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2012年03月06日 平成24年第1回定例会(第2号) 本文
2012年03月06日 平成24年第1回定例会(第2号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2012-03-06
    2012年03月06日 平成24年第1回定例会(第2号) 本文


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    2012年03月06日:平成24年第1回定例会(第2号) 本文 (364発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (二日目)              開議 午前十時〇一分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十五名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  これより二月二十八日をもって招集されました第一回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(平成二十四年三月六日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨       │答弁を  ┃ ┃      │                         │求める者 ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼─────┨ ┃二十五番  │一、教育について                 │教育長  ┃ ┃徳田 哲君 │ (1) 平成二十四年度の教育関係予算における過   │担当部課長┃
    ┃      │   年度と比較すべき事務・事業は何か。     │     ┃ ┃      │ (2) 平成二十三年度における小学校、中学校そ   │     ┃ ┃      │   れぞれの学力向上に向けた取り組み内容と   │     ┃ ┃      │   成果について伺う。             │     ┃ ┃      │ (3) 徳育について                │     ┃ ┃      │  1)挨拶の励行状況は。             │     ┃ ┃      │  2)読書は習慣づけられているか。        │     ┃ ┃      │  3)問題行動(少年非行)の現状と対策は。    │     ┃ ┃      │ (4) 市には総合計画があり、それに基づいて事   │     ┃ ┃      │   業が実施されるが、今回、「定住、交流満足  │     ┃ ┃      │   度日本一のまちづくり」を目標にした後期   │     ┃ ┃      │   基本計画に基づいた「二〇一一まちづくり   │     ┃ ┃      │   レポート」が配布されたが、こと教育につ   │     ┃ ┃      │   いての計画をより具体的に伺う。       │     ┃ ┃      │二、宇佐市行財政改革ビジョンについて、詳細に   │市長   ┃ ┃      │ 説明願う。                   │担当部課長┃ ┠──────┼─────────────────────────┼─────┨ ┃十一番   │一、敬老祝い金について              │     ┃ ┃加来栄一君 │  平均寿命が延びて長寿社会になったので、    │     ┃ ┃      │ 八十歳以上にすべき。              │     ┃ ┃      │二、企業誘致について               │     ┃ ┃      │ (1) 現在の進出希望の会社又は誘致を進めてい   │     ┃ ┃      │   る企業は。                 │     ┃ ┃      │ (2) 日出と豊後高田市に企業が進出しましたが、  │     ┃ ┃      │   その商談に声は掛からなかったのか。     │     ┃ ┃      │ (3) 二〇一一宇佐未来創造フォーラムは、よい企画 │     ┃ ┃      │   でしたが、その後の成果は。         │     ┃ ┃      │ (4) 不況と円高の中で、業種的にどのような企業  │     ┃ ┃      │   にアプローチしているか。          │     ┃ ┃      │三、中学校の体育での武道必修化について      │     ┃ ┃      │ (1) 柔道・剣道・相撲の中で、宇佐市では、どの  │     ┃ ┃      │   ような取り組みになっているか。       │     ┃ ┃      │ (2) 指導者の育成と事故への対応は、十分と言え  │     ┃ ┃      │   ますか。                  │     ┃ ┃      │ (3) 校長や教頭が降格を希望する時代ですが、宇  │     ┃ ┃      │   佐市では。                 │     ┃ ┃      │ (4) 郷土愛や愛国心を教える指導は、どのように  │     ┃ ┃      │   なっていますか。              │     ┃ ┃      │四、消防署の組織及び今後の取り組みについて    │     ┃ ┃      │ (1) 宇佐消防本部の人数、また、再雇用者の人   │     ┃ ┃      │   数は。                   │     ┃ ┃      │ (2) 再雇用者の身分と契約期間及び保障について。 │     ┃ ┃      │ (3) 一般職と異なり、訓練や経験が必要な職なの  │     ┃ ┃      │   で、増員すべきでは。            │     ┃ ┃      │ (4) 救急救命士の資格者は、何名ですか。学校は、 │     ┃ ┃      │   何年行けばよいのか。            │     ┃ ┃      │ (5) 防災士という新しい資格の役割と内容を説明  │     ┃ ┃      │   して下さい。                │     ┃ ┃      │ (6) ドクターヘリが強化されるようですが、どの  │     ┃ ┃      │   ような計画ですか。             │     ┃ ┃      │ (7) 消防服の盗難が、四件続きましたが、宇佐市  │     ┃ ┃      │   の対策は。                 │     ┃ ┃      │ (8) 出火の原因が、解らない事が多いがなぜです  │     ┃ ┃      │   か。                    │     ┃ ┃      │五、中心市街地活性化基本計画について       │     ┃ ┃      │ (1) 道路美装化、また、修景補助事業の進行状   │     ┃ ┃      │   況は。                   │     ┃ ┃      │ (2) 四日市が賑わい始めるなどの成果と事業の   │     ┃ ┃      │   効果をどのように見ているか。        │     ┃ ┃      │ (3) 事業に協力したいが、経済的に出来ない人   │     ┃ ┃      │   や場所に補助をすべき。           │     ┃ ┃      │六、障がい者の福祉的就労の現状について      │     ┃ ┃      │ (1) 授産施設に市より回す仕事が、他市に比べ   │     ┃ ┃      │   て少ないのでは。              │     ┃ ┃      │ (2) 障がい者用の専用駐車場をふやす計画はな   │     ┃ ┃      │   いですか。                 │     ┃ ┃      │ (3) 障がい者の雇用で身体障がい者の人は、多   │     ┃ ┃      │   いが、もっと知的、また、精神障がい者の   │     ┃ ┃      │   人の雇用を進めて欲しい。          │     ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼─────┨ ┃二番    │一、学校教育費について              │市長   ┃ ┃河野睦夫君 │ (1) 合併前と合併後の学校教育費(施設整備を   │担当部課長┃ ┃      │   除く)の推移は。              │     ┃ ┃      │ (2) 学校の遊具や図書室の整備状況及び今後の計  │     ┃ ┃      │   画は。                   │     ┃ ┃      │ (3) PTAからの要望状況及びその対応は。    │     ┃ ┃      │二、子育て支援について              │     ┃ ┃      │ (1) 児童館、放課後児童クラブの設置状況及び今  │     ┃ ┃      │   後の計画は。                │     ┃ ┃      │ (2) 市内で実施されている子育てサロンの実施状  │     ┃ ┃      │   況及び支援は。               │     ┃ ┃      │ (3) 地域子育て支援拠点の設置状況及び役割は。  │     ┃ ┃      │ (4) 教育委員会実施の「放課後こども広場」等   │     ┃ ┃      │   との連携は。                │     ┃ ┃      │三、障がい児の支援について            │     ┃ ┃      │ (1) 相談事業所の設置状況及び役割は。      │     ┃ ┃      │ (2) 障がい児について関係部署間での情報の共有は。│     ┃ ┃      │ (3) 就学時における支援及び支援ファイル「あし  │     ┃ ┃      │   あと」の活用について。           │     ┃ ┃      │ (4) 学校現場と学校コーディネーターとの連携は。 │     ┃ ┃      │四、防犯・防災対策について            │     ┃ ┃      │ (1) 青パトの役割及び巡回状況は。        │     ┃ ┃      │ (2) 不法投棄等が発見された場合の対応は。    │     ┃ ┃      │ (3) 自主防災組織強化のための取り組みは。    │     ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼─────┨ ┃十五番   │一、防災無線対策について             │市長   ┃ ┃大隈尚人君 │  昨年三月十一日の東日本大震災を教訓に防災   │     ┃ ┃      │ 無線の戸別受信の必要性を切に感じた。しかし、  │     ┃ ┃      │ 宇佐市においては一部の地域を除いて戸別受信に  │     ┃ ┃      │ なってない。市内全域を戸別受信にすべきと思   │     ┃
    ┃      │ うが、市としての考えを伺いたい。        │     ┃ ┃      │二、九人ヶ峠の通学路について           │     ┃ ┃      │  安心院高校生の通学路となっている九人ヶ峠   │     ┃ ┃      │ トンネルだが、トンネル内の歩道が狭く自転車で  │     ┃ ┃      │ の通行が困難であり、車との事故が懸念される。  │     ┃ ┃      │ 関係各機関へ拡幅工事等の働きかけをする必要   │     ┃ ┃      │ があると思うが、市としての考えを伺いたい。   │     ┃ ┃      │三、携帯電話の通信エリアの拡大について      │     ┃ ┃      │  現在は、携帯電話を持つのが当たり前の時代   │     ┃ ┃      │ となってきている。宇佐市内においては、通信が  │     ┃ ┃      │ できないエリアがどのくらいあるのか。また、そ  │     ┃ ┃      │ の対策は考えているのか。            │     ┃ ┃      │四、院内支所の改築について            │     ┃ ┃      │ (1) 跡地利用については、検討委員会を立ち上げ検 │     ┃ ┃      │   討するのか。                │     ┃ ┃      │ (2) 地域住民から提供を受けた貴重な歴史的文   │     ┃ ┃      │   化財があるが改築後の移転で散乱しないよう  │     ┃ ┃      │   にするための扱いについてどのように考えてい │     ┃ ┃      │   るのか。                  │     ┃ ┃      │五、地域コミュニティについて           │     ┃ ┃      │  当初のモデル地区が三年経過したが、何がどの  │     ┃ ┃      │ ように変わったのか中間総括の結果を伺いたい。  │     ┃ ┃      │六、東九州自動車道への交通アクセスについて    │     ┃ ┃      │  院内町白岩地域では道路幅も狭く自然災害    │     ┃ ┃      │ や交通事故等による通行遮断が懸念される。そ   │     ┃ ┃      │ の際の適切な迂回路もない。院内、安心院から   │     ┃ ┃      │ の市内平坦部への交通手段確保のためにも東九   │     ┃ ┃      │ 州自動車道の宇佐~椎田間が整備されている現   │     ┃ ┃      │ 在、院内インターからの北九州方面への乗り入   │     ┃ ┃      │ れをすべきではないか。             │     ┃ ┃      │七、農地転用について               │     ┃ ┃      │  院内や安心院で家を建てたい場合、農地の転   │     ┃ ┃      │ 用が難しい。そこで農地の転用を緩和すること   │     ┃ ┃      │ ができないか。                 │     ┃ ┠──────┼─────────────────────────┼─────┨ ┃一番    │一、学校教育に関して               │市長   ┃ ┃後藤竜也君 │ (1) 学校と保護者とのトラブルの報告はあるか。  │担当部課長┃ ┃      │   あれば、どのように解決しているのか。    │     ┃ ┃      │ (2) 小・中学校に於ける教員の加配の状況はどう  │     ┃ ┃      │   なっているか。               │     ┃ ┃      │ (3) 学習指導要領において、各校に道徳教育推進  │     ┃ ┃      │   教師を置く、とあるが、市内の配置状況は。  │     ┃ ┃      │二、小・中学校の教科書選定に関して        │     ┃ ┃      │ (1) 公平な基準で選定が行われているのか。    │     ┃ ┃      │ (2) 教科用図書選定委員会の構成はどうなってい  │     ┃ ┃      │   るか。                   │     ┃ ┃      │ (3) 市の独自色を出す為、共同採択地区を返上   │     ┃ ┃      │   してはどうか。               │     ┃ ┃      │三、市立幼稚園に関して              │     ┃ ┃      │ (1) 市立幼稚園を廃止し、民間に移行(委託)   │     ┃ ┃      │   してはどうか。               │     ┃ ┃      │ (2) 市立幼稚園に通う園児数は。また、市内の幼  │     ┃ ┃      │   稚園(私立含む)に通う全園児の何%か。   │     ┃ ┃      │四、美しい宇佐市に向けて             │     ┃ ┃      │ (1) 不法投棄等の実態は。            │     ┃ ┃      │ (2) ポイ捨て禁止条例を設置してはどうか。    │     ┃ ┃      │五、固定資産への課税、算定に関して        │     ┃ ┃      │ (1) 公平かつ公正に行われているとの認識かどうか。│     ┃ ┃      │ (2) 敷地内の物置等、曖昧な基準での課税になっ  │     ┃ ┃      │   ている。明確にすべきではないか。      │     ┃ ┃      │六、街路灯の設置に関して             │     ┃ ┃      │ (1) 設置の際の補助率が低く、自治会の大きな負  │     ┃ ┃      │   担となっている。補助率改定の考えは。    │     ┃ ┃      │ (2) 現状、新規設置にしか補助がない。既存街灯  │     ┃ ┃      │   のLEDへの切替にも補助すべきではないか。 │     ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━┛  まず、二十五番 徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)おはようございます。二十五番であります。  今回から、インターネット配信ということで、多少緊張を覚えております。できるだけ宇佐市議会の品格を汚さないように、行政の皆さん方と有意義な時間を共有したい、このように思っております。  まず第一点、相変わらず、市長、教育長、宇佐市を教育日本一の町にしませんか、こういう趣旨でございます。  前回、市長は、その趣旨には大賛成である。しかしながら、教育の中立性、こういうことを優先したいので、みずから教育界、あるいは教育について言及はなるべく避けたい。教育委員会の中で出された政策について、予算の執行者として、それを的確に判断をして決めていきたい、こういうお話でありました。  私と思いは同じだろうとは思いますけど、若干の温度差があるのかな。私は、前回も申し上げました。あなたは宇佐市のリーダーだから、すべてにおいて、商業、農業、工業、あらゆる市民生活の根幹は、私は教育にある。市長は就任以来、交流満足度日本一、あるいは、若者定住日本一、こういうことでやられております。私は、残念ながら、大変きつい言い方かもわかりませんけど、実態のないそういったものより、将来必ず答えが出るであろう教育ということについて最重点に考えて、教育でこの町を、宇佐市を活性化してほしい、このような思いで今回も教育問題について特に質問をしていきたい、このように思っております。  ところで、市長、教育長、私は、先ほどの中でですね、こんなキャッチフレーズを考えてみました。「双葉の里は神もおり立つ教育の里」。どうですか。いかがですか。市長は、昨年度、双葉山ということで宇佐市を大いに全国に知らしめていただきました。大変に結構なことであろうと思うし、あるいはまた、白鳳という大横綱を第二のふるさとにせしめた功績は非常に大である、こういうふうに思っております。そして、双葉山を漫画文化、そしてまた、読書の機会をとらえて、子供たちに知らしめるという、そういった努力もいただきました。そこで、「双葉の里は神もおり立つ教育の里」私は、これを売りたいなと思っていますので、どうぞ皆さん方も御協力をいただきたい、このように思っております。  そこで、質問をいたします。  まず冒頭に、平成二十二年度の教育関係の予算は、昨年度と比較してどこら辺が違うのか、事務事業は何なのか、これをお尋ねしたいと思います。一点だけ大変違うのかなと思ったのが、先月、教育委員会の課長補佐から宇佐市教育委員会たよりという、これを発行した。そして、第一回目の資料をいただきました。これも一つの前進かなというふうに思っております。ただ、これこれをやったんだということ、これもいいんでしょうけど、やはり宇佐市の教育のビジョン、こういった宇佐市は将来教育計画を持ってやるんだ、そういったものをぜひ取り入れてほしい、そういった感じがいたしました。  第二点目、残念ながら、昨年度は大震災、この影響で全国の学力テストが中止になりました。しかし、各県でそれぞれ独自のテストが行われたというふうに聞いております。大分県ももちろん全国に先駆けてやったんですが、大分県すべての小中学校でそれに取り組んだという話を聞いております。その中身は昨年度に比べて、全国を比べるということになりません、しかしながら、学力の推移がそこで伸びたのか。昨年度、いろいろ計画案もお聞きいたしました。その中で伸びたのかどうなのか、そこら辺をお尋ねしたいと思います。  次に、徳育について。あいさつの励行、これはどうなのか。そして、昨年度も申し上げましたけど、読書は大切なことだというふうに思っておりますので、読書の習慣づけはどうなっているのか。それから、現在、小中学校の非行の問題。例えば、携帯、あるいはスカートの履き方、ズボンの履き方、髪の毛の問題、たばこ、すべてを非行に結びつけるものではありません。しかしながら、その前兆だということは言えようかと思います。インターネットの普及、こういうことも含めた中で、現況、それとまた、あったとすれば、どういった報告がなされて、どのような対策をとってきたのか、お尋ねしたいと思います。  四点目に、市には総合計画があって、それに基づいて事業が実施されております。今回、定住・交流満足度日本一のまちづくりを目標にした後期基本計画に基づいたまちづくりレポートを配付していただきました。教育関係については、耐震のこととか、あるいは体育館のこととか、あるいは歩道のこととか、そういったインフラ整備については若干の記述がありました。しかし、学校教育そのものについては、残念ながらなかったような気がいたしますので、今から、後期について、事教育に関しての計画を具体的にお伺いしたいと思います。  それから、最後に、大きな二点目として、これは教育じゃございません。これも一一年のまちづくりレポート、あるいは広報の中に記載されておりましたものを私なりに感じて、行財政改革ビジョン、これを見ましたが、いま少し詳細にこのことについてお尋ねをしたいと思います。  以上。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、徳田議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  二十五番 徳田議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、宇佐市行財政改革ビジョンの詳細についてでありますが、本市では、平成十七年度から五カ年計画で策定いたしました宇佐市行財政改革プランを着実に実行したことにより、合併後危惧されていた財政破綻は、ひとまず回避することができました。  しかしながら、今後、学校施設の耐震改修、ごみ処理施設の建設、福祉関連経費の増加など、財政需要の増加が予想される中で、歳入面では、合併特例措置の終了により、平成二十七年度から五年かけて普通交付税が約十億円逓減するなど、収支の均衡がとれない厳しい財政運営が予想されます。  このような状況に対応しつつ、新しい宇佐市づくりを進めるための指針として、宇佐市行財政改革ビジョンを策定をいたしました。ここでは、宇佐市が進むべき自治体像を示しながら、その実現のための取り組みとして三分野、九基本項目、二十五推進項目を掲げております。  第一の分野については、役割の変化に的確に対応できる自治体へとして、市民や地域、NPOとの協働の推進、民間ノウハウの活用、スリムで効率的な組織の実現、職員の意識改革に取り組みます。  第二の分野は、市民生活の満足度を高める自治体として、事務事業の選択と集中、説明責任と透明性向上、情報化の推進に取り組みます。  第三の分野は、足腰の強い財政構造へとして、積極的な財源確保や歳出の見直しに取り組みます。  ビジョンの期間は、平成二十二年度から平成二十四年度までの三年間としており、来年度は最終年度となります。各項目の主管課は、取り組み項目について検討し、年度ごとに進捗状況等を行財政改革本部で取りまとめております。その結果については、行財政改革推進委員会及び議会行財政改革推進特別委員会に御報告し、助言・提言を受けるほか、市報やホームページで公表いたしているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの教育についての一を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)おはようございます。教育長の近藤でございます。  二十五番 徳田議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教育についての一点目、平成二十四年度の教育関係予算における過年度と比較すべき事務・事業についてですが、平成二十四年度の教育費は、二十七億三千四百四十八万七千円で、平成二十三年度の十八億一千四百四十二万五千円と比較すると、五〇・七%と大幅に増額となっています。  主な要因は、事業が本格化してきた学校施設耐震化事業で、建築二年目となる北馬城小学校校舎改築事業、平成二十四年度からの改築工事となる和間、長洲小学校などの校舎改築事業となっております。  教育内容の充実を図るため、新規事業としまして、コーディネーターを中学校に配置し、基礎学力の向上や専門的な指導を図る学力向上支援コーディネーター事業、普通教室で使用できるタブレットパソコンを導入してドリル学習やインターネットを利用した調べ学習などを行う教育用コンピュータ整備事業、中学校の保健体育科における武道必修化に伴う教材備品の整備を行う武道用体育備品整備事業を実施いたします。  また、教育上特別の支援が必要な児童生徒に対して支援員を配置する特別支援教育支援員配置事業、学校図書館コーディネーターを派遣して学校図書館の環境整備を行う学校図書館活用推進事業、複式学級の授業改善を図る複式解消臨時講師配置事業なども継続して実施します。
     学校・家庭・地域の連携協力のもと、放課後においてスポーツや地域の文化芸術についての学習を行うことで、児童の健全育成と地域教育力の向上を図る学校支援地域本部事業、放課後子ども教室推進事業、また、生涯スポーツ社会の実現に向けて、計画的にスポーツ施策を推進するスポーツ推進計画の策定、文化財保護では、国宝宇佐神宮本殿保存修理事業、郷土の偉人や豊かな文化と歴史を広く紹介する郷土の偉人顕彰事業を行います。  その他にも、さまざまな新規事業、前年比増額となった事業はございますが、教育関係予算といたしましては、生きる力をはぐくみ、児童生徒の思考力、判断力、表現力などの育成を図ることを目指して諸施策を実施してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの教育についての二、三、四を、教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)おはようございます。教育次長の石田純治です。  二十五番 徳田議員の一般質問にお答えします。  一項目め、教育についての二点目、平成二十三年度における小学校、中学校それぞれの学力向上に向けた取り組み内容と成果についてですが、大分県教育委員会は、県内各小中学校児童生徒の学習指導要領に示された基礎的、基本的な内容の定着状況を客観的に把握し、指導内容や指導法の改善・充実を図ることにより、児童生徒の確かな学力向上に資することを目的として、基礎・基本定着状況調査を実施しています。  調査対象学年は、小学校五年生と中学校二年生ですが、これは、義務教育の節目である小中学校の卒業時までを見通して、各学校で基礎・基本の定着を図る指導法の改善を図ることを目的とするためです。  宇佐市のこれまでの調査結果としては、小学校は大分県トップクラスを継続しており、中学校は上位から中位程度で推移しています。各学校は、宇佐市教育委員会が策定した宇佐市学力向上推進計画をもとに、それぞれの学校課題を解決するための学力向上プランを作成し、全教職員で共通理解を図りながら指導方法の改善に取り組んでまいりました。  昨年四月に行われた平成二十三年度の調査の結果では、各小学校においての研修で指導方法の改善に全教職員が取り組んだ成果として、国語・算数ともに基礎・基本の定着が確実になっており、大分県トップクラスを維持しています。細かく分析すると、国語科の活用問題に課題があることがわかりました。  中学校では、調査のあった国語・数学・英語の三教科のうち、国語・数学は例年程度の結果でしたが、英語の定着状況に課題があることがわかりました。中学校の教科指導には専門性があり、学校内の研修だけでは、教科の指導方法の改善が進みにくい状況がありました。  本年度は、県から加配措置された学力向上支援教員を中心に、同じ教科の教員が他の中学校の教員と一緒に研修を行う教科部会の取り組みを強化し、そこに指導主事も参加しながら、指導内容・指導法の見直しを行うことを通して、中学校の教員の意識も変化しつつあります。  来年度は、県費の学力向上支援教員の取り組みを市独自にも強化するため、市費単独で学力向上支援コーディネーターを中学校に四名配置し、引き続き校内研修会や教科部会の充実・発展を図り、義務教育の節目で確かな学力向上を目指して、指導内容や指導法の改善・充実と意識改革に取り組んでまいりたいと考えています。  次に、三点目、徳育についてのその一、あいさつの励行状況についてですが、あいさつは、人間が日常生活を営む上で最小限の生活規範であり、最も身近なコミュニケーションです。本来、子供は、家族や友だちとの日常的なかかわりの中で、あいさつや言葉遣いを自然に身につけていくことが望まれますが、このような社会性が身につかないまま成長してしまうことが多く見られます。そのため、できるだけ早い時期に社会性を意識的に身につけさせる必要があり、あいさつはその入口の指導であると考えています。  小学五年生及び中学二年生全員を対象とした本年度の学習や生活についてのアンケート調査結果からは、小学生では八九・八%、中学生では八七・四%の子供が「あいさつをよくする」と回答しています。平成二十二年度と比較すると、五年生では、一・五ポイント増、中学二年生では、一・九ポイント増となっています。地域の方々からも、子供たちの元気のよいあいさつの声が聞かれるとのお褒めの言葉をいただいています。今後も、あいさつを通して温かい触れ合いのある学校生活ができるように、指導を継続していきたいと考えています。  その二、読書は習慣づけられているかについてですが、平成二十三年度に実施した学習や生活についてのアンケート調査結果では、一カ月に読む本の平均冊数については、小学校八・三冊、中学校三・九冊であり、平成二十年度の全国平均よりやや多くなっています。  また、一カ月に読む本の平均冊数がゼロから二冊と回答した児童生徒は、小学校二二・三%で全国平均とほぼ同率ですが、中学校では四六・七%となっており、全国より五ポイント以上少なく、読書習慣のある子が多くなっています。  今後も、昨年度宇佐市教育委員会が作成した「うさっ子家庭教育のすすめ」をもとに、PTAと連携した取り組みを引き続き行い、読書の習慣づけに取り組んでまいります。  その三、問題行動の現状と対策についてですが、全国的にモラルの低下にあらわれるような心の荒廃、社会環境に影響を受けた子供の荒れが深刻化しています。宇佐市における満十四歳以上二十歳未満の少年、つまり中学から高校を卒業した者も含めての少年が検挙された事犯は、平成二十三年の一年間では、殺人・強盗などの凶悪犯はゼロ人、傷害・器物破壊などの粗暴犯は四人、万引き・自転車盗などの初発型非行は十三人、深夜徘回・喫煙などの少年補導は二百二十一人となっています。  このうち、小中学生については粗暴犯は含まれていませんが、初発型非行一名が含まれています。また、このような検挙に至るまではない事案であるものの、学校で問題行動を確認しているものもあり、こうしたことを踏まえ、学校での取り組みとして、日ごろから児童生徒の生活や行動の観察及び個別の指導、家庭との連携強化、長期休業の事前指導及び家庭訪問等を実施し、子供の状態の変化の把握に努めております。  また、積極的な生徒指導として、道徳や特別活動を通して、善悪の判断や自己肯定感の育成を図るとともに、児童生徒に自信を持たせながら、自立した生活ができるよう指導を進めています。  次に、四点目、教育についての具体的な計画についてですが、先般公表した二〇一一まちづくりレポートは、宇佐市のまちづくりの基本指針である第一次宇佐市総合計画の後期基本計画に基づいて実施した各分野の施策の状況について、総合計画の施策体系に沿った施策評価結果に基づいて、平成二十二年度の実績を中心に市民にお伝えするために、コンパクトに取りまとめたものです。  このレポートの中では、教育施策については、生涯学習、義務教育、スポーツ、文化財の各分野の状況を取り上げており、特に義務教育については、学校施設の充実・耐震化と教育環境の充実の状況をお知らせしたところです。  具体的には、平成二十二年度に行ったものとして、柳ヶ浦小学校校舎改築や学校図書購入費の充実、PTAによる環境整備活動支援を挙げています。また、市独自の複式学級解消臨時講師、補助教員、特別支援教育支援員、図書館コーディネーターの配置も挙げています。  こうした平成二十二年の実施状況を踏まえて、平成二十三年度にかけて行っている駅館小学校、駅川中学校の増築、南院内小学校の耐震補強の実施、北馬城小学校の改築や三小学校での総合遊具の整備も挙げたところです。  また、こうして掲げたもののほかに、六中学校の太陽光発電設備設置事業、小中学校構内LAN整備事業や図書室へのエアコン設置、コミュニティ・スクール推進事業、学力向上推進事業、総合的な学力推進事業などを実施してきたところです。  教育施策については、本市の明るい未来を創造する上で極めて重要なことであり、今後も中長期的な視野で計画的に、かつ着実に教育行政施策に取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)再質問に入る前にですね、実は、市長にも教育長にも、あるいは次長にも、皆さん方にもぜひ聞いていただきたいことがある。寺小屋構想宇佐というのを市長御存じですか。御存じない。 ◯市長(是永修治君)はい。 ◯二十五番(徳田 哲君)実はですね、目下、日本を取り巻く状況は、まさに国難、こういうときである。ここですよ。人的インフラの整備である教育の果たす役割はますます大きくなっている。そこで、将来を担う子供たちに、行政の枠を超え、宇佐市等が生んだ偉人、偉人伝の学習、いろいろそういったもので総合力のある人材育成を図り、中長期的に宇佐市から地域や日本のリーダーを輩出するために寺小屋をぜひつくりたいんだ、こういった志の高い人がおるんですよ。私は目からうろこ、そんな感じがいたしました。  そして、参加者一人当たり千円から二千円いただいても、当然、これでは運営はできません。そうしたときに、宇佐市じゃないですよ、宇佐市のいろんな浄財を、宇佐市じゃないですよ、企業、そういった方々、賛同いただける方からいただきながら、ぜひ運営をして、具体的に駅川公民館等をお借りしてやりたいと。しかも市長、教育長ですね、これはここの市役所の職員なんです。私はうれしかったですね、こういう話を聞いたときに。どなたかとは申し上げません。しかし、そういう方がこの宇佐市の中においでになるということは、私はもうもろ手を挙げて賛成をして協力をしたい。我が議会の同志にもぜひですね、これは選挙違反になりませんので浄財をいただきながら。  そして一年、二年じゃ済むことじゃありません、やはり五年、十年と。広瀬淡窓の咸宜園、咸宜というのは、要するにみんな来いという意味なんですね。武士も商人も農民もすべて、みんないらっしゃい、そういった意味で、広瀬淡窓が開塾した塾なんです。だから、こういうことが宇佐市にきちんとできていけば、将来は決して暗くないんじゃないかなと、これはどうですか。教育長でも構いません、この構想は。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)教育次長の石田です。再質問にお答えします。  寺子屋構想なるものを、今、伺いました。で、そういう強い志を持った方が市役所の職員の中におられるということは、敬意を表するとともに、尊敬をしたいと思います。  今、そういう話を聞きましたので、できればその方の思っていることが実現できるように、私どもでどういうことができるか話をしてみたいと思いますので、御紹介などしていただければと考えます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)私は、今回、こういったことをこの本会議で取り上げることを、本人に了解をいただきました。ただし、名前は出しませんと。その方もですね、行政のお手伝いじゃなくて民間でそういうことをやりたいんだ。こういったことです。ですから、後ほどお許しをいただいて、よしとすれば、またお話もいたしましょう。ぜひ頭に入れていただきたいと思います。  それでは、順次、再質問をしたいと思います。  第一点目の二〇一一年のまちづくりレポート。先ほど申し上げましたように、耐震とか、教育関係ですよ。そういった部分。私は当初からこういうことを言っているんじゃありません。それも当然のことであるというふうに認識しております。しかし、先ほどの教育長、市長、そして市長の施政方針、あるいは次長の話を聞いた中でですね、昨年度より加配教員、あるいは教育支援員の配置、いろんなコーディネーターを確認いたしました。  しかし、昨年度、二十二年度と二十三年度の予算の違い、具体的な数字を上げられた資料をいただきました。二十三年度と今度の二十四年度のその差を私は欲しかったんです。それまで用意ありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉です。徳田議員の再質問にお答えします。  教育予算のうちの教育振興費についてですけれども、平成二十四年度予算が三億九百九十万四千円で、平成二十三年度の三億二千百四万四千円と比較すると、約千百万円、三・四%の減額となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)先ほど答弁でですね、五〇%の教育予算がのびていると。これはこれで、スポーツの振興とか生涯学習とかあった中で、特にやはり耐震、それから小学校の校舎、こういうことが占められていますので、私は、今、課長が答えられたそういったソフトの部分にもう少し予算をつけてほしい、こういうふうに思うんです。  それと市長、一つうれしい話を聞いたんです。せんだって中学校の卒業式に行きました。そうすると、ある教育委員が、最近、市長と対話をする機会がありました。今までなかった。これからもっとあるでしょう。そしてまた、議会の文教委員、あるいはそういった教育にいろいろ思いをはせる議員の方々とも懇談したい、こういった話を聞きました。市長も教育委員会に口出さないと言いながらも、やはり思いはあるのかなと。だから、私は大変、それはうれしく受けとめましたのでつけ加えておきます。  それと、第二点目にですね、小学校、中学校の学力の問題ですが、先ほどの答弁で、小学校はトップクラスにある。そして、中学校は真ん中辺だと。次長、ずっとトップクラスでいてほしいんです、ずっと。すぐとは言いません、三年、五年。前回申し上げました豊後高田市は十年かかって、今、トップクラスになっているんです。ですから、急になろうとは……。だって、子供たちのいろんな素質もあろうかと思います。職員の素質もあろうかと思います。しかし、目標をそういう高いところに置いて、レベルを上げてほしい。  せんだって、うちの議会の三、四人で駅川中学校にお伺いいたしました。出し抜いて急に行きました。そうするとですね、校長先生が、自分はこの学校で競争原理を取り入れて、そして学校経営したいんだと。こういうお話をいただきましたので、私ももちろん同感であると、そういったお話をしました。そして、その校長が言うのが、毎朝、自分で道場を開いている。七時半から、来る子供については、メンタルなこともいろいろ勉強している。こういった話だったんですが、今、なべて余り競争原理が働かない学校経営が行われていると思いますけど、教育課長、競争原理を学校現場に導入したい、この考えはいかがですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉です。再質問にお答えします。  まず、基礎基本の定着におきましては、授業の中でしっかりと教師のほうが指導を行うということがまず第一の原則であると思っております。その上で、子供みずからが学習意欲を持ちながら、ライバルと競争しながら学習に励むということは、学習の能力を高めるためには必要なことであると考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)ということは、競争原理は必要だと、こういうふうな解釈でよろしいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  まず、やはり子供みずからがいかに学習に対する意欲を持つか、ここはやっぱり、大事なことでありまして、その上で、子供みずからが意欲を持って他者との競争の中で力をつけていくということが必要であると考えております。教師のほうから一方的に競争させるということではなくて、そういう子供の学習意欲を引き出すことが教師のほうの授業に対する考えであろうと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)子供みずから学習意欲、もうこれは総合学習、ゆとり教育の根幹ですよ。私は前回、十二月でしたか、曽野綾子と上坂冬子の話をしましたね。まだ子供なんです。強制ということなくして伸びない。私はそう思っています。それはいろいろ賛否両論もあるでしょう。しかし、鉄は熱いうちにたたかないと、やっぱり楽なものと苦しいものがあったら、どうしてもやっぱり楽なものに行くんです。全部が全部、みずから学習意欲を持てって言ったって無理ですよ。  だから、今、課長が言いました、学習意欲を持たせるような教育をすべきだと。残念ながら、私はそうはなってない。ある程度、強制をしてでも、きちんと伸びるようなシステム、そのためにはやはり競争原理は必要だ、こういうふうに思いますので、またそれも御一考ください。  それとですね、その二点目の中でですね、前回も問いました。土曜日の授業の実施をどう考えるか。前回も取り上げました。東京都で二十三区のうち二学期制が十区、夏休み短縮は十二区、両方は八区ある。土曜休日を返上している学校は、四割を超えている。私は昨年度、小学校に行って、学校現場で土曜の授業はどうですかとお話をしましたら、言下に「ノー」と、こういう答えなんですよ。そこら辺は、教育委員会のほうで議論したことはありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  土曜日の授業のことにつきましては、前回の議会の中でも徳田議員よりお話がございまして、議員が学校に行かれたときに学校のほうでお答えした対応はですね、教頭であったということで、まずそこが問題であるということで、校長会のほうで指導いたしまして、きちんと学校としての対応をしてくださいというお願いをいたしました。その中で、保護者、それから子供の実態を含めてそのようなご要望をまずしっかりと把握をしていただきたい。そのような中で、学校としてどんな対応ができるのかというのを御議論いただきたいということでお話をさせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)これがビジョンというふうに私はとらえています。学校現場でそれぞれ保護者の対応とかそういうことじゃなくて、ある程度の方向、指針、これを教育委員会でぜひ議論してほしい。これはもう非常に大きな問題になりますので時間がかかろうかと思いますけど、やはりこういったことも学校、そしてまたPTA、そういうところで議論をしていただきたい。希望者はおると思うんですよ。ぜひ、土曜日返上したいという希望者もおろうかと思いますので、希望者だけでもいい、そのようにお願いしたいと思います。  それから、子供たちのあいさつはできている。確かに駅川中学校に行きましたら、子供たちはきちんとあいさつします。ただ、校長がですね、こんなことを言っていました。三通りあるんだと。お客さんが来たときに、みずからきちんとあいさつができる子供、こっちが言って初めて対応する子供、全然しない子供、A、B、C、こういうお話をしていました。  市役所の中で、市長、トリプルAですか、私はね、皆さん方は、それは結構顔知っていますからね、あいさつします。ところが、あいさつしません、市役所の職員も。もう少しきちんとあいさつをしていただいて。だから、何でこれを言うかというとですね、子供たちはするけど、教育課長、先生はあんまりしませんよ。何かこう違和感があるんでしょうね。ぜひ先生方にもですね。こっちが話せば気持ちよく答えはいただけます。しかし、何となくそんな雰囲気がありましたので、また、そこら辺も御指導願いたい。子供たちにしろと言うなら、みずからがしないと、ちょっとおかしいのかなと思いますのでね。ぜひまた御指導ください。  それから、読書の問題です。私は前回も退職校長会の皆さん方、教頭会でも構いません。副読本、宇佐市の偉人、今度施政方針の中にありました賀来飛霞、あるいは賀来惟熊さんというんですか、こういったものをつくって子供たちに配布するんだ。結構なことだと思います。だから、そういったことを提案をしました。  私は、今まで本を読んだ中でですね、何が記憶にあるかと言えば、私は「走れメロス」なんですよ。これはだれもが読んだと思います。あれには、やはり王様を責めて、国を愛して、そして妹をかわいがる、家族をかわいがる。そして、何より友だちとの信頼関係。そして、あるとき挫折をした自分に対するざんげ。そして、そういった強い者に対して意見をして、みずからも立ち上がり、すべてがいい方向に向いたと。もう小学校のときに、皆さん全員が走れメロスを読んだと思いますけど、こういった思いがあるのは、やっぱり子供のときなんです。だから、読書というのは、私は非常に大事な、大切な情操教育の根本であろうというふうに思っております。  そこで、読書について、教育委員会の取り組み、そして、各学校での取り組み、これは全部とは申しません。何校でも構いません。それと、たまたまそこに図書館長が来ています。宇佐市の市民図書館はどんな取り組みをやっているのか。かつて、佐瀬市長時代に、日本一の図書館にするんだというのであそこをつくったんです。ですから、そういった意味で、図書館としての取り組みをそれぞれお伺いしたい。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉です。徳田議員の再質問にお答えします。  まず、学校での取り組みですけれども、平成二十三年度図書費を倍増していただきまして、まず学校図書の充実を図りました。これまで学校図書館にあった本が大変古うございまして、この古い本を廃棄できるように、子供たちが新しい本を読めるような形での学校図書の充実を図らせていただきました。  次に、図書館コーディネーターを、当初三名雇用しましたけれども、その後、学校からの要望も強く、五名に増員いたしまして、学校図書館の整理、あるいは活用ができるような環境づくりに努めてまいりました。  三点目でございますけれども、学習指導要領の改訂に伴いまして、学校図書館を活用するということが大変重要な項目になっておりますので、そういう授業での図書館の活用。  それから、四点目でございますけれども、これは、PTAとの連携の中で、読書の量が少し少ないということでありまして、この部分に着眼いたしまして、その上で、家庭での読書等についても連携した形で取り組んでまいりました。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)図書館長。 ◯図書館長(中野千代美さん)図書館長の中野でございます。徳田議員の再質問にお答えいたします。  図書館では、司書が学校に出向いて、子供たちが自分で本を手にとりたくなるような本を紹介するブックトークの強化に取り組んでいます。  また、新一年生に図書館の利用案内をし、資料貸し出し登録の推進を図ります。移動図書館の活用により、読書の楽しみを伝えていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)大いに本を読むという方向で、いろんな立場の中でお進めいただきたい、このように思います。  それと、徳育の中での三点目、これはですね、余り公開はしたくないんですが、とりあえず資料を提出したいんですが、議長、いいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)はい。 ◯二十五番(徳田 哲君)ただいま資料を出しました。たまたま、私がそういうものを知り得たんですが、それが私の杞憂であればいいんですよ。だから、あんまり多くにばらまかんでくださいね、そういうものは。教育長と次長ぐらい、消防長はいいでしょう、そこまでは許可しましょう。そうでなければ結構。ただ、調査はしてくださいね。もしそれが事実だとすれば、いろんな問題があろうかと思いますのでね。それは気をつけていただきたい。  それと、もう時間の関係でですね、これは後ほどまた後藤さんのほうから質問があろうかと思いますけど、小学校では本年度から、中学校では来年度から、新学習指導要領のもとで、新たに各校に道徳教育推進教師、これを置くことになった。これは、校長の方針のもとに道徳教育を推進をする。これが目的、こういうふうになっております。  ことしから小学校ということです。小学校では配置できたんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。
     本年度、二十三年度で小学校の新学習指導要領が本格実施をいたしましたので、全小学校において推進教師の配置を完了しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)そうすると、教師の選定には何か基準があるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  推進教師につきましては、道徳の全体計画、年間指導計画を含めて作成するものでございますので、それから、各担任等とも連携をしながら、各学年の教育課程を作成するものでございますので、資格等については特に規定はございませんけれども、学校の中で全体的なそういう指導ができる教師を充てることとしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)校長が決めるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  校長の責任で決定いたします。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)簡単に行きます。  具体的な授業、その中身について、それぞれが違うということ。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  学校の中で道徳の授業の全体計画、年間指導計画をまず作成をします。これは推進教師の役割です。それから、各学年の教育課程を編成するに当たって、学級担任等と連携をしながら内容について決めていくということでございます。それを職員会議、校長の決定の中で決定をしていくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)そうすると、道徳というのは非常に広範な部分ですよ。この人はこれでもいい、しかし、そうじゃないという、道徳にも道徳評がいろいろあると思いますのでね。だから、画一的なものなのか、いや、そうではない、こういった基本方針があるんだと。だから、そういった部分について、今おっしゃったようなことではなかなか納得いきかねるんですが、例えば、具体的に県の教育委員会からこういった指導があった、研修があったとか、そういったことはあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  道徳につきましては、県の中での研修はございました。その内容につきましては、一定程度の、どの学校でも行うものもございますし、その校独自で取り組んでまいるものもございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)後ほどの後藤さんにお譲りしたいと思います。  それから、市の総合計画、教育委員会の計画、もう時間がないので学校教育の部分だけでも構いません。先ほど申し上げました、具体的にきちんと後期の教育委員会はこういった指針でやるんだと、これをお聞きしたいと思います。  それともう最後なんですけど、行財政改革ビジョンについて、先ほどから、三本の柱。私勘違いしていたのがですね、足腰の強い財政構造へということで、議員の定数の削減ということを今からやるんだというふうに、これを見たときにとらえたんですよ。それで、これらの進捗状況を取りまとめましたので、その概要をお知らせします。これ、議会人がやったことなんです。  だから、市長、これを見ると、まず誤解したのが、この次の三年後の我々の議員の定数を減らしてくれるのかな、これはもう楽になったわいと思ったんです、そちらがやってくれるのであれば。よく見ると、いや、そうじゃないと。私も通告した後だったので。ただ、こういう書き方はですね、これは議会が一生懸命、切磋琢磨して……。  あのときの特別委員長は小野さんだったんです。五回も十回も議論を重ね、やはり周辺部の方々は、減らすだけじゃない。あるいは、ある党派の方は、多くの住民の声が聞こえなくなるから定数は減らすべきではない。いろんな意見がありました。しかし、財政改革ビジョンの中でとられております。ということは、どうなんでしょう。今、この宇佐市議会議員定数、この人数二十六名、前回減らしましたけど、もう市長、答えにくいでしょう。総務部長、多いんですか、少ないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務部長。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。徳田議員の再質問にお答えいたします。  議員の定数につきましては、上限等も廃止をされておりますので、多い、少ないというのは、私が申し上げることではなく、やはり、議会の皆さん方の中で十分御検討していただきたいと、そういうふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)確かに行財政、今、国会議員の問題もやっています。ただですね、議員の数を減らす、イコール財政がよくなるという短絡的なことじゃない、このように思っています。  ですから、我々もまた、次期の選挙に対して、特別委員会をつくるという話もやっています。だから、そういうことを含めて、やはり、こういうのは議会も一緒になってやったんだよ、こういうこともですね、ぜひ頭の隅に入れていただいて、秘書課長、広報をつくっていただきたい、こういうふうに思います。これ、少し反省していますか、秘書課長、担当でしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)徳田 哲君。 ◯二十五番(徳田 哲君)言いにくいんでしょう。秘書課長じゃない、総務課長やった。ごめん。もういい、時間がない。ちょっと品よくやらんといかんですね。時間がないんで、こういうことで、とにかく、教育も行財政改革も一緒になって頑張っていきたい、このように思っております。  多少、道がそれました。品がよくない部分があったかと思いますけど、お許しをいただきながら、私の一般質問を終結します。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で徳田議員の一般質問を終結いたします。  それから徳田議員、お願いがあるんですけど、先ほど資料提出がありましたけど、資料提出のある場合はですね、ぜひ事前に提出をお願いしたいというふうにお願いをしたいと思います。今後ですね。今後お願いしますということを皆さんにお願いしたいと思います。  次に、十一番 加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)皆さん、おはようございます。十一番の加来栄一です。  昨日は啓蟄で、春の到来がやっとめぐってまいりました。ことしは震災、大雪、タイの洪水と自然の力に人間が振り回されているこのごろですが、私は、会派の方々と気仙沼、宮古、陸前高田、釜石などの被災地に行って来ましたが、まさに想像以上の被害に驚くばかりでした。  毎日新聞の今朝の数字を見ますと、死者が一万五千八百五十四名、不明が三千二百七十四名で、まだ避難されている方が三十四万三千九百三十五人もいらっしゃるということで、私も、被害がこれくらいで終わったことのほうが信じられないくらいです。  宇佐市も、市長の指示のもと援助隊や物資の支援をいち早く実行したことは、被災地の方々の心の中にいつまでも残ると思います。できれば、二千二百五十二万トンの瓦れきがまだ残っております。これにつきましても、一都二県が受け入れていますが、大分県も安全を確認して受け入れていただきたいなと私は思っております。  経済状況も大変厳しく、市民生活も苦しくなってきて、これからの若い世代の人は、より厳しい社会環境で生活をしなければなりません。十四年連続三万人の自殺者を出し、生活保護受給世帯が百五十万世帯、受給者が二百七万人もいらっしゃいます。予算的には三兆円ものお金が必要となっております。また、医療費や介護に今まで以上の負担が増すことを考えますと、夢のない社会が続くと、気が滅入っております。  一方、電力不足などで人々に節約をすることが課せられましたことは、今のぜいたくや無駄遣い社会に、少し再利用や節約が大事で、資源がいつまでもあると思うなということをわからしめて、よかったと思います。そして、今こそ世の中全体をスローペースにして、足るを知ることだと思います。  先日来日されましたブータンの王室五代目、ワンチュク国王とペマ王妃は、さわやかな印象を残してくれました。九州と同じ面積六十九万平方メートルで、小さな国が国民幸福論を国づくりの柱として、どこか懐かしさを感じさせた日本の心のふるさと、現在の日本が見失ってしまった素朴な幸せの形がこの国にはあると思いました。  七百二十人いてスピーディーな対策もとられず、不毛な議論ばかりしている国会とは違い、被災地に出向いて国民を励まされた天皇陛下の御回復を心よりお祈りしながら私の質問に入ります。  一点目は、敬老祝い金について御質問いたします。  二点目は、企業誘致についてでございます。現在の状況はどうか、豊後高田、日出、ほかにも進出しておりますが、宇佐市の状況をお聞きしたいと思います。  それから、三点目は、中学校の体育での武道必修についてでございます。柔道・剣道・相撲の中で、宇佐市はどのように取り組みをしていくのか。指導者の育成と事故への対応は十分と考えていますか。校長や教頭が降格を希望する時代ですが、宇佐市はどうでしょうか。郷土愛や愛国心を教える指導はどのようになっているかをお伺いしたいと思います。  第四点目は、消防署の組織及び今後の取り組みについてお伺いいたします。宇佐市消防本部の人数、また、再雇用の人数につきましてお伺いしたいと思います。再雇用の身分と契約期間及び保障についてもお伺いしたいと思います。一般職員と異なり、訓練や経験が必要な職なので、増員すべきではないかと私は思っております。  四番目は、救急救命士の資格者は何名ですか。学校は何年行けばいいのかを質問します。  五番目は、防災士という新しい資格の役割と内容を説明していただきたいと思います。  六番目は、大分県が取り組んでいくように言われておりますドクターヘリが強化されるとのことですが、どのような計画でしょうか。  それから、消防服の盗難が四件続きましたが、宇佐市の対策はどのようになっているのかお聞きしたいと思います。  それから、八番目に、出火の原因がわからない火事が多いんですが、これはどういう原因かをお尋ねしたいと思います。  五番目に、中心市街地活性化基本計画について、道路の美装化、修景補助事業の進行状況はどうなっているのかをお伺いします。  第二に、四日市がにぎわい始めるなどの成果と事業の効果をどのように見ているかをお伺いしたいと思います。  三問目は、事業に協力したいが経済的にできない人や場所に補助すべきであるということを質問いたします。  六番目といたしまして、障がい者の福祉的就労の現状についてお伺いいたします。授産施設に市より回す仕事が、他市に比べて少ないのではないか。二番目に、障がい者の専用駐車場をもっとふやす計画はないかお伺いいたします。三番目に、障がい者の雇用で、身体障がい者の人は多いが、もっと知的障がいまたは精神障がいの人の雇用を進めていただきたいと思います。  以上で第一回目の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、加来議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、企業誘致についての一点目、現在の進出希望の会社、または誘致を進めている企業はについてでありますが、企業誘致は、地域経済の活性化や雇用の創出など、即効性のある極めて重要な施策の一つであります。経済状況は厳しいものの、自動車関連メーカーを中心に誘致活動を進めております。  今年度の県外企業への訪問活動件数は延べ十四社で、そのうち、約三分の二は大分県の現地事務所職員とタイアップした訪問活動となっております。これまでの実績といたしましては、平成二十二年度から三社の企業進出と二社の大規模な増設が行われているところであります。  二点目の日出と豊後高田市に企業が進出しましたが、その商談に声はかからなかったのかについてでありますが、県外からの企業立地の大半は、各種優遇措置を受ける関係から、大分県を通じて行われております。進出先の選択に当たっては、一般的に複数の自治体から相当数の提案を受け、自社の進出プランに最も適するところが選定をされております。  議員お尋ねの豊後高田市に進出した企業については、本市にも紹介がありましたが、規模等が企業ニーズと合わないということでありました。日出町に進出した企業については、営業所であり、県も承知していないとのことでありました。  なお、本市に立地した企業は、近隣市町村の物件も比較検討した上で本市への進出を決定していただいたとお伺いをしております。  三点目の二〇一一宇佐未来創造フォーラムはよい企画でしたが、その後の成果はについてでありますが、一昨年から市内の工業関係四団体が、合同で、本市経済の活性化と産業の振興を図る観点から、市内企業のスキルアップや販路開拓、新規事業参入、業者提携を促進するため、企業のトップや個人事業主、異業種の方などを含め、組織の枠を超えたコミュニケーションの場を提供することにより、企業間の交流とビジネスマッチングの実現を目的として開催をいたしました。  特に、本年度は、六十社の企業が参加し、各企業の製品展示ブースも設置いたしました。成果としては、数件の新たな取引が開始されたとの報告を受けており、また、フォーラムでのアンケートでは、参加企業の皆さんから好評との意見が多数あったことから、一定の成果があらわれているものと考えております。  四点目の不況と円高の中で、業種的にどのような企業にアプローチしているかについてですが、議員御指摘のとおり、不況と円高が続く中で、企業は事業展開を国内で行うか、海外で行うかの選択を迫られており、国内での立地環境は大変厳しい状況にあります。  しかしながら、北部九州に立地している自動車メーカーは、九州管内での部品調達率を向上させていく方針を打ち出しており、今後、関東・関西方面から自動車部品関連メーカーの進出や、既に立地している自動車部品メーカーの増設も期待をできるところであります。したがいまして、自動車関連メーカーを中心に、県と一体となって誘致活動を進めているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの中学校の体育館での武道必修化についての四を、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、中学校の体育での武道の必修化についての四点目、郷土愛や愛国心を教える指導についてですが、教育基本法第二条では教育の目標を定めており、その中の一つとして、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことが掲げられています。これを受けて、先ほどの御質問にもありました武道の指導においても、礼儀や公正な態度など、日本の伝統的文化に触れる機会になるよう指導を行っているところであります。  また、誇れるふるさと宇佐を学ぶふるさと教育の推進のため、「安心院むかし話」を全校に配布し、また、本年度は、郷土が輩出した偉大な先人である双葉山生誕百年記念に当たることから、宇佐学マンガシリーズとして発刊した「相撲の神様・双葉山」を全小中学校に配布するとともに、義務教育終了の卒業記念品として、中学三年生全員に贈りました。  また、双葉山についての作文コンクールでは、冬休みの作文の課題としたことなどによって、市内小学校から千六百点、書道・イラスト展には、二千五百点もの応募がありました。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの敬老祝い金についてと六項目めの障がい者の福祉的就労の現状についてを、福祉保健部長 蓑田重光君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(蓑田重光君)おはようございます。福祉保健部長の蓑田です。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  一項目め、敬老祝い金についてですが、宇佐市の敬老祝い金は、合併後の平成十七年度には、八十六歳以上のすべての方々に年額一万二千円を支給していましたが、その後、平均寿命のアップや合併協議等により支給年齢を毎年一歳ずつ引き上げて、平成十九年度には八十八歳以上としておりました。さらに、平成二十年度に支給対象者を八十八歳、九十五歳に到達する方と百歳以上の高齢者に、金額をそれぞれ一万円、一万五千円、三万円に改正して現在に至っております。  今年度の対象者は、八十八歳三百六十一人、九十五歳七十二人、百歳以上が二十九人で、合計五百五十六万円となっています。  なお、毎年九月の敬老月間の際、自治区等で催される敬老行事等を支援する敬老行事報奨金として、自治区等における七十歳以上の人口に一人当たり七百円を掛けた額を自治委員に支給しています。年間約九百九十万円となっています。  次に、六項目め、障がい者の福祉的就労の現状についての一点目、授産施設に市より回す仕事が他市に比べて少ないのではについてですが、大分県の調査によると、平成二十二年度の県下各市町村の障がい者施設への官公需の実績において、宇佐市は、役務の発注では約二百十万円で五位、役務物品の購入では、約九十六万円で一位となっております。  具体的には、回収した使用済み食用油をディーゼル車の燃料に精製する業務や公園の除草・清掃業務を障がい者施設に委託しているところです。  二点目、障がい者の専用駐車場をふやす計画はないのかについてですが、車いす使用者などが公共施設や商業施設等に安心して外出できるように、車いすマーク駐車場の適正な利用を推進するため、平成二十三年十二月から大分県が大分あったか・はーと駐車場利用証制度を開始しました。この制度は、障がいのある方などに、車内に掲示するための利用証を交付し、公共の施設や商業施設などが協力をして、車いす等の専用駐車場に、利用証をお持ちの方が利用できる区画であることを表示するとともに、既存の一般駐車場のうち一台分をプラスワン区画として専用駐車場に追加するものです。  宇佐市におきましても、福祉課を初め、関係窓口で申請の受け付けを行うとともに、市庁舎や図書館等に専用駐車場を増設・確保しているところです。  三点目、知的、また精神障がい者の雇用を進めてほしいについてですが、大分労働局によると、県内の民間企業の障がい者雇用率は二・〇%で、そのうち身体障がい者は高いものの、知的障がい者は〇・二九%、精神障がい者は〇・〇六%となっており、知的または精神障がい者の就労の厳しさがうかがえるところです。  しかしながら、宇佐市においては、市内の関係団体で構成する宇佐市自立支援協議会のもとにある関係機関の「ともに生きる」ネットワークには就労部会が置かれており、関係者によって障がい者の就労の妨げとなる課題の解決に努めております。
     また、平成十六年度に、四日市に障がい者就業・生活支援センターが設置され、ハローワーク等の関係団体と連携して企業への一般就労を進めています。その結果、身体障がい者十九名、知的障がい者百名、精神障がい者十八名の方が常用雇用として、現時点で就労されています。  また、市内には、全国的にも障がい者雇用の先進的事例とされ、従業員十四名のうち十名が知的障がい者である提灯製造卸売企業もあるところです。  今後は、本年二月に策定した第二次宇佐市障がい者計画に基づき、その取り組みの大きな柱である「「働く」にチャレンジ!「働きたい」を支援する「まち」」の実現を目指して、共同受注協議会の活動の促進に取り組んでまいる考えです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの中学校の体育館での武道必須化についての一、二、三を、教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)教育次長の石田純治でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  三項目め、中学校の体育での武道の必須化についての一点目、柔道・剣道・相撲の中で、宇佐市ではどのような取り組みかについてですが、平成二十三年度は市内の全中学校で相撲競技を選択し、既存の相撲場の活用や砂場、体育館に安全用の専門マットを敷いて取り組んできました。また、二十四年度においては、相撲に加えて剣道も選択して実施できるよう、剣道の備品整備を計画しています。今後も安全な実施のために指導者育成の研修会への参加促進や指導者の確保、教材整備の充実等を計画的に行いたいと考えています。  二点目、指導者の育成と事故への対応は十分と言えますかについてですが、宇佐市においても、武道の指導が円滑にかつ安全に実施されるよう、中学校体育部会が指導者養成研修会に積極的に参加したり、専門技能を身につけた方へ指導を仰ぎに行ったりと、研修に励んでいます。引き続き、武道の授業での事故防止については万全を期して、でき得る限りの対策を講じてまいる考えです。  三点目、校長や教頭が降格を希望する時代ですが、宇佐市ではについてですが、宇佐市では、これまでのところ、降格を申し出る教職員はございません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの消防署の組織及び今後の取り組みについての一、二、三、四、六、七、八を、消防長 呉藤孝幸君。 ◯消防長(呉藤孝幸君)皆さん、こんにちは。消防長の呉藤でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、消防署の組織及び今後の取り組みについての一点目、宇佐消防本部の人員、また、再雇用者の人数はについてですが、現在、消防職員は、常勤職員が八十八名、再雇用の非常勤職員が三名で、計九十一名となっております。  二点目の再雇用者の身分と契約期間及び保障についてですが、再雇用者の身分は宇佐市非常勤職員で、任用期間は十二月以内です。保障につきましては、社会保険に加入するとともに、公務災害補償などに関する条例が適用され、常勤の職員と同等の扱いとなっております。  三点目の一般職と異なり、訓練や経験が必要な職なので、増員すべきではについてですが、消防職員の実員数は九十一名です。市では、合併後、行財政改革に取り組んで職員数を大幅に削減してきましたが、その中で、消防職員については減員することなく、実員数を維持してきており、必要な消防力は、現在の職員数で確保されていると考えております。  四点目の救急救命士の資格者は何人ですか。学校は何年行けばよいのかについてですが、救急救命士は、救急救命士法によって定められた、必要な機材を装備した高規格救急車において、医師の指示のもとに救急救命処置を行うことが許されている者のことです。特別に医療行為に類する処置を行いますので、国家試験を受けて、厚生労働大臣の免許を得ることが必要ですが、この受験資格があるのは、消防職員となって救急業務に一定の時間従事した上で、救急救命士研修所で半年間の研修を受けた者や、あらかじめ救急救命士養成のための専門学校に二年以上通って、知識・技能を習得した者などに限られています。  宇佐市においては、これまで、消防職員に救急救命士資格の取得を促してくるとともに、さらに有資格者をふやすため、平成二十一年度からは、消防職員採用試験において、救急救命士枠を設けてきたところであります。その結果、現在、有資格者は二十一名となっております。このうち、実際に救急救命士として業務に従事している者は十七名となっております。将来的には、救急車に常時一名以上が乗車する体制としていきたいと思っておりますので、引き続き有資格者の確保に努めてまいりたいと思っております。  六点目のドクターヘリが強化されるようですが、どのような計画ですかについてですが、救命率の向上及び後遺症の軽減を図ることを目的として、平成二十四年度に大分県がドクターヘリを導入することとしており、先日、市町村に対して県から会議で説明があり、その内容については、ヘリに救急医療に必要な機器及び医薬品を装備し、専門医師及び看護師などが搭乗することにより、現場などから医療機関に搬送するまでの間にも、患者に救命医療を実施することができるものです。大分県全域をカバーしており、運航時間は三百六十五日、午前八時半から日没までの間で、ドクターヘリの基地は、大分大学医学部附属病院救命救急センターとの説明もありました。なお、天候不良などにより、運行を中止する場合もあるとのことでした。  七点目、消防服の盗難が四件続きましたが、宇佐市の対策はについてですが、他市の事件を受けて、消防本部では、盗難防止について職員に周知したところであります。小隊長が随時巡視を行い、庁舎には赤外線センサー及び監視カメラによる監視を行っております。  また、消防団につきましても、再三注意喚起し、盗難予防のため警戒するよう指示いたしました。  八点目、出火の原因がわからないことが多いがなぜかについてですが、平成二十二年に管内で発生した火災件数は十七件でしたが、その出火原因は、たき火が二件、放火が二件、あとは各一件ずつ、コンロ、マッチライター、ストーブ、放火の疑いなどと特定されましたが、六件については、原因が不明または調査中となっております。火災原因の特定については、消火後に警防課、消防課の職員が合同で六名体制で調査に当たっており、常時警察とともに連携して行っております。  この数年、火災のうち、おおむね三分の一から四分の一の原因が特定されていないこととなっており、県全体で、不明・調査中とされているのが、平成二十一年で約一七%であることから比べると少し高くなっておりますが、周辺の中津市、豊後高田市などでも、宇佐市と同様の数字となっており、宇佐市のみが著しく原因の特定ができていないとは考えておりません。  原因が不明としているものについては、全く原因が特定されないものだけでなく、原因判定する材料はあるものの、合理的に判断するには証明力が不足するというようなものもあります。林野火災など原因の特定が困難なことが多い場合もありますが、今後、消防活動及び原因調査に活かせるよう、引き続き少しでも多くの火災原因を特定できるよう努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの消防署の組織及び今後の取り組みについての五を、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)皆さん、こんにちは。総務部長の信国です。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  四項目め、消防署の組織及び今後の取り組みについての五点目、防災士という新しい資格の役割と内容ですが、防災士は、特定非営利活動法人日本防災士機構が定めたカリキュラムを履修後に、機構が実施する資格取得試験に合格した上で、消防署等が主催する救急救命講習の修了証を取得した者に認定される民間資格で、平成十五年十月に防災士第一号が誕生して以来、平成二十四年一月末日までに、全国で四万八千三百四十八名の防災士が認証されています。  その役割と内容については、防災士は、身近な地域や職場において、自発的意思に基づく互助、協働のリーダーともなる存在であって、災害によって生じる生命や財産に対する損害を軽減させる役割を担うものですが、防災資格は民間資格ですから、特別の権限や義務を持つものではありません。しかし、防災士として防災に関する一定レベルの知識と技術と意欲を持って減災と防災に実効ある大きな役割を果たして活躍することで、地域や職場において価値ある存在として、高い評価と期待が持たれるようになってきております。  なお、市には、日本防災士機構に会員登録するとともに、大分県防災アドバイザーへの登録により、積極的に活動している防災士が二名おります。その二名は、東日本大震災の際には、自主的に岩手県釜石市へ地区からの支援物資を輸送し、被災した各地の視察調査を行いました。また、各種団体からの派遣要請により、防災や減災に関する講義等も行っています。  県では、自主防災組織すべてにリーダーとして防災士が一名はいることを目指し、来年度も地域防災リーダー養成講座の実施を計画しています。  市でも、本年度、地域防災計画再検討委員会で検討し、自主防災組織の活性化の一環として、防災士資格取得に対する補助制度を新設することとしております。地域における防災力の向上の担い手となる人材を養成、確保することにより、災害に強いまちづくりを推進したいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、五項目めの中心市街地活性化基本計画についての一、三を、建設水道部長 今仁丈夫君。 ◯建設水道部長兼建築住宅課長(今仁丈夫君)皆様、こんにちは。建設水道部長の今仁です。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  五項目めの中心市街地活性化基本計画についての一点目、道路美装化、また、修景補助事業の進行状況はについてですが、市では、平成十八年度より四日市地区におきまして、東西本願寺別院に代表される伝統的・歴史的な町並みを生かした中心市街地の活性化を図るために、街なみ環境整備事業を実施しているところです。  この事業は、平成十八年度から二十年度を第一期、二十一年度から二十四年度までを第二期、二十五年度から二十七年度までを第三期として計画され、国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用した事業として、道路の整備や美装化、修景補助事業などを行っているところです。平成二十二年度までで約三億九千万円の事業を実施してきました。  道路美装化につきましては、歴史的な環境を守り、景観に調和した通りとして、四日市門前町の散策ルートの回遊性を高めることを目指して、昨年度までに極楽通りの整備、本町通り・横町通り・えびす通りの美装化に取り組み、本年度は、東別院山門前通りと陣屋門前通りの美装化を行っているところです。平成二十四年度には、本町通り、東別院参道の美装化を予定しています。  また、修景補助事業は、街なみ環境整備事業の促進区域内において、四日市地区まちづくり協定を締結している協定者の方々について、道路または公共空間から見渡せる部分、例えば、通りに面した外壁、玄関戸・雨戸、屋根などを修復・改修する場合に、その工事費に対して補助する事業です。昨年度までに、本町通り、横町通り、えびす通り沿いの店舗等の外壁補修等について十四件に、本年度は七件に補助を行っており、平成二十四年度は五件の補助を見込んでおります。  次に、三点目の事業に協力したいが経済的にできない人や場所に補助をすべきではについてですが、街なみ環境整備事業に関して、一般の方を対象とする助成としては、修景補助事業がありますが、国の補助制度のスキームとして、事業の目的上、一定の促進区域内を対象として募集を行っています。  補助率は、国が三分の一、市が三分の一で、対象者の自己負担は三分の一となっております。補助限度額は補助対象物件により異なりますが、修景に関する補助としては、比較的有利なものと承知しております。  また、補助対象物件及びその修復・改修内容につきましては、まちづくり協定運営委員会において審査し、幹線道路や美装化した道路の沿線など、修景効果の高い物件を優先して決定しておりますので、区域内であっても場所によっては対象にならない場合があります。事業目的上、対象に一定の限定がなされることについては、御理解いただきたいと思います。  以上で私の答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目めの中心市街地活性化基本計画についての二を、経済部長 坂内啓二君。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)皆さん、こんにちは。経済部長の坂内でございます。  十一番 加来議員の一般質問にお答えします。  五項目め、中心市街地活性化基本計画についての二点目、四日市がにぎわい始めるなどの成果と事業の効果をどのように見ているのかについてですが、全国的に、地域の商店街は、集客力の減少など、厳しい実情にあります。  そのような中で、四日市商店街振興組合や四日市伝統技能伝承クラブ、地元自治区など、さまざまな団体が連携して季節ごとにさまざまな行事を行い、四日市のにぎわいの創出を積極的に行っていただいています。  具体的には、七月に四日市七夕まつり、十二月にはお取り越し協賛イベントとして、灯明の設置や屋台販売、二月にはひなまつりなどを実施しています。特に今年度は新たな取り組みとして、七夕まつりでの軽トラ市、桜岡神社の開運祭や子ども商店街などが行われ、三月には、満願えびす巡りも行われます。また、年間を通して、街並み散策や四日市人形の絵つけなどの体験観光への集客に力を入れております。  さらに、四日市商店街振興組合では、平成二十一年度から地域商店街活性化法に基づき、高齢者に愛され、頼られる商店街づくりとして全国第一号の事業認定を受け、空き店舗を活用した新店舗開設や元気のある繁盛店をつくるため、個店経営研修に取り組んでいます。アンテナショップ「まちの駅 よろーや」や「寄りたいお店 陣屋」の設置など、四日市のにぎわいの創出に努力しているところです。  このように、四日市のにぎわい創出のために意欲的な活動がなされていることが大きな成果と感じておりまして、市としましても、四日市商店街振興組合を初めとする関係団体と連携し、その取り組みを支援していきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十一番 加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)それでは、一番目の敬老報奨金についてお伺いします。  高齢者と呼ぶのは何歳からがふさわしいのですか。これが実にあいまいらしいんですけど、祝日法では、敬老の日というのは、多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日とあります。今、百歳以上の方が全国で四万七千七百五十六人いらっしゃいます。  宇佐市で、市長さんが敬老祝い金をですね、百歳の芦原ヨシヱさんに渡す記事が載っておりましたけれども、宇佐市で三十三名で、男性が二名ということでございます。私は、今、高齢化社会になりまして、定年が六十五歳で年金が六十八というような時代になりました。もうすごく長寿の方が多くてですね、九十歳以上、百歳もざらの時代になってくると思います。  今、七十歳以上が一万四千人ぐらいいらっしゃっているということで、敬老祝い金七百円ですか。安心院、院内の方は商品券とかお金でやっているみたいだし、宇佐市は、敬老会そのものの団体にあげて使われているみたいなんですけども、敬老会に入ってない人は全く連絡がなかったりしていて、寂しい思いをしている。ただ、人によっては、お年寄りというか、敬老と呼ばれることは嫌だなと、そういう方もいらっしゃいまして、かなりいただいてない方もいらっしゃいます。  それで、区長さんとか自治委員さん、よくお話を聞くんですけど、商品券をなくしたとか忘れたとかいうお客さんというか、老人の方が多いんですね。それで、私が考えたんですけども、こういうパネルなんですよね。こういう色紙みたいなのに古希の祝いとして市長さんのメッセージを入れてですね、食は控え、よくかんでとか、塩は減らして酢を使えとか、そういう論を書きましてですね、高齢者の方に差し上げてはどうかなと思うんです、お金じゃなくてですね。それも、市で統一したらどうかなと思うんです。そうしますと、ベッドの横に張ったりしていつも見ると思いますし、宇佐市の市長、是永市長が書けばまた名前も覚えていただけると思います。どうでしょうか、課長、参考意見ですが、どう思いますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(安部久雄君)介護保険課長の安部でございます。加来議員の再質問にお答えいたします。  ただいまお示しいただきましたような部分でございますが、そういうのも含めまして、まず敬老行事でございますが、この報奨金につきましては、先ほどの答弁で申しましたように、自治区等で催される敬老行事の支援、これを目的に、七十歳以上の人口に一人当たり七百円を掛けた額を自治委員さんに支給をしております。これは、個人への祝い金というような趣旨ではございません。  また、議員御指摘のとおり、今朝の大分合同新聞「東西南北」の欄にも記載があったんですが、全国の平均寿命、これは、男性が七十九・六四歳、女性が八十六・三九歳と世界に類を見ない長寿社会となっております。  現在、七十歳以上の高齢者数を積算根拠としている敬老行事の報奨金等につきまして、この積算方法に違和感をお持ちの方もいらっしゃると思われますので、七月に毎年開催をしております敬老行事の事前打ち合わせ会議、このような場において、積算方法を変えた場合とか、表彰の仕方を変えるとかいう部分について、敬老行事の実施そのものにですね、影響を及ぼさないかというようなことを含めて、協議は必要であるというふうに思っております。  以上であります。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)お年寄りを大事にするということは非常に大事なことでありますので、この七月に行われる打ち合わせ会議で、ぜひ私の質問でこういうことを言われたということを考えながら、また対策を考えていただきたいと思います。  議長、いいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)続けてどうぞ。 ◯十一番(加来栄一君)それでは、時間の関係で、四問目ですかね、消防署のほうをちょっとお伺いしたいと思いますが、今、公務員に対しまして、財政の切り詰めとか聖域なき改革ということがよく叫ばれておりますが、消防というのは、市民の生命と財産を守るために十分な設備と熟練した職員が求められています。  一般職を減らすのはよいのですが、最前線にいる職員は十分私は確保していくべきではないかと思っております。  先ほど、消防長が十分な確保をしているというような答弁でございましたが、先日、矢部で火事が起こりました。ちょうど同じ時間に宇佐市で起こりました。世間の声は宇佐市は消火がおくれたと言っています。そして、全焼でした。まあ、古いということもありましたよね。中に、霊柩車、車も入っていましたしね。完璧に燃えましたけど、初期消火がおくれたというか、連絡しても、ちょっと到着がおくれたんじゃないですか。その点、事実はどんなふうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部警防課長。 ◯消防本部警防課長(和氣久義君)警防課長の和氣です。加来議員の再質問にお答えします。  火災が二件続いたということなんですけども、まず一件目につきましては、日足地区で建物火災が発生しました。その火災途中に、四日市地区のほうで倉庫火災ということで火災が発生しております。  内容につきましては、遅かったということではありますが、消防本部の職員で隊を組みまして、通報と同時に出動はしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)二カ所で分かれて小隊が出動するわけですけど、たまたま二カ所ぐらいですけど、これが災害で三カ所とか四カ所になった場合は、非常に市民としても不安を感じますのでね、そういう体制づくりっちいうのをですね、するためにも、私は職員の方をふやすべきではないかなという意見を持っております。  その中でですね、救急救命士ですかね、それを最近、募集するとき、消防職員はことしは四名受かったようなんですけど、中で二名ですか。いつも試験に若干名とか書いてありますけど、資格を持っている方のが私は有利じゃないかなと思うんですけど、その点、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防長。 ◯消防長(呉藤孝幸君)消防長の呉藤です。加来議員の再質問にお答えいたします。  先ほど、答弁でも申しましたように、平成二十一年度より、採用枠はあくまでも救命士枠と普通の一般職員と分けております。その中で、採用計画に基づきまして、何名というふうに基本的には考えておるんですけれども、若干名という形に示させていただいておるのは、中途で職員が退職したりですね、そういうような経過があったりするものですから、再雇用の人間の人員も確たる人員がつかめておりません。そういう形で、募集においては、若干名という形で募集させていただいております。  で、採用に及びましても、救命士と一般の消防吏員とは別に考えておりますので、有利だというふうには考えてございません。二十一年以前は同じ枠で採用したこともありますけれども、そういう状況でありますので御理解いただきたいと思います。  以上で終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)以前は、消防署に入って、それから選抜したのかどうかわかりませんが、それから救急救命士の学校に行きます。三百万ぐらい予算がかかっていたと思うんですけど、それは市が負担していたんですか。個人で行っていたんですか。今、そういう専門学校があるっち聞いたんです。一般の人で受けた人が、そんなの知らなかって、一般職で受けた方もいらっしゃったんですよ。  ですから、今、現在、消防署の中で、救急救命士になりたいから、私に行かせてくださいと言ったら、行かせるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(原田 修君)消防本部総務課長の原田です。十一番 加来議員の再質問にお答えします。  消防職員ならすべての者が救命士の研修所に行かれるのかと言えば、そういうことではありません。実務経験が五年以上または二千時間以上の実務経験を持った者が学校に入校するということになります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)職員の方も毎日訓練を受けて、私もよく見ているんですけど、最近、福岡市で職員が飲酒運転をして、それからまた、他人の車を盗んで逃げて逮捕されているんです。別府市では、コンビニかなんかで万引きしまして捕まって、その従業員を殴って逃げたと。そういう人を選ぶほうが、選ぶ方たちは面接とか、いろいろしたんでしょうけどね。そういうのがちょっと、いわゆる田舎でいうぼんくらを入れたというふうな感じになるんですけどね。  ですけど、私が最近思うにですね、今度、消防署を受けた方も、今度はおかげさまで大分市役所に受かりました、こっちは落ちましたけどね。宇佐市でも受けた方は、今、有名な橋下市長の大阪市役所に受かって、検察庁の試験に受かったんですよね。女の方も、今度は専門学校に、落ちたから行かなきゃしようがないんですけど、行っているんですけど、百五十人いて一番です。だから、人数余計とるためにもう少し幅を広げて、どんどん職員を採用していただきたいなと思います。優秀な人が逃げているような気がしますけど、感想はどうですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)総務課長の稲積です。加来議員の再質問にお答えします。
     我々のほうで、職員の募集人員という部分につきましては、現人員の必要な体制の中の補充ということを基本に考えております。その募集につきましては、市内とかそういうことじゃなく、すべての方に受験資格をということで、そこで競争試験をすると。そういう結果に基づいて採用しているということで、結果的に優秀な人材がほかの地域に行ったということは結果としてはあるかもわかりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)今、公務員の試験は、どこも受けられるようになりましたけど、やはり狭き門で非常に厳しいと思います。特に消防関係は、私は、今、防災のことが言われている時代ですから、やはり人数をもうちょっと確保して、防災をすべきではないかなと思っております。  それと、再雇用の方なんですども、一応、今三名とお聞きしたんですけど、再雇用は熟練した方で、はしご車とかそういう特殊な技術を持っている方も、やっぱり火事のときは現場に行くんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(原田 修君)ただいまの質問にお答えします。  再雇用の方も火事に行くのかということでございますが、再雇用の方も肉体的に疲労の少ない操縦士等で火災活動をしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)危険事業に従事する方というのは、やはり身体がかなり危険なんですけれども、そういうことに対しまして、再雇用の方にもそういう保険とか災害のときにけがをしたとか、そういうことは一般の職員と変わらないんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(原田 修君)ただいまの質問にお答えします。  再任用の職員につきましても、我々消防職員と全く変わらない保障状態となっております。  また、消防職員は非常に危険であるということから、消防償じゅつ金制度にも加入しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)再雇用の方もこれからずっと引き続き採用といいますか、継続していく予定ですか。それによって新採用が若干少なくなるというような心配はないんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防長。 ◯消防長(呉藤孝幸君)加来議員の再質問にお答えします。  現状、今年度、三名採用いたしましたけれども、来年度は一応ゼロという形になっております。また、今後につきましても、職員が大量退職の時期を迎えますと、やはり若い若年層に低下して、消防力の低下を来すということで、再雇用の可能性もあるというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)私が人員の確保を言うのは、災害のときに一番人が必要であるということなんですけども、火事ってそういつも起こるわけじゃないから、その間、環境整備に力を入れるべきであると、あるOBの方から聞いたんですけどね。その環境整備というのが、消火栓の見回りや道路の確保、それから枝などが出てないかと、そういう日ごろの活動に、仕事をすれば、十分、火事のときにも間に合うし、日ごろから、そういう人員を確保することも大事じゃないかと聞いたんですけども、その点はどうでしょう。 ◯議長(衛藤博幸君)消防長。 ◯消防長(呉藤孝幸君)再質問にお答えいたします。  今の質問は、通常、災害のないときの勤務という体制に伺いましたけれども、常時、今現状でも、職員の日勤日というのがございまして、この日に、水利、道路網の調査、実施をいたしております。これに基づきまして、不備がありますと、それを消防団等の協力を得ながら改善をいたしているところであります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)先ほど、消防服が盗まれたということが四件ぐらい発生しておりますけど、それに対してセンサーとかつけられておると思いますが、それはどことどこにつけているんですか。本部だけとか長洲支所とか安心院支所とか、消防団のところに全部つけているとか、それをちょっとお聞きしたいんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(原田 修君)ただいまの質問にお答えします。  消防本部の車庫、玄関等については、センサーをつけております。なお、監視カメラについては、庁舎全体、外観がすべて見えるようなものをつけております。南部分署並びに長洲出張所についてはそのようなものはございませんので、職員が大袋等に入れて刺し子を室内に取り込み、災害時に持って出動するような体制をとっております。  消防団につきましては、そのような体制がございませんので、順次、巡回をするなどの対策を講じております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)時間もありませんので、最後の質問になりますけど、ドクターヘリが今度整備されるようになりましたけど、救急、命の大切さということで、皆さん、喜んでいると思うんですけど、実際、どのくらい向上するんでしょうか。よろしかったら、概略でも説明いただきたいと思いますが。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部警防課長。 ◯消防本部警防課長(和氣久義君)警防課長の和氣です。十一番 加来議員の再質問にお答えします。  現状ではですね、ドクターヘリについての詳細な説明が、消防本部を含めた部会のほうで協議をされておりません。それで、現状の防災ヘリの件でよろしいでしょうか。 ◯十一番(加来栄一君)はい。 ◯消防本部警防課長(和氣久義君)防災ヘリの運航状況ということで、平成二十二年度、救急活動件数が五十四件、救助件数が三十三件、それから火災の活動ということで五件。このうち、救急活動件数で宇佐市内で六件活動がされております。  内容につきましては、病院からの搬送が四件、それから救急現場からの搬送が二件ということになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)加来栄一君。 ◯十一番(加来栄一君)時間もありませんが、消防というのは、生命、財産を守る市民の一番力強い味方なので、これから、やはり宇佐市の全体の防災についてもっと細かく取り組んでいただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で加来議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時十分といたします。  暫時休憩いたします。                    休憩 午後零時十分                 ──────────────                    再開 午後一時十二分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  二番 河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)それでは、改めまして、皆さん、こんにちは。それから、インターネット中継をごらんの皆様、こんにちは。二番 河野睦夫です。  やっと、季節もだんだん春に近づいてきたかなというきょうこのごろですが、先日は、中学校の卒業式もあり、きょうからまた高校入試が始まるということで、卒業生の皆さんもまた、四月の新たな生活に向けて頑張っているところであります。我々も新しい年度に向けて、一緒に頑張っていきたいと思いますので、今度ともよろしくお願いいたします。  それでは、本日は、四つの項目について質問をさせていただきます。  まず、一項目めです。学校教育費について質問いたします。  毎年、PTAより学校予算の確保に関しての要望が出されております。合併後の予算、特に需用費、消耗品や燃料費等の大幅な削減により、PTAの負担は大きくなっているとの声を多く聞きます。全国的にもPTAの負担は大きくなっているといった状況でもあり、本市における学校教育費の現状についてお伺いします。  まず、一点目が合併前と合併後の学校教育費、これは施設整備費を除いての推移であります。  二点目が学校の遊具や図書の整備状況と今後の計画であります。  三点目、PTAからの要望状況及びその対応について。  以上、三点についてお伺いします。  次に、二項目めは子育て支援についてであります。  平成二十二年策定の宇佐市次世代育成支援行動計画(後期計画)では、次世代を担うすべての子供が健やかに生まれ育つことのできる社会を目指し、子供と家庭を支援するため、地域社会と一体となった子育て支援施策を定めております。また、その中で重視する視点として、さまざまなニーズに対応できる柔軟なサービス、地域や企業など、社会全体が協力しての子育て支援、地域に存在するさまざまな社会資源の活用による支援などが上げられています。そういった子育て支援についてお伺いします。  一点目が児童館、放課後児童クラブの設置状況及び今後の計画。  二点目が市内で実施されている子育てサロンの実施状況及びその支援。  三点目が地域子育て支援拠点の設置状況及びその役割。  四点目が教育委員会実施の放課後子ども教室等の連携についてであります。  次に、三項目めは障がい児の支援についてであります。  障がいのある幼児、児童、生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援することが大切で、発達障がい等を含め、特別な支援を必要とする子供たちや保護者に対し、幼児期から小中学校の就学時、そして高校進学時と、各関係機関が連携し、一貫した支援システムが重要と考えられます。  そこで、宇佐市における現在の取り組み状況についてお伺いします。  一点目、相談事業所の設置状況及びその役割。  二点目、障がい児について、各部署間での情報の共有状況。  三点目、就学時における支援及び支援ファイル「あしあと」の活用について。  それから四点目、学校現場と学校コーディネーターとの連携。  以上の四点について質問いたします。  最後に四項目めですが、防犯・防災対策についてです。  市民の防犯意識の高揚を図り、地域の安全、子供の安全、そして景観を守ることを基本に、平成二十二年度より防犯・不法投棄パトロールが実施されています。  そこで一点目、青パトの役割及び巡回状況。  二点目、不法投棄等が発見された場合の対応について。  また、災害時における自主防災組織の役割は非常に大きく、自主防災の中心的役割を担う災害ボランティアや防災士等の育成は重要な課題と思われます。そこで、三点目として、自主防災組織強化のための取り組みについてお伺いいたします。  以上、四項目についての質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、防犯・防災対策についての一点目、青パトの役割及び巡回状況はについてでありますが、市が平成二十二年四月一日より二台導入いたしました安全安心パトロール車、通称青パトについては、学校等周辺パトロール、市施設及び公園パトロール、不法投棄パトロール、緊急パトロール、交通安全パトロール等を主な業務としており、現在、市内を四地区五ルートに分け、午前中は主に不法投棄パトロール、午後からは学校周辺パトロール等を行っております。また、このほかにも、毎月三回、夜間パトロールや行方不明者が出た場合の捜索活動等にも従事いたしております。  なお、パトロール業務は、専門的な知識や経験等が必要なことから、警察OBをパトロール員として従事させております。  次に、二点目、不法投棄等が発見された場合の対応はについてでありますが、不法投棄した者が判明した場合、または手がかりになるものがある場合などは、速やかに警察に通報し、不法投棄事件として当該事案を警察署の担当課に引き継ぎをいたしております。しかし、現状は、投棄した者が不明の場合や手がかりとなるものが全くない場合などがほとんどであります。  不法投棄の撤去につきましては、少量なものは職員が回収し、処理をしておりますが、大量の不法投棄物の処理については、専門業者に委託して処理を行っております。また、定期的に建設業協会からの協力を得て、大量の不法投棄物の処理も行っております。  市といたしましては、今後も青パトによるパトロールの強化、監視カメラの設置、不法投棄禁止の看板設置、広報紙等による啓発などに努めるとともに、警察や自治委員等との連携を図りながら、不法投棄防止に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。  三点目、自主防災組織強化のための取り組みはについてでありますが、東日本大震災のように、広域かつ大規模な災害が発生した場合、すべての地域で市の防災活動が行われることは困難であり、また、市民一人一人の防災活動にも限界があります。  昨年十二月に県が発表した大分県地域防災計画地震・津波対策編(素案)では、このようなときにこそ、隣保協同の精神に基づく地域住民の皆さんによる自主的な防災活動が行える体制を確立しておくことが被害の未然防止、軽減を図る上で最も有効な防災対策となると記載をされております。  これまで、宇佐市には自治区単位で百五十六組織、小学校単位で九組織の自主防災組織が結成されておりますが、活動状況は団体ごとにばらつきが見受けられるところであります。  そこで、自主防災組織を活性化させるため、一、防災士の認証登録に要する経費、二、自主防災組織が行う防災訓練等の活動経費や防災資機材の整備等に対する経費の全部または一部を助成する制度を新設をいたしました。今後、本制度の活用を促しながら自主的な防災活動の促進を図り、地域におけるより一層の防災力の向上を目指してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。
    ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの学校教育費についてを、教育長近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  二番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、学校教育費についての一点目、合併前と合併後の学校教育費の推移についてですが、予算上、教育振興費とされるものの決算額に基づいてお答えしますと、合併前の平成十六年度決算額は、三市町合計で一億六千九百六十九万円となっておりましたが、合併直後の平成十七年度決算額では二億二千百二十三万七千円で、約三〇%の増額となっています。  直近の平成二十二年度決算額では、二億四千九百六十六万七千円で、合併前の平成十六年度と比べて約四七%の増額となっており、また、合併直後の平成十七年度と比べても約一三%の増額となっており、新宇佐市として、教育の充実に取り組んでまいりました。  今後も、「確かな学力と豊かな心・健やかな体を身につけた児童・生徒の育成」を目指し、学校の実態及び学校長の運営方針に基づいた運営を支援するために必要な経費について、予算確保に努力してまいります。  二点目、学校の遊具や図書室の整備状況及び今後の計画についてですが、学校の遊具につきましては、児童が遊びを通じて心身の発達や自主性、創造性、社会性などを身につけていくため、学校に屋外遊具を設置し、適切に維持管理することが必要と考えています。  今年度、小学校、幼稚園の遊具点検を行った結果に基づき、危険性の高い遊具の補修整備、撤去などを行ったところです。また、昨年の子ども議会における子供の声を踏まえ、大きな複合遊具を高家、安心院、院内北部小学校に設置いたしました。  今後の計画については、平成二十四年度から専門業者による遊具点検を、二年に一回であったものを毎年実施へと点検回数をふやすことで早期に改修等必要な措置を講じ、事故発生リスクを抑えるとともに、修繕コストの低減を図ります。また、引き続き、複合遊具はふるさと応援基金を一部活用しながら計画的に整備するとともに、遊具点検結果に基づいて、学校ごとの要望、遊具数、児童数、老朽化の状況を踏まえ、個別遊具についてもきめ細かく更新を図っていく考えです。  図書室につきましては、児童生徒の知的活動を推進し、人間形成や情操を養う上で重要な役割を担っております。図書の充実を図り、健全な教養を育成するため、学校図書館図書標準において、学校図書の標準的な冊数が定められています。今年度途中の調査では、市内小中学校の蔵書冊数は約十七万七千冊で、標準蔵書冊数より約二万八千冊が不足しています。なお、小学校では二十四校中六校、中学校では七校中二校が標準冊数を超えています。  今年度は、約一千二百万円の図書購入費に加え、不足冊数の解消を図るため、国の光をそそぐ交付金を活用して、一千三百万円を増額して図書購入に取り組んでおり、その整理のために学校図書館コーディネーターを当初は三名、さらに二名を追加し、現在は五名を配置しています。  今後とも、計画的な学校図書の整備に努め、すべての小中学校で標準冊数の達成を目指します。また、図書室の環境向上のため、十七校でのエアコン整備を行ったところです。  三点目、PTAからの要望状況及びその対応についてですが、要望内容の主なものは、一、教育予算の確保、二、学校間における教育環境の格差の解消、三、子供たちの安全への配慮、四、複式授業解消及び少人数学習にかかわる増員、五、交付税措置された予算の確保、六、義務教育費国庫負担制度の堅持、七、市内高校の存続についての七点で、加えて、学校単位で提出されている具体的な要望が、おおよそ百二十項目に上がっています。  主な要望事項への対応についてご説明いたしますと、一、教育予算の確保については、今年度、学校予算について、各小中学校に重点要望事項を調査し、その要望を踏まえて平成二十四年度当初予算に計上しております。二、学校間における教育環境の格差の解消。三、子供たちの安全への配慮については、児童生徒等の安全及び学校教育環境格差の解消にもつながるため、第二次宇佐市学校教育施設整備計画に基づき、耐震化の推進に引き続き取り組んでいきます。また、学校施設の改修及び修繕につきましては、緊急度が高く、安全面と環境面を最優先とした案件から、逐次対応している状況です。四、複式授業解消及び少人数学習にかかわる増員については、市独自に十二名の臨時講師の配置を当初予算に計上しています。五、交付税措置された予算の確保については、学校図書費について、交付税算定上の基準財政需要額相当の予算を計上しているほか、今述べました複式解消の臨時講師や中学の学力向上のためのコーディネーターの配置など、交付税算定額以上の市独自の取り組みを予算化して対応しています。六、義務教育費の国庫負担制度の堅持については、国に要望を行ってきました。七、市内高校の存続については、県への要望はもとより、各中学校で地元高校との連携をさらに強くする取り組みを進めているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの子育て支援についてと三項目めの障がい児の支援についての一、二を、福祉保健部長 蓑田重光君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(蓑田重光君)皆さん、こんにちは。福祉保健部長の蓑田です。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、子育て支援についての一点目、児童館、放課後児童クラブの設置状況及び今後の計画についてですが、まず、設置状況については、現在、児童館は安心院に一カ所あり、社会福祉協議会に運営を委託しており、放課後児童クラブは市内十カ所に設置されており、保護者会等でつくった運営委員会等に委託しています。  次に、今後の計画についてですが、平成二十二年三月に策定した宇佐市次世代育成支援行動計画(後期計画)に掲げた平成二十六年度までの目標に基づき、児童館は、既存の公共施設等を活用した小型児童館一カ所の整備、放課後児童クラブは、市内小学校区単位で十二カ所の設置となることを目指して取り組んでいるところです。  なお、平成二十四年度は、佐田地区、深見地区での放課後児童クラブの設置を目指しています。  二点目、子育てサロンの実施状況及び支援についてですが、子育てサロンは、社会福祉協議会等が中心となって子育て中の親子が気軽に集える場を提供して支援するもので、現在、宇佐市社会福祉協議会が院内地区に地域子育て支援拠点を設置することを目指して、その準備事業として院内地区二カ所で実施しています。  県の安心こども基金を活用して、市から社会福祉協議会に対して運営費の全額六十三万一千円を補助金として交付しています。  三点目、地域子育て支援拠点の設置状況及び役割についてですが、まず、設置状況については、次世代育成支援行動計画(後期計画)に基づき、市内七つの中学校区ごとに各一カ所設置することを目指していますが、現在、市内四カ所に設置されており、認可保育所三カ所と小児科医院一カ所に委託し運営されています。来年度は、新たに駅川校区と安心院校区、院内校区の計三カ所の設置を目指しております。  次に、支援拠点の役割ですが、保育所や幼稚園等を利用していない、おおむね三歳未満の子供を持つ親子が気軽に集い、他の親子との交流を図ることや、保育士等の専任の職員から育児に対する助言や子育て情報の提供を受けることで育児不安の解消や子育て家庭の孤立を防止するものであります。  なお、利用に当たっては、地域指定はなく、広域的に複数の支援拠点を利用することも可能です。  四点目、教育委員会実施の放課後こども広場等との連携についてですが、社会教育課が所管するすべての小学生を対象に、体験活動などの学習を行う放課後子ども教室は、本年度、西馬城、南院内、佐田、院内中部、深見の五つの小学校で実施されています。  放課後子ども教室は、子育て支援課が所管する学童保育のための放課後児童クラブとは開設日数や対象児童、利用児童数等の面で基準が違いますが、放課後子ども教室と放課後児童クラブが連携してあわせて実施する場合には、開設基準のハードルが高い放課後児童クラブの利用児童数の基準が緩和されます。  このため、児童数の少ない周辺部の地域での放課後児童クラブ設置の上で有効な方法でもあると考えており、連携を進めているところです。  次に、障がい児の支援についての一点目、相談事業所の設置状況及び役割ですが、まず、相談事業所の設置状況については、現在、宇佐市では、四つの社会福祉法人に障がい者に係る相談支援の事業を委託しているところです。このうち、障がい児に関する相談支援を多く行っているのは、大分県社会福祉事業団が運営する地域総合支援センターサポートネットすまいると、中津市にある社会福祉法人直心会が運営するつくし園在宅支援センターポケットの二つとなっております。  次に、相談支援事業所の役割についてですが、障がい者自立支援法に基づき、障がい者やその家族等からの相談に応じて助言を行うとともに、利用可能なサービス等について、理解しやすいように説明するなどの支援を行うものです。三百六十五日、二十四時間体制で相談支援業務を行っており、市の福祉課等の関係機関と連携して、障がい者やその家族等の問題の解決に努めています。平成二十二年度の相談支援件数は、地域総合支援センターサポートネットすまいるが延べ二千八百十七件、つくし園在宅支援センターポケットが延べ四百六十七件となっております。  二点目、障がい児について、関係部署間での情報の共有についてですが、障がい児の支援においては、市の母子保健、障がい者福祉、保育園、教育などの各担当や小中学校、保育園や幼稚園、相談支援事業所などの連携によって、子供たちの発達段階に応じて、途切れなく必要な支援を総合的に提供していくことが必要です。  宇佐市においては、障がい者の代表や障がい者を支援する機関で構成する宇佐市自立支援協議会のもとに、ともに生きるネットワークの各部会が設置されており、障がい児の支援については、療育・教育部会を中心に、関係機関や市の関係部署の連携と情報協力のもとで支援を行う体制がつくられています。  二月二十六日には、自立支援協議会主催で、ともに生きる地域共生社会を目指す宇佐市民集会を開催したところですが、市の福祉課、子育て支援課、教育委員会や相談支援事業所、学校コーディネーターの代表をパネリストとして、連携の進め方について意見交換をしたところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの障がい児の支援についての三、四を、教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)こんにちは。教育次長の石田純治でございます。  二番 河野議員の一般質問にお答えします。  三項目め、障がい児の支援についての三点目、就学時における支援及び支援ファイル「あしあと」の活用についてですが、就学時までに、医療・福祉・保健等各関係機関の支援を受けてきた子供たちに、障がいの状態や発達段階等に応じた教育の支援を確保していくためには、これまで受けてきた支援を継続して教育の現場につなぎ、一人一人の障がいの種類や程度を的確に把握する必要があります。  現在は、就学四カ月前に学校教育課が実施する就学時健康診断だけでなく、子育て支援課の実施する就学一年前の五歳児すこやか相談会にも、学校教育課が就学相談のために参加して、教育的支援をスタートしています。その後も、福祉課や宇佐支援学校との連携、また、巡回相談専門員を交えて、個々の児童についてのケース会議を行いながら、就学支援を行っています。  こうした取り組みを円滑にし、就労に至るまで関係機関により継続的な支援が行われることを目指して、そのための支援ツールとして「あしあと」ファイルを昨年度作成しました。これは、障がい児の成長経過やこれまでどのような支援を受けてきたかを記録し、将来、各種申請等に必要となる資料とともに一冊にファイルするもので、第二の母子健康手帳ともいえるものです。  今後、本人、保護者に対して、ライフステージを通して、医療・福祉・保健・教育・労働等それぞれの関係機関において一貫性のある支援が行われるよう支援・コミュニケーションツールとして活用してまいる考えです。  四点目、学校現場と学校コーディネーターとの連携についてですが、現在、学校現場において特別な支援を必要とする子供に対して、学校長、支援学級担任を中心とする校内委員会を設置し、全校的な支援体制を確立するため、実態把握や支援方策の検討を行っています。  この中で、平成十七年度から特別支援教育コーディネーターを各校に置くように定め、校内の支援体制をつくっています。現在、特別支援教育コーディネーターは、市内小中学校の全校に配置されており、校内の連携促進と市の障がい者福祉担当や宇佐支援学校等の専門家からの助言等の連携促進を行っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)それでは、一項目めから再質問させていただきたいと思います。  まず一点目、学校教育振興費、合併前、合併後と年々増額傾向にあると。この振興費の中には、例えば複式学級の解消の臨時職員の人件費やら、あとコーディネーターの人件費も含まれているので、当然、予算が上がって来るのは、そういう状況だとは思うんですが、その中で、例えば、消耗品費やら備品購入費、需用費というんですかね、その辺の推移がわかれば教えていただきたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)管理課長の石田です。再質問にお答えします。資料をちょっと出しますので、お待ちください。  推移といいますか、今、私の手元にある資料ではですね、小中学校の管理費、消耗品関係で、昨年が四千四百八十八万三千円で、本年度は四千七百三十二万一千円で、プラス二百四十三万八千円増額計上しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)若干ではありますが、増額で予算を組んでいただいているということで、その内容がなかなか保護者のほうには伝わらないので、どうしてもPTAの要望の中にはふやしてくれという要望が上がってくるということで、PTAから上がった要望に対して、例えば、予算計上してこういった形で配分しましたよといったような、要望に対しての回答というんですか、そういうのは行っているのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  要望に対してヒアリングをして、予算計上して、回答等については、今のところしておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)要望を出して、どうなったかという経緯ぐらいは、やはり簡単でもいいので、PTAとか保護者のほうには、経緯といいますか、こういったふうにやっておりますぐらいの報告をしたほうが。でないと毎年同じような要望が上がってくると思うんで、その辺はまた今後の課題としてお願いしたいと。  それから、消耗品等の予算を配分する段階で、どういった形で予算配分というか、基準というのがあると思うんですが、その基準はどういった形で。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  基準としましては、学校の数、それと学級数、あるいは児童生徒数、そういうのを全体的な消耗品の中で、その数字に合わせて案分をした上で、なおかつ小中学校から要望調査を学校のほうに、支援センターを通じて学校の要望を調べた上で予算配分をするようにしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)予算要求するときには、一応、要望に基づいて教育委員会のほうが学校に調査をして、学校側から調査に基づいて回答が上がってくる。それで予算要求の資料にして、上げているということで。  で、消耗品とか燃料費とかいうのも、同じ形でやはり配分するということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)お答えします。  燃料費等についても同じ形で配分はするんですけども、学校によっては、大きな暖房器具ですね、ファンのついた大きなジェット式といいますか、そういう大きいのを使うところもありますし、昔からの小さい暖房器具を使うところもありますので、その辺は、学校の要望も踏まえながら判断をしているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)冬場の暖房の燃料費ということで、中には、不足するので保護者が幾らか負担しているようなところもあるんです。田舎の学校ほど暖房は燃料は使うんですね。ただ、生徒数が少ない。保護者の割は高くなるという、そういったときもあるんで、それぞれ学校によって状況は違うんでしょうけども、その辺の実態の把握はしっかりやって、また、そういった形で予算配分をしていただければと思っています。  それから、学校図書に関してですが、先ほど、達成している学校数、今現在で、不足冊数が二万八千、それから、標準を達成している学校が小学校で六校、中学校で七校中二校ということで、これは廃棄しなければならない図書も含まれての数字でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  標準蔵書冊数を達成している小学校六校、それから中学校二校につきましては、廃棄をした後に達成ができている学校については、小学校四校、それから中学校で二校となっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ということは、一応、この中には、廃棄予定といいますか、もう本当に古くなって廃棄するような冊数も含まれているということでいいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  六校、二校については、廃棄冊数も含まれておりますが、廃棄をしても達成している学校が四校と二校ございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)わかりました。  それで、今年度、また千二百万の図書購入費ということで予算が上がっているということで、二十三年度が千二百万、二十四年度も千二百万で上げている、今のところ。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  平成二十三年度につきましては、当初で千二百万と、その後、補正で千三百万円、合計二千五百万円でございます。  来年度につきましては、今年度、二十三年度当初と同様、千二百万を計上させていただいております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)それで、来年度も千二百万計上、どれぐらいの年数で、この不足冊数は補えるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  廃棄予定冊数が、調査の結果、一万四千冊程度ございます。それから、来年度千二百万で、三年程度ですべての学校が蔵書標準冊数に達成する見込みでございます。  以上でございます。
    ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)ということは、一応、二十六年度をめどに達成の方向で考えているということで、ぜひ千二百万を確保して、早い段階での達成に向けていただきたいと思います。  次に、ちょっと順番を飛び越えますが、先に障がい児の支援についてお伺いいしたいと思います。  障がいがあるかないか発見する段階で、乳幼児健診等があると思うんですが、その健診を未受診、受けなかった場合、受けなかった子供や保護者へどういった対応をしているのか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(土居秀徳君)子育て支援課長の土居でございます。二番 河野議員の再質問にお答えいたします。  乳幼児健診等の未受診の方でございますが、基本的に、健診に来られなかった方々には、私どものほうで文書を出して、健診に来るように、催促と申しますか、誘うような手段をとっております。それでも来られない方につきましては、夜間に電話をかけたりしてお誘いをしているところでございます。いろんな方法で来ていただくようなことをしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)健診を受けて、何らかの障がいがあるのではなかろうかと発見された場合、その後の対応といいますか、支援ファイルにつなげていくわけでしょうけど、どういった形でつなげていくのか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(土居秀徳君)子育て支援課長の土居でございます。御質問にお答えいたします。  障がいの発見でございますが、まず、私どもで行っております乳幼児の全戸訪問事業から始まりまして、いろんな各種健診、子育て教室の開催等の中で、いろんなお子さんの状況等を見ていくわけでございます。そうした中で、特に最近は発達障がいと言われておりますけど、そうしたのは小さいうちはなかなか発見が難しゅうございます。  そうした中で、身体の障がいの部分から始まって、だんだん発達障がいというのがわかるようになれば、そのあたりの疑いを持った時点で、いろんな福祉課の障がい福祉係、あるいは学校、いろんな施設等につないでいきながら対応しているところでございます。  また、支援ファイルの「あしあと」につきましても、子育て支援課として、そうした形で就学後のそうした形に結びつけていくような形をとっておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)せっかく、支援ファイル「あしあと」という、非常にいいものがあるので、あれを見ますと、かなり情報を書くような欄もあるんですが、現在、その支援ファイルがどのくらいのケースがあるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉でございます。  支援ファイル「あしあと」についてですけれども、学校教育課のほうで昨年度作成いたしました。今、配布冊数がトータルで二百冊程度となっております。子育て支援課、るいは各機関、それから学校現場で配布をさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)支援ファイルは、就学時、例えば小学校入学、それから、中学校入学といった段階で、その支援ファイルをもとに、それを学校側の担当なりに提出するような形をしているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  学校のほうに常時配布して置いておりまして、保護者さんと相談活動する中で、そういう相談活動が関係機関、学校教育、それから教育現場ですね、それから、医療機関、福祉機関等々、重複をして説明をするのが大変、保護者さんにとっては、一々説明していくということは大変困るという状況がございますので、この支援ファイルに、成育歴等も含めまして必要な支援等も書き入れることによりまして、保護者さんが非常に使いやすいものであること、それから関係機関が使いやすいものになるように作成をしております。このことをお知らせするに当たっては、保護者さんとのケース会議等での話し合いの中で、求められるというような信頼関係ができたときに初めて渡せるのかなと思います。  初めからどうですかと言っても、なかなかですね、保護者さんが障がいがあることをまずお認めになるかどうかというのが、そういう話ができるまでの信頼関係をつくった上でしかお渡しできないというのが現実でありまして、そういう信頼関係をそのまま保護者との相談活動の中でつくっていきながらお渡しをしているというのが現状でございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)やはり保護者さんの理解も必要でしょうし、学校の教職員の中での理解も必要でしょうし、周りの保護者の皆さんの理解も必要といったことで、非常にデリケートな問題でもありますし、そういった形で、学校現場の中で、特別支援教育、コーディネーターというのを配置するということになっているんですが、例えば、外部の学校のコーディネーターさんが、二人ぐらい巡回する方がいると思うんですが、そういった方が学校現場へ入りやすい体制になっているのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  小中学校におきましては、学校それぞれに学校コーディネーターがございます。学校のほうでは、他の機関と連携をしながらする、その窓口が学校コーディネーターでございます。  専門員の相談につきましては、特に各関係機関や支援学校との連携の中でケース会議等、あるいは相談活動を行っているわけですけれども、個々につきましては、学校長より、その関係機関のほうへ、出張等のお願いをし、日程調整をさせていただきながら入るような仕組みを、今とっております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)外部のコーディネーターさん等、一応専門職ということで、やはりそういった方の意見というのは学校現場でも重要になってくると思うんです。ですから、学校現場のほうもそういった認識をしっかり持っていただくということが、やはり大切なのかなと思うので、その辺はまたしっかりと教育委員会のほうからも指導するような形をとっていただければと思います。  それと、今度、子育て支援についてちょっとお伺いします。  放課後児童クラブ等、今、設置を進めております。先ほど答弁にもありましたように、どうしても定員数や人員配置で放課後児童クラブを設置するのが困難な地域が当然出て来ます。そういった地域のためというわけじゃないんですが、放課後児童クラブにかわるものとして、教育委員会のほうで実施している放課後子ども教室等との連携が本当に必要なのかなと思っているんですが、放課後児童クラブ、これは先ほど計画の中に盛り込んでいるんでしょうけど、何か調査、ニーズ調査というのは、一回、実施をしたのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(土居秀徳君)子育て支援課長の土居でございます。二番 河野議員の再質問にお答えいたします。  放課後児童クラブ等のニーズ調査と申しますか、まず、現在、そうしたもののもととなっておりますのが、宇佐市次世代育成支援行動計画の後期計画でございますが、この計画を策定するときに、ニーズ調査というものを実施しております。そうした中で、一応、数値目標というのが設定されたということをお聞きしております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)当然、その調査の中で放課後児童クラブの要望が多かったということで理解していいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(土居秀徳君)子育て支援課長の土居でございます。  放課後児童クラブの要望が多かったかということなんですが、十二カ所という目標数値、これが決して私としては大きいとは思っておりません。と申しますのは、いろいろ児童館とか子育て支援拠点とか、いろいろそうした施策ございますけれども、そうした中で、一番保護者の皆さんの需要が高いもの、恐らく、これは放課後児童クラブではないかと思っております。  そうした中で、宇佐市内二十五小学校区ある中、分校を入れまして二十八ですかね、ある中で、現在十二カ所というのは、この数値目標自体がどうした経緯で設定されたものかは、ちょっと私は存じ上げておりませんけれども、保護者、実際に切実な問題ということを踏まえますと、今後とも拡充していく必要があるのではないかというふうにはとらえております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)当然、全部の小学校区単位で実施するのは非常に難しい状況にもあると思うので、その辺は、教育委員会の放課後子ども教室、これについては、今後、継続なり、ふやしていく計画があるのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)社会教育課長のおとめでございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  放課後子ども教室につきましては、引き続き事業を継続するようにしております。  また、新設の校区につきましてはですね、地元のニーズなどを把握しながら、開設運営に適した校区を見定めて拡充に努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)せっかくやるんですから、市内全域でそういった子育ての施策が広げられるのが一番いいと思うので、放課後児童クラブに固執するわけでもなく、いろんな形を連携してとって、進めていただきたいと思います。  それでは、最後に、防犯・防災対策について。  今、週に何回かのペースで巡回していただいていると思うんですが、ルートですね。大体ルートは決まっていると思うんですが、例えば、院内なら院内のルートは決まっていると思うんですが、ずっと同じルートを通るのか。たまには違うルートを通ることがあるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(矢野浩二君)生活環境課長の矢野でございます。再質問にお答えします。  ルートは一応原則的に決まっておりますが、その都度変えてですね、ルートを想定できないようにしております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)当然、想定されないのがいいんですけど、不法投棄とかは結構幹線にはほとんど見当たらない場合が多いんで、例えば、山の奥のほうに、たとえ車が通ってもわからないようなところにあるんで、たまにはそういったわき道というんですか、そういったところをたまに通るような……。基本的なルートは決まっていていいと思うんですね。ただ、たまにはちょっとわき道に入るとか、そういった形がとれるかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(矢野浩二君)お答えします。  かなりですね、山の奥まで入っています。実際、車が故障した場合もあるんですけど、かなり入ってますので、その都度、状況に合わせてパトロールが行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)わかりました。  車がとまってしまうようなところまではとは思うんですが、できる限り、不法投棄なんかは目につかないところが多いので、そういった形で進めていただきたいと思います。  で、最後に、自主防災組織活性化の関係で、防災士、今、どんどん資格を取っている人がふえているんですが、この資格を取るために、大体、経費が幾らぐらいかかるのか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)総務課長の稲積です。再質問にお答えします。  今、防災士の資格は、県のほうで、事業として三年目になっているんですけども、養成事業ということでしております。で、それにつきましては、希望されれば無料で講習は受けられます。そして、試験、それから最後に登録、その際の費用が八千円かかるようになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)先ほど、じゃあ、防災士の養成の補助をすると言ったのは、その八千円の分の補助ということでいいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)お答えします。  そういうことでございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯二番(河野睦夫君)何らかの形でこういった資格を取ることでですね、やはりそれぞれ防災意識ちいうのが、だんだん浸透してくると思うんで、ぜひ、そういった形で進めていっていただきたいなと思います。  以上で私からの一般質問を終わらせていただきたいと思います。  この後、院内のエースの大隈議員の質問が待っておりますので、どうぞ、皆さん、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で河野議員の一般質問を終結いたします。  次に、十五番 大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)皆さん、こんにちは。一番眠たいときですが、しっかり質問させていただきますので、目をあけてください。そしてまた、きょうは、三月からインターネットが入ったということで、議員の皆さんも寝られないし、執行部の方も寝られないということをですね、しっかり肝に銘じてですね、きょうはちょっと地味なネクタイをしてまいりました。十五番 大隈でございます。  七項目について質問させていただきます。  まず一点目は防災無線についてでありますが、去年の三月十一日の東日本大震災を教訓に、防災無線の戸別受信の必要性を痛感しました。しかし、宇佐市において、一部の地域においては戸別受信になっていない。そこで、全市を戸別受信にすべきではないかということで、市の考えをお伺いしたいと思います。  二点目は九人ヶ峠の通学路でありますが、九人ヶ峠とだまし言っても、そんなにわからんと思うんですが、質問した以上、部長さんたち、課長さんは、現地に行っていただいたと思うんですが、安心院高校の通学路になっています。九人ヶ峠のトンネル内は歩道も狭く、自転車の通行が困難であります。車と事故が懸念されることがあるのですが、実は、私もこの現場を通ってですね、高校生が行きよる。そしてまた、我々がおりてきて、向こうの対向車が大型が来た場合ですね、このトンネル内が物すごく狭くてですね、そういう危険があるということをですね、各機関に道の拡幅工事などを働きかけることを、市としてはどのように考えているかお伺いしたいと思います。  三点目は携帯電話のエリアの拡大であります。現在、携帯電話を持つのは当たり前の時代となってきています。宇佐市において、通信ができないエリアがどのくらいあるのか、また、その対策を市はどのように考えているのかお伺いしたいと思います。  四点目は、これは院内支所の改築でありますが、是永体制になってですね、もう念願の念願でありました支所を建てかえていただくということで、市長さん、大変ありがとうございます。  その意味でですね、跡地利用については、検討委員会を立ち上げてする検討があるのか。  二点目は、地域住民から提供を受けた院内町の貴重な歴史文化財がありますが、改築後、移転で散乱しないようにするために、どのような扱いを考えているのかお伺いをしたいと思います。  五点目は地域コミュニティについてでありますが、当初、佐田と南院内ということでモデル地区を設定したんですが、三年経過しましたが、何がどのように変わったのか、中間の総括をお伺いしたいと思います。
     六点目は、東九州自動車道への交通のアクセスについてでありますが、院内町の白岩地域では道路幅も狭く、自然災害や交通事故による通行寸断が懸念されている。その際、適切な迂回路もない。院内、安心院から市内の平坦部への交通手段のために、東九州自動車道の宇佐椎田間が整備されている現在、院内から北九州方面に乗り入れをすべきではないかと思いますが、この件についても質問させていただきます。  七点目は、農地転用についてでありますが、これはもう農振除外と一緒ということで答弁を願いたいんですが、院内、安心院では、家を建てたい場合、農地に転用なり農振が難しいと。そこで、転用なり農振除外の緩和することができないかということでありますが、簡潔な答弁をお願いいたします。  一回目の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十五番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、当初のモデル地区が三年経過したが、何がどのように変わったのか、中間総括の結果についてでありますが、佐田地区及び南院内地区の二モデル地区におけるまちづくり協議会の意見を聴取した上での総括として、以下五点が上げられます。  まず一点目に、地区単位で協議会を構築したことで、地区内の自治委員や各種団体の代表が一堂に会し、地区内の意見や課題をみんなで共有し、協議し、決定する場ができたことであります。  二点目に、小規模集落の道路保全などに協議会がかかわることで、地区全体で小さな集落を支える体制が確立されたことであります。佐田地区においては、毎年、一から二カ所の小規模集落の作業応援を行っております。  三点目に、市との協働を原則としており、人的、財政的支援を活用しながら、地区が主体的に事業を計画し、実施できるようになったことであります。佐田地区では、学校との交流事業や探訪マップ作成など、南院内地区ではなんぶん市や景観めぐりウオーキングなどを通じて、地域のよさを再発見するなど、活動の幅が広がりつつあります。  四点目に、地区内の点検や整備などに地区内の人材を集めやすくなり、自分たちの力で整備しようという意識も生まれつつあることであります。佐田地区では学校通学路の協働舗装などに、南院内地区では保育園の壁画作成などに取り組んでおります。  五点目に、それぞれの協議会がまちづくり計画を策定いたしておりますので、計画的かつ長期的にまちづくり活動を実施していけるようになったことであります。  一方で、協議会における自主財源の確保や住民参加意識のさらなる高揚などの課題も生じております。  自主財源の確保策については、ふるさと納税で二百万円以上の寄附を集めたり、古紙回収などにより自己資金確保に努めている佐田地区の例もありますが、厳しい状況にあります。そのため、市といたしましても、地域コミュニティ組織運営交付金の増額や地域おこし協力隊員の増員などにより、引き続き支援してまいることといたしております。  次に、住民参加意識の高揚策については、協議会の活動をもっと広くPRすることで、地区住民が協議会の一員であることの意識を高めてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの防災無線対策についてと三項目めの携帯電話の通信エリアの拡大についてを、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。  十五番 大隈議員の一般質問にお答えします。  一項目め、防災無線対策についてですが、防災行政無線は、合併前の宇佐市では平成九年から十年度に、安心院町では平成五年から六年度に、院内町では平成十四年から十六年度に整備し、それぞれ機種も周波数も異なります。本来は、一市一波のみの使用が原則ですが、合併前の防災行政無線については、引き続き使用が認められており、現在の宇佐市では、三つのシステムが併存したままの状態です。このため、議員御指摘のように、安心院地域については、全世帯に貸与するシステムとなっていますが、院内、宇佐地域は、屋外拡声子局を基本として、戸別受信機は予備的に使用するシステムとなっています。  今後、機器やシステムの老朽化やデジタル波方式への転換に伴うアナログ波方式の廃止などを機に、現在の宇佐市の三つのシステムの更新が必要となります。その際には、議員御指摘のように、屋外拡声器と戸別受信機をどのように組み合わせていくべきかについても検討課題になると考えております。ただし、他市における例を見ると、戸別受信機を全戸貸与するシステムは、一般的に費用が多くかかるという課題や屋外で農作業等をされている方にも情報伝達をするためには、屋外拡声器を廃止することはできないという課題などがあり、市内全域を戸別受信方式にするのは、現時点では困難であると考えています。  なお、地域防災計画再検討委員会において、避難情報の伝達について検討を行い、議員御指摘の東日本大震災のように、混乱した中で緊急に避難が必要な場合に、住民のみならず、仕事や観光で宇佐市内を訪れている方にも避難指令等の情報をいち早く確実に受け取ることができるよう、避難指示等の情報に限って、市内で受動的、強制的にメールを受信できるようエリアメールのシステムをNTTドコモとの協力によって一月に導入したところです。  次に三項目め、宇佐市内の携帯電話の受信ができないエリアとその対策についてですが、携帯電話は今や日常生活には不可欠なサービスとなっており、単に電話としての機能のみならず、さまざまな情報収集や災害時に市民を守るツールとしても役立つものと認識しています。  市内の携帯電話の通信状況につきましては、通信事業者による基地局の整備が進み、多くの地域で良好な通信環境が確保されつつあります。しかし、地理的な条件や採算上の問題により、携帯電話による通信が困難な地域もまだ残っています。  携帯電話不感地域につきましては、本年度、大分県が県下の不感地域のエリア調査を行いました。その結果、通信事業者三社のうち、一社も通信できない自治区は、宇佐地域では西馬城地区の熊、安心院地域では佐田地区の熊、下切、深見地区の寒水、小平、津房地区の大内、院内地域では南院内地区の羽馬礼、院内地区の岳切渓谷付近となっています。  県の調査結果や市の要望を踏まえ、現在、携帯電話不感地域の解消に向け、通信事業者による施設整備を進めるよう、県と連携しながら事業者と協議を行っているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの九人ヶ峠の通学路についてと六項目めの東九州自動車道への交通アクセスについてを、建設水道部長今仁丈夫君。 ◯建設水道部長兼建築住宅課長(今仁丈夫君)建設水道部長の今仁でございます。  十五番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  二項目めの安心院高校の通学路になっている九人ヶ峠トンネル内の歩道の拡幅工事等の働きかけについてですが、県道山香院内線にある九人ヶ塔トンネルの車道部の幅員は六・六メートルで、歩道としては、幅八十センチメートルの管理道が道の両側にある状態となっております。  昭和五十三年に完成したトンネルであるため、現在の規格で考えると狭く、議員御指摘のとおり、自転車の通行には支障があると考えております。しかしながら、トンネルの構造や周辺の状況から考えると、歩道の拡幅を行うのは技術的に困難であると思われます。  安心院高校からは、トンネル内の事故防止や防犯対策の観点から、トンネル内の照明の改修について、県に対して要望が出されていると伺っておりますので、市といたしましても、必要に応じて、県に安全確保のための対策を要望してまいりたいと考えております。  次に、六項目めの東九州自動車道への交通アクセスについてですが、議員御指摘のとおり、院内町白岩地区では、幹線道路が国道三八七号しかなく、災害や事故等による通行遮断時には、付近に適切な迂回路がありません。大規模な災害等が発生したときは、避難や緊急物資等の輸送ルートの確保などが必要になりますが、議員御指摘のとおり、宇佐別府道路、東九州自動車道に期待するところは大きいと考えております。  しかしながら、院内インターチェンジの双方向化につきましては、地形条件から、広範囲の困難な工事が必要になると予想され、設置に係る地元負担の大きさも懸念されるところであり、したがって、災害時の対応については、要望しております国道三八七号の自歩道設置や緊急時の院内インターチェンジの柔軟な交通規制などにより対応する必要があると考えております。  以上で私の答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの院内支所の改築についての一を、院内支所長 中尾健治君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(中尾健治君)皆さん、こんにちは。院内支所長の中尾でございます。  十五番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、院内支所の改築についての一点目、跡地利用については、検討委員会を立ち上げ、検討するのかについてですが、平成二十二年度に、院内支所庁舎改築計画に当たっては、検討委員会を設置し、改築方針についての審議をしていただき、現在の山村開発センターを増築、改修する方針を決定いただきました。  新たな院内支所につきましては、本年度中に実施設計書が完成する予定となっており、来年度に本体工事を実施し、平成二十五年四月の新庁舎供用開始を目指しております。  現市庁舎は、老朽化しているばかりでなく、新庁舎の前面に位置し、来場者の利便性や景観的にも妨げになることから、新庁舎完成後、早急に解体撤去をしたいと考えております。  その後の跡地利用については、施設を建設するのではなく、来庁者用の駐車場として、また、屋外イベント用の広場として利用する考えであるため、特段に外部の方を入れた委員会を立ち上げて検討することは考えておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの院内支所の改築についての二を、教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)教育次長の石田純治でございます。  十五番 大隈議員の一般質問にお答えします。  四項目め、院内支所の改築についての二点目、地域住民から提供を受けた歴史的文化財が改築後の移転で散乱しないようにするための取り扱いについてですが、旧院内町時代に町民の方々より御寄贈いただきました貴重な歴史民俗資料につきましては、社会教育課文化財係が本年度内に資料リストを作成の上、整理、梱包作業を実施することとなっています。  その後、支所改築期間中については、保存上、湿度などの管理が必要な資料については、市民図書館の保管庫で一時保管し、それ以外の資料については、旧院内給食センターの建物内で保管するように計画しています。  なお、院内支所改築完了後は、二階に設置予定の歴史民俗資料ホールにおいて、再び公開展示する考えでおります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、七項目めの農地転用についてを、経済部長 坂内啓二君。 ◯経済部長兼農政課長(坂内啓二君)経済部長の坂内でございます。  十五番 大隈議員の一般質問にお答えします。  七項目め、農地転用についてですが、農地法に基づく農地転用許可制度は、食糧供給の基盤である優良農地の確保という要請と住宅地等の非農業的土地利用という要請との調整を図り、かつ計画的な土地利用を確保するという観点から、農地を立地条件等により区分し、開発需要を農業上の利用に支障の少ない農地に誘導することなどを目的とするものです。  こうした制度の目的を踏まえて、農地転用の許可の判断を行っているところです。農地転用許可基準は、農地法に基づくものであり、当市だけ許可基準を緩和することは困難ではありますが、農業委員会では、法の枠の範囲内で地域の実情を踏まえた運用に努めているところです。  なお、平成二十一年に農地法が一部改正され、原則転用が不許可とされている第一種農地の基準が厳格化され、農地転用規制の強化が図られたところですので、御理解のほど、お願いいたします。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)それでは、順番に再質問させていただきたいんですが、今、総務部長からですね、こういう考え方でやっとたかなとちょっと思ったのは、院内の人は農作業をするから外によう出ちょ。安心院の人は、外の野外での仕事をしないから家の中におっちょっちいうような、そういうような解釈になってしまったんですが、そんな意味でつくったんじゃないと思うんですが、そうですね。確かに、戸別で家の中にすると、そういうこともあるですね。  だけども、安心院の場合はですね、ほとんど外の作業をする人はいないというような前提になるとは思うんですが、その辺でですね、なぜ私がこういうふうに聞くかというと……。 ◯議長(衛藤博幸君)しばらく待ってください。  それじゃあ、続けてください。 ◯十五番(大隈尚人君)気分を取りかえてですね、もう一遍、やりたいと思います。今、部長の説明の中に、そうかなという部分はあるんですが、実は、三月十一日にですね、やっぱりいろんな情報が伝わってなかったから逃げおくれたというのは、これは一番の問題だと思うんです。院内の場合は、津波というのはそう心配はないんですが、宇佐の中に、長洲なんか、この間も植樹祭に行ったんですが、もう海ともろですよね。  そうなってくると、伝達の仕方、当然、これは夜来るか、昼間来るか、それはもうわからんですけどが、今の院内の場合は、外にある分がなかなか、もうお年寄りも多くなったちいうことで、もう十年前の話になったと思うんですが、今、最近になるとやっぱり、前は聞こえたけど、だんだん高齢者になってくると聞こえないと。そういう方でもし希望があればですね、戸別受信をですね、そしたら、当然、外に出たとき聞こえんじゃないけん、どっちかとらんとですね、あっちもこっちもできんと思うんですが、私は、そういうことで、伝達は、昼間だったら大体わかると思うんです。要は夜ですよね。夜、作業に出る人はそうおらんとは思うんですが、その意味でですね。絶対、ほんなら昼間来るかっちゃ、それはわからんけど、昼間だったら、わりかし、外に出とっても、動きでわかると思うんです。でも、やっぱり夜ですね。そのときは戸別的に、家の中に入って来とればですね、そういう意味でですね、私は戸別受信をやっぱりやるべきだと思うんです。  確かに経費のことを書いていますけど、命より大切なものはないと思うんですよ。その辺でちょっと答弁願います。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)総務課長の稲積です。大隈議員の再質問にお答えします。  もともと、安心院については、スタートから戸別受信機を前提にしておりました。逆に、屋外子局のほうは数的に非常に少ない、そういう形でしております。院内とか宇佐の場合は、屋外子局を基本にして、どうしても音達が不能なところについて予備的にするということで、面積的にも、院内が百十三平方キロのところに五十五局ございます。安心院の場合は面積的には大きくなるんですけども、二十一局という形で、屋外からの分でも十分聞こえるということを前提にしていたシステムでございます。  そこで、今、議員さんがおっしゃっていたように、例えば、建物の気密性が高くなっただとか、それから高齢化率が非常に高くなって聞こえづらいとか、そういう部分がある場合には、個別に相談した上でですね、聞こえづらいところについては戸別受信機の対応ということになろうかと思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)今、総務課長からそういう提案だったんですが、やっぱり今の聞こえないという状態をですね、少しでも……。じゃあ、そういう声があれば傾けましょうということで、そういうことでですね、特に院内支所長にお願いしたいんですが、そういう意味で、もしそういう意見があったら、常に総務課と本課と連絡をとりながら、そういうものにはこたえていくということで、そういうふうな理解でいいですかね。総務課長。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)お答えします。  実際に、そういう声をお聞きしたら、現地に伺いまして調査をさせていただいて、判断をさせていただきたいと、そういうふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)そういうことで、対応をお願いしたいということで、もうこれは一刻も早く伝達をするちいうことは必要だと思うんです。どうぞ、よろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  次は、九人ヶ峠の通学路で、部長さん、九人ヶ峠の場所を見たですか。はい。それでですね、私は安心院高校の回し者じゃないんですが、中高一貫ということでですね、これはもうどうしても、院内から、安心院からの生徒が絶対いると。そうなってから、今、宇佐市からもかなり上ってくるんですが、現場ですね、部長、歩道がたしか八十センチですね。八十センチしかないですね。そこにですね、自転車が後ろから、向こうから大型が来ると、もう大変なんです。現に、私もその場に行き合わせました。これはもう本当に危険があるなと。  私は、そうして中高一貫とか言いながら、子供の通学路のことも確保できんでですね、そういう方向はおかしいですが、多分、県の中で、市が直接はできない、そういう歯がゆい思いがあるんですが、部長、もう一度、県のほうにしっかり働きかけて要望をですね。特に部長の答弁の中に、やっぱり自転車の通行には支障があるということを訴えているんですから、こらえんですよ。その辺をですね、ちょっと聞かせてください。  部長、この文書の中で、やっぱり自転車の通学は大変な困難だとわかっているということで、これを各関係に働きかけるということで、ちょっと意思の気持ちを伝えてほしいんです。私にわかるようにですね、強い言葉がほしいんですが、どうぞ。  部長、部長が答えて。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼建築住宅課長(今仁丈夫君)今、答弁いたしましたとおり、現在、幅員が非常に道路幅員が狭いというのはわかっています。しかしながら、また、技術的にトンネルを広げるということも非常に困難な状況でありますので、ここの答弁に書いてありますとおり、トンネル内の照明灯を明るくして事故防止に努めたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)部長、これはもう、市の持ち物じゃないから難しいんです。力強くですね、県のほうに要請をお願いしたいということで、この件については終わります。  次にですね、三点目、携帯電話のエリアで、今、答弁を見たら、宇佐市の一部もある、院内もある、安心院も一部あるということで、特にですね、実は、これですね、ここで別に名前は出せんのですが、実は、事故が起きてですね、車で転がってしまって落ちた。そのときに、安心院の奥なんですが、たまたま携帯電話があったらしい。もし、その携帯電話が通じらん、相手が出らんだったときに、もうあばらが十二本の中の九本折れて内臓破裂しちょってですね、おくれたら命に別状があったということで、携帯電話、ああ、これはもう本当によかったなちいうことの、ちょっと見舞いに行ったときに、そういうことを言われたんです。  そこでですね、そういう携帯電話が、もう今の時代の中で必要だと思うんです。当たり前のことになっているんですが、実は、院内の鹿嵐山がぼちぼち出てくるんですが、そこのほうがちょっと入りにくいんですね、ここ。もう一個、また、岳切渓谷って書いているんです。そうなんですよ。人が集まるところに、悲しいかな、入らんちいうのはですね、これはもう一刻を争うときはですね、やっぱり携帯電話っちいうのは、もう本当にいい意味でですね、私はこれは必要だと思うんです。その辺ですね、たまたま私の知り合いがそういうことでなったちいうんですが、その人がもう本当に切実に言っていました。いやあ、本当に携帯電話のありがたさが今度は身にしみたと。  ここでですね、部長、課長でも結構なんですが、この辺をですね、もうちょっとですね、さっきから防災も命にかかわることで、やっぱり命以上に高いものはないと思うんですよ。  それでですね、院内にいたら携帯も入らんようなことになるとですね、要するに、そういうところだったら行かないちいうこともあるから、やっぱり岳切渓谷とか鹿嵐山とかいろんな意味でですね、これはもう安心院にも院内にも、通用することなんですが、その意味でですね、答弁をもう一遍願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)情報統計課長。 ◯情報統計課長(佃 一登君)情報統計課長の佃でございます。  十五番 大隈議員の再質問にお答えいたします。  今、大隈議員のほうから、道路で事故があったときに、携帯が非常に役立ったというような話でございますけれども、実は、今、ほとんどの道路ですね、国道三八七、玖珠に抜けるほうの部分についてはほとんど鉄塔が立っておりますし、安心院地域につきましても、由布院、あるいは別府に抜ける幹線につきましては、鉄塔のほうが事業者のほうで整備されております。  今、岳切でありますとか院内でありますと、岳切のほう、それから羽馬礼ですね、そういったところが、今、不感地帯になっております。岳切につきましては、人家のある部分につきましては、これはもうカバーができるようになっております。ただ、岳切渓谷、夏場にですね、キャンプ場に大変来訪者が多いんですけども、その部分についてはですね、まだできておりません。その辺につきましては、事業者のほうと要望を伝えまして、協力を求めていきたいというふうに思っております。  現在、非常に我々のほうも事業者に要望しておりまして、市の総合計画では、二十六年度までに携帯電話の不感地帯を百世帯まで縮めるというような計画を立てておりますけれども、今のところですね、数字的には百六世帯プラスアルファぐらいまでは縮まっておるというふうになっております。
     以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)今の課長の答弁で随分わかるんですけど、実は、本当に必要性があったな、本当に役立ったなちいうことで御披露したんですが、早急にですね、岳切、今、七万とかいうような人が来るという時代でですね、何もかも山の中までせとは言わんですが、せめて今言われた民家の近うまで出てくれば携帯が入るようなですね、そんな状態にはぜひ。お金もかかることでしょうが、やっぱりそういう意味でしっかりやっていただきたいなということで、この項は終わります。  次に、私の懸案だった、市長さん、大変ありがとうございました。実は、これも再三、院内町の庁舎の改築って言ったんですが、そういうことでできました。その中にですね、今、何か、私は跡地利用のことについて、検討委員会を考えてくれんかちいうような質問だったと思うんですが、ここに考えておらんという答弁のようにあります。  私は、宇佐市の人に聞いて、院内のここをどうするかというようなことじゃなくて、やっぱりせめて検討委員会を。改築するときだってそういう検討委員会を設けたんだから、せめてそのメンバーでもですね、こういうことで、跡地利用については、院内町の人の住民の意見も聞きながら最終的にこういう方法を出したいというぐらいのですね、これはやっぱり配慮としてですね、私は必要があると思いますが支所長、これは、考えてないと書いているんですが、やっぱりその辺で立ち上げた人たちももう一遍呼んでですね、こういうふうになったとか、こういうふうに考えちょると、跡地利用のことも。  私がなぜ跡地利用のことを言うんかちいうと、副市長も私のところでいろいろ話したのもあるのは、小菊寮の跡地ですね。まだ、いまだに決まってない。やっぱり西部中学校の跡地も一部残っとう、グラウンドもそのままになっている。見た目がやっぱりよくないんですよね。  特に、今、中尾支所長が言われたように、文化ホールがあるから、駐車場にはもってこいだと思うんです。それはそうだと思うんですが、そういう意味も含めてですね、改築するときは、検討委員会にそういう意見を聞いたんだから、その辺をですね、やっぱり配慮があってもいいんじゃなかろうかと思うんです。ちょっとその辺の答弁お願いしたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所長。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(中尾健治君)院内支所長の中尾でございます。大隈議員の再質問にお答えをいたします。  改築計画に当たって、検討委員会の中で、確かに跡地はどうするかといった御意見、そういった趣旨の御質問等があったと思います。  それで、その時点では、具体的な施設の利用計画、具体的な土地の利用計画は、その時点ではないということで回答申し上げまして、そういうふうに御理解をいただいていると認識はしておりましたけども、今後につきましても、今現在、何という施設といったものの予定はございませんので、当面といいますか、将来的にも、今現在の駐車場というのがやっぱり……。  それから、先ほど申し上げましたように、外でされるようなイベント等がございましたらぜひ。五千平米ほどございますので、かなり広いところですのでいろんなものに使えると、そういうふうに考えておりますので、今の時点では検討委員会の立ち上げは考えておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)大体趣旨はわかりました。もしですね、利用とかいろんな意見があったら、受け口、窓口ぐらいはつくっていってほしいなと思います。この項については結構ですので、次に行きます。  二点目にですね、私もちょっとこの質問をするときにある人から聞いたんですが、やっぱり院内にとって物すごく貴重な文化遺産を、合併して……。宇佐市にとられるという意味で言ったんじゃないと思うんです。宇佐市の人、ごめんなさい。その意味じゃなくして、院内のいいものは、やっぱり、合併時に記念としてあげたいというその人たちの願いがやっぱりあるんですよね。  もし、改築によってですね、今、一部は図書館のエアコンとか快適ないいところに置くという説明があったんですが、一番、私が懸念しているのは、分散してしまってですね、その分が宇佐市に下ってしまって、やっぱり院内は院内でした部分については、やっぱり寄附していただいた、寄附じゃなくしてそういう気持ちがあるのに、院内に行ってねえで、ねえでということは田舎語で申しわけない、なくてですね、宇佐に行くというのは、大変な、もしあれを見たいなという気持ちがあったらですね、院内に訪れたときですね、やっぱり宇佐にありますよじゃ悪いと思うんですが、その辺でですね、しっかりですね、やっぱり、改築後は院内の保管場所ちいうのをちゃんと設定してですね、エアコンなり快適な設備をつくってですね、していただけるということで、その辺の答弁を願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)社会教育課長のおとめでございます。大隈議員の再質問にお答えいたします。  現在、山村開発センターに、約四百点ほどの資料が展示されておりますけれども、その資料すべてにつきまして、新しく庁舎ができた段階で、すべて展示するという計画をしておりますので、そこで公開ということになります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)くどいようですが、課長、しっかり院内の分、分散せんでですね、よろしくお願いします。していただくということで答弁いただいたふうに解釈しますので、いいほうに解釈しますので、どうぞよろしくお願いします。  次にですね、コミュニティについてでありますが、市長から五点ぐらい、こういうことが、いいことがあったよということで答弁があったと思うんですが、実は、ここにですね、高並のアンケート、こんな冊子になったんです。  これはもう佐田も南院内も一緒だと思うんですが、この中で、たまたま私の高並は、八七・六%の回答をもらったと。そのくらい関心があると。そこでですね、部長さんにちょっとお伺いしたいんですが、部長さんたちは、このアンケート、目を通したことあるですか。高並だけじゃなくて、当然、佐田も南院内もやってきたんですが、ことし、去年にかけて、三カ所ですかね、高並と東院内と安心院の一部です。当然、こういう形でつくったと思うんですが、部長さんたちに全部聞きたいんですが、このアンケートなり、見たことあるですか。ちょっと総務部長から答弁願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)総務部長。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。  佐田の分は確認しております。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)なら、代表して、蓑田部長、見たことあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(蓑田重光君)福祉保健部長の蓑田でございます。  アンケート調査については、私は把握しておりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)なぜ私がこういうことを言うかというとですね、これは地域の一番困っていることをですね。私は、総務部長は、当然、安心院の方だから佐田のことはわかると思うんです。私が行って佐田のことを世話しよったら、佐田さん怒りますよ。でも、総務部長なら、部長たちはオールプレーヤーじゃないですか。やっぱり、当然、執行部の長にいる方はですね、こんなことを知っておかないと。  私はですね、やっぱり地域が困っていること。何のための地域づくりですか。協働じゃないですか。それを幹部が知らんでですね、私はこれ、愕然としました。  なぜ、こうなったかっちいうのは、市長のおでかけトークの中に、部長さんが全部行ったということをあるとき聞いたわけなんです。当然、私はこういうまちづくり協議会をつくったときに、部長さんたちが顔出してですね、地域でこんなこと困っちょんだな、これは今度はこういうことをしよう、そして、今度地域に出て行ったときに、あ、蓑田さんじゃ……。蓑田さんのこと言ったらマイクが切れたな。 ◯議長(衛藤博幸君)ちょっと、大隈議員。ちょっと時間を。 ◯十五番(大隈尚人君)何か何言ったかわからんごとなってしまった。うまいな。その意味でね、部長さんたち、やっぱりそう思わんですか。地域が悩んでいることを、何のために地域づくり、そういうのをしたか。市長の提案の中でですね、私はいい提案だと思うんですよ。しかも見てないなんかですね。それで、何でのこのこついて行くような形になるんです。もし質問をこんなことされたら、部長、わかりませんと答弁しますか。違うと思うんですよ。  私は、この立ち上がりのときから、やっぱり市長以下、部長が一緒になってですね、逆にこういうことをしますよと。こういうことが一番悩みならこれをまずしましょうと。これこそ協働じゃないんですか。勝手に一方的に市長がこう言った、部長がこう言った話ししたってんが、それは市長らいいですけど、部長もその中じゃそうは話できんと思うんですよ。  私はですね、やっぱりこういう立ち上げ、今、地域協議会とかいろんなのしよるならね、部長の話が出ていって、あの人が蓑田部長か、ぶりがいいなとか。田中さん、最近、何とかだというような話ができてもいいと思うんですよ。そこが私は、今、当然議会もそうなんですが、一体となってですね。私は佐田に行って、あんまり世話できんのですよ。部長たちはその点ね、そうか、なら、これは建設のことなら部長が行ってやろうかとか、市長は当然当たり前のことなんですよね。  市長、どうですかね。私は、今、質問の仕方は間違っていますかね。こんなって失礼ですが、こんなにね、やっぱり八七%って、あの小さな高並が。この気持ちをですね、ちょっと私はこの辺で愕然としたんですよ。もうとめんでください。一番いいとこですから。ねえ、市長どうですか。ちょっとその辺で答弁願いたいんです。 ◯議長(衛藤博幸君)市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  先ほどの議員御指摘のですね、アンケートについては、地域のいろいろなですね、切実な御要望事項が盛り込まれているものと私も思います。  ちょっと御説明になるんですけども、そのアンケートをとるタイミングなんですけども、いわゆるまちづくり協議会、高並地区の場合、まず協議会ができますよね。そしてアンケートをとります。そして、そのアンケートをもとにまちづくり計画というのをつくるんです。そして、そのアンケートは、自分たちの町をどういうふうにしたらいいのか、どういうところが困っているのか、それに基づいて、自分たちはこういうまちづくりをしよう、自分たちはこういうことをしようということを、まず皆でつくっていくんです。そのつくったまちづくり計画を自分たちでしっかりやります、行政と一緒になってやりますからということで、協働協定を結ぶんです。まだ、だから、今結んでないんですよね。結んで、パートナーシップ協定を結んでから補助金が出るという、人的支援とか金銭的支援が行くというシステムなんです。  だから、今、議員が御指摘のアンケートはですね、まちづくり計画をつくるためのアンケートなんです。だから、それがすぐ……。私たちは、協議会ができたら、まずどのようなまちづくり計画になっているのか、今、協議会がどのようなことをやろうとしているのか。そのためにどういう支援ができるか、こういうパターンでですね、支援しているんです。  だから、ちょっと、まちづくり計画そのものの前段のアンケートそのものがですね、あんたたちは知っちょうんかい、だから手を差し伸べんと悪いんやないかいちいう議論には、ストレートにはつながらないんじゃないかと僕は思います。もう一ついいですか。ちょっと誤解があるので。  おでかけトークに私が部長さん方をみんな連れていったというようなお話でしたけど、それはありません。あれはまちづくり懇話会。懇話会は、あくまでも長期総合計画に基づいた後期基本計画をつくっていますので、その二〇一一年分、つまり平成二十二年度分ができたんで、それのまちづくりレポートをつくって、それに対して、今、二十二年度、ここまで行きましたよと。二十三年度もこういうことを盛り込んでいますと。それを御報告して、意見を聞こうということですので、そこのおでかけトークに連れていっているというのとちょっと違いますので、その辺については御説明をしておきます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)市長にふらなよかったので。いや、連れていったのが悪いと言ったんじゃないですよ。それこそ誤解ですよ。  やっぱり、当然、それにそういうアンケートが出てきたり、もう佐田のように三年たったところの、そういうことを知っていますかと。知っちょくべきじゃないですかというのが、私の趣旨なんです。行ったのが悪いなんか、一言も私言ってないですよ。  私は、やっぱりそういうことを知っちょってですね、協働でやっていく以上、当然、市の幹部ですよ。だから、そういうことを知っちょってほしい。今、信国部長がたまたま佐田しか知らん。蓑田部長も、正直言ってくれたら知らんと。それじゃよくないんじゃないですか。せめて、立ち上がりをするとか何かの関連で、私は市民に対してもしっかりやっていただきたい。 ◯議長(衛藤博幸君)ちょっと待って。 ◯十五番(大隈尚人君)また、市長、逆の誤解です。私はそういうことで、しっかりやっていこうやということを言いよるんです。知っても損はないということですので、そういうことで誤解せんでください。私は別に市長を云々。部長もやっぱりそう思いますよね。ある程度、こんな出ちょうなら、やっぱり見ちょってもいいじゃないですか。  高並んどこかもわからんでね行くよりか、行ったら、そうだったな、あそこに問題があったなとかいうぐらい、やっぱり意思疎通もできるし、そういうことで信頼感も生まれると思うんです。特に、田舎は人と接触がないから寂しいということもあるんです。そういう意味でですね、しっかりこの分をですね、読んでほしいということで、総務部長、お願いしときます。  この件についてはまだいろいろあるんですが、機械の調子が悪うなるもんで、あんまりなんですが……。そういうことで、部長さんたちには目だけ通してもらいたいということで、しっかりお願いしときます。  じゃあ、次にですね、これはもう院内がなぜハーフインターチェンジになったのかということで、この件については、これはもう国・県の中で、宇佐市がどこまで把握しとるか、難しいと思うんですが、なぜ院内が片入れ、要するに北九州方面に乗り入れできないということになった理由が部長かだれかわかれば、ちょっとその経緯を。 ◯議長(衛藤博幸君)マイク、マイク。 ◯十五番(大隈尚人君)そういうことでですね、実はこれ、二年前、これは今の市長じゃないけど市長も知っていると思うんですが、院内町の白岩は、今、少し拡幅工事の側溝を入れていただいているんですが、ちょうどアベ自動車の上で事故があったんです。一時間通行どめだったんですよ。  そのときに、宇佐に勤務を持っちょる人は一時間以上おくれたんですね。迂回路がないんです。せめて、そのときに、北九州へ乗り入れがあれば違ったんじゃないかということで、私はそういう意味で、もう二年前だったと思う。議事録には載っていると思うんですが、そういうお願いをしとったんです。なぜ今回また上げたかちいうのは、私は質問の中にあったと思うんですが、今、宇佐椎田間が工事にかかったと。しかも、椎田に行く道は、どっちかって言ったら、院内のほうに近いんですよね。その乗り入れができると。そのときに、やっぱり一緒にですね。私は、今回が一番最後のチャンスだと思ってですね。もう議員生命をかけてですね、やりたいと思うんですが、この件について、これはもう国のですね、いろんないきさつがあるんです。  その意味でですね、部長、ハーフインターになった何かいきさつ、全然御存じないですか。ないならないと答弁願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長君。 ◯建設水道部長兼建築住宅課長(今仁丈夫君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  私は、ちょっと本当の状況はよくわかりません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)部長、別に、知らんから悪いって言いよんじゃないですが、今の話として、今、白岩間の間がかなり狭い。事故が起きたときに迂回路がない。できたら、今、一緒にね、椎田間がこういうふうに工事がかかったということで、やるんなら、今が、私、一番チャンスだと思うんですよ。  そこでですね、ここも市長にお願いしたいんですが、何らかの形でですね、やっぱりせっかく乗り入れができる。最初から……。 ◯議長(衛藤博幸君)ここで、質問の途中ですが、暫時休憩をいたします。しばらくお待ちください。  暫時休憩いたします。                   休憩 午後三時十分                 ──────────────                   再開 午後三時二十三分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。  大隈議員の一般質問を続行いたします。大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)何か水入りが入ってなかなか何を言ったか覚えていないんですが、もう一遍ふりしぼってですね。実は、最初いろんな意味で費用対効果とかいろんな意味でハーフにしたんだろうとは、歴代の人がつくったことについてどうだこうじゃないと思うんですが、今の現状ですね、今議会に立たせていただいている以上、院内のことについてエゴで申し訳ないんですが白岩の事故があった時にせめて迂回路がですね、確かに、前のときの質問をしたときは、安心院に抜けてほしいような言い方の答弁もあったと思うんですが、それは、バックすれば安心院で、でも白岩の近くの、要するに真ん中辺に来たときは、バックはもうできない状態になるんです。で、もう記憶には一時間以上とまったと。議会に来られているこの中にもそれに巻き込まれた職員の方もおると思うんです。  その意味でですね、ぜひですね、これはもう市長以下、議会を挙げてですね、何らかの形で、今、国から二人も来ていただいているんですが、副市長、その辺ですね、やっぱりもう一遍この現状をですね、私の意はまだはっきり届かんと思うんですが、そういうことでですね、椎田間、そこのあたりを。しかも、院内寄りのところは、今、山を削っとるんです。そういう意味で、一番近いのは、やっぱり、院内から乗ったほうが近くなる状態になるんですよ。  そこ辺をですね、今後ですね、どげんか市長ですね。これはちょっと市長に答弁願いたいんですが、どうでしょうか。何かこううまくですね、アポをとりながらですね、難しいけど、言わな、なおできんと思うんですよ。言ってもできんけど、言わな、なおできないと思うんです。宝くじと一緒で、買わなできんと思う、当たらんと思うんですよ。市長、どうでしょうか。この辺のちょっとしっかり市長のほうからですね、答弁を願いたいんですが、市長、どうぞお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  院内のインターチェンジがハーフになってですね、福岡の方面に行けないということの議員の御指摘ですけども、私も非常にですね、そこは懸念をいたしているところであります。特に、東九州自動車道が平成二十六年度中にはですね、全線開通が見込まれておりますので、そのときに、院内のインターチェンジが大分方面しか行けないということになると、そこの地域の開発効果というか高速効果がですね、非常に減殺されるのではないかなというふうに、今思います。  私も、そういうことがありましたので、NEXCOでしたか国交省の人でしたかちょっと覚えませんけども、あそこをですね、フルインターチェンジには難しいんだろうかという話をしたことがあるんです。そのときにやっぱり言われたのはですね、あそこは地形的な問題でですね、高架になってずっと行ったら、すぐトンネルに入っていますよね。あそこでですね、フルにするのが、スペースがとれないしなかなか難しいなという話をしておられたんです。  高速道路の常ですけども、それを仮に地元がですね、要望していく場合はですね、応分の負担が求められてくるというようなことでですね、なかなかちょっと妙案がないなということであります。  しかしながら、懸念するところは一緒ですので、何とかですね、知恵を絞って、いい方策がないか、またですね、関係者の皆さんとちょっと話をしてみたいと思います。  以上、十分な答弁じゃありませんけれども、答弁にかえさせていただきます。以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)大隈尚人君。 ◯十五番(大隈尚人君)市長、大変前向きな質問です。ありがとうございます。しっかり、また、議長にもお願いしたいんです。そういう意味で、議長と市長が一緒になってですね、私が行くと役不足ですので、議長のほうから、またどうぞよろしくお願いします。  この件については、部長さん終わりますので、はい。  それじゃあですね、最後にですね、農地転用について、部長の答弁はなかなか難しいな、農地法の中でいろいろひっかかると。実は、院内の話と安心院の話なんですが、確かに難しいのはわかるんですが、院内の中でもですね、国道三八七に近づいてですね、民家に近いほうの改造ちいうか家を建てたいという人もおるわけなんです。やっぱりそこの土地のケースバイケースがあると思うんですよ。道の一番一等地の中の真ん中に住宅を建ててから許可をくれって、そんなことを言いようわけじゃないんですが、山に面した一種農地なんですが、そういうことで民家に近いと。そういうところで、ケースバイケースもあると思うんですが、最初からちょっと難しいじゃなくして、やっぱり意見を聞いてですね。  もう一点はですね、これは東日本に行かれちょった子供さんがこちらに帰りたいと。で、おやじさんに土地はあるかって。それは土地は何ぼでもあると。そのおやじさんは山田のほうの土地は何ぼでもあるんですね。私たちもそうで、田舎なんです。その若嫁さんもやっぱり学校の近くとか、そうなってくると、特に宇佐はもうある程度団地があってかなりいいんです。  院内、安心院の場合には、一等地となると、しかも学校といったらもう田んぼですわね。そうなったときに、やっぱり、そういう住宅に近いところ辺がですね、できたら、これはもう答弁は結構なんですが、要望しておきたい。  これは、ただ、何もかんもつぶせというわけじゃないんですが、農業の一等地ちいうことで、これも若い人が帰って来るということになればですね、市長、やっぱりその辺も法的なこともあるとは思うんですが、今後、そうして東日本、いろんな意味で、九州のほうに来たいとか親戚が帰って来たいとかいろいろ要望があると思うんです。  まず地元の人が借りたいということで、私も相談を受けたんですが、今の部長の答弁でわかりましたが、なかなか難しいですちいうことです。農振除外と転用ちいうことで、後藤課長から勉強させていただいたんですが、その意味でですね、農振除外をして転用になると思うんですが、その辺をですね、部長、話があったらですね、各課に、みんなに伝えとってほしいんですよ。どの辺がどうなっちょんのかと。最初から、家ではだめだというのじゃなくて、そういう意味で、意見を聞きながら、緩和の方向にですね、持っていってもらいたいと。いえ、答弁は結構ですので、そういうことをですね、心に受けとめとってほしい。こういうことを議会で言いよったということで、ある程度法的な縛りもあるでしょうが、やっぱりしっかり、もうちょっと緩和していただきたいということで、要望ということで終わります。  きょうは、マイクが手違いがあって、大変申しわけありませんでしたが、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で大隈議員の一般質問を終結いたします。  次に、一番 後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)皆様、こんにちは。議席番号一番の後藤でございます。本日の最終となりますが、一時間、おつき合いのほど、よろしくお願いいたします。
     一般質問に先立ち、少し思いを述べさでていただきます。  摩擦を恐れず、現実を見据えて言いにくいことほど先に言う、これが私の信条であります。大切なこと、言いにくいことを、言いにくいからといって先延ばしにしていると、時間がたつほど、より言いにくくなり、結果的にどうしようもなくなってしまう、修正がきかなくなってしまう場合が多々あるからです。  これは、人間関係においても、国や市の政策においても、同じことが言えると思います。例えば、これは国政の話になりますが、領土の不法占拠や侵犯、拉致、過去の抑留、内政干渉など、丸腰の話し合いでは到底解決できない、実際にできていない。しかも、核を保有した国々に囲まれ、いつまで他力本願のセンチメンタルな平和ぼけの状態でいるのでしょうか。いつまで過去のゆがんだ呪縛にとらわれるのでしょうか。  また、社会保障においても、現在は、高齢者一人を現役世代三人で支えている今でさえ危機的状況であるのに、二〇二五年、十三年後には高齢者一人を現役世代一・八人で、さらに、二〇五五年には一・二人で支えることになります。生活保護においてもしかりです。右肩上がりの経済成長、人口増を前提としてきた低負担、高福祉は今後難しい、自助努力が必要であると、なぜもっとはっきりと言わないのでしょうか。このまま先延ばしをすれば、子や孫の世代にどうしようもない状況を押しつけることになります。今のままでは、間違いなくそうなるでしょう。  将来に大きな負担を残さない、不安だから子供を生むのをためらう人もいるという話も聞いたことがあります。大きな負担を残さないことこそが最も大きな少子化対策になり得ると思っております。  また、今、卒業式シーズンでありますが、その卒業式シーズンで問題となっている国旗や国歌の件もしかりです。将来ある子供たちに悪影響も甚だしいです。決まったことをしない悪い見本になります。ある一定の秩序がなければ国体は維持できず、国がなければ国民としての庇護も受けることができないのに、自由や権利という使いようによっては毒にも薬にもなる言葉を旗印に、わがままを言っているにほかなりません。権利の裏には必ず義務があるということを忘れてはならないと思います。  昔というか、少し前になるんですが、もし世界が百人の村だったらという本が話題になりました。これは非常にわかりやすく説明しておりましたので、好評を博した本だったと記憶いたしております。  今の日本をわかりやすく、家族に例えるならば、日本というお父さんに対して、保護してもらい、お金をもらい、権利や自由を保障してもらってさんざんお世話になっているにもかかわらず、祖先の悪口を言い、言うことを聞かないわがままな子供が多々いるということになります。そのような家族、つまり国が発展していくわけがありません。  郷土の偉人、福沢諭吉先生も、「立国は公にあらず私なり。独立の心なき者、国を思うこと深切ならず」と言っております。国が衰え、傾くということは、私たちの人生が傾くということである。それぞれが国のために考えなければならない。国家があって私があり、私があってこそ国家があるという意味だそうです。  国だけではなく、県でも市でも地域でも、この言葉は当てはまると思います。このように考える人間が一人でも多くいる国とそうでない国、県でも市でも同じです。発展するか否かは自明の理であります。そのような人材をつくるのは教育しかございません。教育は、国家百年の大計と言われます。それゆえに、私、微力ではございますが、教育問題に力を注いでまいりたいと思っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  学校教育に関してです。  一点目、学校と保護者とのトラブルの報告はありますでしょうか。あれば、どのように解決しているのでしょうか。  二点目、小中学校における教員の加配の状況はどうなっているのでしょうか。  三点目、学習指導要領において、各校に道徳教育推進教師を置くとありますが、現在の市内の配置状況をお尋ねいたします。  次に、小中学校の教科書選定に関してでございます。  一点目、公平な基準で選定が行われているのでしょうか。  二点目、教科書用図書選定委員会の構成はどうなっているのでしょうか。  三点目、市の独自色を出すため、共同採択地区を返上してはどうでしょうか。  次に、市立幼稚園に関してでございます。  一点目、市立、つまり公立幼稚園を廃止し、民間に移行してはどうか。  次に、市立幼稚園に通う園児の数をお尋ねいたします。また、市内の幼稚園に通う全園児の何%に当たるかもあわせてお尋ねいたします。  次に、美しい宇佐市に向けてであります。  一点目は不法投棄の実態をお尋ねいたします。  二点目はポイ捨て禁止条例を設置してはどうかということをお尋ねいたします。  次に、固定資産への課税、算定に関して。  一つ目、公平かつ公正に行われているとの認識かどうか。  二点目、敷地内の物置等、あいまいな基準での課税になっているという声を聞いております。これはもっと明確にすべきではないかということをお尋ねいたします。  最後に、街路灯の設置に関してです。  一つ目、設置の際の補助率が低く、自治会の大きな負担となっております。補助率改定の考えをお尋ねいたします。  二点目、現状、新規設置にしか補助がない。既存街灯のLEDへの切りかえにも補助をすべきではないかとお尋ねいたします。  以上で私の一回目の質問を終わります。御答弁、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  六項目め、街路灯の設置に関しての一点目、設置補助率改定の考えはについてと、二点目、既存街灯のLEDへの切りかえにも補助すべきではないかにつきましては、関連がございますので、一括して答弁をいたします。  現在、市では、宇佐市安全安心まちづくり事業補助金交付要綱に基づき、市内各自治会が防犯灯を新設する際に、当該経費の二分の一(ただし、六千五百円を上限といたしております)を補助金として交付をいたしております。  しかし、これからは、環境への取り組みを含めて、LEDによる防犯灯設置を推進していく必要があることから、新たにLED防犯灯の新規設置のみならず、既存防犯灯のLEDへの切りかえも補助対象とすることといたしました。  制度改正に当たっては、できるだけ自治会の負担が少なくなるよう、新設、切りかえともに、当該経費の三分の二(ただし、上限を二万円といたしております)を補助金として交付したいと考えており、平成二十四年度当初予算に、二百五十基分を予算計上いたしておるところであります。  今後とも、宇佐市の安全安心なまちづくりに、より一層努めてまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの小中学校の教科書選定に関してを、教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。  一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、小中学校の教科書選定に関しての一点目、公平な基準で選定が行われているのかについてですが、教科書の選定に当たっては、国の義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律に基づき、県の大分県教科用図書選定審議会の組織及び運営に関する規則にのっとり、公平な基準で選定が行われています。  選定までの具体的手順等についてですが、大分県教科用図書選定審議会の組織及び運営に関する規則では、宇佐市は、豊後高田市とともに、宇佐高田地区としての地区指定となっています。このため、宇佐高田地区採択協議会を設置して、大分県教育委員会と連携しながら、検定済み教科書すべてにおいて、教科共通、教科独自の観点で調査をした結果をもとに、この協議会において公平な基準で選定しております。  二点目、教科用図書選定委員会の構成はどうなっているのかについてですが、教科用図書の選定における宇佐高田地区採択協議会の委員の構成については、採択地区内の宇佐市、豊後高田市の教育長、教育委員長、学識経験者、PTA代表の計七名で構成しております。  三点目、市の独自色を出すため、共同採択地区を返上してはどうかについてですが、教科書は、選定済み教科書の中から採択するものであり、また、先ほど御説明したとおり、宇佐市は、豊後高田市との二市だけでの地区指定となっていて、これまでのところ、両市の見解に大きな相違や対立もないと認識しておりますので、引き続き、現在の無償給与される教科書の中から共同採択地区において選定すべきと考えています。  なお、教科書とは異なる副読本等については、双葉山の漫画や安心院の昔話、郷土を学べる「わたしたちのすむまち」など、宇佐市の理解を含められるものを活用しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの学校教育に関してと三項目めの市立幼稚園に関してを、教育次長 石田純治君。 ◯教育次長兼管理課長(石田純治君)教育次長の石田純治です。  一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、学校教育に関しての一点目、学校と保護者のトラブルの報告及び解決についてですが、学校におけるトラブルの報告については、学校長より報告がございます。また、保護者からの訴えが、直接、教育委員会のほうにもございます。このような場合は、保護者へ丁寧な説明を行い、学校長と連絡して、トラブルの解決ができるよう努力をお願いしているところです。また、法的な判断が必要と思われる場合は、顧問弁護士に相談しながら対応しているところです。  二点目、小中学校における教員の加配状況についてですが、公立小中学校の教職員については、その給与は県が負担しており、その負担の三分の一相当額は国が負担しております。そのため、国庫負担の対象となる教職員の数については、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、いわゆる義務標準法の規定に基づいて算定されます。  これは、大きく基礎定数と加配定数に分けられており、まず、学校長や学級担任等の基本的な教職員定数として基礎定数が学校数、学級数や児童生徒数に基づいて一定の計算式で算定されます。この基礎定数に追加して、小人数指導、複式学級解消や習熟度指導など、児童生徒の学習をきめ細かく指導するための教職員や、いじめ・不登校や障がい児などへの個別の支援や配慮が必要な児童生徒への対応のための教職員などについて、国が県からの要望を踏まえて配分する加配定数があり、与えられた加配定数を県は各学校に実情などを踏まえて配置するものです。  この加配定数については、教育委員会では、毎年、各学校からの申請をもとに、少しでも多くの加配定数の配分が得られるよう、県教育委員会に要望を行っているところです。  宇佐市においては、平成二十三年度では、小学校に二十八名、中学校に二十名の教職員が加配定数として配置されています。しかしながら、これらの国・県の負担による加配定数の本来の教職員数では、市内の各小中学校の実態に沿った教育課題への対応のためには不十分であると考えており、市独自に市の負担で障がい児童等へのきめ細やかな対応をするための特別支援教育支援員二十四名や、生徒数が少ないために、国の基準では複数学年が一つのクラスとなる複式授業を解消して、各学年一クラスを維持するための教職員九名などを、国庫負担の枠とは別に独自配置しているところです。  三点目、各校の道徳教育推進教師の配置状況についてですが、平成二十年に告示された新学習指導要領では、各学校において、校長の方針のもとに道徳教育の推進を主に担当する教師(道徳教育推進教師)を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開するため、道徳教育の全体計画と道徳の時間の年間指導計画を作成するものとされています。このため、宇佐市においても、小学校では平成二十三年度、中学校では平成二十四年度より、すべての学校において道徳教育推進教師を定め、年間指導計画を作成し、全教育活動を通じて道徳教育を行っているところです。  次に三項目め、市立幼稚園に関しての一点目、市立幼稚園を廃止し、民間に移行してはについてですが、現在、市立幼稚園は、休園している津房幼稚園を含め三園あります。  平成二十三年三月に策定した宇佐市行財政改革ビジョンでは、平成二十一年度までの計画であった宇佐市行財政改革プランに引き続き、民間の技術や運営能力などのノウハウの活用について検討することとしており、特に公共サービスの質的向上や効率化などが見込まれる分野においては、民間移管、民間委託、指定管理者制度の活用など、施設の運営形態、施設管理のあり方を検討することとしております。その中で、浄水場、保育園、公民館や御指摘の市立幼稚園などについては、行財政改革プランに引き続き、今後も施設の運営形態について検討することとしております。  二点目、市立幼稚園に通う園児数は。また、市内の幼稚園に通う全園児の何%かについてですが、平成二十三年度は、四日市幼稚園には、四歳児が十名、五歳児が二十三名で、合計三十三名が通園しており、長洲幼稚園には、四歳児が四名、五歳児が二名で、合計六名が通園しております。合わせて三十九名となっており、平成二十三年度の市内幼稚園に通う四歳、五歳の全園児数二百四十二名に占める市立幼稚園の園児の割合は、一六・一%となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの美しい宇佐市に向けてと五項目めの固定資産への課税、算定に関してを、市民生活部長 田中豊昭君。 ◯市民生活部長兼市民課長(田中豊昭君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の田中でございます。  一番 後藤議員の一般質問にお答えします。  四項目め、美しい宇佐市に向けての一点目、不法投棄の実態はについてですが、宇佐市においても、道路沿いや空き地、山林、河川等への不法投棄が見受けられます。不法投棄の実態としては、通報等により市が確認したものだけで、平成二十一年度は二十件、平成二十二年度は三十件ありました。市といたしましては、青パトによるパトロールの実施や自治委員、保健所、警察等の関係機関と連携をとりながら看板等の設置を行い、特に不法投棄が多発している山林や海岸地域につきましては、重点的にパトロールの実施や監視カメラの設置等により防止を図っているところであります。  今後とも、不法投棄禁止の看板設置、監視カメラの設置、青パトによるパトロール、広報等による啓発など、不法投棄防止に向けた取り組みを強化してまいりたいと考えています。  次に、二点目、ポイ捨て禁止条例を設置してはどうかについてですが、いわゆるポイ捨て禁止条例とは、空き缶やたばこの吸い殻などのポイ捨て等について禁止し、それに従わない者に対して市が指導等を行う権限を認めるとともに、美観保全上必要な一定の地域において、違反する者に対して、過料等の罰則を科すものでございます。  県内では、大分市、日田市、豊後高田市などで条例化されていると承知をいたしております。ポイ捨て禁止条例は、市民等に対するポイ捨て禁止の意識を高める効果が期待されるところですが、罰則を伴うものですので、その対象となる地域の適切な範囲について考慮する必要があり、また、違反の取り締まりをどのように行って実効性を担保するのか考慮する必要があるなど、制定に当たっては、市民の皆様の御理解を含めて議論をいただくべき課題であると考えております。  引き続きまして、五項目め、固定資産の課税、算定に関しての一点目、公平かつ公正に行われているとの認識かどうかについてですが、固定資産税の課税については、地方税法第三百五十九条の定めにより、賦課期間とされている一月一日現在において、その物件が課税客体となるかを判断するもので、その課税後の算定については、地方税法第三百八十八号第一項の規定により、総務大臣が定める固定資産評価基準に基づき行っているものです。  課税対象の把握及び評価については、当然ながら、公平公正に行うものでありますし、その価格に不服のある場合には、固定資産評価審査委員会に対して審査を申し出ることができる制度となっており、公平性の担保が図られる仕組みになっていると考えております。  最後に、二点目、敷地内の物置等、あいまいな基準での課税になっている。明確にすべきでないかについてですが、建物の課税については、不動産登記法の建物とその意義を同じくするものを基準に課税を行うものとされています。不動産登記法の建物とは、不動産登記規則第百十一条において、「屋根及び周壁またはこれに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない」とされています。この基準に従って、一般的に、一、屋根及び周壁を三面以上囲っているものであること、二、基礎もしくは基礎と同等と判断できる施工がされていること、三、一定の用途に供することが可能であることのすべての要件が備わっていれば、課税客体であると判断するものとされています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、学校教育に関しての一点目で、学校と保護者とのトラブルの報告は校長より上がってくるということですが、昨年度は、宇佐市内でのトラブルの報告は何件ありましたでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉でございます。後藤議員の再質問にお答えします。  ただいま、ここに資料を持ち合わせておりませんので、件数については、現在、ここでは把握できておりません。資料としては課のほうにございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)私がですね、これを質問させていただいた意図は、教師をですね、トラブルがあったときに、守る体制がないと、結果的に、教えていただく立場の子供に大きな影響があるというふうに考えております。  といいますのは、人間と人間とのトラブルが一番人間が不安に抱えやすい精神疾患のもとになったりとか、意欲が落ちやすいということになるんですけれども、現状で、今、モンスターペアレントとか本当に理不尽な要求をされる方が全国的にも多々いるというふうに聞いております。その中で、きちんと守る体制をつくると。そうすることが、結果的に子供たちを、教育の面でよりよい教育を受けることができ、そして、また、教える教師の方々にも、自分が健全な気持ちで自分の職務に当たることができるというふうに考えております。  この宇佐市でですね、トラブルがあって、現状で顧問の弁護士の方に相談されたりとかいうことを回答でいただいたんですが、きちんとしたそういう第三者機関的なものをつくる考えというのはありませんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  保護者からの訴えによるトラブルということでございますけれども、その多くは、やはり保護者が持っている価値観、あるいはニーズというのが大変多様で多種でございまして、そのニーズをまずはお聞きをするというのが原則になると思います。  この中で、やはり第三者機関、あるいはそういう顧問弁護士等に相談を必要とするものについてもございますけれども、まず、学校には、校長以下教師がございます。そして、学校のPTAの方々がございます。そして、学校評議員の方々がございます。学校を取り巻くさまざまな関係者の方がございます。そして、教育委員会がございます。  このような中で、できるだけ丁寧に説明を申し上げることによって、ほとんどのトラブルというのが解決をすると思っております。ただし、やはり場合によっては、不当と思われる要求等がございました場合には、県教育委員会の関係各課、あるいは顧問弁護士等へ相談をさせていただきながら対応させていただいているところでございますので、学校の中といいますか、関係者の中で、そういう学校支援ができる体制をつくっていくということも一つの考えであろうと思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)前向きな御意見をいただきました。結果的に解決に至ったとしても、その期間、例えば長期間要することであれば、非常に大きなストレスを抱えることになると思います。ですので、ごく常識的に考えられる対応等はもちろん、現場の教師の方がされるべきだと思うんですけれども、これは明らかに不当だな、これはおかしいなということに関しては、そのままその教師の方が対応せずに、第三者機関、もしくは教育委員会でつくられた機関に対してですね、丸投げをすると。それで対応してあげるということがですね、現場の教師の方が全力で教育に力を注げる環境になるのではないかなというふうに思います。  実際にですね、東京都もモンスターペアレント対策で、そういう組織もつくっておりまして、同時に、手引書を作成しているそうです。こういう要求が来たときには、こういう対応をしたほうがいい。いわゆるQ&Aです。Q&Aを作成することによって、それを見ることによって、こういうふうに対応すれば間違いがないという対応の仕方を、今後ですね、教育委員会、もしくは教育課で検討していただくことも大切なことではないかなというふうに思います。福井市のほうも、そのようにされているそうです。  各学校ですね、そのように各地域、取り組んでいるところがございますので、それはぜひ力を入れていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)議員の今お示しいただきました具体的な事例については、研究をさせていただきたいと思います。  ただ、教師が子供たちの前に立つとき、その後ろには必ず保護者さんがいます。やはり教育をするに当たっての信頼関係というのがベースになるのではないかと思います。教師と子供、それから教師と保護者さんの部分でありますし、もちろんそこには地域の方々もおられるんだろうと思いますけれども、そういうところとのすみ分けが必要になるんだろうなと。そこと一緒に信頼関係をつくりながら教育をしていかなければならない。ここは、やっぱり教師の研修として必要な部分でもありましょうし、これは学校の中で解決できそうにない部分だろうというところのQ&Aなり、対応するための第三者機関については、研究をさせていただきたいと思います。  以上でございます。
    ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)ぜひ、研究をよろしくお願いいたします。  それとですね、トラブルの報告等に関連するんですが、やはりそういう不当要求とかそういった問題は、保護者のですね、モラルの低下も考えられますし、子供に対しての責任感の欠如みたいなものも同時に考えられると思います。  私もこの質問書には保護者というふうに書いているんですけれども、ある方がですね、このように言いました。保護者と書くから責任がなくなるんだ、保護責任者にするべきだということをおっしゃっていました。責任がないと。ですので、今後、検討していただきたいんですけれども、例えば、市が保護者の方へ向けて発行することに関して、もう名は体をあらわすと言いますので、保護責任者という形で統一してはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)文言については、検討させていただきます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)ぜひ検討をよろしくお願いいたします。  次に、小中学校の加配の状況に関してです。これをですね、質問させていただいた意図は二つあります。まず一つは、教職員の方の負担の軽減という意味があります。こちらにですね、精神疾患で休職の職員が、昨年、二〇一〇年度ですね、全国で五千四百人いらっしゃるそうです。もし宇佐市でこの人数がわかれば、教えていただきたいんですけど。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)精神疾患での休職者につきましては、三月一日現在でございますけれども、五名でございます。失礼しました。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)それとですね、もう一点は習熟度別ですね。先ほどの回答の中でも、習熟度別に教育ができるようにということで、県の加配プラス市が独自に加配を行っているというふうにお伺いしたんですけれども、現在の市内の各校で、習熟度別で授業が行われている学校が何校あるか教えていただけますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  指導法工夫改善の加配措置がされている学校でございまして、これは小学校で八校、中学校で五校でございますけれども、これは加配措置をされていますので当然行っているものでありまして、それ以外の学校においても、教職員の組み合わせによりまして、学年によって行っているところ等がございまして、ほぼほとんどの学校で少人数等が実施されております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)特に本年度、この二十四年度ですね、加配がふえるという、たしか御回答にあったと思うんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)市費による加配措置についてお答えをさせていただきます。  先ほどの件につきましては、県費派遣の指導工夫改善でございましたので、市費については、小学校で、二十四年度につきましては、十二名の複式授業を改善するための臨時講師を派遣しております。もう一つ、中学校のほうに、四名の学力向上コーディネーター事業といたしまして、四名を派遣をすることを予定しております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)これからもですね、ぜひ加配を、県では不十分であるならば市でも独自に行っていただいて、習熟度別にやっていただきたいなと思います。といいますのは、習熟度別でない場合は、どうしても中間に合わせますので、できる方はおもしろくない、できない方はわからないという状況があります。徳田議員さんもおっしゃった学習の能力向上という面では、これは本当に必要不可欠ではないかなというふうに思っております。ぜひ、よろしくお願いいたします。  次にですね、三点目、学習指導要領において、(二)道徳教育推進教師を置くという質問に対しまして、二十三年度は小学校へ配置、二十四年度は中学校ということなんですが、二十三年度、もう間もなく終わろうとしていますけれども、道徳教育推進教師を置いて、どのような変化があったか。また、検証はどのように行われるのか、お教えいただけますでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  平成二十三年度小学校年度当初から推進教員を指名をして、全体計画、それから指導計画等を作成をして、今一年やってきたばかりでございまして、今のところ、こういう教育効果があったということを申し上げる材料がございませんけれども、ただはっきりしていますものは、全体計画もすべての学校でつくって、それから指導計画についてもすべての学校でつくっていると。こういう状況でありますので、この結果については、この一年を経過した後、検証させていただきたいと思います。  中学校につきましては、二十四年度からの推進教師の設置ということになります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)ぜひですね、検証をきちんとしていただきたいなと思います。といいますのは、これはもう、現在ではないんですけれども、以前、教員を勤められていた方に、私、お話を伺ったことがありまして、道徳教育は一応行われている。行われていることになっていると。ただし、各担任の教師の方の判断にゆだねられているので、強く道徳教育をやろうという教員の方もいらっしゃれば、ほとんどされてない方もいらっしゃるということを伺ったことがあります。  せっかくですね、道徳教育推進教師を置くということが、当市でも二十三年度からになりましたので、ぜひこれは実地検証を強力に推進していただいて、形骸化しないようにしていただければと思います。  それとですね、同時に、道徳教育のところで関連で伺いたいんですけれども、いわゆるジェンダーフリー、性差別の撤廃というんですか、ジェンダーフリーの教育は、私はですね、今ちょっと行き過ぎたところがあるのではないかなというふうに感じております。市内では、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  議員が御指摘の行き過ぎた部分という具体がわかりませんので、ちょっとお答えをすることができないなと、今、思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)私は宇佐市の状況はちょっと把握してないんですけれども、いわゆるジェンダーフリーというのは、男らしく、女らしくというのがよくないということの考えだそうです。例えば、男は強くとか、あと女性に優しくするとか、女性は女性らしく優しくとかですね、そういうことは男性、女性に限らないんだから、そんなものは関係ないと、人間らしくでいいんだということをおっしゃる教育だそうです。  男女共同参画ということでされているそうなんですが、ただし、男らしくとか女らしくというのは、世論調査では、八割の方がそれは肯定すべきだというふうに言われているそうです。二割の方がそうでないと。その二割の方の意見を取り入れて、ちょっと偏向的な教育がされているんじゃないかなというふうに感じるところがあります。  例えば、学校でも、具体例を挙げます。名簿も男女別にしなくて、全部混合でもう五十音順にするとか。あとは、ちょっとど忘れしましたけど、とにかく、もう男性、女性の区別を全くなくしていこうという考えだそうなんですけれども、私はですね、この考え方自体、らしさをなくしていくということは、道徳の崩壊につながっていくおそれが大いにあるというふうに私は考えます。  例えば、男らしく、強く守っていくとかいうところを、そんなの関係ないとするとですね、例えば、男が女性に優しくするのであれば、DVだめですよとかですね、女の人に手を上げてはだめなんですよという教育がなされないと、平気で手を上げる人もいるかもしれない。  そういうことを、男らしく、女らしくということも、変なところでですね、固執するのではなくて、世間一般的に常識であると、望ましいとされることに関しては推進していくべきだと。ジェンダーフリーというのは、少しおかしいので、私はぜひそれを一度ですね、見直していただきたいというか、検証をしていただきたいと要望をいたします。  次に、小中学校の教科書選定に関して質問をいたします。  一番の公平な基準で選定が行われているのかということなんですけれども、回答ではですね、当然、公平に行われていると。教育委員会で最終決定をするようになっていると思うんですが、宇佐市のですね、学校管理規則のところでちょっとおかしい文面があるんです。  教育委員会が選定するということになっているにもかかわらず、宇佐市立学校管理規則のところでは、第十三条のところに、「学校の教科用図書は、文部科学大臣の検定を経た教科用図書または文部科学大臣において著作権を有する教科用図書で校長が選定し教育委員会で採択したものを使用しなければならない」と。これはですね、学習指導要領に、全くそんなことはうたわれてないんですね。「校長が選定し」となっています。これはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えをいたします。  議員が御指摘のとおりですね、この学校管理規則第十三条、教科書についてなんですけれども、これは表現がですね、県立学校に準じた形での表現になっておりまして、恐らくこの管理規則をつくるときに、「校長が選定し」というのを県の準則として記述したままになってございまして、実は、今の教科書採択までの流れにおきましては、この規則では当てはまっておりません。  これについては、義務教育制の小中学校では、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律、無償措置法といいますけれども、これが優先されまして、選定は、宇佐高田地区採択協議会の選定ということになります。したがいまして、この規則につきましては、事実といいますか、無償法に関する部分との相違がございますので、上違法に基づきまして見直し、改定を行う準備をしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)そういうちょっと矛盾したところがあるということは、私も調べてわかりました。  それとですね、実際、教育委員会で選定するということになっているんですけれども、実際のところは、審議会が答申したものに対してお墨つきを与えると。特に大きな議論はなく、そのまま選定になっているという状況であるというふうに推測するんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  選定は、宇佐高田地区教科用図書採択協議会というところで選定を行います。で、採択につきましては、宇佐市教育委員会で採択を行うものでございます。もちろん採択協議会の中ですべての教科書の調査結果が報告をされます。そして、採択協議会の中で選定を行い、それをそれぞれの市町村に持ち帰りまして教育委員会で採択をするという流れになってございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)いわゆる共同採択地区というのがですね、例えば、教科書を選定するにおいても、いろいろ選びにくいとかですね、そういう状況になっているというふうに聞くことがあります。例えば、宇佐市は高田と同じ採択地区になっているんですけれども、例えば、豊後高田よりもですね、人口が少ない津久見市は単独になっています。ほとんどの地区は単独になっております。中津も前回合併を経てですね、単独地区になりました。  この採択の問題に関してもですね、私の認識ではもっと表にですね、公表されるべきであるというふうに思います。教科書というのは子供を教える最も大事な柱になるべきものだと思いますので、文科省の指導の中でも公平にだれがどういう責任において選定したのかということをもっと公表しなさいというふうに、ここにも書いております。これを宇佐市でもですね、もっと公表していくべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)お答えいたします。  選定に入る前に調査研究というものがございます。この教科書につきましては、二十四年度、来年度ですけれども、中学校用教科書が改訂をされます。指導要領の改訂とあわせて、二十年ぶりの教科書を含めた改訂になります。したがいまして、この教科書につきましてはですね、実は六十六種、百二十七点のそれぞれの部分を調査研究をいたします。調査研究に当たっては、それぞれのすべての教科書の特色について調査した研究が記されるわけですけども、この調査研究というのが、県教委は県教委で行いながら、県教委の調査結果も参考にしながら連携をして、調査研究が行われます。  中学校におきまして、六十六種、百二十七点を調査研究をするということになりますと、実は、県のほうでは、三日間ほど缶詰で夜までやるということなんです。そうなりますと、調査研究におきまして、非常に大変な労力を使うということになります。  したがいまして、単独地区でやるということになりますと、かなり調査研究の結果といいますか、特徴を書き込むというのが非常に厳しい状況があります。まずこの調査研究で非常に時間を使うというところを御理解をいただきたいと思います。次に、調査研究をした後、採択協議会のほうに、研究員のほうから報告がございますけれども、その中で、一々また議論を重ねていくわけでございます。そこで選定を行う。  高田と宇佐で共同して行うわけですけれども、これについて、今のところ、大きな差異もございませんし、同一の居住地域におきまして、転居等がありましても、同一の教科書のほうが便利ではなかろうかというところで、今は、同じ地域での採択協議会というところで選定をいたしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)議長、最後にもう質問ではなくてですね、ちょっと述べたいことがあります。  私は、何で今回、教科書の問題を取り出したかといいますと、今、ちまたでも言われております、自虐史観、事実では必ずしもないであろう、はっきり確定してないことまで教科書に載っているものが多々あります。私もいろいろ教科書を調べました。これは多分御存じだと思うんですけれども、日本が敗戦した後ですね、ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラムといいまして、日本人に対して戦争の罪を植えつける計画、これが占領軍の最も大きな柱の一つであったと。日本は悪いことをしたんだと。それをすることによって、日本人の精神を弱らせて、再び日本が脅威にならないようにしていくと。これは調べていただいたらわかります。ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラムがあって、私は現在に至っているというふうに認識しております。  ですので、勉強すればするほど、国のことが嫌いになるとか地域のことが嫌いになるよではよくないと思います。ほかの国でもそういう教育は一切しておりません。ですので、教科書の選定に関して、さまざまな意見を取り入れながら、ぜひ公正な教科書を選んでいただく方向に持って行っていただければというふうに要望して、教科書の問題は終わります。  次に、市立幼稚園に関してでございます。  現在、廃止ということはすぐに考えてないということの回答なんですけれども、現在ですね、三十九名の方が公立、市立幼稚園に通われていると。定員を私調べたんですが、四日市で六十名、長洲でも六十名、そして津房でも六十名、計百八十名が定員だそうなんですが、現状では三十九名であると。ということは、定員の約二割にしか達していない。ただし、予算はたしか約三千万円ぐらいだったと思うんですけれども、その費用が使われているということです。  すべてを効率だけで言うのはよくないとは思うんですけれども、定員に対して二割の現状しかないということであれば、その点は効率的にその分を民間のほうに委託するほうが、財政のためにも、また、教育の時間とかですね、内容に関しても、民間のほうが私はすぐれているというふうに感じております。これはちょっと語弊があるかもしれませんが、そう感じておりますので、また、そのあたりは検討していただけませんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えします。  まず、三園の現状につきましては、確かに定員に満たない状況というのが継続して続いていることは事実でございます。その上で、今、市立幼稚園のほうでは、特色を生かして園の経営をしているところでございますけれども、来年は、長洲幼稚園のほうも希望者が若干増加する傾向にございます。その中で、今すぐ民間委託、民間移管ということというのは、非常に難しいところではないかと思います。  公立幼稚園の場合ですね、実はほとんどが小学校と隣接をしておりまして、小一に入るときの移行というのがスムーズに行われるというのがまず第一点、利点がございます。それから、二点目として、支援を要する子供たちがございまして、この保護者さんたちの要請というのがあります。そういうところを含めまして、希望者が若干長洲では増加します、四日市では若干減少しますけれども。その部分でのすぐの移管というのは難しいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯一番(後藤竜也君)最後、ちょっと時間がございません。  私の提案としてはですね、今、現状ある幼稚園をそのまま児童館に転用してはどうかというふうに思います。そうすると新たに建設する必要もないということで、それが提案です。  あと、もう最後に、一括して私の意見だけ申し述べます。  美しい宇佐市に向けてということで、ポイ捨て禁止条例、これは議論があるかと思いますけれども、宇佐市はごみとかそういうモラルの低下に対してきちんと宣言する、そういうものは一切なくすということをぜひ宣言したいものであります。  固定資産への課税に関しては、例えば、相談した人がそのまま課税されて、相談してない方がそのまま見過ごされて課税されてないとか、あとは、物置を置いたときに、あいまいな基準で、どっちか見てみないとわからないということではなくて、もう明確に、こうなれば……。以上で質問を。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で後藤議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日七日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  なお、本日、音声の不調により、会議が中断いたしましたことをおわびを申し上げたいと思います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間ありがとうございました。              散会 午後四時三十五分 宇佐市議会...