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2016年06月15日 平成28年第2回定例会(第4号) 本文
2016年06月15日 平成28年第2回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2016-06-15
    2016年06月15日 平成28年第2回定例会(第4号) 本文


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    2016年06月15日:平成28年第2回定例会(第4号) 本文 (321発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇一分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十八年六月第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成二十八年六月十五日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃五番    │一、市内の交通に関して          │市長    ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)新設する道路では植栽帯でなくガード  │担当部・課長┃
    ┃      │  レールの設置を推進すべきだが。    │      ┃ ┃      │ (2)市内循環バスの常設に向けた取り組み  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │二、図書館に関して            │市長    ┃ ┃      │ (1)開館時間の延長を検討出来ないか。   │担当部・課長┃ ┃      │ (2)市民講座の充実を求める声があるが。  │      ┃ ┃      │三、はちまんの郷に関して         │市長    ┃ ┃      │ (1)施設の老朽化が目立ってきたが、改修  │担当部・課長┃ ┃      │  を進めていくべきでは。        │      ┃ ┃      │ (2)市民サービス向上のために温泉の利用  │      ┃ ┃      │  料金を値下げするべきでは。      │      ┃ ┃      │ (3)スポーツ競技をする市内の児童、生徒  │      ┃ ┃      │  を優遇し、後押しするべきでは。    │      ┃ ┃      │四、柳ヶ浦駅周辺開発に関して       │市長    ┃ ┃      │ (1)本年度、整備基本計画が策定される   │担当部・課長┃ ┃      │  が、今後のスケジュールは。      │      ┃ ┃      │ (2)どのように住民の声を取り入れていく  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │ (3)再開発に際し、駅名の改称を協議すべ  │      ┃ ┃      │  きでないか。             │      ┃ ┃      │五、子育てに関して            │市長    ┃ ┃      │ (1)子育てクーポンの使用状況は。     │担当部・課長┃ ┃      │ (2)子育て施策の充実で大変喜ばれてい   │      ┃ ┃      │  る。より良いものにしていくために、  │      ┃ ┃      │  今後、どのようにフィードバックして  │      ┃ ┃      │  いくのか。              │      ┃ ┃      │ (3)幼・保・小の連携を強化すべきでない  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、地域のために             │市長および ┃ ┃川谷光紹君 │ (1)熊本・大分地震に対して、宇佐市から  │担当部課長 ┃ ┃      │  の支援内容は。            │      ┃ ┃      │ (2)熊本・大分地震を支援するなかで、宇  │      ┃ ┃      │  佐市の課題は感じたか。        │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市避難所一覧が大幅に改善され、  │      ┃ ┃      │  たいへん詳しいものになった。危機管  │      ┃ ┃      │  理課はたいへんな苦労があったと思う  │      ┃ ┃      │  が、改善していくなかで、新たな課題  │      ┃ ┃      │  はあったか。             │      ┃ ┃      │ (4)「空家等対策の推進に関する特別措置  │      ┃ ┃      │  法」が完全施行されて一年が経過し   │      ┃ ┃      │  た。宇佐市の取り組み内容と自己評   │      ┃ ┃      │  価、および今後の改善策は。      │      ┃ ┃      │二、子どもたちのために          │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市の子育て支援策については大変  │      ┃ ┃      │  評価している。保育士の確保対策や放  │      ┃ ┃      │  課後児童支援員の処遇改善についても  │      ┃ ┃      │  十分に検討され実行している。しか   │      ┃ ┃      │  し、そのなかでパートの百三万円の   │      ┃ ┃      │  壁、百三十万円の壁という問題がでて  │      ┃ ┃      │  きた。特にパートの比率が高い放課後  │      ┃ ┃      │  児童支援員では切実な問題となってい  │      ┃ ┃      │  る。宇佐市の予算がたいへん厳しいな  │      ┃ ┃      │  かではあるが、各児童クラブに常勤職  │      ┃ ┃      │  員を一名配置できないか。       │      ┃ ┃      │ (2)「子どもの貧困対策の推進に関する法  │      ┃ ┃      │  律」が平成二十六年一月十七日に施行  │      ┃ ┃      │  されたが、それに伴い宇佐市ではどの  │      ┃ ┃      │  ような取組みが行われているか。    │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、熊本地震における緊急対策について   │市長及び  ┃ ┃高橋宜宏君 │  二度の震度七に見舞われた熊本地震の  │担当部課長 ┃ ┃      │ 死者は計四十一人。そして内閣府発表の  │      ┃ ┃      │ 被害総額は最大で四兆六千億円に上ると  │      ┃ ┃      │ 試算されている。幸い、宇佐市は地震に  │      ┃ ┃      │ よる直接的な被害は少なかったが、地震  │      ┃ ┃      │ 発生以来、風評被害もあって宇佐神宮を  │      ┃ ┃      │ 初め市内の観光客は激減状態が続いてお  │      ┃ ┃      │ り、仲見世通りも閑散としている。こう  │      ┃ ┃      │ した中、去る五月十七日、政府は災害復  │      ┃ ┃      │ 旧に向けた総額七千七百八十億円の補正  │      ┃ ┃      │ 予算を成立させた。国交省は九州の高速  │      ┃ ┃      │ 道の無料化や料金割引、あるいは九州限  │      ┃ ┃      │ 定のふるさと旅行券も検討しているとい  │      ┃ ┃      │ う。また大分県も県内の宿泊施設などで  │      ┃ ┃      │ 使えるクーポン券の発行を検討してい   │      ┃ ┃      │ る。さらに九重町は、熊本地震の影響で  │      ┃ ┃      │ 観光客が減少している町営観光施設「九  │      ┃ ┃      │ 重”夢”大吊橋」の入場料(中学生以上  │      ┃ ┃      │ 五百円)を六、七月の二カ月間、無料に  │      ┃ ┃      │ するという。宇佐市は緊急の思い切った  │      ┃ ┃      │ 観光振興策を考えているのか。      │      ┃ ┃      │二、NPO法人院内町活性化協議会の委託  │      ┃ ┃      │  料問題について            │      ┃ ┃      │ (1)NPO法人院内の設立は平成二十年度。 │      ┃ ┃      │  この年宇佐市から事務所を無料借り受  │      ┃ ┃      │  けし、翌平成二十一年度から宇佐市と  │      ┃ ┃      │  委託契約を結び、平成二十六年度契約  │      ┃ ┃      │  解除を行うまで総額約三千万円の委託  │      ┃ ┃      │  料を受給してきた。ところがこのNP  │      ┃ ┃      │  O法人院内は一度の総会も会計報告も  │      ┃ ┃      │  行っていないし、当然、会議録もな   │      ┃ ┃      │  い。こんなちゃらんぽらんな団体と高  │      ┃ ┃      │  額な委託契約を行ったそもそもの経緯  │      ┃ ┃      │  (いきさつ)を教えてほしい。また今  │      ┃ ┃      │  回、宇佐市はこのNPO法人院内が解  │      ┃ ┃      │  散をしたととらえているが、その根拠  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)平成二十七年六月議会の一般質問でN  │      ┃ ┃      │  PO院内の不正受給問題を提起。単な  │      ┃
    ┃      │  る委託契約の変更という答弁だった。  │      ┃ ┃      │  らちが明かないので、平成二十二年度  │      ┃ ┃      │  から平成二十五年度までの委託料総額  │      ┃ ┃      │  二千九百四十五万九千円の領収書のコ  │      ┃ ┃      │  ピーや報告書等関係書類をもう一度精  │      ┃ ┃      │  査を要請した。ところが平成二十七年  │      ┃ ┃      │  十二月議会での答弁は「六月議会以降  │      ┃ ┃      │  に再チェックを行ったが、書類上、不  │      ┃ ┃      │  備な点はない」とそっけないものだっ  │      ┃ ┃      │  た。再質問で、平成二十六年の支払い  │      ┃ ┃      │  済みの委託料と平成二十五年度以前の  │      ┃ ┃      │  委託料の不正個所を指摘して、監査依  │      ┃ ┃      │  頼を要求したところ、観念したのか   │      ┃ ┃      │  「まず、担当課の精度の高い調査をさ  │      ┃ ┃      │  せていただく」と答弁した。そして平  │      ┃ ┃      │  成二十八年三月三十日NPO院内委託  │      ┃ ┃      │  事業調査報告(記者会見)で、「雇用  │      ┃ ┃      │  実態がないにもかかわらず請求を受け  │      ┃ ┃      │  た人件費等四百七十八万六千三百四十  │      ┃ ┃      │  円の不正受給があった」ことをようや  │      ┃ ┃      │  く発表した。私が指摘しなければ闇か  │      ┃ ┃      │  ら闇に葬られた不正事件だが、行政内  │      ┃ ┃      │  部で自浄作用のないことに驚いてい   │      ┃ ┃      │  る。委託責任をどう考えているのか。  │      ┃ ┃      │三、文化財行政について          │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市の生んだ偉人の一人、麻生豊。  │      ┃ ┃      │  彼の創作した「ノンキナトウサン」は  │      ┃ ┃      │  「サザエさん」「のらくろ」に匹敵す  │      ┃ ┃      │  る国民的人気者だった。その他にも   │      ┃ ┃      │  「赤ちゃん閣下」「只野凡児」等も人  │      ┃ ┃      │  気を博した彼の生み出したキャラクタ  │      ┃ ┃      │  ーだ。四コマ漫画というものを日本で  │      ┃ ┃      │  初めて描いた伝説的な漫画家が麻生豊  │      ┃ ┃      │  だった。戦後、銀座が復興していく様  │      ┃ ┃      │  子を収めた「銀座復興絵巻」は、高く  │      ┃ ┃      │  評価され、扶桑社の歴史教科書にも載  │      ┃ ┃      │  ったことがある。実は彼の遺族から、  │      ┃ ┃      │  彼の遺作・遺品の数千点が過去、宇佐  │      ┃ ┃      │  市へ寄贈の申し込みがあったにも拘わ  │      ┃ ┃      │  らず断わり、結局、大分県立博物館へ  │      ┃ ┃      │  寄贈されることとなったという。宇佐  │      ┃ ┃      │  市の財産ともいえる麻生豊の遺作・遺  │      ┃ ┃      │  品の寄贈を断った経緯についてお訊き  │      ┃ ┃      │  したい。               │      ┃ ┃      │ (2)法鏡寺廃寺跡は、宇佐地方の白鳳期に  │      ┃ ┃      │  おける寺院で、虚空蔵寺跡とともに宇  │      ┃ ┃      │  佐神宮と密接な関わりを持つといわれ  │      ┃ ┃      │  ており、昭和五十三年に国の史跡に指  │      ┃ ┃      │  定された重要な文化財である。これま  │      ┃ ┃      │  で紆余曲折はあったが、平成二十五年  │      ┃ ┃      │  に「史跡法鏡寺廃寺跡保存整備基本構  │      ┃ ┃      │  想」が策定され、この度ようやく「基  │      ┃ ┃      │  本計画・基本設計」立案・策定された  │      ┃ ┃      │  とのこと。来年度から入札工事と聞い  │      ┃ ┃      │  ているが、規模・内容、工事金額、今  │      ┃ ┃      │  後のスケジュール等をお尋ねしたい。  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、教育行政の分権化等について      │教育長及び ┃ ┃河野康臣君 │ (1)学校施設利用許可届を、学校でワンス  │担当次課長 ┃ ┃      │  トップできないか。          │      ┃ ┃      │ (2)学校行事等に参加された方々へのお礼  │      ┃ ┃      │  等の簡素化はできないか。       │      ┃ ┃      │二、地域創生について           │市長及び  ┃ ┃      │ (1)地元商店への支援策はどうなっている  │担当部課長 ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)地域で頑張っている地元商店へ支援等  │      ┃ ┃      │  を行うべきではないか。        │      ┃ ┃      │三、防災について             │市長    ┃ ┃      │ (1)熊本・大分地震の教訓点と東南海トラ  │      ┃ ┃      │  フ地震等への本市の課題は何か。    │      ┃ ┃      │ (2)本市の防災計画の見直しをどうする   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四、高校生議会について          │市長・教育長┃ ┃      │ (1)高校生議会に対する総括は。      │及び    ┃ ┃      │ (2)今後、高校生の政策提言をどう施策に  │担当部次課長┃ ┃      │  いかすか。              │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(中島孝行君)まず、五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)皆さん、おはようございます。議席番号五番の後藤竜也でございます。この二日間、大変失礼をいたしました。今後、体調管理に努めてまいりたいと思います。  議長の許可をいただきましたので、五項目にわたりまして一般質問をさせていただきます。  まず一点目が、市内の交通に関してでございます。  その一、新設する道路では、植栽帯ではなく、ガードレールの設置を推進すべきだがということでお伺いをいたします。  二点目が、市内循環バスの常設に向けた取り組みに関してお伺いいたします。  大きな二点目、図書館に関してです。  まず、開館時間の延長を検討できないか。これは以前の議会でも質問したことありますが、再度質問させていただきます。  次に、市民講座の充実を求める声があるが、検討はできないかということに関して質問いたします。  大きな三点目が、はちまんの郷に関してです。  まず一点目が、施設の老朽化が目立ってきておりますが、今後改修を進めていくべきではないかということで質問をいたします。  次に、市民サービス向上のために温泉の利用料金を値下げするべきではという声があります。この点もお伺いいたします。  三点目が、スポーツ競技をする市内の児童生徒を優遇し、後押しするべきではないかということに関して御質問いたします。  大きな四点目、柳ヶ浦駅周辺開発に関してです。  まず、本年度、整備基本計画が策定されるとのことですが、今後のスケジュールに関してお伺いをいたします。  次に、どのように住民の声を取り入れていくのかに関してお伺いをいたします。  三点目が、再開発に際し、駅名の改称を協議すべきではないか、この点に関して質問いたします。  最後の大きな五点目、子育てに関してです。  まず、子育てクーポンの使用状況に関してお伺いいたします。  次に、子育て施策の充実で大変喜ばれておりますが、今後よりよいものにしていくために、利用者からの意見をどのようにフィードバックしていくのかに関してお伺いいたします。  最後に、幼・保・小の連携を強化するべきではないか、このことに関して質問いたします。  まずは一回目の質問でございます。簡潔な答弁をよろしくお願いいたします。
    ◯議長(中島孝行君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、子育てに関しての一点目、子育てクーポンの使用状況はについてでありますが、「おおいた子育てほっとクーポン」は、子育て支援サービスの利用時に自己負担分の支払いに使用できるもので、平成二十七年四月一日以降に生まれたお子さんを持つ家庭を対象に、お子様一人につき一万円分のクーポン券を配布しております。また、「おおいた子育てほっとクーポン・プラス+」は、平成二十七年度中に満一歳から満六歳の誕生日を迎えるお子さんのいる家庭を対象に、同様に配布したものであります。  宇佐市では、平成二十七年七月からクーポン券の使用を開始し、保護者の方々に、病児保育や一時預かり等の保育支援サービスやインフルエンザ予防接種等の保健サービスに利用いただき、平成二十七年度は一万七千十四枚、八百五十万七千円分の利用がありました。クーポン券の有効期限は三年ほどありますが、平成二十七年度中、九カ月で申請交付したクーポン券二千九百二十九人分のうち、約三割の利用となっております。  二点目、子育て施策を今後どのようにフィードバックしていくかについてでありますが、子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、質の高い幼児期の教育、保育の総合的な提供や、地域での子ども・子育て支援の充実を図るための取り組みを総合的に推進するため、市民ニーズを反映した宇佐市子ども・子育て支援事業計画を平成二十七年三月に策定いたしました。  また、宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、子育てしやすい環境づくりや子育て支援体制の充実のための施策を掲げ、さまざまな事業を実施しております。  今後は、子ども・子育て会議等において意見をいただきながら、事業の実施状況について点検評価を行い、必要に応じて修正や見直しを行い、市民ニーズを反映した子ども・子育て支援の充実に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、五項目めの子育てに関しての三を教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  五項目め、子育てに関しての三点目、幼・保・小の連携を強化すべきではないかについてですが、小学校ではこれまで、入学前の子供たちと一年生との交流会や職員間の事前連絡会の場を設定し、入学前体験や情報交換をする中で、幼稚園・保育園と小学校とのスムーズな接続ができるよう、取り組みを進めてまいりました。  市教育委員会におきましては、昨年度、宇佐市幼保小連携研修会を新たに設け、市内の幼稚園、保育園及び小学校の担当者が一堂に会し、就学前後の継続した教育活動ができるための情報交換を行いました。その中で、現状の課題や今後の方向性を共有することとしたところであります。  本年度も引き続き、幼・保・小の連携に必要な研修や情報交換を行い、円滑な接続の推進をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの市内の交通に関しての一と、四項目めの柳ヶ浦駅周辺開発に関してを、建設水道部長 原田雅且君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)皆様、おはようございます。建設水道部長の原田でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市内の交通に関しての一点目、新設する道路では植栽帯でなく、ガードレールの設置を推進すべきについてですが、道路管理者が新たに道路整備を行う場合には、基準となる道路構造令に基づき設計を行っています。  道路構造令では、植樹帯は道路交通の安全性、快適性、沿道における良好な生活環境の確保、または都市部の良好な交通空間の形成に資するものとあり、市街地の中心部、住宅地、交通結節点、景勝地や幹線道路の都市部などに設置すべきと定められています。また、ガードレールにつきましては、進行方向を誤った車両や歩行者が路外などへ逸脱するのを防止し、当事者及び第三者の人的被害や、車両及び施設などの物的損害を防止または軽減しようとするものとされています。  議員御指摘の一般的な生活道路の改良工事では、植樹帯などの設置は義務づけられておらず、歩車道境界ブロックやガードパイプなどを設置している道路もあります。新たに主要な道路を整備する場合には、国、県、公安委員会などとの協議が必要となりますので、道路構造令に基づき、適切に設置してまいります。  続きまして、四項目め、柳ヶ浦駅周辺開発に関しての一点目、本年度、整備基本計画が作成されるが、今後のスケジュールはについてですが、JR柳ヶ浦駅周辺整備に関しましては、平成二十六年度より構想の策定に着手し、市民ヒアリングを通じて、駅周辺を取り巻く現状や課題、要望など市民ニーズを把握した上で、関係機関との調整を行い、学識経験者や鉄道事業者、関係行政機関の代表者で構成するJR柳ヶ浦駅周辺デザイン検討会議で御審議いただき、本年三月に取りまとめることができました。  現在は、その基本構想の実現に向けて、具体的な整備内容を定める基本計画案を作成しており、本年度中の策定を目指しております。その後は、国の補助金を受けるための事業計画となる都市再生整備計画の策定や基本設計、実施設計などを行うこととしております。  二点目、どのように住民の声を取り入れていくのかについてですが、市民に親しまれ、利用される施設を整備する必要があるため、市民の声を取り入れることは重要であると考えております。そのため、基本構想の策定過程で市民ヒアリングを行ったように、基本計画、設計、工事などの各段階で、市民ヒアリングやワークショップなどの方法で市民の声を取り入れていきたいと考えております。  三点目、再開発に際し、駅名の改称を協議すべきでないかについてですが、市民ヒアリングの中でも駅名の改称に関する御意見をいただいておりますが、一方で、柳ヶ浦の地名を残してほしいという御意見もいただいております。また、最近の事例を見ますと、駅名の改称には運賃表示板や列車運行管理システムの改修などに多額の費用がかかっていますので、ワークショップなどの中で市民の皆様の御意見を伺った上で、総合的に判断したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの市内の交通に関しての二と、三項目めのはちまんの郷に関しての一と二を、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市内の交通に関しての二点目、市内循環バスの常設に向けた取り組みはについてですが、市内循環バスについては、平成二十五年度に実施した公共交通調査事業によるデータの活用、また市内高等学校へのヒアリングによる需要等を基本に、運行ルート、時刻を調整し、本年一月四日から二月二十九日までの間、宇佐駅と柳ヶ浦駅を結び、市内主要施設を時計回り、反時計回りの二方向で、日曜を除く一日六便で実証運行調査を行いました。  本年度も国の補助金を活用し、前回の運行結果を踏まえて、再度市内循環バス実証運行を予定しております。また現在、県、中津市、豊後高田市並びに路線バス運行事業者である大交北部バスと各市をつなぐ幹線系統の路線の再編を協議しており、再編に当たっては市内の各路線との時刻等の運行調整が必要となりますので、市内循環バスの常設については、実証運行の結果を含め、総合的に勘案しながら調査、研究をしてまいりたいと考えています。  次に、三項目め、はちまんの郷に関しての一点目、施設の老朽化が目立ってきたが、改修を進めていくべきではについてですが、はちまんの郷宇佐は、スポーツ・レジャー施設を兼ね備えた観光振興、地域振興の拠点となる宿泊施設でありますが、平成七年十一月にかんぽの郷宇佐としてオープン、建設から約二十年が経過し、施設の老朽化が進んでいると認識しております。また、施設の機能低下等は交流人口の拡大へ大きな影響が懸念されます。  そのため、本年度は運営のあり方や維持補修方針等の見直しを図るため、施設経営による事業収益性と施設維持費のバランスを総合的に評価し、今後の施設運営、経営計画を検討するための調査を行っております。今後、調査結果に基づき、改修を含む経営改善計画を策定してまいります。  二点目、市民サービス向上のために温泉の利用料金を値下げするべきではについてですが、はちまんの郷宇佐は市が普通財産として所有し、定期建物賃貸借契約に基づき、施設の管理運営会社として株式会社サン・グリーン宇佐に三年間の貸し付けを行っております。入浴料につきましては管理運営会社が決定することとなっており、要望につきましては管理運営会社へお伝えいたしますが、本年度の経営改善計画の策定においても総合的に分析してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの図書館に関してを、教育次長 高月晴彦君。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育次長の高月です。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、図書館に関しての一点目、開館時間の延長を検討できないかについてですが、議員からこれまでの御質問を受け、サービスの低下を招くことなく、図書館全体のサービスのあり方を考えながら、県内公立図書館における開館時間延長の動向調査や、時間延長を実施した図書館の利用実態などの情報収集に努めてまいりました。一方、実施に当たり、サービスの低下が予測される業務分野の検討や勤務ローテーションの模索などを進めてまいりました。  それらの情報をもとに、平成二十八年二月の図書館協議会でも、この件について委員の皆様にお諮りしたところ、開館時間の延長も必要であるが、まずは現行の図書館サービスの周知と利用者を増やす工夫が必要との御意見をいただいたところであります。今後も図書館サービスのPRに努めるとともに、開館時間の延長についても、時間延長をしている近隣市町村の状況を把握しながら、実施に向け調査研究を重ねてまいりたいと考えております。  二点目、市民講座の充実を求める声があるがについてですが、現在、市民図書館では、近世文書を読む会、中世文書を読む会、横光利一を読む会など市民向け講座を実施しております。いずれも開館当初より月一回の開催を続けてまいりました。  また、市民講座と銘打ってはおりませんが、宇佐学マンガシリーズの発刊に伴う記念講演会やフォーラム、あるいは春と秋の読書週間などに実施しております読み聞かせ講座や製本講習会、視聴覚ホールでの土曜日、日曜日ごとの上映会、渡綱記念ギャラリーでの資料展示会などさまざまな行事を実施しております。  今後とも、これらの各種講座や行事の充実を目指すとともに、市民からの要望に応えることができる魅力ある講座のあり方について研究してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、三項目めのはちまんの郷に関しての三を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)おはようございます。経済部長の山本でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、はちまんの郷に関しての三点目、スポーツ競技をする市内の児童生徒を優遇し、後押しすべきではについてでございますが、はちまんの郷の関連施設でございます三和酒類スポーツセンター及びテニスコートにつきましては、スポーツ競技力の向上と競技人口の増加を図るため、市内の児童生徒を初め、市内に住所を有する企業等がスポーツ活動として利用する場合に、宇佐市スポーツ競技力向上のための体育施設利用助成金交付要項により、一部利用料を助成しているところでございます。今後ともこの制度の周知を行い、スポーツの推進を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、市内の交通に関してですが、一点目の新設する道路での植樹帯の件であります。生活道路に関しては設置義務はないということと、主要道路に関しては今後協議してやっていくという回答でございました。  今、皆様御存じのとおり、宇佐市内の道路を見ていただきまして、植樹帯を見ていただきますと、年に三回ですね、雑草を刈っていただいておりますけれども、特に今の時期は大変雑草も多くて、植樹帯というよりは雑草帯というような状況になっております。また、植樹帯でなくとも、雑草が大変強くて、縁石の少したまった土砂のところからや、ちょっとした裂け目みたいなところからも雑草が大変多く生えてきております。  これがただ景観が悪いというだけではなくて、これはフラワーロードも含めてなんですけれども、草が伸びたことによって大変視界もですね、遮られる場面が多くありまして、交通安全という面からも考えると大変危ないというところでございます。  私が今回質問させていただいたのが、柳ヶ浦上拝田線の整備に関してなんですけれども、以前から協議に、私も勉強会等参加をさせていただいて、極力自治会のほうからも、植樹帯ではなくてガードレールを設置してほしいという強い要望がありました。その後、検討していただいて、今の現状というのはどうなってますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)土木課長の山崎です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  まず、柳ヶ浦上拝田線と、今、市がしている柳ヶ浦中央線というのがあります。柳ヶ浦中央線につきましては、市が長洲自動車学校から先の県道までの部分ですけれども、その部分については植樹帯は設けておりません。いわゆる歩車道境界ブロックで分離するという形です。県が行っています柳ヶ浦高校の前から長洲自動車修理工場までの部分でありますけど、この部分につきましては、柳ヶ浦高校の前だけですね、植樹帯を設けて、あとの部分は植樹帯は設けてないということを県のほうから伺っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)植樹帯を減らしていく方向で、今考えていただいているということで安心をいたしました。ただ、その道路に関して、現状では直線のところに関しては、ガードレールの設置は必要ないということで回答を以前受けたんですけれども、今ですね、歩道のところにまさかこんなところで突っ込むのかというようなところで事故があったり、意識を失って突っ込んでる方がいたり、大変多くの事故が起こっております。また、宇佐市内においても、それは道路ではないんですけれども、アクセルとブレーキを踏み間違えて突っ込んだ事故も幾つか起きております。  こういったことを考えますと、特に通学路、特に柳ヶ浦上拝田線は通学路にもなりますし、また、それ以外の場所に関しても、特に通学路と言われるところに関してはより重点的に、仮に直線であっても、万が一のことが起きないようにガードレールを設置していくべきではないかというふうに考えます。  予算の面もあると思うんですけれども、以前と比べてガードレールも簡易のというか、比較的費用を抑えることができるガードレールが設置できるということも勉強しましたので、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)土木課長の山崎です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  直線部につきましてはですね、基本的に車道部と歩道部については、歩車道境界ブロックで分離するという考え方で、今、道路構造令にもなっていますし、いわゆるガードパイプになるんですけども、その分につきましてはカーブとかですね、特に危険と思われるようなところについてはつけるようになってると思いますけども、ただ直線部につきましてはですね、最初からつけるというのはなかなか難しいところがあるんではないかと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ガードレールはですね、安全を守るというところと、それともう一つがですね、本来渡るべきではない場所で横断を防ぐというところもあるんじゃないかなと思います。  数年前、市役所というか上田のところでですね、柳ヶ浦上拝田線なんですけれども、朝方、御年配の方が渡られていて事故に遭ったということがございました。片側二車線になりますと道路の幅も大変広くなりまして、高齢者の方が渡られるときには時間もかかります。また、夕方や朝方になると大変見にくいということもありますので、ここは渡ったらどうしても危ないんじゃないかとかですね、もしくは通学路等で、ここは重点的に、直線であってもしなければならないんではないかというところに関しては、直線だから無理という、最初から設置しないということではなくて、再度ですね、もう一度検討していただいて、ここは渡ったら危ないんではないか、本当であればですね、本当の要望というのは全てで設置してもらうのが一番いいんですけれども、もちろん予算のこともありますので、重点的にですね、設置しなければいけないところ、もう一度検討していただけないでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)再質問にお答えいたします。  今お話ししていましたように、横断歩道で本来横断というのはするべきなんで、普通のところではしちゃいけないんですけれども、特に危険性のあるようなところはですね、もう一度ほんとにそういうところがあるのかも含めてですね、柳ヶ浦上拝田線につきましては県道の部分ですけれども、県道の担当者のほうと、一応そういうお話があったということをですね、話してみたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)県道に関しては直接市が工事をするというわけではないので、なかなか難しいところもあるかもしれないんですけれども、いつも協議されていると思いますので、ぜひ要望を強く伝えていただければと思います。  次に行きたいと思います。次に、市内循環バスの常設に向けた取り組みに関してですが、本年の一月四日から二月二十九日までの間、実証実験を行っていただいたということでございます。実証の結果というのはいかがだったでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。五番 後藤議員の再質問にお答えをいたします。  二カ月でですね、六百十二名が利用していただいたということで、片道一便当たりの平均乗車率が二・一四人という結果でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)これは想定した人数より多いと思われるか、少ないと思われるかということと、この結果は、要因というのはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  私どもの結果といたしましては、正直申し上げまして、もうちょっと利用者が多いでもよかったのかなというふうに思っております。かなり周知も、広報からポスター、駅、学校等に出向きましてですね、かなりPRしたつもりなんですけど、なかなか時間帯によっては五人、六人というケースもあるんですけど、日中通して六便がフルに埋まってるかというと、非常に厳しいものであったということでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)私はですね、この市内の循環バスというのは、必ず今後必要になる、というか、常設しなければならないものだというふうに思っております。  といいますのも、市としても、今、交通安全に取り組むというか、事故を防ぐという観点から、高齢者の免許の返納を進めたりとか、そういう施策をされております。そうなると結局は、補助をするチケットを返納された方に渡すということになってますけれども、日常使用するものとしては、やはりこのバスで使い勝手のいいものが必要になってくると思います。  ただ、今回人数が少なかったということですけれども、これに関しては私はですね、周知をしても、一度は聞いても忘れる、じゃあ、これを心に残すというか、ほんとに周知徹底していくためにはインパクトが必要なんじゃないかなと思うわけです。  前回の議会で質問を一つさせていただきました。定額運賃に関してなんですけれども、一度利用するに当たって、距離が伸びれば当然利用料金も増えていくわけなんですけれども、各市でですね、市内では一律幾らというような方式をとっているところもあります。  最近では、これ、大変インパクトが強いなあと思ったんですけれども、六月六日の新聞には、日田で循環実証実験、これはバスの運賃を一律百円にすると、大変インパクトのある実証実験を行うということであります。  これが百円で採算が合うのか合わないのかというところもありますけれども、採算は当然合わないと思うんですが、現実、今でも採算が合っていないので補助を出して、国からの補助を得てやっているということでありますけれども、これをインパクトをつけてですね、収支という面よりも公共サービスというところ、また、どうせ補助を出すのであればですね、一回あたり二・一四名ということでしたけれども、これが例えば百円もしくは二百円と、市内一周回っても低額だということになれば、大変なインパクトになって、じゃあこれは利用しようということになれば、これが平均五名になり、また十名になり、またそれ以上になる可能性も十分あるかと思いますが、そのあたりの御検討はいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  今回実証実験をやったのが、「どこまで行っても二百円」というキャッチフレーズで、一周しても二百円という料金設定をしたわけでございます。今回は一次調査ということで、循環バスという形態について、そもそもまずニーズがあるのか、それと新しい利用者を掘り起こせるのか、それと交通事情と照らし合わせて運行に無理がないか、それとか危険な場所が発生しないかというこの四点を重点的に実証運行を図ったところであります。  幾つかの改善点が判明してきました。例えば、黒田整形外科の乗り入れとか、和間小学校、城井公民館への乗り入れであったりとか、宇佐高の学生より「もうちょっとバスを大きくしてほしい」とか、いろんな要望がありましたので、第二弾として今年計画をしておりますが、掘り起しが見込める利用者を、議員指摘のとおり、増加させることができるかと、そういった一次調査で判明した課題をクリアできるかといったところで二次の運行の検証をですね、取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)大変失礼いたしました。二百円ということでしたけれども、ぜひインパクトのあるように、また百円というのも一度検討課題に上げていただければと思います。  あと、常設に関してですね、後の質問の柳ヶ浦駅周辺整備に関してにもかかわってくるんですけれども、交通結節点をうまく利用するというか、宇佐市内の循環を図る上でも、周辺整備をして交通体系がしっかり整っているということが市内の利便性を高め、また、市外から、県外から来られる方の、ここでおりればうまく市内の行きたいところに行けるということの確立が必要ではないかと思いますので、今後、ぜひ循環バスの常設に向けて取り組んでいただければと思います。  次に参りたいと思います。次の図書館に関してであります。開館時間の延長を検討できないかという質問なんですけれども、これに関してですね、今、開館時間の延長についても検討を重ねているということであります。  ただ、今、宇佐市内のですね、図書館、私も大変すばらしいと思っているんですけれども、すばらしいがゆえにですね、もっと広く利用してもらいたいというふうに思っております。開館時間が宇佐の場合は六時までということで、近隣市と比べても若干時間が短いと。六時となると、ふだん勤めてる方はなかなか利用がしづらい。五時まで、すぐ終わって、すぐに行くということもなかなか難しかったりするので、せめて七時まで、もう一時間ぐらい延長できないかなと思うわけです。
     すぐ隣の話を出すのもあれなんですけれども、豊後高田市のほうが平日が七時まで、土曜日は八時まで、日曜日は五時までということなんですけれども、こういう柔軟性を持って対応していると。これは指定管理に出してるとかですね、そういったこともあって、宇佐の場合は、正規に市が直接運営しているということも違いはあるとは思うんですけれども、ただ、利用者の面からするとですね、市が直営しているのか委託に出しているのかというのは、正直わからないところであります。利用者からすれば、開館時間が長いほうがいいし、利用しやすいほうがいいということであります。  以前ですね、これは極端な例なんですけど、武雄市がカルチュア・コンビニエンス・クラブにやったということで大変注目されて、それから、そこまでいかなくても、図書館の利用を増やしたいということで各市で研究される契機になったんではないかなと思います。武雄市自体も、一番最初から委託をするということを考えていたわけではなかったそうで、まずは開館時間を延ばすところから始めたと、それによって利用者が増えたということであります。  これは検討を以前も、一年、二年検討してると思うんですけれども、やっぱり一時間延ばすのは難しいんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長 畑迫でございます。再質問にお答えいたします。  先ほど議員のほうから御指摘がありましたように、隣接する高田市並びに中津市は、今年度から時間延長を開始されまして、朝九時から夕方七時までの開館となっております。この利用状況の推移を参考にしながら、宇佐市民図書館といたしましても、一時間の延長がふさわしいのか、二時間の延長がふさわしいのかを今検討しているところであります。  実施に当たりましては、職員、臨時職員、特に臨時職員の勤務条件の整備、図書館協議会への諮問、図書館条例などの改正など、さまざまな手続が想定されますので、堅実に対処いたしまして、できるだけ早く実現できるように努めたいと考えております。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)大変前向きな御答弁、ありがとうございます。宇佐市民図書館、大変中がすばらしくてですね、市外から来られた方も、宇佐の図書館に初めて行かれたら、宇佐にこんな立派な図書館があったのかということで声をいただくことがあります。  あとは、近隣市、中津市、豊後高田市が七時までやっているということでありますので、わずかの時間の差で「あそこは使いやすいよね」と言われるのがですね、大変残念でですね。一時間延ばすことによって、宇佐は本当に利用者に対して満足度が高い施策をやっているということをぜひアピールしていただきたいなと、また、利用していただきやすいように努めていただきたいなと思うわけであります。  ただ、やみくもにですね、時間を延ばしても、例えば場所柄的にですね、冬の時間は暗くなったら危ないんではないかとか、そういう声があるというのも承知しております。たしか佐伯市は、夏の間だけ時間の延長をして、冬は早目に閉めるとか、そういうことを実施されてるということでありますので、そういった点もですね、考慮していただいて、ぜひ利用しやすい図書館に努めていただければと思います。  次にですね、市民講座の充実ということで要望をしているんですけれども、現状でも講座をやっているということは承知はしております。この回答の中では、近世の文書を読む会、中世の文書を読む会、横光利一を読む会など、月一回行っているということでありますが、より充実したものをより幅広い世代の方に行っていただきたいという声があります。  例えばですね、豊後高田市立図書館は、学びの二十一世紀塾市民講座ということで、例えば文学だけではなくて、ワンランク上の美味しさへ、コーヒーセミナー、コーヒーの入れ方とかですね、また健康講座シリーズとか、そういったものをやっております。また、中津市民図書館も古文書を読む市民講座を定期的に行ったり、本と映像に親しむ会やいろんな取り組みを行っております。  私が言われたのはですね、例えば、宇佐は平家に関係するところが多いので、平家物語を読むとかですね、また宇佐神宮の歴史についてもっと深く知りたいとか、そういった面を勉強したいんだけど、話を聞きたいんだけど、知的好奇心を満たしたいんだけど、そういう講座がないので、できたらつくってもらえないかなという声をいただきました。  これは講師を探すのも難しいところもあるかもしれないんですけれども、市内にですね、結構、そういう古文書とか歴史に関して詳しい方がいらっしゃいます。そういった方に活躍をしていただくというか、一億総活躍社会という言葉がありますけれども、市民の方にもそういった面でも、有償になるのかボランティアになるのかわかりませんけれども、そういった面で講師になっていただいたり、知的好奇心を満たしたい方に対してそういった講座を、今以上にですね、充実をしていただきたいというのが要望でありますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(畑迫敏恵さん)図書館長 畑迫でございます。再質問にお答えいたします。  豊後高田市の学びの二十一世紀塾主催の講座や中津が取り組んでおります講座等も私たちも存じ上げております。先ほど次長がさまざまな講座を回答いたしましたが、それ以外にも、少しさかのぼりますが、平成二十五年、二十六年には文科省の委託事業といたしまして、「Made In Usaを知って学ぼう、楽しもう!」と銘打ちまして、企業や庁内の関係各課と連携して、講座や発表に取り組んだところです。  今後も、定期講座をより多くの市民の方々に周知していただけるようにPRに努めるなど、新規の方が気軽に加入できるようにも努めたいと考えております。議員から御指摘いただきましたような、まだほかにも多種な講座があることも承知しておりますので、そこも含めて、今後、調査研究して、さらに深めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)前向きに御回答、ありがとうございます。  次に、はちまんの郷に関してです。まず、施設の老朽化に関して、検討を今後進めていくということでありますが、まずですね、宇佐のホテル事情から考えますと、宇佐市内には三つホテルがあって、よく聞くのが「宇佐のホテルは古い」という声をよく聞きます。実際に宇佐に用事がある方も、中津市内のホテルに泊まって、レンタカーを借りてこちらに来るとか、そういう話も聞きます。せっかくですね、宇佐に来ていただくのに、宇佐にぜひ泊まっていただきたいというのが私たち宇佐市民の願いでもありますけれども、現実が、団体が来たときにですね、部屋数が足りないというような話も聞いたことがあります。  その中ではちまんの郷のホテルというのは、やはり宇佐の顔ではないかなと思うわけです。宇佐市が購入して、その周辺には体育関係の設備が整って、ここが宇佐でお客様をお迎えする場所ですというところじゃないかと思います。  そこでですね、やはりもう二十年たつと。特に、温泉とか、体育館は屋根を修理されましたけれども、施設が老朽化してきていますので、ビジネスの利用にも余り適していないとか、そういう話もありますので、今後の検討の中で、宇佐市に変わったわけですから、施設の改修をぜひ前向きに進めていただきたい。今後、宇佐市の顔になるものだということを、もちろん認識はされてると思うんですけれども、ぜひこれは強力に進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)五番 後藤議員の再質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、市内滞在型観光や体育館等各種スポーツ利用において、はちまんの郷につきましては本市の重要な施設というふうに認識をしております。  御指摘のとおり、二十年経過して、土地を含めて約五十億円ぐらいの設備投資をしておるわけでございます。考えてみますと、年間一千万円ぐらいの維持補修を投じていかなくてはならないというような現状もあることからですね、今回、大分銀行のシンクタンクである大分ベンチャーキャピタルという専門的な調査を入れましてですね、事業、財務、不動産のデューデリジェンスという調査を入れます。例えばその中で職員にヒアリングをしたり、内部、外部の環境分析をやったりとか、ビジネスモデルの調査、顧客の分析といった、本当にきめ細かな分析を、中まで入っていって、今現在やっております。いかに経営運営を立て直すかという検証を行いまして、事業、財務、不動産の検証を行いまして、今回、経営改善計画というのをつくり上げて、中長期的にどういった形で運営していくかという調査をやっているところであります。  いずれ調査結果が近々のうちに出ると思いますので、また議員の皆さんのほうにもですね、お知らせし、今後どういった形がいいのかということを検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今後、十分に検討していくということでございます。施設をですね、リニューアルして新しくなれば、集客力も強くなっていくんではないかなと思います。その中でですね、市が購入して、それは対外的にですね、ホテルに関してはリニューアルしてそれは進めていくべきだと思いますが、同時にですね、よく言われるのが、宇佐市が買ったけれども、市民にとって余り変わったような実感がないということがよく聞かれます。  結局、宇佐市民の方は、はちまんの郷には近くなので泊まらない。泊まるとするならば、遠くから里帰りしたときに泊まるということはありますけれども、ふだんは泊まることはない。実際、市民が使うとすれば、スポーツ施設か、もしくは温浴施設、温泉になるわけであります。  これは私も言われましたし、ほかの多くの議員の方も言われたことがあり、議会で言った方もおり、議会で言わなくとも直接お話しされた方もいると思いますが、市が購入したことになっても全く変わらないと、温泉の利用施設も。せめて市が買ったんだから、目に見える形で市民サービスを広げてもらえないかという声をいただいております。  実際、利用料金を調べてみると、つづりで買えば現状の平日五百五十円よりは大幅に安くはなるんですけれども、十一枚つづりが三つ、三十三枚買うと一万二千円、ここからでないと大幅に安くならないと、大きな金額になるわけなんですけれども。ほかと比べたときにですね、もうちょっと、やはり市が持っている以上ですね、これは市民サービスのために安くしていくようにしたらどうかなと思うわけです。これは直接運営してないということも、もちろん私は認識してますし、市の方も議会の方も、皆さん理解しているんですけれども、ただ、一般の市民の方々にとってはですね、運営の方針が指定管理に出してるのか、貸し出して運営しているのかというのはちょっとわかりにくいところがあります。実際、もう市が買ったんでしょうと、市が買ったんだったらもうちょっと、要は私たちの税金を使って買ったんだから、もうちょっと市民サービスになるようにしてよという声がありますので、これは今後、検討の中でも経営のところに踏み込んだ話をしていくということなので、これはぜひ進めていただきたいなと思うわけです。  実際ですね、運営のあれは違いますけど、隣の花いろ温泉、高田のほうは大変利用料金が安いと言われて、実際、宇佐市内もですね、旧市ではなくて、安心院・院内、両院地区のほうでは市内の方は安く利用できたりしているわけであります。ただ、旧市内に限っては、長洲のほうも温泉がなくなり、四日市地区も銭湯がなくなり、利用できるところが大変少なくなってきている中で、せっかくですね、私もよく言われるのが、宇佐市は安くないじゃないかとか言われてですね、実際の施策は大変多くのいい施策をしているのに、ほんとわずかなところでですね、工夫がちょっとうまいのかな、ちょうど見せるところがですね、うまいのかなと思うんですけれども、ここもちょっと踏み込んでですね、ぜひ前向きに検討してもらえないでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  前回から、イベントホールがないとか、そういったサービスの低下で苦情を聞いているということでいろいろ御指摘をいただいております。まさに我々市のほうにつきましても、そういったさまざまな御意見等がございますので、適宜、はちまんの郷のほうには伝えているところでございます。  御指摘のとおり、市としても、大家としてしっかり市民サービス、市民還元というところは還元していこうというふうに考えておりますので、先ほど答弁したとおり、今、抜本的な調査をやっておりますので、どういった形がいいのか、どういった形が十年、二十年、中長期的にですね、市民サービスに貢献できるかというところで、しっかりと検証していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ぜひ前向きに進めていただければと思います。  次に、スポーツ競技の件なんですけれども、施設利用に関しては、現在も大変優遇しているということであります。  これですね、あともう一点、ちょっとこの質問の内容ではわかりにくかったんですけれども、私が相談いただいたのはですね、市内の重量制限とか体重制限を行っている競技を行ってる方、柔道とかですね、重量挙げとか、そういった方々が大会の前に減量のためにサウナに行くそうです。それで、そのときの後押しをしてもらえないかという声もいただきました。これは判断が大変難しいところなんですけれども、明らかに試合があると何かしら証明できるものがあれば、今後ぜひ検討していただきたいという要望であります。  次にですね、柳ヶ浦駅周辺開発に関してですけれども、これは長いこと懸案でありまして、ようやく前に進みつつある計画だと思いますが、スケジュールのお話も、以前担当の方にしていただきましたが、これはもう前向きに進むということで理解してよろしいんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)前向きに進むつもりでやっておりますので、スケジュールにつきましては、今年度中に基本計画をつくると申しましたが、その方向で、その後は引き続き事業に入りたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今まで南口のこととかですね、北口のロータリーの整備とか、さまざまな議論がなされてきて、過去には二十年前、三十年前にも大規模なですね、基本計画をつくって、こういうふうに利用していくんだというものができましたけれども、現状ではいろんな予算の関係もあるんだと思いますが、JRとの協議もなかなか進まなかったということであります。  ただ今回はですね、大変期待をしております。宇佐市の弱点というか、少し弱い点は、中心部と駅が離れているというのがあるんですけれども、この開発によって宇佐市の発展が大いに見込めると強い期待をしております。この件に関して、市長、ここはもうぜひ前向きに進めていただきたい。基本計画に引き続き、この事業計画をぜひ進めていただきたいと思いますが、ぜひ一言お願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)後藤議員の再質問にお答えをいたします。  私もこの柳ヶ浦駅の周辺開発は、宇佐市にとっての発展軸の重要な拠点となるべき開発事業だというふうに思います。今、柳ヶ浦上拝田線が走っておりますし、黒川松崎線もですね、今、県のほうが調査に入っておりますので、宇佐市の東西のですね、骨格となる軸ができます。そのちょうど結節点のところに柳ヶ浦駅がありますので、ここをきちんと開発することがですね、宇佐市の将来にとって非常に重要だというふうに思っております。  そのために、随分前から柳ヶ浦駅再開発の検討に入ってるわけですけれども、どうしてもあそこは引き込み線がたくさんあって、南北をつなぐですね、なかなかいい妙案をまだ見出していないというのが実際のところであります。  したがいまして、先般の基本計画につきましても、まず北側をしっかりやって、その後、南のほうは黒川松崎の道路の整備に間に合うような形でですね、絵を描いていこうということで、このまましていますとなかなか事業に入れないということでですね、前段の計画と中長期の計画を少し段階別にしましてやっていこうというふうにしたとこです。  今年度中に計画ができますと、その計画をもとに国に補助申請が可能ですので、そうしますと、順調にいけば今年度計画をつくって、それをベースに国庫補助金をとりに行って、再来年からですね、北のほうからまず事業着手できればなというふうな、今、そういう方針でおりますので、一緒にですね、御支援、御協力もいただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ありがとうございます。今までいろんな難しいJRとの協議とかですね、国との協議とか難しい点があったと思いますが、今ですね、ようやく前に進んできたなというふうに肌で感じておりますので、ぜひ強く進めていただきたいと思います。  また同時にですね、宇佐市は今から大きな事業が幾つかあるわけなんですけれども、その中で、この駅前もしくは駅周辺整備の開発というのは大変大きな予算がかかって、一大事業になるかと思うんですけれども、その中で、駅名の件でですね、これだけ大きな開発をするに当たって、宇佐市は生まれ変わるんだと、よりよくなるんだということを内外に示すためにも、駅名の改称というのはですね、もちろん柳ヶ浦という言葉に愛着のある方がいらっしゃるのも十分存じ上げているんですけれども、やはり玄関駅として内外の方に示すためには、もう駅名をぱっと変えていくというのも一つのアイデアではないかなと思います。これをぜひデザイン検討会議の中でも十分議論していただいて、もちろん予算がかかることだとは思いますけれども、せっかくこの大きな事業を行うのであれば、これを機に、ぜひこの点も前向きに議論していただきたいというふうに強く要望いたします。  次に、子育てに関してであります。まず、子育てクーポンの使用状況に関してが、現状三割程度ということで、三年間の有効期間があるということなんですけれども、これは私もいろいろ声を聞いてみました。そうしましたら、子育てクーポンをつくってくれて大変ありがたいという声も多かったです。  ただ同時にですね、使いたいけど、ちょっと使い勝手の面で、もう少し使いやすくしてもらえないかという声もいただきました。それは、今現状五百円ずつになっているけれども、利用するときに九百円のものがあったりするので二枚使えないとか、それとか、使う項目が少し限られているので、もう少し幅広く使えるようにしてもらえないかというような意見がありました。  例えばですね、インフルエンザの予防接種には使えるけれども、おたふくかぜ等には使えないとか、そういう声もありましたし、本年度から絵本には使えるようになったということなんですけれども、それが余り周知されていないところもあったりとかですね。また、それ以外の部分でも使えるようにしていただければもっと活用できるのにという声を多くいただきましたので、事業としては大変すばらしい事業だと思いますので、より使いやすくして、もう少し満足度が高まるように、今でも満足度はかなり高まってきているんですけれども、より高まるような施策を行っていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。  利用できるサービスにつきましては、確かにいろんなお声をいただいております。二十七年度から始まりました分については、先ほども御回答させていただきましたが、その年に生まれた方と一歳から六歳までの就学前の方の御家庭にというような対象になりました。二十八年度からは、その年度に生まれた方に配布するというほうになっております。  それにつきまして、皆さんからの御意見もいただいて、先ほど議員さんがおっしゃったとおり、絵本が選べたり、産前産後のお母さんの体調不良によるヘルパーさんを使った場合の利用だとかですね、いろんなことも増やしてまいりました。今後もまだ事業は続きますと思いますので、住民の方からの御意見もお聞きして、利用できる事業についても協議してまいりたいというふうに思っております。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)ぜひよろしくお願いいたします。  最後にですね、幼・保・小の連携に関してなんですけれども、これは今、連携も行ってきていただいてますけれども、より深くしていただきたいと。また、幼稚園、保育園が出す指導要覧の取り扱いもぜひ十分認識していただいて、同時にですね、今やりとりをしているのも、年度内だけではなくて、複数回行っていただいて、先生の異動等もありますので、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  次に、二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)皆さん、改めまして、おはようございます。二番 愁山会川谷光紹です。  三月議会が閉会してからさまざまなことがありました。四月十四日、十六日の熊本・大分の例の地震、五月二十日の高校生議会、また、五月二十五日にはチャレンジデーで初勝利を行うことができました。三万五千九百二十三名が延べで参加して、参加率が六一・八%と、今までのダブルスコアに近いような成績をおさめたのも、行政の皆様方の一生懸命頑張りたいという力と熱意と、それに応えたいという市民の思い、それがかなってのことだと思います。今までは余り、チャレンジデーを開催するに当たり、一、二回耳にすることぐらいでしたが、今回は四回の機会の中で聞くことができました。それほど担当課の皆さん方が頑張った結果だと思います。これほどの思いがあれば何でもできるということがしっかりとわかったいい機会になりました。  また、この数週間のうちに、親戚が二名、おばと卒園生ががんで亡くなりました。一般質問の初日にがんの教育についてというのがありましたが、大変重要なことだと思います。それによって市民の皆さん方が理解を深め、ただ単に病気として捉えるだけでなく、家族や社会の問題としてどう支えていくのか、病気の治療だけではなく、生活をどう支えていくのか、そういったことも今後、私の課題として捉えていきたいと思っております。  それでは、地域のために、子供たちのために、精いっぱい汗を流して質問していきます。  それでは、通告に従って質問をいたします。  一、地域のために。  一点目、熊本・大分地震に対して、宇佐市からの支援内容は。  二点目、熊本・大分地震を支援する中で、宇佐市の課題は感じたか。  三点目、宇佐市避難所一覧が大幅に改善され、大変詳しいものになった。危機管理課は大変な苦労があったと思うが、改善していく中で新たな課題はあったか。  四点目、空家等対策の推進に関する特別措置法が完全施行されて一年が経過した。宇佐市の取り組み内容と自己評価及び今後の改善策は。  二項目め、子供たちのために。  一点目、宇佐市の子育て支援策については大変評価している。保育士の確保対策や放課後児童支援員の処遇改善についても、十分に検討され実行している。しかし、その中で、パートの百三万円の壁、百三十万円の壁という問題が出てきた。特に、パートの比率が高い放課後児童支援員では切実な問題となっている。宇佐市の予算が大変厳しい中ではあるが、各児童クラブに常勤職員を一名配置できないか。  二点目、子どもの貧困対策の推進に関する法律が平成二十六年一月十七日に施行されたが、それに伴い、宇佐市ではどのような取り組みが行われているか。  以上、答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、子供たちのためにの二点目、子供の貧困対策について、宇佐市ではどのような取り組みが行われているかについてでありますが、子どもの貧困対策の推進に関する法律とは、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子供が健やかに育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等を図るため、子供の貧困対策に関し、基本理念を定め、国等の責務を明らかにしたものであります。  具体的取り組みといたしましては、一、教育の支援、二、生活の支援、三、保護者に対する就労の支援、四、経済的支援の四つがあります。大分県では、平成二十八年三月に大分県子どもの貧困対策推進計画を策定いたしております。その中で、支援が効果的に行われるために、教育分野や福祉分野等の関係部局が連携を深め、県や市町村、支援機関とも連携を図ることが必要とされております。  市の取り組みといたしましては、就学援助や特別支援教育就学奨励費の支給、生活困窮者に対しての自立相談支援事業や家計相談支援事業、児童扶養手当の支給やひとり親家庭医療費の助成、自立に向けた親の就労支援等を実施しているほか、今年度より低所得世帯の放課後児童クラブ利用料減免事業をスタートさせたところであります。  今後とも、支援を必要とする子供や保護者が必要とする支援が受けられるように、関係機関と連携を図りながら、子供の貧困対策を総合的に推進してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの地域のためにを、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野です。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。
     一項目め、地域のためにの一点目、熊本・大分地震に対して宇佐市からの支援内容はについてですが、四月十四日の地震発生を受け、緊急消防援助隊として、同日深夜に熊本県益城町へ消防職員三名を派遣、その後、五月三十一日までに、熊本県南阿蘇村へ避難所の開設から運営支援に対して事務職員四名、熊本市へ被災建築物応急危険度判定員として建築技師二名、由布市へ住家の被害認定調査員として事務職員一名、両県合わせて延べ二十四日間、三十一名の職員派遣を行っています。  また、義援金は、募金箱や自治会連合会などから、五月三十一日現在で一千万円を超える金額が寄せられており、大分県や熊本県を通じて被災地へ届けられることとなります。  二点目、熊本・大分地震を支援する中で、宇佐市の課題はについてですが、被災地への人的支援において、これまでの行財政改革を進める中で職員の削減も行ってきた結果、通常業務を進めながら派遣職員を確保しにくい状況でした。  今後は、復興に向けて必要となる専門技術職員の確保も課題と考えます。また、時間の経過とともに、災害ボランティアの確保も課題となるのではと考えています。さらに、備蓄物資の拡充が必要と考え、本議会に提出の補正予算案に関係予算を計上したところです。  三点目、宇佐市避難所一覧が大幅に改善された。改善していく中で新たな課題はあったかについてですが、今回の改正で各避難所の対象とする災害の種類を明らかにすることができましたので、災害発生時に速やかに適切な避難所を開設することが可能となりました。  課題として、災害の種類によっては、これまで指定していた避難所が使えないことが明確になりました。今後は、地元と協議を行いながら、新たな避難所の設定を進めていきたいと考えています。  四点目、空家等対策の推進に関する特別措置法の施行後の宇佐市の取り組み内容と事項評価、及び今後の改善策はについてですが、現在、市では相談のあった空き家等について優先的に現地調査を行い、特定空き家等と判定されたものについては、特別措置法に基づき、税情報等を利用して所有者等の調査を行い、判明したものは適正管理を促す指導を行っています。  その結果、経済的な理由や所有者死亡による相続人の問題等、課題の残るものもありますが、解体や改善された空き家等もあり、一定の成果が上がっているところです。今後につきましても、所有者等に対し、特別措置法に基づき適正管理を促す指導を徹底し、安全安心なまちづくりを推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めの子供たちのためにの一を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、子供たちのためにの一点目、各児童クラブに常勤職員を一名配置できないかについてでございますが、放課後児童クラブは市内に二十カ所開設されており、それぞれの地域の独自性を発揮しながら特徴あるクラブ運営を行っていただいております。  また、児童クラブの運営費は、市の委託料とクラブ利用者の負担金で賄われており、支援員の処遇改善については、本年度、国の運営委託料の補助基準が引き上げられたことに伴い、支援員の処遇改善や質の向上に利用していただくよう、宇佐市放課後児童クラブ連絡協議会を通じてお願いしたところ、賃金について見直されたクラブがあるなど、労働環境の改善が以前よりも図られたと考えております。  児童クラブは学校や地域と連携し、利用者の支援に当たる必要があり、質の向上という意味でも常勤職員の配置の重要性は理解しております。しかしながら、現状では支援員の確保に苦労されているクラブもあり、常勤職員の配置については、今後、宇佐市放課後児童クラブ連絡協議会で、会員の皆様の声を聞きながら協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)ただいまですね、二十八度を超えましたので、上着をとることを許します。  以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、通告に従い、順次再質問を行っていきたいと思います。  その前に、私の質問で室温を上げてしまい、大変申しわけなく思います。このような超法規的といいますか、その場の状況に応じて的確な判断を行っていくというのが災害時においてもとても必要なことだと思いますので、宇佐市のこの議場にいる皆さんであれば、安心して宇佐市の災害に取り組んでいけるのかなと、そう信じ、今から質問を行っていきます。  それでは、実際に宇佐市が被災をした場合ですが、どのような対応をとり、どこに何の支援を要請するのか、さらに今からできる災害に対しての備えを、今から一緒に考えていくことができればなと思っております。  まず、大規模災害時に急増すると思われる市の業務ですが、これは余りに多岐にわたりますので、今から執行部の皆さんに回答を求めたら大変なこと、時間もかかりますし、不明瞭だと思いますので、私が調べたところによって、必要だと思われることを今から述べていきたいと思いますので、ぜひ担当の部課長さん方におかれましては、私の課であれば、私の部であれば、どんな業務ができるのかということを考えながら聞いていただければなと思います。  それでは、今から災害時における二十三に及ぶ業務を言っていきたいと思います。  まず、消防、警察、自衛隊、国交省、特に九州地方整備局、全国知事会、全国市長会、全国町村会など組織的広域応援体制との連携、救助、応急・復旧、道路、上下水道、ごみ処理施設、し尿処理施設など、避難所の運営、大量の救援物資の受け入れ、他の自治体からの職員の受け入れ施設、罹災証明書の発行、建物の被害認定調査、仮設住宅用地の確保及び申し込み、検死及び死亡届、火葬場が被害に遭ったり、火葬場の能力を超えた場合の仮埋葬の受け付け、家屋解体受け付け、瓦れき撤去受け付け、瓦れきごみの集積所、本人証明書の発行、軽自動車等の登録の相談、災害弔慰金の受け付け、被災者生活再建支援金受け付け、各種税・手数料・使用料の減免、就学支援の受け付け、各種融資や中小企業の支援、義援金の配分など、主なものでこれほどの業務が通常の業務に加えて発生することになります。  そうなったときには、とても宇佐市だけでは対応できるものとは思えません。ですので、災害発生時に職員体制の流動的な運用及び退職者を緊急雇用すべきだと思いますが、そういったことはできるかどうか、まず質問させてください。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長の久保です。議員の再質問にお答えをいたします。  まず、職員の緊急的な応援体制等の整備という一点目でございますが、先ほど議員、たくさん御指摘をいただきました。その中でですね、特に大規模災害につきましては、時間の経過とともにそれぞれ発生してくる業務というものがあろうかと思います。  少し御紹介させていただきますと、大体二十四時間以内に必要となってくるであろうものが、まず基本は災害対策本部の設置であったり、招集できる職員の把握であったり、通信手段の確保であったりといったようなこともあります。それから、大体三日程度経過してくると、上下水道の復旧であったり、先ほど御指摘ありました災害ごみの対処の方法であったりとか、いろんな時間の経過の中で必要になってくる業務がございます。  この辺を事前に明らかにして、時間の経過とともにやっていく業務を整理するのが、先般の御質問でもいただきましたBCPでございます。この中でも、まず職員の把握といいますか、そういう仕事を運営するための体制をどうやってつくるかといったところも計画の中に入れる必要もございます。そういったところで、これからそういったものをつくっていきたいというふうに考えております。それから二点目は。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)二点目の質問ですが、緊急時には職員が足りないであろうと。かといって、一般の方々から緊急に雇用しても、その方が実務ができるかどうかという点においては、逆にその方に教育をするという業務がまた一つ増えてしまいますので、今まで宇佐市であったり、他市でもおおよそ似たような業務もあると思いますので、そういったところの業務をされた経験のある方を把握しておいて、緊急雇用ということで対応することができれば、よりスムーズにできるのかなと思って質問させていただきました。回答お願いします。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  退職者、経験者の緊急雇用ということでございますが、基本的に一度退職されてる方でございますので、なかなかこちらから一方的に採用するというわけにはいかないと思います。御本人さんの承諾も要りますし、そのときのどういう職種、採用形態でいくのかといったこともございます。  そういったこともございますので、例えば全国市長会を通じた全国的な職員の派遣要請だったり、都道府県知事会を中心とした派遣要請であったり、そのほか、上下水道関連ではそれぞれの全国的な団体がございます。そういったところを通じた専門職員の派遣といったようなことも体制としてはございますので、こういったものをまず活用できればというふうに思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)全国からの今現役の方々からのまず協力を仰いで、その後での対応になるかと思いますが、全国の方々からの協力を仰ぐ中で、今、総務省が主導して、自治体によるクラウドでの管理というのが行われているかと思います。大変有用なものだと思っております。例えば、宇佐市が何らかの形で被害に遭ったとしても、その情報がクラウド上、九州内のどこかにセンターがあるんだとは思うんですが、そのセンターに情報が置かれているので、そこが被災しない限りはまた新たな設備の中で復旧できるというものですし、クラウドを共同で利用してますので、共同している利用自治体によっては、同じような書式、様式で管理をしていると。ということは、なお一層、お互いの情報の共有や業務の共有がしやすいと思っております。  ですので、今現在、四つの市町村と恐らく災害時のですね、協定を結んでいると思いますが、その協定の中で行政的な手続ができるかどうかを教えてください。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  いわゆる行政的な手続、詳しく個々いろいろあろうかと思いますが、できるもの、できないものがあろうかと思います。ただ、市の基本情報、これは先ほど議員がお話しいただきましたクラウドに宇佐市も入っておりますので、基本的な情報は、仮に本庁舎が被災しても、別のところでそういった情報を活用できるといった体制にはなっております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ありがとうございます。クラウド等をぜひ、今の時代だからできる設備、機能というのを利用して災害に備えていただければなと思っております。  それでは、引き続きですが、今現在、バックアップ機能の重要性について大変今回の震災の中で感じております。例えばですが、熊本地震では支援物資の一時受け入れ先として受け入れたところから、各避難所までの経路が断たれたために支援がおくれた等がありました。ですので、各避難所に対してせめて二経路の、一つの経路が断たれたとしても、もう一つあるとよいなと思いますので、そういったところの整備計画をしていく可能性があるかどうかということで質問させてください。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。  避難所までの二経路の整備といたしまして、一応、宇佐市地域防災計画の中で避難所までの経路等は定めておりますが、二経路までというふうには現在はなっていないのが現状であります。今後につきまして、道路整備がしていかれる中で、そういったものを考えながら進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)なかなか新しい道路を今からつくるというのは実際無理な話ですし、それであれば、例えば陸路が断たれたときには空路から行くしかない。それであれば、特に中山間地の地域では、事前に避難所の周りの伐採をして、ヘリポートとして活用できるような準備を今から整えておく。そういうことも視野に入れたり、また、緊急時には避難所の地域の方々に協力をいただいて、田んぼや水田といったところもヘリポートとして活用できるような、そういったのを事前にですね、協議していただければと思っております。これはあくまで要望ですので、そういうふうに検討していただければなと思います。  それでは、今回のバックアップ回線ということで、すごく私が不安に思ったことが一点だけあります。それは何かというと、ニュース報道の中で、防災行政無線がヘリコプターの音で聞き取りにくいといったものがありました。ヘリコプターの音で聞き取りにくいというのは確かにあるんですが、宇佐市の場合では、電話応答サービスというのが利用できると思います。ですので、避難所のリーダーとなった方がそこで確認をすれば正確な災害情報というのを得られると思いますが、実際、何回線から電話を受けることができますか。上限はありますか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えいたします。  電話応答サービスにつきましては、約三十回線の応答は受け付けることができるというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)三十回線の受け付けということですが、相手先が三十ということで理解してよろしいでしょうか。それとも、何らかのあるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)質問にお答えします。  受け付け回線につきましては、済みません、資料を持ってないんで正確な数字は覚えておりませんが、三十回線ぐらいまで受け付けられるというふうな認識でおります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)もし認識不足でしたら大変申しわけありませんが、要は、三十カ所の電話から聞くことができて、三十一カ所目からは待たなければならないということでよろしいでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)議員御指摘のとおりというふうに私的には認識をしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)災害時においては、恐らく多くの方が防災行政無線の情報に頼ることになるかと思います。三十回線でも、もし今それが精いっぱいの数字であるとすれば、なおさら今私が感じたのは、防災行政無線そのものの重要性だと思ってます。聞こえないから電話をしてくださいという方が三十世帯以上は確実にあると思いますので。そう考えたときには、災害時に防災行政無線がしっかりと機能しているかどうかを、こちら本庁で確認する手段はありますか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)議員の再質問にお答えします。  確認といいますか、ランプがつくのを見れば確認ができるというふうな認識はしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、防災行政無線がきちんと作動しているというのはこちら本庁でランプで確認ができるということですので、ぜひトラブルがあった地域には、優先的に災害支援車というか、放送車ですね、を回していただいて、皆さんに正しい情報を周知していっていただければなと思います。  しかし、特に中山間地では防災行政無線が聞き取りにくいというのも事実のところだと思います。特に、安心院・院内、宇佐であれば、麻生であったり横山であったりという地域になりますが、そういったところで、先日行われた高校生議会では、フェイスブックやツイッターなどSNSを利用した情報発信というのが議論されました。さすが今の高校生らしい発想だなと大変感心しました。  ただ、SNSは情報が錯綜しやすいことと、IDの乗っ取りがしやすいということがありますので、やはり正確な情報を災害時に流すという点においては、先日の熊本では、熊本市の動物園から動物が逃げ出したというような誤報もあったそうです。ですので、宇佐市のホームページ、大変すばらしいものだと私は思っております。そのホームページにスマートフォンからですね、アクセスをして、正確な情報をとりにいけるような形にしていただきたいと思います。  以前から、ホームページのスマートフォン対応というのは課題になっていましたが、これは調査研究ではなく、早急に検討すべき内容だと思いますが、検討していただけますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えします。  先般、高校生議会のあった後に関係課と協議をして、災害情報を上げられる分については、関係課に上げてしていきたいというふうな協議を行いました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。  それでは、宇佐市のホームページ。 ◯議長(中島孝行君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(若山雅敏君)済みません。秘書広報課課長 若山です。川谷議員の質問にお答えいたします。  スマートフォン対応につきましては、今現在、契約が済みまして、スマートフォン表示画面対応に向けての業務を委託会社とやっているところであります。七月中にはスマートフォン対応の表示ができるというふうに今行っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)新たなホームページがどのようなものになるのか、大変楽しみに待っております。  それでは、一点目、二点目についてはこれで最後になりますが、先日の一般質問の中で、先輩の大隈議員と斉藤議員がおっしゃっていましたが、新庁舎の建てかえについてですが、新庁舎の建てかえに際しては、昭和五十五年当時、建設省から告示されています地震係数〇・八を採用するのかどうかという点についてお伺いしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(久保 啓君)契約管財課長の久保でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  今の議員の御質問をもう一度確認させてもらってよろしいでしょうか。私、地域係数ということでお聞きしたんですけれども、その内容でよろしいでしょうか。(「地震係数」と呼ぶ者あり)地震係数ですね。 ◯議長(中島孝行君)もう一度、川谷光紹君、言ってください。 ◯二番(川谷光紹君)新庁舎を建てかえするに当たっては、これは全ての建築にその地域地域で適用されるものですが、昭和五十五年当時、建設省が告示している地震係数〇・八というのがこの宇佐地域です。ほぼ全て日本全国は一です、地震係数が。その中で、宇佐市は〇・八という数字ですので、基本的には、地震に対しては比較的安全な場所と全国の中でも言えるのではないかなと思っていますが、新しい庁舎の建設に当たっては必要となる耐震基準に一を掛けるのか、〇・八を掛けるのかというところで質問させてください。 ◯議長(中島孝行君)契約管財課長。
    ◯契約管財課長(久保 啓君)契約管財課長の久保でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  宇佐市は、議員が言われているとおり、地域地震係数は〇・八、これは国土交通省告示のほうで定められておる数字でございます。ですから、この〇・八を適用して、宇佐市の耐震基準を構造計算のほうにも採用してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、先日の熊本地震で倒壊した宇土市役所、大変残念でしたが、宇土市の地震係数が〇・八だったことも御存じでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(久保 啓君)宇土市の地震係数でありますけど、申しわけありません、今、私、掌握してはおりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)現在の係数は約三十六年間見直されていないそうです。その間、新たな断層等が見つかったかもしれないですし、当時はそこまで、言われていたけれども喫緊の課題ではなかったかもしれない。南海トラフ地震というのが、今想定されています。そこまでを考えて。ただ、単純に一にすればいいというものであるとも私は思っていません。それによってコストが大幅に変わるからですね。本当は〇・八で、必要であれば、そこはしっかりとした基準に基づいてつくっていただければなと思っております。  それでは、長くなりましたが、三点目に入らせていただきます。三点目、宇佐市避難所一覧が大幅に改善されました。これに対して私、大変感動しています。前回の三月議会で質問をしましたら、早急に対応をしていただいて、また、さらに詳しい内容にしていただきました。実際、今までは地震、津波、風水害の三項目だけでした、避難所の指定が。しかし、今回の改正の中で暴風、洪水、崖崩れ、土石流及び地滑り、高潮、地震、津波、大規模な火事、内水氾濫、火山現象と九項目に詳細に分けられて、適切に表記されていることがわかりました。  これによって、地域の方々が事前に適切な避難所を知ることができるようになりましたが、地区の避難所を災害の種類ごとに見ていきますと、いまだ横山地区と佐田地区では、崖崩れ、土石流及び地滑りの避難所がありません。また、柳ヶ浦地区を見ると、津波時の避難所が柳ヶ浦小学校の三階以上のみとなっております。  今までの震災の中では、被災された方々が避難所ではなく、地域の公民館など、顔の見えるところに避難している例が多かったことを考えますと、避難災害、災害からの避難というストレスの極めて高い状況では、地域の顔を知っている方々の中で避難する必要があると思います。  ですので、地域の方々と答弁の中にもありましたが、もう一度意思をあらわすものとして、早急な地域の方との避難所の新たな設置ということを検討していただけることを約束していただけますか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。川谷議員の再質問にお答えします。  先ほど議員言われたように、横山地区、佐田地区においては、土砂災害の避難場所が小学校区でないというふうな現状はあります。避難場所の拠点としまして、一応小学校区で開設するのが基本的なことと、私、考えております。災害等によってタイムラインであったり、災害の状況等によって変わってきますので、そういったものに対しまして、避難準備情報を早目に出して避難をしていただく。その後に避難勧告、避難指示というふうな順番でなってくると思います。  先ほど議員言われたように、今後におきましては、地区で防災訓練、防災学習を行ってもらいながら、地区とその場で協議するなり、講習を行ってですね、地域でどんな災害があるのかというようなことをしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ありがとうございます。また、今回の改正の中で、駅川公民館が洪水、内水氾濫時の避難所に指定されていないというのは大変賢明なことだと思いました。ただ、それと同時に、駅川公民館が洪水、内水氾濫時の避難所に指定されていないということは、この市役所周辺が氾濫の危険性があるということをしっかり市も認識をしていただいていることだと思いました。  そうであれば、新庁舎の一階部分にはどのような課を配置するのか。新庁舎になるに当たっては、一階部分の面積が広くなることが予想されます。そのときには、一階部分にどのような課を配置するのか。また、近接の図書館の蔵書、資料等も守らなければならないと思っております。  さらにですね、駅川公民館の海抜が十二メートルです。すぐ近くの駅館小学校、駅館小学校体育館も同じ海抜十二メートルです。洪水、内水氾濫の避難所として指定されています。同じ海抜十二メートルですぐ近くにあるにもかかわらず、指定されていないところと指定されているところがあるという点についても説明をいただければと思います。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。再質問にお答えします。  同じ場所での内水氾濫に対する避難所指定と指定していないということにつきましては、水路といいますか、そういったもの等で変わってきておるというふうに考えております。駅川公民館の横には駅館川からの水路等が通っておりますので、内水氾濫の危険があるというふうな認識で、駅館小学校の体育館のほうについては、付近にはかなり大きい水路等がないというふうな認識でそこに上げております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)新庁舎一階の件が。  契約管財課長。 ◯契約管財課長(久保 啓君)契約管財課長の久保でございます。  庁舎の一階にどのような課が入るかということの質問でございますが、基本的には窓口業務を一本化として整備したいと考えておりますが、それは今後、庁舎整備の検討委員会の中で十分職員間同士で図っていきながら、決めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)同じ水路が近くに通っているということで、内水氾濫時に新庁舎の一階に浸水するおそれがあることもしっかり検討された上で、新しい新庁舎の計画に臨んでいただければと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。  四点目です。空家等対策の推進に関する特別措置法に関してですが、市もしっかりとした問題、課題も把握されているなということで認識いたしました。経済的な理由や所有者死亡による相続人の問題等、課題が残るものがあるという答弁でしたが、実際この課題に対してどのように対応していく予定ですか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えします。  先ほど回答書にありました課題等が残るという分については、なかなか所有者に行き渡らないというようなことで、回答書を書かせていただきました。その中で、現在、九十五件の届け出がある中で、所有者が不明な分もありますが、土地の所有者である方に管理責任が行くということで、そういうふうな形で現在指導を行っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)所有者が不明で連絡がつかないところもあるかと思いますが、そういった場合はどのような対応をしていますか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。質問にお答えします。  所有者が不明で行き渡らないということについての回答で、時間はかかりますが、税法上の調査等そんなのを行いながらやって、現在はいっております。なお、所有者等が不明なところもありますが、土地の最終的には管理者とか、そういった方に御連絡をつけて、指導文書等を発出しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)先ほどの答弁ですと、最終的には全ての方にお願いの文書は行き着くということですが、それでよろしいでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)届け出がある九十五件については、うちのほうでは指導文書は発出しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)届け出がある九十五件については今できているということですね。わかりました。  今後、連絡が全くつかないような場所、箇所というのは想定されますか、されませんか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。質問にお答えします。  今後、高齢化が進む中で空き家等が増えてきた場合には、そういった分も想定されるというふうな認識ではおります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)全国の自治体の取り組みで課題を見てみると、最終的には国庫に入る形になるのかと思うんですが、まだ実際にはどこもしたところがないようですので、そういった先例をつけることができるようにするというのもちょっとおかしいんですが、積極的な取り組みをお願いできたらなと思います。  宇佐市で空き家が増えている現状の課題、背景というのを、市がどのように認識しているか教えてください。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えします。  空き家の数がどのように現状増えていくかという認識でございますが、先ほど申しましたとおり、今後高齢化が進んだりとか、子供のほうが県外のほうに出てそのままになっているというような現状を踏まえますと、今後、空き家等が増えてくるというふうな認識は持っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)実際に空き家の問題というのは、単純に一軒一軒の問題ではなくて、その地域が持っている問題を解決していくということでもあると思っています。  実際に二〇〇〇年の国勢調査では、二万二千四百三十八世帯で人口が六万二千三百四十九名だったの対して、つい先日の六月一日現在では、二万二千九百二十九世帯で人口が五万五千五百六十五名となっています。世帯数が四百九十一世帯、約二・二%増えているのに対し、人口は六千七百八十四名、約一〇%減となっています。これも空き家の大きく増える原因だと思っております。  じゃあ、そこにどのような原因があるのかと考えたときには、その地域特有の事情があるのではないかなと思っております。例えば、買い物が不便であったり、病院が近くにない、通学に不便である、働く場所が遠い、もしくは働く場所が地域にない、また四日市や長洲などの住宅地では道路が狭く、車の所有、通行に制限がある。そういったさまざまな問題を解決しなければ、新たに空き家に入ってくれた方がいたとしても、その次の方が入ってくれません。ですので、新しい空き家をまたつくってしまうことになりますので、ぜひ空き家には地域の問題として、今回、四日市や宇佐の景観を集計した地域では、新たな取り組みが行われました。  そういった事業をさらに拡充して、商店や経済的な理由からもそうなんですが、そこに住む人、新たにそこに住みたい人に、家を建てるのではなく、空き家をリフォームして住んでもらうような、そういった施策をしていただければなと思いますが、なかなか個人に対しての補助というのは難しいと思います。ですが、新たな地域づくりの一つのテーマとして空き家対策というのを取り上げていっていただければなと思います。  最後に、この点については最後の質問になるんですが、現在、大分県では、子育て高齢者世帯リフォーム支援事業を実施しております。三つのパターンで支援しているそうです。一つ目が子育て支援型、二点目が三世代同居支援型、三点目が高齢者バリアフリー型です。  しかし、宇佐市では、私が調べたところによると、一の子育て支援型と三の高齢者バリアフリー型のみになっているように感じます。なぜ二の三世代同居支援型を今まで行っていないのでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。  この三世代型につきまして、今回の六月議会のほうに補正予算として上程をしておりまして、それが決まりましたら実際には事業を実施する予定にしております。遅くなったのは、県からの、県がこういう事業をするということで市のほうに意向調査があって、県が実際に事業を実施するので、件数、要望は何件かというような調査が年度始まってからのことになったということで、ちょっと実施が下がっているのが現状です。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ありがとうございます。ぜひ多くの方が利用しやすいように、今後もホームページや広報等で周知徹底していただければなと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次に二項目め、子供たちのためにの一点目に入ります。宇佐市の子育て支援策については、私、大変評価しております。仕事柄、いろんな県や市町村の方々の研修会、勉強会に行きますが、その中でも胸を張って、同規模の市町村の程度としてはですね、胸を張って言えるものだと私は思っております。  ただ、放課後児童健全育成事業に関しては、市の行政側の思いがしっかりとあって、実際に支援員の処遇改善が図られたのですが、新たな問題が出てきてしまいました。結局、時給を上げるとですね、年間の百三万円、百三十万円の壁を超えないように、皆さん、働く時間を減らしてしまったんですね。働く時間を減らしてしまったことで、新たにシフトを組むことが困難になってきたという児童クラブもあります。  じゃあ、どういう解決方法があるのかと考えたときには、おおよそですが、年収が百六十万円から百七十万円を超えたときには、新たに働く意味、意義が出てくる。逆に言うと、百三十万円から百六十万円、百七十万円程度だと負担することのほうが多くなってしまうという問題が今あります。ですので、一気に百七十万円を超えて、そのために常勤職員を配置できたらなというのが願いです。  なぜ必要かというと、今、そうやってシフトが入れなくなったせいで、二十クラブあるうちの十クラブで、一週間を通して同じ職員が勤めていません。ということは、小学校で言えば、毎日担任が変わるようなものです。安定して子供たちが一週間の様子をわかり、保護者の方が安心して預けられる、そういった児童クラブにするためには常勤職員の配置が必要だと思います。  その常勤職員の配置については国も大変配慮していて、先日平成二十七年八月二十八日、昨年の夏にはなるんですが、放課後児童支援員等処遇改善等事業等に係る平成二十八年度概算要求についてといった案内文書を各都道府県の放課後児童健全育成事業の担当者宛てに送っております。実際、国は常勤化できるように予算をつけたのだけれど、自治体からの申し込みがないので、予算を使っていないと。これでは、せっかくつけた予算が来年度つけられなくなってしまうということで、緊急で厚生労働省のほうから各県、自治体に向けて、常勤職員を採用してくれませんか、そのためのお金はしっかり用意してます、なので、この資料をもとに財政課と話し合ってくださいといった内容の手紙です。それが送られてきていますが、宇佐市には実際送られてきたでしょうか、来てないでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  市のほうにですね、直接、意向調査、要望調査というのはあったと思います。この件に関しましても、国の補助制度があり、県にはその補助制度を設けなかったということに関しまして、県のほうに私のほうからもお問い合わせをしてみました。県の方にお聞きしましたところによりますと、県内では由布市一市のみがありまして、ほかの市町村からの要望がなかったので、県としては補助事業ということをしなかったというふうなお答えをいただきました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それであればぜひ、もし今後こういったことがあれば、由布市に続いて、宇佐市または近隣の市町村自治体とも連携をとっていただいて、例えば、ほかがしてないからしないのであればずっとできないわけで、勇気が要るかもしれませんし、導入に当たってはさまざまな計算や苦労もあるかと思いますが、ぜひ検討していただきたいなと思います。  別府市の朝日児童クラブという児童クラブがあります。そこには、前回の地震が起きた際に二百人超の方が避難してきたそうです。そのときにですね、皆さんの朝ごはんをどうするかといったときに、朝日小学校内にある朝日児童クラブは第三までありますので、三つの児童クラブの支援員が協力をして、児童クラブ内の調理器具を使って、二百人のおみそ汁の炊き出しをしたと。実際には、災害時や地域の子供たちの様子を一番詳しく知る、子供たちの避難所となるという、そういった本来にない、いろんな要素を持たせることができると思っておりますので、ぜひそのためにも常勤職員の配置というところで検討していただければなと思っております。  それでは、最後になりましたが、子どもの貧困対策の推進に関する法律について、各課で連携して行われているということでした。今後もぜひ各課で連携をして行っていただきたいな、強力に進めていってほしい、そう思っております。  前回の質問、途中時間切れで終わったのですが、宇佐市は貧困率もしくは子供の貧困率について把握してるかどうかの答弁をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  宇佐市としての貧困率は把握できておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)今年の毎日新聞の二月十八日の報道では、大分県の子育ての貧困世帯が一三・八%というのがありましたが、これは県が独自に調査したものと把握してよろしいでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。
     子供の貧困率という公的に出ている分では、国レベル、都道府県や市町村レベルでは公式には出ておりませんので、議員のおっしゃるとおりだと思います。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひ今後の対策、支援においては、正確な数字や実施の課題、現状を把握して、それに向けて取り組んでいけるように願っております。ぜひ宇佐市での貧困率等の把握、どういった課題があるのか等、把握していただければなと思います。  この貧困率の問題が今、世界的に問題になっていますが、これを言っているのは経済協力開発機構、OECDです。なぜ経済のための組織が貧困率を言うのかということは、子供がもたらす貧困というのは将来の社会経済の損失につながるという認識のもとでやっております。  幼児期、幼少期、特に小学校三年生までとよく言われますが、小学校三年生までの子供たちの貧困をしっかりと支えてあげることで、カバー、補助してあげることで、将来の宇佐市の経済的な損失が少しでも補われればなあと思います。  要は、税金を納める側になるのか、それとも将来にわたって支援をしていただく立場になるのか、また、そういう立場になったとしても、それからどういうふうに立ち直る機会を与えるのか。今、宇佐市では就労支援等をしているということですので、今後もその活動にぜひ力を入れていっていただきたいなと思っております。  これで最後になりますが、今、日本財団が行っております子供の未来応援基金ですが、これは宇佐市は認識しているでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)川谷議員、それは、この子供の貧困対策の取り組みに関連しての質問ですか。  川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)少し説明が足りずに申しわけありませんでした。  子供の未来応援基金財団というのは、子供の貧困に対して日本財団が募金を集めて、それを各市町村であったり、そこの取り組み団体に対して支援をするというものです。それについて、もし宇佐市が認識していれば答弁をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  宇佐市のほうにも文書のほうはいただいておりまして、存在自体は認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)どういった活用策が検討できますか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  まだ今のところ、具体的な策というのは考えついてない状態であります。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)新しく始まった取り組みですので、実際国会の中でも二億円の広報費をかけたけれども、実際に集まった金額は二千万に満たなかったということで指摘された議員がいらっしゃいました。しかし、こうやって広報をして一回事業をすることで、その必要性をみんなが把握し、さらに募金が集まってくるという、まず最初の投資だと思っています。  ぜひ、もし宇佐市の中でこういった取り組みをしたいんだ、例えば今全国的に言われています子供食堂であったりという取り組みをしたいんだという団体があったときには、ぜひ市のほうとしても協力していただいて、こういう制度がありますよということで連絡をしていただければと思います。そこの点はお願いできますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  制度につきまして十分研究させていただきながら、宇佐市で利用できる分をまた調査研究したいと思っております。ありがとうございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)大変暑い中ですが、皆さんからの答弁、大変ありがとうございました。これで質問を終わりたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時十五分といたします。  暫時休憩をいたします。                 休憩 午後零時〇九分               ──────────────                 再開 午後一時十五分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。お疲れさまです。十七番の高橋宜宏です。今日は市政一般につきまして、三項目ほど質問をいたします。  まず、第一の質問は、熊本地震における緊急対策についてです。  二度の震度七に見舞われた熊本地震の死者は計四十一人。そして、内閣府発表の被害総額は、最大で四兆六千億円に上ると試算されています。幸い宇佐市は地震による直接的な被害は少なかったのですが、地震発生以来、風評被害もあって、宇佐神宮を初め、市内の観光客は激減し、仲見世通りも閑散とした状態が今でも続いています。  こうした中、去る五月十七日、政府は災害復旧に向けた総額七千七百八十億円の補正予算を成立させました。国交省は九州の高速道の無料化や料金割引、あるいは九州限定のふるさと旅行券も検討していると言います。また大分県も、県内の宿泊施設などで使える旅行クーポン券の発行を検討しています。さらに九重町は、熊本地震の影響で観光客が減少している町営観光施設九重”夢“大吊橋の入場料を六、七月の二カ月間、無料にすると言います。宇佐市は緊急の思い切った観光振興策を考えているのでしょうか。  第二の質問は、NPO法人院内町活性化協議会の委託料問題についてです。  NPO法人院内の設立は平成二十年度で、この年、宇佐市から事務所を無料借り受けし、翌平成二十一年度から宇佐市と委託契約を結び、平成二十六年度契約解除を行うまで、総額約三千万円の委託料を支払ってきました。ところがこのNPO法人院内は、一度も総会も会計報告も行っていませんし、当然、会議録もなかったと言います。こんなちゃらんぽらんな団体と高額な委託契約を行ったそもそもの経緯を教えてほしいと思います。  次に、平成二十七年六月議会の一般質問で、私はNPO院内の不正受給問題を提起しました。そのときの、河野担当課長の答弁は、「単なる委託契約の変更」という答弁でした。らちが明かないので、平成二十二年度から平成二十六年度まで、市がNPOに支払った委託料の領収書のコピーや報告書等関係書類をもう一度精査してほしいと要請をいたしました。ところが、平成二十七年十二月議会での山本経済部長の答弁は「六月議会以降に再チェックを行ったが、書類上、不備な点はない」とそっけないものでした。そこで、再質問で、平成二十六年の支払い済みの委託料の中に、古賀会長の活動出面表の偽装問題や平成二十五年度以前の委託料の中に架空の印刷会社の領収書のあること等を指摘して、監査依頼を要求したところ、ようやく観念したのか、稲積前総務部長が、「まず、担当課の精度の高い調査をさせていただいた上で、担当課で対応できないときは、そういったことも含めて対応させていただく」との答弁がありました。そして、本年三月三十日、記者会見し、NPO院内委託事業調査報告として、雇用実態がないにもかかわらず、請求を受けた人件費等約四百七十八万円の不正受給があったことを発表しました。  私が指摘しなければ闇から闇に葬られた不正事件ですが、行政内部で自浄作用のないことに驚いています。このような宇佐市のずさんな委託責任をどう考えているのでしょうか。  第三の質問は、文化財行政についてです。宇佐市の生んだ偉人の一人、麻生豊。大正から昭和にかけて、彼の創作した「ノンキナトウサン」は「サザエさん」「のらくろ」に匹敵する国民的ヒーローでした。た。そのほかにも「赤ちゃん閣下」「只野凡児」等も彼の生み出した人気キャラクターです。また、起承転結の四コマ漫画というものを日本で初めて描いた伝説的な漫画家が麻生豊でした。戦後、銀座が復興していく様子を収めた「銀座復興絵巻」は高く評価され、扶桑社の歴史教科書にも載ったことがあるほどです。  実は彼の遺族から聞いた話ですが、彼の遺作・遺品の数千点が過去、宇佐市へ寄贈の申し込みがあったにもかかわらず、断わり、結局、大分県立博物館へ寄贈されることになったと言います。宇佐市の財産とも言える麻生豊の遺作・遺品の寄贈を断った理由、経緯についてもお聞きしたいと思います。  次に、法鏡寺廃寺跡保存整備についてです。法鏡寺廃寺跡は宇佐地方の白鳳期における寺院で、虚空蔵寺跡とともに宇佐神宮と密接な関わりを持つと言われており、昭和五十三年に国の史跡に指定された重要な文化財です。これまで紆余曲折はありましたが、平成二十五年に史跡法鏡寺廃寺跡保存整備基本構想が策定され、このたび、ようやく基本計画・基本設計が立案・策定されたと言います。来年度から入札工事と聞いておりますが、規模・内容、工事金額、今後のスケジュール等をお尋ねしたいと思います。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、熊本地震における緊急対策について、市は緊急の思い切った観光振興策を考えているのかについてでありますが、このたびの震災による風評被害等により、宿泊施設のキャンセルや観光地の入込客数が減少いたしております。市といたしましては、風評被害を払拭するため、正確な情報発信を行うとともに、震災後に行われました奈良市での神武天皇二千六百年大祭やからあげフェスティバルin宮崎、ひろしまフラワーフェスティバルなどにおいて、宇佐市は元気であるという観光PRを実施したところであります。  しかしながら、市単独によるPRでは不十分な面もあることから、千年ロマン観光圏事業など、関係市町村とともに、広域連携で観光客の呼び戻し対策を計画しているほか、県などが実施する大分応援フェアなどのイベントにも積極的に参加することといたしております。  また、五月末に国が発表した九州観光支援旅行券につきましては、九州七県に交付金を助成し、ツアーを企画した旅行会社が県から補助金を受け取る仕組みとなっております。県は専決で六月補正予算を成立させ、七月から割引ツアーが開始されるとのことであり、大いに期待をいたしているところであります。  市といたしましても、独自の宇佐市交流人口拡大のためのツアー造成補助金などの制度を持っておりますので、国や県補助事業に上乗せして、宇佐市への入込客数の増加につながるよう最大限活用してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目めの文化財行政についての二を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、文化財行政についての二点目、史跡法鏡寺廃寺跡の規模・内容、工事金額、今後のスケジュール等についてですが、史跡法鏡寺廃寺跡の公有化は昭和五十二年度から始まり、昨年度までに史跡指定地約二万八千四百七十八平方メートルのうち、およそ八八%に当たる二万五千平方メートル余りの公有化が完成しております。今後は保存整備基本構想に掲げた基本方針に基づき、文化庁や県の補助事業として史跡整備を進めてまいります。  なお、今年度は史跡指定地内の測量業務と遺跡の追加調査を行うとともに、整備のための実施計画に着手することにいたしております。このため、工事の規模・内容、工事金額等については、今後の実施計画の完成により明確なものとなってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めのNPO法人院内町活性化協議会の委託料問題についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、NPO法人院内町活性化協議会の委託料問題についての一点目の前段、委託契約を行った経緯についてでございますが、委託先のNPO法人院内町活性化協議会は、平成二十年九月に院内町出身の安部博氏が故郷の院内町を活性化しようと設立したNPO法人でございます。設立当時、院内町では空き家が目立ち、地域が寂れているのを感じたため、まず空き家を活用し、故郷の人口増加を図ることを第一の活動にしていたと聞いています。  こうした活動をする上での拠点施設といたしまして、院内支所横のプレハブについて無償貸与の要望があったことから、非営利の活動法人であり、市の課題解決の一翼を担うとの判断により、平成二十一年三月から無償貸与をしておりました。当時、団塊世代の退職や田舎暮らしブーム等で全国的に空き家バンク制度の需要が高まっている中、肝心の空き家バンクの登録物件が行政の呼びかけだけでは進まず、NPO法人の活動が市の施策を推進する上で有効な活動だと判断されたものと思われます。  そのような中、この取り組みを市内全域に広げていくことを目的に、平成二十一年度から国の雇用事業であるふるさと雇用再生特別交付金事業を活用し、平成二十一年十月から空き家調査や案内等を行う地域活性化定住促進事業業務委託を行ったことが委託事業の始まりでございます。  次に、後段の宇佐市がNPO法人が解散したと捉えている根拠についてでございますが、NPO法人の所管庁であります県に問い合わせしたところ、法務局への登記完了をもって解散日としているとの回答を得たことから、閉鎖事項を全部証明書で確認したところ、平成二十八年二月十日が解散日と記載されていました。よって、この登記事項をもって解散の根拠と判断いたしました。  二点目、委託責任をどう考えているかについてでございますが、十二月議会で開示請求されました領収書類に不審な点があるとの指摘を受け、十二月二十八日に総務部長を委員長とする調査委員会を設置し、関係書類の調査、委託事業の関係者へのヒアリングなどを実施した結果、不正の事実があったことが判明いたしました。それを受け、市といたしまして、市民の財産が侵害されていることから、三月二十八日に相手方に対し不正受給の返還請求、四月十二日に返還の有無の確認、そして、今議会に損害賠償請求に係る訴えの提起について議案を提出してるところでございます。  今後も段階を踏んで厳正に対処してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に三項目めの文化財行政についての一を、教育次長 高月晴彦君。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育次長の高月です。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  三項目め、文化財行政についての一点目、麻生豊の遺作・遺品の寄贈を断った経緯についてですが、麻生豊は四コマ漫画の創始者であり、郷土の偉人として顕彰されてまいりました。  平成十八年に市民図書館のギャラリー展を開催する際に、麻生豊資料館から多くの資料をお借りして「麻生豊の世界」展を開催いたしました。その際に、麻生豊資料の管理をしていた御遺族に市への寄贈をお願いしましたが、了承していただくには至りませんでした。その理由としましては、著作権の問題があったことや市に保管や展示に適した施設がなかったことなどが考えられます。その後、平成二十四年四月に御遺族の希望で保管設備や展示施設が整い、専門研究者のいる県立歴史博物館に寄贈されたと聞いております。  市としましては、麻生豊は郷土の誇りであり、その資料は大変貴重なものと認識しています。市への寄贈がかなわなかったことは残念でありますが、今後は資料の相互貸借などによって博物館との協力関係を継続し、また、その他の資料も含めた情報交換などにも努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁が終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)再質問の組み立て上、まず二項目を先にやりまして、あと順次一項目、三項目とやっていきたいと思います。  まず、二項目のNPO法人院内町活性化協議会の委託料問題についてです。私はね、今議会の冒頭でこの問題について何らかの謝罪がね、市長ないし総務部長あたりからはあると思ってたんですよ。だって、この問題を指摘したのはこの議会ですから。議会にまずね、どういう経緯でどういう問題が発覚したという説明なり謝罪なりが必要だと私は思ってるんですけども、一切これまでございませんでした。改めてこの件で謝罪を求めます。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  今、謝罪ということでございましたけれども、我々は議員から開示請求によって御指摘していただいた以降、調査委員会を立ち上げて、真剣に、全てにわたり調査をしてまいりました。そして、今議会において民事訴訟等の訴えの提起を行うということもしておりますし、場合によってはそれ以上の告訴等もですね、考えていくという方針でございます。よって、こういった対応をしていく中で、まだ結論は出てない状況でございますので、一所懸命に訴訟等をする中で、結論が出た段階でしかるべき対応をすべきだというふうには考えてるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ちゃんとした結論が出た上で、私も、今、謝罪できないんであれば、それはまた時間をおいてでも構いません。やっぱり我々議会にも、それから市民にもですね、きちっとした説明と謝罪を求めていきたいというふうに思っております。  去る五月の十二日にNPO院内が解散をしたというので、被害者の会の方たちがですね、三名が大分法務局へNPO院内閉鎖申請書の閲覧に行ってまいりました。それによりますと、平成二十七年十二月五日に総会を開催したことになっている。社員総数十名、出席七名、委任状が二名。内容はですね、安部博氏が議長に就任し、解散について満場一致で決定、承認。清算人の選出で、古賀成文NPO院内会長を満場一致で選出をしています。ところがですね、私がずっと調べてますけれども、それから被害者の会がずっと皆さん調べたんですけれども、総会は開かれていないし、解散決議もやっていない。当然、会員は一人としてこの事実を知らないわけです。また、会議録署名議員に名前を連ねている理事のKさん。名前はKさんと言いますけれども、Kさんも総会へ出席もしていないし、ましてや解散も知らないと証言をしています。恐らくNPOの会員から特別背任とかね、業務上横領の追求を逃れるため、原告適格を失わせるために偽装解散したと思慮されるんですが。  ということで、NPO院内の定款第二十四条二項第三項に基づいて、不正な行為があったときは監事が総会を招集できるという項目があります、規定がね。それのもとで、監事の名前で、去る六月九日に四日市のとある場所で臨時総会を開催しています。  NPOの解散登記が二月に行われたという答弁がありましたけれども、罪を逃れるための偽装解散だとしてですね、まず解散をしていないとの認識を確認し、宇佐市からの委託金の不正流用疑惑のある新旧二人の会長の役員解任議決を行い、新しい会長以下、理事や監事等の選任も行っています。  そして新体制のもと、まず勝手に名前を使って偽装解散をした罪で電磁的公正証書原本不実記録と有印私文書偽造、同行使で、関係各所に捜査の提起を行う決議をし、またNPOの解散は錯誤であったと大分法務局と県へ申請する予定になっております。さらに、今後、この二人を業務上横領、特別背任で刑事告訴をすることも決議しています。  改めてお聞きしますけれども、今でもNPO院内の解散が偽装であったとの認識はないのですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  総会が開かれてなかったというような情報につきまして、当時は市としても認識はしておりません。  なお、NPO法人としてはですね、県への事業報告や決算報告の提出は毎年度なされていたというようなことでございましたもので、我々としましては、そういった不正なことをしたというような認識もございませんし、不正解散と言い切るということは私ども言えるべきものではないだろうと、こう考えてるところでございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それはおかしいですね。私もあなたに一度申し上げたことがあるし、あなたの課の係長にもNPOの被害者の人たちがちゃんと説明をしたはずなんですよ。それは確認しました。そうやってあなた方に、NPOの総会も開かれてないし、偽装解散だと言ったにもかかわらずですね、一切耳をかそうとしなかったのはなぜなのか、私聞きたいんです。また、ついこの間行われた臨時総会に、私もおたくの課にオブザーバーで来てほしいという連絡をしました。それから、被害者の会の皆さん方もその話はしたと言っております。ところが出席しなかった。その利用を二つお聞きします。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。
     確かにNPOの方からお電話ありまして、また、高橋議員からもお電話があったということは聞いております。しかし、そのNPO自体はですね、市が依頼をしてつくっていただいたということでもございません。NPOが協議し、問題を起こそうとしていると思われますので、NPOにかかわる関係者が協議すべきだということに判断し、出席を市としては、そこでは遠慮させていただいたということでございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ただね、あなたたちは、やっぱり厳然として被害にあった人たちがいるわけなんですよ。しかもそれはね、宇佐市の委託事業が舞台となって繰り広げられた不正問題なんです。そういうときにね、やっぱり出席を求められたら情報収集のためにでも私は行くべきだと思ってるんですよ。一切ね、耳をかさないし、出席もしないとかということでね、このNPOの被害者の会の人たちは非常にね、宇佐市にも、それから担当課のあなたたちにも不信感を持ってるんです。中にはね、元会長二人とグルになってるんじゃないかという人もいるんですよ。これはつけ加えておきますけれども。  それからもう一つね、このNPOが解散、これ偽装解散と言ってるんですけれども、復活をして、法務局や県のほうにですね、登録がなされるとですね、もう一つ大きな問題がそこで生じてくるんですけれども、今議会に民事の損害賠償請求の訴えの提起が議案として提出されていますけれどもね、NPOが解散していれば二人を訴える以外にないんですけれども、NPOが解散していないとなると、これ当事者適格の問題が生じてくると思うんです。  要するに、民事訴訟で問題となるのは当事者適格ですよ。原告適格のない者による訴訟提起。だからさっき、NPOが解散していたら被害に遭った人たちは原告適格がなくなる。だから、解散してないということでこの間臨時総会を開いたんです。今は法務局とかですね、県に申請をこれからします。これは原告的確を失わないためなんです。  ところが今度、逆にですね、NPOが復活していると。現にあるということになると、この二人を訴えることは被告適格がなくなるんですよ、法律的に言えば。そういう問題は話し合ってます。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  非常に高橋議員は法律に詳しいもので、我々法律の知識のない者からすれば理解できないところはたくさんあるわけですけれども、ただ、訴えに当たっては、当時の会長、それから副会長が不正を行ったということが明白であることからですね、市としては、法人が解散していても裁判においては何ら問題はないという見解を弁護士からいただいてるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう一遍繰り返しますけれどもね、当事者適格のない訴訟というのは、これは一般に訴え却下、よく門前払いと言うでしょう。これになるおそれが非常に高いんですよ。だから私はね、当事者適格の問題をきちっとしとかないと、もう今、訴えの提起をしてますからね、議会へも出してるでしょう。だから、その問題が一つあるわけなんですよ。  もう一遍これはね、繰り返し、弁護士にね、相談しないといけない問題が今後発生するということだけは私は付記しときます。つけ加えておきます。  ところでですね、このNPO院内不正事件に関し、私、この間のヒアリングのとき聞いたんですけど、いまだにK顧問弁護士事務所に相談をしていると聞きました。現在上程されている民事訴訟の代理人もこのK弁護士事務所がやるんですか。あなたやると言ってたけど。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  以前から利益相反というふうなことも言われておりましたけれども、今議会において訴えの提起、採決いただければ、顧問弁護士にお願いするということになろうかと思っております。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ここに土岩屋空き家又貸し事件のときの特定非営利活動法人院内町活性化協議会の代理人をした弁護士の名前が、弁護士事務所の名前がね。ちょっと配ってください。これはね、又貸し事件の被害者の女性にここの弁護士事務所が送った文書なんです。これ、代理人をしてると書いてます。今、宇佐市が訴えようとしている人たちの代理人をしている弁護士事務所が、また今度は宇佐の代理人をするのは、あんた笑われますよ。これ、十二月議会で私警鐘を鳴らしたじゃないですか。議員を馬鹿にしてるんじゃないの、あなたたちは。  その問題について、私聞きたいんだけど、K弁護士にはこれの問題を相談しましたか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)当然相談しております。その結果、利益相反には当たらないという見解をいただいてるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)この問題は、私も十二月議会でちょっと言いましたけれども、弁護士職務基本規定の利益相反行為に当たると思います。そのために私は十二月議会で警鐘を鳴らしたんですよ。ところがね、ずっとあれから、まだその利益相反行為になる弁護士が宇佐の弁護をしてると。この問題で、同じような問題でね。これはね、ちょっと重要な問題なんですよ。  私もね、私だけの考え方ではいけないんで。私ね、法曹関係の友人が何人もおります。具体的に言うと、五人のね、弁護士と、弁護士以外の法曹関係者にこの問題を聞いてみました。そうしたらね、一様に言ったのがね、あり得ない話と一笑されました。そして、全員の方がですね、こんなこと言ってました。こんな問題を同じ弁護士に依頼する宇佐市の上層部の判断が不適切だ。見識を疑うと。こういう指摘も受けました。また、別の弁護士はね、弁護士のモラルの問題なんだと。恐らくほとんどの弁護士は通常受けないと思うと言いました。また、ある弁護士は自分の体験談としてこういう話をしました。法律相談に来たことのある人を相手取った裁判の代理人を依頼されたけれども、私は利益相反の問題が起こりかねないのでお断りしたんですよと。それぐらいね、神経質な問題なんですよ。  つまり、この問題はね、はっきり言うと、法的にはグレーゾーンかもしれません。最近の問題、今日、舛添都知事は辞任しました。辞表を出しました。あの問題と同じなんですよ。違法でなければいいという、そういう問題ではないでしょう。要するに、これを受ける弁護士のモラルの問題もあると思うんですよ。恐らくね、NPOの被害者の人たちは、どうも手心を加えてるんじゃないかと言ってるんですよ。そういうことをね、言われないために、弁護士はね、あえてこれは避けなきゃならない代理業務なんです。それを受けてることに対しても私は唖然とします。  でね、私はとりあえずこの事件はね、他の弁護士に依頼するよう要求をしたいと思います。これはNPO院内被害者の会の皆さんの総意でもあります。変えてもらいたいと思いますが、いかがですか。あなたじゃ話にならないんじゃないの。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。話にならないかしれませんが、お聞きください。  一応、高橋議員が利益相反と言ったときに、その疑いがあるんじゃないかと言われたときに、顧問弁護士の見解もいただいておりますが、それをちょっと読みます。  NPOから事件、事件というのが、今回のNPO法人に関する宇佐市の調査義務の有無という前回の段階でございました、について、受任も委託もNPOのほうからは受けてませんと。ですから、宇佐市からの相談を受けたからといって、利益相反の問題になる余地は全くない。宇佐市の相談に対してNPO法人に有利に行った事実もなく、有利に行う理由は全く見当たらない。  過去に別事件、これがNPOと福岡県居住の方との問題でございました、をNPO法人から受任していたところ、当事務所とNPO法人との委託関係は既に終了していますので、この点は二重の意味において利益相反の問題となる余地はないという回答を得ています。また今回も、同じく確認しましたけども、これはもう別事件であるので問題ない。  また、我々としましても、ほかの弁護士の見解を当然求めました。この利益相反についてですけれども、依頼者、市側の問題ではなく、受任する弁護士側の問題なので、市が依頼するということは何ら問題はないと。ですけど、弁護士法による利益相反については、弁護士がそこで判断をする必要があるんだと。依頼する側がそういうことまで考えてする必要はないという見解もいただいております。  ただ、公判中、例えば裁判中にですね、以前相手から依頼を受けた内容を裁判を有利にするために持ち出すような状況になったときには利益相反に当たるため、裁判途中であっても弁護をおりなければならないような状況も生まれてくると。しかし、今回の訴えに当たっては、裁判の相手方から依頼を受けた内容を持ち出すような事案とは考えられないため、全く問題はないと。当然、市の顧問弁護士もその点を考慮した上で裁判を引き受けるものと考えているということでありますから、弁護士自体がやはり懲戒を受けるというようなことをするはずもないということで、我々としては変わらず顧問弁護士に依頼をしていくというような状況でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あきれましたね、本当。誰が言ったのかは知らないけれども。しかし、私が聞いた範囲では、やっぱり宇佐市の見識だと。宇佐市はね、市民の利益を守る立場です。痛くもない腹を探られてはいけないでしょう。向こうに加担してるんじゃないかというようなことを言う人も多いんですよ。ですから、向こうと内通するような、そんなイメージを与えないためにもね、私は代理人は、この事件だけは代理人を変えたほうがいいと、私は今でも思っています。  それと何遍も繰り返し言いますけれども、これはね、法的にはグレーゾーン、確かにグレーゾーンです。だけどね、やっちゃいけない、これはモラルの問題なんですよ。また、宇佐市が利益相反の行為の疑いのある代理人を立ててね、さらにやっていくということも大きな問題です。これ、結構有名になってるんですよ、中津界隈の弁護士の間では。私が電話したらもう知ってました。宇佐市は何かとんでもないことをやってるなというような認識でした、皆さん。これはね、知っておいてもらいたい。  私はこの問題でね、明日午後から大分県弁護士会のほうに、懲戒の申し立ても含めてね、相談に行ってこようと思っています。そういうことです。  それからね、この市の顧問弁護士の問題はそれ以外にたくさんあります。議員の皆さん方は一人、二人は市民から相談受けてんじゃないかな。法律相談でいろんな苦情があるはずです。私も随分受けました。そのほかにもいろんな問題がある。これはね、九月議会か、いずれ改めてですね、この一般質問の場でこの問題を提起したいというふうに思ってます。  さて、NPO院内の二人の元会長らの悪事は、宇佐市の四百七十八万円の不正受給問題だけではないですね。空き家の又貸し事件で書類送検された問題、それから、農事組合院内が売った商品代金を安部氏個人の講座へ迂回していた問題もあります。また、安部氏の紹介で空き家を買ったら不動産売買の資格のない安部氏から紹介料を取られた問題もあります。さらに、NPO院内で働いたにもかかわらず、賃金不払いになっている問題等々、宇佐市の委託事業を舞台にですね、NPOの新旧会長の起こした問題というのは山ほどあります。  このように、被害者の中には名前を使われた人のみならず、実害をこうむった人も非常に多いんです。三月三十日に記者会見を発表した不正流用の約四百七十八万円以外にも、まだまだ問題があるということです。  ところで、彼らは本来の使途とは別の使途へ流用をしたことは認めた上で、お金は全て移住事業に使っており、私的流用はないと裁判で争う方針を示しているということを聞きましたけれども、これは本当なんですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  そのお二人が言うにはですね、決して私的流用はしてないんだと。農事組合法人や他の運営していく上での総合的な経費の中に使ったんだ、私的流用はないというのは彼らの言い分でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)そうなればね、これは民事だけでも大変ですよ。簡単にはいかないですよ。あなたたちの調査はね、やっぱり限界があります。彼らの方便を覆らせるほどの証拠があるのかどうかも私は心配なんです。一番のね、問題は、金の流れがどうなってるかわかってるの。今度、民事訴訟を起こそうとしてるけれど。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  市といたしましては、市が委託した事業、約三千万円のうちの四百数十万円という、これの不正、例えば農事組合法人のほうに流用したというようなことを聞いておりまして、その農事組合法人のほうに金額上は流れているというところまでは把握しております。それ以上の把握はしておりませんし、それは今後、捜査とか裁判の中でやっていくことだろうと思っております。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)捜査というのは、捜査機関に協力を求めるというか、委ねるということ。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)失礼いたしました。裁判、裁判も、ですから民事なんですが、それ以上になればですね、そういう捜査ということにもなっていこうかと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それはね、順番が違うんですよ。もうあなたたちの調査とかいうのは限界がありますよ。あなたたち、それをやってたら仕事にならないじゃないですか。でしょう。だからね、わからないでいいんですよ。やっぱりね、全てを捜査機関に委ねる、これが必要です。それと、現にね、NPOの事業で被害者がたくさんいるんです。多岐にわたってるんですよ。そういう人たちと一緒に協力してね、やるというのが私は行政の筋だと思いますけども、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  私どもも、これ以上調査ということをしようということは思っておりません。当然、司法にお任せするべきだと、こう考えております。  それからですけれども、うちとしましては、やはり、先ほどからも繰り返しますけれども、委託事業の中で不正のあった四百数十万円の、まずはそういう民事訴訟という提起を今回議会に求めているということでございまして、それ以上になれば当然、請願書等の中にも私的流用があるんじゃないかという言葉もございましたので、そういった部分、農事組合法人の方々も御存じであればですね、そういった情報も御協力していただきながら、やはりともに、これはしっかりした判決、結果を求めていくということは協力のもとでするのが当然だろうと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あなたね、民事裁判で警察とか裁判所が捜査してくれませんよ。あなたの調査、行政の調査というのは限界があるからね、もう一切合切を県警に委ねたらどうだと言ってるんですよ。何か委ねられない理由があるのか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)いえ、委ねましょうと言ってるわけです。ですから、今議会では民事の訴訟を起こすということを議員の方々に御理解いただき、それが民事ともう一つ刑事というのがございますので、そういったものまで含めてですね、司法に委ねるという方向は議員のおっしゃるとおりでございまして、うちがどうこうということではないです。司法の判断を仰ぎたいということでございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は、繰り返しになりますけれども、行政としては被害者の会の皆さんと歩調をあわせてですね、捜査当局へこの問題の全てを委ねる。捜査の、悪事の全容を解明してもらう、これが筋だと思っています。そうしなければね、たかだか民事と思ったって、勝てませんよ、恐らく。その後、刑事告訴も考えているようなことを言ってるけれども、民事でも勝てませんよ。  それから、先ほど申し上げた当事者適格の問題もそうですけれども、このまま拙速に、私ね、やっていってたら、民事でもだめだと、勝てないと思います。そういうときに、あなたたちが責任とれるの。だからね、繰り返しになりますけれども、ぜひ、もう一切合財をね、捜査当局に委ねてほしいと思います。いかがでしょう。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)ですから、我々としては、今まで、すべき調査を全てしてきて、その数字の結果が四百数十万円でございますので、これ以降については訴えの提起もしておりますし、そういう機関にお任せしていきたいというのが私どもの考えではあります。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ぜひ、捜査機関に委ねてほしいと思います。  それでは、一項目めの熊本地震における緊急対策についてにまいります。四月十四日の前震、十六日の本震以来ですね、宇佐観光も壊滅的な状況になっているという。私も商売してるんで、よくわかるんですよ。もう商売になってません。いまだに宇佐神宮の観光は閑散としています。  そこで質問なんですけれどもね、宇佐八幡駐車場の、四月十四日の地震以来今日までの駐車台数と売り上げの前年比を教えてください。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えします。  平成二十七、二十八年の台数ですが、震災以降ですから、四月十四日から五月末までの数字でございます。バス、マイクロバス、一般車両、バイク等ございますが、その間、平成二十七年度は一万五千八百九十九台でございました。これが平成二十八年度になりますと、九千七百十九台ということで、収入で申しますと、平成二十七年が六百七十二万五千円、平成二十八年度が三百九十七万三千円でございますので、約四〇%の減というようなことになってるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)数字の上からもね、大きな減少というのがわかると思うんです。私、先ほど答弁の中でいろんな国や県の施策について連動してやるということでした。それはそれで大いに結構なんですけれども、もう一つね、ぜひ、これは三セクですから宇佐市だけの意向ではできないかもしれませんけれども、仲見世の皆さん方の要望としてはね、国なんかに連動して、七、八、九、恐らく今年の秋には、私はお客さんが回復してくると思ってるんですよ。それまでの間、この三カ月、少なくとも三カ月の間、宇佐八幡駐車場の無料開放ができないか。これ条件付きでもいいんです。仲見世とか宇佐市内で千円以上の物を買ったり食べたりすれば駐車料が無料になるとかという条件付きでもいいんですけれども、そういう緊急対策としてですね、実効の上がる政策はとれないか、ちょっとお聞きします。市長、どうですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  議員御存じのとおり、宇佐八幡駐車場は宇佐市と大分交通株式会社、二分の一ずつ出資した第三セクの株式会社でございます。そのため、経営面からそれを無料化にするということは困難であろうと思っております。そうなれば、市が補填をという話になるのかもしれませんけれども、そういった補填分があるとするならば、市としては、先ほど言いましたように、国のそういうツアー等に対する補助に上乗せするような形でですね、ツアー造成補助金、議員も御存じと思いますが、このツアー造成補助金の活用をですね、広げていって対処していきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)さっきね、NPOでいろいろ厳しいことを言ったから、積極的な前向きな答弁は期待してなかったんですけどね。しかし、未曽有の厳しさを感じている、そういう状況はあります。ですからね、私は市が補填してでも、三カ月ぐらい思い切ってね、やったらどうかなと思うんですけれども。それは一遍、市長を交えてですね、再検討してほしいと思います。  もう時間がないので、次にまいります。  三項目の文化財行政の一点目、麻生豊の遺作・遺品の寄贈を断った理由、経緯についてはわかりましたけれども、これはもともとね、時枝市長の時代にまず申し込みをしたらしいんですよ。そのときは断られたということです。大分県立博物館に寄贈をする前にも宇佐市に申し込みを、これは口頭だったと思うんですけどもね、したと。誰にしたんですかというのは具体的にはおっしゃいませんでした。私、聞こうとしませんでしたけれどね。しかし、私も歴博にちょっと行って調べたんですけれども、寄贈された麻生豊の遺品や作品は三百七十四件、うち漫画の原画だけでも約三千八百五十点、そのほか、総数が約四千三百点が寄贈されたということですから、非常にもったいない、残念ですよね。  これは私はもう今後の問題としてもいいんですけれども、口頭とか、例えばこれは総務に寄贈、寄託の話というのは来ると思うんですけども、関係各課と必ず、総務が受ければね、協議するというシステムというのは、最近つくってるということなんですけども。これはね、確固たるものにしてほしいというふうに思っていますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長、久保です。お答えをいたします。  議員おっしゃられるように、いろんな寄附、寄贈につきましては総務課が窓口となっております。明文化されたものではございません。事務手続上の処理の仕方でございます。いろんな各関係課を通じて相談、寄附の相談等もあった場合、必ず総務課のほうに一旦はつないで、総務課で相手方と話を進めさせて、まずはいただく。それから、必要に応じて担当各課に処理をお願いしていくといった手順がございます。これは一応、今、市のルールとしてはそういったものでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これからは厳格にそのルールをね、実行してほしいと思います。総務課の人とか、秘書課に申し込むこともあるらしいんですよ。だから、秘書課の人が単独でお断りするんじゃなくて、やっぱり関係各課にちゃんと連絡して協議をした上で、これも玉石混交だと思いますんでね、ふるいにかけるなりして、で、いただくものはいただく、そうじゃないものはお断りするでいいと思うんですよね。はい。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。
    ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  議員の質問の中で、宇佐市に寄贈の申し込みしたんだけども、断られたというようなことがあるんですけども、私の記憶がちょっと定かでないんですけども、私の記憶ではですね、二十一年四月に就任をいたしまして、その翌月か何かに障害者の共同受注協議会か何かができまして、そのオープン式典に行ったときに、麻生さんところのですね、展示をしている施設がありましたので、そこに連れていかれまして、それも見させていただいてですね、そのときに口頭でですね、市が受け取っていただいたらどうかなみたいな話をしていただいたような気がするんです。その後会ったときもそういうお話があったかもしれませんけども。そのときはですね、無償で寄贈するというんではなくて、展示をしてほしいということだったんです。展示をするには当然施設が必要です。施設が必要で、展示物を保管する収蔵庫、これは温度とか湿度を管理するものが必要なんですね。私が申し上げたと思うんですけども、そういうことになると、負担つき寄附になりますよと。少なくともざっと見積もっても億単位以上の負担が市に生じてくるので、それですと議決事項になるし、すぐには難しいんじゃないでしょうかというようなお話を差し上げたんじゃないかと思うんです。そのことによって、何か断られたと受けとめておられるんであればですね、私が断ったのかもしれませんけども、そういう事情があるということを御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それであれば余計残念ですね。意思の疎通ができてなかったということでしょうけれども、それは残念なんですけど。今後の問題としては、さっきのような、ちゃんと関係各課と打ち合わせをしてほしいと思います。  それとね、もう一つは歴史博物館、宇佐市の市立の歴史博物館構想というのは随分昔からあったんですけれども、今ね、宇佐市には宇佐神宮の宝物館もあるし、そこの歴博もあります。ですから、改めて宇佐市の市立の博物館をつくる財政的な余裕もないでしょうし、それはコストパフォーマンスの上から見てもどうかなと思いますんで、それはそれでいいんですけれども、例えばね、歴史博物館の一角をシェアして、さっきのような麻生豊の作品とか遺品を置くようなスペースにするとかという話もいいし、それからもう一つは、廃校等を利用した埋蔵文化財センターなんていう制度があるというふうに聞いたんですけれども、これは補助事業に乗せられるということなんですけど、こういうことを考えることはできませんか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。再質問にお答えいたします。  埋蔵文化財センターにつきましては、県下でも大分市、竹田市、臼杵市等でですね、廃校等を改築してですね、埋蔵文化財センター化してるところが実際にございます。これは国の国庫補助事業で、補助が五〇%だったと思いますけども、補助がつきまして、そういった形で、収蔵庫兼展示施設、そういったのを整備してですね、できるというのがあります。  私どものほうでも埋蔵文化財センター構想といいますか、そういったものを持っておりまして、市の総合計画のほうにも乗せていってはおります。ですが、今、四日市の旧西部中学校の跡が文化財の収蔵庫となっておりますので、そういったところを埋蔵文化財センター化していくというような構想もございますが、なかなか他の業務もありましてですね、まだそこまで計画が至ってないというような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)その件も前向きに検討していってほしいと思います。  昭和五十一年だったと思いますけれども、永岡市長時代に、全国に先駆けて文化財保護宣言都市を宇佐市は宣言しました。当時、私はちょうどこっちに帰って来た当初だったんですけども、非常に誇れる気持ちがあったことを今でも覚えてるんですけれどもね。当時はね、文化財保護に関して宇佐市は全国でトップレベルだと、そういう認識を持っていました。少なくとも県下の市町村は全て宇佐市に右に倣えという状態があったやに聞いています。今でも、だからね、宇佐市に倣ってやってきて、文化財課がある自治体が結構あるんですよ。調べたんですけどもね。国東市、大分市、竹田市、杵築市は教育委員会に文化スポーツ振興課があります。それから臼杵市は文化財課、日田市は文化財保護課があります。  是永市長がね、就任したのがたしか平成二十一年でしたが、二十二年に文化課は解体されて社会教育課になりました。そして、文化スポーツ振興は教育委員会から市長部局に取り込まれてしまった経緯があります。私はね、よくまちづくりを、端的に言えば、時間軸と空間軸の整備なんだということを絶えず言ってるんですよ。空間軸だけの整備でもだめです。やっぱり時間軸というのは非常に重要。その二つが相まって、私は潤いのあるまちができるというふうに思ってます。ヨーロッパの多くはこの時間軸、空間軸の整備というのが基本でやってます。だからね、例えばパリのマレ地区だとか、西ドイツのローテンブルグ、それからポーランドのワルシャワなんてのは、まさにその典型といってもいいですよね。  私は最近、この時間軸の整備に少し宇佐市はね、力を何か失ってきてるんではないかなと。もうちょっとね、私は文化財にですね、スタッフと予算をかけてほしいと。これは私個人の要望でもあるんですけども、市民の多くもそういうふうに願っていると私はそう信じてるですけれども、何かその定義についてコメントがあれば、ありがたいです。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  私になってからですね、従来教育委員会の中にありました文化振興係、そしてスポーツ振興係を市長部局のほうに取り込んで、文化スポーツ課ということにいたしました。教育委員会にありますと、私どもの市長部局には執行権がございませんで、やはり教育行政の範囲の中でいろんなことをやっていくということになりまして、最近では、文化が地域づくりと非常に連動したり、スポーツも学校スポーツ、スポーツ団体等のスポーツだけじゃなくて、地域づくりと一緒になってきたりしますので、全国的に見ても市長部局のほうで、県で言えば知事部局の方でやっていこうという流れになってきております。それにつきましては自治法上も許されておりますので、教育委員会からこっちになったと。  そうした係の再編の中でですね、社会教育課になってしてますので、文化財係としては十分従来のですね、DNAというか、思想は引き継いでおりますので、私は時間軸が後退したとは思っていませんし、また、力を入れていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)特に私は文化財課はね、ほかの、宇佐市に倣って文化財課をつくってきた県下の多くの自治体がいまだにあります。ですから、もう少しね、文化財のほうにも予算とスタッフをね、かけてほしいというふうに思います。これはもう要望で結構です。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。  それから、お願いがあります。  この議場内において上着をとるのは、これは暫定的な処置でございまして、特例でございますので、一度入ってきてから、必ず着席後とるようにお願いいたします。この後の残りの一時間も上着をとることを議長として許可いたしますので、ぜひよろしくお願いします。  では、休憩します。  再開は三十五分に行います。                 休憩 午後二時二十分               ───────────────                 再開 午後二時三十五分 ◯議長(中島孝行君)それでは、休憩前に引き続き、一般質問を続行します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)皆さん、こんにちは。七番 河野康臣でございます。  発言の通告に従いまして、第一回目の質問をいたします。  一項目め、教育行政の分権化等について。その一、学校施設利用許可届を学校でワンストップでできないか。  二点目、学校行事等に参加された方々へのお礼等の簡素化はできないか。  二項目め、地域の創生について。地元商店への支援策はどうなっているか。  二点目、地域で頑張っている地元商店への支援等を行うべきではないか。  三項目め、防災について。その一、熊本・大分地震の教訓点と東南海トラフ地震等への本市の課題は何か。  二点目、本市の防災計画の見直しをどうするのか。  大きな四項目め、高校生議会についてでございます。その一点目、高校生議会に対する総括は。  二点目、今後、高校生の政策提言をどう施策に生かしていくのか。  以上四項目についての質問を、第一回目を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、高校生議会についての一点目、高校生議会に対する総括はと、二点目、今後、高校生の政策提言をどう施策に生かすかについては関連がありますので、一括してお答えをいたします。  この高校生議会は、選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられたことに伴い、まず身近な市政や市議会に理解と関心を高めてもらう趣旨で開催をいたしました。本議会には、市内四校から十七名の高校生議員が出席をし、人口減少社会に伴う諸課題、グローバル化や情報化への対応など、高校生ならではの視点、感性にあふれた意見や提言がありました。高校生議員が普段の生活の中で思っている疑問や時代に即した課題について、この本会議場で市の執行部と直接議論を交わしたことにより、市政や市議会がより一層身近に感じられたのではないかと思います。また、政治への参加意識の向上にもつながったものと一定の評価をしているところであります。  一方、議会本番までの期間が短かったことや開催時期、質問時間などの課題も残りました。  高校生議員からいただいた意見や提言の中には、市が施策を展開する上で効果的と思われるものなどがあり、今後、精査させていただきながら、具現化できるものにつきましては施策に反映していきたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの教育行政の分権化等についての二を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教育行政の分権化等についての二点目、学校行事等に参加された方々へのお礼等の簡素化はできないかについてですが、各学校では学校行事等において、地方の方を初め、多くの方々に御案内状とともにお礼状を配布いたしております。市教育委員会では、学校の多忙化に伴う事務量の軽減に向けて、現在、入学式と卒業式に参加いただく市の部課長には案内状、礼状を配布いたしておりません。  市内の全ての小中学校では、市教育委員会の掲げる「地域の子どもは地域で育てる」のもと、地域と共にある学校として地域密着型の教育活動を行っております。お礼状は、各行事の終了において、地域の方の御支援・御協力に感謝申し上げたいという、学校長を初めとする全ての職員の思いも込められているものと思っております。しかしながら、教職員の労働環境の整備は喫緊の課題でもありますので、今後、各学校の地域性等も考慮しながら、学校長の裁量により判断していくよう、校長会等を通じて指導してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの教育行政の分権化等についての一を、教育次長 高月晴彦君。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育次長の高月です。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、教育行政の分権化等についての一点目、学校施設利用許可届を学校でワンストップできないかについてですが、宇佐市学校施設使用条例の第三条では、教育委員会は学校教育に支障のない範囲内において、市民の文化的活動、スポーツ活動及びレクリエーション活動のため施設の利用を許可することができるとなっており、それらの活動の推進を図るため、学校施設を開放しております。  その際、学校長には、申請者が使用を希望している日時において学校教育に支障がないかの確認を願うとともに、申請書に意見をいただいています。この学校長の意を参考に、最終的に許可するかどうかの判断を教育委員会において行うことになっており、学校長にはその権限がないため、これまでどおりの取り扱いで手続をお願いしたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの地域創生についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、地域創生についての一点目、地元商店への支援策はについてでございますが、少子高齢化の伸展や人口減少時代を迎える中、地元商店は地域住民の日常生活を支える生活インフラのほか、地域コミュニティーの中核として大きな役割を果たしております。  市といたしましては、これまで商工業者の活性化に向け、宇佐商工会議所や宇佐両院商工会が小規模事業者に実施している経営指導事業や地域振興事業等に対し助成するとともに、消費拡大に向けたプレミアム商品券事業も平成二十一年度から継続的に支援しています。  このほかにも、中小企業振興資金や県の制度資金を活用した金融支援や国のよろず支援拠点等の専門家派遣による経営指導、今年度から実施の創業・起業支援事業補助金や四日市・宇佐地区への空き店舗への出店補助金など、地元商店への支援策を講じております。  次に、二点目、地域で頑張っている地元商店へ支援を行うべきではについてでございますが、現在、小規模事業者が販路拡大等に取り組む際、費用の三分の二を補助する国の小規模事業者持続化補助金は、宇佐商工会議所や宇佐両院商工会を通じ、多くの市内事業者にも活用されています。  現在の制度資金を積極的に活用いただくよう、引き続きPRに努めるとともに、先ほど申し上げました各種支援策を基軸とし、国・県などの施策を注視し、地元商店の支援に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、三項目めの防災についてを、総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野です。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、防災についての一点目、熊本・大分地震の教訓点と東南海トラフ地震等への本市の課題はについてですが、今回の地震では、震度七級の揺れが短期間に二度も発生したことや、本震発生後十日間で約千回の余震が発生したことなど、想定外の事態が次々と起こり、改めて震災対策の難しさを痛感いたしました。  そのため、多くの自治体において避難所の開設が長期にわたり、また、輸送経路が寸断されたことなどにより食糧や水などが不足する事態に陥ることとなりました。今後、今回の災害を教訓に、早急に備蓄物資の拡充に取り組みたいと考えています。  また、災害発生時にはインターネット環境での通信が有効であることが改めて明らかになりましたので、今後はSNSなどを通じた災害等の情報発信や情報収集にも調査研究していきたいと考えています。  二点目、本市の防災計画の見直しをどうするのかについてですが、今回の地震で明らかになった課題につきましては、東海、東南海、南海の三連動地震である南海トラフ巨大地震に対する対策ともリンクいたしますので、その検証結果を踏まえ、防災会議において計画の見直しを協議していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)それでは、随時再質問をさせていただきます。  まず、第一項目めの教育行政の分権化でございます。分権化という意味は、なるべく教育委員会が判断を下すのではなく、学校長と現場に任せるようにしてはいかがということの提起も含まれております。この周辺地域、宇佐市の方からの御意見いただきまして、一度学校に行って、学校長の許可を得て、それからまた教育委員会、安心院、院内であれば各支所にですね、出向いていくというのは、高齢になればかなり難儀な点があるというような意見でございました。先ほどの答弁の中で、宇佐市学校施設使用条例という条例で定められておりますようですので、条例をどのように改正をしてですね、地域の方々が使いやすいような学校施設、おらが学校というような意味での施設許可にできればいいのかなというふうに、そういうふうに思うわけであります。  御存じのように、今、少子高齢化の中で学校が地域の中心となっております。各種の学校行事や運動会等々ですね、文化の発信の基地でもありますし、そういった意味でも、学校と地域の一体化というのは避けて通れないことではないかなというふうに思います。運用上ですね、学校長が専決できるような形での条例の改正等々はできないものか。あるいは運用の中でそういう運用規定ができないものか、その点について再度お尋ねいたします。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼教育総務課長(高月晴彦君)教育総務課長の高月です。河野議員の再質問にお答えします。  学校施設条例規則等を改正し、学校施設使用許可証の交付の権限を学校に移譲するということは可能かとは思われますが、そうすると、使用許可及び、基本的には有料というふうになっておりますので、減免の可否の判断、あと、施設利用料の徴収に関する業務等、全て学校で行うという形になりますので、年間の利用件数も昨年の二十七年度実績で小中合わせて九千件を超えております。一校当たり単純平均しても三百件近くありますので、学校現場にかなりの御負担をかけることになるなど、課題も多いかと思いますので、これまでどおりの手続でお願いしたいと考えておりますが、ワンストップ化につきましては、他市の状況も含めてですね、調査研究させていただきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)ぜひ検討をですね、していただいて、何かいい方策がですね、例えば一回借りるのに五百円とか三百円とかいうふうに確かなってたように記憶しておりますけれども、その辺の利便性を図っていただければ助かるかなというふうに思います。  それでは、次の一項目めの二について、学校行事への参加された方へのお礼の簡素化について再質問をさせていただきます。  これはあくまでも各学校で主体的に、逆に大事にしていただくようなことでありますので、議会がどうとか教育委員会がどうとかいう問題でもないとは思うんですけれども、学校と地域の一体化、あるいはお互いに双方がですね、信頼関係を持っているということを前提にして言えば、わざわざ卒業式に来ていただいたお礼を地域の方に配るのも、事前にですね、説明をしていただいて、その辺が解消できればですね、解消していったほうが、学校の事務量の軽減等にもなるんではないかなという、これは私の個人的な意見でございますので、教育委員会としても応援を、各PTAの団体であるとかですね、学校長さんの主体的な問題でありますけれども、少し合意形成を図っていただければいいんではないかなというふうに私は個人的に思っておりますが、教育委員会はどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  現在学校現場では、あれもしたほうがよい、これもするべきだといってですね、学校現場で、現在の学校でするべき内容は増えてるんですけれども、逆に、これをやめよう、これを切るというのがなかなか難しい。教育委員会にも今お話にも出ましたように、事務量の軽減化どのようにすればという学校現場の多忙化に向けての取り組みを進めているところでありますので、議員の御意見、大変ありがたく頂戴をいたしました。  しかしながら、御案内のように、学校現場は地域密着型の教育を進めておりますので、なかなか校長の裁量とはいえ、校長、このお礼状をやめるというのはなかなか信頼関係がないとできないものであろうと思います。  案としましては、学校長は毎月学校便り等を発行し、その教育内容等を地域の回覧板で流しておりますので、その中にお礼状等も含めて回すという方法もあろうかと思います。地域それぞれの取り組み等もあろうと思いますので、教育委員会としましても、地域密着型を進めている学校長が地域の中で失礼がないように各方面とも話を進めながら後押しをしていきたい考えているところです。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)私が三年間ほど本耶馬渓町の西谷小学校、もう廃校になりましたが、いました。そこで周りに畑があってですね、地域の方が野菜やら柿やらシイタケやら採ったものを学校に持ってきて、「先生食うちょくれ」という感じの雰囲気の学校でして、境界線がなかったですね、学校と地域との。宇佐に帰って、少し地域とのギャップを感じたかなというのがありますので、礼状をやめるとかいう問題ではなくて、地域との連携を深めながらですね、そういう虚礼と言ったら失礼ですけれども、なくてもいいような事務作業については軽減をしていくという方向で御検討いただければいいのかなと。これは私の個人的な意見ですので。  次に参りたいと思います。大きな二項目めの地域創生についてでございます。
     これも地元の商店の方からお話をいただきまして、何か実態が分って欲しいというんですか、大変苦労してますというようなことを言っておりました。それは一つは、商店主の高齢化の問題であります。やっぱり作業量がですね、作業というか、仕入れとか、あるいは販売とか、それに対する不安とかですね、そういうお話をされておりました。  昔から地元の店ということで日用雑貨や食糧品、それからお酒等々販売をしている商店がありました。今、どのくらい市内にあるかわかりませんけれども、今、高家でも一軒かそこらです。天津も一軒ほど、長峰も一軒ほどではなかったかなというふうに記憶をしております。  やっぱり店の御主人のですね、高齢化と、あるいは後継者の問題等々で悩みを抱えているということがわかりましたので、何かそういった意味での支援策というか、個人の商店ですから、個人の企業ですから、公的な支援がどうこうというのは難しいかも知れませんけども、先ほど回答の中に商工会とかをですね、通じて、そういう支援をやってるんだというようなことを、経済部長もおっしゃっておりましたけれども、ハード的な支援と同時にソフト的な相談業務的な支援ということはできるかできないのか、その辺ちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  今、御要望をいただきました相談業務等でございます。市といたしましては、今後の具体的な取り組みといたしましては、商工会議所また両院商工会にですね、加入されてない小規模事業者の方がたくさんいらっしゃると思います。そういった方を対象にですね、国が設置しておりますよろず支援拠点というものがございます。これは経営相談所というものでございますが、それであったり県のスタートアップセンターというのがあります。そういった専門の相談員の方がいらっしゃいますので、その方を市のほうにお呼びしてですね、そういった事業の継承の問題であったり、事業継承であったり、あらゆる経営上の悩み事をですね、相談の場をセットしてまいりたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)今、課長の御答弁いただきましたけれども、なかなか商店の方がですね、いろんな思いを持っていても、それをどこかで聞いてもらいたいということがあろうかと思いますので、直接改善策としての支援もありますし、そういう相談的なカウンセリングみたいな支援というのも大変重要なことになるんではないかなと思います。  昔から地元の商店のおばちゃんというんですか、おじちゃんというか、そういう方々がずっと子供たちを見守ってくれましたし、そういう地域の、先ほど御答弁の中にもありましたように、コミュニティーの場であったり、あるいは教育の場であったりですね、そういう地域から子どもたちを見守るという視点でも大きな地元商店の価値があるんではないかなと思いますので、ぜひとも、大変業務が広範にわたりますけれども、その点を強く要望しまして、次の項目に移りたいというふうに思います。  それでは、もう三項目めになりますが、防災についてでございます。  今日の大分合同新聞の中にも益城町、それから熊本市、阿蘇市の被災状況の写真がですね、このように掲載をされておりました。  私も六月六日に、ちょっとボランティアのボランティアで熊本市のほうにまいりました。六月六日の夕方に熊本市に入って、ほとんどホテルがとれない状態でありまして、たまたま私が知ってる旅館に電話をしたら、キャンセルがあったというので泊まりました。どういう方が泊まってたかといいますと、工事ですね、パッカー車なんかを一緒に持ってきて工事する人たちが泊まっておりまして、多分、災害復旧、復興に向けての、そういう方々だったんではないかなというふうに思います。そこに泊まっておりますと、午前二時ぐらいに一回、震度三ぐらいの地震がありまして、明け方四時ぐらいにまた震度三ぐらいの地震がありまして、まだ余震は続いてるなということで大変驚いたような次第であります。  益城町のほうにもちょっと寄ってみたんですけれども、青いビニールシート、もちろん熊本市の中にもありましたけれども、活断層の上はかなりやられておりまして、活断層から離れた、百メートルぐらい離れたところにはもう全くそういう災害の跡はなかったんですが、活断層の上にたまたま家があって被災を受けたということではなかったのかなというふうに思います。益城町のメーンストリートがぐちゃぐちゃになっておりまして、住宅を見ますと、赤紙が張られて、入っては危険、それから黄色の紙で注意、白で大丈夫というような紙が張られておりました。  このような状況で、東日本のときには津波というイメージがかなり強かったんですが、今度は直下型地震ということで、若干また東日本とは違う状況になってると思うんですけれども、その辺について、宇佐市としてですね、直下型があるかないか、ちょっとこれから先の話かもしれませんが、今までの地震とは違う今度の熊本・大分地震の一番の被害の状況の特徴について、もしお考えがありましたらお伺いをしたいというふうに思います。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えします。  先ほど議員が申しましたとおり、東北震災につきましては、津波被害で相当の方がやられたというような認識がございます。今回の熊本地震につきましては、阪神・淡路大震災と同じ直下型の地震で、活断層付近での災害が大きいというような認識は持っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)なべていい悪いは別にしまして、結果として、例えば宮城県の仙台の閖上地区、荒浜といったところは一斉に引き潮によってですね、家も田んぼも何もかもなくなってしまったと。今度は直下型地震の場合は、がれき等がですね、残存したり、半分壊れた家、あるいは一階部分が全くなくなってる家がですね、散見するんですね。そういった中で今回の、避難も大変なんですけれども、避難した後の避難所でもかなりの混乱が見られたというふうに言われております。  これは由布市の狭間町の職員の方から聞いたんでありますけれども、ボランティアで災害復旧に入ったんですが、指示命令系統がなかなか確定していなかったということと組織的な動きができなかった。つまり、ここに行けとかあそこに行けとか、どうしろこうしろというような指示がですね、徹底しなかったとか、あるいは必要物資をですね、最初は食糧であったり、それから衣類であったり布団であったり、それから段ボールであったりと、時間によって需要と供給のアンバラが生じたらしいんですね。ですから、食料が少ないといったときには全国的に食料が集中したし、今度は、もう食料がいっぱいになったのにまだ来たりとか。それから、また違う物質、例えば医薬品が欲しいといったときには、それをどう供給していくのかというようなことで、タイムラインによって、被害がずっと変わることによって、どのような物資が必要なのかというようなことが、研究がですね、必要ではないかなというふうに、今回の直下型の熊本地震のボランティアに行った職員の方から聞いたんですが。  これはですね、新たな防災計画の見直しも求められてくるんではないかなということで、これが一番新しいんですかね、平成二十四年度の宇佐市地域防災計画、もう古いんですね、これ。こういう立派な冊子ができております。先ほど川谷議員が避難所のことを言ってましたけれども、これは地震津波対策編なんですけれども、もう一度これをですね、綿密に精査されて、それからわかりやすくプレゼン化するなりビジュアル化して、市民の皆さん、特に行政に携わる我々も含めましてですね、ぜひ自治会の皆さんとかも、何か教訓化して発信をしたらどうかなというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。議員の再質問にお答えします。  先ほど議員が言われたとおり、今回の熊本地震での災害での検証等、いろいろ避難所運営であったりとか、いろんな面が出てきていることは認識しております。それに基づいて、宇佐市地域防災計画の見直しはもちろん行っていきたいというふうに思っております。それから、個々の避難所等の運営とか、そういった小さい部分のマニュアル等も今後は作成していきたいなというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)例えば避難所の運営についてもですね、東北大震災、東日本のときにかなり研究がされてましてですね、自分たちでコミュニティーをつくっていくとか、今、熊本の方に聞いたら、心のケアが最も求められてるというようなことを言われておりました。これは旅館のおかみさんが言ってたんですけれども、物資がある程度供給されたら、その後は避難所でのですね、自治システムというか、自治会的なシステムが必要だということを申されておりましたし、自分たちで自分たちを支援していくというか、要支援者の場合、障害を持たれた方については障害を持たれた方がボランティアに入っていって心の共有をしていくとか、そのようなことが重要だというふうに、これはNHKの放送ですけれども、言っておられましたので、大変ですけども多面的にわたってですね、ぜひ震災の教訓を生かして防災マニュアルをつくっていただきたいということを最後にお願いしまして、次の項目に移りたいと思います。  四項目め、高校生議会についてでございます。四項目めの一点です。高校生議会に対する総括はということで、そのお考えをいただきました。  さすが高校生だなと思ったのは、あらゆる政策課題をですね、自分の視点で、自分で捉えてですね、そして話されていたと。安心院・院内の両院、それから私学、そして県立高校と、各種の学校からの子供たち、子どもたちというか生徒さんたちの問題意識をですね、話されておりました。大体網羅をされておりまして、安心院についてのPRはどうなってるかとか、グリーンツーリズムはどうかとか、バス、公共交通、特に院内、安心院の整備等、出されておりましたし、柳ヶ浦高校につきましては、医療体制等ですね、緊急医療体制等が出されておりました。それからそれぞれですね、個別には言えませんけれども、出されておりまして、やっぱり人口減少である、あるいは地方消滅に移行していくこと、観光インバウンド、それから災害問題としてのSNSの活用、若者の定住ですね、そういう提案が多く出されておりましたので、これは大変貴重な提起ではないかなというふうに私は思いました。やっぱり若い人の視点に我々が学んでいくということが大人としての責務ではないかなというふうにも思っております。  済みません、もう一点ありました。これは二〇一一年、平成二十三年の二月十三日の大分合同新聞ですけれども、二〇一一年ですから、今から五年前になります。第一回宇佐市子ども議会が開かれましたということで、合併後の初の子ども議会ということで、六年生が一般質問をしております。  驚くべきことにですね、出されたこと、ここに記事になっているのはですね、宇佐航空隊の平和を大切にするまちづくりをしていくべきだということです。それから、ゆずごしょう、それとカラアゲとですね、鳥のブランド化を盛り立てる計画はどうなってるかとか、それから過疎の福祉市民サービスの充実、学校施設・設備の整備に関する質問や要望が多く出されたというふうに記事には載っておりまして、まさにそれ以降の宇佐市の施策をですね、そのまま反映したような、つまり小学生の声が宇佐市の姿勢に反映したということになろうかと思うんですね。これは本当に柔軟なフレキシブルな行政の立場がですね、子供たちの声を反映して、それを発展していったというふうに私は思います。  加えてですね、今後、高校生議会にプラスしながらですね、中学生議会、さらには小学生議会等々をですね、開催するというようなお考えはあるでしょうか、どうでしょうか。その点をお聞きします。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長の久保です。お答えいたします。  先ほど部長の答弁の中にもございましたけれども、今高校生議会は得るものが非常に多かったと思います。ただ一方、反省点といいますか、課題もございます。例えば開催までの期間が非常に短かったこと、あるいは開催時期ですね、それから質問をする時間というものもかなり制約がございました。また、先ほど議員に御説明いただきました小学生議会においてもですね、同じような課題、また、小学生議会ではさらに保護者の負担とかですね、あと送迎の問題であったりといったようなところも課題としてもあったかと思います。  この小学生議会、中学生議会、高校生議会を開くに当たりましては、先方の御理解と御協力も必要になってまいります。我々だけで決めてできるものでもございませんし、また、議会の皆様方の御協力も必要になってまいると思います。この辺をですね、今後、皆さん方の御意見をお伺いしながら開催に向けてどのような取り組みができるかといったことは考えていければとは思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)一つのイベントをやるというのはそれに付随する周囲の作業がですね、かなり大きくなって、行政の負担も出てくるし、保護者との連絡調整、学校との連絡調整等もですね、出てくるというふうに思います。  でも、やることによって、また大きな成果もですね、今回のように出てきたと思いますので、これを積極的に受け入れてですね、最後になりますけれども、例えばこの間の高校生と行政・執行と、それから議会との三者による懇談会みたいなのも計画されるといいのかなというふうに思いまして、これは意見の一つとして申し添えまして、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で河野康臣議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十六日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。                      散会 午後三時十九分 宇佐市議会...