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12月20日-05号

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  1. 臼杵市議会 2019-12-20
    12月20日-05号


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    最終取得日: 2022-12-11
    令和 元年 12月 定例会---------------------------------------令和元年臼杵市議会12月定例会会議録(第5号)---------------------------------------  令和元年12月20日   -----------------------------------    令和元年12月20日(金曜日)午前10時開議   ----------------------------------- 1.議事日程第5号  第1 委員長報告(付託諸議案) 質疑、討論、採決  第2 議員派遣の件について   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 委員長報告(付託諸議案) 質疑、討論、採決  日程第2 議員派遣の件について   -----------------------------------   出席議員(18名)       1番  河野 巧          2番  川辺 隆       3番  匹田久美子         4番  内藤康弘       5番  伊藤 淳          6番  梅田徳男       7番  広田精治          8番  戸匹映二       9番  奥田富美子        10番  若林純一      11番  長田徳行         12番  久藤朝則      13番  大塚州章         14番  匹田 郁      15番  武生博明         16番  吉岡 勲      17番  牧 宣雄         18番  大嶋 薫   -----------------------------------   欠席議員(なし)   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          東 弘樹   次長          山木哲男   副主幹         後藤さおり  主査          高橋悠樹   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘   教育長         齋藤克己   政策監(総務担当)   藤原裕次                      政策監(産業担当)   政策監(企画担当)   加島和弘               佐藤一彦                      兼産業促進課長   消防長         三原 徹   総務課長        柴田 監   財務経営課長      荻野浩一   教育次長教育総務課長 甲斐 尊                      学校教育課長   市民生活推進課長    後藤誠也               後藤徳一                      兼人権同和教育室長   消防本部総務課長    平川幸司   農林振興課長      矢野 晃   会計管理者              学校給食課長   兼会計課長       高野卓之               安東信二                      兼臼杵学校給食センター所長   併契約検査課長            兼野津学校給食センター所長   -----------------------------------          午前10時00分 開議 ◎事務局長(東弘樹君) ただいまの出席議員は18名であります。 ○議長(大嶋薫君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程表のとおり議事を進行いたしますので、よろしくお願いいたします。   ----------------------------------- △日程第1 委員長報告(付託諸議案) 質疑、討論、採決 ○議長(大嶋薫君) 日程第1、第88号議案から第109号議案のうち、第96号議案を除く各議案を一括議題といたします。 これより委員長の報告を求めます。 総務委員長。     [総務委員長 大塚州章君登壇] ◆総務委員長(大塚州章君) おはようございます。総務委員長の大塚州章です。 本定例会におきまして総務委員会に付託を受けました議案6件につきまして、去る12月13日に委員会を開催し、執行部より説明を受け、慎重に審査いたしました。その審査の経過と結果についてご報告いたします。 第88号議案 臼杵市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部改正についてですが、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律により地方公務員法の一部が改正され、成年被後見人等を公務員の欠格事項と定めていた規定が削除されたため、関係条例5件について一括して規定の整備を行うものであります。 次に、第89号議案 臼杵市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてですが、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、時間外勤務命令を行うことができる上限等を規則で定めるための規定を設けるほか、所要の改正を行うものであります。 次に、第90号議案 臼杵市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、人事院勧告、大分県人事委員会勧告に基づく、国家公務員、県・その他自治体等給与改定の状況を考慮し、若年層の職員を中心とした平均0.13%の給与水準引き上げ及び0.05カ月分の勤勉手当引き上げを行い、あわせて、常勤特別職、議員の期末手当についても同様に0.05カ月分引き上げるものであります。このほか、会計年度任用職員の給与表について職員と同等の改正を行うなど、所要の改正を行うものであります。 次に、第94号議案 臼杵市固定資産評価審査委員会条例の一部改正につきましては、現在9名で構成している臼杵市固定資産評価審査委員会を、本市の実情並びに他の地方公共団体の状況を鑑み、委員定数を3名とするなどの改正を行うものであります。 次に、第95号議案 指定管理者の指定につきましては、今年度末で指定管理期間が満了する都松地区ふれあいセンター、臼杵市障がい者交流センター、臼杵市特定公共賃貸住宅について、引き続き指定管理者を指定するために議会の議決を求めるものであります。 続きまして、第97号議案 工事請負契約の変更につきましては、本年8月臨時会で議決を受け、締結いたしました伝送路再構築臼杵地域(第7工区)・野津地域(第1工区)工事契約に関して、地権者との協議によって設計変更が生じ、契約金額を改める必要があることから議会の議決を求めるものであります。 第88号議案から第90号議案、第94号議案から第95号議案、第97号議案については、審査の結果、特に異議なく全会一致で可決すべきものとして決しました。 以上で総務委員会に付託を受けました議案6件についての審査経過と結果の報告を終わりますが、議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(大嶋薫君) 建設産業委員長。     [建設産業委員長 戸匹映二君登壇] ◆建設産業委員長(戸匹映二君) おはようございます。建設産業委員長の戸匹映二です。 本12月定例会において建設産業委員会に付託されました議案2件につきまして、去る12月13日に委員会を開催いたしましたので、その審査経過と結果についてご報告を申し上げます。 初めに、第92号議案 臼杵市営傾斜地崩壊対策事業分担金条例の一部改正についてですが、本市における急傾斜地崩壊対策事業に要する費用に充てる分担金の徴収について、現行の分担金の徴収方法では、工事終了後に一括納付しかできず、分担金徴収に柔軟な対応ができないことを踏まえ、申請者の負担を軽減するために分割納付ができるよう条例の一部改正を行うものであります。 審査の結果、特に異議なく全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 次に、第98号議案 訴えの提起についてですが、本市で平成30年11月11日に開催した第33回国民文化祭分野別事業フラメンコフェスティバル in USUQUI」の公演会の実施主体であった相手方に対し、総額154万3,000円並びにこれらに係る遅延損害金を支払うよう請求する旨の訴えを提起することについて議会の議決を求めるものであります。 執行部からこれまでの経過について、臼杵市実行委員会を通じて事業費として総額288万5,266円の公費負担金が交付されていたにもかかわらず、公演会場臼杵市民会館の使用料が支払われておらず、また、負担金実績報告時に添付された舞台資機材に関する領収書が偽造されたものであり、舞台資機材事業者へ支払いがされていないことなどが発覚をした。臼杵市としても再三にわたり訪問等を行い、連絡をとろうと尽力したが、一切の疎通、返信もない状況であったため、非常に悪質な事件であると認定し、令和元年10月4日付で負担金の一部取り消しと返還命令を発出している。しかしながら、相手方より何ら連絡もなく、支払いなどに応じる意思が確認できないため、今回、訴えを提起することに至ったとの説明がありました。 審査の過程で、委員より、フラメンコフェスティバルはどのような経緯で臼杵市で開催するようになったのかとの質疑があり、執行部からは、フラメンコフェスティバルは大分県の実行委員会が募集したもので、臼杵市で開催していただきたいとの申し出が臼杵市実行委員会にあり、紹介を受けた形で実施したものであるとの説明がありました。 また、相手方の実績等は把握していたのかとの質疑に対しては、相手方に関しては、大分県ではその分野では有名で公共的な事業にも出ており、過去に未払いがあるなどの情報は入っていなかったためこのような事態になるとは想定していなかったとの説明がありました。 また、別の委員からは、相手方の所在を把握しているのかとの質疑があり、執行部より、在籍は確認しているが、メールでしかやり取りをしないなど一方的で不誠実な対応であったとの説明がありました。 また、大分県の実行委員会からの紹介とのことだが、県の対応はどうなるのかとの質疑に対しては、大分県からは、訴訟提起について法的に問題はないとの通知を受けており、県とも連絡をとりながら同一歩調をとっていくということで確認しているとの説明がありました。 審査の結果、特に異議なく全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 以上で建設産業委員会に付託を受けました議案2件についての審査経過と結果の報告を終わりますが、議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(大嶋薫君) 教育民生委員長。     [教育民生委員長 奥田富美子君登壇] ◆教育民生委員長奥田富美子君) 教育民生委員長奥田富美子です。 本定例会におきまして教育民生委員会に付託を受けました議案2件につきまして、去る12月13日に委員会を開催し、執行部より説明を受け、慎重に審査いたしました。その審査の経過と結果についてご報告いたします。 まず、第91号議案 臼杵市立保育所条例の一部改正につきましては、現在休園となっている佐志生保育所を閉園し、また、下南保育所保育所型認定こども園へと移行させることに伴い、臼杵市立認定こども園条例へと改称するほか、規定の整備を行うものであります。 委員より、第6条の入園の制限について、管理運営上支障があると認められるときとはどのような場合かとの質疑があり、基本的には個人個人に対して柔軟に受け入れ対応するための条文であり、両親が就労しているなど保育の必要性は満たしているが、例えば常に医療行為が必要、あるいは重度の障がいがある子供の中でも著しく集団での活動や保育が困難な場合などを想定しているとの回答がありました。 審査の結果、特に異議なく全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 次に、第93号議案 臼杵市立幼稚園の設置に関する条例の一部改正につきましては、園児数の減少などに伴い臼杵幼稚園を閉園するため、所要の改正を行うものであります。 審査の結果、特に異議なく全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 以上で教育民生委員会に付託を受けました議案2件についての審査経過と結果の報告を終わりますが、議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(大嶋薫君) 予算委員長。     [予算委員長 匹田 郁君登壇] ◆予算委員長(匹田郁君) おはようございます。予算委員長の匹田 郁です。 本12月定例会において予算委員会に付託をされました議案11件について、去る12月16日に委員会を開催いたしました。その審査経過と結果につきましてご報告をいたします。 第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)につきましては、補正予算額5億1,669万7,000円を追加し、歳入歳出予算総額を233億7,014万9,000円とするものです。 歳入の主なものとして、普通交付税の確定による追加、ふるさと納税寄附金の増加、また、市民税の増額、子育てや障がい者福祉事業執行見込みによる追加、各種農業関連災害復旧事業費補助金等であります。 歳出においては、総務関係では、各種人件費の減額、旧野津高校購入費4,270万円、来年の三浦按針没後400年・日蘭交流420周年に向けた事業補助金。 福祉保健関係では、執行見込みの増加による各種給付費の追加、建設産業関係では道路補修工事、また、各特別会計への繰出金、農林関係では乙見ダム流木撤去費や女性の雇用のための施設整備補助金教育関係では、臼杵幼稚園閉園のための経費等が主なものであります。 審査の過程で、委員より、ふるさと納税寄附金の使途はどうなっているのか、旧野津高校の購入にあたっては活用方法について条件があるのか。さらに、障がい者給付費の障がい種別や今後の見込みについて、新環境センター用地取得の総額や学校給食センター調理業務委託料の内訳など多岐にわたり質疑があり、執行部より詳細な説明がありました。 その後、討論に移り、2名の委員より臼杵市学校給食センター調理業務委託料債務負担行為6億円に対して反対討論があり、また、2名の委員より賛成討論がありました。 採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 次に、第100号議案から第109号議案の各特別会計については、人件費の補正や事業費の追加が主なものであり、全会一致、原案のとおり可決すべきものとして決しました。 以上で予算委員会に付託を受けました議案11件の審査経過と結果の報告を終わります。 ○議長(大嶋薫君) 以上で委員長の報告を終わります。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。     (なし) ○議長(大嶋薫君) 以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 4名の議員から討論の通告がありますので、この発言を許可します。 奥田議員。     [9番 奥田富美子君登壇] ◆9番(奥田富美子君) 議席番号9番、奥田富美子です。 臼杵市学校給食センター調理業務委託料6億円の債務負担行為について、反対の立場で、第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)について、反対の討論を行います。 ご存じのとおり、臼杵市の学校給食は2000年9月に臼杵学校給食センターが完成したときから、給食で使用する野菜を、通常の栽培より農薬の回数を減らした給食畑の野菜や、ほんまもん農業でつくられた地元の野菜を使い、その利用率を50%と目標を定め、現在、年間30%から40%の使用を実現しています。また、アレルギーを持つ64名の児童に対し、27品目の除去食を実践しています。このようなすぐれた給食の取り組み子育て世代に支持され、臼杵市へ移住する際の決め手の一つになっています。 しかし、今回、その給食を維持するため、雇用の確保を最大の目的として調理業務民間委託が提案されました。今勤めている職員とパート、非常勤職員正規職員で雇用する場合と民間委託の場合の経費の差は、10年間で4億円とのことです。 臼杵市直営の場合、不要となる委託業者の管理費およそ年間の1,000万円を差し引くと、費用面での差は10年間で3億円になり、1年に換算すると3,000万ほどが余分にかかるという計算になります。 学校給食は教育です。社会状況の変化により、以前にも増して学校給食の果たす役割は大きくなっています。少子化が加速する中で、未来を担う臼杵の子供たち学校給食という教育にお金をかけるべきと考えます。 ことしの10月29日には、韓国のソウル市で2021年までに小・中・高全ての児童・生徒に対しオーガニック給食を無償で提供することを発表。フランスでは2022年までにオーガニック食材をその半分を使うということが法律で定められました。有機農業の先進地、宮崎県綾町では移住者がふえ、小学校の教室を仮設で増築するほどになっています。 このようなことからも、給食畑やほんまもん野菜の使用や、細やかなアレルギー対応の臼杵の学校給食取り組みは、大げさでなく世界にも誇れる先進的な取り組みであることがわかりますし、今後もきっと移住の決め手になっていきます。 民間委託について、当初は約束どおり雇用条件が守られていても、時間の経過に伴い、民間企業である以上、その経営判断により雇用条件が悪化したり、給食の質の低下の懸念も払拭できません。10年後、20年後も臼杵の特色ある自慢の学校給食を実現するために、民間委託ではなく、現在給食センターで働いている職員はそのまま、パート、非常勤の方は、現在の処遇よりも改善される会計年度任用職員制度で臼杵市の責任において雇用し、名実ともに臼杵の直営で学校給食センターを運営することを求めます。 以上のことから、臼杵市学校給食センター調理業務委託料6億円の債務負担行為について、反対の立場から、第99号議案 令和元年度一般会計補正予算(第4号)に反対いたします。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(大嶋薫君) 内藤議員。     [4番 内藤康弘君登壇] ◆4番(内藤康弘君) 議席番号4番の内藤康弘でございます。 私は、第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論を行います。 今回の補正予算案は、今後の事業執行に大きな影響を与える予算だと考えます。 そのうちの一つに、臼杵市学校給食センター調理業務委託料に関する債務負担行為の予算が計上されております。臼杵市学校給食センター調理業務委託については、これまで、たび重なる全員協議会での執行部の説明、また、教育民生部会においても、議論を重ねてきたと聞いております。その中で執行部より、調理業務委託の基本的な考えや実施の方法など丁寧に詳しく説明を受けてまいりました。特に、今回の業務委託により、調理業務に係る経費の削減が大いに期待されております。 今後、普通交付税の減額や少子高齢化、人口減少などに伴い、財政を取り巻く状況が厳しくなることが予想されている中、より効率的な行政運営が求められる時代でございます。一方では、人口の減少に歯どめをかけるなど、地域の活性化をさらに推進していくための新たな対策も必要であると考えます。 このようなもと、今回の調理業務委託につきましては、経費の削減が見込まれ、さらに、アレルギー対策地元野菜の活用など今まで実施してきた学校給食基本方針は、臼杵市が今までどおり責任を持って行っていくとされており、事業の効率化を図りながら、将来にわたり安定的に学校給食を提供できるものと思います。 以上のことから、私は、今回の補正予算を速やかに成立するべきものと考え、第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)ついての賛成討論といたします。議員皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(大嶋薫君) 広田議員。     [7番 広田精治君登壇] ◆7番(広田精治君) 議席番号7番、日本共産党広田精治です。 私は、予算委員会委員長報告に対する反対討論を行います。 第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)に反対の立場で討論を行います。 それは、第2表の債務負担行為補正のうち、臼杵市学校給食センター調理業務委託料として設定している6億円を上限とする債務負担行為補正について、納得できないからでございます。 臼杵市は、学校給食基本理念を、学校や保護者、地域の方と連携しながら子供たちに安全・安心、そしておいしい給食を提供していくこととして、この理念のもと、充実した内容の給食を提供することによって、子供たちが健康的に成長することを目的に、安心できる地元産の食材を利用するなど、さまざまな取り組みを進めています。 教育委員会給食センター職員の皆さんによって、長年築き上げられてきていると伺いました。この給食理念とその実践は、他市もうらやむ取り組みとなっています。こうした理念と実践が、今回の調理業務外部委託、移行によって困難になるのではないかという疑念が強くあります。これが、私が反対する第1の理由です。 市は、調理員は真心と手間をかけた調理をすることができている、また、現在のセンター方式に移行するときに保護者の皆さんや学校現場から寄せられた子供たちと調理員の触れ合いがなくなるとの不安にも、調理員が積極的に学校に出向き、児童・生徒に給食指導栄養指導を行う対応をしていると伺いました。 さらに、アレルギー対応については、食品表示法で義務づけられている7品目に限っている自治体が多い中、本市は28品目に対応、そのために2名の専任職員を配置するというきめ細やかな取り組みだと伺いました。 調理業務外部委託されても、現在市と雇用関係にある職員が再雇用されて、これまでのような給食理念取り組みが何ら変わることはない、調理員には技術と真心が引き継がれると説明がありました。しかし、そう言い切れるでしょうか。 調理員の皆さんと本市との関係が、将来も現在のように委託先企業との関係において維持されるとは限りません。時が流れるにつれて、現場を把握し、現場の実情を最もよく知り、現場に責任を持つのは、言うまでもなく委託先企業になります。委託先企業が臼杵市との関係で優越的地位優越的立場に立つことは当然です。 本市の給食理念の継続、発展、これが、利益第一とする委託先企業との間で対立することになりはしないでしょうか。 再雇用された調理員の皆さんは、委託先企業の支配下に置かれ、指揮命令のもとに置かれます。労働者派遣事業と請負による事業は、厳格に区別されなければなりません。教育委員会、栄養士が献立を作成し、それに沿った調理を委託先に求めること、作業の開始前に調理員に対して作業指示をし、その結果として教育委員会の意思が委託先企業の調理員の作業に反映することは許されます。しかし、教育委員会が、委託先企業の独立性を損なうような指示、調理作業を直接指揮監督することはできません。 反対する第2の理由は、現在センターで働く職員の皆さんの処遇の問題です。皆さんは委託先企業にそのまま再雇用されるのですが、将来にわたって賃金など待遇はしっかりと保障されることになるでしょうか。企業は利益を求めて、学校給食の分野に参入してくる、これは当然のことです。 企業が採算を重視し、利益を求める。それが受託料収入をふやしたい、コスト、働く者の賃金を抑えたい、こういう方向に働くのもまた、経営の観点から考えれば当然です。人事権も、教育委員会ではなく委託先企業に移ります。県内のある自治体では、委託料、つまり大半が人件費ですが、この委託料を引き上げたけれども、委託先はそれを調理員の賃金に全く反映させることはなかったとして、議会で問題になったと聞きました。現在の職員の皆さんの処遇が保障され、現在より働きやすく、生きがいある職場であり続けるでしょうか。疑問です。 反対する第3の理由は、今回の措置が教育予算の削減であるということです。調理業務外部委託が子供や保護者にとってよいことが期待されるのか、何か新しく得るものがあるのかという点について、特にないとのことでした。 結局、会計年度任用職員制度の導入も、新たな調理員の正規職員採用も、財政効果が望めないとして受け入れられず、将来にわたって財政効果が見込まれるとして、調理業務民間委託することが最適との結論に至ったとのことでした。 言うまでもなく、子供たちは臼杵市の宝、学校給食は教育の一環、子供の命と健康は自治体自身が責任を持たなければならないことは、市民共通の認識だと私は思います。そして、調理の現場は、学校給食のいわば心臓部にあたります。子供の命を預かる調理場にふさわしく、現在の正規職員と非常勤、臨時職員の体制を、少なくとも維持する。会計年度任用職員制度に合わせた新しい体制にすることこそ最適であると考えます。 市の財政の中で、削減するところが教育現場であるというのは、とても私には理解できません。市民の率直な疑問でもあろうと思います。 また、今回の調理業務外部委託について、その理由に、調理業務外部委託するのは安定的な調理員の確保のためとも言われました。この点について言えば、調理員の募集、確保が困難なのは、民間企業も全く同じはずです。企業が決して豊かに人材、スタッフをそろえることができるというわけではありません。現に、今回予定されている委託先も、県内4つの自治体の9つの共同調理場や学校調理場において、正社員としての調理師、栄養士、パートとしての調理補助者を常にホームページ上で募集しています。 本市の学校給食理念と、その実践にふさわしい職員の発掘や募集、採用は、現体制を維持することを前提に本市自身が取り組んでこそ、安定的でよりふさわしい人材が確保されるのではないでしょうか。 以上の理由から、臼杵市学校給食センター調理業務委託料6億円を限度額とする債務負担行為補正に反対です。どうか、議員各位のご賛同を心から訴えて、私の反対討論を終わります。 ○議長(大嶋薫君) 川辺議員。     [2番 川辺 隆君登壇]
    ◆2番(川辺隆君) 議席番号2番の川辺 隆です。 私は、第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論を行います。 今回の議案、令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)では、臼杵市学校給食センター調理業務委託料債務負担行為など、本市にとって重要な予算が計上されております。 臼杵市学校給食センター調理業務委託については、本年2月の全員協議会にて執行部より説明がありましたが、引き続き調査、審査が必要との結論に至り、別途教育民生部会において執行部に出席を求め、4月から5月にかけ部会を2回開催し、議論をしてきたと聞いております。 そのような中で、今回の調理委託業務については、あくまで、臼杵市直営のもと、調理、洗浄部門のみを民間委託するとのこと、臼杵市の特色でありますアレルギー食対応や地元野菜の活用などは、引き続き市が責任を持って継続していくこと、また、現在雇用されている非常勤職員と臨時職員を委託業者が雇用することを最優先の条件として業者選定を行うこと、さらに、財政面でもコストの削減が期待できるなどの詳細な説明を受けており、この件については、全員協議会教育民生部会を通じて、議会として議論は尽くされていると感じております。 以上のことから、私の第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)についての賛成討論といたしますが、議員皆様方の賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(大嶋薫君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第88号議案から第109号議案のうち、第91号議案、第93号議案、第96号議案及び第99号議案を除く各議案については、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、第88号議案から第109号議案のうち、第91号議案、第93号議案、第96号議案及び第99号議案を除く各議案については、委員長報告のとおり、決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第88号議案臼杵市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部改正について原案可決第89号議案臼杵市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について原案可決第90号議案臼杵市職員の給与に関する条例等の一部改正について原案可決第92号議案臼杵市営傾斜地崩壊対策事業分担金条例の一部改正について原案可決第94号議案臼杵市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について原案可決第95号議案指定管理者の指定について原案可決第97号議案工事請負契約の変更について原案可決第98号議案訴えの提起について原案可決第100号議案令和元年度臼杵市水道事業会計補正予算(第2号)原案可決第101号議案令和元年度臼杵石仏特別会計補正予算(第2号)原案可決第102号議案令和元年度臼杵市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)原案可決第103号議案令和元年度臼杵市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)原案可決第104号議案令和元年度臼杵市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)原案可決第105号議案令和元年度臼杵市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)原案可決第106号議案令和元年度臼杵市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)原案可決第107号議案令和元年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)原案可決第108号議案令和元年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)原案可決第109号議案令和元年度臼杵市介護保険特別会計補正予算(第2号)原案可決 ○議長(大嶋薫君) 次に、第91号議案 臼杵市立保育所条例の一部改正について及び第93号議案 臼杵市立幼稚園の設置に関する条例の一部改正についてそれぞれ採決を行います。 念のため申し上げます。 第91号議案及び第93号議案については、地方自治法第244条の2第2項及び臼杵市議会の議決に付すべき契約及び特に重要な公の施設の廃止に関する条例第3条の規定により、出席議員の3分の2以上の同意が必要であります。 ただいまの出席議員は18名であります。その3分の2は12名であります。 なお、この採決については、特別多数議決でありますので、議長の私にも表決権があります。 初めに、第91号議案について採決いたします。 第91号議案について、ただいまの委員長報告のとおり決することに賛成諸君の起立を求めます。     [起立せる者多数] ○議長(大嶋薫君) 着席ください。 出席議員は18名であり、その3分の2は12名であります。ただいまの起立者は18名であり、所定数以上であります。 よって、第91号議案については、委員長報告のとおり決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第91号議案臼杵市立保育所条例の一部改正について原案可決 ○議長(大嶋薫君) 続いて、第93号議案について採決いたします。 第93号議案について、ただいまの委員長報告のとおり決することに賛成諸君の起立を求めます。     [起立せる者多数] ○議長(大嶋薫君) ご着席ください。 出席議員は18名であり、その3分の2は12名であります。ただいまの起立者は18名であり、所定数以上であります。 よって、第93号議案については、委員長報告のとおり決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第93号議案臼杵市立幼稚園の設置に関する条例の一部改正について原案可決 ○議長(大嶋薫君) 次に、第99号議案 令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)については、委員長報告のとおり決することに賛成諸君の起立を求めます。     [起立せる者多数] ○議長(大嶋薫君) 着席願います。 起立多数であります。 よって、第99号議案については、委員長報告のとおり決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第99号議案令和元年度臼杵一般会計補正予算(第4号)原案可決   ----------------------------------- △日程第2 議員派遣の件について ○議長(大嶋薫君) 日程第2、議員派遣の件についてを議題といたします。 お手元に配付しております一覧表のとおり、長田議員より議員派遣の申し出があります。            議員派遣の件(令和元年12月定例会)●議員派遣(団体名等)  副議長 長田 徳行●目的  令和元年知事を囲む自治運営懇話会●場所  大分市●期間  令和2年1月17日の1日間 ○議長(大嶋薫君) お諮りいたします。 令和元年知事を囲む自治運営懇話会については、議員派遣の申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、令和元年知事を囲む自治運営懇話会については、申し出のとおり議員派遣することに決定しました。 なお、やむを得ない事情による変更または中止については、その決定を議長に一任願います。 お諮りいたします。 今期定例会で議決されました事件につきましては、その条項、字句、数字その他の整理を要するものについては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大嶋薫君) ご異議なしと認めます。 よって、議決されました事件についての条項、字句、数字その他の整理につきましては、議長に委任することに決定しました。 以上で、今期定例会の日程は全て終了しました。 これをもちまして、令和元年臼杵市議会12月定例会を閉会いたします。          午前10時49分 閉会   -----------------------------------    令和元年12月20日 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              臼杵市議会議長    大嶋 薫                〃 副議長    長田徳行              会議録署名議員    匹田久美子                 〃       内藤康弘...