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平成29年第 2回定例会(第3号 6月21日)

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  1. 津久見市議会 2017-06-21
    平成29年第 2回定例会(第3号 6月21日)


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    平成29年第 2回定例会(第3号 6月21日)   平成29年第2回津久見市議会定例会会議録(第3号)    平成29年6月21日(水曜日)    ────────────────── 〇議事日程(第3号)  平成29年6月21日(水曜日)午前10時開議  第 1 一般質問  第 2 議案第33号から議案第42号まで      (質疑・委員会付託)  第 3 意見第2号      (提案理由説明・質疑・委員会付託)    ────────────────── 〇本日の会議に付した事件  日程の全部    ────────────────── 〇出席議員(14名)     1番  井戸川 幸 弘 議員     2番  黒 木 章 三 議員     3番  髙 野   至 議員     4番  塩 﨑 雄 司 議員
        5番  谷 本 義 則 議員     6番  吉 良 康 道 議員     7番  黒 田 浩 之 議員     8番  森 脇 千恵美 議員     9番  宮 本 和 壽 議員    10番  小手川 初 生 議員    11番  髙 野 幹 也 議員    12番  小 谷 栄 作 議員    13番  知 念 豊 秀 議員    14番  安 藤 康 生 議員    ────────────────── 〇欠席議員(な し)    ────────────────── 〇説明のため出席した者     市長          川 野 幸 男 君     副市長         飯 沼 克 行 君     秘書課長        浦 中 隆 浩 君     総務課長(兼)     契約検査室長      内 田 隆 生 君     総務課参事       山 本 芳 弘 君     総務課主幹       上 杉 一 洋 君     総務課主幹       吉 本 竜太郎 君     政策企画課長      石 井 達 紀 君     政策企画課参事     今 泉 克 敏 君     税務課長        古手川 芳 也 君     市民生活課長(兼)     人権対策室長      児 玉 隆 志 君     環境保全課長      宮 近 信 隆 君     健康推進課長(兼)     長寿支援課参事     石 田 真 一 君     長寿支援課長(兼)     健康推進課参事(兼)     福祉事務所参事     清 水   豊 君     会計管理者(兼)     会計課長        野 田 和 廣 君     上下水道課長      佐 護 達 朗 君     福祉事務所長      麻 生 達 也 君     農林水産課長(兼)     農業委員会事務局長(兼)     商工観光課参事     黒 枝 泰 浩 君     商工観光課長(兼)     農林水産課参事     旧 杵 洋 介 君     都市建設課長      関   憲 二 君     土地対策課長(兼)     土地開発公社事務局長  鳥 越 俊 一 君     消防長         大 村 裕 二 君     消防本部次長(兼)     消防署長        渡 辺 真 二 君     教育委員会     教育長         平 山 正 雄 君     管理課長(兼)     学校教育課参事     髙 野 正 一 君     学校教育課長      中 野 敏 伸 君     生涯学習課長      石 堂 克 己 君     生涯学習課参事     宗 像   功 君     監査委員     代表監査委員     事務局長        小 畑 春 美 君     選挙管理委員会     事務局長        (監査委員事務局長が兼務)     公営企業     水道課長        (上下水道課長が兼務)    ────────────────── 〇議会事務局職員出席者     事務局長        小手川 正 文 君     主幹(兼)書  記   吉 良   弘 君          書  記   吉 田 美 香 君          書  記   矢 野 雄 樹 君    ──────────────────               午前10時00分 開議 ○議長(黒田浩之議員)  おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、御協力願います。 ◎日程第1 一般質問 ○議長(黒田浩之議員)  日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  最初に、2番、黒木章三議員。             〔2番黒木章三議員登壇〕 ○2番(黒木章三議員)  皆さん、おはようございます。議席番号2番、黒木章三です。先ほど総務課長からも報告がありましたが、昨夜の豊後水道を震源とした震度4を記録した地震がありました。比較的に穏やかな津久見市においては、熊本地震以来の、久しぶりの大きな地震でありましたが、先ほどの報告では大きな被害がなかったということでありますが、今後、被害報告もある可能性も残っておりますので、対策については、早急な対策をお願いしたいと思います。  また、職員の皆さんには、災害要員として深夜の出動になった報告がありましたが、よろしくお願いいたします。  それでは、今回、私は3点について質問をいたします。  1点目は、防災対策について。  防災情報携帯電話)の未受信地域についてです。  ことしの4月19日、午前8時28分ごろ、宮城県の大崎市でミサイル発射を知らせるJアラートが誤作動によりアナウンスされ、数分後に試験放送ですとのアナウンスで事態はおさまったようですが、市民は一時パニック状態になるという報道がありました。  状況は異なりますが、津久見市においても5月10日、午後3時10分ごろ、県の防災情報を知らせる県民安全・安心メールや携帯の緊急メールで地震により津久見市に避難勧告が出たとの誤報がありました。県でのシステム研修中に操作を誤ったことにより、1万人以上に配信されました。  文面を見ると疑問を感じる内容ではありますが、緊急メールでなれていない市民にとっては、1つ間違えば混乱を招くおそれの可能性もあったのではないかと思われます。今後は、津久見市でもこのようなことのないよう注意しなければなりません。  今回は大事に至りませんでしたが、このような緊急情報緊急メールが発せられた場合、津久見市における主要幹線道路トンネル千怒越トンネル、荒代トンネル水晶山トンネル、新日見トンネルや、生活道路、もしくは国道、県道、市道において携帯からの緊急情報緊急メールが受信できないなど、未受信のため、避難がおくれたりする可能性のあるトンネルや地域がどの程度あるのかお尋ねします。  また、2として、その対策はどのように考えているのかお尋ねいたします。  2点目は、プレ国民文化祭についてお尋ねします。  平成30年に開催の第33回国民文化祭・おおいた2018の前段として、津久見市で開催されますプレ国民文化祭についてです。  国民文化祭は、全国各地文化活動を発表、共演、交流し、国内最大の文化の祭典であると認識しております。平成10年に大分県で実施されましたが、前年にはプレ国民文化祭が津久見市でも開催されたと記憶しておりますが、今年度のプレ国民文化祭をいつ、どのような内容で開催しようとしているのか、開催内容についてお尋ねいたします。  3点目は、まちづくりについてお尋ねします。  先日、集客交流拠点整備に向けたマーケティング調査実施の説明かありました。5年後の集客・交流拠点の開業を目指し、津久見市観光戦略に基づき検討材料として基礎的情報を収集・整理するということでありました。  また、県内・全国の先進事例を把握し、整備及び運営手法の検証を行い、その成果を集客・交流拠点整備に向けた基本構想、基本計画等の検討策定に活用していくという説明であったと思います。5年後の集客・交流拠点開業を目指すため、多方面・多角的に分析し、活用するのは大変結構なことだと思いますが、調査の前に、これまで商店街の方や店舗を営業していた方が高齢や、後継者がいないということで、かつては津久見の名物的な役割を果たしてきた店が数年で閉店、廃業をしています。そういった津久見の閉店した印象的、もしくは象徴的な津久見の店の再興・復興といった考えはないのか、できないのかについてお尋ねをいたします。  以上、3点について、よろしくお願いいたします。          〔2番黒木章三議員降壇質問者席着席〕 ○議長(黒田浩之議員)  山本総務課参事。 ○総務課参事山本芳弘君)  1点目の防災対策について、(1)防災情報携帯電話)の未受信地域について、(2)その対策については、関連性がありますので、一括してお答えいたします。
     津久見市は、大分県等からの特別警報、警報の発表について伝達を受けた場合、また、その後の気象情報等により市内で災害の発生するおそれがあると判断した場合、津久見市防災行政無線、津久見市防災メールエリアメール、広報車、ホームページ、SNS、マスメディア等の多種多様な手段を用いて、住民に対して避難等を呼びかけ、被害の未然防止・拡大防止を図ることにしています。  特に、災害時における携帯電話を利用した情報発信は、重要な情報伝達手段として認識しており、御質問の市内の主要幹線道路におけるトンネル千怒越トンネル、荒代トンネル水晶山トンネル、新日見トンネル)内での携帯電話の利用については、千怒越トンネルや荒代トンネル内では利用できますが、水晶山トンネル及び新日見トンネル内では、スマートフォンとの通話が途切れることが確認できました。  津久見市としては、これまでトンネル内で通話ができるように携帯電話事業者に要望してまいりましたが、今後につきましても引き続き要望してまいります。  また、津久見市内には、地理的な条件や事業採算上の問題により、利用することが困難な地域がありますが、津久見市としては、これまで事業者に未受信地域の解消を要望してきたところです。未受信地域の全面解消とはいきませんが、徐々に整備していただいており、今後も未受信地域解消を要望してまいります。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  宗像生涯学習課参事。 ○生涯学習課参事(宗像 功君)  2点目のプレ国民文化祭について(1)開催内容について、お答えいたします。  「国民文化祭とは、全国各地で行われております各種の文化活動全国的規模で発表、競演、交流する場を提供することにより、国民の文化活動への参加の機運を高め、新しい芸術文化の創造を促すことを目的」とし、昭和61年から毎年、各都道府県で開催されている国内最大の文化の祭典でございます。  大分県では、平成28年5月20日に国民文化祭実行委員会第1回総会を開催し、「第33回国民文化祭・おおいた2018」と「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の開催が承認されました。平成10年以来、20年ぶりの大分県開催となります、開催期間は平成30年10月6日から11月25日までとなっております。  基本方針としましては、1つは、「街にあふれ、道にあふれる、県民総参加のお祭り」、2つ目は、「新しい出会い、新たな発見 伝統文化現代アート、異分野コラボ」、3つ目は、「地域をつくり、人を育てる」と定められております。  テーマとしましては、「おおいた大茶会」となっておりまして、ロゴマークは、大分県立芸術文化短期大学生の作品が採用されております。誰もが参加し、楽しむことができる大会、芸術文化の新しい出会いや発見のある大会となるとともに、大会を通じて地域が元気になり、多くの人材が育っていくことを目指しております。  また、県内を5つのブロックに分け、津久見市は佐伯市・臼杵市とともに「豊かな浦」をテーマに、県南3市の浦々で育まれた数々の「食」を中心とした内容を紹介することとなっております。  本年、4月20日には、国民文化祭実行委員会第2回総会が開催され、期間中の県全体や市町村で取り組まれる各種施策が承認されたところでございます。  津久見市では、平成28年8月に第33回国民文化祭 第18回全国障害者芸術文化祭津久見実行委員会を立ち上げ、津久見市の取り組みとしましては、合唱の祭典・フレスコ画の展示・津久見の食などの魅力紹介を三本柱に決定をしたところでございます。  本年5月16日には、第2回津久見市実行委員会を開催しまして、仮称「地球の歴史と繋がる宇宙ロマン~津久見」をテーマに掲げ、「合唱の祭典」と「フレスコ画の制作・展示」などを実施することとしております。さらに、ふるさと振興祭やモイカフェスタなどとつなげながら、津久見の海・山の幸の魅力を情報発信することとしております。  来年度実施されます本大会に向けて、本年、10月22日に実施されますプレイベントである「合唱の祭典」につきましては、具体的内容について関係機関と、現在進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  旧杵商工観光課長農林水産課参事。 ○商工観光課長(旧杵洋介君)  3点目のまちづくりについて、(1)閉店した店の再興・復活はについて、お答えいたします。  残念ながらここ数年で、津久見市の老舗、名店と言われていた飲食店が閉店、廃業に至っています。経営者の高齢化、人口減少による顧客の減少、その他の要因から閉店、廃業を余儀なくされていると思われますが、特に、市民を顧客対象としている店舗は、将来展望が描けず、後継者育成も大変困難であると思われます。  また、昨年度「津久見市観光戦略」策定時に実施した商店街アンケート調査を見ると、アンケートに答えていただいた商店主の平均年齢は62歳で、50%の方が後継者未定と回答しており、さらに、12%の方が、5年以内の廃業も視野に入れているとの大変厳しい結果となっています。これまで津久見市を支えてきた店舗の存続や伝統的な味の継承は、多くの市民が望んでいると思われますが、ここ数年の閉店、廃業、アンケート調査から見た将来展望に、飲食店関係者も大きな危機感を募らせています。  このような状況を打開するためには、観光による交流人口の増加を図っていくことが最も重要と考えています。そして、市民と観光客による市中心部のにぎわいを創出し、ビジネス機会としての機運を醸成することで、民間ベース取り組みを助長していくことや、それに伴う起業・創業支援等取り組みの充実が必要となります。  そのため、「津久見市観光戦略」においては、若い力を活用した、まちなか賑わい創出中心商店街のパワーアップなどの施策を掲げ、さらに津久見観光周遊性創出事業や桜観光の取り組みにより、観光による交流人口の増加、市中心部にぎわい創出を図っているところです。  また、津久見ならではの伝統的な味の継承の取り組みとしては、保戸島名物「かずまき」を復活させた、地域おこしグループ「穂門ノ郷」の取り組みが代表的な例ですが、民間や地域の動きを助長していくため、津久見商工会議所等を通じ、津久見市飲食店組合津久見まぐろ研究会の活動を活発化させるための取り組みを実施していきたいと思います。  加えて、津久見市創業支援事業計画に基づき、大分県、津久見商工会議所金融機関等と連携を図り、新規創業、事業拡大事業引き継ぎ等における国・県の支援メニューの紹介や補助金受給のための事務手続の指導等をさらに充実していくこととしています。  観光消費向上の鍵を握るのは、津久見ならではの「食」の流通であると思います。閉店、廃業に至った店主の中にも、まだまだ手腕が発揮できる職人もおられると思いますし、市外からの移住者、女性の起業など、市内での活躍の場を創出し、伝統の味の継承、既存の食観光メニューの充実や参加店舗の拡大を図っていく必要があります。さらに、そのような取り組みに拍車をかけ、市民や観光客、時代のニーズに合わせた食の新メニュー開発リノベーション等による魅力ある店づくりなどを推進し、将来展望の描けるビジネスにつなげていくことが最も重要と考えています。  今後とも、「津久見市観光戦略」に基づき、各種施策を積極的に推進していくことで観光産業の育成、しごと創生へとつなげていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  1点目の防災対策について、防災情報携帯電話)の未受信地域についてですが、引き続き事業者に継続して要望していくというお答えだったと思います。  未受信地域については、四浦半島、長目半島の一部にもあると思うんですが、先ほどの受信できないトンネルですね、水晶山トンネル、新日見トンネルの一部で不通になると思うんですが、多くの市民や観光客が通行する生活道路、主要道路に未受信区域があることは、避難がおくれ、被害に遭うおそれが高くなることが予想されます。以前、テレビがアナログからデジタルに移行するときに、難視聴地域の解消について特別な対策が何点かあったと記憶してるんですが、防災対策が急がれる中、携帯電話の難聴地域の解消対策はないのかお尋ねします。 ○議長(黒田浩之議員)  山本総務課参事。 ○総務課参事山本芳弘君)  最初に、道路、トンネル内でも携帯電話が利用できるようにするための国の補助事業電波遮蔽対策事業という事業がございます。事業主体である一般社団法人等携帯電話を利用可能とするために中継施設などを整備する場合に、その事業費の一部を補助するという事業で補助率は2分の1となっております。  次に、過疎地等の地理的に条件不利な地域において、市町村が携帯電話等基地局施設を整備する場合の国の補助事業携帯電話等エリア整備事業という事業がございます。事業主体である市町村が携帯電話等基地局施設を整備する場合に、その事業費の一部を補助するという事業で、補助率は100世帯以上の場合は2分の1、100世帯未満の場合は3分の2となっております。  この事業における補助対象経費のうち、市町村の負担額の一部を特別交付税措置がございます。津久見市としては、市町村が事業主体である補助制度はありますけども、トンネル内での携帯電話の利用や過疎地等の地理的に条件不利な地域での携帯電話の利用については、民間で順次整備しておりますので、今後も未受信地域の解消を要請していきます。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  防災情報の未受信については、情報の有無によっては命にかかわる重要な施策だと思っています。特に、四浦、日代の半島部は河津桜、イルカ島、網代島など、観光に力を注ぐ中で、一方で道路整備トイレ設置の課題もありますけども、電波の未受信により、災害時だけでなく、事件・事故などの対応がおくれることも考えられます。財政状況の苦しい状況も理解できますが、できる限り、先ほど言いました、引き続き事業者に要望していくことも含めて、早い対策・対応をお願いしたいと思ってます。お願いします。  地震の場合、揺れや津波により通行できなくなったり、電話などの通信もできない可能性が高いわけですが、命を守るための津波避難三原則、想定にとらわれない、最善を尽くせ、率先避難者たれの三原則があるんですが、これを公用車などに掲げて、市民一人一人の防災力を高めるための周知広報している市も見かけるわけですが、このようなことは考えておりませんか。 ○議長(黒田浩之議員)  山本総務課参事。 ○総務課参事山本芳弘君)  お答えいたします。  津波避難三原則は、岩手県釜石市の防災教育基本方針のことで、想定にとらわれるな、率先して避難せよ、最善を尽くせの3つを掲げており、これに基づいて東日本大震災のときに避難した岩手県釜石市の小・中学生のほとんどが助かったことから、釜石の奇跡と呼ばれ、国内にとどまらず、国外にも知られております。  これまでに一部の公用車に津波避難三原則のステッカーを貼付しておりましたが、走行中に剥がれ落ちたため、現在は安全上、貼付しておりません。しかしながら、防災・減災等の取り組み防災意識の向上については、各地区の自主防災会の皆さんと話し合いを行っているところでございます。  また、昨年度NPO法人大分防災活動支援センターと協働で災害時避難者安否確認及び避難所支援システム取り組みを、長目区をモデル地区として実施し、今年度は堅浦区で実施しているところでございます。さらに、地域の防災活動の中心的な役割を果たす防災士を養成しています。  今後も、さまざまな手法で防災・減災活動に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  毎年、地域懇談会や市民講座などを通じて防災意識を高められることができればよいんですけど、なかなか困難だと感じています。市民一人一人の防災力を高めるために、でき得る努力を行政、地域、市民、それぞれが行い、判断できるためには、私はそういった津波避難三原則を公用車に掲げて広報活動の1つとしてやっていくことも効果的ではないかというふうに思っております。  そういうできることをするとともに、行政として課題の解決に向けて粘り強い、先ほどの未受信地域の解決に向けて事業者に要望していくことを含めて、粘り強い要請や対策を講じられるようにお願いをいたします。  以上で、1点目の防災対策については終わります。  次に、2点目のプレ国民文化祭についてです。  開催まで余り時間もないと思うんですが、先ほどの答弁の中には実行委員会を立ち上げて検討していく、そして現在では合唱・フレスコ画の展示・津久見の食を三本柱にということでありましたが、開催まで時間もないわけで、出演依頼とか出演団体の練習とかあると思うんですが、間に合うと思いますか。 ○議長(黒田浩之議員)  宗像生涯学習課参事。 ○生涯学習課参事(宗像 功君)  お答えいたします。  プレ国民文化祭の開催につきましては、期日も決まっておりますので、実行委員会を開く中で開催に向けて関係機関や団体との調整を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  今の現時点で出演の承諾とかもらっている団体とかはあるんでしょうか。 ○議長(黒田浩之議員)  宗像生涯学習課参事。 ○生涯学習課参事(宗像 功君)  出演団体等につきましては、現在参加募集などの作業を進めておるところでございます。したがいまして、実行委員会に諮り決定をしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  ありがとうございます。実行委員会に諮り、これからということであります。  国民文化祭という国内最大の文化の祭典である舞台に、私は津久見の伝統文化伝統芸能として、神楽や獅子舞があるんですが、最近、このような伝統芸能、神楽や獅子舞は生活様式の変化、社会環境の変化、医学の発展などにより、本来の趣旨や目的とは少し時代背景も変わってきたこともあって、それぞれの地区では、維持・継承も厳しく、披露する機会はますます狭まって、地域の祭り以外は多くの方に見せる機会が少ない状況だと聞いております。  先月、6月3日に青江小学校で青江校区の3地区の方々が獅子頭を新調した記念に獅子舞を青江小学校で披露するという機会があったようですけど、この文化の祭典であるプレ国民文化祭にこのような伝統芸能が参加できるという場をつくることはできないでしょうか。 ○議長(黒田浩之議員)  宗像生涯学習課参事。 ○生涯学習課参事(宗像 功君)  お答えいたします。  プレの国民文化祭の中で郷土芸能の出演ということでございますが、繰り返しになりますが、実行委員会で諮って、協議・検討したいと考えておりますし、またほかに、例えばふるさと振興祭とか、津久見市の文化祭などもございますので、伝統芸能の継承という観点から、出演披露につきまして今後関係機関や団体と協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  少子化や若者の地域離れで伝統芸能の前途が厳しい状況であると思っています。伝統芸能を抱えるそれぞれの地域の共通の課題でもあると思います。この機会に披露することで、今後の活動の励みになると思いますし、プレ国民文化祭を盛り上げるためにも、ぜひ参加できるよう検討をお願いしたいと思います。  また、参加や出場をお願いする上で、伝統文化伝統芸能はなかなか限られた時間で演じる難しさや、時期的な問題等、多くの課題もあると思いますが、多くの演じる機会をつくってくれるようお願いしたいと思います。  今回、プレ国民文化祭に合唱団出場の機会をいただいたことについて、津久見市の合唱団体は非常に高齢者の方が多く活動されています。そういう方々にとっても、通常の行事とは別に活動出演の機会をいただいたことは新たな目標になったり、励みになるのではないかと思いますし、また家族にとりましても、会場に足を運ぶことで文化祭そのものが盛会になると思います。  そして、平成30年の第33回国民文化祭が感動を与え、すばらしい成果に結びつくように期待をしております。  以上で2点目のプレ国民文化祭について終わりたいと思います。  3点目のまちづくりについてであります。  まちづくりの手法はいろいろと考えられると思うんですが、新しい展開もすばらしいと思いますが、やはり津久見でこれまで名をはせたもの、先ほどの伝統芸能もしかりでありますけど、多くのものがあると思います。観光戦略の中に見ますけども、具体的にそういった部分の内容は盛り込まれてないようにあるんですが、先ほども、第1回目の質問のときに言いましたように、復活とか再興などの記述等はこの中に含まれているんでしょうか。 ○議長(黒田浩之議員)  旧杵商工観光課長農林水産課参事。 ○商工観光課長(旧杵洋介君)  再興・復活という言葉は戦略の中には含まれてないと思いますが、この商工観光については私たちも、これは観光消費を上げる一番のポイントであるということと、戦略の中には津久見らしい食の特産品の開発とブランド力の強化というふうに記載をしております。このブランド力の強化という意味合い、それと伝統の味の継承、これは事業引き継ぎというふうな意味合いもあろうかと思います。戦略にそういった字句を掲載をしていなくても、効果が上がる取り組みについては、この食観光の発展につながる取り組みについては十分検討していく価値があるものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  黒木章三議員。 ○2番(黒木章三議員)  ありがとうございます。近ごろでは、まちづくり団体も徐々にではありますが、ふえてきております。今なら、まだ復活・再興できる可能性も残されていると思いますし、そういうものもあるわけですから、若い力ややる気のある人、もしくは団体に呼びかけるとか、いなければ公募するなど、できるわけですから、津久見のよいもの、培ってきたものを残しつつ、新しいものもさらにつくり上げていくことが私はまちづくりには必要だと思います。  ぜひ、観光戦略の中でしっかり生かしていただきたいというふうにお願いを申し上げ、以上で私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(黒田浩之議員)  暫時休憩いたします。10時45分から開議いたします。               午前10時35分 休憩            ────────────────               午前10時45分 開議 ○議長(黒田浩之議員)  休憩前に引き続き開議いたします。  次に、11番、髙野幹也議員。             〔11番髙野幹也議員登壇〕 ○11番(髙野幹也議員)  皆さん、おはようございます。議席番号11番、髙野幹也です。本定例会一般質問、最後の質問者となりました。今回は、1回目は一括、そして2回目以降を一問一答の方式で一般質問を行いたいと思います。よろしくお願いをいたします。  まず1点目、農業振興についてであります。  本市の農業はリアス式海岸特有の地形、そして温暖な気候、それに適したミカン栽培がセメントと並ぶ市の主要産業として発展をしてきました。津久見市と言えばセメント、ミカン、そして野球という、そういう本当に津久見市の顔としてこれまでこのミカン産業が発展をしてきたということであります。  しかしながら、消費者のニーズの変化や後継者不足など、さまざまな要因により、その生産量、そして生産者とも年々減少をしてきているというのが今の現状ではないかというふうに思っております。  そういった中で、ここ最近では、ミカン以外の作物の栽培、これについても、市としてもその必要性を認識をし、取り組みをしてきたところではないかというふうに思います。  この一般質問も含め、そのミカン以外の作物の件もたびたび議論に上がっております。その中でも、特に緑竹、シブガキ、あとサンショウですね、この3点について、これまでの取り組み、そして現状を含め、今後の可能性についてお聞きをしたいというふうに思います。  そして、またあわせて今後の取り組みで、先ほどお話をしたミカン栽培について、生産量、生産者とも減少してきましたが、今後、このミカン栽培をどのようにして行っていくのか、今後もやっぱり市の中心に据えて、しっかりと行っていくのか、その辺の方向性及び取り組みの内容をまずお聞きをしたいというふうに思います。  2点目の庁舎建設についてであります。  この庁舎建設については、川野市長の選挙公約でもありましたし、川野市長就任以来、この庁舎建設の議論が始まった、そして今進んでいる、私はそのこと自体が大きな前進ではないかというふうに思っております。
     そういった中で、昨年の検討委員会の設置以来、まず候補地の選定というところで、当初10カ所の候補地が現在4カ所に選定をされております。そして、今後年内にはこの候補地の選定を最終的に1カ所に決定をしていきたいというような方針が示されております。  こういった流れの中で、これまでの取り組みについて、そして現在の状況について、そして今後のスケジュールについて、候補地選定後、場所の選定後も含めた最終的な庁舎建設に至るまで、どのような形で進めていくのか、まずお聞きをしたいというふうに思います。  3点目の土曜寺子屋つくみ塾についてであります。  この事業は、平成27年度から始まり、今年度、平成29年度で3年目になります。私もこの事業については、再三、一般質問でも取り上げさせていただいております。  事業の概要といたしましては、津久見市内の堅徳小学校、青江小学校、津久見小学校、千怒小学校の4校の小学校3年生から6年生の児童を対象に、市民、地域の方が講師役となり、学習を指導すると、それを月1回の土曜日、主に第3土曜日ですが、行うというものであります。  まず1回目として、平成28年度の実績、児童及び講師の参加実績、そして今年度、平成29年の児童及び講師の参加予定、そして主な取り組みをお聞きをしたいというふうに思います。  以上で1回目の質問を終わります。答弁、よろしくお願いします。          〔11番髙野幹也議員降壇質問者席着席〕 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  それでは、髙野議員さんの御質問にお答えいたします。1点目及び3点目につきましては、担当課長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。  2点目の庁舎建設について、(1)これまでの取り組みについて、(2)現在の状況について、(3)今後のスケジュールについては、関連性がありますので一括してお答えいたします。  市役所庁舎建設につきましては、昨年6月から庁内検討委員会、11月には外部学識経験者等から成る専門家検討委員会、ことしの2月に市内の各種団体から成る市民委員会を設置し取り組んでまいりました。  まず最初に、庁内の検討委員会で、物理的に庁舎の建設可能な市内の土地について洗い出しを行い、その中から敷地面積については最低でも5,000平方メートル以上の土地10カ所を選びました。  その後、専門家検討委員会で項目や基準など評価方法について協議していただき、市民委員会や議員の皆様からの御意見もいただきながら、4候補地に絞り込みました。  5月には、その4候補地に絞り込んだ経緯と、今後候補地ごとの詳細調査を行うことについて市民委員会に報告し、了承をいただいたところでございます。  さらに、5月20日に、専門家検討委員会を開催し、今後の候補地ごとの詳細調査のあり方について御意見を伺ったところであります。今後については、地質調査、液状化対策など用地の詳細調査、防災拠点機能、保健センター、駐車場の配置などの庁舎の規模、庁舎建設費や造成、外構・附帯工事など事業費、防災やまちづくりなど候補地ごとの検討を進めているところでございます。  また、多額の費用を要する事業となりますので、財源の検討については、重要になってきます。起債制度についても現時点では、平成32年度までの4年間の限定の制度となっておりますので、国・県との協議を並行して行いながら、建設場所の検討を行いたいと考えております。  今後のスケジュールにつきましては、まず基本構想を策定し、遅くとも年内には建設予定地の選定を行い、その後、基本計画、基本設計、実施設計、工事着手となりますが、平成32年度末までには、実施設計を完了し、できれば建築工事の契約まで行いたいと考えております。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  1点目の農業振興について、(1)これまでの状況についてお答えします。  津久見市の農業は、従来からかんきつ類の生産が中心でありますが、就農者の高齢化、担い手不足、耕作放棄地が増加していることから、高齢者でも栽培できる新たな品目に向けた試験栽培を行っています。  まず、台湾原産の竹で、夏に収穫するタケノコ「緑竹」を平成23年度に5人の認定農業者が40本を植栽しました。このタケノコは、一般的にあく抜きせず生でもおいしいと言われており、夏場の料理素材の少ない時期に収穫を迎えるため、重宝される可能性はありますが、約半数が枯れてしまいました。熱帯性なので、植栽後の2年から3年は、冬場の対策が必要です。  商品化するには、今のところ生産量も少なく、栽培方法などを検討する必要があり、課題が多いと考えております。  次に、平成22年度から平成25年度にかけて、シブガキの「太天」という品種105本、「太月」という品種87本を8人の認定農業者が植栽しました。順調に生育し、実はどちらの品種も、1個が450グラム以上と大きくなります。  このシブガキについても、寒暖差の少ない気候での栽培方法や渋抜きの方法など検討する必要があり、課題が多いと考えています。  次に、平成20年度から植栽を始めたサンショウは、現在、22戸の生産者が約3,800本を栽培しています。  収穫されたサンショウは、これまでも、「まぐろ大角煮」、「こわたでござんしょ」、「山椒入りイルカクッキー」、「山椒しょうゆ」、「山椒塩ぽん酢」などの加工品やまぐろ山椒鍋などの料理にも使用されるようになりました。  平成28年に津久見山椒として京都と北九州の市場に生果約590キログラムを初出荷しました。平成29年は、3月中旬以降の低温が影響して全国的にも不作の中で、約400キログラムの出荷量となりましたが、新興産地としては、まずまずの評価を得ていると考えています。  次に、(2)今後の取り組みについてお答えします。  津久見市が古くからのかんきつ産地であったのは、津久見市の気候や風土に合った農作物がミカンだと思います。  今後の農業振興の取り組みについては、まずは、ミカン産地の再構築に取り組んでいきたいと考えています。  具体的な取り組みとして、有望品種の振興を進めます。サンクィーン、デコ330、温州、カボス等の収益性の高い品種の導入促進を大分県農業協同組合等と連携して取り組んでいきます。  次に、園地の維持と再生です。  後継者がいないミカン栽培に適した園地については、市内多くの農業者と面識がある農業経営改善支援活動推進員と農業委員との連携を図り、次の担い手へ引き継ぐ取り組みを行っています。  園地の再構築については、中ノ内、宮本の荒廃園を復元再生しています。今後は、高収益が図れるハウスミカンの垣根仕立て園地の導入を促進します。  また、園地を集積して、園内作業道等整備したかんきつモデル園の設置に向けて、園地調査を実施していきたいと考えています。  次に、担い手の確保と育成です。  農業経験がない人でも、就農するために必要な栽培技術や知識をベテランのミカン生産者の指導のもとで、実習を通して身につけることができるファーマーズスクール制度と研修期間中の家賃補助制度を設けています。  また、45歳未満で農業者になることに強い意欲を有する者には、就農前の研修や就農直後の経営を支援するため、年間最大150万円を交付することができる国の農業次世代人材投資事業を準備しています。  その担い手の募集につきましては、市ホームページや就農活動を支援する農業専門の求人サイトへの掲載、大分県が県内外で開催する新規就農者相談会へ参加し、新規就農者の募集活動を行っています。  今年度、青年就農者や定年帰農者など、栽培経験の少ない方を中心に「津久見みかん塾」を大分県と大分県農業協同組合と協力して開講しました。  塾は、毎月1回の開催で、大分県中部振興局の普及指導員等により、時期に応じた栽培管理方法等を学んでいます。  塾生は、現在18人ですが、新たな担い手を育成する場として、今後塾生の輪を広げていきたいと考えています。  次に、津久見みかんのブランド化です。  尾崎小ミカン先祖木に代表されるように全国的に見ても、古いミカン栽培の歴史を誇ります。この津久見みかんの歴史を継承しながら、津久見みかんの顔となる「特選みかん」を認定します。  また、津久見みかんを活用したスイーツや新たな加工品や土産品の開発を促進します。  さらに、昨年導入した「ミカン搾り機」をさまざまなイベント時に活用し、ミカンの収穫時には、体験型のイベントを開催して、津久見の魅力発信に努め、津久見みかんの販売促進につなげていきたいと考えています。  また、ミカン産地の再構築に加えて、津久見山椒の振興に取り組んでいます。  津久見山椒については、加工品や料理にサンショウが使用されるようになりました。  もっと市民の方に身近な産物となるよう、津久見山椒を原料とする新商品の開発を市内加工業者等と協議を進め、市内でも流通されるように取り組んでいます。  平成28年に生産者組織「津久見山椒生産者協議会」が設立され、生果を市場に出荷するようになりました。現在栽培している生産者を中心に栽培技術の確立を図り、品質向上と生産量の増加に取り組んでいきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  石堂生涯学習課長。 ○生涯学習課長(石堂克己君)  3点目の土曜寺子屋つくみ塾について、(1)平成28年度の実績についてお答えいたします。  土曜寺子屋つくみ塾は、子どもたちの学習習慣の定着と基礎学力の向上を目指して地域ぐるみで学習支援することを目的として、平成27年度からスタートしました。地域の人たちや大学生が講師となり、小学3年生から6年生を対象として、毎月第3土曜日の10時から12時の間、算数と国語のドリル学習を各小学校で実施しています。また、夏休みを利用して鉱山見学や星座観察等の体験学習も行っております。  この土曜寺子屋つくみ塾の平成28年度の実績について、児童は、津久見小学校35人、千怒小学校28人、青江小学校25人、堅徳小学校8人の合計96人であり、講師は、津久見小学校12人、千怒小学校10人、青江小学校14人、堅徳小学校8人の合計44人となっております。  次に、(2)平成29年度の取り組みについて、お答えいたします。  平成29年度の参加人数は、児童は6月10日現在で、津久見小学校20人、千怒小学校20人、青江小学校16人、堅徳小学校6人の合計62人の希望があります。講師は、津久見小学校12人、千怒小学校9人、青江小学校12人、堅徳小学校6人の合計39人となっております。  子どもたちや保護者には、学校でも塾でもなく、地域の人たちから学ぶという全く違う環境で学習をする、そのような機会があることや、そのよさを知ってもらいたいと思っております。  そのため、平成29年度の取り組みとして、新規加入につきましては、つくみ塾に対する保護者の理解がより得られるよう、各学校のPTA総会に出向き、つくみ塾の説明をして参加を呼びかけました。しかしながら、結果として昨年度よりも参加児童が減少したため、再募集を行いました。その方法といたしまして、募集期限は設けず、いつでも参加できることとし、募集も定期的・継続的にお知らせをしていくということにいたしました。  また、学習の取り組みといたしまして、ドリル学習は、そのまま実施いたしますが、早くできる子、時間がかかる子など、さまざまであるため、時間が余った子ども用のプリントも習熟度に合わせた段階別のものを用意し、取り組んでもらうよう考えております。  また、講師の方に関しましては、校長先生等に、それぞれの学期中一度は、子どもたちの学ぶ様子を見て状況を把握してもらい、子どもの接し方や教え方など、講師へのアドバイスができる機会を設けるとともに、希望する講師の方が授業参観できる機会も設けたいと考えております。  今後とも、学校長と講師の皆さん方の意見交換会も行うとともに、これまでの体験学習も引き続き行いながら、児童が自発的に、また、継続して参加できるような、よりよいつくみ塾にしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  それでは、順次再質問をしていきたいと思います。  まず1点目の農業振興についてです。  先ほど、答弁の中で、これまでの取り組みとして、ミカン以外の3つの品目、緑竹、シブガキ、サンショウとあったんですが、その中でも緑竹ですね、まず、平成23年から5名の方が生産に取り組んだけども、気候的な要因等で、なかなかうまくいかなかったということでありますが、もう少し詳しく、その辺の現状を教えていただきたいというふうに思います。  例えば、冬場の防寒対策等をしっかり行えばいいものができるのか、その辺のところも含めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  お答えします。  緑竹については、先ほど申しましたように、台湾製の熱帯性です。冬場の対策が必要というところで、生産者の中で、今収穫を迎えることができている方は、布団を巻いたりとか、そういう手を加えてしているところで、そういう状況がよくなっている状況だと思います。特に、このタケノコにつきましては、台湾でタケノコの王様と言われるような高級素材ですので、今後の生産につきましては、この品質の向上とか、その辺を目指していかないといけないと考えています。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  きょうは、細かいことは余り言うつもりはないんですが、その辺から推察をすると、生産もそういった、これまでの経験を踏まえ、手をかけることによってよりよいものができる可能性は十分にあるのかなというふうに感じたんですね。かつ、そういった市場価値も高いということで、今後そういったニーズも十分あるのかな。ひいては津久見市の1つの産品として、十分生産を今後拡大ができる可能性はあるのかなというふうに認識をしたんですが、そういった認識でよろしいですか。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  まだまだ試験中のことで、このタケノコについては、やっぱり天候に大きく左右されるというところで、まだまだ津久見の気候にちゃんと合うかとかいうのは、今後見てみないとわからないと思いますので、今後の様子を見ていきたいと考えております。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  ということは、今後も継続してこの緑竹については、農林水産課としてもできる支援はしていくということでよろしいですか。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  農林水産課とすれば、生産者とともに協議をしながら様子を見ていきたいと考えております。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  わかりました。もう1点、サンショウについてですが、サンショウについては、今22名の生産者で、平成20年からですので、約10年近くたって、実際出荷もして、それなりの生産物としての評価も確立がされてきて、市場のニーズもあるというお答えだったと思うんですが、そういう認識でよろしいですか。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  お答えします。  そのような認識で結構です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  先ほどの緑竹よりも年数が長いこともあって、生産者も多いし、それだけ津久見の生産物としての価値も出ているのかなと。今後、サンショウをどういうふうにしていくのか、もっと力を入れていくのか、生産者、生産量とも、できればふやしていきたいというようなところで考えているのか、その辺の認識をお聞かせください。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  津久見山椒生産者協議会も立ち上がったことでありますし、この生産者を中心に、もっともっと製品の価値を上げていただいて、生産量もふやしていただいて、ますますこのサンショウのほうを振興していきたいとは考えております。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  わかりました。生産者もそういった生産者組合をつくって取り組みをされているということですので、行政としてもしっかりその役割に応じた支援は今後も継続、拡大が必要であれば拡大というところをしていっていただきたいというふうに思います。  2点目の今後の取り組みについてです。  先ほどの課長の答弁の中では、ミカンを収益性を高めて、やっぱり津久見のミカンというものをしっかり確立をしていきたいというふうな御答弁だったかというふうに思います。  私自身もそれをもちろん否定するつもりはなく、それはそれでしっかりとこれからも守っていくべきものだというふうに思っております。  ただ、一番初めにも申しましたように、やっぱり時代とともに、いろんな状況が変化をしていく中で、生産量、そして生産者とも減少してきていると、このミカンとともに減少してきているというのが現状だというふうに思います。  そこでまずお伺いをしたいんですが、この生産者の数の推移ですね、以前と現在とどのようになっているかお聞かせをください。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  お答えします。  農林業センサスによる総農家数の数値を申し上げます。平成2年811戸、平成7年645戸、平成12年536戸、平成17年413戸、平成22年308戸、平成27年228戸と、年々減少している状況であります。  以上です。
    ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  これ平成に入ってからでも、平成2年が811で平成27年が228ということで、大きく減少している。これには、先ほど申したようにさまざまな要因があると思うんですが、この、今数を聞きましたが、生産者の年代ですね、その辺のところが何か、担当課としてわかるものがあればお聞かせをいただきたい。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  お答えします。  今、正確な平均年齢とかいうのは持っていないんですが、生産者等に聞くと、年々高齢化が進んでいるというのは間違いない状況であります。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  私もそういうふうに思っていますし、そういった声をお聞きをします。  ということは、生産者の数が減って、生産者の平均的な年代層も変わってきている中で、そしてまたいろんな時代背景等もあって、やっぱり生産者のニーズ自体が私は大分変わってきてるのではないかと思うんです。やっぱり、昭和30年代、40年代、ミカンをつくって、実際ミカンがもうかって、収益性を主にした生産者の方々、それが時代とともに変化をしてきて、先ほどの農業者の数に入るかどうかは別として、生産をしている方々のニーズが本当に収益性というものに重きを置いているのか。例えば、会社勤めを定年された方が第二の人生として、そういう農業の生産等に携わる、そのときに収益性、当然、ものをつくる上で収益性はもちろん必要ではあると思うんですが、じゃあ、どこまでその収益性というものに重きを置いているか。例えば、生きがいであったりだとか、健康づくりであったりとか、そういったことも含めて、生産者のニーズ自体がやっぱり以前と変化をしてきてる部分が多分にあるのではないかというふうに思うんですが、その辺の認識・お考えについてお聞かせください。 ○議長(黒田浩之議員)  黒枝農林水産課長農業委員会事務局長商工観光課参事。 ○農林水産課長(黒枝泰浩君)  お答えします。  生産者のニーズはそのような形では進んできてるとは思っておりますが、今の津久見市の状況の農業といえば、やっぱりミカンです。やっぱり津久見みかんという形で今やっと、この津久見みかんを広めようという形で今進んでおります。この津久見みかんを今の段階では、関係者と一緒に進めていきたいというようには思っております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  先ほど来言うように、そのミカンをしっかりと守っていく部分を私もそれはそれで必要だという認識はあります。ただ、津久見の特有な地形、段々畑にミカンを植えている、そういった産地の中で、やっぱり収益性を高めるというのは、やっぱり体力的にも高齢になってくると、非常に厳しかったりだとか、規模を拡大するだとか、機械化をするといっても、やっぱりなかなか困難性もある中で、やっぱり、そういった昭和30年代、40年代のミカン栽培と、今というのは、やっぱり大分生産者自体が変わってきてる部分というのはあると思うんです。やっぱりその辺のところを、まずしっかりと私は認識をすることが必要だというふうに思ってまして、先ほど来申しているように、ミカンを頑張って収益性を高める方、これはこれでしっかりと支援はしないといけない。でも、そうじゃなくて、生産することに、収益性以外のいろんな価値を求めている生産者の方というのも、実際いらっしゃるのではないかというふうに思ってます。  やっぱりこれまでもそうなんですが、津久見市、行政の中の農林水産課という部分は、やっぱり収益性を高める農家の方、ここに主として行政的な支援を、施策的な支援を展開する、これはこれで大事な部分、でもそれ以外の方に対して、いかにどういった体制で、どういった支援をしていくか、やっぱりここのところを今後考えていく必要というのがあると思うんですが、その辺の認識について、もし市長、お答えいただければお願いしたいんですが。 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  収益性を目指す、これは1つ産業として考えるときには一番重要なところだと思ってます。今、観光戦略とか、こういったのも津久見のミカンをいかに売り出していって、そして付加価値をつけて、そういった農家の所得につながるかというのが、これが目的でやってるところであります。  あわせて、それだけをするというのも難しい、やはり栽培面積をふやす、それからそういった農業に携わる人、それは専業、専業という言い方がいいのかわかりませんが、それを中心にされる人以外にも、いろいろな方がそういったものにかかわると、そういった機運というものができてくるにはどうしていったらいいのかなというのを考えながら、先ほどもちょっと出ましたように、定年されて、それからミカンを栽培しようかとか、人によっては、若い人が移住してきて、津久見のミカンだと、付加価値があるから、これはたくさんしようとか、それから会社勤めしながら、土日に、たくさんはできないけど、少しずつでも植えておこうかと、そういう形で、いろんなパターンがあるんだと思うんですね。そういうのを組み合わせながら、津久見のミカンというものを進めていく。  それにあわせて、そのほかにいい品種、品目というものがあれば、今の時点では、サンショウが一番動きやすいのかなと。そのほかでも、何かいいものがあれば、技術的には市の技術職員だけでは不可能ですので、県とか、そのほかの専門機関を活用しながら、そういったものも見ていきたいなと、こういう形で考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  市長にお答えを求めたのは、やっぱり先ほど来申している、収益性を主に求める生産者以外の方ですね、それを今の行政の、今の津久見市役所の行政の農林水産課という部分で役割を負うのがいいのか、施策的な部分も含めてですね、それが可能なのかというところ自体が、やっぱりこれから検討をする必要があるのかなという私自身の考えがありましたので、市長に答弁をお願いをいたしました。  今回の私の趣旨としては、そういった問題提起をさせていただいて、そこの必要性について共通認識を持ちたいという思いで質問をさせていただきました。  ですので、収益性を求める、それだけじゃない、いろんなニーズに合った、そういった生産者に対する行政としての支援、それを何をどこまでする必要があるのかというのは、これしっかり検討していただいて、優先順位をつけてやっていくということになるとは思うんですが、やっぱりそこに支援をする形、しかも農林水産課だけではなくて、やっぱり横断的に対応していく必要性があるのではないかという考えのもとで、質問をさせていただきました。  その根本には、やっぱり人口減少が進む中で、津久見市でも、これから人口減少が進んで、生産年齢人口自体が減少していく。でも、その中で、やっぱり市として発展をしていくために、やっぱり生産性を維持、できれば向上させていかないといけない。そう考えたときに、やっぱり市民の皆さん一人一人に、やっぱり長い間、いろんな形で活躍をしていただける仕組みづくりというのが必要になってくるというふうに私自身は思ってます。そういった観点から今回の質問をさせていただいたということです。  一応、1点目については、以上にさせていただきます。  2点目についてです。2点目で、先ほど市長から答弁いただきましたが、候補地の選定について、今10を4に絞ってきたと。項目ごとに評価をしてということですが、その項目は全部で何項目ありますか。 ○議長(黒田浩之議員)  今泉政策企画課参事。 ○政策企画課参事(今泉克敏君)  お答えいたします。  項目については、6つの観点、例えば安全性、利便性、周辺環境、法令適合性、まちづくり、経済性・実現性、その6つの観点で、項目については23項目という形になっております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  その項目ごとに評価をして、4つに絞ってきた。これをさらに1つに絞っていくという中で、基本的には、6つ、23項目をさらに掘り下げて1つに選定をしていくということでよいのか、これはあくまで4項目に絞る段階で、これから1つに絞っていくには、先ほど少し考え方を市長からも答弁いただきましたが、その辺の絞り込みの要素について、もう少し詳しく答弁いただきたい。 ○議長(黒田浩之議員)  今泉政策企画課参事。 ○政策企画課参事(今泉克敏君)  今後につきましては、先ほど説明した23項目、それぞれ候補地ごとに詳細な調査検討を行っていく中で、それぞれの特徴、メリット・デメリット等、総合的に比較して絞り込みを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  どちらかというと、今まで10を4に絞る段階では、その23項目の中で、余り優劣というのはなかったのかなというふうに私は認識をしている。でも、これからじゃあ、1つに絞っていく中では、やっぱりその中でウエートの大きなものと、そこまで大きくないものとという、その辺の優劣というか強弱というか、そういったものというのがやっぱり必要になってくるのかなというふうに思うんですが、その辺については、どのように考えてますか。 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  お答えいたします。  優劣、多分この安全性とか利便性とか、まちづくりとか、6つの視点ですね、これのところになるのかなと思うんですが、なかなか優劣ということはつけにくい、今、参事のほうから若干説明しましたように、いい点とか悪い点、それぞれにあって、全てが、ここが一番いいということになれば一番いいんですが、防災についても、これも非常に重要でありますし、まちづくりとか利便性、これもやはり無視していいものでもない。そういったものがそれぞれの候補地ごとに、ここはこんないいところがあるなと、だけどこの辺は便利が悪いなとか、でもこっちは若干防災上ではリスクがあるねと、そういったものをやっぱり見える形にして、その中でどのメリットを生かして、どのデメリットの部分は、ある意味では引き受けて、それを軽減させるための何らかの方法をしましょうとか、ある程度、極端な言い方をすると、そういったデメリットも引き受けましょうというようなところにいくのか、この辺はまた市民の皆さんの御意見とか、また議員の皆さんの御意見というのもあろうかと思います。そういった中で決まってくると思ってます。  ただ、もう一つあるのは、財源の問題として、津久見市の場合には、この財源の関係でなかなか動かなかった、これについては将来の財政運営に大きな支障を来さない、何とかやっていけるねという部分のところ、その辺のところもしっかり見きわめないといけないということで、これについては、津久見市で独自で決められる要素ではありません。市が基金をたっぷり持っておれば別ですけれども、どうしても起債事業というものを活用する、その際にはどういう条件になるのか、これはまた、特に最終的には国になると思いますけれども、こちらのほうとしっかり協議をしながら、財政運営が将来的にどうなるのか、これはきちっといくというのを前提で、それ以外のところは、優先順位はなかなか厳しいというところがありますので、その辺は御理解をいただけたらと思います。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  ありがとうございます。理解はしてるつもりで、今の市長の答弁を私なりに解釈をすると、財源については、しっかりと先を見通しながら、まずやらないといけない。それ以外の部分については総合的に判断をしてというような言葉になろうかというふうに思うんですね。これ、総合的にというと、人によって、評価の仕方というか、考え方、感じ方というのが違う部分がある、どこの項目を優先しますよというんであれば、じゃあ、それに対しての4つの中でどれがいいよねというのは、ある程度、大部分のところで共有できる部分あるのかと思うんですが、それを全てを総合的にというと、人によってすごく変わってくるかなというふうに思うんですね。  となると、じゃあ、実際、4つを1つに総合的に誰が決めるのか、どこで決めるのかというところがやっぱり重要になってくるのかなというふうに思うんです。その点についてのお考えをお聞きをしたい。 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  どこで最後決めていくのかということだと思います。最終的には、私のほうで最終判断をいたしまして、そして議会に諮って、そして庁舎の問題ですから重要案件でございます。3分の2という可決要件があります。それで、団体意思の決定という形になるんですが、私のほうで判断するというときには、そういったメリット・デメリット、候補地ごとにいろんな観点からいって、それを市民の皆さんとか、そういった御意見を出していただく中で、かなり収束していくんじゃなかろうかなという感じがしております。そういった流れの中でどういうふうになっていくか。一番いいのは、どこか1つのところに大部分の市民が、全員とは言いませんけれども、ほぼ大多数の市民がそこでいいんじゃないですかというふうになっていただけて、それを判断できるのが一番スムーズだなというふうに思っておりますけれども、これからどういう展開になっていくかわかりませんが、その辺は丁寧に説明をしながら、またいい点、悪い点、それから課題とかも、ちゃんと説明をしながら、1つの場所に収束していくような取り組みをしていきたい。そのためには、専門家委員会の皆さんの専門的な視点での考え方とか、その辺をしっかりと出していくことが重要だと思っております。それで最後1つに決まっていくというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  わかりました。最終的には、議案として議会にかけてという形になるのかなと、場所によってはならない可能性もあるんでしょうが。その時期が一応年内という認識でよろしいですか。 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  はい、年内という認識で今動いているところでございます。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  わかりました。私自身も、先ほど市長がおっしゃられたことは十分理解をしてますし、私自身もそういう考え。ただ、それが自然と1つに集約されていくというのは、そこにしっかりと議論、やっぱりそこでしっかり話がなされた中で1つに、いい形でやっぱり集約がされていくんだろうというふうに思います。そういった意味でも、市民委員会等で、市民、団体の代表の方というのがおられるんで、やっぱりそういった各団体や、我々議会議員としても、先ほどお話があったように、年内の議案として自分の意思決定をしていく必要があるので、それまでにやっぱり市民の皆さん方としっかり議論をしていく必要があるというふうに思いますし、それ以外でも、やっぱりいろんな場で、先ほど来お話をしてますように、年内には場所が決定されるんで、それまで本当に十分に議論を尽くす、その結果、じゃあ、市長が1つに決めたものに対して、ならまあしようがないかなという部分で、やっぱり大多数の方がしっかりと納得をしていただけるという形ができ上がっていくというふうに思うんですが、私のそのイメージが間違ってないかどうか、再度お聞きをしたいんですが。 ○議長(黒田浩之議員)  川野市長。 ○市長(川野幸男君)  今髙野議員おっしゃられたような、大体そういったイメージを持ちながら、今私も動いているところでございます。そういった議論とか、そういったのを、なるべく極力情報を出しながら、市民の中でも出ながら、それをまとめる市民委員会の意見をいただいてと、そういった丁寧なのをやりながら、その状況に応じてどういう対応をするのがいいのかというのは、その都度都度もありますけれども、ただいまおっしゃっていただいたような、そういったイメージで動かしていきたいと考えております。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。 ○11番(髙野幹也議員)  今の段階は、4つの候補地について、みんなそれぞれ、この4つの場所についてもそうですし、項目ごとのいろんな観点についても、みんないろんな考え方があるというのが今だというふうに思います。ですので、これから長くても、約半年という中で、やっぱり、より多くの議論をしていく中で、いろんな考え方をみんなが理解をし合う中で、最終的に1つに決まった場所について、みんなが、ほんならもうそこがいいなというような建設予定地の選定作業を進めていっていただきたいなというふうに思います。  もう最後、私の考えだけ言わせていただきますが、いろんなそういった項目ごとの考えがあって、結果が出ます。その場所、場所だけではなくて、当然建物自体もそうなんですが、やっぱり新庁舎、私は津久見市民の皆さんの長年の夢であったというふうに思うんですね。それが今、こうやって動き出して、あと数年で形として新庁舎が建設されようとしている、この新庁舎というのが私は津久見市、そして市民の皆さんの、今後数十年の自信と誇りの象徴になってもらいたいし、これは津久見市民だけではなくて、やっぱり津久見市出身で市外に出てる方も、この庁舎を見て、また自信と誇りをこれからさらに高めていけるような、本当にみんながこの場所でよかった、新しい庁舎ができてよかったと思ってもらえるような庁舎になっていただきたいし、そういった中でしっかりと市長中心に、我々議会議員もそうですが、議論をしていく必要があるというふうに思ってますので、今後ともよろしくお願いをします。  3点目の寺子屋についてです。  実数聞かせてもらいました。毎年、聞いてるのは、要は数がふえた、減ったというのはこれは結果なんで、これはこれでいたし方がない。それを受けて、じゃあ、なぜ減ったのか、そのなぜという部分を、どのように改善していくのか。教育長言われるPDCAサイクルの中の評価・検証という部分と、それをいかに改善していくかと、ここの部分が大事だというふうに思っていて、そういった観点から何かあれば、再度お願いします。 ○議長(黒田浩之議員)  石堂生涯学習課長。 ○生涯学習課長(石堂克己君)  6月10日現在の児童が34名減少しておりますけれども、その内訳といたしまして、新規加入者が29名、継続を希望しなかった者が52名、昨年6年生で、もう卒業した人が11名となっておりますけれども、その中で、継続を希望しなかったのはなぜかということを実際、正直なところを子どもに聞きました。一番多かったのがスポーツが忙しくなったというのが約半分の50%ぐらい。つくみ塾がおもしろくないとか、勉強そのものが余り好きではないという子どもが21%、その他で、水曜日の放課後学習クラブに入っているからとか、勉強は家でもできるからとかいう意見が約21%というのが大きな原因でありました。  その中で、つくみ塾に来てもらうというか、自発的に来てもらうために、時間が余った子どもに対しては、これまでどおり宿題を教えるとかいうことに加えて、学校のテストでわからなかったことなども教えるようなことも考えてみたいと。そして、学校教育の一環であります土曜授業、放課後補充学習で社会教育の一環であります放課後学習クラブ、春・夏の学習クラブ、そういうさまざまな学習機会がありますけれども、これまでつくみ塾を単体で今まで考えておりましたけれども、各種学習クラブとうまくかみ合わせることができないかとか、そういうことからつくみ塾の特色をもう少し出せないかとかいうことも講師の皆さんとも、アイデアをいただきたいということも考えております。  もう一つは、講師の方がかなり熱心な御意見を持っておりますので、講師の希望をかなえるということで、講師が子どもに接する仕方もうまくなるということは、子どもにとってもプラスになると、そういうことで学習内容プラス講師の方々の両面からうまく、厚くしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。質問時間、あと5分です。 ○11番(髙野幹也議員)  はい。取り組みの内容の改善というところで、やはり子どもたち、それぞれ学力には差があるというのが現状だと思うので、そういったところで、やっぱり習熟度に合わせた形で勉強を教えるということが一番初めにあった、基礎学力の向上という部分につながってくるのではないかというふうに思ってます。  当初、やっぱり習熟度というのは、講師の方々が負担が大きいんではないかというのも1つ懸念材料ではあったと思うんですが、講師の方々も、先ほど課長のお答えにもあったように、やっぱり頑張ってやっていこうという意欲がすごく見られるんで、徐々に、やっぱりその辺の取り組みを進めていくというのが、私は内容の改善という部分ではないのかなと。  最後に1つ確認をしておきたいんですが、これまでの一般質問の答弁も含めて、教育長はこの土曜寺子屋つくみ塾、1人でも多くの子どもに参加をしてもらいたい、できれば、それこそ全ての児童に参加をしてもらいたいというようなお話を聞いておりました。その考え自体は今も変わってないのか。先ほど、課長の答弁の中にもあったように、土曜日、寺子屋ではなくて、ほかの社会体育とか、いろいろやることがあって行けないよというところ、だからそういった部分があって、この土曜寺子屋つくみ塾の役割が年々、役割自体が減ってきて、参加者自体が少なくなってるから、それはそれでいいんだよと、事業規模は縮小していって、先々本当に必要性がなくなれば、もうこれは事業廃止でいいというふうに考えるのか、もしくは先ほどお話をしたように、そうじゃなくて、やっぱり多くの子どもに参加をしてもらいたい、まずは登録をしっかりしてもらいたいと。別の活動があって来れないときは来れないで、それはいいですよという考えなのか、その辺のところの考えですね、やっぱり方向性を再度、最後、確認をしておきたいと思います。 ○議長(黒田浩之議員)  平山教育長。 ○教育長(平山正雄君)  土曜寺子屋につきましては、髙野議員初め、多くの議員の方も講師として参加をしていただき、本当にありがたいというふうに思っております。  私は、この土曜寺子屋つくみ塾というのは、チャレンジ、挑戦する事業だというふうに思っております。これは、全国でもこういう取り組みというのは珍しいんですね。大分県では豊後高田がやっておりますけれども、その中身は大多数が退職教員であるとか、教員が主流としてやっております。なので、学校の延長線上に結びつきやすいと。私は、津久見ならではの地域の方々が子どもと接することを通して、1つは学習習慣の定着と、学力を向上するのには、教える先生の質の問題、それからどのくらいやるかという時間の問題、もっと大事なことは、子どもたちにとって学習習慣をつけると、いつのこの時間は勉強する時間だと、それを積み重ねることによって習慣が才能を凌駕すると、習慣づけることが才能を超えるという言葉もあります。その1つ。  理想的なことは、つくみ塾を続ける中において、講師をされてお感じになると思いますけれども、非常に、いわゆる理解度の早い子とそうでない子たちが混在をしております。そうすると、理解度のある子どもたちにとってみれば、もうちょっと高度な内容を、そうでない子どもたちにとっては自分のペースに合わせた内容をというのは、数を重ねるに従って、教えるほうも、教える側もわかってくるというふうに思っています。なので、最終的な成熟段階は子どもたちの理解度に応じてたくさん講師の方がいらっしゃいますので、それに合わせて教える内容であるとか、方法であるとか、対応する講師の皆さんだとか、時には塾の先生だとか、いろんな可能性を秘めながら、これをふやしていきたいというふうに思っております。例えば、豊後高田は土曜日、寺子屋をやるときには、部活動をストップしていると、そこまで徹底してやろうとしていますけれども、津久見の状況として、いきなりやるのはいかがなものかと、この成熟度合いを見ながら、よりこれは広げる方向で考えていきたいと、非常に夢のある、他県にはないようなすばらしい取り組みだというふうな認識をしております。  以上です。 ○議長(黒田浩之議員)  髙野幹也議員。時間でございます。 ○11番(髙野幹也議員)  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(黒田浩之議員)  これをもって一般質問を終結いたします。 ◎日程第2 議案第33号から議案第42号まで     (質疑・委員会付託) ○議長(黒田浩之議員)  日程第2、議案第33号から議案第42号まで、以上、一括議題といたします。  以上、各議案に対する質疑の通告はありませんので、質疑は省略いたします。  ただいま議題となっております各議案については、お手元に配付いたしております議案付託表費に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。   ──────────────────             議 案 付 託 表 (1)                      平成29年第2回(6月)定例市議会 総務常任委員会  議案第 34号 専決処分の承認を求めることについて(津久見市都市計画税条例の一          部改正)  議案第 36号 専決処分の承認を求めることについて(津久見市税条例の一部改正)  議案第 37号 専決処分の承認を求めることについて(津久見市消防団員等公務災害          補償条例の一部改正)  議案第 38号 専決処分の承認を求めることについて(津久見市税特別措置条例の一          部改正)  議案第 42号 財産の取得について(高規格救急自動車の購入)
    社会文教建設常任委員会  議案第 35号 専決処分の承認を求めることについて(津久見市国民健康保険税条例          の一部改正)  議案第 39号 津久見市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例          の全部改正について  議案第 40号 津久見市心身障害者タクシー料金の助成に関する条例の一部改正につ          いて 予算常任委員会  議案第 33号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度一般会計予算の          補正)  議案第 41号 平成29年度一般会計予算の補正について   ────────────────── ◎日程第3 意見第2号     (提案理由説明・質疑・委員会付託) ○議長(黒田浩之議員)  日程第3、意見第2号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  8番、森脇千恵美議員。             〔8番森脇千恵美議員登壇〕 ○8番(森脇千恵美議員)  ただいま上程されました意見書は、読んで提案させていただきます。  意見第2号 教育環境改善にむけた教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元および制度の拡充を求める意見書(案)。  義務教育費国庫負担制度は、義務教育の根幹である「無償制」「教育の機会均等」「教育水準の維持向上」を保障するため、国が必要な財源を保障するとの趣旨で確立されたものです。子どもたちが、全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。  「三位一体改革」の中で、義務教育費国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられ、大分県においては、厳しい財政状況の中、独自財源による小学校1・2年生、中学校1年生の30人以下学級の定数措置が行われています。また、「障がい」のある子どもたちへの合理的配慮の提供、外国につながる子どもたちへの支援、いじめ・不登校等の対応など、学校を取り巻く状況は複雑化、困難化しており、個別の教育課題に対応するきめ細やかな教育を実現するため、教職員が子どもと正面から向き合うことができるよう、少人数学級のさらなる推進が必要です。  教育環境改善に向け、自治体が見通しを持って安定的に教職員を配置するためには、国段階での国庫負担に裏づけされた計画的な教職員定数改善計画の策定が必要です。  また、子どもたちの豊かな学びを実現するためには、教職員が教材研究や授業準備をする時間を十分に確保することが不可欠です。しかし、連合総合生活開発研究所の教職員の働き方、労働時間に関する報告書によると、7割から8割の教職員が一月の時間外労働が80時間、過労死ライン相当となっていること、1割が既に精神疾患に罹患している可能性が極めて高いことなどが明らかにされました。  あすの日本を担う子どもたちを育む学校現場において、教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、そのための職員定数改善も欠かせません。  よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするために、下記の措置を講じられるよう、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。  記。  1.教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元・拡充すること。  2.きめ細やかな教育を実現するため、少人数学級を推進すること。  3.子どもたちの教育環境改善のために、計画的な教職員定数改善を推進すること。  大分県津久見市議会。提出先は内閣総理大臣 安倍晋三様以下の大臣に提出いたします。  皆さん、慎重審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。             〔8番森脇千恵美議員降壇〕 ○議長(黒田浩之議員)  説明は終わりました。  これから質疑に入ります。  意見第2号について、御質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒田浩之議員)  これをもって質疑を終結いたします。  本件は、議案付託表に記載のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。   ──────────────────             議 案 付 託 表 (2)                      平成29年第2回(6月)定例市議会 社会文教建設常任委員会  意見第 2号 教育環境改善にむけた義務教育費国庫負担制度2分の1復元および制度         の拡充を求める意見書(案)   ────────────────── ○議長(黒田浩之議員)  お諮りいたします。  委員会審査のため、6月22日から6月28日までの7日間を休会とし、次の本会議は6月29日に開きたいと思います。  これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒田浩之議員)  御異議なしと認めます。  よって、6月22日から6月28日までの7日間は休会とし、次の本会議は6月29日に開くことに決しました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これにて散会いたします。               午前11時53分 散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         津久見市議会議長         署名議員         署名議員...