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  1. 宇佐市議会 2016-06-03
    2016年06月03日 平成28年第2回定例会(第1号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2016年06月03日:平成28年第2回定例会(第1号) 本文 (100発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (一日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  開会に先立ちまして、去る四月十四日から発生した一連の熊本大分地震におきまして被害に遭われました皆様に、心よりお見舞いを申し上げますとともに、犠牲になられた方々に対しまして、黙祷をささげたいと思いますので、皆さん、御起立をお願いします。  黙祷。  (黙祷) ◯議長(中島孝行君)ありがとうございました。  次に、去る五月三十一日に開催されました全国市議会議長会において、本市議会より四名の議員が表彰を受けられましたので、ただいまから伝達式を行います。  事務局長より、名前を読み上げます。 ◯議会事務局長(川野慎三君)おはようございます。議会事務局長の川野でございます。  第九十二回全国市議会議長会総会において、本市議会から四名の方が永年表彰を受賞されました。お名前を読み上げます。衛藤博幸議員浜永義機議員斉藤文博議員。永松 郁議員。以上の方々でございます。前のほうへお進みください。  ただいまから、中島議長により四名の議員へ表彰の伝達を行います。 ◯議長(中島孝行君)表彰状、衛藤博幸殿。あなたは、市議会議員として十五年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第九十二回定期総会に当たり、本会表彰規定により表彰いたします。平成二十八年五月三十一日、全国市議会議長会会長、岡下勝彦。おめでとうございます。  表彰状、浜永義機殿。あなたは市議会議員として、二十年の長きにわたって市政の発展に努め、その功績は特に著しいものがありますので、第九十二回定期総会に当たり、本会表彰規定によって特別表彰をいたします。平成二十八年五月三十一日、全国市議会議長会会長、岡下勝彦。おめでとうございます。  表彰状、斉藤文博殿。以下同文。平成二十八年五月三十一日、全国市議会議長会会長、岡下勝彦。おめでとうございます。  表彰状、永松 郁殿。以下同文であります。平成二十八年五月三十一日、全国市議会議長会会長、岡下勝彦。おめでとうございます。  四名の皆さん、おめでとうございました。  次に、人事異動後の最初の議会でありますので、新任、並びに異動されました部課長に自己紹介をお願いしたいと思います。  部課長の皆さん方、順次お願いいたします。  (新任部課長順次挨拶)
    ◯議長(中島孝行君)それでは、ただいま出席議員数は二十四名で、地方自治法第百十三条の定足数に達していますので、議会は成立いたしました。  これより、本日をもって招集されました平成二十八年六月第二回宇佐市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  議会運営委員会の結果について、報告を求めます。  議会運営委員長 大隈尚人君。 ◯議会運営委員長(大隈尚人君)皆さん、おはようございます。議会運営委員長を拝命しました、議会運営委員長の大隅尚人でございます。議会運営委員会の結果について御報告をいたします。  平成二十八年六月第二回宇佐市議会定例会の運営について、去る五月二十七日に議会運営委員会を開催し、執行部より提出議案の概要説明を受けた後、協議した結果、会期は本日六月三日から六月二十八日までの二十六日間と決定いたしました。  なお、本会議の議事日程及び各常任委員会の開催場所については、お手元の印刷配付のとおりであります。  また、議員による意見書案等機関意思決定議案提出要件、内規及び先例の追加、変更なども協議いたしましたので、本日の全員協議会の後で報告させていただきます。  以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ◯議長(中島孝行君)では、議事日程は印刷配付のとおりでありますので、御了承願います。    平成二十八年六月第二回                会期及び議事日程表    宇佐市議会(定例会) ┏━━━━━┯━━━━┯━┯━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 日次  │ 月日 │曜│開議時刻│         議事日程         ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃     │    │ │    │○開 会                  ┃ ┃     │    │ │    │日程第一 会議録署名議員の指名       ┃ ┃     │    │ │    │日程第二 会期の決定            ┃ ┃     │    │ │    │日程第三 諸報告              ┃ ┃     │    │ │    │日程第四 議案一括上程(議第四十八~議   ┃ ┃第  一日│六月三日│金│午前十時│     第五十九号、報告第二~報告第   ┃ ┃     │    │ │    │     八号)              ┃ ┃     │    │ │    │日程第五 提案理由並びに議案説明      ┃ ┃     │    │ │    │日程第六 閉会中の継続審査となっている   ┃ ┃     │    │ │    │     付託事項の報告          ┃ ┃     │    │ │    │日程第七 委員長報告に対する質疑、     ┃ ┃     │    │ │    │     討論、採決            ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第  二日│  四日│土│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会               ┃ ┃第  三日│  五日│日│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第  四日│  六日│月│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤                      ┃ ┃第  五日│  七日│火│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤                      ┃ ┃第  六日│  八日│水│ ─  │議案調査のため休会             ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤                      ┃ ┃第  七日│  九日│木│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤                      ┃ ┃第  八日│  十日│金│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第  九日│ 十一日│土│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会               ┃ ┃第  十日│ 十二日│日│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十一日│ 十三日│月│午前十時│日程第一 市政一般に対する質問       ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十二日│ 十四日│火│午前十時│日程第一 市政一般に対する質問       ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十三日│ 十五日│水│午前十時│日程第一 市政一般に対する質問       ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十四日│ 十六日│木│午前十時│日程第一 市政一般に対する質問       ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十五日│ 十七日│金│午前十時│日程第一 議案に対する質疑         ┃ ┃     │    │ │    │日程第二 委員会付託            ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十六日│ 十八日│土│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会               ┃ ┃第 十七日│ 十九日│日│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 十八日│ 二十日│月│ ─  │議案調査のため休会             ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃     │    │ │    │常任委員会                 ┃ ┃第 十九日│二十一日│火│ ─  │総  務(開催場所 議会棟第二委員会室)   ┃ ┃     │    │ │    │産業建設(開催場所 議会棟第三委員会室)   ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第 二十日│二十二日│水│ ─  │常任委員会                 ┃ ┃     │    │ │    │文教福祉(開催場所 議会棟第二委員会室)   ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第二十一日│二十三日│木│ ─  │予備日                   ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第二十二日│二十四日│金│ ─  │予備日                   ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第二十三日│二十五日│土│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┤休日のため休会               ┃ ┃第二十四日│二十六日│日│ ─  │                      ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃第二十五日│二十七日│月│ ─  │考案日                   ┃ ┠─────┼────┼─┼────┼──────────────────────┨ ┃     │    │ │    │日程第一 委員長報告            ┃ ┃     │    │ │    │日程第二 委員長報告に対する質疑、     ┃ ┃第二十六日│二十八日│火│午前十時│     討論、採決            ┃ ┃     │    │ │    │日程第三 閉会中の継続審査及び調査     ┃ ┃     │    │ │    │○閉 会                  ┃ ┗━━━━━┷━━━━┷━┷━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛   ~ 日程第一 会議録署名議員の指名 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十八条の規定により、議長において、  十 番 今石靖代さん  十一番 新開洋一君  を指名いたします。   ~ 日程第二 会期の決定 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第二、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。
     今期定例会の会期は、本日から六月二十八日までの二十六日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(中島孝行君)御異議なしと認めます。  よって、会期は本日より六月二十八日までの二十六日間と決定いたしました。   ~ 日程第三 諸般の報告 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第三、諸般の報告をいたします。熊本大分地震による被害状況等についてを宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さんおはようございます。市長の是永でございます。  報告に先立ちまして、先ほど御披露のありました衛藤博幸議員浜永義機議員斉藤文博議員、永松 郁議員の各位におかれましては、全国市議会議長会表彰の受賞、まことにおめでとうございます。心よりお喜びを申し上げますとともに、これからのさらなる御活躍を御祈念申し上げます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、熊本、大分を震源とする地震による被害状況等につきまして、御報告させていただきます。  まず、今回の地震により被災された皆様方に対し、謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧、復興を心からお祈りを申し上げます。  本市では、四月十四日の震度三の前震、十六日の震度四の本震により、速やかに災害対策連絡室を設置をし、情報収集を行うとともに、自主避難所を中学校区七カ所に開設をいたしました。  避難者は、ピーク時には百五十八名に達するとともに、安心院、院内地域を中心に、道路被害十四件、住家被害が八件、農地・農業用施設被害が十五件、濁り水などの給水障害が生じました。  市といたしましては、早急に通行どめや給水車の手配等の対策を実施し、最小限の被害に食いとめることができたものの、多くの市民の皆様に、御心配や御不便をおかけいたしました。  また、先般、防災パトロールで確認をいたしました西椎屋地区の被災現場につきましては、取水期までに応急対策を講じるよう指示したところであります。  一方、庁舎関係につきましては、今回、特に被害はなかったものの、宇土市役所ほか二市二町の庁舎被害の状況に鑑み、本庁舎の建設を加速させる必要があると考えており、体制を強化する方向で取り組んでまいります。  なお、今議会に提案している補正予算案の中に、災害復旧費や備蓄品の充実など、関係経費を計上しているところであります。  以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、企業誘致推進特別委員会の報告を企業誘致推進特別委員長 後藤竜也君。 ◯企業誘致推進特別委員長(後藤竜也君)皆さんおはようございます。企業誘致推進特別委員会委員長の後藤竜也でございます。  本委員会に付託されました宇佐市の企業誘致の推進に関する調査研究に関して、去る四月十五日に委員会を開催し、所管部課長等説明員出席を求め、調査を行いましたので、その経過と内容について報告をいたします。  今回の調査は、宇佐市企業誘致推進委員会から宇佐市に提出された第四次企業誘致推進に関する提言書についての調査でありまして、経済部長、商工振興課長企業立地推進室長から詳しく説明を受けました。  この提言書は、今後の企業誘致を積極的に進める上で、新工業団地造成を喫緊の課題として捉え、以下五項目を提言としてまとめたものであるとのことでした。  まず、提言一項目めでは、新規工業団地の開発として、上水道に接続可能で、東九州自動車道のインターチェンジや主要道路周辺交通アクセスのよい場所での早急な工業団地整備を求めており、具体的な候補地を下拝田地域及び金屋地域周辺とし、近隣市や地域間競争に負けないようなコストバランスを考慮した坪単価による工業団地造成の提案となっておりました。  次に、提言二項目めでは、インフラ整備の推進として、新規企業や進出企業、地場企業の安定的な定着を図るため、必要に応じて上下水道や道路等の各種インフラ整備の重要性が提案されておりました。  次に、提言三項目めでは、新たな仕組みづくりの推進として企業の進出を促すため、民間活力を活用した新たな賃貸型工場建設の支援策とあわせ、公共下水道接続ができないエリアへの進出に対する合併浄化槽設置の支援策の検討を求めております。加えて、進出企業へのきめ細かいフォローアップ体制の強化も提案されておりました。  次に、提言四項目めでは、人材確保及び地場企業との連携として、転入者の定住を促進し、優秀な人材確保のための支援策の充実が提案されておりました。  最後に、提言五項目めでは、民間用地の活用として、民間用地の情報収集とその有効活用とインフラ整備が提案されておりました。  以上、企業誘致の現状を踏まえながら、五項目の提言内容について説明を受けた後、委員から質疑、意見を出していただきまして、市としては、今後この提言内容を尊重し、早急に工業団地造成の方向性を検討していく旨を聴取いたしました。  以上で企業誘致推進特別委員会の調査報告とさせていただきます。 ◯議長(中島孝行君)最後に、議会事務報告及び議案等の報告を議会事務局長、川野慎三君。 ◯議会事務局長(川野慎三君)事務局長の川野でございます。  議会事務報告及び議案の報告をいたします。  まず、平成二十八年三月定例会より今期定例会までの事務報告は、お手元に印刷配付いたしておりますので、それにて御了承お願いします。  次に、今期定例会に市長から提出されました議案は、議第四十八号から議第五十九号までの十二件で、予算案三件、専決処分を含む条例案七件、その他議案が二件です。そのほか報告が七件であります。  また、本日までに受理いたしました請願は、お手元印刷配付のとおり一件で、そのほか陳情が一件であります。  以上で報告を終わります。 ◯議長(中島孝行君)ただいま議会事務局長が報告いたしました請願につきましては、請願文書表に記載のとおり、所管常任委員会に付託いたします。   ~ 日程第四 議案一括上程 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第四、議第四十八号から議第五十九号までの十二件と、報告七件を一括上程し、議題といたします。   ~ 日程第五 提案理由並びに議案の内容についての説明 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第五、提案理由並びに議案の内容についての説明を求めます。宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。提案理由について御説明をいたします。  議第四十八号は、平成二十八年度宇佐市一般会計補正予算(第一号)案でございますが、今回の補正額は八千五百七十万円の増額で、累計予算額は二百九十億六百七十万円となります。  今回の補正予算案は、熊本地震に伴う災害復旧費や大規模自然災害対策として備蓄品の充実など、緊急を要する復旧復興事業を初め、地方創生に関連し、子育て支援の拡充として保育業務の円滑化や安全安心確保対策事業インバウンド対策に係る地域おこし協力隊員の増員などが主な内容となっております。  また、企業誘致推進のため、宇佐市土地開発公社が行う下拝田新工業団地の造成に関し、その資金調達に係る債務保証として、債務負担行為の設定を計上するものであります。  主な歳出補正の内容につきましては、震災災害復旧対策として、災害用物資備蓄充実事業五百六十七万六千円、災害被災者住宅再建支援事業一千万円、市道等の災害復旧事業八百十九万円を初め、地方創生に係る子育て支援地域づくり対策として、三世代同居支援のための住宅リフォーム支援事業百五十万円、保育所等における業務効率化推進事業千三百八十万円、地域おこし協力隊制度を活用したインバウンド対策事業三百四十四万円などの増額となっております。  主な歳入補正につきましては、保育対策総合支援事業費補助金に係る国庫支出金が千三十五万円、コミュニティ助成事業助成金などにかかる諸収入が千七百八十万円、一般財源として地方交付税が三千七百三十四万四千円の増額などとなっております。  議第四十九号は、平成二十八年度宇佐市国民健康保険特別会計補正予算(第一号)案でございますが、今回の補正額は百万円の増額で、累計予算額は八十六億千二百三十万円となります。補正内容につきましては、国保広域化に伴う準備処理のためのシステム改修に係る経費を予算措置するものであります。  議第五十号は、平成二十八年度宇佐市公共下水道事業特別会計補正予算(第一号)案でございますが、今回の補正予算案は、老朽化した四日市・駅川浄化センター長寿命化対策として、施設改修委託に係る債務負担行為を設定するもので、歳入歳出予算額に変更はありません。  議第五十一号は、宇佐市多目的広場条例の一部改正についての件でございますが、これはこれまで極楽通りと門前広場は一体的施設とみなしていましたが、両施設を個別に規定することで、施設の明確化を図るため、改正するものであります。  議第五十二号は、宇佐市立特別養護老人ホーム条例の一部改正についての件でございますが、これは当該施設に指定管理者制度を導入するに伴い、指定管理者制度に関する規定の整備及びその他所要の改正を行うものであります。  議第五十三号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは地方税法改正に伴い、固定資産税の特例の導入及びたばこ税手持品課税申告書の様式などの改正を行うため、宇佐市税条例等の一部改正を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。  議第五十四号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは地方税法の改正により、課税標準額の特例割合を市の条例で決定できるわがまち特例への新たな対象資産の導入と法改正に伴う所要の改正を行うため、宇佐市都市計画税条例の一部改正を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。  議第五十五号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは地方税法等の改正に伴い、国民健康保険税の軽減措置を拡充するなど所要の改正を行うため、宇佐市国民健康保険税条例の一部改正を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。  議第五十六号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第二十条の地方公共団体等を定める省令等の一部を改正する省令の改正により、固定資産税の課税免除等に関する措置の適用期限が延長されたことなどに伴い、条例上の期限を延長するため、宇佐市税特別措置条例の一部改正を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。  議第五十七号は、専決処分の承認を求めることについての件でございますが、これは固定資産課税台帳に登録された価格に関する審査の申し出に対する行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律により、一部改正された地方税法の規定の適用について経過措置の明確化を図るために、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例により一部改正された宇佐市固定資産評価審査委員会条例を一部改正するため、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。  議第五十八号は、訴えの提起についての件でございますが、これは市営住宅の明け渡し等を求めることについて、訴えを提起するため、議会の議決を求めるものであります。  議第五十九号は、訴えの提起についての件でございますが、これは特定非営利活動法人院内町活性化協議会への委託業務に関する委託料の返還請求について、訴えを提起するため、議会の議決を求めるものであります。  以上をもちまして提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。  続きまして、報告について御説明をいたします。  報告第二号は、平成二十七年度宇佐市一般会計繰越明許費繰越計算書についての件でございますが、これは平成二十七年度宇佐市一般会計補正予算(第三号)(第四号)(第五号)で計上した繰越明許費のうち、国の第一次補正予算に伴うTPP関連補助金を活用した担い手確保・経営強化支援事業や、地方創生加速化交付金を活用したUSA未来・産業創造事業など全二十七事業、総額四億五千百五十二万八千円について、いずれも当該年度内に事業が完了しないことから、その翌年度執行に係る事業費の繰越計算書を調整いたしましたので、地方自治法施行令第百四十六条第二項の規定により、報告するものであります。  報告第三号は、平成二十七年度宇佐市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についての件でございますが、これは平成二十七年度宇佐市簡易水道事業特別会計補正予算(第三号)に係る繰越明許費の本庁簡易水道維持管理費ほか一件を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第百四六条第二項の規定により報告するものであります。  報告第四号は、平成二十七年度宇佐市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についての件でございますが、これは平成二十七年度宇佐市公共下水道事業特別会計補正予算(第四号)に係る繰越明許費の公共下水道建設事業ほか二件を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第百四六条第二項の規定により報告するものであります。  報告第五号 宇佐市土地開発公社の経営状況について、報告第六号 一般財団法人宇佐勤労者福祉協会の経営状況について、報告第七号 公益社団法人あじむ農業公社の経営状況についての件でございますが、これは地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により、市が出資設立している法人の平成二十八年度事業計画を報告するものであります。  報告第八号は、専決処分の報告についての件でございますが、これは地方自治法第百八十条第一項の規定による市長の専決処分指定事項の規定により指定された事項につきまして専決処分をいたしましたので、地方自治法第百八十条第二項の規定により報告するものであります。  以上をもちまして、報告の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)以上で提案理由並びに議案の内容についての説明を終わります。   ~ 日程第六 閉会中の継続審査となっている委員会付託事項 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第六、議会閉会中の継続審査となっています委員会付託事項につき、審査の結果についての報告を求めます。  産業建設常任委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)皆様おはようございます。産業建設常任委員長の衛藤義弘です。  平成二十七年十二月第五回宇佐市議会定例会において付託された以降、継続審査となっていました請願一件について、去る五月二十四日に委員会を開催し、経済部長、農政課長の説明員出席を求め、慎重に審査いたしました結果、次のとおり決定しましたので、その経過及び結果について報告します。  平成二十七年請願第七号、農業と食の安全、国民の医療を守るためTPP大筋合意からの撤退を求める意見書の提出に関する請願ですが、本請願は、昨年十月五日、閣僚レベル交渉で大筋合意に至った環太平洋パートナーシップ(TPP)協定に関して、国及び関係行政庁に対して、1)大筋合意の詳細と協定書本文を開示し、国会、国民の議論を保障すること、2)国会決議に違反する合意は撤回し、協定書の調印と批准を行わないこと、以上二項目について要望する意見書の提出を求めるものです。  委員からは、宇佐市内には日産自動車の下請、孫請会社など、多くの方が自動車関連の仕事についており、アメリカの生産対応に対する車両などの採用が増え、仕事が増える可能性がある。請願の文言は理解しているが、自動車関連の立場からすれば反対であるという意見、TPPの問題に絡んで、国は農業を守らなければいけないということから、国内対策として、宇佐市でも国営緊急対策事業など、かなり予算化をいただいている。どちらかといえば反対であるという意見、実際に、関係国が議論を尽くした上で調印まで済ませている。この段階で撤退は考えられない。撤退を求める意見書案を提出するのは、宇佐市議会としての見識が問われるのではないかという意見、請願内容は理解できるし、農林水産業が切り捨てられていいとは思わないが、基軸、基本は、日本は貿易立国である。もう一つ、大事なことは、アメリカを中心とした経済の仕組みの中に入ることは、日本の安全保障の面からも大事なことである。国内で農林水産業のデメリット部分は何とか改善する部分はあると思うが、だからといって撤退するということにはならないという意見、農業と食の安全、国民の医療を守るために、ぜひそこを努力してくださいという要望であればよいが、撤退ということに関しては反対であるという意見などが出され、全委員が請願に反対という状況でありました。  四度にわたって慎重に審査した結果、全委員一致で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。 ◯議長(中島孝行君)市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。先ほどの提案理由の口述の中に一部誤りがございましたので、おわびして訂正をいたします。  先ほど、議第五十五号、専決処分の承認を求めることについてで、五十五号のほうで国保税の軽減措置を拡充するなどの所要の改正をする専決処分いたしましたといった説明をしまして、これが五十六号、そして、先ほど五十六号という形で企業立地等に関する適用期限を延長する専決処分をしましたというのが、五十六号と申し上げましたけれども、これが五十五号ということで、ちょっと入れかわっておりました。大変申しわけございませんでした。おわびして訂正を申し上げます。  以上でございます。   ~ 日程第七 委員長報告に対する質疑、討論、採決 ~ ◯議長(中島孝行君)では、日程第七、これより、委員長報告に対する質疑、討論、採決に入ります。  平成二十七年請願第七号、農業と食の安全、国民の医療を守るためTPP大筋合意からの撤退を求める意見書の提出に関する請願を議題といたします。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。  用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)おはようございます。十三番、日本共産党の用松です。  一応委員長に質疑の要旨を渡しているんですけれども、時間の制限もあるんで。  まず第一点は、重要五品目の二八・六%が関税の撤廃が明らかになると。日本農業新聞のアンケート調査によると、一月時点で、重要五品目について除外するという国会決議が守られてないという組合長が九一・七%に上っていると。さらに直近の四月一日に発表された日本農業新聞の農政モニターでも守られてないと答えた方が六三%に上っているわけですが、まず第一点、このような点をどう審議し、不採択にしたのか。一問一答やろ。 ◯議長(中島孝行君)衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)それでは、今の質疑にお答えをいたします。  重要五品目や日本農業新聞のアンケート調査の件については、意見は出ませんでしたが、委員からは、大筋合意して調印を済ませている。関係国が話をして議論を尽くした上での大筋合意に至ってる。この段階で撤退というのは考えられないという意見。  それから、それに対して撤退を求める意見書を提出するというのも宇佐市議会としての見識を問われるのではないかと思われる。今さら撤退は、恐らく世論、有識者の方からしても考えがたいところだ。  重要品目に対しては、国も徹底的に守るというところで、多少の譲歩がありながらも頑張って議論した結果だということの意見で、反対の立場という意見がございました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。
    ◯十三番(用松律夫君)じゃあ、一通りやります。ちょっと時間の関係。  二点目、日本だけが七年後に関税の撤廃についての再協議が義務づけられているんですけれども、この点について、どのように審査し、不採択の決定をしたのか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その点についての議論や意見はございませんでした。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)三点。政府の影響試算額では、関税一〇%以上かつ国内総生産が十億円以上の十九品目に限定した上で、その影響額を千三百億円からマックス二千百億円というふうな生産額が減るとされているんですけれども、四月一日に発表された日本農業新聞の先ほどの農政モニターでも、七六・七%の回答者が、影響を少なく見過ぎているという結果が出てるんですけど、この点はどう審議されたんですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)三点目の日本の農業新聞の農政モニターの議論と意見等はございませんでしたが、現行の農林水産業者の実施に支障が生じないよう、十分な財源を確保すべき、また弾力的な執行による生産者が安心できる基金等の仕組みを構築すべきである等から、生産者の不安を解消する経営安定化対策を実施する。  二点目、生産性向上、高付加価値化による競争力、強化対策を実行する。  三点目、消費者の視点も重視し、国民の理解と支持が得られる対策とする等など、これは一部、党からのそういう提言も行われているということでございますので、政府に対しては、その提言にしっかり取り組んでもらいたいと思ってます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)全然かみ合ってないんですけれども、政府の試算額が少なく見積もっているという声が圧倒的だと。事実、長野、茨城等々八県の試算では二千七百億円と、既に政府の言うマックス二千二百億円を超えているわけですね。そういうのを、事実として論議しないというのはどういう理由ですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)論議しないということではなく、この議論の中にこういった委員からの意見がなかったということです。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)四点目。宇佐市における農業にどういう影響を及ぼすのかという点について、執行部から金額、品目等についてどのような詳細な説明がありましたか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)執行部より、TPPにおける経済効果、さきに大分県が県内試算を出しているが、大分県の経済全体では千百五億円の増加ということだが、農林水産業の生産は十一・九億円から二十二・四億円の減少であるというふうに試算している。  宇佐市の場合も一概にこのとおりとはならないが、県の減少率等を参考にして、影響額を出したところ、参考数字であるが、宇佐市のデータが古く、平成十八年の産出額しかなかった。それで試算してみると約五千六百万円から約一億三百万円の減少ということになるかと考えているということに対して、今の段階では、県の試算資料ということで、仮定、推計の数字であるということで、まだまだ正しい数字とは言えないという意見がございました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)県も市も、米の影響額については、その中でゼロだというふうにしているわけですけれども、五月七日の毎日新聞の報道では、青森が二十三億円の打撃を受けると。新潟の場合は九十二億円の減がある一方で、百七十億円の増加の可能性もあるということで、新潟をちょっと除いて、福井では十五億二千万円、滋賀では十八億円、京都では一億四千万円、兵庫では三十六億九千万円から四十八億八千万円。和歌山では十二億四千万円、熊本が十三億六千万円。これに五月二十四日の農業新聞では、岩手県が二十一億円ということで、新潟を除く八県で百四十一億五千万円の影響額を、米として出てるんですけど、その辺の他県の資料、あるいは全国的な資料についての論議はどうされたんですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その辺の議論はございませんでした。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)当然するべきだと思うんで。  七番目、発がん性が指摘されている成長ホルモンで飼育された牛や豚を通して、食物連鎖による生殖機能への影響、遺伝子組みかえ食品やポストハーベストといわれる、いわゆる防腐剤、防カビ剤の使用等々による残留農薬の健康被害が懸念されるんですけども、請願の中にもこれは文言がありましたけども、この点については、どのような審査をし、なぜ不採択にしたのですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その点についての意見、議論はございませんでした。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)ちゃんと請願の趣旨にも要旨の中にも盛り込んでるわけで、時間の関係で、非常に不誠実だということをちょっと指摘して、一通り終わります。  八点目、TPP参加の最大のメリットと言われる自動車分野でも、日本車の関税が、今、普通車で二・五%、これが十五年後しか撤廃されないと。トラックを輸出した場合、今二五%が課税されるけど、それを撤廃するのは三十年後と。しかも、それぞれの自動車部品の原産地比率が高く設定をされているため、当初から言われた自動車産業のメリットは半分以下というふうにされてますけども、先ほどの自動車産業の方の意見等についてですね、一方では、そのメリットが半分になるという点については、あるいは宇佐の、半分になることについての宇佐の影響については、どのような審査をしたのか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)今の質疑に対しては、その議論、意見はございません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)いや、現実に、先ほど趣旨はわかるが自動車産業から見れば賛成だと。もちろん、請願に反対だという内容だったと思うんですけれども、不採択に賛成ちゅうことですから。そうなると、宇佐市の影響について、なぜ聞かなかったんですか。関係課長なり、執行部について。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)委員のほうからはですね、自動車関連については、今後、撤廃により大いに業績等、また雇用の面についても十分対応ができる、また仕事が増えていくという内容でしたので、その意見となりました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)医療の崩壊についても警鐘を鳴らしているわけですけども、薬価を決める会議にアメリカの大手製薬メーカーの代表が参加できるような仕組みになると。エイズの薬がね、何十万円にもなるというようなことも報道されていますけれども、こうしたことによって薬価がつり上げられ、高どまり傾向になるという点について、医療への影響はどのように審査されましたか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その件につきましても、議論、意見はございません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)それも不誠実で、やっぱりちゃんと趣旨に医療崩壊等々、食の安全も書いているわけですからね。真面目に審議をしてほしいと。  それから次、四月五日に国会に提出されたTPPに関する政府文書、皆さん、マスコミ等で重々御承知の上だと思うんですけども、いわゆるノリ弁当と。日付と表題、項目以外は、全て真っ黒々と。で、国民に、あるいは国会に、徹底した秘密主義が貫かれている。  国会決議の第七項目にどういうふうに書いているか。いわゆる国会決議が守られたか守られないかという、あの国会決議ですね。七項には、交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置することとなっていると。こういう国会決議に違反して、黒塗りの文書が出た点について、どのような審議をされたんですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その件につきましては、既に調印も行っているということ、それとTPPの内容を速やかに開示するということに関しても、合意したときに秘密厳守というところもあるので、内容を見守るのも、もう大変無理があるのかという御意見がありました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)全く答弁になってないと。答えになってない。  国会決議の第七項目に違反して、秘密主義が貫かれているということですから、せめてですね、私たちが出した請願の一にあるように、国会の議論を保障すると、その請願一項目だけでも採択しなかったことについて、どのように感じているんですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)今回の分は、政府レベルで既に調印も行っており、状況は変わっていると。政府も十分な対策もとると言っている。当初予算にもTPP関連予算もかなり入っている。あくまでも請願項目一のみの請願ではなく、TPP大筋合意からの撤退を求める意見書の提出に関する請願である採択であります。委員会で議論した結果でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)今までの例で、部分採択とかあるいは附帯決議をつけるとかね、そういう配慮さえしないというのは、やっぱり市民に対する背信行為になると。  しかも二〇一〇年十二月議会で、ここにおられる中島議長も紹介議員となって、TPP参加反対の請願書を衛藤委員長も含めて全会一致でね、採択をしている。  今回、なぜ不採択にしたのか。どういう変化があったのか。その点の見解をお聞きしたい。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)そのときの状況とは、既に変わってきています。調印も行っています。政府も十分な対策をとるとも言っていますし、当初予算にもTPP関連予算がかなり入ってきているということですので、そういう意見でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)後で討論で述べるように、TPPというのは、当然のことですけど、全ての関税を撤廃すると。非関税障壁をなくすということがもう眼目であるから、被害がすぐ来るか、あるいは何年後に来るか等々の違いはあるにしても、国民に不幸とそれから医療崩壊と経営の困難等々を持ち込むわけですから、そういう点については、全然本質的に変わっていないわけですね。  したがってね、委員長にちょっとお願いをしたいんですけど、せめて請願項目の一にあるように、国民への説明責任ちゅうか、国民への議論を保障するとか、あるいは附帯決議をつけるとかいうことで、議長にね、休憩を申し入れて、再度審議して、先ほど言った情報公開部分とか附帯決議をやるという考え、委員長自身ないんですかね。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)それについて、私の見解を述べることではなく、委員会で議論した結果でございますので、そういうことでございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)委員会条例の規則では、委員長がね、招集すればできると思うんですけれども、それをぜひ再度検討してもらうということと、最後になるかもしれないんですけれども、いわゆる水田が持つ多面的機能という点でですね、やっぱ事は非常に重大だと。  日本学術会議が発表した資料では、水田の持つ洪水防止機能が年間三兆四千九百八十億円の経済効果をもたらしていると。水源涵養機能が年間で一兆四千六百三十三億円と。土壌浸食防止機能ですね。ダムの二倍の貯水、保水能力を持つということで、大体これも年間三千三百十八億円と。水源涵養機能、地下水等々ですね、これも年間五百三十七億円と。土砂崩壊防止機能等についても年間四千七百八十二億円ということで、合わせて五兆七千七百二十一億円の多面的機能を持つわけですけども、この多面的機能が侵されるという点については、どのような審議をされたんですか。 ◯議長(中島孝行君)産業建設委員長 衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)その点についても、委員からの意見、議論はございません。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)総じてですね、多角的に慎重審査、慎重審査、確かに四回もね、慎重審査をした点についてはね、それなりの評価をしなきゃならんと思うんですけども、多面的に論議をしないというのはどういう……。不採択先にありきという姿勢で、委員長、やったんやないですかね。違いますか。 ◯議長(中島孝行君)衛藤義弘君。 ◯産業建設常任委員長(衛藤義弘君)それは、非常に委員会に対する冒涜になるんではないでしょう。委員会でしっかり議論した結果でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)いや、しっかり議論したって、委員長、言うならね、個人攻撃をするつもりは毛頭ないし、個人的にはね、尊敬している面もあるんで。  それぞれの、例えば特に食の安全ですね。医療の崩壊、ISD条項とか、等々、それについて、論議をしない……。 ◯議長(中島孝行君)質疑を終了します。ほかに質疑ありませんか。  (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(中島孝行君)質疑なしと認めます。  それでは、これより討論に入ります。  委員長報告は不採択とすべきものであります。まず、本請願に対して反対討論はありませんか。  後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)議席番号五番の後藤竜也でございます。  請願第七号 農業と食の安全、国民の医療を守るためTPP大筋合意からの撤退を求める意見書の提出に関する請願に関して、採択に反対の立場で討論をさせていただきます。  私も、TPPにもろ手を挙げて賛成というわけではございませんが、大筋では賛成せざるを得ないとの立場でございます。  TPPに関しては、国会でも継続審査となり、交渉過程も参加各国との約束事で公開できないという事情もあり、また、アメリカ大統領選挙の行方でも大きく左右されることから、現時点では評価をすることは大変困難であります。しかしながら、長い期間をかけ、各国が国益を守るためのぎりぎりの交渉が続けられてきた中で、大筋の合意に至ったということは、大変重い事実であります。  日本政府も国益を守るべく、最大限の努力をし、また他国も譲歩し、合意に至ったものを撤回することは、日本の国際的信用を大きく傷つけることにつながります。交渉は相手があることであり、一〇〇%日本の主張をのませることは大変困難であります。
     これから日本は、人口減少社会となり、必然的に消費の落ち込みが想定されます。その中で、海外に販路を求めることが容易になり、またそもそも貿易立国である日本にとって、TPPは国益にかなうものと思います。  また、安全保障の面からも、経済的なつながりは安全保障につながる側面もあります。今、日本の置かれた状況を考えると、大きなメリットがございます。  しかしながら、農業面等では、デメリットが予想されることから、政府には国会決議を重んじ、重要品目を守る取り組みとともに、振興策の充実を要望したいと思います。  TPPには今後も注視をし、日本の農業と食と医療を守るための要望はいたしたいと思いますが、大筋合意からの撤退は、以上の理由からそぐわないと判断いたしますので、請願の採択には反対といたします。  以上で反対討論を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次、本請願に対する賛成討論はありませんか。  用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)皆さん、改めておはようございます。十三番、日本共産党の用松です。  農業と食の安全、国民の医療を守るため、TPP大筋合意からの撤退を求める意見書の提出に関する請願の採択を求めて討論を行います。  若干長くなるかもしれませんが、愛する我が日本と宇佐市、そして子供たちの将来のためにも、最後までお聞きをお願いし、採択に賛成してくれるよう訴えるものであります。  採択すべき理由は、次の九項目十一点であります。  まず第一に、総論として、そもそもTPPは関税をゼロにすることが大前提であり、あらゆる非関税障壁の撤廃が眼目となり、日本の政治、経済、文化に大きな混乱と打撃を与えるものであり、日本を取り戻すどころか、TPP対策ということで税金を投入し、日本をアメリカを初めとする多国籍企業に売り飛ばすものだという点であります。  第二点は、不採択とすることは、国民の声を軽視、もしくは無視するばかりでなく、国民の利益に反する点であります。その根拠の第一は、日本農業新聞のアンケート調査でも、先ほど申しましたようにJA組合長の九一・七%が守れられてない、国会決議は。四月一日で発表したモニターでも、大筋合意を評価しないと答えた方が五八%に上っている点であります。  二点目の国民の声を無視、または軽視し、国民の利益に反する根拠の第二点は、政府の影響額の試算では千三百億円から二千百億円の生産額が減るとされております。TPP研究の第一人者と言われる鈴木宣弘東大大学院教授の試算では、重要五品目だけでも八千八百二十四億円、約ですね、農産物の合計では一兆五千五百九十四億円に上ることになっております。  また、先ほど述べたように、独自に試算をした県単位では、八県の合計が二千七百億円と、既に政府試算のマックスを五百億円以上、上っていると。こうしたことから、四月一日の、これも日本農業新聞の農政モニターでも、七六・七%の方が実に影響を少なく見積もり過ぎているという回答が出ている点であります。  採択すべき理由の第三は、日本の農林水産業の疲弊と崩壊を加速させるものであるという点です。政府が今年一月、全国各地で農政新時代という説明資料に基づいて、行政関係者あるいは農業関係者を対象にした説明会でも、全品目の九五%が関税が撤廃されると。農林水産物の八一%の関税が撤廃される。しかも、先ほど申しましたように、日本だけが再協議を義務づけられ、文字どおり、片務的な条項、不平等の条項が盛り込まれている。この点についても、断じて許すことはできません。  第四は、米、麦、牛肉、豚肉、乳製品及び甘味資源作物の重要五品目については、国会決議では除外または再協議を行い、これらの五品目は聖域が確保できない場合は脱退も辞さない、こう国会決議でなされています。ところが、交渉の中で除外という項目はそもそも概念にないんだということが明らかになり、森山大臣もそれを認めたと。重要五品目の五百八十六品目中、関税が撤廃されるのが、先ほど申しましたように二九・七%の百七十四品目。農産物全体では、二千三百二十八品目のうち約八割の千八百八十五品目の関税が撤廃されると。  重要五品目の中身では、米では、もう皆さん御存じのように、釈迦に説法ですけども七万八千トンの特別輸入枠、麦は事実上の関税であるマークアップ、いわゆる輸入差益を四五%に削減する。牛は、三八・五%の削減を九%にすると。豚は、低価格の関税を、一キロ四百八十二円を百二十五円とし、十年後には五十円まで削減する。豚の高価格品の関税四・三%から二・二%に削減すると。そして、これも十年目には撤廃をすると。乳製品については、一部を十六年目に全部撤廃する。砂糖など、甘味資源作物は、高糖度の精製用原料等については関税撤廃ということになっております。しかも、皆さん御承知のように、一度自由化、規制緩和された条件は、当該国の不都合、不利益にもかかわらず、一切取り消すことができないというラチェット条項も盛り込まれている点であります。  採択すべき理由の第五は、徹底した秘密主義で、国会にも国民にも大筋合意に至った経過やその理由が全く知らされていない点であります。協定文書は、附属文書を含めて英文で八千四百ページに上り、和訳されたのはわずか二千四百ページ、残り六千ページは和訳すらされてないという状況であります。国会決議第七項では、先ほど読み上げたように、交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置することと。ところが、四月五日に国会に提出された文書、表題と日付のみで、あとは全て真っ黒ということで、このことは皆さん、何を示しているでしょうか。国会決議を破ってでも、秘密にしなければならないほど、国民に不利益をもたらすものであることの何よりの証左であるといえる点であります。  第六の理由は、TPP最大の問題と言われるISDS条項であります。国会決議では、国の主権を損なうISDS条項は、合意しない。これも国会決議に違反する。ISDS条項は、これも釈迦に説法ですけども、外国の投資家や企業が、投資先の国や自治体の施策が協定に違反し、損害を与えると判断した場合、国際的な仲裁機関に投資先の国や、我が宇佐市もそうですけれども、自治体を訴えて、損害賠償請求ができると。そればかりか、その国の条例や法律の変更、さらには裁判所の判決さえ執行停止を命じることができる。まさに立法権、行政権、司法権の三権を全て侵害する危険を持つものであります。しかも弁護士は三人で、このうち一人が訴える企業の弁護士、もう一人はアメリカが大きな影響力を持つ世界銀行から選任される弁護士、あと一人が日本政府が選任する弁護士で構成され、一回の判決で確定する。  これまでのケースでは、ドイツ政府が原発ゼロに転化したことにより損害を受けたとして、大手電力会社がドイツ政府を訴えている例。あるいは、エジプト政府が最低賃金を引き上げたことでフランスの企業がエジプト政府を訴えている例。さらには、メキシコの政府が環境保全の立場から産業廃棄物の建設を不許可にしたということで、アメリカの企業に訴えられ、既にこれはメキシコ政府が敗訴し、メキシコ政府は企業に約十八億円の支払いを行っていると。件数の面では、これまで七十七件の提訴が行われており、その内訳はカナダが三十五件、このうち敗訴が六件で、これまでに支払った損害賠償額は二百億円プラス弁護士費用。メキシコでは二十二件訴えられ、五件が敗訴し、残りは係争中。これまでに支払った損害賠償は二百四十億円と。アメリカは二十件訴訟が起こされてますけども、十一件で全て勝訴、無敗、あと係争中。まさにその国の利益を売り渡し、多国系企業の利益に奉仕する仕組みになっている点であります。  第七点は、食の安全の問題です。遺伝子組みかえ食品の飼料や、発がん性の高い成長ホルモン剤で飼育された牛や豚による食物連鎖の健康被害の懸念であります。特に、ラクトパミンやガンマBSTなどは、アメリカで発がん性が証明されて、中国、ロシア、EUなどでは輸入も使用も禁止されている。また、生育過程の残留農薬やポストハーベストと呼ばれる収穫後の防腐剤や防カビ剤の散布による健康被害も懸念をされてます。さらに、アメリカ産の大豆の九三%は遺伝子組みかえで行われており、日本の大豆総供給量の七一%は、実にこのアメリカ産の大豆に依存していると。  また、防疫関係の検査体制についてもそうですけども、検査体制の不足も関係者から指摘されています。輸入に伴う輸入手続の平均所要時間を現在の六十二・四時間を四十八時間に短縮すると。検査率は二〇〇九年一二・七%から二〇一四年は八・八%に低下をしていると。加えて、食品添加物の承認数は二〇〇五年時点が三百六十一品目、既に去年の九月末時点で四百四十九品目に増えている点であります。  さらにGM、遺伝子組みかえ、表示の撤廃と安全審査の簡略化も健康不安に拍車をかけているところであります。例えば、BSE検査は、これまで二十カ月齢から三十カ月齢へと緩和されております。  第八は、日本の医療を崩壊の危険にさらしていくことは明々白々であります。もちろん国民皆保険制度については、大筋合意の内容には含まれておりませんが、約十兆円の世界第二位の日本の医療市場が狙われております。当面、薬価の高どまりの傾向の拡大と自由診療の拡大が懸念され、お金がなければ医者にかかれなくなるという不安は拭うことはできません。  国民皆保険制度のないアメリカでは、マイケル・ムーア監督のシッコという映画で紹介されました。医療ジャーナリストの堤未果さんの試算によると、初診料が二万円から三万円、骨折入院で百八十万円、貧血入院で二百四十万円、盲腸の手術は州によって違うけれども百五十万円から四百四十万円、まさに信じられないくらいの高額で、保険に入れない低所得者の方が、アメリカでは毎年六千人近い方が命を奪われていると。  最後の第九点は、官公需や自治体の入札に、アメリカの大企業への参加の道を開き、地方の土木建設業は危機的な状況に追い込まれる可能性が極めて高いと言わざるを得ません。協定書の第十五章、公共調達の項では、政府、自治体の道路、橋などの公共事業も、いずれは外資系企業も平等に競争入札をしなければならなくなるということであります。  このほか知的財産権の問題などもありますが、時間の関係で省略をいたします。  皆さん、二〇一二年の六月議会では、原発依存から自然エネルギーの転換を求める請願を、当該委員会では一旦不採択にいたしましたが、本会議で逆転採択した例に見習い、宇佐市議会の良識を示し、採択するよう求めるものであります。とりわけ強調すべきことは、全体としてTPPが日本の国の形を根本から覆すような希代の悪法であることは、後世の歴史家が指摘することであろうということは、明々であります。議員の皆さんの賢明な判断をお願いし、請願の採択を重ねて求めて、討論を終わります。 ◯議長(中島孝行君)ほかに討論はありませんか。  (「討論なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(中島孝行君)討論なしと認めます。  討論を終結いたします。  これより平成二十七年請願第七号を採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択とすべきものでありますので、本請願を採択と決することについてお諮りいたします。本請願を採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ◯議長(中島孝行君)起立少数であります。  よって、請願七号は不採択と決定いたしました。 ◯議長(中島孝行君)以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  明日四日から十二日までは議案調査のために本会議を休会いたします。  休会明けの本会議は、六月十三日午前十時から再開し、市政一般に対する質問を行います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。  なお、この後、全員協議会を開催しますので、議員控室にお集まりください。また、全員協議会終了後、引き続き、議会活性化特別委員会を開催しますので、第一理事者控室にお集まりください。お疲れさまでした。                    散会 午前十一時二十六分 宇佐市議会...