宇佐市議会 2006-12-12
2006年12月12日 平成18年第4回定例会(第2号) 本文
2006年12月12日:平成18年第4回定例会(第2号) 本文 (295発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード ○ 会 議 の 経 過
開議 午前十時〇四分
◯議長(久保繁樹君)皆さん、おはようございます。
ただいま出席議員は四十五名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。
これより十二月四日をもって招集されました第四回
宇佐市議会定例会を再開いたします。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、市政一般に対する質問となっております。
~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~
◯議長(久保繁樹君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。
通告がありますので、順次発言を許します。
市政一般に対する質問一覧表(平成十八年十二月十二日)
┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓
┃発 言
者 │ 発 言 の 要 旨 │答弁を ┃
┃ │ │求める者┃
┠──────┼───────────────────────┼────┨
┃十四番 │一、文部科学省が推進する
放課後児童クラブの
│教育長 ┃
┃大隈尚人君 │ 設置について
│ ┃
┃ │ 況、販売状況、団地造成状況。
│ ┃
┠──────┼───────────────────────┼────┨
┃二十一番 │一、
宇佐市立安心院中学校再編統合に伴う、閉 │
市 長┃
┃筌口 孝君 │ 校・開校の記念行事について
│ ┃
┃ │ (1) 三中学校の閉校についての行事と資料の
保 │教育長 ┃
┃ │ 存等について。
│ ┃
┃ │ (2) 引越し費用・管理費等予算や期間は充分な │ ┃
┃ │ のか。
│ ┃
┃ │ (3)
新制安心院中学校の開校についての取組み │ ┃
┃ │ 計画について。
│ ┃
┃ │二、周辺地域の活性と未利用地の活用と再生に
│担当部長┃
┃ │ ついて
│ ┃
┃ │ (1) 宇佐
市・土地開発公社等の管理する用地に │企画課長┃
┃ │ ついて早急な有効活用が求められるが
中期 │ ┃
┃ │ の展望と計画について。
│ ┃
┃ │ (2) 未利用農地の管理等について集約化が進め │担当部長┃
┃ │ られてきているが、高齢化と後継者不足に
│ ┃
┃ │ より大変厳しい状況にありますが周辺部対
│ ┃
┃ │ 策の中で水源涵養と合わせた管理態勢が重
│ ┃
┃ │ 要と思われるが具体策について。
│ ┃
┠──────┼───────────────────────┼────┨
┃五十一番 │一、平成十八年度産の稲作の大不作について │
市 長┃
┃広岡利公君 │ (1) 近年にない稲の大不作は宇佐
市の
水田農家 │ ┃
┃ │ としては死活問題であり、
市行政として何
│ ┃
┃ │ 等かの救済の方策を考えるべきではないか。 │ ┃
┃ │ (2) 県の報告では作況指数が七十%から七十三 │ ┃
┃ │ %とか言われているようだが、実際では
想 │ ┃
┃ │ 像以上の凶作だそうです。平年の半作とも
│ ┃
┃ │ 言われている。過去においても冷害の
影響 │ ┃
┃ │ を受け、農家も大被害を被った経験がある。 │ ┃
┃ │ (3) 大分県や共済組合も被害を重く受け止めて │ ┃
┃ │ 年内までは災害金を支払い、状況において
│ ┃
┃ │ は低利の融資も実施するようだが、
市とし
│ ┃
┃ │ てもそれなりの対策を考えてはどうか。
│ ┃
┃ │二、生活保護制度について │
市 長┃
┃ │ (1) 前小泉政権においては最低生活を送ってい │ ┃
┃ │ る保護家庭に対し、非情かつ冷酷な手段と
│ ┃
┃ │ して保護費給付の抑制を実施してきたので
│ ┃
┃ │ ある。
│ ┃
┃ │ 地方自治体としても国の施策に準じて
厳 │ ┃
┃ │ しい要件を強引に押し付けて保護の申請を
│ ┃
┃ │ 拒み、餓死寸前まで追い込んでいる実態で
│ ┃
┃ │ ある。
│ ┃
┃ │ 他県他
市では七割以上が保護申請を
門前 │ ┃
┃ │ 払いで受け付けようとしないことが発生し
│ ┃
┃ │ ているが、宇佐
市の場合はどうなのか。
│ ┃
┃ │ (2) 最近は保護費が減額されているとかだが、 │ ┃
┃ │ 夫婦二人家庭では何万円切り下げているの
│ ┃
┃ │ か。特に老人加算の廃止や母子加算の
減額 │ ┃
┃ │ が受給者の暮らしを直撃しているそうだが
│ ┃
┃ │ 実際宇佐
市はどうなっているか。
│ ┃
┃ │ (3) 生活保護費が確実に減額され厳しい年を迎 │ ┃
┃ │ えようとしているが、宇佐
市として出来る
│ ┃
┃ │ 限りの援助をすべきではないか。
市の
責任 │ ┃
┃ │ として。
│ ┃
┃ │ (4) 現在は国を挙げ底辺の人達のためや海外の │ ┃
┃ │ 救済のためとして、年末助け合い運動が
行 │ ┃
┃ │ われているが、宇佐
市ではどのような
助け │ ┃
┃ │ 合いが実施されているのか。海外において
│ ┃
┃ │ は日本から送った物資はまるきり届いてな
│ ┃
┃ │ い報道も聞くが問題ではないか。
│ ┃
┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛
◯議長(久保繁樹君)まず、十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)皆様、おはようございます。
何か、名誉ある一番をいただいてですね、この勢いで来年の選挙も一番でいきたいなと、そう思っているところでございます。
それでは、四点について質問をさせていただきます。答弁の方、どうぞよろしくお願いします。
まず一点目は、文部科学省が推進する
放課後児童クラブについてでありますが、文部省が推進する、保護者負担なし、場所も確保できる、この制度を取り入れるべきではないかと思いますが、その答弁をよろしくお願いします。
二点目は、近年大変な災害被害があると思うんですが、大型災害に対する
市単独の補助金制度についてであります。近年、台風や地震、自然災害により、家屋の全半壊等の被害が頻繁に起こっています。その場合、
市単独の補助金制度を設けるべきではないかと思いますが、このことについても答弁よろしくお願いします。
三点目は、小学校、中学校の
遠距離通学バス代のことについてですが、現在、院内町では一部の児童・生徒、登校時のバス代の一部負担が保護者負担となっています。今後これを全市において無償化にすべきではないかと思いますが、その点について答弁をお願いします。
四点目は、
老人ホーム小菊寮の建てかえのことについてでありますが、小菊寮の老朽化に伴い建てかえをするという考えがあると聞いたんですが、その際、現在、院内町にある
特養老人ホーム妙見荘と同じ敷地内に建て、院内町のというわけではないんですが、福祉ゾーンという形ではどう考えているかということで、答弁をお願いしたいと思います。
以上、四点について質問いたします。
◯議長(久保繁樹君)それでは、大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 時枝正昭君。
◯市長(時枝正昭君)皆さん、おはようございます。市長の時枝です。
十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。
二項目め、大型災害に対する
市単独の補助金制度についての件でありますが、近年、台風や地震等の自然災害による住宅災害が、全国的にも、また県下においても発生しておりまして、被災住民の生活支援や
地域コミュニティーの維持が喫緊の課題となっておるのであります。
国では、一九九八年、大規模災害を対象に、生活支援のための生活用品の購入や仮住まいの家賃などの支援を行う、
被災者生活再建支援法が制定されております。宇佐
市としての単独事業はありませんが、大分県が実施しております、小規模災害を対象としたところの、全壊のみならず半壊、床上浸水の被害を受けた住民や住宅再建等に対する支援事業の導入を受けて、宇佐
市被災者住宅再建支援事業費補助金要綱を制定いたしまして、本年九月一日から被災者への救済制度を導入したところであります。
以上で私の答弁を終わりますが、その他については教育長、担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。
終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの
放課後児童クラブの設置についてと、三項目めの小中学校の遠距離通学生のバス代についてを、教育長 半田 剛君。
◯教育長(半田 剛君)おはようございます。教育長の半田です。
十四番 大隈議員の一般質問にお答えしたいと思います。
まず、
放課後子ども教室推進事業につきましてですが、放課後、子供たちの
居場所づくり事業として、平成十九年度から文部科学省所管の事業として実施される予定であります。この事業は、放課後や週末に、地域の方々の参画を得て、子供たちとともに、勉強やスポーツ、文化的活動、地域との交流に取り組むものです。
次に、事業の取り組みについてですが、事業を実施するには基本的には学校の施設を利用しますので、利用できる学校は限られてくると思います。また、運営に携わる人材の確保も必要となりますし、まだ実施する上で不明な点も多くありますので、十九年度は試行的に一ないし二カ所の取り組みをしたいというふうに考えております。
次に、遠距離通学生の通学補助についてですが、条例上は、当分の間、合併の前の例によるとなっており、旧市町間の
遠距離通学費補助の格差が生じていました。平成十九年度から、
統合安心院中学校のスクールバス導入に伴い、
市ではこの格差を是正するため、統一した補助規定の作成に取り組んでおります。特に、路線バスを利用する遠距離通学生に対する補助としては、今まで一部保護者負担をお願いしていましたが、実費を全額補助する方向で考えていきたいと思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)最後に、四項目めの
老人ホーム小菊寮の建てかえについてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。
◯福祉保健部長(坂口俊秀君)皆さん、おはようございます。福祉保健部長の坂口でございます。
十四番 大隈議員の御質問にお答えをいたします。
四項目め、
養護老人ホーム小菊寮の建てかえについてですが、現在の施設は昭和四十九年六月に新築をされ、築後既に三十二年を経過しております。したがって、年々、小規模な修理が増加している状況であります。
当施設は、平成十七年度策定の宇佐
市行財政改革プランで、将来、指定管理者制度を導入する計画でありますので、制度導入に向けての検討の中で、建てかえあるいは改修について調査研究したいと考えています。したがいまして、現時点では具体的な建てかえ計画はありません。
なお、御提案をいただきました福祉ゾーンについては、今後の参考にさせていただきます。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)以上で大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)それでは、順を追ってですね、質問をさせていただきたいと思うんですが。
一点目の、文部科学省が推進する、この分については、十九年度からやっていきたいという考えは結構なんですが、私はこれはですね、今の教育長の話では一カ所か二カ所という形にとれたんですが、できたらですね、安心院に一校、院内に一校、旧宇佐
市に一校という三つの形でですね、同時進行という形でですね、考えられないか。その答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)生涯学習課長。
◯生涯学習課長(筒井祥文君)おはようございます。生涯学習課長の筒井でございます。お答えいたします。
安心院、院内、宇佐の方で一カ所ずつではどうかということなんですが、私どもの方も、事業のまだ不明な点もあるということで、試行的に、実質は宇佐の方で今は考えておりますが、一、二カ所程度を取り組みたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)決して無理にですね、まず院内からというわけではないんですが、そういうことをですね、同時に進行できるものなら、試行的なもので三つを一緒にということで、ここはもうこれ以上は言いませんが、導入するということで、前向きな検討をということで、そういうふうな方で考えていますので。まあ、結構です。もう答弁は結構です。
では、二点目に行きます。二点目にですね、大型災害に対する
市単独の補助金ということで質問したつもりなんですが、全然そういう単独の予算云々は考えていない、これはあくまでも県がしておることについて、九月一日から
市がしたというようなふうにとらえたんですが。
市の単独でするということをお願いしているんですが、このことについて、もう一度答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)総務課長。
◯総務課長(市丸恒典君)この県の制度も、あくまでも
市がこれをしなければ適用されないわけで、新たに県が取り組んだことによって
市もこのように取り組んでいったというふうに御理解をいただきたいと思います。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)それではですね、別に逆らって言う質問じゃないんですが、ある面は、県の内容になると五戸以上が基準というふうに聞いておるんですが、結局、私が一番言いたいのは、五戸以下の場合の話なんですよ。それをですね、臼杵とか大分方は先取ってですね、そういう形をやっているんですが、これは前々から地域対策ということで、
市で単独で何か考えてくれんかということで、再三言ってきたんですよ。今、行革でなかなか難しいとかいう答弁しか返ってこなかったんですが。これでですね、もうこんなにもいつもあると思わんのですが、今、ハリケーンとか大変な災害があると。その場合ですね、やっぱり一軒の場合、ほんならもういいのかというようになるからですね、その分を組むべきじゃなかろうかという質問をしたつもりなんですが。その点を、もう一遍答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)総務課長。
◯総務課長(市丸恒典君)お答えします。
確かに、大分、臼杵では、台風十三号の突風によって被害を被ったということによって、これらの、四戸以下の問題についての制度を導入したというふうに伺っています。
私どもも今回新たに制度を導入したところでありますけども、局地的とか一部の地域によって自然災害が発生したことによってですね、今の県の補助、こういうのが適用されない状況が考えられるというふうに思います。そういう面から見て、地域のコミュニティーの維持を図る上からも、今後検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)最後はぐじゅぐじゅで、ちょっと聞き取れなかったんですが、私が言うように、一戸とか二戸ですね、五戸以下の場合ですね、
市の単独予算を組んでもらえますかということで、組めない、組むということでの答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)総務課長。
◯総務課長(市丸恒典君)お答えします。
今後ですね、こういう四戸以下の件についても検討していきたいということで御理解をいただきたいと思います。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)理屈は、臼杵、大分がしたから宇佐がせいという意味じゃないんですが、もう再三、この合併の云々からいろいろ言うんですが、なかなか前向きな検討が。いつも、検討しますということでですね、行革でなかなか難しいと言うんですが、これも頻繁に起こる、一つの保険と言ったらちょっと言葉が過ぎると思うんですが、そういうことですね。やっぱり安心ということでですね、一戸でもそういう、あった場合は、
市としても考えていますよと。こんな前向きな、よその
市のことをですね、なぜ取り入れようとせんのですか。前向きに検討しますやない、やりますということで答弁ください。
◯議長(久保繁樹君)総務課長。
◯総務課長(市丸恒典君)先ほども申し上げましたとおり、今回新たな制度を導入したところでありますので、こういう問題も今後検討されますので。今後必要があるというようにも考えておりますから、十分検討してまいりたいということでございます。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)今の薄笑いは、わかったというふうに解釈しますので、どうぞですね、真剣にですね。大変な事件が起きた場合ですね、本当に、安心ということで、大分県知事もそういうことで、当然市長も仮想対策ということでそういうことを挙げているんですが、そういうことで前向きにしていただけるということで、この項は終わります。
次にですね、小学校、中学校の遠距離通学のことについて。これはもう、パーフェクトな回答だということで、言葉としては感謝しますので、どうぞよろしくお願いします。
次にですね、あんまり早くいくと、これはちょっと時間が。あんまりやると、何かちょっと。それでですね、ちょっと老人ホームの件についてですね。前向きというような答弁じゃなかったんですが、議員一人が言ったから全部できるとは考えていないんですが、参考にしていただくちゅうことは、福祉ゾーンということで参考にしていただくということだったんですが。
その前にですね、一つは、指定管理者に出そうかな、それとも建てかえをしようかなということで、私は建てかえということでですね、前向きに検討できていないのか、論議をまだなさっていないのか、その辺をもうちょっと詳しくですね、お聞きしたいと思うんですが。答弁をよろしくお願いします。
◯議長(久保繁樹君)小菊寮長。
◯小菊寮長(永元芳則君)おはようございます。
養護老人ホーム小菊寮の永元です。
大隈議員の再質問にお答えいたします。
建てかえの協議についてでございますが、現在のところ、指定管理制度の導入ということで、部内にですね、福祉施設の指定管理者制度導入検討委員会を設置しまして、ただいま作業部会で導入に向け問題点や課題等を洗い出して、先進地研修など、調査・研究に入ったところであります。
小菊寮の課題としては、入所者及び介護職員の処遇の問題や施設の建てかえの問題等が課題として考えるわけでございますので、今後、現行の施設のままで管理委託するのか、それともあるいは建てかえてするのか。建てかえるとしたら、どこに、どういう規模で、財源はどうするのか、また跡地はどうするのかなど、そういう問題について今後、調査・研究をして、できるだけ早い時期にですね、指定管理者制度の導入をしたいと考えているところでございます。
ですから、現在のところ、部長が答弁したとおり、建てかえについて具体的な結論は、方針は出ていないということで御理解をいただきたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)論議は今入ったばっかりのところだと思うんですが。確かに老朽化というのは、部長も認めたように、もう建てかえなならんちゅうのは、これは認識はできとると思うんですが、その中でですね、建てかえをする場合ですね、福祉ゾーンという意味は、院内の特別老人ホーム、その横に持ってきてですね、そういう考えは初めて今度、私の提案で聞いたと思うんですが、そういうことに対して、議員が言ったから絶対という意味ではなくしてですね、そういう考え方も考えられる、前向きに検討できるかということで答弁願います。
◯議長(久保繁樹君)小菊寮長。
◯小菊寮長(永元芳則君)小菊寮長の永元です。
先ほどの質問で、妙見荘の一帯に、建てかえる場合の話、仮定の話になりますけど、そのときに妙見荘の一帯に養護老人ホームを建てかえということで、どう考えるかということなんですけど、福祉ゾーンの件については今回初めて聞いたということでですね、部内でもいろいろこう、協議をしているときに、ここをもし建てかえられるとすれば、候補地の一つとしてですね、参考にさせていただきたいというふうには考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)それではですね、ちょっと質問内容はそんなに難しい内容を聞くつもりはないんですが、もう一個は、
市が建てかえて、指定管理者に出すのか。そこら辺をちょっともう一遍、もし建てかえて出そうと考えているのか、もうそのまま指定管理者に頼むのか。頼むっちゅうか、どげん言ったらいいのかな。
市が建てかえて出そうと考えているのか、それとももう、建てかえじゃなくして、民間に建てかえてもらうような考え方があるのか。この二つですね。この上で答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)小菊寮長。
◯小菊寮長(永元芳則君)小菊寮長の永元です。
指定管理の件についてですけど、行財政改革プランでですね、計画されているのは、現在のところ指定管理制度を導入するということで、それに合わせて施設をそのまま指定管理とするのか、建てかえてするのかというところなんですけど、その部分の検討が今のところまだ、これから検討するということでですね、現在の時点では白紙という形で答弁するほかないということでですね、御理解をいただきたいと思います。早く検討していきたいというふうには考えております。
以上です。
◯十四番(大隈尚人君)部長が、何か言いたいことある。
◯議長(久保繁樹君)福祉保健部長。
◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長 坂口です。
今、寮長が申し上げましたとおり、現時点では全く白紙なんですけども、他
市の状況を聞きますと、建てかえて委託というところもありますし、そうでない、そのまま、現状のままで指定管理者導入というところもありますので、現在のところ全く白紙の状況でございます。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)もう一から四も言うてですね、あとがもうなくなったような感じになったんですが。何か議長、いい案があったら教えてほしいんですが。
冗談はさておいてですね、ちょっとこの四点についての復習になると思うんですが。
遠距離バスのことについてはパーフェクトということで、大変ありがたいと思っているんですが、一点ですね。教育長が答弁の中で、何課長さんだったですかね、
放課後児童クラブの件ですね。もう一遍、復習になると思うんですが、この分は今のところですね、もう絶対に二校というか、限定的な二校だけちゅうに決まっているわけじゃないんでしょう。それは三校でも可能なんですかね。その辺ちょっと済みません、もう一遍、ちょっと漠として申しわけないんですが、答弁をお願いします。
◯議長(久保繁樹君)生涯学習課長。
◯生涯学習課長(筒井祥文君)生涯学習課長の筒井です。
現時点でやっておりますのは、やはりこれを実施する上では、人材が確保できるのかとか、あるいは施設が利用できるのかとか、あるいは地域の協力を得られるのかとか、そういった部分があります。私どもとすれば、十九年度はとりあえず一校でも最低取り組んで、問題点も把握をしたいと思っていますので、十九年度はとりあえず現時点で今問い合わせをかけておりまして、地域に、協力が得られますかとか人材が確保できますかとかそういった、今、問い合わせをしているところです。十九年度については、多分、予算の関係もありますし、一校くらいしか最低できないのかなあ、あるいは、というような感じになっております。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。
◯十四番(大隈尚人君)ですね。時間はゆっくりあるんですが、もう大体いい答弁をいただいたという、私なりに解釈して、私の時間を終わらせていただきます。ありがとうございました。
◯議長(久保繁樹君)以上で大隈議員の一般質問を終結いたします。
次に、三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)皆さん、おはようございます。三十一番の加来でございます。
議長の許可をいただきまして、質問させていただきます。
師走に入りまして、人々の動きに何となくせかせかしてきたと思われる時期になりました。ことしも何かとにぎやかな一年であったと思いますが、世の中は考えられないようなことが次々と起こっております。特に最近、女性の犯罪が多くなっているように感じていますが、それに対するマスコミ報道が過熱しすぎるため、世の中が異常な方向に向かっているように思えてなりません。最近特に、日本人の持っていたよい面が失われていると思うのは、私だけではないと思います。
自然界の突然といえば、竜巻で宮崎県で三名の死者、北海道の佐呂間町で九名の死者が出ましたが、人間界の突然では、福島、和歌山、宮崎の知事が逮捕されまして、
市では北海道の深川
市、
成田市の市長が逮捕されておりますが、驚きよりも、一般もあきれてしまっているので、期待を裏切ることばかりだなあと思っておりますが、これに対するやり直し選挙がありますが、二十五億円もかかるそうなので、本当にむだなことだなあと思っております。大分のあの人も、もう時効かなと思っておりますが、こういう問題はなかなか、後になって出てくることが多いと思います。
隠したために悪い方向に行ってしまったのが、民間企業では、パロマ、ソニーですね。三菱。それから昨日ですか、ドコモと三菱の携帯電話のリチウム電池の欠陥が出ておりましたけども。保険会社の不払い。いろいろ、いつもトップが頭を下げているわけでございますが。
親が子、子が親を殺す、または少年犯罪の低年齢化も進んでおります。公的なものでは、いじめによる自殺、それに対する校長先生や教育委員の、体面だけを考えた対応があります。また、県の裏金。また、全国五百四十余りの高校の生徒さん八万三千七百人の履修不足と。これは、生徒さんには全く罪はありません。ただ受験だけの予備校化した高校の教育に問題がありますし、文部科学省の一貫性のなさの結論であります。また、タウンミーティングのやらせ。どれも人間、それも地位の高い、頭のよい人と言われる人のやっていることで、ことの奥が深いなと思われております。
その中で、ことしのユーキャン新語流行語の中に、大賞トップテンの中に、「現代用語の基礎知識」選に、国家の品格。二百二十七万部を売られました著書で、数学者の藤原正彦、お茶の水女子大学の先生の、品格。イナバウアー、格差社会が入っておりましたが、本当に世相を表しているなと思っております。
先日、大分合同新聞の灯火を見ました。豊の国宇佐塾塾長の平田さんが、お取り越しの話を言っていました。旅行の感想文でありましたが、今ちょうどお取り越しが行われておりまして、興味深く私は読ませていただきました。中でわからない地名がありましたので、お電話したところ、不在でした。師走でお寺さんも大変忙しいんだと思いますけども、携帯にかかってきまして、地名は奈良県の橿原
市今井町の話でございましたが、まちづくりの話でございました。その中で、宇佐
市は両別院が、どちらも江戸時代、九州御坊と言われ、発展してきました。二つのお寺があるということで、非常に全国的に珍しいということでございまして、これからは地域資源を生かしたまちづくりの方が大切だと書かれていました。
地元の人が両別院を訪れてほしいものだと最終的には書いておりましたが、私もまちづくりの計画の質問もあったので、極楽通りや山門や旧道を、半日かけてゆっくり歩いてみました。そして、現代人の、自分のことばかり考えて人の迷惑や景観を壊していることの多いのに、本当に気がついていない人が多いと思いました。開発またはまちおこしで、もうけようとしている人もいます。嫌な世の中だなあと、つくづく思いました。
終わりになりますが、JA宇佐が、農協も大変な赤字を出しておりますし、お米の方も四年連続で不作でございました。そのような中で、大分労働局の有効求人倍率が出ておりましたが、特に低迷していました佐伯
市で、一九九一年以来十五年ぶりに一倍を超えました。この一倍というのは大変なもので、中津にダイハツが来たり大分にキヤノンが来て一倍にやっとなるぐらいなんですけども、これはすごい数字だと思います。雇用の場をつくったことが非常に大きいんですが、大型商業施設が貢献しているというふうに大分合同にも書いてありましたが、私は、
市の発展のために、ますます自信を持って、三万人以上の署名を集めたいと思っております。
執行部にここでちょっとお断りしておきますが、河野公洋氏のところに匿名の手紙がありましたと聞いておりますが、私は全く関係ありませんし、この質問に対しても参考にしておりません。私自身はネタは幾らでもありますので、自分の言葉で、自分で歩いて調べたことで質問させていただきます。
質問の一番目は、障がい者の雇用につきましてですね、二点ほどお伺いします。
それから、二番目は、中心市街地の街なみ整備事業についてでございますが、街並みが、説明がまだ不足しているんじゃないかと。それから、道路計画につきまして。それから財源につきましてお聞きいたします。それから、現状ですごく不法占有があるように思われますので、その点についてお聞きします。この計画ができたのが、まあ、最近だと思うんですけど、一部ですごく土地が買い占められておりますので、その点をお聞きしたいと思います。それから、消防署には、こういう密集地があるのにどういう指導をされているかをお聞きしたいと思います。それから、横町の方でまだ説明がうまく聞かれていないということでございますので、そういう説明をどうされるのか。それから、公園をつくる予定ですが、どのくらいの規模の公園か、ちょっとお聞きしたいと思います。
それから、
市の所有地で、畑や雑種地の利用につきまして、これを民間に貸し出すことはできないかという質問でございます。
続きまして、
市の臨時職員の採用につきましてお聞きいたしたいと思います。臨時職員の人数と、採用に対しましての合格率などをお伺いしたいと思います。
それから五番目は、給食費の滞納についてでございますが、非常に滞納が全国的にふえておりますので、この点につきまして、小学校、中学校の実態をお聞きいたします。
六番目に、世界遺産につきまして、宇佐神宮、国東が暫定リストに挙がりましたので、そのことにつきまして今後の
市の計画をお聞きしたいと思います。
それから、七番目は火葬料でございます。非常に高い火葬料につきまして、御質問したいと思います。
それから、八番目は電算システムでございますが、すばらしい機械を入れたようですが、そのことについて質問いたしたいと思います。
以上、第一回目の質問を終わります。
◯議長(久保繁樹君)それでは、加来議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 時枝正昭君。
◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。
三十一番 加来議員の一般質問にお答えいたします。
六項目め、世界遺産について。まず一点目、世界遺産登録に向けた今後の取り組みについての御質問でありますが、私が市長に就任いたしました翌年の平成十三年四月に、「宇佐神宮を世界遺産に」という構想を発表いたしました。平成十五年七月に「宇佐神宮・国東半島を世界遺産にする会」が発足をいたしております。これまで、私が会長を今務めております「国東半島・宇佐の文化を守る会」、あるいは民間の「宇佐神宮・国東半島を世界遺産にする会」、また「宇佐の文化財を守る会」などの団体が開催いたします講演会とかシンポジウムなどと連携したり、別府大学や大分県立歴史博物館の支援協力を得ることで、市民環境歴史教室や、八幡シンポジウム、写真展などを開催するなど官民一体となって夢の実現に邁進してきたところであります。
本年度は、「宇佐神宮・国東半島を世界遺産にする会」に、広瀬県知事や宇佐・国東地域選出の国会議員などが新設の特別役員に就任していただけたことで、組織の強化が図られ、今後の運動がより推進されていくものと大いに期待しているところであります。なお、
国内暫定リスト入りに向けた提案書は、事前に広瀬県知事が直接文化庁に出向いていただいて、その後、十一月の二十八日に正式に書類を提出いたしております。
今後は、県民の皆様に、宇佐・国東地域の歴史遺産や自然遺産、歴史的に貴重な文化的景観についてのさまざまな啓発活動を推進して、官民一体となって、世界遺産登録に向けての機運をより一層盛り上げながら、実現に向けての努力をしていきたいと考えているところであります。
二点目、神宮周辺の環境整備についての御質問でございますが、神宮周辺には、勅使街道を初め、沿道に古い町並みなどが残存しております。本年四月に、宇佐
市は景観行政団体となり、現在、
市としての景観計画及び景観条例の制定に向けて準備を進めております。これにより、文化的景観を国民共有の財産と位置づけ、文化的景観を宇佐
市文化財保護条例等につけ加えることにより、歴史的にも貴重な町並みなどの文化的景観を後世に残していきたいと考えております。
以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願いいたします。
終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの障がい者の雇用状況についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。
◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長 坂口でございます。
三十一番 加来議員の御質問にお答えをいたします。
一項目め、障がい者の雇用状況についての一点目、
就労生活支援センターの実情と障がい者の就労状況についてですが、大分県内には支援センターは二カ所、大分
市と宇佐
市にありますが、支援センターがあることで、障がいを持った方々と企業関係者との連携が図られています。これまでは知的障がい者の就労相談が中心でしたが、これからは精神や身体障がい者の就労相談へ広げていくことが課題となります。
障害者自立支援法では、障がい者の就労が大きな柱の一つとなっております。障がい者就業、生活支援センターの役割は重要で、宇佐
市障害者計画では就労支援ネットの事務局を担当することになっております。今後は、宇佐
市と支援センターと協働して障がい者の雇用促進を図ってまいりたいと考えております。
また、就労状況については、ハローワーク宇佐管内の障がい者で現在就労している人数は、身体障がい者二百十人、知的障がい者百二十八人、精神障がい者十六人です。求職中の人数は、身体障がい者八十六人、知的障がい者十人、精神障がい者十四人となっています。
二点目の、企業からの求人数の状況及び業種については、ハローワークによりますと、ほとんどの求人は障がい者雇用の指定はないとのことであります。
三点目の、宇佐市での法定雇用率の状況についてですが、調査によりますと、宇佐・高田管内の民間事業所の平成十七年度の障がい者雇用率は一・八五%で、人数は百一人となっています。宇佐市役所の平成十八年度の障がい者雇用率は、市長部局が二・一五%、教育委員会が〇・八九%となっております。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの中心市街地の街なみ整備事業についてを、建設水道部長 原田芳文君。
◯建設水道部長(原田芳文君)建設水道部長の原田でございます。
三十一番 加来議員の質問のうち、二項目めの、中心市街地の街なみ整備事業についてお答えいたします。
最初に、事業内容等の説明がなかったとの質問ですが、平成十七年度より整備区域内代表者協議会との協議を重ねて整備方針を策定し、現在まで取り組む事業内容を議論してまいりました。また、地区住民に対しても、「まちづくりニュース」を通じて活動報告し、地区説明会については本年一月と八月下旬に区域内八地区に対して説明会を開催し、事業の趣旨、基本方針等を周知してきたところであります。
しかしながら、全地域のすべての住民が参加したわけではございませんので、周知できなかった部分もあろうかと思います。これにつきましては、今後の説明会や「まちづくりニュース」等で周知していきたいと考えております。また、詳細な事業スケジュール等、事業計画については、庁内及び国、県との協議も先月をもっておおむね整ったところでありますので、これについても、地区住民への説明会を開催していく予定としております。
次に、極楽通りの計画内容でございますが、この通りは協議会より出された提案により計画したものであり、昔から西別院の参道として、お取り越しの時期には市が出るほど活気にあふれ、にぎわいのあった通りと聞いております。そして、このにぎわいを再びと協議会の協議でも横町通りに次ぐ重要整備箇所として位置づけられています。
計画としては、西別院の山門が見える形で拡幅整備し、歴史的街並み環境ゾーンや東西別院への導入口としてインパクトのある門前町にふさわしい整備を行い、中心市街地の活性化に寄与していきたいと考えております。また、現時点では詳細計画は確定しておりませんので、実施測量において、山門がよく見え、動線として一番好ましい位置を選定していきたいと考えております。
次に、財源計画でありますが、本街なみ整備事業は、平成十三年度に市が策定した中心市街地活性化基本計画による事業であり、国土交通省住宅局所管の補助事業であります。公共施設整備に関しては、国が二分の一の補助、残りの二分の一が市の負担であります。また、住宅等の修景整備に係る整備については、国が三分の一、市が三分の一、残りが建物所有者となっております。
次に、現状の道の使用で、不法占有または違法建築があるのではないかとの御質問でありますが、この件についてはこれからの家屋調査となりますので、現在のところ確認できておりません。
次に、この拡張計画はいつ計画され、一部で買い占めがあるのではとの質問でありますが、事業の整備方針を平成十七年度に作成し、本年七月から協議会による事業計画策定に伴う重点事業の抽出、整備優先順位等を協議し、その最終決定については十月十七日に整備区域内代表者協議会において承認されております。この同意後、本事業の実施が可能になるのであります。
次に、買い占めの件ですが、土地登記簿等により確認し、一部において所有権移転が見受けられましたが、特に買い占めというようなことなのかどうかはわかりかねます。
次に、消防署のこの密集地に対して指導はどうなっているのかの質問でありますが、宇佐市消防計画の中で、四日市及び長洲地区市街地につきましては、火災・災害等重点地区に指定しております。このような密集地での災害を未然に防止するため、災害多発時期には、消防署や消防団から広報等を積極的に実施し、指導区域では、火災が発生した場合は非常警備規程に基づき、非番職員及び団員の招集を行い、火災の延焼防止に万全を期しています。あわせて自主防災組織の育成指導に努め、災害に強いまちづくりを図りたいと思っております。
次に、横町などは反対しているが、今後説明会など行う予定があるのかとの質問でございますが、まず横町でございますが、アンケート調査ではこの事業推進に対し八五%の方が賛成であるとの回答をいただいております。また、八地区すべて集計した結果では、九〇%の方がこの事業に対し賛成との回答をいただいております。反対者については、横町地区で一名、全地区では四名であり、率的には全体の三%の確率となっております。しかしながら、さきに述べましたように、事業内容等を完全に周知できているわけではございませんので、今後はさらに説明会を重ね、地区住民への周知に努めていきたいと考えております。
最後に、公園はどのような計画かとの質問ですが、現在の砂利整備によって乱雑に使用されている駐車場とは打って変わって、斬新でインパクトがあり、新しい門前町の導入口にふさわしい、ゆとりと潤いのある憩いの場として、地区民や訪問者に広く利用していただけるための整備計画とし、また、七夕祭りや四日市の市等のイベント開催もできるような多目的な機能を備えた公園として整備していく計画となっております。
整備時期については、本年度実施を考えておりますので、その基本設計について本年度末までに協議会及び地元商店街振興組合を含め協議し、商店街の活性化に資する公園整備計画として作成するものであります。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの市の所有地の利用についてと、四項目めの市の臨時職員の採用についてと、八項目めの電算システムの購入についてを、総務部長 出口 徹君。
◯総務部長(出口 徹君)総務部長の出口です。
三十一番 加来議員の質問にお答えをいたします。
三項目め、市有地の畑や雑種地の利用についてであります。
現在、宇佐産業科学高校茶園跡地を普通財産として所有しております。この財産は、宇佐市の行政目的のために必要のない財産であるため、売り払いや貸し付けが可能な財産であります。市民共有の財産であることから、利活用に当たっては公共の利益の増進及び民生の安定等に必要な場合は、優先的に公共的団体等に貸し付けを行い、利用促進を図ることとしておりますので、条件が合致すればNPO法人などに無償で貸すことは十分可能であります。
また、公用、公共用として利活用が見込まれない財産につきましては、宇佐市行財政改革プランに基づき、民間に一般競争入札等によりまして売り払いを積極的に実施してまいります。
次に四項目め、臨時職員の採用についてであります。
平成十八年十二月一日現在の臨時職員は、事務系職員数が二十三名、現業、この内訳は保健師、保育士、臨時講師などでありますけれども、その数が七十五名であります。
次に、平成十八年二月に実施をいたしました臨時職員の採用試験では、四十八名が受験しまして、四十二名の合格者ですので、合格率は八七・五%となります。
毎年、四月一日採用の臨時職員等につきましては、広報やホームページで公募した上で、教養試験及び個人面接を二月に実施しまして、応募者の能力、適性を基準として採用決定をしております。年度途中に必要になった場合は、その都度、ハローワークを通じて募集しまして、面接により採用決定をしております。いずれの場合も、家庭の事情、所得状況等は採用の基準としておりません。
次に八項目め、電算システムについてであります。
住基ネットを初めとする税務、福祉等住民情報業務を「フロント」、市役所内部の業務を「バック」として、情報システム課で管理をしております。また、各課でそれぞれに管理しているものまで合わせますと、市全体では相当多岐にわたっておるわけであります。
電算システムの買い入れにつきましては、必要とする事務それぞれで各課ごとに対応しておりますが、ハード的な機器など見える部分と、ソフト的なプログラムなど見えない部分がありますから、一概に同一扱いはできませんが、現状の把握と必要性は各課で十分調査・検討済みだと思われますので、説明等を求められれば、それぞれ対応は可能であります。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、五項目めの給食費の滞納についてを、教育次長 松本公則君。
◯教育次長(松本公則君)皆さん、おはようございます。教育次長の松本でございます。
三十一番 加来議員の一般質問にお答えをいたします。
五項(一)、現在の小学校及び中学校における給食費滞納の現状についての御質問ですが、平成十八年度、本年の十月末現在ですが、平成十四年度分が約百四万円、それから平成十五年度分が約百三十五万円、平成十六年度分が約百四十八万円、平成十七年度分が約百二十八万円となっております。四年間の合計額は約五百十五万円であります。
(二)の、回収方法についてのお尋ねですが、現年度分の滞納につきましては、各学校で滞納保護者へ納付の督促を行っておるところでございます。また、過年度分の滞納につきましては、給食センターで納付催告を行い、滞納の解消に努めているところでございます。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)最後に、七項目めの火葬料金についてを、市民生活部長 赤峰克己君。
◯市民生活部長(赤峰克己君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の赤峰でございます。
三十一番 加来議員の質問にお答えをいたします。
七項目めの一点目、火葬料金の軽減についてですが、宇佐市葬斎場「やすらぎの里」は、来年一月三十一日の供用開始を目指して取り組んでおります。新施設の使用料や運営については、広く皆さんの意見を聞くために、宇佐市葬斎場「やすらぎの里」管理運営協議会を設置して協議を重ねてまいりました。その後、管理運営協議会からの答申などを参考にしながら使用料などを定めてまいりましたので、火葬料金の再考につきましては考えておりません。
続きまして、二点目の職員の配置についてですが、供用開始と同時に指定管理者による維持管理運営を行うようにしております。指定管理者が配置する職員は三人から五人による体制を計画しております。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)ここで、答弁に一部修正がありますので、発言を許可します。
建設水道部長 原田芳文君。
◯建設水道部長(原田芳文君)議長のお許しがございましたので、先ほど答弁した中で一部修正をさせていただきます。
二項目めの、中心市街地の件でございますが、それの八点目、公園の整備についてでございます。公園の整備時期については、本年度実施とお答えいたしました。ここが、公園の整備時期につきましては来年度実施を考えておりますというふうでございますので、おわびして、訂正方よろしくお願いいたします。大変失礼いたしました。
◯議長(久保繁樹君)ここで暫時休憩をいたします。
休憩 午前十一時〇二分
──────────────
再開 午前十一時十七分
◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。
以上で加来議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)議長の許可をいただきまして、時間の関係がありますので、ちょっと順序がずれるかもわかりませんけど、よろしくお願いいたします。
八番目のですね、火葬料金なんですけども、たまたま私の女房が北海道なもので、不幸がありまして火葬場に行ったわけなんですけど、帯広市なんですけど、火葬料が無料でした。私も気になったんで、今、赤字再建団体になっている夕張市に電話をしてみました。そして、夕張さんは幾らですかといったら、三千六百円だそうです。十三歳までは二千六百円。三歳以下は二千円だそうです。検討委員会でいろいろ、大分県ぐらいのことは調べたんでしょうが、やはり全国的なところといいますかね、こういうのはですね、やはり公共サービスでございますのでね。本当に北海道で、親戚の人も「わあ、よかったなあ、帯広に住んでいて」と、そういうふうな感じを私たちも持ちました。
それで、そんなに安くできるのにですね、何でこんなに、一万五千五百円と高いのかなというように、私は再度質問したかったので。「やすらぎの里」じゃないですよ、これは「地獄の里」ですよ。こういう値段しますとね。ですから、これは絶対に再考すべきじゃないかなと思いますけど。
夕張市はことしじゅうに赤字再建都市になるらしいんですけど、非常に厳しい、職員さんも三百人を七十人にするそうなんですけど、もうびっくりするような、管理職の方は半額、一般職三〇%になります。そういうのをするのが、もう出ておりますけど。例えばこの火葬料金が幾らくらいの予想ですかといったら、四倍と。四倍でも一万三千四百円なんですよ。再建都市より高い料金というのは、おかしいと思いませんか。
◯議長(久保繁樹君)答弁を、葬斎場建設推進課長。
◯葬斎場建設推進課長(溝口 孝君)葬斎場建設推進課長の溝口でございます。お答えを申し上げたいと思います。
議員おっしゃるとおりですね、全国的に見ますと、確かに無料というところもございます。ただ、本市にとりましては、維持管理費を計算しましても、五万なにがしかかかります。それで、今の財政状況、社会状況を見ますと、少なくとも、利用者負担の原則に基づきまして議論をしたところでございますし、安く安くということから、下げまして「やすらぎの里」の金額までに落ち着いたということで御理解を願いたいと思います。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)再度ですね、ぜひ検討していただきたいと思います。そして、できるだけそういうところから、やはり一生に一回しか死にませんけど、市民サービスに適していただきたいなというように希望いたします。
続きまして、電算機の問題なんですけど、今まで私たち、郡にいましたけど、大きな品物とか購入した場合ですね、例えばここは総務委員会が担当しておりますので、総務委員会の人に見ていただくとか、こういうシステムになっているとか。六千万もまけてくれたような機械を私たちも見たいですから、どこに置いてあるのかとか、そういうのを、入った時点とか今どこまで進んでいるとか、そういう、何億、二億もするような品物を買ったときはですね、今こういう状態にあるとかいうのを、市はもっと説明すべきじゃないでしょうか。そしてどこまで、できていればその機械を見せてほしいと思います。どうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)情報システム課長。
◯情報システム課長(藤花幸一君)加来議員の御質問にお答えいたします。
先ほども総務部長の方からお答えいたしましたけども、品物によってですね、形のあるものと形のないものとがございます。先ほどちょっと質問がありましたけども、戸籍の部分あたりにしますと、サーバーの機械としては一個あるんですけども、そんなに大きくはない品物なんですね。それで、ソフト部門というかプログラムの部分がかなり大きく比重がありますので、品物の現物を見せて説明とかいう部分については、もし御要望があれば私のところで管理をしておりますので、可能だと思いますから、その部分については御要望におこたえできるというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)一度ぜひ、私も見させてください。お願いいたします。
それでは、中心市街地のことについて御質問いたしたいと思います。私もですね、小さいころ、父が四日市の横町なものですから、よく上町、横町、あの辺で遊んでいましたんで、今、七十五歳以上のおじいさん、おばあさんをよく知っていまして、寄るところが多いんですけれども。
この、私が質問するのはなぜかって、歴史的なところから入りたいと思うんですけど、あそこは今、極楽通りというのは、皆さん、御存じない方は、拝田屋薬局がありまして、警察の駐車場、あれから斜めに別院に、二間の小さな道路がありまして、それが極楽通りちゅうんですけど。お取り越しの最中ですから、皆さんも行ってみていただきたいと思いますが。
これは、園田ちんぺいさんという町長さんの時代の話なんですけど、時枝守さんという薬局があって、市長さんでしたけど、その市長さんのおじいちゃんと渡辺さんが寄贈された土地だそうです。その土地がたまたま担保に入っていましたんで、登記ができなかったということが、調べてわかりました。舗装は西別院のお寺さんがやったと。今でも側溝にちゃんと小さな道があります。あの辺ちょっと、土地の問題でトラブったことがありまして、塀を壊したことがあったんですけど、裁判に負けて、負けた方がまた塀を元どおりに直しておりますが。
私はこういう、まちづくりは悪いとは言ってませんよ。いいことなんですけども、大体五億ぐらい、あそこに投資するというような感じの話を聞いたんですが、三月に私が、特例債を使うんですかと言ったら、特例債は使わないと。九月になったら、特例債を使うようになっていました。これも、今からすべて特例債を使うんでしょうか。お聞きしたいと思います。
◯議長(久保繁樹君)財政課長。
◯財政課長(信国和徳君)財政課長の信国です。
加来議員の再質問にお答えいたします。
一応、合併特例債の適用を受けるということでですね、県の方と協議が調っておりますので、本事業については合併特例債を使用したいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)計画によりますとですね、その二間の道路を五メートル道路に拡張するというような内容の御説明があったと聞いております。文化財とかですね、歴史的なものは、そのまま残すところに価値があるんですよ。それは、青の洞門を見てください。国道はありますけど、青の洞門、四、五メートルしか残っていませんけど、その四、五メートルが価値があるんです。現存のまま保護すべきだと私は思います。
あれをそんなことして、車が通るわけでもないし、昔の人は体が小さかったと思いますね。あれですれ違って、ずっとあれにお店が出ていたと、おばあちゃんたちから話を聞きましたけどね。それで、そういうのを復元するのが市の仕事で、大事なことじゃないかと思うんですけど、何であれを広げる必要があるんですか。お聞きします。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)都市計画課長の相良でございます。
あそこの地権者といいますか、それを調べると、昔、だ通り的に里道でもあったのかなと、私ども、小さいころは思っておったわけでございますけども、あれはすべて個人の所有地になっております。
先ほど議員さんの方から、五メートルというようなお話がございましたけれども、私どもはこれから、西山門が見える形で拡幅をしていこうと。で、その中で市でも開いていただければありがたいというような、そういう段取りになっております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)そういう投資をしましてね、よく市は費用対効果とおっしゃいますが、どのくらいの効果を見込んでおられますか。お聞きします。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)この事業につきましては、たびたび庁内からでも事業効果というのを質問されるわけでございますけども、まちづくりにつきましては、費用対効果を銭目であらわすとかいうようなことはないようでございまして、皆さんにアンケート的に、この事業をやったらお宅は税金をどのくらいぐらいは払っていただけますかとかいうような、まちづくりには事業効果としてあらわすようでございまして、通常一倍以上あればいいのが、四日市のその調査では二倍ほどあったというふうに思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)現状の、私もちょっと歩いてみたんですけども、三月に、観光課ですか、答弁いただいたこともあるんですけども、相変わらず山門にプロパンを置いてありますしですね。不法占有といいますか、その小さな道路を歩いてみて、皆さんも見ていただきたいと思うんですが、クーラーの室外機は堂々と出しているし、プロパンは置いてありますし、その道路に柱をぼんぼん立てて、上に洗濯場をつくったりしております。ああいうのは、建築的には違法じゃないんですかね。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)建築的に言えば、私、専門家ではございませんけども、私どものこの調査の中にも、建築士会というのも協力的に参入していただいておりますので、今後そういう違法建築物等があれば、景観に対する違法建築があれば指摘をしていくという段取りになろうかと思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)三月に私が指摘しておりますので、ぜひですね、行っていただいて、景観をよくしていただきたい。そして、地主さんにちゃんと説明して、きれいな町にしていただきたいと思うんですけども。
先ほど消防の関係の方のお話がありましたけども、答弁の中にやはり、自治の消防団とかそういうので消すとかいうことを考えておられますけど、ああいう査察とか、ホテル関係はよくありますけど、今を改善させるというような指導というのはどうなっているんですか。消防長。
◯議長(久保繁樹君)消防署長。
◯消防署長(小松廣隆君)消防署長の小松でございます。
三十一番 加来議員の再質問にお答えいたします。
密集地域についての指導でありましょうか。指導についてはですね、自主防災組織等に対しての消防訓練、あるいは防災講習、そういったものの指導をやっております。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)あそこは飲み屋街も多いし、ちょうど、やっぱり近道になりますのでね。ぜひ、観光課並びに消防署にお願いしたいのは、やはり現地に行ってみてですね、いろいろ、事前の指導をお願いしたいと思っております。
それで、私が先ほど、買い占めといいますか、そういう問題をちょっとお話ししましたけど。この問題を先送りして、泳がした方がいいんじゃないかという人もいましたけども、そして、やってしまったら、あんた、上げりゃいいじゃないかというような方もありましたけど、私が今現在調べている、登記の日にちもわかっていますし、それを買った、売った人の、もう私の会社に前勤めていた方がおりますので、ちゃんと全部わかりますけども、やはり三年以内にそういう、こういう道ができるとわかっていてですね、そういうことを買うということが、これはもう違法になるわけですから。そういう点で、私は明らかにこれはそういう方向があるんじゃないかと思っていますが、市の方はどういうお考えですか。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)お答えします。
加来議員さんからの質問の内容で、私どもも登記簿をちょっと調べさせていただきました。この用地の取得は、この事業に限っては、極楽通りに限ってでございますので、その辺の登記簿を調査したわけでございますけども、確かにおっしゃるように、十月ですか、所有権の移転があったというのは見受けられました。
しかしながら、その所有権が、この事業があるから所有権の移転があったというので違法になるかどうかというのは、まだ調査はしておりません。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)普通ですね、土地とか家を買う人はですね、そんな狭い、あんなところを買いませんよね。もっと住宅地とか、静かなところとかそういうところに建てると思うんですけど、何か目的があるから買うんだと思うんですけども。市がどのくらいで買収するかですね、それを私は注目していきたいなと思っておりますけども。
どなたが考えても、やはり一カ所も二カ所も三カ所も押さえるというのは矛盾を感じます。私、あの辺は自治会長は岩田さんというんですがね、これは院内町出身の方なんで昔からよく知っている方で、そこに会いに行ったんですけど。こういう、今のこの計画の中でですよ、町のリーダーとかそれから観光課とか、そういう方がいつも、研修旅行なんかは行かれますけど、商工会とかですね、そういうリーダー的な人ばっかりが行っていてもだめじゃないかと。やっぱり住んでいる方、それから自治委員さんとか、そういう人もね、優先して連れていってもらいたいと。それはなぜかちゅうと、やはり町をきれいにしたりするのは住んでいる方だし。そこは、研修的なところですね、やはりリーダーばかり行っておったって、一般の人がついてこなかったら、何もできないと思うんですけどね。その点、どうですか。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)お答えします。
リーダー的というようにおっしゃられるのは、推進協議会というのは、これは平成十六年に立ち上げたわけで、三十四名ほどおります。その後、地区の内容をより詳しく調査するということから、代表者協議会というのを立ち上げました。それは、区長を初めとする一地区、ここは八地区あるわけですから、最低三名から五名の代表者を選出していただいております。その方々に御案内し、先進地あたりの研修には出かけているところでございます。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)計画のですね、書が、私もちょっと入手しちょるんですけども、この開発、順番に道路とか建物とかそういうのをランクづけしたのは、どこでしたんですか。どなたがしたんでしょうかということを、ちょっとお聞きしたいんですけど。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)お答えします。
代表者協議会の中で決定しております。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)公園の件なんですけどもね。公園が、まあ、後ろになるというような話を聞いたんですけどね。今、あそこに慈光保育園もありますし、北小もあります。お取り越しのとき、大型バスが来て、今使っておりますけど。今後あそこが、そういうのが自由に使えなくなるんですか。それとも市民に開放してくれるんですか。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)駐車場の問題は、公園を整備しつつ、奥の方にちょっと角張った警察跡地があるわけですけども、そこは市民にということで、駐車場。それから先ほどおっしゃいました大型バスというのは、現在その向かいにあります宇佐市の土地があります、四日市の商工会にお貸ししている駐車場があると思います。そこにバス二台ほど入れるように確保したいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)中心市街地のですね、開発というのは、非常に難しいところもあると思うんですけども、岩田自治会長に言わせますと、渡辺邸なんかも、昔のとおりに復元すると。昔の名残をそのままの家に、余りあたらなくてですよ、現状を維持しながら、悪くなっているところを改修すると。道路もですね、そのままぜひしておいてもらいたいんですけども。
お店なんかも、ある程度県とか国が補助してくれると思うんですけど、個人でしなくちゃならない部分が出てきます。でもそれが、高齢化していてもう経営的にですね、後の支払いができない、そういうお店やらですね、いらっしゃると。そういうので、お金を貸してくれても返せる見込みがないし、自治委員さんの言うにはですね、企業努力がもっと足らんのじゃないかと。五時になったら閉めとるし、土日は休んでおるしですね。そういうので、こういうのに何億もかけてですよ、これからそういう意欲的なものはですね、お話の中で、絶対つぶさなくて、店がやっていくのか。そういうところをちょっとお聞きしたいんですが。
◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。
◯都市計画課長(相良次郎君)先ほども部長の方からの答弁の中で、この事業はということから、これは街なみ環境整備事業ということで、商店街をあたるというような事業ではございません。道路の拡幅及び美装化、それから渡辺邸あたりの保存関係を中心にやっていくわけでございますけども、その際、代表者協議会の中に商店主等も入っております。その方には、口がすっぱくなるほど、じっと指をくわえて見ておってもだめよというような発言をし、活性化につながるように促しているところでございます。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)それでは中心市街地の質問を終わりまして、次に給食費の滞納をちょっとお聞きしますけど、全国的に今、十八億円ぐらいの滞納になっているそうなんですけども、宇佐市の小学校、中学校の、今の徴収の金額は幾らぐらいですかね。それをお聞きしたいと思います。
◯議長(久保繁樹君)学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(加藤智彦君)学校給食センターの加藤です。
平成十七年度は、小学校で、給食センターで徴収いたしました六十万円、それから中学校で六十八万円、合計百二十八万円ほど徴収をしております。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)それは、徴収を頑張っておられるというのはわかるんですけど、今の小学校は月幾らでしょうかと。で、中学校は幾らでしょうかというのを、ちょっとお聞きしたいなと。給食費です。はい。
◯議長(久保繁樹君)学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(加藤智彦君)給食費は、小学校が四千円、中学校は四千五百円でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)全国平均なんですけどね、小学校が三千九百円、まあ百円高いんですけど。中学校は四千五百円で、今、小学校の滞納が、全国でですよ、九億九千二百四十二万、〇・四二、中学校が七億三千八百四十万、〇・七二%で、中学校の方が滞納率がちょっと多いんですけど。
最近、傾向としましてですね、生活に余裕がありながら払わない保護者が全国的にふえていると。一生懸命、校長先生並びに給食センターの方々は、加藤さんも一生懸命集めて回られているとお聞きしております。これも、PTAの方の協力とか、今から元に戻すのはおかしいんですけど、やはり振り込みということにしたことが、すごく大きく原因していると思うんですけど。全国的にまた、袋に入れて持ってくるというのが見直されているようでございます。そういう計画はどうかなと思うんですけど、参考にどうでしょう。
◯議長(久保繁樹君)学校給食センター所長。
◯学校給食センター所長(加藤智彦君)お答えいたします。
今現在、PTAの方が徴収で行ってもらっておりますので、口座振り込みとか振り替えをいたしますと、どうしても納付忘れとかがございまして、未納が増加するというか、収納率が悪くなるということで、今現在、PTAさんの方で徴収をお願いしております。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)一生懸命ね、滞納を減らすように頑張っていただきたいと思いますが。こうしたらいいというのを、現代社会研究所の吉田隆彦所長さんが言っていますが、今の世の中、消費拡大により経済を発展させ、個人の欲望を満たすことが奨励されてきた結果、自分のことしか考えない人がふえ、保護者の規範意識ですね、そういう、納めなきゃいけないという意識やモラルが低下しているのが、これは社会現象だということで、そういう中で校長先生が立てかえたり先生方が立てかえたりするように、子供というのはやっぱり、みんな平等にね、食べたいものですから、何か景気が悪くなるとこういう話、なおさら寂しくなるんですけど。徴収に、これから頑張っていただきたいと思います。
では次に、障がい者の雇用につきまして。三日から九日までですね、障害者週間である。これは、障害者基本法の改正、二〇〇四年に基づき、障がい者の福祉について国民の関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会、経済、文化など、あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めようと設けられたものであります。それで私はこの問題を取り上げたんですが。
今、一般の人でも働き口が少ないときでありますが、国の施策でしたよね。障害者自立支援法が施行された後、障がい者の就労の機会がますます必要になってくるというふうになっておりますが、厚生省は国の基本指針として、二〇一一年度末までに、現代の施設入所者の一割を地域生活に移行させ、福祉施設から一般就労への移行を、現在の四倍以上にしたいと。これは今の、先ほどの数字からして四倍なんていうのはちょっと、大変厳しいと思うんですけども。
先ほど答弁いただきました中で、大体、市は二・一採用しなくてはいけない。民間企業は一・八、これは義務づけられておるんですけど。市の方は達成しておりましたけど、教育委員会の方が、〇・九八ですか、ちょっと低いんですけども、その点はどういう関係でしょうか。
◯議長(久保繁樹君)総務課長。
◯総務課長(市丸恒典君)お答えします。
教育委員会部局の法定率は二・〇ということになっているんですけども、これは、合併に伴った人事異動等によってですね、ここら辺が十分配慮されていなかったというふうに思っています。全体的な人数としては、現在は確保されているわけですけども、今後ですね、十九年に向けては、人事異動なり、それから特例認定の制度等を考えながら対応していきたいというふうに考えています。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)障がいの自立就業支援事業というのがですね、今、県が委託費、上限二百万を援助しております。これは何でかというと、そういう方を余計採用してくれたところに、頑張ってもらいたいということで、オムロン太陽、別府ですね。宇佐市では宇佐ランタンさんがそれをいただいているようでございます。今後ともですね、市をあげてですね、この就職の方をですね、今、一般の方でも本当に厳しい中でありますので、ぜひ強力に推し進めていただきたい。
そしてもう一つ、雇用のところでいいのが、子会社特殊措置ってありまして、それは、本社があって子会社で採用した人に関しても本社で採用したとみなすと。特例子会社っていうんですけど、そういう法律もありますのでですね、一・八の雇用を上げるためにも、ぜひ企業まわりをされてもですね、やっていただきたいなと思っております。その点どうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)福祉課長。
◯福祉課長(樋田健治君)福祉課長の樋田でございます。お答えをします。
今後、ハローワークそれから支援センター等と協働しまして、促進の方を図っていきたいと思っています。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。
◯三十一番(加来栄一君)以上で質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
◯議長(久保繁樹君)以上で加来議員の一般質問を終結いたします。
ここで昼食のため、暫時休憩いたします。
休憩 午前十一時四十八分
──────────────
再開 午後 一時 〇三分
◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)十八番の宮丸龍美でございます。
議長の許可をいただきましたので、三点ほど質問をさせていただきます。
このごろの新聞の紙上を見ると、何か、天の声とかいうのが響いて、知事さんが、福島を初め和歌山、宮崎と。まさか九州まで飛び火をせんであろうと思っておりましたが、三名の知事さんが逮捕されるというような、大変なことが起こっております。ただ、当宇佐市におきまして、私の親愛なる市長さんは、そういうことは絶対ありませんので、議員の皆さん方もどうぞ御心配をせぬようにしてください。
ただ、本当にことしは心配なことが起こっております。ということは、大分県の農業に関して、九州で、佐賀県に抜かれまして、最低、一番びりかすになったというような、本当に大変な事態が起こっております。その中で、特に大分県の北部地区におきましては、米作の作況指数が七二というような状況になりまして、本当に米づくりがどうなるんじゃろうかと。今から農業をする人たちが、どげして生活を維持するもんじゃろうかというような、本当に厳しい状況になっております。
今、林業に関しても、台風以来本当に厳しく、もう壊滅状態でございます。山を持っちょる人たちは、もういらんち、市に、どえかもう山を寄附してから言います。市長さんのところにも、何件か何十件か、申し込みが来ているのではないでしょうか。
海に関してもですね、本当に、私たちは海を子供のころは見たことなかったようなもんですけど、このごろ便利がちょうどようなりまして、長洲の方に時々海を見学に行くんですが、昔の長洲の港っちゅうのは、船が本当、あげうんと船がおちょうが、船が衝突するんじゃねえじゃろうかというような心配をしよったんですが、今の長洲漁港に行きましても、本当に何杯、船があるんじゃろうか。本当に稼働しよる船はなんぼあるんじゃろうかというような、もう何もかも悪いです。
それに、四年間も大分県は、農業の不作が続いております。林業も悪い、海も悪い、魚もとれない、そしてまた農業もこのような大打撃を受け、また、国の農業政策というのは本当に、これは国の批判をしてから悪いかもしれませんが、ころころころころ、農業政策というのは本当に変わっております。来年から始まる、本当に厳しい、担い手ばっかしを育てるという農業も本当に大きくやったほど、ことしのようなときは損害が大きいと。生活基盤も成り立たんというような状態になっておるところです。これは私が言うだけではない、皆さんも実感しておられると思います。
さて、ほんなら、というところで、質問の第一点目を言います。いじめについて、小中学校でのいじめの実態対策は、どのようになっておるか。
二点目として、エコ燃料。BDF、バイオ・ディーゼル燃料について。宇佐、院内、安心院の各学校給食センターの廃食用油はどうしているか。また、その量はどのくらいあるか。宇佐市でこの事業を取り組む考えはないか。
三点目として、農業問題。平成十八年度の水稲の作況状況及び要因について。県北地区の作況指数七二、宇佐平野の米づくり最悪の年となりましたが、農家への対策はどのように考えているか。
二点目で、一村一品で始めました、安心院のブドウ、院内のユズ、宇佐のミカンと頑張っていますが、現在の栽培面積、各ブドウ、ユズ、ミカンの概況、販売状況、団地造成状況などをお尋ねをいたします。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)それでは、宮丸議員の一般質問に対する答弁を求めます。
まず、宇佐市長 時枝正昭君。
◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。
十八番 宮丸議員の一般質問にお答えいたします。
二項目めの、エコ燃料について。まず一点目、宇佐、院内、安心院の各給食センターの廃食用の油はどうしているかとの御質問でありますが、リサイクル業者と契約をいたしまして、買い取ってもらっております。また、その量につきましては、平成十七年度の宇佐学校給食センターは五千三百リットル、院内学校給食センターは五百五十リットル、安心院の調理場が四百五十リットルであります。
二点目、宇佐市でのBDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)化につきましては、バイオ・ディーゼル燃料は再生可能な資源からつくられる軽油代替燃料であります。台所や給食センターなどから出る使用済みの油は、回収してBDF化することによって、エネルギー資源枯渇、地球温暖化及び大気汚染などの環境問題の解決に役立つことが注目され、ヨーロッパで早くから実用化されております。
近年、我が国でも各地でいろいろな試みがなされるようになりましたが、技術やコスト等の問題も多くて、京都市を除いては、事業的に小規模のようであります。しかし、国内の廃食油の発生量は年間四十五万トンで、回収され飼料や石けんとして利用される量が二十万トンでありまして、残り二十五万トンはごみとして廃棄されております。これを回収して原料とすることができれば、日本におけるBDF生産普及のための潜在的可能性は高いと考えられるのであります。
一方、宇佐市といたしましては、行財政改革を進める中で、職員のスキルアップが求められております。平成十九年度からは、中堅、若手職員を中心にグループを編成し、職場横断型の発想で業務を見直し、市長に提案して施策に反映させる制度を検討しているところであります。
宇佐平野に菜の花を植えてディーゼルカーを走らせる等のプロジェクトができれば、観光振興、農業振興、環境保全、エネルギー確保など、波及効果は大きく、BDF化はそれにふさわしいテーマと考えられます。
以上で私の答弁は終わりますが、その他については教育長、担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。
終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めのいじめについてを、教育長 半田 剛君。
◯教育長(半田 剛君)教育長の半田です。
十八番 宮丸議員より、いじめの実態や対策についての御質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。
いじめの問題については、自分より弱い者に対して一方的に、身体的、心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもので、起こった場所は学校の内外を問わないという文部科学省のいじめの定義を踏まえて今まで調査を行っていましたが、今回は表面的、形式的に行うことなく、児童・生徒の立場に立って、市内すべての小中学校において、全児童・生徒を対象としたアンケートや面接等を実施し、いじめの事態の把握、学校におけるいじめの問題に対する取り組みについて調査を行いました。調査の結果、宇佐市では新たに一件の報告を受けております。
各学校に対しては、いじめはどの子供にも、どの学校にも起こり得るものという認識に立ち、全教職員で徹底して実態の把握に努めること、また、いじめは人権に関わる重大な問題であり、決して許されないことを子供に指導するとともに、教育活動全般を通して教師と子供との心の触れ合う人間関係をつくり、悩みなどが相談しやすい環境づくりに積極的に努めること等を指導いたしております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)最後に、三項目めの農業問題についてを、経済部長 田口英之君。
◯経済部長(田口英之君)経済部長の田口でございます。
十八番 宮丸議員の御質問にお答えいたします。
三項目めの農業問題についての、一点目の平成十八年度水稲の作況状況及び要因についてですが、御指摘のように作況指数では過去最低となるような状況になっております。水稲農家への対策といたしましては、農業共済組合の収量建てによる評価救済措置と、品質低下分も加味された損害評価特例措置を農林水産省に要請中であります。要請結果を踏まえて共済金が年内には支払われる予定と聞いております。また、大分県による被害農家に対する低利融資での支援策の実施に伴いまして、市といたしましても利子補給を実施してまいります。
次に、今後の米づくりにつきましては、大変な重要課題ととらえております。近年の不作は四年連続となっており、これは恒常化する地球温暖化が原因とみられる異常気象によるもので、従来の水稲栽培技術では対応ができないとも言われております。したがいまして、国、県では高温に弱いヒノヒカリへの作付集中を避けるなどの指導とともに、新たな品種確保に努めているようでございます。このヒノヒカリにつきましては、登熟期の高温障害を避けるため通常より十日程度の遅植え等の指導を行ってまいりましたが、根本的な解決策にはなっていないようです。今後は、国、県に対しまして、災害に強い品種導入に向けて要請を行ってまいりたいと思っております。
次に、二点目の、宇佐市で栽培が行われているブドウ、ユズ、ミカンの概況についてお答えいたします。
まず、ブドウにつきましては、安心院地域におきまして、昭和四十年からパイロット事業による取り組みが始まり、当初四百九十ヘクタール程度が造成されておりましたが、平成十六年時点では百六十ヘクタール、二百十戸で、農協共販額は三億一千九百七十四万七千円となっております。
また、ユズにつきましては、院内地域で栽培が行われており、昭和四十五年の試験栽培に始まり、昭和六十三年には百三十六戸、七十六・四ヘクタールで栽培されておりました。しかし現在では、七十戸、三十ヘクタールとなっており、平成十七年度の販売額は九千四十一万八千円となっております。
次に、宇佐地域のミカンにつきましては、昭和四十年ごろの県営パイロット事業、農地開発事業等で、約二百五十ヘクタールが造成されたものと思われますが、現在では約百二十四ヘクタール、七十戸、販売額一億一千万円となっております。
このような状況から、いずれの作物の生産農家につきましても、高齢化、後継者不足、輸入自由化後の農産物価格の低迷が著しく、産地の継続に大変苦慮している状況であります。今後は、未利用地となった造成地等へは新たな作物等への導入を図り、生産農家への活性化に取り組んでまいりたいと思っております。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)以上で宮丸議員の一般質問に対する答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)一番の、いじめについてでございますが、さっき調査方法として言われた中で、宇佐市の実態として、本当に今現在いじめが起こっておるのか、起こっていないのかというようなことを調査されたということですが、その結果はどのようになっておりますか。
◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。
◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課長の辛島でございます。御質問にお答えしたいと思います。
今回の調査の結果につきましては、先ほどの答弁でも申し上げましたように、一件のいじめの報告がございました。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)教育長。
◯教育長(半田 剛君)教育長の半田です。
補足で答弁を申し上げますと、現在も一件は解決をしておりません。それは、相手がはっきりしない。具体的に申し上げますと、ある子供の靴に対していたずら、あるいはいじめ行為を行っていると思われるんですけども、だれがやっているのかが、はっきりわからないわけです。今、そういうことも含めて指導をしておりますが、先月よりその行動は止まっております。しかし、それが完全に止まったのか小休止しているのかというのは、現在わかっておりません。したがって、まだ継続中の可能性もございます。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)実は、私もちょっと、学校で子供たちにアンケートを配ってやりました。やってみたんですが、私の場合は正直言うて、アンケートで簡単に、いじめを今、学校で受けたことがありますか、聞いたことがありますか、いじめはここの学校でありませんか、聞いたことは全然ありませんかというような四項目で。もう一つですね、先生からいじめられたことはないかと書きたかったんですけど、これはちょっと大変失礼になると思いまして、四項目で。
約、私が配ったのが八十名ぐらいの子供たちに配って、まあ、一番難しかったのがですね、私も名札をつけて、宮丸龍美と書いて、こうアンケートを、もしあんたたちがこれに答えてくれるようだったら書いてくれんですかと言うて配ったので、一番難しいのはやっぱり、一人の子供。一人で動きよる子供は、なかなかですね、今、学校は知らんやつに絶対声かけられてんが、知らんふうをしよよと。特に私は人相が悪いもので、強盗に襲われるのじゃないじゃろうかと思うて書いていただけんじゃったがあると思うんですが。
私が調べたんが正確とは言いません。それは、何人かの子供で、ああ、これは何々だったちゅうて、たったっと書いてもろうたんで、その中で、六〇%ぐらいの子供たちに回答を書いていただいたんですが、本当にショックがあったんですよね。先生による、いじめじゃなく、いじめと言うていいか、先生から言われることがきつすぎると。物すごい、あの先生の言うことはきつい、言葉がきついというような回答もありました。
そして、やはりいじめがないかというと、いじめは受けたことはないけど聞いたことはあります、この学校にもいじめがあると思いますというような回答はいただきました。教育委員会で調べたのが正解かもしれませんけど、私の調べた内容としても、そういうことがありましたので、御報告をしておきます。
それとですね、やはり教育新聞あたりを見ますと、いじめは、人がおっちょるところは絶対にいじめ問題があると。子供たちがおるところは絶対あるんじゃから、ぜひ学校そのもの、ただ、生徒は先生が、子供を守るのは先生じゃと。先生を守るのは父兄であり地域であると。学校を守るのは地域の大人たちであると。やっぱり、それをよく、全体の人たちが考えて、やはり教育は学校だけに任せるんじゃなく、地域全体で教育を守るんじゃというようなことも、ここに書いてありますが。
大変教育長に失礼な問題になるかもしれませんが、教育長自身が改革点はあると思いますか。ないと思いますか。
◯議長(久保繁樹君)教育長。
◯教育長(半田 剛君)お答えをいたします。
最後の方がよく聞き取れなかったんですけども。
◯十八番(宮丸龍美君)ほんなら、ここに全国町村教育長会会長さん、内田弘之さんという方が載っちょるんですが、この方が、教育長自身も改革をせねばいかんと。先生自身が改革をせないかんと。その目標は、教育長は持っておられますかという質問です。
◯議長(久保繁樹君)教育長。
◯教育長(半田 剛君)ただいまの御質問は、いじめに対する教育委員会としての改革は考えているかということと解してお答えをしてよろしいでしょうか。それとも全般的な改革ですか。
◯十八番(宮丸龍美君)いじめに関して……。
◯教育長(半田 剛君)はい。じゃあ、いじめに関しての改革で申し上げようと思います。
先ほどの調査でですね、いじめを、あなたは受けていますかということで、いわゆる子供たちがいじめと考えているのと、私たちが今、マスコミ等で問題になっているいじめというのは、若干ニュアンスが違うと思います。今、子供たちの考えているいじめというのは、自分にとって、人間関係の中で不快なこと、余り気持ちよくなかったことをすべていじめととっている傾向が非常に強いと思われます。
私たちが今、いじめということで問題にしているのは、強い者が弱い者をずっと一方的にですね、いじめたり、それからいじめを長期間ずっと、一週間も二週間もいじめをやったり、それから、受けた方がその人の顔も見るのもたまらんというような深刻な状況になったりというようなことが、私たちはいじめと考えて、そういうものは絶対に起こしてはならないというふうに取り組んでおります。
改革というのは、一つはいじめる側の立場に立ってみると、何らかのストレスが子供の中にたまっているんではないか、それを弱い子に対してぶつけているのではないかというふうに思われます。そこで、そのストレスのたまらない学校づくり、だから逆を言いますと、まず、学校が楽しい、授業がよくわかる、そしていろいろな行事が楽しくてしょうがない、そんな学校づくりを一つは目指しております。
それからもう一つは、学校の中でそういう、子供たちの表情、小さなサインを見落とさないための先生方の活動時間、行動時間というものを、もっと今まで以上に補助すべきじゃないかと。子供から目を離しているときにいじめというのは起こりがちですし、子供の中に入っていると、どの子が孤立しているとか、どの子が非常に強い立場に立っているというのがわかりますので、そういう、先生方の時間等をつくっていこうというふうに考えております。そういうものが、学校の先生方や地域の方々と一緒にできれば、いじめもぐっと少なくなっていく、そういう方向に進めたいというふうに思っております。
◯議長(久保繁樹君)宮丸議員、質問はありませんか。
◯十八番(宮丸龍美君)ちょっと待って。
はい、ほんなら。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)それでは、二点目のエコ燃料について質問をさせていただきます。
さっき、市長さんの回答の中で、廃油量その他、将来の、減反、菜の花を植えてエコ燃料をつくるというような回答であったと思うんですが、私もこの問題はですね、ただ廃油を処理するだけじゃなく、さっきも市長が言われたこと、環境に本当にいろいろ配慮された問題もあると思うんです。
そこで、一番これの、今の廃油の処理方法として、一般家庭でする処理方法は、各家庭の主婦の皆さんに聞いたところ、廃油を固形化して、そしてちゃんと燃えるごみの中に入れるんだというような、これはもう本当は一番模範解答と思います。実行されよるのが、それは宇佐市の四万五千ぐらいの世帯の中の一%に満たらんくらいの家庭と思う。あとは、ざっと流すのが多いんじゃろう。また、それの中で、固形化して燃えるごみの中で燃やすと、やっぱり、炉に一番、油の特性を持ってずっとつくと。そうすると、炉の中で一番つきやすいごみとなっていると思うんですが。
それをどうして早くやり、そのごみを、対象をどうして回収するかということによりますと、やはりこれは一番すばらしいBDFの燃料に変えると。これで、いろいろ私の方で調べたところでは、行政の皆さんが回答なさると、リットル当たり約二百円近くかかると。今、現状として軽油は百円前後です。しかし、ここにですね、尾道の業者の方が、市から全世帯から、市から委託されてしよるリットル当たりの単価というのは、七十五円ぐらいで市に引き取ってもらえるような単価であるというようなことですが。これは、宇佐市の場合、そういう考えは全然ありませんか。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)企画課長の小倉です。
宮丸議員の再質問にお答えいたします。
BDF化につきましては、御質問の言葉は非常に短いわけですが、非常に役所としては大きな問題を含んでいるというふうに考えております。これは、一つには、今一番求められております職場の横断型の発想で行政を進めていくということにもなろうかと思うわけです。単に給食センターから出る廃油であるから給食センターが対応するということでもできませんし、環境対策の一つの課だけでも取り組めません。
先ほど市長が申し上げましたように、これは一つのモデルケースとして、今後、宇佐市が行政改革を進めていく中で取り組んでいかないといけない。若手、中堅職員の意識を高めたり、あるいは職場横断型の弊害を取り除いて、一つの政策課題に向かって行政が一体となって取り組んでいくというようなことを今求められているわけですから、これを一つの、十九年度に、この行政改革の中で職員のスキルアップとかそういうものをしていく中で、また一つは環境問題、これも大きいわけですから、そういうものを一つのモデルケースとして取り組んでいったらどうか。
それは単に、BDF化することでリットル幾らかという問題以上のものをですね、はらんでいるんじゃないのか。環境対策とか観光とか農業振興とか、そういうようなことに換算していくときに、単にリットル幾らというような問題ではないような気がいたしますので、十分、役所の中で今後の大きな課題として、プロジェクト等を組んで検討させていただきたいと、そういうことでございます。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)今後の課題というので、今まで考えたことはないちゅうことやったな。そう考えておる、今までそういう、検討はしたことないということですか。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)それぞれの課では、特に環境対策課としてはそういうことがあったろうかと思うんですけど、今申し上げたような、現実的なですね、政策課題、行政課題としてこれを検討したことはなかったのではないかと思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)私は、宇佐市の全世帯が四万五千ちょっとぐらいあると思うんですが、一世帯から平均で一リットルくらい出るんやろうかと思うんですが。そうすると四万五千リットルくらいの廃油、それと、今市長が言われた一万一千リットルぐらいの、給食センターの廃油を合わせたときには、現在、これはいらんこと、課が出て申しわけありませんが、清掃事業の年間の軽油リットルをちょっと調べてみたんですが、大体、軽油で清掃組合が一万一千五百リットルくらい、年間使っておる。そして、一千百七十五万ぐらいの金額の軽油を使いおる。
というと、BDFで再生しますと、清掃組合が使いよる軽油量以上の軽油が賄えるということになりますと、施設費そのものがいろいろ、単価が大きさによって違うんですけど、月に六百リットルぐらいの軽油生産量の機械で、大体八百万くらいの投資、機械そのものがあればいいと。そしてランニングコストが大体、高く見て三十円から三十五円ぐらいになるんじゃないかと計算されておりますが。
やはりこういうですね、今現在、確かに行政改革ですべての経費を節減ということがうたわれておりますが、本当に大事なことは、どうしたらいいか。投資して、これは採算がとれると、これはいいことであるということには、やはり積極的に取り組んでもらいたいんですが。その点はどうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)お答えいたします。
今、議員が御指摘のように、いろんな試算も必要になってこようかと思います。現に佐伯市ではこの六月から給食センターの廃油を対象にして、そういう事業の実施をしておりますし、先ほど市長が申し上げましたように、京都市あたりではかなりの事業規模で行っておりますので、そういうものを参考にしながら、宇佐でそれを取り入れた場合にどういうことになるのかということを詳しく検討してですね。行政改革の折ですから、むだな費用も使えないわけですが、先ほど言いましたように、まず全体的に、これが市民の環境教育とかそういうようなことも含めて有益であるということになれば、実施していくことになろうかと思いますので、今しばらくそういう検討の猶予期間をいただきたいと思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)最後、ほんなら、農業問題について質問します。
さっきお答えになった中で、共済金が年内に出るというようなことを、どなたか、だれが言ったんかな、言われたと聞こえたんですが、これは本当ですか。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)農政課 山村です。
再質問にお答えをいたします。
共済の方に確認をいたしましたところ、年内には支給をしたいというふうに聞いております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)でも、それはいつごろのことか知らん、私もごく最近、こんくらい大変なときじゃけん、共済金は当然出るんでしょうと言うたら、それは恐らく出らんでしょうというような回答をいただいたんですが。いえ、課長の言われるのが正解とは思うんですが、課長、再確認をして、間違いのないこと、共済金が出ることを、努力をしていただきたいと思います。
それと、回答の中でありました、サンコシの中で、コシヒカリのですね、何かサンコシと。私も本当は、実は米づくりをしよらんので余り詳しくはありませんけど、サンコシがここで、本当に今の気象状況に合っていないんじゃないかと。それで不作の要因もつくっておるんじゃないかというようなことを言われておるんですが、それに対しての、市としてです、県やら国やらじゃなくして、市としての対応または考えは、どのように思っちょりますか。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)ちょっと、質問のあれがですね。米の今後についての、市としての対応でよろしいんでございますかね。米づくりについて。
◯十八番(宮丸龍美君)米づくりとしての……。
◯農政課長(山村幸夫君)はい。じゃあ、お答えをいたします。
市として独自で米の品種等について云々ということは、以前の議会でもお答えをしておりますが、国、県の方、実際、県の方につきましては、このヒノヒカリですね。ヒノヒカリが実は、県下では約八二%がつくっていると、そういう状況でございまして、これが高温になると、作況といいますか、質が大変悪くなるという事情がございまして、ことしからといいますか、昨年、一昨年ぐらいからもう県の方はかかっていたんだと思いますけど、高温に強いニコマルという品種、それから収穫期が遅いアキマサリ、アキサヤカという二品種を、県内で今、試験栽培をしております。収量、品質、食味等の検査といいますか、精査が済みましたら、そのうちの一品種に絞りまして、遅くとも〇八年、再来年ですね、までには、奨励の品種ということで実施をしていきたいというふうには聞いております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)大変申しわけないんですが、私ちょっと身体障がい者で耳が遠いもんで、もうちょっとマイクに近づいて回答をお願いいたします。大変済みませんが、要点だけ、もう一遍、ちょっとお願いします。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)どうも済みません。大変申しわけありません。
市だけで、米の品種についてですね、推進していくとかそういうことはちょっと、市としてはできない。というのが、消費者の動向とかそういうのがございますので、そういう意見を聞きながらの推進ということになりますので、市単独での推進は難しいということと、県の方では今現在、ヒノヒカリにかわる作目として、高温に強いニコマルという品種、それから収穫期が遅いアキマサリ、それからアキサヤカという二品種について、県内六カ所で今、試験栽培をしております。来年、再来年、〇八年ぐらいからは、そのうちの一品種に絞って、ヒノヒカリとすみ分けといいますか、何%こっちをして、こっちをどのくらいしようとか、そういう仕方で推進してくるんじゃないかというふうに聞いております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)そこで、そんならもう、いろいろお聞きしても、また農業問題はほかの方もたくさん出ていると思いますので、最後に一点だけ、市長にお聞きしますが、このように大変厳しい農業状態の中で、現在宇佐市は、農振除外の規制も厳しく、他市と比べて農振除外条件の、なかなか厳しく言われておりますが、やっぱり本当に農業を、市民が生き残るためにはどうしたらいいかということを考えたときには、もうちょっと農振除外の拡大を。まあ、拡大というよりも、よその市町村並みに広げていただいて、宇佐市の発展というようなお考えはないでしょうか。一点だけお願いいたします。
◯議長(久保繁樹君)宮丸議員、通告書にないので正確な答弁ができるかどうか……。
◯十八番(宮丸龍美君)そんなこと言うたら、百姓問題は……。
◯議長(久保繁樹君)わかりました。
◯十八番(宮丸龍美君)農地を変えるか、農振除外を考えないかと言うただけですよ。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。お答えをしたいというふうに思います。
議員は、他市町村に比べて、農振除外が大変宇佐
市はきつい、厳しいというふうに私は受け取ったんでございますけれども、決してそういうことはないというふうに思います。農振除外につきましては、法律等にいろいろ定めがございまして、どこの市町村から出しても多分同じだというふうに思います。
また、この農振除外ができないからといって、宇佐
市の農業がですね、これから発展していく上では、当然農地は農地として守っていく、なおかつ農業生産が上がらない部分につきましては、共同に、一緒になって作業していく。機械等も共同でやっていくと。偶然といいますか、早速来年からは、品目横断的経営安定対策ということで、集落営農等が推進されているわけでございますけれども、そういうことによって農業の経費等がかなり削減できるんじゃないかというふうに期待をしているところでございます。
農振除外につきましては、先ほど申しましたように、どこの市町村でも同じだというふうに判断しておりますので、御理解をお願いしたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)十八番 宮丸龍美君。
◯十八番(宮丸龍美君)今、議長から問題が違うと言われたんですが、やはりですね、さっき言うた一村一品の団地もどんどん停滞してしもうて、本当に厳しくなる。もう荒廃園については、ほとんど山の中にいる。そうしたときに、それの、荒廃園、現在もう整園となっちょらんところをどげんするのじゃというのも大変難しいと思うんです。本当に、口で言うのは簡単じゃけど、現実的に農業年齢は高齢化してしまう、本当に難しい問題になっちょるもんじゃけん。
しかし、今度はまた来年から始まる横断品目云々で、今度は担い手ばっかし大きく、百姓を多く多くするんやというのが、なんですけど、その大きい百姓も行かれんごとなる。もう今のような不作が続けば。私はそう思う。課長さんらと考えが、相違があるかもしれませんが。
そうしたときには、やはり、農家が、市民が生き残っていくためにはどうしたらいいか。やはり何かを、企業誘致なり、何かをせないかん。他町村と、また他、宇佐
市以外のところと一つも変わらん、よそと同じことをしよるのじゃと言われるけど、やはり見方が違う。前から見るか、横から見るか、後ろから見るかで。だからやはり見方が大分変わってくると思います。
そういうところを考えて、本当は市長さんの考えを、まあ、市長代理の方が答えていただいたんですが、お聞きをしたかったようなことです。
これで、つまらん質問を終わらせていただきます。
◯議長(久保繁樹君)以上で宮丸議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩をいたします。再開は二時十分といたします。
休憩 午後一時五十六分
──────────────
再開 午後二時 十五分
◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)はい、皆さん、こんにちは。二十一番 筌口 孝です。
通告に沿って、二項目、五点についてお尋ねをしてまいりたいと思います。
まず、一項目めの、
宇佐市立安心院中学校再編統合に伴う閉校そして開校の記念行事について。まず一点目は、三中学校の閉校についての行事と、資料の保存等について。二点目は、引っ越し費用あるいは管理費等、予算や期間は十分できているのか。三点目は、新制の安心院中学校の開校についての取り組み計画について。
それから、二項目めの、周辺地域の活性と、未利用地の活用と再生について。まず一点目の、宇佐
市所有あるいは土地開発公社の管理する用地について、早急な有効活用に向けた取り組みができるのか、中期的な展望と計画について。それから二点目は、未利用農地の管理等について、全国的には集約化が進められてきているんですが、宇佐
市として、今日の状況を見ますと、高齢化と後継者不足により、大変管理等に厳しい状況が生まれている実態がありますので、そういった周辺部対策の中で、水源涵養というものとあわせながら管理体制が重要と思われるので、
市の具体策についてお尋ねをしていきたいと思います。
一点目の通告の、宇佐市立の安心院中学校、津房中学校、深見中学校の三中学校の閉校については、記念の諸行事を行うとなっているようですが、記念誌の発行や式典等、学校間によっては異なると聞いているのでありますが、そういった点について、どういったとらえ方でそういうふうになっているのかをお尋ねしますし、記念誌を発行するに当たっても、予算的にそんなに十分な予算とは思っていないんですけど、どういった部数で、どういった形で発行しようとしているのか、そういった点についてお尋ねをします。これは、戦後の二十四年ですか、深見中学校にしてみれば、明治村あるいは竜王村の組合立深見中学校が設立されて今日で約五十八年が経過するわけでありますし、長い歴史が刻まれてきているわけであります。そういったものについて、やはりしっかりと、資料等や記念誌を発行するに当たっては、せめて地域の全戸数に配布できるぐらいの予算は組むべきではないかなと。学校が休校するとかいう問題じゃなくて、その一世代、半世紀を閉じていく、もう閉校してしまうわけですから、そういった点についてお尋ねをいたします。
それから、二つ目の、統合に伴う引っ越しでありますが、これは三月の終業式の後に行うんでしょうけど、期間的に、四月の始業式に向けてしっかりと、速やかに引っ越しができるのか。そんな点についてお尋ねしますし、職員等による手助け等、労力が必要だろうと思うんですが、そういった点は委託してしまうのか。そこらあたりも含めて、地域の方々との手助け等はないのか、そういったものもお尋ねしていきたいと思います。
それから、津房の中学校については、恐らく引っ越しとあわせてですね、津房の中学校には引っ越しと同時に津房の小学校が移転を行ってきますから、それについては、期間が大変切迫していると思うので、そんな中で、どういった形で移動していくのかをお尋ねしたいと思います。
それから三つ目の、
新制安心院中学校の問題ですけど、これは新たに再編統合して安心院中学校として発足するわけですから、記念行事等も含めて新たな子供たちのスタートということで、一定の区切りというものが大変大事ではないかなというのを思っています。吸収して統合するというような形ではなくて、新たな、三つの中学校が再スタートを切るわけですから、気持ちも整理しながら。本当に、今日のいじめ問題が先ほどから十分論議されていますが、そういったことのない、すばらしい、新しい中学校としてのスタートが求められると思いますので、その点について、当初教育環境整備等でしっかりとした教育環境を整えていくということが言われていますので、そんな点についてお尋ねをしていきたいと思います。
それから、二項目めの、周辺地域については、一点目は宇佐
市が保有する管理地、特に土地開発公社の管理する土地等が、旧安心院町の中でも、あえて名前を挙げれば上ノ原の農業工業団地ですか、それから、虫食い状態や塩漬けになった土地等が手つかずのまま放置されているというのが現状です。もう具体的に、新市になったわけですから、何か計画を打ち出して、整理をしていく、そして企業誘致等を積極的に推進するというような形をつくっていく必要があろうかと思いますので、そういう点についてお尋ねをします。
それから、二点目の周辺整備と環境保全の関係ですが、これは私は九月の議会でもお尋ねをしました。その中で、特に時枝市長さんの答弁をいただきました。そんな中では、現在の取り組みについては、中山間の直接支払制度や、新しく来年度からスタートする農地水環境保全の補助対策等、そういったものを実施する計画になっているので、そういったものを活用されれば何とか維持管理ができるものではないかというお答えをいただいておりますが、確かに部分的にはそういった補助を活用させていただくことで管理ができている地域もあるんですが、今日の現状を見つめると、なかなかそうは、言葉で言うような簡単な状況ではありませんで、大変管理等についても苦慮しているというか、そういった現状があります。
特に安心院の農地周辺については、国のパイロット事業でありましたブドウ園が、もう半分以上が荒廃して何もできないという、手もつけられないという状況があります。そして、ただ耕作はできないけど、水利費等は賦課金としてかけられているというのが現状でありまして、なかなか、土地を売るにしろ売れないという、そんな状況もありますので、こういったものをやはり整理しながら、何かやっぱり一定の方向を
市が新たに打ち出すということが大変重要ではないかな、そういったことをお尋ねしながら、最初の質問にさせていただきます。
よろしく御答弁お願いいたします。
◯議長(久保繁樹君)それでは、筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 時枝正昭君。
◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。
二十一番 筌口議員の一般質問にお答えいたします。
二項目め、周辺地域の活性と未利用地の活性と再生について。
まず一点目、土地開発公社の管理地に対する中期の展望と計画についてでありますが、今日の厳しい財政事情では、未利用、未処分となっている先行取得用地を短期に解消することは困難な状況でありますので、宇佐
市土地開発公社の経営健全化計画に基づいて計画的に対応していく予定であります。
まず、企業誘致を目的に造成した土地については、積極的な誘致活動を展開し、未処分の土地の売却に努めます。とりわけ上ノ原地区農村工業団地については、再度、工業団地としての位置づけを検証した上で未買収の土地取得を検討したいと考えております。次に、供用済み、もしくは今後整備が完了する土地については、
市が購入する方向で対応していく予定であります。また、公社保有地のうち、公社独自で造成した住宅用地、代替地等については、土地開発公社による民間売却を引き続いて実施いたします。
二点目、周辺地域の農地の対策については、平成十二年度より中山間地域等直接支払制度によって農地の保全を図っています。また、平成十九年度からは、農地・水・環境保全向上対策支援事業によって、農業用資源の保全を図っていきます。しかし、周辺地域においては、高齢化やその他の事情で事業の導入ができず農地を守れない地域も考えられますので、農業公社や関係機関と連携を図りながら対策を考えていきたいと思います。
以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長より答弁させますので、よろしくお願いをいたします。
終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの
宇佐市立安心院中学校再編統合に伴う閉校、開校の記念行事についてを、教育次長 松本公則君。
◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本でございます。
二十一番 筌口議員の御質問にお答えをいたします。
一項の(一)、三中学校の閉校行事につきましては、学校、PTA、自治委員等で構成される閉校行事実行委員会を設けまして、各中学校が独自に取り組む予定であります。また、各学校の重要な資料につきましては、
新制安心院中学校に一括保存するように考えております。
(二)、次に引っ越し費用の予算につきましては、補正予算を計上し、本議会に上程をいたしております。また、引っ越し期間につきましては、三月末日を目途に完了させるように計画をしてまいりたいと考えております。
(三)番目、
新制安心院中学校の開校に伴う取り組みについてですが、開校式の実行委員会を立ち上げ、その中で三中学校が協議し、知恵を出しながら、新制中学校としてふさわしい新たな一歩を刻むために、生徒主体の輝かしい希望に満ちた開校式を計画したいと考えています。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)以上で筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)それでは、一項目ずつお尋ねをいたします。
今、第一点の市立三中学校の閉校式について松本次長の方から、各学校ごとに協議し独自の取り組みを行うということでありますが、少し、父兄の方々やPTAの保護者の方々から聞くのにはですね、学校ごとっていうのがですね、温度差があって、安心院の中学校はそもそも、その形の中で新たな学校を開校していくということなんで、閉校式に当たっては特に、余りすべきではないような話というか、ごく形式的なものにして、そして開校式の方にそれを回せばいいんじゃないかというような話を聞くんですけど、そういったことはあるんですか。
◯議長(久保繁樹君)管理課長。
◯管理課長(安部忠義君)管理課長の安部でございます。お答えします。
そういう意見もありましたけどが、旧安心院中学校も、深見、津房と同じように閉校式を行う予定で現在進めておる状況でございます。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)ぜひですね、そういった方向で取り組みをしていただきたいと思います。やはりこれは、長い歴史をですね、三中学校それぞれ持っていますから、そういった歴史というのはきちっと保存するというか、そういったことが大切ではないかなと思います。校舎が新しくよその地に建って三中学校がスタートするわけじゃないんで、そういった点は少し、気持ちの中でこう、うやむやな気持ちになるんだろうと思いますけど、今回の場合は再編統合で新たに三中学校が生まれるということになっていますので、同じような扱いをぜひ三校でしていただきたいなというのが、強い父兄からの要望でもありますので、ぜひ、地域主導でやるって言ってもなかなか難しい面がありましょうから、学校と地域あるいはPTAが一緒になってですね、そういった行事を、期間がもう迫っていますので、ぜひ御指導方をよろしくお願いしたいと思うんですけど。その点もう一度お願いします。
◯議長(久保繁樹君)管理課長。
◯管理課長(安部忠義君)お答えします。
今ですね、各学校ごとに閉校記念行事の準備の実行委員会をですね、進めているような状況でございます。それで、内容の資料の収集につきましては、現在もう学校側で資料収集等を進めまして、具体的なことにつきましては実行委員会の中で進めてまいりたいと考えております。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)ぜひお願いします。
次に、記念誌の発行なんですが、これはですね、先ほど次長の答弁にありました、今回の議会に補正が提案されているということで、予算組みをいただいています。本当にありがたいわけですが。発行に当たってですね、やはり予算を見ますと、ほとんど、手づくりで部数制限がされるぐらいの予算ではないかなと。
深見中学校がですね、平成十年ですね、五十周年記念で記念誌を発行したんですが、そのときはですね、大体一部に千円ぐらいかけて、記念行事に参加する程度の二百部程度ぐらいしかつくらなかったということなんで、今回予算的に見ますと、二百部から二百五十部ぐらいですか、それぐらいの予算ではないかなと思うんですが。
やっぱり、五十周年記念とはまた違って、今回は学校がその地域からなくなっていくわけですから、せめてその校区の、長年、五十八年ですから、どこの家庭もその深見の中学校というのにほとんど通った経験のある方だろうと思いますし、本日の私たちの先輩議員であります永野議員さんは、この深見中学校の第二期生ということで、当初は卒業はほぼ一番最初の、新しい校舎では最初の卒業生というのを先ほどお聞きしましたし、そんな中ではいろんな思いが残っていると思いますので、やはり記念誌発行に当たっては、手づくりでもいいんですけど、全戸にそういった記念誌がわたるくらいの予算は組んでもいいのではないかなという思いが強くいたします。そういった点についてどうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)管理課長。
◯管理課長(安部忠義君)お答えします。
記念誌の内容をどの程度にするかということでございますが、これにつきましても、実行委員会の中で検討してですね、そして今の予算、そしてまたどの程度使えるかという予算を勘案しながら、全戸に配布をしたいと考えておるところでございます。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)ぜひそういった方向で、地域の方々が一目でわかるような、そういった沿革史を含めた記念誌が発行されることを強く求めておきたいと思います。
次に、二点目の引っ越し費用と保存についてですが、保存につきましても、しっかりと保存資料等の大事な資料については、新しい安心院中学校に保存をしていただくという答弁をいただきましたので、どういった形で保存するかというのがもう少しわかればお尋ねしていきたいんですけど。
◯議長(久保繁樹君)管理課長。
◯管理課長(安部忠義君)お答えします。
保存資料につきましては、どういうものをどこどこに持っていく、どういうやつについては大事なところに保管するというやつにつきましては、各学校間で現在調整しているところでございます。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)調整中ということでありますので、できるだけ多くの資料が保存されることを願っておきたいと思います。
次に、三点目の開校式であります。開校式につきましては、今のところ予算は新年度予算になるんでしょうけど、新しい学校としてスタートする、開校にふさわしい式典を含めてやっていくということでありますので、ぜひですね、父兄が心配しているような、もう簡単に済ませていこうというような形でなくて、子供たちや地域の方々が一緒になって、本当に新しい中学校がスタートしたんだなというのを実感できるようなですね、そんな開校式をぜひやっていただきたいと思います。新宇佐
市が合併したときのようなですね、やっぱり開校って、新しい町がスタートするというような区切りの学校にしていただくことを求めておきたいと思います。
次に、周辺地域の活性化、未利用地の関係でありますが、
市はですね、跡地利用やそういったものを、遊休地については売却等も行革の中にはうたわれておりますが、上ノ原地域についてはですね、もう長年、旧安心院町のときから、いろんな問題はあるんでしょうけど、点々と虫食い状態に買収していますから、どうしてもですね、造成化しようとしても造成ができない、そういう実態があるんですが、そういった土地を交換してでもですね、一カ所に集中しながら、部分的に整理をするような考えはないですか。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)企画課長の小倉です。
筌口議員の質問にお答えいたします。
虫食い状態になっております上ノ原地区の農村工業団地の件でございますが、御指摘のようにですね、土地開発公社のこの健全化計画の観点から言いますと、売れることのない土地を保有し続けることは好ましくないわけで、何とか売りたいという気持ちは十分あるわけです。
ただ、何分にも、そのためには進出してきていただく企業をまず見つけることが先決でございますから、これについては商工観光課を窓口に、市長、助役が先頭に立って誘致企業の紹介に当たっているところであります。そういう企業の進出の動向を見守りながら、なるべく早い時期にこの土地を売却することによって安心院地域の活性化を図りたい。
その手法として、今おっしゃるように、一度、新しい
市ができたことでもありますし、当初の農村工業団地の、これをつくった目的に立ち返ってですね、進めていこうと思っております。その方法として、幸い、五区画あるうちの中央の一区画については、かなりまとまった土地がですね、虫食いとはいえ、確保できておりますから、そこを買い足すなり、今御指摘のように土地を交換することによって、まとめてですね、企業にとって魅力的な土地を造成していきたい。幸い、宇佐、大分の道路の高速インターの近いところでもありますので、紹介の仕方によっては企業としても魅力的な土地ではないかなと思っておりますので、今後鋭意努力してまいりたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)ぜひですね、そういった形でですね、少し行動を展開してほしいんですね。どうも聞くと、開発公社は窓口的にもですね、あってないようなもので、本当に活用されていないというか、やっぱり
市の企画の方々の方で具体的な計画を立てながら打ち出していくことの方が、大変大事ではないかなという思いを持っているんです。
隣の緑の庄の住宅団地もですね、きちっと整備がされればいくらでも、場所的には先ほど言いましたようにインターからわずか五分の、近くですから、魅力はあるんですね。ただ、整備がされてないっていうか、荒れ果てた、すすやぶになっているもんですから、なかなか手がかり的になっていないんで、工業団地とあわせてですね、そういった住宅の、緑の庄の隣の団地的なものもですね。一遍にするということになると、今、財政再建も打たれていますし厳しいでしょうから、部分的にでもそういったものを整理していけば、多分条件的には悪い地域ではないですから、企業誘致も積極的にできていくんではないかなという思いを持っていますんで、その点もう一度、住宅団地の方もあわせてお願いします。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)お答えいたします。
御指摘のように、地の利はいいわけですから、もし企業が進出してきていただければ、そこで雇用される方の住宅も整っているというような形で、セットでですね、お勧めすることもできようかと思っておりますので、そういうことも視野に入れた今後の誘致なり住宅の用地の促進を進めていきたいと考えています。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)計画は次年度ぐらいには、計画書ができますか。
◯議長(久保繁樹君)企画課長。
◯企画課長(小倉正五君)先ほどから非常に、勧めるにはいい土地だということは思っておるわけですけど、何分、一方でですね、売れる見通しがないのに整備をするなり新たな土地を取得することは、また一方で土地開発公社の健全化に逆行する面もございますので、あくまでもそのあたりの、前向きに進めていく上での検討期間としてですね、まず十分な調査時間が要ろうかと思います。旧町時代からちょっと滞った計画でもありますので、新市になった観点で再度見直して、新たな課題をですね、抱え込まないような、展望を持ってやっていきたいということで、お時間をいただきたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)わかりました。できるだけ早い時期に計画を立てることを求めておきたいと思います。
次に、最後になりますが、周辺地域についてであります。
先ほど時枝市長さんの方から九月とほぼ同じような答弁をいただきましたけど、少し具体的に私がお願いしていきたいというか、高齢化の中でどうすべきかっていう思いを持っているのは、先ほど宮丸議員さんの方からも質問の中にありましたが、今、周辺部っていうのは、行政の縦の中での、縦割りの管理だけではもうどうしようもならないというか、農業は農業、林業は林業、河川は河川とか、そういった区割りだけではどうにもならない。やっぱり周辺部においては、横をしっかりとつなぎ合わせながら管理体制をつくっていくというようなことを考えていただいてもいいのではないかなっていう思いを強く持っているんですけど、そういった思いはないですか。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。
再質問にお答えをしたいと思います。
議員御指摘のとおり、周辺部につきましては、安心院、院内、それから宇佐地域におきましても、山間部に参りますと、やはり遊休農地といいますか、荒廃した部分が見受けられます。議員さんのおっしゃるようにですね、農地は農地だけ、山林は山林だけ、河川関係は河川関係だけという状態では、もう守りきれないんじゃないかという御指摘でございますけれど、ちょっと私といいますか、私といたしましてはちょっとそこまでは、今のところまだ考えておりません。
具体的にはですね、先ほど市長の方から答弁申し上げましたように、中山間、それから農地・水・環境保全向上対策という、この二つの事業がございますけれども、それでもなおかつ、取り入れられない集落といいますか、そういうところも多分出てくるんではないかということで、大変心配はしておるんでございますけれども。そのうちの、農地のうちの圃場といいますか、田んぼにつきましては、もし今時点で維持管理ができておるのであれば、もしできないようになるのであれば、認定農業者とか集落営農といいますか、そういう組織経営体の方に利用集積をしていくということを関係機関等とも考えていきたいというように思っております。
また、荒廃園といいますか、ミカン園ももちろんあるんでございますけれども、ブドウ園等の荒廃園につきましては、なかなか、もう一度再利用して頑張ってみようという農家等が、実は余り出てきておりません。
そういうところにつきましては、少し答弁が長くなりますけれども、現在、市としても受け入れといいますか、補助事業等で実施しております繁殖牛の放牧等を実施すれば、下の草等につきましては、人が草刈り機で刈る必要もなく、牛が食べてくれます。そういう事業を、本年度も赤尾地区で一つ実施をしております。約一ヘクタールでございますけれども、それは山林に放牧したわけですけれども、ちゃんと下草を食べてくれております。
また、県の方でも、西馬城地区ですか、有害鳥獣対策等いろいろ兼ねて、県の方でも試験的に放牧実験をやっておりますし、そういうところでもある程度の効果が見られるということで、そういう方向でも、地域の皆さん、または畜産をなさっている方等のお申し出があればですね。
補助としては二分の一補助でございますし、中身は電気牧柵ですか、そういう材料費だけの補助になりますけれども、それを利用すれば、ある程度の遊休農地の環境といいますか、そういうのは守られていくんじゃないかというように考えております。来年度の予算につきましては、この場では当然お約束はできませんけれども、何件かについては、そういう事業もとってといいますか、お願いをしていきたいというふうに考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)縦から横にというのは、なかなか、行政ですから厳しいんでしょうけど、もう周辺地域はそういった、規制緩和の時代でですね、規制を超えてでもすべきではないかな、そうしない限り、これだけ高齢化、そして専業農家やその利用集積あたりもですね、耕地整備等がきちっとされて、管理がある程度効率的にできる地域においては、そういったことも考えられるんですけど、我々の住む山間部は、そういったこともできないような状況が現実目の前に控えていますので、ぜひそういった面については、再度、やはり宇佐市全体が過疎地指定を受けている状況ですので、宇佐市独特のそういった周辺管理というのはあってもおかしくないんじゃないかなというのを強く思っていますので、その点については検討課題としてお願いをしておきたいと思います。
ちょっと話が変わるんですけど、環境とあわせてですね、昨年一年間、水質の検査を、エコ教室の方々が、安心院町を流れる六つの川で調査したんですけど、その調査内容を見てもですね、CODの数値検査でしたから、ある程度、一ミリグラムぐらいの範囲内で出ているんですけど、本当に水質もですね、こういうふうにきれいにグラフまでつくって、一年間を調べていただいているんですけど、やっぱりこういった状況を見たときに、周辺地域の環境を維持していくとか、農地を守る、そういったことが大変顕著にこの数値にあらわれているんじゃないかなと。
これは一概に農地だけには限らない、人工林やそういった不法投棄や、野焼きや、いろんな原因はあろうと思いますけど、やっぱり一番大きいのは、私はこの周辺地域の荒廃した、そういったところを管理がきちんとできるかできないかで、随分とこの水というのは変わってくるんじゃないかなというのを強く、調査した方々から資料をいただいてですね、ぜひ、やっぱり周辺地域については重点的に、行政の方にお願いをしてほしいという意見を受けていますので、一遍に横に壊していくということはできないにしても、何かそういった取り組みが、宇佐市としてできていくことを望んでおきたいと思いますが。その点、どうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)お答えをいたします。
議員さん方、皆さん方の御指導等をいただきながら、今後とも遊休農地等の対策については、関係機関等とも協議をしながらやっていきたいというふうに考えております。
ちょっと的外れの答弁になったかもしれませんけれども、お許しをいただきたいと思います。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)済みません。じゃあ、もう結構です。ぜひ、環境、水、そういったものについて、これからも整備していただきたいと思います。
ただ、最後に一点は、荒廃園についてであります。安心院町は当初、四百九十町歩ぐらいのブドウ園を、パイロットで起こしました。で、その中で今はもう二百町歩を切る、百五、六町歩の管理しかできていません。耕作しか。荒廃園で、もう後継者もいないし、実際、空き家になって人も住んでいないような状況もあるんですね。こういったのを早く、私たちが高校を卒業した年ですから、もう四十年、四十五年ぐらいになるんですか、そんな状況ですので、何かやっぱり、放牧するにもブドウの棚ですから、針金は走っておる、支柱はあるといった感じでですね、再利用するのもなかなか難しいし。
土地改良区が中心になって競売あたりもしたりしているようですけど、それもなかなか、水利権がついてくるものですから、水は実際使われないけど水利費はきちっと、半永久的に納めていかなければならないということで、買う人も、土地だけで買えるなら買ってもいいかなちゅうような思いは結構持っている人も多いんですけど、水利権がついておるというのを聞くと後ずさりするというような状況になっていますので、こういったものもですね、国が来年度からですか、メーンのパイプラインは改修に入っていくということですけど、もう改修もできないような団地があちこちに点在しますので、これについてはぜひ早急にですね、市の方で検討をしていただきたいと思うんですけど、どうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)安心院支所産業課長。
◯安心院支所産業課長(佐藤邦夫君)それでは、お答えいたします。
安心院町はブドウの町でございましたし、ブドウ園の荒廃が多いわけでございます。そうした中で、昨年の九月一日から、全国的に、企業が農業への参入ができるようになりましたので、そうした農業参入をする企業がございましたら、私たちの方でまた積極的に働きかけていきたいと思っております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。
◯二十一番(筌口 孝君)企業参入等ができていくということでありますから、そういったのをですね、やっぱり支所の方も含めてですね、積極的に呼びかけていってですね、何とかこういった荒廃した園が、早く再利用されることを、ぜひ取り組んでいただきたい。そのことを求めて、私の質問を終わります。ありがとうございました。
◯議長(久保繁樹君)以上で筌口議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩をいたします。再開は三時十五分といたします。
休憩 午後二時五十九分
──────────────
再開 午後三時 二十分
◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)皆さん、こんにちは。五十一番 広岡利公であります。
平成十八年十二月第四回の市議会において一般質問をいたします。二項目、九点にわたって市長並びに関係部長に質問をしたいと思います。皆さん、大変お疲れのところでありますが、一時間足らずであると思いますので、辛抱して聞いていただきたいと思います。よろしくお願いします。
平成十八年度産の稲作の大不作について。
一点目、近年にない稲の大不作は、宇佐市の水田農家としては死活問題である。市行政として何らかの救済の方策を考えるべきではないか。
二点目、県の報告では、作況指数が七〇%から七三%とか言われているようだが、実際では想像以上の凶作だそうです。平年の半作とも言われている。過去においても冷害の影響を受け、農家も大被害を被った経験がある。
三点目、大分県や共済組合も被害を重く受けとめて、年内までは災害金を支払い、状況においては低利の融資も実施するようだが、市としてもそれなりの対策を考えてはどうか。
二項目め、生活保護制度について。
一点目、前小泉政権においては、最低生活を送っている保護家庭に対し、非情かつ冷酷な手段として保護費給付の抑制を実施してきたのである。地方自治体としても国の施策に準じて厳しい要件を強引に押しつけて保護の申請を拒み、餓死寸前まで追い込んでいる実態である。他県、他市では七割以上が保護申請を門前払いで受け付けようとしないことが発生しているが、宇佐市の場合はどうなのか。最近は保護費が減額されているとかだが、夫婦二人家庭では何万円切り下げているのか。特に老人加算の廃止や母子加算の減額が受給者の暮らしを直撃しているそうだが、実際、宇佐市はどうなっているか。
三点目、生活保護費が確実に減額され、厳しい年を迎えようとしているが、宇佐市としてできる限りの援助をすべきでないか。市の責任として。
四点目、現在は国を挙げ、底辺の人たちのためや海外の救済のためとして年末助け合い運動が行われているが、宇佐市ではどのような助け合いが実施されているのか。海外においては、日本から送った物資はまるっきり届いていない報道も聞くが、問題ではないかということであります。
まず、一点目の質問で終わりますが、市長を初め執行部の皆さん方の御答弁を拝聴いたしたいと思います。
◯議長(久保繁樹君)それでは、広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 時枝正昭君。
◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。
五十一番 広岡議員の一般質問にお答えいたします。
一項目め、平成十八年度産の稲作の大不作について。
まず一点目。本年の水稲の不作につきましては、農水省の十二月五日公表の最終作況指数では、全国九六、九州七八、大分県七九、大分県北部地域におきましては七二という過去最低の状況にありますが、このような基幹的作物の広範的な被害対策につきましては、単独市町村では非常に難しく、現在、農業共済組合で収量建評価に加え、品質低下による損害評価、特例措置による救済策を農林水産省に要請中であります。要請結果を踏まえて共済金が年内には支払われる予定と聞いております。また、大分県による水稲被害に対する金融支援措置の実施に伴い、市といたしましても、県と一体となって利子補給等の支援を実施してまいりたいと考えております。
二点目、作況指数につきましてはさきの質問で答えたとおりでございまして、収量減と品質低下を加味いたしますと、かなりの収入減と考えられます。これは近年、恒常的な地球温暖化の影響も言われておりまして、今後、国、県の試験研究機関による技術的な対策を仰ぐ必要があると思われます。
三点目、大分県農業近代化資金における平成十八年水稲被害対策資金実施要綱で定めた市町村の特別利子補給率を負担いたします。また、各種制度資金につきましては、償還条件変更手続により据え置きや償還期間の延長を行ってまいります。
以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願いをいたします。
終わります。
◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの生活保護制度についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。
◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長の坂口でございます。
五十一番 広岡議員の御質問にお答えをいたします。
二項目め、生活保護制度の一点目、生活保護の申請についてでありますが、当市においては、面接相談時に、相談者に対し保護の受給要件など制度の趣旨を正しく理解していただけるよう相談内容に応じた適切な対応を行っております。平成十七年度においては、相談件数百三十四件で、そのうち明らかに保護要件を欠く場合を除く八十二件の申請を受理しており、窓口での門前払いはしておりません。
二点目の、保護費の減額についてですが、生活扶助基準は、一般国民の消費水準との均衡が図られるよう国民の消費動向や社会経済情勢を勘案して国が定めることとなっています。平成十八年度においては改定は据え置かれており、基本的には減額されておりません。しかし、老人加算については、平成十五年度から三年計画で段階的に廃止となっております。また、母子加算については、十六歳から十八歳の子供のみを養育するひとり親世帯についての加算のみが平成十九年度で廃止となっております。
三点目、生活保護費についてでありますが、今年度は改定されておらず据え置かれております。なお、従来の経済的自立だけでなく、あらゆる状況に応じた自立支援ということで、日常生活支援や社会的なつながりを回復、維持するための社会生活、自立支援などの取り組みを図ってまいりたいと考えています。
最後に四点目、宇佐市の助け合いについてですが、生活保護は国民生活の最後のよりどころとなる制度であり、理解と信頼を得るために適正な実施に取り組んでおります。また、宇佐市では、十二月に歳末助け合い募金運動を社会福祉協議会が行っており、協議会の資料によりますと、在宅寝たきり老人、在宅障がい児、ひとり親世帯、交通遺児、その他生活困窮世帯へ義援金を配布しております。また、海外への助け合い運動としては、リサイクルウエア推進事業に取り組んでおり、NPO法人日本救援医療センターを通して、海外の恵まれない人々へ宇佐市民の善意が確実に届いているものと確信をいたしております。
以上で答弁を終わります。
◯議長(久保繁樹君)以上で広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)五十一番 広岡です。
先ほど来の一項目にわたっては、市長がるる答弁をしていただきました。で、私の農政に関する質問はですね、私はこの農政の担当委員に直属をしておりまして、本来ならば質問に立つべき立場じゃないんでありますが、特に今議会においては、市長の決断ということでね、お伺いしたわけです。
なぜ私が決断と申しますが、先ほど来、市長の答弁では、共済組合と県と一体となって、この問題を何とかクリアしていくということを唱えておりました。現在までのこの宇佐市の農家の現状、これは何年前でしたか、もう十何年になりますが、冷害のときは本当にひどかったと思います。ところが、その冷害よりも今度の方が深刻な問題だと私は受けとめております。質問したように、もう半作以下と。以上じゃなくて、半作以下のね、作況指数である。こう判断しております。
実際、私もいささか農業をやっておりまして、水稲もやっております。去年の半作以下です。私に限って、今度は自慢のできる稲づくりだということを考えておりましたけれども、実際にね、収穫したらしたで、した結果が半作以下なんです。恐らく、宇佐市の全農家も半作以下の収穫じゃなかったかと思うんです。
質問状にありますように、想像を絶するような状態がここにあるわけで、しかも、この師走の新しい年を迎えようとしておる時期にですね、県や共済組合に頼っておるというような答弁をなさったようですが、私は、今度の被害こそが、市長が英断を振るって市民のためになにがしかのものを提供してそして援助をすると。そして、新しい年を迎えさせるというのが市長の考えではないかと私は思うから、あえて、産業経済委員会でありながら市長に質問を申したわけであります。ただ共済組合や県に頼るということでは、市民に対する援助という問題がここに出てこないわけであります。改めてその答えをお聞きしたいわけですが。
それと二点目の作付の指数でありますが、私は七〇から七三%と申しました。確かにいろいろ、各メディア、新聞報道ではまちまちなんですね。的確な指数は出ていないわけです。なかなか、指数を出すということは大変だろうと思います。宇佐市は特に、大分県の中にあって、トップの水稲農家ではないかと思います。私の感ずることですが、大分県の水稲の六分の一はこの宇佐市が持っておるんじゃないかと。そうすることで、被害も六分の一以上の被害がこの宇佐市に出ておるわけであります。農家の苦しみも当然だと思います。何とかしてあげたい、私はそう思います。産業経済委員でも、私はこのことを強く部課長に申し上げたいと思いますが、ここで市長の英断を発揮しないと、するところがないんじゃないですか。市長、どうかひとつ、再度そのことをお尋ねしておきます。
三点目の共済組合も、新聞報道されました。年内には必ずや救済をするということも新聞報道に出ております。当然だと思います。共済金を掛けておるんですから、被害が出たならば当然対応すべきだと私は思います。県の方も、共済にならって、なにがしかの援助をするとか、市長の、今、答弁で言っておりましたが、金利を補強するとか、金利をいささか援助するとか、こんなことを言っております。
私の唱えておることは、金利だけじゃないんです。農家は、それは三反百姓ならば金利でそれはとやかく言うところはないんですが、専業農家の、この農業にかけておるという農家が、かなり宇佐市ではあると思うんです。低利融資を私はすべきだと。市独自で。県も国もそれは対応するでしょう、恐らく。市長、同時にその大型農家のために、低利の融資などを市で、私は対策を考えるべきではないかと思うんですが、どうでしょうか。再度お答えを願いたいと思います。
それから、大事なことは、この二項目めの生活保護制度であります。ただいま部長の答弁では、制裁はしていないというような感じで私は受けとめました。私もこの生活保護については、部長は御存じのとおりだと思いますが、私のところに保護を申請する方がかなり、私の門をたたいてきます。生活保護の代表みたいな感じでね、皆さんが私のところにお願いだということでやってきますが、その都度私は福祉課にお願いにあがっております。非常に課長は厳しいです……。
◯議長(久保繁樹君)広岡議員、一問一答なので、一項目、切ってよろしいでしょうか。
◯五十一番(広岡利公君)はい、わかりました。
◯議長(久保繁樹君)二項目めは、後でお願いいたします。
では、一項目めの答弁を、農政課長。
◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。
再質問にお答えをしたいというように思います。市長ではありませんけれども、御勘弁をいただきたいと思います。
まず、市としての独自の対策はないかという御意見でございますけれども、こういう基幹作物であるお米等につきましては、単独市町村での補助、そういうのは大変難しいということであります。そのために農業共済組合がございまして、国からの補助等が入ってくるわけでございます。したがいまして、市としては、特にこの米の問題につきましては、単独では考えていないということをまず御答弁をさせていただきます。
それから、作況指数でございますけれども、作況指数は、十アール当たりの平年の収量に対することしできた分の収量ということで、量、重さでいきます。市といたしましては、いろいろ御意見はあろうかと思いますけれども、国、農林水産省の発表した数字を一応使わせていただいております。
それから共済が、年内支給については議員さん、既に御存じだということで、共済の方に確かめますと、年内には支給してまいりたいという御意見をいただいております。
また、金利等の補助でございますけれども、これは県の方が、農業近代化資金における今回の被害対策ということで、知事特認ということでやっております。そのうち、金融機関に対する生活費の借り入れ等に対する利子補給でございます。したがいまして、それも県とまた市、それから金融機関が補助していくということでございまして、それで市としては対応してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)五十一番 広岡です。
私は、農政については担当委員会がありますので、担当委員会ということを考えておりましたので、二項目めの生活保護の問題に突入したわけでありまして、失礼いたしました。
私は、この際、農政課長、市長にね、お願いしておるんです。それは、今までやっていないから、補助するところじゃないということを言われておるんです。あなたはね。それは、今までにない災害だと私は思っておるんです。台風のときもかなりの被害が出たわけですね。それに増す大被害なんですよね。平年の半作以下ですから。これは今まで、かつてない被害だと思います。やっぱりここで、なにがしか金銭的なものを市の方として援助すべきだなと思うから、私は言っておる。
なぜそう言いますかといいますと、宇佐市のこの穀倉地帯で上げる収益というものは、宇佐市全体の発展に大きな影響が出てくるわけです。商店もそうだし、いろんな商売人、いろんな方々に影響が出てくるから、私は言っておるわけです。農家が栄えん限りにね、宇佐市のすべての営業にかかわってくると。宇佐市の低迷にかかわるということで、私は唱えておるわけです。
このことは、私は産業経済委員会でまた申し上げたいと思いますが、市長、その心づもりはありませんか。再度お尋ねしたいと思いますが。今、農政課長が答えたんですが、市長のお気持ちとして再度お聞かせ願いたいんですが、どうでしょうか。
◯議長(久保繁樹君)宇佐市長。
◯市長(時枝正昭君)お答えいたします。
今、農政課長が答弁したことが、原則的にはそのとおりであります。ただ、本当に凶作とも言うべき状況でございますので、私どもも、何とか考えてはみますけれども、議員の意思に沿えるような結論が出せるかどうか、ちょっと疑問でございますが、十分検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)五十一番 広岡です。
市長からただいま答弁をいただきました。それこそ苦渋の選択で答弁をされたと思います。努力をすると、そこまで気持ちが前向きになったということは、私、評価できると思うんです。
ただいま休憩中にちょっと、農協からの請願書が出ておるということも聞きました。農協も、やはり農家が大被害を受けておるんですから、農協本家としても大変な問題だと、私は受けとめておるんです。農協もそれがしかの被害の請求をされておるようですが、まだ金額的にはわかりませんけどが、その問題も含めてね、私どもの委員会でこれから審議していくわけですから、ここら辺で市長の答弁を求めることをやめたいと思いますが。
市長、そういう気持ちでね、凶作であり、また宇佐市の発展に大きくつながっていくということでありますので、努力と言わず、全面的に協力をしていただきたいと思いまして、農政については終わりたいと思いますが。
議長。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)二項目めの、生活保護制度についてであります。
前小泉総理の時代と思います。ここ四、五年の間で、保護制度というものがずっと切り下げられて、保護対策というものが非常に厳しくなったということを聞いております。今、部長は、前より何ら変わりはないと、私はこう聞きました。国の基準では、大きな保護の引き下げが出ておるんです。かなりな影響が出ておるわけです。国が引き下げられておるのに、なぜ宇佐市だけは平常だと。以前と変わらないということになるんでしょうか。部長、それは本当ですか。宇佐市の生活保護世帯の方は、減額もしくは削られておらないということを、あなたは申しておるんですが、変わりはないんですか。
◯議長(久保繁樹君)社会課長。
◯社会課長(渡邉幸春君)社会課長の渡邉でございます。お答えいたします。
基準の分につきましては、何ら変わりはございません。十七年度も十八年度も、改定はございません。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)五十一番 広岡です。
それはおかしいと思うんです。新聞報道でね、生活保護費が減額されておるということは、もう明らかにうたっておるわけですよ。で、お宅の市だけが、今までどおり変わりはないと。それはおかしいじゃないですか。
特に私は唱えたいことはね、生活保護申請のときに、私は同席します。そして、行政のいろんな答えを聞きます。非常にやっぱり厳しい。行政の対応が。それは、国からの締めつけでしょう。私の感ずることではね。申請を断れというような、国からの締めつけがあるんじゃないかというような感じがしてならない。いつのときも同じです。ましてや、部長、お宅の職員の対応がなかなか、苦虫をかみつぶしたような顔をしてね、対応しておる。けしからん問題だと。
生活保護を申請してくる人は、もう最悪の事態なんです。明日にも首をつって死のうかというような、そういう心境の方々が保護の申請に来ると、私は感じております。あの実態を見たらね、私も同席しますが、もうよろよろでね、前にも進めないような体調ね、悪い状況の中で申請に行くわけです。ところが、職員の対応が悪い。非常にマナーが悪い。市民に対応するようなマナーではない。警察権力みたいな、そういう振る舞いを振るってね、申請者に対して冷淡な対応をとっておる。これはけしからんことだと私は思います。宇佐市民です。日本の国民の一人です。好き勝手で申請するんじゃないんですよ。
部長、そうでしょう。あなた、変わりはないとかさっきは言っておりましたが、直接私は同席するんです。民生委員抜きで私は行きますよ。対応はどうだろうかということで、私は同席して、横に並んで話を聞きますよ。対応の仕方がまずい。やっぱり市民の一人として、生活困窮者を救済するんだという精神で、私は対応すべきだと。たとえ国が締めつけをやろうと何をやろうとね、あなたたちは国から雇われておるんじゃないですよ。そうでしょう。宇佐市民があなたたちを支えておるんです。その市民がね、もう明日にも生きていけないというような心境なんですよ、申請するときは。その気持ちを受けとめてやっていただきたい。部長、どうですか。今後の対応について。
◯議長(久保繁樹君)福祉保健部長。
◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長 坂口です。
御指摘のように、市民の方が不快な念を持つということは、私どもこれは非常に遺憾でございますけれども、考えようによっては、職員は真剣に対応しているから、まじめな顔で対応しているんだというふうに私は確信をいたしています。決して市民を愚弄して、苦虫をかみつぶしたような、そういう顔で対応しているんじゃないというふうに確信をいたしております。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)広岡です。
部長は、決してそんな対応はとっていないということですが、申請が百三十四件、先ほど答弁の中でありました百三十四件の中で、申請が通過されたのが八十二件と。差し引き五十二件は申請して通過できなかったということは、窓口に行って断られたということ、結果が出ておるわけですね。部長、そうでしょう。五十二件。これは、こまい数字じゃないよ。百三十二件の中からの五十二件がね、申請を断られたということなんです。
理由は、どんな理由かわかりませんが、恐らく親戚にでもみてもらわんかとか、兄弟はおらんのかとか、それから貯金はあるんじゃないかとか。それは、厳しい採点の上でね、五十二件はやっぱり却下されておると。その過程を考えたらね、やはり、申請するということは、これこそ好きこのんでしておるわけじゃないので、本当に苦しい過程であると私は判断するし、またことしも、この正月を迎えるかどうかという厳しい状況の中だと思うんですよ。
五十二件に対して今後どう対応していくんですか。百三十五件ですか、申請があったのは。この人たちがその後、立ち直ったと思えんわけですが、五十二件の対応をどうしていくつもりなんですか。ちょっと答えていただきたい。
◯議長(久保繁樹君)社会課長。
◯社会課長(渡邉幸春君)お答えいたします。
申請をしていない方が五十二件ございます。十七年度は。その方々は、自分で仕事を見つけたか、また再度、十八年度に申請したかわかりませんけど、一応、そういうことだと思っています。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)行政の福祉の担当の気持ちはわかりました。今度、新しい総理が誕生したことも御承知のとおりだと思います。どんなことを言っておる、新しい総理は。美しい国をつくる、何か、おぬかしになっちょる。何が美しい国なんですか、今、現状は。どう思いますか。市長を初め、職員の皆さん。美しい国、美しい宇佐市になっておると思うんですか。
こんなことをおぬかしになるのが、今の新総理なんです。山口県は、そりゃあ美しくなっておるでしょう。とてもとても、宇佐市が美しい国づくりだということは言えません。言えるのは、銀行。日本の銀行。大手企業。これはもう、どんどんもうかっておる。もう、もうかって仕方がないと。どうしようかという、もうかって思案をしておる。そんな状況ですよ。そういう格差の中で、この大分県の中においても、宇佐市の市民はかなり、わしは、もう苦しい状態じゃないか、最低の下の下をいくのが、この宇佐市じゃないかと思うんですよ。
おまけに、そうした水稲の被害が特別に出てきたと。なおさら、来年の正月を迎えるのを苦心しておるんではないかなと。私もそうです。来年の正月をどうして迎えようかという心境であります。美しい国どころではありませんよ。何をとぼけておるかと私は言いたい。
生活保護費は、何ら今までと変わりはない。小泉政権の時代よりも今現在変わりはないということ、これは信じていいのですか。部長、もう一遍、念を押します。
◯議長(久保繁樹君)社会課長。
◯社会課長(渡邉幸春君)基本的には、生活扶助基準は改定されておりませんので、何ら変更はありません。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)それから、最後になりますが、私は余分な質問になろうかと思いましたけど、あえて四点目の、歳末助け合い運動であります。
私どもも、赤い羽根をちょうだいいたしました。やっぱり国民の一人、市民の一人として、そうした募金の精神ということで協力をした者の一人でありますが、果たしてですね、その募金が、満額、皆さん方そうした困窮者の人たち、そうしたら障がい者の方々、そういう方々に届いておるんだろうかと、疑心暗鬼でなりません。
新聞報道も、これはうそじゃなかったと思うんですが、全く届いていないところもあると。特に海外のことですが、海外の援助については届いていないと。以前のことになりますが、北朝鮮なんか全く届いていない。軍の幹部だけが援助物資をもらって配分しておるということも聞いております。
この日本の国を考えたときに、本当に募金が全額、募金要綱の中にうたっておるような状態で届いておるかどうかということを尋ねたいんですが、どなたかわかる方があったら答えてほしい。
◯議長(久保繁樹君)社会課長。
◯社会課長(渡邉幸春君)海外の募金については、ちょっとわかりかねますけど、宇佐市の昨年度の歳末助け合い募金で、一応、社会福祉協議会からの資料がございますので、大まかに言いますと、寝たきり老人、それからひとり親家庭、在宅障がい児、交通遺児、その他生活困窮世帯、保育園の遊具等に募金を配分しております。
以上でございます。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)的確に届いておるということなら、私はとやかく言うところではないんです。しかしうわさでは、届かないといううわさが大きいわけですよ。だから私はあえてそのことを唱えておるんです。
それと、申しおくれましたが、私は大事なことを忘れておりましたが、今現在、宇佐市の生活保護世帯はなんぼですか。
◯議長(久保繁樹君)社会課長。
◯社会課長(渡邉幸春君)お答えいたします。
現在、十一月一日現在で、世帯数が四百七十六世帯、保護者数が六百二十一人です。
以上です。
◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。
◯五十一番(広岡利公君)質問がまちまちになって申しわけないわけですが、六百人ということになると、かなりの方がね、生活保護の保護者であります。
で、課長、私はくどいことを言うようにあるけどね、部長に言ったってなかなか本音は話してくれません。直接対応するのは課長だと思うんですよね。課長が対応するんですから、百三十何件の申請者があったならば、一〇〇%とは言えません、言い切りません。それに近いような対応をしていただきたい。
課長、部長、わかるですか。私の言わんとするところをね。あなたのところに申請に行くのは並大抵ではないということを心がけていただきたい。それはわかる?私はいつも同行します。私が行ったら、煙たい顔をします。みんな。苦情を言うから煙たく感ずるんでしょう。だから、百三十件あったら百二十件ぐらい、九八、九%ぐらいはね、その申請を聞いてもらいたい。私はそう思います。
ほかに質問が、今議会はあったのでありますが、年末を迎え、新しい年を迎えるということでありますので、あえて底辺の苦しんでおる方々のために質問を申し上げておるわけです。一〇〇%に近いような対応をしていただきたいと思いますので。
市長、聞いておりますか。それは聞き届けていただきたい。あなたたちは裕福な家庭であります。正月が来ようと盆が来ようと関係のない皆さん方であります。部長、課長も同じだと思います。保護者の側に立つとしたならば、あんたたちのことを考えな、これはなりません。裕福な皆さん方から保護の申請をね、踏みにじられて、断られる状態があるわけです。百三十個の中から五十件ほどあるんです。だから私は、部課長に申し上げておるわけです。その責任は、市長、三役にあると思うんですよ。どうか、新しい年を迎えるために、生活保護あるいはそうした困窮者のために親身になって考えていただきますことをお願いして、私の質問を閉じます。終わります。
◯議長(久保繁樹君)以上で広岡議員の一般質問を終結といたします。
ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。
次の本会議はあす十三日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。
長時間にわたり御苦労さまでございました。
散会 午後四時〇六分
宇佐市議会...