中津市議会 > 2019-02-28 >
02月28日-04号

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  1. 中津市議会 2019-02-28
    02月28日-04号


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    平成 31年 3月定例会(第1回)平成31年2月28日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 古森三千年  2番 恒賀愼太郎   3番 中村詔治    4番 山影智一 5番 三上英範   6番 川内八千代   7番 荒木ひろ子   8番 松葉民雄 9番 小住利子  11番 須賀瑠美子  12番 大塚正俊   13番 吉村尚久14番 今井義人  15番 松井康之   16番 千木良孝之  17番 木ノ下素信18番 林秀明   19番 相良卓紀   20番 角祥臣    22番 村本幸次23番 古江信一  24番 藤野英司   25番 草野修一   26番 中西伸之欠席議員 (2名)10番 奥山裕子  21番 髙野良信地方自治法第121条による出席者(25名)市長         奥塚正典    副市長          前田良猛教育長        廣畑功     病院・診療所事業管理者  横田昌樹参与         滝口定義    三光支所長        山本孝明本耶馬渓支所長    枌第五郎    耶馬溪支所長       井手上謙一山国支所長      古西譲司    総務部長         泉清彦企画観光部長     松尾邦洋    福祉部長         吉富浩生活保健部長     磯野宏実    商工農林水産部長     直田孝建設部長       林克也     上下水道部長       江本鉄男消防本部消防長    矢野朝仁    消防本部次長       白木原和人市民病院事務部長   大下洋志    会計管理者        為末奈津美教育委員会教育次長  粟田英代    秘書広報課長       勝見明洋総務部総務課長    黒永俊弘    財政課長         小川泰且総合政策課長     松垣勇出席した議会事務局職員(3名)局長         矢野目義則   次長           神礼次郎議事係主幹(総括)  上野竜一議事日程 第1.一般質問     (質問者)     (質問の要旨)    26番 中西 伸之   1.4年間の議会活動を通してやり残した課題について     ①サニーホール1階調理室内の冷暖房の設置     ②災害避難所であるサニーホール文化ホール入口の雨漏り     ③耶馬溪アクアパーク運営に対する人員配置確保     ④市職員採用に対する地元採用の考え方について     ⑤馬溪橋近くの工事に伴う市道の整備   2.5年先を見据えた農業支援について     ①農道、水路の整備に対する支援策は     ②現在実施している原材料支給予算の増額について   3.市職員の管理職手当について     ①旧下毛地区に勤務する各課長、三光、本耶馬渓、耶馬溪、山国の13人の課長に対する管理職手当を元に戻す考えはないのか  22番 村本 幸次   1.再犯防止推進計画について     ①大分県において、現在の進捗状況は   2.市民との対話について     ①出前講座での件数と事業内容は   3.地域への貢献度について     ①退職される執行部の部長クラスにおいて第2の人生としての心意気は  8番 松葉 民雄   1.ため池の管理について     ①中津市内のため池の目的別の数     ②管理者責任(災害時、事故、不衛生)     ③総点検の結果とその内容     ④管理費、廃止費用のための補助事業   2.基金運用について     ①基金運用の取り組みと成果     ②今後の方針と組織体制   3.子育て支援について     ①幼保無料化の影響と対策     ②0歳児~2歳児の取り組み   4.スポーツ振興について     ①生徒数の減少で活動できないクラブの取り組み     ②フットサルの活動支援   5.鳥獣被害対策について     ①猟友会の推移と活動実態     ②防護柵補強対策     ③カラス被害対策と補助金   6.長者屋敷官衙遺跡について     ①今後の計画     ②施設管理と防犯対策   7.危険な状態になった雑木の管理について     ①管理責任  25番 草野 修一   1.政策としての「暮らし満足No.1」について     ①政策の目指すものは(基本コンセプト)     ②暮らし満足度の基準は     ③実現に向けての具体的な施策は     ④施策にかかわる財源措置は     ⑤政策についての市民の認知度・理解度は     ⑥暮らし満足についての調査は     ⑦今後の課題は   2.山国地区の地域振興について     ①山国地区の人口の現状は     ②農業・林業・商工業等地域産業の課題は     ③周辺地域で山国地区独特の課題は     ④山国地域を持続し守っていくために必要なことは  1番 古森 三千年   1.災害時における備蓄箇所について     ①箇所数     ②品名と数   2.はしご車について     ①はしご車の出動状況と出動基準     ②使用時の配置基準   3.オイルダンパーについて     ①市民病院の調査結果   4.グリーンカーテンについて     ①クーラー取り付け2年前後実施数※議事日程の追加~日程追加決定     議第52号 中津市事務分掌条例及び中津市準用河川管理条例の一部改正について議第53号 中津市職員定数条例の一部改正について議第54号 中津市特定用途制限地域建築条例の一部改正について議第55号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について議第56号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について議第57号 平成30年度中津市一般会計補正予算(第8号)以上、6件上程~提案理由説明本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(藤野英司)  ただいまより、第1回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前10時00分 昨日の小住議員の一般質問の発言の中で、不適切な発言がありました。後日、会議録を調査し、議長において善処いたします。 日程第1、一般質問を行います。 昨日も申し上げましたが、一般質問の実施要項に基づき、要望発言は行わないよう注意願います。 昨日に引き続き、通告により順次発言を許します。 中西伸之議員。 ◆26番(中西伸之)  皆さん、おはようございます。4年間ひとり会派を貫きました緑水会の中西伸之でございます。 3日目の1番バッターということで、大変緊張していますが、頑張ってさせていただきたいというふうに思います。また、朝早くから傍聴の皆さん、御苦労さまでございます。よく見ると私のためにかなと思ったら、私の次の人のために6名の方の傍聴ありがとうございます。よく知っている方でありますので、私も露払いのつもりで頑張ってさせていただきます。 また、今日で3日目の一般質問ということになりましたが、昨日まで12人の方がこの場でいろいろと質問をしていただきました。その中で、今日は3月の退職期を迎えた最後の議会の中で、昭和33年、34年に生まれた方々が還暦を迎えて退職ということで、役所の中で大体二十七、八人といいましたか退職者がいると、私も去年還暦を迎えて60歳、やっと大人の仲間入りをさせていただきました。 そうした中で、私は4月の選挙でまたここに戻れるように、頑張りたいと思いますし、退職される職員の皆様方には、今後とも中津市発展のためにお力をお借りできたらなというふうに思います。どうか今後ともこの3月の1カ月を事故のないように決して悪いことをしないようにして、退職を迎えられることをお願いしたいと思っています。 ということで、通告しています3点につきまして、質問をさせていただきます。 最初に、この4年間議会活動において、市民の皆様方から要望を寄せていただきました。そのことについて、できたりできなかったりということの中で、少し反省をしながら質問をしてまいりたいと思います。 最初に、小さいことでありますが、耶馬溪町の支所横のサニーホール1階にあります調理室の冷暖房の設置についてということで、お尋ねしていきたいと思います。 この件につきましては、昨年の夏、利用しています町内の婦人団体から「この暑いのに冷房も入れてくれんのかい」という話の中から、現在は異常気象ということの中で、本当に暑い日が続いたということで要望が、大変強い女性の方々でありまして、「そんくらいつけきるよなあ」というような要望をいただきました。 そのことを受けまして支所の担当課に言ったところが、「耐震の関係で、もうサニーホールは建て替えの計画に入りつつある段階ですよ」ということで、「今すぐには無理ではないでしょうか」という回答をいただきました。 そんなことでいいのかなということで、ずっと考えていまして、いつたったこういうことができない中津市になってしまったのかなと思いまして、この質問を最初に持ってきました。 このことについて、答弁をいただきまして、以下の質問につきましては、質問席のほうからさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  それでは、御答弁させていただきます。 耶馬溪公民館1階調理室の冷暖房設置につきましては、利用者の方に聞き取りを行い、夏の暑い時期での利用が厳しいとの御意見をいただきました。近年、建設された公共施設などの調理室には、冷暖房が完備されている状況を踏まえ、平成31年度予算に冷暖房設備の設置に係る経費を計上させていただいています。 これにより、施設利用の利便性が向上し、従来の利用者はもちろん、より多くの地域の皆様に御利用いただけることが期待されるところでございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  31年度の予算に上げていただいたということで、まあ、早かったのかな遅かったのかなというふうに思っています。本当にこういう予算的には五、六十万円の予算でありますが、この時期に付けていただけることについては、本当に感謝を申し上げたいと思います。しかし、現場を利用している方がいらっしゃるのに、いつまでもそういうことが続くようではということで、この質問をわざとさせていただきました。 それと、この予算がもうつかないで本庁にかけ合ってもちょっと無理ですよというようなことを聞いたものですから、そういうことではせっかく支所長中心に頑張っている支所の皆さん方が要望することに対して、本庁のほうも対応していただきたいということを込めまして、今回質問をしました。 次に行きます。 次はたくさんあります災害時の避難所でございます。このことは、我々でつくっています地域振興政策研究会という会、13名で形成していますが、そのメンバーで各支所を通じて市民との意見交換会をしたときに、耶馬溪町で出たことでありますが、これも支所横のサニーホールという文化ホールがございます。そこが避難場所に設定されているわけでありますが、避難してきた人たちがびっしょり濡れるぐらいの雨漏りがしてということの中で、こういうことで避難場所とかに指定するなというような市民の方から、これも前に市の職員として勤めた方でございましたけれども、厳しい意見をいただきました。そのことについて、その後どうなったのかお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  耶馬溪公民館・文化ホール入り口の雨漏りにつきましては、利用者からも同様の御指摘がありましたので、平成29年度に原因箇所の調査を行い、平成30年度当初、修繕業務の発注をし、梅雨に入る前に完了しています。これにより現在は雨漏り等もなく、地域の皆様に御利用いただける状況でございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  災害避難箇所はたくさんあるわけでありますが、ほかのところにおいても常に点検などをしていただいて、心配しないでよいように対応をまたよろしくお願いをしたいと思いますのでお願いいたします。 次に、耶馬溪のアクアパークについて、日本一いやいやアジア一と言われるような耶馬溪のアクアパークの運営について、質問をさせていただきます。 水上スキーやウエイクボードの大会などで多くの参加者がアクアパークに来場していると思います。利用者も当初平成18年から現在までは、大幅に増加しているというふうに思います。 そこで、最初にアクアパークで開催されている各種大会への参加選手の数と利用者数についてお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  平成30年度の全国規模の大会について申し上げますと、9月に開催されました桂宮杯全日本水上スキー選手権大会の参加者は158人、10月に開催しましたアジアンプロツアー2018ウエイクシリーズ最終戦と同時開催の全日本ウエイクボード選手権大会の参加者は183人となります。同じく10月に開催されました全日本学生水上スキー新人戦の参加者は280人となっています。その他にも小規模の大会が6月から11月にかけて開催されており、大会の数は合計で八つ、総参加者の選手数は904人となっています。水上スキー大会への参加選手は若年層の育成もあり、年々増えてきている状況でございます。 次に、アクアパークの利用者数につきましては、各種大会を含まないところで福岡大学の合宿がスタートした平成18年度で2,551人でございます。平成20年度に国体デモンストレーション行事ウエイクボード大会が開催されるにあたり、施設の整備が急速に進められてからは5,000人を超える利用者となり、近年は自然災害に見舞われるものの、ボランティアによる早期復旧また各種団体の貸し切り利用者の増加などで6,000人前後を推移しています。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  今答弁いただきました。八つの大会において904人と、全国アジアから多くの方また利用者トータルで6,000人近いということの中で、アクアパークを運営する職員の数、人員配置などについて、過去と現在の状況についてはどうなっているかお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  アクアパークの職員数の過去と現在の状況は、ということでございますが、平成20年度から平成24年度までは、正規職員のインストラクター2名と臨時職員のおおむね4名で対応していました。平成25年度から平成29年度までは、正規職員のインストラクター1名と年度により任期付職員を確保し、おおむね3名ないし4名で対応していました。平成30年度は、正規職員のインストラクター1名と臨時職員が1名、繁忙期にもう1名という体制で運営してきたところでございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  アクアパークを開場してから現在まで参加選手、利用者数ともに大幅にアップしていると思います。そうした中で、今後インストラクターの確保、当初福大のほうからインストラクターという形で、DN君とYM君2人がインストラクター、水上スキーの日本チャンピオンになった選手が最初から取り組んでいただいていました。2人体制と臨時が2人ということの中で4人、それに大学生たちが協力してくれるという流れの中で運営をやってこられたというふうに理解をしています。 それが、最初1,800人ぐらいの利用であったのが、現在では6,000人前後ということに大幅に増えているわけです。それにもかかわらず、インストラクターは1人、臨時が2人という、もう人数は減っているわけです。運営する人数は減っているわけです。 このことについて、そして今では大学生を臨時に雇用してボートを引っ張らせてみたりといったようなことをしていますが、そういうことでいいのかな、水上スキーなどけがをする方もたくさん出るわけでありまして、その責任とかになったときに果たして今のやり方でいいのかな、そして今残っているDN君、インストラクターももう年も随分なってきました。将来的なことを考えるときに、今こそ未来を見据えた運営の仕方を考えていかなければならないのではないかな。優先して採用してほしいと、言いたいところですが、そういうことも今はできないような世の中でありまして、それであるならば、運動神経のいい人を雇用できるような形の中で、アクアパークに配属して大学生に頼るということのないような運営の仕方というのも考えなければならないと思いますが、そこ辺はどのようにお思いでしょうか、お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  総務部長。
    ◎総務部長(泉清彦)  お答えします。 アクアパークは、単に全国有数の水上スポーツ施設であるだけでなく、観光や移住政策など地域振興も含めて考えた場合に、地域の拠点となる施設であると捉えています。 このようなことから、施設運営に支障を及ぼすことのないよう取り組んでいかなければなりません。そこで、このインストラクターの確保につきましては、今後、支所及び現場職員としっかり考えてまいります。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  ぜひ、本当にそういった形でしていかないと、行き当たりばったりというと、大学生にいろいろな責任をというわけにはいかないと思うのです。事故があったときにどうしていくのかな。本当に真剣に考えていただきたいと思います。 それと、現在八つのいろいろな大会が行われている中で、市の支所の地域振興課職員、毎回毎回この大会に顔を出していただいています。私も地元議員ということの中で、3人の議員は大会のたび、7月から10月頃までは毎週というか、もう常にお声をかけていただきまして行かせていただくわけですが大変です。その中で、職員の皆さん方も毎回手伝いをしているわけでありますが、何かいい方法はないのかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  職員も休む暇がないというところでございますが、7月から10月にかけては、各種全国大会が開催される繁忙期ということになります。地域振興課職員も土日に出勤する場合が多々ありますが、終日勤務ではなく、半日勤務にしたり、代休を必ずとるようにしたりするなどして、対応しています。 今後もそういうふうに対応していきたいと思っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  アクアパークの運営が安全で多くの利用者がけがなく利用できるためには、インストラクター、正規職員の採用が必ず必要だと思います。 特別職員の採用をすべきであり、当初のように正職員2人、臨時職員2人の4人体制は最低人員というふうに思いますが、ぜひ今後、そういった形で事故のない、耶馬溪ダムのゲレンデというのでしょうか、本当に日本の中でも有名なというか、水上スキーにはもう最高の場所だと聞いていますし、実際そのようになっているようでございます。まだまだこの水上スキーを通じての観光というか、そうしたのも広がってくるのかなと思っているわけでありまして、ぜひこの施設を利用した最高の場所づくりのためにも人員の配置は必須だというふうに思っていますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは次に行きます。 次に、市職員採用に対する地元採用の考え方についてということでお尋ねしていきます。 毎年、市職員採用試験が行われています。その中に、地元中津市出身の若者もたくさん採用試験を受けています。その中で、中津市出身者が一次は見事通った。二次も1回目は通ったというようなことを時々聞くわけでありますが、もう少し地元採用といいますか、何でもかんでもということではなくて、昔は一次通れば地元のというようなことを言っていましたけれど、今点数でなのか本当に地元の方が残らないのかな。結構受けているのは受けていると思うのです。 そうした中で、考え方はもうそれは試験ですからということになるのだろうと思うのですけれども、そこ辺の考え方についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  本市の職員採用におきまして、御答弁をいたしますが、採用につきましては、暮らし満足No.1の実現に向けて自らの能力を発揮できる優秀な人材の獲得に努めることが住民福祉の向上につながることであり、何より大切であると考えています。 現在のように、民間企業の採用意欲が高く、厳しい採用環境下におきましては、採用活動方法におきましても、一層の創意工夫を凝らし、人材獲得に努めなければなりません。 ここで、地元出身者の採用に関する考えでございますが、職員採用におきましては、本人の持つ適性、それから能力以外のことを条件とすることは、地方公務員法第13条の平等取扱の原則、及び同法第15条の成績主義の原則に抵触すると考えていますので、難しいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  今答弁をいただいたとおりというふうに思います。 1月24日に、私も若手職員の研究発表会というのに出席させていただきました。本当にすばらしいというか、学校卒業して新人職員だろうかというぐらいのしっかりした考えを持った方々が発表の場で堂々としている姿を昨年も見せていただきましたが、本当にすばらしいものだなと、まさに採用試験、立派に合格された方々だなというふうに当然思わせていただきました。 そういうことも十分にわかるつもりでありますけれども、こういう今、中津市、旧下毛郡を入れまして相当な範囲の中であるわけでありまして、考え方として、一次面接でおとなしいというか、答え方がちょっと優しいというのか、それはその田舎ものだというような理解の中で、合格をした後に教育していくというような方法もあるのではないかなと、おとなしいがために、その面接の場面において発揮できない人もたくさんいると思うのです。 それがただ成績というか本当にすごい子だけ選んでいただいて入ってくるのはもう最高にいいことなのですが、今では聞いてみますと、よそも受けていてそっちのほうが通ればそっちに行く、というような状況も現在中津にはあるというふうに聞いています。その欠員も何人かあると聞いてもいます。 そうした中で、地元でこの子はもうちょっと採用してから鍛えるというような考え方もできないのかな、結構田舎ものということではないですけれど、中津の出身であれば、そんなに根性がひねくれたのは余りいないと思うので、入ってから教育するというような考え方もあってもいいのかなと思うわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  今、議員がおっしゃるように、確かに市外の方が合格した後に、やめて地元に帰るという方も何人かいましたが、中津にそのまま住民になってしっかりと頑張っていただいているという方がほとんどでございます。 それから、市としましてもやはり地元採用、地元出身者の方にぜひ帰ってきていただいてということを望んでいますので、市報等をぜひ自分の子どもさんあるいはお孫さんが帰ってきて中津市の職員になっていただけるということを市報で呼びかけていますし、あらゆる手段を使ってそういったUターン政策等をやっていますので、今後ともぜひ市の職員試験を受けていただきたいと、そのように思っていますし、市としては受けやすいように、例えば、公務員を専門に勉強しなくても市の採用試験を受けやすいように、SPI方式といって民間の試験の方式も取り入れていますので、できるだけ地元の方に受けていただきたいと、そのように思っています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  ありがとうございます。 それでは次に行きたいと思います。 耶馬溪の馬溪橋周辺の工事に伴いまして、市道整備についてお尋ねしていきたいと思います。 平成24年の九州北部豪雨によりまして、2回によります災害によりまして、被災した馬溪橋周辺、町丈集落の工事が終了しつつあります。おかげをもちまして、相当この河川の両端、石垣をついていただきまして、景観にも優しいというか、田舎にマッチした工事が進められて、ほぼ完了したと思っています。 町丈集落周辺の市道整備道路改良工事の進捗状況は、現在どうなっているかお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  それでは、私のほうで御答弁させていただきます。 市道町丈線につきましては、平成24年九州北部豪雨により被災した町丈集落内を通る市道で、馬溪橋周辺整備活用マスタープランに沿った地域振興策として、狭小な道路を拡幅し、緊急時の避難経路を確保するために整備するものでございます。 改良事業の進捗状況につきましては、平成29年度に実施しています測量・設計業務が完了し、現在は用地の買収を進めているところでございます。 今後につきましては、用地買収完了後に平成31年度より改良工事に着手をする予定でございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  市道町丈線につきましては、平成24年から現在までということの中で、大変長い工期の中で、やっと地元の人も道路の整備ができてということで大変喜んでいるところでありますので、早期整備ができるようにお願いしたいと思います。 次に、市道多志田柿瀬線の路面維持と部分改良の状況についてお尋ねします。 馬溪橋周辺の店の人から、工事の関係でトラックや重機などが通行することによって、道路が穴ぽこだらけになって、雨降りのときなど車が通るたびに商店、たばこ屋さんですが、「泥水を跳ね上げて道路横に置いてある戸とか置いている自動販売機に泥水がかかってどうしようもならんのんじゃけんが、どげかしてくれんじゃろうか」という要望がありました。 そのことを受けまして、支所の担当課のほうにお願いに行ったところが、両M君、2人のM君とAB型の職員が3人担当者でいるわけですが、とても素早い対応で穴ぽこの修理はしてくれました。 しかし、それだけでは十分ではない今、町丈線の整備があるということでありますので、市道町丈線の整備のときに、多志田柿瀬線ですか、その店の馬溪橋のすぐ横でありますから、できると思うのですが、舗装整備などはできるのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  多志田柿瀬線の路面維持ということでございますが、市道多志田柿瀬線につきましては、馬溪橋周辺整備等による工事で路面の傷みが見られましたので、早急に舗装補修工事で路面を修理したような状態でございます。穴ぽこだけではなく広く全体をやらせていただきました。 今後につきましても、通行の支障にならないよう早期の対応に努めてまいります。 また、排水対策もその一部だと思うのですが、対策につきましても現状を確認し、現在、水がたまらないように部分改良に向けた概略設計業務を行っている状況でございます。部分改良につきましては、地元の意見をお聞きしながら、部分改良に対する整備の方針を定め、進めてまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  市長。 ◎市長(奥塚正典)  私のほうからまず冒頭、中西議員より本年度退職予定者へのねぎらいの言葉をいただきました。本当にありがとうございました。 今回は、中西議員からやり残した課題というようなことで御質問をいただきました。4年間本当に真摯にそして明るく活動なさっていらっしゃる中西議員の姿を私自身も見てまいりました。そういった意味でちょっと総括して私のほうから答弁をさせていただきます。 私も人口が減少いたしています中山間地域におけます不安の解消、それから地域の活性化につきましては、どういったことができるかということを常に考えながら事にあたっています。 例えば、御質問にありました耶馬溪公民館に関しましては、平成31年度の市政推進指針の中で、地域の拠点として防災機能や地域コミュニティの維持活性化に必要な機能を確保しつつ、老朽度合いや配置等も考慮した複合的な整備・更新を進めると明記いたしまして、検討を進めているところであります。 今後も行政運営にあたりましては、市全域をふかんする視点を持つ一方で、地域ごとの特性に配慮したきめ細かな対応を組み合わせまして、山国川上下流域一体の振興に努めてまいります。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  市長に答弁していただくとは思っていませんでした。大変うれしく思います。ありがとうございました。今後ともぜひ市長の生の声で答弁をいただけたらなと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 もう1件、この件について、多志田柿瀬線であります。同じ路線でありますが、中村集落にあります先般雨が降ったときに川に流れるように水路をつくっていただいてはいるのですが、1カ所どうしても道路を越して畑とか家のほうに水が入ってきて困るという方がいらっしゃいまして、「わしが生きちょう間にどげかようしてくれんじゃろうか」というお願いがありました。 それを受けまして質問なのですが、そういった感じのところ昔四、五年前ですか、岩屋地区で同じようなことがありまして、すぐ対応していただいた経緯もあります。ぜひそういった形で調査をしていただいて、畑を洗い流したり、家の中に水が入らない対応をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤野英司)  耶馬溪支所長。 ◎耶馬溪支所長(井手上謙一)  先ほども申しましたように、議員がおっしゃられる部分につきまして、私どもも承知してございます。 その中で現在、延長がものすごく長いものですから、すぐに取りかかって工事をするというのが、側溝も非常に大きくございます500センチメートルから600センチメートルございます。そういうことでございますので、長さも長いということで、一気にするというのがちょっと難しいという状況でございますので、今概略設計を出してどういうふうにしたほうがいいのか、あるいは地元にはどういうふうにしてもらいたいのかを聞きながら、設計を出していますので、今後また詰めていきたいと思います。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  それでは次に行きます。 タイトルはとても大きい、5年先を見据えた農業支援についてということです。しかし、何を言っても国・県の政策はほとんど変わりなく、補助の関係、機械の買い替えなどに対しましても補助金が少ない中であります。 そうしたことで、私はこの5年のうちにできることは何かないのかなというふうに思っていました。私も現在2町何反やっていたのが、7町に増えています、田んぼが。そうした中で水路を管理するのも1人でする水路が7本も8本もあります。そういったときに、原材料支給とかいう制度もあって、とても便利に思っているのですが、今だからこそこの農道とか水路の整備をやってほしい、この5年を見据えてやってほしいと思うわけです。 というのも、激しいところではもう85歳の方がまだ農業をしていまして、その方が5年たったら90歳ということなのですけれど、そういう方は元気なのでできるかもしれませんけれど、あと5年したら本当にもう荒廃地が相当増えてくると思うわけです。 おかげで、耶馬溪の下郷地区において、1カ所振興局の予算になるのでしょうか、水路の関係で五、六千万円の予算がついてやっとこの4年の中で1カ所だけ整備ができるような形になりつつあります。 ほかにも山移の原井集落とか、山移東の集落は平成24年の北部豪雨のときに、相当水路がやられていまして、だけど私のほうにも要望はあるのですが、もう一部の人からの要望に終わってしまって、みんながそこまで元気がなくて、お金を出すのならしなくていいというような感じになっているのが現状であります。 今そこら辺に手を付けていただいて整備ができれば、我々まだ60歳になったばかりで、大人の仲間入りということの中で、まだ10年、15年は農業もできるかなと思っていますし、その時期になってさあしようかといったときには、誰も手を出してくれる人がいないというようなことになりかねないのが現状であります。 そうしたことを見据えた中で、この水路の整備については各支所、特に田舎のほうはそうだと思うのですが、災害でやられたところの箇所、言ってこないから知らないということではなくて、この5年間に声を出していただいて、4月にある自治委員さんへの説明とかもうちょっと丁寧にして、「どんどん言うてきてくれ」と、「どげかするき」と言うような気持ちの中で対応ができないかどうか、言ってくるのを待つのではなくて、対応していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  それでは、お答えいたします。 中津市内の農地・農道・水路は、農家の高齢化や担い手の減少によって、その維持管理が大きな負担となっている地域が多く、特に中山間地域においては、その傾向が強い状況にあります。 市では、このような負担を軽減し、効率的で安全な作業環境を整えるため、国や県とも連携して計画的に事業化し、補助事業を活用しながら整備を進めています。また比較的小規模な整備に対しましては、修繕や地元への原材料の支給といった方法で対応しています。 事業の推進にあたっては、年度当初に自治委員に対して事業説明を実施しているところですが、今後は、地域で開催される転作確認説明会などの農業関係会議の場を活用して、農業従事者に対する事業周知の徹底や要望等の集約を図っていきたいと思っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  ありがとうございます。今言ったように、原材料支給という本当にありがたい事業があるわけであります。現在その予算、年間確か四百何万円ぐらいだったのかなと思っていますが、この額を増額してでも今のうちにできること、まあ、私も今、支所のほうに要望しているのは、水路がU字溝の入った水路であれば、目地埋めでよくなるわけですけれど、昔つくった何とも言えない水路は少々の生コンを持っていって打っても、漏って漏ってどうしようもならないということの中で、蛇腹のパイプをどうかならんかということでお願いしたところが、予算がもうないのですよというような話で整備ができません。 そういったことがすぐ解消できるようなもう5年間を見据えたではなくて、そういった予算は本当に必要なのでありまして、ぜひ増額というようなことはできないのか、400万円程度で推移していますが、「今の段階ではちょっと待ってください、今使ってしまうと誰が言うてくるかわからんけ、ちょっと困ります」というような回答で、事業するのにも気を使っているような状況であります。 今の時期にそういった整備ができていれば、「あんたちょっとつくってくれんかい」と言われて、全てができていれば、「はい、私がそんならしましょう」というようなことになるのかな。 そして、田舎は鳥獣害被害の防護柵をいっぱいつくっています。私の集落では中山間地域の個人配分をゼロにしまして、全てそのお金をイノシシ・シカのために田んぼに費やすということで、整備を徹底的にして、獣から米を守るというような柵をしています。ほかの集落においては、個人配分も半分ぐらいの配分をしているようでありますが、そういったお金も費やしながら頑張っている集落もあるわけでありまして、ぜひこの原材料の増額ということについて、考え方をお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  原材料支給の予算につきましては、例年、年度末には予算が不足をして、全ての要望に対応できていないといった状況がございます。 今後とも、意欲ある自治会や農家の方々の意向に添えるように、できる限りの予算の確保に努めてまいりたいと思っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  毎年足りないというのがもうわかっているわけでありまして、ぜひ、これは耕地課になるのですかね、ぜひ課長、要求を強く、課長は耶馬溪の人ですから、よくわかっていると思います。ぜひお願いしたいと思います。 それでは、最後に、市職員の管理職手当についてということで、2年前、総務部長が耶馬溪支所から本庁に帰ってきたときに質問をさせていただいたというふうに思っています。内容は、ほとんど同じことを聞きたいわけでありますが、打ち合わせのときに回答というか聞いたところが、余り変わったことはないようであります。 ただ、私が言いたいのは、支所と本庁で管理職手当が違うということが気に入らないわけでありまして、何が違うか、決して違ったことはないのではないかな。それは確かに重責を担った若手の課長、本庁にはいらっしゃると思います。私たちが見ていても、この人たちはおおごとだなあというふうに理解もしているつもりでありますが、支所全体と本庁全体を分けて差を付けるのはいかがかなものかな。 そうするのであれば、やはり人間というか、職員の皆さんを見ながら、この人は特A、この人はちょっと悪いけえB、この人はCとか、そういった体制でつくってくれるならまだわかりますけれど、支所と本庁というだけでこの差、年間に何万円になるのかちょっと計算はしていませんけれども、この考え方というか、聞いた感覚といいますかね。何ともばかにしているのではないかなという。今、職員の交流といいますか。人事交流、いろいろあると思うのです。耶馬溪に来たり、帰ったり、山国に行ったり、帰ったりという課長もいらっしゃると思うのですね。その人が旧下毛のほうの支所に行った時は管理職手当が下がるわけ。何かなるのかなというふうに思うのですよ。 そうではなくて、やはり、できる人にはできる手当を見てあげてもいいのかなと、私は思います。そっちのほうで差を付けられるのは仕方がないと思いますが、支所、本庁というだけでやるのはいかがと思いますが、お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  お答えいたします。 職員の管理職手当につきましては、平成28年度までは給料の10パーセント、定率制でございましたが、管理職の経験年数にかかわらず、職務、職責を端的に反映するため、平成29年度から定額制に移行したものでございます。その際、業務量や政策立案、そして決定など、事業推進の総括的立場を担う立場にあるかなど、総合的に勘案した上で手当額を決定してまいりました。今後も、議員の御意見も踏まえながら、職務、職責についてよく考えていきます。その上で、大幅な組織改編等により、管理職が担う役割や職責が大きく変更する場合など、見直す必要が生じた際にはしっかりと考えてまいります。以上です。 ○議長(藤野英司)  中西議員。 ◆26番(中西伸之)  ありがとうございました。今回、本当に、ローカル版といいますか、耶馬溪版で質問させていただきました。これも、私は一般質問で、こういう、担当課に行けば済むような質問は担当課で聞けばいいのだというのが、私の信念というか、今までずっとそう思ってやってきました。わざわざ、こういう大げさなところで小さい話をしてもいかがなものかなというふうに思って、そういう意味も込めまして、あまり質問もしてきませんでした。実は、しきらないというか、できないからしなかったわけですけれど。そういった形で、本当に、今回はわざとさせてもらったというのは、このくらいはできるだろうがという気持ちの中で、回答が返ってくるのがちょっと随分延びてきたような気がしました。 昔は、わかりましたと言って、しますって言ったら、すぐできていたような気がしました。それが、だんだん、だんだん遅くなってきたのかな。だけど、こうして質問してしまうと、ほとんど時期が過ぎたらできていたということで、私が一人で焦ったのかなというふうに今思っていますけれども、やはり、報告ですね。私が要望に対しての報告はすぐいただけるような組織になってほしいなというふうに思って、強いて、小さい小さい質問をさせていただきました。 4月、ぜひ、どうにかなって、再度、この場に立って、皆さんとともに中津市のことを考えていきたいと思っています。ありがとうございました。終わります。 ○議長(藤野英司)  ただいまより、「健康増進スタンドアップ中津」を行います。 御着席ください。 村本幸次議員。 ◆22番(村本幸次)  おはようございます。会派前進の村本幸次でございます。今回は、私にとって議員最後の一般質問にさせていただきます。 先ほど、中西議員が還暦という言葉を3回言われました。この中に、還暦の方が大分おられると思います。還暦を過ぎると、体のあちこちにいろいろな異常を出して、実際、皆さん御存じのとおり、議員の方26名で、2名の方が今入院されて、病と闘っている状況でございます。私ごとですけれど、ちょっと体のことを二、三分言わせて下さい。皆さんも十分気を付けてください。よろしくお願いします。 平成28年9月議会の一般質問で少しお話をさせていただきました。3年前の平成28年6月16日の一般質問2日目の昼休み12時20分頃、議員控室で休んでいる時、胸が痛み、冷や汗をかき、生あくびをしたので、同僚の前進の議員が大変だと救急車を呼んで対処してくれました。この議場から車椅子に乗り、エレベーターで下りて、担架に乗せられ、救急車で市民病院へ搬送されました。 はっきり覚えているのは救急車に乗るまででした。あとは意識もうろうとして市民病院へ到着後、すぐにCTや採血といろんな検査をして、急性心筋梗塞と診断され、すぐに処置をしてくれました。右腕手首からカテーテルを入れ、心臓の右側の血管、冠動脈が破れ、その血が詰まり、冠動脈を詰まらせたので、血管の中にステントを入れ、広げて、それ以上狭くならないように処置をしてくれました。詰まった血管の先の細かい血管の一部、壊死が進んでいた。もう少し時間がたてば心不全を起こし、生命が保証できない状態でしたと、あとで先生に言われました。 症状が起きてからわずか10分足らずで、すぐ動くことができない状態でございました。悪玉コレステロールが多くて、糖尿病の初期症状で、今後、食生活に気を付けること。先生が妻に告げた最大の原因はたばことはっきり言われました。血管がぼろぼろで冠動脈の一部が破れ、血管の中で血液が詰まり、それから先に血流が流れないため、心臓が悲鳴を上げ、心筋梗塞を発病した。たまたま、たばこは半年前、日に40本以上吸っていましたけれど、薬剤師にたばこは健康によくないと言われ、この際と思い、思い切ってやめていました。 心筋梗塞は治療法が進歩しているにもかかわらず、急性心筋梗塞では約30パーセントの人が死亡しており、その多くは発病後短時間の死亡で、命にかかわる病気の一つと言えます。心筋梗塞は多くの場合、その前の段階である狭心症の段階で治療すれば防ぐことが可能であると言われています。どうか、皆様も禁煙に努めること。このような体の症状を起こした時はすぐに救急車を呼び、対処することをお薦めします。私が、今回、議員を辞職、最大の原因の一つはそれでございます。常に、頭の片隅に症状が出ないかって不安でなりません。先生に言わせれば、ストレスが最大の原因でありますので、ストレスから解放する選択肢を選びました。 さて、本題に入ります。昨年の6月議会で、再犯防止推進計画について質問いたしました。平成29年12月25日の再犯防止推進計画の閣議決定を受け、地方公共団体も地方再犯防止推進計画を定める努力義務がうたわれたことから、推進計画を策定する予定はと質問いたしました。答弁として、現時点では、県下、市町村も策定していません。県では、平成30年度中に策定に着手するとの答弁でした。そこでお聞きします。平成30年度も1カ月余りとなりました。その後、大分県においての現在の進捗状況はどのようになっているか、お聞きいたします。あとの質問は質問席にて行います。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  それでは、お答えいたします。 平成30年度末までの完成に向けて、現在、策定中であるというようにお聞きしています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  村本議員。 ◆22番(村本幸次)  平成30年度も1カ月ですので、当然、県からも通知があったものと思います。ところで、3月中に、県からの市へ策定してくださいとの意向があると思いますので、行政としての役割をどのように考えているか、お聞きいたします。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  市民が、犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会の実現を図ることは最重要課題の一つであるということは言うまでもございません。市といたしましては、国や県並びに更生保護活動に従事されます保護司の皆様方や民間企業等と協働で、犯罪や非行をした人への各種支援を行い、「安全安心なまちづくり」、「暮らし満足No.1のまち中津」の実現に向けて、引き続き努めてまいりたいと考えています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  村本議員。 ◆22番(村本幸次)  最近、テレビの報道番組等で毎日のように残酷な殺人や我が子を虐待で死亡させる等、マスコミを騒がせています。 赤ちゃんの誕生は、母親にとって命がけでお産をしています。しかし、どこかで歯車を狂い、人間としての自覚を失い、犯罪等に手を出し、少年院や刑務所に入所されます。犯罪した者等が、犯罪の責任者等を自覚すること及び被害者等の心情を理解すること並びに自ら社会復帰のために努力することが再犯の防止等に重要である。犯罪をした者等の多くが、定職、住居を確保できない等のため、社会復帰が困難なことを踏まえ、犯罪した者等が社会に孤立することなく、国民の理解と協力を得て、再び、社会を構成する一員となることを支援する。 私は保護司の立場で、昨年10月に、北九州自立更生促進センターに視察に行きました。自立更生促進センターは、仮釈放を許された人等の再チャレンジの場でございます。センターに宿泊し、保護観察官が行うきめ細やかな指導や支援を受けながら自立・更生を目指すものです。入所者としては、仮釈放者等の成人男性で、刑務所を出所しても、家族や親戚のもと、更生保護施設などの帰る場所がない人のうち、自立・更生しようとする意欲が高い人から入所が選ばれます。入所期間は、原則として3カ月でございます。センター退所後に自立した生活を送るためには、入所後、すぐに仕事に就いて真面目に働くことで、規則正しい生活リズムを身に付け、自立のためのお金をためることが重要でございます。 センターでは、協力雇用主、犯罪前歴をわかった上で雇ってくれる事業主でございます、や公共職業安定所の支援を受けながら仕事に就きます。自立に向けて入所後、3カ月をめどに仕事を続けて、ためたお金をもとに退所後の住居と仕事を確保して、生活の見通しがたった段階でセンターを退所します。退所後は、刑期が満了するまで、引き続き退所後の住居で保護観察を受けることになります。 このように、犯罪した者等の円滑な社会復帰を促進すること等により、再犯防止等が犯罪対策において重要であることを鑑み、再犯の防止等の施策で基本となる事項を定めることにより、再犯の防止等の施策を総合的かつ計画的に推進し、もって、国民が犯罪によって被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的としています。中津市も県の再犯防止推進計画が策定されたのち、市町村に通達があった場合は、中津市も早急に実情にあった施策を策定してください。犯罪者が二度と犯罪を起こすことなく、社会復帰のお手伝いを支援してください。よろしくお願いします。 次の質問ですけれど、市民との対話についてお尋ねいたします。 市では、大型公共施設などを建設する際、計画の段階から地元説明会や対話集会を開き、広く市民の皆様の声を聞く機会を設け、計画に反映させている。事業計画の策定段階から参画できるよう努めている。ふれあい出前講座では、市民の皆様が聞きたい、知りたい内容を中津市が行っている行政メニューの中から選んでいただき、市の職員が市民の皆様のもとへ出向き、事業の説明や施策の取り組みなど話していますが、出前講座での件数と事業内容をお聞きいたします。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  では、ふれあい出前講座の件数と事業内容についてお答えいたします。 ふれあい出前講座は、市民の皆さんが市の事業や施策の取り組み等に関し、知りたいことを各担当課長が講師となり、各地域に出向き説明を行うもので、平成13年1月から実施しています。対象は、中津市内の職場、学校、子ども会、サークル等、おおむね10名以上で構成された団体やグループです。 毎年6月に、市報やホームページで、当該年度の講座内容や申し込み方法について周知を図っており、平成30年度については全57講座を用意しています。講座内容は、市政全体にかかわるため多岐に渡りますが、例を挙げますと、市税の概要、移住及び定住促進について、地域福祉計画・地域福祉活動計画の推進状況について、介護保険制度について、消費者講座、支所ごとの地域振興について等があります。 比較的受講希望の多いものとしましては、近年の自然災害や犯罪への備えから防災や防犯にかかわるもの、税や保険、健康に関するもの等、市民生活に日々関係するテーマに関心が高いと感じています。平成30年度の実施状況についてですが、平成31年2月時点で23件の申し込みを受けています。今後とも、市の事業を広く市民の皆さんに知っていただくため、さらなる周知や市政の状況を踏まえてのメニューの見直し等、事業の充実を図ってまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  村本議員。 ◆22番(村本幸次)  ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。 次の質問、最後の質問になりますけれど、地域への貢献度についてお聞きいたします。普通、定年は60歳で、年金は65歳から受給ですので、60歳から5年間は何らかの職に就き、生活費の足しとして働いているのが現状と思われます。戦後のベビーブームと言われた世代、いわゆる、団塊の世代が75歳以上になる2025年には、介護される人は増え、介護する側の人が減るという極端な介護不足の時代がやってきます。 中津市としても、介護予防事業の一環として、平成24年度より、高齢者のボランティアサポート事業を実施しているが、ボランティアの担い手不足が生じている。シルバー人材センターにおいても、雇用の確保、会員数の伸び悩みに元気な高齢者が労働力の一躍を担う存在として活躍できるよう、高齢者が気軽に立ち寄り、雇用や就労の相談ができる体制づくりに取り組む必要がある。就労と並んで高齢者の活躍が期待される地域活動やボランティア活動の参加状況を見てみると、内閣府の平成23年度高齢者の経済生活に関する意識調査によれば、60歳以上の高齢者のうち、過去1年間に何らかの活動に参加した人の割合は47パーセント。そのうち、男性が51.5パーセント、女性が43パーセントでございます。 ボランティア活動の内容としましては、1番、自治会等の役員・事務局活動、自治会、町内会の老人クラブ、NPO団体等の役員等。2つ目として、地域の環境を美化する活動。3つ目、地域の伝統や文化を伝える活動。4つ、交通安全など地域の安全を守る活動。5つ、災害時の救援・支援をする活動。6つ、見守りが必要な高齢者を支援する活動。7つ、介護が必要な高齢者を支援する活動となっている。 私は議員を辞職しますが、交通指導員として毎月1日、10日、20日に、和田小学校の交差点で校長先生と一緒に、子どもの通学路の安全指導をしています。ほか、防災士、保護司としての地域貢献しています。また、昨年の4月に、多面的機能支払交付金を利用して、各活動組織の農業者や非農業者など連携して田尻地区の農道、水路の路肩等の草刈りをして保全管理に努めています。そのため、地域コミュニティの強化や集落機能の維持にも効果を発揮しています。 そこで、今後退職される執行部の部長クラスにお聞きしたいと思います。第2の人生として、今までの行政での経験を生かし、それぞれの地域で活躍して、行政に対しても手助けとなり、また、地域との活性化に寄与してもらいたく、心意気をお聞かせ願います。順番としまして、商工農林水産部長から、次が上下水道部長、それから、三光支所長、それから、山国支所長、それから、消防本部消防長、それから、消防本部次長、それから、会計管理者からよろしくお願いします。現在お住まいの校区から述べてください。簡潔によろしくお願いします。 ○議長(藤野英司)  村本議員。現在のお住まいの校区まで言わなければいけないですか。 ◆22番(村本幸次)  それは結構でございます。 ○議長(藤野英司)  十分、答弁に気を付けて。第2の人生、個人的なことですので、心意気だけの分で答弁をお願いいたします。一般質問の答弁に合うような答弁をしてください。 商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  それでは、まず、私のほうからお答えさせていただきます。 私は、このたび定年退職を迎えます。これまで議員の皆様方には大変お世話になりました。ありがとうございました。私は、昭和57年に中津市役所に入庁いたしまして、37年間勤めてまいりました。入庁して最初の大仕事は庁舎の引っ越しでした。振りかえりますと、やはり、目標を達成した喜びとか、楽しく仕事をした思い出といったものもありますけれども、やはり、その裏には、苦労したこととか、悩んだこととかいったことがたくさんございます。この37年間の仕事に自分は育てていただいたというふうに思っています。 これからは、中津市や地域のために恩返しをしたいと思っています。個人的には、長く中津祇園にかかわってきました。13年程前から住んでいる地域を代表して神社の総代も務めさせていただいています。今後もいろいろな意味で地域に貢献できればと思っています。今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(藤野英司)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(江本鉄男)  退職後の地域への貢献、心意気についてということでございますけれど、これまで私の住んでいる地域におきまして、できる限り安全パトロールやお祭りに参加して、また、地域でのスポーツを通しての交流、水路の清掃、農道の草刈りなどに携わってきています。3月末で定年退職を迎えますが、37年間の公務員生活におきまして多くの人と出会い、また、いろんな経験、勉強をさせていただきました。 4月以降は、まだまだ現役として働いていく予定でございますけれど、退職後は、これまでの経験を生かし、今まで以上に自分にできることがあればお手伝いをさせていただきたいというふうに思っています。どうも、皆さん、いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(藤野英司)  三光支所長。 ◎三光支所長(山本孝明)  退職後の地域への貢献ということでございますけれども、三光支所長の経験者として御意見いたしたいと思います。 今、三光地域は、東九州道の開通や、3月3日には中津日田道路の中津インターから田口インターまでの開通が予定されています。また、従来からの生活インフラの各種整備によりまして、地域住民の生活環境がかなり整ってきたのではないかなと思っています。しかしながら、一方で、過疎化は、やはり、歯止めがかかっていませんで、限界集落もたくさん見られます。したがいまして、今後も、地域全体が住みよい地域となりますように、いろいろな面で、できる限り協力してまいりたいと思っています。長い間、ありがとうございました。終わります。 ○議長(藤野英司)  山国支所長。 ◎山国支所長(古西譲司)  それでは、私のほうから答弁させていただきます。 実は、私も30年度は地域の役員をしています。その前に、私、山国支所長ですが、出身は旧中津市の出身になります。地域の実情、自分が住んでいる地域の状況は大変よくわかっていると思います。今後も、行政マンとして、私、42年間勤めましたので、その経験を生かし、一般市民として、今後は、地域の行政と地域住民のパイプ役として何らかの形でお役に立っていきたいと思っています。 そして、最後の2年間、山国支所のほうに勤務させていただきました。思い出に残る山国町ですが、今、先ほど、三光支所長が言ったように、やはり、人口減少、高齢化等いろんな課題があります。その中で、私も昔からスポーツの指導者としてボランティア活動を行っています。これを通じて、山国町のほうで、やはり、スポーツ振興を何らかの形で、今後も地域の活性化に向けてお手伝いはしていきたいと思っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(矢野朝仁)  私は、中津市役所に奉職以来、41年間、最後は消防長として微力ながら、中津市民の皆さんの安全・安心を守る仕事に最前線においてかかわらせていただいたことを大変誇りに思いますし、心から感謝を申し上げます。私は引退しますが、我がチーム消防中津は、これからも常に万全の体制を備え、市民の皆さんの期待に応えてまいりますので御安心をいただきたいと思います。これまで議員各位をはじめ、多くの関係者の皆様にお世話になり、御礼を申し上げます。 第2の人生についてですが、私は、入所の際の心構えとしまして、青年よ、地域の貢献者たれという尊敬する師匠の言葉を胸に、仕事は一生懸命に、そして、余暇時間は野球や剣道、ボランティア活動、地元の祭り、行事等、積極的に参加してまいりました。特に、地元地域の鶴市祭では、ここ数年、傘鉾の引き手がなく大変苦慮していましたので、区長と相談し、鶴市巡行隊を設立いたしました。現在、30人以上が登録してくれ、巡行隊長としてお世話をさせていただき、新しい出会いをつくりながら、毎年楽しくお祭りに参加し、大変喜ばれています。 退職後も、これまでとかわらず地域の中で皆さんと仲よく、そして、楽しみながら地域活動やボランティア活動に携わりたいと思っています。お世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(藤野英司)  消防本部消防次長。 ◎消防本部次長(白木原和人)  私は、消防署で37年、消防員として勤めてまいりました。入った時は、やはり、住民の方の生命、身体、財産を守るということで一生懸命やってきて、現場活動を35年、行ってまいりました。次長として、2年間、この場に出席させていただきました。皆さんの御意見、いろいろ伺わせていただきまして、参考になる点が非常に多かったです。ありがとうございます。また、消防も、これから、若い職員たくさんいます。みんな頑張って、今、やっていますので、消防のほうも皆さんの御理解いただいて、大変ありがたく思っています。今後とも、消防のほうをよろしくお願いします。 それから、地域の貢献ということですけれど、私も若い頃から、農業を親父がしていて、自分もまだ土地が残っていますので、農業の手伝いをするとか、地域の道路掃除とか、溝掃除というのは、若い時からずっと携わってきました。ぜひ、また、そういうところも整備を、これから自分がする。まだまだしないといけないと思いますので、そういう所の整備もまた、議員の皆様、よろしくお願いしたいと思います。 そのほか、村の行事とか、そういうのはずっと今までどおり携わってきましたので、今後もやっていきたいと思います。また、消防で培った防災とかそういうところを地域のために、また、今後のために生かしていきたいと思います。ありがとうございました。以上です。 ○議長(藤野英司)  会計管理者。 ◎会計管理者(為末奈津美)  退職後のことでございますが、大変おこがましいようですが、地域の皆様に恩送りをしなければならないと思っています。一女性として、子どもを産み、育てながら仕事を続ける中、未熟な親であった私は、さまざまな面で地域の皆様に助けていただきました。本当に深く感謝申し上げます。 今後は、地域の一構成員として、私がサポートする側に回り、皆様のおかげで培うこともできたスキルで、私が受けた恩を次の世代に送っていく恩送りを始めなければならないと思っています。皆様、どうもお世話になりました。 ○議長(藤野英司)  市長。 ◎市長(奥塚正典)  村本議員には、退職予定の職員に、自らの体験を語りながら、本当に御人柄があらわれた暖かな質問をいただきました。また、アドバイスもいただきました。ありがとうございます。私は、政策市役所、と同時に現場市役所だということを職員に言ってまいりましたけれども、今回、退職予定の各部長、職員は、本当にその精神で仕事をやっていただいたなというふうに思っています。 これから、市役所は退職するわけですけれども、彼らの思いの中には、この中津市に対する思い、そして自分が住んだ、あるいは自分が育てられた地域に対する思いが深いのではないかなというふうに思います。これからあとも、市民の皆さんと一緒に連携していただいて、地域に帰って、今までの知見、経験を存分に生かしていただいて、頑張っていただくことを首長として切に期待をしている次第であります。また、議員各位、そして、市民の皆さんも、これからあとも、どうぞよろしくお願い申し上げます。以上です。 ○議長(藤野英司)  村本議員。 ◆22番(村本幸次)  大変ありがとうございました。今、皆さんの話を聞いて、地域に火が消えないなと思いました。私も頑張りますので、どうぞ皆様方も、また、辞められる議員の方もおられると思いますので、どうぞ頑張ってください。これから言うのは、以前相良議員から言われたことです。80歳の現役でも頑張っているということで、少ししゃべらせてください。 一昨年、総務消防委員会で徳島県上勝町へ視察に行き、おばあちゃんたちが葉っぱビジネスで年商1,000万円を稼いでいると、平成24年に、テレビや新聞などでたびたび取り上げられ、「人生、いろどり」として映画にもなりました。それより、一年前の平成23年には、NTTドコモがタブレット端末で葉っぱの注文を受けているおばあちゃんたちの映像を流して話題になりました。人口は約1,900人。小さな町でございます。株式会社いろどりという第3セクターがある。この会社は、地元産のカキの葉やモミジなどで都市部の料理店向けに販売している。例えば、生産農家の女性は、83歳の人でも器用にパソコンを操作して、自分の商品が幾らで売れたかを画面で確認して、明日の出荷数量を幾つにしようかと工夫している。80歳でも年商350万円は稼ぐ。世の大半の80代の人が年金収入しかないのと対照的だ。このような優秀な生産農家に支えられ、会社もしっかり黒字を出し、毎年成長を続けている状況でございます。 また、平成26年4月にオープンした道の駅ですが、設置内のJA大分直売所のレジ通過者が、昨年の10月に、250万人に到達いたしました。来場者、売り上げともに県内トップであり、九州、山口の道の駅ランキングでも毎年上位にランキングするなど、高く評価されています。特に、土曜日、日曜日、祭日には、県外ナンバーの車で、ガードマンにて車の誘導をしている状況でございます。 生産者は、野菜を出荷した時に、午後3時にメールで売れた数量と金額が送信されます。また、その日の夜、7時に最終数量と金額で明日の計画を立てています。出荷している人の大半は65歳以上の高齢者でございます。恐らく、その人たちは年金生活だと推測いたします。自分で苦労してつくった野菜を自分で値を決め、午前7時から9時の間に出荷したら、JAの職員が店頭に配列します。自分の野菜を自分で値を決め、消費者が買ってくれることが大変うれしいことでございます。ほかの人より高かったら買わない。安かったら売れますが、人並みにそろえないと他の人に迷惑をかけます。今日は、みんなで幾らになった。明日の出荷の励みになります。 私も、これから、毎日が日曜日になるので、家庭菜園に励み、また、地域でもコミュニティを大事にして、余生を過ごしたいと思います。議員として8年間、勤めさせていただき、人生で一番充実した日々を過ごしたことに、議員の皆様、また、執行部の皆様、大変お世話になりまして感謝申し上げます。議員はやめますが、地域に少しでも貢献できるように努めますので、今後、やめられる議員と執行部の皆様は、体に十分気を付けられ、地域のために頑張ってください。これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(藤野英司)  休憩いたします。午前11時25分 ○議長(藤野英司)  再開いたします。午後 1時00分 松葉民雄議員。 ◆8番(松葉民雄)  こんにちは。公明党の松葉でございます。市民の皆様からいただいた多くの要望や相談をいただき、その一部ではありますけれども通告に従いまして質問をさせていただきます。 1点目のため池の管理についてでありますけれども、市内にある多くのため池は、日本における農業用水の主要な水源として現在でも重要な施設であります。しかし、一方では、水田農業の衰退や都市近郊地域における都市化、山間地域における過疎化等により、ため池の改廃や維持・管理の粗放化が進んできています。本来、ため池は土堰堤による小規模な水利施設ではあるため、地震や台風等の自然災害に際して被災しやすく、また、ため池自身が豪雨等を契機として決壊すれば排水域を中心に水害をもたらす元凶ともなります。近年起こっている大規模災害におけるため池の災害も多発している状況です。 中津市内にも多くのため池があると思います。そのことを受けて、全国ため池緊急点検結果による内容も公表されたと思います。現在、中津市内のため池の目的別の箇所数を旧市町村別にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以下は、質問席で質問させていただきます。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  ため池の箇所数でございますが、中津市で把握していますのは、農業用ため池でございまして、数は合計で229個でございます。 旧市町村別の箇所数ですが、旧中津が72カ所、三光が65カ所、本耶馬渓では59カ所、耶馬溪が24カ所、山国が9カ所でございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。質問項目が多いので頑張ってください。 ◆8番(松葉民雄)  ため池の管理について、設置当初は水田等の用水目的として地域で管理していたと思われますが、近年管理が行われず、さまざまな問題が指摘され、地域の方より誰が維持管理しているかわからないと相談がありまして、危険でもあるため、所有者もしくは管理する団体などについてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  ため池の所有者につきましては、地域や土地改良区などの共有が多いのですが、その管理につきましては、ほぼ地元で行っていただいています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  ため池等による災害を受け、国が進めた総点検を行ったと思いますが、総点検の結果について危険なため池がなかったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  まず、平成25年から平成27年に大分県が実施いたしましたため池緊急一斉点検の結果によりますと、地震による影響を考慮し、整備の優先度が高いと判定されたため池が17カ所、早急な整備が望まれると判定された箇所が30カ所となっています。 また、豪雨による影響を考慮し、整備の優先度が高いと判定されたため池が3カ所、早急な整備が望まれると判定された箇所が31カ所となっています。 なお、国が平成30年7月豪雨を受けて実施した全国ため池緊急点検の結果、市内で点検を行った159カ所のため池のうち、応急措置が必要と判定された箇所はございませんでした。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  地震による早急な整備が望まれるため池と、豪雨による早急な整備が望まれる箇所、それぞれ30カ所以上あるということでありまして、管理者や地域の方が今後管理をしていくための費用や用途目的がなくなったため池の廃止費用について負担軽減策や補助事業等がありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  まず、堤体の草刈りなどの日常的な維持管理につきましては、基本的に地元での対応をお願いしています。 なお、堤体などの修繕・工事が必要な場合には、工事内容により、市もしくは県が主体となり修繕・工事を実施いたします。 また、ため池の廃止につきましては、実施用件を満たせば国の補助が得られ、県もしくは市が主体となり事業を実施することになっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  具体的な内容については、また時間がありませんので、今後要望がありましたら、ぜひ対応のほどよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、2点目に移ります。 これ、前回というか、前にも質問させていただきましたが、基金運用についてであります。中津市では平成28年以前は、基金の一部を5年国債などの利率の高い短期国債を満期保有することで運用収入を確保していたと聞いていますが、平成28年2月に日銀のマイナス金利導入後は10年の長期国債まで利回りがマイナスとなり、運用益の減少が見込まれるようになりまして、安全性と効率性の双方を実現するため、債券運用の先進事例を参考にして20年国債の長期債の購入などを視野に入れた運用環境が整えて運用しているということでございますが、その運用の取り組みについて内容をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  会計管理者。 ◎会計管理者(為末奈津美)  議員のおっしゃるようにマイナス金利の導入後には利回りがマイナスになるということで今までの国債運用では、運用益が出ないということになりまして、先進地事例を参考に工夫をしてまいりましたところで、規定を少しお伝えします。 中津市公金運用基準を改正し、購入する債券を公共債まで広げるとともに償還が20年までの超長期債まで購入可能といたしました。債権の購入は、財産になるため市長の権限でございますが、総務部長、財政課、会計課、会計管理者で構成されている公金運用委員会で方向性を出すことで、会計課での機動的な購入を可能といたしました。運用限度額を年間30億円と決めました。 基金現金の管理方法の変更を行いました。まとまった資金で市場の動向に即して機動的に運用するためは、基金ごとに分けて管理していた現金を一括して管理するように切り替えました。 それから、運用収益の配分方法と配分時期を取り決めました。満期のつど基金に繰り入れていた運用益を1カ所で受け入れ、12月1日付のそれぞれの基金残高で按分し3月補正に計上するという手法をとりました。満期保有を原則としながら、あらかじめ売却の基準となる利回りを定めておき、売却の場合は利回りが低下してきて決めた利回りに近づいてきたら、証券会社と指し値注文や相対取引を行い、債権の入れかえを実施してまいりました。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  その運用してきたことによった成果についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  会計管理者。 ◎会計管理者(為末奈津美)  成果でございます。 本年度も債券市場の動向を見ながら、取得、購入のことですが、と売却による入れかえを複数回行うことで収益の向上を図ってまいりました。4月から10月の間に6回に分けて45億円分の債券を取得し、その間、今度は6月から今年の1月の間に8回に分けて43億円分を入れかえるため、売却いたしました。その間は、30億円を越えない範囲で運用しています。 そのことにより、昨年度は前年度に比べて約1,000万円の増収でしたが、本年度は、さらに昨年度より1,500万円の運用収益が見込まれます。本年度の基金の運用収益は5,000万円を超える予定でございます。以上です。
    ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  大変すばらしい結果だと思うのですが、この取り組みによって成果が出たということですが、今後の方針についてどのように取り組まれるか伺いたいと思います。 ○議長(藤野英司)  会計管理者。 ◎会計管理者(為末奈津美)  今後の方針ですが、長期金利や短期金利の現在の水準や、日々の金利の動きを把握し、それぞれの金利の動きの背景を考えることを継続することで、個々の職員は自分なりの分析ができるようになり、無理のない運用を課全体で共有しながら行うことができるようになるため、現在、会計課では日経新聞朝刊のマーケット総合の記事から経済指標をボードに職員が順番に記入して市場の動きを掲示しているところでございます。 記入するのは、前日の日経平均、円・ドルの為替レート、長期金利の基準となる10年国債の単価と利回り、運用対象としている20年国債の単価と利回りでございます。 基金の運用は、特定の人だけで行うことでは継続しないと考えています。地方自治法に規定された「確実かつ効率的な運用」の範囲内を心掛けつつ、先進事例を取り入れるなどして、金利の水準や日々の経済の動きに関心を持ち、庁内で共有することができるようになれば、中津市独自の工夫した債券運用を確立することができると考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  今回、会計管理者に頑張っていただいて退職もされるということでありますけれども、この取り組みを続けていかれるということなのですが、この組織体制について今後どういうふうに考えられているかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  会計管理者。 ◎会計管理者(為末奈津美)  基金運用は、資金管理の透明性を確保するために選択責任と説明責任やリスク管理が重要となります。庁内で意識を共有しながら、効率的な運用方法を提案していきたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  ぜひ、この運用がリスクがあるということではなく、しっかりとした取り組みができれば市民にその還元ができるという意味で、しっかり取り組みをしていただければと思います。 それでは、次に移ります。 子育て支援についてですが、政府では教育無償化の関係閣僚会議が行われ、幼児教育・保育の無償化が実施されるということで、大変喜ばしいことでありますけれども、子育て世代のお母さんより、待機児童が発生するようなことが起きないか、問題が起きないかということで心配する方がいます。そういう中でこの無償化による影響がないか、またその影響と対策をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  福祉部長。 ◎福祉部長(吉富浩)  幼保無償化の影響と対策ということで御答弁させていただきます。 幼児教育・保育の無償化につきましては、平成31年10月より実施予定です。内容につきましては、3歳から5歳は全員無償化、ゼロ歳から2歳については住民税非課税世帯が無償化となる予定でございます。 実施に伴う影響につきましては、昨年10月1日現在において、3歳から5歳の人口に対しての現在の入所率は93.3パーセントと高くなっています。またゼロ歳から2歳の人口に対する入所率につきましては54.7パーセントですが、そのうち住民税非課税世帯の割合は9パーセントとなっていますので影響については少ないものと考えています。 対策としましては、これまで子ども・子育て支援事業計画に基づいて、平成27年度から平成30年度の4年間で、認可外保育施設の新規認可、保育施設等の施設の建て替え、増築、その他保育士の確保等により640名の定員増を行い、現在、公立幼稚園を含め合計3,686名の定員ということになっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  心配ないということであろうと思いますが、特に保育士不足も心配される中で、ゼロ歳から2歳児の方の保育については、非常に大変ではないかという思いがあります。今回、非課税世帯ということが無償化されているわけですが、このゼロ歳児、2歳児の保育に関しては問題がないかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  福祉部長。 ◎福祉部長(吉富浩)  先ほども申し上げたが、計画に基づいて定員の増を行ってきた結果、平成29年、平成30年のそれぞれ4月及び10月において待機児童は発生していません。 また、現在調整中ですが、平成31年4月1日においても待機児童は発生していないという見込みでございます。また、無償化による10月以降には申し込みが増えるということが予想されますが、しっかり受け入れができるように対応してまいります。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  ぜひ、入れないということのないような取り組みをしていただきたいと思いますし、特にたくさん、多子世帯、子どもさんがたくさんおられる方、特に兄弟が多い場合に同じ保育所に入れないと、なかなか大変でありますので、この点もぜひ考慮していただきたいと思います。 次に移ります。 4点目ですが、スポ-ツ振興についてであります。スポーツ振興について、生徒数が減少している学校において、少人数で練習や大会等に参加できず、活動できないようなクラブがあるというふうにお伺いしていますが、この問題について教育委員会としてどのような取り組みをしているかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  生徒数の減少で部活動の工夫ということでございますけれども、部は存続しているのですが、部員数が足りず、単独のチームとして大会等に参加できない学校においては、中学校体育連盟主催の大会をはじめ、各種大会の規約に準じて、複数校合同チームとして大会の参加が認められています。合同チームを組んでいる学校は、平日はそれぞれの学校で練習をし、土日を利用して合同チームとしての練習や練習試合、大会等に参加しているところです。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  この取り組みは、各学年ごとによって生徒数が変わっていくわけですので、しっかりその対応はお願いして、よくそういう生徒もしくはその保護者の声を聞いていただきたいなと思っています。 そういう中で、私自身も要望として聞いたのが、フットサルという普通のサッカーで組むのは人数が足りなくて、なかなかそのチームが編成できないという中で、フットサルの要望が多く、またされている方がいるということで、この市民の方からその練習会場が確保できないので、何とかならないかという要望をいただきました。使用できる施設の説明と、その内容について、また今度、新たに使用できるような施設ができないかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  ではお答えいたします。 現在、市内体育施設等では、フットサルの練習や試合を行えるのは、屋内施設では禅海スポーツセンター、耶馬溪海洋センター、コロナ運動公園の体育館となっています。 また、屋外施設では、三光総合運動公園、天然芝です。それから禅海ふれあい広場、人工芝に専用のゴールがあり、利用可能となっています。 フットサルについては、少人数で手軽にできる人気のスポーツとなっており、屋内施設での利用要望も高いと把握していますが、競技の特性上、壁やドア、またガラス等の破損が考えられますので、現在防護ネット等を整備した施設のみの利用とさせていただいています。 今後は、中津市サッカー協会とも連携し、利用者ニーズを把握し、旧中津地区の屋内施設においても利用できるよう整備を検討していきたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  ぜひ、そういう体育館を使用する意味で傷付くということで、余り利用できないというようなことがあるというふうに聞いていますが、そういう防護をしっかりして、気楽に使えるような取り組みをして、今大分県内では、別府市とか日出町とか、大分市内で試合とかありますけれども、中津市内でも試合等がしっかりできるようなことに取り組んでいただきたいという思いでいますので、ぜひ協会とも連携しながら進めていただきたいと思っています。 次に移ります。 鳥獣被害対策について質問させていただきます。鳥獣被害対策について私自身が夜、地元で運転していると、シカやイノシシなど普通に遭遇することがあります。過疎地などの農地において、鳥獣被害が深刻でありまして、この問題に対応していただいている猟友会の皆様も高齢化が進んでいまして、今後の対応が心配でございます。そこで猟友会の推移と活動内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  中津市猟友会は、旧市町村単位の猟友会が合併して平成25年6月に設立されました。設立当時の会員数は233人で、現在は208人と減少傾向にあります。猟友会の事業といたしましては、鳥獣保護活動や技術、法令研修、有害鳥獣捕獲活動などを行っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  有害鳥獣捕獲の内容と実績についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  有害鳥獣捕獲につきましては、中津市鳥獣被害防止計画に基づきまして、目標とする捕獲数を達成するため、班編成による捕獲活動を行います。この班編成につきましては、人員の確保が見込める中津市猟友会に依頼していまして、銃器での捕獲全12班、わなでの捕獲全22班を編成し、被害常襲地域において捕獲活動に従事していただいています。 平成29年度の捕獲実績は、イノシシ1,204頭、シカ2,648頭、サル5頭、アライグマ160頭、タヌキ134頭、アナグマ297頭、カラス760羽、カワウ6羽となっています。 また、平成29年度の有害鳥獣被害額は1,198万7,000円で、前年度より115万1,000円減少していまして、近年減少傾向で推移しています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  中津市として補助対策として防護柵を設置してきていますが、実績も上げてきた中で、当初ですけれども、早く設置した方の中でのり面を掘って、防護柵の下から入られて被害を被っている田んぼが多くて、たまたまその地権者の方のお話を聞いていたら、その補修をするのが大変ということをお聞きしました。ただでさえ、今過疎地域における農業従事者、高齢化が進んでいる中で、その中でも必死で地域の農業を支える意味で頑張っている。そういう方が、本当にこの補修する取り組みが非常に大変な中で、市として保護をする、要するにのり面、保護柵をそういう防護するような対策ができないかということで御要望があるのですが、それに関して市としての対策をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  防護柵の補強対策でございますが、中津市では、平成17年から集落単位での防護柵の設置を進めて、平成28年度をもって要望箇所の全部を完了しています。補助要件として、機能保持のための補修などの管理を設置者が行うこととしています。 補助事業で整備した防護柵の管理につきましては、設置者においてそれぞれの農地等の状況に応じた補修方法を取っていただいていまして、防護の機能が保全されるよう指導しているところでございます。 また、小規模な農地での個人単位の防護柵設置についても、補助を継続しており、こちらについても設置者が管理することとなっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  まあ、そうなのでしょうが、本当に防護柵も老朽化してきていますので、市としての対応もしていただきたいと思っています。 続きまして、カラス被害対策についてですけれども、地域によってはカラスが異常繁殖している地域がありまして、それも何か1カ所ではないらしいのですけれど、転々と移動するみたいです。そのカラス被害が非常にあるということで、その対策として市の取り組みについてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  商工農林水産部長。 ◎商工農林水産部長(直田孝)  カラス被害対策ということでございますが、カラスが大群になって飛来する習性は、一時的なものとそうでないものがあります。見分けは困難でございます。一時的なものでない場合には、近くに餌場があるということになりますので、その原因の解消にあたっては、必要に応じて地区住民や保健所などと連携して対応しています。 カラスの被害対策としては捕獲を実施しますが、住宅や道路等がある地域では、威嚇や銃器使用が制限されるため、わなでの捕獲が主体となります。わなでの捕獲を拡大するため、市ではカラス専用の捕獲機材を購入し、捕獲班に貸し出しを行っています。現在、捕獲機材を6台所有しており、今年度中には4台追加して10台とする予定であります。捕獲数は、平成25年度が50羽であったものが最近は700から800羽程度と効果が上がっています。今後も順次導入を進めていきたいと考えています。 捕獲報奨金につきましては、一羽2,000円で、平成29年度の実績は約150万円となっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  カラスが近づかないための啓発もぜひ進めていただきたいと思います。また、こういうこと事態を知らないこともありますので、こういうことの内容もしっかり周知をお願いしたいと思います。 それでは、6点目に移りたいと思います。 長者屋敷官衙遺跡についてであります。長者屋敷官衙遺跡は、残存状況が良好であり、古代郡役所ということで、正倉の構造と変遷をたどることができまして、古代国家の地方支配体制を具体的に示す遺跡として重要であるということが高く評価され、平成22年、国の文化審議会から文部科学大臣に対して答申が出され、新たに国の史跡として指定されることになりまして、中津市の国指定史跡としては、福澤諭吉旧居に次いで2件目ということになっています。官衙遺跡としての県内初めての国指定となり、将来は長者屋敷遺跡を国指定史跡公園として整備するということになっているのですが、当初計画から変更されたというふうにお伺いしていますが、その内容について今後の計画、今の状況で見ますと、地域の方から冬場特に薄暗い中で防犯的にも非常に怖いとか危険であるとかいう声も聞いていますので、この対策をいつ、どのようになされるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  では、長者屋敷官衙遺跡の今後の整備計画についてお答えいたします。 国史跡長者屋敷官衙遺跡は平成25年度に整備基本計画を策定し、26年度に基本設計、27年度から28年度に実施設計を行いました。当初計画では整備事業費7億5,951万円で基本設計に沿った整備を行う予定でしたが、平成28年度に計画の見直しを行った結果、工事をⅠ期、Ⅱ期に分け、Ⅰ期工事は国指定史跡の最小限の保存事業のみ実施し、建物の復元など活用事業は延期となりました。 これまでにⅠ期工事として、国史跡であることを示す標柱設置、史跡のある土地の環境をよくするための排水工事やのり面工事を実施しました。今後は造成工事や看板設置などを行い、平成35年度にⅠ期工事終了の予定となっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  この市報なかつに出ている内容で検討後のイメージ図があるのですが、今この施設の境界の外になるのかもしれませんが、空き家がございまして、その周りに何と言うか、立木が茂っていて、非常に薄暗い中で危険ではないかという声がありまして、ここの整備を当初する予定だったのが、今後その箇所については早期に何かその対策をできないかということでお声があるのですが、この件についてはどうなりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  空き家の件の前に、先ほど議員、街灯のこともおっしゃいましたので、すみませんお答えできていませんでしたので、先に街灯のことからお答えさせていただきます。 長寿屋敷官衙遺跡は国指定史跡であるため、専門家による委員会及び文化庁の指導を受け整備計画を策定し、整備事業実施にあたっては文化庁の許可を得て補助金を受け工事を行います。工事の内容については、文化財保護法第125条第1項の規定よって許可を得る必要があります。よって照明についても、国史跡としての理解を妨げない形状、本数、史跡への影響を考慮した設置方法等の規制を受けることとなります。現状では、Ⅰ期計画に照明の計画は入っていないところでございます。 それから、空き家のことについてですが、当初の整備計画では、空き家のある土地を買い上げ、史跡のガイダンス施設を建設する予定でありました。しかし、先ほど申し上げました全体計画の見直しを行った結果、Ⅰ期工事の計画にはガイダンス施設建設及び当該地の買い上げは入っていません。以上です。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  まあ、いつになるかわかりませんが、早くそれは担当課の領域ではないのかもしれませんが、できるだけ早く、そういう対応をしていただきたいと思っています。 それでは、最後の項目です。 さまざま地域によって違うのですが、大木がそれが自然木というか雑木であったり、スギ、ヒノキであったりとか、さまざまあるのですが、それが巨大化というか大きくなり過ぎて非常に地域によっては危険であるという声をたくさん、あらゆるところでお聞きして対応できないかという要望をいただいています。 特に、近年そういう台風や豪雨などの災害が多くなってきていまして心配される状況であります。この災害等により、被害を受けた隣接所有者がつい最近でも隣の土地から立木が倒れて、家屋の被害を被ったりとか、またその被りそうであるので何とかしてほしいけれども、隣接者も対応できないというような声もたくさん聞いていまして、これは民間の問題であるというだけでいけば、それが放置されることによって危険度もどんどん増していくわけでありまして、これは何らかの形で行政もかかわらなければいけないのではないかという思いがしていまして、この関係については市としてどのように対応しているかお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  では、お答えいたします。 市では、中津市環境美化に関する条例で規定していますように、土地や樹木の所有者による管理を原則としています。 生活環境課では、市民からの苦情や相談に対しては、相談内容を把握した上で現地を確認したり、関係課との協議、また必要に応じて文書での通知や依頼などの対応を行っています。今回は、土地・家屋・樹木につきましては、財産的要素が強いことから、現状では市での対応は難しいものと考えています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  これは林業水産課であったのですけれど、スギ・ヒノキであれば傾斜角の問題とかで県の補助を受けられて100パーセントの補助でできるというような対策もあるのですが、今後、これは過疎地域においては、本当に切実な問題として多くそういう心配される方が増えてきているのですね。隣接もいない、もう空き家だったりだとか、そういうこともこれから多くなってきています。ぜひこの問題、市としてもしっかり考えていただけないかという思いがしています。ただ単に民間同士の問題だけでは解決しないのではないかと思うのですけれど、何かそういう私自身も、いろいろ全国的にもそういうのがないか調べたかったのですが、時間等もなかったのでわかりませんが、もう一度、この問題について対応できないかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  先ほど御答弁いたしましたが、現状では難しいと考えていますが、住民の皆様の家屋や生命に危害や危険が及ぶ場合には、その状況やまた現地を確認させていただきたいと思いますので、生活環境課のほうへ御一報いただいて、何らかの対応できればというふうに考えています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  松葉議員。 ◆8番(松葉民雄)  はい、わかりました。ちょっと、急ぎ過ぎて終わりました。すみません。 ○議長(藤野英司)  松葉議員、スムーズな進行に御協力ありがとうございました。 ただいまより、「健康増進スタンドアップ中津」を行います。 御着席ください。 草野修一議員。 ◆25番(草野修一)  皆さんこんにちは。会派前進の草野修一です。傍聴の皆さんお疲れさまです。ありがとうございます。 今定例会の一般質問も私で16番目、最後から二人目になりました。長老が控えていますけれども、午後の心地よい時間帯になりましたが、しばし御付き合いを願いたいと思います。 それでは、今回は2つの項目で質問させていただきます。 1つ目は、まさに中津市政の根幹であります、「なかつ安心・元気・未来プラン2017」の政策タイトルであります、暮らし満足No.1についてお尋ねいたします。まず、政策の目指すものは。 それから(2)の暮らし満足度の基準は、を一緒にお伺いいたします。 今議会の初日、市長の議案説明の中にもありましたが、総合計画3年目を迎えて、この政策も着実に推進されており、平成31年度予算案においてもこの政策実現のための予算が数多く盛り込まれているとの説明でありました。そのことは、私も予算案を見て実感しているところであります。 この計画の中で中津市の将来像と基本目標が、「暮らし満足No.1」。「安心づくり」、「元気づくり」、「未来づくり」と3つの目標を掲げているわけですが、この施策の目指すもの、そしてこの施策を実行していく上で、市民が受ける満足感というものをどのようにして行政が受けとめていくのか、その満足度の基準を何に置くのか、いかにしてはかるのかについてお伺いいたします。 あとの質問については、質問席からお伺いいたします。 ○議長(藤野英司)  市長。 ◎市長(奥塚正典)  草野議員の質問にお答えいたします。 地方の多くの自治体が本格的な人口減少局面を迎えてまいりました。この中津市は人口減少を最小限に抑えていまして、一例に、合計特殊出生率も高く、そういった意味では出生率も維持している、もちろん出生数の維持ということも大切でありますので、そういった状況もございます。また、高速交通網の整備の進展に併せまして、企業立地件数等も好調に推移しているということであります。 しかし、長期的には人口減少をしていくことには変わりはなく、これからも今ある元気を維持していくためには、中津市の持つ強みをさらに生かす施策が不可欠でありまして、また、人口が減少した場合においても、地域の元気や、そこで暮らす人たちの満足を上げる、あるいは下げないための仕組みづくりが必要であります。 そのため、平成29年3月に策定いたしました第5次総合計画「なかつ安心・元気・未来プラン2017」におきましては、中津市に暮らす人たちの「暮らし満足No.1」を目指してまちづくりを行うことを基本構想の柱といたしました。 また、政策の実行にあたりましては、職員全員が一丸となって「暮らし満足No.1」に取り組むにあたり、そのまちづくりの考えを共有するため、四つの理念を定めました。 一つ目は、市民ニーズに応える施策を展開するには、常に変化を恐れず、困難な課題に挑戦し、新しい施策を創造していく姿勢をもって行政運営にあたること。 二つに、多様な課題に対する施策の効果を最大限に高めるためには、市民の皆さん、自治会、ボランティア団体、NPO法人、企業、国、県、近隣自治体など、あらゆる主体との連携・協力を深め、積極的な情報公開と意見聴取を行うこと。 三つ目は、市域全体をふかんする広い視野を持つ一方で、地域特性に配慮し、地域間の連携を高める施策を展開するなど多元的な視点も併せ持って、山国川上下流域の一体的な振興に努めること。 四つ目に、暮らしの満足を高める施策を積極的に展開する一方で、将来にわたり安定した行財政運営が行えるよう留意すること。以上の四つを掲げたところでございます。 中津市は、高い潜在力を持ったまちだと思っています。このまちを10年後、50年後も今以上に輝くまちとして次世代につなげていくため、その礎づくりに取り組んでいるところであります。 私からは以上で、その他の質問につきましては、部長のほうから答弁いたします。 ○議長(藤野英司)  企画観光部長。 ◎企画観光部長(松尾邦洋)  それでは、暮らし満足度の基準について御答弁を申し上げたいと思います。 暮らしの満足につながる要素は幅が広く、年齢、それから家族などの環境によって違ってまいりますので、満足度数といった一律の基準を定めることは適当ではないというふうに考えています。 そのため、今回の総合計画では、基本目標としまして、ライフステージ、いわゆる暮らしのそれぞれの段階、に応じまして、子どもから高齢者、それから性別や障がいの有無にかかわらずコミュニティの一員として支え合い、生きがいを持って活躍できる社会環境を整備し、ふるさとの価値を次世代へつなぐこと。こういった5項目を設定しています。 こうした五つの基本目標を達成するため、先ほど市長の答弁にありましたように四つの理念、そして、その中で具体的に安心づくり、元気づくり、未来づくりという施策の大綱を掲げると同時に、具体的な施策に関して、定性的なものだけではなく、成果指標として客観的に判断可能な量的な目標を掲げています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  市長より、2026年までのこの総合計画でありますけれども、10年先、50年先を見据えた計画ということで、熱い思いを聞かせていただきました。まさに、中津市のグランドデザインではないかというふうに思います。 そこで、この計画の実現性に向けての具体的なことについてと、それから、通告の中ではもうあれしていますけれど、4番目の財源措置、それから、5番目の市民の対応について。 ○議長(藤野英司)  草野議員、1項目ずつ言ってください。 ◆25番(草野修一)  はい。答弁が1つになるけれど。 それでは、実現に向けての具体策についてお尋ねしたいと思いますけれど、まず、5項目の基本目標という答えが今ありました。この計画は、中津市の未来を決める広大な夢だというふうに思います。この冊子に込められていますけれども、改めてこの計画に目を通しましたが、本当にすばらしい夢だというふうに思います。 先日、相良議員は「夢破れた」と、ちょっと落胆していましたけれども、「安心・元気・未来プラン」の基本理念は、中津市民皆さんにとっても、中津の未来を見据える広大な夢だと思います。 しかし、行政の夢は、施策の緻密な計算と、実行に向けての具体的な実効性が伴わなければなりません。一般的に言う、単なる夢で終わるわけにはいけないと思います。 そこで、この計画の実現に向けてのビジョン、具体策についてお尋ねいたします。 ○議長(藤野英司)  企画観光部長。 ◎企画観光部長(松尾邦洋)  具体策につきましては、市民が将来にわたり安心して中津市で暮らしていくために必要な医療、それから福祉施策、消防・防災関連施策のほか、地域コミュニティの維持や人権施策などをまとめた安心づくり。そして、暮らしの基盤となります雇用の確保や第1次産業の振興に関する施策のほか、観光振興や移住促進など市外から人を呼び込む施策、さらには、文化・スポーツの推進に関する施策をまとめた元気づくり。そして、子どもの教育や生涯学習など、中津市の未来を担う人材育成のための施策や環境の保全、社会インフラの整備・維持に関する施策をまとめた未来づくり。この三つの大綱に分類しているところでございます。 また、三つの分野の施策を進めるにあたりまして、重要な手段となる対話の推進や、施策効果を高めるためにあらゆる主体との連携など、いわゆる「参加・連携・結集」を加えた四つの大綱のもと各種施策を、今、実施しているところでございます。 例えば、山国地域におきましては、安心づくりの買い物支援事業、それから元気づくりの地域農業経営サポート機構育成事業などを、今、積極的に実施しているところでございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  それでは、次の財源措置についてお尋ねいたします。 これだけの事業を実現するためには、ばく大な財源が必要と思います。この計画を実現するためには、恐らく10年間で試算すると、毎年の一般会計も含めながら1,000億円でも足りない財源が必要となるのではないかと思いますけれども、財源措置についてはどのように計画されているのかをお伺いいたします。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  予算編成に際しましては、「暮らし満足No.1」に向け、「安心・元気・未来プラン2017」に沿った施策を積極的に展開する方針でございます。 そこで、その財源につきましては、国や県の補助金を最大限活用するとともに、必要な一般財源は行財政改革に取り組み、税など自主財源の確保や事務事業の見直しなどを行うことで確保してまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  財源は心配ないということと受けとめていいですね、はい。 それでは次に、この計画については、行政だけでやっていけるものではないと思います。市民皆さんの夢でもあるわけですから、当然、市民皆さんとの協働という形をとっていかなければならないというふうに思いますけれども、その対策についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(藤野英司)  企画観光部長。 ◎企画観光部長(松尾邦洋)  市民にどんな形でお知らせするかということでございますが、まず予算における主要な政策等は、その都度市報等の広報を通じて、お知らせをするほか、大型事業等につきましては特集号を編成し、よりわかりやすく詳細のお知らせに、今、努めているところでございます。 このほか、市長が自ら行います講演、講話や、ふれあい座談会や、各課が行うパブリックコメント、そして課長が行う出前講座などによりまして、政策の詳細や最新情報を皆さんにお知らせし、さらには、市民によるアイデアボックス等の利用と、こういったものの活用によりまして広聴機能を発揮にも努め、そして、安心、元気、未来の各分野ごとにそれぞれの施策を、先ほど言いましたようにいろんな形でお知らせして、それに対する市民の御意見を聞く機会を常に設けているところでございます。 さらに、この総合計画の進捗管理におきましては、市民代表が参加したフォローアップ会を毎年開催しまして、市政運営に対する意見をいただいています。今後もより多くの市民の方に市の取り組みを知っていただくために、よりわかりやすいお知らせに努めてまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  それでは次の、暮らし満足についての調査という項目で質問させていただきます。 この満足度の調査については、計画策定の段階で当然考えておられると思いますけれども、1つだけ老婆心ながら提案させていただきたいと思います。 調査については、アンケート調査というのが主体になるということかもしれませんけれど、これを中津市の行政が独自でやるのではなくて、外的な調査機関を入れて客観的な視点で、少し掘り下げた調査を5年スパンぐらいでやっていただきたいなと思います。要望したから悪かったですね。 ○議長(藤野英司)  要望にはなっていないと思います。まだ。 ◆25番(草野修一)  この調査については、先日、市長の行政報告にもありましたように、大学との連携、それから大学生のフィールドワークを活用したいろんな事業をやるというお話でありました。 そういったことを利用しながら、ちょっと名前を出していいのかどうかはわかりませんけれども、中津市とゆかりのある慶應義塾大学の大学院に、システムデザイン・マネジメント研究科というのがあります。これ、ちょっと以前、総務省の調査の中で何かあったような気がするのですけれど、ここは、こういった部門の調査検証に非常に優れている、いろんなノウハウを持っているというふうにお聞きしています。多少経費はかかるかもしれませんが、5年スパンぐらいの計画で、検証にこのような方法は考えられないのかお尋ねいたします。 ○議長(藤野英司)  企画観光部長。 ◎企画観光部長(松尾邦洋)  議員が言われるように、総合計画の策定や政策に必要な対象者、市民のニーズを把握することは大変重要でありまして、そういった市民ニーズを把握するためにアンケート調査等を行いまして、政策に反映するように心掛けています。 例えば、野外につくりました大型遊具施設の整備につきましては、市内全域の児童や子育て世帯を対象に調査しましたし、村上記念童心館につきましても、市内全域の中学生、高校1、2年生を対象に調査するなど、市民ニーズを常に政策に反映してきています。 この暮らし満足につきましても、今回策定しました総合計画の作成時には、御存じのように市民アンケート調査を行いまして、その結果も参考にしながら、今回、各種施策をつくり、施策ごとにさらに成果目標等を設定しまして進捗管理を行っています。 そういったことで、節目で再度、市民の意識調査等アンケート調査によるかどうかも含めて、そういったものも検討してまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  検証については、こういった予算のかかることでもありますけれども、こういった機関を利用してしっかりとした検証をしていただいて、次のステップにつないでいっていただきたいと思います。 7番目の、今後の課題にということで、少しそれますけれども、安心づくりの中身についてお尋ねしたいと思います。 安心づくりの中で、医療・保健の充実という部分があります。その関連で、1点だけ気になることがありましたので、それについてお伺いしたいと思います。 平成31年度から、中学生までの医療費助成が拡大されます。助成の拡大に反対するわけではありません。これ、もうあらかじめお話ししておきますけれども。私は、この問題は考えなければならないのがまだ残っているのではないかなというふうに思っています。 共産党の議員、以前から移住・定住対策の優位性、それから子育て支援の重要アイテムとして、もう正義の旗印のような形で、中学生までの医療費無償化を叫んできました。叫んだと言ったら失礼ですけれど、訴えてきました。 執行部はそのたびに小児科医師の過重労働、医師の疲弊を理由に実現性を否定してきたわけですけれど、ここに来て、私から見たらいとも簡単に、完全無償化ではありませんけれども、大幅な助成拡大に踏み切りました。 そこで、お伺いしたいと思います。この制度拡充に踏み切る上で、この助成拡大をしないと適正な医療を受けられない子どもがどれくらいいて、この助成でどれだけ改善されるのか、これはちょっと難しいと思いますけれども、こういった部分を検証されて実施に踏み切ったのかどうかをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  それでは、お答えいたします。 この制度利用がなければ受けられなかった児童、その人数というのは把握はできません。ただし、この子ども医療の現在の目的でございますけれども、子育て世帯の財政的負担を軽減するものであり、これまでも生活保護や、ひとり親家庭、重度心身障がい者等は、それぞれの制度で医療費助成を行ってまいりました。 歴史的には、この制度自体そもそもが、昔は乳児の死亡率が高いということから、疾病の早期発見と治療を促進し、保健の向上を図るということを目的に始められてきたものでございます。現在、全国の自治体でも助成対象者を拡大する方策がとられてきています。結果として、財政負担増や医師の負担増など、多くの課題を抱えています。 中津市でも、この7月から始めるということで、これまでできないという答弁でございましたが、いとも簡単にということではなくて、これまでにいろんな議論を重ねた上で、万全の体制を整えた上でやってきたということでありまして、今回の拡大にあたりましては、医師会の皆様方や、各大学、開業医の先生方など、中津市の地域医療や小児医療を支えていただいている多くの関係者の御理解を求めて、無償化を実施するということになったところでございます。 今後は、医療費の助成拡大に伴う財政負担増や医師の労働負担の増を少しでも緩和するために、予防医療の充実も同時に図ってまいりたい、制度に御理解はもとより、安易な受診により医師の負担が増えないように、住民周知に努めて、決められた方法をしっかりとやっていきたいというふうに考えています。 また、この検証につきましては、子ども医療費助成制度を今後も持続可能な制度として実施していくためには、医師の負担や自治体の財政負担、予防医療などの検証につきましては、議員が御指摘のとおり当然必要でございます。実施後、適宜検証を行っていきたいと考えています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  私も、共産党さんが言ってきたからこの制度が実現したというふうには思っていません。 ただ、そういう中で、この財政負担もさることながら、小児科医だけでなくて、もう内科医を含めた医師不足の中で、大きな問題を含んでいると思います。今、部長もそういうふうにおっしゃいましたけれども。 ただ、ちょっと気になるのは、共産党の議員、まだこの制度の拡大実施をしていないうちから、今回の質問の中でも中学生までの完全無償化を訴えました。そしてさらには、高校生まで無償化というのも訴えています。この次は大学生まで、当然出てきます。もう将来にわたって。 実際から考えたら、これまでの議論を無視して、せっかく「拡充しますよ」というのが今議会で出ているのに、さらに完全無償化まではまだわかりますけれど、もう高校生まで出ています。こういった分に、本当にどんどん対応していけるのか。こういった限りなきパフォーマンスだと私は思いますので、将来の財源についてとか、医師の過重労働の問題とかを共産党さんは考えているのかなというふうに思います。 先日、「命を守る現場が危ない!働きすぎ…医者を救え!」というテレビの番組がありました。部長も見られたというお話でありましたけれども、医師の時間外労働が年間2,000時間を超えているという警鐘を鳴らす放送内容でありましたけれども。日頃「ブラック企業、過重労働」うんぬんと、国会などで大きな声で言っている共産党さんが次に言ってくる、この拡充をというのを、医師の過重労働についてどんなふうに考えているのかなというのは、また後にお聞きしたいと思いますけれど。 ここで私が言いたいのは、本当に医療を受けられない子どものために、限られた小児医療の資源を最適な形で有効に活用して、この制度を維持していくということは、24万人医療圏の中核である中津市民病院を持つ中津市にとっては、もう重大な責任だというふうに思います。 その意味で、医療費無償化の医療、財政にかかる将来的な影響については、しっかりと検証をして、無償化にならなければ適正な医療を受けられない子どもがどれだけいるのかということも検証して、次のステップに入っていただきたいなというふうに思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(藤野英司)  生活保健部長。 ◎生活保健部長(磯野宏実)  現在、医師ですけれども、医学部に行って学生さんが進む道の中で、やはり産婦人科医であるとか小児科医というのは、ほかの医師も当然、御負担は大きいのですけれども、特に負担の多い診療科目となっています。その辺のところは、子ども医療を実施したときに、医師の労働負担増、また財政負担増、これが増えないように、私どものが懸念している部分が、そういうことがなかったということであればいいのですけれども、それについては、住民の皆さんの御協力も必要だと思います。この辺、御理解を求めて、決められた方法で、今しっかりやっていくということで頭がいっぱいでございます。 今後につきましては、先ほど申し上げたとおり適宜実施後に検証を行ってまいりたいと考えています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  市民病院については、いろいろな苦情とか議会でも出てきています。その原因の一つが医師不足、これが非常に大きな原因の一つではないかなと思います。それと、医師の過重労働というのはもうこの市民病院だけでなくて、全国的な傾向でありますけれども、その辺を踏まえて中津の医療の拡充を図っていっていただきたい、充実を図っていっていただきたいというふうに思います。 「安心・元気・未来プラン」、子ども医療、それから医療だけについても大きな課題です。初めに言ったように、中津市民皆さんの大きな夢、これは市長の言う「10年、50年先のグランドデザイン」でありますので、実現に向けて、しっかりみんなで頑張っていきたいというふうに思い、この分については終わります。 次に、通告してあります山国地区の振興策についてお尋ねしたいと思います。 先日、「草野は林業のことんじょう言うて、山国のこと全然言わんな」というふうにお叱りを受けました。「どっから出ちょる議員かえ」と厳しい批判を受けました。ちょっと、遅きにという手遅れ感はありますけれども、ここで山国地域の振興についてお尋ねしたいと思います。 先ほど、中西議員。中西議員とは合併前から、もう親交深く非常に仲よくしていますので、ちょっといじってやろうと思っていますけれども。常日頃大局的に市政を見ている中西議員が、今日はちょっと耶馬溪に限って、いろいろ議論をされていました。選挙が近づいて、ちょっと地元で厳しいのかなというふうに感じました。頑張っていただきたいと思います。後で怒られます。 それでは、山国支所長にお伺いしたいと思います。 「山国は、中津市の西の玄関」と、合併当初は言われていました。しかし、合併して既に14年がたち、人口は合併当初よりもう1,000人近く減少しました。30パーセント台であった高齢化率も50パーセントを超えたとお聞きします。「玄関どころではなくて、余り使われない裏口のようだ」というように自虐的に言う人もいるくらいでありますけれども、これではいけないなと。先ほど市長のお話にもありましたように、中津市全般を今から見ていく、みんな中津市全員が夢を見ていかれるような施策をとっていただくということでありましたけれども、山国についてお話をお伺いしたいと思います。 まず、山国の人口の状況についてをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  山国支所長。 ◎山国支所長(古西譲司)  それでは、私のほうで答弁させていただきます。 山国地区の人口の現状についてですが、平成30年1月1日から12月31日の出生者数及び死亡者数につきましては、出生者が8人で、死亡者が47人となっています。 次に、未就学児と小学生、中学生のそれぞれの人数ですが、平成31年1月現在で、未就学児が57人、小学生が68人、中学生が40人となっています。 次に、65歳以上の人数と100歳以上の人数及び高齢化率についてですが、平成31年1月現在で、65歳以上が1,155人となっており、そのうち100歳以上が6人で、高齢化率は51パーセントとなっています。 なお、高齢化率は市内でも一番高い数値となっていますが、高齢者独居率(一人暮らしの高齢者)につきましては、平成30年12月現在で27.8パーセント、旧市内の豊田校区の42.5パーセント、南部校区の40.7パーセントと比較すると低くなっており、このことは、山国地区では高齢者が夫婦や家族単位で居住されているものと思われます。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  まさに少子高齢化を絵に描いたような過疎地域であります。これが、今、山国の現状ということでお聞きいたしました。 質問をまとめると議長から怒られますので、一問一答のまま行きたいと思います。 地域産業の課題についてをお伺いいたします。 ○議長(藤野英司)  山国支所長。 ◎山国支所長(古西譲司)  それでは、お答えします。地域産業ということで、農業、林業、商工業についてお答えいたします。 初めに、農業の課題についてです。 山国地区の農業につきましては、農業者の高齢化や後継者の減少が急速に進んでおり、農地を維持することが難しくなりつつあります。このため、地域の担い手の確保や認定農業者の育成、強化が課題となっています。 この課題に対応するため、公益社団法人農業公社やまくにが事業実施主体となり、中山間地域農業を支援するための地域農業経営サポート機構を設置いたしました。この地域農業経営サポート機構が担い手不在集落の支援、農地の作業効率を高めるための利用調整を行い、農業者の負担軽減を図りながら、農業経営を維持していける体制づくりを進めていくことが重要と考えています。 次に、林業の課題についてです。 近年、大分県の林業を取り巻く環境は、木材価格の低迷による林業の採算性の悪化や森林所有者の高齢化に加え、相続による世代交代が進む中、経営意欲、所有意思のない所有者が増加し、適正に管理できていない森林が増えているのが現状です。山国町でも同様であり、所有者の探索が困難であるといった取り扱いが難しい森林が増えるなど深刻度を増しています。 一方、山国地域では、中津市の中でも人工林率が68パーセントと最も高く、収穫期を迎えた森林資源が豊富に存在し、土壌や降水量がスギの生育条件に好適な英彦山、津民山地を範囲としていることから、再造林を前提とした林業経営を経済ベースに乗せやすいと考えられます。 このような特性を生かして、路網整備等の生産基盤を充実させ、生産性の向上により、山村等における就業機会の創出と所得水準の向上に努めるとともに、新しい林業経営計画も研究し、林業振興に取り組みたいと思っています。 次に、商工業の課題でございます。 山国地域では少子高齢化が進む中、事業主の高齢化、または後継者の不在など、地域の商工業を取り巻く環境は厳しい状況でございます。平成20年度から10年間で、商業主は48人から23人へ、工業主は43人から33人へと減少しています。 このような状況の中で、山国どぶろく製作所のどぶろくと甘酒、梶原畜産の黒豚、山国工芸社の木工品、卯の花の手づくり豆腐、大分仙人源流椎茸のしいたけ醤油など、なかつ6次産業創設事業の活用によるブランド化や、独自の経営展開による販路拡大に努力しながら地場産業の活性化に頑張っている事業者もいます。 今後も、これらの育成を図りながら、市が実施するなかつ6次産業創設事業及び新たな事業を起こす場合に起業支援制度を活用し、地域資源の商品化、またそれらを活用し商品に付加価値を付ける取り組みを推進し、1次産業、商業、観光を複合した総合型産業の振興を図ることが課題と思っています。以上です。
    ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  ありがとうございます。 地域の1次産業については本当に、これ山国だけではありませんけれども、本当に希望が持てないような答弁がありました。6次産業の中でいろんな形で、今、山国でも動きがあります。これをやっているのは、山国の中では若いと言われる人たちが頑張っているので、これには期待していますので、また行政のほうで支援ができる分については、ぜひともお願いしたいと思います。 次に、「下毛、どこも同じだ」というようにいつも言われますけれども、支所長、2年間山国におられまして、山国に限った課題、これは山国で解決できるというような課題があったら教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(藤野英司)  山国支所長。 ◎山国支所長(古西譲司)  それでは、山国地域独特の課題についてということで御答弁申し上げます。 山国地区は、日田市に隣接しており、大分自動車道の日田インターチェンジから車で15キロメートル、約20分、九州最大の都市である福岡市から約90分と交通アクセスに恵まれ、中津市の西の玄関口にあたります。この有利性を生かした都市との交流を促進することが、山国地域の大きな課題であると考えています。 町に来てもらう、そして素通りさせず町にとどめるためには、人を引き付ける魅力をつくることが必要です。 近年、山国のお土産をつくろうと、地域の婦人会と農業公社やまくにが共同で、漬物、梅干し、栗の加工品などの生産が行われています。このようなやる気のある自主的な取り組みを支援しながら、魅力あるものづくり、漬物やシイタケ狩りなどの体験商品、御当地料理開発など、山国ならではの商品開発を推進し、人が訪れる目的をつくることが重要であると考えています。 また、中津日田高規格道路の開通も視野に入れ、城下町中津と天領日田をつなぐ観光振興を図ることで、中間に位置する耶馬渓観光をクローズアップさせ、人の往来を活発にさせることだと思っています。 独自の課題ではございませんが、中津日田高規格道路が整備されれば、中津市の中心部及び日田市までの移動時間が大幅に短縮され、旧中津市の企業や日田市の企業への通勤が容易になることから、それを見据えた定住対策に取り組んでいくことも考えられると思っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  いろんな課題について、今、お話をいただきました。 それでは4番目の、3番目と重なるような部分もありますけれども。山国地域を守っていくためには、支所長の目から見て何が今から必要かという、これはもう、2年間務められた感想でも構いませんので、何かあればお願いしたいと思います。 ○議長(藤野英司)  山国支所長。 ◎山国支所長(古西譲司)  すみません、こちらの答弁のほうでかえさせていただきます。山国地区を維持し守っていくための対策についてということで答弁させていただきます。 地域に人が住み続けなければ、地域を維持する、守ることはできないと思います。 中津市では、定住対策(就業の場づくり、生活環境整備、魅力づくり)に関する施策を総合的に進めているところであります。若者の都市部への流出も含め、多岐にわたる選択肢がある中、地域への定住はなかなか厳しい状況であります。 山国地区は、市内でも最も少子高齢化が進み、高齢者などの交通対策や買い物支援など、地域の生活を守るサービスが必要となっています。 このような中、今年度において、買い物支援事業「みんなのお店」の運営に加え、移動販売を開始し、事業を強化いたしました。また、来年度からは、地域の高齢者を支援する田舎困りごとサポート事業の支援員を2名から3名に増員、その充実を図ることとしています。このように地域を支えるサービス事業に努力しているところでございます。 また、山国地域には、一般財団法人コアやまくに、公益社団法人農業公社やまくに、中津市社会福祉協議会などの外郭団体があります。今後も、農地保全や地域産業振興は農業公社やまくにが、また、地域コミュニティの活性化、観光振興、イベント実施における交流促進はコアやまくにが、そして、高齢者の福祉サービスに関する事業は社会福祉協議会が実施するなど、各々の適切な役割分担と相互連携により、地域に必要な住民へのサービスを官民一体となって取り組むことが必要であると考えています。以上です。 ○議長(藤野英司)  草野議員。 ◆25番(草野修一)  いろんな課題を抱えています、山国。いろんな部分で難しい問題も多いのですけれども、行政のほうとしてぜひこれを解決していっていただきたいと思います。 もう時間も余りありませんけれども、この質問をするにあたって、私の友人に山国の課題というのをちょっと聞きました。これは聞いていただきたいと思いますけれども、非常にネガティブな視点からの答えばかりでありました。 私が書きなぐったので、ちょっと順番があれになりますけれども。 「本庁から一番遠い地域であり、相対的に政策対象として希薄化している。遠いがゆえに、地域で発生する問題に関する情報が本庁に届きにくい。」これはこの人の感想です。私も若干そういうふうに思っています。 それから、「1次産業の衰退で世帯所得が減少して、経済状況が全般的に、非常に悪化している。」 それから、これ順不同ですのでお許しをいただきたいと思いますけれど、「合併後、市役所が遠くなり山国の住民と行政の一体感が希薄になって、住民の諦め感が広がり、これが一般化している。行政の支援の手がかりがなくなり、後退せざるを得ないことが起きている。」 今日、ちょっと議長の許可をいただいて、配付しています。これは、この総合計画を立ち上げるときに、市のほうでアンケートをとっていただいた分であります。 この中で、表の下のほうです。これに山国の分がありまして、とても満足しているというのは全くありませんでしたけれども、普通だという人が非常に多いのですけれど、これが何かと。これは普通というふうに感じているのではなくて、もう諦めていると。「いろんな形でもうどんどん人口も減るし、いろんなものも衰退していくので、諦めているという人が普通というふうに入れたのではないか」というふうに話していました。こういったアンケートの回答では、この中間に入れるのはそういった特性があるというようなお話も聞きました。 それとさっきの続きですけれど、「支所の職員が元気がなくて、下ばかり見ていて、住民が見捨てられているというようなふうに感じている」と。 それから、「集落がすぐ消滅することはないだろうけれども、どんどん減って年寄りばかりになって、年寄りが「ついの住みか」として仕方なく住んでいる。そういう感じになっている」と。これは、もうかなり高齢の方から聞きました。「行政が周辺対策において、財政主導のコストパフォーマンスを優先すれば、山国は持続不可能な地域になりますよ」というふうに言っていました。 先日、打ち合わせのときに、この費用対効果ということで財政課長とお話ししましたけれども、「決してそういうことではない」というふうにお話を聞きましたけれども、やはり住民はそういうふうに感じている部分があるということを認識しておいていただきたいと思っています。 それから、ネガティブなことだけではなくて、「今、住んでいる年寄りが頑張っていけば、どうにかなるのではないか」と、そういうお話もありました。市役所のOBの方なんか、まだ元気な方がたくさんいます。こういう人たちがもっと頑張っていただければ、少しは回復してくるのではないかなと思っています。 それから、これ83歳の人ですけれど、「仕事があれば、死ぬまで働ける」というようなお話でした。やはり、その人は農業をこつこつとやっています。これはお金になる農業ではありませんけれども、わずかなと言うと大変悪いけれど、年金生活をしています。 そういう形で、何とかせなならんという気持ちのある方もたくさんいます。何かそこに、ひとつ行政の手助けをしていただければ、その人たちがもうちょっと元気になっていける、それが地域の発展につながっていくというふうに考えています。 先ほど、支所長の話の中に、日田との連携というのがありましたけれども、本当にこれもう、最初、合併当時言われたように、山国は西の玄関口です。そういう思いに、裏口ではなくて、玄関口になってもらえるような施策をもちろんやっていただくという、先ほどの支所長の話でありましたけれども、展開をしていっていただきたい。もう、皆さん、これを頭の隅に置いといていただきたいというふうに思います。 最後に、「Old soldiers never die,they simply fade away」ということで、質問を終わります。大変ありがとうございました。 ○議長(藤野英司)  休憩いたします。午後2時34分 ○議長(藤野英司)  再開いたします。午後2時50分 古森三千年議員。 ◆1番(古森三千年)  皆さん、こんにちは。敬天親和会の古森三千年です。 さっき草野議員からの長老と言うのは、多分私だと思います。 いよいよ、平成最後の質問者となりました。最後の一般質問をさせていただくのも、皆様、草野議員の優しい言葉があってこそだと思っています。草野議員と話し合った結果、「あんたに譲ります。」と優しい言葉で平成最後の一般質問者と決まりました。どうもありがとうございました。この言葉は一生忘れません。ここに私が立つのも多分最後だと思います。 それでは、質問に行きたいと思います。私は、自然災害が一番怖いと思っています。自然の予想は誰もできないのではないでしょうか。 ことわざでもあるように、地震・雷・火事・親父と言われています。1番目、2番目の地震、雷は、自然でいつどこで発生するかわかりません。それだけに怖いのではないでしょうか。その災害に対して、準備は必ず必要であると思い質問させていただきます。 近年、全国各地で大規模な災害が発生しています。 中津市でも、平成24年の九州北部豪雨災害に、平成28年の熊本地震、平成29年の豪雨災害、平成30年の耶馬溪の土砂災害と毎年のように災害が発生しています。 今後も南海トラフを震源とする大地震が心配されているところです。昨日か一昨日の新聞にも大地震、30年以内に起きると載っていましたね、そういうことです。 そこで、以下の点について質問いたします。 1点目として、中津市でのさまざまな備蓄品はどこに置かれていますか。お尋ねしまして1回目の質問とします。あとの質問は、質問席で質問させていただきます。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  備蓄場所についてお答えいたします。 現在、備蓄品の備蓄場所につきましては、災害時に迅速な対応ができるように、かつ、通行できない箇所が発生しても、ほかからすぐに持っていけるように分散して備蓄を行っています。 そこで、備蓄箇所につきましては、中津地域に5カ所、三光、本耶馬渓、耶馬溪、山国の各支所管内にそれぞれ1カ所の合計9カ所に分散備蓄をしています。 また、食料・水・毛布につきましては、先ほどの9カ所の備蓄場所に加え、災害時に最初に開設をする避難所35カ所にも備蓄を行っています。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  それでは、大規模な災害時には道路が寸断され、物資が届けられない可能性が高いことから、備蓄品の分散備蓄は大変重要なことだと思います。今後もさらなる取り組みを進めていただきたいと思います。 それでは次に、現在備蓄されている備蓄品の主なものは何ですか。また、食料や水の備蓄も行われると思いますが、これらはどのような基準で備蓄されているのかお伺いします。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  備蓄品の主なものにつきましては、食料・水・毛布をはじめ、発電機・投光器・リヤカー・簡易トイレ・ブルーシートなど、約30品目を備蓄しています。 食料の備蓄につきましては、南海トラフを震源とする地震における被害想定をもとに、平成28年度より計画備蓄を進めており、年間主食4,000食、副食4,000食、飲料水4,500リットルを備蓄し、最終的には主食2万1,000食、副食2万1,000食、飲料水2万1,000リットルの備蓄を目指しているところでございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  わかりました。それでは、食料や水については賞味期限があることから、管理が重要になると思われます。 十分な管理を行うとともに、賞味期限が近づいたものについては、訓練などで使用するなど、有効的な活用を行うよう取り組んでいただきたいと思います。 次に、避難場所におけるベッドの備蓄についてお伺いします。 高齢者などが避難場所で生活を行う上で、体育館などの床での生活では、冷たい、硬い、起きるのが大変など体に負担がかかります。 そのため、段ボールベッドを使用すれば、温かく、柔らかい、高さがあるので起き上がるのも楽になり、避難所生活も幾分と快適になると思われます。 また、避難所を閉鎖するときには段ボールに荷物を入れて運ぶこともでき有効的だと考えますが、検討する考えはありませんか。お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  総務部長。 ◎総務部長(泉清彦)  議員がおっしゃられますように、高齢者の方などが避難所で長時間生活をする上では、体に負担がかからないようベッド等の備蓄が必要と考えています。 そこで、現在、市では一人でも簡単に組み立てることができる簡易ベッドを購入し、備蓄をしています。 なお、この段ボールを備蓄し、ベッドとして使用するということにつきましては、今後、研究等もしていきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  ぜひとも検討していただきたいと思います。 災害はいつ起こるかわかりません。今後も防災・減災対策として十分な備えに取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次に行きます。はしご車についてお尋ねします。 この議員の中にも消防団に参加されている方、OBの方もおられます。こんな簡単なことを知らないのかと思われますけれど、私はちょっとはしご車について余りよく知らないのでお聞きします。 それでは、消防本部の車両がどのように活動しているのか、市民の皆様は余り知らないと思うのです。そこで、消防はしご車についてお尋ねします。 まず、はしご車の出動状況、使用状況はどうなっていますか。また、出動する場合の基準についてはどのようになっていますか。お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(矢野朝仁)  それでは、はしご車の出動状況と出動基準ということでお答え申し上げます。 まず、はしご車の出動状況につきましては、ここ10年間で12件出動しています。主なものでございますけれども、平成21年のマンション火災、平成23年の新博多町アーケード火災、直近では、平成30年のリサイクル工場の火災などにおける消火活動に出動しています。 その他、毎年行われています水防訓練や出初式、また、消防救急フェアなどのイベント展示等でも市民の皆さんに展示して見ていただいています。 また、はしご車の出動基準につきましてですけれども、4階以上の中高層建築物火災や大規模倉庫・工場火災、高速自動車道等での車両火災や交通救助活動、また増水等による河川からの救助活動などであります。 このはしご車は地上35メートルあります。階数にして12階の高さまで伸ばすことができます。また、水平にも15メートル伸ばすことができますので、さらに先端が屈折して、低いところからの救助活動もできるようになっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  今、初めて私は、はしご車は高い所だけで消火するのではないかと思っていましたが、水平にも15メートル伸ばして活動ができるということを初めて知りました。皆さんがこれなら安心で、はしご車の内容もわかってくるのではないかと思います。 それでは次に、はしご車が出動した場合、現場で使用するときの設置の基準はどうなっていますか、お尋ねします。 ○議長(藤野英司)  消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(矢野朝仁)  はしご車が出動した場合の現場での設置基準につきましては、高層マンションなどが建設されるときに、消防設備等で消防署へ届け出があります。建設がわかったその時点から消防戦略の準備をしながら、事前に建物や消火栓などの消防水利、その周辺の状況を調査いたします。 はしご車を設置するスペースの確認や上部に電線、看板、木の枝などの条件を付した台帳を作成し、車両に積載し、管理しています。 また、通信指令台にその調査情報を入力をしまして、出動の際、火災現場への誘導と設置位置の情報が車両に搭載されています「AVMナビ」、これは車両動態管理システムのことでありますけれども、それに転送されることになっています。 119番を受信した場合、通報している場所がピンポイントで確認でき、現場到着までの時間短縮と消火活動等がスムーズにできるようになっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  私も火災が起こった場合、どこに置くのだろうか、行ったらもたもたして置くのだろうか、こういうシステムにちゃんと入れていることが今わかって、市民の皆さんも安心しているのではないかと思います。 事前調査で、火災などが起こってからではなく、起こる前の決まりと現場までのルート、消火などの方策を考えているようです。市民のために素早い対応、活動をお願いしまして、次に行きます。 それでは、オイルダンパーについてお尋ねします。 ちょうど市民病院が建っている頃ですかね、不良品工事で世間を騒がせました。そこで、私がお尋ねしたいのは、市民病院の調査結果をお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  市民病院事務部長。 ◎市民病院事務部長(大下洋志)  では、最初に、免震構造とはということでちょっとお答えさせていただきます。 免震構造とは、建物と基礎との間に免震装置を設置しまして、建物を地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えないという構造でございます。 免震構造を採用することで、災害時における安全な医療体制の確保や医療機器の転倒防止など、病院機能への影響を最小限に抑えることができます。 免震装置につきましては、建物の形状及び荷重等の条件を踏まえまして、構造計算によって、最適な免震装置の種類と配置を決定いたします。 先ほど議員から御質問のありましたように、本館の増築のときにこの問題が浮上いたしましたが、今、増築分につきましては免震構造はとっていません。耐震構造という形になっていますので、このオイルダンパーはございません。そしてまた、本館ですね、平成24年に建てました本館、これは免震構造になっていますが、この本館の免震装置につきましては、昨年、データ偽装で問題となりましたオイルダンパーは使用していません。 当院で使用しています免震装置は、建物荷重を支持し、地震後に建物をもとの位置に戻す機能を持つ天然ゴム系積層ゴム支承と、その機能に加え地震エネルギーを吸収し、建物の揺れを減衰する機能を持つ鉛プラグ挿入型積層ゴム支承、そして、すべり材同士の摩擦により揺れを減衰する機能を持つ弾性すべり支承の3種類のゴムを使用しています。 また、性能につきましても、建物の形状及び荷重等の条件を踏まえ、構造計算によって、設計者及び施工者により検査データ等を確認しています。 先ほどちょっと申し上げましたが、増築工事の新病棟及びリハビリ棟につきましては、手術室などの主要な診療機能を持っていないことから、建物の強度により揺れに耐える耐震構造を採用しているということでございます。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  たびたび同じことを言うのですけれど、ちょうどあのときにそういう記事が載って、市民の皆さんもどうなっているのかと、市民の方々から市民病院は大丈夫かなということで、私もちょいちょい耳にしました。私も答えようがありませんでした。余り詳しいことが。今、事務部長の話でこれを聞いて市民の方々、私も安心しました。 それでは、次に行きます。グリーンカーテンについて、これ私はもうずっとグリーンカーテン、グリーンカーテンと言ってきました。それには私なりの意味があって、続けていってもらいたいと言ってきました。 今回もまたグリーンカーテンのことを言っているというかもしれませんけれど、私はグリーンカーテンを今一度聞きたいと思い、一般質問させていただきます。 平成29年度に小中学校及び幼稚園のエアコン設置が完了したということですが、平成29年、30年度における、小中学校及び幼稚園のグリーンカーテンの実施校(園)数についてお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  では、平成29年、30年度の市内小中学校及び幼稚園のグリーンカーテン実施校(園)数についてお答えいたします。 市内小中学校全31校のうち、平成29年度は28校、平成30年度は27校で実施しています。 幼稚園につきましては、市内全11園のうち、平成29年度が11園、平成30年度が10園で実施しています。この1園につきましては、長寿命化改良工事のためとなっています。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  わかりました。では、グリーンカーテンの実施に伴う学校での取り組み状況についてお尋ねします。 ○議長(藤野英司)  教育委員会教育次長。 ◎教委・教育次長(粟田英代)  グリーンカーテンの実施に伴う取り組み状況ですが、学校では、苗の植え付けや水やり、除草、収穫等の体験学習や共同作業、また、つるの伸び方や実のなり方等の理科の観察教材としての学習、温度比較の実験、環境教育、ゴーヤなどの成果品を利用した調理学習などを行っています。以上です。 ○議長(藤野英司)  古森議員。 ◆1番(古森三千年)  わかりました。グリーンカーテンの取り組みは、教室の温度の低減、冷房効率の向上、地球温暖化の原因となるCO2の削減効果だけではなく、特に学校現場で、先ほど次長が答弁されたように、作物の管理や収穫などの体験や共同で作業することの大切さや食育等の教育的効果が非常に大きいと考えています。 エアコンの設置により、グリーンカーテンの取り組みが減ってきているのではないかと思っていましたが、今後とも、学校現場のグリーンカーテンの取り組みを推進していただきたいと思います。 私もこの意味で、グリーンカーテン、なかなかいいのではないかということで、グリーンカーテン、グリーンカーテンといまだに言ってきました。長い間、ありがとうございます。これはこういう効果がありますので、よろしくお願いします。 それでは、皆さんの期待に沿うよう終わります。 ○議長(藤野英司)  以上で、通告による一般質問は終わりました。 これで、一般質問を終結いたします。 お諮りいたします。この際、議事の都合により、本日の議事日程に議第52号から議第57号までの6件を上程、提案理由説明を追加し議題といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認め、本日の議事日程に議第52号から議第57までの6件を上程、提案理由説明を追加し、議題とすることに決しました。 議第52号から議57号までの6件を上程いたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(奥塚正典)  本日追加提出いたしました諸議案の御審議をお願いするに先立ち、提出議案の概要について御説明申し上げます。 まず、議第52号 中津市事務分掌条例及び中津市準用河川管理条例の一部改正につきましては、平成31年度の組織改編による事務分掌の変更に伴い、関係規定を整備する必要があるため、条例を一部改正するものであります。 議第53号 中津市職員定数条例の一部改正につきましては、下水道事業に地方公営企業法を適用することから、下水道事業職員の定数を定める必要があること及び幼稚園の職員の定数を増員する必要があるため、条例を一部改正するものです。 議第54号 中津市特定用途制限地域建築条例の一部改正につきましては、中津市都市計画マスタープランの見直しのため、特定用途制限地域内において、一定規模を超える店舗、飲食店等の大規模建造物を制限する必要があるため、条例を一部改正するものです。 議第55号及び議第56号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、委員の任期が近く満了することに伴い、新たに選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により同意を求めるものです。 議第57号 平成30年度中津市一般会計第8号補正予算につきましては、1億2,956万4,000円の増額となり、補正後の予算総額は412億5,782万5,000円となります。補正予算の内容といたしましては、国の平成30年度第2号補正予算において、鶴居小学校施設長寿命化改良事業が内定されたことに伴い、前倒しで事業実施するための予算措置をしています。 議員各位におかれましては、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げて、提案理由の説明を終わらせていただきます。 ○議長(藤野英司)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会いたします。 △議事終了 午後3時19分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  藤 野 英 司 署 名 議 員  大 塚 正 俊 署 名 議 員  千木良 孝 之...