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2014年06月18日 平成26年第2回定例会(第3号) 本文
2014年06月18日 平成26年第2回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2014-06-18
    2014年06月18日 平成26年第2回定例会(第3号) 本文


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    2014年06月18日:平成26年第2回定例会(第3号) 本文 (318発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (三日目)              開議 午前十時〇〇分 ◯副議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  先ほど、議長より欠席の届け出がありましたので、地方自治法第百六条第一項の規定により、副議長の私が議長の職務を行います。御協力をお願いします。  ただいま出席議員は二十五名で、地方自治法第百十三条の規定数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十六年第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯副議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(平成二十六年六月十八日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨       │ 答弁を求 ┃ ┃      │                         │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、公益社団法人宇佐市シルバー人材センター    │担当部課長 ┃
    ┃辛島光司君 │  について                   │      ┃ ┃      │ (1) 『自主・自立・協働・共助』を基本理念とし、 │      ┃ ┃      │   地域社会に大変貢献していただいている。   │      ┃ ┃      │   この十年間の会員数や売上高等の推移をど   │      ┃ ┃      │   のように捉えているのか。          │      ┃ ┃      │ (2) 公共団体からの受注金額・売上高に占める   │      ┃ ┃      │   割合について、どのように捉えているのか。  │      ┃ ┃      │ (3) この度の補正予算で「地域人づくり事業」   │      ┃ ┃      │   として約三百万円が計上されている。その   │      ┃ ┃      │   他、宇佐市として今後どのような支援を検   │      ┃ ┃      │   討しているのか。              │      ┃ ┃      │二、東九州自動車道開通後の他県・他市との交    │〃     ┃ ┃      │  流について                  │      ┃ ┃      │ (1) 開通は近隣自治体との連携に大きく寄与す   │      ┃ ┃      │   る。宇佐市スポーツ推進計画の各種施策を   │      ┃ ┃      │   推進するにあたり、各スポーツ施設の充実   │      ┃ ┃      │   が急がれると思うが。            │      ┃ ┃      │ (2) また、この期を捉え、近隣自治体の小中学   │      ┃ ┃      │   校に修学旅行で訪れていただけるように観   │      ┃ ┃      │   光施設のハード面の整備と同時に、近隣自   │      ┃ ┃      │   治体との連携を探っていくべきだと思うが。  │      ┃ ┃      │三、子育て環境について              │〃     ┃ ┃      │ (1) 四月からの消費税八%導入に際し、子育て   │      ┃ ┃      │   世代の影響緩和策として「子育て世帯臨時   │      ┃ ┃      │   特例給付金」(対象児童一人つき一万円)の  │      ┃ ┃      │   支給が六月より開始されている。申請の出   │      ┃ ┃      │   足状況はどうか。              │      ┃ ┃      │ (2) 十一月二十八日の締め切りであるが、今後、  │      ┃ ┃      │   多くの世帯に申請していただくための方策   │      ┃ ┃      │   は。                    │      ┃ ┃      │四、入札制度について               │〃     ┃ ┃      │ (1) 現在、最低制限価格は公表されているが、   │      ┃ ┃      │   事業に対しての積算をする必要はないのか。  │      ┃ ┃      │ (2) 県内・九州内・全国での事後公表の取り組   │      ┃ ┃      │   み(試行を含む)状況は。          │      ┃ ┃      │五、地方公務員のあるべき姿について        │〃     ┃ ┃      │ (1) 昨年の参議院選挙において、公職選挙法違   │      ┃ ┃      │   反。つい先般の地方公務員法違反。今後、   │      ┃ ┃      │   どのように公務員としての倫理観の熟成を   │      ┃ ┃      │   図っていくのか。              │      ┃ ┃      │ (2) 通例に則し、年明けに「地方公務員の服務   │      ┃ ┃      │   規律の確保について」が総務大臣より送付   │      ┃ ┃      │   されると思う。今年度は、これまで以上の   │      ┃ ┃      │   周知徹底が必要だと思うが。         │      ┃ ┃      │ (3) 「広報うさお知らせ版」十二月二十日号にお  │      ┃ ┃      │   いて、政治家に関しての禁止事項を掲載し   │      ┃ ┃      │   ている。現状を鑑みて、公務員の“本来あ   │      ┃ ┃      │   るべき姿”や“禁止事項”も掲載するべき   │      ┃ ┃      │   だと思うが。                │      ┃ ┃      │六、宇佐市の広報戦略について           │〃     ┃ ┃      │   双方向のコミュニケーションの強化にお    │      ┃ ┃      │  いて、“フェイスブック”や“ツイッター”   │      ┃ ┃      │  の活用をどのように推進しているのか。ま    │      ┃ ┃      │  た、登録者数などの現況は。          │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃十一番   │一、消防署の装備計画について           │消防長   ┃ ┃加来栄一君 │ (1) 各消防団にIP無線の導入が必要では。    │      ┃ ┃      │ (2) 防災士の制服を作る計画と増員の予定は。   │      ┃ ┃      │ (3) 有床病院施設や小規模介護施設の防火管理   │      ┃ ┃      │   の状況は。                 │      ┃ ┃      │二、宇佐市のめざす教育と教師の資質について    │      ┃ ┃      │ (1) 全国学力テストの結果公表は前向きに確実   │      ┃ ┃      │   にすべき。                 │      ┃ ┃      │ (2) 教師の服務規律はどの様に指導しているか。  │      ┃ ┃      │ (3) 重い病気の生徒に対し支援員を追加すべき   │      ┃ ┃      │   と発症した時の責任は。           │      ┃ ┃      │ (4) 給食の時間が短いのではないか。       │      ┃ ┃      │ (5) 教師のAEDやアレルギーの対処訓練は出   │      ┃ ┃      │   来ているか。                │      ┃ ┃      │ (6) 小中学校の体力づくりは、どのように取り   │      ┃ ┃      │   組んでいるか。               │      ┃ ┃      │ (7) 教育委員会室の配置や案内板を再考しては   │      ┃ ┃      │   どうか。                  │      ┃ ┃      │三、職員の管理指導について            │総務部長  ┃ ┃      │ (1) 綱紀粛正と信賞必罰をもっと明確にすべき。  │      ┃ ┃      │ (2) トリプルAの挨拶が出来ていない。      │      ┃ ┃      │ (3) 病欠など長期の職員の病院や家庭を訪問し   │      ┃ ┃      │   ているのか。                │      ┃ ┃      │ (4) 朝礼やミーティングはどの位おこなわれて   │      ┃ ┃      │   いるか。                  │      ┃ ┃      │ (5) 上司は部下に遠慮なく管理指導をすべき。   │      ┃ ┃      │四、宇佐平和資料館について            │教育委員会 ┃ ┃      │ (1) わかりやすい大きな看板が必要では。     │社会教育課長┃ ┃      │ (2) 少額でも良いが入場料をいただくべき。    │      ┃ ┃      │五、企業誘致について               │産業課長  ┃ ┃      │ (1) 3Dなどの物造りのプロジェクトチームを   │      ┃ ┃      │   作るべき。                 │      ┃ ┃      │ (2) 地元のベンチャー企業への支援は。      │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、自然景観を活かした観光振興について      │市長    ┃ ┃河野睦夫君 │ (1) 自然豊かな景観を活かした九重町の「“夢”  │担当部課長 ┃ ┃      │   大吊橋」のように、「空中都市観光・宇佐の  │      ┃ ┃      │   マチュピチュ」といった壮大な夢のある観   │      ┃ ┃      │   光戦略を考えてはどうか。          │      ┃ ┃      │ (2) 両合棚田の景観保全について、現状と対策   │      ┃ ┃      │   は。                    │      ┃ ┃      │二、学校教育について               │〃     ┃ ┃      │ (1) 体力向上の取り組みにつて、現状と課題は。  │      ┃ ┃      │ (2) 「土曜授業」についての市教委の考えは。   │      ┃ ┃      │三、健康増進について               │〃     ┃
    ┃      │ (1) 「健康チャレンジ」の成果は、また今後の課  │      ┃ ┃      │   題は。                   │      ┃ ┃      │ (2) 先般実施された「チャレンジデー」の結果   │      ┃ ┃      │   と反響は、また、来年度へ向けての課題は。  │      ┃ ┃      │四、介護予防事業について             │〃     ┃ ┃      │ (1) 認知症予防の取組状況及び課題は。      │      ┃ ┃      │ (2) 高齢者ふれあいサロンの設置状況と今後の   │      ┃ ┃      │   課題は。                  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、学校、教育に関して              │市長・教育長┃ ┃後藤竜也君 │ (1) 土曜日授業に関して、どのような方針、見   │担当部課長 ┃ ┃      │   解か。                   │      ┃ ┃      │ (2) 児童、生徒向けに水難事故を未然に防ぐ為   │      ┃ ┃      │   の教育をしてはどうか。           │      ┃ ┃      │ (3) 道徳教育推進教師を配置してどのように変   │      ┃ ┃      │   わったか。                 │      ┃ ┃      │ (4) 友達間でのSNSを介した問題はないか。   │      ┃ ┃      │   また、どのような指導をしているか。     │      ┃ ┃      │二、子育てに関して                │市長    ┃ ┃      │ (1) 子育て=親の都合や視点、がクローズアッ   │担当部課長 ┃ ┃      │   プされ、子供をどのように育てるべきかと   │      ┃ ┃      │   いう視点、子供の将来、十年後、二十年後   │      ┃ ┃      │   の視点が欠けているのではないか。      │      ┃ ┃      │ (2) 子育てに関するアンケート結果を受けての   │      ┃ ┃      │   見解、今後の対応は。            │      ┃ ┃      │ (3) 市内に居住する子供の所在確認、また、虐   │      ┃ ┃      │   待事案の対応はどのようになっているか。   │      ┃ ┃      │三、防災、災害対策に関して            │市長    ┃ ┃      │ (1) 宇佐市に於いて、最も警戒すべき災害は豪   │担当部課長 ┃ ┃      │   雨による土砂崩れ、河川の氾濫だと思うが、  │      ┃ ┃      │   自主防災組織との連携、非常時の際の対応   │      ┃ ┃      │   準備は為されているか。           │      ┃ ┃      │ (2) 市役所本庁自体が河川氾濫の際の危険箇所   │      ┃ ┃      │   だと思うが、どのように考えているか。    │      ┃ ┃      │ (3) 危険ため池の管理はどのように為されてい   │      ┃ ┃      │   るか。                   │      ┃ ┃      │四、多目的(レセプション)ホールの設置、宿    │市長    ┃ ┃      │   泊施設に関して               │担当部課長 ┃ ┃      │ (1) ホール建設の際の優遇措置を定めた条例が   │      ┃ ┃      │   設置されたが、その後の状況は。       │      ┃ ┃      │ (2) 市として、二百名以上を収容出来る会場が   │      ┃ ┃      │   無いという事態を重く受け止め、解決に向   │      ┃ ┃      │   けて、主体的に取り組むべきでないか。    │      ┃ ┃      │ (3) 市内の宿泊施設(かんぽの郷)の現況と今   │      ┃ ┃      │   後の展望について問う。           │      ┃ ┃      │五、企業誘致に関して               │市長    ┃ ┃      │ (1) 現在の状況は。               │担当部課長 ┃ ┃      │ (2) 地域間競争に勝つためにも際立った優遇策   │      ┃ ┃      │   を実施してはどうか。            │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛  まず、七番 辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)皆さん、おはようございます。一般質問二日目、朝の一番手、七番 辛島です。  今回は、六項目について質問いたします。  まず一項目め、公益社団法人宇佐市シルバー人材センターについて。  一点目、「自主・自立・協働・共助」を基本理念とし、地域社会に大変貢献していただいている。この十年間の会員数や売上高等の推移をどのように捉えているのか。  二点目、公共団体からの受注金額。売上高に占める割合について、どのように捉えているのか。  三点目、このたびの補正予算で、地域人づくり事業として約三百万円が計上されています。このほか宇佐市として、今後どのような支援を検討しているのか、お伺いいたします。  二項目め、東九州自動車道開通後の他県、他市との交流について。  一点目、開通は近隣自治体との連携に大きく寄与する。宇佐市スポーツ推進計画の各種施策を推進するに当たり、各スポーツ施設の充実が急がれると思うが。  二点目、また、この機を捉え、近隣自治体の小中学校に修学旅行で訪れていただけるように、観光施設のハード面の整備と同時に、近隣自治体との連携を探っていくべきだと思うが。  三項目め、子育て環境について。  一点目、四月からの消費税八%導入に際し、子育て世代の影響緩和策として、子育て世帯臨時特例給付金、対象児童一人につき一万円の支給が六月より開始されている。申請の出足状況はどうか。  二点目、十一月二十八日の締め切りであるが、今後、多くの世帯に申請していただくための方策をお聞きします。  四項目め、入札制度について。  一点目、現在、最低制限価格は事前公表されていますが、事業に対しての積算をする必要はないのか、お伺いします。  二点目、県内、九州内、または全国での事後公表の取り組み、試行を含む状況をお聞きします。  五項目め、地方公務員のあるべき姿について。  一点目、昨年の参議院選挙において公職選挙法違反、つい先般の地方公務員法違反、今後どのように公務員としての倫理観の熟成を図っていくのか。  二点目、通例に即し、年明けには地方公務員の服務規律の確保についてが、総務大臣より送付されてくると思いますが、今年度はこれまで以上の周知徹底が必要だと思うが、お聞きします。  三点目、広報うさ(お知らせ版)十二月二十日号において、政治家に対しての禁止事項を掲載している。現状を鑑みて、公務員の本来あるべき姿や禁止事項等も掲載するべきだと思うが、お聞きします。  六項目め、宇佐市の広報戦略について。  双方向のコミュニケーションの強化において、フェイスブックやツイッターの活用をどのように推進しているのか。また、登録者数などの現況をお尋ねします。  以上、第一回目、よろしくお願いいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)それでは、辛島光司議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  七番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  六項目め、宇佐市の広報戦略についてでありますが、本市では、市民との信頼関係の構築や全国へ魅力を発信するための指針といたしまして、平成二十三年度より広報戦略プランを策定し、さまざまな取り組みを行っております。本年度は、従来の広報紙やホームページによる情報発信に加えまして、映像により市内の観光地や伝統行事のPR、イベントなどのライブ中継を行うインターネット放送局を設置し、七月から配信できるよう準備を進めているところであります。  このうち、フェイスブックなどのソーシャルメディアについては、いつでもみずからの意思で情報発信を行い、その情報の受信者側とコミュニケーションをとることができるため、若者を中心に幅広い世代で利用されております。こうした状況を踏まえ、観光まちづくり課や図書館でフェイスブックの活用を行っております。  議員お尋ねの登録者数に当たるものは、フェイスブック上に掲載した記事や写真などを見て興味を持ったときや友達に勧めたいときなどに押される「いいね!」ボタンの数と思われますが、現在、観光まちづくり課の観光情報に千九十六人、フィルムコミッションに七百四十三人、図書館に百十五人の方々から、「いいね!」ボタンを押していただいており、市内で行われるイベントなどの情報を配信いたしております。  今後とも多様化する情報媒体のサービスを効果的に活用いたしまして、多くの方々にタイムリーな情報発信ができるよう取り組んでまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの東九州自動車道開通後の交流についての一を教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。  七番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、東九州自動車道開通後の他県、他市との交流についての一点目、開通は近隣自治体との連携に大きく寄与する、宇佐市スポーツ推進計画の各種施策を推進するに当たり、各スポーツ施設の充実が急がれると思うがについてですが、市では中長期的なスポーツ基本計画として、昨年三月に宇佐市スポーツ推進計画を策定いたしました。その計画に沿って、平成三十三年度までに目標達成するよう、各種施策の実施に向け、取り組んでいるところであります。そのため、本年四月にスポーツ関係団体や市民代表、学識経験者、行政職員等で構成する宇佐市スポーツ推進協議会を発足させ、スポーツ施設の充実を初めとする各施策について推進を図っているところであります。  現在、各スポーツ施設の具体的な整備計画を取りまとめるコンサルタント業務を既に発注しており、その原案をもとに、庁内の検討委員会や宇佐市スポーツ推進協議会で検討を重ね、今年度中に全体計画や概算経費を盛り込んだスポーツ施設整備計画を策定することといたしております。来年度以降、この計画が着実に実施されるよう、宇佐市スポーツ推進協議会とともに推進を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、一項目めの宇佐市シルバー人材センターについてと、二項目めの東九州自動車道開通後の交流についての二を経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)皆さん、おはようございます。経済部長の山本でございます。  七番 辛島議員の一般質問にお答えします。  一項目め、公益社団法人宇佐市シルバー人材センターについての一点目、この十年間の会員数や売上高等の推移をどのように捉えているかについてですが、宇佐市シルバー人材センターは、平成四年に、高齢者が健康で意欲と能力のある限り、年齢にかかわりなく働き続けることができる生涯現役社会を実現するため、多くの高齢者に対し、就業機会の確保、提供を行うことを目的に設立されました。  平成二十五年度末の会員数は四百七十一名と県内で二番目に多く、六十歳以上の人口に対する入会者の割合は二%と県内最高となっております。  センター設立後、会員数や契約金額は順調に増加傾向にありましたが、会員数においては平成二十二年度をピークに、最近では若干の減少傾向にあります。これは、設立当初からの会員の高齢化による脱退や六十五歳まで定年が延びたことによる若い入会者の減少が考えられます。また、契約金額につきましても、平成二十一年度から減少傾向にありますが、これは先ほどの会員数の減少や受託方式の変更、景気動向などさまざまな要因が関係していると分析しています。  次に二点目、公共団体からの受注金額、売上高に占める割合について、どのように捉えているのかについてですが、平成二十五年度の当センターに委託している庁舎管理業務等、公共団体からの受注契約額は、派遣業務を含めますと三八・二%となっています。県内では四〇%を超える市もありますが、県内の平均は三二・五%ほどとなっており、決して少ないものではないというふうに捉えております。しかし、今後のセンターの体質強化、発展のためには、民間のみならず、公共団体からの仕事の増加が欠かせないことも認識しております。  次に三点目、このたびの補正予算で地域人づくり事業として約三百万円が計上されている、その他宇佐市として今後どのような支援を検討しているのかについてですが、進行する人口減少社会において、労働力人口も減少する中、地域が活力を維持するためには、高齢者の社会参加が非常に重要であります。このたび、シルバー人材センターに委託する予定の地域人づくり事業につきましては、新たな会員を掘り起こす就業機会の拡大と、新たな仕事を掘り起こす就業場所の拡大、さらに会員に対して各種講習会を行う人材育成、高齢者の就労、社会参加等を促し、地域の課題解決につなげると同時に、センターの体質強化を図るものでございます。また、その他の支援策につきましては、センターの運営費の支援継続や、センター独自事業に対する支援などを積極的に行っていきたいと考えております。  続きまして二項目め、東九州自動車道開通後の他県、他市との交流についての二点目、この機を捉え、近隣自治体の小中学校に修学旅行で訪れていただけるよう、観光施設のハード面の整備と同時に、近隣自治体との連携を探っていくべきについてですが、東九州自動車道の開通はもちろんのこと、来年度開催される日本最大の観光宣伝「おんせん県おおいたディスティネーションキャンペーン」や宇佐神宮勅使祭に向け、本年度は四日市インターチェンジ入り口付近を初めとした観光案内版の整備や既存の観光トイレの改修などに力を注いでまいります。また、家族旅行村エリア施設のリニューアルや岳切渓谷キャンプ場の再整備など観光施設の大規模改修も順次行っていく計画であり、一般観光客の誘客はもちろんのこと、修学旅行の誘致にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。特に安心院グリーンツーリズムについては、既に修学旅行や体験学習などの教育旅行において、年間で延べ八千名近くの生徒にお越しいただいている実績がありますので、今後一層、誘客に努めてまいります。  なお、そうした取り組みの中で、宇佐市単独ではどうしても宣伝活動に限界があり、また宿泊施設についても絶対数が不足しておりますので、豊の国千年ロマン観光圏や九州周防灘地域定住自立圏などと連携を深めながら、大分県北地域の観光誘客促進を図っていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。
    ◯副議長(佐田則昭君)次に、三項目めの子育て環境についてを福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の土居です。  七番 辛島議員の一般質問にお答えします。  三項目め、子育て環境についての一点目、子育て世帯臨時特例給付金の申請の出足状況についてでございますが、子育て世帯臨時特例給付金は、平成二十六年一月分の児童手当を受給している方で、平成二十五年の所得が児童手当の所得制限限度額に満たない方から、臨時福祉給付金及び生活保護制度の被保護者に該当する場合を除く方を対象に、児童一人につき一万円を給付するものです。これまで、広報うさ、ホームページ、チラシ等により制度の周知を図りました。また、漏れのないよう確実に申請していただくため、例年行っている六月の児童手当現況届の送付時にチラシや申請書等を同封し、六月二日から申請の受け付けを開始したところです。申請の状況につきましては、六月十二日現在で対象世帯約五千世帯のうち、二千世帯以上の申請があり、順調に推移しているものと考えております。  二点目、十一月二十八日の締め切りであるが、今後、多くの世帯に申請していただくための方策についてですが、平日に申請に来れない方には六月二十二日、二十九日の日曜日に午後一時から午後五時まで、また六月二十三日から二十七日まで、及び三十日は午後八時まで窓口を開き、児童手当の現況届と合わせて申請の受け付けを行います。今後は広報によるお知らせ及び児童手当の現況届と合わせて、未申請の方には電話等により申請の勧奨を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)最後に、四項目めの入札制度についてと、五項目めの地方公務員のあるべき姿についてを総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)皆さん、おはようございます。総務部長の稲積です。  七番 辛島議員の一般質問にお答えします。  まず四項目め、入札制度についての一点目、現在、最低制限価格は公表されているが、事業に対しての積算をする必要はないのかについてですが、原価割れ発注の防止、工事の適正な施工の確保、下請業者へのしわ寄せや労働条件の低下を防止する目的で、宇佐市では平成十八年度から独自の算定式での最低制限価格制度を導入しています。しかしながら、入札金額が最低制限価格より一円でも下回れば無効となるため、最低制限価格の根拠が重要になってきたことと、中央公共契約制度運用連絡協議会モデルの算定式の引き上げの見直しなどを受けて、平成二十一年度から同モデルの算定式を採用して事前公表を行っています。事業ごとに最低制限価格を積算する必要性については、現在も業者は適正に積算を行って入札をしていると考えております。  二点目、県内、九州、全国での事後公表の取り組み(施工を含む)状況はについてですが、国が行っている入札契約適正化法等に基づく実施状況調査によりますと、平成二十四年九月一日現在で大分県内の市町村につきましては、事後公表九団体、事前・事後の併用二団体、事前公表六団体、非公表または原則非公表が一団体となっています。九州につきましては集計されたデータはありませんが、全国の千七百二十二市区町村につきましては、低入札価格調査制度のみ導入しているのは百三十八団体で八・〇%、低入札価格調査制度及び最低制限価格制度を併用しているのは四百七十五団体で二七・六%、最低制限価格制度のみを導入しているのは八百七十七団体で五〇・九%、いずれの制度も導入していないのは二百三十二団体で一三・五%となっております。また、最低制限価格を導入している千三百五十二団体につきましては、事後公表は六百五十団体で四八・一%、事前・事後の併用は三十七団体で二・七%、事前公表は百七十九団体で一三・二%、非公表または原則非公表は四百八十六団体で三五・九%となっています。  次に五項目め、地方公務員のあるべき姿についての一点目、今後どのようにして公務員としての倫理観の熟成を図っていくのかについてですが、昨年の公職選挙法違反及び先般の地方公務員法違反については、まことに遺憾であり、市民の皆様並びに議員の皆様に大変申しわけなく思っています。職員は何より、職務執行の公正を確保するとともに、全体の奉仕者として市民の信頼の確保に努めなければなりません。一度失墜した信用を回復することは容易なことではありませんが、昨年、そして先般の事件を職員一人一人が自分のこととして真摯に受けとめ、各職場及び市役所全体が一丸となって、不祥事は絶対に起こさない、起こさせないという強い決意で、本当に市民の皆様から信頼される市役所となるよう努めてまいりたいと考えています。  二点目、地方公務員の服務規律の確保についてが総務大臣より送付されると思う、今年度はこれまで以上に周知徹底が必要についてですが、国政選挙や統一地方選挙が行われるたびに、総務大臣より公務員の服務規律の確保についての通知が発せられます。職員に対しては、その都度、公職選挙法に規定する公務員等の地位利用による選挙運動の禁止など、法令遵守及び服務規律の確保について知らしめているところでありますが、公務員の政治的中立性に対する疑惑を招くことのないよう、今後はより一層、周知徹底を図ってまいりたいと考えています。  三点目、広報うさにおいて、公務員の本来あるべき姿や禁止事項も掲載するべきについてですが、十二月二十日号において政治家と有権者との禁止事項等を掲載しています。これは、選挙啓発活動の一環として広報うさを活用して、広く市民に啓発活動を行っているものであり、お歳暮や年賀状の時期に合わせたものであります。当然のことながら、公務員と事業者等との間で制限されている行為もあります。広報紙を活用してお知らせするのも一つの手段とは思いますが、職員が高い倫理観と強い意思を持って行動すれば対処できることから、現時点では考えておりません。職員に対しては、庁内報などを活用して公務員倫理の周知徹底に努めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)それでは順次、再質問を行っていきたいと思います。  まず一項目め、公益社団法人宇佐市シルバー人材センターについてであります。宇佐市において、以前、人材センターさんにお願いしていた仕事で、現在お願いしていないような仕事、職種等、もしあって、わかれば教えていただけますか。 ◯副議長(佐田則昭君)商工振興課長 江口弘和君。 ◯商工振興課長(江口弘和君)商工振興課長の江口でございます。  再質問にお答えをいたします。  今、シルバー人材センターで発注できる業務というのは、草刈りであったり、清掃、消毒、給食配送、看板設置、庁舎管理の委託等々でございます。で、先般、二十四年にですね、大分労働局の指導監査によりまして、請負業務と派遣業務ということで指摘を受けましたので、派遣に変わったのが、センターの配送業務と焼却センターの灰の運搬業務という二件が派遣というふうに移行しております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)答弁の中で、四百七十一名で、県内で二番目に多い、六十歳以上の人口に対する入会者の割合は二・〇%、県内最高と。これに対して、公共の仕事が県内の平均よりも上回っているということなんですけど、人口六十歳以上の割合に対しては県内最高なので、それに対して平均を上回っていればいいというのは、いささか目標が低いのかなと私、感じました。頑張ろうとしていただいている団体があって、それはもちろん市もお願いしているところもあるんでしょう。その多くの方が生きがい、健康、労働人口の確保等の観点からも大変重要になってきます。組織が充実していくために、今回、補助金も出すと。それに伴って、市がどう、また協力体制を今後、良好な関係の上でつくり上げていくか。これに対して、課長自身が今考えている今後に対しての意欲等あれば、教えてください。 ◯副議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(江口弘和君)再質問にお答えをいたします。  議員指摘のとおり、答弁でもお答えしたとおり、センターの体質強化、発展というためには、民間のみならず公共の仕事の増大というのは欠かせないものと認識しております。まずは、今回提案している地域人づくり事業が承認されれば、着実に実行する中で就業開拓員等を配置いたしまして、高齢者の就業について会員の掘り起こしをやるとか、就業機会を拡大するとか、さらに人材育成を行いながら、シルバーセンターの体質強化も図っていきたいということであります。  あわせまして、庁内で、受注可能な業務につきまして積極的にシルバー業務を紹介していきたい。さらに、支援費といたしまして、二十一年度から国のほうが縮小されたという部分がありますが、この運営費の維持についても、継続を支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)以前、都市計画課に公園の管理の資料を出していただきました。それで、こういった都市公園等の管理も、手がなかなか行き届いていないというところもあろうかなと。限られた職員の中で恐らく管理されている部分もあるんでしょうし。また、今後、こういう分野でも、各課、それこそ先ほど課長おっしゃったように、可能な仕事というのがあろうかと思います。まだ課長が全部把握していないのもあろうかと思いますんで、今後、各課連携のもとで、全庁挙げて、できることは考えていってほしいなと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、二項目め、修学旅行についてですけれども、資料をいただきました。グリーンツーリズムに主に教育旅行として来ていただいているということで、これがほとんど、どうなんですか、福岡県と近畿地区、中国地区も割とありますかね。全体的な動向はどういうふうにまとめていらっしゃるのか。 ◯副議長(佐田則昭君)安心院支所産業建設課長 岸田雅彦君。 ◯安心院支所産業建設課長(岸田雅彦君)安心院支所産業建設課長の岸田です。  再質問にお答えいたします。  修学旅行、それから体験学習等の動向ということなんですが、修学旅行については中国地方、主に広島県が平成二十年ぐらいからふえてきております。それから、九州でいうと福岡等については、ほとんどが体験学習ということでやってきております。  以上、そういうことでございます。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)宇佐神宮の勅使祭に間に合うように、昨日も説明ありましたように、観光資源のブラッシュアップを今、宇佐市も大変盛んにやっております。平和資料館ですか、仮称でしたっけね、それもまた何年かのうちにできてきます。もちろん平和学習をしていただきたい目的でありましょう。そういったことからも、ハード面も今から宇佐市において続々とやっていくということでありますので、今後、東九州自動車道が通れば、小学校も恐らくバス移動もありますよね、きっと、修学旅行というのはですね。ですのでその辺も、宿泊施設の充実といっても、それはなかなか市が直接できる部分とできない部分もあると思いますので、できる範囲で、この県北連携と書いてありますので、中津、高田それぞれとも連携をとりながら、東九州自動車道開通後の修学旅行の取り込み、観光、一般客ももちろんですけどね、その中で修学旅行についても受け入れられる体制づくりも踏まえてですね、しっかりやっていってほしいなと。  他市との連携を今から、営業と言ったらおかしいですけど、そういうお話をし始めないとなかなか、恐らく来てほしい自治体はいると思いますので、連携を持てる自治体と連携を探っていくということが大事になろうかと思います。これは、そういったことはどこになるんですかね。これはグリーンツーリズムだけの話やないんで。 ◯副議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長 若山雅敏君。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)観光まちづくり課長 若山です。  お答えいたします。  先ほどの答弁でもございましたように、現在、豊の国千年ロマン観光圏、別府から中津まででつくった広域観光圏でございます。そういったものや、九州周防灘地域定住自立圏、これは高田から福岡県の経済地域の市町村でつくった自立圏でございますが、こういった既にある広域の市町村とですね、連携をとりながら、観光のみならず、そういった修学旅行等についても旅行会社等に積極的にPRしながらですね、誘客に努めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)今現在、豊の国千年ロマン観光圏や九州周防灘地域定住自立圏の中で、こういった修学旅行の取り込み等という議題は話が出ているんでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)お答えいたします。  具体的な修学旅行というふうに限ったものではございません。今、それぞれの市町村の観光資源を磨くことから、それぞれが持ち寄りまして、新たな観光圏の魅力を発信していくところに全力を傾注しているところでございます。それが完成しましたら、そういった商品を持ちまして、先ほど言いましたように旅行業者等に積極的にPRしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)それでは、ぜひ宇佐市からイニシアチブ、リーダーシップをとってですね、修学旅行に対しての取り込みを提案していただいて、今後、推進の旗振り役になっていただきたいなと思います。その上で、宇佐市に対して多くの宿泊者もそうですし、見学者もふえると思いますので、いち早く取り組んでいただきたいなと、他市との連携も含めてですね、お願いしたいなと思っております。  それともう一点、済みません、観光トイレというのは、具体的にどれとどれになるんですかね。教えてもらえますか。 ◯副議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)お答えいたします。  観光トイレは結構ありますもんですから、数例の部分といたしまして、福貴野の滝の展望台、あるいは遊歩道側のトイレであったり、地獄極楽のトイレであったり、下市憩いの広場トイレであったり、龍岩寺駐車場トイレ、あと、八幡駐車場のトイレ等々、かなりの観光施設のトイレがございます。対応といたしましては、今言ったトイレ等を中心に、それ以外の観光施設のトイレにつきましても、随時、修繕等の対応をとっているところでございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)それでは三項目め、子育て環境についてですね。対象世帯五千世帯のうち二千世帯ということは、もう四割近くの申請があっているということですね。私が想像していた以上に多かったんで安心しております。今後も締め切りまで、広報によるお知らせ等、電話等による申請の勧奨も行っていくということなんで、ここまでやれば、希望者はほぼ申請していただけるもんだと思っております。  どうなんですか。これを窓口で申請される方というのはいらっしゃいますか。 ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長 古庄昌彦君。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)子育て支援課長の古庄でございます。  再質問にお答えします。  現在、窓口のほうで申請いただいている方が、先ほど議員おっしゃったように二千世帯ということで、十七日現在では安心院、院内合わせて二千五百十世帯ということでございます。他の市のほうに転出等なさっている方は、郵便でも受け付けをしているという状況でございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)足を運んでもらってですね、申請していただいて、また、そこがいいコミュニケーションをとる場にもなりますので、そういったときにも、貪欲にですね、相手の動向だとか、悩み等あればもちろん相談もそうですけど、何か一つでも感じ取ったり、お話をお聞きするように、また。できていると思うんですよ、できていると思うんですけど、せっかく来ていただいたときに、一声、二声またかけていただいて、良好な関係をつくっていってほしいなと思います。お願いします。  続きまして五項目め、地方公務員のあるべき姿についてでございます。まず最初の答弁について、本当に市民の皆様から信頼される市役所となるよう努めてまいりたいと考えていますと。それはもう、こういうことが起ころうと、起こるまいと、常に努めて、まあ努力はされているんだと思います。でも、しかしまた、こういったことが起きたことも事実であります。だからこれは、今までやってきたこと、通例、慣例、慣習、いろんな言い方がありますけれども、それで防げなかったということになりますし、さらなる具体的な周知徹底、取り組みというものが求められているんだと思うんですね。具体的に、努めるとか図っていくということですが、今までも恐らくやっていることだと思うんで、それ以上に何か議論されてですね、したことがあるのかなと、ちょっとお聞きしたいんですが。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積です。  辛島議員の再質問にお答えします。  議員がおっしゃるとおり、これまでも決して、何も、手をこまねいていたわけではございません。選挙があるたびだとか、年末年始、そういった時期に、いろんな意味で綱紀粛正の通知、そして掲示板を使っての周知徹底を図ってきたところでありますが、実際にこういった事態に至って、本当に申しわけなく思っております。  今後の取り組みとしてでありますが、今回の営利企業、兼業許可の関係でもございましたが、具体的な事例をですね、ずっと挙げて、基準とかも示しまして、職員にそういった何らかの収入があるものの報告をしていただきました。  そうすることによって、自分はこれまで、例えば、いろんなスポーツの団体の役員をしていたとか、それからいろんな謝礼をもらっていた、審判をすることによってとか、そういったものも該当するのかだとか、いろんな問い合わせも総務課のほうに参りました。そうすることによって、双方向で話をする、それから職場でも話をすることによって、いろんなモラル、コンプライアンスだけじゃなくてモラルについてもですね、職場で話し合っていただく、そういった機会をすることによって、職場全体のコンプライアンスに向けての風土ができ上がっていくんじゃないかということです。  地方公務員法の中には服務ということで、職員は公共の利益のために専念しなければならないとあって、信用失墜行為をしたらだめですよとか、守秘義務だとか、ずっといろんな項目があるんですけれども、それを一概に職員が、どんなことをしたらそれに該当するのかというのが、はっきりわかっていない部分もございますので、これから掲示板とかを通じてですね、具体例、これまで実際にこんなことになったときはだめだったんだとかいう、そういった部分も含めまして、事例をより多く具体的に示すことによって、職場の風土をつくり上げていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)答弁にもありますように、市民の信頼を裏切った、失墜した、なくなった、まあ、言葉はいろいろありますけれども、そういう認識であろうと。そこからどうやっていくのかと。失った部分をどうまた信頼回復していくのかいうことがすごく大切になろうかと思います。  私もこれまで地公法や公選法、たびたび取り上げてきました。そのたびに、ルールですね、綱紀粛正、周知徹底という答弁で繰り返されてきました。ごらんのとおり、しかし、こうやって公選法違反、地公法違反。綱紀粛正、周知徹底ができてなかったということになりますので、今後さらなる綱紀粛正をですね、しっかり具体的にできなきゃいけないと。  私、今までいろいろ言ってきました。各課取り入れていただいているPDCAもあります。こういったこともですね、取り入れられると思うんですね。チェック、アクション、改善。まず現状。何がということで、こういうことが起こる背景ですね、背景と課題をまず洗い出すと。それを皆さんで議論していただく。それに対して行動倫理、いろんなことがあるでしょう。それを話して、こうやっていくと。それをチェック、できているのかできていないのか、お互いの監視する部署等、昨日、ありましたけど、もしくは課でやるのか、担当で誰かがやるのか、誰がこういうふうにチェックすると。で、それに対して、こういう事例があった、こういう事例があったと公表して、しっかりそれをどう改善していくのか。これをそのままにしていたら、どう危険性がまたあるのかないのかという、そういった仕組みの中でですね、やっていかないと、なかなか、たんびたんびで綱紀粛正、周知徹底と言うだけじゃ恐らく堂々めぐりのような気がします。  ですので、失ったですね、市民からの信頼を取り戻すためにも、背景、課題をしっかり洗い出して、その後のそれに対応した指導や取り組み内容、綿密な調査を行った上でですね。その中身が私たちには見えませんので、どういった背景でどういった課題で何が問題だったのかという具体的なところがあまり見えません。ですので、そこをまた、しっかり調査していただいてですね、報告していただいて、またその上でいろいろ議論していきたいなと思いますので、そういったことをちょっと、どういうふうな背景かも踏まえてですね、調査していただきたいなと思うんですけど、どうでしょう。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)お答えします。  一番大切なのは、職員の意識改革だと思っております。当たり前のことをきちんとやればということで、ずっとトリプルAの中でも市長も事あるたびに言ってきている分であります。意識改革というのは、行財政改革の中にも研修も含めて掲げております。そういった部分の行財政改革の中の取り組みの一環としてPDCA、チェックをする中で報告を成果として、数値目標とか達成状況とかいうのは、非常に目標設定としてはしずらい部分でございますけれども、浸透していくその度合いというのを各管理職のマネジメントの中で報告を受けていきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)個人的にも、しっかりどういった調査が行われて、何が原因で何をどう改善していくのかということを、また私もお話を伺いたいなと思いますので、しっかりその辺をよろしくお願いいたします。  それと、総務大臣から送られてくるものですね。御丁寧に、地方公務員選挙のたびに送ってきていただいているんですね、きっと、総務大臣からですね。公職選挙法に関することもそうですし、地公法に対しては三十六条を送ってきていただいていると思うんですね。こういったこともしっかり、どのようにこれが行き渡るように周知徹底をされているのか、お伺いします。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)お答えします。  これまでの総務大臣からの通知につきましては、文書それから掲示板で、それから部課長会議、そういった中で周知をしてきたのが実態でございます。先ほども申しましたように、そういった地方公務員法だとか公職選挙法だとか、その項目だけでは周知が不十分だったという、これまでの結果でございますので、より具体的なものを常時掲示板で事例を示すなどして、通常的にそういった研修をしながら、そして、その通知があったときに、さらに、従来にも増して、部課長会議等を通じて徹底していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)お知らせ版にあります、この政治家に対しての禁止事項と、市民の啓発も兼ねて載せているということですね。十二月二十日号。この地公法三十六条にもあります政治的中立ということですね、誰から見ての政治的中立をするのか、担保するのかということで、宇佐市にとっては市民から、そういうふうに判断していただくのが一番いいのかなという私なりの思いで、今回そういった質問と御提案をしたんですけれども。これは、誰がどのように判断するんですか。市民からのあれは関係ないんですか。市民がどう捉えるかというか。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)お答えします。  市民がどう捉えるかということよりも、この十二月の広報自体が、年末それからお正月を迎えるに当たっての有権者と政治家の関係を選挙の制度として周知をするという広報となっておると思っております。市の職員のこういった法令遵守につきましては、内部のいろんな周知方法によって足りるのではないかと考えております。
     以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)私が一番頭にあるのは、地方公務員の政治的中立性に対する疑惑を招き、住民の信頼を損なうことがないようにということなんですね。だから、住民目線が恐らく必要だよというふうなことは言ってあると思うんですね。住民からの信頼を失わないように政治的中立性を担保しなさいよという旨だと私は読み取っているんですね。それで、こういった質問をしているんですけれども。ここで、もちろん答えはできないと思いますので、これは格段の配意をお願いしますということで総務大臣から送られてきています。送られてきてても、こういった状況になっているということを再度しっかりかみ砕いてですね。格段の配意じゃなくて、さらなる格段の配意をしていただきたいなと思っております。  それで、以上、済みません。私、四項目めを飛ばしていましたね。済みません、気づきませんでした。  四項目めに戻って、再質問をいたします。  まず最初の積算、これをしていると考えられるということなんですけど、必要があるのかないのかということです。 ◯副議長(佐田則昭君)契約管財課長 松吉 剛君。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)契約管財課長の松吉です。  事業ごとに積算をするということは、業者にとっては利益が出るかというのを入札前に適正に把握するために、入札ごとに積算する必要性はあると考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)提出する必要はないということですね。提出は必要ないんですね。 ◯副議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)お答えします。  入札の内訳書の提出というのは、現在はやっておりません。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)資料もいただいていますけれども、この近年の傾向、動向というものを、周辺を踏まえてですね。数字は単年度、現在の数字だと思うんですけど、流れを、動向を教えていただけますか。 ◯副議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)お答えします。  平成二十年度と二十四年度の対比で言いますが、大分県内で最低制限価格制度を導入している市町村が十五団体から十八団体と、三団体増加しています。現在、全ての市町村で最低制限価格は導入されております。そのうち、事後公表は七団体から九団体へと二団体の増、事前・事後の併用は〇団体から二団体へ二団体増、事前公表は八団体から六団体へと二団体減、非公表または原則非公表は〇団体から一団体へと一団体増となっております。  全国的には、最低制限価格制度を導入している市町村が、千百九十五団体から千三百五十二団体へと百五十七団体増加しています。そのうち、事後公表は四百六十団体から六百五十団体へと百九十団体の増、事前・事後の併用は〇団体から三十七団体へと三十七団体増、事前公表は二百四十四団体から百七十九団体へと六十五団体減、非公表または原則非公表は四百九十一団体から四百八十六団体へと五団体減となっています。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)その傾向はですね、どういった観点、理由等によるものだと思われますか。 ◯副議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)近年の建設業の経営を取り巻く環境の悪化を受けてですね、例えば、現場の技能労働者の高齢化とか、若年入職者の減少とかいうのがあって、国のほうから通知があっています。通知によりますと、最低制限価格の公表については、特に弊害がある場合は事前公表を見直しなさいということで通知があっています。そういったのがあって、こういう動きになっていると考えています。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)地場企業育成、いろんな観点からもありますけど、企業育成という観点から、これはマッチする制度なんですか、どうなんですか。 ◯副議長(佐田則昭君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(松吉 剛君)昨日も議題に上がりましたけど、建設業界で働く人の賃金の底上げにも最低制限価格というのはつながると思いますので、そういう面で役に立っていると思います。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)それでは、最後の六項目めに移りたいと思います。  「いいね!」のボタン、これはたしか、登録、申請をされている数というのはわかんないんですね。そのページを申請ですね、わかりますか。まあ、いいです。これはまた、後日でも教えていただければ大丈夫ですけど。わかりますか。 ◯副議長(佐田則昭君)図書館長 東原亮一君。 ◯図書館長(東原亮一君)図書館長の東原です。  お答えいたします。  申請の数がですね、現在のところ百二十二ございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)観まちは把握されてますか。 ◯副議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)観光まちづくり課長 若山です。  「いいね!」という部分で申請件数というふうに捉えておりまして、「いいね!」を押すと、次の情報がその方々にどんどん入っていくということでございますので、実際、見られた方についてはかなりの方、これ以上の方が見られているとは思いますが、その辺の把握はまだできておりません。登録というか、「いいね!」ボタンを押すと、次回の発信がその方に行くということでの登録という形でいきますと、先ほどお答えしました千九十六人、これは回答書を書いたときの分でございまして、今現在も若干またふえているところでございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)辛島光司君。 ◯七番(辛島光司君)ほとんど若い世代になりますと、情報をとったり見たり、とりあえず情報にタッチするのがSNSを中心となりますね。私もしょっちゅう拝見していますけれども、多くの市民が参加していただいて、「いいね!」を押していただいて登録してですね、そうすると、その人の友達にまたその情報が流れるわけですね。ですので、これはいろいろお話しましたけど、私たち議会もそうですけど、全庁挙げて、全職員挙げて、市民を巻き込んで、情報発信に努めていくべきだし、していらっしゃると思うんですけれども、その辺なかなか御苦労があるというお話をお聞きしました。市民を巻き込んで、市民の皆さんにも御協力をいただくことですよね。例えば地域づくりのいろんな協力も踏まえてですね、市民の皆さんに御協力のお願いをすることは、職員の皆さんにもぜひ、私個人としてはお願いしてほしいなと思うんですね。それで、情報発信に全庁挙げて、可能な御協力いただける人は、我がことと思ってですね、発信をしていただきたいなと。  これで成功している例は、御存じのように武雄市だと思うんですね、一番の先進地は。あそこは、こういった関係だけでも、相当な研修を年間に受けられていると思ってます。すごくやはり、市民と行政、市民と議会の距離も、あそこは短いと思うんですね。どんどんいいところは吸収してですね、その中から独自性を出していってほしいなと思います。今後の意気込みを、秘書課長がせっかくいらっしゃいますので、お聞きしたいと思います。 ◯副議長(佐田則昭君)秘書課長 永野直行君。 ◯秘書広報課長(永野直行君)秘書課長の永野であります。  先ほど、市長の答弁の中にもありましたように、平成二十三年度から広報戦略プランというものを策定し、さまざまな取り組みをこれまで行ってきました。特に今年度は、既に議員の皆様方にも配付をさせていただいていますが、新たな広報戦略プランを立ててスタートを切ったところであります。  議員御質問のありました、この双方向の情報発信ツール、こういった分は非常に多様化する中、非常に速いスピードで進んでおります。まずはツイッターに始まり、それからフェイスブック、最近はライン。このラインについては世界で四億五千万人が加入しているとかいうような情報も流れておりますが。こういったソーシャルメディアの中でも代表的な部分をですね、うまく複合的に組み合わせながら、これからの情報発信を考えてまいりたいと思っております。今はそういう方向で、内部で検討している最中でございます。こういったものをきちっとうまく市内向け、市外、国外向けに複合的に発信することによって、他市との差別化が図れるような取り組みを行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で、辛島光司議員の一般質問を終結いたします。  次に、十一番 加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)皆様、おはようございます。十一番の加来栄一でございます。  教育委員会の改革が参院を通過し、今、教育が注目されています。二〇一六年にNIEの大会が、大分県で開催されることになっております。  先日、竹富町の教科書の問題が単独採決されました。このことは、圧力に屈することなく自分の決心を変えず、国や県を相手に勝利しました。教科書選定に一石を投じたわけであります。慶田盛安三教育長七十三歳はすごい人だなと私は感じました。アリが象に勝ったようなものだと思います。これは、保護者や地域の後押しと信頼があったと思います。無償でくれる教科書を、あえて自分たちでお金を出して、まずやれることに意義があったと思います。久しぶりに武士を見た気がします。私は、こんなことをする人がまだ日本に残っていたことが非常にうれしいです。合併のときの矢祭町の町長さんを思い出します。本田宗一郎の言葉に「チャレンジして失敗することをおそれるよりも何もしないことをおそれろ」というのがあります。これが新しいことをつくり出していくと思います。  それでは質問ですが、第一に、消防署の装備計画について。  一点目、各消防団にIP無線の導入が必要ではないか。  二番目、防災士の制服をつくる計画と増員の計画の予定は。  三番目、有床病院施設や小規模介護施設の防火管理の状況をお願いします。  二点目、宇佐市の目指す教育と教師の資質について。  第一点目、全国学力テストの結果公表は前向きに確実にすべきである。  二点目、教師の服務規程はどのように指導しているか。  三番目、重い病気の生徒に対し支援員を増加すべきと、発症したときの責任は誰が持つのか。  四番目、給食の時間が短いのではないか。  五番目、教師のAEDやアレルギーの対処訓練はできているか。  六番目、小中学校の体力づくりはどのように取り組んでいるか。  七番目、教育委員会室の配置や案内板を再考してはどうか。  三点目、職員の指導・管理について。  綱紀粛正と信賞必罰をもって明確にすべきである。  二番目、トリプルAの挨拶ができていない。  三番目、病欠などの長期の職員の病院や家庭を訪問しているのか。  四番目、朝礼やミーティングはどのように行われているか。  五番目、上司は部下に遠慮なく管理指導すべきである。  四点目、宇佐平和資料館について。  わかりやすい大きな看板が必要ではないか。  二点目、少額でもよいが入場料をいただくべきである。  五番目、企業誘致について。  一番、3Dのものづくりのプロジェクトチームをつくるべきである。  二番目、地元のベンチャー企業の支援について、お伺いします。  一回目の質問を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)それでは、加来栄一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、消防署の装備計画についての二点目、防災士の制服をつくる計画と増員の予定はについてでありますが、防災士とは自助・共助・協働を原則といたしまして、社会のさまざまな場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを日本防災士機構が認証した人でありまして、これからの防災活動の活性化、そして地域防災力の向上には欠かせない存在と考えております。  現在、宇佐市には、市を通じて防災士資格を取得された方が百五十一人おられますが、地域の防災リーダーとして積極的に活動していただくためには、防災士であることが一目でわかるような装備が必要であると考えております。そのため、ベストや帽子などを支給する方向で検討しているところであります。また、地域防災力の向上や防災活動の活性化には、さらなる防災士が必要だと考えておりますので、防災士がいない地域、自主防災組織につきましては、それぞれの組織で一名以上の防災士の資格取得をお願いしているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの、宇佐市の目指す教育と教師の資質についての一、二、三、四を教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  二項目め、宇佐市の目指す教育と教師の資質についての一点目、全国学力テストの結果公表は前向きに確実にすべきについてですが、調査結果の公表に関しては、文部科学省から、教育委員会や学校が保護者や地域住民に対して説明責任を果たすことが重要である一方、調査により測定できるのは学力の特定の一部分であること、学校における教育活動の一側面であることなどを踏まえるとともに、序列化や過度な競争が生じないようにすることなど、教育上の効果や影響等に十分配慮することが重要であるとの見解が示されています。  これを受けて、大分県教育委員会では、従来の分析結果及び改善方策の公表に加え、新たに市町村教育委員会の同意を得て、市町村ごとの結果や、効果を上げている学校の結果及び取り組みを公表するという方針を示しています。  宇佐市教育委員会といたしましても、学校と家庭、地域が一体となり、学力向上の取り組みを推進することが重要であると考えております。そのためにも地域、保護者や児童生徒の実態を把握した学校長の意見を尊重しながら、大分県教育委員会及び他市町村教育委員会と連携をし、公表については前向きに議論し、決定してまいります。  二点目、教師の服務規律はどのように指導しているかについてですが、教職員には常に高い倫理観が求められているため、服務規律の保持については、繰り返し研修・指導を行っていくことが肝要であります。したがいまして、大分県教育委員会とも連携をしながら、まず年度当初に各学校で服務規律研修計画を立てるよう指導いたしております。この計画に沿って研修を実施し、年間四回の報告書により研修内容や時間、成果や課題を報告するよう義務づけ、確実な研修・指導の実施を通して、服務規律の保持、徹底を図っております。  三点目、重い病気の生徒に対して支援員を追加すべきと、発症したときの責任はについてですが、市費で配置している特別支援教育支援員の役割は、配置された各学校の教職員と連携し、普通学級に在籍する発達障害等のある児童生徒に対して、学習や生活上の支援、介助を行うことであります。重い病気であっても、保護者の就学希望と医師の指導のもと、一定の支援、介助があれば学校生活を送ることができるのであれば、市内の小中学校に就学が可能ですので、教職員の配置状況とバランス、必要な支援、介助内容を見ながら、支援員を適正に配置しているところであります。また、緊急事態の発生に対しては対応マニュアルを作成し、関係機関との連携を図るとともに、教職員には対処内容の周知と訓練を徹底するように校長会等を通じて指導いたしております。
     四点目、給食の時間が短いのではないかについてですが、宇佐市の多くの小学校では約四十分、中学校では約三十分の給食時間をとっております。これは、運搬、配膳、食事、片づけを含めての時間ですので、御指摘のとおり、決して長い時間ではないと思っております。しかし、協力して素早く配膳するための人数や方法などを子供たち自身も考えることにより、ゆとりを持って楽しい雰囲気の中で食事ができるように工夫いたしております。また、入学したばかりの小学校一年生には、六年生が一緒に準備をするなどの取り組みをしている学校もあります。さらに、各学校で作成しております教育課程の食に関する指導の年間計画に基づき、各教科との関連も図りながら食事に関する指導を行っています。学年の発達段階に応じて、好き嫌いせず食べる、残さず食べる、感謝の気持ちを持って食べる等、給食の残菜を減らすための全体指導とともに個に応じた指導も進めております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、一項目めの消防署の装備計画についての一と三を消防長 原田 修君。 ◯消防長(原田 修君)皆様、おはようございます。消防長の原田です。  十一番 加来議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、消防署の装備計画についての一点目、各消防団にIP無線の導入が必要ではについてですが、平成二十五年十二月十三日に、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が公布、施行され、これに伴い、平成二十六年二月七日、消防庁告示第二号で消防団の装備の基準が一部改正されました。この中で双方向の情報伝達が可能な情報通信機器の充実として、トランシーバー等の無線機の配備が打ち出されました。  議員御指摘のIP無線につきましては、携帯通信網のパケット領域を利用した移動体通信で、携帯電話の通話エリアであれば、明瞭な通話ができることが特徴であり、免許も不要な無線機です。中津市消防本部において全国や県内に先駆け、消防団用に百台のIP無線を導入したことが新聞でも報道されたところです。  当消防本部においても今回の装備基準の改正を受け、総務省九州総合通信局に消防団用の無線局について照会をいたしました。その結果、署活系無線、IP無線、デジタル簡易無線、特定小電力トランシーバーの四種類の無線機器が考えられるとの回答を得ました。このことを踏まえ、現在、消防団幹部とも協議し、県下の状況を注視しながら、大規模災害時に有効に機能する双方向通信機器の整備計画を策定しているところであります。  次に三点目、有床病院施設や小規模介護施設の防火管理の状況はについてですが、市内に有床病院施設は二十八施設あります。延べ面積三百平方メートル未満の小規模介護施設はグループホーム、デイサービス等で三十五施設あります。防火管理の状況ですが、収用人員により防火管理者の選任、消防計画に基づいた消火、通報及び避難訓練を実施しています。また、消火、避難訓練につきましては、年二回以上が義務となる施設もあります。ほとんどの施設で訓練等は実施されておりますが、今後とも予防査察等で防火管理の重要性をさらに指導していきたいと考えています。  近年発生したホテルやグループホーム、有床診療所の火災を踏まえ、総務省消防庁において消防用設備等の設置基準の見直し等が行われ、平成二十五年十二月二十七日に消防法施行令が改正され、平成二十七年四月一日から施行されます。この改正は、スプリンクラー設備の設置が、延べ面積二百七十五平方メートル未満の小規模な入所福祉施設にも義務づけられ、自動火災報知設備も、延べ面積三百平方メートル未満の旅館、ホテル等の宿泊施設や入所福祉施設及び有床診療所にも義務づけられました。なお、新設予定の施設につきましては、改正された法令をお知らせいたしていますが、既存の施設につきましては、経過措置として平成三十年三月三十一日までの猶予がありますので、予防査察等で周知していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの、宇佐市の目指す教育と教師の資質についての五、六、七と四項目めの宇佐平和資料館についてを教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)皆さん、おはようございます。教育次長の辛島でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  二項目め、宇佐市の目指す教育と教師の資質についての五点目、教師のAEDやアレルギーの対処訓練はできているのかについてですが、学校ではPTAと連携し、保護者の参加も募りながら、救急救命法の講習会を行っています。その際、宇佐消防署にも講師をお願いし、AEDを使用した心肺蘇生法の実技講習を実施しています。また、食物アレルギー対策訓練については、市教委や県教委で研修会を開催して、緊急時のマニュアルづくりや対処の徹底、特に蜂刺されや食物アレルギーなどによるアナフィラキシーに対する緊急補助注射エピペンの使い方の実技講習を行っております。  六点目、小中学校の体力づくりはどのように取り組んでいるのかについてですが、宇佐市教育委員会の策定した宇佐市体力向上アクションプランに基づき、各学校が体力向上に向けた特色ある一校一実践運動に取り組んでいます。休み時間に一輪車や鉄棒などの遊具を活用する外遊びを奨励したり、授業の初めにサーキットトレーニングをしたりするなど体力向上に向け、運動量をふやす創意工夫した取り組みが各学校にて行われております。特に、昨年度から全児童生徒、全教職員に縄跳びを配布し、休み時間や授業の中で活用することにより、宇佐市全体の基礎体力の向上に向け、取り組んでおります。また、規則正しい生活、食生活が体力向上に関係していることを踏まえ、家庭とも連携し、「早寝、早起き、朝ご飯」運動も一実践として位置づけ、将来の豊かなスポーツライフ、健康づくりにつないでまいりたいと考えております。  七点目、教育委員会室の配置や案内板を再考してはについてですが、教育委員会棟庁舎の玄関入り口及び階段部分には、教育委員会棟の案内として、庁舎内事務所及び会議室等の配置図を設置、玄関を入ると会議開催時間、場所、主管課等を記載する白板が設置されております。また、事務所の入り口には職員名を記載した配置図が設置されており、市民の皆さんが担当課、担当者及び会議室にスムーズに行くことができるように配慮しているところです。また、教育長等への訪問のための事務室内部への入室を希望される方には、一旦、受付で申し出ていただくよう注意事項を掲示しております。  議員御指摘のとおり、教育委員会棟の案内、職員名を記載した配置図は、字が小さく、案内板としては見にくいと思われます。また、会議開催時間、場所、主幹課等を記載する白板は、会議の開催を掲載していない場合もあったと認識しております。案内板については、早々に市民の皆さんが見やすいように改善いたします。また、会議開催の白板については、今後は掲載漏れのないように管理していきたいと考えております。今後、御意見を参考に、改善できるところは改善してまいりたいと考えております。  続きまして四項目め、宇佐市平和資料館についての一点目、わかりやすい大きな看板が必要ではについてですが、宇佐市平和資料館が面した市道の入り口部分と資料館の玄関上に宇佐市平和資料館の看板を設置しております。また、国道などからの誘導については、現時点では案内看板がありませんので、今後、設置する方向で考えています。  二点目、少しでもよいが入場料をいただくべきについてですが、宇佐市平和資料館の主要展示品の一つである映画「永遠の0」の撮影用に製作された零式艦上戦闘機を購入する際には、平和学習等で活用するという目的から、低額で譲り受けることができた経緯があります。しかし、当資料館は宇佐市土地改良区の倉庫を賃借りして開設した仮設の施設であることから、宇佐市平和資料館設置条例で観覧料を無料としております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、三項目めの職員の管理指導についてを総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積です。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  三項目め、職員の管理指導についての一点目、綱紀粛正と信賞必罰をもっと明確にすべきについてですが、先般の地方公務員法違反についてはまことに遺憾であり、市民の皆様並びに議員の皆様に大変申しわけなく思っています。職員の非違行為に対しての懲罰については、宇佐市職員の懲戒処分に関する指針に基づき、その内容に応じ、免職、停職、減給、戒告の処分を行っており、懲戒処分を受けた職員の昇給についても人事院規則に準じて対処しています。  二点目、トリプルAの挨拶ができていないについてですが、トリプルA運動の挨拶は、サービスを提供する市役所職員としては基本的なことであります。職員には着実に浸透してきていると思っていますが、御指摘のように、まだ十分でないという御意見があるのも事実ですので、引き続き管理職みずから率先して声かけをするなど取り組みを推進してまいります。  三点目、病欠など長期の職員の病院や家庭を訪問しているのかについてですが、宇佐市職員の心とからだの健康づくり推進プランに基づきまして、病気休暇が六十日を超える職員については、円滑な職場復帰のために、毎月一回、本人及び家族から療養報告書を提出してもらい、病状や回復状況の把握をしています。その状況に応じ、総務課が窓口となり、所属課とともに家庭訪問や病院訪問を行い、本人及び家族への助言、指導並びに所属課との連絡調整を行っております。  四点目、朝礼やミーティングはどのくらい行われているのかについてですが、朝礼やミーティングの実施状況は把握していませんが、週一回の部長会議、月初めの部課長会議のほか、各部単位での課長会議を毎週開催していますし、給食センターなど現場を有する職場については、職員間でその日一日の業務確認を徹底することを目的に、毎朝、朝礼を実施しております。  五点目、上司は部下に遠慮なく管理指導すべきについてですが、業務を円滑に遂行するためには、上司と部下の良好な信頼関係に基づくコミュニケーションが必要であります。御指摘のように上司が部下を遠慮なく管理・指導することも、この信頼関係を前提として行われるべきだと思います。管理職員の資質の向上を図る取り組みも行っており、新任の係長、課長補佐、課長等については、組織のマネジメント能力等を養うことを目的とした研修等にも参加していますし、部下職員への管理指導は適正に行われていると認識しております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)最後に、五項目めの企業誘致についてを経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  十一番の加来議員の一般質問にお答えします。  五項目め、企業誘致についての一点目、3Dなどのものづくりプロジェクトチームをつくるべきについてですが、最近の技術革新により、通常の紙に平面的に印刷するプリンターに対して、3DCAD、3DCGデータをもとに三次元のオブジェクトを造形する、いわゆる3Dプリンターが開発され、ものづくりの現場に革命を起こす技術として注目されています。  大分県におきましては、今年度より産業科学技術センターに3Dプリンターを設置し、どのような機械なのか、どのように利用することができるのか等について、各企業に説明する講習会を毎週開催しております。また、県内他市においては、産官学による3Dものづくり協議会を発足させたとも伺っております。  宇佐市におきましては、先般六月十日に宇佐市工業連合会において、大分県より3Dプリンターの技術者をお招きし、プリンターのデモンストレーションと今後の活用方法について学んだところでございます。この技術革新はまだ始まったばかりであり、工業用3Dプリンターは非常に高度な技術を必要とし、また、高価なものでありますので、まずは大分県などと連携をし、このような講習会の開催により、知識の習得や普及に努めてまいりたいと考えております。  次に、二点目の地元のベンチャー企業への支援はについてですが、国際競争力が激化する中、地域経済を活性化させるためには、新規性や独創性にすぐれ、地域に根差した事業を実施するベンチャー企業の成長を促し、雇用の受け皿を創出、拡大していくことが非常に重要であります。  そこで、当市といたしましては、課題を抱えがちな起業間もないベンチャー企業の課題解決に資するため、平成二十六年度から県の基金事業を活用した起業支援型地域雇用創造事業の推進に取り組み、現在、四社に対して支援を行っております。  また、平成二十四年度には、新産業の育成と新たな事業分野の開拓を図る中小企業者の生産した新商品を市が随意契約で購入できるトライアル発注制度も創設したところでございます。その他、独創的なアイデアや新技術を有するベンチャー企業などを対象とし、大分県産業創造機構が用意するインキュベート施設でございます、ものづくりプラザへの入居相談や募集の告知を行っています。さらに、技術革新、共同研究等による技術力、生産力の向上を目的に大分大学の協力を得て、市内各企業が交流する産学異業種交流会なども毎年開催しています。  今後も、地域経済の活性化、雇用の拡大のためにも国や県の施策を活用しながら、ベンチャー企業を初め、中小企業の支援を積極的に進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)それでは、順番が多少狂うかもわかりませんが、まず最初に一番から。先ほどのIP無線でございますけど、先日、中津で議員の研修会がありまして、その帰りに私がちょっと消防本部に寄りましたところ、消防長から御説明いただきまして、これはぜひつけるべきだなと直感したんですけど、ここ一、二年にうちに大分県中、全国に波及するんじゃないかと思います。やはり、この前の中津の豪雨のときに消防団と連絡がとれないとか、安否がわからないというようなことで、導入したわけなんですけれども、向こうが七十八分団。こちら宇佐は四十八分団ですよね。本部をつけて百台ぐらいで一千万円。年間が二百万円ぐらいの管理費なんですけど、その特徴としまして、事故、地震とかあった場合に、皆さんがすぐ連絡することが多いんで、通信が途絶えるということがあるんですけど、これは強制的にほかの電波をカットして、これだけが直で行く特徴を持っておりますし、無線の免許も要らない、整備が簡単であるということで、採用したと消防長からお聞きしました。  この会社がまた、特に大分にあるということで、利用するべきじゃないかなと思いました。というのは、大分県で一部上場の会社は大分銀行と小野建だけなんですけど、この会社が一部上場を果たしまして、モバイルクリエイトという会社なんですけど、社長は村井雄司さんという方なんですけど、これは全国的に広がっていくんじゃないかと思います。資料も私、いただいておりますので、消防長にまた後で差し上げますけれども、ぜひ一回、早目に計画してもらいたいと思うんですが、いかがでしょう。 ◯副議長(佐田則昭君)消防長 原田 修君。 ◯消防長(原田 修君)消防長の原田です。  加来議員の再質問にお答えいたします。  議員御指摘のIP無線につきましては、非常に有効な、消防団にとっては手段の一つと思っていますが、二〇一一年の三月十一日、東日本大震災で多くの中継局が損失を受けまして、停波いたしました。それによって、交信が不能となったことがありました。その後、基地局等については耐震性を非常に強化しているということも確認しておりますが、一系統だけの通信方式は、大災害時に電波がとまる停波などの危険性があるため、先ほど申しましたが、IP無線、署活系無線、デジタル簡易無線、特定小電力のトランシーバーなどの組み合わせが大災害時に最も有効に機能するのではないか、また、機能や機種はどれが適しているのか調査研究しながら、使う側でありますところの消防団幹部とも協議を重ね、整備計画を策定しているところであります。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)できるだけ早目に採用していただきたいと思います。  二点目は、防災士の制服なんですけどね、各市がだんだんつくってまいりました。これはやはり普通の服装をしていると、避難しなさいとか言っても、なかなかその人を信用しないといいますか、やはり制服を着た方が言っていただくと、市民の方もですね、誘導しやすいんではないかと思って質問したわけなんですけど。  三番目のですね、グループホームの小規模なんですけど、有床病院というのが二十八施設あるそうなんですけど、これは十九人いたということで間違いないのかというところと、それから、この前、県議会の質問の中で県が答弁したのですね、小規模介護施設というのは、保健所がある程度管理するというようなことも聞いたんですけど。保健所と消防署の管理はどうなっているんですかね、小規模につきましてね。その二点、お伺いします。 ◯副議長(佐田則昭君)消防本部予防課長 麻生英彦君。 ◯消防本部予防課長兼警防課長(麻生英彦君)消防本部予防課長の麻生です。よろしくお願いします。  加来議員の再質問にお答えします。  議員御指摘の有床病院施設なんですけど、ベッド数が二十床以上の病院とベッド数が十九床以下の有床診療所がございます。ここに書いております有床病院の施設の数は、この二つを含めての数です。それから、市内にはベッド数二十床以上の病院が十施設、有床診療所が十八施設ございます。そのほかに入院施設のない診療のみの施設が十八施設ございます。なお、その中には歯科医院は含まれておりません。以上です。  先ほど申しました小規模介護施設の三十五施設ございますが、これは三百平方メートル未満に該当する入所、通所、通所はデイサービス等も含まれておりますけど、保健所との関連は消防法のほうでは把握しておりません。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)では議長、今度は三番目に行きたいと思いますので、よろしくお願いします。  論語にですね、「民信無くば立たず」ということわざがございます。民衆の信頼が失われれば政治は成り立たないという戒めで、法令遵守は公務員の倫理行動基準の中では最低限のものです。一方で、公共の利益のために全力で取り組むことも公務員の行動基準の一つである。不祥事の根絶に特効薬はない。全ての職員が使命感に燃え、住民の視点に立って、期待と信頼に応えるべく努力する。公務員としての原点にいま一度立ち返ることが、信頼回復の第一歩だと思っております。市役所という字を皆さん思い出してください。市民に役に立つところと書きます。これが一番大事なところです。市の職員は、私たち一般企業を経験した者から見れば、ノルマがないのと、チェックがそう激しくない、自分からやめなければ首にならないという点があると思うんですけど、我々議員の場合ですと、オンブズマンの方がいろいろ一言一句に注目していると思いますし、報道の方も注目していると思いますし、市民の方も厳しい目線で議員定数も減らすようなことをおっしゃられて減らしたわけですけれども、そういう目というのがあります。そういう中でですね、綱紀粛正にやるということは、いつもどこの市役所も言うんですけど、私が今、連絡あって自分で持っている事案をですね、まだありますので、またこれが起こるようなことなんで、ちょっと紹介したいと思います。  就業中に本を読んでおりました。私はその人の名前を知らないんで、「おい」と言ったんですけど、返事しなくて、パソコンも九時十五分に立ち上げてなかったですけど。私は本が好きなんで、こういう単行本でしたけどね、これは横が十六列、縦三十三で決まってるんです、大体。その人が返事をしないから、女性の方に、「ちょっと、本を読んでないか」と言ったら、「いや、この方は退職して再雇用の方ですから」と、そういう返事がありました。  それから、今、全地区きれいにしようということで、市役所の職員の方もやはり近所のおつき合いとか、地区を考えれば一番先にお掃除をしなくちゃならないんですが、ごみの山の家がありましてですね、地区の人は困っているんですよ。それが、調べれば、市の職員なんですよ。だから、そういうこともあります。  それから、給食センターですね。朝十一時ごろ全部配ります。四十五キロほど残菜というのがあるらしいんですけどね、パンと牛乳とかが戻ってきます。それの管理がきちっとできていない。持って帰っている人がいます、管理職の中で。だから、そういうこともですね、注意すべきであるしですね。  もう一つはですね、病気休暇をとります。とったことはいいんです。ですけども、いろいろ病気もありますけれども、その方が高校に毎日自分の子どもを送っていって、それからまた、友達のお葬式に出ています。そういうところはすぐ地元の議員に通報してくるんですよね。  そういう現実が実際あります。ですから、こういう事例を踏まえて、総務課長、どう思いますか。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積です。  加来議員の再質問にお答えします。  職員のさまざまな御指摘が今ございましたが、大変申しわけありませんが、一つは再雇用職員の件につきましては、私がそういう職場からの報告を受けておりまして、実際すぐに、担当所属長から注意をして、二度とそういうことのないように注意をしたところでございます。  それから、ごみ、それからパンを持ち帰るという部分は、ちょっと私は、申しわけございません、把握はしておりません。  それから、病気休暇につきましては、長期の病気休暇、休職等につきましては、状況を報告してもらう、そして実際にうちの総務課福利担当の職員が自宅、もしくは本人に会っていろんな状況を把握はしておりますし、一定の職場復帰が前提となる段階では、ならし勤務といって職場に出ていただくこともありますので、そういった段階では、さまざまなそういう社会生活の中でも一定の行動は認めているケースもございます。ただ、全般的にですね、市民の不信を招く、信頼を失う、そういったことがないようにですね、改めて注意を喚起し、徹底をしてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)公務員になったらですね、試験に受かったら、宣誓をすると思うんですよね。全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行するというのは、これ、大阪のをちょっとコピーしたんですけどね。宇佐市もこんなのは当然あると思うんですけれども。今回に関してもですね、いつも言うことは認識が甘かったと。認識が甘かったということはですね、公務員法を余り勉強していないということだと思うんですけれども。例えば、他のとき、警察官ですけどね、同僚にピストルをちょっと向けたと、それで停職三カ月。由布市の学校の先生が、前の日に子どもたちに、こういうのがちょっと出るんじゃないかと言ってカンニングみたいなことをちょっとしただけで、停職二カ月ですよね。それから先日、消防士が海に潜ってサザエをとっていたら海上保安庁に捕まりました。三人ですね。沼津ですけどね。そしたら罰金十万円ずつです。とった物は没収です。罰金、それからまた今は自宅待機で沙汰を待っているのであってね。  だから、私はそういう面で見たらですね、ちょっとお聞きしたいんですけど、宇佐市の基準に合っているかどうか知りませんけど、軽過ぎるんじゃないかなというように思います。三十万円もしその職員が報酬を得たら、三十万円はまず返してもらう、それからするべきじゃないかなと。そして不法に稼いだお金ですからね、だからそれは、まず返還するか、ふるさとのあれに給付していただいて、反省の碑か何か建てさせたらいいんですよ。そのぐらいしなくてはね、やはり。  副市長、職員にもっと気合を入れるというかですね、前、大園さんという副市長は職員にびしっと怖かったと言います、みんな。それは仕事上だから、やかましく言うのが普通なんですよ。私も支配人をしよるとき、三十年間で二十人ぐらい首を切りました。その場で、次の日とかに言わない、すぱっとやるんですよ。だから、それだけの、副市長は責任もあるし、強くなっていただいて、鬼にならないかんと。市長はそうでもない、副市長がその役だと思うんですけどね。どうですかね。 ◯副議長(佐田則昭君)副市長 信国和徳君。 ◯副市長(信国和徳君)副市長 信国でございます。  加来議員の再質問にお答えいたします。  私もですね、いろいろ決裁等をやっていく中でも、やはり職員には厳しく言っております。私が言わないと誰も言わないと思ってですね、私も鬼になったつもりで指導はしておるつもりです。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)日田のほうでですね、三件ほど重なって。お金の不正な使い込みと介護者のところ、置いてはいけないところに車を置いてある、車検をしないで車に乗っていたと、その三件がありましたり、飲酒運転がありましたんでですね、今、不祥事防止委員会を立ち上げていますね。そして、地方公務員法などの専門家によるリスクマネジメントの研修をやっているというんですけどね。係長、課長会議というのはいつも開くと思うんですけど、それから下がおりないんじゃないかなと思うんですね。嫌われる人がいていいと思うんですよ。嫌われなければ管理職なんていうのは務まらないです。嫌われて当たり前なんです。好かれようとか、そういうことを思っているから、いろいろ気が緩むんですよ。だから、そこのところの係長、課長への指導ですね、こういう日田のようなところのを取り入れたらどうですか。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)お答えします。  いろんなリスクマネジメントをという部分では、係長級、それから課長級の研修の中にも取り入れております。新たな組織立てということは、現時点では考えておりません。それは総務課のほうで、そういう役割を果たしているというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)私はドライブが好きなんですよ。たまたま日田とか玖珠とか、今度は私の友達が別府で課長になったんで、ちょっと会いにいったりして。そのとき、やはりトリプルAの挨拶、一番先に大事なことなんですけどね。やはり人間対人間が会ったときに挨拶するというのが、これはもうマナーですよね。パソコンをいじってても、お客さんが来たとみたら、ぱっと来ます。その第一歩がですね、ちょっと宇佐市も一歩前にと、もう少しやっていただきたいなと。これは希望なんですけどね。やはりそこが大事なところじゃないかなと思いますけどね。だから、私は例えば、六月の十日とか十五日とか二十日に、一日そういう挨拶をする日を設けて、お互いに気をつけながら。階段をすれ違ったときから、すぐ挨拶をしてくれるんですよ。それがちょっと欠けてるんですけどね。それをやっていただきたいと思うんですが、そういう運動はどうですかね。 ◯副議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)お答えします。  挨拶というのは、トリプルAの一番最初にある大切な基本ということでしております。職場によっては、そういうトリプルAを職員にわかるようなところに張って心がける、それから職場の上司が呼びかける、そういった取り組みを地道にやっている。確かに十分じゃないというお声は耳にします。ただ、こればかりは、全ての職員が一斉にきちんとというところにはまだ至っておりません。また地道に管理職を通じてですね、呼びかけをさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)それでは、二番目の宇佐市の目指す教育と教師の資質について、ちょっとお伺いします。  私は先日ある教育長さんにお会いしました。連絡もしていなかったので会ってくれないのかなと思ったら、気持ちよく会っていただきまして、一時間十五分、話を聞きました。私の、こういうのはどうですかということに一問一答みたいな感じで心よく受けていただきました。  そこはですね、各学校に全部日の丸が上がっています。校長室にも全部。帰りに二校寄ったんですけど、やはり言われたとおりになっておりました。ゆとり教育は終わったんだ。走るのが速い子供、それを伸ばしたいんだと。全国テストのあれも、新聞を見たときに、大分市とそこも公開するとなっておりましたけどですね。何の問題もないと。二十五年の一月に試験して、二月に一回リハーサルみたいなことをしているから、校長会、教頭会に何も言わせないというふうなことをおっしゃられていますけど、やはり、生きる力をつける、競争にも負けない、自分で考えるということをですね、実行しているなと感じました。それが大事ではないかなと思います。
     そこに横断幕があったんですね。それに何て書いてあったかというと、今、二番目の資質の問題なんですけどね、教師のプロになろう、教育者のプロになろうと書いてありました。長い五年先の計画とか、三年先の計画よりもですね、今月、きょう、これを頑張るんだというようなことをひしひしと感じました。やはり、こういう教育をやっているところもあるんだなと私はそのときですね、非常に感銘を受けました。ですから、宇佐市にちょっと欠けてると言いますかね、もうちょっと頑張ってもらいたいというようなね。昨日の衛藤議員さんの答弁にあったんですけど、ICのことをいったら、柔軟な対応、端末については、有効であると考えている、タブレットについては、調査研究していく、小学生のITについては、どう整備していったらいいのか研究してみたいと。「やります」というようなね、教育は全てスピードと決断と実行だと思うんですよ。その点どうですか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長 川島数志君。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。学校教育課長の川島でございます。  学校のあるべき姿、教職員のあるべき姿、今後の教育のあり方についての議員からの御指摘であったというふうに受けとめております。今、この宇佐市に限らず、日本の教育に求められているのは、いいものがあったからすぐ飛びついて新たなものをどんどんやっていくということも大切だろうとは思いますが、一番その根底にあって大切にしていかなければならないものは、やはり公平性、中立性、そして安定性だろうと思います。十年先を見通し、この教育方針で間違いがないというところを確信した上で、やはり宇佐市の教育としてはそれに突き進んでいく。そのためには教師も、先ほど加来議員から御指摘ありましたように、教師のプロとしてですね、その実践を大分県が示しています目指す教師像、幾つかありますが、専門性を持った教師、また、人間性豊かな教師、社会性、創造性のある教師、それから組織として一つの方向に向かっていく教師等で、それらの教育方針にのっとって邁進していきたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)そこでですね、この前、全国一斉テストが行われました。全国で二百二十四万人受けられて、これに費用が五十五億円もかかっているんですよね。ですからこれは、当然、公表するのが当たり前なんですけれども。また、学校というのは、保護者の方、教師、地域の方があって進むものだと思うんですよね。だから、今までは、ほかの校長先生方は何で教員だけに教えるんですかねとかいう感じがあったんです。そういう、校長先生から言われるようなことではなくてですね、これはもう、小規模校なんか特に、そういう序列化があるからしないほうがいいんだという意見もあるけれども、きょうの大分合同新聞の切り抜きをちょっとしてきたんですけれども、やはり県もですね、それを公表するように市町村に依頼して、市町村の教育委員会が許可をすれば堂々としていいということで、ちょうど教育次長が前向きにやりますと。ところが政治家というのは、政治をしよる人は、前向きと言うと、しないとか、私は悪いほうにとったんですよ。前向きにとか、善処しますとか、検討しますというのは、ちょっと後ろ向きの返答なんです。新聞に載っていたのが、そういう前向きという意味で、どのぐらいまで公表する予定をしているのか、ちょっとお聞きしたいんですけど。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えいたします。  学力テストにつきましては、先ほど回答書の中にありましたように、説明責任を果たすという大変大きなところがあると思いますし、また、それぞれの学校でその結果をもとに、自分たちがどのように対応してこの結果があったのか、その原因や課題を新たにもう一度検証サイクルの中にのせて、新たな学力の取り組み、再構築をしていく必要がありますので、この結果、それから、その後の取り組みについて、広く保護者だけに限らず、地域の方にもそれをお示しして、また、多くの声をいただくというのは大変有効なことだろうと思っております。  大分県でも、きょうの新聞でも今ありましたように、学校の成績は公表しないが、学校名について昨年、ことし、いわゆる全国以上になった学校名を公表するという、そして学校名プラスその取り組みについて公表するというふうに県の方針が出ております。これは全国に先駆けて大分県が一番にやったということも、きょうの新聞に載っておりました。  宇佐市教育委員会としましても、この方向については、また県の御指導もいただきながら、他市町村の方向、うちだけがそこに同意しない、または同意していくということではありませんので、他市町村とも同意を得ながら、前向きに考えていきたいと思っております。  ただし、やはり、今、宇佐市でどの程度進んでいるのかという具体的な話でしたけれども、文科省が一番気にしているのは、通知文の中にあります学校の序列化や過度の競争が起きないようにということは、再三強く通知文の中で出してきております。これは、一九六〇年代に起こった不正な取り組みが続いてしまって、この全国テストをやめてしまうという反省に立ったものであります。先ほどもありましたが、先日、他市で事前にテスト内容を子どもたちにさせてしまうということが起きました。これは、確かに個人、教職員、担任が個人で起こしたことではあり、それは許されるものではないという認識を持っておりますけれども、その背景にあるものは何なのかというのは、私、個人的にもとても感じているところがあります。やはり、その教職員は何を考えて、前もって同じテストを子どもたちにさせてしまったのか。どう考えても、「先生、きのうしたテストと同じテストがきょう出てますよ」と。わかりきったことで、なぜこんなわかりきったことをしてしまったのかと、そこまで私は個人的に考えてしまうところが、このテストの不正事件に関してはありました。  前向きに考えていくという内容につきましても、宇佐市教育委員会として、できる限り校長の意見を尊重して公表の方向で考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)前向きにぜひお願いしたいと思います。  もう一点ですね、教師の資質といいますかね。以前、校長さんをやられていた人にお伺いして尋ねたところ、学校の行事、卒業式、入学式、そういうときに先生が休んで行かれたと。宇佐市の小学校の中で、スキーツアーに行ったらしいんですね、先生が。帰って来て、また授業に行った後、その先生が「校長先生、生徒が校長先生のほうがいいって言っている」と言ったらしいんです。普通なら隠しますよね、そういうことを言われてもね、自分の実力がないから言われるんじゃないかとか、一般の人はそう思うんですけど。そう言われたというのを、校長先生に言いに来たということで、校長は私と友達なんですけど、ばかじゃないかと思ったらしいんですね。その人はいまだに勤めているらしいんですけど。これでよくと思うんですけど、今、世間一般で学校の先生というのがそういう、まあ、時代も変わっていますんでね。それにしてもですね、やはり生徒があって給料をもらって自分の子を育ててるんですからね、聖職性というのは持っていただきたい。  私は、うちのおやじも教師をしていましたけど、卒業式、入学式に一回も来たことがないです。おふくろが体が弱くて四十キロぐらいしかなかったから、小学校一年生のときに一回連れて入学式だけ行きました。そういう経験もありますけど。やはり最初の先生と対面してどんな先生かなというのが一番大事な出発点のときで、だからそのときに休むとかですね、プロ意識がない。さっき言ったように、教師のプロになろう、教育のプロになろうというところなんですけどね。自分から聖職性を捨てるといいますかね、労働者だとか思いよったら先生は務まらないと思うんですけどね。やはりそのぐらいのですね、先生ならば見本になるという感じじゃないとですね。最近はもう、覚醒剤を先生が飲んだりですね、校長先生が盗撮をしたと、若い二十歳の先生のトイレのね、そういうのが新聞に出ていましたけど、もう落ちるところまで落ちたなと思うんですけどね。  ぜひですね、そういう自信を取り戻していただきたいと思うんですけど、そのような指導はなさっているんですかね。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  教職員にはもちろん高い倫理観が求められておりますので、幾ら休みをとれるからといって、そこは本当にしてもいいのかという部分は、そこの個人の倫理観にかなり問われるものがあるであろうと思います。そのためにも、教職員の中に服務規律推進委員会というのを、宇佐市内三十一校全てに設けて、管理職がそのリーダーシップをとりながら、服務規律についての徹底を図っているところでございます。宇佐市教育委員会としましても、報告、連絡、相談体制の中で、もしそういうことがあった場合には、直ちにその対処について、校長を呼ぶなりしながら対応していく体制を今後もつくっていきたいと思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)宇佐市のですね、生徒にいい生徒がおるんですよ。だから伸ばしてほしいなと。というのは、私が結婚式場をやっていましたけど、十九歳で子どもができちゃって結婚したんだけど、やはり早過ぎて別れたんですけどね。母子家庭になったんですけど。その子どもさんが中学校になって、今度、相談があるとかで行ってみたら、奨学金はどうしてとるんかなと、中津南に行きたいそうです。それで、防衛大学に行きたいと。今、五番内に入っていますんで行けると思うんですけどね。だから、そういういい子が育っているし、もう一つは九十歳のおじいちゃんなんですけど、町の中心におる方なんですけど、私は二十年来のつき合いなんですけど、何か相談があるとかで行ってみたら、子供が舞鶴高校に行きたいちゅうんですよと。ああ、いいですねと。ラクビーしたいし、頭も体操も得意だと。それはもう絶対行ったほうがいい、じいちゃんが金を出してやると。  そういうすばらしい生徒が育っている中でですね、教育のほうがぐらぐらしたらいけないしですね。先生もやはり、自分の子だと思ってやるべきだなと、それが一番重要なことになってくんじゃないかなと。昔といいますか、「教育の第一は品性を建つるにあり」と言った方もいらっしゃいますけど、それから、城山三郎さんは「教師は生徒の友達であるということに甘んじてはならない。何よりも尊敬に値する人になるべきである」と。教師というのは非常にいい仕事でですね、うちのおやじも涙を二回流したのを見てますけど、私に子供ができたときと、それから、おやじは韓国の平壌の日本人学校で教えていましたんで、退職のときに、向こうの生徒が弁護士になったり、政府の高官になっていますけど、その方から宝船が届きました。ああ、先生はいいもんだなとおやじが言ったのを覚えています。  これからもですね、やはり教育というのは一番、国の根幹ですので、教育委員会も頑張っていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で、加来栄一議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十分といたします。暫時休憩をいたします。                     休憩 午後零時十分                 ──────────────                     再開 午後一時十分 ◯副議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  まず、二番 河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)皆さん、こんにちは。二番 河野です。  最近、今年度に入ってから、いろいろ宇佐市がテレビや新聞、雑誌で多く取り上げられております。テレビ番組では、宇佐のマチュピチュとして西椎屋地区が情報番組「あさチャン!」「モーニングバード」「スーパーJチャンネル」等に取り上げられて、また、その中で、元議員がいろいろテレビの中でしゃべっておりましたが、非常にうらやましい限りであります。また、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」では、安心院の深見地区、それから佐田地区を中心に宇佐市が紹介されました。先週ですか、土日には宇佐空揚げのロケ地や戦争遺跡、そして九州朝日放送では四日市のまちなか、前川清さんが来て収録もありましたし、きょうの午前中だったと思いますが、長洲地区のほうが紹介されていると思います。こうして、今、こういった情報番組等で取り上げられているこの機会をぜひ市の活性化、観光振興につなげていただきたいなと思ってます。  それでは、本日は四項目について質問いたします。  まず一点目、宇佐市の豊かな自然景観を生かした観光振興ということで、一点目、自然豊かな景観を生かした、例えば九重町の「夢大吊橋」のように、空中都市観光・宇佐のマチュピチュといったような、壮大な夢のある観光戦略を考えてみてはどうかということ。  それから二点目、自然の景観ということで、両合棚田の景観保全について、現状と対策についてお伺いします。  二項目めが、学校教育についてです。  一点目が、体力の向上の取り組みについて、現状と今後の課題について。  二点目が、土曜授業についての現時点での市の教育委員会の考えについてお伺いします。  三項目めが、健康増進ということで、一つ目、現在、取り組んでいます健康チャレンジ等の成果、そして、今後の課題について。  二点目が、先般、実施されましたチャレンジデーの結果と反響。それから、来年度へ向けての課題についてお伺いします。  最後に、四項目めですが、介護予防事業についてです。  一点目が、認知症予防の取り組み状況及び課題。  二点目として、高齢者ふれあいサロンの設置状況と今後の課題についてです。  以上、四項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、自然景観を生かした観光振興についての一点目、自然豊かな景観を生かした九重町の「夢大吊橋」のように、空中都市観光・宇佐のマチュピチュといった、壮大な夢のある観光戦略を考えてはどうかについてでありますが、御案内のとおり、今年度に入って、Yahoo!ニュースに宇佐のマチュピチュが掲載されたことをきっかけに、ゴールデンウィーク前後に全国版のニュースや情報番組において相次いで御紹介をいただき、一気に人気スポットとして注目を浴びることになりました。今後は、地元西椎屋地区と連携を図りながら、観光地としての整備を急ぐ一方、来年度開催されるデスティネーションキャンペーンにおいて、岳切渓谷や東椎屋の滝などとともに、宇佐の美しい自然景観を大いに売り出していきたいと考えております。  議員御提案の空中都市観光・宇佐のマチュピチュは、壮大な夢のある観光戦略だと受け止めております。実現するためには、大変大きなハードルが待ち構えているとは思いますが、関係者とともに夢を語り合いながら調査・研究を重ねてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの学校教育についての二を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、学校教育についての二点目、土曜授業についての市教委の考えはについてですが、平成二十五年四月の全国学力・学習状況調査における保護者調査によりますと、子供の土曜日午前中の過ごし方として、学校で授業を受けることを望んでいる保護者は、小学校で三六・七%、中学校で三六・一%と、全国的には約三人に一人の割合であることが報告されております。  本市においても、土曜授業は授業時数の確保や、個に応じたきめ細かい指導の充実、保護者や地域の協力を得た体験的な学習活動を充実させる地域の教育力を生かした教育活動が推進できる開かれた学校づくりをさらに進めるためには有効であると考えております。実施に向けた市町村の状況も調査、把握しながら、各関係機関と十分議論してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、一項目めの、自然景観を生かした観光振興についての二を、建設水道部長 川野慎三君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(川野慎三君)建設水道部長の川野です。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、自然景観を生かした観光振興についての二点目、両合棚田の景観保全について、現状と対策はについてですが、市では、昨年度より景観条例に基づき景観計画をスタートさせ、推進施策の中から市街地景観と自然景観の二つのテーマに絞り込み、市街地景観としましては宇佐神宮周辺景観まちづくりを、自然景観としては七十五基の院内石橋群に着目したまちづくりを、それぞれ始めております。  議員御質問の両合棚田については、棚田中央部を流れる両合川に、国登録有形文化財の石橋、両合川橋がかかっております。この石橋と棚田のあわせ持つ独特の景観が、院内を代表する自然景観となっております。  昨年度取り組んだ歴史的風致維持向上持推進等調査事業を契機に、国土交通省や文化庁から相次いで現地視察にお越しいただいた際にも、両合川橋のかかる両合棚田の景観については、大変高い評価をいただいたところです。  両合棚田の景観づくりとしましては、昨年秋に、棚田や河川の見事な石垣や石橋が雑草に覆われて見えなかったため、市では石橋や周辺河川の除草作業を行うとともに、委託事業により周辺景観づくりに取り組み、石橋周辺は見違えるような景観としてよみがえりました。  しかしながら、大半の部分は依然として草木が繁茂し、景観づくりを継続していかなければならない状況となっております。それで、今後は棚田全体の景観づくりを地域の方々とともに進めていくシステムの構築や、水田本来の機能を取り戻すため、世界農業遺産と絡めて、用水路等の整備を行っていく予定にしております。これらの活動を通じて、両合棚田や院内石橋群の持つ景観としての価値を高め、県内では既に選定を受けている日田市の小鹿田焼きの里や豊後高田市の田染荘のような文化庁の重要文化的景観への選定を目指していく考えでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの学校教育についての一と、三項目めの健康増進についての二を、教育次長 辛島文昭君。 ◯教育次長兼管理課長(辛島文昭君)教育次長の辛島です。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、学校教育についての一点目、体力向上の取り組みについて、現状と課題はについてですが、平成二十五年度大分県の児童生徒体力・運動能力等調査では、小学校の体力は県平均よりも高い数値が出ています。しかし、中学生は、県平均を上回っているものの、女子の体力に課題が見えます。また、小学生、中学生とも、体力の二極化傾向が見られると同時に、持久力に課題があると捉えています。これは、昨年度の調査とほぼ同じ傾向であります。  今年度も、宇佐市体力向上アクションプランの中で、生涯を通して運動を楽しみ、親しもうとする意欲を育み、運動が大好きな子供を育てることを目標に取り組みを実践するため、小学校体育専科教員を他校に異動させ、授業提案や体育主任研修会等を通じて、授業改善に取り組んでおります。また、今年度も、新小学一年生へ縄跳びを配布し、全児童生徒が縄跳びを使っての基礎体力の向上にも取り組んでおり、各学校が創意工夫した一校一実践運動をさらに充実させております。  また、体力向上には食育の果たす役割は大きいので、今年度も栄養教諭を各学校に計画的に派遣し、食育の充実と定着を図るとともに、家庭や地域と連携しながら規則正しい生活習慣の確立を目指しております。  次に、三項目めでございます。健康増進についての二点目、先般、実施されたチャレンジデーの結果と反響は、また、来年度へ向けての課題はについてですが、今年度、宇佐市では、スポーツや運動による健康づくり、生きがいづくり、そして健康寿命を延ばすきっかけとするためのスポーツイベントとして、このチャレンジデーに初参加しました。  結果につきましては、本市の参加人数は一万九千六百八十人で参加率は三三・二%でした。一方、三回目の参加であった対戦相手の富山県魚津市は、参加人数は二万五十二人で参加率は四五・六%でありました。今回、宇佐市は初参加であったこともあり、これからも続けてほしいなどの声が多く聞かれた反面、市民への周知が不十分との御意見もありました。  来年度に向けては、チャレンジデーの趣旨及び実施方法等の周知の徹底が大きな課題と捉えております。今後は、実行委員会の中でも新たな取り組み方法等について研究し、スポーツや運動による健康づくりと地域の活性化のためのスポーツイベントとして定着するよう努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)最後に、三項目めの健康増進についての一と四項目めの介護予防事業についてを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居です。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、健康増進についての一点目、健康チャレンジの成果は、また、今後の課題はについてですが、平成二十四年度から健康対策の重点事業の一つとして、九十日間健康チャレンジに取り組み、平成二十五年度からゴーゴー・ハッピー・イキイキ 健康チャレンジとして、五月、八月、十一月に実施しています。平成二十五年度の参加状況は、総数五千七百十三名、個人の部四千五百五十名、団体の部二百八十九団体からの参加がありました。  平成二十四年度から市民総参加の健康づくりによる健康増進と医療費の抑制を目指し、健康チャレンジを初めとした五つの事業を重点事業として取り組み、平成二十五年度の国民健康保険の給付費は、平成二十四年度と比較すると約二億七千万円下がり、大分県平均より三万円高い状態で推移していた一人当たりの医療費を県平均にある程度近づけることができました。これは、健康チャレンジを初めとした健康づくり事業に多くの市民の皆様が積極的に取り組んでいただいた成果ではないかと考えています。  次に、今後の課題についてですが、参加者が市民の約一割程度で、市民全体には活動が広がっておらず、多くの市民、特に健康に無関心の方を巻き込んでいくことと、参加者の年齢層が六十代から七十代と小中学生や保育園、幼稚園児に多く、若い世代や働き盛りの年齢層の参加が少ないことと考えております。  これまで、表彰対象者や団体を増すことなど工夫をしてきましたが、三年目を迎え、参加者数が伸び悩んでおります。健康チャレンジの表彰対象にならなかった方などから、参加したメリットが感じられない、報告が面倒だなどの御意見をいただき、今後は参加賞や表彰基準の見直しなどは必要だと考えております。  次に、四項目め、介護予防事業についての一点目、認知症予防の取り組み状況及び課題についてすが、認知症予防の取り組み状況としましては、大きく四点ございます。  一つ目は、普及啓発活動であります。パンフレット、チラシの作成や、講演会を開催し、地域住民が認知症予防の理解が深まることを目的としています。  二つ目は、認知症予防のための地域活動の推進を目的としました認知症予防教室の市内各地区での開催を進めております。現在、九小学校区十一カ所で行っております。  三つ目は、認知症高齢者を支える家族に対し、医師や介護経験者からの認知症について学ぶための家族支援講座を年六回シリーズで、また、同じ悩みを持つ仲間と自由に話し合える場を提供することを目的とする家族の集いを二カ所で毎月開催しております。  四つ目は、認知症キャラバンメイト、啓発指導者の育成や、認知症サポーター養成講座、市民向け啓発講座の開催とボランティアの登録を行っております。  今後の課題としましては、高齢化率が高くなることに比例して認知症の発生率も高くなる傾向にありますが、市民の認知症予防に対する意識は低いように感じております。より一層の普及啓発を行い、事業運営を委託しております宇佐市社会福祉協議会とともに、認知症予防教室の増設を進めていくことが必要と考えております。  二点目、高齢者ふれあいサロンの設置状況と今後の課題はについてですが、高齢者ふれあいサロンは、現在、七十四カ所が継続実施しており、今年度は二十五カ所の新設を目標に取り組みを進めております。  今後の課題としましては、全ての高齢者が歩いていける距離での開設ができておりませんので、高齢者が歩いていける地域での、公民館等でのより多くの開催を進めていくことが重要であると考えております。  以上で答弁を終わります。
    ◯副議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)それでは、まず一点目から再質問をしたいと思います。  質問の内容がすごく幅広いといいますか、大きな話題なので、当然、回答には困ったと思うんですが。なぜこういった質問をしたかと言いますと、先ほど冒頭に述べた分もあるんですけど、いろんな市民のアンケートの中で、やはり宇佐市の誇れるものということで、当然、宇佐神宮とか、そういったものが挙がってくるんで、それと同時に、やっぱり自然豊かなとかいう、アンケートで結構出てるんですね。やはり、そういった市民のアンケートにもあるように、そういった自然を生かした観光戦略というのがこれからも必要になってくるんじゃないかなと思って、こういった質問をしました。  今、答弁にあった宇佐のマチュピチュに関して、当然、早急に対応する分もあると思うんですけど、やはり長期的展望に立った、夢と言っては夢かもしれませんけど、実現が不可能とは私は思ってないんですけどね、やっぱりこういった大きな夢を実現する方向で、前向きに取り組んでいただきたいなという考えがあります。  九重町が大つり橋をつくったのが、いつですかね、平成十八年にできたんですかね。二十億円ぐらいかけてできたと思います。あそこがですね、橋の高さ百七十三メーター、長さが三百九十メーター。仮にマチュピチュの地区に橋をかけると、長さが九百メーター、高さが二百ちょっとぐらいになります。仮にですよ、橋をかけた場合の話。その長い橋が可能かどうかは別として、橋がだめならロープウエーでもいいんじゃないかと、いろいろ思いはあるんですけど、市長、こういった大きな夢に向けて、そういった考えはどう思いますか。難しいでしょうけど。 ◯副議長(佐田則昭君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)河野議員の再質問にお答えをいたします。  この質問をいただいたときですね、どういうふうなイメージをお持ちなのかということで、私なりに思っていたんですけど、今ですね、議員からお聞きしてですね、ああ、そういうこと考えておられたんだなというふうに改めて感じました。  九重町の坂本町長さんとは私も懇意にさせていただいておりまして、二十億円かけて今の「夢大吊橋」がですね、非常に、何かつくったときにも、御案内のとおりですね、過疎債の許認可権を持っていた県のほうでも、そんなものに二十億も突っ込んでどうするんですかっていうようなお話があったぐらいなんですよね。それに比べて、さらに一回りも二回りも大きな構想だということでありまして、しかしながら、夢を持つっていうのは非常に大事なことなので、具体的にはどういうふうなやり方があるかとか、仮にやるとしたらどういうふうな、金銭面も含めてですね、ハードルがあるかとか、そういったものはですね、大いに、何か調査したり研究したりする価値があるんじゃないかなというふうに思います。  いずれにしても、今ちょうど時流に乗ってますので、当然やるべきこと、あそこら辺のですね、展望所の整備ですとか、案内板の整備ですとか、いろんな整備がまずあろうと思いますので、そういった整備を進めながらですね、どういった、西椎屋地区ならではの宇佐のマチュピチュの売り込みがあるかっていうのをひとつ地道にやっていく一方で、こういった構想を私も一緒にですね、また皆さんと一緒に語り合っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)夢物語を頭から否定されなくてよかったなと思っております。さっき言った九重町も、当初は本当に夢物語の話やったんです。あるきっかけで急展開して、当初、そんな人が来るとは思ってなかったみたいで、九日間で十万人来客者があった。当初、一年間で三十万人見込んでおったのが、一月も満たないうちに三十万人を超える来場者があったということで、平成二十年にはもう三百万人を突破したと。いろいろ、地形、立地条件とか、いろいろあると思います。同じことをして宇佐で成功するとも限りませんし。ただ、私が言いたいのは、地元の活性化だけじゃなくて、宇佐市全体の、当然、観光面とかいろんな面でも、こういった大きな夢といえば夢なんですけど、そういったのは、今から先、何十年かかるかわかりませんけど、やはり宇佐の全体としての活性化につながるんじゃないかということで、あえて今回質問といいますか、ちょっと取り上げさせていただきました。  中にはとんでもないこと言うなという人もおるかもしれませんけど、やはりそういった、宇佐のマチュピチュに限らずですね、そこに限らず、大きなスケールの戦略も必要じゃないかと思っておりますんで、ぜひですね、ここは書いてますね、調査・研究ということで、ぜひ、夢を語りながら、調査・研究していただきたい、そういうふうに思います。  で、それでは次、棚田の件です。  先ほど、答弁にもあったように、石橋の周辺はもう、本当に、一緒に整備してきれいになって、以前訪れた人でまた来た人は、かなり、やはり棚田が荒れてるといいますか、休耕、なかなかもう、田んぼつくれない状況で荒れてるところが多いんですけど、その辺をやっぱりですね、早急にやっぱり整備する必要があるんじゃないかなと思っているんですけど、大体、棚田の何割程度が今休耕というか荒れた土地ですか。大体でいいですよ。 ◯副議長(佐田則昭君)農政課長 前田君。 ◯農政課長(前田和弘君)農政課長の前田です。  河野議員の再質問にお答えをいたします。  両合棚田にあります水田の面積でございますけれども、あそこは二つの集落にまたがります。毎年、それぞれ農家の方々から、その年の水田の作付計画、営農計画書を再生協議会のほうに提出をしていただきますけれども、それの集計をしますと、その両合棚田の部分だけで、水田面積が林地化したものを除きますと、九万二千九十平方メートルです。九町二反ということになります。そのうち、これ、昨年の実績でありますけれども、水稲の作付が一万三千七百八十平方メートル、野菜、飼料等の作付が二万九千百四十平方メートル、その他、レンゲや全く作付がされてない面積が四万九千百七十平方メートルということで、生産調整と言われる面積からすれば、水稲の作付一万三千七百八十平方メートルを除いた部分、約七ヘクタールが生産調整として減反になっている面積ということになります。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ですんで、ほぼ休耕地というのはどれぐらい、六割、七割は現時点では手つかずまではいかないとしても、当然、地元の住民の方々の手ではなかなか間に合わない状況だと思うんですけど、先ほど答弁あったように、用水路の整備とかいろんな答弁があったんですけど、具体的な、どのようなこと考えられるんですか。 ◯副議長(佐田則昭君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)両合棚田の対策につきましては、今年度ですね、世界農業遺産推進事業といたしまして、用水路の改修等を予定しております。ただ、具体的な内容につきましては、七月にですね、余谷の二十一世紀委員会と現地調査をして、御要望をお聞きしつつ、対処してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ぜひ、早急にですね、していただきたいというのがあるんですが、一九九九年に百選にも選ばれた棚田でありますし、このまま荒れてしまうのも、本当に、非常にもったいないというか、宇佐市の遺産といいますか、その一つでもあると思うんで、ぜひですね、早急に対応していただきたいと。  それでは、次行きます。  二項目めですね。学校教育で、体力向上の件です。  私も少年野球とか一緒に子供たちとしてる中で、やはり非常に体力といいますか、体つきもそうなんでしょうけど、非常にやっぱり昔に比べて落ちてる部分があると思います。先ほど、持久力がかなり低いと。だから、体力的な持久力が低いというか、精神的にもですね、やはりちょっと落ちてくるんかなと思います。ですんで、体力が落ちるということは、当然、学力にも影響してくると思ってるんです。その辺どう思いますか、課長。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長 川島数志君。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。  再質問にお答えいたします。  教育の中では、知・徳・体と言われておりますので、もちろん、知育と体育は関連が十分にあり得ると思いますので、学力を上げようと思えば、体力も上げていかなければならないと思いますし、体力を上げるためには、知育の面、どうやったら体力が上がるのかという知育の面等も考えていかなければならないと思います。もちろん徳育のほうも十分、三点セットで考えていかなければならないと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)具体的な取り組みの中で、一昨年度かな、縄跳びを全校に配布しましたよね。その縄跳びが、実際、各学校で十分生かされているのかどうか、その辺を。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  今年度も、三十一校全ての学校において、体力アクションプランというのを立てていただいております。その中で、全校に、全児童生徒に縄跳びを配布しておりますので、ほとんどの学校で縄跳びを活用して縄跳びの技の紹介をしたり、縄跳びの進級表をつくったりと、多くの学校で体育の導入時に扱ったりという取り組みがなされております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)全学校、全生徒ということで、一〇〇%しっかり実施できてるということでいいですか。一〇〇%しっかり全部の学校が、しっかり取り組めれてるということでよろしいですか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)ほとんどの学校で取り組めていると思いますが、一〇〇%と言われますと、年間を通じて縄跳びを使ってない学校、学年はないというふうに捉えますが、しっかりととか一〇〇%と言われますと、毎時間、毎回というふうに捉えますと、そこはちょっと違ってくるかと思いますが、子供の発達段階に応じて縄跳びの使い方、十分活用されているというふうに捉えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)意地悪な質問をしたわけではない。時間は限らず、ちゃんと活用できてれば、それでいいと思っております。せっかく配布してるんですから、活用がしっかりできてればいいと思います。  あと、そのアクションプランの中で、一校一実践ということで、具体的にですね、どういった内容で取り組んでいるかという例があればですね、ちょっと教えていただきたい。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  それぞれの学校、特色ある取り組みがありますが、例えば、双葉山の里であります天津小学校では、相撲を学校の中でとる、特に取り組んでおりますので、相撲体操などにも取り組まれております。また、回答書の中にもありますように、中学校の体力という部分が大きな課題になっておりますので、中学校の中では体力改造計画という大きく銘打った学校もありまして、毎回、毎時間ごとに体育の前に持久力走等との取り組みをしていたり、月に一回は必ず陸上競技をその中に、年度初めに陸上競技をしてしまったら、もう年間、陸上競技をしないというのではなくて、少しずつ継続的に陸上競技をしながらその目標値を決め、結果を記録して子供の伸びをはかっていくという取り組みをしている中学校が大変多く見受けられております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)こういったものは継続して取り組まないと、当然、成果も出てこないと思うんで、しっかり毎年評価、検証して継続的に取り組んでいただきたいと思います。  二点目の土曜授業の部分ですけど、全国的な動向とか、県下の動向が、わかる範囲であれば、ちょっと教えていただきたいんですけど。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  全国的な流れで行きますと、ゆとり教育が終わったというふうに言われています。これは、二〇〇二年に、学習指導要領の学習内容が約三割減らされました。それに伴いまして、学校完全週休二日制という制度も入ってきたわけですけれども、二〇〇八年度に学習指導要領の内容がふやされてきたということがありまして、なかなか学校の中で学習指導要領の内容をこなしていく、完全に子供たちに理解をさせ、習得させ、活用させていくのがなかなか難しい、ちょっと窮屈になってきた面があるということで、授業数をやはり少し確保していこうという大きな流れがあるとともに、個に応じた取り組み、学力についても二極化がありますので、いわゆる落ちこぼれをつくらないという取り組みが、各学校の中で全国的に取り組まれてきております。そういった流れの一つとして、授業数を確保するという中で、土曜授業、土曜学習というのが、今全国的に取りざたされているというふうに捉えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)土曜授業も、いろいろタイプといいますか、種類というんですか、形態といいますか、それが何通りかあると思うんですけど、どういった形があるんですか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  学習を取り扱う主体とその取り扱う内容によって、形態が大きく三つに分かれております。一つは土曜授業と言われるもの。もう一つは、対としてあるのが土曜学習。で、その中間にあるものが、土曜の課外授業と言われる、大きく三つ、分かれております。いわゆる土曜授業というのは、実施主体が学校または教育委員会という公的なものになっておりますし、土曜学習というのは、両方、公的なものプラスNPO等の民間が実施主体となっている部分というふうになっておりますし、また、取り扱う内容が教育課程内、いわゆる指導要領内のところで行うのが土曜授業ですし、教育課程外で行うのが土曜学習というふうに、大きく三つに分けているというふうに認識しております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)宇佐市としては、開かれた学校づくりをさらに進めるためには有効であると考えているということで、当然、これからいろいろ検討していくんでしょう。ただ、土曜日となると、スポーツ少年団とかスポーツ団体、各種大会が、大抵土曜、日曜を使ってありますよね。そういった絡みも出てくるんで、その辺は、そういった各種団体とかの意見というのも聞く予定にはしてるのかな。 ◯副議長(佐田則昭君)川島学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  河野議員御指摘のように、全国的に見ましても、三分の一の保護者が土曜授業を求めている一方で、週休二日制が完全に入ってきて、もう十年以上がたっておりますので、子供たちの土曜日の午前中の過ごし方等もかなり家庭によって差はあるものの、ある程度、落ちついてきているという状況にあります。もちろん、習い事やスポーツ少年団等でスポーツをしている子供たちも大変多いわけで、今後、宇佐市教育委員会としましては、土曜授業をどのようにつくり上げていくかにつきましては、多くの方の御意見も聞きながら、十分時間をかけて、議論してつくっていきたいと考えています。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)いろんなケースがあるんで、いろんな意見を聞きながら、もし進めるんであれば、進めていただきたいというふうに思います。  それでは、済みません、先に四項目め、行ってよろしいでしょうか。介護予防、四項目めを先によろしいですか。  それでは、介護予防事業の一つ目、認知症予防についてです。  先ほど、大きな四つの項目を挙げられておりました。普及啓発活動、それから、先ほど認知症予防教室等の関係、それから認知症の高齢者を支える家族に対する事業、それから認知症サポーター等の養成ということで、四つありました。  この中で、二つ目の介護予防教室の件です。  先日、今石議員の質問にもありました。社協が行っている認知症予防教室なんですけど、現時点で九小学校区で十一カ所で、最終的に、まず何カ所を目標にしているのか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長 安部久雄君。 ◯介護保険課長(安部久雄君)介護保険課長の安部でございます。  目標とする箇所数ですが、全小学校区、三十カ所を目標としております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)三十カ所。現時点で十一カ所で、先日の話もありましたけど、今一人の専門員で対応してますね。で、当初、もともと安心院のほうで行ってた教室を、大学の授業から離れたということで、その後、社協のほうで引き継ぐような形で、今、委託事業としてやってるんですけど、年間の、今、現時点の委託料というのはどういった内容になっているのか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)お答えします。  委託料の内容でございますが、人件費、それからMCIの検査、ファイブ・コグ検査なんですが、この検査費用、それと、それぞれ教室に運動指導士等を派遣いたしますんで、こういう方々の講師料となっております。金額につきましては、そういう部分は約三百万円ほどということになっております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)今、専門員といいますか専門家が一人で対応してるんですね。それで、もう十一カ所で、今ほぼいっぱいいっぱいの状態というんですけど、当然、今テレビなんかに出るようになってですね、取材とか、あと視察とかの受け入れも多くなって、その分の対応が、これまでにない仕事がふえたということもあるので、非常にもう正直、いっぱいいっぱいの状態だと。今後ですね、やはりもう一人担当をふやすような考えではないと、とてもじゃないけど、今後最終目標の三十カ所というのは、非常に難しいと思うんですけど、その辺をどう考えてますか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)お答えします。  実は、社会福祉協議会大久保ファシリテーターなんですが、五月連休過ぎに、ちょっとお会いすることがございました。で、そのときにお話聞いたんですが、今度から宇佐の本社のほうに勤務がかわったと。この普及について、非常にもう一人では困難な状況であると。議員がおっしゃったように、新規会場をこれ以上ふやしてもらうと、私一人では対応できないというようなことも、直接本人さんより聞いております。市としましては、各種予防については大きな事業と捉えておりますので、これにつきましては、財政部署とも相談をしながら、ぜひとも増員の方向で、私としては努力をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)やっぱり認知症の問題というのは、けさもテレビでやってたと思うんですけど、当然、御家族も大変ですし、いろんな事件に巻き込まれることも多々あるという。最近多いのは、消費者関係といいますか、そういったトラブルが非常に多くなったということで、当然、認知症予防に力を入れるべきと思います。ですんで、当然、これが介護保険の給付の抑制にもつながってくるわけですから、長い目で見ればですね。ですから、やはりこういった三十ケ所、本気でつくろうと思えば、やっぱりそれなりにしっかりとした人員の体制ができるようにですね、市のほうも早急に対応するべきと思うんですけど、その辺、市長どうですか。 ◯副議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。
    ◯市長(是永修治君)河野議員の再質問にお答えいたします。  私、社協の会長という立場もありまして、先ほど安部課長のほうから答弁がありましたとおり、「ためしてガッテン」に安心院けんこうクラブが出て以来ですね、全国から視察が来ておりまして、で、大久保専門員がですね、一手に対応してると。確かに安心院けんこうクラブのやり方がですね、大学の先生と一緒になって科学的に積み上げられたプログラムですので、非常に効果があるということでですね、今、宇佐市としても安心院けんこうクラブの例をどんどん広げていこうということで、今、既に十一カ所、ことし中に十四に広げようというふうにしているわけですね。ところが、それを、ただ集めてやればいいちゅうもんじゃなくて、週に一回、十人程度で料理教室、有酸素運動、そしてまた、休息というような、やっぱり科学的に確立されたプログラムを着実にこなしていくと、そうすることで効果があってるわけですね。それにはやっぱり大久保さんみたいな方が要るんですよね。それでもういっぱいいっぱいになっているというようなお話を私も聞いてますし、早急にですね、人員のほうの体制強化をですね、私のほうとしても図ってまいりたいと思います。また、担当課、そしてまた、受けてる社協のほうともですね、お話をさせていただきながら、その方向で検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。  きょうも、夜七時からOBSの「旬感!3ch」で、また放送もあるそうなので、ぜひ皆さん、一度見ていただきたいと思います。  それから、二点目、高齢者のふれあいサロンについてです。  現在、七十四カ所、最終目標は何カ所ぐらいを想定しているのか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)お答えします。  高齢者ふれあいサロンの目標数でございますが、民生委員児童委員さんの担当区域ごとに一カ所ということで、百六十カ所を目標としております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)今後の課題に、全ての高齢者が歩いていける距離での開設ができてないので、歩いていける地域の公民館等でのより多くの開催を進めていくということが重要だと。民生委員さんの担当区では、最終的に、歩いていけないんじゃないかと思うんですけど。どうですか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)お答えします。  おっしゃるとおり、小規模集落がございますので、また、民生委員さんの担当区域もかなり広い方もいらっしゃいます。そこについては、現在、介護保険運営協議会において第六期の介護保険事業計画を策定中なんですが、こういう場にもお諮りをしながら検討を続けてまいりたいと考えてます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)高齢者ふれあいサロンは、当然、要介護状態にならないための介護予防の一つだと思ってます。昨年まであった二次予防というのがなくなったと聞いて、例えばですね、これまでデイサービスに行けてた人が行けなくなりました。じゃあ、近隣にサロンがまだないと。ただ、結局、閉じこもりを防止するためにデイサービス行ってたのに、デイサービス行けなくなって、また家に閉じこもるという状況が必ず出てくる。ですんで、かなり、歩いていける距離かどうかは別として、やはり早急にこういったサロンをふやす、増設していく必要があると思うんですけど、このサロンの、当然、地元の人の御理解も要るんでしょうけど、早急に対応する中で、地区側からの申請を待ってる状況ではなく、行政のほうからどこかの地区に進めていくような体制ちゅうのはとってるんですか。 ◯副議長(佐田則昭君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)お答えします。  サロンについての御理解を深める、また、普及でございますが、今、私の考えといたしましては、自治委員さん、もしくは健康推進委員さん等を通じてお願いなりをするのも一つの手だてであろうかというふうにも考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)介護保険の法改正もありますので、やはり、これも受け皿の一つにはなるかならんかは別として、介護予防の重要な事業として、早く普及させる必要があるんで、行政側からも自治区のほうに開設なりを促していく必要があると思うんで、その辺をしっかり対応していただきたいと思います。  それでは、三項目めに戻ります。  二十四年度に比べて二十五年度で、給付費がですね、約二億七千万下がった、そして県平均程度に近づけることができたということで、この事業だけでというわけではないでしょうけど、きっちり成果が上がってきたということで、今後の課題、これまで以上に継続していくためには、やはり普及といいますか啓発活動が必要と思うんですけど、その辺はどのように考えてますか。 ◯副議長(佐田則昭君)健康課長 樋田義弘君。 ◯健康課長(樋田義弘君)健康課長の樋田です。再質問にお答えします。  健康チャレンジの参加者は約五千人台でございます。先ほど、五月に行われましたチャレンジデーのほうでは二万人に及ぶ参加者でございます。差がございまして、五千人を少しでも上げていきたいというのが、今の重大な課題だと思っております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)先ほど、六十代から七十代と小中学生の参加者が多いと。ほぼそうですね。ですんで、若い世代が少ない。ですので、やはり、そういった若い世代向きにも参加しやすいような手だてというのは必要と思うんですけど、その辺は、特に何か考えてることはありますか。 ◯副議長(佐田則昭君)健康課長。 ◯健康課長(樋田義弘君)お答えします。  働き盛りの層に対する働きかけはですね、企業のほうに出向いてまいりまして、企業ごとの参加をお話かけするというようなことをいたしておりまして、入り込める企業がございましたら、そこに入っていきたいというようなことを考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ぜひその辺をしっかり、できるだけ若い人も参加できるような対策をお願いしたいと思います。  それで、二つ目のチャレンジデーです。済みません、チャレンジが二つ続いたんですけど。チャレンジデー。これは、多分何なのかよくわからない人もいると思うんで、具体的に、そのチャレンジデーとは何かという内容からひとつ。簡単でいいですよ。 ◯副議長(佐田則昭君)社会教育課長 佐藤良二郎君。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。  再質問にお答えいたします。  チャレンジデーとはですね、毎年五月の最終水曜日に、一日のうちにですね、午前零時から午後九時までという時間帯なんですが、の中で、十五分間以上、運動、あるいはスポーツを行った住民のですね、参加率を競うという内容になっております。  以上でございます。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)対戦相手があって、参加率を競って、負けたら、ですよね、対戦相手の市の市旗かな、例えば宇佐やったら宇佐の対戦の市の市旗を宇佐市の市役所に揚げるといったあれですね。ですんで、対戦方式といいますか、そういった内容になってます。ことしの宇佐の相手は富山県の魚津市でした。四五・六%。多分、魚津市は去年も同じぐらいやったね。それで宇佐が三三%。最初の取り組みにしては高いんじゃないかとは思うんですけど、参加全市町村を見た中では。来年に向けて魚津市がどんな取り組みをしてるとか、参加率の高かった豊後高田市がどんな取り組みをしたかというのは研究しましたか。 ◯副議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)お答えいたします。  隣のですね、豊後高田市につきましてはですね、七回目ということもありまして、かなり住民の間に浸透しているということもありますが、もう年度当初からですね、広報活動に入ってると。それから、教育委員会の全職員が一体となって住民への周知を図っているというようなことがあるかと思います。  当方につきましても、そのようなことからですね、周知不足というのがですね、最初の取り組みだったということもありまして、動きがうまくとれなかったというような反省点もございますので、来年度に向けてはですね、ぜひそのあたりを克服しながらですね、実行委員会等もありますので、新たなイベント等も考えながらですね、今回の三三・二%を大幅にアップできるように取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)対戦する以上は、市長、勝ちたいですよね。私もそう思うんですけど。まあ、勝ち負けの問題ではないと思うんですけど、豊後高田の場合は、このチャレンジデー以外にも、毎月、月末の一週間を豊後高田独自でスポーツのチャレンジデーということで、その一週間に体育施設を利用した場合は無償で提供するとか、常にそういった取り組みをしてる。そういった取り組みが、一週間でも何でも……。月じゃなかった、毎月じゃない、三月、年度の最後の一週間を独自のチャレンジ……、名称は忘れましたけど、そういった取り組みをしてます。そういった取り組みが健康チャレンジにもつながると思います。 ◯副議長(佐田則昭君)河野睦夫君。時間が来ました。 ◯二番(河野睦夫君)よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、暫時休憩をいたします。  なお、再開は十四時三十分といたします。  暫時休憩いたします。                    休憩 午後二時十四分                 ──────────────                    再開 午後二時三十分 ◯副議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  一番 後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)議席番号一番の後藤竜也です。  議長のお許しをいただきましたので、五項目にわたりまして質問させていただきます。  一点目、学校教育に関して。  一、土曜日授業に関して、どのような方針、見解かお尋ねいたします。  二点目、児童生徒向けに水難事故を防ぐための教育をしてはどうか。  三点目、道徳教育推進教師を配置して、どのように変わったのか。  四点目、友達間でのSNSを介した問題はないか。また、どのような指導をしているか、お伺いいたします。  二点目、子育てに関してです。  一点目、子育てイコール親の都合、もしくは親の視点でクローズアップされておりまして、子供をどのように育てるべきかという視点、子供の将来、十年後、二十年後の視点が欠けているような気がいたします。  二点目、子育てに関するアンケート結果を受けて、見解をお伺いいたします。また、今後の対応もお伺いいたします。  三点目、市内に居住する子供の所在確認、また、虐待事案の対応はどのようになっているかお伺いいたします。  三点目、防災・災害対策に関してです。  宇佐市において最も警戒すべき災害は、豪雨による土砂崩れ、また、河川のはんらんだと思いますが、自主防災組織との連携、自治区との連携、非常時の際の対応準備はどのようになされているのか、お伺いいたします。  次に、市役所本庁自体が河川はんらんの際の危険箇所だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。  次に、危険ため池の管理はどのようになされているのか、お伺いいたします。  大きな四項目め、多目的ホールの設置、宿泊施設に関してです。  まず、ホール建設の際の優遇措置を定めた条例が設置されましたが、その後の状況をお伺いいたします。  次に、市として二百名以上収容できる会場がないという事態を重く受けとめ、解決に向けて主体的に取り組むべきではないでしょうか。  次に、市内の宿泊施設(かんぽの郷)の現況と今後の展望についてお伺いいたします。  大きな五点目、企業誘致に関してです。  一点目が、現在の企業誘致の状況をお伺いいたします。  二点目が、地域間競争に勝つためにも、際立った優遇策を実施してはどうかと御提案いたします。  以上で一回目の質問を終わらせていただきます。  簡潔、明瞭な答弁、よろしくお願いいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  一番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、企業誘致に関しての一点目、現在の状況についてでありますが、この五年間における企業誘致につきましては、リーマンショック後の厳しい状況の中、新たな企業八社の進出と既進出企業七社による増設となっております。特に昨年度は、自動車部品メーカー二社の進出と既進出企業の二社による大型の増設がなされております。  北部九州はカーアイランドとして集積が進んでおり、現在、各種自動車部品メーカーなどから、主に空き工場を中心に、当市への進出に関する問い合わせが数多くあります。しかしながら、民間所有の空き工場の数は少なくなってきており、今後、企業のニーズにマッチした新たな受け皿探しが課題だと考えております。  二点目、地域間競争に勝つためにも、際立った優遇策を実施してはどうかについてでありますが、宇佐市の企業立地支援制度は、固定資産税相当額を交付する工場等設置奨励金、新たに企業が立地した際、その取得価格が一億円以上の場合、取得価格の五%を交付する新規立地投資奨励金、新・増設した企業が新規雇用を行った場合に一人当たり二十万円を交付する雇用拡大奨励金など、県内トップクラスの内容となっております。しかしながら、昨今は他団体も優遇内容を拡充していることから、先進地事例等を調査・研究の上、制度を拡充する方向で検討してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、一項目めの学校教育に関してを教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。
     一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、学校教育に関しての一点目、土曜日授業に関して、どのような方針、見解かについてですが、平成二十五年四月の全国学力・学習状況調査における保護者調査によると、子供の土曜日午前中の過ごし方として、学校で授業を受けることを望んでいる保護者は小学校で三六・七%、中学校で三六・一%と、全国的には約三人に一人の割合であることが報告されております。  本市においても、土曜授業は、授業時数の確保や個に応じたきめ細かい指導の充実、保護者や地域の協力を得た体験的な学習活動を充実させる地域の教育力を生かした教育活動が推進できる開かれた学校づくりをさらに進めるためには有効であると考えております。実施に向けて、他市町村の状況も調査、把握しながら、各関係機関と十分議論してまいりたいと考えております。  二点目、児童生徒に向け、水難事故を未然に防ぐための教育をしてはどうかについてですが、毎年、夏場を中心に、全国的に海や河川における水難事故及びプールでの水泳事故等により、多くの犠牲者が出ていることはまことに遺憾であります。宇佐市では、毎年、各小中学校へ水泳等の事故防止についての文書を通知するとともに、梅雨時期以降、校長会等を通じて各家庭にも水難事故等の防止の徹底をお願いいたしております。特に、学校におけるプール指導については、児童生徒の発達段階に応じて、子供たち同士が安全確認をするバディ意識の徹底や飛び込み時の注意など、事故の危険を予見し、みずから回避できるように指導するなどの安全指導の充実に努めるようお願いをしております。あわせて、排水溝のふたの点検等のプールの安全管理を行うよう指導しております。  また、子供の水難事故が、特に夏休みに入った直後に多発する傾向にありますので、水泳の事故防止に関する心得を徹底するとともに実技指導を行い、保護者にも指導の趣旨を周知するようお願いをしております。  三点目、道徳教育推進教師を配置してどのように変わったかについてですが、道徳教育は学校の教育活動全体で取り組むものであり、校長の方針のもと、学校が組織体として一体となり進める必要があります。小中学校学習指導要領でも、各学校においては、校長の方針のもとに道徳教育の推進を主に担当する道徳教育推進教師を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開すると明示されています。そのため、校長のリーダーシップはもちろん、教師一人一人の道徳教育の重要性についての自覚、それをうまくコーディネートしていく道徳教育推進教師の力量が求められています。今後も、道徳教育マネジメントの中核として、道徳の授業改善や、家庭、地域との連携を図りながら、道徳教育を推進していくミドルリーダー的立場となるよう指導してまいりたいと思います。  四点目、友達の間でのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を介した問題はないか、また、どのような指導をしているかについてですが、情報社会の進展により、インターネットや携帯電話などの普及が急速に進む中で、児童生徒がトラブルに巻き込まれる事件が多発しております。さらに、昨今においては、LINE等の無料通話アプリを介した新たな問題も発生しています。市内においても、それらの使い過ぎによって生活習慣が乱れ、学習面にも影響が出たり、その使い方が原因となった友人間のトラブルが発生しています。各学校においては、心の発達段階や知識の習得、理解の度合いに応じ、二つの内容で情報モラル教育を行っております。  一つは、情報社会における正しい判断や望ましい態度を育てること。つまり心を磨く領域です。  もう一つは、情報社会で安全に生活するための危険回避の理解やセキュリティの知識、技能、健康への意識を持つこと。つまり知恵を磨く領域です。  今後も、これらの内容について、道徳の時間はもちろん、全ての教科、教育活動の時間で、情報社会の光の部分とともに、その影の部分に関する具体的な事例を示し、それに伴うルール決めや遵守すべき項目を明確に理解させ、情報社会に主体的に対応できる児童生徒を育てていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、二項目めの子育てに関してを、福祉保健部長 土居秀徳君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(土居秀徳君)福祉保健部長の土居です。  一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子育てに関しての一点目、子育てイコール親の都合や視点がクローズアップされ、子供をどのように育てるべきかという視点、子供の将来、十年後、二十年後の視点が欠けているのではないかについてですが、現行の宇佐市次世代育成支援行動計画では、子供の幸せや利益が尊重される子供の視点や、自立した家庭を築き子供の健全育成のための人間性豊かな人々を育てる次代の親づくりという視点など、九つの視点により計画が作成されております。  本計画は本年度末で終了することに伴い、平成二十七年度以降の本市の新たな子育ての指針となる宇佐市子ども・子育て支援事業計画策定においては、あくまで子供の最善の利益が実現される社会を目指すとの考えを基本に、子供の視点に立ち、子供の生存と発達が保障されるよう、良質かつ適切な内容及び水準のものとすることが必要であると考えます。  また、親自身も子育てを経験することを通して、親として成長していくものであり、子育てとあわせて親育ての支援をすることも大切であるという御意見をいただいておることから、市としましても、事業計画には子育て及び親育てに関する支援の内容が網羅されることが必要と考えますので、今後、子ども・子育て会議の中で十分に御議論をいただきながら、新たな宇佐市の子ども・子育て支援事業計画を策定してまいりたいと考えております。  二点目、子育てに関するアンケート結果を受けての見解、今後の対応はについてですが、昨年実施した宇佐市子ども・子育て支援事業計画のための実態調査、ニーズ調査につきましては、三千七十三世帯のうち二千百二十一世帯から回答があり、各保育園などの御協力をいただいたおかげで、六九%という高い回収率となりました。また、自由意見として七百人もの保護者から率直な御意見や御要望もいただいております。  さらに、さまざまな子育ての現場で働いている方々の御意見を聞くため、子ども・子育て会議には専門部会を設置しています。専門部会では、各分野の委員さんが考える子育て支援策についての現状と課題についても提出していただいておりますので、子育てに関するアンケート結果やこれらの御意見を基本とし、事業計画案を作成していただき、子ども・子育て会議で諮りながら、宇佐市子ども・子育て支援事業計画を策定してまいりたいと考えています。  三点目、市内に居住する子供の所在確認、また、虐待事案の対応はどのようになっているかについてですが、子育て支援課母子保健係では、生後四カ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問する乳児全戸訪問事業を実施することで確認を行っているほか、五カ月、十カ月、一歳六カ月、三歳六カ月の子供に対する乳幼児健診などの会場で、実際に確認を行っています。なお、未受診者に対しては、対象となる月から六カ月までの間に、訪問や電話などで状況の確認を行い、確認がとれない場合は、就園先や他課、地域の方などから情報の収集を行っています。  また、学校教育課では十一月に就学時検診を行い、就学時検診を受診しない子供については訪問などによる所在確認を行っており、平成二十五年度においては乳幼児の所在不明者はいませんでした。  宇佐市での虐待事案を含む児童相談についての体制は、子育て支援課内に、児童福祉士の資格を持つ職員一名と家庭児童相談員三名及び保健師や母子自立支援員を配置しています。事案によっては、互いに連携を図りながら対応をしているところです。  また、虐待が発生、あるいは発生が疑われる場合には、子供の安全確保が最優先事項であるため、児童相談所と連携し、四十八時間以内に子供の状況を確認することとしており、初期対応が遅れることで重大な事案に至ることのないよう、迅速な対応に努めております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)次に、三項目めの防災・災害対策に関してと、四項目めの多目的ホール設置、宿泊施設に関しての二と三を、総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積です。  一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  まず三項目め、防災・災害対策に関しての一点目、宇佐市において最も警戒すべき災害は豪雨による土砂崩れ、河川のはんらんだと思うが、自主防災組織との連携、非常時の際の対応準備はなされているかについてですが、東日本大震災の教訓から、みずからの命を守る自助の力、お互いに助け合う共助の力の重要性の認識から、各自地区で組織していただいています自主防災組織の活性化により、減災に努めていかなければならないと考えております。自主防災組織活動の推進を図るために、地域防災リーダーとしての防災士の養成への支援、並びに防災力、防災活動の向上のための防災資機材整備支援に取り組むとともに、避難訓練の実施や防災研修の実施等についても、しっかりと連携に努めています。  また、豪雨による土砂災害や河川の溢水、はんらんなど、全ての災害について予測し、具体的対応について準備することは極めて困難ではありますが、災害の発生に備えて、対応にスピードを求められる災害時の支援をより迅速かつ円滑に実施するため、国土交通省九州整備局に直接支援要請ができるように定めた協定書を初め、気象庁、自衛隊などの国の機関、振興局や保健所、警察などの県の機関、消防団や医療機関、建設業協会、福祉事業所、大型店舗並びに市内企業と災害協定を締結し、協力体制の構築を図ることにより、非常時の備えとしています。  二点目、市役所本庁自体が河川はんらんの際の危険箇所だと思うが、どのように考えているかについてですが、二級河川である駅館川の河川沿いに市役所本庁舎はありますが、河川管理者であります大分県の築堤により水防対策が行われております。大分県が示している河川浸水想定地域図データ(洪水ハザードマップ)において、浸水想定区域内には入っていません。ただし、近年の記録的な集中豪雨、ゲリラ豪雨の際には、内水による浸水は十分考えられますので、内水浸水災害対策について準備する必要があると考えています。  三点目、危険ため池の管理はどのようになされているかについてですが、災害危険予想箇所の老朽ため池として、防災パトロール時などにため池を管理する機関等に現状や対策などの報告をしていただき、防災関係機関と対策協議を行っております。  次に四項目め、多目的(レセプション)ホールの設置、宿泊施設に関しての二点目、市として二百名以上を収容できる会場がないという事態を重く受けとめ、解決に向けて主体的に取り組むべきでないかについてですが、現在、市内の公共経施設では、大型イベント、レセプション用として二百名以上収容可能な施設はなく、民間においては、ステージ等の設置費用が必要ではありますが、かんぽの郷宇佐の体育館のみが可能な施設と認識しています。  昨年の第一回定例会におきまして、議員より御指摘を受け、民間事業者の施設整備に対する助成制度の新設や、宇佐文化会館小ホールにおける飲食利用ができるための施設利用の拡充、利用促進を図ってきたところです。しかしながら、現状では、施設整備に対する助成制度、ウサノピア小ホールの利用状況が少ない状況でありますので、多くの方から効果的に利用されるよう、より一層の周知等に努めてまいります。  三点目、市内の宿泊施設(かんぽの郷)の現況と今後の展望についてですが、現在の利用状況につきましては、前年度に対して、宿泊者数が九百九人の増で一万九千百六人、スポーツ利用は三千六百三十四人の増で六万一千三百三十一人、日帰り利用は八千三百二十七人の増で九万八千八百五十九人と報告を受けております。収支につきましては、六月中の株主総会で確定される予定ですが、平成二十五年度決算につきましては、最終損益部分については数年ぶりに黒字達成したと聞いております。  また、今後の展望についてですが、新聞等メディアで報道があったとおり、昨年十月に日本郵政株式会社より当該施設の売却について宇佐市へ打診がありました。かんぽの郷宇佐につきましては、総務常任委員会から報告がありましたとおり、基本的な考え方としては、宇佐市に必要な施設であると認識しておりますので、今後、条件提示があった段階で検討してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)最後に、四項目めの多目的ホールの設置、宿泊施設に関しての一を、経済部長 山本恵太君。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)経済部長の山本でございます。  一番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、多目的(レセプション)ホールの設置、宿泊施設に関しての一点目、ホール建設の際の優遇措置を定めた条例が設置されたが、その後の状況はについてですが、本条例は、昨年六月に議会の議決をいただき、約一年が経過したところであります。  具体的な内容といたしましては、平成二十八年の三月三十一日までの間に限り、収容定員が二百人以上の多目的集会場の用に供する建物を建設した場合、宇佐市工場等設置促進条例の規定を適用して優遇措置を行うこととなっております。これまで、市長によるトップセールスや進出企業へのPR等、また、広報紙、ホームページ等で周知を図ってきたところでございますが、現在までお問い合わせをいただいた案件については一件となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)それでは、魂を込めて再質問をさせていただきます。  まず土曜日授業に関してですが、三分の一の親が希望をしているというお答えでした。私が思うにですね、親が希望するからということよりは、子供たちがその土曜日授業を受けてどのような利益を受けるのか、この回答の中にもありますけれども、授業時数の確保や個に応じたきめ細かい指導の充実、十分認識されてると思います。ですので、親の意向も大切なんでしょうけれども、子供たちにとってどうなのかという視点で検討していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長 川島数志君。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。  お答えいたします。  もちろん、議員のおっしゃるとおり、主体性を持って教育委員会が進めていくわけでございますが、先ほども述べましたが、週休二日制が入り十年以上がたっております。保護者にも多くの考え方があり、多くの価値観がありますので、それを一つの、いわゆる、今までお休みであった日の午前中に、子供たちに学校に来て、有意義なことはわかっているが、それをスムーズに進めていくために、教育委員会としても検討委員会等を設けながら十分議論をして進めていきたいという考えでございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)実際、土曜日授業をすることになれば、親の休みのこともありますし、また、実際、教職員の方々も土日休みのところを来てもらうということになるんだろうと思います。ただ、現状がこうということではなくて、今、土曜日授業をやったほうがいいんではないかという、そのほうが子供にとっていいんではないかという視点で議論もありますので、前向きに進めていただきたいということ。  それと、実際、教職員の方におきましては、今、長期休みをですね、うまく土曜日授業があるかわりに活用をしてもらえたらどうなのかなと思うわけです。今、例えば夏休みも冬休みも、生徒がいない状況でも学校に必ず朝から出勤してるということです。研修があったりとか、いろいろ用事も、部活動とかもあるんでしょうけれども、そのときに長期休みをうまく利用してリフレッシュしてもらったり、また、ふだんできないような勉強もしっかりしてもらって、それを子供に還元してもらうとか、そういう方向で、あわせてですね、考えてもらえたらいんではないかなと思います。どうでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。  お答えします。  議員のおっしゃるように、この土曜日授業の裏には、土曜日に勤務した教職員の代休日というのを設定しなければなりません。昨年度末に学校職員の休日休暇等の施行規則の一部改正がありまして、休日にまとめどりをとれる体制、いわゆる、子供たちの夏季休業中、冬季休業中にまとめどりができる体制が組めましたので、法整備上ではまとめどり、いわゆる、土曜日出て、夏休み、冬休み中にまとめどりができるという体制はできておりますので、その方向で、今後議論を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)次に行きます。  次の水難事故の予防に関してですが、プリントで配布したりとか、また、PTA向けには水難があった際の救助方法であったり、そういった講習はあるというふうに聞いてるんですけれども、実際ですね、一番危惧されるのは、子供たちが夏になって水の近くに行って、実際、子供が一人溺れたから自分も助けようとして入って、一緒に溺れてしまって、それをまた助けようとした親も一緒に溺れてしまうというような事案がよくニュースでも耳にされるんではないかと思います。その一番根底にあるのはですね、実際、服を着たまま水の中に入ったらどれだけ重くて体が動きにくいかとか、そういったことをふだんの中では実感することが非常に難しいというのが、一番大きなところではないかなと思うわけです。ですので、せっかくプールの授業がありますので、たしか幾つかの学校では、実際に服を着てプールに入ったとき、どれだけ体が重たくなるかというのを子供たちにわからせる教育というのはされてると聞いておりますので、これを、ぜひ市内の小学校の全てできるかどうかわかりませんけれども、できるだけ多くの子供たちに、水というのはこれだけ怖いんだということを伝える取り組みをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  議員御指摘のように、今、夏休み前になり、また、夏休みに入った後、毎年多くの命が落とされているということで、大変、私自身も心を痛めているところでございます。保護者、地域の情報発信源である学校として、このことに対して何かできることはないかというのが、やはり教育委員会としても考えているところではございますが、市内の学校の中にも、今、議員がおっしゃったように、着衣水泳を実際に行っている学校があります。服を着たままプールに飛び込み、そのときに、もちろんランドセル等も持って飛び込むわけですが、その際、ランドセルは通常ほとんど浮きますので、ランドセルをうまく活用したりと、また、それを見ている子供がすぐ飛び込むことなく、大きな声で周りの人にお知らせをするといった、実際の経験をできる活動をしている学校もございますので、今後も広くその活動ができるように、学校長を通じて指導してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)水難事故の予防に関しては、ぜひ発達段階に応じてですね。高学年になれば詳しいこと説明しても、こういう手はずでやりなさいということを伝えても理解してもらえると思うんですけれども、小さい子供に関しては、余り細かいことを言ってもわかりにくいと思うので、実感をしてもらって、こういうときは、例えば自分はすぐ飛び込まなくて近くの大人を呼びに行きなさいとか、例えばペットボトル一つでも助かる可能性がある、ペットボトル投げなさいとか、そういうわかりやすいような教育をぜひ進めていただきたいなと思います。宇佐市で、水難事故で亡くなったという、かわいそうな事例がですね、出ないような努力をぜひしていただきたいなというふうに思います。  次に行きます。  次の、道徳教育推進教師を配置してどのように変わったかということなんですけれども、今、この質問に対して回答を伺いましたが、どのように変わったかというお答えが出ておりません。実際は目に見えるものではないので、目に見えてこう変わったというような表現は難しいかもしれないんですけれども、実際に配置されてから、例えば教職員の方の意識がこのように変わったとか、そういった事例というのはあるんでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  具体的には、教職員の変化として、教職員が学習内容をお互いに共通理解をし、指導力を向上させる教職員研修等を進める中で、各学校が道徳教育を通してどのような子供たちの姿を目指しているのか、目指す子供の姿が明確になってきたというのが一つでございます。  もう一つは、この道徳教育は、全教育課程の中で行われますので、その際、全教職員が動いてまいります。そのお互いの情報提供、情報交換、また指導体制をつくっていくということや、お互いの研修等によって、これまで以上に、担任個人の力ではなく、学校として、組織として動く体制が、対応できることが多くなったというのが、教職員の変化としてあります。  もう一つ、児童生徒の変化ということで、ボランティア活動をしたり、地域の先輩にですね、生きざまを語ってもらうということで、ゲストティーチャーとして道徳の授業の中に入ってもらう等の中で、子供たちの目が地域理解に向いてきた、視野が少し広がってきたというのがあろうかと思います。  また、特に中学校では、生徒会活動、またはそれぞれの部活動ごとにですね、ごみ拾いをしたり、朝の挨拶運動を校門の前でしたりというのをよく見かけるようになりました。子供たちが主体的に何か取り組んでいきながら、自分たち自身、周りも含めて、変えていこうという動きが出てきたという変化が、少しずつではありますが、育ちつつあるというふうに感じております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)道徳教育推進教師の方にはですね、道徳の授業、きちんとそれが行われているかということもあわせてですね、きちんとチェックをしていただきたいなと思います。といいますのは、道徳の時間に必ずしも道徳をしてないという現状がですね、あるという認識です。そういう話を聞いております。それを自習の時間にしたりですね、クラスの会にしたり、そういう話も聞いておりますので、道徳の時間は必ず道徳をするということを徹底していただきたいと思います。  それと、次のですね、SNSを介した問題も、これも道徳と実際リンクしてます。SNS、よく今言われるLINEですね。先ほどの回答の中にもありましたけれども、LINEでグループがあって、それを読んだのに返信しないからどうなってる、仲間外れするとかですね、LINEを通じて悪口を言ったりとか、仲間外れしたりとかですね、非常に、昔ではなかったようないじめが出てきてるなという認識です。少し前までは、学校裏サイトとか言って、インターネットで悪口書き込んだりしてたものがですね、このLINEのグループとかになると、実際、何が行われているかっていうのが全く周りに見えなくなるということなんです。ですから、指導も表向きはできるんですけど、実際に踏み込んでの指導というのは非常に難しいというのが実情だと思います。  ですので、先ほど申し上げた道徳の時間のときにですね、いじめというのは、結果的には心の闇であったり、何か自分の不満であったり、相手のことを考えられなかったりすることから生まれるものだと思うので、この道徳の時間で、ぜひ心をですね、育てていただいて、このような、もう私、言葉が合ってるかどうかわかりませんけど、つまらないようなですね、こんなLINEとか、そんな程度のことで子供たちが、例えば苦になって、全国的には自殺をしたりとかですね、これは、表に出なくても潜在的にすごく負担に感じてる子供たちもいると思うので、これは道徳の時間もあわせて、ぜひ指導をしっかりとしていただきたいと思います。  次に移ります。  子育てに関してですけれども、回答の中では、子ども・子育て会議を通じてしっかりと取り組んでいきたいということであります。しかしながら、その重要な子ども・子育て会議、前回も言いましたけれども、余り開催をされてないんですね。年四回開催する予定ということなんですけれども、実際に今までが二回なんですが、次の開催予定はいつでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長 古庄昌彦君。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)子育て支援課長の古庄でございます。  再質問にお答えします。  現在、ニーズ調査の独自部分、それから自由意見等の集計が終わりまして、先日の子ども・子育て会議のほうに提出させていただきました。そしてまた、専門部会の委員さん方を中心といたしまして作成していただきました各分野ごとの子ども・子育て環境の現状と課題につきましても集計いたしまして、提出させていただいてるところでございます。このニーズ調査や各分野の専門部会の皆様の御意見等をマッチングいたしまして、宇佐市の現状と対比する中で対応策等を考えて、新たな支援を考えていくところでございますけれども……。 ◯一番(後藤竜也君)いつですか。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)済みません、この部分を、専門部会でまた、計画案を策定していくという今後の作業になりますので、その案をつくり次第、子ども・子育て会議のほうにお諮りしたいと考えております。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)結局ですね、次の日程がまだ示すことができないわけですね。非常に重要な会議であるにもかかわらず、まだ回数も少ない、次の日程も決まってない。現状でですね、日田市がもう八回行ったそうです。中津市が今まで三回行って、今月中に二回行うそうです。豊後高田市も二回行って、近日中に二回行うという予定であります。なぜここまでたくさんしてるかというと、実際のところ、条例は九月に上程しなければいけないですね。次世代の子育て計画に関して、条例を九月議会で制定するということは、八月ぐらいまでにしっかりと議論をして、練り込んで、つくっていかなければならないのに、まだそういう現状だと。これは、先ほどの全体的なものとあわせて、今、支援法の細かいところまでありますけれども、やはりそれだけ重要であればですね、もう少し根詰めてやっていただきたいなというのが私の要望であります。  それで、先ほど、子ども・子育て会議の中で、先日のニーズ調査について回答の集計をいただきました。  ここで質問したいと思います。アンケートの結果は想定されたものだったんでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)ニーズ調査の内容の結果につきましては、まだ内容につきまして、参考となるものや、中には批判だけのもの等々、自由意見の中にもございますけれども、そういう想定されたものというものではございません。今からこの部分を検討していくということでございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)ちょっと意地悪な質問をします。  ニーズ調査をしましたけれども、子ども・子育て会議は設置するようにということで、ニーズ調査もするようにということでした。このニーズ調査は、させられたニーズ調査なのか、それとも、本当にこれを利用してニーズ調査をしっかりとしたいと思ったニーズ調査のどちらでしょうか。
    ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)再質問にお答えします。  この子ども・子育て計画自体が、まずは子ども・子育て支援法によります法律で、この必要項目というのがございまして、幼児期の学校教育、保育、そういうものの需要と供給を見て、施設やサービスをどのくらいしていくかという部分を五年間において計画していくという部分がございます。その部分につきましては、県下統一しての部分でアンケートをとっております。  それから、独自調査部分というのを宇佐市の場合入れさせていただきまして計画しておりますので、法律でしなければならないという部分と市の独自部分ということでアンケートを行っているという部分がございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)なぜこのような質問をしたかといいますと、質問内容を見てですね、非常に宇佐市独自の質問というのが非常に限られてたなと思うわけです。どれだけ支援課の方々が、この情報を聞きたい、知りたいということでのアンケート内容に関してそれを入れ込んでいったのかというのが余り見えなかったから、このような質問をしたわけです。  アンケートに関しては皆さんに配って、でも、そのアンケートがどういうアンケートだったかという感想は、余り御存じないと思うんです。アンケート、非常に不評だったんですね。非常にわかりにくいと。どのように答えていいかわからないような設問も非常に多かった。これはなぜか。宇佐市に独自に根ざしたような質問じゃ余りなかったからなんですよ。どこの市に持っていっても通用するような質問だったんです。それにアレンジして、宇佐市においてこれが必要だ、これが必要だ、これが必要だっていうのがわかるような質問じゃないと、自分に対して実感が余りないと思うんですね。  まずですね、自由意見の中に結果があるんですけれども、例えば、歩いていけるところに公園がないと。もしくは、遊ぶところがない。経済的に支援してほしい。これはですね、先ほど想定にないと言いましたけれども、今、ニュース、そんなものを研究してたらですね、大体想定できる内容だと思うんです。子育て支援に関して。ですから、そこから想定された内容を踏まえて、宇佐市ではどのようにしていくのかということを質問したら、より深い計画が立てれるんではないかなと思います。  私がふと思いついただけでも、一つ申し上げます。例えば、近くに行ける公園が余りない。そしたら、そのアンケートの中に、済みません、宇佐市は大都市ではないと。大都市じゃないので、思ったところに全て公園をつくることはできないので、ただ、安心院で、もしくは院内で、旧宇佐市内で公園をつくるんだったら、たくさんつくれませんけれども、どこがいいでしょうか。一つしかつくれないけれども、どこがいいでしょうかというような質問だと、より具体的なアンケートになると思うんです。  例えばですね、あと、今、保育園の区割りを今やろうとしてます。保育園の区割りをする中で、今、現状で、保育園に通わせるまで何分かかってますか。何分までだったら許容範囲ですか、何分以内が理想ですかっていうように聞けばですね、区割りのところもきちっと理想が出ると思うんです。  また、現状やってるところでですね、支援センターが今幾つか設置されてます。現状の支援センターの場所はこれで理想ですか、いいですかではなくて、今ここにあるけれども、あとどこにあったらいいと思いますかっていうような具体的な質問をしたら、どこに置けばいいかが、わかるじゃないですか。  また、よくあるので、医療費を中学生になるまではせめて支援してほしいという声があります。それを、もし知りたいのであれば、また予算をどのように組めばいいのかというのであれば、一年間に、今お子さんはどれくらい医療費がかかってますか、何回行かれてますか、一回当たり幾らですか、幾らまで支援していただけたら助かりますかということをせっかく聞けるチャンスなのに、それを逃しているのは非常にもったいないと思います。アンケートをこのように子育て世帯全戸に配るということは、この先そうないと思います。予算もかかり、してる。ただ、それが生かし切れてないのが非常に歯がゆく思います。  また、アンケート結果の中で、知らないということはイコール不満になっていること、多くあるんですね。子供の支援方法を知らないということが。知ってたら、不満じゃなくて、ああ、ありがたい制度だなと思うことが、知らないことによって、自由意見の中で、ここは宇佐市は足りないということがたくさんあります。ですので、このアンケートを全部に配るということは、アンケートは聞くだけではなくて、せっかく真剣に読んでもらえるものなので、皆さんにもこれは伝えるチャンスだということでやっていただけたら、物すごく、もっと意味のあるアンケートになったんではないかなと思います。どうでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)議員のおっしゃいました項目について、いろいろアンケートをとるような部分がございましたら大変よかったと思うんですけれども、宇佐市の独自調査部分でお聞きしたのは、宇佐市が今後何を重点にこの計画を立てていくかということで、この新制度におきましては、待機児童問題や少子化問題等々がもとになって、この新制度をつくっていこうということになったんですけども、宇佐市の場合は、一番少子化に歯どめをかけるためにはどうしたらいいかという観点に立ちまして、例えば理想の子供の数は何人ですか、それから、現在、実際には何人ですかということで、理想よりも少なかったのは何ででしょうという質問をしたところでございまして、スペースの関係等もございまして、そこに絞って行ったところでございます。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)私が先ほど申し上げたのは、理想の人数もあるんでしょうけど、もっと具体的にですね、やっていただきたかったというのが私の思いでありました。  よくですね、この子育て計画の中で、隣の芝生はきれいに見えるんだと思います。よく豊後高田市がですね、宇佐市も頑張ってると思うんですよ。頑張ってると思いますけど、豊後高田市の支援法がいいという答えも多々あります。実際のところ、じゃあ支援を厚くすれば出生率っていうのは上がるもんなんでしょうか。隣の豊後高田市と比べて、宇佐市はどうでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)ちょっと数字的には持っておりませんけれども、宇佐市のほうが合計特殊出生率ですか、のほうは、豊後高田市よりも高いと思っております。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)そうだったと思います。豊後高田市さんは非常に宣伝がうまいので、ものすごく支援をしていると、すごく満足度が高いというような形なんですけれども、意外と宇佐市のほうが出生率がよかったり、支援方法もよかったりするわけなんです。ですので、せっかくいい支援をしているのであれば、もうちょっと工夫してですね、うまく、今回のアンケートのやり方も含めて、もうちょっと工夫をしていただければ、より満足度が高くなる。知らないイコール不満ということが極力減るようなやり方をしていただきたいなと思って、次に移らせていただきます。  次、防災、災害対策に関してですが、これで私が問いたかったのはですね、実際に宇佐市で一番起き得る災害というのは、河川のはんらんが一番大きなところではないかなと思います。その中で、昨年か一昨年だったか、大変な豪雨があって、宇佐市の市役所庁舎の周辺自体ははんらんの危険地域ではないという回答だったんですけれども、皆様御存じのように、もうすぐそこまで水が来てました。あともうちょっと降ったら決壊する可能性があったんだと思います。実際にですね、何か災害があったときの物資を保管してるのが、この宇佐市のたしか市役所の庁舎の一階だったんじゃないですかね。どうでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)危機管理課長 倉田 修君。 ◯危機管理課長(倉田 修君)危機管理課長の倉田です。  再質問にお答えします。  物資につきましては、市役所のほうで保管してるのと、あと清掃事業組合の跡地等にも保管させていただいております。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)河川のはんらん、危険の場所ではないということなんですけれども、実際に、もうすぐそこまで来てた。また、ほかの場所に関しても、一部決壊したところもありましたし、決壊する可能性が高いところ、これの箇所も十分御存じだと思うので、例えば物資の保管場所に関しても、もう一度、ちょっと再考が必要なんではないかなという御提案です。  それと、防災組織との連携ができているかという質問に関しましては、実際に危険だと思われる場所、駅館川であれば河口部とかですね、もしくは清流荘の近くとか、そういったあたりで、決壊したときに自治区が、もしくはその防災組織が、要介護者の方々、例えば要支援者の方々、耳が聞こえない、目が見えない、足が不自由な方々をどういうふうに誘導していくのかという詳細、具体的なところが決まってないと、実際起きたときはですね、混乱してできないと思うんですね。ですから、それを、もう事前に、ないうちから投げかけて、この自治区では、例えば民生委員のこの方が担当する、いや、区長さんがこの方々を担当するというのを具体的に決めていただけませんかと。そういうような細かいところまで決めていて、初めて災害対策になるんではないかなと思うんですが、それはぜひ、前向きに進めていけないでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(倉田 修君)お答えします。  まず、浸水想定の区域につきましては、地域防災計画のほうにも示しておりまして、県のほうが示してます重要水防区域というような区域がございます。駅館川では二カ所、拝田橋周辺と小松橋周辺ということで。そういった地域におきましては、それぞれ観測点が小松橋、別府橋にありますので、その水位を見ながら、水防団、これは消防団と同じでありますが、消防団のほうに警戒に当たっていただいたり、あるいはその情報によりまして、自治委員さん、当該の自治区のほうに御連絡をさせていただく、そして早目の避難体制をとらせていただくというところであります。  議員御指摘の要援護者、災害時の要援護者避難支援という形では、今、福祉のほうと一緒にですね、そういった名簿の作成であったり、あるいはその支援体制について協議をしながら、あるいはその情報の提供も含めてですね、取り扱いをさせていただいてるところであります。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)次、行きます。  危険ため池の管理に関してですが、ちょっと私の質問の意図と若干違うところがありまして、河東部にですね、たくさんため池があります。農業用のため池だと思うんですけれども、ため池って、よくですね、子供が落ちたりして、特に水が濁ったりするので、落ちたらもう助けることは非常に難しいと言われてます。たくさん宇佐市にもため池がある中で、そういったときの対策というかですね、例えば柵をしてるところもあるでしょうし、でも柵もしてなくて、農業用ため池なんですけど、みんな釣りに行ったりとかですね、するところもあります。これが非常に、子供向けに対しても危険の告知もしなければならなしい、実際に落ちたときにどうすればいいのかという、その対策について聞きたかったんですよ。どうでしょう。 ◯副議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(倉田 修君)お答えします。  ここで回答させていただいた部分につきましては、老朽危険ため池という形で、堤防の決壊とかいう、そういうおそれがあって、下の民家等にですね、危害を及ぼすということで回答させていただいております。あとの分、議員御指摘の分につきましては、また、それぞれの所管のほうでですね、回答できればというふうに考えております。 ◯副議長(佐田則昭君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(山本恵太君)耕地課長の山本でございます。  宇佐市には農業ため池が合計でですね、三百七カ所ございます。それぞれ管理者がありますが、特に大部分がですね、宇佐土地改良区が管理しておりますので、そういうところについては、危険防止のですね、喚起する看板とか設置して周知を図っているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)ため池の危機管理、しっかりやっていただきたいなと思います。  次に行きます。  レセプションホールの件なんですけれども、実際に優遇措置を設置していただいてですね、問い合わせが一件ということで、今のままでは設置といってもなかなか難しいのかなというところだと思います。  先ほど回答にありました、かんぽの体育館があるということなんですけれども、かんぽの体育館もですね、確かに、今大きな会合とかあったりするときは、あそこを雇上して使ってるんですけれども、雇上するだけでもやっぱり何十万かお金がかかってですね、で、また、体育館ということなので、やっぱり宇佐市にですね、一つレセプションホールがほしいなというのが多くの声であります。  そこで、この先どうなるかわかりませんが、宿泊施設、今かんぽのところで宇佐市にも打診が来てるということなので、やっぱり場所的にもですね、いろんな施設の面でも、やっぱりかんぽのところにつくるのが一番理想じゃないかなというのが考えなんですけれども、今後、会場がこのままない状態が続けば、何かがあるといっても中津市に行ってしまったりするので、また、かんぽも今後、存続がどうなるか、今、打診も来てるということですので、これを機にですね、かんぽの受け入れがどうなるか、市がどうするのかまだ決まってないと思うんですけれども、ちょっとこれは前向きに考えてほしいところなんですけど、それは難しいでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)企画財政課長 佐藤 久君。 ◯企画財政課長(佐藤 久君)企画財政課長の佐藤でございます。後藤議員さんの再質問にお答えいたします。  議員さん御指摘のとおり、昨年の十月に日本郵政より当該施設の売却についての打診が宇佐市に参っております。当該施設につきましては、過去取得した経緯、あるいはまた、現在の状況、そしてまた、議員さんがおっしゃられたように広大な土地を持っていて、体育館等のそういった施設もあるというようなことで、非常に宇佐市にとっては、本当に必要な施設だと、そういう考え方を持っております。しかしながら、今、現段階では、売却価格についての提示等もなされてないというような状況の中でございますので、基本的な考え方としては、そういう考え方を持っているということで御理解をいただきたいというふうに思っております。  以上であります。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)今後ですね、かんぽが民間に対して売却されるのか、もしくは市が間に入るとか、それはどこまで関与できるのかあると思います。また、売却の金額にもよるんではないかなと思うわけです。以前、かんぽ自体がオリックスが一括してっていう話があったときは、非常に安い金額でっていうこともありましたけれども、市が間に入るってなれば、施設の補修費からですね、いろんなものがかかってくるので。安心院の亀の井ホテルがそうだと思うんですけれども。どういった形がいいのか、まだ答えが出ないということですので、これは請願も出ていることでもありますので、またしっかりと議論をしていただいて、進めていただきたいなと思います。  最後に参ります。  企業誘致に関してですけれども、現在、拝田の工業団地の造成も、今ちょっととまっているということでもあります。初めにありました子育ての件に関してもですね、私の持論なんですけど、子育て支援ももちろん厚くしなければならないと思うんですけど、結局ですね、働く場所がないと、やっぱり人口はふえないと思うわけです。働く場所も、企業誘致をしていくにおいては、よっぽどですね、魅力的な提案がないと、企業も今厳しい状況だと思うので、そう簡単に、もう競合他市がたくさんありますので、できないと思います。ですので、県の調整で県からあっせんしてもらったりとか、そういう誘致もあるんだと思いますが、本当に際立った、例えばこの土地を造成して全て御社に差し上げます。そのかわり、立派な工場をつくってください。千人規模、二千人規模の工場をつくってください。もしくは、十年間税金をただにしますと。それぐらい思い切ったことをしないとですね、企業が飛びついてくることがないんじゃないかなと思うわけです。ですので、今までの進出した企業との兼ね合いとか、県の他市との兼ね合いとかあると思いますけれども、そういった思い切った策をぜひ検討していただきたいと思うんですが、市長いかがでしょうか。 ◯副議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)後藤議員の再質問にお答えをいたします。  確かにですね、議員のようなお考えもあろうかと思います。他市町村ではですね、かなり思い切った優遇措置をしているという都市もあるんですけども、現行のですね、支援制度も県内ではほとんどトップなんですよね。固定資産税もキャッシュバックすることになってますし、大型投資を五%バックしますと。一人雇ったら二十万払いますということで、これでももうトップということですけども、最近リースが多いとかですね、用地を余り買いたがらないとかですね、そういったこともありますので、そちらのほうの少しインセンティブを与えたほうがいいのかなと。最近そういうところに少し手当てをするようなところもあります。議員がおっしゃるようにですね、造成した土地を全部しますからというのはですね、確かに思い切った案だとは思いますけども、なかなかここは税金との兼ね合いがありますんで、ちょっとそこまで思い切れるとは、私自身がまだそこまで、状況ではありませんけれども、可能な限りですね、制度は拡充していきたいというふうに思います。  以上です。 ◯副議長(佐田則昭君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)前向きな御答弁いただきましたので、ぜひ企業誘致というのは、これからも宇佐市が消滅可能性自治体のリストに入ってませんでしたけれども、過疎化というのは非常に難しい、大きな命題ですので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  以上で質問は終わります。ありがとうございました。 ◯副議長(佐田則昭君)以上で後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十九日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間御苦労さんでございました。              散会 午後三時三十五分 宇佐市議会...