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2015年12月10日 平成27年第5回定例会(第4号) 本文
2015年12月10日 平成27年第5回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2015-12-10
    2015年12月10日 平成27年第5回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2015年12月10日:平成27年第5回定例会(第4号) 本文 (290発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (四日目)              開議 午前十時〇一分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十七年十二月第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(平成二十七年十二月十日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨       │ 答弁を求 ┃ ┃      │                         │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃十四番   │一、医療費について                │市長    ┃ ┃大隈尚人君 │  宇佐市では、平成二十四年度に比べ平成     │      ┃
    ┃      │  二十五年度は医療費が二億円ぐらい下がっ    │      ┃ ┃      │  たが、その後また元に戻っている。下がっ    │      ┃ ┃      │  たことについてどのような分析をしている    │      ┃ ┃      │  のか。                    │      ┃ ┃      │二、高齢者と幼児を持つ保護者への食育につい    │市長    ┃ ┃      │  て                      │      ┃ ┃      │  訪問介護、デーサービスにいく高齢者や幼    │      ┃ ┃      │  児を持つ保護者に対して、学校給食のよう    │      ┃ ┃      │  な栄養バランスを考えた食育指導マニュア    │      ┃ ┃      │  ルはあるのか。                │      ┃ ┃      │三、地籍調査について               │市長    ┃ ┃      │  百年も続くという地籍調査だが、今後も従    │      ┃ ┃      │  来通りの予算規模で行っていくのか。      │      ┃ ┃      │四、宇佐米のブランド化について          │市長    ┃ ┃      │  市内で生産される米の地域限定(例えば、    │      ┃ ┃      │  赤尾米等)のブランド化を進め、付加価値    │      ┃ ┃      │  を高めてはどうか。              │      ┃ ┃      │五、地方創生事業の交付金について         │市長    ┃ ┃      │  大分県に四億円超の交付金があると聞くが、   │      ┃ ┃      │  宇佐市にはどのくらいの配分があるのか。    │      ┃ ┃      │六、高齢者の運転免許証返還について        │市長    ┃ ┃      │  新聞報道等によると高齢者の運転事故が増    │      ┃ ┃      │  加しており、運転免許証の返還が進んでい    │      ┃ ┃      │  る。高齢者が運転免許証を返還した場合、    │      ┃ ┃      │  通院や買い物等の交通手段が奪われ、日常    │      ┃ ┃      │  生活に大きな支障が生じてくる。代替とし    │      ┃ ┃      │  ての交通手段を市としてどのように考えて    │      ┃ ┃      │  いるのか。                  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃二十一番  │一、スポーツ施設について             │市長及び  ┃ ┃斉藤文博君 │ (1) 三和酒類スポーツセンター(旧かんぽの体   │担当部課長 ┃ ┃      │   育館)は大きな大会等を誘致するには床の   │      ┃ ┃      │   改修等課題があると思うが、今後の整備計   │      ┃ ┃      │   画は。                   │      ┃ ┃      │ (2) 白宇津球場の現状は良く整備されている。   │      ┃ ┃      │   指摘場所は次の三ヵ所です。1)県道から駐   │      ┃ ┃      │   車場までの拡幅2)三塁側フェンス外側の大   │      ┃ ┃      │   木の伐採3)外野に沿った河川の管理道では   │      ┃ ┃      │   あるが、球場利用者は使用している。以上   │      ┃ ┃      │   の整備が必要と思うが。           │      ┃ ┃      │二、中津市民病院小児科外来の診療について、    │      ┃ ┃      │  十二月一日より診療受付を変更しますとお    │      ┃ ┃      │  知らせがあった。保護者に午後五時以降の    │      ┃ ┃      │  診療体制に不安が広がったが、現状は。     │      ┃ ┃      │三、骨髄移植について               │      ┃ ┃      │ (1) 宇佐市は現状をどの程度把握しているのか。  │      ┃ ┃      │ (2) 自治体で支援しているところがあると聞く   │      ┃ ┃      │   が、どういった内容なのか。         │      ┃ ┃      │ (3) 今後、行政支援や啓発の取り組みは可能な   │      ┃ ┃      │   のか。                   │      ┃ ┃      │四、農業問題について               │      ┃ ┃      │ (1) TPPの宇佐市農業への影響見通しと対策   │      ┃ ┃      │   は。                    │      ┃ ┃      │ (2) 飼料用米、WCSの需要と供給のバランス   │      ┃ ┃      │   見通しと作付け課題は。宇佐市独自の大豆   │      ┃ ┃      │   作付け支援策は継続するのか。        │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、放課後・土曜学習支援事業「放課後チャレ    │市長    ┃ ┃中本毅君  │  ンジ教室」の全市的な推進について       │担当部課長 ┃ ┃      │  放課後に公民館や小学校の余裕教室等を活    │      ┃ ┃      │  用して安全・安心な活動拠点(居場所)を    │      ┃ ┃      │  設け、地域の方々の参画を得て、子供たち    │      ┃ ┃      │  が学習や体験活動、地域の方々との交流な    │      ┃ ┃      │  どに取り組む「放課後チャレンジ教室」は、   │      ┃ ┃      │  市の周辺部で取り組みが先行している。そ    │      ┃ ┃      │  こでは児童の参加割合も高く、好評である    │      ┃ ┃      │  と聞く。中心部の保護者の方々から、全市    │      ┃ ┃      │  的な展開を望む声を聞いている。        │      ┃ ┃      │ (1) 本市における「チャレンジ教室」の実施状   │      ┃ ┃      │   況および各教室の活動内容は。        │      ┃ ┃      │ (2) 教室運営においては、コーディネーター、   │      ┃ ┃      │   安全管理人および地域サポーターとして、   │      ┃ ┃      │   地域の方々の参画が必要になる。特に、教   │      ┃ ┃      │   室全体の責任者であるコーディネーターや、  │      ┃ ┃      │   教室開催中の責任者である安全管理人の担   │      ┃ ┃      │   い手確保が課題であると聞くが、実態は。   │      ┃ ┃      │ (3) 「チャレンジ教室」推進に関する今後の方針  │      ┃ ┃      │   は。                    │      ┃ ┃      │二、建設予定の平和ミュージアムについて      │      ┃ ┃      │  住民の方から「宇佐市に平和ミュージアム    │      ┃ ┃      │  が建設されるが、関係者は必ず、先に知覧(ち  │      ┃ ┃      │  らん)を見てきてほしい」とのご意見をい    │      ┃ ┃      │  ただいた。鹿児島県の知覧は、昭和二十年    │      ┃ ┃      │  に本土最南端の陸軍特攻基地となり、二十    │      ┃ ┃      │  才前後の若い隊員達が満州・日本内地から    │      ┃ ┃      │  集結しては、家族・国の将来を思いながら    │      ┃ ┃      │  出撃した地である。そこで小員は、特攻平    │      ┃ ┃      │  和会館を見学してきた。たくさんの遺書・    │      ┃ ┃      │  手紙を見て、涙が止まらなかった。現代と    │      ┃ ┃      │  は価値観の異なる部分もあるが、当時の人々   │      ┃ ┃      │  がどれだけ真摯に、誠実に物事に向き合っ    │      ┃ ┃      │  ておられたか、学ぶことは多い。        │      ┃ ┃      │ (1) 平和ミュージアム建設計画の具体化状況お   │      ┃ ┃      │   よび予算規模等を改めてご説明いただきた   │      ┃ ┃      │   い。                    │      ┃ ┃      │ (2) 史実を現代的に評価するばかりでなく、当   │      ┃ ┃      │   時の人々の価値観も理解できるような展示   │      ┃ ┃      │   を行うことで、現代の我々が学ぶことは多   │      ┃ ┃      │   いと考えるが、市の考えは。そのために、   │      ┃ ┃      │   ご遺族の心情に配慮しながら、一次資料で   │      ┃
    ┃      │   ある遺書・手紙などを積極的に展示するこ   │      ┃ ┃      │   とも意義深いと考えるが、市の考えは。    │      ┃ ┃      │三、映画『カラアゲ☆USA』の総括、および    │      ┃ ┃      │  ご当地映画の今後の方針について        │      ┃ ┃      │ (1) 映画『カラアゲ☆USA』について、本市   │      ┃ ┃      │   の観光・まちづくりにおいて、どのような   │      ┃ ┃      │   積極的意義があったか、総括的な報告を求   │      ┃ ┃      │   めたい。                  │      ┃ ┃      │ (2) 決算特別委員会を経て、本年十一月に「カ   │      ┃ ┃      │   ラアゲ☆USA観客動員集計」という資料   │      ┃ ┃      │   を受け取った。それによれば、動員数累計   │      ┃ ┃      │   は一三、四二三名であるが、この人数をどの  │      ┃ ┃      │   ように評価しているか。           │      ┃ ┃      │ (3) 決算特別委員会を経て、本年十一月に「『カ  │      ┃ ┃      │   ラアゲ☆USA』支援状況について」とい   │      ┃ ┃      │   う資料を受け取った。それによれば、平    │      ┃ ┃      │   成二十五年度から二十六年度の市からの    │      ┃ ┃      │   支援総額は、二五、九三五、一九〇円(内   │      ┃ ┃      │   一九、九三五、一九〇円が寄附金、三、    │      ┃ ┃      │   〇〇〇、〇〇〇円がふるさと納税)であった。 │      ┃ ┃      │   なお、興行収入については、制作委員会が   │      ┃ ┃      │   公式発表していないとのことである。市外   │      ┃ ┃      │   の篤志家の方から精算前ベースで二千万円   │      ┃ ┃      │   の寄付金をいただいており、これは尊く大   │      ┃ ┃      │   変ありがたいことである。一方で、約二、   │      ┃ ┃      │   六〇〇万円の支援総額のうち、その財源の   │      ┃ ┃      │   大半、二千万円を寄附金に依存している構   │      ┃ ┃      │   造にも見える。今後はより充実した自主財   │      ┃ ┃      │   源が必要であるようにも見える。事業の自   │      ┃ ┃      │   立性の観点で、もし寄附金がなかったら事   │      ┃ ┃      │   業をどのように実施していたのか、ご説明   │      ┃ ┃      │   いただきたい。               │      ┃ ┃      │ (4) ご当地映画に関する今後の方針は。      │      ┃ ┃      │四、豊川小学校区をはじめ市内の通学路につい    │      ┃ ┃      │  て                      │      ┃ ┃      │  本年十月に実施された豊川地区まちづくり    │      ┃ ┃      │  懇話会において、「通学区域の道幅が狭く、   │      ┃ ┃      │  舗装が悪くて水たまりができるため、雨の    │      ┃ ┃      │  日は子供たちが水をかぶって通学している」   │      ┃ ┃      │  趣旨の訴えがあった。             │      ┃ ┃      │ (1) 当該区域について、市の把握している実態、  │      ┃ ┃      │   および対策は。               │      ┃ ┃      │ (2) 市全体で、通学路の課題および対策は。    │      ┃ ┃      │五、観光振興を目的とする外国語標識・表示の    │      ┃ ┃      │  導入促進について               │      ┃ ┃      │  先日、遠方から友人が訪ねてきた。宇佐神    │      ┃ ┃      │  宮を訪問した後、友人の希望で湯布院へ行っ   │      ┃ ┃      │  た。通りを歩くと観光客でにぎわっていた    │      ┃ ┃      │  が、会話言語から外国人が歩行者の過半数    │      ┃ ┃      │  を占めいているように推測した。韓国語、    │      ┃ ┃      │  中国語や英語などの話し手であった。昨今、   │      ┃ ┃      │  中国人旅行客が商品を大量購買する「爆買    │      ┃ ┃      │  い」の報道などからも、外国人旅行者の受    │      ┃ ┃      │  入れ拡大施策が観光振興・景気浮揚の起爆    │      ┃ ┃      │  剤となるケースがあるのではと考えている。   │      ┃ ┃      │ (1) 本市における外国人旅行者の受入れ施策は。  │      ┃ ┃      │ (2) 外国語音声機器によるガイドも有効である   │      ┃ ┃      │   が、視覚的・直観的にわかる外国語標識・   │      ┃ ┃      │   表示も有効ではないかと思う。観光客数の   │      ┃ ┃      │   多い宇佐神宮やアフリカンサファリをはじ   │      ┃ ┃      │   め、市内の観光客が訪れる場所において、   │      ┃ ┃      │   外国語標識・表示の設置状況は。       │      ┃ ┃      │ (3) 外国語標識・表示の導入促進に関する今後   │      ┃ ┃      │   の方針は。                 │      ┃ ┃      │六、「公共施設の住民意識アンケート調査結果    │      ┃ ┃      │  (二〇一五年十一月)」について        │      ┃ ┃      │ (1) 三六一名の自由意見について、市はどのよ   │      ┃ ┃      │   うに受け止めているか。           │      ┃ ┃      │ (2) 自由意見の中で特に、公共スポーツジムを   │      ┃ ┃      │   望む声が多いが、これを積極的に受け止め   │      ┃ ┃      │   てはどうか。既存の民間事業者との協働を   │      ┃ ┃      │   含め、考え得る方策は何か。         │      ┃ ┃      │七、「論理的思考力」や「問題解決力」を育てる   │      ┃ ┃      │  学習・教育について              │      ┃ ┃      │  九月議会での質問の続きである。事業者に    │      ┃ ┃      │  おいて、顧客や同業他社ならびに自社の状    │      ┃ ┃      │  況を論理的に分析し、問題解決を図ってい    │      ┃ ┃      │  くことは、事業の成長につながる。そこで    │      ┃ ┃      │  商工振興の観点から、市内の事業者や商工    │      ┃ ┃      │  会議所等の各種団体において、経営者や従    │      ┃ ┃      │  業員を対象とした「論理的思考力」や「問    │      ┃ ┃      │  題解決力」を育てる研修が、どの程度実施    │      ┃ ┃      │  されているか、ないし奨励されているにつ    │      ┃ ┃      │  いて、市の認識をご説明いただきたい。     │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、本市におけるICT教育の現状と今後の展    │市長・教育長┃ ┃河野康臣君 │  開について                  │及び    ┃ ┃      │ (1) ICT教育の現状(功罪)をどのように認   │担当次課長 ┃ ┃      │   識しているか。               │      ┃ ┃      │ (2) 授業におけるiPadの活用について今後   │      ┃ ┃      │   の展開は。                 │      ┃ ┃      │二、障がい者・高齢者等の訪問入浴サービスに    │市長    ┃ ┃      │  ついて                    │担当部課長 ┃ ┃      │ (1) 障がい者・高齢者などで要支援の方々の入   │      ┃ ┃      │   浴状況は。                 │      ┃ ┃      │ (2) 災害による避難等で入浴等の介護サービス   │      ┃ ┃      │   は必要と思われるがどうか。         │      ┃ ┃      │三、伊方原発重大事故時の対応について       │市長及び  ┃ ┃      │ (1) 事故の大きさや風向きによっては県北地域   │担当部課長 ┃ ┃      │   も避難を要する地域となりうると思うが、   │      ┃
    ┃      │   その認識は。                │      ┃ ┃      │ (2) 具体的な避難計画等の策定時期はいつごろ   │      ┃ ┃      │   か。                    │      ┃ ┃      │四、はちまんの郷の草刈り等の整備計画につい    │市長及び  ┃ ┃      │  て                      │担当部課長 ┃ ┃      │  定期的な除草や木立の剪定などの必要があ    │      ┃ ┃      │  ると思われるが。               │      ┃ ┃      │五、行政区の再編について             │市長及び  ┃ ┃      │ (1) 少子高齢化や空き家増に伴う行政区の現状   │担当部課長 ┃ ┃      │   認識は。                  │      ┃ ┃      │ (2) 全市内で現状を調査し、再編する必要があ   │      ┃ ┃      │   るのではないか。              │      ┃ ┃      │六、若者の貧困対策について            │市長・教育長┃ ┃      │ (1) 奨学金の返済で苦しむ若者が増えていると   │及び    ┃ ┃      │   聞くがその認識は。             │担当次課長 ┃ ┃      │ (2) 宇佐市に定住する若者に対し、何らかの支   │      ┃ ┃      │   援はできないか。              │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛  まず、十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)皆さん、おはようございます。十四番 大隈でございます。  議長の許可を得ましたので、一般質問を始めたいと思いますが、昨日、一昨日のニュースでですね、少し気になるなと思ったんが、杭打ちの違反工事と、この血液に関する化血研の違反、四十年も続いたと。何か本当に信頼するものが壊ける、本当に今の日本を象徴しているような気がします。でも、宇佐議会は永遠に不滅でありますので、その意味を込めてですね、一般質問をさせていただきます。  それでは、六点について、一般質問をさせていただきます。  まず一点目は、医療費についてであります。宇佐市では、平成二十四年度に比べ、二十五年度の医療費が約二億円ぐらい下がった。その後、また戻っている。下がったことについて、どのような分析をしているのかということであります。  二点目は、高齢者と幼児を持つ保護者への食育についてであります。訪問介護やデイサービスに行く高齢者や幼児を持つ保護者に対して、学校給食のような栄養バランスを考えた食育指導マニュアルはあるのかということであります。  三点目は、地籍調査についてであります。百年も続くという地籍調査が、今後、従来どおりの予算規模で行われるのかということであります。  四点目は、宇佐米のブランド化についてであります。市内で生産される米の地域限定、例を言えば、赤尾米のブランド化を進め、付加価値を高めてはどうかということであります。  五点目は、地方創生事業の交付金についてであります。大分県に約四億円超の交付金があると聞くが、宇佐市にどのくらいの配分があるのかということであります。  六点目は、高齢者の運転免許証返還についてであります。新聞等によると、高齢者の運転の事故が増加しており、運転免許証の返還が進んでいる。高齢者が運転免許証を返還した場合、通院や買い物等の手段が失われ、日常の大きな支障が生じると考えるが、代替として、交通手段を市としてはどのように考えているのかということで、六点の質問であります。どうぞよろしくお願いします。 ◯議長(中島孝行君)それでは、大隈尚人議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、医療費が下がったことについて、どのような分析をしているのかについてですが、本市の国民健康保険の医療費は、平成二十五年度に対前年度比、二億七千七百万円減少いたしました。全国的には、国民健康保険の医療費が右肩上がりを続け、減少する市町村が少ない中、宇佐市にとっても初めてのことでありました。しかし、翌二十六年度には二億二千七百万円の増加となり、今年度についても、十一月までを見ると、減少前の二十四年度並みの水準で推移をしている状況であります。  平成二十五年度の減少の要因についてでありますが、入院費用の大幅な減少が顕著で、マイナス二億九千万円ありました。疾病別に見ますと、減少幅が特に大きいのは、統合失調症、関節症、腎不全、白血病、高血圧症、その他の消化器疾患、その他の神経疾患などとなっておりますが、健康づくり対策により減少した疾病と、それ以外の一時的な特殊要因によって減少した疾病とが混在しているものと思われます。このうち、関節症、高血圧症、腎不全などの減少については、健康づくり事業の効果によるものと考えております。  特に目立つのは高血圧症で、入院、外来ともに減少しており、過去五年間の国民健康保険の有病率の推移を見ると、二十四年度から減少し始め、二十七年度には、県平均値を下回りました。高血圧症は重症化すれば、虚血性心疾患、脳血管疾患、腎不全などの重篤な疾病につながるもので、健康づくり事業の一つの柱である減塩キャンペーンの効果が出ているものと考えております。  また、統合失調症や白血病、その他の消化器疾患、その他の神経疾患の減少につきましては、別の要因によるものと考えられ、一時的な特殊要因がなくなったために、元に戻ったものと思われます。  いずれにいたしましても、総体としては、医療費の抑止が図られているものと分析いたしております。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの高齢者と幼児を持つ保護者への食育についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の土居でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、高齢者と幼児を持つ保護者に対して、食育指導マニュアルはあるのかについてですが、食育につきましては、食育基本法をもとに、国が策定しました食育推進基本計画、県が策定した大分県食育推進計画があり、また、同法に基づき、市では、関係各課と連携しながら、本年三月に、第二次宇佐市食育推進計画を策定いたしました。  策定のために実施したアンケートの結果により、ライフステージごとに食を巡る課題を抽出し、目指す方向性、具体的に取り組む施策等を本計画に盛り込みました。議員御質問の高齢者や幼児を持つ保護者に向けた食育指導マニュアルは特にありませんが、子供の保護者に対しましては、その計画に沿って、チラシやパンフレットを作成し、市が主催する教室や健診会場、保育園や子育て支援拠点などで配布するなど、栄養指導に活用しております。  また、高齢者への対応としては、低栄養予防を重点に、ケアプラン作成者と同伴で、栄養士を家庭に派遣し、チラシやパンフレットを利用して、家庭での栄養改善をケアプランに生かす取り組みを始めております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目めの地籍調査についてと四項目めの宇佐米のブランド化についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)おはようございます。経済部長の山本でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、地籍調査は今後も従来どおりの予算規模で行っていくのかについてでございますが、地籍調査事業につきましては、院内地区が平成二年度、安心院地区が平成九年度、宇佐地区が平成十四年度から事業を開始し、平成二十年度から三年間、事業の休止をしておりましたが、平成二十三年度から事業を再開し、現在に至っております。  市全体の調査対象面積は、四百十四・二二キロ平方メートルであり、平成二十六年度末実績で、五十四・七四キロ平方メートルが調査済みであり、進捗率は一三・二二%となっております。  現在、平成二十二年度から三十一年度までの国土調査事業第六次十カ年計画に基づいて、計画的に事業を実施しているところであり、今後ともこの計画に基づき、着実に実施してまいりたいと考えています。  続きまして、四項目め、宇佐米のブランド化について、米の地域限定のブランド化を進め、付加価値を高めてはどうかについてでございますが、米の販売環境が厳しくなる中で、それぞれの地域イメージを活用してブランド化を図り、高付加価値、有利販売につなげていくことは、単に売れる米を目指すだけでなく、地域ブランド化を通して、地域全体の活性化へと発展するなど、非常に有益な戦略だと考えています。  本市におきましては、赤尾米のように、古くから地域ブランド米として有名な米がある一方、新たな地域ブランド米として誕生した米も幾つかあり、農薬や化学肥料の節減、品質基準の厳格化などによって、慣行栽培の米や他産地米との差別化を図っており、今後も農協等関係機関と連携を密にし、ブランド米育成を図るとともに、商標登録も視野に取り組んでまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、五項目めの地方創生事業の交付金についてと、六項目めの高齢者の運転免許証返還についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)皆さん、おはようございます。総務部長の稲積でございます。十四番、大隈議員の一般質問にお答えします。  五項目め、地方創生事業の交付金について、宇佐市の配分はについてですが、本年十一月十日に内閣府が発表した地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の先駆的事業分、タイプIの交付対象事業の交付決定によると、県が五件で、一億九千三百十九万四千円、県下市町村が十五件で、二億四千九百十五万二千円の交付となっています。このうち、本市では、小さな拠点づくりと移住促進事業が交付対象として、一千五百二十五万三千円の交付決定を受けております。なお、地方版総合戦略を十月までに策定したことに伴う地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の上乗せ交付分、タイプIIにつきましては、高校生短期留学事業など五件で、一千万円の交付決定となっています。そのため、今回の補正予算案で、交付金の追加交付による財源構成の提案をしているところであります。  次に、六項目め、高齢者の運転免許証返還について、代替としての交通手段をどのように考えているかについてですが、現在、本市では、高齢者に対応する公共交通手段として、民間路線バス、宇佐市コミュニティバスが運行されております。  民間路線バスにつきましては、採算のとれない路線の運行に係る赤字額をバス事業者に補助し、路線維持を図っており、年間で約二千三百万円の赤字のうち、市単独で約一千三百万円の赤字補填を行いながら運行を続けております。  また、コミュニティバスにつきましては、路線バスが撤退した市内の公共交通空白地帯を中心に、市内二十六路線、三十二系統について、年間約三千万円で運行委託を行っております。  高齢者の運転免許証返納については、本市の公共交通を協議する宇佐市地域公共交通会議においても協議事項としており、警察等を初めとする関係機関とも、高齢運転者をいかに公共交通の利用者へと移ってもらえるか。また、どのような公共交通体系に整理すれば、利用してもらえるようになるのかなど、協議を続けているところであります。  今後も、調査や協議等を積極的に行うこととなっておりますので、この中で、市民の皆様の意見を聞きながら、引き続き、高齢者、交通弱者が公共交通を利用でき、日常生活に支障のない形となるよう、考えてまいりたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それでは、順次、再質問させていただきたいと思うんですが、今、市長の答弁の中でですね、なかなか聞き取れなかったんじゃなくて、理解がちょっと私ができなくて、大概わからなかったことがあるんですが、実は端的に言って、二十五年度に下がった二億七千万の、一口に言えば、どこが一番下がったという形で捉えているのか。その辺をちょっとお答え願いたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)健康課長の樋田でございます。大隈議員の再質問にお答えいたします。  一番下がった疾病は、統合失調症、関節症、腎不全という三疾病が大きいと認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)今、読めばわかったんですが、ちょっと飛ばしたもんで、なかなかわからんかったんですが、実は、三つのもんが多かろうということなんですが、じゃあですね、このことについて、下がった要因をですね、今、三つのもんが一応あるということで、じゃあ、どういう対策ができたから、こうなったのか。その辺の対策は、どういうことが基準で、こういうことできたという、具体例があったらですね、ちょっと説明してほしいんですが。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  具体的な方策との関連では、関節症につきましては、健康チャレンジという取り組みによって、個人ごとに目標を持ちます。その中に、運動の目標を持った方々につきましては、ウオーキング、体操などがございますので、この効果によって、関節症、痛み等の症状が減り、通院、入院等の費用が下がったものと分析しております。  腎不全につきましては、特に糖尿病予防教室などの、糖尿病の悪化によって最終的に腎不全まで悪化する場合がございます。これによって、透析などの費用の医療費が大きくかかるようになりますので、この糖尿病の予防の対策として、栄養指導などの力を入れております。この効果によって、腎不全のほうが間接的に下がっていったものと理解しております。  統合失調症につきましては、我々が進めておる健康づくり事業には直接には影響はないものと理解しておりますので、別の要因であろうというふうに想像しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長ね、じゃあ、逆に、何で上がったかという分析もしているか。その辺をちょっと。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  これ、私、前に一度御説明したことがあったと思うんですが、実は、戻った理由については、分析がなかなかしづらくて、先ほどの答弁にありました統合失調症や白血病、その他の消化器疾患等については、この健康づくりの事業の効果ではない、別の要因ということにしておりまして、それは、一時的な特殊要因だったろうと。その年だけにあらわれた、ちょっと分析できない要因によって減少していたために、翌年にもとに戻り、総体的には二億七千万下がり、二億三千万ほど、もとに戻ったというふうになったと分析しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)一番は、またもとに戻った要因がね、一番わかれば、今、ちょっと難しかったというんですが。当然下がったら、上がったということになると、やっぱりどこがおかしかちゅうのは大体わかると思うんですが。ここをですね、また、その後の食育についてと関連があるんですが、この下がったところをもう少しですね、研究班をつくるぐらいに徹底的にやってですね、やっぱり二億何千万円下がれば、いろんな意味でですね、県とか国に頭を下げんでも、交付金をもらわんでもできるぐらいな予算だと思うんですよ。市独自でできることだと思うんです。私はこれをですね、市を挙げてですね、やったらですね、後でまた、地方創生のことも言うんですが、いろんな絵を描いてですね、全部出して、結局、我ががいいからお金をあげましょうという形が、ちょっと私はどうも国のやり方に余りよろしくないんですが。その意味でですね、そういう二億何千万円も浮けばですね、それをね、市独自でやっぱり宇佐市はここがいいよというぐらいなやり方をやったら、私はいいと思うんですよ。  そしてですね、この件については終わりますが、二点目のですね、高齢者と幼児を持つ保護者とか、そういうことに、指導マニュアルがあったらどうかいうことで、別に設けていないということだったんですが。実は、大分県が、九州初の食育条例、十一月十九日に食育の日ということで、こういうのを出したということは御存じですかね、部長。この記事、これは大分合同だったと思うんですが、読売じゃないと思うんですが、ちょっとこれ知っていますか。ちょっとその件を。 ◯議長(中島孝行君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)再質問にお答えしています。  一応、記事のほうは承知しております。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長ね、この中にね、やっぱり、今度は二点目に、今、一点目が終わって、二点目に行くんですが、ちょっと関連がありますので、ちょっとダブるかもわからんのですが。この中に、県の栄養士会の方が述べている中に、子供とかにはスポットが当たりやすいんですが、幼児とかお年寄りには、スポットが当たっていないと。私が質問したように、高齢者とか、そういったところについては、しっかりしたマニュアルとか、学校なら給食とかがあってですね、そういう食育とか、いろんな意味で栄養バランスができるんですが、特にひとり暮らしをしているとか、デイサービスをしていく方が、昼の食事とか、そういうときに、そういうマニュアルをしっかり作ってですね、そういう指導すればですね、さっき一番に戻るんですが、医療費の抑制に、私は食べることが物すごく必要だと思うんで、県もこういうような食育の日とかを設けたと思うんですが。  その辺でですね、パンフレットとかを作ってですね、今後ですね、そういうマニュアルをしっかりお年寄りの方のところに、やっぱり食事を提供する部分があると思うんですよ。そういうときとか、デイサービスに来る方の昼食のとり方について、こういうマニュアルの中で、しっかりした栄養バランスを考えたやり方をやるべきだと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  ネットで探してみまして、東京都幼児向け食事バランスガイド指導マニュアルというのが策定されておりました。これは平成十七年に、もう大分古いんですが、国が栄養バランスガイド、コマというのを提唱しまして、これをもって、東京都が幼児向けの指導マニュアルを作っております。こういったかなり厚みのある、何ページにもわたる指導マニュアルなんですが、どうも任意でございまして、各市町村の足並みが全然そろっていなくて、数市町村だけだと思います、で作られております。これを見てから、うちのほう、宇佐市で、どうしようかというふうなことを今考えている最中というのが現状でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)実はですね、私がある一人の老人の家に、たまたま別の用事があって行ったんですが、ちょうど夕食時期だったんですね。当然、御飯を食べとったんですが、その中身について、本当、味噌汁、昔から言う犬、猫御飯とかいうような形でですね。それだけ食べて、その日は終わりというような形なんですね。ちょっと親しいから、普通だったら、飯なんか見らんでくれと言うのが普通だと思うんですよ。ちょっと上がれと言われたので、ちょうど食べたときに居合わせたので、「これは毎日かい」って聞いたら、「いや、母ちゃんもおらんし、俺一人じゃけん、何もできん」とかいう形になんですね。これを見たときですね、私は、たまたま、この大分県が作った、そういうときにですね、本当に……。そのマニュアルがあったって、作るのは本人一人なので。でも、こういう栄養バランスがあったらどうでしょうかということで、やっぱりこういうチラシとか何かがあったらですね。あれを見たときにね、これがやっぱり病院に行く一番の要素かなと。栄養がとれてないんですね。病院に行けば、やっぱり同じ病気を、病院に行って、点滴を受けたときは調子がいいんですよ。二、三日経ったら、またもとに戻るから。また同じような病気で、やっぱり病院に来る。そうなると、病院に行く費用もかかるし、いろんな意味でね。通院も、足がないから困るということなんですよ。  いろんな意味が重なっているんですが、実は、これは市が今度出したんですね。健康課、こういうチラシを出したんですね。見てないですか。俺んとこだけ特別来たんかな、そんなことはなかろう。出しましたか。こういう形をしっかりですね。これは要するに、普通、御飯を食べに行くとき、こういうことを宇佐市ではやっていますよというような出し方だと思うんですよ。これにちょっと関連はないんですが、そういう意味でですね、ひとり生活をしよる人にしたら、本当に食べることが、やっぱり大切なんやけど、やっぱり大切なのが抜けてるから、こういう病気を併発すると思うんですよ。  この辺でですね、指導マニュアルはなかなか難しいといっても、独居老人のところに行くケアマネジャーさんとかがおると思うんですよ。そういう人に、こういうマニュアルがあって、こういうのを食べたらどうでしょうかとか。また、食事を提供するときは、こういう栄養がいいから、こういうのを出しましょうということをね、しっかりマニュアルを作ってやるべきだと思う。また、デイサービスに来るときにも、デイサービスの方々も、こういう栄養がいいと。こういうことで食べたら、いただきたいということです。  やっぱり市を挙げてですね、やったら、私はいいと思うんですよ。これは県のように、市独自のなんか食育の日とか決めてですね。きょうは一斉に同じものを食べましょうぐらい、市を挙げてやるとかいうことは、これはやっぱり私は食育というのが一番大切だと思うんですね。ひとりで生活している人を見たときに、本当にがっくりきて、自分も料理はできんのですが、卵焼きを作ってやろうかなという気分になったですね。こういうところをですね、小さいところから、また、指導すべきだと思うんです。そう難しいことじゃないと思うんですよ。この辺どうですか。部長でも結構ですよ。答弁を。そう譲り合わんで、どうぞ、二人とも答弁していいですから。
    ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  健康課としましては、議員さんがおっしゃるとおり、この食育についてのマニュアルを、まず、個人ごとに利用できるマニュアル、それから、その指導的な立場にある、幼児の方を指導する保護者向けのものとか、介護サービスに関係する指導員の方々に向けたマニュアル、そういった各種のマニュアルをそろえてですね、最終的には、市民の皆様の手元に届くように努力したいと思います。  それから、食育の日等についても研究をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)もうこれはごたごた言ってもしようがないと思いますので、そういうことでですね、やっぱり長生きするには、病院に行って長生きするのがいいか、それとも、健康で長生きするのがいいかって言ったら、課長、わかりますわね。病院に行かんで、健康で長生きするのが一番だと思うんですよ。そういう意味でですね、しっかりこういうマニュアルを作って指導していってもらいたいと思います。この項の一番、二番については終わります。  では、三点目の地籍調査についてでありますが、実はこれも百年も続く、永遠に続く大変な業務だと思うんです。今、部長の中に、答弁の中にあったんですが、それなりのことを考えながらやっていこうと。実は、今、部長は御存じだと思うんですが、高齢者が多くなって、田舎のほうからやっていかんと、なかなか土地の境界線とかがなかなか難しいということなんですが、もう一度答弁してよろしいんですが、従来どおりの予算をつけていくということでいいですかね。その辺をちょっと。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  予算に関しましては、先ほど答弁しましたとおり、十カ年計画に基づき要望してやっているんですが、実際ですね、全国の枠がきつくて、要望どおりの予算が今年度はついていない状況がございます。  先ほど議員が言われたとおり、優先的にですね、物証とか認証が難しくなる山間部からやっておりますし、また、今後はですね、平場のほうでは圃場整備、あるいは、安心院のほうでは国営の事業があって、それが法律に基づく地籍調査と同様な認証が得られるという事業に当たりますので、そういうものも活用しながらですね、慎重に進めてまいりたいというように考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)これは大変いい予算ですね。国の直接なことで、地元負担とか、市負担が少ないということで、どうぞ推進していっていただきたいと思います。この項については終わります。  次に、米のブランド化ということなんですが、なかなかこれは一概に、今すぐできることじゃないと思うんですが、たまたまこのキングランとかいう医療機器が、大分合同さん、よそ向いちょうけど、大分合同の新聞だと思うんですが、それに載っとったんですが、たまたま何か縁があるんですよね。ぽっと開けたときに、こういうのが出て、ああこれは、宇佐米のことで、いいこと書いちょるな。赤尾米ということで、当然、赤尾米というのはおいしいとは聞いているんですが。実は、院内もおいしいんですよ。安心院もいいんですよ。実は、先週、ある議員とですね、全く、普通、意見が合わんのですが、このことについてだけですね、意見が合ったんですよ。誰って名前は言いませんが、新開さんなんですが。「やっぱり大隈、そうじゃないかな」って、安心院の中で、まちは余りおいしくない。奥ったほうに行くとおいしいと。院内もそうじゃと。宇佐市全体で見たときは、全体的な面積が大きいと、宇佐の米よりか、院内の米、安心院の米と比べたら、どこがいいかいって聞いたら、やっぱり院内の米がいいって言いよる。私、院内やけん、院内の米と言うんですが。  そういうふうでですね、私はその付加価値を付けてですね、これは行政がですね、挙げてですね、今回はたまたま民間の人が頑張っておったということで、じゃあ、行政がここはいいですよっていうやり方で、ブランド化して、商標登録をとった経緯があるんですか。その辺があれば、ちょっと説明を願いたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)農政課長の岸田です。大隈議員の再質問にお答えいたします。  行政がそういう商標をとったという例は、ちょっと確認はしておりません。ただ、商標で、地域名プラス商品名の商標自体は認められていないというか、登録ができないようになっております。ただ、先ほど言いましたキングランさんが商標をとっているのは、豊の国赤尾米という、その部分での登録だというふうに聞いておりますので、単なる赤尾米というだけでは登録はできないだろうというふうに思っております。  ただ、そういったことで、商標のほうも、とはいえ、従来のそういった地域と地域のブランドということで、平成十八年に商標が改正されまして、新たに地域団体商標登録制度というのができております。これは農協さんであったり、商工会であったり、そういった団体が登録をするものでありまして、大分県であれば、関アジ、関サバとか、大分麦焼酎、そういったものが団体で登録をされております。  ただ、単純に農産物でやろうと思えば、今度、今年の六月に施行されました地理的表示法というのがございますが、これでいけば、地域名プラス商品名ということで可能ではあろうかというふうに思いますが、これも、なかなかいろいろ条件がありまして、おおむね伝統性がある、おおむね二十五年以上、そういったやり方が続いているとか、そういったいろんな部分があって、それができれば、そういった例えば、赤尾米という、そういった名称の登録ができるんではなかろうかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)実は、赤尾米というような形ができたから、当然、これは行政もあるかなと思ったら、やっぱりそうじゃなかったということで、個人的にやったということで、私が聞きたかったのは、行政の指導でやるのかなということだったんですよ。院内と、課長は安心院の出身だから、安心院の米がおいしいということはわかっとるんですが、そういう意味でですね、やっぱり安心院、院内、宇佐は赤尾米ということなんですが、そういう三つの地域限定的なことで、今後、こういうような商標登録をとるような形の指導をするということで考えているか。その辺をちょっと……。考えているか、考えていないかで結構です。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  答弁でも申し上げましたように、大変、ブランド化を図る上では、そういったこと、大変有効であろうというふうに思っております。高付加価値が付きますし、そういった他の商品との差別化も図れるということで、これも有意義なものだろうというふうに思っておりますので、今後、そういった部分で進めてはいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)市長が進める六次産業の中で、私は、第一に米、農業の穀倉の米、これのやっぱりブランド化がまず第一番だと思うんですよ。市長の考えも悪いという意味じゃなくして、まず、ここに原点の第一次に返って、その辺からちゃんとブランド化でできるような形で、付加価値を付けていくようなやり方でやれば、六次に私はつながると思うんですよ。何か六次が先で、一次が後になったふうにとれるから、改めてまた、こういう新聞記事を見てですね、こういうことがあるんだなということで、改めて、市長はわかっていると思うんですが、その辺でですね、一次がですね、私は万事必要だと思うんですね。その辺でですね、しっかり付加価値をつけるようなですね、行政指導なり、また、赤尾の方とか、いろんな意味で、この安心院にもコンクリートパイル等があって、いろんな意味で農業参入も出てくると思うんですが、その企業参入イコール、もともとおっちょる安心院、院内、宇佐の方が、やっぱりそういうことができるようにですね、指導すべきだと思います。これはどうぞよろしくお願いしたいと思います。  次にですね、ちょっとこれに関連があるんですが、後で、斉藤議員も質問すると思うんですが、飼料米とWCSというんですかね。実は、ブランドの米を作った隣には、飼料米があって、飼料米の何が言いたいかというのは、管理が悪いということで、かなり私のほうに苦情も来るんですが、斉藤議員もそんなふうなことを聞くということです。  この飼料米とWCSはですね、この指導ですね、やっぱりいい米を作った隣には、そういう形で、ちょっとずさんな管理があるんじゃなかろうかということ。その辺を把握しているか、ちょっと部長、課長でも結構です。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  確かに、飼料米の作り方というか、管理、畦であったりとか、そういった部分の管理が行き届いていないというのは、承知いたしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)聞いているだけでは悪いと思うんですが、指導なりですね、現地を見るとか、そういう対策をですね、そういう意味で、せっかくいい米を作って、そのうわさの横はそんなふうになるということで、全部が全部悪いとは言いませんが、たまたま、ちょっと管理が悪いということで、ちょっとじゃない。それははっきり言って、現地を見たらわかると思うんです。その辺で、ちゃんと指導をしてほしいということで、これは要望です。どうぞよろしくお願いします。この件については終わります。  五点目の地方創生の交付金についての質問ですが、四億円超の中で、トータル的には三千万円ぐらい出るような答弁だったと思うんですが、実はここにですね、これも大分合同かな。「地方創生の交付金、大分に四億円超」という新聞見出しが出たんですが、その中にですね、自治体独自の提案が認められない、国の過剰な政策、国の誘導が入ると。物すごく問題があるんじゃなかろうかという指摘もやっぱりあるんですよ。私は今、部長の答弁の中に、いろんな意味で知恵を出しながらですね。特に、今、最近は、中津もそう、津久見もそう、県のOBがなったということになると、なかなかこういう……。こういう形が懸念されると思うんですよ。国のやり方について、言うこと聞かな、おまえ銭やらんぞと。早よ言うと、そんな言葉だと思うんです。私は、これはもう絶対問題があると思うんですよ。そんなお金があるなら、消費税も上げんで、ちゃんとあるなら、使えばいいと思うんですけどですね。消費税のことは、ちょっと別なんですが。こういうお金がありますよということを言いようようなもんでですね。努力せなやらんとか、気に入らなんなら、もうだめですよとかいうね。このやり方についてですね、私はこの新聞を読んだときに、大分合同さんか何かわからんけど、いいこと書いているなと。そのとおりだと思うんですよ。こんな政策をやられてですね、何も出さないから、お金やらんぞとかいう、こういうやり方、ばらまき以外の何でもないと思うんですよ。そうじゃなくして、頑張るところにやるというのは、それは当たり前なんですが、このように、国の過剰な政策誘導ではないかと。こういうことは問題があるというような指摘もあるという中でですね、私は宇佐市もしっかり頑張っても、まだまだ欲しい分はいろいろ出したと思うんですよ。満額もらえるとは思っていないとは思うんですが、その件、どうですか。しっかりもらえているようなふうに捉えていますか。その辺、ちょっと答弁を願いたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。大隈議員の再質問にお答えをいたします。  確かに、議員指摘のとおり、タイプI、タイプIIということで、非常に事業施策としては、採択としては、すごいハードルの高いものでありました。  国のほうも、平口で言いますと、しっかり政策をやるんだったら、ちゃんとしっかり目標を設定して、しっかり施策を展開しろ、実効性のあるものにしろということで、採択条件も、国のほうでは外部の委員さんを入れた有識者会議、書類選考して判断するということでありますので、本市においても、本当に人口減少を緩めるような施策、市に必要な事業ですね、要望して、採択されたという経緯でございますので、特に、PDCAサイクルという部分は、しっかり取り組んでいこうというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)じゃあ、課長、自分たちが出したものに対しては、それなりに出してくれているように感じているということでいいんですか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)大分県下の情勢から見ると、宇佐市は頑張ったんじゃないかというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それだったら、私は心配せんでいいと思うんですよ。実は、なぜこういうことを聞くかというと、いろんな意味で、懸念があるということは、出してもくれんのじゃなかろうかという心配の中で、今、課長の答弁の中に、それなりに出した効果があったということで、私はそれで安心しました。それはそれで結構です。  それでですね、これ、地方創生事業ちゅうのは、あくまでもハードかソフトかと言われたら、どちらのほうに入るんですか。その辺をちょっと。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)基本的にはソフト事業になります。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)ソフト事業んじょうやって、じゃあ、ハードはもうせんのかというわけじゃないと思うんですが、じゃあ、ソフト事業はどういう形でするんですか。その辺をちょっと答弁を。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)先ほども申し上げましたとおり、人口減少問題に取り組むための子育て、定住、観光振興と、そういった多岐にわたる分野で減少を食いとめていこうという部分の、あくまでもハードじゃなくて、ソフト事業で展開していこうというふうに考えております。その中で、総合戦略にもソフト事業を主眼に盛り込んだという状況であります。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)ちょっとわかりにくかったんですが、じゃあ、私からこれを聞きましょう。  まず、ソフト事業は、今のような、大方満額もらえるからいいと。じゃあ、ハード事業ですね。ハード事業で、水路とか、農道とか、林道とか、そういうもの、当然、企業が来れば、工業団地を造るというのは、これは当然ハードになるんですが、そういうのも含めてですね、そういうところの予算は、どの辺の形で提出するのか。どのような出し方をするということになるんですか。ハードの面の出し方。今、課長の答弁は、ちょっと私と意見が違うたんですが、具体的に、そういうのを出すときのハードの分を出すのは、どこの分に出し方をするということになるんですか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)お答えをいたします。  多分、議員さんは、総合戦略の中に、国営緊急農地再編整備事業等々が入っていて、これはハードじゃないかというふうな指摘だと思います。具体的には、ソフト事業が主になりますけど、もちろん国営事業の分につきましては、例えば、安定した雇用の創出であったりとか、農業の担い手育成、さらに、企業等の農業参入等々も積極的に支援するということで、事業竣工後を考慮いたしまして、総合戦略に盛り込んだということでございます。  御指摘の農業、林道、水路修繕等の保守につきましては、これも指摘のとおり、高齢化が進展する中で、集落維持というのは喫緊の課題だというふうに捉えております。  市長のおでかけトーク、さらに、まちづくり懇話会等々を通じてですね、予算も以前に比べたら、かなり拡充はしているような状況になっていると思いますが、今後は、総合計画、実施計画の中でですね、関係課と連携をしながら、しっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)今、答弁でわかったんですが、総合計画の中にハードの分は特に入れたと。じゃあ、当然、部長が水路をしてくれよとか、そういうことを、もし提案したら、当然、五カ年計画の中に財政課長は予算をつけるということですね。そういうことでいいですか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)ここで、具体的なことは詳細には申し上げられませんけど、そういった集落維持とか、そういった部分につながる施策につきましては、また、協議をしていきたいと思います。  特に、今回、国の補正予算案も、昨日一昨日で全容が明らかになりました。三兆五千億円という予算の中で、一億総活躍社会の実現ということで、地方創生の加速化交付金というのも一千億円ぐらいつくようになっておりますので、そういった中で、また、事業運用ができればですね、そういった部分にも目を向けていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)部長、国のようなやり方はせんと。ちゃんと出したやつは、ちゃんと予算つくるということですので、どうぞよろしくお願いします。また、課長も、国のようなやり方をせんで、ちゃんと出したやつをちゃんとつけますよということで、特にハードの面、どうぞよろしくお願いしてですね、この項は終わります。  次にですね、最後の六点目になりますが、高齢者の運転免許証の返納という形で、実は最近、テレビでですね、高齢者の交通事故が目立つということになると、当然、免許証を返納せいという形になってきたときに、じゃあ、我々、中山間に住む人たちにとっては、大変な死活問題になると思うんですが、先ほどの部長の答弁で、支障が出ないような形でいろいろ考えていきたいという、具体的に、どげするかという言葉がなかったんですが、私はもう少し、具体的に、コミュニティバスが今、週二回やから、これを三回にするとか、四回にするとか、具体的にですね、そういう例があればですね、私はそこでちゃんと答弁が欲しかったんですが、再質問で言うてくれという意味で、この辺にとどめたと思うんで、再質問で質問したいんですが、この辺、どう捉えていますか。その辺をどうぞ具体的にお願いしたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。再質問にお答えをいたします。  コミュニティバス、地域公共交通につきましては、再三、議会等から質問をいただいております。今、御存じのとおり、路線バスの赤字路線と、コミュニティバスで運行しているところであります。具体的に、じゃあ、何かということで、今いろいろ議論しているんですけど、企画財政課としては、高齢化が進展する中で、コミバスの拡充の要望は高まってくるというふうには認識をしております。  そういった地域、要望があればですね、地域の実情を把握するために、まず、自治委員さんのところに行って事情を聞くとか、状況を聞くとかいうふうに考えております。  今、津房のまちづくり協議会ではですね、今月の下旬ぐらいから二カ月かけてですね、県の補助金をもらいまして、大分県くらしの和づくり応援事業というデマンドバスの有償事業を取り組んでいるような状況であります。例えば、軒先野菜の現金買い取り出荷や、買い物代行支援、便利屋を実施する。さらに、コミバスを補完できない部分については、高齢者をメーンに有償運行を行うというような実験的な事業も取り組んでおりますので、そういう県の補助、制度も活用しながらですね、そういう情報も提供していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それは大変いい有効な地域づくりの中で、大変ないい、自分で褒めてもしようがないんですが、そういうふうに考えているんですね。ああ、そうですか。わかりました。  じゃあ一つ、もう一点、コミュニティバスのことがちょっと出てこんだったんで。私は今ですね、週二回、昔は一回だったのが週二回ということでしているんですが、私は、コミュニティバスの流れができ……。今、課長が言われる分ができれば、じゃあ、コミュニティバスが要らんごつなるようなふうにとれるんですが、それは別格に考えているということですか。コミュニティバスはコミュニティバスで、ちゃんと週の便を増やすような考えを持っているか。その辺、ちょっとしっかり答弁を願いたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課の考えといたしましては、予算総額は変えなくて、運用の中でやりくりできないかというふうな形で考えております。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)じゃあ、もうちょっと具体的に。コミュニティバスは、今言うデマンドバスとか、そういう形がやれれば、コミュニティバスは廃止する。交通機関の分は当然、廃止は今はちょっと少し三千万円ぐらい出すけど、それは続くということで。今は、三つのパターンができたようなふうにとれるんですが、その辺はちゃんとそこの地域地域に応じて、三つのパターンは崩さんでやっていくということですか。その辺、ちょっともう一遍。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)津房地区の場合は、コミュニティバスは平常どおり運行して、プラス、デマンド形式の運用をやっていこうという形になっております。  今後につきましては、週二回のバス、コミバスの運行でございますけど、乗り手が少ない、利用者が少ないというような現状もありますので、どうやったら利用者が上がってくるのかとかですね。そういう形の中で、どういった運行経路、利用者形態がいいのかという部分は、慎重に話を聞きながらですね、議論してまいりたいというふうに考えております。ちょっと、いきなり二便を三便にするとか、そういった併用していくとかいう具体的な運用については、まだ具体的には決まっておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)すぐ三、四便は難しいということなんですが、経費もかかるということで、私は経費のことは言わんで欲しいんですよ。経費がかからんと、それは誰でもできますわね。だけど、そういう知恵を出しながらやるということで、答弁はわかったんですが。できたら、もし二便、今のままの運行の回数を増やさんけど、課長、何かな、話の中で言ったと思うんですが、実は、小回りが利くように、小回りというと、田舎回り、もう少し末端まで行って、同じ一日でそれができるような形を考えるというような考えを、ちょっと出てこなかったんですが、そういう考えもできると思うんですが、その辺はどうでしょうかね。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  そういった運用でですね、利用者が上がるんであればですね、ちょっとまた具体的に地域に入って、詳細に話をしたいというふうに考えております。  以上です。
    ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)現実的に、免許証返納という時が来ると思うんです。そのときに、今、課長や部長が答弁したように、しっかりですね、地域におりて、こういうことについては、市を挙げてですね、末端まで行くようにですね、一人一人が大切だという気持ちでですね、していただきたいなということで、私の質問は十二分を残して終わります。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で、大隈尚人議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)皆さん、改めましておはようございます。二十一番 斉藤です。十二月定例会の一般質問を行います。まず質問に入ります前に、今議会の開会日に議論された安保関連法案について少し述べさせていただきたいと思います。  討論では、賛否の意見が二人ずつと、同数でバランスを考えて、私は討論を控えました。国民を二分するような事柄は、もう少し地方議会でも討論の場があってもいいのではないかと私は思います。  そういった意味から、不採択にした総務常任委員会所属の委員から、委員会の審査の中身の中で、もっと反対討論に適した議論を期待したんですが、残念ながら、討論はありませんでした。私は、法案に賛成する人たちの考え方を否定するものではありません。今回の法案も、国会議員の多数決で可決、法案が成立したことは事実であります。多数決は民主主義であります。しかし、民主主義の良いところは、少数意見も尊重されるところにあると思います。  今回、問題点の中で大きく二つ、その一つは憲法解釈です。私たち地方自治体は、議会で決定される条例で運営されています。その条例は、法律の範囲内でなければなりません。そして、法律は憲法のもとで制定されています。  今回の法案は憲法学者のみならず、日本弁護士会からも多くの違憲であるという声があるのも事実であります。今回の法案成立までの過程には、少し疑問を投げかけたい。そういう気持ちであります。  もう一つは、抑止力の問題であります。今回の法案成立で、抑止力が増強されたという考え、このことも否定するものではありません。しかし、日本は戦後七十年、平和憲法を守ってきたことで、日本は戦争をしない国が定着している中で、外国からの大きな評価を受けていた、このことも事実だと思います。いわゆる見えない大きな抑止力が働いていたと私は感じています。  報道の是非は別にして、現に戦争のできる国と報道した外国のメディアも少なくありません。いずれの討論も、平和を願い、安全、安心を求めることに違いはなく、今後、もし、法案に基づく日本の軍事的な行為があったとき、このことが憲法に反するのかどうか、さらなる議論が必要だと認識しています。  それでは、通告に従いまして一般質問いたします。  一点目、スポーツ施設についてであります。  一つ目は、三和酒類のスポーツセンター、命名権をとったわけですが、大きな大会などを誘致するには、床の改修など課題があると思いますが、今後の整備計画をお聞きします。  二点目、白宇津球場の現状はよく整備されています。今は専属の整備員の方が、毎日のように球場に行って、草刈り、周りの運動場の整備、私は目の前で見ておりますんで、以前に比べて、相当努力されていることは認めるところでありますが、その中で、指摘場所は次の三カ所です。  一つ目は、県道から駐車場までの拡幅、乗用車同士も離合できないような進入口でありますね。  二点目は、三塁側のフェンスの外側、大木の伐採であります。今年来た台風の中でも、大きな枝が折れ、水路の中にその枝が入ったと、地域の方にも迷惑かけているということで、私のほうにも話がありました。  三点目は、外野に沿った河川の管理道。このことは、私が相当前に質問したときには、河川の管理道と聞いていましたが、これは球場の管理地及び市道であったいうことでありますけども、球場利用者は、その沿道に沿って進入している場合もあります。そういった意味からも整備が必要と思います。  二項目めは、中津の市民病院の小児科外来の診療についてであります。昨日、多田羅議員の小児医療の問題で中津のことを取り上げたときに、若干答弁のようなことが述べられましたが、十二月一日より診療受付を変更しますというお知らせがあったと思いますが、この中で、保護者に五時以降の診療体制に不安が広がったことも事実であります。今の現状をお聞きします。  三項目めは、骨髄移植についてです。今回、私が相談を受けたことについて、私も、この骨髄移植については、二十四時間テレビのドラマとか、テレビで感動的なドラマとか、そういった知識でしかありませんでした。今回取り上げたのは、その問題点が多々あるということから、その一点目は、宇佐市は現状をどのように、どの程度把握しているのか。  二点目に、自治体で支援しているところがあると聞きますが、どういった内容なのか。  三点目には、今後、行政支援や啓発の取り組みは可能なのかどうか。この三点についてお聞きします。  四項目めは、農業問題についてであります。昨日の多田羅議員、先ほどの大隈議員からも、大きく私のほうに期待されていますが、私自身も、農業は議員になったときから大きく始めたわけでありまして、特にはっきり言って好きでもありません。ただ、実務者にならなければ、本当に農業問題を語れないということで、議員になった当初から、八倍近い面積に広げました。その中で感じてきたことは、二十年前から感じてきたことは、現在、そのようになっています。十年後を考えた場合にはどうか、そのまた十年後はどうかということは、大体、実務者であれば想像がつく。そのようなことになっています。  今回のTPPの合意は、私は宇佐市が中心とする水田対策の農業について、危機的な場面に遭遇していると思います。例外五品目と言いながら、政府は二千億円近い補正を考えています。ということは、TPPが農業に与える影響は大であると認めたことにはほかなりません。私は、自分自身の農業経営はもう数年しか残っていないと思いますが、今後、この農業を考えた場合、地方創生と言いながらも、この問題抜きには宇佐市は語れない。そういうことから、今回、この質問を提起しました。  市長、二つだけ、私うれしいことがあります。六月でナラシの加入問題について提起しました。この問題は、今年、来年度は解決しました。どういった形で解決したのかなりませんけども、このナラシ問題はですね、私が提起したときに、加入できなければ意味がないんですね。今回、今年は、米価が一昨年と比べて若干戻っていますんで、このナラシの加入のメリットというのを感じない。だから、入っていない私たちは、もう来年、加入できても、もう入らない方針を決めました。いかに、そのときの制度が大事であるかということは、今後、特に宇佐市の場合、聞き耳を立てて、そういった問題点について、先取りをして考えていただきたい。  もう一つうれしいことは、今回のTPPの合意を受けて、県の説明会の中で、宇佐市の多分、職員だと思います。特に、地方の実態のことを考えて、各市町村の意見を聞いてくださいということが合同新聞の報道でなされていました。私はこのことは、質問を続けていて、やはりどこかで効果があるんだなと。やっぱりこういうことは、積極的に私も評価しながら質問したいと思います。  一点目は、TPPの宇佐市への影響の見通しと対策についてであります。若干、前日に述べましたように、今回、特にそういった問題に対策が必要だと思います。  二点目は、先ほど大隈議員が述べました。飼料用米とWCSの需要と供給のバランスの見通し、その作付の課題、次に、宇佐市独自の大豆の作付、裏作として、現在推進している大豆の作付の支援は継続してやるのかどうか。  以上で、私の初回の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、斉藤文博議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、骨髄移植についての一点目、宇佐市は現状をどの程度把握しているのかについてでありますが、骨髄移植は、白血病や再生不良性貧血等の血液難病の患者に、提供者の正常な骨髄細胞を静脈内に注入、移植する治療法で、提供者のドナー登録、提供あっせん事業を公益財団法人日本骨髄バンクが主体となって、日本赤十字社と県の協力で行われているものであります。  骨髄バンクの統計資料によりますと、大分県内の移植数は、平成十六年から平成二十七年十月までの十二年間の累計で、患者二百四十人、提供者百八十四人となっておりますが、そのうち、宇佐市にどの程度いるかは公表されておりません。  二点目、自治体で支援しているところがあると聞くが、どういった内容なのかについてでありますが、提供者や提供者が勤める事業所に助成金を出すもので、現在、全国で百五十四市町村で実施されており、県内では、大分市と中津市が今年度から助成を始めております。大分市の助成内容は、提供者に十四万円、提供者が勤める事業所に七万円を補助しております。また、中津市は、事業所にドナー休暇等がないことを条件に、提供者に十万円を補助いたしております。  三点目、今後、行政支援や啓発の取り組みが可能なのかについてですが、提供者は一週間程度の入院が必要となり、免疫的に適合する方が見つかっても、経済的に一週間の休みがとれずに断念する例があると聞いております。ドナー登録の普及、啓発とともに、提供者の経済的負担を軽減するため、先進事例を参考にしながら、前向きに検討したいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めのスポーツ施設についての一を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、スポーツ施設についての一点目、三和酒類スポーツセンターの整備計画はについてですが、議員御指摘のとおり、八月に開催されました国民体育大会九州ブロック大会のバスケットボール競技、成年女子が行われる際に、一部、床の状態が良くないとの指摘があったことを管理運営会社などから聞いております。  現在、県と市町村で、東京オリンピック事前キャンプ等の誘致に関する協議が行われておりますが、誘致に向けた施設としては、屋内競技の競技フロアの照明の照度の確保や、自然光の遮断など、競技種目によって求められる基準が大きく異なるため、基本的にはどのような競技を誘致するのか、その方針等の内容により、整備する必要があると考えております。なお、最近は、球技によっては、床そのものには手を加えず、表面に別途フロアマットを設置するなどのやり方があるとも聞いておりますので、今後、どのような方法が適切なのか、関係機関と適宜協議してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めのスポーツ施設についての二と、四項目めの農業問題についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、スポーツ施設についての二点目、白宇津球場についてのその一、県道から駐車場までの拡幅についてでございますが、この道路は、県道から西大堀集落を結ぶ市道であり、白宇津球場の利用者から、市道の拡幅についての要望は現在のところ聞いてございません。利用者から要望があれば、市道の管理主管課と対応ができるかどうかについて、協議していきたいと考えております。  その二、三塁側フェンス外側の大木の伐採についてでございますが、白宇津球場の利用者や隣接する西大堀地区の意見を聞きながら、市民の利用しやすいスポーツ施設になるよう、努めていきたいと考えております。  その三、外野に沿った河川の管理道ではあるが、球場利用者は使用している。整備が必要と思うがについてでございますが、議員御指摘の外野に沿った道路は、河川の管理道ではなく、白宇津球場の管理道でございます。球場等の維持管理につきましては、指定管理者である宇佐市施設管理公社に委託しています。毎月、報告されている報告書や年間の事業報告書等では、管理道については、これまで球場を管理する上で、特に要望は上がってきてございませんが、今後、球場の管理道としての状況を見ながら、球場の管理や隣接する河川に支障を来すようであれば、対応していきたいと考えます。  続きまして、四項目め、農業問題についての一点目、TPPの宇佐市農業への影響見通しと対策はについてでございますが、市といたしましては、今年十月に、九州市長会を通じまして、国に対して、海外の安い農林水産物と競合することとなる農林水産業関係者の不安を払拭するため、真に国内農林水産業の強化につながる確実性のある国内対策を講じることや、関税撤廃により、食の安全にも影響が及ぶ可能性があるため、国民に対し、十分な情報提供を行うとともに、農林水産物の安全、安心の確保を図り、食の安全を守ることを要望してきたところでございます。  また、国は、環太平洋経済連携協定、TPPの大筋合意を受け、品目ごとの農産物への影響、分析の結果を公表しております。聖域として交渉した米や小麦につきましては、輸入の増大は見込みがたいと説明、関税撤廃となる野菜や果物の輸入増につきましても、限定的と見込まれるとしております。ただ、米やミカンなど、価格の下落も懸念されるとも指摘し、先般、総合的なTPP関連政策大綱を決定いたしました。大綱におきましては、TPPを成長戦略の切り札として位置づけ、産業化に取り組む生産者がその力を最大限に発揮できるよう、攻めの農林水産業への転換とともに、関税削減等に対する農業者の懸念と不安を払拭し、経営安定に万全を期すため、措置を講ずることとしております。  また、政策大綱は、TPPの効果を真に我が国の経済再生、地方再生に直結させるために必要な政策及びTPPの影響に関する国民の不安を払拭する政策の目標を明らかにするものであり、今後はこの大綱をもとに、緊急性の高い施策を、今年度補正予算や来年度当初予算に盛り込むこととしております。  本市におきましても、年内に公表されるTPPの経済効果分析結果を見きわめつつ、主産品の米を初め、即時とは限らず、十年後、十五年後と、少なからず影響が危惧されている状況を最小限にとめられるよう、農業者への周知、説明を丁寧に行うとともに、今後の国のTPP対策の進展を注視し、関係機関、団体と連携を密にしながら、農業現場に混乱を招かぬよう、対応を図っていきたいと考えています。  次に、二点目、飼料用米、WCSの需要と供給のバランス見通しと作付課題は。宇佐市独自の大豆作付支援策を継続するのかについてでございますが、前段の飼料用米等についてでございますが、食用米価格の下落傾向、国の交付金額の増額等により、本市では、近年、飼料用米、WCSとも、供給量が増加しているところでございます。  国は、食料・農業・農村基本計画におきまして、飼料用米等の生産拡大を位置づけ、平成三十七年度の飼料用米の生産努力目標を百十万トンとし、この生産努力目標の確実な達成に向けて、水田活用の直接支払交付金など、必要な支援を行う旨、明記していることから、今後とも、飼料用米、WCSは主要転作作物として、農業経営の一端を担うと考えております。  また、作付課題といたしましては、管理、育成の不徹底による収量減、食用米との農業用水管理の適正化等、課題があり、収量が確保されることによって、交付金も確保されますので、畦の草刈りや適正な肥培管理の徹底を図っていきたいと考えております。  次に、後段の大豆作付支援策は継続するのかについてでございますが、平成二十六年度から三カ年計画で実施しており、今議会に確定した所要額を補正予算として提案しているところでございます。今後とも、大豆作付と飼料用米のバランスがとれた作付体系の推進による適正な水管理等を図ることにより、農業者の経営改善、生産意欲の向上に努めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目めの中津市民病院小児科外来の診療についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、中津市民病院小児科外来の診療について、十二月一日より診療受付を変更しますとお知らせがあった。保護者に午後五時以降の診療体制に不安が広がったが、現状はについてですが、これは中津市民病院が、十二月一日から外来患者の初診の際に、地域医療機関の紹介状を必要としたもので、この対象は平日昼間の外来に限られています。休日や夜間の小児科の外来と救急医療につきましては、平成二十一年度に、中津市との間で締結いたしました定住自立圏形成協定に基づき、中津市民病院小児救急センターで、これまでどおり、紹介状なしで対応していただけます。  今回、中津市民病院から外来受付の変更の連絡を受けてから、すぐにホームページで市民にお知らせしましたが、文章に休日や夜間の診療にも紹介状が必要になると読み取れる表現であったため、これを訂正しております。誤解や不安を与えないよう、正確に周知を図っていきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)順次、再質問をさせていただきたいと思います。  スポーツ施設の三和酒類スポーツセンターの分については、命名権をとっていただいたですね、三和酒類さんに失礼のないような施設にするという、今後、いろいろ改善をするという前向きな答弁でありました。  スポーツ振興に欠かせないのは、市民の大会を盛り上げることと、もう一つは、スポーツ大会を誘致するという、大きな二つの点があると思いますけども、誘致に関して、今後、宇佐市としてね、屋内競技で、三和酒類さんが命名権をとったことによって、記念するスポーツ大会なんかを誘致する可能性、考え方はあるのかどうか。まず、一回目にお聞きいたします。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(高月晴彦君)文化・スポーツ振興課長の高月です。斉藤議員の再質問にお答えします。  ネーミング・ライツに関して、その関係で誘致する大会があるかという御質問でありますが、今のところ、それに関しての大会等の誘致については考えておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)そのことについて、スポーツ振興計画の中では、非常に机上の部分ではいいことを書いていますけども、これを機にね、一度は、バレー、バスケット、いろいろな中の協議が考えられると思うんですが、市としてね、考えるべきだと私は思うんですが、その辺もう一回、答弁をお願いします。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(高月晴彦君)お答えいたします。  おっしゃられるとおり、大会を誘致してのスポーツ振興は有効な手段だと考えております。その辺は、市内の体育協会、体協加盟の団体とも協議してですね、そのようなことができるようになれば、そういう方向も考えておりますし、その辺は、体育協会の中で話していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)三和酒類のスポーツセンターに大会を誘致することで、隣接するはちまんの郷の宿泊客も増えるという相乗効果もあるんで、ぜひ、そういった考え方を、市長のもとで考えていっていただけたらと。  二点目のですね、白宇津球場は、三点ともちょっと前向きじゃない答弁なんですが、県道からの駐車場までの拡幅で、利用者から要望がなかったという回答書なんですけどね。実際あそこを通ってみて、軽トラ同士も離合できない。そのことは認識されていますか。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(高月晴彦君)お答えいたします。  幅員の狭いことについては、実際通ってみて、認識しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私も、そこの地区民の一人なんで、よく目にするのが、今は少年野球をね、よく利用するんですが、あそこ駐車場になっている広場、満杯になるぐらいに多いんですよ。ほんで、下ってくる坂の分と、こっちから行く分で、ちょうど途中でね、がっつり合った場合、運転免許証を持っているんであれば、どちらもね、うまくバックして行くんであれば、技術的に非常に難しいんですよ。これはね、皆さん行かれたらわかると思います。普通車一台通れば、向こうから見えれば、こちらで待機しておくという問題もあるんだけど。  一つね、提案なんですけど、今、農道にね、和間のほうにしている離合場所をね、つくるという手もあるんですね。この回答やったら、利用者から要望がないからしないということで、もう少しね、回答するとき、知恵を出してね。あそこ、途中に、一カ所、離合場所を設ければ、そこによけて通られるわけですね。私は、地区の道路やからよく知っている。公共施設というもので、スポーツ施設でありながら、普通車が一台しか通れない進入路、ね。常時通るわけじゃないから、利用者から不満が上がってないんだけど、普通に考えておかしいわけですよ。白宇津球場ができて、相当なるわけですけど、ここ最近、特にね、少年野球の保護者の方の車が、一人一台ぐらいで来るわけですね、いろんな事情で。そういった部分での配慮がなっていない。特に、あそこは農耕車も通るんでね。そういった部分は、もう少し考えるべきだと思うんですが、どうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)土木課長の山崎です。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃられますように、その道路は、白宇津・梅林線という市道になっておりまして、今、車道幅員が三メートルしかありませんで、確かに離合できるような状態ではありません。現地で、今言いましたように、離合の場所をですね、やはり法を使って、少し離合所みたいにできないか。または、ちょうど山になったぐらいのところ、今、木を両方伐採しているところですかね、そこら辺を、もし、地域の方と、当然、地区の区長さんやらと相談をしながら、この件については進めていかなきゃできないんですけど、そういう土地利用をできるところがあればですね、そういう、いわゆる離合箇所を考えていきたいと思っています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)今言われた、木の伐採もですね、地区の個人の方がされたんですね、無償で。見通しがよくなったんで、若干ですけども。そういった方法があるわけですよね。指摘されたことに対して、利用者からの要望がないということを議場で回答するのは、ちょっとお粗末かなと思いますんでね、今後、そういったことについては、もう少し配慮した答弁を願いたいと思います。  二つ目のね、大木なんですが、これも相当前の私の質問に、あそこは木を伐採して、せめて応援団の方とか、観客ができるというふうに整備するという答弁で終わっちょったんです、これは。今、木も太ってですね、あそこはマムシも数多いんです。私、近くに田んぼ作っているんでね。だから、ファールボールが入った場合に、今回、議員ソフトで利用したときに、夜なんか、もう全く入れないような状況なんですよ。だから、そういった部分について、私は指摘しているんだって、全く手つかずの状態では悪いと思うんで、指摘したので、ちょっとこの答弁には、私、納得いかないんですけど、その辺どうでしょうかね。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(高月晴彦君)再質問にお答えします。  議員の質問を見まして、現地を確認しました。言われたとおり、大木がかなり出ていて、上のほうの田んぼ方にも、台風のとき御迷惑をおかけしたということも聞いております。  ですから、あの部分につきましては、田んぼの所有者を含め、西大堀の方々、それと、利用者等にですね、意見を聞きながら、対応していきたいと考えております。木を全部切るかとかですね、その辺については、利用者のほうも、木陰があそこに余りありませんので、その辺も含めてですね、利用者の方の意見と地元の方の意見を聞いて、早急に、そういうふうな意見を聞いて、対応のほうに行きたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)大木の処理もですね、いろんな部分で、ここでは申しませんけど、高月課長はちょっといろいろなところに出かけていって、調べていただいたことは事実なんで、経費をね、なるべく安くする上で、やっぱり整備するという方向で私は考えたいと思いますんで。せめてね、ファールボールが取りに行けるぐらいなね、整備をしないと、もし、ボールを取りに行っていて、マムシにかまれたったら、もう大変な事態になるんでね。特にシーズン中は多いんでですね、是非、お金がないじゃ済まされない部分があるんで、前向きに考えていっていただきたい。
     三点目のね、球場の管理道であったことは、今回、私も初めて知ったんですが、土木課長ですね、壊れている路側帯を見たと思う。今、報告事項の中でね、道路の瑕疵によるね、補償がありますよね。あの道路を通っていて、路側帯にタイヤを落ち込ましてね、市の過失を問われたら、あれは対象になりますか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)土木課長の山崎です。再質問にお答えします。  確かに、現地はいわゆる河川沿いの法面について、クラックが入って、少しずれておるような状況になっています。何かあれば、道路が悪いということであれば、瑕疵の対象にはなると思います。  それで、当然、悪い部分については、いわゆる白宇津球場線という市道になっておりますので、今、クラックが入って落ちている部分からですね、当然、地元の区長さんやらと、どういう場所からやっていったらいいかと、一遍にはなかなかできないと思いますけれども、悪い部分から補修をしていきたいと思っています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)球場側からあの道路を通るときには、災害で、あそこの川の側面をよくしましたよね。あそこまでしなくても、私は瑕疵の状態を言っているんで、その瑕疵の状態に値するんだったですね、危険性があるという認識であるんで、整備計画に基づいて、拡幅してぴしゃっとせいっちゅうわけじゃないんです。危険がある箇所、私も通るんですが、ここ最近、農耕車も大型化してね、他地区からもですね、あの道路、あっちの佐々礼のほうからですね、高森のほうから、あの道路、大型農耕車が通るんですよ。ほんで、ちょっと運転を誤ると落ちるような危険性がありますよね。あそこは除草剤をやったことで、路肩が増えているんだろうけど、理由はどうあれですね、危険性があることをやっぱり認識すれば、やっぱり最低限の整備はしないと、万が一落ち込ましたら、また、市の過失を問われるというケースがあると思いますんで、ぜひやっていただいきたいと思います。一項目めを終わります。  二項目めのですね、中津市民病院の小児科外来の問題についてですけども、診療には影響ないと言われましたけども、今回、この通知が回ってきたですね、最大の目的は何だったんですかね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)斉藤議員の再質問にお答えいたします。  今回、回ってきた通知の目的ですね。市民病院のほうからですね、昼間の外来の受付方について変えたので、それを関係する圏域内にすぐに周知しなければならないというような事情が生じまして、各市町村に対して、広報等、ホームページ等で、すぐ載せてもらいたいというような要請が来たというのが、通知の内容でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)少しちょっと答弁がかみ合ってなかったな。お知らせを出したね、最大の目的というか、意図というか、そこはどういうふうに解釈したらいいんですかね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  意図につきましては、昼間の外来につきまして紹介状を必要とすると、かかりつけ医を持ってもらいたいというようなことを、そういうふうな受付の変更をしたものですから、それを伝えたいというのが趣旨でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)ということは、日中の診療であればですね、宇佐市にかかりつけと、また、高田の場合は、高田の病院にかかりつけ医を持ってほしいという、その趣旨からという理解でよろしいんですかね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)はい、結構でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私も文章を読んだら、非常にわかりにくかったんで、一つは、安心したんですけど、こういった部分については、いろいろなまた、他に理由もあると思うんですけど、小児の救急搬送の問題について、ちょっと消防署にお聞きしますけど、宇佐市からですね、中津市民病院に搬送された、年間どれぐらいの件数があるのか、ちょっとお尋ねを。 ◯議長(中島孝行君)消防課長。 ◯消防署長兼消防課長(和氣久義君)消防課長の和氣です。斉藤議員の再質問にお答えします。  宇佐市から救急車で中津市民病院への小児科への搬送につきましては、平成二十七年十一月一日現在で、九十七名になっております。それから、平成二十六年、これにつきましては、九十七名を搬送しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)その内訳ですけど、夜間搬送といわゆる五時までの搬送、その区別はできていますか。 ◯議長(中島孝行君)消防課長。 ◯消防署長兼消防課長(和氣久義君)お答えします。  まず、二十七年十一月一日現在ですが、先ほどの九十七件のうち、五時以降が六十三件、それから、さらに九十七人のうち、病院から病院の搬送ですね、これが二十二名。それから、二十六年につきましては、九十七人のうち、午後五時以降が五十六名、それから、転院搬送は十二名となっております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)それを受けて健康課長、お知らせの中にですね、読み取って、先ほどの回答をいただければ、宇佐市、豊後高田市に在住して、中津市民病院を日中のかかりつけにしている家庭があるというふうなことが感じられるんですが、そういった部分については把握はできてないわけですよね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  議員御指摘のとおり、日中の外来について、かかりつけ医を中津市民病院にしているのがどの程度かというのは把握しておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)いずれにしても、中津市民病院が立ち上がったときには、小児科の部分では、県北の拠点になるというふうに私も認識していました。市長ね、高田の中央病院が、今、医大から女性の先生が来て、大きな新聞報道されました。今回の通知の中に、小児科医が減ったという部分がありますよね。その大きな原因の一つに、夜間でも受付るから、救急じゃなくても、安心して宇佐から行けるという、このメリットがあったわけですけど、今回、小児科医の不足であったんですが、ここから提案なんですけど、高田も夜間救急とか、宇佐市も夜間救急については、小児科は診れないんです。その小児科医の不足の中で、医者を目指すという部分でね、医者をまず目指して、小児科医と。ほんで、目的としてね、県北に残っていただけるという、そういう人を対象にね、奨学金という制度をですね、中津を中心に、対象である宇佐、高田でね、そういった部分については、市長会かなんかで少し提案ができないかどうか。最後に。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  少しちょっと経緯を申し上げますと、中津市民病院は、今、福岡大学から七人、小児科医が派遣されて、今、運営をしているというような状況であります。だから、その医局との関係を良好に保って、七人派遣して、三百六十五日、二十四時間体制が維持されているということなんです。そのときに、そこの医局の先生方と教授とお話をして、つまり、市民病院に外来用の窓口、今の七人の人で回す人と、もう一個、小児科救急医という二枚看板してくれというふうな要請があったんです。つまり、休日夜間で、救急で入る人については、ここの中津、宇佐、高田の人の小児救急の人も協力していただいて、地域を挙げて救急体制しましょうと。看板が二つあるということなんですよね。そして、その小児科医を福岡大学から七人も派遣するというのが、この小児科医が少ない中で、どうしてああいう小ちゃなところに、七人も福岡大学が派遣するのかということで、大学の中で、非常に先生も厳しい立場にあると。  そこでですね、中津市のほうが、中津市民病院に来ていただければ、留学するチャンスを与えますよと。そして、また、小児科医を目指す人については、奨学金制度は中津は既に持っているんです。持っておりまして、そういうありとあらゆる対策をですね、講じた上できました。そのうちの一人が、今、アメリカか何かの大学に、今、勉強に行っているわけです。それで今、一人抜けた状態なんです。その抜けた状態になっているから、毎日、まず、一次的にこちらで受けた方に来ていただかないと、みんないきなり、そこに外来に来られると、七人でローテを回したら、週に一回休めるわけですけど、今、六人だと休む暇もないと。  そういうことで、外来分については、十二月一日から、診療、まずは、お抱えの人に紹介状を持ってくださいよという形になったわけですね。  したがって、そういう留学するチャンスがあるとか、非常に優遇をしてですね、やっと集めているという状態であるということを、まず御認識をいただきたいと思います。救急のほうはですね、看板が違いますんで、本当はですね、今度、高田にも小児科医が出ましたけど、宇佐は、今はもう、熊埜御堂さんと、佐藤第一しかないんですよね。そういった方たちが、少しローテーションでですね、やっていくというのが、本来の姿ですけども。基本的には、今の中津市民病院の方が、ローテでそこに回っているんですよね。  したがって、物すごい休みなく、しょっちゅう、日中やって、また、今日の当番に回ってと。そういった状況を繰り返していますので、疲弊化しないように、少しでも市民病院のほうがですね、そういった要請があったということでございます。その要請があったときに、私どもがちょっとこう、その真意がきちっと伝わらなかったと。伝わらないような文章になってしまったというのは、ここはですね、率直に反省して、至急直すようにですね、指示をしたところでございますので、その点については、おわびを申し上げます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私も通達の前に、中津市民病院の小児科の部分については、夜間も普通診療をやっていただいているという。救急患者が多いときには、なかなか順番が回ってなくて、数時間待たされたという事実も知っています。高田の場合は、大分医大から来ていますね。  いずれにしても、小児科医の不足という部分で、一つは、小児科の診療は、市町村によって違いますけど、無料化と。まず、私の孫もそうなんですけど、この時代の変化と言ってしまえば、そうなんでしょうけど、軽度、鼻水程度で診療すると。これも、病気を大きくならない事前の策としては、一つの今、方策かなと。これから子育て支援策が充実していく中で、小児医療というのも、最も大切な部分なんで、そういった小児科医を育てると。特に不足している部分については、ぜひ行政もできる範囲でですね、考えていっていただきたいというふうに思います。二項目めを終わります。  続いて、骨髄移植についてですが、今、答弁を聞いていますと、市町村単位では、非常にですね、取り組みが無理だと。大分市と中津市の問題が、今の現状が提起されましたけども、非常にドナーの方がこれだけ苦労するというか、生死をかけて提供するというのも、私も今回初めて知って、非常に動揺というか、そういった方の考え方というのを尊重した上で質問を出したわけですが、特にですね、大分の場合は、県がどういった考え方を持っているのかというのが非常に重要になると思うんですが、県の考え方というのは、そういった部分については、特に県の方針というのはないんですかね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えいたします。  このドナー提供者に対する、事業者に対する補助の制度なんですが、県ごとによって、大きく先進の進み具合が違います。どうも、県単位で進みが早い県は、県の推進する方策が進んでいるものと思われます。例えば、県の補助金が出るとかですね。そういったことについての県のこれまでの発表は、大分県ではないと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)がんは不治の病といいますか、血液のがんということで、生命を救う上で、非常に貴重な行いといいますか、人間のですね、生死をかけた部分については、もらう方も、提供するほうも、そういった部分で、命をかけてやるということは、非常に命を考える上では大切な事業だと思うですが。そこで、再び市長に振るんですが、やはり市町村単位では難しいと思うんですね。だけん、どこかがその役割を担って、ネットワークづくりが大事じゃないかと思うんですよ。その辺の、今後ですね、宇佐市が発信して、大分県に呼びかけてですね、市長のほうにも投書を出したと私は聞いているんで、耳に入っているかと思う。市長の考え方とですね、そういった発信の仕方、重要なことだと思うんで、その辺をまたちょっとお聞かせ願いたい。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えいたします。  私も、この骨髄移植がですね、これほど大変なものなのかっていうのは、実をいうと、承知しておりませんで、議員の質問を受けてですね、調べまして、改めてその大変さにですね、私も驚いているところでなんであります。既に、大分市と中津市が、今年度からですね、そういった制度をスタートさせて、早速もう利用者がですね、一人、二人あるということでございますので、宇佐市も、遅ればせながら、来年からはですね、そういった制度を今、導入する方向でですね、至急検討したいと思いますが。やっぱりおっしゃるとおりですね、県単位ですとか、もっと広く言えば、国家単位ですかね。そういったようなところで、こういったところに支援する基本的な仕組みづくりですか、そういったものも必要ではないかなと考えられますので、また、市長会のほうでもですね、御相談をしてみたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)県じゃなくて、国の単位でね、非常に個人情報の絡む部分も大きいんで、難しい問題だと思いますけども、重要なことだなと今回感じましたんで、ぜひ取り組みのほう、考えていただきたいと思います。  四項目めの質問ですけども、毎年毎年、消費量が八トン減っているという部分で、今回の減反じゃなくて、生産数量面積も八トン減らされたと。この記事、農業新聞に載っていましたけど、課長、お読みになりましたか。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)斉藤議員の再質問にお答えいたします。  農業新聞では見ておりませんけど、来年度の生産目標の数量は八万トン減った部分であるというのは、承知しております。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)今回のTPPの合意によってですね、聖域の農業だけのことを考えれば、十年先をまず見越すことと、やっぱり三年先を見越すことと違うと思うんですよ。今の現状であれば、米の輸入が自由化されれば、根本的に、日本の主食である米の生産、今、水田で作付けている米をですね、もう既に見直していく。それにかわる作物というのは、なかなか私たちもアイデアが浮かばないんですけども。今、米じゃない、多品目をつくることを既に考えていかなければならない時期だと、私はこう考えるんですが、課長、どうですかね。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)再質問にお答えいたします。  確かに今、議員おっしゃられるように、米にかわる部分という部分も考えていかなくてはならないというふうに思います。その中で、一番、農家の方が作りやすい、今まで米を作っていて、そのままの状態でできるということであれば、飼料米とかいう部分であろうかというふうに思っております。そして、国のほうでも、飼料米については、まだまだ目標を高く持って、生産を推進しておりますので、市としても、飼料米、そういった部分に誘導をしていきたいというふうに思いますけど、宇佐市の場合、議員も御存じのように、水の問題という部分も非常に大きく絡んできますので、一概に、飼料米だけを推進するというわけでなく、飼料米と大豆なりを合わせながら、推進していきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)指名もあるんですが、その質問を同じく、もう心の準備はできていると思うんで、経済部長のほうに。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。斉藤議員の再質問にお答えします。  以前の一般質問でも、飼料米の関係は御回答させていただいておりますが、宇佐市の場合、水事情が厳しいということもあってですね、今、農林水産大臣が持っている水利権の変更についても、国のほうで検討していただいております。その中で、どういった普通米とですね、飼料用米、あるいは、WCS、作期が若干ずれてきますので、どういう水需要ができるかということも工夫しながらですね、米を作っていたところで、一番、転作で何がしやすいかというと、米に似たものだと思いますので、そういう意味で、いろいろ工夫しながらですね、推進してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)先ほど、農政課長が言った水の問題がありますよね。私がWCSを作っている地区は、地区で取り組んでいるから、減反をし、ブロック作付だから、そこは地区を言うと、岩保地区、海浜公園の手前なんですけど、水については、もう全作作っても問題ないわけですよね。そういったところは、先ほど言った大隈議員から指摘された、隣が食糧用、こっちでは飼料、WCSという部分で、その一番の苦情は、先ほど、草の問題を言いましたけど、これは消毒の問題もあるんですね。実は、御存じだと思いますけど、飼料用とかWCSは消毒ができないんですよね。除草剤を最後にやれば、今年は虫の被害がほとんどなかったんですが、害虫被害があったときには、隣にうつる可能性があるから、そういった地区の問題があるけども、ブロックでやっているとですね、そういった問題は解消しませんけど。経済部長のことも含めて、ブロック転作というのは大事やし、私たちの地区も、今年WCS作った人がいますけど、本来、普通米を作るところに作る。じゃないと、もう今までの休耕の事業でやっているから、水の確保というのが非常に難しいんですよね。今、若干余裕があるけども、これを全部に分配するとなったら、なかなか、そういった知恵まで回らないというところが、現実にあるわけです。  質問の最後ですが、市長ね、私は今、もう三年先のことを考えたら、今の休耕の制度も含めて、特に、米の直接補償は一万五千から七千五百に減りましたけど、今の制度というのが不可欠だと思うんです。特に、宇佐市の農業を守るために。やっぱ農業者の意欲を損なわないためには、今の制度っていうのは大事だと思うんですね。先ほど言ったナラシの分は、国の政策の中で、保険制度に変えようかなって。これも、公明党の衛藤議員からもですね、以前、こういうことを党が考えているということを聞きましたけど、それは国の政策であって、宇佐市にとっては、今の水田農業を守るにはですね、今の直接補償の七千五百円、下がってもという部分もあるんだろうけども、今の制度というのは絶対不可欠だと思うんで、この維持に向けてですね、ぜひ、市長の段階で努力していただきたい。最後に答弁を求めて、私は終わります。 ◯議長(中島孝行君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  TPPによるですね、まず影響について言えば、今度、新しい米国と豪州の枠はしましたけども、それはそれと同量をですね、備蓄米で国内米を買うということですので、当面流通する量としてはですね、基本的には、今と変化がないということで、それがもとで、米価格がすぐに変動するということはまずないのではないかなというのが、まず第一点です。  それと、飼料米につきましてはですね、先ほど来、言っていますように、宇佐市の場合は、私、今、駅館川連合で、三つのダムを管理しておりますけども、その水の状況を見ても、必ずですね、逼迫する時期が必ず来ますので、飼料米がですね、一方的に増えていくというのは余りよろしくございません。  したがって、米、麦、大豆をうまくですね、バランスよく、宇佐市の場合は土地利用していくということがですね、非常に重要になってくるかと思います。  最後に、議員御指摘の戸別所得方式をですね、維持すべきではないかということでございますけども、これにつきましてはですね、様々な御意見があるので、ちょっと私のほうで、ちょっとここで明快に言うことはできませんけども、一つの意見としてですね、承っておきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)最後、TPPの関係はね、宇佐市の産業バランスを考えた場合には、農業だけを考えていくというのも、なかなか市長としては難しいんですけども、やっぱり農業が衰退すると、宇佐市の地方創生はなくなるということを最後に提言申し上げて、質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で斉藤文博議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時ちょうどといたします。暫時休憩します。                  休憩 午前十一時五十六分                 ──────────────
                     再開 午後一時〇〇分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)皆さん、こんにちは。議席番号一番 知新会の中本 毅でございます。  今朝からですね、大変緊張しておりまして、まずはですね、ちょっと緊張をほぐすためにスターバックスのですね、カフェラテをコンビニで買ってまいりまして、朝から飲んでまいりました。  はい。さてですね、皆様には日頃より大変お世話になり、ありがとうございます。  傍聴にお越しいただいている皆様、師走のお忙しい中、また足元のお悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。  また、議会の皆様、執行部の皆様、私は本日で三回目の一般質問による登壇でございます。住民の皆様のお声を基点として、私なりの調査分析を加えて、政策提言型の質問となるように成長してまいる所存でございます。どうぞ引き続き、御指導、お付き合いを賜りますようお願いを申し上げます。  最後に、住民の皆様、私は決して忘れておりません。皆様から日々いただいている御意見を、御相談を、御要望を決して忘れておりません。日々増大していく皆様からの御相談を、最も効率的に、効果的に、市政へとお届けし、皆様のお暮らしのお役に立っていきたいと考えております。住民の皆様のお声をしっかりと市政へとお届けする、この信念を貫いて存分に働いてまいります。  それでは、当初の質問に入らせていただきます。  一項目め、放課後・土曜学習支援事業「放課後チャレンジ教室」の全市的な推進についてお伺いします。  放課後に、公民館や小学校の余裕教室等を活用して、安全・安心な活動拠点、居場所を設け、地域の方々の参画を得て、子供たちが学習や体験活動、地域の方々との交流などに取り組む「放課後チャレンジ教室」は、市の周辺部で取り組みが先行しております。そこでは児童の参加割合も高く、好評であると聞いております。中心部の保護者の方々から、全市的な展開を望む声を聞いております。  そこで一点目、本市における「チャレンジ教室」の実施状況及び各教室の活動内容はいかがでしょうか。  二点目、教室運営においては、コーディネーター、安全管理人及び地域サポーターとして、地域の方々の参画が必要になります。特に、教室全体の責任者であるコーディネーターや教室開催中の責任者である安全管理人の担い手確保が課題であると聞きますが、実態はいかがでしょうか。  三点目、「チャレンジ教室」推進に関する今後の方針はいかがでしょうか。  二項目め、建設予定の平和ミュージアムについてお伺いします。  住民の方から、宇佐市に平和ミュージアムが建設されるが、関係者は必ず、先に知覧を見てきてほしいとの御意見をいただきました。鹿児島県の知覧は、昭和二十年に本土最南端の陸軍特攻基地となり、二十歳前後の若い隊員たちが満州・日本内地から集結しては、家族・国の将来を思いながら出撃した地でございます。そこで小員は、特攻平和会館を見学してきました。たくさんの遺書、手紙を見て、涙がとまりませんでした。現代とは価値観の異なる部分もありますが、当時の人々がどれだけ真摯に、誠実に、物事に向き合っておられたか、学ぶことは多いと思います。  そこで一点目、平和ミュージアム建設計画の具体化状況及び予算規模等を改めて御説明いただきたいと思います。  二点目、史実を現代的に評価するばかりでなく、当時の人々の価値観も理解できるような展示を行うことで、現代の我々が学ぶことは多いと考えますが、市の考えはいかがでしょうか。そのために、御遺族の心情に配慮しながら、一次資料である遺書、手紙などを積極的に展示することも意義深いと考えますが、市の考えはいかがでしょうか。  三項目め、映画「カラアゲ☆USA」の総括、及びご当地映画の今後の方針についてお伺いします。  一点目、映画「カラアゲ☆USA」について、本市の観光・まちづくりにおいて、どのような積極的意義があったか、総括的な報告を求めたいと思います。  二点目、決算特別委員会を経て、本年十一月に「『カラアゲ☆USA』観客動員集計」という資料を受け取りました。それによれば、動員数累計は一万三千四百二十三名でありますが、この人数をどのように評価していますでしょうか。  三点目、決算特別委員会を経て、本年十一月に「『カラアゲ☆USA』支援状況について」という資料を受け取りました。それによれば、平成二十五年度から二十六年度の市からの支援総額は二千五百九十三万五千百九十円、うち千九百九十三万五千百九十円が寄附金、三百万円がふるさと納税でございました。なお、興行収入については、製作委員会が公式発表していないとのことであります。市外の篤志家の方から精算前ベースで二千万円の寄附金をいただいており、これは尊く大変ありがたいことでございます。一方で、約二千六百万円の支援総額のうち、その財源の大半である二千万円を寄附金に依存している構造にも見えてきます。今後は、より充実した自主財源が必要であるようにも見えてまいります。事業の自立性という観点で、もし寄附金がなかったら、事業をどのように実施していたのか、御説明をいただきたいと思います。  四点目、ご当地映画に関する今後の方針はいかがでしょうか。  四項目め、豊川小学校区をはじめ、市内の通学路についてお伺いします。  本年十月に実施された豊川地区まちづくり懇話会において、「通学区域の道幅が狭く、舗装が悪くて水たまりができるため、雨の日は、自動車が通ると子供たちが水をかぶって通学している」趣旨の訴えがありました。  そこで一点目、当該区域について、市の把握している実態及び対策はいかがでしょうか。  二点目、市全体で、通学路の課題及び対策はいかがでしょうか。  五項目め、観光振興を目的とする外国語標識・標示の導入促進についてお伺いします。  先日、遠方から友人が訪ねてきました。宇佐神宮を訪問しました後、友人の希望で湯布院へ行きました。通りを歩きますと観光客でにぎわっておりましたが、会話言語から、外国人が歩行者の過半数を占めているように推測いたしました。韓国語、中国語や英語などの話し手でありました。昨今、中国人旅行客が商品を大量購買する「爆買い」の報道などからも、外国人旅行者の受入れ拡大施策が観光振興、景気浮揚の起爆剤となるケースがあるのではと考えております。  そこで一点目、本市における外国人旅行者の受入れ施策はいかがでしょうか。  二点目、外国語音声機器によるガイドも有効でありますが、視覚的・直感的にわかる外国語標識・標示も有効ではないかと思います。観光客数の多い宇佐神宮やアフリカンサファリをはじめ、市内の観光客が訪れる場所において、外国語標識・標示の設置状況はいかがでしょうか。  三点目、外国語標識・標示の導入促進に関する今後の方針はいかがでしょうか。  六項目め、「公共施設の住民意識アンケート調査結果、二〇一五年十一月の資料」についてお伺いします。  一点目、三百六十一名の自由意見について、市はどのように受けとめていますでしょうか。  二点目、自由意見の中で、特に、公共スポーツジムを望む声が多いですが、これを積極的に受けとめてはいかがでしょうか。既存の民間事業者との協働を含め、考え得る方策は何でしょうか。  七項目め、「論理的思考力」や「問題解決力」を育てる学習・教育についてお伺いします。  九月議会での質問の続きでございます。事業者において、顧客や同業他社並びに自社の状況を論理的に分析し、問題解決を図っていくことは、事業の成長につながります。そこで、商工振興の観点から、市内の事業者や商工会議所等の各種団体において、経営者や従業員を対象とした論理的思考力や問題解決力を育てる研修がどの程度実施されているか、ないし奨励されているかについて、市の認識を御説明いただきたいと思います。  以上で、当初の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、中本 毅議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  一番 中本議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、映画「カラアゲ☆USA」の総括及びご当地映画の今後の方針についての一点目、映画「カラアゲ☆USA」について総括的な報告をについてでありますが、まず、映画製作の過程におきまして、撮影の際に市民がボランティアスタッフとして参加するとともに、延べ千人以上の方がエキストラで出演をしたり、また炊き出しを行うなど、様々な形での関わりがあり、その中で新たな交流が生まれ、市民の連帯感が強まったことを感じております。また、行政主導ではなく、市民からの積極的な参加や協力があったことで、映画が市民の共有財産となり、地域に対して市民が誇りを持つことができたと考えております。  さらに、映画製作をきっかけに多くのメディアで取り上げていただいたことにより、からあげ専門店発祥の地・宇佐の周知拡大に絶大なる効果をもたらしてくれました。併せてUSA映画学校を開催するなど、地域に映画文化が根づき始めるなどの効果も生まれております。以上のことから、本市の情報発信、観光・まちづくりに大きく貢献したものと総括いたしております。  以上で、私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの建設予定の平和ミュージアムについてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、こんにちは。教育長の近藤でございます。  一番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、建設予定の平和ミュージアムについての一点目、建設計画の具体化状況及び予算規模等についてですが、資料館建設と遺構群の整備が核となる平和ミュージアム構想のうちの資料館建設につきましては、平成二十六年度に策定した宇佐市平和ミュージアム(仮称)基本構想・基本計画の事業スケジュールに沿って、取り組みを進めております。  本年度においては、展示基本設計業務に着手し、来年度までに完了するよう進めております。また、来年度につきましては、建築設計業務に着手した上で基本設計部分を完了し、翌平成二十九年度には建築及び展示の実施設計業務を行う予定であり、平成三十年度から平成三十一年度の二年間の工事期間を経て、平成三十二年度中の開館を目指しているところであります。その間、施設設計や展示計画に関することなどを審議する平和ミュージアム(仮称)建設準備委員会とその審議内容をあらかじめ調査するプロジェクトチームを組織しており、ともに現在まで二回の会議を開催いたしております。  なお、建設用地に関しましては、本議会に提出している債務負担行為の設定を御承認いただいた上で、地区や地権者並びに関係者の皆様に用地取得に向けた具体的な説明を行っていく予定といたしております。  予算規模等につきましては、基本計画にありますように、敷地がおおむね二万平方メートル、建築床面積については三千から三千五百平方メートルの規模を計画しているところであります。今後、設計業務を進めていく中で、施設概要を決定するとともに、事業費についても具体化してまいります。  二点目、展示方法に関する市の考えについてですが、宇佐市平和ミュージアム(仮称)基本構想・基本計画での展示の方針として、戦争体験者の証言、遺書、手紙などの遺物を含めた貴重な資料をもとに戦争の歴史を明らかにし、この歴史を伝えることで、平和の大切さと命の尊さについて考える機会とすることといたしております。  具体的な展示内容につきましては、この方針をもとに展示設計業務において精査し、建設準備委員会の審議を経て決定してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの「放課後チャレンジ教室」の推進についてを、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  一番 中本議員の一般質問にお答えします。  一項目め、放課後・土曜学習支援事業「放課後チャレンジ教室」の全市的な推進についての一点目、本市における「チャレンジ教室」の実施状況及び各教室の活動内容はについてですが、「放課後チャレンジ教室」とは、主に体験活動を実施する「放課後子ども教室」と国語や算数の補充学習が主体の「学びの教室」とから成ります。  実施状況は、六校区九教室であり、「放課後子ども教室」が、西馬城、院内中部、南院内、佐田、深見、天津の六教室、「学びの教室」が、西馬城、院内中部、南院内の三教室で実施しております。各教室の活動内容につきましては、「放課後子ども教室」で、囲碁、将棋、そろばん、自然観察、料理教室、工作、地域学習、軽スポーツなどを実施しており、また、「学びの教室」では、国語や算数のドリル学習、宿題の指導等を主に行っております。  二点目、教室運営においては、コーディネーターや安全管理人などの担い手確保が課題であると聞くが、実態はについてですが、公民館が事業を引き受け、社会教育指導員と公民館長が中心となり実施している教室は、院内中部、南院内、佐田の三教室です。また、児童クラブの指導員が「放課後子ども教室」の運営を別事業として引き受け、児童クラブの指導主任が中心となって実施している教室が、深見の一教室であります。さらに、まちづくり協議会等の組織が主体となって実施している教室には、天津の一教室があります。このほか、学校の支援に関わる地域住民が中心となり実施している教室には、西馬城の一教室があります。  このように、事業の実施には様々な形態がありますが、教室の運営につきましては、安全管理人、コーディネーター、地域サポーターなど、多くの地域の皆様の協力がなくては実施できない事業でもあることから、それらの人材の確保には大変苦慮しているところでございます。  三点目、「チャレンジ教室」推進に係る今後の方針はについてですが、「放課後チャレンジ教室」の目的は、放課後の子供たちの安心・安全な居場所の確保、子供の社会性・自主性の育成であり、学校教育とは異なる社会教育活動として実施しているものであることから、今後は、体験活動を中心とした「放課後子ども教室」を拡充する取り組みを進めてまいりたいと考えております。開設に当たっては、学校、地域、保護者からの要望があることが第一であり、その際には、事前の意向調査や事業内容の説明を丁寧に行うとともに、受け皿となる地域の体制づくりについても、十分な協議が必要であると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目めの映画「カラアゲ☆USA」の総括及びご当地映画の今後の方針についての二、三、四と、五項目めの外国語標識・表示の導入促進についてと、六項目めの「公共施設の住民意識アンケート調査結果」についての二と、七項目めの「論理的思考力」や「問題解決力」を育てる学習・教育についてを経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  一番 中本議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、映画「カラアゲ☆USA」の総括及びご当地映画の今後の方針についての二点目、「『カラアゲ☆USA』観客動員集計」資料によると、動員数累計は一万三千四百二十三名であるが、この人数をどのように評価しているのかについてでございますが、宇佐からあげはもちろんのこと、宇佐神宮や石橋、相撲、そして宇佐のすばらしい景色など、宇佐の魅力が詰まった映画を九十五分間の上映時間の中で、全国の一万三千四百二十三人の方に御鑑賞いただくことができたということは、大きな宣伝効果があったと考えています。  次に、三点目、約二千六百万円の支援総額のうち、二千万円を寄附金に依存している構造にも見える。もし寄附金がなかったら、事業をどのように実施していたのかについてでございますが、本事業の実施主体は瀬木監督のソウルボート社を中心とする製作委員会であります。市といたしましては、市内各団体とともに製作上映推進委員会を組織し、映画が住民の皆様の誇れる文化的財産となるよう、映画の製作・上映を側面から支援・協力してまいりました。映画に活用していただきたいという指定寄附金のおかげで、製作規模、配給規模及びPR活動が拡大したことを考えますと、もし寄附金がなかった場合は、規模が縮小された形での実施になったと思われます。  四点目、ご当地映画に関する今後の方針はについてでございますが、平成二十二年度に宇佐フィルムコミッションを設立し、映画、テレビ、CM等の撮影に対する協力及び誘致活動を通じて、宇佐市の知名度向上と観光資源の開拓、地域の活性化、地元産業の発展・振興を目指して取り組んでまいりました。今後は、県下一体となってロケ誘致に取り組むことを目的に今年度設立されました大分県ロケツーリズム推進協議会とも連携し、新たな映画の誘致に取り組んでまいります。  続きまして、五項目め、観光振興を目的とする外国語標識・表示の導入促進についての一点目、本市における外国人旅行者の受入れ施策はについてでございますが、今後の宇佐市観光の振興において、インバウンド対策は欠くことのできない重要施策であると認識しています。  昨年度までは、英語、韓国語、中国語簡体字の観光マップの活用や、韓国における観光商談会への参加のみでございましたが、本年度は県内の観光客が非常に増加しております台湾への観光商談会でのPR活動を加えますとともに、外国語観光マップを新しい情報へと変更し、中国語の繁体字版を加えた四種類の外国語観光マップを作成いたしました。現在、外国人旅行者の訪れる観光施設等への設置や、海外商談会時に活用するよう努めています。また、観光トイレの使用方法や危険箇所表示等には他国語表示をしています。  二点目、宇佐神宮やアフリカンサファリを初め、市内の観光客が訪れる場所において、外国語標識・表示の設置状況はについてでございますが、宇佐神宮におきましては、入り口付近の宇佐神宮の説明板についてのみ四カ国語表示をしています。境内につきましては、表示がないため、今後、最低限必要な場所については、神宮と観光協会とが協議していくことを確認しています。  アフリカンサファリにおきましては、案内看板などには外国語表記がなされていないため、徐々に表記をしていこうという段階に入っているようでございます。その他市内観光地では、外国人が比較的多く訪れる東権屋の滝や主要七カ所の院内石橋など、四カ国語表示をしている状況でございます。  三点目、外国語標識・表示の導入促進に関する今後の方針はについてでございますが、宇佐市の宇佐市観光交流ビジョン及びまち・ひと・しごと・創生総合戦略におきましても、外国人観光客の受入れ体制の整備を重要施策として上げており、外国語表記の推進、商談会参画、通訳ガイド育成など、平成三十一年度を目標に実施する計画でございます。  続きまして、六項目め、「公共施設の住民意識アンケート調査結果」についての二点目、自由意見の中で特に公共スポーツジムを望む声が多いが、既存の民間事業者との協働を含め、考え得る方策は何かについてでございますが、これまでの市民アンケートや市民からの御意見で、市民の公共スポーツジムのニーズについては認識しているところでございます。そのため、一昨年に策定しました十年後の本市が目指すスポーツ政策の方向性を示す宇佐市スポーツ推進計画の中におきましても、スポーツのできる場所づくりの一つとして、トレーニングルームを検討することについて、明記しているところでございます。また、本年九月に策定いたしましたスポーツのできる場所づくりを中・長期的に推進していくための具体的方針を定めた宇佐市スポーツ施設整備計画の中におきましても、トレーニングルームの新設につきましては、市民の健康増進のため検討が必要な施設として位置づけているところでございます。今後も、宇佐市スポーツ推進計画及び宇佐市スポーツ施設整備計画に沿った施設の整備を、計画的に取り組んでいきます。  最後に、七項目め、「論理的思考力」や「問題解決力」を育てる学習・教育について、商工振興の観点から、経営者や従業員を対象とした研修がどの程度実施奨励されているか、市の認識についてでございますが、近年、企業経営における環境の変化に伴い、経営者やビジネスマンの論理的思考力、問題解決力に関するスキルの取得の意義については十分認識しているところでございます。  現在、宇佐商工会議所並びに宇佐両院商工会におきまして議員御指摘の内容に特化した研修を実施しておりませんが、商工会議所法、商工会法並びに、商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律に記されている事業内容を遂行するため、専門研修を受講しました経営指導員による現実の課題に即した経営改善に関する個別指導を実施し、成果を上げていると報告を受けております。なお、より専門的な経営に関するスキル取得を希望される方には、中小企業基盤整備機構が実施いたします中小企業大学校での研修メニューを紹介しているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、四項目めの市内の通学路についてを、建設水道部長 川野 慎三君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。  一番 中本議員の一般質問にお答えします。  四項目め、豊川小学校区をはじめ市内の通学路についての一点目、当該地域について、市の把握している実態及び対策はについてですが、平成二十四年度に全国で相次いだ通学児童の事故を受け、本市においても緊急合同点検を実施し、計画的に対応を行ってきたところであります。豊川小学校区では、歩道の拡幅や横断歩道の塗り直しなど十二カ所の要望が提出されており、対策済みが五カ所、対策中が三カ所、未定が四カ所となっております。  現在、豊川小学前の旧国道三百八十七号線、セブンイレブン宇佐別府店から森若医院までの九百八十五・五メートルについて、地元関係者並びに学校関係者、警察署等との協議を行い、歩道を二・五メートルに拡幅し、車道幅員を五メートルとする工事を本年度より実施しております。  二点目、市全体で通学路の課題及び対策はについてですが、カーブミラーやガードレールの設置及び危険箇所の注意を促す看板等の簡易なものについては大半が対策済みであり、一部用地買収を伴う歩道の拡幅などを除き、通学路のカラー化や舗装補修などは計画的に実施している状況です。今後も、通学路を初めとする道路の安全対策に関しましては、関係機関や地域の方々と連携しながら、道路交通環境の整備を行っていきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、六項目めの「公共施設の住民意識アンケート調査結果」についての一を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  一番 中本議員の一般質問にお答えします。  六項目め、「公共施設の住民意識アンケート調査結果」についての一点目、三百六十一名の自由意見について、市はどのように受けとめているかについてですが、このアンケートは、本年八月三十一日から九月十六日にかけて、居住地域・年齢層を案分した上で無作為抽出した十六歳以上の市民三千人を対象に実施し、千百三十六人から回答がありました。回答率は三七・八七%となっております。アンケートの内容は、「宇佐市公共施設白書」でまず現状をお知らせした上で、公共施設の利用状況や今後の施設のあり方について問う内容といたしました。  この結果、市民の皆様方の公共施設に対する考え方を確認することができました。また、意見欄におきましては、様々な年代・地域の方々から、施設の状況が把握できた、利用頻度の少ない施設はなくすべきだ、統廃合を考えるべきだといった整理縮小に関する意見や、図書館や文化会館など既存施設をもっと充実してほしいという施設の維持向上のための意見、また、周辺部の方からは、利用者が少なくても施設を残してほしい、支所や公民館をなくさないでほしいといった意見など、三百六十一件もの大変貴重な御意見をいただいております。これにより、公共施設に対するニーズや今後の存続に対する不安感、利便性の向上への期待感を知ることができました。  今後は、本年度策定する宇佐市公共施設等総合管理計画に基づき、施設の現況を詳細に分析するとともに、今回、市民の皆様方からいただいた貴重な御意見も十分考慮し、公共施設の維持管理や方針問題に取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)それでは、順次、再質問をさせていただきます。  全般的にですね、質問に対してかみ合った御答弁というか、返していただきましてありがとうございました。もう少しですね、明確化したい点をちょっとピンポイントで確認してまいりますので、また御答弁いただけたらと思います。  まず、一項目め、「放課後チャレンジ教室」について再質問をしていきたいと思います。
     まずですね、ある小学校の校長さんとですね、「チャレンジ教室」の未実施校なんですけれども、いろいろな相談をする中でですね、「チャレンジ教室」の話題も出てきまして、話しておったんですけれども、そもそも児童のですね、放課後の過ごし方について、その校長先生の場合はですね、もちろん家庭の責任というのも大きいんだけれども、ある人は放課後児童クラブに行って……、放課後児童クラブに行く子供たちっていうのは、何というか、保育に欠ける子供たちですね。その網にかからない子供たちの中で、もう家庭の中でですね、充実した補充学習とか体験活動ができる子供もいれば、そうでないような家庭も実態としてあると。それで、子供たちのですね、全体の放課後の過ごし方というのが気にかかる部分っていうのがあるというような発言をされていたんですけども、まず、子供たちのですね、放課後の過ごし方について、校長会等を通してですね、市が認識されている部分もあると思いますので、認識をですね、教えていただけたらと思います。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島であります。  再質問にお答えしたいと思います。  子供たちの放課後の過ごし方についてでありますけれども、平日でありますと、子供たち、現状では四時過ぎぐらいが放課後になるということであります。議員御指摘のように、家庭によっては、十分な子育て、面倒を見ることができないというのがあるというのも現状ではあるかと思います。そういった面、やはり、学校教育が終わってからの部分でも、やはり学校教育の中でどのような部分でできるのかという、学校教育の中で少しでもその部分に情報発信、いろんな手だてができないかということで、今、学校教育課のほうでは、土曜日の過ごし方の部分で、一つでもその手助け、一考できればということで、土曜事業のほうを考えているわけでありますけども、やはり、平日の部分につきましては様々な問題があろうかと思いますので、各学校で、地域、PTAとも連携とりながら、その問題については考えているところであると考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)ありがとうございます。  様々な御家庭……子供たちがいる中でですね、放課後の過ごし方の一部をですね、「チャレンジ教室」が補充学習を提供したり、体験活動を提供したりということで、過ごし方のですね、充実を図れる部分があると、非常に意義の高い事業ではないかなというふうに思っておるんですね。また、各小学校区のですね、様々な小学校区の親御さんたちからですね、「あの校区ではチャレンジ教室っていうのをやってるらしいけれども、あれはいいな」というような意見を様々聞いております。  そうした中でですね、ある未実施校のですね、小学校区では、保護者さんたちがですね、結構盛り上がってきておりまして、今後もまた、私もですね、一緒に御相談をさせていただくかもしれませんので、担当課の方々は是非よろしくお願いします。  またですね、ある小学校区では、サービス付き高齢者向け住宅があるんですけれども、そこでですね、地域交流に取り組んでおりまして、その事業者の方たちと「チャレンジ教室」の話をですね、雑談でしていたところ、ぜひ、そのサービス付き高齢者向け住宅における地域交流のですね、一環として、そういう事業をですね、施設内でやってみたいというようなことをおっしゃる方もいました。そのサービス付き高齢者向け住宅の施設内で「チャレンジ教室」を行うことがですね、確認なんですけども、法令上ですね、問題がないかというところを、まず確認させていただけますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  中本議員の再質問にお答えいたします。  法令的に問題はないかということでございますが、「放課後チャレンジ教室」につきましては、御承知のとおり、公民館あるいは小学校の余裕教室といったところを利用しまして活動をしているところでございまして、議員御指摘のですね、そういった施設の中でやることについて法的な問題があるかどうかについては、ちょっと調査をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)そうですね。いただいた資料の中にですね、公民館や小学校の余裕教室等というふうに書いてあったので、この「等」の部分にですね、どんな施設が含まれるのかというのを、ぜひ調査していただけたらと思います。  何と申しますか、本当にコーディネーターとか安全管理人という位置づけの責任者となる方々というのは、拘束時間も長かったりですね、計画を作ったり責任も重かったりですね、なかなか……探すのが難しいんですけれども、地域サポーターとして、その活動の中の一部分で補充学習の教員になってもいいよとか、指導者になってもいいよとか、体験活動を……伝承活動をやってもいいよと、そういう方は、本当に、聞いてみると、どんどん、どんどんあらわれてくるんですね。ですので、地域サポーターの部分は、本当に、探すとどんどん見つかってくると思うんでですね。周知にですね、ぜひ、チャレンジ教室の周知に努めていただいて、そうした方々の中からですね、コーディネーターとか安全管理人というような、中心となる人物をまた見つけていくというようなですね、そういうことを熱心にやっていっていただけたらと思います。私も日頃の活動としてですね、そういうことをやっておるんですけれども……。という状況でございます。ということで、引き続き、積極的にですね、周知に努めていただけるという認識でよろしいでしょうか。お伺いします。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  県の方針としまして、一〇〇%実施を目標にしております。宇佐市内ではですね、先ほど第一次の回答にありましたように、六校で実施しておりまして、二十四校、小学校区がありますので、四分の一、二五%というようなことになろうかと思いますけども、他市なんかの例を見ますと、複数の学校区をですね、一つにまとめてチャレンジ教室……。例えば、四日市で言いますと、四日市の南北を一緒にして一教室やるとかですね。そういったようなことで、工夫もされているようでございますので、そういったことも含めまして、今後は拡充をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)御答弁ありがとうございます。  県の方針は一〇〇%実施ということですので、私もですね、積極的に活動してまいりたいと思いますので、ぜひとも役所の皆さんもですね、よろしくお願いいたします。  では、二項目めに進んでいきたいと思います。  建設予定の平和ミュージアムについて、一点だけ確認させていただきます。  二点目ですね。一時資料である遺書、手紙などを積極的に展示することも意義深いと考えるが、市の考えはということでお伺いさせていただきました。御答弁もいただきました。それに対する私の所感と申しますか……。史実、歴史的事実というのは、本当に一つですので、そこから派生していく解釈とかですね、メッセージというのは、いろんなものがあると思うんですけれども、史実は一つでありますので、それをまず、きちんとですね、皆さんが理解することが重要だと思うんですね。そういった意味で、一次資料の展示が重要だと考えておりますので、この点ですね、御答弁にもあったんですけども、積極的に、意欲的にですね、やっていっていただけたらと思います。要望のようなところで、三項目めに進めさせていただきます。  三項目めの二点目に派生しまして、動員数累計がですね、一万三千四百二十三名ということだったんですけども、これ以外にですね、そういえば、最近、DVDができて販売したり配布したりされているんじゃないかと思うんですね。こちらのDVDにつきましては、販売枚数とか配布枚数というのは、市は把握されていますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野でございます。  再質問にお答えいたします。  DVDは先々月から、大分の中でもPRしたりしながら販売しておりますが、まだ、今時点で全体で何枚販売できているかという把握はできていないところでございます。まだ販売中ということでございますし、その数字はまだつかめておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)そうですね。引き続き、DVDの枚数についても捕捉を進めていっていただけたらと思います。  三項目めの三点目につきまして、再質問をさせていただきます。  そうですね。二千万円のですね、市外の篤志家の方からの寄附がもしなかった場合にはですね、製作規模、配給規模及びPR活動が、規模が縮小された形での実施になったと思われますというような御答弁の内容がありました。私もそうじゃないかなというふうに思っておったんですけども、この二千万円のおかげでですね、充実したPRができたと思うし、これは必要な二千万円、この二千万円の部分というのはですね、必要だったと思うんですね。そういう意味で、本当に篤志家の方の寄附金頼みで、事業をですね、充実した事業を行っていいのかというふうに私は考えるんですけれども。  今後ですね、そういった映画製作をされる際に、市からの支援の部分で、より充実した自主財源が必要なんじゃないかというふうに思うんですけども、市のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  確かに、この二千万円、宇佐市がこの映画をPRする上において、非常に大きな力となっていただいたことは確かでございます。もし、このお金、二千万円がまだ少額であった場合には、当然、先ほど言ったような規模が狭まるということもございますけれども、逆に、製作委員会が努力して、協賛金を集める額を増やすというようなことも、また考えられるわけであります。いずれにしましても、寄附金頼みでということではなくて、今後、しっかりしたご当地映画なり、宇佐市で撮るということになればですね、当然、それなりの予算確保というのは必要だと思っておりますので、その折について、考えていきたいと考えておるところでございます。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)協賛金をしっかり集めるのと、寄附金を受け取るっていうですね、この二律背反ではなくてですね、両方一生懸命やればいいと思うんですね。はい。  また、ちょっと財政当局のほうにも、ちょっとお伺いしてみたいんですけども、より充実した自主財源が必要ではないかと私は思うんですけれども、企画財政課のほうはどのようにお考えでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。  再質問にお答えをいたします。  まず、事業をしていく場合、予算を協議する場合というのは、事業内容の政策議論をもちろん行いますけど、財源のほうについても協議をしていきます。例えば、国・県の補助制度がないのかとか、例えば、宝くじなどの外郭団体の補助制度がないのかと、そういったところから、交付税、特別交付税の優遇制度があると、そういったところから、様々な財源を探りながら事業を組み立てていくということであります。  確かに、今回、「カラアゲ☆USA」ということで全国PRできて、非常に効果も大だったと思います。私がこの前、当時、縁あって映画「カラアゲ☆USA」の企画書を職員と一緒にですね、瀬木監督と初めてお会いしたときに言っていたのが、年間約三百本の映画ができると。それで、黒字になるのは、その一割にもならないということで、非常に映画の製作というのは厳しいものがあると。やはり、地元と製作会社がタイアップしながら作っていく必要があるよというような話を聞かされたことがあります。特に、映画を誘致するという部分もありますけど、しっかり宇佐市のフィルムコミッションの基盤強化も必要じゃないかということで、その辺は担当課と一緒にですね、協議をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)ありがとうございます。  そうですね、残り時間もですね、ちょっと意識しながら、四点目ですね。  ご当地映画に関する今後の方針はということでお伺いしていきまして、今、宇佐フィルムコミッションのですね、基盤強化という話もありましたけれども、これをですね、しっかり進めていただきたいと思います。様々なですね、幅広い映画監督、ディレクターの方たちにですね、認知度の向上を図っていっていただきたいと思います。ちょっと時間がないので、質問ではなくてですね、要望にとどめさせていただきたいと思います。  では、次の項目に進んでまいります。  四項目めの豊川小学校区を初め市内の通学路についてについて、再質問をさせていただきます。  全般的にですね、市内の通学路のですね、安全確保等にも対応していただいておると思います。そうした中でですね、安全性という観点もありますし、快適性というかですね、そういう観点もあると思うんですね。水たまりができていて、そこに自動車が通ると、道幅が狭いとですね、ばしゃんと水をかぶってしまうと。本当にもう寒い時期にですね、水をかぶって。例えば、女の子がですね、びしょぬれになって通学をさせられるというのは、ちょっとかわいそうな話だと思うんでですね。積極的に対応を進めていただきたいと思います。  参考までにですね、高速道路等では、排水性舗装、透水性舗装というのがあって、何というか、多孔質、なんか蜂の巣のような感じでですね、舗装に穴があいていて、水がこう横に流れていったりとか、地盤に浸透していってですね、水たまりができないような舗装もありますけれども、こういった舗装がですね、市内で導入されているような例はありますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)土木課長。 ◯土木課長(山崎哲義君)はい。土木課長の山崎です。  市内ではですね、県が施工しております法鏡寺から安心院……院内に向けての国道三百八十七号線ですね。あそこの法鏡寺あたりについては、たしか排水性舗装でやっておったと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)ありがとうございます。  そうですね。様々なですね、事情を勘案しながらですね、道幅が狭くて、歩道を広くとれないとか、そういった状況でもう水たまりが生じて、水をかぶってしまうというような状況が発生するようなときには、そういった排水性の舗装等もですね、工夫して、検討していっていただけたらと思います。  では、次に進めさせていただきます。  五項目めの観光振興を目的とする外国語標識・表示の導入促進について、再質問をさせていただきます。  御答弁の中にもあったんですけども、基本的な市の考えとして、このインバウンド観光対策をですね、しっかりやっていくという認識でよろしいでしょうか。確認させてください。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)観光まちづくり課長の河野です。  再質問にお答えいたします。  先ほどの答弁にありましたように、観光交流ビジョンという中におきましても、インバウンド対策というのは、これから観光の大きな目玉となるものであるということをうたっておりますし、我々の施策にしても、いろんな意見を聞いたりしながら、インバウンド化に向けた取り組みを進めていこうというのを、もう来年度以降やっていこうと考えておりますので、この方向に間違いはございません。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)是非、積極的に進めていただきたいと思います。  参考情報なんですけれども、皆さんもごらんになったかもしれないですけども、本年のですね、十二月四日の大分合同新聞の夕刊記事でですね、中国人旅行者のですね、アンケート調査があったんですけれども。中国人旅行者というと、報道等でも「爆買い」のイメージがあるんですけれども、ニーズとしては、ショッピングっていうのは三番目らしいんですね、アンケートをとるとですね。一番多いのが何かっていうと、田園風景を見たいということらしいんですよ。それを見てですね、宇佐市にはもう県下一の穀倉地帯があるじゃないかというふうに思いまして、そういったところを本当にこう、中国人になってしまいますけども、しっかりとPRしていくと。宇佐市にお見せするものがあるということをですね、しっかりPRしていっていただけたらと思います。  また、インバウンド観光客数というのは、円高とか円安とかですね、為替動向によって大きく変動してくる部分もあると思うんですけれども、まず、本市においてですね、為替動向については、どの部署が把握しているのかということと、それが庁内で共有されているのかというところをですね、確認させていただきたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)中本君、為替動向をということですか。  中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)はい。インバウンド観光客数っていうのが、為替動向によって大きく増減するというのが実態ですので、まず、それをどこの部署が把握しているのかという質問です。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)お答えいたします。  為替動向につきましては、観光のほうでの把握ではございませんが、しかしながら、県下でのインバウンド者数、一番が韓国であるとか、二番目は今、非常に伸びている台湾であるとか、そういった部分の動向についてはですね、当然、観光課のほうで把握しているところでございます。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)そうですね。という御答弁じゃないかなというふうに思ったんですけども、交流満足度ナンバーワンを掲げる宇佐市としてはですね、是非、インバウンド観光客の増加にもですね、これを常に念頭に置いてですね。全庁の皆さんも為替動向にですね、これにも留意していかれるようにお願いを申し上げたいと思います。  また、為替動向が、宇佐市にですね、フェイバーにというか、好意的に働いて、観光客が流れてくるような時期も突如来るかもしれないんですけども、そうしたときに機動的にですね、対応していく備えが必要だと思いますけれども、皆様のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(河野洋一君)そうですね。いつ、その時期が訪れるかわかりませんけども、その備えは今からする必要があるということでございます。ですから、我々としましては、他国語のですね、話せるような方の採用であるとか、議員がおっしゃるような外国語表示を進めるであるとか、そういったことをやりながら、外国の方にやさしい宇佐市観光を目指したいと考えるところでございます。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)ありがとうございます。  変則的な質問となってしまったんですけれども、基本的な方向性はですね、よいものを持っておられるというふうに思いますので、引き続き積極的に推進をしていただけたらと思います。  では、次に行かせていただきます。  六項目めの「公共施設の住民意識アンケート調査結果」について、再質問をいたします。  そうですね。非常によいアンケート調査結果だなというふうに、資料をですね、拝見しておりまして思ったんですけれども。是非ですね、積極的に自由意見、分量は多いですけれども、皆さんがごらんいただいてですね、宇佐市のヒト・モノ・カネの、モノの部分ですね。箱物の部分ですね。こんな住民の意見があるのかというのをしっかりとですね、認識して施策に反映していっていただけたらと思っております。  すみません。二点目について、再質問をさせていただきます。  公共スポーツジムを望む声が多いというところですね。市のほうでもですね、トレーニングルームの新設を検討が必要というお話がございましたけれども、具体的にどのような検討を行っていかれるのでしょうか。また、例えば、最短でですね、いつトレーニングルームを作ることが可能なのか、御答弁をお願いします。 ◯議長(中島孝行君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(高月晴彦君)文化・スポーツ振興課長の高月です。  再質問にお答えいたします。
     現在、今、いつごろ、どこに設置するというような具体的な計画はありませんけど、宇佐市スポーツ推進計画の進捗状況を管理する組織でもある宇佐市スポーツ推進協議会等の中で協議して、その中の意見を踏まえながら、利用者のニーズや他の施設との複合利用による有効活用等も研究しながら、トレーニングルーム設置に向けて考えてみたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)中本 毅君。 ◯一番(中本 毅君)ありがとうございます。  そうですね。よく、中津市にはあるのにとか、豊後高田市にも温泉施設に併設してあるのにというような感じでですね、よく住民の方からですね、私も直接、御意見をいただく部分でございまして、是非、皆様のほうでですね、積極的にトレーニングルームのですね、新設を具体化していっていただけたらと思います。  では、七項目めですけれども、こちらに関しましては、御答弁がですね、よくわかりましたので、再質問は控えさせていただきます。  以上でございますけれども、今回ですね、七項目、十七点とコンパクトにですね、質問を絞らせていただいたんですけども、本当はですね、本当は二十項目ぐらい質問があったんですね。はい。日々、いろんな御意見をいただいてですね、これをできれば、全部、市政にお届けしたいというふうに思っておるんですけども、この六十分のですね、制約の中で、一生懸命やらせていただきました。日々、皆さんからいろんな意見が市政に対してあるんだということを、ぜひともですね、執行部の皆様、よく御認識だと思いますけれども、今以上にですね、一生懸命認識して、施策に反映していっていただけたらと思います。  では、皆様、ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で、中本 毅議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、暫時ここで休憩をいたします。  なお、再開は十四時十分といたします。                   休憩 午後一時五十九分                 ──────────────                   再開 午後二時十一分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)皆さん、こんにちは。七番 河野康臣でございます。  中本議員の元気のいい一般質問の後でございますが、ちょうど私の息子と同じ年で、ああ、そういう感じなのかなという、改めて感慨を持ったわけでございます。  十二月の九日、大分合同新聞に「役所の仕事、予算厳しくチェック、一般質問は議員の大事な役目」というコラムの記事が載っておりました。昨日、今日と一昨日、議員の方々が一般質問をされました。これは市政一般に対する質問ではございますが、宇佐市発展のため、宇佐市民のため、この二点を目標と掲げ、私もその線に沿って一般質問をしてまいりたいというふうに考えております。  発言通告に従いまして質問をいたします。  まず、一項目め、本市におけるICT教育の現状と今後の展開について。  一点目、ICT教育、情報通信技術教育の現状。いいところと悪いところをどのように認識していますか。  二点目、授業におけるiPad、タブレットともいいますが、その活用について、今後の展開はどうですか。  二項目め、障害者・高齢者等の訪問入浴サービスについて。  一点目、障害者・高齢者などで要支援の方々の入浴状況についてお尋ねします。  二点目、災害による避難等で入浴等の介護サービスは必要と思われますが、どうでしょうか。  三項目め、伊方原発重大事故時の対応について。  一点目、事故の大きさや風向きによっては、県北地域も避難を要する地域となり得ると思うが、その認識はありますか。  二点目、具体的な避難計画等の策定時期をどのように考えていますか。具体的にはいつごろでしょうか。  四項目め、はちまんの郷の草刈り等の整備計画について。  一点目、定期的な除草や木立の剪定などの必要があると思われますが、どうでしょうか。  五項目め、行政区の再編について。  一点目、少子高齢化や空き家増に伴う行政区の現状について、どのような認識をお持ちですか。  二点目、全市内で行政区の現状を調査し、再編などをする必要があるのではないでしょうか。  六項目め、若者の貧困対策でございます。  一点目、奨学金の返済で苦しむ若者が増えていると聞きますが、その認識についてお伺いします。  二点目、宇佐市に在住する若者に対して、何らかの支援が必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。  以上、六件にわたって第一回目の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、伊方原発重大事故時の対応についての一点目、事故の大きさや風向きによっては県北地域も避難を要する地域となり得ると思うが、その認識はについてでありますが、宇佐市は、重大事故が起きた場合に高い放射線量が予想され、速やかな避難が必要となる可能性がある三十キロ圏内ではなく、伊方原発から約八十キロメートル離れております。しかしながら、事故の大きさや風向きによっては、放射性物質を含む雲状のプルームが通過するおそれがあると認識いたしております。その際、被曝を避けるためには、プルーム通過中に建物内にいる屋内退避が最も有効であると考えております。  二点目、具体的な避難計画等の策定時期はいつごろかについてですが、十一月四日付の大分合同新聞によりますと、大分県知事は伊方原発の事故については屋内退避が最も効果的で、大分県内で避難計画を策定する必要はないとの考えを示しております。  宇佐市においても、県と同様の考えでありまして、具体的な避難計画等の策定を行う予定はありませんが、万一、原発事故が発生した場合には、宇佐市地域防災計画(地震・津波対策編)の放射性物質対策に基づきまして、宇佐市災害対策本部等を設置し、県や関係機関と連携をして放射性降下物のモニタリング等を行い、住民への情報提供や、必要に応じて屋内退避等を確保することといたしております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めのICT教育の現状と今後の展開についてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、本市におけるICT教育の現状と今後の展開についての一点目、ICT教育の現状、功罪をどのように認識しているかについてですが、日進月歩していく情報社会の中で、子供たちの情報活用能力を育み、興味関心を喚起するような授業づくり、学習支援の道具として、ICT環境を整えることは大変重要です。市内で実践している学校からは、自分たちが撮った画像や映像で振り返りの学習が可能である、特別支援の授業では、映像や音声により視聴覚を刺激し、関心・意欲を高めることができるなどの声が聞かれております。  一方で、それぞれの家庭や学校において子供たちが触れるICT環境が違うため、全ての子供たちが情報機器の扱いになれ親しんだり、正しい情報を選択できる情報モラルを持ったりすることが難しいという現状があります。日常的に活用できるICT環境を整備することで、より授業の質は高まると考えられます。子供たちの学習意欲の向上と学習指導の効果を高めるために、さらに充実を図る必要があると思われます。  二点目、授業におけるiPadの活用について今後の展開はについてですが、市内では小学校三校、中学校二校に先行導入して活用いたしております。iPadは、子供たち同士が互いに学び合い、協働的な学びを推進するためには、教室の内外を問わず、その都度、子供たちが調べた内容を他者と比較・吟味するための説明ツールとして活用できるので、とても有効であると考えております。特に、特別支援学級においては、数多い教育用教材の中から、対象児童・生徒の実態に応じた教材を選び、活用しているところであります。今後も、iPad等の活用を想定したICT環境の整備を図り、その効果的な活用に向け、工夫、改善を目指してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの障害者・高齢者等の訪問入浴サービスについてと、六項目めの若者の貧困対策についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長、土居でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、障害者・高齢者などの訪問入浴サービスについての一点目、障害者・高齢者などで要支援の方々の入浴状況はについてですが、介護サービス利用の在宅の要支援高齢者で自分で入浴できない方は、主として、介護予防通所介護などの通所サービスやショートステイを利用することで入浴の介助が受けられます。訪問入浴サービスもありますが、利用は重度者が中心で、月に十数件程度で、要支援者の利用は余りないようでございます。障害福祉サービス利用の在宅の方は、訪問介護サービスの身体介護を利用し、ヘルパー介助による入浴サービスを利用しています。また、施設に通われている方は、施設での入浴サービスを利用しております。  二点目、災害による避難などで入浴等の介護サービスが必要と思われるがどうかについてでございますが、訪問入浴サービスは利用が少なく、市内では、現在、一事業所でサービスが行われていますが、災害時における要支援、要介護者に対しては、被災していないところの通所サービスやショートステイ、施設サービスなどで対応することが考えられます。災害などのやむを得ない事情のもとでは、通所介護などの事業所は利用定員を超えてサービスを提供することができます。  また、障害者や高齢者の方で一時避難所での生活が困難になった方につきましては、災害時に障害や介護の福祉施設等を福祉避難所として利用させていただく契約を締結しておりますので、この施設で入浴サービスを利用することとなります。  次に、六項目め、若者の貧困対策についての一点目、奨学金の返済で苦しむ若者が増えていると聞くがその認識はについてでございますが、奨学金制度は、十分な学力や能力を備えているにもかかわらず、経済的、金銭的な理由により進学が難しい学生に対し、学費や生活費の支援をする制度で、五割以上の学生が利用し、ほとんどが貸与式で、給付型の奨学金は一割以下であるとお聞きしております。  日本学生支援機構によると、平成二十五年度末現在、同機構奨学金の返還を要する貸与者は三百四十二万四千人、このうち三カ月以上の滞納者は十八万七千人、滞納額は九百二十五億円に上っているとのことでございます。若者の雇用情勢の悪化等の理由により、滞納者が多くなり、法的措置に至る件数も増加し、社会問題になっていると認識しております。  二点目、宇佐市に定住する若者に対し、何らかの支援はできないかについてでございますが、本年四月より、生活困窮者自立支援法が施行され、市では生活困窮者に対し、自立相談支援事業を実施しております。生活保護受給者以外の生活困窮者を対象に相談を受け、どのような支援が必要かを一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行っております。生活に困窮する若者に関しましては、特に、就労に向けてハローワークと連携し、必要な情報の提供や助言を行い、ハローワークへの同行支援を行うなど、安定した生活を送れるように支援に取り組んでいきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、四項目めのはちまんの郷の草刈りなどの整備計画についてと、五項目めの行政区の再編についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  四項目め、はちまんの郷の草刈り等の整備計画についてですが、現在、市とはちまんの郷宇佐の管理運営会社である株式会社サン・グリーン宇佐とは、施設の定期建物賃貸借契約を締結しており、その中で、施設及び敷地の維持管理に係る経費は管理運営会社が負担することとなっています。  管理運営会社とのヒアリングによれば、除草については福祉施設に委託をしていますが、管理経費節減のため職員による除草も行っており、夏季においては、月に数度にわたり除草を行っていると報告もいただいております。剪定等管理が行き届いていない点については、施設の所有者として、管理運営会社に除草・剪定作業の追加や、一層の徹底を促してまいりたいと考えます。  次に、五項目め、行政区の再編についての一点目、二点目については、関連がありますので一括してお答えします。  本市の行政区は、地域住民によって形成された任意団体であります自治区に応じて設定されており、行政区と自治区は同じ区割りとなっております。この自治区の現状につきましては、御案内のように、少子高齢化や核家族化の進展により世帯数が減少し、単独では地域のコミュニティ活動や機能を維持することが厳しいと思われる自治区が増加傾向にあります。一方、市内中心部では、世帯が集中するとともに、住民間のつながりの希薄化や地域における共助意識の低下が懸念されるという側面もあります。市としましては、世帯数が少ない自治区につきましては、自治会連合会の意見を十分伺い、合併など再編を促すため、合併した自治区に対して奨励金を交付する制度を今年度創設したところであります。  しかし、自治区は地域住民によって形成された相互扶助を原則とする、地縁に基づく任意団体であり、それぞれの長い歴史の中で培われた伝統や文化、財産を有しております。このようなことから、統合や分割等の再編につきましては、基本的には、それぞれの自主性に委ねざるを得ない状況であると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁が終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)はい。それでは、順次、再質問をさせていただきます。  多少、認識の不一致といいますか、私のほうの認識不足のところもありますけれども、再度、質問をさせていただきます。  ICT教育、タブレットを教室に持ち込んで、総合的にですね、相互通信で授業を行うというのは、今、国内的にも大きな流れになっておりますし、特に、学習障害、LDのお子さんたちにとってはですね、板書の、黒板に書いた字を筆記することが困難な子供たちにとっては、iPadによる、入力によって、かなり改善されるという方向が見られております。このように、いわゆる発達障害というふうに、障害というふうに捉えられていた概念が、実はその機器の使用によって、一つの特性・個性としてですね、認められるような方向に、今、行われております。先生から子供たちへの一方的な学習だけではなくて、子供たちから子供たちへ、子供たちから先生方へとですね、双方向に、あるいは三方向に発信をしていく授業形態というのがこれから見られるんかなというふうに思うわけでございます。  そういう意味でいえば、動画ですね。NHKの番組等々を動画にして、そして、教室の中で発信をしていったりですね。様々な使用方法が考えられるわけでございますけれども、その辺の認識について、学校教育課として、どのようにお考えでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  今、河野議員御指摘のように、ICT機器を学校現場に活用していくということは、特別支援教育の対象である子供たちのみならず、全ての子供たちにおいて、その関心、意欲を高めるという意味では、かなり有効な手段であるとも考えています。  学校現場では、住宅のあり方の部分で使われる言葉ではありますが、バリアフリーという教育の考え方から、UD、いわゆるユニバーサルデザインを取り入れた学校教育というのが考えられています。いわゆる特別支援教育を特別視した、特別支援教育のための教育ではなくて、全ての子供たちにわかりやすい指導方法、学習内容はいかにあるべきかというところを考えています。この意味でも、やはり、このICT機器を利用した学校教育のあり方というのはかなり有効でありますので、今後も、一人一台とは言わなくても、学級の最大人数分は確保しながら、今後、機器の利用をしていきたいと考えているところであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)本市、宇佐市におきまして、御答弁の中にもありましたように、小学校が三校、それから中学校二校ということで先行導入して、その活用が図られているわけでありましてですね。これは、文部科学省が二〇一一年に発表しました教育の情報化ビジョンではですね、二〇二〇年までに、全ての学校で、一人一台のタブレット端末を導入したICT教育を実現するというふうに計画をしているようでございます。  様々なネット上のトラブル等ですね、子供たちに関するトラブル等はあろうかと思いますけれども、これは大きな一つの流れとしてですね、先ほど課長が答弁されましたように、その方向で進んでいくということでございますので、是非ですね、そういうICT環境を、まず、学校の中で備えていただいてですね。いつでも受信できる、いつでもそこでアクセスできる、その方向で、具体的にですね、ある程度は教育委員会のほうで計画を立てられて、できれば早目にですね。学校施設整備計画等検討委員会でもいいんですけれども、早目に学校に提示いただければありがたいと思うのですが、そのあたりどうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  今年度予算計上させていただきます中に、全ての学校に校務支援ソフトを導入し、教職員の、また、子供たちの生活実態を全ての教職員で共有できる支援ソフト等を導入することによって、効率化を図っております。  また、来年度以降ですね、全ての教職員の、今、一人一台あります教師用パソコンの入れかえ時期に当たりますし、もちろんiPad等も含めた、子供たちの学習用のパーソナルコンピューター、パソコンもかえなければならない。もう六年以上たちますので、そろそろもう新しいものにかえていく時期も迎えております。教師は教育のプロではありますけれども、やはりICT機器を利用する上での専門家ではありませんので、ハード面をそろえた以上、そろえていく以上、そのソフト面をですね、やはりきちっと自分たちが活用できるものにしていくために、ハード、ソフト両面がそろって、やはり有効活用できるものと考えておりますので、その両面を備えた有効活用を、やはりきちっとそろえて考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)小学校四年生から英語が必修化されますし、特に、英語の発音等ですね。動画が大きな威力を発揮するのかなというふうに考えられますので、是非、今、学校教育課長御答弁の方向でですね、ぜひ検討していただきたいということを要望いたしまして、次の項目に移ります。  二項目めの障害者・高齢者の訪問入浴サービスでございます。  ちょっと要支援という言葉で、要支援一、二という概念の中で、そういう捉え方をされたんですけれども、これはですね、かなり身体的に重度な方というふうに御認識していただければいいかなというふうに思います。実際にですね、市外のある障害のある方にお聞きしますと、入浴はどうやってますかとお聞きしましたら、週一ぐらいですというお話でした。お父さんとお母さんが介助してですね、入られてるんですが、お父さんお母さんも高齢化が進んで、なかなか難しい状態になっているということでございます。  宇佐市も障害者の自立支援協議会がありまして、私もそのメンバーの一人として参画をしておりますけれども、同じように、先ほど、業者の方というお話がありましたけれども、セントケアという宇佐の業者の方がございまして、そこにちょっと私もヒアリングに行ってまいりました。そこでお聞きしたことはですね、なかなかこのサービスが拡張をできていないということでありました。  ちなみに他市の動向をいいますと、別府市で二、三名ぐらいですかね。大分市で三名と、そういった程度の利用になっているということでございます。一回につき一万三千円程度のですね、入浴料がかかって、これは介護保険の適用を受けますと、一割負担と二割負担、千五百円と三千円ぐらいと。利用者負担が一人五百円でやっているというような、そういうお話もですね、承ってきたところでございます。  なかなか、家族の高齢化が進んで、入浴等々に対してもですね、非常に困難な状況が生まれていることが察知できました。先ほど部長が言われたように、この入浴サービスにつきましては、かなり限定された形でですね、行われることも、私も、業者の方からお聞きはしたんですけれども……。  一つの試みとしてですね、そういう入浴の訪問サービスがあるんだということを御検討いただけたらどうかなというふうに思うわけです。特にですね、バスタブ、それから様々な器具等についてはですね、業者さんのほうで提供していきますし、全く……自宅のお風呂を使ったりとかですね、それからバスタオルとかも使いませんし、さらに感染症予防対策等ですね、きっちりされてるということでもありますので、このことについての検討の余地があるかどうか、回答をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(麻生公一君)介護保険課長の麻生でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  訪問入浴介護につきましては、もう議員さんがおっしゃるとおり、自宅の浴槽での入浴が困難な方に対しまして、浴槽を積んだ移動入浴車が利用者のお宅まで訪問して、看護職員や介護職員が入浴の介助を行うというものでございます。  まず、血圧、それから体温、脈拍などのバイタルチェックといいますか、そういうものを行って、安全な入浴を行うというふうになっておりまして、元来、入浴は体を清潔にして、温熱効果により身体の機能の維持や回復が期待されると思っております。訪問入浴介助を利用することで、肉体的にも、精神的にも、リフレッシュ効果が得られるというのは重々承知をしておるところなんですが、先ほどから利用状況等のお話が出ておりましたが、二十四年、二十五年、二十六年と、利用者・利用回数につきましては年間百四十回から百回程度で、利用者につきましても延べで二十人台ぐらいを推移しておりまして、介護保険の事業計画の中で、この訪問入浴介護を整備するという位置づけまで持っていくのは、大変難しいような状況がございますが、現在、一社でしかしていない、このサービスを行っていないという状況も重々承知をしておりますので、今後は、ちょっと利用者の動向等を見て考えていきたいなと思っております。  以上です。
    ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)これはちょっと、私のおじがですね、もう死亡したんで空き家になっておりまして、それこそ空き家なんですが、掃除しておりましたら、二〇〇二年の宇佐の市報が出てまいりまして、六月号です。松崎の市民の方の声ということでですね、もう十三年前のお話なんですけれども、「入浴サービスを利用して」ということで、在宅介護をしていて感じることは、介護は決して優しいものではないが、介護する人はやさしい気持ちや心のゆとりを持つことが大事だ、必要だということです。それが、訪問入浴サービスの温かいお風呂とスタッフの皆さんとの交流で得られているなということを、しみじみ感じております、と。在宅介護をしている方で、まだこの訪問入浴サービスを御存じない方は相談をしたらどうですかと、ある事業所のほうにですね、という市民の声が載っておりまして、たまたま発見して、ああ、もうその当時からですね、在宅で介護されている方の御苦労話があるんだなということを知りました。  是非とも、人数的には少ないんですけれども、大変価値のあるサービスでございますので、週一ぐらいでも、本当に入浴がですね、したい方が利用できるような、何らかの手だてを打っていってあげればということを要望いたしまして、次の項目に移ります。  次の項目は、伊方原発重大事故時の対応についての市長からの御答弁でございました。この間ですね、大分合同新聞が意欲的に、この伊方原発についての特集といいますか、記事をですね、一面記事を組んでおりまして、藤内さんという記者の方なんですけれども、伊方のほうに、何て言うんでしょう、出先みたいな、出張所みたいな、大分合同のですね、新聞社の出先を設置してですね、的確な情報をつかんで、合同新聞を通じてですね、報道していただいております。市民の方の声、それからNHKのテレビでもありましたけれども、漁業者の方の声。再稼動そのものに対するですね、不安がかなり、今、出されておるわけでございます。  市長のほうからの御答弁の中でありました、屋内退避。屋内退避の問題もですね、広瀬知事が言明をしておりますけれども、九州電力川内原発、鹿児島の川内原発がですね、八月、十月と稼動しました。十月にはですね、愛媛県知事が再稼動に合意をいたしました。来年の三月ごろですね、伊方の原発も稼働をするというような運びのようでございます。  御存じのようにですね、南海トラフ地震、あるいは、その伊方原発のちょっと横にですね、中央構造線断層帯というのが、九州の阿蘇山から四国に縦断し、近畿地方のほうまでですね、伸びております。この断層帯は、かなり活動性が高くてですね。これはテレビ報道の画面をですね、私がカメラで撮影したものなんですけれども、先ほど市長が言われましたプルームも含めてですね、どの方向に、どのくらいの……想定したものですけれども、放射性物質が流れているかということでございます。  と同時に、中央構造線断層帯というのは、ちょうどこの阿蘇のところから四国を縦断して、そして関西のほうまで伸びていると。これが、一度ずれるとですね、四メートルぐらいのずれを生じて、マグニチュード七から八ぐらいの巨大地震が予想されるというふうに言われておりました。これは高知大学の岡村先生が言われている言葉なんですが、かなり断層の中で活動性が高いし、一回動くと、二メートルから四メートルがずれているという。実際に、今まで地質調査をしてですね、地中に穴掘って、その断層がどのくらいずれているかということを、何年ごろあったというような地震の調査をしております。一五九六年、慶長豊後地震が、これは大分から熊本の阿蘇にかけて起こっておりますけれども、同じ日に、四国の松山、瀬戸内海側ですが、そのあたりで地震が起こって、さらに三日後には大阪で地震が起こっているというような……。もう断層がですね、関連して走っておりますので、このことについて、この高知大学の先生がかなりの警鐘を発しております。  断層帯と同時にですね、それから南海トラフの地震の影響がありますし、伊方原発は免震重要棟、それから建屋も含めて、会派のほうで、研修の視察に行ってまいりました。国土強靱化、それからテロ対策金網等々ですね、それはすごい安全対策を施してるんですけれども、しかし、安全性の神話というものをどこまで信じていいいのかということは、ちょっとこれから本当に検証していかないと問題があるのかなというふうに思います。  市長の答弁の中にもありましたように、プルームが、風向きによっては宇佐のほうにも流れてきますよということだったんですが、全くそのとおりでございまして、計画避難区域が三十キロ圏内とかで、指定はされてるんですけれども、計画的避難区域が飯舘村に至りましてはですね、五十キロ圏内まで全く立ち入りができないということでございますので、その辺のことを考えて、その事故の度合いによりますけれども、屋内退避で本当にいいのかなということもですね、ちょっと私、不安に感じております。特に、子供たちは細胞が活発に分裂をしておりますし、初期被曝のときに、ヨード等のですね、医療行為になるんですけれども、飲んだりして、甲状腺を守ったりですね。それから、女性でいえば卵子等のですね、被曝によって傷つけられるということもありますので、屋内退避がいいのか、むしろ早目に、影響力の少ないところに移動していただくのがいいのか。その辺は、私、検討の余地があると思うんですけれども、その辺についての御見解をちょっと難しいかもしれませんが、お願いします。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須磨正昭君)危機管理課長の須磨でございます。議員の再質問にお答えします。  議員さんがおっしゃられたとおり、飯舘村につきましては、風向き等によって放射線量が違うというケースはございます。宇佐市につきましては、伊方原発からおおむね八十キロ離れているということでございますが、先ほど言われました断層帯等とあわせて、大規模的な放射性物質の放出があった場合には、大分県のプルームの監視状況を見ながら、宇佐市地域防災計画に定めます地震・津波編の放射性物質対策に基づきですね、対策等を行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)もちろん、その方向ということはですね、先ほど御答弁の中にあったとおりだと思います。ただ、子供たちの被曝がちょっと心配になりますので。被曝というのは、放射線がですね、DNA、分子がいっぱい並んでおるんですけれども、らせん条に、それに放射線が当たると、はじき飛ばします、原子をですね。少量の損傷なら、また酵母が来て修復してくれるんですが、かなりひどい損傷になりますと、修復ができなくてですね、誤った遺伝子がつくられるんです。それで、がんの発生につながったり、がんだけではなくてですね、いろんな内臓の疾病、疾患につながったりするという研究の結果もありますので、その辺をですね、是非、当該、三十キロ外ですからいいですよ、ではなくてですね、是非、危機管理課長にお願いしたいのは、やはり提言をしていただきたいと。その県の防災避難計画の中にですね、子供たちの安全をどう確保していくのかと。例えば、九重の青少年何とかの森、家族旅行村じゃないけど、あるかどうかわかりませんが、そういったところにやっぱり一時的に退避していただくとかですね。あるいは女性の方、妊婦の方等をですね。どこか、そういう……。  これはもう、国家的事業として考えていただきたいと。もう国の存続に関わるような事ではないかなと思いますので、その辺、はっきりした具体的な見解はないと思うんですが、ちょっと方向性だけ、確認をさせてください。 ◯議長(中島孝行君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(須磨正昭君)危機管理課長の須磨でございます。質問にお答えします。  この原子力施設につきまして、大分県のほうで、原子力に対する災害等の会議等もございます。そういった中で、先ほど議員さん言われましたとおりに、子供、女性、高齢者等の避難について協議して、意見を出していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)宇佐市内に在住の被爆者の先生が、被爆七十年経ってですね、またいろんな疾病が出てきたということをおっしゃっていましたけれども、やっぱり時限装置らしいんですよね、遺伝子というのは。ですから、そのときすぐ出るんじゃなくて、何年かたって出てくるということも、研究報告が多分あると思うんですけれども、そういうことを勘案されてですね、ぜひ強く、また会議等で主張していただきたいというふうに思います。要望としまして、次に移ります。  このはちまんの郷の草刈り等の整備計画でございますけれども、これは市民の方から聞いたお話でございまして、私もちょっと行ってみましたらですね、少しこう、何というか、入り口のところの、まほろば温泉のところから入ったところの、入り口のところの雑草等、樹木等が生い茂ったような形になっておりましたので、宇佐市の中心的な、あるいは宿泊施設、そしてまたスポーツ施設としてですね、整備をしっかりしていただくことが本当に重要かなというふうに私も感じましたので、今日、一般質問に取り上げさせていただきました。これは、今日、御答弁ありましたように、きっちりとやっていくということでございますので、特に再質問はございません。よろしくお願いいたします。  次に移ります。  次の行政区の再編の問題でございますが、御多分に漏れませず、私の居住地域もですね、空き家が増えてまいりました。と同時に、どなたの土地の名義か、地権者の名前がわからない。わかっても、その方がいなくなってしまったり、あるいは家族の方がですね、親族の方が遠くに離散しているというようなことで、なかなか、そこの土地を当たるにもですね、どう当たっていいかわからないというふうに、地域の方からの、区長さんからの、自治委員さんからのお話もありまして、これは一つ、市のほうに御相談申し上げようということにもなっておりますけれども、まず皆さんで共有していただいてですね。地籍調査のお話が大隈議員のほうからもありましたけれども、まだまだ、今、存命中であればいいんですけども、亡くなった方になりますと、それがきちんと登記されているのか、あるいは仮登記で終わっているのか、それとも、その当時の共有地みたいになってるのかというのも判然としないような状況が生まれておりますので、そのこともあわせてですね、地域の行政区という、自治区という単位が、なかなか成り立たなくなっているということについて、あるいは地区によっては、御答弁の中にありましたように、人口が膨らむところと減少していくところというので、かなりそこの差も出てきておりますので、これは人口のアンバランスが生じています。  このことについてですね、全市的に、特に安心院、院内を含めまして、どのように御見解をお持ちかどうか、認識についてですね、再度お尋ねしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)総務課長の永野でございます。河野議員の再質問にお答えをいたします。  確かに、自治区の問題といいますと、周辺部では高齢化が進み、どんどん世帯数が減り、自治区の維持が厳しくなっているというのは、我々も理解をしております。そして、また、特にこの駅川中学校区、この辺は最近は人気スポットみたいで、自治区によっては、人口が、あるいは世帯が増えている状況も認識をしております。  また、議員がおっしゃられた、そういった財産の問題だとか、それは共有地に限らず、個人有地に限らず、やっぱり亡くなられたそこで登記ができてなければ、いずれはそういった相続人が拡大していき、財産、誰が処分すればいいのというような状況も発生していく、この問題も、我々も十分理解をしているつもりです。ただ、行政主導で、なかなかこれがどうこうできるもんではないという事も、しなければいけないとも思うんですけれども、なかなかこれは難しい問題があるなというふうに感じております。  そういった中で、今日議員お尋ねの、その再編という部分に関しましてはですね、先ほども答弁の中でも申し上げましたが、そういった自治区固有の財産、あるいは、長い間歴史の中で培われた伝統文化、こういった部分、なかなか……ございますんで、再編という部分を推し進めるのは、非常に難しい部分がございます。  これまでも、合併以降、この一般質問、議会の場で、多くの議員さん方からそういった御意見もいただいております。その中で、自治会連合会とも、これまで随分調整をやってまいりました。そして、また、十九年からは自治会連合会が「自治区のあり方検討委員会」なるものを設けまして、それから検討を重ねてきたわけですけど、なかなか結論までには至ってないというような状況であります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)各自治区のほうも、もう屋上屋を重ねるようでございますが、高齢化が進んでですね、自治委員さんのほうもですね、なかなか、なることも大変な状況になってきております。早急に、自治会連合会を中心としながらですね、行政が一緒になって、上からのトップダウンでやるのは、もちろん、それは自治に反することでありますけれども、行政的な主導のもとに、少し話し合いのもとにですね、何らかの動きができないかということを思うわけでございます。  具体的にはちょっとまた、総務課長とは、また御相談にですね、お伺いしたいとは思いますけれども、その辺の見解、もう一度よろしくお願いします。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)はい。再質問にお答えをいたします。  この問題については、我々も本当に、これから先、重要な問題だというふうに受けとめております。総務課のほうでも自治会連合会の事務局を持っておりますし、こういった分で、自治会とよく連携をとりながら、この再編だとか、こういった問題に向けて、調整をしてまいりたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)是非とも、その方向でですね、御検討いただいて、要望としたいというふうに思います。  続きまして、最後の項目になりますが、若者の貧困対策についてでございます。  昨日、多田羅議員のほうからですね、奨学金の問題で、一般質問ございました。この朝日新聞の十月十八日付、日曜版ですが、「奨学金返還、減免広がる」ということで、地元就職を条件に十三県が導入検討というふうに書いております。我が家も、三人ほど学生を抱えておりました。抱えた年数が、四、四、六の十四年間でした。月額七万円の奨学金でしたので、元金だけでも八十万の……一千二百万を切るぐらいのですね、負債というか、それで勉強したんですから、当たり前といえば当たり前なんですけれども、そういう借金を抱えて社会人になってまいりました。これはもう本当に、今、学生を取り巻く、卒業した若者を取り巻く深刻な社会問題になっておりまして、ブラックバイトであり、ブラック企業であり、そういう温床にもですね、なりかねないような状況になっております。二十一世紀を生き抜く、これからの子供たちは社会の宝でございますし、学生はこれから労働者、働き手としてですね、社会の一翼を担っていくわけでございますので、その足腰をですね、きちっと社会的な保障の中で保証できないものかどうかということについて、もう一度、御検討をお願いするものでございますが、再度、お尋ねしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。河野議員の再質問にお答えをいたします。  昨日も、多田羅議員から同様の御質問がありました。まさに、私どもが、他県、他市町村を調べたときに、かなりそういった支援制度を持っている市町村がございます。昨日も申し上げましたとおり、先進地事例をですね、調査研究しながらですね、どういった制度設計がいいのかとか、そういった部分を、ちょっと時間をいただきましてですね、ちょっと調査研究してまいりたいというふうに考えております。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)学生たちにですね、負担をかけるというよりも、社会的な負担の中で、次代を担う若者がですね、育っていくことを、心からですね、切望をいたしまして、宇佐市行政といたしましてもですね、是非とも、その御検討、御努力を心から切望いたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)以上で、河野康臣議員の一般質問を終結します。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十一日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行い、その後、議案に対する質疑、議案並びに請願の委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。              散会 午後三時〇五分 宇佐市議会...