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2016年09月08日 平成28年第3回定例会(第4号) 本文
2016年09月08日 平成28年第3回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2016-09-08
    2016年09月08日 平成28年第3回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2016年09月08日:平成28年第3回定例会(第4号) 本文 (363発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十四名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十八年九月第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成二十八年九月八日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、本市における小中学校の学力、文化・  │教育長   ┃ ┃河野康臣君 │  スポーツの状況について        │及び    ┃
    ┃      │ (1)本市の学力の現状はどうか。      │担当次課長 ┃ ┃      │ (2)中体連等体育的活動や文化的活動(部  │      ┃ ┃      │  活)の成果の現状は。         │      ┃ ┃      │ (3)それらの現状に対する市教育委員会の  │      ┃ ┃      │  評価は。               │      ┃ ┃      │二、教育環境の整備について        │市長・教育長┃ ┃      │ (1)各学校の和式トイレから洋式トイレへ  │及び    ┃ ┃      │  の改修の現状は。           │担当次課長 ┃ ┃      │ (2)トイレの今後の改修の予定は。     │      ┃ ┃      │三、学校支援センター・学校事務職員制度  │教育長   ┃ ┃      │  について               │及び    ┃ ┃      │ (1)学校支援センターが発足して七年目を  │担当次課長 ┃ ┃      │  迎えたが、市教育委員会の評価は。   │      ┃ ┃      │ (2)大分県学校事務職員の採用区分が教育  │      ┃ ┃      │  事務採用に移行して、十三年が経っ   │      ┃ ┃      │  た。制度上の変更は、現場の学校事務  │      ┃ ┃      │  職員に多くの影響を与えているが、そ  │      ┃ ┃      │  のことへの服務監督権者としての市教  │      ┃ ┃      │  委の理解と認識はどうか。       │      ┃ ┃      │四、高齢者福祉について          │市長    ┃ ┃      │ (1)本市における高齢者福祉の現状と課題  │及び    ┃ ┃      │  は何か。               │担当部課長 ┃ ┃      │ (2)特別養護老人ホームの待機者の実態は。 │      ┃ ┃      │五、林業活性化について          │市長    ┃ ┃      │ (1)本市における林業の現状(従事者数、  │及び    ┃ ┃      │  林地の保全、生産高等)と問題点は。  │担当部課長 ┃ ┃      │ (2)活性化策をどう考えているか。     │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、『人』の元気アップ!について     │市長及び  ┃ ┃辛島光司君 ┃ (1)小児慢性特定疾病について、過去、市  │担当部課長 ┃ ┃      │  内における発症件数は。また、市とし  │      ┃ ┃      │  ての啓発や支援などの取り組みは。   │      ┃ ┃      │ (2)公共施設の利用料について、現在、障  │      ┃ ┃      │  がい者や子どものスポーツ利用時の減  │      ┃ ┃      │  免は。                │      ┃ ┃      │ (3)戦後七十一年を経過、時の流れととも  │      ┃ ┃      │  に戦争を知る方が年々少なくなった。  │      ┃ ┃      │  事実が記憶となり、記憶が歴史になり  │      ┃ ┃      │  つつある。そのような中、先の大戦で  │      ┃ ┃      │  帰らぬ人となった郷土の先人に対し   │      ┃ ┃      │  て、どのように想いを馳せていくの   │      ┃ ┃      │  か。また、その想いをミュージアム建  │      ┃ ┃      │  設にどのように反映させていくのか。  │      ┃ ┃      │二、『まち』の元気アップ!について    │      ┃ ┃      │ (1)「七二〇年、隼人の乱」からもうすぐ  │      ┃ ┃      │  千三百年。隼人町(現霧島市)との交  │      ┃ ┃      │  流が民間レベルで進んでいる。宇佐市  │      ┃ ┃      │  の歴史と文化の成り立ちに大きく関わ  │      ┃ ┃      │  りがあり、大きな節目。宇佐市として  │      ┃ ┃      │  の認識と今後の展望は。        │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市においては、今年度が”インバ  │      ┃ ┃      │  ウンド元年”と言える。今年度の現状  │      ┃ ┃      │  と今後の展開は。また、宇佐市単独で  │      ┃ ┃      │  の台湾プロモーションを実施するが、  │      ┃ ┃      │  その狙いとその後の展望は。      │      ┃ ┃      │ (3)下拝田工業団地造成の進捗状況は。ま  │      ┃ ┃      │  た、進出予定企業(株)マブチの現況は。 │      ┃ ┃      │ (4)宇佐本耶馬渓線から五百羅漢入口の交  │      ┃ ┃      │  差点、その先には保育園と幼稚園が立  │      ┃ ┃      │  地し朝夕は大変交通量が多い。交差点  │      ┃ ┃      │  からの道路の形状や状態も良いとは言  │      ┃ ┃      │  えないが現状の認識はしているか。   │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十八番   │一、小中学生の図書に親しむ取り組みにつ  │市長、教育長┃ ┃中村明美さん│  いて                 │及び担当部 ┃ ┃      │ (1)近年、子どもに限ることではないが、  │課長    ┃ ┃      │  携帯などの電子機器の普及により、ゲ  │      ┃ ┃      │  ームなどに興じる時間が増えていて、  │      ┃ ┃      │  文字を読む、さらに書く行為と言うも  │      ┃ ┃      │  のが薄くなっていると思うが、母国語  │      ┃ ┃      │  を愛し書物を読む中で子どもの情操教  │      ┃ ┃      │  育というものを進めるべきと思う。文  │      ┃ ┃      │  字離れに歯止めをかけ、読書離れを防  │      ┃ ┃      │  ぐ取り組みとして教育の現場で市はど  │      ┃ ┃      │  のようなことを行っているのか。ま   │      ┃ ┃      │  た、活動状況を他市町村と比較してみ  │      ┃ ┃      │  てどのように把握しているか。     │      ┃ ┃      │ (2)図書に親しむ手法の一つに「子ども司  │      ┃ ┃      │  書」という制度がある。この夏休みに  │      ┃ ┃      │  学校を通じて教育委員会から養成講座  │      ┃ ┃      │  参加への募集があったので、そういう  │      ┃ ┃      │  制度があること自体知りませんでした  │      ┃ ┃      │  が、初めて子どもと一緒に参加してみ  │      ┃ ┃      │  ました。図書館を利用する中での事業  │      ┃ ┃      │  として取組んでいるようですが、館長  │      ┃ ┃      │  の努力する姿にとても感心したところ  │      ┃ ┃      │  でもありますが、市立図書館の有効性  │      ┃ ┃      │  を体験することもできましたし、親子  │      ┃ ┃      │  で色々と大変勉強になりました。「一  │      ┃ ┃      │  日子ども司書」は実質任命は一日でし  │      ┃ ┃      │  たが、そのために夏休み期間中は殆ど  │      ┃ ┃      │  図書館に通う事になりました。市の養  │      ┃ ┃      │  成講座の後に県全体の養成講座が大分  │      ┃ ┃      │  市でありましたが、他市からの参加者  │      ┃ ┃      │  はとても多くて市の公用バスで参加し  │      ┃ ┃      │  ている所が多々ありました。それに比  │      ┃ ┃      │  べると宇佐市教委の取り組みはいかが  │      ┃ ┃      │  なものかと思った次第です。市教委の  │      ┃ ┃      │  姿勢として、今迄の経過と、今後に向  │      ┃ ┃      │  かっての考え方や取組みについてお尋  │      ┃
    ┃      │  ねします。              │      ┃ ┃      │二、小中学校のエアコンの設置について   │      ┃ ┃      │ (1)以前から、保護者からも又議会でもエ  │      ┃ ┃      │  アコンの設置については要望をしてい  │      ┃ ┃      │  たところですが、市の計画としては今  │      ┃ ┃      │  年度より逐次導入していき全教室にお  │      ┃ ┃      │  いて設置の方向で取組む事になってい  │      ┃ ┃      │  ると認識していましたが、市内全校の  │      ┃ ┃      │  現在設置の進行状況についてどうなっ  │      ┃ ┃      │  ているのかお尋ねしたい。       │      ┃ ┃      │ (2)地球規模での温暖化が進んでいること  │      ┃ ┃      │  もあって、昔に比べて夏の教室内の温  │      ┃ ┃      │  度は異常なくらい暑い。校舎の構造か  │      ┃ ┃      │  らして昔は木造校舎であったが、今は  │      ┃ ┃      │  全て鉄筋コンクリート構造になってし  │      ┃ ┃      │  まったことが災いしてか、特に最上階  │      ┃ ┃      │  の教室の暑さは今年のような天候では  │      ┃ ┃      │  屋根が焼けてて夏休みを挟んで休校で  │      ┃ ┃      │  はあるものの前後の登校日はとても授  │      ┃ ┃      │  業を受けられるような状態ではないと  │      ┃ ┃      │  思いますが、早急な取り組みをお願い  │      ┃ ┃      │  したい。今後の導入計画について、明  │      ┃ ┃      │  示してもらいたい。          │      ┃ ┃      │三、宇佐市区間のJRの駅を中心とした総  │      ┃ ┃      │  合的な整備計画について        │      ┃ ┃      │ (1)前回に引き続きの質問になるが、前回  │      ┃ ┃      │  質問をした後に色々な意見や励ましを  │      ┃ ┃      │  市民の皆さんから、また市外の方から  │      ┃ ┃      │  も頂いた。おかげで自分の中でもここ  │      ┃ ┃      │  に鉄道があるということの利点と歴史  │      ┃ ┃      │  とを改めて意識し、必然性と観光戦略  │      ┃ ┃      │  の中での重要性を認識しつつあるとこ  │      ┃ ┃      │  ろです。今迄の取り組みの主体は生活  │      ┃ ┃      │  手段としての駅の活用が主であったよ  │      ┃ ┃      │  うに思われるが、現時点での鉄道関係  │      ┃ ┃      │  の事業の推進状況についてお尋ねする。 │      ┃ ┃      │ (2)議会にあっては他の議員からも質問が  │      ┃ ┃      │  ありましたが、検証するに追求する側  │      ┃ ┃      │  も先般までの執行部答弁も、また第二  │      ┃ ┃      │  次総合計画にあっても、市全体におけ  │      ┃ ┃      │  る鉄道の価値観も取り扱いの優先度も  │      ┃ ┃      │  薄いようである。その要因の一つに計  │      ┃ ┃      │  画立案される方々のJR利用度の低さ  │      ┃ ┃      │  があるのではと思われる。鉄道は前回  │      ┃ ┃      │  も述べたが、これからの観光戦略にあ  │      ┃ ┃      │  っては、公共交通機関を使ったエコツ  │      ┃ ┃      │  ーリズムとしての役割の大きな一端を  │      ┃ ┃      │  担うことは十分考えられる。大いに活  │      ┃ ┃      │  用をしたいところです。人の流れを考  │      ┃ ┃      │  えた周辺の総合的な機能と整備の見直  │      ┃ ┃      │  しと、駅を起点にした観光のあり方を  │      ┃ ┃      │  早急に計画立案すべきと思う。JR頼  │      ┃ ┃      │  みでの整備でなく、市を挙げての地域  │      ┃ ┃      │  活性化の拠点施設として、柳ヶ浦駅に  │      ┃ ┃      │  あっては市の玄関口に恥じないような  │      ┃ ┃      │  駅舎の改修(建替え)を、宇佐駅にあ  │      ┃ ┃      │  っては、豊後高田市を交えた国東半島  │      ┃ ┃      │  農業遺産地域の玄関口としてふさわし  │      ┃ ┃      │  い周辺整備を、周辺の産業や住民の集  │      ┃ ┃      │  う拠点となるような施設を兼ね備えた  │      ┃ ┃      │  ものとして、平和ミュージアムの建設  │      ┃ ┃      │  などと連動した早期実現にむけた計画  │      ┃ ┃      │  をお願いしたいが、計画の見直しをす  │      ┃ ┃      │  る意思はないか伺いたい。       │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、市の法律顧問について         │市長    ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)二〇一四年度版の「弁護士白書」によ  │及び担当部 ┃ ┃      │  ると都道府県と市区において顧問弁護  │課長    ┃ ┃      │  士の委嘱状況は九割に達しているとい  │      ┃ ┃      │  う。宇佐市における顧問弁護士はどの  │      ┃ ┃      │  ように決められているのか。その活動  │      ┃ ┃      │  内容と任期および報酬は。また法律顧  │      ┃ ┃      │  問の設置要綱はあるのか。       │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市の法律相談窓口の開設状況と開  │      ┃ ┃      │  設方式は。また年間の相談件数、その  │      ┃ ┃      │  内容、問題点は。さらにこの法律相談  │      ┃ ┃      │  で、過去、市民から宇佐市へ寄せられ  │      ┃ ┃      │  た苦情はどのようなものがあったのか。 │      ┃ ┃      │二、NPO法人院内町活性化協議会の不正  │      ┃ ┃      │  流用問題               │      ┃ ┃      │ (1)去る八月十五日、同協議会の元会長二  │      ┃ ┃      │  人を相手取り、損害賠償を求めて大分  │      ┃ ┃      │  地裁中津支部に提訴したとの報告があ  │      ┃ ┃      │  った。報道等によると「賠償請求額は  │      ┃ ┃      │  不正額に弁護士費用を上乗せし、初代  │      ┃ ┃      │  会長へ四百三万円、次の会長へ百二十  │      ┃ ┃      │  二万円の計五百二十五万円」とのこ   │      ┃ ┃      │  と。四百三万円と百二十二万円の内訳  │      ┃ ┃      │  は。今後二人を詐欺容疑で宇佐署に刑  │      ┃ ┃      │  事告訴するそうだがいつ頃の予定か。  │      ┃ ┃      │ (2)大分県雇用労働政策課へ電話し、「緊  │      ┃ ┃      │  急雇用対策事業として県が宇佐市を経  │      ┃ ┃      │  由してNPO院内へ支払われた委託料  │      ┃ ┃      │  は、法的には県の方から宇佐市へ返還  │      ┃ ┃      │  請求権があるがどうするのか」を問い  │      ┃ ┃      │  合わせたところ、「八月いっぱいを目  │      ┃ ┃      │  途に返還額を確定してもらい返還して  │      ┃ ┃      │  もらう」との回答だった。宇佐市が大  │      ┃ ┃      │  分県へ返還する金額は如何ほどになっ  │      ┃ ┃      │  たのか。その内訳を。またこの金額の  │      ┃
    ┃      │  返還はもう済ませたのか。       │      ┃ ┃      │三、大分県農林業水産研究指導センター内  │      ┃ ┃      │  水面チームについて          │      ┃ ┃      │ (1)農林水産研究指導センター水産研究部  │      ┃ ┃      │  内水面チームは、一九六七年(昭和四  │      ┃ ┃      │  十二年)、当時の宇佐郡安心院町に大  │      ┃ ┃      │  分県内水面漁業試験場が発足して以来  │      ┃ ┃      │  輝かしい歴史を持っている。この施設  │      ┃ ┃      │  の指導により、すっぽん養殖は安心院  │      ┃ ┃      │  の産業となり、すっぽん料理は宇佐市  │      ┃ ┃      │  を代表する郷土料理となっている。ま  │      ┃ ┃      │  た院内産のどじょうも、内水面チーム  │      ┃ ┃      │  が開発した養殖技術により泥を使わず  │      ┃ ┃      │  真水で育てられるので、柔らかで泥く  │      ┃ ┃      │  ささがなく非常に美味。生産量も日本  │      ┃ ┃      │  一と聞いている。宇佐市のすっぽん養  │      ┃ ┃      │  殖の生産量および生産高と同じくどじ  │      ┃ ┃      │  ょうの生産量と生産額は。       │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市のすっぽん養殖やどじょう養殖  │      ┃ ┃      │  に多大な功績を上げてきた宇佐市安心  │      ┃ ┃      │  院の県農林水産研究指導センター内水  │      ┃ ┃      │  面グループは、宇佐市を初め県下十五  │      ┃ ┃      │  河川漁協及び五十三養殖業者の要望等  │      ┃ ┃      │  に対応して来た。ところが庁舎の老朽  │      ┃ ┃      │  化や継続的な使用が困難等の理由によ  │      ┃ ┃      │  り内水面研究機能を豊後高田市の呉崎  │      ┃ ┃      │  と佐伯市上浦に移転する計画が。県の  │      ┃ ┃      │  「水産研究施設等検討整備スケジュ  │      ┃ ┃      │  ール」によると地域農業振興課が主担  │      ┃ ┃      │  当となり、宇佐市及び内水面関係者等  │      ┃ ┃      │  の了解が得られるよう配慮しながら進  │      ┃ ┃      │  めるとあり、本年七月以降宇佐市長、  │      ┃ ┃      │  県農林水産委員長、地元県議の順で説  │      ┃ ┃      │  明するとある。宇佐市はこの情報を把  │      ┃ ┃      │  握しているか。またこれに対して今後  │      ┃ ┃      │  どう対応しようと考えているのか。   │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(中島孝行君)まず、七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)皆さん、おはようございます。議席番号七番の河野康臣でございます。今日、テレビを朝、見ておりましたら、十一月八日投票予定のアメリカ大統領選のことが報じられておりました。不支持率が五〇%以上、トランプさんに至っては六〇%以上という、さすがに自由と民主主義の国だなというふうに思いました。そのアメリカに住んでおります私の友人から、六月の一般質問のユーストリームを見ていて、演題に両手をついて話すのはよくないという御指摘を受けました。何やらアメリカにとってみれば、非常に消極的な感じが、あるいは、力のなさを見せつけるみたいなところがあるみたいなので、やっぱり直立不動でですね、一般質問を行うべきだということを言われました。  ありがたい忠告であると同時にですね、インターネットの威力をまざまざと考えさせられたわけでありまして、世界の隅々までこの画像が行ってるかなと思うと、大変怖い思いもいたしました。  前置きはさておきまして、それでは本論のほうに入らせていただきます。発言通告に沿いまして、読み上げたいと思います。  一、本市における小中学校の学力、文化・スポーツの状況について。その一点目、本市の学力の現状はどうか。  その二点目、中体連等体育的活動や文化的活動、部活ですが、の成果なり、その現状はどうか。  三点目に、それらの現状に対する市教育委員会の評価はいかがですか。  大きな二項目め、教育環境の整備について。  その一点目、各学校の和式トイレから洋式トイレへの改修の現状はどうなっていますか。  二点目、トイレの今後の改修の予定について、お知らせください。  大きな三項目め、学校支援センター・学校事務職員制度について。  その一点目、学校支援センターが発足して七年目を迎えましたが、市教育委員会の評価について、お伺いします。  その二点目、大分県学校事務職員の採用区分が教育事務採用に移行して、十三年がたちました。制度上の変更は、現場の学校事務職員に多くの影響を与えていますが、そのことについて、服務監督権者としての市教委の理解、並びに認識について、お伺いをしたいと思います。  大きな四項目め、高齢者福祉について。  その一点目、本市における高齢者福祉の現状と課題は何か。  二点目、特別養護老人ホームの待機者の実態について、お伺いをします。  大きな五項目め、林業活性化についてでございます。  その一、一点目は、本市における林業の現状、従事者数、それから、林地の保全、生産高等についての現状と問題点について、お尋ねします。  その二点目、活性化策をどう考えているかでございます。  以上、一回目の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、林業活性化についての一点目、本市における林業の現状、従事者数、林地の保全、生産高等と問題点はについてでありますが、本市の森林面積は二万六千三百八十八ヘクタールで、そのうち、民有林が二万三千八百五十三ヘクタールとなっております。さらに、民有林のうち、人工林は一万三百二十五ヘクタールを占めております。  林業従事者につきましては、大分県林業統計によりますと、林業労働者は五十一人で、シイタケ生産者は百三十七戸、また、宇佐地区森林組合の職員は六人、作業員は二十五人となっております。林地の保全につきましては、森林の有する多面的機能を総合的かつ高度に発揮させるため、生物の多様性の維持及び地球温暖化防止の役割等に配慮しつつ、適正な森林施業の実施や森林の保全を図っております。  平成二十七年度の伐採届等に基づく木材生産量は、一万三千四十八立方メートルで、平成二十六年度の特用林産物の生産量は、干しシイタケ四十四・八トン、生シイタケ十六・八トン、竹材一・一トン、タケノコ三十五・九トン、木炭三・八トンとなっております。  問題点としましては、伐期を迎えた人工林が半数以上を占めており、今後は、適正な間伐、皆伐をする必要があります。また、第一次産業全てに共通する後継者不足対策も重要な課題だと考えております。  二点目の活性化策をどう考えているかについてですが、市では、市産材を利用した安らぎと温もりのある健康的で快適な公共空間の提供及び林業木材産業の振興並びに適正な森林整備の促進等に資するため、宇佐市公共建築物等における地域材の利用の促進に関する基本方針を策定しておりまして、これまで学校施設改修等に市産材を活用するとともに、安心院地域複合支所についても、この基本方針に基づき、木造で建築する予定であります。  また、宇佐産材を利用した木造一戸建て住宅への助成を行うとともに、特用林産物である原木シイタケ生産者への種駒助成をするなど、林産物の生産と消費の両面に対策を講じております。今後とも、さまざまな施策を展開しながら、林業の活性化を図ってまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの小中学校の学力、文化・スポーツの状況についてを教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、本市における小中学校の学力、文化・スポーツの状況についての一点目、本市の学力の現状はどうかと、三点目、現状に対する市教育委員会の評価はとは関連がありますので、一括してお答えいたします。  本年度も、大分県学力定着状況調査が、小学五年生、中学二年生を対象に実施されました。小学校においては、国語・算数・理科の三教科の知識面・活用面全てにおいて、偏差値五十を上回っており、安定した学力の定着が見られます。中学校においても、国語・数学・理科の三教科は偏差値五十を上回っており、特に国語の活用では、昨年度と比較して、大幅な改善が見られております。英語につきましては、偏差値五十にほんのわずか届いていないものの、ここ数年の結果から見て、確実に学力が向上してきているものと捉えております。  市教育委員会といたしましては、今後、発表されます全国学力・学習状況調査等の結果も踏まえ、総合的に学力を分析してまいりますが、市内の各小中学校では、校長のリーダーシップのもと、教務主任等を中心に組織的な授業改善が進められており、児童生徒の学びに向かう意欲は着実に向上していると認識をいたしております。  二点目、中体連等体育的活動や文化的活動(部活)の成果の現状はについてと、三点目、現状に対する市教育委員会の評価とは関連がありますので、一括してお答えいたします。  今年度、市内中学校における部活動の状況は、運動系部活動に約一千名、文化系部活動に約二百名、合計一千二百名の生徒が所属をしており、部活動の加入率は約八〇%であります。  対外的な成績として、運動部では、今年度、九州大会に女子バレーボール、柔道、相撲、水泳の四競技二十名が出場いたしました。全国大会には柔道、相撲の二競技、四名が出場し。大分県代表として健闘したところであります。文化部では、吹奏楽が三校、県コンクールで銀賞を受賞いたしました。  中学生にとって、部活動に参加する経験は、学校生活がより明るく豊かなものとなっており、部活動に頑張っている生徒の多くが、集団生活のよきリーダーとして、学校をよりよい方向に引っぱっていると、学校現場から聞いております。  市教育委員会といたしましては、教科指導、生徒指導とともに、部活動指導を中学校教育の中で一体的に行うことは、生徒の人格的成長にも大きな役割を果たしていると考えております。  以上で、答弁を終わります。  今、答弁の中で、県の学力定着状況調査の実施が、小学五年生と中学三年ということで答えたということでありました。訂正をさせていただきます。中学校の部分が中学校二年生ということでありますので、訂正をさせていただきたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの教育環境の整備についてと、三項目めの学校支援センター・学校事務職員制度についてを教育次長 高月晴彦君。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育次長の高月です。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、教育環境の整備についての一点目、各学校の和式トイレから洋式トイレへの改修の現状はと、二点目、トイレの今後の改修の予定はについては関連がありますので、一括してお答えいたします。  トイレの環境改善につきましては、平成二十七年三月に策定しました宇佐市教育振興基本計画に基づき、教育環境の質的向上の取り組みの一つとして、改善を図っております。  具体的な施策としましては、便器の洋式化に取り組み、平成三十一年度までに便器の洋式化率五〇%以上を指標として、整備を進めています。進捗状況は、平成二十七年度末現在で、便器の洋式化率は四六%となっております。  引き続き、子供たちの教育環境の質的向上を図るため、教育振興基本計画に沿って整備充実に努めまいりますが、特に洋式化率の低い学校については、優先的に行っていきたいと考えております。  次に、三項目め、学校支援センター・学校事務職員制度についての一点目、学校支援センター制度七年目の市教育委員会の評価はと、二点目、大分県学校事務職員の採用区分の変更後、十三年を経過したが、服務監督権者として、市教委の理解と認識はどうかは関連がありますので、一括してお答えいたします。  学校事務職員は、以前は各小中学校に一名ずつ配置されておりました。その職務は、文書の収受・発送・保管・表簿等の作成保管、児童生徒の転入学に関すること、教科書の受領、勤務記録、人事異動、給与・共済・災害補償請求に関することなど、学校事務の全般を担っており、学校現場の中ではなくてはならない職であります。  県教育委員会は、人材育成・組織体制の整備等の観点から、平成二十二年度に、学校事務のセンター化を行い、本市では第一・第二の学校支援センターを設置いたしました。児童生徒数が二百五十人以上の学校に正規事務職員を、八十人以上の学校には非常勤事務職員を配置しますが、八十人未満の学校には事務職員を配置しない制度となっております。  この学校支援センターは、非常勤事務職員の配置校や事務職員未配置校の事務を集中管理・集中処理することによって、組織的に業務効率の向上を図っております。また、学校事務職員を学校事務から教育事務と、採用区分の変更することで、人材育成面での強化を図っております。  学校運営を円滑に進めていくためには、子供たちへの教育活動と学校の事務活動とを車の両輪のごとくバランスよく運営していくことが大切であります。市教育委員会といたしましては、今後も、学校支援センターや各学校と連携しながら、直面する諸課題等について、所管する県教育委員会とともに調査研究してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、四項目めの高齢者福祉についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の土居でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、高齢者福祉についての一点目、本市における高齢者福祉の現状と課題は何かについてでございますが、本市の高齢化率は、平成二十七年九月三十日現在、三四・一%となっており、全国二六・七%、大分県三〇・四%を大きく上回っています。また、六十五歳以上に占める要介護認定者数の割合を示す要介護認定率は、平成二十年度から上昇に転じましたが、平成二十五年度からは、ほぼ横ばい傾向にあり、平成二十八年三月時点では、二〇・一%となっております。  本市は全国的に見て高齢化が進行しており、慢性疾患による医療機関への受診が多いことや、複数の疾病にかかりやすいことから、介護を要する高齢者が、今後も増加していくことが予想されます。  そのような中、第六期介護保険事業計画・高齢者福祉計画に基づき、介護基盤の整備や介護予防教室・認知症予防教室・高齢者ふれあいサロンの開設・継続支援、老人クラブ活動の支援、緊急通報装置の設置、関係機関や地域住民などが連携した高齢者安心ネットワークの構築などに努めております。  しかし、高齢化率は上昇を続ける見込みであることから、高齢者が生きがいを持ち、健康で安心して暮らすことができるよう、医療、介護、住まい、日常生活の支援が、一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が重要であるため、引き続き、介護予防・認知症予防対策や生きがい対策、安全・安心対策などの充実に努めることが、今後の課題と捉えております。  二点目、特別養護老人ホームの待機者の実態はについてでございますが、今年度は現在調査中ですので、平成二十七年六月一日現在の調査結果で申し上げますと、入所を希望している方は百九十四人となっており、平成二十六年度の調査と比較して四人増加しています。  待機者の生活実態としては、有料老人ホームなどへの入所、ショートステイや他の在宅サービスを組み合わせた介護サービスなどの提供を受けながら、生活をしている状況でございます。
     以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)それでは、順次、再質問を行っていきたいと思います。  本市の学力並びに部活等々、運動、それから文化の状況につきましては、先ほど執行部のほうから答弁がありましたように、小学校五年生で、国、算、理の三教科は偏差値が五十を上回っていると。さらにまた、中学校においても、国、数、理の三教科は偏差値五十を上回っているという、すばらしい結果ではないかなと私は考えるわけですけれども、市の学力向上、さまざま議論のあるところでありましょうけれども、この三教科の学力が向上してきた要因といいますか、その原因といいますか、は何でしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。七番 河野議員の再質問にお答えいたします。  市の学力向上の現在の結果は、ひとえに校長を中心とした各校のきめ細かい対応と、その積み重ねの成果であろうと考えます。特に、ここ数年の中学校の成績の伸びにつきましては、管理職による授業観察と、その後の指導を毎日行っていること。また、授業の中での子供たちに課す課題と、授業の最後のまとめを関連づけて、きちんと明確にした上で、生徒主体の授業づくり、授業改善が行われてきたこと。さらに、ここ数年、小中学校のそれぞれのよさを出し合うためにも、小学校、中学校間の人事交流をしていること等が、その要因として考えられると思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)生徒が中心となった、生徒が主人公となった、子供たちがですね、学級の中で、あるいは、授業の中で、そういった取り組みであろうとは思うわけですけれども、そこまでに至るですね、やっぱり学校の努力、それから教育委員会の指導があったと思われますので、その点について、経過的な説明、答弁あれば、お願いします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  県教育委員会も、大分県全体の学力向上に向けて、さまざまな取り組みをしています。市教育委員会としましても、それにタイアップしまして、また、現場の声を聞きながら、着実に先生方も主体的に、児童生徒も主体的な学びに向かう姿を求めて、少しずつですけど、進めてきた結果が今につながっていると考えます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)市の学力はですね、ペーパーテストのみの結果によらないとは思います。ベースとして、知識、知育が何よりも大事だろうというふうに考えるわけですけれども、生活のあらゆる面でですね、自分が問題意識を持って、その問題意識を解決していく、そういう問題解決能力を持つことが、今から極めて大事ではないかなと、私は思うわけです。特に友達との信頼関係づくりや人権意識の向上などですね、この点については、どのように実践をしようとしているのか、あれば、答弁をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  真の学力というのは、議員の御指摘のように、ペーパーテストだけではかられるものではなく、また、小中高の数十年の学校教育の中だけではかるものではないと思います。文部科学省も、その点につきましては、生涯教育を通じて、他者とのかかわり合いの中で、いかに自分を磨き、どう生きていくかという生きる力こそが真の学力であるというふうに述べています。  市教育委員会としましては、議員御指摘の信頼関係づくり、人権意識づくりも、その生きる力を作るための一つの身につけなければならないものと考えております。これらは学校教育の中で、一つの教科だけで学ぶものではなく、全ての授業の中で、また、全ての学校教育の中で横断的に学んでいかせるものであります。  今後はさらに、学校内にとどまらず、地域の方々をゲストティーチャーとして招きながら、その方々の生きざまに触れ、それに触れることにより、児童生徒が今までの自分の生きざまを振り返ってみる等の取り組みも、今後さらに必要であろうと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)保護者、それから子供たちの取り巻く状況が極めて今日、子供の貧困に見られるように、深刻さを増しているというふうに考えられるわけであります。点数学力の問題だけではなくて、子供たち相互間の信頼関係、あるいは、ともに生きる力をですね、学校の中に醸成をしていく。そして、子供たちの可能性をですね、引き出していくと。そういうことをお願い申し上げてですね、次の点に移りたいというふうに思います。  二点目の中体連のですね、体育的活動、あるいは、文化的活動の成果につきましてもですね、これは運動部では、九州大会に女子バレー、それから、柔道、相撲、水泳の四競技がですね、出場したということでございますし、全国大会では、柔道、相撲の二競技が出場して、大分県代表として健闘されたということであります。文化部におきましてもですね、吹奏楽部は三校、県コンクールで銀賞を受賞したということでありまして、これもすばらしい成績だろうとは思います。  本当に、私も中学校の部活を経験した者でありますけれども、先輩、後輩の上下の人間関係づくりであったり、友人や友だち等のですね、ともにクラスをともにする仲間との交流の場であったり、部活の持つ意義というものは極めて大きいものがあるんではないかなというふうに思います。  先ほど言いましたように、先輩、後輩の人間関係づくり、集団的規律づくりなど等が考えられると思いますが、市教委としてですね、そのほかに、どのような利点があるか、どのような効果があるか、その点についてお伺いいたします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  文科省の発行する中学校学習指導要領の中で、部活動の意義については、スポーツ、文化、科学等に親しませながら、学習意欲の向上、責任感や連帯感を涵養していくというふうに述べられております。部活動の意義の中で、議員が今おっしゃった先輩、後輩の人間関係、集団的規律づくり以外のものといいますと、あえて申し上げるならば、その中で、学習意欲の向上に代表されるような、学校生活をよりよくしていくもの、潤滑的役割を果たすようなものがあろうかと思います。これはやはり部活動の中で一番大きな役割を示す、生徒指導に直結するものであるというふうに捉えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)やっぱり二義的にですね、部活動を捉えるんではなくて、部活動そのものの持つ重要性、意義についてですね、もう一度、市教委としても、一回整理をしていただいて、それがどのような結果、成果、効果をあらわしてきたかということもですね、子供たちのヒアリング等々を進めながら、ぜひともお願いをしたいというとこでございます。  それで、これはお願いでございますが、部活はその性格上ですね、社会体育への移行という学習指導要領の記述も、改訂の中であるんですけれども、実際は、中学校の先生方の努力によって運営をされていると思います。私も中学校におりましたけれども、三百六十五日、それこそ、朝早くからですね、夕方夜遅くまで、先生方が熱心に取り組まれておりまして、その身体的な、あるいは、精神的なですね、負担も大きいものがあろうと思いますので、その点について、服務の監督権者としてのですね、市教委がどのように考えているか。つまり、先生方の身体的あるいは精神的なですね、健康を守るためのこと等についてございましたら、お聞きをしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  中学校の学習指導要領では、この部活動について、自主的、自発的な参加によりとり行うものというふうに位置づけているものの、その一方で、教育活動の一環として、教育課程と関連づけて留意することというふうに位置づけて、一方で自主的と言いながら、一方で教育活動であるよというふうなことを言っております。  中学校現場では、この指導に当たる教職員の中には、議員おっしゃるように、勤務時間を超えて一生懸命取り組んでいる教職員もいるということは認識しております。  これに対して文部科学省は、来年度より、部活動手当を二割増という方針を出すとともに、この適切な部活動のあり方についてのガイドラインを発行しようとしておりますが、学校現場としては、まだまだ課題はあるであろうと。ガイドラインだけではなかなか、現場の声としてはなかなか、保護者の声としては、子供たちの声としては、なかなか解決に直結するものではないであろうという思いはしております。  市教委としましては、指導者のバランスのとれた指導があってこそ、子供たちの人間関係、人間性の醸成というものがなされると考えますので、今後は、国や県の動静を考えながら、また、直接解決できるか、一つの手だてとして、部活動の休養日等も視野に入れながら、今後、望ましい部活動のあり方を考えていきたい、調査研究してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)高等学校の話して恐縮なんですが、高等学校、例えば、前の四日市高校、軟式野球部は全国大会で優勝をしましたけれども、四月、五月、六月、七月と、土日はほとんど遠征、練習のですね、しかもそれが、四国であったり、本州であったり、かなり遠くまで出かけて遠征をしております。そのくらい高等学校においては、厳しいスケジュールを縫ってやっていることなんですね。例えば、甲子園に行って、それから、プロに直結するんであれば、それはそれなりにまた子供たちのモチベーションが上がるんでしょうけれども、純粋にスポーツとして捉えたときに、やっぱりスポーツの持つ意義、それから文化的な活動の持つ意義をですね、市教委としてもきちんと把握をしていただいて、そして、子供たち、それから、保護者の皆さんに、それが納得いくようにですね、ぜひ話をしていただくと、やっている先生方もですね、またモチベーションが上がっていくんではないかというふうに感じますので、保護者、子供たち、それから教職員と一体となった取り組みをぜひともお願いをしたいということを、先ほどの課長の答弁でそのとおりでありますけれども、そこをかなり意識的にですね、やっていただけることが大事かなと思いますが、そのあたり、ちょっと一言。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、部活動というものは、学校で行うものではありますけれども、子供たちのさまざまな面を育成していく役割があります。そのためには、保護者や地域の方々の協力なしにはできないという部分もありますので、この部活動に関しては、宇佐市だけの問題ではありませんけれども、学校、地域、保護者、児童生徒、生徒の考え等も十分考慮しながら、今後、一緒の立場で考えていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)お願いばっかりで大変恐縮でありますけれども、ぜひともですね、学校における部活等々の意義についてはですね、十分、皆様方に周知徹底しながら、しかも、きめ細かな配慮をいただいて、宇佐市全体がですね、大きく飛躍するように願っているところでございます。  次に、第二項目めの教育環境の整備についてでございます。これは、古くなった学校の校長先生あたりからよくお聞きしたことでありまして、答弁によりますと、便器の洋式化につきましてはですね、平成三十一年度までに、全体の五〇%を指標としているということであります。今現在が四六%ということでございますので、かなり洋式化が進んだなというふうに感じています。  やっぱり排せつというのはですね、食べることと同様に、人間にとってみて、とても大切な行為であります。現在、家庭では、ほとんどの家庭が洋式トイレになっているのではないかなと思われます。子供たちがなれないトイレで排せつを我慢することや、要らない身体的、精神的な負担をですね、課すことになるようなことがあれば、そういったところで、子供たちの学校へ行く気力もですね、削がれることもあるかもしれませんので、大変心配しているわけでございますが、そういったトイレに対するですね、市教育委員会としての教育的な立場での改善、この洋式化について、どのように思われているか、再度お聞きいたします。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育次長の高月です。七番 河野議員の再質問にお答えします。  議員御指摘のとおり、現在、家庭のトイレのほとんどが洋式化となっております。特に学校では、低学年では、ふなれな和式トイレでは、現実的に、用を足しにくい子供たちがいることは認識しております。トイレの洋式化の趣旨が、その課題を解消することと考えております。  それで、先ほど答弁で申し上げたとおり、宇佐市教育振興計画に基づき、トイレの洋式化に努めているところであります。  引き続きですね、洋式化率の低い学校、そして、児童数の多い学校等を考慮し、子供たちの不安が少しでも解消されるよう、トイレの洋式化に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)昨日、ちょっと私、所用で駅館小学校のほうにお伺いしたんですが、トイレが非常にきれいにですね、整備をされておりました。新しいし、さらに、洋式化が進んでいるということであります。関連しましてですね、今、もう古い校舎の中で、さまざま、例えばの話ですけれども、答弁はいいんですが、水道の蛇口がですね、教室のほうになくて、それが使えなくて、あっても使えなくて、トイレのほうの蛇口を手洗いに使ったりとか、あるいは、歯磨きに使っている学校もあるやに聞いております。ぜひとも、この点につきましてはです、調査の上、改善の方向を考えていただきたいというふうに思います。これはもう要望でございますので、ぜひ、この議会を受けてですね、次長のほうにお願いをしたい、そういうふうに思います。じゃあ、よろしくお願いいたします。  これで、この項目を終わっていきます。  次に、第三項目の一点目のですね、学校支援センターに関する件でございまして、先ほど、答弁の中にありましたよう、今の学校事務職員制度というのは戦後できた制度でありまして、うちの県におきましても、学校事務職員の全校配置はかなり遅くなってですね、一九七〇年の終わりぐらいから八〇年にかけて整備をされてきたというふうに記憶をしております。  学校支援センターが組織化されて、学校から事務職員を引き上げて、一カ所に集められた経過についてですね、少し長くなりますが、お話をしたいと思います。なかなか、この問題は経過がわからないとですね、理解が難しいと思いますので、ぜひとも、大変学校教育にとって重要な問題ですので、お時間をいただきたいと思うんです。  学校事務のセンター化はですね、今まで全校配置であった学校事務職員を県下三十カ所の事務センターに集約しました。先ほど、御答弁の中にありましたように、児童生徒数二百五十名以上の学校には、正規の事務職員を配置します。八十名以上につきましては、非常勤の職員を配置するというものであります。  このセンター化のきっかけになったのはですね、県教委による教員不正採用事件の発覚以来ですね、真相究明のために、県教委内のプロジェクトチームによって報告書が出されました。その中に、どういうわけか、学校事務のセンター化が打ち出されておりまして、あたかも、さきに亡くなりましたけれども、平松知事の時代にですね、かなり多くの公共事業をされて、それが大きな借金としてですね、県に残っていたと。その行革プランを出さなければ、退職者、要するに、退職金の借り入れまでできないというような状況まで持ち込んでいたやに聞いております。知事部局で、当時、約五百名の行革ですね、定数削減が行われました。しかし、教育庁のほうについてはですね、なかなか見通しがつかないままであったわけであります。まさか、先生方の首を飛ばすわけにはいけませんので、そこで、教員の不正採用事件に目をつけた県当局はですね、教育行政の適正化を口実に、学校事務職員の削減、センター化を強行してきました。職員団体、これは大分県教職員組合ですが、には二〇〇八年度に通告がありまして、二〇一〇年度には必ず実施するんだと、四月から、という強硬な態度で来たわけであります。  一方、私も所属をしておりました大分県教職員組合がですね、機関の会議を招集しながら、学校事務職員の管理職化の方針転換をするなどしてですね、私たちの職員団体からですね、整備を進めていって、さらに、本部に、職務内容検討委員会を設置しておりました。職務内容検討委員の委員長を私が務めておったんですけれども、とにかく早目に、私たちの側から、学校の事務の組織化なりセンター化を進めていかないと、四月一日にスタートはできないということで、次の年、〇九年の二月からですね、同年の七月まで、検討委員会を開催して、中間答申、最終答申をまとめて、県の本部のほうに説明会をもって答申をしてきたわけであります。  それからですね、私たちが主導で、県下の市町村教育委員会から全面的なバックアップをいただきながら、教育委員会管理規則等の改正を行って、今、必要な法的整備を進めてまいりました。  このようにですね、学校現場というのは、先ほど、課長のほうもおっしゃられましたけども、子供たちがいて、教職員がいて、保護者がいて、地域があると。とにかく、現場を抱えたところですから、県の組織とは若干違いがあるんで、トップダウンだけではどうしても進まない、保護者なり地域なりの協力、御支援がないとですね、できないということであります。私も途中でですね、議員のほうに転出したものですから、志半ばで学校を去って、関係者の皆様方には大変御迷惑をおかけしたということであります。それが主な経過でございます。  それでですね、再質問になるんですけれども、学校事務が組織化されて、センター化されて、学校を主体として、主体的にですね、私たちが手探り状態で進めてまいりました。センター結成後はですね、それほど大きな障害もなくて、事務処理が進んできたと思われます。  それは一つには、ベテランの事務職員の存在でありました。一九七九年に私も採用されましたが、文部省の定数諸完の時期だったかなと思いますので、県下で五十名ほど学校事務職員が採用された時期で、どっと学校現場に入ってきた。そういう人たちが、今どんどんですね、退職の時期に入ってきております。そして、今、教育事務採用が、二年間、学校現場か、もしくは、センター勤務、二年間いて、それから県教委への人事異動ということに、人事異動の方針がですね、そういうふうになっております。  もちろん、いろいろな職場を経験することは極めて大切なことですし、もう一度、また、県教委を経験してですね、また、学校現場等に入ってくることも大変重要なことです。しかしながら、先ほど言いましたように、学校というところは、子供たち、先生方、保護者、地域の方々という一つの大きな塊、現場がありますので、この現場に精通した教職員の方々がいるということは、絶対的に必要なことだというふうに私は感じております。  改正されましたけれども、旧教育基本法の中にですね、教育行政第十条の教育行政というのがありまして、教育行政はですね、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行わなければならないとあります。つまり、教育の行政に携わる者はですね、教育条件の整備、子供たちの学習権の保障ということが極めて重要であるということを、古い教育基本法ですが、うたっておりまして、教育条件の整備が学校事務職員の主要な仕事と私は認識をしているわけであります。これは、理論的にも実践的にも、持田栄一先生という東大の先生が、学校事務論というのを戦後に立ててですね、学校事務の民主化、計画化運動を提唱していて、私たちもその考え方に沿って実践をしてきたところであります。  この二年間、今までは学校に初任で三年いて、それから、違う学校に移って、六年間なりいてという学校の現場を知った事務職員の方が、教育事務採用ということで、二年で異動するということになりまして、これは今、ベテランの事務職員の方々が退職される、そして新人の方々が教育事務として二年間配置をされるということで、業務の継続とですね、それから人材の育成というところで、大きな曲がり角に差しかかっているように思えてなりません。このままでいきますと、教育行政に学校現場で携わる事務職員の方々が本当にいなくなってしまうと。それを大変危惧をしているところであります。  県費負担の教職員の人事は県教委の専管事項で、職員の研修も、県教委の実施すべき事項なので、市教委には直接関係ありませんけれども、市町村立学校の服務監督権者としてですね、ぜひとも、この点について御理解をいただいてですね、どういう形になるかわかりませんが、学校現場における事務職員のあり方について、市教委としてですね、検討をいただきながら、そしてさらに、現場事務職員の意見もですね、ヒアリングをしていただきながら、何らかの形で県教委のほうに意見反映ができないものかということについて、お尋ねしたいということでございます。  ちょっと長くなって、済みません。申しわけございません。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  回答書にも述べましたけれども、この学校事務職員、今は二百五十人以上に正規職員を一名、八十人のところには非常勤、そして、八十人未満のところにはいないという状況で、事務職員のセンター化が平成二十二年度よりなされたわけですけれども、回答書にも述べましたけども、この学校事務職員というのは、学校事務の全般をしており、学校の中では教職員と両輪となる役割を果たしており、学校の中ではなくてはならない職であると認識しております。  文部科学省は中教審の中で、「チーム学校」としての機能を果たしていくために、管理職を補佐する事務職員のあり方はどうなのか、また、学校事務職員として現場に即した人材育成をどのようにしていくのかというところに重点を置くというふうに出しておりますので、市教育委員会としましても、県の専管事項ではありますけれども、今後も引き続き、学校現場の教育条件の整備に向けた諸課題の解決に向けて、学校や学校支援センターとともに連携して、何らかの場を持ちながら、意見を集約してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)ありがとうございます。大変、冗長になりまして申しわけありません。  センター所長は、本庁の課長級の管理職でございまして、今、課長が言われましたように、文科省の中教審の答申の中にある「チーム学校」ですね、子供たちや保護者の多様性に対応するために、学校事務職員を校長、教頭を補佐する管理スタッフして位置づけようとしていることもありますし、ぜひとも人材の有効利用と人材の育成、それから、業務の改革、継続をお願い申し上げまして、この項は終わりたいと思います。  次に、高齢者福祉でございますが、時間もございませんけれども、私も第六期介護保険事業計画の策定に携わってまいりました。多くの問題点が指摘をこの中でもされておりまして、この特別養護老人ホームの待機者の実態等々はわかったわけでありますけれども、実際に家庭で介護するということになりますと、大変な労力を伴いますので、これは大きな課題ですので、簡単にいくというふうには到底思いませんけれども、この第六期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の中にもですね、示されておりますけれども、介護する側と市と、それから事業体がですね、一緒になって解決をしていかなければならないというふうに、答弁書の中にもありましたけれども、この方法ですね、包括支援センター等を利用してということになろうかと思うんですけれど、再度、それをどう確立していくのかということをお尋ねしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(麻生公一君)介護保険課長の麻生でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  一回目の答弁でもありましたように、住みなれた地域で高齢者が生きがいを持ち、健康で安心して暮らせることができるように、医療、介護、住まい、日常生活の支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築のために、今後も介護予防、認知症予防対策や、生きがい対策、安全対策などの充実に努めてまいりたいと思っております。  その中で、特養などの施設サービスが必要な高齢者の方や、その施設サービスを希望する家族の方が多数いらっしゃるということは把握しております。  これまで市では、介護が必要な方のための入所施設の整備といたしまして、平成二十三年度に、地域密着型、小規模特養なんですけど、四十床と、グループホーム九床の施設整備、平成二十四年度には、グループホーム二十七床分の整備を行ってきたところです。  また、現在、第六期事業計画に基づいて、グループホームが不足しているということで、十八床の整備を予定しているところでございます。  しかしながら、施設と介護施を合わせた定員が、現状で一千七百十六床ございまして、本年八月一日における高齢者人口一万九千五百二十五人に対する割合は八・八%となっておりまして、この割合、整備率は、三十二年までに国が目標とする六・五~八・五%に達している現状もございますので、介護保険施設を整備することによって、介護給付費の増加が考えられまして、市の介護保険財政に影響が大きいので、この制度の持続可能性を確保するためには、給付と負担、保険料ですけど、バランスを考慮しながら、今後の施設整備を考えてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)この事業計画の中では、介護者、スタッフのですね、賃金が安いとか、あるいは、なかなかスタッフが見つからないというような声も出されておりましたし、その辺の条件整備も含めましてですね、ぜひとも、一人でも多くの方々が、その恩恵にあずかれるように、お願いを申し上げまして、次の項に移りたいと思います。  あと、林業問題ですけれども、これにつきましても、実は、近くに林業をやられている、林業そのものじゃなくて木材を扱われている方がいまして、中山間地と平野と沿岸のですね、漁業、これにつきましては、ぜひとも宇佐市の財産としてですね、活用できないかということを言われました。私もなかなか、林業についてはわからないので、衛藤副議長にちょっとお聞きしながらですね、聞いたところであります。  何よりも大事なことは、今、針葉樹林、人工林の中でも、間伐と、それから、太陽がですね、針葉樹林の中に入り込むことによって、生物等々が発生して、それが食物連鎖によってイノシシの被害等をですね、なくしていくというようなことも言われておりました。  先ほどの後継者の問題、それから、現状のことが出されまして、私も詳しいことはよくわからないんですけど、これから本当にどのように林業を活性化していくのかということを、再度ちょっと御意見を伺わせていただいてもらいたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)林業水産課の樋田でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  市独自での林業の活性化でございますが、食物連鎖によって、有害鳥獣の個体数の調整機能を取り戻せないかとの御意見でございましたが、現在のところは、市の独自のものは県国の補助事業を最大限利用しながら、上乗せ、横出しで、独自の部分を考えておる次第です。
     広葉樹林の繁茂につきましては、県のほうが出しております次世代の大分森林づくりビジョンの中で、環境林として取り上げられまして、下層植生が繁茂し、広葉樹林等の多様な樹林等の構成によった森林が生物の多様性に寄与するということでございまして、このことが御指摘の食物連鎖の機能の回復につながり、さらには、イノシシ、鹿の個体数調整につながるのではないかというような可能性を思慮しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で河野康臣議員の一般質問を終結します。  次に九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)皆さん、こんにちは。議席番号九番 辛島光司でございます。  多くの宇佐市民が県民体育大会に出場されます。私たち当議員団も、永松監督、和気キャプテンのもとに、この週末、熱い戦いが待っております。二日間四試合全て勝ち抜く覚悟でしっかり頑張っていきたいと思います。まずは、この当議会、一般質問が金曜までございますので、そこに熱い思いをぶつけて、週末は皆でまた力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、参加される市民の御健闘、御活躍を祈念しております。  それでは、一般質問に移ります。  まず、一項目め、人の元気アップ!について。  一点目、小児慢性特定疾病について、過去、市内における発症件数は。また、市としての啓発や支援などの取り組みについて、お伺いいたします。  二点目、公共施設の利用料について、現在、障害者や子供のスポーツ利用時の減免についてお聞きします。  三点目、戦後七十一年を経過、時の流れとともに、戦争を知る方が年々少なくなってきております。事実が記憶となり、記憶が歴史になりつつあります。そのような中、さきの大戦で帰らぬ人となったふるさとの、郷土の先人に対して、どのように想いを馳せていくのか。また、その想いを平和ミュージアム建設に、どのように反映させていくのか。お伺いしたいと思います。  二項目め、まちの元気アップ!について。  一点目、七二〇年、隼人の乱から、もうすぐ千三百年。隼人町、現霧島市との交流が民間レベルで進んでいます。宇佐市の歴史と文化の成り立ちに大きくかかわりがあり、大きな節目でもあります。宇佐市としての認識と今後の展望について、お伺いいたします。  二点目、宇佐市においては、今年度がインバウンド元年と言えると思っています。今年度の現状と今後の展開は。また、宇佐市単独での台湾プロモーションを実施いたしますが、その狙いとその後の展望について、お伺いいたします。  三点目、下拝田工業団地造成の進捗状況は。また、進出予定企業、株式会社マブチとの現況をお伺いいたします。  四点目、宇佐本耶馬渓線から五百羅漢入り口の交差点、その先には保育園と幼稚園が立地し、朝夕は大変交通量が多い道路であります。交差点からの道路の形状や状態もよいとは言えないが、現況の認識はどの程度しているのか、お伺いいたします。  まず、第一回目の質問です。よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、まちの元気アップ!についての二点目の前段、宇佐市においては、今年度がインバウンド元年と言える。今年度の現状と今後の展開はについてでありますが、本年度から、外国語対応が可能な地域おこし協力隊二名と、宇佐市観光戦略会議の事務局員一名を雇用し、体制を整備いたしました。また、英語表記のトリップガイドや、温泉施設用に温泉の楽しみ方とマナーをお知らせする四カ国語表記のポスターやチラシも完成させております。  今後は、宿泊施設用の宇佐市版受け入れマニュアルなども作成するとともに、インバウンドを展開していく上で必要なものの現状把握を行いながら、指針となる計画の策定なども考えてまいります。  次に、後段の宇佐市単独での台湾プロモーション実施の狙いと展望についてでありますが、昨年十一月に、台湾から七百名以上の方をグリーンツーリズムで受け入れた実績や、台南市にあるダムや水路の建設に尽力した宇佐市出身の中島力男氏の功績が今なお称えられていることなどから、宇佐市と関係の深い台湾にて観光プロモーションを行うことを計画いたしました。  プロモーションには、行政、議会及び商工団体や観光・宿泊・物産施設などの関係団体が参加の上、宇佐市の特色を生かした参加ブースごとの商談を初め、台湾・中国語版の宇佐市観光プロモーションビデオ放映や宇佐の食材メニューによるレセプションなど、市を挙げて受け入れをPRすることで、誘客につなげたいと考えております。  今後は、これを契機とした台湾とのつながりを強めるために、旅行やインターネットの雑誌社やブロガーなどを招聘するモニターツアーなども計画しながら、より宇佐市の知名度を向上させるように努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの人の元気アップ!についての三を教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、人の元気アップ!についての三点目、さきの大戦で帰らぬ人となった郷土の先人に対して、どのように想いをミュージアム建設に反映させていくのかについてですが、本市の平和ミュージアム構想は、資料館と遺構群で構成されることが特徴であります。  戦後七十一年が経過し、戦争体験者が少なくなる現実の中で、体験者の記憶を記録におさめ、また、関係資料を収集し、さらには点在する遺構群を保存整備して、後世に伝えていく取り組みを行っております。  このような中で、基本構想にもありますように、我がまちも戦場であったという歴史を伝え、多くの人に、平和の大切さと命の尊さについて考えてもらうため、平和への誓いのコーナーで紹介していくことになると考えております。  以上で、答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの人の元気アップ!についての一を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、人の元気アップについての一点目の前段、小児慢性特定疾病について、過去、市内における発症件数はについてですが、小児慢性特定疾病とは、国が定めた小児がんなど十四疾患群七百四の疾病で、十八歳未満が対象となっております。当市では平成二十七年度末時点で、四十七人の子供が認定されております。  後段の市としての啓発や支援などの取り組みはについてでございますが、小児慢性特定疾病の治療は長期間にわたり、かつ医療費も高額になることから、県が実施主体で小児慢性特定疾病の医療費助成が行われております。  県は、小児慢性特定疾病の指定医への制度の説明会や研修会を実施し、対象となる方に指定医から直接周知されます。また、県ホームページ上で制度の周知もされております。  市としましては、県北部保健所と連携をとりながら、当該児の家族への心的支援等を行っているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの人の元気アップ!についての二と二項目めのまちの元気アップ!についての一と三を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、人の元気アップ!について二点目、公共施設の利用料について、現在、障害者や子供のスポーツ利用時の減免はについてでございますが、市の社会体育施設の利用につきましては、市民負担の公平性を確保するため、受益者負担の原則により、利用料を徴収していますが、宇佐市社会体育施設条例施行規則に減免基準を設けています。その中で、小中学生及び高校生や市内のスポーツ少年団が利用する場合、また、市内の福祉関係団体が主催する事業につきましては、それぞれ一定の減免をしているところでございます。  次に、二項目め、まちの元気アップ!についての一点目、七二〇年、隼人の乱からもうすぐ千三百年。隼人町、現霧島市との交流が民間レベルで進んでいる。市としての認識と今後の展望はについてございますが、平成二十五年度に、宇佐放生会千三百年の歩み準備委員会が行いました放生会(交流)サミット事業へ、市から、宇佐市がんばる団体応援事業におきまして、三十万円を交付し、民間レベルの交流促進を支援してまいりました。  具体的な事業内容といたしましては、隼人の乱から千三百年後の二〇二〇年に、宇佐市を中心とした全国的な放生会サミット交流事業の実施に向けて、隼人町との民間交流の促進を支援したものでございます。市といたしましては、隼人の乱と放生会の関連性など、史実に基づき、歴史文化に深いかかわりがあることを認識しています。二〇二〇年に計画されている全国規模の放生会交流サミット事業の成功に向けて、民間交流の継続発展に必要な支援を行っていきたいと考えています。  続いて、三点目、下拝田工業団地造成の進捗状況は。また、進出予定企業株式会社マブチの現況はについてでございますが、下拝田新工業団地造成の進捗状況は、八月六日に、市主催による事業説明会を地権者及び地元の関係者参加のもと開催し、事業の趣旨や事業概要、スケジュール等について説明を行い、事業実施に対する御理解をいただくとともに、用地測量に係る立ち入りの同意を得たところでございます。  今後、宇佐市土地開発公社を事業主体といたしまして、今年度中には用地買収を終え、平成三十年度中の完成を目指してまいります。  次に、株式会社マブチの現況でございますが、平成十九年九月に、市との立地協定締結と併せて、市有地、宇佐市大字上庄、二万百九十七平方メートルを購入後、九年が経過する中、これまで幾度となく市長みずからが本社等を訪問するなど、早期の進出に向けて要請を重ねてまいりましたが、いまだ進出に至っておりません。  なお、土地売買契約における買戻し特約の期間が十年間であることから、現在、進出の意向を最終確認しているところでございます。  以上で、答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めのまちの元気アップ!についての四を、建設水道部長 原田雅且君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)建設水道部長の原田です。九番 辛島後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、まちの元気アップ!についての四点目、宇佐本耶馬渓線から五百羅漢及び普照保育園前の市道は朝夕交通量が多く、道路の形状や状態もよいとは言えないが、現況の認識はしているのかについてですが、議員御質問の道路は、市道江島一号線で、延長七百五十八メートルあり、柳ヶ浦高校グラウンドから江島公民館、普照保育園に通じる利用者の多い道路です。  しかし、江島公民館及び普照保育園前の幅員は、一部約九メートルありますが、柳ヶ浦高校グラウンドから五百羅漢入口交差点付近までの幅員については、路肩等の浸食もみられ、五メートル程度となっています。また、水路側の路肩のり面が高く、離合のときにはさらに狭く感じられると認識しております。  今後、地元及び宇佐土木事務所等の関係機関と協議の上、地元の要望に応えていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それでは、順次再質問を行ってまいりたいと思います。  まず、まず一項目の一点目ですけども、医療費は疾患治療研究の対象となっておりまして、国二分の一、県二分の一を助成していただいているということになっております。ということで、市の医療費負担は、個人負担の部分はたしか最高で一万一千五百円程度だったと思っております。この一万一千五百円を市が子ども医療費の範囲の中で助成しているということだと思っておりますけれども。この特定疾病、病気は重いのですが、市にとっての負担は軽い、国県がやってくれている部分が大きいのですね。医療費として認めていただいている範囲外の負担、病気の重さにほぼ比例して、家族の負担、その年数を経過しての負担、いろんな意味で、比例して重いと思っておりますけども、その辺の事情はどの程度認識されているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(祥雲弘一君)健康課長の祥雲でございます。再質問にお答えいたします。  先ほど、議員さんから言われたところの分でございますけども、この小児特定疾患につきましては、国が定める基準額を超える分につきましては自己負担であるということでありました。これについて、私どもも認識をしておりませんでしたので、病院のほうにも確認をいたしましたところ、医療費に含まれる部分と実勢価格とは、かなり乖離があるということがわかりました。  そこで、市といたしましても、この基準額を超える部分につきましては何かできるかどうかということにつきましては、今後、研究をしていきたいというふうには考えておるところでございます。  また、小児慢性特定疾病につきましては、事業実施につきましては、県のほうが主体となって行っているところでございますので、この件につきましても、県のほうに働きかけたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ありがとうございます。  そもそも医療というものは、人類の命を守ることが第一の使命で、体制ができているものと思っています。まず、命を長らえるために、必死で戦う患者を助けることが医療だと思っています。昨今、経済的負担の軽減から、医療費の助成が語られておりますが、私は医療体制の中で、まずは命を守るために戦っている患者と、その家族の支援、また、命を守るための体制をいかに向上、充実させていくかと。そういったことがまずは議論されていくべきであろうと私は思っております。  昨日もですね、答弁等で、完全無料等の議論もありました。命を守る医療体制の維持、もしくは医療体制の充実が確実に継続的に担保されるよう取り組むことが、やはり何はともあれ、まずは第一だと思っておりますし、まずは、そこに集中していくべきだと思っています。  その観点から、中津市民病院は、福岡大学からの医師派遣を受けているかと思いますけども、医師確保の問題等もありました。来年度の医師派遣の見通し等、今現在でわかれば、わかる範囲で結構ですけども、教えていただけますか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  市民病院に関しましては、昨日、ワーキング会議というものがございまして、各関係の市町村、それから市民病院の事務関係の方が来まして、いろいろと御説明をいただきました。その中で、今後とも、医師の確保につきましては努力していきたいというような言葉もいただいておりますので、その辺は頑張っていただけるものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)頑張っていただけるように、行政もしていかなければならないと思います。  私がちょっと小耳に挟んだ話で、福大の病院の関係者等から聞いた、派遣が大変厳しいと。そういうことになれば、体制の維持ということにも大変困難が予想されますんで、その辺、恐らく来年度に向けての議論が、福岡大学の中ではもう恐らく、内部ではしっかり始まっていると思いますので、その辺、適時的確に情報を収集していただいてですね、心配が杞憂に終われば当然いいんですけども、その辺をしっかり推移を見守っていってほしいなと思っております。  一点目は以上で、二点目に移りたいと思います。  二点目、公共施設ですけども、これ、答弁書等でも、今のところは、スポーツ少年団、団体、もしくは福祉関係団体が主催する事業についての減免ということになっておりますけども、また、特に、スポーツ少年団のほうは、団体というものがある程度しっかりして、競技人口等もありますし、それで機能しているんだと思うんですけども、障害者のほうはですね、私が知る範囲では、団体の数、充実度というのも、そんなに、子供たちの少年団ほど充実されていないのかなとも思っております。仲間うちだとか、個人だとか、そういったもうちょっとちっちゃい枠での使用を望まれるのではないかなと思っております。  そこで、障害者に関して、個人でも利用料の減免を考えていける状況であれば考えていっていただきたいなと思うんですけども、その辺を、よろしくお願いします。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(出口忠則君)文化・スポーツ振興課長の出口でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  団体につきましては、先ほどの答弁のとおり、減免でございます。個人の利用に関しましては、今現在のところ、管理をお願いしております施設管理公社に問い合わせましたけども、個人利用で減免等の問い合わせがあったという案件は、現在のところ聞いておりません。  ただ、他市の条例、規則等も調べましたけども、その減免規定の中に、福祉関係者の減免規定が記載されている、個人の分についてですね、は今のところ見当たらなかったということでございます。  今後ですね、個人の利用につきまして、そういったニーズがあれば、また、関係団体と協議してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)よく、いろんな方の御意見はもちろんですね、当然ニーズがなきゃ、やる意味もないんでですね、そういった声があるようでしたら、また、私には聞こえていますけども、まだ聞こえていないということですんで、聞こえているようでしたら、しっかりまた対応していただきたいなと思っております。  次の項目に移りたいと思います。  一項目めの三点目、平和の大切さと命の尊さについて考えてもらうため、平和への集い、誓いのコーナーで紹介していくと考えておりますということでありますけども、このコーナー、内容ですね、中身をどのように作り上げていくのか、また、どのような方々からの意見をとり入れながら、このコーナーというものを作っていこうとしているのか、お聞かせ願えますか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  展示につきましてはですね、ただいま展示の内容について、建設準備委員会、あるいは、プロジェクトチーム会議というですね、二つの委員会を持って、内容について協議をしているところでございます。大まかな展示の構成というのは、もう既に基本構想等で決まっておりますので、それに従いまして、その内容を詰めていくという段階に来ております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)平和の大切さと命の尊さ、これを伝えていくために、それをどうなんですかね、そういった資料、遺構群が、亡くなった方々の思いだとか、その悲惨さ、そのつらさ、そういったものを、資料、あくまでも資料の展示を通して伝えていくという認識でしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。
    ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおりですね、平和ミュージアム構想は、資料館の建設と遺構群の整備という大きな二つの柱で構成をされております。その資料館の中で資料の展示はもちろん行うわけですけども、今、我々が取り組んでいるものとしましては、資料の収集、それから、体験者の証言記録であったりとかですね、それから、遺構についても、保存整備をしていくといった等の取り組みをしております。  ですから、そういった資料館建設、資料の収集、保存、それから、活用、そういったものを通しまして平和の大切さ、命の尊さというものを訴えていくということになろうかと思います。その上でもですね、できるだけ多くの現物資料、遺構群については現物資料ということになりますので、そういった現物資料をですね、見ていただくということで、亡くなった方々への思いというかですね、そういったものを遺構の保存、あるいは、資料の展示を通して伝えていくというようなことを考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)戦争資料、遺構群にスポットを当てること自体、とやかく言うことでもないんですけども。もちろんそうでしょう。たとえのよしあしは別としまして、仏作って魂入れずと。立派な仏を作ることを否定するものでもありませんが、一番肝心なものを入れ忘れたらいけないと、前回、前々回の議会でも、私、言いました。  このたびの平和ミュージアム構想、私は当然もちろん魂を大事にして、魂を入れるものだと。その入れるものとして、戦争資料遺構群にスポットを当てて、平和ミュージアムを作ると、そういった認識でございました。  愛する家族、ふるさと、祖国とその未来を守るためだけに出兵し、帰らぬ人となった方々の魂に寄り添うことをないがしろにして、この事業は私が成立しないものだと思っております。  まぶしいほどの今という未来を守るため、愛する妻や幼い子を残し、先立つ不孝をわびながら、亡くなったふるさとの先人に思いを寄せること、手を合わせることができる場所、また、そういった場所、そういった魂が入るものだと、今でも認識していますし、信じております。  また、そういった点について、準備委員会、これまでのいろんな委員会等において、どのような投げかけが行われたのか、また、どのような、この視点に対してどのような議論が行われたのか、お聞かせ願えますか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えをいたします。  そういった思いですね、先人に対する思いというものを総合してですね、平和のそういったコーナー、平和の大切さと命の尊さについて考えてもらうための平和への誓いというコーナーをですね、設けるということの結論といいますか、そういった方向性になっていったということで考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ということは、そうやって亡くなった方々の身近な人たちの多くの意見を聞いてきたし、今からも聞いて、このコーナーを作り上げていくという認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)お答えいたします。  もちろんこのコーナーで展示していくということはもちろんなんですけども、我々としましては、この平和ミュージアム構想そのものがですね、先人の思いを無駄にしないという、そういった取り組みだというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)その思いに対して、どのくらいの方々、多くの先人の亡くなった方々、先人の思いを一番ひしひしと感じていらっしゃる方々に、多くの人に意見を聞いてきたんですね、今まで。そこをお聞きします。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)お答えいたします。  例えばですね、遺族会の方とか、そういった方々に意見を聞いたかというようなことになるのかもしれませんが、それはですね、市民の代表の方々にいろんな意見を聞きながら、基本構想、あるいは、基本計画というものを作り上げていったということになります。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)「市民」っていうすごく大きな、今、答弁で返ってきましたけれども、それは全て市民ですよ、聞くのはですね。私が言っているのは、そこを痛感している、一番、このふるさとのために亡くなった方々の思いを一番わかっていらっしゃる方々の多くの意見をお聞きし、取り入れてきたのかということを聞いています。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)お答えいたします。  そういった犠牲者の方、戦争を体験された方、そういった方についてはですね、今現在も、証言者の記録というのをとっていっておりますので、そういった中で、この展示の中で反映させていくというようなことになろうかと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)経験者、証言者、それは戦争を見てきた人だとかですね、生き残った人たちがほとんどだろうと思っております。少し論点が、わざとずらしているのかどうかわかりませんけども。そういったところが、その魂が入らないような平和ミュージアムだと、どうなんでしょうね、先々に対しても。私はちょっと心配しております。  それをどう、また具現化していくのかというものが、なかなか見えてこない。その辺、コーナー等、これからなのかもしれませんけども、その辺は、まだ今までしっかり多くのそういった方々に聞いてないのであれば、今からどうお聞きして、どういうふうなものを目指して、このコーナー等、議論を進めていこうと思ってるのか、お聞かせ願えますか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおりですね、今、展示計画については、プロジェクトチーム会議と建設準備委員会の中で議論を重ねているところでございます。そういったものにつきましてもですね、委員会の中でですね、どういった展示をしていくべきかということはですね、今あります資料をもとに展示を構成していきますので、そういったことにつきましては、今後、その展示の内容について、最終的に計画がまとまりますので、その中で議論はされていくものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)どうしても、私の真意と答弁がなかなかかみ合っていないと思っておりますけども。  恐らく、ということは、なかなか準備検討委員会等で私がここで発言して、お伝えしたいことが、なかなかそこにうまく入っていかないんだろうと想定をしています。ほか、教育長さんもいらっしています、次長さんもいらっしています、その辺、私の言いたいこと、ここで発言していることとかわかっていらっしゃると思いますけども、もう一度、最後に、資料館、遺構群で構成されることが特徴。これは当然そうでしょう。今までもそういったスタンスでやってきてます。そこは、私も当然そうだと思います。魂の部分、ふるさとの先人に対しての思いと、そういったものをどう具現化していくのか。市として、どう扱うつもりなのかということをお聞きしております。  資料とか、遺構群のことは、それは当然だと、私はお伝えしておりますので、その部分をどう意見を、その思いと、今までやってきた思いと状況、その当時の家族の状況、いろんなものを含めて、どういった思いで先人が、この今という、未来を守るために、どういった思いで出兵していったのか。そういったものを、これからの世代にどう伝えていくのか。そういったことをどう取りまとめて具現化していくのかということをお聞きしています。  それがなかなか議論が。準備委員会等にしっかり投げかけてほしいんです、私は。そういった魂が入らないものであれば、そんなものを私は作る必要ないと、そういうふうに、議会でもそういった意見が出たということをしっかり伝えて、議論していただきたいと思っておりますけど、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  先人の思いということでございますが、これはですね、我々が先ほども御答弁申し上げましたとおり、こういったミュージアム構想に取り組んでいる、このことこそが、先人に対する思いを込めているということになろうかと思います。  具体的にですね、例を挙げますと、例えば宮崎とか、いろんな全国各地からですね、宇佐の取り組みについて、先進地視察というような形でですね、状況を聞きに来ております。今年になりましてからも、兵庫県の加西市でありますとか、東京の東大和市でありますとか、宮崎市でありますとか、そういったところからですね、宇佐の取り組みというのについて研修に参っております。  それとですね、城井一号掩体壕の隣接地に資料館を建設されるということになっておりますので、一号掩体壕のところにはですね、平和祈念碑といったものもあります。そういったものもですね、うまく取り込みながらですね、資料館建設を行っていくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)恐らく、そういった解釈と認識なんでしょう。私の質問に対して、なかなかかみ合っていないとは思いますけども。  今おっしゃられたことは、外向きの話ですよね。外からどう見えるとか、どう来てもらえるとか、どう評価されるとか、そういったことですね。私が言っているのは、今があるのは、そういった犠牲者の方たちがいて、その人たちがどんな思いを持って、今のふるさと、私たちが生きているんだというところを後世にも伝えていかないといけないですよねと。そのための議論を準備委員会等でもしっかりしてくださいと。そういったものが後世に伝わるように、具現化できるようなコーナーになってほしい。そういったメッセージが、そういったものがしっかり後に伝わるようにと。今生きているのは、そういった先人たち、多くの先人たちが亡くなったということを通して伝えてほしいと。そういったことを準備委員会等でしっかり議論してほしいと。それを形にしていってほしいという思いの部分でありますので。  当然、ほかのところからいっぱい見に来られたり、勉強に来られたり、それはそれで大事な部分です。それは、立派な仏を作れば、それは来るでしょう。魂、宇佐市に生きる者、これからも生きるであろう人たちに対して、先人がどういった思いで、どのくらいの方が亡くなられて、どのくらいの犠牲があって今があるんだよということをうまく伝えてほしいと。その議論を準備委員会等でもしてほしいということであります。  その辺の思いは、教育長、伝わっているのか、ちょっと答弁を頂けるみたいなので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)教育長。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。辛島議員の再質問にお答えをいたします。  現在、まだ資料館の建設に当たりましては、基本、建築の構想、そして、展示の構想、こういったものを実行委員会の中で、そして、プロジェクトチームの中で検討されておる最中であります。その中で、今度の資料館建設に当たりましては、やはりこれまでの尊い犠牲といいましょうか、そういった方々もあるということは、きっちり踏まえながら、今後、そういった方々の思いをどう残していくか。そして、それをどういう形で現物を見ていただく中で、判断をしていただけるか。そういったことで、これからの検討会議の中で、プロジェクト会議の中でですね、研究調査、そしてまた、考えを聞かせていただければありがたいなということで、議員が今おっしゃっているようなことについても、その中でもお話はさせていただきたいなと思っておるところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ありがとうございます。  視点としては、そうですね。その外向きからの視点と内向き、この資料館が宇佐市民の人たちにどういったメッセージを伝えていくのか、両方の視点も必要ですし、しっかりその辺、また今後、まだでき上がっていないと思いますので、今からの準備委員会との議論の中で、私も見守りながら、また注視していきたいと思います。ぜひ、そういった思いに寄り添って、後世にまた、そういったものが伝わっていくような、すばらしいミュージアムになるのを願っております。  以上でこの点については質問を終わりたいと思います。  それでは、二項目めの一点目ですね。七二〇年、隼人の乱と放生会について、私も幾らかは存じ上げていますけど、私のが間違っていたらあれなんで、簡単に説明していただければ助かります。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)隼人の乱、今回の質問は放生会という結びつきがあるものですから、それは私の知っている範囲でございますけれども。隼人の乱を朝廷の命を受けた八幡大神が鎮めたということでございますが、その間、多くの殺生をしたことで、その霊を慰めるために放生会というものを始めたというような認識でございます。  簡単過ぎるかもしれませんが、以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  今、観光まちづくり課課長が申し上げたとおりであるんですが、七二〇年ですね、隼人の乱ということで、隼人の乱と言いますが、大和朝廷がですね、日本を統治する際に、東北の蝦夷、あるいは、薩摩、日向の隼人がですね、大和朝廷の枠組みに反抗してですね、組み入れられなかったということなんですね。それで、宇佐神宮に託宣を出して、そのときに、宇佐のほうからも、僧法蓮を初めとしたですね、僧兵、そういった方たちが出向いて行って討伐をしたと。その後にですね、今、先ほど言いましたとおり、この地で、いろんな病気がはやったりとか、そういったことがありましたので、生き物を放すということで、仏教の教えとしては殺生を禁じておりますので、そういったことで、放生会が始まったということになっております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)両課長からの説明で、ほぼ完璧だと思います。  そういった大和朝廷、日本の古来の歴史にゆかりを持って、地元もいまだに、そういったお祭りも引き継いでおりますけども。今後も、民間交流の継続発展に必要な支援を行っていただけるということでもありますし、二〇二〇年に向けて、当然、地元が盛り上がることが第一ですけども、今後も、宮崎市との連携等も含めて。あのときは遷都がありましたね。そういったことも踏まえて、もうちょっと先になりますね、霧島市だと。東九州自動車道の関連も含めて、幅広い視野に立って、すばらしい記念、イベントになればなと思っておりますので、必要な支援をしっかりよろしくお願いいたしたいと思います。要望で結構です。  それでは、二項目め、二点目についてにいきます。  本年度より三名の専門職員を採用してというということであります。これは、報道でもありますように、すごく先進的でもありますし、積極的な策だと思っております。これをしっかり今後につなげていくためにも、私も大きな期待をしているところでございますけども、改めて市として、三人の専門職の方々に期待するもの等を改めて教えいただければなと思っております。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  まず、インバウンドを行うに当たって、やはり多国語が話せる、また、訳せるというようなことが非常に大事であるということから、その三名の方を採用したことで、体制の第一歩が踏み出せたかなという感じがしております。  その三名の方には、まず、やはり観光の場合、情報発信するということと、また、来ていただいたときに、その環境を整えるという、この二つが必要でございますので、今回行うような台湾プロモーションにおいては、台湾向けのパンフレットや台湾向けに観光ビデオを作ったりしながら、PRしていきたいというPR部分、そして、宇佐市において、来ていただいたときに、やはり親切な表示がなければいけないということから、例えば、温泉や観光施設における多国語表示、それから、もてなしの仕方であるとか、ガイドであるとかですね、そういった部分で活用させていただきたいと思っております。  加えて、やはりインバウンドについては、言語という部分だけではなくて、市内において、各観光事業者がどういった課題があるのかとか、そういった部分も把握した上で、宇佐市に来ていただいた中で、外国人の方が、いつも言うんですが、優しいなと感じるようなですね、観光まちづくりにしていきたいということで、そういったインバウンド計画的なものも一緒に、そういった三名含めて考えていきたいと考えてるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)三名のうち二名が外国人の方ということで、恐らく価値観だったり、常識だったり、スケールだったり、さまざまな角度が、違和感を与えられるかも、そういう場面があるかもしれませんけども、こういった趣旨に沿って、外からの目線ということに、どう寄り添えるのか、どうそれを具現化できていくのかという視点から、今後も観光戦略、インバウンド戦略をしっかり、力強く推進していただきたいなと思っております。私も期待もしますし、側面から最大限できることは私も応援していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次の二項目めの三点目。まず、進捗状況についてですけども、事業実施に対する御理解をいただいた、それと用地測量に係る立ち入りの同意を得たところだということで、どの程度の理解とどの程度の同意を現段階で得ているのかなと。わかる範囲で結構です。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  今、地元説明会を行ってですね、地元説明会の中では、まず、あの下拝田の地に工業団地を作るということで、その工業団地については、特に特定の企業が入るわけではないんですが、やっぱり受け入れ体制としての、受け皿としての工業団地の造成を皆様方に理解していただき、それについては、皆様方も大変いいことだという御意見と、あわせて、土地の提供についてもですね、今後、測量に入るということで、その御理解をいただいているというふうに、これから地権者交渉になっていきますけど、その前提に、測量含めて入ることと、今後、地権者交渉付することについての御理解をいただいたというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)すなわち、その事業が恐らく、今のところ前向きにスムーズに、大きなトラブルはないという認識でよろしいですね。ということでしたら、安心しました。  また、今後も、目的に最短距離で進めるように期待をしております。よろしくお願いします。  このマブチの件ですけども、買い戻し特約の期間が十年ということで、現在の意向を最終確認ということですけども、現在の確認状況、わかる範囲、これはいろいろ、企業とのいろんな話もあるでしょうし、感触という部分でもあるんだと思いますけども、わかる範囲で教えていただければなと思います。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。再質問にお答えいたします。  今、企業のマブチのほうでは、九年たったということを含めてですね、実は、昨年ぐらいからですね、やっぱり進出に向けて、中津のほうにちょっと事業所というか、その物流の会社の一室を借りてですね、こちらでの仕事量をとれるかどうかという調査をやっているという状況でございまして、何度もですね、今年になってからも、中枢部の方含めてですね、企業と折衝を重ねておりますが、今の状況では、うちとしても、市としても、ぜひ、早急な中での進出ということをお願いしていますが、向こうサイドとしては、なかなか今の状況の中では厳しいという言葉も出てるのが、今の状況だというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)この買い戻し特約がどういったものか、ちなみに教えていただければなと思いますけど。どうですか、不利に、買い戻す側、市にとって、土地の値段等、いろいろあると思いますけども、どのような買い戻し特約になっているのかをよろしくお願いします。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。
    ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。お答えいたします。  買い戻し特約につきましては、契約書の中にですね、まず、十年間転売禁止という条項を入れております。その期間の中に、協定書を結んでおりますので、その協定内容を違反というか、履行できない場合は、その間に市のほうが買い戻すことが可能だということになりますので、十年を超えると、要するに、購入者のほうがどういった形でも利用ができるという形も起こるということでございます。  ですから、買い戻しにつきましては、内容としましては、契約の中には、売買代金と合わせて、契約に関する費用といううたい込みをしておりますので、その金額の買い戻しになろうかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)今の特約について、私の理解だと、十年たてば、向こうが自由に使える、転売できるというようなことですよね。ちょっと確認です。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。お答えいたします。  まず、協定書が入っておりますので、どんなことでも使うということには、当然ならないと思っております。当然、マブチ様のほうもですね、うちとの協定の中で進出ということで、そういった形に資する形で、十年もしたったとしても、進出に向けての努力をされると思っておりますし、もし、不幸にも進出ができないということになれば、そういったことに資することに利用されるんじゃないかという思いは持っておりますが、それも、十年たてば、そこは絶対ではないというところはあるとは思っております。ただ、協定書は生きていくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ということは、市はマブチさんに進出してほしいと思って売ったものが、目的が変わってくる。用途は変わらないんだけど、そもそも目的を交わした相手がまた変わってくるということにもなってきますよね。マブチさんが探せるということになるとですね。ちょっと何か余りにも、こちら側、売った側の当時の意図だとか意思だとか、そういうものがですね、どうなのかなと思うんですけども、今も、そういった特約の内容なんですか、売買するときは。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  この売買契約書の中が、先ほど申し上げたように、転売の禁止であり、その買い戻し特約というのが十年間決まっているということの中で、それについては、この条項を守っていただくということになると思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ということは、とりあえず投資的に買っとけと、企業としたら。進出の意図、可能性はあるということで、買っとくということができるということですよね。進出しないのであれば、ペナルティー的な特約にはなっていないわけですね。だから、その辺、向こうに進出する責任がないということになるような意図になるのかなと思うんですけど。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  ちょっと私の説明がまずかったのかもしれませんが、まず、協定書を結んでいるということで、マブチ様が今まで進出に至っていないという理由につきましては、社会的要因として、リーマンショックがまずございました。もう平成十九年にですね、協定書を結んでから、その後、二十年にリーマンがあったというところで、予定していた物がとれなくなったというところと、やはり平成二十三年に東日本大震災がございました。そういったことも加えた中で、なかなか進出にちょっと足踏みしたということがあって、当初、協定書を結び、何もなければ、マブチ様のほうも、当然、早期の平成二十年のですね、進出に向けたということで、先ほど、議員が言われた投資目的とか、そういったことではございませんのでですね。企業としても、そういった真摯な気持ちの中で、今まで、市も要請を重ねてきたというふうなことで、九年たった中で、今の状況として、そういった最終的なですね、意向を今、強く要請しているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)マブチさんにも、こうやって、時々、議会側からもどうなっているんだと、つつかれているといった旨も、また伝わればなと思いますし、ぜひ、その目的について、宇佐市のためにも進出してほしいということで、提携したことでありますので、期待も大きいということをしっかり伝えていただいて。今までも大変な御努力をされてきたんだということは認識しておりますけども、厳しい意見もちらほらね、厳しい立場に、執行部のほうがですね、言われることもあろうかと思いますし、大変期待しているということも含めて、御意見を議会でもいただいたというふうなことを伝えいただきながら、今後も、何とか努力、また、今まで以上に頑張っていただきたいなと思います。  最後の四点目ですけども、地元と地域としっかり話しながらということでありますので、現状の理解も把握もされているようです。確かに、側溝等も、のり面が高くてですね、もうクラック、ひび割れとかいう状態以上のものですね。タイヤの通るところが沈んでいっていますし、もう割れているような状況ですね、ひび割れて。  いろんな状況の中で、推進、改善ができるときに、しっかり、また、周辺の御意見を聞いていただいて、整備していただきたいと思います。そういった意向があらわれてますので、もうその辺はお願いだけにしときます。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で辛島光司議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十分といたします。  暫時休憩いたします。                  休憩 午後零時〇八分                ──────────────                  再開 午後一時十分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  十八番 中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)皆様、こんにちは。十八番 中村明美でございます。  質問に入る前に先月二十一日になくなった前県知事 平松守彦氏に謹んで哀悼の意を表したいと思います。  振り返ってみますと、氏の功績には枚挙にいとまがありませんが、任期六期在職二十四年の期間中、総じて県下全ての地域、県民に対して多くの夢を与え、士気を鼓舞するようなビジョンの提言であったり、またハード並びにソフト両面に対して積極的な取り組みをされたことは、皆さん、共通の認識をするところだと思います。  指導者として、すぐれたアイデアと構想力と行動力、そして喚起を促す話術、はたまた、トップセールスによる県産品の売り込み。これらにより、認知度の低かった大分県を、正攻法で全国に名を知られるまでにしたことは、大分県の歴史に残る大きな足跡だと思います。  氏のバイタリティーの根底には、彼の、中央政府や官僚に対する地方からの挑戦という反骨精神のあらわれだと聞いたこともあります。  成果としての具体的な事柄は、皆さん御承知のことですから割愛させていただきますが、負の遺産面について触れさせていただきますと、結果としては大きな財政負担が発生し、逼迫した県財政を招きはしましたが、それでも、県下五十八市町村、それぞれが輝いていたように思われます。県下の多くの人たちが、地域で生きる可能性の夢を見させてもらった気がしました。  在任中に建設された箱物にあっては、既に無用の長物と化し、払い下げ処分されたもの、各地でお荷物化されたものも多々ありますし、一村一品として各地で作られた地域産品は、最大時には三百品目以上にも達したものの、それらほとんどが廃れてしまい、今はごくわずかに残っているだけとお聞きしました。  しかし、あの当時、知事の意図するところとは少し違う形で進められた運動だったのではと後に聞かされました。結果としては、一過性のイベントじみた事業みたいだったかもしれませんが、それでも、批判される以上に、各地域にそれぞれの可能性をもたらしたことは間違いない成果だと思います。  先日の新聞に、この地元の豊の国宇佐市塾一期生の平田塾頭さんが寄稿していましたが、その中でも紹介されていました。平松知事の一貫した地域づくりは、人づくりの理念は、当時の塾生たちが育つ中で脈々と生き続け、長い人では三十年前後、今でも現役で、それぞれの地域で、部署で、リーダーとして活躍していることからも、目先の数字で見る費用対効果でははかれない、先見性のある施策をなされたことと敬服するばかりです。  ただ、悲しいことは、偉大になり過ぎて、その人たちに長く続く後継者が育っていないところが余りにも多いようです。地域に根差した自主性や自立性を持った若い人材が育たず、国や県の補助金や交付金に依存する体質が顕著になり、無難な政策や政治路線を歩む自治体が多くなり、十年前、全国の先陣を切ったように進めた平成の大合併で、それにさらに拍車がかかり、合併した町村の衰退ぶりは目を見張るものがあります。  今後の政策には、総合計画に書かれたような言葉の語呂合わせに必着するような手法ではなく、次世代の若者や子供たちにも理解でき、イメージできるような、ビジュアルに訴えるまちづくりを進め、地域に愛着を持ち、夢を持って育ち、巣立って、そして戻ってくれるような構想を提示してもらいたく、首長を初め、市の職員には積極的な独創性を持ったビジョンと活性策に取り組んでほしいものであり、期待をしてやまないものです。  こういう視点に立ちながら、質問に入らせていただきます。  今回は通告しました三点について質問をしますが、二点目の学校のエアコン設置の件については、先日来の他の議員の質問と重複し、既に回答いただいた部分もありますし、先日いただいた資料を参考にした質問にしたいので、少し通告文を変更させていただきますので、よろしくお願いをいたします。  まず一点目、小中学生の図書に親しむ取り組みについて。  一項目め、近年、子供に限ることではありませんが、携帯などの端末電子機器の普及により、ゲームなどに興じる時間が増えていて、文字を読む、さらに書く行為というものが薄くなっていると思うところですが、母国語を愛し、書物を読む中で、子供の情操教育というものを進めるべきだと思います。  日本語は実に複雑で、奥深いものがあり、感性の豊かな、世界に誇れるすばらしい言語だと思っています。しかし、筆記具を持たない、指先入力が進む中、また、語彙力が低下している現実にあって、文字離れに歯どめをかけ、書物に親しみ、読書離れを防ぐ取り組みとして教育の現場で、市はどのような認識を持ち、どのような取り組みを行っているかをお聞きします。また、独自の活動状況があるとしたなら、他市町村と比較してみて、どのように把握しているか、あわせてお聞きします。  二項目め、図書に親しむ手法の一つに、子ども司書という制度があります。この夏休みに、学校を通じて教育委員会から養成講座参加への募集案内があったので、そういう制度があること自体知りませんでしたが、子供の希望もあって、初めて一緒に参加しました。図書館事業として取り組んでいるようですが、館長の気配りと努力している姿にとても感心したところでもありますが、市立図書館の有効性を体験することもできましたし、親子でいろいろと大変勉強になりました。一日子ども司書は実質任命は一日でしたが、そのために、夏休み期間中はほとんど図書館に通うことになりました。  市図書館での養成講座の終了後に、県全体の養成講座が大分市の県立図書館でありましたが、他市からの参加者はとても多くて、自治体の公用バスで参加しているところが多々ありました。それに比べると、宇佐市教委の取り組みはいかがなものかと思った次第です。  子ども司書は、図書に触れ、親しむ手段としてとても有効な制度だと感じましたし、数日、保護者の方たちと話をした中で、こういう制度は知らなかった、参加してみたかったという声もあったのですが、市教委の姿勢として、今までの経過と今後の考え方や取り組みについて、お尋ねします。  二点目です。小中学校のエアコンの設置について。  一項目め、以前から、保護者からも、また議会でも空調設備の設置については要望をしていたところですが、市の計画としては、今年度より随時導入していき、全教室において設置の方向で取り組むことになっていると認識していましたが、市内全校の、現在の設置の進行状況について、どうなっているか、お尋ねしたい。  二項目め、地球規模での温暖化が進んでいることもあって、昔に比べて夏の教室内の温度は、日によっては異常なくらい暑いです。校舎の構造からして、昔は木造校舎が多かったわけですが、構造自体で温度調整機能がありましたが、今は全て鉄筋コンクリート構造になってしまったことが災いしてか、特に最上階の教室の暑さは、今年のような天候では、屋根が焼けていて、夏休みを挟んで休校ではあるものの、前後の登校日はとても授業を受けられるような状態ではないと思います。  実は、今年に至るまで、私は子供に昔の話をしながら、学校に通う間はエアコンなしでも頑張るのが試練というもので、暑くても我慢するものと言い聞かせていました。しかし、先々月、学校に行かなければならないことがあり、教室に上ってみて、その暑さに驚いてしまい、考え方が変わってしまいました。これじゃあ勉強どころの話ではないと。  導入の実施計画については、いただいた資料でわかりましたが、これが全て、国からの交付金あっての事業だということもようくわかりました。財源の確保が最大の問題ということですが、市の自主財源を充当する気は今のところないということも知りました。先日来の市教委の市政の答弁を鑑みると、どうも現場に対する熱意というものが希薄に感じて仕方ありません。真剣にして早急な取り組みをお願いしたいところですが、自主的な打開策は考えられないのでしょうか。  三点目です。宇佐市区間のJRの駅を中心とした総合的な整備計画について。  前回に引き続きの質問になりますが、前回質問をした後に、いろいろな意見や励ましを、市民の皆さんから、また市外の方からもいただきました。おかげで、私自身の中でも、学生時代、汽車で通学していましたから、ここに鉄道があるということの利点と歴史の重さを改めて意識し、地域住民の生活上での必然性はもとより、観光戦略の中での重要性を認識しつつあるところです。  先にお断りしておきますが、本質問の意図とするところの求める回答の視点は、各駅ごとの整備計画を聞いているものではありません。それは戦術であって、その前に、戦略としての鉄道利用をどう捉えているかを伺うものです。その趣旨を酌み取っていただきながら、答弁をお願いいたします。いただいた資料にしても、柳ヶ浦駅周辺の基本構想しかありません。駅周辺の整備計画はないのでしょうか。  先日のほかの議員の質問に対する答弁からも、宇佐駅については、第二次総合計画においては、観光拠点にふさわしい機能の充実としか書かれていません。この項における答弁として、宇佐市区間全域における鉄道の整備計画について考えたことがあるのか、お答えください。  二項目め、議会では、過去に何回となく他の議員からも質問がありましたが、検証するに、追及する側も、先般までの執行部答弁も、また、第二次総合計画にあっても、市全体における鉄道の価値観も取り扱いの優先度も低いように思えて仕方ありません。  その要因の一つに、計画、立案される方々のJR利用度の低さがあるのではとも思われます。鉄道は、前回も述べましたが、これからの観光戦略にあっては、公共交通機関を使ったエコツーリズムの役割の大きな一翼を担うことは十分考えられます。大いに活用したいところです。  人、特に観光客の流れを考えた周辺の総合的な機能と整備の見直しと、駅を起点にした観光のあり方を、総合的に早急に計画、立案すべきだと思います。  みずから電車に乗って移動する体験を積んでいないと、その価値はわからないと私自身も痛感しているところです。JR頼みでの整備ではなく、市の産業政策として、地域活性化の拠点施設として、例えば、柳ヶ浦駅にあっては、市の玄関口に恥じないような駅舎の改修、建てかえを、宇佐駅にあっては、豊後高田市を交えた国東半島農業遺産地域の玄関口としてふさわしい周辺整備を、周辺の産業や住民の集う拠点となるような施設を兼ね備えたものとして、再検討すべきではと考えます。平和ミュージアムの建設などと連動した、早期実現に向けた計画をお願いしたいところですが、計画の見通しを、する意思はないのか、お伺いいたします。  これで一回目の質問を終わらせていただきます。簡潔な御答弁よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、中村明美議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、宇佐市区間のJRの駅を中心とした総合的な整備計画についての一点目と二点目は関連いたしますので、一括してお答えをいたします。  JR柳ヶ浦駅周辺整備につきましては、第二次宇佐市総合計画に定めているとおり、本市の玄関口にふさわしい拠点性の向上に向けて、平成二十六年度より構想の策定に着手いたしております。策定に当たりましては、市民ヒアリングを通じて、駅周辺を取り巻く現状や課題、要望など、市民ニーズを把握した上で関係機関との調整を行い、学識経験者や鉄道事業者、関係行政機関の代表者で構成するJR柳ヶ浦駅周辺デザイン検討会議での審議を経て、本年三月に取りまとめたところであります。本年度はその基本構想の実現に向けて、駅前広場の整備や駅舎の改修など、具体的な整備内容を定める基本計画案を作成しており、年度内の策定を目指しております。その後は国の補助金を受けるための事業計画となる都市再生整備計画の策定を行うことといたしております。  次に、JR宇佐駅につきましては、第二次宇佐市総合交通で、観光拠点駅と位置づけ、機能の充実に努めることといたしております。まず交通アクセスの強化、利便性の向上に向け、今年度も、第二回市内循環バスの実証運行を行う予定であります。前回運行した利用状況や地元要望等を踏まえて、十月から二カ月間、宇佐駅と柳ヶ浦駅を結び、市内主要施設を時計回り、反時計回りの二方向で、日曜・祝日を除く一日七便の運行を予定しております。また駅舎のバリアフリー化につきましては、昨年三月に豊後高田市とともに、JR九州大分支社に要望し、継続して協議しているところであります。  今後も、第二次宇佐市総合計画に基づき、交通拠点である柳ヶ浦駅、宇佐駅の機能の充実に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの、小中学生の図書に親しむ取り組みについてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えします。  一項目め、小中学生の図書に親しむ取り組みについての一点目、文字離れ、読書離れを防ぐ教育現場の取り組み状況と他市町村との比較についてですが、子供たちが読書に興味を持ち、親しむことができるように、各小中学校では全校朝読書や読み聞かせグループによる読み聞かせ等の活動を行っております。  市教育委員会といたしましては、市内に十名の学校司書を配置し、蔵書の管理だけでなく、子供たちがみずから足を運び、本を手にとって読みたくなるような学校図書館の環境整備を行い、子供たちと本をつなぐ役割を果たしております。  また、平成二十五年度から学校図書費を増額し、各学校の標準蔵書冊数を確保するとともに、毎年の蔵書入れかえ数を増やすことにより、子供たちがより多くの種類の新書に触れ、読書への興味関心を喚起させながら、読む本の幅を広げるよう努めてまいりました。  事業においても、図書館の活用を推進するために、教務主任会議において研修を続けております。全国調査において、本市では過去三年間、図書館に足を運ぶ子供の数は増加傾向にあり、一月の読書ゼロ冊の子供の数も減少傾向にあります。  また、昨年度の、「読書が好きですか」の質問は小中学生とも、県、全国と比較しても高い結果でありました。  二点目、市教委の姿勢として、今までの経過と今後に向かっての考え方や取り組みはについてですが、子ども司書養成講座は県教育委員会が、読書だいすき大分っ子育成事業の一環として、今年度初めて実施した事業であります。対象者は原則小学校五年生で、年度内に五回の講座が行われており、そのうちの一回を参加各市の地元で実施することになっております。  本市では、他市に先駆けて、毎年夏休みに、小学校五年生を対象とした一日図書館員を実施しており、県の募集対象と合致いたしましたので、それへの参加をもって、子ども司書養成講座の受講認定とすることといたしました。  児童の募集につきましては、学校を通じて、市内の全小学校五年生に募集チラシを配布して参加を呼びかけましたところ、六名から応募がありました。  議員お尋ねの、公用車の使用につきましては、他市の状況を含め、調査いたしたいと考えております。  市教育委員会といたしましては、第二次宇佐市子ども読書活動推進計画に則り、今後とも子供の読書活動の推進について力を入れてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めの、小中学校のエアコンの設置についてを、教育次長 高月晴彦君。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育次長の高月です。十八番 中村議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小中学校のエアコンの設置についての一点目、市内全校の現在設置の進行状況と、二点目、今後の導入計画については関連がありますので、一括してお答えいたします。  エアコンの整備については、第三次宇佐市学校教育施設整備計画において重点事業として、平成二十八年度から平成三十年度までの三年間で、全小中学校に学校施設環境改善交付金を活用して整備を図る計画となっております。  しかしながら、本年度、当初の国の内示では、子供たちの命に直接関わる耐震化事業や過年度に交付決定した事業の継続事業等が優先事業として採択され、全国的にエアコン整備については不採択となり、先送りをせざるを得ない状況となっております。  そのため、大分県公立学校施設整備期成会並びに全国公立学校施設整備期成会を通じ、エアコン整備の予算確保に向けて、国への働きかけを強く推し進めている状況です。本年度の国の補正等の要求時に、改めて国に対して予算要求し、採択されれば実施する方向で考えております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十八番 中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)教育長の御答弁で、図書に前向きに取り組んでいるということがよくわかりました。でも、今回いただいた資料によると、移動図書館利用もかなりあるように思いましたが、この利用度というのは、市町村から見て、宇佐市の状況はどの程度のものでしょうか。
    ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長 畑迫でございます。  移動図書館の利用は、ただいま旧宇佐市内の十七ステーション、旧安心院院内地域を九ステーション、約二十日おきに巡回しております。各学校、たくさんの子供さんが利用していただいておりますので、利用状況といたしましては、移動図書館は毎年、今、上昇の傾向にあります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)県下で比べたらどうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長 畑迫でございます。 ◯議長(中島孝行君)図書館長、マイクによく入るようにしてください。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)移動図書館は全ての市町村が実施しているわけではありませんし、市町村ごとで実施地域も違いますので、一概に比較することが難しいかと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)今回、私も今まであんまり図書館を利用したことがなかったですけれど、一日子ども司書で私も経験させていただきました。いろいろと、本当に館長さんの目配り、そして環境、全て整っているのに頭が下がる思いでした。何で子供が今回、子ども司書になって、図書館を利用して、もうほとんど夏休み中は図書館を利用させていただきましたけれど、なぜかというと、やっぱり環境が整ってることと、本がたくさんあるということと、そしてやっぱり涼しいところで集中できるということを聞きました。それと、やっぱりそれを皆さん、今回子ども司書の件でも、ちょっと後なんですけど、子ども司書も今回募集をかけてやった中で、これは市教委だと思うんですけれど、どのようにして、これを学校に渡したかということをお尋ねしたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。  図書館のほうから、県を通じて小学校五年生を対象ということで来ておりましたので、図書館を通じて全小学校の五年生に案内を配布したというところであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)これは学校に、先生方にただ渡すだけだったんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)図書館のほうから各学校のほうには説明があったと思いますので、先生方にとっては、ただ渡すだけではなかったと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)それが保護者の方にわからなかったみたいです。たまたま今回は、子供が本が好きだったので、普通の、いろんなプリントをしたとき、子供、見ないんですけれど、今回は子供が見て、本が好きだからこれを応募したいけれど、宇佐市十二校の中の十二名で、多い場合は抽せんをするということを書かれてましたね。ですから、子供は、絶対抽せんの中だから当たらないよねということをしてたのが、今回当たったのでうれしがって、今、見たら六名ということであったので、ちょっとがっかりしたんですけれど。保護者の方は、これを先生方にちゃんと説明をしていただきたかったようです。じゃないと、保護者はただ持って帰り、子供がぽんと机の上に置くという状態で、見るものと見ないものがあるみたいですね。そこのところをこれからはきちっとしていただきたいなと思います。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃること、とてもよくわかりますので、今後、これは県の取り組みのようですので、我々も、県の意向、それから県がどのような方法で、どのようにしていきたいのかというのを図書館を通じてしっかり聞いた上で、やはり大分市中心の事業ではなくて、宇佐市の保護者も参加しやすいような図書館司書の取り組みをしていきたいと思いますので、学校からも今後はまた、この内容についても詳しく図書館を通じてお話を聞いていきたいと考えます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)これは大分県の教育委員会のと思うんですけれど、先ほど書きましたように、公用のマイクロバスで、それから黄色のですね、制服を全部揃えてるんです、子供たちが。そういうので、由布市だったかな、いろんなところから、たくさんの子供たちが集まってるわけですね。宇佐市だけがたった六名で、なかなか中に溶け込めなかったです。というのは、一つの市でその子たちで集まってるもんですから、もう団体ができてるわけですね。でも、宇佐市はばらばらで六名だったので、どこにいらっしゃるかもわからない、どこのどなたかもわからなくて、引っ込み思案に初めはなってましたけど、取り組みがとても、中身がよかったもので、子供がその中に入っていかれましたけれど。  だから、そういうのを県がするなら市も一緒になってですね、取り組みをしていただきたい、そうすれば、図書館のよさがですね、今回子ども司書を通じて、よさをわかったみたいです。こんなに図書館というのはいいところかな、勉強するのにも本を読むのにも、いろんな資料がたくさん、すぐそばにあって、私が探すよりも子供のほうが早いわけなんですよね。いろいろな仕組みを子ども司書で習ってる。だから私は、宇佐市の小学校、中学校にやっぱりこれを、教育委員会のほうからですね、こういう仕組みがあると、皆さん参加をたくさんしてくださいということで、やっぱり訴えていただきたいなと思いますけれど、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長 畑迫でございます。  今回、初めての県の取り組みでありまして、図書館といたしましても、取り組みが不十分でありましたことは、議員さんからの御指摘のとおりでございます。学校を通して文書の配布、先生方の説明もいたしたところですが、他市の状況が、私たちも初めてで、つかめておりませんでした。先ほどの説明でありましたように、図書館で行います一日図書館体験が五年生が対象であるということの内容が一致したことによって、私どもも五年生のみで行けるというか、図書館の行事としては一致してるということで行った次第です。  これは、今お聞きしてる内容では、まだ今後も続くという行事のようですので、今後はこういう対象児童の周知徹底を学校のほうとも連携をとりまして、徹底してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)それからですね、開かれた利用度の高い図書館のあり方としてということで、佐賀県の武雄市で導入している民間委託による運営に例がありますように、蔵書の増加に限らず、運営のあり方まで含めた活用度をレベルアップする取り組みというのは考えたことはありますか。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)再質問にお答えいたします。  済みません、武雄市の……。あ、スターバックスですか。 ◯十八番(中村明美さん)佐賀県の武雄市です。開かれた利用度の高い図書館ということのあり方ということで、出して、民間委託をやっているんですけれど……。 ◯議長(中島孝行君)中村さん、お座りください。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)済みません。  宇佐市といたしましては、今、直営で行っておりまして、委託は考えておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)私も今回、図書館をたくさん利用させていただきました。その中にですね、図書館に長く滞在してると、当然のように飲食をしたくなったりしますが、残念なことに、宇佐市の場合は隣接にはそういう飲食店とかありませんし、実際来館している人を見ていると、特定の場所がない中で、あきを見つけて入り口の椅子のところで食べたりしています。軽食ができるブースの設置とか、それから施設内外の読書空間のディスプレイ、ちょうど本を椅子に座って読む、庭が見える範囲がありますね。そこに花壇などを植えたりして、そういうことは考えていないかなということをちょっと質問したいんです。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長です。再質問にお答えいたします。  先ほどありました飲食コーナーの件ですが、今回の九月補正の中に、私どもも今年の猛暑に伴いまして、館内で飲食するスペースが非常に限られたところでありますことで、エントランスホールを、今、飲食スペースと指定しておりますが、そこでの飲食がとても混雑していることを受けまして、そしてお客様からの要望もありましたことで、今回の九月補正で飲食スペースの充実を予算計上しております。飲食スペースはこの議会終了後、早急に取り組む次第であります。  もう一点ありました、中庭のディスプレイですが、その件に関しては、やっぱりこの暑さで植物を植えるというのは非常に困難がありますので、今後また、調査してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)ちょっと補足をいたしますけれど、暑い時期じゃなくて、春とか秋とかですね、四季折々の花を植えると、夏にさわらなくて水をやるだけで、そしたらますます読書を親しむ空間ができるんじゃないかなと思いましたので、ちょっと質問をさせていただきましたので、どうぞお願いいたします。  もう一つ……。 ◯議長(中島孝行君)いいですか、答弁は。 ◯十八番(中村明美さん)いいです。ちょっと私、もう一つ。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)その花壇を植えるのでもですね、やっぱり市民に声をかけると、ボランティアでされる人がいらっしゃると思うんです。その声も一般の市民の方から聞きました。そうすれば、皆さんが利用してる図書館であるので、そういうきれいなところで本を読むのも気持ちがいいということで、その声も聞きましたので、一般の方にもそれを出したらいいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)お答えいたします。  今、御意見いただきましたこと、今後、十分調査してまいりたいと考えます。  以上です。 ◯十八番(中村明美さん)ありがとうございます。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)二点目のエアコンについて、再質問させていただきます。  導入に係る財源について質問したいと思います。県内に限ることではないのですが、いただいた資料を見ますと、自治体で一〇〇%導入完了というところもあります。交付金の活用による整備計画であると言われましたが、一〇〇%にならずとも、普及の進んでいる自治体はいかなる財源確保をなされているのか、調査されたりしたことはありますか。  それから、財政的に厳しいから、国に財源確保を強く要望していくと言われましたが、自治体ごとに導入の取り組みに極端に差があります。県内の取り組みについて、自治体の情報収集はなさっているとは思いますが、どのように認識していますか。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育次長の高月です。中村議員の再質問にお答えします。  エアコンにつきまして、各市の状況でありますが、各市、以前入れてるとこにつきましては国の補助金が入ってるところもありますし、今年度の中津市のように市単費だけでつけてるところもあります。その辺の各市の状況は、それぞれに問い合わせて、お聞きしております。  あとですね、国の交付金ということでですね、市によって一〇〇%が入ってるところ、入ってないところあるという状況でありますけど、それにつきましては、耐震化等の工事につきましても、宇佐市のほうにつきましては、二十七年度に耐震化のほうは完了いたしました。中津市、高田市等については、前年度に耐震化が完了したとかですね、各市の事情で、それぞれ耐震化の部分を各市とも優先させておりますけど、それぞれその進捗状況等、違いますので、それに付随して、同じ設備に投資するですね、エアコンについても、投資、それぞれで差があるものと認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)本当に暑かった今年の夏も終わってしまい、学校現場では、結局、何の対策もないままに過ぎてしまったわけなんですが、生徒だけに限らず、先生にあってもしかりですが、何ら問題はありませんでしたか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  今回の、今年度、平成二十八年度の夏までですね、暑い夏ではありましたけど、いわゆる病院等で熱中症と言われた方は、児童生徒は四名いるわけなんですけれども、その中で、部活等で屋外でなった者が三名で、屋内にいた者は一名ということです。人数的にはその程度なんですけれども、やはり教室の中では、教室の中、前後に扇風機を二台回しておりますし、外から入ってくる子供たちに対してはミストをフル活用して、今年度しましたので、ある程度は防げたのではないかなというふうに捉えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)今、携帯等で、ヤフージャパンの気象速報情報というアプリがあるよと、私、聞かされ、先日初めて見させてもらいました。  夏時分だと、熱中症情報、暑さ指数というものが届きます。その中で、環境省発表の暑さ指数と危険度というものが表示されます。三十度を超えると、運動は原則中止となり、外出はなるべく避け、涼しい室内に移動してくださいと表示されるようです。今年は特に回数的に多かったようであります。  子供たちも、学校に行って外で授業なりしていたときに、こういう速報が出たりした場合は、どういう対応をなされるのでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  学校におきましては、朝、子供たちの体調管理から始まりますので、その部分で子供たちからなるべく顔を合わせる時間を多くしながら、子供たちの体調管理はフルで見ていきたいと考えてるところです。  また、ちょっとでも体調等で不安がある子供たちがいる場合は、保健室等に連れていって体調管理を再度、養護教諭から見てもらうとともに、やはり不安がある場合は、学校から医師等への搬送をしながら保護者への至急連絡をとってということになっております。学校の中には、温度計等もあり、常に暑さについては管理をしてるところですので、学級担任、または授業をしている教師が、常に子供たちの状況を見ながら対応しているというふうに捉えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)私がなぜこういう質問したかというのは、ちょうど私の子供が、今、小学校五年生なんです。それで学校にちょっと忘れ物をしたので、私が届けたときに教室に入りました。それが八時前でした。先生は早くから学校に来て、二台の扇風機を回して風通しをよくしてました。そのときに本当に熱風です。むっとしました。子供がいつも暑くて勉強できないよというのを口癖のようにしていたから、私は先ほど言ったように、注意をしたんですけれど、実際に、私が現場に行きまして、現場を見て、これじゃなということでしました。ですから、教育委員会の方が、こういう一般質問をして、エアコンをつけないといけないよということが出たときに、現場に行かれましたか。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)当然ですね、熱いということであれば、二十三年度にも教室の温度の調査等も行っておりますので、現場には出かけてるものと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)じゃあ、現場には行ってないんですね、学校現場には。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)私自身はですね、今年かわったもので、行ってないです。でも、前の担当とかですね、その者は現場には行ってるものと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。
    ◯十八番(中村明美さん)今年が一番暑いんです。ですから次長、やっぱり現場にですね、声を聞いたなら、やっぱり行って。私もそれまでは、我慢しなさいということを子供に言ってきました。ほかのお母さん方もPTAのときに、ぜひこれを訴えてください、これじゃあ私たち一時間おるけど、おれませんということで、話が来ましたので、今回何人もの方が一般質問に出されましたけれど、私も再度こういうふうで出させていただいたのは、一日も早く、やっぱりエアコンをつけてしないと、勉強に集中ができないと。先ほど言いましたように、図書館は何で、本を読んでいいのかというのが、やっぱり環境的に涼しくて、やっぱりそういうところでは本を読むのに集中ができるという言葉を聞いたんですね。ですから、やっぱり環境を整えないと、なかなか、今回のように、こんな暑い日が続くと、頭に入らないと思うんですね。私も先ほど、教育長から学力調査が行われたのも、これがたしか四月から五月ぐらいじゃなかったですかね、教育長。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学力調査のテスト時期につきましては、議員がおっしゃるとおりに、四月の中旬であります。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)これをですね、この七月とか六月とかに学力調査したら、子供たちは、全然頭に入らないって、実際に子供、皆さんの声を聞きました。ですから、これだけの暑さの中で、市長さんに訴えてくれと私は言われたんですよ。こんだけ暑さをね、勉強はね、絶対不可能であるって。だからそれをね、我慢しながらやってるけど、頭の中に入らないということ。そしてもう、違うところに頭がいってるというわけですね。先生のしゃべることが全然頭の中に入らないというのをたくさんの子供から今回聞きましたので、私は一般質問をさせていただきました。  それと、やっぱりいろんな、財政的に厳しいであろうと思います。でもやっぱり、子供の教育に対して、これは一番じゃないかと思います。ほかのことを辛抱しても、子供の教育がちゃんとできるように、今から巣立っていく子供でありますので、ぜひ市長、これに力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)中村議員の再質問にお答えをいたします。  実をいうと、この件につきましては、先月行われました大分県の市長会でも、全く同じ議論なんですよね。今からエアコンの整備を準備しようとしてるのに、国の内示がことごとく、みんなついてないんです。それで、お隣の中津市が一番強くおっしゃっておりました。  私どもも、先ほど来、るる説明がありますとおり、二十七年度までは耐震をとにかく急いだわけですね。ようやく全体で約六十数億円かけて、この五年間でそこまでいったわけです。そのとき国のほうは、補助率を従来二分の一だったのを三分の二に上げたわけです。それでとにかく、耐震を早く、二十七年度までに一〇〇%、国も目標を持ってずっとやって、国費を手厚くしてですね、三分の二まで上げて、一斉にやってきた。それで文科省のほうに言い分を聞いてみますと、それで、前倒しでたくさん国費を投入したので、その目標が一巡したんだから、本来の姿に戻れということで、がくっと落ちたと。それでですね、今こういう異常気象の中で、非常に暑いことから、今、全国的に普通教室のエアコン化というのに、みんな手が挙がっているわけです。その要望に応えられなくなって、一斉に要望が来てるんだけども、内示がゼロと、そういった状態になってます。  それで、先月の市長会の中ではですね、こんなこっちゃ全然整備ができないし、補助で整備したところと補助がなくて単費でやるとこじゃおかしいじゃないかと。みんなこれ、義務教育じゃないかと、第一。そんなことではおかしいからということで、みんなで声を上げて、とにかく予算をたくさん要望するようにということで、申し合わせをして、今度の九州市長会、十月にあるんですけども、それに一斉に強く出そうというふうになってるわけです。  実は、これはですね、もう一つ、社会資本整備交付金というですね、道路の整備も全く同じ議論になってまして、ほとんど内示が、四割、五割の世界なんです。それも含めてですね、強く言おうというふうになっております。  教育委員会が実施することなんで、私どもは教育委員会からの要望を受けて、予算措置をいろいろ考えてるわけですけども、財源全体の話ですので、私どもも市長会を通じてですね、強く国に訴えてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)では、単独でやってるところが他市でありますけれど、宇佐市は絶対単独ではできないということなんですね。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)中村議員の再質問にお答えします。  今、国が補正予算を編成中ですので、その中で通る可能性があるんじゃないかというのが一つと、こういうことが恒常化されますと、義務教育の整備水準にまた、破衡が見られるようになるわけですね。そういうことがよろしくないということで強く言っているということなんです。  だから、いよいよどうするかというのは、また別の次元の判断がありますけども、とりあえず今は、国費のつき具合を待つということでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)この実施計画や今年度延期になっていることなどを保護者の皆さんには周知をしていますか。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)お答えいたします。  保護者の皆さんには、全体への周知はしておりません。ただ、PTAの集まりとか、そのときに、本年度のエアコンについては、こういう理由でただいま延期の状況ですということは申し上げております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)私も保護者の一人なんですけれど、そういうことの話が出てないんですけれど。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)お答えいたします。  それぞれ、皆さんにお伝えくださいとまでは、私のほうからは申し上げておりません。ただ、こういうことですよということで、そういう集まりのときに説明を申し上げましたけど、それを皆さんにぜひお伝えくださいとまでは、強くは言っておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)これからは、やっぱりきちっと保護者の方たちに周知することが大切だと思います。  それとですね、以前、特別室などのエアコンの設置などについて、私の記憶に間違いがないとは思うのですが、校舎の建てかえ時にですね、PTAや地域区長会などにお願いして寄附を募り、それをもって充てるようなことを、宇佐市はかつてはしてきた経緯があったような認識をしていますが、今後の中で、そういう取り組みを考えているのでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)お答えいたします。  教育委員会といたしましては、学校の整備に係るものを、そういう寄附等に頼る行為は考えておりません。以前もしておりませんし、今後もそういう考えはございません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)わかりました。では、空調設備の件、どうぞ早急にできますように、よろしくお願いいたします。  では、三点目のJRのことです。  前回、具体例として、柳ヶ浦駅のトイレについて、少し意見をしました。旅行客にとって、特に女性にあっては、トイレは化粧室でもあります。通勤通学として利用するだけなら、先般の企画財政課長の答弁や実際取り組んできた床の塗りかえやバリアフリー化した整備レベルでも構わないかもしれませんが、市の玄関口や観光拠点ということを考えれば、これでいいと考えるのは甚だ遺憾に思いますが、観光まちづくり課の課長はどう思われますか、ちょっと答弁をお願いしたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  駅を中心とした機能整備につきましては、やはりハード面、それからソフト面、この二面から考えていかなければならないということから、観光担当課だけではなくて、庁内が連携して取り組む必要があると考えてます。  中村議員の駅に対する思いであるとか、駅が生活や環境、観光にですね、非常に大きな影響をもたらすということは深く認識してるところでございます。観光といたしましては、少しずつ、地元の意向を組みながら改善はしてるとこでございますけれども、観光として戦略というものを、やはり総合的な観点から見た上でですね、駅周辺の整備とか、観光に関連するような施設、例えば平和ミュージアムであるとか、そういったものが建設が進んだ段階において、やはり観光客の動向であるとか、駅を利用するお客様の変化であるとか、そういったものを分析した上で、そういった観光に変化をもたらすような要因が生じるというようなときにおいて、宇佐市観光交流ビジョンというものがありますので、その中に、駅を活用した観光促進策といったものを盛り込んでいきたいと思います。  それと、おっしゃるとおり、宇佐駅は玄関口ということで、今、広域連携による観光が重要視されております。今、豊の国千年ロマン観光圏とか六郷満山開山千三百年、そういった広域事業を実施しているわけでございます。  特に、六郷満山の千三百年事業は、宇佐市ほか、豊後高田、国東等を含めた五市町村で構成されておりますので、本年度、その誘客キャンペーン実行委員会が設立されております。そこに三つの部会がございまして、二次交通対策部会というのがございますので、宇佐市のみならず、そういった広域の意見を二次交通対策部会の中で計画も立てていくというような予定もしておりますので、宇佐市単独はもちろんのこと、広域連携といった両面から、駅を活用した積極的な観光推進を考えてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)ありがとうございます。前向きな答弁ありがとうございます。  もうあと一分しかありませんけれど、ブルーツーリズムと、たくさんある造り酒屋の活用、国交省が今年度から始める高速バス停でのカーシェア事業をヒントにした駅での活用法、北馬城地区での道の駅構想、さらには大分交通百二十年という歴史的な年であるので、こういうキーワードをつなぐ観光構想を、鉄道を単なる生活上の交通手段ではなく、外貨獲得のための産業として活用し、観光客の誘致とを総合的……。 ◯議長(中島孝行君)中村さん、済みませんが、時間が来ました。 ◯十八番(中村明美さん)はい。 ◯議長(中島孝行君)よろしいですか。 ◯十八番(中村明美さん)はい。ありがとうございます。 ◯議長(中島孝行君)以上で中村明美議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。再開は十四時三十分といたします。                  休憩 午後二時十四分                ──────────────                  再開 午後二時三十分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き、一般質問を続行します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。十七番の高橋宜宏です。  ここ数日、非常に私、高血圧症でですね、けさもちょっと数値を図ったら異常に高かった。降圧剤を飲んでるんですけどね、ずっと頭痛がしてるんです。ひょっとするとね、この一般質問中に、私、倒れるかもしれない。そのときは市長、恩讐を越えて、ぜひ救急車を呼んでくださいね。お願いします。  ということで、まず、今回は三項目ほど市政一般について質問をいたします。  まず、第一の質問は、市の法律顧問についてです。  二〇一四年度版の弁護士白書によりますと、都道府県と市区において顧問弁護士の委嘱状況は九割に達しているといいます。宇佐市における顧問弁護士はどのように決められているのでしょうか。その活動内容と任期及び報酬は。また、法律顧問の設置要綱はあるのか、お尋ねをいたします。  次に、宇佐市の法律相談窓口の開設状況と開設方法をお尋ねいたします。また、年間の相談件数、その内容、問題点は。さらに、この法律相談で、過去、市民から宇佐市へ寄せられた苦情はどのようなものがあるのかをあわせてお聞きをいたします。  第二の質問は、NPO法人院内町活性化協議会の不正流用問題についてです。  去る八月十五日、同協議会の元会長二名を相手取り、損害賠償を求めて大分地裁中津支部に提訴したとの報告がありました。報道等によりますと、賠償請求額は、不正額に弁護士費用を上乗せし、初代会長へ約四百三万円、次の会長へ約百二十二万円の計約五百二十五万円とのことです。この内訳と、今後、二人を詐欺容疑で宇佐署に刑事告訴すると聞いておりますが、いつごろの予定かも重ねてお聞きをいたします。  次に、大分県雇用労働政策課へ電話をし、緊急雇用対策事業として県が宇佐市を経由してNPO院内へ支払われた委託料は、法的には県のほうから宇佐市へ返還請求権があるが、どうするのかを問い合わせたところ、八月いっぱいをめどに返還額を確定してもらい返還してもらうとの回答でした。宇佐市が大分県へ返還する金額は、正確にはいかほどになったのか、その内訳をお示しいただきたいと思います。また、返還はもう済ませたのかもお尋ねをいたします。  第三の質問は、大分県農林業水産研究指導センター内水面チームについてです。  農林水産研究指導センター水産研究部内水面チームは、一九六七年、これは昭和四十二年ですけれども、当時の宇佐郡安心院町に大分県内水面漁業試験場が発足して以来、輝かしい歴史を持っています。そして、この施設の指導により、スッポン養殖は安心院の産業となり、スッポン料理は宇佐市を代表する郷土料理となっています。また、院内産のドジョウも、内水面チームが開発した養殖技術により、泥を使わずに真水で育てられているので、柔らかくて泥臭さがなく非常においしいとの評判もございます。生産量も日本一と聞いています。  そこで質問ですが、宇佐市のスッポンとドジョウ養殖の生産量及び生産額はいかほどなのでしょうか。  二点目は、宇佐市のスッポン養殖やドジョウ養殖に多大な功績を上げてきた宇佐市安心院町の県農林水産研究指導センター内水面グループは、宇佐市を初め、県下十五河川漁協及び五十三養殖業者の要望等に対応してきました。ところが、庁舎の老朽化や継続的な使用が困難等の理由により、内水面研究機能を豊後高田市の呉崎と佐伯市上浦に移転する計画があるそうです。県の水産研究施設等検討・整備スケジュールによりますと、地域農業振興課が主担当となり、宇佐市及び内水面関係者等の了解が得られるよう配慮しながら進めるとあり、本年七月以降、宇佐市長、県農林水産委員長、地元県議の順で説明するとあります。宇佐市はこの情報を把握しているのでしょうか。また、これに対して、今後どう対処しようと考えているのでしょうか。  これで初回の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、大分県農林水産研究指導センター内水面チームについての一点目、宇佐市のスッポン及びドジョウ養殖の生産量と生産額はについてでありますが、平成二十七年度のスッポン養殖の生産量は約十五トン、生産額は約六千七百万円、ドジョウについては生産量約十八トン、生産額は約六千四百万円となっております。  二点目、宇佐市はこの移転の情報を把握しているか、また、これに対して今後どう対応しようと考えているのかについてですが、大分県北部振興局に確認いたしましたところ、移転の計画に関する情報は入っていないとのことでした。  市としましては、安心院に設置されている大分県農林水産研究指導センター内水面チームは、栽培漁業や養殖漁業を推進する上で、水産技術の核となる重要な施設であり、このまま継続して市内に立地することは非常に高い価値があると考えております。移転計画の情報があれば、現在地での存続を要望したいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの市の法律顧問についてを、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、こんにちは。総務部長の永野でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市の法律顧問についての一点目、宇佐市における顧問弁護士はどのように決められているのか。その活動内容と任期及び報酬は。また、法律顧問の設置要綱はあるのかについてですが、現在、市の顧問弁護士については、弁護士法人清源法律事務所にお願いしていますが、以前からの継続事案等もあることから、随意契約により委託しています。  業務の内容については、市の行政執行に係る法律上の問題の適正な処理を図るための助言、指導等です。任期は平成二十八年四月一日から平成二十九年三月三十一日までで、委託料は年間五十万円です。なお、法律顧問の設置要綱はありません。  二点目、宇佐市の法律相談窓口の開設状況と開設方式は。また、年間の相談件数、その内容、問題点は。さらに、この法律相談で、過去、市民から宇佐市へ寄せられた苦情はどのようなものがあったのかについてですが、開設状況は、年間で宇佐会場が十二回、安心院・院内会場が各三回で、合計十八回開催しています。定員は各会場八名で、九名以上の場合は抽せんとさせていただいています。年間の相談件数は、平成二十七年度は合計七十件でした。  相談内容については、遺産相続、金銭貸借、不動産関係など多種多様です。問題点については、この市民法律相談は、相談者に助言・アドバイスを提供することが目的であり、相談内容の解決までのものではありませんので、一件当たりの相談時間をおおむね十五分程度とさせていただいています。課題としては、利用者の皆様にこの趣旨を十分御理解いただくことが必要であると考えています。  また、相談者から、他市は三十分ほどだが、十分ほどで終わった、話を途中で終わらせた等の苦情が寄せられたことがありましたが、これらの内容について状況を確認するとともに、今後の相談において、これまで以上に丁寧に取り組むことも協議しております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めのNPO法人院内町活性化協議会の不正流用問題についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、NPO法人院内町活性化協議会の不正流用問題についての一点目の前段、賠償請求額の内訳についてでございますが、初代会長の安部氏への四百三万円の内訳は、空き家・田舎暮らしおためし事業業務委託の請求額が、平成二十二年度は七十五万四千八百円、平成二十三年度が七十二万四千九百二十円、平成二十四年度が三十三万二百円、平成二十四年度地域活性化定住促進事業業務委託の請求額が九十七万五千円、平成二十五年度未利用住宅実態調査業務委託が八十八万五千九百二十円。これに弁護士費用三十六万七千八十四円でございます。  次の会長、古賀氏への百二十二万円の内訳は、平成二十五年度地域活性化定住促進事業業務委託の請求額が四十三万五千五百円、空き家・田舎暮らしおためし事業業務委託の平成二十五年度が六十五万五千七百円、平成二十六年度が二万四千三百円。これに弁護士費用十一万一千五百五十円でございます。  次に、後段の刑事告訴についてでございますが、去る八月十五日に、告訴に向けての関係資料を宇佐警察署に提出し、調査に全面的に協力しているところでございます。
     二点目、県への返還金額についてでございますが、現時点では、県事業の対象金額約三百六十万円に年利一〇・九五%の利息分約百四十万円を上乗せした五百万円前後になりそうでございますが、証拠書類の最終確認など県との調整を行っているところでございます。  なお、返還金額につきましては、今議会に提案させていただいております補正予算案に計上しているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは、再質問を行いますけれども、再質問の組み立て上ですね、まず三項目を先にやって、一項目、二項目の順で行いたいと思います。  まず、三項目めの内水面チームの件ですけれども、去る九月三日の大分合同新聞の東西南北でも、この安心院のスッポンの輝かしい歴史や日本唯一のスッポンの研究機関である内水面チームのことが紹介されていました。  私も、実はいろいろ、安心院のスッポン、それからドジョウもそうですけれども、内水面チームの輝かしい歴史をね、ここでひも解きたいと思ってるんですけれども、時間の関係上、これは割愛をさせていただきます。  そして、再質問の前に一つ確認の質問をいたしますけれども、私が持っている県の資料によりますと、内水面の研究施設の土地は旧安心院町から県に寄附されており、施設用地の使用目的を内水面研究以外に変更する場合は、町へ無償返還することが当時の安心院町議会決議書に記載されているとありますけれども、これは本当なんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)林業水産課長の樋田でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  議員の再質問の議会の議決についてございますが、議事録によって確認いたしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)わかりました。それからですね、さっき内水面チームの移行計画が、市にそういう情報があるのかどうか、市長は知っているのかどうかの確認ですけれども、県の北部振興局に問い合わせたけれども、そういう計画はないようなことでしたけれども、これは本当なんですか。もう一遍、確認のために聞きます。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)お答えいたします。  私の課の職員をもって県の北部振興局の水産担当部署に電話で確認いたしました回答でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は、随分前のヒアリングのときにね、課長に県の内部資料を見せました。私もいろいろ裏をとってるんですけども、裏はとらなかったの。北部振興局に問い合わせて、それでもうやめてしまったの。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)お答えいたします。  その時点での確認作業で、県の本課、水産振興課にも問い合わせた上での回答であったと認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は、この内部資料をもとにですね、地元の、もう名前を出していいと言われたので言いますけれども、末宗県議に連絡をしてですね、聞いてみました。二年前にも、実はこの内水面チームの廃止、移転の問題があったと。しかし、これは沙汰やみになったのだけれどもなあということでしたけれども、念のために調べてもらいたいということをお願いしたところですね、数日後に、県の農林水産部長の話ということで、計画は進行中であると、これは言質をいただいているということでありました。  ですからね、これは空証文みたいなもんではなくて、現実に、今、水面下でずっと進められているという印象ですね。私の知っている、いろんなところに聞いたところですね、箝口令も敷かれているような言い方をしておりました。ですから、これは事実だというふうに私は考えて、今回の一般質問に出したわけであります。  入手した県の水産研究施設検討整備スケジュールによりますと、今年度四月から七月にかけて、素案、原案を取りまとめる。そして、素案の検討を行い、水産振興課が八月末をめどに取りまとめ、計画を作成するとあります。そして、平成二十九年度に呉崎施設の整備を行い、二年後の平成三十年度に安心院の内水面研究機能を豊後高田市の呉崎と佐伯市上浦へ移転すると、こうなってますね。呉崎研究拠点では、県北西部の八漁協、三十四養殖業者、上浦研究拠点では、県中南部の七漁協、十九養殖業者の要望に対応するということです。  今回の移設に関して、私も養殖業者とか漁業関係者にいろいろ情報収集したところですね、確かに事務所数の減少によって、事務管理の簡素化とか、節約にはなるものの、以下のようなデメリットがあるということで、私、筆記して帰ったんですけども。  宇佐市を初め、大半の養殖業者に対して距離も遠くなるし、きめ細かな対応ができなくなる。サービスを受けられなくなるということですね。それから、もう一つは、県内を二分化することから情報が分断され、専門性が喪失する。特に、スッポン、ドジョウについては、大分県しかその技術はなく、これらの技術のほとんどは失われるだろうと予測もしています。  いずれにしてもですね、宇佐市にとって、また、市内養殖業者や三漁協にとってはゆゆしき問題なんです。今なら、私は間に合うかもしれないと思っております。ですから、世論喚起して、宇佐市が率先垂範してね、県に移転を思いとどまらせるよう行動を起こしていただきたいというふうに思っていますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)再質問にお答えいたします。  答弁にありましたように、本施設の重要性を認識しております。関係する機関から情報を集め、関係団体と連絡をとりながら、県の説明や了解を求める場面で要望を強く要望したいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私たち、安心院、院内の議員さんも多いわけですね。旧宇佐市の議員もそうですけれども、議員有志でですね、この移転阻止をね、バックアップしていきたいというふうに思ってます。  ただね、この内水面チームのことは、さっきの、最初の質問のときにも挙げましたけれども、本館及び附帯施設がもう四十年以上経過してるんですね。老朽化が激しく、継続的な使用が難しいということもありますので、建てかえとかですね、改修等も強く要望してもらいたいと思ってますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)お答えいたします。  まず、現在のところは存続の要望と考えております。昭和四十二年、四十九年前に創設されたものですので、施設や設備の老朽化もあります。当然、県がその対応を考えておられるでしょうから、まずはその県の対応に注目したいと考えておりますが、順番的には位置の問題というふうに捉えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ぜひね、存続に向けて汗をかいていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  それでは、一項目めの法律顧問についてです。  まず、宇佐市の法律顧問弁護士の決められ方なんですけれども、具体的には、今の弁護士、私はK弁護士と言いますけども、K弁護士に決められた合理的な理由がよくわからないんです。具体的に、今のK弁護士が、再度、宇佐市の法律顧問になったのはどういう理由だったんですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長 久保です。お答えいたします。  今現在の顧問弁護士が再びなった経緯ということでございますが、大変申しわけございません。詳しいその辺の経緯を示す書類というものはございません。しかしながら、当時、現在の顧問弁護士の前の弁護士は、大分市内でございました。なかなか多忙な弁護士さんでございまして、相談に行く時間が限られるということ、それと大分までの往復時間等も含めてかなり、なかなか相談しづらい面があったというふうに聞いております。そういった経緯もあって、以前、顧問弁護士を務めていた現在の顧問弁護士に改めてお願いすることになったのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)大分からいらっしゃってたということなんですかね。だから、近くのという、そういう理由だったら、中津にはもう随分たくさん弁護士さんがいるんですよね。K弁護士になった合理的な理由にはならない、説明にはならないと思うんですが。  私は、K弁護士に関して、今からちょうど七年前ですね、K弁護士が宇佐市の法律顧問に委嘱される前後に起こった、宇佐市とK弁護士との間に腑に落ちない損害賠償請求事件があったことを今からお話をします。  平成二十一年六月二十四日に宇佐市の公用車とK弁護士の車両とが中津市で接触事故があり、市の過失割合が八五%で、まず、平成二十一年九月定例会にK弁護士へ賠償金額十四万五千八百十二円を支払った旨の専決処分の報告がありました。  専決処分書には、事故の概要についてこう記載されていました。相手方車両の左フェンダー部分にすり傷を負わせたと。写真もあります。大した事故じゃないと、私はこの写真を見る限り思ったんですけど。さらにこういうふうに書いています。相手方車両の同乗車に人的被害があったが、大事に至っておらず、賠償金額等については、現在、協議中。  そして、翌年の平成二十二年六月議会に、和解及び損害賠償の額の決定についての議案が上程されました。賠償金額が三百八十九万七千五百四十円。その積算根拠と通院回数をここで確認したいと思いますけど、説明してください。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  当時平成二十二年六月議会の議第六十二号としてお示しをした資料で申しますと、当時の通院回数が、理学療法、運動療法等々で百二十九回というふうになっております。損害の根拠ということでございますが、病院の治療費、通院交通費、休業損害等々で構成されているということでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)和解案件とはいえですね、顧問弁護士が顧問先の宇佐市を相手にしたレアケースということと、事故の印象に比べ、通院回数が百二十九回。私たちは異常だなと認識をしたんです。だから、当時、議会でもさまざまな臆測が飛びました。  先般、徳田哲議員に、ちょうどそこの駐車場でばったり会って、今度あなたのことをちょっと議会で、私、名前を出していいですかと言ったら、ああ、出してくれと。そのかわり条件があると。名前を出す前に「私の尊敬する」と言ってくれということだったんで、不本意ですけれどもね、私の尊敬する徳田哲議員も、この議案に対し、微に入り細を穿って質問していたのが、当時、大変印象的でした。  ただね、徳田議員も指摘しませんでしたけれども、時系列で見て、最も不可解だったことが次の一点なんです。これは当時言おうかなと思ったけれども、当時は、私はこれを指摘しませんでした。  K弁護士は、旧宇佐市時代に顧問弁護士だったけれども、新宇佐市が誕生した平成十七年七月一日から、先ほど名前が出てましたけれども、大分市の千野弁護士に変わりました。これは時枝市長の時代。  約四年後、是永新市長が、平成二十一年四月二十四日に就任しましたね。そして、ちょうどその二カ月後の平成二十一年六月二十四日に、この問題の事故が起こったんです。  九月議会に物損で損害賠償した旨の専決処分の報告がありました。その後、治療費、休業損害、慰謝料等々の示談交渉中だったにもかかわらず、翌平成二十二年四月一日に、宇佐市の法律顧問に委嘱しているということです。そして、その二カ月後に、宇佐市が契約している全国市有物件災害共済会との和解による示談がまとまったということで、また議案が上程されました。  宇佐市がね、和解とはいえですよ、紛争相手方の弁護士を、しかも紛争中に法律顧問に委嘱したのは、これは大きな問題だと私は思ってるんですよ。何か取引でもあったんじゃないかと。和解が取引だったのかと。私はそう思ったんですけれども。これは、ある意味、利益相反なんですよ。これについてね、市民に理解のいく説明を、市長、あなたがせんといかんですね、これは。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯十七番(高橋宜宏君)あなた知らないでしょう、課長は、事情を。これは市長がしなきゃいけないんですよ。大きな問題ですよ、これは。 ◯総務課長(久保桂一君)おっしゃるとおり、私、当時、総務課長でもございませんし、その件は特に当事者としては立ち会ってはおりません。しかし、今現在、先ほど申しましたように、当時、大分の弁護士等々の相談等に比べて、こちらの近場の弁護士に委嘱をするといったほうが効率的だといったことから、現在の形になっているものと思っております。  以上です。 ◯十七番(高橋宜宏君)そんな問題を言ってるわけじゃないでしょう、あなた、話聞いたの。  市長、答えてください。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  顧問弁護士をどなたにするかということはですね、非常に重要な案件だと思います。私が市長に就任したときは、大分市に事務所を構えておられる千野先生だったわけです。お聞きしますと、大体、千野先生のところに法律相談があれば、千野先生が来るのではなくて、先生のところに行ってお聞きをしていると。一回行くと、かた昼ぐらいかかると。職員が一人じゃありません。やっぱり二、三人行って、かた昼がかって帰ってくると。これは非常に効率が悪いということで、どうするのかということで検討していたわけです。  それで、以前してた人が清源先生で、そして法律相談も、議員がおっしゃっているKさんであるわけですから、いわゆる法律相談をお願いしている人と、顧問弁護士が、新市になったときに、いわゆるねじれていたということで、これは本来戻すべきだろうということで、私は判断をしたわけです。その途中に、不幸にして、そういう事件が起こりましたけれども、法律相談を今お願いしてる、過去からも経緯があるということで、私は、当時はそういう判断をさせていただいたところです。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)当時そういう判断だったかもしれません。しかし、こういうやっぱり行政がやっちゃいけない問題ですよね。そう思いませんか。和解といえ紛争相手ですよ。紛争相手の人を顧問弁護市に委嘱するという問題を問題とは思わないですか。思えないですか。これはどうでもいいということですか、問題ないということですか、それを答えください。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  当時の事故があって、それに対してどういうふうに決着をするかっていうのは、これは当然ですね、あり得ることですよね。  そのときに、全国の共済会が入っておりましたので、共済会のほうでお詰めになっておられたという形でございますし、その間も法律相談は、清源先生にずっとお願いをしてたわけですよね。だから、以前の経緯も知っておられる方、そして、今の法律相談もされている方が一致するほうが僕はふさわしいだろうという形で決めたわけです。だから、そのときに、確かに市が直接関与してない全国共済会のほうで、ずっと作業が進んでおられたわけですけども、そのこと自体をもってふさわしくないという判断までには、私としては至りませんでした。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それは、私、今見解の相違といえば、見解の相違かもしれませんけれども、法律的にいってもですね、行政がやるというのは、ちょっと問題じゃないかなと私は思っています。これで問題がないというんであれは、私は、またこの問題は掘り下げてですね、やっていきたいと思っております。  ただまた、受けるほうも受けるほうなんですよ。これは法曹倫理に悖る、そういう行為だと私は思ってます。この話を私もいろんな方に相談したんですけど、やっぱりはははと笑ってました。それぐらいのことなんですよ。ですから、十分ね、認識してこういうことのないようにしてもらわないといけないですよ。  それからね、次に参ります。市民の法律相談の苦情問題です。  事前に、私、市民の法律相談について、市民から苦情はないか、あれば資料を出してくれと言ったらですね、今年の二月三日の資料で、秘書広報課から出たのがありましたね。ちょっと読んでみますね。十五分くらいですと言われ、入りました。話そうとするのですが、遮り、自分の必要なところだけを聞き取り、あとは名刺を渡してここへ来なさい言われました。十分ほど。聞きたかったことは一つも聞けませんでした。他の市の相談では三十分で、その場で自分の仕事に結びつけることはなく、短時間でも役に立ったと思いました。二つの場所で同じ弁護士が、それも一人でというのは無理もあるし、市とのつながりがあるのではと疑われがちですと。これは原文のままですよ。  市民の法律相談がね、K法律事務所の営業活動をになっている問題、これは私もね、随分以前から何人も何人も聞いてます。それから、ここにいらっしゃる古参の議員さんっていうのは、何人もこの苦情相談は聞いてると思います。これは、まだ改善されてないんだなという印象なんです。資料をいただいたのは平成二十八年二月三日ですからね。まだ改善されていないのかとあきれてるんですけれども。これは、この弁護士事務所とかK弁護士に伝えてるんですか。改善してほしいという要望はしてるんですか、どうですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長 久保です。お答えいたします。  先ほど部長の答弁の中にもありましたように、この案件につきましては、全て弁護士に伝えております。そして、一点一点、理由、状態等を確認しながら、最終的に今後の相談業務についてはより丁寧に対応するといったことをお互いに確認しているという状況でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)市長ね、あなたの耳にも随分入ってると思います、このK弁護士のことがですね。あなた、入っていなかったら、あなたは裸の王様ですよ。恐らく入ってると思います。少しね、見直してほしいと思いますね。もう随分昔から、私は警鐘を鳴らしてきたんだけれども、改善されてません。ぜひ、これはお願いします。  それからですね、宇佐市の市民の法律相談実施マニュアルによれば、市役所を相手方とする問題、弁護士が既に依頼または相談を受けている問題など、利益相反となる場合は、相談をお断りすることがあります。また、以前の市民法律相談で受けつけた相談者を相手方とする相談も、利益相反となると書いてるんです、実施マニュアルに。法律相談では、大変厳しい利益相反をうたってるけれども、NPO院内の訴訟問題は問題ないというのもおかしいんですけど、これまた後日、この問題をやろうと思ってます。  法律相談で、弁護士あるいは弁護士事務所と利益相反問題が起こったときに宇佐市はどうしてるんですか。
    ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  利益相反について、仮に起こった場合どうしてるのかということでございますが、この利益相反に関しましては、相談を受ける弁護士の非常に大きな問題というふうに思っております。これの判断は弁護士にしかできないものだと思っております。そういったことから、これまでそういったことがなかったのではないかというふうには思っておりますが、今後ともそういうことはないだろうとも思いますし、仮にそれを、我々として対応の仕方と申されましても、市としてどうすると、その件に対してどうするかということはちょっと不可能かなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)利益相反の問題は起こらなかったということですか、これまで、法律相談で。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)はい、なかったというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)実はですね、先日、NPOの元会員の方がこの問題で行ったらはねつけられたと言われていました。総務課長、あなた、全然情報収集してないんじゃないの。今までね、相当年数、法律相談をやってきている事務所ですよ。利益相反の問題が起こってないはずはないはずです。現にあるわけです。そのときは相談を、市民相談を受けられないことでしょう。  中津市の取り組みというのは、こういう取り組みをやってるんです。中津市も顧問弁護士は一人なんですね。ただ、市民法律相談は中津市にある九事務所をローテーションを組んで回していると。いろいろね、法律家でも専門専門があるんですよ。専門的な相談も受けられるし、それから、利益相反の問題が一切ないということなんです。これを実はね、提言したのはK弁護士さんらしいです。  宇佐市もぜひね、中津市を見習って、たった一事務所じゃなくてね、恐らく私もいろいろ聞きました。これは法律相談には皆さん応じますよということなんで、ぜひ、これ市長ね、増やしてほしいと思います。いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  私もですね、そういったふうな運用されているということで、それは一つ検討に値するなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それはお願いします。  それともう一つね、弁護士関係について、法曹関係について、最近の全国の自治体の動きで、あっ、これはおもしろいなと思ったのは、自治体の常勤弁護士制度の問題です。これね、まだ数は少ないんです。今年四月時点で、三年前の確かに二倍超にはなったんだけど、まだ百二十三人レベル。だけどね、数こそ少ないけれども、質の高い住民サービスのために自治体でも広く法律を理解している専門職が求められている時代で、今後、急激に増えるだろうと予測されています。  でね、現在、採用しているのは東京とか新潟とか大分など十三都県や弘前市、それから鹿児島市など。宇佐市より人口の少ないところを調べたらですね、大阪の狭山市、南さつま市、三重県の南伊勢町などもありました。特に多かったのは明石市の七名です。これは間違いだろうと思って、私、明石市に、担当に電話したらですね、いや、間違いじゃありません。うちの市長は弁護士出身だと。多くは平成二十三年、第一回の募集を行ったと。二十二名の応募があった。五名を採用した。平成二十六年には再度募集して、このときは二十三名の応募があって、現在七名を採用していると。  採用の仕方なんですけど、これ、十何年前だったかな、任期付職員の採用ができるようになって、任期付なんですよ、五年任期で雇用するということと、もう一つ大事なことは、これは一般職員の給与表を採用してやると。それでも集まる時代なんだってことです。  今、少し法曹関係者がダブついてます。だからね、やっぱり経験を積みたいということで、自治体に五年の任期付だったら応募が殺到するんですね。だからね、いい人材を、五年でもいいじゃないですか。で、採用するということで、例えば多くはね、総務とか法務部門に所属させてます。  また、顧問弁護士と異なる役割としてはですね、人材育成、職員からの細かな法律相談対応、それから条例、規則、要綱等の作成、策定にもかかわったりする。それから、研修とか市長よくおっしゃってますコンプライアンスの問題も重要ですね。コンプライアンス対応にも、対策にもこの常勤の弁護士を使うと、こういうもろもろの利点があるんです。しかも、応募も結構多い。給与も普通の一般の職員の給与と同じということであればですね、何ら障害になることはない。一遍、検討してほしいと思いますけど、市長、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  なかなかですね、私もそういう情勢というのは何もちょっと承知しておりませんで、今初めて聞きましたんで、改めましてそういう全国情勢を調べてみたいと思います。  いずれにしてもですね、行政法務というのは非常に大事な分野なんです。私も県庁時代には、そういう法務関係に特化した職員が随分おられました。その人たちはもう弁護士以上のレベルにどんどんなっていくんです、ずっと。そして、法務室がやっとできまして、今あそこに鍛えている方をですね、ほとんど巷の弁護士さんよりもはるかにレベルの高い、もちろん、でも行政部門に特化してるわけで、そういうことになるんですけども、そういった方がいます。  そこで、一つ考えなきゃいけないのは、自分ところの職員もある程度育てなきゃいけないということなんですよね。だから、法曹関係者が何人か来たら、もう行政法務はみんなその人たち任せりゃいいんだということになると、それはそれでまた逆にデメリットもあるのではないかなというふうに思われますので、そういったところも勘案しながらですね、いずれにしても、ちょっと全国情報をちょっと収集してみたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今後どんどん雪だるま式に私は増えていくと思ってます。常勤弁護士制度、大分県ではトップでね、宇佐市は導入してもらいたいと思ってます。  最後に、二項目めのNPO法人院内町活性化協議会の不正流用問題についてです。  初代会長の損害額が約三百六十七万、弁護士費用の一割を足して、初代会長へ約四百四万円の請求。同じく、二代目会長の損害額が約百十二万円。弁護士費用の一割を足して百二十三万円。この弁護士費用なんですけれども、どういうことなんですかね。顧問弁護士業務委託契約書の第四条の着手金、報酬、日当及び費用がこれ全て含まれているんですか。それとも成功報酬なのか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長 久保です。先ほど、顧問弁護士との業務委託契約の中での業務ではないかという御質問だと思うんですが、顧問弁護士契約につきましては、報酬五十万円の中で、法律、市の業務の法律的な相談等々受ける分のものでございまして、個別案件のそれぞれの訴訟等については、また別物というふうになっております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私が知りたいのは、この一割というのは成功報酬なのか。また、この後弁護士料がかかるのか、具体的なことを聞いてるんです。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  この弁護士費用の一割は返還請求額の一割ということでございますので、成功報酬とか、そういったことではないというふうに理解してます。 ◯十七番(高橋宜宏君)年間ですか。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)いえいえ。今回の請求している両被告への損害額の一割が弁護士さんへの費用だと、弁護士費用ということになります。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)裁判が終わるまでこれで行くということですか。それとも、ほかにかかるということですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  民事に関して、弁護士に依頼した費用というのはこれとは別でございます。これは、相手方に返還請求をする中に弁護士費用一割が含まれるということでございます。ですから、これはこの事案に関するものだということです。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は弁護士費用のシステムがよくわからないからね、お聞きしてるんですけれども、これはこれで出してて、ほかに報酬、日当とか、そういうのもかかるということですか、今後。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)今後といいますか、今、私ども把握してるのは、あくまで損害額に対して、弁護士費用として一割を請求するということで、今後、それ以外に費用がかかるかということはまだ正確には把握をしておりません。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ほかに弁護士費用がかかるんだったら、また資料をくださいね。お願いします。  私は、去る六月二十九日と八月十六日の二回にわたって、大分県雇用労働政策課のほうと電話でやりとりをしました。県は民事訴訟の勝敗いかんを問わず、宇佐市が適正に実施しなかった交付金に関しては、県と宇佐市の関係に基づき返還をしていただくということです。この件に関して何かコメントはありますか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)その件につきましては、今県と担当課含めて協議しておりますので、当然、返還に応じなければならないものと考えてるとこでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)今回のNPO問題では、県はこれまでは、事業の目的に合っているか、書類確認だけで済ませてきたと。本音で言ってましたね。これからは現地調査をしっかりやっていくということを言ってました。  宇佐市もほとんど丸投げ状態でやってきたことが、今日のこの問題を生んだんだと私は思ってるんですけど、現地調査をしっかりとやるおつもりはありますか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  県もこういう事案があったことによって現地調査の必要性を感じているということでございますので、市としても、観光まちづくり課だけの問題ではございませんので、全課的にも、今、対策を検討しているところでございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)宇佐市を経由して支払った委託料から、本来もらえるはずだったNPO院内の会員は何人いるのかと、それからその金額は幾らかと、それはまたどうするのかをお聞きいたします。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  それは一名というふうに確認をしております。金額については、約九万一千円か九万円ということでございます。  既に申告をしているということなので、返還の申告とかそういったもので対応できないかということで、今、税務のほうと協議をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は、先日、初代の安部会長さんと何度か電話でやり取りしました。二代目の古賀会長さんとは直にお会いしていろいろお話を聞きました。  ここでお話ししないほうがいい内容もあったんですけれども。双方とも、裁判になったら、宇佐市の代理人に対して、裁判所へ利益相反行為で代理権のないことを訴えると、こう言ってました。  ただね、私は、裁判所が認めるかどうかはわかりませんけれども、私はこんだけ指摘したんですから、もし、裁判所が認めて、代理権がないということになれば、私は、K顧問弁護士と宇佐市に責任をもう一遍追及したいと思っております。  七分も残してもったいないんですけれども、少し突っ走り過ぎました。ただ、今後も、このNPO院内の問題を注視しながらやっていきたいというふうに思ってます。  以上で私の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、宇佐市政に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日九日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申し出がありますので、許可します。  議会事務局長 川野慎三君。 ◯議会事務局長(川野慎三君)皆さん、お疲れさまでございます。事務局長の川野でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は、あす九月九日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては、質疑は控えることと内規及び先例に規定しておりますので、御注意ください。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)それでは、本日はこれにて散会します。長時間にわたり御苦労さまでございました。                     散会 午後三時二十七分 宇佐市議会...