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12月10日-04号

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  1. 杵築市議会 2020-12-10
    12月10日-04号


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    令和 2年 12月定例会(第4回)令和2年 第4回(定例)杵築市議会会議録(第4号)令和2年12月10日(木曜日)〇議事日程(第4号)令和2年12月10日午前10時開議  日程第1  一般質問  日程第2  議案第132号から議案第152号について         (一括上程議案質疑・各常任委員会審査付託)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―本日の会議に付した事件  日程第1  一般質問  日程第2  議案第132号から議案第152号について         (一括上程議案質疑・各常任委員会審査付託)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇出 席 議 員(18名) 1番 堀   典 義 君      2番 多 田   忍 君 3番 衞 藤 竜一郎 君      4番 工 藤 壮一郎 君 5番 坂 本 哲 知 君      6番 真 鍋 公 博 君 7番 阿 部 素 也 君      8番 田 原 祐 二 君 9番 泥 谷   修 君     10番 田 中 正 治 君11番 二 宮 健太郎 君     12番 小 野 義 美 君13番 藤 本 治 郎 君     14番 加 来   喬 君15番 小 春   稔 君     16番 富 来 征 一 君17番 真 砂 矩 男 君     18番 渡 辺 雄 爾 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 席 議 員(なし)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 員(なし)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇事務局出席職員職氏名局長  阿 部 裕 司 君      次長  松 下 康 幸 君係長  河 野 真 二 君      書記  加 藤 沙 江 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇説明のため出席した者の職氏名市長………………永 松   悟 君   副市長……………興 田 信 一 君教育長……………清 末 陽 一 君   総務課長…………佐 藤   剛 君企画財政課長……内 野   剛 君                    協働のまちづくり課長………………………………………………河 野   泰 君危機管理課長……大 塚 茂 治 君   市民生活課長……有 田 定 光 君税務課長…………三 浦 浩 二 君   農林水産課長……竹 中 和 男 君商工観光課長……黒 田 幸一郎 君   建設課長…………伊 藤   來 君上下水道課長……矢 野   浩 君   大田振興課長……岡 部 元 暢 君会計課長…………江 藤 昌 士 君   福祉事務所長……岩 尾 豊 彦 君医療介護連携課長……………………………………………………小 俣 玲 子 君健康長寿あんしん課長………………………………………………河 野 由紀子 君山香病院事務長…宇都宮 健 士 君   教育総務課長……矢 守 丈 俊 君学校教育課長……真 砂 一 也 君   社会教育課長……梶 原 美 樹 君文化・スポーツ振興課長……………………………………………後 藤 方 彦 君人権啓発・部落差別解消推進課長…………………………………高 橋 勝 久 君選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長……………………穴 見 智 彦 君農業委員会事務局長…………………………………………………清 原 浩 徳 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―────────────午前10時開議──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 皆さん、おはようございます。これより、本日の会議を開きます。──────────── △日程第1一般質問 ──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 1番、堀典義議員。(1番 堀典義君質問席に着く) ◆1番(堀典義君) おはようございます。マスクをとって質問したいと思います。 今日は一般質問の最終日3日目であります。今日は私と二宮議員と2名でありますが、私も財政問題に触れますが、詳しくは二宮議員が十分説明してもらえると思いますので、簡略にしていきたいと思います。 さて昨年、緊急財政対策の発表がありましたが、多くの市民に不安を与え、市民説明会では、市政運営について、執行部とともに、私たち議員に対しても指弾を向けられたところであります。 そういった立場に立って、私も議員としての執行部をチェックする立場を反省をいたしまして、来年度が緊急財政3年計画の2年目となりますが、昨年の思いを絶やすことなく、早期の財政再建を行い、市民の安心と信頼を取り戻したいという思いで立っております。 財政危機の発表後、財政再建に向けて、市は財政再生団体にならないよう、市役所一丸となって財政改革に取り組んでいくことを表明して、今日に至っていますが、執行部の皆さんも、重い課題ですが、大変難しい自主再建に向けまして邁進していただきたいと思います。 さて、行財政の改革では、実行部隊は市の職員となります。財政再建では、まず、今回も人件費の削減が行われ、一時的に責任のある市の執行部や私たち議員報酬削減は当然ですが、市役所で働く市職員も賃金削減をされまして、市民の批判の目も向けられ、ストレスも受けております。 しかし、財政再建は市の最重要課題であります。市にとっても、市民一人一人にとっても避けては通れない課題であります。市の職員も市役所一丸となって取り組むことは理解していただいていると私は思っています。 そのためにも、行政改革の取組に当たっては計画から実行に当たり、職員の参加や知恵、また、職員の思いの反映が必要だと思いますが、衆知を集めるために、どのように行ってきたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。 お答えします。行財政改革に当たり、職員が団結して取り組む必要があると考えております。このため、令和元年12月から以降、2か月間にわたりまして、職員からの意見募集を実施をいたしました。約400件の意見をいただきました。意見集約の上、今年の5月以降に職員による庁内専門部会を設置し、未来戦略推進プラン実施項目を検討、作成をしております。 専門部会は4部会13チームから構成し、複数部会に参加する職員もいますが、約80人の職員が参加をし、明日を見据えた持続可能な行財政運営の実現のため、プランを作成しているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) そのように意見集約はしたということだと思いますが、それが不十分だという職員もいます。今後、役所一丸となって取り組むため、さらに、プラン完成に向けまして、粗の段階へ職員に周知し、推進プランを作成していく、こういうことにしていったらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) プランにつきましては、職員の説明会を開催し周知をしたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) なるべく早い段階での意見反映をお願いいたしたいと思います。 次に、人員削減や超勤手当の削減等を行っていくわけですけど、事業が変わらなければ、それもできない。こういうところも考えられます。事業の削減も検討したと思いますが、どのようなやり方で行うのかをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 今年の4月から、工数管理表による業務管理に取り組んでおります。業務を実施、終了するのにかかった時間と人数を可視化して、業務時間を管理していくことで、必要な人員の洗い出し、係間、課内での協力による効率化、平準化を図り、配置人員の適正化や超過勤務手当の削減に取り組むこととしております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 次に、負担金補助及び交付金についてですが、あるべき補助金制度について、要綱などを定める実態も多くなってきておりますが、杵築市における補助事業について、対象事業の平等性を図るための考えについてお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 補助金の基準につきましては、杵築市補助金交付基準を策定しており、市単独補助としましては、事業費補助団体運営補助等があり、公益性、公共性などの観点から支出を行います。補助率は原則3割以内とし、補助項目ごとに、周期の設定を行うようにしております。今回、公益性や公共性などの評価基準の見直しに取り組んでいるところでございます。 事業につきましては、統一的な基準による事務事業評価を行い、さらに、新規事業の立案では、事前評価の上、スクラップ・アンド・ビルドを行うことで、事務数の縮減を図りたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。
    ◆1番(堀典義君) 年が明けてからなされるということでありますから、ぜひ、しっかりお願いしたいと思います。 次に、この要綱プランについて、市民説明会をもっとというふうに、昨年述べられておりましたが、その方法、時期はどのように考えているのか、お示し願いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 市民説明会では、未来戦略推進プランの策定後に実施したいと思いますので、2月の開催を考えております。しかしながら、2月に新型コロナウイルスが終息をしていればよいのですが、このコロナ禍での開催となりますと、三密を避けるために、人数制限や会場選定などの対策が必要となります。 ケーブルテレビや市のウエブサイトなどの活用も検討し、状況を見極めながら、市民に周知をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) ぜひ、工夫をしまして、市民の意見を反映させるように努力をお願いしたいと思います。 次に、市職員が一丸となって財政再建を推進していると言っていると、当然のように、市民は考えているところであります。財政再建が2年目を迎えますが、新年度は今後の取組、こういったことについて議論をしている段階に、今あるんじゃないかと思いますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) 堀議員にお答えいたします。 行財政改革の実効性を高めるためには、やはり、計画を着実に実行する、この一言に尽きるというふうに思います。 市の職員からは、先ほど、課長から話がありましたように、行財政改革に関する提案が400件、そして、4部会13チームに分かれて今、部会を4部会に分かれて、庁舎の中に専門部会を設置していまして、今、未来戦略推進プランの策定に邁進しているところでございます。 おっしゃるように、やはり、実行する職員、この一致団結した取組が欠かせませんので、やはり、その職員が日ごろやっている仕事ですね。その職場の環境、それから、業務バランスなどに配慮して、職員が意欲を持って日々の業務に取組めるような、そういった環境整備も必要だというふうに思います。 いずれにしましても、先ほど話しましたように、市の職員に対しても、なるべく早く職員説明会を開催して、より一層、職員とのコミュニケーションをとりながら推進してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) ぜひそういうふうにお願いしたいと思いますし、衆知を集めるということで、私は、もう既に亡くなりましたパナソニックの社長の松下幸之助さんの言葉を思い浮かべるんですが、やはり自分の知識が不十分だと、こういうふうに思ったときから、衆知を集めなければというふうに努めたというふうに聞いていますし、今残っております松下記念館では、入口に「衆知を集める」という言葉を上げておりますが、ぜひ市長以下、執行部皆さんにとりましても衆知を集める、そういう努力をお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。 では次に、新型コロナウイルス対策についてお伺いしたいと思います。 新型コロナは第3波の襲来と言われ、昨日は大分県での新規感染者も過去最多となったところであります。最近では、杵築市の感染者も含まれるようになっております。 杵築市はこれまで、対策本部において、必要な器具やマスクなどの配布を行ってきましたが、今後も、感染拡大に向けどのような取組を行っていくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長河野由紀子君) お答えします。 冬場における新型コロナウイルス感染拡大の防止は、マスク着用や入念な手洗い、三密の回避等を徹底して行うことであります。そこで、市民の皆様に感染防止対策の徹底を図っていただきたく、次のような啓発活動を実施しています。 11月1日の市報に、新しい生活様式や手洗いの勧め、接触確認アプリの紹介等について記載したチラシを入れさせていただき、全戸に配布しました。また、ケーブルテレビやホームページにおいても、発熱等がある場合の受診方法、会食時の留意事項、換気の実施等について掲載し、広く市民の皆様に周知を図っております。 健康推進課においては、随時電話受付、電話相談を受け付けており、感染防止策等についてアドバイスをさせていただいております。 次に、市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議についてです。 対策本部会議は、2月28日に第1回目を開催してから、11月2日までに20回開催しております。対策本部会議での主な決定事項は、小中学校の臨時休業や市有施設の休館及び再開時期等の決定のほか、各施設の再開に向けたガイドラインの作成などを行っております。10月に開催した第19回の対策本部会議では、冬場の流行に備え、新型コロナウイルス感染状況に応じた各施設の閉館等の対応基準表を作成しました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) ありがとうございます。今後の感染状況に応じて、迅速な対応が必要だと思いますし、長期化は避けられないと思いますので、施設も急な変化などにつきましては、画一的でない臨機応変な判断をお願いしたいと思います。 次に、春先から、コロナ禍により、本市でも観光客の減少などによる消費額の減少など、かなりの経済的な落ち込みが続いていると思います。特に、観光関連事業では落ち込みが激しいと考えられますが、観光振興や景気浮揚のために、どのようなコロナ関連対策事業を行っているか、お伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長黒田幸一郎君) 一般質問初日藤本議員への答弁と一部重複いたしますので、御了承いただきたいと思います。 コロナ禍による経済的な落ち込みに対処するために、現在、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、様々な観光施策に取り組んでおります。 8月からは、観光バス運行補助金1台5万円を活用した観光バスツアーの誘致を行い、9月からは、数ある観光地の中から、お客様に杵築を目的地として選んでいただくための大変お得な杵築観光まち歩きクーポンを販売しております。 また、現在販売している地域グルメ店主押し杵築定番グルメと併せて、12月4日から、ほっと心温まるおもてなしインスタ映えを兼ね備えた新たなグルメシリーズ「杵築ほっとジェニックグルメ」の販売中で、現在、食べる、映える、当たるキャンペーンを開催し、お客様の食べ歩きを推進しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) どうもありがとうございます。 市内の経営環境は、それにしても厳しい中ですが、これらの対策事業は順調に推移しているのかどうか、進捗状況につきましてお伺いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長黒田幸一郎君) 観光バス運行補助事業では、大分交通、日田バス、宮崎交通などの観光バスツアーが、既に38台運行されていますが、今年度中に100台の運行を目指しております。 また、杵築観光まち歩きクーポン事業は大変お得なクーポンですので、とても好評です。宿泊や食事、観光体験観光施設の入館、お土産品の購入など、観光全てに利用できる地方自治体の先駆けクーポン事業として、全国の朝の人気番組「ZIP」で紹介されたこともあり、一層好調な売上となっております。 観光クーポンは2種類あり、これまでの販売数は、1,000円分のクーポン公共観光文化施設3施設の入館がセットになった1,000円で発売している観光クーポン券が約2,000冊、5,000円分利用できるクーポンを3,000円で販売している観光クーポン券が約1,700冊の、合計約3,700冊で、これらの販売により、1,000万円以上の観光消費額の増加につながっております。 また、12月4日から新たに発売している杵築ほっとジェニックグルメはおいしいと好評で、徐々にお客様が増えてきております。なお、現在実施中の着物着付体験抹茶体験などをさらに拡充し、今月下旬から「杵築今昔旅ものがたり」と題し、茶道体験生け花体験和菓子作り体験だるま絵付体験座禅体験、横岳新感覚アウトドア体験などの観光体験プログラムと昭和から江戸へのタイムスリップツアー、山香歴史散歩などの観光ツアーを併せて販売し、消費喚起による地域の活性化を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 私も11月に入ってからでしたが、市外からのお客さんがございまして、案内をして、このクーポン券を利用させてもらったんですが、杵築城に行って、お客さんは、駐車している車を見ますと市外ナンバーが、または県外ナンバーが大変多かったわけであります。 そこで、この事業の展開に当たりまして、それぞれ十分なコロナ対策を行った上で行われているのか、伺いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長黒田幸一郎君) コロナウイルス感染拡大を防止していくために、本市でも、これまで接客や対面販売等を行う約350事業者の皆様に、飛沫感染防止シート空気清浄機等を設置していただくための補助金を交付し、新しい生活様式に対応できる環境整備を行ってまいりました。 また、お客様や従業員の安全や店内の衛生管理の基準を定めました新しい生活様式対応チェック表を作成し、そのチェック項目を遵守しながら営業を行う、新しい生活様式に対応した杵築市おもてなし対応店の制度を創設いたしました。 30のチェック項目のうち、25項目以上の対策を行っていただいている店舗等には、おもてなし対応店ポスターを店頭に貼付していただくなど、感染防止対策の見える化を行い、お客様に安心して御利用いただいております。さらに、対応店でなければ、グルメシリーズへの参加や観光まち歩きクーポンの利用ができないなどの厳しい対応を行い、事業を実施してきております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 大変御苦労をしているんだと思いますが、それぞれ、各店舗でもコロナ対策をしているというふうな状況でもあろうかと思いますが、不十分に感じられる、このようなお客に不安を与える飲食店もまだあるようなところも聞いておりますが、市民の中には、不安に感じて外食を敬遠する、そういった、女性を中心に、そういうお客もいるというふうな話も聞いています。担当課長としてどのように見ているか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長黒田幸一郎君) 杵築市おもてなし対応店となっていただいている店舗には、全てコロナ対策の状況を確認しておりますが、どうしても、店によって対策の差が見られております。 しかし、飛沫感染防止シートの設置が少なくても、全て相席をやめる、そのグループのみで使用できる席を用意していただいている、また座席の間隔が広いので、飛沫感染防止シートは設置しておりませんが、効果的な空気清浄機などを設置していただいているなど、各店舗で、感染防止対策に工夫をしていただいておりますので、安心して御利用いただけると考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 確かに、飲食店の中では入口に消毒液を置いていまして、私などが消毒液を使わずに真っすぐ入りますと、追いかけて消毒液を持ってこられる、そういった店も現れてきているのも事実だと思いますが、ぜひ今後も、課長もいろんなところに顔を出すと思いますが、そういった面の注意を願いたいと思います。 次に、国のGoTo事業が、今行われておりますが、感染拡大との関係から見直しが議論されている面もございます。 大分県でも、先ほど述べましたように、感染の拡大が見られておりまして、感染者などは、国も出てきておりますが、この根本的事業などについて、今後の取扱いについての考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長黒田幸一郎君) 新型コロナウイルス感染症感染拡大が懸念されておりますので、その状況を常に把握しながら、近隣などの地域で感染の拡大がさらに広がってくる、また、十分に感染が確認され、かつ、市内が感染の発生場所となり、感染の拡大が懸念されるなどの事態になった場合には、新型コロナウイルス感染症対策本部会議で協議の上、事業を中止するなどの対応を行ってまいります。 本市といたしましては、地域の賑わいを創出し、経済活動の活性化を図っていくために、市民の皆様方に新しい生活様式を実践していただきながら、感染防止対策を徹底し、今後も観光推進事業を続けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 黒田課長は観光の専門でございますし、事業をどんどん進めていく、こういうイメージがございますが、ぜひ、そのバランスも考えていただきたいと思います。 次に、杵築市における自殺者の把握について伺いたいと思います。 日本の自殺者は、警察庁の発表では、バブル崩壊後の経済不況で、1998年に前年比8,472人、34.7%もの増加がありまして、年間3万2,863人となっております。その後、2010年以降は10年連続で減少しておりますが、昨年2019年は2万169人で、1978年の統計開始以来、最小となったと言われております。 ただ、今年に入りますと、6月までは昨年と同じ月の自殺者を大きく下回っております。この原因は、会社通勤などしなくなったんでという気分転換などもあったんではないかと言われておりますが、7月以降急増し、2020年、今年の10月は2,153人で、対前年度613人、39.9%の増加が出ております。 このため、2019年の10月期までの累計自殺者数は1万7,059人になったのに対しまして、2020年は1万7,219人となっておりまして、これまで10年間、減少傾向でありましたが、本年は前年を今のところ上回る、こういう状況に至っております。 こうした自殺者の増加の原因としましては、新型コロナ問題による直接的影響、それから、間接的影響も言われております。この間接的影響は、同居者による虐待やパワハラに耐え切れずの自殺者もあると言われておりますが、こうしたことは、バブル崩壊後やリーマンショック後にも同じ傾向が現れているところであります。 また、コロナ関連の自殺者の数がコロナによる病死者に匹敵する、こういうふうに危惧しています専門家の推計も出ております。こうした状況の中、杵築市における自殺者数の把握につきましてお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長河野由紀子君) お答えします。 杵築市の自殺者数は、平成27年から令和元年の5年間で26名となっており、年間平均5名程度で推移しています。また、男女の数の差はほとんどありません。 令和元年の自殺による死亡率は、人口10万人当たりに換算しますと10.6であり、県平均の15.1を下回っており、県内の他市町村と比較しても、杵築市は県内14番目と低くなっています。 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により自殺リスクが高まるおそれがあると言われており、実際に、都市部を中心に自殺者数が増加している現状にあります。杵築市においては現在のところ、例年と同様の状況となっております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 杵築市はされるのは大変多いというような地域ではありませんので、首都圏等のような状況は直ちに現れないのかもしれませんが、これから、こういった問題も出てくるんじゃないかと思っております。これらに対してどのような取組を行っているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長河野由紀子君) 市の自殺対策としましては、平成29年度に自殺対策計画を策定し、計画に沿って相談窓口の設置及び周知、家庭訪問、メンタルヘルス研修等を実施しております。自殺された方の原因分析に努め、その対策を講じることが重要と考えております。 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、市としましても、生活に不安を感じている方などが1人で悩みを抱え込まないよう、さらに、相談窓口の周知徹底を図ってまいります。また、全世代の困りや悩み事に対し、切れ目のない相談支援業務を行っています。 社会福祉協議会委託の杵築市全世代支援センター「まるっと」や新型コロナウイルス感染症の総合相談窓口として機能しています東部保健所等とも連携を図り、自殺対策の強化に取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 自殺問題につきましては、遺族を始め、関係する人たちにとっては非常に微妙な問題で、触れてもらいたくないことだと思いますが、コロナ感染者に対する差別などのこともございますし、就業問題など、これからも大きな課題となってきておりますので、行政としてしっかり、国や県などと連携して取り組んでいただきたいと思います。 また、市が新型コロナウイルスへの注意をホームページやチラシなどで啓発をしておりますが、悩み相談などについても大きく取り上げて表示するのがよいかと思っております。大分県のホームページでは一面に、重要事項として、コロナ問題が上げててますが、同じ欄に相談窓口も表示しております。ぜひ参考にしてもらいたいと思います。 最後に、市長に伺いたいと思うんですが、コロナ問題は、国においても、自治体にとっても重要な課題です。国のGo Toキャンペーンでもそうですが、新型コロナ対策では、行動や飲食の制限が言われていますが、それと経済の活性化、相反する内容もありまして、そのバランスは非常に難しい問題ではないかと思っております。 今後、まち歩きクーポン事業の存続やコロナの詳細な情報発信を求めることと人権問題なども含め、こうしたコロナ問題全般につきまして、市長としてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) コロナの今、関係の御質問、感染防御、それから経済の活性化という、ブレーキとアクセルをきちんと操作しながら、経済の勢いが衰えることのないよう、しかし、死者であるとか重症の方が増えないように、非常に難しいかじ取りだということは十二分に承知しております。 まず、市民の皆さん方に、先日もケーブルテレビで放送をいたしましたけども、杵築市内の感染状況について、詳しく、正しく伝えていくというのは、これは、まず第一だというふうに思います。 それから今、先ほど御質問にもありましたけど、感染予防ですね。制度を店がそれぞれ取り組む安全対策について今、黒田課長から話がありましたけれども、制度をつくりまして広げているところですけれども、ただ実際、私も聞くと、お店の中で前に透明のアクリル板があったり仕切りがあったりすると、ちょっと悪いけど、大変悪いけどどけてくれんかなというようなお話もあるというふうに聞いて、お店の人も実際、困っているということです。 ただやっぱり、店を選ぶとき、これから年末年始にかけて、都会から帰ってこられる方もいらっしゃいますでしょうし、外食されるときはぜひ、その感染予防のガイドラインをしっかり守っているお店を選んでいただくと。 これはすぐに感染が終息するということではありませんので、やはり、今はもう全員がマスクをつけるというのが、ほぼ常識になってまいりました。ひとつ何かを変えていくというのは、非常に時間のかかることですけども、お店の側のほうも、それから、利用する方も、そういうきちんとした対策ができているところで、家族で安心して食事をする。そしてまた、次にどこの店を選ぼうかというと、そういうきちんとしているところを選ぶ。そしてそれが、やはりほかのお店にも影響していくんだろうというふうに思います。 こちらとしては、必要な対策は打っていると思いますけど、まだいろいろ、まだまだこういう改善がしたいけどということであれば、国の交付金等を使いながら、感染対策に万全を期していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 杵築市も、コロナ関連の店舗における取組に対する補助事業なども行われてきましたが、ぜひ、そういった活用をしながら、安心して行ける町だというような形になっていただきたいと思っております。 次に、立地適正化と、それに関係します津波対策基準についてお聞きしたいと思います。 杵築市ハザードマップでは、ホームページを開きますと、大分県が予測調査した南海トラフ巨大地震を原因として発生する津波の浸水範囲と、行政区に選定いただいた最寄りの津波避難場所等を記載しておりますとしまして、45行政区が対象ですというふうにしております。 その中で、津波対策基準を8メーターとしていますと記載しておりますが、その基準の8メーターにつきまして、根拠につきましてお伺いいたしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) お答えします。 県内の各市町村における地震、津波の想定は、平成16年3月に大分県津波浸水予測調査としてまとめられており、杵築市においては、八坂川河口において2.1メートルと想定をされていました。 平成23年3月の東日本大震災の際、想定を大きく上回る津波が発生したことから、県と市町村が共有できる地震、津波の新たな目安を設定することが必要となり、県では、大分県地域防災計画再検討委員会を設置するとともに、統一の地震、津波設定やその後の助言機関として有識者会議を設置しました。 東日本大震災において、宮城県石巻市では、当時の設定が3.2メートルに対して、実際は8.6メートル以上の津波が観測されるなど、想定を大きく上回ったことなどから、平成23年6月22日の有識者会議の提言において、県内で想定される津波高については、大分県津波浸水予測調査の2倍、また、避難訓練等のソフト対策については3倍として強く推奨されたことから、市においても、想定の2.11メートルの3倍である6.33メートル、それよりさらに余裕を見て、津波対策基準については8メートルとしているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) ありがとうございます。 次に、立地適正化計画でも津波基準が8メートルを採用しているんですが、その根拠につきましてもお伺いいたしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 立地適正化計画とは、人口減少、超高齢社会を迎える中、都市機能誘導区域と居住誘導区域を設定し、これらの区域に医療、商業等の生活利便施設等や居住の緩やかな誘導を図り、公共交通で結ぶことで、将来にわたり、持続可能なまちづくりの実現を目指すものであり、杵築市においても、都市再生特別措置法の規定に基づき、杵築市立地適正化計画を策定し、今年の4月より公表をしております。 本計画では、都市機能誘導区域及び居住誘導区域の設定に際して、海抜8メートル以上という基準を設け、杵築地区及び八坂地区の2か所に都市機能誘導区域と居住誘導区域を設定をいたしました。 立地適正化計画の制度は、当然ながら、都市機能や居住を誘導してくるという計画になるので、誘導するからには、行政が誘導したいという区域に、一定水準の安全が保てるということが前提となります。また、国の指針におきまして、居住誘導区域を設定する際には、浸水想定区域などについて、それぞれの区域の災害リスク、警戒避難体制の整備状況、災害を防止し、また軽減するための施設の整備状況や整備見込み等を総合的に勘案し、居住を誘導することが適当でないと判断される場合は、原則として、居住誘導区域に含まないとすべきであるとあり、検討した結果、安全で快適な居住地の形成を推進し、将来にわたって、安心して住み続けられる持続可能なまちづくりを行うため、杵築市津波対策基準である海抜8メートルに併せて、立地適正化計画を策定した次第でございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 杵築市のハザードマップに書いてます8メーターの立地適正化計画でも用いたということなんですね。 杵築市のそういった中でつくられた立地適正化計画では、広い地域が居住の区域から除外されておりまして、地域の有効活用が妨げられているというようなことも聞いたことがございます。そういった点では現実的ではなく、見直す必要があるのではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 立地適正化計画では、20年後、30年後を想定した計画であり、今後加速する人口減少、超高齢化社会に対応したコンパクトなまちづくりを目指し、未来につなぐ、安全な住みやすいまちづくりを基本理念に、計画策定をいたしました。 居住誘導区域は、将来、市の中心となる都市生活拠点と広域連携拠点のことであり、人口集積度、生活利便性、公共交通利便性、また、特に近年増大している豪雨等による浸水被害、近い将来、発生が予測されている南海トラフ地震などによる津波被害など、災害リスクの軽減等を考慮した上、杵築地区と八坂地区の2か所に設定した次第でございます。 あくまでも将来を見据えた計画であり、安全な地域に居住地の転換を図りながら、長期的で緩やかに居住を誘導していくものであり、現状の市街地や既存のコミュニティを否定するものではございません。 また、本計画の目標指標は2035年となっていますが、毎年、目標の達成状況や施設の進捗状況などの把握に努め、原則として、5年ごとに計画内容の評価を行い、都市計画審議会などの意見を聞き、必要に応じて計画の見直しを行っていきます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 引き続いて、津波基準に関連してお聞きしていきたいと思うんですが、先ほど述べられましたように、平成23年3月11日に発生しました東日本大震災を受けまして、同じ年の6月に防災対策推進委員会有識者会議を開いておりますが、危機管理課長が述べましたように、それまでの津波想定値の2倍とし、避難場所は3倍とすることを暫定的に推奨をしているのは事実でありますが、その後、有識者会議は、内閣府が平成24年8月29日に公表した南海トラフ等巨大地震モデル検討会の断層モデルや、過去の大分県の地震などの資料を基に検討を重ね、平成25年2月に公表した津波浸水予測図を津波想定値とすることを、平成26年5月に同有識者会議で確認をしているところでございます。 その中では、今資料として、そこに入れておりますから御参照願いたいと思いますが、南海トラフでは、杵築市における津波災害高は、熊野での4.26メーター、八坂川河口では3.62メーターとなっております。一方、慶長の地震の災害の津波高は、奈多の4.48メーターとなっております。でも、奈多では、地域的にこれ以上、6メーターの波が来たというところも海岸の地形によってあるということが言われているところでございます。 こういった点を参考にして資料などを作っておりますが、今、皆さんにお示ししている資料の中では、右側に、この平成26年5月の結果を受けまして、現状の津波基準を示しております。一番右側の欄が、平成16年までの基準を基に3倍した数値を暫定値として記載をしているところであります。 その後、県の有識者会議等で確認したのが、右から2番目の欄でございます。現在の右から2番目の欄の左が市町村が設定している値などでございますが、県南の佐伯や津久見などでは、県基準に基づいて、それに沿った対応をしております。大分市については10メーターという設定をしておりますが、立地適正化計画では、避難訓練その他、要保護者の把握はできているということで立地適正化計画の中から大分市では除外をしております。そのほか大分県下全体で見ますと、半数は県基準に改めているところであります。 現状、各市町村がこのように設定をしているところ、また、していないところもございまして、一概に設定をするわけではございませんが、平成26年の有識者会議で確認をされて以降、それぞれの数値を各地区で踏襲するという意思決定をしていくということも、あながち間違えではないと思いますが、この平成26年5月以降、津波想定値を3倍にする暫定措置は終了したものと、私は理解をしております。 そこで、機会を見て、杵築市も津波基準値を県基準に沿って、そのままにしなくてもいいと思いますが、変更するよう検討したらと思っております。津波訓練、そのほかの運動的な面の基準だけならば、よいのですが、立地適正化計画、都市計画などで土地の有効活用なども制限されるなど言われてきますと、いろんな面に波及すると思いますが、どうでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 平成31年に大分県より公表されました大分県地震被害想定調査において、30年以内に70%から80%の確率で発生するとされる南海トラフ巨大地震における最大津波高につきましては、先ほど堀議員がおっしゃられた熊野地区で4.26メートル、八坂川河口で3.62メートルと想定をされております。 しかしながら、東日本大震災においても相当大きく上回る津波が観測をされていることから、津波対策基準につきましては、引き続き8メートルとしたいと考えております。 しかしながら、県の基準に合わせた自治体等もありますので、その自治体に調査をさせていただいて、どういった経緯で修正をしたのかというところは調査をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) 立地適正化計画がつくられたときに、大塚課長の前の課長のときに、私も本当なら指摘しておくとよかったんですが、ぜひ今後、検討お願いいたしたいと思います。 次に、本体であります立地適正化計画についてお伺いいたしますが、都市機能誘導区域と居住誘導区域、こういう設定をしているわけでありますが、これに基づきまして、今後、杵築市では、どのような計画の具体化が想定されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 居住誘導区域及び都市機能誘導区域の設定につきましては、人口集積度、生活利便性、公共交通利便性、災害リスク等を基に検討し、杵築地区と八坂地区の2か所に、居住誘導区域及び都市機能誘導区域を設定をいたしました。 今後は、立地適正化計画に基づき、各誘導区域への住居や生活利便施設の立地誘導を緩やかに進めていくことになります。 主な取組としましては、各誘導区域内での民間活力の活用による宅地開発、道路整備や給排水、雨水対策などの公共インフラの整備や、未利用となっている公有地の活用、公共施設の集約、生活利便施設の誘致に向けた用地の確保、公共交通機関の整備など、官民連携した取組が必要となってまいります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 堀議員。 ◆1番(堀典義君) ありがとうございます。 杵築市の課題であります定住問題、それから人口減少問題、そして魅力ある都市部の形成、こういったことも考えますと、立地適正化計画の推進は杵築市の重要課題であります。 また、私もこれまで幾度かこの場でも述べましたが、大分、別府に通っている、そういった杵築市民もたくさんいるわけでございまして、そういった交通のJR等の利便性なども含めまして、杵築市は離れずに仕事を続けていく、こういったためにも、この魅力ある都市づくり、そして、駅前周辺の整備が、非常に重要ではなかろうかと思っています。 この立地適正化計画では、そのハード面の整備など、半分に近い額が補助金で出るというような、そういうような点もございますので、杵築市が今極めて厳しい財政状況に置かれて、今後も今ある二百数十億円と言われている返済を続ける中で、やはり有効に活用できる、こういった財源を伴う立地適正化計画でございます。ぜひ、市長初め関係課の努力で、この立地適正化計画の推進に努めていただきたいと思いますので、それをお願いしまして私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。……………………………… ○議長(渡辺雄爾君) 11番、二宮健太郎議員。(11番 二宮健太郎君質問席に着く) ◆11番(二宮健太郎君) 皆さん、改めましておはようございます。私で一般質問最後の質問者となりました。議席番号11番、新風会の二宮健太郎です。 今回、今現在コロナ禍の中で、杵築、日出、国東、別府と大変多くの方が感染されており、非常に苦しい思いをされておると思います。できるだけ早く終われるように努力したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 さて、今回私の質問は、第4次行財政改革大綱についてを議題として上げさせていただきました。思えば、昨年の12月の定例会で永松市長の冒頭挨拶、このままの予算編成を続ければ年間14億円程度の財源不足に陥る、また赤字補填のため、財政調整基金を切り崩していくことで財源が枯渇し、令和5年度には財政再生団体に転落するおそれがあるというような冒頭の挨拶でございました。 今もこれは忘れませんけど、なかなか心に震えがくるような、ちょっといいのかなというような、そんなつらい思いをしながら聞いておりましたが、あれから早くも1年が経過をして、当時、市長の申された異次元の改革、不退転の決意を望んで進んでいくというような思いでされてきたとは思いますが、現実的に実行されているのか、また、今回の質問の中で確認をしていきたいなというふうにも思いますし、まず初めに、今年8月に策定をされた第4次行財政改革大綱の策定の経緯についてをお伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) お答えいたします。 厳しい財政環境下におきましても、極力、市民サービスの低下をさせることなく、多様な市民ニーズを生み対処すべく行財政改革に取組、財政の健全化に努めてまいりました。 しかしながら、新市建設計画に基づく大型事業に係る維持管理費と公債費の増加、事務事業の多様化に伴う職員増による人件費の増加等により厳しい財政状況に陥り、また、合併特例債を活用して、懸案となっていた大型事業を短期間で集中して実施したことにより、今後も公債費の増加から後年度の財政運営を踏まえ、第3次行政改革大綱の1年前倒しを行い、緊急財政対策を包含しました第4次行財政改革大綱を策定した次第でございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 了解しました。第4次行財政大綱を作成した理由というのが、これはもう現実にできている中にもありまして、今課長の答弁の中にある回答で。まず大型事業の実施に伴う起債の発行による公債費の増加、また職員数の増員に伴う人件費の増加等により厳しい財政状況に陥ったことから、この今まであった第3次行財政改革大綱を1年前倒しで策定をされたという話でございます。 この大綱を見ました。中を見ますと、財政悪化の要因というページがございました。要因をしっかりと絞って見ておるなというふうに思っております。 この中で3つ、管理体制の機能不全、中期的な経営視点の欠如、行政改革の形骸化ということが挙げられておりました。これが、いわゆるこの財政悪化の原因であったというような話でございます。 これらの問題を見直していくためには、この第4次杵築市行財政改革大綱がしっかりとしたものでなければならないと思います。まず、この基本理念についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 「明日を見据えた持続可能な行財政運営の実現」を基本理念とし、市民が改革の成果を実感し、将来に夢や希望を抱いて人生を送れるよう、職員一人一人が未来志向型の発想力をもって、限られた経営資源、人財、資産、財源を有効活用し、最小の経費で最大の効果を上げるという視点で改革に取り組み、効果的、効率的な行財政運営を図ることといたしました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 「明日を見据えた持続可能な行財政運営の実現」ということを基本理念としているということで、これを大綱の柱として、この大枠を決定して、さらに、この事業の見直しや数値目標等々は、杵築市が今つくっておられる未来戦略推進プランというものに落とし込んでいくというような話というふうに伺っておりますが、この未来戦略推進プランの位置づけや概要等を教えてください。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 未来戦略推進プランは、大綱の基本理念を実現するため、限られた経営資源を有効活用し、予算編成の見直しや事務事業等評価体制の再構築、職員数の適正化などによる改革を行い、目標を達成するための具体的な取組を示した計画であります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) これまで行革のチームで、第3次でのアクションプランになるものがありまして、それで確認チェック等をしておられたとは思うんですが、今回のこの推進プランというものは、これまでとどういうものか、また違いがあるのかをお伺いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 第3次までのプランと同様に、行財政改革に取り組むという点では同様でございます。 しかし、議会、市民の皆様に安心してもらうため事務事業評価や予算編成の見直しを行い、毎年度、プランの見直しを行った上で、将来を見通すための中期財政収支にしっかりと数値を反映させ、収支均衡を図るという計画でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) いろいろと数値目標をしっかりと図っていく計画を企画というか、計画をしっかりと練っていくようなことをおっしゃられました。前9月議会で市長が、次回12月議会には皆さんにお示しするというふうにおっしゃられましたけど、これは何で今回上がってこないのか、そういった理由が何かありましたら教えてください。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 今、本来ですと、この12月議会でプランをお示しするというお約束をしていましたが、今、中期財政収支を今策定中であります。本来ですと、こういったプランをすることによって、中期財政収支が将来5年後、こういうことになりますよということで、今県と協議をしているところでございます。 したがって、中期財政収支と数値を反映させるため、今回でなく1月にお示しをしたいということでございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 分かりました。この未来戦略推進プランというのは、計画の中で見直しを常々かけていったりとかは考えておられるんですかね。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 計画期間は令和6年度までとしておりますが、実施項目の追加、修正等を初め、事務事業の見直し等による単年度目標数値や効果額の再設定を行い、毎年度の見直しに取り組むということにしております。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 毎年度見直しをするということで、単なる絵に描いた餅じゃなくて、その都度、合わしていかれるということですね。そういった観点から、事務事業に目標数値や効果額の再設定を査定する、実施をするのはどういった形で行うのでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 3つの視点から推進をしたいと考えております。1つは市民の視点、2つ目は経営の視点、3つ目は中長期的な全体を見通す視点でございます。 この視点から、今後は総合計画の26の分野の施策評価に取り組み、事務事業がその施策達成のため実施されているのかを評価し、効果、効率を高める制度となるよう検証してまいります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 効果、効率を高める制度になるよう検証をしていく、26分野の政策評価ですね、取り組んでいく中で、実際に今までできてこなかった第3次の際、反省点、たくさんあったと思うんですが、この4次ではそういったことがないように、しっかりと取り組んで精査していただきたいなというふうに思っております。 先ほどおっしゃられた、「中期的に全体を見渡す視点」というふうにおっしゃられましたが、具体的にはどのようにされるのかをお伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 未来戦略プランの実施項目の取組効果額を中期財政収支に反映させ、将来の収支を見通した上で予算編成に着実に反映させていくということでございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) この中期財政収支という言葉ですが、余り聞き覚えがない方もおられると思います。この中期財政収支ということについて詳しく御説明をお願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長
    企画財政課長(内野剛君) 中期財政収支とは、現在の財政状況を踏まえ、現時点での見込み得る人口推計、景気の動向や地方財政制度等から一定条件の仮定の下で将来の収支見通しと財政需要を推計したもので、総合計画に掲げる事業の実現性を検証するとともに、健全な財政運営の指針となるものでございます。 未来戦略推進プラン実施項目を毎年度見直し、中期財政収支に反映させ、5年後の財政状況がどのようになるかを検証したいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 5年後の財政収支が、状況がどのようになるか、先々を見据えて計画を練っていく、非常に大切です。今、この戦略プランを練っていらっしゃいますけども、このコロナ禍で、やっぱり年々財政状況は変わってくると思います。先が見えない状況も多々ございます。やはり今年決めたことを、また来年度、また見直していかなければ、やはり計画と実態が伴わない場合は、大変後で、5年後には大きな大ごとになってしまうので、しっかりと、そこら辺は柔軟に対応していただきたいなと思っております。 この行財政改革の状況と成果についてお伺いをしたいと思います。現在の財政収支を、すいません、行財政改革の状況と成果についてですが、未来戦略推進プランの目標値、これはどのように考えていらっしゃいますか。お願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 本市の最大の課題は、新たに発行する地方債の増加による公債費の後年度負担の増加であります。本定例会の普通会計の地方債残高は約260億円で、来年度以降の公債費の負担の増加は財政悪化を招く要因となっております。したがって、地方債残高の低減を、未来戦略推進プランの主な目標の一つとして取り組みたいと考えております。 また、令和6年度末の財政調整基金残高や経常収支比率につきましても、目標数値を定めたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 目標数値をしっかり、まだ定められてないですね、この推進プランを今検討中ということで。260億の地方債残高、市債って言うんですか。当初、200億から260億まではね上がっていった、年々膨らんでいる借金でありますけど、これを本当、私の決算の書類を見たときに、合併特例債であったり臨時財政特別債ですかね、あんないろいろ有利な借金もあるんでしょうが、やはり借金がかさむと、やっぱり利子も発生しますし、毎月の支払いが大きいと。 先日の加来議員の質問の中で、毎月の償還額を圧縮してはどうかという提案もありました。毎月返済が圧縮して軽くなれば、その分財源が回せるのじゃなかろうかとかいう発想だとは思うんです。余りきつきつに締め上げて市を運営していくのもどうかなという部分も感じますし、借金を増やさないようにしていくことも大事なんで、そこは本当に議論していただきたいなというふうには思っております。 この行財政改革の財政収支について、どのようにしたいと考えておりますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 実質単年度収支の黒字化を行いたいと考えております。そのためにも、今策定中であります未来戦略推進プランを着実に推進していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 実質単年度収支の黒字化ですね、これはもう本当に早急に取り組んでいただきたいなというふうに思っております。決算説明資料、9月議会で頂いた中には、平成27年度は黒字でしたが、それ以降は、ずっと単年度収支は赤字になっております。この状況がやはり続くと、昨年度市長がおっしゃったような状況になり得るということで、緊急財政対策をしたいんだと思うんですが、この取組をしっかりとしていくために、この歳入の確保であったり歳出の削減であったり、しっかりとしたプランを練っていかなければならないと思いますが。この具体的な取組について、まず歳入確保についてを教えていただけますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 歳入は、市税、収納及び未収金対策の推進、ふるさと納税の促進拡充、使用料手数料基準の策定、減免基準の改定、公有財産の売却有効活用等などの取組を着実に行っていきたいと考えております。お願いします。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) では、歳出の削減プランについてお伺いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 歳出は、事務事業の見直し、普通建設事業費の適正管理、職員数の適正化、個別施設計画の策定推進などの対策に取り組み、その縮減を図っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 先ほど、歳出、また歳入の確保、プランをちゃんと明確にされておるようであります。この辺は、なかなか本当に難しい取組になると思われますが、具体的にどのような形で取り組んでいこうとされておるのかお伺いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 歳入確保につきましては、まず、市税収入及び未収金対策の推進でありますが、債権管理条例に基づき、徴収整理計画を毎年度策定し、庁内連携体制の強化を図り、適正な債権管理に努めます。 特に、市税対策は、納付機会の拡大のため、キャッシュレス化に伴う非接触型決裁方法の導入や、特別徴収事業者への移行協力の推進、大分県や他自治体も連携して、専門知識やノウハウなどの情報共有や徴収体制の強化を図ります。これらの取組を、他の債権管理を行う担当部署と共有を図り、全庁的に取り組んでいきます。 また、ふるさと納税の促進拡充については、市内返礼品事業者の協力を得ながら、さらなる納税サイト内でのPR対策の充実を考えていきます。 そして、使用料手数料基準の策定、減免基準の改定と公有財産の売却、有効活用等については、公共施設等の全体を把握した上、長期的な視点を持って施設の運営に係るコスト等の算出方法を見える化し、料金設定を行いたいと思います。 また、低利用や未利用の施設は、転用の上、売却等を検討し、財源の確保に努めたいと考えております。 次に、歳出削減についてです。事務事業の見直し、普通建設事業の適正管理、職員数の適正化では、工数管理による業務の可視化に取り組み、事務事業の事業量、事務事業量をより適正に判断し、業務量の削減から職員数や配置の適正化に努め、新規事業の立案では、スクラップ・アンド・ビルドの徹底を行うことで事業の効率化を図り、歳出の削減を図りながら充実した市民サービスの提供を行っていきたいと考えています。 また、将来を見据えた起債発行計画の作成を行い、公債費の縮減に努めてまいります。 個別施設計画の策定推進では、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画を策定し、今後の方向性を示し、更新、統廃合、長寿命化などにより最も効率的、効果的なマネージメントを推進し、行政負担を軽減、平準化していきます。 これらの取組を行い、中長期的な視点に立って、安定した財政運営を行うための中期財政収支を作成し、歳入に合った歳出とするために予算編成を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 本当に具体的に答えていただきました。歳入についても、いろんな形でお金を集めていく、またふるさと納税もしっかりと取り組む。目標金額は5億円なんですね。杵築市のふるさと納税の実例が、過去平成30年では1億6,000万、令和元年では4億1,000万、今年度、今11月末では3億3,000万ですか、5億までもう少しという形で、年末までには駆け込みでたくさんふるさと納税を皆さん購入していただけるようにお願いしたいなとは思っておりますが。 このふるさと納税も大事な収入源の一つだと思っております。ただ、3億円、5億円とお金を頂いたとしても、約半数は、たしか経費になるんで、5億円頂いても2億5,000万の収入ぐらいなものなんですね。できれば、10億円を目指すとかですね、5億の手取りを取るというような、そういった目標があったほうが、今超えられるバーでしかつくっていないと思うんですが、お隣の国東市は、もう昨年度で累計100億円を超えたそうであります。我がまちは、今、累計幾らか、ちょっと、今の数字だけじゃ、100億に到底追いつかないですが、やはり取り組み方一つで、隣町でも莫大な金額をふるさと納税頂いておる。100億稼げば、約50億円の黒字ですからね。これだけのお金がまちに下りてくるというのは、やっぱり取り組み方一つだと思います。本当にここでお金を稼がないとどこで稼ぐんだという部分が、私はあります。 ただ、雑収入でありますので、これに頼るべきではない。でも、あくまでも一つの道筋ではあると、希望の光ではあるので、しっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。 また、いろんな形でお金を回収といいますか、市税も債権等も含めて集めていくんでしょう。今コロナ禍で非常に生活が厳しい方もおられます。杓子定規にお金を集金、集金率が、今杵築市は大分県下でも最下位だというふうに聞いておりますが、余り絞めつけ過ぎず、人間の気持ちをちゃんと抑えた上で、丁寧にお金に対して、しっかりと回収していただきたいなというふうに思っております。 また、歳出の件に対して、もうこの大綱の中にありますんで、これをしっかりと取り組んでいく、今回、工数という形で、一人一人の仕事に対して作業点数みたいなもんですね、何々をしたら何時間、車の整備とかするとそういうことがあるんですが、大体作業点数というのがあります。必要な時間というのが、もう割り振りできますから、それ以上を働くこともないですし、それもできないようであれば、それは能力不足だということは、しっかりと、やはり上司であり、職員の中でしっかりと切磋琢磨して、仕事を先輩が後輩を教えていくように、ちゃんとした気持ちで一丸となっていただきたいなというふうに思っております。 この歳入歳出、これから市長も取り組んでいく中で大変だとは思いますが、永松市長は、昨年、説明会を、市長を初め副市長、課長の皆さんで行っていただきました。丁寧な本当、説明をしていただいたなというふうに私は思っております。 ただ、1年がもうたってしまいまして、コロナの関係もあって、いろんな事業等もなくなって、市民の中では財政どうなるのかなという不安と、外に出られない不満と、いろんなストレス等も含めてございます。先ほど堀議員さんからも説明会、どうするのかなというような話を課長のほうからも聞きましたが、市長のほうも、このコロナ禍でありますが、市民に対しての説明等々を含めて、どのようにお考えなのかを教えていただけますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) 二宮議員にお答えいたします。 市民説明会は、未来戦略推進プランの策定後ということで考えておりますので、2月の開催を考えております。ただ、コロナ禍での開催となりますので、今市民の皆様の安全を確保しながら、どう開催するかということでいろんな手段を考えているところです。きちんとした説明を丁寧にしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 本当に皆さん、私たちも会うたびに聞かれます、どのような状況だと聞かれますが、一生懸命やっているので、皆さん、もう少し辛抱だという形で本当に言っています。 ただ、先ほどいろんな方々、議員さんも、これ以上職員さんを絞って、いつまでも給料を下げた状態でいいのかとか、そんな声も聞いております。みんな年をとっていくもんですから、課長さんも定年を迎えたりする、今後ですね、ある中で、やはり若い戦力が必要になってくると思いますが、今若い職員さんを迎え入れることがなかなかできない状況にあります。これを何としてでも、常に新しい方が入ってこられるような体制づくり、この未来戦略推進プランには、それがあってもいいのかなと思うんですね。お金を絞り上げる、ただただお金を絞り上げて黒字にするだけじゃなくてですね。大事なことです、それは黒字は大事なことなんですが、会社と違って行政は、皆さんが乗る箱舟でありますから、みんなで協力して生活していかないといけないので、そこら辺の猶予枠、ゆとりというところも、今後やはり目標を高く設置して、少しでも多くの人間を取り入れていけるように考えていただきたいなというふうに思っております。 市長の積極的な丁寧な説明を、市民に向けて発信していくというようなお言葉を頂きましたが、このコロナ状況も含めてなんですが、財政圧縮の中で、いろんな行事も予算削減の話も聞いております。来年度から、みかん祭りもコロナで今回ないような話なんですが、産業祭ですかね。コロナがもし来てなくても、このみかん祭りも、本来であれば財政が厳しいという理由でできなかったのか、延期だったのか分からないですが、いう話になっていると思います。 また4月、5月、ふるさと祭りであったり、お城祭り等も、本来であればある予定なんですけど、予算が削減されるとか、そういうことがあったら、非常に運営をする側も苦しい思いをしなければならないし、かといって、ない袖、杵築市にそこまですがりついて苦しめたくないという気持ちも多分あるんだと思います。早い段階で、そういった事業も見直しをかけていかないといけないのかもしれませんが、やはりまちおこしが廃れると、まちの活気がなくなって、子どもたちも思い出も何もないまちになってしまうので、この最後の質問のところなんですが、今後、コロナ禍が終わったとして捉えたときに、イベント等々も含めて、この杵築市をどのように考えていきたいのか聞きたいと思います。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) まず、健全財政を第一と考えておりますが、その中で不要な事務経費の削減に努め、できる限り市民サービスを低下させないよう対策を講じていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 二宮議員。 ◆11番(二宮健太郎君) 財政課長は、もう本当に真剣に今取り組んでくれているようで、その課の皆さんも朝早く、夜遅くまで一生懸命取り組んでいらっしゃるというふうに伺っております。本当にありがたいと思っています。 それを踏まえて、市長、永松市長は、この市民サービスを低下させないようにするために、どのようなお考えをお持ちなのかお伺いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) コロナ禍の中で、やはり、市の財政も立て直さないといけないし、議員おっしゃるように、いろんなイベントがどんどん中止になっていって活力がどんどんなくなると。そして、実際、コロナが終息した後、何も芽がなくなってしまうという、これはもう基本的には、それは避けたいというふうに思います。 ただ、今ちょうど第3波が襲来しています。そして、乾燥して寒くなりますと、飛沫感染ですので非常にその危険性が高まる、特に1月、2月というところはいろんな冬のイベントの一番いい、クリスマスの12月も含めて、大変な稼ぎ時、行政にとっては稼ぎ時なんですけども、市としては、やはり死者を出さないということと、重症者を出さないということと、医療崩壊を起こさないということが、これはそれが起こりますと、何のための市役所だということにもなりますし、大変に救える命が救えなくなるということもありますので、どうしても市の行政としては、国の施策であるとか県の情報とかを入れながら、最善の感染防御に、やはり力を入れていく、そうすることが、安全な場所だという杵築市であれば、そういう感染者が少ないということであれば、今度、アフターコロナの中では、また旅行客とかいろんなところを訪ねてくれる方とか、そういうことが増えてくる、今本当に厳しいところなんですけども、どちらかというと、どちらもしないといけないんですけど、やはりコロナの情報を正確にお伝えしながら、そして先ほど業者の方にお客さんをお迎えになるところも、感染症対策に万全を期して、杵築はすごいなというふうな、やはりこれをむしろPRの材料にできるような形に、そうすると一人一人の心構えがずっと違ってきますので、コロナが1年、2年すれば大丈夫になるんでしょうけど、また10年後、15年後になると新型が来ると、この繰り返しをずっと、多分続くと思います。そういう意味では、この大変さ、大変なところを皆さん方と共有しながら、安全な杵築市ということで進めていきたい。 それから、活力につきましては、大田であるとか山香であるとか、それから旧杵築市内でも、非常にいろんなイベントを苦しい中でもやって、民間の方ですね、まちづくりの方がやっていただいておりますので、それも力にしながら、その火が消えないように、そして、もっと充実するように上手に予算を使ってまいりたい、そのためには、議員の皆様のお考えとかアイデアを頂きたいと。そして、また応援していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆11番(二宮健太郎君) 本当に大変ですけど一緒に協力していきたいと思っておりますので。職員の皆さんも含めてですが、体に気をつけて、仕事を余り追い込まないで気をつけて頑張っていただきたいなというふうに思っております。 年末の、これは今年もわずかになりまして、皆さん方も大変な1年だったと思いますが、来年が明るい1年でありますよう祈念をいたしまして、令和2年度最後の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(渡辺雄爾君) 以上で、発言通告のありました一般質問は終わりました。これにて一般質問を終結いたします。──────────── △日程第2議案第132号~議案第152号 ──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 日程第2、議案第132号から議案第152号についてを一括議題といたします。 これより議案の質疑に入ります。質疑の通告はありませんが、質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺雄爾君) 質疑もないようですので、質疑を終結し、委員会付託を行います。 議案第132号から議案第152号については、お手元に配付してあります付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。────────────午前11時36分散会────────────...