臼杵市議会 > 2020-06-17 >
06月17日-03号

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  1. 臼杵市議会 2020-06-17
    06月17日-03号


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    令和 2年  6月 定例会---------------------------------------令和2年臼杵市議会6月定例会会議録(第3号)---------------------------------------  令和2年6月17日   -----------------------------------    令和2年6月17日(水曜日)午前10時開議   ----------------------------------- 1.議事日程第3号  第1 一般質問  第2 議案質疑(第62号議案から第65号議案)  第3 委員会付託(第62号議案から第65号議案)   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問  日程追加 第66号議案 工事請負契約の締結について       第67号議案 工事請負契約の締結について       第68号議案 物品購入契約の締結について       一括上程、説明  日程第2 議案質疑(第62号議案から第68号議案)  日程第3 委員会付託(第62号議案から第68号議案)   -----------------------------------   出席議員(18名)       1番  河野 巧          2番  川辺 隆       3番  匹田久美子         4番  内藤康弘       5番  伊藤 淳          6番  梅田徳男       7番  広田精治          8番  戸匹映二       9番  奥田富美子        10番  若林純一      11番  長田徳行         12番  久藤朝則      13番  大塚州章         14番  大嶋 薫      15番  武生博明         16番  吉岡 勲      17番  牧 宣雄         18番  匹田 郁   -----------------------------------   欠席議員(なし)   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          東 弘樹   次長          後藤秀隆   副主幹         高橋悠樹   主査          清水 香   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘   教育長         安東雅幸   教育次長教育総務課長 甲斐 尊                      政策監(民生担当)   政策監(総務・企画担当加島和弘   兼部落差別解消推進・  小坂幸雄                      人権啓発課長   政策監(福祉保健担当)               杉野 等   消防長         平川幸司   兼保険健康課長   財務経営課長      荻野浩一   総務課長        柴田 監   学校教育課長      後藤徳一   防災危機管理課長    中尾 敬                      福祉課長   高齢者支援課長     田中美智子              大戸敏雄                      併福祉事務所長   都市デザイン課長    小坂郡師   -----------------------------------          午前10時00分 開議 ◎事務局長(東弘樹君) ただいまの出席議員は18名であります。 ○議長(匹田郁君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。   ----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(匹田郁君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。 戸匹議員の発言を許可します。 戸匹映二議員の通告事項   1 新型コロナウイルス感染症拡大による個人への風評被害対策について    (1) 個人への風評被害対策の現状について     ① 市内感染症拡大により、誤情報・誤認識により個人が感染者扱いをされるような風評被害が発生しているが、その対応内容を伺う。    (2) 今後の個人への風評被害対策について     ① 早期風評被害相談窓口の設置による情報収集や対策の検討、また、被害を受けた個人へ「心のケア」などが受けられる体制も必要と考えるが如何か。     ② 個人への風評被害発生時には、各種メディア等を通じて正確な情報を発信する等、迅速な封じ込め対策が必要と考えるが如何か。   2 指定避難場所新型コロナウイルス感染症対策について    (1) 指定避難場所感染防止体制について     ① 感染症対策としての備蓄品整備避難場所運営体制についての考えを伺う     ② 「3密」対策として、「可能な限り多くの避難所の開設を図るとともにホテルや旅館等の活用」等も検討するよう求められているが、市の考えを伺う。    (2) 福祉避難場所の施設の受け入れについて     ① 福祉避難場所となる福祉施設が、感染症拡大防止のため避難者の受入を断らざるを得ない場合が想定されるが、その対策を伺う。また、その代替施設として臼杵支援学校福祉避難場所に指定しては如何か。   3 フレイル予防の取り組みについて    (1) フレイル健診について     ① 4月より75歳以上を対象に国の「フレイル健診」がスタートしているが、市の対応を伺う。
       (2) フレイル予防の普及・啓発について     ① 「フレイル」に陥る心身の状態や予防法などを学べる機会を設け、フレイル予防に対する認知度の向上と理解を促進し、市民がフレイルを意識しながら日々予防に取り組める環境づくりを推進しては如何か。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) おはようございます。議席番号8番、戸匹映二です。通告に基づきまして3点質問をさせていただきます。 まず1点目は、新型コロナウイルス感染症拡大による個人への風評被害対策について、その現状に関してですが、新型コロナウイルスの感染が国内で確認され、またクルーズ船での感染の報道や県内での感染拡大などの報道が続く中で、臼杵市内で全く事実と異なるうわさで特定の個人が感染しているとの風評が広がっていきました。 今回、感染を疑われた市民の方は、どのような風評被害を受けていたかということですが、少しご紹介をしていきたいと思います。 まず最初は、多くの電話がやっぱりかかってきたそうです。その電話の相手に、うわさが何の根拠もない、実態もない、間違った情報であることを何度も説明させられたということであります。しかし、中には、幾ら説明しても全く信じてもらえない人もいたということであります。また、中には、最初から決めつけて、お見舞いを言ってくるというような人もあったということであります。 さらに、買物に出ますと、スーパーの店頭では大勢の人が集まってうわさ話をされて、また一緒にレジに並ぶのを避けられる、そしてそういうふうな形で周囲の対応が全く変わったということであります。そのために、もう1か月以上、外出も買物も行けないというような状況が続いたということであります。 さらに、その内容は月日を追うごとにエスカレートしまして、最終的には、もう本人が亡くなったというようなうわさまで流されたということであります。 このうわさ自体は、実は臼杵市だけではなくて、津久見市や大分市まで広がっております。本人は悩んで、やっぱり精神的に参ってしまって、眠れないような日も続いたということであります。 そういうことで、市も緊急に様々な対策を取られたというふうには聞いておりますが、具体的にはどのような対策を取ってきたのか、その対策内容をお伺いしたいと思います。 次に、今後のこのコロナウイルス、第2波、第3波に備えて、今回のような個人への風評被害を出さないための対策についてですが、今回、被害に遭った市民の方も、早い時期に市に相談しようというふうに思ったらしいです。ただ、そのときは、まだ具体的に相談窓口というのがまだ明確でなくて、どこに相談していいかよく分からないというふうなことで、相談しなかったというふうに言われております。 今後のこの個人への風評被害対策としてお願いしたいのは、まず一つは、早期に相談窓口を設置し、今、実際はしていると思いますけれども、しっかりこの相談窓口があるということを市民にやっぱりきちっと周知をもっとしていただく、そしてそこの窓口で情報収集できる体制をしっかりつくって、何かしら相談があれば、その情報を基に、個人への風評被害対策を速やかに打てるような体制の整備をお願いしたいと思います。 また、風評被害に遭われた当事者の方の精神的、また心理的なダメージは大変大きいものがあります。ぜひ、心のケアを受けられるサポート体制の整備も必要と考えますが、いかがでしょうか。 次に、対策としての情報発信についてですが、新型コロナウイルスは、当然ワクチンもまだなく、治療薬も具体的なものがなく、感染していても軽症な人や症状のない人もあるということで、いつ誰が感染してもおかしくないという状況があります。それが、大変市民の方の大きな不安につながったということだと思います。 今回の風評被害の背景には、このようなやはり不安があると思います。この不安を全くなくすということはできませんが、少しでも正確な情報を、また正確な現状をタイムリーに市民に伝えていくことで、少しでも不安の軽減につながるのではないかと思います。 その点で、ニュースや報道で国や県からの情報はありますが、やはり身近で最も信頼できる情報源となります市から、その情報が重複してもいいので、いろんな各種メディアを使って、迅速に、やはり臼杵市のほうから正確な情報を可能な限り具体的に、しかも繰り返し発信することなどで、このような風評などの封じ込めが、少しでも広がることを抑えることができるのではないかと、そういう対策ができるのではないかと考えております。その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(匹田郁君) 小坂政策監。     [政策監(民生担当)兼部落差別解消推進人権啓発課長 小坂幸雄君登壇] ◎政策監[民生担当]兼部落差別解消推進人権啓発課長小坂幸雄君) 戸匹議員ご質問の感染症拡大による個人への風評被害対策についてのうち、まず個人への風評被害対策の現状についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、日本国内においても各地で感染者が発生しています。全国的にも言われていますが、新型コロナウイルスに感染された方やそのご家族、また感染された方を受け入れ、治療を行った医療機関のスタッフやそのご家族、さらには根拠のないうわさ話などによって、何の関係もない人へも誹謗中傷が起きている現状があります。 本市では、3月12日より、ホームページに「新型コロナウイルス感染症に関連する人権への配慮について」を掲載し、不確かな情報に基づく不当な差別やいじめなどの人権侵害がないように、市民への周知を図ってまいりました。 その後、新たに臼杵市民の感染を受け、感染者や関係する医療機関等への誹謗中傷を防止するために、A3判の啓発ポスターを作成し、より多くの市民の目に触れるように、市内のスーパーやホームセンター、医療機関連絡事務所、こども園などに配布し、啓発を行いました。 あわせて、ケーブルテレビ政府インターネットテレビ「『新型コロナウイルス第6篇』人権への配慮について」という啓発動画を放映し、ウイルス感染リスクは誰にでもあること、誹謗中傷が起きないように正しい情報を利用することなどを市民へ周知啓発してまいりました。 また、5月には、市報に、不確かな情報に基づいた不当な扱いや誹謗中傷をしないことや、不確かな情報は広めずに、県や市などが発信する正しい情報を入手して判断、行動することなどの啓発と、風評被害に遭った場合の本市での相談窓口や、関連する機関の相談窓口の周知を図りました。 6月の小・中学校通常再開に合わせて、教育委員会の協力を得て、児童・生徒、保護者、教職員に向け、除菌のウエットティッシュとチラシを3,000枚配布し、啓発いたしました。 さらに、中野市長が、市報5月号の「ろばこん通信」を通じ、風評被害の解消のための情報を発信するとともに、6月8日からは、ケーブルテレビの番組「広報うすき」へ出演し、正確な情報を基に、節度を持った行動で、コミュニケーションの取れた、絆のあるまちづくりにつながるよう、市民の皆さんへメッセージを発信するなどの取組を行っています。 次に、今後の個人への風評被害対策についてのうち、早期に風評被害相談窓口の設置による情報収集や対策の検討、また、被害を受けた個人へ「心のケア」などが受けられる体制についてお答えいたします。 本市におきましては、4月16日に、庁内に新設された新型コロナウイルス特別対策室が市役所内の関係課を横断的に連絡・調整し、医療に関する相談は保険健康課、人権に関する相談は部落差別解消推進人権啓発課、学校に関する相談は学校教育課、子育てに関する相談は子ども子育て課など、その内容に応じて、各相談窓口が迅速に市民からの相談に対応しています。 また、被害を受けた方の相談内容によっては、必要に応じて担当課に配置された保健師や臨床心理士、その他の専門員なども活用して、被害を受けた方に寄り添った対応を行える体制を整えています。 最後に、個人への風評被害発生時の、各種メディアなどを通じて正確な情報を発信するなど、迅速な封じ込め対策についてお答えいたします。 個人に対する風評被害は、その内容や発信元などを特定することは大変難しいのが現状です。その上、被害に遭われた方の影響は深刻で、議員ご質問のように、不確かな情報により個人が感染者扱いされるようなことがあってはなりません。しかし、個々の風評被害を否定する情報を行政がメディアを通じて発信することは、かえって被害者の特定につながったり、新たな被害を生むおそれもあります。 風評被害は、目に見えないウイルスや経験したことのない感染症に不安や恐れを感じ、遠ざけたいという人々の心理が原因であるため、本市といたしましては、1つ目として、市が情報発信する際には、できる限り中傷や風評被害の原因にならないように十分検討した上で、市民の不安を解消できる情報を発信する、2つ目として、誹謗中傷風評被害が起こった場合には、その内容に応じて、きめ細やかに市民への啓発を進める、3つ目として、市民からの相談等があった場合には、直ちに関係課が連携し、相談者に寄り添った対応を行うとしています。 以上の点に注意をして、不確かな情報により風評被害が起きないよう、今後も様々な手段を活用しながら、誰もが安心して暮らせる臼杵市となるよう、啓発、相談対応を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ありがとうございます。 細かな対策は講じているということでありますので、もし、これから第2波、第3波とかがあって、そういうことが繰り返すようであれば、またしっかり対応をお願いしたいと思います。しっかりやっていただいているということは、よく分かりました。 ただ、今回、初めての新型コロナウイルスの対応ということで、当然行政のほうも初めての対応ですから、どのように対応していいかというところも手探りだったというふうに思います。 ただ、私は、やっぱりこういう風評が、本当はもっと大きくなる前に、もっと早く対応できていればと、私も議員として反省をしているところであります。今後、迅速な対応していただけるということでありますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 さて、この風評に対する一つ、情報の提供ということでありますが、今回のようなうわさが生まれる要因というのは3つあるというふうに言われております。1つが、人々が不安に感ずる事柄があること、2つ目が物事が曖昧であること、続いて3つ目が、ある程度の現実味がある事柄であること、この3つがそろうと、うわさになるというふうに言われております。 そして、このうわさが大きく広がるか広がらないかの要因というのが、人々が知りたいことではなく、人々が伝えたいことが強い場合には大きく広がっていくというふうな、そういう研究をしている大学もあります。 今回のこの新型コロナウイルスは、まさにこの状態がそのまま表れたということでありますので、何も手を打たなければ本当に大変なことになるということはもう分かり切っているということでありますが、逆に考えますと、この3つの要因の一つでも潰していけば、大きく広がることを防げるんじゃないかなというふうには思っております。先ほど答弁にありましたように、できるだけ不安を軽減する、もしくは少しでも正確な情報を流して曖昧さを減らしていく、そして誤った情報を伝えるような必要性をなくしていく、そういうことができれば、少しでもこういう風評を封じ込めることにつながるのではないかというふうに思っています。 その情報の提供に関してですが、どこに市民が、どのように不安を本当に抱いているのか、何が情報として曖昧だったのかというところを、やっぱりしっかり具体的に、今回のことを踏まえて検討していただきたいなと思っております。 あと、今回、いろいろ市報とかビデオとか市長のメッセージとか、いろんな形で対策を打っていただきましたけれども、その方法も検証をきちっとやって、本当にこれでちゃんと伝わったのかどうか、この辺はなかなか検証って難しいかとは思いますけれども、ぜひ、今、第1波がそろそろ収まってくるこの間に、しっかりもう一回そういう検討というのを、対策室とかを中心に行っていただきたいと思うんですが、その辺、ぜひ対策室としてどのように考えているのか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(匹田郁君) 小坂政策監。     [政策監(民生担当)兼部落差別解消推進人権啓発課長 小坂幸雄君登壇] ◎政策監[民生担当]兼部落差別解消推進人権啓発課長小坂幸雄君) 戸匹議員の再質問にお答えいたします。 現在、私も、民生部の政策監として、新型コロナウイルス特別対策室のほうで、今、仕事をしております。そういった関係がございますので、今言われたことにつきましては、検証をきちんとしていただいて、第2波、第3波に備えて、そういった誹謗中傷とか市民の皆さんが不安になることとか、そういったことについては、きちんと整理をさせていただいて、また広報についても、いろんな手段がございますので、中野市長ケーブルテレビに出演もしていただいていますので、いろんな手段を使って、そういったことにきちんと備えていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ありがとうございます。 市のほうは,一生懸命していただくということでありますが、実はこの情報の提供というのは、かなり国や県からのいろんな指示とか縛りとかいうのがあるかと思います。その点を、例えば県とか保健所とかの連携とか、そういうところも併せて、どこまでその情報を提供したらいいのか、どこができないのかとか、これは臼杵市だけの問題ではないと思いますけれども、その辺も市としてしっかり県とか保健所とかと調整をしていただきたいと思うんですが、その点のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(匹田郁君) 小坂政策監。     [政策監(民生担当)兼部落差別解消推進人権啓発課長 小坂幸雄君登壇] ◎政策監[民生担当]兼部落差別解消推進人権啓発課長小坂幸雄君) 戸匹議員の再質問にお答えいたします。 市といたしましても、保健所等と十分に連携をさせていただきまして、出せる情報、出せない情報ありますので、そういったルールをきちんと決めさせていただいて、公表できるものにつきましては、市民の皆さんに安心していただけるように、きちんと公表させていただくということを今後もきちんとやらさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) よろしくお願いいたします。 答弁にもありましたように、今回、ケーブルテレビで市長のほうがメッセージ、非常に分かりやすくて、私はよかったと思っております。 市長にお尋ねしますが、もし今後、この新型ウイルスに関して、もし第2波、第3波とか起こった場合に、やっぱり少しでも市民の不安を軽減できるように、ぜひ今後も市長からタイムリーにこの正確な情報をメッセージとして発信をしていただきたいと思うんですが、ぜひそういうところのお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(匹田郁君) 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) 戸匹議員の再質問にお答えしたいと思います。 この風評被害あるいはそういうものに対して、大変市民の中にも、あるいは全国的にも心を痛めている人がおるということで、いろんなことを検証しながら、二度と起こらないようにするためにはどうすればいいか、いろんな立場で検証していく必要があると思っております。 先ほどの質問に少し加えて、私もしたいと思うんですが、一つは、やっぱりインターネットと口コミというのが意外に早くて、拡散して、そして本当の情報でないのに伝えているというのがある、この辺に対してどうするのかというのは非常に難しい問題があります。この辺のところも考えなければいけないと思うことと、もう一つは、実は今回の臼杵市の問題につきましても、私も非常にちょっと考えるところがありまして、県の担当部長に直接話をして、そういうことでいいのですかと念押しをしたんです。 というのは、我々としましては、やっぱり市民のプライバシーとか人権の問題を第一に考えたいと。ところが、県にしてみれば、それは十分分かるけれども、これを拡散させないためにどうすればいいかと、そちらの視点からも考えたいんだというようなことで、いや、そうはいってもということでいろいろやったんですけれども、最終的にはその辺のところで今回のような形になってしまったと。我々も言いたいことは言って、ぜひこれ以後、気をつけてくださいということもお願いしております。 それともう一つは、やはり、実は今日仕上げるんですけれども、次のろばこん通信にも書いたんですが、コロナというのは、やっぱりこう人ごとじゃなくて、我が事としてどう皆さんが捉えるかというところもしっかり持たないと、そういう今言った風評とかいろんなものにも関わってきますので、ぜひ冷静に、正しい情報を仕入れていく、我々も発信します、それに基づいた発言とか行動をぜひしてほしいというふうなこともお願いしたいと思っています。 正直なところ、こういうふうな先が分からない、対策がよく分からないということになると、人間やっぱり不安と恐怖というのが、いろんなもので心身のバランスを壊していって、日頃とても考えられないような発言とか行動が起こるということがありますので、なおさらその辺のところを踏まえたときに、やっぱり冷静に正確な情報を伝えて、理性的に、そしてまた常識的に判断して、なるほどというようなデータを送っていきたいと思いますし、またそのために、そういう悩んでいる人がおられましたら、また特別対策室を通して、市挙げて、そういう人たちの声を聞く体制をこれからもつくっていきたいし、そのためには今回のことを検証していきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) よろしくお願いしたいと思います。 それでは次に、指定避難所の新型コロナウイルス感染症対策について質問をいたします。 まず一つは、指定避難所の感染防止対策について伺います。 新型コロナウイルスの対策では、3密を避けるようにというふうに言われておりますが、災害時の避難所では、これまでの運営方法では3密となることが避けられません。そこで、感染防止対策を取り入れた避難所の整備や運営体制の見直しが必要とされています。 新型コロナウイルス感染症対策としての備蓄品の整備や、避難所の運営体制についての考えをお伺いいたします。 次に、この3密を避けるために、国からは、可能な限り多くの避難所の開設を図るとともに、ホテルや旅館等の活用などの検討をするように求めておりますが、市の考えをお伺いいたします。 次に、福祉避難所の施設の受入れについてお伺いします。 災害時の福祉避難所は、その多くが介護関係の施設となっています。今回の新型コロナウイルスへの感染防止対策として、この介護関係の事業所や施設では、入所者の感染防止のためとかで、多くの施設が外部からの入場を断らざるを得ない状況となりました。 もし、感染拡大している状況の中で災害が発生すれば、福祉避難所に避難しないといけないような方でも、介護関係の施設では入場を断らざるを得ない場合が出てくることが想定されます。その対策についてお伺いをいたします。 そして、そのような場合、代わりに受け入れられる施設を準備しておくことも必要と思います。 私は、今、一般の指定避難場所となっています臼杵支援学校は、バリアフリーなどの整備も充実しておりますので、支援を必要とする避難者の方を受け入れるには適しているのではないかと思っております。臼杵支援学校を福祉避難所として指定してはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(匹田郁君) 中尾防災危機管理課長。     [防災危機管理課長 中尾 敬君登壇] ◎防災危機管理課長(中尾敬君) 戸匹議員ご質問の指定避難所の感染症対策についてお答えします。 まず最初に、指定避難所の感染防止体制についてのうち、感染症対策としての備蓄品整備避難場所運営体制についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症については、日本国内において感染経路が特定できない症例も多く発生しており、また今後の状況によっては急速な増加も懸念されております。こうした状況下において、災害が発生し、避難所を開設する場合には、従来とは違った避難所の開設、運営が求められており、万一避難所等への避難が必要となった場合は、3密-密閉・密集・密接での感染リスクの回避や衛生対策を徹底するなど、感染症対策は最重要課題となっています。 本市の避難所の感染症対策としての備蓄品整備につきましては、地震、津波などの大規模災害や梅雨前線による大雨や台風などの出水期の避難に備え、避難所の衛生環境及び避難者の健康管理に関する備蓄品の強化を進めています。 具体的には、マスク、アルコール消毒液、ペーパータオル、使い捨て手袋、手指消毒液や体温計、そして発熱やせきなどの症状のある体調不良者のための間仕切りや段ボールベッドなど、感染防止のための資機材の優先購入を進めています。 今後も、備蓄品の配備目標値を定めた備蓄計画に基づき、順次整備を進めていきたいと考えております。 加えて、市民の方々には、避難する際には、感染症対策として、マスク、消毒液、ウエットティッシュ、体温計などを非常持ち出し品に加えていただくなど、自助による備えについても周知してまいりたいと考えております。 続いて、避難所を開設する場合の感染防止対策としましては、避難所が過密な状態となることを防ぐため、避難者間のスペースの確保や避難所での手洗い、咳エチケット等の基本的な感染対策の徹底、定期的な換気を実施します。 次に、避難者の受入れ態勢につきましては、受付時に受付名簿の記入や聞き取りをし、検温や問診により発熱やせきなどの症状のある体調不良者をチェックし、一般の避難者とは動線を分け、体調不良者は専用スペースに案内するなど、受付時の対応を避難所ごとにマニュアル化し、職員が対応できるよう避難所開設運営研修も行っております。 今後は、避難所運営にご協力いただく自主防災組織や各地区防災士連絡協議会とともに、新型コロナウイルス感染防止対策を反映した避難所ごとの運営訓練も実施してまいりたいと考えております。 次に、可能な限り多くの避難所の開設を図るためのホテルや旅館等の活用についてお答えします。 本市では、避難準備・高齢者等避難開始などの避難情報を発令する前の段階で、自主避難所として臼杵市中央公民館と野津中央公民館を開設し、ケーブルテレビやホームページ等による周知を図り、早期の避難に向けた対応を取っています。 今後は、新型コロナウイルス感染のリスクを考え、相当な豪雨で短時間後に危険が予想される場合など、状況に応じて複数の指定避難所を開設することが必要であると考えております。その際、避難者同士が密接しないよう、通路を含め、これまでよりも広いスペースを確保するとともに、体調不良者専用スペースを確保できるよう対応していきたいと考えております。 また、避難にあたっては、これまで市民の方々に対して、自分の命は自分で守る精神の下、災害時の積極的な避難行動をお願いしており、新型コロナウイルス感染症を恐れ、危険な場所からの避難をちゅうちょすることがないよう、加えて周知を図っていきます。 しかしながら、必ずしも公的な避難所に避難する必要はなく、ハザードマップにより、危険な場所を把握して、水害による浸水等の危険がない場合には、感染リスクの低い自宅や避難所以外の親戚や友人の家等への避難も有効であると考えております。 ホテルや旅館等の活用につきましては、大分県が平成28年10月に、県下のホテル、旅館が加盟している大分県生活衛生同業組合連絡協議会と締結した災害時における被災者の支援に関する協定に基づき、同組合に加盟している市内のホテルや旅館等と事前に協議をし、災害時の被災者の受入れに関し、協力をいただける回答を得られたことから、有事の際には活用してまいりたいと考えております。 ○議長(匹田郁君) 大戸福祉課長。     [福祉課長併福祉事務所長 大戸敏雄君登壇] ◎福祉課長併福祉事務所長大戸敏雄君) 戸匹議員ご質問の指定避難所の新型コロナウイルス感染症対策についてのうち、福祉避難場所の施設の受入れについてお答えいたします。 福祉避難場所とは、高齢者、障がい者、妊産婦など、避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする災害時要支援者が、安心して避難生活ができる体制を整備した避難所とあり、市と協定を締結することとなっています。 福祉避難場所として施設と協定を締結する要件としては、1点目として、昭和56年に施行された新耐震設計基準で建設された建物または耐震診断により十分な耐震性能を有していること、2点目として、土砂災害警戒区域外にあること、3点目として、施設のスロープ、手すり、エレベーター、車椅子対応トイレ等が設置され、バリアフリー化がされていること、4点目として、津波浸水想定区域の海抜6メートル未満の地域では、3階以上の鉄筋コンクリート造りの建物であることと定められています。 加えて、避難者1人当たりおおむね4平米の面積を確保するとともに、避難者10人に対して1人の生活相談員を配置することができ、24時間支援が可能な福祉避難場所としての機能を有していることとなっています。 こうした要件をクリアできている障がい者支援施設や特別養護老人ホーム、グループホームなど15施設と、これまで災害時における福祉避難場所の提供に関する協定を締結し、現在、401名の受入れが可能となっており、この15施設のうち、介護関係の施設の数は10施設となっています。 また、福祉避難場所の開設については、一旦多くの市民が避難する指定避難所に何らかの支援を必要とする要支援者が避難してきた場合に、市は、その要支援者に対する福祉避難場所の開設または避難者に対応した医療機関に移送するかの判断をします。そこで、福祉避難場所の開設が必要と判断した場合は、関係する福祉避難場所の事業所に対し、開設の依頼をすることとなります。 現在、協定を締結している施設には、感染症に罹患すると重症化しやすい方が既に入所されており、各施設が感染症対策項目の中で外部からの来訪者の制限などを定めており、コロナ感染が収束しつつある現在においても、指定している福祉避難場所15か所のうち、全ての施設において入所者への面会が制限されている状況にあります。 しかしながら、大規模な災害が発生した場合には、緊急事態であることから、福祉避難場所の収容予定人数401人のうち、現在のところ、134人は受け入れていただけるとの回答をいただいているところであります。 また、大規模災害が発生した場合には、受入れ可能人数以上の要配慮者の避難場所の確保が必要となる事態が予想されます。 その場合の対応として、指定避難所の中に、福祉避難場所のような機能は有していませんが、一般避難者と別の部屋を設ける、もしくは間仕切り等、可能な限り要支援者に配慮した福祉スペースを設けて、配慮が必要な方への支援ができるような対応を行いたいと考えています。 その中で、介護や医療等の専門職の対応が早急に必要な要配慮者については、関係機関に依頼し、受入れ施設を探す必要があると考えています。 議員ご提案の臼杵支援学校福祉避難場所に指定してはにつきましては、臼杵支援学校は、福祉避難場所として指定するための必要な要件であります鉄筋コンクリート造り、スロープ、手すり、車椅子対応トイレ等、施設のバリアフリー化に対応はできているものの、福祉避難場所としての利用の可能性の高い宿泊訓練棟については、棟の裏側が急傾斜地となっており、大雨及び台風接近時や地震発生時の使用は崩落の危険があり、大分県臼杵土木事務所から、大雨時など災害発生時に使用しないよう指導を受けていることに加え、避難者10人に対して1人の生活相談員の配置や、24時間体制による専門の支援員の配置が未確定なことから、現在のところ、臼杵支援学校での福祉避難場所設置については困難であると考えています。 今後、本市としては、避難時に支援が必要な市民の方々を1人でも多く受け入れることができるよう、福祉避難場所として協定を締結する施設を増やすよう努めるとともに、指定避難場所につきましても、避難所の一部を支援が必要な方の専用スペースとして利用できるよう、関係機関と連携しながら協議を続けていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ありがとうございます。 様々な具体的な対策というのは、検討されているということであります。その中で、支援学校については、条件的に今は厳しいということでありまして、それはそうかと思います。 ただ、将来的には、そういう条件というものは、どんどん仕組みとしてつくっていけば、急傾斜とかは工事しないと無理ですけれども、仕組みに関しては、支援できる体制というのは幾らでもつくっていけばできるわけですので、今すぐは当然できないと思います。ただ、将来的な臼杵市の今後の大きな災害のことを考えると、コロナウイルスに関しては喫緊の課題でありますので、支援学校は使えないということでは当然そうかと思いますが、それ以外も含めて、そういうところはちょっと長期的にご検討してはと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(匹田郁君) 大戸福祉課長。     [福祉課長併福祉事務所長 大戸敏雄君登壇] ◎福祉課長併福祉事務所長大戸敏雄君) 戸匹議員の再質問にお答えいたします。 長いスパンを見ての福祉避難場所の設置についてということであります。 当然ながら、市内の避難場所につきましても、多くの施設が必要であるということも我々認識しているところでありますし、そして、やはり住民の方々から、なるべく近くの避難場所にと、安全性を考慮した場合、そういった部分も必要であるというふうに考えておりますので、今後、そういった避難所の数の拡大等につきましても、条件等様々な点から検討して、受入れ人数の増加に向けて関係機関と調整していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。 避難所の関連で、もう一点再質問させてもらいますが、今、指定避難所、今回は指定避難所ということで質問させていただいていますが、様々な備蓄品、3密を避けるとか、衛生管理の備蓄品等に関しては、指定避難所では、今後、潤沢に準備していくということでありますが、一番身近な地域の公民館とか、その地域で指定している一時的な避難所に関しては、今、何もそういうものがない状態なんですね、そういったところへ避難した人と指定避難所に避難した人と、全くそういう衛生体制、管理体制、差が出てくるというのも、これまた一つ問題、課題があると思います。 その辺の地域の指定されていない避難所に関しての、そういう衛生マスクや体温計や消毒液等の準備というのも、しっかり市がやっぱり支援をしていく必要があるんではないかと思いますが、その点の考えをお聞かせください。 ○議長(匹田郁君) 中尾防災危機管理課長。     [防災危機管理課長 中尾 敬君登壇] ◎防災危機管理課長(中尾敬君) 戸匹議員の再質問にお答えします。 指定避難所以外の地域での避難所、具体的に言いますと公民館等を活用している場所もございます。 地区の避難所での感染症防止対策として、衛生用品の整備につきましては、自主防災組織や防災連絡協議会の活性化支援策で今後検討していきたいというふうに考えております。整備ができるように、前向きに検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ぜひ、できるだけ早く準備していただけるようにお願いしたいと思います。 では、次の質問に移ります。 次に、フレイル予防の取組について質問いたします。 今年4月に、75歳以上を対象に国のフレイル健診がスタートしていますが、市の対応をお伺いいたします。 また、このフレイル予防の普及・啓発についてですが、臼杵市では高齢者の健康維持のための取組というのが積極的に行われておりまして、市民の健康意識も高くなっているのではないかというふうに思っております。 高齢者の健康体操などの取組は、フレイル予防とも言えますので、その点は大変評価はできると思います。 しかし、市民には、まだこのフレイルという言葉を知らない、また聞いたことはあるけれども、意味がよく分かんないという方も多いのではないかと思います。 私、市民の方に、漠然とした健康維持ということではなくて、具体的にフレイル予防を意識、知識として学んでもらって、理解していただいた上でこういう健康維持に取り組んでいただくほうが、やっぱりきちっとした目標もできますし、さらに意欲的に健康維持に取り組んでいただけるのではないかと考えております。 そこで、質問いたしますが、やっぱり市民がフレイルという言葉の意味をしっかり知ってもらって、予防法など知識として学べる機会をしっかり市としても設けていただいて、フレイル予防に対する認知度の向上と理解を促進していただきたいと思います。そして、市民がフレイルを意識しながら、日々予防に取り組める環境づくりを推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(匹田郁君) 杉野政策監。     [政策監(福祉保健担当)兼保険健康課長 杉野 等君登壇] ◎政策監[福祉保健担当]兼保険健康課長(杉野等君) 戸匹議員ご質問のフレイル予防の取組についてのうち、まずフレイル健診についての市の対応についてお答えします。 フレイルとは、年齢を重ねるとともに心と体の活力が衰えた状態を言います。健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階にあたり、健康な人よりも要介護になるリスクが高いと言われています。 75歳以上の後期高齢者を対象とした健康診査については、今年、令和2年4月より、これまで活用していた特定健診に準じた標準的な質問票に代えて、後期高齢者の質問票を活用するように変更されました。 この質問票は、フレイルなど高齢者の特性を踏まえた健康状態を総合的に把握することができる質問票となっており、この質問票や健診の結果を活用することで、高齢者を必要な保健事業や医療機関受診につなげ、高齢者の健康を支える健診となっております。 後期高齢者の質問票は、高齢者の心や体の健康状態、食習慣、口腔機能、体重変化、運動・転倒、認知機能、喫煙、社会参加、ソーシャルサポートなど15項目の質問で構成されており、質問票を活用することで、高齢者一人一人を必要な支援につなぐとともに、質問票の回答結果を集積、分析することで、地域における健康課題を様々な角度から整理、分析することができるようになります。 しかしながら、今年度は新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が出されていたため、5月末まで健診を実施することができませんでした。6月以降は、医療機関と健康管理センターでの健診を開始し、受診することができるようになりましたので、健診希望者に対して受診を勧めていきたいと考えております。 本市が実施する地区巡回健診につきましては、健診会場での3密を回避することが難しいため、8月末までの間は健診を見合わせていますが、9月以降、感染防止対策を講じた上で、巡回健診を再開する予定としております。 75歳以上の後期高齢者の健康診査の実施主体である大分県後期高齢者医療広域連合と協力しながら、フレイル予防や健診の必要性、意義を市報やホームページ、ケーブルテレビ等で広報し、市民へ啓発していくとともに、様々な機会を通じて健診の受診勧奨を行ってまいります。 次に、フレイル予防に対する認知度の向上と理解を促進し、市民がフレイルを意識しながら、日々予防に取り組める環境づくりを推進してはいかがかについてお答えします。 令和元年度、本市において、高齢者の健康づくりの中で、フレイルの説明やフレイルの用語を用いて予防の学習を行った回数は、介護予防サポーター養成講座で2回、地域の教室やサロンで6回実施しました。 これらの講座の中では、フレイルの簡易チェックの一つとして、指でつくった輪っかでふくらはぎの太さを調べる指輪っかテストを行ったり、握力、片足立ち、歩行速度などの運動機能を測定した後、結果をフィードバックすることにより、高齢者自体が体の状態を把握した上で運動を行うなど、フレイル予防への理解を深めていただくよう取り組んでいます。 また、フレイルという言葉は用いていませんが、フレイル予防の視点を持って、栄養、口腔、運動、社会参加をテーマに学習会なども実施しております。 栄養では、地域の希望により、健康教室に栄養士を派遣し、低栄養などの食事内容の改善や食生活について指導しており、令和元年度は6回実施しております。 口腔機能については、歯科衛生士を派遣し、よくかんで食べることや嚥下についてなど、口腔機能の維持改善のための指導を8回、介護予防サポーター養成講座で2回、ほっと!!生き生き健康教室で2回行っています。 運動については、地域の教室やサロンで、高齢者が無理なく筋力アップができるほっと!!生き生き健康体操や、めじろん元気アップ体操の普及に努めており、9回実施し、ほっと!!生き生き健康教室でも2回実施しているところでございます。 社会参加につきましては、高齢者サロンや介護予防サポーター、お達者長生きボランティアなどの活動の中で、生きがいづくりや居場所づくりを進め、交流の場を広げております。 このように、本市では、介護予防事業にフレイル予防の視点も取り入れて、講座等を実施しています。 高齢者は、慢性疾患にかかっている方が多い上、多様な課題と不安を抱えやすく、いわゆるフレイル状態になりやすい傾向にあるため、高齢者に対する事業の実施にあたっては、フレイル等を踏まえた、効果的かつ効率的で、高齢者の状況に応じた細やかな対応が必要と考えております。 今後、後期高齢者の質問票を、健診時だけでなく地域の教室やサロン等でも活用し、フレイル予防の必要性の理解促進などの啓発に努めていきます。 さらに、フレイル予防をテーマに学ぶ機会を増やすことで、高齢者自身がフレイル予防への意欲を持ち、生活改善など実践につながるよう取組を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員、残り4分です。戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) ありがとうございます。 様々な形で予防に取り組んでいただいているということは、よく分かりました。 私が申し上げたいのは、市民が、やはり高齢者の方がフレイルというのをしっかり、みんな、例えば健康のそういう取組の中で、やっぱり会話の中にフレイルという言葉が出るぐらい、私は頑張っていますよとか、こうならんようにしようねとか、そういう形をぜひつくっていただきたいというのが今回の質問の趣旨でありまして、しっかりやってはいただいているんですが、そこにフレイルという言葉が表れないと、なかなか市民が覚えてくれないし、その点をやっぱり意識づけとしてしっかりやっていただきたいというのが今回の質問の趣旨なんです。 ですから、やっていることに対しては、大変すばらしい取組をしていると思います。それをぜひ、もっと市民がフレイルということを分かって、ならんように気をつけようねとお互い言い合えるぐらいの、そういう形で認知度を上げていただきたいというふうに思っているんですが、なかなかそういうフレイルという言葉を出さなくてやっている取組が多いようにあるんですが、その点、何かこだわりがあるのかどうか、その点をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(匹田郁君) 杉野政策監。     [政策監(福祉保健担当)兼保険健康課長 杉野 等君登壇] ◎政策監[福祉保健担当]兼保険健康課長(杉野等君) 戸匹議員の再質問にお答えいたします。 このフレイルという言葉は、やはりご高齢の方、なかなか浸透していないというのが事実でございます。これから市民の方、ご高齢の方が気軽にフレイルという言葉を使えるような、やはり周知、啓発等が必要だと十分理解しております。 ケーブルテレビとか市報とか、そういう場も持って、今していることがフレイルなんだよ、フレイルをしないと要介護とかにつながっていくので、そこをしっかりみんなで意識して、フレイルという言葉を積極的に使ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(匹田郁君) 戸匹議員。     [8番 戸匹映二君質問席登壇] ◆8番(戸匹映二君) 大変ありがとうございました。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(匹田郁君) 以上で戸匹議員の質問及び答弁を終了いたします。 以上で一般質問を終結いたします。 ここで10分間休憩いたします。          午前11時00分 休憩   -----------------------------------          午前11時10分 再開 ○議長(匹田郁君) 再開いたします。   ----------------------------------- △日程追加 第66号議案から第68号議案 一括上程、説明 ○議長(匹田郁君) お諮りいたします。 ただいまお手元に配付しております第66号議案から第68号議案が提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題としたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(匹田郁君) ご異議なしと認めます。 よって、第66号議案から第68号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。 第66号議案から第68号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第66号議案から第68号議案までにつきましてご説明申し上げます。 まず、第66号議案 工事請負契約の締結につきましては、伝送路再構築工事の臼杵地域・第8工区分の工事請負契約を締結しようとするものであります。 指名競争入札の結果、株式会社九電工大分支店が落札し、6月2日に1億9,250万円で仮契約を締結いたしましたので、この契約を本契約とするため、議会の議決を求めるものであります。 次の第67号議案 工事請負契約の締結につきましては、同じく伝走路再構築工事の野津地域・第2工区分の工事請負契約に係るものでありますが、こちらの契約につきましても、株式会社九電工大分支店が落札し、6月2日に3億2,670万円で仮契約を締結いたしましたので、この契約を本契約とするため、議会の議決を求めるものであります。 次の第68号議案 物品購入契約の締結につきましては、消防本部に配備している消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、更新整備を行おうとするものであります。 指名競争入札の結果、株式会社消防防災大分本店が落札し、5月29日に5,610万円で仮契約を締結いたしましたので、この契約を本契約とするため、議会の議決を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(匹田郁君) 以上で提案者の説明を終わります。   ----------------------------------- △日程第2 議案質疑 ○議長(匹田郁君) 日程第2、第62号議案から第68号議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(匹田郁君) 以上で質疑を終結いたします。   ----------------------------------- △日程第3 委員会付託 ○議長(匹田郁君) 日程第3、これより委員会付託を行います。 ただいま議題となっております第62号議案から第68号議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。     議案付託表                            令和2年6月17日付託付託委員会議案総務委員会第62号議案  第64号議案  第66号議案 第67号議案  第68号議案建設産業委員会/教育民生委員会第63号議案予算委員会第65号議案 ○議長(匹田郁君) 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日は、以上で散会いたします。          午前11時15分 散会   -----------------------------------...