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平成28年第 4回定例会(第4号12月22日)

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  1. 津久見市議会 2016-12-22
    平成28年第 4回定例会(第4号12月22日)


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    平成28年第 4回定例会(第4号12月22日)   平成28年第4回津久見市議会定例会会議録(第4号)    平成28年12月22日(木曜日)    ────────────────── 〇議事日程(第4号)  平成28年12月22日(木曜日)午前10時開議  第 1 議案第56号から議案第75号まで及び意見第7号並び請願第3号      (委員長報告質疑討論・表決)      (1)総務常任委員会      (2)社会文教建設常任委員会      (3)予算常任委員会    ────────────────── 〇本日の会議に付した事件  日程の全部    ────────────────── 〇出席議員(12名)     1番  井戸川 幸 弘 議員     2番  黒 木 章 三 議員     4番  塩 﨑 雄 司 議員     5番  谷 本 義 則 議員
        6番  吉 良 康 道 議員     7番  黒 田 浩 之 議員     8番  森 脇 千恵美 議員     9番  宮 本 和 壽 議員    10番  小手川 初 生 議員    11番  髙 野 幹 也 議員    12番  小 谷 栄 作 議員    13番  知 念 豊 秀 議員    ────────────────── 〇欠席議員( 2名)     3番  髙 野   至 議員    14番  安 藤 康 生 議員    ────────────────── 〇説明のため出席した者     市長          川 野 幸 男 君     副市長         飯 沼 克 行 君     秘書課長        浦 中 隆 浩 君     総務課長(兼)     契約検査室長      内 田 隆 生 君     総務課参事       山 本 芳 弘 君     総務課主幹       上 杉 一 洋 君     総務課主幹       今 泉 克 敏 君     政策企画課長      石 井 達 紀 君     税務課長        髙 野 正 一 君     市民生活課長(兼)     人権対策室長      児 玉 隆 志 君     環境保全課長      宮 近 信 隆 君     健康推進課長(兼)     長寿支援課参事     増 田 浩 太 君     長寿支援課長(兼)     健康推進課参事(兼)     福祉事務所参事     石 田 真 一 君     会計管理者(兼)     会計課長        柴 田 美 子 君     上下水道課長      佐 護 達 朗 君     福祉事務所長      麻 生 達 也 君     農林水産課長(兼)     農業委員会事務局長(兼)     商工観光課参事     黒 枝 泰 浩 君     商工観光課長(兼)     農林水産課参事     旧 杵 洋 介 君     都市建設課長      関   憲 二 君     土地対策課長(兼)     土地開発公社事務局長  鳥 越 俊 一 君     消防長         大 村 裕 二 君     消防本部次長(兼)     消防署長        渡 辺 真 二 君     教育委員会     教育長         平 山 正 雄 君     管理課長(兼)     学校教育課参事     野 田 和 廣 君     学校教育課長      中 野 敏 伸 君     生涯学習課長      石 堂 克 己 君     生涯学習課参事     古手川 芳 也 君     監査委員     代表監査委員      是 澤 勝 行 君     事務局長        古 谷 慎次郎 君     選挙管理委員会     事務局長        (監査委員事務局長が兼務)     公営企業     水道課長        (上下水道課長が兼務)    ────────────────── 〇議会事務局職員出席者     事務局長        小手川 正 文 君     主幹(兼)書  記   吉 良   弘 君          書  記   吉 田 美 香 君          書  記   矢 野 雄 樹 君    ──────────────────               午前10時00分 開議議長黒田浩之議員)  おはようございます。  これから本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、御協力願います。 ◎日程第1 議案第56号から議案第75号まで及び意見第7号並び請願第3号      (委員長報告質疑討論・表決) ○議長黒田浩之議員)  日程第1、議案第56号から議案第75号まで及び意見第7号並び請願第3号、以上一括議題といたします。  各議案に関する委員長報告を求めます。  総務常任委員長森脇千恵美議員。   ──────────────────             総務常任委員会審査報告書  本委員会付託事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                   記  議案第 58号 津久見職員退職手当に関する条例の一部改正について                原 案 可 決  議案第 59号 津久見職員の給与に関する条例等の一部改正について                原 案 可 決  議案第 61号 津久見税条例等の一部改正について                原 案 可 決  意見第  7号 伊方原発運転停止を求める意見書(案)                原 案 否 決  請願第  3号 犯罪被害者等支援に関する条例制定を求める請願書                採     択 平成28年12月15日                            総務常任委員会                            委員長  森 脇 千恵美   ──────────────────          〔総務常任委員長森脇千恵美議員登壇〕 ○総務常任委員長森脇千恵美議員)  皆さん、おはようございます。  総務常任委員会は、去る12月15日、今期定例会において、本委員会付託されました議案について審査を行いましたので、経過と結果の御報告をいたします。
     最初に、請願第3号、犯罪被害者等支援に関する条例制定を求める請願書審査を行いました。  請願者から、多くの遺族が、事件前と大きくさま変わりした現実を受けとめきれず、それでも生き続けなければならない現実は、家族にも本音を話すことができず、地域からは孤立し、泣き寝入りを余儀なくされます。いつ誰が犯罪被害者等になるのかわからない今こそ、行政と市民が一体となり犯罪被害者等と向き合う、その姿勢を示してもらうことがひいては津久見市から犯罪が起きない社会を築いていけることにつながってくるのではないかと思いますとの意見陳述がありました。その後、紹介議員より、津久見市として津久見市民として、犯罪被害者の気持ちを理解して寄り添ってできることがあると思いますとの説明がありました。  審査の結果、全員異議なく請願第3号を採択すべきものと決しました。  次に、意見第7号、伊方原発運転停止を求める意見書(案)について審査を行いました。  紹介議員説明後、質疑を行いました。委員から、福島原子力発電所事故を踏まえ、安全基準自体も変わってきています。基準自体もいろいろな備えをされていますし、実際目にして話を聞いてきましたので、安全については、十分注意しながらやっていけると思いますので、本意見書については、反対をしますとの反対討論がありました。  挙手による採決を行った結果、挙手が少数でありましたので、否決すべきものと決しました。  次に、議案第58号、津久見職員退職手当に関する条例の一部改正についての審査を行いました。  審査の結果、その内容も十分理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第59号、津久見職員の給与に関する条例等の一部改正についての審査を行いました。  執行部からの説明後、今回、特別職等期末手当を引き上げようということになった理由について説明をお願いしますという質疑に対して、津久見市は、ここ3年勤勉手当の追加がありましたが、特別職等期末手当改正はしておりません。他の団体の中には国の指定職の月数に準じて勤勉手当の月数が上がると期末手当支給月数がふえるようになっている団体もあり、現状格差が生じておりますので、均衡の差が開くのを考慮しまして、人勧に合わせて改正を行うものですとの答弁がありました。その他にも質疑はありましたが、審査の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第61号、津久見税条例等の一部改正についての審査を行いました。  審査の結果、その内容も十分理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、総務常任委員会における審査経過と結果の報告とさせていただきます。          〔総務常任委員長森脇千恵美議員降壇〕 ○議長黒田浩之議員)  社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員。   ──────────────────           社会文教建設常任委員会審査報告書  本委員会付託事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                   記  議案第 57号 津久見農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員定数に関す          る条例制定について                原 案 可 決  議案第 60号 津久見市立学校条例の一部改正について                原 案 可 決  議案第 62号 津久見市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について                原 案 可 決  議案第 63号 津久見市の執行機関委員非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す          る条例の一部改正について                原 案 可 決  議案第 64号 津久見ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正につい          て                原 案 可 決  議案第 65号 津久見指定地域密着型サービス事業に係る申請者要件並びに人          員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について                原 案 可 決  議案第 66号 津久見指定地域密着型介護予防サービス事業に係る申請者要件          並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正に          ついて                原 案 可 決  議案第 75号 市道路線の廃止及び認定について(西松崎線)                原 案 認 定 平成28年12月15日                            社会文教建設常任委員会                            委員長  安 藤 康 生   ──────────────────        〔社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員登壇〕 ○社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員)  皆さん、おはようございます。  社会文教建設常任委員会は、去る12月15日に委員会を開会し、今期定例会において、本委員会付託となりました審査事件について審査を終了いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。  最初に、議案第57号、津久見農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員定数に関する条例制定については、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会委員及び今回新設されます農地利用最適化推進委員定数制定するもので、今回の改正により、農地等利用最適化推進農業委員会の最も重要な事務として位置づけられ、農業委員会を機動的に開催するため、農業委員会委員定数を8人、今回新設されます担当区域において、現場活動を積極的に担う農地利用最適化推進委員定数を8人と定めるものでありますとの執行部から説明の後、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第60号、津久見市立学校条例の一部改正については、現地視察を行い、審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第62号、津久見市民会館の設置及び管理に関する条例の一部改正については、津久見市民会館第2期工事が完成し、会議室であるギャラリー利用可能となりますが、その名称と使用用途が一致せず、利用者からわかりにくいとの意見も出ているため、ギャラリーを第4会議室に名称変更するものでありますとの執行部から説明の後、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第63号、津久見市の執行機関委員非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてと議案第64号、津久見ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正については、執行部から説明の後、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第65号、津久見指定地域密着型サービス事業に係る申請者要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正については、介護保険法及び関係政省令の一部改正により、利用定員18人以下の通所介護事業所地域密着型通所介護事業所となり、指定・指導権限について、これまで都道府県にあったものが各市町村へ移行されることになり、本市の条例について一部改正を行うものでありますとの執行部から説明の後、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第66号、津久見指定地域密着型介護予防サービス事業に係る申請者要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正については、介護保険法及び関係政省令の一部改正により、介護予防認知症対応型通所介護について、地域との連携や運営透明性を確保するため、運営推進会議の設置を義務づけるよう改正され、本市の条例について一部改正を行うものでありますとの執行部から説明の後、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第75号、市道路線の廃止及び認定(西松崎線)については、現地視察を行い、審査の結果、その内容も理解できましたので、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。  以上で、社会文教建設常任委員会における審査経過と結果の報告を終わります。        〔社会文教建設常任委員長井戸川幸弘議員降壇〕 ○議長黒田浩之議員)  予算常任委員長谷本義則議員。   ──────────────────             予算常任委員会審査報告書  本委員会付託事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第110条の規定により報告します。                   記  議案第 56号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度一般会計予算の          補正)                原 案 承 認  議案第 67号 平成28年度一般会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 68号 平成28年度国民健康保険事業特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 69号 平成28年度奨学資金事業特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 70号 平成28年度簡易水道布設事業特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 71号 平成28年度公共下水道事業特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 72号 平成28年度津久見後期高齢者医療特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 73号 平成28年度介護保険事業特別会計予算補正について                原 案 可 決  議案第 74号 平成28年度津久見水道事業会計予算補正について                原 案 可 決 平成28年12月16日                            予算常任委員会                            委員長  谷 本 義 則   ──────────────────           〔予算常任委員長谷本義則議員登壇〕 ○予算常任委員長谷本義則議員)  おはようございます。  予算常任委員長は、本定例会において付託されました議案9件について、去る12月16日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果の報告をいたします。  最初に、議案第56号、専決処分の承認を求めることについて(平成28年度一般会計予算補正)は、9月の台風16号による災害復旧工事による専決処分で、審査の結果、その内容も十分理解できましたので、全員異議なく原案のとおり承認すべきものと決しました。  次に、議案第67号、平成28年度一般会計予算補正については、1款総務費文書管理システムの導入、3款児童施設費保育所等ICT化事業補助金及び特定教育保育型給付費、6款では農林水産業農道平岩1号線災害防除工事地籍調査委託料、7款では観光費おもてなしトイレ改修工事、9款消防費避難路整備工事等について、質疑があり、答弁がありました。  審査の結果、その内容も十分理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第68号から議案第73号までの各特別会計予算補正について及び議案第74号、平成28年度津久見水道事業会計予算補正については、審査の結果、その内容も十分理解できましたので、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、予算常任委員会における審査経過と結果の報告を終わります。  以上です。           〔予算常任委員長谷本義則議員降壇〕
    議長黒田浩之議員)  委員長報告は終わりました。  これから、各委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいま行われました各委員長報告について、御質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田浩之議員)  これをもって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可します。  13番、知念豊秀議員。             〔13番知念豊秀議員登壇〕 ○13番(知念豊秀議員)  意見第7号は、委員長報告では原案否決になっておりましたが、私は、原案賛成の立場で討論を行いたいと思います。  福島第一原発事故からもうすぐ6年になります。いま一度原発事故を思い起こしていただきたいと思います。いまだ事故処理原因究明も終わっていません。それどころか、8万人以上の避難民がいつ帰れるかわからない、災害復旧もままならない状態です。福島は、なぜ多くの人が被曝する事態になったのか、同心円状避難勧告がいかに無意味であったか、現実の実相に目を向けなければなりません。  伊方原発事故を想定した11月11日の避難訓練は、子どもだましであることを皆さんもおわかりになっているのではないでしょうか。ヨーロッパの原子力安全対策は、既にメルトダウンを想定したことが当たり前になっています。すなわち、炉心溶融ウラン燃料が溶け出すと、それを炉心の真下で受けて、100平方メートル以上もある大きな受け皿に広げて、自然に冷やすコアキャッチャーという仕掛けがあります。しかも、格納容器壁は、二重構造にして外部への放射能漏れがないようにしており、福一のように建物が吹き飛ばされない構造に強化されています。  日本の安全対策は、東日本大震災規模の地震と津波に耐えられればよしとするかなり場当たり的な安全対策に終わっています。自然災害は、過去の記録だけではわからない、想定を超えることがあり得るというのが現段階の知見ではないでしょうか。  また、原子力規制委員会が慎重に審査しているとされていますが、審査基準が甘いというのが専門家の大方の意見です。アメリカの避難基準には、周辺住民避難計画も入っているのに、日本は自治体に丸投げで、いいかげんです。規制委員会田中委員長は、再稼働にお墨つきを与えておきながら、安全性を保障するものではないとしています。規制委員会は、事故を絶対に起こさないという立場ではなく、単なる審査機関に成り下がっています。  伊方の地元住民や我々が被害に遭ったらどうなるのでしょうか。政府は、責任をとると言いますが、事故が起きたとき、どうやって責任をとるのか。金を渡せば責任をとったことになるのか。既に起こってしまった福島では、災害関連死が起きても責任をとらないのに、責任をとると強弁しても信用できません。  繰り返しになりますが、伊方原発立地箇所は、世界でも最も危険な場所の一つです。100%安全だと言い切る専門家は一人もいません。  9月14日に公表された最新の福島県民調査報告書によりますと、福島県の幼児甲状腺がん及び疑いの子どもたちは、合計174人になりました。今もふえ続けています。事故から30年たったチェルノブイリでは、放射線の影響と思われる子どものがんや奇形の子どもたちがたくさん生まれています。原発は、完成された技術ではなく、一旦事故を起こせば、コントロールできない、暮らしと環境に重大な被害を及ぼす実態を直視していただきたいと思います。  今、開発されているどんな型の原子炉も、核エネルギーを取り出す過程で莫大な死の灰を生み出します。しかし、人類は、この死の灰を制御する手段を持ち合わせていません。それを無害にする技術もありません。さらに、使用済み核燃料を安全に処理する方法も全く見通しがありません。このような異質の危険を持つ原子力発電は、人類が許容できるでしょうか。  報道によりますと、福島原発事故処理費は21.5兆円、従来想定の約2倍に膨れたと報じられました。21.5兆円を被害者である国民に負担させようとしています。加害者責任は問われず、被害者や関係のない国民まで賠償責任を負わせるなど、本末転倒です。到底承服できません。  国民暮らしと環境に重大な被害を及ぼすことが実証されたことにより、福井地裁での判決や仮処分決定では、人格権は経済的な利害より優先するとして、原発運転差しとめや再稼働中止を求めました。コストが安いという理由だけで原発依存を拡大するのは、まさに原発周辺住民の健康と安全を無視したものであるとする結論でありました。  南海トラフ地震発生確率が30年以内に70%と予測されています。必ず起こると言われています。全国的に見ると、電力会社の想定した安全基準を上回る地震は、既に数回観測されています。さらに、人知を超えて起こる自然災害を目の当たりにして、ほんの100年程度のエネルギー対策のために使用済み核燃料を今後10万年以上子孫に管理、負担させることは無謀です。  伊方原発をとめることこそ、未来に豊かな自然と環境を残す我々の努めではないでしょうか。事故が起こってから、子どもたちになぜこんな危険な原子力発電所をつくったのかと問われたら、答えられるでしょうか。未来は、子どもたちのものです。意見書案に反対された皆さんも、安倍首相の世界一厳しい安全基準は、決して世界最大の地震・津波に耐えられる基準ではないこと、原子炉安全対策、避難対策に対し、不十分であることを御理解いただき、未来の子どもたちのために再考し、賛成いただくことを心からお願いいたしまして、討論といたします。             〔13番知念豊秀議員降壇〕 ○議長黒田浩之議員)  以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田浩之議員)  これをもって討論を終結いたします。  これから採決を行います。  意見第7号については、御異議がありますので、起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。  本件を可決することに賛成の議員の起立を求めます。                〔起立少数〕 ○議長黒田浩之議員)  御着席ください。起立少数であります。  よって、意見第7号は否決されました。  次に、議案第56号から議案第75号まで及び請願第3号の各議案については、それぞれ各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田浩之議員)  御異議なしと認めます。  よって、以上の案件は、それぞれ各委員長報告のとおり決しました。  お諮りいたします。  ただいま採択された請願第3号につきましては、市長に送付いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長黒田浩之議員)  御異議なしと認めます。  よって、請願第3号につきましては、市長に送付することに決しました。  以上で、今期定例会の議事は全部終了いたしました。  市長、挨拶をお願いします。  川野市長。              〔市長川野幸男君登壇〕 ○市長(川野幸男君)  平成28年第4回市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  去る12月5日から18日間にわたり、議員の皆様には、本会議あるいは常任委員会において、専決処分条例制定改正平成28年度予算の補正議案等につきまして慎重に御審議をいただき、いずれも原案のとおり御賛同賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。本会議で承認・可決いただきました議案につきましては、その執行に万全を期したいと考えております。  さて、私が昨年12月28日から市長としての実務をスタートし、1年がたとうとしています。これまで、地域、団体、企業等できるだけ多くの市民にお会いして御意見を伺い、その中で、津久見市の未来に向けての意見交換に努めてまいりました。おかげさまで津久見市を取り巻く状況にもいろいろな動きが出てきたように感じます。  行政としては、観光戦略の策定、新庁舎建設に向けての検討なども動き出しましたし、市民主体の取り組みでは、全市的な桜観光一体化への取り組み、自主防災組織の体制強化に向けた取り組み、津久見産養殖ホンマグロを初めとする地域産品ブランド化に向けた取り組み、まちづくりツクミツクリタイの発足、団体によるさまざまなまちづくり事業の取り組みや婚活サポートの取り組みなど、津久見市全体が、少しずつではありますが、いい方向に動き出したという印象でございます。  ことし3月には、第5次総合計画を策定し、津久見市民憲章の基本理念である生涯を託せるまちづくりを継承しながら、将来像を「誇りと自信に満ちたまち「津久見」~笑顔と活力あふれる定住拠点~」として、この実現を目指しております。  この1年は、助走からホップの年でしたが、来年はステップ、躍進の年にできるよう、私も職員と一丸となって頑張る所存でございますので、議員の皆様におかれましては、一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  議員の皆様方には、この1年間、市政発展のために、定例会を初めさまざまな機会において御活躍されるとともに、貴重な御意見などをいただきましたことに深く感謝申し上げます。  ことしも残りわずかとなりましたが、議員皆様方におかれましては、輝かしい新年を健やかに迎えられますよう、また新しい年が市民の皆様にとりましてよりよい年となりますよう御祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。              〔市長川野幸男君降壇〕             〔議長黒田浩之議員登壇〕 ○議長黒田浩之議員)  平成28年第4回定例会の終了に際しまして、一言御挨拶申し上げます。  議員並びに執行部の皆様には、18日間にわたり、極めて熱心に御審議をいただき、本日閉会の運びとなりました。皆様に厚くお礼を申し上げます。  昨年12月26日に川野市長が就任して以来、今回で年4回の定例会が全て終了したところでございます。この間、川野市政におかれましては、3月に第5次津久見市総合計画を策定し、昨年策定済みの津久見市総合戦略とあわせまして、「誇りと自信に満ちたまち「津久見」~笑顔と活力あふれる定住拠点~」の実現に向け、定住対策を中心に各分野でさまざまな施策を実行していただいております。  私ども市議会も、市民とともに歩む協働型議会の実現に向け、政策立案や政策提言、また議会改革活性化を行いながら、執行部とともに津久見市の発展に向けて全力で取り組んでまいる所存でございます。  本年も余すところあとわずかとなりましたが、皆様方におかれましては、御壮健で輝かしい新年を迎えられますよう心から御祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。             〔議長黒田浩之議員降壇〕 ○議長黒田浩之議員)  これをもって、平成28年第4回津久見市議会定例会を閉会いたします。              午前10時31分 閉会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         津久見市議会議長         署名議員         署名議員...