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2016年03月03日 平成28年第1回定例会(第4号) 本文
2016年03月03日 平成28年第1回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2016-03-03
    2016年03月03日 平成28年第1回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2016年03月03日:平成28年第1回定例会(第4号) 本文 (348発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇一分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十八年三月第一回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。  ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成二十八年三月三日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一.防災について             │      ┃ ┃川谷光紹君 │ (1)防災行政無線のデジタル化を進めてい  │担当部課長 ┃
    ┃      │  く中で、難聴地域を調査し、優先的に  │      ┃ ┃      │  増設してはどうか。          │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市避難所一覧を見直すべきだと思  │担当部課長 ┃ ┃      │  うが、宇佐市避難所を選定する際の要  │      ┃ ┃      │  件は。                │      ┃ ┃      │ (3)災害時には「分散型エネルギー」であ  │担当部課長 ┃ ┃      │  るLPガスが重要になるが、義務教育  │      ┃ ┃      │  のなかで、ガス機器を使用した災害時  │      ┃ ┃      │  の調理実習に取り組んではどうか。   │      ┃ ┃      │二.宇佐市まち・ひと・しごと創生につい  │      ┃ ┃      │  て                  │      ┃ ┃      │ (1)街なみ環境整備地区空き家空き店舗対  │担当部課長 ┃ ┃      │  策事業のなかで、宇佐市の観光戦略に  │      ┃ ┃      │  合致した出店者に対して、さらに援助  │      ┃ ┃      │  することができないか。        │      ┃ ┃      │ (2)コミュニティバス利用者の少ない路線  │担当部課長 ┃ ┃      │  や、運転免許証の自主返納をさらに推  │      ┃ ┃      │  進していくために、乗合タクシーを検  │      ┃ ┃      │  討しては。              │      ┃ ┃      │ (3)インバウンド対策としての交通網の整  │担当部課長 ┃ ┃      │  備計画は。また、二次交通の情報提供  │      ┃ ┃      │  はどのように行っているのか。     │      ┃ ┃      │ (4)貧困対策として、各課を横断した総合  │市長    ┃ ┃      │  的な活動を展開するための組織を設置  │      ┃ ┃      │  することはできないか。        │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二十一番  │一.平成二十八年度施政方針、当初予算に  │市長及び  ┃ ┃斉藤文博君 │  ついて                │担当部課長 ┃ ┃      │ (1)UIターン者の支援、若者定住につい  │      ┃ ┃      │  て                  │      ┃ ┃      │ 1) 就労への具体的支援策は。      │      ┃ ┃      │ 2) 住宅改修支援事業を家の後継ぎター  │      ┃ ┃      │  ン者にも拡大出来ないか。       │      ┃ ┃      │ 3) 宇佐市に住民票を置き、新卒者(高  │      ┃ ┃      │  校・大学・専門学校)が就職した場   │      ┃ ┃      │  合、ある程度の市内定住を条件に祝い  │      ┃ ┃      │  金等を支給してはどうか。       │      ┃ ┃      │ (2)すくすく子育て祝金事業の入学祝金で  │      ┃ ┃      │  高等学校の入学を対象にしていないの  │      ┃ ┃      │  はなぜか。              │      ┃ ┃      │ (3)新庁舎建設事業について、仮に建て替  │      ┃ ┃      │  えとなった場合予算措置はどのような  │      ┃ ┃      │  計画で実施されるのか。豊後高田市や  │      ┃ ┃      │  国東市を例に説明を求めます。     │      ┃ ┃      │ (4)宇佐市平和ミュージアム(仮称)建設  │      ┃ ┃      │  事業について、建設にむけて本格的に  │      ┃ ┃      │  動きだすが、完成後の維持管理、運営  │      ┃ ┃      │  費をどのように考えているのか。    │      ┃ ┃      │ (5)ごみ処理施設建設周辺地域対策事業で  │      ┃ ┃      │  市道、農道整備は具体的にはどの場所  │      ┃ ┃      │  を予定しているのか。また、県道整備  │      ┃ ┃      │  にむけての要望の取り組み状況は。   │      ┃ ┃      │ (6)市税歳入で二十七年度と同額の予算を  │      ┃ ┃      │  計上しているが、二十六年度決算の市  │      ┃ ┃      │  税歳入減の総括はできているのか。   │      ┃ ┃      │二.防災、災害対策について        │      ┃ ┃      │ (1)防災意識の向上にむけての取り組み   │      ┃ ┃      │  は。また、関係機関とのネットワーク  │      ┃ ┃      │  づくりの更なる強化対策が必要ではな  │      ┃ ┃      │  いか。                │      ┃ ┃      │ (2)最近は想定外の災害が起こっている   │      ┃ ┃      │  が、災害後のごみの仮置き場を宇佐市  │      ┃ ┃      │  はどのように考えているのか。     │      ┃ ┃      │ (3)今回の寒波でも感じたが、非常時の水  │      ┃ ┃      │  の確保対策は。            │      ┃ ┃      │三.TPPの大筋合意に対して、今後、関  │      ┃ ┃      │  係機関との対策会議は考えていないの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一.地方創生に対する市長の考えについて  │市長    ┃ ┃和気伸哉君 │  これまで七年間の様々な功績を振り返  │      ┃ ┃      │  り、ご自身、任期最終年度となられる  │      ┃ ┃      │  平成二十八年度は、まさしく地方創生  │      ┃ ┃      │  元年としての節目の年となります。地  │      ┃ ┃      │  方創生に対し、政策の意気込みと、ご  │      ┃ ┃      │  自身の思いを問う。          │      ┃ ┃      │二.観光政策について           │市長、   ┃ ┃      │ (1)国も、経済の活性化や地方創生の観点  │担当部課長 ┃ ┃      │  から「観光立国」は重要な政策課題の  │      ┃ ┃      │  一つと位置づけており、本市も宇佐神  │      ┃ ┃      │  宮をはじめとして、素晴らしい観光拠  │      ┃ ┃      │  点が存在します。来年度は、インバウ  │      ┃ ┃      │  ンドに対し経済効果の拡大に繋げるた  │      ┃ ┃      │  め、どのような施策を行うか。     │      ┃ ┃      │ (2)本市内の重要観光拠点に、観光アピー  │市長、   ┃ ┃      │  ルの一つにもなり、災害時には通信手  │担当部課長 ┃ ┃      │  段の確保にも役立つ、公衆無線LAN  │      ┃ ┃      │  (Wi─Fi)の環境整備が出来ない  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (3)本市は、インバウンドに対して現在、  │市長、   ┃ ┃      │  通過型観光地となっているが今後、滞  │担当部課長 ┃ ┃      │  在型の観光地としての考えは持ってい  │      ┃ ┃      │  るか。                │      ┃ ┃      │ (4)人気動物園ランキングで、本市のアフ  │市長、   ┃ ┃      │  リカンサファリは全国第三位になっ   │担当部課長 ┃ ┃      │  た。また、トップ一〇に入った九州の  │      ┃ ┃      │  動物園はアフリカンサファリのみであ  │      ┃ ┃      │  る。名実とも、九州を代表する動物園  │      ┃ ┃      │  としてPR出来ないか。        │      ┃ ┃      │ (5)日光では、世界遺産の東照宮・輪王   │市長、   ┃
    ┃      │  寺・二荒山神社などに、「堂者引き」  │担当部課長 ┃ ┃      │  という現地観光ガイドが、日光の奥深  │      ┃ ┃      │  き歴史を、楽しく説明してくれます。  │      ┃ ┃      │  また、二度三度訪れるリピーターに人  │      ┃ ┃      │  気があり、観光集客にも効果がありま  │      ┃ ┃      │  す。本市にある、八幡総本宮 宇佐神  │      ┃ ┃      │  宮にも観光アピールの目玉として現地  │      ┃ ┃      │  観光ガイドがいることを定期的に発信  │      ┃ ┃      │  してはどうか。            │      ┃ ┃      │三.ふるさと応援寄附金について      │市長、   ┃ ┃      │ (1)担当課の努力により、寄附額が昨年度  │担当部課長 ┃ ┃      │  より、二倍近く増額しているようだ   │      ┃ ┃      │  が、どのようなプロモーションで増額  │      ┃ ┃      │  しているのか。            │      ┃ ┃      │ (2)寄附者に対して、寄附金額に応じ、お  │市長、   ┃ ┃      │  礼状又は、特産品の贈呈をしていると  │担当部課長 ┃ ┃      │  思うが、全国各地で様々な取り組みが  │      ┃ ┃      │  行われている。特産品の他に何か考え  │      ┃ ┃      │  ているか。              │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十九番   │一.平成二十八年度 施政方針より宇佐市  │市長、   ┃ ┃筌口 孝君 │  版総合戦略についての施策の具体性に  │担当部長  ┃ ┃      │  ついて                │      ┃ ┃      │ (1)少子高齢化・人口減少に伴う交通イン  │      ┃ ┃      │  フラについて             │      ┃ ┃      │ 1) 東九州道の全線開通に伴い、安心院  │      ┃ ┃      │  ICの高速バス停の再利用が求められ  │      ┃ ┃      │  る。(地域の活性化とまちづくりに活  │      ┃ ┃      │  かされると思うが)          │      ┃ ┃      │ 2) 宇佐市合併から十年、これからの五  │      ┃ ┃      │  年~十年を考え、本庁舎と院内・安心  │      ┃ ┃      │  院支所の連携強化は欠かせないが、本  │      ┃ ┃      │  庁舎へのバスの乗り入れは。(市内巡  │      ┃ ┃      │  回バスとの連携等)          │      ┃ ┃      │ 3) 宇佐市安心院の家族旅行村は、リニ  │      ┃ ┃      │  ューアルが進められ、安心院ワイナリ  │      ┃ ┃      │  ー・朝霧の庄・パークゴルフ場等の利  │      ┃ ┃      │  用者は増す状況にあり、地域よりバス  │      ┃ ┃      │  乗り入れを望まれている。計画は。   │      ┃ ┃      │ (2)観光振興について           │      ┃ ┃      │  宇佐市内観光バスの現状と今後につい  │      ┃ ┃      │  て。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十八番   │一.大幹線の花壇維持管理及び国道・県道  │市長・教育長┃ ┃中村明美君 │  の改良等について           │及び    ┃ ┃      │ (1)通称、大幹線農道(フラワーロード)  │担当部課長 ┃ ┃      │  を通るとお分かりのように、草茫々と  │      ┃ ┃      │  なったままの荒れた花壇が少なからず  │      ┃ ┃      │  あり、とても目立ちます。殆ど維持管  │      ┃ ┃      │  理されてないような状態が長く続いて  │      ┃ ┃      │  いる花壇も多々見受けられます。この  │      ┃ ┃      │  フラワー事業には、毎年、その委託維  │      ┃ ┃      │  持管理者に幾分かの助成金を出してい  │      ┃ ┃      │  ますが、その支出状況と、この管理実  │      ┃ ┃      │  態をどう把握しているのか、数字を示  │      ┃ ┃      │  しながらお答えいただきたい。     │      ┃ ┃      │ (2)現在、一枠毎に小分けして沢山のグル  │      ┃ ┃      │  ープが参加して花壇の維持管理をして  │      ┃ ┃      │  くれていますが、管理の度合いが十人  │      ┃ ┃      │  十色です。看板のサイズは統一されて  │      ┃ ┃      │  いますが、書かれている文字は、植栽  │      ┃ ┃      │  の管理具合とも相まって首をかしげる  │      ┃ ┃      │  ものもあります。おそらく多くの通行  │      ┃ ┃      │  者の意見も同様だと思います。にもか  │      ┃ ┃      │  かわらず、ここ数年を見ていてもどう  │      ┃ ┃      │  かしないとならないという考えはない  │      ┃ ┃      │  のですか。なんら対策を講じているよ  │      ┃ ┃      │  うには見受けられません。喚起をうな  │      ┃ ┃      │  がす手法を考えているのでしょうか。  │      ┃ ┃      │ (3)道路という事で質問したので、フラワ  │      ┃ ┃      │  ーロードではありませんが、項目に挙  │      ┃ ┃      │  げるほどでもない経過報告という事で  │      ┃ ┃      │  お聞きしますが、九月定例議会の一般  │      ┃ ┃      │  質問でお尋ねした、安心院地区木裳   │      ┃ ┃      │  (キノム)の県道とJAの所の国道と  │      ┃ ┃      │  の交差点、並びに県道の路線変更と拡  │      ┃ ┃      │  幅改良の要望について、答弁に対する  │      ┃ ┃      │  その後の対応状況をお聞かせ下さい。  │      ┃ ┃      │二.市営住宅への弱者入居に対する便宜に  │      ┃ ┃      │  ついて                │      ┃ ┃      │ (1)宇佐市の市営住宅への入居について   │      ┃ ┃      │  は、市報により空き状況をみて、逐   │      ┃ ┃      │  次、月毎にその都度公募しているよう  │      ┃ ┃      │  ですが、申込み状況や待機状況や利用  │      ┃ ┃      │  実態並びに家賃の滞納状況などをお聞  │      ┃ ┃      │  かせ願います。            │      ┃ ┃      │ (2)申込順でなく、月毎にされる公平なる  │      ┃ ┃      │  抽選が全てにおいて優先されるのは当  │      ┃ ┃      │  然の理(コトワリ)だとは思います。  │      ┃ ┃      │  公営住宅の基本姿勢として、「住居を  │      ┃ ┃      │  持たない・持てない者、家賃が高くて  │      ┃ ┃      │  民間の住宅には住めない人たちへの支  │      ┃ ┃      │  援」が本来の目的だと思いますが、そ  │      ┃ ┃      │  ういう人たちの中にあっても、いわゆ  │      ┃ ┃      │  る生活困窮者の中には、子どもさんを  │      ┃ ┃      │  抱えた一人親家庭がありますが、こう  │      ┃ ┃      │  いう人たちも一律な扱いの中で抽選を  │      ┃ ┃      │  しています。その抽選で毎回抽選落ち  │      ┃ ┃      │  して、仕方なく民間の高い家賃のアパ  │      ┃ ┃      │  ートに住み続けている方がいます。他  │      ┃
    ┃      │  の自治体では、特にこういう人たちに  │      ┃ ┃      │  ついては、抽選漏れがあった場合、次  │      ┃ ┃      │  回は優先して入居できる措置を講じて  │      ┃ ┃      │  いる所があると聞きました。他所に出  │      ┃ ┃      │  来て宇佐市で出来ない理由は無いと思  │      ┃ ┃      │  います。民生的な面からの対応もかん  │      ┃ ┃      │  がみて、温情のある抽選方法を導入し  │      ┃ ┃      │  て欲しい。              │      ┃ ┃      │三.市の住民票を持たない一時的に滞在す  │      ┃ ┃      │  る、里帰りで帰省した孫などを預かる  │      ┃ ┃      │  子育て支援策について         │      ┃ ┃      │ (1)子育て支援を考える中で、市内出身の  │      ┃ ┃      │  娘さんなどが、初産はもとより二児目  │      ┃ ┃      │  を出産するために上の子どもを連れて  │      ┃ ┃      │  里帰りしたり、他の事情でも一時期、  │      ┃ ┃      │  宇佐市に連れて来る例があると思いま  │      ┃ ┃      │  す。一緒に連れて帰った子どもさんを  │      ┃ ┃      │  預けたい時の養育施設についてです   │      ┃ ┃      │  が、現在は、住所(住民票)を持たな  │      ┃ ┃      │  い人への対応は、一部受け入れている  │      ┃ ┃      │  保育園もありますが、現状では、経済  │      ┃ ┃      │  的負担が親や祖父母に重くのしかかっ  │      ┃ ┃      │  ている場合があると聞いています。現  │      ┃ ┃      │  在は、一時的預かりについてどういう  │      ┃ ┃      │  支援をされていますか。        │      ┃ ┃      │ (2)実際に本市であった案件です。市外で  │      ┃ ┃      │  生活をしている母親が、2児目を出産  │      ┃ ┃      │  するのに、上の子を実家に預けてみて  │      ┃ ┃      │  もらい、自分は今住んでいる所でかか  │      ┃ ┃      │  りつけの病院で出産したいという場合  │      ┃ ┃      │  の、上の子の預かり施設の入居につい  │      ┃ ┃      │  てお尋ねします。係の窓口で、「子の  │      ┃ ┃      │  親の住民票が無いと制度的支援策はあ  │      ┃ ┃      │  りません。市内の病院で産むなら上の  │      ┃ ┃      │  子の支援策は考えられる。」と言われ  │      ┃ ┃      │  たと聞きました。国策として子育てを  │      ┃ ┃      │  支援しているご時勢に、住民票がない  │      ┃ ┃      │  からダメという門前払いを解消して欲  │      ┃ ┃      │  しいという事です。財源がないからで  │      ┃ ┃      │  すか。絶対不変の制度が根底にあって  │      ┃ ┃      │  出来ないという事でしょうか。善処す  │      ┃ ┃      │  るという回答ではなく、実現する可能  │      ┃ ┃      │  性を考えるか、考えないかの答弁を求  │      ┃ ┃      │  めます。               │      ┃ ┃      │四.買い物難民対策について        │      ┃ ┃      │  宇佐市に限らず過疎化と高齢化は、周  │      ┃ ┃      │  辺部の中山間地域では鬼気迫るものが  │      ┃ ┃      │  あります。今のままでは間違いなく   │      ┃ ┃      │  日々の生活に必要な買い物をするのに  │      ┃ ┃      │  さえ支援をきたす事は、想像するにか  │      ┃ ┃      │  たくありません。既に今でも困ってい  │      ┃ ┃      │  る方達がいる筈です。ただ買い物だけ  │      ┃ ┃      │  ではありません。行政の窓口も支所対  │      ┃ ┃      │  応では出来ない手続き等が今後益々増  │      ┃ ┃      │  えてくると予想されますが、その際の  │      ┃ ┃      │  足の確保も大変な負担を強いられてき  │      ┃ ┃      │  つつあります。そういった懸念事項に  │      ┃ ┃      │  ついて、下記の三点を質問します。   │      ┃ ┃      │ (1)市内における周辺部の生活の実態調査  │      ┃ ┃      │  は行われているのでしょうか。また住  │      ┃ ┃      │  民の要望などはどういう形で把握をし  │      ┃ ┃      │  ているのでしょうか。         │      ┃ ┃      │ (2)両院地域は商工会の対応でまかなえて  │      ┃ ┃      │  ると判断したとして、それ以外の周辺  │      ┃ ┃      │  地域での住民ニーズは如何ほどのもの  │      ┃ ┃      │  と思っていますか。          │      ┃ ┃      │ (3)宅配サービスとの兼ね合いもあります  │      ┃ ┃      │  が、民間組織にそういう取り組みを促  │      ┃ ┃      │  すような行政支援策は出来ないでしょ  │      ┃ ┃      │  うか。併せて、今回の予算書では、コ  │      ┃ ┃      │  ンビニなどの進出を想定した補助金を  │      ┃ ┃      │  計上していますが、当てがあってのこ  │      ┃ ┃      │  とですか。              │      ┃ ┃      │五.平和ミュージアム(仮称)の建設に伴  │      ┃ ┃      │  う目玉について            │      ┃ ┃      │ (1)総事業費を十一億円もかけて建設しよ  │      ┃ ┃      │  うとしていますが、今の段階で目玉と  │      ┃ ┃      │  なるような展示物がありますか。    │      ┃ ┃      │ (2)先月、鹿児島県の上空でゼロ戦が飛行  │      ┃ ┃      │  したのをTVや新聞等で見られた方は  │      ┃ ┃      │  多いと思います。なんでも所有者は、  │      ┃ ┃      │  国内で機体を保管する場所を確保した  │      ┃ ┃      │  いと新聞に書かれていました。このゼ  │      ┃ ┃      │  ロ戦を求めてはどうですか。格納でき  │      ┃ ┃      │  ないか交渉するようなことは、馬鹿げ  │      ┃ ┃      │  た話でしょうか。まさにふさわしい場  │      ┃ ┃      │  所だと思います。事業費は嵩みます   │      ┃ ┃      │  が、誘致する価値は千載一遇に値する  │      ┃ ┃      │  ものと思います。昨年のふるさと大賞  │      ┃ ┃      │  に出品した映像を思い出し、女性の身  │      ┃ ┃      │  ではありますが提案させていただきま  │      ┃ ┃      │  す。                 │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛  まず、二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)皆さん、おはようございます。何度やっても一般質問は緊張するもので、同期議員の温かい笑顔と先輩方の温かなまなざしが大変うれしく感じております。いつもともに活動し、また、御教示くださり、また、先輩方の部課長さん方、また、退職される職員様方には、常日ごろから宇佐のために頑張ってくださり、大変ありがとうございました。今後も宇佐市のために活躍してくださることを祈念しております。  本日は、三月三日、ひな祭りです。ひな祭りに合わせてちょっとネクタイを春色っぽくしてみました。今、四日市商店街ではひな祭りを開催中です。先日の土曜日、子供びなと、また、近隣のこども園と保育園が一緒に演技をしてくださり、中で、ひな壇、本当の子供たちがおひな様になってパレードをするという行事を行うことができました。たくさんの方に来ていただきました。その中で、また、市役所の方々もお見えいただき、また、手をおかしくださり、大変感謝申し上げるところです。また、今、各商店にはおひな様を飾っております。ぜひこの機会に四日市商店街に足を運んでいただきまして、春を感じていただいて、また、子供たちの健やかな成長を願っていただければ幸いに存じます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  一項目め、防災についての一点目、防災行政無線のデジタル化を進めていく中で、難聴地域を調査し、優先的に増設してはどうか。  二点目、宇佐市避難所一覧を見直すべきだと思うが、宇佐市避難所を選定する際の要件は。
     三点目、災害時には分散型エネルギーであるLPガスが重要になるが、義務教育の中でガス機器を使用した災害時の調理実習に取り組んではどうか。  二項目め、宇佐市まち・ひと・しごと創生について。  一点目、街なみ環境整備地区空き家空き店舗対策事業の中で、宇佐市の観光戦略に合致した出店者に対して、さらに援助することができないか。  二点目、コミュニティバス利用者の少ない路線や、運転免許証の自主返納をさらに推進していくために、乗り合いタクシーを検討をしては。  三点目、インバウンド対策としての交通網の整備計画は。また、二次交通の情報提供はどのように行っているのか。  四点目、貧困対策として各課を横断した総合的な活動を展開するための組織を設置することはできないか。  以上、二項目七点について説明、答弁をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、川谷光紹議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、宇佐市まち・ひと・しごと創生についての四点目、貧困対策として各課を横断した総合的な活動を展開するための組織を設置することはできないかについてでありますが、長期にわたる景気低迷により、若者の就職難や従業員の非正規化などの雇用不安が社会問題となる中、厚生労働省が平成二十六年七月にまとめた国民生活基礎調査によりますと、子供の貧困率が一六・三%に達し、約六人に一人の子供が貧困層にあるとされたことから、貧困対策が国民的課題となっております。  このような状況に対する課題解決の一つとして、平成二十七年四月に生活困窮者自立支援法が施行されました。宇佐市においても、生活保護に至る前の段階で支援を行うため、生活困窮者に対する自立相談や家計相談に対する支援事業等を実施いたしております。具体的には、ひきこもり対策や職探し、家計相談等、当事者にとってどのような支援が必要なのかを当事者と一緒に考え、支援プランを作成することで生活困窮者の自立に向けた支援を図っているところであります。  議員お尋ねの各課を横断した組織についてですが、本市では、平成二十七年四月に、関係各課の情報共有や連携を目的とした宇佐市自立促進支援事業庁内連絡会議を設置いたしており、当面は本連絡会議を活用して、貧困から生じるさまざまな課題に対応していきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの防災についての一、二と、二項目めのまち・ひと・しごと創生についての二、三を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)皆さん、おはようございます。総務部長の稲積でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、防災についての一点目、防災行政無線のデジタル化を進めていく中で、難聴地域を調査し、優先的に増設してはどうかについてですが、現在の防災行政無線の屋外拡声局については、気象条件により聞こえにくい等の御意見をいただいております。今後、防災行政無線システムのデジタル化の整備計画の中で、地域住民の意見を伺いながら電波調査や音達調査などを行い、新設や再配置を検討してまいります。  また、屋外拡声局の放送内容が聞こえにくかったり、聞き逃したりした際の対応として、登録メールやスマートフォンアプリなどの機能についても検討していきます。  二点目、市避難所一覧を見直すべきだと思うが、避難所を選定する際の要件はについてですが、避難所の選定につきましては、宇佐市地域防災計画により、市有施設を基本に、耐震基準や浸水域などを考慮し、地震、津波、風水害ごとに避難所を選定しています。  今後、災害の種類に応じて避難の実効性をより高めるため、自主避難場所等については自治会等と連携を図ってまいりたいと考えています。  次に、二項目め、宇佐市まち・ひと・しごと創生についての二点目、コミュニティバス利用者の少ない路線や、運転免許証の自主返納をさらに推進していくために、乗り合いタクシーを検討してはについてですが、高齢による身体機能の低下が一因となる交通事故が多発傾向にあることから、高齢者による交通事故を抑止するために、運転免許証の自主反応を促すことを目的とした運転免許証自主返納者支援事業を今議会に提案しているところです。  その対象となる返納者の交通手段の確保、また、利用者の少ないコミュニティバス路線を廃止し乗り合いタクシー運行することは、一つの有効な手法と考えます。  乗り合いタクシーにつきましては、現在、安心院の津房地区で、大分県のくらしの和づくり応援事業を活用して、まちづくり協議会が主体となって実験運行を行っております。一月中の利用者数は約四十名であり、片道当たり利用者数は〇・五人以下というのが現状であります。  今後、利用状況などの調査結果を受け、タクシー事業者等関係機関と情報交換をしながら、メリット・デメリットについて検証し、利用者の目線に立った運行のあり方を調査研究してまいりたいと思います。  三点目、インバウンド対策としての交通網の整備計画は、また、二次交通の情報提供はどのように行っているのかについてですが、大分県への海外観光客の来訪につきましては、平成二十一年度と比較し、平成二十六年度は約九〇%近い増加となっております。  県の「温泉アイランド九州 広域観光周遊ルート」形成計画によれば、ルートの中には大分空港も位置づけられており、当然宇佐市にとっても、大分空港から国東市、豊後高田市、宇佐市、中津市を結ぶ空港バス「ノースライナー」が空港から宇佐市までをつなぐ重要な二次交通としての機能は果たしているものと認識しております。  次に、JRを一次交通とみなした場合の路線バスの二次交通網整備につきましては、現在調査実験中の市内循環バスの結果等を踏まえて、今後路線再編へ向けて取り組んでまいりたいと考えております。  また、情報提供のあり方につきましても、現在の入り組んだ路線体系を整理することと並行して、時刻表の外国語表記や、現在既に行っている駅でのポスター整備なども進化させながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの防災についての三を、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)皆さん、おはようございます。教育長の辛島でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えします。  一項目め、防災についての三点目、義務教育の中でガス機器を使用した災害時の調理実習に取り組んではについてですが、学校における教育活動は国の定めた学習指導要領によって進められております。  東日本大震災の悲惨な経験を踏まえ、現在、各学校では、学校安全計画の策定、危機等発生時対処要領の作成、安全点検が法的に義務づけられております。市内の小中学校におきましても、学校安全計画にのっとり避難訓練等を実施し、教科指導の中に防災教育の視点を盛り込みながら進めております。  議員御指摘のLPガス機器を使用した災害時の調理実習については、防災教育の観点から貴重な御示唆であると考えておりますが、学習指導要領と学校施設の状況を踏まえ、今後調査研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めのまち・ひと・しごとについての一を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)おはようございます。経済部長の山本でございます。二番 川谷議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、宇佐市まち・ひと・しごと創生についての一点目、街なみ環境整備地区空き家空き店舗対策の中で、宇佐市の観光戦略に合致した出店者に対してさらに援助することはできないかについてでございますが、四日市地区におきまして、街なみ環境整備事業は平成二十六年度に完了し、新しい門前町四日市として生まれ変わり、また、現在、宇佐地区においても、道路美装化や修景事業に取り組む中、まちの活性化に向けて新たな創業・起業への機運が高まることを期待しているところでございます。  市といたしましては、新たな取り組みとしまして、街なみ環境整備地区空き家空き店舗対策事業補助金を当初予算として提案させていただいているところでございますが、これは、街なみ環境整備促進区域の指定を受けました四日市及び宇佐地区の区域内で創業・起業する方を対象に、家賃の一部を助成するものでございます。  加えて、幅広い業種を対象に改修費用や設備機器の購入等に対して助成する創業・起業支援事業補助金の創設も提案させていただいているところでございますので、これらの補助金を併用いただくことで、起業・創業への促進につながるものと認識しております。  議員御提案の補助内容の拡大につきましては、現時点においてこの二つの補助事業が施行されていないことから、今後、補助金の活用状況等を踏まえ、事業効果を見きわめてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)明確な答弁ありがとうございました。それでは、再質問を順次行っていきたいと思います。  一項目め、防災についての一点目、防災行政無線のデジタル化を進めていく中で、難聴地域を調査し優先的に増設してはどうかというお尋ねに対して、地域住民の意見を伺いながら電波調査や音達調査などを行い、新設や再配置を検討していきますという前向きな答弁をいただきまして、もうこれ以上する必要もないのかなと思いますが、私が思うところ、気づいたところを市政に生かしていただきたく、あえて再質問をさせていただきます。  まず背景としては、電波法と災害対策基本法、この二点が防災行政無線の背景としてあるとは思うんですけれども、その中に、電波法の第七十四条の二項目、非常時における通信の確保のための通信ルートの策定及び訓練の実施とありますが、この電波法で定めるところの通信ルートの策定、この通信ルートとは、消防署もしくは消防団に関しての通信なのか、それとも地域住民への周知までを視野に入れた通信ルートなのか、そのあたりを確認したいと思いますので、返答をお願いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。  先ほど議員さん言われた七十四条の二項についての回答でございますが、電波法の中で、市民周知等を行うとともに、行政関係機関との連携というふうに捉えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、市民の通知と行政機関への連絡ということですので、市民の通知というところに重点を置いて再質問させていただきます。  今現在、防災行政無線が果たしている役割について、また、機能について、あえて確認をしたいと思いますので、ぜひ教えてください。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)質問にお答えします。  防災行政無線で市民の皆様に災害情報であったり、市政の情報等周知を行うことというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)防災行政無線の主な役割は、やはり災害に対しての事前の周知であったりとかというところにあるとは思うんですが、今現在、昭和六十三年から地域防災無線の整備を開始するに当たり、市町村等と生活関連機関との連絡網の確保を可能としたというのを調べた中でわかりました。その結果として、今までの防災時だけの無線ではなくて、行方不明者の捜索協力依頼があったり、交通安全月間の周知であったり、また、振り込め詐欺等の注意喚起であったり、そういった市政のお知らせなど、災害時以外にも住民にとって重要な情報源となっているというのを認識しております。  一方で、スピーカー近くの住宅の方や、また、夜間勤務の方々が昼間休まれていること、小さな赤ちゃんが昼寝をしているときに、また無線が大きな声によって起きてしまう、そういう時間を阻害してしまうという問題を抱えながらも、今現在、宇佐市は常に改善を重ねて、私としては努力の跡が見られるなと。昔はハウリングをしてですね、なかなか防災行政無線が何を言っているか聞き取れなかったのを、時差放送をすることによって聞き取りやすくなったというところもあります。  しかし、今現在でも、大きな建物や地形により物理的に放送が聞こえない地域があるというのもまた市が認識されていって、それに対して地域の方々の意見を聞いて改善を図っていきたいということですので、ぜひ後押しをしていきたいな、一人の議員としてですね、後押しをできればいいなと思っております。  しかし、中にはですね、防災行政無線で大きな無線スピーカーだけでは到達できない地域があると思いますが、そういった地域はどういったところが想定されますか。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。再質問にお答えします。  防災行政無線につきましては、天候、風向き等で聞こえにくかったりするというような情報は市民の方からいただいております。先ほど議員さん言われました、聞こえない地域はどこかということで回答でございますが、山間地域がほとんど聞こえないという意見はもらっております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)おっしゃるとおりで、山間地域や周辺地域ではなかなか防災行政無線の声が届きにくいというところを、私も周辺地域に住んでおりますので、実感するところです。  で、今現在のところ、両院地区においては、その聞き取りにくいということを解消するために個別の受信機を設置していると思いますが、今後デジタル化に向けてどのような対応をしていきますか。アナログテレビが今現在使えないように、デジタル無線になったときには恐らくその受信機は使えないのではないかと思いますが、その今後の整備の予定、計画についてお伺いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)再質問にお答えします。  昨年八月に庁内防災行政無線の検討委員会を立ち上げてですね、その中で、災害を最も優先に、そういった難聴地域であったり、そういったところの調査等を行って、防災行政無線をまた補完するシステム等も現在協議中でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)個別受信機については、大変な費用がかかり、市民負担にもなると思うですが、特に両院地域であったり、周辺地域であったり等の山間部で土砂災害等が懸念されるような場所には、早目に知らせるためにも必要なものだと思います。市民の命を守るために必要な経費だと思いますので、ぜひ前向きに検討していっていただければと思っております。  それでは、次の項目に進みたいと思います。  一項目めの防災についての二点目ですが、宇佐市避難所一覧を見直すべきだと思うが、宇佐市避難所を選定する際の要件はということで質問をさせていただきました。この回答の中で、市有施設を基本に耐震基準や浸水域などを考慮し、地震、津波、風水害ごとに避難所を選定していますとあります。要件についてお伺いをしたわけですが、その条件等がありましたら教えていただければと思います。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩です。再質問にお答えします。  先ほど議員さん言われた要件ということでございますけど、大きく三つに分けて、地震、津波、風水害というふうな分け方で現在避難所を設定しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それは平成二十五年六月に改正された災害対策基本法の中では、東日本大震災の反省をもとにですね、指定緊急避難場所と指定避難所と明確に分けて設置することになっております。現在、宇佐市のホームページに出ているのは指定避難所だと思いますが、指定緊急避難場所にはどこがあるか教えてください。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)質問にお答えします。  緊急避難指定所と緊急避難指定場所については、同一箇所でいいというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)同一箇所でよいということですので、そういうふうに判断をして進めていきたいと思います。  この災害対策基本法の中では、指定避難所について、以下の政令の中で、政令の中で以下の全てを満たすことになっていると政令の第二十条の六項目に書いてあります。その中の条件が、被災者等を滞在させるために必要かつ適切な規模のものであること、速やかに被災者等を受け入れ、または生活関連物資を配布することが可能なところであること、想定される災害の影響が比較的少ない場所にあること、車両などによる輸送が比較的容易な場所にあること、以上四点が必ず満たさなければならない条件として上げられていますが、宇佐市の全ての避難所がこの四つの条件を満たしているか回答をお願いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)質問にお答えします。  確認等を行っておりませんが、全て満たしているというふうには認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)それでは、提言といたしまして参考までに聞いていただければと思います。  今の現状をお伝えしたいと思います。宇佐市のホームページに、「宇佐市では、地震、豪雨等の事態に備え、各地区に避難所を別表のとおり指定しています。通常避難所が開設されるのは宇佐市に災害対策本部が設置された後になりますが、それ以前に不安や危険を感じ早目に自主的な避難をしようとする場合にも使用することができますので御利用ください」と宇佐市のホームページにあります。そして、その下に宇佐市避難所一覧へのリンク先が張ってあります。で、そこで宇佐市避難所の一覧を確認することができて、地域の方々が早急に避難をするということになるわけです。  で、その指定避難所の現状と、宇佐市防災マップを発行しております。その宇佐市防災マップの関連性について、少しだけ皆さんに知っていただくことができればなと思います。  少々長くなりますが、旧宇佐市内七十一カ所中、土砂災害危険箇所内の避難所が、四日市公民館麻生分館、横山小学校、横山小学校体育館、西馬城小学校、西馬城小学校の五カ所あります。過去の浸水実績のある避難所が二カ所あります。出光地区コミュニティ消防センターでは、過去に〇・五メートル、下拝田地区コミュニティ消防センターでは一メートルから二メートルの浸水実績があります。
     また、院内地域では、十六カ所中五カ所、上院内分校、院内地区コミュニティセンター、中部小学校、中部小学校体育館、両川地区公民館の五カ所が土砂災害危険箇所内となっております。  さらに、安心院地域では、十五カ所中五カ所、佐田地区公民館、佐田小学校、佐田小学校体育館、津房小学校、津房小学校体育館が土砂災害危険箇所内に設置されております。  以上十七カ所について問題がないと判断するかどうか回答をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩でございます。質問にお答えします。  先ほど議員さん言われたように、現在宇佐市が避難所を指定している分につきましては、地震、津波、風水害等の区分になっております。議員さん御指摘のように、今後の指定所の区分につきましては、洪水、土砂災害、高潮、地震、津波、火山現象、内水氾濫等の区分等して、早急に改善したいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)早急に改善をしていただけるということですので、災害はいつ起こるかわかりません。実は私も再質問用に用意してきた用紙を忘れてしまい、今緊急時でありますが、それでもふだんからの備えでどうにか乗り切ろうと思っております、残り三十分。それほどふだんからの備えが大事なんだなと思います。  こんなに災害について準備をできるのは平常時しかありません。ちなみに、災害時についてなんですが、ふだんから地域やまちづくりにおいては、自助・共助・公助ですね、自分たちの力、地域の力、そして行政からの力、自助・共助・公助が求められますが、自然災害、大規模な自然災害が発生したときには、大体どの程度の割合になると危機管理課では考えておられますか、答えをお願いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)危機管理課長の須摩です。質問にお答えします。  どのくらいを大規模災害と考えているかということの回答でございますが、現在宇佐市では、一次体制、二次体制、三次体制というような感じで体制を組んでおります。大規模災害となれば、一応三次体制、住民に危害が及ぶおそれがあるような緊急な事態というふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)先々月になりました、もう三月ですので、大分県で放課後児童支援員の研修を受けてまいりました。その中では、危機状態、災害が起きたときにどのように預かっている子供たちを守っていくのかということが非常に重要な課題となりました。これは、小学校や中学校においても同じように思っています。そして、小学校や中学校では避難訓練をしっかりとされているのも知っていますが、なかなか地域での全体の避難訓練となると難しい。  実際、天津地域や長洲地域では地域を挙げてやりましたが、そういった中で次の質問につなげていければなと思うですけれども、済いません、ちょっと横山小学校についてもう少しだけ、避難所となっていますので、皆さんにお知らせをしたいことがあります。通常起き得る大雨の中で、今現在、校庭の三分の一が川のように流れ、で、過去三回、最近で言えば十年ほど前らしいんですが、校庭横に住まれている方が床下浸水をしてしまうと、そういった事態が起きたそうです。その点について早急な改善を求めたいと思うんですが、指定避難所の改善という点でですね、対応していただけるかどうかということで御回答お願いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須摩政昭君)質問にお答えします。  一応横山小学校が避難所指定というふうになっておりますんで、浸水した家の方と協議をさせていただきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)小学校が避難所になっているというのはとても合理的なことだと私は思うんです。子供から高齢者まで、特に高齢者の方が小さいうちからなれ親しんだ場所、地域の方にとってとてもかけがえのないコミュニティーのかなめだと思いますので、ぜひ小学校を避難所として今後も活用できるように、避難所が安全な場所であるように、今後とも改善していただければなと思います。  それでは、三点目に進んでいきます。  言葉というのは難しいもので、この中に小学校、中学校の取り組みとしてともにというイメージで私は伝えたかったんですが、義務教育という言葉を入れたばかりに誤解を招いたところがあるのではないのかなと、言葉の難しさと、また、自分の配慮の足りなさに反省をしているところです。  私がですね、このLPガスの重要性について感じるところは、分散型エネルギーということなんです。それぞれのところに、もう既に避難所に設置されているという点において大事なんですが、前回の私の一般質問の中で、八幡小学校と和間小学校はガス機器が設置されていないという御回答をいただきました。なぜガス機器が設置されなかったのかという点について返答を求めたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  和間小学校につきましては、改築をしたということで、オール電化という形になったのでガス器具がなくなったということでございます。八幡小学校については、ちょっと確認しておりませんけど、八幡小学校も改築しましたので、多分同様だと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)緊急時の指定避難場所となる小学校がオール電化にする判断をしたことについて見解をお伺いします。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)お答えいたします。  オール電化ということで、全国的な電化製品の普及ということで、そこ辺のところでオール電化が普及されているということがその設置をした原因ではないかというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)IHについて学ぶというのもまた教育の一つだと思いますので、緊急時の指定避難所となっている限りは、やはり緊急時に分散型のエネルギーとして、もう今からIHになったものをガスに変えろというのは難しい話ですし、配管等もありますので、到底無理な話だと思います。ですので、せめてものガス機器が設置されていない小学校や避難所においては、今現在、災害バルクというものがあります。その災害バルクというのは、もちろん炊き出しにも使えます。発電もできます。そして、発電ができるので、照明にも使えます。ガスを使っての給湯もすることができます。二、三日程度であれば、その災害バルクを活用すれば、約百人程度の方がその避難所で暮らすこと、暮らしというか、過ごすことができるそうです。  ですので、ぜひ八幡地区と和間地区の方々の安心安全のために、今現在IH化が進んでいるところに関して、災害バルク等の設置を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  避難場所ということで学校施設がそういうふうな指定されておりますので、学校と危機管理課とうちとで協議してですね、設置するかどうか考えたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)前向きな答弁をいただき大変ありがとうございます。やはり課を横断しての取り組みというのが大事だと思います。一つ一つの課ではなく、市全体としてこの問題をどう取り組んでいくかというのは大変重要な問題だと思います。ですので、ぜひ今後とも前向きに検討していただければなと思います。  本来この質問をした趣旨はですね、この義務教育というのは、できれば、できればだったんですが、宇佐市の教育委員会のアクションプラン、計画等の中で、家庭・地域との連携という項目があります。その中で、宇佐市教育の日を行動計画として挙げ、毎月十九日に公開授業を実施していると。また、同じ項目の中に土曜授業の開催を掲げ、個に応じたきめ細かい指導のさらなる充実とゆとりある授業時数の確保と弾力性のある教育課程の実施、弾力性のある教育課程の実施ですね、と、地域の方を授業等に招くゲストティーチャー機会をふやし、開かれた学校づくりを推進します。  開かれた学校づくりのためにこの土曜授業というのも取り入れられているんだなというのがここからわかるわけですが、小学校五年生の社会科の中で、防災について学ぶ時間があります。その防災について学ぶ時間と、また、例えば私の子供は四日市南小学校に行っているんですが、ゲストティーチャーの方が、家庭科の時間、調理実習の時間に来ていただいて、地域のお母さん方と一緒に調理実習を行うということもやったりしております。ですので、もしできればなんですが、その防災月間にあわせて、そのときの土曜授業に全校や地域を挙げることができれば幸いですが、学校の規模によっては難しいかもしれません。ですが、その期間に土曜授業を利用して地域の方々とともに防災について学び、防災時の調理について学ぶことができれば、いざというときの備えになると思います。また、子供たちが地域の方々と顔を知る機会、また逆に地域の方々が子供を知る機会、学校へ足を運ぶ機会にもなると思います。  天津地区の避難訓練が大変すばらしかったものと聞いております。また、長洲地区も同様にすばらしかったと聞いております。ほかの地区でも避難訓練をされていることでしょう。この最大の成果というのを私はこう思うんです。天津地域の方々の防災についての意識が非常に高まったことが大きな成果だったように思います。実際に天津地区でのまちづくり懇話会にお邪魔させていただきましたが、そのときは非常に防災に関連した質問が多かったことが印象的でした。避難訓練というのが一時的な打ち上げ花火的なものではなくて、その後も危機意識を持ち続けるということがこれにてわかったわけです。  ですので、可能かどうかということについてお伺いをしたいんですが、学校の土曜授業を利用したり、また、地域の方々との触れ合いの時間、ゲストティーチャー等を利用したりして、防災についてともに学び、その中で、防災時の調理、特に温かい食べ物というのは心を和らげてくれますので、それについて検討をしていくことができるかどうかまずお伺いしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  学校と地域とをつなぐ防災意識の向上ということで、宇佐市教育委員会としましても、宇佐市教育委員会のモットーは、地域の子どもは地域で育てる、言いかえれば、防災の観点から変えると、地域の子どもは地域で守るという立場がやはり言えると思います。地域と学校がいかに連携するかというのは、今後も市教委として十分考えていきたいと思います。  議員のお話の中にもありましたけれども、今年度、長洲地区で、長洲小学校を中心とした地区を挙げての防災訓練がありました。これはいわゆる土曜授業を活用してですね、学校の子供たちも、そして保護者も、地域の方々も参加するという形で、防災訓練全体的なものが行われたわけであります。議員おっしゃるようにですね、今後ですね、いわゆる学校の中のいわゆる避難訓練、また、教室の箱物の中の教科活動の中で行われる、いわゆる知識重視の防災に関する意識、知識だけではなくですね、そこにとどまらず、やはり常日ごろからの意識を高めるための防災教育というものを、土曜授業と関連しながらですね、できる限り地域コミュニティーの情報の発信源としてですね、その役割を学校として果たしていきたいなと考えていきたい思っております。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)明確な回答をありがとうございました。前向きに考えていけそうな気がしますが、やはり学校現場というのはなかなか、先日の一般質問の中でもありましたが、先生方の苦労も大変多いと思いますので、ここはもう学校現場にそれを丸投げや任すのではなく、かといって区長さん方にしてくださいと丸投げするのも無理な話です。ですので、ここは市が主導を持って、危機管理課が中心となって、で、特に院内地区のまちづくり懇話会に参加させていただいたときに、防災士の方々が非常に防災に対して強い意識を持っていたというのを感じました。ですので、各小学校区に防災士の方がいらっしゃいますので、そして防災士の方々が、私たちは何をしたらいいのかと、何を求められているのかと、今のところはなかなかはっきりとした答えが見つけ出せていないように思いますので、ぜひ危機管理課と防災士の方々、地域の防災士の方々が中心になって、自治組織や小学校へそういったお願い、協力のお願いという形で広げていくことができればなと願っているところです。  それでは、次に進めさせていただきたいと思います。  二項目め、一点目ですが、大変この事業、街なみ環境整備地区空き家空き店舗対策事業については、大変うれしく思う事業であります。で、さらにですね、宇佐市の観光戦略に合致した出店者に対して援助していただきたいということでしたが、以前、平成十六年度に、同様に宇佐商工会議所を中心として空き店舗対策事業チャレンジショップというのをやっていますが、その結果についてお伺いしたいと思います。内容について教えてください。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。  平成十六年に行われました、今議員がおっしゃられた取り組みにつきましては、中心市街地空き店舗対策事業ということで取り組まれてですね、私のほうも詳しくは承知しておりませんが、その当時の部分として、やはり七店舗ほど取り組みがあったんですが、やはりリーマンショックであったり、そういった経済状況を踏まえてですね、なかなか環境的なものもありまして、不幸にもその七店舗が全部継続できていないという形でですね、何店舗かの事業継続はあるんですが、思ったような成果が出なかったというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)実際七店舗の方々が出店してくださりまして、四日市に、これはすごく画期的な事業だったように思います。  今現在、四日市にどのようなお店が足りないのか、どういった業種だったら成功しやすいのかを分析した上で、その場所であったり、要件であったり、建物の要件等を踏まえた上で、こういうお店だったら成功するんではないかということで取り組んだ事業でした。しかも、家賃については六万五千円を半年間、また、電話代だけでなく、四日市商店街振興組合の加盟費、月二千円であったり、また、電気代、水道光熱費まで見たそうです。  ですが、結果として、七店舗中現在もその出店した場所で開いているお店はゼロ軒なんです。このゼロ軒という点について、今商工振興課が把握している課題と、当時と違って今なら解決できる、今ならこういう点で四日市は違うんだという点を言ってもらえれば、私たちも自信を持ってこの事業に進めていくことができると思いますので、答弁をお願いします。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城です。お答えいたします。  先ほど言われた部分として、今回のですね、補助金というのは、先ほど今議員さん言われたようにですね、十六年度の当時とですね、比べまして、大きくその取り巻く環境としては変わっているというふうに認識しております。  その一点目としてですね、まずハード面の部分ということで、修景と、あと、道路の美装化ということで、ハード事業が終了したということで、四日市の町並み大きくやはりその門前町四日市としてですね、生まれ変わっております。それと加えてですね、やはり観光のですね、今後の見込みが、将来的な伸びが、伸びしろがあるだろうというふうに考えております。  それと、二点目としては、現在市としてはですね、起業・創業に向けて、国の認定も受けてですね、創業支援事業計画を持っております。それで、現在、専門コーディネーターも雇用してですね、まず昨年一カ月にわたった創業支援講座というものを二回開いてですね、その中で、やはり五十一名ぐらいの方が参加いただくと。そういった形で地道な一年通してですね、土台づくりをやっておりますので、それも含めですね、起業者の掘り起こしということを丁寧にやっておりますので、そのあたりを含めて、かなり創業の部分、創業・起業者の部分での土台づくりが一つできているという、その二点を含めてですね、まず起業の機運がまず高まっているということと、まだ、あと、ハード事業の効果をより高めることが必要だろうということで、今回この二つの補助金をですね、想定しております。  その一つとして、街なみ環境整備地区空き家空き店舗対策補助金の活用ということで、これにつきましては、宇佐と、ハード事業を入れた四日市と宇佐ということと、あと、それと、市内全域において活用できます創業起業支援事業補助金の二つをですね、ありますので、四日市につきましては、その二つをですね、併用できるということで、かなり効果が期待できるんじゃないかというふうに考えおります。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)よく商工振興課の方が四日市商店街に足を運んでくださるんですが、本当に現状をわかってくださっているなというのが答弁の中でわかりました。また、お取り越し等で灯明の設置等で市役所の職員様方には大変御協力いただき、感謝申し上げるところです。  今さっきの答弁にもありましたように、ハード事業が整備されて四日市が大きく変わったように私自身も感じております。一番大きな違いはですね、観光客を見るようになったんです。観光客を見るようになった、なぜわかるのかというと、ガイドマップを手にして歩く観光客の方や、門前駐車場に設置されています案内チラシを持って歩く方、そういった方や、レンタカーが門前町駐車場で多く見られるようになりました。  この中で、またさらにですね、長期間にわたって空きテナントとなっていたために賃貸料が安くなったのか、若い人たちがお店を出すことがふえて、今実際四日市の空き店舗としては、もう本当にあと数えれるところぐらいしか空き店舗としてはない状況です。それぐらい四日市は、今、ハード事業、修景整備によって自力がついてきましたので、今後もこの空き家空き店舗対策事業と、また、商工振興課が中心となった事業によって、ワンストップ窓口であったりとか、そういったところで創業したい方に寄り添っていただき、今後とも四日市や宇佐地区、また、その四日市、宇佐地区で起業した方々が、さらに宇佐市内のほかの地区で出店をしていけるような、そういった支援をして、宇佐市全体の発展につなげていっていただければなと思います。  ちなみに、先ほどゼロ店舗と言いましたが、実は七店舗中三店舗はほかの場所で今も続けていらっしゃいます。喫茶店だったところなんですが、当時はですね、今は通信販売を中心とした営業を続けていらっしゃいますし、一番その中で成功した例で、足つぼマッサージの店がありますけれども、そこはまた移転をして、そこで顧客をつかみ、で、さらにそのときに出店、最初に出店した場所にほかの業種の方が入ると、結局総合的に見てみた場合にはですね、起業に大変つながった有効な事業であったと私は判断しますので、今後ともつなげていただければなと思います。  それでは、次に二項目めに進みたいと思います。  コミュニティバスの利用者の少ない路線や、運転免許証の自主返納をさらに推進していくために乗り合いタクシーを検討してはということですが、乗り合いタクシーを検討してくださるということですので、もうこれ以上私が言う必要もないかと思いますが、できれば、今現在ですね、再質問用のところを忘れたので正確な数字を覚えていなくて済いません。十七路線について大きく減少していると思います。その大きく減少している中心がシャトルバスでした。ということは、さらに周辺地域、周辺地域の中でもさらに山間部ということになるかと思います。恐らくそこの利用者数が、一番多いところで八〇%減でした。八〇%減となっているということは、もうバスではなくてタクシーの必然性が出てきたのかなとも思うわけです。  今現在、せっかくの機会ですので、コミュニティバスの利用率が全体としてはたしか、当初を一〇〇%としたところ、八八%に今なっているかと思います、利用率がですね。その減少したところの要因について分析をお伺いできればと思います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。二番 川谷議員の再質問にお答えをいたします。  利用者の減少という部分でございますが、基本的に、交通空白地帯をくまなく回るという部分を基本に路線を設定しております。ただ、我々も、時刻表の見やすさとか、ベンチ設置とか環境整備を整えまして、皆さんにPR、市民の皆さんにPRしているわけなんですけど、なかなか利用率が悪い。利用率が悪いということは、運行コストが高くなっているという悪循環になっております。で、きめ細かくですね、うちの担当も地域に出かけまして、そういった利便性の向上を図るためにですね、区長さん等を通じてですね、しっかりPRしているというところでございます。  で、まずうちが昨年、二十六年にですね、宇佐市の地域公共交通総合連携計画という部分をつくりまして、今後具体的にどう進めるかというふうになります。まず、利便性の向上、運行コストの抑制、持続性、この三本柱でですね、しっかりつくり込んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)ぜひ事業費の抑制という点からも、乗り合いタクシーは有効だと思います。デマンド型というんですかね。二日前までに乗りたいか乗らないかの予約をしていただいて、その必要性に応じて量に応じたタクシー、ジャンボタクシーにするのか、小型タクシーするのか等もありますし、要望がなければそのタクシーを出さなくてもいいわけです。ですので、そういった点で、利用者にとってはさらに便利性が向上して、市としては費用が抑えることができる、今よりも費用を下げていくことができるという点において、乗り合いタクシーを検討していただければなと思っております。  ちなみにですが、他市の例ですが、免許証の返納された方に対しては、タクシー運賃の一割補助というのをしているところがかなり多いというふうにお伺いしております。また、五百円のタクシー補助チケットを配っているところもあるというふうにお伺いしております。私がざっと調べたところですが、茨木市、岩国市、福岡市、神戸市については五百チケットの配布、特に山梨県、山梨県の韮崎市、群馬県の安中市が、人口がそれぞれ三万人、六万人と宇佐市と余り変わらない規模にもかかわらず、五百円チケット、タクシーの五百円のチケットの配布というのをしているそうです。  高齢者の方々に聞きますと、コミュニティバス、とても大変重宝しているそうです。ですが、帰りのバスに間に合わなかったときに、帰りのタクシー代が高額になるから、帰りの時間がはっきりわかったときしか利用ができないというふうにもお伺いしております。ですので、タクシーチケットの有用性というのも、またこの五百円配分をすれば、近所の方三人で利用すれば千五百円分がタクシー代金から引かれるわけですので、また地域の方々の協力し合い、連絡し合いという、お互いの見守りにもつながるという観点から進めていっていただければなと思います。  それでは、続きまして、インバウンド対策としての交通網の整備計画ですが、ノースライナーの件が出ました。ちょっとたくさん用意はしてきたんですが、残り時間が少なくなってしまいましたので、ノースライナーがどのように周知されているのかという点についてお伺いをします。例えば東京や海外の方が出張や、ビジネスですね、や観光で訪れたときには、ノースライナーの情報をどのようにして知ることができるかをお伺いします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。再質問にお答えをいたします。  ノースライナーにつきましては、これは大分県が実施をして、沿線市町村、中津、宇佐市、豊後高田で負担をしているという状況であります。で、それぞれ毎年時刻表のポスターとか、そういうのをバス事業所、さらにホームページ等でしっかり市民にPRしているという状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)恐らく皆さんが旅行や出張に行かれる際、どのような交通手段があるか、どうやって検索していますか。どなたでも結構です。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  済いません、答えに、回答になるかどうかわかりませんけど、旅行事業者に依頼するか、パソコン等で検索していくという手法だと思います。
     以上です。 ◯議長(中島孝行君)川谷光紹君。 ◯二番(川谷光紹君)はい、ありがとうございます。私もそのとおりです。インターネットを使って交通手段を把握していくんですけれども、どの検索サイトの検索をしても、ノースライナーが利用しやすい時間帯に設定をして検索をしてもノースライナーがヒットしないために、必ず福岡空港経由のルートが出てくるんです。ですので、そういったサイトの運営会社に、ぜひ大分県や宇佐県北地域にはこういった交通手段もありますよといったところを、近隣各市と連携して、そういうサイトの運営会社にノースライナーの周知もお願いしたいと、していっていただければなと思います。それによって、宇佐神宮や、今度はちまんの郷にもノースライナーがとまるようになりましたので、利用者がふえていくかなと思いますので、そういった取り組みをしていただければという要望です。  最後になりました。時間を本当は残して終わりたかったんですけれども、貧困対策として、今現在、宇佐市は各課を横断した宇佐市自立促進支援事業庁舎内連携会議というのが設置してあるということです。設置してあるということは、その中で貧困についても考えられていると思います。宇佐市の貧困率についてお伺いします。 ◯議長(中島孝行君)福祉課長。 ◯福祉課長(倉田秀隆君)福祉課長の倉田でございます。再質問にお答えいたします。  宇佐市自体で貧困率が何%という数字はございません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)じゃあ、終わりました。 ◯二番(川谷光紹君)はい、ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)皆さん、改めましておはようございます。二十一番 斉藤です。  職業は人を育てると言いますけども、一番最初に発言した川谷君、お説教口調で子供を諭すようなしゃべりは、とても一期生には見えません。私も学ぶところは多いわけですが、私も農業者口調で中身に負けないような質問したいと思います。  さて、私たち平成八年になった浜永議員、永松議員を含めて三人は、今回の三月定例会で満二十年になります。二十年前を振り返ってみると、何もわからないままに、三会派六人でハチワ会をつくりまして、自主的に積み立てたお金で研修、さらには飲みながら懇親という部分で、今考えてみると、その時代のやったことが役に立っているなと。お互いの立場を認め合って語り合うというのは非常にいいことです。私が若い皆さんに発信できるのはこういうことかなと思います。懇親を深め過ぎて後悔した例もありますけども、そういったことは人生のプラスと思って頑張っています。  それでは、平成二十八年三月第一回宇佐市議会定例会、通告に従いまして一般質問を行います。  まず、一項目め、平成二十八年度施政方針の当初予算についてからです。  その一点目、UIターン者の支援、若者定住についてということで、1)といたしまして、就労への具体例的な支援策をお聞きします。  二点目、住宅改修支援事業を家の後継ぎターン者にも拡大できないか。  三点目、宇佐市に住民票を置き、新卒者(高校、大学、専門学校)が就職した場合、ある程度の市内定住を条件に、祝い金などを支給してはどうか。  二点目、すくすく子育て祝い金事業の入学祝い金で、高等学校の入学を対象にしていないのはなぜか。この質問はもう少し子育て時代の議員の皆さんから当然僕は出ることだと思ったんですけども、私だけなんで、掘り下げて答弁をお願いします。  三点目、新庁舎建設事業について、仮に建てかえとなった場合、予算措置はどのような計画で実施されるのか。豊後高田市や国東市を例に説明を求めます。これも通告後に開会後の全員協議会で総務部長からある程度の説明がありましたが、私の心配するのは、財政、いわゆる建てかえ後のお金の返却でありまして、そこのところをもう少し聞きたいので、御答弁をお願いします。  四点目、宇佐市の平和ミュージアムの建設事業について、建設に向けて本格的に動き出すわけですが、完成後の維持管理、運営費をどのように考えているのか。この質問は、今回私も含めまして五人の方が質問されていますが、それぞれ違った立場で質問していますので、このことについても御答弁をお願いします。  五点目、ごみ処理施設の建設周辺地域の対策事業で、市道・農道整備は具体的にどの場所を予定しているのか、また、県道整備に向けての要望の取り組みについてお伺いします。  六点目、市税歳入で二十七年度と同額の予算を計上しているが、二十六年度決算の市税歳入減の総括はできているのか。これは昨年の決算特別委員会で私が指摘したことでありますので、今総括中だということでありますので、その結果についてお伺いします。  二項目め、防災災害対策についてです。  その一点目、防災意識の向上に向けての取り組みや、また、関係機関とのネットワークづくりにさらなる強化対策が必要ではないか。この質問も、この三月には、忘れてはならないのは五年前の大震災があります。施政方針の中に項目が多過ぎてでしょうけども、災害のことが触れられていませんでした。先ほど、川谷議員の突っ込んだ答弁がありましたけども、その中で、特にネットワーク、防災士が何をしたらいいのかという院内の例でしたかね、そういうことがこのネットワークの中で生かされていないということは、その組織自体が完成していないという私は判断をしています。そういったことで御答弁をお願いします。  二点目は、最近は想定外の災害が起こっているが、災害後のごみ仮置き場を宇佐市はどのように考えているのか。この質問は、昨年の鬼怒川の大水害で起こった後の問題で、非常に仮置き場に苦労して、自治体が苦労したと。想定外ということは、宇佐市はそういったもので賄えるのかなと。以前にお聞きしますと、ある程度の確保できる場所は予定していると。予定場所については私は聞いていないので、そこらあたりを御答弁お願いします。  三点目は、今回の寒波でも感じましたけども、非常時の水の確保の対策についてお聞きします。これは、この水の確保については、以前、上水道の問題で質問したことがあります。そのときに、私は最後に提言したことは、井戸水ボーリングで百ボルトの発電機があれば飲み水の確保はできると。その調査を最後に提言したんですが、その後それはどうなっているのかお伺いします。  三項目めは、TPPの大筋合意に対してです。今後、関係機関との対策は、会議は考えているのか。この答弁を求めまして、今回の私の初回質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、斉藤文博議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての三点目、新庁舎建設事業について、予算措置はどのような計画で実施されるのかについてでありますが、庁舎建設につきましては、昨年九月から庁内会議である庁舎整備検討委員会で調査・研究・検討した内容をもとに、学識経験者や市民の代表で構成される市民委員会でさまざまな意見をいただきながら、本庁庁舎が抱える問題や課題についての解決方法の検討を行ってまいりました。  その結果、二月十八日に市民委員会から提言書をいただいたところであり、今後、提言内容を参考に、基本構想・基本計画案を策定の上、パブリックコメントなどを通して市民の意見をお聞きしながら、最終的な基本構想・基本計画を庁議にて決定する予定であります。  現在、正式な基本構想・基本計画は定まっていない段階でありますので、予算措置の計画につきましては、あくまでも提言書に基づく数値となりますが、総事業費は約五十七億円となっております。財源としましては、合併特例債が約五十四億円、一般財源が約三億円と見込まれますが、合併特例債の元利償還額の七〇%は後年度において普通交付税の基準財政需要額に算定されますので、借入後の負担額は借入額の三〇%の約十六億円となります。  以上から、建設時の市の負担額と後年度負担額を加えた負担額の総合計は約十九億円と見込まれますが、新庁舎建設に備えまして公共施設整備基金や減債基金を積み立てており、健全財政の枠組みの中で対応できるものと考えております。  なお、豊後高田市及び国東市についても、合併特例債を活用しておりますので、負担割合は本市と同様かと思われます。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますのでよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの平成二十八年度施政方針当初予算についての四を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての四点目、宇佐市平和ミュージアム(仮称)建設事業について、完成後の維持管理、運営費をどのように考えているのかについてですが、御指摘の維持管理、運営費など運営形態につきましては、本年度設置しました宇佐市平和ミュージアム(仮称)建設準備委員会の中で今後審議をしていくことになっております。  ハード面につきましては、空調機器のランニングコストを抑制するため、地中熱利用設備や太陽光利用設備の導入を図り、施設の機能性、実用性、品質等を確保し、日常的にも長期的にもメンテナンスがしやすく、長寿命化が図れる施設にすることで維持管理費を節減したいと考えております。  また、ソフト面につきましては、資料館と戦争遺構群の見学を県内外の小中学校並びに高等学校等の社会見学や修学旅行で平和学習に活用してもらうことに努めるとともに、市の観光プランとの連携も考慮しながら、宇佐市へ新しい人の流れをつくることを目標としているところであります。  市の教育委員会といたしましては、平和の大切さと命の尊さを後世に伝え、その機会を提供するために、維持管理、運営の節減を図りながら、効率的かつ長期的な活動ができる運営体制の確保を図る必要があると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの平成二十八年度施政方針、当初予算についての一と、三項目めのTPP合意に対しての対策会議についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての一点目、UIターン者の支援、若者定住についてのその一、就労への具体的な支援策はについてでございますが、現在、雇用拡大推進員による市内企業訪問を重ね情報収集に努めるとともに、ホームページへの情報発信、東京・大阪で開催されるJOIN移住・交流イベントやおおいた暮らし塾に参加し、UIターン希望者等の勧誘に努めているところでございます。  UIターン希望者や新卒者並びに一般求職者を対象とした企業合同就職説明会や保護者セミナー等を開催しており、先月には県内トップとなる雇用対策協定を大分労働局と締結し、宇佐公共職業安定所との連携のとれた雇用対策に取り組みます。  また、新年度からの取り組みとして、地元企業への就職促進を目的に、UIターン者を対象とした奨学金返還支援事業補助金を県内市町村では初めて創設し、市内企業への就職を促すインセンティブとして市内への移住促進や人材の定着に結びつけてまいります。  加えて、企業合同就職説明会等に参加する市内出身の就職活動中の学生に対しまして参加旅費の一部を助成する企業合同就職説明会等参加支援補助金を創設し、市内企業とのマッチングに取り組んでまいります。  次に、その二、住宅改修支援事業を家の跡継ぎターン者にも拡大できないかについてでございますが、現行の空き家改修補助事業は空き家バンク登録物件にUIターン者が入居する場合を対象としております。この住宅改修支援事業とは別に、両親や祖父母との同居や、三百メートル以内に近隣居住することを前提に、家族支え合い住宅建設奨励金事業を活用できます。住宅の改修に対象経費の二〇%、上限三十万円、中学生以下の子供が同居または近隣居住する場合には十万円を加算した上限四十万円の助成を御活用いただけます。  次に、その三、宇佐市に住民票を置き、新卒者が就職した場合に祝い金等を支給してはどうかについてでございますが、議員御提案の就職祝い金は、県内では姫島村が就業奨励金として、学業修了後新たに就業し村内に定住する方を対象に三万円を支給しているようでございます。この祝い金の事例は全国的にも少ないことから、今後、若者の移住・定住の促進並びに市内企業への就業促進施策として活用に向けて調査研究を行ってまいります。  続きまして、三項目め、関係機関との対策会議を考えていないのかについてでございますが、国は協定の大筋合意後、総合的なTPP関連施策大綱を取りまとめ、攻めの農林水産業への転換として体質強化対策を集中的に講ずるとともに、経営安定、安定供給のための備えとして、協定発行にあわせて経営安定対策の充実等を講ずることとしております。  体質強化対策につきましては、農林水産業の体質強化が待ったなしの状況の中で、緊急に実施していく必要があることから、今国会に補正予算といたしまして計上がなされており、本市への影響等も踏まえ、重点的に取り組みが必要なものについては本議会に補正予算として計上させていただいているところでございます。  また、農林水産業の競争力強化、成長産業化につきましては、即時に効果が出るものではないことから、中長期的な取り組みが必要であると考えています。  このような中、国におきましては、国と現場が双方向で意思通過ができる仕組みといたしまして、農業者みずからが地方参事官と直接連絡ができるホットラインを設けて、農業者の理解促進に努めているところであり、市といたしましても、対策会議を開催するということではなく、今後とも県、JA等関係機関とさまざまな場で連携を密にし、対応を図っていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの平成二十八年度施政方針、当初予算についての二を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての二点目、すくすく子育て祝金事業の入学祝金で高等学校の入学を対象にしていないのはなぜかについてでございますが、すくすく子育て祝金事業は、次世代を担う子供の健やかな成長を切れ目なく支援するため、子供の誕生を祝う祝金と、子供の成長の節目である小中学校の入学を祝う祝金を贈るものでございます。  中学校を卒業した方については、その後、高校や専門学校に入学する方、就職する方、その他の方がいます。また、高校入学については、市外や県外の高校を選択される方がいます。  以上のことから、高校入学時の祝金については制度設計が難しいため、今回は義務教育である小中学校の入学時とさせていただきました。高校入学時の祝金については、今後の調査研究を対象にしたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの平成二十八年度施政方針、当初予算についての五を、生活環境課長 倉田 修君。 ◯生活環境課長(倉田 修君)おはようございます。生活環境課長の倉田でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての五点目、ごみ処理施設建設周辺地域対策事業で市道・農道整備は具体的にはどの場所を予定しているのか、また、県道整備に向けての要望の取り組み状況はについてですが、広域クリーンセンター(仮称)周辺整備事業につきましては、同センターの建設に関し、地元協力にお応えし、必要な対策事業の実施により早期建設を推進していく目的で行っています。  建設予定地及び十四周辺地域から丁寧に要望を受け付け、覚書を締結し、地域の要望に沿って、平成二十六年度から二十七年度、二十八年度、二十九年度以降事業と計画的に実施しています。地元地区の御協力により、平成二十六年度事業、平成二十七年度事業は予定どおり完了及び完了の予定であります。  議員御質問の平成二十八年度事業につきましては、計画に基づき事業実施担当課から当初予算計上を行っており、確定後、新年度事業として実施する予定であります。  また、県道長洲宇佐線は、ごみ処理施設建設予定地の沿線にあることから、交通量の増も懸念されることもあり、歩道等の新設を県に要望しているところですが、具体的に回答は得られていない状況です。今後も、県道の改良工事の要望を継続的に実施してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、一項目めの平成二十八年度施政方針、当初予算についての六と、二項目めの防災災害対策についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、平成二十八年度施政方針、当初予算についての六点目、市税歳入で二十七年度と同様の予算を計上しているが、二十六年度決算の市税歳入減の総括はできているのかについてですが、平成二十六年度決算における市税収入については、消費税増税前の駆け込み需要により新築家屋が増加したこと及び太陽光発電設備などの償却資産が増加したことなどにより固定資産税が増加しているものの、給与収入の減に伴う個人住民税の減及びたばこ消費量の落ち込みによるたばこ税の減などにより減収となっているものと分析しております。  平成二十八年度当初予算では、地方財政計画による地方税収の伸びは三・二%となっているものの、国の経済政策の地方への影響は依然不透明であり、また、法人市民税の税率改正に伴う減収も見込まれることから、昨年度と同額の予算計上としたところであります。  次に、二項目め、防災災害対策についての一点目、防災意識の向上に向けての取り組みは、また、関係機関とのネットワークづくりのさらなる強化対策が必要ではないかについてですが、沿岸地域においては小学校区単位で総合防災訓練を実施し、その他の地域においては自主防災活動活性化補助金を活用し、自主防災組織や自治会による防災訓練や防災学習会を実施しています。  小中学校においては、県の地震体験車ユレルンダーを活用し、疑似地震体験等を実施しています。また、ホームページや広報等を通じて防災情報等を提供し、防災意識の向上に努めています。  災害対応を円滑に実施するためには、関係機関とのネットワーク強化は重要だと考えていますので、今後、情報共有や情報交換のできる体制づくりに努めてまいります。  二点目、最近は想定外の災害が起こっているが、災害後のごみの仮置き場を宇佐市はどのように考えているのかについてですが、平成二十七年三月に策定いたしました宇佐市災害廃棄物処理計画において、仮置き場の候補地として、市有地の中から市ごみ焼却センターの管理地及び駐車場などの八カ所を候補地としています。  三点目、今回の寒波でも感じたが、非常時の水の確保対策はについてですが、非常時用備蓄飲料水として、二リットルペットボトルを千二百本と五百ミリリットルペットボトルの千本備蓄しております。また、災害協定を締結している大分県薬剤師会等に給水車の派遣依頼を行い、市の給水車とともに給水活動を行う計画となっています。なお、給水車からの給水に利用する水運搬袋は、六リットル容量のもの二千袋備蓄しています。  今回の寒波では、災害協定を締結している大分河川国道事務所から二リットルペットボトル六百本の提供があり、市の備蓄の二リットルペットボトル四百本と合わせて千本を住民に配布いたしました。また、大分県薬剤師会の給水車と市の給水車で住民に二トンの給水活動も行いました。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)再質問の最初は、市長が答弁いただいたですね、新庁舎の件についてなんですが、この分が詳しくちゅうか、質問は後でしてくれちゅうことで総務部長から開会日の全員協議会で示されました。で、私が聞いていたのは、是永市長の庁舎の改築にはですね、耐震性で、新築はしないというふうに、そういう方向性だと聞いたんですが、どうもまだはっきりしないのは、今回の提言を受けて高田と国東のように新たな庁舎を改築という立場で進み出したということで御理解をしていいですかね。 ◯議長(中島孝行君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)契約管財課長の松吉です。斉藤議員の再質問にお答えします。  現在ですね、庁舎整備検討市民委員会のほうから、提言の段階ではありますが、その内容によりますと、現在の庁舎を耐震補強しても、二十年後には建てかえの必要問題が生じてくること、今現在建てかえになれば合併特例債が利用できること等で、現在は、耐震性がある議会棟の委員会棟と新別館を除いて解体をし、建てかえという案が提言内容であります。  今後、その提言書を受けて、実際に市のほうで基本設計、実施設計をつくる予定ではありますが、現在のところそういう内容になっております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)その説明はね、開会日の総務部長の説明があったんです。提言を受けてね、市のトップがどちらがいいかっていう判断をしないと、仮にパブリックコメントだけあってもね、どちらが、市長のやっぱり意向というのは相当影響すると思うんですよ。市長、一言ですね、もしきょう答えられなければ、いつごろを出すのか、その方向性をね、議員の皆さんはみんな聞いていても私と同じだと思うんです。どちらの方向性を市長は求めているのか。トップがね、これだけ提言書を受けたわけですから、この中のどちらを重要視しているのかというのは非常に皆さん知りたいところだと思うんです。そこを一言教えてください。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  議員が先ほどですね、おっしゃったとおりですね、当初は既存施設を耐震補強で済むのではないかというふうに私自身も考えておりました。ところが、一番決定打となったのは昨年の鬼怒川の堤防決壊でありまして、電気施設が半地下状態にあって、やはり大きな揺れだけに対応しようということで、当初は筋交い等を入れればですね、倒壊は少なくても防げるんじゃないかというふうなことで内部検討を進めておったんですけども、昨年のやっぱりその鬼怒川の堤防等の決壊、浸水によってですね、電気が一遍にやられてしまうような状況等を勘案しますと、これはもうちょっと踏み込んだ検討をしなきゃいけないということで、やはりさらに広範囲に検討をさせたわけであります。  そして、いろんな市民の方の意見を聞きますと、筋交いだけ入れてやっても、しょせん耐用年数が伸びるわけじゃないので、かえって何かコストが無駄になるのではないかというような御指摘ですとか、今合併特例債が使えるんだから、それをやったほうが将来的にも財政負担のことを考えると、そちらのほうが、新しくつくればそこからまた六十年耐用年数がございますし、そこの七〇%の基準財政需要額に算入されるということであれば、財政負担もかなり緩和されるのではないかということで、そういった御意見をいただいたということでございます。そういった御意見をいただきまして、先般私も、先ほど答弁したとおり、提言書をいただきましたので、基本的にはこの提言を尊重するという立場でおります。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私も、改修と聞いたときに、やっぱり誰かの一般質問でありましたね。高田にできて、国東にできて、宇佐市にできないはずはないと。ただ、一番心配していたのは財源の問題があって、これに関しては、また、今市長に答弁いただいたので、時間があれば後ほど詳しい再質問をしたいと思います。
     それでは、順次一点目から。まず、就労への具体策の支援策は、ほかの議員の御答弁がありましたけど、その実績についてちょっとお伺いしたいんです。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  まず、就労のですね、実績ということで、答弁の内容にも繰り返しますけど、まず雇用拡大推進員を配置してですね、それで企業のほうをくまなく回ってもらって、そこでまず足で稼いだ情報を、UIターンの東京であったり大阪であったりイベントであったり、そういったところを含めて、あと、就職説明会と、あと、就職面接会というのを昨年二回やっておりますので、その中でその情報を発信しております。  その中で、就職合同説明会につきましては、六月に実施したんですが、そこには七十二名の方が参加いただきまして、あと、十一月のほうは今度解禁日がもう過ぎましたので、就職面接会ということで開催して、そこには四十一名の方がお見えになったと。そこで、全体的に百十三名の方がお見えになって、最終的には十三名の方が面接に至り、最終的に五名の方が内定をいただいたというような実績にはなっております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)この事業に対してね、努力しているのは認めますけど、いわゆる事業の成功率といいますか、そこらあたりはどういうふうに総括をしていますか。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  まず成功率ということで考えますと、就職面接会でいきますと、先ほど申し上げた数字をパーセンテージに直しますと四・五%ということになります。それと、東京、大阪でのUIターンのそういったイベントでの集客については、正確にはまだ就職に結びついたかどうかというのは把握はできておりませんが、情報としては、いろんな何が問題で戻れないのかとか、そういったことについての情報の確認とかいうことはとれておりますので、そういったことでは今後の対応になるかというふうに考えておりますが、具体的にどの程度かということについてまではちょっと想定できておりません。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)2)にも関連するわけですが、UIターン者の中に、希望している中に、やっぱり二通りあると思うんですね。まず、職業的に自分に合った職業を見つけて帰りたい人と、後継ぎを含めてね、帰る事情のほうが強い方、帰らなければならない方、そこで生計を立てて、条件は問わない方、そういった事前の情報が調査が必要ではないかなと思います。ただ何社来て何人来たというよりも、もう少し事前の情報を流して、でないと企業側にも失礼だと思うんですね、ミスマッチをすると。  そういった部分についてね、提言なんですけども、もうちょっと就労希望者のニーズをどういった形で今は把握されているんですか。個人個人の希望の内容はどの程度、希望の内容といいますか、聞いているんですか。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)お答えいたします。  今、就労の状況としましては、就職面接会におきましては、うちのほうで、市のほうで開催する場合におきましては、特に企業側の要するに雇用の状況をですね、まずホームページであったり、新聞紙上であったり、そういったところでお示しておりますので、そこでそれに合った方がお見えになっていただくというのが就職説明会であってですね、あと、東京等で開催する場合につきましては、うちが持っている、先ほど申し上げた足で稼いで情報をそこでお示しするということになりますので、そこでのお話を聞きながらのマッチングということになるんですが、先ほど議員さん言われたとおり、まず戻るための、戻りたいという方に対しての、やはり宇佐で雇用するときの雇用条件であったり、要するに給与面とか、そういったことのマッチングがうまくいかないとかですね、そういったことは今までも聞いておりますのでですね、向こうからの情報、要するに求められたUIターン者からの情報を求めてこちらが今発信できているかというところはちょっとできておりません。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)参加人数を集めることも非常に大事なことですけど、一回やれば、パーセンテージが低くあれば、なぜ低かったかということは、やっぱり希望している方のニーズをもう少しね、事前にとれば、数は減っても、逆にマッチする確率は僕は高くなるんじゃないかなと。そういった調査が必要ではないかと思います。  2)ですけども、ちょっと私は今の答弁では理解できなかったんですが、支え合い住宅の部分も、私も相談を受けて担当課に努力いただきましてできた話もあります。後継ぎターン者、例えば私の家を中心に考えればね、今、周りに六軒隣接に家があって、その中の三軒が空き家なんですね。その中の三軒が空き家で、うちの周りが、残っている人は皆ひとり暮らしなんです。で、その中で、家がまだ住めるから、退職しているから帰ろうかなという人が約一名、親がひとりで暮らしているからという、まあ、ちょっと若いですけど一人。  で、空き家対策というのは、空き家の予防対策も私は含まれておると思うんですね。もし帰らなければ、そのまま空き家になっていく。となると、このUIターン者、Uターンの跡継ぎターンのその中に含まれると思えば、この事業が使えるという答弁やったです。そこをちょっともう一回確認したいんです。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  家族支え合い住宅につきましては、先ほど答弁しておりますけれども、両親との同居、それから三百メートル以内に近隣居住するのであれば、その制度が使えるということになります。  議員がおっしゃっている空き家の改修支援事業につきましては、空き家バンクに登録した方というのが対象になっておりますので、市としましては、空き家を活用できるものがどの程度あるのか、空き家があっても、人様に誰にでも貸してもいいというものがどのくらいあるのかを集約するためには、やはり空き家バンクというもの、統一して市が情報収集して、広く市外の方々に情報発信することが大事だということから、空き家バンク登録をこの事業については義務づけているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)少しやっぱり私とかみ合ってないんですけども、空き家対策というのは、空き家にしない予防対策も空き家対策と僕は思うんですね。それで、ひとり暮らしの親を見るために夫婦が帰ってこようとしている。特に新築でも、二十年以上たつと、水回りがね、特に若い夫婦が帰ってくると、水回りを改修したいと、こういうところがね、金がかかるからというところがあるんです。  今私が言っている後継ぎターン者の分の中身は、今の制度では使えないという、どっちかはっきりしてください。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  その方が、ですから、三百メートル以内であれば、支え合い住宅のほうは使える。しかし、今、空き家バンク登録については、三親等以内、所有者の三親等以内の方のUターンには使えないようになっておりますので、三百メーター以内の場合の家族支え合い住宅のほうは使えて、議員のおっしゃっている住宅改修支援事業のほうは使えないというのが今の実情でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)具体的にもう一回言います。親を見るために帰ってきますよね。そこで、もう帰ってこなければ空き家になるわけですね。だから、水回りあたりを改修したいという方がいたら、この事業は使えるんですか。支え合い住宅の改修事業なっているのか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)はい、お答えいたします。  当然ですね、同居もしくは母屋から三百メートル以内の直線距離内であれば使えるということであります。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)わかりました。中身がですね、私も制度自体は知っていたんですけど、その改修についてのですね、部分が足りなかったので、こういう部分がもう少し知られてくると、この事業の活用性といいますか、人口、若者が、やっぱり四十代ぐらいで帰ってこないとですね、なかなか定年後になっても、やっぱり市の貢献度、市への貢献度というのはなかなか明確にならないという部分があります。  3)については、今後検討していただけると言ったんですけども、特に新卒者、高校新卒者のですね、昨日、辛島議員の部分で、高校卒業のですね、内定率が高いと言いましたけど、定着率を見ると、過去にも言ったことあるんですけども、なかなか三年がですね、大きな、うちの子供を含めてね、三年というのが一つのめどなんですね。僕は、本人もそうですけど、そういった企業側にもね、こういった支援をすることによって、とにかく市内企業で就職を受け入れた企業にね、やっぱり三年定着すれば、その企業にもですね、ある程度、現金じゃなくても、やっぱり優遇制度を設けるとか、すぐ形は僕は見えないんだけれど、そういった制度をすることによってね、定着率も上がるし、企業貢献度というのも、そこらあたりの点数が上がるのかなと私は思うんですが、そこらあたりはどうでしょうね。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)はい、お答えいたします。  議員おっしゃられるとおり、効果があるんじゃないかと。今現在、企業誘致の面で、工場等設置促進条例の中で、雇用拡大ということで、それにつきましては、一人雇用、宇佐市の方を雇用すれば三十万というのはあるんですが、それは二千七百万の投資があってのことになりますので、今議員さんが言われたような、三年間もし雇用が継続すればというようなですね、ことにつきましては、今後本当に調査研究してまいりたいんですが、まず財源もございますしですね、どのくらいの金額を持つかとかいうことも含めて、全国的な今傾向もですね、踏まえて、少し調査させていただきたいなと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)(二)に行きます。土居部長答えられましたけど、非常に苦しい答弁であったと私は理解しています。  教育長、いきなり振って悪いですけどね、高校の実例なんですけど、高校のね、入学の実例なんですけど、私が直接聞いた話です。高校の入試には通ったと。で、問題のある人が二人いると。一つは、入学金が払えない。これは私が聞いた実例なんです。それで、中学校の校長、教頭が立てかえるからちゅうことで、今はですね、高校に入れば授業料は免除されますが、これが私が聞いた実例なんです。  それで、それだけが原因ではありませんね。別に主な原因じゃないんだけど、今回でも、貧困という部分で子供がそこまで追い込まれる家庭があるんかなと、私はそのときは寂しかったけど、今回、新規事業でいい事業なんですね。子育てといったら高校まで含まれると思っていました。で、何か別な他市に高校に行かれるって、いろいろ今答弁があったんですけどね、保護者に与える祝い金ですね。保護者に与える祝い金。そういう実例というか、教育長でなくても、課長でもいいんですけど、もう一つは、やっぱ私立で、やっぱ学科によっては入学金の高いとこで、通っていたけども入学金の問題で諦めたという、小学校、中学校は入学金がないんですね。そういった部分では、私は新規事業にやっぱこういった部分をね、何で考えなかったのかなという単純な気持ちなんです。どちらが答弁するの。まず、教育長、そういう話、実例というのは聞かれたことはないですか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  高校の入学に伴う必要なお金が保護者にとって払えない方がいたんではないかという事例なんですけども、私がかなり以前のときに先輩の校長先生の中で、そういういわゆる入学金とは聞いておりませんが、入学に伴うさまざまなお金、必要品を買うのに必要な部分があったというような部分で、少しいずれまた払っていただければということで用立てたというようなことは、以前、先輩の校長先生から聞いたことはあります。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)今考えれば、そのときから貧困の格差というのがあったんかなと思うんですね。当時は多分授業料は支払っていたと思うんですね。だから、私が直接聞いた話では、たとえ入学しても、あとの授業料がずっとかさんでいけば、滞納がかさんでいけばという、そこまで子供は考えて学校に行かなかったと。実際には入学していないんです。そういった例があるんですね。  土居部長ね、新規事業というのは始まりが肝心なんですよ。これは部長に言うより、市長、今実例があるけどね、僕は、この議場におる議員の皆さんは、例えば新規事業は最初が肝心なんで、六月の補正でもね、そういう方向性で考えていただける答弁をぜひいただきたいんですけど、この項はちょっと粘りたいんです。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  実をいうと、今回祝い金を三本つくりました。出産時、そして小学校入学時、中学校入学時の祝い金ですね。で、実をいうと、その時に、高校入学時の祝い金もどうしようかということは当然検討したんです。その検討したときに、高校につきましては、今、市外の高校に通う人が多いという課題がずっとありまして、市内に七割ぐらいで、市外に三割ぐらい行っているということと、それと、数は少ないけども、就職する方もいるようだと。だから、そういうときに、いわゆる祝い金を出す対象をどうするか、また、金額も全く同じでいいのか、差をつけるべきか、さまざまな議論があって、実をいうと、きちんとした最終的に、ならこういう制度設計をしようというところまで至らなかったというのが現実なんです。  これはもう私も議員さんの意見もお聞きしたいなというふうに思うぐらいです。だから、あえて市外や県外の高校を選択した方と市内にとどまった方を全く同じレベルで祝い金を出していいのか。それと、高校の場合の祝い金を、祝い金という形じゃなくて、例えば通学費用に着目して、そこに御支援するっちゅう制度設計のほうがいいんじゃないかと、いろんなさまざま議論があって、ここはですね、すぐさま祝い金のほうに制度をつくろうというところにまではちょっと考えがまとまらなかったですね。これはぜひ議員の方のいろんなさまざまな御意見もお聞きしてみたいなというふうに思っているのが今の実情であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)予算に反対するつもりはないんですが、そこまで中身をすればね、今はちょっと市長の答弁の中にも、市外に行く高校生、祝い金というのは僕は保護者に出すべきで、実際その一番お金がかかるのは高校生だと思う。最近は小学校入学でもね、百貨店に行けば、ランドセルが八万とかかかる、二万から八万。それはまた余計何か子供たちに行き出したら影響するんかなと。それは別問題としてね、その視点であれば、私は二万、三万より、むしろ小中高と二万ずつ出したほうがベターだと私は考えます。  これは文教福祉委員会で多分審議されるので、委員長のほうにですね、ぜひお願いしたいのは、十分新規事業だから、六月に向けてね、やっぱり市長を変えるぐらいのやっぱ委員会のやっぱ影響力を持ってほしいなというふうに私は思って、この質問を終わります。  次に、新庁舎の建てかえについての予算措置なんですけども、一点だけ再質問、今市長から、提言書を大切にする、大事にして私は意向だということは、高田、国東に向けての同じ要領だと思うんですけど、起債とか合併特例債とかいう部分で返還していくわけですが、仮に宇佐市の人口が五万を割った場合でも、この起債とか交付金で戻る金額は変わらないのか、市民の負担は変わらないのか、そこの一点だけちょっと確認したい。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  合併特例債について、負担が変わらないのかという御質問ですが、変わりません。三十一年度までに借り入れして償還すれば、それなりの交付税算入があります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)実は四点目の平和ミュージアムについても、二つとも財政の部分で心配して質問に上げたんですね。今回も、先ほど言ったように、五人の方が質問しているのでね、今までの答弁から聞いていると、平和ミュージアムという大きな構想を持っている方と、やっぱりいろんな部分であって、ミュージアム構想というのは、今から基本構想をつくるんで、戦争遺跡を含めたね、ミュージアムと、場所全体を言えば、私は建屋は小さくても、展示物が置けるだけの発信力があればいいと思うんです。余りにも集客を中心にね、やっぱり考えると、後の維持管理費が難しくなるんじゃないかなと思うんです。そこらあたりの基本構想の部分で、建物の大きさとかいうのはどういった形で考えているんですか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  基本構想の中でですね、面積につきましては、三千から三千五百平米ということで基本計画の中にございまして、それに沿って建築を進めてまいりたいというふうに思います。イメージとしてはですね、そこに市民図書館がございますが、市民図書館の一階と二階を合わせたぐらいの面積ということになろうかと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)建屋的にちょっと想像ができないですけど、ここに佐伯市の平和祈念館やわらぎの分の資料があるのね。これからいくと、この佐伯市の部分は、若干ではありますけども、平成十九年度から二十六年度に対して、入場人員が若干ふえているんです。宇佐の平和ミュージアムについては、大体入場人員をどの程度に想定していますか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)これも基本計画の中にですね、うたわれているんですが、年間十八万人程度をですね、予測しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)この後も中村議員が質問を用意しているようなんで、私はもうこの程度でやめますけど、先ほど言った私の提言は、ミュージアムを建物と考えないで、遺跡も含めた感じで、僕は、宇佐市の平和ミュージアムですよと、発信基地なんですよということも考えればね、建屋に維持管理費もね、なるべく考えれば安くやるように、建物で失敗すると、あと、市民の負担が非常にふえますから。  それともう一つは、これは答弁は要りませんけど、目的寄附といいますか、平和に使ってくださいっていう、そういったね、発信も大事じゃないかなと。市民がどういった寄附しようかっていったときに、平和に使ってくださいと、平和の事業の目的で使ってくださいと、そういった部分もね当初から考えていけば、もう少し維持管理の負担が減るのかなという。非常にいい事業なんで、ぜひそういった、全てが建てた後も成功に導いていただけるような構想にしていただきたいというふうに思います。  それから、ごみ処理施設の周辺地域の分ですが、具体的に部長あたりも努力をしていただいている。市長ね、今大詰めに来ているわけですけど、周辺整備をどういう形で捉えるかという、これは具体例なんですけど、市長、答弁要りませけどね、佐々礼と大堀と、まあ、出身地の。今、佐々礼地区は、農地・水・環境も使って、非常に農道の中のね、離合場所とか、部長さん、ものすごくよくなっているんですよ。全部が公費を使っているわけではないんですね。地元の協力はあるんですけども、使っているところもあるんですよね。実は、市長の実家のですね、周りがですね、非常に整備されている。たまたまですよね。私もそう思うんです。私もトラクターで通るので、非常に便利なんですけど、私、十二月に白宇津球場を例にとって、日豊本線をちょうど南北に上から見るとですね、今回の農道の完成でもね、日豊線沿いでずっと大堀に出る舗装がされました。で、比較されると非常わかりやすいんですね。で、こっちがよく整備されていて。整備の順番から言えば、私は公共施設だろうと思う。  十二月の答弁の中でも、なかなか前向きな答弁をいただけなかった。私は、地域の中のまちづくりの中では、そういった道の関係は発言せんし、求められてもいないんだけど、議員としての発言しかしないわけですね。だから、そういった部分では真摯に受けとめていただいて、どうもね、広域とまだこっちの執行の関係のパイプがちょっと不足しているのかなと思うんですね。せっかく副市長が、多分貢献度が今高いんで僕は知っているんですけども、全部は地域の事情で出せない部分があるけども、トップが行くんじゃなくて、やっぱ市長の命を受けたね副市長っていう存在があるんだから、もう少し活用していただいて、そういった部分の諸問題を解決するね、やっぱトップ、市長がやっぱ副市長にやっぱ権限を譲るぐらいにならないと、今後また都市公園も建設されるわけですから、どうも職員はね、やっぱ市長に対して遠慮していると思うんだ。僕が言ってるのが半分しか伝わってない。  私は、ごみ処理施設ができるときは、最初は市長と同級生やから議員が率先して誘致したとか、かかわってないけども、次は両手を挙げて賛成してはいませんち言ったら、反対してると、そういう微妙なところで私も出るので、そういった部分でありません。私はもう契約者第一号です。土地開発公社の一番先に僕は判こを押しました。何もなしに押したんですね。それはもう推進も反対も、公共施設ができることは議員にとっては絶対にやっぱ反対してはならんことだと思っているんで、そういった諸問題についてね、もう少し権限、パイプ役、広域とのパイプ役をね、副市長にやっぱ任せて、私たちの聞き取りもやっていただきたい。直接僕は市長に言うつもりはないんで、あと、いろいろ防災の災害対策も一般質問の中で言いました、その趣旨は。  最後に、経済部長、TPPの問題でね、一言、調印した後にもね、大筋合意っていう新聞報道も、予算書もあるんですよ。大筋合意と調印という違いを僕は教えていただきたい。これが最後の質問です。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)済いません、経済部長の山本です。斉藤議員の再質問に。  ちょっと難しい質問なので、私も正式な定義はわからないんですけども、大筋合意したものを文書で確認するのが調印という行為だと思います。  以上です。 ◯二十一番(斉藤文博君)終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で斉藤文博議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十分といたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午後零時九分               ─────────────                 再開 午後一時十分
    ◯議長(中島孝行君)休憩前に続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  三番 和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)皆さん、こんにちは。議席番号三番の和気伸哉です。  本日は、桃の節句にふさわしい、すがすがしい気候ですが、三月はお別れの月です。先日、市内高等学校でも卒業式が行われ、また、明日は市内小中学校で卒業式が予定されております。  そして、今年度をもちまして定年退職を迎えられる執行役員の皆様初め職員の皆様におかれましても、長い間本当にお疲れさまでございました。  子供たちも同じですけれども、培われた経験は大きな光となり、次の世代の人たちへとその光がつながれて、よりよい世の中へと向かっていけるように、大きな光でこれからも宇佐市政を見守っていただきたいと祈念いたします。  それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。  一項目め、地方創生に対する市長の考えについて。これまで七年間のさまざまな功績を振り返り、御自身任期最終年度となられる平成二十八年度は、まさしく地方創生元年としての節目の年となります。地方創生に対し、政策の意気込みと御自身の思いを問う。  二項目め、観光政策についての一点目、国も経済の活性化や地方創生の観点から、観光立国は重要な政策課題の一つと位置づけており、本市も宇佐神宮を初めとして、すばらしい観光拠点が存在します。来年度は、インバウンドに対し、経済効果の拡大につなげるため、どのような施策を行うか。  二点目、本市内の重要観光拠点に、観光アピールの一つにもなり、災害時には通信手段の確保にも役立つ公衆無線LAN(Wi─Fi)の環境整備ができないか。  三点目、本市は、インバウンドに対して、現在通過型観光地となっているが、今後、滞在型の観光地としての考えを持っているか。  四点目、人気動物園ランキングで、本市のアフリカンサファリは全国第三位になった。また、トップテンに入った九州の動物園は、アフリカンサファリのみである。名実とも九州を代表する動物園としてPRできないか。  五点目、日光では、世界遺産の東照宮、輪王寺、二荒山神社などに、堂者引きという現地観光ガイドが、日光の奥深き歴史を楽しく説明してくれます。また、二度、三度訪れるリピーターに人気があり、観光集客にも効果があります。本市にある八幡総本宮、宇佐神宮にも観光アピールの目玉として、現地観光ガイドがいることを定期的に発信してはどうか。  三項目め、ふるさと応援寄附金についての一点目、観光課の努力により、寄附額が、昨年度より二倍近く増額しているようだが、どのようなプロモーションで増額しているのか。  二点目、寄附者に対して、寄附金額に応じお礼状、または特産品の贈呈をしていると思うが、全国各地でさまざまな取り組みが行われている。特産品のほかに何か考えているか。  以上、三項目八点につきまして、明快、簡潔な御答弁をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、地方創生に対する市長の考えについてでありますが、私は、就任以来、高速交通体系や町並み環境整備などの社会資本の整備、六次産業化や企業誘致、観光振興などの産業振興、健康づくり、子育て支援、高齢者福祉の充実、次代を担う子供たちの教育環境整備、UIターン対策や周辺地域の活性化など、定住満足度日本一、交流満足度日本一の町の実現に向け、全力で各種施策を展開してきました。その結果、住みたい田舎ベストランキングで、一昨年は一位、本年は三位となるなど、地域活力の創出に一定程度成果を上げてきたものと考えております。しかしながら、本格的な人口減少社会を迎える中で、その進行に歯どめをかけるまでには至っていないのも事実であります。  そのような中、国においては、まち・ひと・しごと創生本部が設置をされ、政府と地方が歩調を合わせて人口減少問題に取り組むこととなりました。県においても、将来人口九十六万人を目指した総合戦略が策定され、宇佐市としましても、このような国県の動きと歩調を合わせながら、人口ビジョン及びその実現に向けた総合戦略を策定したところであります。  この人口ビジョンの策定に当たりましては、まず、自然増減では、県の目標に合わせて合計特殊出生率を、現在の一・七から二〇三〇年には二・〇程度、二〇四〇年には二・三程度まで引き上げるとともに、社会増減では、県の目標値に市独自施策分を上乗せすることによりプラス化させ、将来人口五万人を維持するという目標を設定いたしました。  また、この目標を実現するために、安定した雇用を創出する、新しい人の流れをつくる、結婚、出産、子育ての希望をかなえる、地域をつくり地域と地域を連携するという四つの柱を立てて、今後五年間で重点的に取り組むことといたしております。実効ある総合戦略が展開をされ、将来人口五万人維持の道筋をつくっていくためには、行政のみならず、市民、各種団体並びに民間事業者などの御理解、御協力が不可欠となります。  このような中、先般宇佐市自治会連合会の発案のもと、経済団体の協力も得て、地方創生担当大臣による講演会が実現をし、多くの市民の方々の御参加をいただいたことは大変心強く思っているところであります。  今後とも、議員各位並びに市民の皆様の声を十分お聞きしながら、地方創生の機運を高めるとともに、総合戦略に掲げたあらゆる施策を総動員し、人口減少に歯どめをかけてまいる所存でございます。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの観光政策についてと、三項目めのふるさと応援寄附金についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。三番 和気議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、観光政策についての一点目、インバウンドに対しどのような施策を行うかについてでございますが、来年度の観光施策の展開といたしましては、インバウンド対策といたしまして、海外へのプロモーションや外国語表記観光看板の設置のほか、免税店推進の説明会やワークショップ、さらに、宇佐市モバイルガイドシステムの導入など外国人受け入れ体制の整備を本格的に実施してまいりたいと考えています。  二点目、重要観光拠点にWi─Fiの環境整備ができないかについてでございますが、外国人旅行者にとってインターネット接続環境があれば、言葉の問題などの解決につながることから、Wi─Fi整備がインバウンド対策として必要であると認識しています。既に、宿泊施設を中心に整備されている施設もございますが、来年度は、市観光協会が県の補助金を活用し、宇佐神宮仲見世などWi─Fi整備を計画しています。今後も補助金などを活用しながら、整備の拡大を図っていく予定でございます。  三点目、本市はインバウンドに対して、今後滞在型の観光地に向けての考えはについてでございますが、本年度国際観光プロモーションといたしまして、台湾と韓国で商談会を行いました。韓国の方々は、以前より滞在型観光としてグリーン・ツーリズムの宿泊を御利用いただいています。また、台湾では県やほかの自治体とともに、初めて商談会を行いましたが、グリーン・ツーリズムに大変興味を持たれた旅行会社が多かったと聞いています。実際に昨年十二月には、台湾から団体二十二組、約七百名の方々にお越しいただいたところでございます。  来年度は、日本のUSA国際観光プロモーション事業を展開する中で、市内宿泊施設や観光施設に、現地での商談会に参加していただき、さらなる交流のきっかけをつくり、安定した滞在型観光の受け入れ態勢を支えてまいりたいと考えています。  四点目、本市のアフリカンサファリを九州を代表する動物園としてPRできないかについてでございますが、九州自然動物公園アフリカンサファリは、宇佐市観光入り込み客数におきまして、宇佐神宮に次ぐ年間約五十万人の方々が訪れる人気の観光スポットでございます。トリップアドバイザーが発表いたしました、トラベルチョイス世界の人気スポット二〇一五、動物園・水族館編におきまして、日本の人気動物園第三位に選ばれたことは、市といたしましても喜ばしい限りでございます。  本市におきましても、ホームページの観光文化情報のトップにおきまして、直接アフリカンサファリのバナーを設けたり、観光パンフレットや旅行誌の広告などによる情報発信を定期的に行っています。今後も、九州を代表する動物園として、引き続きPRを行ってまいります。  五点目、宇佐神宮にも現地観光ガイドがいることを定期的に発信してはについてでございますが、本市におきましても、市観光協会が観光ガイド六十八名を配置し、宇佐支部、安心院支部、院内支部で活躍していただいております。毎月定期的にガイド研修を行い、年に二回以上は三支部合同でスキルアップ研修を行っています。また、本年度実施中の宇佐市観光周遊バスの運行におきましても、ガイドを行っていただいて、アンケート結果においても大変高い評価をいただいているところでございます。  観光ガイドにつきましては、市のホームページやパンフレットへの情報掲載に加え、市観光協会ではパンフレット送付用封筒に印刷し、周知を行っています。引き続き、市観光協会とも連携しながら情報発信を強化してまいります。  続きまして、三項目め、ふるさと応援寄附金についての一点目、どのようなプロモーションで増額しているのかについてでございますが、今年度は、二月十八日現在で千五百七件、三千二百二十八万一千円のふるさと応援寄附金をいただいています。この数字は、前年度の八百十九件、一千五百五十二万九千円の約二倍となっています。増加の要因といたしましては、寄附金控除額の増額やふるさと納税ワンストップ特例の創設による申告手続の簡素化等国の制度改正によるもののほか、特産品の充実やふるさと納税の大手サイトでございます、ふるさとチョイスを活用したPR、クレジット決済の導入、地域コミュニティー協議会から地元出身者への呼びかけ等が挙げられます。  二点目、特産品のほかに何か考えているのかについてでございますが、現在は六次産業の推進を図るため、宇佐ブランド認証品を返礼品の中心にしていますが、今後は、寄附者が多い自治体に共通して人気がございます牛肉やお米、魚介類、フルーツ、有機野菜等一次産品の導入を図っていく予定でございます。また、宇佐市ならではの工芸品や観光地の宿泊券など、他の先進自治体の取り組みを参考にしながら、魅力ある返礼品について調査研究し、さらなる寄附者の獲得に努めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)随時再質問と言いたいところですが、一項目めの市長の考え方については、一番最後に行いたいと思います。  二項目めの観光政策からについて、順次行こうと思っております。簡潔で明瞭な答弁、まことにありがとうございます。  まず、観光政策についての一点目から行こうと思いますが、インバウンドに対しての経済効果の拡大につなげるため、どのような施策を行うかということで、今御答弁いただきましたように、なかなか、いろいろな施策が盛り込まれ、楽しみだなあというふうに思っております。  宇佐市はですね、観光庁が定める観光圏整備実施計画認定地域として、全国の十三地域の中に、宇佐市というか大分県が、豊の国千年ロマン観光圏という形で位置づけられております。別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、日出町、姫島村という形で認定されておりますが、この八市町村には、六つの共通認識が存在しております。その一番大きなものが、宇佐神宮を中心とした歴史・文化発信とされております。ということはですね、歴史・文化に関しましては、本市が中心となって、豊の国千年ロマン観光圏の歴史・文化部門をですね、リードしていかなければならないと考えられますが、その辺に関してはどう思われますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。和気議員の再質問にお答えいたします。  豊の国千年ロマン観光圏でございますけれども、今言われたように、大分県の中の別府、中津、宇佐や豊後高田、杵築と国東等で構成されているものでありまして、この中で観光地域マネジャーという方々がおりまして、それは各関係市町村の観光協会の事務局長クラスの方、そして、県の職員の方が一名入り、そういった方が中心にですね、商品の造成であるとか、販売プロモーションというものを展開しているところでございます。  実際、事業を進めていく中で、神仏習合の発祥の地である宇佐神宮が中心であるという考え方は確かであろうと思っております。今年度関係して実施した行幸会のウオークやスタンプラリー等は、そのロマン観光圏の中の宇佐市観光協会が中心となって実施したものであります。  これをどのように実施していくかということでございますけれども、今、宇佐市観光協会ではですね、独自のやり方でプランナーという、それぞれの宇佐市内でいろんな体験プログラムが組めるような方々を、今十二名でしょうか、置きですね、そういった方々と一緒にそういう体験プログラムを発掘する中で、宇佐の中心的な役割というものを発揮していきたいというような考えのようであります。  宇佐市としましては、この事業費の一部を負担しております関係で、この事業内容について、千年ロマン観光圏の月例会議等においては、担当者が出席し、宇佐市としての考え方を述べながら、一緒に連携したもとで、この観光圏PRを行っていこうというような中に、意見としてですね、取り入れていただいているようなことでございます。  まとめますと、やはり観光協会、それから、その体験プログラムを組んでいこうという市民の方々の力、プラスそこに市が観光行政として支援できることをしながら、一体として、宇佐が中心だという意識づけのもとに進めていきたいというような考え方ではあります。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ありがとうございます。  実は、観光協会のほうにいきまして、この話を詳しく聞いてまいりました。私としてはですね、これ本当に大チャンスだなというふうに考えています。小さいときから、地元の宇佐神宮のお祭りが大好きで、年を重ねるごとに、宇佐神宮にもっともっと全国的に多くの人に観光に来ていただいて、宇佐市自身もですね、価値のある町という形で、勝負の神だということで、ホームページにもうたっておりますし、そのような形で宇佐神宮を紹介されております。  そんな中で、この豊の国千年ロマン観光圏というのは、非常にPRするのにビッグチャンスじゃないかなというふうに考えておりまして、観光協会の方もそのようにおっしゃっておりました。  先ほど課長の答弁の中に、一部を助成して、意見を述べているというふうに言っておられましたが、もっと宇佐市がですね、連携をとっているかもしれませんけれども、宇佐神宮、または四日市の商店街、町並みに関してですね、インバウンド政策として、中心的にもっと積極的に取り入れられるというような考え方はございませんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  そうですね、インバウンド対策、特に宇佐神宮につきましても、先般御質問のあった中に、表記の中でですね、日本語だけで書いているとかいうこともございますので、宇佐神宮周辺を含めた中で、多国語表示をしたりしながらですね、より多くの外国人の方に来ていただいても満足いただけるような受け入れ態勢は、当然とっていこうと考えているとこでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)先日の中本議員の質問の中にも、タブレットの貸し出しの表記が日本語だったというような形で御意見がございましたけれども、今後ですね、国のほうも、ピクトグラムを使って表記を考えて、絵文字でですね、何カ国語も文字で出すのもそうなんですけれども、絵文字を使って外国人に周知をしていくという形で、外国人向けの新地図記号というのを作成しております。  例えば、日本の地図記号の郵便局であればポストマークが主流だと思うんですけど、新しい地図記号はメールの絵になっております。これが郵便局という形で、外国人に認識していこうという形で発表されました。ごめんなさい、これは記号案ですね、まだ案なんですけれども、そのような形で話し合いが進んでいると。例えば寺院であれば、日本国内であれば、まんじのマークになっておりますが、新しい外国人向けの地図記号は三重塔になっております。このような形で、外国人にとって非常にわかりやすい、ピクトグラムという形で案が出されておりますが、これからまた、サインをつくったり、看板をつくったりする上で、文字も大事なんですけれども、絵でわかるというような形の方向でしていくほうが、より外国人にとってわかりやすいし、おもてなしの一つになるのではないかなと思いますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  今、和気議員よりそういった情報もいただきましたので、文字のみならず、そういった絵を使うことが効果的であるということであればですね、その点につきましては、研究させていただきながら、取り入れることも考えていきたいと思っているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)それとですね、観光協会の方が、このような形でもおっしゃってました。世界に通用するブランド観光地域というのを掲げられてまして、これは観光庁からの目指す方向だと思うんですが、宇佐神宮や宇佐市をですね、ブランド観光圏という形にしていくには、どのような形がよろしいかと思われますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  ブランドというとですね、非常に難しい面もあるわけですけれども、宇佐神宮というものを、豊の国千年ロマン観光圏の一つの柱にするわけでございますので、宇佐神宮をいろんな方に知っていただきながらですね、そこに、宇佐ブランドということであれば、観光という面だけではなくて、地域の、例えば特産品であるとかですね、いろんなもので、宇佐ならではのものをつくり上げていく、そして、そこに来た方々が宇佐神宮や宇佐市を、これはなるほどブランドだなと、宇佐はすごいなと言われるような地域づくりにしていくことがブランド化ではないかなと考えているとこでございます。ちょっと難しい質問でございますけど、以上のようなことでございます。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)済みません、難しい質問だったかもしれませんけれども、どのようにブランドしていくかという質問の中で、僕は一つしか考えられません。歴史・文化です。文化と歴史、これしかないと思っております。宇佐神宮は、他県や他市にない、全国的にも一つしかない八幡総本宮の神社です。いろいろと今問題がありますけれども、これは、喉から手が出るほど、他市では欲しいものでもありますし、持っている宇佐市がですね、やはりここをブランド化しないと、観光として成り立っていかないじゃないかなというふうに考えております。  その中で、千年の歴史がひもとく豊の国千年ロマン観光圏というのは、非常に大きな、観光庁が示してくれた大きな題材でもあるし、これに地方創生の鍵があるのではないかなというふうに、観光としては考えております。ぜひ、宇佐市もですね、乗りおくれないように、これについて取り組んでいただきたいなあと思っております。  それでは、次の再質問に移りたいと思います。  二点目のですね、公衆無線LANについてなんですけれども、これからまた、先ほども申されてましたが、インバウンドを強化していく中で、公衆無線LAN、いわゆるWi─Fiの環境整備は、欠かせないインフラ整備の一つだと考えております。外国人はもちろんですが、訪れた観光客はSNSを使って、訪れた観光地の情報発信をしていただいてます。観光客をいかにして情報発信の役割、また営業的な人になってもらうかが、次の観光客誘致につなげる大きな役割と考えられませんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  当然そのように考えております。そういったインターネット環境が整備されればですね、やはり言葉の面でも、そういったものを活用して解決ができたりするというようなことも認識しておりますので、インバウンドについては、特にですね、やはりこのWi─Fiの整備というものは必要だろうという認識はしているところでございます。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)これも、観光庁がまとめたデータなんですけれども、訪日外国人観光客に、インターネットアンケートをとったデータがございます。日本滞在中に使用した端末としては、スマートフォンが八二%、ラップトップ、いわゆるノートPCが四〇%、タブレット端末が三六%と続いて、スマートフォンの利用率が高いのは、中国、台湾、韓国という形でデータが出ております。  大分県といたしましても、韓国の方の観光客が多いです。そして中国、そして香港、台湾という形で、データが県の中でも出ております。その方たちを、今度は千年ロマンの観光圏として宇佐神宮へ誘致した場合、また、これから平和ミュージアムやいろいろな観光地が期待されると思っておるんですけれども、その中で、Wi─Fiが整備されてなければ、皆さんに情報発信することができません。また外国人観光客に限らず、よく国内の携帯キャリアの会社がですね、Wi─Fi使えますという形でシールを張ってたりするんですけれども、ドコモさんであれば、ドコモの機種の人しかWi─Fiがつながりません。ソフトバンクであれば、ソフトバンクの機種の方しか無料Wi─Fiが使えないわけでございます。国としてもですね、Wi─Fi整備の環境を急いでやろうという形で、今取り組まれておると思うんですけれども、皆さん、こういうのをごらんになったことがありますでしょうか。これは観光庁が示した、フリーWi─Fi、無料Wi─Fiのロゴが発表されております。いわゆる各キャリアのシールや、ああいうものではなくて、クールジャパン戦略の中に、これは入っていると思うんですけれども、オールジャパンという形で、二〇二〇年オリンピック・パラリンピックに向けて、このような施策を観光庁がとっております。  ぜひですね、宇佐市もいち早くこういう形で、フリーWi─Fiスポットがあるよという形、先ほどの答弁の中に、宿泊施設でも少しずつWi─Fi環境を整えているという部長の答弁がございましたけれども、このロゴをいち早くとってもらって、申し込みをしていただいてですね、いろんな各宿泊施設、そして駅や観光地、先ほど宇佐神宮の仲見世もWi─Fi整備計画があるとおっしゃっておりましたが、ぜひいろいろなお店で、このロゴを使っていただきたいなあと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)そのロゴを活用できるということであれば、今、既にWi─Fi整備しているホテルや観光施設等に、その情報は流してですね、この施設では使えるんですよというものを、外国人の方にわかりやすく表示することは大事と思いますので、周知していきたいと考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)宇佐市もですね、観光交流ビジョンの中に、観光施策に向けた基本方針、四つの柱の一つ目に、情報発信の強化というふうに掲げられております。この中には六項目の施策があって、策定後は情報発信が強化されているのではないかと、私も実感しているところです。  しかし、観光まちづくり課や観光協会の皆様におかれましても、人数が限られておりますし、仕事が非常に多忙だと感じております。だからこそですね、どういう施策を考えれば、訪れた観光客に情報発信をしてもらえるかということが大事なことではないかと思っておりますので、ぜひこのWi─Fi整備というのはですね、インフラ整備の一つとして考えていただいて、整備実現に向けて前向きにこれからも捉えていただきたいと思っております。  次に、三点目の項目の再質問をさせていただきます。  平成二十五年度比較で、本市の観光客数は三百三十万人から三百六十万人の推移で、このうち九八%が通過型となっております。また、この観光客数の四七%が宇佐神宮の観光客です。この状況を見て、どのように考えられますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  市内の観光入り込み客数のうちの半数が宇佐神宮であるということは、やはり宇佐市を代表する観光施設であるということは認識しておりますので、宇佐神宮を中心に、どのように院内や安心院にある観光地に周遊していただくかということを考えながら、そういう対策を打ってまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)宇佐神宮が、ほぼ半分という形ですけれども、もしも、初詣での客数を引いた場合は、どのような数字が出るでしょうか。
    ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  正確に把握はしておりませんが、非常に初詣で客の数が多いというのは認識しておりますので、五分の二ぐらいになるのかもしれません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ということはですね、やはり、この間、宇佐神宮の仲見世の方とも少しお話をさせていただきましたが、黙っていても二百万人来るというような形で、もう何もしなくても、宇佐神宮に初詣で客は来ますし、ありがたいことに、観光客は訪れてくれます。今観光ブームでもありますし、いろんな面で宇佐市も助かっていることと思ってはいるんですけれども、ぜひですね、もっともっと努力をして、まちぐるみで、また若い人をひっくるめて、そして観光協会も、宇佐市も、住民も、企業も、学校もという形でですね、もっと宇佐神宮のアピールをしていただけないかと思いますが、初詣でに限らず、年間のいろんなイベントがあります。そのような形で、もっともっと打ち出していけることはできませんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  先ほど来の千年ロマン観光圏事業に加えて、今大分県は、温泉というだけではなくて、他にもすばらしい素材があるんだということをPRするために、六郷満山開山千三百年誘客対策事業というものにも取り組もうとしております。この事業においても、やはり神仏習合の宇佐神宮というのは、やはり中心的な役割を果たしていくものと考えております。  また、宇佐神宮においては、町並み環境整備事業で環境整備をしておりますので、今後は、ソフト部門である、例えば、仲見世の会の方であるとかですね、若宮神輿かつごう会であるとか、商工関係者であるとか、観光協会、それから我々行政一緒になって、ソフト部門の対策というものを、やはりどうするかということを協議していく必要があるだろうと思いますので、住民の方々の知恵と一緒にまちづくりを行っていくというものを、宇佐神宮においても行っていけたらなということは考えているところでございます。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)済みません、宇佐神宮に話がいってしまいましたけれども、滞在型の観光として、平成二十六年度は市内主要八施設において六万六千五百四十九人の方、前年比一三七・二八%の方が、宇佐市に宿泊されております。平成二十八年度の動向は、数字がわかれば教えていただけますでしょうか。二十七年度。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)平成二十七年数値はですね、今現在調査中でございまして、ただ、ディスティネーションキャンペーンが行われましたので、七月から九月の集計はしているところでございまして、前年対比で、宿泊客数でですね、二千百九十一名、その三カ月間だけでも、本年は伸びているという数字が出ているところでございます。  それから、観光入り込み客数につきましても、その三カ月間で七十二万二千三百十名ということで、前年同時期の七月から九月末に比べて、五万二千八百八名の増加となっているということでございますので、やはりディスティネーションキャンペーンにおいて、いろんな施策を打ってきたことは、効を奏しているのかなという実感があるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)十周年記念事業でディスティネーションキャンペーン、そして宇佐神宮のさまざまな大きな行事があって、観光客がふえていることは非常に喜ばしいことだと思いますし、また、気になるのは、来年度になります。十周年記念事業が終わった後のですね、観光客数がどうなのかなというふうに思っておるんですけども、宇佐市が掲げる観光交流ビジョン、先ほど申し上げましたが、観光振興の方向性の中の四項目めに、通過型ではない、目的地として滞在時間の延長と宿泊者数の拡大というふうに、観光課のほうも取り上げております。平成二十七年七月から、宇佐市観光協会が、観光を目的としたお客様を対象に、宿泊金額に応じて宿泊補助を行っているサポートがございました。しかし、もう三月ですので、先月ですね、先月いっぱいで、残念ながら終了してしまいました。財政の問題、いろいろあってのことだと思います。  そこで、滞在型の観光地として、空き家を利用したですね、民泊など取り入れられてはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  民泊につきましては、特に今、外国人観光客がふえているということで、都市部、東京都等においてですね、許可をとってないは別としますが、民泊というものが起こっているというような情報は、本年の一月ぐらいから耳にしているところでございます。  これが今、法律的にどうかというのはわかりませんけれども、そもそもグリーン・ツーリズムの農家民泊ですが、もともとは旅館業法上の旅館のレベルをクリアしなきゃならないと言われていた、客室を五部屋つくらなければならないということなんですが、これを安心院町の取り組みが、県、国を動かして、簡易宿所でいいよというようなふうに認められたという経緯があります。これは三十三平米あれば、簡易宿所として認めますという部分に、大分県が規制を緩めて、農泊を当てはめたということでございますけれども、こういったことから、今、民泊議論をするときには、多分簡易宿所営業として認めようという動きがあるんじゃないかと思っています。これも、今、農泊という実績あるものですから、三十三平米という面積要件もですね、取り払われておりますので、多分都会や、空き家はちょっとまだわかりませんが、農村といいますか、外国人の方をお泊めしよう、観光客をお泊めしようという場合の民泊については、ある程度の、三十三平米以下でも取り組めるのではないかと思っております。多分、これを今、国のほうでも議論しているところだろうと思います。  しかし、それをそのまま空き家に当てはめられるかというとですね、その点については、いかに管理している方がいるかとか、お客様をどう安全やらを高めていくのかとかいういろんな問題があるので、即空き家に民泊が適応できるかというと、今現在では不可能だろうと思っています。ですから、その方針が出た後にですね、空き家もそういうことに利用できるのかどうかということにつきましては、我々も調査研究していくべきだろうと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ありがとうございます。そのとおりです。今春からですね、厚労省が、広さですね、面積に関しては解禁になるだろうというふうに申し上げておりますし、今課長の答弁がそのとおりだと思っております。  また、旅館業法もありますし、空き家がすぐにできるとは、私も思っておりません。しかしですね、普通の家でも民泊が可能になるというふうに、今春から言われております。公民館を利用したりだったり、いろいろと宿泊施設の問題で、滞在型にならないのであれば、やはりいろんな方法で、これから吟味していく必要があるじゃないかなあと思っております。調査研究を本当にお願いしたいと思って、次の質問をさせていただきます。  次はですね、四点目のアフリカンサファリの件なんですが、ランキング三位に、なぜ選ばれたかというと、ちょっと理由がありまして、御存じかもしれませけれども、動物本来の姿に近づく生態行動展示や、動物が幸せに暮らせる環境づくりの環境エンリッチメントにすぐれていたからだというふうに報道されていました。アフリカンサファリのみならず、上位ランキング三位は、全てやはり生態行動の動物園でした。今、こういうことがブームなんだなあと、改めて知りましたし、早速宇佐市のページを開いて、アフリカンサファリの宣伝をしているだろうかという形で調べてみたところ、先ほど答弁のとおりでした。バナーを用意されてましたし、バナーをクリックするとですね、アフリカンサファリのホームページが開いて、すばらしいホームページになっています。トップページにですね、じゃんじゃんイベントを載せて、ナイトサファリであったり、いろんな、これから三月末から四月にかけて、そしてゴールデンウイークに向けてというようなイベントを宣伝されている状況でございます。多分、アフリカンサファリの皆さんも、このランキングがメディアに出て、これからどんどん観光客をふやしていくんだという意欲が感じられたホームページになっていたなあと思うんですけれども、ただ残念だったのが、宇佐市はバナーのみという形だったというところが、非常に残念だなあと思いました。新着情報の中にも、アフリカンサファリの情報は出てませんでしたし、やはり、こういったメディアで取り上げられたりするとですね、住みたい田舎ランキングもそうなんですけど、やはり取り上げて、宇佐市民の人たちに、ぜひ周知していただきたいなあと思っておるところですが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  アフリカンサファリはですね、やはり宇佐神宮に次ぐ観光入り込み客数がございますので、五十万人でございますので、これは宇佐市では第二位の施設、しかもファミリー向け、大人から子供さんまで楽しめる施設であるということから、市としてできるPRはしているわけです。それが、トップページのバナーであったり、季節ごとの観光の情報誌にアフリカンサファリを取り上げて載せたりしながらですね、決してPRしてないわけではなくて、PRはしているところでございます。  ただ、今回情報をいただきましたようなアフリカンサファリが、日本で第三位の人気のある動物園だというようなことは、非常にインパクトがございますので、そういったフレーズ等をですね、やはり今後使いながら、市としてアフリカンサファリ、ファミリー向けの観光地としてPRしていくということは考えていこうと思っております。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)PRしてないとは思ってませんけれども、スピードだと思うんですよ。やはり、いかに早く皆さんに伝えて、一日でも多くの人に観光客として、または来場客として、安心院町の南畑にある動物園ですから、ぜひそういったことを迅速に行っていってほしいなあという思いがあります。  私も、アフリカンサファリ、小さいころに行ったりとかしたんですけど、別府市のイメージがありました。別府アフリカンサファリというようなイメージがあるんですけど、れっきとした宇佐市内にある動物園で、もっともっと宇佐市として、宇佐神宮に次ぐ大きな施設というふうにおっしゃるのであれば、やはりアフリカンサファリをもっともっと活用して、観光に結びつけて、また安心院の観光地、安心院のルートとして、ひとつつなげていっていただければなあという思いがございます。  それでは、また次に、五点目なんですが、観光ガイドについて再質問させていただきます。  先ほども申しましたが、日光東照宮は、皆さん御存じのとおり、徳川家康を東照大権現として、神として祭る神社であります、また、輪王寺と二荒山神社と総称して、二社一寺と呼ばれ、日光山、あるいは日光三社権現と称し、神仏習合が行われていた地でもあります。非常に観光ガイドに力を入れておって、日光殿堂案内組合として、今現在活躍されております。  本市ではですね、宇佐市観光協会に、宇佐神宮に関してですが、観光ガイドがレギュラー十名、研修員二十名の合計三十名で在籍され、平成二十六年度には音声ガイドも取り入れられております。しかし、先ほど答弁の中に、ホームページの中で出してますというような答弁がありましたけれども、これまた、宇佐市のホームページ、なかなか観光ガイドに行き着きません。観光協会の方にも、観光ガイドを目当てに観光に来られている方いらっしゃいますかと話ししたら、インターネットで探す方は、結構観光ガイド目当てで来ている方もいますよというようなことをおっしゃってました。しかし、私が探したときに、なかなか現地観光ガイドがいるというところに行き着かなかったので、もっとこれ、先ほどのアフリカンサファリもそうだったんですけど、もっともっとPR周知したほうがよろしいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  確かに、私も確認しましたが、市のホームページでは観光ガイドに行き着かないです。観光協会においても、なかなか観光ガイドさんがいますよという情報に行き着くのが難しいというのは、認識しました。  市としては、宇佐悠々マップという、こういったマップであるとかですね、パスポートという持って回れる観光情報誌、この中にはしっかり観光ガイドの情報をですね、載せているんです、金額等。でも、今言われたように、ホームページを見て、確かにわからないということがございますので、早速市の観光文化情報の中に、お役立ち情報というバナーがございます。そこを開けば、宇佐市はこういったガイドさんを活用できますよという情報を載せていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)ありがとうございます。ぜひですね、観光ガイドを、もっともっと周知をしていただいて、楽しく、おもしろい観光ガイドさんの育成にも、これから力を入れていただきたいなあと思っております。  観光協会の方に聞いたら、音声ガイドもですね、かなりの数で貸し出しをされて、重宝されているというような話もお聞きしました。ちょっと残念だったのは、レギュラーが十名しかいないということで、その十名の方は大変だろうなあと思ってですね、研修員の方の早期の育成と、先ほども御答弁の中にありましたけれども、研修をされているようですので、またこれからどんどんふやして、このガイドが全国的に有名になって、宇佐神宮に行ったらおもしろいガイドさんがいるよと、楽しい観光ができるんだよというような形の情報が伝わっていけばいいなと感じております。  それでは、次の項目の再質問に移ります。  ふるさと応援寄附金についてですが、今後もふるさと応援寄附金は伸びていくと思われますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)再質問にお答えいたします。  今後も、ふるさと応援寄附金は伸びていくと思うかということでございますが、以前の、ちょっと数値が出ていた中にですね、全国の住民税は十二兆円弱ぐらいあると、その中で、ふるさと納税はおよそ、住民税の二割となったときに、市場はですね、二兆円とか言われているようであります。現在といいますか、二〇一三年の納税をした人は百四十一億円ということでございますから、まだまだ市場の一%にも満たないという状況からすれば、このふるさと納税がPRされれば、まだまだ伸びていく余地はあると考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)私もそう思っております。これからですね、宇佐市は人口減少をこれからたどっていくわけでございます。その中で、必死でこらえて、先ほども市長の答弁にもございましたが、人口をキープしていくというような前向きな答弁がございました。それと人口減少と比例してですね、歳入も下がっていくわけでございます。当然交付金の確保と、自主財源を生み出していかなければならないと思っておるんですが、担当課がおっしゃるとおりですね、ふるさと応援寄附金は、これからも伸びしろがあると期待できる施策であって、大きな財源確保の源にもなると思っております。  そこで、平成二十八年度は大きく予算も組み立てられておりますが、この大きく取り上げられた予算の方向性やビジョンや戦略など、そういったことはお考えでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  予算的にはふえる見込みだろうということで、大きくはなっているわけでございますけれども、特に、宇佐市では平成二十年から、大分県下では一、二の寄附額、寄附件数を集めておりますが、これは、他市よりもいち早くふるさと納税のパンフレットをつくってですね、いろんな方面で、また市長みずからトップとしてPRしてきた結果であります。  その当時から、いたずらに高い返礼品を返すというものではなくて、例えば一万以上であれば三千円であったりとか、そういった本来の寄附金控除、それから、ふるさと納税の趣旨を踏まえてですね、高額な返礼品をしないという方針で参っております。現在もそうであります。ですから、宇佐市としては高額の返礼品ではなくて、施策上、宇佐ブランド認証品であるとか、大分県の中でブランドとして認証されている牛肉であるとか、そういったものに絞り、返礼品の数をですね、ふやす中で、今のところは対応していこうかと思っております。しかしながら、他の県におきましては、八割、九割とか、十割の返礼品などもあるようであります。そういったところが数字を上げてもですね、実際のところの収入というものは、当然減っていくわけでございますので、宇佐市としては、返礼品の金額ではなくて、種類をふやしながら、まず対応していくことを基本にやってまいりたいというふうに考えているところでございます。  それから、非常に事務が、今煩雑しているということで、ふるさと納税のシステムといいますか、職員一人がワードやエクセルで対応していたんですけれども、ふるさと納税用のシステムがありますので、そういったものを導入しながら、迅速な対応も図っていくように考えているところでございます。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)済みません、時間がちょっとないのであれなんですけれども、ふるさと納税について、最後に、認証ブランド品だったり、答弁の中にもありましたけれども、ふるさとチョイスという、大手のふるさと納税サイトの会社が運営しているサイトがございます。その会社は、地域によって特色があるお米を返礼品に選ぶ自治体が多いというふうにコメントを出されておりますが、宇佐市ではどうでしょうか、お米や、先ほど言われた牛肉。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  牛肉については、返礼品に加えようということで、牛肉を肥育される農家の方、それから、牛肉を扱うスーパーの方と、今調整しているところでございますので、これは実現できる見込みであります。  ただ、お米につきましてはですね、例えば、宇佐市の何らかのコンテストで上位であったものであるとか、そういった何かブランド的にPRできるようなものでなければ難しい、どのお米でもいいというわけにいきませんので、その辺はまた、担当課と協議しながらですね、ぜひ、お米も加えていく方向では考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)お米に関してもさまざまな生産者がいらっしゃると思いますし、宇佐米は、特においしいんじゃないかなあと思っております。コンテストをやっていると思いますので、その辺の上位入賞者だったり、そういったことも、やはり参考にしていただいて、返礼品に加えていただければと思います。  ちょっと私の質問が下手で、時間の配分が悪いんですけれども、一番最後に、市長に再質問しようと思っておりましたが、市長、一言だけ、観光について、今回テーマで質問させていただきました。先ほども言いましたけれども、千載一遇のチャンスだと思っております。平成二十八年度の観光について、市長の意見をお聞かせください。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)和気議員の再質問にお答えをいたします。  今回観光振興につきましては、インバウンドを中心にですね、かなり今までと、また違ったエリアに踏み込んだ予算をかなり入れたところであります。その狙いはといいますと、とりあえず二十八年度だけをターゲットにしているんではなくて、やはり二〇一九年のラグビーワールドカップ、そして、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックあたりをですね、ターゲットにしなきゃいけないということで、今からそういう準備をしとかないと、間に合わないんじゃないかということであります。  それと、二〇一八年には、大分県が国民文化祭というのをやるようにしておりますので、その二〇一八年と、七一八年に六郷満山が開山になった、任聞菩薩により開山されたというのが、ちょうど千三百年祭で符合いたしますし、七二〇年には隼人征伐で放生会が始まったとされる、二〇二〇年にちょうど千三百年祭を迎えるということで、一連のそういうストーリー性もできますので、今のうちに、インバウンドの環境を整えて、さっき議員がまさしくおっしゃった、歴史と文化がですね、宇佐市はどこにも負けない一つの売り物になると思いますので、そうしたイベントをつくり込んでいって、そういうインバウンド対策をしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)和気伸哉君。 ◯三番(和気伸哉君)市長、ありがとうございました。  以上で、私の質問を終わりたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)以上で、和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。  一般質問を途中でございますが、暫時休憩をいたします。  再開は十四時二十分といたします。                 休憩 午後二時十二分               ───────────────                 再開 午後二時二十一分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き一般質問を続行します。  十九番 筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)皆さん、こんにちは。一年ぶりの一般質問ということで、なかなか整理をしていくのに苦労したところでありますが、きょうは、朝、六十五、六年前のおひな様が行ってらっしゃいということで、きょうは何だったのかなあと思ったら、ああ、そうか、桃の節句かということで、気分よくこの議場に向かってきました。本当に外の天気はすばらしい天気になっております。爽やかに質問をしてまいりたいと思います。  まず、最初にですね、県内一周合同駅伝がとり行われているんですけど、昨年、宇佐市は大変厳しい成績でありましたが、今年は見事にC部優勝、そしてB部復活ということで、躍進賞もいただき、大変めでたいことだなというのを、つくづく感じてます。その二月の二十六日は、寒風の中で、安心院支所の再スタート、是永市長が号砲を鳴らして、選手の皆さんがたすきに、その地域の応援を託して、走り始めました。本当に、こういった県内をつないでいく、この歴史ある駅伝競走というのは、いつも私たちに元気を与えてくれるのではないかなと、そのように思ってます。これからも選手の皆さんには、ますます御活躍されますことをお願いする次第であります。  そして、今年度、今議会をもちまして勇退されます部課長の皆さん、本当に長い間の奉職、お疲れさまでした。これからも健康に十分留意されまして、そして、宇佐市の、これからも地域発展に、陰ながら御支援を賜ることを心よりお願いする次第であります。  さて、そういった中で本題に入ってまいりたいと思いますが、通告の、まず一項は、平成二十八年度施政方針より、宇佐市版の総合戦略についての施策の具体性、これについて伺ってまいりたいと思います。  定住満足度日本一、交流満足度日本一の実現を目指して、全力を尽くされているということが書かれておりますし、一定の評価をあらわすものと、私もその辺は理解しているところでありますが、今日の急激な人口減少、この中にあってはですね、実態の数字があらわれてきました。こういったふうに人口減少が現実になってきた今日にあっては、諸課題に対して、しっかりとその目を見据える、そして足を据えて取り組んでいかなければ、大変な過疎、少子化がもろにかかってくるのかなというのを、つくづく感じておる一人であります。  そこで、地方創生に講ずる施策の具体性、これについて、少し質問をお伺いします。  是永市政は、施政方針で、今後五年あるいは十年の宇佐市版総合戦略、まち・ひと・しごと、これの前倒しをしながら、この二十八年度が本格スタートの年ということで、みずから決意をされております。そういった中で、プラン作成に当たっては、時代の潮流、そういったもの見逃すことなく、これまで築いてきた成果の上に、さらに新しい施策を積み上げながら積極的に計上されたと思っております。  その施策についてでありますが、市長みずからが取り組んできた、この成果、これまで合併してちょうど十年が過ぎたわけですから、その成果と評価、そういったものを市長みずからどのように評価されているのか、その点を少しお尋ねしたいと思いますし、特に、地域の現状については、事細かな把握が求められます。どのように、そういった地域を把握されているのか。これは職員もどんどん財政再建の中で減らされてきてますし、なかなか大変な仕事になっていると思いますが、そういった部門についてお尋ねを申し上げます。  次に、交通インフラについてであります。  今回めでたく東九州道の全線開通ということで、東九州にもようやく日の目が出てきました。私も、交通産業に携わってきましたから、西九州道や九州自動車道は、もう四半世紀前ぐらいから開通されてですね、いろんな形で地域が活性化されてきたんですが、東九州はなかなか、計画はあったんですが、開通にはほど遠かったわけであります。それが、ようやく今回開通に至るということで、それも四月二十四日であります。大分合同新聞にも大きく一面を割いて、経済の発展につながることを掲げておりました。  こういった部分について、具体的にお尋ねしますが、安心院インターチェンジの高速バス停が、ネクスコによって設置されてます。この高速バス停は、当初は、西日本ネクスコに聞いたところ、東九州道全線開通に伴って計画されて、設置されたものだそうです。しかし、東九州道の全線開通がおくれて、部分的、宇佐別府道路が開通したときに、一時利用されました。しかし、利用者が余り見込めないということから、大分交通は、そのときは単独で運行してたんですけど、それが休止状態になって、今は休眠したままということでありますので、この点について、地域の方々も大きな期待を寄せてます。この点について、どのように、今回お考えか、お尋ねを申し上げます。  それから、二点目についてでありますが、二点目は、宇佐市合併十年ということで、昨年はいろんなイベントを行ってまいりましたし、地域も一生懸命元気を出していこうということで行われたわけでありますが、悲しいかな、交通インフラという部分についてはですね、なかなか、いろんな形で企画の方も努力し、いろいろ試験的運行や生活路線、そして、そういういろんな取り組みをやっていただいているんですけど、点というか、駅で言えば、駅と駅が結ばれてない、途中で切れているような状況があるんですが、そういったものを、やっぱりしっかりとつないでいってこそ効果が出るわけで、その部分でお尋ねをします。
     今、安心院、院内地域は、支所が置かれているわけですから、大変ありがたいんですけど、支所でできない業務もあります。本庁にバスはつながってないんですね。安心院、院内を経由して、法鏡寺から左折して四日市、中津のほうに行ってしまいます。それを利用して、本庁に来ようと思っても、法鏡寺のバス停で一度おりて、そこからは自己責任でタクシーを利用するのか、また歩いてくるのか、そういった大変不便な状況が、現在も続いてます。こういった部分について、これからどのように思っているのかを伺います。  それから、三点目、宇佐市安心院町の家族旅行村、リニューアル構想が出されております。次々と今、立派な整備がされようとしてます。ここには、西日本一を有するというか、西日本一と言ったら語弊があるかもしれませんが、安心院ワイナリーがありますし、朝霧の庄もあります。そして、パークゴルフ場もあります。そして、ホテルあるいは研修棟、そういったいろんな施設が入っておるんですが、これは当時、運輸省が、全国で最初に設置した家族旅行村です。その間で、合併するちょっと前までは、バスが旅行村始発で運行する状況もあったんですけど、今日では、そういった部分にもバスの乗り入れはありません。ですから、昨年というか、指定管理者が変わってですね、管理者の方から、即観光協会のほうにも声がかかって、せっかくある施設なんですけど、バスの乗り入れはできないんですか、安心院の町から荷物を持って温泉に行くのにも歩いて上がっている。下りは多少、下っていくわけですから、何とかなるんですけど、上りが大変きついというような意見が、具体的に上がってきてます。これから健康志向もありますし、いろんな意味では、やっぱりこの家族旅行村を大いにアピールして、そういった部分に交通インフラを整備することが大変重要ではないかなと、そのように思ってますので、その点についてお伺いします。  以上のような点を申し上げながら、二項目めとしては、観光振興についてということで、今回十六名の方々が一般通告をしてました。その中の約半数の方々が観光や交通についての質問をされておりますし、ようやく昨年交通基本法が制定されてから、皆さんが、地域の本当に足の大事さ、あるいは観光振興についての車というものに関心を持っていただいているのかなというのを感じております。本当に私も議員をして、これだけ交通やそういったインフラ整備に、質問が集中したのは初めてではないかなという思いでありますので、どうか、そういった点についても、具体的な答弁をいただくことをお願いして、一回目の質問といたします。よろしくお願いします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、筌口 孝議員の一般質問に対する執行部の答弁求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十九番 筌口議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、平成二十八年度市政方針より、宇佐市版総合戦略についての施策の具体性についての二点目、宇佐市内観光バスの現状と今後についてでありますが、本年度は前期、後期の二期に分けて、宇佐市観光周遊バスの運行を実施いたしました。  まず、前期についてですが、おんせん県おおいたディスティネーションキャンペーンが開催をされました七月から九月の間において、サマースポットコースなど四コース、計十七便を運行し、トータルで二百七十九名の参加がありました。  後期は、前期のアンケート調査結果を踏まえ、十一月から三月までの間、晩秋の宇佐酒蔵めぐりコースなど三コース、十二便を運行いたしております。特に、新たに大分駅からの発着を加えたところ、現時点で予約を含め三百四十七名の参加があり、ほぼ満席の状態であります。  来年度以降も、本年度のアンケート調査結果をもとに、より魅力ある観光周遊バスの運行を継続していく予定であります。なお本年四月に、東九州自動車道路が全線開通することを踏まえ、北九州発着便の新設も検討しているところであります。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの宇佐市総合戦略についての施策の具体性についての(一)を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。十九番 筌口議員の一般質問にお答えします。  一項目め、平成二十八年度施政方針より宇佐市版総合戦略についての施策の具体性についての一点目、少子高齢化、人口減少に伴う交通インフラについてのその一、東九州道の全線開通に伴い、安心院インターチェンジの高速バス停の再利用が求められるについてですが、当該高速バス、高速大分中津線につきましては、平成二十一年に利用者の著しい減少に伴って廃止された経緯があります。中津と大分とを高速道路で結び、運賃的には鉄道と近い金額であったと聞いております。  本年四月の東九州道の全線開通に伴い、これまで以上に広域的な移動が生じることは考えられますが、複数市町村をまたぐ話となりますので、基本的には県や交通事業者と協議しながら、広域的な移動のあり方について、調査研究を行いたいと考えております。  その二、宇佐市合併から十年、これからの五年、十年を考え、本庁舎と院内、安心院支所の連携強化は欠かせないが、本庁舎へのバスの乗り入れはについてですが、御指摘のとおり、安心院から院内と本庁舎を乗りかえずに結ぶ路線がございません。現在、県が幹線系統の再編へ向けた調査を行っていますので、今後、その調査結果等を踏まえて、市独自で実験している循環バスとの連携やその他幹線系統との再編とあわせて考えていきたいと思います。  その三、宇佐市安心院の家族旅行村はリニューアルが進められ、安心院ワイナリー、朝霧の庄、パークゴルフ場等の利用者は増す状況にあり、地域よりバス乗り入れを望まれている計画はについてですが、現在、最寄りを幹線系統である安心院中津線が運行されており、今後の支所庁舎整備と路線再編をあわせて議論させていただきたいと考えております。  なお、必要性につきましては、宇佐市地域公共交通総合連携計画における観光に対応したバス路線の検討及び施設への乗り入れ促進といった点を踏まえ、どうすれば施設の利用と公共交通の利用が相互に図られるか、ひいては地域活性化につながるか、調査研究を重ねてまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十九番 筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)それでは、順次再質問をしてまいりたいと思いますが、まず一点目のですね、高速道路の停車についての話に入りたいと思いますが、検討ということで、調査研究という回答ですけど、調査研究では、事の間に合わないのが現状であります。今ですね、東九州道、四月二十四日に全線開通されます。その中で、具体的に路線運行が決まってきてます。大分県側は、大分バス、亀の井バス、大分交通、そして北九州側は、西鉄バス北九州、この四社が相互乗り入れで、北九州から別府─大分間を運行するということになっているわけですが、この間、中津、宇佐、そして院内、安心院、それから農村公園、このインターには全く車はとまるようにもなってません。通過点です。  こういったことがですね、これからの、地域振興、地方創生、そういったものが叫ばれてますけど、現実としてどう捉えてますか。まず、それを伺います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。十九番 筌口議員の再質問にお答えをいたします。  本件につきましては、議員さん、もう御案内のとおり、一昨日、衛藤副議長を初め安心院地域の議員の皆さん、両院商工会、さらに観光協会の皆さんが、東九州道の全線開通による高速バス運行に伴う安心院停留所の設置についてという要望書を、私どものほうが受理をいたしました。もう議員さんおっしゃるとおり、この時期、スピード感を持って、ぜひやってくれという当日の内容でございました。  その中でお話ししたのが、安心院インターをおりてからの二次交通をどうするかという問題があるなというお話をしたと思います。これを商工会議所、商工会、観光協会と連携をして、さまざまな施策を絡めて、さらにインセンティブの仕掛けが必要じゃないかということで、早々にそれを踏まえまして、要望に行こうやというようなお話をしたと思いますので、早速その辺の作業に取りかかっていきたいなというふうに考えております。  それともう一点、これは商工振興課の管轄になろうかと思うんですが、現在、商工会観光活性化委員会というのを両院地域で立ち上げていると思います。この委員会につきましても、全線開通に伴いまして、両院の豊かな観光資源を生かしていこうということで、交流人口も図っていこうという趣旨の委員会でございますので、本委員会とも協議をしまして、どういった形がいいのかということを議論していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)私が尋ねる部分について、前向きな取り組みをやるという答弁については、御理解をいただくわけなんですが、これは二月の十六日ですね、北九州・大分・宮崎直結、東九州、四月二十四日開通ということで、大きく合同新聞さんが紙面に出されております。その次にですね、二月の十七日、東九州道の宮崎以北活性化の好機ということで、県内関係者期待の声、ここには、宇佐市の是永修治市長のコメントで、交流人口の拡大、物流の効率化、企業誘致や観光振興の促進など、地域経済活性化の起爆剤になると確信している、大きなチャンスにしていきたいとしてます。県南でも、期待の声が上がり、佐伯市観光協会の渡邉正太郎会長は、九州を一周するループができ、より観光客が動きやすい環境が整い、開通前のこの時期にしっかりPRしていくことが重要だと話した。広瀬知事においても、東九州地域の発展や大分県の地方創生の基盤として大きな効果を上げていくことを期待しているというふうに、それぞれコメントしてますし、是永市長も、この東九州道には大きな期待を持って、このコメントを出したと思うんですね。これだけの、やっぱり紙面になるということは、それだけ地域にとっては大きな経済効果というのが期待されているわけで、それに対して、もっともっと早急に、やっぱり手段を講じなければ、いろんな入り方はあると思います。高速バスに限らずですね、貸し切りで入ったり、マイカーで入ったり、いろんなことで入ってくる。インターがあるけど、やっぱりせっかく県北のインターの中で唯一安心院だけ、バス停をネクスコが設置してくれているわけです。ですから、その設置していただいているバス停を、どうですか、こういった開通という紙面が出てから、誰か担当の方々で、この安心院インターのバス停を見に行った人いますか。誰かおりますか、現状を見た人。ちょっと誰か。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)お答えいたします。  回答になるかわかりませんけど、私、近くなので、乗りおりしますので、バス停の確認はしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)バス停の状況を見て、どう思われましたか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)いや、もう利用されてないという状況で、閑散としてました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)所長、通告してないですけど、前田支所長、どうでしたか。 ◯議長(中島孝行君)前田支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(前田和弘君)お答えいたします。  バス停があることについては、従来からわかっておりますけれども、残念ながら、最近、近いところでは確認というか、見てはおりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)ちょっと議長、この写真を市長に見てもらっていいですか。 ◯議長(中島孝行君)はい、どうぞ。 ◯十九番(筌口 孝君)済みません。見てわかると思うんですけど、バス停としては大変立派なバス停でですね、ガラス張りで、きちっと風よけもできてますし、この上ないバス停だろうと思うんです。しかし、現状は、その周辺を見たときに、草やぶですね。雑草が生えて、そしてガラスには青カビが出て、その周りには赤白の梱包というか、それで仕切られている。そういったイメージを見たときにですね、町外から入ってきた人が、幾ら町が一生懸命、市長がトップセールスで旗を振ってもですね、イメージ的には大変が悪い、そういった状況ではないかなと、私だけがそう思うのか、その点をちょっと伺います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  本当に、安心院インターをおりて、安心院の窓口としては、やっぱりおもてなし、そういう景観という部分は欠けている、欠如しているかなというふうに思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)そういったことでですね、多くは申しませんけど、やはり高速道路の玄関口ですよ、インターというのは。その町の顔ですよ。ですから、やっぱりそういった部分を、なぜ行政に求めるかというとですね、これまでのインフラというのは、人任せ、あるいは企業任せということが、地方は言われてます。都市部はですね、大きな国民の税をどんどん投入しながら、インフラ整備が次々と進められてきた。あの高度成長の時代に、私たちは交通産業に携わっていてですね、「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」というぐらいの感覚でですね、思ってきました。しかし、町の人たちは、それでもどんどん税を投入して、インフラ整備が、鉄道、バス、水道、電気、いろんな部分で整備をしていきましたから、そういった部分は、都市部の中では大変発展しているんですけど、その一方で、地方は取り残されて、動く手段とか、そういったものは、企業任せ、そして、個人責任の中で、自分たちで動く足は確保しなさいということで、マイカー等で動かざるを得ない状況、それが今、つけとして残ってきているんではないかなと強く思います。  この際ですね、やっぱり地方創生が叫ばれて、一億総活躍社会と言われてますから、ぜひですね、基本法も決まってますし、しっかり、担当課にとっては大変と思いますけど、しっかり国の予算でも何でも引っ張ってきてですね、インフラ整備をやる必要があるじゃないかなと思いますので、その点についてどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  議員さん御指摘のとおりですね、高齢化社会になって、ますますそういった公共交通の規模充実、整備という部分は必要になってくると思っています。今回、高速道の安心院インター停留所の件につきましても、先ほど申し上げましたとおり、いわゆる二次交通対策をどう講じていくかというところが、一番最大のポイントになろうかと思いますので、その辺は関係課、さらに、先ほど言った協議団体と十分議論して、早いうちにですね、協議がまとまれば、要望陳情に行きたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)二次交通というのはね、いろんな考え方があると思います。地域のタクシーもありますし、いろんな自家用で送迎する、そういったことも考えられます。今、安心院地域の深見のまちづくり、ここには宇佐市の交流センターがありますし、交流センターにはですね、大分大学のサテライトもあります。APUの方々も安心院と交流して入ってきたい、そう言われてますし、問い合わせも交流センターによくあるのが、足がない。入ってくるのに、学生は、免許証を、まだまだ持ってない。車も持ってない。そして学校も、なるだけ生徒たちで乗り合わせで行くことは禁止しているというようなことになってます。ですから、こういった公共交通が整備されますと、そういった子供たち、学生も入ってくる。  相手がありますから、相手は費用対効果というか、利用者、先ほど宇佐別府道路のときの同じように、利用者のことを言って、数が少ないからだめだ。自治体はそうではないと思うんです。自治体は、やっぱりこういうチャンスが到来してきているんですから、それをやっぱり活用して、相手は大きいわけです。安心院、院内の人口は約一万、限られています。でも、よそから、大分、別府、あるいは北九州、行橋から呼び込む、この大きな人の流れをつくるのは、こういった部分に、生かしていけるんではないかなというのを強く感じてますので、それで、具体的にちょっと、これは提起になるかと思いますけど、今計画されている高速バスは一日九便です。北九州側から出るのは、砂津、小倉駅、平和通り、三萩野、そして行橋の今川、そこからノンストップで別府湾、APUの別府湾サービスエリア、そこから降車していきます。そして、鉄輪口、別府北浜、高崎山、大分トキハ前、そして大分新川、これを相互に四社が乗り入れて、一日九便という運行が計画されて、もう既に走ってます。ですから、このちょうど中間点になるのが、この宇佐市安心院インターなんですよ。大分と北九州のちょうど中間点、そういう部分もあって、ネクスコが、この東九州道にバス停を設置したのかな、これは私の勝手な想像なんですけど。でないと、中津にもバス停がない。その間ずっとないんです。豊前にもないんです。そういった意味では、この中間点にバスを引き込んで、お客さんを呼び込む、このことが大変重要だと思いますので、あと、市長にこの件について、何か、コメントと、あわせて、期待度があればお願いします。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)筌口議員の再質問にお答えをいたします。  先般、両院のですね、議員さん、そしてまた観光協会、商工会議所からですね、今、議員のお尋ねの件についての要望を受けました。バス事業者が、既にもう運行しているということでございます。実を言うと、この高速バスというのが、近年では非常に有力な交通手段になっております。高速交通網がどんどん整備をされますと、例えば、大分─福岡間ですと、従来はJRが圧倒的に強かったんですが、高速道路が整備された途端にですね、福岡─大分間はほとんど高速バスが主力というふうになっております。今回、もう既に、あと四月、わずかで全線開通しますけど、それを待たずにですね、北九州─大分間ももう高速バスの時代が来たというのはですね、まさに、そういう時代なんだなというふうに感じております。  そのときに、どうしても人口の多いところから多いところにばんと行くというのが、大体高速バスはそのパターンが多いんですね。それで、今回中間ポイントが、全部筒抜けで、とにかく途中は、人口の少ないところはばんと通り過ぎて、大分方面から北九州、北九州から大分に来るというような、恐らく運行事業計画を、バス事業者がお持ちになって、相互乗り入れで一日九便行っているということだと思います。  それで、おくればせながら、私どもも、そういう運行事業者に対して、安心院のインターチェンジに高速バス停があるから、何とかとまってほしいというようなことをですね、早速要望に、また皆さん方と一緒にですね、行きたいと思います。  そのときに、まず、バス事業者がどういうようなお考え、どういうような条件がクリアされればとまってもいいよというのかですね、その辺のところもしっかり聞いて、それで、私どものほうも受け入れ態勢を準備をしてですね、何とかバス事業者の方々に、これなら安心院にとまってもいいよなというぐらいにさせるぐらいにですね、またアイデアをこちらも考えてみたいというふうに思いますし、ぜひ、そのときはですね、お知恵もかしていただきたいなというふうに思っているところでございます。いずれにしてもですね、全力を尽くしてまいります。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)ありがたい、力強い言葉、ありがとうございます。  これまではピンチばっかりだったんですけど、これをチャンスに変えながら、しっかりと捉えていきたいなと。相手があります。しかし、相手があってもですね、こういった自治体と、行政、利用者、そういった方が一緒になって取り組めば不可能はないと思いますので、ぜひ、安心院インターの高速バス停に、再び光が当たるようにお願いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、この件については終わりまして、次の点について伺います。  次の家族旅行村の関係ですけど、これはですね、御存じのように、いろんな意味で、交通の結節点というのは、先ほどちょっと私、駅伝のことを少し申し上げたんですけど、やっぱり交通とか、こういう部分は、やっぱり駅伝の発祥もそうなんだと思うんですけど、駅と駅がつながってなければ、効果というのは何にも出らないんだなと。駅伝の選手も一生懸命頑張っても、強い選手もあれば、弱い選手もある。しかし、その選手の皆さんが、たすきをつないで結果が出てくるわけで、やっぱりこういう交通インフラというのは、そういった基本に一回戻ってですね、確かに、言うまでもなく費用対効果はあるんですけど、やっぱり費用対効果だけではインフラ整備はできないという部分があると思うんで、そういった部分は、ぜひ、皆さんで力を合わせるというか、そういったことが大事かな。  デマンドバスの関係も、今、津房のまちづくりの方が計画をして、県の事業でいただいて、研究調査してますけど、ああいった部分も、既存のバスがありながら、デマンドを試験運行したって、効果というのは、そんなに出ないと思います。なぜかというと、やっぱり事業者、タクシー会社にしてみれば、白バス行為というんです。白バスや白タク、これは白タクじゃないかというような感じでね。利用者の側は敬遠するんですよ。実際津房でもそういう声が出たんです。ですから、敬遠して、せっかく利用したくても、やっぱり利用を遠慮する。ですから、やっぱりそういった部分は、交通の結節点というのは、生活路線があれば、生活路線にデマンドで運んだり、そしてお互いの相乗効果で利用するというような計画にしていかなければ、本当の効果は出ないと思います。そこらをしっかり調査、研究をしていただきたいなと思うけど、その点についてはどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  今、津房のほうでデマンドを、実証実験をやっているということで、二月終了したので、その結果を踏まえてですね、また、その辺もメリット、デメリットという部分を検証していきたいというふうに考えております。  今、結節点のお話があったんですが、答弁でも申し上げましたとおり、今、県が幹線系の再編に向けた調査を行っております。この調査も、もう四月中ぐらいには上がってこようかというふうな状況になっていますので、その辺はアンケート調査等も踏まえてつくり込んでおりますので、その辺の結果を見ながらですね、より利便性が向上するようなですね、計画ができればというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)今、試験運行されている市内循環バスは取り組みとしては良い試みだと思われるのですが、当の利用者は、どのように運行されているのか理解されていない方がいて、周知の在り方に工夫が求められています。このような循環バスは今後は、必ずまちづくり・交通インフラとして活かされる部分であると思います。又、新規事業の「高齢者免許証返還」等欠かすことはできません。利用促進が求められますが、その点についてはどうでしょうか。伺います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  当然御指摘のとおり、しっかりPRして、使ってもらうというのが、そのとおりだと思います。  今、先月末まで走っていた循環バスにつきましても、まず、駅、学校、高等学校各四校ありますけど、学校等の校長先生を通じてですね、ポスター、パンフレットを持っていく。宇佐市内の方には、全戸配布のパンフレットを配って、さらに個別回覧等を含めて二回告知する。ホームページ等も積極的にPRする。また、英語版の時刻表も整備していくというふうに、結構積極的にやって、今、ぼつぼつ運行結果が上がってきてますし、中には、ホームページ上ですごくいい施策だというエールを送ってくれる情報もありますので、その辺、近々のうちにまとめて報告したいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)そういったことで、市役所本庁に乗り入れの件と、家族旅行村への乗り入れの件、こういった部分はですね、やっぱり市内循環とあわせて、一緒になって取り組む。そして、うまく効率的に結節点をつくる。例えば、安心院、院内から生活路線でバスが出てきたら、法鏡寺できちっと結節点の周遊バスに時間的にもつないで、市役所に入れるというようなことをですね、具体的に線を入れながらやっていかないと、これはこれで計画する、生活路線は生活路線で勝手に動きなさいでは、効果は出ませんので、大変な仕事になると思いますが、行政としてはの役目で、それができるのが行政だろうと思うので、力を合わせて、そういった部分を総合的に、交通体系を見直すということが大事ではないか。  JRさんはJRさんで、海岸線を走ってます。JRさんも、いろんな費用対効果を言いながら、善光寺駅の無人化も出てるみたいです。私も関係者にお尋ねしましたけど、そういった部分も、どうJRと生活路線とあわせてつないでいくのか。コミュニティーあたりもそうなんですよ。生活路線があって、一キロ範囲内のところはコミュニティーということで入れるけど、やっぱりなかなかそれだけでは、お互いが競争する、そしてお互いをつぶしてしまうという状況になるんで、ここらをぜひ、調査研究して、しっかりと取り組みをしていただくことをお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか、答弁。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  御指摘のとおりだと思います。我々も、市といたしましても、やはり公共交通を使いやすくする、生活交通の見直しを図っていく、さらに観光交通の見直しを図る、この三セットをですね、しっかり皆さんに利用勝手のいい交通網をつくっていきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)筌口 孝君。 ◯十九番(筌口 孝君)手段ですので、手段をきちっと講じることで、言葉だけでは、効果は出ません。具体的な手段を行わなければ、解決していかないだろうと思いますので、そういったことを強く要望しながら、時間、十五分ほど残しましたけど、終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で、筌口 孝議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、暫時休憩をいたします。
     再開は十五時二十分といたします。休憩します。                 休憩 午後三時八分               ───────────────                 再開 午後三時二十一分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き一般質問を続行します。  十八番 中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)十八番の中村明美でございます。  大変お疲れのところ、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  そして、今期三月で御勇退なさいます部課長の皆様、長い間大変御苦労さまでございました。これから第二の人生を、お体お気つけなさいまして、楽しく過ごしていただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、一般質問に入らせていただきます。  一項目め、大幹線農道、フラワーロードの花壇維持管理及び国道・県道の改良等について。  一点目、通称大幹線農道、フラワーロードについてお尋ねします。通ればおわかりのように、草ぼうぼうとなったままの荒れた花壇が少なからずあり、とても目立ちます。当初は、恐らく道路の景観を市民の手で、美しく、花の道にみたいな合言葉で、企業や各種団体、グループ等に声をかけ、少額かもしれませんが、助成金を出して、フラワーロードとして熱心に取り組まれたことだと思います。最初のうちは、とても管理され、きれいだったと思います。  市道の維持管理費については、地方交付税の算定基礎に計上されているそうですので、いずれ市が維持管理しなけれはならないわけですが、いただいた資料を見てみますと、現在二百八の団体や会社が名を連ねて、花壇の管理をボランティア的に受けているようで、大変喜ばしいことだと思います。  私も団体として参加させてもらっていますが、毎年六月に、幾ばくかの補助金をいただいてきました。ですが、ここに来て、数カ所は荒廃した花壇を見かねてか、重機まで持ち出して、片づけてくれたのはいいけれど、そのままに、地肌むき出しになっていたりしていました。今後の中で、植栽されることを期待しております。それより何より、ほとんど維持管理されてないような状態が長く続いている花壇も多々見受けられます。  このフラワー事業には、毎年その委託維持管理者に助成金を出していますが、その支出状況とその管理実態をどう把握しているのか、手元に一応資料はいただきましたが、数字を示しながらお答えいただきたい。  二点目、現在一枠ごとに小分けして、たくさんのグループが参加して、花壇の維持管理をしてくれていますが、管理の度合いが十人十色というか、よく管理されているところもあれば、全く雑草だらけになっているところも多々あります。看板自体も独自性があると言えばそれまでですが、看板のサイズは統一されていますが、書かれている文字は往々にして、恐らく多くの通行者の意見も同様だと思いますが、見苦しいものがあるように思えます。  市役所の課ごとの名前の文字も、余り喜ばしい気はしないものがあります。にもかかわらず、ここ数年を見ても、どうかしないとならないという考えがあるのかどうかわかりませんが、何ら対策を講じているようには見受けられません。喚起を促す手法を考えているのでしょうか。  助成金も、管理実績に応じて、例えば支払うようにするとか、それから、花の苗を農業高校や福祉施設等で育ててもらい、それを買い取り、配付して、植えてもらうなども一考かと思います。それか、この際管理方法自体、根本的に見直しされてはどうでしょうか。  そこで、私の提案なのですが、この際小さくワンゾーンごとに管理者を分けるより、全区間を数区間と大きく区切りし、それをNPOや法人団体などに管理委託をするような取り組みをしてはどうですか。  三点目、道路ということで、フラワーロードではありませんが、九月定例議会の一般質問でお尋ねした、安心院地区木裳の県道と、JAのところの国道との交差点、並びに県道の路線変更と拡幅改良の要望についてですが、その後に交差点で交通事故がまた発生したと聞いています。経済部長のそのときの答弁では、国道の横断歩道の線が薄くなっているので、補修するようかけ合うと言っていたと記憶しておりますが、結果として、まだ以前のままです。また、そのときのその他の答弁に対するその後の取り組み状況をお聞かせください。  二項目め、市営住宅への弱者入居に対する便宜について。  一点目、宇佐市の市営住宅への入居については、市報により空き状況を見て、随時その都度公募しているようですが、まず、申し込み状況や待機状況や利用実態、並びに家賃の滞納状況など、またあわせて、それらに対する市の取り組み方をお聞かせ願います。  二点目、申し込み順でなく、月ごとにされる公平な抽選が全てにおいて優先されるのは当然のことわりだと思います。公営住宅の基本姿勢として、住居を持たない、持てない、家賃が高くて民間の住宅には住めない人たちへの支援が、本来の目的だと思いますが、そういう人たちの中にあっても、いわゆる生活困窮者の中には、子供さんを抱えた母子のみならず、父子家庭があると思います。今回の質問の主体は、こういう人たちは、日々の生活の中で、聞くほどに厳しいものを感じるところがありますが、抽選というルールの中で、実際の話として、毎回抽選落ちして、民間の高い家賃のアパートに住み続けている方から相談がありましたので、実際の状況をお聞きしたいということで、質問させていただきます。  他の自治体では、特に、こういう人たちについては、数回抽選漏れが続いた場合、優先して入居できる処置を講じているところがあると聞きましたが、宇佐市の場合はどういう対応をされているのでしょうか。  公営住宅法では、ひとり親については優遇措置の対象になっているはずです。さらに、昨年十月に、国は公営住宅法施行令を改正し、未婚のひとり親の優遇措置も追加し、来年四月より全自治体で適用されます。市営住宅を初めとした公営住宅のあり方は、過疎地ほど大きく変わりつつあります。国交省では、全国的にふえ続けている空き家を、公営住宅に準ずる住宅として活用する方向を打ち出しています。民生的な面からの対応も鑑みて、温情のある抽選方法の導入や有効的な公営住宅の運用に取り組んでほしいと思います。  三項目め、市の住民票を持たない、一時的に滞在する里帰りで帰省した孫などを預かる子育て支援策について。  一点目、子育て支援を考える中で、市内出身の娘さんなどが、初産はもとより、二子を出産するために、上の子供を連れて里帰りしたり、他の事情でも一時期宇佐市に来る例があると思います。ここでよく問題になるのが、少し長く滞在したりした場合に、一緒に連れて帰った子供さんの養育施設の存在です。安心院では、以前からありましたが、四日市にも念願の児童館ができて、大変喜んでいる地元のお母さんたちが多いと思いますが、そういう施設だけの対応とは別に、保育園などに通わせる対応についての質問です。  現在は、基本的に住民票を持たない人への対応は、一部受け入れている保育園もあることにはあるようですが、現状では、経営的に厳しいものがあり、たとえ預けることができても、保育料等の負担問題が、恐らく現状の制度では、行政の支援がないようで、経済的負担が親や祖父母に重くのしかかって、娘さんの要望を簡単には受け入れられない場合があると聞いています。現在は、一時的預かりについて、どういう支援をされていますか。  二点目、宇佐市も子育て支援は、市政の重要課題と位置づけしていますし、先般来取り上げた不妊治療の助成も、他の自治体に先駆け、取り組んできていることを思えば、善処策を講じることはできるものと信じて、次のようなケースの対応策を検討願いたいと思います。  実際にあった案件ですが、二子目を出産するのに、上の子を実家に預けてもらい、自分は今住んでいるところのかかりつけの病院で出産したいという場合の上の子の預り施設の入所についてです。これについて、本市の窓口では、この住民票がないと、制度的には支援策はありません。市内の病院で産むなら、上の子の支援策は考えられると聞きました。  今や、子育ては国の内政施策として、将来的課題の礎として、人口減少に歯どめをかけるために重要なものだということは、皆さんもよく知っていると思います。それを踏まえ、考えるなら、どこで産もうが、まず、母親と生まれてくる子供が一番望まれる形で支援するのが行政の役目ではないでしょうか。  住民法が大きく行政サービスの恩恵を受ける差を生むのは、ある意味では差別でもあります。今や、多くの制度が変わりつつある中で、子育て環境のよしあしは、住みたくなる町の条件として大きな位置づけになります。先般の新聞に、民間雑誌社が実施した、住みたい田舎の全国ランキングで、第三位という名誉な評価をいただいた記事が載っていました。これに恥じない施策や受け入れ態勢を、官民挙げて、今以上に取り組まなければならないと思います。  本議会では、第二子以降の保育料補助機関の拡大する条例改正案が提出されています。大変喜ばしいことです。これに伴う費用は、市の単独財源のようですが、制度は他市と歩調を合わせてはない、市政の中での取り組みだと思っています。これもまた、住みたくなる町の一つのアピールポイントになります。  さて、私が今回問題にしている点は、住民票がないからだめという門前払いを解消してほしいということです。財源がないからですか。絶対普遍の制度があって、だめということでしょうか。財源ということを前面に出すなら、税収入の中で、新しい制度で、大変潤っている自治体が出てきていますよね。先ほど和気議員の一般質問の中でも触れていました、ふるさと納税制度です。宇佐市に住民票がなくても、当人が気に入れば、納税ができるんですよね。それなら、今、その逆もあってもしかりではないですか。検討できる余地は十分に考えられませんか。  ことしの上半期、自治体のふるさと納税寄附金額の一位は山形県天童市、十一億円以上です。十一月末に公表した国東市では、今年度末には七億円を超えるとあります。前日の報道では、昨年度のふるさと納税の第一位は、還元率がよくて、人気が高い宮崎県の都城市で三十五億円超えでした。この還元率の中身が、肉やお米といった農産物が人気のようですが、単なる物だけに限らず、市のイメージをよりよいものにする政策も、セールスポイントになるのではないでしょうか。件数的にはとても少ないわけですから、財政を圧迫するほどの施策ではないと考えます。一時的にしろ、町中に子供たちがふえて、生活することは、地域の活性化を促す政策にもつながるはずです。善処するという回答ではなく、実現する可能性を考えるか、考えないかの答弁を求めます。  四項目め、買い物難民対策について。  一点目、合併が拍車をかけたのは否めませんが、特に、旧郡部地域の商店は、この数年で、ちょうど世代交代の時期とも相まって、廃業を余儀なくされています。宇佐市に限らず、過疎化と高齢化は、周辺部の中山間地域では、今後ますます高齢者がふえるであろうことは、住民票を見れば一目瞭然です。こういう人たちは、今後、車を運転することも断念していかなければならず、その上で、地域で生活するには、介護支援を受けている方は、きついなりにもサービスが受けられますが、その前段の方たちは、言うまでもなく、日々の生活に必要な買い物をするのに支障を来すことは想像するにかたくありません。既に、今でも困っている人が多々あるはずです。  ふれあいバスは、コースも固定化されており、回数も制限されている中で、街に出かけることが条件で運行されております。両院地区では、商工会が窓口になって、一部助成金を受けながら、軽の箱バンによる愛のお使い便事業を展開しております。利用者は年々ふえていると聞いておりますが、他の自治体では、民間が中心になって、かつてはやったママさん号みたいなものを復活させ、住民サービスに取り組んでいるところもあります。岩手県の盛岡市では、宅配便業者とバス会社がコラボして、ヒトものバスを運行する取り組みを始めています。コンビニが御用聞きをしている地域もあるようです。ただ買い物だけではありません。行政の窓口も、支所対応ではできない手続等が、今後ますますふえてくると予想されていますが、その際の足の確保も大変な負担を強いられてきつつあります。そういった懸念事項について、下記の三点を質問いたします。  一点目、市内における周辺部の生活の実態調査は行われているのでしょうか。また、住民の要望などは、どういう形で把握しているのでしょうか。  二点目、両院地域は、商工会の対応で賄えていると判断したとして、それ以外の周辺地域での住民ニーズではいかほどなものですか。  三点目、宅配サービスとの兼ね合いもありますが、民間組織にそういう取り組みを促すような行政支援策はできないのでしょうか。実例的な話をしますと、民間で生活品の移動販売に取り組んだ方がいます。が、残念なことに、一般の新聞沙汰になっている物売りと同様の扱いを、地区や集落でされていて、営業にならなかったわけです。住民にニーズがないわけではないはずなのに、実際は売れない。諸要因は省略しますが、この問題を、私なりに考えるに、市が要綱なりの基準をもって、認可制みたいな形にして、活動に支援するような体制ができれば、高齢者の皆さんも安心して買えるのではないでしょうか。  今回の議案書に、コンビニの出店に際して補助金を出すと言っていますが、店舗を構えて販売するには、それ相応の購買客数と売り上げが要ります。周辺部には、そういう人口もないし、購買力があるとは思えません。院内にあったコンビニや北馬城にあった国道沿いのコンビニもなくなっています。店舗を構えるより、移動車のほうが経費もかかりませんし、出向くわけですから、住民の足がわりにもなります。そういうことを考えてみれば、周辺部や高齢者への買い物支援の方法として、大いに検討されるべきではないでしょうか。  四項目め、平和ミュージアムの建設に伴う目玉について。  一点目、今回の一般質問の中では、何人もこの平和ミュージアムの建設について、いろいろな提案や質問がなされています。総事業費を十一億円もかけて建設するのに、今の段階で、全国的に話題となるような目玉となる展示物がありますか。  そこで、私は当初は、戦争をテーマにしたミュージアムの建設には疑問もありましたが、先般来市した石破地方創生大臣の講演を聞く中で、その前に見ていた、昨年宇佐市が作成した、ふるさとCM大賞の映像を思い出し、女性ではありますが、あえてゼロ戦を誘致してはどうかと提案をしたいと思います。  先月二十七日に、鹿児島県の上空でゼロ戦が飛行したのは記憶に新しいことと思いますが、新聞では、所有者のニュージーランド在住の石塚政秀さんが、国内で機体を保管する場所を確保したいとありました。可能か否かはわかりませんが、このゼロ戦を格納できないか、交渉するようなことはばかげた話でしょうか。この一般質問をする際に、開いたときにはわからなかったのですが、今の市のホームページには、その映像や石塚さんのインタビュービデオがリンクされているのを見ました。具体的な問題は、確かにたくさんあると思いますが、事業費はかさみますが、いっそのこと、滑走路跡の道路を、両方の電柱やモニュメント等を移動して、実際に滑走路として使えるようにしてはどうでしょうか。通常は道路として活用し、週一とか、月一といったぐあいに、定期的に実際飛行させてみてはどうでしょうか。実現すれば、間違いなく全国からの観光客が見込まれると思いませんか。  文化施設というものは、維持費が大変かかります。後世に残る大きなお荷物になりかねません。全国にあるさまざまな文化施設の多くが、維持費がかさみ、閉館されているところがあります。  担当課長の答弁の前に、市長のお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、中村明美議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、里帰りで帰省した孫などを預かる子育ての支援についての一点目、一時的預かりについて、どのような支援をしていますかについてでありますが、一時預かり事業は、保育所等を利用していない家庭において、日常生活の突発的な事情や社会参加により保育が困難な場合や、育児疲れなどによる心理的、身体的負担を軽減するため、一時的に保育所等に児童を預ける事業であります。  基本的には、本市に住民票を有する方へのサービスですが、里帰り出産のため、市外に住民票がある母と子が、市内の実家等で一時的に生活する場合においても、産前産後、各八週間において、一時預かり事業の利用ができるよう配慮いたしております。  現在宇佐市内の二十六の保育所、認定こども園で事業を実施しており、利用料は、里帰り出産による利用についても、通常の利用料と同額となっております。  二点目、子供のみ実家に預けた場合の施設等の入所についてですが、現在里帰り出産については、母子ともに市内の実家等で一時的に生活する場合には、保育所等の一時預かり事業の対象としておりますが、議員御指摘のように、出産のため、やむを得ず上の子だけ、離れて実家等で生活させる場合についても、平成二十八年度から、里帰り出産の範囲内として、対象としたいと考えております。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、五項目めの平和ミュージアム(仮称)の目玉についての(一)を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えします。  五項目め、平和ミュージアム(仮称)の建設に伴う目玉についての一点目、今の段階で目玉となるような展示物がありますかについてですが、平和ミュージアム構想では、資料館での館内展示と、現存する戦争遺構を広大な田園地帯にそのまま展示するフィールドミュージアムを目指しております。このような館内展示と遺構見学が一体となった施設は、全国でも類を見ない、宇佐ならではのミュージアムであり、大きな特徴であると考えております。  総事業費は、現在のところ、まだ未定でありますが、館内展示の内容につきましては、平成二十八年度中に展示設計業務を完了し、宇佐市平和ミュージアム(仮称)建設準備委員会の審議を経て、具体化が図られていくことになります。  現在、遺書や遺品、米軍機が撮影した空襲映像を初め、他の類似施設が所蔵していない貴重な資料など二千二百二十点を収集しているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの大幹線の花壇維持管理及び国道・県道の改良についてと、二項目めの市営住宅への弱者入居に対する便宜についてを、建設水道部長 川野慎三君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。十八番 中村議員の一般質問にお答えします。  一項目め、大幹線の花壇維持管理及び国道・県道の改良についての一点目、助成金の支出状況と管理実態、二点目の喚起を促す手法については、関連がありますので、一括してお答えいたします。  フラワーロードにおける花いっぱい運動につきましては、緑豊かなまちづくりの一環として、平成五年から始まり、ことしで二十三年目になります。本取り組みは、県道和気佐野線の植樹帯を、県より占用許可を受け取り組んでいるものであり、現在、団体、個人合わせまして二百八団体が参加しております。  年間の管理費用は、花壇管理者へ一メートル当たり二百円を報償費とし、平成二十七年度は百四十一万八千二百円を支出しておりますが、議員御指摘のとおり、さまざまな課題を抱えております。  喚起を促す手法につきましては、平成二十六年度に花壇管理者に対して、フラワーロードの管理に関するアンケート調査を実施し、課題解決に向けた調査研究を行ったところであります。  検討課題としましては、水やりの問題、交通安全の問題、花壇の土壌問題、管理者の高齢化の問題、花の苗代の問題などの多くの意見が寄せられ、本年度よりその解決に向けた取り組みを実施しております。  具体的な取り組みにつきましては、まずは、交通安全に伴う対策として、作業する場合に作業中という看板を市で貸し出し、安全対策に取り組み、花壇土壌の問題につきましては、現状調査を行った上で、土質不良の花壇の表土入れかえを数カ所行いました。また、花の苗代の問題につきましては、市が全体の調整を行い、管理者が安価に購入できるよう、現在調査研究を行っているところであります。市では、今後も継続して花いっぱい運動を推進してまいりたいと考えています。  三点目、安心院地区木裳の県道とJAのところの国道との交差点、並びに県道の路線変更と拡幅改良の要望について、答弁に対するその後の対応状況についてですが、安心院地区木裳の県道とJAのところの国道交差点につきましては、横断歩道及び停止線が消えかかっているため、管理者であります宇佐警察署へ要望しているところです。  また、市道南北線を県道へ格上げし、改良工事に取り組むことにつきましては、県、宇佐土木事務所へ打診を行いましたが、格上げについては非常に厳しい状況でありました。しかし、現状が全幅員七メーターで、歩道が一メーターであり、通学路や地域の方々の生活道でありますので、来年度国の補助事業を活用し、歩道改良のための路線調査を行いたいと考えています。  次に、二項目め、市営住宅への弱者入居に対する便宜についての一点目、申し込み状況や待機状況、利用実態並びに家賃の滞納状況についてですが、比較的新しい城井及び別府団地については、毎回一戸の募集に対し多数の方の応募があり、なかなか入居できない状況にあります。しかし、それ以外の団地では、大半が無抽選で入居でき、多くても二回目の抽選で入居できる状況にあり、現在、住宅に困窮された市営住宅入居待機者はいないと考えております。  また、入居実態ですが、入居可能な空き家は二百六十五戸があり、入居率は七八・七一%です。  次に、家賃の滞納状況についてですが、合併当時の現年度収納率は九一・九五%で、累積した滞納金額は約一億四千万円ありました。この十年間で、本訴訟十九件、少額訴訟十五件、支払い督促十四件、即決和解二十一件、計六十九件の法的手段を行い、二十六件が退去し、平成二十六年度末の現年度収納率は九九・三一%、累積滞納額は約九千八百万円となり、合併当時と比較して、累積滞納額は約四千三百万円減り、収納率は七・三六%上昇、金額にして年一千六百万円多く収納しております。  二点目、生活困窮者、特に子供さんを抱えたひとり親家庭には温情のある抽選方法を導入してほしいについてですが、公営住宅法第一条では、住宅に困窮する低額所得者に対し、低廉な家賃で賃貸し、生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的としています。  一点目でお答えいたしましたように、特定の団地を除いては、入居待機者はいないと考えています。また、居住の安定確保が必要な者として、高齢、障害、母子・父子世帯等については、他市と同様の優先抽選を行っており、応募者には応募状況をつぶさにお知らせし、応募団地を変更するなど、多くの方が入居できるように便宜を図っています。  今後も、一人でも多くの方が、できるだけ早く入居できるよう、制度の範囲内で入居基準緩和等の措置を講じたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、四項目めの買い物難民対策についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、買い物難民対策についての一点目、周辺部の生活の実態調査、または要望は把握しているかについてでございますが、平成二十六年二月に、六十五歳以上の市民の方を対象に地域公共交通調査を行いました。この調査内容は、公共交通に対する市民ニーズを把握するためのアンケート内容となっています。  アンケート結果といたしましては、主に、自家用車または同乗、コミュニティーバスやタクシー等を利用して、週に一、二回、各地域の中心市街地の大型店へ買い物の頻度が最も多い結果となっております。  また、住民の要望につきましては、まちづくり懇話会や地域コミュニティー協議会において意見をいただくほか、商工会議所や両院商工会等の関係団体との交流会を通して、消費動向等について住民ニーズの把握に努めているところでございます。  二点目、両院地域以外の周辺地域での住民ニーズはについてでございますが、両院商工会が実施しております宅配サービスのエリアである麻生地区を除く宇佐地域の周辺部におきましては、一点目にお答えしたアンケートによりますと、週一、二度の買い物により、まとめ買いをされるなどの調査結果となっており、今後、高齢化、過疎化が進むことが予想される中、調査結果を踏まえた新たな買い物支援対策を講じていく必要性を認識しております。  三点目、民間組織に取り組みの行政支援策は、あわせてコンビニなどの進出を想定した補助金を計上しているが当てはあるのかについてでございますが、新年度予算案として提案させていただいております新規出店等に要する経費の一部を補助する創業企業支援事業補助金を活用し、買い物支援に資する事業者の開業を支援してまいります。  また、今議会に提案させていただいておりますコンビニ設立補助金につきましては、日用品にとどまらず、公共料金の収納代行事務を行うコンビニエンスストアの開業により、周辺地域における利便性の向上や買い物支援に結びつくことから創設するものでございます。なお、補助金利用の申請に当たりましては、地元商店の営業を圧迫することのないよう、地元の同意を得ることを条件としております。今議会にて御承認いただいた後、制度の周知を図ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、五項目めの平和ミュージアム(仮称)の目玉についての(二)を、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。十八番 中村議員の一般質問にお答えします。  五項目め、平和ミュージアム(仮称)の建設に伴う目玉についての二点目、ゼロ戦の誘致についてですが、新聞報道によると、ゼロ戦の所有者は、機体の保管場所を確保した上で、国内で公開飛行を目指しているということで、展示するということではなく、飛行場に保管してもらいたい、ゼロ戦里帰りプロジェクトによる公開飛行を実施したいという意向のようでございます。  現在、施設計画や展示計画に関することなどを審議する建設準備委員会と、プロジェクトチーム会議においても、宇佐海軍航空隊にゆかりのある航空機など、大型展示物の必要性について議論を重ねているところであります。特に、復元品の借用展示や実物大模型の製作・展示についても、議論の対象となっております。  今回、議員から御提案いただきましたゼロ戦を含め、展示の対象となる本物の誘致につきましては、今後、所有者の意向や維持管理を含めた経費などの調査を進め、可能性があれば建設準備委員会等において協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で、執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  十八番 中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)今回は前向きな御答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。  再質問させていただきます。  一項目めの大幹線の花壇維持管理の件でございます。いただいた資料を見ますと、メーター二百円は一律ですか。それから、管理のでき、ふできは、実際は関係ないのでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。
    ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。  今現在、うちが支払っているのは、メーター当たり二百円で、一律であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)今、荒廃している場所がありますですね、そういう方にも、それをお出ししているんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)荒廃しているといいますか、そういう管理者の方には、こちらのほうから、もっと管理をしてくださいよというふうな注意喚起というか、お願いはしているところですけども、一応そういうところも二百円お支払いしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)それはおかしいと思いますね。一生懸命なさっているところはやっていますけれど、それも一律して二百円を差し上げるというのはいかがなものかと思いますけれど。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)再質問にお答えします。  年間を通して、いつもきれいにしているところも、確かにありますけども、六月のときに、花いっぱいの大会というか、表彰とか、いろんな大会をやっています。そういうときに、よくできている人については感謝状を贈ったりして表彰しているんですけれども、最低でも一年に一回、年に、花が春と秋ぐらいには植えていただくようにお願いして、それがなかなか手入れが行き届かなくて、議員さん御指摘のような状況になっている部分もありますけども、植えたりしていただいていることは確かでありますんで、今のところ二百円というのは一律でお渡ししております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)それと、報償金と報酬、節が違うのではないでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)お答えします。  うちの款項目では、報償費というふうなことで支払っているんですけど、ちょっと済みません、そこを若干私のほうが認識がなくて、再度それは議員さんにお伝えしたいと思います。大変申しわけありません。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)去年の新聞にですね、ミニ公園に折々の花という市民グループ、市に依頼されて十年という、ちょうど市役所から出て、上田の駅館小学校の横になるんですけれど、宇佐市花をつくる会溝口保子会長は、市から委託された上田のミニ公園に四季折々の花を植えて、市民からきれいな花に癒され、好評だと新聞に出ておりました。  これは、二〇〇五年に市道上田四日市線に新設した際につくられ、約百平方メートルあり、市の担当者が、ベンチだけでは寂しい、花でいっぱいにしてほしいと、同会に依頼したようです。会員は六十名で、年二回の勉強会で、宇佐の産業科学高校の先生のアドバイスを受けながら、肥料のやり方とか、枝切りの、花切りを生かしているということであります。  ですから、こういう市民グループがありますので、今、荒廃した部分を、そういう市民グループの方にですね、していただくということはいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)再質問にお答えします。  今、この県道和気佐野線、全体で十二キロメートルあります。そのうちの七・六キロメートルほどを、一応うちのほうで、管理者の方にお願いして、残りまだ四・五キロメートルが管理者不足ということで、市が定期的にというか、年に一回か二回、草刈りをお願いしているところでありますんで、そういうことに参加していただけるところがあれば、ぜひお願いしたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)それは、市からですね、お願いをしないといけないと思います。  それで、私もグループで花壇に花を植えていますけれど、隣に植えている方は、一年中通して荒廃です。もう草の山です。ですから、私は市の職員にも言ったことがあるんですけれど、これを、もしできなければ、うちが続けてやりますよとまで話をしたことがあるんですけれど、ですから、そういうふうに、行政のほうが声かけしてですね、少しでもそういう場所をなくしていくということに、ちょっと心がけていただきたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)再質問にお答えします。  ぜひ、中村議員さんなんかのお知恵をかりながら、情報提供いただきながら、そういう人たちにお願いしてまいりたいというふうに思っています。できるだけ長い延長の分を、きれいに管理していくというのが、これが私たちの願いであって、毎年四月になってから、花いっぱい運動の推進協議会が開催されますので、その中でも協議してまいりたいと思っています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)先ほどの安心院木裳線の市道の件なんですけれど、私が前回のときに格上げという言葉を使ったんですけれど、路線変更していただければ、また、早く行けるんじゃないでしょうか。そして、やっぱり前向きな答弁をいただいたんですけれど、早目に取りかかるようにしていただきたいなと思うんですけれど、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)土木課長の山崎です。再質問にお答えします。  議員さんおっしゃるのは、市道の読みかえだと思うんですけれども、今、山香院内ですね、山香院内が、宇佐市の支所に向けて、佐田からも来てます。そして、安心院由布院線が通ってですね、あの間だけが市道になっているんですけれども、読みかえも難しいんだということであります。  あの歩道につきましては、通学路点検で、危険箇所に挙がっておりますので、先ほど部長の答弁にありましたように、来年度測量にかかるように予定しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)よろしくお願いいたします。  今回の市営住宅の件ですが、これは、今回市民の方からの、うちのほうに何度も何度もお話に来ましたので、これは公の場ではっきりしないといけないかなということで、私一般質問をさせていただきました。やっぱり市民にどんどん広がっていってますので、今回資料提供を、住宅課のほうからいただいたときに見させていただきましたら、本当に職員として真剣に取り組んでいるということがよくわかりました。というのが、今までは、弁護士を通じて訴訟問題を解決していましたけれど、それを担当課が勉強されまして、それをそちらで、担当課のほうでいろいろと書類をつくり、裁判所に出したりということの手続をやっているということを聞きました。そして、滞納が四千二百万ですか、滞納額が減っているということで、本当に頑張っているということがよくわかりました。  ですから、市民が言う言葉を信じるよりも、やっぱり双方聞いて、だから、今回は公の場で、これをはっきりしないとと思いまして、一般質問させていただきました。本当に住宅課の方たちの御努力というのを、本当に今回はよくわかりましたので、引き続きお願いしたいと思います。  それとですね、もう一つ新聞にですね、ひとり親家庭移住に補助というのが、国東市で出ておりました。引っ越し代と家賃、これは国東市は、ひとり親の家庭に、市内に移り住む際に引っ越し代と、直後の家賃を補助する制度の新設を進めているということです。これは、宇佐市としてはできないものかなと思って、ちょっとお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(江口誠治君)建築住宅課長の江口でございます。中村議員の再質問にお答えをいたします。  現在ですね、他市から宇佐市の公営住宅へ転入する際のそういう補助金というのは、宇佐市ではございません。県内でもないのではないかというふうには把握をしております。今後、他市の状況を見ながら、検討していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)よろしくお願いいたします。  先ほど市長さんの御答弁で、二十八年度から住所を持たなくても、こちらに住民票がなくてもできるということを聞きました。もう少し早くお願いすればよかったかなと思ったんですけれど、今回ですね、豊前の方が、宇佐市に子供を預けるということで、私も話しに行きましたけれど、だめということで、豊前市でお父様がお休みをしてですね、子供を見たということを聞きました。これからは、二十八年度からはそれもできることになりましたので、本当ありがたいと思っております。  それとですね、最後のゼロ戦の件なんですけれど、ことしは戦後七十年、太平洋戦争末期に特攻隊が出撃をして、百五十四人の若者が命を落としたと聞いております。航空隊や周辺地域、そして米軍の激しい空襲を受けて、多くの民間人も犠牲となっているということも聞きました。ありのままの歴史を伝え、戦争の悲惨さや平和の大切さを後世に残すために、そして、命のとうとさ、それから平和を願うことを、今回の平和ミュージアムにしっかりとそれを入れていただきたいと思います。  そしてですね、私が、まだ学生時代に知覧に行きました。知覧に行ったときにですね、知覧特攻平和会館に行きました。そのときにガイドさんがおりまして、いろいろと説明して、もう涙、涙で、私は帰った記憶があるんですけれど、ですから、全国から一年間に、年間通して六十万人の人が訪れているということを聞きましたので、先ほど言いましたゼロ戦を、今回石塚さんとの連携をとってですね、こちらのほうにでも、格納はできないということを聞きましたけれど、連携をとれば、こちらでも飛行ができるんじゃないかと思っています。そして、所有者の石塚さんは、ライトジャケットをつくる会社を経営しているそうですが、どの部分か知らないけれど、畳みたいということを聞きましたので、石塚さんの会社の企業の誘致、アクセスをしてはどうかなと思いますので、ちょっとそれだけお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。中村議員の再質問にお答えします。  今、会社の誘致というようなことだったと思うんですが、御質問にありました、航空機の誘致ということで御回答させていただきますと、御本人はですね、やはりその航空機を飛ばして、デモ飛行させて、ある一定の収入を得るといいますか、そういったこともお考えのようですので、飛行機を飛ばすとなるとですね、民間機について言えば航空法、自衛隊機について言えば自衛隊法とかですね、米軍機については日米安保条約とかですね、いろんな縛りがあります。航空機を飛ばすとなると、当然飛行場が要るわけですから、道路を閉鎖して、飛行機を飛ばすというようなことは、まずですね、法律上もできないと思いますので、そういった点でいきますとですね、飛ばさなくていいんであればですね、まだ交渉の余地があろうかと思いますが、御本人の意向としては、飛ばしてですね、日本の航空技術のすばらしさというのを見てもらいたいというような、そういった御意向のようです。  回答になりませんが、以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)中村明美さん。 ◯十八番(中村明美さん)今回、ふるさとCM大賞に、昨年出品したこと、ちょっと私、皆さんももう見ていると思うんですけれども、お孫さんとおばあちゃんの会話を、今回ふるさとCM大賞に、昨年出しているんですね。それが三位か何かになっていると思うんですけれども、ちょっと私、御披露したいと思います。  孫におばあちゃん、昔戦争があったん。昔じゃないんで、海軍航空隊の門やら、爆弾が落ちた後も、宇佐には戦争のときの物がいっぱい残っちょんよ。考えてみらんかえ、平和のことを、というふるさとCM大賞を宇佐市が出してます。すばらしいなあと思いました。  今回も、今度出しているのも見ましたけれど、本当に、宇佐市の職員、すばらしい方がたくさんいらっしゃいますので、これからもいろいろ宇佐市の発展のためにも御尽力いただきたいと思います。  これで、残り四分ありますけれど、一般質問を終わらせていただきます。 ◯議長(中島孝行君)以上で、中村明美議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、七日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行い、その後、議案に対する質疑、議案並びに請願の委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。                     散会 午後四時二十二分 宇佐市議会...