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2015年06月09日 平成27年第3回定例会(第2号) 本文
2015年06月09日 平成27年第3回定例会(第2号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2015-06-09
    2015年06月09日 平成27年第3回定例会(第2号) 本文


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    2015年06月09日:平成27年第3回定例会(第2号) 本文 (494発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (二日目)              開議 午前十時〇一分 ◯議長(中島孝行君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十四名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十七年第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(中島孝行君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(平成二十七年六月九日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨       │ 答弁を求 ┃ ┃      │                         │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、本市における特別支援教育の状況について    │市長・教育長┃ ┃河野康臣君 │ (1) 発達障がいなどきめ細かな支援を要する子   │及び    ┃
    ┃      │   どもへの対応はどのようにしているか。    │担当次課長 ┃ ┃      │ (2) 上記特別支援教育の現状での成果と課題は   │      ┃ ┃      │   何か。                   │      ┃ ┃      │ (3) 発達障害があり、特殊な能力を持つ子ども   │      ┃ ┃      │   たちへの対応は。              │      ┃ ┃      │二、安心・安全な暮らしへのサポートについて    │市長    ┃ ┃      │ (1) 地区に防犯カメラを設置してはどうか。    │担当部課長 ┃ ┃      │ (2) 周辺地域の買い物難民対策は。        │      ┃ ┃      │ (3) 県道中津高田線の高家地区のコンビニ誘致   │      ┃ ┃      │   はできないか。               │      ┃ ┃      │三、平和ミュージアム建設について         │市長・教育長┃ ┃      │ (1) 建設に向けての今後の計画は。        │及び    ┃ ┃      │ (2) 戦争遺品などの資料展示のレイアウトの方   │担当部課長 ┃ ┃      │   向は。                   │      ┃ ┃      │ (3) 戦争体験者の聞き取りや動画記録はどの程   │      ┃ ┃      │   度すすんだか。               │      ┃ ┃      │四、再稼働「新規制基準」を満たしたとするに    │市長    ┃ ┃      │  ついて伊方原発の事故対応について       │及び    ┃ ┃      │ (1) 活断層などの活発化や南海トラフ地震等に   │担当部課長 ┃ ┃      │   よる原発過酷事故後の避難対策は。      │      ┃ ┃      │ (2) 佐田岬(愛媛県)の在住の方々の避難先は   │      ┃ ┃      │   大分県と言われているが、本市の対応は。   │      ┃ ┃      │五、宇佐市の「宝(水・緑・土・空気・自治・文化・ │市長・教育長┃ ┃      │  歴史)」を活かす取り組みについて       │及び    ┃ ┃      │ (1) 安心院地域・院内地域・宇佐地域の「宝」   │担当部課長 ┃ ┃      │   をどのように考えているか。         │      ┃ ┃      │ (2) 宇佐市の良さをまず「市民」が知るための   │      ┃ ┃      │   講座・広報をどのように展開するか。     │      ┃ ┃      │(3) 学校教育でどのように生かすか。        │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃十四番   │一、各地区に設置されているゴミステーション    │市長    ┃ ┃大隈尚人君 │  について                   │      ┃ ┃      │   障がい者や高齢者が家庭から最寄りのゴ    │      ┃ ┃      │  ミステーションまでゴミを持って行けない    │      ┃ ┃      │  と聞く。そのような場合については、ゴミ    │      ┃ ┃      │  ステーションの位置を変更することはでき    │      ┃ ┃      │  ないか。                   │      ┃ ┃      │二、市施設で使用する電力の節減について      │市長    ┃ ┃      │   先日の新聞に県が、電力の入札対象を広    │      ┃ ┃      │  げたところ新電力会社が対象施設の全てを    │      ┃ ┃      │  落札し、コスト節減ができるという記事が    │      ┃ ┃      │  あった。市としても県と同じように九電以    │      ┃ ┃      │  外の新電力会社と契約をすることはできな    │      ┃ ┃      │  いのか。                   │      ┃ ┃      │三、地方創成について               │市長    ┃ ┃      │   地方創成を推進するために国と県が各市    │      ┃ ┃      │  町村を呼んで説明会を開催したと聞くが、    │      ┃ ┃      │  市としてどのような対応を考えているのか。   │      ┃ ┃      │四、鹿、猪の助成について             │市長    ┃ ┃      │   狩猟期間中に助成をするようになったが    │      ┃ ┃      │  捕獲頭数はどのようになったのか。また、    │      ┃ ┃      │  捕獲頭数が増えた場合は、予算を増額すべ    │      ┃ ┃      │  きと思うが、どのように考えているのか。    │      ┃ ┃      │五、都市計画税について              │市長    ┃ ┃      │   都市計画税を徴収しているが、現在、開    │      ┃ ┃      │  発が進んでない地域がある。税の見直しを    │      ┃ ┃      │  考えてはどうか。               │      ┃ ┃      │六、市指定史跡の観光資源としての活用につい    │市長    ┃ ┃      │  て                      │      ┃ ┃      │   市が管理している3箇所の指定史跡のう    │      ┃ ┃      │  ちの一つ水雲横穴古墳が、道の駅いんない    │      ┃ ┃      │  から徒歩五分程度の所にある。しかし、近    │      ┃ ┃      │  くにあるにもかかわらず看板等の案内すら    │      ┃ ┃      │  ない。受け継がれてきた史跡を適正に管理    │      ┃ ┃      │  保全するのはもちろん、観光資源の一つと    │      ┃ ┃      │  して生かしていってはどうか。         │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃十番    │一、こどもの権利条約の実践を           │是永市長  ┃ ┃今石靖代君 │ (1) こどもの発達権の保障にとって医療保障は   │      ┃ ┃      │   欠かせない。すべてのこどもが安心して医   │      ┃ ┃      │   療機関にかかれるように、十八歳までの医   │      ┃ ┃      │   療費の無料化をめざすべきだが、市長の見   │      ┃ ┃      │   解は。                   │      ┃ ┃      │ (2) 放課後児童クラブは、必要なこどもがすべ   │      ┃ ┃      │   て利用できるように整備されなければなら   │      ┃ ┃      │   ないが、現状と課題は。また、経済的な理   │      ┃ ┃      │   由で退所したり、利用をあきらめることが   │      ┃ ┃      │   ある。豊後高田市が今年度から利用料の減   │      ┃ ┃      │   免制度をスタートさせたが、宇佐市の計画   │      ┃ ┃      │   は。                    │      ┃ ┃      │二、今年度、すべての小中学校の教室にエアコ    │      ┃ ┃      │  ンを設置するための設計が行われるが、実    │      ┃ ┃      │  施計画はどうなっているか。豊後高田市は、   │      ┃ ┃      │  一年先延ばしになったが、来年度はすべて    │      ┃ ┃      │  実施を予定している。宇佐市も早急な実施    │      ┃ ┃      │  をすべきでないか。              │      ┃ ┃      │三、公共交通の拡充について            │      ┃ ┃      │ (1) これからの課題をどう分析しているか。    │      ┃ ┃      │ (2) 乗り合いタクシーを検討すべきでないか。   │      ┃ ┃      │ (3) 屋根やベンチの設置など、バス停の整備計   │      ┃ ┃      │   画はどうなっているか。           │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃十三番   │一、戦争法案について市民の平和と安全を守る    │市長    ┃ ┃用松律夫君 │  立場と憲法順守の立場から反対すべきでは    │      ┃ ┃      │  ないか。                   │      ┃ ┃      │二、平和資料館の建設問題             │教育長   ┃ ┃      │ (1) 非戦・不戦の誓いと平和の尊さを学習しア   │      ┃ ┃      │   ピールするには憲法コーナーは不可欠と思   │      ┃ ┃      │   うが。                   │      ┃
    ┃      │ (2) ゼロ戦や戦闘機などを中心とした展示では   │      ┃ ┃      │   戦争美化つながりかねないが、そうしない   │      ┃ ┃      │   ためにどういう展示解説とするのか。     │      ┃ ┃      │三、市長の退職金の削減問題について        │市長    ┃ ┃      │ (1) 市長は2期目の出馬の際、何故一期目の退   │      ┃ ┃      │   職金の半額の公約を掲げなかったのか。    │      ┃ ┃      │ (2) 職員と同様の算出基準とし、大分市のよう   │      ┃ ┃      │   に議会の議決事項に改善すべきではないか   │      ┃ ┃      │   という声もあるがどうか。          │      ┃ ┃      │四、メガソーラー建設問題について         │市長    ┃ ┃      │ (1) 北馬城のメガソーラー問題について。     │      ┃ ┃      │  1)当該地を適地とした理由をどのように県か   │      ┃ ┃      │   ら聞いているか。              │      ┃ ┃      │  2)業者の信頼性について県からどのように報   │      ┃ ┃      │   告・説明を受けているか           │      ┃ ┃      │  3)四つの基準に基づく万全の安全対策を県に   │      ┃ ┃      │   どのように求めるのか。           │      ┃ ┃      │  4)二十年後の原状回復とパネル処理対策は県   │      ┃ ┃      │   とどのような協議を行っているのか      │      ┃ ┃      │  5)市長の意見書は住民の声をどのように反映   │      ┃ ┃      │   した内容にしようとしているのか。      │      ┃ ┃      │ (2) 宇佐のメガソーラー問題について       │      ┃ ┃      │  1)現段階で県とどのような情報交換を行って   │      ┃ ┃      │   いるのか。                 │      ┃ ┃      │  2)森林法の四つの基準に基づき市長の意見書   │      ┃ ┃      │   はどのような内容を考えているのか。     │      ┃ ┃      │五、TPP問題が重大な段階に直面しているが、   │担当部長  ┃ ┃      │  宇佐市としてはどう対応する考えか。      │      ┃ ┃      │六、安心院旅行村の原状と三十億円のリニュー    │担当部長  ┃ ┃      │  アル構想について               │      ┃ ┃      │七、国の進める食費(入院費)の引き上げなど    │担当部長  ┃ ┃      │  の医療改悪に対し、市独自の助成策を。     │      ┃ ┃      │八、妙見荘の民間委託の計画は撤回すべきでは    │担当部長  ┃ ┃      │  ないかと思うが、また、民間委託すること    │      ┃ ┃      │  が高齢者や介護現場で働く職員の労働条件    │      ┃ ┃      │  の改善・向上につながるのか。         │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛  まず、七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)おはようございます。七番 河野康臣でございます。  事務局にお尋ねしましたところ、三回連続トップバッターということでございました。議長にお願いして、宇佐市議会表彰規程を改正していただいて、この栄誉ある六十九連勝に匹敵するような不滅の金字塔に対して称賛のお声をいただきたいというふうに、議員各位にもお願い申し上げます。  発言通告書に沿って第一回目の質問を行います。  大きい一項目め、本市における特別支援教育の状況について。  その一、発達障害などきめ細やかな支援を要する子供への対応はどのようにしているか。  その二、上記特別支援教育の現状での成果と課題は何か。  その三、発達障害があり、特殊な能力を持つ子供たちへの対応は。  大きな二項目め、安心・安全な暮らしへのサポートについて。  その一、地区に防犯カメラを設置してはどうか。  その二、周辺地域の買い物難民対策は。  その三、県道中津高田線の高家地区のコンビニ誘致はできないか。  大きな三項目め、平和ミュージアム建設についてでございます。  その一、建設に向けての今後の計画は。  その二、戦争遺品などの資料展示のレイアウトの方向は。  その三、戦争体験者の聞き取りや動画記録はどの程度進んだのかをお尋ねします。  大きな四項目め、再稼働新規制基準を満たしたとする伊方原発の事故対応について。  その一、活断層などの活性化や南海トラフ地震等による原発過酷事故後の避難対策は。  その二、さらに佐田岬(愛媛県)の在住の方々の避難先は大分県と言われていますが、本市の対応はどうか。  大きな五項目め、宇佐市の宝(水・緑・土・空気・自治・文化・歴史)を生かす取り組みについて。  その一、安心院地域、院内地域、宇佐地域の宝をどのように考えているか。  その二、宇佐市のよさをまず市民が知るための講座・広報をどのように展開するか。  その三、学校教育でどのように生かすか。  以上、一回目の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、伊方原発の事故対応についての一点目、活断層などの活発化や南海トラフ地震等による原発過酷事故後の避難対策はについてでありますが、議員御指摘のとおり、四国電力伊方原発の再稼働に必要な審査書案が先般、原子力規制委員会から了承をされました。  同委員会が定めた原子力災害対策指針によりますと、原発から半径三十キロメートル以内を緊急時防護措置を準備する区域と定めて、事故に備えて事前に避難行動計画等を作成する必要があるとされております。  宇佐市は、私は伊方原発から約八十キロメートル離れ、避難行動計画等の作成義務はありませんが、宇佐市地域防災計画「地震津波対策編」の中に放射性物質対策を設け、万一原発過酷事故が発生した場合には、情報収集・活動体制である宇佐市災害対策本部等を設置し、大分県や関係機関と連携をして、放射性降下物のモニタリング等を行い、住民への情報提供や、必要に応じて屋内退避、避難勧告及び避難指示等を行うことといたしております。  二点目、佐田岬(愛媛県)の在住の方々の避難先は大分県と言われているが、本市の対応はについてでありますが、大分県に避難する場合、基本的には船舶での避難となりますので、フェリー航路のある大分市、別府市、及び臼杵市での受け入れとなります。しかしながら、災害による被害が大分県内にも及び、大分市などで受け入れができない場合には、被災状況に応じまして、県北、県央、県南など、地域別市町村で受け入れることといたしております。  宇佐市で避難者を受け入れる場合には、四日市コミュニティセンターほか、二十二カ所の施設で、最大約千名の避難者を受け入れることが可能であるという旨を大分県に報告いたしております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、五番目の宇佐市の宝を生かす取り組みについてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。  七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  五項目め、宇佐市の宝を生かす取り組みについての一点目、地域の宝をどのように考えているのかについてですが、それぞれの地域には豊かな自然と悠久の歴史があり、そこには特徴ある文化が育まれ、また多くの先達を輩出してまいりました。これらは現在に生きる私たちが先人から受け継いだ貴重な財産であり、将来の世代へと引き継いでいかなければならないふるさとの宝と考えております。  中でも、地域の歴史や文化は、何もしなければ忘れ去られ、消滅することにもなりますので、文化財としての指定や映像記録として保存する取り組みとともに、それらを活用することにより次世代に継承していくことが重要であると考えております。  二点目、市民が知るための講座・広報をどのように展開するかについてですが、市民の皆さんに地域の歴史や文化に対する理解を深めてもらうことを目的に、現在、市民環境歴史教室事業や公民館でのあじむ学講座を実施しております。  市民環境歴史教室は、昭和五十八年度に始まった宇佐郷土史大学を前身としており、年間テーマに沿った座学と現地研修により、多くの市民に支えられ、今日まで継続、実施してまいりました。また、あじむ学講座は婦人学級や高齢者学級での歴史講話であり、いずれも魅力ある講座となるよう創意工夫してまいります。  このほか、宇佐学顕彰事業で取り組んでいる漫画シリーズや、「新・宇佐ふるさとの歴史」の刊行、さらに「広報うさ」の「宇佐ん方言」のコーナーなどによっても、郷土の魅力を発信しているところであります。  今後も、宇佐の歴史や文化を知り、郷土愛を育むことで、特徴ある文化の継承につながるような事業の推進に努めてまいります。  三点目、学校教育ではどのように生かすかについてですが、郷土宇佐のすばらしさを実感し、伝統・文化を守り継承していくことは大変重要なことであると考えております。そのため、市内の小中学校では、これまでも地域の先人の偉業等を掘り起こし、教材化してふるさと学習として継承してまいりました。  平成二十五年五月、国東半島・宇佐地域が世界農業遺産に認定されてから、県教育委員会と連携し、中学校一、二年生を中心に、世界農業遺産特別授業を実施しております。特に昨年度は、認定地域の中学生が一堂に会し、世界農業遺産中学生サミットが開催されました。本市からも推進モデル校であった宇佐中学校を初め、七中学校全てから代表生徒が参加し、各校の取り組みを発表いたしました。  シイタケ栽培や宇佐の味一ねぎ、オオサンショウウオの生体、宇佐神宮の歴史など、関係者から専門的な知識と誇りを持って活動されているお話を伺うことで、これまでとは違った郷土宇佐のすばらしさを感じ、誇りに思うことができております。  今年度は、宇佐市合併十周年記念で刊行した「新・宇佐ふるさとの歴史」を市内全ての学校に配付していますので、この本を活用することで有史以来、時の流れの中で育ててきたまさに宇佐市の宝を再認識させ、さらに学んだことを発信していくことができる次世代の子供たちの育成を学校教育でも推進してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一番目の本市における特別支援教育の状況についてと、三番目の平和ミュージアム建設についてを、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)皆さん、おはようございます。教育次長の辛島でございます。  七番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、本市における特別支援教育の状況についての一点目、発達障害などきめ細かな支援を要する子供への対応はについてですが、学校現場で言われる発達障害は、知的発達のおくれを伴わないものであり、対象児童生徒は普通学級に在籍し、集団での事業を受けております。  これらの様々な発達障害のある子供への教育の充実を図るために、各校では特別支援教育の推進的立場にあり、保護者や専門機関との調整・連携を図る教職員を特別支援教育コーディネーターとして任命しております。  このコーディネーターは、学級担任とともに対象児童生徒の心身の安定が図られるよう集中できる教育環境を整備したり、一日の学習活動や一時間の事業の流れを事前に示して見通しを持たせるなど、障害のある児童生徒一人一人の特性に応じた指導を実施しております。  さらに、市教育委員会では、本年度は四十二名の特別支援教育支援員の配置を行っております。この支援員は、事業の集中できるように声かけやノートの作成支援、また友達とのコミュニケーションを支援するなど、学校生活がスムーズに実施できるように取り組んでいるところです。  二点目、現場での成果と課題はについてですが、学級担任や担当教職員の的確な授業、それを支える支援員の支援や介助、またコーディネーターのアドバイスや保護者等との連絡によって、支援を必要とする子供たちの実態がより明らかになったことで、今年度も新たな支援学級が設置されました。  さらに、支援が必要な子全てに、個別の指導計画を作成することができました。加えて幼児期から就労までの継続した支援のための「あしあとファイル」の配付が地域の専門機関との連携・協力によって行われております。  これまでの特殊教育という考え方から、児童生徒や保護者のニーズに応じた特別支援教育という考え方により、広く理解を深めていくことが課題と考えております。  三点目、発達障害があり特殊な能力を持つ子供たちへの対応はについてですが、発達障害がある児童生徒一人一人の多様な特性を理解し、その子供のどの部分を伸ばしていくか支援の方法を焦点化していくことが重要であると考えております。そのため、各学校は宇佐支援学校の特別支援教育コーディネーターによる巡回相談を積極的に利用して、個別の助言・示唆をいただいております。  市教育委員会としましても、市全体の教職員研修に専門の方を講師として招き、知識だけではなく具体的なかかわり方等を指導しております。また、学校だけ家庭だけでは解決できない課題もありますので、医療機関や療育機関の方にも参加いただき、宇佐市特別支援教育連携協議会を開催し、各分野の専門家の御意見もいただいております。  今後も関係機関と連携し、多様な特性、児童生徒や保護者のニーズに対応した教育を提供してまいりたいと考えております。  次に、三項目め、平和ミュージアム建設についての一点目、今後の計画はについてですが、宇佐市平和ミュージアム(仮称)は資料館と遺構群で構成し、宇佐であった戦争の歴史を明らかにするとともに、多くの人々に平和の大切さと命の尊さについて考える機会を提供することを目的とするものです。
     資料館については、今後、用地取得、基本設計、実施設計、建設工事と平成三十一年度の完成を目標に必要な作業を進めてまいります。また、遺構群については、平成二十二年度に宇佐海軍航空隊跡保存整備計画書を策定してから五年となっており、今年度短期、中長期の整備に向けた第二次宇佐海軍航空隊跡保存整備計画書を策定する予定です。  その計画書をもとに、平成二十八年度から遺構整備を行い、点在する遺構群からなる屋外展示と、資料館での屋内展示とを一体として整備することにより、平和の大切さと命の尊さのメッセージを発信していきたいと考えています。  二点目、レイアウトの方法はについてですが、宇佐海軍航空隊を中心とした戦争の歴史をわかりやすく公開し、幅広い年代の方々が一様に理解できる展示を目指しています。  構成としては、戦争の歴史への導入展示、また宇佐海軍航空隊の解体から終戦までを隊員と住民との交流やエピソードなどを織りまぜて紹介する宇佐海軍航空隊の記録、さらに平和の大切さと命の尊さを再確認する平和への近い、その他様々な側面から戦争と平和を見つめるたの企画展示の四つの柱からなる展示を計画しております。  具体的な内容につきましては、今後、資料館建設のための懇話会(仮称)を設置し、専門家などの意見を聞きながら基本設計としてまとめていく予定です。  三点目、戦争体験者の聞き取りや動画記録はどの程度進んだのかについてですが、平成二十六年度より戦争体験者等の証言を平和学習等で活用するため、映像として記録作成を行っており、昨年度は十一人についての記録を行いました。引き続き、今年度は二十人の聞き取りを予定しており、現在三人の収録を済ませています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの安心・安全な暮らしへのサポートについての一を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)おはようございます。総務部長の稲積でございます。  七番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、安全・安心な暮らしへのサポートについての一点目、防犯カメラの設置についてですが、市内では四日市商店街振興組合が平成二十五年度に国の商店街まちづくり事業を利用し、門前広場前等三カ所に防犯カメラを設置しております。防犯カメラは、犯罪の抑止に大きな効果を持ちますが、その一方で不特定多数の人物を撮影するものであり、個人のプライバシーとの兼ね合いが重要と考えられます。そのため、設置運用に当たっては、警察等関係機関と協議しながら調査研究を行ってまいります。  なお、当面は、従来の施策である青パト等の防犯パトロールを引き続き推進することにより、安全で安心な宇佐市を実現したいと考えております。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、二項目目の安心・安全な暮らしへのサポートについての二、三を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)おはようございます。経済部長の山本でございます。  七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、安心・安全な暮らしへのサポートについての二点目、買い物難民対策はについてでございますが、本市が六十五歳以上の方を対象に、平成二十五年十月に行いましたニーズ調査におきまして、外出時における移動手段をお伺いしたところ、多くの方が徒歩や自転車を主な移動手段として挙げており、近隣に食料品や日用品を購入できる商店街がない周辺地域におきましては、タクシーやバスなどを利用し買い物に出かけるといった状況が見受けられ、高齢者にとって経済的負担も大きく、利便性を欠く状況であることがうかがえます。  市といたしましては、宇佐両院商工会が実施しています高齢者等宅配サービス事業いわゆる「愛のおつかい便」に対しましてサポートを行っており、安心院・院内地域や麻生地区に居住し会員登録を済ませた方であれば、どなたでも宅配サービスが受けられることとなっています。  昨年度は、宅配車両に冷蔵庫を取りつけ、冷凍食品や生鮮食品などの宅配も可能とし、多様化する買い物ニーズに対応し、利用者から大変好評を得ているところでございます。  なお、民間の取り組みといたしましては、地元スーパーのインターネット販売やコンビニ、地元商店による宅配サービス、タクシー会社などにより買い物代行サービス並びに民間事業者の移動販売などが実施されているところでございます。  三点目、県道中津高田線の高家地区のコンビニ誘致についてでございますが、現在市内には約三十件のコンビニが営業しております。  議員御指摘の高家地区には、コンビニが一店も出店していない状況にありますが、県道和気佐野線沿線の給食センター周辺にはコンビニが数点出展しており、高家地区の一定程度をカバーしているものと思われます。  現在のコンビニは、小売店の枠を超え、公共料金の収納事務など一部の行政サービスを代行しており、コンビニが担う社会的役割は大きく、地域住民の福祉の向上にも寄与しているものと考えています。  コンビニの立地に至るには、地元に根づいた店舗の開業を志す経営者と、そこに商業価値を見出しパートナーシップを組むコンビニチェーンの企業の合意が必要と思われます。市といたしましては、平成二十七年二月に産業競争力強化法に基づく創業支援計画を策定し、創業・起業を志す方々をサポートするため、ワンストップ窓口を開設したところでございます。コンビニを含め、店舗を開業することを希望する方へ、経営ノウハウや開業資金の悩みなど様々な御相談をお受けし、支援してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)それでは、答弁に従いまして、順次再質問をさせていただきます。  まず、大きな一項目め、本市における特別支援教育の現状についてでありますが、一と二は関連をしておりますので、あわせて再質問をさせていただきます。本市は特別支援教育コーディネーター等々ですね、単費の教職員を各学校に配置して、大変きめ細かな指導をされているということが答弁中のでうかがわれるわけでございますけれども、昨今医学等がですね、発達することによって、今までにないような発達障害の研究も進んでおります。発達障害そのものの研究もそうなのでありますけれども、その治療並びに療育も進展しております。  これはテレビでやっておりましたけれども、浜松医科大学の杉山先生などの治療も紹介がされていたところでございます。その番組によりますと、療育にはかなり専門的な知識を要することが素人の私でも理解できるところでございます。回答にありましたように、市教委とすれば特別教育支援員さんなどの充実強化を図って、そして学校現場から上から目線ではなく、子供たちや保護者の目線に沿ったいわゆる支援を行っていくということでございますので、これにもう一つですね、医学的な意味での知識も加えて、先生方が現在手いっぱいになっている子供たちへの対応に対してですね、もう少し先生たち自身への支援ができないものかどうかということについて、市教委のお考えをお聞きします。 ◯議長(中島孝行君)学校教育課長。川島課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。  再質問にお答えいたします。  宇佐市の教職員は、教育のプロとしての自覚を持って常に最善の授業はどうあればよいか、また教育的指導はどうあればよいかという取り組みをしており、生きる力であるいわゆる学力について、全ての子供が伸ばすことができるように、教育公務員特例法に言われます公務員の職責としての不断の努力を行っていると捉えております。  そのために、議員のおっしゃるとおり、発達障害については今、日々その研究については進んでおりますので、教職員にとりましてもその最新の情報、また最新の指導方法はどのようにあればよいかという専門的な研修、また支援が必要であろうと考えております。  具体的には、回答者の中にも述べましたけれども、宇佐支援学校の学校巡回訪問を平成二十六年度、昨年度は百二回ほど各学校が依頼をしており、具体的な指導または助言・示唆をいただいているところであります。  また本人、または保護者のニーズに合った教育を進めていくためにも、地域の専門の相談員を各学校にお呼びして、個別のケース会議等も行われております。  今後におきましては、発達障害を有する子供たちはですね、普通学級に在籍しますので、その発達障害を有する子供も含めて、全ての子供たちが教師の意図が十分伝わるような授業展開はどうあればよいのか、また教室環境はどうあればよいのかという視点を持ったユニバーサルデザインに取り組んだ授業展開というものを、今後の教職員研修の中に取り入れていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)特別支援教育に限らずですね、今教育はかなり進んだ状況にあると思うんですけれども、例えば筑波大学の附属小中学校とかですね、あるいは浜松医科大であるとか、そういったところも含めまして、中期的な研修を教職員の方にできないかどうかという点につきましては、どうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)川島学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  発達障害というのは、説明の中にも少しあったと思うんですが、いわゆる知的を含んでいない障害を持ったお子さんたちで、いわゆるこれまではちょっと怠けているのではないかとか、ちょっと変わった子供たちだなと言われる部分でありますので、その部分について教職員がこれまでの見方とは違った研修を進めていくために、より専門的な研修を進めていくことが必要と思われますので、議員のおっしゃるように県教委にも予算面もありますので連携しながら、より専門的な研修を宇佐市だけでなく全県的な取り組みとしましても深めていきたいと考えます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)全面的にですね、旅費等のバックアップはなくても、例えば自主的に筑波大学等の附属小学校の研究会に行かれている先生もいらっしゃいます。これはもう自腹を切ってですね。そういう方がもし希望があれば、やはり半額ぐらいはですね、負担を市から、何らかの負担をしていただければとも思いますし、そういう現状があるということだけ市教委のほうで御確認をいただきたいということであります。  それとですね、先ほど課長言われたように、この発達障害というのはですね、例えばADHD、多動性の子供たちが、以前はですね、授業がわからないのでうろうろしていると、自席に着くことができないというふうに捉えられていたんですけれども、その授業自体がおもしろくなくてですね、なかなか自分の知的レベルと合わないということで発達障害が出てくるのが、ADHD等が出てくるのがですね、小学校五年生ぐらいから徐々に顕著に現れるようでございます。  で、アメリカなどでは、そういった子供たちをサポートする意味で、例えば数学にたけた子供たちには高等数学を支援をする、そういうサポートシステムができておりまして、例えばそういった子供たちは早期に、MIT(マサチューセッツ工科大学)等に入学するようなレールも敷かれているというふうにお聞きしましたので、ADHDそれからABSスペクトラム、知的障害はなくて、なかなか子供たちの集団の中でなじめない子供たちが孤立して、あるいはいじめを受けて不登校になっていくというケースもあるようでございますので。  平成二十五年中の不登校の小中学生は、全国で十一万九千六百十七名となっております。これは病気等を伴わないで、三十日以上学校を休む子供を対象としているわけでございますけれども、市民、保護者等々ですね、この状況についてなかなか知っていないんじゃないかなというふうに思うわけでありますので、その辺、市教委としてこれからどう啓発活動をするのかについて、御意見があればお聞かせください。 ◯議長(中島孝行君)川島学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)ただいまの七番 河野議員の再質問について、要旨等の確認をしたいと思いますので、反問の許可をお願いいたします。 ◯議長(中島孝行君)では反問を許可します。  課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)議長の許可を得ましたので、七番 河野議員について、こちらから一つ確認をさせていただきたいと思います。  ただいまの再質問につきましては、発達障害を有する子供たちの理解が、市民レベルでまた多くの人たちにとって、保護者にとりましても、他の子供たちにとりましても、なかなか発達障害というものが広く理解をされていないので、そういった意味で、教職員が専門的な研修をまず深めていくという、大きな目的は市民レベルでその認識を深めていくということが大前提であるということで理解してよろしいでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。反問に対するということでお願いします。 ◯七番(河野康臣君)反問に対する私の答えを述べたいと思います。  もう学校教育法にですね、教師、教諭は児童の教育をつかさどると、全面的なですね、実質的な教育課程の自主編成権は教壇の教師に与えられているわけでありますので、ぜひですね、その専門性を生かす意味でも、研修等を深めていただきたいと同時に、まず教師自身がですね、教職の専門職としての教師自身が、その専門性を深めることを通じてですね、保護者の方、市民の方、そして地域の方々にですね、発達障害に対する特別支援教育についての理解を、一人でも二人でも求めていくことが大事かなというふうに私は考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。以上が反問に対するお答えと理解してよろしいですね。 ◯七番(河野康臣君)はい。 ◯議長(中島孝行君)川島学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)河野議員の再質問にお答えいたします。  河野議員のおっしゃるとおり、発達障害を有する子供たちの多様な特性について、多くの市民の方にも理解を得るためには、まず一番現場にいる教職員が専門的な研修を受けることによって、そこから地域のコミュニティーの発信源としての機能を果たし、その発達障害を理解するための情報を各学校が地域に、そして保護者に発信をしていきたいと考えております。  そのためには、やはり学校だけ、家庭だけではなかなか解決できないものがありますので、学校教育課としましては、行政の関係各課そして地域の専門相談所、また河野議員のおっしゃるように医療的な部分、療育的な部分の方々も交えながら、関係機関と連携をして、これまで以上に密にすることによって、各学校とともに情報を地域に保護者に発信してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)不登校、いじめそれからひきこもり等々ですね、大変今社会的な問題になっております。これはもう子供に限らずですね、保護者も含めて二次障害というんでしょうか、それが子供たちに伝搬するということもありますので、ぜひとも教育のプロとして、先生方の力量の向上にですね、全面的にバックアップをお願いしたいということをお願いを申し上げまして、二点目に入らせていただきます。  安心・安全な暮らしへのサポート、地区に防犯カメラを設置したらどうかということで、ちょっと唐突なですね、印象を受けられたかなという気もするわけなんですけれども、高家地区というんですかね、時枝というか糸口地区というか、どんど焼きの仕掛けが放火によって燃やされたことが、今年ですね、ありまして、消防車もですね、出動していただいたようでございますけれども。  と同時に、その近くの方がですね、私がちょっとお宅を訪問したときに、もうご主人は亡くなってたんですけれども、玄関に名札を、御主人の名札をまだ掲げているんだと。やっぱり怖いと言うんですね。高齢者で独居でいるということの恐怖感みたいなのがあるみたいなので、どこまで防犯カメラが有効かどうかということはちょっと私もわかりませんけれども、そういった抑止的なですね、犯罪を未然に防ぐための一つの装置としては考えられていいのかなというふうに思うわけであります。  ところが、人権の問題それからですね、顔等がもうはっきりとわかるわけでございますので、そういう個人情報の問題等ありますので、その辺がかなり難しいかなというふうにも思われますので、これもぜひですね、検討課題として危機管理課のほうでちょっと十分精査して、審議していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)須磨危機管理課長。 ◯危機管理課長(須磨政昭君)危機管理課長の須磨でございます。  河野議員の再質問にお答えします。  防犯カメラは、撮影範囲における犯罪の抑止に大変大きな効果を持つと考えられます。その一方で、不特定多数の人物を撮影するものであり、個人のプライバシーとの兼ね合いが重要となるため、防犯カメラによる公共の安全性向上のメリットが大きい場所・場合のみに設置されるべきものであると考えます。  このことを踏まえますと、防犯カメラに関する事業につきましては、警察等関係機関の意見を聞きながら、慎重に判断したいと考えます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)ちょっと唐突な質問だったので、少し対応が難しいかなと思いますが、ぜひとも議論はですね、進めていただきたいということを申し上げたいと思います。  それから、二、三につきましては関連しておりますので、一緒に再質問いたします。  最近、地方都市等を中心中心に持ってこようとするコンパクトシティ構想というのが出されておりますけれども、本市におきましても宇佐の市役所を中心としてですね、たまたまでしょうが、芝原とかあの地域にですね、大型ショッピングモール的な店が並んでおります。そういうことなんでありますけれども、それぞれですね、天津地区には個人商店もありますし、そこまで立ち入ってお話しするのも何なんですが、少なくとも高家の地区の方の要望としてですね、伊呂波川の元四日市漁協があったところは少しスペースがありますし、前に輸送会社もこのたびできました。あそこは上水道も来てなかったとこなんですけれども、おかげで上水道等も引けるのかなというふうに思いますし、何かそういう市の中心に入るのではなくて、周辺にも一定のにぎわいの場所が必要なのかなというふうに、そういうですね、店等が必要なのかなというふうに思います。  答弁のほうにありましたように、フラワーロードですね、和気佐野線につきまして、確かに高家地区といいますか、糸口地区というんですか、コンビニがですね、ローソンとそれからファミマとセブンということで連続して設置しております。これはもうかなり利便性が高くてですね、地域の方、本当に喜んでいらっしゃるんですね。  ところが、若干ですけれども、高家の浜部から四日市の方面に行くと、少し傾斜がございましてですね、自転車で行くのもかなりやっぱり荷重になるという声もございますし、道路等もですね、穴があいてたりして厳しいとこもありますので、答弁書のほうにありましたように、これは民間の問題ではありますけれども、どうかそういう実情をですね、市のほうもつかんでいただいて、何らかの対策を地区住民とともにですね、考えていただけるような要項をつくっていただくと助かるかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)城商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。  河野議員の再質問にお答えさせていただきます。  今言われたように、まず買い物難民対策、弱者対策については、国のほうでは大きくやっぱり三つ方策を挙げております。一つとしては、その地域にお店をつくるということと、あと二点目としては自宅とか地域に商品を届けることと、あと三点目といたしましてはお店への移動手段だということになっておりますが、今、議員さんが言われたようにですね、買い物弱者に対する対策というのは、今後少子高齢化が進む中では、今後ますます宇佐市全域として捉えていかないといけない課題だと認識はしております。  先ほど言われたコンビニに対する高家地区での進出についてなんですが、やっぱりコンビニの出店場所というのは、まずコンビニ事業者の意向に沿うというのが一つ大きなことになります。そして、議員様からの御意見のとおりですね、高家地区の市民の皆様方の要望とか、そういった需要ということについては十分理解できております。  それで、各コンビニのですね、地域統括本部に対して、うちのほうから現状等をお伝えしながらですね、そういった出店の御意向とかですね、そういったことを今後調査してまいりたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)力強い答弁ありがとうございます。ぜひその方向で、前向きに御検討をですね、いただいて研究・調査をですね、されていただきたいということを申し述べまして、大きい三項の平和ミュージアムの建設について再質問をいたします。  具体的な年度等のですね、建設計画が出されておりますので、その方向に従ってですね、やっていただくということになろうかとは思うんですが、具体的なことの動きになろうかと思います。  再質問としましてはですね、戦争遺品をずっとこの間、集めてまいりまして、かなりのですね、点数が集まったんではないかなというふうに私も思うんです。私も畑田空襲の爆弾の破片をですね、三点ほど遺品として市のほうに持っていきましたけれども、今何点ぐらい集まっているんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)佐藤社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  再質問にお答えいたします。  市民の方から多くの遺品あるいはいろんな品々をですね、寄贈していただいておりまして、現在二千点を超えるそういった戦争に関する資料が収集されております。  以上でございます。
    ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)その展示を有効にですね、これから考えられると思うんですけれども、平和構想委員会の提言書の中に、かなり何点か例をもって示されております。平和の大切さと戦争の悲惨さ、命の尊さを考えることが展示の目標というふうになろうかと思いますけれども、と同時にですね、やっぱり戦時中の庶民の方々の思い、生活、そして戦争体験者の方のですね、そういった声をですね、やっぱり率直な声を、どう展示として生かしていくのかということが大きく求められるのかなというふうに思うんです。  私の叔父もですね、宇佐中を出て、陸軍士官学校に合格をしたんですけれども、ちょっと体調の関係でそこに行かなかったんですね、商船学校のほうに行ったんですけれども、仮に陸士のほうに行っていたら、もう故人となりましたけれども、戦争犠牲者になっていたのか、どうなっていたのかちょっとわかりませんけれども、そういった様々な自分の思いとは違う方向に、例えば上級学校に進みたかったけれどもですね、陸軍士官学校に行ったり海軍兵学校に行ってきたという方もいらっしゃるようでございますし、その本当の声をですね、やっぱり今のうちに収集していくべきではないかなと思うんですが、課長、いかがですか。 ◯議長(中島孝行君)佐藤教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  昨年度よりですね、ふるさとの遺産アーカイブ事業ということで、戦争体験者等のですね、記録の収集に努めているところでございます。昨年度は十一件の戦争に関する証言をですね、収集しております。本年度もその収集事業は継続しておりまして、いずれですね、資料館等が開館した折にはですね、そういった証言集といいますか、そういったことも、既に大刀洗の資料館ですとか東京のほうにありますしょうけい館とかですね、ああいったところでも証言集の発行がされておりますので、当時は言えなかったけど今なら話すことができるとかですね、そういったこともあろうかと思いますので、今のうちにできるだけ多くのですね、証言を、これは戦地に行った方に限らず地元で戦争を体験した方ですね、そういったことを含めまして、できるだけ多くの証言を収集してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)ぜひその方向でですね、努力をお願いしたいというふうに申し述べまして、四項目めに入ります。  小さい一、二は関連をしておりますので、一緒に再質問をいたします。  きょうの新聞にもですね、「三十キロ圏内発言権なし」というようなことで、原発からですね、これは函館の大間原発のほうの、青森県のほうの記事ですけれども、その下のほうに伊方の記事も載っております。  確かに、避難計画等がその範囲ではないということは、法的にはそうなんでしょうけれども、実際、東風が吹いたり、あるいは過酷な原発事故、それから南海トラフ等、それに伊方の上のほうには四百キロにわたる活断層があるというふうに言われておりますし、かなり大きな事故があったときには、大変心配をされるわけでございます。  で、かなりですね、そのときになれば対応が大変難しいというふうになるわけなんでありますけれども、今、口永良部や小笠原沖地震、きょうも五時三十分ぐらいに茨城県沖でですね、地震が観測されたようでございますけれども、そういうことを考えますと、やっぱり避難計画といいますか、その原発過酷事故に対する避難計画は、三十キロ圏外でもですね、やっぱりつくっておくべきではないかというふうに思うんですけれども、本市のお考えをお聞きしたいと思います。 ◯議長(中島孝行君)須磨危機管理課長。 ◯危機管理課長(須磨政昭君)危機管理課長の須磨でございます。  河野議員の再質問にお答えします。  万一、過酷原発事故が発生した場合にですね、宇佐市における避難対策といたしましては、宇佐地域防災計画に基づき、宇佐市災害対策本部を設置してですね、大分県の放射線のモニタリング等の測定値を注視しながら、大分県や関係機関と連携して、屋内退避や避難勧告及び避難指示等を行うとともに、避難者のケア等につきましては、愛媛県関係市町村と連携し、宇佐市地域防災計画に定めた避難所での健康、生活環境及び避難の長期化等に伴うプライバシーの確保など、必要に応じた配慮を行う予定と考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)ぜひ災害対策本部ですね、その中で十分な議論を尽くして、それをどう具体化していくかということになろうかと思いますし、避難等するときに、市道、県道、それから国道というふうに所管の官庁がそれぞればらばらでありますので、それで福島の災害のときには、東北の災害のときには、かなり避難のときに混乱したという記事もありました。  その辺の整備もですね、含めまして、住民が避難しやすい道路交通の規制もですね、一緒に提言をして、県と一緒になってやっていただきたいということをお願いを申し上げまして、次の五項目めに移らせていただきます。  この五項目めも、かなり一般論的な話になって大変恐縮でございますけれども、もちろん文化・歴史だけに限らず、様々な財産が宝として宇佐の地に眠っているといいますか、起きているというか、あると思います。  先ほどちょっと触れればよかったんですけれども、宇佐航空隊のですね、戦跡等も大変大きな文化遺産だというふうに思いますし、今日の大分合同に、ちょっと先ほど触れるのに時間がなかったものですから、宇佐市の下乙女の矢野悦子さん、八十六歳の戦争体験といいますか、掩体壕をつくるときの御苦労された様子がきょう載っておりましたけれども、そういうことも含めまして、やっぱり安心院地域の持つ特色、それから院内地域の特色、そして私が個人的に思うのはですね、西部中ブロックでは東西本願寺、それから北部中ブロックでは国宝芝原の善光寺、それから双葉の里であり、長洲中ブロックでは東光寺の五百羅漢や和間の浮殿神社、宇佐中ブロックでは宇佐八幡様、風土記の丘古墳群等ですね、多くの歴史的な文化財が存在をしております。  一度ですね、細かな文化財も含めまして、列挙したらどうかなというふうに思うんですけれども、そういう予定はありますでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)佐藤社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  再質問にお答えをいたします。  市内、指定それから登録等ですね、されている文化財につきましては三百四十五件とですね、非常に多くの文化財がございます。こういった指定・登録等をされてない文化財につきましても、いわゆる文化財としての価値を、指定はしてないけども文化財としての価値を有するものがたくさんございます。  そういったものをですね、以前は市の広報の中でですね、文化財ミニガイドというコーナーがございまして、その中で指定あるいは無指定にかかわらずですね、そういった文化財を紹介していってたというような経緯もございます。  できるだけ多くの機会を利用して、そういった文化財をですね、市民の皆さんにお知らせしていく、その価値をですね、伝えていくということは非常に大事なことだというふうに考えておりますので、どういった方法があるかにつきましては、今後考えていきたいというふうに考えておりますが、その方向では考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)先日、宇佐市の合併十周年の記念講演がありまして、市長肝いりで童門先生を御招待申し上げたらしいんですけれども、その中で童門先生がおっしゃったのは、宇佐のですね、宇佐らしさということで、歴史・文化・伝統・土・緑・水・空気そして自治という言葉を挙げられておりました。その豊かさであり温かさということになろうかと思うんですね。そういう意味で、宇佐もまだまだたくさんのですね、文化財がまだ眠っているかなというふうにも思われます。  これは市民の方から出された意見ですが、まず宇佐市民が宇佐市のよさについてマンネリ化していると言うんですかね、なかなか気がついてないんじゃないかというような指摘をですね、ある方と話をしていたら言われまして、私も実はその一人なので、宇佐八幡さんも初詣でに行くぐらいですから、その程度の文化財の認識ですので、ぜひ広報等でですね、広めていただいて、宇佐にはこのくらいの宝があるんだということを、ぜひともお示ししていただきたいと思うわけです。  最後に、学校教育の中でもですね、社会見学であったり遠足等ですね、昔は結構あちこち、羅漢寺に行ったり、これは本耶馬渓町ですけれども、それからお取り越しにですね、高家小学校から歩いていったり、ちょうど教育文化祭もありましたので、そういった取り組みもされておりました。  今はどうなっているかちょっと私も記憶はありませんけれども、ぜひとも地域の中で地域の子供は育てるという視点から、最後に学校教育課長、その点について御答弁願います。 ◯議長(中島孝行君)川島学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えします。  これまでも小学校では、院内地区の石橋、それから安心院地区の鏝絵を初め、平和のシンボルとしての掩体壕、また南一郎平と廣瀬井路等をですね、ふるさと学習として勉強してまいりました。  議員のおっしゃるとおり、宇佐市にはたくさんのいわゆる宝というのがあるんですけれども、学校現場ではその宝をですね、やはり小中学生が学ぶにはその価値はあるんですが、なかなか難しくて、いわゆるその価値を学校の授業の中では生かし切れてないという現状があるかと思います。  しかしながら、今おっしゃるようにですね、意味はわからなくとも子供のときに行ったことがある、または見たことがあるというような、そういう体験を大事にしながら、そういう体験が将来の学習意欲、また生涯学習という視点ではとても貴重なものになると考えますので、学校現場はですね、あれをしたらどうかとか、これをしたらどうかとかいう要望もかなり多くてですね、手いっぱいな部分はあるんですけれども、社会見学や遠足、または校区探検等をですね、活用しながら、より多くの宝に触れるように学校現場にも問いかけてみたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)以上をもちまして私の質問は終わります。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で河野康臣議員の一般質問を終結いたします。  次に、十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)皆さん、おはようございます、こんにちは。ちょうど中途半端になりましたので。  質問させていただきます。先ほど議会のほうに、年金の基礎番号を教えてくれということで、教えるのに事務局の方に言ったんですが、新聞報道を聞くとですね、「大丈夫かい」と、言わんで渡せないような状況ですね。大変な年金の問題だったと思います。これもしっかりですね、議会の中、また市民の皆さんも関心を持ってですね、やっぱり見守る形が必要だと思ってます。  それでは、通告をさせていただきます。十四番 大隈でございます。  今回は、六点について質問させていただきます。  まず一点目は、各地区に設置されているごみステーションについてであります。障害者や高齢者が、家庭から最寄りのごみステーションに持っていけないと聞く。このような場合、ごみステーションの位置を変更することはできるのかお伺いしたいと思います。  二点目は、市で使用する電力の節減についてであります。これは、大分合同新聞に載っとったと思うんですが、先日の新聞に、県が電力の入札対象を広げたところ、新電力会社が対象施設の全体を落札し、コスト節減ができたという記事があった。市として、県と同じような九電以外の新電力会社と契約することはできないのかお伺いしたいと思います。  三点目は、地方創生についてでありますが、この件については、私を入れて四人の議員が質問しているようにあるんですが、そのぐらい関心があるということでございます。地方創生を推進するため、国と県が各市町村の職員を呼んで説明会を開催したと聞くが、市としてどのような考えを持っているのかお伺いしたいと思います。  四点目は、私の十八番であります鹿、イノシシの助成についてであります。狩猟期間中に助成をするようになったが、捕獲頭数はどのようになったのか、また捕獲頭数が増えた場合、予算の増額をすべきと思うが、どのように考えてるのかお伺いしたいと思います。  五点目は都市計画税についてであります。都市計画税を徴収しているが、現在開発が進んでない地域がある。税の見直しを考えたらどうかという質問であります。  六点目は、市指定の史跡の観光資源としての活用についてでありますが、先ほど河野議員がいろいろ質問していたのですが、またその件についても重なると思いますが、答弁を願いたいと思います。市が管理してる参加者の指定史跡の一つに、水雲の横穴古墳があるが、いんない道の駅から歩いて五分程度のところにある。しかし近くにあるにもかかわらず、看板等の案内すらない。受け継がれてきた史跡を適正に管理保全するのはもちろん、観光資源の一つとして生かしたらどうかという質問であります。  以上、六点につい一回目の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、大隈尚人議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、地方創生について、市としてどのような対応を考えているのかについてでありますが、昨年十一月末に施行されましたまち・ひと・しごと創生法に基づき、都道府県及び市町村は国のまち・ひと・しごと創生総合戦略を勘案し、地方人口ビジョン及び地方版の総合戦略を平成二十七年度中に策定することとされております。  国の総合戦略では、一点目、地方において安定した雇用を創出する、二点目、地方への人の流れをつくる、三点目、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、四点目、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携するという四項目を基本目標とし、東京一極集中の是正等を進めていくこととされております。  そのため、国は昨年度より各県担当者や地域ブロックの市町村を対象に、地方版人口ビジョンと総合戦略策定のための説明会を開催いたしております。  県においても、知事をトップに各市町村長等で構成される大分県まち・ひと・しごと創生本部を設置し、意見交換及び情報共有を図るなど、連携して大分県人口ビジョン、総合戦略策定に取り組んでいるところであります。  市といたしましては、本年二月九日に庁内会議である宇佐市まち・ひと・しごと創生本部会議を設置をし、総合戦略づくりに着手したところであります。  今後は、国や県の基本目標をベースに、長期的な人口ビジョンを設定し、その目標を達成できるように、市民や各分野の関係機関の方々から意見をお聞きしながら、起業・雇用対策、定住促進対策、観光振興対策、産業振興対策、子育て支援対策を柱に、宇佐市版の総合戦略策定に取り組んでまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、六項目めの市指定史跡の観光資源としての活用についてを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えします。  六項目め、市指定史跡の観光資源としての活用についてですが、昨年の九月議会において、市史跡水雲横穴古墳が適正に管理されていないという御指摘がありました。その後、遺跡周辺の史跡周辺の草刈り、樹木の枝打ち、また現地に文化財標柱を設置するなど、市史跡としての管理に努めてきたところであります。  この遺跡は、道の駅いんないの南側隣接地に立地した横穴墓といわれる古墳時代の遺跡です。四十七基ある横穴墓のうちの四基に文様があることから、昭和五十三年に旧院内町の史跡に指定されました。  現在、その文様を確認することはできませんが、地域の皆さんによって大切に守り継がれてきた文化遺産であり、文化財として価値やその理解のために広く周知することは必要と考えております。  しかしながら、現状はこの遺跡の手前に水路があることから足場が悪く、また崖面が崩落しているなど、見学者を誘導するには困難な部分があります。  このようなことから、史跡の保存と見学者の安全確保について、どのような整備が必要かを関係課と協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの各地区に設置されているごみステーションについてを、市民生活部長 田口憲明君。 ◯市民生活部長兼市民課長(田口憲明君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の田口でございます。  十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、ごみステーションの位置の変更についてですが、家庭ごみのごみステーションは、市内約二千二百カ所に設置されており、収集品目ごとに定期回収を実施しています。  ごみステーションの位置の変更については、利用者の利便性の向上や維持管理などを理由に、区長から年間数件の変更申請があります。市では、道路幅員や周囲の状況等を確認し、収集業務に支障がないと判断した場合、位置の変更を行っています。  また、新設については、既存のごみステーションの利用者の増加等により不便を来している場合等で、新設施設の利用者がおおむね十五世帯以上で、区長からの申請により新設を認めています。  なお、位置の変更及び新設の申請に係る設置場所の選定や地権者等の同意については、区長に一任しています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの市施設で使用する電力の節減についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  十四番 大隈議員の一般質問にお答えします。  二項目め、市施設で使用する電力の節減についてですが、平成十二年から一定規模以上の大口需要者への電力小売供給が順次自由化され、これまでの九州電力等の一般電気事業者だけでなく、新電力と呼ばれる特定規模電気事業者も電気小売事業に新規参入することが可能となりました。これに伴い、全国の自治体で競争入札により電力を調達する動きが県や政令市等を中心に広がってきています。  議員御指摘のように、県は電力の入札対象施設を拡大し、大幅にコスト削減が図られる見込みであるとの報道もなされています。  本市におきましては、従来から九州電力との契約を続けておりますが、電気料金の値上げ動向もあることから、一般競争入札等も含め電力調達の方法について、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、四項目めの鹿、イノシシの助成についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。十四番 大隈議員の一般質問にお答えします。  四項目め、鹿、イノシシの助成について、捕獲頭数と予算の増額はについてでございますが、鹿、イノシシ等の有害鳥獣捕獲は、農林業被害を防止するため策定いたしました宇佐市鳥獣被害防止計画に基づき、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」第九条第一項の規定により、捕獲頭数を付して捕獲許可をしているところでございます。  狩猟期間外(三月十六日から十月三十日まで)は鹿一頭当たり一万円、イノシシ一頭当たり八千円を、狩猟期間中(十一月一日から翌年三月十五日まで)におきましても、有害鳥獣捕獲許可により捕獲したものに対しまして、鹿は平成二十五年度から県補助事業により一頭当たり一万円、イノシシは平成二十六年度から市単独事業により一頭当たり五千円を捕獲報償金として支給しているところでございます。  狩猟期間の捕獲状況は、宇佐市猟友会捕獲班の報告によりますと、鹿が平成二十五年度、五百二十四頭、平成二十六年度、七百六頭、イノシシが平成二十六年度、千三十頭となっております。  なお、狩猟期間の捕獲報償金は、捕獲許可により捕獲された鹿、イノシシが対象となり、捕獲した全ての鹿、イノシシに対して支給をしているものではございません。今後も、農林業被害や捕獲頭数の推移を調査しながら、関係機関と協議を進め、宇佐市鳥獣被害防止計画の確実かつ適切な実施に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、五項目めの都市計画税についてを、建設水道部長 川野慎三君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)皆さん、こんにちは。建設水道部長の川野です。  十四番 大隈議員の一般質問にお答えします。
     五項目め、都市計画税についてですが、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、昭和五十八年度に宇佐市都市計画税条例を制定し、昭和五十九年度から都市計画事業に要する費用に充てるため、都市計画区域内の用途地域内に所在する土地また家屋の所有者に都市計画税を課税しております。  都市整備は、相当な期間と予算を伴うため、同時にまた均一に用途地域内の全地域において整備に取り組むことは困難であります。しかしながら、整備に当たっては、宇佐市都市計画マスタープランにのっとって行っており、柳ヶ浦地区では県が本市の縦軸となる都市計画道路柳ヶ浦上拝田線の江須賀工区を、市が県道中津高田線に接続する市道柳ヶ浦中央線に着手し、早期完成を目指しています。また、交通結節点で市の玄関口となるJR柳ヶ浦駅の周辺整備計画を進めています。  宇佐地区では、平成二十五年度より町並み環境整備事業でまちづくり協定を結んだ地区と協力して、道路の美装化や家屋などの修理・修景、小公園の整備を行い、良好な居住環境の整備を進めており、長洲地区では漁業集落環境整備事業で生活道路の改善を進めております。  四日市地区では、街なみ環境整備事業が昨年度完成し、今年度より市道上田四日市線の市道USAフラワーロード二号線から八幡四日市線までの区間を事業着手しました。  また、駅川地区では、公共下水道整備を実施しております。  このように、様々な事業を通じて均衡ある都市の発展を図っているところです。  今後とも、健全な都市計画を図っていくため、計画的に各地域の都市環境や住環境の整備工事を進めてまいりたいと考えております。  宇佐市が住みよい生活都市を目指すためには、都市計画事業の継続的実施が不可欠でありますので、その貴重な財源である都市計画税につきましても、御理解をお願いいたします。  以上で答弁終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それでは、質問どおり、順次再質問させていただきます。  まず、一点目のごみステーションについては、今部長の答弁があったんですが、新しく申請する場合は、十五軒以上じゃないと悪いとか、世帯が要るとかいうので、私が言ったのはそうじゃなくして、そういう障害者とかお年寄りが多くなったときに、軒数だけ、世帯の数じゃなくして、そういうときの申請は、確かに地域の車の入りとかいろんな面があると思うんですが、障害者とか高齢者が持っていけないとかいう場合も、そういうのは話としては前提に、この答弁書を作ったときにはそういう話は出なかったんですか。その辺をちょっと、そこ辺をちょっと聞きたいんですが、どうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)倉田生活環境課長。 ◯生活環境課長(倉田 修君)生活環境課長の倉田です。  再質問にお答えいたします。  ごみステーションの変更につきまして、新設で十五世帯というような形で、おおむね十五世帯とお答えさせていただきましたが、議員御指摘のごみ出しが困難な世帯の方への対応というのは、もう新設という部分よりも、戸別にお受けしていることのほうが多い、御相談をですね。ただし、ステーションの維持管理につきましては、地区のほうにお願いしておりまして、地区のほうで移動については区長さんを申請者としてお出しいただきたいと、そういうような形で御回答申し上げております。  また、ごみ出しが困難で重たいとか、距離が遠いとかいう御相談につきましては、御家族あるいはそういった近隣の方へ御相談されていただきたいということで、戸別収集の新設については現在宇佐市では考えてないということで御回答させていただいております。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)いや、課長ね、まあそうでしょう。でもね、今の時代のときに、高齢者が多い多いちゅうのには、そういう優しさが必要だと思うんですよ。今、家族がおらん、一人の場合は絶対持っていけないじゃないですか。家族がおれば、そらあそんなことは言わんと思うんですよ。で、また家族がおっても障害者だったら違うと思うんですけど。やっぱり一人生活が結構多いんですよね、独居老人。  そういうことを含めてですね、私は質問したつもりなんですが、今答弁はできないということなんですけどね、その辺はね、やっぱもう少し課内の中でですね、話をしてですね、前向きにできるような方向をですね、考えられんですか、どうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)倉田生活環境課長。 ◯生活環境課長(倉田 修君)お答えします。  現在、収集業務につきましては、事業者へ委託させていただいております。委託の方法といたしまして、ステーション方式で、そのエリア内に何カ所のステーションがあるという形で積み上げをさせていただいて、地域ごとに委託がこちらのほうでは予定価格という形でつくっておりますので、ステーション方式が議員御指摘の戸別方式に今度変わっていく部分につきましては、また再度考え直さなければならないということで、現時点ではステーション方式での委託ということでですね、考えているということであります。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)まあ大隈が言ったから全部せいという意味じゃなくしてですね、今そういう状況にあるということをですね、ちょっと答弁がですね、決まったんだからそう言わんでくれちゅうようにとれるから、そうじゃなくしてですね、やっぱ高齢者社会、今いろんな意味で出てきとると思うんですよ。特に、院内のことを言って申しわけないですけど、距離が結構あるんですよね。そういう意味も含めて、私はやっぱもう少しね、優しさの、思いやりのある流れをですね、考えてほしいんですが。  もう答弁は求めませんが、しっかりこの辺ですね、部長とまた話をして、課内でですね、話していただきたいと思いますね。これは課題ということで、どうぞお願いしておきます。  では、次に行きます。二点目は、電力のことなんですが、たまたま私、大分合同とNHKしか聞かんし見らんのですが、県がいつだったかな、これは大分合同に載ってるんですが、県が一億四千万節約ができたということで、これはもう九電以外の新電力会社百十四施設で落札したということで、総務部長の考えは前向きに考えていくということだったんですが、実は最近まで監査委員をさせていただいたときに、三時から四時ですね、物すごくやっぱ、あっちの北側のほうは暑いんですね。もうエアコンがきかんのですね。  職員も困るだろうし、やっぱ宇佐に来ていただける人たちにもですね、その意味でやっぱエアコンがですね、私が言いたいのはエアコンをすぐ切るんですよね。これは節約で切りよんのか、クールビズでもう切ってもいいというような考えを持っとんのかわからんのですが、その意味でですね、何もかんも節約せいじゃなくして。逆に言えばこういうやり方をやって節約して、もう少し職員でも市民の方にも、もう少し還元できるような形で節約はできないかという私の考えで、ちょうど新聞を見たらそういうことが出とったから。一億四千万、宇佐市で一億まで行かんとは思うんですが、やっぱそういう意味で、逆に還元できるような節約をしてですね。  やっぱ職員も、私も監査して、あの時間の暑いこと、エアコンがきかんですね。エアコンが悪いのか庁舎の管理が悪いのかちょっと別問題として。もう少し配慮しても、節約したやつを少し使うという考え方はどうでしょうか、その件で部長、答弁を。 ◯議長(中島孝行君)永野総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)総務課長の永野でございます。  大隈議員の再質問にお答えをいたします。  貴重な御質問、ありがとうございました。新電力という部分で、九州、山口で八県、それから三政令市で一般競争入札を導入したということ、それからまた大分県も今年一月から順次、県の百十四施設で入札をし、新電力会社がそれを落札したというような記事が出ておりました。  市といたしましても、議員おっしゃるように、空調だとかそういった分も含めてですね、もちろん節電ということも意識をしながら今までも進めてきたわけですけど。このエアコンにつきましては、市の建物の構造上、非常に西側は暑い、北側はちょっと日陰になるという、そういった構造上の問題もございますけど、なるべく皆さんが不快にならないようにまた今後も努めてまいりたいと思いますし、この新電力という部分での取り組みもですね、この新聞報道を受けて、我々も調査に乗り出しております。それで、なるべく早いうちに方向性を見出して、またこういった節減に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)特にうちには丸紅さんという大手も入っているということで、丸紅も落札してるということですので。これですね、早急にですね、勉強していただいてですね、やっぱりやるべきだと思いますので、前向きにどうぞよろしくお願いします。この件については終わります。  次に、地方創生の件なんですが、なかなかこの件については質問の議員さんも多いと思うんですが、私の考え方とちょっと、答弁の仕方がちょっと違うかなと思ったんですが、たまたまこれもまた、大分合同しか私、読まんもんで、たまたま大分合同さんに、おっちょるな、おっちょるき、特別言うわけじゃないんですが、この件についてはちょっと質問の仕方をまた変えたいと思うんですが、実は私がこの新聞を一番先読んだときに、市の職員の方々が、県と国が押しつけみたいなやり方かなというのが私の第一印象だったんですよ。  その中に、説明会は地方創生を主催する内閣府と県が協賛をして、市の担当者を呼んで説明をしたという文章だったんですが。これ、私はどうも、合併と同じような押しつけじゃなかろうかなと思うんですが。  部長ね、この件、一番先、そういう方向に行くと聞いたときに、部長、どう思われたですかね。感情論じゃなくして、そういう感覚にとれたですか。今までの合併と同じような感覚で国がやれということで、やっぱ市町村は言うこと聞かな悪いかなというふうな、そういう感じにとれたか、その辺をちょっと確認して。それからちょっと質問にかかっていきたいと思うので。その辺ちょっと確認をお願いしたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。  十四番 大隈議員の再質問にお答えをいたします。  まず、地方創生の土台には、全国一律の課題であります人口減少社会の問題があるというふうに国のほうも言っております。今から超高齢化、超少子化の社会への対応をどうするんだということで、まず国が人口ビジョン、総合戦略をつくりまして、国、市町村においても将来の人口ビジョンを策定して、いろんな今後十年、二十年、三十年後、どういった施策を市として進めるべきかというその戦略をつくりなさいと、人口が急に減っても間に合わんぞと。  しかも、今回、市役所だけで施策を組み立てるんじゃなくて、産業界、行政、教育、金融機関、労働団体、報道と、そういった産官学金労言といろんな各界の皆さんと協議をして、どういうふうに進めていくのかという市の詳細のビジョン、総合戦略をつくれというふうな指示になってますので、本当に人口減少を見据えた上の施策をつくっていくということで、今進展しているところであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)なら、課長ね、最初に言われたのは限界集落という言葉を使って言われて、その辺から、もうその前からね、こげえなるちゅうことは私、わかってたと思うんですよ。何で今さらこうやるんかな、合併と同じで悪りいからそういうふうに寄せてしまうような考え。  この前、部長、覚えてますかね、私がなぜ東京に集中するんですかと、それは人が集まるからち、そらそうでしょうと。じゃあ豊岡を見たときどうでしょうか。豊岡小学校、なぜあんなに集まるんですか、あれをすっと分散したらどうでしょうかちゅう質問をしたと思うんですが、そのときにそういうことを言っちょったからたまたまこれが出たわけじゃないと思うんですよ。  私が言いたいのは、何かもう何もかもが国がね、いかれんごつなったからやってしまえとかいうようなやり方がもう町村合併とよく似てると思うんですよ。ちょうど合併十周年をこの間市長が肝いりで講習会をして呼んだ、そんとき私はいなかったんですが。あのときに、院内の方でもそうなんですが、よかったと言う人はやっぱりおらんのですね。これの創生とはちょっと違うとは言いながら、結局は科目を変えた、中身は私は寄せてしまえという考え方だと思うんです。  そして特に、話がちょっと飛んで申しわけないんですが、ちょっとむっと来たのが、高齢者の移住提言、東京圏から別府へと。大分合同がここ載せちょるんじゃけどが、医療、介護、こうなったときに、宇佐市はもうベッド数も何もあいてない。医療のことだけ今ちょっと言わせてほしいんですが、じゃ医療のことに関して、別府とか日出があいちょるからどうぞち言われたときに、じゃあ宇佐は何もないからだめですよちなるわけじゃないと思うんですが、こういう書き方をされたら、別府が一番で日出が一番ですち。宇佐の名前が全然ないから。  しかもここに、そういうことに手を挙げてくれたら、交付金を最優先しますよと、これは金沢のような形を書いてるんですが、高齢者に取り組めば優先配分する予定ですと。じゃあ宇佐のようにこういう介護、医療をする余地がなければ、予算も何もくれないてことになる。結局は、私はお金をやるからお前言うこと聞けと、こういうやり方だと思うんですよ。これについてもう少し反発したらどうでしょうか、どうでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)江口企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。  議員御指摘のとおり、いろんな高齢者を呼び込むという施策もあります。特に今回の総合戦略という部分は、事業を特化してもいいという部分もありますし、特に本市の場合は過疎地でありますので、例えば教育、定住、子育て、企業誘致というふうに結構幅広く施策をやっていこうと考えております。  で、昨年、策定しました基本計画も、しっかりこの施策と類似しておりますので、この二本立てですね、しっかり総合戦略をつくっていこうというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)今ここに、課長が言われたように書いてるんですが、こういう方向で市は計画を出してやるという、これはもう全国市町村に出せということになるから、当然宇佐もするということでいいんですかね。その辺を答弁ください。 ◯議長(中島孝行君)江口企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)人口減少抑制のためにですね、あらゆる施策を投じてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)一つ心配は、じゃあ宇佐の提案の仕方がよくないという場合はどうなるんですか。 ◯議長(中島孝行君)江口企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  この計画につきましては、明確な目標を設置する必要があります。で、重要業績評価指標、いわゆるKPIというふうに言われてるんですが、しっかりこの施策によってどういう効果が生み出されるのかというふうな目標設定をしていくと。さらに、PDCAサイクルによって、実際一年間やったのを検証していくと、それをさっき申し上げました各界の産官学金労言の皆さんと検証して、さらによりよい施策をつくっていくというふうな仕組みになっております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)何か話しよったらだんだんこんがらがって、どっちかちゅうたら、課長の頭には勝ち目がないと思うのであんまり言わせたくないんじゃが、たまたま医療が逆にね、宇佐は和気さんがおるけど、和気じゃなくてあきがあるよと、そういう意味で、ただ物すご戦略的にいいかなと思ったんじゃけど、医療だけを介護だけを見たら、もううちは今のように目いっぱいの場合は、なかなかこの部分は難しいかなと思ったけど、今この説明を聞いて、子育て対策やいろんな面があるからそこで頑張りゃいいというふうにとれてよかった。ちょっとわからんかったから、そこ聞きたかったんですが、そういう意味でです。  しっかり何かを出せば、それなりのことはあるということで理解していいんですか。それとも出せば絶対何かが、褒美があるというと言葉が悪いんですが、それなりのを国は考えるということで、要は知恵を出せということなんですね。その辺をちょっと答弁お願いします。 ◯議長(中島孝行君)江口企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  この地方版総合戦略をつくることによってですね、新型交付金が国から交付されるということになると思います。だから、答弁書に答えたようにですね、県とも連携をとりながらですね、より具体的ないい施策を本当に盛り込んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)この件の答弁はもういいんですが、国も勝手なことんじょう言うんですね。高齢者が多いなったから東京から出ていきゃいいと言わんばっかりのね。じゃあ、高齢者が来てね、ありがたいけど、やっぱ医療にかかるのは高齢者の率が高いと思うんですよ。そしたら、またいろんな意味で医療費がかかる。そしたらまたお金やるからなんですよ。なら、最終的に東京ですらいいじゃねえかち私は思うんですが。  そういう意味で、偉い人が考えることを、これ以上話をしても難しいと思うので、しっかり課長ね、部長やら市長の知恵をもらってですね、日本一の宇佐市のためにお金がもらえるように頑張っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  この件については、また後でいろいろ言う人がおりますので、私以上に突っ込むと思いますので、答弁は嫌がらずよろしく。  それでは、私の十八番の鹿、イノシシについてでございますが、実は私も選挙をさせていただいて出てきた人間でしてですね、一番先に言われのは鹿、イノシシの対策です。何を言ったかちゅうたら、それんじょう。私がマイク持つと、わが格好いいぞち言われたんですが、そのくらい鹿、イノシシについては関心があるんですね。  部長ね、部長の答弁の中に、一つちょっと気にかかった部分があるんですね。一番最後のほうですね、捕獲奨励金は捕獲許可により捕獲された鹿、イノシシが対象となり、捕獲した全ての鹿、イノシシに対して支給はしておりませんと、これ、ここちょっと、どういうふうに理解していいんですか。その辺ちょっと。  部長が言ったので部長に答えてもらう。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  大隈議員の再質問にお答えします。  ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、猟期内について全てを対象としているものではなくて、先ほども答弁させていただいたとおり、捕獲許可により、その捕獲許可の計画がありまして、その予定されている頭数について補助をしている、市単独あるいは県の補助金によって補助しているものでございますという意味でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それじゃ、許可した捕獲頭数が、まあ極端に言えば三百万に決めたと、市単独で。それを超えた場合、許可ができるイノシシをハンターがとってくれた場合、三百万の予算が四百万になった場合は、その場合はどうするんですか。 ◯議長(中島孝行君)久保林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)林業水産課長の久保です。  お答えをいたします。  猟期内に相当数、予算以上に鹿なりイノシシがとれた場合どうするのかということですが、先ほど部長が答弁いたしましたように、捕獲の許可と猟期における狩猟、これは別物というふうに考えておるのが基本であります。で、あくまでも捕獲報償金は、捕獲のための捕獲努力を上げる、捕獲に携わる猟友会の皆様方の意欲を向上するというのが一つの目的、それから鉄砲の弾なりわなの餌なり、そういった費用弁償という面がございます。  そういったことから、捕獲計画に基づいた捕獲許可相当分に対しましては、捕獲奨励金を交付していくということでございます。  ですから、それ以上、計画以上に多くとれましても、その分に対しては申しわけありませんが、狩猟の対象ということで捕獲の対象にはならないということでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長、それはちょっとおかしいわ。そんなこと、こんやつは対象にならんきんもう撃たんなんか、そんなことはならんじゃないですか。私が言うのは、やっぱり根本は、個体をとらんことには、いろんな電柵して、今南院内の奥に来てくださいよ。もう電柵じゃなくて今鹿よけの枠をずっと部落が張ってるんですよ。これやっぱり異様ですよ、都会の人が見たら。  でも我々は理解しちょるから、イノシシ、鹿対策じゃなと。もう道の横ですよ。
     で、今私が一番言いたいのは、三百万予算化しちょっても、市単独でしちょっても、五千円をしちょっても、とったやつを今ね、わが違うき逃げえとかいうわけいかんじゃないですか。そこをね、しっかり意欲を出させるなら、私はこのことについてはぜひやってほしいと思うんですが、その辺どうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)久保林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)お答えをいたします。  農林漁業を営まれてる方の被害に遭われる心情というのは、私も理解をいたします。  で、議員も常々できるなら根絶するぐらいまでの捕獲努力をしたらどうかというお話もお伺いしておりますが、この鳥獣害対策につきましては、宇佐市もそうですけども、一つは予防対策、先ほど議員のお話の中にもありましたけども、集落全体を柵で囲んでまず被害を予防する、それからそういうイノシシ、鹿がよりつかないような集落で対策をする、それともう一つ、捕獲をしていくという大きな三つの柱で鳥獣害対策を実施しているところでございます。  で、この辺を主体にですね、今後とも続けていきたいというふうには思っているところでございますが、何分鹿、イノシシのふえるスピードが非常に多い、宇佐市におきましては二十五年に比べて二十六年は捕獲頭数が倍増しているといったような状況もございますので、この辺も含めながらですね、先ほど部長の答弁でもありました防止計画、こういったものに反映させながら、今後の捕獲の計画、それから予算化に向けて、鋭意努力していきたいというふうには考えているところです。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)課長ね、ちょっとくどいようなんやけど、要は個体をとっていただくことには何がいいかちゅうたら、やっぱり少し奨励金を出したら、前よりか上がってきたと。そうなれば、奨励金を超えてもとった分については助成してあげるという前向きにね、するわけ。前よりか捕獲頭数もとれてない、それならばそんなにする必要はないと思うんですが、今課長も、部長もそうだと思います。やっぱり多いちゅうことは認めるでしょう。多いのは何かち、じゃあ何で柵をせんならんか。おっちょるからするんでしょう。減ってないちゅうことなんですよ。だから、そこ辺ですね。  もうわなでとったり、鉄砲で捕獲すれば個体が減るからいいんですけど、網をしたら来んだけで、ここからどこかにやっぱり行くんですよね。その意味でですね、せっかくとれたやつにね、少し上乗せしていくぐらいなね、その枠をですね、補正で組むぐらいの気持ちがないんですか。その辺ちょっともう一遍答弁願いたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)久保林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)狩猟期間内につきましては、先ほど来答弁させていただいてますように、狩猟の面それから鳥獣駆除の面、両方がございます。で、我々も全てのものに対して奨励金が交付できればそれが一番いいことだとは思いますけども、いろんな弊害といいますか、いろんな話をお伺いしてるとこもございます。  例えば、他市の猟師間同士のですね、トラブルの原因になったりとか、いろんな負の面もあるというふうに認識をしておりますが、この辺は関係機関それから猟友会等ともですね、今後とも話を進めながら、よりよい捕獲に向けての努力は続けていくつもりでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)なかなか前向きにいかんのですが、ちょっとトラブルもあるかもしれんという言葉にちょっと引っかかったんですが、それはどういうトラブルになるんですか。ちょっと、もう言わなよかったけど、聞いてしもうからちょっと聞きたいんだけど、そんなにトラブルでめちゃくちゃもめてね、縄張りまで荒らしてちゅうて大きなけんかになるようなことじゃ困るんですが。私は根本的には捕獲を減らすちゅうことのね、重点的に、永遠にやれじゃなくして、やっぱ二年なら二年という限定をして、しっかりその中でお互いにやろうやと、これは大分県の副知事さんだった人も免許を取ってまでして、もう国のほうに帰られたと思いますが、そのくらいこれ、全国的な問題ですよ。  トラブルはちょっと原因がわからんですが、差し支えなければどんなトラブルがあるんですか、ちょっと説明願いたいんですが。 ◯議長(中島孝行君)久保林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)特にこれは狩猟期間内に限っての話ですが、狩猟は大分県内全域で認められております。例えば宇佐市の方が大分、佐伯に行って狩猟することは、これは許可をされております。で、その中で、言い方は悪いんですけども、報償金目当てにどんどんどんどんとって回るということで、例えば宇佐の地域でとれなくなったら高田に行くとか、どこかよその地域に行って狩猟をする、そういうことでその地域の猟友会の方々とちょっとトラブルになったりするといったようなお話も、私が確認したわけではございませんが、そういうお話も漏れ聞くところであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)そのトラブルの原因についてはそういうことで。  でも、とれんのをとれたと申請するわけじゃないから、その申請はうそじゃないと思うんだけど、まあ心情的にはここに目の前に三人ほどおるんですが、話は聞いたことあるんですが、その件についてはまたどうでしょうかと聞きたいんですが。  私が言いたいのは、とれたほどはしっかり出してほしいということでお願いしたいと思います。課長、もう何回もずっと言うてきちょるから、この件についてわかったと思うんですが。その辺、もう一遍、中でよく相談をしてですね、前向きにですね、とれたものなら三百万予算をしちょっても三百五十万にするよとか、部長、その辺をどうぞよろしくお願いします。この件はもう結構です。あんまり激しゅうもめさせてですね、三人がけんかするごつなったら大変になりますので、この辺でやめておきます。常に考えておるということで、部長も理解願いたいと思います。  では次に行きます。今、部長が言われたんですが、環境整備・向上を進めてまいりますと言いながら、さっき区長が宇佐地区とか四日市地区とか駅川地区とか長洲地区とかいう、その中に私がちょっと小耳に挟んだ中で聞いた話では、どこに入るのかなちゅうことなんですが、全然開発に手をつけてないところで都市計画税を取られてるところがあるんですが、その辺の話は聞いたことがあるんですかね。 ◯議長(中島孝行君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。  大隈議員の再質問にお答えします。  今言われた全く手がついていない地域があるというふうなことですけども、用途区域内の全面というわけにはいかないというふうに思ってますので、どこどこが全くかかってない、地区でかかってないということじゃなくて、小さな集落でかかってないというふうなところはあるかもしれませんけども、大きく先ほど言った地区ではかかってるというふうには認識をしています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それでは、かかってるところについては、何らかの手をつけてるということで理解していいんですか。都市計画税がかかってるところについては、進み方が遅いけどが、手はつけてるというふうに理解していいですか。その辺の答弁を。 ◯議長(中島孝行君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)再質問にお答えします。  都市計画でかかってるところ、全て事業にかかってるというふうなことではないというふうに思います。先ほど言ったように、都市計画道路とか下水道とか、それから街並み環境整備事業とかいう、そういう事業をやっているところはかかってるということであります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)今言われたところで、かかってるところで、開発が進んでいれば、そういうふうな意見を市民の方も言わんと思うんですけどね。かかっているのにかかわらず、全然進んでないというところがあるから、この辺をですね、見直すようにするか、何らかの形でやっぱ手は打たんとですね、もう私も院内のとき、安心院のとき、両院のときはそんな税なんかなかったので、宇佐市に来て、ああこれが宇佐と合併した違いかなちゅうぐらい感じたんですが、それ、とる以上ね、部長、何らかの形で計画はあるが、その辺の説明をね、それなりに説明をしていかんと、ここに少しでも入ってくる代金があれば使う意味があるとは思うんですけど、でも払う以上、それなりのね、根拠があって出そうということで出すようになったんだから、その辺をしっかりね、説明するなり、何か税を見直すなり、考えてほしいんですが、見直すことはないということなのか、ないかあるかで結構ですので、その辺で答弁願います。 ◯議長(中島孝行君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)再質問にお答えします。  今、大分県のほうが、都市計画区域を対象に、都市の実態や将来の見通しを把握するために、都市計画基礎調査というのをやっております。平成二十六年度が宇佐、中津、高田の三市が行っております。大分県が今後順次全県を調査して、大分県のほうの大分県都市計画区域マスタープランの見直しを行うための今基礎調査を整備しております。  宇佐市につきましても、大分県の区域マスタープランの見直しの状況を見ながら、今後調整をしていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)調整をしたいということは、見直すちゅうふうに理解していいんですか。そこまで言わんほうがいいですか。その辺を。 ◯議長(中島孝行君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)大分県の区域マスタープランがどのようになるかを受けてから、市の対応をしていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)できたら宇佐市の独自性で頑張っていただきたい。見直していただくというふうな前向きに、言ったというふうに理解しますので、どうぞよろしくお願いいたします。  最後になりましたが、市指定史跡の観光資源のことについてですが、先ほど河野議員からも指摘があったんですが、まずこの水雲の横穴について、ちょうど水道部長、道の駅は知ってますね、道の駅がどこにあるか。水雲の横穴古墳があるちゅうことを知ってますか、行ったことあるか、ちょっとそこ辺を、飛んで悪いんですが、部長いいですか。 ◯議長(中島孝行君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)その道路は通ったことはありますけど、ここが今の古墳であるというふうな感じで見たことはありません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)突然指名して申しわけありませんでした。  そうなんですよ、ほとんど知らんですよ。道の駅に行ってもそんなんがあるかわからん。歩いてね、本当、環境も歩いてちょうどいいところなんですよ、徒歩で歩いて。ただ、ここね、教育長が答弁したことで、ちょっとまた後で言わないといけないことがあると思うんですが、歩いてそんなにかからんですよ。行ったら道の駅に看板があって、ここから五分程度でこげなんがありますよちゅうふうな説明があればいいんですけど、今、部長のように前は通るんだけどわからんのですよ。けど、行ったらいいですよ。けどが、草を切っちょうけど、草はそのまま倒したままになっちょうから、やっぱ革靴で歩くような都会の人は、ちょっとなかなか難しいんじゃなかろうかと思うんですけど。  私が言いたいのは、そういう道の駅に来ていただくとき、少し院内の、宇佐市の、やっぱ資源の観光、これはもう歴代的なきれいなもんですよ。なぜそれがちゃんとでけんのか。これ、初めての質問じゃないんですよ。そこに看板を立てて、看板は確かに立ってますよ。教育長ね、教育長も足を運ばれたと思うんですけど、今部長にわざと指名したのは、ほとんど聞いたことあるけどはっきり言って行ってないんです。やっぱ、ここの前におられる部長、課長級は、やっぱり一回ぐらいは、大隈が言うたき行けじゃなくして、やっぱ議会からこんな質問が出たり、ほかの人もまた言うでしょう。河野康臣議員も言ったでしょう。一回ぐらい行ってみろうやちゅうぐらいなね、十周年記念の中で、やっぱ足を運んで院内のいいところ、安心院のいいところ、宇佐のいいところ、私は市を挙げて、やっぱまず市トップからやるべきだと思うんですよ。  確かにこの文章の中に、ちょっと危ないからちゅうようなことを書いてる、危ないなら修理するちゅうのが普通じゃないかと思うんですが、その意識がですね、課長ね、少し足らないんじゃないかと思うんですよ。私は初めて言ったわけじゃないんです。大隈が言ったき、全部せいという意味で言いよるわけじゃないんですが、もう少し道の駅を生かすには、そげなんもまわりを少し。ほんの近くなんですよ。  その辺どうですか。ちゃんと整備をですね、道の駅に看板を立ててここにありますよちゅうことをやってほしいということを言いよるんですよ。この辺、どうでしょう。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  再質問にお答えいたします。  まずは、現地のですね、環境保全、道の駅等に来られた方が安心して文化財、そういった史跡をですね、見学できるように、まずはその環境保全、環境整備ですね、そういったことに努めるということが大事だというふうに考えておりますので、そこの文化財そのものだけではなくて、その周辺の環境整備ということで関係課とですね、協議をしながら、そういった環境保全については今後努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)いや、ちょっと私も崩落してるというところまでは、ちょっと歩いたけどそんなふうには感じなかったんですが、それは現地に行ってそういうふうに、どこか落ちちょるというのが確認ができたんですか。その辺、ちょっと。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)この横穴墓自体がですね、よく見るとわかると思うんですけどね、まず四角く区画があるんです。で、あるものとないものとが現地に行ったらわかると思います。もともとはそういった区画があるんですが、もうその区画がですね、崩落して、それはもしかしたら前に水路ができてますので、それを掘削するときにですね、壊れたというような可能性もありますが、何せ古墳時代ですので、今から千五百年前のお墓なんですよね。ですから、岩盤がどういった質であるかということも関係してると思うんですけども、かなり崩落がされてまして。  比較するのにいいのがですね、この四日市のですね、麻生のほうに向かうときに、お弁当屋さんとその先に墓地があります。その上にですね、四日市横穴墓というのが、これは国の史跡になってるんですが、そこに行ってみたら非常に比較するとわかると思うんですけどね。そこはもう全然そういった崩落も何もなくてですね、安心して見れるというようなところになっております。  ですから、そういった意味でですね、上からこう、崖から岩が落ちてきたりとかですね、前に、私も何度も行ってますけども、水路はかなり深いんですね。で、幅もかなり水路の幅が広いです。で、水がやはり勢いよく流れてますので、かなりそういった意味ではですね、安全対策というか、そういったことも必要じゃなかろうかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)じゃあ、課長ね、安全対策が必要なら、安全対策のような形を何かしとるんですか。それなりの崩落の原因があるとか、それならどうかするとか、手は打っちょるんですか。崩落の原因がわかっちょるなら、何らかの形でこういうふうに修繕をしたんじゃけど、まだよくなってないとか、修繕の余地がないとか、修繕をするんですよとかいう、それが全然目標がないようにあるんですが。  壊れてるんですよ、ああそうですかちゅう話じゃないと思うんですよ。その辺、どうですか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  史跡を見学するに当たってはですね、もう間近まで行くんではなくて、ここの場合で言いますと、手前のちょっと広場みたいなところがありますが、そこから見学していただくというような方法しかないのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)わかりました。それならね、やっぱそういう感じで、道の駅のところに、歩いて五分もたたんところにそういう昔から言われたもんがありますよちゅうふうな立て看板を立ててですね、今言うように、奥まで行くと危険ですよちゅう言葉が要ると、もし壊れたときにお前責任とるのかち言われたら、なかなか難しいところはあるんですが、でも一つの資源をですね、みんなが共有して、道の駅に来てくださる方にこういうのがありますよという形でですね、やっぱそういう管理も保全も含めたPRも必要だと思うんです。看板をですね、まず立てていただいてですね、そういうふうに考えてほしいんですが。  もう課長ね、答弁は要らないけど、とりあえずそういう看板を立てて、しっかりPRをしながら、道の駅イコールいろんな意味で、宇佐市に三つしかない史跡の一つということになってるようにあるので、壊けちょるだけじゃなくて、何らかの形で修理をするなり、いろんな意味で手を入れてほしいと思います。  この件については、できてなかったら、また、近くですのでまた行かせてもらってですね、できが悪いなち、また市長からやかまし言ってもらうように段取りをしますので、どうぞよろしくお願いします。  ちょうど四分も残しますけど、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(中島孝行君)以上で大隈尚人議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十五分といたします。暫時休憩いたします。                    休憩 午後零時八分                 ──────────────                    再開 午後一時十四分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)皆さん、お疲れさまです。十番 日本共産党の今石靖代です。  議員として、四期十二年目を迎えます。選挙で公約に掲げました内容のうち、今議会では、三項目四点について、通告に従い一般質問いたします。  一項目めは、子どもの権利条約を実践する立場から、二点について質問いたします。  一点目は、子供の発達権の保障にとって医療保障は欠かせません。全ての子供が安心して医療機関にかかれるように、十八歳までの医療費の無料化を目指すべきと考えますが、是永市長の見解を伺います。  二点目は、放課後児童クラブについてです。必要な子供が全て利用できるように各地域ごとの整備が急がれます。宇佐市の現状と課題について、また、経済的な理由で退所したり、利用を諦めるということが起こっています。豊後高田市が今年度から利用料の減免制度をスタートさせていますが、必要なことと考えます。このような内容を把握しているのか、宇佐市の計画はどうなっているのか質問いたします。  二項目めは、小中学校の教育環境についてです。今年度、全ての小中学校の教室にエアコンを設置するための設計費約三千二百万円が組まれています。実施計画はどうなっているのか、早急な実施を求めるものです。  三項目めは、公共交通の拡充についてです。
     一点目に、市内全域の公共交通について、これからの課題をどう分析しているのか。  二点目に、乗り合いタクシーを検討するべきでないか。  三点目に、屋根やベンチの設置など、バス停の整備計画はどうなっているのか質問いたします。  以上について、市民にわかりやすく、誠意ある答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)それでは、今石靖代議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十番 今石議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、子どもの権利条約の実践をの一点目、十八歳までの医療費の無料化についてでありますが、子供医療費の助成は、子供の健やかな成長と保護者の経済的な負担を軽減する重要な施策であると考えております。  宇佐市では、平成二十一年七月より未就学児の通院や入院に要する医療費を無料化いたしました。また、平成二十二年十月からは、大分県の子ども医療費助成事業の助成対象が小中学生の入院にも拡大されたことに合わせまして、市が一部自己負担金の独自助成を行い、入院医療費の無料化を図ったところであります。  しかしながら、対象年齢の拡大につきましては多大な財源を必要とし、また無料化により安易な医療受診と医療機関の疲弊につながることも懸念をされますので、当面は流行が心配される病気や、事故の予防策を強化し、今後大分県の補助制度の対象が拡大されるなど、恒久的な財源の見通しが立った時点で検討したいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、一項目めの子どもの権利条約の実践をの二を、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。  十番 今石議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、子どもの権利条約の実践をの二点目の前段、放課後児童クラブの現状と課題はについてですが、放課後児童クラブは保護者が就労等やむを得ない事情により、昼間家庭にいない保育に欠ける児童を対象として、放課後等に適切な遊びと生活の場を提供し、放課後児童の健全育成の向上を図ることを目的としております。  今回の法改正により、これまでは主に小学校の三年生までを対象としていましたが、小学校六年生までの全学年に対象児童が拡大されました。  現在、宇佐市内での放課後児童クラブの実施状況につきましては、市内二十カ所まで拡大されておりますが、まだ四カ所の小学校区で未実施となっております。  今後、残りの校区につきましても、要望があれば開設に向け協議してまいります。  また、放課後児童クラブの定員は、以前は最大七十名とされていたものが四十名となりましたので、四十名を超す児童クラブについては、平成三十一年度末までに新たな児童クラブが開設できるよう協議してまいります。  次に、後段の、宇佐市の減免制度の計画はについてですが、まだ未実施の小学校区が残っていることや、現在、開設はしているものの、定員の関係で新たに開設する必要がある児童クラブがあることなどを鑑み、今は全ての子供が利用できるよう環境整備することを優先したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの小中学校のエアコン設置計画についてを、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  十番 今石議員の一般質問にお答えします。  二項目め、教室のエアコン設置を宇佐市も早急に実施しすべきについてですが、学校教育施設整備については、現在、耐震化を最優先として取り組んでおり、平成二十七年度末の完了が見込まれる状況にあります。一方、耐震化を最優先としたことで、耐震化以外の学校運営上の施設整備の課題も生じており、特に学校・PTAなどから空調整備やプール施設等の改善要望が多数寄せられております。  議員御質問の、エアコン整備につきましては、市立学校教育施設整備計画等検討委員会において、現在協議を行っているところでございます。  今後、実施計画がまとまり次第、検討委員会の中で具体的な整備方法等を協議・決定し、平成二十七年度中には第三次宇佐市立学校教育施設整備計画を策定したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、三項目めの公共交通の拡充についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  十番 今石議員の一般質問にお答えします。  三項目め、公共交通の拡充についての一点目、課題の分析についてですが、宇佐市地域公共交通総合連携計画において、主な課題として既存路線の見直し、バス停設備の改善、観光客の宇佐市内周遊方法の改善が挙げられています。中でも、既存路線の見直しにおいて、喫緊かつ大きな課題が、柳ヶ浦駅・宇佐駅と中心部・観光地とのアクセス強化だと考えております。  二点目、乗り合いタクシーを検討すべきについてですが、旧宇佐市内では主に二つのタクシー事業者が、安心院・院内地域では一つの事業者が宇佐市タクシー協会を組織し、市のコミュニティバスの一部を分担して運行しているのが現状です。「乗り合いタクシー」との呼称が一般に使われますが、定時定路線型は現在の市のコミュニティバスと同様です。  一方で、時間やルートを選べるデマンド型については、これまで検討は続けてきておりますが、まだ財政コストと利便性が両立するような仕組みの導入には至っておりません。  今後も利用者目線に立って、運行のあり方を調査・研究してまいります。  三点目、バス停の整備計画はについてですが、現在一部のバス停留所等でベンチ設置の要望をいただいているところです。屋根やベンチの設置に当たっては、地権者との協議や道路関係の許認可等もありますが、設置が容易な場所で、かつ要望があるような場所については、適宜対応していきたいと考えております。  今年度につきましては、四日市のコミュニティセンター付近にベンチの設置を実施していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)十番 今石です。  順次、再質問いたします。  一項目めの子供の医療費の無料化についてです。  私が子育てをした時期は、もう二十数年前になりますが、その当時、子供の医療費は三歳まで無料で、しかも一旦窓口で医療費を支払う償還払いでした。それが、市民からの請願署名など、要求も強くあって、その後是永市長が就任をされて、今では通院費では小学校入学まで窓口でも完全無料となり、入院費は中学卒業まで無料になっています。この年齢までは、どんな経済状況の子供でも安心して病院に行けるようになりました。  全国を見ますと、一九六一年にゼロ歳児の医療費を無料にして、入乳児死亡率をゼロにした岩手県沢内村、今の西和賀町というところですけれども、乳児医療費を無料にしたことで有名な沢内村の決断から五十年余りがたって、今では就学前まで助成している市町村は、入院では一〇〇%、通院でも九九%にまで広がって、中学卒業まで助成している市区町村も、入院で七九%、通院で六五%にまで広がっています。全国では、既に中学卒業まで無料にしている自治体が、実に六五%にまで広がっているという状況がございます。  答弁にもございましたが、宇佐市ではこの五年間ですね、二十一年に拡充して後五年間、全く前進していないという内容でございます。  是永市長の見解を伺います。子どもの権利条約の観点・立場から、子供の医療費助成の宇佐市の現状について、どう考えておられるのか、今後ですね、どう進めていこうとしているのか、市長の政治姿勢を伺うものです。  先ほどの答弁の中では、財源が必要、無料になると安易な医療受診と医療関係の疲弊につながるというような理由だったようですけれども、今はですね、この全国の流れからも見て、このように拡充をされているという、この実態なども参考にですね、宇佐市の状況について再度市長に伺います。 ◯議長(中島孝行君)松木子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。  再質問にお答えをいたします。  子供医療費の助成については、考え方としまして先ほどの市長の答弁にもございましたが、大分県の補助制度の対象が拡充されるなど、恒久的な財源の見通しが立った時点で検討するということにしているところでございます。  医療関係の経済的な負担の軽減策につきましては、この間、予防接種の小児用肺炎球菌のワクチンや、ヒブワクチン、それから水痘ワクチンなど、予防接種が定期化されたことによって、保護者の方は無料でその予防接種ができるようになりました。また、妊婦健康診査費用の助成についても、安全な出産ができるようにという観点から、検査項目が拡充されて、無料で検査が受けられるようになったところでございます。  このように、予防策について、経済的な負担の軽減を図ってまいりましたところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)二〇一〇年に全国の三十三都道府県の九千六百七十七の医療機関を対象に、全国保険医団体連合会が医療費の受診実態調査を行っています。その結果でございますが、三八・七%、実に四割近くの医療機関が主に経済的な理由から患者の治療中断を経験しているという数字が出ておりました。内訳では、歯科健診が一番多くて、ほかにも糖尿病や高血圧、気管支ぜんそくなどのそうした慢性疾患の方たちが多いという報告内容でした。  また、その中で、四割以上の医療機関で検査などの治療を患者のほうから断られた経験があるという内容です。そうした経済的な理由で、必要な治療を受けられない実態がございます。  長引く不況の中で、宇佐市の子供もですね、経済的な理由で治療を中断するとか、病院を我慢する、行けないというようなことが現実にあるのではないかと考えますが、このような実態について宇佐市の状況はどうでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)松木子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  現在の宇佐市の子ども医療費助成制度が現物給付の方式になっておりまして、治療中断についての内容については把握できておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)事業の対象となっていない部分について、実態がつかめてないという御答弁でした。この同じ二〇一〇年の実態調査の中では、群馬県の保険医協会のページを見ますと、群馬県というのは県がですね、子供の医療費助成を中学卒業まで行っている、全県で行っているというところでございますが、他県に比べて治療中断が少なかった、中学生まで医療費無料化が広がったことが影響していると思われると報告がございます。無料化が治療中断を防いだという内容が示されていました。安心して病院に行ける制度を広げるということは、特に成長著しい子供の時期について、何よりも優先させるべきと考えますけれどもいかがお考えでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)松木子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  治療中断についての実態把握が、今のところできておりませんので、いろんなところで、子育て家庭からお聞きしたりとかいうことで、調査のほうが可能かどうかも、今後、研究していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)実態を把握するための調査に努力してみるという御答弁でしたので、ぜひ実態の把握を努力してほしいというふうに思いますけれども、今本当に子供の貧困という問題が大きくなっていまして、二〇一二年の統計では子供の貧困率が一六・三%と過去最悪を更新して、子供たちの六人に一人が貧困の状態に置かれていると言われています。  特に、ひとり親世帯では、五四・六%と過半数にもなっています。子供時代の貧困は、生育環境の不利がその子の将来をも左右しかねない深刻な問題です。宇佐市の実態がどうかとちょっと資料を見ましたところ、今回、就学援助の実施率についても資料をいただきまして、昨年度は過去最高を更新をしている内容です。小中学校の合計で、一八・一%にもなっています。特に、高い地域は、大きな団地を抱えている四日市などで、小学校、中学校とも就学援助の実施率が三〇%前後になってます。実に三人から四人に一人の割合で、給食費や学用品の援助を受けています。  もう一つの資料が、市内小中学校の歯科健診の状況の資料をいただきましたが、これを見てもですね、四割を超える児童生徒が虫歯の未処置があるという内容になっていました。  この資料だけを見てもですね、やっぱり十分な治療などができていない状況が想像されるわけですけれども、さらにきめ細かくですね、実態調査をしていただきたいというふうに思います。  次に、県下の状況ですね。県下でも、既に中学卒業まで無料にしている自治体が日田、佐伯、豊後大野、由布、九重町、玖珠町、姫島村、それと今年度この七月から臼杵市がスタートさせますので、五市二町一村というふうに増えています。先日、豊後大野市と日田市に視察に行ってまいりました。豊後大野市では、生徒児童の数が約二千六百人で、単独助成額は約三千七百万円ということでした。  実施に踏み切った理由などもお伺いしたところですが、市長がですね、子供とお年寄りには手厚い支援をするという政治姿勢ということでございました。安定的な財源を確保するために、スタートした平成二十一年に子ども医療費助成基金を三億円積み立てて、不足した昨年さらに三億円を追加をするなど、そういう工夫をしながらですね、助成制度を続けているという内容でした。  日田市におきましては、ここは市民運動が大きく、毎年請願署名が出され、それに押される形で、市長が選挙の公約にされたそうで、やはり市長の政治姿勢によって実現できるものなのだなということがわかりました。  宇佐市の場合は、児童生徒数が約四千五百人ということですので、豊後大野市をもとにすると、単独助成額が約七千万とかでできるのではないかなというふうに推計されます。これによって、どんな経済状況の子供でも病院に行けて、必要な医療が受けられます。虫歯の治療もできます。  先ほどの質問の中で、地域創生における総合戦略の中で、若い世代の子育ての希望をかなえるとか、子育て支援の内容というものもあったので、今年度のその計画中で、子育て支援を大きく進めるチャンスもあるのかなというふうに思いましたが、そういうものに組み込むということもできるのでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。  再質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、当然子育て世代、子供を産む女性の確保、また産み育てるという施策というのが重要な施策でございますので、積極的に総合戦略の中で組み立てていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)総合戦略の中でも実現できるという内容でございましたので、ぜひそういう方向で進めていただきたいと思います。  今回、さまざま全国の状況とか各地の取り組みなどを調べたところでございますが、日本が批准をしている子どもの権利条約では、子供に最善の利益をもたらすようにしなければならないと規定をされています。市民の願いも同じだと思います。未来を担う子供の健康が、経済的な理由で守れないとしたら重大問題であります。本来、十八歳まで無料化すべき内容でございますが、まず中学卒業までの医療費の無料化を強く求めたいというふうに思います。  子供の医療費の最後になりますけれども、これは繰り返しの質問でございますが、県や国に対してですね、宇佐市としても意見を上げてほしいという内容で、県に対してですね、今の一部負担金をなくすこと、対象を広げることをですね、県が実施をすれば宇佐市もするというふうに、それではいけないというふうに、単独ででも実施をするべきだというふうに考えますけれども、県に対しても繰り返し要求をしてほしいということ、そして国に対してもですね、国の責任で子供の医療費無料化を実施をすること。  また、現物給付に対する国はペナルティーをかけています。宇佐市に対しても、現物給付、窓口で払わなくても済むように、そういう財政措置をして努力をしていますが、そのことに対して国は、国保の国庫支出金を二十四年度には六百万円、二十五年度には五百五十万円の削減を行っています。  こういうことは、やはり子どもの権利条約の立場から言っても、大変許しがたいことであると考えますので、国や県に対し、宇佐市のほうからも繰り返し意見を上げていただきたいというふうに考えますが、答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)福祉保健部長。 ◯十番(今石靖代さん)市長が手を挙げています。 ◯議長(中島孝行君)では市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  今石議員の再質問にお答えをいたします。  子ども医療費の件ですけども、私も国や県にですね、要望するというのは全く同感であります。先般もですね、大分県の市長会で県のほうにですね、一部自己負担金の問題そして対象年齢の拡大につきましては要望したとこでありますし、全国の自治体で中学校卒業ぐらいまでですね、医療費を無料化しているケースというのはもう大変多くなってる、議員御指摘のとおりなんです。  それで、全国市長会としても、そういう医療費の無料化をしている対象年齢ですとかやり方等が各自治体でばらばらなるのはいかがなものかということで、全国市長会としても国に、これはもう統一した全国統一したサービスとして、きちんと定めるべきではないかという形で、強く要望しているとこであります。  先ほど来ですね、ありましたけども、小学校卒業まで完全無料化しますと約七千万、中学卒業まで議員御指摘のとおりすると約一億かかるというのがまず財源的な問題ですし、一方でですね、今小児科医が非常に少ないという現状にあります。小児科医は全国的には少ないんですけども、それがまた都市に集中してますので、地方はいよいよ少ないということで、どんどん無料化をしていくと安易に小児科医さんところにどんどんかかってきますので、医師会のほうはですね、余りそういうどんどんかかるようなことを助長するようなことは、余り控えてほしいというような要請もあるのも事実であります。  そういったところを勘案してですね、今しているとこでありまして、全国一律である程度このサービス水準の設定をするのが私は望ましいし、それに見合う財源をですね、するというのが、私たちの共通した今、願いでございます。
     今後ともですね、国や県に強く要請してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)ありがとうございます。いろんな機会を通じてですね、そういうふうに、やっぱり子供たちの育ちを守るために、意見していただきたいというふうに思います。  次に、放課後児童クラブについて再質問いたします。  宇佐市では、現在二十の放課後児童クラブが作られて、この数年で大きくふえました。また、今年度からは委託料が増えて、支援員の確保が厳しい施設でも時給を上げることができて助かったというような声も聞かれ、担当課が一生懸命頑張った結果なのかなと思います。  昨年九月議会で、宇佐市放課後児童健全育成事業の設置及び運営の基準に関する条例が制定をされました。保護者が働いているなど、保育に欠ける児童の健全育成を保障するために放課後児童クラブがありますが、一人当たりの面積基準やクラブの規模、支援員の配置などが条例に定められました。現状では、この内容を満たしていないクラブもあって、五年間の猶予期間が設けられたわけでございますが、今年度から五年間でこの条例で定められているとおりの改善を行うという確認でよいのか、まず質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)子育て支援課長の松木でございます。  平成三十一年度末までに、まだ開設していない地区に放課後児童クラブを開設するという目標、それから先ほどありましたおおむね定員が四十人以下ということになっておりますので、現在のところで利用者が四十人以上を超えている放課後児童クラブに関しては、第二を開設するということを目標に挙げております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)条例で定めていますので、これは必ず実施をしなければならないという内容となりますけれども、でも五年間という限られた期間の中で、これを実現させるというのは大変なことなのではないかなというふうに考えます。  面積基準が一人当たり一・六五平米を満たして、規模を六十人定員以内にしなければなりません。今まで小学校三年生までを対象にしていたのが、昨年からは六年生までを対象にするというふうに変わっています。  先日、駅館小学校でお話を伺いましたけれども、今でも一年生が四人入れず待機をしているという状況がございました。実人数も定員六十人のところを六十二人いまして、これをですね、さらに対象がふえる中でも、施設の規模としても四十人定員にしていかないといけないという内容ですね。駅館小学校だけではなくって、第二学童をつくらなければならない校区はどこがあるでしょうか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  今、おおむね定員四十名以下というふうなことになっておりまして、それを超えているところが、慈光児童クラブ、四日市児童館、それからやっかん児童クラブ、豊川児童クラブ、柳ヶ浦小学校のなかよし児童クラブの計五カ所でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)この五カ所について、第二児童クラブをつくるということでありましたら、土地の確保も必要ですし、施設を建てるという方向で考えられているのか、質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)済いません、お答えします。  今申し上げました五カ所については、学校の敷地内に別の建物として建てて運営をされているところです。そういうことで、第二をつくる場合、もう一つ別の場所に建物として建てる必要があるということになります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今の説明をお聞きしただけでも、とても大変なことではないかなというふうに感じましたので、やはりこの五カ年の中でですね、環境を整備していかないといけないという内容なので、早急にですね、計画を立てて、児童の予想人数なども推計されると思いますので、そういうことも踏まえてですね、計画的に行っていただきたいというふうに要望いたします。  一方で、宇佐市の場合は小規模での受け入れをどうしていくのかがもう一つの課題となっています。現在、二十カ所できましたけれども、今後、児童クラブをつくる計画の校区について伺います。全ての校区につくることを目標にしているというふうな説明がございましたが、いつまでに、あとどの校区につくる計画であるのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  まだ開設をされていない校区ということで、横山、長峰、西馬城、封戸の四校区であります。これも三十一年末までに開設の目標を挙げておりますが、ただしあくまでもこの地区で子供たちが放課後児童クラブというものを必要とするかというところが原則になります。  地域の方や保護者の方々の御希望の声等をまず聞きまして、それが第一原則というふうになります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)小規模校で実施するというのもとても難しい問題がございますが、まちづくり協議会とか放課後子ども教室などと連携をしながら、地域の協力も求めて、計画に沿った整備を求めます。  次に、利用料の減免について答弁をいただきましたが、宇佐市の利用料は月額二千円から九千円までばらばらでございます。二千円というところは、別の補助金も入ってのことですが、平均をすると約六千円。この利用料について、経済的な理由で児童クラブの利用を諦めたり、途中で退所したりすることがあるのかどうか、そういう実態を把握しているのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  具体的に利用料が払えないということでの御相談なりケースなどは、こちらのほうとしては把握しておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)直接的にはもう児童クラブごとに任されている部分なので、なかなか声が届かないのかなというふうには思いますが、小学生になると留守番もできるようになりますので、お金がかかるなら諦めようと判断する方もいらっしゃいます。  お父さんが失業したために、経済的に厳しくなりやめるというお話もありました。また、ひとり親家庭や生活保護家庭では、利用が厳しいという話も伺いました。家庭の事情が不安定なときほど、安心して放課後を過ごせる居場所は必要だというふうに考えます。低所得者であっても、必要な子供が利用できるようにするべきですが、利用料の減免制度について、必要性をどう考えているのか再質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松木美恵子さん)お答えします。  宇佐市としましては、放課後児童クラブを利用したいと思う全ての保護者に利用していただきたいというふうに考えております。利用したくても、近くに利用する施設がなければ利用することができませんので、まずは施設の整備ということを第一に考えているところでございます。  また、放課後児童クラブが校区にないということで、ある校区のほうへ転居するといったケースも聞かれております。地区の人口流出にもつながることから、まず施設の整備が重要だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)県内で減免制度を実施しているのは、大分市と今年度から豊後高田市が行っています。大分市は非課税世帯を対象にし、全額免除や半額免除を行っています。  宇佐市は、最優先に、全ての小学校区につくるということを挙げているという、これも大事なことだとは考えますけれども、今ある児童クラブの中でもですね、入れない、規模が大き過ぎてそれを変えなければいけない、この課題もありますし、経済的な理由で利用できないという、これも子供にとっては切実な問題だというふうに思いますので、どの問題も重要課題、優先順位はつけられないのではないかというふうに私は考えます。  既に、実施をしている進んだ取り組みなどもありますので、今後もこの減免制度についても、ぜひ検討をしていただきたいと思いますけれども、答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。  お答えいたします。  議員さん御指摘の、豊後高田市で今年度から実施する減免制度につきましては、被保護世帯あるいは児童扶養手当の受給世帯などに限った減免制度だというふうにお聞きしておりまして、我々のイメージしております市民全体に行き渡るような減免制度という趣旨とは若干ニュアンスが違うんではないかというふうには理解はしております。  そうした中で、今後の子育てとか、そうしたことに要するための総合戦略、そうしたことを踏まえた中で、今後いろんな検討を要する課題であろうということは認識はしております。以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)検討を認識していただいてるのでよろしくお願いします。  次に、教室のエアコン設置について再質問をいたします。  地球温暖化の影響で異常気象が続く中、全ての小中学校の教室でエアコンをつけてほしいというのは多くの児童生徒や教職員、保護者の強い願いです。前回の議会答弁でも、PTAからの一番の要求がエアコン設置だったという説明もございました。  県下でも、今年度、学校施設の耐震化がほぼ一〇〇%終わる中、多くの自治体が次はエアコン設置と、急速に検討を進めているようでございます。  宇佐市では、日田、中津、佐伯、豊後高田に続いて、今年度約三千二百万円の設計費が組まれたことは大いに評価できることです。今後の実施計画について、御答弁の中では第三次宇佐市立学校教育施設整備計画を今年度つくる中で計画をしたいということでございましたが、実施予算が総額幾らなのか、財源についてどう考えているのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)管理課長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  再質問にお答えいたします。  過去においてですね、図書室とかパソコン教室にエアコンを設置した実績がありますので、それを参考にしてですね、若干の大小ありますけれど、一教室約百八十万ぐらいというふうに試算しております。で、全体、小中学校合わせてですね、約三百教室ぐらいありますので、設置するだけで五億四千万円ほどかかるということでございますが、別途ですね、キュービクルという設備、高圧受電設備というのを、今度実施設計をしたときに必要かどうかを確認いたします。で、あと間仕切りの工事が必要という場合もありますので、キュービクルの設置と間仕切りの工事以外で、教室だけのエアコンだけで考えると五億四千万ぐらいかかるということでございます。  それからですね、財源としては文科省にある補助金を申請するのと、それ以外は合併特例債を考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)確認でございますが、全ての教室というのは音楽教室とか家庭科室とか特別教室なども含まれているという理解でいいんでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)管理課長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)お答えいたします。  基本的には普通教室ということで、音楽室とかは入っておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今回の質問の件で、旧市内の中学は五校ですけれども、話を伺いに行きました。そのときにですね、北部中学校はかなり技術室が朝から四十度を超えるとかですね、南側の美術室や多目的ホールは非常に高温になるとか、そういう悩みも、実態もお聞きをして、やはり特別教室であっても子供たちが授業を行う部屋なので、実態調査をしてですね、必要なところに全てエアコンをこの際一緒に設置をしていくべきだというふうに考えますけれどもいかがでしょうか。 ◯議長(中島孝行君)管理課長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)お答えいたします。  各学校でですね、図書室、コンピューター室、保健室等にですね、一部を除いてではございますが、設置しております。で、それ以外のとこでですね、院内中学校はもう既に普通教室は設置してるんですけど、それ以外は設置ほとんどしておりませんので、まずは普通教室を原則としてですね、まずはつけていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)まずは普通教室につけることが大切だということも十分理解できますけれども、本当に朝から四十度を超える部屋で勉強しなければならないという現実があるということを聞いてびっくりしました。これについてもですね、やはり何らかの対応をしなければ、本当に楽しいはずの技術の授業が、朝からなので、去年は室温調査などもされたというふうに聞いてますけれど、何だっけ、ニガウリを植えたりとか、何かそういう努力とかもしたけれども、やっぱり暑いと、こういう状況、ひどいいろんな状況もあるという話もあるのではないかなというふうに思いますので、その辺も実態を聞いていただいて、何らかの対応をしていただきたいというふうに考えますけれど、再度答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)管理課長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)お答えいたします。  先ほど普通教室をまずはということで答弁いたしましたけれども、普通教室は朝から帰るまでの間、一日中児童生徒がおられるということで、まずはということで原則普通教室ということでございます。  で、技術室、音楽室は、それはあったに越したことはないと思うんですけども、一日に一回とか、一週間に二、三回とかいうことでありますので、先ほど申しましたように、まずは普通教室からということで考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)一人の生徒にとっては週に一日なのか二日なのかもしれませんけれども、本当、日中は四十七度になるというふうに言われていました。もうびっくりなんですけども、どうしてそういうつくりとなったのかということもあるかもしれませんけれども、やはり何らかの対応を求めたいというふうに思います。  エアコンの設置についてですね、豊後高田市が本当は今年度の予定だったのが、国の補助金がいただけなかったということで、でも来年度は全ての小中学校に設置をするという計画になっています。中津市は、四カ年計画でございましたが、来年度で完了するということです。日田市は既に設置、佐伯市は三カ年計画で、今年度三小学校に設置というふうなことを聞きました。宇佐市においても、早急な設置が必要だというふうに考えます。本当、前回、前々回の質問のときにも学校現場の声をお聞きしましたが、どこ行ってもですね、やっぱりもうこの時代、エアコン設置は当たり前というか、学習環境としてなくてはならないものだというふうにどの先生も言われます。  プールとかいろんな問題あるようでございますが、それも大事だし、やっぱりエアコンは一年でも早くですね、つけてほしいというのが子供の集中力が違うと、学習に対する意欲が変わってくると、エアコンのある学校を経験された先生なども、そういうふうに違いをはっきり言われておりますので、特に中学は体も大きくて、今三十五人とか三十九人いる教室もあるようでございますが、やっぱり子供たちが勉強に適する環境づくりに努力してほしいというふうに思います。  一年でも早く設置を求めるものですけれども、答弁を求めます。 ◯議長(中島孝行君)管理課長。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  先ほど答弁申しましたように、整備計画が平成二十七年度中に策定できましたら、早急に計画に則りまして、事務を遂行していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)最後に、公共交通の拡充について再質問をいたします。  この公共交通については、広い宇佐市のどこに住んでいても、やっぱり行きたいところに自由に行ける、出かけていける、公共交通の確保というものは、本当に生きていくため暮らしていくためには欠かせないものだというふうに考えています。
     路線バスとコミュニティバスがかなり改善を重ねて重ねて、今に至っているわけでございますが、前回の質問の中でも周遊バスというものについて検討しているという答弁がございました。今回も柳ヶ浦・宇佐駅と中心部・観光地とのアクセス強化が大きな課題だというふうな答弁でございましたが、これはどういうものなのか、市民の利便性がどんなふうに高まるのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)今石議員の再質問にお答えをいたします。  まず答えたように、柳ヶ浦駅・宇佐駅と中心部・観光地とのアクセス強化が必要だと、喫緊の課題だというふうにお答えをしてます。で、特に今回、DCキャンペーン等もありますし、とにかく市内で周遊できるルートがないということで、今回うちのほうでも百五十万円ほど当初予算に計上していただきまして、駅と接続する現在の民間路線バスにつきましては、中津高田の近隣地をまたいで走る幹線系になっているという状況なので、ダイヤ、運賃、ルートが非常に複雑化しているということであります。  で、今回ですね、県とちょっと協議をいたしまして、大分県は今回ですね、公共交通再編実施計画という計画をつくっていこうということで、公共交通会議を設置をいたしました。で、ここで宇佐市のほうは、中津高田線、中津安心院線、高田四日市線、柳ヶ浦線というところをですね、今年の七月からバス路線の利用状況の調査とか、アンケート調査等を実施してまいります。その中で、どのくらいの利便性があるのかとか、そういう交通実態調査もやりますので、うちのほうも今回、十月、秋口に向けて実証運行等を行おうと考えておりますので、それとあわせてですね、どのくらいの利便性があるのかというところも粛々とやっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)安心院や院内と本庁を直接つなぐコミュニティバスの検討についてもしているという答弁が今までにございましたが、そこはどうなるのか質問いたします。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  柳ヶ浦駅の市内周遊バスと同じくですね、この大分県の公共交通会議の中で実態調査をいたしますので、その辺も含めて調査をしていこうと考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)次に、乗り合いタクシーについてでございます。  豊後高田市が二〇〇七年度からのデマンドバス、それはコミュニティバスと似たような運行のようでございますが、おととしぐらいからデマンドバスの要素の入った乗り合いタクシーを運行をしています。予約をして、戸口まで迎えに行って、目的地に運ぶという内容のようです。コミュニティバスが百円のところを、乗り合いタクシーは二百円というふうに少々高いのですが、家まで行くという内容になっているようです。  宇佐市においても、バス停まで歩くことが困難な高齢者なども増えている中、病院に行ったり買い物に出かけたりという、そういう交通手段の確保が必要だなというふうに考えます。  豊後大野市では、「あいのりタクシー」というものをかなりの路線で走らせていて、大きく二つの地域を選んで、ニーズなど調査した上でその地域を選んでいるんだと思いますけれども、効率も考えて、出発時刻も何時から何時までというふうに示しているし、目的地についても示されている中で予約しての運行というものが組み込まれています。  宇佐市においても、そういう戸口から戸口までという乗り合いタクシーがこれからは必要というふうに考えますが、必要性について見解を伺います。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  この質問については、議員さん、前回も同様な質問をいただきました。で、先ほど議員からの質問にもありましたんですが、市内の今のバスの運行実態というのは、毎日走る路線バスと、それを補うように週二回走るコミュニティバスという形で運営をしてるところであります。  で、この二路線の、例えばバス路線の赤字補てんでもですね、本年度の当初予算では三千三百万ぐらいかかってると。済みません、コミュニティバスの運行経費が三千三百万ぐらいかかっています。さらに、バス路線の赤字補填としては一千五百万ほど補てんをしてると。で、両者で約五千万バス維持のために財政出動してるというふうに、多額の経費を要しております。  で、今回、乗り合いバス、デマンドについてどうかということで、他市でもやってるということであります。で、確かに地形的な問題とかそういう部分がありますが、まずバス会社、タクシー業者との利害を調整して、協力が得られるということがまず必要だと思います。で、慎重な導入協議が必要だと。さらに、そういう地形的な問題等もありますので、今後は先進自治体の成功事例とか、そういった課題や問題点等をですね、参考にしながら、最もうちにはどういう体系がふさわしいのかということもちょっと調査・研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)今石靖代さん。 ◯十番(今石靖代さん)今後とも調査・研究をしていただきたいというふうに思います。  最後に、バス停の整備計画についてでございます。  四日市のコミュニティセンター付近に、ベンチの設置を実施したいと考えておりますという御答弁でした。コミュニティバスなどは高齢者の利用が多いので、かなり早目に、十五分ぐらい早目に行って待ってる姿をよく見ます。せめてベンチの設置はしていただきたいなというふうに思います。  豊後大野市に行ったときには、地域の事業者の協力などを得てですね、いろんなイベントの企画などもしているようですが、企業の宣伝なども兼ねた形で、ベンチや屋根の設置も進めているというようなこともございましたので、そういうところもいろいろ研究して、皆さんが利用しやすいように、バス停の整備などにも努力していただきたいなということを申しまして、質問を終わります。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)以上で、今石靖代議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩を行います。  再開は四十分といたします。                    休憩 午後二時十六分                 ──────────────                    再開 午後二時四十分 ◯議長(中島孝行君)それでは、休憩前に引き続き一般質問を続行します。  十三番 用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)皆さん、こんにちは。十三番 日本共産党の用松です。  質問の第一は、政府参考人の三人の憲法学者がいずれも違憲と表明して、安倍政権が国会を延長してでもしゃにむに強行しようとしてる戦争法案について、市長の認識を問うものであります。  第二点は、資料館の問題で、その一点は、今こそ憲法九条コーナーの設置の件を問うものであります。  二項目の二点は、戦闘機などを中心にした展示ではどうしても戦争美化につながりかねない。どういう展示解説とするのか。  第三の第一点は、市長の退職金の問題について。市長は二期目の出馬の際、一期目の公約をほごにしたわけですが、その理由について。  二点目は、職員と同様の退職金額にすべきだという声もあるし、また大分市のようにその時点で議会の議決事項にすべきだと、こういう見解についての検討を求めるものであります。  第四のメガソーラーの問題では、まず北馬城の問題、北馬城の昭和十八年九月十八日、二十七名の犠牲者を出したあの地を適地とした理由。業者の信頼性、四つの基準に基づく安全対策、二十年後の現状回復とパネルの処理対策、そして市長の意見書について問うものであります。  もう一つの宇佐のメガソーラーについても、現在の県との情報交換の状況や、地元の団体の反対意見などに対して、市長の見解を問うものであります。  第五は、TPP問題が重大な段階に直面しているけれども、宇佐市としてどう対応するお考えか。  第六項目は、安心院旅行村の現状と、三十億のリニューアル構想について問うものであります。  第七点は、改悪が強行されたわけですけども、国の進める入院費の際の食費の引き上げに対して、市として独自の助成策を求めるものであります。  最後の第八点は、妙見荘の民間委託は撤回すべきであると。また、同時に、民間委託を強行することが高齢者や介護現場で働く職員の労働条件の改善、あるいは福祉の向上につながるのかという点について見解を問うものであります。  以上で、第一回の質問を終わります。 ◯議長(中島孝行君)それでは、用松律夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十三番 用松議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、戦争法案について、市民の平和と安全を守る立場と憲法遵守の立場から反対すべきについてでありますが、議員御質問の法案は、「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するため自衛隊法等の一部を改正する法律案」等のことであると思いますが、現在、国会において審議がなされているところであります。  国と地方公共団体との役割分担について地方自治法では、国際社会における国家としての存立に関わる事務は、国が本来果たすべき役割と定められております。外交や防衛に関する事項につきましては、国の専管事項であるため、市議会において本市としての見解を述べることは差し控えさせていただきます。  次に三項目め、市長の退職金の削減問題についての一点目、市長は二期目に出馬の際、なぜ一期目の退職金の半額の公約を掲げなかったのかについてでありますが、就任以来、行財政改革に取り組んだ結果、平成二十三年度以降、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は八五%台で推移するとともに、財政健全化法で報告を義務づけられている将来負担比率も〇%なるなど、一定程度財政健全化が達成できたことから、二期目の公約に盛り込みませんでした。  以上で、私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(中島孝行君)次に、二項目めの平和資料館の建設問題についてを、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島でございます。  十三番 用松議員の一般質問にお答えします。  二項目め、平和資料館の建設問題の一点目、憲法コーナーと、二点目展示の解説については、資料館の展示に関する内容であり、関連することから、一括して回答させていただきます。  平成二十六年度に策定した宇佐市平和ミュージアム(仮称)基本構想・基本計画では、展示の方法として、「宇佐海軍航空隊を中心とした戦争の歴史をわかりやすく公開し、平和の大切さと命の尊さについて考える展示を目指します」と定めています。具体的な展示内容につきましては、今年度設置予定の懇話会(仮称)の中で審議をし、来年度までの二カ年をかけて基本設計として決定してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)次に、三項目目の市長の退職金の削減問題についての二と、八項目め妙見荘の民間委託計画についてを、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  十三番 用松議員の一般質問にお答えします。  三項目め、市長の退職金の削減についての二点目、大分市のように議会の議決事項に改善すべきについてですが、議員御指摘の大分市につきましては、条例で定められた支給割合以内とし、その都度議会の議決を経て定めるものとなっております。大分市以外の県内他市においては、本市と同様、条例で支給割合を定めております。  いずれにいたしましても、最終的な支給割合については、議会の議決を経て決定されているものと考えております。  次に八項目め、妙見荘の民間委託計画は撤回すべきではないか、民間委託することが高齢者や介護現場で働く職員の労働条件の改善向上につながるのかについてですが、妙見荘は居宅介護への移行が困難な方々へのついの住みかとしての役割を担っています。ターミナルケアの充実など、将来の特別養護老人ホームのあるべき姿を展望した運営が求められており、昨年度より妙見荘の経営立て直しができないか検討してきました。  しかし、本年四月より、新たに加算制度を取り入れた場合でも、介護報酬の段階的な引き下げにより、八月以降は年間報酬額が本年三月時点よりさらにマイナスに転じる見込みとなりました。  また、平成二十五年度に妙見荘の財政調整基金が枯渇したことにより、一般会計からの繰入金も平成二十六年度は前年度より約四千七百万円多い約八千万円となりました。さらに、本年度は一億四百万円程度の繰り入れが見込まれており、ますます厳しい経営状況となる見込みです。これら妙見荘の抱える運営面の課題を解決し、入所者のサービス向上を目指し、将来を見据えた運営体制を維持していくことは大変困難な状況であると言わざるを得ません。  このようなことから、今後のあり方を検討した結果、民間で培ったノウハウを活用することで、より一層入所者にサービスの提供が期待されるとともに、市が運営に関与・助言することができる指定管理者制度の導入が望ましいとの結論に達し、現在職員労働組合と協議を進めているところであります。  以上で答弁終わります。 ◯十三番(用松律夫君)議長、議事進行です。とめてください。 ◯議長(中島孝行君)ちょっととめて。 ◯十三番(用松律夫君)今の部長の答弁で、最初の職員と同様の算出基準とすべきだというこれの答弁が欠落してるんですけど、どうするんですか。 ◯総務部長(稲積義久君)いずれにしても……。 ◯議長(中島孝行君)ちょっと休憩。もう一回どこですか。 ◯十三番(用松律夫君)あのね、今部長が前半答えた「職員と同様の算出基準とし、大分市のように」ち、二つ設問してるわけ。大分市のことについては書いてる。「同様の算出基準とし」ちゅうことについての見解ちゅうか、答弁の表明がないんで、欠落してるんで、どこで答弁するんですかと。 ◯議長(中島孝行君)ちょっと待って。  じゃ、ちょっと、暫時休憩します。                   休憩 午後二時五十二分                 ──────────────                   再開 午後二時五十九分 ◯議長(中島孝行君)それでは、会議を再開いたします。  引き続き答弁をいたします。総務部長のただいまの答弁は、そのとおりであるということで双方納得しましたので、次に移ります。  次に、四項目めのメガソーラー建設問題についてと、五項目めのTPP問題の対応についてを、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)よろしいですか。経済部長の山本でございます。  十三番 用松議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、メガソーラー建設問題についての一点目、北馬城メガソーラー問題についてでございますが、三月定例会におきまして、用松議員の一般質問にお答えしましたとおり、その一からその四までについては、県知事の許認可に係るものであり、現在審査中とお伺いしておりますので、回答は控えさせていただきます。  その五の、意見書につきましては、まだ県から意見を求められておりません。昨年八月に、日足自治区から、本年一月に出光自治区から、メガソーラー施設の建設計画の撤回を求める要望書が提出され、開発による土砂災害への懸念と、景観を保全したいとの思いをいただいているところでございます。  また、三月定例会におきまして、この案件について、請願も議会において審議されたところでございます。これまで関係地区の区長を通じて、地域の皆様の不安や御意見は認識しておりますし、互いに情報の交換も行っているところでございます。  今後も、区長を中心に地域の意見を把握するとともに、情報の交換に努めてまいりたいと考えております。なお、県から意見を求められた場合につきましては、その時点における地域の意見・要望、審査の観点でございます災害の防止、水害の防止、水の確保、環境の保全の四つの要件につきまして、審査基準に適合しているかどうか十分に審査していただくよう意見をしたいと考えております。  二点目、宇佐のメガソーラーの問題についてのその一、現段階での県との情報交換の内容についてでございますが、大分県北部振興局の指示により、申請業者において申請書の見直し等を行っているとお伺いしています。また、この申請には、当該申請地に隣接する五地区の開発同意書が添付されていることもお伺いしています。  その二、市長の意見書につきましては、先ほど北馬城のメガソーラー問題についての答弁と同様でございます。  続きまして、五項目め、TPP問題に宇佐市としてどう対応する考えかについてでございますが、市といたしましてはTPP交渉については農林水産業を初め地域経済や国土保全など、国民生活全体に及ぼす影響を十分に考慮し、国益にかなうものとなるよう万全の体制で臨むことを九州市長会を通じて国に要望しているところでございます。  今後の交渉の進展を注視し、関係機関・団体と連携を密にするとともに、農業などの現場に混乱を招かないよう対応を図っていきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。
    ◯議長(中島孝行君)次に、六項目めの家族旅行村「安心院」リニューアル構想についてを、安心院支所長 前田和弘君。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(前田和弘君)安心院支所長の前田です。  十三番 用松議員の一般質問にお答えします。  六項目め、安心院旅行村の現状と三十億円のリニューアル構想についてですが、家族旅行村「安心院」については、平成二十七年四月一日から株式会社ガリレオレーシングが指定管理者となっています。現指定管理者は、集客増のためのPRイベントや、広報活動の実施、利便性向上のための温泉の営業時間の延長、券売機やAEDの設置や満足度向上のためセルフモニタリングや迅速な修繕・清掃の徹底を行ったこと等により、利用者の方から好意的な声が届いており、企業努力がうかがえる現状です。  リニューアル構想は、家族旅行村「安心院」エリアリニューアル基本構想として、平成二十五年十二月に策定しました。昭和五十六年に運輸省指定全国第一号の複合レジャー施設として開設された家族旅行村「安心院」が三十年以上を経過し、老朽化したことによる多くの課題を計画的に改善し、利用者の拡大を図るため、短期・中期・長期の三つの計画期間を設定し、施設改修や修繕等の施設維持管理を計画的に行うものです。また、既存施設の用途を基本にし、家族旅行村内を五つのゾーンに分けたリニューアル方針を決定し、整備を行っています。  短期計画として、平成二十六年度までに温泉センターのボーリング洗浄、ろ過器の取り替え、B&G体育館の改修、キッズ用遊具の修繕等を行いました。平成二十七年度は、パークゴルフ場のトイレ新設事業、下水道接続工事、危険遊具の撤去等を計画しています。  今後も、リニューアル基本構想に基づき整備を行っていく予定です。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)最後に、七項目めの国の入院費引き上げに対する助成についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居でございます。  十三番 用松議員の一般質問にお答えします。  七項目め、国の進める食費の引き上げなどに対し、市独自の助成策をについてですが、これは国において本年五月二十九日に施行された「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」により、入院の食事が一食当たり二百六十円から平成二十八年度は三百六十円に、平成三十年度は四百六十円となったものであります。近年の急速な少子高齢化、医療の高度化など、大きな環境変化によって医療費が増大し、医療保険制度全体の維持が危ぶまれています。国は、この法改正によって、国民皆保険を維持するための制度改革を講じています。  その改革の一つとして、入院時の食事代の見直しが含まれ、その目的は保険者である市町村の財政負担を緩和することではなく、医療における入院と在宅療養の公平性を確保するためとされています。  現在、全ての医療保険における入院時の食事代は、食材費相当分として一食二百六十円の負担となっています。しかし、療養病床、介護保険では、調理費相当分をプラスして負担してもらっており、今回の改正はこの入院と在宅療養の負担のバランスをとったものであります。  なお、小児慢性疾病、難病患者、低所得者等については据え置きとされ、負担増はないとのことですので、市としましては法改正の趣旨を踏まえ、独自に助成策を講ずることは考えておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(中島孝行君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十三番 用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)先ほどの退職金の件については、再質問でやりますので、そこに譲ります。  第一点は、集団的自衛権の行使に伴う戦争法案について、市民の生命、財産に関わる問題として、その観点から市長に見解を問うものであります。市長、青森の市議会でも、青森の市長がですね、容認できないという答弁をしてるんだけど、市民の生命、財産を守る立場から、どういうお考えを持っておられるんですか。 ◯議長(中島孝行君)用松議員、ちょっとお座りください。  用松議員に申し上げます。一項目めの質問は、先ほど市長の答弁で、安全保障については国の専管事項であり、この件の答弁は差し控えるとのことでした。先日、議長室においてお願いと注意を申し上げましたので、十分御理解のことと思います。改めて、この質問を市政一般に対する質問の中で行うことはなじまないと判断します。  したがって、一項目めについてはこれ以後の再質問は許可できませんので、改めて注意します。二項目め以降について、再質問があれば発言を許します。  用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)議長、議事進行、議事進行です。とめてください。  全国の市議会で、議長のそういう整理権の名のもとに、徳田議長がやった悪いようなことを二度とするようなね、議会があるかどうか、休憩とって全国議長会に確認してください。 ◯議長(中島孝行君)用松議員に申し上げます。 ◯十三番(用松律夫君)いやいや、確認してくださいよ。何で議員の質問を……。 ◯議長(中島孝行君)お座りください。 ◯十三番(用松律夫君)ちょっと待ってください。議員の質問をね、活発にして自由に発言するようにするのが議長やないですか。 ◯議長(中島孝行君)休憩をとります。暫時休憩をします。 ◯十三番(用松律夫君)整理権の名のもとに禁止するのはどこにありますか、市議会に。(「議長、十四番 大隈です。暫時休憩をお願いします」と呼ぶ者あり) ◯議長(中島孝行君)休憩します。                   休憩 午後三時十一分                 ──────────────                   再開 午後三時三十七分 ◯議長(中島孝行君)休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。  はい。 ◯十三番(用松律夫君)市長は答えたいけど、議長があくまでも拒否すると、答えさせないということですので、これ以上質問を続けても平行線ですし、また国政とりわけ安全保障上の問題、外交問題に対する再質問を禁止するということは、宇佐の議会の歴史にさらに汚点を加えて、全国に恥をさらすものであるということを明白に述べて、私の見解を述べて、次の質問に移ります。  まず、市長は、天皇陛下と同様に、我々も含めて公務員として憲法を尊重し、擁護する義務を負ってるという点と、それから戦争できない国からできる国と、いわゆる国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としてこれを永久に放棄すると、陸海空その他の戦力はこれを保持しないと、国の交戦権はこれを認めないという立場から、これを根本的に投げ捨てるというのはもう憲法学者が全部言ってることですから、そういうことについても市長の見解を聞く予定でした。  それから、戦争法が強行した場合、例えば市の関係者あるいは看護師さん、あるいはいろんな職業の方が命令ということで強要される、あるいは徴集される場合はどういう立場をとるつもりか、その点ついても聞く予定でしたので、私の見解を述べて、断固戦争法案にこぞってですね、党派を超え、思想信条の違いを超えて、平和を守るために市長も頑張ってもらいたいということを述べて次に移ります。  平和資料館の問題について。  平和の尊さを学んでいくということがこの構想の中にうたわれてるんですけども、なぜ平和の尊さを守るのに憲法を中心としていないのか、その理由について、まず。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  用松議員の再質問にお答えをいたします。  平和資料館のですね、展示につきましては……。 ◯十三番(用松律夫君)展示じゃない、教育学習になぜ憲法を据えないのかという質問。展示は二番目。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)館内にですね、そういったのを据えないのかということにつきましても、展示ということの内容になると思いますので、展示内容ということでお答えをさせていただきます。  非戦・不戦の誓い、このようなものにかわるものとしてですね、宇佐市には宇佐であった戦争の歴史という事実があり、また点在する遺構がございます。そういった本物をですね、見ていただくといったようなことでですね、平和の大切さと命の尊さについて、御来館いただいた方に考えていただく資料館ということで考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)課長は、憲法九条がノーベル平和賞の有力候補となった理由を、どういうふうに考えていますか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)憲法のことにつきましては、守るべきものではございますが、ここで議論することではないというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)これも市長、後で教育してください。ちゃんと答えるように。  次、真珠湾攻撃のことについてですね、最初の資料館ではゼロ戦が真珠湾攻撃など、緒戦の勝利に大きく貢献したと、この点については私が議会で指摘をして削除したんですけども、依然として展示解説にはゼロ戦の性能や機能、その他誇示礼賛するような説明になってるんですけども、この点は今後さらに変えるつもりですか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)展示文についてはですね、そのもののですね、機能であったりとか、役目であったりとか、大きさとかですね、そういったものは事実に沿ってですね、説明してあげるということが大事だというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)構想委員会に出てた「うまく命中しなければ申しわけない」という表現は、きちっと削除するようになったんですか。 ◯議長(中島孝行君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)今、基本構想と基本計画ができ上がっておりますが、そのような表現は入ってございません。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)じゃあ、次に、市長の退職金の問題について。  もう私もある程度数字をつかんでるんですけども、一応念のため、確認のためですね、市民の暮らしの実態、これについて伺いたいと思うんですけども、二百万以下のワーキングプアの世帯は、宇佐市で何割で、現状はどうなっているのか。 ◯議長(中島孝行君)税務課長。 ◯税務課長(小野文博君)税務課長の小野でございます。  再質問にお答えします。  ワーキングプアを税の資料で捉えるのは、大変難しいものがあります。二十六年中の給与収入のある方で、給与収入が二百万以下の方の家族は一万三千人余りあると。 ◯十三番(用松律夫君)わかりました。 ◯税務課長(小野文博君)これは、配偶者の扶養の関係で収入を抑えている人や、アルバイト、パート、それから一カ月でも給与のある方を含んでおります。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松議員。 ◯十三番(用松律夫君)それから……。 ◯議長(中島孝行君)用松議員、今の質問は、退職にどういう関連があるんですか。 ◯十三番(用松律夫君)いや、市民の暮らしがいかにひどいかということを訴えた後、畳みかけて、それに比べて高過ぎると。 ◯議長(中島孝行君)それはちょっと、ちょっとおかしい。前に進んでください。 ◯十三番(用松律夫君)いや、いいんですよ、論理展開が。非常に明確。  続けます。二〇〇八年の定率減税の廃止で、市民負担は幾らふえましたか。 ◯議長(中島孝行君)何ち、今何ち言うたんですか。もう一回言ってください。 ◯十三番(用松律夫君)定率減税の廃止がやられて、市民の負担は幾ら増えたんですか。 ◯議長(中島孝行君)それはどう関係があるんですか。 ◯十三番(用松律夫君)それも市民の暮らしがいかに苦しいかということ。 ◯議長(中島孝行君)いや、それは角度を変えてください。 ◯十三番(用松律夫君)いや、関連してるんです。後で市長が期待してます、答弁を。 ◯議長(中島孝行君)角度を変えてください、認めません。変えてください。 ◯十三番(用松律夫君)じゃあ、農家の米価の下落で、農家の収入はどれぐらい減ったんですか。 ◯議長(中島孝行君)ちょっと用松議員、これ、質問事項と随分かけ離れとると思うんですが。 ◯十三番(用松律夫君)いや、そんなことねえちゃ、ずっと関連しちょる。 ◯議長(中島孝行君)いや、関連て、そこまで関連じゃあ、際限がありませんので、もうちょっと角度を変えてください。  用松議員。 ◯十三番(用松律夫君)じゃあ、市長、今年金の削減で九千万円、私が全部数字を言えば早いことですけど、念のため執行部から話をしたほうがより客観的だろうと思って、答弁引き出そうと思うんだけど、議長がどうしても納得せんち言うから、時間を節約するつもりで言いますけど、二〇一五年の介護と国保の負担増で、合わせて一億九百万と。ずっとありますように、市長、市民の暮らしがいろんな社会保障の削減、もちろん一番大きな問題は国の責任が大きいんですけど、苦しくなってるちゅうのはお認めになるんですか。楽になってるって言うんですか。どうぞ市長。後で市長のことを聞きますから。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)総務課長の永野でございます。  用松議員の再質問にお答えをいたします。
     地域の経済というのは時々によって上がったり下がったり、かなりしておりますし、そういった中で高齢化はどんどん広がってる状況にあります。そういった部分で、お互いに生活が厳しくなってる方、あるいはそれぞれ向上している方、いらっしゃると思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)そういう抽象的なことやなくて、例えば製造業者であれば、宇佐市に百十六の事業所があるんですけど、そこの事業所の給与所得は去年に比べて十三万五千五十八円減ってるんですよ。年金でも去年が年間〇・七%削減ですから、あらゆる分野でね、市民生活は困窮を極めてるということについてはお認めになるんですか。 ◯議長(中島孝行君)用松議員、どうも切り口がいつも同じような切り口になるんで、ちょっとね。 ◯十三番(用松律夫君)いやいや、それから展開するちゃ。非常に明確。 ◯議長(中島孝行君)いやいや、そういうことじゃなくして、質問に関連したことをきちんと言ってください。 ◯十三番(用松律夫君)苦しいかどうかをちょっと、苦しいかお認めになるか。はい、どうぞ。 ◯議長(中島孝行君)いいです。それはいい。切り口を変えて、用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)そしたら、今度は市長の登壇ですけど、市長、一期目に半額をしたちゅうのは、やっぱ御自身高いという認識を持ってしたんじゃないんですかね。市長、どうですか。これは市長じゃないと答えられないですよ、公約に掲げてるんですから。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)用松議員の再質問にお答えをいたします。  先ほど市長の答弁の中にもございましたように、就任以来やっぱり行財政改革ということで、非常に財政面厳しいとこはあったというふうに思っております。この一期目で、かなり財政構造、経常収支比率も八五%を推移するような状況になった、財政が持ち直してきたというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)市長、それは逆じゃないですか。市民の負担が増えて苦しくなった中で、自分だけは満額受け取るようなことをするんじゃなくて、まず負担を軽くするちゅうのが市政のトップとして市民に対する思いやりじゃないですかね。これだけは市長、答えてください。議長、頼みます。市長、お願いします。あなた、まだ市長になってないちゃ。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)お答えをいたします。  基本的に、市長が給与を一期目は、こういった行財政改革に非常に苦しい中取り組んでまいりました。そして、一期目の英断で半額にしたんですけれども、そもそもやっぱり市長の報酬というのは条例で定められております八十一万円、これも合併当時からこういう額が定められておりますので、これが適切な報酬だと。  あるいは退職金にしても、月額報酬掛四十八月分の二分の一という形で最終的に積算をされてます。これは適切な退職金だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)市長、今度は市長が答えんとおかしいんですけど、市民からですね、市長に当選したいがためのパフォーマンスじゃないかという批判に対しては、市長、きちんと答えてください。市民の犠牲の上に経常収支がよくなったり、改善されたんでしょう。それを自分だけするちゅうのは、パフォーマンスと受け取られても仕方ないちゅう意見があるんですけど、それは市長どう答えるんですか。自分だけよければいいんですかね。市長、答えてください。市長に答えさせてください。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)お答えをいたします。  市長だけを半額ということやなくて、もちろん同じ痛みをということで、三役の方々もそれぞれ一定の割合を半額なりをしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)それは条例上、副市長だけはもうちょっと半額やけど、もとに戻ったでしょう。条例を全部見たら時間がないんですけど。  問題は、市民の犠牲の上に行財政が進んで、よくなったら市民の犠牲を少しでも軽くして負担増を軽くするちゅうのが行政のあり方やないですかね、根本姿勢として。市長、どうですか。私の言ってることは間違ってるんですか。反論してください。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)先ほどから同じことを繰り返しますけど、市長の退職金等々については、議会の議決も得ながら、この一定の率を認められておりますので、決してそのことが間違っているとは考えておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)議長、市長が答えたいとかでうずうずしちょるけん、市長に発言の機会を与えてください。頼みます。議長の許可があれば発言したいと言ってるので。 ◯議長(中島孝行君)いや、一般質問を続行しますので、質問があれば言ってください。 ◯十三番(用松律夫君)なんか、もう。そんな議会運営がありますか。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)市長ね、中津市が一千八百二十六万六千四百円と、別府市が一千八百二万三千円ということで、そういう類似都市あるいは宇佐以上の規模の都市に比べても高いと。で、日田市も財政調整基金が六十億一千四十三万七千円あるけれども半減しているという他市の状況からして、どういうお考えですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)中津市、確かに退職金という部分では宇佐市よりも積算すると若干安うございます。それから、逆に給与月額に関しては、市長、今、五%カットしております。で、中津市長はカットをしておりません。この差が十一万五千円ございます。四年間任期で計算をいたしますと、私も試算をしてみたんですけど、中津市長のほうが宇佐市よりも五百六十万高いというような試算になります。  また、さらに隣の豊後高田市ではですね、人口規模も違いますけども、七十八万ほど豊後高田市より安いと。人口規模からいくと、ほぼ同じような水準であるというふうに考えております。四年を一つのスパンとして考えるべきだと私は考えています。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)それは永野課長、違うんじゃないですか。私が資料を出して、中津はこれでいいかち言ったけん、あなたはいいち言ったんで。もういい、この論争しよったら長くなるけん。  ちょっと今の答弁は違うちゅうことを指摘して、最初の稲積部長が答弁で答えなかった部分ですね、なぜ市長だけ、これは全国でもそうやけども、四十八カ月になるんかということとあわせてですね、一般論的には職員と同じにすべきじゃないかと。例えば職員と同じにしたら四年間に給料の三・四八倍と。それで、二百八十一万八千円と。それから、八年市長を務めたら、六・九六で五百六十三万七千六百円と。十二年市長をお努めになったら十三・二六七五倍掛けて一千七十万六千六百七十円、こういうふうに職員と同じような方向で検討するお考えはないですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)お答えいたします。  県内の各市長、退職金の基本となる計算方法というのは全市ほぼ同じような計算方法でやっております。御質問の市長の報酬、それから職員の給与につきましては、本質的に違うということで、退職金の算出方法、算出基準をですね、あわせるのは適切でないというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)さっき私が、議長がなかなか納得できんち言いよったけども、市民生活の苦しい実態をみんなのものにして、そして共感を持って、やっぱり退職金もない職もあると、あるいはわずかなところもあるという中で、四年間に約二千万は高過ぎるということを市民の声を代弁してね、指摘をして、次に移ります。もう平行線ですから。  メガソーラー問題について、三月議会で取り上げた業者の信頼性とか、あるいは二十年後の原状回復とか、そういう点については今後県と協議するって、どういう協議をしたんですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)林業水産課長の久保です。  お答えをいたします。  三月議会でも答弁いたしましたように、事業者の真意を問うということでございましたが、この点につきましては、開発行為をするための資力があるかどうか、工事能力があるかどうかといった真意をというふうに審査の基準の中にあるというふうに聞いております。  また、二十年後の取り扱いはどうなるのかといったことに対しましては、審査の基準の中には入っていないというふうに確認をしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)それは、三月議会の要綱の指摘をしたときに入ってるんですけど、見解が違うちゅうことで逃げるんですね、まあいいわ。  ちょっと待って、いいです。どうしても平行線をたどるから。ちゃんと議事の中に入ってますので。  じゃあ、ちなみに北馬城の場合は、風速何メートルに耐える設計図として県に上がってるんですかね。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)お答えをいたします。  先ほどの県の要綱の中にあることが、議員さんのおっしゃるには、私の答弁が違うというふうにおっしゃいましたが、これは県のほうに確認しておる事実でございます。  それから、風速につきましては、今回の審査基準の中に入っていないというふうに私は許可基準を見ると考えております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)だって、ここの林地開発許可制度実施規則の中に、一時的に利用する場合、利用後、二十年やな、ここは二十年で橋津も五百万円前倒し金でお金もらってるんですけど、この二十年後の原状回復ちゅうのはちゃんと「イロハニホヘト」に入っているんですよ。入っていないちゅうのはどういう意味ですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)大分県林地開発許可制度実施規則にございます一時的利用の場合には、利用後の原状回復方法を求めるというふうには確かにうたっております。で、この点につきまして大分県に確認をいたしましたところ、一時的利用の考え方でございますが、例えば砂をとったり砕石をしたりというふうな行為で、土地の利用形態が定かでないものについては一時利用と見るが、土地の利用計画があるものについては、一時利用ではないというふうに県からお答えをいただいております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)もとに戻るんですけど、風速についてですね、一般論的には三十メートルということで言われてるんですけども、じゃあ北馬城の場合もまだそういう計画になってるかどうか、確認してないという意味ですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)お答えをいたします。  審査基準の中に、風速については入っていないというふうにこの許可基準を見ると捉えます。その点につきましては、県のほうとは特にやりとりはしておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)竜巻とかですね、今の異常気象の中で少なくとも住民の安全あるいは森林の保護等を考えると、見解としては国土交通省ですかね、見解は三十メートル以上ということで、それは間違いないですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)その点につきましては、私ども県のほうと確認をしておりませんので、答弁が不可能でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)なら議会が終わってでいいですから、確認して返事をください。いいですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)お答えをいたします。  この議会終了後、県のほうにその点は確認をしたいと思います。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)市長は四つの基準をもとにして、住民の要望をきちっと踏まえて意見書を書くというんですけど、四つの基準について、それぞれどういう進行状況にあるんですかね、確認の。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)森林法で定められている審査基準の四つの観点の、審査進行状況ということでございますが、この点につきましては、現在県が審査をしているということで、内容は公表されておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)市民の生命、財産、それくさ責任を負う立場で、どこまで行ってるか聞いて、関係者、私も出光ですけども、関係者や関係区長にきちっと現段階の状況を知らせるということは約束できますか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)先ほど申しましたように、県は審査中の案件に対しまして、情報を公開しておりません。したがって、今現在の段階で住民の皆様方からの問い合わせに対しまして答えることは不可能でございます。  ただ、住民の皆様方のこれまでお伺いしておりますいろいろな意見、災害に対する不安であったり、景観に対する思いといったものは、十分理解しているつもりでございます。
     以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)北馬城の場合は、調整池が不十分で云々ということで、まだ見直しがかかってるそうですけど、その辺についてはどこまで情報をつかんでるんですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)その点につきましても、現在審査中ということで、詳しい中身についてはお伺いはできておりませんが、議員おっしゃるとおり、調整池に対する考え方を支持しているというところは確認をしております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)もっとね、課長、積極的に、市民の生命、財産、何遍も言うように守るために、情報収集にも努めるし、これは困るこれはこうするということで、市としてきちんと物を言うという立場はとれないんですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)言うまでもなく、県に対しては事業者に対していろいろな角度から災害が起きないように、きちんとした審査基準にのっとって、審査基準を必ずクリアするように指導してほしいというような要望は常にしているところでありますし、県との情報交換も、情報交換といいますか話し合いも、そういったところを中心にやっているところでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)時間の関係があるので。宇佐のほうは高橋議員が控えてますので、そこに譲るとしましても、一応地元、五つの自治区の同意書がとれたというんですが、五つの自治区ちゃ、どことどことどこですか。 ◯議長(中島孝行君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(久保桂一君)議員御存じのとおり、宇佐の旧ゴルフ場開発跡地周辺にございます五つの自治区の区長さんの同意書が添付されているのは、私も確認しておりますが、その地区の名前は、皆さん御存じだと思いますので、回答は控えさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯十三番(用松律夫君)議長、議事進行。  そんな答えんなんて、絶対あり得んちゃ。議事進行で休憩とって答えさせてください。そんな秘密事項じゃないでしょう、どことどこ、自治の。自治区長の名前を言ってください。 ◯議長(中島孝行君)用松さん、後で聞いてください。個別のあれですから。続けて。 ◯十三番(用松律夫君)ちょっと待ってください。後でちゃんと教えてくれるちゅう約束とれれば。後で聞きます。いいですか。わかりました。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)じゃあ時間の加減で。TPPの問題では、大体アメリカがさらに特別枠として、二十一万五千トンの米の輸入枠を求めていると。七十七万トンのミニマムアクセス米とは別のですね、枠になると思うんですけども、牛肉も関税を三八・五%から九%前後でやろうと。豚肉も大体今の関税の十分の一というような情報が伝えられているんですけども、こういう場合、宇佐市としてはどういう対応をするんですか。 ◯議長(中島孝行君)農政課長。 ◯農政課長(岸田雅彦君)農政課長の岸田でございます。  用松議員の再質問にお答えいたします。  アメリカが二十一万五千トンの輸入拡大をまとめておるということは、新聞報道で承知はいたしております。また、同じく新聞報道によりますと、甘利TPP担当相は、米には米国にとっての百倍以上の需要性があるなどと反論しているという報道もなされておりました。  いずれにしましても、このTPP交渉の日米協議については、現在も協議が整っているということではございませんので、今後もこの交渉の進展を注視してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)部長は中央の出身ですから、部長にお聞きしますけど、アメリカが秘密に、しかも国民にはなかなか公表しないと、こういう秘密裏にやられていることについて、遺憾の意は持ってるんですか。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  用松議員の再質問にお答えしますが、この場で答えるような身分でもないので、回答は差し控えさせていただきます。  以上でございます。今は、宇佐市の経済部長として働いております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)徹底して逃げよう逃げようにかかってますけど、こういう秘密裏に行われて、しかもふたをあけたら打撃を受けるということでは、宇佐の農業に責任を負うという立場が欠落するんじゃないですか。宇佐の農業を守る観点からどうかと聞いてるんです。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)用松議員の再質問にお答えします。  問われてることについては、私も報道レベルでしか知り得ないことですので、それがどう動いてるかということを、答えようにも答えようがないというのが現状でございます。  ただ、宇佐市の農業につきましては、それを振興していくという役目を担っておりますので、そこについては昨年来、米価下落のところでも答弁しているとおり、土地利用型農業の振興を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)宇佐の農業にとって、このまま強行されるというのは非常に不利益になるという認識は持ってるんですか。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  繰り返しになりますが、仮定の話を聞かれても答えようもないですし、現実どう仮定されても答えようがないというのが実情でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)それまた逃げで、いろんな国会の論戦でも、こういう場合はどうなるかち、全部戦争法案でもそうでしょう。後方支援はどうなるかち、全部答えてるじゃないですか。なぜ答えないんですか。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)僕は国会議員でもないですし、今の国の国会で答える立場でもない身分ですので、この場でそういうこと聞かれても、今の立場として答えられないということをお答えしてるつもりでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)同じようなことを言う。要するにもう答えなくてもいいです。私が言いたいのは、このTPPがこのまま強行されたら、宇佐の農業にとって不利益をもたらすんじゃないかと、その認識を聞いてるんですけど、それも答えないちゅうことですね。 ◯議長(中島孝行君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)再質問にお答えします。  一般質問、最初にお答えしたとおりですね、農林水産業を初め地域経済とお答えして、それが答えだと思うんですが、答えになってないということであれば、なってないのかもしれませんけども、その点については答えてるつもりでございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。ちょっと待ってください。  用松さん。いいんですけど、ちょっとゆっくりしゃべってください、よく聞こえませんので。  用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)ゆっくり言いましょう。  第六項目、安心院の旅行村の現状については、資料をいただいて、しかもこれ全部会社側の資料ですね。全て自己評価。良好、良好ということになってるんですけども、客観的なお客さんの声とか、あるいは指定管理を委託した者の責任として、きちっと裏づけ調査なり立ち入り調査なりして、本当に好転しているという確証がとれている答弁ですかね。 ◯議長(中島孝行君)安心院産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)安心院支所産業建設課長の大坪です。  再質問にお答えします。  指定管理者につきましては、変更後の初の運営であった四月は多少の戸惑いもありましたが、従業員総出で業務に取り組み、大きな問題もなく対応できたと報告されております。人材の育成にも成果があったとお聞きしております。  四月の経緯を踏まえた人材の配置を見直すことで、人件費の削減にも取り組むものと期待しております。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)じゃあ、何人の体制で運営をしていて、人件費を削減したということは、どれだけ削減したのか、その辺はどうつかんでるんですか。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えをします。  指定管理者のほうから現場の混乱を招かないように配慮し、従業員現在十八人中、十二人を再雇用で雇用している状況です。収支のほうにつきましては、現在報告がまだ一カ月だけなので、何とも言えないような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)賃金を幾ら削減したかちゅうのは、答えがなかったんですけども。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えします。  その点は把握しておりません。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)やっぱ働く人のね、きちっとした生活を保障するということで、いたずらに賃下げがあるというのは私は納得いかないんですけど、把握してきちっと報告してくれますか。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えします。  中津労働基準監督署に就業規則等を管理者のほうが届け出ており、労働条件にも配慮がなされているものと判断しております。平成二十七年の六月からは、指定管理者制度のモニタリングを市のほうで行い、市による適正な管理も行う予定でございます。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)だから、どれくらい賃金を削減してるか、実態はきちっとつかんで報告していただけるかちお聞きしてるんですけど。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)指定管理者のほうと協議しまして、業務報告書が提出された後に報告したいと考えております。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)旅行村の三十億のリニューアル構想について質問をします。  三十億のうち、資料もある程度いただいてるんですけども、そもそも二十五年度に決定したそうですけども、全体の計画書ちゅうのは市議会で説明があったんですか。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(前田和弘君)安心院支所長の前田です。  再質問にお答えします。  全体の計画について、平成二十五年当時に議会の中で報告ということは行っておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。
    ◯十三番(用松律夫君)なぜしなかったんですか。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所長。 ◯安心院支所長兼安心院支所地域振興課長(前田和弘君)基本構想を立てる中で、まず直近の家族旅行村の中の施設の改修、先ほど答弁で申しましたけれども、温泉のボーリング等、直近に改修しなければならない案件がありまして、それについてもう三十年たって老朽化したその全体を見直すという形でそういった基本構想を全体で作ったということでですね、なぜ報告しなかったかということであれば、落ち度があったかもしれませんが、一応そういう全体の長期の計画の中で立てていって、短期の修繕しなければならない工事について、その年度年度の予算措置の中でやっていたということが実情でございます。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)やっぱり議長、議長としてもきちっと報告すべきではなかったかち考えませんか、議長。答弁を。 ◯議長(中島孝行君)私がですか。それぞれの事情があると思いますので。今のことで、その年その年で予算化してやっていくということで、私はいいんじゃないかと、このように思っております。  用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)三十億の、これまでの前倒しも含めて投資額と、計画の終了年度と、財源内訳はどうなってるんですか。 ◯議長(中島孝行君)安心院支所産業建設課長。 ◯安心院支所産業建設課長(大坪一郎君)再質問にお答えします。  今回のリニューアル基本方針の構想の概算分につきましては、二十二億七千万というふうになっております。それにエリア内外のアクセス道路等、拡幅とか新設道路でありますが、含めた総事業費が三十億円となっております。  現在、二十五年から動いておりますので、まだ実績としてはB&Gの改修事業等が大きな事業で一億弱、二十五年、二十六年で対応しております。ですから、あとの、三十億でございますので、二十八億につきましては二十七年度以降、特に長期であります三十一年以降が約二十億の計画をしているわけでございます。  以上でございます。 ◯十三番(用松律夫君)財源内訳の答弁。ちょっととめちょって。 ◯議長(中島孝行君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(江口弘和君)企画財政課長の江口でございます。  再質問にお答えをいたします。  長期的な事業でございます。で、特に有利になるような合併特例債さらにそういう国県支出金等、積極的にとってまいりたいというふうに考えております。具体的な、今どうするという部分の数字は、まだ不透明でございます。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)合併特例債等々有利というんですけど、単費の持ち出しは幾らかちゅうことと、きちっと後で財源構成について資料をいただけますか。それで次に移りますので。いいですかね。いいですか。はい、じゃあそういうことで。  次の質問。国の進める入院時の食費の引き上げで、大体九百六十八万四千円あれば十分その分ですね、負担をふやさなくて済むと。で、財政調整基金も五十億を超すわけですから、市長、九百六十八万四千円の助成ができない理由は何ですかね。 ◯議長(中島孝行君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)国のほうで、全国で統一した国民健康保険制度の食事の入院負担金の二十八年度に百円引き上げることを助成した場合、カバーした場合で九百万ぐらいですね。三十年度にもう百円上げるものですから、三十年度の時点ではもう倍ほどかかるということです。  一応財政調整交付金ということを財源に、それを補助しようということは現在のところ考えておりませんでして、国保自体は今赤字決算ですので、毎年一般会計から支出金として赤字補填を一億近くいただいているというふうな状況でございます。この補助のほうは現在のところ考えておりません。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)そのくらいの助成しても当然だと。さっきから何遍も言うように、五十億を超す基金もあるわけですから。要望して、次に移ります。  妙見荘の民間委託についてですね、先ほど初回の答弁で、利用者の利便性がむしろ高くなるというふうに言ってるんですけど、その根拠は何を指して言うんですか。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)総務課長の永野です。  用松議員の再質問にお答えいたします。  昨今の入所者の高度化するニーズなどに対応するために、民間事業者の持つですね、力を活用することで、多様なサービスということで医療との連携だとかそういった部分、民間ならではの高度なサービスが提供できるというふうにも考えております。  ただ単に、財政が悪くなったというだけではなくて、そういった今後の入所者に対するサービスですね、サービスの向上、この辺も一つの理由として含まれております。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)先行的にやられた小菊療の民間売却もそうですけども、やっぱり利潤第一主義になれば、例えば食費の面とかいろんな身の回りの用品とか、少しでも節約しようということになれば、条件が切り下がるちゅう懸念は全然持たなくてもいいんですか。  とめちょってよ。 ◯議長(中島孝行君)総務課長。 ◯総務課長(永野直行君)経費の削減というよりもですね、やっぱり介護保険制度がどんどん改正されておりまして、先ほども答弁申し上げましたように、四月より新たな加算制度を取り入れた場合でも、もう八月には三月時点よりも加算して制度を追加した場合でもですね、三月時点でマイナスに転じるということで、今後そういったサービス、いろんな加算をつけたサービスをしても厳しくなるという状況です。  以上です。 ◯議長(中島孝行君)用松律夫君。 ◯十三番(用松律夫君)最後、正規の職員は、市の職員ですから解雇されることはないんですけど、非正規の職員は今、日額七千円ですから、月額にして十七万五千円が払われてる。ところが民間の施設で働かざるを得ないときは十五万円に下がると。パートの人は今八百七十五円もらってるけども、民間に移らざるを得なくなったら、七百六十四円に下がるんですけど、そういう職員の労働賃金が下がることについてはどうお考えですか。 ◯議長(中島孝行君)もう時間になりましたので。  以上で用松律夫議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申し出がありますので許可します。  議会事務局長 加藤義人君。 ◯議会事務局長(加藤義人君)皆様、大変お疲れさまでございます。事務局長の加藤でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は、明日六月十日の午前十時までとなっております。議案質疑は、通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑は控えると内規及び先例に規程しておりますので御注意ください。  以上でございます。 ◯議長(中島孝行君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。              散会 午後四時二十一分 宇佐市議会...