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03月02日-01号

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  1. 臼杵市議会 2021-03-02
    03月02日-01号


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    令和 3年  3月 定例会---------------------------------------令和3年臼杵市議会3月定例会会議録(第1号)---------------------------------------  令和3年3月2日   -----------------------------------     令和3年3月2日(火曜日)午前10時開会(開議)   ----------------------------------- 1.議事日程第1号  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 市長の所信表明  第4 第3号議案 上程、説明、質疑、討論、採決  第5 第4号議案 上程、説明、質疑、討論、採決  第6 第5号議案 上程、説明、質疑、討論、採決  第7 第6号議案から第40号議案 一括上程、説明  第8 議案質疑(第25号議案から第32号議案)  第9 委員会付託(第25号議案から第32号議案)   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 市長の所信表明  日程第4 第3号議案 臼杵市監査委員の選任につき同意を求めることについて       上程、説明、質疑、討論、採決  日程第5 第4号議案 臼杵市公平委員会委員選任につき同意を求めることについて       上程、説明、質疑、討論、採決  日程第6 第5号議案 臼杵市職員懲戒審査委員会委員選任につき同意を求めること       上程、説明、質疑、討論、採決  日程第7 第6号議案 臼杵市職員の給与に関する条例の一部改正について       第7号議案 臼杵市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部改正について       第8号議案 臼杵市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について       第9号議案 臼杵市税特別措置条例の一部改正について       第10号議案 臼杵市介護保険条例の一部改正について       第11号議案 臼杵市国民健康保険税条例の一部改正について       第12号議案 臼杵市国民健康保険条例の一部改正について       第13号議案 臼杵市営住宅条例の一部改正について       第14号議案 臼杵市景観条例の一部改正について       第15号議案 臼杵市漁港管理条例の一部改正について       第16号議案 臼杵市道路占用条例の一部改正について       第17号議案 臼杵市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例の制定について       第18号議案 臼杵市企業立地促進条例の一部改正について       第19号議案 臼杵市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について       第20号議案 臼杵市火災予防条例の一部改正について       第21号議案 臼杵市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部改正について       第22号議案 指定管理者の指定について       第23号議案 辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について       第24号議案 市道の認定について       第25号議案 令和2年度臼杵市一般会計補正予算(第13号)       第26号議案 令和2年度臼杵市水道事業会計補正予算(第2号)       第27号議案 令和2年度臼杵市下水道事業会計補正予算(第3号)       第28号議案 令和2年度臼杵石仏特別会計補正予算(第1号)       第29号議案 令和2年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)       第30号議案 令和2年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       第31号議案 令和2年度臼杵市介護保険特別会計補正予算(第3号)       第32号議案 令和2年度臼杵市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       第33号議案 令和3年度臼杵市一般会計予算       第34号議案 令和3年度臼杵市水道事業会計予算       第35号議案 令和3年度臼杵市下水道事業会計予算       第36号議案 令和3年度臼杵石仏特別会計予算       第37号議案 令和3年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計予算       第38号議案 令和3年度臼杵市国民健康保険特別会計予算       第39号議案 令和3年度臼杵市介護保険特別会計予算       第40号議案 令和3年度臼杵市後期高齢者医療特別会計予算       一括上程、説明  日程第8 議案質疑(第25号議案から第32号議案)  日程第9 委員会付託(第25号議案から第32号議案)   -----------------------------------   出席議員(17名)       1番  河野 巧          2番  川辺 隆       3番  匹田久美子         4番  内藤康弘       5番  伊藤 淳          7番  広田精治       8番  戸匹映二          9番  奥田富美子      10番  若林純一         11番  長田徳行      12番  久藤朝則         13番  大塚州章      14番  大嶋 薫         15番  武生博明      16番  吉岡 勲         17番  牧 宣雄      18番  匹田 郁   -----------------------------------   欠席議員(1名)       6番  梅田徳男   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          東 弘樹   次長          後藤秀隆   副主幹         高橋悠樹   主査          清水 香   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘   教育長         安東雅幸   教育次長教育総務課長 甲斐 尊                      政策監(民生担当)   政策監(総務・企画担当加島和弘               小坂幸雄                      兼部落差別解消推進人権啓発課長   政策監(福祉保健担当)               杉野 等   消防長         平川幸司   兼保険健康課長   政策監(産業担当)               佐藤一彦   総務課長        柴田 監   兼産業促進課長   -----------------------------------          午前10時00分 開会 ◎事務局長(東弘樹君) ただいまの出席議員は17名であります。 ○議長(匹田郁君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより令和3年臼杵市議会3月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。   ----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(匹田郁君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員会議規則第88条の規定により、  伊藤議員  広田議員 以上2名を指名いたします。   ----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(匹田郁君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、会期日程表のとおり、本日から3月25日までの24日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月25日までの24日間と決定いたしました。   ----------------------------------- △日程第3 市長の所信表明 ○議長(匹田郁君) 日程第3、市長の所信表明を行います。 市長より所信表明の申出がありますので、これを許可します。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) おはようございます。私は、去る1月の市長選挙におきまして、引き続き市政4期目の重責を担わせていただくことになりました。 3期12年間で積み上げてきました成果を基に、市政を着実に前進させるとともに、山積する課題に情熱を持って挑戦し、臼杵市のさらなる発展に新たな決意を持って取り組んでまいる所存であります。 今後とも、市議会の皆様、市民の皆様のご指導、ご支援、ご協力を心からお願い申し上げ、4期目に臨むにあたりまして、市政を預かる責任者としての決意を述べさせていただきます。 私は、これまで、自主的に選択した合併を他に負けない合併に仕上げるため、「希望・安心・活力の笑顔ゆきかうふるさとづくり」に全力投球した1期目、「市民力で心のかよいあう安心社会」の実現に向けて、特に少子化対策や高齢者が安心して生活できる仕組みづくりに邁進した2期目、そして安心・安全と活力あるまちづくりを進める「住み心地一番のまちづくり」に注力した3期目の計12年間を通して、様々な分野で一定の成果を上げることができたと認識しております。 このような下、現在、我々は百年に一度と言われる新型コロナウイルス感染症の渦中に今います。国民、市民は、今、これまで経験したことのない戸惑いと困難の中、生活の安定と安心を目指し、懸命に努力を続けています。 また、持続可能な地球環境保全の機運が高まる中、二酸化炭素などの温暖化ガス排出を実質ゼロにするための脱炭素、カーボンゼロの取組が世界で競われています。人の創造的活動以外の仕事をAIやIoTなどのデジタル技術が肩代わりするデジタル化の流れも本格化しており、これらは農業、産業、情報に次ぐ「第4の革命」とも言われています。 私たちは、今、まさに大きな歴史の転換期の真っただ中にあり、これからの臼杵市を展望するとき、新型コロナへの適切な対策とこれら時代の変化への柔軟な対応が必要であります。 これらを踏まえ、私は、これからスタートする4期目では、これまでの成果を土台に、さらに発展させ、同時にコロナ禍で浮き彫りとなった課題へ果敢にチャレンジする決意であります。 そこで、私は、これから4年間、時代に向けた「優しく力強い臼杵市」を築くことをテーマに掲げて、変えなければならないもの、また、しっかりと守り、充実させ、変えてはならないもの、「変わるもの」と「変わらないもの」を見定め、柔軟で芯の通ったまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。 まず、「変わるもの」では、これまでの生活様式が一変する中、「喫緊の課題」である新型コロナウイルス感染症対策に果敢に取り組んでまいります。 コロナ対策については、これまでも常に緊張感を持ち、遅延なく取組を進めてまいりましたが、今後も新たな生活様式の実践と定着を働きかけながら感染拡大防止対策の徹底を図るとともに、厳しい市内経済の立て直しに向け、機を逃さず、効果・効率の高い支援施策の実施に努めてまいります。 あわせて、非接触型社会の新しい日常に対応するため、高度なデジタル化ネットワーク化に挑戦します。マイナンバー制度を活用した住民票や印鑑証明等コンビニ交付各種手続オンライン化はもとより、AIやRPAといったデジタルツールの活用による業務の自動化、リモートワークの推進などにより、市民サービス維持向上を図り、行政効率を高め、持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。 一方、「変わらないもの」、つまり変えずに継続して取り組むものは、健康寿命の延伸、支え合う安心・安全な地域社会、活力あるまちづくりの実現です。これまで進めてきた施策のさらなる充実・発展へのチャレンジであり、引き続き「住み心地一番のまちづくり」に向けて、次の6項目を掲げ、市政を推進してまいります。 1つ目は、「安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり」です。 保育や教育など子育て支援の充実と適齢期の若者の結婚支援は、本市にとって最重要な課題です。特に、子育て世代が住みやすく、仕事と育児を両立できる環境を整備することは、若者が臼杵に住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりに欠かせないものであり、引き続き取組を充実させてまいります。 また、3期目で示した将来の臼杵を担う子供たちの人間力形成に向けた指針である「うすき丸5つの約束」の周知と実践に取り組むとともに、ICT教育の拡充や小・中学校連携の推進と小中一貫校の検討等を進め、基礎学力を核とした総合的な教育力の向上を図ってまいります。 2つ目は、「高齢者が地域で生き生き暮らせる環境づくり」です。 高齢者が、住み慣れた地域で、いつまでも元気に暮らせるまちづくりを進めることが何より大切です。 健康寿命の延伸のための介護予防生活習慣病対策認知症対策に引き続き注力するとともに、「うすき石仏ねっと」のさらなる充実を図るなど、高齢者が健康で安心して生活できる環境づくりに努めます。 また、各種ボランティア活動の支援をはじめ、地域振興協議会との連携促進などを通じ、高齢者の社会参画生きがいづくり、見守り体制の充実などを図ってまいります。 同時に、旧不燃物最終処分場を、健康づくりなどで多くの市民に利用していただけるにぎわいと憩いの場となるよう、整備に取り組んでまいります。 3つ目は、「地域資源を活かした産業の振興」です。 本市は、これまで「ほんまもん農産物」や「うすきの地もの」のブランド認証、臼杵産魚の普及やフグ、郷土料理をはじめとした食の魅力発信などを通じて、地域資源を生かした産業の振興に努めてきました。 しかし、地域間競争が激化する今、さらに他と差別化し、ここにしかないものとしてアピールしていくことが必要であると痛感しています。 このような下、本市には、質・量ともに西日本随一を誇るみそ・しょうゆや日本酒・焼酎などの伝統的な「発酵・醸造文化」が集積しています。 また、質素倹約名残郷土料理本膳料理禅味料理、冬の味覚を代表するフグ料理などの特徴的な「料理文化」を有しています。 加えて、土づくりにこだわった「うすき夢堆肥」、これを用いた有機野菜、国内有数の漁場である豊後水道の「地魚」、カボスや有機茶など特色ある素材があります。 このような本市特有の資源や魅力、すなわち「食文化」を掘り下げ、さらに魅力を高め、これをまちづくりの「旗頭」とするために、「ユネスコ創造都市ネットワーク」の加盟認定にチャレンジします。 「ユネスコ創造都市ネットワーク」は、『創造性』を都市の持続可能な開発戦略と位置づけ、都市間連携を強化することを使命とし、7つの分野が設けられています。各分野において、地域固有の文化や資源を生かし、創造的な活動によって新しい価値や文化、産業を生み、暮らしの質や豊かさを高める都市づくりが進められています。 本市は、この「ユネスコ創造都市ネットワーク」へ、食の分野での加盟を目指し、本市の発酵・醸造文化の継承と食に関わる産業の活性化につなげ、食に携わる市民・企業がより一層誇りを持ち、人材育成と事業の継承・持続的発展につなげたいと考えています。 また、食育や地産地消がさらに広がり、食に対して意識の高いまちになり、経済面では、食に関わる企業による新たなものづくり、世界の都市との交流による新たな事業展開が期待できます。 コロナ禍の先行き不透明な中、将来を見据え、世界に認められる「夢」を持って、市民の皆様と共に本市を挙げて取り組んでまいります。 あわせて、現在、取組を進めています観光振興体制の強化のほか、滞在型交流を促進するため、町なかの歴史的建造物有効活用した「城下町の宿泊」に一体的に取り組み、臼杵市の魅力をさらに高めてまいります。 一方、これまで進めてきた農林漁業・造船業・醸造業などの基幹産業や石灰石などの新たな産業の振興を推進するとともに、野津東部工場用地への企業誘致に力を注ぎ、今期で道筋をつけたいと考えています。 4つ目は、「移住・定住の促進」です。 平成27年度より本格的に取組を開始した移住・定住施策については、移住者向けの全国紙において、4年連続で住みたい田舎ベストランキングの上位に入り、全国に注目されるとともに、本年2月には移住者数が累計で1,270人を超えるなど、人口減少の抑制に着実に成果を上げています。 コロナ禍で進む地方分散への機運を好機として捉え、これまで培ってきたノウハウを生かし、臼杵の特徴を情報発信し、総合的な移住・定住施策のさらなる強化を図っていきます。 また、若者世代定住に向け、優良宅地の確保を推進するとともに、空き家バンクの充実による中古住宅活用促進、併せて新たに「空き地バンク制度」を創設して、未利用地の有効活用を図り、引き続き全国で注目され、成果が上がるよう、支援制度相談体制の充実を図ってまいります。 定住環境の一環である地域づくりの取組としては、市内18地域全ての地区で設立を完了した地域振興協議会について、次のステップとして、協議会同士連携強化の取組を進めるとともに、南部、下北、野津地区拠点施設の整備を進めてまいります。 5つ目は、「安全性の高い、災害に強いまちづくり」です。 南海トラフ地震への備えはもちろんのこと、近年、大規模化、頻発化する風水害に対する備えも強化する必要があります。 これまでに小・中学校校舎や各庁舎等の耐震化を完了し、長年の懸案であった臼杵庁舎の在り方に道筋をつけ、新たに「社会基盤整備災害支援センター」等を設置しました。 引き続き、大規模災害への備えを進め、センター内に備蓄倉庫等防災施設を整備します。同時に、避難所の感染防止策などを徹底するなど、適切な防災体制の構築を図ってまいります。 一方、豪雨などのとき、冠水の被害に備えて、乙見ダムの早期改修としゅんせつを急ぐとともに、市街地の水害対策にめどをつけたいと考えています。 あわせて、現在取り組んでおります「都市計画マスタープラン」の策定及び並行して取り組む「立地適正化計画」の策定を確実に進め、まちの将来像を明示するとともに、経済活動等の推進、有事の際の避難や移動の確保など、現状と将来を見据えた幹線道路網のビジョンの明確化も進めてまいります。 6つ目は、「持続可能な市役所づくり」です。 少子高齢化人口減少の時代に加え、新型コロナによる新しい社会づくりが求められる中で、持続可能な市役所づくりのさらなる取組を進めます。 デジタル化ネットワーク化の推進により、市民の利便性向上を図りながら、効率的な市役所づくり取り組みます。 また、税の適正収納に努めるとともに、ふるさと納税のさらなる促進に取り組むなど安定的な財源確保に努め、併せて時代に即した組織・人員配置による業務執行体制の構築を図りながら、持続可能な市役所づくりを進めてまいります。 以上、今任期の4年間、常に現実を見据え、将来を展望し、「変わるもの」「変わらないもの」、しっかり見定めながら、コロナ禍に負けない、幸せを実感できる「優しく力強い臼杵市」の実現に向け、「挑戦」と「発展」をモットーに全力を尽くしてまいりたいと考えています。 このような基本的な考えの下、令和3年度における予算編成方針と主な取組についてご説明申し上げます。 令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症への対応を最重点課題とし、第2次臼杵市総合計画に掲げた「日本の心が息づくまち」を基本に、重要課題である人口減少問題の克服に向け、「臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の重点プロジェクト取り組み、「優しく力強い臼杵市」につなげていくため、「7つの施策」を柱に予算編成を行いました。 喫緊の課題であります「ウィズコロナ・アフターコロナに向けた取り組み」です。 新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束の見通しが立っておりません。本議会に上程しております令和2年度3月補正予算において、ワクチン接種に係る予算を計上しております。この予算の一部を令和3年度に繰り越しさせていただき、間断なくワクチン接種の対応に努めてまいります。 また、令和3年度も、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大防止と経済の両立を図るため、市民生活市内経済の影響に目を配り、適切な対応と、これら変化への柔軟な対策を講じてまいります。 令和2年度、国の第3次補正において配分されております「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」は、配分額3億267万円ですが、このうちおよそ2億5,000万円を令和3年度に繰り越しさせていただき、今後予想される感染拡大防止対策社会経済対策などに充てたいと考えております。 政策立案にあたっては、機を逃さず、効果の高い施策に取り組み、全力を挙げて迅速に対応してまいりたいと考えています。 次に、「住み心地一番のまちづくり」のために、守り充実させる取組についてです。 まず、1つ目の柱の「安心して子どもを産み、育てやすい環境づくりの取組み」につきましては、若者の定住・結婚支援は本市にとって最重要な課題です。特に、本市の合計特殊出生率県内ワースト2位であるという現実を重く受け止め、要因分析を行いましたところ、1つは婚姻数が年々減少していること、2つは30歳から34歳の方の未婚率が県内平均より高いこと、3つ目には若い女性の大分市への転出超過が顕著であることでした。 これらのことから、新たな対策として、特に大分市への転出が多い20代の方が臼杵に住みやすい環境づくりとして、若年単身者家賃補助制度を30歳以下、月額1万5,000円に改定し、助成内容の拡充を図ります。 また、出産・定住しやすい環境づくりとして、新婚・子育て世帯に対して支援する新婚世帯家賃補助制度を、現行の3倍となる月額3万円に大幅に拡充します。 さらに、市内在住の新婚夫婦の方へは、「いい夫婦」にちなんで、1組当たり2万2,000円の市内商店街等で使用できる商品券を贈る制度を創設します。 安心して出産できる環境づくりとして、令和元年度より取り組んでおります妊産婦の医療費に係る自己負担分を助成する制度につきましては、九州では初めての取組であり、産婦人科をはじめ全ての診療並びにこれらに伴う調剤を対象に、今後も支援します。 また、出生祝い品として、市内で利用できる商品券を贈る制度につきましては、現行の2倍となる2万円に拡充します。 教育環境では、小・中学生の基礎学力の定着・向上に向けた教育内容の充実を図るため、ICTを活用した教育の拡充や放課後チャレンジ教室の充実を図ります。教育内容の強化策としては、小学校高学年での1クラスが30名以上の3校、すなわち下北・下南・野津小において、主要3教科、国語・算数・理科を教える指導教員3名を新たに市独自で配置し、熟度や興味・関心に応じたきめ細かな教育を行う少人数学級制度の導入を図ります。 ICTの活用では、本格的に1人1台タブレットを活用した授業が始まることから、ICT教育支援員を増員し、支援体制の強化を図ります。また、大学生など学習サポーターを活用したサマーセミナーを充実し、学力の向上を支援します。 文化振興関連では、市民の利便性向上を図るため、臼杵市民会館空調設備更新取り組みます。 2つ目の柱「臼杵の特性を生かした産業振興取り組み」につきましては、農業ではピーマン、イチゴ、カンショ、お茶、葉たばこなどの生産性の向上を図るため、生産施設機械整備に対する補助を、林業では温室効果ガス排出削減目標の達成や森林の保水力低下による自然災害の発生を防ぐために創出されました森林環境譲与税を活用し、未整備林の整備に取り組みます。 また、新たな取組として、地域農業の担い手の確保及び農業経営体への育成を図るため、新規就農者を対象とした所得安定対策、農作業サポート支援など、負担軽減事業に取り組みます。 また、夢堆肥を活用した「ほんまもん農産物」や有機JAS認証を受けた有機野菜が、今年度もふるさと納税の返礼品の中でご好評をいただいていることから、引き続き農産物や臼杵ブランドの特産品のPRを強化し、「うすきの地もの」の価値を高め、地域経済の活性化と産業振興の強化を図ってまいります。 地場産業の振興については、平成29年度より取り組んでおります中小企業者の設備投資に要する経費の助成、また商店などの小規模事業者の店舗改修及び設備更新に対する助成、さらに市内で新たに創業する方に対し、事業の初期投資に要する助成などを継続します。 企業誘致の取組としましては、野津東部工場用地内の地盤状況を把握し、実施設計の修正を行います。旧野津高校跡地には、令和3年度に2棟の解体を行い、公募により決定した利活用事業者と連携して、教室棟を農林業の振興や地域振興につながることを目指した施設整備を行います。 新たな取組としては、先ほど所信で申し上げました「ユネスコ創造都市ネットワーク」加盟認定に向けた取組を行います。 これについては、昨年7月から調査を進め、本年1月には国内組織であります「創造都市日本ネットワーク」に加盟し、去る2月24日、市内の関係団体や有識者、アドバイザーにご参集いただき、「臼杵食文化創造都市推進協議会」を設立しました。 協議会の活動としましては、1つ、臼杵市食文化創造都市推進プランの策定、2つ、食文化アーカイブ作成や市民啓発につながる各種事業から成るプロジェクト事業、3つ、ユネスコ創造都市ネットワーク加盟申請、そして本市をユネスコにアピールするためのプロモーション事業などを計画しています。 令和3年度は、2年に1度の公募の年でありますことから、本協議会を中心に様々な活動を展開し、認定申請に向けた活動を進めてまいりたいと考えています。 また、城下町の特色を生かした取組として、稲葉家下屋敷などの歴史的建物への宿泊可能性の検討に取り組みます。 観光振興においては、年度から活動が始まる一般社団法人化した観光組織と相互に協力し、本市の観光推進に取り組みます。 これら取組を通し、本市が有する特徴的な資源を生かし、持続可能な力強いまちづくりにつなげてまいります。 国宝臼杵石仏においては、引き続き石仏公園周辺の景観整備を行います。また、市内における文化財全体の総合的な保存活用計画となる臼杵市文化財保存活用地域計画の策定に取り組み、観光や地域づくりと連携した文化財の保存・活用を図ります。 次に、3つ目の柱「住みたい、住み続けたい住環境づくりの取組み」については、移住・定住者の居住支援による住みやすさの充実を図るため、各種の補助制度を導入しております。家賃補助や新築・改修に対する補助金などは大きな効果があり、継続して実施していきます。さらに、本年度より、新たに二世代で住み始める場合に、新築・改修の補助を導入します。 また、民間の不動産情報も含め、市内の宅地情報を一括して収集・PRすることで、移住・定住希望者がより宅地情報を得やすいようにする仕組みづくり取り組みます。 新たな取組として、市内公有地において、宅地造成の基本計画づくりを進めます。また、若者が定住する市街地の再生を目指し、道が狭く空き家の多い塩田・上塩田地区一帯について、旧臼杵幼稚園を核とし、道路と宅地や集合住宅による再開発の可能性について、ミニ市街地再開発モデル事業として検討を行います。これらの取組により、さらなる移住・定住施策の展開を図ります。 コミュニティの充実につきましては、令和2年9月に野津地域振興協議会の設立を受け、市内18地域全てにおいて振興協議会が設置されました。このことから、新たな地域活動として、生活環境の維持管理のため、道路、耕作放棄地の草刈り等の支援、増加する空き家の有効活用につながる物件情報の提供に対する奨励金等を創設し、これらの取組により、地域内の環境維持や活性化を図ります。 次に、4つ目の柱「安心安全な暮らしを守り支える環境整備への取り組み」につきましては、防災機能強化のため、社会基盤整備災害支援センター内に備蓄倉庫等の整備を行います。 また、市指定避難場所の機能強化として、夜間の避難の際に敷地内が暗い下南、臼杵南の小学校2か所と西中学校に外灯設備を整備します。また、臼杵公園避難路の安全対策として、引き続き卯寅口に14基の照明を新たに設置します。 さらに、佐志生小学校について、大雨・台風時に玄関が浸水し、避難が困難になることから、隣接する連絡事務所と結ぶ連絡橋を整備します。 臼杵川の洪水調整・かんがい用水機能を果たす重要なダムであります乙見ダムには、大量の土砂・流木が流入し、ダム機能を低下させています。この状況に鑑み、国・大分県の協力をいただきながら、年次計画で堆積した土砂8万立米を取り除き、自然災害対策を強化します。 本市の防災マップは、浸水想定区域と津波浸水想定区域を示した「臼杵市防災マップ」、また県が指定する土砂災害警戒区域を示した「土砂災害ハザードマップ」があります。令和3年度、これらハザードマップの最新の地図情報を一つにした統合版の冊子の作成を行い、災害情報の充実強化を図ります。 公共施設の整備としては、市民生活産業振興のためのインフラであります道路や橋梁等の整備に積極的に取り組みます。 市浜地区の雨水対策については、調整池の整備と上流域の排水設計に取り組みます。 次に、5つ目の柱「健康寿命を延ばすための取組み」につきましては、安全で質の高い医療や適切な介護サービスの提供、また医療費の適正化等につなげるため、医療機関や介護事業所、消防署、市役所をネットワークで結ぶ「うすき石仏ねっと」の取組や、健診内容の充実による早期発見の取組、また地域包括ケアの推進などにより、国保医療費の抑制が図られています。これらを踏まえ、令和3年度の国保税につきましては、現行より減額する方針とし、関連条例の改正議案を本議会に提出させていただきました。 昨年度からの取組として、小児期の肥満出現率が高いことから、小・中学生のうち一定の肥満度以上の子供を対象に2次健診を実施し、適切な予防につなげていきます。 また、旧不燃物最終処分場については、パークゴルフ場整備に向けた地質調査、実施設計に取り組みます。パークゴルフは、誰でも気軽に楽しめるスポーツであることから、本市における高齢者の生きがいづくりをはじめ、市民の健康づくりやスポーツ振興にも寄与するものと期待しています。 最後に、6つ目の柱「新しい時代に対応できる行財政基盤づくりの取り組み」です。 新型コロナウイルス感染症による新しい社会づくりが求められる中で、積極的なデジタル化ネットワーク化による行政サービスの維持と利便性の向上が求められます。このことから、新たな取組として、各種証明取得のコンビニ交付を導入し、市民の利便性の向上及びマイナンバーカードの取得促進を図ります。 また、行政IT化に向け、書面規制、押印、対面規制を見直し、オンライン化の基礎資料を作成します。 自主財源の確保策として大変有効な手段である「ふるさと納税」につきましては、本年度、現時点で2年連続7億円を超えており、寄附者のご厚志を生かして有効に活用させていただきたいと思っております。 返礼品につきましては、特にフグや野菜セットといった返礼品が人気であり、臼杵のまちづくりに呼応した産品が注目されています。引き続き、効果的なPRを行うことで、さらなる納税額の増加に取り組んでまいります。あわせて、魅力的な産品づくりを行い、地場産業の需要拡大の相乗効果を図っていきたいと考えています。 また、人口減少に対応した効率的な事務を推進するため、業務プロセスの標準化やRPAなどICT導入の検証等を行います。あわせて、効果的・効率的に事務事業を行うため、事務事業におけるPDCAサイクルの機能向上をさらに進めていきたいと考えております。 なお、本格的な人口減少社会を迎える中で、将来的な自治体運営はさらに厳しい状況となることが予想されます。現在の運営体制や行政機能を維持することが困難になるおそれもあることから、長期的な臼杵市の将来を見据え、庁内に「100年市役所検討委員会」を設けました。抜本的な行政経営改革への取組をさらに加速していきたいと考えています。 以上のような施策を実行していくため、令和3年度から市役所の組織と体制を変更することにいたしました。 先ほど述べました「ユネスコ創造都市ネットワーク」加盟に向け、取組を強化するため、産業促進課内に食文化創造都市推進室を設けます。 また、令和3年4月1日施行の「地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律」により、地域生活課題の解決に資する支援が包括的に提供される体制を整備すること等が地方公共団体の努力義務とされます。そのため、高齢者支援課内に「地域共生社会推進担当」を配置し、本市が行っていく支援体制等について本格的な検討を開始します。 教育委員会事務局の組織については、子供の生活習慣病予防など、学校教育課と学校給食課が連携して行う業務が非常に多くなっていること、また令和2年8月より調理業務を外部委託したことによる学校給食課の業務縮小により、「学校給食課」を廃止し、学校給食に係る業務を「学校教育課」に統合することで、より効果的、効率的に業務を遂行できる体制を整えます。 以上、申し述べました方針と諸施策に基づきまして予算編成を行いました結果、令和3年度一般会計予算の歳入歳出総額は208億3,806万2,000円で、前年度に比較しますと10億5,256万4,000円、4.8%減の予算編成を行いました。 減少した主な要因としましては、野津市民交流センター整備事業、下南地区コミュニティセンター整備事業等の完成により、令和3年度当初予算で普通建設事業が前年度比13億8,437万5,000円、35.9%の大幅な減となったことが主な要因であります。 令和3年度は、臼杵市総合計画と「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に注力しつつ、新型コロナウイルス感染症拡大防止と経済の両立に重点を置き、新たな決意と情熱を持って取り組みます。 時代に向け、「優しく力強い臼杵市」づくりに挑戦し、「住み心地一番のまちづくり」のさらなる発展に向けて力強く一歩を踏み出す1年にしたいと決意をしております。 以上、施政方針及び令和3年度に臨む基本姿勢並びに予算編成方針の説明を終わります。 ○議長(匹田郁君) 以上で市長の所信表明を終わります。   ----------------------------------- △日程第4 第3号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(匹田郁君) 日程第4、第3号議案 臼杵市監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第3号議案 臼杵市監査委員の選任につき同意を求めることにつきましてご説明申し上げます。 監査委員2名のうち、稲垣則夫君の任期が本年3月31日をもって満了いたしますので、引き続き稲垣則夫君を選任することについて、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第3号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第3号議案については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第3号議案については、市長提案のとおり同意することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第3号議案については、市長提案のとおり同意することに決しました。--------------
    △議決結果 --------------     議案番号件名結果第3号議案臼杵市監査委員の選任につき同意を求めることについて原案同意   ----------------------------------- △日程第5 第4号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(匹田郁君) 日程第5、第4号議案 臼杵市公平委員会委員選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第4号議案 臼杵市公平委員会委員選任につき同意を求めることにつきましてご説明申し上げます。 公平委員3名のうち、吉田明美君の任期が本年3月31日をもって満了いたしますので、引き続き吉田明美君を選任することについて、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、同意を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第4号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第4号議案については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第4号議案については、市長提案のとおり同意することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第4号議案については、市長提案のとおり同意することに決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第4号議案臼杵市公平委員会委員選任につき同意を求めることについて原案同意   ----------------------------------- △日程第6 第5号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(匹田郁君) 日程第6、第5号議案 臼杵市職員懲戒審査委員会委員選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第5号議案 臼杵市職員懲戒審査委員会委員選任につき同意を求めることにつきましてご説明申し上げます。 職員懲戒審査委員会の委員5名の任期が本年3月31日をもって満了いたしますので、引き続き後藤誠也君、吉田史郎君、齋藤勝美君を、また新たな委員として加島和弘君、中野菜穂子君を選任することについて、地方自治法施行規程第16条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方の同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第5号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第5号議案については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第5号議案については、市長提案のとおり同意することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第5号議案については、市長提案のとおり同意することに決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第5号議案臼杵市職員懲戒審査委員会委員選任につき同意を求めることについて原案同意   ----------------------------------- △日程第7 第6号議案から第40号議案 一括上程、説明 ○議長(匹田郁君) 日程第7、第6号議案から第40号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第6号議案から第40号議案までにつきましてご説明申し上げます。 まず、第6号議案 臼杵市職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、特殊勤務手当制度の趣旨や国、大分県、他の自治体の特殊勤務手当の支給状況を鑑み、新たに行旅病人収容作業手当及び災害応急作業手当を設けるものであります。 次の第7号議案 臼杵市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部改正につきましては、行政手続における押印等の見直しに伴い、臼杵市職員の服務の宣誓に関する条例及び臼杵市固定資産評価審査委員会条例で定める各手続における不要な押印等を廃止するものであります。なお、押印の廃止については、本年1月1日時点で74.3%の書類を押印不要にしており、残る書類については、法令改正や他の自治体との調整等が終わり次第、順次対応してまいります。 次の第8号議案 臼杵市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正につきましては、多様性を認める社会の実現に向け、性的マイノリティーに配慮するとともに、個人のプライバシーを尊重するため、印鑑登録証明書における性別記載欄を削除するものであります。 次の第9号議案 臼杵市税特別措置条例の一部改正につきましては、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律等の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。 次の第10号議案 臼杵市介護保険条例の一部改正につきましては、介護保険法施行規則の一部改正及び第8期臼杵市介護保険事業計画の策定に伴い、令和3年度から令和5年度までの介護保険料を定めるものであります。 次の第11号議案 臼杵市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等を鑑み、国民健康保険税額を引き下げることとし、併せて地方税法施行令の一部改正に伴う規定の整備を行うものであります。 次の第12号議案 臼杵市国民健康保険条例の一部改正につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。 次の第13号議案 臼杵市営住宅条例の一部改正につきましては、所得税法の一部改正に伴い、規定を整備するものであります。 次の第14号議案 臼杵市景観条例の一部改正につきましては、臼杵市景観審議会の設置等に伴い、規定を整備するものであります。 次の第15号議案 臼杵市漁港管理条例の一部改正につきましては、漁港の区域内における係留船等の適正な管理を図るため、県の漁港と同様に、漁船とそれ以外の船との区分を設け、係留指定施設や使用料を設定するなど、必要な事項を定めるものであります。 次の第16号議案 臼杵市道路占用条例の一部改正につきましては、道路法施行令の一部改正により国道の占用料が改定されたことに鑑み、本市が管理する道路に係る占用料について、改定を行うものであります。 次の第17号議案 臼杵市新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例の制定につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に伴う融資制度に係る利子補給事業に要する経費に充てるため、国の交付金の対象期間である令和8年3月31日まで基金を設置するものであります。 次の第18号議案 臼杵市企業立地促進条例の一部改正につきましては、引き続き本市における産業の振興及び雇用の拡大を図るため、本年3月31日までとしている条例の有効期限を令和6年3月31日まで3年間延長し、併せて、より多くの事業者に計画的に助成金を活用していただくための措置を講ずるものであります。 次の第19号議案 臼杵市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正につきましては、臼杵市消防団の団員定数を現行の800人から750人へと見直し、併せて団員の処遇改善のため、消防団活動に係る報酬や費用弁償の額について、増額改定を行うものであります。 次の第20号議案 臼杵市火災予防条例の一部改正につきましては、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正等に伴い、規定を整備するものであります。 次の第21号議案 臼杵市農業委員会の委員の定数等に関する条例の一部改正につきましては、農地利用最適化交付金の制度改正に伴い、農業委員及び農地利用最適化推進委員の報酬のうち、能率給の上限を拡充するものであります。 次の第22号議案 指定管理者の指定につきましては、令和3年4月1日から総合的な地域活動の拠点として新たに稼働いたします川登地区コミュニティセンター及び下南地区コミュニティセンターの指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。 次の第23号議案 辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定につきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定に基づき、東谷地区及び白岩地区における公共事業で辺地対策事業債を活用するため、令和3年度から令和7年度までの5か年における東谷辺地及び白岩辺地の総合整備計画を定めるにあたり、議会の議決を求めるものであります。 次の第24号議案 市道の認定につきましては、宅地造成の際に整備され、市道の基準を満たした利便性の高い道路を、江無田101号線として新たに市道として認定することについて、議会の議決を求めるものであります。 次に、第25号議案 令和2年度臼杵市一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 今回の補正では、歳出におきましては、各会計、各費目とも、決算を見込んでの予算及び国の3次補正に対応するための予算計上を行っております。 それでは、款別に主要な項目を説明いたします。 総務費では、ふるさと納税寄附額の増加に伴う返礼品等に係る経費を計上しております。また、基金管理では、今後の公債費の増加に対応するための減債基金積立金を計上しております。 民生費では、障害者施設費において、国の3次補正予算を活用し、市内社会福祉法人が行う非常用発電機設置事業に対する補助金を計上しております。 衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種に対する体制確保及び接種に要する経費を計上しております。 農林水産業費では、国の3次補正予算に対応するため、活力あふれる園芸産地整備事業、漁港施設機能強化事業の追加、またイノシシ、鹿などの捕獲に対する有害鳥獣捕獲事業補助金の増額を計上しております。 土木費では、国の3次補正予算に対応するため、道路新設改良事業や街路事業に要する経費の追加を計上しております。 消防費では、退職する消防団員に対して支払う退職報償費の追加を計上しております。 教育費では、国の3次補正予算に対応するため、小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策の強化に必要な保健衛生用品等の購入に要する経費の追加を計上しております。 以上、今回の補正に要する財源といたしましては、市税の追加と国の3次補正予算への対応や決算見込みに合わせて国県支出金、市債などの増減額を計上しております。 この結果、補正予算の総額は6億9,498万円の追加となり、令和2年度の一般会計の予算総額は291億7,511万3,000円となりました。 次の第26号議案及び第27号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第28号議案 令和2年度臼杵石仏特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症の影響により観光客が大幅に減少したため、歳入である観覧料が大幅に減額となる見込みであります。このため、歳出におきまして、現時点での決算を見込んでの各費目の減額を計上しております。 この結果、補正予算総額は1,470万円の減額となり、令和2年度予算総額は3,476万8,000円となりました。 次の第29号議案から第32号議案までにつきましては、説明を省略させていただきます。 また、第33号議案から第40号議案までの令和3年度各会計の予算につきましては、先ほど令和3年度予算編成方針の中でご説明いたしましたので、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程されました諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で提案者の説明を終わります。   ----------------------------------- △日程第8 議案質疑 ○議長(匹田郁君) 日程第8、第6号議案から第40号議案のうち、第25号議案から第32号議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。   ----------------------------------- △日程第9 委員会付託 ○議長(匹田郁君) 日程第9、これより委員会付託を行います。 ただいま議題となっております第25号議案から第32号議案については、予算委員会に付託いたします。          議案付託表                             令和3年3月2日付託付託委員会議案予算委員会 第25号議案  第26号議案  第27号議案  第28号議案  第29号議案  第30号議案  第31号議案  第32号議案 ○議長(匹田郁君) これをもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は以上で散会いたします。          午前11時03分 散会   -----------------------------------...