△議決結果 -------------- 議案番号件名結果第1号議案臼杵市
公平委員会の
委員選任につき同意を求めることについて原案同意
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△日程第5 第2号議案 上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(大嶋薫君) 日程第5、第2号議案 臼杵市
固定資産評価審査委員会の
委員選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。 [市長
中野五郎君登壇]
◎市長(
中野五郎君) ただいま上程されました第2号議案 臼杵市
固定資産評価審査委員会の
委員選任につき同意を求めることにつきましてご説明申し上げます。 委員9名の任期が本年3月31日をもって満了しますが、令和2年度より委員定数が3名に変更となるため、引き続き冨田正雄君、藤野昌稔君を、また新たに藤田秀勝君の3名を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大嶋薫君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 (なし)
○議長(大嶋薫君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第2号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、第2号議案については、
委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (なし)
○議長(大嶋薫君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第2号議案については、市長提案のとおり同意することにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、第2号議案については市長提案のとおり同意することに決しました。--------------
△議決結果 -------------- 議案番号件名結果第2号議案臼杵市
固定資産評価審査委員会の
委員選任につき同意を求めることについて原案同意
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△日程第6 第19号議案 上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(大嶋薫君) 日程第6、第19号議案 不動産の取得についてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。 [市長
中野五郎君登壇]
◎市長(
中野五郎君) ただいま上程されました第19号議案 不動産の取得につきましてご説明申し上げます。 本年1月8日に大分県と仮契約を締結した旧野津高校跡地に係る土地及び施設の取得について、この契約を本契約とするため、臼杵市有財産条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大嶋薫君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 (なし)
○議長(大嶋薫君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第19号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、第19号議案については、
委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (なし)
○議長(大嶋薫君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第19号議案については、市長提案のとおり決することにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、第19号議案については市長提案のとおり決しました。--------------
△議決結果 -------------- 議案番号件名結果第19号議案不動産の取得について原案可決
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△日程第7 第3号議案から第41号議案のうち第19号議案を除く各議案 一括上程、説明
○議長(大嶋薫君) 日程第7、第3号議案から第41号議案のうち第19号議案を除く各議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。 [市長
中野五郎君登壇]
◎市長(
中野五郎君) ただいま上程されました諸議案の説明に入る前に、令和2年度に臨む基本的な考え方についてご説明申し上げます。 元号が平成から令和に変わり、初めての新年となった本年1月、新臼杵市の誕生から15年となる節目の年を迎えました。この15年の間に日本は本格的な人口減少社会を迎えるとともに、東日本大震災といった大規模災害を経験するなど、この国の将来に影響を与える大きな転換点を迎えたものと考えています。 このような中、私は、合併当初から副市長として、また、平成21年からは市長として、新市の一体感の醸成と臼杵、野津両地域の均衡ある発展を進めるとともに、地域活力の維持や人口減少対策、災害に強い
まちづくりを進め、市政を着実に前進させるために精力的に取り組んでまいりました。 中でも、地域振興協議会による地域コミュニティづくり、有機の里づくりをはじめとする農林業の振興、移住・定住施策などの取組が実を結び、人口の社会減抑制や、市民アンケートによる市民満足度の継続的な向上にその成果が現れています。 また、昨年は旧
臼杵商業高校に、新たに道路と水道といったインフラ部門を担う臼杵市
社会基盤整備・
災害支援センターを設置するとともに、
防災危機管理室を消防本部に移転しました。あわせて、野津庁舎新館の耐震・大規模改修工事を完了するなど、安心・安全な
まちづくりに向け、災害対策にも積極的に取り組んでまいりました。 このような下、我が国の人口の減少、東京圏への一極集中は進み、本市でも少子化、高齢化に伴う人口減少に歯止めがかからず、地域活動を維持するための担い手の不足も懸念されています。 こうした中、本年3月、第2次臼杵市総合計画後期基本計画及び第2期臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略といった、これからの臼杵の
まちづくりを見据えた重要な2つの計画を策定し、今後5年間の
まちづくりの方向性を定めることとしています。令和2年度は、これら計画に掲げた
まちづくりの初年度であり、市民皆様との協働によるチーム臼杵の総合力をもって諸施策を推進していく大切な1年になるものと考えています。 また、私自身にとりましても、市長3期目の任期最後の1年となり、就任にあたり掲げた「住み心地一番の
まちづくり」の総仕上げの年であります。 これまで進めてきた4つの柱、すなわち「安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり」、「健康寿命を延ばし高齢者が住み慣れた地域でいきいきと暮らせる環境づくり」、「うすきの資源を活かした産業振興の促進」、「移住定住の推進」を深掘りするとともに、防災対策にも注力し、より高みを目指した取組を進めていきたいと考えています。 中でも、産業振興に関しましては、野津東部工業用地のアクセス道路およそ600メートルの完成が目前であることから、これに併せ、企業誘致の推進と造成に向けた準備を同時に進め、若者に魅力のある雇用の場の確保と雇用創出を目指してまいります。 また、命の道、産業振興の道としての広域道路の整備について、昨年3月、東九州自動車道の臼杵インターチェンジを基点とした前後区間およそ6キロメートルの4車線化が事業認可されたことと併せ、9月には宮河内インターチェンジから佐伯インターチェンジまでが優先整備区間に指定され、4車線化の実現が具体化されたことから、一年でも早い完成に向け、取り組んでまいります。 あわせて、広域道路の横軸となる愛媛県の八幡浜港から新臼杵港、臼杵インターチェンジに進むルートを、中九州自動車道にどのように接続するか、10年、20年先の臼杵市の在り方を見据えた構想の具体化とその実現に向け、取り組んでいきたいと考えています。 子育て支援施策に関しましては、子育て世代が住みやすく、仕事と育児を両立できる環境を整備することが、若者が臼杵に住みたい、住み続けたいと思える
まちづくりに欠かせないものであることから、引き続き、子ども・子育て総合支援センター、いわゆるちあぽーとの運営強化に取り組むとともに、出産・育児に係る助成や保育環境の充実等に力を入れてまいります。 移住・定住施策に関しては、平成27年度から
移住施策に本格的に取り組み始めてから、移住者は順調に増加し、先月、累計移住者数が1,000人に達しました。また、宝島社発行の「
田舎暮らしの本」においても、住みたい
田舎ベストランキングにおいても、若者、シニア部門で2年連続2冠を達成するなど、市外の方々に本市の魅力に注目いただき、実際に居住いただける方が増加しています。 引き続き、移住者に寄り添った丁寧な対応を心がけるとともに、移住者の多い地区だけでなく、空き家が目立ち始めた
中心市街地や周辺地域への移住者増加に向けて取り組み、同時に若者世代の市外流出を抑制できるよう、移住・定住施策を強化し、人口の社会増実現を目指してまいります。 高齢者の
生きがいづくりに関しましては、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らせる
まちづくりを推進するために、うすき石仏ねっとをハブとして位置づけ、市民の一層の加入を促進し、健康寿命の延伸に結びつけています。
認知症対策を継続するとともに、地域振興協議会の充実や健康づくりの支援等を通じ、高齢者の社会参加や地域交流の仕組みづくりの充実を図ることで、生涯現役の
まちづくりを進めてまいります。 これら柱となる4施策については順調に進んでおり、取組を継続的に強化、推進しながら、各施策を有機的に結びつけ相乗効果を上げることで、「住み心地一番のまち・臼杵」の実現を目指してまいります。 また、観光・文化振興につきましては、昨年のラグビーワールドカップ2019に引き続き、本年は東京
オリンピック・パラリンピックが開催され、多くの外国人観光客が日本に訪れることが見込まれます。世界に向けて臼杵市を発信する好機であり、
聖火リレーに選ばれた
臼杵山内流をはじめ、市の歴史や文化、食や観光を効果的、積極的に発信し、
オリンピックイヤーを盛り上げていきたいと考えています。 これら施策を確実に実施させていくことが大切でありますが、その実現のためには、基盤となる健全な財政運営が重要であります。財源の確保や資産の有効活用等に努めますが、中でも、自主財源として重要な位置づけとなったふるさと納税のさらなる充実を図る一方で、臼杵市行財政活性化大綱の適切な見直しを進めてまいります。 以上のような施策を実行していくため、令和2年度より組織の一部を変更することといたしました。 1つは、現在、総務課の課内室となっている
防災危機管理室を独立させ、防災危機管理課として位置づけ、専決権を与えます。これにより、意思決定の迅速化を図るとともに、災害発生時等に速やかに対応できる体制を整えます。 次に、
社会基盤整備・
災害支援センターにインフラ業務を集約するため、現在、都市デザイン課が所管している公園及び漁港の整備・維持管理業務を建設課に移管します。これにより、社会基盤の一体的かつ効率的な整備、管理を進めるとともに、万が一、災害が発生した際に、インフラの早期復旧・復興に取り組むことができる体制を整えます。 また、都市デザイン課については、インフラ業務を建設課に移管することで、都市計画、道路交通網計画及び景観計画等の策定業務に集中できる体制を整えます。 このような基本的な考えの下、令和2年度における予算編成方針と主な取組について、ご説明申し上げます。 令和2年度当初予算は、第2次臼杵市総合計画に掲げた「日本の心が息づくまち」を基本とし、重要課題である人口減少問題の克服に向け、臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略の重点プロジェクトに取り組むことで、うすき創生につなげていくための7つの施策を柱に予算編成を行いました。 まず、1つ目の柱、「臼杵らしい産業振興充実のための取組み」につきましては、農業では、ピーマン、イチゴ、カンショ、お茶などの生産性の向上を図るため、生産施設や機械整備に対する補助、林業では、温室効果ガス排出削減目標の達成や森林の保水力低下による自然災害発生を防ぐために創出されました森林環境譲与税を活用し、これまで難しかった未整備林の整備に取り組みます。 また、新たな取組として、農家の高齢化や作業の省力化に対応するため、重量のあるコンテナ搬送作業などの負担軽減につながる機器の導入に対する補助を行い、スマート農業の普及に努めてまいります。さらに、耕作放棄地の解消と新規就農者の農地確保のため、認定農業者等に対し耕作放棄地の草刈りや重機等での草木除去に要する経費の一部に対する補助を行います。 特産品では、本市の食品や工芸品をPRする臼杵ブランド認証制度を活用し、臼杵の資源や食材を生かした加工品の臼杵ブランド認証を促進します。 うすき夢堆肥を活用したほんまもん農産物や有機JAS認証を受けた有機野菜が、今年度もふるさと納税の返礼品の中でご好評をいただいていることから、引き続き、農産物や臼杵ブランドの特産品のPRを強化し、うすきの地ものの価値を高め、地域経済の活性化と産業振興の強化を図ってまいります。 なお、本定例会に不動産の取得について議案を提出させていただいております旧野津高校跡地の利活用につきましては、農林業の振興や農林業を主体とした雇用の創出など、地域農業の拠点となることを目指し、利活用事業者を広く募集し、有効利用を図ります。 地場産業の振興については、平成29年度より取り組んでおります、中小企業者が、生産性の向上や競争力強化のために行う設備投資に要する経費の助成、また、商店などの小規模事業者が、新たな商いの展開や機能向上につながるための店舗改修及び設備更新に対する助成、さらに、市内で新たに創業する方に対し、事業の初期投資に要する経費助成などを継続して行います。 これらの取組を推進することにより、地場企業や新たに進出する企業、また、個人で起業する方々を支援し、仕事の創生につなげていきたいと考えています。 また、空き店舗の増加が懸念されている現状を踏まえ、商店街の活性化事業として、新たに再生プログラムとして空き店舗のリノベーションを実施するとともに、市民有志を対象とした研修会の開催を行い、人材の育成を図りたいと考えております。リノベーションした空き店舗については、お試し出店チャレンジショップとしての活用や空き店舗見学会等の開催を支援します。 企業誘致の取組といたしましては、野津東部工場用地の進入路整備が本年8月頃を目途に完成することから、企業誘致を見据えた揚水量を確認するための水源調査を行います。 観光振興においては、本年の東京
オリンピック等のビッグ
イベントを好機と捉え、観光振興戦略の下、産業・観光地を目指したハード・ソフト両面からの充実を図ります。また、本市の観光の推進体制がどうあるべきかについて、本年の検討成果を踏まえ、
体制づくりに取り組みます。 新たな事業として、四国とのフェリー航路を有する別府市と共同で、両市の観光資源を生かした新たな周遊ルートを確立させ、四国からの誘客を図る「仏にする?地獄にする?プロジェクト事業」を展開し、
各種イベントの開催及びツアー造成を行い、本市への誘客を図ります。 また、航空会社と協力して、地域振興・機体活用プロジェクト事業を活用し、機内誌掲載、観光情報誌配布、機体へのデカール貼付け等を図ります。このことにより、多くの搭乗者、空港利用者、メディア等へのPR効果による本市の認知度向上及び誘客につなげたいと考えております。国宝臼杵石仏においては、観光客の増加につなげるための取組として、引き続き石仏公園の景観整備を行います。 次に、2つ目の柱「安心安全な暮らしを守り支える取組み」につきましては、防災機能強化のため、老朽化し耐震性のない旧
臼杵商業高校体育館を解体し、跡地を活用して地域内輸送拠点の整備を図ります。また、災害に強い公共施設の整備として、臼杵庁舎においては老朽化した排水管設備の更新を年次計画で実施し、安全対策として庁舎事務機器等の転倒防止対策を行います。 南海トラフ地震時に多くの市民の方が避難されることが想定される市指定避難場所の機能強化として、夜間の避難の際に敷地内が暗い小学校3か所、市浜、下ノ江、福良ケ丘に街灯設備を整備します。さらに、臼杵公園避難路の安全対策とともに、6路線中2路線、今橋口4基、臼杵中央こども園側4基に照明を新たに設置し、夜間等の避難時における対策を強化します。 また、近年の台風や大雨等により臼杵川の洪水調整、かんがい用水機能を果たす重要なダムであります乙見ダムに大量の土砂、流木が流入し、ダム機能を低下させています。この状況に鑑み、国、大分県の協力をいただきながら年次計画で堆積した土砂10万立米を取り除き、自然災害対策を強化します。 防災情報伝達の機能強化として、平成30年度より年次計画で取り組んでおります防災行政無線更新事業につきましては、計画どおり令和2年度中に更新を完了いたします。また、防災カメラのデジタル化への更新を、佐志生、下ノ江、徳尾の3か所で行い、災害発生等の監視及び情報収集の強化を図ります。 地域の防災力の強化については、備蓄品・訓練備品の整備を行い、防災訓練や防災士を中心とした啓発活動の充実を図っていきます。 市民生活の向上や産業振興のためのインフラ整備として、道路や橋梁等の整備に積極的に取り組みます。防災関連では、消防ポンプ自動車の更新や各消防団へのチェーンソーやホース等の消火用機材の整備を進め、市全体での消防力の強化を図ります。 次に、3つ目の柱「住みたい、住み続けたい住環境づくりの取組み」につきましては、移住定住者の居住支援による住みやすさの充実を図るため、各種の補助制度を導入しております。 市外・県外から移住した方々への家賃補助や新築・改修に対する補助金、市内の方々への三世代同居のための新築・改修に対する補助金、子育て世帯、若年夫婦世帯を対象とした新築・改修に対する補助金、空き家活用事業補助金などは大きな効果があり、継続して実施していきます。さらに、本年度新たに、存続が難しくなる小規模行政区の活性化や空洞化する城下町エリアの維持の観点から、地域加算を追加するとともに、地元業者利用についても加算を加え、さらなる充実を図ります。 また、新婚世帯への支援として、市内在住の方が結婚に伴う住居等に係る費用の一部の助成を行うなど、市内で結婚、定住する世帯数の増加を図ります。 地域コミュニティの充実につきましては、旧商業高校敷地内に下南コミュニティセンターの整備を行います。また、既存の川登基幹集落センターを改修し、川登地区振興協議会の拠点づくりを行い、各地域の活性化を図ります。
中心市街地の活性化につきましては、野津地域の中心街の活性化と利便性の向上を図るため、仮称ですが、野津市民交流センターの整備を行います。野津庁舎に併設して整備を行うことにより、市民の方々や訪れた方が気軽に立ち寄り、憩い、交流できるなどを基本的な考え方として、地域の方々と一緒になり野津地域の
中心市街地の活性化を図ります。 次に、4つ目の柱「安心して子どもを産み、育てやすい環境づくりの取組み」につきましては、安心して出産ができる環境づくりとして、令和元年度より取り組んでおります妊産婦の医療費に係る自己負担分を助成する制度につきましては、九州では初めての取組であり、産婦人科をはじめ全ての保険診療並びにこれらに係る調剤を対象に、子育て世代の経済的な負担軽減と妊産婦及び胎児の安心・安全な出産を今後も支援していきます。 また、出生をお祝いし、健やかな成長を願って出生祝い金として市内で利用できる商品券を贈る制度につきましても継続し、新たに、子育て世代の経済的負担の軽減を図るとともに、出生率の向上につながることを期待し、おむつ購入に対し助成する制度を新たに創設します。 子育て支援のさらなる充実を図るため、出産直後の母子に対して心身のケアや育児のサポートを産婦人科等で受けられる支援体制を構築します。さらに、利用者の多い病児・病後児保育事業については、新たに働く保護者の負担軽減と利便性の向上を図る制度として、病児の保育所等への送迎について関係機関と調整中であります。 なお、保育・子育て環境の充実を図るため、保育料の負担軽減、中学生までの通院医療費の助成についても継続して実施し、ちあぽーとを中心に子供の健やかな成長を応援するとともに子育て世代を支援し、課題である出生率の低下に歯止めをかけたいと考えています。 次に、5つ目の柱「人生をたくましく切り開く心豊かな人材育成の取組み」につきましては、本年、夏に開催される東京
オリンピック2020で、本市に江戸時代より伝わる日本泳法である
臼杵山内流の泳ぎ手が聖火ランナーとして、本年4月25日土曜日に、臼杵川を泳いで横断し聖火をつなぐ予定です。聖火ランナーが川を泳いで渡るのは世界初のことであり、受け継がれてきた山内流の泳法と伝統が世界に発信され、あわせて本市のPRにつながるものと期待しております。 小・中学生の基礎学力の定着、向上に向け、教育内容の充実を図るため、ICT活用教育の拡充や放課後チャレンジ教室の充実を図ります。 教育内容の強化策としては、小学校英語の教科化への対応として、英語専門講師を拡充するとともに、中学生の英語力向上の取組として中学3年生の英検3級取得を勧める助成を行います。また、大学生等学習サポーターを活用したサマーセミナーを実施し、学力の向上を支援します。 教育環境の改善としては、複合遊具の設置、各種設備改修等による学習環境の改善を行います。 文化振興関連では、市民の方の利便性の向上と施設の長寿命化を図るため、
臼杵市民会館大ホールの耐震化改修を実施します。 次に、6つ目の柱「健康寿命を延ばすための取組み」につきましては、安全で質の高い医療や適切な介護サービスを提供し、また、医療費の適正化等につなげるため、市内の病院や歯科医院、薬局や介護事業所、消防署の通信指令室をネットワークで結ぶうすき石仏ねっとの取組や、健診内容の充実による早期発見の取組、また、地域包括ケアの推進などにより、国保医療費、介護給付費の抑制が図られています。これらを踏まえ、令和2年度の国民健康保険税につきましては、現行より減額する方針とし、関連条例の改正議案を本定例会に提出させていただきました。 新たな取組として、小児期の肥満出現率が高いことから、小・中学生のうち一定の肥満度以上の子供を対象に2次健診を実施し、適切な予防につなげたいと考えております。また、健康づくり、身体づくりの環境のさらなる充実を図るため、諏訪山体育館の大規模改修及びトレーニング機器の充実を図ります。 なお、平成30年度より取り組んでおります深刻となる医師不足対策については、本年もコスモス病院と大分大学医学部附属病院及び本市が連携した人材育成事業に支援を行い、通常診療の充実と
救急医療を継続していくための医療人材の確保対策に取り組みます。 最後に、7つ目の柱「更なる行財政健全化と市民サービス向上の取組み」です。 行財政健全化につきましては、合併算定替の縮減を踏まえ、財源のさらなる確保と財政の透明性をさらに高めるための取組として、歳入の根幹となる固定資産税における基礎資料となる市所有の航空写真を更新し、現況との乖離をなくし、賦課の正確性を高めます。 また、資産の有効活用の観点から、長年にわたり懸案でありました臼杵市不燃物最終処分場の跡地利用について、用地としての適性を調査し、活用方法を選定するための利用計画の作成を行い、有効利用を図ります。さらに、基金の運用による配当金などの財源確保にも努めてまいります。 人口減少時代に対応した効率的な事務を推進するため、大分県や県内他市と連携して、業務プロセスの標準化やRPA、いわゆるロボットによる業務の自動化など、ICT導入の検証等を行います。また、効果的、効率的に事務事業を行うため、事務事業におけるPDCAサイクルの機能向上をさらに進めることで、持続可能な
まちづくりにつなげていきたいと考えています。 自主財源の確保策として大変有効な手段であるふるさと納税につきましては、本年度、現時点で7億7,000万円を超えており、昨年度実績を大幅に上回る見込みであり、寄附者のご厚志を生かして有効に活用してまいります。返礼品につきましては、特に、フグや野菜セットといった返礼品が人気であり、臼杵の
まちづくりに呼応した産品が注目されています。引き続き、効果的なPRを行うことでさらなる納税額の増加に取り組んでまいります。あわせて、魅力的な産品づくりを行い、地場産品の
需要拡大の相乗効果を図っていきます。 なお、本格的な人口減少社会を迎える中で、将来的な自治体運営は、さらに厳しい状況となることが予想されます。現状の運営体制や行政機能を維持することが困難になるおそれもあることから、長期的な臼杵市の将来を見据えた抜本的な行政経営改革への取組を始める1年にしたいと考えています。 以上、申し述べました方針と諸施策に基づきまして予算編成を行いました結果、令和2年度
一般会計予算の歳入歳出総額は218億9,062万6,000円で、前年度に比較しますと3,838万4,000円、0.2%増の積極的な予算編成を行いました。予算総額としましては、合併以降最大の予算規模となりました。 令和2年度は、新たな臼杵市総合計画とまち・ひと・しごと総合戦略の下、持続可能な臼杵市の創造を見据えるとともに、住み心地一番の
まちづくりの総仕上げの1年にしたいと決意しております。 以上、令和2年度に臨む基本姿勢並びに予算編成の説明を終わります。 続きまして、ただいま上程されました第3号議案から第41号議案までのうち第19号議案を除く各議案についてご説明申し上げます。 まず、第3号議案 臼杵市
行政組織条例の一部改正につきましては、令和2年度の組織編成を実施するものであり、主な内容は、防災危機管理課の設置と都市デザイン課、建設課、財務経営課の担当業務の見直しであります。 次の第4号議案 臼杵市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定につきましては、令和2年4月1日から令和3年3月31日までの間において、職員の給料を減額して支給できるよう臨時特例を定めるものであります。 次の第5号議案 臼杵市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正につきましては、会計年度任用職員制度の導入に伴い、会計年度任用職員の服務の宣誓に関し、任命権者が別段の定めをすることができるよう規定を整備するものであります。 次の第6号議案
臼杵市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正につきましては、会計年度任用職員制度の導入に伴い、フルタイム会計年度任用職員として給料を支給される職員の補償基礎額について、常勤職員の公務災害補償に係る平均給与額の規定に準ずることとするための改正を行うものであります。 次の第7号議案 臼杵市特別職の職員で非常勤のものに対する報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員法の改正により職員の任用根拠が整理されました。これに合わせて本条例の交通指導員の規定について削除を行うものであります。 次の第8号議案 臼杵市
行政手続オンライン化条例等の一部改正につきましては、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が公布されたため、臼杵市においてもデジタル行政の推進体制を構築し、社会情勢の変化に対応していくため、関係する条例4件について、一括して規定を整備するものであります。 次の第9号議案 臼杵市
監査委員条例等の一部改正につきましては、地方自治法の改正により、現行の第243条の2の条文が第243条の2の2へと条ずれを起こしたことから、同条を引用している条例3件について、一括して規定を整備するものでありまます。 次の第10号議案 臼杵市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑登録において成年被後見人を一律に欠格とせず、必要な能力の有無を判断、審査するよう規定を整備するものであります。 次の第11号議案 臼杵市
国民健康保険税条例の一部改正につきましては、国民健康保険の持続可能な財政運営及び被保険者の適正な負担に鑑み、国民健康保険税の基礎課税額である医療分について減額の改定をするため、改正を行うものであります。 次の第12号議案 障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる臼杵市
づくり条例の制定につきましては、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の趣旨を踏まえて、障がいのある人もない人も共に助け合い、支え合って暮らしていける共生社会の実現に資することを目的とした条例を制定するものであります。 次の第13号議案 臼杵市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正につきましては、
災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、償還金の支払い猶予規定の明確化、償還免除事由の拡大、また、
災害弔慰金及び災害障害見舞金の支給にあたり、専門的見地から災害との因果関係等を調査、審査する支給審査委員会を設置する等の規定を加えるため、改正を行うものであります。 次の第14号議案
臼杵市営住宅条例等の一部改正につきましては、民法の一部改正により債権関係の規定の見直しが行われるため、関係する条例2件について債務保証制度の見直し、敷金の取扱いの明確化等、一括して規定を整備するものであります。 次の第15号議案 臼杵市
下水道事業の設置等に関する条例の制定につきましては、現在運営している
下水道事業について、地方公営企業法の規定のうち財務規定等を適用することにより、経営、資産等の状況を正確に把握し、経営基盤の強化や財政マネジメントの向上等に、より的確に取り組むことを目的に条例を制定するものであります。 次の第16号議案 臼杵市
水道事業及び
簡易水道事業の設置等に関する条例の一部改正につきましては、東神野
簡易水道事業、中臼杵
簡易水道事業及び南野津
簡易水道事業を廃止し、
水道事業へ統合するため、規定を改正するものであります。 次の第17号議案 臼杵市
特別会計条例の一部改正につきましては、上下水道の特別会計5件を地方公営企業法の適用や
水道事業への統合のため、臼杵市公共
下水道事業特別会計、臼杵市特定環境保全公共
下水道事業特別会計、臼杵市漁業集落排水事業特別会計、臼杵市農業集落排水事業特別会計及び臼杵市
簡易水道事業特別会計を廃止するものであります。 次の第18号議案 臼杵市
公会堂条例の一部改正につきましては、近年のデジタル映像関連コンテンツ等の発展や情報化の進展により、臼杵市公会堂の附属設備のうち貸出件数が減少している映写機等を廃止するものであります。 次の第20号議案
新市建設計画の変更につきましては、東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の改正により、合併特例債の発行可能期間が延長されたことから、
新市建設計画の期間を令和6年度まで5年間延長し、また、事業内容を追加する等の変更をするため、議会の議決を求めるものであります。 次の第21号議案 辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の変更につきましては、久木小野地区は、辺地に係る
公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づく辺地に適合しますが、今回、市道落合久木小野線道路改良において、円滑に整備を行うため、財政上の特別措置の適用を受ける必要があり、久木小野辺地の
総合整備計画を変更することについて、議会の議決を求めるものであります。 次の第22号議案
工事請負契約の変更につきましては、平成30年12月21日付で契約を締結し、令和元年9月25日付で変更契約をした平成30年度市道小郡線道路改良工事について、地質調査によって軟弱地盤が確認されたことにより、当該工事請負の設計内容と契約金額を変更する必要があるため、議会の議決を求めるものであります。 次の第23号議案 市道の廃止及び認定につきましては、廃止及び認定を行う野田20号線、国道から市道へ移管を行う東光寺4号線、また、県道から市道へ移管を行う清水原岩屋線の認定について、議会の議決を求めるものであります。 次に、第24号議案 令和元
年度臼杵市
一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 今回の補正では、歳出におきましては、各会計、各費目とも決算を見込んでの予算計上となっております。 それでは、款別に主要な項目を説明いたします。 総務費では、国の1次補正予算に対応するため、ケーブルテレビの光化及び高度無線環境の整備に係る伝送路整備事業費を計上しております。ふるさとづくり事業では、ふるさと納税寄附額の増加に伴う返礼品等に係る経費を計上しております。また、基金管理では、公共施設の更新に対応するための市有施設整備基金積立金を計上しております。 民生費では、子育て関連としまして、入所児童数の増加に対応するための幼稚園、認定こども園に係る施設型給付費の追加、障害者福祉費では、就労継続支援給付費や居宅介護給付費の増加に対応するための扶助費の追加等を計上しております。 農林水産業費では、イノシシ、鹿などの捕獲に対する有害鳥獣捕獲事業補助金の増額、また、活力あふれる園芸産地整備事業などの事業費の確定に伴う減額を計上しております。 土木費では、国の1次補正予算に対応するため、新臼杵港整備に係る県工事負担金を計上しております。また、道路新設改良事業、街路事業など、事業費の確定に伴い減額を計上しております。 消防費では、退職する分団員に対して支払う退職報償費の追加を計上しております。 教育費では、国の1次補正に対応するため、下北小学校改修に係る施設改良工事費を計上しております。 歳入につきましては、市税の追加と国の補正予算への対応や決算見込みに合わせて国県支出金、市債などの増減額を計上しております。 また、ふるさと納税寄附金につきましては、寄附者へ本市の魅力や税の使途を積極的にPRするとともに、返礼品の構成や見直し、首都圏を中心とした返礼品の魅力発信事業に取り組んだことにより、前年度比2倍強となる7億8,000万円を見込んでおり、今補正予算において2億8,000万円の追加を計上しております。 なお、この追加分の一部につきましては、次年度以降の本市の子育て環境の魅力アップにつながる事業の財源として活用するよう現在検討しているところであり、令和2年度の補正予算で活用案を提案したいと考えております。 この結果、補正予算の総額は7億1,785万6,000円の追加となり、令和元年度一般会計の予算総額は240億8,800万5,000円となりました。 次の第25号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第26号議案 令和元
年度臼杵市
公共下水道事業特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、国の1次補正予算に対応するため、市浜地区の浸水対策に係る下水道整備事業費の追加を計上しております。 この結果、補正予算総額は2,572万2,000円の追加となり、令和元年度予算総額は12億3,885万9,000円となりました。 次の第27号議案から第31号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第32号議案 令和元
年度臼杵市
介護保険特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、保険給付費における地域密着型介護サービス給付費などの追加を計上しております。 この結果、補正予算総額は4,200万円の追加となり、令和元年度予算総額は45億6,937万9,000円となりました。 次の第33号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 また、第34号議案から第41号議案までの令和2年度各会計の予算につきましては、先ほど令和2年度予算編成方針の中でご説明いたしましたので、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程されました諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大嶋薫君) 以上で、提案者の説明を終わります。
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△日程第8
議案質疑
○議長(大嶋薫君) 日程第8、第24号議案から第33号議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 (なし)
○議長(大嶋薫君) 以上で質疑を終結いたします。
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△日程第9
委員会付託
○議長(大嶋薫君) 日程第9、これより
委員会付託を行います。 ただいま議題となっております第24号議案から第33号議案については、予算委員会に付託いたします。 議案付託表 令和2年3月3日付託付託委員会議案予算委員会 第24号議案 第25号議案 第26号議案
第27号議案 第28号議案 第29号議案
第30号議案 第31号議案 第32号議案
第33号議案
○議長(大嶋薫君) これをもって、本日の日程は全て終了しました。 本日は以上で散会いたします。 午前11時16分 散会
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