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02月22日-01号

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  1. 中津市議会 2021-02-22
    02月22日-01号


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    最終取得日: 2023-04-03
    令和 3年 3月定例会(第1回)令和3年2月22日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 小住利子    2番 恒賀愼太郎  3番 中村詔治    4番 荒木ひろ子 5番 川内八千代   6番 三上英範   7番 松葉民雄    8番 山影智一 9番 本田哲也   10番 相良卓紀  11番 木ノ下素信  12番 大内直樹13番 三重野玉江  14番 林秀明   15番 角祥臣    16番 髙野良信17番 藤野英司   18番 中西伸之  19番 吉村尚久   20番 大塚正俊21番 千木良孝之  22番 須賀要子  23番 古江信一   24番 草野修一欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(24名)市長         奥塚正典    副市長          前田良猛教育長        粟田英代    病院・診療所事業管理者  横田昌樹参与         滝口定義    三光支所長        今津時昭本耶馬渓支所長    今永正直    耶馬溪支所長       髙田悟山国支所長      船方祐司    総務部長         榎本厚企画観光部長     松尾邦洋    福祉部長         吉富浩生活保健部長     今冨寛二    商工農林水産部長     廣津健一建設部長       濱田光国    上下水道部長       榊原竹義消防本部消防長    恵良嘉文    市民病院事務部長     秋吉勝治会計管理者      友松尚美    教育委員会教育次長    大下洋志秘書広報課長     藤田泰吉    総務部総務課長      黒永俊弘財政課長       小川泰且    総合政策課長       松垣勇出席した議会事務局職員(3名)局長         中野周幸    次長           神礼次郎議事係主幹(総括)  用松修平議事日程 本会議   第1.会議録署名議員の指名    (3番 中村 詔治、24番 草野 修一) 第2.会期の決定(議事日程) 第3.諸報告    ア.議長報告    イ.市長行政報告 第4.議第 1号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第7号)    議第 2号 令和2年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)    議第 3号 令和2年度中津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)    議第 4号 令和2年度中津市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)    議第 5号 令和2年度中津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)    議第 6号 令和2年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計補正予算(第3号)    議第 7号 令和2年度中津市病院事業会計補正予算(第2号)    議第 8号 令和2年度中津市水道事業会計補正予算(第2号)    議第 9号 令和2年度中津市下水道事業会計補正予算(第1号)    議第10号 令和3年度中津市一般会計予算    議第11号 令和3年度中津市国民健康保険事業特別会計予算    議第12号 令和3年度中津市農業集落排水事業特別会計予算    議第13号 令和3年度中津市介護保険事業特別会計予算    議第14号 令和3年度中津市小規模集合排水事業特別会計予算    議第15号 令和3年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計予算    議第16号 令和3年度中津市後期高齢者医療特別会計予算    議第17号 令和3年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計予算    議第18号 令和3年度中津市病院事業会計予算    議第19号 令和3年度中津市診療所事業会計予算    議第20号 令和3年度中津市水道事業会計予算    議第21号 令和3年度中津市下水道事業会計予算    議第22号 中津市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について    議第23号 中津市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について    議第24号 中津市職員等の旅費に関する条例及び証人等の費用弁償に関する条例の一部改正について    議第25号 中津市耶馬トピア施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第26号 中津市自転車利用者モデル施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第27号 中津市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の一部改正について    議第28号 新博多町交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第29号 中津市道路占用料徴収等に関する条例の一部改正について    議第30号 中津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第31号 中津市都市公園条例の一部改正について    議第32号 中津市条例の廃止に関する条例の一部改正について    議第33号 中津市手数料条例の一部改正について    議第34号 中津市水道事業給水条例の一部改正について    議第35号 中津市山国林業者等健康増進センター条例の一部改正について    議第36号 中津市体育施設条例の一部改正について    議第37号 中津市児童クラブ施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議第38号 中津市介護保険条例の一部改正について    議第39号 中津市指定地域密着型サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について    議第40号 中津市執行機関の附属機関の設置等に関する条例の一部改正について    議第41号 中津市国民健康保険税条例の一部改正について    議第42号 中津市廃棄物の処理及び再利用に関する条例等の一部改正について    議第43号 公の施設の指定管理者の指定について    議第44号 中津市副市長の選任について    議第45号 人権擁護委員候補者の推薦について    議第46号 人権擁護委員候補者の推薦について    議第47号 人権擁護委員候補者の推薦について    議第48号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第8号)    報告第1号 令和3年度中津市土地開発公社事業計画及び予算の報告について    報告第2号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)    報告第3号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)    報告第4号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)    以上、52件一括上程~提案理由説明 第5.決議第1号 緊急事態宣言地域内とその周辺自治体との地域経済支援の格差を是正し、地域事情に応じた支援が行われることを強く求める緊急決議    以上、1件上程~提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(山影智一)  これより、令和3年第1回中津市議会定例会を開会いたします。午前10時00分 本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、中津市議会会議規則第124条の規定により、議長において、中村詔治君及び草野修一君を指名いたします。 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月23日までの30日間といたしたいと思います。 これに、御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認め、会期は30日間と決定いたしました。 なお、会期中の議事日程については、お手元に配付しています案のとおりいたしたいと思います。 これに、御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認め、会期中の議事日程については、配付案のとおり決定いたしました。 △(別紙) 議事日程┌───────────────────────────────────────────────┐│会議月日   曜 開議時刻     会議に付する事件及び順序                 │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月22日 月 午前10時00分 本会議 1.会議録署名議員の指名             ││                      2.会期の決定(議事日程)            ││                      3.諸報告                    ││                      4.議案並びに報告上程・提案理由説明       ││                      5.決議第1号上程・提案理由説明~質疑~委員会付託││                        省略~討論~採決               │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月23日 火 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月24日 水                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月25日 木                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月26日 金                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月27日 土 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 2月28日 日 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 1日 月 午前10時00分 本会議 1.一般質問                   │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 2日 火 午前10時00分 本会議 1.一般質問                   │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 3日 水 午前10時00分 本会議 1.一般質問                   │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 4日 木                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 5日 金                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 6日 土 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 7日 日 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 8日 月                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月 9日 火                 (考    案    日)         │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月10日 水 午前10時00分 本会議 1.上程議案に対する質疑             │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月11日 木 午前10時00分 本会議 1.上程議案に対する質疑             ││                      2.上程議案委員会付託             ││                      3.議第45号から議第47号について委員会付託省 ││                        略~採決                   │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月12日 金 午前 9時00分 常任委員会  (教育産業建設)              │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月13日 土 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月14日 日 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月15日 月 午前 9時00分 常任委員会  (厚生環境)                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月16日 火 午前 9時00分 常任委員会  (総務企画消防)              │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月17日 水 午前 9時00分 常任委員会  (予備日)                 │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月18日 木                 (事務整理日)               │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月19日 金 午前10時00分 本会議    1.自由討議                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月20日 土 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月21日 日 (休  会)                                │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月22日 月                 (事務整理日)               │├───────────────────────────────────────────────┤│ 3月23日 火 午前10時00分 本会議    1.委員長報告               ││                         2.委員長報告に対する質疑         ││                         3.討論                  ││                         4.採決                  ││                         5.追加議案上程提案理由説明~質疑~委員会││                           付託省略~討論~採決          ││                         6.常任委員及び議会運営委員の選任     ││                           <休憩・各常任委員会議会運営委員会開催││                            (正副委員長互選)>         ││                         7.大分県後期高齢者医療広域連合議会議員 ││                           選挙                  │└───────────────────────────────────────────────┘ ○議長(山影智一)  日程第3、諸報告に入ります。 まず、議長より報告いたします。 監査委員から地方自治法第199条第9項及び第235条の2第3項の規定による報告がありましたので、その件名の一覧表をお手元に配付しています。 原本は事務局に保管していますので、御了承願います。 次に、市長より報告をお願いいたします。 市長。 ◎市長(奥塚正典)  皆さん、おはようございます。令和3年第1回定例市議会の開会にあたりまして、諸般の行政報告等を行います。 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。 11都府県に緊急事態宣言が出される中、中津市においても1月だけで新たに70名の新規感染者が確認されました。昨年1年間の感染者数16名と比べ、急激に感染拡大している状況でした。感染経路につきましては、帰省など県外に由来するもののほか、家庭内での大人数、長時間での会食によるものが確認されております。 2月に入り、昨日現在9名の感染が確認され、全国的にも大分県においても、また中津市でも感染者数は減少しているものの、決して油断することなく感染防止に取り組む必要があります。 市民の皆様には、会話時のマスク着用など感染防止に引き続き取り組んでいただきますようお願いいたします。 また、高齢者施設での集団感染が確認されたことを受け、医療、介護の専門職員からなる福祉施設感染管理対策チームを編成いたしました。市内の入所系福祉施設等を訪問して、感染予防対策や感染者が確認された際の対応などの情報提供を行っています。 さらに、2月1日、新型コロナウイルスワクチン接種対策室を設置いたしました。速やかに、かつ円滑に市民に対し接種を行えるよう、昨年末から中津市医師会と協議を進め、接種体制の構築を進めておりました。 4日には、接種の実際に際して協力体制が不可欠となる医師会、医療機関、行政機関によるプロジェクト会議を発足し、現在、接種の方法等について具体的な検討を進めているところです。 これまで同様、これからも市と医師会とで連携を密にして、ワクチン接種の体制を充実させ、1日も早く市民が接種できるよう全力で取り組んでまいります。 一方、こうした厳しい状況を受け、経営に深刻な影響を受けた中小企業者等への事業継続支援、店舗や事務所等への賃料補助、感染防止対策補助につきまして、それぞれ対象期間を拡充したところです。 2月19日時点における申請受付総件数は、県の特別融資に対する利子補給が185件、事業継続支援金が1,044件、賃料補助が1,018件、感染防止対策補助金が1,559件となっています。 また、収入の減少等により、経済的に苦しくなった方への生活福祉資金の貸付けの申請受付件数は、1月末時点で1,143件となっております。 さらに加えて、今回新たに経営に大きな影響を受けた中小企業者等に対する特別応援金や、感染リスクが高い環境下で不安を抱えながら働く児童福祉施設従事者への慰労金、基準日の関係で国のひとり親世帯臨時特別給付金の支給対象とならなかったひとり親世帯への特別支援金を支給することとします。 これらの制度の周知を徹底し、要件に該当する方に十分活用いただけるよう努めてまいります。 また、子どもたちへの支援として昨年12月、ひとり親家庭の親子の触れ合いやリフレッシュを目的とした映画鑑賞招待事業を実施しました。368組の親子からの応募があり、映画観賞券971枚を贈りました。 クリスマスには、家族との交流制限等により寂しい思いをしている施設入所児童へのプレゼントとして、マジックショーなどのステージイベント映画観賞券、お菓子などを贈りました。 また、本年の成人式は、これまでの集会形式からインターネット上に動画を配信する方法に変更し、「なかつWeb成人式2021」として実施をいたしました。同時に、SNSやリモート通信などを活用し、新成人たちが交流できる新しい形の成人式を中津市成人式実行委員会とともにつくり上げることができました。 また、中止となりました禅海ふるさとまつりに代えて、宝探しイベント本耶馬渓財宝伝~禅海くんからの挑戦状~」の開催や、利用が落ち込んだコアやまくにのシアターホールで、「コアシネマ 月イチ映画館」が始まるなど、新しい生活様式に対応した地域を元気づける取組みも行われるようになっています。 今後とも、感染状況の動向をしっかり把握し、保健所、医療機関、その他関係機関と緊密な連携を取り、感染拡大の防止に向けて適切な対応に努めるとともに、地域経済の再活性化、新しい生活様式への対応や支援等にも取り組んでまいります。 次に、1月7日からの大寒波に伴う水道事業等への影響についてです。 市内全域で、各家庭や事業所の水道給水管家庭用給湯器等の凍結による破損が相次ぎ、多くの箇所で漏水が発生しました。特に、三口浄水場の配水池の貯水量が激減し、やむを得ず旧中津市内及び三光地域の一部において1月8日から14日まで給水制限を実施しました。 一部の地域で断水状況となったことから、コミュニティーセンター上下水道部庁舎等7か所において拠点給水を、南高瀬公民館等5か所において移動給水を実施しました。 5年前の大寒波による漏水の経験から、寒波到来前に水道給水管等の凍結防止の呼びかけを行いましたが、多くの市民の皆様に御不便をおかけいたしました。 今後の対策としましては、まずは凍結防止対策についての周知が不十分であったとの反省から、凍結防止対策や漏水確認の方法を写真入りで詳細に説明したパンフレットを市報に合わせて全戸配布するとともに、私自身が市報で寒波への備えについて市民の皆様へ重ねてお願いをしました。 また、施設の強化機能として、1月に三口浄水場に可搬式浄水装置を導入し、1日当たりの浄水能力を向上させたほか、三口浄水場の耐震化及び更新事業を加速させ、排水能力の増強を図ります。 今後とも、水道水の安定供給に努めてまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。 次に、子育てと仕事の両立支援についてであります。 中小企業における子の看護休暇制度の普及を図るため、子育てと仕事の両立支援事業に先駆的に取り組む事業所を子育てと仕事の両立応援事業所として認定しています。12月に株式会社川原田印刷所と、有限会社サナップの2業者を認定しました。 今後も、子育てと仕事を両立できる職場環境づくりを推進しながら、企業や地域、中津市全体で子育てを応援する意識の醸成を図ってまいります。 次に、食の観光推進についてであります。 「2020中津耶馬渓食の周遊キャンペーン」は、114店舗の参加の下、応募総数が3,743通あり、1月28日に公開抽選会を行いました。中津の観光や食のPRだけでなく、市内飲食店への誘客にも大きな効果があったものと考えます。 次に、第1次産業振興の取組みについてです。 大分県漁協中津支店によるブランドカキ「ひがた美人」の出荷が、例年より約1か月早い11月下旬から始まり、12月17日には初の旬入り宣言、翌18日からカキ小屋「美人小屋」も営業を開始しました。 2月7日には、中津魚市場、漁業者、仲買人との共同で、魚市場開設1周年記念イベント「市民おさかな感謝デー」が開催されました。また、13日には道の駅なかつでドライブスルーイベントが開催されました。 いずれも、テイクアウト販売やネットや電話で事前予約した商品をドライブスルー方式で受け取るなど、コロナ下ならではの新しい販売方法で行われたところです。 次に、企業誘致についてです。 2月12日に大分県庁において、九州市光工業株式会社の立地表明式が行われました。取引先の事業拡大に伴い、生産設備を増強するもので、投資額は約12億円、新規雇用者数は70人の予定です。 また、株式会社シーゲルからも中津第2工場に新たな建屋を建設し、生産設備を増強する立地表明がありました。増設に伴う投資額は約9億円、新規雇用者数は10人の予定です。 コロナ下の不安定な社会経済情勢が続く中にあって、将来を見据えた投資や雇用の確保により、市経済の支えとなる企業誘致の意義は大変大きいと考えております。アフターコロナに向けても、サプライチェーンの分散化、国内回帰などの企業活動を注視しながら、今後も県と連携し、積極的に企業誘致に取り組んでまいります。 次に、スポーツの振興についてです。 12月4日、中津体育センターにおいて東京2020オリンピックの聖火巡回展示が行われました。中津市での展示は、九州では初めての展示であり、また、除幕式に福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也選手に参加いただいたこともあって、約2,000人が来場いたしました。 また、年末に行われた全国高等学校バスケットボール選手権大会において、中津北高等学校女子バスケットボール部が初のベスト16入りを果たしました。年明けの全日本バレーボール高等学校選手権大会では、東九州龍谷高等学校女子バレーボール部が全国3位となりました。 コロナ下にあっても、スポーツに親しむ環境を確保し、市民の健康管理や触れ合いの場を提供できるよう努めてまいります。 次に、福澤先生の遺徳の顕彰についてです。 12月4日、全国から高校生弁士が出場する、福澤諭吉記念第59回全国高等学校弁論大会を開催し、その前日には出場者を対象に慶應義塾福澤研究センターの西澤直子教授から人間交際に関する講話を行っていただきました。 また、2月5日から福澤諭吉にちなんだ文字を課題とする近郊小中学校書写展を行いました。 また、これらの顕彰事業に加え、2024年の一万円札の肖像交代までの3年間をオールなかつで重点的に顕彰するため、仮称でありますが、「不滅の福澤プロジェクト」と銘打って取り組むこととしました。商工会議所等の経済団体や、関係機関とともに運営組織を立ち上げ、肖像交代を福澤先生顕彰の新たなスタートと捉えて、今後も継続的に取り組み、福澤先生の偉業を末永く後世に伝えてまいります。 次に、中津日田地域高規格道路の進捗状況についてであります。 2月28日、地域高規格道路中津日田道路のうち、山移インターチェンジから下郷交差点までの耶馬溪道路が開通いたします。開通前の鹿熊ふるさとトンネルを利用して、耶馬溪町内の3小学校によるウオーキングやサイクリングのほか、地域住民によるキャンピングカーを利用した宿泊イベントなど、地域で開通を盛り上げるイベントが行われました。20日には、開通記念プレイベントとしてウオーキングやサイクリング、マルシェが催されました。 耶馬溪道路の開通により、地域経済の活性化、新たな観光ルート及び災害時の安全な迂回路の形成が見込まれます。1月18日に発生した本耶馬渓多志田の国道212号沿いの土砂崩れで、全面通行止めとなった際には、本耶馬渓耶馬溪道路が迂回路として大きな役割を果たしました。 また、この土砂崩れに関しましては、発生直後から道路管理者である大分県中津土木事務所と連絡を密に取り、迂回路や通行止めの解除に関する情報をホームページやSNS等により発信し、市民の安全の確保に努めました。 今後とも、現在工事中の三光本耶馬渓道路の早期開通、さらには耶馬溪山国間の新規事業化を国や県に働きかけ、中津日田道路の一刻も早い完成を目指すとともに、国道212号を安心して通行できるよう、国や県と情報交換を行い、危険箇所の点検や補修等を進めていただくよう働きかけてまいります。 最後に、「環境共生都市なかつ」の実現に向けた取組みについてです。 環境の保全については、中津市きれまち隊の72団体、1,013人の皆さんがボランティアで清掃活動を行い、「きれいなまち中津」を推進してくださっております。 この活動をさらに広げるため、11月を「きれまちクリーンアップ月間」と定め、市民や各団体による市内清掃活動や、これらの活動をSNSにより発信する「中津きれまちプロジェクト2020」を中津うつくし作戦「アーチ」実行委員会との共催で実施いたしました。 また、中津市廃棄物減量等推進審議会において、ごみ減量・資源化をさらに推進する施策について、慎重に審議を重ねていただいておりましたが、2月8日、答申をいただきました。答申では、家庭ごみについて、容器包装プラスチックの分別収集や生ごみキエーロの普及促進、ごみ袋の有料化などの施策の一体的な取組みが必要であるとの提言がありました。 また、事業所から排出される事業ごみについても、家庭ごみのごみ有料化による負担割合等を勘案して、事業ごみの搬入料金を改定し、適切な分別や適切な処理の徹底を図ることなどの提言をいただいております。 今後は、この答申を基に、「環境共生都市なかつ」の実現、循環型社会の形成を促進するため、ごみ減量・資源化を推進する施策を実施し、市民、事業者、行政が一体となった次世代の中津市のまちづくりを進めてまいります。 以上をもちまして、報告を終わります。議員の皆様方におかれましては、今後とも御指導、御協力をいただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(山影智一)  日程第4、議案並びに報告上程に入ります。 議第1号から議第48号までの48件及び報告第1号から報告第4号までの4件、計52件を一括上程いたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(奥塚正典)  本日、ここに令和3年第1回定例市議会を開会し、提出いたしました令和2年度各会計別補正予算及び令和3年度当初予算のほか諸議案の御審議をお願いするに先立ち、その概要について御説明申し上げます。 まず、議第1号 令和2年度中津市一般会計第7号補正予算につきましては、3億631万9,000円を減額し、補正後の予算総額533億1,893万1,000円となります。 その主なものとしましては、歳入では、市税は4,820万円の減額となり、地方消費税交付金は1億4,100万円の減額となっています。 歳出につきましては、国の令和2年度第3号補正予算に対応し、道路、住宅、小中学校の整備費など約7億7,000万円の建設事業費を令和3年度当初予算から前倒しして実施するほか、児童関連施設の感染予防対策に係る衛生用品等の購入経費を計上しております。 また、定年前早期退職者に係る退職手当を計上しております。 そのほかは、事業費の確定や決算見込み等による減額などであります。 繰越明許費につきましては、情報管理事業費ほか57件の追加と2件の変更を計上しています。 議第2号 令和2年度中津市国民健康保険事業特別会計第4号補正予算から、議第9号 令和2年度中津市下水道事業第1号補正予算につきましては、事業費の確定や決算見込みによるものが主な内容であります。 引き続きまして、議第10号 令和3年度中津市一般会計予算につきまして、予算編成の基本方針及び施策の概要を御説明申し上げます。 まず、国の令和3年度当初予算案におきましては、新型コロナウイルス対策に係る経費が膨らんだほか、社会保障費の増などから、一般会計で106兆6,097億円となり、当初予算段階では9年連続で過去最大の規模を更新しました。 歳入では、税収が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済状況を反映し、9.5パーセント減少すると想定されており、また、新規国債発行額は7年ぶりに40兆円を超えました。 その結果、基礎的財政収支は20兆3,617億円の大幅な赤字となる見込みであり、財政健全化への道のりが一層厳しくなっております。 本市におきましても、税収において、法人税を中心に大幅な減収が懸念されましたが、国の地方財政対策で示された税収の減少率5.4パーセントを下回る3.3パーセントの減少を見込んでおります。 地方交付税は、地域社会のデジタル化を集中的に推進するための経費が創設されたことや、個別算定経費の増などにより、前年度比0.4パーセントの増となっております。 このほか、消費動向の低迷による地方消費税交付金の減額や、国税の減収に伴う譲与税等の減額などもあり、一般財源総額は前年度より約2億1,700万円の減となりました。 自主財源比率がおよそ34パーセントと依然として国に依存した財務体質であることや、新型コロナウイルス感染症対策の長期化への懸念、少子高齢化による社会保障費の増加、施設の老朽化対策など歳出面での増加が見込まれることから、今後も国の動向を注視するとともに持続可能な行政運営に留意していく必要があります。 このような中、令和3年度の予算編成においては、新たな価値観や柔軟な発想、先端技術、民間活力等を積極的に取り込みつつ、感染症対策の徹底とコロナ禍で落ち込んだ地域経済の再活性化を図る「新たな感染症に対応し得る地域」、県北地域の拠点都市として「都市部の企業や若者に選ばれる地域」を目指すことを指針といたしました。 以上のような考えでまとめた令和3年度一般会計当初予算の規模は、対前年度比で0.1パーセント増の416億326万2,000円となりました。先に述べました令和2年度第7号補正予算における前倒し額を合わせると、約425億円となり、当初予算としては実質的に過去最大規模となっています。 以下、予算案について概要を申し上げます。 まず、歳入予算の市税及び地方交付税につきましては、先ほど申し上げましたとおり、市税では、対前年度比で3.3パーセントの減、地方交付税では0.4パーセントの増を見込んでおります。起債の発行額につきましては、対前年度比7.4パーセントの減となり、借入金の着実な償還と併せ、令和3年度末起債残高は減少する見込みです。 次に、歳出につきましては、「なかつ安心・元気・未来プラン2017」の施策の大綱となる安心づくり、元気づくり、未来づくりの3つの柱に沿った新規拡充施策を中心に御説明申し上げます。 1つ目の柱、安心づくりです。まず、災害に強いまち、災害に強い地域づくりについてです。 1月の寒波により、市内の広範囲で発生しました漏水被害及び給水制限を教訓に、最も重要なライフラインである水の安定供給のため、三口浄水場の配水能力強化を加速させます。配水池の増築については、既に用地造成を完了しており、令和3年度より整備を開始することに加え、可搬式ろ過装置を追加導入するなど、当初の計画より前倒しします。 また、風倒木被害により、停電が発生することを未然に軽減するため、電力会社と協力し、リスクの高い箇所の伐採を進めます。 このほか、かねてより重点的に取り組んできました情報伝達手段の強化に関し、ウェブ版ハザードマップについて、避難所や浸水想定区域の表示機能を追加、改良いたします。 次に、地域医療、福祉体制の確保についてです。 新型コロナウイルス感染症対策として、昨年末よりワクチン接種への準備を行っております。迅速かつ安定した接種体制の確保に万全を尽くしてまいります。 また、長期間の外出自粛により、家庭内で様々な影響が懸念されるため、要支援児童の見守り体制を強化します。 次に、中津市版地域包括ケアシステムの構築についてです。 高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしが続けられる仕組みをあらゆる主体と連携しながら構築していきます。 主な施策といたしましては、地域住民が行う生活支援や介護予防サービスの充実を図るため、組織づくりを支援するコーディネーターの配置を拡充するほか、認知症の方を地域で支援するため、サポーターの養成講座や家族が気軽に集まれる場所を拡充します。 次に、健康寿命に向けた取組みについてです。 中津市は、県内でもがん検診などの受診率が低い状況が続いており、コロナ禍でさらに悪化しております。こうした状況を少しでも改善するため、インターネットによる健診の事前予約システムを構築し、利便性を向上させるほか、SNSを活用した情報発信を行います。このほか、子宮頸がん検診について、新たにHPV検査を追加し、早期発見に努めます。 次に、みんなが子育てしたくなるまちづくりについてです。 中津市は、子どもの発達段階に応じたきめ細かな支援策のパッケージを「子育て2020(フレーフレー)プロジェクト」と銘打って展開をしております。 まず、民間保育施設の人材確保対策として、新人保育士に対し就職支援金を支給するほか、保育士資格を持たない保育補助者を雇用する費用を支援します。 就学児童に係る支援としましては、放課後児童クラブ運営において重要な学校との連携を推進するアドバイザーを増員配置するほか、待機が発生する地域の児童を中津中央児童クラブで受け入れるための移送経費を計上しました。このほか、子育て中の親同士のコミュニティづくり支援、里親制度の普及啓発、発達相談会の拡充など、子育て世帯のニーズに応じたきめ細かなサービスを充実させます。 次に、誰もが生き生きと暮らせるまちづくりについてであります。 高齢者や障がいのある方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくため、成年後見制度の活用を推進してきましたが、令和3年度より各種制度や関係機関との調整機能を持つ中核機関を立ち上げます。 また、普段は支援を受けていない在宅の障がい者について、介護者が不在となった場合に一時的に受入れを行う施設を確保します。 次に、安心でつなぐ地域づくりについてです。 福祉行政の基本方針と地域住民による福祉課題解決について定める地域福祉計画について、第4次計画の策定に着手します。 人口減少時代における福祉の在り方について、多くの皆様の意見が反映されるよう努めます。 また、特に人口減少が大きく、就学機能が低下しつつある中山間地域において、自主性を損なわず様々な活動が持続できるよう支援するため、田舎困りごとサポーターを配置しておりますが、引き続き各支所3名体制を維持し、不安感の低減に努めます。 次に、地域の拠点施設確保についてです。 旧下毛地域の公共施設について、地域の拠点として防災機能や地域コミュニティの維持活性化に必要な機能を維持しつつ、公共施設管理プランの方針に沿って整備しております。 令和3年度は三光公民館及び西谷地区公民館の整備が完了しますが、新たに耶馬溪公民館の整備を進めてまいります。 続きまして、2つ目の柱、元気づくりについてです。 中小企業の人材確保と振興、若者や女性が働きたいまちについてです。 コロナ禍における中小企業の資金繰り対策として、大分県の特別融資制度を活用した際の利子補給に係る経費を計上したほか、人材不足解消及び技術力向上に対する支援や、外国人就労者の地域との共生を推進いたします。 また、大分県が福岡市に設置した若者向けコミュニティスペース「dot.」を活用し、地元企業のPRに努めます。 次に、企業立地促進と生産性向上への支援についてです。 人口減少の抑制や若者の雇用の確保、地域経済の活性化に大きく寄与する企業立地について、近年好調な投資が続いております。コロナ禍を契機とした地方分散や、国内回帰といった社会変化を好機と捉え、企業立地のさらなる推進を図ります。 次に、農林水産業における担い手育成と収益性向上についてです。 中津市では、農、林、水、畜産業がそれぞれ営まれており、各産業において担い手の確保や生産性向上、高付加価値化を進め、持続可能なものとなるよう努めます。 農業においては、新規就農者を支援するため、就農初期にかかる費用負担の軽減や、中高年、移住者の就農、経営の計上など総合的に支援する仕組みを始めます。 林業においては、森林環境譲与税を活用し、民間公共建築物への市産材利用を促進する補助制度を創設します。 水産業においては、若者の就業を経済的に支援するため、準備金の給付を行います。 このほか、1次産業に特化した地域おこし協力隊の雇用を進めており、今後も担い手確保対策を充実させていきます。 次に、山国川上下流域を結ぶ観光振興についてです。 観光誘客に関しましては、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しつつ慎重に取り組む必要があります。まずは、車で1時間程度の近距離への旅行、マイクロツーリズムを推進するため、複数の媒体を活用したプロモーション事業に取り組みます。 サイクリングロードの活用については、県内自治体との広域連携を図るため、旅行商品の造成を行うほか、道の駅なかつを拠点としたレンタサイクルについて実証実験を行います。 ハード事業では、中津日田高規格道路、青の洞門・羅漢寺インターの完成に合わせて、道の駅耶馬トピア駐車場の整備を行うほか、猿飛千壺峡や競秀峰など美しい自然景観を持つ観光地の遊歩道整備を行います。 次に、定住に向けた移住戦略についてです。 現在、空き家バンクに登録している住宅の改修費用を助成しておりますが、新築の場合も対象とするよう制度を拡充し、定住者の確保に努めます。また、旧下毛地域で新たに結婚生活をスタートさせる若年者世帯に対し、経済的な支援を行います。 次に、公民連携・政策連携によるにぎわいづくりについてです。 人口減少と高齢化を踏まえ、中心市街地において公共施設の再配置や民間機能の誘導を図るため、立地適正化計画の策定に取り組んでいます。また、商店街のにぎわいづくり支援としまして、商店街自らが考え、実践する活性化イベントの取組を引き続き支援します。 次に、ふれあい親しむ文化・スポーツ環境についてです。 昨年度、開館しました歴史博物館「なかはく」では、伝染病や今後の大河ドラマに題材を求めた展示、国民文化祭のレガシーを受け継ぐアート企画など、様々な企画展を開催します。 また、スポーツ環境では、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、オリンピアン等による講演会やスポーツ教室を開催し、市民への機運の醸成を図ります。 最後に、3つ目の柱、未来づくりについてです。 まず、感染症に対応した教育環境の整備についてです。 昨年、ICT教育を加速させるGIGAスクール構想の下、児童、生徒1人1台ずつタブレット端末を整備し、既に多くの学校で授業に活用されていますが、より効果的な活用を図るため、機器の管理を行うサポーターの配置や専門家による指導研修を行います。 また、仮にオンライン学習を余儀なくされた場合でも、家庭の経済状況にかかわらず通信環境を確保するため、就学援助費を拡充しています。 次に、子どもの可能性を拡げる教育についてです。 教員の働き方改革を一層推進していくため、教育支援人材の配置拡充に努めています。令和3年度は、スクールソーシャルワーカーや日本語指導員、GIGAスクールサポーターの配置拡充を行います。 また、学校現場における英語教育の質の向上を図るとともに、市民に対して広く英語習得の場を提供するため、国際化推進員を新たに任用します。 さらに、課外に基礎学力を定着させる学び直しの場として取り組んでおります「学びのススメ土曜塾」について、全中学校区で開催するなど参加しやすい環境を整備します。 次に、地域で活躍する人材の育成及び地域コミュニティの活性化についてです。 旧下毛地域で唯一の高校であり、常に地域とともに歩んできた中津南高校耶馬溪が、現在定員割れの状況にあります。今後も、同校を存続させるべく、通学費支援を継続するほか、小規模の長所を生かした取り組みを支援します。また、ふるさとに対する理解や愛着を深めるため、子どもたちへのふるさと学習を支援するほか、新中津市学校において小幡篤次郎に関する慶應義塾との共同研究を進めてまいります。 次に、「環境共生都市なかつ」の推進についてです。 環境への負荷をできる限り低減する循環型社会の形成を促進し、ごみ減量・資源化などの環境施策をさらに加速させるため、ごみの分別区分をより細分化し、7月から容器包装プラスチックの分別収集を始めるほか、びん、缶、ペットボトルを月2回の収集とし、利便性を高めます。また、ごみ袋有料化制度の実施を見据え、ごみ袋の作成販売や市民への広報に係る経費を計上しております。このほか、市民から問合せの多かった生ごみキエーロの普及を進めてまいります。 次に、命を守り、暮らしを支える交通網の整備についてです。 道路は、市民生活や経済活動に欠かせない重要なインフラであり、市の将来計画や地元要望を踏まえ、計画的に整備を行っているところです。中でも、通学児童の安全確保は重要であり、関係機関と協議を行い、危険度の高い場所から順次整備を行ってまいります。 最後に、公共交通対策の新たな取組みの検討についてです。 今後の人口減少や高齢化を踏まえ、将来にわたって持続可能な新たな取組みを検討していくため、公共交通網形成計画の見直しを行います。 以上が、令和3年度当初予算に計上している主な施策です。 なお、これらの施策の推進に当たっては、市民サービスの向上や行政事務の効率化を図るため、ICT技術を活用した変革、いわゆるDX──デジタルトランスフォーメーションが不可欠であります。 中津市では、この自治体DXの推進のため、その司令塔となるポストを設置し、専門知識を有した人材を外部から迎え入れるほか、業務改善に必要なツールの導入経費を計上しています。 また、国の進めるシステム標準化に合わせ、住民情報システムのクラウド化に着手いたします。 債務負担行為につきましては、議会だより印刷業務ほか6件を計上いたしております。 引き続きまして、各特別会計の予算について御説明申し上げます。 議第11号 令和3年度中津市国民健康保険事業特別会計予算から、議第21号 令和3年度中津市下水道事業会計予算につきましては、それぞれの事業の動向を見込んだ所要経費などを予算措置しております。 なお、議第20号 中津市水道事業会計予算につきましては、安心づくりの主要事業として御説明したように、水の安定供給を図るため、三口浄水場の配水能力強化に係る経費を計上しております。 次に、予算外議案のうち、主なものについて、その概要を御説明申し上げます。 議第23号 中津市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対応するための防疫作業に従事する職員の特殊勤務手当の特例を設けるため、条例を一部改正するものです。 議第24号 中津市職員等の旅費に関する条例及び証人等の費用弁償に関する条例の一部改正については、中津市行政サービス高度化プランの取組みの1つとして、職員等の公務旅行における日当を廃止するため、条例を一部改正するものです。 議第38号 中津市介護保険条例の一部改正については、介護保険事業に係る保険給付や円滑なサービスの提供のための取組みとして、中津市第8期介護保険事業計画などに基づき、令和3年度から令和5年度までの介護保険料の見直し等をするため、条例を改正するものです。 議第42号 中津市廃棄物の処理及び再利用に関する条例等の一部改正については、循環型社会の形成及び脱炭素社会の実現に向け、ごみ減量・資源化の推進のため、一体的な取組みが必要であり、その一環として家庭ごみの排出時に指定ごみ袋を使用すること及び指定ごみ袋の手数料の額等を定めるため、条例を改正するものです。 ここで、本日提出をいたしました議案の概要について御説明を申し上げます。 中津市副市長の選任について、人権擁護委員候補者の推薦についての人事案件をそれぞれ提出しております。 議第48号 令和2年度中津市一般会計第8号補正予算につきましては、5億1,865万7,000円の増額となり、補正後の予算総額は538億3,758万8,000円となります。 主な内容といたしましては、コロナ禍における市内の個人事業主や中小企業者を経済的に支援するため、新たな応援金支給制度を創設いたしました。給付の対象となる要件を従来の支援制度より緩和しており、影響を受けている事業者を幅広く支援いたします。 また、感染リスクが高い環境下で、子どもや働く保護者を支えている児童福祉施設の従事者に対し、感謝の意を込めて慰労金を支給します。 これらの新たな支援につきましては、コロナ禍の影響を受けている市民の暮らしに1日でも早く手を差し伸べるため、予備費も活用し、迅速に対応することといたしました。 なお、市債につきましては、減収補填債の発行可能見込額の変更に伴う増額であります。 このほかにも、市条例の一部改正案などを提出していますので、それぞれにつきましては、御審議をいただく折に詳しく御説明申し上げます。 議員各位におかれましては、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山影智一)  以上で、市長の提案理由の説明が終わりました。 次に、ただいま上程いたしました各議案について、詳細な説明を求めます。 財政課長。 ◎財政課長(小川泰且)  それでは、座ったままで説明させていただきます。 私のほうからは、予算関係議案について、資料1に沿って説明をさせていただきます。 まず、議第1号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第7号)の予算規模についてですが、今回の補正額は3億631万9,000円の減額補正となっており、補正後の予算額は533億1,893万1,000円となります。当初予算との伸び率では28.3パーセントの増、対現計予算額とでは0.6パーセントの減となります。 続きまして、2、歳入の概要につきましては、まず、1款 市税及び7款 地方消費税交付金につきましては、決算見込みによる減額の補正となっています。 減額相当分につきましては、減収補填債を発行し、財源確保に努めているところでございます。 13款 分担金及び負担金以降につきましては、主に事業費の確定や決算見込みによるものとなっていますが、15款 国庫支出金は、国の3号補正による新型コロナウイルスワクチン接種の体制整備と実施及び防災・減災・国土強靭化の推進事業等に係る国庫支出金の増となっております。 2ページをお願いします。18款 寄附金は、主にふるさとなかつ応援寄附金の増によるものであります。 次に、3、歳出の概要となりますが、3ページ下段の4、令和2年度3月補正主要事業を御覧ください。それぞれ備考欄には説明書きをしていますが、国の3号補正による事業につきまして抜粋して説明させていただきます。 まず、4ページの11番、児童館運営事業は、新型コロナウイルス感染症対策に係る手指消毒用アルコール等の購入事業であります。児童館以外にも、放課後児童クラブ、こどもいきいきプレイルームや保育施設等におきましても、同様の感染症対策に係る予算を措置しております。 次に、建設事業としましては、事業費の大きなところで言いますと、6ページ、32番、御澄池東通り線道路改良事業、7ページの40番、高瀬住宅建て替え事業、同じく7ページの46番の小学校トイレ改修事業、8ページ、49番の豊陽中学校施設大規模改造事業といった事業が、令和3年度より前倒しして予算措置しております。 今回、この国の3号補正に係る事業費は9億6,400万円となっており、うち普通建設事業費は7億7,100万円となっております。 8ページの中段から特別会計の補正予算の状況です。 議第2号 令和2年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から、11ページの議第9号 令和2年度中津市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、実績見込み及び繰越明許費の設定が主なものとなっていますが、10ページの議第7号 令和2年度中津市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、新型コロナウイルス感染症関連に係る歳入歳出予算の補正となっております。 以上が、補正予算の内容となります。 続きまして、11ページの下段になりますが、議第10号 令和3年度中津市一般会計予算であります。 令和3年度当初予算額は416億326万2,000円となり、対前年度比4,690万9,000円の増、伸び率は0.1パーセント増となっております。 12ページをお願いします。歳入歳出予算をそれぞれ前年と比較したものとなります。 主なところを説明させていただきます。まず、歳入の1款 市税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による市内の経済状況を踏まえ、減と見込んでいます。 7款 地方消費税交付金につきましても、同じく消費動向の低迷により、減と見込んでおります。 10款 地方特例交付金の増につきましては、国の施策としての固定資産税及び都市計画税の軽減措置に対し、国が補填することによるものでございます。 11款 地方交付税につきましては、国の示す令和3年度の地方財政対策での伸び率等を勘案して増を見込んでおります。 14款 使用料及び手数料の増につきましては、主にごみ袋の有料化に伴うものであります。 15款 国庫支出金につきましては、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する経費や清掃工場、クリーンプラザの長寿命化に係る設備改良工事に対する国庫補助金等により増額となっております。 18款 寄附金の増は、ふるさとなかつ応援寄附金の増によるものでございます。 19款 繰入金につきましては、主に財政調整基金取崩し額が昨年よりも多いことによるもので、令和3年度当初予算編成後の財政調整基金残高は約10億円となります。 22款 市債につきましては、普通建設事業の令和2年度予算への前倒し等により減となっております。 なお、令和3年度末の起債残高は、予算ベースでは403億円となります。 次に、歳出ですが、主には国の3号補正により、令和2年度予算へ前倒しした影響等により減となっている項目が多いのですが、4款の衛生費につきましては、先ほど国庫支出金の増で説明した新型コロナウイルスのワクチン接種に関連する費用や、クリーンプラザの長寿命化事業費の増、そして三口浄水場の配水池の増築等に対する一般会計繰出しの増により大幅な伸びとなっております。 14款 予備費につきましては、例年、当初予算では1億円の予算計上でありましたが、今後のコロナ対策に迅速に対応できるように3億円を予算措置しております。 13ページは、自主財源と依存財源の前年度との比較となります。依然として国に依存している体質であります。 自主財源比率は、令和2年度とほぼ変わりはありませんが、自主財源の繰入金が昨年度より多くなってきており、厳しい状況となっております。 14ページをお願いします。歳出、性質別経費の対前年度比較表となります。 まず、義務的経費では、扶助費は障がい児通所給付費等の増により伸びていますが、職員の新陳代謝及び退職手当の減による人件費の減と公債費の減により、マイナスの0.9パーセントとなっています。 次に、消費的経費につきましては、物件費が大きく伸びており、主な要因は新型コロナウイルスの接種関連に係る費用や、市内全域でペットボトル、びん、缶をそれぞれ月2回収集を始めることや、容器包装プラスチック収集の開始などによるものでございます。 投資的経費につきましては、令和2年度予算への普通建設事業の前倒し事業費7億7,100万円に、その他の欄の投資及び出資金の増要因である三口浄水場の配水池増築に対する建設出資金3億400万円を加えますと、実質的には昨年を上回る事業費となります。 15ページから、ソフト事業の主なものを掲載しております。 新規事業の中から説明させていただきます。 15ページの6番、デジタルトランスフォーメーションの推進事業につきましては、簡易的な申請手続等をオンラインで申請ができるシステム等の構築を図ります。 18ページをお願いします。34番、地域振興対策事業は、年齢等の要件を満たす旧下毛地域を新居とする新婚世帯を支援します。 21ページをお願いします。61番、社会福祉総務事業は、地域住民による福祉の課題解決について定める地域福祉計画の第4次計画の策定に着手します。 24ページをお願いします。101番、地域生活支援事業は、在宅の障がい者の方などで介護者が病気等により不在になったときに、一時的に障がい者施設に受入れができるようにいたします。 28ページをお願いします。136番、支援対象児童等見守り強化事業は、新型コロナウイルス感染拡大による長期間の外出自粛等の要因により、家庭内で虐待等が懸念される児童等に対して、見守り体制の強化を図ります。 137番、里親リクルート地域連携事業は、新たに家庭擁護推進員を配置し、里親のリクルート活動を強化します。 29ページの147番、児童福祉運営事業は、市内の保育士不足の解消を図るため、民間の保育施設に新採用となった保育士に就職応援金の給付を始めます。 153番、保育体育総合支援事業は、保育士の業務負担軽減等を図るため、保育士資格を持たない保育補助者を雇用する保育施設を補助します。 33ページをお願いします。186番、予防事業は、新型コロナウイルスワクチンの接種に係る経費でございます。 35ページをお願いします。209番、自然環境保全推進事業は、平成30年から活動しているきれまち隊の紹介等を載せたマップを作成、配布し、市民の環境美化意識の向上を図っていきます。 213番、214番、215番のごみ処理一般管理事業は、循環型社会の形成を促進し、ごみの減量・資源化などの環境施策を加速させる事業で、ごみ袋有料化による指定ごみ袋の導入に係る経費や資源収集日の増、及び容器包装プラスチックの処理費用でございます。 216番、リサイクル推進事業につきましても、生ごみの減量を図る生ごみキエーロを製作して幅広く市民に周知していきます。 36ページ、226番、商業振興事業は、令和3年10月に中津市において、日本商工会議所青年部九州ブロック大会が開催予定となっており、併せて開催される職の産業祭、大分県企業祭の運営を補助します。 38ページをお願いします。242番から新農用人材確保、経営継承対策事業の新規事業として5つの事業が挙がっていますが、順番に、242番は、農業経営収入保険制度の適用対象外となる1から2年目の認定新規就農者の所得補填を行います。 243番は、認定新規就農者に対して、就農の初期に必要な動力噴霧器などの購入費を支援します。 245番は、国の支援制度から外れる50歳から55歳未満の県外からの移住就労予定者に対して、研修時における生活費等を支援いたします。 246番は、大分県の戦略品目である小ネギ、イチゴ、ピーマン、ナシ、ブドウ、キャベツ等計22品目について、担い手の確保、育成のための研修の実施にかかる費用を支援します。 247番は、地域の中心経営体等の後継者が、経営発展に向けた計画策定を行う際に係る費用等に対して支援をいたします。 40ページをお願いします。259番、防災事業は、台風等による風倒木被害を軽減させるため、被害をもたらす可能性のある流木等を電力会社と協力し、事前に伐採を行う事業であります。 266番、水産業振興事業は、地魚と慣れ親しむ親子参加型のイベントを開催し、家庭での地魚の消費を促進します。 45ページをお願いします。310番、コンピューター整備事業は、1人1台タブレットが導入され、オンライン学習時のシステムサポート等をするため、専門知識を持ったGIGAスクールサポーターを配置します。 311番、同じくコンピューター整備事業は、タブレット導入によりICTを活用した事業計画の作成支援等をすることにより、教育活動の充実、教職員の指導力向上を図ります。 314番、英語指導助手招致事業は、中津市の外国語教育推進を理解し、指導力のある国際化推進員を新たに配置します。 49ページをお願いします。349番、三光公民館整備事業は、令和3年度に完成し、必要な備品等の新規購入であります。なお、令和3年度は、耶馬溪公民館の整備を進めていきます。 以上が、ソフト事業の説明です。 この資料1とは別に、令和3年度当初予算の概要を先週配付させていただいております。原稿自体は字も大きくして見やすく、分かりやすく作成しておりますので、ぜひそちらも御覧ください。 次に、53ページをお願いします。 65ページまで続きますが、普通建設事業の一覧表となります。 令和2年度予算へ前倒しした事業と一体となって、道路、農道整備や学校、公民館、市営住宅及び一般廃棄物処理場の長寿命化対策、公園、観光施設の整備事業、そして防災対策に取り組んでいきます。事業名または備考の欄に施設名称や工事の路線名、施工場所、事業内容等を記載しておりますので、後ほど御一読ください。 66ページをお願いします。災害復旧事業となります。 農地及び農業用施設災害復旧事業、令和2年7月豪雨で被災した耶馬溪町山移地区の復旧事業であります。 67ページは、起債の内訳表となります。左の列の起債名の下に、括弧書きで起債充当率と交付税算入率を記載しており、右の列には、主な事業名を書いていますので、後ほど御一読ください。 68ページをお願いします。 各特別会計の前年度対比の表となります。70ページまで続きますが、71ページに一覧表にしていますので、こちらで主な増減理由を説明させていただいます。 まず、国民健康保険事業特別会計事業勘定の歳入の国民健康保険税の減額は、主に被保険者数の減によるもので、県支出金の増額につきましては、保険給付費の増によるものであります。 直診勘定につきましては、診療収入の減により、医薬品衛生材料費が減となっております。施設整備費の減は、令和2年度は山移診療所の電子内視鏡の購入を予算措置したことによるものでございます。 農業集落排水事業特別会計は、公債費は減になっていますが、処理場の監視警報システムの導入により増額となっております。 介護保険事業特別会計の保険事業勘定は、介護保険料の増につきましては、本議会に提案しています令和3年度から令和5年度までの介護保険料の見直しによるもので、歳出の保険給付費の増は、主に居宅介護サービスの増によるものであります。 介護サービス事業勘定につきましては、令和2年、3年度事業実施のやすらぎ荘の空調、給湯設備の改修に係る事業費の配分により減となっております。 小規模集合排水事業特別会計及びサイクリングターミナル事業特別会計につきましては、ほぼ前年度と同規模の予算となっております。 後期高齢者医療特別会計につきましては、主に被保険者数の増や軽減割合の縮小による保険料の増額による広域連合納付金の増となっております。 ケーブルネットワーク事業特別会計は、令和2年度ではケーブルネットワーク等の設備更新事業を予算措置していたことにより、減となっております。 72ページをお願いいたします。公営企業会計の予算となります。 大きく増減があるところを説明させていただきますが、まず、議第18号 令和3年度中津市病院事業会計予算の資本的収入及び支出の増は、MRI等の医療機器の更新によるものであります。 議第19号 令和3年度中津市診療所事業会計予算、小児救急センターに係る予算ですが、ほぼ令和2年度と予算規模は変わりありません。 73ページ、議第20号 令和3年度中津市水道事業会計予算につきましては、資本的収入及び支出の増は、三口浄水場の配水池増築工事により、大幅な増額となっており、それに伴う消費税の還付による収益的収入及び支出の増減となっております。 議第21号 令和3年度中津市下水道事業会計予算につきましては、資本的収入及び支出は、新設する角木ポンプ場の実施設計に係る事業費等により増となっています。 以上で、令和3年度当初予算関係の説明を終わらせていただきます。 最後に、本日追加で提出しています議第48号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第8号)につきまして説明をさせていただきます。 資料1、追加分をお願いします。 今回補正額は、5億1,865万7,000円で、補正後予算額は538億3,758万8,000円となり、当初予算との伸び率は、29.6パーセントの増、対現計予算では1.0パーセントの増となっています。次に2、歳入の概要につきましては、15款 国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の第3次配当額でございます。 19款 繰入金は、財源調整による財政調整基金の取崩しです。 22款 市債につきましては、コロナ禍における消費の低迷による地方消費税交付金等の減を補填するための市債の発行であります。7号補正でも提案させていただいていますが、さらに借入限度額が上がったため、今回地方債の変更として提案させていただいております。 2ページをお願いします。事業の内容につきましては、全員協議会そして先ほどの提案理由の中で市長が述べたとおりでございます。 児童福祉施設の従事者の方に対する慰労金の支給事業と、中小企業者等に対する経済的な支援として行う特別応援金となっております。 なお、全員協議会で説明しましたひとり親世帯特別支援金につきましては、予備費で対応しております。 以上で、私のほうからの説明を終わらせていただきます。 ○議長(山影智一)  総務部総務課長。 ◎総務部総務課長(黒永俊弘)  それでは、引き続きまして、私のほうから資料2について御説明を申し上げます。 最初に、議第22号 中津市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてですが、これは、顧問弁護士の位置付けを顧問契約によるものに変更するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第23号 中津市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてですが、これは新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための防疫作業に従事する職員の特殊勤務手当の特例を設けるため、条例を一部改正するものです。 次に、議第24号 中津市職員等の旅費に関する条例及び証人等の費用弁償に関する条例の一部改正についてですが、これは行財政改革の取組みとして、職員等の公務旅行等に係る日当を廃止するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第25号 中津市耶馬トピア施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、これは中津市耶馬トピア施設に休憩施設を新規に設置し、及びトピア茶屋を廃止するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第26号 中津市自転車利用者モデル施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、これは耶馬溪サイクリングターミナルのさらなる経営改善を図るため、条例を一部改正するものです。 次のページをお願いいたします。 次に、議第27号 中津市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の一部改正についてですが、これは基金の対象事業である新型コロナウイルス感染症対策の利子補給事業の期間延長に伴い、条例の効力を有する期間を延長する等のため、条例を一部改正するものです。 次に、議第28号 新博多町交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、これは新博多町交流センターの研修室Bを事務室4とすることに伴い、使用料の区分を変更するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第29号 中津市道路占用料徴収等に関する条例の一部改正についてですが、これは国及び大分県の動向に鑑み、占用料の額の改訂等を行うため、条例を一部改正するものです。 次に、議第30号 中津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、これは市営住宅の建て替え及び一部の市営住宅の用途廃止等のため、条例を一部改正するものです。 次に、議第31号 中津市都市公園条例の一部改正についてですが、これは高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正に伴い、規程を整備する必要があるため、条例を一部改正するものです。 次に、議第32号 中津市条例の廃止に関する条例の一部改正についてですが、これは中津市雇用促進住宅の用途廃止に伴い、条例を一部改正するものです。 次に、議第33号 中津市手数料条例の一部改正についてですが、これは建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物のエネルギー消費性能に係る新たな料金区分を設けるほか、所要の改正を行うため、条例を一部改正するものです。 次のページをお願いいたします。 次に、議第34号 中津市水道事業給水条例の一部改正についてですが、これは水道法施行令の一部改正等に伴い、規程の整備を行うため、条例を一部改正するものです。 次に、議第35号 中津市山国林業者等健康増進センター条例の一部改正についてですが、これはコロナ体育館に空調設備を設置することに伴い、新たな使用料を設定するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第36号 中津市体育施設条例の一部改正についてですが、これは中津東体育館及び禅海スポーツセンターに空調設備を設置し、中津市総合体育館に空調設備を増設し、並びに耶馬溪水上スポーツ施設において、ウェイクボード専用艇の貸出しを開始することに伴い、使用料について設定及び見直しを行う必要があるため、条例を一部改正するものです。 次に、議第37号 中津市児童クラブ施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についてですが、これは中津市北部児童クラブの専用施設を公の施設として位置づける等のため、条例を一部改正するものです。 次に、議第38号 中津市介護保険条例の一部改正についてですが、これは介護保険法施行令の一部改正及び中津市第8期介護保険事業計画に基づき、令和3年度から令和5年度までの介護保険料の見直し、及び負担能力に応じた介護保険料の賦課をするため、条例を一部改正するものです。 次に、議第39号 中津市指定地域密着型サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてですが、これは指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、条例を一部改正するものです。 次のページをお願いいたします。 議第40号 中津市執行機関の附属機関の設置等に関する条例の一部改正についてですが、これは中津市国民健康保険運営協議会の委員の任期満了にあたり、委員の人数を変更するため、条例を一部改正するものです。 次に、議第41号 中津市国民健康保険条例の一部改正についてですが、これは地方税法及び地方税法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税の減額に係る所得の基準について、基礎控除額相当分の基準額を引き上げるとともに、これによる意図せざる影響や不利益が生じないよう、所要の措置を講じる等の改正を行うため、条例を一部改正するものです。 次に、議第42号 中津市廃棄物の処理及び再利用に関する条例等の一部改正についてですが、これは循環型社会の形成及び脱炭素社会の実現に向け、ごみ減量・資源化の推進のため、一体的な取組みが必要であり、その一環として家庭ごみの排出時に、指定ごみ袋を使用すること及び指定ごみ袋の手数料の額等を定めるため、条例を一部改正するものです。 次に、議第43号 公の施設の指定管理者の指定についてですが、これは中津市耶馬溪農産物等加工施設の管理を行わせる指定管理者を指定したいので、議決を求めるものです。 次のページをお願いいたします。 報告第1号 令和3年度中津市土地開発公社事業計画及び予算の報告についてですが、これは令和3年度中津市土地開発公社の事業計画及び予算について報告するものです。 次に、報告第2号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)ですが、これは市が所有するバスによる公務中の交通事故に係る和解及び損害賠償額の決定をしたことについて専決処分したので報告するものです。 次に、報告第3号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)ですが、これは道路管理者としての和解及び損害賠償額の決定をしたことについて専決処分したので報告するものです。 次に、報告第4号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)ですが、これは道路管理者としての和解及び損害賠償額の決定をしたことについて専決処分したので報告するものです。 次のページをお願いいたします。 本日、人事案件4件を提出しております。 議第44号 中津市副市長の選任についてですが、これは副市長の任期満了に伴う新たな副市長の選任について、議会の同意を求めるものです。 議第45号から議第47号にかけての人権擁護委員候補者の推薦についてですが、これは、委員の任期満了に伴う新たな委員の候補者の推薦について、議会の意見を求めるものです。以上です。 ○議長(山影智一)  暫時休憩いたします。午前11時24分 ○議長(山影智一)  再開いたします。午前11時25分 日程第5、決議第1号上程に入ります。 決議第1号を上程いたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。中村詔治君。 ◎3番(中村詔治)  提案者を代表して、提案理由の説明を申し上げます。 決議第1号 緊急事態宣言地域内とその周辺自治体との地域経済支援の格差を是正し、地域事情に応じた支援が行われることを強く求める緊急決議につきましては、2度目の緊急事態宣言により、中津市の中小企業、小規模事業者、特に飲食業等は甚大な影響を及ぼしているにもかかわらず、宣言地域内とその外、県境の周辺地域では経済的支援の内容にかなりの格差を生じています。 また、先日の中津商店街連合会と中津市飲食業組合との意見交換会、その後、要望書の提出がありました。 多くの議員も参加し、事の緊急性、重要性を改めて認識したところです。 このままでは、新型コロナウイルス感染症が収束し、日常を取り戻しても以前の活気は戻らないことも考えられるため、地域間格差の解消を国、県、市及び関係機関に強く要望するため、お手元に配付してありますよう御提案申し上げます。 何とぞ慎重に御審議くださいまして、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(山影智一)  これより、決議第1号を議題として、質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。川内八千代議員。 ◆5番(川内八千代)  私はこの決議の中で、この決議の文章にもあるとおり、私たちが行った商店街連合会や中津市飲食業組合との意見交換会の席上でも、農林水産業についての異常な影響についての要望もあったと思います。 それで、この提案されている第3項のところで、中小企業、小規模事業者等が希望を持ち、雇用を守り、事業を継続できる施策を実施することとなっている、この小規模事業者等のところに、農林水産業者もぜひ含まれるということを確認させていただきたいと思うのです。 意見交換会のときにも、ひがた美人が遠距離の消費が低迷して、市内で消費できないかというお話があったということも話されましたので、そういうところも非常に大きく影響を受けているということが分かりましたので、ここの中に反映できればと思いましたので、お尋ねいたします。 ○議長(山影智一)  中村議員。 ◎3番(中村詔治)  議会運営委員会の中でも、委員からそういう意見もございました。 中小企業、小規模事業者等の中に含まれるということで、最終的には委員会で決定をいたしました。 ○議長(山影智一)  以上で、通告による質疑は終わりました。 これで、上程議案に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっています決議第1号については、中津市議会会議規則第第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに、御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。よって、決議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより、決議第1号を議題として討論に入ります。 討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これより、決議第1号を採決いたします。 本件は、原案のとおり決議することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。よって、決議第1号は、原案のとおり決議することに決しました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これで散会いたします。 △議事終了 午前11時32分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  山 影 智 一 署 名 議 員  中 村 詔 治 署 名 議 員  草 野 修 一...