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2018年06月13日 平成30年第2回定例会(第3号) 名簿
2018年06月13日 平成30年第2回定例会(第3号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2018-06-13
    2018年06月13日 平成30年第2回定例会(第3号) 本文


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    2018年06月13日:平成30年第2回定例会(第3号) 本文 (369発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成三十年六月第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成三十年六月十三日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃五番    │一、はちまんの郷グリーンパーク宇佐につ  │市長    ┃ ┃後藤竜也君 │ いて                  │担当部・課長┃
    ┃      │ (1)運営主体の変更に伴い、特別委員会が設 │      ┃ ┃      │  置され、議論されたが、委員会内での意 │      ┃ ┃      │  見はどのように反映されたのか。    │      ┃ ┃      │ (2)四月以降、ホテルの運営は具体的に、  │      ┃ ┃      │  どのように改善されたのか。      │      ┃ ┃      │ (3)市民の不満の声をどのように受け止め  │      ┃ ┃      │  ているのか。             │      ┃ ┃      │ (4)今後、市はどのように関わっていくの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │二、子どもの安心・安全について      │市長    ┃ ┃      │ (1)宇佐市内で、児童・生徒への声かけ事  │担当部・課長┃ ┃      │  案の発生件数は。           │      ┃ ┃      │ (2)死角のある場所や声かけ事案の発生個  │      ┃ ┃      │  所等の注意喚起はなされているか。   │      ┃ ┃      │ (3)防犯ブザー、GPS機能付きのキッズ  │      ┃ ┃      │  用携帯を推奨してはどうか。      │      ┃ ┃      │三、観光について             │市長    ┃ ┃      │ (1)駅など主要施設での市内各施設への案  │担当部・課長┃ ┃      │  内が十分でないように思える。改善す  │      ┃ ┃      │  べきでないか。            │      ┃ ┃      │ (2)「ななつ星」への対応など、民間団体  │      ┃ ┃      │  に頼り過ぎているのではないか。    │      ┃ ┃      │四、教育について             │教育長   ┃ ┃      │  佐賀県鳥栖市に於いて、教科「日本   │      ┃ ┃      │ 語」を導入しており、内容も大変充実   │      ┃ ┃      │ し、子供たちの将来に大いに役立つもの  │      ┃ ┃      │ だと思う。導入を視野に宇佐市も調査研  │      ┃ ┃      │ 究してはどうか。            │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、未就学児の弱視、視力、目の異常につ  │市長及び  ┃ ┃辛島光司君 │ いて                  │担当部課長 ┃ ┃      │  一歳半と三歳半の健康診断において、  │      ┃ ┃      │ 早期発見・早期治療に向けた取り組みを  │      ┃ ┃      │ 前向きに具体的に検討していただきたい  │      ┃ ┃      │ が、現在の状況は。また、幼稚園や保育  │      ┃ ┃      │ 園との連携や支援も必要不可欠だと思う  │      ┃ ┃      │ が、どうか。              │      ┃ ┃      │二、発達障がい児の特別支援教員支援員に  │      ┃ ┃      │ ついて                 │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市内の学校への配置状況は。ま   │      ┃ ┃      │  た、配置基準は。           │      ┃ ┃      │ (2)性質や症状は千差万別で、保護者と支  │      ┃ ┃      │  援員と学校との三者連携が肝要だと思  │      ┃ ┃      │  うが。                │      ┃ ┃      │三、給食費の徴収について         │      ┃ ┃      │  引き落としによる徴収が始まっている  │      ┃ ┃      │ が、現在の状況と課題点は。       │      ┃ ┃      │四、春の運動会について          │      ┃ ┃      │  各種スポーツ大会等との日程調整は、  │      ┃ ┃      │ どのように行っているのか。       │      ┃ ┃      │五、宇佐市平成の森公園の人工芝フィール  │      ┃ ┃      │ ド使用について             │      ┃ ┃      │  使用(予約)の優先基準は。開場して  │      ┃ ┃      │ 間もないが、夏休みに向けて使用希望者  │      ┃ ┃      │ が殺到する事態も考えられる。宇佐市の  │      ┃ ┃      │ 子どもたちが多く関わる団体の使用が当  │      ┃ ┃      │ 然なこととして優先されるべきだと思う  │      ┃ ┃      │ が。                  │      ┃ ┃      │六、「再犯の防止等の推進に関する法律」  │      ┃ ┃      │ について                │      ┃ ┃      │  平成二十八年十二月十四日に公布・施  │      ┃ ┃      │ 行された、そのなかで「地方再犯防止推  │      ┃ ┃      │ 進計画」の策定が地方自治体にも求めら  │      ┃ ┃      │ れている。策定に向け、まずは宇佐高田  │      ┃ ┃      │ 保護区保護司会と勉強会や協議会を通じ  │      ┃ ┃      │ て連携を深め、情報共有から始めていく  │      ┃ ┃      │ ことが肝要だと思うが。         │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、院内の養豚場問題について       │市長    ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)三月二十八日「東・納持の環境を守る  │および   ┃ ┃      │  会」が発足し、四月九日に県と市に要  │担当部課長 ┃ ┃      │  望書を提出。五月十四日に市から要望  │      ┃ ┃      │  書への回答があった。守る会が市へ要  │      ┃ ┃      │  望した事項と回答の内容について改め  │      ┃ ┃      │  てお聞きしたい。           │      ┃ ┃      │ (2)県北部保健所が三月六日に水質汚濁防  │      ┃ ┃      │  止法違反の疑いで業者への立ち入り調  │      ┃ ┃      │  査を行い、敷地内にある排水処理施設  │      ┃ ┃      │  から採水したところ同法の基準値一リ  │      ┃ ┃      │  ットル当たり六〇〇ミリグラムを上回  │      ┃ ┃      │  る六二〇ミリグラムの窒素化合物を検  │      ┃ ┃      │  出した。そして保健所は同十六日、業  │      ┃ ┃      │  者に改善命令を出し、同二十八日業者  │      ┃ ┃      │  側が改善計画を提出したというが、そ  │      ┃ ┃      │  の計画書の内容は。          │      ┃ ┃      │二、中山間直接支払制度について      │      ┃ ┃      │  平成十二年、棚田に象徴される中山間  │      ┃ ┃      │ 地域農業の活性化の切り札として「直接  │      ┃ ┃      │ 支払制度」がスタート。当時旧宇佐市は  │      ┃ ┃      │ 一般基準で麻生地区、特認基準で西馬   │      ┃ ┃      │ 城、北馬城、封戸の三地区が対象となっ  │      ┃ ┃      │ ていた。平成二十九年度の宇佐市の直接  │      ┃ ┃      │ 支払制度の協定締結数、活動状況、参加  │      ┃ ┃      │ 農家数、交付対象面積、及び交付額は。  │      ┃ ┃      │三、人口急減問題について         │      ┃ ┃      │ (1)策定された「宇佐市人口ビジョン」に  │      ┃ ┃      │  は今から六年後の二〇二四年(平成三  │      ┃ ┃      │  十六年)の将来計画人口を五万三千人  │      ┃ ┃      │  と設定している。今後どのように宇佐  │      ┃ ┃      │  市の人口急減問題を克服していくの   │      ┃
    ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)五月八日付の毎日新聞に「県外移住   │      ┃ ┃      │  支援策奏功」の見出しで県内の移住者  │      ┃ ┃      │  数と上位市町村が紹介されていた。二  │      ┃ ┃      │  〇一五年度に八〇名でベスト二だった  │      ┃ ┃      │  宇佐市が十六年度以降は姿を消してい  │      ┃ ┃      │  る。十六年十七年の移住者数と十八市  │      ┃ ┃      │  町村中何位だったのか。また移住者が  │      ┃ ┃      │  減少した原因は何だと分析しているの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一、自然豊かな循環のまちづくりについて  │是永市長  ┃ ┃今石靖代さん│ (1)宇佐市のごみのリサイクル率の推移は  │      ┃ ┃      │  どうか、どう評価しているか。     │      ┃ ┃      │ (2)福岡県大木町では、生ごみの分別回収  │      ┃ ┃      │  で、ごみが半減、ごみは液肥や電力に  │      ┃ ┃      │  変えられ地域の活性化に貢献してい   │      ┃ ┃      │  る。全国で循環型のまちづくりを推進  │      ┃ ┃      │  する自治体が増えているが、宇佐市の  │      ┃ ┃      │  考え方はどうか。           │      ┃ ┃      │ (3)大木町では、古紙・古布の常設置き場  │      ┃ ┃      │  を設置し地区が販売し、量に対して町  │      ┃ ┃      │  が助成をしている。紙オムツの回収も  │      ┃ ┃      │  常設置き場で回収しリサイクルしてい  │      ┃ ┃      │  る。自治区と協議を進めてはどうか。  │      ┃ ┃      │ (4)高齢化や孤立化が進む中、ごみ出しが  │      ┃ ┃      │  困難な方へのサポートを進めるべきで  │      ┃ ┃      │  はないか。              │      ┃ ┃      │二、子どもの権利条約の立場から      │      ┃ ┃      │ (1)「安心して子育てができる宇佐市」   │      ┃ ┃      │  「お金の心配をせずに病院にかかれる  │      ┃ ┃      │  宇佐市」これは、長年の保護者の願   │      ┃ ┃      │  い。どの子も健康に育つために、十八  │      ┃ ┃      │  歳まで(子ども)の医療費無料化の実  │      ┃ ┃      │  施が求められる。これまで答弁してき  │      ┃ ┃      │  た医療体制のその後の状況はどうか、  │      ┃ ┃      │  関係自治体との協議はどう進められた  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)高卒まで拡大する予算はどうか。    │      ┃ ┃      │ (3)一日でも早い実施が求められるが、実  │      ┃ ┃      │  施までの準備期間はどのくらい必要な  │      ┃ ┃      │  のか、手続きにかかる期間は。     │      ┃ ┃      │三、地域経済の活性化について       │      ┃ ┃      │ (1)「中小企業・小規模事業者振興基本条  │      ┃ ┃      │  例」が今年度から施行されたが、柱と  │      ┃ ┃      │  なる考え方、今年度の取り組みについ  │      ┃ ┃      │  て。                 │      ┃ ┃      │ (2)まず市内事業者の実態をより詳細に把  │      ┃ ┃      │  握することが必要だが、アンケートや  │      ┃ ┃      │  聞き取りなどを計画してはどうか。   │      ┃ ┃      │ (3)店舗リニューアル助成事業が増えてい  │      ┃ ┃      │  るが、宇佐市の取り組みは。      │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)まず、五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)皆様、おはようございます。議席番号五番の後藤竜也でございます。  議長のお許しをいただきましたので、市政一般に関する質問をさせていただきます。  まず一点目、はちまんの郷グリーンパーク宇佐についてです。  まず、運営主体の変更に伴い、特別委員会が設置され、議論されましたが、委員会内での意見はどのように反映されたのかお伺いいたします。  二点目が、四月以降、ホテルの運営は具体的に、またどのように改善されたのかお伺いいたします。  三点目、市民から不満の声が上がっておりますが、それをどのように受けとめているのかお伺いいたします。  四点目、今後市はどのように運営にかかわっていくのかお伺いいたします。  次に、大きな二点目、子供の安心・安全についてです。  まず、宇佐市内で児童生徒への声かけ事案の発生件数は何件あったのでしょうか。  二点目が、死角のある場所へ声かけ事案の発生箇所等の注意喚起はなされているのでしょうか。  次に、防犯ブザー、GPS機能つきのキッズ用携帯を推奨してはどうでしょうか。  三点目、観光について。  一点目、駅など主要施設での市内各施設への案内が十分でないように思えます。その点について改善すべきではないでしょうか。  二点目、ななつ星が今、柳ヶ浦駅に停車しておりますけれども、その対応等を民間団体に頼り過ぎているのではないでしょうか。  大きな四点目、教育について。  佐賀県鳥栖市において、教科「日本語」という特別教科を導入しており、研修に伺いましたが、内容も大変充実しており、子供たちの将来に大いに役立つものであると感じました。導入を視野に、宇佐市も調査研究してはいかがでしょうか。  一回目の質問を以上で終わります。明瞭簡潔な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、子供の安心・安全についての一点目、宇佐市内で児童生徒への声かけ事案の発生件数はについてでありますが、本市が把握している子供に対する不審者情報や声かけ事案の件数につきましては、昨年度が十八件、今年度は五月末時点で三件となっております。  二点目、死角のある場所や声かけ事案の発生箇所等の注意喚起はなされているかについてでありますが、死角場所については、教育委員会等が実施する児童生徒の通学路の安全確保対策等において把握するようにしております。不審者情報や声かけ事案につきましても、教育委員会や学校、警察署からの情報をもとに収集し、青色パトロールカー三台により警戒を行っております。  三点目、防犯ブザー、GPS機能つきのキッズ用携帯を推奨してはについてでありますが、防犯ブザー等を持たせることは、声かけ事案などを減少させるために有効な手段と考えております。現在、市内の全ての小学校一年生には、入学時に防犯ブザーや安全笛等を贈呈していただいているということであります。キッズ用携帯電話につきましては、原則として学校へは持って行かないようになっていますが、保護者の判断により、緊急連絡や防犯対策等として依頼があった場合は、学校ごとに状況に応じて対応していると伺っております。今後も、子供を初め、市民が安全で安心して暮らせる宇佐市の実現のため、関係機関、団体と連携しながら対策の強化を図っていきたいと考えております。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの教育についてを、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)皆さん、おはようございます。教育長 竹内でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、教育について。  教科「日本語」の導入を視野に、調査研究してはどうかについてですが、鳥栖市で実施されている教科「日本語」は、日本及び地域の言語、文化、伝統などを系統的に学べる教科であり、礼儀や作法、挨拶など、子供たちの豊かな心と生きる力を育む上で重要な学習内容が含まれていると認識しております。  この教科日本語は、文部科学省より教育課程特例校の認可を受けて、平成二十六年度に鳥栖中学校、鳥栖小学校、鳥栖北小学校の三校で、また、平成二十七年度からは、鳥栖市の全ての小中学校で行われているものです。教育課程特例校とは、文部科学省が学校教育法施行規則第五十五条の二に基づき、地域の実態に照らし、より効果的な教育内容、教育活動を実施するため、学校または地域の特色を生かした教育課程を編成して教育を実施する必要が認められる場合に、特別な教育課程を編成し、実施することができると認定した学校のことを示しております。  したがいまして、教科「日本語」は、教育課程特例校に認定された学校でしか行うことはできませんが、今後、研究の内容成果等が広く示されることと思われますので、市教育委員会といたしましても、今後の動きを注視してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めのはちまんの郷グリーンパーク宇佐についてを、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、はちまんの郷グリーンパーク宇佐についての一点目、特別委員会での意見はどのように反映されたのかについてですが、はちまんの郷宇佐については、債務超過の解消が困難なことから、ホテル運営に実績のある株式会社F&Tフォールディングス及び宇佐市地元企業の出資による株式会社グリーンパークホテルうさを設立し、株式会社サン・グリーンから債務を含めた事業譲渡を受け、本年四月一日より運営開始をいたしました。  この運営主体の変更に当たり、議会において特別委員会を設置していただき、その中で市民サービスの低下を招かないことや運営への発言の担保、二百名以上収容できるホールの整備、入浴施設の整備、雇用の確保などの御意見をいただきました。これらについては、ホテル側にお伝えし、家族風呂の設置や温泉前休憩コーナーの整備、大広間の改修などのハード整備とともに、継続雇用を希望する現従業員の雇用、役員の派遣等により対応していただいているところです。  二点目、四月以降、ホテル運営はどのように改善されたかについてですが、グリーンパークホテルうさとして再スタートしてから二月が経過しましたが、従前の体制で業務を継続しながら、負債処理ほか諸手続を行う中で、建物リニューアルのスケジュールも予定よりおくれているとのことであります。まだ、具体的に何がどう変わったと言える状況にはないというのが現状であると認識をしております。  建物のリニューアルについては八月末の完成予定と聞いており、レストランではバイキング形式ができるようにするとのことで、ホテルの視覚的変化に加え、料理の内容等も改善されるものと期待しているものであり、あわせて宿泊等、ワンランク上のサービス内容になるものと考えております。  三点目、市民の不満の声をどのように受けとめているのかについてですが、日帰り入浴客から、入浴時間が短くなったとか、はちまんの郷宇佐が以前発行していた入浴回数券が使えなくなった等の御意見があったと聞いております。ホテル経営の観点から、宿泊客の満足度を高めることは最重要課題でありますが、宿泊客と日帰り入浴客、両方の利便性を確保するために、両者の利用形態をどう調整するかについて運営主体と協議の上、日帰り客の利用時間を十九時までとしたところです。また、入浴回数券については、利用期限が経過しているとのことで、利用者には説明し、御理解をお願いしているとのことです。市民の皆様には、運営主体が変わり、従来とシステムが違うことで戸惑っている部分もあるかと思いますが、市民からの不満の声はホテル側に伝えるとともに、より丁寧な説明に努めるよう要請してまいります。  四点目、今後、市はどのようにかかわっていくのかについてですが、今回の運営主体の変更に当たっての基本的な考えは、はちまんの郷宇佐を本市の観光拠点施設として、市と地域で盛り上げてリスタートさせるということであります。そのため、本市の観光施策、スポーツ交流施策等で連携させることにより、交流満足度の向上、地域活性化に資するものと考えています。  また、本市はホテル建物の現物出資により、株式会社グリーンパークホテルうさの株の三三・二%を所有する株主であり、取締役として副市長を派遣しています。ホテル経営については、実際に運営を担う株式会社F&Tフォールディングスにお任せすることになりますが、株主として、また役員として株主総会や役員会において、利用者サービスの向上等について意見をしていくことになります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの観光についてを、経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)皆様、おはようございます。経済部長の久保でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、観光についての一点目、駅など主要施設での市内各施設への案内が十分でない、改善すべきではについてですが、現在、東椎屋の滝、鷹栖つり橋公園、平和資料館、宇佐空の郷などには常駐の管理人が案内をしていますが、駅やその他の主要観光地では管理人はもとより観光ガイドなどの常駐は困難であるため、パンフレット配備やポスター掲示、観光案内板設置などで対応しているところであります。  また、観光協会を通じて、観光タクシーや観光ガイドの増員及びスキルアップ研修などの取り組みのほか、宇佐駅、東椎屋の滝、宇佐のマチュピチュなどでは、地域おこし協力隊員が月に一、二回観光案内を行っております。
     市といたしましては、議員御指摘のように、駅など主要観光施設から周辺施設へ、さらに全域周遊へとつながるパンフレット作成を初め、観光標識や観光案内板の改修、新規設置など、適宜対応してまいりたいと考えております。  二点目、ななつ星への対応など、民間団体に頼り過ぎているのではについてですが、毎週火曜日の柳ヶ浦駅到着時に、柳ヶ浦アーバンデザイン会議などの地域の方々が自発的にお出迎えいただき、本市への好印象にもつながる御厚意に心から感謝しております。市観光協会では、所属のガイドが宇佐神宮までの移動バスの車内と神宮境内での案内や院内鳥居橋付近でのお見送りをしていただいております。市といたしましても職員が毎回お出迎えをしており、外国人観光客がいる場合は、インバウンド対策の地域おこし協力隊員も乗車して、通訳案内を行っております。また、年初めの運行時などの節目には、市長やキャンペーンレディもお出迎えをしているところであります。地元や民間団体の方々には今後とも過度の負担にならない範囲で御協力いただければ大変ありがたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず一点目のはちまんの郷グリーンパーク宇佐についてでございます。回答も、今お聞きもいたしました。ここで、まずお伝えしたいのが、四月一日から運営主体が変更になったと。通常ですね、会社が変わると劇的に変わることを皆さん期待しているわけでございます。私自身もですね、またここにいらっしゃるほかの議員の皆様方も、前回の運営会社のときからいろいろな御要望や御不満をお受けして、今度は会社が変わりますから必ずよくなりますというふうに説明をしてまいりました。そうしましたら、実際に四月以降、聞き及んだところによると全く変わっていない。逆に、マイナスになったのではないかというような意見も伺っております。そのあたりはまずどのように捉えているのかお伺いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  答弁でお答えしましたように、まだ現状として何がどう変わったというふうに言える状況にないというふうに認識しております。そして今、委員から御指摘のありましたように、いろいろ市民からの不満があるというのも、市のほうにいただいている分もありますし、現場のほうから聞いている分もございます。その部分についても、ホテル側のほうにお伝えして、改善の要請をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)まず、建物のリニューアルの件とかですね、あと、入浴客の混在を解消するとか、そういったことが回答には書かれております。ただですね、私が一番このホテルについて変わってないというふうに言われる一番のところはですね、ソフトな部分というか、人の部分ではないかなというふうに思われます。私自身もですね、伺いまして、それは全く変わってないなというふうに感じました。実際に、玄関入ってですね、例えば入浴に行く場合でも、いらっしゃいませの一言もないんですよね。まず、そこが全然変わってない。ハード設備、例えば施設が老朽化したりとか、また食事の内容がよくないとか、そういったことも改善をどんどんしていかなければならないと思うんですけど、まず、そこの部分が変わらないとですね、満足度は全く今後も変わることはないと思いますけれども、そのあたりは、会社が変わったら普通はトップの考えに従って、そこがまず変わって、あっ、会社変わったなって普通は思うと思うんですけど、現状変わっていません。そのあたりはどう考えますか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えいたします。  ソフトの部分、従業員の接遇対応等でございますけれども、この二カ月の間で新体制になって、会社の従前の体質の改革等がまだうまく機能していないというのが事実であろうというふうに思いますし、現場のホテル側のとの声もお聞きしましたけども、まだ、十分に機能していないというふうに認識はしているところでございます。  ただ、その要因としましてですね、いろいろお話をお聞きしましたけども、まず、これはソフト面というわけではないんですけど、まず、現実にスタッフの人数が全然まだ今、不足していましてですね、これは今、募集をかけているんですけど、なかなか集まらないという側面はあるんですけども、職員研修、そういった部分はホテル側等も計画しておりまして、今後やっていく、今もやっているんですけども、引き続きやっていくということなんですが、まず、実際に取り組んでいるということで、表立って効果があらわれてないかもしれませんけども、お聞きしたところによると、二週間に一回ですけども、今、現状の情報共有を会社に来て一緒にやっていると。そして、今後の予定も含めてですが、グループ内のいろいろホテルを持ってございますので、そういった他のホテルに視察研修に行く予定にしていると。それから、料理の方面を含めてですね、グループ内のホテルの視察の研修で勉強してもらうと、そういったことも検討しているようです。今、実際に行っているといいますか、現場の改革として、これもグループ内のホテルのほうからですけれども、ホテル鉄輪というのがありますが、そこからの支配人を派遣して、改革に向かってやっていると。それから、JR九州のホテル、ブラッサム大分、この中の四季というレストラン、そこからもレストランの有資格、資格がある方だと聞いておりますが、派遣して、今、改善に向かってやっている、今、そういったことはお聞きしております。  これがまだ、今、十分に機能していないということだと思うんですけども、まだ、こちらも要請はしているところでありますし、これが今から徐々に実を結んでいくというふうに期待しているところでございます。リニューアルもあわせてやっていきますので、そこでですね、変わったなというふうになっていただきたいと思いますし、ホテル側も今、そういう考えでやっているというふうにお聞きしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)以前ですね、宿泊客の方から、入浴の際に多少の日帰り客の方に苦情があったというような話も伺いました。ただですね、委員会の中で、私も入っていましたけれども、その中の議論でもありましたし、また、今回のお答えのほうでも、入浴時間が混在しないように十九時に時間を早めたということであります。ただ、私が思うのは、この業績の低迷の原因というのは、宿泊客と日帰り客の入浴が混在するからということではないと思うんです。まるでそこに原因があるかのようなふうに捉えているというか、もしくは前運営会社がそういうふうに言っていたのかと思うんですけれども、実際のところは、例えばそのソフトの面、接遇の面であったり、また料理がよくないとか、そういった面が一番主な原因で、混在というのはあんまり大きな問題では私、ないんじゃないかなと思います。実際に、この運営が変わる前、二月、三月もしくは四月に関して、日帰り客の利用というのは大変少ないと思うんです。そのあたり、人数を把握されていますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えします。  申しわけございません。人数については把握してございません。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)先日、私が夕方ですね、五時から六時ぐらいの間に行きましたけれども、日帰り客は十人いるかいないかぐらいの状況でありました。その前の時間はもっと少ないそうです。三時から入浴はできるそうなんですけれども。でも、七時までとなるとですね、ほとんど日帰り客の利用はできないような状態であると思います。そのことを、時間が早まったことに関して、日帰り客の方から不満があったと。そのときに、ホテルの方が言った言葉が「うちは銭湯じゃないんだ」と。もしくは、その温泉の温度がですね、もともとの温度が低いでしょうから、ボイラーで温めると思うんですけれども、それが温まってなくて冷たかった。そのことで不満を言うと、「そんな不満があるんだったら、もう来なくて結構です」というような言葉もあったと。ちょっとこれはですね、サービス業としてはあってはならないというか、あり得ない回答ではないかなと思います。  私、出口課長に対して、個人的には大変尊敬しているんですけど、不満等はですね、しっかり伝えないとよくならないと思うんで、ちょっといろんな事例を言わせていただきます。  まずですね、宇佐市から新会社に対して修繕費というものが、今後のホテルの浴槽改修費等含めて三千万円、プラス二千万円、合計五千万円の税金が投入をされています。実際に、今は家族風呂の工事に入っているんだと思うんですけれども、普段使われている大浴場の設備がですね、大変老朽化というか、ほったらかしになっています。例えば、トイレも鍵がかかりません。壁紙が剥がれっぱなしです。そして、サウナの中、石をタイル張りにしているんですけど、それがもうぼろぼろです。二つのうち一つは、床に穴があいています。そのまんまの状態なんですね。その上、露天風呂に関しては、草も刈ってないです。これでですね、近隣の温浴施設の入浴料と比べたときに、すばらしい施設だったら高くても、それはもう、その値段ぐらいするだろうなというふうに皆さん納得はされると思うんですけど、現状では、近隣の温浴施設よりも状態が劣っている状況で今の値段設定では、入浴客が増える要素がないと思うんです。一般市民の方々からすればですね、運営会社がほかの会社が運営していると言いましても、宇佐市が建物は買ったと。そして、実際、今も株主である、建物の現物出資とはいえ、宇佐市が所有者であるという認識であるのに、全くプラスがないというふうに言われています。実際そのことを委員会の中でも話しましたけれども、灯を消さないことが大事だということでありました。灯を消さないことは大事というのは大前提の話であって、どんな会社でもですね、どんな組織でも灯を消さないことは第一前提、かと言って、消さないためには何をやってもいいかということではないと思うんです。それなりの背景があって、自分たちの使命があって、例えばはちまんの郷であれば、宇佐市の所有物ということでありますから、宇佐市民にとってもプラスがあった上で、その上で灯を消さないという努力をすることが求められているんではないかなと思うわけでございます。  例えば、入浴施設の利用料金を、委員会の中でも、少し下げてはどうかという話もありました。今後、経営がよくなったらそのことも考える可能性があるというふうな回答でございました。しかしですね、例えば入浴料金は平日が五百五十円だったと思うんですけれども、百円下げたところで、経営に関する財政的な面では大きな影響ってないと思うんですね。例えば、百人入浴客が来たとしてもですね、百円下げてもたった一万円しか変わらないんです。その一万円をカバーすることを考えたら、じゃあ四百五十円の人が何人来たらいいのかと。二十人ちょっと増えたらですね、その分は十分カバーできるわけです。ですから、温浴施設の入浴料金を上げる下げるというのは、業績は関係なくですね、ここはやはり市民にとってプラスになるように話をしなければ、私がこれはよくないと思うんですけど、そこはやはり考えは変えてもらうのは難しいですかね。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)お答えいたします。  最後の値下げの部分もありましたが、その前のさまざまなものも少しあわせてお答えさせていただきたいと思います。  一つ、宿泊客と日帰り客の混在が主要因みたいと捉えているんじゃないかと。これは当然、おっしゃるように、それが経営悪化の主要因とはもちろん考えておりませんし、ホテル側もそういう認識であるというふうに思っております。そして、特別委員会の中で、利便性を下げないようにという御意見をいただいたところですけれども、一方で日帰り客からの苦情の声があるというのもこれはまた事実ではあります。ただ、その解消という分で十九時というお話を協議の上、決めたところですけども、これが主要因でということではございませんで、一つの解決手段としてさせていただいたところです。  お湯が出ないという苦情もあったということで、これについても、これも把握しておりまして、実際にポンプの故障があったということで、たまたまそのとき来られたお客様に御迷惑をかけて、苦情をいただいたんだと思います。これについては、すぐ修理したというふうには聞いておりますけども。それも一つの例ですけれども、今、議員御指摘があったように、さまざまな面で不十分な部分があるということだと思います。それも、私どもも認識しておりますし、ホテル側も認識しておりまして、お風呂の分もそうなんですけども、いろんな部分で修繕箇所も出ておりまして、その対応はしているというふうに聞いております。職員の対応につきましては、先ほど申しましたように、今ちょっとまだかみ合っていない部分はありますけれども、研修をずっと計画しておりますので、その後の、ちょっと今、時間を、様子を見させていただきたいなというのがホテル側の考え方のようであります。  それから、最後に御指摘いただきました入浴の百円の値下げは、目に見える形でしたほうが、その考えは変わらないのかということでございました。今、そういった引き継ぎの、表現がいいかどうかわかりませんけど、少しばたばた状態になっている部分がありますけれども、ここで委員会でもその御指摘をいただきましたけども、これをホテル側に伝えて協議している状況ではありません、現実ですね。今、こういった御意見も改めていただきましたので、この分につきましては、また、ホテル側に御意見として話してみたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)若干の運営形態は違いますけれども、杵築、山香であったりとか、また高田、それは宿泊施設はないですけれども、もしくは入浴客や宿泊客が混在しているという意味においては、別府のホテルでもですね、そういったところでは全く混在していても問題がない状態であると思います。また、入浴料金の問題に関しても、高田ができて杵築ができて、何で宇佐ができないのかというような御指摘もありますので、それは言われるとですね、確かにもっともなことだなと私も実際思いますので、そこはやっぱりですね、何らかの知恵を絞っていただいて、宇佐市が持っててよかったなって、やはりそこは灯を消さないだけじゃですね、そこは伝わらないです。そこを変えていただくことを切に望みます。私、この件に関しては御存じのように昨年も幾度となくやってきました。今のところゼロ回答なんですね。少しぐらいプラスの回答をしていただきたいなと願っています。  今、取締役会の件、役員の件等もありましたけれども、今、構成はどうなっていますでしょうか、取締役会は。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政部長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)取締役はF&Tフォールディングスの社長それから部長と副市長の構成でなっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)こういった、議会でも何度も取り上げて、私以外でもですね、永松議員も多分質問されると思いますし、それ以外のほかの議員の方も直接相談にあったこともあると思います。副市長、ぜひ、取締役としてこういった意見がたくさん出ているということをぜひ伝えていただけないでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)副市長、信國和徳君。 ◯副市長(信國和徳君)副市長の信國でございます。私、取締役ということでここで言うと語弊があるんですが、市の副市長としてですね、市を代表して、後藤議員からいただきました意見等についてですね、今できることは何かと、早急にできるものからやっていただくよう意見を述べていきたいというふうに思っております。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)この件に関しては、たくさんの方が望んでいることでありますので、ちょっとの工夫でですね、皆様方の不満が満足に変わることだと思っておりますので、ぜひ前向きに協議をしていただきたいと願って、次の項目に移りたいと思います。  次に、子供の安心・安全についてです。宇佐市内での生徒の声かけ事案の発生件数が回答では昨年が十八件、本年度は三件ということでございます。先日、テレビでですね、お聞きしたのは、県内では百四十四件あったというふうに聞きました。大変多い、心配な事案があるなというふうに感じているところでございます。  この声かけ事案等ですね、一番多く起こる時間帯というのは学校帰りの放課後ではないかなというふうに推測するんですけれども、その帰る時間、午後三時から夕方五時、六時ぐらいまでの間が一番危険な時間になると思いますが、今ですね、私、何度もキッズ用携帯の件に関して等、ほぼ質問でも取り上げさせていただいて、そうしましたら、個別には対応していると。でも、原則、持ち込みは認めていないという回答でありました、今までは。今回の回答もそのような回答でございました。私はですね、個別には認めているということに関して、保護者側が受け取る印象というのが、どちらかといえば、持ってくることに関してはネガティブに捉えているということではないかなと思います。相談すれば持ってきてもいいよと、ただ基本的には持ってこないでくださいと。今ですね、こういう声かけ事案がたくさんある中で、登下校の時間、登校よりも下校の時間に学校が全ての責任を持つことはできないと思うんです。諸外国みたいにですね、またこの日本国内でもありますけれども、スクールバスで必ず送り迎えをするとか、そういったことであれば責任を持って対応ができると思うんですけども、現状は宇佐市内ではそういった事例はほとんどないのではないかなと。実際、子供たちが班で帰るのか、数人で帰るのかという状況。でも、最後までグループでいることはできませんから、一人になる時間も当然あります。そういったときに、自分を守る術というものは、守る術としてキッズ用携帯は私はあると思うんですけれども、それをネガティブな感じで捉えていたら、私は子供の安全を担保できないんじゃないかなというふうに思います。ですから、推奨するとまではいかなくても、キッズ用携帯に関しては、持ち込むことは可能であるぐらいなニュアンスで教育委員会として捉えてもらうことはできないでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。再質問にお答えいたします。  今までも何度もという話で私もそういうことは認識をしております。やはり、今の段階では、今おっしゃったようにですね、ネガティブな捉え方というふうなことまでではないんですが、推奨をするということになると、やはりそれぞれの家庭の事情とか経済面などですね、購入をするのは保護者でありますから、そういった部分でなかなか学校のほうからの推奨ということは今しておりませんが、今の現状では、保護者から、そういった学校の行き帰りだけ持ってきて、学校では預かり、そしてまた帰りにはお渡しするというような状況をどこの学校もとっておるというふうに認識をしております。現に、何人もですね、そういう生徒さんいらっしゃいますので、今はそういった状況であります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)実際に相談があった方には持ってきてはいけないということを言わないことは十分存じ上げています。ただ、相談をされない方に関してはですね、基本的には持ってきてはいけないと。学校が推奨するという意味じゃないんです。キッズ用携帯に関しては認めないということではないというような、今の時点では相談があれば対応するというような表現になっていますので、原則だめなんだなと、多分聞かない方はそう思われますので、推奨までしなくても、各家庭の事情により持ち込むことに関しては否定するものではないというように捉えていただければ、現状、多分教育委員会の認識はそうだと思うんですけど、保護者側が受け取る認識はそうではないように捉えている方が多くいらっしゃいますので、そこをちょっとだけ言葉のあやというか難しい表現なんですけど、変えていただけたらいいのではないかなと思います。  実際ですね、特に首都圏の自治体等ではキッズ用携帯を、九都府県だったと思うんですけど、推奨しています。そしてまた、全国子ども会連合会もキッズ用携帯を推奨しています。これは子供の安全を守るためということで推奨している状況です。実際に九都府県が推奨しているというのはかなり、十年以上前なんですけれども、やはり首都圏、人が多いところではそういった事件が起こりやすいということで推奨しているんだと推察します。実際、今の時代というか、ここ数年のことを考えますと、都会だから田舎だからということではもうなくなってきていると思います。この豊前地域においても、近くで言えば苅田でもそういった事件がありましたし、市内でもそういった声かけ事案は多発しています。都会の方が田舎に来て、そういった犯罪があるというようなことも聞いておりますので、そこ、言葉の表現ですけれども、少し前向きに検討をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  今、議員がおっしゃったように、やはりどこでそういう事案が起こるかわからないというのは私たちも認識をしております。実際、今回、防犯の視点で危険箇所の調査を、防犯も含めてした際にですね、宇佐市の中でもというか、自分の学校の校区は人通りが余りなく、通学路全体が心配という声も実際ございました。やはりそういったところも考えまして、貴重な御意見をありがとうございます。今後、教育委員会だけでは判断ができないところでもありますので、校長会や市P連の話し合いも大事だと思っておりますので、またそういった面で協議をしてまいりたいと思いますし、こういった話が議会であったということは校長会の中でもお話をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ぜひ、PTAとでも話をしていただいてですね、なし崩し的にいろんなスマホでも持ってきてもいいということになったら、それはよくないと思うんです。それはもう学校において持ってくるべきものではないと思うんですけれども、キッズ用携帯と言ったら、例えば居場所がわかるGPS機能がついているとか、防犯ブザー、引っ張ったらブザーがついているとかですね、そういうものに限ってはそういう議論をぜひしていただきたいなという要望でございます。  次に移らせていただきます。  観光についてです。主要施設で各施設への案内が十分でないように思えるということで、御回答もいただいて、パンフレット等で対応していただいているということであります。ただ、パンフレットはですね、駅に関しても、改札を出てから柳ヶ浦駅で言えば右手のところのちょっとした台の上にパンフレットをたくさん置いてます。全ての方がですね、なかなかのぞき込んで手にとってというわけにもいきません。そして、この近くに何があるのかというのも、ぱっと見たときにですね、案内板としてわかるものがあれば、大変ありがたいなというふうに思うわけでございます。近くに宇佐空の郷もありますけれども、駅から道順というか、案内も現状ではございません。柳ヶ浦駅も今、案内といえば、ホームに五百羅漢と、そして龍岩寺の案内が古くからあります。そして、観光案内板で何月に何が行われているというような案内、これはもう毎回更新していただいているので、大変いいことかなと思っているんですけれども、それにプラスアルファですね、各施設はここから大体何分ぐらいかかる、ここからこのバスに乗れば行けるとか、そういった案内が、広告じゃないですけど、そういう案内板みたいなものをぜひ作成をしていただいて、置いていただくというのは難しいでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。議員から御指摘のございました部分で再質問にお答えをさせていただきます。  柳ヶ浦駅周辺の案内板の整備、また誘導標識等、それからパンフレット等の設置予定等々について答弁をさせていただきます。  観光客とか帰省された方々に向けて、新たに見えやすい場所に宇佐駅と同様に大きなパンフレットラック、こちらを設置予定でございます。ちなみにこのパンフレットラックは、乗降客の目にとまるように、改札口横の休憩所入り口、こちらのほうに、木目調の一部透明アクリル板仕様で、多くのパンフレットを置けるようにというようなことで、高さが九十センチ、横が百八十センチ、奥行き八十センチ程度のものを設置するよう、これはもうJRの関係者と協議済みでございます。そして、近々設置する予定というふうになってございます。  それから、標識、案内板につきまして。こちらは、柳ヶ浦駅を出た箇所に設置している案内板、こちら一部内容が古いという部分がございますので、平和ミュージアム完成までには内容修正を行っていきたいというふうに考えております。また、周辺施設、史跡等への途中の誘導案内標識、こちらは既存の案内板の修正と同様に、平和ミュージアム完成までに、施設、史跡を所管する部署と連携してですね、しっかり整備をさせていただきたい、かように思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)そのように、早速の対応をしていただいているということで感謝いたします。ただ、同時に、柳ヶ浦駅にレンタサイクルもあると思うんですけれども、レンタサイクルは利用が現状では少ないのではないかなと思います。これもですね、案内がちょっとわかりにくいというか、せっかく、自転車に乗ればですね、周辺、結構いろんな史跡を見ることができます。ただ、それがちょっとわかりにくい状況にあるので、それもあわせてですね、わかりやすいような案内をぜひしていただきたいなと思います。  続いて、ななつ星の対応についてですけれども、現状ではアーバンの方々が出ていただいてお迎えをしていただいていると。そしてまた、観光協会の方も対応していただいているということでございます。ただ、今、節目では、市長もお迎えいただいたりしておりますし、また職員の方も来ていただいていることは聞いているんですけれども、実際はもう先頭に立ってというよりは、どちらかと言えば、アーバンの方に前に立ってもらっているような印象だというふうに聞いております。ですので、やはりアーバンの方はあくまでも自発的にボランティアに来ているわけですから、そこでやはりもうちょっと旗振り役というかですね、市はこれだけ一生懸命観光をPRするんだと、そういう姿勢があればですね、よし、私たちもやろうという気持ちにつながっていくのではないかなと思いますので、そこをぜひ前向きに考えていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(尾方勇司君)観光まちづくり課長の尾方でございます。後藤議員の再質問にお答えいたします。  実は、JR側からも派手なお出迎えは遠慮していただきたいという部分が内々に伝えられております。ゆっくり旅をしたいという方もいらっしゃるようでございます。私どもも実は、聞いたところでございますが、都市計画課職員、こちらはっぴを着て、そしてキャンペーンレディとあとうさからくん、これのキャラクターも登場する際、私ども観光まちづくり課職員もしっかり行っております。今後、御指摘いただきましたので、しっかり対応をさせていただきたい、かように思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)では、次に参ります。  教育についてです。先ほどですね、回答もいただきました。実際に調べていただいたんだろうと思います。議会が始まる前にですね、開会する前に、教育課長と教育長にも、教科「日本語」という教科書を見ていただきました。日本語というとまるで国語だけというようなイメージがあるんですけれども、国語と何が違うのかというところでありますけれども、研修を受けて、本だけではわかりにくいんですけれども、中を見るとですね、ある意味では道徳的な部分も入っていたりとか、伝統文化を学ぶ、社会的な歴史的な要素も入っていたりとかしております。各地の文化を学ぶ、郷土の伝統文化を学ぶというような項目もあったり、多岐にわたっております。この中を見たときにですね、将来大人になってから、みずから勉強しなければならないようなマナー、ドレスコードがどうとか、お箸の使い方、席次のこととかですね、子供のうちからこういったことを、小学校一、二年は一、二年の教科書があって、三年・四年、五年・六年、中学校までですね、合わせて九年間、こういった勉強ができるわけです。これは、大人になったときに、子供に残る財産になるすばらしい教育ではないかなと感じました。これを見て、私もですね、すぐにこれを教科として取り入れるには、大変ハードルは高いなと思いました。実際にこれを教える側の教師の方々の研修をしなければならないでしょうし、どういった形で進めていくのか、また特別教育課程ということで申請をしたり、さまざまなハードルがあると思います。しかしですね、この内容を見たら、多分いいなと思われませんでしたか。どうですか、課長。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。お答えいたします。  後藤議員からこのお話をいただいてですね、ちょっと調べさせていただきましたけれども、実際、本を今、手にさせていただいて、やはりおっしゃるように、日本語の美しさとか日本語のよさとか、日本人としてどう生きるかとか、日本のすばらしさとかいうようなところがすごくこの本にはあるなと思いましたし、もう一面は、その地域、郷土のよさを学ぶという面も多様にあるなというふうに感じております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、小学校から英語教育も始まるということになっております。ただですね、よく言われる言葉で、国際人になるには日本人たれと、To be international,be nationalという言葉があるように、中身がなければですね、自分の生まれた国のことをよく知らなければ、たとえ英語を学んだとしても伝えることができないと。言葉はあくまでも手段でありますので、その中身が重要ではないかというふうに思うところから、多分この教科「日本語」は始まったんだと思います。これから、英語教育もしっかりしていく中でですね、やはり同時に、大事なのは中身の部分ではないかなと思います。これをそのまま、先ほど申し上げたように、教科としてすぐに取り上げることは難しいと思いますので、まずはですね、この中身の部分で、この部分はぜひ子供たちに教えたらいいな、教えてあげたら将来のためになるなと思うことに関しては、総合学習とかですね、例えば道徳の中でもプリントとして取り上げたりとかですね、そういうことだったら早目に取り組むことができるのではないかなと思いますが、その方向に向けて調査研究はしていただけないでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  先ほど、最初の答弁の中にもございましたが、三十二年度から新しい学習指導要領で実施をされます。それから、今年度より小学校では特別な教科道徳ということで、道徳が教科化されて今実施をしておるところであります。今おっしゃられたように、道徳的な要素も非常にここにあるなというようなことをおっしゃいましたが、実際、今使っている道徳の中では、日本人の心とか、日本人のお辞儀のこととかですね、それから、食事のお箸の使い方なども実際あってですね、そういった部分では、今、私たちとして考えているのは、やはり学習指導要領に沿って教育課程はなされなければいけませんので、新しい学習指導要領、そしてそれぞれの教科のことをまずしっかりと学習を進めていくことが大事かなと思っておりますので、そういった中で、議員のおっしゃる道徳性などもですね、教科道徳の中でしっかり学んでいきたい、生かしたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、新しい教科ができるという、道徳もできるということでありますが、この内容もしっかり調査研究、ぜひしていただきたいと思います。することによって、また、これから始まる指導要領に関してもいろんな要素でですね、サポートが、その研修内容がなされるんではないかなというふうな気もいたします。私が今この教科書を渡して、実際に調べたといっても、中身まで詳しく、私もここで説明することはできませんので、ぜひ一度しっかりと中身を精査していただきたいなと思います。  以上で終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで、暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時五分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十時五十八分               ───────────────                 再開 午前十一時〇五分
    ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番、辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)皆さん、おはようございます。九番 USA絆の会の辛島光司です。  議長のお許しを得て、一般質問を行いたいと思います。  冒頭に先立ち、最近の出来事を一つ簡単にお話したいと思います。  先般、ラグビーの日本対イタリア戦がございました。来年のワールドカップに向けたテストマッチということで、教育委員会、県教委、市教委との事業で、高校生までですね、子供たちと私も行きましたけれども、親と一緒に観戦にというツアーがありまして行ってきました。十四位のイタリアに対して今、日本は十一位、国際ランキングですね。日本はもうこの数年で十一位まで上がってきましたので、来年のワールドカップに向けて官民挙げて盛り上げていこうという気運が会場ではひしひしと感じられました。それに応えるかのように、日本チームもすばらしい戦いをですね、していただいて、来年に向けて大きな希望を持てるのかなと思っております。大分の地でラグビーのワールドカップ、これは世界中から、インバウンド効果というか、外国人の観客がいらっしゃいます。ここで大分の観光の底力も含めて、おもてなし等も含めて試されるのかなと思っておりますし、私個人的にはラグビーをしていた人間ですので、これを糧に追い風に、ラグビー競技が盛り上がっていっていただきたいなという思いであります。人工芝グラウンドもできました。そこでラグビーができるようにもなりましたので、キャンプ、合宿等も含めて盛り上がればなと。私も行って、親子連れが多かったんですけれども、やはり子供さんにはちょっとルール的にも厳しかったのかなと、子供さんは歓声につられて盛り上がってるぐらいで、ただ、大人の方ですね、ルールは細かいところはわかんないけど迫力があるなという意見が周りでも、初めて見たけど迫力があるなと、おもしろいなという意見が多かったように思います。これを機に、情報発信できる機会に、ラグビーと来年のワールドカップに向けてという情報発信も市も、私も行っていきたいと思いますので、皆さんも少し来年のラグビーワールドカップに興味を持っていただいて、日本を応援していただいたらなと思っております。よろしくお願いいたします。  それでは一般質問に入ります。  まず、一項目め、未就学児の弱視、視力、目の異常について。  一歳半と三歳半の健康診断において、早期発見、早期治療に向けた取り組みを前向きに具体的に検討していただきたいが、現在の状況は。また、幼稚園や保育園との連携や支援も必要不可欠だと思うがどうか、お伺いいたします。  二項目め、発達障害児の特別教育支援員について。  一点目、宇佐市内の学校への配置状況は。また、配置基準は。  二点目、性質や症状は千差万別で、保護者と支援員と学校との三者連携が大変重要、肝要だと思うがどうかをお聞きします。  三項目め、給食費の徴収について。  引き落としによる徴収が既に始まっておりますが、現在の状況と課題点は。お伺いいたします。  四項目め、春の運動会について。  各種スポーツ大会等との日程調整はどのように行っているのか、お伺いいたします。  五項目め、宇佐市平成の森公園の人工芝フィールド使用について。  使用(予約)の優先基準は。開場して間もないが、夏休みに向けて使用希望者が殺到する事態も考えられる。宇佐市の子供たちが多くかかわるスポーツ団体の使用が当然なこととして優先されるべきだと思うがどうか、お伺いいたします。  六項目め、再犯の防止等の推進に関する法律について。  平成二十八年十二月十四日に公布・施行されたその中で、地方再犯防止推進計画の策定が地方自治体にも求められております。策定に向け、まずは宇佐高田保護区保護司会と勉強会や協議会を通じて連携を深め、情報共有から始めていくことが肝要、大変重要だと思いますが、どうかお伺いいたします。  まず、一回目を終了いたします。よろしくお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、未就学児の弱視、視力、目の異常についての前段、一歳半と三歳半の健康診断において、早期発見、早期治療に向けた取り組みの具体的な検討状況はについてでありますが、一歳六カ月児健診では、視力や目つき等を、保護者への問診と小児科医の診察で確認をいたしております。三歳六カ月児健診では、目や視力に関する保護者への問診と、家庭での視力検査を確認いたします。その際、見えないと答えた子供や検査ができなかった子供については、会場で再度、保健師が検査を行い、その結果と小児科医の診察により、精密検査や治療へとつないでおります。  課題といたしましては、問診からの聞き取りの精度向上と、精密検査となった方が確実に専門機関へ受診していただくための支援、何より一歳六カ月健診、三歳六カ月健診の未受診の方への対応と考えております。  市といたしましては、健診に従事する医師を対象に、平成三十年三月に発行された標準的な診察項目の具体的な実施方法を示した乳幼児健康診査身体検査マニュアルの活用や、保健師が実施する問診内容の見直しを行うなど、健診における視力検査の精度向上を図り、早期発見、早期治療に努めてまいりたいと考えております。  次に、後段の、幼稚園や保育園との連携や支援も必要不可欠だと思うがどうかについてでありますが、市といたしましても、幼稚園、保育園、認定こども園との連携は必要と考えており、一歳六カ月健診や三歳六カ月健診の受診勧奨や必要なケースについては園と連携して支援するようにいたしております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの発達障害児の特別支援教育支援員についてを、教育長 竹内 新君。 ◯教育長(竹内 新君)教育長の竹内でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、発達障害児の特別支援教育支援員についての一点目、市内の学校への配置状況、配置基準はについてですが、特別支援教育支援員は、普通学級において特別な支援を要する子供に対して、日常生活動作の介助や学習活動上のサポートを行う役割をしております。市内には現在、四十二名の支援員がおり、子供や保護者の教育的ニーズに応じた支援ができるよう、取り組んでいるところでございます。  年度当初の配置は、学校より提出された医師の診断書等を含む配置希望書と、市教育委員会に一名配置しております特別支援教育コーディネーターによる実態把握等により実施し、学校によっては複数配置もしております。  二点目、性質や症状は千差万別で、保護者と支援員と学校との三者連携が肝要だと思うがについてですが、特別な支援が必要な子供については、学校全体で必要な支援について共有し、保護者と連携しながら学校生活を円滑に進めるために個別の指導計画を作成しております。合理的配慮に基づく支援が行えるように、支援員が行う支援についても、個別の指導計画に明記するよう指導を行っております。しかしながら、この支援員の配置は市独自の事業でございまして、支援員は学級担任や授業者とともに支援に当たる位置づけになっております。保護者や子供の願いが支援や指導につながるよう、保護者と学校との連携が肝要と考えますので、学校内での担任等と支援員の情報共有と支援上の共通理解を深めながら、今後も教育活動の充実を図ってまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、三項目めの給食費の徴収についてと四項目めの春の運動会についてを、教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。教育次長の若山でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、給食費の徴収について、引き落としによる徴収が始まっているが、現在の状況と課題点はについてですが、給食事業の運営は宇佐及び南部学校給食センターの給食運営委員会が主体となって行っており、これまで給食費の徴収は保護者組織が集金を行い、金融機関へ納付していただいておりました。しかし、口座振替を望む多くの方からの意見等により、宇佐、南部両学校給食センター運営委員会において協議を重ねまして、昨年七月の総会で、今年度より口座振替に変更することと決定いたしました。その後、児童、生徒、園児の保護者、学校教職員に申込書を提出していただき、口座登録等のデータ入力など、口座振替の実施に向けた取り組みを行ったところであります。  第一回目の口座振替が五月七日に実施されましたが、特に目立った混乱もなく、おおむね順調に行われたと思っております。また、収納の状況につきましては、これまでの徴収率と比べても同様の水準であると把握しております。  現在の課題といたしましては、五月末現在で口座振替の手続が済んでいない方がおられることであり、早急な手続を呼びかけてまいります。  今後、口座振替を続けていく中で、新たに課題が生じた場合は、運営委員会に諮りながら取り組んでまいりたいと考えております。  次に、四項目め、春の運動会について、各種スポーツ大会などとの日程調整はどのように行っているのかについてですが、運動会は学習指導要領の特別活動における体育的行事に当たり、規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上などに資するような活動を行うことを目的として実施し、地域と一体となった学校行事として定着しております。  御指摘の日程につきましては、各学校ごとに、保護者を初め、地域の方々の御協力により、前年度中に開催日程案を示し、新年度に決定、周知しているものと捉えております。今後も各学校において、保護者、地域等の連携・協力を得ながら、運動会の日程を決定していただきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、五項目めの平成の森公園の人工芝フィールド使用についてを、経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、宇佐市平成の森公園の人工芝フィールド使用についての前段、使用の優先基準はについてですが、平成二十九年一月に、宇佐市スポーツ施設の優先予約に関する要綱を制定し、スポーツ施設の優先使用基準を定めています。その中で、平成の森公園陸上競技場の優先予約につきましては、市や市教育委員会、市体育協会を初め、宇佐高田サッカー協会、大分陸上競技協会、大分県高等学校体育連盟等の主要事業や農村交流センターのスポーツ合宿者、参加者が百名を超えるスポーツ大会を優先しております。  次に、総合型地域スポーツクラブやスポーツ協定を締結した専門学校を、その次に市内居住者、最後に市外居住者という優先使用順位となっております。  後段の、宇佐市の子供たちが多くかかわる団体の使用が当然なこととして優先されるべきについてですが、平成の森公園は、市におけるスポーツの拠点施設として、県大会やスポーツ合宿など、市外からの利用に対応できる広域スポーツ活動拠点として位置づけています。使用開始時は、使用希望者が多くなることが予想されましたので、事前にサッカー協会などの競技団体と日程の調整を行い、当分の間、土曜日、日曜日や祝日の利用については、公式試合を優先した運用を行っているところであります。  今後も優先予約に関する要綱の周知に努めるとともに、競技団体と連携を図り、市内の団体が利用いただけるよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、六項目めの、再犯の防止等の推進に関する法律についてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  六項目め、再犯の防止等の推進に関する法律が公布・施行され、地方再犯防止推進計画の策定が地方自治体にも求められている。策定に向け、宇佐高田保護区保護司会と勉強会や協議会を通じて連携を深め、情報共有から始めていくことが肝要だと思うがについてですが、犯罪をした者等の円滑な社会復帰を促進する等による再犯の防止等が犯罪対策において重要であり、国や地方自治体の責務を明らかにし、再犯の防止等の施策を推進することにより、国民が安全で安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的にし、同法は平成二十八年十二月に施行されました。国では、再犯防止推進計画を平成二十九年十二月に策定し、本年四月より施行しております。地方再犯防止推進計画については、地方公共団体の努力義務とされており、県では本年四月に庁内会議が行われ、平成三十年度以降に策定する予定と伺っておりますので、他市の策定状況も注視しながら、策定に向け、調査研究してまいります。  また、市といたしましては、同法第五条に規定されている、連携・情報の提供等が再犯防止に有効と考えております。そのため、今後は、宇佐高田保護区保護司会等と情報共有などができるネットワークを構築し、再犯防止に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それでは、再質問を順次行いたいと思います。  まず、一項目めでございますけども、問診からの聞き取りの精度向上、専門機関への受診、これは現状からの課題点と。努力、取り組むことということでございます。今これは、当面、現状の改善点としてはここで少しずつ精度を上げていくということが現時点からの取り組みでは一番正しいものだと私も認識しております。  私が先般から質問を通してお伝えしているのは、抜本的な改善ということでございます。こればかりは、以前からも質問のやりとりの中でありました。体制が作れないと、もちろんできることではございません。若干、予算もかかりますしですね。ですけれども、目指す方向として、現状と現状からの取り組みというものは私も理解しております。これから先への抜本的な発見率の向上という点におきまして、どのようなお考えをしているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。辛島議員の再質問にお答えをいたします。  健診時にやはり必要な、重要なことといたしましては、健診時に精度を上げていかに見落としをしないかということと、要精密者を専門医の受診へつなげることと、この二点が一番大事なことだというふうに認識をしております。  まず一点目の精度を上げるということにつきましては、今、私ども、できる限りのことはやっておるつもりでございますが、他市の状況を見ますと、今、県下で五市が視能訓練士を配備しているというようなことを聞いております。大分市も視能訓練士を配置いたしておりまして、今年の一月に大分合同新聞にも出ておりましたけれども、配置をすることによりまして、弱視を含む目の疾病発見率がおよそ三倍程度になったというふうなことも書いておりますので、やはり精度を上げるためには、視能訓練士ないし眼科医の配置が必要だろうというふうには考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)私も三倍という数字までは把握しておりませんでしたけど、当然、この分野の専門ですね、今、現状は保健師さんということでございますけれども、やはり、専門の方に診ていただくというのが漏れも少なくなると。それ以上の施策は考えにくいので、私なりにも調べました。視能訓練士という方が少ないんですね。大分県内を見ても、知り合いの方を通して聞いても、なかなか視能訓練士同士でも、あそこにいるよ、ここにいるよとかというようなものじゃないみたいなので、なかなかその体制を作るのは難しいのかなと思っておりますけども、県の関係の地域医療の方が中津市民病院にいらっしゃるんですかね。そちらとの連携は一応とっていただけましたか。まだでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  現在まだ、先ほどおっしゃいました市民病院の関係はまだ連絡はとっておりません。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)市民病院のその方も、たしか医大との関係もある方、地域医療ですね、医大の小児科医さんとも関係があると私も推測されますし、市の小児科、いろんな子育て会議だとかに入っていらっしゃる方も、医大とのパイプもたしかおありだと、外部何とかになっていたと思うんで、そういった方々を通して、ほかの例も私もいろいろ調べられる範囲は調べましたけど、やはり最終的には医大の、もちろん県も含めてですね、医大の協力というのが必要になるのかなと。そのくらい視能訓練士というのは少ないので、現状では大分市、別府市、もしくは医者ですよね、眼科医に協力を願うということになろうかと思います。その辺、県の地域医療の担当の方も含めて、今後、情報収集も含めてですね、また、前向きに取り組みをお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  先ほど議員さん言われたように、医大や県病等につきましても、私どもも今後、話をしていきたいというふうには考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)よろしくお願いします。  それでは、二項目めに移りたいと思います。  二項目めですけども、これはどこまで把握されているか、答えられるかちょっとわかんないですけども、発達障害の診断を受けている小学生は今何人いるかとかというのは把握できているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。お答えします。  それぞれ具体的な数字は今、持ち合わせておりませんが、きちんとそれは把握をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)次が難しいんです。グレーと言われるところですね、これは、グレーと判断するのも難しいんだと思うんですけども、その辺の実態把握というか、対応というか、一応、教育委員会側としての把握状況はどういったところかわかりますか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  さまざまな学校生活の上でですね、グレーと言いますか、日々担任が接しておりまして、やはり支援が必要ではないか、何らかの障害があるのではないかというふうに思われた場合には、保護者にお話をしまして、専門機関に診ていただくとか、そういったような指導をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)このグレーと言われるとが、専門機関でもグレーという判断になるんですよね。はっきり診断が出る場合と出ない場合ということですので、そこが一番、現場としては難しいのかなと思っております。  今、現状、そういった方も含めて、学校現場での判断を含めて、四十二名の体制で行われていると。その四十二名の配置に関しては、各学校の増減とか枠の異動とかというのは今、可能となっているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  先ほど回答にもありましたように、年度当初に学校からの要望によっていたしますが、例えば、それは多分次の年度も継続する場合が多いですけれども、人数的な配分については、やはり全体数がいつも一定とは限りませんので、そこら辺で調整をしております。  以上です。
    ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)恐らく、これを対応するのは四十二名、何名が十分だと言えるようなところでもないと思います。恐らく、限られた人員と予算の中での支援だと思っておりますけども、例えば、今の現状は、診断をされたお子さんもいる、グレー、学校現場での判断で必要とされた生徒もいると。例えば、新入児で診断されている方が入ってくると。そういった場合に、その辺の対応がすごく難しいんじゃないかなと思うんですね。新しくそっちに、増員はできればしたいんだけど、そういったことで、今までの分の継続の部分と新しい対応のお子さんが一人、二人入ってきたということになったときの対応に苦慮されていると思うんですけども、そこのところ、どう対応されているのかお聞かせください。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  新入児に関しましては、新入児の就学相談、市教委が窓口になっておりますので、その時点で把握した人数を支援員の中には入れておりますので、先ほども申しましたように、年度年度で全体数の人数が変わりますが、新入児も含めて年度当初に調整をしているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)今のあれですと調整できているんで、この人数で十分だというふうなことになってしまうんですけども、恐らく二十年以上ぐらい前というのは、余りこういう発達障害というのは問題なかったので、今、これからもまだ増えてくる可能性はあるんですよね。そういった中で、例えば今までの体制の中で、学校に対象児童がいて、二人それぞれ配置してますよね。そこが減ってないのに新しい新入児があるところに増えて、そちらから求められた場合の対応に苦慮するんじゃないかという話を今しているわけで、そういったことが今までもあったんじゃないかなと思うんですね。学校側は、例えば二人欲しいというものがあったあった場合、でも、ほかのバランスとかいろんなことを考えたときに一人しか配置できないとか。市では四十二名で十分だという認識であればそういうことはないんでしょうけども、そういったときの苦慮している対応の状況をお聞かせください。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  確かに、現時点では四十二名ですが、これは、平成十九年度からこの支援員の配置をしておりまして、最初は十四名からスタートしております。年々増員をしていただきながら、今現在、四十二名ということで、できることであれば、もちろん、そういった発達障害を含む支援が必要な児童生徒の数は多くなっておるというのは現実でありますので、四十二名では厳しいところもありますが、宇佐市は、他市と比べましても、数的にもそれから質的にも今の現状で十分とは言えませんが、かなりの充実をさせていただいているというふうに思っております。ですが、そういった支援が必要な子供の増加もあります。そういった場合も、今ある人数で、担任と十分連携をしながら、例えば今まで一人の子供を受け持っていた支援員さんに二人見てもらわなければいけないというような状況も当然ございますが、そういったところでも、ついている時間は十分に支援をするということで、そしてまた、側面的には支援員さん方の研修を深めるとか、また、県の特別支援のコーディネーターの巡回相談とかの指導も受けながら、そういった指導を充実させてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)今、質というものが出ました。体制、割とね、宇佐市は予算も押さえて四十二名という、体制的には県下でもとっていただいているという認識です。ここは、確かに際限がないところで、予算もかかるところですので、今、質というお話をしていましたけど、この体制はある程度の体制がとれているということで、質という点で、二点目に入るんですけれども、発達障害児の症状とかですね、対応策は、御存じのとおり、個別に、全くと言っていいほど多岐にわたり、違います。学校、担任は当然ですけれども、学年主任もしくは教頭、校長と支援員さんと保護者ですね、その共通理解と共通の対応というものがですね、求められてくるのかなと。その辺がすごくうまく機能すれば、さっきおっしゃった、一人で二人を見なきゃいけなくなったとしても、学校の理解もあって、対応の仕方も大体決まっているということになってくれば、子供も安定しますし、そういったことも可能になってくるのかなと思っております。今現在、三者連携がうまく機能している具体例というか、そういったものがあれば、例でも結構です、少し教えてください。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  現在、普通学級に在籍している支援が必要な子供も含め、全てのそういった子供に対して、個別の指導計画というのを作成をしております。それの作成については、もちろん保護者や子供の願いを聞き、そしてその子の持っているものをどのように成長させていくか、発達を促進させていくかということで、そういった視点で指導計画を作成しております。その作成の際に、まず子供の実態がそこに乗りますし、具体的な支援、例えば生活面では友達に声かけする、友達とのコミュニケーションがうまくとれるように繰り返し指導するとか、学習面においては、黒板の板書をノートに書くように横で促すとか、それとか、具体的に、具体物を使いながら、創作活動をするとか、そういった本当にそれぞれの支援の仕方がそこには記載をされております。そういったものを担任と支援員とが共有することで、しっかりと支援員もどういった支援をしたらよいのかということを把握した上で、支援に当たっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)答弁にもありますように、連携が肝要と考えていると、そして、これからも共通理解を深めて向上を図るということですので、期待したいと思います。  ちなみに済みません、個別の指導計画、これは、全校的にやっていると思うんですけど、これはいつからやっているのか、ちなみにちょっとお聞かせください。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  以前は、特別支援学級に在籍の子供に対しての個別の指導計画ということでありましたが、一昨年から、県のほうの指導もあり、全国的にというか、全県的に支援が必要な全ての子供に対して個別の指導計画を作成しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それではまた、教育委員会のほうとしましても、連携を深める後押しですね、学校と教育委員会の連携の中で進めていっていただきたいと思います。  次の項目に移ります。  給食費の徴収についてですけども、これは私も以前から求めてきて、やっと引き落しにもなりました。これはすごく好評でですね、お母さんたちからも、この苦労がなくなったのは大分いいよねというお話をお聞きします。  私が心配していたのは、これによって滞納率、要は口座の登録をする方がどうなのかなと、そこで不具合が生じてないかなというのを心配して質問しましたけども、混乱もなくおおむね順調ということでございますし、収納の状況につきましても、徴収率と比べても同様の水準ということでございますので安心しました。この辺の推移がうまくいっててよかったなという安心であります。  また、今後も、まだ呼びかけをしなきゃいけないのがあるみたいなので、そこはまた呼びかけをお願いして、この項目についての再質問は終わりたいと思います。  四項目め、春の運動会についてですけども、答弁いただきましたけども、基本的には各種スポーツ大会と重ならないようにという認識というか、指導ということでいいんですか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)学校教育課長の竹下です。お答えします。  各学校では、先ほど答弁にもありましたように、保護者や地域の方々と連携をとって日時などは定めているというふうに認識をしております。運動会もそうですけれども、学校行事の一環でありまして、また地域との連携を深める行事でもありますので、今後ともそういった学校行事に対する御理解と御協力をいただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)では、大きな大会と重なったところは、地域との連携が密にとれてなかったということになろうかと思うんですけれども、例えば、春というのは大きな大会もありますね。県から国に通じる大会もあります。そういったものと重なると、どちらかをとらなきゃいけないという状況も出てきます。その大きな大会からすると、例えば市の代表に選ばれて、県で、いや、そういったスケジュールでキャンセルします、大会に出られませんというのはやめてくださいというような状況だということなんですね。そうすると、最初からその大会には登録できないと、市の大会にも登録できないということにもなるというお話を私も聞きましたので、その辺が、大会は当然二週間ぐらいにわたったりする場合もあろうかと思いますし、その辺の日程調整も含めて、学校単位で大会との日程調整、大会の運営側との話というのはなかなか厳しいとは思うんですけども、そういった具体的な事例とかというのは把握されてますでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  そういった場合もあったということもお聞きをしておりますが、実際、その場合も、保護者の方々の了承のもとだったというふうには伺っておりますし、十分そこは、教育委員会がどうとかより、学校の行事でありますので、学校と保護者さんとが十分協議をして決めていただきたいなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)もちろん前提はそうですよね。学校とPTAが協議と。この意見が、重ならないところに行けば、一つにぴしゃっと行くんでしょうけれども、そういった場合、重なったけども、一応、協議した上ではいたし方ないという結論になった場合でも、なかなかそうなると禍根を残すような決断にもなります。参加したい人もいるし、参加したくない人もいるし、今度チーム内でのそういったものになっていきますし、その辺の難しい状況のところのお話をしているんで、大前提としてすれば、学校と保護者、地域がそれは一〇〇%納得するのが大前提ですけども、一応そういった相談があった場合に、教育委員会としては重ならないように努力してくださいという方向性を示すのかどうかというのをお聞きします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(竹下富美子さん)お答えします。  教育委員会としてそういった指導というよりも、先ほどから申しておりますように、やはりそこはその当事者の方たちがですね、十分協議していただくと、もうそれしかないと思っておりますが。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)その辺が、今後、私の中で、若干、学校間でも話し合いの中で意見が割れたりですね、今後あろうかと思います。そうなってきたときに、学校単位でのということになると、そもそも何でうちは春の運動会なんだとかですね、そういったことにもなりかねませんし、その辺で今、課題をお伝えしていますので、そこはまた、大前提はもちろん学校と保護者、地域ですけども、教育委員会も知らないとは言えなくなる可能性もありますので、課題点として認識していただいておいて、何らかまた、今後に対して取り組みとかかかわり方を考えていただきたいなと。これは要望で、次の項目に移りたいと思います。  五項目めです。フィールドの使用について、優先、これは私も資料をいただきました。るる答弁でもありましたように、使用日の一年前、十二カ月前の月の初日にこういった優先的にすると。当然、例えば、この中での決め方ですよね。一年前の月の初日に問い合わせがあった場合、一番上のカテゴリーの中から問い合わせがあった場合、どういうふうな優先で。私的には、宇佐市の行事が一番最初、優先だとは思うんですけども、この十二カ月前の月の初日から予約をできる人たちの中でかぶったときはどういうふうな優先順位となるのかをお聞きしたい。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)文化・スポーツ振興課長の井上です。再質問にお答えいたします。  市及び競技団体もろもろ大会が多く計画されると思います。本年度の使用につきましては、本年二月ぐらい、担当課文化・スポーツ振興課のほうで、おおむね各競技団体、例えばサッカー協会、陸上競技協会、また宇佐市主要行事等の行事予定を上げていただいております。その中でうちのほうで協議をしていくというふうにして、優先予約といいますか、使用をしていただいておるということであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それは私も理解しているんですけれども、例えば宇佐市、体育協会、さまざまな協会等もこの十二カ月前、第一グループの優先の人たちから、例えば、大会が二つ、三つ重なった場合、使用目的の優先順位もあると思うんですね。大会、合宿、練習試合、いろいろあるでしょう。この優先順位も恐らく決めなきゃいけないと思うんですけども、その優先順位とこの団体ごとの優先順位、もちろん私さっきも言いました、宇佐市が一番優先的だとは思うんですけれども、その使用目的と使用団体での優先順位の整合性というのは整理されているのかどうかお聞きします。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えいたします。  競技団体、一応、サッカーを例に挙げさせていただきますと、まず初めに、うちのほうと大分県サッカー協会に県大会及び九州大会等の予約の日程をまず優先して上げていただいております。その中にも、市の大会があろうかと思います。それはサッカー協会の中で、宇佐高田サッカー協会というのが宇佐市にございますので、県のサッカー協会と宇佐高田サッカー協会の中で協議をしていただいて、九州大会と同じように、市内の大会も事前に上げていただいて、その中で決定していくというふうにしておりますので、まず、県の競技団体から支部といいますか、下部の宇佐高田サッカー協会等の連携をしていただいて、優先を決めていくというふうになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そうすると、使用者等に県のサッカー協会というのは入ってはいませんよね。ということは、宇佐高田サッカー協会と県のサッカー協会で話してくれと。で、宇佐高田サッカー協会として予約を受け付けますよという認識でよかったですかね。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)この優先要綱につきましては、宇佐高田サッカー協会の主催または共催事業ということもございますが、参加者が百名を超えるスポーツ大会というのが要綱の中にございますので、あわせて協会の中で大きな大会を優先して入れていくと。そしてその中で、宇佐高田サッカー協会等と話していただいて、うちのほうに上げていただくという形で優先順位をつけさせていただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)これは、例えば十二月初日、予約がスタートしました。保留期間というのは決まっているんですかね。例えば、これはその日から予約できますよということであって、決して早い者勝ちということじゃないというお話ですので、例えばその間の調整期間、一応受け付け締め切りが例えば一週間なら一週間、二週間なら二週間あって、その中で、来たものの中で優先順位を決めて使用許可を出しますということになっているのかどうか。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えいたします。  まず、年度当初に各種大きな百名以上超える大会を決めております。その中で使用していない空いた日があろうかと思います。それにつきましては、随時受け付けをして大会の要綱等が決まった段階で受け付けて、うちのほうで予約なりをすると、予定表の中に入れ込んでいくという作業を行っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)わかるんですけど。予約開始をしました、その後にこの書かれているカテゴリー一の人たちはいろんな問い合わせ、予約をしたい人たちがしてくるわけですよね。そうですね。大きな大会から埋まっていくと。まず、大きな大会、全国大会につながるような大会というのは大体そんなに数多くないので、重ならないとは思いますけれども、そういった練習試合とか合宿とかも含めて日程を早く押さえたい場合に問い合わせがあったときに、予約開始日は決まっていても、保留期間というのが決まっていないと、どちらが優先かという判断をいつまでにするということが言えないのかなと思うんですね。その場で決めてしまうと、結局は早い者勝ちとなってしまうので、後から、例えば次の日に問い合わせがあったときに、そっちのほうが大会等の優先基準的にはそっちのほうが上なんだけどということになりかねないのかなと。だから、その保留期間というのが、設定があるのかどうかというのをお聞きしています。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えします。  保留期間というのは設定はしておりませんが、競技団体の中で、まず大きな大会が入っていたのを諸事情で次の週にわたっていく。そうしているときに市の大会が決まっていた、そこをどうするかということだろうと思いますが、そこはサッカー協会の内部の中でお話をいただいていくようにお願いしておりますので、またこの競技団体の中でいろんな大会がダブることのないような指導はしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)大きな大会はですね、そうやって限られてきますので、そういう指導のもとでそれぞれの話し合いで可能かもしれません。でも、今後、例えば合宿とか練習だとか、練習試合だとか、もうちょっと優先基準が下になってくると重なるところが出てくると思うんですね。そのときの優先だとか、前回の質問でもおっしゃったように、調整とかというのはどのような考え方でやっていくのかということなんですね。そのためには、予約をこの日から開始します、で、この日まで受け付けますと。そこで来た中で優先順位の高いところにまず割り振っていく、もしくは、その中で余りにも多ければ、半面ずつどうだとか時間制限だとかというような、そういう想定も含めてやられているのかどうかということなんですけど。 ◯議長(佐田則昭君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(井上涼治君)再質問にお答えいたします。  今、現状につきましては、予約開始日から一定期間受け付けておいて、うちのほうで調整して優先順位の高いところからお貸しするというようなことはしておりません。基本的に、指定予約期間であれば、早い者、申請をした順というふうになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それはそれでルールとしてはあるんでしょうけど、ちょっとそれだとなかなか、恐らく今後トラブルが発生する可能性があるのかなと。ある程度の期間を設けて、その中でやらないと、早い者勝ちとなると、そこが一つ押さえてしまえばそれで決まりということになりますよね。例えば練習で使用したいと、そうしたら一年前に、その日にばっと八時に開庁するときに押さえたところで全部押さえられるということになると、全く調整ができないような状況にもなるので、猶予期間を、これは検討で、今ここで必要かどうかは別として、いろんな想定がされると思いますので、そういった予約の受け付け方、決め方というのをまた今後いろいろ探っていっていただきたいなと思います。  というのも、これはやはり、使用した県外の方も含めてですね、評判いいんですよね、すごく。ですので、そういった意味で使用が重なることが私は今後、年々増えていくんじゃないかなと思ってですね、そういった中で、宇佐市の団体、宇佐市の子供たちを中心とした、かといってそこだけというわけにもいきません。調整しながら、いい施設を多くの人に共有してほしいということもありますので、その辺のことはまた庁内の中でも、課の中でもいろいろ予約のあり方というものをまた深めていっていただきたいなと思っております。  そして、五項目めの質問を終わります。  六項目めです。六項目めにつきましては、一回目の回答でほぼしっかり答弁をいただきました。ネットワークを構築し、再犯防止に取り組んでいくということですので、また、私も一緒になって頑張っていきたいと思いますので、ぜひ再犯防止を。  一つですね、これは、犯罪件数自体はここ二十年ぐらいでいうと何割も下がっているんですね。下がっているんですが、それは初犯の方が下がっているということで、再犯で犯罪を犯す人はそんなに下がっていない。全体的には二割ぐらい減っていたんですかね、ここ二十年近くで。ですけども、再犯の人が減っていない。で、全体の犯罪を減らすには、再犯をされる方を減らしていかないとこれ以上なかなか犯罪が減らないということから、国、総務省がこういった法律を施行したと認識しております。  今後、ネットワーク構築など、まず体制を作ることが第一で、情報共有していく。その先には、市としては住居、雇用、あと再犯の中に入っている方が障害等があるかなしとか、いろんな許認可申請とか手続等もいろいろ出てきます。これは、安全・安心な地域を作るという意味でも国を作るという意味でも必要だと思いますので、また少しずつ、駆け足ではなかなかできないことですので、しっかり連携を深めていっていただきたいなと思います。  以上で質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で辛島光司議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後零時〇六分               ───────────────                 再開 午後一時十分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。
     十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。お疲れさまです。傍聴の皆さんも多数お越しになっております。お忙しい中、まことにありがとうございます。十七番の高橋宜宏です。  さて、今回は時間の都合で三項目めの人口急減問題についてを割愛し、二項目を質問いたします。手ぐすね引いて待っておられた新しい観光まちづくり課長に大変申しわけございませんが、九月議会にまたやりますので、どうぞそのときはこの高橋を返り討ちにしてほしいと思います。  まず、第一の質問は、院内の養豚場問題についてです。  三月二十八日に、東・納持の環境を守る会が発足し、四月九日に県と市に要望書を提出いたしました。そして、五月十四日に市から要望書への回答がありました。守る会が市へ要望した事項と回答の内容について、改めてお聞きしたいと思います。  二点目は、県北部保健所が三月六日に水質汚濁防止法違反の疑いで業者への立入調査を行い、敷地内にある排水処理施設から採水したところ、同法の基準値一リットル当たり六百ミリグラムを上回る六百二十ミリグラムの窒素化合物を検出したとのことです。そして、保健所は同十六日、業者に改善命令を出し、同二十八日、業者側から改善計画を提出したといいますが、その計画書の内容をお尋ねいたします。  第二の質問は、中山間地域等直接支払制度についてです。  平成十二年、棚田に象徴される中山間地域農業の活性化の切り札として、直接支払制度がスタートいたしました。当時、旧宇佐市は一般基準で麻生地区、特認基準で西馬城、北馬城、封戸の三地区が対象となっています。平成二十九年度の宇佐市の直接支払制度の協定締結数、活動状況、参加農家数、交付対象面積及び交付額をまずお聞きいたします。  以上で初回の質問を終わります。簡潔、明瞭な答弁を期待いたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、院内の養豚場問題についての一点目、東・納持の環境を守る会が市へ要望した事項と回答の内容についてでありますが、四月九日付で守る会より七項目から成る、養豚場排水による環境破壊及び豚舎造成地からの土砂流出防止に関する要望書が提出をされました。市に対する要望としましては、市が窓口となって地域と養豚業者の話し合いの場を設けること、業者が要望事項を実行するよう行政的指導を行うこと等が掲げられておりました。  市といたしましては、要望書が提出された以降、養豚業者に対し、守る会との協議日程の調整を行うよう、幾度となく面談や電話にてお願いをしてまいりましたが応じてもらえず、五月九日付で要請文書を簡易書留で送付しました。そのような中、五月十日付で養豚業者が守る会を相手方として調停の申し立てを裁判所に行いました。  その後、市は五月十四日、守る会への要望書の回答を行いました。その内容につきましては、水質汚濁防止法、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律に関する事項については、県の所管事務となっておりますので、県との連携を図りつつ、養豚業者への要請及び調整に努めてまいります。  悪臭防止法に関する事項につきましては、市の所管事務となっておりますので、担当課である生活環境課が関係部局と協力して、養豚業者へ改善対策等の要請に努めてまいります。里道に関することは土木課と院内支所産業建設課、林道に関することは林業水産課がそれぞれ担当課となりますので、状況によっては、原状回復等を地権者と協力して要請してまいりたいと回答したところであります。  市としましては、調停の推移を見守りながら、調停の結果によっては、市が対応すべきこと、あるいは養豚業者と調整すべきことがあれば、地域の方々の御意見をお聞きしながら対応する旨をあわせて回答しているところであります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、第一項目めの院内の養豚場問題についての二を市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の荒牧です。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、院内の養豚場問題についての二点目、保健所が業者に改善命令を出し、業者側が改善計画を提出したというが、その計画書の内容はについてですが、議員御指摘のとおり、県北部保健所が三月六日に水質汚濁防止法違反の疑いで業者へ立ち入り調査を行い、敷地内にある排水処理施設から採水したところ、同法の基準値一リットル当たり六百ミリグラムを上回る六百二十ミリグラムの窒素化合物を検出しました。そこで、保健所は同十六日、業者に改善勧告を出し、同二十八日、業者側が改善計画を提出したと伺っております。  業務改善計画書の内容については、県北部保健所に問い合わせたところ、計画書の内容等については県保有文書であり、公表を前提としての文書ではないため、県の情報公開条例が適用され、回答は控えさせていただきたいとのことでしたので、計画書の内容は把握できておりません。今後、改善計画が完了するまで、定期的に水質検査を実施すると伺っております。  なお、水質等につきましては、一部施設が改善の方向に進んでおり、水質も改善しているとのことでした。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、二項目めの中山間直接支払制度についてを経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、中山間直接支払制度について、平成二十九年度の宇佐市の直接支払制度の協定締結数、活動状況、参加農家数、交付対象面積及び交付額はについてですが、中山間直接支払制度とは、農業生産条件の不利な中山間地域等におきまして、集落等を単位に農用地を維持・管理していくための取り決めを締結し、それに従って農業生産活動等を行う場合に、面積に応じて一定額を交付する仕組みで、平成十二年度に創設され、平成二十七年度から三十一年度の五カ年は第四期対策として実施されているところであります。  平成二十九年度の本市の協定締結数は、百二十三集落、活動状況は主に水路や農道等の草刈り、泥上げなどの管理活動や機械購入などの共同取り組み活動を実施しています。  参加農家数は千九百九十八名、交付対象面積は約千七百三十八ヘクタール、交付額は二億五千四百四十三万六千円となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは、順次再質問を行いたいと思います。  まず、院内の養豚場問題についてです。  この養豚場問題は、大分県と宇佐市にもまたがり、関係部署がたくさんあるんでですね、どこから質問していいかほんと迷うぐらい思案投げ首状態なんですけれども、まず先ほどの答弁にありました回答書から行いたいと思います。  これもですね、守る会が市へ要望した事項というのは、東地区それから納持地区、二地区合同とあります。先ほど答弁にありました、東地区についての回答書ですけれども、ちょっと読み上げますね。「養豚場の排水処理施設を全面改修し、豚舎汚濁排水を改善し、悪臭を出さないことと豚ふん尿堆肥の処理施設の全面改修及び処理方法を改善し、悪臭を出さないことについては、水質汚濁防止法、家畜排せつ物の管理適正化及び利用の促進に関する事項については、県の所管事務となっているので、担当である生活環境課が関係部局と協力して、養豚業者へ改善対策等の要請に努める」とあります。  生活環境課長にまずお尋ねなんですけれども、その後、県の関係部局と協力して養豚業者へどのような改善対策等の要請を行ったのか、まずお聞きをします。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  関係部署とその後どのような改善を求めたかについてですが、四月十八日に現場調査を行い、県家畜保健所と県の振興局と市の関係課と、業者に対して汚水処理施設の改善及び増強などを要請しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それから、東地区から出された要望事項の、住民生活にかかわる事柄について説明会を持ち、協議を行うことと、納持地区の要望事項の、造成地の納持側斜面ののり面、土どめ、雨水の排水工事を建設業者を入れて行うこと、それから、造成地の納持側谷に養豚排水を流出しない対策を地域と協議し、確実に行うこと、また二地区合同の要望として、養豚場の現況、これは施設と豚数等ですけれども、それと、今後の養豚場経営計画を示し、地元と協議するに対してはこのように回答していましたね。市のほうも養豚業者に幾度となく面談や電話にてお願いするとともに、五月九日付の文書においても要請したが、五月十日に調停が申し立てられたので、調停の推移を見守ると、こういう回答でした。  業者と守る会の協議を、話し合いを一切しないまま、いきなり調停に業者は申し立てたわけです。これに対してね、守る会の皆さん方もね、非常に不誠実だなという感想です。そこでお尋ねなんですけれども、幾度となく面談や電話でのお願いに養豚業者はどういう回答を具体的にしたのか、お尋ねをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)院内支所産業建設課長の野村でございます。十七番 高橋議員の再質問にお答えいたします。  詳しい記録は残してはおりませんが、電話等で、会の方からこういう要望が出ておりますということで、どうにか話し合いをしませんかというような内容で幾度となく言っております。面談のときも同じように、お互いの気持ちをその場で話し合ったらいいんじゃないでしょうかということで、面談をするように、調整をするようにお願いをしたところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)その回答はどういう回答だったんですか。向こうの回答は。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えします。  当初、話の中では、それならば私もやりましょうという言葉を伺っておったんですが、回を重ねるごとにだんだんトーンが下がってきまして、一番最後にうちの支所長が連絡を受けたのが五月二日の日だったと思うんですが、そのときには、その言葉が出なかったということでお伺いしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)二地区合同の要望書の養豚場用地と隣接地の境界を明確にし、里道、林道、民共有地の保全確保を図ることに関してはこういうふうな回答でしたね。里道に関することは、土木課及び院内支所産業建設課、林道に関することは、林業水産課がそれぞれ担当課となる。養豚業者へ境界確認の立会等を要請するとともに、状況に応じては原状回復等を地権者と協力して要請してまいる。  里道と林道に関しては、それぞれの課長に尋ねます。その後、この話はどうなったのか、まずお聞きをしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  里道に関しましては、土木課と院内支所産業建設課のほうで担当させていただいております。この分につきまして、今回要望書の書かれておった分として、調停という言葉に申請された分がありましたので、そこのところ、調停の絡みの分として、うちのほうもいろいろ御相談させていただくところがございまして、この間といいますか、方向が出まして、調停とは全然別物であるから、市のほうでどんどん進めていっていいよということで、そういうふうに指示をいただきましたので、今から地元の方と、もちろん養豚業者の方も含めますが、そちらの分で立ち会い等していただかないことには境界の確認ができませんので、そういうふうなことで業者に話をかけていって、立ち会いができるように進めていきたいというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)課長ね、もうこの問題が起こって随分久しいです。やっぱりスピード感を持ってやってもらいたいと。これは守る会の人たちもそういう要望がありますので、一言つけ加えておきたいと思います。  それからですね、先ほどの答弁の中で、要するに、立入調査結果の報告と同時にですね、業者から活動計画が提出されたと。それに関しては、県のほうから答えられないというようなことでしたけれども、実はですね、守る会、院内支所等の同席のもと、四月二十七日にこれは北部保健所の立入調査結果の報告が院内支所で行われましたね。私も同席しましたし、院内支所長もそれから産業課長も同席されておりました。そのときにですね、資料配付もありまして、改善計画が述べられました。私、持っています。業者もね、聞くところによると、改善計画を皆さんに知ってほしいというようなことだったので、あえて私ここで申し上げますけれども、まず、汚水処理施設の改善及び増強というのがあります。それから、排水の定期的な自主検査の実施、おが粉豚舎の新設による処理負荷量の削減、場内の清掃、衛生管理の徹底等がその中に盛り込まれていたわけであります。その中にですね、宇佐家畜保健衛生所はですね、汚水処理施設の稼働及び排水状況を毎日監査すると、そういうのが載っていました。だから、そこでお尋ねなんですけれども、その後の改善計画の実施とか、排水、水質状況はどう変化しているか、それは把握していますか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  その後の改善内容等ですが、保健所からの報告によりますと、脱気装置の復旧や汚泥脱水機の増設が行われ、具体的な数値の報告は受けておりませんが、水質はかなり改善されたというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは少し視点を変えて、今度は、悪臭防止法から質問をしたいと思います。  四月二十三日に業者による頻繁な川の水の給水車のくみ上げがあって、水田の水の激しい汚濁があったが、その後一時的にきれいになったという報告が確かに私も聞いております。ところがですね、守る会の人たちが今でも毎日あそこの汚水のチェック、においのチェックをやっているんですよ。その報告があったんですけれども、これによると、五月下旬ごろから再び悪臭や汚水の色具合が以前のようになっているとの報告もあります。これは私が行って調べているわけではありませんから定かではありませんけれども、そういうことをおっしゃる方もあります。  そこでね、生活環境課長に再び質問をいたしますけれども、三月議会で江口前課長が、悪臭防止法は平成二十四年に権限委譲で市の所管になったと。市民の皆さんの環境を守るために、県の関係機関と連携して対応したいと答弁なさいました。一歩前向きな答弁だったんですけれども、その後、何か生活環境課で取り組んだことはありますか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  三月議会で前生活環境課長の江口課長のほうが、答弁の中で、市民の環境を守るために県の関係機関と連携して対応したいという内容は認識しております。この養豚場は、悪臭防止法の規制区域外で、直接、市の指導等はできませんが、県の関係機関と現地調査等を行い、悪臭の早期解決を業者に要請しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今、悪臭規制地域の話が出ました。対象になってないという答弁でしたけれどもね、私もこれちょっと調べたんですよ。市長も聞いててくださいね。この悪臭防止法が適用される悪臭規制地域、これは大分県下ですね、都市計画の用途区域に指定されているだけなんです。ところがね、平成二十四年、これは権限委譲で、悪臭問題というのは市町村レベルの自治体がいろいろやれるようになった。その区域をね、真っ先に変えた地域が大分県の豊後大野市なんですよ。豊後大野市は宇佐と同じように、従来、都市計画の用途区域だけだったのをですね、あそこも養豚場問題があったんですよ。それでいけないっていうんでですね、全区域、全市内を規制区域に変更したという事実があります。これは課長どうですか、宇佐市もこの悪臭防止法の悪臭規制地域を全市に広げてもらえませんか。安心院・院内はね、この指定になってないんですよ。安心院・院内の人は人間じゃないと思われているのかもしれませんけどね。これはやっぱりね、悪臭は皆さん、生活する上ではこれは大変なことですからね。それを全域に広げるということは考えておりませんか。私、一遍、庁議で話し合ってもらいたいというふうに言ったよね、どうですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  悪臭防止法の第三条、規制区域地域指定の中に、「住民の生活環境を保全するため悪臭を防止する必要があると認める住居が集合している地域」との条文があります。住居のない畜産関係など、山などを含めて指定することは難しいと考えられますが、先ほど議員もおっしゃられたとおり、平成二十四年四月から地域指定が市のほうに権限委譲されております。規制区域指定にはやはり何らかの基準等が必要であり、また、地域の自然、社会的条件等を考慮した上で指定する必要があるというふうに考えております。今後、規制区域の見直しを行うかどうかを含めまして、関係課と協議を行っていく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ほんとスピード感がないのでね、私うんざりしているんですけれどね。  もう一点、提言したいと思います。これは、悪臭の規制には二種類ある。一つは、特定悪臭物質による規制。これは、特定の悪臭物質の濃度を測定する規制なんです。それからもう一つは、臭気指数による規制。これは、人の嗅覚によって規制する方法ですが、この畜産関係のにおいというのはこれ、二番目のですね、臭気指数による規制のほうが厳しいんですね。これもちょっと県下を調べてみました。これもいち早く変えたのは先ほど申し上げた豊後大野市なんですよ。豊後大野市はこの二つでね、随分、市民の悪臭問題に関してかなり規制を強めているということです。これもね、課長、私は検討課題で庁議に諮ってくれと言いましたけれども、どういう結果ですか。答弁してください。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  先ほども答弁させていただきましたが、規制区域の見直しを含めまして、この臭気指数にするか特定物質による測定にするかも含めて、今後、関係課と協議のほうを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう一つ厳しい自治体、市町村レベルでやれる厳しいやり方というのがある。私、ネットでこういうのを出したんですけど、山形県の米沢市がですね、臭気指数による規制で三カ所で測定するようになっているんです。一番厳しいのがですね、排気口での測定なんです。ここも養豚場問題で長年、二十五年だったかな、悩まされ続けて、ここも悪質な業者だから、そのためにここの市長が率先垂範してですね、より厳しくして、排気口で測定してやるようになったと。これ市長ね、これを市で法律的にやれるわけなんですよ。ここの養豚業者は泣く泣く、飼育豚数を四五%減らす改善計画を出したということなんです。それは法にのってやっているんですよ。何も、行政の力をひけらかしてやれと言ったことじゃなくて、法にのってやることもできるわけです。今ね、臭気問題というのは、先ほども申し上げているけれども、市町村レベルに権限委譲になったから、今までは武器なくして戦わなきゃならなかったんだけど、今はね、たった一つだけど武器を与えられたんですよ。だから、ぜひ、市長の采配でですね、今、悩み続けているあの地域の人たちを救ってあげてほしいというふうに思っています。  それからですね、もう一つ、放流許可の問題からお尋ねをいたします。  ふん尿が流れている農業用水路の水利権は、東地区土地改良区にあるというふうに聞いているんですが、水利権は汚水を流すなという排他的権利がないというふうに聞いたんで、別の角度からお聞きしますけれども、あの用水路は現在、宇佐市が管理者と聞いているんですが、養豚場は放流許可をとっているのかどうか、これをお尋ねいたします。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  調査しましたが、養豚場からの放流の申請は提出されておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)申請されてなくて、流していいわけですか、許可をとらずに。その問題はどうなの。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。
    ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  養豚場からの排水につきましては、総面積五十平方メートル以上の豚房施設のある養豚場ということで、水質汚濁防止法で特定事業場とされております。設置届等は保健所のほうへ提出されております。当方がちょっと情報をつかめていない部分がございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)課長、それも何ちゅうんですかね、スピード感もないし、これも以前から私、申し上げているんですが、それもちょっとね、あなたは来年退職なさるとかというんで、そういううわさもあるんですよ。やっぱりしっかりね、住民に寄り添って頑張ってほしいと思います。  じゃあ、もう一点、ハザードマップの問題ですけれども、国土交通省のハザードマップにある養豚場が造成している部分も含めてですね、西エリアが大きく土石流危険渓流となっているんですね。この地図が国土交通省ハザードマップ、これは納持地区ですけど、養豚場がここにある。ここの開発とか造成は許可が要らないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。高橋議員の再質問にお答えいたします。  今言われています納持地区につきましては、今、県のほうが調査を行っております、土砂災害防止法に伴います危険箇所として調査を大分県のほうが昨年度していただきました。三月末に調査結果が出まして、納持地区につきましては、そのうちの危険箇所の特別区域になるのではということで、今、最終的な、また地元との説明等、同意書等もいただかないといけないんですけれども、それで、特別警戒区域に指定されましたら通常レッドゾーンと言うんですが、そちらになったところにつきましては、開発について規制が入ってきます。例えば、家を改築もしくは新築するときには、崩れないような建て方をする、もしくは、そこに住んでいる方が今いらっしゃれば、移転をしていただく、そのときには補助等をあげて移転をしていただくとかいう、そういった手続等、規制がかかるのを特別警戒区域と言います。ただし、家屋に影響があると県知事が認めたところだけが特別警戒区域のレッドゾーンでございまして、その前後については、そういった規制まではないんですけども、イエローゾーンと言いまして、注意喚起を、不動産でもし売買とか転売をするときには、ここにはこういった危険のリスクがある土地ですよという説明をするエリアとなります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それはちょっと、またそういうふうな指定を受けたときには、課長、教えてくださいね。  それとね、もう一つ少し懸念材料は、その部分にですね、最近、業者とは思えない素人の人がブロックを築いているというふうに聞いています。守る会の人が言うにはですね、これはとても効果の見込めない稚拙な土どめだと言うんですよ。これが写真です。これが大きく引き延ばしたやつね。これ、普通だったら地中に相当埋めないと効果ないですよね。ところが、乗せているだけの状態なんです。これ、地震があったり、大雨が降ったらより危険だと思うんですよ。そこでね、危機管理課長、それから土木課長、一度ね、早急にこれを見に行ってもらいたい、確認しに行ってもらいたい。いいですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。高橋議員の再質問にお答えいたします。  私も一回現地を見たいと思っておりますので、また、土木課長とか支所の関係者と一緒に連れて行ってもらいたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それは土木課長もお願いしますね。  でね、これは前回も申し上げました。あそこの納持地区の農業用水というのはすぐ土砂が流出して堆積してですね、あそこは水が流れなくなって、二度目のしゅんせつをして、地元負担が八万何がしかかかるんですよ。これ、何とか知恵を出して、ぜひあの地域のために何とかしてあげたいと思っています。これはもう要望で結構なんですけれどもね。  それから、公害防止協定の問題です。公害防止の一つの手段として、地方公共団体または住民と企業との間で締結される協定なんですけれども、これは元来、国の法令による規制が不十分なためにですね、かえって地方公共団体の規制が限定されて、公害防止の実行が規せられないというようなことから、地方公共団体が公害発生源と協定して、法令よりも厳しい基準を設定するんですね。これは、法律とか条例の規定と並ぶ有力な公害防止対策の手段として広く利用されています。私、申し上げていた、九州ファームと久住町とで交わした協定、これ、こないだ産業課長も申請してもらったとかいうのはこれなんです。これ、かなり厳しい内容が書かれています。もうこういう時代なんですね。守る会の人たちが最終的に宇佐市と業者、それから守る会との公害防止協定を結ぶというのが目標であります。そこで、宇佐市もですね、最終的にこの三者の公害防止協定を結ぶですね、私は仲介役の労をとってもらいたいと私は思っていますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  公害防止協定ですが、既存の畜産業者と公害防止協定を結ぶことが難しいんではないかというふうに考えております。今後、新規、大規模な畜産業等を行う業者に対しては、農政課と協議していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)既存の業者とは結べないってことですか。難しいということですか。どうですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)難しいと考えております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)そんなばかなことを言わないでくださいよ。あのね、いろんな全国で養豚業、畜産関係といろんな問題が起こったときに、公害防止協定を結ぶんです、最終的にはね。だから今回、新設のところは結ぶけれども既存の業者は結べないなんていう発想自体がおかしいですよ。ちょっとそれはもう一遍研究してくださいね。  それとですね、私、今回も養豚業者がいきなり調停に申し立てを行ったということなんですけれども、その代理人がですね、宇佐市がこれまで仲介の労をとろうとしているときに、向こうの代理人になったのがですね、宇佐市の顧問弁護士事務所と聞いたんですけど、これは本当ですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)総務課長の末宗でございます。高橋議員の再質問にお答えをいたします。  今回、調停を申し立てをした業者側の代理人弁護士が市の顧問弁護士であることについては承知をしております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これは院内活性化協議会の不正受給事件のときにも申し上げて、これは新聞に大きく出た利益相反の問題。これも、やはり倫理的にも法的にも問題が私はあると思うんですよ。市はこの件でみんなで話し合ったとか、顧問弁護士に何か注文をつけたということはないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  市の内部で今回の顧問弁護士の件で具体的に協議はしてはおりませんが、業者側はあくまで環境を守る会に対して民事調停の申し立てをしておりまして、報道等によりますと、業者側については円満解決を図りたいというコメント等も出しておりますので、現状では市の顧問弁護士であることには問題がないというふうに理解をしています。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あなた、のうてんきというか危機管理がないですよ。総務課長になったみたいだけどね。あのね、例えばですよ、調停のさなかに業者に法的な問題が起こった場合、宇佐市はこの業者に指導したり改善命令を出したりすることもあるわけです。それから、また調停がうまくいかず、再度宇佐市が仲介の労をとることになる、このケースは大きいんですよ、なるケースは。このときに、この弁護士と話し合うんですか、宇佐市の顧問弁護士と。漫画じゃないですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  顧問弁護士と委任者側、受託者側の関係でございますが、基本的に顧問弁護士につきましては、弁護士法並びに弁護士職務基本規定における弁護士が職務を行い得ない事件についてという定めがございますが、その辺についての詳しい法的な解釈でありますとか、法的な知見というものを持ち合わせてはございませんので、今後はですね、他の弁護士なり、そういったところで相談をさせていただきながら、事を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)宇佐市はね、税金を使って依頼しているんです。ただじゃないんですよ。ボランティアでやってもらっているならまだしもね、これは宇佐の勅使街道のときもそうですよ。東大の先生が言ってるから断れなかった。そんなレベルじゃないでしょう。宇佐市が金を出すわけですからね。ちゃんと宇佐市の意思をやっぱり伝えなきゃだめですよ。弁護士先生が言うからもう御無理ごもっともじゃだめなんです。わかりましたか。  でね、私、一応言ってもらいたいのは、まず顧問弁護士にはこの代理人はやっぱり降りてもらうか、宇佐市の顧問弁護士をやめていただくか聞いていただきたいというふうに思っています。  それから、次に参りますけれども、守る会がですね、今、署名活動を始めたというふうに聞いているんですけれども、産業建設課長、聞いてますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  先週、会長さんと事務局長さんがお見えになりまして、その話は伺っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)具体的な話を今聞いているんですよ。お見えになって始めたと聞いていますじゃなくて、どういうふうに始めたのか、具体的にお答えいただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  宇佐市の区長会連合会、そちらのほうで説明会をさせていただきましたと。その中で、スライド等を見ていただいて、実情を皆さんに見ていただいて、その後、総会の中でこの分を取り上げていただいたということで、その分で連合会からの要請文というような形の分で説明を受けております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)街頭署名を行うというような話は聞いていませんか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  そのとき、同じときに聞いております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)先ほど課長が答弁なさったように、これは、養豚場問題で今、自治連合会の皆さんも署名活動に協力しているということで、今、宇佐市全域でこの署名活動を行っているとのことです。  私ね、この自治連合会の総会でいろいろ意見があったらしいんですけれども、その中でこういうことを言った人がいるらしいんです。一人はみんなのために、みんなは一人のために。これでずっとね、賛成しよう、協力しようということに収れんされていったというふうに聞いているんです。守る会の人たちはこの言葉にどんだけ励まされたかわからない。非常にありがたいことですね。こういう困っている人たちに、地域の人たちに寄り添っていこうという姿勢なんですよ。私ね、今の市行政に足りないものはそういう弱い市民に寄り添っていこうという気持ちが足りないんですよ。何かね、自分の任期が終わったらもういいから、しばらく嵐が吹くのを身をかがめて通り過ぎるのを待とうかみたいなレベルじゃだめなんですよ。スピード感がなさ過ぎる。これは二十年以上苦しめられています、ここの東・納持の皆さんもね。だから、この人たちのために少し皆さん方も重い腰を上げていただきたいと。私なんか、ない知恵を絞って一生懸命頑張っているのに、皆さん方ね、まちづくりのプロですよ。プロの人たちがそんなていたらくでどうするんですか。頑張ってほしいと思います。  それでは、二項目の中山間直接支払制度についてです。  この中山間の問題はですね、直接支払制度が導入されたのが平成十二年十二月。私、この場でですね、定例会で一般論のやりとりをしました。それから、合併前の平成十五年九月定例会では、合併問題の一環として、中山間地域などの小規模農家をどう救済していくのかをテーマに質問を行いました。その後、実は、この中山間の問題は放置状態にしてきました。宇佐市にこの制度が導入されて十八年ほどがたって、私、ちょっと今最近、いろんなところから聞こえてくるのは、高橋さん、この制度少し緩みが出ているんじゃないかということなんです。昨年十二月議会で私、院内の村八分是正勧告問題を取り上げました。これもね、中山間直接支払制度の補助金をめぐるトラブルが下地にあったと私は思っているんです。あのとき私は深堀りをしないと言いました。しかし、その根底にはね、この中山間問題があったんです、交付金問題が。あの地域は最近、中山間の協定をやめたと聞いているんですけど、それは本当ですか。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  あの地域につきましては、今期の中山間の取り組みは継続されてないということでございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)恐らく、交付金をめぐるいろんな問題でやめたんだと私は推定しています。別のある中山間地域でも今、地域住民が問題点を指摘しています。会長がそこは大変ワンマンで、会計も兼務しているし、監査は有名無実と聞いています。協定では、交付金のうち半分が地域に還元するようになっているんですけれども、使われた節がないと。要するに、交付金の使途が地域住民に説明がなく不透明と聞いています。この地区の報告書を私、情報公開請求をしたところ、いろいろ報告書はいただいたんですけれども、領収証の添付がなかったんです、コピーがね。実は、NPO法人院内活性化協議会の不正受給が発覚したのは、私これも情報公開請求をして、彼らが提出していた領収証に幾つか不備な点があって、これを指摘してあれが発覚したんですよ。なぜこれ、中山間の直接支払制度の場合は、領収証を提出させないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  私、農政課長になって二年目でございますけれども、今言われたような中山間に関する疑義、そういった情報については、本年度に入って数件ございました。なぜ今まで領収証のコピー等をですね、とってないかということでございますけれども、宇佐市ではですね、領収証等の証拠書類につきましては、実績報告したときに安心院は安心院支所で、院内は院内支所でそれぞれ担当職員が経理上の誤りがないかを確認後に、そのものについては返却して、各集落において五年間保管していただいてるというところでございます。これにつきましては、中山間地域直接支払交付金の実施要領等に基づいて、市の経理証拠書類の保管義務については、領収証のコピーということは明記されておりません。したがいまして、大分県に確認をとりましたけれども、市の保管義務はないということでございましたので、今までは領収証のコピーはですね、市において保管していないということであろうと、そういう解釈であろうと思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今、実施要領の中に領収証のことは入っていないというので、それぞれの会長さんとかが、その地区の人が五年保管するということでしたけれども、これ、県の担当部署の県地域農業班にこの件をお聞きしたんです。そうしたらね、要領というのは最低限の条件なんだと。領収証添付など厳しくしたり、情報公開の対象にするのは市の判断で結構なんだということでした。NPO院内について、ちょうどめぐり合わせがね、課長、悪いですよね。あのときもあなたの責任じゃないんだけれども、ほんと申しわけなかった。だけど、今回もそうだと思うんですよ。だけどね、あのときの失敗に学ぶ必要があるんですよ。だからね、今、恐らくいろいろ言ってきている地域の実情というのはね、氷山の一角だと私は思っています。相当数ね、いろんな問題を抱えている、この直接支払制度だと思っています。やっぱりね、領収証の添付、これはね、今後義務づけてほしいと思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  領収証の添付ということでございますが、今までの体制の中でチェックしてまいりましたけれども、今後はどのような方法、また体制を含めて、どういうことが有効なのかということを支所を交えて協議してまいりたいと思います。その中で、領収証を市において保管するということも当然協議してまいりたいと、このように考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)現に私、資料請求してもですね、これ、情報公開の対象になってないからお出しすることができないんですよと言われたんですよ。これ、チェックのしようがないじゃないですか。そりゃ、報告しとってね、どんな美辞麗句を並べて何の問題がないように書くのは、パソコンをうまく操れる方だったら誰でもできるわけでしょう。そのチェックの保管ってやっぱりね、それを裏づける領収証があって、それをチェックできるからこそ不正がチェックできるわけでね、領収証の添付なしじゃちょっと緩過ぎやしませんか。たまたまめぐり合わせで前、観まちの課長をなさっているときに例のNPO事件が起こったわけでしょう。あなたは当初、何ら問題がないと言っていたじゃないですか。ところが、私が領収証の資料請求して、おかしいところを指摘したわけでしょう。で、ああいう事件になったわけですから。今度のこの問題だってですね、学習して、ぜひ、それは市長に相談してもいいですよ。領収証の添付を義務づけてほしいと思いますが。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  学習能力はあるつもりでございますので、今後はですね、スピード感を持って対応したいと、こう思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)河野課長は私とやりとりするときに、苦虫をかみつぶしたような顔をしているけど、私好きなんですよ。あなたを評価しているんですよ。だからね、ぜひ頑張ってもらいたい。お願いいたします。  この交付金の不透明さをある地区の区長さんが、久保部長や河野課長に調べてほしいとメモを渡したんだけれども、その後、回答は一切ないということなんですけれども、調査はしたんですか、この地区の調査は。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)そういう相談は何件かございました。中には、実績報告を受け取り前につきましては、チェックする担当者に事前に電話してですね、チェックを入念にするように指導したという例はございます。しかし、高橋議員が言われている件につきましては、チェックはしっかりしていただきたいということは言っておりますが、市なりにですね、その後の抽出検査とかそういった部分でチェックしようということは関係者と一緒に話をしてきたところでございます。  以上です。
    ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)そういうチェックをしてほしいという依頼があったときにはちゃんとね、調査途中ですとかでもいいんですけども、一応の報告はね、してあげてほしいと思います。  それから、今答弁があったんでもうこれはいいんですけれども、中山間全体の交付金のもう一度再チェックですね、これをやってもらいたいのと、数カ所、そういううちの交付金の使い方がおかしいとかという話があったというような答弁でしたけれども、そういうところは重点的にね、課長、もう一遍調べてもらいたいというふうに思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  そういう箇所につきましてはチェックはいたしますが、二十九年度にある書類の中でのチェックしか今できないという状況でございますので。例えば、本年度の事業説明会等、今週やったわけでございますけれども、この事業はもともと集落合意という集落のまとまりがあってできる事業でございますから、再度合意形成というものをしっかりしていただきたいということ、また、役員同士がお互いに確認し合うべきというようなこと、また、日当等はですね、参加者本人に渡すんだと、そういう基礎的、基本的な部分をあえてですね、議題に上げて注意を呼びかけている状況でございますので、これからはより一層チェックをしてまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今、課長おっしゃられた集落合意については、二、三日前のね、会議でその話をなさったっていうことは私も仄聞しているんですけれども、これは初めてじゃないんですか。今まで集落合意のテーマの話はなかったというように聞いているんですけれども。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  私、農政課長二年目でございます。先ほど言ったとおりでございますが、過去にしたかどうかは把握しておりませんが、今回、私二年目においてこういう事態が発生したものですから、基礎的な部分を再度確認してもらうことが重要だという意味合いで説明したわけでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それはね、課長、いいことですから、今後もきちっとしたチェック機能を果たしていただきたいというふうに思っております。  これね、私が何で取り上げたかといいますと、第二のNPO院内活性化協議会の不正受給事件が起こりかねない状況がこの直接支払制度の中にはあるのではないかなと。今、出てきているのは氷山の一角だと。だから、問題提起し警鐘を鳴らしておく意味で、今回ですね、この問題を取り上げたわけです。  私も調べたいと思います。おかしいところがあったら、もう一度また問題提起したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時二十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後二時十分               ───────────────                 再開 午後二時二十七分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど、高橋宜宏議員の一般質問の答弁について、市民生活部長より発言訂正の申し出がありましたので、これを許可します。  市民生活部長、荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)市民生活部長の荒牧です。議長のお許しを得たので発言をいたします。  先ほど、十七番 高橋議員の院内養豚場問題についての一般質問の回答の中に一部訂正がありましたので、訂正いたします。  文書の中の、「保健所は同十六日に、業者に改善命令を出し」と答弁いたしましたが、「改善勧告」と訂正させていただきたいと思います。  以上です。どうも済みませんでした。 ◯議長(佐田則昭君)一般質問を続行します。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)皆さん、お疲れさまです。十番、日本共産党の今石靖代です。  昨日、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長がシンガポールで対面し、史上初の米朝首脳会談を行いました。両首脳は北朝鮮の完全な非核化と北朝鮮に対する安全の保障の提供を米朝が相互に約束する共同声明に調印し、朝鮮半島における永続的な平和体制の構築に向けて協力する新しい米朝関係を確立することを表明しました。長く敵対してきた国同士が会って話し合い、前向きな関係を築いていく、その姿を世界中に示した歴史的な日になりました。この会談を心から歓迎するものです。  通告に従いまして、三項目について一般質問いたします。  一項目めは、自然豊かな循環のまちづくりについてです。  一点目は、宇佐市のごみのリサイクル率の推移はどうか、どう評価しているか。  二点目は、福岡県大木町では、生ごみの分別回収でごみが半減、ごみは液肥や電力に変えられ、地域の活性化に貢献している。全国で循環型のまちづくりを推進する自治体が増えているが、宇佐市の考え方はどうか。  三点目は、大木町では古紙、古布の常設置き場を設置し、地区が販売し、量に対して町が助成をしている。紙おむつの回収も常設置き場で回収しリサイクルしている。自治区と協議を進めてはどうか。  四点目は、高齢化や孤立化が進む中、ごみ出しが困難な方へのサポートを進めるべきではないか質問いたします。  二項目めは、子供の権利条約の立場から。  一点目は、安心して子育てができる宇佐市、お金の心配をせずに病院にかかれる宇佐市、これは長年の保護者の願い。どの子も健康に育つために、十八歳までの医療費無料化の実施が求められる。これまで答弁してきた医療体制のその後の状況はどうか。関係自治体との協議はどう進められたか。  二点目は、高校卒業まで拡大する予算はどうか。  三点目は、一日でも早い実施が求められるが、実施までの準備期間はどのぐらい必要なのか、どんな手続が必要か質問いたします。  三項目めは、地域経済の活性化について。  一点目は、中小企業・小規模事業者振興基本条例が今年度から施行されたが、柱となる考え方、今年度の取り組みについて。  二点目は、まず市内事業者の実態をより詳細に把握することが必要だが、アンケートや聞き取りなどを計画してはどうか。  三点目は、店舗リニューアル助成事業が増えているが、宇佐市の取り組みは。  以上、市民にわかりやすく、誠意ある答弁を求めます。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、地域経済の活性化についての一点目、中小企業・小規模事業者振興基本条例が今年度から施行されたが、柱となる考え方、今年度の取り組みについてでありますが、本市の商工業が将来にわたって持続的な発展を遂げるためには、市内企業の九九%以上を占める中小企業・小規模事業者の振興が重要だと考えております。このことから、本条例においては、中小企業・小規模事業者の振興についての基本理念や施策の基本方針などを定めるとともに、市と中小企業・小規模事業者、関係機関等の責務、役割を明らかにして、全市一体となってその振興を図ることとしております。  今年度の新たな取り組みといたしましては、本条例施行のPRの一環として、四月十八日に、中小企業・小規模事業者振興基本条例施行記念講演会を開催いたしました。また、条例施行にあわせて創設した小規模事業者持続化補助金を活用して、小規模事業者の振興を図るとともに、事業承継への支援についても商工会議所等の関係機関と連携のもと取り組むこととしております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますのでよろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの自然豊かな循環のまちづくりについてを市民生活部長 荒牧 巌君。 ◯市民生活部長兼税務課長(荒牧 巌君)市民生活部長の荒牧です。十番 今石議員の一般質問にお答えします。  一項目め、自然豊かな循環のまちづくりについての一点目、ごみのリサイクル率の推移、評価についてですが、ごみのリサイクルの推移につきましては、一般廃棄物処理計画の中で示しておりますリサイクルの推計率では、平成二十七年度が八・七%、平成二十八年度が八・六%、平成二十九年度が八・六%となっており、それに対して実績値については、平成二十七年度、平成二十八年度ともに八・八%です。平成二十九年度のリサイクル率は集計結果が確定しておりませんが、現段階で一〇%は超えるのではないかと推計しています。若干ではありますが向上している傾向であり、今後も分別等の啓発活動に努め、リサイクル率の向上に努めてまいります。  二点目、循環型のまちづくりを推進する自治体が増えているが、宇佐市の考え方についてですが、市では電気式生ごみ処理機、コンポストによる家庭形生ごみの堆肥化の推進、さらに平成二十年度より、一般家庭や給食センター、飲食店など、事業所から排出される廃食用油を回収し、車両の燃料として利用しています。また、清掃事業局では、し尿処理施設から排出される脱水汚泥を肥料として農地還元を行っています。  今後も、資源循環型社会の構築に向けて、先進地の事例、取り組み等を調査研究していきます。  三点目、分別回収について自治区と協議を進めてはどうかについてですが、ごみの分別につきましては、自治区、事業者、市がそれぞれの立場で一体となって取り組むことで最大の効果が発揮できると考えております。本市でも、リサイクル推進団体の登録を行い、登録団体が回収した古紙に対して報奨金の交付を行っていますが、古布やおむつにつきましては、現在、可燃物として収集しています。  今後、他市町村の実態等を参考に分別の推進に努めるとともに、自治区、事業者、市が一体となってごみ分別に取り組む体制の構築を進めてまいりたいと考えています。  四点目、ごみ出しが困難な方へのサポートを進めるべきではないかについてですが、高齢化社会におけるごみ収集のあり方につきましては、ごみ収集等を担う自治体の共通の課題と認識しています。現在、地域包括支援センターによる高齢者宅の見守り、実態把握、訪問等を実施していますので、市と包括支援センター、民生委員、区長など地域ぐるみで解決に向けた対策を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めの子供の権利条約の立場からについてを福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼健康課長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子供の権利条約の立場からについての一点目、これまで答弁してきた医療体制のその後の状況はどうか、関係自治体との協議はどう進められたかと、二点目、高卒まで拡大する予算はと、三点目、実施までの準備期間、手続にかかる期間はについては関連がありますので、一括してお答えいたします。  子供医療費の助成拡大は保護者からの要望も多く、市といたしましても子供の健やかな成長と保護者の経済的負担を軽減する重要な施策と考えております。県内での助成状況については、中学生まで助成する自治体も増加し、今年四月からは高校生まで助成拡大する自治体も出てきています。  そこで、中津市立小児救急センターの患者数の動向について調査したところ、平成二十九年四月一日より診療時間の縮小を行ったこともあり、前年度に比べ減少したということでした。しかしながら、中津市立小児救急センターは近隣の医師や大学の医師の協力のもとで運営しており、患者数が減ったとしても盤石な状態であるとは言えません。  また、予算につきましては、小・中学生の通院を拡大した場合は約一億円、高校生まで拡大した場合は約一億三千五百万円の新たな財源の確保が必要になるものと想定しています。  今後も、中津市立小児救急センターの救急体制への影響、小児科医療体制の維持、医師の負担軽減、拡大に伴う財源の確保など慎重に判断していく必要があると考えています。  現在、関係機関の御意見も聞きながら、準備に必要な期間や手続を含め、中津市と協議を行っているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの地域経済の活性化についての二、三を経済部長 久保桂一君。 ◯経済部長兼林業水産課長(久保桂一君)経済部長の久保でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えします。  三項目め、地域経済の活性化についての二点目、市内事業者の実態をより詳細に把握することが必要だが、アンケートや聞き取りなどを計画してはについてですが、昨年度の条例策定に際しましても、商工会議所や両院商工会に出向き、会員と意見交換を重ねてまいったところであります。今後もこのような意見交換を通じて、実態把握に努めてまいります。  三点目、店舗リニューアル助成事業が増えているが、宇佐市の取り組みはについてですが、全国的にも店舗リニューアル助成制度に取り組んでいる自治体が増えていることは認識しております。本市ではこれまで創業・起業支援事業補助金を創設し、創業・起業を志す方には店舗の施設改修費等の補助を実施しているところであります。今後も商工会議所や両院商工会議所等との意見交換などにより、会員のニーズを把握するとともに、本制度について調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)十番 今石です。順次再質問いたします。  まず一項目めのごみ問題、自然豊かな循環のまちづくりについて再質問いたします。  県のホームページに、ごみのリサイクル率についてランキングがございます。二〇一六年度のもので、これは県単位ですけれども、上位から、一位は岡山県の三一・二%、二位は山口県の三〇・九%、最下位四十七位は和歌山県の一二・六%、四十六位は福島県の一三・六%です。大分県はといいますと、二〇・四%で全国平均の二〇・三%より少し上位で全国二十位に位置しています。  さらに、インターネット上には、市町村ごとのランキングがあり、二〇一三年度の資料で、県下一位は津久見市の七三・六%、これはセメント工場があるため、資源化量が多くなっているというふうに考えられます。二位は大分市の二三・三%、三位は佐伯市の二三・二%、四位は中津市の二二・二%です。最下位から、由布市の六・九%、宇佐市が一〇・四%、豊後高田市が一〇・九%となっていました。大分県の平均が二〇%を超えている状況の中で宇佐市が、先ほど答弁ございましたが、二十九年度は一〇%になるのではないか、徐々に上がっていっているが一〇%というのは、県下でも下から二番目というのは余りにも低い到達ではないかというふうに考えます。  宇佐市は二〇一二年に環境基本条例を作り、その中で、このかけがえのない恵み豊かな環境を維持しつつ、環境への負荷の少ない、持続的な発展が可能な循環型社会の構築を目指していかなければならないとうたい、十年間の環境基本計画を定めています。数値目標も定めているわけですが、今の取り組みへの評価と今後の課題についてどうお考えか再質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)生活環境課長の新納でございます。今石議員の再質問にお答えします。  先ほど大分県のリサイクル率が二〇・四%、これは焼却灰、飛灰などを含んだ数値です。その焼却灰、飛灰等を除けば一六・一%になっております。宇佐市が二十八年度に八・八二%となっておると思うんですけれども、これが粗大ごみの資源のほうが入って、報告等がなされてなかったので、今年度から報告が出まして、粗大ごみの資源率が大体七割程度が資源のほうに回っているみたいです。これを計算に入れますと、一〇・一%、一六・一%に対して一〇・一%なのでまだ低いんですけれども。そして、焼却灰等を含めますと、一七・七%ぐらいまでは上がるんじゃないかというふうに予想しております。飛灰等を含まないでも一〇%と一六%なのでかなり低い数字にはなっておりますが、今後、拠点回収、いろいろな先進地の事例を参考に、モデル地区等の設定をしながら、宇佐市に何が当てはまるか等を研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)私も他市の方から、宇佐市の焼却率低いよということを指摘されまして、早速、今回近隣でリサイクル率の高い自治体に学びたいと思い、新納課長に紹介していただいたんですけれども、福岡県の大木町に視察に行ってまいりました。町議会が二〇〇八年、「大木町もったいない宣言」を決議しています。内容を少し紹介しますと、子供たちの未来が危ない、地球温暖化による気候変動は百年後の人類の存在を脅かすほど深刻さを増しています。その原因が人間の活動や大量に資源を消費する社会にあることは明らかです。私たちは無駄の多い暮らし方を見直し、これ以上、子供たちにツケを残さない町を作ることを決意し、大木町もったいない宣言をここに公表します。その中で、二番目に、もともと貴重な資源であるごみの再資源化を進め、ごみの焼却、埋め立てをしない町を目指しますとうたい、町を挙げて取り組みをしています。二〇一五年度のリサイクル率は六五・三%で、人口十万人未満の市町村の中で全国第五位になっています。  しかし、この町も今から十三年前までは燃えるごみが増え続けていました。それが二〇〇八年に生ごみの分別回収を始めて、ごみ量が半分になりました。しかも、この生ごみは、おおき循環センターくるるん、ここに行ったんですけれども、ここに集められて、し尿と浄化槽汚泥を混ぜてバイオマスで資源化します。液肥と発電や熱に変えられます。それが農地や花壇に生かされて、まさに循環のまちがつくられています。液肥を使うと、化学肥料の一割の費用で済むそうです。学校給食で使うお米や安全・安心な食につながっています。生ごみ循環センターのすぐ横に道の駅があり、中にレストランがありまして、百席ぐらいあるかな、満席で、おいしい食事もいただいてきました。きのこが名産だそうです。  特に生ごみですが、ごみとして焼却するよりはもっともっと堆肥化して農業など、宇佐市は農業の地域でもございますので、農業などに生かすべきと考えますがいかがでしょうか。再質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  私も大木町のほうにお聞きして、生ごみの回収の件につきましても内容のほうを確認しております。当然、生ごみを収集して、その後の施設等も必要になっておりますし、生ごみの収集も民間の業者のほうに委託しておりますので、今、うちのほうの収集形態とは違いますんで、今、これを変更するということは難しいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)豊後高田市はごみの減量リサイクルを頑張っているというふうに私は思っています。「全力ごみゼロ推進中」というステッカーを時々見かけますが、リサイクル率を見ますと、二〇一三年度は一〇・九%でしたが、二〇一六年度は一八・六%にかなり上がっています。焼却灰の、先ほど出ましたけど、資源化も要因ということではありますが、地道な取り組みによるものというふうに考えられます。
     先日、五月三十日にごみゼロぶんごたかだ推進大会があり、参加してきました。参加をするのに、牛乳パックかペットボトルキャップが必要で、これを持っていくと、昭和の町のみで使えるという通貨、百円なんだと思うんですけど、百って書いてましたけど、それとかえてくれました。三百人くらいの参加だったというふうに思います。環境美化功労者三名が表彰され、園児によるもったいない音頭が披露され、ごみゼロぶんごたかだ市民宣言が読み上げられました。第二部では、生ごみを資源に変えるコンポストという内容での講演もございました。  豊後高田では、こういう講演会が年に三回あって、さらにごみ減量説明会を市の職員が土曜日、日曜日、夜間を問わず、高齢者のサロンとか自治会、御近所の集まり、おおむね五人以上を対象に出かけていって話をしている。  いろんなやり方あると思うんですけれども、宇佐市も目に見える形で、もっと市民を巻き込んだ形で市民と一緒に減量リサイクルを進めていく必要があるのではないかというふうに思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  平成二十四年に環境業務計画が作成され、当時はいろいろな絵の発表やらいろいろな講演会のほうをやっておったんですけども、今、それが途切れている状況になっております。そういうのをまた再開いたしまして、そういう各種団体の表彰やいろいろな催しのほうを行いたいと思います。  また、環境学習の部分なんですけども、議員御指摘のように、よりよい将来に引き継ぐためには、特に次代の担い手である子供たちが環境に対して正しい認識を持ってもらうことが一番必要であるというふうに考えております。本市では、環境活動の一環としまして、市内全域の小学校四年生を対象にごみ焼却センターの施設見学及びごみに関する環境学習等を行っております。また、今年度は、家庭ごみ収集業者のほうが直接、学校のほうで環境学習を行っており、今月には高校での出前講座も予定しております。  今後も、学校、自治体、老人会、婦人会などとごみリサイクルについての環境学習を増やしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)さらに進めていただきたいと思います。  宇佐市では、コンポストへの補助金とか電気生ごみ処理機への補助金を去年値上げしました。普及効果や費用対効果を伺いたいというふうに思いますけれども、参考に、豊後高田ではコンポストを百世帯、ベランダでキエーロという黒土を入れて生ごみを埋めるタイプのものを五世帯に無料配布をしていました。さらに、お試しダンボールコンポストを五十世帯、生ごみ水切り器を二百世帯に無料配布して、これらの対象者を生ごみ減量サポーターとしています。過去三年で、コンポストだけでも三百六十五世帯に普及しています。生ごみは燃えるごみの約四割と言われていますので、リサイクルする大きな建物が今は難しいということであっても、いろんな工夫ができるのではないか、思い切って、宇佐市もコンポストは無料で配布してはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  豊後高田の内容についても確認をしております。昨年度、うちのほうもコンポスト補助金、電気式の補助金のほうを拡充しておりますが、二十八年度にコンポストが二十一件、二十九年度が十八件、ちょっと下がっております。電気式生ごみ処理機につきましては、二十八年度が十二基、二十九年度が二十八基となっております。無料配布してモニター的な取り組みなんですけども、今、数値的には持ってないんですけども、今後費用対効果を調査しながら、可能であれば、先進地の取り組みのほうを参考にしたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)宇佐市でも、昨年は金屋地区をモデル地域にして、水切り器を二百十三世帯に配布をして、そのまとめがホームページに公表されていました。内容は、家庭から出る燃えるごみの約四割が生ごみと言われています。この生ごみから水分を抜くことで、悪臭の防止、焼却場での作業効率の上昇、エネルギー費用の節約などメリットがたくさん生まれます。今回の結果では、一世帯当たり年間約十キロの可燃ごみの減量効果が見えてきました。これを仮に市内全世帯で行うことができたなら、年間約二百三十トンのごみ減量となり、焼却費用に換算すると、約五百万円の削減につながります。今後とも、生ごみのもう一絞り水切り、ごみ減量推進に御協力と御理解をよろしくお願いしますと結んでいました。この効果が出たという実験ですが、どう生かしたのか質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  これは二年前に金屋地区で行ったチャレンジモニターです。昨年度はまだどういう方向性で行こうかちゅう、内部の協議のほうが整っていませんでしたので、今年度は総合計画のほうへのせて、また何カ所かの地域にモニターのほうを設定いたしまして、検証してみたいなというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)一項目めの三点目です。  古紙、古布、紙おむつの常設置き場についてでございますが、大木町では、ごみを二十九に分けて分別収集が行われています。ここまでになるには、時間も、市民の理解、協力があってのことだというふうに思います。  循環型社会という点で、宇佐市がまだできていないものとしては、先ほどの生ごみが大きいというふうに思うんですけれども、そのほかにも古着、古布、草木類、廃プラスチック、紙おむつなどがあります。常設のリサイクルプラザができるとこういうものも大きく進むのではないかと思われますが、今できることとして、中でも、地域での回収が月に一度の回収というものもございます。資源ごみの常設置き場が身近にあるとリサイクルはさらに進むのではないかというふうに思います。  大木町では団体の資源回収とは別に、各行政区ごとに、ダンボール、新聞紙、雑誌、古紙、紙おむつが分けて置けるように簡易な倉庫が建てられて、地域が管理して、収入が地域に入るように工夫をされていました。例えば、団地などは取り組みやすいのではないかなというふうに考えるわけですが、希望する地域から取り組んでみてはいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  当市では、現在、蛍光灯、乾電池、牛乳パック等の拠点回収ボックスを各中学校区三十一カ所に設置しております。古紙の回収につきましては、月一回の定期収集と当課が推進しておりますリサイクル推進団体による回収を実施しております。収集形態、契約内容等の関係で、委託業者による回収は難しいですが、時間、曜日に関係なく利用できるよう、拠点回収品目に加えるのは、今後、費用対効果などを含め、協議してまいりたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)検討してみるということなので、ぜひよろしくお願いします。  それと、豊後高田で聞いたんですが、雑紙が燃えるごみの中にかなりあって、それを分別したことが減量化にかなりつながった、効果があったというような話も伺いました。雑紙を分けるというのはとてもわかりにくいようで、包装紙とかパンフレットとかカタログとか、何かおかしの殻とかですね、そういうものなども資源ごみとして分ければ、ごみではなく。そういうことの周知ですね、それが必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(新納孝明君)お答えします。  議員の言われたとおり、ごみの組成調査等を行った中で、家庭ごみの大体一七%ぐらいがリサイクル可能な資源物が入っているというふうに聞いております。うちの今のやり方としてはもう、ごみ収集車がそのまま焼却センターに行って降ろすという形をとっておりますので。それが可能かどうかというのは、今後、研究してまいらないとわからんと思うんですけども、現時点ではちょっと難しい部分があるかなというふうには考えております。資源物がごみの中に入っていることは承知しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)雑紙の分別というのは、各個人がですね、ごみを出すときに分けると減るので、その周知をということを求めています。  四点目です。  ごみ出しサポート事業についてですが、最近ですね、ごみを出すのが困難だという話もありまして、サポートする事業を充実する自治体が増えています。大木町もされていまして、二〇一二年度から六十五歳以上の高齢者世帯等を対象に、ごみ出しサポート事業を展開していました。包括支援センターを核に、回収作業はシルバー人材センターに委託をして、男女ペアで実施をしていました。宇佐市でもひとり暮らしが増える中で必要なサービスだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(岡部輝明君)介護保険課長の岡部です。今石議員の再質問にお答えいたします。  介護保険の中では、要介護認定を受けた方については、訪問介護、訪問ヘルプサービスなどの中でごみ出しの支援ができております。また、要支援認定の方や機能低下の見られる方についても、訪問型サービスの中で、必要であれば支援を行っております。  最初の回答でもしましたように、それ以外の方についても、包括支援センターが中心となって、地域の方で支援をしているという例もございますので、地域の輪の中で高齢者へのごみ出しサービス支援をしていくという方向が今、できておる状況でございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)地域の中でできるのが一番いいのかなというふうには考えますが、なかなか難しいケースもあるんではないかなというふうに思います。制度として確立をされれば、気兼ねなくというのか、そういう仕組みの中でごみの回収が行われれば一番いいのではないかというふうに思いますので、また検討していただきたいというふうに思います。  ごみの問題、今回、二度目の質問であります。一般廃棄物の約七四%を焼却する焼却大国日本、世界の焼却炉の三分の二があるそうです。そんな中でも、大木町のようにそれぞれの自治体で持続可能な循環のまちづくりを目指す取り組みが進められています。ごみを減量することは環境問題にとどまらず、地域ぐるみの共同事業であり、地域農業への貢献、ごみ処理費の削減、地域雇用の創出など、地域の活性化に大きく貢献をします。宇佐市でもさらなる取り組みを求めて、次の質問に移ります。  二項目めの、子供の権利条約の立場から、全ての子供に医療を保障し、すくすく育つことのできる宇佐市にするために、十八歳までの医療費の無料化の早期実施を求めるものです。  安心して子供を産み、育てる環境であるかどうかを見る指標に、合計特殊出生率がございます。一人の女性が一生に産む子供の数ですが、ちなみに日本の人口を将来にわたって維持するには、二・〇七の出生率が必要だというふうに言われています。五年間の平均数ということで、二〇一六年のデータですが、全国の平均は一・四四人、大分県の平均は一・六一人、宇佐市はといいますと、一・八三人です。宇佐市は二〇〇六年は一・五三で県下六位でしたが、この十年間で〇・三ポイント上がって、県下で中津市、日田市に次いで、上位から三番目ということです。合計特殊出生率、少しずつですが着実に上がっているというのは、要因さまざまあると考えられます。子育て支援課の立場から、どういう分析となるのか、また、今後の推移をどう予測しているのか質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)子育て支援課長の祥雲でございます。今石議員の再質問にお答えをいたします。  この出生率が大分県の中でも宇佐市のほうが一・八三ということで非常に高い率でございます。それにつきましては、宇佐市につきましては、子育て支援の事業につきまして、平成二十七年度以降、かなり大きな事業を開始したということで、割とこのような数字に伸びてきたんではないだろうかというようなことを考えております。  今後とも事業計画は行いながら、この一・八三を超えるような出生率になるよう努力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)この十年間は児童館や子育て支援センターの取り組み、保育では、どの自治体より施設数が宇佐市は多いんですね。保育料では、特に多子市世帯に対しては第三子以降は無料、第二子は半額を卒園まで拡大をするなど、他市にはない取り組みをしています。また、入学祝金、出産祝金なども子育ての安心につながっているものと思います。  そんな頑張って進められた子育て支援の取り組みの中で、宇佐市が大きくおくれているのが、毎回取り上げている、この子供の医療費助成制度です。特に、通院費の無料化がいまだに就学前までというのは、全国でも二割もありません。六年前を見ますと、中学まで助成していたのは一%にすぎませんでした。三千二百四十一自治体のうちわずか三十三自治体でした。それが、二〇一六年、中学生以上がもう八〇%、そのうち高校生まで助成している自治体が三百八十二自治体で、全体の一一・八%にもなっています。その後、高田とか国東とか、杵築も対象を広げましたので、さらにこの二年間で、年々着実に広がっています。昨日、多田羅議員も質問されましたけれど、豊後高田が四月から十八歳までを無料にしたことで、保護者から、何で宇佐市の子供は置いてけぼりなのか、高田はお金があって、宇佐はお金がないんかなど聞かれるようになりました。宇佐市は子育て支援に力を入れているだけに、安心して子供が育つ支援の一丁目一番地だと考えますこの医療費無料化、体制的にもここまで来たのだから、間髪入れず前進させるべきだというふうに求めますが、再質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)再質問にお答えをいたします。  今現在、昨日の多田羅議員の御質問の中にもありましたとおりに、中津市と、中津市立の小児救急センターの救急体制の影響であるとか、小児医療体制の維持であるとか、医師の負担軽減や拡大に伴う財源の確保などを慎重に判断をしているところでございますので、現状では中津市と協議を重ねながら協議をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)二月の朝日新聞のデジタル記事に、「子ども医療費の無料化拡大、是か非か?」という記事がありました。その中で、大阪府の摂津市の森山一正市長が、今年の四月からは十八歳までの通院、入院にかかる費用を無料にします。二回までは五百円の自己負担金はあるものの、所得制限はありません。さらに、ひとり親世帯で大学や専門学校に在学する人については、二十二歳までの医療費無料の対象にすることを決めました。摂津市の当初予算額三百三十八億円のうち、医療費無料化分は三億三千万円余りで、それほど大きな額ではありませんと言われています。  宇佐市の場合は、高校卒業までの予算額は幾らになるのか、財政的には何とかなると考えているのか、再質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  高校卒業までの通院また入院を含めた想定額ですけれども、一億三千五百万円程度プラスになるものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)大分県の場合は、県が医療費助成を、年齢に制限はありますけれども二分の一助成をしているという内容もあって、先ほどの摂津市に比べて財政的負担は軽いというふうになります。全国八割を超える自治体が実施していることですので、お金はかかるけれども、財政的には実現可能という理解でいいのか、財政課、どうでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)施策の一つ一つ、当然必要なもので、しなくていい事業はないと思うんですが、費用面で行きますと、それは、どれをとってどれを、集中と選択ということでやっていかないといけないと思います。  今後についてですね、今、交付税の低減化、それからまた、医療・福祉・社会保障関連の経費の伸び等で厳しい財政状況は予想されております。その中で今から考えていきますけれども、ここでその分が財政的にカバーできる、できないという判断は難しいですけれども、全体の中で考えていかないといけないというふうに思っています。厳しい状況であるというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)市民に伝えるときに、豊後高田やほかの自治体は実現できているけれども、宇佐市は財政的に厳しいというふうな説明もしないといけないということですか。再質問いたします。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)その事業一つをとって説明されると厳しいんですけども、企画財政課の立場として、全体的に財政状況は余裕のあるものではないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)私の理解は、財政的には可能であるけれども、医療体制のことが理由で今までずってきたのかなというふうに理解をしていたんですけれども、答弁の内容を見ると、財政的にということが必ず出てくるので、その辺、市の見解としては、そこも協議をしなければいけない課題だというふうに、今、答弁があったと思います。  もう一つ、無料化の拡大は安易な受診を招くという考え方について伺います。摂津市の市長は、子供のレセプト件数は無料化の後でも急増しておらず、安易な受診が増えているとは言い切れません。子供はちょっとした変化で受診することで早期発見につながることもあります。長期的に見れば、医療費は減ることになります。また、かつて高齢者向けを無料化して医療費が膨張した歴史はわかりますが、子供向けを同列視するのは筋違いです。医療費増は悪と決めつけるのは、厚生労働省の発想ですと話されています。無料化で安易な受診を招くという受診のハードルが下がることについて、よくないという考え方を持っているでしょうか。ほとんどの親は子供が病気になったりけがをしたときほど不安なことはありません。すぐに専門家の診察を受けたいと思うのではないでしょうか。個人で判断をせずに、心配があれば通院を勧めるべきかと思いますが、この点について市の見解を伺います。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  安易な受診につながるかつながらないかという件につきましては、実際に医療費拡大を行ったところに聞きますと、やはり三割程度の医療費の拡大にはなっているというようなところもお聞きをしております。また、市内の小児科医師にも確認をいたしましたところ、医療現場の混乱というよりも、今回の医療費拡大につきましては、医療にもコスト意識は必ず必要であると。医療費の無料化が子育て支援によい影響ばかりではないというような意見も伺っておりますので、総合的に考えてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)無料になれば行きやすくなるし、安心して病院にかかれること、行政としてはこういうことを評価すべきだというふうに思います。それで受診が増えることもあるかもしれないけれども、それは、必要なことであればきちんと対応していくという姿勢が必要だというふうに思います。  中津市民病院小児救急医療センターの利用実績が出ました。一年間の経緯を見て判断するという内容で答弁もされてきていたわけですが、五月で一年間の実績が出て、二〇一六年度は七千六百四十三人の利用だったのが、二〇一七年度は四千九百六十五人、約六五%まで利用が減っているという、そういう数字をいただきました。  日本小児医師会も、子供の医療費無料化の拡大を目指しています。市内小児科医も二カ所中一カ所しか聞けておりませんが、子供が減り、今の一・五倍の受け入れは可能だというふうにお聞きをしてまいりました。  そういう状況の中で、医療体制の安定も進めるのは大事な仕事です。同時に十八歳までの医療費の無料化も最優先の課題という位置づけだというふうに思うんですけれども、市長の見解を伺います。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えをいたします。  子ども・子育て支援策につきましては、議員が今指摘のように医療の体制の問題がありましたので、例えば祝い金を充実するですとか、保育料の軽減策を講じるような部分、それとワクチン等のですね、いわゆる予防面に力を入れていくと、そういった対策を主に講じてきて、そしてまた、ワークライフバランス等で放課後児童クラブ等をですね、強力に進めてきたわけであります。そうした結果、先ほど議員も御指摘がありましたとおり、合計特殊出生率も一・八三まで上がってきているということで、トータルの施策としてはですね、かなり手厚くはしているというふうに考えているところであります。  今の体制の問題につきましては、さっき議員おっしゃるとおり、一年間小児救急センターの利用率が三分の二程度まで落ちついてきたということでございますけれども、一人当たりの負荷というような観点も見ざるを得ませんので、今、中津市と協議を行っているということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。
    ◯十番(今石靖代さん)宇佐市の子供は虫歯が多いとかですね、保護者の中には経済的な負担が重くて病院に行くのを控えないといけないとかいう声、まだまだございますので、一日も早い無料化の実現を目指していただきたいなというふうに思います。  医療費無料化の最後の質問ですが、本来、十八歳までの子供の医療費は国が負担すべきものだというふうに思います。市は国にかわって医療費を助成してきているというふうに言えます。にもかかわらず、国は市町村が国以上の水準のサービスをすると国民健康保険の補助金を削減するというペナルティーを課してきました。医療費助成が全国に広がったことを踏まえ、今年四月からは未就学児までの助成に対するペナルティーは廃止になりましたが、全ペナルティーを廃止すべきだというふうに思います。国に対してペナルティー完全撤廃を求めるべきですが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  ペナルティーの件につきましては、私どもも同じように考えておりますので、全国市長会等を通しまして、国に訴えてまいりたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)引き続きですね、働きかけをよろしくお願いします。  三項目め、地域経済の活性化について。中小企業・小規模事業者振興基本条例について。  四月から施行されたということで、初めてこの質問をいたします。  二〇一四年六月に国会で制定をされました小規模企業振興基本法に基づいて宇佐市でも条例が制定をされ、実施に至っているということで、県下ではまだ制定できていないところが多くございますが、早い制定は画期的なことだというふうに評価したいと思います。  この条例についてですけれども、基本的な考え方ですが、地域の経済や住民の暮らしの将来をつくっていくのは、地域に根差しながら活動している経済主体である、答弁の中にも九九%以上を占めるというふうにありましたが、中小企業者、農家、漁業者、協同組合、地域の金融機関、NPO、そして地方自治体など、そういうものだというふうに思います。それらの主体が地域で繰り返し投資し、その投資の連鎖が地域で循環していける仕組みがあれば、新しい仕事や所得が生み出され、その所得は自治体の税収元ともなってきます。この仕組みが形成、維持されれば、住民の生活や産業の振興も進み、持続可能な地域となります。つまり、自治体が中心となって、地域内経済循環を構築し、地域の再投資力をつける、こういうことを目指している条例かなというふうに思います。自治体が中心となって、中小企業を大事にしながら地域づくりを進めていく、こういう条例がつくられたのかと思いますけれど、この理解でいいのか、再質疑いたします。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。今石議員の再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃられたとおりですね。この条例の趣旨というものは、市全体を挙げて中小企業者また小規模事業者を盛り上げるということで経済循環が回っていくということでですね、それは市民の皆様方が市内の産業を理解していただいて、市内の産物を買っていただくとか、そういったことが循環に結びつくというふうにこの条例の中には盛り込んでおります。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今の社会情勢ですけれども、消費税増税とか大店舗改正などによって大型商業施設の出店拡大、重層的な下請や価格競争など厳しい状況が続く中で、中小企業を廃業されたり、後継者不足とかが喫緊の課題となっていると思います。やはり五人以下のそういう中小業者も広げた形での条例ですけれども、そういう方々は事業所としての組織体制が脆弱で、外部環境の変化に弱いので、より個々の状況に寄り添った支援というものが求められるというふうに思います。  この法律ができたときに、国会の参考人質疑でございましたが、中小企業家同友会全国協議会の国吉副会長が取り組みに対して重要な三点セットというものを言われていますけれども、一つは自治体がこの条例を作ること、二つ目は悉皆調査、全数調査といいますか、実態を全部を対象にした調査をすることが必要だ、三つ目に産業政策会議、当事者等を入れた会議の中でいろいろな計画を決めていくことがとても大事だというふうに強調されていますが、宇佐市の取り組みがどうなっているのか。実態をしっかりつかむことなしには適切な政策づくりはできないと思うんですけれども、先進地、東京都の墨田区とかですね、東大阪市などは実態調査をまずしたというような内容もございます。実態調査をすることを求めますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)再質問にお答えいたします。  実態調査のほうは、この条例を作る上においては行ってはおりませんが、この条例自体を、まず議員が言われた、まず条例をつくっております。その後に、実態調査という点につきましてはですね、この条例の第十九条の中に盛り込んでおりますが、意見の聴取ということで、昨年作るときにも、先ほどの答弁書の中にもありましたが、それぞれ、会議所、あと商工会のほうには意見交換しておりますが、今後ですね、私たちはそれぞれの団体に出向いてですね、それぞれ部会もありますし、青年部もありますし、そういった方とこの第十九条に基づいて意見交換をするということが一番この条例の肝になるというふうに考えておりますので、そのあたりでまず実態調査をですね、生の声を聞いていきたいというふうに考えております。  それと、先ほど言われた、政策を、意見交換を反映していくというフィードバックについては、この条例の中にもそういった形をやるということになっていますので、そういったことで御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)実態調査はより範囲を広くしてですね、適切な聞き取りができるように、狭めずに広くアンケート調査などしていただきたいなというふうに思います。  全国で広がりつつある店舗リニューアル助成制度の実現について今回質問に上げています。  二年前に比べて全国で倍増している百七の自治体で実施しているというものです。店舗の改装工事費などを補助する制度で、今、宇佐市がやっているのは創業・起業を志す方に対する助成制度ですが、店舗リニューアルとなれば、今ある中小業者は皆さんが対象になるという事業です。これをすると、地域内経済の好循環につながる、業者を元気にする、地域の仕事おこしになる、一石三鳥の大きな役割を果たしていると、実績のある自治体などが言っております。宇佐市でも、地域の仕事おこしの制度として、商店版リフォーム制度の導入を検討すべきでないかというふうに思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  先ほどの実態調査というか、意見交換会の中でもですね、こういった御意見を聞きながら、皆様方の御要望があるかどうかもですね、調査研究させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今後ですね、仕事おこし策としての住宅リフォーム助成制度や管工事の地元優先発注など……。 ◯議長(佐田則昭君)時間が来ました。 ◯十番(今石靖代さん)計画・検討していただきたいと思います。  終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。再開準備ができ次第、連絡しますので、議員控室で待機願います。                 休憩 午後三時三十二分               ───────────────                 再開 午後三時五十分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十四日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申し出がありますので、許可します。  議会事務局長 高月晴彦君。 ◯議会事務局長(高月晴彦君)皆さん、お疲れさまです。議会事務局長の高月でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は六月十四日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑は控えると、内規及び先例に規定しておりますので、御注意してください。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                     散会 午後三時五十一分 宇佐市議会...