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2011年03月08日 平成23年第2回定例会(第3号) 名簿
2011年03月08日 平成23年第2回定例会(第3号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2011-03-08
    2011年03月08日 平成23年第2回定例会(第3号) 本文


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    2011年03月08日:平成23年第2回定例会(第3号) 本文 (289発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (三日目)              再開 午前十時〇二分 ◯議長(浜永義機君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十五名で、地方自治法第百十三条の定足数に達していますので、議会は成立をいたしました。  これより二月二十八日をもって招集されました第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっています。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(浜永義機君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。   市政一般に対する質問(平成二十三年三月八日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨      │答弁を ┃ ┃      │                        │求める者┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃一番    │一、まもなく待ちに待った光ケーブル網が整備   │市長及び┃ ┃辛島光司君 │ され、地域間での情報格差という点では最終   │担当部課┃
    ┃      │ 列車にかろうじて乗れたという状況だと思う。  │長   ┃ ┃      │ これからの地域間競争という場では、最低限   │    ┃ ┃      │ の装備は出来たものの、あくまでも情報通信   │    ┃ ┃      │ のインフラ整備であり、本当の意味の競争で   │    ┃ ┃      │ は自治体間のソフト面での勝負となるのは明   │    ┃ ┃      │ らかであります。利用促進も含め、ソフト面   │    ┃ ┃      │ からなる今後の推進計画やビジョン等は。    │    ┃ ┃      │二、入札制度について              │    ┃ ┃      │ (1) 一般競争入札において、最低制限価格での  │    ┃ ┃      │   くじ引きが多いと聞いているが割合は。   │    ┃ ┃      │ (2) 地場企業育成は地域にとって必至の課題だ  │    ┃ ┃      │   が、入札制度・契約等においてどのように  │    ┃ ┃      │   配慮、又は導入されているのか。      │    ┃ ┃      │ (3) 市内・県内・県外、今現在どのような基準  │    ┃ ┃      │   で入札範囲を設定しているのか。      │    ┃ ┃      │三、『人を育てることが、未来への投資の第一   │    ┃ ┃      │ 歩』と考え、投資をするなら伸ばすべき箇所・  │    ┃ ┃      │ 分野であるべき。そういった考え方に立って、  │    ┃ ┃      │ 宇佐市独自の方針や施策は。          │    ┃ ┃      │四、環境問題について              │    ┃ ┃      │ (1) 生活排水がどの程度海に流されているのか。 │    ┃ ┃      │   海に対する影響はどの程度なのか。市民の  │    ┃ ┃      │   方が、自分の流す生活排水と海の関わりを  │    ┃ ┃      │   どの程度認識しているのか。        │    ┃ ┃      │ (2) 環境問題について、教育現場や住民に対し  │    ┃ ┃      │   ての啓発活動の取り組みは。        │    ┃ ┃      │五、情報発信において、宇佐市のホームページ   │    ┃ ┃      │ はまだまだ改良の余地が多くあるようだが。   │    ┃ ┃      │ 今後、議会中継などが始った場合など想定す   │    ┃ ┃      │ ると、アクセスも増えるだろうし、市のホー   │    ┃ ┃      │ ムページの在り方、アイディアなど幅広く議   │    ┃ ┃      │ 論したらどうか。               │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃二十番   │一、文化財保護について             │市長・部┃ ┃高橋宜宏君 │ (1) 文化財に恵まれた宇佐市は、一九七六年に  │長及び担┃ ┃      │   全国に先駆けて文化財保護都市を宣言し、  │当課長 ┃ ┃      │   文化財を生かしたまちづくりをすすめてい  │    ┃ ┃      │   る。文化財の豊富さは宇佐市のプライドと  │    ┃ ┃      │   なっているし、私の市議出馬の原点ともなっ │    ┃ ┃      │   たのが川部遺跡の保存運動だった。今後、  │    ┃ ┃      │   宇佐市の文化財保護行政についてどう取り  │    ┃ ┃      │   組んでいくのか。             │    ┃ ┃      │二、地域商業について              │    ┃ ┃      │ (1) 最近の「商業統計調査」では、事業所数、  │市長・部┃ ┃      │   従業者数、年間販売額のすべてが〇四年と  │長及び担┃ ┃      │   比べて減少。中でも従業者の少ない事業所  │当課長 ┃ ┃      │   の数が目立って減っており、大規模業者が  │    ┃ ┃      │   増える一方、零細業者が廃業に追い込まれ  │    ┃ ┃      │   ている現状が数字の上で浮き彫りになって  │    ┃ ┃      │   いる。宇佐市の空き店舗率、事業所数、従  │    ┃ ┃      │   業者数、年間販売額の推移は。       │    ┃ ┃      │ (2) 時枝前市長は二〇〇五年八月十二日、イオ  │    ┃ ┃      │   ン九州(本社、福岡市)が宇佐市に大型店出  │    ┃ ┃      │   店を計画している問題で、同社から提出さ  │    ┃ ┃      │   れた建設予定地(上田・畑田地区)の農業振  │    ┃ ┃      │   興地域の除外申請を却下すると発表した。  │    ┃ ┃      │   これにより、イオン九州は宇佐市ヘの出店  │    ┃ ┃      │   ができなくなった。その後、〇八年九月定  │    ┃ ┃      │   例会で同地区から柳ヶ浦地区における「用  │    ┃ ┃      │   途地区の見直しに関する請願書」が採択さ  │    ┃ ┃      │   れている。宇佐市は今後これらの地区の用  │    ┃ ┃      │   途変更をどう考えているのか。       │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃十番    │一、施政方針について              │市長及び┃ ┃三浦長男君 │ (1) 保護者が疾病などにより児童の養育が一時  │担当部課┃ ┃      │   的に困難になった場合に利用できる「子育  │長   ┃ ┃      │   て短期支援事業」を開設するようだが、既  │    ┃ ┃      │   存の一時保育とどう違うのか。       │    ┃ ┃      │ (2) 地域の学校を支援する「学校支援地域本部  │    ┃ ┃      │   事業」に取り組むとあるが、これまでの活  │    ┃ ┃      │   動内容と教職員や支援員の反応は。     │    ┃ ┃      │二、「やすらぎの里」に続いて「道の駅 いんな  │市長及び┃ ┃      │ い」も提案された指定管理者が議会の同意を   │担当部課┃ ┃      │ 得られなかった。外部の人も選定委員になっ   │長   ┃ ┃      │ ていただいているだけに残念である。改善策   │    ┃ ┃      │ は。                     │    ┃ ┃      │三、去る一月三十一日に行なわれた「子ども議   │市長及び┃ ┃      │ 会」に参加した子ども達には地方自治を学ぶ   │担当部課┃ ┃      │ 良い機会になったであろうし、なによりも忘   │長   ┃ ┃      │ れ難い経験になっていると思われる。提言さ   │    ┃ ┃      │ れたことが一つでも実現できたら励みになる   │    ┃ ┃      │ と思われるが。                │    ┃ ┃      │四、鷹居公園は低木や下枝が切られ、立ち木の   │市長及び┃ ┃      │ 間から外の景色が見え、長い暗い夜が明けた   │担当部課┃ ┃      │ ような気分である。市民の憩いの場所として   │長   ┃ ┃      │ 進入路やトイレの整備計画は。         │    ┃ ┃      │五、民主党政権になり高等学校の授業料の無償   │教育長及┃ ┃      │ 化が始まった。市が関与している奨学金制度   │び担当部┃ ┃      │ について、給付額や人数について変更はない   │課長  ┃ ┃      │ のか。                    │    ┃ ┃      │六、教育環境の整備について           │教育長及┃ ┃      │ (1) 昨年の夏は異常な高温日が続き、消防庁に  │び担当部┃ ┃      │   よると熱中症で救急車を利用した人は前年  │課長  ┃ ┃      │   の四倍であったと言う。教室で過ごす子ど  │    ┃ ┃      │   も達は人いきれも加わり想像を絶する暑さ  │    ┃ ┃      │   であったであろう。対策は考えられている  │    ┃ ┃      │   か。                   │    ┃ ┃      │ (2) 生活様式の洋風化でトイレが洋式の家庭が  │    ┃ ┃      │   増えている。子どもの中には洋式しか使え  │    ┃ ┃      │   ない者もいると聞く。市内の学校での洋式  │    ┃
    ┃      │   トイレの設置率は。            │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃二番    │一、観光振興について              │市長・部┃ ┃中山実生君 │ (1) 地域の特性を生かした観光産業の振興は、  │長及び担┃ ┃      │   経済の活性化に向けた重要な政策課題だ。  │当課長 ┃ ┃      │   少子高齢化や人口減少が進む中、地域を訪  │    ┃ ┃      │   れる交流人口の増加と国内消費を促す観光  │    ┃ ┃      │   振興を”起爆剤”として地域に元気を取り  │    ┃ ┃      │   戻すべきと思うが、行政の考えは。     │    ┃ ┃      │ (2) 国内外の観光客を受け入れる体制の整備に  │    ┃ ┃      │   ついてどう思うか。            │    ┃ ┃      │二、市の実施事業について            │    ┃ ┃      │ (1) 市の実施事業について公の場で議論する宇  │    ┃ ┃      │   佐市外部評価(事業仕分け)を実施しては  │    ┃ ┃      │   どうか。                 │    ┃ ┃      │ (2) 事業仕分けを実施することで、事業の目的  │    ┃ ┃      │   や効果がより明確になり、職員自身の意識  │    ┃ ┃      │   改革にもつながると思うが。        │    ┃ ┃      │三、就職支援体制について            │    ┃ ┃      │ (1) 今春卒業予定の大学生の就職内定率が、過  │    ┃ ┃      │   去最低の水準となり、市内高校生の就職内  │    ┃ ┃      │   定率九十三.六%(二月二十四日現在)、  │    ┃ ┃      │   若者の雇用対策は最重要課題と思う。責任  │    ┃ ┃      │   ある対応と、有効な対策を打つべきである  │    ┃ ┃      │   と思うが。                │    ┃ ┃      │四、農業問題について              │    ┃ ┃      │ (1) 深刻な担い手不足、歯止めのきかない耕作  │    ┃ ┃      │   放棄地拡大など、日本の農業を悲観する材  │    ┃ ┃      │   料を挙げればきりがない。しかし、この分  │    ┃ ┃      │   野こそ、閉そくした日本経済を元気にする  │    ┃ ┃      │   可能性を秘めた一番槍だと指摘したい。行  │    ┃ ┃      │   政の考えを問う。             │    ┃ ┃      │ (2) 日本の国土の七割は中山間地だが、たとえ  │    ┃ ┃      │   こうした耕作条件が困難な場所でもかけが  │    ┃ ┃      │   えのない田畑を守る意欲に燃える人がいる。 │    ┃ ┃      │   いま大事なことは、こうした人々を全面的  │    ┃ ┃      │   に応援し、かつ着実に増やしていくための  │    ┃ ┃      │   体制づくりであろう。政治がリーダーシッ  │    ┃ ┃      │   プをとって、強力に、大胆に推進すべきと  │    ┃ ┃      │   思うが行政の考えは。           │    ┃ ┃      │ (3) 後継者ではなくても農村に移住して新たに  │    ┃ ┃      │   農業を志す人には、事業が軌道に乗るまで  │    ┃ ┃      │   生活支援策を講じるようなアイデアも意味  │    ┃ ┃      │   があると思うが行政の考えは。       │    ┃ ┃      │五、市有資産の有効活用について         │    ┃ ┃      │ (1) 庁舎や公共施設での自動販売機設置に関し  │    ┃ ┃      │   て一般競争入札による公募制を導入しては  │    ┃ ┃      │   どうか。                 │    ┃ ┃      │六、過疎地対策について             │    ┃ ┃      │ (1) 高齢化や近所の商店が閉まるなどの理由で  │    ┃ ┃      │   日常の買い物が困難な「買い物弱者」が増  │    ┃ ┃      │   える中、その対策として、ICT(情報通  │    ┃ ┃      │   信技術)を活用した買い物支援サービスが  │    ┃ ┃      │   注目されていると聞く。宇佐市でも実証実  │    ┃ ┃      │   験したらどうか。             │    ┃ ┃      │七、空き家対策について             │    ┃ ┃      │ (1) 全国の空き家は約七百五十六万戸で、総住  │    ┃ ┃      │   宅数に占める割合は約十三%に上り、一九  │    ┃ ┃      │   五八年の約三十六万戸から毎年増加してい  │    ┃ ┃      │   る。地域住民が犯罪や火災の発生、建物の  │    ┃ ┃      │   倒壊などを心配し、雑草の除去や樹木の伐  │    ┃ ┃      │   採を求めても、空き家が個人の私有物であ  │    ┃ ┃      │   る以上、自治体は手を出せないのが現実で  │    ┃ ┃      │   あろう。市として条例の制定について取組  │    ┃ ┃      │   む考えは。                │    ┃ ┃      │八、市立図書館について             │    ┃ ┃      │ (1) 昨年はアップルの「iPad」の発売を皮切り  │    ┃ ┃      │   に、電子化された書籍を手軽に閲覧できる  │    ┃ ┃      │   携帯端末が続々と登場し、注目された。全  │    ┃ ┃      │   国各地の公共図書館では、蔵書を電子化し  │    ┃ ┃      │   て二十四時間、三六十五日いつでも貸し出  │    ┃ ┃      │   しできるサービスの導入を検討し始めてい  │    ┃ ┃      │   ると聞く。宇佐市の考えは。        │    ┃ ┃      │九、逼迫する地方財政について          │    ┃ ┃      │ (1) 宇佐市を流れる川をホタルの舞う川にする  │    ┃ ┃      │   為に、すべての生活排水を一緒に浄化でき  │    ┃ ┃      │   る合併処理浄化槽を強く普及推進するべき  │    ┃ ┃      │   と思うが行政の考えは。          │    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ ◯議長(浜永義機君)まず、一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)皆さん、おはようございます。一番 辛島光司です。  二日目の一番目、元気よく質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。  まず一項目め、ケーブル網に関してですが、昨今、中東で民主化を求めるデモが世界じゅうを驚きとともに騒然とさせていることは皆さんも御存じかと思います。この世界的なトピック、出来事に、今回、通信網が大変密接に、また当たり前のようにかかわっています。  エジプトのデモでは、インターネットの交流サイト、フェイスブックを使ったたった一人の男性の呼びかけに反応した人々が原動力となって、あの大きなデモに発展したと言われております。  もはや人と人、人と情報を結びつけているのは、世界的に大きな流れの中で見ると、テレビでもなく、新聞でもなく、光網を使ったインターネットとなりつつあります。この流れは恐らく今後十年、二十年でもっと人々の生活に密接にかかわってくるものと世界じゅうでは当たり前のように考えられておるところであります。  その交流サイト、フェイスブックについて少し説明しますと、二〇〇四年、七年前、ハーバード大学で学生向けに始まった交流サイトが、わずか七年もたたないうちに登録者が五億人、一つのサイトの中にちょっとした国以上の人口が登録をしています。そして、七年前に立ち上がった会社が、今や時価総額二兆円企業ということになっております。ジーンズにパーカー姿の創業者で、現在、CEO、いわゆる取締役社長ですね、マーク・ザッカーバーグ氏。彼はまだ二十六歳。  そういった時代の潮流であり、日本をも取り巻く世界の環境はそういう中に今時代は突入していると言われております。  こういった中、間もなく待ちに待った光ケーブル網が整備され、地域間での情報格差という点では最終列車に辛うじて宇佐市も乗れたという状況だと思っております。これからの地域間競争という場では最低限の装備はできたものの、あくまでも情報通信のインフラ整備であり、本当の意味の競争では自治体間のソフト面での勝負となるのは明らかであります。今後の利用促進も含め、ソフト面からなる今後の推進計画やビジョン等をお伺いいたします。  二項目め、入札制度について。  一点目、一般競争入札において最低制限価格でのくじ引きが多いと聞いているが、割合は。現状を尋ねるものであります。  二点目、地場企業育成は地域にとって必至の課題だが、入札制度、契約等においてどのように配慮または導入されているのか。  三点目、市内、県内、県外等、今現在、どのような基準で入札範囲を設定しているのか。  三項目め、人を育てることが未来への投資の第一歩と考え投資をするなら、伸ばすべき箇所、分野であるべき。そういった考え方に立って、宇佐市独自の方針や施策は。  四項目め、環境問題について。  一点目、生活排水がどの程度海に流されているのか。海に対する影響はどの程度と考えられるのか。市民の方々が、自分の流す生活排水と海の現状とのかかわりをどの程度認識しているのか。  二点目、環境問題について、教育現場や住民に対しての啓発活動の取り組みをお尋ねします。  五項目め、情報発信というところにおいて宇佐市のホームページはまだまだ改良の余地が多くあると思います。これは、いろんな市外の方々の意見等を耳にする上でそういうふうに私も感じております。  今後、議会中継などが始まった場合などを想定すると、アクセスもふえていくでしょうし、これからの宇佐市のホームページのあり方、アイデアなど幅広く市民の声を聞く意味でも議論したらどうかなと思って質問いたします。  以上、第一回目の質問を終わります。よろしくお願いします。
    ◯議長(浜永義機君)それでは、辛島議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  一番 辛島議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、宇佐市のホームページについてでありますが、情報を発信する媒体としてのホームページの特性は、即時性が高い、発信エリアが広い、動画等の活用が可能、発信したい情報量や質を自由にコントロールできるなど、現在、宇佐市が有している情報発信媒体として最も効果の期待できるものと考えております。  現在のホームページは平成十五年に運用が開始され、平成十七年の合併時に一度マイナーチェンジを行いました。さらに、市長に就任後、一部改良いたしましたが、利用されている皆様や情報を提供する職員からも多くの意見をいただいており、議員御指摘のとおり、改良の余地があると認識をいたしております。  このような現状を踏まえて、平成二十三年度中にはリニューアルを行うこととしており、所要経費を当初予算に盛り込んだところであります。リニューアルに当たっては、今年度設置した広報戦略会議の中で検討していくこととしておりますので、議員御提案の点につきましても、その中で検討したいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、三項目めの人を育てることが未来への投資の第一歩についてを教育長 岡本省司君。 ◯教育長(岡本省司君)おはようございます。教育長の岡本でございます。  一番 辛島議員の一般質問にお答えします。  三項目め、人を育てるための宇佐市独自の方針や施策についてですが、未来を担う子供たちに教育の充実を図っていくことは大変重要な施策の一つであると考えています。  義務教育の期間は、幼少期から青年期までの大きな成長を見せる時期であり、学力を初め体力、人権感覚など人間として成長するための基礎的な能力を育成する期間になります。さらに、国際化、情報化が進み、日進月歩の変化を見せる現代社会を生き抜く人材の育成は今日における教育の課題でもあります。個別の指導の充実とさまざまな支援を行うことで、今後の成長につながるための根っこや多様な芽をはぐくむ教育が必要であると考えております。  宇佐市では、ALTの全校配置、情報化社会に対応する情報教育の充実、さらに小規模校の複式学級を解消する市費負担教諭の配置等により発達段階に対応した教育の推進を図っています。  学校図書関係では、学校図書費の拡充を図るとともに、図書館の有効利用を図るためのコーディネーターの配置も計画しています。  このように、宇佐市では、児童生徒の自主性や創造性を伸長する個別の教育指導・支援を行う体制づくりを積極的に行っているところです。  以上で私の答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの光ケーブル網のソフト面の推進計画についてと二項目めの入札制度についてを総務部長 筒井道雄君。 ◯総務部長(筒井道雄君)皆さん、おはようございます。総務部長の筒井でございます。  一番 辛島議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、光ケーブルの今後の推進計画やビジョン等についてですが、現在、宇佐市では、光インターネットが市内全域で利用できるよう、情報格差の解消を図るため、三月末完成に向け光ファイバー網の整備を行っております。  また、このインフラ整備と並行して、情報通信技術を利活用した市民の安心・安全の確保、地域コミュニティーの強化、市民生活の利便性の向上、地域の情報発信等のための取り組みを市民、関係機関及び市の協働によって推進するため、公募による市民の代表や各種団体の代表者等で構成された宇佐市地域ICT利活用推進協議会を設置しました。  御質問の利用促進、ソフト面の取り組みにつきましても、総合的に本協議会の議論を踏まえながら検討してまいります。  次に二項目め、入札制度についての一点目、一般競争入札における最低制限価格によるくじ引きの割合についてですが、地方自治法に基づき、競争性を確保するため、一般競争入札や指名競争入札を実施する場合、余りに低い価格では工事等の品質確保上問題があるため、国、県に倣って最低制限価格を設定して、その価格より低い価格での入札を認めておりません。また、透明性確保のため、最低制限価格は事前公表しているところでございます。  今日、建設業を取り巻く受注環境が厳しい中、企業努力により最低制限価格より低い価格での受注を考える業者は結果として最低制限価格により入札することから、そうした価格での入札者が複数存在することとなるため、地方自治法の規定に基づき、それらの方の中からくじ引きにより落札者を決定しております。このくじ引きについて、本年度は二月末現在、建設工事で二五%となっています。  次に二点目、地場企業に対し入札制度、契約等においてどのように配慮または導入されているかについて及び三点目、どのような基準で入札範囲を設定しているかについてですが、地場企業の受注機会の増大、育成は地域経済を考える上でも重要と認識をいたしております。そのため、市としましては市内業者への発注を原則としながら入札を実施しているところでございます。  また、大型工事については分離・分割発注を行うなど発注方法を工夫しながら、可能な限り市内業者へ発注しているところです。  なお、特殊な技術や資格を必要とし、市内業者での施工が困難である場合や市内に施工可能業者が少数しかいないと予想される場合には、入札の競争性を確保するため、やむを得ず県内業者または県外業者に範囲を拡大して発注しているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、四項目めの環境問題についてを市民生活部長 大森 博君。 ◯市民生活部長兼市民課長(大森 博君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の大森でございます。  一番 辛島議員の一般質問にお答えします。  四項目め、環境問題についての一点目、生活排水の海に対する影響についてでございますが、廃食油や洗剤、シャンプーなどを含む生活排水の多くは河川を通じて海に流されています。市では、生活排水の処理について、公共下水道、農業集落施設への加入や合併処理浄化槽の設置を推進しています。  大分県の測定結果によりますと、宇佐市の沖合海域では、水質汚濁の指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)の値はまだ環境基準を上回っているものの、年々下がっており、改善傾向にあります。これは下水道や浄化槽の普及の効果だと考えられます。  しかしながら、本市の生活排水処理率は平成二十一年度末で五二・八%であり、まだ十分とは言えない状況です。  市民の方が生活排水と海とのかかわりをどの程度認識しているかについてですが、本年度、市民二千人を対象に実施したアンケート調査では、悪臭、騒音などの生活環境への関心のうち、ごみによる水辺の汚れ、家庭排水による水の汚染に高い関心を示していることがわかりました。  また、「環境のために取り組んでいることは何か」の問いについては、「廃食油や生ごみを排水溝に流さない」ということを常にまたは時々「実行している」とした方が約九割の結果でした。  しかし、「ふろ水は洗濯に利用し、洗剤の量や質に気をつける」ということを実行しているのは約六割の方でした。  続きまして、二点目の環境問題の啓発活動の取り組みについてですが、教育現場においては社会科や家庭科、総合的な学習の時間などで公害やごみ問題、地球環境汚染についての学習を行っており、近くの河川、海岸などで自然環境の体験学習を行っている学校もあります。多くの学校ではごみ拾いなどの清掃活動やごみ焼却センターなどの見学を行っています。  また、市民に対しては、市民等から廃食油を回収、精油して公用車の燃料とする事業や太陽光発電により電気自動車を運行するなど新エネルギーに対する啓発を行っているところです。  また、廃棄物の不法投棄や野外焼却の禁止、ごみの分別、リサイクルについては市報やチラシで啓発を行っています。  県や民間団体が実施する地球温暖化対策に向けた取り組みや啓発活動にも積極的に参加をしています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)それでは、順次再質問をしていきたいと思います。  まず一項目め、光ケーブルについてでございますけれども、私は最終列車に何とか乗ったということを言いましたけど、この後、宇佐市において先進地となるように頑張っていってほしいと思っております。他市の前例を後追いするんじゃなくて、恐らくこの通信の世界はもっといろんなさまざまな形に発展していこうかなと思っております。そうしたときに、地域間競争と密接にかかわり合ってくると思いますので、他市の後追い、前例の後追い等じゃなくてですね、これは恐らくプロジェクトチーム等を組んで、いかに宇佐市において先を歩んでいくかということが大事になっていこうかなと思っております。  そこで、いろんな取り組みをもとにこれから検討していってもらいたいと思いますけども、そういうふうな意気込みを欲しいなと思いますけど。 ◯議長(浜永義機君)情報統計課長。 ◯情報統計課長(樋田 悟君)情報統計課長の樋田です。  一番 辛島議員の一般質問にお答えします。  今、御存じのように、本年度三月末の完了に向けて市を挙げて精一杯の努力をしておるところです。  議員の御質問にありますように、今後はソフト面の活用が十二分になされることが最重要だと思っております。  そういう意味で、昨年、十一月二十五日に早速ICT利活用推進協議会を立ち上げて、十五名の委員の中で種々の団体からの御意見等をいただきながら、他市町の事例も参考にしながら、あるいはその中で業者的に指定事業者をしております三業者より先進事例等も御紹介を受けながら、今後、新たに平成二十三年度から宇佐市としての方向性を見出していきたいと。まず、その中で御検討いただきながら、補助事業等、アンテナを高くしてですね、国、県の補助事業をフル活用する、そういう事業を取り組んでいきたいと思っております。  以上であります。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)この光ケーブル網の活用次第で恐らく物流、農政、さまざまなところと密接にかかわってきてですね、宇佐市に対する影響というのは多大なものになろうかなと思います。どういうソフト面が充実されていくかということで変わってくると思います。  この団体の代表者等は公表されているんですかね。ICT利活用推進協議会の、どういうメンバーでどういうふうにというのは。それはあらましをいただければ、また私も一緒になって勉強していきたいなと思いますので、後日、お願いします。光に対しては私もまだ勉強しながら一緒に取り組んでいきたいと思います。  で副市長が、総務省の管轄でございますし、恐らく先々の国の施策等、いろんな方向性が、私たちに見えない部分も副市長には見えているかと思いますので、あと一年ございますし、十分に宇佐市に落とし込んでいっていただけたらなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは二項目め、入札制度についての一点目でございますけども、一般競争入札においてのくじの二五%ということでございますけれども、くじの後というのは確実に抽選ということになっているんですね。 ◯議長(浜永義機君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田椽賢一君)契約管財課長の田椽です。  辛島議員の再質問にお答えします。  くじというのが電子くじでやっておりますので、電子くじによる抽選ということであります。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)最低制限価格になるまでに競争しているという観点で、あとは全くの運になろうかと思うんですね。電子競争入札。地域の雇用とかいろんな側面から見たときに、競争して最低制限の価格になったと。そうしたら、その後というのはくじで、例えば同じ年度に二つ三つとれる人もいれば、全くとれない人も出てくると。そこのくじというのが、そこは競争性の問題じゃないと思うんですけどね、どうなるんですかね。どういう観点かはわかりませんけれども、公平性とかを考えるときに、また何らかの方策等を考えることがあるのかなと。偶然に偏るんでしょうけどもね。偏った場合は。  だけど、それによって企業が、やっぱり余り偏るとですね、常にそれに対応した体制を整えておくのが厳しくなる面もあるのかなと。若干、過去一年間のくじに当たったことだとか、そういう受注のいろんなことを考慮して、また何か考えていく方法等もあるんじゃないかなと。私もそれがどういうふうにいい結果をもたらすのかということはわかりませんが、その辺、またいろんなことを検証しながら今後も考えていってほしいなと思うんですけれども。 ◯議長(浜永義機君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田椽賢一君)契約管財課長の田椽です。  再質問にお答えします。  今議員が言われましたように、くじというような偏りの部分は十分にあります。それで、考え方の中には、総合評価方式とかいろんな形の中でですね、今議員が言われましたように、今後、どういう方法があるのか、調査研究してやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)恐らくどの時代になっても、これだという方法はなかなか見つからない難しいところだと思うんですね。それで、試行錯誤しながらのことになろうかと思います。私の声も一つの声だということで、またそういう検討をされていく中で十分に考慮していただけたらなと思います。よろしくお願いします。  二点目、地場企業育成に関してですが、育成のために、大きな意味でどういった指導というかですね、指針というか、そういうものがあるのかなと思いまして質問いたします。 ◯議長(浜永義機君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田椽賢一君)議員の再質問にお答えします。  地場企業育成というようなことについてはですね、地域でできる工事については市内業者を中心として入札制度でやっております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)これもですね、やっぱり市の雇用があって、市の財産があってということで、そういうことだと思います。やはり仕事をしていく中で育成もされていくと思うんでですね、またその辺も十分に配慮して今後もやっていってもらいたいなと思います。  二項目めを以上で終わりまして、三項目め、教育に関してですけれども、市としてですね、強いメッセージ、例えば英語に特化したもの、特化まで行かなくても強いところをつくるということ、宇佐市の独自の強いメッセージというものは教育でどの分野とかには、どうなんでしょう、あるんですかねと思いまして質問いたします。 ◯議長(浜永義機君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉でございます。  辛島議員の再質問にお答えをいたします。  宇佐市におきまして特化したという部分でありますと、これまで宇佐市は小学校にALT、いわゆる外国語指導助手といわれる職員の派遣を指導要領改定以前におきましても全校に派遣をしておりました。さらに、小学校英語の中で自分の力を試したいという子供さん方が英検等について受検をすることについても、小学校については補助はしておりませんけれども、勧めております。  それからもう一点、中学校におきましては英検の受検について補助を行っておりまして、中学校の間にですね、一人一回は補助金で受検ができるというような体制をとっております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)ALTの問題、実は数年前、ALTが急遽休みになったということで私も駆り出されまして、小学校に英語の授業を教えにいったことがありますので、そういう取り組みをされて、子供たちも熱心に英語に対して取り組んでいる状況は私も肌で感じております。  私が、そうですね、まだ大学のころから、今後やはり英語とパソコンというものが、約二十年前ですけど、そのころから言われておりました。私が大学生のときにアメリカでも、一九九〇年ぐらいですか、インターネットが向こうで爆発的に普及し始めていたときでして、そのころから言われていて、今少し教育の現場でもですね、英語も盛んになってきて、やはり今からはビジネスの面でもパソコンを媒体とした通信の世界ですごくスキルを求められるようになろうかと思います。プログラミングは英語ですしね。そういう意味では密接にかかわってくると思うんですね。  そういう意味で、一項目めとも重なってくるんですけども、社会と教育が密接に結びついて、それに子供たちが育っていったときにうまく世界の中で勝負できるような流れをしっかりと教育と一体となってですね、つくっていってほしいなと。そういう意味で、教育の中でもまた独自の取り組みを試行錯誤しながら考えていってほしいなと思うんです。その辺についてまた今後も検討していってください。どうでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)再質問にお答えいたします。  本年度ですけれども、各小中学校にパソコンを新たに導入しました。そして、何より子供たちにつきましては随分生活の中でも実際に触れている部分もあると思いますけれども、やはり教師の側が指導できる指導力であるとか情報に関する考え方だとかいうのをいかに子供たちに指導できるかというのが大きなポイントでございます。教師のほうにもそれぞれ一人ずつに本年度はパソコンが入っておりまして、自分の業務に関することもあわせて一人一人が使える体制ができております。  小学校、中学校段階におきましては、もちろんさまざまなプログラムを開発するという得意な子供さんもおりましょうが、やはり触れて、なれて、使えると。あるいは、それを使って自分の何かを表現していくという力を育成していく必要がありますので、そういう部分での情報教育に取り組んでおりますし、教師の情報教育に関する研修にも取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)確かに教育の公平性とかを考えると、幅広く土台づくりというのも必要だと思います。それはわかった上で、これから一項目めと連携した中で、先進地として宇佐市が輝かしき未来に向かっていくためには、やはりそういう子供たちに他市以上に英語もそうですけど、パソコンにしてもそう、通信の世界というものに興味を持っていただいて、その中から羽ばたいていけるようなプログラムまたその機会等をしっかり考えていって、今の子供たちの世代がいかに宇佐市を後々その世界で引っ張っていくかという長い視野に立ったときにですね、確実に必要なことだと思いますので、しっかり土台づくりもそうですけども、そのもう一歩先も、いろんな可能性を子供たちに教えてやってほしいなと思います。
     今、現状の先生がそこまでまだ追いついていなければ、化学はいろんなことを実験して楽しさを教えると。パソコンにしろ、そういう通信の世界でも、可能性を教えることは外部の人でもいいと思うんです。スポット的にはですね。  だから、そういう意味で、子供たちに理屈とかを言う前に、可能性、楽しさを教える取り組みからですね。本当に一介の人がパソコンを通して今や大企業をすぐ育てられるような時代になってきております。そういう可能性をですね、楽しさを教えてやってほしいなと思っております。それをお願いして次に移りたいと思います。  四項目め、環境問題について。BODといいましたね。確かに目先の目標ではこの数値というのは必要でしょうけども、現実としては、海に貝がいっぱい戻って、魚が戻って、安心して泳げてという状態をみんな目指していると思うんですね。だから、その数値じゃなくて、実質の取り組みに対して有効な取り組みというものは今何か。 ◯議長(浜永義機君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(田中豊昭君)おはようございます。生活環境課長の田中でございます。  一番 辛島議員の再質問にお答えいたします。  議員が今言われるように、海で貝とか魚とかがとれて、本当に生活繰りが皆さんしやすいというのが重要だと思います。  そういう中で、生活排水の対策といたしましては、まず生ごみを河川に流さない。それから、揚げ物とかは少ない油で揚げ、排水にやっぱり流さない。それから、環境に優しい洗剤等を使用して、使用量を控え目にする、こういう取り組みだろうと思います。  それで、まず一点目の生ごみを排水に流さないという項目につきましては、できるだけコンポストとか生ごみ処理機の補助をしながらですね、住民の方に呼びかけているところでございます。  それから二点目、揚げ物等の油につきましては、現状ではことしの四月から一般家庭の回収も含めて廃食油の利活用事業ということで、特に市内の食品関係の事業所を中心にですね、五十カ所ほど、その回収等に今取り組んでいるところであります。年々回収量もふえておるような状況であります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)最初の答弁の中で、「ふろ水は洗濯に利用し、洗剤の量や質に気をつける」、これを実行しているのは六割、これはちょっとまた別だと思うんですね。ふろ水を利用している人は利用している人の質問の項目で「洗剤の量や質に気をつける」、だから、これはふろ水を使っている人もイエスになってしまうので、その分、やっぱり六割になろうかと思うんでですね。  「洗剤の量や質に気をつける」ですね、こういうこと、地道な活動しかないとは思うんです。こういうことを皆さんに広く周知していくのはですね。環境問題もここまで文明が誕生してから何千年、何百年という積み重ねでこうなってきているので、またこれからも気の遠くなるほどの長い期間をかけて、もしかしたら改善していかないといけないのかもしれませんけども、あきらめた時点で終わりなので、これは地道な活動で少しずつ、一人ずつがどのくらいの思いでやっていくかということなので、気長にしっかりやっていってほしいなと思います。 ◯議長(浜永義機君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(田中豊昭君)辛島議員の再質問にお答えいたします。  辛島議員が言うようにですね、まさに河川や海を汚すことは、ひいては自分たちの生活環境を壊すことにつながってきます。  そういう意味では、市民一人一人の取り組みが非常に大切だというふうに感じておりますし、事あるごとに市民への意識の啓発、住民に対する実践活動についても積極的に対策を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)それでは、最後の五項目め、ホームページについてですけども、戦略会議で検討していくこととなっておるということなので。  私も時々宇佐市のホームページからもいろんなものを調べたりするのに入ったりしますけども、今、洗練されたホームページもたくさんあります。各市ですね。この間、インターネット中継でも他市の状況等、いろいろ踏まえてですね、表から入って市民がますます見たくなるホームページと「ああ、この程度か」と言ってぱっと眺めて帰るのという違いもあろうかと思いますし、すごくトップページから踏まえて、いかに情報を発信するかというところは今後大事になっていこうかなと思います。後々は携帯等も踏まえて、市の情報等もホームページから得ていくということに時代もなっていこうかと思いますし、しっかり。  これはメンバー等は決まっているんですかね。 ◯議長(浜永義機君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(田山秀之君)秘書広報課長の田山です。  一番 辛島議員の再質問にお答えいたします。  今年、二月にですね、発足させました。副市長を委員長、総務部長を副委員長、以下全部長と総務課長、企画課長、情報を担当しています情報統計課長、事務局は秘書広報課でやって、十六人で構成しております。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)強いて言えば、デザイン関係とかですね、今の二十代、三十代、ホームページから情報を得ようとする人たちの意見等、例えば携帯からの使い勝手の面もありましょうし、やはりネットを通してホームページに入ってくる人の年代はこれからもどんどん若くなっていくと思うんですね。  その辺の意味で、そういう方々の意見等をですね、商品開発の現場でも高校生、女子高生たちに聞いたりするようなこともありますし、やはり一番パソコンになれ親しんだ人たちがどう使い勝手がいいか、どう感じるかというところが重要になってこようかなと、そういう一面もあろうかなと思いますので、できますれば、中に入れるというよりも、そこの意見をとれるような方法をまた考えていただきたいなと思います。 ◯議長(浜永義機君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(田山秀之君)お答えいたします。  おっしゃられるとおり、我々五十代後半の者が、言葉も含めてですね、非常に進んでいる状況の情報通信をですね、根底から中身をつくっていくというのは非常に厳しいものがございます。当然、私どもはその辺を懸念しておりますし、今後、少なくとも職員の若手の中でですね、そういう関心を持っていたり技術力を持っている者がですね、研究チームみたいなもので取り組んでですね、その意見をここに上げてきて、決定していけるような流れができればなと現在思っております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)一番 辛島光司君。 ◯一番(辛島光司君)もちろん中身に関しては副市長を初め部課長さんのチェック等も踏まえて、そういう吟味が必要だと思います。そういう使い勝手だとかデザイン面だとか、そういうことは若手の人たちの意見も十分に吸い上げて、使いやすい、見やすい、情報を受け取る側が受け取りやすいようなですね、ホームページづくりをまた私も期待しておりますので、いつ変わるか時々チェックして期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で辛島議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)皆さん、おはようございます。二十番の高橋宜宏です。  市政一般について、今回、二項目にわたりまして質問をいたします。  今回は私にとって宇佐市議会最後の一般質問となります。  第一の質問は文化財保護行政についてです。  文化財に恵まれた宇佐市は、一九七六年に全国に先駆けて文化財保護都市を宣言し、文化財を生かしたまちづくりを進めています。文化財の豊富さは宇佐市民のプライドとなっていますし、私の市議出馬の原点ともなったのが実は川部遺跡の保存運動でした。この経緯について、今回は少し時間もありますので、お話しいたします。  私は昭和五十二年に郷土宇佐へ帰ってまいりました。当時、二十代半ば、宇佐市に魅力を感じなかった私は、推理作家の高木彬光氏の『邪馬台国の秘密』をヒントにまちづくりグループ新邪馬台国建設公団を設立し、宇佐のユートピア新邪馬台国づくりに奔走してまいりました。実はこれが、全国にその後、その数三百以上も誕生したミニ独立国の第一号となったわけです。ミステリー列車卑弥呼号、全日本邪馬台国論争大会、新邪馬台国春の園遊会、叙勲式、第一回後進国首脳会議USA(うさ)サミットなどを開催し、全国に邪馬台国ブーム、ミニ独立国ブームを興すよすがとなりました。  また、村おこし運動と称し、昭和五十五年に第一回村おこし研究集会を安心院町で行ったのを皮切りに県内で研究集会を何度か行いました。村おこし運動の最大理念は自立自助の精神でした。行政に頼らず、たからず、みずからの地域はみずから興すと、やせ我慢で頑張っていたことを今でも思い出します。安心院町での第一回村おこし研究集会が村おこしの発祥となり、全国にこの言葉と理念が伝播していったわけです。  実は、この二つの運動の中から三和酒類のいいちこも誕生いたしました。当時の大分県は一村一品運動を提唱していた平松知事時代で、官からの一村一品運動と民からの我々の村おこし運動がうまく連動して大分県から日本が変わる、宇佐から日本が変わるといった雰囲気があった時代です。  少し自慢になりますが、私も新邪馬台国の活動で吉川英治文化賞にノミネートされたり、サントリー地域文化賞を受賞するなど対外的な評価はいただきました。  折しも起こったのが平成四年の川部遺跡の発見でした。川部遺跡は、現在運動公園になっている場所に発見された弥生中後期の環濠集落です。私たちはこの遺跡の保存運動に乗り出したのだけれども、当時の行政と議会に押し切られる形で見事に失敗に終わってしまいました。この敗北感から平成七年の市議補選への出馬となったわけです。  そういう意味で、文化財保護運動こそ私の政治活動の原点であったわけです。  そこで、お尋ねいたしますが、今後、宇佐市は文化財保護行政についてどう取り組んでいくのでしょうか。  第二の質問は地域商業についてです。  最近の商業統計調査では、事業所数、従業者数、年間販売額のすべてが平成十六年と比べて減少し、中でも従業者の少ない事業所の数が目立って減っており、大規模業者がふえる一方、零細業者が廃業に追い込まれている現状が数字の上で浮き彫りになっています。最新の宇佐市の空き店舗率、事業所数、従業者数、年間販売額の推移はどうなっているのでしょうか。  次に、時枝前市長は平成十七年八月十二日、イオン九州が宇佐市に大型店出店を計画している問題で、同社から提出された建設予定地である上田・畑田地区の農業振興地域の除外申請を却下すると発表しました。これによりイオン九州は宇佐市への出店ができなくなったわけです。その後、平成二十年九月定例会で同地区から柳ヶ浦地区における用途地区の見直しに関する請願書が採択されています。宇佐市は、今後、これらの地域の用途変更をどう考えているのでしょうか。  以上で初回の質問を終わりますが、明瞭で簡潔な答弁を期待いたします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、高橋議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二十番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、地域商業についての二点目、今後の用途変更についてでありますが、用途地域の指定を行うに当たっては、現状の土地利用や土地利用方針を踏まえ、周辺土地利用との整合を図る必要があります。  また、当該地域に農業振興地域が含まれるときには、農業との調和を図る観点から、県の農業振興や農地転用担当部局、国の地方農政局と十分に調整を行うこととされております。  請願書に示されています区域の用途地域の指定につきましては、宇佐市の将来都市構想における商業地等としての活用の必要性、重要性を十分に検討し、その方向性の決定を行っていかなければならないと考えておりまして、JR柳ヶ浦駅につながる都市計画道路柳ヶ浦上拝田線沿線につきましては、本路線が宇佐市の発展軸ととらえられることから、商業系や準工業の用途地域の指定について検討する必要があると考え、県と協議をしているところであります。  しかしながら、上田・畑田地区につきましては、農業振興地域として農業上の土地利用が図られるべき地域であるとされたことから、現時点では用途地域の指定は大変難しい状況にあるのが現状であります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの文化財保護についてを教育長 岡本省司君。 ◯教育長(岡本省司君)教育長の岡本でございます。  二十番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、文化財保護についての一点目、今後の宇佐市の文化財保護行政の取り組みについてですが、宇佐市には国宝宇佐神宮本殿を初め数多くの文化財があり、その種類や時代は多岐にわたっています。それらの文化財を後世に保存継承していくためには、保存修理を必要とするものや一般公開するために環境整備等を必要とするものなどがあります。  宇佐市では、これまで宇佐市総合計画に基づき、文化財管理者や関係機関等と協議しながら、緊急性を要する文化財の保存修理事業、保存整備事業、各種調査等を通して文化財を生かしたまちづくりを実施してきました。  今後の宇佐市の文化財保護行政につきましては、宇佐神宮の国宝本殿や史跡内の社殿等の保存整備事業、宇佐海軍航空隊跡や史跡法鏡寺廃寺跡の保存整備事業、オオサンショウウオの調査、保護など、文化財管理者や関係機関のみならず市民代表者の方々や庁内関係部局などと協議し、歴史、文化を生かした観光振興の一環としてのまちづくりにも十分に考慮しながら文化財保護行政を推進してまいりたいと考えています。  以上で私の答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、二項目めの地域商業についての一を経済部長 原田昭一君。 ◯経済部長兼耕地課長(原田昭一君)おはようございます。経済部長の原田です。  二十番 高橋議員の一般質問にお答えします。  二項目めの地域商業についての一点目、宇佐市の空き店舗率、事業所数、従業者数、年間販売額の推移についてですが、二〇〇四年と二〇〇七年の統計によりますと、宇佐市の事業所数は九百四十二店に対して八百三十四店、就業者数は四千五百九十五人に対して四千二百九十九人、年間販売額は約七百七十七億円に対して七百三十三億円となっています。  また、空き店舗率についてですが、統計的に空き店舗調査というものは行われておりません。  なお、四日市商店街振興組合が平成十九年に独自で行った調査によりますと、百二十店舗中空き店舗は十四店であったとのことです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)それでは、順次再質問を行います。  まず、第一項目の文化財保護行政についてです。  一九七六年に全国初の文化財保護宣言都市を打ち出したのは、永岡光治市長当時の今のはやりの言葉で言えばグランドデザインだったと私は思うんですよね。宇佐市にとって今でもこの精神は変わっていないのかどうかお尋ねをいたします。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)社会教育課長のおとめでございます。  高橋議員の再質問にお答えいたします。  文化財保護宣言都市を打ち出した宇佐市の精神が今も変わっていないのかどうかということでございますけども、昭和五十一年六月に全国初の文化財保護宣言都市を打ち出し、合併後の平成十八年三月議会の第一回定例会で決議、可決された宇佐市文化財保護宣言都市の精神というものは現在でも変わっておりません。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)さっきも話をいたしましたけれども、川部遺跡の保存運動のときにですね、私どもは宇佐神宮の参集殿でシンポジウムを行ったわけです。保存の立場でのシンポジウムだったんですけれどもね。このとき基調講演に招いたのが大分県出身の俳優で考古学にも大変造詣の深い方でした。彼は、私たちがギャランティーを払って招いたにもかかわらずですね、宇佐市は文化財保護については頑張っているほうだとのコメントをですね、基調講演の中でお話しになってですね、少し我々のねらいとずれた結果になってしまった苦い経験があります。後で知ったんですけどね、彼と当時の文化財係とはある程度気脈を通じていたというような情報もありました。漫画のような話でしたけれども。  民主党の事業仕分けでですね、蓮舫議員がスパコンの研究開発費に対し、二位じゃだめなんでしょうかと指摘してひんしゅくを買った話があります。私はまちづくりも同じだと思うんですよ。こだわって、こだわって、一番にこだわるからこそ、やっぱりそこの住民もプライド、矜持を持つことができるんですよ。そこそこ頑張っているんじゃだめなんですよね。私は今でもそういうふうに思っているわけであります。  ですからね、全国初の文化財保護宣言都市をやった宇佐市ですから、文化財保護に関しては全国で何が何でも一番だと、そういうような意識を持って、これからの文化財保護行政に取り組んでいただきたい、これは要望でいいんですよ。  ところでですね、きょうの質問はこういうことではなくてですね、ほかの質問に移りたいというふうに思いますけれども、大分県というのは幕末、明治期の一級遺産が少ないと従来から言われています。ところがですね、私は宇佐の佐田にはですね、すごい遺産が眠っているとかねがね申し上げてきたんですけれども、一昨年十月十六日から宇佐市の県立歴史博物館で「おおいた発!幕末文化維新-賀来家・華麗なる一族-」大砲鋳造にかけた情熱、賀来惟熊というのが開催されました。市教委はですね、賀来惟熊の人物像や彼の反射炉建設をどういうふうにとらえているんでしょう。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)高橋議員の再質問にお答えいたします。  賀来惟熊の人物像についてでございますけども、幕末の黒船来航による海防強化に伴い、幕府や有力各藩は反射炉建設や大砲鋳造事業に着手をしておりました。このような中、賀来惟熊は島原藩の命によりまして一八五三年に一族の力を結集し、民間による大砲鋳造に着手しております。そして、一八五五年に佐田神社内に反射炉を建設しておりまして、その建設にはですね、材料は地元で調達し、また労働力も佐田地区の住民を雇用して、佐田地区を挙げての産業として創業したということを聞いております。そのような人物でございます。  次に、反射炉跡の文化財としての価値についてでございますけども、この反射炉の保存状況が良好であればですね、文化財的価値は非常にあるというふうに判断しております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)そうなんですね。この人の偉大なところというのはですね、江戸時代に民間で反射炉をつくったということですよね。鉄鋳造にて大砲を見事につくってしまったというこの偉大さを私は顕彰したいと思うんですけれどもね。
     おっしゃるとおりですね、一八五三年に反射炉の建設に着手して、ちょうど歴史上有名なペリー来航の年らしいんですけれども、その二年後の一八五五年にですね、佐田村の宮の台に鉄鋳造の反射炉を築いて鋳造を始めたと。そして、そのわずか三年後には大砲の鋳造に成功させていますよね。初めは六ポンド砲四門、十二ポンド砲二門、十八ポンド砲二門、合わせて八門をつくるのに二年を要しているんですけれども、最終的には百門を超す数をつくったとも言われています。  ところでですね、女優の賀来千香子さんが佐田神社内の反射炉碑などを見学、取材したという話がありますよね。いつ行われたのかとですね、また彼女と賀来家のゆかりについてわかれば教えていただきたい。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  賀来千香子氏が佐田神社内の反射炉などを見学した時期でございますけども、平成二十二年十月二十日、佐田神社や親族のお宅に来られたということを聞いております。そして、平成二十二年十月三十日にですね、テレビ朝日放送の系列で全国放送されております。  また、賀来千香子氏と賀来家のゆかりについてでございますけども、賀来千香子氏は賀来惟熊氏の玄孫です。ですから、五世の末裔ということになります。もっと詳しく言いますと、賀来惟熊氏の次男惟準氏の曾孫に当たります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)何か歴史の因縁といいますかね、いろんなストーリーを感じますよね。  最近、佐田神社や賀来家ゆかりの地の見学者がふえているという話も聞くんですけれども、そういう実態があるんでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)佐田神社や賀来家ゆかりの地域に見学者がふえているという件でございますけれども、恐らく平成二十一年の県立歴史博物館の特別展であるとか、あるいは平成二十二年十月のテレビ放映等の反響があったんだろうというふうに思っています。以前に比べて見学者がふえているということはですね、地元の方から聞いております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)佐田神社には反射炉の唯一の痕跡といわれている使用れんがが現存しているわけですよね。佐田神社本殿裏の土塀があるところに、土塀に張りつけていますけれども、この土塀改修計画があるというふうに聞いているんですけれども、どうなんでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  現在、佐田神社の境内に確かにれんがで土塀をしておりまして、それが老朽化しているといいますか、そういうようなことで土塀の改修計画がございました。これは、平成二十一年の秋ぐらいから地元佐田地区において改修を計画していたわけですけども、その点で十二月の初めに市の教育委員会の文化課のほうにそういう計画があるんだということの御相談がございました。  しかしながら、平成二十二年一月のですね、佐田地区の総会におきまして改修計画が中止になったということを聞いております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)土塀の改修計画が中止になったということなんですけれども、土塀の改修費用というのはどれくらいかかるんですか。また、この費用はどこが負担することになっているんですか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)その件につきまして、金額等につきましては私はわかりませんけども、改修する場合は恐らく地元のほうからその費用を捻出するというふうに……。 ◯二十番(高橋宜宏君)どこ。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)地元ですね。地元がその費用を出すというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)これも私は地元の方から聞いたんですけどね、結局、塀をやりかえるのに個人負担が三万五千円とかもっとかかるような話があってですね、それがネックになって反対しているというような方もいらっしゃると。全部じゃないんですよ。多くの方は費用を分担してもいいという方なんでしょうけども、反対している方はそういう理由だというようなことを聞いたんですけれども、これは何とか費用をですね、耐火れんがというのは、私も行って見たことがありますけれどもね、反射炉の中にあった耐火れんがだということなんですけれども、あれはやっぱり文化財の一つなのでね、改修工事をやるのは、例えば市教委の予算でやるとかということは考えてはいないんですか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  耐火のれんががですね、市の指定になっておればですね、その辺については市の補助金ということもあるかと思いますけども、現在、それは指定になっておりませんので、その辺の対応はできなかったというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)そういうことであれば、市の指定に早くしてもらいたいというふうに思いますね。ちょっとそういうこともネックになっているということは御認識いただいてですね、対処をお願いしたいというふうに思います。  それからですね、これからが重要なんですけれども、これまでですね、佐田神社の境内のどこかに賀来惟熊のつくった反射炉があったと言われ続けています。私も、どこにあったのかなとあそこに何度か行ったことがあるんですけれどもね、特定はされてきませんでした。  ところが、今回、ちょっとしたビッグニュースだと私は思っているんですけれども、漏れ聞いたところによりますと、琉球大学の教授等によるですね、地中レーダー探査実施による反射炉の場所の特定がほぼできたと聞いたんですけれども、本当なんでしょうか。もし本当なら、内容について詳しくお教えいただきたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  賀来惟熊が佐田神社の境内に反射炉をつくったということが言われておりまして、その場所につきましてはですね、まだはっきりとわかっておりませんでしたけども、平成二十二年九月以降から反射炉の確認調査について地元と協議をいたしまして、発掘調査をするのが一番よかったんでしょうけども、それができませんで、そのかわりに非破壊調査といいますか、地中レーダー探索によって遺構を確認しようということで地元と合意ができまして、調査をいたしました。平成二十三年一月二十二日と二十三日だったと思いますけども、琉球大学の教授等によりまして佐田神社境内地の地中レーダー探査をした結果、地中の地層に変化が認められまして、恐らくこれがですね、反射炉ではないかと有力視されている場所でございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)その琉球大学の先生のフルネームとですね、それから場所と規模、面積などがわかれば教えていただけますか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  琉球大学の先生はですね、後藤雅彦先生でございます。  そして、場所ですけども、現在、佐田神社の中に賀来飛霞の記念碑があるかと思います。あの地点から東のほうに向かって、東西の長さが十五メートルぐらい、そして南北十メートルのその範囲にわたって地層の変化が認められたということでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)事前にいただいた資料は琉球大学の池田教授となっているので、後藤教授でいいんですか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)教授は後藤教授で、池田先生のほうは准教授だと思います。 ◯二十番(高橋宜宏君)池田先生が准教授のほうですか。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)はい。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)こんなちょっとしたニュースをですね、結果が出てからどうして発表しなかったのかがよくわからないんですけど、何か理由があったんですか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)この件につきましてはですね、これは最終的には、反射炉であるかどうかは結果的には発掘調査しなければ証明はできませんので、可能性としてはあるということになっております。最終的には、その辺の証明は発掘調査によって確定したときに発表すべきだというふうに判断いたしました。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)だけど、ほぼ特定できたという考え方でよろしいんですか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)私どもはそのように考えておりますけども、実際が、あけてみて違ったというケースもなきにしもあらずですので、その辺のところの判断もいたしたところでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)それと、もう一点ですね、せっかくほぼ反射炉を特定できたにもかかわらずですね、佐田地区総会で発掘調査が拒否されたという話があるんですよね。その理由は何なんでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)佐田神社、社地でございますよね。境内地でございますので、境内地を掘るべきではないという地元の人たちもいらっしゃいますので、そういった形で地元の総意が得られなかったということで発掘調査を断念いたしました。そのかわりにですね、先ほど言いましたように、非破壊調査によってその特定をする調査に切りかえたということでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)この点も私は地元の方にいろいろお聞きしたんですけどね、いろんな考え方があると思うんですけれども、例えば手続上の問題とか根回しの問題とかですね、土塀の個人負担等によるそごの問題とかいろんな問題があったと思うんですけれども、幕末遺産というのは本当に大分県はさっきも申し上げましたとおり数少ないですし、私は大分県の中でも一級の文化財だと思っていますので、これはやっぱり検証するようにですね、ぜひしていただきたいし、この発掘調査に関しましても地元の人たちの説得をですね、これからも粘り強くやっていただきたいというふうに思います。  それからですね、この佐田神社近くに、賀来維熊や彼といとこの関係になった日本三大本草学者の賀来飛霞など賀来一族ゆかりのですね、賀来家跡といわれる家屋が残っています。今、荒れるに任せているわけですけれども、この反射炉とセットにすればですね、やっぱり文化財価値としても大きなものになるし、観光資源にも私は十分になると思っているんですよ。  この家屋の登録文化財の働きかけとかですね、それが無理なら、将来を見越してこの家屋を買収するとかということは考えられないのでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  この建物につきましては、現在の所有者からですね、国登録文化財に向けての問い合わせが合併前からあったようでございます。  しかしながら、その管理状況に問題があるために是正するように話しておりますが、まだそれがなされていないため、県教育委員会文化課担当職員との協議ができていない状況であります。  いずれにしましても、所有者が国の登録文化財申請する意思があればですね、そのような方向で対応してまいりたいというふうに考えております。  また、将来を見越しての買い取りにつきましては、社会教育課の判断ではできることではございませんので、現時点では回答はできません。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)やっぱり将来を見越してですね、私は買い取りも視野に入れて考えていっていただきたいというふうに思っております。  まちづくりというのは空間軸と時間軸の整備とよく言われています。空間軸の整備も大変大事なんですけれども、時間軸というのはですね、一度壊されると取り返しがつかないわけです。ですから、一つ一つ大事にしながら、やっぱり潤いのある歴史的な景観とか風景というものを守っていく必要があると私は思っています。以前紹介したこともある長野県の小布施町というのは、今度は修景の考え方もあってですね、いろいろ取り組んでいるわけであります。ぜひ一つ一つを大事にしていってほしいと思っております。  それからですね、最後になりますけれども、新市になって、先ほど課長さんのほうからも御答弁の中にありました平成十八年三月定例会でですね、宇佐市文化財保護宣言都市の決議がありましたよね。私が見落としているのかしれませんけれども、非核平和自治体宣言都市とかですね、グリーンツーリズム推進宣言都市とかというのは看板が上がっているんですけれども、文化財保護宣言都市の看板はどこにあるんですかね。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えいたします。  文化財保護宣言都市は、議員が今指摘されました看板に書いておりまして、図書館側からはよく見えるんですけども、ちょっと裏側になっておりますので見えにくいかと思いますけども、一応、設置しております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)私は本当に気がつきませんでしたけど、皆さんも気がつかないんじゃないですかね。やっぱりあれはもっと見える場所にどんと置いてほしいです。  交流満足度日本一、定住満足度日本一、今、是永市長がですね、これを大きく掲げながら、これは私が先般もですね、グランドデザインなんだと。各部署がですね、いろんな行政施策を行っていくためには、これに向かって推進していかなきゃならないと思っているんですよ。  ただ、その中の一つに、やっぱり文化財保護宣言都市も重要だと私は思っているんですよ。ですから、看板倒れにならないようにですね、表側にですね、この看板をぜひ出していただきたいというふうに思いまして、この第一項目は終わりたいと思います。  二項目めの地域商業についての第一点目、宇佐市の空き店舗率、事業所数、従業者数、年間販売額の推移ということでお聞きしました。  いずれもですね、この三年間の推移ですけれども、大分減っているということ。ですから、十年単位で見れば大幅に減っているということがほぼ推測されるわけであります。  お尋ねしますけれども、これまで宇佐市は空き店舗対策というのを何度かやってきていたと思います。どう対処してきたのかとですね、その成果はどうなったのかをお尋ねいたします。 ◯議長(浜永義機君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(伊藤一寿君)商工振興課長の伊藤です。  二十番 高橋議員の質問にお答えいたします。  先ほどの質問なんですけれども、四日市地区を対象にいたしまして、平成十六年に中心市街地空き店舗対策事業として、総事業費約千二百三十万円ぐらいで国、県が三分の一ずつ、それから市と商工会議所が残りの三分の一という形で空き店舗対策事業を単年度なんですけれども、やっております。その中で、空き店舗を利用したお店が七店舗ございます。  その後の経過なんですけれども、現在につきましては、最初から引き続いているお店が二店、その後、事業主がかわって営業している店が二店、残り一店分につきましては今営業しておりませんけども、今月の中旬に開業する予定という形で、合わせて今現在は四店舗ということで、残り一店舗が後から三月の中旬に開業すると。
     それから、平成二十一年九月に経済産業省の補助事業を受けまして、商店街活性化事業という認定を受けて平成二十一年にスタートしまして、今年度に、やはり三月の中旬になるんですけれども、一店舗がオープンに向けて今改装中という状態でございます。  商店街活性化事業の総事業費につきましては約三千六百万円ぐらいを予定して、国が三分の二の補助でやっております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)いろいろ説明していただいたんですけれども、トータルとしてですね、お金をかけた割には余り成果が上がっていないような感じだったんですけれども、じゃあ、おまえが何かいいアイデアを持っているかと言われれば、私もですね、実は持ち合わせがないわけであります。  ただですね、インターネットあたりで中小企業庁のがんばる商店街七十七選とか新・がんばる商店街七十七選など、いろいろ全国で頑張っている商店街が紹介されているのを見ますと、なるほどなと。いろんなアイデアを出しているし、みんな頑張っているなと、こう思っている次第です。  大分県なんかでもですね、別府のハットウ・オンパクなんていうのも、これは全国で非常に注目されていますし、これをまねてやっている商店街も随分あります。  それからですね、ちょっと地味なんですけど、私が大好きな歴史のある町並みを残した景観形成とチャレンジショップによる活力ある商店街ということで臼杵市の中央通り商店街。あれは私も時々行くんですけど、あそこはいいですね。大好きです。  それから、お隣の豊後高田市は、昭和をキーワードによみがえった商店街ということで全国的にも注目を集めています。  私は、昔からですね、四日市商店街に対していろんな再生策を提言してきました。普通の商店街を目指しても太刀打ちできないですよね。東京とか大阪とか福岡とか大分と太刀打ちできないです。同じ土俵では勝負にならないんです。ですから、何かに特化した商店街づくりというのが必要です。さっき申し上げました中小企業庁のですね、がんばる商店街七十七選なんかを見てみますと、みんな何かテーマを見つけて特化した商店街をやっているんですよね。だから、全国からいろんな人たちが来るわけであります。ですから、四日市商店街もですね、何かテーマとか特化する必要がやっぱりあるんですよね。  私は大学時代に巣鴨の地蔵通り商店街の近くに住んでいたことがありまして、あそこは後にですね、おじいちゃん、おばあちゃんの原宿と呼ばれて、全国からいろんな観光客も交えてあの商店街に行くんですよね。私は、かつてですね、四日市商店街というのは東西別院もあるし、二番せんじぐらいまではまだ何とかなるので、おじいちゃん、おばあちゃん、お年寄りの原宿を目指したらどうかと言ったことがあるんです。これは一例なんですけどね。例えば漠然と何かいろんなイベントをやればいいということじゃなくてですね、何かテーマを持った商店街づくりをやる必要が私はあると思っています。  それは商店街だけに任せずに、やっぱり商工行政の出番だと思っているんですよ。せめてテーマを商店街の皆さん方と考えていく努力をぜひしていってほしいと思っております。  この件はこれで結構です。  二点目に移ります。  さきほどですね、都市計画道路柳ヶ浦上拝田線沿線については、商業系や準工業の用途地域の指定について検討する必要があると考えると、県と協議しているという答弁をいただきました。これは一歩前進だと私は大変喜んでいます。  今後のスケジュールについてお示しをいただきたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)都市計画・高速道対策課長。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)都市計画・高速道対策課の速見です。  高橋議員の質問にお答えします。  ただいま質問された事項につきましては、現時点の状況を申し上げますと、私どものほうから提案をしまして、まだ入り口に入ったところでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)まだ具体的にはそれは余り言えませんよね。それではですね、用途変更しようと考えているのは都市計画道路からですね、どれくらいの距離になるんですか。それと、その面積がわかれば教えてください。 ◯議長(浜永義機君)都市計画・高速道対策課長。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)お答えいたします。  具体的にの話になりますと……。 ◯二十番(高橋宜宏君)今協議していたり、考えている分で結構です。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)柳ヶ浦上拝田線の沿線につきましては、両脇といいますか、二十メートルか三十メートルになるか、その辺は協議の中で決められることですが、その辺の数字を一応持っております。 ◯二十番(高橋宜宏君)面積はわかりませんか。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)面積はちょっと今は出ておりません。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)永岡光治市長時代にですね、寿屋が出店するということで、当時、商工会あたりはですね、出店反対運動というのをやっていました。実は私も反対運動の立場でやっていた人間なんですけれども、当時ですね、我々反対者に対して永岡光治市長はですね、こう言っていたんです。十号線の四日市からですね、法鏡寺交差点を柳ヶ浦方面へ曲がった地域をL字型商店街構想、こう呼んでいた。ぜひ寿屋出店に協力してほしいと、こういう言い方をしていたんです。私はですね、寿屋出店に反対の立場だったので、この話を聞いたとき、そんなばかな話があるかとちょっと失笑したんですよ。当時、十号線の四日市方面も余りお店がなかったですね。だから、ちょっと私はぷっと笑ってしまったんですけれども、あれから三十年たってですね、このL字型商店街構想が現実のものになってきたなというふうな感慨を今持っているんですよ。やっぱり永岡市長は先見の明があったなと今本当に納得しています。  そこで、ちょっと話を変えますけれども、宇佐市の耕作放棄地というのは現段階で面積にしてどれくらいあるのかとですね、また、山間地だけではなくて、私の聞くところによりますと、中心市街地の上田、畑田といった平坦地でもですね、耕作放棄地が最近ふえていると聞いているんですけど、その実態はどうなんでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)農政課長。 ◯農政課長(河野博己君)農政課長の河野です。  高橋議員の再質問にお答えしますが、耕作放棄地率は五年前の二〇〇五年のセンサスではですね、宇佐市で五百三十七ヘクタール、今回、二〇一〇年のセンサスの数字を見ますと、六百一ヘクタールという数字になっております。  それぞれの地域でどうか、旧市町村の割合はちょっと把握しておりません。 ◯議長(浜永義機君)二十番 高橋宜宏君。 ◯二十番(高橋宜宏君)上田、畑田といった平坦地でも、私はこういう地域の人たちに聞いているんですけど、耕作放棄地が増加の一途だという話もありますし、それ以外でも、全体でもですね、五百三十七ヘクタールとか六百一ヘクタールというような膨大な広さがですね、耕作放棄地になっている現状があるわけです。  先ほどの答弁でですね、上田・畑田地区の農地部については農業振興地域として農業上の土地利用が図られるべき地域という答弁でしたけれども、すぐにというわけにはいかないでしょうけれども、私はこの上田・畑田地区こそ今後宇佐市が発展していくための生命線だと思っているんですよ。ですから、農業が大事じゃないとは言いません。だけど、耕作放棄地が山ほどふえている、そういう上田・畑田地区だって放棄地がふえている、こういう現状の中でですね、あの一等地を農地として守らなければならないというのはいかがなものかと私は今後の問題としてはそういうふうに認識をしているわけであります。  今後、この地域についてもですね、引き続き県の農業振興や農地転用担当部局、あるいは国の地方農政局と粘り強く交渉していってほしいと、これは要望で結構です。  以上で私の一般質問を終わります。  私はですね、平成七年の市議補選に出るときの公約の一つに、一般質問を年間四回ある定例会で必ず市民サイドでやるというのがありました。一回だけ休んでしまいました。私がのどの病気で手術をした直後だったので、どうしても出席できませんで、それは一般質問できませんでしたけれども、それ以外は全部全うしてきたつもりです。私の一般質問に関するモットーはですね、時々は問題提起を行ってまいりましたけれども、重箱の隅をつつかないと。市民サイドでさまざまな政策を提言する、いわゆる提言型に力点を置いてやってきたつもりです。  ただですね、力が入ってしまって、執行の皆さん方に大変失礼な言い方をしたことが多々あったかもしれません。それは私情ではありません。それは宇佐市のため、市民のために私はやってきたと思っております。どうか御諒恕のほどお願いを申し上げます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(浜永義機君)以上で高橋議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではございますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時といたします。                  休憩 午前十一時三十八分                 ──────────────                  再開 午後一時〇二分 ◯議長(浜永義機君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)あいにくの時間帯で申しわけございません。私は居眠りはしませんので。  お疲れさまです。十番 三浦でございます。  本定例会において、六項目、八点にわたって御質問申し上げます。  去る二月二十三日に起きたニュージーランド地震により被災された方々に心からお見舞い申し上げます。時がたち、生存のわずかの希望も絶たれようとしておりますが、一日も早く安否確認ができるようニュージーランド当局の努力を期待しております。  その中で、日本の方の生死不明者が二十八人いましたが、やっと一人の方の死亡が確認されました。そのうち男性はわずか三名で、他の二十五名は女性でした。留学までして英語力を身につけ、外国人相手に働こうとする女性の志の高さに驚きました。  また、女性二十五人のうち二十五歳以上の方が十四名います。他は若い人たちです。いずれも主婦という肩書きはついていません。子供を持ちたいというのはすべての女性の願いです。しかし、仕事と子育てを両立させることの困難さから、いまだ未婚のままでいるのではないでしょうか。現代社会の縮図を見たような感じがします。少子化対策と男女共同参画社会を目指すなら、子育てしやすい環境を目指さなくてはなりません。  質問に移ります。  一項めは施政方針です。  一点目は冒頭に申し上げました子育て支援についてです。地震で被災された方のことを他の話題の材料に取り上げたことは甚だ不謹慎であると思いますが、御容赦願います。  二〇〇九年度に児童相談所が取り扱った児童虐待に関する事例は四万四千二百十件で、検挙された者が三百五十四人、死亡した児童は三十三人でした。加害者の多くは実の親です。無縁社会という言葉が通常の社会に出回るように、人と人とのつながりが希薄になった現代社会において、育児に悩みを抱えたり援助が必要になったりして、頼れる人がなく、ひとり悩み苦しみ精神的に追い込まれる事態になり、我が子を手にかける結果になったものも多くあります。  そんな中で、保護者が疾病などにより児童の養育が一時的に困難になった場合に利用できる子育て短期支援事業を開設するようですが、既存の一時保育とどう違うのでしょうか。  二点目は学校支援についてです。大分県は全国第五位。これは二〇〇九年度にうつ病などの精神疾患で休んだ教職員の割合ランクです。休職者数を教員総数で割った数値が大分県は〇・七九、つまり千人中約八名の者が休職したことになります。何と不名誉な結果でしょう。文部科学省は、保護者や地域住民の要望の多様化や長時間労働、複雑化する生徒指導などさまざまな要因が重なっていると言っています。学校は傷んでいるのです。  地域の学校を支援する学校支援地域本部事業に取り組むとありますが、これまで地域の人がどんな支援活動をしているのか、教職員や支援員はその活動をどう受けとめているのかお伺いします。  二項めは指定管理者についてです。指定管理者制度も二期目を迎えましたが、やすらぎの里に続いて道の駅いんないも、提案された指定管理者が議会の同意を得られませんでした。外部の人も選定委員になっていただいているだけに残念です。問題点を明らかにし、改善すべきものは改善し、選定に当たってはより透明性を高めなくてはなりません。改善策はあるのでしょうか。  三項目めは子ども議会についてです。去る一月三十一日に行われた子ども議会に参加した子供たちには地方自治を学ぶよい機会になったであろうし、何よりも忘れがたい経験になっていると思います。提言されたことが一つでも実現できたら励みになると思われますが、予定がありますか。  四項めは鷹居公園についてです。鷹居公園の中にある鷹居神社は宇佐八幡の八摂社の一つで、社殿のほか八幡神がタカの姿で当地にあらわれたと言い伝えられるタカの像も建立されています。また、公園の一角には戦争遺跡もあり、文化財として保存されています。  しかし、樹木に覆われ、昼間も暗く、整備が中途半端に終わっているため進入路やトイレがなく、訪れる人も少ないのが現状です。市民公園として整備が急がれます。  ところが、昨年末から周囲の低木や下枝が切られ、立ち木の間から外の景色が見えるようになり、長い暗い夜が明けたような気分になります。市民は、整備が再開されることに大きな期待を寄せています。市民の憩いの場所として進入路やトイレの計画はあるのでしょうか。  五項目めは奨学金制度についてです。民主党政権になり、マニフェストに沿って高等学校の授業料の無償化が始まりました。市が関与している奨学金制度について、給付額や人数に変更はないのでしょうか。  六項目めは教育環境の整備についてです。これまで学校改築、耐震補強、学校図書の整備、複式学級の解消、太陽光発電設備、コンピューターの更新、職員への一人一台のコンピューターの設置、地デジ対応テレビの設置、エアコンの設置、特別支援教員補助員の配置、外国語指導助手の配置、さらに通学路の整備等、人的・物的環境整備に多大の関心をいただいておりますが、まだまだ学校現場には多くの課題が残されております。社会は刻一刻と変化しています。その変化に対応した施策が求められます。地域文化の中心でなくてはならない学校が文化的に最もおくれています。  ここでは二点についてお尋ねします。  一点目は温暖化への対応です。昨年の夏は異常な高温日が続き、消防庁によると、熱中症で救急車を利用した人は前年の四倍であったといいます。教室で過ごす子供たちは、人いきれも加わり想像を絶する暑さであったろうと思います。対策は考えられているのでしょうか。  二点目は洋風化への対応です。生活様式の洋風化でトイレが洋式の家庭が増加しています。子供の中には洋式しか使えない者もいます。市内の学校の洋式トイレの設置率はどうなっていますか、お尋ねします。  以上で質問を終わります。  最後になりましたが、三月末でめでたく定年を迎える部課長さんの皆さん、長い間、御苦労さまでした。これからお元気で第二の人生を楽しんでください。私も少しおくれて仲間入りをします。  以上で質問を終わります。簡潔な答弁をお願いします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、三浦議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十番 三浦議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、子ども議会についてでありますが、議会、市長部局、教育委員会が連携し、各小学校の先生方の御協力をいただきながら、第一回宇佐市子ども議会を実施することができました。  子供議員にとって、一般質問をつくることや事前学習会で議員の皆様方から御指導をいただいたことを通して身近な問題や市の将来について考えるよい機会になったのではないかと思います。子供たちが議場でとても緊張しているにもかかわらず堂々と発言する姿は、今後の成長にとって大きな財産になるものと期待しているところです。  子ども議会での要望、提言については、市としては貴重な意見として、今後市の施策を進めていく上での参考にさせていただいているところです。  今回、二人の子供議員から、みんなで遊べる遊具を設置してほしい、安全に楽しく遊べるように遊具を修理してほしいとの質問があり、遊具に対する子供たちの切実な思いがあることを知りました。平成二十三年度当初予算では、高家小学校、横山小学校、院内北部小学校の三校での遊具の設置費について措置したところであります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの施政方針についての二を教育長 岡本省司君。 ◯教育長(岡本省司君)教育長の岡本でございます。  十番 三浦議員の一般質問にお答えします。  一項目め、施政方針についての二点目、学校支援地域本部事業のこれまでの活動内容と教職員や支援員の反応はについてですが、近年、子供たちが地域における地縁的なつながりなどの希薄化や個人主義の浸透等により地域の教育力の低下が指摘されております。そうした中、地域、保護者と学校とが密に連携し、地域と学校が一体となり、地域住民や保護者がボランティアとして学校に出向き、子供たちと触れ合いを通して授業や学習のサポートを実施しております。  活動内容としては、各学校からの要望により周辺地域の特色を生かした農業体験サポートや昔の伝承遊びまたは平和授業、歴史学習、読み聞かせ、環境整備等、多くのボランティアにより学校支援事業を行ってまいりました。  また、教職員と支援員の反応ですが、子供たちが専門的な分野を学ぶことができ、楽しく授業を受けながら、ボランティアとの交流を楽しみにしています。家庭科等の技術指導では、担任だけでは指導が困難なとき、ボランティアの方にサポートしていただき助かるなど、事業の継続を望む声を聞いております。  課題としては、中学校の教科の内容が専門的でボランティアの確保が難しいとか、学校から依頼された要件のボランティアがいないなどの意見をいただいております。  今後、子供たちにさまざまな学習を提供できるように、地域、保護者と学校、コーディネーターがさらに連携できるような体制づくりに努め、来年度より全七中学校区で国、県の補助を受け、学校支援地域本部事業の拡充を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、同じく一項目めの一を福祉保健部長 西 道範君。 ◯福祉保健部長兼介護保険等認定審査会事務局長(西 道範君)福祉保健部長の西でございます。
     十番 三浦議員の一般質問にお答えします。  一項目め、施政方針についての一点目、子育て短期支援事業と一時保育との違いについてですが、子育て短期支援事業とは、保護者の疾病等の理由により家庭において養育することが一時的に困難となった児童などを児童養護施設等において一定期間養育を行うことにより、これらの児童及びその家庭の福祉の向上を図ることを目的とする事業です。  実施方法の違いにより、ショートステイといわれる短期入所生活援助事業とトワイライトステイといわれる夜間養護等事業に分類されます。  ショートステイは、保護者の病気、出産、出張等により緊急一時的に子供を養育することが困難になった場合に、児童養護施設等において夜間を含め最大七日間預かる制度です。  トワイライトステイは、保護者の仕事やその他の理由により緊急一時的に平日の夜間または休日に子供を養育することが困難になった場合に、児童養護施設等において児童を預かる制度です。  一方、一時保育とは、保護者の勤労形態の多様化への対応や専業主婦家庭の育児疲れ解消、保護者の通院等、一時的な保育需要に対する事業で、あらかじめ登録していただいた対象となる乳児または幼児を昼間保育所等で預かり、必要な保育を行うものです。  子育て短期支援事業と一時保育事業の違いですが、まず対象となる児童の年齢が異なることが挙げられます。子育て短期支援事業は十八歳未満の児童を対象としているのに対して、一時保育の対象となるのは就学前児童です。  また、事業の性格上、子育て短期支援事業が宿泊できる機能を持った施設でなければ実施できないのに対して、一時保育は昼間に実施することから、宇佐市においては、現在、二十二の保育所で実施しています。  また、利用料についても異なっており、子育て短期支援事業は保護者の所得により軽減することができることとしているのに対して、一時保育は所得にかかわらず一律としています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、二項目めの指定管理者選定の改善策についてを総務部長 筒井道雄君。 ◯総務部長(筒井道雄君)総務部長の筒井でございます。  十番 三浦議員の一般質問にお答えいたします。  二項目めの指定管理者制度の改善策についてですが、指定管理候補者の選定方法については、十二月議会における議論を踏まえながら、改善すべき点がないか、現在、検討しているところでございます。  今後検討を進めるべきことですが、現時点において各施設に共通の検討課題と考えていますのは、選定委員会での選定理由の充実やプレゼンテーションの際の質疑応答方法などです。  また、道の駅いんないについては、再公募の際に、やすらぎの里での再公募時の事例に倣って選定委員会の委員を増員するかという点などの検討が必要と考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、四項目めの鷹居公園の進入路やトイレの整備計画についてを建設水道部長 信国和徳君。 ◯建設水道部長兼生活排水課長(信国和徳君)建設水道部長の信国です。  十番 三浦議員の一般質問にお答えします。  四項目め、鷹居公園の進入路やトイレの整備計画についてですが、議員御指摘の鷹居地区公園の進入路やトイレとは公園南東部の鷹居神社側入り口方面のことと思います。  鷹居地区公園の鷹居神社側入り口への進入路については農道を進入路として利用しております。  また、トイレについては上田橋側入り口に一棟と鷹居神社側入り口横に簡易型トイレ一基を設置しており、市民の皆さんに利用されています。  鷹居地区公園の進入路やトイレにつきましては以上のような状況でありますので、現在のところ、新設、増設等の具体的な整備計画はありません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、五項目めの市が関与している奨学金制度についてと六項目めの教育環境の整備についてを教育次長 豊岡正晴君。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)教育次長の豊岡でございます。  十番 三浦議員の一般質問にお答えいたします。  五項目め、宇佐市が関与している奨学金制度についてですが、平成二十二年度から高等学校の授業料については無償化されましたが、高等学校生活を行うには教科書、被服費、修学旅行費、クラブ活動費など多額の経費を必要とします。  このようなことから、教育委員会としては奨学金制度を引き続き維持すべきとの判断により、平成二十三年度においても宇佐市奨学資金と藤・稲尾奨学資金を給付するようにしており、給付額、人数とも従来どおりとなっています。  両奨学金制度の目的は、高等学校または高等専門学校に在籍する生徒のうち、学業及び人物が優秀で、かつ経済的理由により修学困難な者に対して資金を給付し、もって有能な人材を育成することとしています。  選考方法などについては、宇佐市奨学資金、藤・稲尾奨学資金とも対象中学校より推薦のあった者の中から宇佐市奨学資金で十五名、藤・稲尾奨学資金で五名をそれぞれの選考委員会で審議し、教育委員会で決定して、月額五千円を給付するようにしています。  次に、六項目め、教育環境の整備についての一点目、教室での暑さ対策についてですが、暑さ対策としてのエアコン設置については学校側の強い要望があったため、これまで保健室など特別教室に設置する方向で努力してきたところであります。  また、本年の二月臨時議会で議決いただいた補正予算により、図書室及びパソコン室にエアコンが設置されていない学校については設置することとなりました。  普通教室につきましては、児童数の増加に伴って建設された一部プレハブ増築教室に限りエアコンの設置をしております。  昨年の夏の記録的な暑さを考えると、子供たちに快適な教育環境を提供したいと考えていますが、扇風機や緑のカーテン等で工夫をしながら避暑対策を行ってまいりたいと考えております。  二点目、市内の学校での洋式トイレの普及率についてですが、洋式トイレの普及率については、和式を望む人もいますので、教育委員会としてはおおむね五〇%を目安としており、改築時などに学校の意向も確認しながら行っているところです。  現在の洋式化率については小学校で二一%、中学校で三〇%、小中学校合計で二三%となっています。  学校に洋式トイレが全く設置されていない学校は、小中学校三十一校中一校でありますが、この一校についても平成二十三年度に措置するようにしています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)それでは、一点目の子育て短期支援事業についてでございますが、どこの施設を使ってこの事業をされるのでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松原哲男君)子育て支援課の松原です。  十番 三浦議員の再質問にお答えをいたします。  今予定をしている事業所は社会福祉法人、これは中津市の大貞にあるんですけれども、社会福祉法人清浄園の児童家庭支援センター和というところで予定をしております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)私は、きっと宇佐市の事業でありますから宇佐市でやると思っておりましたので、今ちょっと腰が抜けたような感じであります。宇佐市の子供たちを中津市の清浄園に預けて、経費だけそっちに払うという意味ですかね。 ◯議長(浜永義機君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松原哲男君)再質問にお答えいたします。  今議員が言われたとおり、経費というんですか、利用料を、所得によるんですけども、個人の方から徴収する場合と、あと市のほうから施設に対して委託料ということでお金をお支払する予定でございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)宇佐市にそういう施設がないということで中津市にお願いをするんだと思いますが、これは夜間とか休日とかいうのもちゃんと預かってもらえるのでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(松原哲男君)再質問にお答えをいたします。  夜間、休日等も利用ができるようになっております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)ないよりもよいという程度であろうと思います。もう少し私は期待しておったんです。今、子育てをしておる人たちが、自分が病気になったり、精神的に参ったりしたときに預かってくれる、これは一週間ぐらいは預かってくれるということで、そのときだけでもですね、大分肩の荷がおり、大変結構な事業だなというふうに思いがしておりましたが、この宇佐市でそういう子供たちを預けられたらいいかなという思いがしておりました。はい、わかりました。  次へ行きますが、学校支援地域本部なんですが、文部科学省かなんかの資料によりますとですね、宇佐市にはたしか三つの地域本部があるというようなのが、どこか何か資料で見たんですが、間違いありませんか。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)社会教育課長のおとめでございます。  三浦議員の再質問にお答えします。  学校支援地域本部の三カ所についてでございますが、駅川中学校区学校支援本部、北部中学校区学校支援本部、安心院中学校区学校支援本部の三カ所でございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)小学校の十一というのは、その中学校の小学校区域ということですね。 ◯議長(浜永義機君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(おとめ政巳君)お答えします。  そのとおりでございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)ことし、全部の中学校区にということですね。結構なことなんですが、今、私が答弁書を見るとですね、中学の部活というのがですね、非常にやっぱり教員に負担になっちょると思うんですが、そういう部活の支援をしているところがございますか。 ◯議長(浜永義機君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(渡邉正知君)学校教育課長の渡邉でございます。  中学校の部活動の支援についても行われている場所があります。  学校教育課のほうも、平成二十二年度芽出し予算で先ほど言われた三中学校以外の四中学校についても学校支援地域本部事業を立ち上げまして、地域協議会を設置し、実施しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)私は、教室の中に入っておる人たちは見かけることがあるんです。本当に指導している人たちもですね、大変まじめにですね、子供たちもよく言うことを聞いてですね、先生と共同でですね、もちろん担任の先生が入っておりますが、そういう姿をよく見かけます。大変ほほ笑ましい風景でもありますし、専門の先生でですね、子供たちも大変喜んでおるようでございます。  結構なことですが、活動の幅がですね、私が聞くのに、卒業生が庭木の剪定なんかもしてくれるというようなところもあるようですが、そういうのもですね、庭木の剪定なんていうのは市からは今一校に五万円ぐらいですね。専門の方がやったら日当を一万五千円も六千円もとりますから、幾らも剪定ができませんので、そういう支援の形も大変助かる、そういうところも私は聞いております。そういうのが全部の学校に広がるといいなと思います。ぜひ七つのすべての中学校区にそういう支援本部が立ち上がるといいなという思いがいたします。  それからですね、次に指定管理のことなんですが、まず、私はですね、この前の道の駅いんないということはのけていまして、全くそういうことを考えずに、二期目、三期目ということで私はちょっと私の思いを話してみたいんです。  まずですね、提案書というのがですね、分厚い提案書、例えば道の駅のときは三社が提案をされておりました。あれをですね、一人の方がすべての項目を読んで、項目が何十項目もあったような感じがする。それを比較するというのはですね、大変困難な仕事です。その人はそれだけにかかっちょるわけじゃありません。自分は他の仕事を持っておるんですから。  私は、一つの提案ですが、例えば一項目と二項目はあなた、三項目と四項目めは次の方、五項目めと六項目めはその次の方というふうにですね、その人たちが専門に、例えば、金額みたいなところであったら、ほとんど労力は要りませんね。だけど、言葉で書いてあるところを比較するというのは大変な作業なんです。それに差をつけるというのは大変な作業ですから、項目を限って選定委員の方にお願いをする。これは選定委員長の腹一つだと思いますが、ここでそういうことを市として言えるかどうか、それは私はわかりません。お願いする方法もあると思います。  私も以前、教科書採択にかかわったことがあるんですが、教科書は五社ぐらいあるんですが、それを比較するのはですね、大変な労力が要りました。夜中の十二時や一時ぐらいまで何日もかかって、そしてちゃんと意見書をつけてですね、出すんですが、大変な苦労をしたことがあります。それが一つです。  それからですね、二期目のときに、一期目の評価ですね。一期目の評価が全くない。私は、一期目の評価をするのにですね、一期目の提案書をですね、ちゃんと実行しているかどうかということを監視する、それはやっぱり必要だと思うんですよ。そうすると、その一期目に頑張ったことが二期目に生かされてくる。二期目になったときに、悪かったらマイナス点、例えば基礎点をゼロ、悪かったら、五十点なら五十点刻みでマイナスの五十、よかったらプラス五十と。だから、一期目の管理が生きてくる、そういうふうにしていったらいいんじゃないかなというふうに思います。  それは、もう一つの理由は、一期目でですね、チャラにしてしまったら、私は、働く人たち、そこで雇用されている人たちのですね、生活の見通しが立ちにくいんじゃないかと思うんですよ。三年なり五年でぶち切られるということになるんですね。なるべくそういうことで一期目に頑張ったら二期目もやれるんだということで、基礎点によければプラス、悪ければマイナスというふうにつけていくのがいいんじゃないかと思うんですが、御意見はどうでしょうか。比較ができると思いますか。 ◯議長(浜永義機君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(佐藤博美君)企画財政課長の佐藤です。  十番 三浦議員の再質問にお答えをいたします。  道の駅いんないに限らず、すべての指定管理施設について考えられることという議員の御指摘でございますが、そういった今回、道の駅いんないの選定を再度行うに当たりましてですね、今後以降につきましては、前回の指定管理候補者の指定の際に発生をしましたそういう問題をできるだけクリアできるように、いろんな手法を含めて選定方法の見直しを行ってまいりたいと考えております。とりあえず道の駅いんないにつきましては、本年四月から九月までの半年間、現在の候補者を指定管理者にお願いをする案を今回上程しておりますけれども、その他の施設につきましても、二期目、三期目につきましてはより審査しやすいような、実績がまた反映されるような、そういった点も含めまして厳しく見直しをしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)もう一つ申し忘れましたが、指定管理というのは安かろう、悪かろうじゃ悪いんですね。私は、もう一つ、最低制限価格の制度も設けるべきではないかと。コストの安いところが選定に有利だということになりますとですね、コストを下げる。そうすると、下げたのは何に影響してくるかというと、そこで働いている人たちの賃金を下げるとか、それとか正規に雇った人を臨時にするとかですね。そうすると、なれないからサービスが悪くなるとか、そういうふうな弊害もありますので、そういう最低制限価格を設ける必要があるのではないかと私は思っております。  実は私は随分前の議会でですね、入札制度で最低制限価格のことをここで話したことがあるんです。そうしたら、土建屋からそれを聞かれまして、土建屋さんから、三浦議員は土建屋をつぶすようなことを言うというようなことで随分怒られた。何で私がつぶすかなっちゅうてですね。それが低価格競争をしてはよくないと私は言ったつもりが、それが今のくじ引きの結果になるのかなというような感じがして、いいほうか悪いほうかなというような感じもしますけど。そのころはまだ今みたいな経済情勢ではございませんでしたので、まだ少しよかったようでした。それもひとつ考えていただいたらいいなというふうに思っております。これは今重ねて言いますが、道の駅いんないのことを言っているわけではありません。  それから次に、子ども議会のことなんですが、今、子ども議会のことで、かなり子供たちの意見が取り入れられて、遊具の設置について措置していただいたということでですね、学校教育課長、学校で子供たちにお話ししておいてください。子供たちのそういうことが取り上げられたんだということでですね、ぜひ宣伝をしておいてください。子供たちも、私たちが言ったのが通ったんだということでですね。最初からの予定だったかも、そのことはどっちでもいいと思いますが、ぜひそういうことで学校に宣伝しておいていただきたい。  学校はですね、子ども議会に一人子供を、学校に一人だから大して影響がないと思ったら大きな間違いでして、その子たちが一人おらんために、授業が進められんというのもありますね。進めたときは、その子たちの一人のために先生は補習せなならんのですからね。だから、学校にたった一人といってもかなりの犠牲があるんですから、そういうことは、出てくれたおかげでこういうものができるようになったということでぜひ宣伝をしておいていただきたい。  議会とすれば、子ども議会ということで新聞にも取り上げられまして、いい宣伝にはなったと思います。しかし、私は夜間議会というのもですね、市民のためには結構かなと。子ども議会にあわせて夜間議会なんかも市民のためにいいんじゃないかというふうに思いがいたしております。  それから、鷹居公園のことなんですけどですね、便所のことで上田橋からの入り口にはちゃんとあると。ここ、結構あります。かなり汚れもありますが、あります。上のほうにですね、一人分ですね、非常に風が強くなったらひっくり返るんじゃないかというような思いがありますが、私はあの便所をですね、何か合併浄化槽かなんかに、今、たしかくみ取りじゃないんですかね。
    ◯議長(浜永義機君)都市計画・高速道対策課長。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)都市計画・高速道対策課の速見です。  お答えいたします。  議員御指摘のとおり、鷹居神社側にありますトイレは簡易型のくみ取りのトイレです。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)あそこはゲートボールを使う人たちが管理をしておりまして、それもしっかり当番を決めてですね、しておるようです。  しかし、くみ取りでありますし、男子の便所は外ですね。雨がかかるようなところじゃないですかね。あれをですね、私は女子便所と、あそこに便所をちょっとつくっていただいて、合併浄化槽でですね、やれば、大分お客もふえるんじゃないかなと思っておるんです。あそこを使う子供たちはほとんどおりません。便所がないからです。下まで来れば。子供たちはああいう便所は、くみ取りのところにはなかなか、そして一個ですからね。子供が百人、二百人行ったときは足りませんから、行きません。ほとんど利用できないと思います。  私がきのうの夕方に通ったら、階段に電気がついておりましたね。街灯。御存じないですか。あれは何か防犯灯ですか。あの電気は何なんですか。 ◯議長(浜永義機君)都市計画・高速道対策課長。 ◯都市計画・高速道対策課長(速見圭祐君)お答えいたします。  園内の上田橋から上に上がっていく通路といいますか、それのことですね。はい、防犯灯です。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)多分、あそこを人が通ってですね、やっぱり花見のシーズンなんかは、かなり桜の木が大きくなりましたからね。あれはロータリークラブかなんかが寄附してくれたですね。大きくなったし、花見もちゃんとできるようにあずまやもありますね。結構な場所なんですが、人はほとんどあそこではそういうのはしません。何かといったら便所なんです。今言った進入路よりも便所なんです。便所がない。これが一番のネックです。あそこを生かすなら、生かしていただきたいです。市の中心部であるしですね。ぜひそういうふうな計画を本当は入れていただきたいんです。  下に便所をつくるのも随分苦労してあそこにやっと便所をつくったという話も聞いております。近くであれば、あそこに本管が通っておりますから、そこからすっと行けるということで、余り金がかからんということであそこにしたというような話を私はちらっと聞きました。うそか本当かわかりませんが、多分私はそうだろうと思います。あそこなら余り金がかからん、上まで引っ張っていくとかなり金がかかるということで上にしなかった。それと、防犯の関係でですね、目が届きにくいというのもあったかもしれません。  ぜひ検討していただきたい。  それから、五番目の奨学金の件なんですが、五千円という金はどう考えていますか。多いと思いますか、少ないと思いますか。 ◯議長(浜永義機君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)教育次長の豊岡です。  十番 三浦議員の再質問にお答えいたします。  五千円が高いか低いかということは、当時、高校の授業料が五千円だったと思います。それを補てんするという目的でこの奨学金制度が始まったというふうに私は聞いておりますが、先ほど答弁いたしましたように、高校に入学しても、授業料だけではなく教科書、被服費、修学旅行、通学費、いろんな経費がありますので、五千円が高いか低いかというのは制度上の問題でありますので、奨学金としては五千円ぐらいが適当ではないかというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)五千円というのは本当に安いですよね。私も奨学金の選考委員会に出ていてそう言ったこともございますが、今さっき私が言いましたように、時代は変化しよりますから、その当時というのは何年前か知りませんが。  私がもう一つ気になるのがですね、ここにですね、奨学金の、どこも書いているんだろうかなと思うんですね。学業及び人物が優秀で、かつ経済的理由にというのがあるんですね。これはいかにも学業というのが先行しているような感じがするんです。人物、経済的理由というのが後ろについているような感じがするんです。  私も貧乏学生で学校に行くのも奨学金で行ったような感じでございまして、私が学校に行っているときはですね、奨学金は二千円でした。授業料と、私は大分まで行きよりましたが、大分に行く定期代はその奨学金で賄いよったんです。授業料は年間九千円でしたから。汽車賃が千八十円です。十分に足りた。余るぐらいあったんですね。だから、私は昭和三十七年ですから、まだ戦後復興最中でございますから、やっぱり教育に力を入れよったんだなと思います。  今、五千円というのは本当に少ないですね。私は値上げをするべきだと。経済的にですね、今度だって中退者がかなり多いんですね。そうすると、先に経済的な理由というのを中心にして、そして後に学業をつけていただきたい。そして、学びたい、しかし経済的に学べない子供たちを救ってやりたいと、救っていただきたいと。私たちのときはそうじゃなかったかなと思うんですよ。そげん私が成績がよかったはずはないんですが、それでも奨学金で授業料と汽車賃が賄えよったというのがありますので、この規則にもちゃんと学業というのが、その後に経済的理由がついています。逆にしていただきたい。五千円というのは、授業料を出すときだったら本当に少ないなと思いました。しかし、授業料無償化になったので、いいかなと。そのほかが五千円ぐらいで行くのかなと。私は高校の授業料は知りませんよ。だから、ぜひ経済的理由というのを先にしていただきたいと思います。それは希望で結構です。  それからですね、環境整備のことにつきましてはですね、今申し上げましたように、市としてもこれまで相当な努力をしてくれておる、これは私は毎回みたいに教育環境整備について言いますが、大変教育環境が整備されつつあるというふうに思っております。まだもちろん足りないところもたくさんございますが。  今言いましたエアコンというか、そういう点もですね、皆さん、行ってみたら、三十人、四十人近くの子供が一つの教室の中でじっとしておるんですから、風がないときは本当に暑くてたまりませんね。窓をあければいいんじゃねえかといったって、風がなければだめなんですね。三階に行きますと風が吹きます。しかし、風が吹いたって余り役に立たんのです。風が吹くの任せにしとったら、自分の机の上にある紙が飛んでしまうんですから。だから、そう戸もあけられんのですね。私は、緑のカーテンとかですね、校庭の芝生とか、そういうことも考えられますが、この前、今石議員もエアコンということがございましたが、ぜひ緑のカーテンをするなら、ちゃんとそういう設備をですね、していただきたい。余り高いものじゃないと思いますから。そういうことは考えておりますか。 ◯議長(浜永義機君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)お答え申し上げます。  緑のカーテン、芝生等の考え方でありますが、学校には配分予算というのがありますので、その点で教育委員会としても十分に考慮したいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)それからですね、洋式トイレのことなんですが、各階を調べたことがありますか。各階に洋式トイレが必ずあるのかどうか、男子便所、女子便所に。それを調べましたか。 ◯議長(浜永義機君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)お答え申し上げます。  学校ごとに調査をしたということで、各階では調査をしておりません。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)各階のを調べていただきたいんですよ。各階にですね、一つはやっぱり洋式トイレが欲しいんですよ。今、全然ない学校があると言いましたね。これは増築のときにするということでございますが、以前はですね、障害児が入りますと、洋式トイレをつけてくれておりました。しかしですね、それは一階なんです。二階、三階には障害児はなかなか入れませんので一階だけです。あとはないと。だけど、調査をすると、学校に洋式トイレがあるということになりますので。  やっぱり一つのトイレに、スペースにですね、男女一つずつは洋式トイレを設置していただきたいんです。じゃないと、洋式トイレしか使えん子供は、じっとうちに帰るまで我慢をしているんですよ。これはまさに人権問題になりますから。水洗にはすぐなるんですから、あとは便器をつくればいいようなものですから。そういうことはどうですか。 ◯議長(浜永義機君)教育次長。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)お答え申し上げます。  今からトイレの洋式化を進めるわけでありますが、今議員御指摘のですね、各階に洋式一ということを目標にしながら、五〇%に向けて努力してみたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十番 三浦長男君。 ◯十番(三浦長男君)ぜひお願いしたいと思います。  終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で三浦議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではございますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十四時十分といたします。                    休憩 午後二時〇二分                   ────────────                    再開 午後二時十三分 ◯議長(浜永義機君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)よろしくお願いします。二番 公明党の中山です。  議員四年間、合計十六回目の質問をただいまからさせていただきます。実に感慨深いものがありまして、先ほどより涙がとまらないのが事実であります。  それでは、九項目にわたりまして最初の質問をさせていただきます。  初めに、観光振興についてであります。  地域の特性を生かした観光産業の振興は、経済の活性化に向けた重要な政策課題であると思います。少子高齢化や人口減少が進む中、地域を訪れる交流人口の増加と国内消費を促す観光振興を起爆剤として地域に元気を取り戻すべきと思うが、行政の考えについて問うものであります。  二番目、国内外の観光客を受け入れる体制の整備についてどう思うか。  大きな二番目として、市の実施事業について尋ねるものであります。  市の実施事業について公の場で議論する宇佐市外部評価いわゆる事業仕分けを実施してはどうか提案いたします。  二番目、事業仕分けを実施することで事業の目的や効果がより明確になり、職員自身の意識改革にもつながると思うが、行政はどのような考えをお持ちかお尋ねします。  三番目、就職支援体制についてであります。今春卒業予定の大学生の就職内定率が過去最低の水準となり、市内高校生の就職内定率、二月二十四日現在で九三・六%とお聞きしております。若者の雇用対策は最重要課題と思います。責任ある対応と有効な対策を打つべきであると思うが、どのような考えをお持ちか。  四番目、農業問題についてであります。  その一番目、深刻な担い手不足、歯どめのきかない耕作放棄地拡大など日本の農業を悲観する材料を挙げれば切りがありません。しかし、ピンチこそチャンスだと思います。この分野こそ閉塞した日本経済を元気にする可能性を秘めた一番やりだと指摘したい。行政の考えについて問うものであります。  二番目、日本の国土の七割は中山間地だが、たとえこうした耕作条件が困難な場所でも、かけがえのない田畑を守る意欲に燃える人がおられます。今大事なことは、こうした人々を全面的に応援し、かつ着実にふやしていくための体制づくりであろうと思います。政治がリーダーシップをとって、強力に、大胆に推進すべきと思うが、行政のお考えについて問うものであります。  三番目、後継者ではなくても、農村に移住して新たに農業を志す人には事業が軌道に乗るまで生活支援策を講じるようなアイデアも意味があると思うが、行政のお考えについて問うものであります。  五番目、市有資産の有効活用について。庁舎や公共施設での自動販売機設置に関して一般競争入札による公募制を導入してはどうか提案いたします。  六番目、過疎地対策について。高齢化や近所の商店が閉まるなどの理由で日常の買い物が困難な、いわゆる買い物弱者がふえる中、その対策としてICT(情報通信技術)を活用した買い物支援サービスが注目されていると聞いております。宇佐市でも実証実験したらどうか提案いたします。  七番目、空き家対策について問います。全国の空き家は約七百五十六万戸で、総住宅数に占める割合は約一三%に上り、一九五八年の約三十六万戸から毎年増加している。地域住民が犯罪や火災の発生、建物の倒壊などを心配し、雑草の除去や樹木の伐採を求めても、空き家が個人の私有物である以上、自治体は手を出せないのが現実であろう。市として空き家撤去条例の制定について取り組む考えについて問うものであります。  八番目、市立図書館についてであります。昨年は、アップルのiPadの発売を皮切りに電子化された書籍を手軽に閲覧できる携帯端末が次々と登場し、注目されました。全国各地の公共図書館では、蔵書を電子化して二十四時間三百六十五日いつでも貸し出しできるサービスの導入を検討し始めていると聞いております。宇佐市の考えについて問うものであります。  九番目、逼迫する地方財政について。宇佐市を流れる川を蛍の舞う川にするために、すべての生活排水を一緒に浄化できる合併処理浄化槽を強く普及推進するべきと思うが、行政の考えについて問うものであります。  以上で最初の質問を終わります。答弁くださる市長を初め各部課長さんにおかれましては、普段よりもやや早口での答弁をお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、中山議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二番 中山議員の一般質問に少し早口でお答えをいたします。  四項目め、農業問題についての一点目、農業、農村の役割と可能性についてでありますが、農業、農村は食料の供給のほか、農業生産関連産業を含めた経済的外部効果や水田の水源涵養機能、防災機能、さらには水田の文化的機能など多くの機能を有しており、農業分野は日本経済を元気にする可能性を秘めていると考えております。  そのための起爆剤的な取り組みとして、地域資源をフル活用し、観光交流を含めた産業間の連携と創意工夫による六次産業化の取り組みを推進しているところであります。  次に、二点目の意欲ある農業者への支援体制についてですが、これまで集落営農の組織化や企業の農業参入等による耕作放棄地解消の取り組み支援を実施いたしております。  また、今年度から三期対策の始まった中山間地域等直接支払制度において、十五集落増加の百十二集落に対して約二億三千万円を助成しながら、中山間地域の棚田保全、耕作放棄地の発生防止などに役立てているところであります。  なお、農業生産意欲がありながら重労働ができない高齢者や農村女性あるいは定年帰農者などの生産活動や販路の拡大などの取り組みについても引き続き支援していきたいと考えております。  三点目の新規就農者への生活支援についてですが、新たに農業を始める人が技術や経営方法を学ぶための研修や経営開始の準備に必要な資金として就農研修資金、就農準備資金、就農施設等資金の貸し付け制度を準備しております。  特に、就農研修資金は月額十五万円を一年間貸し付ける制度ですが、その償還額に対し県と市が四分の一ずつ助成しており、平成二十三年度からさらに市独自に四分の一の上乗せ支援を予定いたしております。  また、家賃の一部助成や就農に必要な資材費の補助もあわせ当初予算措置を行い、新規就農者支援の充実に努めているところであります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、八項目めの市立図書館についてを教育長 岡本省司君。 ◯教育長(岡本省司君)教育長の岡本でございます。  二番 中山議員の一般質問にお答えいたします。  八項目め、市民図書館についての一点目、蔵書の電子化ですが、現在、全国で電子書籍の貸し出しサービスを実施している公立図書館は東京都立中央図書館、東京都千代田区立図書館、大阪府堺市立図書館の三館で、現在建設中の山口県萩市立図書館が今後実施を予定していると承知しています。  今後、書籍の電子配信サービスは官民ともに進んでいくことが予想されますが、公立図書館における電子書籍の貸し出しサービスはシステム構築や著作権料等の費用面の課題もあり、現段階で直ちに導入を進めていくことは難しい状況です。  なお、現在、所蔵している郷土資料の電子データ化を行い、図書館のホームページで公開することを計画しており、関連費用を当初予算に盛り込んでいるところでございます。  以上で私の答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの観光振興についてと三項目めの就職支援体制についてと六項目めの過疎地対策についてを経済部長 原田昭一君。 ◯経済部長兼耕地課長(原田昭一君)経済部長の原田です。  二番 中山議員の一般質問にお答えします。  一項目めの一点目、地域の特性を生かした観光産業の振興についてですが、観光は観光施設や旅行業だけでなく飲食産業、土産品産業、宿泊産業などに波及する極めてすそ野の広い総合産業であります。
     このため、議員御指摘のとおり、観光振興を図ることは交流人口並びに地元経済の拡大につながり、さらには社会的、文化的、教育的にもさまざまな波及効果が期待できると受けとめております。  そこで、現在、宇佐市ツーリズム推進協議会を中心に多くの方々の御意見を伺いながら宇佐市観光の指針となる宇佐市観光・交流ビジョンを策定中であり、平成二十三年度の当初予算においてフィルムコミッション、観光PR促進、観光大使活用、観光プロモーションなどさまざまな事業を盛り込み、柔軟に戦略性を持ちつつ総合的に観光振興、交流人口拡大を進める考えです。  次に、二点目の国内外の観光客受け入れ体制の整備についてですが、議員御指摘のとおり、国内観光客はもちろんのこと外国人観光客の増加に伴う受け入れ体制の整備が全国的にも重要な課題となっております。  特に近年は経済成長に伴う中国の海外旅行需要が一段と拡大することが予想され、中国人観光客の呼び込みが観光・経済界において大きなビジネスチャンスとなっています。  本市においても、昨年七月、宇佐市観光協会の働きかけで中国四川省から夏休み文化交流ツアーの一環として小学生、引率者総勢八十名が宇佐市に二泊滞在、また、今月末には宇佐市観光協会、商工会議所のメンバー三十名が台湾を訪れ、台南市観光協会との交流も予定されております。  このほか、韓国に関しては、友好親善都市である慶州市で開催され、六十万人もの人でにぎわう慶州酒ともち祭りに参加し、宇佐市のPRを行うなど外国人観光客呼び込みに努めております。  次に、就職支援体制についてでですが、就職については今年度も厳しいことが予想されたために、夏場に事業所アンケートを行い、求人予定のある企業や就職説明会への参加を希望する企業の把握を行いました。  高校生の就職内定率は、宇佐市におきましては十一月中旬で六七%、十二月中旬で七二%でした。市としても、高卒者の雇用拡大と内定率向上を図るために、ハローワークや商工会議所、両院商工会と連携し、市内の企業を訪問して雇用のお願いをしてまいりました。その結果、現在の就職内定状況は、百三十一人の就職希望者に対し百二十七名が内定しており、内定率は九七%となっております。  なお、大分県全体では、一月末で内定率は八八%となっております。  次に、過疎対策についてです。  宇佐市では、安心院・院内地区においては、両院商工会が愛のおつかい便として電話やファクスで注文を受け、かわりに買い物をしてお届けをしていますが、現在、利用者数が十分とは言えず、継続的な事業展開には課題を抱えております。買い物支援を定着するためには利用者数の確保が不可欠であり、そのためのシステムとしてICTの利活用も一つの検討課題と考えております。  しかしながら、ICTの利活用を行うためには、高齢者でも簡易に操作ができる端末機等について費用面も含めて検討することが必要と考えているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、二項目めの市の実施事業についてと五項目めの市有資産の有効活用についてを総務部長 筒井道雄君。 ◯総務部長(筒井道雄君)総務部長の筒井でございます。  二番 中山議員の一般質問にお答えします。  二項目め、市の実施事業についての一点目、公の場で議論する宇佐市外部評価の実施について及び二点目の職員自身の意識改革についてですが、いわゆる事業仕分けについては、外部の視点も入れて公開の場で事業の要否等を判定することで無駄を省き、予算を大幅に見直す効果があると言われております。  他方、これまでの国や他の自治体での実施状況を踏まえると、予算の削減に主眼が置かれ、事業展開に結びつきにくいこと、短時間での判定のため実情を踏まえにくい、一方的に職員が批判される立場となりやすいなどの課題もあるところでございます。  今後、実施方法等についてさらに検討の余地があるものと思われます。  本市においては、平成十八年度に策定した宇佐市行政評価実施要綱に基づき事務事業評価を実施しており、市といたしましては、今後、この事務事業評価制度を一層充実しながら、より効率的、効果的な行財政運営を目指していきたいと考えています。  次に、五項目め、市有資産の有効活用についての一点目、庁舎や公共施設での自動販売機設置に係る公募制導入についてですが、庁舎などにおける空きスペースの有効活用は自主財源確保の観点からも検討が必要と認識しています。  御提案のありました庁舎等における自動販売機設置の公募制導入について、県内他市では現在大分市での実施を把握しているのみでございます。都市部では賃料を払ってでも設置したいという参加事業者数が期待できますが、集客力の少ない地方の施設ではどのくらいの参加者数が見込めるか不透明であり、また現在設置している自動販売機は福祉団体や地域団体に対して政策的配慮も含めて許可しているものもあることから、導入については十分な検討が必要と考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、七項目めの空き家対策についてと九項目めの逼迫する地方財政についてを建設水道部長 信国和徳君。 ◯建設水道部長兼生活排水課長(信国和徳君)建設水道部長の信国です。  二番 中山議員の一般質問にお答えします。  七項目め、空き家対策についてですが、老朽危険家屋につきましては宇佐市だけの問題ではなく全国的な問題となっています。空き家であっても登記上は個人の財産であるため、倒壊寸前でも市が勝手に取り壊すことはできません。  危険な老朽家屋につきましては、家屋の所有者、管理者あてに建築基準法第八条第一項に基づき文書にて家屋の適正な維持保全に努めるよう指導、勧告を行っており、また自治会、警察及びその他関係機関とも連携して対応しているところです。  また、平成二十年度に空き家バンク制度を創設し、市内にある空き家の有効活用を図っているところです。  空き家対策について条例を制定している例があることは承知しておりますが、その場合でも強制的に撤去を求めることは難しい現状にあり、その効果について今後の推移を見守る必要があると考えています。  次に、九点目の一点目、合併浄化槽の普及推進についてですが、海や川、湖が汚され、自然がバランスを崩し、きれいな水の大切さが叫ばれるようになった今日、人間と自然とが調和を図り、環境負荷の少ない社会の形成が望まれています。  そのためには、私たちが日常生活の中で発生させた生活排水などの汚水を適正に処理して河川等に流さなければなりません。  このことから、宇佐市では生活雑排水対策の有効な手段として公共下水道事業、農業集落排水事業、合併処理浄化槽設置整備事業に従前から積極的に取り組んでいるところです。  とりわけ、合併浄化槽の設置については、公共下水道事業認可区域や農業集落排水事業処理区域を除く区域を対象に、平成二年度から設置費用の助成により普及促進を図っており、今年度は百七十二基の申請に対し六千七十九万二千円の補助金を交付する見込みです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)普段よりやや早目の答弁、大変にご協力ありがとうございました。  順次再質問をさせていただきますけれども、時間の配分を非常にきょうは苦労しそうでありますので、三番の就職支援体制についてと八番の市立図書館については九番の後に回すという順番で行きたいと思います。  まず、観光振興でありますけれども、観光庁が二〇〇九年度に発表した数値によりますと、国内外の旅行者による二〇〇九年度の消費額約二十二兆一千億円、こうした消費が食品産業など国内の産業にもたらす波及効果は四十八兆円に上ると言われております。  そしてもう一つ、世界観光機関の調査によりますと、世界の観光客数は、二〇〇九年度が八億八千万人だったのが、二〇二〇年には十五億六千万人になるとの予測をされております。その中心は中国を初めとする東アジア太平洋地域であります。昨年の十月二十日だったですか、浅草の葛飾柴又に行ったときに大変な観光客に会いました。ほとんどの方が中国人観光客でありました。  平成二十一年の宇佐市の観光客数を見ると、一年間で三百六十五万四千六百四人という数字が出ております。悲しいかな、宇佐市は通過型観光ということは皆さん恐らく御承知だろうと思います。  お隣の豊後高田市は昭和の町等でにぎやかなにぎわいを見せておりますけれども、最近は若干右肩下がりの観光客数なんだそうです。そこで、これは行政がほとんど絡んでいないんじゃないかなと思いますけれども、豊後高田市の繁華街のど真ん中、宮町に亀の井ホテルを建設予定、客室数百室、五階建てのホテルができる。既に決定しております。先日行きましたところ、まだ基礎工事はしておりませんけれども、飯場等は建っておりました。こういういわゆる通過型観光を地元にとどめおくという姿勢に対して是永市長はどういう思いでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)観光まちづくり課長の藤澤でございます。  中山議員の御質問にお答えをいたします。  議員も御指摘のとおり、本市の観光はほとんどが通過型になっておりまして、少し資料が古いんですが、平成十九年の観光動態調査では、当時、三百六十八万人でございましたが、このうち宿泊者数は十一万四千二百二十八人ということで九七%が通過、わずか三%が宇佐市に宿泊ということになっております。  宿泊者を宇佐市内にということは非常に経済波及効果が大きいものと考えておりますので、私どもも、とにかく今の通過型を滞在時間を少しでも延ばしていただくような取り組みをしたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実は私も全く課長と同感であります。滞在時間を長くしていただける、最終的には宿泊していただけるというのが一番理想ではないかなというふうに思います。  これも平成十九年の観光客の客単価を調べてみました。宇佐市は一人の観光客の方が観光地におろすお金が千六百円。別府市は一万二千円。そして、湯布院が、これは日帰りと宿泊と両方に分けてくれましたけれども、日帰りの観光客の方が一人の方が六千五百円、宿泊の方が一万八千百円のお金を消費するという統計をいただきました。これから見てもですね、通過型観光というのは目に見えているのがありありであります。  湯布院を有する由布市は三万六千四百二十一人の人口があるそうですけれども、ことし、五月三日に全国神楽大会をやるそうです。本年度が二回目。ことしは関東からも神楽をやっている団体を呼んで盛大にやるとの企画書を私自身もいただきました。  私たちの住む宇佐にも、伝統芸能やその地域にしかない観光資源はたくさんあると思われます。  そこで、お尋ねしますけれども、宇佐市内で神楽社というか神楽をやっている団体、サークルというのは行政はわかりますか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)お答えをいたします。  今、宇佐の場合、神楽の競演大会というのを毎年九月にトレーニングセンターのほうでいたしておりまして、そこのお世話をする高家神社の方にお伺いしたんですが、市内には今六つの神楽社がございます。北山、それから高家、麻生、それから日ノ岳、十ヶ平、そして安心院ということでございますが、このうち安心院の神楽社は現在ちょっと活動が休止ということで、実際に取り組んでいただいておるのは五社ということで私どもは伺っておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実は先ほど言った由布市の全国神楽は、ことしは韓国からの参加もあるということをお聞きしております。全国から世界にまで広がったような感がありますけれども、結局、先ほど二〇〇九年度で観光客数が八億八千万人というふうに言いましたけれども、そのうちのどれくらいを宇佐市に引っ張ってきてみせるというような決意、何%でもいいけど、その何%かはこの宇佐市を訪れていただきたいというような決意は、市長、ありますか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)観光まちづくり課長の藤澤です。  御質問にお答えいたします。  私どもが、宇佐市においでいただく外国の方の調査を昨年の八月、九月、二カ月にわたって観光バス二百台を調査したんですが、このうち三五%が韓国からのお客様でございまして、議員御指摘の中国の方の実数はまだ把握していないのが現状でございます。  先ほど、伝統芸能を生かした取り組み、こういったものを通じた中での観光振興というお話がございましたが、今、どうしても滞在型をねらうといたしますと、夜型の祭りと申しますか、例えば花火大会でございますとか、あるいは今、宇佐の仲見世会のほうが神宮さんと一緒になって、雅楽を神宮の上宮のほうで行っていただく取り組みをですね、ずっと続けていただいておりますので、こういった部分のところを私どもも非常にPRをさせていただきながら、ぜひこういった外国の方を含めた観光客の増数に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)きのうの夕方、宇佐神宮の仲見世のある主人と話していて、いろんな知恵をいただきました。今、通過型をいきなり宿泊型にするのも大変な苦労があると。通過型でもいいから長時間、この宇佐市にとどまっていてお金を落としてもらうというような策を考えるべきではないかなというふうに思います。  先ほど、宇佐市の神楽社が六つと言いましたね。六つあるそうですけれども、宇佐神宮とタイアップして、月の日曜日の夕方にどこかの神楽が舞っていると。それに観光客が来ていただけると。夜というと、ちょっと無理かもしれませんけれど、夕方に来てお金を落としていただくというような策も非常にいいのではないかなというふうなことを言っておりました。  そして、宇佐神宮に奉納という形をとれば、神楽社は料金を求めないということもお聞きしました。神楽とは神が楽しいというふうに書きますけれども、奉納という形をとれば、たとえ零円でも神楽をする人たちは非常に喜ぶんだそうです。つまり、神楽とは神様をお慰めする儀式なんだというふうにお伺いしました。  例えば、福岡におられる方が宇佐方面の県北に観光に行きたいと言えば、若い人たちはまずインターネットを見て検索をすると思うんです。まちづくり観光課からこういうシールをいただきました。これは、観光地に来てからしか見られないという一面もありますね。それとは別に、自分の住むところから宇佐市を検索すればいろんな情報が入るというような情報発信の仕方も私は大事ではないかなというふうに思います。観光地に来る前の情報発信をどうするかということに対して行政はどのような考えをお持ちですか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)観光まちづくり課長の藤澤です。  お答えいたします。  情報発信の私どものまず一番の手法といたしましては、宇佐市のホームページの中に観光という枠で特別につくっていただいております。それによって全国からのコンタクトといいますか、見ることができるような手法を使っておるんですが、そのほかに、今後の新しい取り組みといたしまして、今、宇佐市が三名の方に観光大使を委嘱しております。そのうち、今度、新年度につきましては院内出身の桂平治さんにお願いをしまして、駒形どぜうのほうで宇佐のPRも含めたような形で情報発信をしていただく、あるいは福岡方面への六次産業の関連の部分を使いまして情報発信をしていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)要は、私は情報発信の多いところほど有利というふうに思います。  実は私の近所にハチみつとかパスタとかを食べさせる店がありまして、あそこのお客というのは関西とか大分県外から来るみたいなんですね。そして、そこまでは来るけれども、それから先の観光は全くわからないということで、先日、遊々マップというのをもらってどんと店に置いてきましたけれども、こういうのを至るところに置いて、悪く言えば足どめさせるというような姿勢が大事ではないかなと思いますけれども、これについてはどう。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)お答えいたします。  遊々マップにつきましては、昨年、少し印刷・製本費等も確保できた観点から、今年度、平成二十二年度ですが、まず市内のガソリンスタンドを中心に置かせていただいたところでございます。  今後は、もう少しまたこれらの印刷物を増刷いたしまして、観光施設あるいはそういった類似の施設に置いていただく、活用いただくということが本当に議員御指摘のとおり大切なことでありますので、今後取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)もちろんそれも大事ではありますけれども、やっぱり若い人向けにですね、先ほど、観光のことも載っているというような御回答もいただきましたけれども、いろんな観光地を選ぶ中でなぜ宇佐を選んだか、なぜ宇佐を選ぼうとするのかと、そこに私は注目してもらいたいと思います。  私たちが普段生活していて何げなく見過ごしているような景色でも、よその地から来れば感動するような景色というところもあります。実は私の家は山のふもとにありまして、夜に雨が降って、朝は朝霧がおりてきます。私自身にすれば何とはない景色なんですけれども、他の地区から来た人は何かそれだけで物すごい感動を覚えたというようなことも聞き及んでおります。  だから、観光資源とは、いわゆる箱物をつくって、そこにお客を集めるんじゃなくしても、現存してあるものがすべて観光資源になり得るというようなことも私たちは意識していかなければいけないというふうに思います。  それと、市のホームページはあるんですけれども、観光協会はホームページをひらいていますか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)お答えいたします。  今、観光協会のほうは安心院支部、院内支部それから宇佐支部というふうな形でホームページがばらばらだったものを今度一本化してですね、新しいホームページ作成に取り組んでおります。もうすぐでき上がるんじゃなかろうかというふうにお聞きしております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)そのホームページの目に入る言葉として私が今ふっと思いついたのが、ものになるかどうかはわかりませんけれども、参考にしてください。パスポートの要らないUSAに行ってみようということをぽっと私は思いつきました。どこにでもあるようなものだけれども、お客にいかに魅力的に思わせて、いかにここに引っ張ってくるかというようなことは宇佐市民、宇佐市職員、私たちも含めて総合力で考えていくべきだというふうに思います。  皆さんよく御存じだと思いますけれども、富山県におわら風の盆という伝統芸能があります。本番は九月一日から三日間行われるそうですけれども、今では毎月二回、第二と第四土曜日にやっておるそうです。そして、入場料をいただく。なぜこういうふうになったかというと、先ほども言いましたように、たった三日間で二、三十万人の観光客が訪れる。文字どおりごった返すというような状況ではなかろうかなという思いです。その混雑緩和というやむにやまれぬ事情から毎月やるようになった、それが定着しているということであります。  私たちも地域に誇れるものはいっぱいあると思います。その地域の誇りを観光資源にするということは非常に有利ではないかなというふうに思います。  先ほど、宇佐市観光交流ビジョンを策定中というふうに言いましたけれども、これはいつごろできますか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。
    ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)お答えいたします。  このビジョンを現在策定中でございまして、今、第四回のいろいろな協議会を開催してまいりました。それから、観光協会の別の分野でも御意見を承りながらやってきておりますので、今年度中には原案を固めたいと考えておるところでございます。来年度早々にはまたこれを文章化してお配りできるんじゃなかろうかなというような段取りで進めさせていただいております。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)これは答弁は要りません。市長にお願いしたいんですけれども、もちろん二番せんじになりますけれども、そういう全国神楽大会的なものを宇佐市でもやれないことはないというふうに思います。景気の悪いときほど、世間一般では守りに入りますけれども、私は攻めに徹するべきというふうに思います。答弁は要りません。  続きまして、市の実施事業についてであります。  先ほど、課長は事務事業評価の制度を高めながらというふうにお答えをいただきましたけれども、どういうふうにして制度を高めるおつもりですか。 ◯議長(浜永義機君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)総務課長の稲積です。  二番 中山議員の再質問にお答えいたします。  今、宇佐市では一次評価、二次評価、三次評価というぐあいに、最初にそれぞれの事業につきまして各課で担当者、課長さん、係長さんを中心にしております。その事業の有効性だとか必要性だとか、そういったものについて評価をし、それをそれぞれ部長がまたチェックをして、その後にチームといいますか、財政担当それから企画担当それから行革担当のメンバーでヒアリングをしながら、最終的には庁議という中で事務事業について継続だとか縮小だとか、そういったふうにしております。  その中の制度を高めるという部分でいいますと、もちろんそれぞれの段階のチェック、評価を成熟させていくということも一つでありますし、それからチームによるヒアリング、そういった部分の内容の充実という部分で制度を高めるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)そこで、ちょっと市長にお尋ねしたいと思います。  市長は、市の職員はかわいくないですか。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)中山議員の再質問にお答えいたします。  本当に市の職員にはですね、よく頑張っていただいておりまして、私は就任以来ですね、トリプルA運動ということで意識改革の運動もですね、旗を振ってやってきたわけでありますけれども、よくそれを受けとめていただいてですね、今、そういう精神が浸透してですね、全面的に、今、生き生きと仕事をしていただいていると思います。そういう面で本当にかわいいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)市長の市職員に対する思いがよくわかりましたけれども、こういう事業評価について身内には甘いというような姿勢にはならないですか。 ◯議長(浜永義機君)総務課長。 ◯総務課長(稲積義久君)総務課長の稲積です。  二番 中山議員の再質問にお答えします。  事業を身内が評価をするということは、いわゆる外部評価、事業仕分けに比べると、外部の者が入っていない、それからその段階が公開されていないという部分で甘さといったものがあるんじゃないかということになろうかと思いますが、我々が今事務事業評価としておりますのは、職員のそういう市民の視点に立った評価をするように努めておりますし、内容的にはそれをホームページで公開するようにもしております。御指摘はいろいろおありかと思いますけれども、我々の事務事業評価につきまして、平成十八年度から試行的に実施し、今あらゆる総合計画の中の事業を実施しておりますので、甘さとか、そういった部分につきましては、こうした議会でも議員の皆さんが市民の目線に立ったいろんな御指摘もいただいて、高めていけるんじゃないかと思っております。  以上であります。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)はい、わかりました。  続きまして、農業問題に行きたいと思います。  二番目の耕作放棄地の、先ほどの辛島議員だったかな、耕作放棄地の面積も教えていただきましたので、ここではいいですけれども、直接これとは関係ありませんけれども、日本の古来からある景観ということで日本の棚田百選というのをインターネットで調べると、九州に四十四ありまして、そのうち大分県に六あります。そして、私たちの住むこの宇佐市にも院内町に両合棚田というのがあります。私も行ったことがありますけれども。こういう棚田を生かさない手はないというふうに思いますけれども、毎年、県で持ち回りかどうかわかりませんけれども、全国棚田サミットというようなイベントをしているということをお聞きしました。宇佐市にはそういう思いはありませんか。 ◯議長(浜永義機君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(藤澤密麿君)観光まちづくり課長の藤澤でございます。  議員が今御指摘の両合棚田、ことしの富山和子先生のカレンダーにも取り上げられて、非常に景観が残されている地域ということと、それとあそこに石橋がございまして、非常に古い石橋というふうなところから、両合棚田の修景につきましては全国からも問い合わせ等もあっておるところでございます。  ただ、サミットにつきましては今の時点では私どもまだ計画がございませんので、御了承いただきたいと存じます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)全国の棚田をインターネットで検索してみると、すばらしい景色ばかりであります。そこまでするのには大変な苦労があっただろうし、また維持をしていくのも大変な努力があろうかと思います。  そういうことも観光客誘致の一つの手段でありますので、ぜひ頭の片隅に置いていただきたいというふうに思います。  それでは、五番目の市有資産の有効活用についてであります。  実は、庁舎とか市の施設の中に置かれている自動販売機、大分市では部分的に市有資産の中でやり始めました。大分県では、県の財産の中でやり始めました。今、宇佐市の市役所もしくは市の施設の中の契約はどのようになっているのかお伺いします。 ◯議長(浜永義機君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田椽賢一君)契約管財課長の田椽でございます。  今現在、宇佐市の自動販売機については六十八台あります。施設関係ですね。それで、その六十八台のうち今市が徴収しているのが三台、あと残りは先ほど部長のほうが説明しましたように、福祉団体や地域団体に対しての政策的配慮も含めて許可しているという内容で、六十五台が減免という形で対応しております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実は、大阪府庁やらは一般公募制にしまして、市に入るお金が何十倍、何百倍になったというふうにお聞きしております。二〇〇七年三月の地方自治法の改正で市有財産の余裕スペースの貸し付けが可能になりました。恐らく宇佐市の契約では、宇佐市は一本幾らというような契約というふうに言いましたかね。 ◯議長(浜永義機君)契約管財課長。 ◯契約管財課長(田椽賢一君)中山議員の再質問にお答えします。  敷地料という形の中でですね、契約をしております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)一般の商店とか民家の前に設置している自動販売機について調べると、大体リース料は三年間は月一万五千円、その家の人が例えばコカ・コーラの会社であったりとか、そういうふうに払うんだそうです。三年が過ぎると、リース料はただになる。そして、どれくらいの金額で卸しているかといいますと、缶コーヒーとかコーラ、今一本百二十円の販売ですけれども、それを九十一円の卸でしてくれる。つまり、何も経費がなければ一本二十九円のもうけになりますけれども、実はこの二十九円の中から電気代をそこの家の人が出すというふうで、三年間は月一万五千円の払いがあるばかりに大体余りもうけにはならないと、三年を過ぎるとおもしろくなってくるというふうに聞いたことがあります。大体三百四十五本を売ってとんとん、電気代とチャラみたいな感じなんだそうです。  民間の場合はこういうこというふうにいきませんけれども、先ほど言いました大阪府庁ですけれども、昨年度の使用料の五百四十万円、飲料会社に払うのが五百万円だったけれども、それが公募式を始めていきなり三億円の増収となったというふうに聞いております。これは本当にすごいことであります。財政厳しき折、こういうことも一つの知恵ではないかなというふうに思います。  答弁は要りません。  昨日、議長に時間が足りませんので私に二時間くださいと言いましたら、見事に却下されましたので、私の持ち時間はあと三分であります。  最後に、逼迫する地方財政についてであります。  子ども議会の中で、西馬城小学校の今戸大地君だったかな、自分はまだ若いけれども、未来のことを考えて、いつまでもこの美しい自然があり続けてほしいというようなことを言っておられました。お父さん、お母さん、または先生の意見も多分その中には多かったのではないかなと思いますけれども、そういう子供たちがおられるというのは頼もしい限りであります。私たち大人の責任としては、大事なものを次の時代につなげる責任があろうかと思います。市長は施政方針の中で、豊かで自然に恵まれた宇佐市を次の世代に残していきたいと言われております。合併浄化槽の話、民家の離れた、散在するような地域では合併浄化槽が非常に有利というふうに思います。  端的に市長の御答弁を求めます。 ◯議長(浜永義機君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼生活排水課長(信国和徳君)建設水道部長の信国です。  中山議員の再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃるとおり、下水道区域外のところにつきましては、あわせて農業集落排水事業の区域以外については、積極的に合併浄化槽を設置していくことが望ましいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。あ、時間がありません。 ◯二番(中山実生君)以上で終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で中山議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明九日、午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  長時間にわたり御苦労さまでございました。              散会 午後三時十七分 宇佐市議会...