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平成19年第1回定例会(第5号 3月 9日)

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  1. 別府市議会 2007-03-09
    平成19年第1回定例会(第5号 3月 9日)


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    平成19年第1回定例会(第5号 3月 9日)             平成19年第1回定例会会議録(第5号) 平成19年3月9日   〇出席議員(26名)     1番  樋 口   太 君     2番  嶋   幸 一 君     3番  市 原 隆 生 君     4番  国 実 久 夫 君     5番  麻 生   健 君     6番  萩 野 忠 好 君     7番  猿 渡 久 子 君     8番  吉 冨 英三郎 君     9番  黒 木 愛一郎 君    10番  平 野 文 活 君    11番  松 川 峰 生 君    12番  池 田 康 雄 君    13番  野 口 哲 男 君    14番  野 田 紀 子 君    15番  堀 本 博 行 君    16番  田 中 祐 二 君    17番  高 橋 美智子 君    18番  山 本 一 成 君    19番  清 成 宣 明 君    20番  永 井   正 君    21番  三ヶ尻 正 友 君    23番  河 野 数 則 君    26番  原   克 実 君    28番  浜 野   弘 君    29番  首 藤   正 君    30番  村 田 政 弘 君
    〇欠席議員(4 名)    22番  佐 藤 岩 男 君    24番  泉   武 弘 君    25番  岩 男 三 男 君    27番  内 田 有 彦 君 〇説明のための出席者    市長       浜 田   博 君   助役       大 塚 利 男 君    助役       林   慎 一 君   教育長      郷 司 義 明 君    水道企業管理者  松 岡 真 一 君   総務部長     友 永 哲 男 君    企画部長     亀 山   勇 君   観光経済部長   阿 南 俊 晴 君    建設部長     金 澤   晋 君   生活環境部長   高 橋   徹 君    福祉保健部長福祉事務所長             宮 津 健 一 君   消防長      加 藤 隆 久 君    企画部次長政策推進課長         教育委員会次長教育総務課長             徳 部 正 憲 君            安 波 照 夫 君    水道局参事兼管理課長           消防本部次長兼消防署長             田 仲 良 行 君            伊 南 重 伸 君    選挙管理委員会事務局長             宇都宮 俊 秀 君   監査事務局長   藤 野   博 君    総務部次長兼職員課長             中 野 義 幸 君   課税課長     荒 金   傳 君    観光経済部次長ONSENツーリズム局長      ONSENツーリズム局温泉振興室長             吉 本 博 行 君            浜 口 善 友 君    商工課長     古 庄   剛 君   商工課参事    永 井 正 之 君    競輪事業課長   後 藤 邦 俊 君   環境安全課長   甲 斐 敬 造 君    保健年金課参事  立 川 有 近 君   障害福祉課長   村 田 忠 徳 君    児童家庭課長   板 井 要 治 君   保健医療課長   宮 田 博 仁 君    土木課参事    高 森 克 史 君   都市計画課長   内 田 一 章 君    学校教育課長   辻   修二郎 君   スポーツ振興課長 伊 豆 富 生 君    別府商業高校事務長             三 良 寿 夫 君   消防本部庶務課長 二 宮   司 君 〇議会事務局出席者    局長       岩 本 常 雄     参事       加 藤 陽 三    次長兼調査係長  是 永 敏 明     次長兼議事係長  本 田 明 彦    主査       渡 辺 敏 之     主査       濱 崎 憲 幸    主査       永 野 修 子     主査       花 田 伸 一    主査       柏 木 正 義     速記者      桐 生 能 成 〇議事日程表(第5号)       平成19年3月9日(金曜日)午前10時開議    第1 一般質問    第2 議第39号 別府市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の             制定について 〇本日の会議に付した事件    日程第1〜日程第2(議事日程に同じ)       午前10時00分 開会 ○議長(原 克実君) ただいまから、継続市議会定例会を開会いたします。  本日の議事は、お手元に配付しております議事日程第5号により行います。  それでは日程第1により、昨日に引き続き一般質問を行います。  通告の順序により、発言を許可いたします。 ○5番(麻生 健君) 一般質問の最終日のトップバッターとして質問をさせていただきますが、13番議員と25番議員がすでに同様の質問をされておりますので、重なる部分があろうかと思いますが、少し観点を変えて質問をさせていただきたいと思います。質問通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  別府市の抱える問題として、全体としていろいろとお聞きをしたいわけでありますが、観光都市別府市としまして、今すぐやるべき問題、そしてできる問題として別府市の道路行政についてお聞きしたいと思いますが、まずメインストリートであります駅前通りについてお聞きし、これに関連いたしまして、駅前通りについてのこれまでの建設から今日に至るまでの経緯、それから現状、それから今後の改修予定についてお聞きし、それから駅前通りを中心とした中心市街地活性化計画についてお聞きをしてまいりたいと思います。そして最後に別府市の道路行政、今後の道路改修計画についてお聞きをしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それでは、まず駅前通りについてお聞きをしたいと思います。  当初は駅前通りの御影石の舗装工事に当たりましては、もう12年前になりますけれども、大分県といろいろ協議をし、お願いをして着工にこぎつけた経緯があったと思いますが、現在の駅前通りの状況を見ますときに、特に車道部分でございます。御影石の剥離によるでこぼこが目立ちまして、あちこちに黒いアスファルトで補修した箇所が多く見られ、別府市の駅からつながるメインストリートとして決してふさわしい道路ではない状況にあるというふうに考えるわけでありますが、そして多くの議員さんたちもお聞きをしていると思いますが、市民の皆さんとか観光客の皆さん、こういった方からも苦情やら要望が寄せられていることと思います。もうすでに答弁された部分がありますが、県にお願いをしまして連携をとって、至急全面的に改修を行っていただきたいと思います。  といいますのも、今の状態が続き、今行われている補修工事がこのまま続けていかれますと、後になって全面改修工事を行う。当初は市費負担の時代もありましたけれども、県予算とはいえ、今後投入する改修工事費が遅くなればなるほど、改修工事をするに当たって全部またはぎ取ってしまわなければならない。そういうことでむだな経費になってしまうのではないか、こういうふうに考えるわけであります。こういったことを防ぐことを念頭に置きながら、まず質問に入っていきたいと思います。  それでは、まず駅前通りの車道部分についてお聞きをしたいと思いますが、今申し上げましたように、12年ぐらい前に行われた事業だったと思いますが、一昨日の25番議員の質問にもありましたが、車道、歩道、街路灯、そういったものを含めて15億2,000万円の費用がかかったということでありましたが、駅前通りの特に車道部分の石張りをしておりますが、今12年ぐらい前と言いましたが、大体完成された時期はいつごろか、こういうことからまずお聞きをしたいと思います。 ○都市計画課長(内田一章君) お答えいたします。  駅前通りのシンボルロード整備事業として行いました事業が、完成はいつごろかというような御質問でございます。駅前通りは、別府駅前通りシンボルロード整備事業として平成2年度から平成6年度にかけて整備を行っております。御質問の車道部分の石張り舗装は平成6年度に実施しておりまして、平成7年3月に完成しております。 ○5番(麻生 健君) 今答えにもありました、完成後12年が経過して、車道部分の石張りがかなり傷んでいる。特にそれが原因と思われる付近住民の方から言われる振動や騒音。それに特に別府は観光都市でありますから、女性のハイヒールの方とか、あるいは高齢者や障がい者の方々にとって非常に歩きにくい。さらには雨が降れば剥離した部分に水がたまって、観光都市別府の主要道路として、また住民はもちろんですが、観光客に与えるイメージとしてふさわしくない状態にあるのではないか。県道ではございますが、その状況をどのように把握しているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○都市計画課長(内田一章君) お答えいたします。  現在の状態がどのような状況になっているのかという御質問でございます。議員御指摘のとおり車道部分の石の剥離や陥没等の傷みが発生しておりまして、車の通行やイベント等の使用に支障のないよう、大分県の方で維持補修をしておりますけれども、大変な作業ということで苦慮している状況であるというふうに聞いております。 ○5番(麻生 健君) 私も土木事務所に行って、ちょっと話を伺った経緯があります。大分県が車道部分の舗装を考えているということでありますが、また後で別府市全体の道路計画と改修計画ということでお聞きをいたしますが、どのような手順、どのような方式でというのですか、実施していく予定か。県との協議、そういうことがおわかりになればお聞かせをいただきたいと思います。 ○都市計画課長(内田一章君) お答えいたします。  どのような手順で実施していくのかという御質問でございます。現在、車道舗装の改修につきましては、大分県より協議をいただいております。まだ計画の段階ですが、大分県は安全性、走行性、維持管理面から排水性の舗装を計画しているようでございます。今後、駅前通り会地元自治会、あるいは公安委員会、あるいは交通事業者、観光協会などへの説明を行い、その中で意見や要望を聞きながら詳細を決めていくようになろうかというふうに思っております。 ○5番(麻生 健君) いろんな方の意見をお聞きするということであるわけなのですが、特にあの駅前を通ってみますとおわかりになりますように、街路灯とか車道、歩道部分の石張り部分を含めてかなり、新設当時としてはモダンな観光都市別府にふさわしい道路であったのではないかというふうに思うわけでありますが、話を聞きながら詳細を詰めていくという今答弁にありましたが、今後改修に当たって、現在の駅前通りの景観、特に歩道の部分は十分にケアされていると思いますが、石張りや、今申し上げましたアンティークな街灯と調和した舗装にしてもらいたいというふうに考えるわけでありますが、排水舗装を計画しているということなのですが、その点についてどのような協議が進んでおるのか、お答えできる範囲で結構ですので、お答えをいただきたいと思います。 ○都市計画課長(内田一章君) お答えいたします。  車道につきましては、先ほどもちょっと御説明いたしましたが、排水性舗装ということで県の方は考えているようでございます。別府市といたしましても、駅前通りのイメージを大切に考えておりますので、できる限り周辺の景観に配慮していただくよう要望してまいりたいというふうに考えております。 ○5番(麻生 健君) 特に今申し上げましたように、車道部分の舗装については各関係者の意見を十分お聞きして協議をしてもらいたいというふうに考えるわけであります。  すでに御承知のように、平成20年には国体も開催されるわけであります。それからその国体の開催につきましても、別府市におきましても6競技が開催されるということが予定されております。6競技でありますけれども、観光地別府でございますから、競技に参加されなくても、宿泊をされるという方もいらっしゃることが当然予想されるわけでございます。ですから、多くの選手や観光客の皆さんが駅前通りを利用することになる、なっていただきたいというふうに思うわけでありますけれども、重なりますが、別府市のイメージアップになるように一日も早く改修をしていただきたい。20年に国体が開催されるということでありますけれども、できるだけ早く改修をしていただきたいと思いますが、この点についてはどのようにお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○都市計画課長(内田一章君) お答えいたします。  この駅前通りが中心市街地の幹線道路でありますことから、多くの観光客の方も利用されておりますし、さらには祭りやイベント等にも利用されております。今、議員のお話がありましたように、2巡目国体も開催されますことから、早期の着手を県の方にお願いしてまいりたいというふうに考えております。 ○5番(麻生 健君) 何度も申し上げますけれども、国体開催に間に合わせて改修をしていただくというのは当然でありますけれども、ぜひ一日も早く着工をしていただき、19年度にという話もございますが、人も車も安心して通れるように改修していただき、イベント等の開催に支障がないように、観光都市別府メインストリートとして恥ずかしくない道路としていただきますように、重ねて十分協議をしていただいた上で施行していただくようにお願いをしたいと思います。  それでは、都市計画が今県といろいろ協議中であるということをお聞きしましたが、都市計画課におきまして、駅前通りのこれまでの大分県との協議とか地元の関係団体への説明をした上で、その上で意見や要望を聞いて工事施行を進めていくというような説明がありましたが、次に、今いろいろと話が出ております駅前通りを中心とした中心市街地活性化計画についてお聞きをしたいと思いますが、もう工事が始まっておりますが、株式会社イズミの進出ということでございますが、第2次計画のシネコン、それからあるいは立体駐車場、それから高齢者、障がい者に配慮したエレベーターつきの歩道橋、足湯等の設置についても考えていただきたいと思いますが、そういうことを念頭に置きながら、今申し上げました中心市街地活性化ということなのですが、市は改定まちづくり3法の中で中心市街地活性化法に基づいた基本計画を策定し、さらに国の認定を受けながら中心市街地の活性化を図ろうと目指しているということでございます。新聞報道等にもありましたが、中心市街地活性化協議会設置準備会からの中間報告の報道がなされておりましたが、いつごろ受けて、その中身についてどのようなものであったかということについてお聞かせをいただきたいと思います。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えをいたします。  中間報告の時期でございますが、1月26日に活性化協議会設置準備会の方から市の方に提出されております。また、この内容は、まちづくりコンセプト案と対象の中心となるターゲット、そして民間の提案事業について観光系と居住系に区分されたものが提出されております。それぞれこの中で核となるプロジェクトを決めておりまして、観光系では竹瓦界隈の再生事業、それから居住系としては駅前界隈の再生事業と位置づけたものが、この内容でございます。 ○5番(麻生 健君) 今答弁にありましたように、この中間報告の内容がコアプロジェクトとして、一つは竹瓦界隈の再生事業が位置づけられて、竹瓦に匹敵する居住系、竹瓦界隈が観光系ということでございましたが、居住系のコアプロジェクトとして駅前界隈再生事業が提案をされたということでありますが、この駅前系界隈の再生事業は、線でつないでいきますと別府駅、それから今取りざたされておりますけれども、近鉄跡地の大型複合マンション、それに引き続きます駅前通り、それから今、観光系のコアプロジェクトと言われました竹瓦界隈、国道10号、それから北浜の旅館街、そして北浜公園界隈、そして何度も申し上げますが、ことしの冬に完成が予定されておりますゆめタウン別府へとつながっていくわけでございます。当然、西法寺通りとかやよい銀天街それから銀座街、それから楠銀天街、そして流川通りの各商店街へとつながっていくわけでございますが、そういったもちろん主要な商店街につながる通りも含まれていくようになっていっていただきたいという希望的観測も踏まえて考えておるわけであります。このエリアを活性化しようとしていくときには、駅からゆめタウンまでの回遊性を図っていくという課題もあります。この点については過去の議会でもいろいろ質疑が交わされたところでありますが、この点につきまして、今、駅前通りの置かれている立場というのが、非常に重要な役割を担っていくということになるわけではないかと思うわけであります。  先ほど答弁もありましたが、現在市がまとめようとしております中心市街地活性化基本計画で駅前通りをどのように整備していこうというふうに考えておられるのか。計画段階でございますので、中間報告があったということでございますので、今答えられる範囲で結構でございます。ぜひ、詳細にお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えさせていただきます。  5番議員さん御指摘のように、中心市街地の活性化を図る上で駅前通りという位置は、別府のいわば顔に当たるような地域でございますので、大変重要な地域であると私どもは認識いたしております。今、活性化協議会の準備会の方でこの計画について審議しているわけでございますが、これはまだ具体的に正式決定ということではございませんが、中間報告における駅前界隈再生事業といたしましては、アートやモニュメント、それから花壇やベンチなどの設置、またライトアップイルミネーションなどによる駅前通りの公園化事業を推進をしようという提案でございます。それから、これを受けまして私どもとしても県の方に、今回作成する中心市街地の計画の中に、駅前通りの道路整備というものを、先ほど都市計画課長の方からお答えさせていただいておりますが、この計画を、道路改修計画をこの中心市街地の基本計画の中に盛り込んでいいかというお尋ねをしたところ、県の方は、まだこれは正式な決定ではないからというようなことでございまして、この件につきましては、今後周辺住民との協議をしていきながら御要望を聞く中で道路整備を図っていきたいと考えております。  それから、最終的にはこういうものが決まりましてから、駅前通りの整備というものは快適な空間形成と空間にマッチした官民の事業を策定いたしまして、今後事業実施の中でこの道路改修、県が実施する道路改修の調和を図りながら駅前通りのまちづくりを進めていきたいと考えております。 ○5番(麻生 健君) アートやモニュメントや花壇やベンチ、ライトアップイルミネーション、私が想像していた以上に計画が盛り込まれているようでありますが、駅前通りの改修につきましては、今答弁にありましたように地域住民、関係者等の御意見を十分反映できるよう、県と市と民と、そういったところで連携をとって進めていっていただきたい、このように考えております。  また、この活性化計画では、ゆめタウンと商店街への回遊性を図る点も大変重要なポイントだと考えております。この点についても賛否いろいろあるところでありますが、十分配慮した事業展開をお願いしたいと申しておきたいと思います。  先ほど申し上げたことと重なりますが、新聞広告等で第2次計画ということで、ぜひ特に若い人たちの要望がありますシネコンであるとか、あるいは高齢者、障がい者に配慮したエレベーターエスカレーターつきの歩道橋、それから回遊性を生ませるための立体駐車場の設置等、早期にイズミの方にも実施をしていただきたいというふうに考えております。  それから、特にイズミが進出するに当たって市長の英断によりまして売却ではない、賃貸借ということで決定されたわけですが、固定資産税の税収と、それから土地の賃貸借料合わせて1億5,000万円が予定をされておる。こういうことを今後のまちづくりにぜひ有効に生かしていただきたいというふうに、お願いをしておきたいと思います。  それでは、今まで都市計画課、商工課、そういった関係課につきましてお聞きをいたしましたが、最後に全体的な道路計画ということでお聞きをしたいと思いますが、今まで駅前通りの石畳舗装の維持管理について、あるいは中心市街地活性化計画、その関連で道路整備の質問をしてきたわけでありますが、道路行政は駅前通りだけではありません。市内全域に及んでおります。路面舗装はアスファルト舗装のほかに景観等に配慮して石畳の舗装を他地域でも実施され、あるいはインターロッキング舗装、それから薄層カラー舗装というのですか、さまざまなアスファルト舗装以外の特殊舗装が施工されております。駅前通りの石畳舗装と同様に、私が見ます限り特にインターロッキング舗装につきましても、何カ所かで施工されておるわけでありますけれども、このインターロッキング舗装につきましても、黒のアスファルトによる補修が目立っておる。そして当然、路面のでこぼこであるとかがたつきが見られる箇所が各所に見られます。こういったことは歩行者等にとりましても、あるいは特に単車で通る人にとりましても事故の原因となりかねません。今後は景観等を配慮して舗装工事を施行する場合、非常にそれは結構なのです。観光都市ということですから、そういう景観に配慮して舗装工事をするということは非常に結構なことなのですが、今申し上げたようにインターロッキングがない、御影石がないというとろについて、もうすでに黒いアスファルトで補修をしておるというようなことがあちこちで見られるわけでございますので、できましたら恒久的に同じ補修工事が可能で、最少の経費で維持管理ができるような道路事業をお願いしたいというふうに考えるわけですが、この点について道路担当課ではどういうふうにお考えか、お聞きをしたいと思います。 ○土木課参事(高森克史君) お答えいたします。  道路事業についての貴重な御意見、ありがとうございます。過去に施行した石畳舗装、あるいはインターロッキングの舗装について、景観を配慮して施行したものですが、議員の御指摘のとおり維持管理について問題がございます。  原因としては、まず石畳舗装の駅前通りですが、市内でも有数の交通量の多い路線で、バス等重量車の通行も多く、施工当時車道部の石畳舗装は全国的にも事例も少なく、確実な施工方法が確立されていない中での施工となり、結果的に今日の状況を招いております。その後、同じくバス路線で車道部石畳舗装として別府公園とビーコンの間の野口原実相寺公園道路を施工していますが、石畳の下にアスファルト系の特殊乳剤を注入する特許工法で施工されており、現在まで維持管理上何ら問題なく推移しております。この実績を踏まえて、現在施工中の鉄輪地区のいでゆ坂、みゆき坂の石畳舗装もこの工法を採用しております。  次に、インターロッキングの舗装ですが、製品が開発された当時、色の組み合わせにより周囲の景観に合わせてさまざまなデザインの舗装ができること、理論的に十分に加重に耐えられること等により、全国的に採用された時期がありました。本市でも車道部では市営野口原墓地内の市道、天満町の旧大仏下の横通り、北浜1丁目の駅前通りから竹瓦温泉へ通じる通称竹瓦横丁等で施工していますが、石畳舗装と同様に施工実績が少ない中での施工に問題があったと考えております。今後、これらの経験を踏まえて特殊舗装の施工については安易に新製品や新工法を採用することなく、施工後の維持管理上の実態・実績・経費を調べ、恒久的に最少の経費で維持管理のできる工法を採用するよう心がけてまいりたいと考えております。 ○5番(麻生 健君) 反省されている点も見られると思いますが、今後厳しい財政状況が続く中で、新規の箱物事業を初めとして、必要不可欠なもの以外はなかなかできにくいのではないかと思います。もちろんできないのではないかと思いますし、今後の財政状況を考えたときはすべきではないと思います。  しかし、すでにあるものにつきましては、補修工事をしていかなければならないということでございます。その中で最も重要な社会基盤の一つであります道路については、生活面、先ほどから申し上げておりますが、観光面からも、よそから来たお客様が見て美しい道路であると思っていただけるように、必要に応じて改修工事を施していかなければならないというふうに考えておるわけではございますが、そこで、今まで述べてきましたように、将来を見据えた道路事業を展開していただきたいと思いますが、今まで担当課の参事にお答えをいただきましたが、市長の考え方、こういったものにつきまして何か御意見がありましたら、お聞きをしたいと思います。 ○市長(浜田 博君) お答えをいたします。  議員御指摘の道路行政についてでございますが、既存の道路をどのように維持管理をしていくのか、そしてまた新設・改良していくかということにつきましては、観光都市別府にとりましても非常に重要なことだ、このように考えております。市民の皆さんや観光客の方々が安心して歩けるように、また生活道路、幹線道路の延命化も図りながら、周遊性は当然でありますが、にぎわいのある空間、こういったものの創出を図っていくと市民生活に潤いをもたらすという、まさに今進めておりますONSENツーリズムに合った都市空間づくりを進めてまいりたい、このように考えております。  さて、麻生議員におきましては、議員最後の質問でございますし、私もあなたの答弁をするのも最後となります。一言お礼を申し上げたいと思います。  病気とはいえ、志半ばにして引退を決断されました議員の胸中を思うときに、そこに至るまでの苦しみ、それから苦悩がしのばれまして、何と言っていいか言葉が本当に見つかりません。病に倒れて救急車で国立亀川病院にも運ばれたこともありました。そしてあの事件以来、あなたは大好きなお酒もやめて、一滴も飲まずに、それ以降地元の世話活動を初め献身的に頑張っている姿も拝見させていただきました。その間、奥様の苦悩、そしてお子さんの学校でのいじめの問題、いろんな世間の目は非常に冷たく、大変御苦労された状況、家族の会話もなく暗い、苦しい苦悩の日々が続いたというふうに聞いております。今、決断した後は非常に家族の会話も戻って、明るく和やかな生活に戻られたということも、ある方から聞きました。今、私、何かほっとした感じがしております。  どうぞ、今後お体には十分気をつけられまして健康を回復され、そして御苦労をかけた家族の皆さんと一緒に明るく楽しい生活を送っていただきますように御祈念を申し上げる次第でございます。  そして、今後は一市民の立場から、また元市役所職員であったというキャリアを生かしながら、別府市政に対しましても温かい御指導をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。長い間、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。(拍手)
    ○5番(麻生 健君) どうもありがとうございます。  最後にイズミの誘致ということでございますが、この点につきましても、何度も同じことを申し上げますけれども、既存の大型店それから商店街、共存共栄を図りながら別府市の活性化をぜひ図っていただきたいと思います。  今、市長の答弁、ねぎらいの言葉の中にもありましたが、最後に、1期4年間でありましたけれども、議員の皆様方に対しまして、それから市の執行部の皆さん方に対しまして、大変いろいろ御迷惑をおかけいたしました。また大変お世話になりました。この場を借りまして、心からおわびとお礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。  最後の質問になりますが、これで私の質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) ○23番(河野数則君) それでは、質問の順序に従いまして質問をしてまいりたいと思います。  まず最初に、さきの12月議会でも質問をしてまいりました北部振興策について、亀川駅周辺対策、そして浜田温泉駐車場整備、それからAPUと地元亀川地区との共存共栄とはについて、質問をしてまいりたいと思います。  まず、亀川の駅前周辺の改修については、以前から何回となく都市計画の課長さんと打ち合わせもいたしました。ここに、すばらしい絵をいただいています。この絵どおりに実施ができれば言うことはないのですけれども、私が今考えますに、この計画は浜田市長さん、またことし4月に手を挙げられて立候補を表明されておりますけれども、来期の在任中に完成する事業ではないというふうに思っております。普通でしたら、公約事項というのは、やはり在任中に済むのが公約事項かなというふうに私は今まで認識をしておりました、ちょっと考えの違いかどうかはわかりませんけれども。しかし、当初の計画は、立命館が4年後全部就学ができたときに亀川駅も全部周辺対策も終わるという事業計画の中で、あの亀川駅の周辺対策が盛り込まれていました。今ほとんど手つかずで終わっています。ただ、今絵ができただけです。補助事業についてもこれから国・県、あるいは関係団体にいろんな形の中で補助を申請しながら事業が成り立っていくのかなというふうに思っています。ですから、今の計画どおりに果たして年次計画でいくのかどうかというのもちょっと疑問でありますけれども、できればこのままいってもらいたい、すばらしいものだというふうに思っています。しかし、中身についてはいろいろあり、今満足しておりますけれども、部分的に合点のいかないところもあります。ですから、この駅の周辺については、都市計画の課長さん、お休みの時間も割いて地元に説明会を開いたり、いろんな形の中で寄与される。これに私も敬意を表したいと思っています。  ただ、現実問題としてできることがあるのですから、このできる問題だけは手をつけて解決をしてもらいたいな。それは何かといいますと、例の道路にとめているバスの問題です。これは、あの地域の住民の方は大変本当に迷惑しています。朝のラッシュ時にバスを2台あそこにとめて、駐車禁止でありながら何もできない、警察も手が出せない。このバスをのけることによって、今度立命館の通学をする子どもさんに大変な迷惑がかかる。いろんな問題が生じています。  それからもう1点は、私の家内が亀川の関の江のマルショクの横で小さい弁当屋をいたしておりますけれども、私も手がすいたときには時々加勢に行きます、毎日ではありませんけれども。マルショクさんの配慮で南側の入り口のところに三、四台分、自転車の駐輪場に開放しているようにあります。しかし、これがどういうふうな指導をされているのかな。疑問です。というのは、バスに乗るために自転車に子どもさんが乗ってくるのですけれども、そのまま置いたら、自転車はスタンドを立てるどころではありません、乗ったら、そのまますうっと投げやりです。自転車がひっくり返ろうがどうしようが、関係ないのですね。ですから、並べ方がめちゃくちゃ。私は見かねて時々整理をさせて、入り口まで出ていますので整理することもありますけれども、これも一つはやはり、私は亀川にああいう立命館ができたということについては反対ではありませんけれども、学校なり、それをいろんな指導をする団体があるわけでしょうから、そこら辺の日常の生活についてもやっぱり行政と連絡をとりながら指導していただきたいな。  それから、夜無灯火が非常に多い。車道を走る、人道を走る、もういろんなところに自転車で乗っています。50ccのミニバイクが走り回ります。夜中だろうと昼間だろうと、もう勝手ですね。ですから、そういうこともやっぱり同じ亀川に住んでおきながらいろんな問題点が起こっておりますので、その辺も担当課の課長にいろんな形で申し上げました。しかし、どういうわけか答えが全く返ってきません。何回お願いをしても、当局側は課長、一生懸命学校側、それからクリオテック側に交渉をいただている、私も姿を見ていますけれども、全く答えが返ってきてない。共存共栄とは何でしょうか、もう読んで字のごとしですよ。お互いが助け合いながら、小さなことでもお互いが助け合いながらお互いが生きていく、これですね。このことすら全く答えがない。要らぬ世話焼くなということですよ。自分たちは自分たちでやるのだ、それならそれで結構です。私らも亀川に長く住んでいますから、学校側がそういう態度で来るのなら、私らも住民の方々と話をしながら、学校だけ勝手にすればいいではないですかということになります。しかし、そうはいきません。子どもさんは非常に、地元になじもうと思って一生懸命努力しています。いろんな祭りごとにも参加してくれます。ですから、いろんな形の中で御加勢はするのですけれども、第一経営者の学校側がそのことが全くないのですね。子どもさんは一生懸命になっています。ですから、それは根本的に考え方が妙なことになってしまって、うまくいってない。このこともぜひ行政の方で、時間がかかると思いますが、解決をしてもらいたい。  そういうことで駅の周辺整備と立命館の問題については、もう多くは言いません。当局側の課長さん、係長さん、いろんな職員の方が一生懸命交渉していただいておりますので、また一生懸命やってもらいたいというふうに思います。  それから、市長、例の浜田温泉の駐車場の件です。今度は取り上げましたけれども、私もこの3年間ずっと見てきました。というのは、あの浜田温泉を賛否両論ありながら現在地に新築をしました。そして奇特な方がおられて御寄附をいただいて、資料館として今、浜田温泉の昔の姿が戻っています。しかし、残念ながら市長ね、あの姿を見たらほとんど訪れる人がありません。建ったそのままです。ほとんど活用されてない。何も利用されてない。あそこをするときに、あの浜田温泉が亀川の観光の源になるのだというようないろんな論議があったのですけれども、もう日中ほとんどあそこを見に来る人はいないのですね。そして、あの新しい資料館が建ったところに、浜田温泉の駐車場の予定地だったのですね。では、駐車場をどうするのですかという論議の中で、海岸線の方に公園用地だと思いますけれども、それを整備して浜田温泉には迷惑かけないように駐車場を整備しましょうという約束でした。いまだに何もできていない。  きのうもちょっと論議がありました。違法駐輪・自転車の問題、それから違法の駐車の問題、車の問題ね、いろんなものがありましたけれども、課長に答弁をしていただくと困ると思う。私が言います。あそこに、わけわからん車が何台かあるのです。そのために駐車場整備ができない。別府市に、車の条例も何もないのですね。通報したって持ち主がわからんと私は思いますよ。それでおくれているのかな。3年間ほったらかし。たぶん、そうではないかなと思うのですね。でないと、空き地があるのですから、やろうと思えばいつでも駐車場整備ができるわけです。もしそうでなければそうでないと、明確に答弁してください。そしてやる時期を、約束ですから、あの資料館を建てるときに駐車場は裏の海岸線の公園に駐車場をつくるのですよと約束であれができたわけですから、そこら辺も含めてできるかできないのか、答弁をいただきたい。 ○ONSENツーリズム局長(吉本博行君) お答えいたします。  御質問の駐車場につきましては、議員御指摘のように公園用地としてあの場所を借り受け、駐車場で使用しているところであります。担当課と協議して、速やかに整備工事を行いたいと考えております。 ○23番(河野数則君) いやいや、速やかにはいいのですよ。ですから、私がなぜ今までほったらかしでしなかったのですかと聞いておるだけなのだ。では、問題提起をされたら速やかにやるのですか。そんなものではないですよ。行政というのは約束したら、やっぱり地域の小さなことでも約束をしたら約束どおりしなければいかんです。そうでしょう。速やかにというのは、早くということですよね。いつまでにやるのですか。 ○温泉振興室長(浜口善友君) お答えをいたします。  駐車場の整備の期限につきましては、現在敷地の中に放置車両がございます。それはもう事実でございます。放置車両の撤去にはいろいろ手続がございますので、そういった手続にどの程度時間がかかるのかというふうなことで、まだその期日につきましては正確な答えはこの場ではできないというふうに考えますが、できるだけ早くそういった取り組みをして整備に取りかかりたいというふうに考えております。 ○23番(河野数則君) いいです。そういうふうに私が今申し上げましたので、当局側もそういう形の中で早くやろうということがあれば早くやってください。なぜ言うかというと、約束事です。約束事は、やっぱりたがえてはいかんですね。そういうことですので、ぜひこの駐車場整備についても早くやっていただきたいというふうに思います。  それから、さきに駅の周辺でトイレの問題も出ていました。しかし、これ、トイレの問題、いろいろやっぱり問題点があると思うのですね。管理はどこにするのか、使用はどうするのか、いろんな問題点がありますので、そこら辺もよくやっぱり研究・検討しながらこのトイレの問題も、地域住民の方はあってほしいという意見があります。ですから、そこら辺も含めてやってもらいたい。  それから、浜田公園の中にトイレがあるからいいではないかという論議のようにありますけれども、できれば市長ね、今市内の中であちこち公園をずっと整備をしていますので、この駅前の周辺と、整備の中の一つとしてあの浜田公園もぜひやっぱり、若い人がたくさん今亀川に住んでいますので、憩いの場になるような公園整備もしてもらいたいな。  それと、一つはあの位置づけが、まだ恐らく児童福祉公園の位置づけになっているのではないかなと思うのですね。ですから、児童福祉公園の位置づけになるとなかなか予算がとりにくい。ですから、普通のやっぱり公園扱いにしていただいて、その整備もお願いしたいなというふうにお願いをしておきます。  そういうことで、北部振興策については終わらせていただきます。  次に通告をいたしておりますパークゴルフ場の建設ということですけれども、まず課長に何回かお話をしました。そこで、このパークゴルフ場というのは、今全国的にすごい勢いであちこちに建設されています。そこで、別府市としてもこのパークゴルフ場がどういうものなのか、研究したことがあるのかどうなのかお尋ねをしたいと思います。 ○スポーツ振興課長(伊豆富生君) お答えいたします。  パークゴルフは、クラブ1本で芝生の上でゴルフボールの倍の大きさのプラスチックボールを打ち、18ホールほとんどゴルフと同じルールで回ります。クラブにロフト、いわゆる角度がついていませんので、打っても玉は空中に上がりません、飛びません。ですから、安全で、だれもがすぐに参加できるものであります。これは25年ほど前に北海道で始まったと聞いております。 ○23番(河野数則君) そのとおりです。市長、今私の調査の段階は、調べた中でこのパークゴルフ人口というのは、今日本でも100万人を突破するような勢いで普及をされております。別府市においてもことしの1月に別府市パークゴルフ協会というのが設立されまして、その会員も、別府市にはパークゴルフ場がないのですけれども、会員がすごい勢いでふえています。これ、今、課長の答弁があったように本当に簡単なのですね。クラブ1本で全部できる。ゴルフみたいに何十本も要りません。それから広い面積も、大した面積も要りません。それから後のメンテも非常に楽なのですね。ですから、ルールは普通のゴルフとほとんど同じようなゴルフです。そして18ホール、ゴルフと一緒のがあるのですけれども、ハーフ9ホール、9ホール。一番短いので一つのコースが20メーター程度、長いので100メーター以内という規定がされていますので、普通のゴルフのロングコースが1ホール分あれば18ホールが入れるぐらいの面積でパークゴルフ場は建設できる。それもパー33、33、18で66のスコアで上がればパープレーということになります。距離にして歩く距離が大体2キロか3キロ程度で終わるわけです、1時間程度。そうすると、ほんの昼休みの間でもハーフならできるとか、健康増進にもすばらしいスポーツなのですね。今、正直言いまして国体にも取り入れられようかなというぐらいに普及をしました。  そこで、何回かスポーツ振興課長さんとお話ししましたが、別府市で検討する余地があるのかないのか、そこら辺をお尋ねしたいと思います。 ○スポーツ振興課長(伊豆富生君) お答えいたします。  このパークゴルフは、今、議員さんがおっしゃいましたように、大人から子どもまで、いわゆる3世代で競技を楽しめる、そういう生涯スポーツとして競技者もふえております。住民の健康増進、競技大会による観光客の誘致にも貢献できるものと思いますので、今後の検討課題として、教育委員会だけではなく関係各課と前向きに協議してまいりたい、このように考えております。 ○23番(河野数則君) 市長、今別府市と関係があります阿蘇市ね。あそこに、ついこの前まで長陽村というのがありました。横断道路をずっと下っていくと阿蘇から高森に行く道路に赤い橋がありますけれども、それを渡って、すぐ左に上がったところに東急ゴルフがあります。その奥に長陽村、今は阿蘇市になりましたけれども、すばらしい36ホールのパークゴルフ場があります。その横に何とバリアフリーの、身障者の方が車いすでできるパークゴルフ場もあるのですよ、一緒に。やっぱり別府は温泉観光都市ですので、そういうものまで含んだ発想で計画をしていただけると、別府でパークゴルフをしながら、温泉に入りながら、治療しながら、健康のためにと、いろんな形の中でやっぱり一つの大会を開けば、そのかわり36ホールぐらい要ると思うのですけれども、時間の関係で、1時間ぐらいですから。パークゴルフというのは、もう一回言いますけれども、前の組がホールアウトしないと後が打てません、距離が短いので。ゴルフみたいに例えば打って300ヤード行って後を打つわけにいきません。前の組がホールアウトした後に必ず打っていくというルールですので、余りコースが少ないと混んでしまって競技ができませんから、大体国際競技をするには36ホールぐらい必要なのかな。しかし、36ホールといっても普通のゴルフのコースの4コースか5コース分ぐらいあれば36できるわけですから、さっき申しましたように面積もそんなに大して要りません。  そういうことで、このことによって今からの時代、以前別府にゲートボールしながら温泉に入る、それからグラウンドゴルフしながら温泉に入るという大会がいろんな形で組まれました。このパークゴルフを通じてたくさんの方々に別府に来ていただく観光誘致の一助にも、スポーツ観光の一助にもなるのではないかなというふうに考えています。  それからもう1点。今このパークゴルフは韓国、中国、もうあちこちの国ですごい盛んになっています。大体北海道が発祥の地で50以上コースがあるのですけれども、大分県には今公認コースが三つあります。ですから、今パークゴルフをする人はほとんど国東か山香か安心院かでするのですけれども、そういう形の中でぜひ、スポーツ観光を提唱されている市長さんですので、このこともお考えになっていただいて別府の観光誘致の一つにしていただきたいな。  市長、どうですか。ちょっと一言だけ、そういうお考えがあるかどうか答弁をいただけませんか。 ○市長(浜田 博君) 大変すばらしい御提言だと思います。この件につきましては、私が就任した当時からいろんな議員からも、パークゴルフ場が将来絶対観光再生に結びつくよというお話も聞いておりまして、私なりにもいろんな候補地を探しながら検討はしてきております。しかし、また今新たな本当にすばらしい御提言をいただいたので、これからは本気になって市有地の問題、いろんな場所の問題、そのことを含めて検討に入りたい、このように思っています。ありがとうございました。 ○23番(河野数則君) ありがとうございます。市長ね、私も知っています。春木苗圃とかいろんな場所をどうなのか、検討材料にしたことは知っています。しかし、つくるのなら市長ね、中途半端はだめです。中途半端は中途半端に終わります。ですから、やるのなら、面積も大して要りませんから、公式のパークゴルフができるような公式のパークゴルフ場をつくらないとだめです。ということは、お客さんがそこに来ない、練習だけで終わってしまいますので、小さなものではなくて、やっぱりさっき言いましたように観光客がどんどんそれに向かって来ていただけるようなすばらしいものを検討してもらいたいなということで、お願いをしておきます。  そういうことで、パークゴルフはこれで終わらせていただきます。  続きまして、今度の問題が難問です。別府の競輪場問題についてということで通告をさせていただきました。  まず部分的、一部と言います。20数億かけて別府競輪場がリニューアルされました。真ん中の中央の分だけです。しかし、入ってみると、表は、それは何十年前のそのまんまです、中に入ればいいのかどうかわかりませんけれども。やはり私に言わせると、やるのなら幾らかやっぱり手を加えて全体的にやるべきではないかなというのが1点。  それから業者。中にやっぱり入っている業者さんに対して、いろんな形で公募されながら、別府競輪に協力をしてくださいという建前上やっただけに、もうちょっと配慮する必要があるのではないかな。今中に入っている業者さん、私は何回も何回も行って御意見を聞いています。特に裏に五つほど食堂が並んでいますけれども、それはもう、言うことが行くたびに、「河野さん、何とかならんかな」、「何とかならんか」これだけです。お客は全く来ません。何で来ないのかな。表から一番奥。そして真ん中に冷暖房装置をつけた、いい施設がある。この寒い時期に出て、外の食堂に行きませんよ。30分か40分に1回レースがあるわけですから、外まで歩いてうどん頼んで食べていたら、レースが終わってしまう。それでは、やっぱり難しい。どうしてああいう配置になったのかな、何で中途半端なことになったのかな。裏にせっかく広場をつくったわけですから、あの広場に何か競輪と同じようなものをやりながら、やっぱりお客さんがあそこに集まるような場所にしてあげないと、食堂を裏に押し込んで、ここにあるからここに食べに行きなさいでは、なかなか行きません。  それから、課長が入っていますけれども、部長も聞いてください。あなた方はどういうような見方をしているか知りませんけれども、ではあの新しい競輪場を改修してお客さんがふえたか減ったのか、売り上げがふえたのか減ったのか、そこら辺からまず答弁くれませんか。 ○競輪事業課長(後藤邦俊君) お答えします。  メインスタンドは、工事期間中は南側スタンドと西側スタンドで場外発売を行っていました。リニューアルオープン後は、南側スタンドは1階は早朝前売り発売所、そして駐車場の警備員の控室、そして2階が本部関係の控室、そして3階が倉庫ということで活用させていただいております。御案内のとおり平成20年2月23日から25日まで特別競輪の東西王座戦が別府競輪場で開催されます。開催時には1日で4,000人以上の方が来場されるというふうに思っております。そういうことで現在の発売窓数では足りませんので、南側のスタンドの2階と3階に臨時発売所を設けたいというふうに考えているところであります。また、国体の自転車競技が別府競輪場で同じ平成20年9月27日から10月2日まで開催されることになっております。南側スタンドのいす席を選手や役員の待機場所として今考えているところであります。以上が、平成20年のビッグなイベントとなっております。  そして、平成19年度以降の開催日程なのでありますけれども、メインスタンドの改築の関係で平成17年と18年度には本場開催を通常70日しなければならないところを、先ほど言いました工事の関係で40日しか開催することができませんでした。それで両年度とも30日の積み残し分があるわけです。それで、合計で60日という形になっています。この60日分を、平成18年度から消化しているわけであります。それで平成19年度には18日、20年度から22年度までに毎年12日消化していくことになっております。取り残し分を消化しながら通常の開催も行って、さらに場外開催をしなければならないということで、開催日程が過密になっている状況であります。開催するか改修するにしても、最低工期は1カ月以上要するのではないかというふうに思っております。それで開催日程を考えながら、国体が終了する平成20年度までに方針を決定していきたいというふうに考えているところであります。  それと、食堂街が寂しいという意見でございますけれども、第1、第2の駐車場を利用して来場してくるお客さんが大多数であります。それとリニューアルオープンしてすぐ寒くなりましたので、館内に入るとなかなか中から出てこられない状況が挙げられます。これまで関係者の皆さんから御意見をいただきまして、その都度食堂街の代表者と協議をして、できることは取り入れてきたつもりであります。そして先月も部長を交えて食堂街の代表者と話し合いを行いまして、議員の質問と同じような内容が出されてきたところであります。競輪場として今考えていることは、本開催イベントの縮小版として1カ月に1日イベントデーを設けて、フリーマーケット等の催しの場を場外開催日の日曜日か祭日の日に実施したいというふうに考えているところであります。 ○議長(原 克実君) 答弁漏れがあるよ。開設してから売り上げが上がったのか上がってないのか、答弁漏れ。 ○観光経済部長(阿南俊晴君) お答えいたします。  開設後の入場者は、これまでとどうだったかという御質問でございます。実際の全国の競輪場も減少傾向にある中で、別府競輪場もこれまでとは若干減少しているというのが実態でございます。本場におきまして売上的な部分におきましても、平成16年度で約30億、それから17、18年度、今年度決算見込みで約15億。この2カ年につきましては、施設の改修工事をした経過でこういうことになっております。先ほど施設の改修等を含めて、今議会におきまして御提案をさせていただいております。繰越金約8億6,000万を計上し、新年度におきましては11億2,800万の基金積み立てを今議会で御提案をさせていただいております。  今後につきまして、施設改修等を含めまして運営状況も見なければなりませんが、先ほど課長の方から御答弁させていただきましたように、来年の大分国体が終了するまでには何らかの方向性を議会の方にも御相談して出したいというふうに思っております。  また、食堂の件でございます。確かに施設の状況から見ると食堂が一番奥という形、正面玄関から見ればなっておりまして、私も食堂の代表の方と何度となくお会いをしました。その状況については先ほど議員さんからもございましたように、なかなか食堂街まで来れないという部分がございます。新たに別府市としても3店舗の募集をして見えていただいたわけですので、このまま撤退となるような、こういう状況には決してしたくないということで、2月7日にそういう要望をいただきまして、私それから事業課長、職員とともに2月14日にその代表の方々と話し合いをさせていただきました。その内容につきましては、近々御回答させていただこうというふうには思っておりますが、新年度に向けてスポーク広場のいろんな催し物、こういう部分を計画するように担当課長の方に今指示を私としていたしておりますし、ぜひ競輪をする方だけでなくて多くの方々がやはり競輪に親しんでいただく、こういう部分がぜひ新しくなったスポーク広場、また競輪場の施設を見ていただきたいというふうに思っております。今月の来週の日曜日、18日には年1回の競輪ファン感謝デーを実施いたします。タレントであります長州小力さん、それから競輪選手も一緒に皆さん方との交流をする大イベントを予定いたしておりますので、ぜひ多くの市民の方々が見えていただいて、競輪という部分を少しでも理解をしていただく、そうなればありがたいというふうに思っておりますので、こういう部分を引き続きまた話し合いをさせていただきたいというふうに思っております。 ○23番(河野数則君) 課長、部長の言い分は、よくわかるのですよ。それから課長のさっき答弁があった平成20年2月に東西王座戦をやるので、1日に4,000名入る。これは課長は言っておるけれども、3日間だけです。1年通じて3日間だけなのですよ。私が言っておるのは特別ではなくて、今あなた方がやろうとしていること、それから今、部長からるる答弁があったけれども、一般財源にもまだまだ繰越金が10億以上あるというふうな話ですけれども、市長も御存じと思いますけれども、本場開催は大赤字なのです。本場開催は大赤字、そうでしょう。ただ何で補てんしておるかというと、場外の車券売りだけですよ、場外車券売りだけ。そしてあなた方が今計画しておる、いつからの時期になるのか知らんけれども、聞くところによるとナイターもやりたいな。別府でナイター競輪をやるのではないですよ、今日本全国にナイター競輪、ナイターを売っている競輪場が四、五カ所あります。その分を別府で場外で売りたいということですね。そうなると計算、逆算していく、計算していくと1年に300日近く競輪を開催することになる、300日。もう1年じゅう、ほとんど毎日競輪がある。それは競輪の生き残り策として場外車券を売らなければ赤字になる、もうしようがないのだという原理はわかるのですね。わかるけれども、いいですか、これからよく聞いてくださいよ。赤字になったらいかんということで場外の車券をどこでもここでもどんどん、どこでどうかわからんけれども、どんどん売るような今やり方になってくる。  市長、日田の問題が絡んできます。前市長時代に御承知のように、もう長くは言いませんけれども、日田に車券を売りたいということで議会に提案をした。賛否両論ある中で否決をした、別府市議会は。それで新しい浜田市長になられて、日田ではもう車券を売りませんということに回答した。それを受けて武雄の競輪がすぐ宮崎に出たい。この宮崎も本来なら別府だったのですよ、別府だったのです。日田の場外車券場がうまくいっておけば、宮崎もそうだったのですね。武雄は人口が別府市の半分ぐらいしかおりませんけれども、どういうわけか別府に比べて競輪事業に非常に熱心です。前の市長さんから何かあるごとに、事業課に在籍した職員さんは、何か大きなイベントがあるときは5人、10人加勢に行かせて、競輪事業を一生懸命やれということで一生懸命お金を集めて一般財源にどんどんお金を入れてくださいというようなやり方を、ずっととっています。今度また延岡に出しますよ。鹿児島も出していますね。これ、生き残り策なのです、競輪場の。では、逆に言わせると、別府市が20数億円競輪の基金がありました。それを全部取り崩して20数億円別府競輪場に入れた。これは別府競輪場の生き残り策のために入れたと、私は思っています。しかし、残念ながらあの本場の競輪場の中に20数億円入れただけで、今、部長、売り上げが上がっておると。上がっておりはせんのですよ、市長。開催日数をふやしたから上がっただけ。通常の開催日数で上がっておりはせんのですよ。開催日数をどんどんふやしてきたから、売り上げが上がっただけです。そうでしょう。  それからもう1点、どうしても言わなければいかんこと、もう黙っていてくれと言っておったけれども、これは私は、競輪を私は何十年も議員になって言ってきましたのでね。今度の商店街の活性化対策の中に、ある商店街からミニ車券の発売所をつくってくれという依頼が、検討要請が来ておるはずです。これは競輪事業課ではなくて、恐らく私は担当の商工課が受けたのではないかな、所管が違うと思うのですね。しかし、市長、いいですか。別府市が日田に車券売り場を出すときに否決をした理由として、競輪というのをギャンブルという位置づけをしたのです。確かにそうでしょう、ばくちでしょう。別府市には亀川以外には公営も民営もいろんなものの馬券売り場、車券売り場、競輪の発券場、要らないという位置づけだったのですね。しかし、今亀川だけはいろんな雇用の問題とか財政の問題があるので、亀川だけはよかろうと。ですから今、杉乃井の下にパチンコ屋さんができていますけれども、あそこに馬券売り場が出るというような話がありました。しかし、これも猛反対ですよね。という位置づけは、別府市にはもうそういう車券売り場とか馬券売り場とか船券売り場とか、こういうものは亀川以外に要らんのだという位置づけだったのですよ。では、空き店舗対策の一環として所管の担当課が違うにしろ、以前別府市が日田の問題で亀川だけと位置づけして、あとは要らんという中で検討するその理解が得られるのですかどうなのですか。今検討しておるはずです。空き店舗対策でミニ車券発券場をしたらどうかなと検討しておる、内部で。それが今言いましたように、検討材料に議会が、市民の理解が今までのいきさつの中で得られるのかどうなのか。そこら辺を答弁してくれませんか。 ○観光経済部長(阿南俊晴君) お答えいたします。  私の前任者のときから、商店街の方からミニ場外の発券場を設置してほしいという話は、私も引き継ぎをしておりました。私のときになって、またそういう話をいただきました。このミニ場外につきましては、サテライトと違いまして非常に銀行のキャッシュコーナー的な、機具はそういう機械が並ぶ部分でございます。空き店舗対策という、広さ的にはそういう広いスペースは要しないわけでありますので、商店街の方からぜひ設置をしていただけないかという中で、今、議員さんの方からこれまでの経過については、私もちょうど聞いております。  ただ別府市が、先ほど申し上げました、やっぱり26億の財源を投じて競輪場をリニューアルしたということ。それから昭和25年開設以来56年、ことしで57年目になりますが、やはりその中で市として約407億の一般財源の投入。これをやはり競輪をギャンブルというだけにぜひとらえずに、やはりこれだけ長い間市民の皆様方の支えがあって運営できた競輪ですので、ぜひ今回の中心市街地活性化の中でその中心市街地の活性化の一助となればということで、これは担当課は商工課でございますし、競輪事業課に当初その話をしたときに、やはり本場が減ってミニ場外がふえても、これは相殺が競輪場としても大きな利益が上がらないという、売り上げにはならないという、そういう話もございました。だけれども、新たな改修をした中でやはり今後新たなファンをつかむという部分、こういう部分もぜひまた市民の皆様方にも理解をしていただきたいし、競輪の選手等も一緒にイベントをする中で、市民が競輪そのものをスポーツとしてとらえていただければということで、当初から議員さんが言われましたように、若干その辺が変わっておりますが、新たな方策として私どもも取り入れていきたいというふうな思いは、地元からの要請があればしたいという思いを持っております。  そして、今回の中心市街地……(「わかった。23番」と呼ぶ者あり) ○23番(河野数則君) 部長、それはあなたの言うことはわかる。しかし、私が言っておることは、車券を発売するとなったら、宝くじを売るのではないのですよ。宝くじを売るようなものではない。何も見えんものを買う人はおらん。そうなったらモニター、テレビもつけなければいかん。将来的には駐輪場もつくってくれ、駐車場もつくれということになってくる。あなたの言う論議なら、電話投票で結構なのだ。何もミニ発券場なんか要らん。電話で車券を買えるわけですよ、今時代が。何のために、その売り場をつくらなければいかんのですか。そうでしょう。そこにお客さんに来てもらうために、空き店舗対策でお客さんに来てもらうために、ミニ発券場をつくりたいというわけでしょう。ということは、人を集めたいということなのですよ。私に言わせたら言葉は悪いかもしれんけれども、タコがタコの足を食うのと一緒だ、本当の話。今、本場に1,000人来ておらん。きのうだって九百何十名。市長、きのうだって1,000人来てないのですよ。おとといも1,000人来てないですよ。売り上げがきのうもおとといも2日間、きょうは3日目ですけれども、2日間、3,000万いってない。別府本場開催。3,000万売れん競輪場がどこがあるのですか。小倉競輪場なんか、あれは今指定業者制にして民活になった。中で船券も売るようになった。いろんなやり方を変えて、あの小倉のドームの中で今1億5,000万ぐらい売っておる。一時1億切っている。やり方が変わってきた。  だから私が言うように、やり方を何か改革をして、今のままでいいのですかと言っておる。ただ、車券売り場も法律が緩和化されたのはわかっています。サテライトもいろいろつくっていいですよ。それで武雄市さんが宮崎に出したり延岡に出したり鹿児島に出したり、生き残りでどんどんやっておる。ですから、今言うように別府が亀川の本場だけで生き残りができるのですかというのは、裏を返すと、あなた方が決めたんだ。別府には亀川しか競輪場、そういうギャンブルとしての位置づけで船券も売られん、馬券も売られん、車券も売られん、亀川だけでいいのだ、ほかのところのはせんのだと、あなたたちが決めたんだ。そうでしょう。では、今の時期にそれを、私が言っておるのは、まだ日田も裁判が済んでいない。済んでない中で法律が変わった、時代が変わった。では別府市内にまだ議員さんが横におっちょる。反対した議員さんもようけおる、賛成した議員さんもようけおる。その中で別府市内に発券場、競輪の発券場をつくるのは、理解が得られるのですかとお尋ねしておる。理屈を言っておるのではない。 ○観光経済部長(阿南俊晴君) お答えいたします。  サテライトとして場外車券を売る場合、今駐車場の問題等いろいろございます。私どもはあくまでもそのミニ発券場には駐車場設置、こういう部分は今考えておりません。あくまでも中心市街地活性化ということで、まずまちを歩いていただくということであります。回遊性の一つになればという思いをしておりますし、それで売り上げを伸ばすという云々という部分、新たなファン獲得のためではございますが、それによって今回の計画はやはり一つの中心市街地の活性化の一助になればという思いでおります。なかなか理解が得られないのではないかという部分でもございますが、先ほど申し上げましたように、現状を含めてこれまでの別府競輪場の状況、これをやはり関係の自治会の皆様方、そしてまた方向性が出ればまた当然PTAの関係とか関係者、関係団体の方へまたお話をさせていただければと思っておりますし、モニター等をつけてという部分、たむろしてとかいろんな部分がございますが、そういう部分は考えておりません。要するに銀行のキャッシュコーナー、設置するのであれば2台程度、発券機と払戻機の2台を考えております。それ以上は、話をさせていただきたいと思っております。 ○23番(河野数則君) 部長、私が言っておるのは、将来的にそれで済まんのではないですかと言っておるのだ。将来的にそれだけで済みますかと言っておるのだ。済まんと言うのだ。人間やっぱり欲があるわけね。車券を買えば見たい、見なければおもしろくない。これは人間の心理ですよ。  では、もう一つ聞きます。場外車券の発売について、日田は確かに反対がありました、日田の地元から。では、どこか今よそで全然別のところが「別府市さん、どうぞ」と言ったら受け入れるのですか。 ○観光経済部長(阿南俊晴君) お答えいたします。  今の御質問は、大変申しわけありませんが、日田市と逆の場合という形にとらえていいのでしょうか。ちょっとわかりません。 ○23番(河野数則君) いや、溝江建設さんが日田にサテライトを開設したい、そこで別府競輪の車券を売りたいという申し入れがあって、通産省、今の経済産業省からも許可が、認可がおりた。そうでしょう。すべての認可がおりてきた。それで、たまたま日田から反対運動が起こったので、やめた経過はわかっていますというのだ。では、今理屈から言ったら、逆に反対ではなくて、よそから別府の車券を売りたいという申し入れがあれば受けるのですかとお尋ねしておる。 ○競輪事業課長(後藤邦俊君) 日田の関係を、要するに反対の住民運動が起こったということで、なかなか出にくいような状況になったというふうに考えております。それで今、議員さんが質問されて、もしこちらの方に来てくださいという話があれば、別府競輪の売り上げ等が悪うございますので、その利益につながると思えば、競輪場としてはぜひ行きたいという考え方を持っています。 ○23番(河野数則君) 違うのだ、それは。(笑声)全然、考え方が違うのだ。あなた方は日田のときには、絶対売らんと言ったではないか。出ていく用意はないと言ったのだ。では、それなら時代が変わって市長が変わったら、くるくる変わるのですか。そんなものではない、行政というのは一貫性がなければいかん。反対運動が起こったからせんのだ。来てください。それなら宮崎……、それでは聞きましょう、宮崎はどうしてやめたのですか。 ○助役(大塚利男君) お答えいたします。  日田市の場合は、私どもが撤退を、撤退というのですか、進出断念を決定したのは、日田市の進出について市議会の場でこれが否決されたという事実がございます。そしてその否決の理由の中に、日田市民の理解が得られなかったというようなことがございましたので、進出を最終的に断念を決定させていただいたところでございます。  また宮崎の場合、私どもの中には宮崎の進出について、そういったお話はまだ聞いておりませんでしたし、協議もいたしておりません。今後またよそから申し入れがあった場合、私ども、これについては今まで協議したことがございませんので、進出するのがいいのかどうかというのは、内部で協議をいたしまして、担当課の意見などを聞いたり、また市場調査などしたりして決定するものと思っております。  それから、よそから来てくれと言われたら、「はい、行きます」というようなことではございません。内部で十分協議をさせていただいて、方針を定めていきたいと思っております。 ○23番(河野数則君) それは助役、違うのだ。日田はそうなった。もう、ちゃんとわかっておる。宮崎も別府となっておった。別府で内部協議したんだ。内部協議したのですよ。したけれども、日田の問題があるのでということで、宮崎はお断りしたのだ。それで私が言っておるではないですか。あなた方はいなかったかもしらんけれども、行政は継続と言っておるのですよ。そうでしょう、行政は継続なのです。継続したその前にあっておるのだ、話がちゃんと。うそだと思うなら、課長でも当時の担当者に聞いてみなさい。ちゃんと宮崎も俎上に上がってきた。知らんはずはない。ただ、日田をそういう形の中でお断りをしたので、議会も否決をしたので、また宮崎もそれと同じようになるのではないかなという事情からお断りをしただけなのです。  それと、もう一つ言っておるのは、何回も言うように別府競輪だけしか売らんというふうになったのです。発言があった、いっぱい。議事録をひもといたらわかる。子どもの教育のためにもと、あった。もう亀川だけ、あそこだけはずっと50何年間あるので、もうしようがないなと。しかし、ほかのところには絶対売らんのだという論議があったのですよ。あなたはおったではないですか、そのときに役所に。そうでしょう。それは知らんかったなんか言われん。私に言わせたら、何回も言うようにやっぱり行政は継続ですから、それは首長がかわればいろんな考え方が変わるかもわからん。祭りも一緒ですよ。首長がかわれば、くるくる変わる。それと一緒ですよ。ですから、今言うように、私が言うのがうそと思うなら、内部協議した結果があるのだから、後で調べてください。何か言いたそうだから、言っていい。どうぞ。(笑声) ○助役(大塚利男君) 大変申しわけございません。別府競輪場、亀川以外で売らない、市の方からこういった発言はしたことはないと思います。あのときは、そういった議論がなされたというのは確かに私も覚えておりますが、市としては、あのときは日田に進出をしたい、場外車券機を設置したいということで提案したわけでございますので、そういったことは市の方から申したものではないと私は記憶いたしております。議場の中でそういった議論はあったかもわかりませんが、これは市の考えとは違っていると私は思っております。  また、宮崎については若干私も耳にいたしましたが、否決された事実があって、これについての取り扱いがまだはっきりきまってなかった、そういった観点もあって宮崎についてはお断りしたのではないか、そのように思っております。 ○23番(河野数則君) いや、それは助役、わかるのだ。議場でそれでは議会が論議したとかは、当局は知らんというのだな。その見解でいいのですか、理解でいいのですか。そんなものではないでしょう。提案をした、論議をする、議論をして議決をする、否決をするのかどうかわかりませんけれども、議会と行政が一体になってやることでしょう。議会だけが論議があったのだから、うちは知らんのだ、当局は知らん。議会が勝手にしゃべったのだろうがという言い方だ。そんなことでいいのですか。そういう議会の声があったのを反映して、議会の声をあなたたちが受けて日田をお断りしたのではないのですか。議会が、それならあのとき賛成と議決しておったら、あなたたちの意思だけでそれなら、いや、せんのだ、市長がかわったらせんのだと変えるのですか。そんなものではないではないですか。そうでしょう。では、議会だけそれなら勝手に論議したら、もうそれで終わりなのか。議会が言ったことだから当局は知らんのだ。そんなものではないでしょう。 ○助役(大塚利男君) お答えいたします。  私も説明不足かと思いますが、日田進出については、先ほど申しましたように議会の否決という大きな事実がございます。そういったことを申し上げたわけでございます。そして私どもの方が亀川以外に車券場はつくらないということは、別府市としては、市の方としては言っておりません、そのように申し上げたつもりでございます。(「わかった。もう時間がない」と呼ぶ者あり) ○23番(河野数則君) わかっています。もう理屈は助役が言わんでも私はよくわかっておるのだ。ただ、言うようにまだ日田の問題が、市長、片づかん間にあの商店街の空き店舗対策の中で別府の車券を売りましょうと。それもただ、いいですか、宝くじを売るぐらいのもので済むのですかと言っておるのだ。私は「済まん」と言っておる。将来的に必ずここにテレビをつけてくれとか、昼飯食ったらどうかとか、駐輪場をつくれとか、車が要らんなら自転車の置き場ぐらいつくれとか、そういう問題が必ず出てきますよ、ただ通りがかりにお客さんが来て、入って券なんか入れて、発券機でだれが買うのですか。買いませんよ、宝くじを売るようなものではないのだ。  では、それははっきり言っておくけれども、もう時間がありませんから。では、もし仮に商店街の空き店舗対策で発券機を置く。もうこれだけしか置かないと約束しますか。それ以上のものはつくらないと。以前、北浜にあって引き揚げたのだ、別府市が。そのこともよく検証せねばいかん。何で引き揚げたかわかりますか。本場にお客が来んようになったから引き揚げたのです、さっきも言った。本場に1,000人来ておったのが来んようになった。あそこでみんな買うようになった。それで引き揚げたのです。では今度、今言うように20数億円かけて競輪場をあれだけリニューアルした。一生懸命生き残り対策をやろうとした。それでは、今市内から本場に行っておるお客さんが、発券機ができたおかげで何百人か行かんようになった。どこから、それならお客さんを余分に連れてくるのですか。連れてくる手だては何もない。あるとすれば、開催日数を今以上ふやす以外にない。ということは、もう365日毎日毎日競輪せねば、今でも言うように300日になるのだから、365日毎日せねばいかんということになる。ただ私は亀川に住んでおるから、本当言ったら迷惑なのです。どこかよそに持っていった方がいいのです。しかし、別府市の財政のため、別府市に働く人のため、いろんな形があるので、何も亀川の人は言わんのです、競輪場は亀川にあってもいいのかなと。あるのが普通と思っておる。それをどんどんふやすことによって、ではそれでいいのかなという論議になってくるのです。  まだほかに通告があったけれども、とうとう、答弁がかみ合わん。(発言する者あり)うん、大事なことを言われん。また6月にします。もう時間がありませんから、もう言いっ放しでこれで。何かあれば言ってください、もう時間がありませんから、これで終わります。(発言する者あり) ○30番(村田政弘君) 予定が若干狂いましたが、続いて質問をさせていただきます。  まず、市長の政治姿勢についてということで、1から6まで出しております。その中で4番の福祉問題については省略をさせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、行財政改革は今の進行程度でよいのか。  かねがね財政課長が、見通しとしては別府市の財政、私は「平成23年度」と言ったと思うのですけれども、課長は「22年」だと言いますから22年でしょうが、見通しがついたと。今議会に至って、平成25年度まではおおむね見通しがついたというようなお話のようであります。  御承知のように夕張が赤字団体に転落した。私が1期生のときに、本県の竹田市が全国で唯一赤字団体で国の指導を受けておったわけです。最近では、全国に赤字団体におびえておるところが多数あるように言われておりますが、別府市の場合、公債費比率あるいは基金積み立て等々を見る限り、悪いといえば悪いけれども、ある程度知恵を絞れば何とか乗り切れるのではないかなとは思うのですが、現在、保育園の民間への移行、清掃作業の民間委託あるいは老人ホーム、ビーコン等々の経営移行、あるいは管理者指定の方向で動いておりますが、25年程度まで見通しがついたという中で、今回議案質疑でもありましたように、基金の取り崩しをしなくて市債の発行をした。それにはそれなりの理由がありますが、いずれにしても厳しいことには変わりはないと思いますが、行財政改革の進行のスピードを上げずに今の計画でおおむね進行していけるのか。  それから、団塊の世代の退職者の問題に絡んで、当然多額の退職金を必要とするわけですが、そこらが平成何年度までが非常に大きくのしかかってくるのか等々について、御答弁をいただきたいと思います。 ○政策推進課長(徳部正憲君) お答えいたします。  ただいまの御質問の中でまず1点目、今の行政改革はこの進行でよいのかという御質問でございます。別府市の行財政改革につきましては、平成16年8月に第2次別府市行政改革推進計画と別府市緊急財政再生プランを策定して以来、今日まで改革・改善に積極的に取り組んできたところでございます。  実績額といたしましては、計画策定から2カ年間で目標額を5億3,000万円上回る20億6,000万円の削減を達成し、計画策定当初は平成22年度に予測されていました基金の枯渇も、昨年11月に推計した時点では、平成25年度まで延びたということで、これも行政改革の成果と判断しているところでございます。ただし、行財政改革の推進は今後も積極的に続けていかなければならない、終わりのない取り組みでございますので、絶えず進捗管理を行いながら、市民の声をできる限り反映させ、成果を生む改革・改善に努めていきたいと考えております。  2点目の退職手当の関係でございますが、平成19年度におきましては51人の13億6,400万円、20年度58人の15億6,600万円、21年度は56人、15億1,200万円、平成22年度48人の12億9,600万円、平成23年度におきましては36人、9億7,200万円と減少してくるわけで、平成19年度から平成22年度では212人、57億3,800万円と、今のところ見込んでおります。 ○30番(村田政弘君) 大分県におきましても、広瀬知事が大変苦労しながら財政運営に努力をしておるわけですが、新聞等によりますと、今年度末は3億円の県債減少。ところが団塊の世代等々の関係で多額の退職金等の関係で、19年度に至ってはまた県債が、三位一体の国の交付金の減少等々を含めて、県債が増加するという報道がなされております。  別府市におきましても、市債は若干ふえているのですね。279億ですか、これが290億程度にふえるような予定になっておりますが、やはり国の交付金の変動によって大変な影響を受ける。多数の退職者による退職金の増加、国の交付金、両攻めの問題が大きくのしかかっておるわけです。  そういう中で、後で出てきますが、ゴルフ場の問題、あるいは日田のサテライトがどのような展開になるかわかりませんが、これらが何らかの形で出てくると、やはり市の方にお願いしたいと。扇山のゴルフ場に至っては当面解決したとはいえ、400万の預託金の半分の200万円は返さなければいけない。そうしますと、五、六億円の金が必要である。しかし、ゴルフ場自体で解決しきれば結構だが、運営自体は黒字となっておるようですけれども、この預託金を返せるような余裕ができるとも思えない。また新聞報道によりましても、市や議会にお願いしたいという文言もつけられておるようですが、予期しない問題等々も派生するかもしれませんし、いろいろありますので、当面一番大きな問題は人件費の問題になってきておるわけですが、退職金は避けて通れない。職員の定数を抑えるしかない。そこで臨時職員あるいは嘱託職員等々をふやしながら、市民サービスの低下を来さないように努力をしておる。またさらに今後ともこの傾向は強化せざるを得ないだろうと思うのですが、その辺の今後の見通しについて何かお考えがあれば、お聞かせをいただきたい。 ○政策推進課長(徳部正憲君) ただいま人件費のことに御質問がございましたが、人件費につきましては、団塊の世代が退職しました平成22年度には、今のところ人件費は平成19年度と比較しますと、約10億円は減少するという見込みを持っております。 ○30番(村田政弘君) いずれにしても、国の動きを注視しながら最大の努力を払わねばならないことについては、変わりはないと思います。  次に、個々の問題について若干質問させていただきます。  今、扇山のゴルフ場の問題について若干触れましたが、新聞報道によると255名の預託金会員、それから裁判をされた1人については、もう支払い済みといいますか、解決した。結果的に、一件落着という形になったわけです。そして4年間の猶予期間があるわけですが、4年先にはいわゆる400万円の半分、200万円は預託者にお返ししますという約束になっておるわけですから、これを処理するために五、六億円の金が必要になってくる。今のゴルフ場の経営内容、4年後の見通し等々を含めて、当局あるいはゴルフ場の計画、計算はどのようになるとお考えですか。 ○総務部長(友永哲男君) お答えをいたします。
     預託金の返還問題につきましては、2月23日に田辺別府扇山ゴルフ場の社長の方で記者会見をし、会員の理解と協力により、会社提示案に対しまして預託会員のほぼ全員の同意をいただきましたというふうな記者会見がございました。今後におきましても、自主再建に向けて努力をしていきたいというふうに述べられているところでございます。私どもといたしましても、先ほど議員がおっしゃいました一種の公的支援的なことだというふうに私の方は理解しておりますが、そういうものの前に、まず自主努力をするということでございますので、私どもといたしましては、経営状況等を注視しながら、今後について何かございましたら、また御報告させていただきたいというふうに思っております。 ○30番(村田政弘君) 聞くところによると、扇山のゴルフ場の職員数を3分の1にした。給料は半分、退職金はなし。大変気の毒な状況のように思いますし、果たしてこのままでいいのかという気もいたしますが、扇山のゴルフ場自体が支払い能力ができるまでにいけると、いわゆる自主再建で努力をし、頑張っていただかねばならないことは当然ですが、今の見通しで若干の入場者数はふえて増収になっておるようですが、支払い能力ができるという状態ではないと思うのですが、当局はどのようにお考えですか。 ○総務部長(友永哲男君) お答えをいたします。  先ほども申し上げましたが、まず株式会社別府扇山ゴルフ場の方で自主再建に臨むということでございます。それが、まず基本でございます。また会社の方におきましても、いろんな方策について考えているというふうにも聞いております。そういうことを注意深く見守りながら、私どもはいろいろ考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 克実君) 休憩いたします。       午前11時59分 休憩       午後 1時00分 再開 ○副議長(吉冨英三郎君) 再開いたします。 ○30番(村田政弘君) 次の日田のサテライトの問題については、他の議員の質問もありましたので、省略させていただきます。  入湯税の見返りについて、若干お尋ねをいたしたいと思います。  入湯税の総額が3億前後でありますが、これについて旅館組合に世話料というのか、お礼返しというのかわかりませんが、補助金と別にお金を出しておるようですが、全国的に見た場合に余りたくさんはないという情報もあるのですが、納期によって100分の2とか100分の1とかゼロとかあるようですが、行革のさなかにおいてこれについて検討する余地があるのではないかと思うのですが、後ほどお答えをいただきたいと思います。  時間の都合で、駆け足でまいります。  さて消防の問題に入りますが、消防の問題について10番議員さんも質問をいたしておりましたが、中身は余り変わりませんが、質問の仕方が若干違います。ダブる面もあろうかと思いますが。  私の考えで例の平成14年11月18日の事故の前後、いわゆる事故を受けてハード面とソフト面についてどれだけの対応をしたかということなので、ハード面について他の議員が質問しておりますが、ダブりますので、私からちょっと申し上げたいと思います。  今回、平成16年、17年、18年、3カ年で対応したハード面の内容を見る限り、よくぞ今までこれだけの設備をしなくてやってきたなと。逆に言うと大変な対応をしたのですけれども、ひっくり返せば、なぜ今までこらえてきたのか。財政当局が抑えてきたのかなという感じがするのです。これを見ますと、ほとんどないものを10項目ぐらい買い入れているのですね。トランシーバーなんか、ゼロが28ですか。熱画面の直視装置なんかゼロが1、携帯警報機、これがゼロが45、移動式高気圧空気圧縮機、ゼロが1、3連ばしご1が5、可変噴射ノズル、ゼロが17、ガス検知器6は6、これは中身の入れかえがあっておるはずです。空気呼吸器、これはマスクだと思うのですが、69が、現在86、この中には、相当入れかえがあっておるはずです。それからAED、いわゆる心臓のショック治療機というのですか、これがゼロが10。山岳救助資材、これが1式ですから、いろいろ中身があります。それから水難救助資材機、これはゴムボートを中心にしてもろもろの関連資材。こういう内容を見る限り、昔の日本の兵隊さんが竹やりで米軍にぶつかっておったのではないか、それを連想するような感じで、今回整備したからいいものの、よくぞ今までこういうものを整備しなくてきたなという感じがします。  後ほど、ソフト面については当局からお答えをいただきたい。  時間の都合で急ぎます。次は、学校統合の問題について、野口と北の検討委員会の中で検討された件で、気象台の係官のお話を聞いて、いわゆる東南海地震の津波の想定がどのようになっておるか。当時、係官は大体1メーター50程度という説明であったと思うのですが、最近の新聞を見ますと、大分市で2メーター50センチ、別府市で2メーター54センチ。2メーターを超えると木造建築が倒壊する、16メーターを超えると鉄筋コンクリート建てが倒壊するというような報道がなされております。そういうような想定ですから、現実にどのようなことになるかというのは、なかなか難しいと思うのですけれども、心配はやはり心配です。ですから、私は心配のあるものについてはやはり十分な配慮をすべきであると。  その他もろもろを含めて北校の存置については絶対反対、検討の余地ありということで、教育委員会が時々新聞紙上で校地は「北」、名前は「別府中央」と発表しておりますけれども、私はとことん反対する意思は変わりません。申し述べたいことはたくさんあるけれども、後ほど時間があった場合はつけ加えますが、時間の都合で先にまいります。  さて、本論は楠港の跡地問題に関連してイズミの別府進出、これに伴って昨年は繰り上げ市長選挙も行われたわけですが、大変な騒動の結果、イズミの誘致に落ちついたわけです。これがいいか悪いかということについては多々議論のあるところですが、いずれにしても結果が出たからには、その結果に向かって最善の努力をするというのが政治家の責任であると思いますが、そういう中で工事に着手されております。そこで、現在の工事の進捗状況と、かつて市長が業界の代表ともども広島の本社を訪ねて、地元業者の下請について可能な限りの善処方についてお願いにまいった報道がありますが、この結果、現時点でどのようになっておるか。あるいはこれから先も引き続いて工事の進捗に従ってふえていく可能性があるのかどうか、後ほど答弁をいただきたいと思います。  さて、商工会議所の移転問題が、12月議会でこの議場で話が出ました。これを受けて市長とイズミの社長が、本年1月9日に商工会議所に、あの土地について移転方のお願いに参りました。その後、ああだこうだあったのですけれども、書類をもって回答をいただきたいということで書類も出されたようで、その利用計画については新聞を見ると、4階建てですか、駐車場及び流川通りの拡幅用地、いわゆる商店街活性化につなげたい、いわゆるキーポイントといいますか、途中の回路の解決策の一つとしてクローズアップしているわけですが、これがうまくいくかいかないかは、やはり市民が見ている、あるいは当局が考える商店街活性化の重要な地位を占めるであろうということは、どなたも考えていると思うのです。そういう中で今後の推移を見るしかありませんが、万々うまくできても、話がうまくいっても、オープンまでにあの土地があけられて、あの土地が利用されるほど話がとんとんといけば結構ですが、そう簡単にはいかないと思いますけれども、オープンに間に合わなくてもやむを得ないが、できれば幸いだと思います。その辺についての当局の見通しなりお考えがあれば、お聞きしたい。  そして、まちづくり3法も出ましたし、商店街の活性化にポイントが置かれておるわけですが、かつてお話がありましたように、馬を水辺に連れていっても、飲みたくなければ馬は水を飲まないというお話のとおり、商店街が受けて立つといいますか、自助努力でイズミに負けないぐらいの発奮努力をすれば、所期の目的は達成されるだろうと思うのですが、商店街の前向きな姿勢が感じられるかどうか。あと数カ月でオープンという時間ですから、あっという間に時間がたってしまうと思う。準備には、相当の計画と時間が必要です。その商店街について当局がどのような対応をし、どのようにアタックしようとしておるのか、お考えをお聞かせいただきたい。  それから最後に、まちづくりの中間発表の中に風俗営業の問題が議論されているようですが、これはかつて私が議場で述べたように、荒金市長時代に決定が下された問題です。今となっては大変難しい問題だろうと思いますし、仮にこれができても莫大な経費を要する問題ではなかろうかと思いますが、当局はどのようにお考えですか。  かいつまんでずっと一気に飛ばしましたが、時間の節約上御辛抱いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○総務部長(友永哲男君) お答えをいたします。  まず、入湯税の交付金についてでございますけれども、入湯税の交付金につきましては、入湯税の特別徴収義務者によりまして組織された団体に徴収率の向上を目的に、平成18年度では357万3,000円ほど交付をしている状況でございます。今後の交付金のあり方につきましては、他都市の状況、また行財政改革の観点から内部で十分協議をさせていただき、また御提案させていただきたいというふうに思っております。 ○消防本部庶務課長(二宮 司君) お答えいたします。  消防関係部分について、お答えをさせていただきます。  事故後の、ソフト面の改革ということでございます。平成14年11月18日に発生いたしました南立石マンション火災事故を教訓とし、二度とあのような事故を起こさないために、指導方針やソフト面の改革として消防組織等の見直し、平常時の研修及び訓練、職員のケア等について実施をしてまいりました。  一つ目の消防組織の見直しといたしましては、司令室に4名、予防課に1名を嘱託化し、その分、署の充実を図ってまいりました。今後とも非常勤職員でできる本部の事務を見直し、署の充実を図ってまいりたいと考えております。さらに、指揮調査隊を復活し、また直接部下隊員を指揮命令する中隊長を管理職といたしました。  二つ目の平常時の研修及び訓練といたしましては、1、平成16年にプロジェクトチームを立ち上げ、消防活動マニュアルを作成し活用しております。2、本署と各出張所との合同訓練、各種現地訓練、防災ヘリ訓練を実施してまいりました。3、災害時の事前研究として、毎月1回の図上訓練を実施してまいりました。4、消防対象物の実態を把握するために、予防査察をより充実させてまいりました。  三つ目の職員のケアにつきましては、1、平成16年度に総務省消防庁のメンタルサポートチームを招き、希望職員の面接を実施いたしました。2、大学教授を招き職員研修を実施したり、全職員を対象としたメンタルヘルス研修の実施をしてまいりました。 ○教育長(郷司義明君) 学校問題について、お答えいたします。  議員さんの御指摘がございましたように、いろいろと自然災害に対する問題、それからまた別府市全体の学校の位置的な問題、そしてまた、そこの学校の背景、地域や、そしてまた子どもたちの問題等、大変な背景がございます。ただ、今教育委員会といたしましては、検討委員会から答申を受けまして、教育委員会でその答申を受けて、学校は北小学校の跡地に持っていく、そしてまた名前は別府市立中央小学校とするという、その決定の方向に向けてまず取り組まなければならない問題がたくさんありますので、対応は十分していくつもりでございます。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えいたします。  まず最初に、株式会社イズミの工事の進捗状況についてでございますが、これにつきましては、現在基礎工事がおおむね完了いたしまして、全体工事の大体15%が終了したと伺っております。工程的には、おおむね順調にいっているというふうに伺っております。  それから2点目でございますが、商工会館の移転に絡む歩道橋の設置、これが間に合うかどうかという問題でございますが、これ……(「地元業者」と呼ぶ者あり)申しわけありません。2番目に、地元業者の参画状況についてでございますが、これにつきましては、議員さんの御指摘がありましたように、浜田市長がわざわざ地元の業者を活用してほしいというお願いに行きまして、その後、地元の業者の代表との業種ごとの一応話し合いが行われたというふうに伺っております。現在工事に参画する業者としては、一応13社が内定しているというふうに伺っております。ただ、今後、内装工事や電気工事、こういう工事の業種を中心にまた新たな工事が始まりますので、また新たな地元業者の参画があるのではないかと考えております。  それから、続きまして商工会館の移転の問題についてでございますが、これには議員さんの先ほどの御質問の趣旨は、これに伴う歩道橋の設置について間に合うのかどうかという趣旨の御質問のようでしたが、ただ、今この件につきましては、商工会議所の移転について漸次話し合っているところでございますが、仮に今移転となったとしても、歩道橋の設置についてはなかなか難しい、オープンまでには間に合わないのではないかという予測もいたしております。ただ、この移転が実現いたしますと、イズミの方といたしましては、この商工会館の跡地、それからその隣接する上段の開発ビルの駐車場の用地まで買収いたしまして、その買収用地の一部を提供していただいて道路拡幅に充てたい。これによりまして商店街の回遊性、それから交通渋滞の緩和策、こういうものにつなげていきたいという考えを持っているようでございます。市といたしましては、この計画が実現いたしますと、イズミが考えているように地元商店街、周辺商店街との回遊、それから交通緩和策の一助になるのではないかと考えております。  それから、3点目の中心市街地を活性化させるための地元商店街の前向きの姿勢が感じられるかということでございますが、これにつきましては、市がイズミを誘致した目的というのは、もう議員さんも御存じのことだと思いますが、核となる大型施設、集客施設を誘致することによりまして、これを一つの起爆剤といたしまして人の流れをつくっていくということが大きなねらいでございました。ただ、商店街を回遊するということにつきましては、当然のことながら商店街の、これは率直に申し上げますが、商店街の自助努力、こういうものも、いわゆる商店街を魅力アップさせるというようなみずからの努力というものも大切ではないかと考えております。また、この商店街の活性化につきましては、今策定委員会の中、それから活性化協議会の中で議論されておりますが、今後、商店街の皆さん方とこの中心市街地の活性化について代表者の方々と市の方で話し合いを開催したいと考えております。この話し合いの中で、商店街の皆さん方がどういうニーズをお持ちかというようなことを、生の声でお聞きしたいと考えております。また、こういう声を聞きまして、基本計画の中に盛り込まれるものについては盛り込んでいきたいと考えております。  それから、最後に風俗店の移転についてでございますが、これは今、商工会議所の中につくっております活性化協議会設置準備会の中でこの計画が上がっているようでございますので、今ちょうどこの件は審議中でございますので、この審議の推移を見守ってまいりたいと考えております。 ○30番(村田政弘君) 消防当局におきましては、大変な心配と御努力を要したと思いますが、今後とも頑張っていただきたいと思います。  その中で、例の2部制、3部制という問題、それから朝日、亀川の出張所が3人体制ですね。4人体制が組めない、この状況で4人体制を組むとしたら職員6名が必要であるというお話ですが、これから先ですが、人事当局は、消防の方が4人体制を敷きたいが人事をお願いしますと言われたら、どういう対応をしてくれますか。  それから、先ほど質問した中に1点落とした点がありますので、追加させていただきますが、これは職員の問題ということで提起をしておりますが、ある専門職の方が残念ながら、長期欠勤といった方がいいのではないかと思うのですが、詳しい内容はわかりませんが、お休みになっている。それで一般職であれば取りかえがしやすいのですが、専門職ですから、そう簡単にいかない。今厳しい財政事情の中で人員をかなり抑えておる。そういう中で仕事をうまく運営するためには、「老中青」という言い方が正しいかどうかわかりませんが、ベテラン職員、中堅職員、初任、初任の方は入ってからまだ2年ぐらいだそうですから、余り内容的には詳しくないだろうと思うのですが、肝心の中堅職員が休まれている。「老中青」3本柱がうまくかみ合えば市の行政、あるいは諸事業がうまくいくのは当然ですが、肝心の真ん中が長期欠勤ということになって、将来的にこれがうまく円滑な仕事運営につながるのだろうかなという心配があるのです。市の幹部の方々は内容的に知っているのか知らないのかわかりませんが、担当課長が十二分にわかっておりまして、これに対しても他の職員を動員しながら苦慮しながら対応して頑張っておるようです。これはどこの役所でも一緒ですけれども、そういう連携プレーがうまくとれれば少人数でも何とかやり繰りができていくのですが、病欠ということになるとなかなかこれは難しいのですけれども、答えは要りませんけれども、市の幹部の方も十二分に注意を払いながら円滑な仕事ができるように御配慮をいただきたいということで、詳しいことは課長がわかっておりますから、課長の方に聞いてください。  当面、消防の方の御答弁を。 ○職員課長(中野義幸君) 消防の職員につきましての人事配置につきまして、人事当局から聞きたいということでございます。  現在、別府市におきましては、行財政改革の視点から平成17年度から22年まで68人の職員を削減するという、職員の適正化計画を実施いたしております。消防職員につきましても、この適正化計画の対象となっておりますけれども、市民の生命・財産を守るという業務の特殊性を考慮しまして、できれば現在数を維持したいと考えております。ただ、消防職員の年齢構成を見てみますと、50歳以上の職員が半数以上を占めるという偏ったものが見られます。消防の円滑な業務を考えますと、今後職員採用の時点でバランスのとれた年齢構成に是正していくことが不可欠ではないかと考えております。これを解消する一つの方策としまして、今年度につきまして、職員採用試験の応募年齢を、初級職につきましては26歳、中級職につきましては28歳、上級職につきましては30歳、それぞれ2歳ずつ引き上げております。新卒だけではなく幅広い年齢層から経験豊かな人材の獲得に力を注いでいる状況でございます。  また、消防職員の新規採用につきましては、別府市全体の職員採用計画との整合性を図る必要もあると考えております。さらに、現場の消防職員の増員を図るということでございますけれども、これは新規採用をふやすだけではなく、現在の消防組織全体の職員配置を見直すことも必要ではないかと考えております。具体的には、現在18名程度の消防職員が消防本部の事務職で執務をしているという状況がございます。この事務部門に再任用職員や経験ある非常勤職員を配置することによりまして、現在消防本部で事務を担当している消防職員を消防隊、さらには救急隊などの現場に配置がえするということも、今後は検討していく必要があると考えております。  職員課としましては、消防全体について弾力的な職員配置を図るとともに、バランスのとれた職員構成を目指す職員採用につきまして、今後とも消防本部と緊密に連絡をしていきたいと考えております。 ○30番(村田政弘君) もう時間もありませんし、私の寿命も時間がありません。(笑声)長い間大変お世話になりましたが、今期をもって引退させていただきますので、大変長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○市長(浜田 博君) 時間がなくて、質問がないのに、立たせていただきました。(笑声)少し議長に時間をいただいて、私は村田議員に対してお礼を申し上げたい、このように思います。  議員におかれましては、今期で御勇退をなされると伺いました。8期32年という、本当に長い間議員の議員生活、本当にお疲れさまでございました。  思えば28年前、私が市議会議員になったときに御一緒させていただきまして、同じ委員会にもなりまして、党派を越えていろいろと御支援・御指導をいただきましたことを思い出しております。以来、今考えますと、なぜか今同じ方向で、いつも同じ思いであったのかなと、党派は違いながらも別府を思う気持ち、そして別府を何とかしたいという、この点は非常に別府市の将来についていろんな激論を交わしたことを思い出しているわけでございますが、覚えていらっしゃいますでしょうか、当時、かつての自民党市連の会長で、もう今は亡き宇都宮さんのホテルで、当時のまた今は亡き岡部幹事長さん、毎晩毎晩おにやまホテルに集まりまして、あなたを市長選に担ぎ出すと、私もその決断を迫った一人でございまして、あのことを思い出すわけですが、そのときも別府市を何とかしなければという思いであったと思っております。  またその後、4年前その逆の現象が起こったわけでございまして、私が市長選出馬を決意したときに、あなたは自民党でありながら、自分のいわゆる選挙そっちのけで、別府を変えなくてはいけないという思いの中で、今は亡き朝倉議員とともに率先して私の選挙を本当に応援をいただいたということが、本当にきのうのように思い出しますし、また昨年の出直し市長選におきましても、まちづくりの一環ということでございますが、しっかりと見きわめていただき、楠港開発を賛成の立場で応援をいただいたことを本当に感謝申し上げます。  考えてみれば、ふるさと別府を思い、こよなく愛し続けるこの別府のことを、再生のために信念を貫き通した32年間であったのではないかという思いでございます。私自身から見れば、公私にわたりまして政治のイロハを教えていただいた本当に恩師ではないかと思っております。本当にありがとうございました。どうぞ今後はお体に十分気をつけられまして、大所高所から御指導いただきますように心からお願いを申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。本当に、ありがとうございました。(拍手) ○30番(村田政弘君) ありがとうございました。(拍手) ○7番(猿渡久子君) 質問の通告の順に沿って、質問してまいりたいと思います。  今、格差の問題が本当に深刻です。まず市民生活、暮らしの問題からまいります。  貧困と格差がますます深刻になるばかり、必死で働いても貧困から抜け出せない「ワーキング・プア」と呼ばれる世帯、少なくとも全国で400万世帯と言われています。年収200万円以下の労働者は157万人ふえた、生活保護世帯は27万人ふえて108万世帯、就学援助を受けている児童・生徒数は40万人ふえて138万人という状況になっております。別府市民も、決して例外ではないということが言えると思うのです。ところが、国の新年度の予算は、定率減税の廃止による1兆7,000億円もの市民増税を行う、生活保護の母子加算の段階的廃止、雇用対策費の半減など、国民の暮らしをますます圧迫をし、貧困と格差を一層拡大する予算となっていると言わなければならないと思うのです。ところが、その一方で大企業、資産家には、庶民に増税を押しつけた分と同じ1兆7,000億円という減税を行うという、こういう大変な弱い者いじめの政治に、私は本当に怒りを感じております。そういう中だからこそ、今、地方自治体は市民の暮らし、福祉を守るためにしっかり役割を果たさなければならないと思うのです。それぞれの分野で市民の暮らしを応援する施策を行うということが必要になってくると思っております。そういう観点で、以下何項目かにわたって質問をしていきたいと思っております。  市民の暮らしの実態についてなのですけれども生活保護世帯については、先日の議案質疑の中で答弁がありました。13年度と比較して17年度では369世帯、17.32%ふえたという答弁がありました。あと、市民の年収、就学援助、別商の授業料減免の状況について、13年度と比較して報告をしていただきたいと思います。  市民の年収の状況ということですけれども、市民税の税率が3%、8%、10%というランクがあります。こういう方々の動向について、まず説明をしてください。 ○課税課長(荒金 傳君) お答えいたします。  課税標準額が200万円以下の税率3%で課税される低所得者層は、平成13年では構成比率70.9%でしたが、平成18年度では75.2%に増加し、200万円を超え700万円以下の税率8%で課税される中所得者層は、平成13年度では構成比率26.7%でしたが、平成18年度では22.6%に減少し、700万円を超え10%で課税される高所得者層は、平成13年度では2.4%でしたが、平成18年度では2.2%となっており、5年前とほとんど変化がないという状況でございます。 ○7番(猿渡久子君) 就学援助について、引き続き答弁してください。 ○学校教育課長(辻 修二郎君) お答えいたします。  学校教育課関係部分の就学援助の状況について、小・中学校別にお答えいたします。  まず小学校につきましては、平成13年度対象人数は527名でありましたが、平成17年度においては対象人数は726名になっております。支給額総額を比べてみますと、平成13年度は3,325万983円、17年度は総額4,641万8,097円、金額にいたしますと1,316万7,113円、率にしまして39.6%の増加になっております。  また中学校におきましては、平成13年度、対象人数が347名、17年度につきましては402名、支給総額を述べますと、平成13年度は3,284万8,632円、平成17年度は3,806万8,021円、521万9,389円の増で、率としては15.9%の増加になっております。なお、小・中学校合計しますと約1,800万円、率にして27.8%の増加となっております。 ○7番(猿渡久子君) 別商の授業料減免については、どうですか。 ○別府商業高校事務長(三良寿夫君) お答えいたします。  平成13年度では授業料免除生徒数55名、17年度におきましては47名、以上でございます。 ○7番(猿渡久子君) 別商の授業料減免は減っているけれども、あとは就学援助もふえているし、低所得者層がふえている。これだけ別府市民の生活も、深刻になっているということが言えると思います。  そういう中で、最近火事が多かったですね。何件か続けて火事がありましたけれども、やはりそういう災害が起こりますと、ますます追い討ちをかけるということになりますので、それに対しての応援策が要ると思うのですね。そういう災害に遭った場合にどういう制度を使えるのかということがわかる、パンフレットが必要ではないかということを、私は以前質問をしています。平成16年12月の市議会。この前に、中越の地震がありまして、その中越地震の現地に行った経験から、そういうパンフレットをつくっておくことが必要ではないかということを私は質問しています。火災に遭った場合に社会福祉課が日赤からの救援物資などを持っていきますよね。そういうときにこういう制度がありますよ、この課でこういう手続をしたらいいですよという一覧表をつくって持っていってあげると親切だと思うのですね。ホームページに載っているといっても、そういう災害に遭った場合にホームページが見られるような状況ではなかったりすると思いますので、その点改善が必要と思いますが、どうでしょうか。 ○環境安全課長(甲斐敬造君) お答えいたします。  被災者に対します支援制度等につきましては、今も議員さんが言われましたようにホームページにも載っておりますけれども、だれもかれも見られるというわけではございませんので、関係各課と協議調整をして、来年度の早い時期には環境安全課の方で取りまとめていきたいというように考えております。 ○7番(猿渡久子君) ぜひ、早く整えていただきたいと思います。  では国民保険税の関係、国保の関係の質問に移ります。  では、国保の方ではどういう状況にあるのかということを、状況を報告していただきたいと思います。  全国的にも、国保証を取り上げられ受診がおくれて重症化した事例が過去3年間に930件、これは日本共産党の国会議員団のアンケート調査の結果なのですけれども、というふうに出ております。また命を落とした方、過去2年間に25人。これは全日本民主医療機関連合会のまとめでこういう数字が出ています。こういうことは決してあってはならないと思います。国保証の滞納や短期保険証、資格証明書の状況について報告をしてください。 ○保険年金課参事(立川有近君) お答えいたします。  短期証の交付世帯については、平成13年度末で1,877件、17年度末で2,458世帯となっております。また資格証の交付世帯につきましては、平成13年度末で55世帯、平成17年度末で263世帯となっております。 ○7番(猿渡久子君) この国保の滞納や短期保険証、資格証明書の問題では、国の方が改悪をさせていったということが大きな原因としてあると思うのです。国保改悪を行って、資格証明書を義務づけたということがあります。その後、資格証明書の世帯が3.6倍にふえていって、全国的には35万人を超えています。そういう中で、私はやはり今、市が機械的に資格証の交付を行わない、実態に即した対応をとるということが大事だと思うのですね。自治体によっては例えば山形県では六つの自治体が、病院や子どものいる世帯には資格証を発行しないとか、そういう対応をしているところもふえていっています。ぜひそういう柔軟な対応をして、そのことで手おくれになった、命を落とすなどということが決してはあってはならないわけで、配慮をしていただきたいと思います。  また、国保税の引き下げ、国保財政を再建するためにも、国の負担をふやしていってもらいたい。そのために、国に働きかけていくということも大事だと思います。国庫負担を1984年当時の水準の49.8%に、計画的に戻すということが大事になってくる。そのために国に働きかけをしてもらいたい。また市が一般財源から繰り入れをするなど繰り入れをふやすということもするとか、県への財政支援を求めるとかいうこともしながら、やはり払える保険料にしていかないと、払えない人がますますふえていくということになっていくと思います。その点、答弁をお願いします。 ○保険年金課参事(立川有近君) 資格証の交付につきましては、適用除外事項、そういったことがございまして、それぞれの法令に沿って、さらには資格証の対象と思われる方、こういう方に対して通知を出すときにおきましては、弁明書の提出等を行っていただき、少ない数字になっております。先ほど議員さんからも資格証の交付世帯が、この速報値ではございますけれども、全国で35万1,000世帯あるということでございます。全国の場合は、これは滞納世帯数に対しまして7.3%の割合になっておるわけでございますが、別府市におきましては、滞納世帯数自体は9,600ほどございますが、その中で転出者や市外転出や社保、社会保険に加入するなどして現に資格を持たない人、そういった者を除いてみましても、数値的には3.6%から7%ということで、全国平均の半分程度に抑えております。  それから、国庫負担補助の制度が変わってきたということで、国へ改革を求めよというお話でございますが、制度的なもので単純に減った部分と、それから県の補助に切りかわったものとございまして、そして、ただ別府市の状況だけから見ますと、確かに苦しい状況でございますけれども、全国的には黒字の国保の保険者もございますので、そういったことでその辺は一概に、全体的に国庫補助が減ったから赤字になったということができるのかどうか、そういった分がちょっと勉強不足でございますので、部内でも研究してまいりたいと思います。 ○7番(猿渡久子君) これは、全国的にも国に負担をふやしてくれ、戻してくれという動きはあっています。減免の問題ですけれども、例えば最近あった火事でも減免の適用にならない例とか、期間の問題で若干改善が必要な面があると思うのですね。まず国保の減免、年間どのくらい受けているのか、その点から報告してください。 ○保険年金課参事(立川有近君) お答えいたします。  この災害減免について直近の数字でございますが、平成17年度で11世帯、平成18年度で14世帯と現在までなっておりますけれども、平成17年度が火災による災害減免が1世帯でございまして、あとの10世帯は共生施設への入所による減免になっております。また18年度につきましては、すべて共生施設への入所による減免となっております。これは12月末の調べでございまして、現在1月に3件ほど申請が出ておりますので、その辺は最終決定しておりませんので、まだ数字に含まれておりません。 ○7番(猿渡久子君) この減免、その年度内に減免をするということになっていますね。だから例えば4月に火事があったら1年分の減免がされるけれども、2月、3月に火事があったときには受けられないとか、1期分しか受けられないとか、時期によって不公平感が生じると思うのですね。それと自宅、持ち家の場合は減免できるけれども、例えば借家でお店をしているその店舗が火事になったとかいうケースがありますね。そういう場合には適用されないというふうなあたりも、ぜひこれは改善すべきではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ○保険年金課参事(立川有近君) お答えいたします。  国保税の減免につきましては、あくまでも国保の納税者の担税力ということで決定しております。したがいまして、何らかのことによって一般に担税力が低下した、そういった納税者に対する救済措置というようにとらえております。したがいまして、減免事由が生じた日以降に納期が到来する部分について減免するという現在の制度が適当かなと思っておりますけれども、この事務についても心情的には年度の初めであれば全額、年度の最後の方になれば対象になる部分はほとんどないという部分がありますので、そういった部分につきましては、もっと勉強・研究していきたいと思います。 ○7番(猿渡久子君) ぜひ検討していただいて、早い時期に改善をしてもらいたいと思います。  では、次の問題に移ります。障がい者の問題に移りたいと思います。  障害者自立支援法についてということでまず出していますけれども、これも議案質疑でかなり議論しましたし、きのうの6番議員の質問の中でどういうふうに変わってきたかというふうな中身は、非常に詳しく説明がありました。その上に立っての質問になります。  今回、国が960億という補正予算を組んで見直しがされたのですけれども、やはりこれは抜本的な改善にはなってないのですよね。やはり国が法律の不備に非常に問題があるということを認めたから、こういう予算を組まなければならないようになったというふうに思うのですけれども、関係者の皆さんが言われているのは、もう応益負担を撤回して応能負担に戻してもらうということをしないと、根本的な解決にはならないということが強調されています。その点国に向けて改善を求めるべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○障害福祉課長(村田忠徳君) お答えいたします。  今回、国は補正予算を組んで、それの中身につきましては、もう本当にいろいろ複雑になっておりまして、申しわけないのですけれども、私ども職員も苦慮しておるわけですけれども、制度そのものが複雑ですので、ちょっと私の方からも言いにくいのですけれども、やはりこの中身につきましていろんなことが言われましたので、今回見直しをやろうということで960億円が言われたと私も認識しておるのですけれども、制度、この法律について今私どもがいろいろ言う立場にありませんけれども、矛盾する問題とか問題点につきましては、折に触れて今までも県の方に上げてきましたし、今後もそういう問題を含んで、県の方を通じて国の方に働きかけをしていきたいなということで、今のところは考えております。 ○7番(猿渡久子君) 2月12日に大分で集会があっています。そのアピールがここにあるのですけれども、「地域で自立して生きるとは、だれもが自分の人生を自分で決め、そのために必要なサービスをみずから選択できるということでしょう。そして負担できる人は負担する、負担できない人はみんなで支える、それが社会のあり方として当たり前のことではないでしょうか」というふうにあります。関係者の方がおっしゃっているのは、厚労省は理念そのものは間違ってないと言うけれども、理念そのものが間違っているではないかということを言っています。応益負担というのは、障がいが本人の責任だというふうな考え方なのです。やはりそこを見直してもらわないといけない。あらゆる問題の根源は応益負担にあるということが言われていますので、ぜひそういう点で改善を求めていかなければならないと思っています。  次に、障害福祉計画について。この障害福祉計画の数値を達成させるために、やはり市は責任を持って取り組んでいかなければならない、それぞれの各種の条件を整備する必要があると思うのですが、その点はどうでしょうか。 ○障害福祉課長(村田忠徳君) お答えいたします。  昨年4月に、別府市自立支援協議会・障害福祉計画策定委員会を設けて1年間議論してきまして、先月2月20日に市長の方に答申がございました。これを受けて私の方は障害福祉計画をつくっていくわけですけれども、当然これは4月以降、自立支援協議会の方に切りかえていきます。その中で今言ったような問題を当然検討するべきでありますし、検討しなければいけない。ということで4月以降、そういう議員がおっしゃったことは協議がされていくというふうに思っております。 ○7番(猿渡久子君) それと、実態調査についてということで上げていますけれども、今認定についての調査に回っているのは知っているのですけれども、それとは別にいろんな事業所や障がい者の置かれている実態をぜひ調査してもらいたいと思うのです。といいますのも、昨年の6月、7月に実態調査をしましたね。そこで、こんな状況に置かれているのだ、施設をやめなければならない人がこれだけ出ているとかいうふうな実態が把握できたわけですね。それを見てやはり軽減制度をつくらないといけないということになっていったのですね。国も全国的な実態を把握する中で今回の改善、補正予算を組むというふうなことになっていったのですね。10月に本格実施をされて、4月からこの960億の補正で組んだ分の事業もされていきますね。その段階で、今どういう状況に障がい者の皆さんが置かれているのか、施設の方が何に困っているのか、事業者が何を求めているのか、そこを把握する実態調査が必要だと思います。関係者の皆さんにお話をいろいろ伺いに行きましたけれども、今彼らが一体何を考えて、どう生きているのか、そこに気持ちを寄せてもらいたい、声を聞いてもらいたいというふうにおっしゃっていました。その点、実態調査をぜひするべきだと思います。どうでしょうか。
    障害福祉課長(村田忠徳君) お答えいたします。  確かに地域生活支援事業というのは市の事業でございますけれども、これは19あるわけです。そのうちの11項目については無料で、あと残り八つは地域生活支援事業、その中に日中一時支援事業、この事業は昨年長期休暇支援事業といって夏休みだけしかしてなかったのだけれども、これからは通年していくということで、そういう意味では前進しておるのですけれども、中身も非常にタイムケア型とショートステイ型とかあって非常にわかりにくい。そういうことになっておりますけれども、現状は1年たちまして、やはりその当時も実態調査をいたしました。しかし、やはり今後地域生活支援事業の中で、私の方はあまねくやっぱり公平に予算を配分していかないといけない。そういう観点から現状がどういうふうになって、今後どうしていったらいいのか。また予算のことが厳しいから、その中で県の方に要望していくとか、中でやり繰りをしないといけないような状況になっておりますので、今後そういう問題点を整理するためには、やはり実態調査をしてみる必要性はある、こういうふうに感じております。 ○7番(猿渡久子君) 議案質疑でも、単価が安いから必要な人手を確保できないとかいうふうな問題も質問しましたけれども、やはりその単価が安くて職員さんを確保できないとか十分なサービスを受けられないということになっていくと、困るのは障がい者だという声も上がっていますので、その点、実態調査をする中でニーズや要求、困っていることなどを把握していって、またその後、それに対する対処を考えていかなければならないというふうに思います。  そういう中で、今一番声を聞いているのは、児童デイサービスの問題なのですね。障がいを持っている子どもさんを預かってくれる場所が十分でない。日中一時支援事業という市の事業もありますし、そういうところに預ける人というのは、1対1の対応が必要な障がい児なのですね。手のかからないといいますか、おとなしく家にいてもそんなに困らない人は預けなくてもいいのだけれども、多動な子どもさんとかはどうしても預けないといけないわけですよね。そういうときに1対1の対応が必要なのだけれども、それだけの人手は確保できないということもあるのですね。パニックを起こしたり外に出たり危険が伴う。しかし、それにはやはりもっと予算がないと十分な対応ができない。ボランティアをお願いしているけれども、子どもさんの側、家庭の側からいってもボランティアさんは毎日来るわけではないですよね、入れかわる。そうしたら子どもさんの状況もわからない。子どももなれない。そういうことだって起きてくるわけですね。  あるお母さんにちょっと状況を聞きまして私が非常にショックを受けたのは、障がい児の子どもさんとお兄ちゃんとで夏休みに2人で留守番をさせざるを得ないというのですよ。小学校1年生のときから、それをしているのですよ。それで4年生のお兄ちゃんが見ている。夏休みも8日間は預けられるのだけれども、それ以外はずっと2人で過ごしているのですよ。そうしたら、お兄ちゃんがお母さんの携帯にしょっちゅう電話をしてくるというのです。それはそうでしょう、お兄ちゃんも不安でどうしたらいいかわからない。それで、電話をしてくる。そういう家庭が実際にあるのです。また、ある方は博愛、これは挾間ですかね、判田の方ですかね、大分まで毎日朝連れて行って、障がいのある子どもさんを車に乗せてつれて行って、それから別府に帰ってきて仕事に行って、また夕方迎えに行く、そういうことをせざるを得ないという家庭が実際にあるわけです。ですから、市長、これ、できるだけ早くやっぱり何らかの対応をして県にも要望するとかいろんなこともして充実させていかないと、何かあってからでは遅いと思うのですね。その点ぜひ児童デイサービスなど子どもさんを預かる箇所をふやしていく、箇所数もふやしていかなければならないし、環境も整備していかなければならないし、やはりそれには予算が伴ってくる。やはりそういうことが必要だと思うのですが、どうでしょうか。 ○障害福祉課長(村田忠徳君) お答えいたします。  確かにそういった場合、日中一時支援事業の中でタイムケア型とショートステイ型がありますけれども、予算も厳しいのですけれども、私の方としてはほかの事業の兼ね合いもありますので、今4事業所がやろうというようなことで話し合いをしておりまして、その中で何人そこの場所は見ていただけるのかとか話し合いをしておりますし、また昨年と違いまして、通年、私の方は事業をしておりますので、そういう意味では少し前進しているのですけれども、具体的にはそういったことで子どもさんのところばかりに私どもはお金を持っていくわけにいかないということで、中で何とかやり繰りしてそういう、困らないように少しでも手助けをしていきたいなと、こういうふうに今考えております。 ○7番(猿渡久子君) 自立支援法で負担ばかりふえて、学童も入れん、デイも入れんでは困るのだというふうな声も上がっていますし、全国的にも児童デイサービスの対象が7割ですか、入れないといけないというふうになってきて、いろんな問題が出ているということも聞いています。ぜひ今後、改善に向けて頑張っていただきたいと思います。  子育て支援の問題に移ります。  まず、では児童家庭課が入っていらっしゃるので、先に児童家庭の方からいきたいと思いますけれども、放課後児童クラブの問題です。これもきのう、6番議員の質問でかなり詳しく答弁がありましたので、その上に立っての質問です。  幼稚園の子どもさんに対する補助を出すことができなくなってという話の中で、きのう、幼稚園児を含めた居場所づくりの対策を講じたいという答弁がありました。そうであるなら、せめてことし1年だけ、あと1年だけは幼稚園児の受け入れに対して補助を出すことができないのかということです。やはりそこが大事だと思うのです。といいますのは、あるお母さんから私は相談を受けました。幼稚園に行くつもりで、子どもさんも楽しみに待っていたのです。ところが、もう学童保育がいっぱいで入れないのですよ。お道具箱も買って、もう幼稚園の準備して子どもも心待ちに待っていた、楽しみにしていた。お友だちと一緒に行くといって期待していたのです。ところが、学童クラブに入れずに泣く泣く幼稚園に行くことをあきらめた。親も本当にショックだという声を、お聞きしております。こういうことがあってはならないと思います。補助金の継続について、関係者からも要望が出ていると思います。せめて新しい居場所をつくるというのなら、それまでの間あと1年だけでも補助を講じることができないでしょうか。 ○児童家庭課長(板井要治君) お答えいたします。  この放課後児童クラブ事業でございますが、国の放課後児童健全育成事業という中で行われております。これにつきましては、厚生労働省の中での事業でございまして、国の放課後児童健全育成事業実施要領の中でも趣旨及び対象児童という中では、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学1年生から3年生に就学している児童という規定がございます。その他4年生から6年生もしくは盲学校、聾学校、養護学校の小学部の児童ということになっております。こういった事業の趣旨からまいりまして、就学前の幼稚園生に対しましては、昼間家庭にいない、保護者がいないという環境の中では保育所に入所するということが前提と考えられておると思います。  この別府市の考え方といたしましても、この実施要領、国の実施要領に沿って別府市の実施要領が決められておるというところもございます。したがって、補助金につきましては、幼稚園児の児童数を加えるということがもうできなくなりました。市での補助ということにつきましては、そういった意味で一応単年度の年度途中でのそういった事情が出たものですから、単年度の補助ということで、放課後クラブの混乱を招かないという意味でさせていただきました。したがって、19年度に関しましては、そこら辺でクラブの代表者にも理解を求めながら19年度の受け入れをやっていただくということで理解を求めたところでございます。その結果、最近19年度の受け入れ状況が出たわけでございますが、幼稚園児児童に関しましても、昨年と変わらない人数の受け入れをしていただいております。なおかつ補助金の登録児童数につきましても、減額にならないような小学生の受け入れ、なおかつ幼稚園児の昨年と変わらない受け入れをしていただいておるというところで、行政といたしましては感謝をしているところでございます。そういった状況でございます。 ○7番(猿渡久子君) 実質的に、支障のないようにしていただきたいなというふうに思います。  先ほど障害福祉の関係で児童デイサービスの問題なんかを言いましたけれども、やはり障がいの状況によって、子どもさんの状況によっては学童保育、児童クラブに通っている子どもさんもいますね。その状況についてはきのうも報告がありましたけれども、障がい児1人につき1カ月1万円、年12万円だったものが、何人障がい児を預かっても年間68万7,000円というふうに変わったということなのですね。やはり障がい児を預かってもらうところがないということで、さっき言ったように大変な状況に陥っているわけですね。やはり障がい児を2人、3人受け入れているところで68万7,000円という額で本当に多動な子どもさんがいたり、知的障がいの子どもさんと身体障がいの子どもさんとを一緒に預かっているところもあったり、いろんな状況があると思うのですよ。そういう中で本当に責任持って預かることができるのか、安心して預けることができるのか、やはりそこのところで何らかの補助ができないかというのを、もう一回ぜひ今後検討してもらいたいと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○児童家庭課長(板井要治君) 放課後児童クラブにおける障がい児の受け入れについてでございますが、運営費の支援として国の補助基準で障害児推進費というのがございます。年間281日以上開設しているクラブに対して、年間68万7,000円の推進費の補助がございます。これで十分だとは私どもは考えておりません。今後は関係課、関係機関と協力しながら他方面からの支援の方法も模索する中で、県を通じて国に対しても障がい児の受け入れの拡充を要請していく所存でございます。  なお、県下の12市の障がい児受け入れ状況を調査してみますと、大分市が17クラブの中で32名を受け入れているという状況でございます。今年度までは障がい児の受け入れ加算は実施していなかったということでございます、大分市に関しましては。別府市では大分市に次いで多く受け入れを行っておりまして、現在7クラブ12名でございますが、来年度はさらに4クラブ増加いたしまして、11クラブが受け入れを行う予定にしております。その他の11市では、すべて国の基準どおりの補助をしているということもございます。したがって、別府市といたしましては、放課後クラブの皆さんの御努力もいただきながら、そこら辺を推進していきたいと思っております。 ○7番(猿渡久子君) ちょっと市長の見解を伺いたいのです。やはり障がい児の子どもさんに留守番させているとか、そういうことがあってはならないと思うのですね。そういう点で障がい児の施策、障がい者の施策、あるいは児童福祉の関係の施策を含めて、やはりその点、障がい児の子どもさんを、もうすぐ春休みが来るのですよ、すぐ春休みが来るのにどうしたらいいのだという声が上がっているのですね。そういう点で、ぜひ今後改善してもらいたいと思うのですが、市長の見解をお聞かせください。 ○助役(林 慎一君) お答えいたします。  障がい児をお持ちの御家庭の厳しい状況というのは、我々も十分理解しているつもりでございます。これまでもその支援をしていくという思いは変わっておりませんけれども、この支援が必ずしも十分ではないというふうには思っておりますけれども、できる限りのこれまで対応をさせていただいております。いろんな制度がございますけれども、御負担が少なく、広く給付サービスが受けられることが一番望ましいわけでございますけれども、本市の状況を見ましたときに、やはり御存じのように扶助費の状況というのは県下でも突出をいたしておりますし、この10年間で26億5,500万円、約30%の伸びを示しておるような状況でございます。市の独自支援につきましては、こういったものを踏まえた中で全体的な中で見直しを図ってまいらなければならない問題というふうに考えております。  今後は市といたしましても、市長会を通じ、また県を通じまして国の方にこの内容につきましていろんな働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。 ○7番(猿渡久子君) 障がい児の子どもさんを持つお母さんたちから「大分はいいな」という声を聞くのです。一般のお母さんたちは、市外の方は「別府はいいな」と言っていただけるようになったのですね。子育て支援センターなんかがたくさんあって、「別府はいいな、うらやましい」と言っていただけるのです。しかし、障がいを持っている子どもさんのお母さんは、発達医療センターとかそういう専門の機関があって、本当に別府、本来なら充実しているはずなのだけれども、預けるところがないから大分まで預けに行かなければならない。だから「大分の人はいいな」と言っているのですよね。やはり、そういう点ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  認定こども園のことは、大変問題が多いと思っています。専門家からも、施設が設定した保育料を払わなければ退所せざるを得ない、保育を受ける権利が排除され、子育ての格差拡大につながる、また行政の公的保育の責任放棄になるのだということも指摘をされております。ちょっと時間もないので、そういう問題点が多いということ、実施すべきでないというふうに私は思っております。そのことだけ言って次にいきます。  乳幼児医療費の問題です。  これは3歳未満までの乳幼児医療費無料制度、これが継続をされまして、非常にありがたいと思っております。先日、2月22日の新聞報道によりますと、日田市が乳幼児医療費について平成19年度から小学生まで、小学校卒業までの年齢拡大を行うという方向で今議会で提案をされていると思うのですけれども、報道をされました。やはりお母さん方からは「日田市はいいな」と、「どうして同じ大分県下に住んでいて違うのかな」と言う声をお聞きいたします。日田市と同じように年齢拡大をすべきだと思うのですけれども、全国的にも今そういう方向ですね。日田市と同じように行った場合に、どのぐらいの費用が必要になるでしょうか。 ○保健医療課長(宮田博仁君) お答えいたします。  乳幼児医療費につきましては、昨年の10月から年齢拡大及び3歳未満児の一部自己負担の無料化により、市の負担額が年額約1億408万3,000円と見込まれ、平成17年度実績と比較いたしまして、約4,658万2,000円の増加となります。もし日田市と同様に小学生まで年齢拡大いたしましたら、別府市の小学生児童数は6,129人で、小学生の受診率を60%と見なした場合、市の負担額は約1億8,692万1,000円と見込まれ、新たに年齢拡大することによる市の負担額は約8,300万円の増加となります。県の補助金と合わせた全体の助成額としましては、ゼロ歳から小学生までの対象者数が1万2,817人で約2億6,822万4,000円となる見込みでございます。 ○7番(猿渡久子君) 今、全国的には小学校卒業までの医療費無料制度、あるいは中学校卒業までの無料制度というふうに広がっていっております。やはり子育て世代の貧困、格差の拡大ということが今、格差問題の中でも特に問題になっていますので、ぜひ今後の検討課題として取り組んでいただきたいと思います。  では、まちづくりの問題に移りたいと思います。  ゆめタウン別府の問題では、近隣住民への環境面での影響について、特に騒音や排気ガス、交通渋滞等が予想されるわけですけれども、排気ガスの問題なんかを心配する声もお聞きをしております。その点市はどのように考えているのか、対応策をとらなければならないと思うのですが、どうでしょうか。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えいたします。  現在、ゆめタウン・イズミについては、工事が着々と進んでおりますが、この工事中の騒音や交通渋滞の緩和策につきましては、イズミと、それから施工者の方に対しまして最善の対策をお願いいたしておりまして、現在のところ市の方に対しては一件もこういうことに関する苦情は届いておりません。  また、オープン後の環境面の配慮につきましては、議員さんも御存じのように大店立地法においてその指針が定められております。このオープン後の交通渋滞それから騒音の対策につきましては、国・県の関係機関との協議を煮詰めておりまして、御指摘の環境に配慮した対策を講じていかなければなりませんので、現在も引き続きイズミと協議しているところでございます。ただ、議員さんが言われました排気ガスの問題につきましては、これには法的な規制といいますか、規定がないことから、この件につきましては、市の方から別に近隣の住民に対する駐車場の排気ガスといいますか、こういう問題、特にこれは滞留時、駐車場に入ってからの滞留時等の排気ガスの問題等が発生すると考えられますので、こういう点についてイズミに最善の策を講じていただくようにお願いしているところでございます。 ○7番(猿渡久子君) それと、今建設が進んでいますけれども、地元業者への参画の状況というのはどのようになっていますか。地元業者に極力仕事が回るようにしなければならないと思うのですが、どうでしょうか。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えさせていただきます。  地元業者の参画状況につきましては、先ほど30番議員さんの方にお答えさせていただきましたが、現在13業者の地元参画は内定いたしております。それから、この件につきましては先ほども答弁させていただきましたが、市長がわざわざ地元業者の代表の方々を連れて広島の方に出向いて行きまして、イズミ及び施工者の方に対しまして、地元業者の活用というようなことを申し入れております。その後、こういうことが内定したと私どもは判断いたしているところでございます。 ○7番(猿渡久子君) それと入札の問題です。イズミ関連の新若草港の漁具倉庫新築工事、この入札の結果を報告していただきたいと思います。私たち共産党に手紙が寄せられまして、申し入れをしまして、一たん入札が延期になっていたのですけれども、何をどう調査をして談合があったとは認められないというふうに判断をしたのか。これは調査委員会の委員長が大塚助役ですので、助役の方で答弁をお願いしたいと思います。(「質問項目のどこにあるのか」「イズミ・ゆめタウン」と呼ぶ者あり) ○助役(大塚利男君) これはまちづくりの観点からでございますが、入札の質問項目はいただいておりませんが……(「イズミ関連の工事ですよ。イズミ関連で通告を出しています」と呼ぶ者あり) ○副議長(吉冨英三郎君) どうですか、答弁できますか。イズミに関係することだからできればということですけれども、いいですか。 ○総務部長(友永哲男君) お答えをいたします。  入札におきましては、99%以上ということで新聞報道にも出ておりました。3月2日に談合情報ということで、私の方に寄せられました。市といたしましても、談合情報の対応マニュアルに沿いまして、直ちに市の公正入札調査委員会を開きまして対応を協議し、5日に予定をいたしておりました入札を延期いたしました。さらに、業者におきましても事情聴取を行い、また誓約書を取ったということでございます。その中におきましても、そういうことはなかったというふうにお聞きをいたしましたので、また公正入札の調査委員会を開きまして、そういう情報はなかったという判断のもとに、昨日入札をいたしました。その結果、そういう情報の業者に落札されたということでございまして、本日の9時に落札業者を総務部長室にお呼びいたしまして、再度事情聴取をいたしました。そういう中で私どもといたしましては、そういうことがなかったのか再度お尋ねをし、また誓約書をいただくということでお話を申し上げました。その中におきましても、鉄骨の部分で若干今高騰しているというお話も聞きました。そういう中で私ども、皆さん方からいただいております工事内訳書というのがございます。工事内訳書の中を各その他の業者の中と比較をいたしましたけれども、やはり少し高目に出ているということで、よその業者もその鉄骨の部分が高いということがございました。やはり、とらえ方の違いがあったのではないかというふうに認識をいたしております。そういうことで落札業者におきましては、再度誓約書をいただくようにいたしました。今後におきましては、透明性・競争性を高める入札制度の改革に向けて私ども、また考えていきたいというふうには思っております。 ○7番(猿渡久子君) 私たちに寄せられた手紙は、ある議員が絡んでいるというふうに書いてあるのですね。市民は、こういう利権とか不正とかの問題、談合の問題に対して非常に関心が高いし、許せないという気持ちが強いのですよね。やはりこういう疑惑が寄せられると、99.2%といったら、だれが考えたってこれは談合でしょうということになりますよね。そういうふうな受け取りをされると思うのです。やはりこういう関心高い問題に関して、これは利権絡みではないかというふうに言われないようにしなければならないと思うのですよ。そのためには、やはり一般競争入札という方向に切りかえていくということが必要になってくると思います。  先日の報道でも、県は2009年までに一般競争入札の対象を1,000万円以上に拡大するというふうな考えを示していますし、全国知事会の方針もそういう方向ですね。またきょうの新聞にも、入札後に談合調査をするというふうなことを県がマニュアルを改正するとか、また佐伯でも入札率が95%以上の場合は精算内訳書を早急に提出させるとか、そういう新しい調査制度をつくるというふうなことも報じられております。そういう点で、ぜひ地元の業者にやはり仕事が公平に回るように改善をしていかなければならないと思うのです。一般競争入札に向けての改善についてどうでしょうか。(「きょうは、それは完全質問外ではないか」と呼ぶ者あり) ○助役(大塚利男君) 一般競争入札の質問につきましては、先般も議案質疑でお答えをいたしましたが、そのように現在検討を重ねているところでございます。 ○7番(猿渡久子君) では、イズミの地元雇用の問題です。  1,000人の雇用のうちに50人が正社員の予定というふうに聞いておりますけれども、労働条件の改善の点からいっても、やはりこれ、もっと多くの正社員の雇用を求めるべきだと思います。やはりこれは市長が政治生命までかけて、市長選挙まで行って誘致をしたイズミの問題ですので、やはり市長みずからがイズミに対して正社員をふやすように強く要求しなければならないと思います。  また、オープン当時は本社から来た社員が行わなければならない仕事というものもあるかとは思うのですけれども、やはり時期を見ながらそれも地元雇用の正社員に切りかえていくということもぜひしてもらいたいと思います。ある程度はパートとかいう職もあるのでしょうけれども、そのパートにしても不安定な雇用にしても、その労働条件の改善・充実をさせていくということも必要だと思うのですね。やはりイズミ誘致に関して市民の中で期待感があったのは、雇用に対しての期待感があったと思いますので、その点市長の見解をお聞きしたいと思います。 ○商工課長(古庄 剛君) お答えいたします。  イズミの出店に伴う雇用計画についてでございますが、一応全体で1,100人を雇用する計画と伺っております。内訳といたしましては、先ほど議員さんが御指摘のように、100人が既存店からの配置がえ、それから1,000人が地元雇用というようなことで計画を伺っております。この地元雇用の内訳といたしましては、確かに50人の正規雇用、それから650人の準社員、300人のアルバイトといいますか、こういう雇用計画というふうになっております。議員さん御指摘の、いわゆる地元雇用の割合をふやせとか正規雇用の割合をふやせというような問題につきましては、これは企業の経営上にかかわる問題でもありますが、市といたしましては、イズミの企業誘致によって市内における雇用関係というものが好影響を与えるような形になればと、働きかけを続けてまいりたいと考えております。 ○7番(猿渡久子君) 市長はいかがでしょうか。 ○助役(林 慎一君) ただいま担当課長より答弁させていただきましたけれども、イズミが決定した後、こういうイズミにかかわる問題につきましては、機会あるごとに市長も私どもも申し入れをしお願いをしているところでございますので、御承知いただきたいと思います。 ○7番(猿渡久子君) では、温泉の問題の質問に移ります。  温泉法、水質汚濁防止法についてということで通告を上げていますけれども、温泉法の改正については異議はないのですけれども、やはり水質汚濁防止法に関連する部分に関して、関係者の皆さん、旅館組合の皆さんからも、工場排水とは違う、1基3,000円万かかるとか、やはりこのために業者が淘汰されていくことになったら本末転倒だ、家族経営の旅館はどうなっていくのかという不安の声を聞いています。そもそも体に悪いものなのかというふうな「そもそも論」の問題として、業として違和感があるというふうなことも聞いています。これ、延期をするということになっても、当面は短期的なこととしては延期を要求するということになると思うのですけれども、またいずれこのような問題が出てくるということで、温泉を除外してもらうということが大事になってくると思うのですね。そういう点でぜひ国に働きかけてもらいたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○市長(浜田 博君) 御質問のこのことについては、議会からもしっかりと意見書の提出もいただいているようでございますし、またさきの議案質疑でも村田議員からも強い要請もいただきました。さらにまた、日本共産党の市田書記局長さんですか、意見聴取も私にわざわざ来ていただきましたし、いろんな関係者の皆様方に大変御心配をおかけしたことと思っております。別府市が真剣にまた働きかけをいたしまして、全国市長会の温泉所在都市協議会としての要望が実現する運びとなりまして、来週早々陳情を行うことを決定いたしております。例えば環境省では環境大臣、副大臣、政務官、事務次官、そして国土交通省審議官、局長、さらには全国の温泉振興議員連盟会長さんや副会長さん、さらに温泉所在都市出身の関係国会議員、山口県や北海道、大分はもちろんですが、そういったところにも全部私は要請に回るようになっておりますので、ぜひ御理解をいただきたい。今後もこのような場面におきましては、議会また関係者の皆様と一体となった要請行動を行ってまいりたい。別府の温泉の問題です、一緒に頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 ○7番(猿渡久子君) あと1点だけ。駅前のマンション建設について、温泉の枯渇についての不安の声が上がっております。不足するのではないかという声も、心配の声も聞いております。またそういう点でも今後考えていかなければならない問題だと思っております。  また、共同温泉の支援についてちょっと考えを聞かせてください。 ○温泉振興室長(浜口善友君) お答えいたします。  共同温泉の経営が苦しいというふうなことのお話を我々はお聞きいたしまして、昨年の12月に温泉の代表者の皆さんにお集まりをいただきました。その中でいろんな御要望をお受けいたしております。その中で具体的な問題についてアンケート調査をしてはいかがかというふうなお話がございまして、今そのアンケートを集計しているところでございます。その中で、御要望の中でやっぱり区営温泉に対する支援もお願いしたいというふうなことをお受けしております。ただし、前提のお話といたしましては、区営温泉につきましては83カ所あるわけですが、そのうちの67カ所が……(発言する者あり) ○12番(池田康雄君) 私が教員をしていました関係で、一遍しゃべり出すと60分とか120分単位で、(笑声)20分ぐらいで1回休憩が入るという流れでしゃべりなれてないもので、一生懸命努力はして切りのいいところで3時前に一遍とめたいと思いますが、議長、優しい配慮をお願いします。(笑声)  それでは最初に、何か僕の原稿にも邪魔が入ったので、ちょっとリズム……(笑声)崩れたようにありますが、「住んでよし訪れてよしのまちづくり」という耳ざわりのいい言葉が市長を中心に発せられて、なかなかいい言い回しだな、国語の教員から見てもいいフレーズだなというふうに思っておるのですが、しかし、考えてみれば国政はやっぱり「住んでいい日本」をつくるわけでありますし、県政は「住んでいい大分県」をつくるわけでありますしね、市政が「住んでよい別府」をつくるのはしごく当たり前でありますが、本当に言葉どおりに住みよいまちづくりとして行政が進んでいるのかというところを、きょうは六つの観点からまず最初に見させていただきたいというふうに思っております。  そして、中に入っていいのですか。(「休憩」と呼ぶ者あり) ○副議長(吉冨英三郎君) 休憩いたします。       午後2時42分 休憩       午後3時04分 再開 ○議長(原 克実君) 再開いたします。 ○12番(池田康雄君) 何か滑り出しがつまづきますが、まず、住んでよかったなと思う思い方にはいろいろあるのだろうと思いますが、まず真っ先に私が上げましたのは、湧出量だとか、あるいは温泉の種類だとか、日本一を誇るような別府の中で、それでは別府市民がどれだけ温泉というものを享受できておるのか。そういう温泉の享受が市民の多くに行き届いて、別府に住んでよかったという思いが広がっていくのだろうというふうに思うのですね。私は幸い四の湯、公衆浴場の四の湯温泉というところで、直線で100メートルちょっとのところに住んでおりますから、365日のうち300日をその温泉の恩恵を受けながら生活をしております。一緒に住んでおりませんが、時々孫が来まして、私と一緒に四の湯温泉に入りますして、四つの孫が必ずこうつぶやくのですよ、「やっぱり四の湯温泉は一番いいね」。そのようにしつけたのでありますが、(笑声)一緒に入っておる周りの四の湯の町民たちが、その言葉を聞いて本当にそうだなという顔をして孫を見てくれます。気のせいか、四の湯では一番かわいがられておる孫ではないかというふうに思ったりするのですが、四の湯にずっと、基本的には四の湯近辺に住んでおります私は、そういう意味で公衆浴場に非常に近いところで生活しておるわけですね。だから温泉の恵みをまさに受けておるわけでありますが、やっぱりしかし考えてみますと、別府も広うございまして、公衆温泉がかなり比較的近いところに住めておる人もあればそうでない人もある。そういうような日ごろ温泉に、自分の家に温泉はない、近くに公衆浴場もない、しかし組合温泉はある、しかし組合員でないから入れないというような人たち、あるいは入りたいけれども、げたをつっかけて行くにはちょっと遠過ぎて、なかなかあそこまで行けないがゆえに沸かし湯で入っておるというような市民の人たちに、温泉の恵みをどう広げていくかというのも、私は温泉行政の大事な部分ではないかということを以前もこの議会で申し上げたのですが、しかし、なかなかそうは言っても、右左にその具体的な施策が目に見えて進んでいるようにも思えません。しかし、こういう目線だけは大事に持ち続けてほしいということが一つと、もう一つ、今たくさんの市有区営温泉があります。組合温泉もあります。  先ほどの議員の答弁で温泉ツーリズム局長も答弁しておりましたから、もう聞きませんけれども、やっぱり市有区営温泉や組合温泉の中には、どうしてももう維持ができないといってやめようかとか、かなり大規模に規模を縮小してしまうというようなところがありますと、これまた今まで温泉の恵みに浴していた人たちがそうできなくなってしまうという状況が生まれるわけですね。だから、そこをやっぱりいかに阻止していくかということも、これまた重要な目線ではないかと思います。このことについて、もう先ほど市有区営温泉たちの代表者を集めていろんな対策を立てておるということを知っておりますし、どんな内容なのかも先ほど聞きましたから答弁はもう要りませんで、次に移りますけれども、ぜひ次回繰り返すときには、少し進展した話ができるような状況で話をしたいな。もちろん次回に話すためには、私はこの4月の難関をクリアしなければいけませんけれどもね。  それでは続いて、市内に狭隘道路といいますか、通称2項道路というものがあって、この防災というのが叫ばれておるけれども、いわゆる防災上においても、あるいは火事や緊急車両の場合においても、この狭隘道路という通称2項道路の解消というのは非常に大きな着眼点ではないのか。全国的に見ましても3分の1程度ですか、3分の1強と言っていいのですか、多くの自治体がいわゆる建築基準法以外の条例を策定しながら、この2項道路の解消にいろいろな苦心をしておる。別府市もこれは急ぎ取り組むテーマではないのかということを17年の6月議会で申し上げました。そのとき、積極的に取り組むというたくましい金澤部長の発言をよしとして、この2年間見てきておりますが、この2年の間に耐震偽造の問題等が突如入り込んできまして、建築指導課あたりがそこに手を取られてしまったことを割り引いても、ちょっとお粗末な進捗状況であるのではないかと、打ち合わせのときに申し上げさせていただきました。とにかくこの問題がやっぱり解決すれば、安全な安心なまちづくりが進むということは間違いないと考えておりますが、部長さん、この後の取り組みについてちょっと決意を聞かせていただいて、次の問題に移りたいと思います。 ○建設部長(金澤 晋君) お答えいたします。  安心・安全な生活のための狭隘道路の整備の取り組みについてでございますが、これは先ほど議員さんが申されましたように、平成17年6月議会で議員さんから御提案いただきまして私が答弁させていただきましたが、平成18年度には狭隘道路整備事業を導入している特定行政庁の調査等を行いながら、さらに平成19年度以降に指導要綱等の作成を図り、観光都市別府にふさわしい道路整備をしていきたいと答弁したところでございます。  平成18年度当初より、本件につきましては建築指導課になりますが、建築指導課と土木課で狭隘道路の整備に向けての問題点・課題の整備、それから県内特定行政庁の考え方や取り組みについての調査に取り組んできたところでございます。また昨年の11月とことしの2月に土木課と合同で2回にわたって、県外で事業実施している四つの特定行政庁に行きまして調査をした段階でございます。 ○12番(池田康雄君) いや、だれも経過報告をしてくださいと言っておらんわけで、話が違うではないですか。そういう経過を聞いたら、割り引いてもお粗末ですね、このままではいかんでしょう、これから何するのですかという打ち合わせではなかったですか。(笑声)  だけど、いいです。とにかくあなたも指導課長も、何かことしの3月で終わりのようでありますから、ぜひ十二分に今あるところを引き継いでいただいて、そして狭隘道路の整備が金澤・高橋ラインから出発したというふうに言えるようにしてください。  続きまして、危険地帯というのが別府市内に点在していますね。私の住む四の湯にも何カ所か、その標識が立っておるところがあります。しかし、「危険ですよ」と言われたからといって、ああ、そうですか、それではここから逃げましょうといって住居を移すというような状況にはなかなかなれんわけですね。危険というのは土砂崩れの場合もありましょうし、土石流あたりの関係もありましょう。現在市内にどの程度の、どういう種類の危険箇所があって、これまでにどの程度の危険箇所をなくす取り組みが行われておって、また手つかずになっている状況はどんな状況にあるのかということについて、概略説明していただけますか。 ○土木課参事(高森克史君) お答えいたします。  自然災害の種類としては、土砂災害と風水害に大別されております。まず土砂災害が起きることが予測される危険区域の種別は、急傾斜地崩壊危険箇所、それと地すべり危険箇所、土石流危険渓流の3種類となっています。水害が予測される危険区域は、水防警報を行う指定河川や海岸及び重要浸水区域となっております。市内の土砂災害の危険区域の箇所数ですが、急傾斜地崩壊危険箇所は83カ所、地すべり危険箇所8カ所、土石流危険渓流50カ所で、合計141カ所となっております。水害が予想される危険箇所は、水防警報を行う指定河川の朝見川と重要浸水区域として山田川、海岸部では津波危険箇所として上人の市営海浜砂湯から老人憩いの家の間となっております。合計3カ所となっております。  それと、対策としてどのように取り組んでいるかということですが、土砂災害のこれまでの対策ですが、砂防法、地すべり防止法により、いずれの対策工事も大分県で施行されていますが、急傾斜地崩壊危険箇所83カ所のうち24カ所が対策工事が施行されており、59カ所は未施行となっております。次は土砂災害危険渓流ですが、50カ所のうち17カ所で砂防ダム等の対策工事が施行されており、残り33カ所未施行となっております。  次に水防対策ですが、朝見川については河口からJR日豊線までの900メーターが対象区域となっており、護岸は整備済みです。大雨による洪水対策として、大分県により蓮田橋に自動水位計が設置されており、テレメーターにより水位が防災関係機関に発信されており、一定水位を超えると水防団の警戒や住民の避難勧告を行うこととなっております。また山田川は、浸水対策として現在、浦田地区の雨水を山田川へ流入しないように、浜脇3丁目で暗渠敷設工事を施行中で、山田川の負担を軽減し浸水防止を図っております。最後に上人地区の津波対策ですが、上人ケ浜海岸は自然海岸であり、対策工事は施行されておりません。  それと今後の取り組みについてですが、土砂災害対策の今後の対応について、急傾斜6カ所、土石流危険渓流1カ所の施行について大分県と協議中であります。その他の危険箇所については、住民の生命を守るために平成13年4月に施行されました土砂災害防止法に基づき、土砂災害が発生するおそれのある区域を明らかにし、警戒避難体制の整備や一定の行為の制限を行っております。具体的には土砂災害危険区域の指定として、土砂災害のおそれのある区域と土砂災害特別警戒区域、これは建物が破壊され住民に大きな被害を生じるおそれのある区域の指定をしています。本市では今年度、大分県の調査が終わった16カ所が指定予定区域となっており、平成19年3月30日に大分県で告示されます。残る地域については随時、大分県が調査を行い指定区域となる予定です。今後は土砂災害警戒区域の住民に対して伝達すべき情報、手段及び伝達経路等をわかりやすくするために、土砂災害ハザードマップを作成し、意識啓発等の対応を考えております。水害に対する今後の取り組みについては、朝見川について……(「もういいです」と呼ぶ者あり) ○12番(池田康雄君) 話が違うではないですか。(笑声)とにかく短く短く。もう5分も取られたら、60分のうち5分取られたら、もう僕は仕事ができんようになる。  要するに危険だ危険だと言うだけでは、なかなか住みよいまちにはならんので、その危険な箇所がやっぱり少なくなっていく必要があるわけですよね。だけれども自然が相手ですから、目に見えて、去年60だったのが、ことしゼロになったということにはならんだろうと僕も思うわけですよ。だけれども着実に、そして5年後にはここは安全になるのだとか、そういうようなことをやっぱりできるだけ早く市民に伝えていくことも、住みよいまちづくりの重要な目線ではないかということを言いたいわけでありますし、これはどっちが先かというのは大層難しいところもあるのだと思うのですよ。開発をしたから危険な土砂崩れができるようになったとかいうところもあるだろうし、場所によっては危険なところに、何でこんなところに開発したのだろうかというような開発も行われておるのではないかと思うのですよね。そして危険なところと思われるところに開発行為を許して、そこにまた建築許可をおろして住宅をつくらせて、そこは危険ですよなんか言うような行政は、安心な、安全なまちづくりの行政とは僕は思えんのですよね。だからその辺を、それは市の管轄外のところも部分的にはあるでしょう、しかし、やっぱりそこに市民が住んでおるわけですから、危険な箇所を減らすことと同時に、やっぱり危険な場所をつくっていかないという、そういうことも同時並行的に行われなければならんと思うのですが、何か規制緩和等々の関連もあるのでしょうか。私は、素人目から見ても危険ではないのかと思われるところに、やっぱり住宅等々が建っていく経緯を感じるのですね。だからその辺も十分、多くは県がやるのだということではなしに、別府市民の安全をどう守っていくかという視点で土木課は仕事をしてほしいなというふうに、この件でお願いをしておきます。  次に、通学路の歩道整備の取り組みについてでありますが、3年前ぐらいですか、ある子どもの事故を契機に、学校の正門付近あるいは裏門付近を中心に、道路表示によって子どもの安全を少しでも確保しようという動きがありましたね。私はあれは非常にスピーディーな行政の対応で、行政のヒットだなというふうに評価しておるのですが、私がちょっとやっぱりいら立つというのですか、指摘したいのは、あれで終わったの、あれで子どもの安全が確保されたのと言いたいのです。あれはやっぱり第1弾であって、絶えず第2弾、第3弾というのが、やっぱり考えられていく行政であらねばならんのではないかと思うのですね。それで通学路というふうに一口で言いますが、それは人によれば通学路イコール別府市の道路だ、こういう話になりまして、通学路の安全というふうにいったって、なかなか現実問題として子どもが安全に通学できるように目に見えてなっていっておるようには見えんのですね。であればどうすべきなのかということについて、一つだけ提案をしておきますので、検討してください。  やっぱり行政というのは、時に目に見えないことが多いけれども、時に目に見えることもやっぱりやっていくということが大事なのだ、そういうものでやっぱり評価していただくということを心がけなければいかんのではないかと思うのですね。私はただ単に通学路で何か問題ないか、通学路で問題ないかなというような呼びかけで今まで推移してきたのだと思うのですよ。そして教育委員会がその要望を吸い上げて土木課等を通して、その中からできる範囲を少しずつやっぱりやって、それをよく見れば少しずつの整備をやっぱり言っておくのだと思うのですよ。だけれども、なかなか子どもの安全ということがそれで進んでいるのかというと、やっぱり非常に大きな疑問を持つのですね。だからとりあえずはやっぱり表門とか裏門とか言わずに、いわゆる子どもが出入りする学校の場所から、ここ二、三年で200メートルぐらいは完全に子どもの登下校の安全を守るという視点で問題点はないのか。そこの改善を拾い上げて、やっぱり年次計画的に改善してしまう。そしてそれが済んだら、そこからまた100メートルなり200メートル延長して子どもの安全を広げていくというような、そんな取り組みというのはそんなに難しくないし、非常に現実的で、そこの200メートルなら200メートルに大きな予算がかかるものもあるでしょう。しかしそうでないもので、そういう目で見たら速やかに改善されて、ああ、よかったなと子どもの安心度が増すようなことができないのかなと思うので、そういう視点でぜひ検討してほしいと思いますが、学校教育課長さん、どうですか。 ○学校教育課長(辻 修二郎君) 議員さんの御指摘、ありがとうございます。これまでも点検活動をしておりましたけれども、形式的な点検活動に終わらず、まず学校周辺200メートル、そして主要通学路といった点検の視点を明白にして、4月の校長会には早速こういう視点で段階的な取り組みをするという方向で取り組んでいきたいと思います。 ○12番(池田康雄君) ぜひ教員も保護者も、ああ、少しずつよくなっておるな、こういう調子で、さらに子どもの安全を守るために何かできんかなというような、この動きを誘発するような動き方を、やっぱりぜひ考えてほしいというふうに思います。  続きまして、図書館の分館方式という問題について、先輩議員に連れられて私も何カ所か分館方式を実施しておる都市を視察してまいりました。どのような研究が現在進んでおるかわかりませんけれども、市長さんから「分館方式」という言葉は議場でも出てきたのですが、市長さん、本当に別府市は分館方式で今後検討するつもりがあるのですかね。私はほかの都市を見てきて、今の別府市財政、あるいは今の別府市の土地、建物等々の現状から見て、なかなか「分館方式」と呼ばれるに値するような分館方式的な図書館運営は難しいのではないかなというふうに、個人的に思っております。だけれども、図書館というものがそのまちの文化度をはかる大きな尺度で、どれだけの図書館を持っておるかによって、そのまちの文化度がわかるのではないかという認識を私はしておるのですよね。そういう意味から、現状にはとても満足できんのですよ。  これまた提案なのですが、私は「別府方式」というぐらいの思い切った方式を考える必要がありはせんのか。何もかも、やれ県がとか、やれ国がとかいうようなところを目線にして行政を進めるのではなしに、別府の現状に足を踏まえてどうするのかということを考える。そういう目線が貧弱であるがゆえに、先ほどの幼稚園の問題なんかも出てくるのだと思うのですよ。全国的なレベルで見たら、もう以前にも言ったけれども、幼稚園なんというのは、いわゆる公立小学校に付属してないわけですから、幼稚園が独自の問題として扱われるのは当たり前なのですね、全国的なレベルで見れば。ところが別府市は、やっぱり1校1園の方式をとっておる。そうすると、その別府方式でないと、やっぱり別府の子どもの対応はできんのですよ。それと同じようにやっぱり図書館が現在では不十分だ。不十分だ、不十分だを繰り返して、何年推移しておるのですか。この不十分さから脱却する第一歩として、十全なものができないのであれば、7分なり6分なり3分なり進めるために何ができるのかという、やっぱりそういう方式を考える必要があるのだろうと思うのですね。  昨日でしたか、触れられたと思うのですが、やっぱり図書館におくればせながら7人の司書を配置する。それも僕は国語の教員ですから、図書館が密接につながる教員の側からすると、今ごろになってそんな段階かなんかいう思いはするのですよ。しかも中学校を受け持つだけではなくて周りの2校、3校の小学校まで受け持って、まだまだだなと思います。だけれども、どういうことが言いたいかというと、私はまず第1弾、学校の図書館を整備しながら、そこにやっぱりその地域の人たちの図書館としての利用を促すような、そういう目線で整備をしていく。そしてその次の段階が来れば、大学なり高等学校なりに協力をしてもらったり、その次の段階が来たら、いわゆるもっと近いところにある町内の公民館あたりにそういう機能の一部を移しながら、やっぱり手軽であればあるほど活用できるわけですから、とにかく図書館の貧弱な現状を脱皮する。それを何か考えないと、いつまでたっても貧弱だな、貧弱だな、しかしお金がありません、ありませんを繰り返しておっても、僕は別府の文化は上がらんだろうというふうに思っています。  それから、料飲街の車いす利用者のトイレ整備の取り組みについてということでありますが、私はあえて「障がい者」というふうに限定せずに「車いす」利用者というふうにしました。これからは車いすを利用する高齢者も、やっぱりかなりふえていくという流れを当然のように受け入れて、そういうものの対策をしていく必要があるのだろうなと思うのですね。こういう問題は今回の話し合いでまた確認させていただいたのですが、いわゆる行政の縦割りといいますか、一方では福祉関係で障害福祉課がやっていく、一つはまちづくりで空き店舗絡みで商工課がやっていく、一つはもっと大きなまちの視野という観点から都市計画が入っていくというような形で、結局どこがリーダーシップを持ってやるのかさえも明確になっていないがゆえに、この問題もまた遅々として進まない。各部署がそれぞれの範囲の中で一生懸命、例えば障害福祉課さんなんかはやっぱり県と連携しながら補助金を確保しながら、何とか障がい者のトイレを拡充していくという仕事を一生懸命してくれておりますね。だからそういう問題を、障害福祉課は障害福祉課、商工課は商工課、それから都市計画は都市計画、そういうものとして別府市全体の観光都市としてのトイレはどうあるべきなのか、そして中心市街地としてのトイレはどうあるべきなのか、そして料飲街のトイレは、したがってどうあるべきなのか。そういうような攻め方というのか、持っていき方というのをしないまま、ぽつんぽつんと何か物事をやっていこうとするから、何かいつまでたっても僕はらちが明かんのではないかなというふうなことを心配しております。何とかこの辺も関係部課が集まって速やかに、どういう組織で対応するのか、どこがキャップをとるのか、そしてどのくらいの年次計画の中で進めようとするのかというようなことを、助役さんが1人から2人になったわけでありますから、助役さんあたりがリーダーシップをとって進めてほしい。1人が2人になったところの結果はどんな差があってきたのかというふうに言われんように、ああ、2人になったからやっぱり物が進み出したなというような状況をつくってください。  それから、木製の机・いすの導入問題について、これは教育委員会が中学校の木製のいすでコンペをやって、その対応に、僕から見たら極めておかしい進み方が幾つかあるのですね。それはもう次長さんにお話し申し上げましたら、確かに池田の指摘もさほどおかしくはないというふうに受け入れていただきましたので、詳細はまた助役、市長さんにお話しして、ある程度どこから見ても何か説明できるようなやり方を導入してほしい。多くの皆さんは何を言っているのはさっぱりわからんと思いますが、わからんように言いましたので、(笑声)後、よろしくお願いします。  28分残しましたが、今回商工会議所の問題が何人かの議員の皆さんもいろんな角度から指摘されておりました。僕も僕なりにちょっとそのことに関連して発言してみたいと思う、質問してみたいと思うのですがね。  私は、この3年間、事楠港誘致に関してだけは、市長さん、何でこんなにわかりにくい政治をなさるのですかね、わかりやすい政治を標榜しておるあなたらしくありませんね、こういうふうに言ってきました。そういうふうにしていろいろと指摘したわけでありますが、市長選後に市長権限ということでイズミの誘致を決定され、そして協定を結ばれて、一生懸命にやられたわけですから、教員上がりの一市会議員が何を言っても始まらんような段階ですから、じっと見させていただいていました。  1月9日以降、少し動きがあった。その動きは商工会議所の問題に絡むのですが、おかしいですね、市長さん、しっかりしてくださいよと本当に思うのです。  まず、一昨日も先輩議員から指摘がありましたが、商工会館の移転の問題に市長さんが同行した。土地の貸し手・借り手の関係で市長さんが行かれたのだというふうに言われるのだと思うのですが、それは違うのではないかなというふうに個人的には思うのですね。株式会社イズミさんが株式会社〇〇のビルを買うときに、市長さんがやっぱり同道なさるのかなと思うと、私はそうはならんのだろうと思う。  その後の報道を見てみますと、こういうのですね。イズミさんが商工会議所の跡地を利用してどうするのかということで、一つは「中心市街地」と言いましたか、「商店街」というふうに言いましたか、共同で使用できるような駐車場をつくりたいのだ、一つは回遊性を持たせるために屋根つきの陸橋を建てたい、一つは一部の土地を提供して道路を拡幅して右折車線をつくりたいのだ、こう言うのですね。「ええっ」というのが、「何なの、これ」というのが、正直な……。どういうことか。市長さんは議会にかけることもなく市長権限で「よし、イズミに貸そう」と決めたのですね、決められたのすね。協定書も結んだのですね。そのときには当然、イズミさんはこの土地にこんな建物をつくります、そしてここに回遊性を持たせるためにこういう橋をかけます。市長さんもそれを受けて、「ああ、いいですね、ぜひよろしくお願いします」と、貸したのでしょう。そのイズミさんが、ここに写真があるのですが、イズミさんがここに建物を建てて、こういうふうに橋を渡す、回遊性を持たせるために橋を渡すという橋は、どこにかけるというふうに言っておるのですか。 ○商工課参事(永井正之君) お答えをいたします。  歩道橋の設置場所、当初計画では歩道上にかけるということで計画をいたしてございました。 ○12番(池田康雄君) さっき私は非常にわかりにくく質問をしたのですが、彼はわざとわかりにくく答えたのかなと思うのですが、要するに片側はイズミに今度貸す土地の北側部分に片一方の橋げたを落とし、片一方を流川から一つビルを挟んだ向う側の北側に片一方の橋を落として、そこに橋をかけます、ここで回遊性をつくります、いいですね、お願いします、こうだったのでしょう。その橋はどうしたのですか。 ○商工課参事(永井正之君) お答えいたします。
     歩道橋の設置場所についての当初計画では、歩道スペースについて国土交通省と協議を重ねさせていただいてございます。しかしながら、この歩道スペースについてはバリアフリーの関係から大変橋脚を建てるのは難しい、許可は難しいという御回答をいただきました。これを受けまして、イズミ、市において再検討することといたして、その結果歩行者の導線等を考慮した場合、また地元商店街との回遊性の確保、それから交通渋滞緩和策、そういう観点から、現在の商工会議所の位置が最善であろうということに至った次第でございます。 ○12番(池田康雄君) ここに市長、冷静に考えたらだれもわかるのですが、二つの大きな罪がありますね。一つは建てられんところに建てる、こう言った株式会社イズミさんの罪、そしてそれをチェックできなかった別府市の罪。そうではないのですか。ここにこういうふうに建てますよと言ったのですよ。写真まで発表したのですよ。そしてそういうものを見ながら、それでお願いしますと言ったのです、別府市は。それが今ごろになってできんのですか、「できん」と言うのですか。「できん」と言うのでしょう。だけれども、そんな物の進め方というのは、この別府市というものが市というものでありながら、そういう形で推移してくるというのは、市長さん、私は極めておかしいと思いますよ。だから初めから、個人的には、私はイズミさんの一番最初の当初計画は、個人的には商工会議所を買い取ってと、あったのだと思うのですよ。だけれども、それが松川議員の鋭い指摘によって頓挫してしまった。だけれども、やっぱりそういう当初建てます、ここでやります、ここで回遊性をつくります、ああ、ここなら回遊性ができますねといったところが、やっぱりできんようになったというようなその事実は、やっぱりしっかりと直視しながら、その対応のどこにまずさがあったのかということを反省していかんと、僕はまずさの上にまたまずさを重ねると思いますよ。  だから重ねておるではないですか。何ですか、駐車場をつくる。どこにどういう駐車場をつくるのか大体は聞きました。現在の商工会議所からその後ろの山の手の方に現在駐車場がある。現在70台駐車場があるのですね。私は何度かあそこへ入れました。何度か入れましたが、あそこで待ったことはありません、すっと入ります。この問題を質問するに当たって、私は先週の土曜日、昼ごろ行きました、どのぐらい入っておるのか。次の日の日曜日も行きました、どのくらい入っておるのか。私が見た段階、その昼間の土曜日、日曜日の段階で、そうですね、三、四十%でしょう。あそこにだれが駐車場が欲しいと言っておるのですか。商店街と共有するというようなことを言うのであれば、現在パンク状態にあるから、だからあとちょっと倍ぐらい欲しいのだというふうにしていけば、僕は市民に説得力のある行政の進め方にもなってくるのだろうと思いますが、現在がどのくらいの稼働率かといっても……、稼働率がわかるのですか。 ○商工課参事(永井正之君) 稼働率については、調査をいたしておりません。 ○12番(池田康雄君) 私が調査したら、そういう状態でした。2日だから当てにならんと言われれば、また1週間ぐらい調べてくださいよ。そしてそれを現在70台だから、2階の立体にしてそれを140台にするというのなら、僕もまだわからんことはないのです。そこに4階建てで建てて250台にする。そして、まさか国道から入って国道に出すわけないでしょう。流川から入って流川に出すわけないでしょうけれども、出すのが、ちょっと話を聞いたら、商工会館の北側に細い道がある。もちろん10メーター行ったら国道です。そこから一歩出して、そしてもう一つはその国道から10メートル上がったところに国道と並行して秋葉通りに抜けるやっぱり細い道があります。そこに出すという。しかし秋葉通りに出たら、そこの路線はどうなっておるかといったら、いわゆる直進・左折用の車がずっと並んでおるようなところに出ていくのですね。そういうようなところから、また250台を出すというのですよ。私は交通渋滞の緩和策として、そこに道路を広げて右折道路をつくって緩和をしたプラスマイナス引いたら、今度は駐車場をつくった方が渋滞率が上がるのではないかというふうに個人的には思っておる。素人から考えても、こんな抜け道で250台を、250台が1回転、1回転が250台ですから、2回転したら500台ですよ。何時間するのか知らぬけれども、3回転したら750台が行くのですよ、もうそれ以上計算し切れませんから言いませんけれどもね。そういうような、だれか交通事情にもう少し、こんなことでは大変なことになるというようなところで指摘する人がおらんのですかね、こんな計画が少し進んでおるというところで。そこのところ、抜け道はそういうことなのでしょう。そこで間違いないのですか。 ○商工課参事(永井正之君) お答えをいたします。  開発ビル周辺の駐車場の御指摘でございますが、商工会館跡地、また開発ビルを、協議をして買えれば、そこを開発したいというイズミの計画でございます。現在この開発ビル駐車場付近には、民間で4カ所ほどの有料駐車場がございます。74台のスペースでございます。現在の開発ビルの料金よりも安い設定の駐車場もございます。すべてが満杯状態ということではないように思ってございます。しかしながら、今後ゆめタウン別府店、また活性化協議会準備会の方から提案をされているような竹瓦界隈の整備、また商店街の活性化など事業を推進した場合には、大変重要な位置になるものと考えてございます。立体駐車場の必要性は生じるものと思っております。  また、今御指摘の道路につきましては、市道港町線のことだと思ってございます。ここも開発で少し道路幅が広く取れるようになりますので、議員御心配の点は解消されるのではないかというふうに思ってございます。 ○12番(池田康雄君) いいのですか、参事、そんなこと言って。例えば、わずか10メートル、どこが出口になるか定かにわかりませんけれども、出て10メートルぐらいの国道にすぐ出る分については、少しの拡幅ができるかもしれん。あの横道路まで今度の整備で拡幅できるのですか、秋葉通りに出る道。 ○商工課参事(永井正之君) お答えいたします。  秋葉通りの方に向かう拡幅につきましては、まだ土木課の方とは協議をいたしてございません。 ○12番(池田康雄君) そうでしょう、それを知らん人が聞いたら、みんな整備ができると思いますよ。あなたはそういう誤解を計算しながらしゃべる能力を持っておるからね、僕が注意したのだけれども。(笑声)いい。正確にやっぱり僕は2本の線を言って、1本は国道に出る道、1本は秋葉通りに出る道、そういう道しかないのですね。さっきも言ったけれども、もちろん国道に出たらもう左折しかできませんよ、そこは。そして秋葉通りに出たら直進状態がおるから、これも恐らく左折ならどうにか紛れ込んで行けるでしょうけれども、右折したい車はまず無理でしょう。そんなところに持ってくること自体が、ちょっと理解に苦しみます。  それから、まだわからんかったのは、商工会議所さんが移転してくれたら、あそこの一部を拡幅して右折道路をつくる。私は商工会館が移るなんか思っていませんから、そういう流川の右折路線もないようなとい面の海岸べりに1,600台もの駐車場を持つようなことになると、交通渋滞を引き起こすのでとんでもありませんよと、こう言った。そしてそこで誘致が決まったわけです。つまり私に言わせれば、交通渋滞を惹起するような状況をつくったのですね。そのつくった側が、交通渋滞の緩和のためにそこの土地を少しこう、と言ってね。僕は、順序が違うのだと思うのですよ。これこそ本末転倒というのですよ。そして今ごろ市が乗り出して、そこに……、市が乗り出していって、あそこの流川は県道ですね。県道ですね。もし今のお話の流れのとおりにあそこが、イズミさんが買って、そしてその後も思惑どおりに買って五、六十メーターの道路部分を寄贈してくれたら、当然県道ですから県が工事するのですね。 ○議長(原 克実君) やがて正規の時間がまいりますので、あらかじめ会議時間の延長をいたします。 ○建設部長(金澤 晋君) お答えいたします。  流川の右折レーンの工事でございますが、これはうちの方で土地をイズミさんの方から寄附していただきまして、市の方で整備を行い、そして県の方に所管の移管を行うという形でございます。(※231ページに発言訂正の記載あり) ○12番(池田康雄君) ああ、そうですか。私は以前の会議の中で、とにかくイズミに土地を賃貸するのだ、市の持ち出しはないのだ。市の持ち出しが1点あるのは、浜町に隣接した防波堤みたいなものを崩すのだ、そしてあそこに道路をつくる。あの防波堤だけは市が責任持ってやるのだ、それ以外に持ち出しはないのだと聞いておったから、今イズミに関連してその道路部分で持ち出すというのは初耳なので。  だけれども、やっぱりそういうふうにして交通渋滞が、そういう右折車線もないような前にそういうものを持っていくのはだめですよと言っておるときに、右折車線をつくって、ここを拡幅して誘致するのだというようなことが全くない状況で進められていって、そしてまだ第1期工事も終わらんのに……。共同駐車場というのは、イズミさんの第2期工事の話でしょう。違うのですか。そしてその2期工事のときには、共同駐車場もシネコンもあれもこれもというような……。ところが、その2期工事の一部がぽんと今度は1期工事の途中に入ってきて、そのほかの2期工事のことは一切触れられなくて、こうやって物事を進めようとしておるということも非常に理解に苦しみますが、その辺皆さん方は違和感はないのですかね。1期工事というのと2期工事というのは、1期が終わった後にするのが2期工事で、1期の途中からやるのが2期工事ではない。だからそういうふうに、とにかく物事の進め方が……。今のところ、どういうふうに進捗するかわかりません。私個人は渋滞しますよと言っておるわけですから、その渋滞の緩和策で道路の幅が広がることは、個人的には当然だと思っておりますし、好ましいことだと思っていますよ。ただ、だからといって今のような進め方にはおかしさがないのか、無理がないのか。そこに立ち会っておるわけですから、僕はそういう流れの中に。これはおかしさだけはしっかりと指摘しながら、やっぱり反省すべきは反省してもらわんと、ただ、結果的におまえが言ったことと同じようなことになるのだからいいのではないかという話ではないですよ、これ。だから僕は、本末転倒と言う。順序が違うのですよ。  だから、そういうふうな整備というもの、僕はああいう建物がどこかで買収してなくなって、その土地が云々なんかいう想定をしていませんから、ああいう発言をしてきたわけですね。もちろんそれで交通渋滞のその部分の緩和が、さっきも言いましたように、あそこにまた立体駐車場みたいな、今のような僕に言わせればとんでもない計画がそのまま推移されたら、これは交通渋滞の緩和になるどころか、プラスアルファのまた交通渋滞を促進することにさえなりかねない、そういう危うい進め方。だけれども、それもこれもどこに起因しておるかといったら、やっぱり一番最初の話になるのではないですか。やっぱり国道をまたいで人が集まる場所では、中心市街地の活性化という論理は組み立てられんわけですね。だからそこに陸橋なりをして人が渡りやすくして初めて「回遊性」という言葉も口で出せるわけ。だからあの陸橋というのは、もうイズミと中心市街地の活性化ということを結びつける論理を展開するには欠くべからざる道具なのです。いいですか。それが、ここに建てますよというところに立たんから、今の問題が起こっておるのですよ。ではないですか。それが、建てますよ、それでお願いしますというところに建っておれば、道路の拡幅だけである建物を、それも集団が持っておるようなところを、出ていけ、売ってくれというような話にはなかなかなっていかんのだろうと思います。ましてや、県道を広げるのを市が仲立ちをしていくということにはならん。県道を広げるのだったら株式会社イズミさんが県知事さんを同道して行ったというのなら、私はわかりますよ。そこのところがどうも、市長権限で進められてどうなるかなと、こう見ておった中に、やっぱりさっきから、その前から、3年前から僕が言い続けたわかりにくい政治を、やっぱり相変わらず引きずりながら市長さんが進んでいくことが非常に残念ですね。  何とかどこかで修正をしてもらえんのか、こういうふうに思うのでありますが、どこの箇所で今から修正できるのか、そしてこれからまたわかりにくい政治がプラスアルファされていかなければいいがというふうに、不安に思っておるという私の胸の内をお知らせして、5分間だけ早くやめたいと思います。 ○議長(原 克実君) これをもって一般質問を終結いたします。  次に、日程第2により、議第39号別府市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定についてを上程議題といたします。  提案理由の説明を求めます。     (市長・浜田 博君登壇) ○市長(浜田 博君) ただいま上程されました議第39号別府市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定については、公職選挙法の一部が改正され、地方公共団体の長の選挙において選挙運動用のビラの頒布が可能となり、条例で定めるところにより当該ビラの作成について無料とすることができるとされたことから、作成に要する費用を市が負担することについて条例を制定しようとするものであります。  何とぞ、よろしくお願いいたします。 ○議長(原 克実君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑を行います。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原 克実君) 別に質疑もないようでありますので、以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま上程されました議第39号については、総務文教委員会に付託し審査することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原 克実君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま上程されました議第39号については、総務文教委員会に付託し審査をすることに決定をいたしました。  以上で本日の議事は終了いたしましたが、明日10日から15日までの6日間は、休日並びに委員会審議等のために本会議を休会とし、次の本会議は16日定刻から開会したいと思いますが、御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原 克実君) 御異議なしと認めます。  よって、明日10日から15日までの6日間は、休日並びに委員会審査のため本会議を休会とし、次の本会議は16日定刻から開会いたします。  本日は、これをもって散会いたします。       午後4時00分 散会...