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2005年09月14日 平成17年第5回定例会(第4号) 本文
2005年09月14日 平成17年第5回定例会(第4号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2005-09-14
    2005年09月14日 平成17年第5回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2005年09月14日:平成17年第5回定例会(第4号) 本文 (329発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過              開議 午前十時〇五分 ◯議長(久保繁樹君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は五十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  これより、九月二日をもって招集されました第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(久保繁樹君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。    市政一般に対する質問一覧表(平成十七年九月十四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃発 言 者 │    発  言  の  要  旨     │答弁を ┃ ┃      │                      │求める者┃ ┠──────┼──────────────────────┼────┨ ┃五番    │一、文化の振興について           │担当部 ┃ ┃荷宮みち恵君│ (1)安心院町文化会館が合併後、充分に活用さ │課  長┃
    ┃      │  れていない。文化会館を管理する職員も庁 │    ┃ ┃      │  舎内ということもあり、文化会館が閑散と │    ┃ ┃      │  して活気がない。            │    ┃ ┃      │   今のような状況では「文化の過疎化」が │    ┃ ┃      │  懸念される。今後の文化会館の活用を、ど │    ┃ ┃      │  う計画しているのか。          │    ┃ ┃      │ (2)管理面も含め、職員の配置を検討、改善す │    ┃ ┃      │  べきではないか。            │    ┃ ┃      │ (3)文化会館内にある市民図書館分館の充実に │    ┃ ┃      │  ついて。                │    ┃ ┃      │   合併によって、合併前まで利用できてい │    ┃ ┃      │  た県立図書館の「団体貸出文庫」の利用が、│    ┃ ┃      │  宇佐市立図書館を通さなければ出来なくなっ│    ┃ ┃      │  た。こうした影響を受けずに、充実した図 │    ┃ ┃      │  書館運営をするためには、三市町の積極的 │    ┃ ┃      │  な協力体制が必要なのではないか。住民サー│    ┃ ┃      │  ビスを低下させないよう、「ほんの森号」 │    ┃ ┃      │  の運行を含め、検討すべきでは。     │    ┃ ┃      │ (4)合併前と同じ貸し出しのサービスができる │市  長┃ ┃      │  よう、県に申し入れをすべきではないか。 │    ┃ ┃      │二、中学校統廃合に関わる教育環境整備につい │教育長及┃ ┃      │ て                    │び担当部┃ ┃      │ (1)平成十九年四月に新中学校を開校するにあ │課  長┃ ┃      │  たり、統合推進協議会の今後の計画。   │    ┃ ┃      │ (2)新中学校校舎となる現安心院中学校の、平 │    ┃ ┃      │  成十九年四月の生徒数増加に伴う教育環境 │    ┃ ┃      │  整備計画は。              │    ┃ ┃      │ (3)地域説明会で説明のあった給食センターの │    ┃ ┃      │  計画は、今後どう進められるのか。    │    ┃ ┃      │三、子育て支援について           │担当部 ┃ ┃      │ (1)次世代育成支援行動計画は六月議会後、三 │課  長┃ ┃      │  市町間でどう具体化されたか。今後の計画 │    ┃ ┃      │  を明確に。               │    ┃ ┃      │ (2)今年度すでに半年過ぎようとしているが、 │    ┃ ┃      │  旧三市町の計画を生かした取り組みがされ │    ┃ ┃      │  ているか。今年度の重点取り組みは。   │    ┃ ┃      │四、郵便局の窓口業務提携について      │担当部 ┃ ┃      │ (1)身近な地元の郵便局と業務提携をして、各 │課  長┃ ┃      │  種証明が交付できるようになった自治体が │    ┃ ┃      │  増えている。旧宇佐市議会での十二月議会 │    ┃ ┃      │  で答弁があったように、合併を機に、広域 │    ┃ ┃      │  化したこともあり、周辺地域の市民の利便 │    ┃ ┃      │  性を向上させるためにも、早急に取り組む │    ┃ ┃      │  べきでは。               │    ┃ ┃      │五、ゴミ問題について            │市長及び┃ ┃      │ (1)ゴミ袋の値段のすりあわせの現状と今後の │担当部 ┃ ┃      │  計画を明確に。             │課  長┃ ┃      │ (2)合併をして人口の約8割が無料地域なのに │    ┃ ┃      │  「負担は低い方に」合わせず、有料化する │    ┃ ┃      │  のは納得がいかないという声が多い。無料 │    ┃ ┃      │  化にすべきではないか。市民の声は聞いた │    ┃ ┃      │  のか。                 │    ┃ ┃      │ (3)ゴミの減量化を推進するため、行政、市民 │    ┃ ┃      │  との協働はどのように計画され、具体化さ │    ┃ ┃      │  れているか。              │    ┃ ┠──────┼──────────────────────┼────┨ ┃九番    │一、介護保険制度改革について        │市長・部┃ ┃佐藤治巳君 │ (1)今回の介護保険制度改正の基本的な考え方 │長及び担┃ ┃      │  はどのようなものか。          │当課長 ┃ ┃      │ (2)新予防給付のサービス内容とはどのような │    ┃ ┃      │  ものか。また、その認定方法は、どうよう │    ┃ ┃      │  に行われるのか。新方式による「要支援一」│    ┃ ┃      │  ・「要支援二」は、「要支援」「要介護一」│    ┃ ┃      │  とどのような関係になるのか。      │    ┃ ┃      │ (3)介護保険施設の施設給付の見直しの基本的 │    ┃ ┃      │  な考え方はどのようなものか。      │    ┃ ┃      │ (4)今回の施設給付の見直しによって、利用者 │    ┃ ┃      │  負担はどのように変化するのか。     │    ┃ ┃      │ (5)地域包括支援センターの機能はどのような │    ┃ ┃      │  ものか。在宅介護支援センターとの違いは │    ┃ ┃      │  どのような点か。            │    ┃ ┃      │ (6)介護認定に係わる調査を、宇佐市の行政と │    ┃ ┃      │  して取り組むことが検討されていたようだ │    ┃ ┃      │  が、その進捗状況はどうか。       │    ┃ ┃      │ (7)高齢者の虐待防止などの権利擁護事業が位 │    ┃ ┃      │  置付けられているが、その内容はどのよう │    ┃ ┃      │  なものか。また、宇佐市では高齢者の虐待 │    ┃ ┃      │  等の報告はどれくらいあるのか。     │    ┃ ┃      │二、公共物の瑕疵の修復ならびに財産の保護対 │市長・部┃ ┃      │ 策について                │長及び担┃ ┃      │ (1)近年、市道の瑕疵による損害賠償請求が発 │当課長 ┃ ┃      │  生しているが、対策はどうしているのか。 │    ┃ ┃      │ (2)最近、宇佐市の公用車のガソリンが盗まれ │    ┃ ┃      │  る(抜き取られる)という事態があったと │    ┃ ┃      │  聞くが、具体的な事実と、その対策はどう │    ┃ ┃      │  しているのか。             │    ┃ ┃二十四番  │一、農業問題について            │市長・部┃ ┃斉藤文博君 │ (1)生産法人化の取り組みについての現状と課 │長及び担┃ ┃      │  題は。また、今後の見通しは。      │当課長 ┃ ┃      │ (2)生産法人にはどのような支援が受けられる │    ┃ ┃      │  のか。                 │    ┃ ┃      │ (3)宇佐市はイオン進出問題で優良農地の保全 │    ┃ ┃      │  の重要性をあらためて表明したが、無断転 │    ┃ ┃      │  用の実態をどの程度把握しているのか。ま │    ┃ ┃      │  た、どのような指導や対策をたてているの │    ┃ ┃      │  か。                  │    ┃ ┃      │二、学校問題について            │市長・部┃ ┃      │ (1)小学校児童、中学校生徒の携帯電話の所持 │長及び担┃ ┃      │  や使用について、宇佐市として統一した指 │当課長 ┃ ┃      │  導マニュアルはできないか。       │    ┃
    ┃      │ (2)社会問題になっているニート、学校の登校 │    ┃ ┃      │  拒否や高校での自主退学の増加は憂慮され │    ┃ ┃      │  る。小学校から高校までの間に人間形成づ │    ┃ ┃      │  くりが重要と思う。小、中、高校の情報交 │    ┃ ┃      │  換の強化やネットワークの充実が必要では │    ┃ ┃      │  ないか。                │    ┃ ┃      │ (3)小学校、中学校に自家用車での送迎が増加 │    ┃ ┃      │  しているようだが、宇佐市としてどのよう │    ┃ ┃      │  な見解をもっているのか。        │    ┃ ┃      │三、市民図書館について           │市長・部┃ ┃      │ (1)合併で拡大したサービス地域の取り組み計 │長及び担┃ ┃      │  画はどの程度進んでいるのか。      │当課長 ┃ ┃      │ (2)小、中、高校生の登録者率をどのように分 │    ┃ ┃      │  析しているのか。また、対策や課題はある │    ┃ ┃      │  のか。                 │    ┃ ┃      │ (3)移動図書館(ほんの森号)二台目の購入計 │    ┃ ┃      │  画は実現できるのか。          │    ┃ ┠──────┼──────────────────────┼────┨ ┃三十一番  │一、宇佐市職員と旧町職員同士の融和について │市長・担┃ ┃加来栄一君 │ (1)上司より仕事上の事で注意を受け、病気に │当部課長┃ ┃      │  なり出勤していない職員があるようですが。│    ┃ ┃      │ (2)支所に行った住民が職員に前のような明る │    ┃ ┃      │  さ親切さがなくなり事務的になっていると │    ┃ ┃      │  聞きます。               │    ┃ ┃      │ (3)仕事のやり方も変わって来ているし、慣れ │    ┃ ┃      │  ない又ついていけない場合は途中でも思い │    ┃ ┃      │  きって適材適所の人事異動もあってよいの │    ┃ ┃      │  ではないか。              │    ┃ ┃      │ (4)管理者も机の上の計算ばかりでなくもっと │    ┃ ┃      │  コミュニケーションを取るべきでないです │    ┃ ┃      │  か。                  │    ┃ ┃      │  どんなにすばらしい計算があっても行うの │    ┃ ┃      │  は一人一人の人間です。思いやりを持って │    ┃ ┃      │  お互いに助け合わないと良い仕事は出来な │    ┃ ┃      │  い。                  │    ┃ ┃      │二、国際交流や姉妹都市について       │市長・担┃ ┃      │ (1)財政再建に取り組んでいる自治体は国際交 │当部課長┃ ┃      │  流や姉妹都市の交流を延期するか解消すべ │    ┃ ┃      │  き。                  │    ┃ ┃      │  赤字都市に向かっている経済状況の中で歴 │    ┃ ┃      │  史や文化交流も長い目でみれば大事な事で │    ┃ ┃      │  すが、市民の雇用や経済の安定が先で限ら │    ┃ ┃      │  れた財源を地元の事にまず使うべきだ。  │    ┃ ┃      │ (2)交流事業の主催はすべて民間人にまかせ、 │    ┃ ┃      │  首長はホスト的な役、又はオブザーバー、 │    ┃ ┃      │  もしくは名誉会長位にすべき、民間外交が │    ┃ ┃      │  商売の取引につながりやすいため。    │    ┃ ┃      │ (3)奈良市の前鍵田市長は2つの問題で議会よ │    ┃ ┃      │  り不信任されました。これに対し議会も解 │    ┃ ┃      │  散させました。出直し選挙で圧倒的に負け、│    ┃ ┃      │  今度は奈良1区より出馬したのをご存知で │    ┃ ┃      │  すか。トップが訴えられる自治体は体質に │    ┃ ┃      │  問題が有る。どう思われますか。     │    ┃ ┃      │  自治体の長は選挙で市民の負託を受けなく │    ┃ ┃      │  てはならない、任期も短い人もいる。どち │    ┃ ┃      │  らとも代わる事が多い。合併で全国的にサ │    ┃ ┃      │  ミットをしていた県や市が今解消している。│    ┃ ┃      │ (4)慶州や和気町、奈良市との交流で市はどの │    ┃ ┃      │  位の金額を経費として使っているか。個々 │    ┃ ┃      │  に金額を提出してください。       │    ┃ ┃      │ (5)職員も休暇を取って行く場合も有るし、出 │    ┃ ┃      │  張扱いの人もいるが、前後の打ち合わせや │    ┃ ┃      │  セレモニーに職員は大変だと思う。そのエ │    ┃ ┃      │  ネルギーを本来の職務に出した方が良いと │    ┃ ┃      │  思う。                 │    ┃ ┃      │三、イオンの問題について          │市長・担┃ ┃      │ (1)大型ショッピングセンターを(SC)と略 │当部課長┃ ┃      │  して言いますが、進出がないとすると現在 │    ┃ ┃      │  の四日市商店街又他の商店街をふくめ、ど │    ┃ ┃      │  の様に再開発をして消費者のニーズにこた │    ┃ ┃      │  えるようにするのか。          │    ┃ ┃      │ (2)中心市街地に市もお金を補助して再生する │    ┃ ┃      │  としても十年後に何軒店がのこりますか。 │    ┃ ┃      │  後継者も少ないし、今の経営者は七十~八 │    ┃ ┃      │  十才に近い人です。空洞化は目に見えてい │    ┃ ┃      │  る。                  │    ┃ ┃      │ (3)自治体がよくコンサルを使いますが、市全 │    ┃ ┃      │  体の商店街について市場調査を委託した事 │    ┃ ┃      │  は有りますか。             │    ┃ ┃      │ (4)農業振興地域の農業従事者も高齢化と後継 │    ┃ ┃      │  者不足ではないのですか。貸して家賃が入 │    ┃ ┃      │  ればそれだけ税収も上がる、一反で九十万 │    ┃ ┃      │  ですよ。米では稼げないですよ。     │    ┃ ┃      │ (5)場所的な問題ですが、農地にこだわらず旧 │    ┃ ┃      │  宇佐郡や市の周辺地域まで入れた考えはな │    ┃ ┃      │  かったのですか。            │    ┃ ┃      │  院内のキリュウのあと地、宇佐の工業団地 │    ┃ ┃      │  の周辺、安心院の上ノ原台地、車があるの │    ┃ ┃      │  でいろいろな考えも良いのでは。     │    ┃ ┃      │ (6)若い人は映画館(シネマコンプレックス) │    ┃ ┃      │  又ブランド品や最新のファッションが来る │    ┃ ┃      │  事を楽しみにしていた。若い人程歓迎して │    ┃ ┃      │  いる、文化情報が田舎はそれでなくてもお │    ┃ ┃      │  そいのに、又ここで十年遅れてしまったと │    ┃ ┃      │  思いますがどうですか。         │    ┃ ┃      │ (7)検討委員会には二十才~三十才を入れまし │    ┃ ┃      │  たか。今は二十才代で衆議院議員に出る時 │    ┃ ┃      │  代です。二十八名の氏名と職業、年齢を示 │    ┃ ┃      │  して下さい。              │    ┃ ┃      │ (8)私は先人の言葉が好きで、昔の人はよく考 │    ┃
    ┃      │  えついた事だと思う事が多いのですが、  │    ┃ ┃      │  「彩りに満ちた暮らしの元気都市を実現す │    ┃ ┃      │  るためには美田を残す選択をしました」と │    ┃ ┃      │  言われました。美田をのこして財産問題が │    ┃ ┃      │  おこると思いますが、昔の人の言った事と │    ┃ ┃      │  逆ですがなぜですか。(市長は風景的にと │    ┃ ┃      │  らえていると思いますが)        │    ┃ ┃      │ (9)一国の総理が、国民が三番目か四番目にし │    ┃ ┃      │  か重要としていない郵政位の問題で賛成か │    ┃ ┃      │  反対か示させる時代です。イオンの事ももっ│    ┃ ┃      │  と議会や市民で議論し、アンケートや住民 │    ┃ ┃      │  投票をすべきではなかったか。      │    ┃ ┃      │(10)SCは大きな資本を持っています。他にも │    ┃ ┃      │  又進出を希望して来ると思いますが、福島 │    ┃ ┃      │  県のように出店調整条例を当市も検討すべ │    ┃ ┃      │  き。イオンは九州に二十店舗計画している。│    ┃ ┃      │  今後も含めこれが出来れば議論しやすいし、│    ┃ ┃      │  地元の有力者やあらゆる住民にかたよらな │    ┃ ┃      │  い公平な判断が出来やすくなる。     │    ┃ ┃      │(11)この出店白紙でイオンが取引をしている商 │    ┃ ┃      │  品を取り扱わない(取引停止)と心配して │    ┃ ┃      │  いる様な話も有りますが、たとえば商工会 │    ┃ ┃      │  長が経営している三和さんの商品、これは │    ┃ ┃      │  お聞きした事は有りますか。       │    ┃ ┃      │(12)SCは仕事で儲けたお金で社会に貢献して │    ┃ ┃      │  いる面も有ります。イオン一%クラブは毎 │    ┃ ┃      │  年全国の小中学生に八日間体験旅行を続け │    ┃ ┃      │  ています。今年はドイツへ行かせてますが │    ┃ ┃      │  そのような良い面を見るべきではないか。 │    ┃ ┃      │(13)群馬県の太田市の清水聖義氏が「工場だと │    ┃ ┃      │  誘致するのにSCだと規制するのはおかし │    ┃ ┃      │  い」と言っています。          │    ┃ ┃      │  客が「選べる機会を持てば人が動き、町が │    ┃ ┃      │  元気になる」そういうチャンスを奪わない │    ┃ ┃      │  方がいい。企業はどんどん来た方がいい。 │    ┃ ┃      │(14)日曜日は特に柳ヶ浦駅の駐車場がいっぱい │    ┃ ┃      │  になります。商店街や宇佐市の裕福な方々 │    ┃ ┃      │  が店をしめて博多や大分の一流店へ買い物 │    ┃ ┃      │  に行きます。汽車賃や駐車賃など気にして │    ┃ ┃      │  いません。五時に店をしめる田舎の店には │    ┃ ┃      │  商品も少ないし、いつ休むかわからない。 │    ┃ ┃      │  この現実をどう思いますか。       │    ┃ ┃      │(15)橋が出来ても道路が途中まで。財政が心配 │    ┃ ┃      │  される中、いつ頃までにりっぱな商店街が │    ┃ ┃      │  出来るか示していただきたい。      │    ┃ ┃      │四、公園問題について            │市  長┃ ┃      │ (1)市民の憩いの場である公園が少ない。今後 │担当部・┃ ┃      │  の計画を示して下さい。         │課  長┃ ┃      │   山にかこまれているので公園の発想にと │    ┃ ┃      │  ぼしいのかもわかりませんが、子供や老人 │    ┃ ┃      │  が日常事故に逢わず散歩の出来る公園です。│    ┃ ┃      │  団地の中も形だけの小さな物ばかり、市役 │    ┃ ┃      │  所の周りも早く計画しておればよかったの │    ┃ ┃      │  に、斎場やマンションが出来てしまってい │    ┃ ┃      │  る。別府市や中津市は仙台の街づくりに似 │    ┃ ┃      │  ていて本当に緑が多くおちつきます。   │    ┃ ┃      │五、宇佐市の支所の存続について       │    ┃ ┃      │ (1)市の出先機関の支所の存在は地元の人、特 │市 長 ┃ ┃      │  に高齢者の方にとっては便利な物ですが、 │担当部・┃ ┃      │  コンビニや郵便局に委託されるように成っ │課  長┃ ┃      │  て来ている。近隣では豊後高田市が導入し │    ┃ ┃      │  ている自動交付機は住民票、印鑑証明、納 │    ┃ ┃      │  税証明、所得証明などが午前七:三十~午 │    ┃ ┃      │  後八:〇〇まで土・日・祝日でもとれます。│    ┃ ┃      │  建物の維持や諸経費など考えた費用対効果 │    ┃ ┃      │  の問題ですが、統合させるか廃止と合併前 │    ┃ ┃      │  に話していましたが、どうなりますか。  │    ┃ ┃      │六、全国学力テストについて         │教育長 ┃ ┃      │ (1)昭和三十一年度から全国規模のテストが行 │    ┃ ┃      │  われ平成三年度に廃止されました。また復 │    ┃ ┃      │  活させるようですが無理に参加する事もな │    ┃ ┃      │  いと思いますが教育長のお考えを伺います。│    ┃ ┃      │ (2)つくる会の本の採用について       │    ┃ ┃      │  今年は小中学校の教科書採択替えする四年 │    ┃ ┃      │  に一度の年でした。前回(〇一年)までは │    ┃ ┃      │  宇佐市、豊後高田市などとつくる採択地区 │    ┃ ┃      │  協議会に入り実質的に共同で教科書を採択 │    ┃ ┃      │  していたが合併後の今回は単独の教科書採 │    ┃ ┃      │  択となることを選んだこともあります。今 │    ┃ ┃      │  回も大分県では〇だと思いますが教育委員 │    ┃ ┃      │  会の考えをお伺いします。        │    ┃ ┃      │ (3)各学校、図書館などのアスベスト調査は完 │    ┃ ┃      │  全に実施されたかどうか。        │    ┃ ┃      │七、建設業に対する完成工事金支払について  │建設水道┃ ┃      │ (1)公共事業の減少で中小の建設業は資金繰り │部  長┃ ┃      │  に大変苦労をしている。そんな中で今まで │    ┃ ┃      │  は一〇〇〇万以上にしか前払金がなかった │    ┃ ┃      │  のが今は五十万から出るような事になった │    ┃ ┃      │  そうですが、完成工事金の入金が今までよ │    ┃ ┃      │  り遅くなっていると聞きますが、合併によ │    ┃ ┃      │  る事務処理の一時的なものか。市のやりか │    ┃ ┃      │  たと旧町は異なる為統一しているのか。現 │    ┃ ┃      │  状の姿を説明して下さい。        │    ┃ ┠──────┼──────────────────────┼────┨ ┃十番    │一、市長ふれあいトーク(仮称)について   │市長・部┃ ┃林  寛君 │ (1)広瀬知事は「県政ふれあいトーク」を県内 │長及び担┃ ┃      │  まなく実施し県民の声を聞いているが、市 │当課長 ┃ ┃      │  く長も市民本位の市政を展開するならば、 │    ┃ ┃      │  じかに市民の声を聞く場を設けてはどうか。│    ┃ ┃      │  市民との協働での宇佐市づくりが実現する │    ┃
    ┃      │  のでは。                │    ┃ ┃      │二、先だって議会行革特別委員会が開かれたが │    ┃ ┃      │  市長が部課長会議の席で向こう五年間に現職│    ┃ ┃      │  員数の、十%以上の削減を表明したが、具体│    ┃ ┃      │  的年度別計画があれば公表してほしい。  │    ┃ ┃      │三、新入職員や他の職員の研修について宇佐市 │    ┃ ┃      │  独自の研修は行っているか。       │    ┃ ┃      │四、市政の長期的な発展の意味からも若手職員 │    ┃ ┃      │ の大抜擢をしてはどうか。         │    ┃ ┃      │五、女性職員の管理職への積極的な登用につい │    ┃ ┃      │ て。                   │    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ ◯議長(久保繁樹君)まず、五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)皆さん、おはようございます。五番、日本共産党の荷宮みち恵です。  一般質問も三日目ということで、お疲れでしょうけれども、よろしくお願いいたします。  まず、冒頭に、今回の台風被害に遭われた地域の皆さんには、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を市、県、国とともに全力で当たっていただきたいと強く要望いたします。  さて、私は、宇佐市議会第五回九月定例会に当たり、市民の皆さんの声を議会に届け、暮らしや福祉、教育や文化の向上を目指して一般質問をします。市長初め執行部の皆さんには市民の皆さんが納得できるよう誠意ある答弁を期待します。  それでは、通告に沿って質問をいたします。  まず、一項目の文化の振興についてです。  安心院町文化会館は、平成五年に開館以来、安心院町内外の皆さんにさまざまな文化事業を提供してきました。しかし、合併後の十七年度は自主事業の予定がなく、文化会館としての施設は十分に活用されていません。また、合併前まで館内にあった教育委員会も庁舎内に移動したため、三月以降、行事のない状態の館内は、人の出入りもなく、閑散として活気がない状態になっています。文化会館が自主事業で行ってきたコンサートや落語、映画会を初め、町内の幼児から中学生まで楽しめる年一回の観劇鑑賞会も大変魅力のある事業でした。しかし、これも合併と同時になくなりました。このように、ぱったり事業がなくなってしまった今の状況では、「文化の過疎化」が深刻に懸念されます。なぜこのような状況になったのでしょうか。社会教育や豊かな文化に触れる機会が多いということは、人生を豊かにし、そして地域を活性化させる大切な役割をも担っています。いくら財政が厳しいからといって、このままの状態でいいわけがありません。今後、文化会館の活用をどのように考えているのか、お尋ねいたします。  次に、文化会館内には、管理する職員が常駐ではなく、支所の庁舎三階に管理する教育委員会があることで目が届かないため、かぎがかけられています。だれもいない館内の中の図書館には、女性職員が二人だけという状況です。このことに問題はないのでしょうか。このような職員配置を今後検討、改善はできないのか、お尋ねいたします。  三点目は、同じく文化会館内にある図書館の充実についてです。合併前まで利用できていた県立図書館の団体貸し出し文庫の利用対象が、合併により、拠点となる図書館が宇佐市立図書館になったということで、このサービスが利用できなくなっています。安心院に限らず、このサービスを利用していた院内町の図書室も同様です。小さい図書館や図書室にとって、県立図書館から借りられていた五百冊というまとまった本の貸し出しがなくなることは、市民にとっても大きなサービスの後退です。  かわって宇佐市図書館から受けられるサービスもありますが、借りられる冊数は県立図書館ほどではありません。こうした影響を受けずに充実した図書館運営をするためには、今後、三市町の積極的な協力体制が必要ではないでしょうか。住民サービスを低下させないよう、安心院や院内に「ほんの森号」の運行を含めた検討を早急に進めるべきではないでしょうか。見解を伺います。また、あわせて、県に対しても、合併前と同じように各町村からサービスが受けられるよう申し入れをすべきではないでしょうか。  次に、二項目めの中学校統廃合にかかわる教育環境整備についてです。  六月議会での質問に対して、統合推進協議会を早急に立ち上げていただきました。ありがとうございました。早速協議も開かれ、地域や保護者の皆さんも気持ちが前向きになり、新しい中学校づくりへの取り組みが始まったと思います。しかし、今後は、一年半後の十九年四月新中学校開校に向けて、重要な課題も多く残されているのも事実です。協議会にかかわっていない保護者や地域の方には、どうなっているのかわからないという声が多く聞かれます。実質の協議会のスタートは十一月からということで、とても時間が足りないと心配されている関係者の皆さんのためにも、今後の計画や方向性についてお尋ねいたします。  二点目は、統合され新中学校の校舎となる安心院中学校の問題です。十九年に生徒数が一気にふえることによる環境整備はどう計画されているのでしょうか。部活動や部室の問題、駐輪場の問題等、今の状況では、支障を来すさまざまな問題が出てくると思われます。また、特色ある中学校として思い切った再編のための教育環境の整備はどのように進められていくのでしょうか。お尋ねいたします。  次に、統廃合に関しての説明と同時に地域や保護者の方たちに説明のあった給食センターの問題です。今のように何も動きが見えないような状況で、十八年度に建設、そして十九年四月新中学校開校と同時にセンター方式の給食がスタートできるのか。いつごろをめどに給食検討委員会は結果を出す計画なのか。今後の計画と方向性をお尋ねいたします。  三項目は、子育て支援についてです。  六月議会で、次世代育成支援行動計画について今石議員から質問がありましたが、具体的な答弁は、その時点ではありませんでした。今議会での一日目の質問で、児童館や放課後児童クラブの取り組みを最重点項目として計画に乗せるとの答弁がありましたが、五年計画のうち、合併後既に半年を過ぎようとしています。六月議会以後、「宇佐市子ども育成支援対策推進委員会」これは仮の名称ということでしたが、この設置の具体化や、三市町間で各種事業の取り組みについて、どう計画が具体化されたのか、明確な答弁を求めます。  また、その内容は、旧三市町のニーズが生かされている内容になっているでしょうか。旧宇佐市だけでなく、安心院、院内の今年度の重点取り組みはどう計画されているのでしょうか。お尋ねいたします。  四項目は、郵便局の窓口業務提携についてです。  今、全国で、身近な郵便局の窓口を利用して各種証明が交付できるようになった自治体がふえています。大分県では、旧宇目町の二カ所、豊後高田市でも四月から十カ所の郵便局でサービスが始まっています。また、中津市でも、下郷と今津の二カ所で来年二月からの利用に向け準備中となっています。旧宇佐市の昨年十二月議会で用松議員の質問の答弁にあったように、市町村合併を機に広域化したこともあり、周辺地域の市民の利便性の向上を図るためにも、具体的に検討し取り組むべきではないでしょうか。  続いて、五項目めはごみ問題についてです。  六月議会後、ごみ袋のすり合わせの現状と今後の計画についてお尋ねします。  合併協議の中や今までの状況から見て有料化の方向に進んでいますが、合併をして全人口の約八割が無料地域なのに、合併のうたい文句であった「負担は低い方に」合わせず、有料化するのは納得がいかないという声を多く聞きます。安心院町はさまざまなサービスが切り捨てられ、負担は高い方に合わせられたものばかりです。せめて、人口の少ない院内、安心院が無料地域に合わせてもいいのではないでしょうか。中津市では、合併によって有料だった耶馬渓が人口の多い中津市に合わせて無料になっています。  三点目は、ごみの減量化を推進するため、行政、市民との協働はどのように計画され、具体化されているのかをお尋ねします。  九月五日号の市報の中にも市長のコメントが載っていましたけれども、もっと具体的な施策が実現の方向にあるのか、お尋ねをいたします。  以上で、一回目の質問を終わります。誠意ある答弁を期待して再質問に臨みたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、荷宮議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)皆さん、おはようございます。市長の時枝です。  五番 荷宮議員の御質問にお答えいたします。  五項目め、ごみ問題について。  まず一点目、ごみ袋の値段のすり合わせの現状と今後の計画を明確にという件でありますが、有料ごみ袋については、合併協議会において、当分の間現行どおりとし、合併後速やかに調整することとなっております。また、詳細協議の中で、販売価格は現行の旧院内町を上回らないようにとなっております。これを基本として、ごみ処理基本計画の中で方針を定めてまいります。今後の計画につきましては、十二月までには実施時期や内容等について明らかにしたいと考えております。  二点目、無料化にすべきではないか、市民の声は聞いたのかという件でありますが、循環型社会を構築していくためには、市民一人一人がごみの発生抑制、循環利用についての意識を持って行動を起こすことが重要であります。ごみの有料化は、減量、リサイクルの行動を起こすきっかけづくりとして、また、排出者の責任、負担の公平性の観点から必要なこととなっております。こうしたことから、国も有料化の推進を図るべきであるとの指針が示されておりまして、県下の状況を見ましても有料化の方向にありますので、避けて通れないと考えております。  市民の声につきましては、平成十五年十一月のふるさとまつりの中で、アンケート調査を実施いたしております。この調査結果によりますと、ごみの有料化に取り組むべきという意見が五六%、やむを得ないが二九%、合わせて八五%でありました。  三点目、ごみの減量化を推進するために、行政、市民との協働についてという件でありますが、ごみの減量化を推進するためには、行政と市民が一体となって取り組むことが肝要であります。「広報うさ」九月五日号の「市長からの手紙」に掲載いたしましたように、私も戦中戦後の物不足時代にもったいないという精神で育てられてまいりました。その後、大量生産、大量消費、大量廃棄の使い捨て時代が始まって、物の大切さが薄れてまいりました。昨今のごみ問題を考える中で掲げてきた「三つのR」すなわち、「リデュース、リユース、リサイクル」をたった一言で言いあらわした言葉がこの「もったいない」であります。  旧宇佐市では、「リサイクルウエアが愛と喜びへ」を合い言葉に、家庭で使わなくなった衣料の回収及び募金活動を展開し、寒さに震える大勢のアジア、アフリカの人々に衣料の暖かさと心のぬくもりを届ける運動を行ってまいりました。ことしで八回目を迎えますが、今回から新市全体を四地区に分けて、毎年順番を決めて行ってまいります。自治委員、婦人会、ボランティアの方々にリーダーとなっていただいて、市民参加のもとに、「捨てればごみ、使えば資源の精神」に基づくこのボランティア活動こそが、市民との協働であります。また、このほか、ごみ減量等推進員による分別指導、リサイクル推進団体による資源ごみの回収等があり、ごみ運動に対する市民一人一人の意識向上につながるよう啓発を行ってまいりたいと思います。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの文化の振興についてと、二項目めの教育環境の整備についてを、教育次長 松本公則君。 ◯教育次長(松本公則君)皆さん、おはようございます。教育次長の松本でございます。  それでは、私の方から、五番 荷宮議員の一般質問のうち、大きい一項の文化の振興についてと、大きい二項の中学校に関する教育環境整備についてお答えを申し上げます。  まず、大きい一項のうち、一点目の、安心院文化会館の活用計画はという御質問ですが、現在、新市の文化団体と今後の文化事業について合同協議を実施をしております。あわせて冠事業も継続申請しながら、御指摘の文化の過疎化が起きないよう努めてまいりたいと考えております。なお、本年度事業として、平成十八年一月の下旬に文化庁の優秀映画鑑賞事業を行うように予定をしております。  次に、二点目の、管理を含めた職員の配置についてでございますが、行財政改革を踏まえ、指定管理者制度の導入等も含めて考慮しながら対処していきたいと考えております。  三点目についてでありますが、合併後、宇佐市民図書館は本館と安心院・院内各分館として位置づけをし、機能するようにいたしております。まず、御指摘の県立図書館の団体貸し付けについては、本館からの貸し付けで充足をしていこうということで、合併後変更をいたしております。この間不都合のあるようには聞いておりませんが、県立図書館へのリクエスト等については今までどおり実施してまいります。合併後、この間いろいろ工夫しながらやってまいりましたが、「ほんの森号」の運行も含め、今後、不足している部分については図書館協議会等に諮りながら改善をしてまいりたいと思っております。  次に、四点目についてですが、県立図書館の団体貸し付けについては、相互に協力関係がございますので要請は可能ですが、当分現行で行いたいと考えております。  次に、大きい二項の中学校統廃合にかかわる教育環境整備についてのうち、まず、一項目の統合推進協議会の今後の計画はという御質問ですが、協議会の開催につきましては、第一回目を七月下旬に開催し、次回は、現在学校名の募集を行っていますので、この募集の集計ができましてから選考委員会で決定を願い、その結果を諮ることになると考えております。  次に、二項目の現安心院中学校の生徒数増加に伴う整備計画はという御質問ですが、現在、安心院中学校の学年別のクラス数は各学年とも二クラスであり、平成十九年四月の統合時でも各学年とも二クラス構成となり増加分を吸収できますので、教室など特段の整備は考えておりません。  最後に、三項目の給食センターの計画はどう進められるのかという御質問ですが、先般、八月下旬に、教育長を委員長とする第一回の庁内検討委員会を開催いたしたところであります。今後、可能な限り早急に結論を出し、方向を明らかにしてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの子育て支援についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。 ◯福祉保健部長(坂口俊秀君)おはようございます。福祉保健部長の坂口でございます。  五番 荷宮議員の御質問にお答えをいたします。  三項目め、子育て支援の一点目と二点目は関連しておりますので、一括してお答えをいたします。  次世代育成支援行動計画については、合併前の平成十六年度に、三市町がそれぞれ地域の特色を生かして策定した三地区の行動計画を、新宇佐市の行動計画として位置づけました。今年度から、この行動計画に沿って、特定十四事業を初めとした各種施策項目の目標事業量達成に向け、取り組んでいるところでございます。  その中でも、特に今年度は、新市としての行動計画推進体制を整備することに重点を置きます。具体的には、今年度中に宇佐市次世代育成支援対策推進協議会を設置し、各年度における行動計画の実施状況などを、本庁・各支所は協議会に報告し、問題点や具体的な推進方法などを議論していきます。平成二十一年度までに行動計画に登載されている目標を達成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、四項目めの郵便局との業務提携についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長(出口 徹君)皆さん、おはようございます。総務部長の出口であります。  五番 荷宮議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目めの郵便局での窓口業務提携の件でありますが、各種証明書の交付事務につきましては、住民の利便性の向上や効率的な行政運営を図る上からも、郵便局との業務提携は一つの選択肢と考えております。しかしながら、現時点では支所・出張所で窓口サービスを提供していることや、今後の支所・出張所機能の見直しをしていく中で、費用対効果を勘案の上、取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、荷宮議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)それでは、順次再質問したいと思います。  まず、一項目めの文化の振興についてですが、合併をしてですね、町民の皆さんも文化会館の事業がないということを実感したというか、そういう状況にあって、大変寂しい思いをしています。職員が会館の中から庁舎の中に移ったということもありまして、大体がかぎがかかっていますし、その中にある図書館にはですね、トイレがありません。で、文化会館の中にトイレがあるので、その都度鍵を開けてもらうという状況にもなっていますし、平成五年に開館して以来、少しずつ事業は縮められてはきたんですけれども、それでもやっぱり立派な文化会館があるのにもかかわらず十分活用されていないということは、ほんとにもったいない話でして、宇佐市の配慮もあって今後映画を催すという方向にありますけれども、ぜひ十八年度に向けてですね、ほんとにことしのような状況になるということは考えられないんですけれども、先ほどの答弁の中では、文化団体の方たちとも話し合ってということですけれども、方向性としては見えてはいるんですけれども、具体的に安心院だけでなく院内の文化面、そして宇佐とのバランスなども当然考慮していただきたいと思うんですけども、そこら辺は、具体的にはまだ話としては上がってないんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)文化課長。 ◯教育委員会文化課長(小倉正五君)文化課長の小倉です。  お答えをいたします。  次長が述べましたように、宇佐、院内、安心院それぞれに文化協会がございまして、まず、文化協会の統一ができないものかというところから、文化課と地域教育課、それから三文化協会の皆さん方とお話を進めているところであります。で、議会開会中にも院内で最初にして、この会期間中にまた安心院でも持たれました。で、一応、今の皆さん方の御意向としては、一足飛びに文化協会で一本化というのは、なかなかそれはそれなりに問題があるだろうということで、それぞれの地域性を生かした中で、やはり、この旧安心院、院内、宇佐市の皆さん方が文化を通じてですね、交流し合うようなものになっていきたい。で、文化によって市民が交流し合い、施設がその交流の場となるような運営が望ましいんではないかということでお話をしてます。  幸い、宇佐市の文化会館、安心院・院内の交流センターそれぞれキャパが異なっておりますので、やはり施設が大き過ぎてできない事業もありますし、小さ過ぎてできないというのもあります。そういう面では、それぞれの施設のですね、地域性、それからその施設のキャパ等を勘案したですね、事業ができるんじゃないか。例えば今回、今、次長が申しましたように、合併後安心院の文化事業を見たときに御指摘の点がありましたので、急遽文化庁の方に相談してですね、宇佐の文化会館で行うはずでありました映画事業をですね、安心院の方に変更しました。で、ここで、せっかくですから、それプラス宇佐市が独自に持っていました映画事業もそれに合わせてですね、何か安心院で映画の文化というものが根づくような事業をこの際してみたらどうか。  以前、安心院で行われた映画の事業が非常に安心院の文化会館の大きさとしてふさわしいような気がします。ちょっと宇佐では大き過ぎましてですね、安心院がいいのじゃないかということでしておりますので、今後はそういうふうにですね、来年度事業に計画にするに当たっては、文化事業によって市民交流が活発になり、それぞれの施設が、その大きさにより内容により、むしろ合併してよかったというような施設が機能していくような方法でですね、市民の皆さんと話し合っていきたい。そういうふうに考えております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)大変配慮していただいて、町民の皆さんも安心するんではないかと思います。特に、周辺地域にあってはですね、なかなか生の文化、観劇にしてもそうですけれども、また、今提案された、映画の文化を地域に合った形でという提案ですけれども、それに対しても、やはり大変喜ばしい方向ではないかと思います。ぜひ院内も、院内の文化ホールもその規模を生かした形で、ほんとに合併してよかったという文化交流がね、これからも積極的に進めていけることを望みます。そして、また、地域の方たちの声を聞くという手だてもですね、今後どういった文化事業をしてもらいたいとかいう声をですね、聞く手だても考慮していただければなと思います。  じゃ、次にですね、職員配置の問題ですけれども、先ほどの答弁では指定管理者の制度も考慮しながらというお言葉でしたけれども、実際、広い館内に管理する職員がいない、そしてその中に図書館があって、女性二人であの大きい文化会館の中にいるわけですね。やはり職員も不安が大きいのではないかと思うんですけれど、その指定管理者の方向ということになりますと、そう簡単には、いろんな順序を踏まないと進まない部分もあるかと思うんですけども、当面ですね、以前その文化会館の二階には当然教育委員会もあって部屋もあるわけですから、その二階の部屋を生かす方向で、管理も含めての方向性ということは考えられないでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)松本です。  お答えいたします。  安心院の地域教育課の方とですね、合併当初から地域教育課の配置について、おっしゃるような不便さとか有効活用について相談を受けております。ただ、私どもだけで決められる問題でもございませんし、今後、組織機構を担当する庁内の協議をですね、進めてはまいりたいと思います。ただ、方向としては現時点でどうということは申し上げられないんですが、中長期の目標といいますか、中長期の管理方針を見定めたり、当面の費用対効果を見たりという中で、どのような形が一番望ましいのかということで協議を進めてまいりたいとは思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)検討していきたいという言葉ですとね、やはり時間がかかるんだなあというふうに思ってしまうんですけれど、費用対効果を言うんであれば、当然ほんとに活用しなければもったいない話ですし、文化会館のホールの利用をするだけでも違うと思うんですね。かぎがかかっていて入れないという状況ではなくて、何かホールを使った絵の展覧会だとか写真の展覧会だとか、そういう形での利用も当然含めて、かぎがかかった状態が続くということの改善はできないでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えを申し上げます。  これは、実は、こういった配置については、御案内のとおり、それぞれ旧市町ごとの持ち寄りというような形で方針が決まったと思っております。伺ったところによりますと、やはり合併によってですね、支所の、まあ、本庁といいますか、支所の中が、やっぱりどうしても閑散とされることも若干危惧されたということがあるんで、なるべく支所の中に出先等も集中をしてということで伺っておりますので、合併前のそういった旧安心院町における支所機能のあり方の方針があってのことだと思ってますので、そういったところも含めて、今後協議するしかないと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。
    ◯五番(荷宮みち恵さん)では、安心院の支所長にお尋ねします。そういう次長の答弁なんですけれども、実態は一番よく御存じだと思うんですね。いろんな方法で、職員の数の問題とかもあると思いますけれども、何らかの形で改善の方向に向けることができるのかどうか、お尋ねします。 ◯議長(久保繁樹君)安心院支所長。 ◯安心院支所長(眞砂文雄君)お答えします。  過去の経緯といたしましては、今、松本次長が申し上げましたように、いわゆる支所、旧安心院から二十名の職員が旧宇佐市の方に下るということでですね、前にありました保健センターについても、あそこの職員をいわゆる旧本庁の方に戻してですね、いわゆる住民の方の利便性もそういった部分で国道を渡って向こうに行くとかですね、そういうこと、それから、役所に来たついでに教育委員会の業務もできるというような総合的な面を考えて、いわゆる旧安心院の庁舎の中にそれぞれ職員を集中したという部分のところが考え方でございます。ただ、今後については、所管が私の方でもございませんし、教育委員会あるいはそれぞれ人事担当の方とも協議してですね、よりよい方向で進むよう検討したいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)それでは、ぜひ、支所長には現場の見える立場として、強く本庁のほうにも要望していただきたいと思います。  続きまして、図書館の問題についてですが、私も夏休みに子供と一緒に図書館に行ってですね、時期もありまして、お盆前後だったと思うんですけども、人がいなかったんですね、利用者が。まあ、たまたまの時間帯だったかもしれませんけども、そして、合併前に費用の削減ということで、図書館の中の有線、静かな落ちつく音楽も切られています。余りにも寂しい状況になっていることに驚いたわけですが、そして一番、図書館に入って一番最初に目に映る部分に、県立図書館から借りられていた五百冊近い本がなかったんですね。やっぱり寂しいなと。図書館の魅力というのは、やはり蔵書の数だとか本の内容の豊かさだということがあると思うんですけれども、県立図書館から合併によって借りられなくなったという話を聞きまして、ほんとにびっくりしたわけです。合併の弊害というのはこんなところまで来ているのかなあと。  県立図書館に問い合わせをしましたところ、拠点が変わったから、宇佐市の図書館を利用してくださいということだったんですね。院内の図書室にも私は足を運んで見させていただいたんですけど、院内の図書室はですね、司書の職員の方たちの努力で、住民サービスをなるべく落とさないようにということでいろんな工夫をされて維持をしていました。小さい図書室でありましたけれども、その中で、やはり県立図書館から借りられていました五百冊の存在がですね、やっぱり大きかったと。で、宇佐の図書館から借りられるということでしたけれども、資料として求めたんですが、宇佐の図書館から安心院分館が借りられる目安としてですね、三カ月で四百冊ぐらい。で、院内分館においては二カ月で百冊という状況なんですね。当然県立図書館の利用もできるわけですが、小さい図書室や図書館にとってはですね、その数の、本の数が少なくなるということは、ほんとに住民にとってもサービス後退であると思うわけです。  先ほどの答弁の中で、県に対しても要請は可能であるということがありましたので、様子を見ましょうということですが、県側に、合併をして拠点となる図書館を変えなければならない不都合があったのかどうかっていうところがですね、確認していただきたいと。当然私もすればよかったんですけれども、そうでなければ、当然、今までできていたサービスですから、維持ができるんではないかと思うんです。  安心院はことし職員が二人になっていましたので、何とかやりくりが少しは楽になったと。院内の図書室はですね、先ほども言いましたように、司書の職員の方たちのほんとに努力で維持されているんですけれども、図書室ということで司書の方がいないと、図書室を管理する専任の職員がいないということで、大変な状況だったんですね。そういうことであれば、宇佐の図書館からですね、週に一回でも何か職員が来てですね、何らかの形でかかわることができないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)図書館長の藤花でございます。質問にお答えします。  院内の分は、週一でもうちの職員がということですね。その分については、人等云々という部分であれば可能だというふうに思いますけども、現実に利用者がそんなにはいないというふうに聞いていますので、実際に必要であるかどうかというのはちょっと調べてみませんとわかりませんけども、必要であれば可能だと思います。 ◯五番(荷宮みち恵さん)必要であれば可能ということですので、院内支所長、ぜひ働きかけてですね、住民サービスを充実させるという方向もあってですね、働きかけていただきたいと思います。  それと蔵書の問題でですね、県立図書館から借りられなくなった分、割と早くに回すとかですね、そういった努力も工夫もいると思うんですけれども、分館ということですので、宇佐の図書館の館長は大変、やっぱり管理も大変になったと思うんです。ですが、分館に足を運んでですね、それぞれの分館の実態をまずやっぱり見ていただきたいと思うんですけれども、もう行かれたのでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)お答えします。  既に、月一ぐらいですから、もう五回ぐらいは行っていると思います。それと冊数の問題ですけども、安心院分館に四百冊というのは、これまでも経過としては四百冊借りていたという経過があるんですね。ですから、県から借りていた分についてはフォローできているんじゃないかなというふうに思っています。院内についても、せいぜい二百冊ぐらい借りていたんじゃないかというふうに思います。ただ、管理面がありますんで、余り極端に借りても、後、管理が大変ですので、そういう借り方をしていなかったんじゃないかなと。  ちなみに、県で借りられる冊数というのは千冊まで可能だというふうに伺っていますけども、実際に、安心院については今蔵書が二万冊程度なんですね。で、院内についても一万冊程度ですから、宇佐市の今の本館が十七万冊ありますんで、そういう意味では十分にフォローすることは可能だというふうに思っていますので、冊数が、これが五百冊必要であれば五百冊にふやすとかいう部分については十分可能だというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)じゃあ、十分に連絡を取り合ってですね、合併に伴う住民サービスの低下が起きないような協力体制をつくっていっていただきたいと思います。  院内の図書室の問題はですね、冊数で言うと結構な数あるんですけど、部屋に入るとやはりとても充実しているとは思えないという状況です。で、問題点がですね、雨漏りがすると、図書室の最大の敵である水がですね、雨のたんびにひやひやしなければならないという状況もありますので、施設の整備もやはり検討していただきたいというふうに思います。  あとですね、宇佐の図書館が、入り口のところで写真展をしたりとかいろんなイベントをしていると思うんですけども、ああいった形のイベントも分館に巡回ができないかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)お答えします。  あれは、図書館の方が自主的にやっている部分じゃなくって、ロビーでやっている部分については、利用者がさせていただけないだろうかということの要請があって、うちが問題ないだろうという部分についてはしてもらっているという状況ですので、それを安心院にも院内にも行っていただけんだろうかという要請はちょっと難しいかなというふうに思います。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)じゃあ、図書館の充実、そして職員の配置の問題の見直しも、積極的にぜひそれぞれの地域でお願いしたいと思います。  じゃ、次に、中学校の統廃合の問題について質問いたします。  早速にですね、統合推進協議会や危険校舎の津房小学校の建築にかかわる検討委員会も立ち上げていただいたんですが、今、学校名の募集が公募されています。名前など具体的になってきているので、地域の方たちも、前に進んでいるんだなあというふうに思っているわけですが、計画書という形ではないにしろ資料としていただいて、今後二カ月に一回ぐらいの会議の予定で進められていくという方向でありましたけれども、この二カ月に一回の会議でですね、たくさん残されているさまざまな問題が、どういう形で、どういうふうに形になっていくのかっていうのが、やはりちょっと心配なんですけれども、方向性としては、すべてのですね、制服ですとか、校名、校歌、校旗、それから通学のルートの問題などもさまざまあるんですけども、どのぐらいをめどに最終的な結論を出す方向にあるのかということをお伺いします。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えをいたします。  どれくらいをめどということになれば、私どもが、一応最終的なタイムリミットとしてはですね、十九年の四月に統合ということになりますので、大体、十八年の十二月までに大体すべてを決めて、あと、十九年に入りましてから、閉校式や、またあるいは新中学校の開校に伴う準備に、それでセレモニーの準備に入っていきたいというふうに考えておりますので、おおむね十八年の十二月ごろまでに、そういったすべての諸問題を大体協議を整えたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)一応二カ月に一度の会議という予定ですけれども、当然、その検討委員会や作業部会の中からこれではとても時間が足りないという要求が出れば、それに応じて十分協議をしますということですね。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)おっしゃるとおりであります。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)学校名ですね、今公募をしていますけれども、アンケートという形でいろんなところから校名が寄せられると思うんですけれども、選考委員の方たちが基準にするというか、最終的にはその選考委員会の方たちがいいと思うものを選ぶと思うんですけども、たまたま偶然ですね、名前が、同じ名前が多いものから優先的に決められていくのか、本当にそういったことは選考委員会の方たちの意思によって決められるのかというとこをちょっとお尋ねします。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えいたします。  この前、第一回の統合推進協議会の中で申し上げておりますけども、一応、応募があった分についてはすべて出していきたいと思っています。ただ、その中の基準としては、当然、応募の多かった上位の方から協議をされるんではないかなということで、推進協議会の中でもそのようなことで申し上げております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)先ほど、新中学の校舎となる安心院中学校の問題は、数的には問題がないであろうということでしたけれども、ソフト面ですね、うたわれていた「新しい中学校の再編成」と、ということは教育内容に踏み込んだ部分も新しい中学校像として策定してくのか、その計画はどうなっているんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)ちょっと質問の趣旨が、若干私が解釈できない部分があるかもしれませんが、実はこの前、第一回推進統合協議会の中で、ソフト面の心配としてですね、委員の皆さんから出された意見としては、中学校の生徒がやっぱりなじむような施策をですね、合併前にやってもらえないかということの御意見がありましたので、現在、三中学校の児童・生徒が交流できるような、そういった事業は事前にやりましょうと、校長先生にお願いしましょうということでは申し上げました。ちょっと質問の趣旨が聞き違えているかもしれません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)ソフト面っていうのはですね、その言われている内容もそうなんですけども、説明会の中であった文言の中にですね、学校教育そのものが大きな転換期にあることを十二分に考慮して、新しい教育理念のもと中学校統合が安心院町学校教育を大きく飛躍させる契機とし、ということがあるんですね。だから、当然教育課程がありますけれども、新しい中学校像としてですね、思い切った再編と、そこら辺については、まだ特色ある中学校としてのね、中学校像、そういうものはまだ計画には上がっていないんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)じゃあ、私の方からお答えいたします。  教育委員会でできるものと学校の校長の権限でやるものというのがございます。教育委員会でできるものというのは、宇佐市内三十四校の基本的な方向・方針、これは教育委員会の方で提示いたします。その提示の中で、その地域や児童・生徒の特色に合った学校経営方針というのは、これは校長の権限になるわけです。したがって、特色ある学校の経営はということになりますと校長権限になりますので、そこまでは教育委員会が踏み込むことはできませんので、大きな枠は示したいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)じゃ、新中学の校長に思い切ったね、特色ある中学校の経営を伸び伸びとしてくださいということを教育委員会からも激励していただきたいと思います。  続きまして、時間がないんですけれども、給食センターの問題です。今のところ、全く、給食センターをどうするか、新中学のね、給食をどうするかということが見えていないんですけれども、当然、きのうも院内の大隈議員から院内の給食センターの心配も出されていますし、今のような状況では、十九年の四月統合に給食センターでということは、恐らく難しいんだと思うんですね。安心院の中学校は、今まで、長い間、給食実現のために保護者の方たちも頑張ってきていたわけですけども、実現できずに統合を迎えたわけです。給食にするんであれば、当然質を問うわけですけれども、ほんとに始まったばかりという答弁もありましたが、方向性としては、やはり質の高い給食を提供できる方向でというふうに町民の皆さん望んでいますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えをいたします。  給食センターの問題につきましては、今、議員の質問の中でも触れられましたけども、きのう大隈議員にもお答えしたような状況であります。中身についても、当然質の高い、今、学校での食育教育ということが叫ばれておりますので、可能な限り高い質の給食ができるように、当然目指してまいりたいとは思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)まだ質問がほかにもありますので、早急にですね、検討委員会でいつまでに結果を出すということを示していただきたいと思います。  次に、子育て支援の問題にいきたいと思います。  この次世代育成の行動計画をですね、三市町分をいただいて目を通しましたけれども、残念なことにですね、文言がほとんど同じなんですね。で、ニーズ調査を踏まえた上での部分はそれぞれの三市町の特性が出ているんですけれも、文言のほとんどが同じという行動計画になっています。この行動計画をつくるに当たって七百万近い予算が使われているわけですから、ほんとに実態に合った実現性のある行動計画にしなければいけないと思うんです。  先ほど答弁にありました十四事業を目指して、新市の中で取り組んでいくということでありましたが、資料として求めて提出されたものを見ますとですね、放課後児童クラブですとか、一時保育、それから延長保育などのニーズがね、高いということがわかるんですが、院内町に限ってですけれども、ほとんど二十一年度までに充実したものとなる具体的なものが、放課後児童クラブのことですとか、一時保育、延長保育、それしかないんですね。そういったニーズのとらえ方をされているんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)それぞれ特色のある計画ということで、文言はほとんど同じということを言われましたけども、それぞれ特色のある計画にしておりますから、ただ、合併をしたわけでありますから、院内に、計画が少し手薄な部分があっても、全体的に調整を図っていって、計画に上がっていなくても、ニーズが多ければ取り組んでまいりたいというふうに思っています。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)じゃ、ぜひそうしていただきたいと思います。  六月議会で答弁にあったですね、推進委員会はもう設置はされたんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)六月議会で申し上げました委員会につきましては、少し名前を、その当時仮称でございましたんで、少し名前を変えていきたいなと思いますが、実際に設置するのは十月もしくは十一月の頭になるかなというふうに思ってます。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)五年計画の中でですね、立ち上げるだけで一年近くかかるという状況ですね、そしてこの行動計画の予定を見ますと、五年計画の中で実現していくものと、さらに見直して、合併をした市町村ということもあって、また、三市町のすり合わせも今後の課題というふうに状況になってですね、計画に次ぐ計画ということで、十年近く計画の段階が続くというような状況になるんではないかと思うんですね。その間に、子供を取り巻く状況というのは当然変わってくるわけですし、少子化もますます深刻になってくると。そういう実態を、たんびたんびに高額な委託料をかけて見直すということだけはね、やっぱりよくないと思うんですけど、それはいかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)その都度その都度、多額の金をかけた計画書を変えていく腹はございません。で、推進委員会にあってはですね、とりあえず一年の総括をしながらという部分で今設置が遅くなってございます。その間何もしてないかというと、当初から、平成十七年度からスタートしている計画にあっては、それぞれ特色のある事業として、支所は支所、本庁は本庁で、それぞれの事業を今展開しておるところでございますから、そう大きく計画的に変わっていくようなことはないというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)五番 荷宮みち恵さん。 ◯五番(荷宮みち恵さん)それではですね、十月か十一月になるであろうと言われている委員会の設置後ですね、具体的な計画が上がった時点で資料をまた提供していただきたいと思います。  郵便事業の問題ですが、すぐには難しいだろうというお話でしたけれども、合併をしてですね、全部の郵便局と提携するというわけではなくて、過疎周辺地域、今、高田は光ファイバーで地域イントラネットを使ってということで、それを利用した形で進めたので、予算が、ほとんど郵便事業と提携することの予算はかかってないということだったんですけども、学校まで、小学校区までは光ファイバーも通っているということですので、全部の郵便局ではなくて、まず、ほんとに予算もそうかからずに試験的にできる箇所からでも始めてみるっていう方向は見出せないでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)それじゃあ、お答えをいたします。  高田の例も出ましたし、他市の状況もというお話もありました。高田の場合はですね、議員さん御案内のとおりに郵便局まで光ファイバーが通っているということなんで、うちの場合は学校とか大きな公共施設までということなんですね。そういうことで、もし郵便局に光ファイバーをつなぎ込むとすればですね、百メートルあたりに、資料的にはちょっと古いんですけども、当時調べた資料によると百メートルあたりに三百万かかるということなんですね。そういうことで、光ファイバーがどこまでつないでいるか、現状の把握と、すべての端々の郵便局までは当然つながっていないんで、相当数の経費がかかろうかというふうには思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)時間がきましたので、以上で荷宮議員の一般質問を終結いたします。 ◯五番(荷宮みち恵さん)ありがとうございます。 ◯議長(久保繁樹君)次に、九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)皆さん、おはようございます。九番 佐藤でございます。  台風十四号の猛威は、宇佐市の山間地にも大きなつめ跡を残し、過ぎ去っていきました。先日の被災地の視察で、自然の脅威をまざまざと見せつけられました。この場をおかりし、被災された皆様にお見舞いを申し上げますともに、一日も早い復旧を念願するものでございます。  さて、今回の第四十四回衆議院総選挙が、小泉総理大臣のいきなり解散で幕をあけ、さまざまなドラマを演じながら、夏の嵐のようにこれも過ぎ去っていきました。しかし、この夏の嵐は、今後の日本の政治を左右する重要な課題を投げかけております。  一つは、二大政党制の是非であります。これは、衆院への小選挙区比例代表並立制の導入を柱とする政治改革関連法が成立して十一年、その成否を評価する議論が今、活発化しております。当時、細川連立政権が誕生し、選挙制度のほか、政治資金のあり方などが改革されました。新しい制度で、衆院選も今回を含めて四回行われましたが、果たして政治改革は成功したといえるのでしょうか。  「選挙制度改革については、失敗だったとの印象を受けている」公明党の神崎武法代表は、二〇〇四年一月二十八日、記者団の質問に答えてこう述べました。並立制の導入は、政権交代が可能な、いわゆる二大政党制を人為的につくり出すことがねらいだった。しかし、実際には選挙で政権交代が起きることはなく、神崎代表はこの点を指摘しました。むしろ、複数政党が協力して連立政権をつくり、より幅広い民意を反映できる、安定した政権づくりの流れが定着してきている。そもそも、二大政党制は日本の風土になじまないのではないか。国民の価値観は多様化し、二大政党のいずれかという選択のあり方では民意を吸収しきれない。  慶応大学の小林教授も、昨年十一月十七日付の毎日新聞で、「明確な対立軸を持たない二つの政党が政権を争ったところで、そこからこぼれ落ちる民意が余りにも多過ぎる」と指摘しております。  並立制という選挙制度が二大政党制を促す一方で、有権者の投票行動は二大政党制への流れに拮抗しているようでもあります。世界の潮流も多党制による連立政権に向かっております。二大政党制の本拠地といわれる英国でも、イギリスでも、最近は第三党の自由民主党が存在感を増しているのであります。これは、英国の自由民主党さんであります。一昨年秋の政党支持率は、労働党三六%、保守党三一%に対し、自由民主党は二六%であります。  日本では、並立制導入以降、約七〇%あった衆院選の投票率が六〇%台に下がりました。今回は、小泉総理の戦略で、まだ投票率はよい方でありますが、選択できる候補者や政党が少なくなったことが原因の一つとして挙げられております。  また、小選挙区では、中選挙区に比べ、投票しても議席に反映されない死票が大幅にふえました。新人は出馬しにくくなり、いわゆる二世、三世議員がふえているのが現状であります。小選挙区で落選した候補者が比例代表で復活する重複立候補に、納得できない有権者も多いのではないでしょうか。  選挙制度は、有権者の意思をいかに反映させるのかが使命であります。多様な意見を吸収できず、投票率低下を招いているなら、制度の欠陥は是正しなければいけないと思うのですが、いかがでございましょうか。
     さて、本題に入ります。  まず、介護保険についてですが、制度が始まってから五年が経過し、介護保険法の一部が改正されることになりました。五年間の推移を見てみますと、二〇〇〇年度の総費用が三・六兆円から、二〇〇五年度予算では六・八兆円にふえております。その原因は、一つには、急増する軽度認定者であります。数字を見ますと、要介護認定者が五年間で百九十一万人、八七%増加し、特に、要支援・要介護一の認定を受けた人が、一三七%に上っているということです。これは、認定率の地域格差が大きく、また、事業者の掘り起こしも原因となっているようであります。つまり、在宅サービスを中心に事業者の参入が続いていて、特に営利法人とNPO法人が、それぞれ一三一%。三〇一%の伸びを示しております。このまま推移しますと、国保の二の舞となり、いずれ介護保険自体が破綻するのは必定であります。  そこで、基本部分の改正を余儀なくされているわけですが、一点目は、今回の介護保険制度改正の基本的な考え方はどのようなものかお聞きします。  また、二点目として、新予防給付のサービス内容とはどういうものか、また、その認定方法は。  三点目、介護保険施設の施設給付の見直しの基本的な考え方は、また、利用者負担はどうなるのか。  五点目として、地域包括支援センターの機能はどのようなものか。在宅介護支援センターとの違いは。  七点目、介護認定にかかわる調査を宇佐市の行政として取り組むことが検討されていたようですが、その進捗状況はどうなのでしょうか。  最後、高齢者の虐待防止などの権利擁護事業が位置づけられておりますが、その内容はどのようなものか。また、宇佐市では高齢者の虐待の報告はどれくらいあるのか。以上、七点質問いたします。  次に、近年、市道の瑕疵による損害賠償請求が多く発生しておりますが、対策はどうしているのか。瑕疵の修復、あるいは賠償請求に対する査定はどうなっているのか。  最後の質問ですが、最近、宇佐市の公用車のガソリンが盗まれるという事態があったと聞きますが、その具体的な事実と、また、その対策はどうするのか、お聞きをいたします。  以上質問しまして、初回質問といたします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、佐藤治巳議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  九番 佐藤議員の質問にお答えいたします。  二項目め、公共物の瑕疵の修復並びに財産の保護対策について。  まず一点目、現在、市道は千六百七十二路線で、延長二千キロメートルと、非常に長い距離の管理区間を有しておりまして、加えて舗装の老朽化、緊縮財政等によりまして、その対策に苦慮しているのが実情であります。舗装の破損箇所につきましては、自治委員、警察署、郵便局、市職員等に依頼をして、情報収集に努めております。  道路補修業務につきましては、今年度より民間委託を開始し、機動力の強化を図っております。また、土木課の公用車には補修材を常備し、移動中の破損箇所を見つけ次第、その場で補修し、迅速に対応いたしております。その結果、前年比三三%増の補修ができております。今後も事故防止に努めてまいります。  損害賠償請求につきましては、全国市有物件災害共済会に加入し、対応しておりますけれども、事故の認定につきましては、平成十七年五月一日、「道路瑕疵による損害賠償に関する内規」を定めております。車両に関しては、警察の事故証明書の添付、歩行中のけがについては現認者等で確認をするようにしております。  二点目、公用車のガソリンが盗まれることについての御質問でございますが、公用車の、本庁・支所における管理につきましては、公用車使用後の施錠の徹底を指導するとともに、庁舎管理業務の中で、定時巡回を行っているところであります。  今回、学校給食センターに駐車していました公用車のガソリンが、平成十七年六月二十九日の夜間から三十日の早朝にかけて盗まれている状況を出勤した職員が発見しており、盗難された量はおよそ二十九リットルぐらいと見込まれております。現在、その対策として、勤務終了後に二台の公用車を交互に置き、給油口に手が届かないように接近して駐車をしております。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、一項目めの介護保険制度改革についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。 ◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長、坂口でございます。  九番 佐藤議員の御質問にお答えをいたします。  一項目め、介護保険制度についての一点目、制度改正の基本的な考え方についてですが、この改正は、制度の基本理念である高齢者の「自立支援」、「尊厳の保持」を基本としつつ、「明るく活力ある超高齢社会の構築」、「社会保障の総合化」並びに「制度の維持可能性」を高めていくことを目指しております。  二点目、新予防給付のサービス内容とその対象者の認定方法についてですが、新予防給付の内容は、介護保険法の理念である自立支援をより徹底する観点から、要支援一と要支援二の軽度認定者を対象に、既存サービスの提供方法の見直しや効果の検証を踏まえ、新たなサービスの導入を行います。また、介護認定を受けていない要援護高齢者を対象に、地域支援事業で、運動機能の向上、栄養改善、口腔機能の向上、閉じこもり・うつ・認知症予防に取り組み、要介護状態になることを予防します。  次に、新方式による要支援一・要支援二と要支援・要介護一の関係ですが、現行の要介護状態区分の要支援・要介護一は、平成十八年四月一日以降、介護認定審査会において、現行の要介護状態区分の審査に加え、高齢者の状態の維持、改善可能性の観点を踏まえた明確な基準に基づく審査を行い、要支援は要支援一に、要介護一は要支援二と要介護一に認定されることになります。そのうち、要支援一・要支援二の認定結果を受けた方が新予防給付の対象者となります。  三点目、介護保険施設給付の見直しの基本的な考え方についてですが、介護保険と年金給付の重複の是正、在宅と施設の利用者負担の公平性の観点から、介護保険三施設などの居住費や食費について、介護保険給付の対象外とするものです。ただし、低所得者については、負担軽減を図る観点から新たな補足的給付が創設されます。また、通所系サービスの食費については、保険給付の対象外となります。  四点目、施設給付の見直しによる利用者負担についてですが、この見直しによる利用者負担は、所得によって、補足的給付の対象者と受けられない対象者に分かれます。まず、補足的給付の対象者は、所得基準の第一段階から第三段階の方が対象となり、第一段階の生活保護受給者などは、従来と負担額は変わりませんが、第二段階の市民税非課税世帯かつ年金支給額八十万円以下の方は、従来の負担額より軽減されます。一方、第三段階の市民税非課税世帯かつ新第二段階非該当者は従来より重くなります。  次に、補足的給付対象外の方は、市民税世帯課税者で、この方々の利用者負担額は今回の見直しにより重くなります。  五点目、地域包括支援センターの機能と在宅介護支援センターとの違いについてですが、今回の制度の見直しによって創設される地域包括支援センターは、在宅介護支援センターで行っている総合相談や実態調査、さらに見守りなどの業務に加え、公正・中立的な立場から、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの三資格を配置し、介護予防マネジメント、包括的・継続的なマネジメントを行い、高齢者の安心と状態像の維持・改善に努めるものです。  六点目、介護認定にかかわる調査についてですが、宇佐市は要介護認定事務の見直しに伴い、平成十八年四月から新規、更新、変更申請に係るすべての認定調査を公平・公正の観点から、市直営で実施する予定であります。現在、要介護認定に係る訪問調査員の確保について検討中であります。  七点目、高齢者の権利擁護事業と高齢者の虐待についてですが、現在、権利擁護事業は、宇佐市社会福祉協議会で行っておりますが、平成十八年四月以降は新たに創設される地域包括支援センターが担うことになります。  まず、高齢者の権利擁護事業の内容についてですが、その対象者は、判断能力に不安があったり、判断能力が不十分な高齢者、知的障害のある方、精神に障害のある方で、一定以上の判断能力のある方が対象となります。その内容は、福祉サービスの利用の手伝い、日常生活に必要な手続の手伝い、日常的な金銭の出し入れ、大切な書類の保管などであります。また。一定以上の判断能力がないと判断された人は、成年後見人制度を活用し、成年後見人、補佐人、補助人と契約することになります。  次に、高齢者の虐待などの報告に関しては、高齢者の虐待を含めた高齢者の日常生活における相談としては、平成十六年度千八百三十八件の報告を受けております。その中には、高齢者虐待事例等、緊急を要する困難事例もありますので、その対応には、適時、地域ケア会議等を開催し、適切な対応に努めているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、佐藤治巳議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)特に、新しい介護保険、改正介護保険について、私が介護を受けている方に直接聞いた相談とか等をもとに、質問をしてまいりたいと思います。時間があと三十分で十二時っていうことで、多分、もうそれくらいで終わらせた方がよいのではないかという気がしております。  それではですね、まず、介護保険ということで、今回の、いよいよ介護保険が五年経過した中での改正介護保険法ということでございますけれども、いよいよ土建国家から福祉国家への移行に非常に加速がついているなという印象を受けております。それだけに、今後宇佐市においても、福祉行政の役割というものが非常に大きくなっていく、自治体の運営の根幹をなしていくぐらい重たい役割が今後高まっていくなと、こういう気がいたしております。  まず、今回の基本的な考え方というのは、そのとおりであろうと思います。私が、まず一点目の再質ですが、前々からやはりお尋ねもしてきましたが、宇佐市っていうのは、非常に事業所の数が多いなという印象を免れないわけですね。で、今後、今の改正法もありますけれども、今後もまだ事業所の数がふえていくような気配があるんでしょうか、どうなんでしょうか。お聞きをします。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)ある意味では、福祉が食い物にされるという話もありますから、そういうところに目をつける方があるかもわかりませんけども、実際的にはですね、まだ確定はしておりませんけれども、在宅介護支援センターだって、これからなくしていこうというような、今この介護保険法の改正に伴ってですね、地域包括支援センターを設立することによって、在宅介護支援センターだってなくそうというような状況もありますので、具体的にまだはっきりはしておりませんけれども、結構、それぞれの事業所、厳しくなるのかなというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)そのとおりだろうと思います。特に今回の改正法の中には、今まで県とかそういうところが主体で認定をおろして、宇佐市は「ああ、あそこが来たのか。しようがないなあ」というような、姿勢待ちという、それしかできなかったんですけど、今後は市町村の関与を強めるとあるわけでね、大いに、やはりそこ辺をきちっと分析した上でやっていってほしいと思います。ただし、ここ半年ぐらいでいわゆる駆け込み申請というのも考えられますので、そこ辺も、やはりきちっとした対応が必要ではないかと考えております。  次ですけれども、介護保険施設のいわゆる施設給付の見直し、で、昨日も質問の中に値段的なものが出ておりましたけれども、一般の、平均的な単価的には、宇佐市とかこの県北あたりにおいては、老人ホーム、特養、介護三施設の部屋、個室とか、まあ相部屋もあるでしょうけど、平均、やはりどのくらいになっていくのかまでは、どうなんでしょう。試算はされておりますか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)お答えします。  施設給付についてはですね、入所者と施設との契約でありますから、余り行政がそこに立ち入ることができないという部分がありますので、具体的にどうというのは今のところ把握をしてございません。今後もまた把握はできないなというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)実際、政府の方はもう平均的試算はなしておるわけで、個室のモデル的なものとして、一月当たり六万円とかですね。そして相部屋、四人部屋等で一人一万円とか、そして、さらに食費についても同じようなことで、行政が関知するほどのことを、内容でもないんでしょうけど。モデル的には四万二千円。これは一人当たりですね。そして、そうなりますと、個室でなま十万円、相部屋で一人頭五万ちょっとというような感じであろうかと思われます。  さて、じゃ、次に移りますけれども、今度、いよいよ具体的な細かいところをちょっとお聞きしますけれども、五点目の地域包括支援センターということが、今回また新しい進歩的な試みであろうと思うんですが、これは、こうなると、例えば先ほど出ました社会福祉協議会ちゅうのはどういうふうに変わっていくのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)今、社会福祉協議会は基幹型という位置づけになっています。で、地域包括支援センターが機能しなくちゃならんように法律的になったわけですけれども、社会福祉協議会にあっては、従来どおりでいけるんじゃなかろうかなと思いますが、ただ、基幹型の部分は確かになくなってくるだろうというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)今から、やはり、検討していろんな立ち上げをする段階なので、いろいろ聞いてもちょっと無理かなと思いますので、次の質問ですが、一つは、今度新予防給付ということが新たに設定されましてですね、私が、ある重度の介護度五ぐらいの人のところに行って聞いた話ですけど、本人は車いす自体ももう大変で、もういやだと。乗って回るのもいやだというような人が、仕方なくちょっと一時使用しなければいけなくなったんですけどね。そしたら、結構あれ、握力がいるらしいんですね。そして、あれに何日か、まあ何十日か知りません、使用していましたらね、握力がついてきてね、自分が介護も受けているんですけれども、非常にそれがやっぱり自分のプラスになったと、体力的に。それで今度はベッドの上でですね、自宅の、鉄アレイの小さいのを持ってね、わざわざ購入してですね、自分でやっぱり鍛えているというような現象も現実あるんでですね、やはり、たとえそういった介護度の高い方でも、そういう身体機能を少しでも強化するということは非常に大事であろうと実感をしたところでございます。  次にですね、まずお聞きしたいんですが、これは、介護そのものではなくて、いわゆる障害者の支援費に当たってくるんじゃなかろうかと思うんですが、一カ月のそういう費用をですね、受けている本人の口座に振り込んで、本人が口座から引き出して業者に支払うというケースがあるようなんですけども、障害者支援の部分と思うんですが、ここ辺はそういうことはあるんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)大変申しわけありません。そこを調べさせていただいて、後ほど御報告申し上げたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)要するに、重度の障害者、あるいは介護を受けている方も一緒ですけども、自分の通帳を持って銀行に行ってですね、おろして、それを業者に払う等の手続が、もうほぼできない状態の人がやっぱり多くなっている。最近特に。だから、それを聞いて随分二重手間で、しかも普通の健常者ならいざ知らず、ちょっとこれは無理がいっているなと思いました。これ、実際に聞いておりますので、もし不明な点があれば、またじっくりお伝えをしたいと思っております。  同じように、やっぱり似たような例になってきますけども、以前はヘルパーさんがですね、やっぱり介護を受けている人とあるいは親しくなってですね、「悪いけど通帳と印鑑をわたすから、何ぼかおろしてきておくれ」というケースちゅうのは、大いにあったと思うんですね、当初、一時期。ところが、最近はいろんな法律ができましてね。「もうそういうことはできないんですよ」と、ヘルパーさんが断るわけですよ。そうしたらさっきの話と全く同じで、「どげすりゃいいんじゃろか」と言うわけですね。だから、ここ辺の対策というのは何か考えられませんかね。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)まさに、そこを地域包括支援センターが担っていくのかなというふうに思います。総合窓口でありますし、社会福祉士がそこには必要になってきますけれども、その社会福祉士が全面的にそういう相談に乗って逆に行政に指導してくるのか、また裁判所等にお願いするのか、いろんなケースを社会福祉士が担当して、地域包括支援センターが担っていって、今後そういうことが極力ないようにというふうに考えております。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)そういう意味では、この新しい改正保険法というのは非常によく考えられた法律だなと思っております。  次にですね、配食サービスということがありますね。これの問題なんですけども、これ、本人だけを見ると明らかに配食サービスをしてあげられるという基準なのに、家族が同居していたり、すぐ近所に家族がおるとですね、その範囲、規定から落ちてしまう。で、結局、ヘルパーさんあたりにそういう弁当を買いにいってもらうというようなことがあるわけですね、聞いたわけですけども。ここ辺の状態というのはどう考えますかね。仕方がないと思いますか、それとも何とかせないかんと思いますかね。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)今後は、市が認定するに当たって、更新や継続や、そういう部分に市がかかわってまいりますから、よりよい姿に持っていきたいなというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)ぜひ、ここ辺の善処もお願いしたいと考えております。  それと、ちょっとまあ、いろいろ細々聞いてですね、あれなんですけども、もう一点ですね、あと、給付ということで何段階かあるわけですが、本人はもちろん非課税なんだけど、家族は二、三人、四、五人おっても、一人でも課税の人がおると、もう課税世帯とみなされるというですね、これも何かこう、もう取れるところはどんどん取れというようなですね、そういう感じに印象を受けるんですが、ここ辺はどうなんでしょう。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)気持ち的には、少し寂しいかなという気がしますけれども、これ、法律でございますので、やむを得んかなというふうに思います。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)まあ、これもですね。ほんとに法律のなするところで、課長を責めるような問題でも何でもありませんのでね。ここ辺は、やっぱりこういう声があると、多いということはですね、しかるべき機会があれば、ぜひやっぱり言うべきだろうと思います。  それから、六点目の介護認定の調査。先ほどはっきり部長さんが言われたように、福祉の行政で取り組むと。非常にいいと私はそう思うんですが、なぜかっていいますと、今までは、ケアマネジャーさんが調査に行ったその内容結果が、宇佐市の行政の窓口で却下されるというケースが、その一部ですよ、調査の一部が、そういうことはあって、そうなると、ケアマネジャーさんちゅうのは事業所から行きますから、非常に相手を取り込もうとしてですね、よりよい、通るような内容にしてしまいますよ、これは。ところが、宇佐市の行政となると、きちっとしなきゃなりませんからね。「ああ、ここはだめですよ」という結果になるわけですね。そして、その結果、どこに話が来るのかちゅうと議員に来るわけですね。「何とかしてくれ」。非常に困るんですね、こういうのは。こういう相談は受けられんわけですよ、実際は。  だから、私、そういう状況があったもんですから、思いあぐねてそういう相談をして、近い将来そういうことを検討しているということを聞いたんで、今回上げたわけですけどね。これはもう、はっきり、この改正保険法もやっぱりいろんな介護保険料を上げざるを得ないような結果になったからこそ改正されたということもあるわけで、やっぱり大いに、厳しいというよりも客観的なですね、調査をして、やっぱり客観的な結果を上げなければね、私はおかしいと、このように思います。  そういうことで、十八年度の四月から直営でやると。大いに結構だと思います。  で、ちょっと一言お聞きしておきたいんですが、そのときのスタッフの給与システムちゅうのはどのように、まさか職員待遇じゃないと思うが、そこ辺はどう考えていますか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)認定調査にあっては、公平・中立性を確保するという意味で、市直営でやっていきましょうと。それが、先ほど議員も冒頭述べられましたように、要介護一が一四〇%近くも伸びてきているという、そういうところが余計な掘り起こし等をやられているというふうに、まあ言葉は悪いですけれども、国からもそういうふうに言われています。そういう意味で、そこを徹底して公正・中立の立場でやっていくためには、市が直営でやっていく。そのためには、市の職員でやっていかなくちゃならんというふうに思っていますから、市の職員でありますから、給料は市から出るということになります。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)そこ辺は行革という今の範疇の中で、やっぱり、しかるべきところに人はふやすという考え方もあろうかと思いますし、そういう部分はもうこれは仕方がないのであって、行革といっても、ただ職員をこんくらい減らしたからいいではないかというのは、実は大きな危険性がある。ということは、サービスが低下していくおそれちゅうのは十二分に今度は出てくるわけで、人を減らせばよいではないかという考え方では行革はできないと私は認識しておりますので、しかるべきところに人数の配置というものをすべきであろうと。で、プラスアルファが必要であれば、いわゆる臨時でも嘱託でもあるわけですから、そこ辺は、ある程度全庁的にやるべきだろうと考えます。  最後、七点目のですね、高齢者虐待というのが、宇佐市でもこんなにあろうというのは、私、意外でですね。これは一つお聞きしておきたいのですが、虐待という以上、虐待をする側とされる側ちゅうのがあって成り立っているわけですね。これ、虐待される側の話ちゅうのは大きく上がってきているこの件数だろうと思うんですが、虐待する側の人に状況を聞いたことはございますか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)この部分にあっては、社会福祉協議会が担っている部分でありまして、実際には、先ほど部長の方から申し上げました平成十六年度千八百三十八件というのは、すべて虐待じゃございませんで、実は一般相談もこれに含めて入っておりますので、実際に虐待の数がどうかというのは、社会福祉協議会にそこまでは求めておりません。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)高齢者虐待ちゅうのもこの介護保険制度の開始によって次第にクローズアップされたことだろうと思うんですが、これは、やっぱり昔からあったわけで、いわばですね、介護する側、家族がですね、その息子ないし娘さんがですね、小さいころ飲んだくれのろくでもない親父が今になって世話を焼かせるなというような感情ちゅうのは、これしようがないですよね。そして、そのころになって言うことを聞かんからちゅうてですね、厳しく言ったら、もう虐待かと。言えば、「何だ、じゃあそんな過去もあったのか」と言ってみたりね。これは議論しだしたらいろいろ出てきて家内ゲンカになるわけですね。だから、やっぱりそこ辺、虐待する側される側という仲をどう取り持ち、納得させていくのかちゅう、これがやっぱり一つのまた包括支援センターのですね、取り組みになるんじゃなかろうかと思うんですね。  では、最後に移ります。  まず、公共物の瑕疵の修復並びに財産の保護対策ということでございますけれども、この市道の瑕疵によって云々ちゅうのがですね、非常にふえているわけで、実はどういうふうな質問をしようかと考えている昨日ですね、また新たなのが私のもとに入るわけですね。何かもう、ほんとこれはどうすりゃいいんだろうという気がいたしております。  これはきちっと状況に応じたですね、体制でやるしかないんでありますけれども、私は、一つちょっとお願いしたい、あるいは警告しておきたいことがあるんです。これはですね、これを受け合い、実際のこの示談ですか、やっているのがほとんど大半が土木課ですね。土木課の人がやっていると。これはちょっと、いわば業務外のことですよね。こういったのは、やっぱり常に土木課の職員さんがですね、立ち会って家まで行ったりですね、すること自体に問題がないかどうかですね、そこ辺、今どういう考え方でおられるのかですね、ちょっとお聞きをしてみたいと思うんですが。 ◯議長(久保繁樹君)いいですか。土木課長。 ◯土木課長(末弘計夫君)土木課の見解をお答えをいたします。  現在、議員の言われるとおり、事故の示談折衝については、土木に関する件については土木課の職員が行っております。職員でありますので保険知識がほとんどありません。非常に難しく、事故の内容等によっては相当の期間を要しているものもあります。今後、これらの事故の折衝については、保険会社に委託するか、各課に関連する事象をまとめて対応する係の新設ないし専門職等の配置の検討を、現在、行財政改革プランに提案をしているところでございます。
     以上です。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)やっぱり、これは、きちっとした、はっきりした形をつくらないかんなと思いますね。ある意味では、今、新しい、そういう課の新設等も言われましたけれども、まず、示談というのは当事者が行ったらもうできないんですね。相手の言いなりになるしかないんですよ。特に市の行政というのは市民からやかましく言われつけておりますからね。もう、ついついそうしてしまうということになりやすい。だから、これははっきりした、やっぱり査定員のようなですね、きちっとしたノウハウを持った人を多少お金がかかっても置かないとですね、今まではずってきたかもしれませんけどね、今後ますます不景気になると、どんなことをですね、自治体から少し引き抜こうと思ってしてくる人もあるわけで、そんな質問がなされましたよね、先日。ですから、やっぱりきちっとした対応ちゅうのはやらなければいけないと思いますので、よろしくお願いします。  最後、公用車のガソリンが盗まれるっていう、私もびっくりしたんですけれども、これはひょっとすると、市役所の公用車も、気がつかんだけで盗まれているんじゃないかなと思いますが、そんなことはないですかね。どうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)財政課長の市丸です。  毎朝、仕業点検をやっていますし、納車をしたときのガソリンのチェックというか、メーターでのチェック、朝のチェックもやっていますんで、今のところ、本庁の集中管理車においての抜き取りについては発覚はしていません。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)それでですね、これ、私ちょっと気になった点なんですが、給食センターの所長さんは今……。ああ、いらっしゃいますね。これ六月二十七日から三十日の間にちゅう、今聞いたんですけど、そのときにあなた報告をしましたか、総務課に。 ◯議長(久保繁樹君)学校給食センター所長。 ◯学校給食センター所長(加藤智彦君)学校給食センター所長の加藤でございます。総務課への報告はいたしませんでした。大変申しわけなく思っております。 ◯九番(佐藤治巳君)ちょっと、なんち言うたか、よう……。してない。 ◯議長(久保繁樹君)いいですか。再度。所長どうぞ。あんまりマイクに近づかない……。 ◯学校給食センター所長(加藤智彦君)報告いたしませんでした。はい。 ◯議長(久保繁樹君)九番 佐藤治巳君。 ◯九番(佐藤治巳君)こういうことは、やっぱりよく言われるんですよ。悪いことは早目に報告せないかん。いいことはちっとおくれてもいいわけです。そういう意味で、この報告体制というのは、きちっと。で、やっぱりそういう報告があれば、市長が朝礼などでね、マイクを通じて、こういうことがあったと、気をつけるようにち言うだけでも、やっぱり職員の心ちゅうのは引き締まるわけですよ。そういった意味では、迅速な報告、連絡、これは大事だと思います。また、こういったものが、市庁舎全体のですね、危機管理意識の高揚につながるんではないかと思います。  以上、細々と今回聞かせていただきましたけれども、以上で、私の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、佐藤治巳議員の一般質問を終結いたします。  昼食のために暫時休憩をいたします。                  休憩 午前十一時五十八分                 ──────────────                  再開 午後 一時 〇二分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を再開いたします。  一般質問を続行します。  次に、二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)皆さん、こんにちは。二十四番の斉藤でございます。  平成十七年九月宇佐市議会定例会において、三項目について一般質問いたします。  まず、最近の地球的規模の災害、地震、洪水、干ばつ、アメリカではハリケーン「カトリーナ」という名前がついた大きな災害をもたらし、そしてまた、今回九州を襲った台風十四号、私も消防団で長い団歴を持っていますけど、あれだけの災害は見たことがありません。すべての災害に遭われた方の、心から見舞いを申し上げたいというふうに思います。  さて、九月十一日に行われた衆議院総選挙、自民党の圧勝について、選挙は結果がすべてであり、民主主義の日本において、国民の民意は素直に認めなければならないと思います。ここに、改革の本丸と言われた、小泉首相の郵政民営化に対する主張が書かれてあります。  ほんの一部ですが読み上げてみたいと思います。「第一に、郵貯や簡保の資金は、三百五十兆円もの膨大な資金が、官でなく民間で有効に活用されるようになります。第二に、郵政民営化に対して、身近にある郵便局がなくなってしまうのではないかという心配の声をいただきます。かつて、国鉄や電電公社が民営化されて鉄道や電話がなくなったでしょうか。そんなことはありません。むしろ従来よりサービスの質が向上したり、代替するサービスが工夫されたりしています。全国に津々浦々に存在する郵便局のネットワークは、私たちにとって貴重な資産です。民営化すれば、民間の知恵と工夫で新しい事業を始めることが可能になります。第三に、郵貯は銀行が、簡保は保険会社が同じようなサービスを提供しています。宅配便や信書便ができて、郵便と同様あるいは郵便にないサービスを既に民間企業が提供しています」。まあ、一部でありますが、こういうことを書かれています。今回の選挙で郵政の民営化は決定的なものになりました。その前提で、この際、私の意見を少し述べさせていただきます。  昨日、広岡議員が述べたとおり、宇佐市議会では郵政民営化反対の請願を採択いたしました。民営化に賛成派の議員もいたと思いますが、宇佐市の地域性で採択やむなしとの結論だったのではないかと私は解釈しています。中でも私が一番言いたいことは、郵便事業についてです。全国津々浦々、はがきが五十円、手紙が八十円の国民サービスが守れなくなることです。宅配便が最盛期の今だから荷物が郵便小包とほぼ同額で着きますが、宅配便の始まったころは、民間では配達できない地域がありました。北海道の過疎地を例に挙げますと、往復で一日かかっていた宅配便の未配達地域を郵便物とともに届けていたのが郵便局であります。企業とは、と辞書で引きますと、公共性を持ち、営利を目的とするものと書いてあります。中には営利を目的とする団体としか書いてありません。今の日本は、電話やファクス、さらにはパソコンの著しい進化で通信網は確立されていますが、手紙は、日本のその昔から心のこもった日本の文化を支えてきた一つだと私は考えています。企業的に考えれば、大きな赤字を抱えるこの事業が消えていくのは必至であり、極めて残念だと思います。これから先、与党の公約どおり、郵便局が現在のネットワークを死守できることを願って今回の質問に入ります。  一項目めの質問は、今回の選挙で話題にも上らなかった農業問題についてです。昨日は、用松議員と和氣議員から質問が出されましたが、私は実務者の立場から質問いたします。  一点目は、生産法人化に向けて、現在、農政課がたび重なる説明会を開催して、その努力は大いに認めるところであります。そこで、生産法人化の取り組みについて、その現状と課題、また今後の見通しについてお伺いします。  二点目に、その生産法人にはどのような支援が受けられるのか、また考えているのか、あわせて御答弁をお願いいたします。  三点目については、農地の保全についてです。宇佐市は今回、イオン進出問題で、進出予定地であった畑田の優良農地の保全の重要性を改めて表明しましたが、無断転用の実態をどのように把握しているのか、またどのような指導や対策を立てているのか、お聞かせをいただきたいと思います。  二項目めの質問は、学校問題についてです。初日に今石議員から中学生の非行問題、昨日は広岡議員から長洲中学校の問題が質問されました。私は、和間小学校、長洲中学校、そして現在宇佐産業科学高校のPTA会長と、その経験から問題提起をさせていただきます。ことしの夏の甲子園、二年連続優勝、そういう快挙をもたらした北海道駒大苫小牧高校、優勝の後、指導者による暴力事件が発覚し大きく報道されたのも記憶に新しいところです。  暴力を肯定するわけではありませんが、私は、中学校、高校時代、バスケットボールというスポーツを通して、指導者の先生や先輩に、俗にいう、しごきによるびんたをたびたびもらいました。そして、私自身も後輩に対してしごきを行ったこともあります。今なら大変な事態になるところです。そんな経験や体験も、今では当時の先生や先輩に感謝をしています。そして、済まないと思っている後輩たちは私を慕ってくれます。昔と違うと一口で言ってしまえば簡単ですが、変わってはならないもの、それが縦社会の規律ではないでしょうか。私が中学校の会長時代、先生の胸ぐらをつかみ、「殴るなら殴ってみろ。教育委員会に言うぞ」そんな生徒もいました。私は、自分が中学校時代、体育の教員を夢見たこともありました。学力と家庭の事情で夢はかないませんでしたが、今では夢でよかったと思っています。現在の中学生や高校の生徒と接していたら、もし夢が実現して教員になっていたら、今ごろとっくに暴力教師として懲戒免職になっていたと思います。  そんな思いで、次の三点について質問いたします。  一点目は小学校の児童、中学校の生徒の携帯電話の所持や使用についてです。最近では、高校生はほぼ八割から九割、中学校、小学校の所持率もかなりの率で上がってきている。便利さを私は否定するわけではありませんが、非行のすべてがこの携帯電話からことが起こっているその事実を考えれば、宇佐市としてある程度の統一した指導マニュアルはできないものか。これは今回で二回目の質問になると思います。ぜひ前向きに考えていただきたい。答弁をお願いします。  二点目、社会問題になっているニート、学校の登校拒否や高校での自主退学の増加は、現在憂慮されています。小学校から高校までの間、人間形成づくりが重要と思います。小・中・高校の情報交換の強化やネットワークの充実が必要ではないかと思っています。初日の今石議員の質問の中に、小・中・高のネットワークはできているという答弁がありました。私もそれは存じていますが、現在のままで果たしていいんでしょうか。御答弁をお願いします。  三点目、小学校、中学校に自家用車で、最近、特に送迎が増加しています。現在は、その送迎が高校生まで波及し、登校時間帯に非常に交通混雑をしているということが明らかになっています。私自身も、雨の日だけに限っては、娘が宇佐産業に通っていますので、限っては乗せていっています。しかし、部活で夜八時になって天気がよくても迎えに行きません。そこらあたりは各家庭の事情もあろうと思いますが、宇佐市として、そのような送迎が増加していることについて、どういった見解を持っているのか、お聞かせを願いたいと思います。  三項目めの質問は、市民図書館についてです。合併後、二回目の質問となりますが、今回は、午前中に荷宮議員からも現在の課題について質問されました。なるべく重複しないように、また、前置きも省略し、次の三点について質問をいたします。  合併で、拡大したサービス、地域の取り組み計画はどの程度進んでいるのか、これはさきの六月にも質問しました。今回、三カ月、四カ月の間にどの程度進捗しているのか、お聞かせを願いたいと思います。  それから、小・中・高校生の登録者の率、これをどのように分析しているのか、また、その対策や課題はあるのか、御答弁をお願いします。  そしてまた、三点目は、財政の大きな負担になろうと思うんですけども、移動図書館「ほんの森号」の二台目の購入と、そういった計画があったと思うんですが、実際には実現できる可能性があるのかどうか、最後にこの質問の答弁を求めまして、今回の私の質問を終わりますが、時間をかけてもいいですから、わかりやすく、ゆっくり答弁を願いたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。二十四番 斉藤議員の質問にお答えいたします。  一項目め、農業問題について。一点目、平成十九年度以降の品目横断的政策にかんがみ、現在、関係機関で、各集落において集落営農に向けての推進を実施いたしております。制度の移行については、各農家には一定の理解を示してもらえますが、元来、家族経営による自己完結型から一気に集落営農への切りかえが必要なために、特に高齢者等に躊躇する姿勢が見られます。集落営農を維持発展をさせるためにも、新しい制度への取り組みは避けて通れないものとなっております。今後とも制度の周知徹底を図り、より多くの集落への推進を促したいと思います。  二点目、集落営農に取り組まれた事業主体には、集落営農育成対策事業により、ソフト面の設立経費等の助成や、機械施設等の導入などに対する支援措置が準備されております。  三点目、農地無断転用の件についてでありますが、農業委員会では、市内において無断転用が発覚した場合は、担当地区の農業委員と一緒に地権者に会い、工事中止等の勧告を行うとともに、勧告に対する遵守履行の指導を行っております。  以上で、私の答弁を終わりますが、その他については教育長、担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの学校問題についてを、教育長 半田 剛君。 ◯教育長(半田 剛君)こんにちは。教育長の半田でございます。二十四番 斉藤議員の質問にお答えいたします。  まず、学校問題の一番の、携帯電話マニュアルの件です。  急速な情報化の発展に伴って、小・中学生を取り巻く社会環境に、従来では予想もできないような状況が発生しています。特に携帯電話は、取り扱いによっては、さまざまな問題を引き起こす可能性を持っています。このようなことから、宇佐市教育委員会では平成十三年度に互いに信頼できる親子関係を築くことを指導の基本的な構えとして、宇佐市の実態や問題事例、所持する際の家庭での留意点等について触れた、携帯電話に対する指導用資料を作成し、各学校に配布して子どもの指導に当たっております。ちなみに、それはこういうものです。  次に、小・中・高校の情報交換の強化やネットワークについての御質問にお答えいたします。  社会問題化している児童・生徒の状況につきましては、教育委員会といたしましても、大変憂慮すべきこととして心を痛めています。御提言の、小・中・高校の情報交換やネットワークについてでありますが、市教育委員会の指導方針に、「一貫した指導を図る幼・小・中・高校間の連携の推進」を据え、取り組みを推進をしているところであります。具体的には、四日市北小学校、四日市南小学校、西部中学校と、宇佐産業科学高校との体験活動や、旧安心院町・院内町の四つの中学校と安心院高校との中高一貫教育の取り組みなどがあります。また、各中学校ブロックにおいて、小・中・高の生徒指導担当者や関係諸機関等のメンバーによる健全育成協議会を年間に三回から四回開催し、子供の非行防止、安全確保に向けての情報交換や対策・対応を協議しています。  このような現状から、現段階では、既存の協議会をより充実していく方向で考えております。  三番目の自家用車の送迎についてお答えをいたします。  自家用車での送迎は、雨天時以外はさほどありませんが、雨天時になると、中学校では八割近い生徒が車で登校している学校もあります。また、小学校では、数校で雨天時のみ三割程度の児童が車で登校しているところもあります。通学は、地域によってはバス、その他は徒歩か自転車による通学が基本であると考えていますが、保護者の責任で通学をさせるからと言われますと、それを強制的に止めることはできません。徒歩か自転車による通学という基本的な考えを、PTAを初めいろんな会で保護者に理解を求めたり、生徒会や学級会等で指導しているのが現状です。  以上で終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、三項目めの市民図書館についてを、教育次長 松本公則君。 ◯教育次長(松本公則君)皆さん、こんにちは。教育次長の松本でございます。  二十四番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  三項のうち、まず第一点目についてでありますが、合併後のサービスの拡大については、県立図書館が行ってきた町村への団体貸し付けについて、かわりに本館から分館へまとめて貸し付けをしたり、徐々に工夫をしながら進めつつある現状であります。また、おくれていました図書館協議会の立ち上げがようやくできましたので、今後皆さんと協議しながら検討してみたいと思っております。  次に、二点目についてでありますが、平成十七年四月現在、登録率は、それぞれ小学生九七・八%、中学生九四・四%、高校生八五・〇%であり、旧市の小中学生はほぼ一〇〇%の登録でありますが、子供の絶対数が減少傾向であり、今後の課題としてとらえております。また、旧町の部分については、今後の取り組み次第でふえるのではと期待をいたしているところであります。また、小学校入学時の加入登録についても七年を経過し、かなり浸透してきたものと思っております。  次に、三点目についてですが、移動図書館車の新規購入については、合併後の課題として、財政のハード調査の頭出しを準備をしていますが、コンピューターの更新がおくれていることや、車の稼働時の人件費等課題もはっきりしてきていますので、今後、総合的な判断も必要になるものと思われています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)一項目めから、順次再質問をさせていただきたいと思います。  生産法人の取り組み、きのう、たしか、現在、法人については五という数字があらわれたと思うんですが、現在、説明にたび重ねて行っている団体という、受託組合が主なんでしょうけど、その地区と、今後の見通しといいますか、十七年度中に幾つつくろうとしているのか、その見通しについて、もっと具体的にまずお聞きをしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。お答えをいたします。  昨日、質問の中で五集落、五法人できているというふうにお答えをいたしました。おかげさまで、平成十七年になりまして、橋津、葛原と二集落が法人化されました。今後の見通しとしては、本年度中には五つか六つか七つ、できればしていきたいというふうに考えております。一応ですね、関係機関、前の農業改良普及所それから農協、改良区、農政課等々で大体四十から五十集落ぐらいをピックアップしております。その中で、今、毎月一度関係者が集まりまして、その内の情報交換をいたしまして、こことここはぜひ近いうちに行って進めようやという話をしております。で、具体的に集落名につきましては、ちょっと今、手元に資料がありませんので、また、議員さんの方には後日お届けをしたいというふうに思います。そういうことで、今、一生懸命推進をしておりますので、ぜひ斉藤議員さんはもちろんですけれども、他の議員さんもぜひ集落営農に取り組むようにということを各地区にお帰りになりましたら、お話をしていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)先ほども言いましたけど、苦労しているのはわかりますし、五集落から、今、四十から五十の集落ということで、私どもの地域もその目標の集落の一つに入っているんですけども、先ほど市長が最初に答弁したように、人間関係でといいますか、昔、結構年配の方のそういった感覚はなかなかほげないということが、実は私たちのところにもあります。  しかしながら、結構、新聞報道で十九年の農業の行く末はという危機感は、私たちの世代も持っているわけですよ。私たちの場合も、親父が金を出すから三百万円のコンバインを買えというところを、一、二年待って、私たちが刈ってあげるから、刈ってあげるちゅうのは、賃刈りしてあげるから、安くて、もう一年待って何とか集団化に向けてと、法人に向けて努力をしてみようではないかという申し合わせはしているんですよね。  そこらあたりが、非常に行政として説得しにくい部分なんですけど、ここは、ほんとに十九年以降の農業を考えたときには、もう一押しですね、説明に行って、もう説明し尽くしたけども、もういいですというところまでね、交渉して、それがやっぱり結果として、十九年度以降に、やっぱり法人化しとかな悪かったなということが地区で思うまでぐらいに、私たちもPRをしていきたいと思いますんで、農政課もその辺のところを十分踏まえまして、少しやっぱり強力にですね、今回言っていいんじゃないかと思う。ぜひ今後の取り組みについて私たちも協力したいと思いますので、前向きに一生懸命頑張っていただきたいというふうに思います。  それから、生産法人の支援についてですが、ソフト面と直接機械に補助が出ると言いましたけども、補助率といいますか、コンバインとかトラクターが主な機械と考えられますし、大型化ということでありますけども、補助率は、私の認識では今まで五割というふうに思っているんですが、法人の大きさとかに関係なしに、そういった考え方でよろしいんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えをいたします。  機械設備の整備ということで、法人化した集団に対しまして、大型機械、例えばトラクター、コンバイン、田植え機その他でございますけれども、二十ヘク、三十へク以上になってくると、どうしても大きな機械が必要だということで、一千万円以内で補助をするということでございます。で、一千万円以内のうちの補助率でございますけれども、議員さんがおっしゃるとおり、県と市で二分の一というか、五割ですね、ということになっております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)はい、よくわかりました。  三点目にいきます。これは、私は、きのう広岡議員がイオンの賛成、反対の立場でいろいろな方が述べていますけど、私は特に反対でもなければ賛成でもない、まあ、いいかげんな言葉かもしれませんけど、そういった部分については特に触れるつもりはありませんけども、一昨日ね、議員の皆さん方にも多分来たと思うんですが、賛成派消費者の会だと思うんですけども、その中に書かれてあった、今回の農地保全、優良農地の保全の宇佐市の見解についてですね、いろいろ書かれていました。なるほど、市民としては疑問を持たれるなということで、私、通告を出した後だったもんで、電話もしていませんし、どういった考えで書かれたのかなというふうに思います。今回、三点目について、私なりにちょっと整理してみたいと思うんですが、無断転用ですね、一種農地の無断転用、面積的にはどの程度把握をしているんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)農業委員会事務局長。 ◯農業委員会事務局長(舛木次信君)農業委員会の舛木です。  斉藤議員の再質問にお答えします。  無断転用は、ずっと以前から無断転用されておる、御承知のとおりそういう農地もございます。それで、ここではっきり、面積的にはっきりは把握はしておりません。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)把握はしてないということなんですけども、答弁しにくいのかどうかということも考えて、あえて私は言いませんけども、無断転用をしているということは、把握はしているんでしょうかね。 ◯議長(久保繁樹君)農業委員会事務局長。 ◯農業委員会事務局長(舛木次信君)無断転用をしているところは、現在把握しております。そして、先ほど答弁で申しましたように、その時点で、一応、地元農業委員と一緒に所有者等関係者のところに立ち会いしまして、それなりの勧告、指導等を徹底して行っておる次第でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。
    ◯二十四番(斉藤文博君)そうですね。私も農業委員の経験をさせていただきまして、そういうルールはわかっているんですけど、あとの従わなかった罰則規定がですね、具体的に私もよくわからないんですが、その辺のところを少し教えていただきたいかなと思います。 ◯議長(久保繁樹君)農業委員会事務局長。 ◯農業委員会事務局長(舛木次信君)一応、これ、農業委員会の転用の許可というのは、転用の分は大分県の、県の方の許可でございまして、市が一応勧告をして、それでも、どうしても勧告どおり守らない場合は、県の方に一応報告して、県の方からその後の処分等の処置を講ずることになります。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)県の方に言って、後、県の方が処分ということですけども、私が知る範囲では処分という罰則規定はないんですね、はっきり言って。だから、無断転用すればしたもん勝ちということで、今回話題になっている農振除外の申請の有無ちゅうか、罰則規定のないものが果たして大きな話題になるのかなと、仮にですね、イオン三光が、無視をしてその土地に建物を建てた場合というようなことを考えると、あとどのような罰則規定があるのかなという疑問を感じたものですから、ちょっと質問をしてみました。  もうこれ以上、私も農業委員の経験者ですから、ここで追及するつもりはありません。ただ今回ですね、畑田に進出の借地料は反当九十万円で、もし農振除外がされれば、九十万円で、一反当たり借地料が九十万であると、このことについては、宇佐市としてはどのように把握をしているのか、お聞かせを願いたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  反当九十万円というのは、検討委員会の中では別にそういう項目は出てこなかったんですけれども、検討委員会を開く中で、企画課の方でいろいろ調査をした中で、そういう金額は出てきました。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)農地を守る立場からとおっしゃいますけども、やっぱりきのうも広岡議員が言っていましたけども、今、昨年でも米が一俵でも一万三千円。十俵取れても十三万円ですよね。で、麦をつくっても、総収入で二十万円上がるというのが今の農業の現状であれば、この三分の一でも、もし私が今回の進出予定地の地主であればですね、やっぱり来てほしいなと、これが本音ではないかなと思うんです。そこと農業政策の絡みで、宇佐市は非常に苦労されていると思うんですけども、今後ですね、この優良農地の問題については、ぜひ最初の所見を貫いてほしいなというふうに思いますが、ただ、農振除外が認められて、小さなコンビニエンスストアはできているんですよね。そういったところもあわせて、今後いろいろな部分から質問やら問い合わせがあると思うんで、位置づけをはっきりして、宇佐市として、農政課としても、農業委員会としても、行政全体としても説明責任ができるような形でぜひやってもらいたいというふうに思います。  二項目めの学校の問題にいきます。  一点目の指導マニュアルができているとかという、教育長が本を見せてもらいましたんで、後で一冊いただけますかね。実は、高校がですね、今非常に迷っているのが、県下の高校なんですけども、持ち込みがほとんど禁止だったのが、大分市内の普通校、進学校に当たる高校が、もうそういった規則は学校内にふさわしくないと、中で持たしても持たせる指導をしようじゃないかちゅう高校が三割ぐらいになったって、私聞きました。まだ、県北ではそういった学校はないんですけども、犯罪につながるという部分では、小学校、中学生はやっぱり規制をすべきだなというふうに思いますので、ぜひ年に一遍はPTAの会員、特に私は思うんですけども、まだ中学校、小学校に行く機会があるんですけども、保護者がですね、やはり親としてのマナーができていない方がおられますんで、そういった部分をPTAに働きかけながら、小・中学校にはこういう、生徒・児童には指導をしていますよと、保護者も一緒になってそういったマナーづくりをするべきだろうと考えますので、ぜひその辺のところを考慮していただきたいと思います。  二点目のですね、ネットワークの問題ですけども、現在、宇佐市内には四つの公立高校があるんですけども、その一年から三年の間に、中学校から高校に進学して、退学の率について、どういう認識を持っておられますか。御存じでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)お答えいたします。  中学校もしくは教育委員会として、市内の中学校の卒業生が高校で退学をしたということについての数の把握はできておりません。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)私は、ここで言いたいことはですね、今、自主退学、強制退学、ちょっと非行に走って強制退学も含めてですけども、非常に自主退学がふえているということなんですね。で、そういった部分については、例えば産業高校であれば、学力でやむなし産業を選ぶ高校生もいるんですけども、中学校の段階で、中学校の先生に聞くと、「あの生徒が、ええ、自主退学したの」と。もう一つ、非行に走った子供が退学になったことを言うと、「えっ、あの子供が非行を犯したの」と。  中学校でいい子だった子供が高校に行って自主退学や強制退学になっている、この事実はですね、私、高校にも申し上げたんですけども、お互いに情報発信をして、まず高校で受け入れた中学校に何で退学になったのか、その理由を含めてですね、中学校の方に言っていただきたい。そういうことを中学校に話を持っていきました。校長先生も、そういう事実関係がわかれば、中学校としての指導もやりやすくなるわけですね。  そこでちょっと話した内容をここで話しますと、小・中学校は義務教育ですから、中学校の先生たちは友達感覚でものがしゃべれるんですよね。だから、いい子ということは、高校になると、もう産業なんかになると、社会人で大人に行くまでの、大人を育てる教育も生徒指導の中でやらなければならない。そういった子供的な感覚で中学校で育つと、高校に行くとですね、先生を友達感覚で見ると。中には、やっぱり高校の先生たちには、その言葉が気に入らなくて、「おお、何を言よるか」ということで、先生とちょっとトラブルを起こして、それがちょっと過大になってついつい胸ぐらをつかむと。  先ほど私が前段で述べた、胸ぐらをつかむことは、中学校では退学にはなりませんけど、これはもう、高校ではまず禁止になって、諸注意を受けた後暴力になると即退学になるわけですね。その辺の感覚がですね、中学校である程度教えなければならない時代になったというか、やっぱり社会で認められないものを高校で認めるわけにいかないと。だから、高校で認めないものを中学校でやっぱり認めたら悪いと。そういった意味でですね、やっぱり中学校と高校、ネットワークづくりの強化というのは、そこを私はそう思うんですけども、その辺の見解についてどう思いますかね。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)おっしゃるように、今までの青少年健全育成会等では問題行動の情報交換ですね、どういう万引きがどこでありました、自転車の窃盗がどんなふうでしたとかいうようなこと、それからさらにはいろんな行事のときの問題行動の予防ですね、いわゆる補導をどうするかというようなことが中心で、実際に、卒業した子供たちが、その高校の中でどう生活をしているかというところの追跡調査はできていなかったというふうに思います。貴重な御意見として、学校の方に伝えたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)もう一つですね、提起したいんですけども、要するに、服装とか規律の問題です。  これは、ことしから学校評価制度というものが高校にも取り入れられまして、今回、宇佐産業科学の校長もかわりまして、非常に、そういう部分については、県の教育委員会から来たから熱心ちゅうか、初めて現場に出たから張り切っている部分もあるんですけども、実は服装でスカートの丈の短い部分とか化粧なんかも少し見苦しかったんです。ただ、PTAとして学校経営の中に入るべきではないと、私は思っています。ただ、今回、校長から提案されたのは、「会長、化粧はやめさせていいでしょうか」と。当然なことと私は思うんです。  何でかちゅうと、一つはですね、企業に面接に行くと、化粧をしてくる女の子はいらないという、これが今企業の第一の問題。それとあいさつのできない子はいらないという、この二つが大きな部分で、化粧をやめろという指導を一斉にしたそうなんです。中には保護者から「うちん子は、化粧をせんかったら学校に行かんて言う」。そういうときに校長先生が何て主任に言ったかちゅうと、「化粧をしたいんなら、化粧の行ける学校に行ってください」。一つは今までですね、やっぱり保守的というか、高校の退学者がふえれば学校の経営が問われていたけども、校長のそういう姿勢がですね、非常に功を奏して、今、宇佐産業科学高校の女の子は化粧をほとんどしていません。  それまで、普通校であれば、四日市・宇佐高校の女子生徒も多少化粧はしていたけど、うまいんですよね、化粧の仕方が。やっぱり同じするにしてもわからないようにしているちゅう、私はそういうふうに思うちょったんだけども、今回そういった生徒指導が一つやっぱり実っています。それは、学校評価制度のあらわれでないかと。もう一つは、やっぱり学校の先生たちの頑張りですね。非常に体力を使うと思うんですよね。これは、特に中学校の段階で各学校に私は教えてほしいし、高校の横のつながりの中でも、こういった部分については連絡をし合おうと思っています。それを下の方に発信するのも教育委員会の役割だろうし、各学校でもできると思うんですよね。どこの中学校の出身かもわかるし、そういったネットワークづくりをさせていただきたいんで、ぜひ、それを中学校でも取り組んでいただきたいと思うんですが、そのような指導はできるでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)今、各中学校でもそういう方向で一生懸命取り組んではいます。ただ、高等学校と違って化粧のできる学校に行きなさいというようなことが言えませんし、退学とか停学とか、一切そういうことが義務教育なのでできないんですね。ですから、本人が納得して保護者がわかりましたというような状況をつくり出さなければならないという、いわゆる説諭、理解というのが一番主な状況になっております。しかし、いずれにしても頑張っていきたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)宇佐産業科学高校の場合は、そういった逆発信を私お願いしていますけども、中学校からできることは、やはり各学校に行った生徒もわかっているわけですから、その追跡調査といいますか、ある程度一年間ぐらいの分については、やはり当時の三年生の担任あたりは非常に興味を持って、次の生徒指導に生きると思うんですよね。高校からの逆発信じゃなくて、中学校からやっぱりそういう追跡調査をするというのも、私は一つの提案だと思うんで、ぜひ、実現に向けて努力をしていただきたいというふうに思います。  三点目の自家用車の送迎ですけども、宇佐高の西門のところに送迎用の駐車場ができているんですよね。そういった社会現象もあるし、先ほど教育長が答弁されたように、小・中学校でも送迎するなというところまではいけないと思うんですが、一つだけ、校内まで入ってきてですね、雨の日に。この前、ちょっとたまたま和間小学校で見かけたんですけど、事故ですよね、事故が、まあ、いまだに報告が多分されていないし、私も聞いたことがないんですが、事故についての管理となると、これ学校の方が責任を持つし、教育委員会の方のやっぱり責任になろうと思うんですが、その辺のところについてどのように考えているか。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)お答えいたします。まず、日常的には、特に小学校の場合はですね、登校班というのがありまして、それで六年生が低学年を指導しながら行っているので、まず自家用車での通学というのは非常に少ないんです。ところが中学生になってきますと、今、子供たちはかっぱを着ない。それから長靴を持っていない。で、雨の日でも平気でぬれて自転車で行っているというようなことで、親がやっぱり見かねて乗せていったら雨にぬれんなというようなこともあっているようです。今御質問の、構内に乗り入れるかどうかということは、校内に入ってくることは御遠慮を願っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)ああ、そういう指導がなされているとうことなんですね。私が見たのは保護者がそれを守っていないということで、はい、わかりました。認識しました。  三項目めの市民図書館についてですけども、午前中質問した荷宮さんの答弁の中でちょっと気になったんですが、安心院・院内の学校図書の充実はどのような形になっているんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えいたします。  ちょっとですね、今、手元に資料を持ち合わせていません。申しわけございません。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)通告の内容と違いますけども、旧宇佐市で私ずっと質問を続けていたもんだから、本館と各学校の分ですね、旧宇佐市の場合はかなり連絡を取り合っているんですけども。図書館と小学校、中学校、すべてインターネットではつながっているんですよね。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)図書館とつなげているというよりも、図書館が市のインターネットと同じように公開されていますので、各学校についている分については閲覧が可能だし、向こうからのアクセスも可能だというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)図書館についてはたびたび質問していますので、また次の機会に詳しく聞きたいと思いますが、最後に、この「ほんの森号」の二台目の購入はですね、荷宮さんの質問と大きくかかわろうかと思います。財政的な部分で、できないものはできないということもしようがないと私は思っています。だから、それがいつごろ結論が出るのか、その分だけお聞かせを願いたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)お答えします。  結論とすれば、今年度中にはそれなりの結論が出るというふうに思いますけども、具体的には、今の車を使って、年度内にでも安心院・院内に動かしていこうということの、今準備を進めています。ただ、これは館が一方的に決めることじゃなくて、協議会等がありますので、そこでお諮りしながらぜひやりたいなと、試運転でもやりたいというふうには思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)先ほど、図書館協議会のメンバー、ぼちぼち立ち上げると言っていましたけど、旧宇佐市のメンバーだけではだめだと思うんで、安心院・院内の方が、どのような方が加わるか予定があるんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)安心院・院内についてはそれぞれ二名ずつ、ですから四名の方に入っていただいて、広域でそれぞれの団体に声かけをしましたところ、院内の方が一人いますので、実質五名の方が新規に加わるような形になる。それで全体で十九名の方です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)全体で十九名。私、一年間だけ協議会のメンバーに出していただいたんですけども、議員で図書館に関心のある方は、例えばきょう午前中質問された、隣にいます荷宮議員とか、そういった方々とですね、結構コミュニケーションがとれるように、できればメンバーの公表ですね、議員の皆様に、安心院はだれだれ、院内はだれだれというふうにお知らせ願えればなというふうに思いますけども。公開ですからいいですよね。メンバー。もうメンバー決まっているんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(藤花幸一君)これは、教育委員会で要するに最終的な任命、任命になるんですかね。委嘱になりますので、教育委員会におかけをしてオーケーをいただいた部分でありますから、公表も可能だろうというふうに思いますから、名簿が必要であれば皆さんにお配りしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)私は、図書館については、旧宇佐市のときから、すばらしい図書館であるし、職員対応もいいし、やはり合併しても一つの誇りだというふうに思っています。合併して、課題はまだ窓口にしか解消されていないと言いますけども、やはりサービスは平等に受けるべきだと思うんで、多少格差はありましても市民のニーズにこたえるような図書館で頑張っていただきたいと思います。  これで終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、斉藤議員の一般質問を終結いたします。  ここで、二時十五分まで暫時休憩いたします。                   休憩 午後一時五十八分                 ──────────────                   再開 午後二時 十六分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  皆さん、お静かに願います。  次に、三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)皆さん、こんにちは。三十一番、加来でございます。  議長の許可をいただきまして、質問させていただきます。  新市が発足して早くも半年が過ぎました。先日は急な解散で、皆さん大変お疲れになったことと思います。そのような中で、宇佐市にとって明るいニュースは、振興局が宇佐市に存続が決定したことです。中津が陳情していたので心配をしておりましたが、よい結果が出たことに市民の方々も一安心されたと思います。  相変わらず景気は低迷していますが、そのような中で、〇四年度見込みで、県が八年ぶりに単年度黒字になったと報道されました。前任者が日本一の借金知事の浪費で、後始末を広瀬知事は本当に努力して着実に財政再建をしている姿には頭が下がる思いで、今、評価も上がっております。どこにポイントがあるか、公共事業を百五十二億減額しました。ほかに職員数の削減と給料カットでございます。人件費を四十五億少なくすることができました。このため、経常収支比率も五年ぶりに九一・六%になりました。大分市も二〇〇四年度、市税収入が前年度を十六億三千四百万アップしました。二・四六%で、企業誘致の成果ですが、大企業の収益改善で法人税、市民税が大幅に伸びたことが要因のようで、よそは再建に着実に向かっております。  私は先日、安心院高等学校の後援会副会長ということで、県に陳情に行きました。県の部長や荒金議長の言葉の中に、「財政は厳しいが何もしないといっているのではない。少ない予算の中で優先順位を決めて、そして選択して、そこに集中した予算で今後やっていく」と言われました。このような方法で、宇佐市も一日も早く再建プランを作成し、実行していただきたいと思います。  そして、一番重要なことは、トップの決断にかかっていると思います。これも先日議運の研修でつくづく感じました。兵庫県の小野市は人口五万で宇佐市とちょうど似ていますが、民間の会社から市長になり、五十九歳の方ですが、お金を出すことを絞り、今現在、基金八十億ためています。給料を向こう三年間、市長二〇%カット、議員五%、管理職三〇%を実施中であります。入札は業者をできるだけ多く入れる。シートベルトをしない建設会社には入札させない、そういうことに取り組んでおります。  また、兵庫県の高砂市は、瀬戸内海に連なる何キロもの砂浜を、自然破壊という問題もあって当然すごく反対もあったと思いますが、決断して全部埋めました。工業団地をつくって、それが今一〇〇%売れ、超一流会社の三菱重工やキッコーマンが進出し、財政を潤しておる。市長は地域の十年、二十年先を見越した決断、これこそが今必要ではないでしょうか。そういう市は、やはり人材もよそから思い切って採用して、小野市は警視庁のトップを引き抜いて、市の防災等警備セキュリティー担当部長にしています。人材とやる気で市は全く変わってくるのだと感心いたしました。  市民サービスで、市役所にアンケート箱がありますが、それにアイデアを出すようになっておりますが、私は、他の市が先に手をつけていることでも、よいことであるならば、まねたり、ぱくることもよいことだと思っております。行政はこれからある金を使うことばかり考えず、アイデアでお金が入ってくることやよい節約をヒントにすべきだと思います。  大分市は、公用車に宣伝の看板をつけて年間一千万稼ぐ予定をしております。土曜日、日曜日には軽トラックなどの公用車を貸し出します。八時から五時までで、それも六百万くらい稼ぐ予定をしております。別府市の職員は、市報の編集をパソコンで行い、年間四百三十万の経費を節約しております。紙面はこれまでどおりで、部数は五万七千部配っております。何も問題は起こっておりません。九重町はITづくりを目指し、ブロードバンドの種類や導入時期を見きわめる調査を始め、町全体に広げようとしております。中津市は、教育委員会が二学期より市内の全小・中学校に外国の指導助手ALTを順番に派遣し、これに英語そのものよりも、外国や異国の文化になれさせる目的で始めたそうでございます。宇佐市も、いつまでも宇佐神宮、双葉山の生地、宇佐平野穀倉地帯、航空隊、東西本願寺、過去や歴史ばかりにとらわれ過ぎて、次のステップがないような気がします。  市民の生活も苦しくなる一方で、さらに生活保護者の減額、老人医療費の一割負担、法律は通りませんでしたが、障害者自立支援法、これなどは障害者にも負担金を出させるものでありますが、なければ親にも負担させる冷たい行政になってきている。今は勝ち組、負け組みとはっきりしていく時代だと思いました。社会問題になっているフリーターやニートにも、自治体も素知らぬ顔でなく早めに問題に取り組まないと、そういう人は税金を払いません。保険も払いません。この若者が市と親を食いつぶすと思います。宇佐市も、こういうところにも早く行政施策を取り入れるべきだと思います。  公務員は一人のためでなく、全体の奉仕者であるという気持ちが絶対必要であると思いますが、最後に市長にお願いしたいことは、市長は市民全体の将来の幸福と利益を考え、特定の団体や特定の組織の意見だけにとらわれないで、あくまで全体の意見を聞くべきであると思います。そして市民が納得する結論を出すべきであると思います。  以上でございます。それで、以上で一回目の質問を終わりますけども、私が質問を余計出しすぎていまして、一番と二番と三番目まできょうは答弁といいますか、お願いしたいと思います。  一番が、宇佐市職員と旧町職員同士の融和についてでございます。  二番目が、国際交流や姉妹都市について。  三番目が、イオンの問題についてでございます。  イオンの問題につきましては、検討委員会の資料を提出するように申しましたところ、いただきましたけど、名前と年齢は入っておりませんが、皆さんの机に配付してあります。で、交際費の方の、交流費の方の経費の資料を請求したんですが、いただいておりません。これは、何かやはり発表できないことがあるんだと思いますけど、これはまあしようがないと思っております。  じゃ、以上で一回目の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)加来議員、一応、一括質問ということになっておりますので、イオンのところまでですね、三項目めのイオンの問題まで、一応質問をしていただけませんか。でないと執行部の答弁がですね、できないものですから。はい。お願いいたします。前の席でお願いいたします。 ◯三十一番(加来栄一君)では、説明いたします。  職員についてでございますが、合併により、なれない職場の環境になった人や仕事に自信のない人がいると思いますけども、私もよく職員の方に、今相談に乗っていることがありますけど、やめようと思っているとか、そういう方もいらっしゃいますが、まあ、赤字になったら退職金も出らんし我慢しよと。で、もう少しやってみろと。で、半年か一年休むのもいいじゃないかというような、私は適切なアドバイスをしております。その点、市の方はどのように考えているかお伺いします。  それから、姉妹都市と交際でございますけど、今こういう経済状態のときには、やはり国際交流とか、それから姉妹都市の関係、そういうのはですね、できるだけ経費がかかることは抑えていくべきじゃないかなと思っております。特に、もう民間に全部委託するべきではないかと思っております。  それから、イオンのことでございますけども、それではイオンの方に入らせていただきます。  今、宇佐市でいろいろ一番問題になっておりますけど、どういう理由で市長さんが早く結論を出されたのかなということを中心に、市長のお考えをただしていきたいと思います。  以上です。  その中で、一つずついきますと、ちょっと時間がもったいなくて、私が再質問の時間が少なくなるんで、ちょっとそれを心配しているんですけども。  ショッピングセンター。SCといいますが、進出するとどうなる、四日市商店街の他の商店街を含め、どのように再開発していくか、消費者のニーズにこたえられるのか。市長にお伺いします。  中心市街地に市もお金を補助して再生するとしても、十年後には何件生き延びるか後継者も少ないし、今の経営者は七十歳、八十歳に近い人です。空洞化は目に見えていると思います。  自治体がよくコンサルを使いますが、市全体の商店街について市場調査を委託したことはありますか。  四番目、農業振興地域の農業従業者も高齢化と後継者不足ではないですか。貸して家賃が入ればそれだけ税収も上がるし、一反で九十万もあれば、米では稼げないと思います。
     場所的な問題ですが、農地に限らず、旧宇佐郡や市の周辺地まで入れた考えはなかったですか。院内のキリュウの跡や、宇佐の工業団地の周辺、安心院の上の原。車があるのでいろいろなことも考えられてよいのではないですか。  六番目、若い人は映画館シネマコンプレックス、またはブランド品や最新のファッションが来ることを楽しみにしている。若い人ほど歓迎している。文化、情報が田舎はそれでなくても遅いのに、またここで十年おくれてしまったら大変なことになると思いますが、どうですか。  検討委員会には二十歳、三十歳を入れたほうがよかったのではないでしょうか。今は二十歳代で衆議院議員に出る時代です。二十五名の氏名と職業と年齢を提示してください。  八番目が、私は先人の言葉が好きで、昔の人はよく考えついたことだと思うことが多いのですが、「彩りに満ちた暮らしの元気都市を実現するために美田を残す選択をしました」と言われましたが、美田を残して財産問題が起こると思いますが、昔の人の言ったことと逆ですが、なぜですか。  九番目は、一国の総理が国民が三番目か四番目にしか重要としていない郵政ぐらいの問題で賛成か反対か示す時代です。イオンのことももっと議会や市民と議論し、アンケートや住民投票をすべきではなかったですか。  SCは大きな資本を持っています。他でもまた進出を希望してくると思いますが、福島県のように出店調整条例を当市も検討すべきでありますし、イオンが九州に二十店舗計画している。今後を含め、これができれば議論しやすい。地元の有力者やあらゆる住民に偏らない公平な判断ができやすくなると思います。  この出店白紙で、イオンが取引している商品を取り扱わないと心配しているような話もありますが、例えば商工会長が経営している三和さんの商品、これをお聞きしたことはありますか。  SCは、仕事でもうけたお金で社会に貢献している面もあります。イオン1%クラブは、毎年全国の小・中学校に八日間体験旅行を続けています。今はドイツへ行かせていますが、そのようなよい面も考えるべきではないでしょうか。  群馬県の太田市の清水氏が、「工場だと誘致するけど、SCだと規制するのはおかしい」と言っておられますが、このことについてお答えをいただきたいと思います。  この出店で、日曜日は特に、十四番目ですが、柳ヶ浦の駐車場がいっぱいになり、商店や宇佐市の裕福な方々が店を閉めて、博多や大分の一流店へ買い物に行きます。汽車賃や駐車賃など気にしていません。五時に店を閉める田舎の店には商品も少ないし、いつ休むかわからないこの現実をどう思いますか。  十五番目、橋ができても道路が途中まで。財政が心配になる中、いつごろまでに立派な商店街ができるか、示していただきたい。  以上でございます。  四、五、六、七は、ちょっと時間の関係で、きょうはいたさないことにいたしました。 ◯議長(久保繁樹君)加来議員から、大項目についてのみの質問一項目めについてありました。二項目めについてもそうであります。三項目めにつきましては内容について詳しく質問されたわけですが、それ以降、四項目め以降は、次回に一般質問を回すということでございますので、順次それに従って答弁をしていただきたいと思います。  では、項目に従いまして、まず、執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  三十一番 加来議員の質問にお答えいたします。  二項目めの国際交流や姉妹都市について。御質問が、何か中身についてあんまりございませんで、アバウトな御質問でございましたんで、私もアバウトに申し上げます。  現在、宇佐市におきましては、国際交流では、韓国慶州市と友好親善都市、それから中国上海市南匯区とは友好協力交流の締結をいたしております。また、締結はしておりませんが、韓国竜仁市とも友好交流を行っております。国内交流では、奈良市と友好都市、岡山県和気町とは姉妹都市の締結をしております。また、締結に至っておりませんが、大阪府八尾市も含めて地域間交流を進めております。  これら交流事業については、市といたしましては、今日の厳しい財政状況下ではありますが、ホームステイ交流、物産・観光交流等を通して、地域文化の振興や二十一世紀を担う人材育成、あるいは特産品や観光などのPRを努め、地域の活性化を図っていくことも重要であると考えております。  交流事業は、宇佐市発展及び人材育成のための重要施策として取り組んでおります。今後は、従来の業務内容等を参考にしながら、経費節減に努め、スポーツ、教育、文化、観光、経済など幅広い分野における交流の積み重ねと相互交流による活性化により、より一層の宇佐市発展を図るため、事業の推進に努めます。  以上で私の答弁を終わります。その他については担当部課長より答弁させます。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの職員の融和についてと、三項目めのイオンの問題についての六と、七と、九と、十と、十二と十三を、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長(出口 徹君)総務部長の出口です。  三十一番 加来議員の質問にお答えをいたします。  まず、一項目めについてでありますが、関連しておりますので、総括して申し上げます。  近年の情報通信を初めとする事務機器の改革、さらには地方自治体財政の危機的な状況の中での大合併など、社会情勢は日々変化をしております。また一方では、少子高齢化が進み、住民ニーズは多様化し、職員の日常業務は質的また量的にも大きく変化を来しております。このような状況でさまざまなストレスが蓄積され、心と体の健康づくりとメンタルヘルス対策が社会問題としてクローズアップされております。  職員が明るく健康で仕事に携わるために、福利厚生の一環として、健康づくり教室やメンタルヘルス研修など、さまざまな健康対策や健康管理に努めているところであります。  しかし、今回は、合併というこれまでに経験したことのない環境下で、職場では見直す事案も多く、苦労している職員も多いことと思いますが、同じ市の職員でありまして、仲間であると認識をしております。本庁と支所間はもちろん、関連職場同士で、連絡を密にしながら調整を続けてまいります。  また、なれない環境やついていけない職員の年度途中での人事異動につきましては、異動で職場が変われば、全く異なる分野の仕事への対応や人間関係に苦労するケースは全職員同様でありまして、個人の状況によって随時異動することになれば収拾がつかなくなりますので、いろいろな状況を把握し、常に適材適所を基本に定期異動を行ってまいります。  真の住民サービスを提供するために、管理職は、仕事や人間関係の悩みをいち早く察知し、健康災害の未然防止に取り組むと同時に、職員が健康で職場が明るくなるように、お互いに助け合い、職員同士の信頼関係を築き、よりよい職場環境づくりに今後も一層の対策を講じてまいります。  次に、三項目めの(六)、イオン問題の(六)になりますが、若者のファッションや文化情報についてであります。今回進出計画のあった大型店の店舗内容は、詳細には把握していません。若者の消費動向も的確にはつかんでいませんが、すべての市民を消費者として、消費者行政に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、検討委員会の委員についてであります。大型店の進出は、市民生活を初め、多方面に影響があると考えます。広く市民の意見を聞くため、検討委員会設置要綱を定めまして、市民各層から二十五名以内で、市長が委嘱をいたしました。  次に、(九)、イオンに対するアンケートや住民投票についてであります。検討委員会の意見は市民の意見として十分参考になるものととらえております。  次に、(十)、大型店出店調整条例制定の検討についてであります。調整条例は反面規制を強化することにもなります。市民間で議論する余地はなくなるものと思われます。市民生活に影響を及ぼす案件は市民の意見を聞く必要があるものと考えております。  次に、(十二)、大型店の地域社会貢献についてであります。検討委員会委員の意見は、是非双方の意見があります。大型店の文化的貢献は意見の中に含まれております。  次に、(十三)、商品購買選択肢の拡大についてであります。市内には現在十三店舗の大型小売店舗が立地されております。消費者人口から見て商品の購買選択肢はあると思われます。しかし、市外への消費者流出もあります。それを食いとめる方策が必要であることも認識をいたしております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、三項目めのイオンの問題についての一と二と三と四と五と八と十一と十四と十五を、経済部長 赤峰克己君。 ◯経済部長(赤峰克己君)皆さん、こんにちは。経済部長の赤峰のございます。  三十一番 加来議員の質問にお答えをいたします。  イオンの問題についての一点目についてですが、四日市商店街やその周辺を対象に、商業とあわせ生活や交流を含めて活力とにぎわいのあるまちづくりを行うため、中心市街地活性化基本計画により、「時が出会い人が出会うふれあいのまち」の将来像に向かって、商店街の整備や商業の振興を図ってまいります。  次に、二点目についてですが、中心市街地においても、経営者の高齢化や空き店舗などの出現による商店街の空洞化も目立つ状況にあります。この状況を食いとめ、活力ある商店街を構築するため、中心市街地活性化基本計画を短期、中期、長期のパターンに分類し、各種事業や取り組みを行っているところであります。  次に、三点目の市場調査についてですが、平成十三年八月に、中心市街地基本計画を策定する際、市内の消費者、商店を対象に市場調査を実施しております。  次に、四点目についてですが、宇佐市の農家の方も高齢化と後継者不足については御指摘のとおりです。また、一反当たりの農家所得も低額の状況です。国の補助事業で圃場整備をした優良農地であり、賃借だからといって、宅地化して一たん建物を建てたり駐車場にしたら、もうもとには戻りません。宇佐市の基幹産業である農業を守るため、優良農地を守り乱開発を防ぐためにも必要なことでしたので、御理解をお願いいたします。  次に、五点目の場所選定の件ですが、農振除外申請書提出のときに他の場所の検討結果を添付していましたので、他の場所についても検討を加えたようであります。  次に、八点目の美田を残す選択の件ですが、決して風景的にとらえて農振除外申請を却下したのではなく、これから新宇佐市として目指す、彩りに満ちた暮らしの元気都市実現のためには、法律に従って除外申請を却下し、今後の乱開発を防ぎ、農業をしっかり守っていくことが必要だと判断したからであります。  次に、十一点目の、イオンと取引のある市内業者の商品の取引停止の事例につきましては、関係者に聞き取りを行ったところ、現時点ではないようであります。  次に、十四点目の消費者や購買力の市外流出については、大変残念な状況と考えております。このような状況を食いとめるため、中心市街地活性化計画により、活力ある商店街やにぎわいのあるまちづくりを一刻も早く実現していくことが重要であると考えております。  次に、十五点目の中心市街地の整備改善や商業の活性化につきましては、ひな祭りや響通り春祭り、七夕祭りなど、商店街の自主的な取り組みとあわせ、具体的な事業計画ごとに短期五年以内、中期十年以内、長期十五年以内に分けて、町並みの整備や安らぎと憩いの空間づくり、にぎわいとふれあいのまちづくりに取り組んでいるところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、加来議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)まず最初に、友好都市の関係ですが、奈良市なんですけども、歳入歳出で千百五十三億円の町でございまして、人口三十七万あります。現在九の市と、慶州市、トレド市、西安、ベルサイユ、キャンベラ、郡山、小浜、大宰府、宇佐でございますが、そういう大きなところとつき合うのも大変なことですし、田舎の小さな祭りももっと大事にしてもらいたいなというふうに思っておりますけども、やはり経費的にすごくかかるんじゃないでしょうか。それと、やはり先方の市長さんもよく変わることがあるんで、やはりこういうのは民間、宇佐市で言えば西さんとか平田さんとか、溝口さんのような人に代表になっていただいて、政治家はできるだけ横からサポートするというような形がいいんじゃないかと思いますけど、どうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  当然そちらの選択肢もあるわけで、民間にお願いをしていくということも視野に入れております。ただ、現在では都市間の交流で締結をしております。で、今のところ行政のトップである市長と交流をやっているということであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)私はですね。今度ちょっと奈良市というところはですね、前、市長さんがお父さんが市長で、そのまた息子さんがなったんです。、鍵田忠三郎と忠兵衛って方なんですけど、親から相続した固定資産と市民税を滞納しておりまして、議会から不信任案が出まして、出たら今度は議会を解散しました。選挙をしましたらその方は大負けに負けました。でまた、今度衆議院の選挙に出ましたけど、また小選挙区では負けておりまして、自民党があんなに勝っているのにあの方は落ちています。  だから、そういうね、問題のある市なんですけども、また新しい市長さんができてきて、会いにいってセレモニーをするということで、かなり経費がかかると思うんですけど、やはりこういう赤字財政のときは少しでもその点を抑えていただきたいなと、そしてまた、一時はやったサミットといいまして、名前が一緒だから仲よくしましょうとかいうので、全国的にサミットがありましたけども、今、合併になりまして、どんどんそれも解消されておりますので、その点、市長さん考えていただきたいのと、一番最近いいと思ったのは、やはり大分大学あたりと協力して、教育、文化、生涯学習、人材育成、地域振興、行政の効率化など、お互いにそういう学問的なとこで小さな出会いからやっていくと。それが、方が、私は価値があるし、長く続くし、お金がかからないと思うんですけど、どうでしょう。 ◯議長(久保繁樹君)時枝市長。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  今、鍵田忠兵衛市長の話が出ましたので、ちょっとつけ加えておきます。実は、宇佐と奈良市が交流都市を結んだのは、その前の大川市長時代でありまして、鍵田忠兵衛市長は一切これに関係ないわけであります。で、この交流にしても宇佐市が申し入れたわけでありませんで、奈良市から交流をやってくれという申し入れがあって、ちょうどその同じ日に東大寺サミットというのを、これ、大仏開眼にかかわった十五の市町村が集まった会合なんですが、それを宇佐市でやってくれということもありまして、そのときに一緒にやったわけでございます。だから、費用的には夏越祭りに乗っけてやったから、そんなに支出はありませんでした。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)いいですか。三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)それでは、国際交流の話はそれでだけにしまして、イオンの方に移りたいと思いますが、私は、イオンを進出させない第一の理由を、却下の理由をもう一度明確にお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。  お答えをいたします。  第一種農用地ということで、一度に約十三ヘクタールの広大な面積を農振除外を認めるということは、農地を守り、また農業振興を図る立場から、容認できなかったということであります。また、容認することによりまして、今後の乱開発にもつながるという、そういう懸念がございました。したがいまして、法に、法というのが農業振興地域の整備に関する法律でございますが、第十三条第二項に当てはめまして、四項目のすべてをクリアしないと判断した場合は農振除外できないということになっておりまして、四項目のすべてをクリアしていないという判断をいたしました。で、市の段階で却下ということにいたしました。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)市長はよく協働という言葉を使われまして、市民サイドに立った考えで市を再生するとおっしゃられました。大変よろしいことだと思いますが、果たして今回の懸案が市民のためになる判断だったのでしょうか。その点疑問に思いますが、果たして協働ということであれば、もうちょっと皆さんの意見を聞いて尊重するべきじゃなかったかと思うんですが、その点はどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  イオンの関係に限って、市民の意見を聞くということになりますと、これはもう賛否両論、ほとんどといいますか、すべてが賛成か反対かということだけで議論の余地はないものというふうに思います。もちろん、アンケートをとっても住民投票をしても、そういう結果になろうかと思います。で、賛否両論の中でこちらの方がまとめようとすると、かえって宇佐市内、もう混乱状態になるというふうに思います。行政が行う調査、あるいはまとめをするのには、やっぱりこういう混乱を招くことは避けて行うべきだというふうに思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)私も会社の、今、関係をやっておりますけど、まあ、会社が、社長は、まあ、市長さんも孤独だと思うんですけどね、社長も孤独なんです。ああいう仕事はですね。で、幹部に相談するわけですね。専務とか常務にですね。で、私はそのときに社長が間違っていたら、間違っていますとか、こうした方がいいんじゃないですかというアドバイスをします。で、今度うちのマンションの土地をスポーツカレッジに売りましたけど、そのときも社長が私に相談いただきまして、「どうか」と言ったときに、私は貸すより売った方がいいってことで契約できまして、もう終わっていますけども。  そういうことがありますけど、今、市長さんの横に、二人ほど助役さんがいらっしゃいます。で、市長さんがそういう相談を二人にかけたと思うんですね。そのときどういうお返事をしたか、お聞きしたい。まず、大園助役、その次に千葉助役にお聞きしたいと思いますが。 ◯議長(久保繁樹君)大園助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園でございます。  加来議員の質問にお答えいたします。  確かに市長からこの件については御相談を受けました。広い見地、そして今の現在の宇佐市の中でのあり方、それから新しく新市に合併した状況下、こういう問題の中で、現在の位置でこの大型店舗が進出することについて、今後の宇佐市の中の農地あるいは地域の開発、こういう問題についてどういうふうに考えるかという中で、現在の判断を下したわけでございます。このことについては私の方もそういう判断をいたしました。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)千葉助役にもお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)千葉助役。 ◯助役(千葉英樹君)今、大園助役が申し上げたのと同様でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)市長さんもね、いろいろ頭を使わなくちゃならないし、大変なことだと思いますので、サポートするときが多いと思うんですけど、やはり市長についていくのが、それが普通でしょうけども、それは当たり前なんですけども、やはりその中で、今後イオンだけじゃなくてほかの問題のときも、自分の思っていることはもっと堂々と言って、まあ、言っているでしょうけど、なお市長さんを助ける意味もあるでしょうけども、反対の意見であってもやはり堂々と言っていただきたいと、今後はそう希望いたします。  それから、「彩りに満ちた暮らしの元気都市」って、これが宇佐市のキャッチフレーズなんですけどね。どんな都市なのか具体的に教えてもらいたい。その概念、コンセプトですね。院内町なんか「明るい町、健康な町、スポーツの町」わかりやすいですね。それから「ブライダル都市高砂」これは高砂やというあの舞台の町だから「ブライダル都市高砂」と、それから小野市、この前議運で行ったとこ。「人いきいき、まちわくわく、ハートフルシティおの」ってあるね。で、この彩りに満ちたということを、コンセプトを教えていただきたいんです。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。  企画課長(南 己君)お答えをいたします。  彩りに満ちたというのは、宇佐市、合併してから安心院・院内も含めまして、自然あるいは産業にしろ、いろんな、要するに彩りに満ちた産業とか……。 ◯三十一番(加来栄一君)どんな都市なんですか。 ◯企画課長(南 己君)彩りに満ちた自然条件や産業や文化や、そういうのがたくさんある中で、それを活用しながら暮らしを、市民生活をおくるというような、それを活用しながら都市をつくっていくというようなのがコンセプトといいますか……。それが彩りに満ちた暮らしの元気都市ということであります。 ◯議長(久保繁樹君)加来議員、一般質問の途中で大変申しわけないんですけど、宇佐市の場合はですね、通告制をとっておりますので、今の問題についてですね、私、文章をずっと見たんですけど、通告していないんですね。だから、なるべく通告に従ってですね、質問を願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
    ◯三十一番(加来栄一君)ここに書いてある。八番目ですが、書いてあります。 ◯議長(久保繁樹君)ああ、はい。わかりました。ありました。結構です。  三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)やはりコンセプトがね、ちょっとぐらついています。もうちょっとね、やはりこういうとき言葉とか考えてもらいたかったなあと思うんです。これ、一般の方も抽象的なんですよね。彩りに満ちたちゅうけど、これは何と何で、会社もいっぱいできる、店も来る、町も潤う、そういう潤いかなというふうにとると思うんですけど、元気という、元気都市ちゅうのはですね、私は新しいことにチャレンジしてね、雇用が安定して収入が安定する、そうするとやはりみんな祭りでもしようかとか、奉仕しようかとか、車を買おう、家を建てよう、そういう仕掛けをするんですね。それが、行政だと思うんですけどね。これで、今さっきの説明では元気は出ないんですけどね。どうして元気を出すんですか。 ◯議長(久保繁樹君)だれが答弁します。いいですか。企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  議員も御承知のことと思いますが、新市建設計画があります。その中に、彩りに満ちた暮らしの元気都市という項目がありまして、さっき私が言ったように、いろんなのを活用しながら、人々がその彩りの中で元気に暮らすと、そういうまちづくりをするということが新市建設計画でも上げられておりますし、それに向かって担当の方も取り組んでおるというところです。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)お話をもう変えましょう。もうね。その辺。  もう一つ、私聞いたことなんですけどね、最初、イオンが来るときに、今の十号線の城葬祭場の前のあの辺、農振がかかっていないようなところがありますね。あそこの希望があったとき、商店街の人は全員が反対じゃなかった、賛成もあったと聞いておりますが、それはどうなんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)ちょっと相談してください。はい、では、商工観光課長。 ◯商工観光課長(駒井大山君)商工観光課長の駒井ですけど、商店街が賛成した、反対したということは聞いていません。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)まあ、場所がね、今特定されているですから、この問題もまあいいとして、子孫に美田を残すなというのは西郷隆盛が言った言葉なんですけど、どのような意味で美田を残すな、まあ、私は風景的なことかなと思うんですけど、どういうふうなお考えか、ちょっともう一回お伺いしたいんですけど。 ◯議長(久保繁樹君)だれが答えるの。 ◯三十一番(加来栄一君)市長があえて美田を残しますと言ったんですよ。 ◯議長(久保繁樹君)時計を止めて。だれが答えます。もう一度、加来さん、質問の内容をわかってないようで。今、時計を止めていますんで。 ◯三十一番(加来栄一君)あのですね、結論として、自然を残すということで、自然が大事だ、農業が大事だということで、美田を残したと市長さんが言われた。新聞に載っていました、それも。だから、美田を残すことはいいことですけども、その意味で農業が大事だから残しましたというふうに答弁していただければいいんですよ。だけど、それじゃなくて……。 ◯議長(久保繁樹君)はい。わかりました。 ◯三十一番(加来栄一君)風景的なものかとかおっしゃるから。 ◯議長(久保繁樹君)質問の内容がちょっとわからなかったみたいなんで。はい。  農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。お答えをいたします。  美田を残すというのは、子孫のためにですね、これは逆に言えば遺産相続等でもめるとか、そういう意味のことであろうとは思うんでございますけど、今回、市長が美田を残すと言ったのは、宇佐市民のために、どうしてもここについては残しておきたいという強い意思のあらわれだというふうに考えております。遺産相続等でもめるとか、そういう意味の美田ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)まあ、私も賛成とか反対とかそういうのじゃなくてね、いろいろ聞いてみたかったんですよ。で、今、現状はですね、私は高くても地元から買っています、何でも。それから、七夕や花火のとき寄附もしています。七夕、今度三万しました。その前五万しました。そういうふうにこちらが尽くすんですけど、結婚式はよそで全部しちゃうんですよ。で、十のうち八個はよそに出ているんです、今。だから恩を知らないんじゃないかなと。若い人はそんなもんかなと思いますけどね。  どんなに金をつぎ込んでも、今の商店街、よっぽど何かしないと私は再生は難しい、なかなか、これはもうほんと、力いっぱい市長さんもやっていただかないと、再生ちゃ難しいなと思いますし、土曜日、日曜日休まれていることが多いし、いつ休むか、ぱっと急に休むんですね。それから「うさちゃんスタンプ」ちゅうのがありましたけどね、あれもこちらから言わないと押してくれないですね。もう、江戸心さんぐらいですよ、ほんとに押してくれるのは。あとの人は、向こうは全然言わないですよ。だから、そういうことを始めたらやっぱり継続してもらいたいのでですね。それからやはり、連帯感を持ってですね、やっていかなくちゃいけないと。で、早く閉めすぎますね、やはり。五時に閉める店もある。六時に閉める店もある。  今度反対を言いますよ。今度、来たらいい面ですよね。遠くに就職しているね、女の子が五、六百人雇っていただけると、家から通えると。結婚式がふえます。子供ができます。宇佐市に住みます。現金が入ってきます。よそに、今イオン、中津とか買い物に行ったら宇佐市の人がいっぱいいますよ。そういう人をとめることができます。それからまたよそからも買い物に来てくれます。それでまた、買い物に来れば門前の町を歩いていって、何か田舎のものを買おうかなということもでてくるんですよね。だから、賛成、反対とかそういうナーバスにならないでですね、やはりもっともっと掘り下げていって、十年、二十年先の商店街のあり方、イオンが来た場合どうなるかとか、そういう心配ばっかりしなくてですね。もっとやっていただきたい。  で、私が出している太田市の市長さんはね、こういうふうに言っているんですよ。仲よくしちゃったんですよ。今、行政にお金がないから、民活を入れて一緒にようしましょうと。そして、太田市のイオンの中に市役所が入っちゃっているんですよ、今。見に行った方もあると思いますが。で、二十四時間営業をやっていて、いつでも印鑑証明がとれるし、何でもとれちゃうんですよ。それがいいと思いませんよ、そういうことも。  だから、ただ拒否するだけで、相手のいいことも認める、こっちもまた条件を出す。売り上げの税金も宇佐市に入るように、入らないかとか、テナントを安くできないかとか、いろいろな面でまだ話す余地があるのに、そんな交渉ごとをしないうちにもう何か決まって、これは何で交渉をしなかったか、ちょっと理由をお聞きしたい。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  検討委員会の中では、そういった経済効果等を議論をしていただいております。その結果、賛否両論といいますか、是非双方の意見があるということで、その辺のいい面、悪い面というのは承知をしております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)イオンさんも会社が大きいだけにいいこともしているんですよね。ドイツに毎年ですね、小・中学生を五十人ホームステイさせてですね、それも全部無料です。そして、環境問題をね、勉強させて、露天掘りのところを見せたり、太陽光電池や発電所を見せたり、クリーンエネルギーに対する理解を深めよう、ホームステイ先ではどのようなごみの捨て方、分別をしているかと、そういうリサイクル問題までね、こういう面もやっています。だから、そういうような小さな面も目を向けたりしてですね、やはり、そう毛嫌いするわけでもないし、話してだめなら、またそれから考えればいいことであってですね、話さん前からそう拒否ばっかりする姿勢ちゅうのもやはりあんまりよくないとね、お互いに話し合えば、妥協点も見出してくるんやないかと私は思うんですけど。  イオンが九州に二十店舗つくるという今話があるんですけどね、これはなぜそんな急ぐかというと、大店法が五年前にできましてですね、郊外型大型店の乱立を避ける。大規模小売店法が変わりますので、もう五年、もう、今度国会が始まってから、まちづくり条例三法が変わるんですよ。そうした場合、網をかぶせられて、なお進出が難しくなってくるような状態があるんですね。だから、急いで、向こうはどんどん杵築に来ていますし、どんどん宮崎へも行っています。だからそれで急いでいるんですよね。  だから、こういう問題がいつも起こって、賛成、反対するようなことがないようにね、福島県がまたいいのをつくったんですよ。出店調整条例ちゅうのがあってですね。これはすごくいいことなんですよ。まずですね、事業者に対し、出店計画の事前届け出を義務化するんですね。それから、住民らと議論を経て問題がある場合は、県が出店計画の変更を求める。地元だとけんかしますから、賛成、反対と出ますから、県に任せる。また、出店の際には地域貢献や、それから必ずもうかるとは限りませんからね、撤退ルールをマニフェスト化して提出させるんですね。それから売り場面積が一万から一万五千平方メートル以上のような大型が対象になる。こういう出店調整条例ちゅうのはね、宇佐市も考えたらいいんじゃないかと思います。その点どうですか。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  出店調整条例というのも、全国的に見てもまだほとんどないというふうに思っております。ただ、この条例をつくると、かえって規制を強化する、もう来なくていいですよというような面も出てくる調整ということも考えられますので、今のところ、まちづくり三法の調整によるものと、大店法の改正について今議論をされているようですので、その動向を見守りたいというふうに思っております。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)私がこういう質問をするというんで、ある人がね、私にこういうことも言ってくれといろんなアドバイスがあったんですけど、私は聞いたのもあるし聞かないのもあるんですけどね、いろいろ伺った中で一般の方はこういうふうに思っています。宇佐市には遊び場が少ない、若者が集うところがないという声をよう聞きます。果たして若者はですね、ディズニーランドのような大きなものを欲しいと言うちょんじゃないんですね。宇佐市は中心街がないんです。冬でも夏でも、老若男女が暑い日は、寒い日は、天気の悪い日など集える場所が全くないと言っても今過言ではないんですね。  労働環境の変化があって、夜、余暇の時間を楽しむ方がふえています。休みに帰省した学生さんがせいぜいパチンコに行く程度です。少しばかりですね、若者が行儀が悪かったりしてもですね、騒いでいる方が町の方が魅力があります。既に宇佐市の町は動いていますよ。市役所を中心に動いていますから、中心街地を人為的につくり出すことも政策だと思うんですけどね、その点どうですか。お考えをお伺いします。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長 南 己君。 ◯企画課長(南 己君)お答えいたします。  確かに、人が集まればにぎやかになるということです。そういうことも検討委員会の中でも意見としては出ております。ただ反面、教育問題で考えますと否定的な考えもあるということであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十一番 加来栄一君。 ◯三十一番(加来栄一君)何かちょっとね、もうちょっとばちっと言っていただきたいですね。まあね。  それから、最後の質問ですけどね、やはりやるからには、やりよって、やっている本人がああこれはいいことだなとか、やりがいがあるなとかいう感じるような仕事じゃないと、人間、身が入らないしですね。最後まで義務を遂行できないんじゃないかと。ああ、こらこうしてんつまらんと思いながらね、例えば、商店街に今度音楽を流しましょうとか、何かぶら下げましょうとか、そういうことをすることもいいんですね。若干お客がふえるでしょうけどね。だけど、もうそういうのにだまされないちゅうか、若い者は飛びつきません、もう今。  だから、本格的にですね、やはりこういう問題が起こったときに、まちづくりをまた皆さんで考え直すというチャンスだと思うんですね。だから、出るのが悪い、いいばっかり論議しなくて、相手のいい面を見てください。そして悪い面は悪い面で拒否すればいいんですから、だから、この問題をですね、やはりもっともっと掘り下げていただきたいということを希望いたしまして、質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、加来議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。再開は三時三十分より再開いたします。                   休憩 午後三時 十三分                 ──────────────                   再開 午後三時三十一分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)皆さん、こんにちは。お疲れのところ、いま少しお願いをよろしくいたします。十番 林です。  平成十七年九月定例会、通告に従いまして一般質問をいたします。  先ごろとり行われました第四十四回衆議院議員総選挙も終わりました。皆さん御存じのような結果であります。それぞれの思いを持って取り組み、そしてどのような思いで結果を受けとめておられるでしょうか。民意を反映した、これからの日本の政治を占う上でも、その方向性を指し示す大事な指標となった選挙ではなかったかと思います。結果の是非は別にして、最大多数の最大幸福、これこそが議会制民主主義の原点であると私は強い信念を持っております。  それでは、まず冒頭に、市長は五年前の初回の就任直後において、公約として二つの大きな柱、すなわち行革の断行、そして市民との対話を力強く唱えておりました。そして、それは今日までその姿勢は揺らぐことなく、不偏不党であると固く信じております。  行革担当助役の設置、行革推進課の設置、さらに六月定例会においての市長みずからの言葉による「行革に不退転の決意で臨む」と明言。まさに目に見える形での行革に着手する環境は整いました。問題は、そのスピードと中身であります。行革元年として位置づけ、過去のように行革に対して小手先処理をしたり、難問を先送りせずに正面から取り組む姿勢が大切であります。中身の濃い、実行性のある充実した実行計画プランでなければなりません。あえてこの時期に助役二人制を導入し、そして、新たな課も新設した目的を十分認識しなければなりません。  市長、私たち議員を含め六万有余の市民は、行政改革実施計画プランには大いに注視し関心のあるところであります。市民はかたずをのんでその成果を見守っていることでしょう。改革断行に向けて行政の長として真の資質、真価が問われようかとしております。新宇佐市の新たな構築に向けて、市長にはさらなる改革断行を期待して、質問に移らせていただきます。質問の一部に前に質問した議員と重複するやもしれませんが、その点は御容赦ください。  質問の一としまして、市長の公約の大きな柱の一つである、市民との対話についてであります。まさに読んで字のごとく、市長が市民との対話をするということであります。対話には、直接的な対話、手紙やはがきなどの文字による間接的な対話などがあり、その方法ややり方にはいろいろな手段があろうかと思います。現在、宇佐市が行っている市民との対話の方法としては、市民の声モニター制度や市長への意見箱、そして市長からの手紙で、いずれも市民の声を市政に反映する方法としては効果的な意義のあるやり方であると思います。特に市長からの手紙は、時枝市長になってから始めた手法であり、斬新な発想で、歴代市長にはなかったことであり、市民との対話を目指す市長の強い姿勢のあらわれと高く評価をいたします。  しかし、それは本当の意味の市民との対話ではないと私は思います。私が思う真の対話とは、長みずからが住民の中へ出向き、そしてその中に入っていき、ひざを交えてじかに相手の肉声を聞き、そしてその声に耳を傾け前向きの意見を取り入れる。これこそが、真の市民との対話のあるべき姿と私は強く思っております。直接の対話こそが本当の対話であります。  ちなみに対話とは、物の本によりますと、「お互いに向かい合って話をすること、またはそのときの話」と記述してありました。ここに一つの具体的な事例がございます。それは、行政の長として、多くの人とじかに向き合い、積極的に本当の対話を行っている身近な人の話です。通告書にも書いてありますように、大分県知事、広瀬勝貞氏その人であります。県政ふれあいトークという名称で、県民とじかに向き合い、現在もひたむきに取り組んでおります。  県民ふれあいトークの意図するところは、知事自身みずからが地域に出向き、県民の中に入っていき、知事と参加者が直接ひざを交えて対話を交わし、お互い本音の話をし、そして自由な議論の中からさまざまな意見や要望に耳を傾け、それを政策に反映するということであります。その成果として、地域住民の切実な声が政策に反映されたケースも多くあり、また、知事と住民との直接の信頼関係が生まれ、身近な存在となったのであります。  県政ふれあいトークの歩みに少し触れます。平成十五年八月、山香町を皮切りに、平成十六年の十月までの一年二カ月間、県内五十八市町村をくまなく一巡をいたしました。その間の開催延べ回数は九十一回に上りました。一年二カ月つまり四百三十日で九十一回、平均約五日に一回のペースであります。そして、平成十六年の十一月から再び旧市町村単位で二巡目を現在進行中であります。そんなハードスケジュールの中、何が知事をそんなに駆り立てるのでしょうか。すばらしい高学歴を持ち、県庁内知事室においてしっかりと執務に励んでいれば十分であるように思えます。  私はこう解釈しております。多分それは、知事自身の相手のことを思う人間性のなせる業、人と人とが接することによって相手を理解しようとする隣人愛にほかならないと、私は解釈をしております。一国の長として、公人として県内のだれよりも圧倒的に仕事量の多い中、その姿勢には畏敬の念を抱かざるを得ません。  我が市も合併という大きな節目を迎え、新宇佐市も地域的にも広くなり人口も増加しました。確かに、市の特別職が一週間のうち数回は支所に出向く制度を取り入れて、地域の声を聞き、それを行政に反映するという努力は意味のあることであります。しかし、それだけでは不十分なのではないでしょうか。  市長、真の市民との対話、そして市民との協働の宇佐市づくりを目指すならば、合併を終えた今を機に、宇佐市の隅々まで出向き、地域住民とじかにひざを交え、本音の話に耳を傾けてはどうでしょうか。市長のふれあいトークに対するお考えをお聞かせください。市長、忙中閑ありでございます。宇佐市版の市政ふれあいトークの開催を期待して次の質問に移ります。  二番目の質問として、通告書に書いてありますように、職員の削減計画の件であります。向こう五年間で現職員数を段階的に一〇%以上削減するということでありますが、現段階で年度別の削減目標が必要ではないでしょうか。具体的に数値目標のない計画はモチベーションを見失い失敗しがちです。やがて団塊の世代を迎えるに当たり、年度別に設定数値があるかどうかをお尋ねいたします。あればお聞かせください。  次に、三番目の質問として、新入職員の研修や他の職員の研修についてでございますが、私はそれなりの機関に詳しくお問い合わせをいたしました。資料も十分いただきました。大分県職員研修協議会があり、研修センター内において、一定の期間、新規採用職員を研修することであります。その資料には、目的や対象者、期間などが詳しく記述してあります。目的として、公務員としての自覚と意識の確立を図り、職務上必要とする基礎知識の確立、技術及び態度を習得させ、職場への適応力を養うとあります。まさにそのとおりであり、間違いはありません。この研修は大分県の各自治体が行っていることであり、特別目新しいことではありません。  私が、前回、職員の能力開発の件について少し質問をいたしました。また、民間企業への派遣研修にも触れました。答弁内容は、かんぽの郷においての接遇訓練や、三和酒類においてビジネスマナーの向上、電話応対の向上の研修を行ったと答弁がありました。詳しい内容は知りませんが、余り中身のある研修に思えません。先ほど述べた研修センター内の研修にしても、民間企業への研修にしても、マニュアルどおり型にはまった画一化された研修内容であります。  私が今回質問している趣旨は、少し違う観点、別の角度から質問をしております。公務員を目指し、そして目的を達成し、高い志を持って新入職員となるわけであります。まだまだ右も左もわからない時期であります。この時期こそ、一定期間集中して指導教育する必要があるのではないかと言っているのです。これからの宇佐市を担う人材の育成が急務です。  他市にない宇佐市独自の研修とは、つまり管理職の方の自主的、自発的な意思により、講師となり、指導者となって、新入職員の教育・研修を行ってはどうかということであります。別に外部から招聘しなくても、皆さんの長年にわたって培ってきた豊かな知識、豊富な経験と実績を生かして指導することが、新入職員にとってこれほど身近な指導者はいないのであります。職員の意識改革と資質の向上が今一番求められております。また、新入職員以外の他の職員も定期的に再教育、再研修を行ってはどうでしょうか。一度庁内で協議し、検討してみてはどうでしょうか。市長、鉄は熱いうちに打てと申します。市長の強い指導力のもと、お考えをお聞かせください。  次に四番目の質問でありますが、若手職員の大抜擢であります。物事には一定の基準や目安があろうかと思います。まずその目安はクリアしなければなりません。若さだけで物事は通りません。能力第一とか、適材適所とか、経験、実績、年功序列など判断基準の要素は複合的に絡み合い、その中で総合的に判断すべきものと思います。ただ、これからの社会は、時代の趨勢として年功序列型から実務能力主義型に世の中の流れは確実に移行しております。若手職員の大抜擢により、職員間ではよい意味の競争意識が芽生え、また、管理職の方には一種のカンフル剤的な効果となり、互いに相乗効果が生まれ、ひいては職員全体の能力の底上げにつながります。  職員総数八百二十名、うち管理職七十六名、残り四百四十名、この中に若手優秀職員は必ずおります。市長としてこの質問に対しての御所見をお聞かせ願います。  最後に、女性職員の管理職の登用についてでございますが、現在の職員数の数字について少し説明をいたします。  先ほど申しましたように、職員総数八百二十名、うち男性職員数五百九十五名、女子職員数二百二十五名、比率にして男性職員七二%、女性職員二八%、そして管理職員七十六名、そのうち女性管理者はわずか一名であります。以上が数字による男女別の比較であります。この数字が女性管理職の登用の判断材料になるかどうかはわかりません。あくまでも基準は、質問四で述べたように、総合的な要素が判断基準になることは当然であります。ただ、数字の上においては不公平感は否めません。検討の余地があろうかと私は思います。第二次行革実施計画の中にも人材の育成とあり、その中に女性職員の積極的な登用としっかりとうたってあります。女性の視点を生かし、女性職員の活用に取り組むべきであります。女性職員ならではの豊かな感性が発揮できる職種、職場もあろうかと思います。彩りに満ちた宇佐市づくりを目指すためにも、女性管理職の積極的な登用に取り組んではどうでしょうか。御答弁をよろしくお願いをいたします。  一回目の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、林議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  十番 林議員の質問にお答えいたします。  一項目め、市長ふれあいトークについて。私はこれまでの五年間に、いろいろな場を通して市政に対する意見、要望等を収集し、市政への理解を深めてもらうために説明、意見交換を行ってまいりました。既に市内各所でそれをやっておりますし、例えば、教育の日は市内十七小学校全部を回ってまいりました。私の基本政策にも掲げていますように、市民との協働による市政運営を実行する上でも、市政に対する民意の把握、市政への理解、市政効果の測定などは、議員から御提言いただきましたとおり、大変重要だと考えております。今後、計画的に地域に出向いて各地域で活動している団体、グループなどの見学や意見交換などを行って、市民と協働しながら彩りに満ちた活力あるまちづくりに努めてまいりたいと思います。どうぞ御協力をよろしくお願いを申し上げます。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、二項目めの職員削減計画についてと、三項目めの職員研修についてと、四項目めの職員の抜擢についてと、五項目めの職員の管理職登用についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長(出口 徹君)総務部長の出口です。  十番 林議員の質問にお答えをいたします。  二項目めについてであります。市長から、現在の宇佐市職員八百二十人、一〇%以上の削減について、八月の部課長会議において明言されました。現在の長引く経済不況の中、税収入の増加は期待できず、国の進める三位一体改革による交付税の減額などなどにあわせまして、高い経常収支比率から判断しますと、一〇%以上の削減はせざるを得ないと考えております。これは、職員に対して非常事態宣言を発したものでありまして、行財政改革に取り組む姿勢として、極めて厳しい取り組みを要請したものであります。この職員削減計画は、まさに不退転の決意で断行しなければなりません。  こうしたことから、事務事業の見直しによる業務の効率化を図り、また指定管理者制度を活用して、年度ごとに職員数の削減を図りたいと考えております。具体的な年度別計画は作成中でありますが、十七年度から二十一年度までの五年間で、定年退職者は百四十六名が予定をされておりますし、また勧奨退職者も相当数想定されます。こうした状況を加味した採用計画を立て、二十二年度当初には対十七年度当初比で一〇%以上の削減を行ってまいります。  次に、三項目めについてでありますが、宇佐市独自の研修としましては、職員としての自覚と意識の確立及び職務上直ちに必要な基礎知識、技能、服務習得を目的とする新規採用職員事前研修、臨時職員研修、接遇研修、事務処理の迅速化・能率化のためのパソコン操作技術を養成するパソコン研修、人権意識の高揚を図り同和問題に対する正しい理解と認識を深める職員人権啓発研修を実施しております。  次に四項目め、市政の発展には優れた人材を確保し、一人一人の持てる能力・適性を最大限に生かし、組織全体を活性化することが重要であります。人事の基本は適材適所でありますから、年功序列的なものだけにとらわれることなく、個々の職員の能力・資質や、組織がより効果的に能率よく機能するか、職員の士気、職場の活気などを総合的に判断して、人事管理を行いたいというふうに考えております。  次に五項目め、女性職員の管理職員への登用につきましては、前向きに取り組んでいるところでありまして、職員採用、各種研修への参加などについても男女の区別なく取り扱っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、林議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
     十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)ふれあいトークのですね、中身について少し説明をいたします。参加者の職業はですね、種類については、林業、商工、水産加工など、一次から三次まで全体的にくまなく耳を傾けております。そこに千葉助役さんですかね、おられますけど、その辺のところよく認識しておりますね。随行員としてですね、その地域の振興局長、それともう一名ぐらい、なるべく最小限にとどめてですね、随行員の数よりも地域の声をしっかり聞くという知事の強い姿勢のあらわれかと思われます。そしてですね、今まではもっぱら昼間が多くてですね、どうしてもやはり若者が昼間いないということで、今後は、地域の若者を交えて夜なべ談義的なことも検討しておるということでございます。  先ほど、市長みずからが出向くという大変前向きな御答弁でありました。ありがとうございます。どうか、市民はですね、今か今かと待っておられますので、なるべく早い時期にですね、具体的な実現をお願いをいたします。  ちなみにですね、先ほど広瀬知事のお話をいろいろしましたけど、後日調べたところによりますと、元大分市長の佐藤益美さんですかね、おられたと思うんですけど、あの方がですね、市民四、五人から声をかけられたらどこへでも出向くという、一種の市長の出前出張トークですね、それをかなり以前やられたということをお聞きしておりますので、どうか市長、そのふれあいトークに対してはよろしくお願いいたします。別に答弁、答えは要りません。  二番目の職員削減計画について、再質問をいたします。  出口部長には、懇切丁寧な答弁をいただき、ありがとうございました。具体的な年度計画は現在作成中であるとの答弁、勧奨退職など不確定要素が多いとは思いますが、全体的な行革の姿といいますかね、それはいつごろ、どのような形のプランででき上がるかをお尋ねいたします。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)それじゃ、お答えを申し上げます。  全体的なというお話でございますけども、十一月上旬ぐらいには大方の目安となる素案というものができ上がります。その中で、議会特別委員会や行革の民間人を入れた推進委員会の皆様方の御意見、御助言を賜りながら、あるいはいろんな形での調整を加えながらということで、年が明けての一月の終わりから二月の前半には計画書として皆さんに公表できるというふうなスケジュールを組んでいるところでございます。そういうことで、大方の素案と申しますのは、姿となって見えてくるのは、十一月というふうに御理解をいただければいいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)大体のところはよくわかりました。それでですね、職員削減の数値目標という数字の上では、この十年間二百六十九名の退職者があり、退職金額はですね、約八十一億円。先ほど部長もおっしゃられましたように、平成十五年の九月に自治法の一部改正で、公の施設の管理方法が管理委託制度から指定管理者制度になり、民間に委託できるようになりました。この制度を使えば、少なくとも、十年間に、試算では二百人ほど削減できると認識しておりますけど、その件に関して御答弁をお願いいたします。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)お答えします。  具体的な、なかなか答弁がしにくいんですけども、今そういった指定管理者制度の導入に向けての各課ヒアリングなどを今やっているという状況でございます。七月一日から行財政推進課が設立をされてから今日まで二カ月ちょっとでございますけども、極めて、なんといいますか、聖域なき改革あるいはゼロベースからの見直しということで、今、基本になるべき事項についての調査事項ということで、それぞれの項目について原課からのヒアリングを実施したり、今後また実施をしていくという、今、スケジュールを組みながら、そういったプランの策定に向けて努力をしているという状況でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)大冨課長、一生懸命努力してください。  次の質問に移ります。  職員の研修ということでありますけど、少し例を紹介いたします。身近な自治体、臼杵市の職員研修についてでございます。少し調査をいたしました。臼杵市はですね、後藤市長ですね、就任以来ですね、職員全員を対象に、部課長を含めてですね、半年間にわたる長丁場でローテーションを組んで、ある研修を行っております。研修内容はですね、トイレ研修と介護研修であります。特にトイレ研修においては、紙ペーパーをですね、使用して便器の清掃を行っていると。どうしても落ちない部分は一部道具を使うと。で、現在も継続をしております。  さらにですね、近々に手がけます研修はですね、新たに職員全員にですね、救急救命法の研修を一年間かけて行っておると。その内容はですね、人工蘇生法と電気ショック法、「AED」というそうです。やはり市民がまさかのときにですね、職員がおられて、そういう講習を受けたり熟知しておれば非常にいいんじゃないかということでございます。別に我が市がですね、それを取り組んでくださいと言っているのではありません。同じ市職員としてですね、私が、今、状況というか、内容を報告いたしましたことをですね、何を感じているか、いないかであろうかと思います。臼杵市のですね、担当職員の言葉を借りますと、「非常に、このテーマに対しては奥深く意義深いものがある」ということであります。  私の見解は、やはり公僕として目に見える姿勢のあらわれの一端ではないかと思っております。臼杵市の身近な例ではございますけど、行革担当の千葉助役、どのように御理解をし受けとめておられるか、私見を交えてでも結構ですから、お願いいたします。  あの、別に私見がなければいいですよ。もうほんとに、余り無理なことを言うてかね、悪いわ。 ◯議長(久保繁樹君)千葉助役。 ◯十番(林 寛君)お話は聞いていましたか。 ◯助役(千葉英樹君)私見ということで、私見をこういう議会の場で発言するのは許されるかどうかっていうのはあれなんですけど。一つだけ言わせていただければ、そういった職務上の研修ということでなくて、職務外のですね、直接自分の職務外のトイレの研修とか、臼杵市の。そういった職務外の研修を通じてですね、いわゆる職員の活性化とかいうのを図っていくことは、非常に大事なことだと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)大変立派な私見でありました。  それではですね、先ほど私が質問したことに対しての答弁でありますけど、この件についてですね、近隣の中津市や豊後高田市にもお尋ねをいたしました。程度の差こそあれ、両市から受けた説明と先ほど部長からの答弁の内容は、ほぼ同じ内容であります。決して答弁のように宇佐市独自の研修ということではありません。一回目の質問でお話ししたように、私が提唱しているのは、管理職の方と新入職員が一体となって、よりよい宇佐づくりをやりましょうと言っているのであります。もちろん物理的、時間的な制約や制限、特に精神的な気持ちの部分も多分にあるとは思います。しかし、今はそれを乗り越えることが必要ではないでしょうか。執行と新入職員が一体となった研修、これこそが、まさに他市にない独自の研修ではなかろうかと私は思っております。  私のこの提唱について、どのように受けとめ、どのように感じておられるか率直な気持ちをお聞かせください。また他の職員の再研修や再教育についても、どのように考えを持っておられるか御答弁をお願いします。行革担当の千葉助役さんでいいんですかね。総務……。どなたですか。どなたでも結構ですよ。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えします。  大変貴重な提言をいただきました。職員の自覚というものが、やはり行財政改革にとってはとても大事だということにつきましては、六月の議会の中でも申し上げましたとおり、やはり職員の研修というのは大事だと思っています。そして、職員の研修、市町村研修センターの中でも研修は引き続き行ってはまいりますけれど、できる限りでですね、職場の中の職場研修といいますか、実務的な部分を、実際に現場の中で上司と向き合いながら、職務に乗った上での研修というものを続けていくと、そういうような場面をやはりつくり出していくことの方が大事なのかなということで、議員御指摘のとおりだというふうに理解しております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)先ほどお尋ねした、検討ということに対しては、まだということでありますかね。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯十番(林 寛君)一存ではできないですかね。 ◯総務課長(有吉正則君)少し言葉が足りませんでした。議員のおっしゃるそういう趣旨に乗って、ひとつ検討をしたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)よくわかりました。それともう一つ、先ほど、かんぽの件について少し質問いたしましたけど、当時ですね、どのような職種の方がかんぽに行って訓練を受けたか、また何日間ぐらいであったかをお尋ねをいたします。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えをいたします。  かんぽの郷の研修につきましては、平成十一年度から実施をしておりました。そして平成十一年度当初は、課長級の二年未満の管理職が研修を行いました。その後は新入職員、新採用の職員を対象にしてやっておりました。期日的には短いですけど一日であります。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)わかりました。もうそのくらいでいいでしょう。  続いてですね、四番目、若手職員の大抜擢の件でございます。これについてはですね、行革に関しての職員提案ということで、約二百八十件あったと承っております。その中にですね、職員の新たな人材育成と人事管理の見直しということがあってですね、職員の意識改革と資質の向上に関する提案が三十件ありました。これはですね、職員間の関心の高さのあらわれではないかと思っております。その辺のところの認識は、大冨課長、どのようにとらえておりますかね。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)お答えします。  議員さんがおっしゃいましたように、行革プラン策定に当たってですね、職員から改革プランに反映できるような提言をということで、全職員に提案を出していただくようにお願いをしたところでございます。そういったことで、総提案数なるものは二百八十二件ですけども、重複した部分というのがあって、それが二百十件というふうに整理をさせていただいたところでございます。  そういったことで、過去一回、事務改善運動ということでそういった提案方式もあったんですけど、多いときでも十何件、少ないときは二、三件というような過去の例からしますと、すばらしい成果があったというふうに判断をしておりますし、途中、市長からもメールといいますか、eG―モデルを通じてですね、職員に対して行財政改革に真摯に取り組むようにというような要請をしたということもございまして、職員もそういった意味で、意識改革は随分進んできているというふうに判断をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)若手の大抜擢ということで、いろんな判断基準があったり方法があったり、これはすると思います。具体的な例としてですね、庁内管理職公募制、部長クラスの立候補制を導入している。これ別府市なんかもやっております。FA制、自分のPRで何かやりたいと言っていることを論文などに書かせ、審査をすると。宇佐市は異動希望調書という形をとっております。また、昇任試験制度、若い能力のある高い人を選抜する制度であります。そういった形で若手の大抜擢ということで、先ほど、一回目の質問の中でいろいろ複合的な要素があるということでありますけど、こういう目に見える制度なんかも、これは一つ、選択肢の一つとして現執行部の方はどのように認識しておられるかをお尋ねいたします。どなたか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えをいたします。  職員の昇任試験制度等につきましても、さきに何度か議会の中でもお答えはしておりますけれど、現在、既に本人の希望調書並びに上司による評価制度等を導入しておりますし、当分はそういう今の制度を守っていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十番 林 寛君。 ◯十番(林 寛君)わかりました。  五番目ですね、女性管理職の登用の件でございます。これもですね、一回目の質問でしたとおりであります。なぜか宇佐市には、なぜ女性管理職が育たないんじゃないかと思っていますね。これは風土やら土壌があるんですかね、私よくわかりませんけどね。これもさっき四番で言ったような制度を活用してですね、ある面ほんとに女性の登用がですね、宇佐市の活性化及び宇佐市の人的な目玉に私はなるんじゃないかと思っております。市長、その辺のところは十分御理解の上お願いをいたします。  質問は一応終わったんですけどね、議会と執行とは対峙し合うと、ともに向かい合いながら話すと、姿勢が必要かと思われます。対決とかですね、いろんなことを言うんじゃなく、真摯に向き合うという姿勢が対峙であります。どうか、議員も含めて、新しい宇佐市づくりをつくります。  以上で終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、林議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でございますが、市政一般に対する質問はあすも予定されておりますので、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の会議は、あす十五日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の後、議案に対する質疑及び議案並びに請願の委員会付託を行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  長時間にわたり、御苦労さまでございました。              散会 午後四時二十三分 宇佐市議会...