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2018年06月14日 平成30年第2回定例会(第4号) 本文
2018年06月14日 平成30年第2回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2018-06-14
    2018年06月14日 平成30年第2回定例会(第4号) 本文


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    2018年06月14日:平成30年第2回定例会(第4号) 本文 (238発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時三十四分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十四名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成三十年六月第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成三十年六月十四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二十番   │一、ごみ焼却場は昭和五十七年一月操業、  │市長及び  ┃ ┃永松 郁君 │ 築三十六年が経ち施設の老朽化が著し   │担当部課長 ┃
    ┃      │ い。現施設の処理能力でごみ処理の充分  │      ┃ ┃      │ な対応が出来るのか。          │      ┃ ┃      │二、一般家庭、事業係ごみの減量等の対策  │      ┃ ┃      │ は。                  │      ┃ ┃      │三、新工業団地の進捗状況について伺う。  │      ┃ ┃      │四、新たな運営会社が運営を行う「グリー  │      ┃ ┃      │ ンパークホテルうさ(はちまんの郷宇   │      ┃ ┃      │ 佐)」の運営状況について伺う。     │      ┃ ┃      │五、国等は、ICTの全面的活用を図るた  │      ┃ ┃      │ め、受注者の提案、協議により、起工測  │      ┃ ┃      │ 量、設計図書の照査、施工、出来高管   │      ┃ ┃      │ 理、検査及び工事完成図書等に三次元デ  │      ┃ ┃      │ ータを活用するICT活用する工事等を  │      ┃ ┃      │ 行っている。宇佐市での公共事業に於け  │      ┃ ┃      │ る活用は。               │      ┃ ┃      │六、ほ場整備後、約四十年が経つ、用排水  │      ┃ ┃      │ 路等の老朽化が著しいが今後の対策等に  │      ┃ ┃      │ ついて伺う。              │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、地域のために             │市長および ┃ ┃川谷光紹君 │ (1)平成三十年四月六日に、農林水産省よ  │担当部課長 ┃ ┃      │  り「平成三十年度国際認証所得拡大緊  │      ┃ ┃      │  急支援事業のうち有機JAS認証等取  │      ┃ ┃      │  得等支援事業」の追加公募が行われた  │      ┃ ┃      │  が、宇佐市での応募状況は把握してい  │      ┃ ┃      │  るか。また、このような省庁からの補  │      ┃ ┃      │  助事業や支援事業は、どのように市民  │      ┃ ┃      │  へ伝えているのか。          │      ┃ ┃      │ (2)宇佐高田医師会病院が宇佐市で果たし  │      ┃ ┃      │  ている役割について、市はどのように  │      ┃ ┃      │  理解し協力しているのか。また、宇佐  │      ┃ ┃      │  高田医師会病院の今後の方向性につい  │      ┃ ┃      │  て、市の認識は。           │      ┃ ┃      │ (3)市道四日市・樋田線は朝夕の交通量が  │      ┃ ┃      │  多く、高齢者や子どもにとって危険な  │      ┃ ┃      │  状態が続いている。特に、四日市商店  │      ┃ ┃      │  街部分では道路の端まで商店が建って  │      ┃ ┃      │  いることもあり、店をでるとすぐに車  │      ┃ ┃      │  が激しく往来している状況である。市  │      ┃ ┃      │  民の安全と安心のために、どのような  │      ┃ ┃      │  検討がなされているか。        │      ┃ ┃      │ (4)平成三十年三月第一回市議会定例会の  │      ┃ ┃      │  施政方針のなかで、「予算のさらなる  │      ┃ ┃      │  選択と集中を進め、健全財政の枠組み  │      ┃ ┃      │  のなかで各種事業を戦略的に展開して  │      ┃ ┃      │  まいります。」とあったが、選択と集  │      ┃ ┃      │  中するにあたっての基準や方針は。   │      ┃ ┃      │二、子どもたちのために          │      ┃ ┃      │  五月九日に、新潟市で小二女児が殺害  │      ┃ ┃      │ されるという悲痛な事件が発生した。子  │      ┃ ┃      │ どもたちの放課後の安全と安心を確保す  │      ┃ ┃      │ るとともに、市民の防犯意識の向上のた  │      ┃ ┃      │ めに市ではどのような取り組みを行って  │      ┃ ┃      │ いるか。また、今後の方針は。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃六番    │一、スポーツ選手の育成について      │市長・教育長┃ ┃衛藤義弘君 │ (1)スポーツや障がい者スポーツなど補助  │及び    ┃ ┃      │  金制度の概要と条件や交付対象、補助  │担当部課長 ┃ ┃      │  額について説明を求めます。      │      ┃ ┃      │ (2)日本の選手が、オリンピックや世界大  │      ┃ ┃      │  会で活躍するアスリートがたくさん出  │      ┃ ┃      │  てきています。強化や施設など環境の  │      ┃ ┃      │  整備など資金の面で国や自治体を挙げ  │      ┃ ┃      │  て行っていますが、まだまだ満足する  │      ┃ ┃      │  ものではありません。宇佐市のスポー  │      ┃ ┃      │  ツアスリートを育てるために、市とし  │      ┃ ┃      │  て行っていること、今後考えているこ  │      ┃ ┃      │  とをお聞きします。          │      ┃ ┃      │二、空き家対策について          │      ┃ ┃      │ (1)空き家バンク全国版サイトへの参加は  │      ┃ ┃      │  どうなったのか。また、内容について  │      ┃ ┃      │  お聞きしたい。            │      ┃ ┃      │ (2)定住支援員が区長を中心とした地域コ  │      ┃ ┃      │  ミュニティ協議会と連携し、登録を進  │      ┃ ┃      │  め実態把握を行っていると思うが、進  │      ┃ ┃      │  み具合は。最近の空き家バンクの登録  │      ┃ ┃      │  (登録率五%)と成約状況は。     │      ┃ ┃      │ (3)空き家等管理条例が施行され、助言・  │      ┃ ┃      │  指導、勧告、命令、代執行の事例はあ  │      ┃ ┃      │  るのでしょうか。           │      ┃ ┃      │ (4)空き家の増加は深刻です。親の死亡や  │      ┃ ┃      │  家族の移住で手続きが複雑化、これ以  │      ┃ ┃      │  上増やしたくないと考えれば、現在住  │      ┃ ┃      │  まれている高齢者を対象に、住んでい  │      ┃ ┃      │  る家の実態調査や家族の考え方などの  │      ┃ ┃      │  調査も必要ではないか。        │      ┃ ┃      │三、災害時での要援護者支援について    │      ┃ ┃      │ (1)障害のある人たち(自宅居住者及び施  │      ┃ ┃      │  設入居者)の災害時での支援は、どの  │      ┃ ┃      │  ような支援が必要と思われますか。   │      ┃ ┃      │ (2)車いす利用者の災害時での移動につき  │      ┃ ┃      │  ましては、車いすは押すものという発  │      ┃ ┃      │  想から引くものと考え、押すと逃げる  │      ┃ ┃      │  ときに段差が障害になり大変な力が必  │      ┃ ┃      │  要です。てこの原理で十分の一の力で  │      ┃ ┃      │  引くことが出来る補助装置(人力車)  │      ┃ ┃      │  があります。防災資機材として地方交  │      ┃ ┃      │  付税措置が講じられています。積極的  │      ┃ ┃      │  に活用を進めていくべきでは、いかが  │      ┃ ┃      │  でしょうか。             │      ┃
    ┃      │四、障がい者支援について         │      ┃ ┃      │  障がい者へ優しい「エルエルブック」  │      ┃ ┃      │ を学校や図書館へ普及をさせるべきでは  │      ┃ ┃      │ ないでしょうか。            │      ┃ ┃      │五、環境問題について           │      ┃ ┃      │  悪臭は昔から根が深いと考えます。平  │      ┃ ┃      │ 成二十九年十二月議会でも取り上げまし  │      ┃ ┃      │ た農業・酪農用デオマジックの普及はそ  │      ┃ ┃      │ の後どうなりましたか。補助金を出して  │      ┃ ┃      │ でも普及すべきでは。          │      ┃ ┃      │六、交通弱者対策について         │      ┃ ┃      │  高齢者の自動車事故の防止(免許証返  │      ┃ ┃      │ 納)、買い物難民対策、高齢者への居場  │      ┃ ┃      │ 所づくり、病院など医療機関への交通手  │      ┃ ┃      │ 段など交通弱者対策は重要な課題です。  │      ┃ ┃      │ コミュニティーバス通常のバス交通まで  │      ┃ ┃      │ のアクセスを含み、条件付きでの相乗り  │      ┃ ┃      │ デマンド交通(小型バス、タクシー)の  │      ┃ ┃      │ 普及は必要ではないでしょうか。     │      ┃ ┃      │七、婚活事業について           │      ┃ ┃      │ (1)婚活事業がスタートして今年八月で五  │      ┃ ┃      │  年目となります。婚活イベントも盛ん  │      ┃ ┃      │  になりました。また、婚活サポーター  │      ┃ ┃      │  もご苦労があると思います。そこで、  │      ┃ ┃      │  節目として効果をお聞かせ願います。  │      ┃ ┃      │ (2)お子様が結婚願望があるが機会がない、 │      ┃ ┃      │  仕事に追われ時間がない、結婚する気が │      ┃ ┃      │  ないなど両親同志が集いあう機会を設け │      ┃ ┃      │  て、専門の講師にアドバイスを受ける企 │      ┃ ┃      │  画を設けたらどうでしょうか。     │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)まず、二十番 永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)おはようございますか、こんにちはか、わからないような時間帯になってまいりました。知新会 二十番 永松 郁でございます。  六月定例会におきまして、六項目にわたり質問をさせていただきます。  執行の皆様方におかれましては、明快な答弁を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず第一点目、ごみ焼却場は昭和五十七年一月に操業、築三十六年がたち、施設の老朽化が著しい。現施設の処理能力で、ごみ処理の十分な対応ができるのか。一点目、お伺いいたします。  第二点目、一般家庭、事業系のごみの減量対策についてお伺いいたします。  三項目め、新工業団地の進捗状況についてお伺いいたします。  四項目めは、昨日、後藤議員からも出ましたが、新たな運営会社が行うグリーンパークホテルうさ(はちまんの郷宇佐)の運営状況についてお伺いいたします。  五項目め、国等は、ICTの全面的活用を図るため、受注者の提案、協議により、起工測量、設計図書の照査、施工、出来高管理、検査及び完成図書等による三次元データを活用するICT活用工事を行っております。宇佐市での公共事業における活用についてお伺いいたします。  最後、六点目、圃場整備後、約四十年がたちます。用排水路等の老朽化が著しいが、今後の対策等についてお伺いいたします。  以上、六項目について一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、永松 郁議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。二十番 永松議員の一般質問にお答えをいたします。  六項目め、老朽化が著しい用排水路等の今後の対策等についてでありますが、市の農業生産基盤である水利施設の多くは、築造後約四十年が経過をし、老朽化による機能低下やパイプラインの破裂といった突発事故が発生をしており、早期の更新整備が喫緊の課題となっております。  このため、農業水利施設保全合理化事業など、国や県の補助事業による部分的な改修工事や多面的機能支払交付金を活用した農業者による維持補修を行っている状況であります。  今後は、限られた水資源を有効に利用し、多様な水需要に対応できる効率的な農業水利施設の再整備に向けて、国、県、土地改良区等関係機関と連絡調整を行うとともに、農業者を交えた懇談会を開催し、意見を集約していきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めのごみ焼却場の処理能力についてと、二項目めの一般家庭、事業系ごみの減量等の対策についてを市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の荒牧です。二十番 永松議員の一般質問にお答えします。  一項目め、現施設の処理能力でごみ処理の十分な対応ができるかについてですが、ごみ焼却センターは、昭和五十七年一月の供用開始以降三十六年以上が経過し、老朽化が進行してきていることから、延命化を図るため、中期的な整備計画を策定し、大規模な故障等が発生しないよう計画的な施設の修繕を実施し、機能維持に努めているところです。  現施設の処理能力につきましては、老朽化の進行及び平成十四年度に実施したダイオキシン等の有害物質除去のための排ガス高度処理施設の増設に伴い、竣工時に比べ、その処理能力は低下してきています。しかし、家庭ごみの搬入量や減量化の取り組み等により、年々減少傾向にあり、事業系ごみも来月一日から施行される使用料の改定により、リサイクルが促進され、減量が期待できますので、いましばらくはごみ処理の対応は可能であると考えています。  今後も、新施設の供用開始まで通常運転が維持できますよう、メンテナンス業者等と連携しながら、施設の維持管理に努めてまいります。  次に、一般家庭、事業系ごみの減量等の対策はについてですが、一般家庭ごみにつきましては、水切り、食べ切り、使い切りの「三切り運動」や電気式生ごみ処理機コンポストによる生ごみ減量化の助成制度の拡充や、さらに、マイバッグ持参によるレジ袋削減などを行っています。  また、事業系ごみにつきましては、飲食店などに三〇一〇運動による食べ残しの削減や食材の使い切りなど、食品ロスの削減の推進、多量排出者へは、分別による資源化の徹底指導を行い、ごみの減量化に努めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの新工業団地の進捗状況についてを経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)皆様、おはようございます。経済部長の久保でございます。二十番 永松議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、新工業団地の進捗状況についてですが、下拝田新工業団地造成事業につきましては、平成二十八年六月市議会定例会において、宇佐市土地開発公社との用地造成委託に対する債務保証について議決をいただき、当公社と用地造成契約を締結しております。  これを受け、公社は、地元住民や地権者の御理解のもと、平成三十一年三月の完成を目指して、地元説明会、境界確認、用地測量、地質調査、不動産鑑定等スケジュールに沿って実施してまいっております。  昨年後半の用地買収に際し、一部の地権者の同意に至っていないことから、交渉を継続している状態となっていると報告を受けております。  企業誘致を行う上で、工業団地の必要性は十分認識しておりますので、完成が当初計画からおくれることにはなりますが、引き続きの努力を公社に要請してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、四項目めのグリーンパークホテルうさの運営状況についてと五項目めの公共工事におけるICT活用についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。二十番 永松議員の一般質問にお答えします。  四項目め、新たな運営会社が運営を行うグリーンパークホテルうさの運営状況についてですが、はちまんの郷宇佐については、債務超過の解消が困難なことから、ホテル運営に実績のある株式会社F&Tホールディングス並びに宇佐市及び地元企業の出資による株式会社グリーンパークホテルうさを設立し、株式会社サン・グリーンから債務を含めた事業譲渡を受け、本年四月一日から運営を開始しました。  グリーンパークホテルうさとして再スタートしてから二月が経過しましたが、従前の体制で業務を継続しながら、負債処理ほか諸手続を行う中で、建物リニューアルのスケジュールも予定よりおくれているとのことであり、まだ具体的に何がどう変わったと言える状況にないというのが現状であると認識しております。  運営に当たって、日帰り入浴客の方から、入浴時間の短縮や、「はちまんの郷宇佐が以前発行した入浴回数券が使えなくなった」等の御意見があったと聞いておりますが、宿泊客と日帰り入浴客の両方の利便性を確保するために、両者の利用形態をどう調整するかについて、運営主体と協議の上、日帰り客の利用を十九時までとしたところです。  回数券については、利用期限が経過しているとこのことで、利用者には説明をし、御理解をお願いしているとのことです。  市民の皆さんには、運営主体が変わり、従来とシステムが違うことで戸惑っている部分もあるかと思いますが、市民からの不満の声はホテル側に伝えるとともに、より丁寧な説明に努めるよう要請をしてまいります。  次に、五項目め、ICT活用工事の宇佐市での公共事業における活用はについてですが、国では、建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指す新しい取り組みとして、ICT技術を全面的に活用したアイ・コンストラクションを進めています。  具体的には、建設工事の調査、設計、施工、監督、検査、維持管理という工程において、ドローン等を活用した三次元データによる納品やICT建設機械による施工、ICTを活用した監督、検査等、各工程で得られた三次元データを使用することで、建設工事の生産性の向上や品質の確保等が図られるシステムです。  施工側のメリットとしては、現場作業の効率化により、工期の短縮や省人化が図れるとともに、検測の省力化が可能となることで、危険な箇所での調査や作業、施工機械との接触事故が極力少なくなることにより、安全性が向上し、作業環境の改善が期待されます。  また、発注者側のメリットとしては、施工データを連続的に把握することにより、監督や検査業務の効率化が図られるものと考えます。  国土交通省は、平成二十八年度からICT土工を本格的に着手しており、県においても、平成二十九年度よりICT活用工事試行要領を策定し、一定規模以上の公共工事においてICT土工工事に着手しています。  現在、市が発注する工事においては、施工者が工事の施工管理や工事写真等の完成図書にドローンを活用した報告はありますが、制度試行導入までには至ってないのが現状です。  今後、国や県、県内他市の動向や市内建設事業者等の状況を踏まえ、ICT活用工事の試行に向け、調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十番 永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)それでは、一項目めより再質問をさせていただきます。  焼却センターにお伺いしましてですね、五年間のオーバーホール費用というのを、修理費用を調査してまいりました。  平成二十五年度が総額を含めて九千五百万円程度、そして、平成二十六年度が六千五百万円、平成二十七年度は一億二百万円、平成二十八年度で七千六百万円、平成二十九年度で八千百万円、過去五年間を見ても、これ、年度ごとに一億円弱ぐらいの焼却場の定期修理の費用がかかっております。  大体、焼却場の耐用年数というのは二十年から二十五年とも言われております。宇佐の焼却場を見たときには三十六年経過しております。これまでに、大きなというか、焼却するのに支障が出るような緊急的な故障とかいうのは発生しているのかどうなのか、一点目にお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)清掃事業局業務第二課長の井上でございます。永松議員の再質問にお答えをいたします。  期間を要する大きな故障といたしましては、今年の二月に一号炉の天井部の一部が崩落するという故障が発生しております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)一号炉の耐火れんがか何かが落ちたというような。これで大体何日間くらい休業をするわけですかね、課長。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)再質問にお答えをいたします。  休炉の期間といたしましては、この故障で、実質、炉をとめたのは八日程度でございます。準備の期間等含めますと、全体で十二日間程度の修理期間が必要でございました。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)やはり老朽化に伴ういろんなところの故障とかいうのが、三十六年たつと出てこようかと思います。  その間に、やはりごみの搬入というのはずっと続くわけですけど、何かその辺、焼却するのに支障とか、その辺のところは発生しているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。
    ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  一号炉の運転になりますと、ストック能力というものが最大で二週間程度でございますので、修理期間といたしましては、それ以内におさめないといけないということがございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)やはり維持管理をやっていっても、なかなかそれに対応できないようなところも発生してくるんではなかろうかと思っておりますし、やはり今後、適正な維持管理が必要になってこようかと思います。そんな中で、やはり定期修理というのか、やはり機械ものですから、定期修理が必要になってこようと思います。  今後予想される大きな定期修理というところがわかればお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  今のところ、通常の築炉の整備だとか燃焼器の整備とか、通常のものを行っているのを続けていこうと思っておりますが、今、業者とですね、新しい施設がちょっと延びたということで、相談して、今、計画を練っている段階でございます。今、持ち合わせておりません。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)今、計画を練っているということで。やはりひとつ、市民生活に支障を来すようなことがあってはいけないので、やはり基本的なメーカーとの打ち合わせ、その辺を密にしてですね、定期的な処理を行っていってほしいと思います。これは要望で結構でございます。  あわせて、搬入量と焼却量もちょっと調査してまいりました。平成二十五年度のごみの搬入量が一万六千六百九十三トン、焼却量が一万六千九百五十一トン、稼働日数が三百三十七日でした。平成二十六年度が一万六千八百五十トン、焼却量が一万六千九百五十七トン、稼働日数が三百四十一日。二十七年、二十八年、二十九年度についても、搬入量一万六千トン、それから焼却量、一万六千七百二十八トン、三百四十五日稼働ということでございました。  平均すると、二十四時間の運転でよろしいですね。二十四時間の運転で日当たり五十トン平均のごみの焼却が行われております。確か前は十六時間九十トンの焼却能力だったと思います。これは、平成十四年に行ったダイオキシン対策、ガス化の影響というか、その結果でよろしいんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  十四年度の整備におきまして、ダイオキシン等の有害物質を除去するために、バグフィルター設備というものを増設いたしております。そのろ過が「ろ布」と言いまして、耐火温度が二百度程度の布製のものでございますので、焼却量を少し落として、耐火する温度まで下げる必要がございますので、その関係で焼却量が若干落ちております。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)有害物質除去のため、焼却量を落とさざるを得ないような状況ですよね。ダイオキシン対策のためにということで。はい、わかりました。  最初のほうに戻るんですけど、築三十六年ということでございます。私の知る限りでは、八代の焼却炉が四十年ぐらい。高田も古うございます。四十年近くたっているのではないかと思ってます。日田なんかは、今度、二十五年ぐらいで建てかえと。そんな中で、三十六年した中で大規模な故障があったとき、近隣市町村とのごみ搬入の総合協定とかいうのは結ぶ計画はあるのかどうかをお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  現在ですね、中津市の担当者と協議について連絡をとりまして、現在協議中でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)中津市とということで、ほかは別杵速見とかもございますし、それから、広域圏の中でも高田、国東とかありますが、その辺のところは視野に入れてないのか、一点お伺いします。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  複数市と協議するのがちょっと難しい状況ですので、高田、国東市は、今、処理量がそう多くありませんし、別府のほうはお声かけはしておるんですが、まずは中津市と協議をしてまいりたいと考えております。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)近隣の中津市ということで。やはりすごく必要な協定だと思います。なるべくですね、早目に結びながら、しかしながら、やはりフィフティー・フィフティーの立場で協定は結んでいくと思います。もし中津市が何かあれば、宇佐のほうでも受け入れなければならないような状況になってこようかと思います。そのときの受け入れというのはどうでしょう。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  現在、なかなかちょっと他市のごみを受け入れる余裕はない状況でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)やはり基本的には、しかし協定というのはフィフティー・フィフティーの立場で結んでいくことが、私は必要だろうと思っております。中津市さんも、もし結んだら、そのようなところが出てこようかと思います。  一点、宇佐市の場合は、ストーカ炉ですが、中津市になると、確かガス化溶融炉ではないかと思います。ごみ自体の受け入れ体系も変わってくるかとは思いますが、その辺についてはどうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(井上健一君)お答えいたします。  中津市は流動床ということで、うちのほうはストーカ方式ということで、分別によりまして、宇佐市では受け入れ可能なごみが、中津市ではちょっと難しいものがあるということですので、分別の担当課である生活環境と一緒に協議をしております。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)じゃあ、生活環境課長にお伺いいたします。  宇佐市のごみ収集形態の中で、中津市での対応はできるのかどうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。永松議員の再質問にお答えします。  ごみ焼却場の故障等、緊急時に対応するために、五月に中津市清掃課と家庭ごみの収集品目の内容、出し方などにつきましては協議を行っております。先ほどもありましたが、焼却施設の処理方法等の違いがありますので、若干出し方の違い等はありましたが、全て対応可能な範囲でありました。  今後、見直しが必要な品目、出し方につきましては、中津市でも受け入れができますように、現在、見直し作業を行っているところです。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)ぜひですね、協定を結んで、作業が必要になってこようかと思います。それで、どうにかこの古い焼却施設を、新施設ができるまで延命化を図っていくことが重要かと思いますので、日ごろの日常点検、また整備等を含めてですね。やはり、いろんなところにリサイクル等も必要になってこようかと思います。長い職員の御努力もあろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  以上で一項目めは終わらせていただきます。  二項目めについてちょっと質問させていただきます。  やはり焼却場の現施設の延命化を図るためにも、ごみの減量というのが必要になってこようかと思います。ただただ来たごみを燃やすだけでなく、やっぱり行政として、昨日、今石議員からも質問がもう出ておりました。二年前に金屋地区でモデル地区を作ったということで。やはり市民の皆さん方にもそこの意識を高めることも必要でしょうし、自治連合会、いろんなところと協力しながらですね、モデル地区等を今年度、作ってみる考えはないのかお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)再質問にお答えします。  昨日も今石議員のほうから御意見をいただきました。議員の御提案のモデル地区を指定してごみ減量施策を検証することは、大変効果的な方法だと考えております。今後、どのような減量施策で検証を行うか、また、モデル地区等の指定方法をどうするかなど、先進地の事例などを参考に、費用対効果を含め、地域に合った有効的な減量方策を調査・研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)そうですね。ぜひ、そのような取り組みを。  前回は金屋地区一カ所でございました。いろんなところのサンプリングをとるためにも、ただ一カ所じゃなくてですね、数カ所、やはり、課長、作ってみることが必要かと思います。農村部のところ、商業地域のところ、いろんなところのモデル地区を作ってですね、住民の方々に、市民の方々に、協力を仰ぎながらやっていくことが必要だと思います。ただただ一集落でやることが本当に行政としては少し楽かもしれませんけど、これからの時代、やはりいろんなところのサンプリングをとることも必要だろうと思いますが、その辺の考えについてお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)今、議員にいただきました意見を参考に、今後、そういうようなモデル地区を作って検証していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)よろしくお願いしたいと思います。  それから、家庭系のごみもございますが、事業系のごみの比率というのも、焼却場のほうの比率も結構高いんではなかろうかと思っておりますが、事業系の減量等に対する考え方をお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  事業系ごみの具体的な対策につきましてですが、先ほどの答弁の中にもありましたように、七月一日より焼却センターの使用料金の改定が行われます。今までごみと一緒に捨てられていた新聞、段ボールなどの資源物の分別が進むんではないかというふうに考えております。  また、当課におきましては、現在、事業所のごみ処理状況を把握するため、事業所アンケートの調査を進めているところでございます。このアンケートの集計結果を見まして、今後、具体的な対策を考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)七月から使用料が上がるということですが、以前、数年前よく問題になりました。越境ごみ等についての調査は行っているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)数は少ないんですけども、毎年一回、そういう調査を行っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)これからは、やはり環境についてすごく重要な時期を迎えていると思います。減量等に向けてですね、課長、また、生活環境課だけではなく、いろんなところを巻き込みながらですね、減量に取り組んでいってほしいと思います。これはもう要望で結構でございます。  それでは、三項目め、新工業団地の進捗状況についてということで、完成は三十一年三月の予定でございましたが、聞くところによると、一部地権者が同意ができないというような状況も、ちまたのうわさでお伺いいたしました。その後の状況について、もしわかればお聞かせ願いたいと思いますが。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。永松議員の再質問にお答えいたします。  今、議員おっしゃったとおりですね、回答でも申し上げましたが、当初、平成三十年度ということで完成を目指しておりましたが、昨年の末のですね、地権者との交渉でですね、ちょっとその辺御理解というか、少し、一部の方からということになっておりますが、詳細についてはですね、今、交渉中ということで詳しくはここでは説明できませんが、ただ、工業団地の必要性を含めてですね、早急な必要性ということを考えておりますので、誠意を持ってですね、公社のほう含めてですね、交渉を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)やはり土地開発公社だけではなく、いろんなネットワークがあろうかと思います。その方を知ってる方とかですね。やはり今、工業団地というか、企業もですね、都市間競争になってきているのは現実でございます。玖珠のほうも、今、玖珠の少し高台を切り開いてですね、大分県土地開発公社のほうに委託しながら、玖珠の工業団地も作っております。  宇佐の場合を見るとですね、やはり東九州道の開通、それから、いろんなところですごく地域のメリットも結構あろうかと思います。やはり今この時期に、工業団地って一つの売りだろうと。定住策にもなるし、雇用の増大、いろんなところがあろうかと思います。鋭意努力しながらですね、課長、これはやはり、市長、常々出張の際にもいろんな企業に出かけてということで、やはり市長がトップセールスマンで各企業に出かけていただいている。その中で、工業団地という受け皿がないとですね、なかなか企業のところも進まないと思います。できましたら、市長の見解もお伺いしたいと思いますが。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)永松議員の再質問にお答えをいたします。  昨今ですね、企業の投資意欲は大変活発になってきておりまして、昨年も、宇佐市の立地件数、進出、また、増設含めて十三件ということでですね、かつてない件数に上ってきております。  今、必要なものがですね、まさに新たな工業団地というか、用地不足がですね、非常に今、喫緊の課題となっておりますので、今計画しているところがなかなか地権者の同意が得られませんで、思うように進んでおりませんので、ほかの団地につきましてもですね、そういう情報があれば、手がけられるところがあればですね、検討してまいりたいというふうに思っているところです。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)ありがとうございました。  やはり用地不足ということもございますが、早期の完成を皆さん望んでいることだろうと思います。やはり宇佐市に立地したいという企業もあろうかと思いますし、課長ですね、ここ、粘り強く、ひいてはこれが宇佐市のため、宇佐市民のためにつながっていくと私は思っております。都市間競争でやはり勝ち抜く、そういうことも必要だろうと思いますし、早期の完成を鋭意努力していただきたいと思います。断念するということのないように、よろしくお願いいたしたいと思います。要望で結構です。  それでは、四項目めに入らせていただきます。  昨日も後藤議員から、グリーンパークホテルうさについての質問がございました。やはり六月定例会で二人の議員から出るということは、やはり市民の皆さん方の関心も高く、本当にサービスが、私も皆様方に四月一日から変わりますよというような触れ込みを皆様方にしてきました。それが何ら変わらない。やはりサービス業を行っていく中で、本当に、宿泊客、いろんな方々も大事、皆さん、すごく大事です。やはり地元にいる宇佐市民が満足行くことも必要ではなかろうかと思いますが、その点について財政課長にお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。永松議員の再質問にお答えいたします。  先日の回答と重複する部分もあるかと思いますが、市民からの御不満の声はこちらにも届いているところでございます。新体制がですね、まだうまく機能していないということも認識しているところでございます。  いろんな御意見をホテル側にお伝えしまして、状況を伺ったところによりますと、運営も三月三十一日から四月一日と継続して行っていく中で、それから雇用の継続という面もありますので、従前体制をずっと今やっているわけですけども、その中で、職員研修も含め、まだうまくできていないと。情報連携会議なんかも、今までやってなかった分をやっているということですけども、まだ職員研修等不十分であると。  今後について、先日も少し申し上げたかと思うんですが、職員研修の予定、計画、それから、グループ内でいろいろホテル、レストラン経営しておりますので、そういった職員の派遣、そういったグループ内のホテルでの研修、向こうから来てもらう、こちらから行って研修する、そういったことも計画しているようでございます。  今、リニューアルがちょっとおくれておりますけども、いろんな改修をやっておりますので、レストランについてはですね、先駆けて七月中の完成と聞いておりますけども、トータル的には八月いっぱいと聞いております。この改修、リニューアルオープンというところにも合わせて、職員の接遇対応も含めて、やっぱりこういうふうに変わってよくなったなというふうに思っていただけるようにしたいと、これは、ホテル側の考えでもあります。私どももそういうふうに考えておりますので、今回、お二人の議員からいただいた分もまたお伝えし、要請していきたいというふうに思っております。  以上です。
    ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)ぜひですね、やはり顧客というか、顧客満足度が上がるようなね、そんなところが求められてこようかと思います。やはり宇佐で宿泊していただく、そういうことも必要だろうかと思います。お隣の中津市だけに泊まるんではなく、やはりビジネス客を含めてですね、グリーンパークだけではなく、やはり一つが充実していくと、ほかの宿泊施設等も波及はしていくかと思います。その辺のところをですね、副市長も取締役ということでございますし、その辺のところを会議の中でですね、出していただきながら、本当に市民、そしてまた皆さん方に愛されるホテルになっていって、宇佐市が大家というようなところでもございますんで、その辺のところをですね、ぜひ伝えていっていただきたいと思います。昨日、後藤議員が詳しくやっていただきましたので、私はこの程度で終わりたいと思います。要望で結構でございます。  それでは、五項目めに入らせていただきます。  なかなかICTという言葉、なかなかぴんと来ないところもあろうかと思いますが、まだまだ国交省とか農林水産省ではやっておりますが、県も要綱ができてまして、県の要綱では土量一万立米以上か何かだったと思うんですが、それで間違いないでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)契約管財課長の田中です。永松議員の再質問にお答えいたします。  県が平成二十九年度、昨年度、試行要領を策定しております。その中に書かれているのが、県が試行しているICTの活用工事の基準でございますけれども、バックホウによる掘削、積み込み等の掘削工や施工幅員四メーター以上の土砂等を使用した路体、路床等の盛り土工の施工数量の合計が一万立方メートル以上の工事が対象ということになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)なかなかですね、まだ市町村までは波及をしてこないかとは思いますが、そんな情報だけでも、行政が共有していることが必要ではないかなと思って、私、この項の一般質問を挙げさせていただきました。  ICTと建設工事の調査、設計、施工、監督、検査、維持管理という生産工程において、GPSや無線LAN、インターネット、PHS、パソコンなどの情報通信技術を使った各工程から得られる電子情報を活用し、高効率・高精度の施工を行い、その施工工程で得られた電子情報を他の工程に使うことで、生産工程全体の生産向上の品質の確保を図るシステムなんですけど、ブルドーザーやグレーダーなどにGPS、トータルステーション等を利用して、自動制御をすることができます。すごく建設業でも、今、人材不足等になっておりますが、オペレーターの操作の簡素化をすることもできます。GPSでドローンを飛ばして測量するとですね、今までやってた丁張板とかそういうのも使わなくてもいい、そして、締め固めでも偽装ができないというか、データで残ってきます。どれぐらい固めたのかとか、どれぐらいの土量をとったのかとか。人が測量したのとは、全然土量の差とか。施工形態のところで測量ができておりますから、立体的、三次元でのデータというのも。その辺で、すごくこれから普及していくんではなかろうかなとも思っております。  そんな中でですね、先般、熊埜御堂課長が、田中課長じゃなく、主幹か誰か職員連れてですね、研修に来ていただきました。そのときに土木課長として感じたこととかがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。永松議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるとおり、ICTは、情報通信技術の向上で、以前は教育部門によく使われていたと皆様御存じかと思いますけども、建設部門にやっと導入がされまして、この技術につきましては研修等ありまして、私も一度見させていただいたんです。今回の質問が、一般質問出させていただいた後、大分県のほうにも確認をしまして、宇佐管内ではまだ発注はしてないけども、市内で施工している業者があるということをお聞きしまして、議員と一緒にですね、現場を見させていただきました。  現場につきましては、皆様御存じかもしれませんが、川部地区で、今、圃場整備をしております。あの圃場整備の中の業者さんの中で、ICTを活用して、先ほど言いました丁張り、現場ごとにやり方を出すんですけど、そういったものが全くなくて、全て機械だけが動いていると。現場事務所にGPSみたいな形の衛星から位置情報を各機械に通信をしまして、各機械が設定された深さ、厚さ、そういったものに合わせた工事を行います。一応、オペレーターは乗ってて、安全のためには乗ってるんですけども、自動操業も可能だそうでございます。  そういったものと、あと、締め固め、建設工事の場合に一番大事なものは、建設工事は、一応、商品でございます。私たちがお金を出して、でき上がったものをうちが買い取るというか、うちが引き取る形になりますので、その品質管理が、先ほど言いました、間違いがなく、締め固めの強度が、品質が確保できたものが上がってくると。非常にいい技術だなと感心しております。  一番行政的に安心できるのは、その際の、今度、私たちが検査に現場に行きます。検査に行く、検査をする手間も省けば、三次元データでずっと残りますので、そういった品質管理と検査の削減ができます。国の研修資料によりますと、機械の施工量は一・五倍増加し、作業員は三分の一で済むと。国の方は、今、今後十年後には建設業者の労働者が急激に減るということで、若い人たちの雇用を一生懸命後押ししようとしてますので、この技術は非常に有効だと思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)そうですね。課長みずから職員連れてですね、研修に来ていただきました。すごく前向きに捉えていただいてですね。  まだ宇佐市での導入というのはまだ本当に厳しいかと思います。建設業者の方々も、費用の投資というのがなかなか進まないような、相当な額の費用を投入しなくてはならない。そんな中でも、ICT化された建設機械のレンタルもあろうかと思います。そんなところを、やっぱり業者の育成も含めてですね、その辺のところを今すぐでもというわけではございませんが、これから先、ICTを活用した工事を取り組む気構えがあるのか、契約課課長にお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田中康彦君)お答えします。  永松議員の御意見の分で、ICTを活用した土木工事ということで、建設業につきましては、社会資本整備の担い手でありまして、同時に災害復旧等ですね、市民の安全、安心、そして、その核を守る必要不可欠な産業だというふうに、重要な産業ということで認識しております。  先ほど土木課長からも言われましたけれども、今後、全国で労働者が減っていくと。そういう中で、若い人が特に建設分野においてはなかなか入職者が少ないという現状があると思います。その課題を解決するのが、こういうICTを活用して、少しでも労働生産性を上げて、効率よく労働条件、労働環境をですね、整備しながら、工期の短縮や時間外労働の縮小、ましてや週休二日とれるような職場になって、そこが発展することが建設業の発展と思いますので、すぐにはなかなか難しい部分もございますけれども、今後、宇佐市みたいな小規模な工事が多く発注される中でですね、この制度がですね、有効に活用できるかどうか、今後、県や県外の他市の状況、あと、事業者さんに御意見を聞きながらですね、調査・研究していきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)ぜひですね、先ほどから述べてますけど、すぐできるような工事というか、公共工事でもないかと思います。それに適用したときには、いろんな知恵を出しながらやって、今後はですね、私は必要なICT活用になってくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後の六項目めに入らせていただきます。  宇佐市は、県内でもいち早く圃場整備を進めてまいりました。いろんなところで用排水路の、そのときの用排水が薄かったりして、下から水が用排水に流れなくて漏水したりとか、いろんな、老朽化で問題等も発生しております。  課長、一点だけお伺いします。用排水路の宇佐市内の延長とかいうのはわかりますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)耕地課長。 ◯耕地課長(土居 徹君)耕地課長の土居です。永松議員の再質問にお答えいたします。  延長につきましては、圃場整備で面的に整備してますので、全部の延長はちょっと把握し切れておりません。ただ、国営事業でダムから導水路ですね、引いた幹線水路につきましては把握しておりますので、導水路につきましては二十九・六キロ、県営事業で整備いたしました幹線水路、五路線あります。五路線の延長が十三・八キロとなっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)永松 郁君。 ◯二十番(永松 郁君)導水が二十九・六キロで、県営事業が十三・八キロ。ほかのないところを入れたら、相当な距離数になろうかと思います。やはり集落も高齢化等が進んでおりまして、なかなか集落で水路等の修復というのもなかなかできないような状況にもなっておろうかと思います。  今、宇佐市では安心院のほうで農地再編事業も行っております。すぐに取りかかれということではございません。市長もですね、大分県農業農村整備協議会の会長も行っております。宇佐市だけに予算をとってこいというような、大分県全体を会長の立場では見ていく立場であろうと思います。そんな中、農政局、それから県の土地連等、いろんなところとですね、協議しながら、いろんな宇佐市内の用排水路の改修について今後取り組んでいっていただきたいと。そしてまた、関係機関に、市長、強く働きかけていただきたい。もう要望で結構でございます。  以上で私の一般質問を終結させていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(佐田則昭君)以上で永松 郁議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時四十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午前十一時三十四分               ───────────────                 再開 午前十一時四十分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)皆さん、改めましてこんにちは。もうこんにちはという時間になってしまいました。二番 愁山会 川谷光紹です。  一般質問に先立ちまして、最近思うところを述べさせていただければなと、お時間をお許しいただければと思います。  東海道新幹線で大変悲しい事件が起きました。昨年になります。もう一年三カ月が過ぎようとしてますが、私ども四日市こども園でも不審者の襲撃事件があり、その中で、今、裁判が進んでいるところです。東海道新幹線での事件につきましては、テレビ報道等で知るところしかありません。しかし、私どもが裁判の中でわかってきたところは、大きく共通する点が四つあるなというふうに思いました。発達障害、そして、それによるいじめ、そして、ひきこもり、そして、自暴自棄な気持ちになったと。この四つの共通点が非常にあるなと。それもまた、先日の報道で皆さん御存じかもしれませんが、四日市こども園に対しては恨みはなかったというふうに、犯人も、今、正直な気持ちを言ってくださっているというのはおかしいですけど、正直な気持ちをようやく言える状況に、心がなったというふうに思っています。  ただ、この中で私が、共通するところは、家族の大切さだと思うんです。やはり東海道新幹線の中で起きた事件の中で、家族、特に父親の言葉に対してはすごく悲しい思いになりました。また、私どもの四日市こども園で起きた事件の当日も、両親と、朝、口論になって、そのまま口論を途中でやめて、父親は二階に行って寝てしまったと。そのままむしゃくしゃした気持ちがずっと残っていた。やはり家族としての思いというのが、すごく大事なのかなというふうに思っています。  私どもの家族なんですが、昨日の夜、上の中学校二年生の子供を塾に迎えに行きました。何を察してか、「お父さん、走ろう」と言って車まで一緒に走りました。そして、乗ってすぐ、「私、お父さんのこと誇りに思ってるよ」と言ってくれました。何を察しているのか、私はわかりません。ただ、着がえをしていると、シャツのボタンを、小学校二年生の娘が、私が上のほうからとめてると下のほうからとめてくれました。「お父さん、頑張ってね」と。家族の大切さ、言葉にはあらわせないなと、そういうふうに思っています。  宇佐市議会において、私は愁山会を家族だと思っていますし、そのように行動してくださっている先輩方には大変感謝するところです。また、支えていると思っていた子供に支えられてるということもよくわかりました。ぜひ、宇佐市、宇佐市民が家族だとしたら、宇佐市官民共同のまちづくり、ともに家族であるということを考えながら、今後、市政につなげていっていただければなというふうに思うところです。  それでは、通告に従いまして質問を行います。  地域のためにの一点目、平成三十年四月六日に農林水産省より平成三十年度国際認証取得拡大緊急支援事業のうち、有機JAS認証等取得等支援事業の追加公募が行われたが、宇佐市での応募状況は把握しているか。また、このような省庁からの補助事業や支援事業は、どのように市民へ伝えているのか。  二点目、宇佐高田医師会病院が宇佐市で果たしている役割について、市はどのように理解し、協力しているのか。また、宇佐高田医師会病院の今後の方向性について、市の認識は。  三点目、市道四日市・樋田線は、朝夕の交通量が多く、高齢者や子供にとって危険な状態が続いている。特に、四日市商店街部分では、道路の端まで商店が建っていることもあり、店を出るとすぐに車が激しく往来している状況である。市民の安全と安心のために、どのような検討がなされているか。  四点目、平成三十年三月第一回市議会定例会の施政方針の中で、「予算のさらなる選択と集中を進め、健全財政の枠組みの中で各種事業を戦略的に展開してまいります」とあったが、選択と集中するに当たって基準や方針は。  子供たちのためにの一点目、五月九日に新潟市で小二女児が殺害されるという悲痛な事件が発生した。子供たちの放課後の安全と安心を確保するとともに、市民の防犯意識の向上のために、市ではどのような取り組みを行っているか。また、今後の方針は。  以上、最初の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、地域のためについての四点目、予算の選択と集中を進めるに当たっての基準や方針はについてでありますが、平成三十年度当初予算については、普通交付税の低減や大型プロジェクトが本格化する一方で、人口ビジョンの実現に向けた宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略に盛り込まれた施策などを着実に進めていかなければならないことから、予算のさらなる選択と集中を進め、編成をいたしたところであります。  事業の選択と集中に当たっての基準について、明文化、数値化したものはありませんが、総合計画、実施計画の施策評価を踏まえ、事業の必要性、実効性、費用対効果などを総合的に勘案しながら判断をいたしました。  具体的には、事業の効果が一定程度達成できたと判断されるもの、事業効果が乏しいと判断されるものなど、おおむね三年をめどに見直しを行い、当初予算では、チャレンジデー開催事業の廃止や宇佐産材利用促進事業、フィルムコミッション事業などの見直しを行いました。  また、緊急性の高いもの、安全性の確保を図るものなどはもとより、総合戦略に係る事業などを中心に、子育て支援や創業企業支援、国民文化祭などの地方創生対策、防災行政無線デジタル化などの安心確保対策などの予算を手厚くしたところであります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの一を経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、地域のためにについての一点目、平成三十年度国際認証取得拡大緊急支援事業のうち、有機JAS認定等取得等支援事業の追加公募が行われたが、宇佐市での応募状況についてですが、この事業は、EU諸国、東南アジア諸国等に対する農畜産物、有機加工食品の輸出拡大に向け、有機JAS認証及びグローバルギャップ認証取得等に取り組む農家、企業等を支援するものであります。  本市における事業の担当窓口は、県北部振興局となっており、応募状況について確認しましたが、現在のところ応募がないとのことであります。  省庁からの補助事業や支援事業の周知につきましては、担当窓口が市町村の場合、本市では、市報、ホームページ、各種農業関係の総会、集会の場等で行っております。また、農家等からの問い合わせに対しましては、その都度、各種事業の説明をしているところであります。  一方で、県が担当の場合につきましては、特殊な事業が大半を占め、当該件数が限られることから、北部振興局管内では、普及員がおのおのの担当地区に該当されると思われる農家等に個別に対応することで、事業周知を行っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの二を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、地域のためにについての二点目の前段、宇佐高田医師会病院が果たしている役割について、市の理解や協力はについてですが、宇佐高田医師会病院は、昭和五十六年に地域医療の拠点病院として開院し、開放型病院として、地域医療機関からの紹介患者を中心に、第二次救急指定医療機関や僻地医療拠点病院、災害拠点病院、第二種感染症指定医療機関など、多岐にわたって、その役割を果たしております。市としましては、第二次救急医療施設や在宅当番医制度の運営等で連携協力をしています。  次に、後段の宇佐高田医師会病院の今後の方向性についてですが、近年、施設の老朽化や医師不足もあり、地域医療のかなめとして、本来の機能や任務を十分果たせなくなる可能性も考えられ、地域医療の充実発展のために、公益的観点から、宇佐高田医師会病院の経営、運営及び施設整備に関する重要事項を審議、検討し提言するため、宇佐市医師会が事務局となり、昨年度、宇佐高田医師会病院経営・施設整備構想検討委員会が設置されました。  検討委員会では、現在の医療状況、今後の病院のあり方や機能等について審議・検討され、今後、定期的に開催され、基本的な考えをまとめる予定と伺っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの地域のためにの三を建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の麻生でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、地域のためにについての三点目、市道四日市・樋田線は朝夕の交通量が多く、高齢者や子供にとって危険な状態が続いている。市民の安全・安心のために、どのような検討がなされているかについてですが、市道四日市・樋田線は旧国道十号線であり、昔より交通量が大変多く、歩道が設置されていないため、歩行者にとって大変危険な区間であり、以前より改善要望が上がっている道路であります。  現在、国では歩行者や自転車乗車の事故を減らすため、自動車交通を担う幹線道路の整備と歩行者中心の暮らしの道整備の機能分化を推進しており、本市でも歩行者中心の道路整備が必要と考えています。  そこで、道路管理者といたしましては、交通量調査を実施し、時間帯での通過交通と歩行者数の現状を把握し、また、意見交換会において、地域の皆様の意見・要望等をお伺いしました。  意見交換会では、本路線は、街なみ環境整備にて、一部車道に視覚によるシケインや段差を設けるハンプにより速度抑制を行い、一定の効果が上がっているが、設置されていない路線では危険な状態であるとの意見などが多く出されました。  また、交通量調査の結果や安全対策の整備手法などを紹介する中で、広く意見を聞くべきではとの指摘もありましたが、多くの方より、サンリブ跡地から櫻岡神社付近までの一部区間にて試験的に速度を落とし、歩行者が安心して通行できる対策を早急に行っていただきたいとの意見も出されたところであります。  今後につきましては、地元協議会を設立していただき、現状課題の解決に向け、要望のあった速度抑制を図るハンプや視覚によるシケインや区画線等の設置を試験的に実施し、歩行者が安心して歩ける道路整備を行っていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、二項目めの子供たちのためにを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子供たちのためにについて、放課後の安全と安心を確保するとともに、市民の防犯意識の向上のためにどのような取り組みを行っているか。また、今後の方針はについてですが、本市では、昨年三月に発生したこども園への不審者侵入事件を受けて、警察と連携し、保育園等関係者への防犯講習会や不審者対策検証会などを行い、子供たちの防犯について改めて確認をいたしました。また、保育所等の防犯対策強化事業として、防犯カメラや非常通報装置の設置支援、青色パトロールカーでのこども園や小学校等への見回り強化を行うとともに、防犯協会が毎月発行する地域安全ニュースなどでも防犯について啓発を行っています。  今後の取り組みにつきましては、新潟市の事件を受けまして、警察や教育委員会などと連携し、防犯の視点からも通学路の安全確保に努めてまいります。不審者情報や声かけ事案につきましても、市民が安全で安心して暮らせる宇佐市の実現のため、引き続き防犯パトロール等各種対策に取り組むとともに、市民への注意喚起も行っていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、順次、簡潔に再質問を行っていきたいと思います。  GAPについてということで、前回の三月議会でも取り上げさせていただきました。今回、宇佐市から応募がなかったということと、また、その担当課が県の北部振興局ということで、宇佐市としては協力をしてやっていくしかないのかなというふうに思っているところです。ただ、協力に当たっては、やはり市の広報の中ですることは厳しいところもあるのかもしれませんが、広く市民の方にGAPについての取り組みを知っていただくというか、理解を深めていくということも、また一つの価値なのかなと思っております。
     というのもですね、GAPという問題は農家だけの問題ではないというふうに私の中では思っています。そこで調べてみますと、生産管理において環境への配慮であったり、そこの農業の従事者に対する労働時間、処遇改善等であったり、そういったものも含まれています。また、公正な取引を促すという意味でも必要とされているというふうに伺っているところです。  先ほど、土木課長が永松議員のICT化の工事の中で言われてました。やはり、工事という商品を受け取るに当たり、見えないところの品質を担保するものだというふうに理解しております。  ということで、GAPというものが広く市民の皆さん方に広がれば、スーパーで並んでいるところで、GAP認証農産品って書いてあれば、最初はオリンピックっていうのを目標に考えてはいたんですけれど、今後、農業の先々を考えたときには必要な制度だなというふうに思っております。  市当局の考えを伺います。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  今、川谷議員がおっしゃられたとおりでございまして、GAPにつきましては、今言われたように、取引先が求めてくるということもございますし、オリンピックをきっかけに、オリンピックではGAP商品を提供できるようにしたいという考えもございますので、我々としましては、輸出という面にも、六次産業を含めて目を向けておりますので、今後、県の北部振興局とともにですね、このGAPについての認識を深めていきながら、広めていきたいと思っております。また、現状では、すでに市内で七社がこのGAP認証を取っておりますので、そういった方を中心にですね、今後、議論を深めて広めていきたい、そのように考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)GAPを取得されているところ、また、今後、新規に取り組まれるところの一覧表をいただきました、資料としてですね。その中で、二社、私の知っているところがありましたので、聞きました。すると、GAPに取り組むことによってのメリットというのは正直ないということです。手間もかかるし、お金もかかるし、特にそれをすることによって農作物がおいしくなるわけでもないと。今後広がっていって、市民レベルでの認識がないので、GAPを取るということに対して、余りメリットはないんですよという回答をもらいました。その中でなぜGAPを取られたんですかというふうに質問をするとですね、農業の未来を閉ざしたくなかったというふうにおっしゃってました。  今後、日本だけに限れば、人口の減少というのが続いているところですが、世界全体を見てみると、爆発的に人口が増えている中で、今後、食糧危機が訪れるんではないかというふうに、特にロシアなんかでは、例えば長期保存のきく穀物類等を国として世界中から買い集めているというような話もその中で聞きました。ということは、そうやって流通する食糧が大事になってくる、世界全体での食糧調達が必要になるというときには、GAPという世界共通の認識、取り組みが、今後の農業において必要なんだなというふうに思ったところです。  それでは、次の質問に移っていきたいと思います。  二点目です。宇佐高田医師会病院が宇佐市で果たしている役割についてということで回答をいただきました。  特にこの中で私が宇佐高田医師会病院が大きな役割を果たしているなと思うのが、災害拠点病院であったり、第二種感染症指定医療機関であったり。皆さん、記憶にだんだんと薄れてきたところかもしれませんが、新型インフルエンザが急に拡大したとき、一般の病院では対応することができず、宇佐高田医師会病院で対応するようになっていたかと思います。そういった形で、宇佐高田医師会病院というのは、宇佐市民、また、高田市民にとって、必要な施設、必要な病院だというふうに理解をしています。しかし、近年、施設の老朽化や医師不足もありという課題が出てきているということです。  それでは、この検討委員会の中で、この施設の老朽化と医師不足について、どのような対策、どのような方向性で話し合われているのか、大まかな方向だけで結構です。話せる範囲でお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)健康課長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)健康課長の松木でございます。再質問にお答えをいたします。  宇佐高田医師会病院の経営・施設整備構想検討委員会の中では、二回ほど開催をされましたが、委員さんの意見交換というような段階であります。その中では、二次救急医療を充実させるために、病院のほうからは循環器の科といいますか、それを充実させたいというようなお話もありました。  それから、病院自体としましては、開設から三十七年がたっているということで、その辺の建てかえ等も考えているというようなお話がございました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)循環器系が必要だということと、今後、老朽化に伴う建てかえが必要になってくるのではないかというのが、まず検討段階で意見として今のところは出ているというところで認識をしておきたいと思います。  宇佐市の医療において、必要とされている診療科目、特にどういったものがあるのかというのが不足している。例えば、これ、医師会病院でなければ対応ができないであろうというような、もし診療科目等があれば、教えていただければと思います。 ◯議長(佐田則昭君)健康課長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  宇佐市として不足しているというところは特に出ておりませんが、医師会病院としましては、入院が必要な重篤の医療に関して対処をするという第二次救急医療の病院という役割を担っていただいておるところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)私の父親もですね、心筋梗塞までいかなかったんですけれど、その手前でステントを今入れているところです。急性期医療、例えば脳梗塞であったり心疾患であったり等になった場合、今現在、何度もこの市議会では確認されているところだと思いますが、もう一度確認をしたいと思います。  脳梗塞や心疾患等で急性期医療が必要な場合に、どこに運ばれるか教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)健康課長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  宇佐市では、現在、救急指定病院ということで、佐藤第一病院と黒田整形外科というのがあります。そのほかで、今申し上げております第二次救急医療体制ということで、宇佐高田医師会病院がなっております。宇佐高田医師会病院は二次の救急医療センターでも難しい、それから複数の診療科等の対処が必要だということになりますと、次、第三次医療体制ということになりまして、大分市医師会立のアルメイダ病院だとか大分県立病院、大分大学の医学部の病院、それから新別府病院等が第三次の医療機関ということで、県の指定になっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ということは、急性期医療によって本格的な手術が必要なときには、大分市、別府市まで運ばれる必要があるというふうに理解をしています。一分一秒を争う疾患だと思います。市民の安全と安心のためにも、ぜひ医師会病院でさらなる医療の充実が図れることを望みます。  それでは、次の項目、三点目に入らせていただきたいと思います。  市道四日市・樋田線についてですが、今回、回答いただきました中で、国の政策として歩行者と車の分離を図るようにと、また、それとともに、長く以前よりですね、四日市商店街からを含んで、改善が地域から挙がっているというふうに回答をいただきました。  この中でですね、一部車道の視覚によるシケインや段差を設けるハンプにより速度抑制を行い、一定の効果が上がっているということでしたが、確かに一定の効果はハンプの部分であったりというところではありました。ただ、ハンプを作るに当たって、その歩道部分まで高かったために、歩行者のおばあちゃんがそこでつまずいて骨折をされるというような事象が起きて、それでハンプを削ったこともあったのかなと、高さを調整したようなこともあったように思います。  また、砂利等を積んだダンプが通るときに、商店街の道路に砂利が落ちてしまい、車がその石をはねて、商店街に対して、また、歩行者に対して危険な状態であるというようなことも、ハンプの課題としてあるのかなというふうに思っています。  また、シケインも当初は有効ではあったんですが、やはりなれてくると、皆さんシケインを余りカットせずにというか、それが見た目上だけのシケインであるために、なかなか有効に活用できずになっているのかなというふうに思います。  その中で、今回、区画線等の設置を試験的に実施したいということを、市としては今回提案をしてくださって、試験的に実施をしてくださるということですので、ありがたいなというふうに、四日市として思っているところです。  今までどういった経緯があったのか、大まかで結構です。修景事業のころからで結構です。どういった議論が今まで、長年にわたって四日市の商店街とその周辺地域の方々との中で、どういった要望が市道四日市・樋田線に対してあったのか、また、どういった改善を行ってきたけれどというところで話をしていただければと思います。担当課、お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。川谷議員の再質問にお答えいたします。  四日市・樋田線につきましては、国道十号線の法鏡寺から千源寺までの小峰団地を通り過ごした、あそこまでが四日市・樋田線でございます。今回、地元要望が上がっておりました四日市地区につきましては、平成十三年のときに、四日市地区を中心市街地ということで位置づけをしまして、街なみ環境整備事業という事業に着手しております。それに伴いまして、エリアを決定させていただきまして、サンリブから県道宇佐・本耶馬溪線の信号機、交差点のところまで、あそこまでのエリアで街なみ環境整備をするという形で、地域の方々と協議会を作っております。門前町まちづくり推進協議会という協議会を設置しまして、その中でいろいろなまちづくり事業、商店も含めて、その中で中心市街地の安全対策等を含めた工事の計画をさせていただいたということでございます。  その中で、今回要望が上がっているエリアにつきましては、門前広場の丁字路といいますか、あそこのところよりも櫻岡神社に向けては、ハンプ等、それは協議会の中で議論をしていただいて設置をするということでさせてもらったんですが、それよりサンリブまでの間にはないということで、それについての議論は進んでいなかったということで。今回は、その事業が終わったので、ぜひ道路管理者として何かしてもらえないかというお話だったかと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)実は、この区間というのは十七年前から四日市の長年の課題でありまして、一時期は商店街のほうで、地区の方で、時間帯によって一方通行にしてはどうかとか、もしくは時間帯によっては歩行者天国にしてもいいんじゃないかとか、車の侵入は許可された車しか入れないようにしていいんじゃないのかとか、そういった議論までなされた地区です。その中で、地域の皆様方と協議を重ねる中で、それをすると生活に不便が出るということで、なかなかそういった実現はできませんでした。その中で、今回、地区の皆さん方と協議する中で、市民と官民共同のまちづくりということで、今回のこの案が出されたと思いますので、ぜひ積極的な取り組みと、また今後、地元で「協議会を設立していただき」とありますので、その協議会の中で効果検証等を行って、何がよかったのか、何が悪かったのか、これで十分なのか、また今後の四日市のまちづくりはどうしていくのか等、またこの協議会を活用して進めていっていただきたいというふうに思います。  以上で次の項目に移りたいと思います。  それでは四点目、健全財政の枠組みの中で、予算のさらなる選択と集中ということでした。  おおむね三年をめどに見直しを行いながらということでしたが、今回の当初予算ではチャレンジデーの開催事業の廃止、宇佐産材利用促進事業、そしてフィルムコミッション事業などの見直しを行いましたという答弁をいただきました。この三点についてと思うんですが、一点ずついかせていただきたいと思います。  具体的には、事業の効果が一定程度達成できたと判断されるもの、事業効果が乏しいと判断されるものによって見直しを行ったということですが、それではチャレンジデーの開催事業はどのような理由で廃止をされたのかお伺いしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口です。川谷議員の再質問にお答えします。  それぞれの事業はそれぞれ担当課ございますけども、予算の査定、それからそういった関係で私のほうでお答えしたいと思います。もちろん担当課と事業の効果等協議の上、やってまいっているものでございますけども、チャレンジデーにつきましては三回開催して、順次その成績も参加率も上がってきて、最後……。申しわけございません。訂正させてください。四回です。最後勝利することはできませんでしたけども、参加率も、数字は忘れましたけども、五〇%を超えてたんじゃないかと思いますが、そういった部分で、参加率を含め、市民の意識も高まって上がってきたということでの話を聞く中で、そして、これ、また結構事務的にもいろいろ時間、人員、マンパワー、広報等含めてですね、ありまして、その効果がある程度、一定程度できたという部分で、担当課と話してさせていただいたと認識しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)チャレンジデー、最初の導入というか、PRまでは大変な労力と時間はかかるとは思ったんですが、これ、広まってしまえば、後は広報でお知らせしたり、のぼりだけで基本的にできるような余り経費のかからない事業かなというふうに理解していたんですが、それは違うという。経費がかかってたということでよろしいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えいたします。文化・スポーツ振興課長の井上です。  経費につきましては、各競技団体等にお願いしたり、いろんな形でイベント、皆さんで行う最後のファイナルイベント、そういうところの工事だったり、人集めの関係で、いろんな経費もかかっています。金額的につきましては、ちょっと手元に資料はないんですけど、経費もそれなりにかかっているというふうに思っています。  今後につきまして、財政課長も言いましたけど、一定程度の参加者、六〇%を超えているということで、一定程度の成果があったんじゃないかなというふうに思っています。今後につきましては、各自治会で、今、ウオーキング等いろいろやられているんで、そのまま引き続きやっていただくということと、また、春季市民体育大会を新たに開催して、市民のスポーツの推進をして行くということでしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)私自身が、このチャレンジデーの魅力というのは、老若男女を問わず、そしていろんな地域のコミュニティ作りにも役立つのかなと。また、いろんなスポーツ少年団であったりが地域の中で一緒に活動したりとか、中には小学校によってはごみ拾いをしてウオーキングをすることでチャレンジデーにしようとか、チャレンジデーを活用した広がりっていうのは非常に大きかったように思っているんです。  ただ、このチャレンジデーというこの名称がなくなって、市の取り組みというのがなくなったときには、せっかくのこういった今まで重ねてきたものがゼロになってしまうのではないかなと。せっかく定着をして、例えば四日市商店街でもそうなんですけれど、有線放送があります。商店街全体に音楽を流す装置がありますので、みんなでラジオ体操を流してラジオ体操をしよう、そのときに、地域の周りのおじいちゃん、おばあちゃんに声かけをして出てきてねっていうような取り組みをしましょう、お客さんと一緒にしましょうとか、そういった流れで活用されてきたなというふうに思っているんですが、本来は事業の選択と集中というところが私の一般質問ですので、これは関連質問になってしまって大変申しわけないところではあるんですが、今後について、今のところ、そういった、ただ単純にチャレンジデーとしての事業でなくて、そこから広がる波及効果まで検討しながら、予算の選択と集中をされてきたのかっていうのはちょっと確認をしたいと思うんですが。お願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えします。  四回実施をされて、住民説明会に行くと、「もうわかってるよ」とかいう声もいただきました。今年もやるよと。本年度、もう五月過ぎましたんでやめたときには、「今年はしないんですか」という声もたくさんいただきました。担当課としては大変うれしいことでですね、しております。しかし、このチャレンジデーは一つのきっかけ作りとして取り組みました。そういうお声をいただいたということは、ある程度効果があったんじゃないかなということでありますし、「チャレンジデー」という言葉はないんですけど、健康課のほうでも健康チャレンジという事業も引き続きやっておりますので、そこら辺と合わせながら、先ほど申しましたけど、春季市民体育大会も新たに開催して、また自治会のほうにもお願いして、引き続きウオーキング、ラジオ体操等はやっていただくようにお願いしておりますので、「チャレンジデー」という名称は消えますけど、引き続き、当課としては、スポーツの推進に努めているところです。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)当初の通告質問から、チャレンジデーに対しての質問になって大変申しわけありませんが、予算の選択と集中というところで、選択をしていく中で、選択すべきではなかったのでは、廃止をですね。縮小は、もう今後、PR活動等は縮小はしてもいいとは思うんです。もう市民の皆さんに広まったので。そのPRとか広報に関する分の縮小はいいと思うんですが、ただ、廃止という選択はするべきではなかったのかなというふうに私は思っているところです。  特にですね、今日からワールドカップが始まります。オリンピックもそうですが、なぜワールドカップやオリンピックがこれほどまでに国民の皆さんを引きつけるのかというと、国の代表、国と国とのスポーツによる祭典だからだと思っています。ということは、なぜチャレンジデーにこんなに多くの方々が参加してくださったのかということを考えたときには、それは、宇佐市の人たちが宇佐市を誇りに思い、宇佐市を愛していたから、こんなに参加してくださったんじゃないのかなと。ほかの自治体に負けないぞって。で、ほかの自治体も宇佐市に負けないぞっていうことで集まって、一つにまとまったんじゃないのかなと。  ここでするのは、健康増進っていう意味が確かに一番大きい事業ではあるんですが、それから波及していった大きな効果、地域への広がり、そして、市民感情の高まり、そういった点も考えながら、事業の選択と集中を今後とも行っていただきたいなというふうに思っているところです。  また、まず廃止をしてみて、それによっての反響がどうだったかっていう検証もまたできると思います。それによっての反響が大きければ、じゃあ、来年もう一回チャレンジしましょうと。宇佐市はリベンジするまちです。何度でも立ち上がれるんですっていうような、そういったまちにしていっていただければなと思います。  また、特にですね、フィルムコミッション事業の縮小というのが、今回初めてというか、予算特別委員会では出てたんですけれど、フィルムコミッション事業は、大変有用な、有益な事業だと思ってはいたんですが。というのも、先日、某民放のテレビの中で宇佐市の安心院のワインが紹介されました。するともう、インターネット等の通販サイトでは売り切れが続出していると。その商品だけではなくて、さらにほかの安心院ワインまで商品の売れ行きがどんどんと伸びていると。本当、このわずかな間でここまで広がるのは、やはりメディアの力が大きいなあというふうに思うところです。  そう考えたときに、フィルムコミッションという、全国に宇佐市を発信できる事業を縮小していったというのは、市長が掲げる交流満足度日本一に対して、どのような観点から選択と集中を行われたのか、質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)フィルムコミッション、こちらについてでございますが、過去五年、映画学校等もしまして、一定の効果も得られました。そして、いろいろ考察する中で、映画のほうもありますが、今後、CM等にも力点を置いていきたい、そのような考えからやや事業転換をしていこうと。そういうような方向でございます。  今後とも、一生懸命頑張っていきたい、そのように思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)大変理解できる答弁でした。CM等ということで、ふるさとCM大賞で、大変すばらしいCMとすばらしい賞をいただいたなと。そういうことで、宇佐市のPRをどんどん広げていって、メディアをさらに活用していっていただけたらということで、前回の議会で飯能市の例を出したかと思いますので、今後とも予算規模は縮小しても、その内容をさらに伸ばしていけるような、そういった選択と集中を行っていただければと思うところです。  その一方でですね、平成二十六年度は、新規事業が八事業、廃止事業・縮小事業が二事業、平成二十七年度で言えば、新規の事業が六、廃止・縮小が五、平成二十八年度で言えば、新規が八、廃止が三、平成二十九年度、新規が七で、廃止が四、そして、平成三十年度に至っては、新規が六で、廃止・縮小が六事業。確かに新規事業と廃止事業の数の推移を見ただけで、地方創生に対して宇佐市がどのように積極的に取り組んできているのか、そして、その中で選択、集中を行ってきているのかというのがよくわかるように思います。  ただ、選択と集中をしていくに当たっては、十分な、それを単純に廃止するだけで、その事業が本来持っていたものというのを奪わないように選択と集中を今後とも進めていっていただきたいというふうに思うところです。  今度、四日市でまた七夕祭りがあります。その四日市の七夕祭りの実行委員会が昨晩ありました。そのときに、今、事業を見直しましょうか、いろんなことを簡素化しましょうかという話が出たんです。実際は、簡素化もしていく部分はしていくんですけれども、何か一つを廃止しようとしたんですが、そのときに出た意見が、四日市の七夕祭りというのは、実は何か目玉があるわけではないんですよね。花火があるわけでもないし、みこしが出るわけでもないし、何かがあるわけでないんです。ただ、いつものように、いつものところで、いつもの人たちが、いつものように出会うことができる祭りなんです。要は、宇佐市民にとっての同窓会的な祭りなのかなと。安心して来ることのできる祭りなのかなというふうに思っているところです。  そうなったときには、私たちとしては、何かが悪いから改善をするんではなくて、大変だから縮小するっていうんであれば、その縮小はやめましょうということで昨日会議はまとまりまして、引き続き、四日市七夕祭りが行われていきますので、ぜひ市民の皆さん方には、多く御来場していただければというふうに願っております。  以上、選択と集中というのは絶対に必要です。これから、特に人口減であったり、予算規模が将来的には縮小していかなければならない厳しい財政の中で、効果的な行財政を行っていくためには必要なことなんですが、ただ、それが持つことの意味、その事業がスポーツだけではなくて、地域へのつながりであったり、人と人との、また、宇佐市の市民感情を高めているということも理解していただきながら、判断をしていっていただきたいというふうに思います。  それでは最後です。  二点目、子供たちのためにということで、また再質問をさせていただきたいと思います。  今回回答をいただいたところ、青色パトロールカーでの見回り強化、また、防犯協会が毎月発行する地域安全ニュース、また、引き続き防犯パトロール等各種対策に取り組んでいきたいという答弁をいただきました。  実は、日本全国で大きく防犯について、子供たちの登下校について、みんなで見守ろうという時期が以前ありました。それは二〇〇五年でした。二〇〇五年、広島や栃木で下校途中の女児が殺害されるということがあって、そのときによく見かけたのが、車にパトロール中というような、何て言うんですかね、マグネットでつくようなステッカーを大変多く見たように思いますが、これは市の政策で行ったのかどうか、確認をしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。川谷議員の再質問にお答えします。  ちょっと私はそれは記憶にないんですが、もし市の事業とすれば、交通安全推進協議会などもありますので、そこを通してしたのかなと思っておりますが、ちょっと確認はできません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)二〇〇五年のときに、内閣府が閣議決定というか、子供の登下校の安全確保ということで、閣議で協議された内容が、防犯カメラの整備、防犯ブザーの配布、路線バスをスクールバスとして活用するといったものでした。
     そして、今回の新潟での女児殺害事件を受けて、また、内閣府の中で、通学路、下校途中の子供たちの安全を確保するという協議を行ったときの答えが、防犯カメラの設置、パトロール強化、防犯ブザー、スクールバスの活用、十三年前と変わらないんですよね。十三年前から加わったものとしては、パトロール強化というものが加わっただけなんです。  ということは、国の方針に従うという意味でも、ぜひパトロール強化を今されているということですが、市民の皆さんが見てるんだよということで、以前行ったようなマグネットのパトロール中とか、子供を今見守ってますよとか、そういった内容のステッカーを、ぜひ幼稚園や保育園、こども園、そういった方々に配っていただくと同時に、また地区の方々にも配っていただきたい。まちづくり協議会の中でそういった部会が恐らくどの地区も安心、安全等あると思います。そういった中で行っていっていただくことは可能かどうか、ちょっと検討していただければと思いますが、回答は可能でしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えをします。  ステッカーなどのことですけども、今、地域に自主防犯パトロール隊というのが八隊あります。大体、中学校区単位にできておりまして、そこの方たちが青色回転灯などをつけて、地域のパトロールをしてくれている組織があります。市のほうといたしましては、そこのパトロール隊に、安心・安全まちづくり事業というのがありまして、あとは、そこのパトロール隊の方が何を作るかですけども、ベストを作ったり、帽子を作ったり、場合によってはステッカーを作ったりして、それに対して市のほうから幾らかの支援ができるという、そういった補助制度を、今、設けているところであります。  安全安心パトロール隊が八隊ありますので、そこの隊に応じて請求があれば支援をしているというような制度を今持っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)もし、まちづくり協議会等でも地域の安全・安心のために、パトロール事業等を行っている例があれば、教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  そういった例、確かにございます。長峰であるとか、そういったところは聞いてございます。また、詳しくは、またきちんと調べてからお伝えをさせていただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)地域の力やそういった校区のパトロール、やっぱり行政だけではなくて、その自治というか、そこに住まれている地域の方々の見守りというのが子供たちにとって何よりの安心だと思います。ぜひ、そういった活動に今後とも支援をしていっていただきたいというふうに思うと同時に、またよく、前回、多田羅議員のドライブレコーダーのところでもありましたように、三時から五時の間が一番犯罪が多いということでしたので、例えば、これ、下校途中ということですので、学校教育課として、もし子供たちの防犯、今、危険箇所の点検ということが議会では今回ありましたが、それ以外で取り組みをすることができるものがあれば、考えられているものがあれば、回答をお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。川谷議員の再質問にお答えします。  学校現場としては、今、ああいった事件を受けてですね、例えば各学校では困ったときにいつでもおいでというこども連絡所を各学校、何カ所かの御家庭にお願いをしておりますが、そういったこども連絡所へのお願い活動や、また、年度の終わりにはお礼の手紙を持って伺うとか、そういった取り組みをしている学校もありますし、今後もそれを続けていくことが大切だなというふうに思います。  また、一方では、今、議員がおっしゃったように、地域の力で子供たちを守っていただくという部分では、幾つかの学校では、放課後子供たちの下校途中に、ただいま・おかえり挨拶運動ということで、子供たちから、地域の方にお会いしたら「ただいま」という声かけをし、地域の方は「おかえり」と返していただく、そういったような挨拶運動、よく聞かれますのは、地域の中で挨拶や声かけがよくできている地域では犯罪が少ないというような考え方もあるというふうに聞かれます。  そういった意味で、地域ぐるみで子供たちを見守っていただくという点で、学校からそういった挨拶をお願いしたいというような発信をしていくことが重要だなと思って、現に、ポスターを配ってお願いに出向いている学校もございますので、そういった取り組みを広めていくことが大事ではないかなと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)まさにそのとおりで、本当に地域の皆さんから見守られて育っていくことで、子供たちが安心をして学校への通学路を行けるように、今後とも学校としても取り組んでいただきたいなと思う中での提案なんですけれども、地域の方々というのは大体決まった時間帯に散歩に行かれたり、水やりをされてるように思います。その中で、子供たちが毎日決まった時間に通学路を帰れるように、というのもですね、小学校から帰ってくる子供たちを見ていると、日によってというか、本来の下校時刻から二十分、三十分という、恐らく先生のホームルームでの指導が長引いたからだとは思うんですが、そういった、ほかの子供たちと三十分ぐらいおくれて、一人で歩いて帰っている子供たちもいます。そうなると地域の目も行き届きにくくなりますし、子供たち同士での見守りということもできにくくなるので、ぜひ下校時間については、学校でこの時間には帰りましょう等の取り組みをされたらどうかというふうに思います。  いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  各学校では、それぞれ学年によって、当然、下校時刻は違いますが、大体、低学年だとこのぐらいの時間とか、四、五、六年生は四時ぐらいに今なっていると思うんですが、私どもとしましては、原則、同じ時刻に帰っているものというふうに認識はしております。  ただ、今おっしゃるように、少し帰りの会の時間が長くなったりとかいうようなことは、子供たちの安心で安全な学校生活を願っておりますが、その中でも毎日いろんなことが起こります。そういった中で、やはりその日の振り返りをしながら、明日もみんなが笑顔で元気に来ようという気持ちにするには、少しそういった指導の時間が必要なこともございますので、その点は御理解をしていただきたいのですが、学校のほうとしても、市教育委員会としても、極力、その時間が守れるようにとか、もしおくれた場合にも一人で帰らないとか、前もってわかっているときであれば、当然、保護者の方々には連絡も必要ですし、そういったことを話をしていきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、官民共同の安心した地域作りが今後とも進んでいくように願って、一般質問を終わりたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時五十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時四十三分               ───────────────                 再開 午後二時三十八分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  六番 衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)皆さん、こんにちは。六番 公明党の衛藤義弘です。  今回は七項目の十三点について第一回目の質問をさせていただきます。  まず、一項目め、スポーツ選手の育成について。  一点目、スポーツや障害者スポーツなど、補助金制度の概要と条件や交付対象、補助額について説明を求めます。  二点目、日本の選手が、オリンピックや世界大会で活躍するアスリートがたくさん出てきています。強化や施設など環境の整備など、資金の面で国や自治体を挙げて行っていますが、まだまだ満足するものではありません。宇佐市のスポーツアスリートを育てるために、市として行っていること、今後考えていることをお聞きいたします。  二項目め、空き家対策について。  一点目、空き家バンク全国版サイトへの参加はどうなったのか。また、内容についてお聞きしたい。  二点目、定住支援員が区長を中心とした地域コミュニティ協議会と連携し、登録を進め、実態把握を行っていると思うが、進み具合は。最近の空き家バンクの登録と成約状況は。ちなみに、平成二十五年度実態調査に基づく登録率は五%でありました。  三点目、空き家等管理条例が施行され、現在はもう変わっていると思いますが、助言、指導、勧告、命令、代執行の事例はあるのでしょうか。  四点目、空き家の増加は深刻でございます。親の死亡や家族の移住で手続が複雑化、これ以上増やしたくないと考えれば、現在住まれている高齢者を対象に、住んでいる家の実態調査や家族の考え方などの調査も必要ではないでしょうか。  三項目め、災害時での要援護者支援について。  障害のある人たち、自宅居住者及び施設入居者の災害時での支援は、どのような支援が必要と思われますか。  二点目、車椅子利用者の災害時での移動につきましては、車椅子は押すものという発想から、引くものと考え、押すと、逃げるときに段差が障害になり、大変な力が必要になります。てこの原理で十分の一の力で引くことができる補助装置、人力車があります。防災資機材として地方交付税措置が講じられています。積極的に活用を進めていくべきではないでしょうか。  四項目め、障害者支援について。  障害者へ優しい「エルエルブック」を学校や図書館へ普及させるべきではないでしょうか。  五項目め、環境問題について。  悪臭は昔から根が深いと考えます。平成二十九年十二月議会でも取り上げましたが、農業・酪農用デオマジックの普及はその後どうなりましたか。補助金を出してでも普及すべきではありませんか。  六項目め、交通弱者対策について。  高齢者の自動車事故の防止、免許証の返納、買い物難民対策、高齢者への居場所作り、病院など医療機関への交通手段など、交通弱者対策は重要な課題でございます。コミュニティバスや通常のバス交通などのアクセスを含み、条件つきでの相乗りデマンド交通、小型バスやタクシーの普及は必要ではないでしょうか。  七項目め、婚活事業について。  一点目、婚活事業がスタートして、今年八月で五年目となります。婚活イベントも盛んになりました。また、婚活サポーターの方々も御苦労があると思いますが、そこで節目として、効果をお聞かせ願います。  二点目、お子様が結婚願望があるが機会がない、仕事に追われ時間がない、結婚する気がないなど、両親同士が集い合う機会を設けて、専門の講師などにアドバイスを受ける企画を設けたらどうでしょうか。  以上、一回目の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、衛藤義弘議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。六番 衛藤議員の一般質問にお答えをいたします。  六項目め、交通弱者対策について、条件つきで相乗りデマンド交通の普及の必要はについてでありますが、宇佐市における公共交通は、市内に六駅ある鉄道や路線バス、そして、路線バスの補完的役割として、市が主体となって運行するコミュニティバスなどで構築をされております。  そのうち、路線バスは二十系統、コミュニティバスは三十二系統運行されていますが、いずれも定時・定路線にて運行されており、議員御指摘のデマンド交通については、今後の地域交通施策を展開する中で、選択肢の一つであると考えております。  市としましては、運行事業者の状況や今後の運用方針について聞き取りを行うとともに、地域固有の事情や具体的なニーズ調査等を行い、地域に合った持続可能な制度構築を図っていきたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めのスポーツ選手の育成についてと二項目めの空き家対策についての一、二と五項目めの環境問題についてと七項目めの婚活事業についてを経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。六番 衛藤議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、スポーツ選手の育成についての一点目、スポーツや障害者スポーツなど、補助金制度の概要と条件や交付対象、補助額についてですが、現在、スポーツの強化に関する補助金は、市が直接補助するものと市体育協会を通じ補助する二種類があります。  まず、市が直接補助する全国大会出場補助金についてですが、全国大会への出場資格を得た選手に対して、小中高校生の場合は、開催地までの最も経済的な経路での子供・学生割引運賃の八割を補助し、一般の方については、開催地に応じて、選手一名につき五千円から一万円までの定額を補助するものであります。  次に、市体育協会を通じ補助する激励金についてですが、国際大会、西日本大会、または九州大会の出場資格を得た選手に対し、個人の場合は国際大会または西日本大会が一万円、九州大会が五千円で、団体の場合はその倍額を補助するというものであります。  いずれの補助金も、市内に住所を有する個人または本市に所在する団体を対象とし、県内の予選大会を経るなどの一定の条件があります。  二点目、宇佐市のスポーツアスリートを育てるために、市として行っていること、今後考えていることはについてですが、スポーツ推進計画に基づき、平成の森公園二期工事など、スポーツ施設環境の充実、元トップアスリートと触れ合う機会の創出、指導者講習、県の事業を活用した支援や強化、育成に関する情報提供などを行っております。  また、今後についてですが、本市にも、全国大会で優秀な成績をおさめる有望な中学生や高校生がおられます。このような選手が、将来のオリンピック等に出場することになれば、市民の皆さんに感動や活力を与えることができますので、市を挙げて応援していきたいと考えております。  次に、二項目め、空き家対策についての一点目、空き家バンク全国版サイトへの参加と内容についてですが、本市では、国から指定を受けている二社のうち一社を利用して、平成三十年一月より物件登録を開始し、建物の写真や間取り図などの空き家情報を公開しており、五月末日現在で、延べ四十六件の物件を掲載しています。  二点目、区長、地域コミュニティ協議会との連携による登録、実態把握の進み具合、最近の空き家バンク登録と成約状況についてですが、コミュニティ協議会の中には、積極的に空き家の調査を行い、物件登録及び成約の底上げに御協力いただいている協議会もあります。  また、移住者と地域とを結ぶことを目的として、集落定住支援員が地域コミュニティ協議会と移住者、地元区長との面談の場を設け、定住を継続していけるようサポートを行っているところであります。  登録件数及び成約件数については、平成二十七年度は九十二件の登録で四十三件が成約、二十八年度は七十五件の登録で四十一件が成約、二十九年度は八十四件の登録で四十八件が成約となっています。  平成二十五年度に実施した空き家実態調査では、空き家件数は千四百件となっており、最近の空き家バンクの登録状況は、二十九年度実績では登録件数が八十四件で、登録率は六%程度となっております。  次に、五項目め、環境問題について、農業・酪農用デオマジックに補助金を出してでも普及すべきではについてですが、家畜排せつ物の悪臭対策については、ふん尿の早期分離と搬出による堆肥化、おが粉などの敷料の十分な敷き込み、清掃と換気などの適正な管理を行うことが最も重要と言われております。これを県家畜保健所も指導し、畜産農家が実施していくことが悪臭対策の基本であります。  一方で、消臭対策資材は多くの商品が販売されているものの、効果自体が不十分で、技術としての評価は一定していない状況から、消臭対策資材による指導はごく限られているようです。  今後は、家畜排せつ物の適正管理を徹底していながらも、なお、においが気になるという農家に対しましては、JA等を通じ、商品の紹介をしてもらうことから始めたいと考えています。  次に、七項目め、婚活事業についての一点目、婚活事業がスタートして、今年八月で五年目となる節目としての効果についてですが、平成二十五年度より市長トップの婚活推進協議会を設置し、婚活サポーター制度と婚活イベント支援の二つの柱で事業を進めてまいりました。  婚活サポーター制度では、サポーター同士の情報交換や婚活が成立した場合のサポーターへの奨励金を交付しております。また、婚活イベント支援では、イベント時に主催団体に補助金を交付しており、民間活力を生かした創意あふれる婚活イベントが開催され、独身男女の出会い創設に寄与しております。この制度を通して、現在までに四組の婚姻が報告されており、一定の効果を得ることができたと考えております。  今後も、若者の結婚を推進することにより、市内への定住を促進し、晩婚化及び未婚化により進行する少子化の解消を図るため、独身男女の出会いの場を提供していきたいと考えております。  二点目、両親同士が集い合う機会を設けて、専門の講師にアドバイスを受ける企画の創設についてですが、両親同士が顔合わせを成功させて両家の親睦を深めることは、出会いの場や話し合う機会などのきっかけ作りとしてよい企画だと思います。  親の出会いと専門家のアドバイスの機会創出は、現在行っておりませんが、県内の民間団体においては、両親向けへの無料結婚相談会を行っている団体もありますので、情報提供してまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの空き家対策についての三、四を建設水道部長 麻生公一君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(麻生公一君)建設水道部長の麻生でございます。六番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、空き家対策についての三点目、空き家等管理条例が施行され、助言、指導、勧告、命令、代執行の事例はあるかについてですが、これまで旧条例である宇佐市空き家等の適正管理に関する条例に基づき、倒壊などの危険があり、第三者の生命、財産に被害を及ぼす可能性があるものについては、助言として、所有者などに対し、文書により維持保全、危険回避に努めていただくよう、平成二十七年度は三十件、平成二十八年度は十一件、平成二十九年度は九件の通知を行いました。その結果、解体除去すべき空き家の四割前後が、所有者などにより自主的に解体除去していただきました。  また、本年三月に空家等対策の推進に関する特別措置法第六条第一項の規定により、宇佐市空家等対策計画を定めましたので、これに基づき、空き家等に関する対策の実施など、必要な措置を適切に講ずるよう努めるとともに、これまで以上に空き家等の適正管理の重要性や利活用の意識づけの啓発、相談体制の整備、法に基づく特定空き家等に対する措置などを実施してまいります。  四点目、現在住まれている高齢者を対象に、住んでいる家の実態調整や家族の考え方などの調査も必要ではについてですが、現況の空き家等の対策の取り組みとしては、まず、市内の空き家等の実態把握をするために、調査を行うよう準備しているところです。  あわせて、空き家等の適正管理を行うことの重要性、管理不全の空き家等が周辺地域にもたらす影響や諸問題、また、それに対処するために、宇佐市空家等対策計画を策定したことについて、空き家等の所有者に限らず、広く住民全体で共有されるよう今後も周知を図ってまいります。  なお、住んでいる家の実態調査などにつきましては、今後の課題として研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの災害時での要援護者支援についてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。六番 衛藤議員の一般質問にお答えします。
     三項目め、災害時での要援護者支援についての一点目、障害のある人たちの災害時ではどのような支援が必要かについてですが、障害のある方々は、災害時の避難に対し、自助だけでなく、地域の共助、行政機関等による公助の連携を基本とした支援が必要であると考えます。  市といたしましては、平成三十年三月に、自治会連合会、民生児童委員協議会、社会福祉協議会の代表や市関係課で避難支援計画策定検討会を開催し、宇佐市避難行動要支援者避難支援計画を改正しました。現在、避難行動に援助を要する方々が災害時に安全かつ確実に避難できるよう、平常時から情報伝達体制や避難支援体制の構築に向けて取り組んでいるところであります。  二点目、車椅子利用者を引くことができる補助装置の活用についてですが、入所施設では既に導入しているところもあります。今後、災害時に安全で効率的な防災資機材や避難装置につきましては、関係機関と情報を共有し、調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、四項目めの障害者支援についてを教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。教育次長の若山でございます。六番 衛藤議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、障害者支援について、エルエルブックを学校や図書館へ普及させるべきではについてですが、エルエルブックのエルエルとは、スウェーデン語、「レットレースト」の略語で、「易しく読める」との意味であり、エルエルブックとは、知的障害、認知症のある高齢者、外国籍で日本語の理解が難しい子供たちなど、通常の活字図書の利用が困難な人にも理解できるように、絵文字や写真を多く使うなどの工夫をして書かれた本のことであります。  しかし、エルエルブックはまだ出版点数が少なく、現在、入手可能と思われる本は十冊程度との情報を得ているところであります。学校や図書館での所蔵状況につきましては、市内の小中学校の図書室には所蔵しておりませんが、市民図書館におきましては九冊を所蔵している状況です。  図書館の基本方針として、子供たちへのサービスを重視する図書館、高齢者や障害者にやさしい図書館を重点目標としておりますので、エルエルブックにつきましても、引き続き関連情報の収集を続けながら、今後とも資料の充実と利用の普及に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  六番 衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、スポーツ選手の育成についてです。  先ほど答弁がございました。基本的にはですね、この補助金は、大体、日本体育協会加盟団体とか日本レクリエーション協会加盟団体等の大会、後援大会ということが主力になってると思います。  ある市民の方からもですね、結構アスリートを出す、例えば北海道とか青森とか冬のところは、結構その競技に対していろんな強化をさせるための育成の補助金とか奨励金とか、そういう形を出しているところもあるんですが、スポーツ界っていうのは、今もう皆さん、スポーツの祭典等でかなりスポーツの日本のアスリートが増えてきてるなという感じを受けてると思うんですが、例えば宇佐市は今回剣道か何かで全国大会か九州大会に行かれる方がおられるかと思うんですが、やはりスポーツが得意で能力があって、やっぱりそういう選手たちを育てていくためには、今の補助制度だけでは……、いろんな民間の団体のとかも大会結構あるんですね。九州大会でも遠方に行って大会をしたり。そういったことで強化をしないと、アスリートまでやっぱりたどり着けないっちゅうかね。そういうところがあるんで、私は宇佐市独自の、やっぱりそういう子供たちを強化させるための。金額じゃないと私は思ってるんですよ。年間に二回、三回ぐらい上限でするとか、金額は親御さんが少しでも助かるぐらいの金額にするとかね。そういった独自のそういう。当然、行くということは、旅費もかかるし、宿泊代もかかるし、中には合宿もあるんでしょう。そういったことで、そういう資金をやっぱり宇佐市のトップアスリートを目指していただくために、やれば、宇佐市のアピールにもなるし、その辺、執行としてはどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)文化・スポーツ振興課長の井上です。再質問にお答えします。  今、御質問のあった選手、特に強化選手につきましては、遠征費、また、大会の参加費等負担が多く、特に子供といいますか、小中高校生の分にしては、保護者の負担が多いということは認識しております。  市としましては、答弁にありましたように、全国大会出場補助金を回数に制限なく、また、九州大会、西日本大会につきましても体育協会を通じて補助金を出している。そのほかには、懸垂幕の設置であったり、市長の出場報告会等実施して、皆さん方に「こういう選手がおります、頑張っておりますよ」というのを市民にお知らせしたり、本人のやる気ということを伸ばすようには今現在しておりますし、また、そういう選手を育成するための指導者の講習会と、また、本人の技術・競技力アップのためのプロOBの選手を呼んできたりというようなこともやっております。  ただ、強化費ということにつきましては、今、全国大会出場補助金、また、体育協会の激励金等、トータルといいますか、そこも含めて補助金の出し方について協議が必要ではないかなというふうに思っております。今、現状はそういうこととしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)多分ですね、ほとんど県の体育協会とか、そういった公式っちゅうか、そういった部分についての補助金はどこも出してるんです、実態は。どこも出してるんです。ただ、やはり今、皆さんもう御存じのとおり、やっぱりスポーツってすごい、何て言うんかな、脚光を浴びてて、四年に一度のオリンピックもやっぱり楽しみにしながら、地元からね、選手がやっぱり出てくると、やっぱり地元に引き寄せる、「あの選手が宇佐市におるから行ってみようか」とか、大きくパイを見れば、そういう可能性も十分あるんですね。だから、やっぱり強化するためにはたくさんの試合に出ないと、やっぱり精神面とか集中力とか、そういったのを強くしていくためには大会にたくさん出ないとだめなんですね。  やけん、そういう観点から、市長に振ります。市長、やっぱね、そういう奨励金あってもいいと思うんですよ。各自治体にね、並んで同じ補助金があるんじゃなくって、やっぱり市の独自のそういった強化していく補助金。これ、スポーツだけじゃないで、芸術の分野でもそうかもわかりませんけど、その辺、市長の考え方をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)衛藤議員の再質問にお答えをいたします。  確かに、オリンピックに出場するようなアスリートがですね、地元から出れば、大いにですね、市民に勇気や元気を与えますし、市としましてもですね、全国的に情報発信ができるものというふうに思いますけども、さまざまなスポーツの分野、芸術の分野あるとしてですね、まだ金の卵の状態のときに、どういう形でですね、発掘をして、どういう支援のあり方がいいかっていうのは、ちょっと、今、具体のプランを持ち合わせておりませんので、おっしゃることはですね、よくわかりますので、何か私どものほうでですね、調査・研究してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)済みません、突然振りまして。どういう形が一番いいのかというのは、一つ調査していただきたいなと思います。  それでは、次に移ります。空き家対策の件でございます。  空き家バンクは、私もいろいろ回る中でね、結構需要があったり、空き家バンクに登録した物件を検索したりとか、見られる方もたくさん、効果はあると思います。やはり登録件数が増えていくことが一番大事だと思うんですが、その辺、執行としてどのようにお考えでしょうか。空き家バンクのことです。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。六番 衛藤議員の再質問にお答えをいたします。  先ほど部長が答弁しましたとおり、昨今、登録もですね、五十件近くになり、成約件数も確実に伸びている、これを御認識いただきたいというふうに思います。  そして、登録数の近況でございますが、本年の六月十二日現在では、この二カ月半の間の分で、物件が、賃貸十三件、売買二十六件、賃貸・売買十三件の五十六件と。二カ月半の間でこういうような実績もございます。それから、成約数につきましても、本年五月末ではございますが、既に十件。この二カ月間の成約状況であるというようなこともございます。  これまでやってきた効果が確実に上がっておる、そういうような認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)その効果については、非常に出てきているなとは感じております。ただ、当然成約になれば、また件数も減ってくるし、また、物件もさらにまた追加が出てきて、宇佐市の空き家が減ってくるちゅうのが一番いいことなんですが、そこで、市内には職員の方も根を張ってると思うんですね。だから、やっぱりその情報共有とか、そういったのはやっぱり常時行っていただきたいと思うんですよ。その辺はどうでしょうか。お願いします。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。六番 衛藤議員の再質問にお答えいたします。  職員の共有でございますが、ホームページにアップしてございます。個人情報以外の物件情報が入っておりますので、共有はできておる、そのように考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)そういうことで進んできてるのはいいことだと思います。私が今回、一応、提案をさせていただいたのは、今は空き家の対策なんですが、今から空き家になろうかという対策もやっぱり必要ではないかと思うんですよ。先ほど答弁していただきましたが、空き家の所有者に限らず、広く住民全体に共有されるよう今後も周知を図っていきますということなんですが、ちょっと若干ですね、田舎にいるのは昔から住んでいる高齢者ばかりになってですね、若者が地方にいなくなってしまう現象で空き家が進行してくるというのが現状と思います。  問題点は、犯罪の増加、周囲への悪影響、例えば害虫が発生とか、猫のすみかなんかもよく聞きます。不法侵入とか放火。その住宅市場の需給バランスの悪化ということで考えられます。空き家の所有者が管理をする、亡くなれば相続人が管理義務を負う、相続放棄の物件も出てきます。ただし、民法第九百四十条第一項によると、相続を放棄したものは、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、その財産の管理を継続しなければならないということが記載をされてますね。やっぱり権利関係とか調整が複雑化、それから相続問題とか、いろんな形でですね、法律に絡むことが出てくるんですよね。その辺のですね、相談窓口などをね、作っていただいて、専門家によって、そういうところの相談を、今のうちから相談に乗ってあげるという部分も必要ではないかと思うんですが、その辺はどうでしょう。 ◯議長(佐田則昭君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(佐藤 久君)六番 衛藤議員の再質問にお答えします。建築住宅課長の佐藤です。  議員御指摘の件につきましては、空き家対策の予防対策というふうなことではないだろうかというふうに思っております。全国では長野県とか京都市とかそういったところに、予防対策までを含めて、空き家としての対処だけではなく、予防対策を重視していこうというところが確かにございます。  宇佐市においても、五年後、十年後を考えてみますと、人口減少や高齢化、そういったところで、今よりもさらにまだ空き家がどんどん増えていくんではなかろうかというふうに考えてもおりますし、ただ、空き家に対する対処、対策だけではやはり追いつかないような状況に、将来はなっていくんだろうというふうに考えております。  ですから、議員おっしゃるように、空き家の発生の抑制をするとか、あるいは特定空家等になるより前に処分しなきゃいけないんだよというところを自覚してもらうように。そしてまた、先ほど議員おっしゃっていましたように、相続関係の問題とか、いろいろございますので、そういった予防としての観点も踏まえた上で、啓発あるいは相談会が開催できるのかどうか、今後研究してまいりたいと、実際に将来的には実施していきたいというふうに考えておるところです。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)前向きな答弁をいただきました。ぜひ今のうちからやっていくのが大事なのかなと思ってますんで、お願いします。  それでは、三項目めのですね、牽引式の車椅子の補助装置、人力車というんですが、前にパーツを取りつけるだけの装置が防災資機材として地方交付税措置を講じているんですが、県下でも佐伯、別府とかですね、これを導入している自治体もあります。各自治体がどんどん取り入れてしてるということで。障害者は、当然、車椅子を運ぶって大変な労力があるんで、押すから引くになるんですけど、やっぱり引くことによって十分の一ぐらいの労力で搬送ができるというものなんですね。  だから、今後はですね、いろんなやり方があるんでしょうけど、特に施設なんかはたくさんの人を、やっぱりそのときは災害から身を守るためにしないと、職員が非常に少人数の中でやっぱり救っていくちゅうのが大変な労力になろうかと思うんですよ。その一つの手段として、こういったことが、一応、地方交付税の措置が図られているんで、導入をね、積極的に取り組んでもらいたいなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。衛藤議員の再質問にお答えします。  先ほどの、いわゆる防災資機材の件でありますけども、やはり自分の命は自分で守る、自分の地域は自分たちで守るというのが大事かと考えております。そういう意味で、自主防災組織を作るのを力を入れておりますけども、その中で自主防災組織活性化事業というのがあります。その活性化事業の中で、自主防災組織の方が防災資機材をそろえるということに関しましては、補助金事業を準備をしておりますので、主体は自主防災組織ということになりますけども、そういう防災資機材が必要ということであれば、御相談にいただきますと、また、御相談に乗りたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)課長にも、合同新聞やったかな、新聞の中でそれを避難訓練の中で活用している別府市の記事がありました。それを使った自治会長さんがね、これまでは障害者の視点が抜けていたと。車椅子に配慮した避難ルートを設けるなど、住民意識が変わったということで、訓練を通じて言われています。いろんな場所でその資機材、車椅子配置しているところはたくさんあると思うんですが、やっぱりそういうところを中心にやっぱり積極的に活用していただきたいなと思います。再度、済みません。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)再質問にお答えをいたします。  自主防災組織に車椅子を配置しているというところは余り多くはありませんが、消防団などに組み立て式のリアカーを、主に二十二台沿岸部の消防団に配置をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)二十二台を消防団のほうで配置しているということなんですが、有効に使っていただくちゅうのが大事だろうと思うんで、やっぱり避難訓練とかそういったときに、そういう経験をもとにしていただきたいなと思ってます。普及に努めていただきたいなと思ってますので、よろしくお願いします。  それでは、次に移ります。  エルエルブック、先ほど市民図書館において九冊を所蔵しているという状況ということの答弁がございました。先ほど答弁のとおり、やさしい本ということで、今、図書館のほうでエルエルブックを見られてるとか、感想とかそういうのがございましたら、ちょっとお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)図書館長。 ◯図書館長(出口昭子さん)図書館長の出口でございます。再質問にお答えいたします。  エルエルブックの感想ということですけれども、エルエルブックは、もともとの出版点数が非常に少ない状況にあります。まずは、エルエルブックのことについて存在を市民の皆様に知っていただくということが重要だと考えております。  絵文字などを使ってわかりやすく、写真などもつけて表示しておりますので、発達障害の方などにはわかりやすいのではないかと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)そうですね、発達障害の方とか、障害を持っている方にはやさしい本ということで。学校なんですが、例えば小学校とか中学校等で、そういった動き、エルエルブックを所蔵させるような、今後、考え方等ありましたら、お願いをしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。衛藤議員の再質問にお答えします。  先ほど答弁にもございましたが、今現在のところ、学校には所蔵しておるところはございませんでした。これをまた機会にですね、学校の図書館や特別支援学級にですね、非常に有効であると考えます。ただ、その本があるだけでは、発達障害の子供たちは一人で読むことはなかなか、開いて読むことは難しいと思いますので、また、そういった活用方法等も図書館と連携をしながら、今後、調査研究してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)よろしくお願いします。  それでは、環境問題について再質問をさせていただきます。  昨日もですね、高橋議員から問題のありました水質環境の問題なんですが、これもですね、多分、もとは部落とその業者の人間関係とか共存というところがやっぱり厳しい状況で、大きくこういうような問題に発展をしたのかなと私は感じているんですね。やはりその中にも、悪臭の問題って昔から広く根が深い問題がやっぱりあって。いろんなところで、昨日も議員から豊後大野とか、他の市町村でもあったというような話をしていました。課長に二、三回話しに行かせていただいたんですけどね、どこまで自治体ができるのかっていうのは、こっちもなかなかできないんですけど、ただ、それを普及させていくための、例えばデオマジックの会社の人が来て、各畜産農家とかね、牛とか馬とかね、鳥とかそういう業者と、そういうふん尿を使って田んぼなんかに肥料として、肥やしみたいな形でしてるところ等呼んでいただいてね。  それと、現場でやっぱり行うのが一番正しいと思うんです。これはですね、本当に、課長、十二月のときに言ったように、香水のそういう成分を使ってきちっとやってるんで、最近はですね、バキュームカーにも使われているんです。だから、非常に進化をしていて、家庭でも使えるんです。家庭のにおい消しなんかにも使っている。だから、その辺はですね、JAさんもそうなんでしょうけど、何て言うか、そういう使ってる人たちがそこに意識を持たないと、この改善ってなかなかできないと思うんですね。  課長、どうでしょうか。その辺、決断を一つ、よろしくお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。衛藤議員の再質問にお答えいたします。  二十九年の十二月議会から、衛藤議員におかれましてはデオマジックの質問をされているわけですが、関心の高さは十分理解しているところでございます。  しかし、先ほどからの答弁のとおり、やはりしっかりした清掃をしてですね、基本的な部分の適正管理をした上で、この薬剤を使うという考え方はあろうかと思います。また、他市の例を見たときに、御存じかもしれませんが、静岡県の湖西市では、デオマジックを補助しております。しかしながら、補助金を出すに至った背景でありますとか事情というものは、非常に大きな差がございまして、その町では、二十数年前からそういう臭気に対する対策協議会ができていた。そして、先ほど議員がおっしゃったとおり、地域との共存、共栄をずっと探ってきた、そういう努力をした中で、どうしてもやはりにおいが消えないということから、最終的な手段としてこのデオマジックを使ってはどうかということで使われたということがございます。  それからもう一点、国東でですね、今年度から使おうかというような計画があるようでございます。これは、国東に今ですね、千二百頭規模の大きな豚舎がございますが、これは、JA北九州ファームと申します。ここにつきましては、ウインドーレスという密閉した豚舎であったり、セミウインドーレスという、若干オープンな豚舎であったりという、非常に近代化した施設を導入しているんでございます。やはり、地元雇用等もあって、行政とは密接な関係があり、多分、協定等を結んでいることだろうと思います。  ですから、最新の機能を持った豚舎をもっても、なお、さらににおいが消えないので、行政としてはそこに対して、若干補助をして、試してみようと、実験してみようという段階でございますので、宇佐においてもですね、しっかり豚舎側が協議のテーブルに乗って、しっかりした対策をした後にですね、なお、においが消えないということであれば、同じような立場でですね、支援をするということも調査研究していきたい、こう思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)いろいろ調べていただきまして。まず、補助金は後でいいと思うんですよ、私は。やっぱり、そういうものが実際に検証してもらって、これはいいと思えば普及をさせていくと。途中で何らかのいろんな業者とのいろいろな話し合いの中で、そういうお金の問題が出たら補助金のことを考えればいいんですが、やはり最初はそれを実際にいいかどうかっちゅうのを検証してもらうのが一番だと思うんですよ。  先ほど言ったように、そういうことでできるだけ前向きに一つ、取り組んでいただきたいなと思っています。  じゃあ、次に移ります。
     交通弱者対策。今までも何人かの議員さんから、やっぱりこの問題、深刻に考えていただいていると思うんです。今日はですね、一点、自治体はかなり進んできているんですよ。日本国中のいろんなところで、もう対策がしっかり練られて、既に稼働しています。ちょっと一点ですね、今はですね、過疎地域の交通の足として各自治体で活躍をしてます。  ここで、八女郡広川町、これ、ネットでですね、見れます。映像も出ます。広川町、予約型乗り合いタクシー「ふれあいタクシー」、これを御紹介をさせていただきます。このシステムは、NTT西日本のシステムを採用していて、無駄のないルートで提供している。乗りたい場所から目的地までドア・ツー・ドアで送迎、交通弱者の移動手段の確保、それから交通空白地の解消、デマンド型ですね、それから運転免許証の自主返納者への対応策、それから住民間の触れ合いです、それから住民の見守り、ここまで行っているんですね。で、効果が十分出ているということです。  住民のために何ができるかっちゅうことだろうと思うんですね。今、いろんなことで、やっぱりコミュニティバスを利用していただいているけど、その辺もうまくデマンドを使って、コミュニティを少し範囲をするとか、いろんな方法があろうかと思うんですよね。だから、その辺で、私はもう既にそこまで対策をね、しっかり検討に入るという段階に来ていると思うんですが、その辺、課長、どうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口です。再質問にお答えします。  御指摘のとおり、二十八年度の第一回定例会でも、衛藤議員からデマンドの乗り合いタクシーの件をいただいていると思いますし、その他、多くの議員からもいただいているところでございます。  デマンドについては、これまでも答弁させていただいている部分がありますけども、デマンドのことだけを考えてですね、いくんではなくて、交通全体をやっぱり考えていかないといけない。タクシーに影響が出る、路線バスにも影響が当然出ます。  私も、各地で導入成功事例をたくさん拝見しています。いろんなものを見る中では、失敗事例は出てきません。ところが、失敗事例もございます。大分県内での担当者会議においても話すとき、なかなかいろんな課題が出てきます。そういった事業者のこと、それから地域地域でですね、やっぱりいろんな事情があると思いますし、例えば、安心院・院内と、また、宇佐は地域で違うと思いますけども、何が必要かと、先ほど議員の御質問にありますように、買い物もありますでしょうし、地域の高齢者の居場所作りもありますでしょうし、病院もあります、それがどこにどれぐらいの距離であるかというのが、全然地域によっても違うわけですけども、そこのやっぱりニーズの把握をしなければいけません。  最近はですね、これもずっとお答えしてきましたけども、少し状況がやっぱり変わってきている部分もあるというのがですね、路線バス、これが、従来は路線バスの維持、市も赤字補填しておりますけども、維持をしていくんだという原則といいますか、考え方がありましたけども、これが、利用者がいない、減ってきている、それから、何よりも運転手の不足ということで、維持がなかなか難しくなってきているという状況がございます。近い将来に撤退ということも視野に入れないといけないんじゃないかと。そうなると、公共交通全体の見直しをしていかないといけない。その中にデマンドありきではなくてですね、デマンドも選択肢の一つですけども、先ほど申しました、まず、地域の事情を聞いて、ニーズ把握というのを、今、考えているところで、答弁で申しましたように、事業者の聞き取り、それから地域の具体的なニーズ調査、これをまず行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤義弘君。 ◯六番(衛藤義弘君)選択肢としてはね、いろんな方法があろうかと思います。やっぱり、その地域の方たちの話を聞きながら、意見を聞きながら、それは絶対必要だろうと思ってますので、いい方向でね、できるような体制作りっていうのは、やっぱり追究していっていただきたいなと思ってますので、お願いします。  それでは、最後に、もう時間が二分しかないんですが、婚活事業の部分ですが、もう五年たちまして、そろそろ大々的にイベントもいろんな形、芸能人まで呼ぶかどうかっちゅうのは問題あるんですが、やはり何か勢いを。出会いの場っちゅうのは、一番大事なんですね。別府もいよいよ市長が何かすごいやる気になってまして、とにかく婚活頑張っていくというようなお話もしていますし、各自治体がやっているんでね、その辺の節目として、どう考えてるか。もう終わりましたね。 ◯議長(佐田則昭君)時間になりました。 ◯六番(衛藤義弘君)それじゃあ、終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で衛藤義弘議員の一般質問を終結いたします。  それでは、ここで暫時休憩いたします。  休憩中に議会運営委員会の開催をお願いします。                 休憩 午後三時四十二分               ───────────────                 再開 午後四時三十九分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長します。  それでは暫時休憩します。                 休憩 午後四時三十九分               ───────────────                 再開 午後六時二十八分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど開催されました議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 辛島光司君。 ◯議会運営委員長(辛島光司君)皆さん、こんばんは。お疲れさまです。議会運営委員長の辛島光司でございます。  先ほど休憩中に開催した議会運営委員会の結果について報告いたします。  今期定例会において、議長が発言留保宣告した、中本 毅議員の六月十二日の一般質問における発言について協議した結果、お手元配付のマーカー部分については、不穏当発言であると認定いたしました。  次に、川谷光紹議員から提出のありました、六月十二日における発言取り消し申出書について協議いたしました結果、発言取り消しの件を本日の日程に追加すべきものと決定いたしました。  なお、変更後の議事日程につきましては、印刷配付のとおりであります。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)ただいま議会運営委員長から報告のありましたように、中本 毅議員の六月十二日の発言の一部については、議会運営委員会が認定した箇所を削除する措置を講ずることを報告いたします。  次に、議事日程の追加についてお諮りいたします。  川谷光紹議員より、六月十二日の発言について、六月十四日付で発言取り消し申し出が提出されました。  この際、発言取り消しの件を本日の日程に追加したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(佐田則昭君)御異議なしと認めます。  よって、発言取り消しの件を本日の日程に追加することに決しました。  なお、変更後の議事日程はお手元に印刷配付のとおりです。   ~ 日程第二 発言取り消しの件 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第二、発言取り消しの件を議題といたします。  二番 川谷光紹議員から、六月十二日の会議における発言について、会議規則第六十五条の規定により、お手元に配付した発言取り消し申出書のとおり、発言を取り消したいとの申し出がありました。  なお、会議録から削除する発言については、その取り扱いを議長に一任し、議長が改めて記録を調査の上、適当な措置をとることにいたします。  お諮りいたします。  川谷光紹議員からの発言の取り消しを許可し、その取り扱いを議長に一任することに御異議ありませんか。  (「異議なし」との声あり) ◯議長(佐田則昭君)御異議なしと認めます。  よって、川谷光紹議員からの発言の取り消しの申し出を許可し、その取り消しについて、改めて記録を調査の上、適当な措置をとることに決しました。  本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十五日、午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労でございました。                     散会 午後六時三十三分 宇佐市議会...