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令和 4年第 3回定例会(第3号 9月14日)

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  1. 津久見市議会 2022-09-14
    令和 4年第 3回定例会(第3号 9月14日)


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    令和 4年第 3回定例会(第3号 9月14日)   令和4年第3回(9月)津久見市議会定例会会議録(第3号)    令和4年9月14日(水曜日)    ────────────────── 〇議事日程(第3号)  令和4年9月14(水曜日)午前10時開議  第 1 一般質問  第 2 議案第53号から議案第59号まで      (質疑・委員会付託)  第 3 意見第 3号      (提案理由説明・質疑・委員会付託)  第 4 意見第 4号      (提案理由説明・質疑・委員会付託)    ────────────────── 〇本日の会議に付した事件  日程の全部    ────────────────── 〇出席議員14名)     1番  島 田   勝 議員     2番  倉 原 英 樹 議員
        3番  丸 木 一 哉 議員     4番  菊 池 正 一 議員     5番  井戸川 幸 弘 議員     6番  黒 木 章 三 議員     7番  髙 野   至 議員     8番  塩 﨑 雄 司 議員     9番  谷 本 義 則 議員    10番  黒 田 浩 之 議員    11番  宮 本 和 壽 議員    12番  髙 野 幹 也 議員    13番  知 念 豊 秀 議員    14番  西 村 徳 丸 議員    ────────────────── 〇欠席議員な し)    ────────────────── 〇説明のため出席した者     市長          川 野 幸 男 君     副市長         飯 沼 克 行 君     総務課長(兼)     契約検査室長      石 堂 克 己 君     総務課参事       花 宮   仁 君     総務課主幹       濱 田 信 一 君     経営政策課長      石 井 達 紀 君     経営政策課参事     飯 沼 久 和 君     税務課長        今 泉 克 敏 君     環境保全課長      戸 田 尊 道 君     健康推進課長      川 野 明 寿 君     長寿支援課長      黒 枝 泰 浩 君     会計管理者(兼)     会計財務課長      小 畑 春 美 君     社会福祉課長      吉 本 竜太郎 君     農林水産課長(兼)     農業委員会事務局長   宇都宮 志 伸 君     土木管理課長(兼)     上下水道課参事     遠 藤   太 君     まちづくり課長(兼)     土地開発公社事務局長  旧 杵 洋 介 君     教育委員会     教育長         平 山 正 雄 君     管理課長        石 田 真 一 君     生涯学習課長(兼)     図書館長        五十川 ますみ 君     監査委員     事務局長        宗   真 也 君     選挙管理委員会     事務局長        監査委員事務局長が兼務    ────────────────── 〇議会事務局職員出席者     事務局長        宗 像   功 君     主幹(兼)書  記   野々下 直 人 君          書  記   岩 﨑 英 樹 君          書  記   宮 野   楓 君    ──────────────────               午前10時00分 開議 ○議長(髙野幹也議員)  皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、御協力願います。 ◎日程第1 一般質問 ○議長(髙野幹也議員)  日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  8番、塩﨑雄司議員              〔8番塩﨑雄司議員登壇〕 ○8番(塩﨑雄司議員)  皆さん、おはようございます。今回私は2点について質問をしていきたいと思います。  まず1点目は、公共施設等植栽管理について。  本市としても、これから新庁舎や街なか観光拠点施設などが新設され、他市から観光客をはじめ多くのスポーツや文化・イベント関係者の誘致を目指していく中、現況の各施設が訪問者を気持ちよく迎え入れ、楽しく利用できる施設として整備されているかについて、現在の市民会館市民図書館総合運動公園などの文化・スポーツレクリエーション施設及びその周辺の駐車場や広場、関連施設管理状況についてお聞きをいたします。  老朽化してきた現施設については、指定管理者に委託しているところもありますが、市としても随時点検を行っているのか、その内容についてお聞きをします。  また、道路や公園などの都市施設植樹管理状況についても聞きます。  (1)として、文化・スポーツレクリエーション施設の草木の繁殖状況と対策についてであります。  社会教育施設であります津久見市民会館は、平成27年から30年に大規模改修を行い、その後、駐車場を拡大し、玄関前の整備に向けて、以前からありました背の高くなったヤシの木や駐車場を囲んでいた周辺の木々を伐採して大変スペースも広くなり、遠くの景色と近くのコントラストが津久見の景観としてすっきりしています。以前の暗い陰湿な感じがなく、津久見市の文化の拠点、市民会館として、遠くから訪れた人からも視認性が高く場所が大変分かりやすいと好評であります。これは成功した例だと思っております。  また、市民図書館においては築20年以上経過しており、今後、津久見川の周辺コースの整備と合わせて図書館周辺の高い木々や低木のすっきりした整備が必要ではないかと思っております。  また、本市のスポーツ施設市営グラウンドをはじめ彦の内・西の内グラウンド等ありますが、津久見総合運動公園においては草木の繁殖状況について問題があります。  本施設は現在、野球・バレーボール・テニス大会など、その他の練習にも他市から多くの選手や関係者が毎週訪れていますが、施設の整備が行き届いていないと思われます。施設内はいろんな種類の木々の繁殖が激しく、その一部は大きく成長し、先端が電線まで到達している木があり、その落ち葉が路面の側溝に詰まり、水たまり問題で地域からの苦情があります。  また、施設への表及び裏入場門に覆いかぶさった樹木の雑草については大変不快感を与えています。  この施設の不必要に伸びた樹木の現状について市民からの投書や電話が入っていることについてお聞きをします。  次に、(2)の道路や公園での適正な管理について。  道路沿いの植樹は緑による沿道の景観向上、自動車の騒音・大気汚染からの生活環境保全や歩行者の安全のためなどの役目があることは承知をしておりますが、最近では市内道路周辺の街路樹が当初の植樹以降大きく繁殖しております。しかし、その処理は道路に雑草や枝がはみ出し大きな障害となったときや、草木の成長が最大なときにのみ手入れがなされている現状であります。  千怒の旭地区では、以前は地域で一部管理していた植樹を数年前に地域住民会議を繰り返し協議の結果、道路沿いに植樹された立ち木と低木の伐採、撤去を市にお願いしました。その伐採後の成果は、見晴らしもよくなり、地元や周囲からの反応は大変好評でありました。  しかし、国道に至るまでのそれ以外の残った半分以上の地域では立ち木と低木がそのまま繁殖しており、バス停の看板も隠れる場所もありますが、今後その対処について、周辺住民との意見や関係もあり、このまま維持する場合はその管理方法についてどのように考えているか、お聞きをします。  また、市内の公園においても植樹された木々が伸び放題で、森のような場所も見受けられます。その対処についてお聞きをしていきます。  以上1点目の御答弁をよろしくお願いいたします。           〔8番塩﨑雄司議員壇質問者席着席〕 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長図書館長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  1点目の公共施設等植栽管理について、(1)文化・スポーツレクリエーション施設の草木の繁殖状況と対策についてお答えいたします。  津久見市の文化・スポーツレクリエーション施設は、市民会館市民図書館総合運動公園などがあり、市民の教養を高め文化の向上を図ることや、スポーツの普及振興を図ることなど、それぞれの設置目的に応じた活動が行われております。  市民が集う施設であるため、安全性等には常に細心の注意を払い、いつでも安心・安全に利用していただけるよう点検整備を定期的に実施すること、施設は整理整頓され清潔に保たれていることなどが求められます。そのため、御指摘のように草木の手入れなどの環境整備も大切なことと認識しております。  市民会館においては、平成18年度から平成26年度まで指定管理を行っておりましたが、平成27年からの大規模改修により、指定管理直営管理へ戻した形となっております。平成30年には駐車場のリニューアル工事を行い、開館当初から植栽されていた大きなヤシの木の撤去や庭園の改修を行いました。草木の繁殖のスピードが速く、特に夏場の除草作業を中心に行っております。市内外・県外の方を迎えることの多い施設であるため、利用された方々が気持ちよく、また来たい施設になるよう、草木の剪定・除草作業等周辺環境整備を定期的に行っております。  市民図書館の植栽については直営で管理を行い、適宜剪定などを実施し、より快適に市民図書館を御利用していただけるよう努めております。  総合運動公園については定期的に植栽管理を行っておりますが、運動公園内は面積も広く、一度に全ての剪定、草刈りを行うのは難しいため、約1か月間かけて作業を行っております。  今後も市民会館市民図書館総合運動公園等の草木の繁殖対策については、定期的な剪定・除草作業を行い、施設の利便性の向上とともに環境整備に努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  遠藤土木管理課長上下水道課参事。 ○土木管理課長(兼)上下水道課参事(遠藤 太君)  1点目の公共施設等植栽管理について、(2)道路や公園での適正な管理についてお答えいたします。  市道千怒日見線は、千怒の新地から総合運動公園やドリームフューエルセンターを経由して日見地区に至る道路であります。平成20年度に国道217号の千怒日見バイパスが完成したことに伴い、平成21年度に国道から市道へ移管された道路であります。御質問の植栽は、この市道千怒日見線の新地から総合運動公園までの間において設置されていたものでございます。  この中の旭町側にある18か所の植栽については、歩行者の視認性の悪さなどの理由から地元の総意による撤去の要望があり、令和2年度に植栽を撤去し、その後、植樹ますについてはコンクリートを貼って対応しております。現在は新地側に84か所の植樹ますがあり、65本のウバメガシや低木のツツジなどの植栽があります。その管理につきましては、年に1回の剪定作業と年に2回の除草作業を基本に実施しております。  一方、公園の樹木剪定作業につきましては、毎年1月から3月の間に専門家と担当者で翌年度に剪定等をする樹木を決めて実施しています。公園の除草につきましては、公園ごとに年間に実施する回数を決めており、シルバー人材センターなどと契約し対応をしております。  植栽の伐採や本数の調整についてですが、街路樹や公園の樹木等の植栽は、美しい景観形成、近隣の環境などの保全、道路や公園の利用者の快適性の確保、さらにはヒートアイランド現象の緩和、温室効果ガスの一つである二酸化炭素を吸収することによる地球温暖化防止などを目的にしております。  そこで、道路や公園の植栽につきましては、地元の総意による要望などがあれば伐採などについても検討いたしますが、今後もできる限り景観や安全性などに十分配慮しながら管理していきたいと考えております。  以上でございます。
    ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  御答弁ありがとうございました。じゃあ随時再質問をしていきたいと思います。  まず最初に、総合運動公園のことでありますが、道路沿いに木々が電線に当たるような状況になっております。これは以前からこういう状況にあるという話をしてきておるんですが、定期的に現地調査をしているということですが、電線に当たって切れるというようなことはないんですか。現場を見てどういうふうに感じましたか。 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  お答えいたします。  指摘のありました入り口の植栽については現地を確認しております。かなり伸びておるのは認識しております。電線に当たってる部分については、NTTもしくは九電のほうに依頼をして、その部分については剪定を行うように今後検討していきたいと思いますが、木自体の伐採という話になりましたら、ちょっとその辺については指定管理者と協議しながら対応していきたいと考えております。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  検討という御答弁ありましたが、そういうゆっくりしたことでいいんでしょうか。以前からこの問題は話が出てるところでありまして、台風とかで結構木が揺れて、今こういう議場で現状を話をしてるんですが、線が切れたときにはどうするんでしょうか。  また、その落ち葉が側溝に詰まって水が出たときには、オーバーフローというんですか、水がこっちの住居のほうにも侵入するような現状になってる、そこも見ていただいたんでしょうか。そんなにゆっくりしたことではないようにありますので、電線に当たってる木については再度確認をしていただきたいと思います。  さらに、木々の繁殖が激しくて、野球場周辺も担当課においては健康管理のコースとしてジョギングやウオーキングが推薦してるところで、夜間においても照明をつけて運動してくださいというところでありますが、そこも木々が繁殖しとって、若い人たちがそこの木々の下に夜たまっておったりして、変な犯罪が起こらねばいいがなと思ってるところでありますが、この辺については再度質問しますが、ウオーキングコースで電気も大変暗いようでありますが、どういった状況でしょうか。 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  お答えいたします。  ランニングコースの周りの樹木については、一応業者さんのほうに今委託をしておりまして、草刈りのほうは先週ちょっと確認に行ったんですけれども、終了しておりました。  今後も指定管理者とその辺十分協議し、環境整備に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  この草木の問題については、最初にも話しましたが、入り口、各種大会で訪れた人が一番に目にする表玄関のところにも門の周りに繁殖しており、裏玄関もしかり、また大きな駐車場のサニーホールの周辺にも垂れ下がっておるような現状をどういうふうに把握してるのか分かりませんが、大変恥ずかしい状況だと私は思っております。  また、そういうことからも投書も私のほうに参りました。議員さんへということで、運動公園内の樹木、雑草が伸び放題で、びっくりするほど見苦しい汚い光景を見ます。他市から利用者が来ますが、なぜ施設管理してる人は放っているのでしょう。無責任です。近くに住んでる議員さんも実際目で見て現状を管理者に伝えてください。恥ずかしい限りですということで、私も担当の課のほうに伝えたら、担当の課のほうにも投書が来たと、またその後、電話もあったと。しかしながら現状を見ずに、一部は改善されておりましたが、まだ一部であります。  担当課に来た内容について、しゃべれる範囲でお知らせ願いたいと思います。 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  お答えいたします。  電話、手紙の両方とも内容は同じようなものでした。  内容については、総合運動公園の入り口や駐車場の案内板などが草木で覆われて見えないと、また施設内も草木が伸び放題になっていると、早急に対応してほしいという旨の電話がありました。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  そういったような地域投書、電話等で苦情が入ってる中で、どういうふうに今後関係者と検討してというゆっくりしたことではないと私は思ってるんですけれども、抜本的な改革、これからの管理、どういうふうに考えているか、ちょっと最後にその方向性をお知らせください。 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  お答えいたします。  今後指定管理者と十分協議を行って環境整備に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  何度も繰り返しますが、ゆっくりした整備ではちょっと追いつかないと思いますので、早急に対応を検討してください。よろしくお願いします。  それでは2点目に行きます。  道路や公園での適正な管理についてということで、千怒旭地区が木々が詰まってて住民で協議した結果、削除したいということで削除をしていただきました。地域住民からは、車が地域に道路に出るときに安全を確認できるようになった、夜間でも木がなくなって歩道を歩く歩行者を確認しやすいと、小さい歩行者の安全や犯罪防止となった、また低木の中がごみの投げ捨て場となっていたのが解消された、さらに山からタヌキやムジナとかテンとか獣類の隠れ場所になってた場所がなくなってすっきりしたというような話が出ております。大変好評だったのではないかというふうに思っております。  立ち木、低木に関しては、あと半分ほど残ってる部分がありますが、その辺については地域住民とも相談しながら今後改革していくという話でありますが、その中には個人の商店とか遊技場とかそういった店もあるわけなんですが、そういったところについてのお願いとかそういったことについてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(髙野幹也議員)  遠藤土木管理課長。 ○土木管理課長(兼)上下水道課参事(遠藤 太君)  自主的に剪定や草刈りをしていただいている植樹ますなどの場所があることは確認しておりますが、特に個人とお話などをして、こちらからお願いをして管理をしていただいているものは、この路線では現在はありません。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  関係者と御相談されて、いい方向でお願いしたいというふうに思います。今現実的にバス停がもうその木で隠れてて、なかなかそれも恥ずかしい話かなというふうに思っておりますので、いい方向に行くようにお願いをしたいと思います。  そのほか道路としては、国道になるんですけど、中央病院の前に歴史的な石碑があるんですが、その前の歩道は病院の玄関であり、バスの乗り場、小学校の通学路となっている歩道なんですが、そこなんかも結構草木が茂って、桜の時期は桜で分からないんですけれども、その時期を過ぎるとちょっと危険な場所になっているようにありますが、この辺についてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(髙野幹也議員)  五十川生涯学習課長。 ○生涯学習課長(兼)図書館長五十川ますみ君)  お答えします。  中央病院JR沿いの樹木のポケットパークまでの間のことだとは思うんですけれども、千怒のポケットパークについては、まちづくり課のほうで毎年定期的に剪定作業を行っています。  樹木については定期的に伐採作業を行っていますが、大規模な伐採作業になりますと、地区住民の皆様の御意向を確認する必要もあると思いますし、予算の確保も必要となります。  また、桜の木については樹木の経緯を確認する必要があると考えております。現時点では明確にお答えすることは困難ですが、検討してみたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  ありがとうございます。  あそこは病院に来る方が目にするところでもあり、バスの乗り場でもあり、小学校の通学路でもありますので、本当津久見市民として恥ずかしくないような形でお願いをしたいと思います。  次に、駅前の街路樹もだんだん電線に近くなってきました。この樹木、植樹、最大限に繁殖したときにしかなかなか手を入れない、マックスになったときにしか手を入れない現状。なかなか経費もかかるし、随時というわけにもいかないのかもしれませんが、現状の景観の在り方についてでありますが、今後庁舎や観光拠点建設を踏まえて、津久見らしい景観はどういった形が望ましいのか。  私は市民会館のようなすっきりフラットでいいんじゃないかというふうに考えております。繁殖する公園にはアダプト制度やボランティアが入って清掃などは行っているようですが、木を見る樹木医とか、木の成長、樹形、適正な高さ、そういうのはどういうように誰がどういう形で判断してるのか、ちょっとその辺をお知らせください。 ○議長(髙野幹也議員)  遠藤土木管理課長。 ○土木管理課長(兼)上下水道課参事(遠藤 太君)  植栽については中低木につきましては、新地付近の街路樹を例に取りますと、今現在の樹形や樹高を維持するという目標で管理をしております。年に1回切り込みまして、そこまでは大きくならないようにということで管理の目標にしております。  公園なんかにある高木については、基本的には自然形の形状というのが基本的なものです。木の種類によっては樹形なんかを整えていくようなものもあるようですが、公園については先ほど答弁でも申しましたように、例年1月から3月の間に専門家と担当者で見て、倒木のおそれがあるんじゃないかとか、あの枝はもう切ったほうがいいんじゃないかとか、外にはみ出したりしてですね、そういうものがあれば翌年度の維持管理費の中で対応しているような状況であります。  以上です。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  ありがとうございます。  樹形とか、いろいろ形とかいろいろデリケートな部分もあるようでありますが、いずれにしろ高所作業車をいつも使うようになると管理費も相当かかってくるような形になりますので、その辺も考慮しながら、私は緑は山にいっぱいあるというふうに思っております。そんなに下のほうに緑がなくてもいいんではないかと。いま一度植樹の在り方を見直してみてはどうでしょうかということであります。  以上で1点目を終わりたいと思います。  2点目であります。幾つかのこれは相談も受けたので、2点目の議案としました。  自宅で多数猫の放し飼いや野良猫への餌やり問題について。  私も元来動物が好きで、小さい頃から犬や猫を飼っていました。自宅の縁側をしょっちゅう通る猫を見ると、確かに餌を与えたい気持ちになりますが、自宅内でペットとしてきちんと飼うことをしない以上、無責任で安易な気持ちで餌を与えることが繰り返しになり、それが大きな問題に発展するのを私は知っています。  また、猫は大変繁殖率が高く、一度の出産で4匹から8匹の子どもを産み、それを1年で2回から4回繰り返すようで、大変な数になっていきます。  このコロナ禍で戸外への外出制限、精神的及び肉体的疲弊、イライラなども関係するのか分かりませんが、最近特に猫の苦情が市内の各地域から多く出ております。話し相手のない寂しさもあるのかもしれませんが、単身高齢者の多数猫の餌やり問題が多く聞かれます。その猫たちと暮らす自宅での不衛生な生活について、地域からもそのような問題が上がってないでしょうか、お聞きをいたします。  多くの猫の放し飼いや野良猫への餌やりについては、地域では隣近所のことなので面と向かって当事者にあまり苦情が言えないところもあるようですが、猫のふん尿問題や夜鳴き問題、道路での死骸等でも大変困っております。さらに、市民野球場の外周でジョギング等の自分の運動をしながら野良猫に餌を与える行為や、捨て猫することで迷惑している現状もあります。  それらの苦情の持っていき場が分からない、野犬は保護してくれる、保健所に行っても警察に話しても市役所でもきちんとした答えはなく、どこに相談したら解決してくれるのか分からないという苦情があります。このままでは近隣のいがみ合いや、ひどいところでは猫への虐待等が起こるおそれもあります。市の対応窓口や問題解決の方法を伺いたいと思います。  (1)として、これまでの地域からの苦情や内容について、各地域から実際の苦情や件数、内容についてお聞きをいたします。  (2)として、その多くの猫を飼う人の生活状況についての支援ということで、多くの野良猫を飼う単身高齢者は、家の中を出入りする猫の生活と自分の生活が混同され、部屋は荒れて、本人の健康状態も心配がされます。さらに地域での人間関係が薄くなり、外出機会も少なくなり、あまり行事にも参加しない現状をどのように問題視しますか。各地域での実態把握はしているのか、お聞きをいたします。  (3)として、具体的な対策及び実施内容について聞きます。  以上御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(髙野幹也議員)  戸田環境保全課長。 ○環境保全課長(戸田尊道君)  2点目の自宅で多数猫の放し飼いや野良猫への餌やり問題について、(1)これまでの地域からの苦情や内容についてお答えいたします。  野良猫、いわゆる飼い主のいない猫に関する苦情の相談や地域で見守りたいといった相談を受けることがあります。  令和2年度以降の飼い主のいない猫に関する相談は、令和2年度11件、令和3年度30件、本年度はこれまで3件を受けて、それぞれの相談に対応しています。  相談の主な内容は、近所の人が自宅周辺で飼い主のいない猫に餌を与え、または地域外の人が餌をやりに来ることで飼い主のいない猫が繁殖し、その数が増え、飼い主のいない猫が自宅敷地内に侵入し、ふん尿を残し、生活環境を侵害され困っている、飼い主のいない猫がごみの集積所のごみを散乱させている、道路上に飼い主のいない猫の轢死体があるなどといった困り事の相談を受ける一方で、これまで猫をペットとして飼育してきたが、高齢によりその猫の面倒が見れなくなったため引取り先を探してほしい、地域内に飼い主がいない猫が増えたけど、かわいそうで見過ごすことができないので、おおいたさくら猫事業を知りたいといった、飼い主のいない猫を愛護する方策を模索する相談を受け、対応を行っております。その相談は市内の特定の地域に限らず、多くの住民から相談を受けているところであります。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  黒枝長寿支援課長。 ○長寿支援課長(黒枝泰浩君)  2点目の自宅で多数猫の放し飼いや野良猫への餌やり問題について、(2)その多くの猫を飼う人の生活状態についての支援についてお答えします。  飼い主のいない猫への餌やり問題などに関する具体的な苦情や相談については、長寿支援課及び高齢者の総合相談窓口である津久見市地域包括支援センター社協には、これまでありません。  しかし、介護が必要となる高齢者宅を津久見市地域包括支援センター社協の職員が訪れると、心身機能の低下と認知症の進行も重なり、これまでできていた飼い猫への餌やりなどのお世話ができなくなり、放し飼い状態となる場合もあるようです。その結果、自宅もオープンとなり、飼い猫、飼い主のいない猫が区別なく自由に出入りし、自宅内及び周辺の環境の悪化が気になるケースが数件あるようです。  特に、高齢者の単身世帯においては、家族からの支援や注意喚起も届きにくく、今までできていたことができない状態が増えることにより、生活環境への悪化が心配されます。  認知症が疑われる方や認知症の方などについては、民間事業者等を含めた関係機関とも連携して地域内でさりげなく見守り、異変があれば速やかに適切な医療や介護など必要なサービスへとつなぎ、心身の健康の保持を中心に必要な生活支援を行っています。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  戸田環境保全課長。 ○環境保全課長(戸田尊道君)  2点目の自宅で多数猫の放し飼いや野良猫への餌やり問題について、(3)具体的な対策及び実施内容についてお答えいたします。  動物の愛護及び管理に関する法律、いわゆる動物愛護管理法の施行に関する事務の多くは、都道府県、地方自治法に定める指定都市及び中核市が所掌することとなっているところであり、大分県では、おおいた動物愛護センターがその事務を所掌しています。  その事務を円滑かつ効果的に進めるため、本市も連携し協力しているところであり、飼い主のいない猫に関する問題についても啓発活動を中心に対応しているところであります。  その具体的な対応の内容は、近所の人が自宅周辺で飼い主のいない猫に餌を与え、または地域外の人が餌をやりに来ることで飼い主のいない猫が繁殖し、その数が増え、飼い主のいない猫が自宅敷地内に侵入し、ふん尿を残し、生活環境を侵害され困っているといった相談に対しては、苦情内容の聞き取りに加え現地調査を行い、対象地域の区長や地域の代表者などから情報収集するとともに、餌を与えている方が判明している場合には、その方に対して餌やりをやめるよう指導し、適正に管理するようお願いしているところであります。また、餌を与えている方が不明な場合もありますので、地域の御協力をいただきながら、食べ残しとふんの始末や適正な管理を促す看板の設置や地域内に回覧するチラシを提供するなど、周辺住民に対する配慮について注意喚起に努めているところであります。  また、被害に遭われている方に対しては、猫の嫌いな臭いを発生させるコーヒーかす、茶がらなどをまくことや、とげのあるシートを敷くなどの被害軽減に効果があると思われる方法を資料を示しながら御紹介しているところであります。  飼い主のいない猫がごみの集積所のごみを散乱させているといった相談に対しては、区長や地域の代表者に相談し、集積籠の設置、ネットをかぶせるなどの対応を依頼しています。  これまで猫をペットとして飼育してきたが、高齢によりその猫の面倒が見れなくなったため引取り先を探して欲しいといった相談に対しては、まず個人で引取り先を探すようにお願いしています。それでも引取り先が見つからない場合には、おおいた動物愛護センターへ相談するよう促しているところであります。  地域内に飼い主がいない猫が増えたけど、かわいそうで見過ごすことができないのでおおいたさくら猫事業を知りたいといった相談では、パンフレットを用いて、飼い主のいない猫を排除するのではなく、地域の問題として捉え、飼い主のいない猫と共生する地域猫活動を行うことにより、地域の皆さんで協力して猫を見守り、餌やり、ふん尿の清掃などを行いながら飼育するとともに、不妊去勢手術を施して無秩序な繁殖を防ぎ、一代限りの生を全うさせる事業内容の説明と事業を行うために必要な手続の御案内をしているところであります。  令和2年度から始めたおおいたさくら猫事業に取り組む団体は、本市では6団体が登録されており、これまでに53頭の猫が不妊去勢手術を受けているところであります。  地域の中には、動物のためなら、これ以上飼い主のいない猫が増えないなら、住みよい地域になるならなどと協力してくれる方はいると思われます。おおいたさくら猫事業への取組に当たっては、このような方を地域で募り、集まった方を中心に活動を始めることが重要ではないかと考えます。  また、この活動を上手く進めるためには周辺住民の理解が必要です。理解が得られないまま一方的に活動すると、無責任に餌を与えて猫が増えて困ると誤解され、住民同士のトラブルの原因になりかねません。そのためにも、まず地域の方々に十分に趣旨を説明し、理解を得た上で活動を行う必要であります。おおいたさくら猫事業を進めるためには、地域住民の認知と合意が得られているような配慮が必要であると思います。飼い主のいない猫に対する餌やりの問題をはじめとする諸課題は多くの地域にあることから、今後もおおいた動物愛護センターを中心に助言をいただきながら連携を図っていきたいと考えております。  また、広報紙や電子媒体等による広報・啓発活動を積極的に行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  詳しい御説明ありがとうございました。  野良猫の多数猫の放し飼いについては、単身高齢者だけではないわけでありまして、そこに単身高齢者の寂しい思いとか、そういうのもあるようにありますので、引き続き地域でも見守りというか、そういう形で接していただきたいというふうに思います。
     また、市民への啓発については先ほど御説明がありましたが、いろんな手段で手続の仕方を市民に周知願いたいと思います。  最後に、猫問題の対応窓口として、市としては環境保全課でよろしいんでしょうか。 ○議長(髙野幹也議員)  戸田環境保全課長。 ○環境保全課長(戸田尊道君)  お答えいたします。  野良猫、いわゆる飼い主のいない猫に対する苦情に関しましては、環境保全課が窓口となって動いているところでございます。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  塩﨑雄司議員 ○8番(塩﨑雄司議員)  ありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。  以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(髙野幹也議員)  暫時休憩いたします。11時から開議いたします。               午前10時49分 休憩             ────────────────               午前11時00分 開議 ○議長(髙野幹也議員)  休憩前に引き続き開議いたします。  次に、2番、倉原英樹議員              〔2番倉原英樹議員登壇〕 ○2番(倉原英樹議員)  皆さん、こんにちは。一般質問最後をさせていただきます議席番号2番、倉原英樹でございます。よろしくお願いします。  今回私は、高齢者や障がいのある方の権利擁護について質問させていただきたいと思います。  権利擁護とは、ある物事を自分の意思によって自由に行ったり他人に要求したりすることができる資格・能力。それを侵害、危害、破壊を加えようとするものからかばい、守ることとあります。  その中でも、自分の意思を社会の在り方や政治に反映させることができる選挙と判断能力が衰えても財産や自分の生活を守ってくれる制度である成年後見制度についてお聞きします。  津久見市は、人口減少は衰えを見せず進んでいます。また、津久見市の高齢者の状況を見ても、高齢化率は46%を超え、人口や世帯数は減少しても高齢者の世帯数、特に単身世帯の数は増えている状況にあります。詳しく見ても、75歳から84歳は減少していても、85歳以上の高齢者の数が増えています。  障がいのある方は、身体、知的、精神それぞれ合わせても1,500強の方が津久見市内に居住しております。その現状は、脳血管障がい等の病気により身体障がいを患った方も多いため、高齢者とダブっているということもありますが、生まれながらに機能障がいを持って生活されている方もいます。  知的障がいの方は在宅で生活をされている方が多く、その介護は高齢の保護者が見ているケースが多く、親亡き後の問題はすぐ目の前に来ていると言っても過言ではありません。  精神疾患を患っている方も、手帳を所持された方以上に病院に通って服薬治療をされている方がおりますし、さらに生活困窮により孤立し、引き籠もっている方も支援の対象として考えますと、何らかの支援を受けて生活されている方は人口の50%以上になると考えてもおかしくありません。支援が必要な方が全体の半数となれば、多数決によってその方々の意見が優先されてもおかしくありませんが、そうとも言い切れません。正しく民主的に市民の意見に基づく政治や行政が判断され処理されることが大切だというふうに思います。  その方法の一つとして、選挙で一票を投じる権利を行使することが重要と考えます。  そこでお伺いします。  大項目1、支援を必要とする人への選挙支援について、(1)代理投票について、(2)代理投票補助者の育成について、(3)支援を必要とする人への合理的配慮についてお伺いします。御答弁よろしくお願いします。           〔2番倉原英樹議員壇質問者席着席〕 ○議長(髙野幹也議員)  監査委員選挙管理委員会兼固定資産評価審査委員会兼公平委員会事務局長。 ○監査委員(兼)選挙管理委員会(兼)固定資産評価審査委員会(兼)公平委員会事務局長(宗 真也君)  1点目の支援を必要とする人への選挙支援について、(1)代理投票についてお答えいたします。  投票の支援制度は、点字投票をはじめ郵便等による投票や県選挙管理委員会が指定した病院や特別養護老人ホーム等で投票できる不在者投票等があり、代理投票も支援制度の一つです。  具体的には、けがや障がい、手の震えなどのために投票用紙に自書できない場合、投票の際に投票管理者に申請して認められると、補助者2名によって、そのうち1名が投票用紙に代筆し、もう1名が指示どおりかどうか確認し投票する仕組みになっています。津久見市でも、先般執行された第26回参議院議員通常選挙では、県の指定した病院や特別養護老人ホーム等で42名、期日前投票所や当日投票所で11名、計53名の方が代理投票を行いました。  また、津久見市では、国政選挙、地方選挙を問わず、選挙期日前に期日前投票事務説明会や投票事務説明会において、投票事務に係る職員を対象に事前準備として投票管理者は代理投票の補助者を事務従事者の中から2名を選任して、補助者のうち1名が記入補助として選挙人から投票したい候補者等を聞いて投票用紙に記入させ、他の1名は立会補助者としてそのことが確かに実行されたかを確認するため立ち会い、さらに選挙人に確かに記入が実行されたことを告げ、選挙人の了解の後、投票用紙を選挙人に渡し、必ず本人から投票箱に投入してもらうよう事務確認をしています。  指定施設等での不在者投票については、県選挙管理委員会が代理投票を含めた投票事務を円滑に執行できるよう指定病院等不在者投票事務説明会を開催しています。  さらに、平成25年5月に公職選挙法が改正され、成年被後見人の選挙権の回復と同時に代理投票の補助者は投票事務に従事する者に限定されることとなり、投票の秘密、選挙の公正の確保がより一層図られることになりました。  津久見市では、代理投票については市報により、身体等の故障等で文字の書けない方は投票所において係員に申し出れば代理投票ができるという広報を行っていますが、まだまだ代理投票の仕組みを知らないという方もいますので、知的障がい、発達障がい、意思表示が困難な方々が主体的に投票ができるよう、市ホームページや広報紙等を活用するとともに、市選挙管理委員会が主体となり、県選挙管理委員会、社会福祉団体等と連携して周知啓発を図っていきたいと考えています。  次に、(2)代理投票補助者の育成についてお答えいたします。  代理投票補助者の育成につきましては、選挙人やその家族等とのトラブルを未然に防ぐためにも重要なことと考えています。代理投票の補助者は、これまでの経験や工夫を生かして、選挙人の立場に立って選挙人の意思を酌み取っていくことが大切であります。また、意思疎通が困難な方の意思をどう確認するか、障がいに応じた対応ができるよう補助者としてどう向き合っていくのかが課題になると考えています。  代理投票補助者の育成については、先進事例を参考にするなど県選挙管理委員会や社会福祉団体等の意見を聞きながら、市選挙管理委員会としてどう取り組んでいくか考えていきたいと思います。  次に、(3)支援を必要とする人への合理的配慮についてお答えいたします。  津久見市では、投票所のバリアフリー化の推進も合理的配慮と捉えており、投票所へ安全に出入りできるよう外灯や段差解消スロープを整備したり、投票所内では記載しやすいように記載台ライト等を設置するなど行っています。  また、投票所には点字器や虫眼鏡、老眼鏡を全投票所に設置し、障がい者や高齢者の方々が投票しやすい環境を整えています。さらには、市役所大会議室をはじめ津久見小学校体育館など七つの投票所に車椅子を配置し、車椅子でも記載できる記載台をほぼ全投票所に設置しています。投票所で車椅子でも使用できる多目的トイレやスロープの整備については、バリアフリー化に対応できるよう改修が進められています。  昨年の衆議院議員総選挙から保戸島地区に設置している第15投票所では、投票場所が変更になったことにより、投票事務従事者の人員を増やすなど、高齢者等の歩行が困難な方々が少しでも投票しやすいよう人的支援を行いました。  さらに、昨年集団で選挙に来られた特定施設の入居者の方々に期日前投票でスムーズに投票ができるよう期日前投票宣誓書を事前に記入していただいて投票所へ来てもらう取組を今回参議院議員通常選挙で試験的に実施しました。その結果、投票所内での混雑もなく選挙人にも好評であったので、今後も継続し実施していきたいと考えています。  また、昨年6月23日に特定患者の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律が施行され、新型コロナウイルスに感染して自宅やホテルで療養中の方なども郵便で投票が可能になり、今回の参議院議員通常選挙で外出が困難な選挙人への配慮として5名の方が特例郵便等投票を行っています。  さらに、不在者投票の投票用紙等を従来直接あるいは郵送でしか選挙管理委員会に請求できませんでしたが、今回からオンラインでも請求が可能となり、オンラインによるマイナポータルぴったりサービスを開始して、市外に滞在する選挙人1名から請求がありました。今後も出張、旅行、出産などにより選挙期間中、市外に滞在している方に対する利便性の向上等を図っていきます。  今後さらに高齢化等により支援を必要とする方々が増えていくと想定されます。誰もが選挙権を棄権することなく行使できるよう、バリアフリー化をより一層推進していきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  御答弁ありがとうございました。  今回、私がこの質問をしようとしたきっかけ、幾つかあります。その一つが2020年に大阪都構想の賛否を問う住民投票が行われました。具体的に言えば、淀川区に住む淀川区での選挙投票所で起こった事件なんですが、自閉症で車椅子に乗る、また知的障がいが重度の娘さんをお母さんが期日前投票に連れてきました。事前に選管のほうに行きますという届出はしたものの詳しい説明がされてなかったということで、行ってみると娘だけ連れていかされて、そういった代理投票の手続をやってただろうと思います。それを障がいのある娘は場所も変わり人も変わったということでパニックを起こし、それを見た保護者が押し問答の末、娘の代わりに投票したということなんですね。それで選管としては違法だということで警察に通報し、起訴されたという事件になったわけです。  そもそもじゃあ何が問題なのかということなんですが、代理投票というルール、またその内容を母親が知っていたのかどうなのか、またその説明が十分されていたのかどうかということがすごく重要になってくるのかなというふうに思います。  そこで、代理投票について今答弁がありましたように市報等で説明をされているということですが、それ以外にもし何かあれば、例えば当日行って、ポスターなり書いて代理投票受け付けますとかいうようなことがされているのかどうなのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(髙野幹也議員)  選挙管理委員会事務局長。 ○監査委員(兼)選挙管理委員会(兼)固定資産評価審査委員会(兼)公平委員会事務局長(宗 真也君)  津久見市では、投票会場にはそういうお知らせはしておりません。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  実際、市報で代理投票というのを理解し、それを理解した上で障がいのある、また判断能力のない人たちを連れて投票に行くということをしている人は、かなり少ないのではないかなというふうに思います。  実際私は5年前に私の娘を選挙権を得ることができまして連れていっております。代理投票を利用させていただいている立場です。ただ、私も5年前、不勉強ながら代理投票というのを知らなかった。市報で確認もしてなかった。いきなり保護者の方はこちらへという形で言われて、2名の方が娘の意思確認をしてたというふうな経験があります。  やはり説明不足。私もしっかりと勉強しなかったという点は反省しておりますが、当日での説明というものをちゃんとしないといけないのかなというふうに思います。それによって選挙に行ってみようかなという気持ちになるということもあると思います。しっかりとそういった広報をこれからしていってもらいたいと思うんですが、ぜひ市報だけでなく、いろんな認知症の方ももちろん投票権があるわけで、その家族の方が連れていく気になるような広報をぜひしていただければなというふうに思っております。よろしくお願いします。  代理投票の補助者に関してなんですが、私の娘も2名の方がついていただきました。とても丁寧に本当に優しく接してくれて、意思を確認しようとしてくれましたが、結果、今までの選挙の間、白票しか出せなかったということです。意思確認ができなかった。親としてはちょっと複雑な気持ちになります。  そこで、補助者の育成について、経験や工夫また関係者に聞くというようなことで答弁がありましたが、家族に聞くということは考えていないのかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(髙野幹也議員)  選挙管理委員会事務局長。 ○監査委員(兼)選挙管理委員会(兼)固定資産評価審査委員会(兼)公平委員会事務局長(宗 真也君)  まだまだ代理投票という制度を認知してない選挙人多いと思います。事前にそういった支援を必要とする人に対して打合せ等できるようになっておりますので、そういうのも今後考えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  大阪の事件、これは関係者にはかなりショックを与えた事例でございます。そこまでやるのかということなんですが、もし津久見でこういった事例があったとき、津久見の場合どう対応するのか、ちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(髙野幹也議員)  選挙管理委員会事務局長。 ○監査委員(兼)選挙管理委員会(兼)固定資産評価審査委員会(兼)公平委員会事務局長(宗 真也君)  津久見市では、今まで代理投票においては大きなトラブルがあっておりませんが、そういった事態になれば冷静に対応すると、お互いが少なくとも代筆は補助者に限定されているというのを認知しておれば、大阪の母親が在宅起訴されたようなことはなかったと思っておりますので、代理投票について今から周知していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  ぜひこのような事例が津久見で見られないように、しっかりと周知また説明、そしてお互いに理解し合うということをしていただければなというふうに思います。  この事件の国の見解というか、総務省が記者の問いかけに答えた内容としては、必要に応じて家族や付添人との間で事前打合せを行うなど、選挙人の意思確認には個々の状況に応じてきめ細かく適切に対応することが重要で、十分努力すべきというふうに答えておりました。  ですので、実際知的障がいのある、またコミュニケーションが十分でない障がいのある方、そのイエスかノーかということの判断はすごく難しい作業になってくるわけです。それは、でも近い関係者、家族や付添いをするようなサポートする施設の方々ということは、その方の特徴、特性というのを十分分かっています。その子が喜んでいるのか、嫌なのか、悲しんでいるのか、それは表情を見ながら行動を見ながら十分理解できるんですね。その点をしっかりと打合せをしながら、もし意思表示というものができるようになったらありがたいなというふうに思いますし、補助者の今後の育成をし、その能力の向上に期待したいなというふうに思っております。  もしかしたら、意思が確認できない知的の重度のコミュニケーションが十分でない人たちが選挙というふうに考えると、周りの人たちのエゴじゃないかとか、わがままじゃないかなというふうに思われる方もおるかもしれません。そう見られてもしようがないのかなというふうに思います。私もこう言いながら、公平さというのは、また合理的配慮は、選挙に関心があって自発的にまた自主的に投票したいと考える人たちのためにあるというふうにも考えたいですが、私たち親としては、また支援を必要とする人たちの関係者としては、やはりその人たちがこれからの生活豊かになるようにするにはどうしたらいいかということを考えてしまいます。ぜひそういったものに反映できるような支援をお願いできればなというふうに思っております。  また、三つ目、支援を必要とする人への合理的配慮。  合理的配慮というものをちょっとちゃんと考えてみますと、特別扱いをしてほしいというふうなことではないんです。障がいのある人が社会の中で出会う困り事、障壁を取り除くために社会のほうが調整や変更することが合理的配慮ということになるんです。  例えば投票します。投票するということが目的にあった場合、そこまで行く手段がなかった、また行っても段差があったり支援がなかったりということで投票が面倒くさいなとか、そういったほかのことで諦めてしまうということがないように配慮することが合理的配慮なんだと思います。  ですので、今まで津久見市が行っています代理投票、不在者投票、また記号式投票についても一つの配慮なのかなというふうに思います。移動支援等もですね、これから必要に応じてぜひやっていただきたいというふうに思っております。  また、今まで谷本議員一般質問の中で再三質問しております移動投票所の取組、これも本当に必要な合理的配慮なんだろうと私も思っております。  私の住んでいる周りの方で、足がないから、足が悪いから諦めようと思う、行かんという高齢者は多いです。いや行こうよと言って私が運んだりということもあります。そこで移動投票所来たら助かるな、話をしたら助かるなという感想が聞けました。ぜひその移動投票所、今の現状に合った合理的配慮として考えることはできないのか、ちょっと見解を再度お伺いしたいと思うんですが。 ○議長(髙野幹也議員)  選挙管理委員会事務局長。 ○監査委員(兼)選挙管理委員会(兼)固定資産評価審査委員会(兼)公平委員会事務局長(宗 真也君)  移動投票所についての合理的配慮ということなんですけど、再三私も谷本議員から質問を受けて何とかできないかと地域の方と話してきました。  ただ、やはり二重投票、それから投票所の安全面とか通信ができないとか、いろんなリスクがあります。そういったことで、今後も移動投票については考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  もう高齢化で投票に行くのを諦めている方がいるのであれば、やはり移動投票所は一つのその投票する目的としては、すごく市民の方、その困っている方にとっては大変いい取組というふうに考えます。  また、いろんな投票所を増やして、また負担が大きくなるということを考えると、その辺をうまく統合等も含めて人を配置することをうまく知恵を出し合いながらやっていくということが、これからの津久見市の中で、いろんな多様なニーズによって少数の意見としてまとめられるんですが、困っている方は50%いるんですよという何らかの支援をという大きなくくりで考えると、50%の方が求めているというふうにも考えられます。ぜひ前向きに合理的配慮の中の移動投票所も考えていただければなというふうに思います。  では、取りあえず1項目めの質問を終わりたいと思います。  2項目め、成年後見制度の現状と今後について、(1)制度の利用者数と市長申立て数について、(2)中核機関の取組について、(3)将来的なビジョンについて御答弁よろしくお願いします。 ○議長(髙野幹也議員)  吉本社会福祉課長。 ○社会福祉課長(吉本竜太郎君)  2点目の成年後見制度の現状と今後について、(1)制度の利用者数と市長申立て数についてお答えいたします。  認知症や知的障がいなどの理由で判断能力が不十分な方は、財産を管理したり、各種サービスの契約を結んだりする際に経済的な不利益を受けたり、日常生活においても様々な不自由がある場合があります。  このような判断能力の不十分な方々を成年後見人などの支援者が保護し、支援するのが成年後見制度です。預貯金や不動産、生活費等の支払いなどの管理、介護・福祉サービス利用の手続や医療機関の受診に関する手続・契約などについて支援し、不利益な契約締結などを防ぐ役割もあります。  また、成年後見制度には法定後見制度と任意後見制度の二つの制度があります。  法定後見制度は、本人の判断能力が不十分になった後に家庭裁判所によって選任される制度です。判断能力の程度により、後見、保佐、補助の三つに区分されます。医師の診断を基に家庭裁判所が書類審査や面接を行い、家庭裁判所が最も適任だと思う後見人などを選任します。多くの場合、配偶者や子どもなどの親族が選ばれますが、司法書士・弁護士・社会福祉士などの専門家や福祉関係の公益法人などが選ばれる場合もあります。家庭裁判所に申立ての手続ができるのは、本人、配偶者、4親等内の親族です。これらの方の申立てが困難な場合は、津久見市成年後見制度利用支援事業実施要綱に基づいて市長が申立てを行います。  任意後見制度は、判断能力のある方のための制度です。判断能力の低下に備え、支援者や支援内容を自分自身で決めることができます。公証人が作成する公正証書で契約を締結し、法務局で任意後見契約の登録がなされます。将来、判断能力が不十分になったときに備え、後見人になってもらいたい方と契約を結んでおく制度です。令和4年3月31日時点の大分家庭裁判所管内における制度利用者数は1,973名となっており、このうち津久見市は26名となっています。また、本市の市長申立て件数につきましては、令和元年度が2件、令和2年度が1件、令和3年度が1件となっています。  次に、(2)中核機関の取組についてお答えいたします。  中核機関とは、地域連携ネットワークのコーディネートを担う中核的な機関や体制を示しています。具体的には、本人や関係者等からの権利擁護支援や成年後見制度に関する相談を受け、必要に応じて専門的助言等を確保しつつ、権利擁護支援の内容の検討や支援を適切に実施するためのコーディネートを行うなどの役割を担っています。  また、中核機関の運営は、地域の実情に応じ、市町村による直営または市町村からの委託などにより行うこととされており、市町村が委託する場合等の運営主体については、業務の中立性・公平性の確保に留意しつつ、専門的業務に継続的に対応する能力を有する法人(社会福祉協議会、NPO法人、公益法人等)とされています。
     本市では、令和4年4月1日から津久見市社会福祉協議会と成年後見制度相談センター業務委託契約を締結し、成年後見制度の利用について気軽に相談できるよう、相談窓口等の体制整備及び成年後見制度を知らないことが原因で利用につながらないことがないよう広報活動業務を主として事業展開しています。  今後も市と津久見市社会福祉協議会とが連携し、取組を推進していきます。  次に、(3)将来的なビジョンについてお答えいたします。  近年の人口減少、高齢化、単身世帯の増加等を背景として、地域社会から孤立する方や身寄りがないことで生活に困難を抱える方の問題が顕在化し、地域共生社会の実現を目的とした様々な福祉施策等が進められています。  この地域共生社会は、制度・分野の枠や支える側と支えられる側という従来の関係を超えて、住み慣れた地域において人と人、人と社会がつながり、全ての住民が障がいの有無にかかわらず尊厳のある本人らしい生活を継続することができるよう、社会全体で支え合いながら共に地域をつくっていくことを目指すものです。  一方、ノーマライゼーション、成年被後見人等が成年被後見人等でない方とひとしく基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んじられ、その尊厳にふさわしい生活を保障されるべきこと、自己決定権の尊重等を基本理念とする成年後見制度は認知症、知的障がい、その他の精神上の障がいにより判断能力が不十分な方の権利擁護を支える重要な手段であり、身上保護と財産管理の支援によって本人の地域生活を支える役割を果たしています。  どのような立場にある方もひとしく尊重されながら地域生活を送るためには、成年後見制度などの法的な支援制度と併せ、互いが支え合う地域共生社会の実現が肝心だと考えます。  津久見市においては、住み慣れた津久見で人と人、人と地域、みんながつながり、支え合う地域共生社会を実現する取組、つくみTTプロジェクト、重層的支援体制整備事業を展開し、今年度から孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業にも着手しています。様々な立場の方による地域の見守りを実践する中で、日常的な小さな困り事の発見・解決に努めることが重大な問題の発生の抑止にもつながります。  誰一人取り残さない地域社会を目指し、必要とされる支援が困り事を抱える方に的確に届く社会の実現を目指して取組を進めていきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  御答弁ありがとうございました。  大変すばらしい内容だったなというふうに思いますが、この成年後見制度の質問に関しては平成25年また平成26年、令和元年度にも質問ありました。調べてみますと、利用者数の質問がありまして、平成26年で10件、令和元年度で26件というふうな答弁があったと思います。実際に今の答弁では、あまり数が変わっていない、また市長の申立てがそんなに増えていないということをどのように捉えているのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(髙野幹也議員)  吉本社会福祉課長。 ○社会福祉課長(吉本竜太郎君)  お答えいたします。  先ほど令和4年3月31日時点での津久見市での利用者数26名ということでお答えいたしましたけども、基になる資料につきましては、3月末時点での利用者数というふうに認識しておりまして、累計という数字ではございませんので、以前の議会のほうでお答えいたしました26件と今回の26件というものが増減があっているのか、変わりがないのかということに関しましては現状確認ができてないところです。  ただ、ほかの管内の市町村と比べまして数がいかがかという話になりますと、実際には問題がないのか、それとも制度の周知が行き届いてないのか、いろんな問題があろうかと思いますので、その判断は非常に難しいと思いますが、いずれにしましてもこういった制度を活用できるということ、必要な先ほど申しました支援が的確に届くようにという策を講じるということは重要なことだと思っております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  利用者数があまり増えてないということをどういうふうに捉えるのかということがすごく大切になってくるのかなというふうに思っています。それは私もやはり福祉に関わる人間として、しっかりと考えていかないといけないのかなというふうに思っていますが、今年の8月に大分合同新聞のほうで成年後見制度についての記事がありました。やはり使い勝手がよくないというところでの改正の声が大きくなっているというようなことがあるんですね。取下げができない。1回成年後見制度を利用してしまうと、これは取り下げることはできないんですね。亡くなるまで後見制度は利用しないといけないというようなこともあるということを考えると、また問題として第三者が財産を管理するというようなことが、また弁護士やそういった専門職の方がその使い方について口を挟んでくるというようなことが、やはり利用している方の周りの親族の方から使い勝手がよくないというような声が上がっているということなんだと思います。  そういうことで利用者が増えていないのか、はたまた後見制度を知らないのか、その判断が難しいなというふうに思いますが、実際利用されている方もしここで紹介できるのであれば、なぜ利用したのか、そのきっかけがもし分かれば、ちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(髙野幹也議員)  吉本社会福祉課長。 ○社会福祉課長(吉本竜太郎君)  お答えいたします。  明確に1件1件の情報というものは入ってないものもございますけども、これまで聞き及んでいる中では、やはり年齢に伴い様々な事情で意思疎通が困難であるとか、この状況では先ほど申し上げました契約等に不利益が生じる可能性があるとか、そういったことで利用について考えられて、結果今現状26人の方が利用されているというふうには聞いております。ただ詳細につきましては、1件1件についての確認というのは、ちょっと申請の手続の問題もありますので、把握は現状できておりません。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  私の聞く範囲で、事例はなかなか一般的に公表されないとは思いますが、聞くところによりますと、本人からの要望、家族からの要望というよりも、例えば本人の財産、通帳から現金を下ろそうと思ったら、例えば認知症になったその方を連れていって意思確認ができないということで、後見制度を使ってくださいというような紹介があったり、土地の売買等で後見人がついてないとそれができないというような事例があるんですね。そういった本人の希望、親族の希望じゃなく、そういった財産だとか売買によるそういった事業所等からの勧めがあって後見制度を利用するというケースがあるということです。  使ってみたけどなかなか使い勝手がよくないと。例えば毎年おじいちゃんがみんなを集めて、おじいちゃんのおごりで家族一緒になって食事会をしましたというのが恒例になってたんですが、おじいちゃんが認知症になって、みんなで集まっておじいちゃんにおごってもらおうと思っても、それが第三者の後見人がついているとなかなかお金を下ろすことができないんですね。ということで、やはり家族の方、財産の在り方についてちょっと苦慮しているというようなことがあるというふうに聞きます。  ですので、後見制度の使い勝手がよくない、また周知されてないということで、津久見の中ではなかなか利用が伸びてない。これがいいのか悪いのかということを考えますと、私は一つの選択肢としてしっかりとあるということが大切だなというふうに思っております。今年の4月から開設されました相談支援センター社協ですね、社協の中に新設されました成年後見制度相談センター、ただ中核機関としての機能、四つの役割があるんですが、広報と相談しかできていないというふうに聞いております。残りの利用促進、後見人の支援という部分でとても重要に私としては考えますが、利用促進、後見人の支援についてどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(髙野幹也議員)  吉本社会福祉課長。 ○社会福祉課長(吉本竜太郎君)  お答えいたします。  議員の言われるように、社会福祉協議会の中においての活動というものは広報及び相談機能を中心に行っております。四つの機能のうちの残りの部分につきましては、かなり専門性であるとか、人的な数であるとか、費用の面とか、そういったことも問題になりますので、現状今こういった中でお願いをして進めるところであります。  ただ、制度本来の趣旨からいたしましては、最終的には議員の言われるとおり後見人の支援の機能とかそういったものが全て補完できるような機能になるべきだろうとは考えますが、市町村に応じたやり方ということが一応現状認められておりますので、今の状況で進める中で、先ほど言われた選択肢の一つとしてはっきり認識をいただけるような、制度そのものがですね、周知の仕方等考えながら取り組んでいきたいと思っております。その中で新たな機能の部分についても充実が可能であれば検討していきたいなと思います。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  選択肢の一つとして成年後見制度を利用するということができるということが大切なんだということですし、津久見らしい在り方というのを考えるということは、これからやはりいろんな分野で必要になってくるのかなというふうに思います。  利用促進の中に市民後見人の育成というのがあるんです。市民後見人というのは専門職後見人ではなく、そういった社会的に社会貢献をしている方とか、知識の高い方が講座を受けて市民後見人になるという、そしてその市民後見人として被後見人の方の世話をしながら、専門職の方からの監督の下、後見活動をやっていくというような取組なんです。ということは、なかなか使い勝手のよくない専門職後見人制度を、市民後見人であれば、なかなか思うような津久見らしい取組ができるのかなというふうに期待するところでもあります。  ぜひ津久見にとってどのような取組が必要なのか、津久見の地域共生社会、支え合う社会づくり、住み慣れた地域で生活が豊かにできるということはどういったことが必要なのかということをぜひ考えていってもらいたいなというふうに思っています。  人口が減少しました。社会資源がありません。結果、支援の必要な方も市外に出なければいけない。さらに人口が減ってしまうというようなことのないように、やはり共生、また私たち政治の部分でしっかりと津久見の将来を考えていかなければいけないのかなというふうに思っております。  その中で津久見の将来的なことを考えて、福祉的な部分、ソフトの部分でこういった課題もあるんですよというふうに問題提起するために今回質問させていただきました。もし可能であれば市長にお聞きしたいんですが、これから令和6年から9年、それ以降に向けて大型の事業めじろ押しになってます。市民の声を聞きますと、そんなにお金をかけて大丈夫かなという意見、また建物にお金かけても私たちの生活はどげえ変わるんやろかなという意見も聞きます。  ぜひ大型事業というものは大切です。お金の使い方、うまく使っていただきたいと、それをチェックしなければいけない私たちの職務もあります。ただ、やはり市民の生活をどのように考えていくのかということは並行してやっていかないといけないのかなというふうに思いますし、昨日、市長の答弁の中に津久見フィロソフィーまたファンクショナル・アプローチの活用等答弁がありました。今年3月に改訂されました行政運営執行指針にも書いてあります。ぜひそこら辺の福祉を含めたソフトの部分について市長の見解があれば、考えがあればお聞かせ願えればありがたいんですが。 ○議長(髙野幹也議員)  川野幸男市長。 ○市長(川野幸男君)  成年後見とか様々なこういった取組についてということで、確かに中心部とか、いろんなハードものがありますが、今いろんなところでしてるのは、このハードとソフトのバランスをよく取っていく、そして特に福祉については、もう以前から取り組んでいたこのTTプロジェクト、これでかなりのところで今、国あたりでも相当評価を受けつつあります。この間、先日の答弁でもありましたように、コロナの陽性者とか買物に行けないこういったものも、TTプロジェクトの一環として何が困ってるのかということをしっかり取り組んでいきましょうと。この辺がだいぶ認知されてきてるのかなと思ってます。  あわせて、またそういったことを取り組むことが職員にとって次の展開をやっていく、ファンクショナル・アプローチというのももう2年目に入ってますので、ハードというものは、やっぱりそれをどう利用してまちの活性化にするか、福祉の充実にするか、健康づくりにつなぐのか、教育の充実につなげるのかということで、津久見の場合にはいろんなものを一つ一つ自己完結で整備するというのは非常に難しい。だから一緒になってお互いが連携することによって、その辺をクリアしていく。むしろほかの自治体よりも住みやすい地域になるんじゃなかろうかと。  ここをしっかりやっていく、そのためにこれから職員とまた市民の皆さんと一緒にやっていくことが大事だと思っています。その意味で、総合計画でもあえて今回の後期計画では誇りと自信という言葉に加えて、シビックプライドという言葉をやって、これは行政がつくるとか、誰かがつくる津久見市というのではなくて、市民と一緒につくっていく、そういったものにつながっていく、それがこれからの津久見市にとって本当に重要なことだろうというふうに思っておりますので、また市民と共に何とかコロナが落ち着いていただいて一緒に議論しながら、一緒に活動しながら、そしていろんなことがあってもお互いに支え合うそういった津久見市をつくっていけたらと思っております。  以上でございます。 ○議長(髙野幹也議員)  倉原英樹議員 ○2番(倉原英樹議員)  ありがとうございました。  確かに先進的に、また積極的に福祉まるごと相談窓口、つくみTTプロジェクト、重層的支援体制整備事業等に取り組まれて、市民の困り事に対して全庁挙げて相談に乗りますよというふうな体制ができました。ただ、相談の体制だけなんです。それをどういうふうに地域の資源に受皿として解決してもらうのかということがこれからの課題になってくるのかなというふうに思います。市民の困り事を相談を受け付けました。それを市内、津久見市の中で解決できるような取組、これから必要になってくるかなと。  そのためには、今までの当たり前というものを当たり前にせず、新しい当たり前をつくっていかなければいけないのかなというふうにも思います。時代は流れ、住む人も変わってきております。年々みんな年を取っている、問題も多様化している、であれば、そういった当たり前に沿った施策というものが必要になってくるのかなというふうに思っております。  私も福祉に関わる人間です。ぜひ津久見のために市民のために活動していきたいと思います。ぜひ津久見市と共にいい地域づくりができればいいなと思い、最後の締めにしたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(髙野幹也議員)  これをもって一般質問を終結いたします。 ◎日程第2 議案第53号から議案第59号まで       (質疑・委員会付託) ○議長(髙野幹也議員)  日程第2、議案第53号から議案第59号まで、以上一括議題といたします。    ──────────────────           付議事件   議案第 53号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度一般会計予算の           補正)   議案第 54号 津久見市印鑑条例の一部改正について   議案第 55号 保戸島航路事業に関する条例の一部改正について   議案第 56号 令和4年度一般会計予算の補正について   議案第 57号 令和4年度公共下水道事業特別会計予算の補正について   議案第 58号 津久見市辺地総合整備計画の変更について(保戸島辺地)   議案第 59号 市道路線の認定について(大久保区画線6号)    ────────────────── ○議長(髙野幹也議員)  以上、各議案に対する質疑の通告はありませんので、質疑は省略いたします。  ただいま議題となっております各議案については、お手元に配付いたしております議案付託表に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ──────────────────           議 案 付 託 表 (1)                         令和4年第3回(9月)定例市議会 総務常任委員会   議案第 54号 津久見市印鑑条例の一部改正について   議案第 55号 保戸島航路事業に関する条例の一部改正について   議案第 58号 津久見市辺地総合整備計画の変更について(保戸島辺地) 社会文教建設常任委員会   議案第 59号 市道路線の認定について(大久保区画線6号) 予算常任委員会   議案第 53号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度一般会計予算の           補正)   議案第 56号 令和4年度一般会計予算の補正について   議案第 57号 令和4年度公共下水道事業特別会計予算の補正について    ────────────────── ◎日程第3 意見第3号       (提案理由説明・質疑・委員会付託) ○議長(髙野幹也議員)  日程第3、意見第3号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  9番、谷本義則議員              〔9番谷本義則議員登壇〕 ○9番(谷本義則議員)  お疲れさまです。それでは、意見第3号について概略を説明し、提案といたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  地方財政の充実・強化を求める意見書(案)。  今、地方自治体には多くの行政需要への対応が求められている。  また、新型コロナウイルス対策をはじめ複雑・多様化する地方の財政需要に対応するためには、さらなる地方財政の充実・強化が求められており、健全な地方財政の確立に向けて以下の措置を講じるよう強く求める。
     1、社会保障など増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、地方一般財源総額の確保を図ること。  2、新型コロナウイルス対策や低迷する地方経済の活性化対策まで踏まえた十分な財源措置を図ること。  3、子育て、地域医療の確保など、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための財源措置を的確に行うこと。  4、地域デジタル社会推進費に相当する財源を確保するなど、人材、財源を含めて対応すること。  5、まち・ひと・しごと創生事業費の1兆円について引き続き同規模の財源を確保すること。  6、会計年度任用職員制度における財源確保を図ること。  7、森林譲与税の譲与基準については林業需要の高い自治体へ譲与額を増大させるよう見直すこと。  8、地方交付税の財源確保機能の強化を図り、小規模自治体に配慮した段階補正の強化などの対策を講じること。  9、依然として前年度を超える財源不足があることから、地方交付税の税率を引き上げ、地方財政の確立に取り組むこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出をします。  提出先は衆議院議長以下のとおりでございます。  審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いします。  以上です。              〔9番谷本義則議員降壇〕 ○議長(髙野幹也議員)  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  意見第3号について御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(髙野幹也議員)  これをもって質疑を終結いたします。  本件は、議案付託表に記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。    ──────────────────          議 案 付 託 表 (2)                         令和4年第3回(9月)定例市議会  総務常任委員会   意見第 3号 地方財政の充実・強化を求める意見書(案)    ────────────────── ◎日程第4 意見第4号       (提案理由説明・質疑・委員会付託) ○議長(髙野幹也議員)  日程第4、意見第4号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  3番、丸木一哉議員              〔3番丸木一哉議員登壇〕 ○3番(丸木一哉議員)  意見第4号、子どもたちの学びを保障するため、教職員と保護者と地域がつながり、地域に根差した学校教育活動ができるための環境作りを求める意見書(案)であります。  概略説明いたします。  小・中学校においては、子どもたちに学びを培っていくために学校が地域や保護者とつながっていくことが重要なのは言うまでもありません。  文部科学省がこの間進めてきたコミュニティ・スクール構想、津久見市の全ての学校がこのコミュニティ・スクール構想に入っていますが、この一環であるというふうに考えます。  大分県教育委員会は地域と学校とのつながりを重視するために、学校運営協議会であるとか、学校評議員会であるとかで地域と連携した教育活動をリードしていただいております。  しかしながら、ここ12年目になります新採用からのおおむね10年3地域、10年間のうちに三つの地域を人事異動するという大分県独自の人事異動のルールがありますが、3年ごとに地域を変わっていくというこのルールのために、もっとあの先生にいてほしかった、地域とのつながりがやっぱり希薄になってしまうという懸念があります。そして、人材不足による仕事量の増加でストレスを感じる若い教職員が多くなっているというふうに考えています。  現に堅徳小学校などでは、7名の教諭のうち全て他市の教諭であります。そして全てがおおむね10年3地域の教諭であります。これによって、ボランティアとして行っている土・日の地域行事への参加というのが少なくなって、いつの間にか担当が変わってしまったという地域の声も聞かれます。あわせて、大分県の教員の志望者減がこれにも関与しています。  したがって、保護者や地域との連携など、子どもたちとの豊かな学びを継続するためにも、頻繁な広域異動は行わないでいただきたい。新採用から短期間のうちに教員等の人事地域間異動、学校事務職員の勤務替えを行わないよう考慮していただきたいという内容であります。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  提出先は大分県知事、広瀬勝貞殿。大分県教育長、岡本天津男殿。  以上であります。  慎重審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。              〔3番丸木一哉議員降壇〕 ○議長(髙野幹也議員)  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  意見第4号について御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(髙野幹也議員)  これをもって質疑を終結いたします。  本件は、議案付託表に記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。    ──────────────────          議 案 付 託 表 (3)                         令和4年第3回(9月)定例市議会  社会文教建設常任委員会   意見第 4号 子どもたちの学びを保障するため、教職員と保護者と地域がつながり、          地域に根差した学校教育活動ができるための環境作りを求める意見書          (案)    ────────────────── ○議長(髙野幹也議員)  お諮りいたします。  委員会審査のため、9月15日から9月25日までの11日間を休会とし、次の本会議は9月26日に開きたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(髙野幹也議員)  御異議なしと認めます。  よって、9月15日から9月25日までの11日間を休会とし、次の本会議は9月26日に開くことに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。               午後 0時06分 散会   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         津久見市議会議長         署名議員         署名議員...