◎
政策監[商工・観光・
農林水産業担当](
佐藤一彦君)
川辺議員ご質問の
ユネスコ食文化創造都市ネットワークについてお答えいたします。 まず、
ユネスコ食文化創造都市ネットワーク加盟認定後の
取組状況についてお答えいたします。 昨年11月に、念願かない、本市は
ユネスコ創造都市ネットワークの
食文化分野での加盟が認められました。これは、本市の豊かな
食文化や取組が
ネットワーク加盟に値するとの評価だけで認められたものではなく、今後のさらなる取組や
ネットワークへの貢献を期待されてのことであると考えております。 そうした中、
加盟認定されてからがスタートと考え、やれることは全てやろうという気持ちで、
コロナ禍で制約がある中、やり方を工夫しながら様々なことに取り組んでおります。 まず、第1に大切なのは
シビックプライドの醸成に向けた取組です。
創造都市とは、市民が日々創造的な取組を行う都市です。また、私たちが目指している臼杵市は一人一人が
臼杵市民としての誇りと自覚と責任を持ち、互いに尊重し、自ら考え、市民が理想とする幸せな
まちづくりを行うまちです。 これに向け、本市の恵まれた自然や
先人たちが大切に培ってきた文化を守り、生かし、行政はもちろん市民や
事業者の方々それぞれが理想とする
まちづくりに向け、何ができるかを考え、参加、そして参画し、自ら行動を起こしていくことが肝要です。 3月に開催したシンポジウムでは、「食で考えよう!臼杵の未来!」と題し、世界の
創造都市に関する
基調講演や
パネルディスカッションを行いました。
コロナ禍にもかかわらず約270人の参加があり、共に
創造都市についての理解を深め、
まちづくりについて考えていただきました。
参加者の中には、将来を担う
臼杵高校、
海洋科学高校両校からも多くの生徒さんがいらっしゃいました。驚いたことに、当日の司会を務めた高校生は自ら参画を希望したとのことです。また、アンケートにお答えいただいた
参加者の多くが、早速臼杵のために何ができるか考えてみると回答するなど、意義深いものになったと考えております。 第2に、
創造都市の確立には、市民や
事業者の方々自らによるPRや創造的な取組を推進することも重要です。今年3月まで、合計7回にわたり開催した「臼杵かたりべ
養成講座」では、本市の
食文化や歴史、恵まれた
自然環境などを市内の
食関連事業者が学びました。修了した多くの
受講者が、当たり前で気づかなかった臼杵の魅力をしっかりとPRしていきたいと気持ちを新たにしております。 また、ある
受講者は、本市の土壌を守りつつ生産したショウガを原材料に新たな
加工食品を開発し、将来的な
海外展開もにらんだ
販売促進を今、進めております。この講座は、
受講者から
大変好評だったこともあり、今年度は対象を
市民全般に広げるとともに回数、内容も充実させ実施しているところです。 9月1日から1か月間開催しております「臼杵ん
地魚フェア」には、昨年を上回る17店舗が参加し、本市の豊かな地魚を使った
いちおしメニューや新
メニューを提供しております。こうした取組は、市内外の方々に
本市自慢の海の幸などをPRし体験いただくだけではなく、新商品を創造する機会にもつながるものと考えております。 最後に、国際的な取組です。 先ほど副市長から報告いたしましたとおり、7月に
ユネスコ創造都市ネットワークにおいて、特に重要な会議である
年次総会に参加いたしました。総会で交流を持った
マレーシアのクチン市からは、来月現地で開催される食に関する
国際会議に招待されていますので、現在、本市の発酵・
醸造文化や
有機農業の推進に向けた取組などについて紹介、意見交換できるよう調整を進めているところです。これを機に、
食文化を通じて新たな
創造的取組へ発展することを期待しております。 次に、今後の
取組計画、
課題等についてお答えいたします。
ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟は認められたものの、加盟後、様々なことに取り組む中で、
食文化創造都市の確立に向けての課題を2つ感じております。 1つは、国際的な
課題解決への貢献です。
サントスでの
年次総会をきっかけに、
ネットワークの価値は、自らの都市の
課題解決だけでなく、都市が互いに取組を共有することで、飢餓問題などの
ユネスコが掲げる
課題解決や、
環境保全などの
SDGsに対する貢献にあると認識しました。この
年次総会をキックオフとし、今後国際的な貢献も果たしていきたいと考えております。 本市といたしましては、昨年協定を結んだ
一般社団法人日本スローフード協会や、
創造都市ネットワークに加盟している他都市との連携により、国際的な課題の解決に少しでも貢献できればと考えております。具体的には、今月、
イタリアはトリノで開催される
世界最大の食の
祭典テッラマードレに、国内の
事業者と共に
日本代表団として参加したいと考えております。世界の人々に、本市の
食文化だけでなく
有機農業の推進などの
環境保全の取組もしっかりPRするとともに、食に携わる多くの方々との交流を図ってまいります。 また、外だけでなく、
臼杵市民の
皆さん一人一人の意識の中に飢餓や
環境保全などの
課題認識を持っていただくことも大変重要です。そのため、来月開講するスローフードアカデミーでは、食をめぐる問題点やその解決策を考えることで持続可能な食を実現する人材の育成を図ります。また、11月に予定している
食文化映画祭では、
SDGsに貢献する題材の映画を上映したいと考えております。 もう一つの課題は、食に関わる
事業者自らが、本市の魅力ある文化や
ユネスコ創造都市ネットワーク加盟都市という訴求力を生かし、
商品開発などの創造的な取組を行うことです。
加盟認定後、ある飲食店では、
ユネスコ創造都市のネームバリューを生かしたいと黄飯や
ほんまもん農産物を使い、
加盟認定を記念した
メニューをつくり提供しております。また、ある料亭では臼杵焼を使った
特別メニューを考案しているところです。食だけでなく、工芸の分野でも
陶芸体験と食を楽しめるイベントを作家が企画し、市内外へのPRにもつながっております。 しかしながら、こうした取組は一部にとどまっており、広がりを図ることが必要です。そのため、本市に
参加要請があった山形県の
鶴岡商工会議所青年部が主催する
食文化を
テーマにした
フェスティバルには、
市内料理店や
臼杵高校ユネスコ部にも参画を促し、共に参加することといたしました。この
フェスティバルの麺を
テーマにした催しでは、かつて
参加料理店にあったエソのすり身にウニを混ぜ込んだ魚の麺を創造的に復活させ、プレゼンするとともに販売をいたします。また、
臼杵高校ユネスコ部は、臼杵の
食文化をプレゼンするとともに鶴岡市の高校生と交流し、魚の麺や「うすきの地もの」の販促も行います。 また、11月に予定している「秋のうすき
食フェス」では、
参加店舗に対して本市で生産される
発酵食品を使った新
メニューの開発を推進、支援することとしております。さらに、
協議会では、来年度のプロジェクトに関して、
商工会議所や
料飲店組合をはじめとする
協議会構成員に
事業提案を募ることで、これまで以上に参画を促進し、関係者を巻き込んでいきたいと考えております。こうした
事業者自らが積極的な取組を起こすような仕掛けを重ね、市民や
事業者の
皆さんが日々創造的に活動する
まちづくりを推進してまいります。 昨年度、
協議会で策定した
臼杵食文化創造都市推進プランでは、本市の豊かな
食文化の下で食を支える豊かな環境を守ること、
食文化を楽しむこと、国内外との交流を図ることを市民が共に学び、楽しみ、交流し、産業の活性化と新たな価値を創造するとうたっております。これを実現するため、
シビックプライドを醸成し、市民や
事業者の取組を後押しすることで、臼杵に芽生え始めた創造的な取組を小さな光に例えるなら、その光が増え、重なり、広がることでまち全体を照らしていくことができるよう、力を注いでまいります。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) 大変、詳しい説明ありがとうございました。 今の説明の中で、臼杵市が国内のみならずアジアへ、
マレーシア、クチン市、また
イタリアのほうでもこういう地元の文化、また考え方を発表できるということは、今から期待される
インバウンドにも大変大きな影響を及ぼしてくると思います。大変、期待を持って聞かせていただきました。 答弁の中に、
食文化をまた他の分野とどのように結びつけ、そして新たな
創造価値を見いだしていきたいという答弁がありましたけれども、具体的に他の分野ということになりますと、今ご説明があったのは観光、これに地元の食材を使ったお料理で答弁がありました。ほかに考えられる他の分野ということが何か具体的にありましたら、少しお聞かせください。
○議長(
梅田徳男君)
佐藤政策監。
◎
政策監[商工・観光・
農林水産業担当](
佐藤一彦君)
川辺議員の再質問にお答えいたします。 答弁の中でも少し触れておりましたが、まずは臼杵にある焼き物、陶芸とのコラボといいますか、分野との関連をしっかり築いて連携して何かやっていけたらなとはまず考えております。 その後は、ほかにも映画や音楽、いろんな文化があります。そういったものと、市民の
皆さんが活動している分野で一緒になって
食文化が発展、そして市民の携わっている人が本当に生きがいを持って暮らしていけるまちになることで、それがまた産業の振興と両輪で発展していくように努めてまいります。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) 大きく産業に結びつけていっていただくように、本当に期待いたします。 また、答弁の中にありましたけれども、高校生、また
子供たちの関心が示していただけたということで、これ
大変期待が持てます。その
子供たちに対してのこの
ユネスコ創造都市ネットワーク、
食文化創造都市臼杵、どのように教育のほうをされていくのか少しお考えをお聞かせください。
○議長(
梅田徳男君)
佐藤政策監。
◎
政策監[商工・観光・
農林水産業担当](
佐藤一彦君)
川辺議員の再質問にお答えいたします。 今後、秋から来年の1月にかけて小・中学校を対象にした
郷土料理講座を、
料飲店組合や
食生活改善推進協議会の
皆さんと行っていくように予定しています。各学校に投げかけしたところ、9校の学校から手が挙がっておりまして、それと同時に
郷土料理の作り方をお教えするだけではなく、
食文化創造都市とはどういうものかとか分かりやすく伝えていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) ありがとうございます。
子供たちの教育にこの
食文化創造都市臼杵が少しずつ根づいていただいて、将来また臼杵市に貢献をしていただけるように、本当にうれしい答弁だと思います。 一つ気になることがありまして、臼杵の農産物の件になります。 臼杵には、伝統的なお料理が幾つかありますけれども、その一つのお料理の中に入っているお野菜を実は全て臼杵の農業で担っていけるのかということに関しては、大変実は疑問を持っております。 例えば、臼杵で
皆さんが食する
フグ料理、
フグ料理には必ずネギが入っております。このネギ一つ取っても、フグ屋さんに臼杵市で全ての食材に賄える量作っているのかなというのが少し疑問の声が上がっています。 今後、
農業分野で、お料理の開発も確かに必要ですけれども、食材を一点に絞って、臼杵の食材を全てこの料理に使っての一品というお考えはありますでしょうか。
○議長(
梅田徳男君)
佐藤政策監。
◎
政策監[商工・観光・
農林水産業担当](
佐藤一彦君)
川辺議員の再質問にお答えいたします。
フグ料理屋さんで使う例えば小ネギであるとか、臼杵で生産しないものがたくさん使われておりまして、
料理屋さんからそういうリクエストというか要望もございます。今後、少しでも臼杵で生産されているもの、生産可能なものを
料理屋さんに使っていただく、それがまた
食文化の
有機農業であったりとか臼杵の特産品の広がりになっていくと思いますので、一部そういった
料理屋さんはございますが、そういった、臼杵の食材でしっかりと
メニューをつくっていただける
料理屋さんを増やしていけるように、
料理屋さんをはじめシェフ、料理人の方々の
スキルアップにつながる企画も考えていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) ありがとうございました。 この
食文化創造都市ネットワークの加盟は、臼杵市にとって、また
子供たちにとって大変有望な期待を持てる事業で、この臼杵市にとっては未来を大きく変える事業になると私は思っております。どうか今後とも
課題解決、また新たな取組に対してご期待をいたしますので、よろしくお願いいたします。 これで、
1つ目の質問を終わります。
2つ目の質問です。 臼杵市における
文化財の
保存活用の取組と今後の展望についてです。 平成30年の
文化財保護法改正に伴い、発掘、保存から活用へと変化してきました。また、
博物館法改正でも
デジタルアーカイブ、
文化財展示の
デジタル化の取組も新たに推進されていくと聞いております。 以上のことから、3点質問をいたします。 1、
文化財保護法改正による
文化財の
保存活用が求めることとは何ですか。
2つ目、臼杵市では現在どのような方法、体制で
文化財の
保存活用に取り組んでおりますか。またその事例はありますか。 3つ目、臼杵市は
文化財の
保存活用を通じてどのような将来像を描いておりますか。 以上、お答え願います。
○議長(
梅田徳男君)
神田文化・
文化財課長。 [文化・
文化財課長 神田高士君登壇]
◎文化・
文化財課長(
神田高士君)
川辺議員ご質問の臼杵市における
文化財の
保存活用の取組と今後の展望についてお答えいたします。 まず、
文化財保護法の改正による
文化財の
保存活用が求めることについてお答えいたします。 昭和24年の奈良県
法隆寺金堂壁画の消失は、当時の多くの
日本国民に改めて
文化財が損失することの重大性を認識させる出来事でした。これを受けて、国は昭和25年に
文化財保護法を制定し、
文化財が貴重な国民的財産であることを規定しました。国や地方自治体は、その国民的財産の滅失や海外流出を防ぐための保存対策を第一とした
文化財保護政策を展開してきました。このため、
文化財の保存対策に影響のあるものについては一般公開を行わないケースも多々ありました。 平成30年の
文化財保護法改正には、
文化財自体が保存は図られているものの十分に活用されていない観光資源であるとされ、観光資源としての
文化財の活用を促進することを目的として行われたものでした。しかし、
文化財保護法では、
文化財を公共のために大切に保存するとともに、できるだけこれを公開するなどその文化的活用に努めなければならないと規定しています。
文化財保護法でいう
文化財は、その保存と活用が同列のものであり、どちらかが優位であるとはしていません。また、
文化財の活用は公開という手法を主にして文化的活用に努めるよう規定されていて、保存を無視して
文化財の本質的価値を損ねるような活用を行わないように規制されているのも事実です。 このように、
文化財の
保存活用とはその歴史的な価値を多くの国民、市民に伝えることを目的とする一般公開の機会を、
文化財そのものを傷めることなく行うことということになります。 次に、臼杵市では現在どのような方法、体制で
文化財の
保存活用に取り組んでいるか、またその事例についてお答えいたします。 今回の
文化財保護法改正を受けて、本市においても
文化財の
保存活用を推進するための幾つかの事業を実施もしくは計画をしております。この事業は、大きく
保存活用計画策定事業と
保存活用整備事業とに分かれます。
保存活用計画策定事業は、臼杵市域全域における
文化財保存活用のマスタープランである臼杵市
文化財保存活用地域計画の策定と、この計画に基づく個別の指定
文化財の
保存活用計画の策定です。 臼杵市
文化財保存活用地域計画につきましては、令和5年度の国による計画認定を目指して現在作業を進めているところです。この計画では、現在、国・県・市指定もしくは登録
文化財と、指定や登録を受けていないけれども、今後その必要性を含めて何らかの
保存活用対策が必要な
文化財を対象としているものです。 この計画は、これらの存在と歴史的な価値を明らかにして、その効果的な
保存活用の方針を定めていくものです。個別の指定
文化財の
保存活用計画は、
文化財保護法に基づき法定計画として国指定
文化財を対象として策定することとなっています。令和2年度に策定した国宝臼杵磨崖仏
保存活用計画は、令和3年度に
文化財保護法による国の計画認定を受け、令和3年度策定の国史跡下藤キリシタン墓地
保存活用計画は、本年度中の国の計画認定を受ける予定です。さらに、現在策定中の特別史跡臼杵磨崖仏
保存活用計画は、令和6年度の国の認定を目指しているところです。 なお、これらの中には臼杵市
文化財保存活用地域計画に先行して国の認定を受けているものもありますが、その内容については後出する臼杵市
文化財保存活用地域計画の内容に整合するものと配慮しております。 これらの計画策定によって、本市では観光部局、
まちづくり事業担当部局などと共に相互の共通理解の下、
文化財の歴史的価値やその形状などを損なうことなく、多くの方々に臼杵市の魅力を体感していただける
文化財の活用が可能となります。 例えば、一般社団法人臼杵市観光協会が、国宝臼杵磨崖仏の歴史的価値を分かりやすく全国にアピールする国宝臼杵石仏美仏総選挙2021を実施しました。貴重な
文化財である磨崖仏本体に一切手を加えることなく、その歴史的価値や魅力をユニークな手法で情報発信したこの試みは全国的に高く評価され、昨年度の日本プロモーション企画コンテストでは地域キャンペーン特別賞を受賞しています。今年度も、さらに展開した国宝臼杵石仏第一次美仏内閣PR事業を実施しています。 また本市には、旧丸毛家住宅などの指定
文化財、稲葉家下屋敷などの国登録有形
文化財をはじめ、臼杵市景観条例において保全建物として指定された民間所有を含めた歴史的建物がたくさんあります。これらが形成する風情ある町並みは、未来に継承すべき大切な財産です。 一方で、歴史的な町並みを形成する民間所有の歴史的建造物は、維持保全や継承者の不足、改修、維持費の問題により空き家や空き店舗の取壊しが増加して、昔ながらの町並みが変化する原因ともなっています。このような問題を解決するため、城下町の歴史的景観を生かす取組として、本年度も昨年度に引き続き観光庁の支援を受けながら、臼杵城泊研究会が城下町に残る歴史的建造物を宿泊施設等として活用することで保全につなげていく、臼杵城泊の実現の可能性について検討を行っているところです。
文化財の歴史的価値を、本市の魅力として効果的に情報発信するためには、
文化財の
保存活用を
文化財担当部局だけで行うのではなく、庁内関係部局や関係団体との横断的連携が必要となります。本市では、臼杵市
文化財保存活用地域計画をより効果的に実施していくため、この計画に臼杵の
文化財の
保存活用を全庁的かつ市民や外部有識者や関係団体との連携ができる体制の構築についても定め、その実現に努めていくようにしています。 また、本市が所蔵する江戸時代の諸記録や発掘調査資料には、かつての臼杵の災害の状況、それに当時の人々がどう対処しその予防を図っていたかを知る史料も多数あります。こうした史料は、臼杵市歴史資料館の常設展示室に常時展示し、市民の防災意識向上に努めるなど、現代の市民の安全な生活基盤を築くヒントになるよう活用を図っているところです。 次に、臼杵市は
文化財の
保存活用を通じてどのような将来像を描いているかについてお答えいたします。 本市は太平洋と瀬戸内海の結節点に位置し、大野川支流沿いに広大な耕地を有する地勢的特性を有しています。少なくとも約2,000年前から近畿地方など他地域との交流を始め、その後、中国大陸や、日本史上極めて早い段階で西ヨーロッパ地域との外交を行うという、国内のみならず世界規模の交流を活発に行ってきました。 臼杵は、その影響で幅広く奥の深い、全国的に見ても極めて独特の文化が形成されていることが、今までの調査や研究によって明らかになっています。こうした臼杵市の歴史や文化に関する情報は、さらに全国の様々な地域の歴史性、文化性と比較をすることで、より分かりやすく多くの市民に伝えることができます。 この歴史を物語る多種多彩な
文化財を、一般公開するという形で活用する拠点施設が臼杵市歴史資料館です。臼杵市歴史資料館は、館内に旧石器時代から明治時代までを振り返る常設の通史展示コーナー、様々な
テーマにより臼杵の歴史を深掘りして物語る企画展示コーナーがあります。平成26年4月の開館以来、毎年4回ずつ、これまでに33回の企画展示を行ってきました。 今年度には、春季企画展として「荘田平五郎の歩んだ明治日本」を実施し、多くの来館者に平五郎の事績を伝えるとともに、小・中学生の授業の一環でもこの企画展示見学が行われ、郷土出身の偉人の生き方から、これからの自分たちの将来に向けた在り方を学ぶ機会となったようです。こうした取組を通して、臼杵市歴史資料館に対する関心は少しずつ広がり、入館者数も増加傾向にあります。来館者からも、見やすく分かりやすい展示の充実を望む声もアンケートに見られます。 令和5年4月1日に改正博物館法が施行されますが、この改正内容では博物館資料の
デジタルアーカイブ化促進が大きな柱となっています。これにより、文化庁では、博物館同士あるいは博物館と教育施設や地場産業などが、博物館収蔵資料のデジタルデータを共有して活用できるシステムの構築を行うInnovate MUSEUM事業、あるいは博物館を中核として周辺の観光活性化を行う、文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業などの補助事業も整えられています。 これらの事業は、地域の活性化と博物館の存在を固く結びつける体制を整えることを目的としています。こうした制度を本市で活用し、来館者により楽しく、より分かりやすく臼杵の歴史、文化の興味深い特性を紹介していくためにも、これから歴史資料館の在り方を今後慎重に調査研究していきたいと思っております。 また、本市の
文化財あるいは
先人たちの功績の記録を学校教育や社会教育に活用し、臼杵の特性を生かした効果的な
まちづくりの実現と地域振興、そして市民一人一人が生きていくための道しるべとなるよう、
文化財の文化的活用を行いながら将来に向けて努めていきたいと思います。 以上です。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) 大変詳しい答弁ありがとうございました。 今までの
文化財は、発掘して保存して、それを
子供たちの教育に使っていくというイメージでした。しかしながら、今日のご答弁では
文化財、臼杵の財産、資産を観光面、城泊、また美仏総選挙等、他の分野とコラボして新しく活用していくということを臼杵市としても取り組んでいるという答弁、大変勉強になりました。 しかしながら、この臼杵市の歴史的
文化財、これを現在答弁でも少しありました、庁内で連携して取り組んでいくということがありましたけれども、具体的に観光面以外でこの歴史的財産、臼杵の歴史の財産をどう活用していかれるのか、お考えがあったら聞かせてください。
○議長(
梅田徳男君)
神田文化・
文化財課長。
◎文化・
文化財課長(
神田高士君)
川辺議員の質問にお答えいたします。 まず、1つは、今のご質問が、観光や教育以外にどういうふうに
文化財の活用を行っていくかというご質問だったと思います。 それは、1つは住環境の整備ということもございます。臼杵の歴史的環境の保全が始まったのは昭和60年代でした。それで、そのときに、ただ歴史的な景観を生かすということだけではなくて、歴史的なたたずまいを残すことでより静かで安らぎのある空間をつくっていこうということは、当初の目的の中にありました。 この目的は現在でも生かされておりますが、臼杵のまちの中で例えば古いたたずまいを残すことによって、よりしっとりとした空間、これは若い方だけではなくて高齢の方々にとっても、昔ながらの空間を変えずに済むということは、非常に心の安定というものにつながっていくのではないかと考えます。 こうした取組というのは全国的に行われていまして、ただ古いものを残すということではなくて、それらを住民の心といいますか、そこに住む人たちの静かで安全な
まちづくりと、そういうものに生かそうという動きもあることは確かなんです。 そういうことも、臼杵市は今、目指してやっております。 以上です。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) 新たな
文化財の活用方法として、ご答弁にありました空間づくり、家づくり、静かな安らぐ建物、またそこには市民の安心・安全な
まちづくりの考えが入っているという言葉がありました。 以前、臼杵歴史資料館では、臼杵の事件簿として、古文書に見る臼杵の災害を通してという展示会が開かれていました。今、ご答弁にありました安心・安全な
まちづくりの中で、今、我々が直面している30年以内に80%ほどと言われています南海トラフの津波、この点に関して歴史的見地からお考えを少し聞かせてください。また、これは臼杵にどのような津波が来たのかということも踏まえて、よろしくお願いします。
○議長(
梅田徳男君)
神田文化・
文化財課長。
◎文化・
文化財課長(
神田高士君) ただいま
川辺議員の再質問にありました、臼杵の災害史ということ、どういう災害があって、そしてそれに対してどのくらいの被害があったかということでしたけれども、今、臼杵の災害史というのは調査研究をしているところです。様々な文献、資料の中に災害のとき、例えば江戸時代でしたらどの辺の家が何軒流出したとか、何人の人が被害を受けたとか、そういう記録もあります。 それと、もう一つは、発掘調査によってまちの中を調査すると、現在と随分地形が違っているということが分かりました。そのために、意外と臼杵のまちというのは本当に海にすぐに近いところにあって、そしてそれがゆえに例えば二王座のほうまで津波が押し寄せたんだろうということが判明しております。 こういうことから、今言えることは、当時の地形がどんな地形であって、こういう地形だったからこのくらいの被害が出たんだなというデータをまず集めることだと思います。現在でも、大分大学の先生たちがそうした災害史の取組をしているというふうに聞いたことがありますが、求められたときにそういう資料を出すことができて、そして防災の専門家と共にそういう調査研究を深めていって、そしてこれからの対策というものを全体で考えていく必要があるのかなと思います。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) ありがとうございました。 歴史的財産の活用は、防災、安全・安心の
まちづくりにも生かされていきます。八坂神社900年を迎え、その資料の中にはいろんなことが書かれています。ただ、大きな津波が来たということもありますけれども、大きな被害もあまり載っていませんでした。ただ、辻の大井戸に砂が入った、また浜地区で数名の方がお亡くなりになられた、そして臼杵城の石垣の5メートルほど上に海から打ち上げられた砂が少しあった、そういうことも聞かされております。 歴史的資料は、今日、
食文化でも言いましたけれども、他の分野との融合で新たな創造的価値を見いだします。また、下藤キリシタン墓地、野津地区では大変重要な歴史的財産です。この財産をどう生かしていくのか、観光、公園づくり、そしてそれにアクセスする道づくり、歴史的財産を生かしていこうと思えば他の分野との協力がなくてはできません。 どうか、今後とも臼杵の歴史的財産を広く一般の人たちに、また多くの人たちに伝えるよう努力して、
2つ目の質問を終わります。ありがとうございました。 続きまして、3つ目の質問です。 臼杵市
スクールバス事業についてです。 通常時の登下校利用は問題ないと思いますが、夏休みなど長期休みの間、帰宅の時間に合ったバスの運行ができているのか。実際に、帰りのバスの利用ができず保護者の迎えを必要とするなど、子供と保護者に負担がかかっております。 このことを踏まえ、3点質問をいたします。
1つ目、現在、
スクールバス事業対象の学校と児童・生徒数はどのくらいおりますか。
2つ目、
スクールバス事業の
運営費用をお伺いします。 3つ目、
スクールバス事業に対して、今後の
課題等をお伺いします。 以上、ご答弁よろしくお願いします。
○議長(
梅田徳男君) 後藤
教育次長。 [
教育次長兼
教育総務課長 後藤誠也君登壇]
◎
教育次長兼
教育総務課長(
後藤誠也君)
川辺議員ご質問の臼杵市
スクールバス事業についてお答えいたします。 まず、現在、
スクールバス事業対象の学校と児童・生徒はどのくらいいますかについてお答えいたします。
スクールバス事業は、臼杵市立学校遠距離通学児童生徒通学支援に関する規則により、学校統廃合等により通学する学校が変更となる児童・生徒を対象に、その校区ごとに運行を行っています。 令和4年度現在、本市ではスクールバス6台を所有し、6路線運行しており、臼杵小学校のうち旧上浦小、旧深江小校区居住者対象の上浦深江線が19人、臼杵南小学校のうち旧中臼杵小校区居住者対象の中臼杵線が23人、野津小学校のうち旧戸上小校区居住者対象の戸上線が33人、旧都松小校区居住者対象の都松線が35人、旧田野小校区居住者対象の田野線が17名、北中学校のうち旧豊洋中校区居住者対象の佐志生下ノ江線が16人、合計で143人がスクールバスを利用しています。 また、東中学校のうち旧深江中校区居住者対象など少人数の路線については、臼杵市のタクシー会社が組織する県南地区旅客自動車事業協同組合と契約をし、タクシーを借り上げて運行を行っており、複数の学校で19人の児童・生徒がこのスクールタクシーを利用しています。 それらを総合計しますと、令和4年4月現在の
スクールバス事業対象の学校数は8校、事業対象の児童・生徒は162人となっています。スクールバスの運行日は、原則学校の授業日と学校行事の日となっていますが、例外として中学校の部活動に対し、土日を除く長期休暇中の部活動の日も運行しています。また、運行回数については、小学校においては登校時に1回、下校時に低学年及び高学年について各1回、中学校においては登下校時に1回としています。 次に、
スクールバス事業の
運営費用についてお答えいたします。 令和3年度決算額では、スクールバス運行委託料が1,818万5,000円、スクールタクシーの車借上料が1,079万6,000円、所有しているスクールバスに係る維持・管理費用が469万6,000円で、合計3,367万7,000円がスクールバス運営事業費として執行されています。 次に、
スクールバス事業に対する今後の
課題等についてお答えいたします。
1つ目は、長期休暇中における部活動時のスクールバス運行時間の見直しです。 前述しましたように、中学校においてスクールバス利用者の長期休暇中の部活動利用については認めています。通常時の登下校時間に合わせた運行時間は毎年見直し、調整ができていますが、長期休暇中の部活動については学校と部活動の開始、終了時間について可能な限り調整を行っているものの、部活動の種目などにより終了時間がまちまちで、待ち時間等が生じているのが現状です。 部活動については、地域移行等で今後一層複雑になることが予想されることから、部活動に対応したスクールバス運行時間の見直しは課題と考えております。
2つ目は、輸送資源としてのスクールバスの有効活用で、スクールバスの空き時間をどう活用するかなど今後の検討課題と捉えております。この課題については、臼杵市地域公共交通計画に基づき検討を進めていきたいと考えています。 3つ目は、将来的な公立学校の適正配置計画を考える際に、通学区域の広域化は避けて通れない問題と捉えています。その際は、大幅な
スクールバス事業の見直しが必須となると考えております。現段階において、適正配置に関する具体的な取組が定まっていないため、今後の進捗状況に合わせて段階的に課題の整理に努めてまいりたいと考えています。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) ありがとうございました。
スクールバス事業、夏休みの部活動の終わりになかなか時間も合わず、駅も最寄りにないということで大変保護者のほうも苦労したという話が多かったです。ただ、この中で部活動の日程等も踏まえ調整はしてきたというご答弁がありましたけれども、昨日の河野議員のやっぱり遠距離通学、この問題に関しても、既に統廃合の結果、こういう4キロ以上にわたる通学の
子供たちが大変増えております。 また、平川議員の質問にもありました部活動の広域化、土日はクラブで平日は部活動をやっていこうと、これもご答弁にありましたとおり、大変この交通体系に関しても複雑化してきます。その中で、部活動というのは1週間のカリキュラム、スケジュール割が事前に顧問の先生から学校のほうに提出されて、これで帰りの時間もその時点で多分分かっていると思います。しかしながら、臼杵市ではそこの調整が取れていないということはどういうことなんでしょうか。お答えください。
○議長(
梅田徳男君) 後藤
教育次長。
◎
教育次長兼
教育総務課長(
後藤誠也君)
川辺議員の再質問にお答えいたします。 長期休暇中の部活動につきましては、先ほど学校と部活動の開始、終了時間を調整しながら進めておりますということを述べさせていただきました。 具体的にその例を申し上げますと、現在、部員数の多い学校についてなんですが、こちらにつきましては全員が午前8時に一斉登校して、正午過ぎに一斉下校するという体制で運行を行っていただいております。それについては、学校に来て、長期休暇中ですので、部活をする以外の帰りのバスが出るまでの時間については、学校の協力もありまして学校で先生が勉強を見る体制を取っておりまして、生徒にとって学校での時間が有効となるものとするように配慮していただいております。 どうしても帰らなければならないという、そういう理由がある場合については、保護者が迎えに来ているという状況でございます。 現運行体制におきまして不都合が生じていると、先ほど議員から保護者との待ち合わせのケースがあるというようなこともお聞きしましたので、利用に際してどのような課題があるのかなどを現状を調査しまして、検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
梅田徳男君)
川辺議員、残り時間3分です。 [6番 川辺 隆君
質問席登壇]
◆6番(
川辺隆君) ありがとうございました。 遠距離通学の生徒も
スクールバス事業も、やはり柔軟な体制をもって考えていただけるということであり、大変
皆さん、保護者のほうも助かっていくと思いますので、今後ともよろしくお願いします。 今朝の大分合同新聞の朝刊に、大変うれしい記事が載っていました。 臼杵市に対して、明治安田生命保険大分支社様が地元の元気プロジェクト、私の地元応援募金ということで募金をしてくださいました。また、市長はお礼の言葉として、活力ある持続可能な
まちづくりに活用させていただくというお話が載っていまして、大変うれしく思います。 これからの臼杵の
子供たちの将来、そしてこの臼杵の未来をこんなに多くの方々が協力してくれると、そのことに関しては大変うれしい気持ちがありましたので、ここで発表させていただきました。 本日はどうもありがとうございました。 以上で質問を終わります。
○議長(
梅田徳男君) 以上で
川辺議員の質問及び答弁を終了いたします。 以上で
一般質問を終結いたします。 ここで5分間休憩いたします。 午前11時00分 休憩
----------------------------------- 午前11時05分 再開
○議長(
梅田徳男君) 再開いたします。
-----------------------------------
△
日程追加 第54
号議案及び第55
号議案 一括上程、説明
○議長(
梅田徳男君) お諮りいたします。 ただいまお手元に配付しております第54
号議案及び第55
号議案が提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
梅田徳男君) ご異議なしと認めます。 よって、第54
号議案及び第55
号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 第54
号議案及び第55
号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。 [市長
中野五郎君登壇]
◎市長(
中野五郎君) ただいま上程されました第54
号議案 指定管理者の指定につきましてご説明申し上げます。 本議案につきましては、今年度末で公の施設の指定管理期間が満了する養護老人ホーム臼杵市安生寮に関するものであります。 臼杵市安生寮につきましては、令和5年4月1日から令和8年3月31日までの3年間を指定期間として
指定管理者を公募し、応募のあった
事業者について去る8月30日に臼杵市
指定管理者選定委員会が開催されました。 この結果、社会福祉法人大翔会が
指定管理者の候補として選定され、答申を受けましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、第55
号議案 令和4年度臼杵市
一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 本議案につきましては、去る9月5日から6日にかけて九州北部付近を通過した台風11号被害の復旧に関連するものであります。この台風により、人的被害や復旧工事を要する大きな災害はありませんでしたが、臼杵公園での倒木のほか市道において風雨により路面に枝葉が散乱し、特に市道荒瀬大寒線など5路線について、早急に対応が必要な倒木や崩土が一部確認されたため、これらを早急に撤去、処理するために要する経費460万円を計上しております。 以上、今回の補正につきまして歳出内での調整とし、予備費460万円の減額を計上しております。 以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
梅田徳男君) 以上で提案者の説明を終わります。
-----------------------------------
△日程第2
議案質疑
○議長(
梅田徳男君) 日程第2、第44
号議案から第55
号議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 (なし)
○議長(
梅田徳男君) 以上で質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△日程第3 委員会委託
○議長(
梅田徳男君) 日程第3、これより
委員会付託を行います。 ただいま議題となっております第44
号議案から第55
号議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。 なお、関連のある議案につきましては、それぞれ合議をお願いします。 議案付託表 令和4年9月15日付託付託委員会議案総務委員会 第44
号議案 第54
号議案建設産業委員会/教育民生委員会 第45
号議案 第46
号議案 第54
号議案予算委員会 第49
号議案 第50
号議案 第51
号議案
第52
号議案 第53
号議案 第55
号議案決算委員会 第47
号議案 第48
号議案
○議長(
梅田徳男君) 休憩いたします。 午前11時09分 休憩
----------------------------------- 午前11時25分 再開
○議長(
梅田徳男君) 再開いたします。
-----------------------------------
△
日程追加 予算委員長報告 質疑、討論、採決
○議長(
梅田徳男君) お諮りいたします。 ここで、第55
号議案に対する委員長の報告を日程に追加したいと思います。 これにご異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
梅田徳男君) ご異議なしと認めます。 よって、第55
号議案に対する委員長の報告を日程に追加し、議題とすることに決しました。 これより委員長の報告を求めます。 予算委員長。 [予算委員長 大塚州章君登壇]
◆予算委員長(大塚州章君) 予算委員長の大塚州章です。 本9月定例会において、本日、予算委員会に付託をされた第55
号議案につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。 第55
号議案 令和4年度臼杵市
一般会計補正予算(第5号)についてですが、台風11号の通過に伴い発生した市道等における倒木や崩土を撤去するために要する経費460万円を追加補正するもので、補正額については予備費を減額し、歳出内で調整するものであります。 審査の結果、特に異議なく、全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 以上で、予算委員会に付託を受けました第55
号議案の審査経過と結果の報告を終わります。
○議長(
梅田徳男君) 以上で委員長の報告を終わります。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。 (なし)
○議長(
梅田徳男君) 以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 (なし)
○議長(
梅田徳男君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第55
号議案については、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
梅田徳男君) ご異議なしと認めます。 よって、第55
号議案については、委員長報告のとおり決しました。--------------
△議決結果 -------------- 議案番号件名結果第55
号議案令和4年度臼杵市
一般会計補正予算(第5号)原案可決
○議長(
梅田徳男君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日は以上で散会いたします。 午前11時28分 散会
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