、Wi‐Fi設備の必要性についてはうたっていますので、まずは市の防災拠点となる新庁舎への整備を目指し、各避難所への拡大につきましては、国の補助制度等を注視しながら、計画的な整備を図っていきたいと考えています。  また、避難所の環境改善対策につきましては、床の板張りの改善やトイレの洋式化など、さまざまな意見をいただいています。今後も施設所管課と協議しながら、可能なものから改善を図りたいと考えています。  しかし、早急な対応が困難な事項もありますので、当面は昨年改訂を行った宇佐市災害等危機管理体制に沿って、地区の集会所等をみなし避難所として活用を図ってもらうことで、避難行動の促進につなげていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの中学生のヘルメット着用についてを、教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。教育次長の若山でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、中学生のヘルメット着用について、校長会、市P連、教育委員会の見解はについてですが、現在市PTA連合会としては、子供の命を守るためヘルメット着用に向けては保護者が主体となって子供を指導していくことを活動目標にも掲げ、具体的取り組みを進めているところであると聞いております。  校長会としましても、ヘルメット着用の重要性につきましては十分認識しており、実施に向けてはその重要性を地域、保護者、生徒と共有した上で、市教育委員会、市PTA連合会と連携して、引き続き着用に向け取り組んでいく考えであります。  市教育委員会といたしましても、今までの経緯からも地域、保護者、生徒、学校が十分な論議をすることで意識を高め、同じ視線で取り組めるよう、今後も関係課や関係機関等との連携を図りながら、ヘルメット着用に向け協議を進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの障害児施策についてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えします。  三項目め、児童発達支援や放課後デイサービスの利用状況や拡充策など、検討している課題はあるかについてですが、利用状況につきましては平成二十九年度各月平均数で、児童発達支援は延べ利用者数百八十二人、放課後等デイサービスは延べ利用者数八百八人となっています。  検討している課題としましては、サービスの提供が充実してきたことに伴い、ここ数年利用者が増加傾向にあり、放課後等デイサービスについては一部の施設で待機者が出る状況があります。  サービスの利用については、基本的にはサービス提供事業者と利用者との間で契約するものでありますが、支援を必要とする方が希望するサービスを受けられるよう、サービス提供事業所とサービス提供量の拡大について協議してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、四項目めのペットの避妊手術費用の助成についてを、市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の荒牧です。三番 和気議員の一般質問にお答えします。  四項目め、ペットの避妊手術費用の助成についてですが、平成二十四年九月に動物の虐待や遺棄の防止並びに動物の適切な取り扱いなど、動物の愛護及び適正な管理のより一層の推進を図るために、動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました。  本市では、犬・猫の殺処分を減らす取り組みとして、犬・猫の苦情に対しての指導、並びに適正な飼育の啓発、動物との共生について考えていただくために、動物愛護パネル展などを保健所と連携して行っています。  また、遺棄防止パネルを作成しており、その掲示等により捨て犬・捨て猫の防止を図っております。  次に、殺処分に関しては、県の資料によりますと県内の犬の処分頭数は昭和六十三年度が一万頭で、平成二十九年度は二百四十四頭となり、三十年間でかなり減っている状況です。猫につきましては、昭和六十三年度が二千頭で、一時三千頭を超えた時期もありましたが、平成二十九年度は千七百六十四頭となっており、三十年間ほぼ横ばいの状況で、犬に比べて減っていないのが現状です。  本市としましては、命あるものである動物をみだりに殺傷したり、苦しめることのないようにするだけではなく、人と動物が共生していけるように動物の習性をよく知り、適正に取り扱う必要があると考えております。  現在、猫の処分数が減ってないことや、殺処分を少しでも減らしていくためにも、猫の避妊手術費用の助成については、今後他市の事例等を調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一項目めの一点目、避難行動支援者名簿の作成についてですが、答弁の中では区長及び民生委員の方に提供しており、日常の見守り活動や避難訓練などを通してというような答弁が記載されておりますが、避難訓練というのはどのような避難訓練になるんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)福祉課長の垣添でございます。和気議員の再質問にお答えいたします。  避難訓練はどのようなものになるかについてでございますが、地区によって実際避難を行う場合に、避難所にどのような経緯で避難するのかという避難行動の計画になると思っております。  現在、私どもとしましては、民生委員さん、自治委員さんに本人同意の名簿を配付しておりますので、それに基づいて実際その方たちが避難する場合、地震のときはここは危ないねとか、大雨のときはここは川が氾濫するねとか、いろんな地域事情がございますので、それに合わせた避難計画の作成をお願いしているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)今の答弁は、個別の避難計画にも入るんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)再質問にお答えいたします。  個別の支援計画も入ります。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)要支援者はですね、その人それぞれやはり行動範囲やそういったものが違うと思うんですよね。そうすると、やはり全体的な避難計画を立てて避難訓練をするよりも、この人にはどのような避難訓練が大事なのか、この人はどのような避難計画が大事なのかというのが必要だと思いますが、本市は一人一人の、地区においてで結構ですが、個別の避難計画などは作成を推進していくつもりでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)和気議員の再質問にお答えいたします。  今、実際、自治委員さん、区長さんに名簿をお渡しする際に、今同意者名簿をお渡ししてるんですけども、それに基づいてその方が個別に避難計画を、どのような避難支援が必要なのか、要支援者はどなたが必要なのかということを、今計画の作成をお願いしてるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)わかりました。  それでは、その計画を今お願いしているところの中で、要支援者一人に対してですね、支援役は一人で十分なのか、それとも複数なのか、また自治区においては複数できない自治区も出てくるかと思いますけれども、その辺の議論はお伝えしていますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)和気議員の再質問にお答えいたします。  名簿をお渡しする際に、要支援者に関しては支援員は大体総務省の通達にもあるんですけど、二名以上という形をお願いをされてありますので、私どもは窓口でお話する時は二名以上、あとは個別事項がありますので、日中連絡がとれる方、夜間連絡がとれる方、やっぱり個別計画が若干違いますので、その辺で二名以上でお願いしているところでございます。  あと、もう一点、支援する住民の負担が大きくなる自治区という形でございますが、複数の自治区で避難行動計画とか、避難訓練も可能でございますので、その辺はちょっと広域的なものでも構いませんよという形では自治委員さん、民生委員さんにはお願いをしておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ありがとうございます。ぜひ一自治区ではやっぱり無理が出てくる自治区も当然出てくると思うので、広域的な支援計画、そういったものも含めてお願いしたいとお伝えしておきます。  それでは、二点目の質問に移らせていただきます。  政府の中央防災会議は、昨年の九州北部豪雨などを踏まえての国の防災計画を修正してると思うんですけれども、その修正点をもとに本市はどのような取り組みを計画しているかお答えいただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。和気議員の再質問にお答えします。  中央防災会議の見直しということでありますが、まず宇佐市につきましては、宇佐市地域防災計画というものがあります。この防災計画でありますけども、災害対策の根幹をなすものでありまして、災害対策基本法に基づきまして、まずは中央防災会議、要は国の防災会議が作成をしている防災分野の最上の計画として基本的な方針を示しているものであります。  それを受けまして、宇佐市では宇佐市防災会議条例というものがありまして、そういった国の計画、それから県の計画を受けまして、いろんな修正点があればそれを防災会議にかけまして、宇佐市地域防災計画を作成・修正をしていくという段取りにしていきます。宇佐市は例年平成三十年度でありますと、平成三十一年の三月期にその見直しをするというふうな流れでやっております。  で、国の今回の見直しでありますけども、特には「逃げおくれ、ゼロ」ということで、要配慮者の避難確保が重要だというふうに改正をされているかと思います。
     宇佐市につきましても、こういった国の事例、県の修正内容を取り込みまして、今度の防災会議にかけて、地域防災計画を修正していこうと考えております。以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)先ほど新開議員が緊急避難所に関して御質問されていたので、それ以外の点でこの項目の再質問を行いたいと思います。  本市の河川が五十年に一度程度起こる大雨を想定した宇佐市洪水ハザードマップというのが、先ほどの新開議員の再質問の中にも出てきました。平成十九年から二十一年度にかけて作成されたということでございますけれども、先ほどの修正点を踏まえた上で、この内容に関しての修正点など、先ほどの答弁の中ではハザードマップの改訂作業を行っていきたいと入っておりましたけれども、特に河川についての修正箇所など、ここで答えられることがあれば教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  最初にお答えしたように、洪水ハザードマップにつきましては、今の洪水ハザードマップは平成十九年から二十一年にかけて、各河川ごとに県のほうが指定をしてきております。  で、今度は県のほうも今見直しをかけておりまして、今年度中には見直しをするというふうなことを聞いております。で、変更点といいますのが、これまでの分、以前作られた分につきましては河川整備の目標とする降雨、要は五十年に一回とかそういった降雨を基準にしておるんですが、新たな分につきましては想定し得る最大規模の降雨というふうになっているというふうにお伺いをしております。  それから、また浸水の継続時間も示すようになっているというふうにもお聞きをしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)先般、宇佐市が初めてとなる全域難勧告が発令されたと思いますが、そのとき台風何号がちょっと忘れましたが、私どもの地元の北馬城地区では椋野川そして寄藻川がかなり危険な水位を示していました。  これをもってですね、やはり氾濫危険が今後も起こり得るというような想定を必ず作らなければいけませんし、駅館川に関しましては新庁舎がこれから建設されていきます。先般市庁舎の見学会があったんですけども、その中で高橋議員が、ここは氾濫危険はありませんかと、市庁舎は大丈夫なんですかというような御質問をされてましたが、今この質問においてですね、やはり市民の皆様もなぜこの位置に市庁舎を建てるんだと、この位置で間違いないという答弁ができればですね、ぜひお願いしたいと思うんですけれども、駅館川の氾濫は想定されないのか、想定される場合は市庁舎は大丈夫なのか、この二点の答弁をお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  今の洪水ハザードマップで見ますと、ここら辺の上田のこのあたりは浸水想定区域となっておりませんので、ハザードマップ上で言えば洪水はまずは起こらないというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)防災においてですね、危機管理課長が一番わかってると思うんですけれども、ここでは災害が起こらないというのが一番危険な認識じゃないかなと私は思っております。  活断層がないから地震が起こらない、大雨が降っても氾濫しないという前提でですね、物事を考えてしまえば、やはり備えというのができない状態になります。いつも氾濫するかもしれない、オーバーフローするかもしれないということを、やっぱり危機感を持っていただきたいと思うのですが、ハザードマップには入ってないので想定はしてませんという答弁であれば、何も準備はできないということになりますが、そのような形でよろしいんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  確かに議員のおっしゃるとおりで、ハザードマップはハザードマップで、ここは危険だ、ここは危険ではないというふうな表示はしております。ただ、昨今の何十年に一度の災害とか、テレビでもありますけども、こんな洪水は生まれて初めてだとか、いろんなそういった話も聞きます。災害というのは、いつどこでどんなときに起こるか全くわからない状況でありますので、常に災害に対しての心構えはしっかり持っておくということが大事かと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)今後、ハザードマップの改訂作業をするのであれば、やはり宇佐市内にある河川の氾濫に関しても、ぜひ想定をしてですね、氾濫した場合はどうする、この近隣地域にはこのような形で安全確保を行っていくというようなことを示していただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。  三点目です、これも災害時のWi‐Fiの設置なんですけれども、政府はですね、二〇一六年六月、二〇二〇年までに観光拠点や防災拠点でWi‐Fi整備を推進することを盛り込んだ「日本最高戦略二〇一六」を閣議決定しています。  これを受けて、総務省は、災害時に被災者が避難生活を送ると想定される施設、その施設で整備を進め、対象となる拠点は全国に三万カ所以上あるとのことですが、本市において対象となる拠点施設はあるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  危機管理課、私どもとしては、指定避難所にまずはというふうに考えております。指定避難所が百五カ所あるわけですけども、百五カ所全てというわけではなくて、まずは一番のスタートは中学校区から避難所を開いていきますので、まずはそういった必要最低限のとこから順次整備をしていければいいなと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)その避難所の規模にもよると思うんですけれども、Wi‐Fiを設置した場合の一カ所にかかる費用はおよそどれぐらいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  まだ詳しい見積もりとか事業費などは算定をしておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)総務省はですね、二〇一七年、四月から補助整備を始めたところ、同年十月で約六四・一%までWi‐Fi整備が進んでいます。都道府県別では徳島県が九一・九%で最も多く、大分県は四五・七%とまだ整備がおくれている状況です。  本市は対象となる拠点にこの制度を活用するべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  こういった避難所などの設置につきましては、どこに設置をするのか、仮に学校でありますと職員室なのか体育館なのかとか、それからまた平常時はどういうふうな扱いをするのか、維持管理をどうすればいいのかなど、いろんな課題が考えられますので、他市の運用方法などを参考にしながら、必要な避難所、そういった中学校区の避難所などにはなるべく早く整備ができるように、教育委員会とか情報の担当課などと協議をしていきたいと考えております。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)答弁の中で、学校内のどこに設置したらいいのかということがありましたけれども、もちろん避難所になる部屋だと思います。多目的ホールであり体育館であり、人が集まる場所にWi‐Fi整備をしなければ何の意味もないと思います。  学校教育課にちょっとお伺いいたします。今、避難所として学校の施設が挙げられましたけれども、今現在Wi‐Fi設備が入ってる小中学校がございますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。和気議員の再質問にお答えします。  現在、各学校では、教育用ネットワーク回線の有線LANケーブルを各全部の学校の普通教室のみに整備をしております。で、これは児童・生徒が授業で使用する際の教育ネットワークの回線であります。で、Wi‐Fiを使うには、そのLANポートに無線のルーターをつないで使用するということにしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)国がですね、補助整備を行っているうちにですね、ぜひ検討していただいて、協議をしていただきたいと思います。  この補助率は、たしか半額だったと思います。二分の一補助だったと思いますので、今言ったようになかなか体育館になると、平常時の利用がですね、なかなかできないかもしれません。  しかし先ほどの、何回もかぶって申しわけございませんけど、新開議員さんもおっしゃってた電話回線、Wi‐Fiも停電が起こると使えないんですけれども、停電が起こって停電の復旧時間よりも、やはり電話回線は早くても一、二週間かかると言われています。その間、やはり電話はもちろんなんですけど、防災情報をやはり受けるためにはWi‐Fi整備が安くまた整備できるものではないかなというふうに思っておりますので、災害時は大変有効だと考えております。できることを一つずつやっていただきたいなと思います。  以上で次の項目に移りたいと思います。  二項目めの、中学生のヘルメットについて御質問いたします。  まず最初にお伺いしたいと思いますが、なぜですね、県内で本市以外の市町村は中学生のヘルメット着用の義務化に取り組んでいるとお思いでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。和気議員の再質問にお答えします。  前回、十二月の議会でも答弁をいたしましたように、やはり今までヘルメット着用をしていた学校もありましたが、保護者それから学校、生徒の温度差が多い中で断念せざるを得なかったという、奨励にとどまっているというような状況になっている中、やはり学校や教育委員会だけで進めるのではなく、保護者とともに連携をしながら進めていくことが重要だというふうに考えております。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)質問の答えになってないんですけれども、私がお伺いしたのは、なぜ県内でですね、本市以外の市町村が義務化に取り組んでいるとお思いでしょうかという質問なんです。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  そこはやはり多分、他市の状況を見たときに、家庭と学校との連携、それからやはり一番大事に考えているのは、子供の命、安全を守るという点で、そういった義務化に取り組んでいるのだというふうに思います。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)もう命を守るため、この一点だと思うんですけれども、それではなぜ本市はこのヘルメット義務化に対して取り組みができないのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)再質問にお答えします。  もちろん生徒、子供たちの命を守るという点ではもちろん同じ思いであります。ですが、やはり今までの経緯の中で、どうしてもそれが困難な状況が起こったという中での、やはりまずはそのときの状況を考えたときに、まずは保護者が主体となって我が子の命を守るためにヘルメット着用を推進してもらう、主体になってもらうということが大事ではないかなと、そこなしにはなかなか学校としても取り組むことは難しいということで、今のような状況になっていると思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)それでは、質問をちょっと変えます。  過去においてですね、自転車乗車時の事故の判例などは宇佐市においてありましたでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  近年、三年間のうちで登下校時の事故については、十三件の報告を受けております。その中で、救急車等を呼んで救急車で搬送した件が六件ありますが、主に車と接触ということが大きな要因となっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)その中で、死亡事故はありましたでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)中学生の事故については、死亡事故はございません。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)それでは、自転車乗車時に事故が起こった場合、この管理責任はどこになるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  自己の管理責任ということですが、事故の直接的な責任は、事故を起こした当事者である車やバイク等の運転者にあると考えておりますが、もちろん登下校時の交通安全指導等は学校において家庭・保護者と連携をしながら、児童生徒に徹底するべきであるということは当然のことだと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)他市ではですね、十七市町村が義務化に向けて取り組んでいる状況です。なぜ義務化に取り組めたのですかというような質問を、確かに教育委員会にも行いました。ほとんどの教育委員会の見解が、事故があったんですというようなことが、そこからスタートだというようなことをおっしゃっています。  宇佐市は、もう既にここ三年でですね、十三件の事故が起きてるのに、この事例があるにもかかわらず、やはりそれでもまだ自助に対してですね、何年間も保護者任せで、道路交通法の改正があってですね、子供たちの自転車乗車時にヘルメットをかぶらせるのは親の努力義務だというふうにうたっておりますが、それを学校や教育委員会がですね、保護者の努力義務だというふうになってしまいますと、今までと何ら変わらないと思います。  仮に、やはり子供の命を守りたいと思って、親が子供に対して通学時や自転車に乗る場合はヘルメットをかぶっていきなさいというような形でヘルメットをかぶっていかせたとします。だけれども、学校は団体生活であり、やはりヘルメットをかぶっていない子たちが多ければ、自分だけヘルメットをかぶってることがなかなか続かなかったりですね、恥ずかしかったり、何で自分だけヘルメットをかぶってるんだろうというような思いにもなるかもしれません。  やはりこれはですね、学校側に強く教育委員会のほうから、こういう形で推進してくださいと、親の努力義務ではありますが、学校もサポートして推進という形をとっていただきたいということを、市P連ではなくて教育委員会のほうからそのような指導をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  市P連との話の中で、市P連とそれから校長会、教育委員会で話を重ねておりますが、以前の経緯を踏まえた上で、やはり子供の命を守りたいという思いは当然みんな一緒です、市教委も校長会も市P連も当然同じ考えであるんですが、その中でじゃあ今までうまくいかなかったことをどうやったらうまくそこに持っていけるかということで話を進めた結果、市P連のほうが、やはりここは親として子供にヘルメットをかぶらせるのが当然の親としての義務であり、親の責任であるということを提起をしていただきました。で、その点、私はすごくその話し合いが進んできたというふうに思っております。  そういった中で、じゃあこれからどうしていくのか、保護者がそういうふうに意識を高めていっている中で、今後はそういったことも教育委員会としましても、校長会にも学校にも連携をしながら、保護者がこういう意識を持っていると、もっと言えば中学生ではなく小学生も、そして保護者だけでなく生徒自身も自分の命を守るためにかぶらなければいけない、かぶっていこうというような意識を学校の中でも高めていただきたいですし、そういった中で、では教育委員会としてはいつぐらいだったら、例えば例を挙げると、切りのよいところで来年の四月からできませんかというような、例えばの話ですけども、そういった提起をしながら、具体的にじゃあ実際進めていくにはこのような課題があるというようなことも話をしながら、そこがうまくクリアできるように協議を進めていきたいというふうに思っております。  以上です。
    ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)市P連というか保護者の方が、そのような形で意識を変えていただいて、やはり命を守ることは大切なんだ、だからヘルメットをかぶることは推進するべきなんだというような意見が出たということで学校に促して、または教育委員会も同じ思いであるということであれば、学校側がやはりうまくクリアできない一つの大きな要因になってるということでよろしいですか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  そこのところですね、今保護者の中でも各小学校や中学校の中で話し合いを進めているところでありますので、ある程度のルールとして決めるには、もう少し何といいますか、広げていかなければいけないというふうに思っていますので、そういった状況も各PTAでまた把握もして取り組みもしていくというふうに伺っておりますので、学校としても教育委員会としてもまた連携をしていきながら、具体的にどんなふうにできるのかということをしてまいりたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)今の答弁のやり方だと、一向に前に進まないと私は思います。今までのとおりじゃないかなというような気もします。やはりですね、教育委員会がひとつ肝を据えて、旗を振ってこの推進を進めていかない限りは、校長会も校長会の言い分があるでしょうし、保護者も保護者の言い分があると思います。  でも、宇佐市は子供たちの命を守るためにこの推進をしていくんだと、教育委員会はこういう方向性を持っていきたいんだということを声を上げることはできないんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  先ほども申しましたように、ここはやはり学校だけで進めるとか、教育委員会だけで進めるとか、保護者だけで進めるとかいうのは当然できないことですので、教育委員会のスタンスとしては先ほども申しましたが、話し合いというか意識の高まり具合を見通した上で、見通しを持って、例えば四月とかいうふうにその都度、最善の時期や最善の方法を提起をしていきながら、そこは進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)以前、教育委員会は十二月のときに、この問題は学校側が決めることなんですというようなことで答弁があったと思います。教育委員会が決めることではない、保護者が決める、学校側が決めることだというふうにおっしゃってました。  でも、今の答弁を今回の答弁を聞けば、かなり教育委員会としても前進してきたような答弁にも聞こえますし、やはり根本的にはですね、一番最初に私が再質問で促した命を守ることが一番大事だと、ここはぶれちゃいけないと思うんですね。やはり大事な市の宝です、子供たちは。  市長、保護者の子供でもあるんですけど、宇佐市の子供たちは市長の子供でもあると思ってます。教育長の子供たちであると思ってます。中学生に限って私は今質問していますけど、やはり十八市町村の中で宇佐市だけが取り組めてないというのはやはりちょっと何というかもどかしい気分にもなりますので、その辺に関して市長、教育長、何か一言あればぜひお願いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。和気議員の再質問にお答えをいたします。  市教育委員会といたしましても、当然子供の命が何よりも大事ということは、和気議員と同じ考えであるというふうに思っております。したがいまして、最終的に目指すゴールも当然同じところにあるというふうに考えているところであります。  で、教育次長それから学校教育課長が申し上げましたこれまでの経緯というところもございます。今のところ、全体の意識を高めることで取り組んでいこうということで答弁をさせていただいたところでありますけれども、今後、地域、保護者、学校等がきちんとそういった話をして意識を高められるような、そんな環境整備になるような取り組みも市教委としていきたいと思っております。  市教委といたしましても、中学生のヘルメット着用の義務化に向けて、一歩ずつ進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)教育長、答弁ありがとうございました。教育委員会としても進めていきたいというような答えをいただきましたので、今回はここまでにして、次の再質問に移りたいと思います。  障害児に関してなんですが、答弁の中で延べ利用者をお答えいただきました。特に放課後等デイサービスについてなんですけれども、利用者が八百八名ということでしたが、一部の施設で待機者が出ているというような内容もございました。  待機者は何名ぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)福祉課長の垣添でございます。和気議員の再質問にお答えいたします。  待機者が現在、八月末の現在でわかってる状況の数で申し上げれば、大体百八十から二百名のところと捉えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)もう一つお聞きします。放課後等デイサービスは、市内に施設数はどれぐらいあるんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)和気議員再質問にお答えいたします。  放課後等デイサービスに関して申し上げれば、ちょっと待ってくださいね、一、二、三……、四カ所という形になります。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)四カ所運営されてると思うんですが、答弁の中で事業所とサービス提供量の拡大というふうに出てましたが、その四カ所の中でのサービス量の拡大という解釈でよろしいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)はい、四カ所の拡大全体と捉えていただいても結構ですけども、これは基本的には契約事務になりますので、保護者の方がここに行きたいというところも若干ありますので、そういうところに関してはそこの事業所に対しても定員の拡大であるとか、規模の拡大とかいうのはお願いはできると。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)そうすれば、先ほどお答えいただいた待機者数の百八十名が何とか利用できるというようなことでよろしいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)この待機者が、私がこれ、数値をいただいたところが事業団とか各施設さんでございますが、実際に利用されてる方で、高田市のお子さんもいらっしゃると。というのが、宇佐支援学校に高田からスクールバスで来られて、高田に施設があんまりないので、宇佐市内の施設を使われているというお子さんも若干いらっしゃいますので、今高田市からの状況で言えば、高田はもう来年ちょっと新設が増えますのと、私どもがお願いしている事業所がまた拡大をする予定ということも聞いておりますので、それができれば若干の解消はいけるとは。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ありがとうございました。何となく見えてまいりました。  その中でですね、別の視点から質問させていただきたいんですが、四月に事業者の報酬改定がされてですね、減収が予想されている事業者が増えているのではないかなと思うのですが、全国的には廃止という形でですね、事業所もやめるというようなところも出てくるおそれがあるというような見解を示されております。  その中で、一番の原因がですね、市町村による障害の判定が挙げられていたと、このような例があるんですけれども、宇佐市においてそのような軽度な判定のミスだとか、そういったことはございませんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)私どもは、利用される方、お子様とか御家族の方とかに聞き取り調査とか、いろんな書類の調査をして、実際の介護度ではないですけれども、レベルを調査しております。  それに基づいて議員おっしゃる単価報酬、だから重たいお子さんを預かる場合は単価は高いけども、軽度の発達障害のお子さんに関してはちょっと安くなると、そういうところを受けてるところが全国的ににちょっと厳しくなるということを私どももつかんでおります。  で、私どもといたしましては、保護者の方がそこに行きたいというのは、なるべくそういう形で支援ができればなと思いますけども、これは法律で決まってる内容でございますので、あとは放課後等デイサービスの活用もできないのかとか、いろいろな角度でお子さんと御家族の支援をしていきたいと思っています。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)課長、どうもありがとうございました。  それでは、最後の項目に移りたいと思います。ペットの避妊手術費用の助成に関してなんですけれども、本市においてですね、例えば動物愛護団体という、そのような活動をされてる団体はあるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。和気議員の再質問にお答えします。  県北を中心にした動物愛護団体は、ホームピーナッツさんという一団体を把握しております。 ◯三番(和気伸哉君)もう一度お願いします。 ◯生活環境課長(新納孝明君)ホームピーナッツさんです。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)それでは、ここ近年なんですけれども、先ほど答弁にありました殺処分に関しては数字を出していただきました。例えば、飼い主のいないですね、犬は登録制があるので、ある程度の数は把握は出来てると思いますが、野良猫等の数は市内において増加傾向にあるのでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  犬の登録件数なんですが、平成二十五年度が五千九十七頭、平成三十年度九月一日現在で四千二百三十四頭で、八百六十三頭ほど減っております。  猫の頭数に関しましては、今議員のおっしゃったとおり、登録制度等ありませんので正確な数は把握しておりません。猫については、横ばいの状況じゃないかなというふうにうちのほうでは認識しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)まあ横ばいであればまだ何とかいいと思うんですけれども、例えば市民の方からそういった野良猫に対する苦情等や市に持ち込みとかですね、そういったことは今まであったのかどうか、また苦情の多さとかもあれば教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  猫の引き取り等につきましては、北部保健所のほうが月二回引き取りの日をつくって、当然引き取る猫というのは決まってますので、そういうのの引き取りを受けたり、直接持ち込みで保健所に行ってる形で、市のほうから直接行って引き取り等をすることはございません。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)わかりました。  最後になりますけれども、大分県と大分市はですね、来年二月に動物愛護センターを設立する予定です。これは、保護した犬・猫の返還・譲渡数を増やす目的で、犬・猫を長期間収容する県内初の動物愛護センターとなるわけですけれども、現在大分市の小野鶴においてですね、大分県動物管理所では引き取り手が見つからない犬・猫は最長でも七日以内で殺処分になってるというような現状でございますけれども、この日数をできるだけ延長することによって飼い主を見つけて殺処分を減らすという計画だとお聞きしております。  本市においてもですね、殺処分についての見解があればぜひお答えいただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えいたします。  平成二十四年に改正されました動物愛護及び管理に関する法律の中に、所有者の責務といたしまして、終生飼養や適正な繁殖に関する努力義務が規定されております。  犬・猫の殺処分頭数を減らすためにも、犬・猫を飼おうとする人が飼養する前の心構えやしつけの必要性を自覚するとともに、飼養者は終生飼養や繁殖制限について責任を果たす必要があると考えております。  近年では、飼養放棄された猫が原因で、多くの子猫が殺処分されております。不幸な命を増やさないためにも、飼い主は最後まで責任を持って飼うことが必要であると考えております。  本市においても、まだまだ課題は多いんですが、今後北部保健所、獣医師会等と連携をとりながら、少しでも殺処分頭数ゼロに近づけるように、終生飼養や動物の適正管理の指導、動物愛護の普及・啓発を推進していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)宇佐市が命を守る取り組みを推進していけますことを祈念申し上げて、一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございます。 ◯議長(佐田則昭君)以上で和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩いたします。なお、議員の皆様には、この後執行部より申し入れがございましたので、議員控室のほうへお集まり願います。                 休憩 午後零時十五分               ───────────────                 再開 午後一時十五分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)皆さん、改めましてこんにちは。愁山会、川谷光紹です。  質問に先立ちまして、少しお話ができればなと思います。  今年の夏休み、うちの子供が通う四日市南小学校では、今までにない取り組みをすることができました。三つあります。  一つはですね、プール当番です。今年あまりの暑さでプール当番が全国でも問題・課題になってたと思うんですが、今年は強制ではなくてPTAの有志によるボランティアで行おうということで、ボランティアで行いました。で、必要な人数を計算したところ、約三十名ほどいればどうにかボランティアで動かせるなということでしたが、募集したところですね、その三倍以上、約百人近い人たちがボランティアで集まってくれました。
     とても子供たちをみんなで見守ろうという素質というか何というんですか、今までの歴史のある小学校だなというふうに感じています。  そしてですね、今年初めてなんですけれど、旧麻生小学校の跡地で子供たちと日帰りキャンプを行いました。麻生も四日市南小学校の校区なんだということで、同じ校区内で一緒に遊ぼうということで、麻生小学校の跡地を利用してキャンプを行いました。  ヤマメを七十匹仕入れてヤマメのつかみ取りをしたり、それをまたさばいて塩焼きにしてみんなでおいしくいただきました。またですね、流しそうめんをしたんですけれど、流しそうめんもですね、今まで退職された先生方までいらっしゃって、話を聞きつけて。で、子供たちと一緒に器とお箸を竹で作って、一緒に流しそうめんも楽しみました。  子供たちが予想以上に食べたので、お父さん方、先生方の分のそうめんがなくなって、慌ててカップラーメンを買いにいって、大人はカップラーメンを食べました。そういった活動をすることができました。  また、議員ソフトボールの発会式のときにはおくれたんですけれども、南小学校で親子で働く日ということで、みんなで南小学校をきれいにしようということで、三百五十人の子供と保護者が集まって、一緒に学校をきれいにすることができました。ただ、担当の二年部の方はちょっと残念そうにしてました。去年が三百八十人だったので、去年に負けたなということで。  でも、こうやってみんなでやっていこうというこの自助の気持ち、そして共助の気持ちというのが、このPTA活動を通してできているんだな、育まれていってるんだなというふうに感じました。そして、それを支えるのが公助なんだろうなと。あくまで主役は自助と共助に主役はあるんだろうなというふうに感じる夏休みでした。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  地域のためにの一点目、危機管理について。  宇佐市防災情報システム整備市民会議の開催、宇佐市防災情報システム基本計画に関するパブリックコメントを募集したが、その中で市民からの意見や要望はどのようなものがあったか。また、それらに対しての現在の市の見解は。  二点目、宇佐市ではLPガス協会と災害時の協定を結んでいるが、避難所までに確実に届けられる保証はない。災害時の拠点となる施設や避難所には、ガスバルクを設置するべきでは。  三点目、大分市教育委員会は、災害時の防災拠点となる六校に、電気などがとまってもLPガスで炊飯、給湯、冷暖房、発電ができる設備を整えた。今後、市内の中学校へのエアコン整備をするに当たっては、大分市のような先進例を調査してはどうか。  二点目、人権尊重の社会づくりができているかの指標の一つとして、本人通知制度の登録率の目標値を設定して取り組んではどうか。  三点目、宇佐市における鳥獣害被害の現状と今後の取り組みについて。  四点目、道の駅について。現在の進捗状況と今後の計画は。  五点目、安心院グリーンツーリズムでは、受け入れ農家の高齢化や後継者不足が課題になっていると聞く。現状の課題と今後の方針は。  二項目め、子供たちのためにの一点目、教育長の就任から一年が経過した宇佐市の教育について教育長の感想は。また、どのような課題を感じているか。  二点目、地域の伝統や文化の継承を目的とした小中学校での課外活動にかかる費用を市で負担することはできないか。  三点目、宇佐市で取り組んでいる子供の貧困対策は。  以上、一回目の質問を終わります。回答をお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、子供たちのためにの三点目、宇佐市で取り組んでいる子供の貧困対策はについでありますが、子供の将来が生まれ育った環境により左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することがないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図る子供の貧困対策は重要な施策であると考えております。  これまでの市の取り組みといたしましては、就学援助や特別支援教育就学奨励費の支給、生活困窮者に対する自立相談支援事業や家計相談支援事業、児童扶養手当の支給やひとり親家庭医療費の助成、自立に向けた親の就労支援、低所得世帯の放課後児童クラブ利用料減免事業等を実施しております。  特に今年度は、小学五年生の児童と中学二年生の生徒及びその保護者を対象とした子供の生活実態調査を実施することとしております。この調査により、貧困の状況にある子供や家庭のニーズを把握し、行政としてどのような支援ができるかなどを検討してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの子供たちのためについての一を、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、こんにちは。教育長の竹内でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、子供たちのためにの一点目、教育長就任から一年、宇佐市の教育について感想と課題はについてですが、今月八日で教育長に就任をして二年目を迎えることができました。議員の皆様を初め多くの方々から、宇佐市について一から教えていただいたおかげと承知をしております。この場をおかりしてお礼申し上げます。  さて、御質問に関してですが、まず学校教育について申し上げます。  本市の小中学生の学力につきましては、県内で一定の評価をいただいているところでございます。引き続き義務教育段階での学力向上に取り組みながら、市内の中学校と高校の連携も推進してまいります。それにより、将来国際社会に羽ばたいていける人材とともに、本市において活躍できる人材が育つことを目指したいと考えております。  次に、社会教育について申し上げます。  先日、宇佐の文化財について話をする機会があり、私自身も勉強させていただいたところでございます。この六月に、これまでの保護に加え文化財の一層の活用を可能とすることなどを内容とした文化財保護法改正があったことを踏まえまして、今後は子供たちに地域の文化財を知ってもらい、その活用に向けて取り組んでいきたいと考えております。  課題についてですが、今年度から本市の全ての小中学校に学校運営協議会制度いわゆるコミュニティスクールを導入いたしました。今後は、学校における働き方改革にも配慮しながら、学校・保護者・地域が同じ目標に向かうことができるよう、本制度の改善を図っていきたいと考えております。  また、児童生徒の安全対策も課題と考えております。本市においても、少子高齢化が進む一方で、特に近年防犯・防災等さまざまな観点からの対策が求められるようになってきております。子供は地域の宝です。今後は、学校・保護者・地域がそれぞれのできることを持ち寄り一体となって計画し、取り組んでいく必要があるものと考えております。  本市の教育のため、これまで以上に取り組んでまいりますので、引き続き御指導・御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの一点目、危機管理についてのその一、その二と、二点目の本人通知制度についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにについての一点目、危機管理についてのその一、宇佐市防災情報システム基本計画に対する市民等からの意見や要望と、それに対する市の見解についてですが、委員や市民からの発言の多くは、デジタル化により聞こえやすくなるのかや、戸別受信機等に関するものなどでした。  特に、高齢者などでスマートフォンなどを所有してない方への配慮を求める声が大きかったため、戸別受信機の配置を希望する方が容易に購入できるような仕組み・制度の導入等を検討したいと考えています。  また、屋外放送が聞こえにくい世帯などに対する戸別受信機の貸与制度についても、その適用範囲や基準等に関して調査・研究を行っていく方針です。  その二、災害時の拠点となる施設や避難所にはガスバルクを設置するべきではについてですが、LPガス設備は災害時の大規模停電などでも、ガスをつなぐことにより炊き出しや発電等が行える有効な設備と考えており、災害時におけるLPガス等の供給については、平成二十五年度に宇佐地区LPガス協議会と協定を締結し、優先的にLPガス等を供給していただけることとなっています。  大半の施設にはガス設備がありますが、安全性の確保状況や有効性等を調査し、必要な箇所には簡易型災害用ガス栓ユニットの設置を目指したいと考えています。  二点目、人権尊重の社会づくりができているかの指標の一つとして、本人通知制度の登録率の目標値を設定してはについてですが、本市では全ての人がみずからの尊厳について認識し、多様な価値観と生き方を認め合う人権尊重社会の実現に向けて、宇佐市人権施策基本計画及び実施計画に基づき、啓発活動や教育対策及び人権擁護に必要な施策を推進しています。  基本計画では、プライバシーをめぐる人権問題の施策の推進として、個人情報を守るため個人においても戸籍や住民票等の証明書の不正取得を未然に防ぎ、抑止力を高めることのできる本人通知制度への登録等、一人一人が個人情報の保護の重要性を認識し、お互いのプライバシーが尊重されるよう人権教育、啓発に努めるとしています。  また、実施計画ではプライバシーの保護の課題目標の一つとして、戸籍法、住民基本台帳法等関係手続におけるプライバシーの保護の促進を掲げ、住民票の写しや戸籍謄本等不正請求の防止に努めることとしています。  議員御提案の数値目標は設定していませんが、本人通知制度への加入促進を図るため、年間を通じて啓発活動に取り組んでおり、今後も登録率を注視しながら取り組みを進めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの一点目、危機管理についてのその三と、二項目めの子供たちのためにの二を、教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育次長の若山でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目めの、地域のためにについての一点目、危機管理についてのその三、中学校へのエアコン整備をするに当たっては、LPガスで炊飯、給湯、冷暖房、発電ができる設備を整えた先進例を調査してはについてですが、災害対応型LPガスバルクユニット貯槽は、LPガスの貯槽ユニットと発電機などの消費設備をセットにしたものです。  災害時に電気などのライフラインが寸断された状態におきましても、LPガスで炊飯や給湯、冷暖房などができるほか、LPガスで発電した電気を照明などに安全かつ迅速に使用できるシステムであり、その有効性は認識しております。  一方、本市では現在、中学校七校の空調設備の実施設計を行っているところであり、ガス式に比べランニングコスト、イニシャルコストが安価であり、全国的に学校導入事例も豊富な電気式を採用しております。  今後、災害時の避難所となる学校施設へのガスバルクユニット貯槽の設置については、関係課と協議を行いながら調査・研究をしてまいりたいと考えております。  次に、二項目め、子供たちのためにについての二点目、地域の伝統や文化の継承を目的とした小中学校での課外活動にかかる費用を市でで負担することはできないかについてですが、各小中学校では宇佐市学校教育指導方針に基づきふるさと教育の推進を行っており、地域の人々や伝統文化に係る教材等、「ふるさとの人・もの・こと」等身近な教材を活用した学習を総合的な学習の時間を中心に行っております。  市教育委員会では、総合的な学習推進事業として、その学習に係る費用を予算配分しており、各学校においてはこの配分予算等を有効に活用しふるさと教育が実施されていると認識しております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの三を、経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)皆様、こんにちは。経済部長の久保でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、地域のためにについての三点目、宇佐市における鳥獣害被害の現状と今後の取り組みについてですが、有害鳥獣による農林水産物被害は、そのほとんどが水稲に対するもので、平成二十九年度は千九十二万八千円となっております。  なお、この額は、農業共済組合に届け出た被害面積や捕獲依頼時の聞き取り面積、森林組合に報告された森林被害面積をもとに、県の作目ごとの被害額算出基準により集計したものであります。  これらの被害に対し、現在市では、集落対策、被害防止対策、捕獲対策を三本柱として実施をしております。  集落対策では、集落点検や被害マップ作成を実施することにより、農作物被害の現状と課題を集落単位で把握することができ、鳥獣防護柵の有効的な設置、維持管理等の有害鳥獣から集落を守る手段を講じております。  被害防止対策では、設置も簡単で比較的安価な電気柵や防護性の高い鉄線柵を、国、県の補助事業及び市単独事業補助事業により設置をしております。  捕獲対策では、宇佐市猟友会員で構成する捕獲班に捕獲を依頼しております。また、捕獲者に対し捕獲の報償金を出すことで、有害鳥獣捕獲の促進を図っております。  これらの三つの対策が有効でありますので、今後も継続してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの四を、建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)建設水道部長の麻生でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにについての四点目、道の駅について、現在の進捗状況と今後の計画はについてですが、平成二十七年度より道路利用者に快適な休憩と多様なサービスが提供できる施設の整備について、国道十号の道路管理者である国土交通省と協議を重ね、昨年九月に国道沿線地域複合施設基本構想を策定いたしました。  本年一月より、国土交通省と合同で岩崎地区を対象とした地元説明会を行っており、現在国道十号岩崎交差点の改修計画と合わせ、地元関係者及び関係機関等との調整を行っているところであります。  今後の計画といたしましては、国土交通省及び関係機関等との事業分担を協議しながら計画の策定を行い、事業実施に向け取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、一項目めの地域のためにの五を、安心院支所長 永田雅春君。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)皆様、こんにちは。安心院支所長の永田でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにについての五点目、安心院グリーンツーリズムの現状の課題と今後の方針はについてですが、安心院方式として平成八年から始まった農村民泊では、現在約六十軒もの受け入れ家庭が登録、年間約八千九百人が訪れています。  しかしながら、発足後二十二年が経過し、受け入れ家庭も高齢化などの理由により漸次減少傾向にあり、新規参入者の掘り起こしが喫緊の課題となっています。  そのため、NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会では、スローフードフェアや大分県農泊シンポジウムを開催することで、グリーンツーリズムのPRと普及に努めています。また、「農泊始めませんか」をキャッチフレーズに、安心院地域だけでなく市内全域に向けても新規農泊受け入れ家庭の募集を積極的に行っているところです。  グリーンツーリズムの普及によって、まちが活性化すれば、農山漁村の次代を担う子供たちに夢と誇りを与えることができます。地域に愛着と誇りを持てるように、今後も研究会と連携を密にして、グリーンツーリズムの推進に取り組んでいきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、順次再質問を行っていきたいと思います。なお、一項目めの一点目、危機管理についての二、三は、関連がありますので一括して行えればと思っています。  まず一点目、防災行政無線についてですが、デジタル化により聞こえやすくなるのか、また戸別受信機、先ほどもトップバッターの新開さんからあったように、すごく関心が高いというふうに私自身も感じているところです。  それと同時に、一点今日私も確認したかったのが、安心院地域でスピーカーについて今後充実させていくのかということについては、新開議員への答弁の中で充実させていくというふうにいただいたので、それはそれでよかったなというふうに私は思っているところです。  でも、もし万が一災害が起きたときには、自宅にいられない状況であったりとか、自宅に戻れないような状況も想定されます。そうなったときに、戸別受信機が果たす役割というのは、当初の一番最初の警報だけではなくて、もし災害が起きたときにはその後、皆さんどうされますか。テレビのスイッチを入れませんか。そして災害状況を確認しませんか。スマートフォン等で確認しませんか。  そういったふうに、テレビやスマホ等で最初は、パソコン等で情報を得ていくわけですが、それも北海道の地震でもごらんのとおり、数日がたつともう全く情報はこちらにはなくて、普通にニュース番組やバラエティー番組があってるというような状況ですよね。  でも、やはり避難している方たちにとっては、その地域の生の状況で、今どこの避難所に行ったらいいのか、どこに行ったら何がもらえるのか等を知りたいと思うので、そのためにやはり地域に必要な防災行政無線なんだろうなと。この地域の避難所が開設しています、ここに行けば水があります、食料があります、おむつがあります、ミルクがあります、そういったことをしていくためには必要なんだろうなと。  そして、それがもし自宅に戻ることができた方でスピーカーからの音声が聞き取りにくい場合には、やはり戸別受信機を設置していく必要があるんだろうなというふうに思います。  だから、新開議員がおっしゃったとおり、どちらかでいいというふうにはならないと思います。やはり両方に力を入れて、今後とも整備していっていただければなというふうに思うところです。  で、その中でなんですけれども、今整備をした後で、今後の運用面ということになっていくと思うんですが、整備を後で運用しやすいような方式として、どのような経緯の中で今のシステムが検討されたかというのを、市民の皆さんにお知らせするという意味で教えていただければなというふうに思います。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。川谷議員の再質問にお答えします。  整備の後の運用面ということでありますが、先日の市民委員会の中でもそういう言葉が出ました。で、確かに今は、整備に向けての基本計画などを構築をしている最中でありまして、議論の主なものは防災行政無線の整備というふうになっております。  今後、この次の段階に行きますと、じゃあ無線設備がそろった後にどういった運用をしていくのかということが次の段階、目標になると思っておりますので、現時点ではまずはしっかり整備の計画を行いまして、次の段階でどういうふうに運用していく、どういうふうに市民の皆様方に情報を届けるのかというのを、しっかりまた議論といいますか、組み立てていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)済いません、ちょっと私の質問の仕方が悪かったようで。要はソフト面、作った後の運用のほうが大事なのかなというふうに私としては思うところです。要は、今度の七月の豪雨の際にも、「避難しようよ、避難しようよ」って言ってるお子さんに対して、お父さんが、「これぐらい大丈夫、まだまだ大丈夫」って言いながら、なかなか避難しない動画がすごく流れたように思います。  やはり、そういったソフト面であったり、またこの地域のそういった防災の訓練に活用できるような汎用性の高いというか、柔軟なシステムが採用されているかという点についてお伺いできればと思います。
    ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えいたします。  運用面、特に防災アプリなどは導入するのを前提にしておりますが、やはりJアラートなどというシステムもあります。Jアラートを流すことによって、テレビとかラジオとかに瞬時に情報がいくと、そういったのも今あるわけではありますが、瞬時に情報が届けられる、それからまた電話応答サービスも今あるんですが、やはり瞬時にそういったサービスの充実ができる、そういった運用面での向上にもなると思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひそういったところも検討しながら、皆さんにとって使い勝手のいい、また有効に活用される設備が導入されるように願っています。  また、戸別受信システムも容易に購入できるように、設置できるようにしていってくださるということですので、今まで少なかった旧宇佐市地域の方々も期待されていると思います。ぜひ、宇佐市全域、宇佐市として取り組んでいただければなというふうに思うところです。  それでは、二点目、次に入りたいと思うんですが、二点目、三点目についてなんですけれども、LPガス協会と災害時の協定を結んでいるから大丈夫なんですよという答弁を、実は平成二十七年九月九日に、私が議会で一般質問をしたときに答弁いただきました。  そして、その翌日に鬼怒川の決壊が起きました。そして、実際に孤立は想定してませんよという中で、市役所がもう孤立してしまうんだというのを目の前で見たところです。  そして先日、御存じのとおり、この駅館川が警戒する必要があるということで、市内全域に避難の指示が出ました。  そういった中で、もしこの駅館川が氾濫して、そして市の本庁舎が機能が厳しくなったとき、本庁舎の機能はどちらに移すか教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。  この本庁舎の機能という部分では、BCP(業務継続計画)を今策定をしております。その中で、まずは現時点では院内支所を考えております。そして、今後安心院複合支所が完成したときは、そっちを優先的に本庁機能を移すというふうに予定をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)安心院支所の建設の際の、安心院地域複合支所建設基本計画を読ませていただきました。  それの四ページのところに、宇佐市防災計画における位置づけということで、市の広域防災拠点は市役所本庁を位置づけ、本庁が被災し機能を喪失した場合、安心院支所が選定される場合があるというふうに書かれていました。そのとき、どのように使われるのかということが、一六ページに書いてありました。  大規模災害時においても、災害対策地域拠点として相当期間にわたり機能を維持できるよう、電力供給機能、通信・情報機能、給水機能、排水機能を確保します。災害時には、職員の仮眠スペースとして利用できる会議室等の設置を検討していますとあります。  その下に、災害時の避難所として、交流拠点ホールを利用することとし、あわせて併設する調理室に公民館活動の調理実習室と被災時の炊き出し機能を確保しますというふうに書いてありました。  とても素晴らしい計画だなと思います。それは、今から安心院支所を建設されていくわけですけれども、この炊き出し機能をですね、被災時、しかも今回の北海道のようにブラックアウトが九州電力は起きないと言ってますが、ある大学の教授は北海道で起きたことが九州で起きない理屈はないというふうにもおっしゃっているようです。  そういった中で、もし大規模停電がこの九州で起きたとき、そして広域的な災害が起きたときには、相当期間にわたり機能維持していかなければなりません。  そういったときに、今度作られる安心院の複合支所が目標としたこの計画の機能を今果たす設備が整っているかどうかという点について確認できればと思います。お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)安心院支所長の永田でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  先ほど議員が申されました安心院複合支所の防災拠点機能でございますけれども、おっしゃられたようにそういう集会・交流ホールを避難所として、指揮系統も地域振興課のほうでとっていくという形になろうかと思いますけども、今ガスバルクは設置をする計画にはなってございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)先ほどの答弁の中で、災害時においてガスバルクの有効性というのを大変言われたわけで、それは市としても認識していますというふうに言われたわけです。で、それが災害時しかも特に長期の災害も想定した中で安心院複合支所が建設された、で、さらに炊き出しまで行うと書いてある、その中でバルクが設置されてない理由を教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)再質問にお答えいたします。  ガスバルクが設置をされておりませんので、答弁の中でも、ここは危機管理課のほうの所管になる部分もございますけれども、ガス協会との協定とかに基づいてですね、隣接する保健センターのほうが私どもは一時的な避難所で畳の広い部屋がございますし、そこにはガス設備がございますので、応急的にはそこを使いながら本庁の危機管理対応の中で、協会との協定とかをもとにですね、対応していくように支所としてはそういう機能をしていくように考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ちょっとあんまり深くするつもりはなかったんで、済いません、支所長、申しわけない。  震度六で倒壊のおそれがあるので建てかえということになったかと思うんですけど、保健センターは震度6には耐え得るということでよろしいんですか。 ◯議長(佐田則昭君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(永田雅春君)総合保健福祉センターについては、耐震判定はクリアしているというふうに私は認識しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、そちらも活用しながらやはり安心院の中心ですので、多くの方々が避難してくることも考えて、やはり安心院の支所でも炊き出しができるような機能が必要かと思います。  ぜひバルクの設置と炊き出し、この計画にうたっている機能は十分発揮できるように、今後の建設の中で、また再度検討してもいいと思います。その分は必要な予算だと思うので、コストと防災のどちらを大事にするかといったときには、市民の理解は得られるところだと思います。ぜひ、よりよい支所になるように建設していっていただければと思います。  で、LPガス協会の方と協定を結んでいるから大丈夫ですよというお話をいつもいただくんですが、洪水が起きたとき、もしくは地震によって道路・橋が通れないとき、どのように運べるかって考えたときには、やはり避難所となるところに置いておくべきだと思います。  その協定を、自分、よく協定と言われるので見てみたんですけれど、第三条のところにですね、明確に書かれているのが、可能な範囲内において協力するものと書いてあるんですよね。可能な範囲において協力すると書いてあるので、これは努力義務ですよね。しなければなりませんではなくて、やれるんだったらやりますよということですよね。  で、この協定の翌年にLPガス協会の方々が要望書を出されてて、その要望書の要旨の中にはこう書かれてます。避難所等になっている小中学校の校舎の改築について、現状LPガスを常設していますが、改築後もエネルギーとしてLPガスの常時利用をお願い申し上げます。  また、避難所等になっている公共施設等に、大震災のとき仙台市で活躍したLPガス災害バルク等の導入についても、御理解と御検討をよろしくお願い申し上げますと。  これがもう約四年前ですか、四年前にこうやって、私が議員になる前ですけれど、要望が出されているわけですよね。  LPガス協会としては、できる限りのことはしますけれど、そのときできるという保証はないので、それでも皆さんの安全・安心のために協力をしたいから避難所に設置をお願いしますという要望を、市民の方になりかわって要望してくださってるものとわかります。  さらにですね、理由のところの最後のほうに書いてあるのが、協定では通信の途絶等の場合も、要請を待たずに支援を行うことになりますので、平時から避難所等となる公共施設等のエネルギーとして、LPガスの常設利用をお願い申し上げますというふうに書いてあるわけですよね。  やはり、どこのガス業者がそこの避難所に行くかというのは、ふだんから設置管理をしてて、どのような状況で置いているかを理解する必要がある、それの裏返しだというふうに私は思ってます。初めての場所に行って初めてつけてもやはりうまくいかないのかなと、そこで事故が起きるのかなと、そういう危機感を持ってこの協会の方々がやってくださってると思いますので、ぜひ今市内にLPガスの機器が全く設置されていない小学校が三カ所あります。その三カ所については、ぜひ早急に対応をしていただければなというふうに、簡易型でも構わないと思いますので、していただきたいと思いますが、見解を教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。再質問にお答えします。  ただいま議員が言われたように、市内の避難所となっております小学校でガス設備がないところというのが三カ所あります。で、その三カ所の現場を見まして、回答にありますけども、安全性の確保とか有効性などをしっかり見きわめまして、簡易型の災害用ガス栓ユニットの設置を予定をしておりますけども、どこに置くのが最適なのか、はたまた学校に置くと安全性がちょっと確保できないとなったときには、近いところの地域の公民館などで、あまり大きなガス設備がないところでしたらそこに置かせてもらって、そこで炊き出しをして、その避難所となってる小学校に持ち運びをするとか、そういったところを含めて、どこに置くのが安全性がありまた有効性があり、もしものときに活用をしやすいのかというのを、今調べているところであります。  で、設置を目指したいというふうに考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひ設置を目指して、なかなか予算的には厳しいとは思うんですが、やはりコストよりも安全・安心というところで考えていただいたらというふうに思うところです。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、次のですね、大分市教育委員会の例なんですけれども、もう中学校の実施設計が終わって、どのあたりまで進捗状況としては進んでいるのか、また国の予算等のつき具合等はどういう状況なのかを確認できたらと思います。 ◯議長(佐田則昭君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育総務課長の若山です。議員の再質問にお答えいたします。  今現在、もう設計を発注して、それぞれ現場で行っているという状況でございます。で、詳細の発注については、LPガスバルクを含んではおりませんので、それでの発注というふうになっております。  で、補助金というか交付金の状況でございますが、いまだまだ国での決定は得られておらず、期成会等を通じまして国へ働きかけているという状況でございます。  設計につきましては単費で行っておりますので、交付決定がなされ次第、工事にかかれるというふうに判断しているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)もうそうなった以上ですね、今年の夏みたいな酷暑が続くと、やっぱり子供たちの安全というところに真っ先にかかわってくるところですので、今の現在の形で進めていただくしかないのかなというふうに感じたところです。ぜひ、期成会のほうに、市長が働きかけていただければなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。  しかしですね、やはり災害時、北海道で大停電が起きた、これがもし今年の夏だったらと考えたら夜も寝れないわけですよね。特に、高齢者の方々っていうのは、非常に暑さをなかなか感じにくくて、その一方で脱水症にもなりやすくて、多くの方が今年亡くなられました。  この方々のためにというか、教訓を生かして、やっぱり避難所には大規模な停電が起きたときに重篤な体の弱い方、特に高齢者や子供たちが安心して避難できる場所を市内で幾つかだけでも用意しておいてあげればなと思います。  で、避難所が開設されるたびにですね、私は四日市の校区内の避難所を見てまわるんですけれども、四日市コミュニティセンターに行くと、非常に多くの避難者の方がいらっしゃいます。多くのというよりも、範囲が広いといったほうが正確かもしれません。広い範囲の方々がこの四日市コミュニティセンターに避難されています。  というのもですね、やはり畳の和室があるというのと、一階のトイレが洋式、また家族と子供がいる世帯は下で、そうでない方は上でとか、例えば部屋ごとによってすごく避難所がうまく運営されてるなというふうに感じるところです。  ですので、四日市コミュニティセンターと、もし本庁舎が被害に遭ったりとかしたときに、大規模な洪水がもし起きたとき等を考えて、はちまんの郷体育館がもう今は市の物件になりましたので、この二カ所についてはLPガスでも運用できるような発電機をもう既に横に設置しておくとか、もうバルクと発電機だけをですね。で、非常時には電源の切りかえをするとかいうふうにするのも一つの手なのかなというふうに思っているところですが、そういった取り組みは可能でしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  そういった大型のガスで使える設備があれば、本当に大災害が起きたとき、また長期避難のときなどは非常に有効かと思っておりますが、今のところはまだちょっとそこまでの大型のものというのは、有効性は感じますけども、まだその検討の中には入っておりません。あくまでも、急いで設置をしようと思っているのが簡易型のガス栓ユニットというふうに、今は考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)今のところは、まずは先に簡易型ということで、ぜひ簡易型を進めていっていただきたいなと思います。それができた後での検討でも構わないと思います。まずは、全ての避難所にガスが置かれるというのがまず最優先というふうに感じています。  で、四日市コミュニティセンターをですね、災害時の避難しやすい場所、実際今そうなんですけれど、としての機能を果たす、充実をぜひ図っていただきたいなというふうに思っているところです。  というのも、近くには避難所となる北小学校、南小学校も十分歩いて行けるところにあります。また、子供が避難する際には宇佐児童館も、そのときもし万が一広域で大規模な震災が起きたときには、宇佐児童館もきっとあけてくれるでしょう。また、近くには産業科学高校もあります。さんさん館もあります。  というふうに、近くにたくさんの人が集まれる、避難できる場所があるので、ぜひそういったときの中心となるような場所ですね、そこに行けば電気が通ってる、電気だけそこだけは生きてるんだと、そこに行けばどうにかなるというような、そういった四日市の中でもさらに中心となるような避難所として、機能の強化をぜひ図っていただきたいなというふうに思っています。  それでは、次に進めさせていただきたいと思います。  二点目、人権尊重の社会づくりができているかの指標の一つとして、本人通知制度の登録率の目標をということで、今回資料を提出していただきました。その資料を見たら、宇佐市は非常にいい取り組みをされてるんだなというふうに思います。  この取り組みについてなんですけれども、もう数値目標は設定するべきではないかというふうに提案したんですけれど、話を聞きますと、やはり目標を設定して、そして何かノルマを作るようなものではないんだろうなというふうに思いますので、ぜひ今後ともいろんな機会を通して、この本人通知制度を広めていっていただきたいなと思います。  人権というのは、私も思うんですけど、守ってもらうものではなくて、やはり自分から守らなければならないものなんだろうなというふうに思います。で、それが一人一人の人権を、これは守らなきゃいけないという気持ちが広がって、みんながお互いに認め合う社会になっていくと思いますので、ぜひいろんな機会で、自分の人権は自分で守るんですよという基本の考えを広めていっていただければなと思うんですが、今現在、大体どれぐらい年間人権の講演をしているか、また本人通知制度を広めているかというような頻度がわかれば教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)人権啓発・部落差別解消推進課長。 ◯人権啓発・部落差別解消推進課長(上田誠之君)人権啓発・部落差別解消推進課長の上田です。川谷議員の再質問にお答えします。  本人通知制度の啓発についてなんですけども、確かにうちのほうで人権講演会や企業研修または各種団体の研修をさせていただいております。そういう機会には、啓発チラシを必ずお配りして啓発しておりますし、広報配布時の全戸配布や街頭啓発などでも啓発チラシをお配りして皆さんに周知を図っているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひ研修等での広報活動と、さらにまた研修や講習自体が増えるような課としての行動をまた広げていっていただければなというふうに思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次のですね、三点目、宇佐市における鳥獣害被害の現状と今後の取り組みについてということで、大隈副議長になられてから、院内のイノシシと鹿がどうも麻生と横山の方におそれをなして来られているようで、大変相談を受けることが多くなりました。  実際ですね、自分の家内ももう大分前なんですけれど、車で職場から家に帰ってるときにイノシシにぶつかったと。ナンバープレートが曲がる程度で済んだのは済んだんですけれど、本当に他人事じゃなくなってきたな、いよいよというふうに思っているところです。  その中でですね、平成三十年の八月三十一日、先月、野生鳥獣による農林水産物被害の軽減に向けた研修会が開かれまして、それに多田羅議員と一緒に勉強に行ってきたところです。  その中で、非常におもしろいというか、なるほど今まで考えてなかったなというようなところがありました。というのもですね、イノシシの生態について、まず最初教えていただいたんですね。イノシシというのは、本来、川やあちこちの石をですね、鼻先でどんどんどかしていくそうです。鼻先で、どんどん、どんどんとどかしていって、その中で川の虫であったりとかミミズであったりとか、本来そういうものをとっていく動物なんですよと。それが、私たち人間に例えたらどういうものかというと、御飯一杯のお茶碗の米粒一粒一粒を庭先にまいて、その一粒一粒を拾いながら食べておなかいっぱいにあなた方はなりますかという話をされました。  そうするときに、横にごちそうがまるでバイキングのように並んでるのが今の耕作放棄地の果樹ですね。要はミカンとかそういったところの耕作放棄地とかが、本当にまるでイノシシにとってはもうそこはバイキングでパラダイスですというふうにおっしゃってて、ああなるほどと納得したところです。  そういった中でイノシシや鹿がですね、人里に降りてきてるんだなというのをすごく感じました。そうやって、人里に降りてくるので、みんながイノシシを駆除してくれと言って、平成九年のときに二十万頭とっていたイノシシが、今現在では年間で百二十万頭捕獲しているそうです。二十万頭から百二十万頭捕獲して、被害全体としてはかなり減ってきたというふうに県の中で説明を受けました。  ただ、その被害がおもしろくて、少し皆さんに計算をしていただきたいんですけれども、鳥獣害全体では四十七億六千万円減りました。その鳥獣害被害のうち、鳥害は五十五億七千万円減りました。この文章、おかしいか正しいか教えてください。どなたに聞きましょう、せっかくなのでいいですか。よろしくお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)経済部長。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長兼林業水産課長の久保でございます。川谷議員の再質問にお答えをいたします。  魔法のような算数の文でありますけども、確かに鳥による被害というものは日本全国を見るとカラスを初めいろんなもので被害が出ております。この文を比較して、鳥獣害全体が四十七億円減ったと、計算が合わないということでございますが、これについては先ほど議員がおっしゃられたように、全国的に鹿、イノシシの駆除は相当進んでおります。そういった点からの被害、全体としては落ちてきているんですけども、半面鳥の駆除、これが余り進んでおりません。特に顕著なのが、カワウであったりカラスであったりといったところでございますので、その辺の数字が突出してきているという状況だろうと考えています。
     以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)鳥獣害全体で四十七億円減りましたと。そのうち、鳥の被害が五十五億円減りましたと。ということは、イノシシと鹿の害が八億円増えてますということでいいですよね。そういうことです。  ということは、イノシシの駆除を二十万頭から百二十万頭に増やしたんだけれども、百万頭多くとってるんだけれども、イノシシの被害、鹿の被害は逆に八億円増えているということです。ということはどういうことかというと、とっているイノシシが違うんですよというふうに研修会の中では言われました。  というのも、今まで猟友会の方が銃でとったりするときは、人里に近いところでは銃は使えないので、山の中で自然の中で厳しい生活をしているイノシシを百二十万頭とって、人里に近いところ、農作物の被害であったり私たちの生活を守るために本来駆除しなければならない里に降りてきてるイノシシは駆除ができてないんですよというふうにお話をされていました。  その中で、大事なことは、集落全体で守っていくことですよということでお話を受けて、さまざまな集落での対策というのを勉強させていただきました。電気柵の効果的な設置であったり、防護柵は工場出荷時には表裏、表裏でこうなってるそうなんですけれど、その防護柵にもちゃんと表があって裏があるんですよと。それを間違えたら、簡単にイノシシが入るんですよとか、張り方まで教えていただきました。  で、昨日ですね、ソフトボールが中止になったおかげで、なったおかげでというのは失礼ですね、とっても楽しみにしてたんですけど、半日ほど時間ができましたので、宇佐市の全ての放課後児童クラブを昨日ちょっと用事があって全部回りました。当然、安心院、院内のほうも回りました。  そのときに見たら、やはり柵のほうで、田んぼの四辺あるうちの三辺はしてるんだけど一辺はしてない、ということはもうイノシシが入り放題だなと。そういうふうにきちんと勉強をしてみたら、この柵が意味があるのかないのか、電気柵が意味があるのかないのか、電気柵がたるんでて地面についていたりとか、あと赤いテープをたくさん巻いてあったんですけれど、赤い色というのはイノシシは見えないそうで、全く意味がないそうです。  そういったところもしっかりと集落単位で勉強して、これから被害の問い合わせがあったときにはそういった勉強を一緒にできたらなというふうに思いますので、今後ともどうぞ単純にイノシシを駆除するだけではなくて、今あるこの防護柵と電気柵ですね、これを補助金で出すときにはそういった地区に対してしっかりとした勉強というのをやっていただければなというふうに思います。  それでは、次に進ませていただきます。  まず、道の駅についてです。恐らく道の駅とグリーンツーリズムで終わりそうな雰囲気になってきましたが、道の駅についてですが、現在の進捗状況というか、まずはですね、この岩崎地区で説明会が行われたということで、私がよく聞くのはなぜ岩崎地区になったのかというふうに聞きます。私の聞くところによると、四カ所から五カ所ぐらい、全員協議会の中でも説明がありましたが、検討されて、この岩崎地区が選ばれた一番の理由というのを教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。川谷議員の再質問にお答えいたします。  道の駅の岩崎地区への選定理由につきましては、前回時間が余りなく詳しく説明できなくて大変申しわけなく思っております。その中で、まず、交通量調査等、交通特性そして観光、そして周辺環境、そして防災、そして用地の取得等、そういったものを加味しまして選定させていただきました。  その中で、まず交通特性につきましては、平成二十二年、高速道路が東九州道が開通する前の国道十号線の国の調査では、岩崎交差点では約九千六百台、十二時間ですけども、ぐらいの交通量だったのが、一五%増えまして、東九州道の開通に伴って特に増えているのがこちらの岩崎交差点、そしてほかの地区も増えてる箇所もあるんですけども、現在また最近のビッグデータでも最近延びているという傾向でございます。  また、四日市地区等、町なかでもし道の駅をする場合には、用地の取得にかなり広い駐車場スペースが必要です。そういったところも踏まえて検討したときに、用地の取得そして観光面、防災面、そういったものを加味して岩崎地区がということがまず一点と、あと一番大事なのは国土交通省さんとの一体型で経費の節約と、あと岩崎交差点の改修計画がございましたので、そちらと同時にということで今国と調整をさせていただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)今後、議会にも恐らく議案として上程されると思いますので、そのときを活用していきたいと思います。  最後になるんですが、安心院グリーンツーリズムです。高齢者の受け入れになって大変というふうに聞きます。ぜひ、高齢者の方々の受け入れ世帯が休み時間がとれるように、他団体ですね、いろんな取り組みをされている民間の活用というのをぜひ取り入れていただきたいというのと、地域おこし協力隊をぜひ有効に活用できればなと思ってますが、その辺についての見解だけお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)時間になりました。簡潔に。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)安心院支所の大坪です。川谷議員の再質問にお答えします。  グリーンツーリズムの農業体験には、稲作、野菜など、さまざまなものがあります。この農業体験メニューの一部を、専業農家等を中心とした別組織に委ねるなどの方法を活用すれば、高齢者の受け入れ家庭の負担軽減につながりますので……。 ◯議長(佐田則昭君)課長、時間になったので簡潔に。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)はい、済いません。調査・研究を進めていきたいと思います。 ◯二番(川谷光紹君)以上で終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時三十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時二十一分               ───────────────                 再開 午後二時三十二分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  四番 多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)皆さん、こんにちは。本日、四番を務めます、議席番号四番 市民連合の多田羅純一でございます。  傍聴に来てくださった皆様、お忙しい中、ありがとうございます。  まず初めに、西日本豪雨、関西を通過した台風二十一号、その翌日の北海道大地震により被災された方、お亡くなりになられた皆様に対して、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興を心からお祈りを申し上げます。  まず、交流人口についてということで、会派でちょっとお話ししていたときに、ぜひ先輩が言えということで言われまして、ここでちょっとお話しさせていただきたいんですけれども、九月に入ってからですけども、組合の関係で、上は岩手、山形、福島、横浜という関東のほうからですけども、約五十名の方々がですね、宇佐に来ることになりまして、どこか泊まれるとこないかなということで、ちょっといろいろ探したりしたんですけども、どうも研修する場所とかですね、あと二次会の宴会の場というか、そういったところがなかなかちょっと見つからなくて、今回別府のほうに泊まっていただいたんですけども、本来ですと宇佐のほうに泊まっていただいて、しっかり宇佐のものを食べていただいて、宇佐でお土産を買っていただいてという思いでちょっといろいろ考えてたんですけど、なかなかそこまでうまくいかずですね、今回は宇佐のからあげの弁当を大盛りにしてもらって、私が運んでですね、その五十人の方に食べてもらいました。  次の日、お土産を買ってもらって、宇佐神宮のほうでお昼御飯を食べていただいたということで、目的は視察なんですけども、宇佐の平和資料館だとか、掩体壕のほうに行ってもらったという経緯でございます。  本来、そういった泊まるところがあればですね、全てのお金が宇佐市に落ちたんかなというふうに大変残念な気持ちではございましたけども、また宇佐市の中でまだまだ自分が知らないいいところというのがかなりまだたくさんあります。  今後そういった機会がありますので、また全員ちゅうか、できるだけ宇佐市のほうでいろいろなところを使ってもらえるように自分のほうで誘導したいなというふうに思っております。  それでは、事前通告に従い、一般質問のほうに入らさせていただきますが、今回は六項目十二点の質問をさせていただきます。  一項目め、子供の通院医療費無料化についてです。  一点目、来年七月より実施される見込みですけれども、隣市との制度の格差はどう考えているのかです。  二点目、通院医療費無料化により、定期予防接種の接種率が低下するおそれがありますが、さらに向上させる方策はどのように検討されていますか。  二項目め、聴覚障害者支援についてです。  一点目、人工内耳装着者の体外機買いかえ時の助成件数と助成額及び対象人数はについてお伺いいたします。  二点目、子育て世代の負担軽減のため、助成額の増額はできませんでしょうか。  三項目め、定住促進についです。  一点目、転入者に対し目玉として軽自動車購入費を助成できないかです。  四項目め、災害対策についてです。  一点目、西日本豪雨の最大雨量が宇佐市に降った場合ですね、被災の規模は予測されていますでしょうか。  二点目、今回の市内全域避難勧告発令における反省と今後の課題は何でしょうか。  五項目め、防災無線基本計画の戸別受信機の配布についてです。  一点目、戸別受信機の設置に対して市の考えについて伺います。  二点目、院内も安心院同様に野外放送から戸別受信機にできないかです。  三点目、子育て支援施設や児童クラブにも設置できないかです。  六項目め、ごみ処理施設(クリーンセンター仮称)についてでございます。  一点目、現状の進捗状況について、どのように進んでいるのか。  二点目、宇佐市独自でさらなる生ごみの軽量化は検討されているのかお伺いします。  以上で、一回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、多田羅純一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 多田羅議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、子供の通院医療費無料化についての一点目、隣市との制度の格差はどう考えているかについてでありますが、子供医療費の助成拡大は、子供の健やかな成長と保護者の経済的負担を軽減する重要な施策と考えております。  一方で、中津市立小児救急センターの救急体制への影響、小児科医療体制の維持、医師の負担軽減、拡大に伴う財源の確保なども考慮する必要があります。  そのため、中津市や関係機関と協議をしておりましたが、予防医療にも力を入れること等により、医療関係者の理解を得ることができましたので、来年七月一日から小中学生の歯科、調剤分を含んだ通院医療費の自己負担の一部を助成する内容の条例改正案を、今議会に提案したところであります。  隣市との制度の格差についてでありますが、まず一部自己負担金の徴収につきましては、医療費無料化による過剰受診を防ぎ、小児医療体制を維持するためのやむを得ない措置であり、中津市や関係機関との協議結果を尊重したいと考えております。  また、高校生までの助成拡大につきましては、このたびの改定による医療体制への影響を見きわめるとともに、現在助成拡大を行っている自治体の状況や、国、県の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの子供の医療費無料化についての二と、二項目めの聴覚障害者支援についてを、福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。四番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  一項目、子供の通院医療費無料化についての二点目、通院医療費無料化により定期予防接種の接種率が低下するおそれがあるが、さらに向上させる方策はについてですが、医療費が無料であれば予防接種を受ける手間や接種費用を考えると、罹患して医療機関に受診するほうがよいという保護者もいるということも聞いています。  しかしながら、罹患すれば重篤化することも考えられますので、日ごろから感染症に注意する予防意識を高める働きかけや、予防接種意識を高めるための丁寧な接種勧奨を医療機関などと連携しながら実施してまいります。  次に、二項目め、聴覚障害者支援についての一点目、人工内耳装着者数と対外装置買いかえに係る助成件数と助成額についてですが、人工内耳対外機の助成は障害児・者の日常生活の便宜を図り、その福祉の増進に資することを目的として実施している日常生活用具の給付事業に盛り込まれ、宇佐市地域生活支援事業実施要綱により平成二十七年四月から助成を開始しております。  助成額は、人工内耳体外装置で二十万円としており、現在把握できている対象者は三名です。これまでに、平成二十八年度に一件、二十万円の助成を行っております。  二点目、人工内耳対外装置の助成額の増額についてですが、当該装置が百万円程度する高額なものであり、対象者から助成額を上げてほしいとの御要望等をいただいております。  助成額の増額につきましては、県内他市の状況、また本市での需要等を調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの定住促進についてを、経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。四番 多田羅議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、定住促進について転入者に対し軽自動車購入費を助成できないかについてですが、移住・定住施策においては転入者に対し定住満足度を高めることが重要と考えております。  市では、住む場所、働く場所の確保とともに、都市部からの移住経験のある定住支援員や定住サポーターによる地域の情報提供と、移住前後サポートのほかに、地域コミュニティ協議会との連携による移住支援を図っているところであります。  また、転入者に対する助成制度としては、周辺地域若者定住奨励金や若者定住促進住宅、空き家を利活用する改修補助事業などに加え、家族支え合い住宅建設奨励金事業を展開し、転入者への定住促進に取り組んでおります。  転入者に対する軽自動車の購入費助成につきましては、埼玉県秩父市や熊本県上天草市の事例はありますが、県内ではないようであります。  本市といたしましては、制度の組み立てなど先進地の状況を調査してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの災害対策についてと、五項目めの防災無線基本計画の戸別受信機の配布についてを、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。四番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  四項目め、災害対策についての一点目、西日本豪雨の最大雨量が宇佐市に降った場合、被災の規模は予測しているかについてですが、今回の豪雨では、西日本の多くの地点で観測史上一位の降雨量を記録したと伝えられています。  同じ降雨量でも、直近の雨の降り方や地形、潮位の状況などによって被害の状況も大きく変わってくるものと思われますので、現時点で具体的な被災の規模は予測できていません。  しかし、今回の事例を今後の防災対策に生かすことができるように、関係機関と情報共有を図りながら、降雨量と被害の関係などについて研究を行っていきたいと考えています。  二点目、今回の市内全域避難勧告発令における反省と今後の課題はについてですが、今回はまず十七時の時点で自主避難を中学校区を対象として七カ所開設をいたしました。  その後、降雨量が増え災害の危険性が高まったため、十八時五十五分に避難所を小学校区の二十四カ所に拡大した上で、市内全域に対して避難準備・高齢者避難開始を、また十九時二十五分には市内全域に対して避難勧告を発令しました。  避難勧告などの発令は、宇佐市避難勧告等の判断・伝達マニュアルを基本に、今後の雨量予想などさまざまな材料から総合的に判断していますが、近年は線状降水帯の発生など判断しがたい事象が生じておりますので、さまざまな災害に対する検証や研究を重ね、適切な判断ができるようスキルを高めていきたいと考えています。  次に、五項目め、防災無線基本計画の戸別受信機の配布についての一点目、設置に対する市の考えについてですが、今回の計画では「自助・共助・公助の連携強化で築く安全・安心のまち総合防災情報ネットワーク」を基本理念に設定し、市民と行政が力を合わせて災害から身を守る情報伝達手段の整備、普及を進める方針としています。  そのため、屋内での受信方法は戸別受信機に限定することなく、新たに防災アプリなどを導入して、世帯普及率が九割以上と言われる個人所有のスマートフォンや携帯電話の活用を広く図りたいと考えています。  しかしながら、高齢者への配慮も当然必要でありますので、戸別受信機の配置を希望する方が容易に購入できるような仕組み・制度の導入等を検討したいと考えております。  また、屋外放送が聞こえにくい世帯などに対する戸別受信機の貸与制度についても、その適用範囲や基準等に関して調査・研究を行っていく方針です。
     二点目、院内も安心院同様に野外放送から戸別受信機にできないかについてですが、屋外放送には受信機を所持していない外出先でも聞こえるなど、屋外放送ならではの利点もありますので、まずは市内全域で放送が聞こえるように屋外拡声子局の整備を図りたいと考えています。  その上で、戸別受信機やスマートフォンなど、屋内で確実に情報を得ることができる受信機器の普及を図るとともに、そのほかの補完機能についても充実に努めていきたいと考えています。  三点目、子育て支援施設や児童クラブにも設置できないかについてですが、戸別受信機の設置先としましては、現在区長や消防団幹部などの防災関係者宅、及び学校や公民館などの防災関連施設等を想定していますが、具体的な範囲につきましては今後、他市の事例などを参考に調査・研究していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、六項目めのごみ処理施設についてを、市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)市民生活部長の荒牧です。四番 多田羅議員の一般質問にお答えします。  六項目め、ごみ処理施設(クリーンセンター仮称)についての一点目、現状の進捗状況はどうかについてですが、現在、宇佐・高田・国東広域事務組合の正副管理者により、広域ごみ処理施設クリーンセンターの建設に関する協議が行われていると報告を受けております。  二点目、宇佐市独自でさらなる生ごみの軽量は検討しているかについてですが、現在一般家庭ごみにつきましては、水切り、食べ切り、使い切りの三切り運動や、電気式生ごみ処理機、コンポストによる生ごみの減量化の助成制度の拡充などで生ごみの減量化を行っております。  事業系ごみにつきましては、飲食店などに三〇・一〇運動による食べ残しの削減や、食材の使い切りなど食品ロスの削減の推進、多量排出者へは分別による資源化の徹底指導を行い、ごみの減量化に努めています。  また、現在、県内の助成制度などの調査を行い、段ボールコンポストなど、新たなごみの減量化施策について検討を進めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  四番 多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  一項目めの一点目です。隣市との制度の格差はどう考えているのかというところですけども、この案件は議第八十九号ということで、宇佐市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正として、本九月議会で審議する内容ではございますが、またこの子供の通院医療費無料化はこれまで私も何度も質問させていただいたということで、やっと実現できるというか、一歩前に進んだのかなというふうに感じております。  隣市ではですね、十八歳まで無料に対して、宇佐市は十五歳まで一回五百円、四回までということで最大二千円の負担金ということになっておりまして、子供通院医療費の個人負担がかなり軽減されてるということで、自治体の競争力では余り負けてないんかなというふうに感じてはいます。  ここからちょっと再質になるんですけども、先ほど高校生までの助成拡大については改正により医療体制への影響を見きわめるということで答弁いただいたんですけども、今後十八歳まで引き上げることというか、再検討の余地があるのかないのかというのをまずお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。多田羅議員の再質問にお答えをいたします。  十八歳までの拡大についての件でございますけども、先ほど答弁にもありましたとおり、今年度から高校生まで拡大した他市の状況、それから今回私どもが拡大に伴う医療機関への影響、それから国や県の動向等を注視しながら、今後とも調査・研究してまいりたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)財政のほうに余裕があればですね、この先見直しをして十八歳まで引き上げることは可能だというふうに思っておりますけども、今のところ地域医療をしっかり守っていくというところの判断ということでいいんですよね。  はい。続いて、負担金の考えについてですけども、一回五百円、最大二百円の一部負担の考え方について、どのように考えているのかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  一部負担金の件でございますけども、市内の小児科医からは無償化による安易な受診を促すことは決してよいことではない、コスト意識を持たせることが重要であるというような御意見や、中津市では医師会としても無償化に対しては反対であり、コスト意識のために一部負担金を徴収すること、それから今後医療機関の負担を増やさないように予防医療にも力を入れていくことということで御理解をいただいたというようなことも聞いておりますので、業者といたしましても医療現場の声を尊重したいというふうに考えております。  医療費の無償化による過剰受診を防ぎ、中津市立の小児救急センターの救急体制、それから市内や近隣の小児科医療体制を守り、医師への負担を増やさないためにも、今回の一部負担につきましてはやむを得ない措置だというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)六月議会のほうでも答弁いただいたんですけども、現状中津市立小児救急センターの運営は近隣の医師や大学の医師の協力のもと運営されてるということで聞いておりまして、盤石な状態ではないというところは変わってないと思いますけども、変わってないんですね、まだ。  ですね。続いて、今回実施時期ですね、自分の中では四月なんかなというふうに思ってましたけれども、七月というふうにお伺いいたしました。その七月の理由についてお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  七月からの実施の理由はということでございますけども、子供医療費の運用につきましては今システムで管理をしておりますので、システム改修が必ず必要となります。  現在、本市では、子供医療を含む保育や児童手当などの福祉総合システムの入れかえを行っている最中でございます。  今回のシステムの入れかえにつきましては、委託業者も全く変わりまして、新しいシステムに生まれ変わるというふうになります。その新システムが本番を迎えるのが、十一月の五日を予定しておりまして、今回の拡大分の改修作業につきましては、安定的な運用を確認した以降ということで、十一月末からおおむね三月末までを見込んでおります。  その後、対象者への受給者証の申請・発行を行うための事務作業がどうしても必要となります。具体的には、四月、五月で対象者の抽出や受給者証の発行、対象者への通知を行います。  その後、六月のこの一カ月間で受給者の申請の受け付け及び受給者証の受け渡しを行う必要がありますので、物理的にも四月からの改修は難しいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)早めることができないということで、システム改修等万全な準備をしっかり行っていただいて、漏れのない周知ですね、そういったところもトラブルなく実施してもらいたいと思います。  それでは、続いてですけども、これまで医師の確保が難しいということでですね、答弁をしばらくいただいてたんですけども、長く継続していくためにはですね、数年先を見た中で絶対的な医師の確保が必要だというふうに考えられますけども、今後どのようにしていくのか、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  多田羅議員御指摘のとおりに、特に地方におきましては小児科医の確保は非常に厳しい状況というふうに聞いております。市内の小児科体制につきましては、主に二つの病院で四人の小児科医に委ねられておりますが、現状は安定した運営ができてるものというふうに思いますが、継続的に今後とも続くとは限りませんので、私どもも非常に危機感を持っておるところでございます。  継続が難しいというときにはですね、やはり医大との連携等も含めた支援が必要になろうかというふうに思っておりますし、また市内の子供たちも多く受診をしております中津市民病院の本体であります小児科につきましても、以前から申しているとおり八名体制が現在では六名体制になっているということ、先ほど議員がおっしゃいましたように、中津市立の小児救急センターにつきましても、平日は近隣の医師が自分の仕事が終わった後に交代で従事をしているというようなことは以前より変わっておりませんので、今後の支援といたしましては、一自治体というよりも定住自立圏の自治体の中で、今後とも運営費を含めた中で支援をしていく必要があろうかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)宇佐市のみならず、中津市とともにですね、無料化になるということで、隣市のほうにかなり近づいたということで、子育て世代の負担のほうはかなりされてると考えております。  今後ですね、石橋のほうをしっかりたたいて、段階的に検討していただきたいなというふうに思います。  続いてですけども、二点目の接種率の話でございます。ここでは、定期予防接種という形で言わさせていただいたんですけども、思いはですね、予防接種全般でですね、低下するということで罹患率が上がって、医師の疲弊につながるのではないかなというふうに思っております。  さまざまな病気があるので一概には言えないんですけども、治療より予防のほうが高額になると、安価な治療のほうが優先されてくる、先ほど答弁のほうにもあったんですけど、私も同感でございます。  現在の予防接種の接種率のほうがわかれば答弁を願います。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)予防接種の接種率ということでございますけども、定期予防接種につきましては、B型肝炎であるとか四種混合、不活性ポリオ、結核などさまざまなものがございますけども、乳児に関するものにつきましては、比較的接種率が高くて、高いものでは一〇〇%、低いものでも九五%を超えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)続いて、通院の医療費を無料化している他市の状況ですね、予防接種の接種率について情報等を聞いているのか聞いてないのか、無料化したことで予防接種率が上がったとか下がったとかいうのがわかればですね、答弁願います。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  昨年拡大をしました実際にインフルエンザについてちょっとお聞きをしてみました。接種者数はやはり減っております。ただし、減った理由がですね、昨年はちょっと特殊な面がございまして、昨年はインフルエンザワクチンの不足によって一時期接種がしたくてもできないというような時期がございましたので、原因がそれなのか、それとも接種をやめて罹患してからというふうに考えていたのかは、ちょっとその辺は不明だということでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)ちょっとインフルエンザのほうが出たので、得意じゃないんですけど、ここで今回三回目になります。  十三歳未満の小学六年生までは大体二回の接種をしなければ効果が出ないということでですね、二回接種することで保護者の経済的負担が高くなるということで話をさせていただきましたけども、今後インフルエンザの助成拡大等も検討されてるのでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをします。  インフルエンザ予防接種の助成拡大ということでございますけども、昨年子育て世帯のアンケート調査の中でも、やはりインフルエンザに対する二回目の助成に対する希望・ニーズは非常に多かったというふうに認識をしております。  また、多田羅議員おっしゃいましたとおりに、予防に力を入れることによって医療費を抑えて、なおかつ医師の疲弊を防ぐというようなことも非常に私どもも理解をしているところでございますが、本市につきましても以前より予防接種につきましてはかなり力を入れているところでございまして、県内でもトップクラスというふうに考えておりますので、現時点では助成拡大については考えておりません。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)私は、一回目千円、二回目も千円で打てるようになればいいなというふうに思います。難しいですけどね。  自分はですね、通院費が無料化、予防接種率が低下して病気が蔓延して、医師が忙しくなって医師の人手不足、地域医療が崩壊すると、これは最悪なストーリーだと思うんですけども、こういったようにならないようにですね、地域医療をしっかり守って、この制度がさらに長く続けられることを望みまして、次のほうに行きたいと思います。  二項目めの、聴覚障害者の支援でございます。  人工内耳の体外機の買いかえの助成ですね、これはですね、あるお母さんのほうからちょっと相談を受けまして、今回ちょっと取り入れさせていただきました。  まず、人工内耳、なかなかちょっと聞かないんですけども、補聴器では装用効果のない重度の聴覚障害を持つ方が装着するということで、聴覚機能、特に内耳の障害で全く聞こえなくなった人に聞こえを取り戻すための医療であり、機器を通じて会話・コミュニケーションを行えるようにするものでございます。  人工内耳が適用となる人は、補聴器で聴取が難しい方、また高度難聴の方もしくは聾の人になるということで、この聴覚障害の支援ですね、助成は本年度で何年目になりますか、お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)福祉課の垣添です。多田羅議員の再質問にお答えいたします。  人工内耳に関しては、一般質問の回答で申し上げましたように、平成二十八年度からということになっておりますので、今で三年目という形になっております。以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)この件は予算項目でいうと、どういう項目になるのかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)私どもの福祉課の予算で、日常生活給付事業という形の予算項目で支出しております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)その補助率はどのようになってますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)福祉課長。 ◯福祉課長(垣添隆幸君)こちらの日常生活給付事業の予算ですが、国が五〇%、県が二五%、市の単独が二五%という形になっております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)事前の質問の紙でですね、他市との比較表をいただいたんですけども、他市と比べてもかなり低いと、ワーストから何番目かという形、十四市の中でですね、そういった形になってますね。  それでは、次に二点目の、補助額の増額はできないかということで、二年生の聴覚障害児を持つお母さんから話があって、そのお子さんは四歳のときから人工内耳を装着しているということで、買いかえのときですね、経済的に大変負担が大きいので何とかならんやろうかということをですね、聞いてまして、これは例えば補装具費の給付を受けて補聴器を使用していた聴覚障害児がですね、その障害の程度が大きくなるということで人工内耳を装着した場合です。  さらに障害が重くなったにもかかわらず、保護者への金銭的な助成が少なくなると、負担が大きくなる、という矛盾が生じております。人工内耳は日常生活で使う器具でありまして、ここの右の上部にかけて使うのでですね、汗や雨の水分、またほこり、気温などで外界の影響を大変受けやすいということで、またマグネットが原因でほかのものについたりですね、外れたり損傷の危険が多いというふうに聞いております。  対象者が少ないので、できれば他市と同様の助成をお願いしたいというふうに思っておりますし、先ほどもありましたけども、大変高額でございます。片耳で百万円、聞こえなくて両耳に当てる場合は二百万円を自己負担しなければならない状況で、そのうちの、今宇佐市でいうと二十万円という形でありますので、難聴者の生活の向上をですね、支えるためにも、またその子育て世代の方々の負担軽減にもつながりますので、ぜひちょっと見直しのほうをお願いして、次に行きたいと思います。  三項目めの、定住促進についての一点目でございます。転入者に対して、目玉として軽自動車の購入費を助成できないかについてでございます。  いつもちょっと車の関係でいつも言うんですけども、またかち思うかもしれないんですけど、まず現在の転入者の推移の状況はどのようになってますでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。四番 多田羅議員の再質問にお答えいたします。
     毎月流動人口の推移で、五年間を申し上げます。  平成二十五年の転入が千五百九十七人、平成二十六年度が千五百五十九人、平成二十七年度が千六百二人、平成二十八年度が千六百六人、平成二十九年度が千六百三十六人、こういった推移になってございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)答弁のほうにもありましたけども、移住者の目線で言いますとですね、都会のほうから田舎に来た場合にはですけども、今まで電車やバスで、主に公共交通を使って生活の足としてね、使われてたと思うんですけども、田舎イコール宇佐のほうに来た場合、生活の足が自動車となるのは必要不可欠なんじゃないかなというふうに思っております。  質問になりますけども、どこでもやってる助成のほうですと、なかなかインパクトがないですね。近隣市町村がやってない施策を大きくすると、大変大きな目玉になると思うんですけども、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。四番 多田羅議員の再質問にお答えいたします。  移住施策につきましては、やはり住む環境、働く環境、子育て環境、暮らしや余暇を過ごす環境、それから教育、福祉環境など、全体のバランスも重要かと考えます。  そこで、全国他市の先進事例をしっかり調査・研究をしたいと考えてございます。また、その中で有効な施策がございましたら、経費面また平等性等も考慮いたしまして、どこまで優遇した支援を行うのか、制度の組み立て等々関係課とも協議する中で、今後新たな制度新設を含めまして、これまでの実績や効果を検証して、既存の制度で活用が少ない制度は廃止であるとかまたリメイク、そういったものも考えていきたい、そのように考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)ぜひ自動車を使っていただきたいなというふうに思っております。というのも、自動車を買いかえれば自動車取得税交付金、地方贈与税として国の財源として戻ってくることを考慮すると、先行投資だと思っております。地域が活性して循環するんじゃないかなというふうにも考えられます。  現状、自動車関係諸税の税収は、宇佐市で約五億円あります。普通税として何にでも使われていいという区分の税金となっておりますけども、その税収の一部でも自動車ユーザーの方にしっかり還元すべきじゃないかなというふうに思っております。  独自の自動車ユーザー還元施策をこれからも提言させていただくことを言わせていただいて、次に行きたいと思います。  四項目めの、災害対策についてでございます。  予測のほうについては、現時点では具体的な被災の規模は予測できませんということで、なかなか予測することは難しいとは思いますけども、今回宇佐市においては甚大なというか、大きな災害が発生しなかったということで、よかったなというふうに多分皆さん思われてると思いますが、これまでも宇佐市においてそんな大きな災害は今まで発生したというのは私の記憶では特にありません。  ただ、運がよかっただけなのか、それとも宇佐八幡様のおかげなのかというところをですね、そういった専門的分野の方にお願いして聞いてみたらいいんじゃないかなというふうに思うんですけども、現時点で科学的根拠のほうはあるのでしょうか。  例えば、河川の数が多いだとか、山並びがいいだとか、海が近いだとかね、答えられればでいいのでお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。多田羅議員の再質問にお答えをいたします。  宇佐市の災害ということでありますけども、先日の西日本豪雨のときでありますけども、宇佐市の降雨量が約三日間で宇佐の山間部のほうで三百四十四ミリ、また二十四時間雨量も山間部のほうで二百七十八ミリ、一時間雨量が約四十二ミリということで、大変な雨が降りました。  その後、台風も三つ四つ日本に近づきまして、大阪などで大変な被害が出ましたけども、たまたま大分県に近づいてないだけで、一歩間違えば大分県また宇佐市も大変な被害に遭ってたんだなと思っております。  議員のおっしゃる根拠でありますけども、正式には調べておりませんけども、気象関係者の方とちょっと雑談の中ではあるんですけども、宇佐市の気象の特徴といたしましては、台風や雨雲などは南西とか南とか、南東などから入ってくると。そういったことが多いと。で、県北地域は山に囲まれておりますので、西からの雨雲は耶馬渓などの山を越えるときに若干弱って入ってくると。それから、南東などからの雨雲は、県南のほうで雨を多く降らせて、これも若干弱って入ってくるのかなと。ですから、県北の方面では、雨に対しては若干弱いのではないかなというようなことでありました。  ただ、北側のほうは海で開けてるので、北からそういった雨雲が入ってくると、もう直に入ってきますので大変危険なことになるけども、そういったケースは余りないであろうと。そういったちょっと雑談ではありますけども、そんな話もありました。  ただ、災害というのはテレビでも言いますように、数十年に一回の災害が全国あちこちで起こっておりますので、やはり災害対策には万全を期していかなければならないと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)強みがわかればですね、宇佐の地形の弱点も見えてくるのかなというふうに思っています。安心するのではなくて、しっかり備えるために、一度そういった詳しい方に調べていただいたらいいなというふうに思います。  二点目です。今回の市内全域避難勧告発令によるということで、反省と今後の課題のほうになるんですけども、危険を的確に予測して、適切なタイミングで避難勧告、避難指示を出すのは大変難しいというふうに思います。  避難所を出すタイミングもですね、完璧だったというのもなかなかないと思いますし、早く出し過ぎるとオオカミ少年のようになってしまうということで、適切な避難行動につながらなくなるんじゃないかなというふうに思います。  質問のほうになるんですけども、今回の市内全域避難勧告発令、市内において何年ぶりになるんでしょうか、お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  余り古い資料はちょっとないんでありますけども、宇佐市全域で避難勧告を出したのは今回が初めてであります。  ただ、これまでも平成二十六年、それから二十九年、三十年にも地域を区切ってではありますが、避難勧告は出しております。ただ、全域というのは初めてであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)今回の避難所にですね、何名の方が避難されたのかというのと、また、いつもの台風に比べるとですね、避難状況はどのようになっていたのかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えします。  今回、七月六日の西日本豪雨のときの避難人数でありますけども、二十四カ所開きまして、一番多いときが二十三時現在でありますけども、二百三十四名の方が避難をされておりました。  それから、いつもの台風と比べるとどうかということでありますけども、先ほど申しました過去に避難勧告を出した分でいきますと、平成二十九年に伊呂波川全域、寄藻川流域に避難勧告を出しました。そのときは、別途避難準備を市内全域に出しておりますけども、そのときの人数が最高のときで八十八名、またその前の二十九年の九州北部豪雨のときも、避難勧告を院内の山間部であるとか麻生地域、それから避難準備情報も院内・安心院の山間部、市内全域には自主避難を出しましたけども、そのときが最高で五十四名というような避難人数になっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)余り時間がないので、今回ですね、私の耳というか周りから聞いたんですけども、防災無線が聞こえなかったとか、避難していいのかどうなのかわからなかったという声を結構聞きました。  避難情報の意味を十分教育されてないというところにはなると思うんですけども、大雨ですと気象庁の発表で注意報、警報、特別警報、河川については気象庁、国土交通省または県が共同で発表する氾濫警戒情報、氾濫危険情報、氾濫発生情報があります。  避難情報は市町村が発令、避難準備、避難勧告、避難指示となっていますが、こういった避難情報の意味をですね、市民の方にさらに理解してもらうということが必要だと思いますけども、今後そういった取り組みをされるのかどうかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  災害を最小限に抑えるということは、自分の身は自分で守るということが最も基本ではありますが、そういう意味では言葉の意味を正しく理解をしていただくということがやはり重要かと思っております。  そのため、私たちもこういった防災知識の周知・啓発については、地域で行われる防災学習会とか訓練、また広報などいろんな機会を通じて、市民の方にしっかり啓発していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)聞こえていても意味がわからないと意味がないので、しっかりした啓発のほうをお願いしたいと思います。  続いて、五項目めの戸別受信機の配布についてでございます。聞こえにくいということで先ほども話をさせていただいたんですけども、私もこういう宇佐市防災行政無線電話対応サービスという、このシールをもらってですね、前回、去年ぐらいかな、五十枚ぐらいもらったんですけど、これ最後の一枚です。またください。  ということで、かなりこういった電話対応ができることも知らない方もいましたので、今後もこういったのが、しっかりした連絡というか、伝達が必要なんかなというふうに思いますけども、まだまだ改善していかなければならないかなというふうに思います。  市の考えについて伺うということで、答弁いただきましたので、二点目の院内も安心院同様にというところについてでございます。午前中にちゅうか、一発目のときに新開議員のほうから安心院についてかなりの深い質問がありました。同様にですけども、院内も同じじゃないかなというふうに思います。  私も、院内の年配の方から、豪雨のときに放送が聞こえんやったとか、自分もそうだったんですけど、あれだけの豪雨のときに全部窓を閉め切ってテレビをつけてると、本当、外で放送しててもなかなか聞こえないという話がありますので、そういったところをですね、やっぱ改善していかんといけんのんかなというふうに思いますし、防災アプリ等の話もこの基本構想の中でありましたけども、スマホやパソコン等を使えない高齢者の方々にですね、今後安く提供できるように検討するというふうにはあったんですけども、率直に言うとですね、できるだけというか、自分も同じように思うんですけども、現在大型事業を結構やってるやないですか。そういった中で、そこにお金を使うんやったら、こっちにお金使ってよという意見が多分多いと思うんですよね。  そういうやっぱ、市民の命を守るために、ぜひですね、戸別受信機のほうも優先してほしいなというふうに思いますし、三点目の子育て支援施設や学童クラブ、こっちのほうについてもそういう欲しいという要望を何名かの方々からお話を聞いております。  いつ発生するかわからないという現在の異常気象の中ですけども、お子さんを預かってる施設からしてみれば最優先で情報を伝えるべきじゃないんかな、知ってもらう必要があるんやないかなというふうに思いますので、そちらのほうもちょっと検討していただきたいなというふうに思ってるんですけど、そういった保育の現場から声のほうは上がってないのかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  そういった保育の現場からの声ですけども、基本計画を策定するに当たりまして、市内の各種団体からなる代表者に集まっていただいて、市民委員会というものを設置をしました。  その中で、やはりそういった子育て支援施設とか福祉施設とか、そういった施設にも、そういった受信機の配置をお願いをしたいというふうな意見を聞いております。私どももそういった施設には配置という必要性は認識をしております。  今後、子育て支援施設、どこまでをといういろんな線引きがあったり、どこまでを受益者負担していただくのか、そういった分などもありますので、そういったところを今後十分制度また仕組みを考えて、配置しやすい仕組みを考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)防災のところでちょっと最後になるんですけど、情報の伝達ということでですね、北海道の地震のほうでもありましたけども、災害時のスマホの充電設備、充電の場所ですね、そういった確保は、ここは検討されてるのかどうかという、簡単でいいのでよろしくお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えします。  私もこの前の地震で新聞などを見まして、改めてスマホ、携帯などの充電は重要かと改めて認識をしました。で、住民の皆様に、避難するときは食料とか水とか着がえをというのを啓発・周知をしておりますけども、そういったところでもスマホの充電の、乾電池式などがあるというような分も聞いておりますので、そういった啓発をするであるとか、また水でスマホの充電ができるような、備蓄ができるような品物もあるとつい最近聞きましたので、そういった情報なども仕入れていって、もし備蓄ができるようなものであれば、その辺も考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)六項目めに行きます。  ごみ処理施設(クリーンセンター仮称)についてでございます。広域のところで協議が行われてるという報告を受けてるということなんですけども、現在宇佐市の高家の焼却場ですね、稼働状況についてお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)清掃事業局業務第二課長の井上でございます。多田羅議員の再質問にお答えします。  稼働状況ということですが、今ですね、焼却量が少し当初に比べて減少しております。一番大きな理由といたしましては、ごみ質の変化ということがございます。当初のごみはですね、台所ごみ等のカロリーの低いものが多かったのですが、最近のごみはですね、ビニールとかナイロンとかプラスチック等の高カロリーなごみが増えて、少量でも高温となるため、焼却量として燃やさなければいけないということで、少しごみ量が落ちている状況です。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)多田羅純一君。 ◯四番(多田羅純一君)再質のほうで、あと焼却のトン数も半減してるということで、原因をちょっと聞こうと思ったんですけど、多分老朽化によるということで答えられるので、次のところに行きたいと思いますけども、早急に修理していかないと、今後まがいかなくなるということは重々わかっておりますので、二点目の生ごみの軽量化の検討ですね、どういったところの施策があるのか、とりあえず聞きたいんですけども、これは先日大分合同のほうで豊後高田市の市の職員がごみの軽量化を推進しているということで記事が載っておりました。  宇佐市においても同様の活動をするんでしょうか。お伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)時間がないけ、完結に。生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。多田羅議員の再質問にお答えします。  新聞記事の内容については認識しております。生ごみの水切り、堆肥化はごみ減量の有効な手段の一つと認識しております。  当課におきましても、来年度に向けて各種団体の方と協力して行えるような施策を含めて、ごみ減量についての調査・研究をしているところでございます。  以上です。 ◯四番(多田羅純一君)終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で多田羅純一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日九月十二日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                     散会 午後三時三十六分 宇佐市議会...