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2016年03月02日 平成28年第1回定例会(第3号) 名簿
2016年03月02日 平成28年第1回定例会(第3号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2016-03-02
    2016年03月02日 平成28年第1回定例会(第3号) 本文


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    2016年03月02日:平成28年第1回定例会(第3号) 本文 (371発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は二十名であります。地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十八年三月第一回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。  ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成二十八年三月二日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十四番   │一.緊急時の病院の受け入れ体制について  │市長    ┃ ┃大隈尚人君 │  宇佐市内で事故が発生した場合、市内  │      ┃
    ┃      │  の病院では緊急の対応ができないと聞  │      ┃ ┃      │  くが、市としてどのように考えている  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │二.鳥獣対策について           │市長    ┃ ┃      │  中津市や豊後高田市では鹿や猪の狩猟  │      ┃ ┃      │  期の捕獲に対する助成金が、満額出る  │      ┃ ┃      │  と聞くが、宇佐市も捕獲したほど満額  │      ┃ ┃      │  の助成金を出してはどうか。      │      ┃ ┃      │三.電気の自由化ついて          │市長    ┃ ┃      │  電気が自由化になるが、高齢者に対し  │      ┃ ┃      │  て市として説明会をすべきではない   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四.高齢者サロンについて         │市長    ┃ ┃      │  今後も高齢者が増えていき高齢者サロ  │      ┃ ┃      │  ンの需要が高まってくるが、複数のサ  │      ┃ ┃      │  ロンに行くことができるのか。また、  │      ┃ ┃      │  交通手段はどのように考えているの   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃八番    │一.世界農業遺産のこれまでの成果と今後  │市長、   ┃ ┃井本裕明君 │  の取り組みについて          │担当部課長 ┃ ┃      │  旧宇佐・安心院・院内ごとの取り組み  │      ┃ ┃      │  と成果は。              │      ┃ ┃      │二.宇佐海軍航空隊跡など、戦跡の活用と  │      ┃ ┃      │  農業振興について           │      ┃ ┃      │  平和ミュージアム計画と飛行場を中心  │      ┃ ┃      │  とした圃場整備計画は。        │      ┃ ┃      │三.消防団について            │      ┃ ┃      │ (1)消防団の装備の基準が改正されたと聞  │      ┃ ┃      │  いたが改正に伴う宇佐市消防団の整備  │      ┃ ┃      │  状況は。               │      ┃ ┃      │ (2)全国的に消防団員の減少が懸念される  │      ┃ ┃      │  中、宇佐市の消防団の充足率は。また  │      ┃ ┃      │  その確保に向けた方策は。       │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃五番    │一.医療、福祉に関して          │市長、   ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)ここ数年の医療費の推移(増減)の要  │担当部課長 ┃ ┃      │  因をどのように捉えているか。     │      ┃ ┃      │ (2)グラウンドゴルフ、パークゴルフ等、  │      ┃ ┃      │  市民の健康増進を図るスポーツや活動  │      ┃ ┃      │  に、予防医療の観点から助成を検討で  │      ┃ ┃      │  きないか。              │      ┃ ┃      │二.平和ミュージアムに関して       │市長、   ┃ ┃      │ (1)今後のタイムスケジュールはどのよう  │担当部課長 ┃ ┃      │  になっているか。           │      ┃ ┃      │ (2)柳ヶ浦周辺の遺構群の整備に関して、  │      ┃ ┃      │  整備時期と内容について。       │      ┃ ┃      │ (3)資料の収集や戦争体験者への聞き取り  │      ┃ ┃      │  調査は進んでいるか。         │      ┃ ┃      │三.教育について             │市長、   ┃ ┃      │ (1)中学や高校への進学時、他市の学校へ  │担当部課長 ┃ ┃      │  進学する要因の一つとして、選択肢の  │      ┃ ┃      │  少なさが挙げられる。選択肢を増やす  │      ┃ ┃      │  との観点から、本市に於いて、高学力  │      ┃ ┃      │  の生徒を対象とした公立の少人数制の  │      ┃ ┃      │  小中、もしくは中高一貫校の設置は検  │      ┃ ┃      │  討できないか。            │      ┃ ┃      │ (2)市内全ての学校に校則はあるか。ま   │      ┃ ┃      │  た、それは機能しているか。      │      ┃ ┃      │ (3)市内全ての学校に冷暖房が完備された  │      ┃ ┃      │  場合、夏休みや冬休みをどのように考  │      ┃ ┃      │  えるか。               │      ┃ ┃      │四.交通について             │市長、   ┃ ┃      │ (1)交通安全計画と道路改修事業との整合  │担当部課長 ┃ ┃      │  性について              │      ┃ ┃      │ (2)通学路の安全確保のための整備状況は  │      ┃ ┃      │  どのようになっているか。       │      ┃ ┃      │ (3)バス停の主だったところには屋根を設  │      ┃ ┃      │  置すべきでないか。          │      ┃ ┃      │ (4)市内のバス利用料金に関して、交通手  │      ┃ ┃      │  段を持たない方が利用しやすいよう   │      ┃ ┃      │  に、年齢制限を設け、均一料金にして  │      ┃ ┃      │  はどうか。              │      ┃ ┃      │五.鳥獣被害について           │市長、   ┃ ┃      │  イノシシ・シカ対策を現状に照らし合  │担当部課長 ┃ ┃      │  わせ、拡充、追加対策をとるべきでは  │      ┃ ┃      │  ないか。               │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一.“人の元気アップ”          │市長・及び ┃ ┃辛島光司君 │ (1)出産・子育て支援について       │担当部課長 ┃ ┃      │  二十八年度当初予算で、新規事業を含  │      ┃ ┃      │  め大幅にボリュームが増したことにつ  │      ┃ ┃      │  いて、子育て世代からは絶大な評価を  │      ┃ ┃      │  いただけるのではないかと確信してい  │      ┃ ┃      │  ます。新規事業の周知において、分か  │      ┃ ┃      │  りやすく積極的な情報発信が求められ  │      ┃ ┃      │  るが。                │      ┃ ┃      │ (2)トリプルAについて          │      ┃ ┃      │  職員のあいさつ・声掛けについて、市  │      ┃ ┃      │  民から「以前に比べて、ずいぶん良く  │      ┃ ┃      │  なった。」と頻繁に耳にする。逆に   │      ┃ ┃      │  「愛想が悪い。」と言った声はずいぶ  │      ┃ ┃      │  ん少なくなった。これからも更なる向  │      ┃ ┃      │  上を目指して欲しいが、現状把握と今  │      ┃ ┃      │  後の方針は。             │      ┃ ┃      │ (3)今春三月、宇佐市における高校新卒者  │      ┃ ┃      │  の求人・求職・就職内定率は。また、  │      ┃ ┃      │  近年の推移は。            │      ┃ ┃      │二.“街の元気アップ”          │      ┃ ┃      │ (1)『日本の“USA”』について     │      ┃
    ┃      │  国が推進する「クールジャパン戦略」  │      ┃ ┃      │  と関わりを持って、推進できるのでは  │      ┃ ┃      │  ないかと思うが。具体的には、英語ビ  │      ┃ ┃      │  レッジ(村)構想や官民上げての英語  │      ┃ ┃      │  挨拶運動などはどうか。その他幅広く  │      ┃ ┃      │  パブリックコメントを募集してはどう  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)柳ヶ浦駅周辺整備事業について     │      ┃ ┃      │  二十八年度における駅北口駅前広場ロ  │      ┃ ┃      │  ータリーの取り組みと、駅南側の横軸  │      ┃ ┃      │  の中津高田線の事業化へ向けた取り組  │      ┃ ┃      │  み状況は。              │      ┃ ┃      │ (3)図書館について            │      ┃ ┃      │  主なイベントの内容、集客状況は。ま  │      ┃ ┃      │  た、ホームページの閲覧件数/日は。  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一.JR豊前善光寺駅の無人化について   │是永市長  ┃ ┃今石靖代君 │ (1)公共交通の安全性に関わる重要なこと  │      ┃ ┃      │  だが、住民には知らされていない。こ  │      ┃ ┃      │  れまでの経緯と周知のあり方につい   │      ┃ ┃      │  て。                 │      ┃ ┃      │ (2)豊前善光寺駅の駅員の無人化につい   │      ┃ ┃      │  て、どう考えるか。JR九州に駅員の  │      ┃ ┃      │  継続を要求すべきだが。        │      ┃ ┃      │ (3)対象となった県内六駅のうち中山香駅  │      ┃ ┃      │  や日出駅、小野屋駅、去年から変更に  │      ┃ ┃      │  なった今津駅、東中津駅は、簡易委託  │      ┃ ┃      │  を受けて、JR九州のOBを配置して  │      ┃ ┃      │  いる。宇佐市も駅員配置を考えるべき  │      ┃ ┃      │  だが。                │      ┃ ┃      │ (4)豊前善光寺駅のバリアフリー化や駐輪  │      ┃ ┃      │  場の整備、街灯や防犯カメラの設置な  │      ┃ ┃      │  ど、JR九州と協議をして改善を。   │      ┃ ┃      │二.子育て支援について          │      ┃ ┃      │ (1)中学卒業までの通院、入院費の無料化  │      ┃ ┃      │  は、全国では六七%、県下でも八市町  │      ┃ ┃      │  村が実施している。子育て世代が最も  │      ┃ ┃      │  望む支援と認識しながら、すすまない  │      ┃ ┃      │  理由は何か。子どもの権利条約の立場  │      ┃ ┃      │  から実施への協議を。         │      ┃ ┃      │ (2)全国的に広がっている、授乳やおむつ  │      ┃ ┃      │  替えの場所を表示する「赤ちゃんの   │      ┃ ┃      │  駅」の取り組みを。          │      ┃ ┃      │ (3)放課後児童クラブの利用料の減免の実  │      ┃ ┃      │  施を。                │      ┃ ┃      │三.学校教育について           │      ┃ ┃      │ (1)教職員の勤務時間実態調査をしている  │      ┃ ┃      │  が、現状と改善策について       │      ┃ ┃      │ (2)土曜授業について、教職員の多忙化に  │      ┃ ┃      │  拍車をかけていないか。教職員の意見  │      ┃ ┃      │  はどうか。              │      ┃ ┃      │四.消防行政について           │      ┃ ┃      │ (1)女性消防団の活動内容と今後の支援策  │      ┃ ┃      │  について。              │      ┃ ┃      │ (2)全国の先進的な活動を学んだり、手話  │      ┃ ┃      │  など学んでほしいという期待の声があ  │      ┃ ┃      │  るが、どうか。            │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛  まず、十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)皆さん、おはようございます。 ◯議長(中島孝行君)何かい。 ◯十四番(大隈尚人君)いえいえ。ふとちょっと忘れたんじゃけどさ。失礼いたしました。  実は、きのうのニュース、けさの大分合同新聞に、国鉄で痴呆症の方がはねられたと。当然、補償問題が出てくるところなんですが、すごく画期的だけどが、じゃあ、個人だったらもう泣き寝入りかなということで、けさ、大きくモーニングで取り上げておりました。でも、痴呆症の方を見る人の気持ちを思うと、少しうとうとした間、七、八分の間に痴呆の方、旦那さんの九十一歳の方が出ていったということで、なかなかこの問題については、本当に大変な問題だなということで、けさの大分合同新聞を読んでてそう感じたわけでありますが、心改めて、十四番 大隈尚人でございます。四点について質問いたします。  まず一点目は、緊急時の病院の受け入れ体制についてでありますが、宇佐市では事故が発生した場合、市内の病院で緊急の対応できないと聞くが、市としてどのように考えているのか。  二点目、私の十八番の鳥獣対策であります。中津市や豊後高田市では、鹿・イノシシの狩猟期の捕獲に対する助成金が満額出ると聞くが、宇佐市も捕獲したほど満額の助成金を出したらどうかという質問であります。  三点目は、電気の自由化についてでありますが、直接行政とは関係ないと、個人的な話、会社のことなんだと思うんですが、電気が自由化になるが、高齢者に対して、市と説明会をすべきではないかという質問であります。  四点目は、これも高齢者のことなんですが、高齢者サロンについてであります。今後も高齢者がふえていき、高齢者サロンの重要性が高まっていくと思うが、複数のサロンに行くことができるのか、また交通手段はどのように考えているのか。  以上、四点について、一回目の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、大隈尚人議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、鳥獣対策についての宇佐市も捕獲したほど満額の助成金を出してはどうかについてでありますが、有害鳥獣の捕獲は、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律及び宇佐市鳥獣被害防止計画に基づき捕獲頭数を定め、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、市長がその捕獲を許可する制度となっております。捕獲報償金は、この許可により捕獲した鳥獣に応じて、国・県の補助を活用して支給するものであります。  宇佐市におきましては、鹿・イノシシの繁殖期に当たる時期の捕獲圧を高めるために、鹿は平成二十五年度から、イノシシは二十六年度から、猟期における有害鳥獣捕獲と狩猟とを区分して、捕獲許可により捕獲した鹿・イノシシおのおの三百頭に対して報償金を支給してきました。  このような中、大分県が鹿の生息数と猟期の捕獲頭数に相関関係が見出せるとして、捕獲報償金を上乗せすることとしたことから、宇佐市においても、過去の捕獲実績をもとに被害防止計画の見直しを行うとともに、平成二十八年度当初予算では、前年度比較でイノシシ六百五十二頭四百三十一万六千円から千三百七十頭九百四十六万円、鹿六百頭六百万円から千三百二十頭一千四百六十万円へと倍増した予算を今議会に提案しているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの緊急時の病院の受け入れ体制についてと、四項目めの高齢者サロンについてを福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)おはようございます。福祉保健部長の土居でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、緊急時の病院の受け入れ体制について。宇佐市内で事故が発生した場合、市内の病院では緊急の対応ができないと聞くが、市としてどのように考えているのかについてでございますが、現状では、県知事が指定します緊急指定病院として佐藤第一病院と黒田整形外科の二医療機関があり、救急隊により搬送される傷病者を受け入れております。また、第二次救急医療施設として宇佐高田医師会病院が平日、休日、夜間を問わず重症患者の受け入れを行っております。  市内で対応できない複数の診療領域にわたる重篤患者に対しましては、高度な専門的治療を実施する第三次救急医療施設であるアルメイダ病院、県立病院、大分大学附属病院及び新別府病院の救命救急センターと連携して対応しており、さらに大分県ドクターヘリと連携し、対応することもあります。  ただし、軽傷の場合や御自身で受診する場合は、市内では夜間の受け入れができる医療機関が医師会病院しかないこと、専門医がいないときや受診者が複数いるときには、他市の医療機関で対応していただく場合もあることなどの課題もあります。  市では、県が開催する宇佐高田地域救急医療懇談会や市が開催する宇佐市地域医療推進会議などで救急医療について協議を重ねておりますが、今後とも宇佐高田医師会病院や市医師会と連携しながら、救急医療の体制の課題の解決を図ってまいりたいと思います。  次に、四項目め、高齢者サロンについて。複数のサロンに行くことができるのか、また交通手段はどのように考えているのかについてでございますが、地域の高齢者が気軽に参加でき、楽しく、無理なく過ごすことができる高齢者ふれあいサロンは、本年一月末時点において、市内九十九カ所で開設されています。  人と会い、話し、笑い、楽しい時間を過ごすことは、高齢者の閉じこもり防止、孤立感や不安感の解消になるとともに、介護予防や認知症予防などの効果があるものと考えております。  議員御質問の複数のサロンに行くことについては、他地区のサロンに相談していただければ、複数のサロンに参加することも可能でございますが、活動を通して地域の方同士が顔なじみになり、日ごろからの声かけやお互いの見守りにつながることも目的としているため、基本的に居住している自治区での参加が重要であると考えております。  このように、サロンは原則として高齢者が歩いていける地区の公民館などでの開設を進めていきたいと考えておりますが、周辺部などの自治区でサロンが遠い場合は、地域の方が乗り合わせて参加しているケースもあるとお聞きしており、交通手段に配慮することも今後の課題であると捉えております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、三項目めの電気の自由化についてを経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)おはようございます。経済部長の山本でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、電気が自由化になるが、高齢者に対して市として説明会をについてでございますが、これまで電力の契約は地域ごとの電力会社との契約でございましたが、平成二十八年四月からの電力小売の全面自由化によりまして、現在、電力会社だけではなく、複数のさまざまな業種や業態の事業者から、利用者が選択して自由に電力の契約ができるようになります。  議員御提案のとおり、このたびの大幅な制度改正に伴い、契約のトラブルや便乗商法など、消費者トラブルが想定されることから、広報やホームページを活用し、注意喚起に努めるとともに、各地区の高齢者学級や老人会などで開催している消費者相談員による出前講座におきまして、契約トラブル防止に向けた説明等を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それでは、順次再質問させていただきます。  まず、一番の件については、特に市長から答弁を願いたいと思うんですが、議長、その辺の配慮をお願いします。  ありがとうございます。  何で市長にそう言うかというのは、また後で説明しますが、まず市長、今ですね、きのうの衛藤議員、多田羅議員で田舎ランキングとか、搬入する緊急時の話なんですが、今、宇佐市で、市長、緊急の場合、特に重い病気の場合、宇佐市で病院が対応してくれていると、市長、思いますか、思わんですか。その二つで答えていただきたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。
     緊急時の対応につきましては、先ほど答弁をしたとおり、いろんな段階がありますし、いろんな受け入れ体制を整備しているのですが、診療科はやはり専門科目がたくさんありますので、その方がどのような症状で救急で運び込まれたかによっては、それと重篤の程度によっては、いきなり御遠方のほうに運び込まなきゃいけない、市民病院程度でいいかもしれない、それとか、宇佐の医師会病院で対応できるケース、それとか救急対応の佐藤第一と黒田で対応できる。いろんなケースがあろうと思いますので、宇佐市で全て賄うという、そもそもシステムになっていないということを御理解いただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)市長ね、宇佐市でそういう体制になっていないというのは、当然、そうは思ってない方が多いと思うんですよ。実は、私が三年前に一般質問でこの医療体制について、特に夜間の体制ということで質問しているんですよね。先ほど、答弁の中にもあったんですが、当然、まず宇佐医師会が受け入れますと、夜間の場合ですね。昼間だったら、黒田とか佐藤第一病院で受けますということで、私は宇佐医師会しかないんじゃなかろうかと言ったら、いや、それは違いますよとういことで、一次、二次というやり方がありますということでした。その中で、特に重症患者については、大分とか別府に送りますということで、答弁の中にですね、重症患者も夜間の受け入れのためには複数の専門家の常勤医が待機すべきだと。当然、宇佐市でそういうことをすべきだというふうに私は理解しておるんですがね。その中で、今後も医師会と緊急の医療体制の整備について、広域的な対応について協議してまいりたいということが、三年前だったんです。  当然、今の状態で、宇佐市の中でそういう専門医を置いて、宇佐市の安全安心、要するに宇佐市の安全のためには、まず私は医療だと思うんですよ。そういう意味でですね、ちょっと私の頽落話があるんです。後ろに副議長の衛藤議員もおられるんですが、院内町のときに、医療医が三軒あったが、二軒が廃業するということで、衛藤議員がまず何考えたというと、衛藤議員はですね、あのときはたしか、本耶馬溪か耶馬溪だったと思うんですが、あそこは診療所をつくっているんですね。そこに衛藤議員はまず一発目に勉強に行ったんです。私は何をしたかというと、たまたま私の知り合いがある病院におっちょって、院内に帰ってきてくれんかということで、その意味でですね、私が頽落言うわけじゃないんですけど、医療については、このように、もう三年前も院内のときから、やっぱり医療は、人の命が一番だということで私は言っているんです。  特に市長はですね、きのうも多田羅君の話の中で、住みたい田舎ランキングで宇佐市が三番じゃけど、一番と変わらんと。もしこういう事故が宇佐市で頻繁にあって、宇佐市じゃ受け入れができていないとなったら、ランキングは下がると思うんですよ。  それと、一番市長が今度の所信の中にですね、演説の中に一番先に書いている言葉がある。初めにというところで、本市ではこれまで、定住度、満足度日本一、これで満足と。やっぱり来る人じゃなくして、おっちょる人が安心ができるような医療が私は第一だと思うんですが、その辺で市長、どう思いますか。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  私もですね、宇佐市内で可能な限り救急体制の整備が整うことが、これが一番ベストだとは思いますけども、現実的には、医師の確保の問題ですとか、さまざまな要因があって、なかなか宇佐市内で可能な限り、何かたくさんの救急患者をですね、対応していくという状況には、残念ながらですね、整わないのが状況であります。  私も、三年前に大隈議員からも言われてますし、この救急の課題については、さまざまな議員の皆さんから御指摘いただいておりますので、医師会病院とも御相談もしてますし、医師会とも御相談をしながら、できるだけ宇佐市内で対応が何かできないかという話を随分しているんですけども、医師会病院の今の医師もですね、常勤が今、七人か八人でしたかね。一時的にフォローしていただいている医師も含めても十人くらいしかいないんですよね。その中の一人が、いろんな専門医を抱えている中で、その一人がローテで当直に回っているという状態でございますので、例えば、自分の専門分野でない方の救急の方が来られた場合に、その医師がどの程度見られるかというのは、なかなか難しい御議論がありまして、症状によっては、もっと適切なところに配送してほしいというのは、これは至極ごもっともなとこではないかなと思います。  それともう一つ、例えば交通事故等で外科的なものも内科的なものも同時に要るということになりますと、いわゆる整形外科の人も要るし、内科の、内臓破裂とかしてるような対応をする人も要るし、麻酔科も要るんですよね。そうすると、複数のチームがぱんとそろって、すぐ対応しないといけないということになりますと、これは市民病院でもまず難しいんですね。中津市民病院でも難しいですから、それなりの大手のところに持っていかないと、実際問題はもう不能なんですよね。だから、その人の置かれた状態に応じてですね、やはり対応できるところというのが、やっぱり大分県でいえば県立病院とアルメイダと大分大学の医科大と別府の医療センターあたりのところでしか、もう今、現実問題はそういう複数の医師のチームが集まって、緊急的に手術をするとかいうことになると、そういったとこでしか難しいんですね。  それで、宇佐市で可能な限りですね、そのレベルを上げていかなきゃいけないというふうには承知しておりますけども、なかなか現実が難しいということも御理解いただきたいと思います。  引き続きですね、医師会、また医師会病院と協議を重ねて、少しでもレベルを上げていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)特に市長ね、なぜそうこだわるというと、特に市長は日本一の定住度、満足度一位、交流度、満足度一位、そういう来ることについて、田舎ランクのこの言葉は、市長はたびたびある会合の中でこういう話をしてますわね。それは、よそから聞いたり、うちの市長のアピールだなということで、よく聞こえるわけなんです。でも、今、宇佐市で、今、市長が言われるように、重症患者に対してはなかなか難しい、いろんなところもあるけど難しい。でも、こういうランキングが一番の中に、医療が宇佐市でできないということになったら、私は絶対ランキングは上に行かんと思うんですよ。  市長が言われるように、定住度、満足度日本一なら、やっぱりおっちょる人が、今、我々六万何人の人が、ああ、医療に対しては世界一だ、日本一だというような自負ぐらいあっていい。おっちょる人に不安を与えたらですね、よそから来るわけないと思うんですよ。特に、市長はこういう言葉を掲げて、私はこれ、すごい言葉だと思うんです。日本一を目指す、その心理はわかります。だから、市長、そう言うんなら、ここもどうですかと私は何回も言ってきたんです。  実は私も五年前にですね、市長はまだ市長になってなかったと思うんですが、口腔外科ですね。あれが宇佐市はなかったんですよ。で、私が一般質問で、議事録に残っていると思いますよ。やっぱそこで私言ったら、私が言ったからできたんじゃないと思うんです。二年後にですね、口腔外科ができました。そこの浜永議員も筌口議員もインプラントを入れました。もしそれがなかったら、中津かどこかに行かなきゃならん。やっぱり宇佐市でできることはすべきだと思うんです、市長がこういうことを掲げる以上。その辺でどうですか。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  定住満足度が日本一、交流満足度日本一をですね、スローガンに掲げておりますので、可能な限りのことはしていきたいというふうに思っておりますけども、現実問題として、全てですね、どんな重篤な患者に対しても宇佐市内で救急が完結するというのはですね、これはもう現実的には難しいと思うんです。  繰り返しになりますけども、そこで、例えば田舎暮らしのところというのは、いわゆる大都市でないところが四百九十五エントリーしているというふうに言いましたけども、そういうところで、先ほどのようなケースの救急病院が全部賄われている都市というのは、ほとんどないと思うんですよね。もし大隈議員の言う論理であれば、そういうところにはどなたも来ないと、救急体制が整ったところしか人は来ないんだということであれば、大都市にしかもう人は住めないということに、極論するとですね、なるんではないかと思います。  私は、いざというときは、ドクターヘリがあったり、例えばここですと、例えば高速道路が通って、実際に直近の別府ですとか、大分ぐらいですと一時間以内には搬送が可能なわけですから。そういった田舎暮らしは田舎暮らしで、やっぱりゆったり住みたいなというニーズがございますんで、そういったとき、それなら、いざというときの救急体制をどうしたらいいのかというのは、どういうときにはこういうことで、どれぐらいの時間でそういう体制、つまり医療サービスが受けられますよという告知が、ある意味で必要になるかと思います。それを踏まえて、御判断していただくということになるんではないかなと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)市長ね、むきになって言いようわけではないんですが、理想的には、来ていただいた方が、やっぱここに来て、医療もいいと。それがうまくいくのが一番いいですよね。それは、なかなかうまくいかんもので。でも、やっぱりこういうふうに掲げている以上、医療についてはしっかり、宇佐は世界一だというぐらい言ってほしいんです。  本音の話をしたいと思うんですが、実は、ちょっと自分方のことを言って恐縮なんですが、実は私の家内がですね、十一月に道で倒れてですね、意識がなくなったんですよ。そのときに、時間は五時十七分。夜中じゃないんです。夕方です。当然、意識がないちゅうことで、ある人から電話がかかって、大隈さん、あんたん方の母ちゃんが倒れちょると。だから、今から救急車を呼んで、病院の行き先が決まったら連絡しますということで、私に連絡が来ました。その電話があったとき、斉藤議員が横におっちょって、その状況は知っとると思うんですが、慌てました。  そしてですね、最終的に私に電話がかかったのは約一時間。市内の病院です。当然、先ほど言われた重度ちゅうのが、どこを重度というのか、ちょっとまだわからんのですが、当然、素人なりに、意識がなければ、当然、脳がやられちょると。そう素人でも思うんです。じゃあ、その中で一番、医師会にはMRを撮るのがある。佐藤病院がある。その連絡は、当然、医師会か佐藤病院に行ってくれという電話が来ると思ってたんです。一時間待って、まあ、大方一時間だったです、ある病院に行ったときは。そのある病院の批判をするつもりはないんですが、当然、脳神経外科じゃなかった。ただの外科だったんですね。ある人から電話かかったとき、私はその人に怒ったんです。あばるんなと、一時間近く待たして何でそこかと。当然、市長が言われるような、大分か別府かどこかに送るべきじゃなかろうかと素人なりに思ったわけなんです。あの待つ一時間、もう死ぬんじゃなかろうかと。その気持ち、わかりますか。特に市長がこういうことを掲げる以上、やっぱり医療のことは、もうずっと私は言ってきたたつもりですよ。一個も変わってないんですよ。  まず宇佐市で受け取って、それから中津に送る、高田に送るならわかる。受け取らんのですよ。ちょっと感情がこもって申しわけないんですが、市長、あなたの奥さんだったら。誰だって困るよ。うちの家内じゃないんです。宇佐市の市民のために、やっぱり定住度、満足度一位を言うんなら、こういう事件が起きたら、宇佐市には来んですよ。まず医療は、宇佐市でできることはしましょう。それは当然、市長、わかりますよ。重度であったら当然送るってわかる。でも、まず送る前に受け取らんのですよ。何ぼ救急車が、きのうの衛藤議員の質問、軽を入れても、受け取る病院がなければ、何ぼ消防車があっても、消防車がとまってですね、四十分ぐらい動かんときに、私の電話は、何して動かんのかいと、まだじっとしちょる、消防車はだらしいと言うわけです。自分はもうどうしていいかわからん。で、たまたま安心院だったから、知り合いもおっちょってですね、四十分から小一時間待つときに、本当にもう子供に連絡せな悪いかなとか、いろいろ思いました。  もうこういう気持ちをですね、宇佐市民に持たせんようには、どうするかということで、私はずっとこの件については言ってきたつもりですよ。一つも進歩してないじゃないですか、市長。私はもう、家内だから言うんじゃないです。宇佐市民のためにですね、まず市長がこう掲げるんなら、もしこういう事件が重なったときに、この田舎ランキングの調査の中に、宇佐市はこういう事件が多いよということだったら、市長、よくないと思うんです。これは、市長を責めるわけじゃないんじゃけど、市長もやってくれるんです。でも、三年前から、その前から進歩してないんですよ。まずそういう、第一、五時ですよ。五時ちょっと過ぎですよ。夜中じゃないんですよ、市長。まだ先生が待機しておるはずなんですよ。  その中で、消防署のちょっと意見も聞いたんですが、八カ所探したと。消防車がやってくれるのも十分理解するんですよ。でも、最後に行きついたところが、えって思って、電話をくれた人に言ったわけです。いや、私に言われても、議員、私に言われてもって。いや、気の毒かったですよ、やかましくその人に、関係ない人に。しかも、最後まで救急車に乗ってつき合ってくれた彼女に、物すごく大ききな声で言ってですね、大変申しわけなかったなという気がしたんですが、私はそのとき、市長、思ったんですよ。  何でこげん何回も言うかというのは、やっぱり市長がそういうふうなことをよその会合で言われて、それはいいと思うんですよ、それは。来てくれる、田舎ランキングの中で宇佐市に住みたいなと思うことはいいことなんです。でも、その中身としては、ここの医療については、やっぱり少しじゃないんよ。やっぱり本当に市長みずから、トップダウンといつも市長が言われるように、この辺をですね、まずどうであれ、宇佐市から発信していくような、要するに病院が受け取って、それからこうするような形を。救急車が四十分間、なま一時間じっとしちょったら、院内の南部から来たと思うんですよ。もうその間は動けんわけです。ほかの人が行ってもだめちゅうことになるんですよ。その対応を早くすれば、まず病院が受け入れるような、そういう病院はですね、私はすべきだと思うんですよ。  これはもうくどく言うごとあるんですが、ちょっと市長、大変申しわけないけど、ちょっと感情論が入って申しわけなかったんですが、そのくらい、私方んことでない、やっぱ宇佐市市民にそんな思いをさせたくないという思いがあってですね、私は市民の代表ということで、市長にちょっときついこと言うんですが、このことをですね、もう少し真剣にですね、医師会なり入れてですね、本当に話をしていかんとですね、私はこの、何ぼ市長が掲げても、中身は違うんじゃなかいというような気がするんですよ。それは、ほかのところで、いろんな面で市長の政策的には評価されているから無投票になったと思う。評価はあると思うんですよ。でも、ちょっと小さいことかわからん、これは大変なことだと思うんよ。私はもう、命にかかわることちゅうのは、まず一番だと思うんですよ。その辺でですね、市長、大変感情論になって申しわけないんですが、またこういうふうに私は緊急体制がよくないんじゃなかろうかと思うと、やっぱしていこうということで。ただ、たまたま私の家内がそんなふうになるとは思わんですが、うちの家内じゃから言うんじゃないということを理解してほしいんですが、その辺で市長、どう思いますか。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  私もですね、大隈議員と同じような状況に陥ればですね、当然、腹立たしい思いになりますし、感情的になるのも無理はないというふうに思います。  これまで再三御ですね、御指摘をいただきながら、救急体制に目立った前進がないというのはですね、御指摘のとおりでありまして、もう一度ですね、私どももしっかりと受けとめて、医師会等とですね、また御協議を進めていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)きのう、衛藤議員の質問の中に、これ、市長はちょっと、当然、消防のことも把握しちょってもいいとは思うんですが、重度患者、中度患者、軽傷ということで、何か三つに分かれたようなあれが出たんですが、重度というのはどういうことを言われるか。消防長じゃなくて、市長、どう思われますか。重度と言われたら、市長なりにどういうふうに判断しますか。一六%とかいう、二千七百五十五人ぐらいは……。いや、あんたに聞きよらんのじゃ。待って、待って、待って。市長が重度と言われたときに、どういうふうな患者のことをいうのか、素人なりにですね、思われますか。その辺ちょっと、市長。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  きのうの答弁でですね、重度、中度、軽度とありました。軽度が三二・数%ということで、三分の一ぐらいは軽度の方がいらっしゃるんじゃないかというふうなことでしたけども、統計上はそういう整理になりますけども、いざ何か事が起こって、救急車呼ばないかんとなったときはですね、救急車を呼んだお身内の方、関係者の方がですね、この人は重度だろう、中度だろう、軽度だろうなんかいうことを判断して呼ぶことはないんですよね。だから、皆さん必死になって、何とかこの状況で助けてもらおうということで皆さんお呼びになってるというふうに思いますし、そのうち、統計的にですね、やはり重要だったというのは、生命にかなり危険度が高いというふうに判断しているというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)だから、私は、当然、意識がなくて倒れちょれば、当然、もうそのまま大分なり別府なりに送ったほうが、しかも安心院だから、逆に近いわけなんですね。その判断がですね。逆に、ほんなら、大隈、おまえ、宇佐市の中で送れと言うじゃないかと。それは、重度と軽度、軽傷というのは、ちょっと言葉は違ったかわらんけど、区分はできる。  でも、市長も思われるように、重度というのは、やっぱりそういう意識がなくなって倒れたとか、血管がおかしい、意識がないというのは、当然もうそのままパーになるか、死ぬかというぐらいだと思うんです。だから、それを四十分も一時間も待つような形事態が、もうそこが、私はちょっと問題があるかなと思ったんです。でも、消防署がすぐ来てくれて対応してくれたというのは、これはもう感謝せないかんと思うんですよね。じゃけえ、消防署を責めるわけじゃないんですが、ただ重度というところについて、今、市長が言われるように、もう別府、中津に送ったほうが早かったんじゃなかろうかなというような判断がですね。やっぱそのときの判断は、消防署も当然したと思うんですが、中には市内の先生が御丁寧にいいですよと言ってくれた、その声はやっぱり忘れちゃいかんと思うんですけど。  でもね、私は、今度の件については、少し消防署も対応が悪かったかなというような気がしたんです。まあ、消防署を責めるわけじゃない。その中にですね、もう一個の問題が出てきたんは、消防署が言われたからじゃないんですが、私の、夜、どげかえと、もう寝ちょると。じゃけど、大隈さん、結局、あの病院に行ったら、そのようなMRはないから、やっぱ病院に行ってもう一遍見てもらったほうがいいんじゃないかと。私のことを心配してくれたんかわからんのですが、まあ、心配してくれたわけですね。次の日ですね、もう顔はおたふくな顔になってました。すりむいて激しい。それは当然、何もついてねえ。そのままアスファルトに飛び込んだような感じになったから。  で、そのまま、そういうふうにみんなが言うけえ、MRを撮りに行こうということで、電話かけて、佐藤病院にとりあえず連れていこうと。佐藤第一に行ったわけなんです。受け付けてくれんのんですよ。うちは内科ですよというような感じだったんですけどね。家内も、もうそれ以上言わんでと言うけえ、ああ、そうかと。じゃあ、医師会に行ったら、医師会も先生がおらんからできない。これは、どうでんがもう、もう一遍、最初にそれなりにかかった病院の先生にお願いして、先生、MR撮ってもらえんじゃろうかと。わかりましたちゅうことで、電話かけて、その場で医師会に電話して、あした一時に来いということになったんですよ。あしただから、ちょうど三日たったんですよ。市長、これどう思いますか。それはうそでもない。私がうそつきようか調べても結構なんですが、そんなふうで佐藤病院に行ったわけなんです。当然、MRで調べてもらおうということで。当然、我々はMRは佐藤病院がやはり一だと。当然、緊急以外にやっぱ佐藤病院で、さっき黒田も名前が出たようにあるんですが。  だから、そういう意味でですね、病院に行ったわけなんですよ。そうしたら、受付の人が、顔がこげんなっちょるから、これは外科だから、行った病院から紹介をというような感じで。でも、予約はとれませんよ。そういうことだったんですけど。で、先生が言えば、ああ、いいですよと。で、三日ですね。一時にMR撮っていただいたんです。結局、それから三日たってるんです。みんなはやっぱ思うんですよ。何でMRを撮るような対応をせんじゃったんかと。いや、それは俺に言われてもという話だったんです。その次の日に、やっぱ痛いけど行ったんですよ。そんな体制なんですよ。市長、その辺どう思われますか。  いい。あなたに聞いてない。さっきから、最初から市長だ。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  ちょっと病院での対応はですね、そのようなことであったということは、私も今初めて知りましたので、ちょっとどういうことか確認作業をするのと、それと、もしそういうことであればですね、医師会を通じてですね、こういう御指摘があってるということはお伝えしたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)当然、消防署もどこでそういう判断をしたか、私はちょっと理解できるんですが、当然、そのまま送れば、私も心配せんでよかったんですがね。そこで、大したことなかった、よかったなという話ができるんですけど、やっぱり消防署も心配があったと思うんですよ。送らんじゃったちゅうか、そこの気持ちに、宇佐でどうぞと言われたから行ったんだと思うんですけどね。でも、そのときに立ち寄っていただいた人に、何でそこに送るんかいて、いや、私もそう思いますって。みんながやっぱりそう思ったわけです。MRがあるところに送って、最終的な判断をもらって、ああ、よかったなちゅうんならいいんじゃけど。結局、三日かかるわけなんですよね。で、わざわざ出ていけば受け付けてくれない。  あんまり、これ以上言うと、ちょっと消防署に問題があるような、ちょっと奥歯に挟まった物言いになるんですが、そういうことで心配したちゅうことで、行ったらそういう対応だったということです。  とりあえず、市長ね、まず宇佐市で受けてあげましょうと。総合病院や医師会なら、とりあえずそういう専門はおらんとしても、やっぱある程度受けて、さっさと右左に送るようなね、そういう体制をですね、今後、もう絶対こういうことにならんようにですね、市長を挙げて、我々もできることは議長を通じてですね、やってもらいたいと思います。私もできることはします。こういうことをですね、宇佐市民にこんな思いをさせたくないという思いでですね。  この項については終わりますが、そういうことで、さっき土居部長が何か言ってたのを放ったったんですが、今回は最初から市長にお願いするということで、また後で個人的な話をはさせていただきます。  これで、市長、大変ちょっと感情がこもって申しわけなかったということで、次の項に行きます。  鳥獣対策についてでありますが、先ほど、きのう高橋議員が、中津、高田は、墓地の話なんですが、これはぼちぼち話をせいということなんでしょうが、墓地があって、私も高田に土地を売ったら、いや、住民票がなければ高田には来れんですよという話なんですが、高田、中津ができて、宇佐にできない。イノシシには、住民票も印鑑証明もとらんでいいわけなんですかね。  特に私が言いたいのは、狩猟期間です。今の狩猟期間に、今とっても助成はできないという形になってるんです。中津、高田は、市の単独予算を組んでおるわけなんですよ。市長が先ほど答弁の中に、また所信の中にも、こういう個体についてはしっかりとっていかんといかんということで、予算をうんと組んでますよということなんですが、市長ね、一番問題は、今の狩猟期間中にですね、一番とれるんです、一番、今が。今、とれるときに、極端言うとですね、猟師もとらんのですよ。なぜかといったら、少しの手当があったほうが、やっぱり誰だって気持ちいいじゃないですか。それで、もう後で、また多くなったらという感じになってる。今、一番とれるときにですね、逃がすという形。  じゃあ、隣の高田は、隣の中津は、やっぱりとる。特に、宇佐と近隣しちょるから、イノシシとか鹿はやっぱ頭いいんですね、打たんところに逃げるんですよ。結局、禁猟区に逃げるような感じになる。だから、両サイドがそういうふうにしよんのなら、真ん中も一緒になってやらんと駆除というのはできないと思うんです。  何ぼ市長がいろんな意味で、その枠をつくるとか、電柵をつくるとかしても、個体自体がなくならな、何ぼしても高田に行くか、中津に行くか。結局、宇佐に来るわけなんですよね。だから、課長ね、狩猟期間中に、今の時期に、一番とれるときに、やっぱり出すべきだと思うんです。効率が上がると思うんですよ。やっぱ夏の近所の駆除に出しても、蚊がおっちょるし、それは鉄砲撃つ人もそうでしょうし、犬もちょっと暑くなれば行かんのです。今がやっぱり一番行くわけなんよ。このときにね、うちだけじゃない、高田、中津、隣がしよるんなら、当然、うちに逃げてきますよ。  中には、こんなこと言っていいんか悪いんかわからんのですが、とったやつを高田か中津に持っていきよう人もおるということなんです。おまえ、大隈、そげん言うけど、ちゃんと調べか。まあ、調べろとか、そういうことまでは言わんと思うんですけど、そういう形があるということなんです。だから、私がずっとこのイノシシ、鹿のことについて言ってきたんです。まず個体をとらんことには、どっかに迷惑が行きよる。今度は後藤議員がイノシシ・鹿の話を、都会の人が言うようになったちゅうことは、やっぱりだんだん。こういう意味で一般質問がでちょったと思うんですが、そうなんですよ。だんだんだんだん宇佐市のほうに行きよんです。これ、永松議員が昔言ったことあるんです。永松議員のほうも山に近いから、やっぱ出てくるようなんです。あるとき、尾島県議も、電柵張らんならんと言いよった。だんだんだんだん宇佐に行きよるんです。そういう意味では、今、とれるときに、中津、高田に合わせてやると。今の時期にやるということはどうですか。課長、お願いしたいんですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)林業水産課長 久保です。お答えをいたします。  議員おっしゃるとおり、この猟期の捕獲は非常に重要だというふうに考えております。ただ、宇佐市は鳥獣の被害対策につきましては、さっきの答弁でもありましたように、捕獲だけではありません。特に重要視しているのが集落対策、それから被害防止対策、要は集落の中で被害に遭わないように、どういうふうに工夫していくか、はたまたイノシシあるいは鹿がどういったところに出てくるか、そういったところを除外していく、そういった点検作業をしていくということが一つ。それから、もう一つは、電気柵あるいは防護柵等で集落全体を囲ってみたり、圃場を囲ったりと、そういったことが一つございます。それともう一つ、捕獲対策いう三本柱でやっております。  特に、イノシシについてはですね、一番被害があるのは、やはり田んぼ・畑であります。鹿と違って、イノシシは里に降りてきて被害をもたらすということもありますので、イノシシの捕獲については、山の中で、例えば十頭、二十頭とるよりも、里で一頭とったほうが、被害を防止するといった面では非常に効果があります。そういったことから、駆除と狩猟をこれまできちっりと区分けをして、許可の範囲の中で捕獲をお願いしてきたということでございます。それに対して報償金を出してきたということでございます。  狩猟期間中全て、とれたほど出すのが理想的だということではございますが、こういった制度、それから被害防止の対策の考え方といったところもございますので、これまでは許可の範囲の中で報償金を出させていただきました。しかし、近隣市の動き等もございますし、皆さん方、捕獲に携わる皆さん方の捕獲に対する経費等もございますし、費用弁償等の観点からも、もう少し手当をしていく必要があるというふうに判断したことから、二十八年度当初予算で今議会に、先ほど市長が答弁したように、倍増した予算を提案させていただいたところです。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長、もう一歩進んでほしいんですよ。さっき言ったように、高田、中津のちょうど真ん中が宇佐ですわね。当然、宇佐に逃げる可能性があるちゅうのは大体わかりますわね。臼杵とか佐伯がそんな形をしちょんのはいいんじゃけどと思うんですが、やっぱり中津も高田も同じような一般財源の市単独予算を組んでいる。  さっき言われたので、ちょっと理解ができんものが一つあったんですが、電気柵とか柵をすると。これもただじゃないんですよね。要は、イノシシが出てこな、そんなことをする必要はないと思うんですよ。三本柱じゃなくて、一本柱で、まずことしの二十八年度については、もう来年の話になるんですが、狩猟期については徹底的にとってもらういうやり方を一年間でもやるとかいうやり方をやらんとですね。  さっき言われた電柵とか、みんなでもう……。課長、よく考えていただきたいんですがね、特にイノシシ・鹿が出るのは、我々の中山間なんですが、防除柵をつくっても、管理ができない状態なんですよ。電柵もなかなか管理ができない状態なんですよ。そういう三本柱は、理想はわかるんですが、そうじゃなくて、今の現実は、個体を減らしてもらわんと困ると。しかも、一番とれるときに、高田、中津はしよるのに、何で宇佐だけできんのんですかという意見があるから、あえて言いよるんよ。  課長、そこをもうちょっと理解をしてですね、まず電柵とか、防除柵を地域のみんながやる。今、できない現状があるから、個体をとっていただきたい。でも、市長がさっき答弁したように、かなりその予算については、百三十万ぐらいは伸びてるとは思うんですけど、そうじゃなくして、やっぱり一番とれるときに、もう高田、中津に合わせてやるような感じでですね。  もう一遍答弁願いたいんです。一緒に、とりあえずやってくださいよ、二十八年度。ことしの補正の中でも組むような状態でやってほしいんですが、その辺どうですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)お答えいたします。  今猟期の中で対応をということでございますが、先ほども申しましたように、今期に関しましては、猟期、狩猟と許可の区別の中で報奨金を支給させていただいているというところもございます。捕獲についてはですね、捕獲の努力は、猟友会のほうにお願いをしているところであります。報償金があってもなくてもという言い方もちょっと語弊があろうかと思いますが、狩猟の範囲の中で積極的に捕獲をお願いしたいというところは、猟友会のほうにはお願いはしてきたところであります。  猟友会に責任をぶつけるわけじゃありませけども、市としては、できるところとできないところがあるというところは御理解いただければと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長、わからんな。高田、中津ができて、何で宇佐ができんのですか。高田、中津もしよらん、宇佐だけせいというのはちょっと酷だと思うんです。今言うのは、周りがそんなふうにやるのに、真ん中がせんだったら、結局、真ん中に来るに決まっちょうじゃないですか。高田と中津と打ち合わせてやる。きのうの高橋議員もそう言いよったじゃないですか。中津、高田にあって、宇佐にないと。そんな難しい問題じゃなかろうがと。やっぱり日本一を目指すんなら、そのぐらいの、小さいことかもわからんのやけど、これは小さいことじゃないと思うんです。せっかくできた米が、八俵をとるのが、イノシシが出たばかりに六俵しかできない。そしたらまた、電柵にかかれば費用がかかる。市も負担するんですよ。本人もやっぱり体を使ってせんならん。そして、今度は全体的な囲いをせんならん。それから、管理もせんならんのですよ。そうじゃなくして、個体をとってくださいよと。高田、中津にできよることが、何で宇佐にできんですかちゅうて前から言てきたと思うんです。  課長ね、もう答弁は結構ですけれど、その辺をしっかり考えてですね、部長と相談をして、また市長にもお願いしてくださいよ。よそにできて、何で宇佐にできんのか。とりあえず、二十八年、狩猟期間は三月までですかね。もう終わると思うから、悪いけど来年に回すような形でですね、やっぱ一遍高田、中津にあわせて、一緒にとってしまう。個体をやっぱりなくす方法をやらんと、絶対この件は終わらんと思いますよ。その辺、どうぞよろしくお願いします。答弁は結構ですので、どうぞよろしくお願いします。  次に行きます。  次は、電気の自由化ということで、これ、大分合同新聞と池上彰さんというキャスターの方が言ってるんですが、当然、こういう制度が変われば、オレオレ詐欺とか、制度が変わるときは、絶対そういう悪質商法が出てくるから、これはもう市が、関係ないっちゃ関係ないんですが、お年寄りの対策ということで、ここに絶対ひっかかっちゃいかんよということで、池上さんのこういうような注意点が大分合同に載ってるんです。そういうふうに大きく出て、大分合同は、これは九電がですね、杵築の奈多で講習会みたいなのをしておるという大きな新聞なんですが、大分合同の人がおっちょるけどが、こういうことで大きく載っちょります。  そういうふうに、これは九電がやったんですが、でも、ここを市が先行して、こういうことについては宇佐市挙げて、もう絶対これは自由化になるのは目に見えてる。中には、私に言った人がおって、どげんなるのかいちゅうて、いや、自分にも聞かれてんが、わからんちゅうて、だらしないちゅうて言われたんですが、メーターを何とかすると。いや、それはお金かかるじゃろうというような、まあ、ここにも載ってるんですが、まあ、お金はかからんという形になるんですが、でも、お年寄りは不安がやっぱりあるわけなんですよね。  その辺をですね、何かの形で、答弁の中にちゃんと出ておったんですが、そんなふうにですね、市がきちっと先行してですね、どこを選べとかいう、それは市民に対してはそんな権利はないと思うんですが、どこを選んでも結構なんですが、絶対停電があってもそういう心配はないですよとか、安くなるなとかいう、停電がふえるんじゃないかとか、理解はわかるんじゃけえ、何かちょっと歯がゆい思いがするというのが、お年寄り。まあ、そこに家族がおって、若い者がおれば、じいさん、こうじゃとか、ばあさん、こうじゃという話ができるけど、一人、二人の高齢者は、やっぱその辺の話もわからんけど、周りの人に聞いてもようわからんなというのが今の相場だと思うんです。まあ、この辺についてですね、しっかりまた自治会を通してやるとかいう答弁があったので、どうぞその辺はよろしく。もう答弁は要らんです。よろしくお願いします。  もう一つ、最後に高齢者サロンのことなんですが、これも大変今から重要な、独居老人とか、特にさっき私が最初に述べたように、痴呆症の方がちょっと目を離した間に、奥さんも八十何歳で、ちょっと奥さんも足が悪かった。たまたま息子さんは遠くにおっちょっるからということで、これ、裁判になったときに、本当にこれ、自分も一人おふくろがおるんですが、そんなときに、もしつらつらと出ていって、車ではねられて、はねられたほうにも問題があるとなったときに、これ、お互いの責任としてですね、これはもう高齢者サロンとか、そういうものでカバーができると思うです。  課長ね、ここの答弁の中に、そう行っては悪いとは思わんけどがちゅうのが答弁だったと思うんですが、そこの話ができればいいということで理解していいですか。その辺ちょっと。 ◯議長(中島孝行君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(麻生公一君)介護保険課長の麻生でございます。大隈議員の再質問にお答えいたします。  複数のサロンに参加ができるかということだと思いますが、サロンは自主運営をしておりますので、その地区のサロンの受け入れにもよると思いますが、市といたしましては、二カ所以上のサロンの参加には制限はしておりません。  最初の答弁でも申しましたように、活動を通して地域の方同士が顔なじみになって、日ごろからの声かけやお互いの見守りにつながることも、市としてサロンの目的としておりますので、基本的には自分の住まいに一番近いサロンに参加していただくのがいいのかなと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それと、課長ね、今度は土居部長に出てもらおうか。さっき出れんじゃったけえ、出てもらおう。部長に今度は言うんじゃけど、部長ね、当然、年寄りじゃから足がないと、近くに行くのが一番そうでしょうというような答弁していただいたんですが、中にはサロンの中で、お年寄りに、時期がようなったら、三月ごろになったら花見をさせてあげたいとか、温泉に連れていってあげたいなという。サロンから離れて、通院の足じゃなくして、そういうサロンの計らいで、ちょっと花見をしたいとか、お風呂に入りたいというかいう場合の足確保ですね。この辺はできないものかということもなんですが、部長、どうですか、その辺について。部長が答えたいということですから。
    ◯議長(中島孝行君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長 土居でございます。お答えいたします。  各サロンで催している行事等、先ほど例示としまして花見等の参加等に何か車が使えないかということで、たしか以前にもこうした御質問があったのではないと思いますが、その際に説明させていただいておりますのが、基本的にはサロンの皆様、いろんな方々集まっておりますので、工夫をしていただけないかということがまず第一点でございます。  ただ、今後、高齢化が進む中で、我々、サロンは地域で皆様が活用できますように拡充をこれからも進めていきたいと思っておりますが、ただ単に通うだけじゃなくて、いろんな行事に使うような足が必要じゃないかという、そういう場合の支援がどうなのかということでございますが、なかなかこう、サロンの数も御承知のとおり九十九カ所でございます。今後、ますます多くなっていったときに、各サロンでいろんな催し物等をやって、その都度、全ての御要望に応えられるようなことができるかというのは、なかなかちょっと厳しい部分もあろうかとは思いますが、何らかの対応ができるかどうかというのは、今後の課題としては十分認識しておりますので、そのあたり、サロンの範囲や通う範囲とか、いろんな行事とかも含めて、いろんな中で検討できるかどうかということは、内部で一応考えてまいりたいとは思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)部長、何か前向きに理解しました。ありがとうございます。  少しだけ余分ですが、社会福祉協議会がバスを持っている、大型じゃない中型を持っているということを聞くんですよ。その辺でですね、そういう話もですね、無理な難題だとは思うんですが、当然、その辺についてはしっかりまた論議をしてですね、いい回答が、大隈君、こういうことができたよというような答弁がもらえれば最高ですので、どうぞその点はよろしくお願いします。もう答弁は結構です。  大変、市長、最初からちょっと興奮しまして、大変申しわけありませでした。今後、気をつけますので、どうぞ御勘弁を願いたいと思って、これで私の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で、大隈尚人議員の一般質問を終結いたします。  次に、八番 井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)皆さん、おはようございます。八番 井本でございます。今回はですね、大トリを務めようという形で思っていましたんですが、用松議員がですね、何かインフルエンザにかかって一週間出れないということで、変わってくれという形になりましてですね、いささか早くなってですね、戸惑っておりますが、頑張ってまいりたいと思いますので、どうがよろしくお願いします。  そして、このたびですね、三月末をめでたくですね、定年を迎えられる部課長さんにはですね、長い間、御苦労さまでございました。これからはですね、健康に留意されて、第二の人生をですね、楽しんでいただきたいと思っております。  それでは、質問に入ります。  まず一点目、世界農業遺産のこれまでの計画は。成果と今後の取り組みについてと旧宇佐・安心院・院内ごとの取り組みと成果をですね、お聞きいたします。  二点目、宇佐海軍航空隊跡地など、戦跡の活用と農業振興についてと平和ミュージアム計画と飛行場を中心とした圃場整備計画をお尋ねいたします。  三点目ですが、消防団について。一点目、消防団の装備の基準が改正されたと聞きましたが、改正に伴う宇佐市消防団の整備状況をお尋ねいたします。二つ目、全国に消防団の団員数の減少が懸念されている中、宇佐市の消防団の充足率と、また、その確保に向けた方策についてお尋ねをいたします。  以上で私の初回の質問を終わりますが、市長さんを初め、関係部課長さんの明快かつ積極的な答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、井本裕明議員の一般質問に対する執行の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。八番 井本議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、世界農業遺産のこれまでの成果と今後の取り組みについて、旧宇佐、安心院、院内ごとの取り組みと成果はについてでありますが、まず、市内全中学校の特別事業において、地域のゲストティーチャーを招き、地域ごとに特色ある学習を行っております。  また、地域団体の活動支援といたしましては、大分県と関係六市町村で構成する国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会の農耕文化継承事業を活用し、放生会の衣装や横笛など、平成二十六年度に一件、二十七年度に二件の計三件の助成を行っております。さらに、本市独自の世界農業遺産利活用推進事業で、石橋案内板の整備や安心院スローフード感謝祭と体験ツアーなど、平成二十六年度に二件、二十七年度に二件の計四件の支援を行っております。  加えて、協議会が行っているブランド認証制度で安心院地域の干しシイタケの一件、宇佐地域の米の一件がブランド認証を受けているほか、干しシイタケの生産拡大を図るため、種駒への助成や散水施設、原木確保のための簡易作業路の整備を進めております。  また、世界農業遺産の本市におけるシンボル的なスポットとして、日本棚田百選にも選ばれた院内地域の両合棚田を位置づけ、荒廃が進みつつある両合棚田の再生事業に来年度から取り組むこととしております。  今後とも市民への啓発普及を図りながら、各地域団体や学校の積極的な取り組みを支援、また、連携することにより、次世代に継承できるような継続的な展開を図っていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの戦跡の活用と農業振興についてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。八番 井本議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、平和ミュージアム計画と飛行場を中心とした圃場整備計画はについてですが、平和ミュージアム構想に基づく遺構群の整備に関しましては、本年度に第二次宇佐海軍航空隊跡保存整備計画を策定し、来年度から計画的な整備を進めてまいります。  また、今年度から県営事業として実施しています圃場整備の計画は、宇佐海軍航空隊跡の東側に当たる川部地区を中心に、畑田及び江須賀地区の一部を含む五十三・七ヘクタールが対象であり、一区画が一ヘクタールの水田を基本とする圃場整備を行うとともに、農道整備や用排水路整備も行うというものであります。  圃場整備計画の区域内には、宇佐海軍航空隊に関する遺構が存在しておりますので、所有者の意向や圃場整備事業全体の計画内容との調整や連絡を図りながら、遺構の取り扱いについて関係機関と連携を進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、三項目めの消防団についてを、消防長 奥 秀則君。 ◯消防長(奥 秀則君)皆さん、おはようございます。消防長の奥でございます。八番 井本議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、消防団についての一点目、改正に伴う消防団の整備状況はについてですが、平成二十五年十二月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行されたことを受け、平成二十六年二月に消防団の装備の基準が改正されました。  この基準の改正を受け、本市消防団も双方向の情報伝達が可能な情報通信機器の充実として、IP無線機とデジタル簡易無線機を整備いたしました。また、消防団員の安全確保のための装備の充実として、昨年度に消防団員用安全靴と救命胴衣の整備計画を策定し、整備に着手いたしました。今後も地域消防防災力の向上を目指し、消防団装備の整備拡充に取り組んでまいります。  二点目、市の消防団の充足率は、また、その確保に向けた方策はについてですが、本市消防団の条例定数は千百六十三名で、本年二月現在の消防団員の実員は千八十四名であり、充足率は九三・二%となっています。なお、この条例定数は平成十七年の三市町合併時の定数を堅持しています。  議員御指摘のように、全国的に消防隊の減少が懸念されています。本市においても、消防団員の確保策として、国からの消防団を中核とした地域防災力の充実強化のあり方に関する中間答申などを踏まえ、本市への通学者も入団できるよう、昨年九月に条例改正を行い、入団要件を拡大したところです。さらに、企業に勤める人も消防団活動が行いやすいよう、企業に対する消防団協力事業所表示制度も推進しています。  今後も制度の周知とともに、消防団の魅力を広報紙やホームページ等を通じて発信し、消防団員の入団促進に積極的に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  八番 井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)御回答いただいた分で、世界遺産のほうから順次、再質問させていただきます。  取り組みが、世界遺産の登録から早二年ぐらいたとうかという感じに思われるんですが、そういった中でですね、取り組みのほうは順序よくいっているようにお聞きしたんですが、思いますところですね、農家の方もそんなにですね、農業遺産に登録になったという部分をはっきり知らない方が多いんじゃないかなという雰囲気でありますのでですね、その点、市民の関心とかですね、意識のほうに向けての取り組みあたりを何か考えておられないか、それをちょっとお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)農政課長の岸田でございます。井本議員の再質問にお答えいたします。  世界農業遺産についての周知でございますけど、先ほど答弁の中でもありましたような、宇佐市独自の取り組みとしての世界農業遺産利活用事業、そういったやつの募集等について広報紙等に掲げながら、そういった部分で周知とか、あとは具体的に農家の方々を対象にというような周知の方法は特に行っておりませんけど、小学校、中学校、高校もそうですが、学校などを通じて、児童生徒にこういった世界農業遺産の部分の周知であったりとか、そういった部分で、徐々にではありますけど、農家の方にもだんだん浸透はしていっているのかなというふうには思っています。  また、ちょうどインターからおりてきたところに「世界農業遺産」という看板を掲げておるんですけれど、そういった部分で、そこ以外にも、そういった周知を行うような看板をどこかにできたらいいなというふうには思っております。ちょっとそれは実現できておりませんけど、そういった部分を考えて周知に努めていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)本当に努力されているのは目に見えてわかるんですが、ちょっと聞くもんですから、ちょっとどんな感じかなという感じで聞かせていただきました。  自分たちも宇佐のまちづくりをしてましてですね、御許でうまい米の頂上決戦をした中で、発足当時、農政課の皆さん方に御足労いただいてですね、農業遺産のPRをしていただいたんですが、そういった形でですね、農家はともかくですね、子供たちにもですね、小学校、中学校の方々に出向いていって、後援会並びに農業遺産の経緯を説明いただいて、子供の時分からですね、宇佐の米づくりに関しての意識をですね、植えつけていただいて、またふるさとに帰ってきたときに農業ができるような形のですね、部分ができれば一番農業遺産の効果があらわれて、また、宇佐の農業も衰退することなくですね、上向きになっていくんじゃないかなちゅう感じで思っておりますので、どうかまた、今後ともですね、よろしくお願いいたします。  それと、宇佐のほうも、それから高田、国東半島の部分でも認められた農業遺産なんですが、先行してですね、国内でも数カ所ですね、農業遺産に承認いただいたところが、登録されたところがあると思いますが、そういったところとの意見交換会あたりは何か取り組まれておるのでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)国内でGIAHS、世界農業遺産に認定された地域と、そういったところとの共同の組織というのはつくっております。そこで総会なり、そういった部分で持ち回りみたいな感じで、勉強会も含めての取り組みはやっておるところです。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)そういった勉強会のときですね、何か、これはいいとか、これはだめだったなという部分のですね、意見等がありましたら教えていただきたいなと思います。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)組織も昨年できたような段階で、まだそこまで詳しく、いいところがあったりとか、悪いところがというところまでの部分はできておりませんけど、各地域、世界農業遺産で認定を受けたところそれぞれの特色ある農業の取り組みであったり、農耕文化であったりとかいう部分を持っておりますので、そういった部分でそれぞれの特徴を生かしてやっておるんだろうというふうには思っております。  宇佐・国東半島についても、そういった部分で、他の地域にも誇れるような農耕の部分でありますので、そういう部分はまた全国にも発信していきたいというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)ありがとうございます。それと、あとですね、世界遺産の部分で、伝統芸能とか伝統文化の部分でですね、いろいろと事業をされておりますが、前回、私の一般質問の中で、北馬城地区のですね、風除報賽祭という、「えみたみ」と呼ぶんですが、その楽打ちですか、その部分がなくなっておるんでですね、どうか再興してほしいなという部分を訴えてまいったんですが、その部分に関して、この農業遺産の部分での取り組みあたりはできそうなのか、できづらいのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。井本議員の再質問にお答えいたします。  前回の議会で御質問がございまして、その後、具体的な地区の方とのお話等はまだしておりませんが、農政課とかですね、そのあたり、庁内の関係課とも連携をとりながら、そういったことが可能かどうかということについては、今後探ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)風除報賽祭、「えみたみ」というんですが、その部分は収穫の感謝祭、祝う行事の踊りじゃないかなと私は思っていますのでですね、できるだけ早くに、今、若い指導者がまだおる中でありますので、早々に計画していただければですね、指導もできるし、いろんな部分で助かるんじゃないかなという感じがありますので、どうかよろしくお願いいたします。  そして、先ほど世界農業遺産の利用活用に関する企画と応募を昨年十一月末ぐらいにしていました。その部分で何か、新しい要望があったんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)先ほど答弁の中でもお答えしましたように、市の単独の部分の世界農業遺産の利活用の推進事業につきましては、平成二十七年度二件でございます。  それで、一件は二十六年度からの継続事業というか、同じ部分での一件、それから、新たに一件がことし、つい先ごろ行われましたNPO法人グリーンツーリズム研究会が行いましたスローフード感謝祭と世界農業遺産ツアーを一体的に開催という部分で助成を行っておるところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)よろしくお願いいたします。宇佐は本当、農耕地でありますのでですね、その部分をできるだけ全国に発信してですね、宇佐のいいところをですね、どんどんあると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、次のですね、平和ミュージアムと農業の部分に移っていきたいと思います。  今回の計画の中ではですね、取っかかりとして、川部地区と一部、畑田の地区が交わっている地区に限定というか、そういった流れで工事を進めていくような部分でありますんですが、行く行くはですね、川部地区が立派になれば、どんどんこの事業も広がっていって、航空隊周辺も立派に圃場整備ができていくんではないかなという部分を含めてですね、再質問をさせていただきたいと思っております。  教育委員会では、宇佐海軍航空隊跡地を中心としたですね、平和ミュージアム計画を今、進めておられるんですが、近年、全国各地に同じような計画が見られるんじゃないかなという感じになっています。  宇佐の特徴は、宇佐航空隊跡地を初めとして、田園地帯に保存されている戦争遺跡を活用できることを主にしたということで聞いております。その部分につきましてですね、毎年春にはですね、飛行場跡地のですね、戦争遺構をめぐって広大な麦畑を歩く平和ウオークが行われておりましてですね、自分たちも警備等で参加させていただいて、本当にすがすがしい気持ちでウオーキングした経緯を思い出しております。  そういった中で、私の知人も市外から参加していますが、戦跡をめぐるに当たって、宇佐の山々を眺めながら広い麦畑を歩くと、気分が爽快で楽しかったという形で話を聞いております。私も参加して、そう思いました。  この飛行場跡周辺の水田地帯はですね、古代豪族の辛島氏がですね、開発したため、辛島田んぼということでお聞きしたんですよね。この辛島田んぼということでありますので、辛島議員の祖先がつくったんかなと思って、これは辛島議員が言うのが一番正解かなという感じに思うんですが、取っかかりでありますので私が紹介させていただきます。  辛島田んぼちゅうのはどんなのかなという感じで、ちょっと資料がないかなという感じで見つけましたらですね、たまたま、前もらった資料の中で、宇佐ふるさとの歴史という本の中に辛島田んぼが載っていたのを見つけましてですね、きょう、ちょっと皆さん方にお知らせしたいなちゅう感じであります。  辛島氏のですね、祖先のアカハラという人物が、平安時代に畑田地区付近から北側の水田地帯を開発したと伝えられている。それはかつて、辛島遺跡の水が流れ込む上流であった水田地帯で、辛島田んぼと呼ばれていたという形でありましてですね、辛島氏の水田開発というのは、辛島氏は土木事業が得意だった流れで、国が人民に田地を与え、税として一定の稲を納めるには、整然とした土地区画が必要でした。そのため、全国に条里制と呼ばれる土地制度が行われました。宇佐にも、畑田地区あたりから北側に広がる水田地帯に、碁盤目状の条理の区画が残っていました。しかし、それは太平洋戦争に行った宇佐海軍航空隊の飛行場建設や戦後の圃場整備事業などによって姿を消しました。現在、この水田地帯には、瀬社橋の下流にある駅館川の辛島遺跡から水を引かれていますが、遺跡の位置は古代から余り変わっていないと思われます。遺跡の名称となっている辛島氏は、渡来豪族として活躍した一族であり、進んだ技術によって駅館川西側流域の水田開発を進めたと考えられています。そういったことから、辛島田んぼという形で地区の人から親しまれた田んぼであったと書いております。  そういった形で、先ほど議長に辛島田んぼがあったんでしょうち聞きましたら、自分とこの前も辛島田んぼという形で呼び名があったんですよちゅう形で聞きました。だから、結構、辛島の人たちは幅広くですね、畑田からですね、乙女までずっと水田地帯を開拓していったんじゃないかなちゅう感じで思っています。そういった部分を大事にしながらですね、戦争遺跡の部分との兼ね合いでですね、どうか平和ミュージアムのほうの整備をしていっていただけたらありがたいかなちゅう感じで思っています。  そういった形で、米軍の航空写真等で上から見た感じも碁盤の目状態で、きれいな水田地帯が写っていました。私も五町の水田をつくって携わっておりますからですね、宇佐の農業の歴史を学ぶ上でもですね、ちょっと関心がありました。  この辛島田んぼは戦時中に飛行場のために壊されてしまいましたが、戦後は再びですね、美田に返され、一部は圃場整備がなされて、フラワーロードを通る市外から来た人たちの目には、田園都市宇佐のシンボルと見えているはずと思います。  ところで、二十八年度予算にですね、農業競争力強化基盤整備事業なるものが計上されています。農地をですね、一町歩区画に整備するものですが、飛行場跡のですね、川部地区を対象としていますが、農業の機械化、大規模化のためにはですね、有効であり、事業効果が期待されているところであると思いますが、一方では、平和ミュージアム計画との関係でですね、心配なことがあるんじゃないかなと思っています。目的や内容をともにする二つの事業が同時並行で行われるためにですね、不都合な問題が生じる可能性があるのではないかなと思います。  そこで、再質問の一点目ですが、現在、飛行場跡地にはですね、水路をめぐってわかるような形で飛行場の跡地が、航空写真であれば、都市計画の地図でも載ってたと思うんですが、その規模や形状を知ることができるんですが、新たな基盤整備事業が実施されればですね、水路とともにですね、飛行場の跡地の区画が消滅するんではないかなという不安があるんですが、その点はいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。井本議員の再質問にお答えいたします。  議員が御指摘のとおりですね、圃場整備事業と戦争遺構の保存ということで、開発と文化財の保存というような形で調整が必要というふうに考えております。  社会教育課のほうではですね、今年度、第二次となりますが、宇佐海軍航空隊跡保存整備計画書というのを策定をいたしました。その中にも議員御指摘の、敷地を区画する排水路跡というのを保存対象の遺構として取り上げております。とは言いながらですね、全部で二十九遺構をピックアップしているんですが、その全てをですね、現状のまま、あるいは整備して保存していくということは、なかなか難しい面もございます。  保存のあり方としましてですね、一つは整備をして保存をしていく。また一方では、現状のまま保存していく。それがかなわなければですね、記録をとって保存していくという三通りの保存の仕方がございまして、ある遺構につきましてはですね、やむを得ず記録保存という方法をとらないといけないような場合も出てこようかと思っております。  現在、この圃場整備事業の担当課のほうと昨年末から協議がございまして、事業計画とかですね、そのあたりも含めまして、協議をしているところでございます。遺構を残すことで圃場整備事業ができないということになると、これはまた農業振興の妨げにもなるということになりますので、そのあたりは今後、協議も調整もしていくところでありますが、客観的な情勢としましては、記録保存をしていくという方法しかないのかなというふうな形で今、現状では思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)そこで、今、航空隊の跡地の周りを水路でわかるような形になっとるんですね。それは圃場整備をする上で、どうしても取り壊さなければいけないような状態になるんでしょうか。
    ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  今回ですね、圃場整備の事業の対象地区の中に、実は航空隊関係の遺跡が三つほどございます。一つは爆弾池です。これはもう市が公有化しておりまして、整備をしていく方針であります。もう一つはですね、民有地なんですが、電信室跡というのがあります。江須賀地区に隣接した田んぼの中に残っているんですが、これは民有地でありまして、所有者も複数人いらっしゃるということで、これも圃場整備の対象外ということで聞いております。  問題はですね、航空隊の敷地を区画する排水路なんですが、周囲全部ということになりますとですね、一部改修されて新しい部分もあるんですが、当時のものと思われるようなところもたくさん残っております。全部でいきますと、延長で言えば五キロかそれを超えるぐらいあろうかと思いますが、今回、対象となっている部分というのが、川部側の東側と南側のくっつく角のところですね、そのあたりが圃場整備の対象地ということなんですが、これは全体の圃場整備計画との絡みがありまして、これを現状のまま残していくというのは、非常に困難ではなかろうかというふうに感じているところでございます。  ですから、圃場整備対象外のところにつきましてはですね、今後も、先ほど議員がおっしゃったように、これから計画が拡大していくんじゃないかということも懸念されていらっしゃいましたが、現在のところ、そのあたりの計画までは至っていないようなんでですね、できる限り何らかの方法でですね、区画する境界というのは残せるような方向でですね、考えていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)ありがとうございます。前向きに進めていただければありがたいかなと思っています。壊してしまえばそれでなくなってしまいますのでですね、残すのは厳しいかと思いますけど、どうかよろしくお願いいたします。  それで、あとですね、先ほどの爆弾池の跡の関係でありますが、結構、終戦当時は爆弾があの近辺には落ちたんじゃないかなと感じます。今、新たに圃場整備するところに爆弾の跡が見つかった場合には、先ほどの、写真での保存あたりを考えておられるのか、それとも、工事を優先してですね、爆弾池が一基ありますのでですね、それを主体としての保存になるのかをお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。再質問にお答えいたします。  工事中に爆弾池と思われるような遺構が発見された場合ということですが、基本的にですね、大小、爆弾の落ちた穴はあるんですけども、調査を優先して工事をストップさせるわけにはいかないと思いますので、市が公有化した爆弾池がございますので、そこをしっかりと来年度、調査をする予定にしています。調査をして、例えばその爆弾池がもともとはどの程度の規模だったのか、それによって爆弾の大きさですね、二百五十キロ爆弾だったのか、五百キロ爆弾だったのかとかですね。それから、爆弾が破裂したときにできる形状というのが、大体、調査すればわかりますので、そういったことも含めましてですね、市が公有化した爆弾池についてしっかりと調査をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)できればですね、工事の邪魔にならないような形で、今はやりの航空写真が撮れる簡単な機械が、あの辺を飛ばせるのかどうかよくわかりませんけど、その部分で撮影をしていただければ、またいい資料として残るんじゃないかなという考えで発言させていただきました。  そういった部分で、遺跡の保存を優先させるという部分、難しい面がですね、基盤整備の部分に影響が出ればですね、ちょっと考えないかんかなという形で思うのはわかります。できるだけですね、経済部と連携をとっていただいて、差しさわりのない形で保存のほうに全力を注いでいただければありがたいかなという感じで思っています。  あと、いろんな部分で問題等を上げましたけど、教育委員会と経済部がタッグを組んで協議が行われていけばですね、大きな効果が期待されるんじゃないかなと思いますので、どうかよろしくお願いします。  平和ミュージアム計画では、飛行場跡地の道路がですね、ちょっと狭いという部分で、戦跡をめぐる部分で、観光客等がですね、自動車等が、ミュージアムができれば、頻繁に通ってくるのは目に見えているんじゃないかと思います。その部分で農作業をしている方々の迷惑にならない形にするためにも、安全性に配慮しながらですね、農業基盤整備を実施していただいてですね、散策する道の部分で幅広い道ができればですね、お互いに、農耕者もいいし、観光客の方々も本当に戦跡めぐりが安全にできるんじゃないかという感じで思いますので、どうかその方向で一致協力していただいて、整備のほうに取りかかっていっていただきたいと思います。  最後にですね、この基盤整備事業と平和ミュージアム事業が一体化になればですね、この農地で生産される産品は平和という部分で加味すれば、平和の米、平和の小麦、平和の大豆として観光客のお土産になるんじゃないかなという感じで思います。それで、宇佐の平和ブランドとして全国に発信していただければ、事業の相乗効果がもっと上げられるんじゃないかという感じで思っておりますので、その件に関してどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  貴重な御提案ありがとうございます。ただ、一次産品の場合の商標とかっていうのはなかなか難しい部分がございますので、御提案は承りましたので、また農政課とも相談しながらですね、航空隊跡地の米として売り出せるかどうか、米と戦争と結びつけて、それがいいイメージになるのかどうかも含めてですね、御検討させていただければなと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)ありがとうございます。突拍子のない意見を出して申しわけないという感じで思うんですが、できるだけですね、ミュージアムと農政のほうがマッチして、そういうのができればいい、平和米ちゅうて聞いたとき、前向きに行けるんじゃないかなちゅう感じがありましたので、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、一応、その部分に関しての質問を切らせていただきます。  次ですね、消防団の関係について再質問をさせていただきます。資料がなくなりました。済みません。  先ほど回答のあった部分で、基準改正以降の具体的な消防団の装備ですね、整備状況の部分でちょっとお聞きしたいなと思うんですが。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来でございます。井本議員の再質問にお答えします。  消防団の装備の基準の整備状況はということでありますが、基準の改正のポイントは三点あります。  一点目は、双方向の情報伝達が可能な情報通信機器の充実ということであります。これに対する整備状況でありますけれども、平成二十六年度にIP無線機を七台、正副団長と本部に装備をしました。それから、デジタル簡易無線機を七十七台、これも正副団長と本部と全ての分団長が二十一台、それから、積載車全ての車両、四十八台ありますので、四十八台に整備をいたしました。それから、今後は消防救急デジタル受令機の整備を予定しております。  それから、二点目でありますけども、消防団の安全確保のための装備の充実といたしまして、救命胴衣を三百十三着、沿岸部と駅館川沿いの部に十着ずつ、伊呂波川などの主要河川の流域に八着ずつ、その他の部に五着ずつを配備いたしました。また、本年度からは四年計画で、全団員に編み上げ靴、いわゆる安全靴でありますけども、それの支給の予定をしております。  それから、三点目のポイントですけども、救助活動資機材の充実といたしまして、チェーンソーを、毎年更新する予定の消防団の積載車に積載をして、最終的には全車両に装備をする予定にしております。  以上のように、装備の基準にのっとり、今後も整備をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)先ほど言われました部分で、消防緊急デジタル受令機ですか、それはどのようなものなのでしょうか。また、効果はどのようにあるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来です。お答えいたします。  デジタル受令機ということでありますけども、常備消防の消防救急無線のデジタル化に伴いまして、常備消防との意思疎通のために、同一周波数で電波を受信できる機械であります。  これの整備台数ですけども、消防団の四十八部、四十八台積載車がありますけども、全ての車両に積載をしようと考えております。  効果でありますけども、通常の火災指令情報の傍受によりまして迅速な災害対応ができることと、津波災害などの大規模災害においては、一斉に命令を出して受信ができるということで、迅速に退避命令などが行えるようになるかと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)これは双方で送信は可能なんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)お答えいたします。  双方ではなくて、消防本部のほうから指令するのを積載車で聞くだけでありまして、逆に積載車のほうからは普通の無線機などで通信をしていただくと。これは聞くだけの機械ということであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)では、火災現場等がすぐわかるような形になるわけですね。本部のほうから各積載車のほうに、この装置があれば常時流れていって、どこどこに行く場合には、自分たちが近隣であればその部分で最短距離で行けるような状態になるわけですね。今まではずっと携帯電話でですね、どこが火事とか、どこが災害になっとるんかというのを一々、署のほうに電話なりで伝えとったのが、この情報があればそのまま即に行けるという形になるわけですね。  続いて、先ほどの消防団の積載車のほうも年を追うごとに古くなってくる可能性が出ていると思いますのでですね、その分に対して、積載車についての更新の部分はどのような形になっているんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来です。お答えいたします。  消防団の積載車の更新計画ということでありますけれども、この計画は宇佐市総合計画及び消防力整備計画に基づきまして、宇佐市に全四十八台ありますけども、四十八台の車両のうちの、おおむね二十年以上が経過し老朽化した車両を対象に、年間三台の計画で順次更新をするというような計画を立てております。  なお、機動力向上のために四駆化、四WD化や、装備の基準の改正に鑑みまして、最新の防火衣とか、救助資材、チェーンソーなどでありますけれども、そういったのも積載をしながら、順次更新をしていくこととしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)今、本当、自分たちが消防団おったときの装備と全然違うような感じですね。自分たちも昨年ですね、風水害があったときに宇佐神宮の裏と宇佐校の横に風倒木が倒れてまいりましてですね、そのときに道路を塞いでしまったもんですからですね、チェーンソーあたりがあったらいいなという感じで団員と話したような次第でですね、団員がたまたまチェーンソーを持っていたので、それを持ってきていただいて除去ができたんですが、こういった形で、常時、新しい積載車にチェーンソーあたりを装備していただければですね、一番消防団にとっても災害のときに一番役に立つんではないかなという感じます。どうかよろしくお願いいたします。  それとですね、先ほどの消防団員の減少に伴ってですね、入団要件あたり拡大、変更する点がありましたらお知らせ願いたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来です。  消防団の方々が年々減り続けている、いかに加入の拡大をするかというのが私たちの課題かと思っております。そういった中で、去年ですけども、消防団への入団要件を拡大いたしまして、これまでは本市に居住し、または勤務する者というふうになっておりましたが、これにつけ加えまして、宇佐市に通学する大学生なども消防団に加入できるように、加入の門戸を拡大するように条例の改正をいたしました。  想定は、市内の専門学校などに通学する人でありますけれども、市内にはなかなかそういった専門学校、大学というのが非常に少ないこともありますので、市内の高校で発足したハイスクール消防クラブというのがあります。こういった活動を通じて、若いうちから消防団活動に興味を持ってもらおうと、そういうふうに考えているところであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)若いときから消防団員の意識づけというのは本当にうれしいなという感じで思うんですが、今、宇佐管内で二校ほどハイスクールがあるんですが、その高校二校ともですか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来です。  ハイスクール消防クラブは一校でありまして、宇佐産業科学高校であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)二校じゃなくて三校ですね。あと二校、安心院まで入れて、宇佐高と……。ああ、柳ヶ浦を入れて四校でした、済みません。そういった部分で、そのほかの高校にアタックする経緯というのはあるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)消防本部総務課長の加来です。お答えいたします。  今現在が宇佐産業高校一校であります。これは県の事業を活用していることもありますので、また、そういった拡大するような事業ができたときには、ほかの高校にもぜひお願いをしたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)できればですね、全校に消防団の意識づけをしたいただくような形のものができればいいかなと思いますので、どうか早々に計画をしていただければありがたいなという感じで思っています。  あとですね、消防団の出初式等でですね、協力事業所あたりの表示制度に伴ってですね、事業所が年々ふえていっていると思います。その事業所の数あたりは何個ぐらいになったでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)お答えいたします。全部で市内に十四事業所にお願いしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)その部分で、極力ですね、消防団員に対しての意識がその事業所の方々に会っていただいて、消防団員に率先して入団させていただいている部分があるんですが、きのう、衛藤議員のほうでありました女性消防団員もですね、極力ですね、その事業所あたりにお声かけしていただいて、消防団員も女性消防団員がふえれば、また活動も有意義になるかなという感じで思うんですが、そういった部分はどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(加来 定君)お答えいたします。  やはり、少子高齢化になりまして、だんだん消防団員がなかなかふえないという現実がありまして、しかも、いろんな災害が起きますと、多様な目で被災者に対応してあげなければならない。そんな中では、やはり女性の力というのが非常に重要かと思いますので、私どもも女性消防団の加入拡大というのも非常に課題として受けとめておりまして、どうにかしてふやしたいなというのは思っておりますので、そういった事業所などにも拡大のお願い、それから広報とかホームページなどでも女性消防団の役割とか必要性とか、そういったのを広く皆さんに訴えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)井本裕明君。 ◯八番(井本裕明君)ありがとうございました。本当に消防団は地域の生命、財産を守る上でも重要なポジションでありますので、どうか消防団が活動しやすいような形で取り組んでいただければありがたいかなという感じで、どうかよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で井本裕明議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食ため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時ちょうどといたします。  暫時休憩いたします。                 休憩 午前十一時五十七分               ────────────────                 再開 午後一時 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。
     五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)皆様、こんにちは。議席番号五番の後藤竜也でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず一点目が、医療、福祉に関してです。  一点目が、ここ数年の医療費の推移、増減の要因をどのように捉えているか、お伺いいたします。  二点目が、グラウンドゴルフ、パークゴルフ等市民の健康増進を図るスポーツや活動に予防医療の観点から助成を検討できないか、お伺いいたします。  大きな二点目、平和ミュージアムに関してです。今後のタイムスケジュールはどのようになっているか、お伺いいたします。  次に、柳ヶ浦周辺の遺構群の整備に関して、整備時期と内容についてお伺いいたします。  次に、資料の収集や戦争体験者への聞き取り調査は進んでいるのか、お伺いいたします。  大きな三点目、教育についてです。  まず、中学や高校への進学時、他市の学校へ進学する要因の一つとして選択肢の少なさが挙げられます。選択肢をふやすとの観点から、本市において高学力の生徒を対象とした公立の少人数制の小中もしくは中高一貫校の設置は検討できないか、お伺いいたします。  次に、市内全ての学校に校則はあるのか、また、それは機能しているのか、お伺いいたします。  次に、市内全ての学校に冷暖房が完備された場合、夏休みや冬休みをどのように捉えるのか、考えるのか、お伺いいたします。  大きな四点目、交通についてです。  まず、交通安全計画と道路改修事業との整合性についてお伺いいたします。  次に、通学路の安全確保のための整備状況はどのようになっているか、お伺いいたします。  次に、バス停の重立ったところには屋根を設置すべきではないかとお伺いいたします。  四点目が、市内のバス利用料金に関して交通手段を持たない方が利用しやすいように、年齢制限を設け、均一料金にしてはどうかと提起いたします。  大きな五点目が、鳥獣被害についてです。  イノシシや鹿対策を現状に照らし合わせて拡充・追加対策をとるべきではないかとお伺いいたします。  以上、一回目の質問をさせていただきます。簡潔、また前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、医療、福祉に関しての一点目、ここ数年の医療費の推移、増減の要因をどのように捉えているかについてでありますが、本市の国民健康保険の医療給付費は、平成二十五年度に二億七千七百万円の大幅な減少となりましたが、翌二十六年度には減少前の二十四年度の水準に戻りました。平成二十五年度の減少の要因は入院費用の大幅な減少によるもので、疾病別に見ますと、統合失調症、感染症、腎不全、白血病、高血圧症などとなっております。このうち感染症、高血圧症、腎不全などの減少については健康づくり事業の効果によるものと考えておりますが、反面、統合失調症や白血病などの減少につきましては一時的な特殊な要因によるものと考えられます。この一時的な要因がなくなったために二十六年度はもとに戻ったものと分析いたしております。  今年度につきましては、現時点で二十四年度を大きく超えるペースで推移いたしておりますが、これは、昨年五月と八月に保険適用となった二種類のC型肝炎用の新薬が大きな要因であると考えております。ただし、この新薬は治癒率が高く、将来的に肝臓がんの大幅な減少が見込まれることから、一時的に国保財政に影響を及ぼすものの、中長期的には医療費の削減につながるものと考えております。  なお、この二つの新薬が影響する調剤費を除きますと、本年度の医療費は、前年度と比較して約五千五百万円のマイナスとなっているため、健康づくり事業による医療費削減の効果が引き続き発揮されているものと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目めの教育についてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、教育についての一点目、本市において高学力の生徒を対象とした公立の小人数制の小中もしくは中高一貫校の設置はできないかについてですが、現在、宇佐市では県立高校が支援学校高等部を含み四校、私立高校が一校あり、その分野も、普通科教育から環境、電子、体育、進学、看護等の専門教育まで多岐にわたって設置されております。また、議員御提案の高学力の生徒を対象とした学校の設置についてでありますが、本市の教育の基盤は「地域の子供は地域で育てる」であります。学校、家庭、地域住民とが教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚しながら人格の形成を図り、全ての市民が豊かな人生を送ることができる社会の実現を目指しております。  そのために義務教育を行う市内の小中学校では、各個人の有する能力を最大限に伸ばすために県費負担加配による習熟度別の授業を実施し、また、市費負担加配による複式授業の解消や特別支援教育支援員の配置等を行い、成果も伸ばしておりますので、現状では特別な学校の設置は考えておりません。  二点目、市内全ての学校に校則はあるか。また、それは機能しているかについてですが、文部科学省の通知では、校則の内容、運用については、児童生徒の実態や保護者の考え方、地域の実情、時代の進展などを踏まえたものになるようという見解を示しております。市内の小中学校におきましては、学校生活の決まりという形で学校長の判断のもと、全ての学校で保護者や児童生徒に示しております。特に、新入生に対しては入学説明会の折に保護者に対しても説明し、御理解を求めておるところでございます。  この学校生活の決まりの指導に当たっては、生活指導、生徒指導の基本として児童生徒にその意義を理解、納得させながら自立的態度の育成や規範意識の定着につながるよう継続的に進めております。また、この取り組みを効果的に実施するに当たっては、保護者の御理解と御支援も大事なところであります。市教育委員会といたしましては、開かれた学校づくりの取り組み等により、学校と家庭及び地域の連携強化が図れるよう、校長会等を通じて指導しているところであります。  三点目、市内全ての学校に冷暖房が完備された場合、夏休みや冬休みをどのように考えるかについてですが、昨今、夏場の気温が三十℃を超える日が複数日にわたって記録され、児童生徒の学校生活に支障が出る暑さとなっております。そのため、児童生徒の学習環境はもちろんのこと、健康への影響を配慮し、来年度から三年間で空調設備の整備を行う予定としており、快適な環境の中で子供たちの学習意欲がさらに伸びていくことを期待しております。  児童生徒の夏休み、及び冬休みは、学校教育法施行例に設置者である教育委員会が定める休業日として位置づけられており、この期間は子供も家庭や地域にお返しし、地域行事への参加や家庭の手伝い、家族の憩いなど、ふだんできない体験をする期間として考えております。児童生徒にとって個別の目標を設定し、その達成に向けて努力することは、貴重な経験と大きな自信となり、人として成長を遂げるよい機会になると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの医療、福祉に関しての(二)を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、医療、福祉に関しての二点目、グラウンドゴルフ、パークゴルフなど市民の健康増進を図るスポーツや活動に予防医療の観点から助成を検討できないかについてでございますが、現時点ではグラウンドゴルフやパークゴルフなど特定のスポーツや活動を対象にした助成は行っておりませんが、市は現在、健康チャレンジに取り組んでいただいた方に参加賞を差し上げ、表彰を行っております。この健康チャレンジは、原則として個人または自治区単位の申し込みであり、身近な公民館などを活用し、健康づくりや交流の場としてそれぞれが工夫しながら取り組んでいただいておりますので、グラウンドゴルフ、パークゴルフにつきましても、自治区の取り組みとして参加申し込みをしていただければ参加賞や表彰の対象となります。  スポーツの種目を問わず、生活習慣を含め健康づくりにつながる全ての取り組みを対象にすることで、できるだけ多くの市民の方に関心を持っていただき、御自分や家族、地域ぐるみで健康を考えるきっかけとなることを目指し、リニューアルを重ねながら健康づくりの事業を継続したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの平和ミュージアムに関してを、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、平和ミュージアムに関しての一点目、今後のタイムスケジュールはについてですが、まず用地につきましては、資料館の建設予定地を十二月の定例教育委員会で決定した後、対象地区に用地買収や造成工事等の時期や進め方について説明を行いました。特に用地買収につきましては、造成工事を含めて宇佐市土地開発公社に委託したところであり、平成二十九年度中の完成を目指して造成工事を行う計画です。  資料館建設につきましては、建築設計業務をプロポーザル方式で実施することにしており、現在、建築設計事業者選定審査会の開催に向けて準備を進めているところでございます。平成二十八年度に建築基本設計、平成二十九年度に建築実施設計を行い、平成三十年、三十一年と建設工事を行った後、平成三十二年度に資料館を開館する計画で事業を進めております。また、展示設計につきましては、今年度は展示基本設計業務に着手しており、来年度までの二年間で業務を完了するよう進めているところでございます。  二点目、柳ヶ浦周辺の遺構群の整備に関して整備時期と内容についてですが、本年度に第二次宇佐海軍航空隊跡保存整備計画を策定し、来年度から計画的な整備を進めてまいります。この計画は、平成二十二年度に策定した第一次保存整備計画に六カ所の遺構を加えた全二十九遺構を対象に、各遺構の現況や課題に対応する整備内容を記しています。また、この計画では、短期で整備する遺構と中長期で整備するものとを明確にし、段階的な整備を行う計画としています。  平成二十八年度に関しましては、既に公有化済みの正門跡地に、駐車場、トイレ、ガイダンスコーナー等を設置した遺構めぐりの拠点を建設し、また、落下傘整備所、エンジン調整場、半地下式コンクリート造建物の基本設計となる調査業務、爆弾池の発掘調査、森山中型掩体壕の周辺用地の取得等を計画しています。平成二十九年度以降も継続して遺構の整備を実施し、資料館の開館を翌年に控えた平成三十一年度には、短期に位置づけた遺構の整備が完了する予定でございます。  三点目、資料の収集や戦争体験者への聞き取り調査は進んでいるのかについてですが、遺族などから御寄贈いただいた関係資料の総数は、遺書や写真等を含めて二千二百二十点となっております。今年度の主なものとしては、神雷部隊に所属していた中根中尉の御遺族からアルバムや軍服などの遺品と、豊の国宇佐市塾からTBSテレビが製作した特殊攻撃機「桜花」の実物大模型など百四十点の寄贈がありました。  また、平成二十六年度より開始した戦争体験者への聞き取り調査と収録につきましては、これまでに二十八件の記録事業を行ってきました。戦後七十年を過ぎたこともあり、戦争体験者は、皆様、御高齢となっており、お話を聞くのが困難な状態の方が多くいらっしゃいます。これまでは宇佐海軍航空隊関係者や戦地に赴いた方などを中心に記録事業を進めてきましたが、今後は御遺族なども含め、さまざまな形で戦争とかかわった方を調査し、生きた資料として記録していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、四項目めの交通についての(一)、(二)を、建設水道部長 川野慎三君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  四項目め、交通についての一点目、交通安全計画と道路改修事業との整合性についてですが、第九次宇佐市交通安全計画につきましては、平成二十三年度から平成二十七年度まで交通安全に関する施策の大綱を定めており、道路交通の安全についての対策として1)高齢者及び子供の安全確保、2)歩行者及び自転車の安全確保、3)運転者の基本ルール徹底による安全確保、4)生活道路及び幹線道路における安全確保、5)地震、豪雨、津波などの災害発生時の安全確保、6)市民との協働による安全確保の六つの視点から構成されています。  道路改修事業につきましては、交通安全計画にあります通学路、幹線道、生活道、踏切道などの整備及び維持補修等を実施し、道路交通事故のない宇佐市を目指し、取り組んでいるところであります。なお、道路改修事業を行うに当たっては、高齢者や障害者に配慮したバリアフリー化法に沿って歩道などの設置を行っています。  二点目、通学路の安全確保のための整備状況はどのようになっているかについてですが、毎年、市教育委員会、宇佐警察署、国土交通省、県宇佐土木事務所と市で通学路の合同点検を行っています。カーブミラーやガードレールの設置、及び危険箇所の注意を促す看板等の簡易なものについては大半が対策済みであり、一部、用地を伴う歩道の拡幅などを除き、通学路のカラー化や舗装補修などは計画的に着工している状況です。なお、所管別の対策状況ですが、市は対策必要箇所七十七カ所のうち対策済み・対策中四十二カ所、警察は対策必要箇所四十三カ所のうち対策済み・対策中が三十七カ所となっております。  今後も通学路を初めとする道路の交通安全に関しましては、関係機関や地域住民と連携しながら道路交通環境の整備を行っていきたいと考えております。  以上で答弁をわります。 ◯議長(中島孝行君)次に、四項目めの交通についての(三)、(四)を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えします。  四項目め、交通についての三点目、バス停の重立ったところには屋根を設置すべきでないかについてですが、民間路線バスの停留所につきましては、大交北部バスの管轄となります。設置に当たっては、バス会社が、駅や四日市のターミナルなどの交通結節点などについて、要望状況や利用状況を考慮して国庫補助金等を活用して設置しているのが実情と聞いております。また、市内の停留所の屋根のうち一部は地元が設置しているものも多いと聞いております。  コミュニティーバスの停留所については、利用者の多いバス停留所は基本的に民間路線バスの停留所と重複しており、屋根が設置されていると考えます。そのほかの停留所の屋根の設置に当たっては、歩道状況、道路幅員、周囲の見通しや地権者協議など多くの要因がかかわってきますので、要望等に基づき実地調査等を行い、個別に協議を行ってまいります。  四点目、市内のバス利用料金に関して、交通手段を持たない方が利用しやすいように年齢制限を設け均一料金にしてはどうかについてですが、市内の民間路線バス運賃については、乗車距離に比例した十円単位での従量制運賃が長い間採用されております。運賃制度につきましては、目的地までの運賃のわかりづらさや小銭の準備の煩雑さなど、バス利用を敬遠する要因の一つとして認識しております。運賃制度のあり方について、公共交通会議やバス会社との議論を行っているところでありますので、年齢制限も含めて、今後、協議を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、五項目めの鳥獣被害についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。五番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  五項目め、鳥獣被害について、イノシシ・鹿対策の拡充、追加対策をとるべきではないかについてでございますが、本市では有害鳥獣対策として集落対策、被害防止対策、捕獲対策を三本柱として実施しているところでございます。集落対策では、農作物被害の現状と課題を集落単位で把握し、有効的な防護柵の設置・維持管理、鳥獣を寄せつけない環境づくり等、有害鳥獣から集落全体を守ることを目的に、平成二十七年度は三集落で実施いたしました。二十八年度につきましては、有害鳥獣の行動特性や被害防止対策に関する専門的知識を有する者、及び宇佐市鳥獣被害対策自治体の協力のもと、五集落で集落対策を実施する予定でございます。また、有効な柵の設置、維持管理に対する知識が向上できるよう、集落の代表者へ鳥獣害対策アドバイザー研修への参加を促してまいります。  被害防止対策では、平成二十六年度は電気柵六十三セット、鉄線柵十六集落一万七千二百八十四メートルを設置し、平成二十七年度は電気柵六十二セット、鉄線柵二十一集落二万三千四百三十二メートルを設置いたしました。この対策は、適切な管理をすることにより非常に効果があり、平成二十八年度は電気柵六十二セット、鉄線柵十五集落二万三千二百メートルの設置を予定しています。また、近年、原木シイタケのほだ場における鹿の食害が多く発生していることから、これに対する対策といたしまして、鹿ネットの設置補助を強化してまいります。  捕獲対策では、捕獲許可により平成二十六年度は、イノシシが猟期外七百十五頭、猟期三百頭の千十五頭。鹿、猟期外六百二頭、猟期三百頭の九百二頭。平成二十七年度は、イノシシが猟期外五百八十八頭、猟期三百頭の八百八十八頭。鹿、猟期外六百十八頭、猟期三百頭の九百十八頭を捕獲しています。  平成二十八年度は、鳥獣の繁殖期である猟期の捕獲圧を高め、個体数の削減につなげるため、過去の捕獲実績をもとに宇佐市鳥獣被害防止計画を見直し、捕獲許可頭数を倍増した予算を提案しているところでございます。また、鹿の大量捕獲に有効な、二十メートル四方のパソコンにより遠隔操作できますドロップネットを、日出生台演習場に近い院内町羽馬礼地区におきまして、宇佐市猟友会の協力により平成二十七年十二月から設置、運用しているところでございます。さらに、新規狩猟者に義務づけられております初心者講習費用の全額を助成し、狩猟者の増加や初心者の負担軽減に努めているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)それでは、通告に従いまして、順次再質問をさせていただきます。質問というよりは、どちらかと言えば今回は提言型の質問になっておりますが、ぜひ前向きな回答をしていただければと思います。  まず、医療費の推移の要因についてでありますけれども、二十五年度は大幅に医療費が下がって、二十六年度上がっている一時的な要因が減少したことではないかということで、また今年度についても、現状ではその新薬の影響がなければマイナスになっているとありますが、いずれにしてもですね、国保の医療費は大変赤字が続いているとか一般会計から繰り入れが続いている状態で、できたらもうちょっと抑制をしていきたいというのが本当のところではないかなと思います。その中で、昨日、高橋議員が質問されていた中で、レセプトの分析と予防医学に尽きるんだというお話がありました。私もその予防医学というのが大変重要ではないかなというふうに思っております。  この二十五年度、大幅に下がったときですね、このときは、その前に国保の改定があって、当時の部長だった蓑田部長が、何としても医療費を下げるんだということで、各地の小学校区単位でですね、回り、かなり重点的に取り組みをされた結果であろうと思います。そのとき私は、医療費を下げるんだ、何億円、何千万、何億下げるんだと言ってもですね、そう簡単に医療費が下がるものかなというふうに、正直、懐疑的なところもあったんですけれども、振り返ってみると、結果的に大幅に下がっているということは、この予防医学の取り組みというものが大変大きな効果を発揮したものだと思っております。  現在上がったのは、そのときから取り組みがよくなくなったというわけではないと思います。現状も十分な取り組みをされているというのは十分認識をしておりますけれども、やはり取り組みというのは同じことをですね、例えば何年何年と続けていけば同じことをやっていても少しずつマンネリ化していくのではないかなと思うわけです。こういう取り組みへの呼びかけに対しても、意識の高い方は呼びかけをしなくても、もともと自分で健康に気をつけている方が多くてですね、どちらかといえば健康に気をつけてない方に対していかに喚起をしていくかというのが、とても重要になってくるのではないかなと思います。そういった方を引きつけるためには、やはり毎年少しずつでもですね、リニューアルというか、新しいこと、目新しいことをやりながら注意喚起をしていく、これが大変重要ではないかと思います。  その中で、例えばですね、この二点目に書いておりますグラウンドゴルフやパークゴルフ等の健康増進を図るスポーツや活動に助成できないかということで、現状は特定のスポーツにしていないということなんですけれども、今、グラウンドゴルフ、パークゴルフ、大変人気のあるスポーツで、以前はゲートボールが大変人気があったんですが、現在は下火になって、こちらが主流になりつつあるのではないかなと思います。こういった体を動かす、また人と触れ合う健康サロン、これも補助が出ていると思うんですけれども、こういったことに、医療費というのは先に払うか後に払うかということで、先に払うほうがですね、医療費の抑制に大きく効果があるのではないかということを、この二十五年度の医療費の削減で実証されていると思いますので、このあたりをもう少し拡充していくつもりはありますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)健康課長の樋田でございます。五番 後藤議員の再質問にお答えいたします。  マンネリ化につきましては、間違いない状況でございます。特に高齢者層のマンネリ化、健康チャレンジの参加者数については下がってきております。それと引きかえに、若年層、特に小学校、保育園児の参加者数がふえてまいっております。依然、停滞気味なのが現役層でございます。で、医療費に大きく影響するのは、この現役層だろうと思っております。若年層につきましては、次第に大きくなるに従って医療費に影響するんですが、まだまだ先のこと、教育の段階だと思います。この現役層の参加者数をふやすということについて、このリニューアルによって、新しい事業によって、拡大していかなければならないというようなことは間違いない課題だと思っておりますから、スポーツの種類に対する助成を加えることで現役層の参加者数を図りたいというふうなことを願っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、お話しいただいて、いろいろな分析もされていると思います。予防医療というのは先に手を打ってみて、後から振り返ってみないとその効果はどうだったとかというのはわからないことだと思います。ですので、目新しいこと、こういったことはどうなんだろうかという形で、例えば二十八年度はこのことを重点的に取り組んでみる、二十九年度はこのことを取り組んでみるというようなですね、新たな取り組みをした上でそれをまた検証していくようなことをやっていただければなと思うわけです。  現状もですね、保健師さんや民生委員の方と連携して取り組みをされていると思いますけれども、毎年何か一つですね、目玉みたいなものをつくって、例えばこの提案というか質問の中に入っていますような、ことしはグラウンドゴルフの面で少し予防医療の効果を狙って助成をしてみてはどうかと。特定のスポーツ、多少批判があるかもしれないんですけれども、まずそれをやってみてですね、その効果をまたその翌年度、またその次、次はじゃあこういったスポーツに補助を出してみようかと、予防をしてもらうような方策をとってみようかというような積極的提案型の予防に取り組んでみてはいかがかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  パークゴルフとグラウンドゴルフと、ゲートボールが下火だということで、この二つの種目の推進によって、健康づくりによって医療費の削減の効果を図ってみてはというふうなことですが、今のところはスポーツの種類を限って、そこまでの、小さく区切っての調査研究をしようというようなところまでは至っておりません。スポーツ全体ですね、特に有酸素運動を中心としたウオーキングとかの長時間できるスポーツによってエネルギーの消費をふやして、それでメタボ対策をしようというなところに着目をしておりましてですね、そこまでは至ってないというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今までの取り組みですと、強く引かれないというか、取り組もうと思われなかった方々に対してですね、心引かれるような取り組みを何か考えていくというのも一つの考えではないかなと思うわけです。それをまたぜひですね、前向きに一度検討していただければと思います。  それとですね、この医療費に関してですが、介護保険等に関しては、使われなかった方に対して幾らかの返金というか、そういったものがあったと思うんですけれども、国保に関しては、国保を払われていても使われなかった方に対して何か方策はとられているんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  健康優良家庭、無受診家庭表彰というのがございまして、以前、随分昔でありますと、五年表彰だとか三年表彰だとか十年表彰だとかもありました。無受診年間が長い場合にはですね、金額も変えておりました。現在しておるのが、一年間、無受診であったかどうかを問いましてですね、その家庭に二千円程度の記念品を差し上げるという形でこの表彰が残っております。で、近隣市町村、県内におきましても大体この姿が多いような状況です。縮小の方向です。中にはやめてしまっている市町村もあるということです。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)医療費をですね、下げる、抑制するという観点で考えるとですね、自分は保険料を支払っているけれども、余り使わなかったら、当然のことながら医療費が下がると思うんですけれども、安易な受診を避けるとか、軽微なものであればあえて病院に行くほどでもないかなというのを行くか行かないかでですね、大きく変わってくるのではないかなというふうに思うわけです。例えば国保に加入されている方で未受診であった方に対して、保険料の数パーセントを翌年度保険料を安くする、そういった取り組みはできないでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  保険料と無受診というのを連動させた政策というのは実は初めてお聞きしました次第でございます。で、保険料につきましては、市は税方式をとっておりますので、税法による軽減とかいうことになっておりまして、経済的な払う能力についての社会的な状況だとか個々の状況に応じて軽減するというふうなことをとっております。それから、病気であって払えないと、働けなくなったために払えないという場合についても軽減するというような制度をとっておりまして、過去の一年間について無受診であったとかいう無受診であったことによって税を軽減するということは、これまで検討がされてきておりませんでした。それが現状でございます。
     以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)無受診であったら国保の料金をですね、安くというのは、受診を抑制してほしいということではなくてですね、そうなれば結果的に、健康に気をつけたらいいことがあるというようなふうに捉えていただいて、それが結果的に医療費の削減につながるという形がもう一番いいなというふうに思うわけです。無受診であった方に、今、一年間で二千円ほどの記念品を贈られているということなんですけれども、他市においてもっと大幅な報奨的なものをされているところもあるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  全国の中にはあります。数万円の報奨金を出すという市町村がございまして、それはかなり有名になって、その内容についてもちょっと検討させていただきました。で、その市町村に実際に電話して担当者に御意見やら伺ったんですが、どうもやはり全国的に有名になって他市の自治体からの研修も殺到しているというような状況でした。しかしながら、自治体には地区の医療関係者からお金を、報奨費を支払って受診抑制につながっていると。病院に行くか行くまいかと迷ったときに、この報奨金によって受診につながらないと。で、そういう受診を抑制すると、ちょっと健康被害を発生させる可能性もあるという御指摘もございました。それから、マスコミにもそういうふうな意見があって、マスコミ関係からの意見も頂戴したというようなことが、その自治体からの情報が得られております。  で、こういうことがございまして検討した結果ですね、今のところはこの二千円についても大幅な増額については、ちょっと躊躇しているというような状況でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)今、他市でですね、そういった取り組みもあるということです。宇佐は今、二千円ほどの記念品ということなんですが、先ほど私が御提案申し上げた、医療、国保の料金と連動させるようなものもですね、ぜひ。いろんなそういう微妙な、医療の抑制につながるとかですね、大変微妙な問題にもなると思うんですけれども、今後を考えた上で、一度ぜひ検討をまたしていただければと思います。  次に参ります。  次、平和ミュージアムに関してなんですが、大まかなタイムスケジュールは、今、御回答をいただきました。で、まず先行して柳ヶ浦周辺の遺構群の整備を行う、そしてまた、トイレ、ガイダンスコーナーを設置した拠点施設を建設するということですが、これは、時期としてはもう今年度から準備にかかるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。後藤議員の再質問にお答えをいたします。  遺構めぐりの拠点施設の整備事業ということですが、用地につきましては今年度買い上げが終了しておりますので、来年度、二十八年度にですね、実施設計をいたしまして、建設工事に着手するという計画でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)そのガイダンスの拠点に関して今年度設計に入るということなんですが、運営方法等は決まっているんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  運営方法につきましてはですね、まだ決定はしてございません。面積がですね、さほど大きいものではありませんで、百三十五平米程度を予定しておりますので、そういった中で、トイレですとかガイダンスコーナー、そういったものを設置しまして、その管理となりますとですね、あそこは広い駐車場がありますので、駐車場であったり、トイレの清掃であったりとかですね、館内の清掃管理、それからモバイルガイドシステムということでですね、タブレットの貸し出しをして遺構のガイドをしたりとかしますので、そういったタブレットの貸し出しとかですね、そういったことが主な業務となっていくと思います。  まずはですね、地元柳ヶ浦地区のほうでですね、そういった管理について御協力をいただけないかどうか、その辺についてですね、また地元のほうとも今後協議をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)その運営に関してですね、設計にまず入る前に、ぜひ十分協議をしていただきたいなと思います。といいますのが、先に設計に入ってしまってですね、もう箱はできてしまったけれども、その運営の方式によってはそれがそぐわない可能性もあるかもしれないので、運営方法もある程度ですね、協議した上で、また設計等にそれを反映させ得ることができるように進めていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、資料の収集に関してなんですけれども、これまで多くの資料を収集してきたということですが、今後、開館に当たってですね、現在の資料の点数で資料館ができたときの資料館の規模に見合うものになるのか、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  今現在ですね、二千二百点余りの資料を収集しております。で、実物資料といいますか、よく類似施設に行きますとですね、大きい実物大の復元機の戦闘機とか、そういったものが展示してあったりとかしますんですけれども、当方にはそういったものはございませんので、まず宇佐市のやるミュージアム構想の最大の特徴というのは、点在する遺構の整備というのがございますので、これが現物資料ということでですね、こういったものに力を入れて整備を進めてですね、いきたいというふうに思っております。  今後もずっとこういった資料は収集してまいりますし、戦争体験者の証言、それから、今現在でも平和資料館のほうで流しておりますが、空襲映像といったようなものがですね、これからつくろうとしている平和ミュージアムのですね、展示の大きな目玉になるんじゃなかろうかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)展示の仕方に関してなんですが、先行してガイダンスの拠点施設ができて、その後に本館ができるという形になると思うんですけれども、ぜひですね、その最初にできる拠点のほうに、そこにしか行かないと見れないものをぜひ展示していただきたいという思いが強くあります。本館ができたらですね、結局もうあちらのほうは行くまでもないというような形になってはですね、せっかくつくったものも生かされないと思いますので、二つ合わせてやっと一つになるようなですね、当然本館のほうが規模は大きいのは十分承知しているんですけれども、本館にはない、この拠点施設にしかないというものをぜひ、目玉的なものをですね、つくっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)この遺構めぐりの拠点施設というのはですね、実は、御承知の方も多いと思いますが、宇佐海軍航空隊があった当時の正門があったところなんですね。一番のメーンのところになります。今、正門は掘り出されて、柳ヶ浦小学校のほうに仮に置いておりますが、この拠点施設ができましたら、そこに移設をですね、ぜひして、そこで例えば記念撮影ができたりとかですね、実物の、本物の正門を見れるといったような施設になればというふうに考えております。  ですから、一つは、航空隊というその当時のですね、施設を体感できるですね、その周辺にはれんが建物とかたくさんの遺構群もこれから整備を計画しておりますので、もうそこでしか体験できない遺構めぐりというようなことでですね、整備を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)この後、ミュージアムの展示に関してなんですけれども、本当はぜひ用松さんに言ってほしかったんですけれども、この展示に関しては、ぜひですね、いろんな考え方等もありますけれども、事実に即したものを展示していただきたいなと。バイアスがかかったようなですね、展示の仕方ではなくて、あくまでもその事実を展示して、そしてそれを見た方がどのように判断されるかは、もうその人次第というようなですね、展示の仕方にしていただきたいと思います。  委員会の中で、今後、話し合われると思いますけれども、そのような形にしないとですね、この戦争に対してもいろいろな思いを持たれている方がいらっしゃると思います。その当時の現実を展示すれば、戦争賛美とか言うような方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、それはその当時の現実であって、その事実をしっかりと展示をしていただいて、バイアスのかかったものにならないように、ぜひしていただければという要望であります。  次に、進みたいと思います。  教育についてなんですけれども、中高一貫校、もしくは小中の設置は検討できないかという問いに対しまして、現状ではその考えはないという回答でありました。  今まで宇佐市は痛みを受け入れてきたというか、宇佐市内にも過去高校は宇佐高校以外にも四日市高校もあり、また長洲高校もあり、当時からあったのは宇佐高校と産業科学だけということであります。二つ高校がなくなりました。もちろん学生が減ったというのは大きな要因なんですけれども、そういった痛みを受け入れてきた経緯があります。  現状は子供の数が減っているので数自体は比較できないんですけれども、割合としてですね、中学校から進学するときに、市外の、特に多いのが中津ですね、中津のほうに進学される方が多いと。また、中学校に入学するに当たっても、当初から、市内の中学校ではなくて市外を受験されて通学される方もいるということであります。これは、この質問の中でも申し上げております選択肢がやはり少ないということが原因であると思います。  この中では多岐にわたって、もちろん現状の中でですね、大変努力をされているということは十分承知した上での質問なんですけれども、ただ、それでも住民のニーズに必ずしも応え切れてはいないというのが、そういった市外に通う生徒、家庭の結果ではないかなと思うわけです。  その中で、市外へ通うということを選択した方々はですね、本来、市内にあれば、市外に通わなくても済んでいた方々、もしくは、今、市内の学校に通学をしていても、もし市外に出るとなったら大変経済的な負担が大きくなりますので、経済的余裕があれば本当は出たいと思われている方もいらっしゃるのではないかなと思うわけです。そういった中で、市内にそういう自分が望むような選択肢があれば、より地域の活性化につながっていく、これこそ私まさに地方創生の一つではないかなと思うわけです。  よく地域を活性化させるものとして企業の誘致というものがあります。企業の誘致と同時に学校の誘致というものもあります。以前の議会で、大学の誘致はという話もしたこともありますけれども、大学までいかなくても、中高もしくは小中のですね、そういう選択できるものがもしあれば、大変大きな活性化になると思うわけです。  大分県内では中高一貫校の公立といったら大分市内の豊府高校しかないわけであります。もし仮にこれが宇佐にできた場合ですね、大変多くの障害というか難しいものはあると思いますけれども、仮にできた場合、この近隣市、宇佐市だけではなくて、中津市からも、もしくは豊後高田市からも、この宇佐市目指してやってくる学生も出てくるのではないかなと思います。  私立の学校で、例えば佐賀県の唐津は、佐賀早稲田ができたということで大変活性化したというふうに聞いております。そこまでの規模でなくても、公立で受験をしてできるものがあれば、これはもう、きょう言って、前向きにという答えはなかなか難しいかもしれないんですけれども、宇佐市をこれから変えていくというか、何か目玉をつくっていくという意味では、多少の、学校をつくるということに関しては、予算はかかりますけれども、その予算以上のですね、費用対効果が見込める施策ではないかなというふうに強く信じるわけであります。  お隣の豊後高田市さんが無料で塾をやっているとかいうことが大変話題にもなりましたけれども、そういったことをはるかに超えるようなですね、大きなインパクトがあるものではないかなと思います。その学校を設置するに当たってですね、新たに校舎をつくるとか、こういう少子化の時代ですからなかなか難しい点があるかと思うんですけれども、ちょうど私がふと頭に浮かんだのはですね、今、市の庁舎の改築のお話が出ておりまして、一つの考え方としてですね、PFIという方式がある中で、その中に学校をまた入れるとかいうようなですね、そういうことも可能性の一つとしてですね、あるのではないかなというふうに思います。  そのあたり、やる、やらないという答えはできないかもしれないですけど、私の考え方をどのように思われますか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  議員のおっしゃる、地方創生の意味も含めて、市の中で一つ教育としての目玉をつくっていくというお考えについて、私、学校教育課長としては、ある意味、宇佐市から教育について新たな、県に対してですね、教育に対する考え方を発信するという点では、大変興味ある内容であると思っております。  ただ、一つ気がかりなのは、我々宇佐市教育委員会は、小中学校の義務制を管轄する教育委員会管轄であり、県教委が県立の高校を管轄していますので、そこの乗り入れの部分がですね、市の段階では、例えば宇佐高校と市内の五つの中学校、安心院高校と両院の二つの中学校で乗り入れ授業とか小中高一貫とか、いろいろな取り組みができるんですけれども、そこについてはかなりの調整が必要ではないかなと。  高校はやはり、大きな目玉としまして、「行ける学校より行きたい学校」という大分県全体を考えてしていますので、県北の宇佐市のことについてどこまで我々の思いが届くかというところで、我々も宇佐市教委としても声を出していきたいと思っておりますので、議員御指摘のお考えについては、とても興味を持っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)後藤竜也君。 ◯五番(後藤竜也君)これはですね、今、大変前向きなお話をいただきましたが、当然、大変調整が多く必要なことでもありますし、そんなやろうといってすぐ二、三年後にできるようなことでもないと思います。ただ、大きな流れというか、長い目で見てですね、私はこれは必ず宇佐市にとってプラスになるものと信じておりますので、このあたりも市長、ぜひ前向きに、一度、調査研究をしていただければと思います。  次にですね、市内の学校に校則はあるかということなんですけれども、これは恐らく中学校では全ての学校で明文化されていると思います。小学校に関しては、そういう指針的なものあっても明文化されたものはないんだろうと思いますが、これに関しては、きちんとした校則があればですね、例えばこういう服装をしてはいけないとか、こういう髪形をしてはいけないということが、その根拠となって、先生も指導がしやすいということがあると思います。ただ、現状きちんとした明文化されたものがなければ、「小学生らしくない」とかいう曖昧な表現になってしまうとですね、じゃあ何が「らしい」のかと。根拠みたいなものがないと、先生もしくは周りの保護者の方も指導しにくいんではないかなという思いから、この質問をさせていただきました。  これに関しては、そういった、ある意味では先生方を守るものにもなると思いますし、また、子供たちの指針にもなるものであると思いますので、これも前向きに検討していただきたいというふうに願っております。  次に参ります。  冷暖房が完備された場合、どのように考えるかという、この質問の意図はですね、もともとは冬休み、夏休み、特に夏休みは、暑い時期に勉強がしにくいだろうからというところから夏休み、また冬に関しては、寒い時期、もしくはいろんな用事があるだろうからということで休みが設定されたものだというふうに認識をしております。それでですね、今回このように伺ったのは、先生のOBの方から私もこのような話を伺いまして、もし冷暖房が完備されたならば、最低限の、例えば今、夏休みであれば一カ月以上、四十数日の休みをとっている中でもうちょっと短縮できるんじゃないかというお話でした。それを短縮することによって、子供たちがふだん帰る時間が多少なりとも早くなったり、学校の先生方も帰る時間を早くすることができるのではないかと。また、期間が余りにもあき過ぎると、学期間で、せっかく一学期指導してよくなってきたものがまた二学期始まったときに一からやり直しと。そしてまた二学期一生懸命指導して、また間があいてしまうと、また三学期からやり直しと。こういうことであれば長期休みはないほうがいいというような先生のOBもいらっしゃいました。  以前であれば、長期休みのときに先生方が何か研究とかもっと自由に使える時間があったというふうに聞いているんですけれども、今は学校が休みであっても基本的には学校に出勤しなければならないとか研修に行かなければならないということで、休み自体の考え方自体がですね、冷暖房が完備されたり、今の先生方の状況を見ると、現状にそぐわなくなっていくのではないかなというふうに思うわけであります。これもぜひ前向きに、どのようなあり方がいいのかということを検討していただければと思います。  ちょっと時間がないのでもう駆け足でまいりますが。バス停の重立ったところに屋根を設置すべきではないかというところは、全てのところに屋根を設置するのは難しいと思うんですけれども、例えば私が目につくところから言えばですね、駅のところにバス停に屋根がないというのは、やはりよろしくないんではないかなと思うわけです。また、高校の前とかですね、重要な場所でも、こんなところのバス停に屋根がないのかなというようなところがありますので、それはもう一度ぜひ点検というか、見回りしていただいて、これは必要だなと思われるところに関してはぜひ前向きに整理をしていただければと思います。  駆け足でまいります。次に参ります。  鳥獣被害についてなんですけれども、この質問の意図はですね、今年度は当初予算において昨年に比べて多くの予算を組まれているということは、この回答からも、この予算書を見ても十分わかるんですけれども、今、既に設置しているもの、例えば柵とかですね、捕獲に関しては先ほど大隈議員がお話されていましたのでその辺は控えますが、現状で防ぐための防護柵、これが設置されているところで、もともとイノシシ用に設置していたらその上を鹿が飛び越えてくると。で、鹿が飛び越えてきて結果的に荒らされてしまうということなので、追加でまた柵を高くしなければならないとか、そういうまた費用が大きくかかってきているという話を聞いております。これに関して、現状に即してですね、低いものを高くする、そういった予算をぜひ、今回の予算に入っていなければ補正でも組んでいただいて、前向きにしていただければと願います。  済いません、最後は回答いただくまでもなく、全部私がしゃべってしまいましたけれども、全て要望提案となっております。ぜひ前向きに御検討いただければと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、暫時ここで休憩をいたします。  再開は十四時十五分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時〇五分               ──────────────                 再開 午後二時十六分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続行します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)皆さん、こんにちは。九番 辛島です。  まず、一般質問の冒頭に当たり、八名の定年の退職者の方、早期で退職される方がいらっしゃれば、含めて、皆さん大変お世話になりました。そして、お疲れさまでした。思い起こせば、私、九年間ほぼずっと一緒にやられた部課長さんもいらっしゃいますし、お世話になった職員の方々もいらっしゃいます。皆さんに御指導いただいて今もあります。退職されても、一市民として、それぞれの地域で宇佐市推進に対し、大きな御尽力をいただければ幸いかと思います。何はともあれ、健康で第二の人生楽しく過ごしていただければと思っております。また、今後につきましても、お見かけしたり、お会いしたときは、気軽に「頑張ってるか」と声かけていただければなと心から願っております。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  以前も、私、一般質問のときに少しお話ししたことがあります。私も議員となって最初のほう、喧々囂々でこの議会に望んだこともあったかと、自分でも振り返っております。その後、侃々諤々と、喧々囂々の意味の違い、言葉の違いを知りましてから、努めて、侃々諤々で、この議会に臨んでまいりたいと思っております。  そういった意味で、有意義な議論をかんかんがくがくとやってまいりたいと思いますので、執行部の皆さん、よろしくお願いいたします。  それでは、一項目め「人の元気アップ」、一点目、出産・子育て支援について。二十八年度当初予算で、新規事業を含め、大幅にボリュームが増したことについて、子育て世代からは絶大な評価をいただけるのではないかと確信しています。新規事業の周知において、わかりやすく積極的な情報発信が求められるが。  二点目、トリプルAについて。職員の挨拶、声かけについて、市民から「以前に比べて、随分よくなった、明るくなった」と頻繁に耳にします。逆に、「愛想が悪い」といった声は、以前に比べると少なくなったように思います。これからもさらなる向上を目指してほしいのですが、現状把握と今後の方針についてお伺いいたします。  三点目、今春三月、宇佐市における高校新卒者の求人・求職・就職内定率は。また、近年の推移についてお伺いいたします。  二項目め「街の元気アップ」、一点目「日本のUSAについて」。国が推進する「クールジャパン戦略」とかかわりを持って推進できるのはないかと思うが、具体的には英語ビレッジ構想や、官民挙げての英語挨拶運動などはどうか。その他いろんなアイデアを幅広くパブリックコメントを通して募集してはどうか。  二点目、柳ヶ浦駅周辺整備事業について。二十八年度における駅北口駅前広場ロータリーの取り組みと、駅南側の横軸の中津高田線の事業化へ向けた取り組み状況についてお聞きいたします。  三点目、図書館について。主なイベントの内容、集客状況は。また、ホームページの閲覧件数はについて、第一回目お聞きいたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め「街の元気アップ」についての二点目、柳ヶ浦駅周辺整備事業についてでありますが、まず、平成二十六年度より基本構想の策定に着手し、市民ヒアリングや庁内検討会等を経て、基本構想案を策定いたしました。その後、昨年三月に立ち上げた、学識経験者やJR九州、県等で構成されるJR柳ヶ浦駅周辺デザイン検討会議で審議を重ね、年度内には基本構想が策定できる運びとなっております。  平成二十八年度の取り組みとしましては、基本構想の実現に向けて、駅北口駅前広場ロータリー等の具体的な整備方針を定める基本計画と、事業化に必要な都市再生整備計画の策定に着手する予定であります。  次に、駅南側の横軸の中津高田線の事業化に向けた取り組みについてでありますが、平成七年に、順風新田から松崎地区まで、五千八百八十メートルのバイパスを都市計画道路黒川松崎線として都市計画決定をいたしております。  本路線は、次期、大分県長期道路整備計画である、おおいたの道構想二〇一五の中で、地域高規格道路の宇佐国見道路の機能を代替する道路として整備を進めると位置づけられており、現在、県が道路構造の検討を進めていると伺っております。  市といたしましては、現在、施工中の都市計画道路柳ヶ浦上拝田線と市道柳ヶ浦中央線の完成時期を見据えながら、できるだけ早く工事着手できるように、引き続き県に要請してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの「街の元気アップ」についての(三)を教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。
     二項目め「街の元気アップ」の三点目、図書館の主なイベントの内容、集客状況は。また、ホームページの閲覧件数はについてですが、主なイベントの内容と集客状況につきましては、平成二十六年度の定例行事では、第十六回横光利一俳句大会の募集に、全国から八千句の応募があり、表彰式には百人が参加いたしました。  また、第十一回宇佐市読書感想文・感想画コンクール表彰式には、百五十人が参加いたしております。なお、毎週土曜日と日曜日に開催している上映会には、年間二千三百九十八人の入場者があったほか、渡綱記念ギャラリーで開催した展示会に、年間七千五百五十人の入場者がありました。  定例行事につきましては、今年度も、これまでのところ昨年度と同程度の利用者数で推移をいたしております。  子ども読書活動推進事業では、平成二十六年度には、「かいけつゾロリ」の作者、原ゆたかさんを迎えて、おえかき会、講演会、ビデオ上映会、展示会を開催し、十日間で一千三百三十人の入場者がありました。今年度は、県内在住の若手絵本作家ザ・キャビンカンパニーの工作教室、おはなし会、原画展を開催いたしましたところ、十八日間で千九百三十五人の入場者でありました。  宇佐学顕彰事業では、平成二十六年度は、漫画「宇佐海軍航空隊史」出版記念行事に、市内外から百五十人の参加がありました。また、今年度は、「南一郎平」出版記念行事を、本年三月十九日に開催する予定としております。  次に、ホームページの閲覧件数ですが、本年一月一日から二月十八日までの集計では、ホームページのトップページを閲覧された総数が三千五百四件で、一日平均にして約七十二件となります。さらに、図書館ではフェイスブックも開設しており、昨年四月一日から本年二月十八日までの総閲覧数が六万八千八百三件で、一日平均にして二百十二件となっております。なお、「いいね!」を押した人の数は二百八十四件で、県内の公立図書館の中で一番多くなっております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの「人の元気アップ」についての(一)を福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居です。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め「人の元気アップ」についての一点目、出産・子育て支援についての新規事業の周知において、わかりやすく積極的な情報発信についてでございますが、平成二十八年度当初予算において、子育て支援関係の事業として、出産及び小中学校入学を祝福し、支給する、すくすく子育て祝金事業や、多子世帯の保育料軽減を大幅に拡充する多子世帯保育料軽減事業など、六つの新規事業や、低所得世帯の負担軽減のため、放課後児童クラブの利用料の一部減免を行う放課後児童健全育成事業、不妊治療に係る経済的負担軽減のため、市単独助成対象項目を加えた不妊治療費助成事業など、既存事業の拡充を行う予算を計上しております。  これらの取り組みにより、市民ニーズに沿った、より充実した子育て支援が実現できるものと考えており、情報発信の方法としては、広報うさ、子育て支援サイト「うさここ」への掲載、新聞の特集欄での掲載、また、窓口でのチラシ配布や、児童館、子育て支援拠点など、子育て支援関係機関の御協力をいただき、周知していきたいと思います。  さらに、対象者が限定できるものに関しましては、保育所などや放課後児童クラブなどの関係機関と連携を図り、チラシ配布や個別通知など、漏れのないような周知に努めたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの「人の元気アップ」についての(二)を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、「人の元気アップ」の二点目、トリプルAについてですが、市民の皆様への接遇を含め、市職員としての基本的な心構えとして、市長就任以来、トリプルA運動を推進し、職員の意識改革運動を展開しているところであります。この中で、職員に対して、挨拶、当たり前のことをきちんとやる、足とアイデア(現場主義)を常に意識し、市民の皆様に真摯に丁寧に対応することで信頼が得られる職員になるよう、常日ごろから指導を行っているところであります。  このことにより、多くの市民の方から職員の対応や挨拶がよくなったという声をいただいております。しかし、時折、苦情や説明不足等の御指摘をいただいているのも事実であります。  今後も、管理職員みずからが率先して挨拶をし、他の職員の模範となるよう、声かけを行っていくことや、接遇等の研修等を重ねることにより、職員全体の意識の醸成に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、一項目めの「人の元気アップ」についての(三)と二項目めの「街の元気アップ」についての(一)を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。九番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め「人の元気アップ」の三点目、今春三月、高校新卒者の求人・求職・就職内定率は。また、近年の推移はについてでございますが、平成二十八年三月の高校卒業予定者に対します求人数は、宇佐公共職業安定所管内におきまして、昨年十二月末現在、県内外合わせて二千九百九十七人の募集を受け付けしていると確認しています。内訳につきましては、県外求人数が二千二百五十一人、県内求人数が七百四十六人で、そのうち同安定所管内は百九十人となっています。  これに対しまして、求職者数は百九十一人で、内訳は県外求職者数が四十六人、県内求職者数が百四十五人、うち同安定所管内希望する者が七十二人となっております。  また、就職内定率につきましては、十二月末現在で、県外求職者数が一〇〇%、県内求職者が九三・一%、うち同安定所管内の求職者が九一・七%となっており、いずれも前年同期の水準を上回っているところでございます。  近年の推移の状況につきましては、景気回復を背景に、県内外を問わず、求人数は上昇傾向であり、求職者のほぼ全員が卒業時まで企業からの内定をいただいている状況となっています。  続きまして、二項目め「街の元気アップ」の一点目「日本のUSA」についてでございますが、来年度、本市におきましては、「日本のUSA国際観光プロモーション事業」といたしまして、三つの事業を展開していく予定でございます。  初めに、台湾観光プロモーション事業としまして、台湾へターゲットを定め、観光協会、商工会議所、両院商工会、市などで組織いたします宇佐市観光戦略会議を中心に、市独自の観光プロモーションを行う予定でございます。  二つ目に、海外への輸出支援事業としまして、宇佐ブランドの確立を核とした戦略的な販路開拓を進めるため、宇佐産品の販路拡大や意欲ある事業者の支援を行うことを目的に、アジア圏への商品輸出に向けた取り組みを展開していきます。  三つ目に、インバウンド対策受け入れ強化事業といたしまして、訪日外国人の受け入れ体制の強化に向け、市民とともに受け入れ意識の向上を図る必要があります。具体的には、外国人の方に日本のマナーや文化の違いを理解してもらうため、観光地の施設やトイレの利用の仕方、温泉での入浴方法やマナーなどをわかりやすく多国語により表示するとともに、受け入れ側の旅館、ホテル、グリーンツーリズム受け入れ家庭には、おもてなしマニュアルや指差しシートを多国語で作成して、配付していく予定でございます。  また、今後、観光看板を整備する際は、市独自の統一デザインにより、日本語表記と英語表記を用いたものにしていく計画でございます。  なお、御提案いただきました英語ビレッジ村構想や英語挨拶運動などについては、今後の研究課題としていきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それでは、順次、再質問を行ってまいりたいと思います。  まず、一項目めの一点目。二十八年度の当初予算で示された子育て支援関係の施策、拡充の分も含めてですね、中身について、対象となる子育て世帯の全員に周知、当然ながらできるように努めるべきものであります。いかに、どのようにして、対象の子育て世帯に徹底周知できるのか。広報、ホームページ、関連サイトなどの情報発信はもとよりでございますけども、重要なのは、情報が手元に届き、目を通し、知っていただくこと。  そこで、私なりにいろいろ考えてみました。答弁とも重なっている部分は当然ありました。いろいろ可能性を考えていったときに、二十八年度保存版USA子育て新聞、お知らせ版ですね。一年間とっておけるようなものをですね。新聞でもいいです、ちらしでも当然いいんですけど、そういったものしっかりつくって。これ、説明になりがちです。アニメ、漫画とか、イラストですね、わかりやすいものを使って、お母さん方も、もちろん若いお母さんもいらっしゃいますし、文章が多いよりも、そういったイラスト等でわかりやすくした二十八年度版保存版的なものを作成したらどうなのかなと思いました。その件についてちょっとお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。再質問にお答えをいたします。  新しい事業に関しまして、議員さんがおっしゃるとおり、対象となる方に情報が行き届くということがとても大事なことだというふうに思っております。情報発信の方法と、議員さんが御提案していただいた内容についても大変興味深いものでありますので、今のところは、全戸に配布する健康カレンダーの中に、妊婦さんや子供版というところのページを数ページ設けております。そういうところで、新しい事業についても載せていく予定に今しておりますし、そのほかにも、答弁申し上げましたが、子育て支援の関係機関にも御協力いただいて、周知を図ろうと思っておりますので、その辺でも何らかの目に見えるものというふうに考えておりますので、参考にさせていただきたいというふうに思っております。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そうですね。私が本当に求めたいのは、わかりやすいものをと。今度、二人目が半額、三人目無料、これは「にこにこ」等の関係で、年齢制限だとか、今まで煩雑でちょっとわかりづらかったですよね。その部分、すごく私も簡単に説明すると、その辺の質問が返ってくるので、こういう誌面では恐らく発信型になりますので、その誌面でわかりやすくものをつくっていただきたいということが希望であります。  それと、そうですね、保育所等や放課後児童クラブ、これにできれば、主な小中学校も含めて、子供が持って帰って、親に渡す中にあるのが一番、親もしっかり目を通すのかなと。配布物の中に入るっていうのも一つなんですけども、子育てに関すること、子供が持って帰って、子供とかかわっているところから個々にいただくようなもんだと目を通しやすいのかなと。私も子供を持つ親として、園から持って帰ったものというのは、必ず両親は目を通しますので、そういった方法がとれればいいなと。そこは幅広く検討していただきたいなと思っております。  次に、二点目に移ります。「接遇等の研修」とありますけども、これ、年代ごとや各役職ごと等での研修、接遇等の研修というのは行われてるんでしょうか。ちょっとお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)総務課長の永野でございます。辛島議員の再質問にお答えをいたします。  まずは、新規採用職員に対してはですね、入庁前のビジネスマナー研修なるものをやっております。それから、入庁後は、まず県の自治人材育成センターが主催する市町村の新規採用職員の研修会がございます。この中で、接遇研修をやっております。また、職員といえば、臨時職員もいるわけですから、こういった臨時、非常勤の職員に対してはですね、市役所の中に接遇講師の養成講座というのが、そういった研修をですね、受けた職員が十数名います。こういった職員が講師となって、臨時、非常勤の接遇研修をやっているという状況です。  それから、昨年は、特にディスネーションキャンペーン等ございました。それで、昨年はそれらにあわせてですね、四十歳未満の職員のおもてなし向上研修なる研修会をしております。また、さらに、そういった職員研修、接遇の研修ということで、新年度も、接遇研修を今計画しているところであります。それはまた、どの年代にするか、今、中で検討をしている段階であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)もちろん新人の職員さん、研修は想像できます。役職の課長さんたちとかですね、そういった方が研修できてるのかなとふと思いまして、そういうところはなかなか言いにくいことですけども、刺激として、そういう研修もいいのかなと。また、新鮮な気持ちになるのかなと。新市庁舎へ向けてのこの数年間でありますので、各職層で、また新しい宇佐市づくりということで取り組んでいただければ、また、新市庁舎完成に向けて、一段と明るい宇佐市の未来が待っているのかなと勝手に思いまして、こういう質問をさせていただきました。  また、PDCAサイクルにおいて、この市のチェックですね、できてるかできてないのかというようなことというのは、誰がどのように市のチェックをされているのか。お聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)私は職員、いわゆる人事とか含めた担当であります。少なくとも月に一回か二回はですね、朝、職員の出勤前にですね、駐車場のチェックも含めて、立っております。そういった中で、職員と挨拶を交わす、そういった機会を設けながら、今の状況を確認してるというようなことであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そういうチェックが一応されてると。そうすると、Aの改善ということになります。市民との対面が多い市民課さん、納税課さん、福祉課さん、子育て支援課さん、両支所の市民サービス課さん等々、課単位とかで、そういった改善に向けての取り組みというのは、取り組んでいるのかどうかということをお聞きしたいのですが。また、その後、その効果、変化がどのようにあらわれたかも、わかればお聞きしたいのですけども。それぞれの課に聞いても、もし総務部長さんが包括して答えていただけるのであれば、総務部長さんでも結構ですけれども、課ごとでも結構です。 ◯議長(中島孝行君)市民生活部長。 ◯市民生活部長兼市民課長(田口憲明君)市民生活部長の田口でございます。  市民課では、調査の一番窓口といいますか、市民の皆さんが一番お尋ねにくる場所でございます。日ごろから、なるべく丁寧な接遇を心がけておりますが、時折、市民の方から苦情もございます、正直なところ。そういう苦情があった場合は、それぞれの全体の職員にですね、こういう苦情があったので気をつけるようにという形で、具体的に指示をしております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)それで、変化、効果があらわれて、今の状況だということだと思います。そういう声は必ずなくならないものだと思うんですけども、ただ、それはそれとして、常に改善を求めて、推進していくべきもんだと思っています。  この分野におきましてもなかなか、職員間でチェックというのもなかなかやりにくい面もあろうかと思います。部課長さんも、それを業務中にまた指摘するのも、しにくい面もあろうかと思います。何かの折に、そういったことでも、何かの折に触れて、そういうことをしっかりチェック、Aの改善までつなげて、回していってほしいなと思っております。それはお願いにしておきます。  三点目に移ります。所管内の求職者が九一・七%とありますけども、これ、正社員、一定期間後の正社員、登用見込みも含んでの割合がわかれば教えていただきたいと思います。それと、近年の推移も今わかれば、教えてください。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  内訳につきましては、先ほどの一点目につきましては、今持ち合わせてはおりません。ただ、推移につきましては、昨年度に比較しまして、まず、求人で行きますと、五百八十人プラスになっております。また、全体的な希望者につきましては、高校生の希望者は百九十二人いらっしゃった方が、ことしは百九十一という形で、ほぼ横ばいだということで、その中で、また、求人の状況としましては、就職の内定のですね、状況といたしましては、昨年に比べて、人数でいけば二人のプラスということで、全体的な分で、内定率としても一・六%のプラスということで、近年三年ぐらい見ても、ずっとプラスの状況ということでですね、今の景気回復に向けての状況として、高校生の求人というのが大変多いという状況と、あと内定のほうも大変いい状況になっているというふうに理解しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)私が確認したかった九一・七%の求職者ですね、その決まった中の正社員の割合、ほとんど正社員じゃないかなと思うんですけど、そこをちょっとお聞きたかったんですけど。 ◯議長(中島孝行君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。再質問にお答えいたします。  この高校生につきましては、正社員ということでですね、希望が来ておりますんで、そういうふうに理解しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)私がこの項でちょっと聞きたかったことは、高校を卒業して正社員で、ほとんどの方が就職されると。非正規の方が、現在、社会に多いということは、その正社員で入ってから、そこになるまで、どこでそのような状況になっていくのかなというのがですね、おぼろげながらつかめるのかなと思って、この質問をいたしてみたんです。また今後、私も、その推移というものはもうちょっと勉強して、詳しく数字を追いかけていかないと、全体像が見えないのかなと思います。また、今後につきまして御相談もさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、二項目めの「街の元気アップ」の一点目「日本のUSA」についてですね。私は日本の都市の中で、宇佐市こそ最も英語が似合うまちになってほしいなと思っております。職員、市民の多くが、簡単な英語での挨拶ができたら最高だなと。また、そういった取り組みは、この宇佐ならではの取り組みとなるんじゃないのかなという思いから、この質問を出してみました。子供にですね、中高生の短期留学も含めて、国際化を推進しています。私たちもですね、国際化に関心を持ち、取り組みを一歩進めていくのはどうなのかなという思いであります。どうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。再質問にお答えをいたします。  今、高校生の短期留学のお話が出ました。昨日も申し上げたとおり、中学の入学とあわせてですね、これは地方創生の交付金をですね、また今後取りにいこうと、充当しようというふうに考えております。外国での生活体験を通じて、見分を広めて、国際社会を担う豊かな国際感覚を身につけるという目的でですね、しっかり施策を展開していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)中高生をどんどん、もちろん小学校も今やってますね。取り組んでます。何人かが保育園や幼稚園でもやっております。大人の私たちも英語に関心を持って、国際化に関心を持って、何がしかの取り組みを進めていくのがいいのかなと。子供たちだけにやれやれということじゃなくて、大人も一緒に、家庭でも一緒に、そういうふうな雰囲気になっていけばなという思いについてどうでしょうか。それで、この英語挨拶運動とか、そういった大人でもできる、例えばですよ、これは、そういう取り組みを私なりに挙げてみたんですけど、その考え方についてどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。再質問にお答えをいたします。  まさにですね、今回の当初予算で、インバウンド対策等々、受け入れ体制等をですね、積極的に組み込んだ予算となっていますが、市全体でどう展開していくかという部分もありますので、そこはですね、そういう交流人口の拡大とか、地域でどういった形でつくっていくのかという部分につきましては、総合計画の実施計画の中でですね、担当課、関係各課でですね、議論してまいりたいというように考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)例えばですね、先ほどのトリプルAの挨拶運動でもそうですけど、例えば、この庁舎内、英語でHi!とかHow do doing?とかっていう、そんな挨拶飛び交っても、それはそれで、宇佐市として、USAとして、新庁舎ができて、おもしろいのかなと。それも挨拶ですね。研修で来られる方もいらっしゃるでしょうし、他市から流入する方もいらっしゃるでしょう。それが全部じゃまた困りますけど、そういったのも、ありなのかなと。  そういったことを想定して、おもしろおかしくじゃないですけど、駅の表記も、宇佐駅のあの絵も、アメリカ合衆国っぽく、宇佐神宮を模様してなってますね。これ知ってますか。ヤフーのトップニュースのところに取り上げられた、御存じですか、はい。JRもそういってですね、それぞれ大人の取り組みをしていただいています。  そういったのも含めて、このトリプルAと、私、ここの項目、若干そういうのでも、取り組みとしては、私たちができる取り組みとして、おもしろいって言ったらおかしいですけど、楽しくできるものがあるんじゃないかなと。宇佐ならではいうことになるのかなという思いで、ここ質問をちょっとつくってみました。その庁舎内の英語で挨拶というものがどうかは別として、声かけですよね、もうほとんど。そういったときにでも、おもしろいんじゃないかなと思ったんです。総務部長、どう思いますか。 ◯議長(中島孝行君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積です。辛島議員の再質問にお答えします。  英語での挨拶運動という、非常にユニークなというか、御提言いただいておりますが、先ほど、最初の職員のトリプルAの中で、挨拶運動というのがあったんですが、まず、我々は、市民の皆さんと信頼関係をという、その中で、心構えとして、トリプルAという取り組みをしている。その一番、これは日本語でも英語でも、とにかくきちんとした挨拶をということが一番大事で、そこから、今年度、自治基本条例もできましたし、市民と議会と行政の我々が信頼関係を持って、これから取り組んでいく。それが、今回、総合戦略を具体化した取り組みをみんなで一緒に進めていく、一丸となって進めていくことについて、非常に大事なことじゃないかとと思っております。英語の挨拶というのは、また、職員のということじゃなくて、いろんなそういったアイデアをですね、いろんな場面で活用できる一つじゃなかろうかと思って、参考にさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)すごく丁寧にありがとうございます。確かに、職員の方がいきなり、来た市民の方に言うことだと、また、それは抵抗あると思います。職員間同士でも、朝、おはようございますと言い合っているのかどうかは別として、そういったところからでもいいのかなと。別に何がどうということじゃなくて、そういった推進の仕方がっていう導入例で、私は簡単に出しただけですので。また今後、いろんなところで、そういったことを考えていただければなと思います。  例えばですね、ほかにもインバウンドの視点で考えてみたらですね、海外旅行に行きます。行かれた方もいらっしゃると思います。特に英語圏、行かれた方もいらっしゃると思います。初めての場所で道がわからないとき、交通機関の利用法がわからないとき、どうされますでしょうかね。自分の経験でもいいですし、想像してみていただければ。地図やその土地の情報誌を見る方もいらっしゃるでしょう。もちろん向こうの外国の看板見ながらも行けるのかもしれません。見る人もいるかもしれません。今ですと、スマートフォンで調べられることもあるでしょう。ましてやスマートフォンのGPS機能も使えます。人それぞれでしょうけども、私は知らない都市、知らないところに行きます。やっぱり聞くんですね、人に。その場、そのときに、近くにいるお店の人、ホテルの人、隣に乗り合わせた人なんかに、やっぱり尋ねるんですね。最終的には、人と人が一番わかりやすくて、すごくありがたく、私も感じたことがあります。恩を感じたことあります。  二百五十年前の一七七六年七月四日、Fourth of July、いわゆるインディペンス・デイ、アメリカの独立記念日、独立宣言をした日ですね。二百五十年前にできたアメリカでさえ流暢に英語をしゃべるんです。千年以上前から、USAですんでね、はい。今のアメリカよりも上手じゃなくても、英語に対する垣根が今よりも低くなっていけばなと思っております。
     こういったことで、まず、私たちが関心を持って、国際化に向けた取り組みを、参加できるような取り組みから考えていくのもいいのかな思っております。そういった観点で、これは観光まちづくり課さんのほうがいいんですかね。どうなんですかね。何かまた、表記等でも何かありましたら、簡単で結構ですので、お願いします。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。辛島議員の再質問にお答えいたします。  六月の議会においても、辛島議員は、英語教育の必要性があるとか、インバウンドというものの観光への取り組みの必要性というものを熱く語られていた思いは、十分理解しております。  観光という面で考えてみても、やはり語学力不足ということは非常に大きなマイナスであります。また、外国人の方を受け入れる体制づくりも十分でないということも大きな課題でございますので、観光としてはですね、そういう語学力が不足する部分、採用するであるとか、外国人の方に優しい観光案内ができるようなまちづくりであるとか、そういったものを平成二十八年、ここに観光プロモーション事業ということで、三つの大きな柱を載せておりますけれども、改善していく。そして、他市に先んじて、こういったインバウンドに取り組んでいくというような強い気持ちで取り組みたいと思っているところでございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そうですね。観光行政のインバウンドが文科省の教育分野にもかかわりを持って、今、国が進めております。市にとりましても、その辺のつなぎがうまくいくことを私、願っております。さまざまな国際化に向けた取り組みが、日本のUSAとして推進していくことを、また私も一緒になって知恵を絞ってまいりたいと思いますし、協力していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、二点目ですね。完成時期を見据えながら、県に要請していただけるということです。県におきまして、また、市長の元同僚や後輩が部課長であろうかと思いますし、強力に、また、県に対してもお願い、働きかけをしていただいて、可能な限り早い段階での新規事業化としての英断を県からいただけるように、お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後、二項目めの三点目に移ります。  いただいた資料によりますと、上映会は子供向けは減少傾向で、一回当たり平均で十人強、講座教室も横ばいか減少傾向で、一回当たり平均で十人弱、おはなし会も減少傾向で、一回当たり平均で十人弱、読み聞かせも減少傾向で、一回当たり平均で十人弱という数字なんですけども、これが部屋の規模とか、いろんなことを考えて、私も済みません、そこまでわかんないですけど、満足できる数字なのか、まだまだ改善の余地があるのかということをお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(佐藤 久君)市民図書館長の佐藤です。辛島議員の再質問にお答えします。  今現在、図書館では、土曜日に子供向けアニメ、そして、日曜日には大人向けのビデオの上映会を開催しております。  まず、二十七年度お渡しをいたしました資料は、二十七年度の途中の数字でございまして、その数字では減少傾向にはあるかなと思えますけども、まだ五、六回残っておりますので、最終的にどうなるのか、同じぐらい行くんじゃないかなというふうには思ってはおるところです。ただ、子供たちや大人の方々がやはり見たいと思えるような、そういった映画なり番組なりをできるだけ取りそろえて上映をしていきたいというふうには、思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)周知、情報発信に対してですね、今、課長の捉え方で結構ですので、ホームページ等ありますね。あと、誌面での備えつけというか、置いてあるのがあります。情報発信に対して、どのように捉えて、改善の余地がまたあるのかどうか。また、今考えていることがあれば、お聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)図書館長。 ◯図書館長(佐藤 久君)再質問にお答えします。  私は昨年の四月から図書館長になりまして、まず最初に思ったのが、図書館はただ本の貸し手、返すだけじゃなくて、本当にさまざまな業務をやっているんだなということを、まずびっくりしたというのが本音です。そしてまた、それを市民の方がどれぐらい知ってるんだろうかというふうに思いまして、ホームページを見たときに、例えば、新着状況が平成二十五年が二回、二十六年が五回、年間です。年間それぐらいしかなかっというようなことで、これはちょっとホームページ等を十分活用して、PRをもっとしなさいというようなことで、職員のほうには言ったようなことです。  それで、ことし二十七年はまだ中途ですけども、十五回、新着情報の更新はなされておりますし、それから、フェイスブックのほうも、投稿としては、もう三百投稿を超えております。三百二、三十日だろうと思いますが、大体一日に一投稿ぐらいはやっております。そしてまた、多くの方から「いいね!」というような評価をいただている部分もございます。投稿の中で一番「いいね!」が多かったのが、百十四「いいね!」がありました。そういうようなことでですね。  そしてまた、宇佐市民図書館のフェイスブックがいいねという、ページに「いいね!」を押してくれた方は、今現在、二百八十四名ということで、県内の公立図書館でいたしておりますフェイスブックのページに「いいね!」を押した数からしますと、二番目が豊後高田、三番目が県立図書館でございますけども、大分県一、今のところ非常に評価、見てくれた方には非常に評価をいただいているなというふうには思っております。  ただ、九月の議会のときでも指摘がございましたように、若いお母さん方がもっと情報を知りやすくなるような、また、見てもらえるような、そういったような取り組みができないかと。ちっちゃい子に対する絵本のリストはどうなのかというような御指摘もございましたし、もっと見やすいようなホームページになるように、今後とも関係各課と協議をして、努力してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)そうですね。努力をしていただいていると思います。私も、図書館のホームページを見ました。確かに、情報は随分網羅しております。ただ、ホームページのトップページのあり方として、これまた、秘書広報課さんともお話しいただければいいのかなと思うんですけども、新着情報がだーっと出てます、項目が出てます。でも、トップページを見て一番知りたいのは、直近の情報なんですね。今週、来週、どんなものがあるかとか、そういったことが知りたくて、何年か前かの新着情報がずっとトップページに残っているんですね。あれはトップページとしては、昔のホームページのトップページのあり方で、今は、直近に身近な必要な情報がトップページからわかっていく、もっと詳しいのは入っていけばいいということです。「おはなし会があります」って、それがいつ、どんな内容であるのかがトップページでわかんないですね。だからなかなか、またそこからクリックして、中に入っていかないといけないというようなことで、その辺の情報発信の仕方ですね。今回、私、先ほど言った上映会、子供向け、一日、一回平均十人、おはなし会、一回平均十人弱、読み聞かせ、これ全部、子供に関係あるところなんです。そういったところが少ない。俳句だとか、年配の方とかは結構多いんですね。そこが少ないので、そういった方がフェイスブックも、ホームページも、若い人が見ているはずなんですけども、なかなか情報にタッチしていないんじゃないかなというふうに思いまして、今回、質問を取り上げてみました。  また、結局、来館を促すような、興味を持たせるようなトップページをつくっていただきたいと。人の心を奪うのも、初対面のときの第一印象で約七割ぐらいという話もあります。すなわち、トップページで入ったときに見やすいかどうか、そこである程度の得たい情報がそこで得られるかどうかというのがトップページの役割だと思っております。  先ほども言いましたように、市においての先駆者であろう秘書広報課さんのホームページ、トップページのあり方と、魅力アップ、発信強化について、連携を持って、いろいろ、また御意見いただきながら、いろいろいいものができていったらなと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと最後に、これまでも何回かここで申し上げていました、ゾーニングですね、ゾーニング。分類。子供たちの声がうるさいとかということで、お話ししましたように、現図書館の構造上ですね、なかなか天井も高くて、ゾーニングというのは難しいのかなと。子供たちが本を選ぶ隣で、雑誌、新聞をゆったり読んでいらっしゃる御年配の方々もいらっしゃいますし、本当、そういったことを考えれば、今後、廃寺の跡の公園だとか、クリーンセンター隣の芝生のある都市公園とかですね、そういった中でまた、子供図書館とかですね。そんなに大きくなくてもいいと思うんです。気軽に親子で来れる。子供が声を出してもとか、そういうことがなくても来れるような、そういった子供図書館的な機能のものが併設、もしくは創設できたらなと。またそれはそれで検討していっていただけたらなと思います。  というのが、現状の図書館でゾーニングって本当に難しいんですね、あそこ。いろいろ話を聞くと、防火シャッターを閉じるとか、そんな感じなんです。なかなかゾーニングができないということなんで、そういった方向も後々は、都市公園で検討していただけたらと思うんですけど、どうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。  都市公園で、子供たち専用というわけではないんですが、子供たちが利用できるような図書館というふうなことなんですけども、ちょっと今、急に言われて、ああ、そういうのもあるなとは思ったんですけども、まだ、そこまでちょっと考えが及んでいません。貴重な意見として、参考にさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。 ◯議長(中島孝行君)辛島光司君。 ◯九番(辛島光司君)ありがとうございました。以上で一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)ただいま一般質問の途中でありますが、暫時休憩をいたします。  なお、再開は十五時三十分といたします。  休憩します。                 休憩 午後三時十三分               ───────────────                 再開 午後三時二十九分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き、一般質問を続行します。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)皆さん、お疲れさまです。十番 日本共産党の今石靖代です。  四項目について、一般質問いたします。  一項目めは、JR豊前善光寺駅の無人化について。  一点目に、公共交通の安全性にかかわる重要なことですが、住民には知らされていません。これまでの経緯と周知のあり方について伺います。  二点目は、豊前善光寺駅の駅員の無人化について、宇佐市はどう考えているのか。JR九州に駅員の継続を要求すべきだが。  三点目は、この三月のダイヤ改正で対象となった県内六駅のうち中山香駅や日出駅、小野屋駅、去年から変更になった今津駅や東中津駅は、市が簡易委託を受けて、JR九州のOBを配置しています。宇佐市も駅員配置を考えるべきではないか。  四点目は、豊前善光寺駅のバリアフリー化や駐輪場の整備、街灯や防犯カメラの設置など、JR九州と協議して改善を求めるものです。  二項目めは、子育て支援について。  一点目に、中学卒業までの通院・入院費の無料化は、全国では六七%、県下でも八市町村が実施している。子育て世代が最も望む支援と認識しながら、進まない理由は何か。子どもの権利条約の立場から実施への協議を。  二点目は、全国的に広がっている授乳やおむつがえの場所を表示する「赤ちゃんの駅」の取り組みを求めるものです。  三点目は、放課後児童クラブの利用料の減免について、来年度予算に計上があるようですが、宇佐市の考え方について伺います。  三項目めは、学校教育について。  一点目は、教職員の勤務時間実態調査をしているが、現状と改善策について。  二点目は、土曜授業について、教職員の多忙化に拍車をかけていないか。教職員の意見はどうか、答弁を求めます。  最後に、消防行政について。  一点目は、女性消防団の活動内容と今後の支援策について。  二点目は、全国の先進的な活動を学んだり手話など学んでほしいという期待の声があるがどうか、お聞きします。  以上、市民にわかりやすく誠実な答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、子育て支援についての三点目、放課後児童クラブの利用料の減免の実施をについてでありますが、放課後児童クラブは、保護者が就労等やむを得ない事情により、昼間家庭にいない保育に欠ける児童を対象として、放課後等に適切な遊びと生活の場を提供し、放課後児童の健全育成の向上を図ることを目的といたしております。  多くの児童が利用し、大変喜ばれているところではありますが、中には経済的理由により、利用を断念している児童もいると聞いております。そのため、生活保護世帯、ひとり親世帯、市民税非課税世帯等の低所得者世帯を対象に、平成二十八年度より、県の制度を利用して、利用料の減免制度を実施することとしており、今議会に必要な予算を提案しているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目めの学校教育についてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、学校教育についての一点目、教職員の勤務時間実態調査をしているが、現状と改善策についてですが、今年度、市内の全小中学校において、時間外勤務実態調査を行ったところ、小学校では一日平均四十一分、中学校では一日平均九十五分という結果でありました。これにより、教職員の多忙化や時間外勤務の数値での実態がわかり、改めて課題を認識したところであります。  市教育委員会といたしましては、宇佐市立学校総括安全衛生委員会を開催し、各学校での勤務実態改善計画の見直しを初め、定期的な校内安全衛生委員会の開催等により、慢性的な時間外勤務を減らすよう確認いたしました。さらに、全ての小中学校に対して、今年度、校務支援ソフトを整備し、既に事前研修を終え、四月から効率的な学校運営ができるよう準備を進めているところであります。  今後も、教職員が計画的かつメリハリをつけて仕事を進められる環境づくりを目指し、学校ごとのノー残業デーの定着と、教職員の心と体のリフレッシュを図るための意識改善を、校長会等を通じて指導していきたいと考えております。  二点目、土曜授業について、教職員の多忙化に拍車をかけていないか。教職員の意見はどうかについてでありますが、土曜授業は、個に応じたきめ細かい指導と、ゆとりのある授業時数の確保等を目的に、今年度八回実施いたしました。  初年度の総括を行うための土曜授業実施検討委員会では、教職員から、準備や整理のための時間調整をしてほしい。また、社会体育関係者からは、実施日について県レベルでの調整をお願いしたい等の御意見をいただきましたので、これらを真摯に受けとめ、次年度の実施に向けて調整を行いたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めのJR豊前善光寺駅の無人化についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えします。  一項目め、JR豊前善光寺駅の無人化についての一点目、これまでの経緯と周知のあり方についてですが、JR豊前善光寺駅の無人化については、JR九州の鉄道事業の経営状況等による豊前善光寺駅の駅営業体制の変更予定に関する事前相談を昨年八月末に受け、今年一月末に営業体制の変更決定通知をいただいております。  また、地元では、JR豊前善光寺駅の無人化の情報を事前に得て、地元区長を中心とした豊前善光寺駅及び周辺整備検討委員会を設置し、JR九州へ駅員配置の要望がなされたと聞いております。  周知のあり方につきましては、JR九州が地元説明を行うとともに、二月二十五日のプレスリリース、駅舎での通知掲載により利用者へ周知を行っております。  二点目、豊前善光寺駅の無人化について、どう考えるか。JR九州に駅員の継続を要求すべきだがについてと、三点目、宇佐市も駅員配置を考えるべきだがについては、関連がありますので、一括してお答えします。  先般、検討委員会がJR九州大分支社を訪問し、駅員配置の要望を行いましたが、JR九州が職員を配置する体制を維持することは困難であるとの回答でありました。また、JR九州が市に乗車券類の発売を委託し、簡易委託駅として駅員を配置する場合は、受託者である市が人件費を負担することとなりますので、今後、検討委員会と慎重に協議してまいります。  四点目、豊前善光寺駅のバリアフリー化や駐輪場の整備、街灯や防犯カメラの設置など、JR九州と協議して改善をについてですが、駅施設の改善等につきましても、先般、検討委員会として、駅員配置の要望とあわせて周辺整備の要望が行われましたので、JR九州の対応を確認しながら、協議してまいりたいと考えます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの子育て支援についての(一)と(二)を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、子育て支援についての一点目、中学卒業までの通院、入院の無料化が進まない理由は何か。子どもの権利条約の立場から実施への協議をについてでございますが、子ども医療費の助成は、子供の健やかな成長と保護者の経済的な負担を軽減する重要な施策であると考えております。しかし、対象年齢の拡大は、多大な財源と安易な医療受診につながり、小児科医の疲弊が危惧されています。  中津市民病院では、小児科医師の減少により、日中の外来診療の維持が厳しくなり、昨年十二月一日から平日昼間の小児科外来診療について、救急車で搬送された方を除く初診患者については、必ず地域医療機関を受診し、中津市民病院の受診が必要と判断された方のみ、紹介状持参の上、受診することとされました。  また、中津市民病院広域医療圏対策研究協議会から、今後、子ども医療費助成の対象を拡大する場合は、事前に協議をしていただきたいとの申し入れを受けています。市では、小児科医療体制を守るため、近隣市や医師会などと協議を重ねながら、財源の確保とともに、医療機関の負担をふやさないような制度設計が重要と考えており、現時点での対象の拡大は困難と考えております。  二点目、全国的に広がっている「赤ちゃんの駅」の取り組みをについてですが、「赤ちゃんの駅」とは、乳幼児を連れた保護者が、外出時に授乳やおむつがえなどのために気軽に立ち寄ることができる施設のことです。市があらかじめ施設の登録基準を定め、公共施設だけではなく、民間施設も含め施設を募集し、「赤ちゃんの駅」として登録した後、施設の入り口などに目印となるステッカー等を掲示し、ホームページ等で紹介し、周知をするものでございます。  県内では、別府市が平成二十三年度から実施しており、大分市でも、本年四月から開始を予定しています。このような取り組みは、子育て家庭が安心して外出できる環境づくりと、社会全体で子育てを支援する意識の醸成を図ることができ、子育てを支援する上で重要であると思われますので、今後、調査研究をしてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、四項目めの消防行政についてを、消防長 奥秀則君。 ◯消防長(奥 秀則君)消防長の奥でございます。十番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、消防行政についての一点目、女性消防団の活動内容と今後の支援策についてですが、少子高齢化の進展や、多様化、大規模化する災害に対し、女性消防団員が地域の安心・安全の確保のために果たす役割は年々高まっており、女性の消防分野への参画を進めていくことは重要と認識しております。  本市消防団においては、平成十三年十一月に女性部が発足して、はや十四年が経過しており、主な活動内容は、災害時の後方支援や火災予防の啓発活動、各種消防行事の企画など多岐にわたっています。今後も、女性消防団の必要性や重要性を鑑み、救急講習や消防学校入校などによるスキルアップや、安全装備品の充実などの支援をしていきたいと考えております。  二点目、全国の先進的な活動や手話などを学んでほしいという期待の声があるがについてですが、全国の女性団員の先進的な活動事例の研究や交流を図るため、平成二十五年度には、東京で開催された消防団幹部候補研修中央特別研修に二名が参加し、また、昨年十月に佐賀市で開催された全国女性消防団員活性化大会においても、本市から六名が参加し、全国的な先進事例を学ぶとともに、全国の女性団員との交流を深めてまいりました。  また、手話などの学習についても、消防団女性部と協議をし、必要に応じて講師を招いて講習の機会をつくるなど、今後も女性消防団員のスキルアップの支援をしていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
     十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)順次再質問をいたします。  まず、一項目めのJR豊前善光寺駅の無人化についてからです。  私がこの善光寺駅の無人化を知ったのは、ことしに入って、地元の区長を中心に、小中高の学校長とか警察の方、宇佐市、地元議員などが入った検討会が、一月二十一日に初めて開かれまして、その直前でございました。その会でも、課長も参加されて報告をされましたけれども、八月にJR九州が文書を持ってきたという説明はされましたけれど、まだ情報がはっきりしないという内容でございました。  このことについてですね、経緯と、市が知っている内容についての周知のあり方ということについて質問をしたいわけですけれども、二十六日、八月の末ということですけど、JR九州大分支社から正式な文書がございました。豊前善光寺駅の駅営業体制の変更についてという表題です。まず、この内容について確認をしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)十番 今石議員の再質問にお答えをいたします。  この駅体制変更についての内容の説明ということでございますが、本文については、情報公開で、今石議員のほうにお渡ししてると思いますが、再度、簡単に読み上げをいたします。  表題につきましては、豊前善光寺駅の駅営業体制の変更についてということでございます。近年の少子高齢化の進行等により、鉄道事業を取り巻く環境は非常に厳しい。そのような状況を踏まえて、豊前善光寺駅においては、利用状況を勘案し、駅体制、駅営業体制を変更いたします等々の内容でございます。  実施予定は、二十八年三月予定、三月三十一日までの間は、案内要員を配置します。  簡略に読みましたけれども、このような内容でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)私はその文書いただきましたけれども、それを見ると、駅の係員が常駐しなくなること、その予定が二十八年三月末で、これにあわせて切符の販売など、一部駅業務について、業務の委託契約を検討してほしいという内容があると思いますけれど、これで間違いありませんよね。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)お答えをいたします。間違いございません。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)八月の時点で、そういう文書をいただきながら、どんな対応をしたのでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  まず、基本的にですね、JRがプレス発表する前に市が情報発信をできないということは当然でございますので、JRを飛び越えて、先に市が発信するというのはちょっと不可能かなと思います。  ただ、まず、うちの市の企画財政課の中で内部協議をいたしました。貞池区長会長とも協議をいたしまして、近隣の区長さんとも協議をした。同時に、善光寺駅に出向きまして、防犯灯、防犯カメラ、駐車場、駐輪場の運営体制とか状況、その辺の確認をしたということで、最終的には、回答文書にもありましたけど、自治委員さん、区長さんが発起人になった検討委員会を立ち上げて、今、議論しているという状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)八月末に通知いただいて、今後の予定については知ったわけですよね。それを公開することはできなかったのかもしれませけれども、それに対して、市としてはどうしようかというような協議などが必要だというふうに思うんですけれども、そこはどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  先ほど説明したとおり、市としても、どういった形がいいのかとか、そういった部分、じっとしてたわけでございません、水面下で動いてたという状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)区長、会長などには御連絡したということではありましたが、それはいつになるんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)私の記憶では、十二月ぐらい、十二月ごろというふうに認識しております。ただ、現地の状況とか、そういった部分については、八月以降に動いているという状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)例えばですね、今回、駅員を置くOBですけれども、配置するというふうに決めているところは、もっと早くに協議をされているという内容がございます。例えば、日出でありましたら、町長みずからですね、JR大分支社へ反対の陳情をもって要請をしたと。そういう内容とか、その回答を受けて、難しいという回答を受けて、庁内の協議を進める中で、簡易委託が必要という方向性を出した、そういうことで、十二月議会で、全員協議会などでお知らせをしたりとかですね、検討を重ねて、この四月から無人、全く人がいなくなるというようなことを防いでいるというような内容がございますが、その辺の対応ができなかったという、今の話では十二月になるまで、そういう対応になっていないように感じましたけれども、そうではないんですか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)今回、JRが示した方針というと、大分県で六駅が無人化というふうに提案をされました。基準は、五百人以下の乗降者数といった部分で、日出駅、神崎駅、豊前善光寺駅、緒方駅、由布市の小野屋駅、中山香駅のこの六つでございます。そこで、簡易委託を結んだのが、日出駅、小野屋駅、中山香駅、この三市町村が簡易委託をしたという状況であります。  我々も、内部協議をする中で、JRのほうとは事務レベルでは協議をいたしました。なかなか非常に、そういう社の方針という部分は、なかなかやっぱり、覆るのは非常にハードルが高い、もう会社決定という部分で非常にハードルは高いなということで、じゃあ、どういった形がいいのかという部分で、水面下で、そういう区長さん、地元の防犯協会の会長さん、そういった方を含んでですね、議論を、方策を練ってきたという状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)現実の問題ですけれども、近隣の中津の無人となった今津や東中津駅、中山香駅は、人の配置ができるけれども、宇佐市は本当に四月一日からは人がいなくなってしまうというような状況がありますので、これ何とかできなかったのかなと。本当に無人になるという状況を、市民のサービスがどれだけ低下するかというふうなことを真剣に考えていただいてたのかなということが、私はとても疑問に残っています。市長も、八月の時点でこのことも御存じで、対応されていたということでしょうか。質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)質問にお答えいたします。  企画財政課のほうで決裁をとりました。市長決裁もとったんですけど、市長から付箋紙を張った決裁文書が返ってきました。そこで、しっかり地元協議と議論をしなさい、調整をしなさいという指示の付箋紙の内容でございました。  そこで、我々が動い……。ちょっと説明してよろしいでしょうかね。そこで我々がとった行動というのが、ただ、人員配置だけで、今の営業時間がですね、平日が朝六時二十分から夕方の八時四十分。土日・祝祭日は、七時三十分から十八時五分、それ以降の深夜については駅員さんいないんですね。そこで、もう深夜は暗いし、駅周辺も防犯灯もなくて暗いと。そこで、その検討委員会の方たちと一緒に話す中で、ただ、駅員さんを置いただけで問題解決するのかと。中長期的に、例えば防犯対策、治安維持、安心安全対策、そういった根本的な問題を解決していかないと、豊前善光寺駅周辺の駅整備環境というのはよくならないんじゃないかと。そういった意見がありますので、今そういった内容について、検討委員会でしっかり議論をしていると。  先ほど答弁で申しました検討委員会というのが、豊前善光寺周辺整備検討委員会で、これは貞池自治会長、自治連合会長を筆頭に、地元の区長さん、小中学校の校長先生、さらに、大分県警、そういったかなり関係団体が入った構成団体でどうするかいう議論を進めてますので、その検討委員会の内容を踏まえてですね、しっかり市のほうも支援をしていこうというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)駅舎の管理とか安全面とか、そういう整備をするのも当然ではございますが、駅員を配置するかどうかということも、その検討委員会の中での要望があれば、それは早急にできるということですか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)まずですね、八月の通知を受けまして、二月ですね、検討委員会で代表の方と、答弁にもありますように、JR九州大分支社のほうに、駅存続、無人化を有人化にしてくれというふうに陳情に行ってまいりました。そこで、営業課長以下、五名ぐらい、相手の方がいたんですけど、そこでしっかり現状を訴えたというところであります。この具体的な施策につきましては、今、検討委員会で議論をしていますので、その結果を踏まえて、また、方向性を考えていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)とても何か対応がですね、検討委員会の意見を聞くということは大事だとは思いますけれども、それにしても、現実が本当に迫ってまして、駅員がいなくなるわけですよね。それに対する市民の不安というのはとても大きいものがあります。駅ですので、いろんな方がいらっしゃいます。子供も電車を見にくることもありますし、高齢の方も、障害のある方も利用される駅ですので、ここに人がいなくなるということの重大さをですね、もっと認識をしてほしいというふうに思います。  善光寺駅は特に、改札口から入って、ホームの幅が狭くてですね、本当に目の前を時速百二十キロ前後の特急が一時間に何台も、すごい速さで通りますよね。転落する事故なんかも起きる可能性だってありますし、人命最優先という意味から、宇佐市としての対応もですね、考えていただきたいというふうに思います。  本来ならば、JR九州のほうが責任を持つべき内容だと思うし、今回の無人化というJRの方針は本当受け入れることができないし、私たちも、共産党の議員団で申し入れもし、撤回を求めて交渉もしたところではございますけれども、その取り組みはですね、今後も、市としても、国にもJR九州にも要望を強くしていただきたいというふうに思いますが、目先のですね、もう人が全くいなくなってしまうという問題が、住民の福祉の向上にとってどうなのかという観点からですね、早急な対応をしていただきたいというふうに思って、今回質問を取り上げています。  委託契約の内容では、二十六年度の実績から百七十一万二千円というふうに、年間の手数料をJRのほうからは試算が出ていますよね。なので、多分そういう財政的な理由ではないのかなというふうには考えますが、善光寺駅も、他市の今回、簡易委託を受ける駅と比べても、利用が少ないとか、そういう理由もないですよね。人の配置が必要な駅だというふうに考えていますが、その辺は市としてはどういうふうに捉えているのか。質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  何度も繰り返すようになりますけど、今まさにそういう豊前善光寺駅の将来に向けてどうするかという部分を、豊前善光寺駅及び周辺整備検討委員会の中でですね、しっかりとつくり込んでおりますので、そこでJRにお願いすること、県に要請、お願いすること。また、市がしっかり支援することというふうに、しっかりそれぞれ整理してですね、検討委員会の意見を踏まえた上で、支援をしていきたいというふうに考えております。  駅員に、今の駅につきましてはですね、券売だけ、券売と駅前ロータリーの駐車場管理、この二点だけしかないんですね、業務としては。我々も、無人化に伴って、安全性の低下についてはどう考えてるのかというふうな形でも、JRとも協議をいたしましたけど、JR側によると、無人化になったということで、過去、そういった事故等が発生したことはないというような回答もございました。確かに、人がおるのといないのは、えらい違いがあると思いますし、我々も、現状維持というのが一番最良の方法かなというふうに考えておりますが、今まさに検討委員会が議論しておりますので、その結果を踏まえた上で、しっかり市のほうも支援していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)私は、中津の今津駅と東中津駅に行ってまいりました。ここは昨年の五月から簡易委託を受けている駅で、無人の一カ月間の間で、ホームの草が背丈ほどに伸びたりとかですね、清掃なども行き届かない、管理も行き届かない、そういう実態があったというような内容でありました。  今津駅は映画のロケ地にもなった駅ですけれども、ロケ地になったのは、委託を受けて後なんですけれども、今は本当に梅とか椿の盆栽とかですね、ひな人形が飾られてたりとか、駅舎は大変古いんですけれども、とても温かい風情のある駅というふうになっていました。  東中津駅は、自転車がたくさん置かれている、中津東高校に通う学生さんが利用する駅で、善光寺駅の四倍くらいの自転車の量があったと思いますけれども、きれいに整列をされていました。やっぱり地域の交通拠点としてですね、「駅員」という意味とは若干違いがあるかもしれないけれども、やっぱり駅のOBがいるということで、利用者は本当にこう無人になるということを考えればですね、安心して利用されているというふうに思いますので、宇佐市のほうとしても、ぜひ簡易委託を受けて、人の配置を検討していただきたいというふうに思います。  今、中津はシルバー人材センターが受けていますが、宇佐市のシルバーのほうからも、委託を受けたいという市に申し入れもあっているというふうに聞いていますので、地域のコミュニティーにとっても、人がいるとね、いろんなことができますので。その辺、市長の御見解はいかがでしょうか。やっぱりそういう交通の、まあ善光寺駅は四日市の方々も利用する拠点でもございますし、そういうところに人がいる、いないとでは大違いだと思います。宇佐市としてどう考えるのか、質問をいたします。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)今石議員の再質問にお答えをいたします。  JR豊前善光寺駅の一連の経緯につきましては、先ほどの答弁、そして、今のやりとりのとおりでございます。民間事業者がみずからの経営を見直す中でですね、そういう必要な人員の配置がですね、だんだんなくなってくるというのは、これはJRに限らずですね、いろんなとこでも起こっていることだというふうに思います。  問題は、基本的にはJRの人の配置というのは、いわゆる駅舎業務というんですかね、チケットを売ったり、買ったりとか、そういう乗降のことだと思いますけども、市としては、純粋にその交通機関を発着させる業務は、これはJRの本来業務だと思いますけども、それに付随するですね、安全安心の業務ですとか、安全面のことですとか、地域の環境美化のことですとか、そうしたところはまた、市は市として独自に考えるべきことだというふうに思います。  人を配置する、しないというようなことが目的化するのではなくて、私ども行政としては、そこに発生するであろう治安の問題、そしてまた、環境美化等の問題にどうやって対応したらいいかというようなことが、その次の課題としてはあるのかなというふうに思いまして、基本的には、今、地元の方々とですね、そういう協議をして、それで、JR側に、人がいなくなるんだけども、どういうふうな駅の業務になるのか。そして、私たちが心配している、その安全安心ですとか、そういう環境美化については、JR側としてはどの程度対応可能なのか。そして、それが、ここが限度であれば、市としてどれぐらいができるのか。今、そういったところをですね、協議をしているところでございますので、その協議結果を待ってですね、対応していきたいと考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)四項目め、四点目に、善光寺駅の整備についても質問してございますが、駐車場を整備するというような話をお聞きしていますけれども、ここは先行して、管理の仕方を変えるという内容なんでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えいたします。  駐車場、駐輪場につきましては、今、JR九州大分支社と協議中であります。駐輪場法とか、そういった法律等がありますので、どういった形になるかっていう部分は、検討委員会通じてですね、今後、絵になってくると思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)人を置いて管理ができるようなところをですね、機械化をして、利用する方の負担を重くなる、それによって、負担が重くなる、駐車場料金が上がったりとかですね、そういうことにはならないようにしていただきたいなというふうに思います。そしてまた、シルバーのほうから、そういう仕事もやりたいという要請もあるわけですので、雇用の場ということにもつながると思いますし、やはり人がそこにいるっていうことは、全然違いますよね。既に無人化になってる宇佐市の駅ございますけども、そこも環境美化に大変努力をしているというのもよくわかってますが、やはりそこに人がいて、声をかけてくれるというか、そういうことにもつながりますので、そこも考えてほしいなというふうに思います。  あと、手数料についても、人がいて切符を売れば、そこに手数料の収入もあると。その駅での切符販売や定期の販売が手数料として入ると。そこで、収入の努力もして、活性化できるわけでございますので、その辺は重ねて、人の配置についても、市としても検討を求めたいというふうに思います。  二項目めの子育て支援について再質問いたします。  子どもの権利条約の立場からということで、たびたび子どもの医療費無料化の拡充を要求しています。十八歳までがこの条約では子供と定義をしていますが、子供の最善の利益が第一義的に考慮されることを原則として、その一番目に、生きる権利、防げる病気などで命を奪われないこと、病気やけがをしたら、治療を受けられることなどを定めています。  まず、今の全国や県内のですね、医療費助成制度の状況について、どういう認識を持っているのか伺います。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。再質問にお答えをいたします。  議員さんのほうから質問の項目でありますように、全国的にも六七%と広がっておりますし、これもどんどんというか、だんだん対象の拡大というのが広がっているというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今では全ての自治体が独自の努力で無料化を進めているという実態があります。年々目覚ましく前進していまして、中学卒業まで通院も入院も対象としているという自治体が、去年末ぐらいですけれど、六七%、今回の地方創生交付金を助成に充てた自治体は、昨年十二月の段階で、さらに全国七十四市町村、ことしになって、来年度予算で、竹田市が中学まで拡大するということですので、さらにふえていることが予測されます。  県内は九市町村なのでもう半分、全国は七割という現状ですね。宇佐市は通院がまだ就学前まで、一年に入学すると、通常の大人と一緒の三割負担になってしまいます。全国七割の自治体ができていることができていない。県下でも、半分ができていることができていない。このことをしっかり受けとめて、まず中学卒業まで早急に拡大すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)再質問にお答えいたします。  全国的にも、県内にも広がっているということも認識をしております。ただ、議員さんが六月議会でも御質問をいただきましたが、そのときの答弁にもいたしました、今回の答弁にもありますが、宇佐市の小児科の医療体制、それから、県北の小児科の医療体制や小児科医の状況などを踏まえて、今のところは状況的に大変難しいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)市内の医療体制で難しいということですが、具体的にはどういうことですか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。
    ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  今、市内に小児科の医療機関は二カ所ございます。宇佐市の地域保健委員会の中に、母子保健対策小委員会というのがございまして、その委員会で、医師会長を初めとして、市内小児科の先生方を含めて、子育て支援課も含めまして、今の母子保健の対策について、現状と課題などを話し合ってまいっております。  この子ども医療費助成についても、二十五年、二十六年、二十七年、ことしもですが、検討課題として話し合いを続けてまいりました。医師会のほうからも、この対象の拡大は今でも安易な受診といいますか、そういうことも多い中、そして、夜間や救急に関しても、中津市民病院のほうにお願いをしている中、これ以上の対象を拡大することによって、さらに安易な受診や小児科医の疲弊ということが危惧されるということで、慎重に考えてほしいというような意見、具体的には反対の意見も出されているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)それは初めて知りました。宇佐市の医師会も、医療費無料化の拡大に反対をしているという内容とはびっくりなんですけれども。病院といえば、小児科だけではなくて、子供さんがかかる歯科とか皮膚科とか眼科とかありますよね。そういうところでも、そんな意見なのか。以前、私たちが医療費無料化の署名運動をしたときなどは、病院の窓口が置いてくれるような状況があって、そんな私はイメージだったんですけれども、そんなに病院のほうが困っているという実態なんでしょうか、再質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  小児科以外の先生方には、まだ具体的には余り意見をいただいてないというのが現状です。小児科医の先生方や医師会のほうと今お話をしているところではございます。小児科医の先生方もですね、今のところ、日中の診療だけでも大変な業務量があるということで、これ以上に拡大をされると、安易な受診、過剰な受診などが起こり得るんじゃないかということで危惧しているということ。  それから、先ほども申しました中津市民病院のほうに、救急や夜間の医療ということでお願いしているところで、それに関しても、市内の小児科の先生方は大変ありがたいというか、そういう状況を思っているので、中津市民病院の医療体制についても、これが崩壊することを大変危惧していると。そういうところからも、対象の拡大に関しては慎重に、それと近隣の市町村ともあわせて協議をしていきたいというふうに御意見もいただいております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)安易な受診というところも、とてもひっかかるんですけれども。若いお母さんたちは、やっぱり不安だから、病院に行くんですよね。二十四時間かなんか、電話相談とかありますから、そういうのを知らせるとか、そういう方法で、そういう不安取り除くという努力はすべきだと思いますが、行くことを、経済的な理由で病院にかかれない、そういうものをなくそうということでの対象の拡大なので、安易な受診を理由にですね、拡大をしないということはどうなのかなというふうに思います。  中津市民病院のこともいつも言われますけれども、定住自立圏構想の関係で、市民病院に小児救急の協定を結んでいるわけですけれども、でも、そこで協定を結んでいる、例えば、福岡の自治体などは四自治体ありますけれども、そこはもう中学まで無料にしているということなので、そことの均衡については、どういう捉え方をされているのか、考え方について伺います。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)実のところですね、福岡県側の定住圏の市町村のほうが先に先行しまして、拡充をされております。それによりまして、また、市民病院の受診もふえているということがあり、今後、拡大される市町村は協議をしてもらいたいというか、そういうふうな申し入れを受けているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)子どもの医療費の無料化は、今、本当に貧困と格差が広がる中で、子供の貧困率が過去最悪を更新して、六人に一人の子供が貧困状態に置かれているというような状況ですよね。そんな中で、最優先的に進めなければならない施策ではないかというふうに思います。なので、全国でも七割の自治体が実施をしている。それが、今、しない理由を並べられますけれども、こんなことではいけないというふうに思います。定住自立圏の中でも、そういう縛りはないと思います。やはり宇佐市の判断で、医療費無料化にするということが言えないはずはないというふうに思うんですけれども、そこはどうでしょうか、部長伺います。 ◯議長(中島孝行君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長 土居でございます。お答えいたします。  子ども医療費の無料化につきましては、これまでの議会の中でも、再三御説明申し上げてると思いますが、もちろん多大な財源が必要ということもございますが、それ以上に、先ほどから何度も御説明申し上げておりますように、医療体制が、はっきり申し上げて、整っていない。  そうした中で、現実問題として、確かに全国的には子ども医療費無料化というのは広がっておるわけではございますが、このことに関して、小児科医の疲弊というのが非常に強く言われております。また、現実、先ほどから課長の答弁の中でも申しましたように、本市だけ先走ってやるというようなことは、なかなか非常に難しい。なぜかと申しますと、本市の小児科医でも非常に疲弊しているという御意見をいただいておる中で、中津市民病院が非常に助かっておるわけでございます。  そうした中で、そこの小児科、中津の定住自立圏の中核の病院でございます中津の小児救急センター、これが維持できなくなりますと、これ以上に大変な事態になってくると思っております。  そうしたことで、お互いのやっぱりこういった医療体制の連携というのは、各自治体、大事なことだと思っておりますので、そうした部分を踏まえながらですね、こうした医療体制を、整備できるような体制をまず維持していこうというのが、まず一番先に考えておるところでございます。  その後、いろんなことを考えていく必要があろうかとは思っておりますが、現時点ではなかなか難しい問題だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)全国の七割の自治体が実施しているのに、この地域だけそういう理由で進められないというのは、納得できるものではないですので、今後も議論していきたいというふうに思います。  次に、「赤ちゃんの駅」の取り組みについては検討するということなので、そんなにこれはお金がかかる問題でもございません。ぜひ、表から見えるような、かわいらしいイラストなどでね、知らせるようにしていただけたらというふうに思います。  三項目めの放課後児童クラブの減免については、対象についても答弁がございました。減免額などについても、県の要綱に準じた形で実施をするということでよろしいですか。周知はどうするのか。二点伺います。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  県の補助制度等がはっきりしましたら、それにあわせて、市の制度のほうを確立させていきたいというふうに考えております。周知に関しましては、各放課後児童クラブを通じてや小学校を通じて等の周知を考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今まで経済的理由で利用できない方が入りやすくなるということでございますので、対象がさらに広がって、利用者もふえるのかなと予測されます。きのうも議論がありましたけれど、条例に定めた基準、施設の基準をですね、あと四年で必ず満たさなければならないという、せっぱ詰まったような内容もございます。待機児童がいる問題なども今議会で出ておりましたが、これ、施設の増設をですね、早急に、限りなく早く実施すべきだというふうに考えますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えいたします。  昨日もお答えしたとおりでございますが、三十二年三月三十一日までに、必ずそれを設置するようにというふうになっておりますので、それまでの間に、早急に改善を図りたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)三項目めの学校教育についてです。時間外勤務実態調査を行っていただきまして、小学校が一日平均四十一分、中学校が九十五分あり、かなり多いということが改めてわかりました。この調査ですね、持ち帰り仕事が入っていないようでございますが、それはなぜでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  勤務実態調査でありますので、方法についてはいろんな方法があろうかと思いますが、市教育委員会の勤務時間の実態調査におきましては、持ち帰り調査については入れずに、いわゆる勤務時間の、帰る時間という部分で、勤務実態調査を行いました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)持ち帰り仕事というものも、学校での仕事に変わりないわけでございますし、これ残って本来ならすべきものを持ち帰っているという内容なので、ここも把握しないと、正確な仕事量にはならないのかなというふうに考えます。次の調査では、持ち帰りも含めた調査を求めたいというふうに思います。今後のチェックなどについては、どうするのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えいたします。  まず、今後の勤務実態調査でありますけれども、持ち帰り仕事というのは、とてもその勤務内容が難しいものでありますので、市教育委員会としましても、持ち帰り仕事があると十分考えております。私も現職の時代は、持ち帰り仕事を持って帰って、家で仕事をするということがありましたので、あるんですけれども、それは勤務実態調査の方法論でありますので、市教委としては、あくまでも勤務は学校内で行うというところの方法で勤務実態調査を今後もしていきたいと思います。  また、チェック体制につきましても、これで今の現状、我々は十分と思っているわけではありません。特に中学校の時間外勤務が多くてですね、部活動という全国的な大きな問題も把握しており、これはまだまだ宇佐市にとっても大きな課題でありますので、今後は部活動等も十分視野に入れながら、チェック体制をつくっていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)では、持ち帰り仕事については、調査の必要がないということですかね。やっぱり、それをどう扱うかというのは別問題として、実態について把握するものが調査の意味だというふうに思うので、仕事として持って帰っているわけですから、本人の申告なので、どこに線を引くかというので、疑問があるのかよくわかりませんけれども、そこもやっぱり含めた調査をすべきだと考えますが、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えいたします。  学校長が調査をする場合もありますし、いろんな調査の方法があろうかと思います。持ち帰り仕事につきましては、市教委につきましては、勤務時間の中での調査を行いたいと思います。議員おっしゃる、御指摘のとおり、持ち帰り仕事が問題ないということは、全然、市教委としては考えておりません。そこも含めた上で、これ以外にも持ち帰り仕事があるということは十分理解をしております。  以上であります。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)実態をきちんと調査もされまして、対応策についての答弁もあったので、これが具体的にどういう改善につながるかというのは、今の時点で私にはよくわかりませんが、今後もですね、教員の多忙化については改善を求めていきたいというふうに思います。  土曜授業についても議論したいところではございますが、教師の意見も聞いていただいて、次年度の実施に向けて調整を行いたいという答弁がございました。これ、具体的にはどういう改善になっているのか、再質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えいたします。  具体的な部分につきましては、回復のとり方について、もう少し幅を持った、今は夏休み、冬休みのみの振りかえ日が主になっておりますが、それ以外でも振りかえ日がとれるような形をとり、教職員の疲労感が残らない形を今後はさらに追求していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)やはり教師の声を聞くと、土曜授業が再開され、始まったことによって、疲れが抜けないまま次の週が始まるとか、土曜授業に、授業参観や行事を入れると、平日、その準備に追われてしまうとかですね、休みがとれないとか、やっぱり人の配置がふえるわけではなく、授業時間がふえているので、やっぱり無理がふえるだろうなと思います。終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で、今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日三日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申し出がありますので許可します。  議会事務局長 加藤義人君。 ◯議会事務局長(加藤義人君)皆様、大変お疲れさまです。事務局長の加藤でございます。  議案質疑についてお知らせをいたします。  議案質疑の通告は、明日三月三日の午前十時までとなっております。議案質疑は、通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑は控えると、内規及び先例に規定しておりますので、御注意ください。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                     散会 午後四時三十四分 宇佐市議会...