津久見市議会 2017-09-29
平成29年第 3回定例会(第3号 9月29日)
原 案 可 決
議案第 56号
津久見市
情報公開条例及び
津久見市
個人情報保護条例の一部改正に
ついて
原 案 可 決
意見第 3号
地方財政の充実・強化を求める
意見書(案)
原 案 可 決
意見第 4号 慎重な
憲法論議を求める
意見書(案)
原 案 否 決
意見第 5号
地方バス補助の
上限引き下げに反対する
意見書(案)
原 案 否 決
平成29年9月26日
総務常任委員会
委員長 黒 木 章 三
──────────────────
〔
総務常任委員長黒木章三
議員登壇〕
○
総務常任委員長(
黒木章三議員) おはようございます。
初めに、さきの台風18号により被災されました地区、市民の方々に心からお見舞いを申し上げます。
また、復旧に当たります行政の
皆さん初め、多くの
ボランティアの皆様に感謝とお礼を申し上げるとともに一日も早い復旧がなされますようお祈り申し上げます。
総務常任委員会は、去る9月26日、
今期定例会において、本
委員会に付託されました議案について、審査を行いましたので、その経過と結果の御報告をいたします。
最初に、議案第55号、
津久見市
消防団条例の一部改正についてであります。
本件について、
執行部から説明後、
消防団員確保の
取り組みはという質疑があり、市内の企業を回り
協力依頼をしたり、
区長会のときにお願いしたりしていますとの答弁がありました。そのほかにも質疑はありましたが、審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第56号、
津久見市
情報公開条例及び
津久見市
個人情報保護条例の一部改正についてであります。
本件については、
執行部からの説明の後、質疑を行い、委員から、
津久見市は
情報公開条例を県内でも先進的に整備したため、
標準モデルと若干差異が生じているということだが、整合性が合わないことで問題になることがありますかと質疑がありました。改正前の条例で、問題があるということはないが、全体的に見直しを行い、県の条例に合わせるよう改正するものですと回答がありました。そのほか、条例の
導入目的や用語について質問がありました。
本件については、
個人情報を加工し、特定できない形にするが、情報が利用される心配があることから反対しますと
反対討論がありましたので、採決を行った結果、可決すべきものと決しました。
次に、意見第3号、
地方財政の充実・強化を求める
意見書についての審査を行いました。
審査の結果、内容も理解できましたので
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、意見第4号、慎重な
憲法論議を求める
意見書についてです。
本
意見書については、
提出者から説明後、
世論調査では、
報道関係各社でばらつきがあり、
否定的意見が多数ではないと思うがという意見があった一方で、憲法は国のあり方をつくるものであるから慎重に審議するべきだという意見がありました。
委員から、憲法の改正は、今の
社会情勢を鑑みると必要性を感じており反対しますと討論があり、採決を行った結果、否決すべきものと決しました。
最後に、意見第5号、
地方バス補助の
上限引き下げに反対する
意見書についてでございます。
提出議員の
補足説明の後、質疑を行いました。委員から、国においては地域の特性を踏まえた、生産性の向上の
取り組みの推進を行い、赤字幅の縮小を図っていくことが重要です。また
赤字路線の補助については、これからも最大限の努力を行っていくと国の
委員会で答弁している。補助の
引き下げについても決定している事実がないことから反対しますとの
反対討論がありました。採決を行った結果、否決すべきものと決しました。
以上で、
総務常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
〔
総務常任委員長黒木章三議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員)
社会文教建設常任委員長、
井戸川幸弘議員。
──────────────────
社会文教建設常任委員会審査報告書
本
委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 54号
津久見市
観光交流館の設置及び管理に関する条例の制定について
原 案 可 決
議案第 60号
指定管理者の指定について(
津久見市
臨海観光交流施設多目的広場(
つくみイルカ島
サイドパーク))
原 案 可 決
議案第 61号
指定管理者の指定について(
津久見市
観光交流館(つくみ
マルシェ)
)
原 案 可 決
平成29年9月25日
社会文教建設常任委員会
委員長 井戸川 幸 弘
──────────────────
〔
社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員登壇〕
○
社会文教建設常任委員長(
井戸川幸弘議員)
皆さん、おはようございます。
初めに、さきの台風18号により被災された市民の皆様にお見舞いを申し上げます。
また、復旧に当たります行政の
皆さんを初め、多くの
ボランティアの皆様に感謝と御礼を申し上げるとともに、一日も早い復旧がなさますようお祈り申し上げます。
社会文教建設常任委員会は、去る9月25日に
委員会を開会し、
今期定例会において、本
委員会に付託となりました
審査事件について、審査を終了いたしましたので、その経過と結果について、御報告いたします。
議案第54号、
津久見市
観光交流館の設置及び管理に関する条例の制定について、議案第60号、
指定管理者の指定について(
津久見市
臨海観光交流施設多目的広場(つくみイルカ島
サイドパーク))、議案第61号、
指定管理者の指定について(
津久見市
観光交流館(つくみ
マルシェ))3議案については、関連性がありましたので、
現地視察を行い、一括して審査を行いました。
執行部からの説明の後、質疑があり、答弁がありました。
審査の結果、その内容も理解できましたので、3議案について、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
社会文教建設常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
〔
社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員)
予算常任委員長、
塩﨑雄司議員。
──────────────────
予算常任委員会審査報告書
本
委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第110条の規定により報告します。
記
議案第 57号 平成29年度
一般会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 58号 平成29年度
簡易水道布設事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
議案第 59号 平成29年度
公共下水道事業特別会計予算の補正について
原 案 可 決
平成29年9月27日
予算常任委員会
委員長 塩 﨑 雄 司
──────────────────
〔
予算常任委員長塩﨑雄司議員登壇〕
○
予算常任委員長(
塩﨑雄司議員) 初めに、行政の皆様には日夜大変お疲れさまであります。
さて、当
委員会は、去る9月27日に
委員会を開会し、本会議において付託されました議案3件について、審査を行いましたので、その経過並びに結果の報告を申し上げます。
最初に議案第57号、平成29年度
一般会計予算の補正についてであります。
本件は、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,553万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ、93億6,171万5,000円とするもので、主な内容は、
市内中心部の活性化に関する
検討協議のための費用、住民票と
マイナンバーカードの
旧姓併記のための
住基システム改修費、
福祉避難所災害用備蓄品購入費、
津久見市
観光交流施設の
指定管理料などであります。
審査の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に議案第58号、平成29年度
簡易水道布設事業特別会計予算の補正についてであります。
本件は、
県道四浦日代線西泊地区における
落石防護柵設置工事に伴う
既設送水管の敷設がえ工事等で、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ、132万9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ、5,041万7,000円とするものです。
審査の結果、
全員異議なく原案のとおり可決することに決しました。
最後に、議案第59号、平成29年度
公共下水道事業特別会計予算の補正についてであります。
本件は、文京町
交差点付近の
簡水対策の
検討材料とするための
浸水シミュレーション等を行う
中田排水区
浸水対策効果検討業務委託料などで
歳入歳出予算の総額にそれぞれ、213万9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ、8億6,230万5,000円とするものです。
委員から、
継続審査すべきとの意見と
反対意見がありましたので、まず
継続審査について諮った結果、
賛成少数で
継続審査しないことに決しました。
その後、原案について採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
予算常任委員会における、審査の経過並びに結果の報告を終わります。
〔
予算常任委員長塩﨑雄司議員降壇〕
○議長(
黒田浩之議員)
委員長の報告は終わりました。
これから、各
委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいま行われました各
委員長の報告について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これから討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可します。
13番、
知念豊秀議員。
〔13番
知念豊秀議員登壇〕
○13番(
知念豊秀議員) 連日、台風18号の復興、復旧のために御尽力されている
皆さん方には大変感謝しております。
それでは、議案第56号、
津久見市
情報公開条例及び
津久見市
個人情報保護条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。
国の
個人情報保護法の改正では、
行政機関が有する
個人情報を活用して、新たな産業の創出を目指して、
行政機関等は保有する
個人情報の利用に関して、
民間事業者から提案を募り、一定の審査をした上で、その
事業者と
利用契約を締結します。
その際、個人を特定できないよう加工した
匿名加工性情報を作成し、その管理は
個人情報保護委員会が担うこととされています。
匿名加工情報の作成について、一部
民間事業者への委託可能となっており、不適切な
個人情報の流出や漏えいの懸念もされています。
今回の
津久見市
情報公開条例及び
津久見市
個人情報保護条例の一部改正は、この
法改正を受けたものであり、賛成できません。
また、
情報公開条例については、
個人情報の中身を具体化したものですが、
個人情報保護法と関連して改正が行われたものです。
情報公開法の本来の趣旨は、
行政機関等が保有する情報は原則公開すべきなものに対して、
個人情報保護を理由にほとんど黒塗りの文書が開示されてきた経緯があり、
個人情報を特定することで、市民にとって開示されない情報が拡大するものではとの懸念も生じさせることにもなりかねません。
そもそも
マイナンバーは、大量の
個人情報を蓄積し、国が番号を取り扱い、それを活用することになります。他人に自分の情報の何を知らせ、何を知らせないか、コントロールできる
自己情報コントロール権が著しく侵害されます。既に、
社会保障番号の流出や詐欺師による
不正使用事件が起こっています。深刻な
個人情報漏えい事件が起こる前に、
マイナンバー制度はやめるべきです。よって、今回の条例の一部改正は賛成できないので、反対いたします。
次に、意見第5号、
地方バス補助の
上限引き下げに反対する
意見書(案)について、原案に賛成の立場から討論を行います。
地方を走るバスの
経費助成は、
赤字経営で苦しむ
事業所の縮小や廃止に拍車をかける結果になるのではないでしょうか。最悪、通勤・通学ができない、病院に行けなくなるなど、住民の生活に深刻な影響を及ぼすとともに、
人口流出を加速させ、地方の疲弊、大都市と地方の
格差拡大に拍車をかけます。
地域社会の崩壊にもつながりかねない深刻な問題です。
また、
意見書で指摘されているように、上限45%の
補助金を40%に
引き下げる案を検討しているとも指摘しています。
意見書案に反対の委員から、
引き下げることについて検討されている事実はないということでした。しかし、
国土交通省が
赤字路線の
運航経費に対する
補助金の上限を45%から40%へ
引き下げる方向で検討している、2017年7月13日
付産経新聞社にこの記事が掲載されております。そして、そのほかのメディアでもこの問題が取り上げられております。全国の
赤字路線への
補助金をめぐり、
国土交通省は
運航経費の45%までとしている上限を40%までに
引き下げる方針を固めたという内容でありました。したがって、
上限引き下げの議論が進んでいるのは、私は確かだと確信いたしました。よって、意見第5号は有効であり、
意見書として提出すべきであるということを申し添えて、
賛成討論といたします。
〔13番
知念豊秀議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
黒田浩之議員) 8番、
森脇千恵美議員。
〔8番
森脇千恵美議員登壇〕
○8番(
森脇千恵美議員) まず初めに、台風18号により
市内全域に甚大な被害が出ました。被災された市民の皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。
市の職員の方々や
ボランティアの皆様には、連日大変お疲れさまです。心より感謝申し上げます。
それでは、意見第4号、慎重な
憲法論議を求める
意見書(案)に賛成の立場で討論いたします。
この
意見書に書かれているとおり、5月の
憲法記念日に2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと明言して、期限を切り、この秋に予定される
臨時国会に
自民党案を提出する考えを安倍晋三首相が発したことに起因しています。
これまでの衆参両
議院憲法審査会での議論を完全に無視し、一気に憲法9条の3項に自衛隊を書き加えるということでした。憲法を最も遵守しなければならない立場にある総理に発言とは思えない行為です。
意見書に反対の1つに、戦後70年間一度も改定されていない、時代にそぐわないとの意見がありましたが、憲法とは、国の基本となる決まり、特に国家の
統治体制の基礎を定める法であることは御承知のとおりです。軽々しく変えると国の乱れにつながります。
戦前の憲法は、主権が天皇にあると明記した
君主国家でした。その憲法のもと、310万人の国民が犠牲になり、広島、長崎に
人類史上初めて核爆弾が投下されました。戦争に負けた
日本国民はどれだけ惨めだったか、絶望のどん底に落ちたか、もう一度思い起こしてほしいと思います。
戦後、新憲法に戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認が明記されていることを国民が知り、もう二度と戦争に行かなくてもいい、戦争の悲惨さを再び味わうことがないんだと、未来に希望を見出すことができました。戦後70年余り、他の国の戦争にも加担することなく、一滴の血を流すこともありませんでした。私は、今の憲法は
平和憲法であり、戦後日本の原点、復興の原点だと思っています。
北朝鮮の脅威に対抗するためには、改憲が必要との意見がありました。
アメリカ大統領と
北朝鮮首領の関係は、
マスコミ報道によると最悪です。戦争と
話し合いとでは、どちらが国民の犠牲は少ないでしょうか。誰が考えても明らかです。
アメリカと
北朝鮮が戦争すれば、韓国や日本にはかり知れない犠牲が出るのではないでしょうか。しかも、核戦争になれば、大変なことになります。武力では強い国が弱い国を制圧するだけで、解決はないと思います。
時間がかかっても、
話し合いのテーブルについてもらい、必要なら国連の場でとことん話し合ってもらったらどうでしょう。
選挙で
改憲勢力が3分の2を確保しても、
憲法審査会の場で審査を民主的に進め、国民にわかりやすく説明することは国会の役目です。
したがって、拙速な
憲法改正発議を行わないことを強く求めることが最も重要だと思いますので、慎重な
憲法論議を求め、これで私の
賛成討論を終わります。
〔8番
森脇千恵美議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
黒田浩之議員) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって討論を終結いたします。
これから採決を行います。
議案第56号、意見第4号及び意見第5号については、御異議がありますので、起立により採決いたします。
まず、議案第56号について採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は、可決であります。
本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。
起立多数であります。
よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
次に、意見第4号について採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は、否決でありますので、原案について採決いたします。
本件を可決することに、賛成の議員の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。
起立少数であります。
よって、意見第4号は否決されました。
次に、意見第5号について採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は、否決でありますので、原案について採決いたします。
本件を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(
黒田浩之議員) 御着席ください。
起立少数であります。
よって、意見第5号は否決されました。
次に、議案第54号から議案第55号まで並びに議案第57号から議案第61号まで及び意見第3号については、それぞれ、各
委員長の報告のとおり決することに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、以上の案件は、それぞれ各
委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第3 議案第64号から議案第67号まで
(
提案理由説明・質疑・
委員会付託省略・討論・表決)
○議長(
黒田浩之議員) 日程第3、議案第64号から議案第67号まで、以上、
一括議題といたします。
──────────────────
付議事件
議案第 64号 平成29年度
一般会計予算の補正について
議案第 65号 平成29年度
簡易水道布設事業特別会計予算の補正について
議案第 66号 平成29年度
公共下水道事業特別会計予算の補正について
議案第 67号 平成29年度
津久見市水道事業会計予算の補正について
─────────────────
○議長(
黒田浩之議員) 提案理由の説明を求めます。
川野市長。
〔市長川野幸男君登壇〕
○市長(川野幸男君) それでは、提案理由の説明に先立ちまして、今回の台風第18号の被害に遭われました市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
この台風18号についてですけれども、17日の1日11時間の雨量が426ミリ、特に13時から16時まで180ミリという記録にないような豪雨ということで、
市内全域に被害が広がりました。被害家屋数については、まだまだ調査中の段階ではありますが、全壊1棟を含み、1,700世帯にも及ぶ床上、床下浸水など甚大な被害が発生いたしております。
また、そのほかにも道路や河川等、さまざまな被害が発生しているところでございます。
そして、市役所庁舎だけでなく、市内の小中学校も浸水という形にもなりました。図書館も床上浸水という形になったところでございます。
これだけの災害ではありますが、人命が失われなかった、このことがせめてもの救いであるというふうに思っております。
これまで市民の懸命の復旧作業、そして市といたしましても、県や他の市町村、国の全面的な支援を受け、これまで懸命な復旧作業に取り組んできたところでございます。
特に、市民生活になくてはならない水の確保、これにつきましては、24時間態勢で懸命の作業に取り組んでまいりました。その結果、上水道については、9月22日の夜に復旧することができ、四浦東、保戸島かん水の四浦地区については、28日の夕方に復旧することができました。保戸島については、生活用水の供給ができておりますが、きょう、明日にも飲み水として提供できる、こういう形になることを今検査中でございます。
また、土砂や泥、瓦れきの回収、これにも市内の建設業者や産業廃棄物運搬など、そういった業者を中心に、また、市内各企業の御支援をいただき、懸命な努力をいたしております。大変多量でありますので、他市や国の支援を受けながら、懸命の努力に努めているところでございます。まだまだ道半ばではありますけれども、懸命の努力を続けているところでございます。
また、学校につきましては、現在給食の提供はできておりませんが、各学校とも通常どおりの再開という形になっております。
生活の再建につきましては、現在、避難しておられる避難者の生活の場を確保するため、一人一人の実情に即した調整を進めているところでございます。
また、市民全般に罹災証明の発行という形で次の生活再建に向けていけるように、県、他市の支援を受けながら、罹災証明の発行に向けての
取り組みを全力を挙げているところでございます。
そういった中、9月26日には、広瀬大分県知事を初め、副知事、各部長さんが
津久見市に来庁していただき、現地水害対策会議が開催されました。県としても、全面的な支援を行うという旨のお話をいただいたところございます。
一方、9月28日には衆議院の解散が行われ、これから総選挙も実施されるということになっております。
さまざまな課題が発生しておりますが、職員一丸となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆様方の一層の御支援をお願い申し上げまして、これまでの報告をさせていただきます。
それでは、
今期定例会において、追加提案をいたしました各予算議案について、順次提案理由の説明をいたします。
まず、議案第64号は、平成29年度
一般会計予算の補正(第3号)についてであります。
今回の補正は、台風第18号による甚大な被害に迅速に対応するための予算と昨日衆議院が解散したことに伴う衆議院議員選挙の予算を計上するもので、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ27億8,753万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ121億4,925万2,000円とするものです。
今回、提案した補正予算の内容は、衛生対策や廃棄物処理の費用、道路、橋梁、河川、農地や林道の災害復旧費用、共同調理場を初めとする学校施設の災害復旧費用などや、衆議院議員選挙費を計上しております。
次に、議案第65号は、平成29年度
簡易水道布設事業特別会計予算の補正(第2号)についてであります。
これも、台風第18号対応に関する予算を計上するもので、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,410万円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,451万7,000円とするものです。
内容といたしましては、仁宅浄水場復旧工事、送排水管の布設替工事などを計上しております。
次に、議案第66号は、平成29年度
公共下水道事業特別会計予算の補正(第2号)についてであります。
これも、台風第18号対応に関する予算を計上するもので、歳入歳出の総額にそれぞれ469万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額それぞれ8億6,700万2,000円とするものであります。
内容といたしましては、
津久見終末処理場の受電設備修繕料などを計上しております。
次に、議案第67号は、平成29年度
津久見市水道事業会計予算の補正(第1号)についてであります。
これも、台風第18号対応に関する予算を計上するもので、歳入歳出の総額にそれぞれ450万円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億4,775万8,000円とするものです。
以上をもちまして、提案いたしました各予算議案につきまして説明を終わります。
何とぞ慎重に御審議の上、御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
〔市長川野幸男君降壇〕
○議長(
黒田浩之議員) 説明は終わりました。
これから、質疑に入ります。
議案第64号から議案第67号までについて、御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
黒田浩之議員) これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第64号から議案第67号までについては、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第64号から議案第67号までについては、
委員会の付託を省略することに決しました。
これから、討論に入ります。
議案第64号から議案第67号までについて、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) これをもって討論を終結いたします。
これから採決を行います。
初めに、議案第64号は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第64号は、可決することに決しました。
次に、議案第65号は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第65号は、可決することに決しました。
次に、議案第66号は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第66号は、可決することに決しました。
次に、議案第67号は、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第67号は、可決することに決しました。
◎日程第4
議員派遣の件
○議長(
黒田浩之議員) 日程第4、
議員派遣の件を議題といたします。
本件については、地方自治法第100条第13項及び
会議規則第167条の規定により、お手元に配付いたしております
議員派遣一覧表のとおり、議員の派遣をいたしたいと思います。
──────────────────
議 員 派 遣 の 件
地方自治法第100条第13項及び
津久見市議会
会議規則第167条の規定により次のとおり議員を派遣する。
議 員 派 遣 一 覧 表
1.大分県市議会議長会主催の議員研修会
(1)目 的 大分県下の市議会議員が一堂に会し、議会機能についての研修
及び共通する政策課題等についての情報や意見の交換を行い、
活力に満ちた地域づくりに資するため
(2)派遣場所 大分市「レンブラントホテル大分」
(3)期 間 平成29年10月 3日(火曜日)の1日間
(4)派遣議員
井戸川 幸 弘 議員 黒 木 章 三 議員
髙 野 至 議員 塩 﨑 雄 司 議員
谷 本 義 則 議員 吉 良 康 道 議員
黒 田 浩 之 議員 森 脇
千恵美 議員
宮 本 和 壽 議員 小手川 初 生 議員
髙 野 幹 也 議員 小 谷 栄 作 議員
知 念 豊 秀 議員 安 藤 康 生 議員
──────────────────
○議長(
黒田浩之議員) これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、
議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣することに決しました。
なお、ただいま議決いたしました事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任願いたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま議決いたしました事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任することに決しました。
お諮りいたします。
議事の都合により、9月30日から10月4日までの5日間は休会とし、次の本会議は10月5日に開きたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
黒田浩之議員) 御異議なしと認めます。
よって、9月30日から10月4日までの5日間を休会とし、次の本会議は、10月5日に開くことに決しました。
以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前10時40分 散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
津久見市議会議長
署名議員
署名議員...