令和 3年 3月
定例会(第1回)令和3年3月19日 午前10時00分
招集出席議員 (24名) 1番 小
住利子 2番
恒賀愼太郎 3番
中村詔治 4番
荒木ひろ子 5番
川内八千代 6番
三上英範 7番
松葉民雄 8番
山影智一 9番
本田哲也 10番
相良卓紀 11番
木ノ下素信 12番
大内直樹13番
三重野玉江 14番
林秀明 15番
角祥臣 16番
髙野良信17番
藤野英司 18番
中西伸之 19番
吉村尚久 20番
大塚正俊21番
千木良孝之 22番
須賀要子 23番
古江信一 24番
草野修一欠席議員 (なし)
地方自治法第121条による
出席者(なし)出席した
議会事務局職員(3名)局長
中野周幸 次長
神礼次郎議事係主幹(総括)
用松修平議事日程 第1.
自由討議 (
補足説明者) (議題) 14番 林 秀明 1.
ファイト!
コロナ禍でも未来に希望の持てる
まちづくりを
①あなたが新しい
生活様式の中で気づいた明るい話題 ②あなたがこれから取り組んでみたいこと ③みんなで広げる
シトラスリボンの取り組みを始めませんか 19番 吉村 尚久 2.
LGBTなどの
性的マイノリティ(
少数者)の尊厳を保障するために
①LGBTなど
性的マイノリティや
性的マイノリティの課題をどう受けとめているか。 ・もし、あなたが家族や知人からカミングアウトされたらどう対応するか ・
性的マイノリティの
人たちはどんなことで困っていると思うか ・
性的マイノリティに対する差別や偏見はなぜ起こるのか
②性的マイノリティの課題に対して、行政・学校・企業などはどんな支援や配慮ができるか ・公共の
トイレや学校の
トイレ、制服や
体操服、
パートナーシップ制度など本日の会議に付した事件
議事日程に同じ ───────────────────────────────────────────────
○議長(
山影智一) ただいまより、第1回
中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前10時00分 日程第1、
自由討議を行います。
議員間討議の議題は、お手元にお配りのとおりです。 また、各議題の
補足資料については
サイドブックスの
自由討議のフォルダーにありますので御参照ください。 1項目50分以内でございます。
自由討議は、
一般質問や
議案質疑とは違い、一問一答方式ではなく、
フリートーキングで、議長は
コーディネーター役を務めますので、よろしくお願いいたします。 なお、全ての議員が発言できるよう、
補足説明は5分程度、1人当たりの発言につきましても3分以内でお願いいたします。 項目1、
ファイト!
コロナ禍でも未来に希望の持てる
まちづくりを、を議題といたします。 項目1を提案された
林秀明君から
補足説明を求めます。
林秀明君。
◎14番(
林秀明)
皆さん、こんにちは。
自由討議提案会派、前進、
補足説明者の
林秀明です。
テーマは、
ファイト!
コロナ禍でも未来に希望の持てる
まちづくりを、です。よろしくお願いいたします。
新型コロナは、様々な潜在的な課題を顕在化させました。
コロナ禍を超えて
自分たちの考え方や行動をいかに変えていくべきか、社会を
コロナ前に戻すのではなく、よりよい社会に変えていこうという意識が大切だと思います。そこで、
皆さんの新しい
生活様式での明るい話題や挑戦してみたい取組みをぜひ聞かせてください。 私の夢を一つ開けます。
コロナ禍でも、食は人を元気にしてくれます。思い出してください。25年以上前、朝の食卓に殻が薄くて模様がはっきりきれいな地物の
アサリ貝の
みそ汁が出ていませんでしたか。うまかった。形が変わっても、二枚貝の里であった豊前海の再生を願いたい。そのために、四季を食して環境に触れ、
魚食文化の継承と普及の
地域ネットワークの構築を目指す
中津恵みの
里海づくり研究会を近い将来発足したいと思います。 次に、
コロナは、差別や偏見、
人権侵害を起こし、
社会的感染症と呼ばれ、人々を傷つけ、社会を分断し、収束を一層遠のかせます。必要なのは、温かい支援、行動です。今全国で広まりつつある
シトラスリボン運動、別紙の説明と、
皆さんこちらを御覧ください。今胸につけてあるこの実物です。三つの輪は、地域、家庭、職場や学校です。色の緑は八面山、耶馬溪の山の色、青は山国川、豊前海の海の色、黄色は幸せを呼ぶ色です。
中津カラーです。この運動が心から暮らしやすい社会を目指すためのきっかけとして取り組めればと考えます。 さらに、次の
テーマで
吉村議員が説明される
性的マイノリティの尊厳にもつながればと思います。
皆さんの御意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
○議長(
山影智一) ただいまの提案について、意見はありませんか。御意見ありませんか。
古江議員。
◎23番(
古江信一)
提案会派として、一つ御意見を申し上げます。 この
シトラスリボン運動につきましては、
皆さんも御承知のように
中津市内の
高齢者施設で
コロナ感染が発生し、その後に
関係者の家族の方からお電話を頂きまして、中の施設の方、日頃から一生懸命
感染対策に取り組んでいる中でどういう状況かああいう結果になってしまったわけですが。それに対して、やはり相当な
誹謗中傷を受けていると。もう本当に心が折れてしまってどうしようもない。何でここまで言われないといけないのかというような状況を、やはり施設の
方たちが強く感じて、それを家族の方が心配をされて、何かそういった議会でも
誹謗中傷をなくすような活動をぜひできないかという中で、この
シトラスリボンを紹介していただいたわけです。 これまで、議会も
コロナいじめの問題については
議会報の
表紙等で度々発信はしてきているのですが、ごく一部の方だろうと思いますけれど、そういったことがまだ中津の中で実際にあるということはもう非常に残念なことなのですが。そういった中で、議長、副議長にも
リボンのことをお願いしましたし、
教育委員会のほうにお願いに行きまして、
学校現場でも
子どもたちに教育的な観点からぜひ機会を捉えて伝えてほしいということでお願いしましたら、2月の
校長会でもそういうお話をしていただく中で、今確認しているのは、今年、
南部小学校と
小楠小学校の
卒業式で、卒業生の
子どもたちが日頃つける
リボンではなくて、生徒が手づくりの
シトラスリボンをつけて
卒業式に臨むというお話もお聞きしました。そういった意識をやはり時間をかけて続けていくことがいろんな意味での差別の撤廃につながっていくのではないかなと思っていますので、ぜひ
皆さんと一緒に今後も進めていければなと思っていますので、またよろしくお願いしたいと思います。
○議長(
山影智一) そのほかございませんか。
吉村議員。
◎19番(
吉村尚久) 今の
古江議員の話に少し続けさせていただければと思います。 今、
小学校の
卒業式に向けてということで南部、小楠という
学校名が出ましたけれども、特に
小楠小学校については日頃から学校の
窓ガラスに
コロナ差別はだめというようなことも文字にしていますし、先ほどの
シトラスリボン運動ということについていえば、当初は
社会福祉協議会に全
児童分シトラスリボンをもらえないかというようなお話もされたそうなのですけれども、当然そんな数はないというようなことも踏まえて、それでは
自分たちで作ろうと、
子どもたちに作って、そしてそれを学習の場としながらこの
コロナ差別についてしっかり考えた上で、その後、
卒業式にこの
リボンを胸につけようというような話になったと聞いています。 特に、
高齢者施設が校区内にあったというようなこともあって、ひょっとしたら身近な方もいたかもしれません。そういう中での意識も高まっていく上でのこういう
自分たちで作っての運動という取組みということになろうと思うのですけれども。 冒頭、
補足説明で、
林議員から後ほどの私の提案、少数、
性的マイノリティのことに関わる部分についてもというようなお話がありましたけれど、本当に差別の根っこは同じだろうと思います。そのためにも、まず私たちが正しく理解をする、知識を正しく持つという、
自分事として考えていくということ、相手の立場に立って考えてみようとすることが大事なのだろうと思いますので、こういうような
コロナ差別の問題についてもやはり私
たち自身が理解しながら寄り添って考えていこうとする、立場に立とうとするということをするためにも、学習をしながらこういう
シトラスリボン運動をぜひ進めていけたらなと思います。以上です。
○議長(
山影智一)
須賀議員。
◎22番(
須賀要子) 私の知人で国東市に住んでおられる方なのですけれど、この
シトラスリボン運動を展開していまして、国東の特産の
七島イを使ってその
シトラスリボンを作っているという活動をしています。その方も、先日新聞にも掲載されていましたけれども、議会や市のほうにその
リボンをお渡しして、
皆さんで御
当地リボンをつけて啓発していこうというような動きをしていたりする話も聞いています。 提案の中に、①のあなたが新しい
生活様式の中で気づいた明るい話題というところの中で、もう一つ発言させていただきたいのですけれども。 私の知っている方で、その方々は
高齢者なのですけれど、
高齢者は今回この
コロナの分で本当にひきこもり状態になっていまして、いろいろ
認知症の問題だったり
運動機能が低下したりとか、後退するような暗い話題が多い中、その方々は
集会所などで集まれないので、近くの広場というか、そこにみんなで集まって、やはり一番の楽しみはおしゃべりすることというところで、屋外でおしゃべりしたい。でも、そこに小さな広場だと
ベンチがなくて、いつもブランコに座ってお話をしているというのです。そこで、今回、市のほうが
ベンチを、かなり老朽化していた
ベンチだったので、新しい背もたれのある
ベンチに替えてくださるということで、そのお
ばあちゃんたちというか、
自分たちのことを
自称AKBと言っているお
ばあちゃんたちがもう大喜びして、これでこういう
コロナですごく暗い話題も多いのだけれど、不安な
気持ちもあるのだけれど、みんなで楽しく、やはり暮らしていけるというようなお話を聞いています。 そういうことも含めて、
コロナに立ち向かっていくというか、明るく元気に過ごしていけたらという話題の一つとして提供させていただきました。
○議長(
山影智一)
千木良副議長。
◎21番(
千木良孝之) 今
コロナ禍がこういった中で、もう1年たちました。最初の頃をちょっと振り返って
皆さんも思い出していただければ、あの頃の
誹謗中傷という中では、犯人捜しみたいな形で、何かその人に対しては非常に悲しい思いをされたかなと思っています。この1年の中でいろいろ
皆さん方の
気持ち、今こういった
シトラスリボンというような活動のところまでたどり着いてきている。非常にいいことかなと、自分自身思っています。 やはりこれからこの
意識改革という中での活動の一つと感じています。さらなる、こういった
リボンだけではなく、違った角度の中でどうやって人を思う
気持ちを、こういう
意識改革ができていくかということをこれからまだまだ
皆さん方とともにいろいろ知恵を出しながらやっていかなければならない部分かなと私自身感じています。 特に、今回この
テーマを頂いた中で、小学生のほうもこういった活動をされているということは、非常に我々議員としてもこういった取組みに対して支えていく必要があるのではなかろうかと思います。個人的な意見になりますけれども、こういった活動を幅広くの方々に理解をしていただく声かけ運動も一つ重要なことかなと思っています。以上です。
○議長(
山影智一) 小
住議員。
◎1番(小
住利子) 今、
千木良議員のお話の中で犯人捜し的なというお話もありました。 私も、つい最近ですけれども、ある介護のお仕事をされている方とお話をしたときに、
クラスターが出た施設のことを何か捜しているような電話がそこにもかかってきて、あそこの
電話番号を知りませんかと聞かれたそうです。でも、そんなことを知っていたけれど教える必要もないし、知りませんということで断ったのですよというお話も聞きました。 本当に、
コロナ感染が始まって、いろんな方から私もあそこはどうなったのですか、という詮索するようなお話を伺いましたけれども、それはあくまでも詮索でしょうと、そういう実際ではないことをいろんな方に吹聴するのはよくないので、それはやめてくださいとはっきり言いましたら、ああそうですねということで、では、もうこれからはそう言わないようにしますとその方もおっしゃっていました。 実は、私も、去年でしたけれども、ある
生命保険の外交をされている方からこの
シトラスリボンのお話を伺って、そういう取組みがあるのだということを初めて知りまして、去年の12月議会で実は私はこの
シトラスリボンのお話も若干させていただいています。
皆さん記憶にないかと思いますけれども。そのときに、私もこの
リボンのバッジを通販で購入しまして、今もつけているのですけれども。 やはり、本当にこういったことをより多くの
皆さんが共感していただいて、こういう差別的なことをやめようという意識をしっかり
皆さんに持っていただくような、最近でもテレビで他市のコマーシャルが報道されていますように、
皆さんで意識を持って、そういった差別をやめようという意識を多くの
皆さんが感じていただけるような、これからもしっかり運動を広げていきたいと思っています。以上です。
○議長(
山影智一)
中村議員。
◎3番(
中村詔治) 提案された
林議員のほうから、
中津里海
交流会ですか、未来に希望の持てる
まちづくりを目指す中で、何か明るい材料かなと思いました。片や、山のほうを見ると、先日、
地域高規格道路も一部開通されて、段々と
道路状況も変わってきました。
コロナ禍あるいは
新型コロナウイルス関係は、今後も私たちが生きる
現代社会の中で劇的に変わったので、今後もいろいろ
日常生活が変わりますけれども。 先日、
小中高校生のなりたい職業に
会社員という項目が1位になりつつあるというか、なったという報道がされていました。
テレワークの中で、おうちで仕事をしている親の姿を見て、
子どもがある意味感動したというか、憧れというようなそういう意味合いもあろうかと思います。 そういうことで、
過疎地とかに
テレワークとか
IT関係で、この
コロナ禍の中、何か新しい事業を見つける
チャンスもあるのではないかなと思っていますし、またそういう
チャンスを、何か新しい芽を提案する若い
事業者が多く出てきてもらいたいなと思っています。そういうことが、今後希望の持てる
まちづくりになるのではないかなと思って、そういうのを応援していきたいなと思っています。
○議長(
山影智一)
恒賀議員。
◎2番(
恒賀愼太郎)
林議員から25年前のお話を出していただいた中で、やはり中津は食の文化、自然の文化を含めて過去では商業で九州を席巻するかというような話もあったぐらい、やはり
中津人というわけではないのですけれど、気質としては
やる気はすばらしいものがたくさんあろうかと思いますけれども、何か時代の流れにちょっと流されているところがあって、原点のいいところをもう一回掘り起こそうという活動がちょっと減少しているのかなというような気がしています。 海でも自然が変わったからもうだめではなくて、アサリ含めて、今
ノリ業者が減っていますけれども、完全にいいノリが取れないかというと、場所によってはいいノリが取れるところもあります。
本田議員がよく海から山までの栄養の話をされますけれども、いいものを集団で、
地域ごとでもう一回
手入れをすれば、中津は本当に食含めて、外部からいろんな方を呼べる、そういった素地はすごいと思っていますので、お互いが個々に、
地域ごとでもう一回
手入れをしっかり、
人づくりも含めてやれば、
やる気は多分
皆さんほとんどあると思います。そういったところで目的を、過去にお祭りであれば本当に集中するように、今は目的の部分がちょっと薄れているのかなというような、私は特にそういう気がしますので、
元気づくりを目指して、いいところの原点をもう一回思い起こす必要もあるのではないかな、そんな気がしています。
○議長(
山影智一)
荒木議員。
◎4番(
荒木ひろ子) 私のところには、自分がもし
コロナにかかったら中津市で大丈夫でしょうかというお問合せとかもかかってきます。 いつ誰がかかるか分からないという今の状況の中で、行政とか私
たち議会も含めてそうですけれども、きちんとそれに対処できます、準備できていますということを、しっかり市民の
皆さんに伝えて信頼をしてもらうということが私は大事ではないかなと思います。 そして、中津市は海も山も本当に近い場所で楽しむことができますし、それに沿った海の幸、山の幸の食も本当に豊富なところだと私は思っています。だから、中津市全体でどこに行っても安心して
感染防止対策が充実していますという発信をして、中津市で楽しんでいただけると、そういう取組みを進めていったらどうかと私は思っています。
○議長(
山影智一)
草野議員。
◎24番(
草野修一) 座ってよかったね、議運で決まったのですよね。
○議長(
山影智一) すいません、起立してお願いします。
◎24番(
草野修一) 議運で座ったままと決めたのではなかったですかね。
○議長(
山影智一) 先ほど、
林議員からも御確認頂いて、どっちにするか決めていなかったのですけれど、
執行部も今起立でしていただいているので、今回起立していただいて、
マスク着用の上、御発言を頂きましょうということでお願いします。
◎24番(
草野修一) すみません、失礼しました。 先ほど、説明の中で未来をという話がありました。今、
中村議員からITということも出ましたので、それについてちょっとお話をしたいと思います。
山影議長就任のときの御挨拶の中で、
チーム中津市議会を目指していくというようなお話もありました。その中で、2年間、
チーム中津市議会の醸成がされてきたことと思っています。 そこで、何が言いたいかというと、その間、今、全議員に
タブレットが貸与されました。これを利用して、
コロナ禍の中の密を避けるということで、議会でも
テレワークの活用を進めていったらどうかと思います。 これは、
チーム中津市議会として
一体化という意味でも、全員が同じ機器を使ってのあれなので、
テレワークも可能ではないかと思います。まして、
テレワークをする中で、一番負担をかけるのは
議会事務局だと思っています。この
チーム中津市議会、
議会事務局を巻き込んで、言葉は悪いのですけれど、一緒になって取り組むのが
チーム中津市議会ではないかなと思います。ぜひ、試しといったら悪いのですけれど、一回、
委員会でも
委員会協議会でも
テレワークでやってみてはどうかと思います。 先日、
諭吉かるたがZoomで
実況中継をされまして、私
たちアナログ人間も、使い方を習えばそれだけは何とか見ることができました。だから、そう
タブレットに慣れていきながら、
チーム中津市議会の進化を遂げていけるのではないかなと思います。これは、提案です。
○議長(
山影智一)
草野議員におかれましては、3年半前、
議長時代に
タブレットの推進を強力にしていただきまして、私は議運の
委員長でした。壱岐市、嘉麻市と視察をし、その後、
執行部のほうに強力な働きかけを頂いて
タブレットが推進された結果ですので、
新人議員の方もおられますので、そういう経過がございまして、今回
タブレットを配付するようになりました。 また、
テレワークにつきましては、昨年4月以降、上毛町の町議会のほうで、
委員会の
協議会で既に実施しているという実績もあったと思いますので、今後、
議運等でまた協議していただいて、いつも先進的な取組みの提案ありがとうございます。すみません、補足です。 そのほかございますか。
三上議員。
◎6番(
三上英範) よかったことというのでは、ちょうど
東日本大震災から10年、あのときもやはり人間が生きる、このことが最も大事だというのは、本当、
日本国中、世界中で一致した思いだと思うのです。 私は、この
コロナを契機にして、今議員として、私は何が一番大事かというと、
地域振興とかいう点では大飯原発の第一審の
差止め訴訟の中で出された判決。そこに生きる人、これが生き続けることが国富だと、経済的なことではないのだというような、司法の場での発言なのですけれども、私はあれが一番
地域振興のどんな本よりも核心をついていると思って、そういう役割が果たせというのがこの
コロナパンデミックの下で自治体にそういうのが求められているというのがより明らかになったのではないかと思っています。そういう点が、本当に一番よかったといえば語弊があるのですけれども、それぞれが生きていくこと、それをあぶり出したのがこの
コロナパンデミックではないかと思っています。 この
リボンのことでいいますと、私も今この
SDGsの
リボンつけていまして、違う会派とか
執行部の人とかもつけておられまして、
本当連帯感を覚えるのです。 しかし、ただそれだけでこの
SDGsが進むかといえば、私はそうではないと思います。特に、疫病、
感染症については、私は古典でいうと方丈記それからカミュのペスト、こういうものを見て、やはり一番科学が大事だと。感染した人が悪いのではなくて、その
コロナウイルスが悪いのだということにきちんとみんなの認識が共有できる。そして、
新型コロナウイルスの何たるかと、科学的な認識を共有する、こういうことを抜きに差別とか何かはなかなかなくならないのではないかと思います。 そういう意味では、今、マイナンバーカードを進めて、この時期にああいうのがずっとやられてきたのですけれども、それに対して意見を言ったのですけれども、本当にこの
コロナ、まず感染しても症状がない、そういう人が感染を広げる、そういうことをやはりきちんとなくしていくようなことが大事ではないかと。これは、誰でもかかるということはみんな一致しています。
世界各国の
指導者でさえ感染する例が多々あったわけですから、だからそういうのをもっとこの
コロナの何たるかをみんなで共有できるようにするのがこれからの課題ではないかと思っています。以上です。
○議長(
山影智一)
大塚議員。
◎20番(
大塚正俊) あなたがこれから取り組んでみたいことということで、ちょっと参加したいと思います。 先ほど、3密回避の関係で
濃厚接触という話が出てまいりました。ここにおられる議員の中でも、昨年
コロナ禍の中で農業はというか、畑で野菜を作り始めた方が何人かおられると思います。
フェイスブック等を見てもそういう方がかなり増えてきているという現状があると思うのですけれども。 その中で、
農耕接触、漢字を「農業」の「農」に「耕す」に接触するという形で、野菜だとか土と接触するという
農耕接触ということの漢字を変えて記載されている方がおられましたけれども。 やはり土日の行事やイベントがかなり縮小になりましたから、時間的余裕が増えたということもありますけれども、この際、
自給自足運動という形で、
自分とこで食べる野菜の一部でもそういう
野菜作りに励んでいくという、これも大人数で取り組むのではなくて1人でもできる取組みという形で一つ考えています。 それから、もう一つが、私も毎朝ウオーキングをするのですが、ただ歩いているだけではもったいないなというのを最近感じまして、火ばさみとごみ袋持って歩くようにしているのですけれども。実は、うちの近くの
産業道路、もう随分前から男性の方がそうして、道路の落ちているごみを拾いながらウオーキングしているという姿を見ています。あれを真似したいなと思って、なかなか踏ん切りがつかなかったのですけれど、最近ちょこちょことそういう取組みをして、環境に優しい暮らしをと、そういう形で取り組んでいるところであります。 そういった形で、大人数で取り組むこともなかなか難しい中で、個々人、一人ひとりがそういう環境だとか農業だとかそういうことに楽しめるというか取り組める、そういうことも一つこの
コロナ禍の中でも新たに生まれたというか、そういうきっかけづくりになるのではないかなと思って提案させていただきたいと思います。
○議長(
山影智一) 藤野議員。
◎17番(
藤野英司) 親愛なる後輩の
林議員の提案ですので、何か意見を言わないといけないと思ったけれど、なかなか入り込めなかったのですけれど、
大塚議員がこれから取り組んでみたいことに触れていただいたので、やっと手を挙げることができました。 実は、これ御報告ですけれど、明るい話題、それと取り組んでみたいという分なのですけれど。 文化庁のほうから、
コロナ禍においていろんな行事やコミュニケーションが取れなくなった中、伝統文化の親子体験を復活したいということで県のほうに連絡がありまして、大分県のほうが、今、大分県下ずっと市町村に投げかけをしている。何か県のほうから北原人形芝居が逆指名みたいに受けまして、先般、人形芝居保存会集まって協議をしまして、お受けするようになりました。 伝統文化を通じて親子の体験をして、いろんな活性化を図っていきたいということで、今後、令和3年度より1年間かけて、特に三保
小学校の人形クラブを中心にいろんな希望者、親子を集めて、歴史の勉強、人形浄瑠璃のいわれ、またそういった分を体験して、それこそ三味線から語りから人形の操作から、いろんなことを親子で体験しましょうということをスタートさせていただきました。 だから、明るい話題そして自分が取り組んでみたいということで、1年間かけて何かそういう中でメンバーの一人として明るい話題づくりに取り組んでいければと思います。また、議会の皆様にも何かなりの報告等もすることがあろうかと思いますので、どうぞ
皆さん、よろしくお願いします。
○議長(
山影智一) そのほかございませんか。
本田議員。
◎9番(
本田哲也) あなたがこれから取り組んでみたいことということで発言させてもらいます。 私が議員になったのは、山と川と海がつながる
まちづくりということで志を持っているのですけれども。中津の特徴は、何といっても山国、深耶馬溪から三光、中津、山々と、豊前海に広がる海というのが特徴です。 そこには、いろんな史跡とか観光資源がたくさんあります。こういったところで、サイクリングとか、いろんなアウトドアレジャーが推進できればなと思います。 今、一人キャンプ――ソロキャンプがはやっています。ユーチューブでヒロシという芸人さんがいますけれど、2年間で500万回再生というような驚異的な数字をたたき出しています。私もちょっと一人キャンプを最近始めまして、自然と戯れて、誰にも、
コロナ禍でいろんな全然気にすることなく余暇を過ごすことができるということで。実際にそういうキャンプ場に行くと、この寒いのにもかかわらず、夜はもう一桁の気温になるのですけれど、たくさんのファミリーとか本当にいました。 そういう状況ですので、こういった1人とかファミリーで、小さいグループで遊べる余暇の過ごし方とか、そういったものが推進できればと思います。以上です。
○議長(
山影智一) 川内議員。
◎5番(
川内八千代) 私は、ちょっと
テーマが何か大き過ぎたような形で、討論の参加を迷っていたのですけれども、今までの
皆さん方の発言を聞いて、私なりに参加したいと思います。 明るい話題と言えるかどうか分からないのですけれど、確実に私は一歩進んだのではないかなと思うのは、さっき
三上議員も触れられたのですけれども、こうした疫病がはやったことで、これまでの生活、
自分たちの生活を大きく見直すというきっかけになったのではないかなと思うのです。マスク一つ取っても、外国からの輸入に頼っていた現実、それから観光にしてもインバウンド頼みで成り立ってきた面などが大きく、見直ししなければならないということ。それから、大きくは、今のような大量生産、大量消費、大量廃棄というこうした経済体制といいますか、生産体制、こういうことを見直さなければいけないということで、さっきの発言もありましたように、
自分たちで食べるものを少しでも生産しようとか、
自分たちのそういうコミュニティをつくっていくという、つくっていかなければならないというような、そういうところが割とはっきりしてきて、いろんな立場の
人たちもそういうことを発言するようになって、大きく
コロナ後の世界というのも変えていかなければならない。何でもお金にする、もうけの道具にするということの見直しをしなければいけないということに、大きく言ったら人類が突き当っているということは一つ分かったいい点ではないかなと思っています。 だから、自分としても、私も家の周り歩くときに火箸と袋を持って歩いていました。だんだん、
コロナがちょっと落ち着いてきたかなという段階になりますと、ごみも増えるのです。特に、こうした使い捨てのマスクがあちこちに散乱していまして、こういうのも本当に変えていく、環境のことを考えていく、そういうことにつなげていけたらいいなと思っています。明るいと言えるかどうか分からないのですけれども、一つ進んだのではないかなということを考えています。
○議長(
山影智一) 三重野議員。
◎13番(
三重野玉江) 私事なのでどうしようかなと思っていたのですが、新しい
生活様式で気づいた明るい話題といいますか、やはり家族が、
子どもたちが4人いて、友達のほうがいいから全員がそろうことはなかなかなかったのですけれど、この
コロナ禍において家族がそろうことが増え、もともと仲がいい家族ではあるのですが、さらに仲が深まり、また私も出事が
コロナ以前は多かったのですが、家にいることが多くなったことで
子どもたちも実はいてほしかったのだなということが分かるぐらい、話すことも一緒に御飯食べることも増えたので、その点ではすごく家族の仲がより深まって、そういう御家庭は聞くと結構多いというのが、忙し過ぎた世の中でちょっとゆっくりできたことで、家族を見直すことができたというのがよかった、明るい話題になるのではないかなと思います。 そして、また2番の取り組んでみたいことですが、移動ができなくなったことでウェブ上で、Zoomとかで会議、全国の人とつながったりとかいうことがすごく多くなりまして、無料のセミナーとか知りたかったことが移動しなくても知れるようになったことが多くなりました。どんどんそういうことを積極的にこれから取り組んでみたいです。 やはり、特に女性議員と言ってしまったらあれなのですけれど、
子どもさんが小さい人とかが議員になりたくても家から離れることが多くて難しいですね、という話題が全国の議員と話していてもあるので、そういう部分ではそういうのを活用していったらまた新たな展開になるのではないかなと、いいことだと思っています。
シトラスリボンのことですが、議員つけていらっしゃる方とつけていない、私もつけていないのですけれども、意識を統一するのに市議会としてみんなでつけるというのもいいのではないかなと思いました。以上です。
○議長(
山影智一) そのほかよろしいでしょうか。 角議員。
◎15番(
角祥臣) 今ウイルスという形で、ワクチン接種、医療
関係者をはじめ、何か1日に9万人程度のスピードということで今朝のテレビでおっしゃっていました。 これから変異ウイルス等どんどん変わった型が出てくれば、果たしてワクチン自体も効くのかなというような形で、非常に不安な生活を強いられています。 こういう中で、やはりみんな一丸となって、全地球上の人類が全て一丸とならなければいけない、そういう意識づけが今回のこの
コロナウイルス感染症という形で取られたと、私自身は思っています。 それぞれの考え方なのですけれど、今非常に、うちの商売を言ってはおかしいか分かりませんけれど、サイクリングあるいはキャンプという形で、例年以上のお客さんが見えていただいています。家族連れの方が非常に多くて、やはり家族で、外で自然を楽しもうということで、
本田議員がおっしゃっていたような形で、非常に業種によってはかなりいい業種もあると思われます。 やはり家族の中でいろいろ話し合ったり、先ほどの
シトラスリボンの取組み、これについてももうぜひ広めていただきたい。本当は、こういう運動を起こさなくてもいいような人間関係ではなければいけないと私は思っています。こういう運動が起こるという自体が、人権にしても全てそうなのですけれど、運動を起こす以上はやはり根絶に向けて起こしていただきたいなと思います。以上です。
○議長(
山影智一) そのほかよろしいでしょうか。 髙野議員。
◎16番(
髙野良信) 私の個人的なことなのですが、今回、息子が
コロナにかかり、その中で私は
濃厚接触者で、うちの家内とは保健所の方に相談して2週間ばかり自宅待機しました。その中で、
誹謗中傷というのはなかったのですが、その中に35件ですか、興味本位に心配する方の連絡がうちの
関係者でありました。その中で一番驚いたのは、豊後高田の人がうちの
子どもが
コロナにかかったことをどこかから聞きつけて、そのままうちのほうに連絡があったのです。それは心配してくれてのことですが。 だから、
皆さんコロナにかかるとうちの近くに、家族でかかったときは
皆さんが上宮永の近くに住んでいる方が、もう
皆さんがこぞって捜してその家を教えてくださいとか、そういう分で、私知っていたのですけれど、そういう話はほとんど受け付けなかったのですが。 その中で、この
コロナ禍の中で、もう1年がたち、これから未来に向けていろんな面があると思うのですが、私も今
皆さん方の意見聞いて、
大塚議員の意見の分で、少し私も最近ウオーキングしますので、ごみを拾うとかそういう分はして、その中で農業にも少しずつ手を出しながら頑張っていますので、何かいい方法があったら教えてください。
○議長(
山影智一) そのほかよろしかったでしょうか。 それでは、そろそろ時間になりますので、最後、私もちょっと若干1点言わせてもらいたいと思います。
シトラスリボンにつきましては、本当に早い段階で古江会派会長のほうから議会というか、こういう取組みがあるということでお聞きをしていまして、努めて私もつけるようにはしています。 先ほど来、南部、小楠の
卒業式で手づくりのということで、ちょうど私の次女が今年
南部小学校を卒業させていただくのですけれど、なかなか普段会話はない中で、
シトラスリボンについて今回また会話もしてみようかなとも思います。 その次女は、もともと助産師になりたかったのですが、最近、災害とか、
コロナ禍の中で、私も非常に助産師さんもいいのだけれど、それに職業に格差はないのですが、保健師さんがすごく災害時に一家庭ずつ回っていただいたりしているのを見ていて、保健師さんはどうかと夏頃にちょっと提案をしました。なる本というのがあって、保健師の勉強も僕もして、次女が見たら、今は何か夢は保健師になりたいということで、保健衛生行政に将来携わるか分からないのですが、しっかり父親として支えてあげられたらなという思いです。中津には残ってもらうようにはしっかりくぎを刺しておきたいと思いますけれど、残って頑張っていってもらえるよう、彼女を支えていければという思いがちょっとしました。
シトラスリボンをまた一緒につけて
卒業式にも出たいと思います。 ちょっと何か取り留めもない話になってしまいましたけれど、以上です。 以上で、項目1の討議を終わります。 ただいまより、3分間の健康増進スタンドアップ中津を行います。
皆さん、立ち上がり、ストレッチなどをして体をほぐしてください。 暫時休憩します。午前10時54分午前10時58分
○議長(
山影智一) 再開します。次に、項目2、
LGBTなどの
性的マイノリティ、
少数者の尊厳を保障するために、を議題といたします。 項目2を提案された
吉村尚久君から
補足説明を求めます。
吉村尚久君。
◎19番(
吉村尚久)
皆さん、こんにちは。新生・市民クラブの
吉村尚久です。
補足説明をさせていただきたいと思いますけれども、先日の
一般質問において、
LGBTなどの
性的マイノリティ、
少数者の問題について、中学校の学生服を切り口に質問をさせていただきました。 特に、セーラー服について、機能性や防寒、そして、身体的な性と心の性が一致しないトランスジェンダーに配慮し、自由に選ぶことができる制服にしていくために、検討
委員会を設置してほしいと要望しました。 来年度検討会議を設置するとのことですが、これは
LGBTなどの
性的マイノリティの問題の一端にしかすぎないと思います。 この問題を取り上げた理由は、市内にも学生服において学ランを選ぶのか、セーラー服を選ぶのか悩んでいる
子どもがいるということや、自分の知り合いで身体は女性だが心は男性、見た目も男性の人が、女性用の
トイレに入ったら、それを見ていた人が警察に通報したと、通報されたという話を聞いたりもしたからです。 きょうは、
LGBTなどの
性的マイノリティの尊厳を保障するために、という
テーマで
自由討議を
皆さんで行っていただくことになり、大変ありがたいと思っています。 私自身もまだ十分この問題を理解しているとは思ってもいません。
性的マイノリティの
人たちが差別や偏見を受けていいとはもちろん思っていませんが、自分自身にとって、家族や親族の問題になったとき、素直に受け入れることができるかという不安も覚えています。 だからこそ、まずは、正しく理解することや、その人の立場に寄り添って考えてみることが大切だと思っています。そのようなことが一人ひとりの人権が大切にされる社会につながっていくのではないかと思います。 資料については、市が出している「ひらこうこころの窓」と、
LGBTについて丸亀市が出しているパンフレット、それから、同性
パートナーシップ制度の資料を用意させていただきました。 現在、日本では、同性婚が認められていない中、同性のパートナーでは、相続や市営住宅の入居や病院での手術の同意など、様々なことで不利益をこうむることになります。 現在、全国の約80の自治体では、同性
パートナーシップ制度を認め、権利を与えています。このようなことも中津市でも今後考えていかなければならないのではないかと思います。 御存じの方も多いかと思いますが、一昨日、札幌地裁で同性同士の結婚が認められないのは、婚姻の自由などを保障した憲法に違反するという判決が出されました。今後、この問題について議論が活発になることを期待するところです。 いずれにしても人口の約10パーセントと言われる
性的マイノリティの問題が、私たちにとって遠くの話ではなく身近な問題として考え、学校や職場や地域や、そして行政において何ができるかについて考えることが、きょうはできればなと思います。よろしくお願いします。
○議長(
山影智一) ただいまの提案について御意見はありませんか。
大塚議員。
◎20番(
大塚正俊) それでは、私も参加をさせていただきたいと思います。 私たちの世代では、
子どもが生まれて、おちんちんがついていたら一生男の子として育てられてきたものです。
小学校入学時には、黒のランドセル、中学に入学したら学生服、男子の
トイレ、更衣室、就職したらスーツ、そういった人生を歩んできたわけであります。 私自身、体が男で心が女性だったら生きにくい世の中だったろうなと今改めて感じます。 性同一性障がいの概念が新しいものですから、私たちの世代では、今まで言ってきたことが当たり前だったと思いますけれども、現在ではかなり理解が進んでいると感じています。
子どもや大
人たちが、しっかり自分らしさを表現しながら、学校生活や
家庭生活、社会生活を送っていただけるようにサポートしていくことが重要ではないかなと思っています。 私自身、
性的マイノリティを受け入れる心の準備はできているつもりですが、自分の
子どもや孫が同性と結婚するとなったときは、正直言って冷静な判断ができる自信がないのが今は正直なところです。以上です。
○議長(
山影智一)
千木良副議長。
◎21番(
千木良孝之) 今、
大塚議員のお話の中で、実は私自身こういった問題に関して本当に無知というか、余りそういった考え方を持たなかったというか、触れたくなかったというか、そういった
気持ちが強かった部分があります。 しかし、2年ぐらい前ですか、うちの親戚の中でこういったことのある子がおられまして、それを聞いたときに、「あっ、こんな身近でこういうことが起きているのかな」ということを知りながら、自分自身これに向き合っていくように、少しずつですけれども、でも頭の半分以上は受入れがなかなか難しいと自分自身では思っています。 先ほど
大塚議員のお話の中でも、やはり我々の若いときからの時代は、学生服、または女性はスカートというイメージが強かったものでありますので、これからこういったことを含めた中で、そういった方々もおられるのだということを受け入れる
気持ちを持たれている方々のことを思うといったことが必要なのではなかろうかと私自身思っています。 もし本当に
皆さん方の身内、また、そういった方々がカミングアウトしてきたときに、どうとられるかということを考えたら、恐らく
大塚議員が言ったように戸惑うのではなかろうかと、こう思っています。 こういった制服の件に関しても、やはり今回も
委員会の中で予算がついていましたので、どういうことかという問い合わせをした中でも、こういったことをこれから取り組んでいくというような検討をしていただけるということなので、それは、一気にやるのではなくても、少しずつ、それをひもといてあげるような形の中で進んでいければ、こういった問題が解決して、また、そういう
人たちの悩みが減っていくのではなかろうと思っていますので、そういったことを含めながら、
皆さん方の御意見があれば、僕の頭の中に入れていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
山影智一) 松葉議員。
◎7番(
松葉民雄) 私も
一般質問等でも質問させていただいたのですが、私も身近にそういう方がおられて、それから関心を持つようになって、福岡の2019年のレインボープライドの行進とか、その集まりの場にも参加させていただいたり、そういう
LGBT当事者の講演会にも参加させていただいたりして、私たち自分自身が持っていた考えが本当に変わりまして、
LGBTと限定していますけれど、100人が100人、100とおりの違いがあるのだということを、そういう当事者の方の生の体験を聞いて感じました。 それを、多分この中津市民の中にも、自分はそうなのだけれど、なかなかこの社会の中でそれを表現することができないという方が多くおられるのではないかなと思います。 福岡とか、横浜とか海外でも、そういうパレードなんかに参加される方は、自由奔放に、その自分を表現するそのものをじかに見て、本当に当事者の方々が苦しい思いというか、なかなか自分のもとのという表現をすることができないというのは、この社会そのものの考え方を変えていかないといけないというのを実感しました。ぜひそういう当事者は、なかなか表現をしない方が多いのですけれど、あえて
皆さんの前で
LGBTの考え方とか、今置かれている立場とかを実際に話をされている方々がおられるので、議会としてもそういう方の声を聞く場をつくったらどうかというのを感じています。以上です。
○議長(
山影智一)
恒賀議員。
◎2番(
恒賀愼太郎)
吉村議員のお話の制服に関係ある方が御相談をされたのかどうかは、ちょっと分かりませんけれども、私の活動の中で、ある保護者は、「
子どもはこういう形で学校に行きますから」とビラをまかれました。 だから、いいとも悪いともではなくて、個人の表現の自由の中で、集団生活をしている学校の中で、どこまで規則を含めて徹底していない中で、どういった対応をするのか、事前にそういった詰めまでをされているのかということを、校長を含めてちょっとお話しましたけれども、まだ活動まで徹底はされていませんでした。 制服については、同意はしたそうなのですけれども、個人の自由は守られるべきとは思いますけれども、集団生活でしている中で、活動の制約をどこからどこまで切替えといいますか、そういった本人がそのいじめ差別を受けているのかどうかは、そこら辺も含めて捉え方があろうかと思います。ですので、やはり自由は守られるべきとは思いますけれども、集団の中でも逆に、ある程度合わせる必要もあろうかと思いますので、ここら辺の差別ではなくて区別もしっかりと話を進めていかないと、逆に逆差別という形も出てくると思うので、差別していないのに差別されたと言われ出すと、集団活動ができなくなるので、ここら辺は、やはりいじめも含めて、もう少ししっかりと事前に、ある程度調整も必要かなというような気はしています。
○議長(
山影智一)
古江議員。
◎23番(
古江信一) 自分が育ってきた家庭を振り返ると、両親は戦時中を経験し、昭和1桁の両親の下で、自分は何十年間か、男は男らしく、女は女らしくという中で育ってきましたし、自分自身も娘が3人ですが、もっと女らしくしないか、というようなことを言ったようなこともあったようにも記憶しています。 今、世の中の流れがそういった状況の中で、自分の中でかなりの
意識改革をしないとならないというのは、こうして改めて提案をされた中で感じていることなのですが、それで、ぜひ
吉村議員にしろ分かる方に教えてほしいのですが、もし身近なところで言えば、孫たち、
小学校に今何人か行っているのですけれど、聞かれたときにといいますか、そういう何か話があったときに、どう対応してあげたらいいのか。
学校現場でこういう話が今どういった形で
子どもたちに伝わろうとしているのか。もし分かれば教えていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
山影智一)
吉村議員。
◎19番(
吉村尚久) すみません。自分自身が今
学校現場の中で、具体的にどう進められているのかということについて十分な情報を持ち合わせていないところもありますけれども、
学校現場の中においても、先ほど多分
皆さん方も同じだろうと思うのですけれども、発達障がいの問題とも少し似ているようなところもあるのかなと思うのです。 以前で言えば、落ち着きのない
子どもだなと。がさがさしているなというような
子どもさんがいて、それが、今日においてはいわゆる発達障がいというような形で診断を受けて、そういう診断を受ける中で、ではこの子に合った療育の在り方はどうなのかというようなことが、周りの近い保護者であれ教職員であれ、そういうような理解が進む中で、では、そういう
子どもがいる中で、この子とのことをどうかかわりを持たせていくのかとか、関係性を持たせるのかというようなことを配慮していくのだろうと思うのですけれども、それと同じように、以前もこの子は、何か男っぽいなというような言い方とか、もう少し差別的な言い方で、ある男の子が女性らしいような感じがあると、そういう言葉を言ったりとかいうようなことがあったかなと。以前からそういう
子どもさんたちはいたのだけれども、具体的に医学的な診断名がついていなかったりとか、または、
皆さん方に広く理解をされていない中で、差別的な言葉を受けたりだとか、嫌な思いをしてきた
子どもたちがいただろうし、
学校現場もそこまでまだ人権的な学習というようなことがたどり着けていなかったと思うのですね。 障がい者の問題とか、外国人の問題だとか、女性差別の問題だとか、こういうのは広くやってきたかと思うのだけれども、こういう
LGBTなどの個
性的マイノリティの問題というのは、やっと今、学校の中でも少しずつ先生たちの学習が進み始めたというような状況だろうと思うのですね。 いずれにしても、その人自身が、その
子ども自身が障がい者であろうが女性であろうが、また、外国人であろうが、など生きづらさを感じているのであれば、その生きづらさを少しでもほどいてあげるという、生きやすいような社会とか学校にしていけたらなという思いで取り組めたらいいのかな。つまりありのままで生きていいのだよというような形になっていければいいのかなと思います。 そこに至るまでは、自分自身もそうですけれど、まだまだハードルがあるなと思っていますけれども、
学校現場の状況で言えば、今始まったというふうには、僕は捉えています。
○議長(
山影智一)
須賀議員。
◎22番(
須賀要子) 私は、娘からこの
LGBTのことを聞きました。 それは、学校の人権の授業で、そういう御勉強をさせていただいて、詳しく
LGBTQということまでも娘は掘り下げて、また知る機会というか、作っていったのですけれども、そこから、いわゆる人というか、2日前のこの札幌地裁の判決の部分で見たときに、考えたら本当そうだよねというのが、本当、性的指向について、人の意思によって選択とか変更するものではないというところも認定の要因であったというところを思うと、本当にマイノリティの方々が、例えば結婚をしたりとか、一緒に暮らすとかいうようなときに、いろんなハードルがあるのですよね、今。 性を変えないといけないとか、そのためには手術を受けないといけないとか、医師の診断を受けないといけないとか、そういうのを聞いていると、何かそうではない方々というのは、すんなりと結婚というか、婚姻ということもできたり、いろんな権利を受け取れているという社会だなと思うのですよね。 こんな大変な思いをしているのに、同じ権利を受けられない。考えてみたら、同じように仕事をしたり社会で生きているはずなのに、人として同じ権利を受けられないというのは、残念というか、そこはきちんと私たち議員として何ができるかといったら、やはりそういう整備をしていくことも重要なことかなと、この裁判を見ながら思ったところで、今までの社会の中で、私もそうなのですけれど、女性らしくとか男性らしくとか、何かそういう育てられ方というか、そういうことをすごく耳にしてきたなというか。では
須賀要子らしくというようなことで育てられてはなかったかもしれないなというところはきっとどの人にもあったのではないかなと思うのですよね。 ようやく、その教育の現場で、そうやって多様性を受け入れていくというか、違いを受け入れる。違いというのは、本当に知るのはすごく怖いですよね。その違いを受け入れるということ、その怖さをやはり克服するためにも、やはり知ることというのがすごく大事で、この提案の中の分で、丸亀市のそのパンフレット、すごく分かりやすいのですよね。中津市のパンフレットも同じようなことを書いているのですけれど、やはりまず知る機会というか、
皆さんが本当に受け入れるためにも知る機会をどううまく説明していくかというところも取り組んでいきたいなというか、そう思います。以上です。
○議長(
山影智一)
荒木議員。
◎4番(
荒木ひろ子) 私、最近ちょっと人権のことについて勉強させていただいているのですけれども、この
性的マイノリティという表現自体からして、もう男性と女性が大勢だという、そういう設定の中で議論がされているので、私は、そういう
性的マイノリティは
少数者だというそういう理解は、もうやめるべきだと思うのですね。 一人ひとりの存在そのものが尊重される、そういう社会になっていかないといけないのではないかと、私はそう最近特に強く感じるようになりました。 私の知り合いにもこの
LGBTで言えばT――トランスジェンダーと表現されるというか、そういう方がおられます。保育園に行っているときは、何でもなかったのですよね、活発な
子どもさん。
小学校もそうそういろんな障がいはなかったのですが、中学校、高校になると、やはり制服とか、そういうのができてきて、やはり本人に相当抵抗感が出てきて、もう学校行きたくないということが起こるようになりました。 いろいろ葛藤しながら、ようやく高校を卒業して、そして、社会人になったら、もう何ということはないのです。自分で責任を持って、自分の好きな格好をして、自分の希望の持てる仕事をしてやっていく。それが、今社会では、一定程度受け入れられていると思うのですね。だけれど、やはり集団で統一したことを求める中学校、高校の中では、やはり相当悩まれた状況でしたね。 私たちも本当に支えられたかなとは思いますけれども、今制服についての検討会もできるということなのですけれども、制服そのものが、
子どもたちにそういうことを押しつける感覚というか、男の子はこの制服、女の子はこの制服で、男性と女性に分けるのだという、そういうことが改善されていかなければならないのではないかと思います。 根本的なところで言えば、出生届は、届けるときに男とか女とか何か書くらしいのですね。これは誰が決めるのだろうかと私も市役所の市民課のところで聞いたのですけれども、余り明確な返事はなかったのです。本人は決められませんからね、もちろんのこと。親もそんなにそれを決めて出すのかなとかも思ったのですけれども。 それと、そこも改善しないといけないのではないかと思いますし、私たちがいろいろ届出の書類とかアンケートとかを頂くと、男と女とかいうところに丸をするようになっているのですよね。だから、それは、自分がそれを自認している人はいいですけれども、自認をしていない人については、もう丸のつけようもないということに、やはり心に刺さるのではないかなという思いがしますので、私は、もう最近、どちらにも丸をつけないということにしたのです。 そういう一つひとつのところから改善しながら、どういう性自認であろうともきちんと尊重される、一人ひとりの個人として尊重されるということが、しっかり根づいていかないといけないのではないかなと私は思っています。 それともう一つ、あちこちのあれも勉強の資料も出ていたのですけれど、大分県もこの「りんごの色~
LGBTを知っていますか?~」というのを出して、この冊子は若い世代の
皆さんに性の在り方は一人ひとりみんな違うということを知っていただきたいという思いで作成しましたというので提供をされているということで、私も先日、勉強させていただきました。
○議長(
山影智一) 小
住議員。
◎1番(小
住利子) 実は、私も娘のお友達の弟さんが、小さい頃から家族的にお付き合いがあって、もう小さいときしか知らなかったのですが、成人されて中津に住むようになって、お母様からそういったお話を伺って、この
LGBTのトランスジェンダーに当たるのですが、実はということで、こういったことで中津に住むようになったので、また、お世話になりますということで御本人に初めて会ったときに、もう容姿が女性でしたので、頭の中に昔小さい頃の、その男の子の姿を知っていましたので、一瞬お会いしたときに何だろう、本当に複雑な思いですんなりは受け入れられない、自分の心の奥の
気持ちというのが実際ありました。 でもいろいろお話を伺っていく中で、少しずつ自分の中でもそうなのだと受け止めつつあるのですけれども、完全にはまだそのときは受け止め切れなくて、いろんな機会、人権のいろんな講演会でも、平成30年に東さんという方がお見えになって講演会があったときも参加させていただいて、お話を伺って、その人のありのままのお姿を受け入れていくと。それぞれみんな違うのだということをみんなで受け入れていただきたいと。 ちょっと詳しい内容は覚えていないのですけれども、そういったお話を初めて大きな会場で聞かせていただいて、少しずつ自分の中でも受け入れていくことがそうなのだと感じてはきたのですけれども、まだそういう機会をたくさん、そういった話とか、また御本人の話とかを多く聞いたり、接したりしていく中で、私自身もそのことをもっと理解し、また、本当に自然に受け止めていけるようになるのかなと思うのですけれども、まだそういう機会だったり、そっちのが少ないので、これから本当に、そういったのも取り入れていけたらいいなと思います。以上です。
○議長(
山影智一) そのほかございませんか。
本田議員。
◎9番(
本田哲也) 多数派マジョリティに対して、少数派マイノリティということで、社会的なこと、家庭的な家庭環境のこと、そして、身体的なことや学習とか、いろんなことでマイノリティというものがあると思うのですけれども、
性的マイノリティということで、10パーセントというのが左利きであるとか、血液型のAB型と同じ割合の10パーセントであるということが非常に驚きなのですけれども、思い起こせば、私も
小学校のころ、やはり同級生にそういった
性的マイノリティというか、T――トランスジェンダーがいまして、やはりからかっていたりとか、そういうことで何か、相手のほうもつらい学校生活を送っていたのではないかなと本当に今さらながら反省しているのですけれども。 今現在であれば、本当に活躍している芸能界の中に、カミングアウトして活躍している人がたくさんいるということで、今この
性的マイノリティに対して特に驚くというようなことは、もう全くないのですけれども、事自分のことに置き換えると、どうなるだろうか。 自分の息子からカミングアウトされたらどうなるかということを家庭の中でもちょっと話をしたのですけれども、やはりもう「そうなんだね」というぐらいしか言いようがないのですよね。もうしようがないということで、これを受け入れていくしかないと思っています。 こういった
性的マイノリティの気づきというのが、
小学校高学年から何か中学生のころだということで、本当に思春期の多感な時代でありますので、本当にそういうからかいとか、いじめとか、そういったことで最悪の事態にならないような配慮が要ると思います。 こういうのを気づくのは、最初が家庭であり、学校生活であると思うので、こういった最悪の事態にならないように最大限の、そういう現場での配慮が必要なのだろうなと思います。
トイレも今多目的
トイレとか、少しずつ商業施設でもできてきていますけれども、最初の学校のところで、できるところから改善、改良、考え方とかを啓発していくべきだろうと思います。以上です。
○議長(
山影智一) 川内議員。
◎5番(
川内八千代) 私は、小さい頃、今で言ったら
LGBTはないのかなとか思っていました。自分でもおてんばだとか思っていたのですけれども、今から10年ぐらい前だったのですけれど、本当に身近なところで、そこの娘さんが同性と結婚するということになって、その人は手術を受けると、その頃、同性の結婚が認められないということで、性転換手術というのですかね、を受けるという話を聞きましたときに、御両親も本当にびっくりされた様子でして、話を聞いた私ももう何と言っていいか分からなかったのです。 その後に、こういうことに触れるようになりまして、考えたら、やはり憲法で保障されているように、個人として尊重されると。一人ひとりの人間のありようとしてあっていいのだということを、やはり社会全体といいますか、教育の中でもそれが浸透するように、本当にみんなのものになるように、そういう社会にしていかなければいけないのではないかなと思います。 こうしたハラスメントであるとか、差別であるとか、このことに限らず、やはりどんな差別もやったらいけないのだということを社会として共有する、そう捉えていかなければいけないのではないかなと思います。
○議長(
山影智一) そのほかございませんか。
三上議員。
◎6番(
三上英範) この問題では、ちょっと私自身も課題がある問題だと自覚しています。 というのは、私なんかの育った世代と言ったら語弊があるかもしれないのですけれども、いわゆるレスビアンにしろ、ホモセクシャルのそういう性的はアブノーマルな性だということで刷り込まれた世代だと私は思っています。 だから、それを是とするというのは、かなりいろんな形で個人の人権とか、そういう理屈を理解しないと分からないと。 特に、私はもう高校時代ぐらいまでは男女の性差による、特に女性は妊娠、出産、こういうことで、そういう性差による違いはあるという思いをずっとしていました。 ただ、学生時代にモスクワ大学に留学された先生から、モスクワ大学の教授は、プロフェッサーは、もう5対5だと。男性が半分、女性が半分と。それからまた、仕事に就いてからは、金融関係していて、女性の人が家事を握ったら大体間違いないですよ。本当、頑張り過ぎよという男性の方が握ったところが、借金の返済でやり損ねたというようなことがままあったもので、経験的には女性のほうがしっかりしているという思いで、ずっとそういう男女の性差というのはないと思って考えているのですけれども、ただ、いわゆる異常な性だと言われたものが、どんどん抜け出すには、まだまだ私自身には課題があると思っています。 でもそういうのを経験しない今の若い世代が、これからやっていけば、本当にそれぞれがそれぞれとして尊重されていくというような形になればいいなと思います。 先ほどテレビでいろんな俳優の方がカミングアウトされているという方についても、どうこうないですけれども、まあどう言ったらいいのでしょうね。そういう過去に刷り込まれたものが、私の中にまだあるので、そういうのをどうやって克服していくのかというのを今思っています。以上です。
○議長(
山影智一) そのほかよろしいでしょうか。 三重野議員。
◎13番(
三重野玉江) 今取り上げられていることは、やはり昔からあったと思いますし、私たちが
小学校のとき年代も今思えば、あの身近な友達もそうだったのではないかなと。自分のことを俺と呼び、ズボンをいつも履いて、でも中学校になったら普通にセーラー服に身を包まなければいけないという苦悩もあったのではないかなと、今思い起こせば考えられるのですが、やはり
小学校、中学校とか高校、学生時代に、柔軟な
子どもたちの生活の中で、しっかりとこの多様性が認められる、安心してする環境が作られるというのが一番課題だと思いますし、また、御家庭でやはりそういう話を、うちも実は
子どもが4人いれば多様性があって、もしかしてそうではないかと思う子がいたりまして、家族で話し合ったこともありますし、本人にも、「もしそうだったら遠慮なく言ってね」と、「絶対否定しないし、お母さん応援する」という話もしたことがあります。 実際、本人からはまだ告白はされていないですけれど、いずれそうであったとしても受け止めようとは思っていますが、例えば、学校の参観日などで、家族で一緒にそういう話を聞いて、持ち帰って話せるような環境とか作っていくのも大事ですし、制服の問題は難しいのですが、学校の中が全部認めてくれるようになっても、登下校のときに、やはり好奇の目にさらされたりという部分もあると思うので、なるべくそういう
方たちが傷つかない環境を一足飛びには絶対難しい問題で、いろいろな価値観の中で、いろんな思いもされると思いますが、少しずつ、そういう環境が整っていけばいいのではないかなと思います。以上です。
○議長(
山影智一) 大内議員。
◎12番(
大内直樹) 僕も
子どもの頃からぐらいですかね、
LGBTというか、そういった方々をメディアで見る機会が多かったなというか、多くなってきたのだなというのを思います。 そして、1年半前ですか、京都の亀岡市議会に視察にお伺いしたときに、そこの議員で、赤坂マリアさんという方がトランスジェンダーで議員をされていました。それも拝見したときというか、お会いしたときに、とにかくびっくりしたというか、こういうところまで、やはり時代は来ているのだなというのを実感したところです。 そんな中で、先日、うちの息子も
小学校6年生で、学校で
LGBTについてのお話というか、授業の機会があったのだと思います。 そんな中で僕に質問をしました。「パパ、僕が自分がそういう
LGBTだったらどう思うのか、どうするのか」という話になりまして、僕も正直、自分が第三者であれば、個性というか、多様性というか、認めるところなのですけれど、自分の
子どもで置き換えて考えたら、それはやはりなかなか認めづらいねという話をしたら、「パパ、それは差別だね」と言われました。 そうだろうなと思いますけれど、でも本当にそうなったときには認めざるを得ないというのが正直なところなのですけれども、やはり日本の少子化のこととか考えると、男らしく、女らしくという考えが、全てが全て間違いなのかなという思うところも実際問題はあります。 しかしながら、やはり多様性のことはしっかりと考えていかなければならないと思いますし、そういった学ぶ機会をもっと
子どもの頃から増やしていくことが多様性であり、人間としてというか、個を認めることにもなると思いますし、そういったことを続けていくことが、まだ公共施設とかで遅れている
トイレの在り方というか、どこかの商業施設だったと思いますけれど、僕が行ったときには、男性と女性ともう一つの絵が書かれていた、札が差さっていたと思います。 だから、そういったところまで来ている部分もありますので、まずは、こういったことを一昔前みたいに隠すような形ではなくて、もっとオープンにいろんな意見が飛び交っていいと思いますので、話していくこと、協議していくことが一番大事になってくるのではないかなと思っています。
○議長(
山影智一) そのほかよろしいでしょうか。――意見が十分出されたと思いますので、若干まとめさせていただく、まとめになるか分かりませんけれど。 自分の権利や主張を強くすると、他の人の権利と主張とまたぶつかり合うことも多くあり、その均衡を図ることが公共の福祉です。一方が批判や権利だけを主張することが目についてしまうと、それが差別となります。
LGBTも先ほどの
コロナの件もそうなのですが、相手の立場に立って肯定、認め合いながら自他を尊重し、思いやりを持った対応をすることが重要なのだろうと感じました。 社会規範は、時代とともに世の中の移ろいで変わってきています。先ほど来から大人では、責任を持ってすれば、こういった問題もどうにかなるということですが、今は
小学校から、
子どもの時代からそういう問題について受け止め、理解をしなければならないという時代になったのだと思いました。 社会規範の一翼を担うのは、国会をはじめとする私たち地方の議会でもあるわけですから、この
LGBT、先ほどのプランの件についてもしっかりと把握をし、勉強して、それぞれが他人を尊重し、思いやりのある社会規範を中津市で形成できるように今後取り組む大きな
テーマだなと思います。 まとめにはなっていませんが、以上で終わりたいと思います。 以上で、項目2の討議を終わります。 これで
自由討議を終了いたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これで散会いたします。
△議事終了 午前11時45分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長 山 影 智 一 署 名 議 員 中 村 詔 治 署 名 議 員 草 野 修 一...