津久見市議会 2019-03-04
平成31年第 1回定例会(第1号 3月 4日)
平成31年第 1回定例会(第1号 3月 4日)
平成31年第1回
津久見市議会定例会会議録(第1号)
平成31年3月4日(月曜日)
──────────────────
〇
議事日程(第1号)
平成31年3月4日(月曜日)午前10時開議
第 1
会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 報告第1号から報告第3号まで及び議案第1号から議案第33号まで
(
提案理由説明)
第 5 議案第34号
(
提案理由説明・質疑・
委員会付託省略・討論・表決)
──────────────────
〇本日の会議に付した事件
日程の全部
──────────────────
〇
出席議員(13名)
1番 井戸川 幸 弘 議員
2番 黒 木 章 三 議員
野前・同字岡見・
大字堅浦字門田地先)
議案第 32号 字の区域編入について(
大字徳浦字浜・同字浦野前・同字岡見・大
字堅浦字門田地先)
議案第 33号 市道路線の廃止及び認定について(
谷川西区画線1号、
寺河内上町
線)
──────────────────
○議長(
黒田浩之議員)
提案理由の説明を求めます。
川野幸男市長。
〔
市長川野幸男君登壇〕
○市長(
川野幸男君) 本年4月30日、天皇陛下が御退位され、
皇太子殿下が翌5月1日に御即位されます。市民の皆様とともにことほぎたいと思います。
本年は、新しい元号とともに新しい時代の幕が開く年となります。
「平成」は
バブル経済の崩壊や
リーマンショックなどにより「失われた20年」と呼ばれる経済の停滞が長期にわたる中、情報技術をはじめとするテクノロジーの進歩、
グローバル化はますます加速し、私たちのライフスタイルに大きな変化をもたらしました。
一方で、
阪神淡路大震災、
東日本大震災、最近では、熊本地震や
西日本豪雨など多くの大災害が発生しました。
さらには、本市においても、一昨年の台風第18号により甚大な被害が発生しました。
このように、平成の時代は、
自然災害も多く発生し、
防災対策の重要性の再認識と、「人と人とのつながり」や「地域のきずな」のあり方の重要性についても大きな教訓として残されたと思います。
これらさまざまな経験や教訓を生かしながら、新しい時代では、人口減少や
少子高齢化といった
社会環境に対応しながら、本市の未来につなげていかなければならないと考えています。
さて、本年1月に発表された日本銀行の経済・物価情勢の展望によれば、日本経済の先行きを展望すると、海外経済が総じてみれば着実な成長を続けるもとで、設備投資の循環的な減速や
消費税率引き上げの影響を受けつつも、極めて緩和的な
金融環境や政府支出による下支えなどを背景に、2020年度までの「
見通し期間」を通じて、景気の拡大基調が続くと見込まれています。国においては、平成31年度に
地方財政対策として、地方が
人づくり革命の実現や
地方創生の推進、防災・
減災対策等に取り組みつつ、地方が安定的な
財政運営を行うために必要となる
一般財源総額について、平成30年度
地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保することを基本として、
地方財政対策を講ずることとしました。
そのような中、津久見市の
まちづくりにおいて、平成30年度は「復興元年」として位置づけ、市民の皆様、議員の皆様とともに本格的な復旧・復興に取り組んでまいりました。
昨年1月に設置した
市中心部の
活性化検討委員会では、これまで3回の会議を開催し、旧
消防署用地を中心としたエリアの活用、
河川激甚災害対策特別緊急事業に伴う、
都市計画道路及び橋梁の架け替えや、
市中心部の活性化に向けた共有地・空き店舗・
空き家等の現状把握などについて協議を進めております。
中心部の核となる埋立地の活用について、市庁舎の建設場所を「
港湾埋立地」にしたいという考えを表明させていただいたところであります。あわせて、
集客交流拠点についても市庁舎と一体的に整備することの検討について表明させていただいたところです。
新たに迎える平成31年度においては、復旧・復興に向けて、ハード・ソフト・活力の3つを推進しながら、本市が目指す将来像「誇りと自信に満ちたまち「津久見」」の実現に向け、
総合計画に掲げている6つの
基本目標にしっかりと取り組んでまいります。
また、
市中心部の活性化の核である市庁舎及び
集客交流拠点の整備については、PFIやPPPなど民間資金の活用や整備手法などについて積極的に取り組んでまいります。その際、
市中心部の活性化についてもしっかり議論し、あわせて、
観光戦略とも整合性を図ってまいります。
さらには、
健康づくりや
子育て支援、
高齢者福祉や介護予防など
保健福祉の充実、子どもの
学習環境や学力向上をはじめとした教育の充実、産業では、
津久見ミカンの担い手を確保し、育成していくなど農業振興や水産振興に取り組むとともに、起業や創業の支援にも力を入れてまいります。
また、道路、橋梁、水道、通信などの
インフラ整備を進めるとともに、学校や公営住宅を含む
公共施設の
老朽化対策として個別の
施設計画を策定していきます。
防災・
減災対策として、避難路の整備や
内水対策などにもしっかり取り組みます。
加えて、生活する上で欠かせないごみ処理については、現在、大分都市広域圏内の6市で一般廃棄物処理基本計画を策定中であります。本市の重点課題であり、市としても最も効率的な処理ができるよう着実に進めてまいります。
官民一体で力を合わせ、オール津久見で、誇りと自信に満ちたまち「津久見」に向けて取り組んでまいる所存であります。皆様方の御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。
こうした考えのもと、
まちづくりを進める一方で、財政状況は大変厳しい状況となっています。
平成29年災害による歳出の増加に伴い、一般財源の持ち出しが増加し、その結果、財源として財政調整基金を取り崩すこととなり、基金が大幅に減少しました。
平成28年度末で16億7,000万円余りであった基金が、今
議会終了後で、その現在高予定額は9億4,000万円弱という状況であります。
平成31年度予算編成に当たっては、このような財政状況を鑑み、後年度のことを考え、財政調整基金の取り崩しを極力抑えることが望ましいとの判断をしつつ、新規事業として必ずやらなければならない事業、また、復興事業に関連し、
まちづくりのために実施しなければならない事業など事業の選択を行い、各分野の予算配分をいたしました。
このような予算編成を行っても、平成31年度当初予算編成後の財政調整基金の残高は4億1,000万円弱となります。これまでにも増して大変厳しい財政状況となります。
このような状況に対処するため、行政運営執行指針に基づき、全庁的に検討する体制を整備し、歳入の確保や歳出の見直しなど健全な
財政運営のための対策を行うとともに、組織機構の見直しなどにも取り組んでまいります。
このような中で編成した平成31年度
一般会計予算については、総額で94億7,400万円とし、前年度当初予算と比較いたしまして、2億9,200万円、率にして3.0%の減額予算となっています。主には災害復旧事業費の減少などによるものであります。
各特別会計の予算では、総額で67億2,036万6,000円、前年度と比較して、2億3,981万7,000円、率にして3.7%の増で、主には公共下水道事業における長寿命化対策工事の増額などによるものであります。
平成31年度の当初予算編成に当たりましては、歳出面で、津久見市民図書館改修工事や津久見川
河川激甚災害対策特別緊急事業に関連する諸事業などの大規模事業も予定される中、市税などの歳入につきましては、国・県の補助金や交付金、有利な起債、基金の取り崩しなどで対応し、編成しております。
平成31年度の予算執行方針としましては、適正な事業規模や財源確保に留意しつつ、引き続き復興に努めるとともに、第5次津久見市
総合計画に掲げた津久見市の将来像「誇りと自信に満ちたまち「津久見」」の実現に向け取り組んでまいります。
まず、第5次津久見市
総合計画の
基本目標1、保健・医療・福祉分野の「健やかな暮らしを支え合う思いやりのまち」づくりです。
「子ども医療費助成事業」に引き続き取り組むとともに、現在19時までの延長保育時間を20時までに延長する「延長保育促進事業」などにより、子育てしやすい環境整備に努めてまいります。
あわせて、「特定健診」「特定保健指導」といった健康増進に資する事業や、ひとり暮らしの高齢者の方の栄養状態の改善と、地域とのつながり強化を目指した「とぎの輪食堂」や、地域での見守り・支え合い活動を通して地域力の向上を図る「孤立ゼロ社会推進体制構築等支援事業」などの取り組みを進めることにより、さまざまな立場の方々が地域で健康に安心して暮らせる社会づくりに努めてまいります。
基本目標2は、教育・文化分野の「郷土を想う心の豊かなひとを育てるまち」づくりです。
学校教育に関しては、学力調査事業やhyper-QU活用事業により、学力や学級集団の状態を的確に把握するとともに、地域協育力向上支援事業などとあわせ、学力向上に努めてまいります。
また、津久見市の誇る樫の実少年少女合唱団が創立40周年を迎え、記念事業を計画していることから、その支援を行います。
開館から20年以上が経過した津久見市民図書館については、計画的な改修を進めており、今回は館内の空調及び照明等の改修工事を予定しております。
基本目標3は、産業振興・雇用分野の「世界に誇る地域資源で活力を創造するまち」づくりです。
国の
地方創生推進交付金事業を引き続き活用し、
集客交流拠点整備の基本構想の検討や観光プロモーション、食メニュー開発、桜観光地域間交流などを進めてまいります。
農林水産関係では、農業参入セミナーや研修農場の整備などにより、津久見みかんの新たな担い手の確保・定着化を図る「みかん産地活性化事業」や「有害鳥獣捕獲事業」、稚魚・稚貝の放流により資源管理型漁業の推進を図る「水産資源管理事業」などに取り組んでまいります。
また、「企業立地促進事業助成金」で企業の設備投資や雇用促進に向けた社宅整備などに対する支援を行うとともに、「創業支援事業補助金」により飲食・サービス業等の新規創業等を支援することで、産業振興や
市中心部の活性化につなげてまいります。
基本目標4は、都市基盤・生活基盤整備分野の「多様な都市活動を支える快適で潤いのあるまち」づくりです。
定住促進対策につきましては、新婚・子育て世帯の負担軽減のための家賃補助や市外からの移住者に対する引っ越し費用の補助を引き続き実施し、空き家情報バンクなどで全国へ情報発信を行い、「住んでもらえる
まちづくり」を進めてまいります。
防災対策につきましては、公共建築物等の耐震化を目的とした「耐震改修促進計画策定」や台風災害で浸水被害のあった地区を中心に浸水シミュレーションを実施し、雨水対策目標の検討などを行う「雨水管理方針検討業務」、さらには「土砂災害ハザードマップ作成業務」などの取り組みを進め、災害時の被害拡大防止に努めるとともに、改めて、防災・減災意識の向上に努めてまいります。
また、都市づくりの総合的な指針となる「都市計画マスタープラン」の改訂や「
都市計画道路の見直し業務」も進めてまいります。
基本目標5は、循環型社会・環境保全分野の「美しい津久見の環境を次世代へつなぐまち」づくりです。
こちらでは、「し尿前処理施設」及び「ドリームフューエルセンター」の維持管理費を計上しています。市民生活に直結した重要な施設です。適正な維持管理・計画的な設備更新を進めながら、「環境測定機器」の購入、「環境測定業務委託」とあわせ、良好な生活環境の維持に努めてまいります。
基本目標6は、市民活動・行財政分野の「未来の津久見を共に考え行動するまち」づくりです。
津久見市が目指す将来像と必要な施策を示した「第5次津久見市
総合計画」について、前期計画の検証、
後期計画の策定作業を進めるとともに、「総合戦略」「人口ビジョン」を改訂し、今後の
まちづくりに生かしてまいります。
また、老朽化した
公共施設について、計画的な更新・補修を行うため、施設ごとに調査・診断等を行い、個別の対応方針を定めた「個別
施設計画」を策定いたします。
さらには、「新庁舎等施設整備事業調査業務」により、新庁舎及び交流拠点施設などによる、複合施設建設を検討するに当たり、交通・観光・コストなどさまざまな視点での調査を進めてまいります。
災害復旧関連事業として、国・県の協力のもと「
河川激甚災害対策特別緊急事業」を進めていただいており、その中で川幅の拡幅に合わせ、新港橋も架け替えることになります。この機会に新港橋を含む市道岩屋線の幅員拡幅などの道路改良事業に取り組み、安全な道路として整備してまいります。
以上が、平成31年度の施政方針及び予算の概要であります。
それでは、
今期定例会に提案いたしました諸議案について、順次、
提案理由の説明をいたします。
報告第1号は、平成31年度津久見市
土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出についてであります。
本件は、平成31年度事業計画及びそれに伴う平成31年度予算で、収益的収入支出それぞれ1,366万円、資本的支出2,500万円の当初予算を計上するものであります。
報告第2号及び報告第3号は、
専決処分の報告についてであります。
報告第2号は、平成30年11月25日(日)午前12時00分ごろ、津久見市大字津久見2959番地の1にある市営みどりアパートにおいて、203号室に居住する相手方の過失により漏水し、当該部屋の脱衣所及び当該アパートの103号室の天井及び脱衣所に損害が生じたもので、その損害賠償の和解について、平成31年1月9日に
専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定に基づき、報告するものであります。
次に、報告第3号は、平成30年11月28日(水)午前8時30分ごろ、津久見市大字上青江4943番地の1にある市営長野Bアパート103号室において、相手方が居住する当該部屋の天井からの漏水が確認されましたが、その調査に時間を要したことから漏水が拡大し、同年12月4日に相手方の寝具に損害を与えたもので、その和解及び賠償額の決定について、平成31年2月6日に
専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定に基づき、報告するものであります。
議案第1号は、地方自治法第179条第1項の規定により、平成30年度一般会計
補正予算の
専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定に基づき、これを報告し、承認を求めるものです。
本件は、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ3,918万7,000円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ106億7,857万8,000円とするものであります。
主な内容といたしましては、河川災害復旧工事についての増額で、一日も早い復旧を目指すものであります。また、繰越明許費補正について、主なものは、農林水産施設の現年分の発生災害復旧事業で、こちらにつきましても、一日も早く着工し、復旧を目指すものであります。
次に、議案第2号は、津久見市
工場立地法地域準則条例の制定についてであります。
本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる地方分権一括法により、工場立地法等の一部が改正されており、工場立地に関する環境施設面積及び緑地面積の割合等に係る準則の制定権限が市に移譲され、地域性を反映してこの割合を変更することができるようになったことから、企業誘致や既存工場の増設を促すことを目的として、環境施設面積の割合等の緩和を行う条例を新たに制定するものであります。
次に、議案第3号は、津久見市
国民健康保険条例の一部改正についてであります。
本件は、「国民健康保険の被保険者としない者」について、高齢者の医療の確保に関する法律及び児童福祉法の規定に基づき、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第4号は、津久見市
火災予防条例の一部改正についてであります。
本件は、工業標準化法の一部改正に伴い、法律名称が産業標準化法に改められ、通称JIS規格と言われる「日本工業規格」が、「日本産業規格」に変わることから、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第5号は、津久見市
国民健康保険基金条例の一部改正についてであります。
本件は、平成30年4月1日施行の持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律に伴い、大分県が国民健康保険の
財政運営の責任主体となったことから、国民健康保険事業の健全な
財政運営を行う上で、国民健康保険事業納付金の納付に要する費用に不足が生じたときや、特定健診等の保健事業に要する費用に充てるとき、または大幅な国民健康保険税率の引き上げを緩和する等、国民健康保険事業に必要な財源が不足する場合において、基金の処分を行うことができるよう、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第6号は、津久見市廃棄物の処理及び清掃に関する条例等の一部改正についてであります。
本件は、津久見市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正、津久見市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正、及び津久見市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正であり、これらについては、学校教育法の一部が改正され、専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として、「専門職大学」及び「専門職短期大学」が新たに創設されたことに伴い、それぞれの条例が基準とすべき政令及び省令が改正されたこと等により、必要な改正を行うものであります。
次に、議案第7号は、
重度心身障がい
者医療費の支給に関する条例の一部改正についてであります。
本件は、
重度心身障がい者に対し、障がいの程度に応じて、医療費の一部を助成することとしています。
その助成方法を、窓口での本人の申請に基づく「償還払い方式」から「自動償還払い方式」に大分県下の市町村統一で、本年10月受診分から移行することから、所得の制限等による受給資格の期間の改正、保険医療機関等を明確化するための規定の整備など、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第8号は、津久見市
手数料条例の一部改正についてであります。
本件は、森林法の改正により、森林の土地所有者や林地の境界に関する情報などを整備し、公表する林地台帳制度が創設され、本年4月から制度の運用が開始されることから、写しを交付するための手数料を定めるなど、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第9号は、津久見市あらゆる差別の撤廃及び人権の擁護に関する条例の一部改正についてであります。
本件は、
部落差別の解消と推進に関する法律の施行により、
部落差別の解消のための国や地方公共団体の責務、相談体制の充実、教育及び啓発について規定されたことに伴い、条例の名称の変更、相談体制の充実、教育及び啓発に関する規定の整備など、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第10号は、津久見市
地域包括支援センターの職員等に係る基準を定める条例の一部改正についてであります。
本件は、介護保険法施行規則の一部改正により、
地域包括支援センターの職員等に係る基準が改正されたことに伴う、主任介護支援専門員の要件の規定の整備など、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第11号は、平成30年度
一般会計予算の補正についてであります。
今回の補正で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億6,173万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ105億1,684万1,000円とするものであります。
主な内容といたしましては、来年度実施されるプレミアム付商品券事業の準備費用や風疹抗体検査対応のためのシステム改修、保戸島診療所運営負担金などの増額、各事業の決算見込みに対応した調整による減額などであります。
次に、議案第11号から議案第16号までは、平成30年度の各特別会計予算の補正についてであります。
国民健康保険事業特別会計、簡易水道布設事業特別会計、公共下水道事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計について、それぞれの事業の決算見込みに対する調整などに伴うものであります。
次に、議案第17号は、平成30年度津久見市
水道事業会計予算の補正についてであります。
今回の補正で、収益的収支について、収入の予定額を450万円減額し、総額で3億4,985万5,000円とし、支出の予定額を144万9,000円減額し、総額で3億2,375万4,000円とするものであります。
また、資本的収支については、収入の予定額を2,860万円減額し、総額で3,977万3,000円とし、支出の予定額を4,010万円減額し、総額で1億6,706万2,000円とするものであります。
内容としましては、収益的収支の収入については、水道使用料収入の見直しによる減額であり、支出については、賞与引当金繰入額の減額と納付すべき消費税などの増額によるものであります。
また、資本的収支については、国道217号バイパスなどで予定をしていました配水管布設工事ができなかったことよる企業債の借り入れ及び工事請負費などをそれぞれ減額するものであります。
次に、議案第18号は、平成31年度
一般会計予算についてでありまして、先ほど、予算概要でも申し上げましたとおり、当初予算の総額を94億7,400万円としております。
まず、歳出予算についてでありますが、義務的経費では、扶助費と公債費では減少したものの、退職手当の増による人件費の増などがそれを上回ったため、51億8,243万6,000円と、前年度と比較して、753万4,000円の増額、率にして0.1%の増となっております。
投資的経費については、普通建設事業の補助事業費、県営工事負担金が増額となったものの、ブロードバンド整備事業費の減などによる単独事業費の減、災害復旧事業費の減などにより、8億8,991万1,000円となり、5億5,904万6,000円の減少、率にして38.6%の減となっております。
その他の行政経費では、34億165万3,000円と、前年度と比較して2億5,951万2,000円、率にして8.3%の増となっております。
次に、歳入予算についてですが、市税が20億7,005万1,000円と、前年度と比較して6,993万4,000円の増額、率にして3.5%の増となっております。
地方消費税交付金は1,040万円の増を見込んでいますが、地方譲与税やその他の各交付金はおおむね前年度並みとなっております。
地方交付税につきましても、おおむね前年度と同額の29億円となっております。
寄附金につきましては、ふるさと津久見応援寄附金で、津久見を知っていただき、広く全国から応援いただけるよう情報発信に努め8,000万円の収入を見込んでおります。
繰入金は8億9,041万9,000円で、前年度と比較して5,506万4,000円、率にして6.6%の増額となっています。
市債につきましては、津久見市民図書館改修事業などの増額要因があるものの、災害復旧事業費の減などにより、2億2,040万円、率にして23.2%減額の7億2,770万円となっております。
次に、議案第19号から第25号までは、平成31年度の各特別会計予算についてであります。
各特別会計の予算は、総額で67億2,036万6,000円、前年度と比較して、2億3,981万7,000円の増額、率にして3.7%の増であります。
国民健康保険事業特別会計では、療養給付費や高額療養費、特定健康診査事業費、疾病予防費などを計上しております。
津久見都市計画土地区画整理事業特別会計では、清算徴収金、公債費償還金などを計上しております。
奨学資金事業特別会計では、高校生の贈与奨学資金、大学生の貸与奨学資金、入学準備金などを計上しております。
簡易水道布設事業特別会計では、配水管布設替工事費や公債費償還金などを計上しております。
公共下水道事業特別会計では、長寿命化対策工事や耐震診断調査業務などの費用を計上しております。
後期高齢者医療特別会計では、後期高齢者医療広域連合への保険料納付金などを計上しております。
介護保険事業特別会計では、居宅介護サービス給付費などの各保険給付費、介護予防事業費や任意事業費などの地域支援事業費などを計上しております。
次に、議案第26号は、平成31年度
水道事業会計予算についてであります。
収益的収支では、収入を3億6,079万1,000円、支出を3億1,156万1,000円とし、資本的収支では、収入を1億1,452万5,000円、支出を3億9,670万5,000円計上し、市道等の配水管布設工事や第2配水池増設工事などを計画するものであります。
次に、議案第27号及び議案第28号は、
指定管理者の指定についてであります。
まず、議案第27号は、津久見市
臨海観光交流施設多目的広場(つくみイルカ島
サイドパーク)の
指定管理者の指定についてであります。
本件は、津久見市
臨海観光交流施設多目的広場(つくみイルカ島
サイドパーク)の
指定管理者として、任意指定により津久見市観光協会を、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間として、指定するものであります。
次に、議案第28号は、津久見市
観光交流館(つくみマルシェ)の
指定管理者の指定についてであります。
本件は、津久見市
観光交流館(つくみマルシェ)の
指定管理者として、任意指定により津久見市観光協会を、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間として、指定するものであります。
次に、議案第29号は、津久見市
過疎地域自立促進計画の変更についてであります。
本件は、新たに市道岩屋線道路改良事業と
河川激甚災害対策特別緊急事業県営工事負担金を追加することについて、過疎地域自立促進特別措置法に基づき、津久見市
過疎地域自立促進計画を変更するものであります。
次に、議案第30号は、津久見市
辺地総合整備計画の変更についてであります。
本件は、新たに保戸島観光トイレ整備事業を行うとともに、保戸島地区簡易水道施設整備工事の事業費の変更に伴い、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、
保戸島辺地に係る総合整備計画を変更するものであります。
次に、議案第31号及び議案第32号は、公有水面埋め立てにより、区域内に新たに生じた土地の確認及び字の区域編入についてであります。
本件は、大分県が埠頭用地として造成しました、大分県第1区域、津久見市
大字徳浦字浜81番から同字浦野前67番3を経て同字岡見4番5に至る間の地先の公有水面埋立地2万2,623.27平方メートルを津久見市大字徳浦字浦野前に区域編入し、大分県第2区域、津久見市大字堅浦字門田1752番6から同1752番7に至る間の地先の公有水面埋立地1,407.08平方メートルを津久見市大字堅浦字門田の区域に編入するものであります。
次に、議案第33号は、市道路線の廃止及び認定についてであります。
本件は、市道
谷川西区画線1号において、平成29年台風第18号により被災を受けた路木橋を廃止し、路木橋を除いた部分を新たに認定するものであります。
また、市道寺河内線の津久見市徳浦本町1520番3地先から市道上町線の徳浦本町625番5地先の路線について、堅徳小学校の通学路として、また、地区民の生活道路として利用されている重要な路線であることから、市道
寺河内上町線として新たに認定するものであります。
以上をもちまして、提案いたしました諸議案につきまして説明を終わります。
何とぞ、慎重に御審議の上、御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
〔
市長川野幸男君降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) 説明は終わりました。
◎日程第5 議案第34号
(
提案理由説明・質疑・
委員会付託省略・討論・表決)
○議長(
黒田浩之議員) 日程第5、議案第34号を議題といたします。
──────────────────
付議事件
議案第 34号 津久見市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例の制定について
──────────────────
○議長(
黒田浩之議員)
提案理由の説明を求めます。
5番、谷本義則議員。
〔5番谷本義則議員登壇〕
○5番(谷本義則議員) おはようございます。
それでは、議案第34号、津久見市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例の制定についてであります。
説明いたします。
この条例は、議員が長期欠席をした場合の報酬と期末手当の減額と刑事事件で拘留された場合等は、支給の停止を規定する条例であります。
この条例は、議会運営委員会で九州市議会議長会等の資料を参考にしながら、協議、取りまとめを行い、全員協議会で最終決定したものです。
条例の詳細につきましては、配付しております議案書で確認をお願いしたいと思います。
賛成者は、議会運営委員会の5人の委員です。
以上、よろしくお願いいたします。
〔5番谷本義則議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) 説明は終わりました。
これから質疑に入ります。
議案第34号について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第34号については、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第34号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これから討論に入ります。
議案第34号について、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって、討論を終結いたします。
これから採決を行います。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第34号については、原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
議事の都合により、3月5日から3月10日までの6日間は休会とし、次の本会議は3月11日に開きたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、3月5日から3月10日までの6日間を休会とし、次の本会議は、3月11日に開くことに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前 11時07分 散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
津久見市議会議長
署名議員
署名議員...