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  1. 宇佐市議会 2017-08-08
    2017年08月08日 平成29年第4回臨時会(第1号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2017年08月08日:平成29年第4回臨時会(第1号) 本文 (139発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過           開議 午前十時〇〇分 ◯議長佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  開会に先立ち、宇佐市長より、七月五日からの九州北部豪雨による災害状況等について発言の申し入れがありましたので、これを許します。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  議長のお許しをいただきましたので、七月五日からの九州北部豪雨による被害状況等につきまして御報告させていただきます。まず、今回の豪雨により犠牲となられました方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。また被災された皆様方に対し、お見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げる次第でございます。  本市では、七月五日に大雨洪水警報が発表されたことにより、災害対策連絡室を設置し、警戒と情報収集を行ってまいりましたが、その後、数十年に一度という大雨特別警報が発表されたことに伴い、体制を災害対策本部に拡充いたしました。これより先、安心院院内地域の一部には避難準備高齢者避難開始情報を発令し、早目の避難行動などを促していましたが、土砂災害危険性が高まったため、院内の一部地域と麻生小学校区に避難勧告を発令するなど、市内に合わせて二十四カ所の自主避難所を含む避難所を開設するに至りました。  避難者は、安心院院内地域を中心に、ピーク時には五十四名に達するとともに、被害については、沈み橋である中原橋等道路通行どめ三件、道路・農地等被害二十八件となりました。  市といたしましては、既決予算予備費を活用して応急対応してきたところでありますが、早急にこれらの被害復旧を実施するため、今臨時議会に道路や農地、農業施設に係る災害復旧費等関係経費千三百万円をお願いしているところであります。  なお、昨夜接近した台風五号につきましても、自主避難所を市内七カ所開設いたし、七名が避難しておりましたが、被害情報等はありません。今後とも防災・減災対策に万全を期してまいりたいと考えております。  以上で報告を終わります。 ◯議長佐田則昭君)ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達していますので、議会は成立いたしました。  これより、本日をもって招集されました平成二十九年八月第四回宇佐市議会臨時会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  議会運営委員会の結果について報告を求めます。  議会運営委員長 辛島光司君。 ◯議会運営委員長辛島光司君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長辛島光司でございます。  議会運営委員会の結果について御報告いたします。
     平成二十九年八月第四回宇佐市議会臨時会議会運営について、去る八月一日に議会運営委員会を開催し、執行部より、提出議案、議第五十四号及び議第五十五号の二件について概要説明を受けた後、協議いたしました結果、今臨時会の会期は本日一日間とするものと決定いたしました。  以上で議会運営委員会報告を終わります。 ◯議長佐田則昭君)議事日程は、印刷配付のとおりでありますので、御了承願います。   ~ 日程第一 会議録署名議員指名 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十八条の規定により、議長において、  三番 和気伸哉君  四番 多田羅純一君  を指名いたします。   ~ 日程第二 会期の決定 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第二、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期臨時会の会期は、本日一日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)御異議なしと認めます。  よって、会期は本日一日間と決定いたしました。   ~ 日程第三 議案報告 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第三、議案報告事務局長にさせます。  議会事務局長 高月晴彦君。 ◯議会事務局長高月晴彦君)皆さん、おはようございます。議会事務局長の高月でございます。  議案報告をいたします。  今期臨時会市長から提出をされました議案は、議第五十四号及び議第五十五号の二件で、予算案一件、人事案件一件であります。  以上で報告を終わります。   ~ 日程第四 議案の上程(議第五十四号)提案理由並びに議案説明 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第四、議第五十四号を上程し、議題といたします。  提案理由並びに議案の内容についての説明を求めます。宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)市長の是永でございます。提案理由について御説明をいたします。  議第五十四号は、平成二十九年度宇佐一般会計補正予算(第二号)案でございますが、補正額は千三百万円の増額で、累計予算額は三百九億八千九百三十万円となります。今回の補正予算案は、さきの九州北部豪雨により被災した農地、農業用施設及び公共土木施設について、早期の復旧を図るため、所要の予算を追加するものであります。  歳出補正につきましては、農地農業用施設災害復旧事業八百万円、公共土木施設災害復旧事業五百万円の増額となっております。  歳入補正につきましては、県支出金が二百万円、市債が百二十万円、一般財源として、地方交付税が九百二十万円などの増額となっております。  以上をもちまして、提案理由説明を終わらしていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。   ~ 日程第五 議案に対する質疑 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第五、議案に対する質疑に入ります。  議第五十四号 平成二十九年度宇佐一般会計補正予算(第二号)を議題といたします。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)皆さん、おはようございます。十四番 日本共産党用松です。二点について議案質疑を行いたいと思います。  一点は、地図をいただいたんですけども、災害の主な箇所とその要因ですね、岩盤の質とかあるいはいろんな諸要因があったと思うんで、その要因についてどのように分析をされておられるのか。  第二点は、今後の台風シーズンゲリラ豪雨などに備えて、早急に対策が必要な箇所についての説明を求めます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)経済部長◯経済部長耕地課長前田和弘君)おはようございます。経済部長の前田でございます。  十四番 用松議員議案質疑にお答えいたします。  議第五十四号 一般会計補正予算(第二号)についての一点目、災害の主な箇所とその要因についてですが、今回の災害は、七月の九州北部豪雨により、農地や水路、農道等農業施設のり面が崩壊した十四件について予算計上しているところでございます。  地区別につきましては、宇佐地区五件、安心院地区四件、院内地区五件となります。  この災害の要因でございますが、豪雨による雨水が土羽の背後に浸透し、のり面を崩壊させたものと考えております。  二点目、台風シーズンゲリラ豪雨などの備えについてですが、農業用水を通水する時期につきましては、水路やため池の適切な水管理を行うよう土地改良区や管理者に依頼しているところでございます。  早急に対策が必要な箇所につきましては、今回被災しました十四カ所でございまして、早期の復旧に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長佐田則昭君)土木課長◯土木課長熊埜御堂峰一君)土木課長熊埜御堂です。  十四番 用松議員議案質疑にお答えいたします。  一点目、災害の主な箇所とその要因についてですが、今回の土木課関連災害につきましては、先ほどの耕地課災害と同じく、七月の九州北部豪雨による市道ののり面及び路肩が崩壊した十一カ所について予算計上したものです。  地区別では宇佐地区三路線、三カ所、安心院地区八路線、九カ所、計十一カ所でございます。  この災害の要因は、予想外の豪雨により、道路ののり面及び路肩に雨水が集中し、崩壊させたと思われます。  二点目、台風シーズンゲリラ豪雨などの備えについてですが、現在、宇佐市では、災害の発生のおそれがある場合など、不測の事態による緊急対応を迅速に行うため、大分県建設業協会宇佐支部災害時等における緊急対応作業に関する協定を結んでおり、市民の安心安全確保を的確に行うこととしております。  また、早急に対策が必要な箇所につきましては、市道や河川などのパトロールにより、今回被災している十一カ所のみでございます。  以上でございます。 ◯議長佐田則昭君)答弁は終わりましたが、再質疑はありませんか。  十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)まず最初に述べなければならなかったんですけども、災害に遭われて犠牲になられた方々に対する心から哀悼の意と、被災された方にお見舞いを申し上げます。  私も実家のほうの関係もありまして、日田の小野地区にも行ってきたわけですけども、御承知のように昭和十八年に出光で山崩れが発生し、三十数名が犠牲になるという悲惨な災害に遭遇してきたわけですけども、今後の対策として、例えば山肌で岩質というか、岩の性質上、滑りやすいところ、山崩れが起きやすいところとか、あるいはセンサーを設置しなければならないとか、あるいはその地域に住んでいる古老の話とか、そういう総合的な調査というのは、危険箇所についてできているんですか。 ◯議長佐田則昭君)土木課長◯土木課長熊埜御堂峰一君)用松議員の再質問にお答えいたします。  のり面等の崩壊で危険だと思われる箇所、そういったものにつきましては、急傾斜対策に対する関係の調査を大分県のほうが今現在行っております。  また、そういった危険な箇所についての調査を行い、地元地域の方との周知を行って、マップ等を作成して、現在やっているということで、県のほうは基礎調査を毎年行っているというところでございます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)再質疑は。 ◯十四番(用松律夫君)最後。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)特に岩肌の関係で、小野地区みたいに、あるいはさっきの、随分前の話ですけど、出光のような山崩れ危険性が高いと言われるところは、今のところは宇佐市管内にはないということですか。 ◯議長佐田則昭君)土木課長◯土木課長熊埜御堂峰一君)再質問にお答えいたします。  宇佐市内でも危険箇所で危ないという箇所には、急傾斜の看板を設置しております。最近はちょっと色あせておりますけども、そういった看板で、このエリアは危ないですということで、マップまたは現場に看板を設置しているというところでございます。  以上です。 ◯十四番(用松律夫君)終わります。 ◯議長佐田則昭君)以上で通告による質疑は終わりましたが、ほかに質疑はありませんか。  (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)質疑なしと認めます。  本案に対する質疑を終結いたします。   ~ 日程第六 委員会付託 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第六、議案委員会付託を議題といたします。  議第五十四号は産業建設常任委員会に付託いたします。  それでは、ここで暫時休憩いたします。  休憩中に産業建設常任委員会を第三委員会室でお開き願います。議案の審議をお願いいたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十時十五分               ──────────────                 再開 午前十時五十分 ◯議長佐田則昭君)休憩前に引き続き、会議を開きます。   ~ 日程第七 委員長報告 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第七、これより議第五十四号 平成二十九年度宇佐一般会計補正予算(第二号)を議題とし、委員長に審査の結果について報告を求めます。  産業建設常任委員長 後藤竜也君。
    ◯産業建設常任委員長後藤竜也君)産業建設常任委員会委員長後藤竜也でございます。委員会審査報告をいたします。  平成二十九年八月第四回宇佐市議会臨時会において、本日当委員会に付託された議案一件について、先ほど第三委員会室において委員会を開催し、所管部課長の出席を求め慎重に審査した結果、次のとおり決定しましたので、その経過と結果について報告いたします。  議第五十四号 平成二十九年度宇佐一般会計補正予算(第二号)ですが、本案はさきの九州北部豪雨により被災した農地農業用施設及び公共土木施設について、早期の復旧を図るため、所要の予算を追加するものであります。  歳出補正では、十一款一項一目農地農業用施設災害復旧費において、農地で補助分一件と単独分五件、施設で単独分八件の農地農業用施設災害復旧事業で八百万円の増額、十一款二項一目道路災害復旧費において、道路の単独分十一件の公共土木施設災害復旧事業で五百万円の増額などの説明がありました。  慎重に審査した結果、議第五十四号は必要な補正と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で産業建設常任会審査報告を終わります。   ~ 日程第八 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第八、これより委員長報告に対する質疑、討論、採決に入ります。  議第五十四号 平成二十九年度宇佐一般会計補正予算(第二号)を議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  (「討論なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第五十四号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決すべきものであります。  お諮りいたします。  本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)御異議なしと認めます。  よって、議第五十四号は原案のとおり可決されました。   ~ 日程第九 議案の上程(議第五十五号)提案理由並びに議案説明質疑、討論、採決 ~ ◯議長佐田則昭君)日程第九、議第五十五号 宇佐教育委員会教育長の任命についてを上程し、議題といたします。  提案理由並びに議案の内容について説明を求めます。  宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)市長の是永でございます。提案理由について御説明をいたします。  議第五十五号は、宇佐教育委員会教育長の任命についての件でございますが、本市の教育委員会教育長として竹内新氏を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  以上をもちまして、提案理由説明を終わらしていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯議長佐田則昭君)これより本案に対する質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  議第五十五号 宇佐教育委員会教育長の任命について、五点ほど議案質疑を行います。  第一点は、文科省から招聘する経過やその理由、目的及び国から宇佐市のように出向している教育長の県下の任命状況について。  第二点は、竹内新氏は非核・平和自治体宣言都市、もちろん平和首長会議にも加盟されておるんですけど、宇佐市の教育者としてふさわしい人物とお考えかどうか。  三点目は、市長は、竹内氏が教科書検定に関して、どのような実績をお持ちと認識をされておられるのか。  第四点は、市長は、新教育長にどのような教育行政を求めようとしているのか。また、竹内新氏は、宇佐市の教育をどのように描こうと考えておられる方なのか。  第五点は、新教育長滞在費など、出向に伴う諸費用についての宇佐市の負担はどうなるのか。  以上五点。 ◯議長佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)用松議員議案質疑にお答えをいたします。  議第五十五号 宇佐教育委員会教育長の任命についての一点目の前段、文科省から招聘する経緯や経過やその理由、目的についてでありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が平成二十七年四月一日に施行され、教育長地方公共団体の長が議会の同意を得て任命することとなりました。そこで現教育長の任期が九月七日で満了となるに当たり、さまざまな方面から人選をしてまいりましたが、法律の改正により、教育委員長教育長を一本化した新たな責任者としてふさわしい人材が見当たりませんでした。そこで、国に豊富な知識と経験を持った人物を派遣してもらえないかとお願いしたところ、文部科学省より派遣していただけることとなった次第でございます。  次に、後段、国から出向している教育長の県下他市の任命状況についてでありますが、国から出向している教育長は、県下各市ではいないものと認識をいたしております。  四点目の前段、新教育長にどのような教育行政を求めるのかについてでありますが、現在子供の教育が大変重要視されていますが、知・徳・体、バランスのとれた教育を行うことが基本となるものと考えておりますので、これまでの文部科学省での豊富な経験や知識をもとに実践していただけることが、本市の教育全般にプラスになるものと考えております。さらに、より一層国との連携も深まればと期待をしているところであります。  次に後段、新教育長は、宇佐市の教育をどのように描こうと考えておられる方かについてでありますが、議会の同意をいただき任命された後、御本人のお考えをお示しできる場面があるものと考えております。  以上で私からの答弁といたします。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。十四番 用松議員議案質疑にお答えします。  二点目、非核・平和自治体宣言都市宇佐市の教育長としてふさわしい人物かについてですが、これまで憲法を尊重し、遵守する立場で公務に精励されてこられ、教育長としてふさわしい方だと思っております。  三点目、教科書検定に関してどのような実績をお持ちと認識しているかについてですが、専門的知識と経験により誠実に職務を全うされてきたものと考えております。  五点目、新教育長の出向に伴う諸費用宇佐市の負担はについてですが、宇佐市の教育長に就任され、退任されるまでの間は、宇佐市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例に基づき、市が給料や期末手当を支給します。また、宇佐市までの赴任旅費、いわゆる引っ越し等に係る費用を宇佐市職員等の旅費に関する条例に基づき支給をいたします。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)答弁は終わりましたが、再質疑はありませんか。  十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  一点目は、平和ミュージアムの件で、合同新聞に対するコメントとしてですね、平和ミュージアムの建設があるので、文科省のということですが、どういう連携をとろうと考えておられるんですか。 ◯議長佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)用松議員の再質疑にお答えをいたします。  私が記者発表したときに、そういったことを申し上げたのが記事になったわけでありますけども、平和ミュージアムはですね、今既に、基本構想に基づいて宇佐市教育委員会のほうで今、建設に取りかかろうとしているところであります。そして、問題は、でき上がった後の運営をどうするかというところが、非常に皆さん御心配のところだと思います。そこで、例えば修学旅行で平和ミュージアムに来ていただくとか、平和学習の場として非常に大事なところだというところを文科省とも連携を図れたらというふうに考えたところでございます。  以上でございます。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)教育長等にふさわしい人材が見当たらないということですけども、誰かの推薦によって、あるいは誰かからの提案によって国から招聘というふうに考えたんですか、市長個人の判断によるんですか。 ◯議長佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)用松議員の再々質疑にお答えいたします。  個人の判断でございます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)彼がどのような役割や実績を果たしてきたかということについて資料の要求をいたしましたけど、全く資料なし、資料なし、資料なしということなんですけども、ちょうど彼が教科書専門官をされている平成十三年に、新しい歴史教科書をつくる会系の新しい歴史教科書、新しい公民教科書が文科省の検定に合格していると。この検定の合格にどのようにかかわっているんですか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。再質問にお答えをいたします。  平成十三年、教科書課に在籍をしておりました。この教科書検定に関しては、それぞれの委員がいるものというふうになっておりますし、この在籍した期間というのは、それぞれ教科書検定に関する事務というところで、そういった検定の場のセッティング、そういった内容の掌握、そういったものをしているものというふうに理解をしております。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)来年度から道徳教育が本格的に実施されるということなんですけども、その中で伝統文化を重んじるということで、パン屋を和菓子屋にかえるとか、そういう例に典型的にあらわれているんですけど、こういう道徳教育の分野で、彼はどのような教科書検定に関して役割を果たしたとお聞きしてますか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)その内容については、具体的に我々としてはお聞きをしておりません。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)略歴表にあるように、平成十三年四月に文科省教育局教科書課に勤務され、十五年四月に文科省初等中等教育局教科書課教科書情報係長、その後、若干弘前大学に行った後、また二十五年に文科省初等中等教育教科書課長補佐と教科書情報専門官を併任されたということで、深くかかわっているんですけども、教科書の記述が、安倍内閣が進める戦争のできる国づくりと表裏一体とてして進められてきて、例えば、従軍慰安婦の削除とか南京大虐殺の犠牲者数の矮小化とか、あるいは日清戦争の美化とか、そういう教科書が登場するようになったんですけど、それにどのようにかかわってきたとお聞きしていますか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)教科書検定という部分での業務が大変この人は長かったわけでありますが、いわゆる事務的な業務を進めておりますので、具体的中身に関して審議をする立場になかったというふうに思っております。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  永野部長、そう答えるんですが、本人に確認したんですかね。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)我々が本人から聞いておりますのは、教科書検定に関する各教科の連絡調整の業務をしているということで、その業務の範疇だというふうに理解しています。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)課長補佐で、あるいは情報専門官ですから、単なる事務的な役割を果たしてきたというだけではとどまらないというふうに思いますので、その点の確認をとる考えはありませんか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)その辺につきましては、本議会でもし御同意がいただければ、また本人からそういったお言葉を申し述べる場面等もございますと思いますんで、またそういった部分で考えていきたいと思います。  以上です。
    ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  教育現場の声がいろんな方々から寄せられて、先ほど市長が答弁されたように、県下の文科省からの出向の教育長の招聘は初めてだと。県にも法華津課長に確認したら、県にも例がないということですけども、そういう点では、現場に戸惑いと不安が広がっているわけです。国の管理統制が強まるのではないかとか、あるいは地元の教育長さんであれば、いろんな意味で連携なり意思の疎通が可能になるけども、ちょっと不安という声があるんですけど、その点については、どのように教職員の方からお聞きしているんですか。 ◯議長佐田則昭君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育次長の若山です。用松議員の再質問にお答えいたします。  教育現場からは、今のところ特にそういった声はお聞きしていません。教育現場にはそういった声は上がってきていないという状況であります。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)教育次長には恐れ多くて言わんかもしれんですけど、私にはいろんな情報が寄せられているんですけども。そういう不安に対しては、どういうふうにお応えするんですか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)いろんな御不満の声も確かにあろうかと思いますけど、やっぱり今回の臨時会で御同意をいただければ、宇佐市のためにですね、全力を尽くして教育長の任を果たしていただけるものというふうに我々は理解をしております。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  教育長の専決権限についてお聞きしたいんですけど、宇佐市の教育委員会事務委任規則等、あるいは地方教育行政の組織及び運営に関する法律等によっていろんな縛りもあるんですけども、教育長には、具体的にはどんな専決の権限が与えられるんですか。 ◯議長佐田則昭君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育次長の若山です。用松議員の御質問にお答えいたします。  いわゆる新教育長という部分でのことになりますが、新教育長の職務についてという部分では、教育委員会の会務を総理するというふうにございます。これにつきましては、教育委員会の会議を主催すること、これが今までの教育委員長の職務でございましたが、それと並びに今までどおり教育長の職務である教育委員会の権限に属する全ての事務をつかさどること、さらに事務局の事務を統括し、所属の職員を指揮監督するというふうになっているところでございます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)それは一般的なあれで、特に第三条で定める教育長の専決にかかわる事項はどういうことですか。 ◯議長佐田則昭君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)済みません、反問権を使わせていただきたいんですが。  済みません、議案質疑でそういったものはないんですが、特に教育委員会の……。  済みません、教育次長の若山です。お答えいたします。  宇佐市教育委員会事務委任規則という部分でうたわれておりますのが、教育長に委任する事務として、第二十五条第一項の規定に基づきという部分でありますが、次に掲げる事務を除き、その権限に属する事務を教育長に委任するというふうになっております。法第二十五条第二項に掲げる事務を除く部分でございますし、法第二十八条に規定する一件五十万円を超える教育財産の取得を申し出ること、三点目として、一件五十万円を超える工事の計画策定に関すること、四点目として、教育予算その他議会の議決を必要とする議案について原案を決定すること、五点目として、学校児童及び学校生徒の就学すべき学校の区分を設定しまたはこれを変更すること、六点目として、文化財の指定、解除、存続及び申請に関すること、そういった部分を除いた部分で、事務を教育長に委任するというふうになっております。  ただし、今回の教育長人事案件について、この方がどうこう、誰がどうこうということではなく、一般的にこの規則に則って教育行政が行われるということでございます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)十四番 用松です。  今、次長が読み上げた六項目を除きということなんですけども、重要かつ異例の場合の措置ということで、第二条に、教育長は前項の規定にかかわらず、委任された事務について重要かつ異例の事態が生じたときということが想定されているんですけど、この重要かつ異例の事態というのは、どういうことを指しているんですか。 ◯議長佐田則昭君)用松議員に申し上げます。  議案質疑は、議案の内容等に対し疑義を質するものです。ただいまの質疑は、議案質疑の範囲を超えていると思われますので、一般質問の場で発言いただくか、質疑内容を変えるか、次の質疑に移られるように御注意申し上げます。 ◯議長佐田則昭君)十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)私は、新たな教育長が、重要かつ異例の場合の措置をどういうふうに講じるお考えか、あるいはこれを活用するというか、生かす考えか、あるいは教育長の専決処分についても、この規定をの範囲を超えないということで、どういう担保がとれるのか、そういう立場からの質疑でありましたので、決してそれてはいないと思いますが、最後に、先ほど言った永野部長に確認しますけども、全く資料なし、資料なしということでは正確な審議ができないんで、改めて新教育長となられる竹内氏の教科書検定における役割や実績について確認をして報告をしていただきたいと思いますが、どうですか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)資料請求がございまして、我々もその資料請求に基づいて調べた結果、御提出できる資料はなかったということでございます。  以上です。 ◯十四番(用松律夫君)わかりました。また一般質問でやります。 ◯議長佐田則昭君)以上で通告による質疑は終わりましたが、ほかに質疑はありませんか。  一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)議第五十五号 宇佐教育委員会教育長の任命について質疑をいたします。  配付されている参考資料で、竹内氏のですね、略歴を拝見しているんですけれども、文部科学省で初等中等教育局に勤務された御経歴が長いということだと思います。初等中等教育局と申しますと、初等教育というと小学校のことで、中等教育というと前期の中等教育とですね、後期の中等教育があって、それぞれ中学校と高校ということだと思うんですけども、つまりこの方は、高等学校の教育のついても深い知見をですね、有しておられるという理解でよろしいでしょうか。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)この方は、小学校、中学校のほうの知見が高い方だというふうに理解しております。  以上です。 ◯一番(中本 毅君)わかりました。 ◯議長佐田則昭君)ほかに。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)通告はしておりませんが、議案質疑いたします。十番 今石です。  答弁の中でふさわしい人材が見当たらなかったという内容がございました。一般的には、地域の実情に詳しい知識と経験を有した方を任命すべきではないかというふうに思うものでありますが、その点、どんな検討をされたのか、努力されて、どうしてもということで、こういう提案になったのか、質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)今石議員の質疑にお答えをいたします。  基本的には、地元の方でふさわしい方がいれば、それは一義的にはその方を候補とすべきものと考えております。今回そういった方が見当たりませんでしたので、文部科学省のほうにお願いしたという経緯でございます。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)中央に要望して、文科省に要望して人材を決めたということでございますが、その経緯ですね、中央としてはどういう提案をして、こちらも選択肢があったのかどうか、その辺の経緯について理解ができないので、説明を求めたいと思います。何人か提案があってとか、なぜこの方の提案を中央がされたのかっていう、その辺の経緯について質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)先ほども用松議員の答弁の中でありましたけど、平成二十七年の四月一日に地方教育行政の組織運営に関する法律の一部改正がなされた。この中で、教育長市長議会の同意を得て任命をするという制度に変わった、これには教育委員長教育長を一本化した新たな教育長という形の任命になっております。そういった中で、市長のいろんな人選の中で、この法が変わったスタートの時期は、やっぱり国にお願いするのが宇佐市の教育行政にとってベストであろうという判断で国への要請に至ったものというふうに考えております。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)質問の趣旨が伝わらないんですけれども。市長が国に要請をしたということはわかりました。それを受けて、国のほうとしては、もうこの方ですというふうに今回の竹内氏を提案をされているのか、それともいろんな経験をお持ちの方がいらっしゃると思うんですけれども、選択肢がこちらにもあって決められたのか、質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)国へこちらのほうからお願いをしていたということで、国の中での人選ということで、竹内さんの名前が浮上してきた、推薦されてきたということであります。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)市長は、竹内氏と何回お会いをして、面談をされたのか質疑いたします。そのときにどういう方と一緒にお話を聞かれているのか、質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長是永修治君)今石議員の再質疑にお答えをいたします。  まず、教育長の要件というんですかね、つまり地方教育行政の組織及び運営に関する法律で定められている教育長の要件というのは、まず人格が高潔であること、そして教育行政に識見を有する者であること、二つが大きな要件でございます。その上で宇佐市としては、改正地教行法に基づいて教育総合会議を開き、宇佐教育行政の大綱を決めておりますので、それは宇佐市教育振興基本計画がそのまま大綱になっておりますけども、これを推進するにふさわしい方、法の要件を満たして、私どもの教育行政の大綱を推進するにふさわしい方を推挙していただきたいというふうな形で文科省にお願いをして、竹内さんを御推挙いただいたということでございますので、ふさわしい方だと思っております。その上で、私は一度面談をいたしまして、大変実直な、誠実な方だという印象を受けております。  以上でございます。 ◯議長佐田則昭君)十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)議員には参考資料ということで、七行の略歴のみの情報提供でありますので、なかなか判断しづらいところがあるわけでございますが、この方の略歴を見ますと、文科省の教科書課の教科書情報係長とか、教科書検定調査専門官というのが主な内容となっておりますが、この略歴がですね、この方の得意分野とかですね、宇佐市としてどんな効果を目指したいと判断しての提案なのか、再質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)この方は初等中等教育課が長いわけですけど、この中で例えば情報システムの関係の仕事、それから生徒指導関係の仕事もしております。そういった部分で、宇佐市の教育長になったときに、十分そういった力を発揮していただけると思いますし、先ほども答弁の中でありました国との連携だとかを含めてですね、さまざま宇佐市のために御活躍をいただけるものというふうに判断をしております。  以上です。 ◯議長佐田則昭君)十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)中央から来る、国から来るということで不安な部分も大きいわけでございますが、例えば、学校の統廃合などについては、これまでですね、地域住民の意向を丁寧に聞きながら、それを尊重して対応するという姿勢で取り組まれてきたというふうに思いますけれども、そういう点について、この人材の姿勢などはどうお聞きをしたのか質疑いたします。 ◯議長佐田則昭君)今石議員さんに申し上げます。  議案質疑は、議案の内容等に対し質疑を質するもので、ただいまの質疑議案質疑の範囲を超えていると思われますので、一般質問の場で発言いただくか、質疑内容を変えるか、次の質疑に移られるよう御注意を申し上げます。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)終わります。 ◯議長佐田則昭君)ほかに質疑はありませんか。  (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)質疑なしと認めます。  質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本案は、会議規則第三十七条第三項の規定により、この際、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)御異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)皆さん、改めましておはようございます。十四番 日本共産党用松です。教育長の任命案件について、どうしても賛成するわけにはいきませんので、不同意、反対の立場で討論を行います。  その第一点は、宇佐市は非核・平和都市宣言であり、平和首長会議にも加盟しており、新教育長として提案されている竹内氏の略歴、経歴、実績、その他の面から見て、以下のような大きな懸念と疑念を表明せざるを得ません。  今、安倍政権は、秘密保護法に続き、憲法で禁止された集団的自衛権の行使を可能とする閣議決定と、これと連動した安保法制、すなわち戦争法の強行、さらには憲法九条で国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としてはこれを永久に放棄する、この目的を達成するため、陸海空その他の戦力はこれを保持しない、国の交戦権はこれを認めないという条項がうたわれているにもかかわらず、その後に第三項として自衛隊条項を書き込み、九条そのものを死文化して、戦争できる国づくりに狂奔しています。その柱となっているのが、教育の反動化と国家の管理統制の強化であります。  戦前を、皆さん、思い起こしてください。小学校から教育勅語で神国日本を守るため、天皇の命令で戦争に行くことが美徳と教え込まれました。軍人には、軍人勅諭で、義、即ち、天皇に尽くすことは山より重いが、国民の命は鳥の羽よりも軽いとされ、喜び勇んで戦地にはせ参じることが軍人の使命だとたたきこまれました。その結果、我が同胞三百万人の命、二千万人のアジア諸国民の命が奪われて、国民は塗炭の苦しみを余儀なくされたではありませんか。  戦後、こうした戦争の反省に立ち、一九四六年公布の憲法において、戦争の放棄と恒久平和、そして一九四七年公布の教育基本法において、平和で民主的な国家及び社会の形成者として、真理と平和を愛する人間の育成がうたわれました。  ところが近年、とみに国家による教育の政治的介入が強まり、教育基本法の改悪と相まって、平成十三年、二〇〇一年には、戦争を美化する新しい歴史教科書、新しい公民教科書が文科省の検定に合格をいたしました。その後、戦争を美化する勢力の圧力が強まり、新しい歴史教科書をつくる会、あるいはこれを推薦する教科書会社の自由社や育鵬社や扶桑社などの教科書が採択されるようになりました。
     では、新しい歴史教科書は、基本的にどんな記述になっているでしょうか。日清戦争については、日清戦争の勝利によって我が国は近代国家として、その実力が世界に認められるようになったと、日露戦争では、東郷平八郎の戦いぶりを世界の会戦史に例を見ない戦果、太平洋戦争では、日本軍の勝利に東南アジアやインドの人々は独立への希望を強く抱きました、ビルマの人々が日本軍に協力したとも記述をしております。特に沖縄戦にいたっては、日本軍によって自決に追い込まれたというこれまでの記述を、戦争が激しくなる中、逃げ場を失い、集団自決に追い込まれたと説明し、日本軍の関与を否定した記述となっております。そのほか従軍慰安婦の削除の問題、南京大虐殺の犠牲者数の矮小化、ひいては、南京大虐殺はなかったと、こういう記述へと変えられております。  道徳教育の分野では、来年度から小学校で導入される特別の教科、道徳が、学校の教育活動全体を貫く方針とされます。特に我が国固有の伝統文化が強調され、パン屋が和菓子屋と表記されることになるのもその典型的な例であります。  新教育長に提案された竹内氏は、ちょうどこうした時期の平成十三年、文科省初等中等教育課に勤務され、平成十五年には、文科省初等中等教育局教科書課教科書情報係長、平成二十五年には、文科省初等中等教育局教科書課長補佐兼教科書専門情報官を併任され、平成二十八年には、教科書検定専門調整官に就任をされております。まさに、今申し上げた、文科省がこうした教科書の検定のさなかにあり、中心的な役割を果たし、深くかかわっていたと考えざるを得ません。かかる事態は、まさに安倍政権の進める戦争する国づくりのため、歴史認識や政府の政策への認識を教科書の記述を通して子供たちに押しつけるものであります。  そもそも教育とは、子供が成長、発達し、自己の人格を完成、実現するために必要な学習をする固有の権利たる学習権を充足するためのものであり、時の政権与党が一方的な見解を教育の場に持ち込むなど、学習権の侵害であり、教育への不当な介入になる不安を拭えません。  第二点は、今計画が進められている平和ミュージアム(仮称)の計画に戦争づくりの動きが持ち込まれるのではないかという危惧であります。  第三点は、教育現場の声です。文科省からの教育長の招聘は、市町村はもとより県でも初めてということであり、現場では戸惑いと不安の声が広がっています。同時に国の管理統制が職場でも強まるのではないかという危惧も生まれております。  以上、主な論点を挙げ、皆さんの賛同をお願いして、不同意としての討論を終わります。 ◯議長佐田則昭君)ほかに討論はありませんか。  賛成ですか。 ◯一番(中本 毅君)賛成です。 ◯議長佐田則昭君)一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)皆さん、こんにちは。一番の中本でございます。本件に関して賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。  賛成の理由ですけれども、全国的に見てもですね、すぐれた教育・子育て環境をですね、宇佐市に整備するために本件に賛成することが相当というふうに私は考えております。すぐれた教育・子育て環境を整備するためにですね、公教育の充実を図ること、また、学力保障をしっかりと行っていくことが重要だと思っております。  現在、余り広く知られてないんですけれども、宇佐市の小中学生ですね、学力が、各種テストのデータによると、大分県下でですね、トップクラスに位置していることが明らかになってきております。このとについては、もっと広く周知してもいいんじゃないかなというふうに私は考えております。  これ自体は、県下で学力がトップレベルになっているということはすばらしいことなんですけれども、学力の質的な転換を図っていかなければなりません。従来の知識ですとか、暗記を重視したインプット型の教育から、論理的思考や創造性を重視するようなアウトプット型への教育へと質的な転換を図っていくことが重要だと思っております。そうした中で、文部科学省が進めているようなこうした学習内容の転換を進めていって、さらに質的に見ても大分県下で率先してトップの教育を行っていける宇佐市になっていくべきだというふうに私は考えております。  教科書課の御勤務も長くて、教科内容にもですね、単一の教科にこだわらず、広く深い知見を竹内氏は有しているというふうに推測されると。そうした中で、この方を迎えて、教科の質的な内容も国から率先して取り入れてですね、しっかりと教育行政を前に進めていくことが重要ではないかと私は考えております。  ちょっと散漫な発言になってしまいましたけれども、私は、賛成の立場を表明させていただきます。 ◯議長佐田則昭君)ほかに討論はありませんか。  (「討論なし」と呼ぶ者あり) ◯議長佐田則昭君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより、議第五十五号を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ◯議長佐田則昭君)起立多数であります。  よって、議第五十五号は原案のとおり同意されました。  以上をもちまして、本臨時会に提出されました議案の審議を終了いたしましたので、平成二十九年八月第四回宇佐市議会臨時会を閉じ、閉会いたします。  御苦労でございました。                    閉会 午前十一時三十九分 ○右、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。   平成二十九年八月八日          宇佐議会議長   佐 田 則 昭          署 名 議 員   和 気 伸 哉          署 名 議 員   多田羅 純 一 宇佐議会...