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2009年06月15日 平成21年第5回定例会(第4号) 本文
2009年06月15日 平成21年第5回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2009-06-15
    2009年06月15日 平成21年第5回定例会(第4号) 本文


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    2009年06月15日:平成21年第5回定例会(第4号) 本文 (251発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過 (四日目)              開議 午前十時〇二分 ◯議長(浜永義機君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十五名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立をいたしました。  これより六月六日をもって招集されました第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(浜永義機君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。   市政一般に対する質問一覧表(平成二十一年六月十五日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃発 言 者 │     発  言  の  要  旨      │答弁を ┃ ┃      │                        │求める者┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃二十二番  │一、施政方針について              │市  長┃ ┃尾島保彦君 │ (1) 横軸と縦軸を連結させる「高速交通ネット  │    ┃
    ┃      │   ワーク」の整備推進および、情報格差解消  │    ┃ ┃      │   に向け「情報通信ネットワーク」の構築に  │    ┃ ┃      │   ついての具体的施策は。          │    ┃ ┃      │ (2) 合併特例債の活用             │    ┃ ┃      │   1)現在までの活用状況と市債残額はいくら  │    ┃ ┃      │    か。                  │    ┃ ┃      │   2)基金積立は計画通りか。         │    ┃ ┃      │   3)交付税措置があり、有利ではあるが、借  │    ┃ ┃      │    金が増えることについてどう考えるのか。 │    ┃ ┃      │ (3) 行財政改革の今後の推進について      │    ┃ ┃      │二、環境問題の取組みは             │    ┃ ┃      │ (1) 地球温暖化対策への考え方は。       │    ┃ ┃      │ (2) 不法投棄の対策は。            │    ┃ ┃      │ (3) 焼却施設の整備計画はどう考えてるのか。  │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃二番    │一、市民サービスについて問う          │担当部課┃ ┃中山実生君 │ (1) 納税者の利便性、収納機会を増加させるコ  │長   ┃ ┃      │   ンビニ納税導入の考えは。         │    ┃ ┃      │ (2) 市役所窓口でパスポートの申請・交付が出  │    ┃ ┃      │   来るようにならないか。          │    ┃ ┃      │ (3) 税滞納者に多い多重債務への救済支援策を  │    ┃ ┃      │   どう考えているのか。           │    ┃ ┃      │ (4) 減らそう高齢者の交通事故!運転免許自主  │    ┃ ┃      │   返納の方に特典は?            │    ┃ ┃      │ (5) 女性と介護の観点から「孝行嫁さん表彰制  │    ┃ ┃      │   度」の考えは。              │    ┃ ┃      │二、六月補正(案)の緊急雇用対策について    │    ┃ ┃      │ (1) 窓口(担当課)は。            │    ┃ ┃      │ (2) 公募はどこで知る事が出来るのか?     │    ┃ ┃      │三、生命を守る がん対策の強化充実を!     │    ┃ ┃      │ (1) がん検診の受診率をアップするためにどう  │    ┃ ┃      │   いう考えをお持ちか。           │    ┃ ┃      │ (2) がん検診の交付税、宇佐市の配分枠はどれ  │    ┃ ┃      │   だけか。                 │    ┃ ┃      │ (3) がん教育推進の考えは?          │    ┃ ┃      │四、石油依存エネルギーから新エネルギーへ    │    ┃ ┃      │ (1) 太陽利用の考え?             │    ┃ ┃      │ (2) 風利用の考え?              │    ┃ ┃      │五、国の新経済対策について           │    ┃ ┃      │ (1) 医療・介護の分野で難病患者に対する支援  │    ┃ ┃      │   について問う。              │    ┃ ┃      │   1)難病患者の人数掌握は可能か?      │    ┃ ┃      │ (2) 高齢者医療対策について。         │    ┃ ┃      │   1)低所得者の保険料負担はどうなるのか。  │    ┃ ┃      │ (3) 高校生の授業料減免・奨学金事業に対する  │    ┃ ┃      │   緊急支援!                │    ┃ ┃      │   1)宇佐市の対象人数は?          │    ┃ ┃      │六、障害者にやさしい町づくりを!        │市  長┃ ┃      │ (1) 車イスのままでも使えるトイレがある公共  │    ┃ ┃      │   施設名と数。               │    ┃ ┃      │ (2) 障害者自立支援に対して最高のバックアッ  │    ┃ ┃      │   プを!                  │    ┃ ┃      │七、生活保護行政について問う          │    ┃ ┃      │ (1) 経済が悪化する中で受給世帯の昨年、今年  │    ┃ ┃      │   の推移は?                │    ┃ ┃      │ (2) 条件を満たせば、どこまでも可能か?    │    ┃ ┃      │八、市営住宅行政について問う          │    ┃ ┃      │ (1) 複数回応募した人の救済策は?       │    ┃ ┃      │ (2) 若い子育て世帯優先住宅を宇佐市は?    │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃二十七番  │一、市長選挙の公約について           │市長及び┃ ┃広岡利公君 │ (1) この度の選挙は、予想以上の激戦だったが、 │関係部課┃ ┃      │   市民の良識により圧倒的な勝利の当選でし  │長   ┃ ┃      │   た。大変な御苦労だったが誠におめでとう  │    ┃ ┃      │   ございました。              │    ┃ ┃      │ (2) 市長の選挙公約 夢と希望の十項目を掲げ  │    ┃ ┃      │   ている(宇佐、安心院、院内、トライアン  │    ┃ ┃      │   グル構想)も含め任期中には確実に果して  │    ┃ ┃      │   頂きたい開かれた市政 宇佐市を変える   │    ┃ ┃      │   のために。                │    ┃ ┃      │ (3) 市長、副市長、教育長、三役の退職手当半  │    ┃ ┃      │   額削減、市長の給料削減を就任後即実施し  │    ┃ ┃      │   た。                   │    ┃ ┃      │ (4) 子育て支援で就学前の医療費無料化実施  │    ┃ ┃      │   評価出来る。次は小学生の医療費も無料化  │    ┃ ┃      │   にして頂きたい。             │    ┃ ┃      │ (5) 支所の権限の付与、懸案事項の上田橋歩道  │    ┃ ┃      │   橋の予算計上と着実に公約を実施している。 │    ┃ ┃      │   高く評価している。            │    ┃ ┃      │ (6) 通学路の整備促進、身近な生活道路、水路  │    ┃ ┃      │   等の整備を早急に完成すべきである。    │    ┃ ┃      │    合併時の約束事の院内支所の改築改修を  │    ┃ ┃      │   実行すべきである。その外の約束は合併特  │    ┃ ┃      │   例債を活用して市民に答えるべきだ。    │    ┃ ┃      │ (7) 入札制度は県に準じて見直すと考えている  │    ┃ ┃      │   が地元企業に優先発注すべきである。山本  │    ┃ ┃      │   浄水場の二の舞を踏まぬこと。       │    ┃ ┃      │ (8) 女性委員の登用としているが、市職員の幹  │    ┃ ┃      │   部採用も積極的に。NPO法人など市民活  │    ┃ ┃      │   動を支援するとしているが。        │    ┃ ┃      │ (9) 高齢者、障がい者福祉の充実について過去  │    ┃ ┃      │   においても要求したが、市福祉会館の建設  │    ┃ ┃      │   も考慮すべきではないか。         │    ┃ ┃      │ (10)農政について(水田フル活用元年)の飼料  │農政部課┃ ┃      │   米作付けについて、国、県の助成を活用す  │長   ┃ ┃      │   れば農家収入は十アール当り九万八千円に  │    ┃ ┃      │   なると言われているが、宇佐市は具体的に  │    ┃ ┃      │   説明が出来ているか。           │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃十七番   │一、チェンジを掲げて市長に就任したが、時枝   │市長・部┃
    ┃斉藤文博君 │ 前市長も平和活動の取り組み「非核・平和宣   │長及び担┃ ┃      │ 言都市」など、大きく評価できるものもある   │当課長 ┃ ┃      │ と思うが、是永市長はすべてチェンジするつ   │    ┃ ┃      │ もりなのか。                 │    ┃ ┃      │  また、時枝市政をどう評価しているのか。   │    ┃ ┃      │二、市長は、宇佐市は閉塞感、停滞感が漂うと   │    ┃ ┃      │ 言っているが、具体的にどういうことなのか。  │    ┃ ┃      │ また、対策、方策をどう考えているのか。    │    ┃ ┃      │三、今回の六次産業の政策は企画課ではなく、   │    ┃ ┃      │ 農政課に百四十万円を予算化している。実施   │    ┃ ┃      │ に向けて大きな期待をしているが、具体的に   │    ┃ ┃      │ はどんなことを計画しているのか。       │    ┃ ┠──────┼────────────────────────┼────┨ ┃十一番   │一、支所について                │市  長┃ ┃大隈尚人君 │ (1) 安心院・院内支所の現在の職員数をどのよ  │    ┃ ┃      │   うに考えるか。              │    ┃ ┃      │ (2) 支所権限についてどのように考えるか。   │    ┃ ┃      │ (3) 支所長への予算権限の付与の内容について  │    ┃ ┃      │   お伺いしたい。              │    ┃ ┃      │二、コミュニティバスの運行について       │市  長┃ ┃      │ (1) 高齢化に伴い交通手段の確保が難しくなっ  │    ┃ ┃      │   てきている。現在の週二回の運行を毎日運  │    ┃ ┃      │   行にしてはどうか。            │    ┃ ┃      │三、林道や水路の維持管理について        │市  長┃ ┃      │ (1) 各地で林道の草刈りが困難になったり、水  │    ┃ ┃      │   路の老朽化が進み維持管理が難しくなって  │    ┃ ┃      │   きているが、行政として何らかの手だてを  │    ┃ ┃      │   講じるべきではないか。          │    ┃ ┃      │四、福祉ゾーン構想について           │市  長┃ ┃      │ (1) 小菊寮の老朽化に伴う建て替えの際、現在  │    ┃ ┃      │   の妙見荘の敷地内に建てる事ができないか。 │    ┃ ┃      │五、宇佐・安心院・院内トライアングル構想に   │市  長┃ ┃      │ ついて                    │    ┃ ┃      │ (1) 宇佐・安心院・院内各地域には、伝統や文  │    ┃ ┃      │   化において違いがあるが、どのような施策  │    ┃ ┃      │   を考えているのかお伺いしたい。      │    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ ◯議長(浜永義機君)まず、二十二番 尾島保彦君。 ◯二十二番(尾島保彦君)皆さん、おはようございます。二十二番の尾島でございます。  六月定例会に当たりまして、一般質問を行いたいと思います。  まず、さきの市長選挙で見事初陣を飾られ、宇佐市の新市長に就任をされました是永新市長、まことにおめでとうございます。  三日前に始まりました一般質問、真摯な答弁、何事にも前向きな進取の精神、そういったものが端々にほとばしる気力、そして強い意志を感じました。今後の御活躍に心から期待を申し上げまして、本日の質問に入りたいと思います。  今回、私の質問は、施政方針についてであります。とはいえ、三日目ともなりますと随分と質問もダブっておりますし、また、答弁によって、その中身が明らかとなっておりますので、今回非常にやりにくい部分もありますが、通告に従いまして質問をしていきたいと思います。  なお、是永市長の施政方針について、私の所管を一言だけ述べさせていただきたいと思います。  私は選挙で是永候補を、当時の候補ですね、応援をすることはありませんでした。しかし、リーフレットに書かれたマニフェストのことについては、ある程度は存じておりました。今回、施政方針の中で市民の声を聞きながら積み上げ、組み立てられたマニフェスト。このマニフェストをベースにした施政方針を発表されました。  先ほど申しましたように、選挙で応援することはありませんでしたから、当時の是永候補の声や、あるいは政策の具体的な中身、あるいはその中身に対する決意、そういったものを詳しくは存じ上げなかったわけで、今回、施政方針、マニフェストそのまま、ほとんどそのままなんですね。そういったものが示されたとき、この中身を十分に理解することができませんでした。  当選後初めての施政方針でありますから、当然、是永市政四年間の政治の向かうべき方向、あるいはまたそれによってなし得る効果、そういったものが施政方針には記載されるべきではないか。また、そういうことが記載されているだろうと期待を申し上げておりました。  ただ、時間的なものもございましょう。昨日来の答弁の中で、本来、こういったマニフェストについては、初期の効果、あるいはまたその期限、財政の裏づけ、そういったものも十分に裏打ちされなければならないということはわかっているが、時間的な面から、そのことについては、今度見直される基本計画の中で具体的に示していきたいということがございましたので、そういった細かい点については、とやかく言うつもりはございません。  ただ、少なからず、今回、私が出させていただいた質問はですね、この中身が十分に理解をされなかった。何度も申しますが、施政方針については、この議場で、そして市民に向けて発表される政策でありますから、やはり記載された文書を見るだけで、市長の意思、思いが伝わるような方針にしていただきたかったなというふうな思いがいたします。  それでは質問に返ります。  まず一番目。横軸と縦軸を連結させる高速交通ネットワークの整備推進及び情報格差解消に向け、情報通信ネットワークの構築についての具体的施策は、ということであります。  一番の高速交通ネットワークについては、金曜日の日に衛藤博幸議員のほうから質問が出ておりました。市長さんもかなり丁寧に、詳しくお答えをしていただいたようでありますが、今回、私がここで質問を取り上げさせていただいたねらいというのはですね、東九州道路を初めとしたこういった高速道路の整備、これは既定路線でありまして、今、私の住む長峰地区でも、いよいよ工事が具現化をして、工事用の道路、取りつけ道路の工事が、今回も予算がついて発注をされようとしております。地元には用地の買収等の交渉がこれから始まろうといたしておりますが、そのことはさておき、私が注目したのはですね、施政方針の中で、横軸と縦軸を連結させるという言葉がございました。これは当然、ネットワークということですから、こういう連結道路、あるいは高速道路に対するアプローチ、こういったものが、やはり新市長の気持ちの中、あるいは頭の中にあって、具体的に書かれたんだろうと思うんですが、このことについて御質問をいたしたいと思います。  それから、二番目の情報通信ネットワークでありますが、これも、いみじくも一般質問を数々の方がなさっておりますが、この情報通信ネットワークに対する答弁はなかったんですね。質問も答弁もなかった。ところが、具体的にはケーブルテレビやブロードバンド通信網、いわゆるイントラネットの整備ということが出ておりましたので、このことだろうと思います。簡単な答弁で結構ですので、御答弁をいただきたいと思います。  それから二つ目は、合併特例債の活用という点でございます。  この件についても、新市長は公約の中で、合併特例債を活用して、今まで必要であった事業が封印された。そういった封印を解いてですね、これから積極的な財政運営を行っていきたいというふうな、私はそう感じたんですが、決意の表明がございました。  本来、合併特例債は、いろんな目的があるわけですね。その中で、合併に資する、いわゆる新市建設計画の中で、新しいまちづくりをしていく中で、国のいわゆる合併に対する非常に有利な財源として貸し付けられるものだと思っております。これについては充当率が九五%であるとか、あるいはそのうちの七割については、後々、交付税措置されるというような話もあるわけですが、有利は有利であると思うんですね。  ただ、こういったものを余り多用するということについては、反対意見としては借金がふえるだけではないか。二五%は、これは借金となるわけですから。それに、五%の自己財源を加えますと、三割は自分で持たなければならない。あるいはまた、後々の交付税で七割が算入をされるといいますが、地方交付税については、御案内のように大きな大ぶろしきでやってくるわけで、そのときには、その地方交付税そのものを財源の当てにして使うわけですから、非常に返還のときに、返済のときに困ったことになりはしないだろうかということで、合併特例債の活用については、市長の見識をお伺いいたしたいというふうに思っております。  具体的には、現在までの活用状況。特に、是永市長においては、宇佐市は、安心院や中津に比べて、特例債の活用が少ないと。とりもなおさず、そのことは必要な投資が行われていないあかしであるというふうなことをおっしゃったような、私は受けとめ方をしたんですが、そういった問題。  それから、今後、特例債を活用ということになりますから、現在の市債の残額状況はどうなのか、お伺いをいたしたいと思います。  それから二番目は、市の合併基金です。  これは、いわゆる合併振興基金といわれるものですね。合併特例債の中に、合併市における地域住民の連帯の強化、または合併関係市町の区域における地域振興等のために設けられた基金ということで、合併特例債は御案内のように、十年で使うことができませんが、この基金については、合併の十年期間が過ぎても基金を使えるということで、昨年ですね、基金の積み立て条例ができて、たしか極度額が二十億ではなかったと思うんです。二十億ではなかったかと思いますが、三億ずつためていこうということが言われております。  市長さんにおいては積極財政ということで、この基金の考え方をどういうふうに持っておいでなのか、御質問をいたしたいと思います。  それから、三番目については、先ほど冒頭に申しましたように、大変、特例債は有利な基金でありますが、これが余り積み重なりますと、単なる借金がふえるということにもつながりますので、どういったお考えをお持ちなんでしょうか。  それから、施政方針の三番目であります。行財政改革の今後の推進についてということで質問いたしたいと思います。  行財政改革もですね、残念ながら、今回、市長の施政方針の中には大きな項目として上げられておりません。前市政では行財政改革、それから、周辺部の地域振興というものを二大柱にして推進をされました。本当に、行財政改革は市政の大きな柱だったんですね。  そのことが今回、言葉としては載っております。行財政改革の推進については、今後、引き続きやらなければならないということが載っておりますが、決意のほどがですね、ちょっとうかがい知れませんので、これについても、市長の御見識をお伺いいたしたいと思います。  一昨日、金曜日の質問の中にも、行財政改革は手段であると。で、目的は、足腰の強い財政状況をつくり出すということでありました。目的と手段がひっくり返っているのではないかという指摘もありましたが、今回ですね、市長の施政方針の中で、これはマニフェストの中にもうたわれていたことなんですが、財源の確保の中でですね、行財政改革によって財源を確保するというふうな、非常に気になる言葉があったんですね。  実は、宇佐市の現在行われております行財政改革、平成十八年の二月に作成され、発表されたわけですが、平成十七年度から二十一年度、今年度が最終年度となっております。  それで、このときのですね、プランをちょっと振り返ってみたいと思うんですが、合併間もない平成十七年の十月に、実は財政試算を行っているわけなんですね。その中で、五カ年の財政収支を見通した場合、当時、平成十七年に試算を行っていますので、平成十九年、二年後には財政調整基金が枯渇をすると。そして、二十年度には、実質収支赤字が約三十一億で、財政再建団体へ転落する見通しと。まあ、おそれというより見通しということが書かれております。そういった背景があったわけですね。  現在、そうなんですが、現在の行財政改革というものは、やはり市民に、この宇佐市の厳しい財政を訴え、市民にもその痛みを分かち合ってもらう。そういった相互理解の上で進めてきた政策ではなかろうかと思います。ところが、今回、是永市長は行革によって財源を確保したいというふうな思いが出ました。  そこで一つ、例えは悪いんですが、行革の象徴的なことが二つほどありました。  一つは、数千円しかもらっていない、あるいは何百万ももらっているというケースもありますが、いろんな団体に対する補助金です。これも一律カットされました。本当に何千円しかもらっていないやつも、聖域なきカットといいますか、そういうものが行われました。  あるいはまた、咋年廃止をされた宇佐出張所の問題。合併時の約束事項とはいえ、地域の住民にとっては、非常に便利が悪くなる。利便性の問題があり、地域の声も、何とか存続をさせてほしい。そして、この議会でも、非常に大きな議論になりました。請願も出てまいりました。  以前の考え方はですね、こういったことにも、市民の皆さんに、宇佐市は本当に財政的にもやっていけんのだと。だから、補助金もカットさせてください。そして、今言いました出張所も廃止をさせてくださいというのは、今回の行革だったと思うんですね。  ところが今回はですね、これも例えは悪いんですが、長峰の奥に道路を一本つくりましょうと。今回計画道路ができて道路一本つくりましょうと。ついては、お金がないので、大変悪いんですけど、あなた方に支給をしていた補助金の一部をカットさせてください。あるいはまた、出張所を廃止させてくださいと。  乱暴な言い方かもしれませんけれども、そういった言い方に変わってくるような気もいたしますので、今回、行革によって財政を確保すると言った市長さんの考え方が出たわけで、この点についても御所見をいただきたいと思います。  それから最後の問題は、環境問題であります。  六月は環境月間ということもございます。これもですね、実は施政方針の中で取り上げたかったんですね。で、よく見ますとですね、施政方針の中に環境問題が一言も出ていない。環境問題のかの字も出ていないんですね。今、言いましたように六月は環境月間でありますし、二十一世紀は環境の世紀とも言われております。  ちなみに、宇佐市の現在の基本計画のあるべき姿といいますか、第一章にはですね、「美しい環境都市」という願いが書かれておるんですね。そのほかにもいろいろな言葉はございます。「生活都市」とかですね、そういったのもございますが、最初の第一章にですね、「美しい環境都市」という言葉が書かれておりまして、非常に、旧市政ではこの環境に対する取り組みがそういったところにもあらわれていたのかなという気がいたすわけですが、今回、残念なことに環境問題について一言も触れておられませんので、この点についても市長の御所見をいただきたいと思っております。  それでですね、環境問題、いろいろあろうかと思います。地球規模の問題では、温暖化の問題やオゾン層、あるいは酸性雨。身近な問題では、ごみの問題、産廃の問題。この前も出ておりましたが、粉じんや臭気、そして騒音。そういった問題に加えて、生態系の保護あるいは自然破壊。非常に環境問題は広範多岐にわたりますが、今回、私は三つのことについてですね、少し気になりましたので、質問をさせていただきました。  一つは地球温暖化の問題であります。地球温暖化はですね、私もこの議会で何度か質問をさせていただきましたし、これは世界の約束事、世界的な課題ということで、国を挙げて取り組んでおられますし、身近なところでは県あるいは市、そしてまた、この温暖化のために宇佐地域ではストップ温暖化宇佐協議会という、いわゆる地域協議会が発足をして具体的な活動に取り組んでおります。  最近では、県の活動としては、例えばノーマイカーデーであるとか、六月の二十一日はキャンドルナイトと言って少しでも、これはちょうど夏至の日なんですけどね、照明を落として、いわゆる電気の使用量を減らそうというねらいがありますし。同じようなねらいで、七月の七日、七夕様の日には、七夕ライトダウンというふうな計画もございます。  県のほうもPRしているようですが、市民や県民にはまだ周知はほど遠く、なかなか取り組んでもらえていないというのが現状のようでありますが。  ちなみにですね、今回、ストップ温暖化宇佐地域協議会では、この七月七日の七夕ライトダウンの際に、宇佐市全域がよく見えるというところで、採石場あたりからですね、モニタリングのための写真撮影をやってみようかというアイデアも出ております。ですから、七日の前の日、五日、六日ぐらいに写真を撮って、そして七日も晴れであればいいんですけど、雨なんかじゃ困るんですけどね。また七日に写真を撮る。そして、市民の理解度あるいは協力度、こういったものを調査しようと。そのことは単年に限らず、何年も続けていけば、こういう温暖化に対する啓発や、あるいは意識向上にもつながるんではないかというふうなことで予定をされているみたいなので、このことを御参考にと思っております。  それから、環境問題二番目の不法投棄の対策であります。  不法投棄についても、これは環境問題で永遠の課題といいますか、非常に大きな問題であります。特に、不法投棄、何度か注目されたことはあったんですね。平成十三年には、家電リサイクル法が施行されました。その際にも、家電四品目の処分に関してですね、お金を取られるようになるということから、不法投棄がふえるんではないかという心配もありまして、大きな話題になったこともあります。  それからまた最近では、宇佐市では、合併によってごみ袋が有料化されましたので、旧安心院・院内においては以前からそういった取り組みもされていたわけですが、宇佐はごみ袋が有料化される初めての取り組みであるということから、不法投棄がふえるのではないかという心配をしておりました。  不法投棄はさせないことが第一でありますが、本当に市民の中には、どう言うんですか、不心得者がほんの一握りでありますが、いらっしゃいます。不法投棄を一たんされますと、いわゆる、その外観的なものではなしに、やっぱり地域の方にとっては非常に困る問題でありますし、行政にとっても、犯人がわからなければ自分たちで片づける。あるいは、場合によっては行政代執行といいますか、非常な費用をかけてやらなければならないというふうな問題もありますので、今後、不法投棄に対する御所見についても見識をお伺いいたしたいと思います。  それから、最後の焼却施設の整備計画についてであります。  これは、二つねらいがあったんですが、一つはよく考えてみますと新しい焼却場の建設の問題であります。それから、古い焼却場の延命措置といいますか、この問題だったんですが、前者については広域の問題でありますし、昨年の十二月議会の際に今後のスケジュールが示されました。  ちょっと先ほど議長にお聞きしたんですが、新しい焼却場、平成二十七年度に完成というようなことも広域圏の中で具体的に決まっているようですし、このことについて触れるつもりはありません。  ただ、古い焼却場なんですね。で、実は古い焼却場、ちょうど今と同じような時期がありましてですね、平成十四年の十二月の一日からダイオキシン規制新法といいますか、ダイオキシンの規制が始まる時期がございました。ですから、平成十四年の十一月の三十日までには、当時の既設炉を改修しなければならないということがあったんですね。で、平成十二年ごろからそういう議論が活発になりまして、平成十三年の三月に着工して、平成十四年の十一月三十日には、いわゆるダイオキシンに対する対策炉が補修をされたわけです。  で、このときに行った整備計画というのは、排ガス高度処理施設整備と、それから灰固形化施設整備だったんですね。この整備によりまして、昭和五十七年に建設されました焼却場がおおむね十年という延命を得たわけですが、当時の議事録、私も質問したことがあるんですが、その当時の議事録を見てみますとですね、当時五十七年建設で平成十二年という状況で、建設後十八年くらいだったんですね。で、こういった焼却施設というのは、建設後おおむね二十年がいわゆる期限だろうと当時は言われておりまして、十八年もたった施設をあと十年延命させるわけですから、その後はそれ以上の延命はないよと。その後はもう延命できないだろうという答弁もありました。  ところがですね、当時は、十年間延命させる間に新しい焼却場が建設をされる手はずになっておりましたから、それでよかったんでしょうけど、最初は宇佐、高田の広域。それからその後、国東も含めた広域に変わったわけですが、先ほど申しましたように、平成二十七年度にしか新しい焼却場が完成をしないということになりましたので、少しあてが外れたんですね。  ですから、平成十四年に十年間の延命工事ということで完成した焼却場。もう二十四年の十二月でですね、丸々十年という、その当時見込まれた期限が来るわけです。  ですから、二十四ですから二十五、二十六、二十七。二十七年度ということになりますので、三年半くらいはですね、広域のほうが現在の進捗状況でそのまま計画どおりに推移したとしても、三年半くらいは約束の期限を過ぎてしまっているということで、心配されるのはですね、その間に大規模な炉の改修をしなければならないのではないか。そんなことになりますと、まさに二重投資という問題になりますので、そういった点についても御所見をお伺いいたしたいと思います。  非常に長い質問になりましたが、大変、私、存在感のない口下手な議員なものですから、質問が長くなったことをおわび申し上げまして、第一回の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(浜永義機君)それでは、尾島議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。
    ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。  二十二番 尾島議員の御質問にお答えをいたします。  一項目めの施政方針についての三点目、行財政改革の今後の推進についてであります。  地方分権改革が進展する中で、一昨年六月に財政再建法が制定され、地方公共団体の行財政運営は自律と責任が求められ、財政規律がより一層問われる変革変動期の時代となっております。  一方で、少子高齢化の進展によりまして、医療福祉対策等の社会保障関係費の増額が予想されており、行財政改革は引き続き推進する必要があると考えております。しかしながら、行財政改革は、財政の健全性を確保するための手段でありまして、それ自体が目的ではありません。将来に夢と希望を持つことができる宇佐市を実現する。そのことこそが真の目的であります。  そのような考え方から、私は、前市政の守り中心の行財政運営路線を変更し、多様化する行政ニーズに対応する攻めと、持続可能な強固な財政基盤を確立する守りのバランスがとれた行財政運営を行うと施政方針の中で申し上げたのであります。  現在ある行財政改革プランは、今年度で最終年度を迎えます。これまでの取り組み状況を見ますと、一定の成果が見受けられるところでありますが、今後、社会保障関係費など財政需要の増額が想定されること、将来にわたり持続可能な財政基盤が確立されたとは言えないことなどから、引き続き行財政改革を推進する必要があると考えております。  どれくらいの期間、どの程度の規模で実施する必要があるかなどについては、今後、財政推計を行った上で判断したいと考えております。  次に、通告にはありませんでしたけれども、マニフェストや施政方針の中で環境問題に触れられていないのはなぜかという点についてお答えをいたします。  施政方針の中で述べたとおり、マニフェストは、私が多くの市民と直接話し合う中で集約されたものであります。多くの市民の声は、冷え切った地域経済を立て直してほしい、寂れた周辺部を活性化してほい。子育て世代の方々からは、子育てに要する経費の負担を軽くしてほしい。高齢者の方々からは、介護保険などの負担を少なくしてほしい。地域の方々からは、がたがたに放置されたままの生活道路や危険な通学路を何とかしてほしい。市民の声がきちんと届く市政にしてほしい。しがらみのない清潔な市政にしてほしい。とにかく宇佐市を変えてほしいと。そういうものでありました。  そのような声を集約したものが、「夢と希望の十のマニフェスト」であり、「すぐやる五つのマニフェスト」であります。市民に方々には環境問題を言う余裕がなく、目前の生活安定や現状に対する不満、将来に対する不安が充満していたのではないかと推察しております。そのような経緯から、マニフェストや施政方針の中に環境対策が含まれていないのであります。  とはいえ、二十一世紀は議員御指摘のとおり、環境の世紀と言われるほど環境問題が深刻であります。私自身、環境問題の重要性は十分認識しておりますので、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁させますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの施政方針についての(一)、(二)を、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)皆さん、おはようございます。総務部長の信国です。  二十二番 尾島議員の一般質問にお答えいたします。  一項目めの一点目、高速交通ネットワークの整備推進及び情報通信ネットワークの構築についての具体的施策についてでありますが、まず、高速交通ネットワークについてお答えします。  県北地域の交通体系の最大の懸案は、御案内のとおり、東九州自動車道の早期開通と将来的な中津日田道路及び宇佐国見道路の完成であります。これらの高速道路が完成いたしますと、北九州、福岡方面と県北地域の、あるいは山口方面と県北地域との広域循環ルートが形成されることになり、人や物の流れが大きく変化することになります。  市内に目を転じてみますと、国道十号はもとより県道中津高田線、国道三百八十七号及び国道五百号も機能を強化し、こうした高速道と有機的にネットワークを結ぶことにより、北九州や福岡、あるいは湯布院、別府の観光客の流入や物流において重要な役割を果たすことになります。  こうした意味においても、道路等の社会資本の整備は必要であり、高速交通ネットワークの整備についても積極的に推進していきたいと考えています。  次に、情報通信ネットワークについてお答えします。  現在、旧宇佐市につきましては、河西部にNTTの光サービスが、河東部にはADSLサービスが提供されており、一部の地域を除き、ブロードバンドが整備されています。また、両院地域の中心部につきましてはADSLサービスが提供され、院内地域の一部には光サービスが提供されています。  今後の情報格差解消に向けた取り組みとしましては、旧安心院町のNTT津房局舎、竜王局舎、旧宇佐市の麻生局舎を順次ADSL化を計画しております。しかしながら、御案内のとおり、国の補正予算において臨時交付金事業の実施が見込まれることから、昨年度一たん見送りを余儀なくされたケーブルテレビ事業の再検討をしているところでございます。  このような関係から、情報格差解消に向けた取り組みとしてのブロードバンド環境整備事業は、当初計画をしていたADSL化やケーブルテレビ事業を含め再検討し、今後の宇佐市にとってよりよい情報格差解消に向けて、情報通信ネットワーク構築に努めてまいりたいと考えています。  次に、一項目の二点目のその一、現在までの活用状況と市債残高についてでございますが、合併特例債事業は新市建設計画をベースに、合併後の一体性の確立を図る事業などの合併に資する諸条件に適合する事業を精査し、これまで葬斎場新設事業や学校給食センター建設事業など、本市の将来展望と方向性を勘案しながら政策事業を展開しているところであります。  本年度予算を含めた現在までの合併特例債事業件数は十五件で、事業費は総額約三十五億六千七百万円、発行額は約二十九億七百万円の予定となっており、市債残高は本年度発行額を含んで約二十八億五千二百万円の見込みとなっております。  次に、その二、基金積み立ての計画についてでありますが、地域振興基金造成事業につきましては、旧市町単位の地域振興や住民の一体醸成を図るため、昨年度に基金条例を設置し、基金積み立てを始動したところであります。  基金造成額は、六年間で総額約二十億円の基金積み立てを計画しており、政策方針に沿って、本年度予算を含めて二カ年で基金額は六億円の予定となっております。今年度は基金造成に係る基金運用の方針が緩和されたことから、積立金に借り入れた市債償還が完了し、地域振興に関連した事業であればハード、ソフト事業に基金充当が可能となり、さらに、合併による財政支援である普通交付税の合併算定適用額約十億円が平成二十六年度に完了し、段階的に五年間で皆減することを考慮すると、今後の財政状況を検証しながら現在の積み立て計画を加速する必要があると推察しております。  次に、その三、借金がふえることについてどう考えるかについてでありますが、中長期的な財政規律の維持の観点から、枠組みを超えた投資は今後の財政運営にリスクを伴うものであり、強固な財政基盤を構築していくことこそ、真の行政サービスを適切に提供できるものであります。  合併特例債につきましては、財政状況や地域の実情を考慮し、投資的経費の緊急性、費用対効果を勘案しつつ、発行に当たってはプライマリーバランスを考慮しながら有効に活用してまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、二項目めの環境問題の取り組みについてを、市民生活部長 秋吉 卓君。 ◯市民生活部長(秋吉 卓君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の秋吉でございます。  二十二番 尾島議員の御質問にお答えいたします。  二項目めの一点目、地球温暖化対策への考え方についてですが、現在、二酸化炭素の増加に伴って地球温暖化が進行しております。その影響は、海水面の上昇や台風の大型化、干ばつの発生、洪水や渇水の頻発、農作物への影響などを引き起こし、我々の生活に深刻な影響を及ぼすことが懸念されております。  平成十七年二月に発効した京都議定書の「二〇〇八年から二〇一二年」の第一約束期間を迎える今、地球温暖化防止に向けた取り組みには待ったなしの状況となっております。  市としましては、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、平成十八年に宇佐市地球温暖化対策実行計画を策定し、市が行う事務、事業において排出される温室効果ガスを抑制し、地球温暖化の防止を図り、持続可能な社会の構築に寄与することに努めております。  具体的な取り組みとして、環境に優しい製品の購入、低公害車の導入、太陽光発電設備の設置、クールビズ・ウォームビズの励行による空調設備等のエネルギーの使用の抑制、廃棄物の分類の徹底等に取り組んでおります。  しかし、行政施策だけの取り組みにも限界があるのが実情です。市民一人一人の地球温暖化に対する意識の向上が欠かせません。特に近年、排出量が増加傾向にある民生部門での温室効果ガスの削減には、地域の特性を生かした地球温暖化対策に資する具体的な事業等の推進が必要だと考えております。  このためにも、昨年度発足したストップ地球温暖化宇佐協議会と協力・協働し、地域住民への教育・普及啓発、民間団体の活動支援など、より地域に密着した、地域の特性に応じて最も効果的な施策を推進していきたいと考えております。  次に、二点目の不法投棄対策についてですが、現在、自治委員や保健所、警察等の関係機関と連携をとりながら不法投棄の防止を図っており、特に、不法投棄が多発している山林や海岸地域につきましては、重点的にパトロールを実施しております。  不法投棄物の撤去につきましては、大分県の市町村不法投棄防止対策等支援事業費補助金を活用して撤去を業者に委託するとともに、住民の協力が得られる地域につきましては共同で撤去作業に取り組み、処理費用の軽減に努めているところでございます。また、不法投棄防止看板を年間三百枚作成し、撤去箇所及び頻発する箇所に設置し、再発防止、啓発活動に努めております。  三点目、焼却施設の整備計画についてですが、現在の施設は昭和五十七年に設置し、既に国が定めた耐用年数を超えている現状でございます。平成十二年度から十四年度にかけ、法改正に伴う大規模な改造工事、さらに適切な維持補修工事等を施工し、市民生活に支障を来たさないよう適正な維持管理に努め、施設の延命化を図ってきたところでございます。  焼却施設は市民生活に密着した重要な施設でありますので、今後も、宇佐・高田・国東広域事務組合を主体として、新施設の早期建設に向け事業を強力に推進していきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で尾島議員の一般質問に対する執行部の答弁を終わりましたが、再質問があれば許します。  二十二番 尾島保彦君。 ◯二十二番(尾島保彦君)今回の質問は施政方針が中心でしたから、市長の所見、見識をお伺いできればということで……。本人以外にも、部課長さんから答弁があったことが市長の見識だろうと思っておりますので、特に再質問は多くはございませんが、まず一点目のですね、高速交通ネットワーク。私が壇上で申しましたように、今、あった答弁は衛藤博幸議員と全く同じような答弁なんですね。で、この中にいみじくもあったようにですね、こういったものを有機的に結びつけるネットワークということが言われておりますので、施政方針にある「縦軸と横軸を」というようなことと同じでですね、そういうその具体的な所見や考え方があれば、その点をお伺いしたいなというのが質問の趣旨でありましたので、御答弁があればお願いしたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)尾島議員の再質問についてお答えをいたします。  高速交通ネットワークの縦軸横軸の有機的な関係の具体策ということでございますけれども、例えば東九州自動車道は、既に今、走っておりますね。で、宇佐国見道路は、今、地域高規格道路にするか、現状でするかというところであります。そして、隣のほうは中津日田高規格道路は、これは高規格道路ということで整備をしているわけです。  その間に、つまり、高速交通ネットとしましては、東九州自動車道と、隣の中津日田高規格道路と、宇佐国見。これは、まだ今、ちょっとはっきりしませんけれども、それはいわゆるノンストップの高速道路。あとは一般道なわけです。だから、高速道は定時性とスピードがありますけれども、ほかのは信号ごとに止まらないかんからですね。  だからその間で、その高速道路だけが整備されても難しいということです。だから、そういう一般道が有機的にですね、縦、横でつながらないと、なかなか高速ネットワークとしてはうまくいかないということなんです。  それと、私がいつも申し上げているのは、今の北部九州をずっと目を見ますと、北部九州には、今、自動車産業が百五十万台の生産能力を持っているわけです。古くは日産の苅田工場、その次にトヨタの宮田工場、そして近くでは、ダイハツの中津工場になります。これは、それぞれ五十万台ずつくらいの生産能力を持っておりまして、北部九州には百五十万台。そして、もうちょっと山口まで目を向けると、防府にはまたマツダの工場があるわけです。  そういった中を、大体宇佐市から半径五十キロくらいを引いてみても、既にもう、百五十万台以上の生産能力があると。そして、地場からの部品調達率というのは、まだ五〇%くらいしかないわけです。そして、多くの一次メーカー、これは一次メーカーと言っても、一部上場会社の堂々たる大会社です。そういったものが、関東や関西に張りついたままになっております。  だから、それがこの次はですね、新たな投資をしようとすればこの北部九州を目指してくるということが容易に想定されます。今は、まだ自動車産業が世界同時不況の真っただ中で、なかなか投資をしようという気にはなりませんけれども、そういったときにですね、いかにこの宇佐の地にですね、そういう企業を誘致するかということが重要なわけです。  そのためには、まずは基礎的なインフラである交通ネットワークと情報通信インフラ整備がなされていないと、とにかく企業が来ようという気にならないということなんであります。そして、結果としてですね、例えば、ダイハツのエンジン工場が久留米に行ったりとか、大きい企業が福岡に逃げていくわけです。  だから労働力の問題、社会インフラの問題、いろいろ基礎的な問題を考えていくと、これは福岡県側と大分県側の戦いにもなるんです。  だからそういう面で、早くですね、基礎的なインフラ整備。それは道路も含め、情報通信網も含めて整備をしておかないと宇佐市にはなかなか企業が来ないわけです。で、隣を見ると中津もそうですけれども、中津も、港もあって高速も今は通りつつあっていいんですけれども、なかなか広い土地がないわけです。高田は中核工業団地がもういっぱいになっているわけです。で、次の計画はなかなかないということになっております。  そうしていきますと、宇佐が一番広々した土地があるし、一番受け入れやすい、ポテンシャルが一番高いということであります。だから、受け入れ準備を早くすると、そういう趣旨で縦軸、横軸をしているわけです。  私は、今、高速道路としては東九州と、先ほど言ったように宇佐国見と中津日田高規格がありますけれども、それに加えてもう一本横軸。これは中津高田線。これをやっぱり、ダイハツ九州の前から豊後高田市まで、やっぱり四車線で全部基本的には抜きたいという、そういう形で思っていました。  ただ、これは今まだ整備計画に一切載っていませんので、まずは調査から入って、そして、そういう候補路線になって、だんだん実際のところまで上げていくと。これは宇佐市だけの問題ではありませんので、隣の豊後高田市や中津市なんかと一緒になってですね、この道路の整備をできるように、またそれはそれで頑張っていきたいと。具体的にはそういうことを考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十二番 尾島保彦君。 ◯二十二番(尾島保彦君)二十二番の尾島です。大変熱く語っていただきましたが、ほかにですね、ちょっと二点ほど私の質問に答えていただけなかった点がございますので、質問したいと思います。  一つはですね、行革の考え方。先ほど市長のほうから御答弁がございました。そのとおりだと思うんですが、攻めとか守りとかいうことじゃなしに、私が一番気になったのは、行革によって財源を捻出するという。今までの我々が理解している行革と違うやり方なんですよね。そのことをどう考えているのか。その点を御答弁いただきたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)尾島議員の再質問にお答えをいたします。  そもそも行財政改革は、どういう目的でやるかということなんですよね。だから、足腰の強い、将来に持続的な財政基盤を維持するということなんであります。  したがってですね、財政推計がまずないといかんです。先ほど尾島議員が言われていたとおり、財政推計したら金がないと。いつか破綻しそうだと。だから行革せないかんということなんであります。  したがってですね、その財政推計をまずして、つまり二十一年度に今の行財政改革プランは切れますから、二十二年度以降の財政推計どうなるんかと。まず、これをはじかん限りはどうも言えんわけです。  したがって、行財政改革をしたお金は、破綻せんように、その財源を補てんしていくという意味合いと、その確保したお金をよりですね、住民のニーズの高いところに持っていくという意味合いと、私は両方あると思います。  だから、そういう面で、財源が出ていって、議員のおっしゃるようにですね、財政推計して破綻を何か回避すると。つまり、それをやらなきゃ破綻するという状態の局面の行財政改革と、そういう行財政改革を無駄をなくしてそれをよりニーズに即したところに回すという意味合いが両方あると思います。  で、私は議員がおっしゃっていた中でですね、いわゆる地方交付税論、合併特例債の議論のときに地方交付税が見るというけど、それは借金じゃないかという御議論がありましたけれども、そもそも地方交付税というものは大きく言ってですね、財源を調整するという機能と財源を保障すると、二つの大きな機能があります。  財源を調整するというのは、全国でですね、財源がそこで偏在していますので。たくさん税収が上がるところもありゃ、税収も上がらんところもあると。だから、それをたくさん上がるところから取って、大体それぞれの市町村が均一になるように調整をしているわけです。これがまず一つ。  それと、財源を保障するということです。これはですね、財源というのは今どうなっているのかというと、所得、法人、酒税の一定割合、それとたばこ、消費税の一定割合。この総原資がまずあるわけですね。総原資があって、それを足らなきゃ、それを国で補てんすると地方交付税法に書いてあります。だから、まず地方財政計画でどれだけの需要がありますかというのをはじいて、そのために税収がどれだけあるか。そして交付税が幾ら要る、そして起債をどうする、地方債計画をどうする。そういう全体の大マクロな、八十兆円ぐらいの中でですね、この地方交付税の総原資が決まってくる。  そうすると、その中で総原資が、今の所得、法人、酒税とたばこ、消費税の一部で足らなきゃ、それを国が補てんすると。こういうふうに地方交付税法でなっております。それは、話し合いの中で、交付税法の中で借金するケースと、国からもらうケースと当然あるわけですけれども、それは税源を保障するとなっています。  勘違いしないでいただきたいのは、地方交付税というのは国から、総務省からもらっているお金じゃないんです。地方固有の財源です。だから、今の所得、法人、酒税とたばこ、消費税の一部っていうのは、徴収技術的にたまたま国に納めているだけで、地方が本来もらうべきお金なんです。  だから、交付税というのは、うちの住民税と何ら変わらんわけです。だから、あたかも交付税というのは、国からもらっているんじゃないかっていうふうに思うから違う。だから、本来、地方固有の財源だから、その交付税は一般財源なんです。だから、自由に使っていいわけです。それが国から本当に来ているんやったらひもが皆ついているわけです。  だから、そういう面で、財源を調整して財源を保障していっているから、そういう形でですね、例えば合併特例債を打てば、七〇%は基準財政需要額に詰められている。ということは、私がいつも言っているのは、交付税がそのまま来るんじゃないんですよ。基準財政需要額にまず積み上がってくる。で、収入が一緒ならその差額が交付税で来るという、そういうシステムですから。これはだから、地方がみんな集まってそういうルールにしておるわけです。  だから、私は、地方交付税が総額が減るからもう来ないんだとか、そういう議論は成り立たないということなんです。これは国家的な地方交付税法で保障されている、地方がですね。そういうことで財政運営が成り立っているわけです。そういう大きな制度を御理解いただきたいと思います。  その中で、三位一体改革で五兆円。五・一兆円ですね。実を言うと削られたんです。これは大変なことだということでですね、それがちょうど合併時期と重なったわけです。それで、もう大変なことだということで、一斉に行革に走ったわけですけれども、参議院選で御案内のとおり与党が大敗しました。その結果ですね、今は徐々ではありますけれども、交付税の原資っていうのは、交付税プラス臨時財政特例債でプラスになるわけです。だから、私は今後の行革というのは、ただ財源破綻を避けるということじゃなくて、私は、本来、こういう財源破綻を避けるのは国家的な要請だと思うんです。そうじゃなくて、そういう行革をしながら無駄なところは省いて必要なところに回すという、そういう趣旨であります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十二番 尾島保彦君。 ◯二十二番(尾島保彦君)随分丁寧に教えていただきました。交付税は地方固有の財産ということで、そうなんだろうと思うんですが、現実的には、先ほど言われましたようにですね、交付税はやっぱり国が勝手に減らしていっている現況があるわけですね。そういった点が我々には非常に……。いや、今度はそうかもしれませんけど、現実的には四、五年前はそうやって減らしてきた。将来的にもそういういわゆる交付税の減少傾向にあるということがありましたから、今後以降の問題についてはまた議論を深めたいと思います。  ちょっと時間がありませんので、最後の質問に移らせてください。  焼却場の問題なんですね。今も説明がありましたが、十二年から十四年にかけて改修をされた。で、私がちょっと指摘したようにですね、五十七年で十八年もたった炉、古い炉に改修を加えるわけですから、十年の延命ということが当時言われたんですけどもね。もうこの先の延命はないよということも本当に言われているんですよ。  ですから、広域圏の中で二十七年ということが決まりましたが、一つには、やっぱり少しでも、今度、管理者になられる市長さんにはですね、とやかく向こうのことを言うつもりはないんですけど、少しでも早く建設をするようなこと。場合によってはおくれる可能性だってあるわけですから。早くなることはないでしょうけど、おくれる可能性はありますから、やはり断固たる決意でですね、やっていただきたいというのがあるんですが、現在の焼却炉、十年延命をしたわけですけど、さっき言ったように二十四年にはその期限が来るわけなんです。  で、ちょっと心配しちょんのは大丈夫なんですかということを心配しているので、最後にその御答弁をいただきたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)清掃事務局長。 ◯清掃事務局長兼業務第一課長(中原英喜君)清掃事業局の中原です。  尾島議員の再質問にお答えいたします。  既存施設の焼却施設の整備でありますが、議員御指摘のとおりだという認識を持っております。  我々、事業局といたしましては、広域事務組合による新施設の早期完成を願いながら、完成されるまでの間、最小限度の維持補修に努め、市民生活に支障を及ぼさないよう維持管理、適正処理に努めてまいります。  以上です。 ◯二十二番(尾島保彦君)終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で尾島議員の一般質問を終結いたします。  次に、二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)皆さん、おはようございます。二番、公明党の中山でございます。  一時間のつき合いをよろしくお願いをいたします。
     先日、作家井上 靖氏の遺作「孔子」を読みました。その中に、独自の政治論が書かれていました。  近者説遠者来。これは「近き者喜び、遠き者来る」がそれです。ある地方の長官が、孔子に政治の要諦を尋ねると、近い者が喜び懐き、そのうわさを聞いて遠くの者が自然にやってくる。そのような政治ができたらそれが一番いいのではないかと答えたといいます。  現在で言えば、近き者とは国民であり、遠き者とは世界の国々ではないでしょうか。まず国民が喜び、国が繁栄し、ひいては国際社会での信頼を得られるような政治を指しているのだと思います。  現在は、地球環境ばかりではなく、世界経済も異常で、将来への不安はぬぐえません。将来どころか、今現在も、みんなせっぱ詰っています。若い人たちがもっと夢と希望を持てるような世の中にしてほしいと切に願うものであります。  それでは、通告に沿って一回目の質問をさせていただきます。  まず初めに、市民サービスについてお伺いします。  その一番目として、納税者の利便性、収納機会を増加させるコンビニ納税の導入の考えは、についてお尋ねします。二番目として、市役所窓口でパスポートの申請・交付ができるようにならないかお尋ねします。三番目として、税滞納者に多い多重債務への救済支援策をどう考えているのかお尋ねします。四番目として、減らそう高齢者の交通事故。運転免許自主返納の方に特典は、についてお伺いをします。五番目として、女性と介護の観点から、「孝行嫁さん表彰制度」の考えはについてお伺いいたします。  二番目として、六月補正の緊急雇用対策についてお尋ねします。  その一番目として、窓口、つまり担当課はどこになるのかお尋ねします。二番目として、公募はどこですることができるのかお尋ねします。  大きな三番目として、生命を守るがん対策の強化・充実を、と題して、一番、がん検診の受診率をアップするためにどういう考えをお持ちかお尋ねします。二番目として、がん検診の交付税宇佐市の配分はどれだけかお尋ねします。三番目としてがん教育推進の考えについてお尋ねします。  大きな四番目として、石油依存エネルギーから新エネルギーへ。一番、太陽利用の考え。二番、風利用についてお尋ねします。  大きな五番目として、国の新経済対策についてお尋ねします。  その一番目として、医療、介護の分野で難病患者に対する支援についてお尋ねします。その一、難病患者の人数掌握は可能か、お尋ねします。二番目として、高齢者医療対策についてお尋ねいたします。その一番目として、低所得者の高齢者の保険料負担はどうなるのかお尋ねします。三番目として、高校生の授業料減免奨学金事業に対する緊急支援についてお尋ねします。宇佐市の対象人数を教えていただきたいと思います。  大きな六番目として、障害者に優しい町づくりを。その一番目として、車いすのままでも使えるトイレがある公共施設名と数。二番目として、障害者自立支援に対して最高のバックアップをどのようにお考えになっているのか、お尋ねします。  大きな七番目として、生活保護行政についてお伺いをします。  その一番目として、経済が悪化する中で受給世帯の昨年、ことしの推移はどうなっているのか、お尋ねします。二番目として、条件を満たせばどこまでも可能かお尋ねします。  八番目として、市営住宅行政についてお尋ねします。  その一番目として、複数回応募した人の救済策をどのようにお考えか。二番目として、若い子育て世帯優先住宅を宇佐市はどのようにお考えになっているのか、お尋ねします。  実は私個人、通告を出したときから昨夜まで非常に悩んでおりました。ちょっと問題数が多すぎたかな。いろんな人から、先輩議員からも御心配いただきました。  昨夜ようやくそれに対して答えが出ました。本日、私ができるかできないかというお尋ねをしてくださる担当部課長さんがすべて「はい、できます」というお答えをいただくと時間内に終わろうかと思います。御配慮お願いします。  以上で終わります。 ◯議長(浜永義機君)それでは、中山議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二番 中山議員の御質問にお答えいたします。  質問項目が多いということで、簡潔に答弁いたします。  四項目めの一点目の太陽利用の考えについてであります。  環境の保全や効率化の要請に対応しつつ、エネルギーの安定供給を実現することを目的に、平成十四年六月、エネルギー政策基本法が制定され、翌年の十月にエネルギー基本計画が策定されました。  宇佐市においては、平成二十一年二月にようやく化石燃料依存型のエネルギーを、地域内に存在する自然エネルギー等の新エネルギー体制に転換するということを目的に、宇佐市地域新エネルギービジョンが策定されたと聞いております。  そのビジョンに沿って、小中学生への教育を目的に、市内の小中学校に太陽熱を利用した太陽光発電装置を設置するよう教育委員会のほうで検討されています。教育委員会から私のほうに予算要求があれば、その目的や事業効果をよく聞いた上で判断したいと考えております。  次に、二点目の風利用についての考えについてであります。  風の力を利用して風車を回し、その回転運動により電気を起こすという風力発電装置の設置につきましては、まず安定した風力が得られること、近くに高圧電線が通っていること等の条件を満たす必要がまずございます。その上で、騒音や景観に影響を及ぼすことから、慎重な検討が必要ではないかと考えております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては関係部課長から答弁させますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの市民サービスについての(一)と(三)を、市民生活部長 秋吉 卓君。 ◯市民生活部長(秋吉 卓君)市民生活部長の秋吉でございます。  二番 中山議員の御質問にお答えいたします。  一項目めの一点目、コンビニ納税導入の考えについてですが、現在、納税者への利便性向上による収入増と、導入に伴う初期投資や手数料等の経費の費用対効果や他自治体の導入状況について情報を収集している段階でございます。今後、それらに基づいて一定の方向性を出したいと考えております。  次に三点目、多重債務への救済支援策についてですが、納税相談の場で、相談者が多重債務者と思われるような場合は、弁護士等に相談すれば過払い金が戻ってくる場合がありますので、専門機関に相談するよう指導をしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、同じく一項目めの(二)と(四)を、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。  二番 中山議員の一般質問にお答えします。  一項目めの二点目、市役所窓口でパスポートの申請・交付はできるようにならないかについてでありますが、平成十八年度から農地法、浄化槽法、旅券法などの事務について、大分県からの権限委譲を進めるということで協議を重ねてきています。  御質問の旅券法に関する事務については、現在、パスポートの申請・交付事務などを行っている大分県北部振興局と市役所が至近距離であることと、事務経費について十分な移譲交付がされないことなど、このような理由から協議は進んでいないのが実情です。県内では宇佐市と大分市を除いて、今年度と来年度でほとんど受け入れるようになることから、県から何らかの要請があるものと思われますので、その時点で協議、検討してまいりたいと考えております。  一項目めの四点目、高齢者の交通事故の撲滅と運転免許自主返納への特典についてでありますが、交通事故の撲滅に関しましては、市内関係機関及び各種団体等で結成する宇佐市交通安全推進協議会を中心に活動を展開しており、特に、高齢者の交通事故防止は毎年、重点推進項目に掲げているところであります。  また、運転免許の自主返納に関しましては、高齢者が加害者となるケースがふえていることから、他県では既に自主返納を促進する制度を導入し、民間企業等も加盟する中で各種サービスが受けられるようになっているところもあります。  このため、大分県におきましても、現在、県民生活・男女共同参画課の交通安全推進班が所管となって、運転免許証の自主返納支援事業の創設に取り組んでいるところであり、この中で市町村支援関連として、住民基本台帳カードの無料交付が協力項目として挙がっておりますので、関係機関と十分協議を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、同じく一項目めの(五)と、三項目めのがん対策についてと、五項目めの国の新経済対策についての(一)、(二)と、六項目めの障害者に優しいまちづくりについてと、七項目めの生活保護行政についてを、福祉保健部長 大森 博君。 ◯福祉保健部長(大森 博君)福祉保健部長の大森でございます。  二番 中山議員の御質問にお答えいたします。  一項目めの五点目、女性と介護の観点から、「孝行嫁さん表彰制度」の考えは、についてですが、日々在宅高齢者の介護に従事されている介護者の皆様には、敬意を表しております。  しかしながら、多くの家族、介護者から表彰対象者を選出するに当たっては、家庭内事情である個人情報保護等の問題もありますので、現在、市としては表彰制度については考えておりません。現時点においては、介護者のための家族介護教室の開催や、家族介護用品の支給による負担軽減等を図っていきたいと考えております。  次に、三項目めの一点目、がん検診の受診率アップについてですが、がんは我が国の死亡の第一位となっております。昨年度より特定健診が始まり、特にがん検診は年度初めより先行して実施しています。今年度は、地区ごとに回覧板を作成して、地区検診日程の再度の案内をして啓発する予定です。また、特に健診受診率の低い女性特有のがん検診については、国の女性特有のがん検診推進事業により、対象年齢の方には、個別に検診手帳とクーポン券を送付し、受診勧奨する予定です。なお、未受診者には今年度個別に受診勧奨の電話をかけて、検診受診の勧奨を行います。  二点目のがん検診の交付税の配分枠についてですが、平成二十年度の交付税においては、高齢者保護福祉費の中の六十五歳以上を対象としたがん検診等の基準財政需要額ベースでは、十万人規模で五千七百五十七万四千円となっております。これを宇佐市の六十五歳以上の人口に換算しますと、約四千二百万円が措置されております。  なお、宇佐市の予算では平成二十年度四千五百六十四万五千円、平成二十一年度四千五百二十五万円を計上しております。  三点目のがん教育の推進についてですが、各種健康教室や広報、回覧板等でがん検診の受診勧奨や啓発を実施しているところです。  次に、五項目めの国の新経済対策についての一点目、難病患者の人数掌握についてですが、難病対策における医療費の補助制度の一つとして、特定疾患治療研究費の名目により医療費の公費負担が行われています。特定疾患医療費受給対象患者は平成二十年三月三十一日現在、四十五疾患となっており、大分県北部保健所管内における患者数は三百六十四人となっております。  次に、二点目の低所得者の高齢者の保険料負担についてですが、例えば、年金収入のみの夫婦二人世帯で、妻の年金収入が百三十五万円以下の場合、夫の年金収入が二百三十万円以下のとき、平成二十年度では均等割が二割から八・五割軽減になっております。このうち、平成二十年度均等割が八・五割軽減だった方で、平成二十一年度に七割軽減となる方については、高齢者の医療の確保に関する法律施行令により、引き続き八・五割軽減となります。また、平成二十一年度から特に所得が低い方については、均等割が九割軽減となります。  次に、六項目めの一点目、車いすのままでも使えるトイレがある公共施設とその数についてですが、車いすの方が利用できるトイレの設置状況につきましては、公共施設、民間の施設とも年々整備されているところであります。市の施設では本庁や図書館、宇佐ノピアなど三十五箇所、市立の小中学校十一箇所、大分県の関係では総合庁舎、宇佐警察署など四箇所で、公共施設全体で五十箇所となっています。このほか民間施設では、病院や福祉施設などで設置されています。  二点目の、障害者自立支援に対して最高のバックアップについてですが、障害者自立支援法にいう、「地域で当たり前の暮らしの実現」に向けて障害のある方々を初め、福祉関係者、市民、行政でともに生きるネットワークを組織し、障害のある人の自立支援を図っています。  次に、七項目めの一点目、経済が悪化する中で受給世帯の推移についてですが、平成二十年末から経済不況に伴う解雇などにより、本年当初から保護の相談、申請とも増加しています。昨年とことしの四月現在の保護世帯数及び人数を比較しますと、二十年が四百九十五世帯、六百三十九人、二十一年度が五百十一世帯、六百八十九人で、世帯数で十六世帯、人数で五十人の増加となっております。  二点目、条件を満たせばどこまでも可能かについてですが、生活保護は生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度のうち、必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする制度で、許容範囲を設けるのは困難と思われます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、二項目めの緊急雇用対策についてを、経済部長兼商工観光課長 大冨義夫君。 ◯経済部長兼商工観光課長(大冨義夫君)おはようございます。経済部長兼商工観光課長の大冨です。  二番 中山議員の御質問にお答えします。  二項目めの一点目、緊急雇用対策関連事業の窓口についてでございますけども、商工観光課が事業全体を総括をするという窓口ということでございます。また、個別事業の内容につきましては、それぞれ担当課で所管をするという取り組みの内容でございます。  次に二点目の、求人などの公募についてでございますけども、七月上旬に各事業の委託先から順次ハローワークを通じて求人募集の予定となっているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、五項目めの、国の新経済対策についての(三)を、教育次長兼管理課長 豊岡正晴君。 ◯教育次長兼管理課長(豊岡正晴君)皆さん、おはようございます。教育次長兼管理課長の豊岡でございます。  二番 中山議員の御質問にお答えいたします。  五項目めの三点目、高校生の授業料減免奨学金事業における宇佐市の対象人数は、との御質問でございますが、昨年秋以降の経済・景気低迷により、経済的理由による授業料減免や奨学金の申し込み増加が予想されることから、国が新経済対策として緊急支援を行うものであります。この高校授業料減免や奨学金事業については、県が実施する事業でありますので、宇佐市の対象者数は把握しておりません。  なお、平成二十一年度における宇佐市内の高校生で、宇佐市奨学金事業対象者は四十三名であり、藤・稲尾奨学金事業対象者は十五名となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、八項目めの市営住宅行政についてを、建設水道部長 末弘計夫君。 ◯建設水道部長(末弘計夫君)建設水道部長の末弘です。  二番 中山議員の質問にお答えいたします。  八項目めの一点目、複数回応募した人の救済策は、について。  都市圏など、公営住宅の応募率が高い自治体にあっては、複数回抽選に漏れた応募者に対しての救済策はあるようですが、宇佐市においては、別府・城井団地など、新しい団地を除いては、長期にわたり入居待機者はいませんので、救済策については現時点では考えておりません。今後、そのような状況になれば、その時点で救済策を考えていきたいというふうに思っております。  次に二点目、若い子育て世帯優先住宅を宇佐市は、について。  公営住宅法で、子育て世帯とは、小学校入学前の子供を育てている世帯と義務づけられております。現在、東京都を除き、子育て世帯を対象に優先入居制度を導入している自治体はないと思われます。  公営住宅施行令の入居基準の所得制限では、高齢者・障害者世帯と同様に優遇されており、また、ことし四月の施行令の改正により、若年子育て世帯など、収入の低い世帯は公営住宅に入居しやすい条件になったと考えており、現時点での優先制度は考えておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で中山議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)時間の限りがありますので、ある程度スピーディーにやりたいと思います。  まず初めに、納税者のコンビニ納税の件でありますけれども、多分、執行部の方は知っている方も多いんじゃないかなと思いますけれども、実は、今度、大分市がこの導入をするような運びとなっているとお伺いしております。  宇佐市では、調査したところ、いわゆるコンビニというのが二十二店舗あります。そのうち、二十四時間営業が十九店舗。つまり、ほとんどの店舗が営業しているということがわかります。  これは、私にかかってきた市民相談からなんですけれども、今、御夫婦で働いている人が多い。なかなか会社をちょっと抜けることもできない。郵便局、銀行にもちょっと行くことができない。納期限がきょうまで。急いで行ったら、もう閉まっていた。市役所も閉まっていた。ということで、何日か後に持っていくと延滞料を取られたというようなのが現実となったそうであります。  この大分方式を勉強する、まあ、いきなり導入せよというようなことは、おこがましいことは言いませんけれども、本来、私は、どこかの市がやっているから宇佐市も導入というような論法はあんまり好きではないんです。いろんな事情、財政の事情もあるし、いろいろな状況もあろうかと思いますけれども、大分の同僚議員に聞いてみると、必ず収納率はアップするというふうに断言しておりました。二十四時間営業が魅力というところを、もう一度そこのところ。 ◯議長(浜永義機君)納税課長。 ◯納税課長(矢野建治君)納税課長の矢野です。  二番 中山議員の再質問にお答えをいたします。  御指摘のように、納税をする場をふやすとか、納税する時間をふやすとかいうのは、納税者の利便性を図る意味でも大変いいことだと思いますし、収納率を上げるという意味でも、大変、研究するに値するというふうにも以前から考えております。  ただ、一つ、御承知のように、議員もおっしゃられましたけど、要は費用対効果で、うちのほうは、今、コンビニ納税した場合に、どのくらいの収納率というか、収納額なんですけど、上がって、それが、初期投資が何年すれば返ってくるのかとか。  あと、一枚につき、今、大体調べてみますと、五十円から六十円の手数料が取られるわけです。だから、それが、ずっと一枚について、必ずそれが取られると。そういう部分についての手数料及び委託料と。  そういうのを勘案したときに、俗に言う間尺に合わないようなことになりゃせんかというのが一番心配で、先ほど市民生活部長が答弁したように、いろいろ情報を集めていくという段階で、全く考えていないということはありません。どちらがいいか今比較検討というふうに御解釈いただきたいと思います。  以上です。
    ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実は、大分の同僚議員に聞いたところ、もう既に実施しているのかと思ったら、大分はまだというところで、やっと予算編成というところで、収納率等をね、本当は聞きたかったんですけれども、まだまだもうちょっとかかるという……。それでも、予算編成へ六月でできるということで、すごい決断をしたなということであります。  今、ちょっと前までは、集落ごとに幾つか納税組合とか実行組合とか、そういうのがあって、いろんな徴収をしていましたよね。今、プライバシー保護法とかいろいろなしがらみの法律ができて、今は個人で納めるとかいう、そういう人の形態がほとんどになりましたけれども、多分、実行組合とか納税組合なんかにでも手数料とか、手数料というのかわかりませんけれども、幾らか払っていましたよね。  それと相殺すると、今度はそういう新しい方式をやると、そちらのほうの経費のほうが高くなりますかね。 ◯議長(浜永義機君)納税課長。 ◯納税課長(矢野建治君)中山議員の再質問にお答えいたします。  御承知のように二十年、ことしから納税組合がほとんど廃止になりましたですね。それに基づいて、私どものほうもそれぞれの納期に、今までは納税組合にお任せしちょったから、毎月お金を持っていけば、組合長さんが納めてくれるということで、どんどん、どんどん収納が上がっていたわけです。  だから、納税組合が廃止されたということで、故意ではないんですけども、うっかりというのが非常に多いというのほうが、私のほうも判断をいたしまして。それぞれの納期、納期が終わったら、すぐに二、三日後にですね、納まっていないというのがわかった場合に電話作戦というのを各支所、本庁ですべて行いましてですね。最終的な結果というのはわかりませんけど、納税組合があったときとほぼ変わらないような収納率には、ことしの場合、追いつけたというふうに判断しております。  で、先ほど言われました、どちらがどういうふうになるかというのは、片一方のほうといいますか、コンビニの部分については、まだ全然、今からということなんで、比較対照になりませんのでちょっとお答えができかねます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)私も、大分市が納税が始まり出したら、収納率とかね、いろんなことを勉強したいと思います。予算編成ができるということで、間もなくのことだと思います。  続きまして、パスポートの件でありますけれども、宇佐市はすぐ近くにあるということでね、あんまり遠いところまで足を運ばないでいいということでありますけれども。  一点、宇佐市役所で要る書類は、戸籍の謄本ですかね、抄本ですかね。 ◯議長(浜永義機君)市民課長。 ◯市民課長(佐藤博美君)市民課長の佐藤です。  二番 中山議員の再質問にお答えをいたします。  パスポートを取得する際に必要な戸籍関係の書類というのは、戸籍謄本だと考えております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)わかりました。  宇佐市の場合は、県の振興局がすぐ目の前にありますのでね、そんなに大変だなということはありません。思っておりません。なかなか距離があるとね、一括して市役所なんかでできるといい、また、そういう取り組みをやろうとしている自治体もあります。  パスポートの件については、それでいいです。  続きまして、税滞納者の多重債務の問題であります。  私も、今、市民相談ではこの多重債務の問題で私自身も大変な思いをしておりますけれども。一昔前までは、多重債務は、ギャンブルとか、そういうことに浪費したがために起きたという問題が大半だったんですけれども、ここ最近では、そうではなくして、生活支援のために債務超過に陥ったというような問題も起きているということを聞いております。  それで、プライバシー等の問題もありますけれども、宇佐市には特定の顧問弁護士というのはいるんですかね。 ◯議長(浜永義機君)総務課長。 ◯総務課長(藤澤密麿君)総務課長の藤澤でございます。  二番 中山議員の再質問にお答えをいたします。  宇佐市といたしましては、顧問弁護士、大分の弁護士でございますが、のほうに委託をしております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)そういう顧問弁護士等には、契約等には、月契約とか、その相談件数によっての契約。どちらでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)総務課長。 ◯総務課長(藤澤密麿君)弁護士との契約は年間の委託という形の中で行っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実は、私が、この弁護士にお世話になっている問題も大変な問題で、しょっちゅう大分まで本人は行っていて、本人も大変、最近では明るい兆しが見えてきたというような話を聞いております。  その多重債務を解消するためにも、日々の生活支援というか、日々の生活をどのように方向転換していけば、その多重債務がなくなっていく。そういう生活支援等バックアップしたような相談も、私は必要ではないかなというふうに思っておりますけれども、この件に関して御所見を。(「多重債務は商工観光課じゃない」と呼ぶ者あり)難しいかな。 ◯議長(浜永義機君)経済部長兼商工観光課部長。 ◯経済部長兼商工観光課長(大冨義夫君)経済部長の大冨です。  お答えします。  個々の、個人個人の多重債務者に当たっての御支援のあり方ということでございますけども、私どもは相談いただければですね、県の弁護士会というのがございますけども、そちらのほうにあっせんというか、紹介を申し上げる、あるいは県の消費生活センター。それぞれの課題によって相談コーナーを御紹介申し上げていくというふうな手続をとっているということでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)つまり、専門の弁護士等が入って、ある意味じゃ、消費者金融とか、そういうところに過払い金が生じている。その分を、専門的な立場で回収して、裁判等を通して専門的な立場から回収していただき、例えば、市税の滞納分に、その回収した分から市がいただく。普通だったら、市税ももらえない人から、そういう形式で市税も取ることができる。ある意味じゃ、両方から喜ばれるみたいな感じで、ベストな方向ではないかなというふうに思っております。これは答弁は要りません。  続きまして、四番目の高齢者の交通事故であります。  実は、これも私にかかってきた電話からでありますけれども、ちょっと運転が自分は自信がなくなったから、免許証を返納したい。宇佐市は、何か恩典はあるのかということを聞かれました。実は、私、直接警察に行って聞きましたところ、宇佐市は今のところないということで返事をいただきました。  他市では、いろんなことを考えているところもあるみたいですね。またある人から聞くと、ペーパードライバーでも免許証を持っていること自体で、何かな、人間性を否定されたちゅうんじゃない、私はまだ一人前みたいなところも、本人は感じているところがあるみたいです。最近では、高齢者の交通事故が非常に多いということで、加害者にもなり、被害者にもなるという、痛ましい事故が起きているのが現実であります。  そういうところで、例えば田舎に行けば、免許証がなくなれば、即、次の日から不便を来たすんですよね。ちょっとしたところに行くのにも、車が今は絶対に必要ということで、その辺のところ、何か配慮できたらいいなと。  例えば、返納した方には、割安のタクシー券を差し上げるとか。コミュニティーをしょっちゅうあちこちに走らせてくれということは、ちょっと私もそういうことは言いませんけれども、そういう何か、温かい配慮というか、その辺のところ、何か策は。 ◯議長(浜永義機君)総務課長。 ◯総務課長(藤澤密麿君)総務課長の藤澤でございます。  中山議員の御質問にお答えいたします。  議員がおっしゃられますように、地方にとりましては、車というのは必要不可欠のものでございます。  それで、六十五歳以上、大分県の場合、高齢者の所持人口というのが十三万五千人ございます。このうち、高齢者が関係します事故は二千件発生しておりまして、特に、高齢者が引き金となりました、原因者となります事故も、そのうちの千百件という形になっております。  で、平成二十年末で大分県下で免許証を、一年間ですが、返納された方が六十九人おられまして、そのうち宇佐署所管内の方はお一人でございます。  で、免許証というのが、身分証明書のかわりになっておりましたり、いろいろする関係で、今、県の中で一つの協議がなされていっておるんですが、自治体といたしましては、住基カード、身分証明書にかわるものとしての発行、あるいはコミュニティーバスとの連動性等もございますので、そういう中でかかわっていく。あるいは、この返納については、先ほど議員が申されましたように、タクシー割引というような、民間企業も参加していただく中での取り組みが必要となってまいりますので、今、県の段階におきまして、そこら辺の調整会議が持たれているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)どうかいい方向に行くことを望んでおります。  続きまして、ちょっと一つ飛びます。  生命を守るがん対策の強化・充実の問題に行こうと思っております。  実は、このがん検診でありますけれども、特に乳がん、子宮頸がんの問題にスポットを当てていきたいと思います。  子宮頸がんについては、国からのあれで、二十歳、二十五歳、三十歳、三十五歳、四十歳。五歳刻みですね。乳がんは、四十歳から六十歳まで、五歳刻み。  済みません、トータルで人数がわかりますかね。子宮頸がん、乳がん、総数。対象人数。 ◯議長(浜永義機君)健康課長。 ◯健康課長(弘山直澄君)健康課長の弘山でございます。  中山議員の再質問にお答えいたしますが、現在のところ人数については、ちょっと承知しておりませんので、また後ほど資料として提出したいと思います。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)この件に関してはですね、実は先月かな、私の同級生が、がんで亡くなりました。そして、今、また新たに、私より五つの先輩が、がんで別府の病院に入院しております。  こういう話をすると暗くなりますけれども、もう、リンパ腺に転移しているということで、何とかできないものかというジレンマと、私自身、大変闘っております。何にしても、がんは、早期発見、早期治療というのが一番のキーポイントということであります。皆様御承知のように、日本人の死亡原因の第一が、がんであります。三人に一人ががんで亡くなっているということをお聞きしております。  常日ごろの検診、その促進の…、なかなか紙等でいついつこういうのがありますよというものがあっても、なかなか行かないんですよね。これは私自身が体験したことであります。  実は、約十日ほど前まで、私は脳梗塞で入院しておりまして、やっと社会に出てきたところであります。実は、二年前ほどから不整脈を言われておりまして、医者から「中山さん、精密検査に行ったほうがいいよ」と、おととしも去年も言われました。ふだんの生活に余り困らないからちゅうことで、行かないで横着に構えておりました。ところが、車を運転中に脳梗塞をやりまして、まあ大事に至らんで病院に行ったんですけれども。  ある意味では市民の生命、生活を守るのが市政に携わる人の責任。厳しい言い方もなるかもしれませんが、私自身はそう思っております。この件について、市長の御見解をお伺いします。(「いいですか。難しいですか」と呼ぶ者あり)難しい質問ということで、通告がないので、市長からばっさり切られても、それは別に構わないんですけれども。  私、このがん検診のことを勉強するに当たって、目からうろこのような話を聞きました。実は、乳がん検診は、女性特有のがんと思っておりましたら、実は、ほんの数パーセントでも男性の乳がんがあるんだそうです。私は、目からうろこのような問題をいただきました。  とにかく、がん検診の受診率をさらに上げるための得策というか、広報とか、そういうのでも、なかなか行かないんですよね。いざ、本当に困らないと、我々人間というのは大変な目に遭わないと行かないけれども、その辺の得策があれば何か教えてください。 ◯議長(浜永義機君)健康課長。 ◯健康課長(弘山直澄君)健康課長の弘山でございます。  御質問にお答えをいたします。  議員御指摘のように、がんにつきましては、早急な対策が必要であると認識をしております。今般、宇佐高田検診センターにおきまして、がんの検診車を購入をするということで、それぞれ宇佐と豊後高田で補助をするような計画をしております。  現在のがんの検診におきましては、乳がんの検診と胃がんの検診と、別々の検診車で行って、巡回の検診を行っておりましたが、この検診車が導入されますと、同時に受診が可能であるというようなことで、宇佐高田医師会病院、検診センターのほうに助成をするような計画をしております。  特に中小企業の従業員の皆さん方には、検診センターまで行かれて検診を受けるということがなかなか難しいということが指摘をされておりまして、今回、この検診車が導入されますと、地域まで出向いていきますので、その不安が、問題点がかなり解消され、受診率も向上するものと見込んでおります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)先ほど答弁していただきましたけれども、検診手帳とクーポン券の送付は、いつごろになる見込みですかね。 ◯議長(浜永義機君)健康課長。 ◯健康課長(弘山直澄君)健康課長の弘山でございます。  お答えをいたします。  去る六月五日に、県のほうで、まず会議が行われまして、説明会がありまして、その説明会で、各市町村が県下一斉に行うということでスケジュールを決めてあります。七月いっぱいまでにクーポン券をそれぞれ各家庭に、該当者にお送りをいたしまして、八月から翌年の、来年の一月までの六カ月間に検診を、がん検診を受けるようにということで、有効期限六カ月のクーポン券を差し上げる予定にしております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)わかりました。その年齢に該当する人にとっては、大変な朗報ではないかなというふうに思っております。  時間の関係でですね、七番、生活保護行政についてお伺いします。  たしか、この保護費というのは、国が四分の三、自治体が四分の一拠出というふうに私は認識しておりますけれども、それで間違いないですかね。 ◯議長(浜永義機君)福祉課長。 ◯福祉課長(永元芳則君)福祉課長の永元でございます。  中山議員の再質問にお答えします。  生活保護の財源内訳はですね、国が四分の三、市町村が四分の一でございます。
     以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)昨年の、その四分の一分の総金額、わかりますか。 ◯議長(浜永義機君)福祉課長。 ◯福祉課長(永元芳則君)福祉課長の永元でございます。  金額についてはですね、ちょっと今、資料がございませんので、後ほど。大体年額はですね、十一億ぐらいなんで……、二十年度の一応予算上といいますか、これはまだ決算が出ていませんけど、予算上では、市の分が二億三千五百万ということでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)二億三千五百万ということで答弁をいただきました。  このお金が、市の財政を圧迫するというようなことを感じられたことはありませんか。 ◯議長(浜永義機君)福祉課長。 ◯福祉課長(永元芳則君)福祉課長の永元でございます。  生活保護制度については、これは国が責任を持って行う制度でございます。で、生活に困窮している人について、憲法でいう最低限の生活を保障するという制度でございますので、世帯、人数が多くなれば、その分、国の財源も市の財源も必要となりますけど、これは国が責任を持って行う制度でございますので、私たちが多いとか少ないとかいうことはですね、なかなか言えなくてですね、それに応じた予算措置をして執行するということでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二番 中山実生君。 ◯二番(中山実生君)実際、市の拠出二億三千万というようなお金は大変な額だろうと思います。その反面、つい最近も北九州門司区でまた孤独死が見つかったということと、二〇〇九年度にこの生活保護の国庫負担金、年々増加を続ける生活保護の国庫負担金が、二〇〇九年度に初の二兆円台となる見通しとなったと、新聞に載っておりました。今、大変な経済危機の中で、ますます生活困窮者の方がこれからもふえるんじゃないかなと思っております。  私たちもいろんな相談を受けて、最終的にはみずからの手で、体でお金を稼ぐことを強く勧めますけれども、いろんな病気等を抱えて、どうしても、もうあとがないというようなときにいろんな相談を受けます。本当に、最後のよりどころとして生活保護はあってほしいし、かといってあんまり優遇し過ぎると勤労意欲を失わせるという、ある意味では両方のやいばを持っているというようなことも事実であります。  働かなくても食えるような保護行政であってはならないし、かといって何もかにもカットしてしまうようなこともあってはならないし、大変な難しい生活保護行政であります。まず、日本人は健康体なら働く。働いたお金で生活をするというのが、人間本来の基本姿勢でありますけれども、どうしてもそこまでにいけない人は、本当に困っている人に手を差し伸べてやるのが政治の責任であるし、また、ある意味では使命ではないかなと、そういうふうに思っております。  なかなか暗いトンネルから抜けない社会状況でありますけれども、その中に、どこか一点でも、一筋の明かりでも差しているところはないかというような思いで、これからも頑張っていきたいと思います。  きょうは、あんまり質問が多過ぎてすべてできませんでした。これからは的を絞って、いきたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(浜永義機君)以上で中山議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではございますが、ここで昼食のため暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時五分といたします。                    休憩 午後零時〇七分                 ──────────────                    再開 午後一時〇七分 ◯議長(浜永義機君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  二十七番 広岡利公君。 ◯二十七番(広岡利公君)二十七番 広岡です。  二十一年六月第五回の定例会において、十項目の質問を行います。  質問前に、さきの十二日の市議会の冒頭で、市長や総務部長が報告した児童買春事件。この問題について、少しばかり市長や部長に申し上げたいと。  私は、本来ならば、是永市長が見事な当選をされたので、一般質問は控えようというような宣言をしたことがあるわけであります。しかしながら、第一回の一般質問ですから、質問をせんというわけにはいかん。祝福を兼ねて質問しようということで、十項目を出しております。  まず、是永市長の経歴から申し上げますが、大分県庁のエリート職員を退職し、中津副市長も辞任して、宇佐市のために身命をかけて市長選に挑んだ結果、驚異的な二万三千余票というような信任を受け、見事な当選を果たしたのであります。  祝福を兼ねて、私は質問をするはずだったんですが、まず第一に、市職員幹部の買春事件について発表がありました。それで一言、市長、あなたに申し上げなくちゃならんことになりました。総務部長も同じであります。  児童買春、聞いて私たちびっくりしたんでありますが、しかも市の職員、幹部職員。現在は係長であります。もう総務の係長っちゅうことになりますと、市長も承知のように、次はもう課長なんですよ。どの課よりもこの課よりも、信国部長、そうでしょう。イの一番、課長のね、価値があるわけですよ、その人は。何と言うんですか。もう名前も発表しましたから、私はあえて発表させていただきます。  この職員がですね、平成二十年ですよ。一昨年ですよ、そうでしょう。ただいまやったっちゅうんじゃないんですよ。昨年の九月九日に発覚したわけですよ、その事件がね。今日までそのことをウムしたということに私たちはうけておるんですが。  信国部長、そうじゃないですか。あなたの責任じゃなくて、市長の責任でもない。昨年の九月九日の出来事なんですから、直接あなたに文句を言うつもりはないんでありますが。しかし、めでたく、あなたは市長に就任された。その責任はいささかとらなくてはならないと私は思うんであります。たとえ、当時あなたが就任されていなかったにしてもですね、宇佐市の総括責任者、現在あなたであります。六万市民の代表として、私たち議会の質問を受けておるわけです。  だから、私は一言申し上げたいわけです。このことをね、無関心で通してやれということにはならんわけであります。特に、私はそういう問題は厳しく、今までやってきております。三十年近く、私は不正、腐敗、そうしたね、疑惑だらけのことを許しちゃならないということで、私は通してきたつもりなんであります。私の末期について、このことを見逃すということにはならんわけであります。市長、わかる。部長、わかりますか。  なぜ、そういう事件を起こして、交通事故よりも軽い罰金刑ですよ。刑事事件としては五十万円の罰金と。その上、最もひどいのは、あなたたちは十二日の発表では、六カ月の停職処分ということを決めたわけであります。これは言語道断だと私は思うんですよ。ね。懲戒に値する事件だと私は思っておるんです。  なぜ、それを今ごろ言うかといいますと、もう六年前のことです。消防職員、二十三年勤めた消防職員が懲戒免職に遭いました。原因は何かといって、ね。無断で休職をしたと。買春じゃないんですよ。わかるでしょう。私はいつも言っておりましたから。買春じゃなくて、無断で消防職員が欠勤した理由で、懲戒免職。退職金も出さなかったんじゃないですか、時枝市長は。だから、私は時枝市長にくどくど苦言を申し上げ、撤回を求めたわけでありますが、私の意見を聞き入れてくれなかったのであります。以後、私は時枝市長のポスターをお返しして、野党宣言をしたのであります。  信国部長ならよくわかると思います。ねえ、部長、わかるでしょう。そこまで私は、自分の信念を貫いたわけであります。もう何年という、ポスターを私の玄関に飾って、毎朝拝むようにしておったポスターをね、お返ししたんであります。  それが懲戒免職なんですよ。退職金も出さんじゃったんですよ。二十三年の職員に。ところが今度の事件で、児童買春。普通の買春と違いますよ、成人の買春と。しかも十四歳。中学、十四歳ということになると、恐らく三年生じゃないんですか。まだ成人にはほど遠いじゃないですか。  きょう、市長、部長にお尋ねするが、その十四歳の少女はどこの人なんですか。ね。宇佐の人なんですか、市外の人なんですか。答えていただきたい。  もし、宇佐の女子生徒であったならば、親御さんもさぞかし、私は悔やむだろうし、ね、情けない思いをするだろうと私は思うんであります。私たちも絶対許すべき事件じゃないけどが、親御さんも嘆いて、この宇佐市に住むことができんような心境じゃないかと私は思うんであります。  思いませんか。市長はそんな小さな子供はおらんと思いますが、部長、課長は小さなお子さんもお持ちだろうと思う。もし、あなたたちの子供だったらどうするんですか。居座らせるんですか、職員の立場で。私はそれを言いよるわけです。  もう課長寸前の職員がね、ふしだらなことをやって、昨年の九月九日から今日まで職員として居座ってこられると思うんですか。それを私は言っておるんですよ。それをあなたたちが認めて、たった六カ月の停職処分。  きょう、あなたたちにそんな苦言を申し上げてね、こんな厳しいことを言うつもりはなかったんでありますが、私は、是永市長の就任祝いを兼ねて、十項目の質問をしておるわけです。残念でならない。  当時、信国部長は、総務課の課長だった。ね。あなたたちの上司は小倉部長。もう退職された。ことし退職された小倉部長だった。部長の命令には背くわけにはいかんでしょう。それで、信国部長も同意をしたんではないかと私は思います。  しかしながら、こんな事件が発覚した以上は、たとえ前部長であろうとも、やっぱり責任感は、あなたたちは問うべきであろうし、負うべきであります。そうでしょう。庁議で決めたか、市長独断で決めたか、それも答えていただきたい。この問題をね、見過ごすということになると、宇佐市民は黙っておりませんよ。今後、教育界において、大問題が起こると思うんですが、どうでしょうか。答えていただきたい。  それと、市長に私はお願いします、この際。これは宇佐市は、児童買春は、もう、これは特別なんでしょうけどが、今まで汚職とかね、横領事件とか、数限りのないような事件が勃発しておるんですよ。あなたの時代じゃありません、市長、ね、時枝九年間の間の事件がね、私たちが記憶に覚えないような事件が勃発しておるわけですよ。給食センター、ね。横領事件。  だから、私は、新市長となって、これからのかじ取りをやっていくわけですから、一言だけ申し上げたいことがあります。よく聞いてください。  宇佐市役所の、是永市長は、宇佐市倫理条例を早急に制定したらどうかということであります。私の後援者からも再三にわたって言われております。あんまり宇佐市は事件が多いと。倫理条例を制定して、やっぱり市長を初め、市職員の規律を正していくという条例を制定したらどうかと、私は思うんであります。特に、私は、新市長にこれをお願いして、制定していただきたい。ね。  緊張感が不足しておるんじゃないか、私は思うんですよ。幹部職員がね、児童買春をやったと。あるいは一般職員が横領事件を起こすと。金銭の使い込みをやる。こんなことが、もう、私たちが記憶にないほど多いわけであります。  どうかひとつ、その倫理条例をつくっていただきたい。そして、新市長のね、発想において、職員が市民の公僕として、ね。宇佐市を代表して、市民のためになっていくような教育指導をやっていただきたいと思います。長々と申し上げましたけどが、最後に、そういうことで、倫理条例を制定していただくようにお願いしたいと思います。  時間が長くなりましたが、一般質問を続行します。  市長選挙の公約について。  まず一点目。このたびの選挙は、予想以上の激戦だったが、市民の良識により、圧倒的な勝利の当選でした。大変な御苦労だったが、まことにおめでとうございました。市長、おめでとうございます。苦言を申し上げた後、ちょっと味は悪いけどが。  二点目。市長の選挙公約、夢と希望の十項目を掲げている宇佐・安心院・院内トライアングル構想も含め、任期中には確実に果たしていただきたい。「開かれた市政」、「宇佐市を変える」のために、大いに頑張っていただきたいと思います。  三点目。市長、副市長、教育長、三役の退職手当半額削減。市長の給料削減を就任後、即実施しました。大変な離れわざだと思います。  宇佐市が始まって、六代の市長が就任されております。あなたが六代目だと思うんですが、五代の市長すら、ね、この退職金問題、給与問題。これを掲げた市長は一人もいないわけです。  私は五人の市長に仕えました。  初代の市長は、私はその当時は東京でしたから、宇佐にはいなかったので、仕えることはできなかったわけであります。それでも、山口市長は、私とじっこんにつき合いをしてくれました。最後、ね、天国に行くときは、私は送ることになりました。市長を、ね、送らせていただきました。立派な市長でした。根性の持ち主、そして自分の初志貫徹するという主義の人でした。だから、今日の宇佐市が繁栄して、今日あるわけであります。私は、大尊敬をした山口市長でした。  あとの五人の市長も、それなりの宇佐市のために貢献をされた市長ばかりだと思いますが、ね。そうした初代市長に、まさっても劣らないような是永市長になっていただきたいと、私は市長にお願いするわけであります。  四点目、子育て支援で、就学前の医療費無料化実施は評価できる。大変評価できます。今までかつてできなかったことを、就学前まで無料化すると。共産党の今石議員もよく質問をしておりました。時枝市政のときは、全く答えもしなくて、無関心な答弁が続いておりました。あなたは選挙公約ということでね、即実施をして、就学前まで無料化にしたと。これは、大変な評価だと、私はもう高く評価しております。  次は、小学生の医療費も無料化にしていただきたい。  どなたの質問だったか、中学三年ごろまで無料化ということを、各市町村、どこかの市町村でありました。大分県の中で。一気に中学の無料化ということにはならんと思います。段階を置いてね、小学生まで医療費無料化を、どうかひとつ心髄にとめていただきたい。そのことを私は強く要望しておきます。  五点目、支所の権限の付与、懸案事項の上田橋歩道橋の予算計上、二千七百万円をあなたは計上されたんであります。着実に公約を実施している。高く評価しております。あの上田橋は宇佐高校、四日市高校が合併して以来、交通の量がふえたんであります。あの狭い橋を渡って、ね、四日市から宇佐高校に通学する生徒が、どうかしてふえたんであります。  今、グリーンベルトが一メートル足らず。恐らく一メートルありません。五十センチそこそこのグリーンベルト。そこを通学しなさいということを、前市長の時代はね、やっておりました。橋をかけるなんか毛頭考えていなかったわけであります。  もしですよ、市長。あなたの就任以来、事故でも起こったらどうしますか。大切な高校生、中学生、小学生の通学路に、事故でも起こったら、あなたが補償できますか。人身だけじゃありませんよ。一命を、ね、犠牲にするだけではなくて、家族、親族、ね。また、宇佐市の皆さん方の心境。そういうことを考えたあの橋は、大切な橋なんです。それを、あなたは予算化して、二千七百万円の当初予算をつけたわけです。これは大変な成果だと私は評価しております。  話では、四年くらいかかるそうです。あの橋をかけるのにね。そして、歩道も整備をすると。もう一斉に整備をやると。金額、五億から六億はかかると。幾らかかってもやると市長は私に言ってくれました。大変うれしい答弁であります。四年はかかるとはおっしゃいましたけどが、四年のところを三年なり、一年短縮してでも早くかけていただきたい。  金の問題じゃないですよね。あなたは五億、六億かかると。金の問題じゃないということで、それを平気で予算執行してかけようとしよるんですから、金ということは言わせんでしょう。どうか、一年でも早く、あの橋をかけていただきたい。  それと、支所長権限であります。  両院の支所。要するに、是永市長が選挙で初めて宇佐市をくまなく回って、苦情相談を受けたかと思うんです。私も、一緒に選挙を応援して、院内、安心院の人の苦情を受けました。ね。まず第一に、院内支所の改築をやれと。これは、当初、合併前の町長の約束、合併の条件じゃないかということを、常に私たちは町民から言われてきました。市長も、そのことを市長選で受けておるわけです。ですから、支所の権限を付与する、権限を与えるということを実施したわけであります。  以来、支所長の顔色を見てください。もう昔の顔色と違うでしょう。にこやかな顔色になっておる。支所長の権限を与え、支所長に三百万円の予算をつけたと。そうでしょう。市長、あなたの交際費も三百万ないでしょう、恐らく。議長もあなたの交際費、三百万もないでしょう。支所長に三百万の予算をつけて、そして、この町民のために大きく働いて、頑張って、負託にこたえようということなんだと思うんですよ。支所長。そんな予算を、今までつけた首長さんはおらないわけであります。初めてなんですよ。ね。  昭和四十二年から宇佐市が合併して、支所長が権限をいただいた上に、三百万の予算をつけるということはあったと思うんですか。後で、両支所長に答えていただきたいが。ね。そのくらいの太っ腹の是永市長だということは、あなたたちは認識していただきたい。  ただのボンカンとして、支所長だということ、権限だけ振りまくことは能じゃないと思うんですよ。そのことをしかと受け止めていただきたい。そして、精いっぱい働いて、両院の町民、市民の皆さん方のためになっていただきたいと、私は思うんであります。  予算が足りんかったら、市長にどしどし申し出て、市議会予算を出していただくということぐらいは、私は考えていいんじゃないかと思うんですよ。支所長権限を与え、三百万円の予算をつけるくらいですから。ね。市民の要望にこたえきれないという場合は、予算、どうかしてもらってもいいんじゃないかと思うんですよ。  市長、どうでしょうか。それは、私は聞いてやるべきだと思うんですよ。そういうことで、支所長の権限の付与については、大変、私は今後において、効果的だと思うんであります。  六点目、通学路の整備促進、身近な生活道路、水路等の整備を早急に完成すべきである。  あなたのマニフェストも、このことを一番先に唱えておるんです。市長、あなたも、選挙を初めてやってみて、不便な道路も通っただろうし、通学路の状況も把握できただろうし。まず、第一に、宇佐市が一番やらなくちゃならんのは、子供たちの通学路を完備するということだと思うんですよ。  私は、今度は委員の皆さん方の御推挙により、建設委員長に抜てきされたんであります。あなたに倣って、一生懸命で、この道路関係もね、十分に任期中働きたいという決意になっておるわけであります。  どうか、あなたのマニフェストね。通学路を早期に解決していただきたい。子供たちの生命、命がかかっておるわけですね。通学路の整備ということは。大事なお子さん方の生命にかかわる問題を、私たちとして無視できません。  市長もどうか、そのことを深刻に考えていただいて、早期に解決していただきたい。こう思います。  七点目、入札制度は県に準じて見直すと考えているが、地元企業に優先発注すべきである。山本浄水場の二の舞を踏まぬことということであります。  今度は、あなたは山本浄水場工事を中断させましたですね。異議ありということで、間組が落札をしておる。ね。三十四億四千万円の工事をストップをかけた。これは立派なことなんですよ。とてもとても三十四億、ましてや間組、大手の業者にストップをかけるなんか、簡単な出来事じゃないんですよ。ね。あの大手をストップかけて、中断させる。それなりの責任もこれから生じてくると思うんですが、私たちの委員会に関連しておることですから、市長のその意気に私たちは従い、しら真剣にこの問題を審議をしてまいりたいと思うんであります。  八点目、女性委員の登用としているが、市職員の幹部採用も積極的に。そして、NPO法人など、市民活動を支援するとしているが、これも本当に支援をしていただきたいと思います。  一般の市議会委員には、女性職員はそんなに難しくはないと思うんであります、任命は。ところが、市の幹部の登用ということになりますと、大変、人事のことは難しいと思うんでありますが、能力に応じて市幹部に登用させていただきたいと思います。  九番目、高齢者・障害者福祉の充実について、過去においても要求したが、市福祉会館の建設も考慮すべきではないかということであります。  私は、障害者の代表として、前市長にも、部長にも、再三にわたって要望、要求をしてまいりました。しかし、もう私たちの要求はもぬけの殻。何も得ることがなかったわけであります。私が再三申し上げたことは、そんなに難しい問題じゃなかったんであります。  市長、聞いてください。  手話通訳の職員を、一人だけでもいいから採用していただきたいということを、懇切に前市長に申し上げたんであります。通訳者の幹部も傍聴に来ていただいて、そのことを唱えたんでありますが、障害者の気持ちを認めていただけなかった。非常に残念であります。障害者は、すべての障害を含めて、四千人近くおられると思うんです。六万市民の中に。このことを忘れてもらったら困ると思うんです。  市長選のとき、あなたを障害者のお宅に連れて行きました。どうでしたか。要望を聞いてくださいと、こう皆さん方は言ったじゃないですか。たかが、手話通訳者の一人と思ったら、大変な問題だと思うんですよ。この一人の手話通訳者がどのくらいの障害者のためになるかということを考えていただきたい。そう思わんですか。  福祉部長、課長。よく聞いていただきたい。予算の問題じゃありませんよ。皆さんと平等なんですよ、障害者も。そうでしょう。職員の皆さん方と同じなんですよ、立場は。ね。速やかに聞いていただきたいということを私は言ってきたんでありますが、今日まで聞いてもらっておりません。どうか、一人の採用でいいです。聞いていただきたい。  最後の十点目、農政について。水田フル活用元年の飼料米作付について。国、県の助成を活用すれば、農家収入は十アール当たり、一反あたりですね、九万八千円になると言われているが、宇佐市は具体的に説明ができているのかということであります。  今度は、農政課長が県から派遣されました。立派な課長が就任されたと思います。国や県の指示によって、このことが今、しきりに言われておるんです。衆議院選前ですから、自民党も大っぴらにこれを宣伝しておるわけであります。  確かに、飼料米、休耕田に飼料米をつくれば、反当十万円上げるんだと。食料米よりもいいわけですよね。食料米をつくっても、反当十万円にならんでしょうが。今、一俵が一万一千円くらいでしょう。一反、十アールに十万円の所得があるかっちゃ、とんでもないんですよね。それが飼料米、ね。飼料米をつくって、牛や豚に食わせる米をつくっても、十万円与えるということなんですよ。これは、大変なごちそうじゃないですか。自民党の選挙公約かもしれませんが。ね。  果たしてその休耕田、まあ、一〇〇%とは言いませんが、幾ら宇佐市民が要望しておるのか。これは制限があるようですね。何カ月か、何月何日までという期限つきだと思うんですよ。そのPRはどうだったのか。市の課長としても、やっぱりこれは責任があると思うんです。国いわく、要求がないから実行ができんだったと。予算は余って仕方なかったんだと国は言っておるじゃありませんか。  農家の皆さん方は、所得向上に一生懸命で頑張っておるんです。それを、県の派遣課長としてね、宇佐市の農家に徹底していただくのが、あなたの役割だと思うんであります。  前の課長さんは、やはり県からの派遣職員でした。立派な課長さんでしたが、しかし、農家の皆さん方の所得につながるようなことはいささかもやっていない。三和酒類のね、あの三十億の事業にいささか手を貸した。トンネル予算でしょうけどが、ね。それと、アクト化成のイチゴに二町歩の予算を計上して実行させたと。ただそれのみの高山課長さんの実績で終わったわけであります。
     ほかの農家の皆さん方に、どのくらいの所得向上。そして農家のね、指導をなさったかということになると、もう皆無に等しい。私は、そういうことを悔やんでおったわけであります。口減らしで県から派遣をされたのか、宇佐市のために骨身を削って頑張れということで、広瀬知事から派遣されたのか。私は、そのことを考えざるを得ないわけであります。大分県広瀬知事は、各市町村、十八か市があるわけですが、みんな職員を派遣しておる。自分のところの口減らしのために、一人か二人、みんな派遣をしておる。ね。  課長、私は、そんな汚い言葉ですが、そうでしょう。悪く思わないでください。これは、知事の考えであなたたちを派遣しておるんですから。あなたの気持ちで宇佐市に派遣されたんではないんですから、まあ、腹を立てんでください。  口減らしのためにあなたたちが送られてきたんじゃないかということを、私は考えるわけであります。どうか、口減らしじゃなくて、課長に抜てきされたならば、ね、前任者以上に頑張っていただきたい。私はこう思います。  この飼料米、その他のことをね。国の示しておることを答えていただきたい。そして、農家に指導していただきたいと思います。  以上、十項目にわたって、一回目の質問をします。どうか、私の質問を速やかに聞いていただきたい。  もう、あなた、この三日間にわたって、皆さん方の質問を丁寧にお答えしております。いまだかつてそんなことはないわけです。市長が再三に答弁をするなんか。私が、時枝市長を九年間やってきましたが、ノーコメントが多いわけですね。今度の市長さんは、皆さん方が質問、再質問をすれば、速やかに答えていただいております。  やり過ぎではないかと、私はいささか怒っておる。あなたに協力せん人の答弁に答えるべきじゃないんじゃないかと。こんなことまで私は思っておるんですが、しかし、そんなことはとんちゃくなし。あなたはどなたでも、ね。気軽に答弁をしておる。これ、立派なことであります。今後とも精進をして、そういうことをやってください。お願いします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  二十七番 広岡議員には、大変厳しい御指摘と高い評価をいただきました。  私は、本日で就任五十三日目を迎えておりますけれども、市民の方々からの大きな期待にこたえるためには、市民の声が結集されたマニフェストを着実に実施していくことだと肝に銘じ、全力で宇佐市の改革に取り組んでおります。  既に、議員御指摘の市長、副市長、教育長の退職金の五〇%減額を実現したほか、今補正予算に景気・雇用対策、小学校就学前までの乳幼児医療費の無料化、支所長への予算権限の付与、上田橋歩道橋など危険な通学路の整備等々盛り込むなど、マニフェストを着実に実施しております。  また、市民と市長の連絡箱・市長おでかけトーク制度を創設し、市民の声が直接市長に届くシステムを構築するとともに、職員に対してはトリプルA運動による意識改革に取り組んでいるところであります。  このようなやさきに、このたび職員の不祥事が起こりまして、まことに遺憾であります。改めまして、心からおわびを申し上げますとともに、二度とこのような事態を繰り返さないよう綱紀粛正に徹底してまいることこそが、私の責務だと考えております。  いずれにいたしましても、課題は山積しておりまして、宇佐市を変えるという改革への取り組みはまだ緒についたばかりであります。改革に対する、あらゆる抵抗を乗り越え、全身全霊、全力で宇佐市の活性化、宇佐市民中心の市政の実現に取り組んでまいる所存でございますので、今後とも御指導、御協力のほどよろしくお願いをいたします。  それでは、広岡議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目めの八点目、女性委員の登用の一環として、市職員の幹部採用を積極的にというようなことについてでございます。  本市の状況を調べましたところ、平成二十一年四月現在、女性の管理職相当職は三名が該当しておりますが、部課長への配置はゼロであります。要因をお聞きしましたところ、管理職層となる五十歳代の女性職員が少ないということ。また、これまで女性の能力開発や人材育成に積極的に取り組んでいなかったということが理由のようです。  私はマニフェストで、女性委員の積極的な登用ということをうたいましたが、市職員の幹部へも積極的に女性を登用してまいりたいと考えております。今後、四十歳代以下の職員層におきましては、女性職員の割合も順次ふえてまいりますので、女性の人材育成、能力開発に努めながら、適材適所の考え方のもとで、係長級から登用を図っていきたいと考えております。  次に、NPO法人等の市民活動の支援についてでございます。  御承知のとおり、近年はさまざまなまちづくり活動や行政施策を講じる上で、市民団体やNPO法人など、非営利団体と行政が互いの立場を尊重しつつ、それぞれの特性を生かしながら連携することが重要になっています。  宇佐市には、現在、県に登録しているNPO法人が十三、そのほかにグループ活動している団体が五十一、個人ボランティアが十六あり、それぞれ鋭意活動中であります。そのような中、平成二十年三月三十日には、NPO法人が連携して、宇佐市NPO連絡協議会が立ち上がったと。そして、宇佐市の活性化に向けて、行政や活動団体間の橋渡しなどを行っていると伺っております。  宇佐市では、これらのNPO法人などの支援を図るとともに、平成二十年七月には協働のまちづくり指針を策定したということでございまして、私は、本年度中にまちづくり行動計画というものを策定し、協働に関する具体的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。  なお、市内の各種団体への支援策として、平成二十年度から、ふるさと市町村圏基金を活用した「宇佐市がんばる団体応援事業」と。これは、いわゆる提案型事業でございますけれども、実施しております。平成二十年度は十六団体が実施し、今年度も十五団体が企画・提案に沿った活動をすることとなっております。これらの事業も活用してまいりたいと考えております。  以上で私の答弁は終わりますが、その他の質問については担当部課長に答弁させますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの市長選挙の公約についての(六)、(七)を、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。  先ほどは広岡議員から厳しい御指摘をいただきました。これから、また管理監督者としてその責を全うしていくつもりでありますので、どうぞ、これからも御指導よろしくお願いをいたします。  それでは、二十七番 広岡議員の一般質問にお答えします。  一項目の六点目に入る前に、五項目の支所長の権限について御答弁を申し上げます。  一項目め、五点目の前段。支所長の権限の付与についてでありますが、今回、市長の「すぐやるマニフェスト」について、早期実現を掲げて取り組んでおりまして、支所長へ三百万円の予算権限を付与いたしました。  今回、新たに宇佐市周辺地域元気づくり応援事業を創設し、この応援事業に係る審査の段階で、両院地域では各支所長に、宇佐地域においては総務部長に、新たに審査権限を付与することとしています。最終的な事業決定は市長が行いますが、支所長等に事業の審査権を付与することにより、地域住民と支所等が周辺地域の活性化などをともに考え、ともに行動することを目指していますので、今まで以上に地域住民と行政との連帯感と信頼関係の構築が図られるものと思っております。  次に、六点目の前段。通学路の整備促進、身近な生活道路、水路等の整備についてでありますが、現在、市が管理している市道は千六百九十五路線で、千二百十二キロメートル。また、水路は、準用河川が七十四本で、九十三キロメートルあります。  地元の要望に対する整備率は、道路で四九%、水路関係で五三%となっています。  市長のマニフェストに、身近な生活道路、水路等の整備を計画的に推進すると掲げていますので、今年度は国の景気対策である地域活性化・生活対策臨時交付金事業等を活用し、道路、水路の整備を計画的に推進してまいります。  次に、中段。院内支所の改築改修についてでありますが、合併協議会等の中で、新市への行政事務の円滑な移行や支所機能の強化・充実を図ることを目的に協議し、新市発足後は、行財政改革と周辺地域対策を最優先課題と位置づけて、限られた財源の中で、複雑多様化する行政ニーズに対応してまいったところであります。  今後は、全庁的に、本庁、支所等の組織体制について十分議論を重ねながら、特に院内支所改築については、地域の実情を踏まえ、現行の行政サービスや住民ニーズに即応可能な地域振興部門、窓口サービス部門、維持管理部門の三つの部門を担保した支所機能体制の構築を図る中で、現有施設を含めた有効活用を大前提に組織の規模や体制等の方向性を検討した上で対処してまいりたいと考えております。  次に、後段の合併特例債の活用についてでありますが、合併特例債の発行に当たっては、プライマリーバランスを考慮しながら、発行条件である、合併後の一体性の確立を図る事業、均衡ある発展に資する事業、総合的かつ効果的に推進するために行う総合整備事業、この三条件の中から位置づけされる合併に資する適債性のある事業を検証し、さらに本市の将来展望と方向性を勘案し、地域課題を精査した上で積極的に施策展開をする方針であります。  次に、七点目、入札制度についての件でございますが、本市におきましては、公平性、透明性、競争性のある入札・契約制度の確立と、地元企業の育成に努めてまいりましたが、今後も県に準じた制度の整備を一層進めるとともに、建設投資の減少により厳しい経営環境にある地元企業に対しては、地元で施工・調達可能なものについては、優先的に発注していきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、同じく一項目めの(四)と(九)を、福祉保健部長 大森 博君。 ◯福祉保健部長(大森 博君)福祉保健部長の大森でございます。  二十七番 広岡議員の御質問にお答えします。  一項目めの四点目、小学生の医療費の無料化についてですが、宇佐市では平成二十年四月より、三歳未満児の自己負担分を無料化にいたしました。今回、宇佐市乳幼児医療費の助成に関する条例の改正案を上程しているところであります。  医療費の助成は、乳幼児の保健の向上及び保護者の負担の軽減を図り、疾病の早期発見、早期治療を促進し、医療費の軽減につながる重要な施策であります。医療費助成の対象年齢の拡大は多大な財源を必要としますので、今後、財政状況を勘案しながら検討していきたいと考えています。  次に、九点目の高齢者、障害者福祉の充実について、過去においても要求したが、市福祉会館の建設も考慮すべきではないかについてですが、高齢者福祉の充実につきましては、主に介護保険サービスにより対応したいと考えております。また、現在、障害者福祉の充実に向け、就労、地域生活、療養教育の各支援ネット会議を二カ月ごとに開催し、問題の解決を図っているところでございます。また、福祉課には手話通訳できる職員を二名配置しているところでもございます。なお、市福祉会館の件につきましては、既存の施設を活用しながらソフト事業の拡充を図ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、同じく一項目めの(五)を、建設水道部長末弘計夫君。 ◯建設水道部長(末弘計夫君)建設水道部長の末弘です。  二十七番 広岡議員の質問にお答えをいたします。  一項目め、市長選挙の公約についての五点日、上田橋歩道橋について。過去、陳情や請願、また議会での一般質問で何度も取り上げられ、歩道橋の重要性、必要性は十分認識をしています。  近年、パナソニックCC九州株式会社の事業拡大、さらに先ほど議員の指摘がありましたように、高等学校の統廃合等により通勤、通学者が急激に増大し、歩行者の交通事故が懸念されるところであります。  そこで今後の取り組みですが、二十一年度は上田橋の耐震橋梁点検診断、地質調査、測量等を行い、協議のための予備設計を実施し、二十二年度は歩道橋設置の本設計と工事用道路の整備を行い、二十三年度より本体工事に着手し、二十六年度完成の予定でありますが、少しでも早い竣工を目指します。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、同じく一項目めの(十)を、経済部長兼商工観光課長 大冨義夫君。 ◯経済部長(大冨義夫君)こんにちは、経済部長兼商工観光課長の大冨です。  二十七番 広岡議員の御質問にお答えします。  一項目めの十点目、農政についての飼料米作付ですが、国は平成二十一年度を水田フル活用元年として、水田等の有効活用による食料自給力、自給率の向上に結びつく作物の需要に応じた生産拡大を進めております。  こうした中、国産飼料の生産、利用拡大対策として、調整水田等の不作付地や排水不良による麦、大豆の不適地への飼料稲、飼料米の作付拡大に対して、一定条件のもとに新たな交付金対策を実施することとしています。  飼料米につきましては、交付金をあわせれば十アール当たり約九万円から十万円となり、経費を差し引くと主食用米と同等の所得を得られることになります。  このことを含め、本年度の生産調整については、宇佐市水田協議会において二月二十五日の天津、長峰校区を皮切りに、三月二日の院内校区、三月三日の安心院校区まで、順次各校区の自治委員さん方へ説明会を開催し、また、三月下旬からは要望のありました集落へ個別説明を行ってきたところであります。  この結果、本年度の宇佐市での飼料米は約五十五ヘクタール、飼料稲は約百二十一ヘクタールの作付予定となっています。  販売先については、飼料米は県内養鶏農家へ、飼料稲については乳牛や肥育牛の飼料として供給するということになっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十七番 広岡利公君。 ◯二十七番(広岡利公君)質問事項にはなかったんでありますが、宇佐市のたび重なる事件、事故。この件についての責任といえば責任ですが、これからやはり、宇佐市職員の倫理に対する条例というものを制定していただきたい。これはぜひやるべきだと。市民が、それは許さないですよ。今度の問題もそうでしょう。児童買春で六カ月の停止ではね。これは、市民に対して非常に失礼だと。怒りますよ、それは。  だから、市長が唱えてやったことは仕方ないにしても、今後、倫理条例というものを制定していただきたいと、私はそう思います。  答えていただきたい。 ◯議長(浜永義機君)総務部長。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長、信国です。  広岡議員の再質問にお答えいたします。  ぜひですね、条例の制定に向けてですね、研究をして、一日も早い制定に努力をしてまいります。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)二十七番 広岡利公君。 ◯二十七番(広岡利公君)マニフェストについて、十項目を市長は唱えました。着々に実行はしております。  私は通学路について再質問するわけですが、今、宇佐高校の通学路の設計計画を立てているんです。いまだに着工が見られないということなんですよ。朝の七時二十分ぐらいですかね、これから八時までの間をラッシュ、子供だけではないんですよ。危険だから子供を送り迎えする自動車なんですよね。これが恐らく、大きい話じゃありませんけど、三分の一、父兄が送り迎えをやっている。この朝のラッシュが、それが原因なんですよ。車が往復すると、送る、帰る。送り迎えを朝するわけですよ。夜もそのとおりやるんですよ。夜の場合は時間の差があるんですね。一、二、三年生の時間帯でいろいろ段階があるわけですから、ラッシュにはちょっとなりにくいと思うのですが、朝の七時二十分でしょうね、二十分から五十分の間、三十分から四十分ですね、その間。この間のラッシュがすごいんです。  私は毎朝ふれあいに野菜を運んでいるんですが、通られないわけですよ。子供は自転車で行く、父兄は車で行く、どっちが優先かということを私たちは迷うわけですよ。まず、子供を優先的にして、私たちは子供をよけてふれあいまで行っております。恐らく、宇佐高校の通学路では事故が起こるんじゃないかという感じがしてなりません。  土木課長は、ことし早急にやると答えてくれております。やるならやっぱ、突貫工事をかけてでも、子供たちのために私はやっていただきたい。どうせ金をかけるならば、六月議会が終わってからとか、九月議会を待つとか、そんな生ぬるいことでは子供が犠牲になることが危険なんですよ。市長、そう思わんですか。ぜひ、ひとつ、命令をしてでも突貫工事をして、あの重複を避けていただきたいとこう思いますが、関係者、答えていただきたい。 ◯議長(浜永義機君)土木課長。 ◯土木課長(植村芳樹君)土木課長の植村です。  今、議員御指摘がありましたけれども、あれは議会請願も確かに上がりまして、それから私も現地調査をいたしました。そして、現在の進行状況を報告させていただきますけど、花岡さんと寄附の契約ができまして、今月中に発注できる段取りと。この前、花岡さんに寄附の申し込みをいただきまして、今、宇佐市に名義を変えているところでございます。宇佐市に名義を変えないと、ちょっと土木課としても扱えませんので。もうそれがほとんどでき上がりましたので、もう設計書もでき上がっております。今月中に発注いたします。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)二十七番 広岡利公君。 ◯二十七番(広岡利公君)ありがとうございます。課長も大変お骨折りいただいて、積極的に取り組んでおることを私は把握をしておるんです。  ですが、予算が問題だと私は思っておるんです。私は一挙にやっていただきたい。でないと、あのラッシュの時間が解決できないと思うんですよ。  だから私はさっき、金の問題を言うたわけですよ。金が幾らかかろうとも、人命にかかわることだけは承知していただきたい。部長も最高責任者ですから、金とか予算とかいう問題じゃないわけですよ。一人でもそういう事故者が出たときに、犠牲者が出たときに、私は金とか何とか言うときじゃないと思うんですよ。  実際に畑田で、何年前でしたか、女子生徒が亡くなられた。犠牲になられた。親御さんは、いつも花を欠かしていませんよ。通ってみてください。いつ見ても、新しい花が供わっている。供えられている。そのぐらい、高校生も、生徒たちも貴重な人材の一人であります。部長さん、どうかその辺をひとつよろしゅう。そして、予算とか金とか、そんなことは言わないように。通学路だけは貫徹にしていただきたいと思いますが、市長、どうかよろしくお願いします。  これをもって私は質問を閉じます。  御清聴ありがとうございました。 ◯議長(浜永義機君)以上で広岡議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではございますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十四時二十五分といたします。                   休憩 午後二時 十三分                 ──────────────                   再開 午後二時二十八分 ◯議長(浜永義機君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  十七番 斉藤文博君。
    ◯十七番(斉藤文博君)皆さん、こんにちは。十七番の斉藤でございます。  平成二十一年六月第五回宇佐市議会定例会において、三項目について一般質問をさせていただきます。  質問に入る前に、今回は是永市長初の定例会ですので、前置きで少し述べさせていただきたいと思います。  是永市長、あなたとは小中学校を卒業して以来、二回目の出会いになるわけですね。最初の出会いは三十年前、私は既に高校を卒業して豊後高田市の誘致企業へ就職し、労働組合の役員として活動していたときでした。市長は、今回のパンフレットを見ると、当時は大分県の上級職員として採用され、中津の労政事務所が初めての職場だったんですね。あのときは、本当に御迷惑をかけました。行政職員として、民間企業の経営者にどなられたのは、あのときが最初で最後じゃなかったんじゃないかと。一言おわびを言いたかったのですが、あれから東京事務所に行かれたことは、私は知りませんでした。  ちょうど一年前の六月定例会で、ワークライフバランスの課題を連合からいただいて質問した際に、過去に中津労政事務所職員として勤務し、当時、中津の副市長で活躍していた是永市長の名前を出しました。中津の副市長としての是永市長の活躍を、同級生として期待していたのは私だけではなかったかと思います。中津市議会での評価もかなり高かったことも、私は知っていました。  そんなあなたとまさか一年後、こうやって、宇佐市長として再会するとは夢にも思っていませんでした。そして、おくればせながら、四月の市長選挙、大変お疲れさまでした。政治や行政の執行と全く異なる選挙を初めて経験し、人生の固定概念も少し変化したのではないでしょうか。やって当たり前、実績評価もなかなかされない世界に、約束された将来の大分県庁幹部の職を辞し、宇佐市長に就任した是永市長に敬意を表し、そして四年後は必ず無投票で再選することを心から祈念して、質問に入ります。  まず一項目めでございますけど、チェンジという言葉を掲げて市長に就任しましたが、時枝前市長も平和活動の取り組みで非核・平和宣言都市や平和市長会の加入など、大きく評価できるものもあると思いますが、是永市長はすべてそれらのものもチェンジするつもりなのか。また、前時枝市政をどう評価しているのか、一番目にお尋ねをいたします。  二項目めは、市長は、宇佐市は閉塞感、停滞感が漂うと言っていますが、具体的には、中津の副市長時代に外から見た宇佐市なんでしょうか。具体的にはどういうことを指しているのか、お聞かせ願いたいと思います。また、その対策、方策を今後どうやって解消していくのか、そのお考えもあわせて御答弁をいただきたいと思います。  その二項目め、停滞感、閉塞感を感じさせないために市長に今一番やってほしいことは、副市長、教育長の選出であります。市長就任後の精力的な行動と、マニフェストに沿った実行力は高く評価します。五月の臨時会に提案された市長、副市長、教育長の退職金半額にする議案もその一つのあらわれだと思っています。  少しでも失礼な言い方かもしれませんが、通常の考え方は、やはり人選のほうが先ではないでしょうか。是永市長の体制が万全になってから、退職金半額の約束を果たすことは、市民に十分理解が得られたことだと私は思っています。  この後、質問通告で林議員が出していますので、その必要性は林議員からも力説されることとは思いますが、実は私も同じ質問通告をしていました。本来、こういう質問は是永市長誕生に大きく貢献した議員の皆さんの中から出されるのがベストなんでしょうが、是永市長を支持した多くの市民の関心事も、このことが今一番だと私は思っています。  副市長、教育長の選任は市長の責務であり、唯一の任命権者です。同趣旨の質問が出たので、私からぜひと林議員にお願いしたところでありますが、市長は辛島議員の一般質問の関連質問に当たるかどうかというのは疑問でありますが、その中であっさり答えてしまったので、私は少し拍子抜けしてしまったというのが実感であります。  私が特に言いたいのは、教育長なんですよね。市長には既に報告されていると思いますが、学校給食センターの給食運営費の問題です。教育長部局なので、今回あえて質問通告はしませんでしたが、昨年来、燃料費の高騰の際、そしてまた諸物価の高騰の際、私を含めて、定例会を変えて三回ぐらい、たしか質問があったと記憶しています。  答弁は一貫して食材仕入れの工夫、献立、食材費の工夫で大丈夫だという答弁でありましたけれども、本年の三月決算では大きな赤字を出してしまったそうです。こんなことでは、議会のチェック機能が果たせません。このことは教育部局の一部にすぎないと思っています。  午前中、中山議員からの高校生の授業料の減免の問題にあったけれども、豊岡次長が県立だから周知していないと。議員が一般質問を出したんだから、県に問い合わせればすぐわかることで、しかも宇佐市には県立の高校が三つしかありません。電話一本すればですね、すぐ把握できることは、こういうことは一般質問を重視すれば、教育長がおればですね。  私はぜひ、一般質問の重要性、議員が一つ執行に物を言えるのはこの質問しかないわけで、そういった重要性を果たしていくには、一刻も早い教育長の選任をお願いしたいと思います。停滞感、閉塞感はぜひ議会対応から考えていただきたいと、このことを一言申し添えたいと思います。  それから、三項目めの質問でありますが、今回の六次産業の政策はもう企画課ではなく、既に農政課に百四十万円を予算化しています。このことは、市長のマニフェストにも掲げている。大変期待しています。産業経済の発展こそが市政活性化の私も柱だというふうに思っています。今回、百四十万を農政課に予算化しています。今後拡大していくことなんでしょうけれども、実施に向けてこの百四十万円の今回の使い道、そして具体的には、どういう柱でこの計画を進めていくのか、その答弁を求めまして、今回の私の一般質問を終わります。よろしく御答弁をお願いします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十七番 斉藤議員の御質問にお答えをいたします。  一項目めのチェンジの考え方と、時枝市政の評価についてであります。私は、市政の評価は市民が行うべきものであり、同職の者が評価すベきものではないと考えております。このたびの市長選で、市民は時枝市政の継続を否定し、チェンジを選択いたしました。しかも、圧倒的な多数ということでございました。それが市民の評価であると私は考えております。  行政の分野には不易、すなわち時がたっても変わるべきでないものと、流行、すなわち時代の変化に応じて変わらなければならないものの二つがあると考えております。  議員御指摘の非核・平和宣言都市などの平和主義については、宣言の有無にかかわらず、日本国憲法の要請する普遍的な理念であり、不易なものであります。  とりわけ、さきの太平洋戦争で特別攻撃隊の基地となり、多くの若者のとうとい命が犠牲となった宇佐海軍航空隊の歴史を有する宇佐市としては、非核・平和宣言都市を宣言するまでもなく、憲法が掲げる平和主義を尊重することは当然のことと思います。  私はその憲法の精神を尊重し、来る八月九日、長崎市で開催される平和市長会議にも出席する予定であります。  一方、時代の変化に応じて変わらなければならない流行の分野については、積極果敢にチェンジすべきものと考えております。  今後は、不易と流行のバランスをとりながら、夢と希望に満ちた新しいまちづくりに鋭意取り組んでまいる所存でございますので、御支援、御協力をお願いをいたします。  次に、二点目めの閉塞感、停滞感についてであります。  宇佐市のここ五年間のデータを見ますと、農業生産額は二割の滅、観光客数は一割の減、普通会計決算ベースの投資的経費は実に六割減となっております。また、周辺地域では過疎、高齢化が急速に進み、さらに百年に一度といわれる世界同時不況が追い打ちをかけ、地域経済はまさに冷えきった状態にある。このようなことから、閉塞感、停滞感が漂っていると主張したのであります。  そして、何よりも、市民の声が行政にきちんと届いていない、届いても答えが返ってこない、とにかく宇佐市を変えてほしいというのが多くの市民の声でありました。  それらの声が集約されたものが「夢と希望の十のマニフェスト」「すぐやる五つのマニフェスト」であります。私は、これらのマニフェストを着実に実行していくことが、閉塞感や停滞感を払拭できるものと確信をいたしております。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁させますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、三項目めの六次産業の政策についてを、経済部長兼商工観光課長 大冨義夫君。 ◯経済部長(大冨義夫君)こんにちは、経済部長兼商工観光課長の大冨です。  十七番 斉藤議員の御質問にお答えします。  三項目め、六次産業化についてですが、農業を農産物等の原料生産のみでとらえるのではなく、地域食品産業等との連携により、農業サイドにない加工や販売、その他ノウハウなどを取り込み、農業を付加価値のある総合産業としての体質に変化させていこうというものが、六次産業化の取り組みであります。  当市の農業を含め、一次産業は近年低迷が続いており、農・工・商が連携した六次産業化による地域の活性化が強く求められているところです。  まず、農林水産業の六次産業化を推進するに当たり、本年度は調査・研究を主体とした取り組みを行うこととしています。  中でも一次、二次、三次産業が連携する六次産業創造ネットワークづくり協議会の設置や、六次産業化に向けた機運の醸成を図るため、有識者等によるフォーラムの開催を予定しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)十七番の斉藤です。順次再質問をさせていただきたいと思います。  是永市長、私は議員になってですね、高校、高田の商業科しか出ていないんですけれども、漢字は得意なほうだったんですが、質問の質という字をただすと読むのはですね、実は議員になってから初めて知ったので、午前中の尾島議員の環境問題にしても、今回の私の平和問題にしてもですね、施政方針に織り込んでいないという、そのただすの部分でね、施政方針の中身は民主的で、本当に市民本位で、私は多分、自分でつくられたと思う。そういった補足の部分でただしているだけで、追及という部分については、私はそういった質問を今までしたことがないんで、その辺御理解を、議員としての立場での御理解をいただきたいなというふうに思います。それから、時枝市政という部分で、評価をすべきでない。当然、チェンジというのを掲げて市民が投票したわけですけども、実は過去、私が就任したときは佐瀬市長で、時枝市長にかわられて、選挙にすべてですね、しがらみの中で、是永市長をつくり出した大きな立て役者である岡本氏が選挙の相手だったんですけども、岡本さんの奥さんは西大堀出身でですね、それこそしがらみの中で、私は立場的に市長選挙の旗を振って、どういう立場でも応援できる、自分の議員の身分じゃないんで、なかなか突っ込んだ発言はしないんですけども、合併時と四年前に、やはり二回の無投票をしたという時枝市長は、決して私のことを与党とは思っていないと思います。国政選挙においてはですね、岩屋さんの後見人として頑張っているし、私と個人的な話をするために、横光さんの東京の西端さんという、女性のすばらしい秘書がいるんですけども、東京事務所に行ったら、ドアをあけた途端に、初対面で私の名前を言ってくれたと。そういった気遣いといいますか、お互いを理解した上でのね、そういう姿勢でありました。  トップには、私は二とおりの人間がいると思うんですよ。対照的だと思うんです。やはり、静と動と。やはり是永市長は動、自分が動いて後についてこいという、まさに今、きのう見たんですが、天地人、戦国時代の、やっぱそういった期待感というのは物すごくあったんじゃないかと。  ただ、私はこのままですね、時枝市長の評価をしないまま終わらせたら、やはり時枝市長がかわいそうだなということで、この質問を取り上げました。ただ、やっぱいいものは継承していきたいという、その中であります。  もう一つ、自分に与えられているのは平和問題で、そういった答弁がありました。  それから、昨年の六月議会で、先ほども壇上で述べたように、ワークライフバランスの質問をしたときに、やはり百点満点で検証してほしいんですけども、その問題についてはあえてただすという意味で、是永市長のお考えがあればですね、聞かせていただきたいと思うんですけども。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  時枝市政の評価ということですけども、先ほど私が答弁したとおりですね、やはりこれは市民が行うべきものだと思います。評価はですね、それぞれいろいろあると思うんです、皆さんですね。  だから、それを評価したら、Aさんはこういう評価だ、Bさんはこういう評価だと、いろんな評価は、実を言うとあると思います。だから、それをトータルどういうふうに見るべきかということになりますとね、一つは、それは選挙が一つのですね、答えだろうというふうに思うわけです。私がどう評価するとか、斉藤議員がどう評価するとか、それはそれぞれいろいろあるでしょう。だから、そういうことをいちいち言っていると、どの評価が本当の評価なんだということになりますので、私はこう申し上げたわけであります。  その中で、平和主義の問題につきましては、憲法はですね、要するに国民主権、基本的人権の尊重、平和主義というのが三大の旗頭になるわけです。そして、私たち公務員というのは憲法を擁護する義務があるわけです。公務員に採用されますとね、自分は憲法を擁護し、全体の奉仕者として一生懸命やりますということをまず宣言して、公務員になるわけです。私は、憲法を擁護するというのは当たり前の話であって、宣言したから、宣言しなかったからということではないと、私はそういう趣旨で申し上げたんであります。  そして、もう一つ言うならば政治家の、前の時枝さんがですね、自分の公約として平和主義を掲げて、そしてなってすぐですね、自分が非核・平和都市宣言をするんだということであれば、それは一つの評価だと思いますけれども、それは長い市長の在任期間中にですね、皆さんからいろいろ御意見があって、その中でそういう宣言ができたんだろうというふうに思いますから、これをとりたててですね、時枝市政の一つの評価ということには、私は当たらないのではないかなというふうに思うわけです。だから、これはもう全体、市民が判断すべきことですので、私はそう申し上げました。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)わかりました。もうそれ以上、時枝市長の見解はいいんですけど。  再質問の一点目ですね。昨年六月に、ワークライフバランス宣言のですね、私にすれば百点の回答だったんですけど、そういった政策、企画から実行、今はちょっとですね、昨年の年末からこの景気にかけて、ちょっと遅過ぎたような、多分、この前新聞の社説に書いていたんですけど、今だからこそ、このワークライフバランスが大事なんだと。特に、やっぱこういった行政、型にはまった行政の中からそういったことをつくり出すことによって、産業の再生、やはり企業の見直し、子育て、そして安定的な生産の、そして雇用の安定というふうなすべてに、ワークライフバランスというのはつながっているので、そこらあたりを執行の長として、今後特にですね、そういった意味では、是永市長誕生と同時にワークライフバランスを宣言して、私はこれをもとに政策の中心にやっていきたいということをちょっと聞いただけで、時枝市政のことはもういいですから、そのことについてお尋ねします。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  ワークアンドライフのバランスの関係ですけども、私は、斉藤議員がどういう御質問をして、何か時枝、当時の市長がどういうお答えをしたかというのは、実は承知しておりませんので、ちょっとコメントしようがありません。  そして、このワークライフアンドバランス問題につきましてはね、私は重要な課題だと認識しておりますので、当然その精神を持ってですね、私も積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)ぜひですね、検証していただいて、今後の市政の中心、この問題は非常に幅の広いものですから、ぜひいいものを継承するという、継承という言い方は悪いかもしれませんけど、新たな是永市政の中で、内閣府が指針を出しているわけですから、ぜひ研究をして、生かしていただきたいというふうに思います。  一点、二点答えていただいたので、質問の順番がちょっと行き来するかもしれませんけど、今回は初めての定例会ということで、もし質問に答えていただければ、市長のですね、お考えを聞かせていただきたい。次回からは具体的に、政策的に、農政なら農政というふうに質問するつもりなんですよね。  停滞感という部分については、実は私も同じ思いです。私は、市長御存じのとおり、和間と高田の通いでした。私が停滞感というのを一番先に感じたのは、実は市長のお兄さんが和間小学校のPTA会長、その欠員として私は副会長になった。そして、初めてPTA活動に入っていって、今回、是永市長さんの大応援団になった和間の区長会の皆さんとも顔見知りになって、その中で和間という共通部分がありますね、出身地。その中だけで見て、その一年後に私は議員という決意して、それから、私のキャッチとして市政を元気にと、和間の斉藤ということを売り出したんです。  ところがですね、十三年間の間に、私たちが、多分同級生、和間小学校の同級生が、私の記憶では多分四十五と四十六で九十一かな、転校生を合わせて九十二。今は百五人なんですよね、総勢で。それで、この十年後をですね、今のまま試算していくと五十から百。だから、市の総合計画、どこに載っていたかわからないけど、もう十年後は統廃合の対象になっていると、あるところからの情報を聞いたんですよ。  この対策については、私自身が地元にいたから全くお手上げの状態なんですけど、この和間も、少子高齢化は全国的な課題だという、今回の一般質問の中で市長答えられています。私も同感なんですけど、自分の出身地がまさにそういうふうになっているというそこらあたりを、もし答えていただければ、自分の感想でもいいから、ちょっと答えていただきたいなと思うんです。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  閉塞感、停滞感、和間の例が出ましたけども、これはもう和間だけに限らずですね、宇佐市全体に漂っていることだというふうに理解をしているわけです。  特に和間に限ってということであればですね、なかなかコメントが難しいんですけれども、全体としてですね、やはり若者が定住するには、そこにですね、雇用の場が一ついると。そしてそこにですね、若者が定住する際に必要な医療環境、そして教育の環境、そしてアメニティー、いわゆる若者が住みたいなというふうなアメニティーの環境と。こういう条件がそろわないと、なかなか住まないわけです。  したがって、そういうことをですね、早く掲げて、早くそういうことをですね、やはり施策として打つべきなんです。それがなされていなくて、和間はもう何十年も前からほとんど風景が変わらないということなんです。そして、どんどん、どんどん高齢化すると。そういうことですから、なかなか若者が住まないんじゃないかということなんです。  だから、そのために私は、自分の子供や孫の代まで、つまり三十年先まで見通してグランドデザインをかきなさいと。将来、和間に限らず宇佐はこうなるんだと、そこにはどういう産業が展開されるんだと、ビジネスチャンスがあるんだと、宇佐に住んどったら何かおもしろいことがあるんだと、そういうふうに先行きにですね、私はそういう夢や希望をですね、示すべき必要があるんです。それがきちんと、そういう将来ビジョンがきちんと示されていない。そしてそれを、トップが先頭に立って引っ張っていくと。そして、国や県から幾らか予算をとってくるんだと、おれがやるんだと、そういうことをですね、動と静と言われましたけど、私はやはり、動の精神で引っ張っていくのがトップとしての、私は役割だと思うんです。それでトップセールスをしていくんだと。そういうことがね、なかなかなされていなかったから、閉塞感や停滞感があるのは、それも一因ではないかというふうに思うわけであります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)年代がですね、僕はもう五十四になったんだけど、同じ世代ということで、思うことは本当に一緒なんです。  私も、小学校のPTA会長を皮切りに、長洲中学校、宇佐産業と。しかも、当時から消防団に入ってね、地域活動の中で、あらゆるところで同世代、市長と同世代というか、もうひとつ、団塊の上の世代の人たちも情報発信してきたんですね。和間はもう人数が少なくなるから、どうしようかって。確かに対策として難しいんですよね。そういう難しい問題に答えていただいたことにお礼を言うわけですが、今後、施策としてですね、そういった現実に合った、まあ、和間は全然風景が変わっていないという、実は私はそれが好きなんです。  ただ、私の家の周りを見たら空き家だらけで、しかももう後継ぎはいない。一つはですね、私が当時、区長会の皆さんに言ったのは、私がなった当時は、区長の皆さんはまず後継者がいない。だから、小学校に来ない。だから、小学校の状況がわからないと。だから、今後ですね、和間の区長さんたちとはたびたび、勝手連みたいに支援する会みたいなのができて、私もその中の一員として入って、お考えを聞きたいと思うんです。  市長が外から見て、何かそういう施策があればぜひですね、外からの発信というか、自分の出身地だから、こういうことがやれるんじゃないか、こういうことがやれるんじゃないか、ぜひそういうことはですね、私が言っても聞かなくても、やはり宇佐市のトップがですね、言うと非常に効き目があるし、そういった意味では、僕は宇佐市全体の活性化でもあるけども、出身地である和間も、私は期待しています。  こういう考えはどうかという、一番に辛島議員がいますからね、もっと若い議員が、情報発信が、市長からできればですね、ぜひ、地域の部分では同じ考えでありますし、それがまた長洲中学校、そして宇佐市、ひいては、やっぱ宇佐市がアピールできるような、そういった市政の展望をですね、四年間ゆっくりかけて、四年間ででき上がらないと思うので、ぜひですね、四年後も無投票で、市民の大多数で市長の思いを。  そのためにはやっぱり、先ほど言った静と動の関係で、やはり市長は自分の体を動かすほうだと思うんです。そういった意味では、今の部課長は、今度課長になられた、最低でも私たちと同年代ですね。そういった意味では、非常にやりづらい部分もあると思うんで、庁内の中で、幹部職員の交流の場とか、そういう部分については、どういった考えをお持ちなんでしょうかね。自分の政治姿勢を示すための、週一回どういうことをやるとか、そういった部分について、市長のお考えがあれば、それを。 ◯議長(浜永義機君)市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  私は、就任してすぐ、職員向けに訓示をまずいたしました。それは、御案内のとおりトリプルA運動というものであります。あいさつをきちんとしましょうと。そして、当たり前のことをきちんとしましょうと。そして、足とアイデアで、現場主義を徹底してくださいということをお願いしました。それはもう、職員の意識改革運動であります。この間も答弁いたしましたけども、職員の意識改革というのが、なかなか時間がかかって一番難しい課題なんであります。これは、粘り強く取り組んでいくということであります。  それともう一つですね、部長会議につきましては、今まで月に一回しかやっていなかった。それも九時スタートであります。それを八時半スタートということで、毎週月曜日、今やっているわけです。きょうも八時半からやりました。そして、そこで毎週ですね、今週はどういう課題があるんだと、先週はどういう課題があったんだ、今週はこうやるんだと、皆さんでですね。月曜日の朝一に意思統一をしていくと。その中でですね、私のマニフェストについても、勉強会を開いたんであります。そういう形で、私の選挙中にいただいた市民の声の結集物でありますから、そういうことを部長さんにきちんと伝えてですね、私の意思が通るように、そういう形で毎週やっているわけです。  それともう一つ、その部長会議が終わった後に、支所長会議というのをやっているわけです。それは私と、両支所長と総務部長の四人でやっているわけです。これは支所特有の課題があるわけです。支所特有の課題についてはそのときに、また部長会議が終わった後に四人で、安心院の支庁では今こういう課題があるんだとか、院内ではこういう課題があるんだとか、そういうことをですね、協議しながら課題解決に努めているわけです。そういうところからですね、コミュニケーションはとっていくべきであります。  飲み会をするとかそういうことではなくて、常日ごろ一つの課題に対してですね、トップがみずから入って、一つ一つの課題にですね、一つ一つ丁寧に解決していくと。そういうことがですね、私は職員や幹部職員に対してですね、コミュニケーションがより密になっていく、本当にこう、つながりが深くなるもとだというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)わかりました。改革という部分は内側からぜひ、市長の尊敬する政治家は上杉、あれはけいざんでよろしいんですかね。 ◯市長(是永修治君)鷹山です。 ◯十七番(斉藤文博君)鷹山。上杉家に、今、直江兼続の流れと、やはりトップに立つ人間はですね、静も動も知りながら、部下の管理というのは非常に人間性を問われるものだから、ぜひ一致団結して、管理職を含めてやっていただきたい。  それからですね、市長の説明責任について私の愚痴になるんですけど、先ほど給食センターの問題を一つ言いました。私もPTAの会長として、運営委員会を長くやっていました。給食、今は立派なセンターが建っています。当初からセンターにかかわる問題でやっていて、やはり一般質問でやりながら、まず米の導入。年間、旧宇佐市の給食センター、八百俵くらいなんですけどもね、消費量は。  要するに、宇佐市の米を使えないかと言ったら、「安定供給が、安全性が」という答弁。これは過去の例ですから、たまたま後の質問につながるんで。「安定供給が、安定性が」って、今八百俵なんか、一軒の農家で賄えるんです。「安全性が」って、自分の、宇佐市でつくった米が「安全性が」って、こういう答弁が返ってきたんです。私はちょっとかちんと来たので、そのときは追及というか、ちょっと腹を立てたんです。そして、そのままになっていたら、いつの間にか宇佐市の米が使われていたんです、ひのひかりね。当時はゆめひかり、大分県産米であったけど、ゆめひかりとひのひかりの六四の……。  それがまず一点目。当時、配送部門を民営化にするという問題で、私は当時の総務部長とやりあいました。私は民間の出身だから、あの時間帯にコンテナ車を入れて、人件費まで入れて、絶対民営化はできないと。当時は日通か長洲急配くらいしかないんじゃないかと言っていたのが、いつの間にかシルバー人材に委託した。私は、シルバー人材に委託することが悪いということではない。そういう流れを議会で答弁しながら、説明がないんですよね。  だから、市民に向けても説明責任が大きいかもしれんけど、私たちはやっぱ市民の代表で、こうやって課題をもらって質問しているわけです。そういった部分で、ぜひですね、時の体制によって執行の考え方も変わると思うんですけど、ぜひ、これから議会の中でも、質問に答弁したことと変わったときには、次の議会で早速やっていただきたい。これは、次の定例会に、多分、副市長、教育長、三人そろい踏みでね、やはりしながらしないと、私たちは何のためのチェック機能なのか、バッジをつけているのかわからないんですよね。そういった意味での説明責任も市長の、当然マニフェストの説明責任の中に入っているんですよね、ちょっと確認だけ。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。
    ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  説明責任ということでありますけども、当然私のマニフェストにも掲げておりますし、必要なことだというふうに思います。可能な限り説明責任を果たしながら、市政を運営してまいりたいと、かように考えています。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)行政っていうのは恥と思うことが、私たちは民間出身だから、恥じゃないんですね。やっぱ、変わったことは変わったことですんなりやって、だから、それを私の成果にするわけじゃない。そういった市民の、住民の声が、やっぱ市長に届いて、そういったことが、やはり住民との対話になる。ぜひ、これも是永市長に大きく期待しているところですから、そこのあたりから説明責任を果たしていただきたいというふうに思います。  それでは、三項目めの六次産業についてですが、一つだけ市長にお尋ねしたい。この六次産業という言葉、非常に僕は好きなんです。一次と二次と三次、これは掛け算ですかね、足し算ですか。市長はどう解釈されますか。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  私はマニフェストに、この六次産業の振興というのを掲げておるわけでございますけども、この一足す二足す三、足しても掛けても六ということなんであります。これは両方、好きなようにとってもらって結構なんです。どっちでも六になるわけです。  それで、これを唱えたのは、私があえて新しくとらえているわけでも何でもなくて、大分県出身の今村奈良臣先生というのがもう何十年も前から、こういう六次産業化というのは言っているわけです。  つまり、生産者、農業のサイドというのは生産することは得意なわけです。しかし、それを加工したり売ったりすることは、これは不得手なわけです。そして、その加工することが得意な人もいるわけです。そしてまた、流通させることが得意な人がいると。だから、そういったところがお互いに得意分野を持ってきて、そしてサイクル化していくということが六次産業化なわけです。そして極端な話、うまくいけば農業者が加工から流通まで手がけてもいいし、お互いに得意分野を持ってきてもいいということなんであります。これが六次産業化なわけです。  私が一つの例としていつも申し上げているのは、三和酒類さんがやっている西の星のケースであります。それは、麦を契約栽培で宇佐の農家の方につくっていただいて、それを契約で買い上げて、西の星という商品をつくって、三和さんの場合は自分のところで販売網を持っていますから、同時に販売をすると。そして、結果としてお金が回ってくると、そういったことなんであります。  もう一つですね、宇佐には日本薬品さんという立派な会社がありまして、そこもですね、大麦若葉をつくって、グリーンマグマというですね、契約栽培でつくったのを自分のところで、そういう青汁のですね、粉末をつくって、そして自分のところの販売網で流しているわけです。  そういう形で、宇佐には既に六次産業化でですね、実際もう実践されている企業も農家もあるわけです。だから、こういうのを生かして、私はこれを伸ばしていくことが宇佐のですね、新たな農業の展開になるのではないかということで、六次産業化というのを申し上げているわけです。私は毎晩、晩酌は西の星をやっていますし、朝は青汁を飲んできているわけです。だから、いつも元気ということでございます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)私生活まで。私はちなみに、ビール党でですね、焼酎は西の星も飲んでいますけど。  具体的に、今度は産業別に、ちょっと経済部のほうに向けて質問したいと思います。  農政課長、今回は大変答弁が少ない。初めての就任ですね。先ほど広岡議員が言いましたように、私は、高山課長は確かに論者でありましたけども、具体的には、かなりの事業をこなしてきて大変だったと思います。今も大変な事業をされていると思うんですが。  この六次産業、農政課が窓口だということでありますけども、私は、米、麦、大豆、去年まで実は、是永市長の実家の西側のちょっとあれまで、小作をしていたわけです。ことしからちょっとやめたんですけどもね、減らしたしたんですけど。  米、麦、大豆が生産の、農政課長、主なんですよね。六次産業の中でこれを生かすとすれば、今の政策の中でどういったことが今後考えられるか、県からの出向者、特に県の事業に乗せていただきたいというふうに思うんですけど。 ◯議長(浜永義機君)農政課長。 ◯農政課長(河野博己君)農政課長の河野です。  十七番 斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  六次産業の考え方にですね、二つ、先ほど市長から説明がありましたけれども、農業者自身がですね、農林水産物を生産するだけではなくて食品加工して、流通販売まで主体的に持っていくということと、それからもう一つは、地域で生産した農畜産物を地域内で食品加工して、より付加価値をつけて流通販売するという、二つのバージョンがあるわけなんですけれども。今回、六次産業の今後の進め方については、まだ部署内で全然議論していないんですが、基本的には両方の視点でとらえていく必要があるのかなと、今考えております。  それで、農業で言えば、宇佐市内に二十の助成企業グループとか、あるいは六次産業を実践している方もいらっしゃいますし、市内にも複数の食品加工メーカーがございます。先ほど部長の説明の中で、六次産業創造ネットワーク協議会を組織するという話がありました。この中で、農業者あるいは食品製造、それから流通業者、小売業者、六次産業を実践している方々の代表からなる組織を構成しましてですね、ネットワークの形成の中で、食品に関する技術、知識と、それぞれ持っているノウハウ等を集約して共有化する中で、あるいは全国的な取り組みを調査する中で、何ができるのかという部分をですね、今年度検討していきたいなというふうに考えておりますし、その検討を踏まえてですね、来年度からはそういう分析を行い、六次産業の創造に向けた具体的なビジョンを策定しまして、商品開発に向けた取り組みを行っていきたいというふうに考えているところなんですけれども。  米、麦、大豆等につきましては、既に西の星とかですね、契約栽培の中で地域で使われている豆腐とかの分もございますし、今国が新たに言っている米粉とか、あるいは米を加工したですね、あるいはいった、何か加工した部分で、何かそこら辺の部分をできないかなというふうには考えていますので、これからそこら辺をですね、深く探っていきたいなと考えております。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)もうひと方、農林水産課長、何か答えにくそうにしていますけど。  市長も御存じだと思いますけど、長洲中学校校区では、同級生に漁師が多かったわけですけどね、農家を離れるときは離農と言うんですが、離漁と言うのか、それとか兼業漁業という体制で、漁獲高が一気に減っていますよね、課長。これを六次産業で生かしていくには何かこう、今、豊幸ガニとかいろいろ交流行事がありますけど、それを付加価値をつけるということで、既にブランド品というのは付加価値がつくわけですが、何か、漁業の担当課長から、何か六次産業について、前向きな答弁がありますか。 ◯議長(浜永義機君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(上野貴敏君)林業水産課長です。  市長が掲げております六次産業のというのは非常に、言葉としては私も、響きが、心地よいような響きがしてくるんです。でも、今現在の水産業と林業に関しましては非常に、衰退といったらちょっと語弊がありますけれども、非常に低下しておるのが実情でございます。  その中で、この一次産業をというか、今までの一次産業の形態をいかにして六次産業化にしていくというふうな観点からすると、品目をどういうふうな形、どういうふうな漁業種類、例えばガニにしろ、エビにしろ、ブランド化していくようなあれはあると思うんですけども、そういった関係についてまず、漁協とか森林組合あたりと協議をしてですね、うちのほうの部長が申し上げましたように、創造のネットワーク協議会の中で一緒に、今後話し合っていってあれするものかなというふうに判断しておるところでございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)先ほど市長が言われましたように、足し算というのは第一次産業は得意なんですよね。ところが、掛け算ということになると相乗効果なんですよね。だから、一番欠けているのが……。  ちょっと、経済部長に質問を向けたいと思います。一次から発信する、生産は楽なんですけど、二次、三次からの情報発信というのは、これが掛け算だと思うんですよ。ところが、商工労働行政の中で、やはりサービス業とか加工部門からの生産事業者、今市長が言われたように、西の星というのは加工業者から生産者に。今後やっぱ、そういった二次産業、三次産業からの一次産業への提案というのは、最初に協議会とかフォーラムをつくって、まあソフト事業から始めるんでしょうけど、ぜひそこらあたりをね、相乗効果という部分の事業の位置づけをきちんとしながら、協議会を立ち上げていただきたいと思うんですけども、どうでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)経済部長。 ◯経済部長(大冨義夫君)経済部長の大冨です。  いつも斉藤議員さんから難しい御質問を受けますが、今回農政課のほうでこの事業に取り組もうという、もともとのスタートというのはですね、昨年、農業農村振興計画を樹立した際に、宇佐ブランドを確立していきましょうと。要は、究極の目的とすれば、メイドインUSAですね。このUSAをどういう形でつくっていくのかということが、大きな課題としてあったわけです。  その中で、地産地消ということもあります。食育という部門もあります。そういった流れの中で、いかに一次産品が、百円で売れる、今現在百円のものを五百円なり千円で売っていくためには、いろんな手法を使わないと、そこまでは上がってこないということであれば、まさにその付加価値をどうやってつけながら、自分でどういった販売戦略を持っていくのかなということは、非常に大きなポイントだと。  そういう中で是永市長さんも、この六次産業化について、これを我が宇佐市の重要施策の一環だということで、今回急遽、百四十万でありますけども、調査・研究という思いがあって、つけていただきました。  そういう中で、今、河野農政課長あるいは上野課長が申し上げましたように、こういったネットワーク協議会のあり方を含めてですね、また議員皆さんからもいろいろなお知恵をかりながら、こういった方向に進んでいきたいというふうに思っています。いずれにしても、これからの売りは、経済部としてはメイドインUSAを売りにしていきたいなという思いでございます。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)再び、市長さんのほうに向いて話をいたします。  六次産業の取り組みの一部、宇佐産業科学高校にも情報発信をしていただいて、二年前ほどですね。一時期話があったんだけれども、今回は正式にあったわけなんです。後援会長の森さんも同窓会長、今の同窓会長は木下議員ということで、OBの方たくさんいますし、私が宇佐産業を宣伝するのは、実は三人目の長女が聴覚障害で、最後、宇佐産業が初めて受け入れていただいて、そういった関係でPTA会長、学校評議員もさせていただいて、実業系も私出身で、しかも今回の学校統合で、私と長男の出身であった高田高の商業科も産業、私の嫁さんは長洲高校、生活デザイン科という形で集約されていまして、母校がみんなああいったような形で、だから実業系、しかも今注目が非常に高い学校だと思うんですよ。  ただ、六次産業、ありがたいことに校長も積極的に取り組んでいます。ただ、学校現場はですね、生徒指導とか今追われて大変なんですよ。ぜひ、私の希望として、校長と話す中で、一つだけ市長にお願いがあるのは、職員会議等に一回出向いてですね、このことをですね、こういった私の、六次産業の中で、生徒の指導からやはりやると。空き店舗を利用して、そういった形でできれば、理想的な四日市の商店街にも活性化はなるので。ぜひ出向いてですね、先生たちに御協力をお願いしていただければ、市長は県の出身でもありますし、そういった意向が伝わる。校長段階で命ずることは簡単なんですけれども、なかなか、すそ野を広げるにはやっぱり行政の長が行ってですね、お願いすることが大事なんです。ぜひその点、一点。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  宇佐産業科学高校との連携ということについてございますけども、六次産業化を進める上でですね、必要と当然なりますので、地元のですね、そういう農業系の学校がせっかくございますので、連携をとっていきたいと思います。  私も七月一日に、農業自営者育成講演会にぜひ来てくれということでですね、早速伺うことになっていますので、その際にでもですね、こういう六次産業化の取り組みについてですね、ぜひPRをしたいし、また御協力もお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十七番 斉藤文博君。 ◯十七番(斉藤文博君)ぜひですね、そういう機会があれば、事前に校長に連絡しておけば、実業科すべての職員が集まれるだけの部分集めて、その席でですね、宇佐市のトップから言っていただければ、また協力体制も違ってくるかなというふうに思っています。  次回の質問からは、具体的に政策で、市長に余り答弁を求めるようなことはないと思うんです。今回非常な回数で、お疲れのところありがとうございました。  最後にですね、市長。一回、ちょっとですね、今まで会う機会があったんだけど、私、肩を張ったり、なかなかしゃべれなかったのは山本浄水場の関係でね、私も十六名のポチ議員の一人で、そういった部分で市長と会話することが、市長に大変失礼になるかなと思います。  ただね、きのう、おととい、農作業をしていて、今回報道された山本浄水場の件と、選挙中に言われたこと、疑惑を持たれていることは大きく違うんですね。だから、私がトラクターに乗っちょって止められて「やっぱ疑惑があったやねえか」と言われたんですよ。私は、自分の支持者には「いや、そういった談合なんか全然、灰色だ」というふうに伝えて。だから、今回情報発信された部分と違うんですよね。そういった部分が、でも、ごっちゃになっているから、私も先ほど言った十六人の一人ですから、責任は感じていますけど。  ただ、過去、ハード事業で私が疑問に思ったこともたくさんあります。鷹栖のつり橋がですね、既に私が議員になったときに調査費がつけられて、今見ればあのとおりで、果たして投資的効果があったか、地元の方には大変失礼なんだけど、一番疑問に思ったのは、私はこの事業だったんです。それから図書館が建ったり、給食センターが建ったりですね。私はもう、そういった建設業界のこととか、そういうの疎いんですよ。  もう一つ自分の恥をさらすと、私は、公共工事が業者同士で話し合って決められるということは、談合が違法ということを知らなかったんです、実は。そこに議員とか行政が絡んでお金が流れたら、これは談合になるけれども、業者同士で「今度はあんたのところにしよう」というこのかけ合いは、民間レベルではすごく、そこに従業員がおるんだから、いわゆる大きなワークシェアリングで、違法ということは本当に知らなかったんです、お恥ずかしい話。  ただ、そういうことに私余り関心ないんですけど、長洲中学校の体育館も校舎もできまして、そういったハード事業のときに、必ずうわさが立つんです。「今回はどこが事業をして、大体どれくらいの値段」と。私たちの知り得ないところが、どこからか情報が漏れてくるんですね。だから私は、それはやはり、そのことが法令遵守の、コンプライアンスですか、市長の掲げる。  市長も立命館の法学部出身ですから、私は民間レベルで言えば、疑わしきは罰せずと、この理論で今まで自分なりに納得してきました。でも、今回は額が大きいので、自分としては責任を感じているわけですけども、このことは答弁は要りません。過去にもそういうことがあったんですね。これから、多分市長になってからないと思うので。  ただ、私が一番心配しているのは、そういうことに是永市長が深く巻き込まれないように、そこらあたり、市民から見れば同じ事業で、自分が調査した項目と過去にあったことを分けながら、是永市長に清潔感を絶対保っていってほしいなと。山本浄水場の問題が白黒はっきりつけば、ぜひ三十年前のお礼を、高田の、御存じだと思いますけど、私と一緒に組合運動をした近藤市議と、お礼を一回したいなというふうに思っていますので。  この問題が解決しないとちょっと、私も肩の荷がおりないというか、責任感を感じていますので、それを市長に一言伝えまして、私の一般質問を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で斉藤議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではございますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十五時三十五分といたします。                   休憩 午後三時二十六分                 ──────────────                   再開 午後三時三十六分 ◯議長(浜永義機君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  十一番 大隈尚人君 ◯十一番(大隈尚人君)皆さん、こんにちは。きょうの最後のトリになりました。俗に言うニワトリになりました。しっかり訴えてまいりたいと思いますので、もうしばらくよろしくお願いします。  まず最初に、今回の市長選で見事な当選をされた是永市長、大変おめでとうございます。この中でですね、本当に合併がよかったのかなと、本当に思い知らされた件でありました。また、支所のことについて同僚の広岡議員から熱いエールをいただいて、「建てかえてやれ」という温かい言葉をいただいたことで、質問させていただきます。  私は、五点について質問させていただきます。十一番 大隈でございます。  それでは、質問させていただきます。支所について、支所の建てかえについても含んでいますので、そういう答弁をお願いいたします。  まず、一点目。安心院、院内支所の現在の職員数をどのように考えるか。  二点目。支所の権限についてどのように考えているか。  三点目。支所への予算権限の付与とあるが、その内容についてお伺いしたいと思います。  二点目はコミュニティーバスの運行についてでありますが、高齢化に伴い、交通の手段が確保が難しくなってきている。現在週二回の運行を毎日運行にしてはどうかということであります。  三点目、林道や水路の維持管理についてであります。各地の林道の草刈りが困難になってきたり、水路の老朽化が進み、維持管理が難しくなってきている。行政として何らかの手だてを講じるべきではないかという質問であります。  四点目は、また私の十八番の福祉ゾーン構想についてでありますが、初めての市長ですので、中身も理解していただけると思うんですが。福祉ゾーン構想について、小菊寮の老朽化に伴う建てかえの際、現在、院内町にある妙見荘の敷地に建てることはできないかということであります。  五点目は、宇佐、安心院、院内のトライアングル構想についてであります。宇佐、安心院、院内各地に、伝統や文化において相違があるが、どのような政策を考えているのかについて質問したいと思います。  まず五点を質問いたしますので、答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(浜永義機君)それでは、大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  初めに、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。  十一番 大隈議員の御質問にお答えをいたします。  二項目め、コミュニティーバスの毎日運行についてでありますが、これまでの経緯を伺ったところ、平成十八年度に策定した宇佐市地域交通計画で週二回、一日一往復を上限として設定がなされておりました。これは、利用者アンケートから得られた利用頻度が「週一回程度」と「月二回程度」が約半数であったということから運行便数を設定したということであります。  また、合併前から運行されていた患者輸送バス、いわゆる通院福祉バスは週一回、一日一往復の無料運行で利用者が限定されていたということでございましたけれども、コミュニティーバスの運行形態を変更したことにより、有料運行(一回百円)となり、住民負担はふえましたけれども、だれでも乗れるようになり、また週一回を増便したことにより、利用者の利便性の向上を図ることができたとのことであります。  しかし、御指摘のように今後ますます高齢化が進行し、これまで以上に地域公共交通機関の充実が必要になると思っております。  私はまず現在の公共交通の利用促進を図り、市民に親しまれる交通としての定着を目指すとともに、来年度改定する宇佐市地域交通計画の中で、利用実績や市民の意識調査、それに所要財源等を勘案しながら検討してまいりたいと考えております。  なお、毎日運行ということになりますと、必然的に多くの財源を必要としますので、ことし五月十三日に開催されました市長会において、この運行経費を対象とした財政的な支援制度が何とかならないかということで、強く要望したところであります。  現在、いわゆる赤字路線バスの補てんで約二千四百万。そして、コミュニティーバスで二千四百万ということであります。毎日にするとかなりの額になるということでございますので、ぜひこれは、そういう財政支援制度が伴わないと、なかなか一歩を踏み出せないというところでございますので、御理解いただきたいと思います。  以上で私からの答弁を終わりますけれども、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)次に、一項目めの支所についてを、院内支所長 三谷幸助君。 ◯院内支所長(三谷幸助君)院内支所長の三谷です。  十一番 大隈議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、支所についての一点目。支所の職員数についてですが、現時点での職員数は、平成二十年四月の機構改革により三課体制をしき、現人員を据えたもので、二年目を迎え、ほぼ落ちついたものと認識をしていますが、行政は日々需要に応じての臨戦態勢で臨まなければなりません。大量退職期を迎え、全体を見直す時期も来ていますので、そのときには見直すことになると思われます。  二点目、支所権限についてですが、平成二十年四月の見直しにより、支所と本庁のあり方を見直し、事務事業の流れを一元化することにし、現行体制になったところであります。
     仕事が一元化されたことにより、支所の役割及び権限については、直接事業にかかわることよりも、事業計画や予算編成時での提言等、事業予算編成時での企画、立案、決定へ参加することで補われる工夫をしているところであります。  ただ、地域振興と地域防災は本来の主要な業務でありますし、地域コミュニティーの見直しなど、周辺部対策の企画、立案、執行については引き続いて権限を持っているものと解しています。  三点目。支所長への予算権限の付与についてですが、周辺地域の活性化を図るため、本年度、周辺地域元気づくり応援事業を新設し、旧安心院町、旧院内町分について、支所長に予算権限を与えることといたしました。これは、周辺対策として、地域の隅々まで対応できるよう予算権限を付与するものであります。  なお、毎週月曜日には、部長会議後、支所長会議を行っており、市長と支所長が直接協議、相談、報告ができるシステムを取り入れております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、三項目めの林道や水路の維持管理についてを、経済部長兼商工観光課長 大冨義夫君。 ◯経済部長(大冨義夫君)こんにちは、経済部長兼商工観光課長の大冨です。  十一番 大隈議員の御質問にお答えします。  三項目め、林道の草刈りについてですが、林道については地元で維持管理することを前提としておりますが、災害時等の大規模な補修は市が行っているところです。  しかし、御指摘のように、高齢化と過疎化により、地元での維持管理が困難になっているのも現状であります。  そこで今年度、緊急雇用創設事業を活用し、国道、県道等に通り抜ける路線を中心に、林道の維持管理として、約三十五キロメートルの草刈りを実施する予定にしているところです。  次に、水路の維持管理についてですが、用排水路と問わず、全体的に老朽化が進んでおります。  こうした中、基幹水利施設で国、県が造成した施設については、国、県が事業主体となり、平成二十年度から調査を行い、調査結果に基づき、現在、保全計画を作成しているところでございます。  また、深見川水系と恵良川水系の用水路につきましては、防衛省の補償事業等で随時改修を進めることとしています。  上記以外の施設につきましては、県や土地改良区等関係機関と関係受益者とで協議しながら対応したいと考えております。  しかしながら、補助事業に該当しない小規模な施設改修につきましては、中山間地域等直接支払い制度や農地・水・環境保全向上対策を有効に利用して、集落ぐるみで維持管理をしていただきたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)次に、四項目めの福祉ゾーン構想についてを、福祉保健部長 大森 博君。 ◯福祉保健部長(大森 博君)福祉保健部長の大森でございます。  十一番 大隈議員の御質問にお答えします。  四項目め、福祉ゾーンの構想についての、小菊寮の老朽化に伴う建てかえの際、現在の妙見荘の敷地内に建てかえることができないかについてですが、小菊寮は昭和四十九年六月に新築され、築後既に三十五年を経過しており、老朽化に伴い、年々修理費の増加が見込まれます。したがって、指定管理や民間委譲、また建てかえや改修等を含めた中で、調査・研究を行っているところです。  現時点では、具体的な建てかえ計画はありませんが、建てかえる場合には、妙見荘の敷地及びその周辺を選択肢の一つとして参考にさせていただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)最後に、五項目めのトライアングル構想についてを、総務部長 信国和徳君。 ◯総務部長(信国和徳君)総務部長の信国です。  十一番 大隈議員の一般質問にお答えします。  五項目め、宇佐、安心院、院内トライアングル構想についてでありますが、議員御指摘のとおり、宇佐、安心院、院内の各地域には、それぞれの伝統や文化の違いにより、地域形成の過程や現状も異なります。  宇佐地域は、悠久の歴史を誇る宇佐神宮と、広大な平野に象徴される豊かな田園地帯や海浜地域が中心市街地と有機的に連携した都市を形成しています。  安心院地域は安心院盆地を中心とし、ブドウ栽培やグリーンツーリズムなど先進的な視点での地域づくりに取り組んでいるところであります。  また、院内地域は、恵良川とその支流に広がる豊かな自然基盤を基礎とした、水稲やユズが中心の農業と、文化遺産としての石橋のまちでございます。  このように、宇佐、安心院、院内それぞれの地域には、恵まれた自然環境や地域に受け継がれている産業や歴史、文化があります。これまではぐくんできた地域の特性を生かした、各地域のバランスのとれた産業の発展に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。  また、本市は県北地域の中心であるとともに、大分、別府と北九州経済圏との中間点となる地域に位置しているという地理的優位性を最大限に活用し、社会インフラの整備を進め、観光客誘致や企業誘致なども積極的に推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(浜永義機君)以上で大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)では、順次一番から質問させていただきたいと思いますが。  議長、ちょっと質問にないんですが、いいですかね。  そんなに難しい問題じゃないんですが、市長にちょっとお聞きしたいんですが、市長は県におられてですね、私は特に市町村合併についてですね、このぐらいせんがよかったなと、今反省しているんです。  今ごろ反省しても遅いことなんですが、市長は県におられてですね、この市町村合併をですね、どのように思っちょったか。やっぱすべきだったか、やっぱ日出町のようとか、九重町ですかね、あのようにやっぱ頑張るべきだったのか、それぞれ。そこら辺の見解をちょっとお願いいたします。  済みません。質問にないのに、申しわけありません。  それと、もう一点ですね。  じゃあ、それでとりあえず。支所のことと関連がありますので、よろしくお願いします。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  市町村合併についての考え方ということでございますけども、市町村合併につきましては、あくまでもそこに住んでおられるですね、地域住民の方がそれぞれ話し合って決めるべきものでありまして、これは。  そこでですね、県のほうで合併パターン等は一応示したり、いろいろしましたけども、最終的にはですね、それぞれの地域の住民の方々、そしてそれぞれの議会で最終的には判断して決めるということでございますので、そこで私がいいとか悪いとか言うことではございません。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)実は、選挙の中でですね、やっぱ合併せんほうがよかったとか、いろんなことを市長も聞いたと思うんですよ。そういったことがあったから、あえて市長に聞いたわけなんですが。  それでは、順番にですね、支所のことについてお伺いしたいんですが。市長がですね、当選してですね、宇佐で訓示をしてですね、議員のところにお伺いしたいということで、私の家に来ていただいて、留守して申しわけなかったんですが、そのとき、一番最初に支所を、院内支所ですね、ごらんになってですね、市長はどんな感想を持ったかですね。物すごく、支所の数の問題について、うっと思ったと思うんですが、その辺ちょっと、感想があればですね、ちょっとお願いします。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  私は、就任した当日ですね、まず職員に訓示をいたしましてから、各職場をですね、ぐっと回ったわけであります。  そして、院内支所にももちろんお伺いをいたしまして、そしてそこで皆さんにですね、改めて訓示もしてですね、みました。そのときの印象としてはですね、支所の職員がほぼ全員、入り口を入ってみんな集まっていただいたんですけれども、これで全員かなという印象でありました。それともう一つはやはり、支所がかなり老朽化しているなというのが印象であります。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)そのとおりだと思うんですよ。そこが一番、住民が不安に思ったことなんですよね。だから、市長が正直に言っていただいたということをある人から聞いたわけなんです。正直にそう思ってくれたんかなということで、ここはですね、行革、行革というのはわかるんですが、やはり一番は、院内町は今まで伝統があるわけなんですよね。そこでやってきたものが、十年もたたんうちに、二、三年でそんなになったということで物すごく、このことについてはいろんな意見があったわけなんです。  そういうことで、この職員数ですね。やっぱ職員数、要するに、支所にそういう元気がなければ、院内支所全体がやはりそういうふうに暗くなっていくというのが、これはもう、大前提だったんですよね。  そういうことで、市長にちょっと感想を聞いたんですが、そこにですね、市長にまたお願いごとになるんですが、支所の権限ですね。これはもう、悪いんですが、行革と財政のほうに行くんですが、支所の権限をですね、今市長が言われたように、ああ、少ないなと感じたということですね。そういう中でですね、支所に権限なり何かがあったらですね、かなり変わったと思うんですが。そのあたりをまた、新しい市長が権限ということで、後で言うんですが、まず支所の権限をですね、そういうことを、意見を考えたことがあるかとか、そういうふうに思ったことがあるかということでですね、ちょっと行革のほうにですね、こういうところ辺の支所の権限を、そんなふうに宇佐市のほうに集中したことが正しかったかなということで、結果論はある程度わかっているんですが、もう一遍、そこで復習の意味でですね、その辺を確認したいんですが、支所長の権限の前に、支所の権限について答弁をお願いいたします。 ◯議長(浜永義機君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(藤花幸一君)行革の藤花でございます。  大隈議員の質問に対してお答えをいたします。  支所権限については、先ほど支所長が答弁したように、二十年四月の段階で少し機構をあたって、直接的な権限については、地域振興と地域防災、それから周辺部対策に関しては主に責任を持っていただくけども、ほかの部分については本庁へ一元化していったというのが現状です。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)支所の権限について、ある時にですね、院内の方から言われたんですが、車の車庫証明ですね。院内の住宅におる人が車庫証明を取りたいということで、役場、支所に行ったらしいんですよ。  そうしたら全部本庁だと。だから、本庁でもらってくれと言う。ここがですね、私は権限の中に、小さくても、やはり支所にあってもいい部分があると思うんですよ。その車庫証明をわざわざ宇佐に行けということで、激怒して帰ったということを、ある院内町の市民から聞いたんですが。  この辺をですね、できたら、何もかも、住宅が宇佐市なら宇佐市でとるべきなんで、たまたま院内に住宅があって、その住宅の敷地の車庫証明が要るということで、車を買った場合ですね。そういうことをですね、この権限をですね、再三私は、支所のことについてはずっと言ってきたつもりなんですが。そういうところの配慮がですね、あったかなと。もう何もかも宇佐に持っていったほうがいい。これはもう、東京集中ではいかんということで、いろんな意味で大分県も頑張って、そうしたらやっぱ大分市に集中したんですが、やっぱそれはいかんと思うんですよ。できることをですね、何もかも取り上げて、頑張ってくれと言っても、それはちょっとおかしいということを、そういうところをですね、気がついたことがあるかないかで結構ですので、ちょっと行革でもいい、財政でもいい、お願いします。 ◯議長(浜永義機君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(藤花幸一君)車庫証明のとり方がちょっと、具体的によくわからないんですけれども、今までは敷地の証明が課税課でされていたとすれば、支所でもできるんじゃないかなというふうに思いますし、車庫証明は基本的に警察署じゃないんですかね。  それとは別に、何か気づいたことがあるかないかということだと思います。気づいたかどうかという部分については、基本的に、支所でできる部分についてはできるだけ支所で、証明あたりの部分についてはやれるようになっていますし、具体的に何かあれば、できる方向で検討することに関してはやぶさかでないというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)ちょっと今、私の言い方がおかしかった。これ、警察署じゃなくてですね、そこの市町村の、建物は市の、旧町です。今は宇佐市ですけど、の場合はその証明が要るわけなんですよ。それが支所でなぜできないかというのはそれ、課長、勉強不足じゃないんですか。私が言うのが違っていますかね。  ちょっと、その辺の確認をもう一遍。  住宅に住んでいる場合。 ◯議長(浜永義機君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(今仁丈夫君)建築住宅課長の今仁です。  今現在は、市営住宅のほうは本庁で一括管理しておりまして、車庫証明等も本庁で出しております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)だから、そういうところは支所でできるようにならんもんですかと。そういうようなことで、権限の中でですね、考えていただきたいと。そんな小さなことができていれば、そんなに不満、不平も出ないです。  まあ、小さいことでしょう、それは。宇佐市全体にとっては。でも、院内にとっては大変な大きなことなんですよ。やっぱ院内町でできることはですね、そのくらいですね。とにかく、この部分はできますか。  ちょっと、もう一遍、答弁願います。 ◯議長(浜永義機君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(今仁丈夫君)行革ともよく相談をして検討していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)なかなか、合併してですね、お互いに意見を出しながらいろいろした中でですね、やはり抜けているものもあると思うんですが。  こういうことを言う議員がおっちょるということをですね、やはり頭の中に置いてですね、ある程度バランスのとれたですね。そこが全体的になったわけじゃないんです。その小さいことがですね、やっぱそこが、院内の方、安心院の方にとっては一番不便に感じる、そういうことなんですよ。その小さな積み重ねが、今度の大きな合併につながったということで、そこら辺は考えておいてください。  次にですね、支所長の権限。これを私はずっと言っておったが、市長がやってくれるということで、その件は、私もですね、市長、実は中津がこういうことをやっちょるということで、この議場でですね、それくらい何で宇佐市ができんのかと。何もかも中津のまねをすることはないけど、そこはこの指とまれをやったら、ある程度市民の理解はできるよと、何回も取り上げたということで、市長、このことについて物すごくいい人だなと思っていますので。  そこでですね、市長。まあ、市長でなくてもいいんですが。これは一年ぽっきりなのか、市長の任期中というか、四年間やるのか、その辺ちょっと確認を。三百万の四年間やるのか、やらんのか。その辺をちょっと確認したいと思いますので、答弁を願います。  市長でも結構ですよ。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問に答弁をいたします。  予算は、いわゆる単年度主義であります。これはもう、自治法上ですね、毎年度毎年度それぞれ決まるわけです。したがって、今回この事業をつくりましたと。まず、ことし事業を実施します。その事業効果をまず見てみたいと思います。  また、私もこれは、ほかの議員さんにも答弁いたしましたけども、必要があればまた改良を加えていきたいと思いますので、当面はですね、その事業の実績を検証しながらですね、よりよい制度にですね、なるように続けていきたいと考えております。  ちょっと今のところですね、何年まで続けるかということは言えませんけれども、とりあえず、ことしの実績をまず見て判断したいと思います。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。
    ◯十一番(大隈尚人君)大変いい発想だと思うんですが、実は、市長、もしですね、効果があったと。そしたらですね、それを、今はもう、最初の話としては、ソフトの面だというのは大体理解している。まあ、私もちょっと、耶馬渓のほうでちょっと勉強させていただいたんですが、そこに行くと、支所のことはかなり違いますよね。向こうは吸収合併なのに、職員がいますね。まあ、そこはいいんですが、本当はそれを言いたかったんですが、もうそれは、ちょっと別にしますが。  そこでですね、市長、もし効果があればですね、これを継続的にやるし、ちょっとハードな面もですね、どうであろうかなという気がするんですが。まあ、まだ結果が出ないうちに先のことはわからんけど、その辺の見込みもですね、ある程度あれば、また違う意味でですね、喝が入ると思うんです。  その辺ちょっと、答弁をお願いします。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えいたします。  まだ制度を創設して、今やっと審議に、今この議会で入っている状態なので、まずは実績を勘案して、見て、そこから判断したいと思います。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)私でも、そういう答弁をしますね。そうですね、そのとおりだと思います。あえてちょっと聞いただけなんですが。  この発想ですね、私は評価したいと思うし、そういうことでどしどしやってですね、やっぱ活力があるということは平等でいくというふうに、私はそういうことを切にお願いして。まあ、支所長が大変だと思うんですよね。なかなか難しいと思うんですが、その辺は指導なりをしてですね、また議員とも相談しながらですね、いい方向に行くようにですね、また、お互いに努力をしましょう。  次にですね、二点目のコミュニティーバス。コミュニティーバスの中でアンケートをとったということなんですが、アンケートのとり方は、毎週出るようにしたらどうじゃろうかというアンケートがあったらですね、そりゃ「毎週がいい、毎日がいい」というふうに答えると思うんですが、その辺のアンケートの中身ですね。詳しく聞かなくてもいいですが、毎日出るようなアンケートのとり方があったか、なかったかでいいです。  ちょっと、その辺の答弁を。 ◯議長(浜永義機君)企画課長。 ◯企画課長(蓑田重光君)企画課長の蓑田でございます。  大隈議員の再質問にお答えをいたします。  今アンケートの用紙が手元にないんですけども、当然、当時利用していました福祉輸送バス等々をやっていましたから、その辺から改良を加えて、コミュニティーバスを運行するということになってございましたので、そういう意味で利用者の利便性、もしくは利用頻度等々を中心にお伺いをしたところであります。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)実は、今市長から答弁があったんですが、なかなか財政的に、毎日出してもいいけど、財政的に無理だ、今後の課題だということなんです。  市長も御存じのように、高齢化になってですね、率が高いと。安心院、院内は特に高いんですが、もう免許証を取り上げられるんですね。そうしたら、どういう手段を使うか。コミュニティーバスなんですよね。これをですね、私が思いつきで言ったわけじゃない。私もいろいろ動いた中でですね、やっぱ今、私たちの田舎の、院内の田舎の山奥に工場を誘致してくれと言ったって、それはちょっと無理でしょうと。中で何が一番できるかというと、やはりこの足なんですよね。食べ物を買いに行きたい、たまには四日市の空気を吸いたいとかいうことですね。車があったけど行けなくなったということでですね、私はあえてこのコミュニティーバス、週二回に。前は一回だったんですけど、週二回にした。これは進んだと思うんですが。  そういう意味でですね、これは地域の足。老朽化ということでですね、これをですね、もう一度ですね、再確認したいんですが、毎週にするか。財政が伴うことは何とかと言う。そうじゃない。やっぱ、地域の人にこたえるというのが、企業を持ってこいとか、そんなことは言わん、せめてバスぐらいどうにかならんもんかと。この気持ちをですね、やっぱ私は酌むべきだと思うんですが。  何か前向きにですね、答弁ができれば、もう一遍、答弁願います。 ◯議長(浜永義機君)企画課長。 ◯企画課長(蓑田重光君)企画課長の蓑田でございます。  大隈議員の再質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、高齢化をしている地域にあって、このコミュニティーバスの重要性というものは、私どももそのように認識をしてございます。  当然、路線バスみたいに毎日運行して、しかも複数便あればより便利になるということは、十分承知をしているところでございます。  ただ、市長のほうからも御答弁を申し上げましたように、財政的な支援も伴うところでございますから、その辺については市長会を通して、強く財政的な基盤整備もお願いをしたところでございますから、その辺のところも含めまして、来年度、地域公共交通計画というものを見直していきます。その中で十分議論をして、計画の見直しを検討していきたいと思っているところであります。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)課長、もう一遍。ちょっと突っ込んだ質問になるんですが、実は今、コミュニティーバスはある程度、そこの病院とか、農協とか郵便局ですね。これをですね、大分交通をなくしてしまえというわけじゃないんですが、そういう連携をですね、考えたですね、考え方も今、何か会議があると言われたんですが、そういう意味も含んでですね、その方向ができるかなということで、方向性をちょっと、答弁ください。 ◯議長(浜永義機君)企画課長。 ◯企画課長(蓑田重光君)企画課長の蓑田でございます。  お答えをいたします。  路線バスとコミュニティーバスの連携でございますけれども、確かに御指摘のとおり、重要性は、私どもそのように思っています。今後、高齢化もしくは少子化が進んでいく。ましてや人口減少していく時代にあって、生活の足である公共交通の重要性というものは十分認識をしているところでございますから、今議員御指摘のとおり、検討させていただければと思っています。  以上であります。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)どうぞ、よろしくお願いします。  時間がゆっくりあるので、ゆっくりやりたいと思います。もうコミュニティーは結構ですので。  次にですね、三点目の林道や水路の維持管理なんですが、大冨部長から答弁があったんですが、もう本当、マニフェストに書いてあるとおりのような読み方なんですが。  実は、さっきから高齢化が進んだ中でですね、確かに三十五キロ草刈りを実施しているんだということだったんですが、そういうふうに、なかなかここら辺が、全部いっていないような気がするんですが。  それで、区長さんなりに、そういうところをもう一遍、洗い出してもらってですね、本当にどこができていないかぐらいですね、区長会などにそういう連絡をとってですね、してもらわんとですね。  中には、全然もう、せっかく林道ができているのに車も通れないと。ちょっとした普通車なんか通りよったものが通れないようになったところが、この三十五キロの中に入っているかなと思うんですが。  それでですね、これも一つの高齢化でですね、大変な負担がかかると思うんですよ。これもやっぱ、行政がある程度芽を出してあげて、やっていかんとですね、せっかくつくったものがですね、全然意味なさんようなことでは、やっぱ問題になると思うんですよ。  この辺でですね、三十五キロの中に、全体的にというか、もう一遍この辺を、洗い流しをやってほしいということで、その件でちょっと、答弁を願います。 ◯議長(浜永義機君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(上野貴敏君)林業水産課長の上野でございます。  お答えいたします。  林道の関係につきましては、宇佐市全体では五十九路線ありまして、総延長で九十四キロあります。今回この答弁の関係で、林道の草刈りについてするという、主な内容につきましては、その中で国道とか県道を通して、ずっと通り抜けている道路を主体にしていくような形の作業形態でございますけれども、議員御指摘の、その中でも、全体で実情がこうこうあるというふうなところもその中で把握ができると思いますので、そういったやつをしながら、また地域のそういった関係者もそうですけれども、安心院、院内の支所長あたりとも協議をしていきながら、そういったところを中心にですね、あとの関係については実施していきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)前向きな答弁ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします。  その中でですね、水路の改修と、こういうことで、市長も公約の中に、そういうインフラもやるべきだということで書いていただいているんですが、実はこの水路の改修についてですね、耕地課の課長と係長とですね、一回、これは高並のことで限定して申しわけないんですが、知恵を出していただいてですね、一回区長さんを呼んで話をしたんですが、最終的にお金の問題になるんですよね。後継者がおらんということで、なかなか難しいのがあるんですが。  実は、ちょっと実例をあげてお話をしたいんですが、私は高並に住んでいるんですが、この中に中山間と今、恵良川深見水系に、高並は悲しいかな、入っていないんです。そこも、高並の中でも中山間に入っていない所なんです。そしてですね、今その高並の中の高並がですね、十一人、農業をつくっている人がおるんです。その中の半分がですね、他地区から来て田をつくっていただいているんですよ。中の、あとの半分はですね、もう七十八歳が一番若いんですよ。それで田をつくること、一応区画整備をやっているからですね、支払いは終わったと思うんですが、田はいいんですよね、物すごく。  でも、その水路がですね、昔のままの水路でね。それ自体がもう年寄りで、現にその水源を引っ張るところへ行けない。でも、県とか見たとき、やはり農地を守ってほしい、田をつくってほしいと言う。さっきの稲作の問題の飼料米でも、やはり水が来んとですね、田はできないと思うんですよ。それが高齢化が進んでですね、なかなか、この十一人関係者があって、あとの半分はよそから来ている。  でも、よそから来ていただく方が、それなら水路の掃除をと言ったらつくってくれないとなったときにはもう、高並の一番地がですね、市長、知っていると思うんですが、妙見荘の入り口ちょっと過ぎた所なんですよね。高並の一丁目がですね、そんなふうになってしまったときに大変なんです。これは、県も営農組合をつくってほしいとか、法人をつくってほしいと言うけどが、その水路さえ守れんのに、どげして田が守れるかというところを、あんたたちはちょっと考え方があるかなということで、耕地課長とか親切にですね、こういうことで区長さんを呼んだらどうだろうかということで。  私は、市長。一番問題は、水路をやりかえんとですね、だれがつくっても、田は守れんと思うんですよ。この辺でですね、水路のですね、予算がですね、どうかならんとですね、できないと思うんですよ。それは全体的に、全部個人負担せんでいいとか、そんなことは思っていないんですよ。ある程度、負担は覚悟だと思います。  ただ、後継者がおらんからといって、難しいところがあると思うんですが、でも、今ここで水路のことをあたらんと、もう本当に荒れ放題になると思うんですよ。  そこで、市長のマニフェストの中にあったですね、そこで英断が要ると思うんですよ。徹底的にですね、この水路のやりかえをですね、恵良川とか深見川の水系に乗らんところをですね、どうして守っていくかということですね。この辺をしっかり、やっぱ市長、検証してほしいと思うんです。  その辺の見解を、どうぞお願いしたいと思います。 ◯議長(浜永義機君)耕地課長。 ◯耕地課長(原田昭一君)耕地課長の原田です。  十一番 大隈議員の再質問にお答えしたいと思います。  私もまだ新しいものですから、局所的には、全部を把握しておりません。御指摘のとおり、市内の水路を全般的に申しますと、圃場整備当時に設置されたもので三十年、四十年という経過がたっておりまして、非常に破損または漏水が多い箇所は、確かに認めております。国のやった部分、もしくは県で実施された県営部分と水路が分かれますけど、現在、国営でやられた分については、広域基盤整備計画調査事業ということで、三十一キロを再調査しております。それから、県営につきましては基幹水利ストックマネジメント事業。これは既存施設の長寿命化を図るということで、全面改修にはならないんですけど、応急といいますか、急がなければならないところについては実施をしております。この分がですね、約七十二キロぐらい該当します。  あとの私線ですけど、これはもう、私もちょっと把握できませんけど、何百キロになるかわからない。この水路が一番問題だと思うんです。  この辺についてはですね、現在二百万円という事業枠があるんですけど、二百万円以下の部分につきましては、国の事業があります。これは国が五五%、地元四五%といいまして、これは農地有効利用支援事業ということで実施されております。  それから、二百万円以上の分につきましては維持管理適正化事業ということで、これは国が三〇%、県が三〇%、市が五%、地元三五%ということで、いずれにしましても地元が三五%から四五%の地元負担金が伴います。これがやっぱ非常に、現在の状況ではひどいんじゃないかなというふうに思っておりますけど、随時、やはり今年度ですね、急がなければならない分につきましては、今年度七カ所、経済支援対策事業で実施しますし、今後もそういう部分につきましては、地元もしくは県土地改良区連合会等と協議してですね、対応を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)課長、答弁は大体わかるんですが、そういう以外ですね、七カ所以外ですね。ある程度、その辺にですね、もうちょっと、区におりてですね、やはりそういう説明をですね。高並だけで五十近く水路があるんですよ。それを極端に言うと一本にできれば一番いいんですが、そんなことは不可能なんですが、そのくらいな思い切ったメスを入れんとですね、なかなか難しいと思うんですよ。  今やらんと、もう後継者がおらんと。もう地主もいないような状態ですから、今は無理と言っても、今やらんと、もう十年先になったら到底そんな、田自体を守ること自体ができない。でも、田を守ってもらうためには、つくってくれる人にもやはりある程度、水道の蛇口をひねって出るようなふうにはいかんとは思うんですが、つくってもらう人のことも考えて、やはりそれくらいなことはしていかないと、本当に土地は守れんと思うんですよ。  そこで、もう一点ちょっと聞きたいんですが、中山間直接支払というのがあるという言葉が、答弁が出たんですが、これももうことしで切れると思うんですよ。  ここをですね、やっぱつなぎをですね、今県から来ている課長さんがおると思うんですが、これの見通しですね、これはつなぎというか、来年からまた継続ができるんですかね。中山間という言葉を書いているんですが、この辺はどうでしょうか。 ◯議長(浜永義機君)農政課長。 ◯農政課長(河野博己君)農政課長の河野です。  一応、今年度までということですね。次年度以降については、私も情報ははっきり把握していないんですが、聞くところによると、継続かなというのは聞いております。確認はとれておりませんけど、そういう話では、情報では聞いておるんですが。  以上です。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)これも大きなですね、保全を守っていくためには、大変に大きなものだと思うんですよ。これをですね、また市長会なりいろんな会でですね、市長、これはやはり継続するようにですね、今、だろうかなというぐらいでクエスチョンがついているんですが、どうぞ、この件をまた強くですね、要望してほしいんです。これはもう本当に、田舎にとっては大変な、中山間、いい制度だと思うんです。やはり、いいものはいいものとして、使っていくためには、やはり市長たちの努力も要るし、私たちができること、またこれも一緒にやっていきたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。  次にですね、福祉ゾーン構想についてやりますが、実は、市長、これはですね、ここで固有名詞を出して申しわけないんですが、院内町のときにですね、合併をするという云々じゃなくして、院内町の一つの考え方は福祉ゾーンをつくりたいということで、前町長が院内町の老人センターとかデイサービスとかいうのを一つの、院内町の妙見荘の中に、ある程度福祉ということで、そこにあらゆる設備を持っていってですね、そこが、将来院内町が宇佐市になっても、やはりここが一つの福祉ゾーンということで考えたらどうだろうかということで、そういう提案をしてきていただいてですね。  そして、そこで今小菊寮の建てかえと言うんで、これはもう古いということで、三十何年。これはもう建て替えをせんならん。もし小菊寮の…、広いですよね、宇佐市はまだ院内と違って、いろんな使い道があると思うんです。できたら、どこかで建てかえるんなら、院内の今現在の妙見荘の横に持ってくれば、これは市の土地ですからただだし、やっぱ小菊寮の跡地を、これは住宅を建てようが何建てようが、いろんな意味でですね、効果があると思うんですよ。そして院内町の、後でトライアングル構想とちょっと重なるとは思うんですが、一つの院内町の福祉ゾーン構想、福祉のまちにする。安心院町はグリーンツーリズムのまち、そして宇佐市を香華のまちにするとか、こういうトライアングル構想というような感じで、ちょっととらえ方が市長とは違うと思うんですが、私はそういう意味でですね、やっぱそこに一つの位置づけもですね、院内町のためにもなるし、ひいては宇佐市全体のですね、大きな構想があるよと。福祉ゾーンはここに行ったらあるよと。そういう意味でですね、私はこの福祉ゾーン構想は、将来的には必要じゃなかろうかということで、これはずっとずっと訴えてきたことなんですが。  この件について、市長、ちょっと見解を聞かせていただけないですか。ちょっと、私の言い方がよく理解できていないとは思うんですが、そういう意味で、市長、答弁があったら、答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  今の質問にお答えする前に、その前に、中山間の支払い制度についてですけれども、これはですね、御案内のとおり、今年度で制度が切れるわけであります。それで、これは切れちゃ困るということで、ことしの春の市長会で、これは県内のですね、市町村総意で、存続に向けてのアクションを起こそうということで、まず案をまとめまして、九州市長会でちゃんと中山間地域の直接支払い制度の来年以降の継続ということで、強く要望しているところであります。ちょっと、まだどういう形におさまるかですね、まだ見えてきませんけれども、今後とも強く要請してまいりたいと考えております。  それともう一つ、福祉ゾーンの構想のほうでありますけれども、これが合併時にですね、そのような構想があって、そういうふうなこともお約束のうちだというふうに、私も前町長から聞いておりますので、まだですね、私も、今現状がどうなって、どこまでスタートしていてですね、あと今後どこまで持っていくんだというところまでちょっとまだ、頭の中を整理しきれておりませんので、今後ですね、よくまた現地を見たり、今までの経緯などを今後のですね、福祉のあり方等を、また私なりにですね、調査・研究いたしまして、また方向性をですね、見出していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)あとは部長の腕だと思いますので、市長にくれぐれもですね、いいんじゃ院内に行けよということで、もし院内のほうに行ったら部長の功績だと思いますので、たたえますので、どうぞ、その辺を市長とお話しください。どうぞよろしく。また、市長もよろしくお願いします。  次にですね、市長の公約の中で挙げたよりか、私の考えとちょっと、市長の考えが違うんかなと思ったんですが、市長の考えに及ぶような頭じゃないんですが、要は、宇佐市と安心院と院内、三つがあると。これがやっぱ同じ、均一で発展をしていくべきじゃろうというとらえ方でいいんですね。  その意味でですね、一つの、さっき言った福祉ゾーンもですね、やっぱそこに一つの、地域の生きざまをちゃんと見てあげると。そして、そのかわり安心院町にはこういう生き方があるよと、宇佐市はこれですよと。そういうことでですね、やはり福祉ゾーン構想というのもですね、やってほしいんですが。  ここでちょっと皮肉を言うわけじゃないんですが、あるときに、ここのユズというふうに書かれていますが、実は前の高山課長に「院内町の一村一品の、旧の一村一品の、そのときの提唱者の平松さんは死んだんか」と言ったら、「まだ生きています」と大変な笑い話があったんですが。そういうことで、補助金云々のカットもですね、やはりユズとか石橋とか、そういう院内の特徴、安心院はブドウ、宇佐市はネギというものに対して、そういう補助金をカットするのは、何もかも行革でやってしまうというのはちょっと問題があるんじゃなかろうかって、再三言ってきたんですが。  市長、そこでですね、そういうユズとかそういうものをですね、徹底的にですね、売り込むようなやり方をして、先ほど何か、ちょっと質問の中に出とったんですが、いずれか、斉藤議員の質問だったと思うんですが、三和さんという、こんな大きな会社があるので、そのかわり、三和さんの焼酎は我々宇佐市民全員が飲むよと。未成年に飲めと言うのは問題があるんだけれども。三和さんのは飲んでやるよと。そのかわり、院内町じゃ、宇佐市じゃ、安心院町の麦は全部、三和さん取ってくれよと。ここでやっぱ、一つのビジネスが生まれるような気がするんですよ。そういう意味でですね、私はこのトライアングル構想が本当にうまくですね、マッチできる、しかも宇佐市の新しいブランド品ですかね、そういうのになるんですね。  そこでちょっと趣旨が違ってくるんですが、こういうユズとかそういうものをですね、どこかに販売ルートをするのに、まず私は、三和さんとかいうところにですね、そういう、三和の焼酎は買うてやるよと。そのかわり、そういう宇佐市の製品を全部買ってくれるかと。こういう話をすべきと思うんですが、市長。この考え方はどうでしょうか。市長の考えを、ちょっとお聞きしたいんですが。 ◯議長(浜永義機君)宇佐市長。 ◯市長(是永修治君)大隈議員の再質問にお答えをいたします。  私が斉藤議員のときに、六次産業のことで例示を挙げたのが西の星と、日本薬品の青汁だったんですけど、実はもう一つ例示がありまして、それは、櫛野農園さんのユズの加工品であります。これはもう日本一の、農林水産大臣賞を受けるぐらい、本当にすばらしいものです。これも一つの優良事例ということでですね、農政課のほうで今まとめさせているわけであります。私も、言い忘れましたけど、櫛野農園のユズごしょうをいつも食べてからきているわけでありますけれども。  要は、大事なことはですね、そのユズを加工して、そういうものをですね、いかにうまく販売ルートに乗せるかということなんであります。  それで今回、六次産業化のまず準備段階の予算化をお願いしているわけですけれども、私は、まず大事なことは生産者とその加工品のメーカーと、それと販売に乗っける方たちが同一のテーブルにつくということです。それに、行政とJAと消費者と、そういうのが共通テーブルに立って、今の宇佐のどういう資源があって、どういうビジネスチャンスが生まれるんだと。それに対して、どういう支援措置があるかと。そういうことをですね、まずは共通認識に立って、そしてみんなでやろうやというようなですね、要するに機運づくりが必要なんです。だから、最初にああいう協議会をつくろうという話をしたわけです。その上でですね、どういうふうにそこから展開していくかというのが生まれてくるんだろうと思うんです。  それで、もう一つ。やはり、東京方面である程度売り込まないかんということで、私は思っていまして、それで、先般もお客さんが来たときに、インターネットで櫛野さんのユズごしょうが欲しいんだと。東京では売っとらんと、なかなか。それで、わざわざこの大分に、宇佐に帰ってきたときに、わざわざその櫛野さんのユズごしょうを何十個も買っていって、それを東京のお友達に配ったんだそうです。それだけ、そのプレミアがもうついているわけです。普通のユズごしょうではだめなんだと、串野さんのところのユズごしょうでないとだめだというようなことらしいんです。だから、それだけですね、プレミアがつくぐらいですから、それはもう、むしろ積極的に売り込まないかんわけなんです。
     それで、今内部で検討中でございますけれども、今度の経済危機対策を受けましてですね、東京でですね、宇佐のそういうですね、産物を使った、一定程度東京の坐来を利用して宇佐フェアをやろうじゃないかということで、今その企画、立案を詰めている最中であります。  その一環でですね、そこで宣伝をするんですけれども、その一環でですね、お中元とかお歳暮のときに、今皆さん見ますと、宇佐の商品でお中元とかお歳暮を出していませんので、それを出せるようなカタログみたいなのをつくって、みんなで地産地消じゃないですけれども、お中元、お歳暮は地元のものを使おうやと。そういう運動をですね、つくったらどうかということで、それもですね、今検討させているところであります。またそれがまとまりましたら、次回の議会でそういう予算を提案して、また行きたいと思いますので、そういった中でですね、私は三和さんも一つの例だと思いますけれども、これはもう市を挙げてですね、そういう機運がなされなければならないと、そういうふうに考えているわけです。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)私も、市長の意見に同感です。マツダの広島なんか、もう全部ですね。車は広島自体が買ってやると。それぐらいになるとですね、私はいいと思うんですよ。  それと、もう一点ですね。これは市長じゃなくして、石橋ですね。トライアングルの中に、やっぱ石橋も必要ですね。前は少しこう、ある面は、当然これは地域の人も努力すべきなんですよね。そこで草刈りをすべきだということで、少しの予算をいただいとったんですが、行革の一角でですね、これもなくなってしまったんです。  ただ、今は危ない所が、生い茂ってライトアップ自体が見えないようなことになっているんですよ。この辺をですね、さっき言われた国からの四億、六億の交付金があるからというふうに、さっきの林業課も草刈りがあるという中でですね、教育委員会にお願いしたいんですが、何もかも地元負担せんでもいいと言うわけじゃない。やはり、地元にも頑張って努力させることは必要だと思うんです。ただ、危ない、高いところですね。  実は、何でこげ言うかというのは、たまたま高並をちょっとうろうろしとったら、福岡のナンバーの方が来て「見たいんだけど、あんないい所、何であんなに木が生い茂っちょるんかな」ということを言うんで、「いや、私はここの人間じゃない」とうすらとぼけたんですが。それで、残念だなということだったんですが、切れるところは、これはもう地元で切るべきだと思うんですが、そういう危険性のあるところをですね。やっぱ外部から来る、せっかくの観光がですね、草木があるだけでイメージが悪いと言われるのは大変心外だなということですね。これは答弁は結構ですが、せっかく来ていただいたんですが、これ、ちょっと予算をつけてですね、少しでも切るような方向をですね、どうにかできないですかね。  この辺はちょっと、答弁願えますか。 ◯議長(浜永義機君)文化課長。 ◯文化課長(井上治廣君)文化課長の井上です。  大隈議員の再質問にお答えいたします。  石橋の件でございますけども、今度の雇用創出事業のほうで、うちのほうも予算を提案しておりますし、そのほかにも、その都度、地元のほうから要望が出ましたら協議しながら対応するようにしております。  以上でございます。 ◯議長(浜永義機君)十一番 大隈尚人君。 ◯十一番(大隈尚人君)どうぞ、よろしくお願いします。また、市長、もう答弁は結構ですので、支所のこと、建てかえを含めて、支所のことをどうぞよろしくお願いします。  これで終わります。ありがとうございました。 ◯議長(浜永義機君)以上で大隈議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中ではございますが、市政一般に対する質問は明十六日も予定をされておりますので、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は十六日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の後、議案に対する質疑、及び議案並びに請願の委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  長時間にわたり御苦労さまでございました。              散会 午後四時三十四分 宇佐市議会...