中津市議会 > 2021-06-28 >
06月28日-06号

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  1. 中津市議会 2021-06-28
    06月28日-06号


    取得元: 中津市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 3年 6月定例会(第2回)令和3年6月28日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 小住利子    2番 恒賀愼太郎  3番 中村詔治    4番 荒木ひろ子 5番 川内八千代   6番 三上英範   7番 松葉民雄    8番 山影智一 9番 本田哲也   10番 相良卓紀  11番 木ノ下素信  12番 大内直樹13番 三重野玉江  14番 林秀明   15番 角祥臣    16番 髙野良信17番 藤野英司   18番 中西伸之  19番 吉村尚久   20番 大塚正俊21番 千木良孝之  22番 須賀要子  23番 古江信一   24番 草野修一欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(なし)出席した議会事務局職員(3名)局長         中野周幸    次長  神礼次郎議事係主幹(総括)  用松修平議事日程 第1.自由討議     (補足説明者)     (議題)    9番 本田 哲也   1.中津市の安全で快適な自転車の利用について     ①危険運転や事故の状況は(特に小中高生)     ②事故防止被害軽減策は(加害者被害者にならないために)     ③より安心で快適な地域づくりには  2番 恒賀 愼太郎   2.コロナ禍UIJターン     ①UIJターン登録支援事業(仮称)を設けてはどうか      ・地元就職または担い手を条件に奨学金、授業料を支援(現看護師等には一部あるが)      ・農業サポーター人材バンク事業の拡充      ・林業担い手育成事業の拡充本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(中西伸之)  ただいまより、第2回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前9時59分 日程第1、自由討議を行います。 議員間討議の議題は、お手元にお配りのとおりです。 また、各議題の補足資料については、サイドブックス自由討議のフォルダにありますので御参照ください。 1項目、50分以内で行います。 自由討議一般質問議案質疑とは違い、一問一答方式ではなく、フリートーキングで、議長はコーディネーター役を務めますのでよろしくお願いします。 なお、すべての議員が発言できるよう、補足説明は5分程度、1人当たりの発言につきましても3分以内でお願いいたします。 項目1、「中津市の安全で快適な自転車の利用について」を議題とします。 項目1を提案された本田哲也君から補足説明を求めます。 本田哲也君。 ◎9番(本田哲也)  皆様、改めましておはようございます。自由討議提案会派ゆうきの本田哲也です。今回の自由討議のテーマは、中津市の安全で快適な自転車の利用についてです。 提案理由ですけれども、令和3年4月1日に大分県自転車条例が施行されました。これは、自転車利用に係る交通事故の防止と被害者の保護を図ることを目的としたものですが、これを機に中津市における自転車の利用で、特に小・中・高校生事故防止被害軽減策について課題共有を図りたいと思い、提案しています。特に小・中・高校生としたのは、新入学タイミング自転車通学をスタートさせた中学生、高校1年生の自転車事故が激増するからです。6月2日付の毎日新聞の記事ですけれども、2020年、県内の自転車事故325件のうち、高校生登下校時の事故が約3割を占めるという報道があります。 そして、私自身、自転車が趣味でして、サラリーマン時代はよく自転車通勤をしていましたが、自動車との接触事故の経験もあり、飛び出しや無理な追い越し、逆走する自転車とのすれ違いなど、怖い思い、嫌な思いは本当に枚挙にいとまがないほどですが、この経験も提案の背景になっています。 さて、この大分県自転車条例施行の背景ですが、自転車子どもから高齢者まで幅広い世代で利用される気軽な乗り物です。環境に優しく、経済的で健康にもよく、観光の振興や災害時の利用等でも活躍してくれます。 一方で、自転車に起因する重大事故が発生しており、特に中・高生が登下校時に負傷する事故の割合が高く、高齢者の場合は重傷化が懸念されます。 また、加害者になった場合は1億円に近い損害賠償請求事例もあり、これが社会問題にもなっています。 このため、県条例には自転車利用時の安全性の措置に加え、自転車損害賠償責任保険等への加入義務化、これ6月1日施行ですけれども、これを盛り込んだものとなっています。 事故発生要因として、自転車多種多様化により、幅広い年齢層で利用されることとなりましたが、未熟な運転技術、未熟な交通知識に加え、その気軽さのため歩行者感覚で運転する人が多いことが挙げられています。資料に反映されている事故発生件数も、特に歩行者自転車事故においては、事故に遭っても何もしなかった、もしくは逃げられたというのが80パーセントほどに上り、事故統計に表れる数値はほんの氷山の一角と言われています。 そこで、エコで健康的、さらに3密対策にもなる便利な移動手段自転車ですが、中津市においてどのようにしたらより安全で快適に利用できる環境になるか、御意見を伺い、課題共有が図れればと思います。 小項目として、1つ目が、中津市における危険運転や事故の状況、2つ目に事故防止被害軽減策、3番目に全体でより安心で快適な地域づくりについて上げています。 資料としてはタブレットに1ページ、2ページが県自転車条例周知に係るパンフレットの両面になります。保険加入義務化交通ルールの遵守、ヘルメットの安全上の措置等が記載されています。3ページがJAFの会員向け冊子JAFメイト4月号の中で、新入学タイミング自転車事故が激増という資料です。4ページ目が国土交通省道路局の資料より、自転車種類ごと販売状況等を載せています。その下が事故件数の増減、5ページ目に歩行者自転車の通行に関する意識、その下と6ページになりますが自転車通行空間の整備で事故が6割減少したという金沢市の事例が載っています。7ページが市民安全課からいただいた資料ですけれども、中津市における幼児・小・中・高校生人身事故の状況です。8ページがその発生場所分布地図になります。そして資料にはありませんが、大分県安全協会中津支部では、保育園から高校まで学校からの依頼により交通安全教室を開催していますが、幼児と小学校1年生、2年生では横断歩道歩行教室小学校3年、4年で自転車教室を実施するようです。小規模校は全校での実施のため6年間、6回行うということですが、大規模校では卒業するまでに1回か2回程度になるというところもあるという説明がありました。 以上、資料の状況です。この後、活発な意見をよろしくお願いします。 ○議長(中西伸之)  以上、提案者からの説明が終わりました。 ただいまの提案について、意見はありませんか。 藤野議員。 ◎17番(藤野英司)  最初の発言というのがなかなか常に出ないような感じで、意見というか感じたことですけれど。 ちょうど我が家も孫が小学校3年生で、そろそろ学校で自転車の教育というか何かがあるということで、補助輪付きの小さな自転車から22インチぐらいの自転車を買って、今、夕方、いつも一生懸命乗る練習をしているところです。 3年生か4年生でこれ、学校によっても違うのかもしれませんけれど、これ、吉村先生に聞いたら分かるのかもしれませんけれど、学校でそれなりに自転車乗り方とかいうのがあるのかもしれませんけれど、常日頃から思うことは、小学生中学生高校生自転車で、車で運転していて、本当もう少しで自転車をはねるところだったとかいうような経験が、たくさんあるわけですけれど、子どもたち自転車の教育を当然するのですけれど、その前に、どうなのですかね、大人が果たして本当に自転車交通ルールを守れているのかなという思いがします。いくら子ども自転車乗り方ルールを一生懸命教えても、周りの大人が全然それを無視したようなことをしていると、子どもも別に意識が高まらないのかなとか思います。 特に思うのが、自転車は、ちょっと表現が難しいのですけれど、車の一部だと。分類で言えば。自転車がどちらかと歩行者のほうの部類と思っている方がたくさんいるのではないかなと思うのですよね。そういったことで、子どもたちの教育も当然ですけれど、できることであれば大人たち自転車ルールマナーをやはり真剣に考えていくことが大事ではなかろうかなと思います。ぜひ皆さんのいろんな意見を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西伸之)  大塚議員。 ◎20番(大塚正俊)  実は先週、事故に遭いそうになりました。その経験を報告しようかなと思います。 ちょうど北部小学校の裏門から出て、北部幼稚園のほうを通って大塚に抜ける道路で、私は軽トラに乗って大塚方向から来ていて、学校から来た自転車が止まらずに一気に曲がって来て、「あら、危ない」と思ったらすぐ手前で何とかクリアできました。大体、絶対子どもが来るなと思うところは、大体来ますね。特に今日、本田議員がマップをつけていただいているので、ほとんどが出合い頭みたいですね、県警のデータを見ると、左折だとか。今、交差点というか、四つ角で止まらない子ども、大人、さらに車、もう交差点で必ず徐行して止まるということが守られていないというのが現状だと思うのですね。 そういった意味で、それともう1つ、小学校1年生になると、もうビュンビュン自転車乗って回っているのですね。だから、低学年、特に自転車に乗り始めたぐらいの子どもたちをどう指導していくのか。ここはやっぱり各学校でもいろいろやっていただいていますけれど。 僕の経験では、3年生ぐらいになって自転車を学校に持っていって、講習を受けて、カードを貰って、それを貰わないと自転車に乗られないというふうに習ってきたのですけれど、今の子はもう1年生から乗りますから、そこは少し、学校もいろいろと大変だと思うのですけれども、学校が無理なら地域だとか、交通安全協会なりが1年生を対象にした教室をするとか、もうそういう形の取組みができればなと思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。 山影議員。 ◎8番(山影智一)  私も自転車については、交通指導隊の隊員でもありますので、年度学年ごとに、最近の子どもたち中学生高校生自転車を見ていますと、年度ごとマナーの良い年度と悪い年度があります。つい最近は、私が立っている北門橋のたもとで立っていますと、どちらかというとマナーが良い中学生高校生が多いので、非常に感心もしているのですが、それと併せて先般、宮永のほうを朝、通学時間帯に走っていますと、御婦人の方が一生懸命、私の前で手を挙げて、止まってくださいという印だったと思うのですけれど、普段通らない場所で御婦人の方、いきなりそうされても、ちょっと何のことか分からなくて、宮永の旧道というのは狭くて、何で止めるのだろうと、逆に思って行っていましたら、子ども自転車中学生だったと思いますが、ピュンともうすごい勢いで、自転車を優先してポンと出すような交通指導されていたのですね。 これは、私は思ったのですけれど、非常に危ない、御本人の命も危ないし、自転車のほうも、油断してもう通るということになってしまうので、自転車の指導もそうですけれど、私たち交通指導している者もしっかりそういうことを見極めながら指導しなければいけないのかなと。その指導はなくても安全が守れることが第一だと思うのですけれど、それが1点と。 もう1点は、道路自体が車優先で作られているという現状もありますので、これはかなり予算的にも、構造的にも、時間はかかることですけれど、やはり歩行者自転車道という観点をしっかり持ったまちづくりが必要なのかなと常々思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  大内議員。 ◎12番(大内直樹)  この議論にちょっと参加させていただこうと思います。 確かに小・中学生とか高校生、学生の方々の自転車に乗っている率が一番高いのだろうなと思うのですけれども、最近気になるのは、やはり外国人労働者というか研修生、実習生の方々もよく自転車に乗っているのを見かけます。中津市ではごみの分別であるとか、そういった啓発はしっかり行われていると思うのですけれども、うちの会社にも1人ベトナム人外国人実習生がいるのですけれど、そういったことの啓発というのは行われているのだけれど、自転車乗り方だとかということに関しては、確か行われてなかったように感じるところです。ですので、多分、その学生とかの次に乗っているのが外国人労働者というか実習生とかが一番多いと思いますので、そういったところに関してもしっかりと自転車乗り方であるとか、交通安全のことについてだとかの、外国語なりを使用した啓発活動を行っていくべきなのではないのかなというのが1つと、昨今、この自転車にしても電動が出たりであるとか、移り変わりがちょっと早いなというのを感じている中で、電動キックボードも歩道を走れるタイプが出たということで、ここの規制緩和が行われるというのを報道で見ました。恐らくこの波というのがこっちのほうにもやってくるのではないかなと思いますので、ああいったものが自転車と同じ扱いをされるとなると、さらにしっかりとした規制なり、安全対策なりが行われることが必要だと思いますので、その時代の流れみたいなことにもしっかりと敏感に関心を持ちながら対策を講じていく必要があるのではないかなと思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  吉村議員。 ◎19番(吉村尚久)  少しだけ議論に参加させてもらいたいと思いますけれども。 この4月から自転車に乗る光景として少し変わってきたというのが、大分県の自転車条例に関わって高校生ヘルメット、通学の折にヘルメットをし始めたなと。ほぼ自分が見る限りでは、ほぼ高校生もし始めているな、というふうに見えていますけれども、以前は中学生が通学の際にとか、また部活動の際にヘルメット着用ということがあったし、少しずつ小さな子どもたちヘルメットを着用しながら近所をこう動いているというのもありますけれども、この4月から高校生もということで、そういうヘルメットの着用の義務化というか、完全にはなかなか難しいのかもしれないですけれども、そういう中でのさまざまな自転車事故による大きな事故につながらない部分もあるだろうと思うので、こういう部分をもっと促進していくことも大事だろうというふうに思いますけれども、一方、先ほど藤野議員小学生の中でも交通安全教室というようなことを行われているという、僕もどこまできちっとした実態を知っているわけではないですけれども、いつも気になるのは、中津市内道路事情を見たら、自転車レーンだとか、自転車道路というか、こういうようなものがほとんど多分ないだろと思うのですよね。そういう中で、先ほど山影議員が言われた、こういうハード面を整備するには非常にお金もかかるし、時間もかかるだろうというような中で言えば、やっぱりそういうような中津市内の、特に小学生中学生なんかの自分の身近な地域での道路事情なんかを念頭に置いた自転車教室というようなこと。つまり、どこを具体的に走ればいいのかということさえも、先ほどあったように、自転車は軽車両ですよねというような中で、どこを走ればいいのかということさえもきちっと認識がなかなかできてないのではないかなというふうに思ったりもするのですね。そういう意味で、小・中・高のそういう自転車の通学や、日頃のいろんな活動範囲の中でのどういう自転車走行が大事なのかというようなことを、もっと教室の中でも徹底するべきなんかなというふうにちょっと思いました。以上です。 ○議長(中西伸之)  相良議員。 ◎10番(相良卓紀)  私もちょっと経験談から加わらせていただきたいと思います。 先ほど大塚議員も言っていましたけれど、私、もう五十数年前、半世紀以上前に小学校自転車教室というのがあっていました。それを受けると、私たちもカードをもらっていました。夏休みになるとラジオ体操の後に自分の住む地域で交通安全協会の女性の方が来て、地域を実際に走ってみる安全教室というのもしていましたけれど。そうした中で、ある意味、少しはルール的な部分というのが勉強できたのかなというふうに思います。 今、実態がどうかちょっと分かりませんけれど、夏休み前に自転車教室をするような姿もちょっと最近、見ないのかなと思います。車の運転は当然、免許を取得して、それまでに試験もあり、勉強して車に乗るのですけれど、自転車は乗りだしたらもうどんどん、どんどん、特に小さい子どもは乗り始めたらうれしくて結構、うちの近くでもスピードを出して乗る子どもたちを見受けます。気を付けよというふうに言うのですけれど、なかなかやはりそこら辺のルール的な部分を教えるという部分が今、ちょっと少ないのかなというふうに思うのが1つです。 それと、私も2年ほど自転車通勤、5キロほどしましたけれど、先ほどから話が出ていますけれど、道路の構造上の問題が1つはあります。車道ですと穴が開くとすぐに行って穴を埋めて補修をするのですけれど、なかなか自歩道、今は歩道はもちろん歩道、自転車は基本的には車道の左側ということですけれど、中津でも少し広いところでは自転車歩行者が走れる自歩道というのがありますけれど、これがまた街路樹があったりとか、道路との段差があるものですから、車の進入路だけが低くてという非常に走りにくい構造になっている部分があります。そこにまた旧市内はごみの収集日はごみをそこのエリアというか歩道に出したりとかというので、私も何回か見かけたのですけれど、高校生辺りがその自歩道を走っているときにごみがあって行けないと、狭くなる、向こうから例えば小学生が通学しているとかなるとスッと車道に、後ろも確認しないまま出たりとかというのを何回も見たことがあります。 それともう1つは、これは市街地ではそうないのですけれど、田舎のほうに行くと立派な自転車道もあるのですけれど、そこに今度は今の時期、特に草が生えて、アスファルトの隙間であったりとか、縁石の間から結構な草が伸びています。これがひどくなると途中の継ぎ目、継ぎ目に出て、この梅雨に入ってから、これは県道だったのですけれど、もうとにかく100メートル以上草に覆われて全然通れないというところもありました。これは土木のほうにお願いをしたら、すぐ次の日に職員が来て切ってくれましたけれど。基本的には一人ひとりがルールを守ればいいのでしょうけれど、お金のかかることですけれど、道路の構造上、管理上の問題も少しはそういう部分で事故を防げる部分があるのではないかなというふうに、経験上、思った次第です。以上です。 ○議長(中西伸之)  三重野議員。 ◎13番(三重野玉江)  議論に参加させていただきたいと思います。 今、小学校、中学校、高校生子どもを持つ母親としてなのですが、もちろん今、大塚議員相良議員からも出ました。昔は自転車の講習があってカードもらう、私もその世代でした。カードをもらって初めて自転車を堂々と乗れるということを覚えています。私たちの子どもは、もうそういう講習は一切ありません。自転車をそれぞれが、多分、その時代はみんな自転車を持っていってS字とか、グラウンドに書いたS字をこう乗ってみたりとか、チェックを一人ひとり行ってカードをもらっていたと思うのですが、今、何人かの子ども自転車を借りて、講習的な部分なのはありますが、その子たち運転技術がどうなのかという確認とかまではしっかりしてないように思いますし、今、小学校の息子が野球クラブに所属していますが、野球も低学年からみんな自転車で学校に来ます、1回帰ってから。そういうのもきちんとそのルールを教えているかというと、教えていないまま、多分乗って来ているので、もう低学年から乗っている状況で、きちんと毎年1回は講習を学校なり、団体なりでしていただけると、もちろん保護者としても自分たちエリアのことはちゃんと教えていきたいと思うのですが、そういうことがあればいいなと思います。 中学生自転車通学をする子としない子がいて、しない子はいきなり部活のときだけ自転車に乗って違う校区にテニス部の息子ですが、試合に行ったり、テニスコートに行ったり、急にそういうエリアが広がったりするので、中学校でもきちんとどういう形であれ年に1回ぐらいは講習を行っていただければと思います。 息子に聞きましたら、この前、保健体育の授業で1時間使って自転車の話があったというのは聞きましたので、学校ごとにそういう工夫もされているのではないかと思いますが。 あとは高校生ですが、もう今年義務化になったヘルメット皆さん着用、きちんとされていますが、とにかく高校生、すごくスピードが速い、自転車をこぐスピードが速くて事故につながるということで、そういう義務化になったということですが、普通のママチャリよりもクロスバイクとか、スピードの出るかっこいい自転車に乗っている子もすごく多いので、しっかり。学校にクレームが来ると、その都度、自転車の講習というか説明会みたいなものが実施されているというのは聞いたのですが、やっぱりルールを確認するためにも通学、電車で来る子たちも一斉に中津駅から高校に束になって通学している姿、しゃべりながらすごい列になって通学している姿とかを見かけるので、そういうところも一つひとつ確認して、子どもたちルールを知らせるというのも必要ではないかと思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  恒賀議員。 ◎2番(恒賀愼太郎)  自転車ルールについては、新聞やいろんなもので自転車で事故を起こしたときの被害についても実際、裁判を含めて大きな補償が必要ということは実際、出ているにも関わらず、なかなかルールをどうやって守るかというのが年々緩くなっているというのが、過去、自分が健全育成会やっているわけではないのですけれども、小学校は過去、自転車指導、高学年で一応やっていたものが、兄弟で区別するわけにはいかないということで、結局、ルールをもう今、学校ではそこら辺では一応指導しないということで、だから、小さい子どもでも自転車を乗り、地域の中でもお兄ちゃんや先頭グループが走ると後ろからついて行っている小さな子どもが、やっぱり安全確認もしなくて一緒に飛び出たりとか、そういったことで現実、事故も起こっているわけですけれども、家庭指導が徹底できない中で、どこがやっぱりそういった安全指導を徹底できるかというのが一番の課題になってくるのですけれども、育成会の中にも最近、育成会に加入しない方々ができていますので、そういった団体のところが大きい枠のところで話を出さないと、もう末端では、個別ではできないような状況が出ているのではないかな。でないと、楽しい自転車の使い方というところでいけば、ルールが必要というのをやっぱり大枠の中でもう少し表に出す必要があるのではないかなというふうには感じています。 ○議長(中西伸之)  古江議員
    ◎23番(古江信一)  先ほど外国人の話も出ましたけれど、私どもの地域は割と自転車で通勤をする外国人が非常に多いのですけれど、意外と外国人は一列に並んでマナーを守った乗り方をしているのかなと。かえって日本人の学生のほうが2列に並んだりして走っている姿を非常によく見かけるのですけれど、よその国に来て初めてそうした地域で自転車に乗るという緊張感というのがやはりあるのだろうかなと。車の免許もそうですけれど、免許を取って少し慣れたぐらいのときによく事故を起こすということを私ども、最初の頃から言われてきたのですけれど、自転車も、だから今、小学校4年生から一般道を走っていいということになっていますが、やはり最初の緊張感をいかにして持続させていけるか。非常に難しいことですので、交通安全教室は年間それぞれの箇所でポツポツやられていますけれど、でも、これを各学校で年に1回義務化をしていくとか、何か具体的な活動をして、ビデオを見せるとか、することの中で緊張感を持たせていくことをやはり考えていく必要もあるのかなというふうに思います。 意外とその自転車を思い切って乗れる場所というのがなくて、以前聞いたときに大貞公園などは自転車は乗っていいということになっています、その公園利用者の迷惑にならなければ乗っていいのだよと。ああいうところで思い切って自転車をこいで発散するような場所をはっきり示してあげることも、ひとついいのかなと思います。 一番何よりも心配なのが、学生がスマホを見ながら自転車をこいでいる姿。あれは注意をしようかなと思うのですけれど、つい言いそびれてしまうのですけれど、あれはもう非常に大きい事故に、思わぬ事故につながるのかなと。ああいうのをもう少し学校の中で、特に高校生になるだろうと思いますけれど、徹底をしていくことも大事なことなのかなというふうに思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  千木良議員。 ◎21番(千木良孝之)  ちょっと僕も参加させてください。 まず、いろいろお話を、皆さんの話を聞いていたのですけれども、僕自身もちょっと思いがあって、道路を使うのは誰が使っているのかということを考えると、車、自転車、それからバイク、歩行者、こういった方が利用する中で、車を乗るためには免許が必要、それには講習が必要、バイクを乗るときも同様、では自転車に乗るとき、どこでそういった教育をするのかなということ。そういうことをやはり今一度、原点に返って考えてみたら、そこのところが一番のネックになるのではなかろうかというのが皆さんが今まで言っていたルールだとか、マナーだとか、そういうことではなかろうかということに、僕自身は思っています。 ですから、この自転車のことに関しては、そのルールマナーというのは誰が教えるのだというところになってくるかと思います。それが今、さっき学校がとか、地域だとか、そういうお話があったと思いますけれど、これから安全なまちづくりの中では、そこを誰が教育するのだというところを原点に考えていく必要があるのかなというふうに個人的には思っています。 特に、相良議員が言ったように、ハード面の中では僕も散歩しているときに、よく感じるのですけれど、この歩道に自転車乗れるかなとか、ここのところは草がこんなにあってどうなのかなというふうに感じています。そんな中にすると、やはり子どもたち自転車を道に出て歩いたり、自転車乗ったりいろいろしているのではなかろうかと思います。 そんな中でこれから学校の教育とか、先ほど言ったように地域の教育とあるのですけれど、その中で我々時代の、よく考えてみたら、スタントマンか何か使って、本当にびっくりするようなことの体験をしたことが思い出されるのですけれど、今、ビデオとかそういうので多分やられているのではなかろうかと思いますけれど、やっぱり実体験っていうのですか、そういうものを目の前で見ることが重要な一つもあるのではなかろうかということもお話をさせていただいて、終わります。 ○議長(中西伸之)  小住議員。 ◎1番(小住利子)  私もちょっと感じたことをお話させていただきます。 高齢者の女性のドライバーの方から、高校生がまとまって狭い道路、何台か横に並んで行ったりとか、また夜、無灯火で通っていたりとかで、ちょうどたまたまその方の車と出くわして、もう少ししたら事故に遭っていたというような状況があったので、また警察等にも、ぜひとも高校生安全教室とか、そういったのをきちんと指導してほしいという声をいただいて、中津署の交通安全課のほうに、どういうふうになっているのかとお尋ねしましたら、毎年ではないのですけれど、定期的に学校を回って安全教室をやっているということのお答えをいただきました。 もう1つは、先ほどもお話があったように、やはり大人のマナーというか、私、最近、本当に思うのは、大人がまず、自転車ではないのですけれど、横断歩道を止まらない、車がですね、もう本当に多くて、もっときちっとそういった点を大人が示していく必要があるということと、また外国人のお話もありましたけれど、私も2人の方から外国人自転車マナーについてということでちょっといろんな御要望とか苦情もいただいたのですけれど、やはりちゃんと守っていらっしゃる方もいらっしゃるのですけれど、なかなかやはりその辺がきちんと守られていない方もいらっしゃるので、また外国人に対するそういった安全マナーをきちんと徹底していただきたいという声もいただきましたので。以上です。 ○議長(中西伸之)  須賀議員。 ◎22番(須賀要子)  先ほどの大分県自動車の安全で適正な利用の促進に関する条例の条例ポイントを確認しましたら、1つ目のところに、いわゆる未熟な知識をもっと向上していこうというところで、県、事業者、学校、保護者など関係者が自転車利用者へ安全で適正な利用に関する理解を深めることができるように、交通安全教育などを努めるというところが示されています。 多分、今、それぞれに問題というか、危険が含まれているのではないかなというところで、どこかだけをするのではなくて、ここに書いているように行政、そして事業所、学校、保護者、そこの部分できちんとそういう安全な交通教育ができることを努めていこうということで、これからこの条例に基づいて指標であったりとか、地域の回覧であったりとか、家庭教育、学校、あと職場、そういうところできちんとした交通ルールを、車の運転同様、進めていくことが、この条例の第1ポイントでもあるのかなというふうに思いますので、これがきちんと施行されて、私たちの身近なところでもできていくことが大事なことかなというふうに思います。 ハードについては、やはりお金のかかることであったりとか、今、本当に温暖化が進んで草の生え方が異常だと思われるところが本当あるなと思うのです。そういうところで、でもそこの草をきれいにすることも予算がかかったりとか、年に2回とか、もう本当に二、三回ぐらいの草刈りしかできていないというような状況もあったりして、そういうことが、こういう声を上げていくことも大事なポイントなのかなというふうに思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  荒木議員。 ◎4番(荒木ひろ子)  私も中学、高校と3年間、自転車通学をいたしましたが、その当時はあまり車も多くなかったので、それほど感じたことはなかったのですけれども、先日、私はここでも発言しましたけれども、豊陽中学校と北高の両方の生徒さんが通る1つの交差点で30分間、御近所の人と立ってみて、調査をしてみたのですけれど、車も百五、六十台、それから自転車も百五、六十台、その間にずっと通るのですね。センターラインのない、歩道もない道ですので、そこをまた歩行者も通るわけです。どちらかというと、自動車は今まで割と遠慮なく通れる状況に社会の中でありますよね。それから歩行者歩行者保護というふうに言われるのですけれど、どうも自転車は何かこうその立場が、何かあんまり市民権が与えられてないっていうか、ちょっとこう邪魔者と言ったら悪いのですけれど、本当に中津は、旧中津は、あんまり坂道とかがなくて、本当、自転車で生活する方が多いのですね。しかも公共交通はあんまり充実していませんので、もう通学とかいうのはもう、本当、通勤、通学はもう毎日これに、自転車に乗ることになるわけですから、やっぱりそういう、こう自転車に市民権を与えて、自転車保護という、そういう中津の特色ある町であってほしいなというふうに、私はそこに立って、遠慮しながら自転車通学をしている中学生高校生を見て、そういうふうに思いました。 だから、それぞれルールを守ることは一番大事だと思うのですけれど、なかなかそういう機会も少ない中ですので、中津のそういう自転車事情を十分にみんなで共有して、自転車が中津の市民権を与えられるような、そういう機会になってもらえばいいなというふうに思いました。 ○議長(中西伸之)  林議員。 ◎14番(林秀明)  生まれて亡くなるまで自転車は一番身近な交通手段、移動手段だと思います。そして自転車から離れて車の運転免許を取ったときに、実際、自分がルールを守っているのかというとなると、やはりこれは厳しい面があります。やはりルールというのは大事だと思っています。スピードを出さない、人を大事にする、そして暗くなったら電気をつける等々ありますけれど、このルールをいかに守らせるかということで、各小学校、中学校、高校の表彰制度を設けて、各学校がすばらしい学校だなと思ったら、年に1回ぐらい学校競争をさせて表彰をつけると、またルールが守られるのかなと思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかにいいですか。 川内議員。 ◎5番(川内八千代)  私、この資料を見せていただいて、最後のほうにある資料ですけれども、過去10年間の自転車の事故の分布図ですかね、それを見ますと、やはり中学校とか高校に通う通学路のところで事故が多く発生しているというふうに見て取れると思います。 それで、考えてみますと、国道や県道は歩道がついているところがあって、そこを自転車で通っている方もおられると思うのですけれども、ルールというのですかね、法的に言ったら車両ですので車道を通るというふうに、公式には説明されると思うのですけれども、そうした通行帯もきちんと確保して安全に通れるというふうに持って行くように努力しないといけないのではないかなと思うのです。 その資料の中に、金沢市で行った事例が出ていますけれども、自転車ネットワーク計画の策定とか通行空間の整備促進や自転車利用ルールの周知などで事故が10年間で半数に、6割減少したというのがありますので、これも多分、金沢市全体ではないというふうに思いますけれども、中津市も先ほど荒木議員が言われたように、私も中津に来てから本当に自転車の多いまちだなというふうに思いました。旧市内は割とコンパクトになっているので自転車で生活するというのが便利なまちのようでした。 そういう土地柄もありますので、ぜひやはり自転車の通行帯ですかね、そこをきちんと確保するということに向かって行くということと、ルールをお互いに勉強していくということが必要ではないかというふうに思います。 ○議長(中西伸之)  ほか、いいですか。 5分ほどありますが、ここでまとめたいと思います。 議員各位におきましては、本当にたくさんの意見をいただきましてありがとうございました。 近頃、本当に4月ごろから高校生ヘルメットを着用して通学をしているという風景を見せていただくときに、今までと違って、何かヘルメットを被ったことだけに何かルールが守れてきているのかというような、いい意味の、私たち見させていただきますが、本当にいいことだなというふうに思いました。 そして、私も個人的に保険代理店をしていますけれども、自転車は本当に弱者、車から比べるともう被害者というイメージ。最初から、自分からぶつけても被害者というイメージで、なかなかこう保険の世界ではそっちのほうが、今まではずっと優先されていたような流れがあります。 皆さん方も御存じだと思いますが、自転車保険という名前での保険はありませんけれども、個人賠償責任保険というのがありまして、実際に死亡事故を起こして何千万円の支払いがあったとかいろいろな関係もあります。ぜひルールを守るのが当然ですが、そこら辺も啓発していけたらいいのではないかなというふうに思います。 それでは、以上で、項目1の討議を終了いたします。 ただいまより3分間の健康増進スタンドアップ中津を行います。皆さん、立ち上がり、ストレッチなどをして体をほぐしてください。 暫時休憩します。午前10時49分 ○議長(中西伸之)  再開します。午前10時52分 次に、項目2、「コロナ禍UIJターン」を議題といたします。 項目2を提案された恒賀愼太郎君から補足説明を求めます。 恒賀愼太郎君。 ◎2番(恒賀愼太郎)  2回目ということで、皆さん、お疲れさまです。 創生なかつが提案をしています、コロナ禍UIJターンについて補足説明をさせていただきます。 今定例会一般質問の中でも、大塚議員から、地方の人口減少の関係について一部触れられていましたけれども、生産活動あるいは経済活動に大きな影響があるというのは皆さん、御存じのとおりというふうに思います。 最近の人口減少を調べましたところ、日本の人口が昨年3月からの1年間で48万人の減、現在1億2,548万人と言われています。また大分県も1年間で約6,000人の減で、今、112万人ぐらいになっています。私ども地元中津市の合併後の推移も見ますと、8万6,485人から8万3,517人と約3,000人の減というような状況になっています。 これに併せて、移動の数字を見ますと、中津市の最近5年間の3月時点の転出者を見ますと、平成29年が847人、平成30年が909人、平成31人が847人、令和2年が869人、令和3年が866人と、毎年850人から900人ぐらいの方が転出をされ、いずれも転入者を200人から300人程度上回って流出をしているというふうな形になっています。 このような人口動態の中で第一次産業から第三次産業まで、人材確保は重要な課題になってくると思います。 そこで、創生なかつとしまして、巨大ではありませんけれども、UIJターンの増加を目指し、UIJターン登録支援事業、仮称でありますけれども、これを設けて少しでも現状、全国で似たようなUIJターンはほとんど取り組んでいるのですけれども、現状のままではなかなか人口増加が見込めない中で、どうやったら中津に定住していただけるか。こういったことを題目に皆さん方に御議論いただければというふうに思っています。 やはり今までの対策だけでは、地方は人口が減少してもなかなか増加ということが見えませんので、そういった中、事例としまして、タブレットの資料の中、最初、3ページ目ぐらいのところに、島根県のくらしまねっとの登録の活動の資料を添付しています。ここは官民協力といった活動で、UIJターン者登録していただけることで、ここは転入から生活はある程度、安定する約3年間を官民で支えようといった取組をやっています。やはり安心できる環境づくりということがUIJターンの第1の重要な課題ではないかというふうに思っています。 島根県の人口が今現在66万941人といった実情を考えると、もう官民で総力を挙げてやるしかないというような、そういった気風になっているというふうに思います。民間のほうもこの財団法人に今、分かっているだけで223件が協力しているという情報があります。 次に、地元の就職または担い手を条件に奨学金、授業料を支援してはということについて、説明をさせていただきます。 コロナ禍におきまして、親の経済情勢により仕送りが停止、あるいはバイトによる生活費が工面できなくて大学を辞めたり、休学をする、または会社倒産により奨学金の返済ができなくなったといったようなニュースも皆さん、聞かれていると思います。こういった状況を踏まえ、中津に帰って就職または家事を引き継ぐなどの条件を、登録していただいた方を対象に、やはり数年間返済を支援する仕組みを、こういった登録カードといった形で真剣に考えていただいたらということが本筋であります。 というのが、やはり地元出身の方であれば身近なところで仕事をして、生活をしたいというのが基本にはあるのではなかろうかというふうに思いますので、やはりこういった地元出身の、最初、転出の話をしましたけれども、人材を毎年出す側になっていますので、どうやってまた地元に帰って来ていただけるか。これが重要な課題になろうかというふうに思っています。 こういった取組みは中津に近い北九州においても、北九州の創生推進室が若者の定住に向けたアンケートを取った折にも出ています。若い世代が北九州市を居住地に選ぶために市としてどのような対策を講じているかというような調査をやった折に、人口減少の内訳を分析されるに、特に若い世代において転出傾向がまず強いといった傾向が見られ、若者に対する定住促進対策を何らか取組まなければならないといった中で、来年度、北九州は企業や工場を巡る九州の大学生向け市内就職魅力発信事業、あるいは奨学金返還支援事業、最大54万円を支援するといったような取組みを開始するようであります。 他市においても、やはり地元に帰って来る支援策を強化していますので、中津でも、今、やっているので十分ということではなくて、やはり今以上に何らかの手を打つ必要もあるのではないかなと思います。 看護師では一部、就職をしていただけるということで支援をしているというような実例もあるようであります。 次に、農業サポーター人材バンク事業の拡充についてでありますけれども、資料の中に一応、大分県の取組みを挙げています。大分県では親元就農、あるいは自営就農、雇用就農、それぞれ就農に向けた支援策、あるいは研修制度をアップしていますけれども、やはり最初言いましたとおり、なかなか安定ができないと、なかなか持続できないということもあります。そういったことでいけば、県だけに依頼するのでなくて、やはり地元でも何らかの地域にあった取組みが必要ではなかろうかというふうに思っていますので、皆さん方のお考えを聞かせていただければというふうに思っています。 最後に、林業担い手育成事業でありますけれども、中津市が今、取り組んでいる林業の担い手確保については、補助金、安全装備品の補助金であったり、研修の補助金であったり、技術習得の支援事業であったり、一部の補助はありますけれども、生活専門にやるということでいけば、補助の内容が一時的なもので、なかなか実情にあってないから林業の担い手も増えてこないのではないかなというふうに思っています。 ちょうどアメリカの需要から、今、材木のほうの値段も高騰する中で、こういった時期が逆に、今、チャンスにもなるのではないかな。こういったときに支援策の拡充を考えれば、また中津も住みやすいところでありますので、企業も皆さん、あるいは役所の努力の中で、今中津はPRするいい時期ではなかろうかというふうに思いますので、こういったことも含めて、このUIJ登録支援事業に関連して提案をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中西伸之)  ただいま、提案説明が終わりました。 ここで、意見はありませんか。 中村議員。 ◎3番(中村詔治)  提案会派ですので、補足の意味も含めて、ちょっと発言したいのですけれども。 今、UIJターン事業が全国どこもされていると思いますけれども、コロナ禍でいろんな社会経済環境が変化をしてきました。また、今後も変化しつつあります。そういうことで、地域の中津市の人口が増えたりするのに、その社会変化の中で、特にUターンですけれども、やはりふるさと中津はよかったなというようなことで、転出、学校に行ったり、就職、ほかの地域にしたりしたときに、ふるさと中津のよさを持っていてもらう、そういう行政からも何かのアプローチがもうちょっと欲しいかなと思っています。 そういうので、いろんなそれぞれ間口は広いですけれども、議員の皆さん方の意見を出していただいて、それぞれ部署が刺激を受けて、少しでもUターンで中津が今後とも活性化するように願っていまして、この提案をさせていただきました。 ○議長(中西伸之)  どなたか御意見はありませんか。 須賀議員。 ◎22番(須賀要子)  私の周りは結構、移住者のお友達が多くて、先だっても山国町に移住してきた方たちといろいろ意見交換させていただいたりとかしたのですけれど、皆さん、住んでみると、本当に中津はとてもいい場所だという意見をいただけてうれしいのですけれど、ただ農業に関してちょっと、林業もされている方なのですけれど、やはり木材の価格が上がっていたとしても、林業を、その方は自伐ですけれど、している方も、その方にしっかりとお金が入ってくるかというとそうではなかったりして、やはり子どもさんが何人も移住者の方とかおられて、収入がそんなに安定しないということが大きくて、また別の仕事も併せて農業をしているという現状に、今、至っているという話を聞きながら、思うのですけれど、例えば、今、中津が進めている農業という部分で行くと、本当にいわゆる企業に、工場などに勤めるだけのその収入を得られる農業をするための支援だったりとか、仕組みとか。 例えば、もっと小さく、例えば移住したい方というのは、この風景が好きとか、中津ののんびりした雰囲気が好きとかいう形で、それとあと併せて、そこにキーパーソンというか、その人がいたから移住しましたというような方がおられて、そういう人たちは、大きな収入を得たいわけではなくて、ゆっくりした暮らしと人間関係と、そういうのを味わって暮らしたい、そういう中で子育てをしたい。例えばそういう形で、大きな収入を得たいという人への仕組みと、あと小さな収入でもいいからこの地域に住みたいという人には、例えば保育料だったりとか、全てのサービス、今、支払っているものを全て無料にするとか、何かそういう打ち出し方で選んでもらうというような形というか、そういうのも必要なのかなというふうに感じます。 やっぱりいろんな子どもの、小さいときはこのくらいかかりますけれど、高校生になったらこれだけかかるので、では旧市内に引っ越そうかとかになっているパターンが多いと思うのですよね、農業している、しないに関わらず。そういう部分でも、そういうサービスを無償化にしていくことも、中津に住んでみたいなとか、農業している人はそういうことができるのだなとかいう、一つの取組みになっていくのかなと思うのですけれど。そういった生活に関したサポートが、そこまで思うほどないので、やはり外に、仕事に、もう一つ稼ぎに行かないといけないというような現状にあったりとかするので。それだと例えば、その子どもたちが中津に定住するかというと、そういう人たちは親の苦労を見ているので、ここよりも別のところに住もうかというふうな認識になっていくかと思うのですよね。中津はすごくこう、こういうことしてもらって、このまちに住んでよかったと思ってもらえる、その次の世代にも。そういうふうなその地域づくりだったりとか、そういう仕組みを取り入れて、第一次産業のところで取り入れていかれるような、そういうことができないかなというふうに私は思ったりしています。以上です。 ○議長(中西伸之)  三上議員。 ◎6番(三上英範)  提案者の提案は、本当、あの議論だと思うのですけれど、と同時に、今の農業をめぐる状況からいけば、こういう対応ではもう間に合わないのではないかというのは、私は思いをしています。 それは、一般質問の中でも言ったように、全国で22パーセント農家が減る、農林家を含めたら大分県では25パーセント、この中津では3割近く減っているわけで、そういう中で、まず基本はこう、今、やっている人が続けていけるような形を取らないと、それに入ってくる人はいないのではないかというのを、特にこの5年間を見て、私は一番思います。今やる人が続けていけないのに、新しい人が入ってきようがないではないかというのが1つと、それと、林業のことで出ましたけれども、今のこの木材価格で言えば、森林組合の幹部の方は本当、植林して、今の値段が続けば、植林していくような、それでもなおかつ山林所有者にお金が残るし、林業関係者に今以上の給料が出せるというようなお話をしています。 今のではその価格は何かと言ったら、提案者の方も言われたとおり、外材が入って来ないからですよ。だから、農業も一緒です。ちょうど今、カロリーベースで言うと、食料の自給率が38パーセント、木材の輸入量も自給率も38パーセントですからね。だから、そういうことを僕は本当、今、一地方議会ですけれどもね、そういうところから、ここからそういう声を上げていくのが本当、大事ではないかというふうに、今、本当に痛感しています。 だから、もちろん個々のいろんな支援策をやっている、そういう移住された方がずっと住み続けられるような、そういう支援というのはもちろん必要なのですけれども、それが何か今の本当、もう困難が直面しているところからちょっとずれるような議論になったのでは悪いのではないかというような思いもしていますので、ちょっと、地に置いたという提案であると同時に、もっとこう大きく考えていかないと、本当に中津市の、特に本耶馬渓から奥の中山間地域は、もう住む人がいなくなるのではないかと。それ、一番いい例が米の価格ですよ。生産原価が2万円を超えて、もう1万3,000円と、今年は1万3,000円も切ると、こういうことを変えていくような方向性を持たない限り、どんな対応しても、なかなか若い人が暮らし続けるのは難しいのではないかというような思いをしています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 相良議員。 ◎10番(相良卓紀)  ちょっと手が挙がらないので手を挙げましたけれど。 三上議員に反論するわけではないですけれど、UIJターンということで、提案者の方が農業・林業の部分も提案しましたけれど、必ずしも農業・林業だけで人が呼べるかというと、これは本当に相当厳しいと思います。 中村議員も補足で言いましたけれど、全国1,700ほどある自治体ほとんどが、今のこの人口減少に向かってUIJターンの取組みをいろいろやっています。午後から今日、過疎計画の説明もあるということですけれど、ちらっと見ましたけれど、魅力というのが何なのかなということなのですよね。農業・林業に魅力があれば、今みたいになっていないでしょうから、その魅力をどういうふうに作るかということなのでしょうけれど、UIJターンを農業・林業だけで考えたら、これはほとんど成功しないと思います。 地の利がいいので北九州・福岡まで通勤が可能なところ、そんな中で田舎暮らしをしたい人。いろいろなパターンがあろうかと思いますので、全て網羅することは難しいにしても、全国の競争なのですよ、自治体間の競争。その競争に勝つためには、よそがやっていることをやるのではなしに、よそがやってないことでするという。最初から中津に行こうという人はもう最初から中津に来るわけで、田舎暮らししたいなという話になると、全国のいろいろな情報を見た中で、突出して、あ、ここすごいな、ここ行ってみようかなというところが勝ち組になると思うのですよ。そういう政策を打たないことには、よそがやっていないからやりません、よそがやっていてもやりませんでは、何もしません、何もしていないという意味ではないのですよ。それを超えてするようなことをやらないと、発信だけしても、そこに魅力がないと、なかなか成功しないと思います。 つい先日、国勢調査の速報値が出ました。日本の人口、全人口1億2,000万人ほどですけれど、5年前から86万人ほど減った。大分県でも4万1,000人減った。中津市は1,000人ちょっとでした、千何十人かですか。大分県下18市町村全て減少していますけれど、大分市、杵築市に続いて減少率が少ないのが中津市。これで、大分県で3番目に少ないということだけだったら、ではその中身を見ないと、合併した後に旧下毛からかなり中津にもう転居している人たちもかなりいると思います。旧下毛地域が減っていることが地域を疲弊させているというふうに思います。そういった意味では、先ほどから出ていますけれど、耶馬溪、住んでみたら住みよい所、行ってみたらいい所、自然環境がいい所。これを来る前にその人たちにどういう魅力を発信するかということ。ぜひ過疎計画、昼からの説明をまた聞いて同じような話をしなければならないかと思いますが、どこもやっていないような魅力あることをしないと、この競争には勝てないというふうに思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 大塚議員。 ◎20番(大塚正俊)  議長、この沈黙が怖いですよね。 UIJターンの関係ですけれども、今、中津市が移住対策やっているの、旧下毛だけなのですよね。果たして旧下毛だけで本当にいいのですかということを述べたいと思います。 確かに旧中津は合併以降、旧下毛からどんどん入ってきて、人口が増えていました。トータルで中津全体見ると、ほぼ横ばいで少し下がってきたなということで、何となく中津は勝ち組ではないですけれど、何か雰囲気的に、ああ、そんな人口減ってないならいいではないという流れですね。多分、この役所の中、そういう雰囲気だと思いますよ。 では三光も実は増えていたのです、少し、もう減りつつあります。本耶馬渓、耶馬溪、山国、毎年2パーセント以上減少してきている。昼から過疎計画の中に出ていますけれど。このまま減っていったときに、名勝耶馬渓であの景観が守られるのですかということで、多分、市の職員も正直言ってどう感じているのかなというのは心配でなりません。もう合併して16年も経って、これだけ人口減ったからもう仕方ないな、もう難しいのではないかなと諦め感が広がっていると、もうこの中津市、旧下毛の過疎化対策は、もう成り立ちません。 だから、そういった意味では、とにかく中津に来てもらう、帰ってきてもらう、それの目標設定をしながら、もう何人ずつ移住者を増やさないと、この地域、保てないのではと、そういう形の目標設定した上で移住対策、もっともっと充実をしながら、受け入れする自治会にも補助を出しながら、積極的にやろうではないかという提案をしましたけれど、どうもその気は執行部にありませんから、ぜひ今日の議論を踏まえて、執行部もそういう気持ちなってほしいなというふうに思っています。以上です。 ○議長(中西伸之)  川内議員。 ◎5番(川内八千代)  私は今、UIJターンは、さっき相良議員が言われたように、全国でやっていますから、その意味は競争ですよね。競争に勝てるかとか、そういう観点では見解と言うか解決しないというふうに思います。 三上議員が言われたように、今、日本全体のその第一次産業というのですかね、大けがしているところ、出血どんどんしているところに、指先をちょっと治療しようかというような、何かそういうやり方のように思えて仕方がないのです。 私は考えるに、コロナがあって、全国というか地球上から日本は食料やそのほかいろんなものを輸入してきました。しかし、それがストップになって大変なことになったのですけれども、食料も輸入がストップすれば3割の人しか生き残れないというような国になっているわけですね。だから、私は国全体のやり方を変えなければいけないと思うのですけれども、そのためにも中津市ではそういう教訓を生かして、中津市で学校給食とか福祉施設とかで使う食料とか、そういう林業もそうですけれども、そういうものはこの中津で生産するのだというふうに、本当に大転換しないと、これは片付かないのではないかなというふうに思います。 今、NHKの朝ドラで、林業で携わっている人たちが学校の机と椅子を地元の産材で作ろうということで、町内の子どもたち4,300人といったですかね、試作品も作って、森林組合の人たちが天板、そのドラマでは天板を作ったということでしたけれども、日田市ではもう学校の机と椅子は市産材で作っていましたので、そういうふうに、消費とか生活の中まで考えた循環と言いますか、そういうことを考えてやっていくということが必要ではないかなというふうに思っています。 ○議長(中西伸之)  ほかに。 林議員。 ◎14番(林秀明)  私は相良議員と同感なのですけれど、UIJターンはやはり自治体間競争の勝ち残りのバロメーターだと私も感じています。今度は7月10日、来月、そこの体育館で企業の説明会、中津市はします。約30社、協定で登録をしていますけれど、実際、そこの企業30社がUIJターンの限定枠を設けて市が助成金を出そうとしているのか。その辺もさっぱり分からないと。 そして、中津市に働きたい人材のマーケティングを民間企業と市は連携しているのか、これも実際、私は分かりません。 いかにして人材を迎えに行くのか、この積極性がないとUIJターンは長続きしないと、私は思っています。やはりそうなると打って出るということで、例えば駅の改札口の前に窓口を設定して、UIJターン、定住・移住の窓口を作るとか、今、道の駅なかつ、多くの人が来ていますので、中津のよさが十分分かると思います。ここにもイベント開催時にそういった窓口を提示して、中津のよさをどんどん発信してもらいたいなと、私は思います。以上です。 ○議長(中西伸之)  ほかにありませんか。 以上で、項目2の討議を終了いたします。 これで、自由討議を終了いたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これで散会いたします。 △議事終了 午前11時25分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  中 西 伸 之 署 名 議 員  荒 木 ひろ子 署 名 議 員  古 江 信 一...