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2013年06月19日 平成25年第3回定例会(第4号) 本文
2013年06月19日 平成25年第3回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2013-06-19
    2013年06月19日 平成25年第3回定例会(第4号) 本文


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    2013年06月19日:平成25年第3回定例会(第4号) 本文 (360発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (四日目)              開議 午前十時〇〇分 ◯議長(徳田 哲君)おはようございます。  ただいま出席議員は二十五名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しております。議会は成立をいたしました。  これより、六月十一日をもって招集されました第三回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に続き市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(徳田 哲君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(二十五年六月十九日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨      │答弁を  ┃ ┃      │                        │求める者 ┃ ┠──────┼────────────────────────┼─────┨ ┃三番    │一、平成二十五年度施政方針について       │教育長又は┃ ┃広崎譲二君 │ (1) 学校給食関連について、毎月「ふるさと給  │担当次課長┃ ┃      │   食の日」を設け地産地消に取り組むとのこ  │     ┃
    ┃      │   とですが、具体的な取組み内容をお伺いし  │     ┃ ┃      │   ます。                  │     ┃ ┃      │ (2) 農業関連について、「人・農地プラン」を策 │     ┃ ┃      │   定し、農地の集積や青年層の新規就農を図  │     ┃ ┃      │   るとともに、意欲ある認定農業者を育成す  │     ┃ ┃      │   るとの事ですが、具体的な取組み内容をお  │     ┃ ┃      │   伺いします。               │     ┃ ┃      │二、地域コミュニティについて          │市長又は ┃ ┃      │ 高齢化率の上昇は、宇佐市の各地域において   │担当部課長┃ ┃      │ も由々しき問題であり、各地域が抱える諸問   │     ┃ ┃      │ 題は、一朝一夕には解決しがたいものと思わ   │     ┃ ┃      │ れます。                   │     ┃ ┃      │ このような中、市内各所に発足しているまち   │     ┃ ┃      │ づくり協議会が存在する意義、地域全体で諸   │     ┃ ┃      │ 問題に取り組む活動等については、市が推進   │     ┃ ┃      │ する協働の理念にも合致し、大いに期待され   │     ┃ ┃      │ るところであります。             │     ┃ ┃      │ そこで今一度、まちづくり協議会の趣旨と今   │     ┃ ┃      │ 後の市が進める地域コミュニティを育成する   │     ┃ ┃      │ ビジョン等をあらためてお伺いします。     │     ┃ ┠──────┼────────────────────────┼─────┨ ┃十四番   │一、憲法擁護の市政について           │     ┃ ┃用松律夫君 │ (1) 北馬城小学校では卒業式で六年生全員が憲  │     ┃ ┃      │   法前文を暗唱し、出席者に深い感銘を与え  │     ┃ ┃      │   た、全小中学校で推奨すべきではないか。  │     ┃ ┃      │ (2) 平和ミュージアム構想や資料館建設に憲法  │     ┃ ┃      │   九条の精神をどう反映させるか。      │     ┃ ┃      │ (3) 憲法の定める基本的人権の尊重に反する今  │     ┃ ┃      │   回のような人権同和アンケートは二度と行  │     ┃ ┃      │   うべきではないが、見解を。        │     ┃ ┃      │二、TPP参加問題について           │     ┃ ┃      │ (1) 宇佐の農業や地域経済が守れるのか。    │     ┃ ┃      │ (2) 国民の食糧と食の安全は守られるか。    │     ┃ ┃      │ (3) 市民の医療はどうなるのか。        │     ┃ ┃      │三、国保の広域化は市の国保行政と国保世帯に   │     ┃ ┃      │ どのような影響をもたらすのか。        │     ┃ ┃      │四、小中学校の建設で多額の不用額を計上して   │     ┃ ┃      │ いる一方、寄付は任意であるにもかかわらず、  │     ┃ ┃      │ 愛校精神や郷土愛を逆手にとって、県下で唯   │     ┃ ┃      │ 一全世帯を対象に寄付行為の呼びかけが行わ   │     ┃ ┃      │ れているが、是正する考えはないか。      │     ┃ ┃      │五、キリウの公害対策の約束は守られたか。    │     ┃ ┃      │六、市長選の公約で放課後児童クラブの増設を   │     ┃ ┃      │ 掲げたが、低所得者の利用料の減免制度を創   │     ┃ ┃      │ 設すべきではないか。             │     ┃ ┃      │七、住民合意を前提とした広域圏一般廃棄物処   │     ┃ ┃      │ 理施設建設の進捗状況はどうか。        │     ┃ ┃      │八、佐々礼の市営住宅の地番の変更にともなう   │     ┃ ┃      │ 市の対応のまずさを関係者に謝罪したらどう   │     ┃ ┃      │ か。                     │     ┃ ┠──────┼────────────────────────┼─────┨ ┃二十一番  │一、農業問題について              │市長   ┃ ┃斉藤文博君 │ (1) 現在実施されている、農家所得戸別補償制  │     ┃ ┃      │   度水田型農業中心の宇佐市にとって分か  │     ┃ ┃      │   りやすく計画が立てやすい事業と思うが、  │     ┃ ┃      │   その成果と農家の反応をどうとらえている  │     ┃ ┃      │   のか。                  │     ┃ ┃      │ (2) 新しい政権下で農業政策が変わろうとして  │     ┃ ┃      │   いるが、具体的にはどのように変えていこ  │     ┃ ┃      │   うとしているのか。また、宇佐市にどのよ  │     ┃ ┃      │   うな影響が考えられるのか。        │     ┃ ┃      │ (3) 安倍総理は農業分野の成長戦略として、六  │     ┃ ┃      │   次産業を中心に十年後「所得倍増」の政策  │     ┃ ┃      │   を実現すると位置付けている。宇佐市とし  │     ┃ ┃      │   て考えられる具体策はどのようなものか。  │     ┃ ┃      │二、業務委託、指定管理者制度について      │     ┃ ┃      │ (1) 宇佐市の業務委託と指定管理者の件数は。  │     ┃ ┃      │   また、事業所の決算報告の内容のチェック  │     ┃ ┃      │   はどのように行われているのか。      │     ┃ ┃      │ (2) 具体的に可燃物処理施設の委託先と契約方  │     ┃ ┃      │   法は。                  │     ┃ ┃      │  1)平成二十五年度当初予算が大幅に増額され  │     ┃ ┃      │   ているが、主な理由と算出(積算)根拠の  │     ┃ ┃      │   説明を。                 │     ┃ ┃      │  2)過去の決算内容のチェックはどのように行  │     ┃ ┃      │   われているのか。また、二十五年度予算と  │     ┃ ┃      │   の整合性はどうなのか。          │     ┃ ┃      │  3)業務委託契約の内容は主にどのような内容  │     ┃ ┃      │   か。                   │     ┃ ┃      │  4)二十四年度まで、委託業者と従業員の間で  │     ┃ ┃      │   トラブルが発生している。担当部課長もで  │     ┃ ┃      │   きる限りの努力をしているが、宇佐市とし  │     ┃ ┃      │   て責任を持つべきでは。          │     ┃ ┃      │三、広域ゴミ処理施設の建設は延期を余議なく   │     ┃ ┃      │ されたが、延期による施設運営費予算負担   │     ┃ ┃      │ はどれくらいになるのか。また、委託業務を   │     ┃ ┃      │ 含めた、今後の施設運営をどう考えているの   │     ┃ ┃      │ か。                     │     ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━┛  まず、三番 広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)おはようございます。三番の広崎でございます。  まず、是永市長、無投票で二期目の当選、おくればせながらお祝い申し上げます。  また、是永市長におかれましては、選挙後、我が町駅川地区に引っ越されたそうで、駅川地区在任の唯一の議員といたしまして、是永市長夫妻にはですね、定住満足度日本一になるように、議員活動に努めたいと思っております。  私ごとになりますが、最近、日田市と竹田市を訪れました。日田市の豆田町にですね、二十数年前、よく仕事で訪れたことがありました。ところがですね、この二十年間で豆田町はですね、情緒ある町に大変身して、大変驚かされました。何よりですね、個人商店が頑張っているということに感心させられました。  先週の土曜日はですね、竹田市の有名な食堂にですね、空揚げを食べに行きました。宇佐市より小さい竹田市にあってですね、四店舗を構える食堂です。調べてみると、五十年前から地域活性化のために養鶏、養豚、食堂事業を展開する法人を立ち上げてですね、今では、八十人の雇用を生み出していると。竹田市内で六次産業がですね、完結しているわけなんです。  また、この店のですね、空揚げ目当てにですね、竹田市にやって来る人も多いと聞いております。別にですね、他市、他事業のまねをする必要は全くないと思っていますが、よいところは取り入れながら、よりよい宇佐市になるよう行政には心がけていっていただきたいと思います。  では、質問に移ります。  平成二十五年度施政方針についてお伺いします。  まず、学校給食関連について、毎月ふるさと給食の日を設け、地産地消に取り組むとのことですが、具体的な取り組み内容をお伺いします。
     次に、施政方針の農業関連についてですが、きのうも大隈議員の質問にもありましたが、人・農地プランを策定し、農地の集積や青年層の新規就農を図るとともに、意欲ある認定農業者を育成するとのことですが、具体的な取り組み内容をお伺いします。  二項目め、地域コミュニティーについてです。  高齢化率の上昇は、宇佐市の各地域においてもゆゆしき問題であり、各地域が抱える諸問題は、一朝一夕には解決しがたいものと思われます。このような中、市内各所に発足しているまちづくり協議会が存在する意義、地域全体の諸問題に取り組む活動などについて、市が推進する協働の理念にも合致し、大いに期待されているところであります。  そこで、いま一度、まちづくり協議会の趣旨と今後の市が進める地域コミュニティーを育成するビジョンなどを改めてお伺いいたします。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)それでは、広崎譲二君の一般質問に対する答弁を求めます。  まず、是永修治宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  三番 広崎議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、地域コミュニティーについてでありますが、議員御指摘のとおり、周辺部の地域では、人口の減少とともに高齢化が進み、共同作業などの実施が困難になるなど、集落機能が低下いたしております。また、地域の課題が多様化、複雑化し、一つの集落だけで対応していくことには限界が生じており、集落を越えて支え合う取り組みへの転換が必要となっております。  そのため、地域と行政とが連携、協働しながら、一つの集落だけでなく、より広域的に地域を支え合う新たな地域コミュニティー組織を形成し、それぞれの地域特有の課題を明確にし、地域住民が主体となって課題解決に取り組むことで、住みなれた地域で安心して暮らすことができる地域社会の構築を目標に、地域コミュニティービジョンを策定いたしました。現在、このビジョンに基づき、小学校区を単位とした地域コミュニティーまちづくり等協議会の組織づくりを推進いたしております。既に安心院、院内地域における組織化が完了し、昨年度からは宇佐地域の周辺地域における組織化を推進しているところであります。  その結果、十地域のまちづくり等協議会が組織ごとに各地域の特色あるまちづくり計画を作成し、地域内の各種団体や組織と連携しながら、計画に基づく実践活動を展開いたしております。  市といたしましても、協働協定書を締結し、地域おこし協力隊による人的な支援、運営交付金の補助等の財政的な支援を行っております。  また、地域の諸課題の研究及び解決を図るため、本年四月に開所いたしました地域交流ステーション内に大分大学経済学部のサテライト・ラボ、農山村未来創造室を設け、全ての協議会で構成されている地域コミュニティ組織連絡協議会との連携、協力関係を構築いたしたところであります。  今後とも地域の皆様と市が連携して、協働のまちづくりを推進するため、地域コミュニティー組織の設立、活動支援に努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(徳田 哲君)次に、一項目めの平成二十五年度施政方針についての一を近藤一誠教育長。 ◯教育長(近藤一誠君)皆さん、おはようございます。教育長の近藤でございます。  三番 広崎議員の一般質問にお答えします。  一項目め、平成二十五年度施政方針についての一点目、学校給食関連について、毎月ふるさと給食の日を設け、地産地消に取り組むとのことですが、具体的な取り組み内容についてですが、給食センターでは平素から学校給食において、地元産、県内産の食材を活用する努力をしています。また、地産地消に伴う食育の中で、自然の恵みに対し、農業や水産業などに携わっている人々に対する感謝の心を培うこととともに、生産、流通、消費の仕組みを通じての学習も進めております。  そのうち、特にふるさと給食の日には、宇佐給食センター南部給食センターともに地元宇佐産の食材を取り入れた給食を提供しております。野菜では、タマネギ、小ネギ、白ネギ、大根、ニンジン、ジャガイモ、大豆等で、魚ではハモなどの食材を使用した献立で給食を実施しております。献立としましては、だんご汁、けんちん汁、肉じゃが、筑前煮等を子供たちに提供しているところです。  今後も地元関係機関との連携、協議を図り、地元産材の積極的な使用に努め、子供たちに安全で安心な給食の提供を続けてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)最後に、一項目めの平成二十五年度施政方針についての二を坂内啓二君、経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)おはようございます。経済部長の坂内です。  三番 広崎議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、平成二十五年度施政方針についての二点目、農業関連について、人・農地プランを策定し、農地の集積や青年層の新規就農を図るとともに、意欲ある認定農業者を育成するとのことですが、具体的な取り組み内容はについてですが、宇佐市においても農業従事者の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増加が進展する中、集落における担い手不足が大変懸念されているところです。  そのため、集落、地域における話し合いにより、今後の地域の中心となる経営体はどこか、地域の中心となる経営体へどうやって農地を集めるか、地域の中心となる経営体とそれ以外の農業者、新規就農者を含めた地域農業のあり方など、地域農業を担う経営体や生産基盤となる農地を将来にわたって確保していくための未来の設計図となる人・農地プランの作成に昨年度から取り組んでおります。  まず、農地の集積については、農地の出し手に対する農地集積協力金や受け手に対する規模拡大加算措置等による支援があります。  次に、青年層の新規就農については、県を初め関係機関と一体となり、作物ごとに研修制度の構築を図っており、今年度は特にブドウ栽培に関する新規就農者の受け入れを行っていきたいと考えています。  また、認定農業者育成については、地域農業の担い手である宇佐市認定農業者組織うさファーマーズにおける研修会、営農検討会等の機能を十分発揮させ、五年後、十年後を見据えた経営感覚あふれた意欲ある担い手を育成していきたいと考えています。  将来の地域農業を維持、発展させる人・農地プランの趣旨を主眼に、円滑な担い手確保、事業展開が図られるよう、地域の話し合いの場づくりを積極的に行い、認定農業者や新規就農者の確保、育成に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)以上で答弁は終わりました。再質問があれば許します。  広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)一点目から、学校給食に関してから再質問をさせていただきたいと思います。  タマネギ、小ネギ、白ネギ、大根、ニンジン、ジャガイモ、大豆など、野菜もふるさと給食の日をいうことで提供しているということなんですけど、年間を通して地産地消ということで、安心・安全を含めて、年間を通してこういう野菜は提供することができないのかお聞きします。 ◯議長(徳田 哲君)学校給食課長 瀬良弘三君。 ◯学校給食課長宇佐学校給食センター所長(瀬良弘三君)議員さんの質問にお答えします。  年間を通してのふるさと給食の日での地元食材については、使用することはなかなか現状ではできておりません。一部、白ネギ、小ネギというのについては、年間の生産が伴いましてできていますけれど、タマネギにつきましては、五月、六月、七月の期間の使用のみとなっております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)どうして五月、六月、七月だけのタマネギになるんですか。タマネギ、ジャガイモというのはですね、結構宇佐でも盛んにつくられています。タマネギにしてみると、上矢部団地、あと江熊のほうですかね、団地で、柳ヶ浦地区でもかねてよりたくさんつくられていると思うんですけれど、これを一年間通して使用することができないのかと。一年間でタマネギを何トン使うか、ちょっと質問。 ◯議長(徳田 哲君)学校給食課長◯学校給食課長宇佐学校給食センター所長(瀬良弘三君)再質問にお答えします。  タマネギにつきましては、約二万六千八百八十三キロでございます。  そして、先ほど質問されましたなぜ年間を通してタマネギが五、六、七月かということでございますけれども、これにつきましては、宇佐市内のそういったタマネギの加工施設、貯蔵施設等がないことが考えられると思っております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)二万六千キロということで、二十六トンでよろしいんですかね。 ◯学校給食課長宇佐学校給食センター所長(瀬良弘三君)そうです。二十六トンです。 ◯三番(広崎譲二君)ふるさと給食の日ということは、食文化も考えて、非常に私はうれしく思っております。その中で、ふるさと給食の日以外の地産地消の部分においてですよ、この六次産業を推進していこうと思っている当市であってですよ、一年間、量的にはタマネギもジャガイモも給食の一年間分の生産は、作付はしていると思っております。特にタマネギなんて二十六トン、製品ベースで一反四トンとれるとしても、これはたった〇・六ヘクタール分しかないと。それが何で一年間地産地消で地元のものを使えないかと。保存庫がないという、今、回答だったと思うんですけど、保存庫がないということでよろしいんですか。 ◯議長(徳田 哲君)学校給食課長◯学校給食課長宇佐学校給食センター所長(瀬良弘三君)再質問にお答えします。  タマネギは、確かに貯蔵的には自然的貯蔵で、宇佐市内の状況を見ますと、十二月ごろまで貯蔵している方もおります。ただ、センターとして使っている中で、八月以降の貯蔵のぐあいによっては、貯蔵腐食していくということがありまして、価格とか規格、品質において、ちょっと生産者のほうが不安がるという形かと思いますけれど、それの調整ができていない次第でございます。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)坂内部長、農産物の六次産業化を推進していると思っているんですけど、給食に、宇佐市の子供たちに食べさせるだけの量も一年間保存できないと、今、課長が言われているんですけれども、このことについてどう思われます。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内でございます。  広崎議員の再質問にお答えいたします。  市の取り組みといたしましては、なかなか価格が十分見合っていないときがありまして、要は地元産品といわゆる市場価格との乖離が見られるような場合についてはですね、うちの価格差補助ということで、昨年度から支援をしているところであります。そういった供給側の問題につきましては、可能であれば、そういった体制が整えられるということは望ましいというふうに考えています。地元でとれたものを地元でできる限り供給していくという姿というのは、目指しておるところなんですけれども、現時点ではなかなかそういった、いろいろな品目がございまして、そういった中で特に議員御指摘のタマネギについては、そういった施設がまだ整備されていないという状況であります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)せめて宇佐市でつくっているもの、一年間保存できるものですね、小ネギあたりはハウス栽培なんで年間通して宇佐市の産物を使えるとは思ってるんですけど、できれば、市で補助金をつけても、学校給食には地元産のものを市民としては使っていただきたいと思っています。  そして、また六次産業の観点から見ても、ちょっと話はあれするんですけど、たったタマネギ二十六トン確保する施設がないということは、すごい問題だと思うんですよね。やっぱり物を確保して、そこから市長が提言する六次産業ですね、物をどこかに確保してから加工に回すと、それが六次産業だと思っているんですけれど、今の宇佐市じゃあ、農産物、保存できるものは別といたしましてもですね、年に一回しかとれないものをたかが学校給食にも追いつかない状態なんで、これをどうか市長、宇佐市でとれるものを一年間ですね、市が補助金をつけてもですね、価格の相場の上げ下げはあると思うんですよ。補助金をつけても、冷蔵庫をつくってもですね、地産地消を図って、学校給食にはそれを用いるということはできませんか。 ◯議長(徳田 哲君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  広崎議員の再質問にお答えいたします。  学校給食にですね、できるだけ地元産品を使っていくというのは、私もそうあるべきだというふうに思っておりますし、それに向けて最大限努力をしたいと思っております。  ただ、学校給食の場合は、今、大体一学年に児童が約五百人弱いまして、義務教育で約四千五百人、教職員を入れますと毎日五千食つくらんといかんですよね。その五千食つくるということになると、例えばタマネギをどこかの献立で一個使うとなると、それに見合う何かタマネギの量、そしていきなりそのまま持ってきて、皮をむいて、カットしてということになると、多分、料理が間に合いませんので、カットした姿で入ってくると、そういったのが望まれるわけですよね。したがいまして、一定程度の量をきちんと品質で、ある程度カットした状態で納入できないと難しいという話になるんですよね。  そこで、地元の物が例えばこの時期はあんまりとれないんで、一部だけでも使わせてくれないかという御議論もあるかと思いますけれども、そうすると、一部入るのと、こっちの分の調整とかいうのがずっと出てきまして、非常に苦慮しておるというふうに聞いているわけです。  それで、もしタマネギを一〇〇%使おうやということになると、先ほどの貯蔵庫のようなケースもあり得るかと思います。これはちょっと研究させてください。  その上で、どうしても価格差が出るんですよね。だから、大量に扱うところでカットしてどんと入ってくると比較的安く来ています。今、一人当たり大体月四千円給食費をいただいておりますので、それが今度高くなると、保護者のほうからブーイングが来ますんで。そうすると、今、地元産をあえて使おうということで、先ほど経済部長が答弁いたしましたけれども、どうしても高くつくと。その高くつく分には、半分は全部補助しましょうという形で今しています。その結果、大分ふえてきているんですけれども、なかなかまだまだ難しいというところであります。  したがって差額補制度をまず利用しながら、何かできるだけ地元の物がですね、入るような今状態にしておりますし、その品目によっての部分につきましては、今後の研究課題としたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)まあ、できない理由をずらずら並べられても仕方がないわけなんでですね、どうかしてできる方策を練っていただいてですね、宇佐のタマネギを宇佐が補助金を出して買うことにおいてですね、宇佐市内の活性化にも十分つながるというふうに私自身思っています。カットを今して納品してくれているところがあれば、そこに原料を持っていってカットしていただいてですね、カット代を払えばいいと。ただそれだけなんじゃないかなと。ただ、貯蔵には問題があると。是永市長のことですから、六次産業をこれだけ推進してですね、農産物も六次産業でまちおこしをしようと、六次産業の先進地と言われているわけなんですけれど、これだけ農地があって、貯蔵庫一つないということはですね、非常に情けないことだと思っております。ぜひ、考えていただいてですね、たかがタマネギの二十六トン、ジャガイモの二十トンぐらいはですね、宇佐市で年間のものを確保していただいて、地産地消で学校給食に回していただきたいと思います。  では、次に行きます。  人・農地プランというよりも、青年層の新規就農が、まず私、きのう大隈議員もしきりに言っていましたけど、青年層の新規の就農者ですよね、これの拡大、これはすごい難しいことだと思います。この振興局からいただいたのを見るとですね、宇佐市の認定農業者、平成二十二年から二十三年で四十一人減っています。二十三年から二十四年度で二十三人。新規就農者がですね、平成二十年、二十一、二十二、二十三、二十四、五年間でですね、六人、十六人、四人、二十一人、十四人、平均十二人ですよね。全然倍ぐらいの人たちがやめていっていることになるんですけど、これで宇佐市の農業はですね、先行き明るいのかどうか、坂内部長の意見をお伺いいたします。 ◯議長(徳田 哲君)坂内啓二君。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内です。  広崎議員の再質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、認定農業者につきましては、高齢化ですとか、そういった要因に後継者がいらっしゃらないということで、その年齢を関係として、あと体力的な問題を契機としてリタイアされるということであります。  一方で、新規就農者につきましては、新たに農業をやってみようということで、議員御指摘のとおり、平均で十二名ほどやってきていると。差し引きで考えますと、どんどん減っているじゃないかということなんですけれども、ただ、今後の農業を見据えていく中で、やはりどれだけ新しい人に入ってもらって、今、頑張っていただいている農家の人たちに明るいビジョンというか、マインドを持ってもらってやっていただくという中で、例えば先ほど来、話のある六次産業、要は生産者が二次産業、三次産業も取り組んでいって、付加価値をつけて収益、経営構造をよくしていくというような見通しを持って、前に進んでいくというところでありまして、現時点ではなかなか新規就農者の数字自体はなかなか伸びてはいなんですが、ただ、今後も人・農地プランにおける青年就農給付金の活用ですとか、既存の研修に対する費用の補助ですとか、利子の補給ですとか、そういった形で新たに来られる方が農業をしやすい環境を整備するというのが、今後、農政に課せられた使命だと思ってますので、今年度から、先ほどもちょっと答弁で申し上げましたけれども、ブドウの関係で新規就農者を受け入れる。当然のことながら、ほかの小ネギですとか、ほかの産品についてもですね、広く募集することをしておりまして、今年度から広く農業に取り組もうということに対して、宇佐市としてどういう支援制度があるのかといったものを一覧にしたパンフレットも作成しまして、新たに新規就農ということで積極的に呼びかけていきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)宇佐市としての独自な新規就農者への、人・農地プランというのは全国共通なプランだというふうに聞いているんですけど、宇佐市として独自なですね、新規就農者の、いわゆる補助なりですね、そういうのがあれば教えてください。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)再質問にお答えします。  現在、宇佐市のほうでは、既存の県なり国の支援制度に対して、市の上乗せ補助といった形で、施設整備ですとか、植栽ですとか、あるいはハウスの増設等々に絡みまして、上乗せという形で支援することを今予定しております。また、樹園地再編の絡みもございまして、安心院のブドウ団地の再編という中で、独自のインキュベーション構想ということで、新規就農に対してしっかりと入り口からちゃんと自立できるまでフォローアップしようということで、そういったソフト面でもちゃんとしっかりと研修制度を導入して、支援していこうということで、今話を進めているところであります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)じゃあ、宇佐市独自のものは今のところはないということでよろしいんですか。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)お答えいたします。  独自の取り組みとしましては、先ほど申し上げましたソフト面でのですね、研修制度ですとか、あとは六次産業の絡みでもありますけれども、今、ウサノチカラ創造塾を母体としたパワーアップセミナーといったような啓発、どうやって農業で付加価値をつけて売り出していこうかというようなことで、いろいろな研修事業を積み重ねております。そういったソフト面での取り組みと、あと先ほどのちょっと上乗せ補助といったところでやっていくという独自性を持ってやっております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)宇佐がですね、中津の倍の耕地面積あるわけなんですよ。豊後高田も宇佐よりか人口が少ないんですけど、宇佐の三分の一ぐらいですか。三分の一強。全国的に農業就労者が減っている中ですね、やっぱ宇佐としては、莫大な耕地面積ですね、しているわけなんで、他市と同じような、大分県の横並びのようなことをしてても、それで坂内部長が今申されたのが、自然発生的なものを期待しても、今までの新規就農者平均十二・二人からですね、全く伸びるとは思いません。じり貧になっていくことが、何年か後にはですね、じり貧になっていくんじゃないかというように私危惧しております。  その中で、他市から来させてですね、農業する。いろいろな考え方あると思うんですけど、宇佐には宇佐産業科学という伝統ある農業系の高校もございますし、安心院高校には園芸科もございました。そのあたりにスポットを当てて、農業実践大学校、三重にありますね。そのような組織をつくってですね、その人材を何らかしら集めて、定住していただくような政策はとれないものなんでしょうか。
    ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)広崎議員の再質問にお答えいたします。  今、議員から御指摘のあった宇佐産業科学高校につきましては、グリーン環境科のほうを一昨年度卒業された方のうち、六名が農業大学校に進学されて、昨年度は四名という形で農業大学校へ進学されていると。  宇佐市との絡みですけれども、農業自営者育成後援会といったものが組織されておりまして、その中で支援金も出しておりますし、学校とも連携をして、農業大学校を卒業した暁には、ぜひとも宇佐市のほうでやっていただきたいということで、連携を密にしているところです。  また、六次産業の中でも、高校生の中で、味一ねぎを使ってパウンドケーキというのを開発しまして、それも今般、ふれあいのほうでですね、販売できるというような流れでありまして、そういう議員御指摘のとおりですね、地元の高校からのそういった取り込みというのは非常に重要だというふうに考えておりますので、引き続き連携を強化して、やっていきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)市内だけで、農業を目指した皆様がどんどん新規就農者でやっていただければ、市内だけでも間に合わないことはない可能性もあるんですけど、できれば、今やっている若い農業者にもうけていただいてですね、皆さんも頑張れば農業でも御飯が食べれるんだよということをですね、教えてあげることも必要じゃないかと思っております。  それで、宇佐市独自のですね、政策を打ち出していく、補助金を入れていくと。新規就農者を育てていくと、全国から募集してですね。十分面積もあるし、何ていいますか、広さもあると思うんですけどね。だから、ハード面、ブドウ園の新たな再開発も結構ですけど、新規就農者をふやすことのほうが時間もかかりますし、宇佐では急務であると思っておりますんで、とりあえず新しく耕地を整備するよりか、若い農業経営者の育成に、ぜひ他市と違った政策で全国に訴えていただいてですね、人を集めて教育するような施設をつくっていただいて、ふやすというような考え方を、ぜひしていただきたいと思っています。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内です。  再質問にお答えをいたします。  先ほど、若い農業者の方がすごく頑張っておられるという姿を見せるという御指摘がありましたけれども、宇佐市におきましても、ドリームファーマーズプラスというところで、三十代の若者がですね、干しブドウの生産に、製造に着手しておりまして、この関係でいきますと、首都圏のほうにも自然食品を扱っているお店ですとか、いろいろな方面にですね、今、販路を開拓中でありまして、いろいろ芸能人の方もそこを訪れて、その味がすばらしいということでお褒めをいただくなど、非常に引き合いが今活発化しております。これにつきましても、もともとウサノチカラ創造塾で育った塾生で、県の補助、国の六次産業の法認定も受けまして、そういった形で育っていった方であります。  全国に呼びかけると、新規就農者の募集を呼びかけるということにつきましては、実は現在、県とも調整をしておりますけれども、ある程度の大きな企業に今ちょっと働きかけをしまして、それでそういった枠組みができないかというところで今調整をしているところであります。  遅くとも今年度の後半には、そういった形で、ある程度宇佐市における新規就農者の確保、育成の絵姿を示せるのではないかということで、今、検討しているところであります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)ぜひとも早く考えていただいて、実行していただきたいというふうに考えています。  では、次に行きます。  地域コミュニティーまちづくり協議会についてなんですけど、ここにまちづくり協議会のパンフレットあるんですけど、市長肝いりでつくった立派なものだと思っております。  ただ、この中にですね、若者のですね、交流というのが抜けているような気がしてなりません。これは私が思うだけなのか、抜けているのかどうかお願いします。 ◯議長(徳田 哲君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)観光まちづくり課長 若山であります。  再質問にお答えいたします。  決して若者の組織づくりが抜けているわけでもございませんで、地域コミュニティーといいますのは、いわゆる今まで小さな集落組織であったものを、大きな、当市の場合、小学校区単位で考えて推進しておるわけでありますが、そういった部分で、身近な部分で、自治会あるいは老人クラブ、婦人会などというふうに挙げているところが議員御指摘の部分だと思うんですけど、その中に当然、若者のほうも入ってくるわけでございますが、小学校単位でありますので、そこは既にPTA等々はあった部分として、そことはまたどうやって連携していくのか、そういった部分をコミュニティーの中で十分議論していただきたい、また今後、若者の組織づくり、そういった部分も当然地域の課題だというふうにも思いますので、ぜひそういった取り組みもしていただきたいという思いでございます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎譲二君。 ◯三番(広崎譲二君)地域コミュニティー、皆さん協議して、まちづくり協議会の中で協議していただいて、独自なものを出されているんでしょう。これはこれで全部の、今年度の事業計画は一応読ませていただきました。  中でもですね、やはり少しずつ違う。よい点があるところもあるし、全くその点が、よいところというか、個々違うもんですから、一概に比較はできないんですけれど、中には空き家対策で人口をふやしたいとかいうのがあるんですけど、どちらかといったら、既存のものを守るですよね、方向ばっかりに目が向いているような気がするんですよ。もうちょと、今のままでは衰退していきますよね。どうやってその地域が残っていくか、どうやって若者を定住させていって、その地域で育てるかがですね、どうも見受けられないことが多いと思うんですけど、その点はどう考えますか。 ◯議長(徳田 哲君)若山観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(若山雅敏君)お答えいたします。  議員御指摘のとおり、地域協議会自体でさまざまな特色が出た取り組みが、それぞれつくられているところでございます。画一的な取り組みになっていないという部分では、本当にそれぞれがそれぞれの地域のことをみんなで考えて、特色ある地域づくりができているものというふうに思っておるところでございます。  ただ、それぞれいい取り組みがまだまだ広まっていない部分もございます。そういった部分につきましては、地域コミュニティ組織連絡協議会、そういう部分を構築して、それぞれつくり上げていただいたまちづくり等協議会の連絡体制という部分もつくっておりますし、地域協力隊という人的な協力、人的な派遣ということでの協力もさせていただいておりまして、そこの地域おこし協力隊等と連絡、連携をとりながら、いいものをどんどん広げていきたいというふうにも思っておりますし、若者につきましては、きのうの河野議員の御質問にもありましたけど、定住促進という部分で、うち担当課だけではない、さまざまな政策としてですね、取り組んでいく必要もあると思いますが、若者の交流をどうやっていくのか。  本年度四月に、地域交流ステーション内、深見のほうに設けたところでございますが、大分大学経済学部のサテライト・ラボ、先ほどの市長のほうからの答弁にもありましたように、サテライト・ラボ、農山村未来創造室という部を設けまして、大学生との交流を含めて、今からそれぞれの地域の方に出していただいた地域の課題、そしてまた、学生の考えるこれからの地域の課題等々、お互いが出し合いながら、議論していく、交流していく場を設けさせていただきました。  ぜひ、この前、発足の部分があったわけですが、その中でぜひ若者たちとの交流もやっていきたいという思いが出されてきているところでございますので、そういった部分では、若い人たちに、その中では何歳までが若いのかといった意見もあったわけなんですが、ぜひ若い人に集まっていただいてですね、地域のことを若者が中心になって考える、そういった専門部といいますか、そういった部分もぜひ協議会の中に設置していただきたいと、そしてまたそこで大学生との交流を広げていって、地域課題をまたみんなのものにしていただいて、まちづくり協議会だけで解決できる問題ではないというふうにも思いますので、まさに行政と協働した取り組み等々も含めまして、解決していく問題だというふうに思っております。  いずれにせよ、そういった部分を評価のほうからもそれぞれの協議会に投げかけてですね、ぜひ若者の取り組みということも推進していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)課長、もう少し簡潔に答弁を願います。  広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)ぜひ若者もですね、大切にしていただいてですね、その地域にですね、出ていかない、出ていかないと言ったらいけないんですけど、その地域に定住していただけるようにしていただきたいなと思っております。  若者、子供はいないその地域、端々にしては少ないにしてもですね、老人というか、高齢者の方はたくさんいると思うんですよ。これがコミュニティーであって、いわゆる経済活動とは関係ないんだよというのかもわかりませんが、きのう、ふれあいサロン、老人のふれあいサロンのような話がきのうたくさん出たと思うんですけど、私、徳島のいろどりですよね、ああいった活動は老人クラブでできないのかと思っております。  それで、佐田地区はいわゆるジャガイモをつくっていただきですね、深見地区はタマネギをつくっていただき、安心院地区はナスビをつくっていただいても結構なんですけど、まちづくり協議会の原資というものはですね、市からのまるっきりの持ち出しになっていたと思うんでですね、そのあたりで買い上げてあげてですね、それをふるさと給食に利用しながらですね、皆さんに触れ合っていただいて、健康になっていただくと、そういうこともありかなというふうに思っているんですけど、どうでしょう。 ◯議長(徳田 哲君)坂内部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)広崎議員の再質問にお答えいたします。  そういった高齢者の方たちの経済活動、いろいろな農産物をつくって、それで売る喜びといったところは、本当に生きがい対策にもなりますし、健康対策としても非常に意義があることだと思っています。  そういった中で、いろいろほかの他市の例でもあるように、老人の、高齢者の方が集まって、例えば有機野菜をつくって、それを直売所で売るとか、そういったような動きもあるように聞いておりますので、そういった点でもうまくまちづくり協議会の中で、そういう経済活動の一つとして農業生産活動を位置づけて、それがある程度出口のところでうまく結びつける、要は直売所での販売であったり、そういう学校給食と絡められないかといったところについても、幅広く考えていかなければならない問題だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)広崎君。 ◯三番(広崎譲二君)何事にもですね、行政は宇佐市の地域の活性化を図るため何をするかというのが一番問題になると思います。そのためには、若い人間をですね、ここに定着させなければいけない。そのことが今一番、農業だけじゃなくてですね、若い者の定着、これが一番大切なことだと思ってます。ぜひ、若い者が集まってくるような魅力のあるまちづくりをすることを切望いたしまして、一般質問を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)以上で、広崎譲二君の一般質問を終結いたします。  続きまして、十四番 用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)皆さん、おはようございます。日本共産党の十四番 用松でございます。  質問の第一点は、北馬城小学校の卒業式での六年生全員が憲法前文を暗唱したことについて、賞賛をすべきでないかという点であります。  第二点目は、近くオープン予定の平和資料館についてであります。  第三点は、市民から強い批判が出されている人権・同和アンケートについてであります。  第二項目は、TPPの問題で、その一点は地域経済に対する影響について、食の安全について、そして医療の影響についてであります。  第三項目は、国保の広域化についてであります。  第四項目が、学校が建てかえられるたびに、全世帯を対象にした寄附が県下で旧宇佐市だけに残っていると。最近の例を見ましても、和間、北馬城、柳ヶ浦、北部中、西部中などであります。この点について、どう是正を図っていくのか。  第五項目は、キリウの公害対策について。  第六項目は、大分市のように放課後児童クラブの減免制度の創設について。  第七項目は、削除いたします。  第八項目は、市営住宅の地番の変更に伴う市の対応について。  以上、第一回の質問を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、是永宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十四番 用松議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、TPP参加問題についての一点目、宇佐の農業や地域経済が守れるのかと、二点目、国民の食料と食の安全は守られるのかと、三点目、市民の医療はどうなるのかにつきましては、関連がありますので一括してお答えをいたします。  国は、関税撤廃の例外的な扱いを認めることを前提に、TPP交渉への参加を表明いたしましたが、高いレベルでの貿易自由化が求められるTPP交渉につきましては、農林水産業を初め、地域経済や国土保全など、国民生活全体に及ぼす影響を十分に考慮し、国益にかなうものとなるよう、農林水産物の重要品目に対する例外措置の確保を図るなど、政権公約で示された六項目の判断基準を堅持すること、また我が国の農林水産業等にかかる影響試算や交渉状況等について、国民に十分な情報の開示と明確な説明を行うとともに、国民的な議論を十分行いながら、慎重に対処することという内容の要望書を九州市長会を通じて関係機関に提出したところであります。  なお、医療保険制度や混合診療などが、交渉の焦点であるかどうかなどの情報が国から得られていないために、市民の医療への影響は申し上げられる状況をにはありません。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(徳田 哲君)次に、一項目めの憲法擁護の市政についての一を近藤一誠教育長。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  一項目め、憲法擁護の市政についての一点目、北馬城小学校では卒業式で六年生全員が憲法前文を暗唱し、出席者に深い感銘を与えた。全小中学校で推奨すべきではないかについてですが、小中学校の卒業式は、学習指導要領では、特別活動の儀式的行事に位置づいています。儀式的行事には、学校生活に有意義な変化や折り目をつけ、厳粛かつ清新な雰囲気の中で新しい生活への転換への動機づけを行い、学校、社会、国家など、集団への所属感を深める上でよい機会とするという意義があります。このような意義を踏まえ、宇佐市内全ての小中学校で実施される卒業式では、校長の指導のもと、卒業生は在校生、保護者、地域の方々、教職員等に対して、自分が在学中に学び得たもの、そして自分たちの今の思いを表現する最後の場としての取り組みを行っております。  今後も各学校のさまざまな取り組みが、学習指導要領の狙いに沿った内容となるよう校長会等を通じて指導してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)次に、一項目めの憲法擁護の市政についての二及び三を総務部長 稲積義久君。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  一項目め、憲法擁護の市政についての二点目、平和ミュージアム構想や資料館建設に憲法九条の精神をどう反映させるかについてですが、平和ミュージアム構想につきましては、平成二十二年五月に策定されました宇佐海軍航空隊跡保存整備計画に沿って、宇佐海軍航空隊跡活用計画検討委員会及び宇佐海軍航空隊資料収集検討委員会を設置し、遺跡や資料等の保存収集等の推進を図っております。  現在、宇佐海軍航空隊平和ミュージアム構想庁内調整会議におきまして、構想に係る審議に必要な資料や論点を整理しております。今後、宇佐海軍航空隊平和ミュージアム構想委員会(仮称)を設置し、施設の方向性、コンセプト、施設概要、場所等について議論いただき、平和ミュージアム(仮称)建設に向けて基本構想の策定を行う予定であります。  三点目、憲法の定める基本的人権の尊重に反する今回のような人権・同和アンケートは二度と行うべきではないが、見解をについてですが、平成二十四年度人権・同和問題に関する市民意識調査は、平成十一年度に実施してから十三年ぶりに実施したものであります。  したがいまして、今回の市民意識調査の大きな目的は、平成十一年からの意識の経年変化を追跡調査することでもあり、同じ設問による調査を基本として作成し、宇佐市部落差別撤廃・人権擁護に関する審議会で審議の上、実施をしました。この市民意識調査結果につきましては、人権が尊重され、偏見や差別のない明るい社会の実現に向けて、今後の人権施策の推進に活用していくこととしております。  議員お尋ねの次回の市民意識調査の実施につきましては、実施の有無も含めて、宇佐市部落差別撤廃・人権擁護に関する審議会等におきまして、十分に審議を重ねた上で判断をしたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)次に、三項目めの国保の広域化の影響についてと六項目めの放課後児童クラブの減免制度についてを福祉保健部長 蓑田重光君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(蓑田重光君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の蓑田です。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  三項目め、国保の広域化は、市の国保行政と国保世帯にどのような影響をもたらすのかについてですが、国民健康保険の広域化は、その詳細が国や県から示されていないため、市民への影響ははっきりしておりません。国の社会保障国民会議や経済財政諮問会議における議論の中で、国民健康保険の運営主体を市町村から都道府県に移行する案については、賛成意見が大勢であったと報道されていました。  また、厚生労働省は、社会保障審議会医療保険部会の中で、国保の運営を都道府県に移行した場合の課題として、保険料の格差の問題、保険料収納率の低下の懸念及び大企業の健保組合の保険料負担増により捻出する財源を国保支援に充てるのが妥当かなどを提示しています。  国民健康保険を都道府県単位化することについては、いろいろな課題もありますが、国民健康保険制度の将来的な安定運営のためには、都道府県単位の広域化は有効であり、広域化の議論は引き続き進める必要があると考えております。  次に、六項目め、市長選の公約で、放課後児童クラブの増設を掲げたが、低所得者の利用料の減免制度を創設すべきではないかについてですが、放課後児童クラブは、保護者が就労等やむを得ない事情により昼間家庭にいない保育に欠ける児童を対象として、放課後等に適切な遊びと生活の場を提供し、放課後児童の健全育成の向上を図ることを目的としています。  現在、宇佐市内には十二の小学校区に放課後児童クラブが開設されており、それぞれが独自性を発揮しながら、特徴あるクラブ運営を行っております。また今年度は、新たに三校区で開設に向けた準備が進んでおり、徐々に拡大しているところであります。しかし、新設予定箇所を含めても十五クラブで、まだ小学校区の半数を超える程度でありますので、できるだけ早期に御要望のある全ての小学校区において開設できるよう、関係者と協議をしてまいりたいと考えています。  御指摘の減免制度の創設については、利用料金や運営内容等は各クラブの運営協議会が地域の実情を勘案した上で決定されることや、放課後児童クラブがない校区が半数ありますので、まずは御要望のある全ての小学校区でのクラブ開設に向け対応することが先決であると考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)次に、四項目めの学校建設に係る寄附行為の是正についてを教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)こんにちは。教育次長の石田純治でございます。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  四項目め、小中学校の建設で多額の不用額を計上している一方、寄附は任意であるにもかかわらず、愛校精神や郷土愛を逆手にとって、県下で唯一全世帯を対象に寄附行為の呼びかけが行われているが、是正する考えはないかについてですが、小中学校の学校建築に伴う不用額の計上については、改築工事における必要な予算措置した後の効率的な執行による入札残であります。
     学校建てかえ、改築に伴う寄附問題につきましては、子供たちのより豊かな学習環境づくりのため、PTA及び自治委員等が主体となって建築委員会を組織して、校区内の各家庭に訪問し、趣旨を御理解いただきながら、賛助金のお願いに伺ったと聞いております。あくまで校区内の各種団体等が自主的に実施している任意による寄附依頼行為であると理解しております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)次に、五項目めのキリウの公害対策についてを市民生活部長 田中豊昭君。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の田中です。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  五項目め、キリウの公害対策の約束は守れたかについてですが、昨年の十二月二十三日に地元対策委員会は、キリウ大分の工場内視察と対策会議を開催いたしまして、参加者からの意見を参考に、悪臭、騒音、産廃集積所などの改善をキリウ大分に要望いたしました。  これらに対し、キリウ大分は、消臭装置の設置、冷風装置の設置、産廃置き場のカーテン設置等、環境改善に向けた取り組みを行っており、約束は守られていると認識をいたしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)最後に、八項目めの市営住宅の地番変更についてを建設水道部長 田山秀之君。 ◯建設水道部長兼都市計画・高速道対策課長(田山秀之君)建設水道部長の田山です。  十四番 用松議員の一般質問にお答えします。  八項目め、佐々礼の市営住宅の地番の変更に伴う市の対応のまずさを関係者に謝罪したらどうかについてですが、佐々礼の小塚平団地について、平成二十二年二月に住所地番の誤りが判明したため、市営住宅全体の地番について見直し作業を行い、城井団地ほか十八団地で修正が必要であることが確認されました。  そのため、本年の三月定例会で市営住宅の入居基準及び整備基準の条例改正に合わせて、これらの地番修正も行ったところです。  このたびの地番修正について、作業に時間を要したこと、修正手続等で御不便をおかけしていることについて、大変申しわけなく思っております。関係する皆様方には、この場をおかりして深くおわびを申し上げます。  なお、地番修正に関係する十九団地百二名の方々につきましては、住所地番の変更に係るおわびと修正手続について御通知を申し上げ、現在、必要な諸手続きを行っていただいているところです。市といたしましても、住民票、印鑑証明書無料交付や国民健康保険証等の再発行など、手続を行う上で御負担を極力軽減できるよう丁寧に対応してまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力をお願いいたします。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)以上で答弁は終わりました。再質問があれば許します。  用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)議長、寄附行為、住宅問題、ゼロ戦問題、同和問題、TPPあと順次でやります。 ◯議長(徳田 哲君)もう一回。 ◯十四番(用松律夫君)そういう順序。寄附問題、住宅問題……。 ◯議長(徳田 哲君)ちょっと待って、ゆっくり。 ◯十四番(用松律夫君)ちょっと時間を決めちょってくれる。 ◯議長(徳田 哲君)寄附問題。 ◯十四番(用松律夫君)説明する時間はちょっと省いちょって。 ◯議長(徳田 哲君)はい。一番、寄附問題。 ◯十四番(用松律夫君)はい。寄附問題、二番、住宅問題、三番、平和資料館の問題、四番、同和問題、あと順次でやります。  まず、住宅問題についてでありますが……。 ◯議長(徳田 哲君)小学校の寄附問題からですね。 ◯十四番(用松律夫君)ごめんなさい、寄附問題。寄附問題についてでありますが、全世帯を対象にやられているのは旧宇佐市だけだということですけども、院内中学校も平成十六年と、安心院中学校も平成十四年に建てているけれども、寄附行為はやっていないと。なぜこのように宇佐市だけが同じような習慣、特に、任意とは言いながら、全世帯を対象に行っているということで、苦情も教育委員会にも私にも寄せられているんですけれども、なぜこういうことが続けられていると考えていますか。 ◯議長(徳田 哲君)ちょっととめて。用松君ね、急に順番を変えると言われても、整理の都合があるんで、それわかっているんなら早目に……。 ◯十四番(用松律夫君)はいはい。以後注意します。 ◯議長(徳田 哲君)今後、私は余り頭がよくないので、早目に。 ◯十四番(用松律夫君)いや、聡明な議長ですから。 ◯議長(徳田 哲君)いやいや。早目にしてください。 ◯十四番(用松律夫君)わかりました。今後。  じゃあ、答弁。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)教育次長の石田純治です。  再質問にお答えをします。  寄附行為につきましては、子供たちのより豊かな学習環境づくりのため、地域で建築委員会を組織して、校区内の各家庭に訪問し、趣旨を御理解いただきながら、PTA及び自治委員等が賛助金はお願いをしたものと聞いております。 ◯十四番(用松律夫君)次長、なぜ続いているのかを聞いているんです。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)各家庭を回っての寄附行為は強制ではなく、あくまで任意ですので、意思表示をしていただきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)今までは、ぜいたく品じゃない限り予算措置を講じるというふうに言っているんですけれども、北馬城小学校で買われたのはピアノとかテレビ、印刷機、ずん胴鍋、モップ、ほうき、これはぜいたく品ですか。(「ピアノは買ってないでしょう」と呼ぶ者あり)えっ。(「ピアノは買ってないです」と呼ぶ者あり)ほんならこの一覧表が……。 ◯議長(徳田 哲君)ちょっとちょっと、発言を許していないのに。 ◯十四番(用松律夫君)そうそう、議長の言うとおりじゃ。 ◯議長(徳田 哲君)議事進行します。  教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  必要なものは、全て教育委員会のほうで購入しております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)今、若干茶々が入ったけど、今言った、述べた中で、これはぜいたく品ですかね。これは本来、市の予算で組むべきじゃないですか。はっきり答えてください。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  必要なものは、教育委員会で全てそろえております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)同じような答弁をするというのは自信のないあらわれで、問題はお金がないと言いながら、建築費の予算残は適切な執行だと言っている。確かに和間小で一千七百十七万四千円、不用額で落としていると。北馬城小学校では六千三百三十五万三千円落としていると。それ以外に建築入札残とは別に、北馬城小学校では百九十万八千七十五円、不用額落としているんですよ。こういうのを落としながら、ぜいたく品でない備品を保護者に求めるというのは、どういう意味ですか。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)学校建築に伴う不用額の計上については、改築工事における必要な予算措置をした後の効率的な執行による入札残であります。先ほども言いましたが、必要なものについては、教育委員会でそろえております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)今回の答弁では、学校、教育委員会は一切関与していないという文言が外れているんですけども、教育委員会では、校長やらどのようにこの寄附にかかわっているんですか。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  あくまでも校区内の各種団体等が自主的に実施している任意による寄附依頼行為であると理解しておりますので、学校側の職員等については関与しておりません。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)実際、建築委員会のあるごとに校長室やら会議室が使われて、校長挨拶もレジュメの中に入っちょって、しかも、教職員も七万七千円、先生みずからが出していると。もちろん私たちは、集められた方の御苦労、あるいは寄附をされた方のお気持ちは非常に尊敬をしていると。ただ、こういうことを長く続けるということ自体が県下の恥だというふうに思っているんで、こういうかかわり方をしていることに対しても知らないというしらを切るつもりですか。 ◯議長(徳田 哲君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島でございます。  質問にお答えいたします。  建設委員会等が学校等を使用しているということに関しましては、開かれた学校づくりの観点から、それぞれの任意の団体が学校を使用するというものは教育委員会として拒むものではないというふうに認識しております。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)使用するななんて言っていない。あなたたちは自主的、任意的にやっていると、教育委員会は関与していないと言うけれども、実際は挨拶をしたり、さっき言ったように、そういう場を使ったり。じゃあ、先生たちにも七万七千円のカンパが寄せられているのはどういう意味ですか。 ◯議長(徳田 哲君)学校教育課長 川島数志君。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  校長、教諭等を初め、それぞれ役員として入っていることは一切、関与していることはないと思われますが、地域の学校ですので、個人として寄附等をしたということはあると思われます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)じゃあ、こういう県下で安心院も院内もやっていないような、全世帯を対象にした寄附行為、義務教育は無償であるにもかかわらず、こういう状態が今後も続けられるということについて、教育委員会はそれを是とするという見解ですか。 ◯議長(徳田 哲君)石田次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)答えます。  各家庭を回っての寄附行為は強制ではありません。あくまで任意ですので、意思表示をきちっとしていただければいいのではないかと考えます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)かつて末永次長がおったときに、寄附をする人が悪いんやというような発言をしたけど、今もそうですね。任意なのに応じるのが悪いと、こういう発想ですか。 ◯議長(徳田 哲君)石田次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)そういう発想ではありません。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)そしたらですね、なぜ自粛を呼びかけるような指導をしないんですか。平成九年に、私、議員になる前でしたけども、教育長とも話し合って、当時の教育長の名前で、当時の宇佐市立長洲中学校の貞池校長先生に対して、「中学校校舎に伴う寄附行為の自粛について」という通知文書まで出しているんですね。市長御存じですか。市長お答えください。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  用松議員が今おっしゃられたことですけれども、一九九六年、平成八年に隣の市においてですね、校舎改築推進委員会がつくられ、その推進委員会の事務局に教頭、校長が就任して、募金目標額を約五千万円とも受け取れる協力依頼書を付して、募金活動が行われたという報道がありました。  一方、時期を同じくして、隣の町では、教育に必要な施設、設備、備品は整える、寄附に頼らなくてもよいよう努力するとの方針を出しました。そのことを受けての、そのような寄附行為自粛についての文書を当時の教育委員会管理課長が出したものと思われます。  現在は、寄附行為につきましては、PTA及び自治委員等が主体となって建築委員会を組織してのことです。その委員構成に学校職員が入っているわけではありません。
     以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)要するに、今後も続けられても見て見ぬふりをして、これを是とするという考えで、市長、そういうつもりで行くんですか。市長お答えください。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯十四番(用松律夫君)石田次長、いつ市長になったんですか。まだ市長になっていないじゃないですか。市長答えて、市長。 ◯議長(徳田 哲君)用松議員、私が議事進行しますんでね。 ◯十四番(用松律夫君)私の意思を酌んで。 ◯議長(徳田 哲君)意思はわかるけど、理事者側のほうに答弁権があります。  次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  あくまでも強制ではありません。任意ですので。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)次長自身のところにも苦情が来ているんですよ。それで、私のところにも、任意とは言いながら、地域の人が一軒一軒訪問して、例えば、北馬城では三千円、和間でも三千円から四千円、ずっと集められているんですね。そうしたら、断りにくいという人情の問題もあるんで、やはり、さっきから何遍も言うように、義務教育は無償だという観点で、しかもお金は余っているわけですから、そういうかつての例を私が新聞報道を渡して、それを次長が読み上げて言ったと思うんやけど、隣の町の例はいい例でこういうふうに出したわけですから、今後とも、例えば、今から、高家、八幡、四日市、長洲小の建てかえが予定されていますけれども、こういう事態になっても、事前に十分な予算を組むから、寄附に頼らないでほしいという通達を出すつもりはないんですか。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  通達は出す気持ちはありません。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)いよいよ市長の出番です。市長は今の次長の答弁で、こういうことが県下で、院内でも安心院でもやられてない、本当に県下で調べても宇佐市だけと、こういう事態は好ましいというお考えで、指導も改善もするお考えはないということですか。市長、答えてください。  待ってください。今度こそ議長、市長に答えさせてくださいよ。頼みます。 ◯議長(徳田 哲君)先ほど申し上げたようにね、答弁権は理事者側にある。 ◯十四番(用松律夫君)いやいや、市長も答えんと。差別するん、ほんなら、わしを。 ◯議長(徳田 哲君)差別じゃない。 ◯十四番(用松律夫君)いや、ほかんときは市長答えとるやん。 ◯議長(徳田 哲君)あんた、私に差別するのか言えますか。 ◯十四番(用松律夫君)いやいや、答えとるやん。 ◯議長(徳田 哲君)かつて私が誰に、あなたと違う……。 ◯十四番(用松律夫君)いやいや、ほかの人のときには答えている。何でわしんときは答えん。差別になるやない。 ◯議長(徳田 哲君)それは、こっち側の考え方であって、私があなたに答弁しなさいとか言う権利はありません。 ◯十四番(用松律夫君)議長、指名するでしょう、ほかの議会は。お願いします。 ◯議長(徳田 哲君)ほかの議会はそうであっても、私はそうじゃありません。 ◯十四番(用松律夫君)ほんなら、私が要望しています。市長に答弁させてください。 ◯議長(徳田 哲君)お断りします。 ◯十四番(用松律夫君)そんなひどい議長あるか……。 ◯議長(徳田 哲君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)お答えします。  今、議員のほうから宇佐市のみこの行為が行われているということでありましたが、宇佐市においても、市がこれに関与しながら、寄附行為を行っているという行為はありませんし、私どもの調査では、他の市町村においても、市が関与して寄附行為を行っているということはないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)そういう悪習を続けるということになれば、もう世論に訴えていくしかないんで。繰り返し言うように、私は寄附をされている方、集められている方に対しては敬意を表しているんですけれども、さっきから何遍も言うように、全世帯を対象に寄附の任意性を踏みにじって、一世帯当たり三千円ですよと、柳ヶ浦は二千円、全部大体目安を決めて訪問していると、このことについて好ましいかと聞いているんです。  市長、今度答えてください。お願いします、市長。 ◯議長(徳田 哲君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  先ほども何回も回答しておりますけれども、強制ではありません。任意です。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)これ以上、そういう不真面目な答弁につき合うわけにいかないんで、次に行きます。  住宅問題。市営住宅の佐々礼の小塚平団地については、平成二十二年の二月一日に錯誤が判明したと、おわびしますと、そして訂正をお願いしますと。文書だけ通知して、しかも話し合いを持とうと言ってそのままになって、同じような文書が二十五年の五月三十日付で出されていると。市長はトリプルAと言われていますけれども、足も運ばずにですね、説明会を持たずに、しかも三年間放置したこと、これに対して、市長自身関係者に謝罪するお考えはありませんか。 ◯議長(徳田 哲君)建築住宅課長 矢野浩二君。 ◯建築住宅課長(矢野浩二君)はい、建築住宅課長の矢野でございます。  再質問にお答えします。  今回の事務処理につきましては、入居者に事前に十分説明をした上で、御理解をいただいた上で提案すべきだったと考えております。改めて関係者の皆様に深くおわびを申し上げます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)結局、住民の方が非常に怒っておられるんですけれども、今回も職権でやったということなんですけれども、八月三十一日までは無料で証明書等を公布すると、しかし、この間長く住んでいていろいろな契約をされていると、あるいは住所変更に伴う今後のさまざまな、生じる問題について市が責任を持って対応するということで理解していいですか。 ◯議長(徳田 哲君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(矢野浩二君)お答えします。  市のほうで丁寧に今後対応してまいります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)期限が八月三十一日までなんですけれども、例えば保険の契約を解約する際に、それ以後に生じる、保険の関係者から今の地番と契約した当時の地番が違うと、説明してくれと、そのときに住民票をとってくれと。八月三十一日以降であっても、原因が私が指摘したような内容であれば無料でやるというふうに理解していいですか。 ◯議長(徳田 哲君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(矢野浩二君)お答えします。  八月三十一日にこだわることなく、丁寧に対応してまいります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)三月議会で、十九団地百三人に間違った表題の文書を送りつけて、職権で訂正しているんですけれども、そういう百三人の方々に対しては、どういう措置をとるんですか。 ◯議長(徳田 哲君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(矢野浩二君)お答えします。  同様に丁寧な説明を申し上げて対応してまいります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)市長、さっき、トリプルAと言われましたけれども、混乱を招いた責任を市長みずから監督責任、あるいは関係者の怠慢に対して文書戒告も含めてみずから処分する考えはありませんか。市長、これはほかの人は答えられないんで。 ◯議長(徳田 哲君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  用松議員の再質問にお答えいたします。  先ほど答弁いたしましたとおり、今回の地番の修正に係りまして作業に時間を要したこと、そしてまた修正手続で御不便をおかけしていることに対しましては、大変申しわけなく思っておりますし、関係する皆様方に私からもこの場をおかりして深くおわびを申し上げたいというふうに思います。  私は常々ですね、トリプルA運動ということで、足とアイデア、現場主義を言っているわけでありますけれども、今回、このように不行き届きがあったということをですね、大変私自身もですね、深く反省をしているところであります。  今後二度とこういうことがないように、当然、することは当たり前として、今回の住居変更手続きに関してですね、さまざまな御不自由や御不便をおかけしていると思いますので、それについてはですね、できる限りの対応をさせていただきたいというふうに考えております。それをしっかりやることでですね、私の責任を果たしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)市長も認められたけれども、とにかく三年前と同じ文書を送りつけてきてね、足を運んで丁寧な説明もなしにね、職権でやれと。やはり住所というのは自分の思いも、いろいろな思いが含まれているというかね、込められているんで。簡単に職権、三年前、ちごちょったき、また三年間放置しちょった、今度は本当にやりますからと。そういうことは本当に遺憾な事実であるということはお認めになっているわけですね。  じゃあ、次に行きます。  関係者へのおわびは後ほど関係者と相談しながらやりますので、あとゼロ戦の問題ですね。今度、閤のシイタケ組合のところに資料館を建てるんですけれども、何回も今まで議会で私たちが要求をし、質問もし、答弁もしてきて、絶対に戦争の美化にはならないと、二度と戦争を繰り返してはならないという立場で取り組んだということでしたので、私は模型だということもあって、問題はあったんですけれどあえて反対はしなかったんですけれども、実は今度の資料館に展示するタペストリーというか、横一・五メートル、縦二メートルか三メートルの大きな展示板があるんですけれど、そこにこういう市長、文言があるんですね。「ゼロ戦は、真珠湾攻撃を初めとする緒戦の勝利に大きく貢献し、海軍の作戦を支えました」と。これは平和資料館の理念に反する戦争美化、ゼロ戦の雄姿を物語るようなそういう印象づけをするような解説ではないかと思うんですけれど、この点の訂正は市長考えていますか。 ◯議長(徳田 哲君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤です。  用松議員の再質問にお答えします。  議員御指摘のように、展示を予定しておりますゼロ戦模型の説明文の一部に「勝利に大きく貢献し」という戦争を美化していると捉えられ、誤解を招くおそれのある表現があります。戦争の悲惨さ、平和のとうとさ、命のとうとさを伝えるという当資料館の設置の目的や展示のコンセプトにそぐわない内容であります。また、ほかにもそのような誤解を招く部分がございますので、御指摘の部分とあわせまして、構成してまいりたいというふうに思っております。  なお、議員御指摘の展示説明文につきましては、映画「永遠の〇」に関するものでありまして、現在、映画配給会社と最終協議を行っているところであります。  したがいまして、最終的なものではないということを御理解いただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)非常に前向きな答弁で、感謝しているわけですけれども、あわせてですね、せっかく協議するならトータルメディアとの打ち合わせの中でですね、やっぱり、戦争の始まりのところで、きちっと村山談話が指摘するように、国策の誤りによって侵略と植民地支配のための戦争が行われ、二千万人のアジアの諸国民の命を奪い、三百十万人の我が同胞の命を奪った、こういう戦争の実相をこの中に書き入れるということについては問題ないですか。 ◯議長(徳田 哲君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤です。  用松議員の再質問にお答えいたします。  展示のコンセプトといたしまして、先ほど言いましたように、戦争の悲惨さ、平和のとうとさ、命のとうとさを伝えるという当資料館の設置の目的やコンセプトがございますので、これに沿った内容の展示をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。
    ◯十四番(用松律夫君)次、人権の問題で、二百五十を超えるアンケートに対する市民の方々の意見が載せられているわけですけれども、差別をしているのはあなたたちですと、このようなアンケートをとってという意見や、このようなアンケートをつくる人の根底に差別意識があるのではないかという、そしてもう一人は係の人に差別意識があるのではという、こういう非常に手厳しいアンケートに対する市民の批判が出ているんですけれども、憲法下の精神からいって、被差別地区出身者としてレッテルを張って、それを設問項目に設けること自体が基本的な人権の侵害になるという認識は一致できるんですか。 ◯議長(徳田 哲君)人権同和啓発課長 秋野孝志君。 ◯人権同和啓発課長(秋野孝志君)人権同和啓発課の秋野です。  再質問にお答えいたします。  議員御指摘の件でございますけれども、先ほど答弁いたしましたように、この件につきましては、平成十一年から意識の経年変化を追跡することもありまして……。 ◯十四番(用松律夫君)わかりました、同じ答弁。 ◯人権同和啓発課長(秋野孝志君)部落差別撤廃・人権擁護に関する審議会のほうで十分審議したことでございます。  答弁どおりに、今後の議員お尋ねの件に関しましても、実施の有無、アンケートの内容、そういうことに関しましても、今後の審議会で審議をするということでございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)あわせて忌避意識と、あたかも忌避意識が当然のような対象の項目として設けられていると、忌避意識自体を持つことそのものが差別だと思うのに、忌避意識のあるかないかを設問で聞くと、このことも法のもとの平等に反するという点も審議会で妥当かどうかも含めて検討し、必要があれば是正するという考えを持っているということを、課長いいですか。 ◯議長(徳田 哲君)人権同和啓発課長。 ◯人権同和啓発課長(秋野孝志君)はい、いろいろな、市民のいろいろな意見があると思います。そういう意見を含めて、審議会のほうで審査して決めたいと思います。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)じゃあぜひ。時間の関係で、見直しを求めて次に移ります。  TPPの問題で、さっき坂内部長にお聞きしたんですけれども、農林水産業、合わせて五十二億百六十万円の打撃を受けると、もし、いろいろな試算の方法があるけれども、政府統一見解に基づく試算ではこういうことになるということは、おおむね了解できるんですか。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)用松議員の再質問にお答えします。  先ほど私が回答申し上げたのは、水産業の算出額の話で、平成二十二年度が九億四千三百万円の算出額があるといったことでございまして、単純にですね、政府が出した減少率を掛けるということではなくて、実際にそのうちの、例えば水産業について見れば、こちらのほうで出している品目とかなり異なりがあります。例えば、こちらの政府統一見解で出している品目について挙げますと、サバ、イワシ、ホタテ貝、タラ、カツオ・マグロ類、サケ・マス類、そういったものが掲げられてございまして、例えば、うちの品目、主力品目であるハモですとか、そういったいろいろなものですね、そういったものは掲げられていないというような状況もあります。ですので、一概に掛け算というわけにはならないと思いますが、関税率が自由化交渉によってはなくなるということを踏まえれば、減少する影響はあるというふうに考えております。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)私が五十二億と言ったのは、以前、坂内部長から資料をいただいて、農産物の損失額が四十二億五千八百六十万円ということで、合わせて五十二億と。五十二億となると、宇佐市の当初予算の税収が五十五億と、うち市民税が二十五億七千七百四十一万円ということで、ほぼ予算の税収に匹敵するんですけれど、こうしたものが導入されて、宇佐の地域経済、もちろん農業はもとより漁業含めて、具体的にはどのような影響があると、税収面の影響を答弁お願いしたい。税収面。 ◯議長(徳田 哲君)税務課長。 ◯税務課長(高月晴彦君)税務課長の高月です。再質問にお答えします。  税収面でどのくらいの影響があるかということにつきましては、具体的なものが私のほうにありませんので、今ここでははっきりお答えできない状況です。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)市長も国際情勢に明るいんで知っていると思うんですけれど、守るべきものが守られてないというのが現段階で、既にもう自動車関係あるいは保険の分野の関係、譲歩に譲歩を重ねていると。しかも、聖域なき関税の云々という問題は、重要項目に該当することだけの認識を求めるものであって、そのことがアメリカ側と約束されてないということについては、市長、どういうお考えですか。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)用松議員の再質問にお答えいたします。  先ほど、市長のほうから答弁申し上げた政権公約で示された六項目の判断基準を堅持することにつきましては、判断基準としては、聖域なき関税撤廃を前提にする限り交渉参加に反対する、自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない、国民皆保険制度を守る、食の安全安心の基準を守る、国の主権を損なうようなISD条項、いわゆる投資者保護条項は合意しない、政府調達金融サービス等は我が国の特性を踏まえるといったようなことが判断基準でありまして、そういったものを守っていただきたい、堅持していただきたいということで、要望書を九州市長会を通じて提出しているという状況であります。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)それは安倍政権が国民向けに宣伝していることであって、実際の交渉の中身を見れば、もう時間がないから全ての内容をつぶさに言いませんけれども、全く我々の願い国民の希望とは離れているということを指摘して、次の食の安全ですね。  市の資料でも食の安全が脅かされるということで、厳しい残留農薬基準が引き下げられると、あるいは日本で禁止されているポストハーベストの許可が求められると、遺伝子組み換えの輸入が拡大されると、こういうことなんですけれども、今最もTPPを推進しているのが経団連の米倉会長ですけれども、米倉会長が代表を務める住友化学は、例の世界的な除草剤の会社であるモンサント、ラウンドアップということで全世界に売りまくって、もうけを上げていると、その一方で除草剤に強い遺伝子種子の開発でまたもうけを上げていると。このモンサントはアメリカの企業の中でも大きな影響力を持って、ベトナム戦争では猛毒のダイオキシンの枯れ葉剤をまいた、その枯れ葉剤の製造メーカーということ何もかも含めてですね、人の健康、人の命、安全なんか、もうけのためには犠牲にするというのが企業の論理になっているんですけれど、そういう点でもっと具体的に、国民の食の安全はどのように脅かされるのか、立ち入った答弁をお願いします。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長 坂内啓二君。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内でございます。  用松議員の再質問にお答えいたします。  ポストハーベストの問題ですとか、あるいはそういう農薬の会社が遺伝子組み換えの種子を開発して、その種をかなりのシェアを、全世界的な規模でシェアを持っているという事実は承知しているわけですけれども、そういった食の安全が脅かされるということにつきましては、やはり先ほど申し上げましたとおりですね、交渉の過程ですので、国と国との交渉の中で、国民に十分な情報の開示と明確な説明を求めていきたいと、また国民的な議論も十分行いながら、慎重に対応していただきたいということで、九州市長会を通じて要望しているところでありまして、やはりそういった食の安全というのはしっかりと守っていかなければならないというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)ついでにですね、医療の問題でも、例えばアメリカ並みに自由診療がまかり通るとなると、保険に入れないと、「シッコSiCKO」という映画の中で、四千七百万人が無保険と、毎年八万人が必要な医療を受けられずに命を落としていると。アメリカの保険料は平均二十三万円と、そういう中で保険がなければ、例えば盲腸が日本で八万円が、最も低いボストンでも百六十九万円と、出産の場合は日本で三十九万円が、アメリカでは低いところで百十五万と。そういうふうに医療が、皆保険制度が崩壊してですね、自由診療がまかり通ったら、必要な医療が受けられなくなると。そういう懸念についても部長、認識しているんですか。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内でございます。  再質問にお答えをいたします。  先ほど答弁を申し上げましたとおり、そういったことについては、情報が国から得られていないということですが、ただ、六項目の判断基準の中にも、国民皆保険制度を守っていくということが記されております。そういった中で、今後の推移を見守っていくということですけれども、そういった判断基準を堅持していただくということで要望していきたいと、九州市長会を通じて要望していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)じゃあ、国保の広域化ですけれども、全然不透明な状況だというような報道ですけれども、もう既にマスコミの報道では、広域化が導入されたら離島など年間三万九千円保険料が上がるというふうにも指摘されているし、宇佐市の場合も試算によると七千六十一円保険料が上がると、県下の中でも三番目に一人当たりの課税対象所得額が少ないという所得に比べて非常に高い国保税になっているわけですけれども、そういう広域化をあたかも是認するような答弁でしたが、保険料の負担増が市民にしわ寄せをしても、それでもいいという課長は認識ですか。 ◯議長(徳田 哲君)佐藤健康課長。 ◯健康課長(佐藤信一君)健康課長の佐藤でございます。  用松議員の再質問にお答えいたします。  報道によりますと、県平均の保険料ということになりますと差が出るということでございますけれども、現在、国のほうで議論されている内容ではですね、県下の高齢者の医療制度のように、広域化で保険料額を統一して出すという話とは別にですね、今までの市町村の保険料あるいは医療費といったものを、受益と負担をそのまま継続していくというような話もされております。  この制度は議論中でありますので、制度の推移を見守っていかなければ、何とも今の時点では結論が出せないということでございます。  ただ、国民健康保険の将来的な安定化ということが期待できるということで、広域化という議論は進めていかなければいけないというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)答弁ではね、広域化は有効であると。じゃあ、一人一人の保険者、あるいは保険の運営者である市町村、保険者にとっても市町村にとっても有効だというのは、どういう意味ですか。プラスになるということですか。 ◯議長(徳田 哲君)健康課長 佐藤君。 ◯健康課長(佐藤信一君)確かに保険料が上がればプラスにはならないとは思いますが、そのかわり医療についてもですね、医療負担が、今、宇佐市では県平均よりも高いわけでございますので、それについての応分の負担というものはしていかなければならないという状況があります。今現在は確かに宇佐市では安いですけれども、それが将来ともずっとそのままでいけるというわけにはいきませんので、今、宇佐市では一生懸命健康づくりということで取り組んでおります。医療費を下げるということに励んでおりますんで、県外の先進地を見ますと、確かに医療費が非常に高額なところ、あるいはそういったところが努力をされて非常に医療費が今下がっている。長野県の例がございますけれども、四十年前は非常に脳卒中とか多くて、日本でも一番をいくような非常に医療費が高いようなところでございましたけれども、今は非常に安い状況が生まれております。そういったことが今後、この宇佐市においても可能であるというふうに考えておりますんで、医療費を下げる方向で努力をさせていただくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)どうしても平行線なんで、また引き続き論戦をしていきたいと思います。  次は、児童、学童保育の問題ですけれども、大分市では御承知かと思うんですけれども、生活保護世帯、ひとり親世帯、あるいは就学援助金の受給世帯は全額無料と。それから、二人以上入会している家庭、それから住民税非課税世帯は半額ということで、二千八百五十人が大分市で減免を受けて、その要した財政は三千八十万円と。宇佐の場合、今利用している人が四百十一人ですから、しかも最も高い施設が九千円と、低い施設でも二千円というまちまちななんですけれども、大分市のように減免制度をつくれば、幾らの財源が必要ですか。 ◯議長(徳田 哲君)子育て支援課長 古庄昌彦君。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)子育て支援課長の古庄でございます。  再質問にお答えします。  現在、放課後児童クラブに登録されている方々の一覧表といいますか、名簿につきましては、把握できているところが年度当初の部分でございまして、その方々が一年間にフルに利用した場合の検討はできておりますけれども、これが年度途中でやめられたりということで、実際の額よりも大変大きな額になっておりますので、額についてはちょっと控えさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)大分市みたいにね、一千万単位ではない、数百万に及ぶか及ばないかで、この点は市長、非常にいいことをやっているんで、学童保育含めて子育て支援の充実ということは非常にいいことなんで、市長、今後さらに、資料をいただきましたけれども、宇佐市の設置率が県下で最低クラスに低いんですね。それを市長、憂慮されて、大いにやろうということは非常にいいことなんで、その際ですね、本当に普及していくということになれば、行く行くはですね、そんなに遠くない将来、できだけ早い時期にそういう減免制度も考える時期が来るという認識は持っていますか、市長、お答えを。 ◯議長(徳田 哲君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(古庄昌彦君)再質問にお答えします。  議員が言われましたとおり、宇佐市の放課後児童クラブの小学校におけるカバー数といいますか、県が示している分では五〇%ということでございます。御指摘の大分市につきましては、九〇%のカバーができているということでございまして、まずはこの事業の目的を先ほど申し上げましたけれども、目的を市民の方々に平等に提供していくという観点から、まずは設置のほうに力を入れて行っていくということにさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)市長、さっきから言うように、かなり設置率を高めるのが先決と、その後のを含めて、いろいろ経済情勢の厳しい中で、減免制度の創設も選択肢に入れるという考えはいいんですかね。ちょっと答えてください。 ◯議長(徳田 哲君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  用松議員の再質問にお答えをいたします。  放課後児童クラブですね、先ほど申し上げましたとおり、まだカバー率が半分程度しかないんですよね。だから、共稼ぎ家庭で家に帰ってもどなたもいないというような児童がまだ半分ぐらいカバーできていないという状況でございますので、まずはそこをしっかりとカバーしていくということが、僕は行政的にはいいことだと思います。  ある程度カバーがなった時点でですね、もし減免制度が必要かどうかは、またそのときの実態を見て検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松君。 ◯十四番(用松律夫君)最後になるんですけれども、キリウの問題で、最近施設を設置したというのはどういう施設ですか。 ◯議長(徳田 哲君)生活環境課長 小野文博君。 ◯生活環境課長(小野文博君)生活環境課長の小野です。  再質問にお答えします。  最近、設置した施設につきましては粉じんの飛散防止のためのカーテン設置、それから消臭装置、それから冷風装置でございます。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)用松律夫君。 ◯十四番(用松律夫君)それはいつといつですか。ちょっと日程をはっきり言ってください。 ◯議長(徳田 哲君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(小野文博君)お答えします。  カーテン設置が二十五年二月六日、それから消臭装置が同じく五月七日、それから冷風装置が五月四日でございます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)以上で用松律夫君の一般質問を終結いたします。  ただいま、一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のために暫時休憩をいたします。  再開は十三時十分といたします。  暫時休憩します。                     休憩 午後零時一分
                    ──────────────                     再開 午後一時十分 ◯議長(徳田 哲君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)皆さん、こんにちは。二十一番 斉藤です。  およそ二年三カ月ぶりにこの席に立ちます。一期生の皆さんは初めて聞くと思いますが、余り前列でプレッシャーをかけないように聞いていただきたいと。最後になると、いい言葉でトリと言いますが、河野康臣議員の表現を引用しますと、ドベということでありまして、ドベにふさわしい質問を三項目にわたって行います。  一項目めは、農業問題についてです。今回も四名の方が農業に触れてますけれど、私は実務者の立場から三つ質問いたします。  (一)現在実施されている農家所得戸別補償制度は、水田型農業中心の宇佐市にとって非常にわかりやすく計画が立てやすい事業と思うが、その成果についてと農家の反応についてどう捉えているのか、お聞かせください。  (二)新しい政権下で農業政策が変わろうとしています。今年度は戸別補償制度を維持して名称が変わると、その程度でありましたけれども、今の戸別補償制度をどういった形で変えようとしているのか。そしてまた、わかりやすい制度を変えて、宇佐市にどのような影響が考えられるのか。  (三)安倍総理は、農業分野においても成長戦略と位置づけ、六次産業を中心に十年後所得倍増の政策を実現するということで、農業新聞も一面に載りました。この所得倍増は、宇佐市の農業として今考えられることは、十年先のビジョンを宇佐市がどのように考えているのか、具体策を聞かせていただきたいと思います。  二項目め、業務委託、指定管理制度についての(一)宇佐市の業務委託と指定管理者の件数、また事業所の決算報告の内容チェックはどのように行われているのか。  (二)具体的に可燃物処理施設のことを伺います。委託先とその契約方法。  その一点目、平成二十五年度当初予算が大幅に増額されています。この問題は、三月の議案質疑でも行いましたが、中を深く聞けないもんで、今回一般質問として取り上げました。主な理由とその積算根拠を説明していただきたい。  二点目、過去の決算内容のチェックはどのように行われているのか。また、二十五年度予算との整合性はどうなのか。  三点目、業務委託契約の内容は主にどのような内容か。  四点目、二十四年度まで委託業者と従業員の間でトラブルが発生しています。担当部課長もできる限り努力していますけれども、宇佐市全体としての取り組みが私は不十分だと思います。そこについてお聞かせください。  三項目め、広域ごみ処理施設の建設は、予定地の反対で延期を余儀なくされましたが、延期による施設運営費、予算の負担はどれぐらいになるのか、およそで結構です。また二項目めと関連しますが、委託業務を含めた今後の施設運営をどう考えているのか。  二項目め、三項目め、一項目めの順次再質問を議長に申し述べて、今回、初回の質問を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)それでは、斉藤文博君の一般質問に対する答弁を求めます。  まず、是永宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、農業問題についての一点目、現在実施されている農家所得戸別補償制度は、水田農業中心の宇佐市にとって、わかりやすく計画が立てやすい事業と思うが、その成果と農家の反応をどう捉えているのかについてでありますが、今年度より経営所得安定対策と名称の変更があったものの、米、麦、大豆と宇佐市農業における基幹作物に対する助成制度であり、多くの農業者が交付金の対象者となっており、新規需要米の効率的生産利用の促進、農地の利用集積による規模拡大等も含め、広く農業者にとって持続的な足腰の強い農業経営が行われる有用な制度であると考えております。  二点目、新しい政権下で農業政策が変わろうとしているが、具体的にはどのように変えていこうとしているのか、また宇佐市にどうのような影響が考えられるのかについてでありますが、国においては、去る六月十四日に閣議決定されました成長戦略の中で、今後十年間で農業の全体の所得を倍増させる戦略を策定、実行すると明記いたしております。  具体的には、担い手の利用する農地の割合を全体の八割まで拡大し、再生可能な耕作放棄地を解消するといった目標が掲げられております。見直しの内容については、現時点では明らかでなく、宇佐市における影響は不透明でありますけれども、仮に所得倍増目標に沿った見直しが行われれば、農地の担い手への集積、規模拡大、農地の有効利用などに対する施策を中心に展開されるのではないかと考えております。  三点目、安倍総理は六次産業を中心に十年後所得倍増の政策を実現すると位置づけている。宇佐市として考えられる具体策はについてでありますが、成長戦略において農商工連携等による六次産業化の推進を柱の一つとして、現在一兆円ある市場規模を、今後十年間で十兆円に拡大するため、新たなビジネスモデルの構築を目指す意欲がある生産者に対して、公的資金による経営支援制度、農林漁業成長産業化ファンドを本格展開していくという考えが示されております。市といたしましては、本ファンドの活用が有効と思われる農林漁業者等に対して、十分な説明と周知を図っていくとともに、既に構築しているウサノチカラ創造塾等の六次産業化ネットワーク組織を基盤として、国の制度を活用しながら、人材育成、商品開発、販路拡大などの取り組みをより充実させ、もうかる農業の推進に努めていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(徳田 哲君)次に、二項目めの業務委託、指定管理者制度についての(一)を稲積総務部長。 ◯総務部長(稲積義久君)総務部長の稲積でございます。  二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、業務委託、指定管理者制度についての一点目の前段、宇佐市の業務委託数と指定管理者の件数はについてですが、業務委託は六十六件、指定管理は三十五件であります。  次に後段、事業所の決算報告の内容のチェックはどのように行われているのかについてですが、業務委託につきましては二年ごとに施設維持管理業務の競争入札参加者の受け付けを行っており、その入札参加資格要件の一つに「申請者が一年間以上申請営業種目の営業を営んでいるものであること」という規定があります。この資格要件を満たしているかどうかのチェックを決算書により行っております。  また、指定管理者制度導入施設に対して、公の施設設置者として適切かつ確実な公共サービスが実施されているかを確認する責務があるため、本年七月から本格的なモニタリングを実施することとしております。現在、試行期間ではありますが、指定管理者には、前年度には次年度の事業計画を、年度内には月ごとの業務報告書を、年度終了後には年間の事業報告書を市に対して提出していただいております。これらの提出された資料により、当初予算及び年間の事業計画との整合性並びに人件費、修繕費や外部委託等につきまして、実施の必要性及び歳出の妥当性について所管課がチェックすることとしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)最後に、二項目めの業務委託、指定管理者制度についての(二)と三項目めの広域ごみ処理施設の建設延期に係る今後の施設運営についてを市民生活部長 田中豊昭君。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の田中です。  二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、業務委託、指定管理制度についての二点目、具体的に可燃物処理施設の委託先と契約方法はのその一、平成二十五年度当初予算が大幅に増額されているが、主な理由と算出(積算)根拠の説明をについてですが、可燃物処理施設の委託契約につきましては、随意契約により株式会社タクマテクノス九州支店と締結しており、平成二十五年度当初予算が大幅に増額されている主な理由は、平成二十四年度末に五名の退職者による職員減により、平日の夜間運転委託が八時間増加し、夜間から深夜の十六時間の委託をするようになりましたので、前年度と比較して委託料が大幅に増加となっております。  また、算出(積算)根拠につきましては、国土交通省において毎年実施している建築保全業務労務単価の実態調査結果に基づいて算出し、これに深夜勤務手当、消耗品費、福利費、諸経費を加算して、開庁日の十六時間運転時及び閉庁日の二十四時間運転時における単価を積算しています。  次に、その二、過去の決算内容のチェックはどのように行われているのか、また二十五年度予算との整合性はどうなのかについてですが、まず決算内容のチェックにつきましては、入札参加資格審査申請時に会社全体の経営事項審査表及び決算報告書の提出を求め、実績や経営状況の確認を行っています。  主な内容は、会社が財政力を有しているのか、倒産などによる途中での委託契約の不履行のおそれはないのかなどの項目を特にチェックをしています。  また、整合性におきましては、平成二十五年度と平成二十四年度の労務単価は同額ですが、退職により職員五名が減ったため、新たに炉内及び設備の清掃、また施設敷地内の環境美化作業の補完業務を追加していますので、それに伴う消耗品費を加算した単価で積算をしています。よって、整合性は保たれているものと考えております。  その三、業務委託契約の内容は主にどのような内容かについてですが、業務委託契約内容の主なものにつきましては、施設運転業務仕様書の定めるところによる履行、運転業務の報告、再委託の禁止などです。  最後にその四、二十四年度まで委託業者と従業員の間でトラブルが発生している。担当部課長もできる限りの努力をしているが、宇佐市として責任を持つべきではについてですが、平成二十五年度施設運転業務委託仕様書において、「就業者を雇用する場合は、関係諸法令に基づいた雇用を行うとともに、就業者に対して社会保険、雇用保険及び労災保険の公的保険の被保険者としなければならない」と明記し、委託業務契約を締結いたしております。  このたび、労使交渉の経過により、契約社員においては固定給となり、健康保険、厚生年金、雇用保険を掛けられる基準労働時間以上の勤務形態になったと報告を受けております。また五月九日付にて契約社員就業規則届を中津労働基準監督署に提出されております。  今後とも、市民生活へ影響を及ぼさないように、引き続き労使間の信頼関係を一層築くよう会社側に要請してまいります。  引き続きまして、三項目め、広域ごみ処理施設の建設は延期を余儀なくなされたが、延期による施設運営費予算の負担はどれぐらいになるのか。また、委託業務を含めた今後の施設運営をどう考えているのかについてですが、延期による施設運営費予算の負担につきましては、議員御承知のとおり、当施設は昭和五十七年一月に稼働以来三十一年を経過しており、老朽化が進んでいたため、一昨年、昨年と二カ年にわたり、延命化の整備対策を講じてまいりました。平成二十五年度の施設運営費総額は、約二億九千六百万円でございますが、広域ごみ処理施設の供用開始までに、突発的な事故等も予想され、運営費の増大が危惧されております。  今後とも、施設の保守点検など適切な維持管理に努め、市民生活に支障を来さないように施設運営を行ってまいりたいと考えています。  また、委託業務を含めた今後の施設運営につきましては、清掃事業局職員が順次退職予定であり、新施設の建設を控えた中で、新たに職員を採用することが困難な状況を踏まえると、今後十分な協議が必要であると考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(徳田 哲君)以上で答弁は終わりました。再質問があれば許します。  斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)再質問に入る前に、今回の一般質問で議員皆さん方に二枚のA四のサイズのやつを、ごみの焼却センターの施設運転業務の委託先、二十五年度ですね、それと二十三年度の宇佐事業所の収支報告書ですね。議長、この二十三年度、二十四年度の資料報告をお願いしたんですけれど、出せないと。再度、要望したんですけど出せないと。私は出せないことについてのちょっと正当性が納得できないんで、ここで正式に答弁を願いたいと思います。 ◯議長(徳田 哲君)二十三年度に出せたものが二十四年度は出せない理由ですか。  答弁ありますか。  田中部長。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)斉藤議員の再質問にお答えいたします。  市民生活部長の田中でございます。  昨年出していた二十三年度の宇佐事業所の収支報告を今年度どうして出せないのかという御質問でありますが、タクマは昨年も宇佐営業所の収支決算書はないということで、提出はできないというふうに言われました。しかし、三月議会で質問が出ており、その当時、労使がちょうど紛争をしていた時期でありましたので、私どもも資料として何とか提出を、出せないかというで求めてまいりました。そのような状況の中で宇佐営業所での団体交渉時にこの収支報告書を資料として使用者側が労働者側に閲覧させた資料だということで、これを閲覧後には回収をしておるんですが、この当時、労使紛争でありましたので、宇佐営業所の組合は自治労傘下の全国一派の労働組合であり、斉藤議員が自治労の特別執行委員でもあることを鑑み、資料を議案質疑の提出資料として出したものでございます。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私はこれから再質問を続けますが、議員としての資質を壊すつもりはありません。公平な立場で再質問をします。  先ほどの過去の決算の内容のチェックは、経営事項の審査及び決算報告書の提出と、会社全体への決算報告の義務づけはしているんですよね。こういった資料が、私はたまたま手に入ったんですが、宇佐事業所であれば、いわば人材、人件費だけと思うんですよね。いわばタクマテクノスという会社は、人材派遣の意味合いも込めた会社と、今はそういうふうな位置づけで私は理解しているんですが、執行のほうの考え方を。 ◯議長(徳田 哲君)清掃事業局業務第二課長 岩尾嘉一君。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)業務第二課長の岩尾でございます。  斉藤議員の再質問にお答えいたします。  ただいま御指摘がありました契約につきまして、会社との契約は派遣の契約ではございませんで、これは請負による契約でございます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)岩尾課長の言われたことはわかります。意味合い的にね、ほとんどが委託料というのは人件費なんですよね。だから、考え方を私は伝えたまでで、あくまで会社との業務委託契約でありますけれども、人件費がほとんどの予算と考えてよろしいんじゃないですかね。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)斉藤議員の御質問にお答えします。  本件の契約におきましては、斉藤議員御指摘のとおり、ほとんどが人件費でございます。そして、今回の御指摘がありますように、これに含まれる俗にいう労務費ですね、労務費の割合ですが、これはですね、二十五年度におきましては、全体で見ますと八五%が労務費に該当しております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)田中部長。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)斉藤議員の再質問にちょっと補足をさせていただきます。  本市の焼却設備のメーカーは、あくまでタクマテクノスでありまして、ここに委託をしておりますので、当市からすれば、極力市民の安心安全を守る、また焼却炉内の状況とか、焼却温度の管理等が非常に重要だというふうに考えておりますので、市といたしましてはできるだけ技術者をですね、お願いをしているんですけれども、状況的にはただいま言われるような契約社員も含めておるような状況でございます。  以上であります。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)じゃあ、随意契約の件についてお伺いします。  大体、この契約が広域清掃事業組合でやられていたということで、タクマテクノスに夜間業務を委託し出した年度はいつごろからですか。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えします。  ただいま御指摘がありましたいつから行ったかということに関しましては、焼却量がですね、なかなか搬入量に追いつかなくなりました平成十一年の十月ですね。このときはですね、スポット対応といいますか、年間を通しての委託契約というのではなしに、二十四時間するためには、夜間の深夜の時間帯が対応できませんので、このときにまず九日間、スポット対応ということでお願いをいたしております。  次にですね、平成十二年の一月から三月にかけての約三カ月間になりますが、このときに同様にスポット業務援助ということで、深夜の時間帯また土日の時間帯ですね、土日はもう二十四時間になります。この時間帯において行っております。  今のような形態になったのはですね、平成十二年の四月二十八日から年間契約というふうにいたしまして、これはあくまでも年間一括の委託金額というのではなしに、二十四時間一炉したときには単価幾らですよということで、あくまでも単価契約で行っております。それに基づいて十二年度から行っておるところです。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)十二年からということで、十二年からずっと今まで随意契約してきたということでよろしいんですかね。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えします。  そのとおりでございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)具体的に、議員の皆さんにも、二十五年度の積算書ですね、こういった積算書がある。当然、議長、これは二十四年度はもう決算が出ているわけですが、九月には議会では決算特別委員会が設置されて、決算の特別委員会にかかるわけですが、先ほど言った収支報告をですね、宇佐事業所の収支報告、これぐらいの報告書は私は決算特別委員会に出すべき。出すべきということは、資料請求を会社に求めて問題ないと思うんですが、特に出せないというのは、何か求められないという宇佐市の弱味でもあるんかなと、そう思われてもしようがない部分だと思うんですが。 ◯議長(徳田 哲君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田口憲明君)契約管財課長の田口です。  資料の提供についての件ですが、発注者である市としては、受注者であるタクマテクノスに資料を求めることについては、要望することしか契約上はできません。なぜかと申しますと、タクマテクノスはあくまで業務を委託されている委託先でありまして、独立した法人でございます。市が出資しているとかいう法人ではございませんので、あくまで要望という形になります。また契約上は、発注者は仕事を依頼し、受注者はそれを履行する。そして履行したことによって、発注者は対価を払うということで、契約上は対等でございますので、あくまでも要望することしかできません。その要望について受注者のほうが応えられなければ、受け入れなければ強制するということは無理だと考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。
    ◯二十一番(斉藤文博君)平成二十五年度の委託契約の中の十二条の四項に「乙が正当な理由がないのに甲の指示に従わないとき」というのは、収支報告の提出を求める、これには当てはまらないですか。 ◯議長(徳田 哲君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田口憲明君)条文、多分それにつきましては、契約上の履行のことだというふうに思いますので、決算書の提出とかいうことについては全く別のものだと考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)それでは、私が二回にわたって執行のほうに要望しました。会社に要望して、会社が出さないと言った、そういう理解でよろしいですか。 ◯議長(徳田 哲君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)斉藤議員の御質問にお答えします。  宇佐事業所に対する決算資料についてですが、会社全体の決算書については入札参加申請書等の提出された書類を提出していただいております。宇佐営業所の決算資料についてはですね、資料となるものが出していただけないかということで、これまで何度か要望をしてまいったところでございます。しかし、その提出に当たってはですね、九州支店においては、まず管内に、これは九州といいましても山口も含まれますが、八カ所の事業所を有しております。この八カ所を含めた管内の経理を網羅して行っていますので、各事業所ともですね、決算資料といわれるものはきちっとしたものといいますか、そういうものはないということで提出が困難であるというふうに伺っております。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)それでは、宇佐市が出している委託料の中には、例えばよその事業所に委託料が使われても別段問題はないという理解でよろしいんですかね。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えいたします。  まずですね、ちなみに決算の内容のチェックですが、これについては一事業所単位でのものでですね、その会社としての営業体制、財務内容がいかがであるかということを判断するのは非常に難しいと思います。  したがいまして、資格申請書に添付をされております、これは会社全体になりますが、経営事項審査表におきまして、営業実績高については、ただいま景気動向において前年比減の状況の中においても、堅実な営業実績がなされています。従業員数におきましては、施設設備の運転管理が主体ですので、技術部門がほとんどであります。 ◯議長(徳田 哲君)課長。質問に対する答弁。今、斉藤議員は、この事業所の中身をよそに使っていいんですかという、そういった質問なので、それがいいのか悪いのかだけお答えください。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)済みません。経理といたしましては、九州支店が全部網羅しております。九州支店での一括処理ということでありますので、その支店の中での収支というふうに伺っております。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)単刀直入に答えても簡単な問題ですけれど、答弁はわかりませんでした。具体的にちょっと二十五年度の資料の積算書を見てみたいんですが、一の人件費、1)、2)の、これは先ほど答弁いただいた国土交通省において毎年実施している云々と、建築保全の労務単価ですね。これは基本設計、普通の入札だったら、これは基本設計になって、最後に積算額イ×九十七ということは、基本設計の九七%の入札率で随意契約したということで理解してよろしいんですかね。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えいたします。  ただいま御指摘の件ですが、これは積算のもとになるものでありまして、この業者が提出されたもの、このものを精査して、トータルで九七%、これが積算のもとです。これに基づきまして、相手方と見積もり執行を行いまして、この金額を下回る価格で契約を締結いたしております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)積算書というのは、あくまで積算書で、金額的にはこれよりも安くなっているという契約でよろしいんですか。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えいたします。  そうでございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)市長ね、別府の藤ヶ谷の問題も随分前から知っていると思います。私は懸念してるんですよね。執行の説明であると、人件費とこれに伴う積算書の中で、この中から会社の利益を出して運営するという部分でありますけれどね、やはり、先ほど部長がタクマの機器を使っているからということが、私の聞いた部分でなかったです。私はそういうふうに、付随じゃないで、故障したときにタクマという機種がなかなかよその業者じゃ難しいと、そういった部分で随意契約してきたというふうに理解しちょったんです。  ただ、故障がないときはね、委託料の中の利益率というのはかなりのものがあると思うんです。詳しくは私も算出根拠はないけれども、先ほど言われた現場のトラブルですよね、やはり賃金の関係があるんですよ。その積算の根拠から予算を引くとですね、やっぱり藤ヶ谷のような問題が起こり得る可能性があるから私はちょっとしているんです。そのチェックが全然やられていないわけですよね。例えば、口外できなくても、執行だけは宇佐事業所の収支報告、この中身を調べたら簡単にわかるわけですよ。何人雇っているから、その人たちの源泉徴収票を調べて、本社から来ている人材、それについてあとは消耗品費とか諸経費なんか簡単に出るわけで、余りにもね、やっぱり答弁がお粗末だと思うんですよ。もう少しやはり突っ込んだ答弁で、今までのやり方が少し甘かったからこういった問題になっていると思うんですよね。だから、それはそれで認めながら答弁しないと、こちら側もやっぱり中に突っ込んでいきたくなるわけですよ。岩尾課長の答弁も一生懸命やっているんですが、このようなことで一時間終わるんかなという、私の質問の主意がね、よく理解できてないんですが、そこをやっぱり今後の問題としてね、やっぱり最後に市長に一言お伺いします。 ◯議長(徳田 哲君)是永宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  ごみ焼却センターの運転業務の委託に関して、私どものいわゆる委託の根拠となっている積算と実態が乖離しているんじゃないかというような御指摘じゃないかというふうに思いますけれども、私もですね、いろいろ何か、労使がいろいろもめていることに対しては、大変ですね、憂慮をしているところであります。  先ほど来ですね、議員とここで随分今やりとりがなされていますけれども、いま一度ちょっと法的に整理をしてみますと、日本を含めてですね、いわゆる現代国家は、いわゆる契約自由の原則というもとの中で社会が構築をされておりまして、その中で賃金をどういうふうに支払うかというのは、いわゆる雇用主と労働者の労働契約に基づいて支払われるというふうになっている、これはもう皆さんそうだと思います。日本では、憲法上、憲法二十七条に「賃金、就業規則、休息その他、勤務労働条件に関する基準は法律で定める」というふうに規定されておりますので、労働基準法とかいろいろな労働関係法があるわけですけれども、その中で賃金に関していえば、最低賃金法というのが当然ありますよね。だから、その最賃をクリアしていれば、とりあえず法的には問題は、違法ではないと、そういうふうなことになろうかなというふうに思うわけであります。  しかし、実際ですね、こんなに高い積算額を示しているのに、最賃でいいんかいという議論になると、それはちょっとおかしいよねというのは、それはもう当たり前のことなんで、この点についてはですね、例えば建築工事の委託でもそうですし、こういういわゆる請負の中も、特に問題となっているように、何か清掃の収集業務委託なんかが他の自治体で問題となっているわけですけれども、最近では最賃法で定められた基準を上回る基準を設定して、いわゆる条例でですね、きっちりとできないかという、いわゆる公契約条例というのをですね、千葉県の野田市が二〇〇九年に初めてつくったんですけれども、最近ではですね、佐賀県が公共工事の労務単価の八割程度を最低限にして、最賃制を九州でしいたというような報道がありました。  これも非常に微妙なところがありまして、いわゆる条例というのは、法令の範囲内でしか制定できませんよという大原則があるわけですけれども、関係自治体、特に野田市からのいろいろな御説明によると、一定の条件の範囲で絞っているから、それはいいんだというようなお話でしたけれども、ここはいろいろ議論が分かれているところであります。  私もですね、議員の御指摘の点は非常に重く受けとめなければならんというふうに思っているんですけれども、現状ではですね、受託業者に対してきちんとうちのこういう労務単価ではじいているから、きちっと支払ってくれというふうに要請をしていくと。そしてまた、特に具体の賃金になりますと、これは何か労使で話し合って決めることですので、労使関係のきちっと安定に努めていただいて、そういう私どもの委託に見合うような状態になるように、また受託業者には私どもも強く要請していきたいというふうに考えております。  そういったところがですね、今の精いっぱいの答弁であります。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)市長の答弁をいただきましたんで、田中部長、先ほど私の経歴をるる述べていただきまして、田中部長も組合の委員長経験ですから、同じ立場になってお互いの立場がわかると思うんですね。それで、今の現場、要するにタクマテクノス対従業員の中身についてね、今、市長があれだけの答弁をしてくれたんですから、今後、部長が今までかかわってくれたように、やはり最大限、執行としてかかわりを持たないと、今回、随意契約をしたわけですから、大きなトラブルがこれ以上発生すると、一番大切な重要な部分、業務としてはとまったら悪い部分ですから、トップの了解を得ながらね、今後も要望をですね、会社側も労使側も中にできる限り入っていただいて、努力していただきたいということで、そこで一言答弁を。 ◯議長(徳田 哲君)田中部長。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)お答えいたします。  私も市民生活にやはり支障を来さないということが大前提だろうというふうに思ってますから、これまで受託者とすればですね、従業員あるいは作業員の雇用を確保するとか、あるいはまた、従業員、作業員の健康や安全を守ることも企業の責任だということで、これまで数回そういう中に入りましたけれども、そういう意味では労使間のルールをきちっと確立してほしいと。これも市長が社長にも伝えておりますし、そういうことで、今までそういう中身で入っていますので、今後ともそういうことを含めてですね、かかわっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)市長、答弁要りませんけれど、私との再会もですね、市長が労政事務所と、僕がこの発言席から中津の副市長時代の話をしました。そういう部分については、一番専門的な分野ですから、やはり県にですね、そういった労政課もあっても、末端自治体にそういった窓口がないっていうのがまずおかしいんですよね。だから、そのときも商工労政係という係があっても、そういう係があるわけですから、どこかにそういった調査機関、特に自治体の業務委託、ごみ処理施設なんか一番大事な部分であるのに、もう少しやっぱり中身、どういった形で運営されているのか、これだけの委託料を出して、賃金が実際どれだけ支払われていくのかね、やっぱり私は宇佐市として知るべきだと思う。口外しなくても、公表しなくても、そうでないとトラブって、今の部分が先延ばしになったら、だけん、今後の問題、田中部長あと一年ありませんけれど、そういった部分をやっぱりトップが出られなかったら、ナンバー2が行って、そういった権限を与えてですね、やっぱり円満に解決するように、ぜひ今後はよろしくお願いしたいと思います。  それでは、三項目めに移ります。  建設を余儀なくされて、議案審議の中でちらっと答弁があったんですが、大体初回の計画より何年延期になると考えてますか。 ◯議長(徳田 哲君)業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)斉藤議員の質問にお答えします。  当初の予定から現時点では、五、六年延期になっているというふうに認識しております。  済みません、私が申したのは、これからあと五、六年は新施設までということです。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)とりあえず三年は最低延びたということでですね、これ、広域に係る部分あったら議長、発言をとめてください。 ◯議長(徳田 哲君)いや、これはこっちの部分ですからね。 ◯二十一番(斉藤文博君)いいですか、はい。  これで発生する施設運営費の総額二億九千六百万ですか、この中には先ほど言ったタクマテクノスに業務委託している、そういった金額まで全部含まれているんですかね。 ◯議長(徳田 哲君)岩尾課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えします。  先ほどの総額の金額は、職員の人件費、それと今の運転管理委託で施設の電気料、それから薬剤、そういうものが全て入った金額でございます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)そうじゃなくて、委託契約その分も入っているのかという質問。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)この中に運転委託契約分も入っております。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)先ほど退職者が多いって言ったけれども、そういった今タクマに委託している部分は、再雇用とかそういった部分でね、賄い切るだけの能力はないんですかね。言っている意味がわかるかな。 ◯議長(徳田 哲君)岩尾課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えします。  現在ですね、施設の再雇用ということで、今一名施設内で雇用しております。本体の運転に関しましては、再雇用の場合には勤務時間が十七日になります。施設の運転管理に至りますと、もう二十四時間運転対応ということで、平常時の中で日数が不足ということが生じますので、今の時点では事務職のところに再雇用対応ということで一名で行っております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)市長、答弁要りませんけれど、やっぱり今回の延期はですね、やっぱり非常に重要な問題で、今回公募において、うちの地区も説明会で私も行きましたけれど、失敗は許されないということで肝に銘じて思うんですが、こういった見えない部分の予算というのがなかなか表に出てこないんで、これで質問したわけですが、これはあくまで修理とかの部分は仮定してしないんですよね。そういった故障しないという願いも込めて質問したわけですが、課長ね、今、現実に現場であと何年ということで、ごみの中身がですね、非常に粗悪というか、可燃物の反対は何ですかね、非可燃物でいいんですかね、そういったものがたくさん含まれているということをちらっと聞いたんですが、そういう部分はありますか。 ◯議長(徳田 哲君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(岩尾嘉一君)お答えします。  現在ですね、搬入されるごみの内訳なんですが、重量的には軽くなってるんですが、カロリーが高いごみですね、プラスチックとかビニール製品、これが非常に割合が多くなっております。ですから、表向きには処理トン数がちょっと引いたような形になりますが、実際はですね、見た目のボリュームはかなりの量になります。  次にですね、搬入される中でですね、不燃物、俗にいう、本来では空き缶であれば回収ルートに乗るべきものがですね、空き缶であるとか、中にはこれは一般収集、委託にかかって入るものではないと思うんですが、中には本来もう入ってこないようなですね、そういうものも入ってきたことがあります。ちょっとモーターみたいなのがあってですね、かなりトラブルがあったりとかいうことも実際にございます。  例えば、スプレー缶についてなんですが、これからもう夏場にかけてですね、本来は燃えないゴミのほうに出していただけばいいんですが、可燃ごみの中に入ってですね、炉の中でボンボンという爆発をするっていう、そういう音もですね、聞こえるような状況がございます。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤君。 ◯二十一番(斉藤文博君)あとは故障しないように現場の対応が一番求められるところなんで、ぜひそういうチェックも怠らずにやっていただきたいと。  一項目めの農業問題に戻ります。  戸別補償を先ほど坂内部長がいい制度だという評価もあるんですよね。午前中、広崎議員の答弁の中に、ハード事業ではないんだと。ただね、やっぱり新聞の見出しというのは大きいんですよね。ちょっと今、持ってないんですけれど、農業新聞に所得倍増が、まさか安倍首相がね、やっぱり成長戦略を農業分野で打ち出そうとは私も夢にも思っていなくて、農業分野ではですね、自民党政策に悪口を言うつもりはありません。やっぱり長期政権で、農業が守られてきた部分があると私も感じてますし、そういった農家で私も育ちました。  ただ、私は今の農業、TPPも含めて食管法の復帰以外は農家を守れないと思っています。実際にですね、政権与党がTPPに参加する、農業守るという前提でものを言うなら、まず食管法を復活させてね、米をやっぱり保護してからTPPとか参加するなら私はわかるんですけれど、ここで討論してもしようがないんですが、経済部長の考えを少し聞かせていただけますか。 ◯議長(徳田 哲君)経済部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおりですね、食管法を初めとする農産物の価格支持政策というのが旧農業基本法のもとで行われてまいりまして、その後ですね、またお米の関税化の導入を契機といたしまして食管法の見直し、あるいは品目横断的経営安定制度ということで、価格を守るという立場から、だんだん担い手、経営感覚のある担い手に施策を集中しようといったような動きの中で政権交代がありまして、その中で多様な担い手という概念ということで、戸別所得補償制度というのが民主党政権下で出てきたという流れであります。  また今回、十二月の与党の、自民党政権の復活ということで、そういった担い手に施策を集中していこうと、そして意欲ある農家に土地やいろいろな資源を集中していこうという流れの中でこういった成長戦略というのが打ち出されたという背景があります。  今後の流れとしては、所得倍増政策、非常に何というか意欲的な目標だというふうに捉えております。宇佐市は大分県下一の穀倉地帯でありますので、そういった中でなかなか食管法にまた戻るというのは、なかなか農水省から出向している者としても非常に難しいという感覚は持ってはおりますけれども、やはり農家を守っていくと、要は食糧自給率の問題、かなりやはり依存度が高いという状況は、非常に憂慮すべき状況であります。少なくとも自給力をつけて、本当にこれから例えば為替が急激な円安に振れたり、農産物価格が高騰したり、いろいろな状況が考えられますので、そういった中で足腰の強い農業を推進していく必要があるというふうに考えていますので、今後は絶えず農家にとって希望の持てる政策というのを、先ほどなかなか独自政策がソフト面でしか打ち出せていないというような御指摘もありましたけれども、やはりそういったところで農業政策というのはしっかりとやっていかないと、やはり国の礎である食糧生産というところ、あるいは国土の保全という観点もありますので、そういった点からしっかりとやっていかなければいけないというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私と同じ考えです。農業はですね、もともと補助金とか助成金とか、パイが決まってて、その分配をどうするかだけで、それにすがって農家は生きてきたし、これからもそうでないと生きていけないというのは実務者としてよくわかるんですよね。だから、今の戸別補償が変わろうとしている分でね、宇佐市にとってやっぱり水田型、宇佐市だけじゃない、大分県全体でもそうだろうと思うんですが、そういった自治体が、今の制度に対してね、国のやっている制度を変えないでほしいという執行側からの情報発信の場というのは、例えば市長会とか、そういう分野はないのかなあ。 ◯議長(徳田 哲君)坂内部長。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)斉藤議員の再質問にお答えいたします。  私自身、当然戻るわけでございます。そういった中で、戻る前もですね、当然現場の声というのは絶えず伝えておく必要があるというふうに考えております。節目節目を捉えてですね、例えば、農政局に呼ばれて行く場合ですとか本省に呼ばれて行く場合、そういった点もそういった機会も捉まえまして、現場の声というのをしっかりと中央、本省の農業政策に対して伝えていければというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(徳田 哲君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)最後に六次産業を中心にということで、市長就任のときに私が農業問題を質問したときに、まだソフト事業だということで、今もそれが続いているし、これからもソフト事業で私はいいと思うんです。これをハード事業にして今より生産性を上げてということは、なかなか私は所得の維持はあっても、上がるということはないと思う。特にこの近くでいえば、高田のそば、生産が加工につながって、今観光面でかなり生きていますよね。小さいレベルでの、やっぱりことを、私は宇佐のローカル版として取り組むべきだと思う。いろいろな分野で市長がかざしている、その辺のやっぱり思いを最後に聞かせていただきたい。 ◯議長(徳田 哲君)是永宇佐市長。
    ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  斉藤議員の再質問にお答えいたします。  本当、農林水産業の振興、特に農業の振興は、宇佐市の、本当にまさしく宇佐市が発展していくための礎、一丁目一番地だというふうに私も理解しております。  先ほどの成長戦略の話もそうですし、今後の長い目で見た農業の、農業振興のいわゆる流れっていうんですかね、方向性というのはですね、私は一つは農地を集約化していく、ある程度中核的な農家、これは法人でも個人でもいいんですけれども、中核していく。先ほどでも八割というのがありましたけれども。それともう一方は、六次産業化をして所得を上げていくと。やはり一定程度ですね、経営としてある程度成り立つような農業を模索していけば、自然とですね、後継者もついてくるんだろうと。それに向けていろいろな施策をですね、総動員していかなきゃならないというふうに思います。私は、国がまずベースの政策をしいてますので、市としてはその上にうまいこと乗っかって、シナリオ、絵を描いていきたいと思います。高田のそばの例は一つの例だと思いますので、負けないようにまた頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(徳田 哲君)以上で斉藤文博君の一般質問を終結いたします。  以上で市政一般に対する質問を全て終了いたしました。  本日の日程を終了いたします。  ここで議事日程の変更についてお諮りいたします。  明日、二十日は市政一般に対する質問の後、議案に対する質疑、議案並びに請願の委員会付託となっておりますが、本日、市政一般に対する質問を全て終了いたしました。会議規則第二十一条の規定により、明日、二十日の日程を議案に対する質疑の後、議案並びに請願の委員会付託と変更いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長(徳田 哲君)異議なしと認めます。  よって、明日、二十日の議事日程を変更することに決しました。  よって、次の本会議は、あす二十日午前十時から再開し、日程は議案に対する質疑の後、議案並びに請願の委員会付託といたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。長時間、御苦労でございました。  なお、この後、森林活性化とソフトボールの事業報告総会をいたします。議員控室にお集まり願います。              散会 午後二時十四分 宇佐市議会...